1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
明日(7月9日金曜日)の午前11時までにレポート3000文字を書かなければなりません。
内容
・萩原朔太郎の『猫町』からの発展的考察
・いかにして『猫町』という作品ができたか
ネットで少し調べた結果、A.ブラックウッドの『Ancient Surerise』
(日本では、猫町、いにしえの魔術、古き魔術、古代の魔法、アーサー・ヴェジンの奇怪な経験、
といった題で訳されている→
ttp://www.lares.dti.ne.jp/~hisadome/blackwood.html)
が朔太郎に与えた影響をテーマにしようと思ったのですが…
期限までに充分な資料を集めることができなかったので、
皆さんの論議を参考にさせていただきながら、なんとか明日までにレポートを書き上げたいのです。
朔太郎およびブラックウッドについて知っている方、どうかご協力お願いします。
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/08 19:33
アタイこそが 2げとー
■現在、手元に有る資料■
・江戸川乱歩の『幻影城』
朔太郎の「猫町」とブラックウッドの「古き魔術」についての記述がある
・フレドリック・ブラウン『猫に関する恐怖小説』
「Ancient Surerise」が、仁賀克雄の訳で「古代の魔法」という題で収録されている
■手に入らなかった資料■
・久世光彦『花筺 帝都の詩人たち』(都市出版)
「猫町」が、乱歩を介して知ったブラックウッド「Ancient Surerise」の剽窃ではないかという指摘があるらしい
・久世光彦『1934年冬―乱歩』
江戸川乱歩が『古き魔術』を朔太郎に教えるシーンがあるらしい
・オルダス・ハクスリー『知覚の扉 天国と地獄』(今村光一訳 河出書房新社)
いわゆるヴィジョン体験ものの古典。クロウリーがハクスリーに薬物指導を行ったという説があるらしい
えーっとねえ朔太郎は日本人でブラックウッドはそうじゃない。
えっへん!さすがにここの住人はいろいろ知ってるでしょ!
書き込む板を間違えたでしょうか…
こういう議論って、どこの板が最適なんでしょう?
萩原朔太郎は本来、詩人だし……
ブラックウッドってマイナーなんでしょうかねぇ
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/08 21:47
いや、ブラックウッド好きだけど……ネタにしても
こういう単発質問みたいなスレ立てだと人が集まらないのでは。
柳のやつが怖くてしばらくトラウマだった。
猫町の成立に関しては清岡卓行が「猫町私論」という本の中で
すげー詳しく書いてたよ。たしかブラックウッドとの関係も
書いてあったと思うが、詳細は忘れたなあ。
ただニ作品は猫が出てくる点で似ているところもあるけど、朔太郎のほうは
単なる神経の錯誤から見えるビジョンに過ぎないから、どっちかっていうと
乱歩の「白昼夢」や「目羅博士」のほうに近い気がする。
南條竹則氏も『恐怖の黄金時代』中で
『猫町』(萩原朔太郎)『猫の泉』(日影丈吉)『古の魔術』(ブラックウッド)
について述べておられるから読むがよい。
一応三作品とも読んでるけど、最初に読んだ泉が一番印象に残ってるなあ。
>>9 正直、その3作がごっちゃになる。
タイトルと作者も順列組み合わせ状態。
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/09 00:58
江戸川乱歩曰く――
萩原朔太郎の「猫町」を敷衍するとブラックウッドの「古き魔術」になる。
「古き魔術」を一篇の詩に抄略すると「猫町」になる。
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/09 01:04
>>1 > ネットで少し調べた結果、A.ブラックウッドの『Ancient Surerise』
> (日本では、猫町、いにしえの魔術、古き魔術、古代の魔法、アーサー・ヴェジンの奇怪な経験、
> といった題で訳されている→
ttp://www.lares.dti.ne.jp/~hisadome/blackwood.html)
> が朔太郎に与えた影響をテーマにしようと思ったのですが…
わはは、『恐怖の黄金時代』に
