「新しい太陽の書」について語りたい

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1名無しは無慈悲な夜の女王
ジーン・ウルフの「新しい太陽の書」シリーズ。
言わずと知れたSFファンタジーの大傑作なのに、もう十年以上(?)
版元品切れで手に入りにくいため、年寄りのファン以外は読んだ人も
少ないと思う。
この作品を愛してやまない人、読んでみたいと思う人、熱く語ってくだ
さい。
ずいぶん前にスレが立ってたけど、忘却の彼方だと思うんで重複スレ
にはならないと思います。
21:02/04/13 22:32
「新しい太陽の書」シリーズ
1. 「拷問者の影」早川書房、岡部宏行訳 "The Shadow of the Torturer"
世界幻想文学大賞受賞、イギリスSF協会賞受賞
2. 「調停者の鉤爪」早川書房、岡部宏行訳 "The Claw of the Conciliator"
ネビュラ賞受賞、ローカス賞ファンタジー部門受賞
3. 「警士の剣」 早川書房、岡部宏行訳 "The Sword of the Lictor"
ローカス賞ファンタジー部門受賞
4. 「独裁者の城塞」早川書房、岡部宏行訳 "The Citadel of the Autarch"
ジョン・W・キャンベル記念賞受賞
5. "The Urth of the New Sun" 未訳
31:02/04/13 22:32
関連作品

"The Book of the Long Sun" シリーズ
1. "Nightside the Long Sun"
2. "Lake of the Long Sun"
3. "Calde of the Long Sun"
4. "Exodus from the Long Sun"

"The Book of the Short Sun" シリーズ
1. "On Blue's Waters"
2. "In Green's Jungles"
3. "Return to the Whorl"

エッセイ集
"Castle of Days"
「新しい太陽の書」に関するエッセイ集 "The Castle of the Otter" を含む。
51:02/04/13 23:28
>>4
どうもありがとうございます。
懐かしいですねえ。過去ログ倉庫の近くに「魔王子シリーズ」とかあったりして
そういやあ、あのスレ見て「魔王子シリーズ」をヤフオクで入手しなおしたり
しました。
「新しい太陽の書」とは関係ないですけど。
うーむ
魔王子も品切れなのか
復刊ドットコムにいってみるかなあ。
71:02/04/14 08:40
早川の場合、10年以上前に出た本で、ちょっと読み返したいなあ、と思う本は
まず間違いなく品切れという印象ですね。

スレ立てた手前ネタ振りします。

主人公のセヴェリアンは大変女性にもてる男で、本の中でいろんな女性と「交流」
するんですが、あちこちの述懐で「もっとも美しく愛しいのはヴァレリアだ」と
あるんですね。ところが実際にはヴァレリアが出てくるのは第一作の最初の方、
ほんの3ページだけです。あと第四作のラストでセヴェリアンはヴァレリアに会い
に行きますが、彼女があらわれる直前で話は終わります。

セクラやドルカス、それにアギアやジョレンタといった女性の濃密な描写と比べて
このヴァレリアのあっさりした書き方はなんだろう?ウルフは意味なく人物を登場
させたり、台詞をはかせたりするような作家じゃあないんで、これは確実に意図的
なものなんだと思うんですが?
漏れ評価の中では、FTとしては1、2位を争うくらいの
名作だと思うんだが、絶版である以上このスレもすぐに
倉庫逝きとなるんだろうな。追悼age

しかも、あの本を入手するのも難しいけど、それを真っ当に
評価できる人を見つけるのはもっと難しいと思う。
最近の若者にはちと辛いかも。

ところで「ヴァレリア」って誰?(w
91:02/04/14 10:09
まだ追悼はせんでください。
取りあえず「復刊ドットコム」で投票してみては?

