1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
「ファウスト」で「空の境界」が講談社から出版されることが発表されました。
注意:
同人作品として発表済みですが、商業発売はまだなのでネタバレは控えて下さい
作品の性質上「月姫」」「Notes」等に関連した話題が挙がることもありますが程々に
そして、他スレには迷惑はかけないようにお願いします
各スレの荒らし対策などについての協議もここで
◆オフィシャルサイト
TYPE-MOON
ttp://www.typemoon.com/ (奈須氏脚本の同人ゲーム「月姫」を出したサークル)
竹箒
ttp://www.remus.dti.ne.jp/~takeucto/ (同人版「空の境界」を出したサークル)
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/08 20:21
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/08 21:59
難民板に帰れ
ラ板に帰れ
ラ板にはもう来ないでくれ
空の境界 好きですよ。ちゃんとSFしています。
漏れは歓迎するぜ。
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/12 11:46
じゃ、今からこのスレは笠井潔に何が起こったかを語るスレということで。
どこかに帰れ
帰れと書き込みをしている人々よ
・君らは、「空の境界」を読んだのか?
・全て読んだ上で、その内容がSF板で語るにはふさわしくないと断定しているのか?
それとも、書籍の内容自体とは別な動機に基づいて帰れと書き込みをしているのか?
>>13 レス アリガト
よくわからないのだがなぜ、月アンチがわざわざ、「空の境界」のスレをたてるのか?
乱立によりイメージダウンを狙っているの?
たとえ、不幸な出生だったとしても、スレに罪はないと思うのだが。
もし、「空の境界」についてSF板で語りたければ、このスレは放置しておき、
講談社から出版された段階で改めてスレを立ち上げた方がいいのだろうか?
信者はアンチがやってることにしたいらしいが、少なくてもラ板荒れた原因は
月信者だろ。
>>14 発売してから立てんしゃい、ってこと。
14デツ。15さんへ
>発売してから立てんしゃい、ってこと。
了解シマスタ。お手数お掛けしてスマソ。
発売してから(ラ板に)立てんしゃい、ってこと。
SF板ではなぜ不適切なのか理由を述べよ。
SFではないから
厨がウザイからSF板以外ならどこでも
>>19 事故により超能力が目覚めるというのは、立派なSFだと思うが?
>>20 厨っていうのは、たとえば
>>20 みたいな事しかいえん奴をいうのか?w
(別の架空理論による裏付けの無い)超能力がSFだったのは、20年前くらいまでかなぁ。
伝奇はファンタジーのサブジャンルだから、この板で語るのが不適当だとは思わんけど。
つーか発売されてないから内容わかんねーの。
誰もが同人誌版読んでると思うなよ。発売してから立てろ。
>>23 興味があるならweb版読めば?
それとも「漏れは紙ベースでないと読まねーぜ」って主義の人?
みなさん、これが月厨です
>>25 詭弁の見抜き方 11.レッテル貼りをする
ここにいる奴全員アンチだろ?
ライトノベル板だとID出るから工作しにくくなったんだろ?(w
>>27 詭弁の見抜き方 11.レッテル貼りをする
>>28 そうやって詭弁と決め付けることもレッテル貼りだってことに
どうして気付かない?同じ穴の狢なんだよ。君も。
ここで空の境界について語ることで何かメリットがあるのか?
従来の板では語れないのか?
>>29 詭弁の見抜き方 12.決着した話を経緯を無視して蒸し返す
>>30 詭弁の見抜き方 12.決着した話を経緯を無視して蒸し返す
みなさん、これが月厨です
以下ループの循環回廊
↓月厨乙
9です。このスレの戦犯は漏れのようですね。スマソ。
「空の境界」はとても好きな作品なので、作品自体ではなく、
それを取り巻く環境によりおかしなイメージが形成されることはとても残念です。
このスレでの議論は、
■■発売してから立てんしゃい、ってこと。■■
で、一回目
>>14-16 2回目
>>17-23 で決着がついています。
『矛盾螺旋』じゃあるまいし、繰り返しに意味はありません。
既に決着がついていることがわからずに、
いたずらに騒ぎを起こすのであれば、
やはりそれは厨と呼ばれても仕方ないことか思います。
この板で有意義な議論をするためにはSF者にSFと認知して貰うのが先決で
そのためには紙媒体で一般書店に入手可能になるのを待つのが吉でしょう。
戦犯と言う言葉の使用法が適当ではない。
↑月厨乙
まだあったのかこのスレ
テメイ見たいな、全角文字のsageを使って上げる厨がいるんでね。
つまんねーこと、すんじゃネーヨ。
月厨っていうのはそういう人達ですから
別にSFでも無い。
あまりに場違いなので下げておく。
SF原理主義者にも困ったものだ(藁
エ ネ ル ギ ー と エ レ ク ト ロ ニ ク ス の
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の 提 供 で お 送 り し ま し た。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / / \\∴∵|
/ / ̄ ̄ ̄ ̄ | | (・) (・) ヽ∵|
/ / ⌒ ⌒ | No, | ⊂ 6)
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\⊇ ノ ⊆/ \ / \_// _/⌒v⌒\ ) | ___ |
( Y ) \____∪⌒\ ノ ) | \\_/ /
| _人_, | / | | | | /\___/⌒ヽ
愛蔵版箱がレアで通常版でよかった。
内容サイコーです!!。
空の境界、面白いというよりかは興味深い。
SF(Science Fiction)というよりSF(Science Fantasy)
魔術や魔法を現代的に訳している。
この人の語彙が面白い。
「」←これでこの本の主題を現している。
「」と『』で意味が違うらしい。
後者は何を表しているかはオレにはわからない。
スレタイの二重『』は使用を誤っていると思うぞ。
感覚の無い人間の話なんて面白い。
五感の無い人間は自らが存在する実感を持てない。
コギトエルゴズム、真っ向からの逆。
我思うが故に我あり? 我あるが故に我思う?
それに一つの命題を加えた。
確かめる体なくしては、自己を確認できない。
この人のこういった、人とずれている視点が面白い。
そして、総じて興味深い。
51 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/13 12:33
ファンタジィで良いじゃん、なんでSFという言い方に拘るのか…科学考証の無いファンタジィだって認めろよ。
52 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/13 12:58
新井輝がミステリーに分類でき
小説家と認められるのなら
奈須きのこもSFでいいんじゃね?
つか、葉鍵に帰って暴れてろ
こんな木っ端スレはどうでもいいんですが
ほかの本を悪書扱いして空の教会を持ち上げてる
書き込みはどこのスレですかヽ(´ー`)ノ
>>52 というかロウファンタジーってことで何とかなりませんかヽ(´ー`)ノ
定義的に問題でもありますか?
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/13 20:58
今読み終わったんだけど普通に面白いね
57 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/13 21:55
相変わらず「最近の流行モノ」には厳しい。
数年経つと「あれはSFだった」に変化する訳だが。
>>57 じゃぁそろそろ僕の作品もSFとして認められる頃でつね。
つか既に認められていると思うが…。
出来はともかくとしてSFだろ?
「えせえふ」です。
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/14 02:30
月姫の主人公と同じ能力に目覚めた人の話なんですか
最近の物に厳しいって、伝奇物は時間経っても伝奇物と呼ばれてるだろ。
「SF」を尊称か何かだと思ってるのか?
1週間たっても250ページ。バトロア並に長いです。
超能力と魔法がsfです。
伝奇ってほらーじゃねーの?
星新一や横田順彌や筒井康隆の現代創作落語作品をSFとしてきた以上、
これもSFと呼ばないワケにはいくまい。
>>65 そこで言われてるSFかどうかってのは内容じゃなくてジャンルだ。
67 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/15 21:39
結論:星新一作品はSFではない。
内容じゃなくてジャンルを考えてもエロゲーであってSFじゃないだろ?
結論:星新一作品はエロゲー
エヌタン…ハァハァ…。
【すべての」「小説は」「SFだ】
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/16 20:17
すべてがSFになる
73 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/16 20:27
この小説のラストにはとても深い意味があって、
それが分かる人が真の感動を与えられるのだと思います。
この値段でこの感動は当然ですね。
奈須きのこはこの先生きのこれるか
73に釣られる役
↓
クマー!(ry
つーか1000円超の上下巻って高ぇヨ
こそこ
高いと思うのなら買わなければいいだろ。
この値段でこの感動は当然ですね。
笠井の解説が無ければもっと安かった
読了。キャラがうざかった。
買って1週間たつのにまだ上巻も読み終われない俺って・・・・いったい・・・・・・・
読むペースは人それぞれ。
( ´,_ゝ`)プッ
笠井面白すぎ
87 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/28 00:15
未読なんだが、エロシーンはありますか?