>――両者(萩とブラ)の関係は好事家の時に論ずるところとなり、最近では
>清岡卓行氏が、岩波文庫版『猫町』の解説に於いて両作品のプロットを子
>細に比較している。しかし、ブラックウッドが朔太郎に直接の影響を及ぼ
>したかどうかは、いまだこれを確証する材料が見つかっていないようだ。
とあるなり。
とりあえず掲示板のことは忘れて、なんとか自分の力で書こうとして
600文字ほど打ってから、状況確認のためにスレを覗いたら
しっかりした書き込みを見ることができて嬉しいです。
確か初めてのスレ立てだったもので。
『猫町私論』『恐怖の黄金時代』読むべきでしたか……
やはり、もっと早く質問するべきでしたね。今から本を探すわけにもいかず……
妄想では、それらの本を読んだことのある(できれば所有している)人たちのお話を聞きながら
それを参考にしてレポートを書くというスレの予定でしたが、少し無理がありそうですかね。
とりあえず、魔術についての話を中心に、徹夜で書いていこうと思います…
まあ、追い込まれたほうがモノが書けるタイプなんで。
ちょくちょく覗きに来るので、どなたか協力してくださる方がいれば、お願いします。
>>12 おお、それです、求めていたのは。ありがとうございます。
そうか、文庫本を買うのを忘れていた……
授業で貰ったコピーやら、青空文庫のエキスパンドファイルやらでしか読んでなかったからなぁ……
何か先生が「岩波文庫版が望ましい」「岩波文庫版の解説を見るといい」って言ってたのはそれか。
ってことは「ブラックウッドとの関連」っていうのは、他の学生も普通に考慮できることかぁ。
いや、実際ブラックウッドのことを中核に持ってくる人がいるかは不明だけど。
まぁこの際だから、『魔術』をメインテーマに頑張ろうかと。
ちなみに、滅多なことでは単位落とされないらしいし、
先生はむしろ「面白い」「ユニークな」論文を求めてるっぽい?です。
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/09 01:47
これらの作品について、精神科医が「知覚の変容」という観点から
書いたテキストを読んだ覚えがあるのだが、だれか覚えていないかな?
ttp://www.tekipaki.jp/~neko/cgi/idobata/1.html [49へのレス] 投稿者:たると 投稿日:2003/10/30(Thu) 03:41:41
久しぶりに来たら面白いレスが♪便乗しますれす。
魔女の発端は「庭師」である、というのがイギリスでは一般的です。
庭の掃除およびハーブや室内菜園の管理を行っていたわけです。
おかげでハーブや薬草の知識が豊富な庭師、
果ては薬草の調合さえできる庭師も出てきます。
この方々が後に「魔女」と呼ばれるようになったわけです。
ですから、魔女といえば箒、というイメージが定着したと言われています。
時代が進むと、今度は覚醒作用のある薬草を使って快楽に走る方々が出始めます。
この人たちはベラドンナ、コカインなどの覚醒剤を軟膏状にし、
陰部もしくは体中に塗りたくり、素っ裸で箒にまたがって空を飛んだ
(という幻覚を見た)といわれています。
これが正にRec様の言う「自慰行為によるトランス」というわけです。
最終的に麻薬中毒末期になると、サバドという黒魔術ちっくなヤバイ集会を催し、
乱交パーティーをしていたそうです。
・・・これが魔女=悪いヤツのイメージの原型なんですよねぇ・・・。
ttp://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/onstage3.htm パスワーキング
生命の樹の22本の小径(パス)を霊的に旅行する術ですな。
自己催眠の一種といってしまえばそれまでですが、
黄金の夜明け団の各作業中、もっとも人気のある課目でもあります。
やり方は簡単で、まず旅行したい小径に照応するタロットカードを選び、それをじっと眺める。
続いてタロットの絵柄をドアくらいの大きさにまで視覚化し、ゆっくりと意識をそちらに移す。
向こう側に出たら、とりあえずそのまま周囲を眺める。
しばらくするとガイドが出現しますが、あわててついていってはいけない。
まず相手の素性を確認する。
黄金の夜明け団の位階合図をすると、相手が合図を返してきます。
合図をしないようなら、ホルスの合図を用いて追い払う。
ちゃんとしたガイドのようなら、そのまま相手の案内にしたがい、あれこれ見物してまわる。