ヴァレリアというのは「拷問者の影」第4章で、犬のトリスキールを探しに剣舞の
塔の地下道に迷い込んだセヴェリアンが、たまたま辿り着いた<時の広間>という
場所に住む美少女です。
ヴァレリアのご先祖は、はるか昔の独裁者とともにウールスを去るはずだったのが
呼び出しがかからず、それ以来ずっと<時の広間>で待ち続けているのです。
108:02/04/14 15:05
>>9
あぁ、思い出してきた。ありがとう。
でもヴァレリアにそれほどの意味付けがされているかは疑わしいな。
そう深読みさせようとする、ウルフの老獪なテクニックの一つじゃないの。

ところで女性といえば、なぜアギアがセヴェリアンに対して、あれだけの憎しみを
抱くのかがサパーリ分からん(まあ、「子宮で考えた(世の女性方、スイマセン)」
って感じは理解できるけど)。
それに対するセヴェリアンの対応は、いかにも「男性的」だと思うんだが。

漏れもまた読み返したいんだけど、いつものズボラな性格が災いして、
本棚の何処に埋もれてしまったのかが分からん。
・・・ちと探索の旅に出てみるか。
111:02/04/14 17:31
>>10
ウルフのエッセイ "The Castle of the Otter" によると、ウルフは一冊目の
「拷問者の影」を出版社に売る前に、既に四冊目の「独裁者の城塞」の第二稿を
ほぼ仕上げていたようなので、意味のない描写とかはほとんど無いと思うんです。
わざと曖昧に分かり難くしているような部分はたくさんありますけど。
(というか、私は「ウルフの全ての単語には意味がある」という前提で読んでる
ので)

で、ヴァレリアについては実は第五作の "The Urth of the New Sun" にも短い
けど重要な役回りで出てきて、ここでもかなり象徴的な色合いが強いんですが、
ちょっと紗がかかったような感じで、やはり分かり難い。
12でへ:02/04/15 01:22
>1さん 「新しい太陽の書」が大傑作というのは禿同です。
ジーン・ウルフの作品で現在も入手可能なものってありますか?
どなたか教えてください。
131:02/04/15 21:28
>>12
残念ながら翻訳された長編は「新しい太陽の書」の最初の四冊だけなので。
短編はいくつかのアンソロジーに収録されているものがあるので、探せばなんとか。
一番見つけやすいのは河出文庫の「20世紀SF4」の「デス博士の島その他の物語」
だと思います。ただしこれだけ読んでも「新しい太陽の書の続きが読みたい!」
という欲求は満たせないし。
結局はがんばって原書に挑戦するしかないかも。
14_:02/04/15 22:12
短編の情報をひとつ提供。

創元からでたホラーアンソロジイ999の2冊目に
ジーン・ウルフ「木は我が帽子」が収録されてる。
翻訳リストはここに詳しいよ。
ttp://www.ameqland.com/sfw/wolfe_g.htm
161:02/04/16 21:55
AMEQさんのところは時々参考にさせていただいています。
久しぶりに行ってみたら背景画像にちょっとびっくり。

ところでウルフの著作目録のところはちょっと間違ってますね。
「1987 The Urth of the Mist (新・新しい太陽の書) 」とあるのは
"The Urth of the New Sun"つまりシリーズ第五作のことと思われます。
「1986 Solder of the Mist」と「1988 Solder of Arete (新・新しい太陽の書) 」
とあるのは、古代ギリシアを舞台にしたシリーズで、基本的には新しい太陽の書とは
関係ない話。
もっとも、"The Urth of the New Sun"の出版の際に契約関係のごたごたがあって
代わりに出版社に渡したのが "Soldier of the Mist" なので多少は関係あり。
(読んでないけど)これは最近映画が上映された「メメント」(これも見てない
けど)と同じく、どんどん記憶を失っていく兵士の話なので、裏セヴェリアンかも
しれない。

