240 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/06(月) 22:35:44
中高生の頃、ちょっと背伸びして読みました。どきどきしました、
今読んでも結構大人のエロを感じさせますね。
今の自分が第四間氷期を読み返すと、グレッグイーガンに近いところが感じられます。
一人称、ハードボイルドスタイル、予言機械によって変わる世界とか。
半世紀前のSFですが十分時間に耐える作品だと思います。
「鉛の卵」
みごとな価値観の反転。読みやすい短編のなかに、SFの醍醐味と公房作品の本質が
うまくおさまった、公房イチの短編だと思う
242 :
>>>>>>>>>:2006/04/16(日) 23:45:41
>>>>>>>>>
243 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/17(月) 02:02:40
安部公房って『宇宙塵』には参加してなかった・・・か?
第四間氷期、初めて読んだ安部作品だったけど、あれってわざわざ水棲人間に
ならなくても水上都市をつくればいいんじゃ(ry
そういえば安部公房って看護婦+メガネっこふぇちでおk?
足
>244
間氷期がくるから水のなかに逃げるんじゃないの?
それに確か大津波もくるはずだ。
都市建設なんてできないでしょ。
安部は浣腸フェチ。
「時の崖」のボクサーって
あれ最後死んじゃったのかな?
やるせなさがたまらん
死んでも判定勝ちだから大丈夫
249 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/07(木) 18:48:19
( ・(ェ)・ )クマクマ
安部公房はSFとして人に薦めてますが。
「第四間氷期」「他人の顔」「鉛の卵」「壁」「バベルの塔の取らぬ狸」「人間そっくり」等。
「時の崖」を読んで以来、牛乳の賞味期限に気をつけるようになった。
251 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/07(土) 06:47:08
死んだ娘が歌った…
タイトルがいい
砂漠の思想、おもろい
小説でのロジックについてけない時がある自分でも
エッセイでは丁寧にキミフサの思考を追ってくれるから読みやすい
「芸術とは幽霊に名を付けぬまま提示するものである」
テーマは意外と良識(常識?)的な結論に落ち着くことも多いんだが、
いちいち納得させて読ませてくれる
SF小説にかなり肯定的だったんだね。シェクリィへの言及がやたら多いよ
>>252 ある意味、SFのセンスオブワンダーの精神は私小説の対極にありますからねえ
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/21(木) 11:49:46
岸田今日子さん。
ご冥福をお祈りいたします。
別巻はまだですか?
>>255 最後にその手の質問が出てから3年経過した時点で、出版される規則になってます。
新潮社は出す気ないのかな?誰か聞いてくれませんか。
>看護婦+メガネ
カンガルーノートでも出てくるね。
>>257 ホントそうだよなぁー。 ” 誰か ” 聞かないかなぁ・・・。
260 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/21(水) 20:31:57
安部公房をSMの立場から読む
生きていたら、かつてのスパコンに匹敵する最新PCで
眼鏡っ娘ナースの着替えを覗くエロゲをさせてあげたかった。
看護婦+めがね+たれ目
263 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/25(日) 22:07:15
警備員からもぎとったOOO
人間そっくりは、読んでいて 気分が悪くなった。
265 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/16(金) 22:08:03
どこが?
266 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/17(土) 00:14:57
人間そっくりは読むと発狂しそうになるよね。
もう一度読む気は起きないけど、この人の作品で一番好き。
267 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/06(金) 23:03:31
新年度から使う教科書にのってた「空飛ぶ男」っていう安部さんの小説を読んでハマりました。
おれの時は「鞄」だったな。
あれはいいものだ
269 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/12(土) 03:04:52
小学校6年生の頃バベルの塔の狸を読んで、2〜3年経ってからハマった。
小松左京のファンなんだけど安部公房も読んだ方がいい?
もう20年以上前か…
S.カルマ氏の犯罪ではまって、当時出版されてた著書は殆ど読んだ。
流石に細かい部分までは覚えて無いけど、このスレ読んで少し思い出した。
当時、どの作品も三回は読んだんだけどねw
闖入者って創価批判の作品なのかな?
この前電車で第四間氷期読んでる小学生いて笑ったwwちと早過ぎないか
275 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/20(木) 10:29:12
むしろSF度は低いが、寓意性の高い作品って何だと思いますすか?
276 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/20(木) 11:20:46
>>275 > 寓意性
という言葉の意味が分らん。寓話みたいって事?
SFよりほのぼのファンタジーみたいって事?
カンガルー・ノートはそれっぽいかな。
それとも説教じみた寓話って事かな?
誰か、エイモス・チュツオーラ読んだ事ある人
いませんか?「ブッシュ・オブ・ゴースト」とか。
主人公がどんどん異常な世界にはまり込んで
行って、抜け出せなくてヒドイめにあう、という
部分では、安部公房と似てると思うんだが。
>>276 275ですが、寓意性ではなくて、寓話性でした。
エイモス・チュツオーラっぽいやつです。やし酒飲みっぽいのが安部にもあるのでしょうか
まぁ「砂の女」とかわりとそんな感じだと思うが
しかしはっきり寓話かというと違うかも
279 :
276:2007/09/22(土) 14:21:09
作品全体が、何らかの教訓を示唆するおとぎ話のような小説、という
点で言えば、やっぱ俺も「砂の女」がダントツかと。
空間的に閉ざされている事が、即、自由でないとは限らない、
いつでも好きな所にいけるからと言って、自由で楽しい人生
とは限らない、
人生にとって自由というものの価値が、実は絶対的ではない、
みたいなそんな示唆がある。
アイン・ランドのような楽観的な自由主義が根底にあるアメリカ人
とか、そういった人には絶対に書けなかっただろう小説だと思う。
アー、アー、アー、大統領だぞ、偉いんだぞ
とか言ってキチガイになる話がおもろかった
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/25(木) 10:49:24
>>273 闖入者は白人を暗に意味してるのかなぁと思いました、白人と言っても様々ですが、
圧倒的な物量で突然侵入してきて、民主原則を振りかざし多数決によって相手を裁く。
なんとなくですが
283 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/26(土) 15:56:35
>>282 それは白人というよりも、アメリカ人ではないか?
砂の女の教訓って何さ?
住めば都
うまい
あの話怖かったわ
>>280 「けものたちは故郷をめざす」のラストですかね。
子供向けのラジオ劇『ひげの生えたパイプ』も
パイプが話し出すっていう奇想天外な話しながら、
細かいところの詰めはしっかりしていて、魔法が使えたら
現実世界ではこうなる、っていうのが結構シビアに書かれ
ていて、おもしろかった。
288 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/11(日) 02:23:38
「他人の顔」ってSFなのかな。
今はどうか知らんが新潮文庫のやつは
大江健三郎の解説文含めて名著だと思う。
知人に薦めたらワケワカランって言われたけどねw
やっぱ文学作品は他人に推薦するもんじゃないなw
『他人の顔』はSFだね。だって買ったのに消えるんだもん。
うちの『他人の顔』。誰かご存じじゃありませんか?