そこそこ見物したら、地上世界に戻る。
地上世界に戻ったことを確認すべく、なんらかの儀式的所作をなす。
タロットカードによる霊視は個人差がおおきく、誰もが同じものを見るわけではありません。
丸々写したいほどでもなかった。
さあ、あと3時間ほどでどれくらい書けるか……
宿題は早いうちに片付けましょーね
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/09 12:56
のおあある とわあある やわあ
「犬は病んでゐるの、お母さん」
「いいえ子供、犬は飢ゑてゐるのです」
「猫町」のいとこといえるであろうゴーメンガーストの奥方エピソ−ド
のおあある とわあある やわあ
レポート、なんとか時間までに提出することができました。
あまりこのスレを活用したものにはなりませんでしたが…;
もっと時間があれば、ちゃんといろいろ文献読んで書きたかったなぁ。
書き込みしてくださった方々、ありがとうございました。
このスレは引き続き、猫町やらブラックウッドやら白昼夢やらについて
話したい人が存分に話すスレとして適当に使ってください。
おわあ こんばんは うちの主人は病気です
釣りじゃなくて本当に単発質問だったのか……
雑談スレで聞くか、もうちょっと後で活用しやすいようにスレ立てしてくれ。
ブラックウッドについて語りたい人いますかー。
秘書奇譚はジョン・コリアっぽいよな。
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/11 00:01
ブラック・ウッドは今読むと冗長
でも猫町のもとになっているとは知らなかった
参考にならないカキコでスマソ
29 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/11 01:30
猫の群れSF総合でどうよ?>all
猫ファンタジーといえば「(さすらいの)ジェニー」でやんす
31 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 07:27
>>16 > これらの作品について、精神科医が「知覚の変容」という観点から
> 書いたテキストを読んだ覚えがあるのだが、だれか覚えていないかな?
探してみたら見つかった。
『不幸になりたがる人たち』春日武彦(文春新書113)
で、外界を内面に取り込むか、内面を外界に投影するかという認知の
形態に絡んで例に挙げているのだった。
――この物語の面白さは、見慣れた筈のものを意表を突いた角度から
眺め直すといった偶然を契機にして、内面がそのまま周囲の世界に映
し出されたという体験にある。一見、それは荒唐無稽のようだけれど
も、どこかしら我々の感覚に直接訴えかけ納得させてくれる。共感を
覚えさせる。だからこそ「猫町」は、書かれて以来六十年以上を経て
もいまだに読み継がれているのであろう。―― P28
と評されています。
ラヴクラフトに「ウルタールの猫」ってのがあったな
朔太郎の青猫は火花ですけどね
34 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/05 19:23:22
ラブクラフトは猫好きだからな
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/30(月) 18:10:15
俺も猫好きだけどな
ラブクラフトは男好きって聞いたけど?
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 16:40:44
ウルトラQの「ペギラが来た」って話がある。
昔見たとき「なんで冷凍怪獣が反重力を起こすのか」と「反重力で飛ばされたはずの伊藤隊員が帰ってこられたのはなぜ」という疑問があったのだが…。
最近になってDVDで再見してふと気がついた。
これって「ウェンディゴ」が元ネタだったんじゃないの?
「寒冷地帯に住む怪物」「人間を空中にさらうが、やがて戻ってくる」しかも「ウエンディゴはモスイーター(苔喰い)」でペギラは「南極の苔が嫌い」。
基本ラインが同じような気がする。
もしそれで当たりなら、「ウェンディゴ(あるいはイタカ)」が東京を襲撃すると「東京氷河期」になるわけで…。
ダーレスが「ウェンディゴ」ってタイトルの話書いてたっけ?