あと1988年までしか載っていないのがさみしい。メールしようかな。
17名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/16 21:59
語りたいのはやまやまなんだけど、古本が高すぎるので・・・
手が出ない。
原書買うのが一番安上がりか。英語読むのかったるいけど。
ブックオフで稀に見かけるけどバラバラなので
つい買いそびれて後悔する。
誰か安価で譲ってくれ
181:02/04/16 23:02
私ももともと持っていた本が引越しやなにかで手元からなくなって、二年くらい前に
古本屋で買い直しました。一冊1,000円くらいだったか。
原書のペーパーバックだと2巻一冊で2,000円前後だから、似たようなものですね。
1917:02/04/17 01:02
>>18

私の見かけた店は4冊揃いだと1冊2000円でセット8000円
とかでした。
ブクオフは300〜400円だけど実家に1冊だけ持ってるやつが
どれだったか覚えてないので、同じだったらどうしようと思い
つい買いそびれてしまう。
最後に見かけたのが一昨年の八王子ブクオフだったが、
次に行ったらなくなっていた(涙
このシリーズとはつくづく相性悪いらしいです。
今度根気強く探してみます。
201:02/04/17 22:02
>>19
8,000円はやはり躊躇しますね。でもヤフーオークションだと時々揃いで4,000円
くらいで出品されてるような気がするんですが。今見たら第1巻だけ1,000円で
ありました。あと高原書店でもやはり第1巻が1,000円でありましたよ。

でも原書で読めるならそれが一番かもしれませんね。ウルフの英語は確かに難しい
と思いますが、翻訳を読んだことがある方なら、まあなんとかなるんじゃないかと
思います。それとも1冊だけ読んだ、ということでしょうか?

で、4冊分読み終わるころにはウルフの英語にも慣れてきて、そのまま未訳の第5巻
に突入する、と。
2119:02/04/17 22:48
>>20

そっか第5巻があるんですね。
4巻までが絶版になってる現状からして翻訳の出る
望みはゼロに近そうだし、やっぱ、1巻から原書チャレンジ
しちゃおかな。
22名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/17 23:09
英語で読め。
俺は100ページで挫折したけどね。
読み続けると面白くなるのか?
23TO-TO-:02/04/17 23:45
天野さんの絵に引かれてソッコーかって読んだ…でも覚えてない。
(多いなあこういうの。)
241:02/04/18 00:05
ヴァレリアについてここ二、三日考えたことのメモ。

1. ヴァレリアが最初と最後にちょこっとしか出てこないのにはきっと意味がある。
2. たぶんそれは「新しい太陽の書」がタイムトラベルSFでもあることと関連する。
3. ヴァレリアとの出会いによってセヴェリアンの時間軸が変化して独裁者となる
道を歩むこととなったかもしれない。
4. ヴァレリアはたぶんセヴェリアンの行為によって滅ぼされるウールスの象徴。
5. ヴァレリアはたぶんタロス博士の劇に出てくる伯爵夫人と同一人物。
25名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/20 02:45
すいません、昔買ったまま未読です(書庫に眠ってる)。
このスレ読んで気になったのですが、
この本、未完、なんでしょうか?
全4冊、と謳ってた記憶がぼんやりあるのですが、
スレを読むと未訳があるみたいで。
中途で終わってしまっているのでしょうか?
エルリックの7巻以降みたいなもんだろう>>25
271:02/04/20 07:30
もともと四部作として構想されたものですが、最終巻のエンディングについて、
編集者のデイヴィッド・ハートウェルと議論になって、やはり5巻目でもろもろの
決着をつけることになりました。「独裁者の城塞」が出版されたのは1982年ですが
"The Urth of the New Sun" はハートウェルの移籍があったりして1987年に出版
されました。
281:02/04/22 22:32
やっぱり話題が続かないかなあ。
29名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/29 23:31
>>28
いや〜、どちらかと言えば「話題があり過ぎ」なんだね。
で、何を何処から語って良いんだか・・・とっかかりが見つからない。。。
第1章13ページの内容だけでも
ライトノベル一冊分ほどの、濃密な展開だもん 