89 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/29 20:13
無いのか…。つか、これ、結構前の作品だろ?
読了、まあつまらなくはなかった。
なんで売れてるのかが全く分からないけど。
何で売れているのかわからないヒット作がいる場合、作品に理由を捜すより、
まず自分の感性を疑ったほうがいい。
ヒット作が「いる」のか
93 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/30 19:45
何で売れているのかわからないヒット作がある場合、作品に理由を捜すより、
まず自分の感性を疑ったほうがいい。
>>93 よっぽど自分の感性とやらの普遍性に自信があるんだな。
他山は低く見える理論というのがあって。
まあ物理的には地球が丸いからなんだが。
自分より上手いと思った相手には足元にも及べない。
自分が同じレベルだと思った相手は頭一つ抜けて上手い。
自分よりワンランク下だと思った相手が同じレベル。
月厨が十万人
99 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/01 22:03
結論:
エロゲー>>>>>>SF
SFえろげってあるか?
101 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/02 13:50
正直表紙みた時点では面白そうだと思ったのだが
笠井さんの専門用語(?)百花繚乱な解説を読んだら買う気が失せた。。
解説如きで買う気が失せるのならその程度のもんだよ。
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/02 23:46
101にとってこの本は、ということだろ。
これは要するにファングッズとして買われてる類のものなんだろか・・・
読んでみたけど宣伝に見合うほど面白い作品とも思えなかった
ファングッズってこれがデビュー作だろ。
しかも6年前の。
108 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/03 23:14
良スレ期待あげ
どう扱っていいのかわーからない
中身で売れたってより、
「エロゲーで名が売れた作者が昔書いたものの復刻版」
という宣伝だけで売れたよーな。
最近の本のヒット作なんてのは
全部それまでの作品でできた信者の数や宣伝効果だけで売れたものだよ。
逆にそういうバックを持ってない本ってのは全く売れてない
確実にそれだけで売れとるだろ。
まあ別にそれが悪いことでもないけど。
宣伝や話題性だけで売れてるものなんて腐るほどあると思うがな
現に空の境界は当初6部しか売れてなかったらしいな
月姫がエロゲーとして日の目に出て話題になり空の境界が売れた。
これはどう考えてもネームバリューを否定できん事実だろ?
まぁ、自然の流れですな。
六部?
発売前から話題になってなかったか?
>>114 世界の厨死んで
とほとんど同じ展開なのが笑える。
>>111 実際それだけで売れたんだよ。珍奇なことだが。
そろそろ「売れる本=良い本」論者が来る頃だ
>実際それだけで売れたんだよ。珍奇なことだが。
根拠無しにそこまでの確信を持てるチミがうまやらしい(←何故か変換出来ない)
>>119 待て待て、「悔しかったら書いてみろよ?書けないから嫉妬してるんだろ?」論者が先だ。
発売と同時に大売れしたんなら、作品外の要素に拠ると考えるのが妥当だが。
羨ましいの誤字って「うまらやしい」って言わないか?
果てしなくどうでもいが。
話をそらそうと必死の月厨が愛しい
今読み終えたけど
ふつうにおもしろかった。
こりゃ「SFが読みたい!」にのるかもしれん。
初速が最も凄く、その後失速するのは
典型的な流行モノのパターンだな。
で、100万部とか売れたの?
100万部という数字に意味はあるのか?
だって1万部じゃ少ないだろ。
上巻買ったが、地の文はともかくダイアローグが未熟で
読むのにかなり苦労している。
昔の作品だから、というのもあるんだろうが…。
教会のシスターを思わせて、地味なくせにパーティドレスを連想させる
メイドさんぽい女子高の制服って想像できん・・・
詰め込みすぎだな
そこそこ面白かった。
評価としては星5中、星3つ。
良くもなく、悪くもなく。
ただ笠井の解説がウザくて、3ページ読んで残りのページは飛ばした。
あれは要らない。
135 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/14 20:40
SFにあれだけ良くも悪くも気合の入った解説は久しぶり。
>>132 パーティドレスというのはさすがに無理だろうが
神戸のミッションに多いジャンパースカート系だろうか(苦笑
138 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/17 16:34
★☆☆☆☆ 普段活字に縁に無い人にだけはおすすめ, 2004/07/08
レビュアー: gleamofhope (プロフィールを見る)
下巻も読み終えて★は原点です。
なぜなら最後まで読んでも、意味を感じさせてくれないお話だから。
勿論娯楽なんて無意味で良いのですが、娯楽にもならない気がしました。
(意味は無くても小説にしろ漫画にしろ何か心に残るものが必要だと思います)
しかしこれで残ったのは中途半端さと突込み所だけ。
かわりに不快感は残りません。話自体が薄いから、直ぐに忘れられてしまう部類です。
中でも「偽神の書」の能力は突込み所満載です。なんですかあれは……
そもそも鮮花の学園の事件自体、なくても良かった気がします。
また他の方が言ってる通り、これはただのファンアイテム。
(だからこそ1万円近くする限定版なんて物が出たわけですし)
小説だと思ってこれ単体に期待するのは辞めた方が無難です。
普段漫画位しか読まず、活字に縁が無い人には、
もしかしたら小説に触れる良い機会なのかもしれませんので、
そういう方にだけはおすすめ致します。
そしてこれを読んだ後に、是非他の小説家の作品を読んで頂きたいです。
他作家のあまりの文章力・構成力・表現力の素晴らしさや美しさに感動すると思います。
私はこの作品のおかげで普段何気なく読んでいる、本の素晴らしさを改めて思い知らされました。
少しキャラが好みじゃないという理由だけで苦手だった、某作家さえ大好きになる位。
ちなみに私はこれを新鮮だとは微塵も感じませんでした。
普段本を読む人は、大抵の人がそうだと思いますが……。
どこにでもありそうな月並みな内容です。
唯一面白いかなと思った「式」も、下巻で完全につまらない存在になります。
ここまで人気が出たのは、同人だったからこそだと思います。
同人で大手と呼ばれる人が、プロになった途端人気が失せるみたいな。
私もこれを同人誌として手に取っていれば、ここまで酷な感想はもたなかったと思います。
テレビでたまに言われていますが、出版業界も本当に厳しいんだなと痛感しました。
で、何桁目を(r
あの表紙からして普通の人間は読まねえよな。
part2まで出るのか?このスレ。
パソゲの月姫やった人間には楽しめると思うのだが。
アナザーストーリー。
142 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/27 17:20
ageja
ここは「SF板」じゃないよ
144 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/27 22:27
アタイこそが 144げとー
こんな小説が上位にいたりするとそっち系オタクの多さに恐怖を覚える。
146 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/28 14:22
上巻を読んでみたが、なにげに面白かった。でも3人称と1人称が作中で
クルクルいれかわるので、読みにくいといえば読みにくい。
変な話だが、戦闘妖精雪風を思い出した。なんでだろ。式=零+雪風・・・
みたいなイメージが湧いた。
スレタイにパート1とつける奴を俺は許さん
なんでこの板に?
SF色が強い板だから確かに浮いて見えるが、
伝奇モノはSF・ファンタジー・ホラー板でおかしくないのだよ
ミステリ板にあるのはさすがにどうかと思うけどな
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/29 23:49
という訳で、ここが本刷れ
今読んでるんだが、結構苦痛。
京極の影響かもしれないけど、
あれこれもったいつけて説明していて、
だけど京極と違って思いつきの理論
(それとも語り方が下手?)なんで、
読むのがつらい。
>>152 確かにな
京極夏彦の小説があんなに分厚いのに売れてる理由は、文章が読みやすいってのがあるよな
ただ単に似た感じの小説を書けばいいと言うものではない
似た感じの小説を書こうとしてこうなったわけでもないでしょう。
書いていたらこうなったと思うけどな…。
ミステリ板では文章がエロゲ的みたいに言われてた。
だから、エロゲとかが未経験で、京極とかの文章力のある作家の小説を読み慣れてるタイプの読者から見れば、読みにくいとか言われるんだろう。
ただ、登場人物同士の会話が話の大きな部分を占めてる点は京極と一緒にもかかわらず、京極ほどの評価が得られないのは、
文章力が不足しているからというよりも、作者の考察が単純に底が浅いからだと思う。
禅問答という評価を聞くが、禅問答ほど立派でもない。
>>155 そもそも比べること自体が京極夏彦に失礼だとは思わんかね
考察が浅いっつーのは他の作家にも云えると思うがね
これって、ラノベだろ?