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 08:24:10
いや「ウェンディゴ」はもちろんブラックウッド。
ダーレスはブラックウッドの「ウェンディゴ」をクトゥルー神話に取り込んでイタカを創ったから、本によっては「イタカ・ザ・ウェンディゴ」と書いてある。
「特撮板」だと「ゴジラ」から「原子怪獣あらわる」までは辿れても、ブラッドベリの「霧笛」まで辿れる住人はあまり多くないようだ。
「霧笛」にくるとこんどはこれをパクッた「海のトリトン」のエピソードがある。
映画「ゾンビ」の元ネタはマシスンの「地球最後の男」だったり、「マタンゴ」には「闇の海の声」とは別にもう一本影の原作?があるような…。
こんなふうに「特撮」「小説」「アニメ」は相互に影響しあってるんだが、畑が違うと都道府県警みたいに追わなくなるんだな。
不思議なことだと思う。
41 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 12:37:32
>>40 いや、39で書いたもうひとつの原作?ってのは武田泰淳の「ひかりごけ」。
ホジスンの「闇の海の声」と「マタンゴ」では論点をずらしてあるようなので…。
42 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 12:05:31
9
43 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/01(金) 12:10:04
>>39 > 不思議なことだと思う。
自分の守備範囲外に出てしまうと、自分が「その道の権威」では
無くなってしまうので、守備範囲外の先行作品は存在しないこと
にしてしまうオタクは何人も見てきた。
逆にパクリ厨や、安易に○○は××の原作と決めつけるヤツも目立つがねw
人間の想像力の限界というか、物語のパターンなんてそう多くないことを忘れて、
自分が類似点を見つけたことがすべてになっちゃうの。
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/04(月) 12:20:19
「ペギラが来た」と「東京氷河期」の本放送を見たのは幼稚園に入る前だった。
以来再放送のたびに見て、ウルQでは一番好きな話だ。
一方「ウェンディゴ」を呼んだのは中学生の夏だった。
ブラックウッドで最初に読んだのは「秘書奇譚」だが、一番衝撃的だったのは「ウェンディゴ」だ。
以来国会図書館に通い創土社の本を借り出し筆者し続けた(コピー代は高かったのだ…)。
37にレスしたように大好きな二つが繋がったのは最近だ。
好きが嵩じてウルQのDVDを買い、「ペギラが来た」を何回も何回も見ていたときのことだった。
「ああ、オレと同じに『ウェンディコ』ズキのヤツがペギラのシナリオを書いたに違いない!
だからオレは『ペギラ』も『ウェンディゴ』も好きなんだぁぁぁっ!!」
ま、類似点なんてどうでもいいのかもしれん。
オレにとって重要なのは「好き」の血脈。ただそれだけだ。
>>37,45
せめて「ウェンディゴ」の初訳年度と「ウルトラQ」の制作年度を
調べてからにしてくれよな。
47 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/24(日) 22:38:46
0
48 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/03(土) 01:28:03
hg
50 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/22(木) 12:23:05
少し ばか
51 :
無名草子さん:2005/10/12(水) 12:30:11
何かに使えそうな気がする
>46
それぞれ明記して指摘してくんろ
54 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/14(金) 22:12:19
いきなり失礼します。初投稿してみました。
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/18(木) 23:09:23
おわあ、こんばんは
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/26(金) 19:23:00
辛口/淡麗
そんなの全ては嘘っぱちだ!
呑んだら乗るな。乗ったら、とにかく頑張れ。
チマミレとチチマミレぐらいに違う。
上げるなパンダめ:-)
最近は専らPerformanceを。ちょっと固め。
64 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/06(火) 00:53:02
_
r-、' ´ `ヽr-、
ィ7 /l: ハヽハ トヾ 駄スレを沈めることはこの俺が許さん!
'|l |'´_` ´_ `| || 信念に基づいて行動する。
| |´ヒ} ヒ}`! l| それを人は正義と言う。
__ノ゙). 从 l, _'_. |从 今俺が行ってることは、上げ荒らしではない。
,_'(_ ノ_ヽ ヾl.> - ,イ;リ 正義という名の粛清だぁ!
{ f:テ} {'f:テ}',/\ヽ--//ヽ
ヽ,r─‐ 、ィ .、、 i l>Y<! i '、 バーニング!
/ iゝ_ノ iヽ /l |l l ',
lンヽ/ムノじ
>>46は日本人なら日本語しか読めないと思っているのか?
せっかく
>>37=45がいいネタ出してくれたのに料理人の腕が悪いと出されるメシも
まずくなるな。誰も食べなくなったから腐って蝿が涌いているじゃん。
67 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/13(土) 20:41:50
age
68 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/21(木) 10:50:27
朔ちゃん
こんばんは、鈴木信太郎です