とにかく好き!面白い。

ただし、自分が本当にこの本を理解出来ているのか「?」な不安はある。
30永遠の教会の出現:02/04/29 23:55
>"The Book of the Long Sun" シリーズ

って「新しい太陽の書」とどんな関連があるのですか?
世代交代宇宙船の話らしいというのは知ってるけど。。。
31名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/30 00:07
早川の「SFが読みたい!」で知って探したんだけど無くて、未だに読んでないよ。
図書館にも無いしさ。
復刊の予定はまったく無いんですかねェ?
32名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/30 00:15
原書1と2、3と4の各合本買いました。
今読んでいる本を読み終わったら、チャレンジしてみます。
33_:02/04/30 00:15
復刊して欲しいね。

この本の読者はとにかくこれを何度も何度も
読み返さずには居られないし
あまつさえ読んでる途中にも別の章や別の巻のどこかを
たびたび参照せずにはいられなくなっているため
本の損傷が激しくて困っている。

復刊されたら喜んでもう1セット購入するよ。
34名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/30 13:13
これってSF?ファンタジー?
ネタばれにならない程度に、内容教えて下さい。
35ざんて:02/04/30 16:06
多少ネタばれ入るけど、The Urth of the New Sunを含めてここに詳しいよ。
ttp://ultan.net/index.html
36永遠の教会の出現:02/04/30 19:05
>35

謝謝にぃー。
371:02/04/30 23:02
>>34
最初読んだ時には、SFとしてもファンタジーとしてもどっちでも解釈できるよね、
と思ってましたが、何度も読むうちに、作者は明らかにSFとして書いているらしい
と思うようになりました。第5作はほとんど完璧にSFとして書かれています。
それによって「ファンタジー」としての魅力が少しだけ失われたような気もします
が、物語世界の見方が、より多層的になったと思います。

ちょっと例えると「指輪物語」を楽しむのに「シルマリル」を読む必要はないけど
も、「シルマリル」を読むことで「指輪物語」の別な読み方が楽しめる、といった
感じです。(最近映画化にあわせて読み返したので)

ところで誰かに自作自演と言われる前に白状すると、上記 >>35 のサイトの管理人
だったりします。
3835:02/05/01 02:49
35である。これが掲示板といったものに対する初書きこみだったのだ
が、いきなりこちらが一方的に知っている人からの反応でビックリし
ている。あの優秀サイトの作成者に敬意を表して、いくつか話題を提
供したい。

・「拷問者の影」p.15,ll.5-8 における還元主義に対する言及に関し
て。ある秘教として念頭に置いている宗教もしくは思想は何か?キリ
スト教系のセクトもしくはユダヤ教、イスラム教か?あるいはゾロア
スター教やヒンズーなど非聖書系宗教か?それとも自然科学者?ちな
みに私は新約聖書ヨハネによる福音書第一章1-5節(「初めに言があっ
た。云々。」)が、キリスト教圏の知識人の書く文章の背景にあると信
じている。Wolfeも例外でなく、これに関わる言及がその後も再三現れ
る。(「警士の剣」 p.195,ll.4-5、p.235,l.11-p.236,l.3など。特
に、the Increateに関して語られる部分と連関することが多いように
思う。)

・「拷問者の影」p.377,l.2-p.378,l.6における「あらゆるものは、三
つの意味を持つ」という命題について。これは摂理主義と考えていいの
だろうか?(この部分はoriginalの方が理解しやすい。特に、最後の
ドルカスのセリフ―and the first is impossible―は、to findにか
かるはずである。なお、ここでは神のことをthe Pancreatorと呼んで
いる。)

・「独裁者の城塞」p.58,ll.3-12におけるセヴェリアンの問いに対す
るアスキア人の回答が二重であることの意味は?どう二重なの?