ラノベに高い文章力と深い考察を求めてどうする。
あくまで軽い小説だから。
158 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/31 13:21
京極が深い、という主張?
そういう意味ではなかろうて。
>>157 重い/軽いとうまい/ヘタクソは別の軸だぞ。
これは軽くてヘタクソ
>>157 高い文章力は求めないが、読みにくいのはどうかと思う。
俺はラノベは田中芳樹と小野不由美しか読んだことはないが、文章が下手だとも読みにくいとも全く思わなかった。
一介の読み手が言えるのは、上手いとか下手ではなく、
自分にとって面白いか・面白くないかだけだ。
つまらないけど、うまいと思うものもあるし、
おもしろいけど、下手だと思うのも…あるかな?
文章が下手というか 読みにくいというと
エンダーのゲームの翻訳は物凄く読みにくかったけど、
物凄く面白かった。
訳が悪いのか原文か知らないが、
ギブスンのは読みにくい上に詰まらない。
彼は過大評価され杉と思う。
166 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/01 17:54
読みにくいのは確かだが、大多数の読者は面白いと思ったというだけのこと。
「読みにくいからつまらない」読者がほとんどでは>ギブスン
まあこのスレでギブスンの話しても仕方ない。
あっちでやろうぜ。
>その細く脆い手足が連想させるのは白ではない。
>「------骨か、百合だ」
「白」という色じゃないと否定して、「骨か百合」というのは変じゃないか?
骨も百合も白い物だから白じゃないことを肯定しないし…
骨とか百合のような「死」を連想させる白さだと言いたいなら、
最初は、何か「生を感じさせる白いもの」を書いておかんと…
>今度はより強く。
>”飛べる”などという薄い印象ではなく、”飛ぶのだ”という確固たる印象にして。
「薄い印象」じゃないって言ってるのに結局は確固たる「印象」ってのは、
どうなんだ?この場合は「確固たる意思」とか「明確な決意」とかじゃない?
そんな感じで読み始めてすぐ「学生の同人誌かよ」(いやそうなんだが)と、
呆れてしまった。表面的にカッコイイ言葉の羅列…しかも意味が無いって
ゆーか間違ってるし。
でも、しばらく読んでくとそんなのはあんまり気にならんくなった。
ジャンプの漫画やエロゲーと一緒で、キャラ立てが上手ければ
技術の不足や物語の破綻なんか気にならなくなるもんだなァ…
と関心する。
盛り上がって参りますた。
個人的な感想だけど、俺も期待してたほど楽しめなかった。月姫はあの文章でも十分感動させられたんだけど、
活字になるとどうもな…、というか。
>>168 キャラ立て上手いか?
俺は和服に革ジャンってだけで、ダサッって思ったし、はっきりいって何の魅力も感じなかった。
魔法がどうとかの設定はわりと面白かったんだけど。
>168
感覚に頼りきった文章だからなあ。情念も丸出しだし。
悪い言い方すると頭使わないで読めるんだよな。
「SFファンは老害」って印象が強くなるだけだから誉めときゃいいのに・・・
何それ。
>171
「キャラ立て」と聞いて、まず外見のことが思い浮かぶお前萌え。
月姫とFateがすげー好きなので、ライトノベル苦手な自分でも楽しめるかと思って読んでみた。
結果:無理
ゲームの時から思っていたのだが、格好いいというか派手な文章を書くけど巧いとは言い難い
のが、文字だけで立ち絵やエフェクトのない本という形態になってより顕わになった。
あと鮮花以外のキャラが個人的にどうでも良かったのも痛いな。
結局、自分が求めていたのはキャラ萌えだったのかと気がついてしまいますた。
176 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/10 20:20
士農工商SF屋同人作家
>>172 むしろそーゆうあざといっつーか、小賢しい考えで作品を貶めたり褒めたり
するほうがよっぽど老害的だと思うが。
>168
白は色の名前で抽象的、骨や百合は具体的に手で触れるものの名前。
はっきり言って、全然違うと思うが。骨や百合を見て、「白いなあ」としか思わないってのは、そりゃちょっとおかしい。
白人美女のような「白くて綺麗」みたいなんではなく、骨とかを連想させる嫌ーな白さ、だということでしょう。
それくらいのレトリックを否定されると、小説は書けない気がする。
嫌な白でも白は白、だろ。
台詞回しのわざとらしさがどうもね。
今更だけど、気になったので。
>>168 印象をすり込む技を使う奴なんだから、
薄い印象(誘い)を強力にして確固たる印象(命令)に変えたんでしょ。
それを意志や決意に変えると、「印象をすり込む」って設定がおかしくなると思うが。
国語の教科書じゃないんだから、その一行を全てと思わずに
前後の文章や設定を考えた方がよいと思うが。
>>181 アレが国語の教科書とは誰も思っちゃいないだろうさ。
でも、そうやってポジティブに読み解こうと考えるには、
単語の選び方や言い回し方が拙なくて萎えるんだよねー
183 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/25 13:32
あれを1/4に刈り込む力量があればプロ。
ああも無駄が多いと著しく評価が下がる。
星新一「俺なら3ページだな」
本日読了。
散々既出なように、視点変更や台詞回し、総じて文章が洗練されてないのは明確に欠点と言える。
但し、現代を舞台に「魔術」を描こうとする発想は悪くないし、伝奇小説としての結構はそれなりに備えている。
洗練されてない分妙に過剰なエネルギーを感じたのも事実。
ポテンシャル(潜在能力)はある。まだポテンシャルに過ぎないが。
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/05 09:13
そんなことよりエロシーンの出来はどう?
エロシーンなんてあったか?
白純先輩と幹也のキスシーンぐらいしか思いつかん・・・
189 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/06 22:52
家裁キヨ氏がエロゲニストで鑑識眼ゼロだという事実発覚
の解説に比べると本文の印象は薄いというか忘れたのでした
退屈な内容だった・・・
191 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/07 20:51
これは読んでないが月姫はやってみた。
ワロタよ。想像具現化って。
神林の「猶予の月」を読め。
本気で想像具現化をできる奴ら同士の戦いを
徹底的に理詰めで描いているから。
新人作家に神林クラスのものを求めるのはいくらなんでも酷な気がする
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/07 21:11
神林はレムやハーバートに並ぶ頂点の人なので比較にならない
矢吹駆の新作が楽しみで不安な今日この頃
空想具現化作品勝負
筒井>>>>>>>>>>>神林
空想具現化とかは、とある漫画から拝借してるネタ
読んだ友人(高校生)曰く「自分のために書かれてるのかと思った」
若者にそう勘違い(良くも悪くも)させるあたりが空の境界の強みで限界かと。
199 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/09 11:08
>>182 >単語の選び方や言い回し方が拙なくて萎える
言ってしまえばオタク臭いんだよな
中学生がかっこつけて書いてる感が否めない
>>200 >言ってしまえばオタク臭いんだよな
>中学生がかっこつけて書いてる感が否めない
だから人気あるんだ。
>だから人気あるんだ
なんだか泣けてきたぜブラザー
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/09 20:30
アタイこそが 203高地げとー
>>201 アマゾンのレヴュー見てみたけど、空の境界の文章読みにくいと感じる人は語彙力が無いからみたいな事書いてるのが数件あったよ。
>>204 語彙力が無い=読みにくいねぇ・・・
癖のある文章に語彙力の豊富さが関係あるのだろうか・・・
>>204 正直イタイ信者多い作品だからあんまり気にするな
奈須作品は俺も好きだが、あのファンの痛さにはなあ……
自分は違うとでも言いたげだな
別にいいけどさ…
208 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/11 12:44:23
この本の致命的な欠点、それはあれだ。
挿絵少ないですよ〜
209 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/11 12:53:04
sss
とりあえずまほよも出版して欲しい
この本の致命的な欠点は作者が同人上がりという事だな
アニオタやエロゲオタってのはどうして痛い人が多いのか
同人上がりだろうがなんだろうが、どうでもいいだろ。
作品である以上、問題は中身だ。
同人、ファンジン出してた作家なんて珍しくも無いんだが、211は知らんのだろうな。
「エロ同人ゲーム」まで限定すれば別だろうが。
>>211は「作者が同人上がりだから痛いファンが多いことが致命的」と言ってるんじゃないのか
215 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/12 15:10:43
日本文学界の著名作家には同人あがりが結構いる。
>>214 まあそうなんだろうけど、
ファンが痛かろうが、それは「この本の致命的な欠点」ではないよなあ。
しかもDDDならともかく空の境界は実際同人誌だったわけだし
218 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/14 08:49:04
いや、全否定して正しいかも……
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/14 18:46:14
ほんの少し上のレスも見られないのが信者
ここまでの話を要約して、ぶっちゃけ『買い』ですか?