以上、10年以上前から気になっていたことを徒然に。私は、この物語
の世界の構造よりも思想的背景といったことの方に興味があるようで
ある。なにぶん、書きこみ2回目なので、何か粗相をしてないか心配だ
が、悪しからずお取りいただきたい。
391:02/05/01 22:54
>>35さん、
めっそうもない、造りかけでほとんど放ったらかしにしているいい加減なサイトな
ので、お恥ずかしい限りです。

掲示板あるいは2ちゃんねるへの書込みということだと、暗黙のルールのような
ものは存在するようですが、SF板のようなマイナー板の、さらにマイナーな
このようなスレであれば、常識的な書込みを心がければ良いのではないでしょうか。
人口が増えてくるとそうも言っていられないようですが。

もっとも、このスレへの書込みを見ても「新しい太陽の書」という作品を読んで
みたいが入手できない、という方が多いようで、あまりマニアックに走り過ぎない
方が良いかな、とは個人的に思います。マニアックでもいいけれど、未読の方が
読んでもひいてしまわない程度に、ということで。
401:02/05/01 23:16
さて、当方宗教学も神秘主義も知識がないので、せっかく振っていただいた話題に
ついていけるかどうか心もとないですが、取りあえず思いついたことを書きます。

「警士の剣」で例として挙げていらっしゃる部分は確かにキリスト教(あるいはストア
学派?)的なロゴスの影響が強いように思います。一方最初の部分はどうか、という
とちょっと別の宗教なんじゃないか、という気がします。

(私の場合は物語世界の構造という側面により惹かれるせいかもしれませんが)
「警士の剣」の例では、万物主の存在はセヴェリアンにとって常識であるのに対し
て、「拷問者の影」の最初の部分では「秘教の高僧が」とされており、この世界の
中心的思想である、キリスト―ユダヤ―ゾロアスター的な思想とはやや異なった
体系なんじゃないかな、という気がします。もっとも手元の辞書に "mystes" と
いう単語がのっていなかったので「秘教の高僧」という訳の妥当性はよくわかり
ませんが。

で、全く根拠はないのですが、仏教の唯心論とかかなあ、と思いました。

ウルフ自身がまあまあ熱心なカトリック教徒のようですし「新しい太陽の書」特に
第5巻では、キリストの復活、最後の審判、大洪水、原罪、といったキーワードが
頻出します。しかしキリスト教のシンボリズムだけでは被いきれない部分がたくさん
あって、原始キリスト教、ユダヤ、それにゾロアスター教まで渾然一体となり、
それにスーフィーズムとインカ神話をふりかけたもののように思います。

作中に時々出てくるカバラやゾロアスター教の用語が、単なる雰囲気作りに利用
されているだけのか、それともそれぞれの世界観と物語とがもっと密接に結びつい
ているのかは浅学にして読めていないのですが。
4134:02/05/02 00:48
めちゃくちゃ読みたくなってきた。
でも原書は読めないから、翻訳本を古本屋で探し回るしかないのか・・・
4229:02/05/02 09:06
な〜んだ! 1さん=あのサイトの管理人さん
だったんですねー
第5巻の内容を知る事が出来て感激してました。
ご苦労様&ありがと〜
431:02/05/02 23:26
>>42
第5巻の紹介についてはちょっと書きすぎかなとも思うんですが、ついつい細部が
気になってしまいまして。要約が下手くそなもので。

>>38 の二番目の問いについて。
これは三つの意味(実用的な意味、周囲の世界の反射、変質した意味)の三番目が
「摂理主義」であるか、ということですよね。これがキリスト教の一派としての
「摂理主義」か否かということなら、それは私にはわかりません。
あるいは新プラトン主義と言ってもよいのかもしれませんが。

ところで「警士の剣」の377ページにも同様の独白があって、庶民の信仰、吟遊詩人
の洞察、形而上学者の理論、が対比されていますよね。この三人の上帝、という
説はギリシア哲学かなにかであったような気もするのですが、記憶が定かでありま
せん。