上下巻で2千円オーバーは、はずすとかなり後悔しそうなんで。
>222
アーカイブスに、以前webで後悔していたときのデータが残っているよ。
自分で読んで判断しる。
224 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/15 08:36:42
>>220 長編だと、虚人たち、とか、朝のガスパールとか、その他色々
朝はイマイチだと思う。
過疎すれ、糞すれ、だれもいないっすねぇ〜。
で、
大原女史の本を読んだことある人で
この本読んだ人って、いますくわぁ?
いないならいいやぁ。
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/18 14:06:39
300万部売れたって本当?
>225
大原氏好きだけどこの本は未読です。
ネタ的に面白いなら読むけどオススメなん?
おぉレスついちょる。
non、でさぁ〜。
矛盾螺旋と忘却録音ちゅう、章の設定は興味深かったけど、
考えていることと、それを相手に伝える考察と、文章表現が乖離しています。
よく本を読んでいる人であまり文章を書いたことが無い人にありがちな現象。
漫画で最初の単行本と後半の単行本で絵が如実に変わっているのと同じ。
最初は我慢と忍耐。
芽が出て蕾となって、どんな花が咲くまで待ちましょう。
で、
何故に大原女史を持ってきたかと言うと、
同人作品は作者が影響を強く受けたものがそのまま現れるものでして、
オレはこの人に大原女史の影響力を感じたので、
同じ感想を持った人はいないかなぁと。
まぁ、別作品になるけど、
月姫の方が分かりやすいけどね。
月姫知らないので比べられないのですが、小説形態だったら手にとりやすい
のでオススメなら読んでみようと思ったのです。
大原氏の初期作品群のような感じだったら読んでみようかな。
京極堂って話は良く聞くのですが大原氏ってのは聞かないので228さんの
意見に興味を持ちました。さんくー
アラーヤ識のことを知らなかった仏教者ってどうよ?
そもそも何故こんなスレが立った事事態がSFだと思うのだがどうだろうか?
>>230 失格です
それでも仏教徒であるのは韻を踏むときに気分をコスプレによって高めるためです。
(仏教関係の服装=人を救うものだからあらやと気質が合う)
心のコスプレね
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/29 10:11:11
で、パンティラ頻度はどの程度?
小説にパンティラってあるのか?
講談社ノベルズ「空の境界」買ってみた
4ページ読んでもうお腹一杯
SFとかファンタジー小説は何となく雰囲気でるので海外物ばかり読んでいたんだけど、
これは話題作だったようなので買ってみた
ずばり面白かったって人いますか?
>237
Fateやれば耐性が出来るから、読めるようになるよ。
書き下ろしではなく、同人で発表されていたものの新装版なんだから、
面白かったか否かってのは愚問。
同人でもプロでも面白いと感じるかどうかは人によるしな。
もっとはっきりいうと、信者フィルターかかってれば何とか読めるってい
うか…
個人的にはメルブラや月姫の小説版見たいんだが
それはつまり書籍化しろと?
243 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/06 00:39:44
ageee
奈須きのこがこの先生きのこるには
どれだけ否定的に言われても、売れて話題をかっさらった以上価値はあるな。
話の種にもならない凡百の作品がいかにあることか
うーん、売れたとか売れてないの話は不毛だからやめようぜ。
否定的な評価があるのは仕方ないけど、ただ駄作だ駄目だって意見より、
より面白い作品があるぞって話の方が建設的だ。
247 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/11 01:04:17
一時は熱狂的に応援していたが、今になって読み返すとあちこちにアラが見える。
確かに無駄が多くて冗長だ。稚拙な表現も所々目につく。
空の境界だけでなく、他の作品(ゲームだけどさ)も然り。
ここで叩かれていたわけも何となくわかった、そんな新年。
当時は面白かったんだからそれで良いじゃないか
子供の頃応援していたアニメを今見ても当時のように応援できないだろ
それをおまいはアラがあって稚拙だと今更に言うのか
おまいが変わっても作品は変わらない
過去に読んだ作品を否定するな、過去の自分を否定するな
そんなことを思う成人の日
この本って、普段ゲームやラノベにしか触れないような人には面白く感じられるが、
普段は普通の小説読んでいるような人にはそうは感じられない ってことなの?
252 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/10 21:19:03
ってことですな
シーンシーンのつぎはぎだから唐突
あと語り口が変わりすぎてウザイ
>>251 ゲーム、ラノベ、普通の小説の全部を節操なくやってる悪食な人もOK
「あ〜これの元ネタはアレね。ハッハッハ」と楽しめる。
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/11 17:47:57
アラが見えても、それも含めて愛すべき作品もあるし、一気に冷める作品もあるしね。
過去に楽しんで読んだ作品を否定してもいいじゃん。昔つまらなかった本を今読んで肯定してもいいし。
作品は変わらないんなら。
>>254 「過去に読んだ作品を否定する」ことは悪くない
「過去の自分を否定する」ことは悪い
いささか説教くさくなるが・・・
昔好きだったけど、その頃の自分は視野が狭かったなと自覚して、作品を批判することはかまわない。
しかし、その当時の自分の視野の狭さを否定するために、新たな世代に当たる視野の狭い中高生を
非難することはやめた方が良い。所詮、視野が広がったとはいえ、もっと上の世代から見れば、中高生
と大して変わらない視野の狭さしか持ち合わせていないのだから。
このことは、もっと年をとって更に広い視野を持った時に気がつくんだけど、その時にはもう手遅れだ
ということ。
同じ轍を踏んで欲しくないという(おそらく)先輩からの苦言だけど、鼻で笑っても良いよ。
読者を批判じゃなく作品を評価、って話ジャマイカ
若いのはいいと思う。若者は馬鹿だが、だれもそれを馬鹿にはできない。
だれもがかつて一度は馬鹿だったわけだからな。
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/11 23:34:15
否定であれ、肯定であれ、以前下した評価を覆すということは過去の自分の至らなさを認める、ってことだね。
このこと自体はマイナスにはならないでしょう。それを他人にまで押し付けたり、極端な自虐に走るとアレだけど。
('A`)ヒロシです…
空の境界こそ世界一だ!
そんなふうに考えていた時期が
俺にもありました
('A`)ヒロシです…
('A`)ヒロシです…
('A`)ヒロシです…
261 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/12 20:07:30
262 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/13 16:02:18
age
263 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/21 22:10:36
結局、面白いの面白くないの?
信者やアンチが入り乱れてて、ワケワカラン
主人公の女が僕女の時点でアウトだった。
興味あるなら読めばいいだろうに、
信者だのアンチだの気にせずに。
つーか、単に保守代わりだろうけど。
>>263 読んで判断しろ、としか言えね。
万人が褒める作品なんてありえないしな。
空の境界は、SFとしても感じ取れるし恋愛小説としても感じ取れるな。
直死の魔眼とかもなんかSFっぽいし。
俺は、そう思うな。
「っぽい」な。
「っぽ」ければ、それでいいのだ。
月姫未プレイなんだけど、これ読んで話とか理解できる?
そりゃまぁ理解力と理解しようという気があればな。
つーか、月姫は関係無いし。
274 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/09(月) 21:35:26
>>267 「万人が褒める作品なんてありえないしな。」
激しく同意
275 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/10(火) 20:33:20
結論:月姫はSF
読んでみたけど、どこが楽しいのか全然分からんかった。
面白くも興味深くも無い長話が延々と続き退屈だったので、後半は斜め読みした。
校長先生の長話みたい。
ま、感じ方は人それぞれだ。
>>272 月姫は漫画版でてるから立ち読みでもしたら?
279 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 17:31:11
で、パンティラ頻度はどの程度ですか?>月
この前fateやった。
・・・リバーワールド?
281 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/03(土) 19:22:42
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 22:04:30
やばい
このノベはまったw
超面白いw
どうしてこのスレでは「バカには見えない服」理論がまかり通ってるデスか?
発売直後にさ、ベストセラーってんでどこぞのテレビに出てきたときにさ、
同人上がりってだけで近代文学作家と同列に評価してたエラいセンセにワロタ。
明らかに読んでなさげだったし。
ラノベとかSFとかはテレビに出ちゃいかんな。宣伝してもどうせ身内しか読まないんだから。
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/07(水) 19:38:58
>>285 はいはいわろすわろす
読んでないわけがないだろw
確認のしようが無い話題は不要。
>>287 ちゃんと内容の説明してたじゃねーかw
あれを読んでないで説明できるわけないだろ?
アンチの工作にはめられてんじゃねーよw
アンチも信者も要らんよ。
書き手と読み手が入れば充分だ。
こんな人が少ないスレよりラノベ板で語らないと。
唐突に言うと、私は魔法使いである。
『何を馬鹿な、君のどこが魔法使いだというんだね?
君は空を飛んじゃいないし、格好だって全然それらしくない。違うかな? 蒼崎 青子?』
そう尋ねられれば、私はその通りだと頷くだろう。
ただ、それは私の姿に関する誤りが無いということへの首肯であり、魔法使いではないという事実にまで頷いてやるつもりはない。
じゃあ訊くけれど。
ローブを着ていれば魔法使い? 空を飛べれば魔法使い?
本気でそう思う?
そんな条件で魔法使いになれるのなら、この世はきっと魔法使いだらけだ。
黒くてゆったりとした衣服を身に纏い、飛行機にでも乗ればいい。それが不満なら、ハングライダーでも構わないと思う。
そんな簡単なことで決着がつくのなら、世の魔術師はきっと悩んだりしないだろう。
それで済むのなら、一生を賭ける必要などどこにも無い。
だから、見かけで魔法使いだとか違うとか、そんな判断をするのは間違っている。
ん? 何?
魔法使いと魔術師と、どこが違うのかって?
う〜ん、大雑把に説明すると、魔法使いは科学をもってしても成せないことを成す連中で、
魔術師は科学で出来ることを違う方法でやってる連中。
本当に大雑把な説明だけど。
さてと。
本当は色々言わなきゃならないんだけど、それは次第に解るでしょう。だから前口上はこれで終わり。
さあ、繰り返そう。
―――私は、魔法使いである。
ただ一人、ぼんやりと見も知らぬ世界に佇んでいる。
真夜中の都会が奏でる色彩の群れは目にあまり優しくない。
中心地と思しき場所からは離れているのに、刺すような赤・青・緑…といった様々な光が絶えない。
夜というものがこれ程に明るく眩しいものだとは、ついぞ知りもしなかった。
明暗がハッキリと別れており、影ですら目に悪い気がする。
……実家の方じゃ、暗すぎて影も何も無いんだろうが…。
込み上げる苦笑を隠しもせず、オレこと静希 草十郎は街並みに目を向けた。
今まで憧れ続けた世界に、こうして立つことがあるとは思わなかった。あまり表に出さないようにはしているが、正直感動の嵐である。
それもそのはず、電気も引かれていない田舎から出てきたのだ、
こんな明かりを見るのも初めてならば、こんな夜遅くに出歩くのも初めてときている。興奮しない方がおかしい。
ここまでの旅路を思い出してみる。
まず家を出て二時間歩いて、バス停へ。それからバスで一時間かけて駅に着いて……。
「……で、新幹線か」
苦いモノが込み上げる。
どうせ気疲れするだろうから眠ってしまおうと考えていたのだが、
音も無く後ろに滑っていく景色に少々はしゃいでしまったのと、
慣れない移動方法(正直、移動している気がせず気持ち悪い)で寝付けなかった。
結果、疲労も眠気もかなりのところまできている。
しかし困ったことに、初めての都会というものに圧倒されて、オレはそれを半ば忘れかけてしまっていた。
「凄えもんだなあ……」
感嘆の吐息が漏れた。
こうして忙しなくあちらこちらを眺めていると、まるで自分が田舎者だと宣伝しているようで嫌なのだが、
かといって簡単には落ち着けそうもない。
規模が小さい話をして悪いが、オレは近所の廃寺にある御神木以上に背丈のあるものを見たことがないのだ。
それ以上のものに囲まれていては、落ち着けないのも当たり前だろう。
見上げる。
……こんな所で働いているヤツがいるんだよな……。上にどうやって登るのか知らないが、
目的地に行くという段階で疲れきってしまいそうだ。大変じゃないのだろうか?
どうなのか考えてみる。解らないし、ちょっと入ってみようか……。百聞は一見にしかずと言うし、折角こっちに来たんだし。
「……いや、いかんいかん」
好奇心に流されそうになった自分を、かろうじて押し留める。
今回こちらに来たのは、親戚の葬儀があるからだ。それなのに、いきなり観光気分でほっつき歩くのも不謹慎だろう。
仲が良い縁者ではないとか、それ以前顔もよく解らんとか、正直どうでもいいとか、
こちとら御伽噺の魔法を見ているような気分なんだから邪魔すんなとか……。
ともかく色々あるが、まあ取り敢えず不謹慎っぽい。
「葬儀、か」
不意にある人のことが浮かぶ。
オレの尊敬していた、だがあまり親しくはなかった人。彼が死んだ時、葬儀に出席したいと願ったのだが、
当時オレはあまりに幼く、遠出は無理だと言われてしまった。
悼むべき人の葬儀に出ず、どうでもいい人の葬儀には出るというのは、何か間違ってる気がする。
そう考えれば、自分には一生縁が無いと思っていた場所にこうして存在しているのに、ただ手をこまねいているのは勿体無い。
形ばかりの親戚付き合いに、そこまで真摯になる必要なんてあるのだろうか。この機会を利用せずして、オレは後悔しないのか。
本気で迷い始める。
その場で数分唸りながら過ごす。さぞや変な人間に見えているだろうが、体面は一旦置いておく。
「………よし」
一つ頷く。結論は出た。
腹が減っていることだし、まずはメシでも食おう。
さて、偉く現実的な結論を出したとはいえ、オレはこちらの地理に詳しい訳ではない。
こういう時は慌てず騒がず、それらしい場所に行き着くまで散歩を楽しむのが吉。
ならば、と鼻歌一つで歩き出す。
この辺りがどういった機能を果たしているのかは知らないが、見渡す限り似たような建物ばかりが並んでいる。
無機質な森。
道は開けていてどこにだって行けるような気がするのに、気が付けば自分の位置を見失ってしまいそう。
……いや、格好つけるのは止めよう。
はっきり言ってしまえば、店らしきモノが全く見当たらない。
どれも同じに見えるということは、どれもそうではないということではないのか。
「参ったな……。あそこまで行けばいいのかねえ?」
遠くのけばけばしい明かりに目をやる。歩いて行けない距離ではないが、体のことを考えれば、いつもより時間はかかるだろう。
まあ、自分で決めたことだ。たまにはこういうのもいい。
……我ながらお気楽なもんだ。
お気楽ついでに捻くれて、わざと道を曲がってみたりする。これという目的地に向かっているのではないのだし、
方向さえ間違わなければそれで問題無い。
普通は歩く距離が長くなるのを人は嫌うのだろうが、田舎暮らしで足腰が鍛えられているオレとしては、そう苦だとは思わない。
近づいているという実感がハッキリしているだけ、新幹線なんかよりは余程マシである。
やれやれ、新幹線に対して苦手意識が出来てしまってるな。心配せずとも、もう機会なんてありはしないだろうに。
味も素っ気も無い意見だが、恐らくは最初で最後の長旅だ。それを思えば、嫌だとも言えまい。
……本気で味気無いな。止めよう。後ろ向きな思考で、期待を打ち消すこともない。
散漫な脳内を取り敢えず打ち払い、時間を確かめようとする。
時計など洒落たものは持っていないので、星の位置を読む。
「………ん?」
あれ? 星が無い?
掌を差し出しても雫は落ちてこない。ということは雨は降っていない。そして、濃紺の空はあからさまに夜を示している。
……何でだ?
首を傾げる。ともかく、見えない以上、時間の確認は無理だ。
「むう」
予備知識はやはり大事だよなあ、と今更のように実感する。無知な人間が好奇心だけで来るべき土地ではないのかもしれない。
誰か人と擦れ違うなりすれば、色々訊けるんだが……。
しかし折悪く、ここに人気は無い。
ここまで不都合が重なると、何だか街中から敬遠されているような錯覚を覚えてしまう。気の所為か、周囲の空気も固く張り詰めている。
「………?」
強すぎる違和感。好ましくない環境が着々と形成されている。オレの独り善がりな発想がこれを成したのか。
かといって、歩くという程度の行為を止める訳にもいかない。自分に従うのなら止めるべきなのだろが、
歩くのを止めたらじゃあオレはどうすればいい、ということになる。目的地どころかどこにも行けはしない。
……やれやれ、いつからこんな弱腰でへっぴり腰な性格になったのやら。
呆れてしまう。溜息とともに、短く刈り込まれた頭を掻き毟る。
左折、直進、右折。
直進、左折、右折。
立ち止まった。
大した理由ではない。行く先の街灯が三つに一つくらいの割合で切れており、残りは点滅といった有様になっていた。
別に不便は無いが、実家はもっと暗いんだよなあ、という感慨に襲われる。
「直せばいいだろうに」
ぼやいてから、まるで自分がこちらの人間のようだ、と思ってしまった。
……馬鹿みたいだな。
苦笑しつつも、ようやく調子が出てきた自覚を持った。
―――ガシャン!!
さて、もう一頑張り……という時に、いきなり何かが割れたような音が響き渡った。
静かな夜を、透明かつ剣呑な残響が無遠慮に切り裂いていく。
「何だ……?」
―――ガシャン、ガシャン、ガシャン!!
立て続けに割音が叫ぶ。近い。
想像したものは、建物の窓ガラスが一枚一枚割られている光景。等速で歩きながら金槌を叩きつけていけば、
きっとこんな拍子になるだろう。
……泥棒か、悪戯か。いや、それにしちゃ派手すぎるような…。
ここまで大っぴらにやれば、大抵の人間が気付きそうなものだ。
だが誰も確認しようとする気配が無いことから鑑みて、案外これは日常的なことなのかもしれない。
ふむ、どうしたものかな。
一瞬だけ悩む。自分の性格からして結論は出ていたも同然だが、用心はしておきたいところだ。
「……さて」
結論は、変わらず。
とにかく行ってみよう。そう距離も離れてはいないし、何より気になるしな。
未だ鳴り続ける破砕音の中、オレは駆け出した。
ところで、犯罪絡みで犯人が刃物を持っていたりしたら、オレはどうするべきだろう。
用心って、何を考えていたのやら。
何コレ?もしかして「魔法使いの夜」とやら?
言ってしまえば、これは私一人でも充分どうにかし得る問題で、久遠寺 有珠の出番なんて本当は無いのだ。
実際、彼女の手を借りずとも事態を切り抜けることは容易であるのだし、別に彼女に役割を与える必要は見当たらなかった。
なのに彼女が何故ここにいないのか、そして何故彼女が働いているのか。
その答えは簡単、止める前に飛び出して行ってしまったからである。
私としては楽が出来るし、彼女が人払いをしてくれれば用心にはなるのだから、まあ別に構わない。
それで当面の問題は解決するのだから。
私はこれで解決するのが当たり前だと思っていた。アリスもそうだったと思う。
……しかし困ったことに。
予想外というヤツは、どこにだってあるのよね―――。
半透明の、緑色をした正四面体を打ち砕く。
一つ、二つ、三つ。
鋭角的なフォルムを活かして、敵目掛けて突っ込むというシンプルなトラップ。それなりに効果的ではあるが、動きが単純で読み易い。
―――つまらない。
嘆息。馬鹿正直に体を狙う緑を、機械的に打ち落としていく。
程無くしてその作業は終わり、後にはただ静寂だけが残る。
……誰の差し金かは知らないけれど、随分と程度の低いモノを寄越したものだ。
命を狙うとしたらもっと大掛かりな仕掛けで来るだろうし……。ということは、スカウトか何かかしら?
だとしても、こんな稚拙な手段で来るような相手と組む気になんてなれない。
私は私が認めた相手じゃない限り、首を縦に振るつもりは無い。
―――まあ、私が認める人間なんて、二人しかいないのだけれど。
暇潰しにもならないこの件に、私は落胆を禁じ得なかった。これだったらアリスに任せて、
私が人払いをしていた方がマシだったかもしれない。
再び嘆息。息を抜く。ともかく、私の認める一人を待つとしますか。
すると、微かに足音が響いてきた。
「タイミングいいわね」
振り向く。
白状すれば、事が済んで気が抜けていたという自覚はあった。
敵意はもう感じられないし、ここに来るとしたら役目を終えたアリスしか有り得ない。
だから安心していた。
「…………え?」
「…………ん?」
予想とは違う顔が目に飛び込んできて、頭が一瞬で白くなる。
短く刈り込まれた黒髪に、意思の強そうな目。薄手の白いジャンパーに、履き古したようなジーンズ。
この季節に見せる格好としては些か寒々しいものがある。普通にしているが、彼は寒くないのだろうか。
……違う。問題はそこじゃない。
男は大雑把に周囲を見渡すと、納得したように軽く頷いた。
一体、何に?
しかし、私を置いて事態は進む。彼はどこか険のあった表情を緩めると、困ったように問うた。
「忙しそうな所悪いが、今何時か教えてくれないか?」
場違いな言葉に、思わず時計を見る。
「十時半過ぎだけど……」
「そうか、ありがとう。手間をかけたな」
ひらひらと手を振って、彼は何事も無かったように立ち去った。ただ一人、私は路地裏に立ち尽くす。
台風の直撃を受けたかのようにまとまりの無い頭が、次第に落ち着きを取り戻していく。
―――見られた。
真っ先に、その言葉が浮かんだ。
見られた。見られてしまった。
まずいとかやばいとか、そんなありふれた言葉ばかりが浮かび、消えていく。
迂闊、致命。
終わったからといって身勝手に気を抜いた、自分の愚かさに恨みすら湧き上がる。
何てこと。
「どうしたのかしら?」
一人で慌てふためいていると、ようやく戻ってきたアリスが私の肩を叩く。
驚いて向き直ると、冷静かつ理知的な瞳が私を覗き込んでいた。
静かな態度に、少しだけ我に返る。絡まった意識が僅かに解けた。
いつからそこに、と思いはしたが、それ以前もっと大事なことがある。私は今しがた起こったことを、詰まりながらも彼女に説明した。
「ふうん……」
聞き終えると、彼女は柳眉を吊り上げた。目に見えて不機嫌なご様子だ。
「魔法を見られる、ということの意味くらい、解っているわよね?」
「……当たり前でしょ」
拗ねたような声が出た。それくらい私だって解っている。
魔術師・魔法使いにとって、自分の持つ力を他者に見られるということは致命的なことである。
魔術師同士であっても、自身の技能を見せる場合は酷く限定されている。
何故か。
それは、魔術というものが神秘だからである。オカルトとは秘匿を指す言葉であるが、魔術とはまさしくオカルトなのだ。
科学が誰にでも扱える、という公平さをもって勢力を増していくのとは反対に、
魔術とは他者の目から隠れ、それを特化・神秘にしてこそ力を得る。
そうした前提に立つ、私の根幹を成すモノ、それを見られてしまった訳だ。
「……アリスの人払い、働いてないじゃないの」
唇を尖らせる。本来無関係である筈の彼が、ここまで入ってこれるという状況が、そもそもおかしい。
私の不手際もあるが、彼女にだって落ち度はある。だから、私だけが責められるのは間違っている。
「私はいつも通りにやったわよ。でも、貴方も知っての通り、この類の結界は、当事者が入ろうと思えば入れるものでしょう。
その男の進もうという意思が強かっただけで、私を責めるのはお門違いだわ」
「それでも、貴方の力が及ばなかったのは事実でしょ」
アリスが私を睨み付ける。しかし反論はしない。彼女は仕方が無い、といった調子で腕を組んだ。
「……まあ、過ぎたことを言っても仕方が無いわ。こうなった以上、やるべきことをやらないとね」
「やるべきこと?」
鸚鵡返しに尋ねる。彼女は落ち着いた様子で続けた。
「貴方が魔法を見られた、というのも問題だけれど、これで私達の所在が割れるのも問題だわ。
ただでさえ私達は疎まれているのだしね」
「それはそうだけど……。じゃあ、どうするのよ」
まだ解らないのか、と呆れたように彼女は肩を竦めた。自分一人で出した答えを、
さも自他共通であるかのように思われても、こちらにはどうしようもない。私には何の結論も与えられてはいないのだから。
「全く……、ここまで状況が揃っているのよ? 結論なんて一つ――その男を殺す以外ないじゃない」
「―――な」
何気無く、本当に何気無く彼女は言い放った。
彼女にとってそれが当たり前であり、また、それ以外に無いと信じているからこその、何気無さ。
知らず、反論が口をついた。
「そんな、それは―――」
ちょっと待ってほしい。
そこまでする必要があるのだろうか?
簡単に殺すとは言うけれど、それ以外の方法を考えたのだろうか?
見られた時点で殺すタイプもいるだろう。相手を束縛、或いは記憶を消すタイプだっているだろう。それは本人の資質による。
だが、少なくとも私は前者ではないのだ。勿論殺せない訳ではない。
ただ、敵と判断していない人間を殺すのは、私の趣味じゃない。
だから、彼女の言葉に、素直に頷けない私がいる。
「迷うのは貴方の勝手だけれど、何もしなくても時間は過ぎていくわよ?」
急き立てる響きが、熟考を遮った。他に方法は無いか、やるとしても、どうするのか――そうした諸々の道筋が掠れていく。
「何を躊躇っているの?」
何を? 何に? ああ、そう急かさないでほしい。考えがまとまらないから。
頭の中で自分が盛大に騒ぎ出す。
本当に殺すの? 彼が実際に私達の不利益になるかなんて、解らない。でも、禍根を断つことは大事。
でも、その行動の所為で貴方という痕跡が残るかもよ? うるさい。別に彼だって、平然としていたじゃない。
見られていないのかもよ? うるさい。見られたという確信があるの? うるさい。時間的に見て微妙よ?
ああ、彼も魔術師かもね。だったら別に慌てないかも。うるさい。うるさい。
―――ああ、うるさい。
黙れ。喧しい。
前髪を掴んで、下ろす。視界を塞ぐ。
脳内で騒ぎ立てる自問の声を無視。頼むから口を出さないで。
確認。
彼の顔、覚えている。服装、思い出せる。
時間はまだあまり経っていない。特徴は未だ明瞭で、距離も恐らく離れてはいない。
視界を戻した。
「覚悟は決まったみたいね」
「ええ」
「手助けはいるかしら?」
「見縊らないで」
「そう」
簡潔な遣り取り。お互いの役割をはっきりさせる。
私は彼を殺す。
彼の正体も何も、知ったことじゃない。魔術師だろうが、一般人だろうが、構いはしない。
さて、注意すべき点は何か。
場所が場所だし、周囲に人がいる点も考慮すれば、魔法・魔術の行使は相当に限られた状況でしか不可能。
殺すという行為を思えば、最初から人目は気にしなければならないけれど。
まあその場の状況によって、一時的に捕獲という可能性もあるが、そこは臨機応変に、というところか。
今はこれだけ確認すれば充分。
アリスに背を向け、路地裏を出る。
行こう。
すいません、みなさんにお聞きしたいんですが
唐突に言うと、私は魔法使いである。
『何を馬鹿な、君のどこが魔法使いだというんだね?
君は空を飛んじゃいないし、格好だって全然それらしくない。違うかな? 蒼崎 青子?』
そう尋ねられれば、私はその通りだと頷くだろう。
ただ、それは私の姿に関する誤りが無いということへの首肯であり、魔法使いではないという事実にまで頷いてやるつもりはない。
じゃあ訊くけれど。
ローブを着ていれば魔法使い? 空を飛べれば魔法使い?
本気でそう思う?
そんな条件で魔法使いになれるのなら、この世はきっと魔法使いだらけだ。
これって「魔法使いの夜」ですか?
それは読みたいが読めない奴がこうだったに違いないと脳内で生成したもの
ラノベ板の空の境界スレは24つ目なのにこっちは1つ目ですか。
SFではないからな。
ファンタジーとしちゃいいセン行ってると思うぜ
しかしここはSF板だ。
何を言っておるのだ。ここはSF/ファンタジー/ホラー板だ。
つーか本人は伝奇のつもりでは
伝奇とファンタジーは別もんじゃなかろ
結論:駄作
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/08(日) 19:33:15
それより山田風太郎読めよ。
>>321 このスレ見るのが嫌なら他の本ヨメよ
わざわざ何で来るんだい?
貴様みたいなのを釣るためにー
保守
保守
(´・ω・`)ひといなさ杉
らっきょ保守
とりあえず評判いいので図書館で借りる。
通勤途中によもうと思うが、ブックカバーが欲しい。
漫画絵が表示の小説を読むのは初めてなので、ちと恥ずかしい。
気にしすぎ?
329 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/03(木) 21:29:01
アニメ化のウワサを聞いたが…
ネタでしたぁン
>>331 返事を待ち続けてた俺はアホかと('A`)
新装版出てもう3年経ってんのか、早いもんだ
334 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/26(木) 21:16:45
保守
>>333 最初の方には月厨とか懐かしい言葉があるな
336 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/29(金) 20:55:02
映画化決定ワロチwww
337 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/29(金) 20:59:52
マイナス×マイナスはプラスになるからな。
映画化に期待。
新刊発売アゲ
また濃いキャラばっかだが…なんか前より微妙…
340 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/11(木) 23:12:45
orz下げてた…
DDDがすごい売れ行きですね。
342 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/28(日) 23:34:41
ちょっと聞きたいことが…
空の境界の同人版を買おうと思うんだけど…
表紙が、講談社の方のしおりの絵
表紙が、人形の絵の
二種類見つけたんですが、どう違うのですか?
ライトノベル板で聞いた方がいいと思うんだよね。
この板での奈須認知度はそんなに高くないと思う。
>>343 なるほど。
じゃ、そこでも聞いてる!
どうもありがとう!(´ー`)
345 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/28(水) 20:37:56
グッドスマイルカンパニー 空の境界 両儀式 1/6 塗装済完成品
http://otalog.net/index.php?e=11 直死の魔眼、そして万物に死を与えるナイフ。
あのTYPE-MOONが生み出したクールヒロイン「両儀式」が初のフィギュア化。
その眼とナイフであらゆる物を殺す力を持つ彼女。
和服にボア付きの革ジャンという変わったいでたちで、この世の怪異と戦う姿をダ イナミックに表現した造型です。
振り上げたナイフに月明かりが反射する。
式のカッコよさを存分に表現したファン待望の作品といえる。
>>328 読んでて面白かった。
だが、まあ、「小説を批評する」という意味では、まっとうな意見だろうけど、
この評価の仕方じゃ、奈須きのこの作品が何故売れてるかには辿り着かないだろう。
笠井が嫌いなのは共感できるが。
3ヶ月ぶりにage
最終章の/空の境界
よく分からねぇんだが
なんでいきなし第三の式が出てきたんだ?
この過疎っぷりを見ると
スレタイのpart1 の文字が空しいな^^
349 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/16(木) 20:47:45
まあスレ立て時にあちこちの板に分散したからね。
>>347 第三ってか本体ってか。
あまり時間軸は気にしない方が良い。
351 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/16(日) 15:47:15
,.. -―‐- 、
/ ,. -――- 、\
// \ ヽ
|′ /`ヽ、 \!
, ‐''´ ̄ ̄ ̄`|: : : :  ̄ ̄ ` '' ‐- 、 /`>
, ‐'"/: : : : : : : : : !: : : : :|、 : i: : : : : : : : \`'´, -‐、
,. ‐´'"/ : : : : /: : : : | |: : : : | !: :|: : : : : : : : : : ヽ ヾ'"´
/: : : : : //: : : :_:/:||:|: : : : | .!: lヘ: : : : : :ヽ: : : :ヽ lニコ
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/: : : : :,//: : : : : /:/ !:| ! : : | l :! ',: `ヽ: l: :|: : : : l
|: : : / l l: : : : : /!:|--| | l : : | l/ ヽ : : : |: :l : : : :|
| : :/ /:|: : : : :/!´| ̄|`l |: : :| Tテミヽ'、 : : l: :| : : : :!
r‐、 i´'! |: / !:/!: : : /:,| ト、_| ヽ; :| |_ `∧: : |: l: : : :/
{ 、ヽ! | l/ |:| ! : :/:/:! . トり ヽ| r'、_,r'/ ∧: :l l: : :/
l ヽ'i l, , ‐; |:! | : :|/: {  ̄ ` ‐-' /: :〉:l/: : :l 本日らき☆すた
. { _ゝ ... `´/ | l : :|: : ヽ'"'" 、__,、_,"'"'・ /: : !_ゝ |: :| 最終回
. ', ::::: / /:ヽ|: :::::::> 、 l } ,./: : :/::::::ヽ',:lヽ.
ヽ、 i l' ̄∧ /: :l: | ,. --┬‐` 丶--‐'<|∨: : / :::::::::|ヾ|: :\
ヽ ':、/ ! l : :| / |:| |:| |::::::::/___ /:/: : /:::::::::::::|: :|: : : :ヽ
/':,. ‐'"/ /∧|: : i' /!| |:| |:::::::l `ヽ,./:::!: : /\ ::::::::|: :|::::: : :
l、/ / / / ヽ :| /:::|| |:| |:::::::| ,:':::::| : /´, ‐\::::|: :|:::::: : :
ミ:::::::::::::: : : : { }::::::::::::ツツ:::::::::::::ミヌ
ミ::::::::::::~~¬ミノ ミミ彡'''''''''''''''ヾミル
{::::::::ゞ’:::: :::|:::::ミ
ヾ::::::ゝ ーー 〜〜 ーー }:::ミ
rヾ|:::/ ム二ヾ _∠二ヾ レヾ
ヽ(]:::| −=・=- -=・=- |}|》
ゞ_|| ,,_,/| 「ヾ、_ /
ヾ:::: _ ! ! /
||::::: ,,(n n) | <
>>348-349 なんでエロゲ板でやらないんだ
|:::::::: 彡 '''''''' ミミ /
/ソ\ トエエエエイ' /7\
/ { \  ̄ ̄ ̄ ,/ / ヾ
 ̄| ミ '\_::::::::::_/ / イ ̄
353 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/29(土) 10:21:20
奈須きのこ 『空の境界』 Part1
変な名前の作家だが、人気あるんだよね、たしか、という程度の認識だったが、
>>328がめちゃめちゃ面白かったのでスレ開いて正解だった。
ありがとう
>>328とその引用元のひと。
リアル鬼ごっこはおひさまのような、あっけらかんとした明るい馬鹿だったが、
空の境界は陰気でしかつめらしい顔をして、なおかつ馬鹿だから、いいね。
よくもまあ、好きでもない作品の重箱の隅をつつくのに、ここまで情熱を燃やせるものだw
>>356 お前が普段2chでやってることと同じだろ
いや、まあ、そういう意味じゃレベルは違えどアンチスレの住人とかにも頭は下がるがw
ねらーだからってひとくくりにしてないか?
>>356 「日本語になっていない」「理屈になってない」というのは、
小説においては重箱の隅どころか屋台骨の崩壊だから、しかたのないところだよw
2chのアンチどもと違って印象批評に陥っていないのは偉いね。藝のある批評。
粘着のアレクセイ(田中幸一)が光臨するスレはここですか?
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/25(火) 01:08:09
矛盾螺旋の最後に登場する白いワンピースの少女って誰かわかるか?
362 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/12/26(水) 09:55:31
>>361 式の夢で巴が待ってた香具師だよな?
あれは・・・分からんな。
平井御大や半村先生、ムアコック氏の本でも読んでからここの板へ来た方が
いいような気がする。
とりあえず「基準点」を作っておかないと。
なあ、橙子師が鮮花に、魔術師であることがバレたエピソードって、あったっけ?
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/01(金) 07:18:09
揚げ
>>365 原作では橙子さんが猟奇事件で知合ったと
言ってるくらいでエピソードとしてはない。
どじっこ眼鏡貧乳魔術師が
「お前たちのやったことは、全部全てからっとお見通しだ!」
という話と勝手に想像している。
368 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/05(火) 09:06:45
>>367 外伝的な物への布石だったらいいなって思ってるんだ。
ホラーとしてはDDDの模倣姉の話がよかった
370 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/03/03(月) 08:21:39
アニメ版どうなの?
371 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/12(月) 03:04:38
綾辻の紹介文見て上巻だけ読んだんだが
和服について間違い過ぎてて
ストーリーよりそっちのが気になった
アニメみたいなイラストついてるし
こういうもんなのかな
おれは式に犯(ころ)されたいwwww(;´Д`)
おれは式に犯(おか)されたい
菊地秀行スレで紹介されてたので読んでみたけど、意外と面白かった〜
ちょっと文章が読みにくいのと、ときどき気恥ずかしくなるのが玉に瑕だけど
>>328のやつも面白かった。
この人、詩とか読めないね。
詩が読めても奈須の文章は肯定できないと思うぞ・・・
>>376 井の中の蛙に何を言っても無駄だよ。残念ながら。
極度に狭い世界しか知らないからこそ、驚き、興奮
しながら彼らは奈須を楽しめてるんだ。
しらないのか?奈須小説はのめり込むとそれ以外がなんて言おうと何をしようと無意味になるんだぜ?
無限のリヴァイアスおすすめ
五章ラストで巴が待ってた少女って誰?
俯瞰風景のわかりにくさは異常
幹也が連れ去られた経緯ぐらい書いてくれー
この小説って中二?
>>380 書いてあるよ
超抽象表現だらけで
そこがまたイイ!
383 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/05(月) 19:12:55
原作本の中で出てくる未来視できる女ってだれだ?
この話は著者が中学生の時に書いたんだっけ?
>>328 ちょっとだけ読んだんだが、「主観的に語っても仕方が無い」と書いて直後に
「幼すぎる印象しか私には与えない」とかいきなり主観じゃねぇかw
>>328で指摘されている点はどうでもいい部類だと思った。
別にちゃんと読める。そうじゃなくて、たまに状況がどうなってるのか
分からない回りくどい文があると思う…自分は細かい所気にしてないから別にどーでも良いが
>>385 評論してる奴が微妙だから無視した方が良いと昔誰かがいってた
質問なんだけど2年前の通り魔殺人は
式は織の状態だったから詳細がわからず織がやったと思ってたみたいだけど
式は織の思ってることがわかるんだからやったのは織じゃないって分からなかったのかな?
いや、分からなくなったから困ったんじゃないか
>>389 亀でスマン。規制で書き込めなかった
そうだったな。式は織のことがわからなくなったから
あんなことになったんだったな
391 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/12(月) 14:40:51
おれが初めてだろうから言っておくSF板でする話題じゃないだろ・・・ホラ・・・別の相応しい板があったじゃん
削除依頼だしとけよ
393 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/27(金) 15:43:48
四年ぶりに読み返したけど殺人考察(後)辺りからから読むのキッツイのは変わらんかった
395 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/07/31(金) 00:30:34
397 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/03(土) 09:34:47
山田悠介と奈須きのこは同類
398 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/03/24(水) 22:40:24
なんかこの小説所々難しい言葉?が出てきたりするけど、皆これ全部理解できて読んでるの?
辞書引いて意味調べて読んでんだけど使う言葉大袈裟ってかわざと難しくしてない?表現とか、
俺がこういう活字になれてないだけなんだろうけど、新聞とかも普段読まないし・・・
小説は空の境界から入った。
解説書いてるベテラン作家ですら読めない(難い)って言ってて、
著者も意味分からず書いてて、それでも書きたいこと(世界観なりテーマ)は一つだから
読みきれる、という感じ
別に難解な言葉=文学的というわけじゃないけど、これが著者の作風(って本人が言ってる)だから
読めなかったらそこまででいいし。面白かった、つまんなかったって感想持つのは自由だよ
400 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/14(水) 03:17:36
月姫とFateの後に読んだんだが改めて奈須さんの文章の下手さがわかった
月姫とFateやってるときは全然感じなかったが絵・BGM・声・エフェクト等がなくなると
こんなにも味気ないもんだったんだな
やっぱり奈須さんはゲームのシナリオライターじゃなきゃ駄目だな
拙い発想をこねくり回しているだけ。
DDDの3巻っていつ出るんだろう
2巻も面白かったけど、登場人物全員天才は萎える
>>398 初めて食った韓国料理がホンタクというぐらい異様だな。
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/08/18(水) 00:34:37
奈須きのこさんって、空の境界でもDDDでもそうなんですが、やけに薬の名前や、
病気の名前や症状にすごく詳しいじゃないですか?ああいうのどこで知ったんでしょう?
やっぱり大学とかで習ったのでしょうか?それとも独学?何方か知っていたら教えてください。お願いします。
・・・後、余談なんですが人生っていうか色々な哲学とかにもすごい深いじゃないですか、
あれも、ご自身の体験から書いているのかそれとも色々な本とか読んだり人に訊いたりしたんでしょうか?
これも、何方か知っていたら教えてください。お願いします。
405 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/08/19(木) 13:07:19
すみません。別のスレで解決しました。
>>405 自分も気になってたので、もしよかったら教えていただけるとうれしいです
406じゃないけど、私も知りたい
自分でバリバリにキメてたからだろ。