前者(「拷問者の影」でのセヴェリアンとドルカスの会話)は<鉤爪>を失った
ペルリーヌ尼僧団の大聖堂が炎上する場面であり、後者(「警士の剣」でのセヴェ
リアンの独白)がセヴェリアン自身が<鉤爪>を失った場面です。
この二つの場面は明らかに相似形をなしているので、そこにヒントがあると思う
のですが。
例えば<鉤爪>は庶民の信仰の対象であり、高次の宇宙の流出であると同時に、
海岸に生えた植物の棘でもある、といった具合に。
441:02/05/02 23:45
>>38
三番目の、アスキア人の答えの二重の意味というのは全然わかりません。
原文読み返してみたけど、やっぱりわからない。誰か教えてください。
45名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/03 02:53
菜っ切り包丁カコイイage
46Vodalarii:02/05/03 04:15
35です。番号というのも味気ないのでコテハンとしてVodalariiを名乗
らせていただきたいと思います。ついでに文体も変えときます。

>>39 確かにマニアックに過ぎたと思います。未読の方が、というよ
り、既読の方でここに集っている人が少ないという前提で話すべきな
のでしょう。また、私のこの作品に対する評価は現代文学の最高峰と
いう位置付けであり、単なるエンターテインメントとしてのSFとは考
えておらず、楽しみ方としての切り口はたくさんあると思っています。
ということで、この場では、私の好きなシーン、またはセリフを挙げ
たいと思います。(もしも、著作権にからむ可能性があるなら指摘し
て下さい。)以前の思想的背景についての議論は1さんの掲示板かメ
ールにて行うということにしたいのですが…。(返答というか反応は
また後ほどということで。)
47Vodalarii:02/05/03 04:16
さて、第一弾としてはこのコテハンに選んだ単語に関するものです。
別にキャストとしてのヴォダルスが魅力的な人物とは思えませんが、
革命家集団としての彼らに共感する性格なのです。(ちなみに、私自
身は学生運動華やかなりし世代よりだいぶ後の世代に属しますが。)
セヴェリアンは、その心情を「独裁者の城塞」p.325で死を目前にした
独裁者に吐露します。「子供の頃からあなたを憎んでいました。」と。
私はこのシーンが好きです。フレイザーの金枝篇(実は未読です)に
あるように権力の委譲を行うにあたって「共和国」では王殺しを行うわ
けですが、その責任を負うにあたっての決意と畏れが伝わってくる緊
迫感にあふれる場景です。
48Vodalarii :02/05/03 04:47
>>43 The Urth of the New Sunの要約、読ませていただきました。私
がoriginalを読んだのはもう5〜6年前で、しかもあまり良い出来とは
思えず、1度しか読んでなかったのでほとんど印象に残っていませんで
した。特に前半の記憶がまったくなく、そういえばそうだったなと思
い出すことができました。イマールやテュポーンが出てきたところは
印象的だったんですが。あまり語るべきものを持たないのでこれに関
してはいずれ読み返したなら…という感じです。
491改めabaia ◆URTH.f.. :02/05/03 08:22
>>47
私にはセヴェリアンが何故に独裁者を憎み、ヴォダルスに共感するのかがよくわか
らない部分があります。もちろんセヴェリアンは自分の属する組合も含めて停滞
しきった「現状維持派」としての独裁者を憎み、ウールスに「進歩」をもたらすで
あろうヴォダルスに心酔する、ということなのでしょうが、それにしては「子供の
ころから憎み」「できたら(危害を)加えていたでしょう」という表現はずいぶん
強い表現なのではと思います。しかもこの独裁者対ヴォダルスの対立の構図は、
実は独裁者自身によって演出されているわけですし。

5029:02/05/03 18:13
>「子供のころから憎み」「できたら(危害を)加えていたでしょう」
その台詞は
ひょっとすると「セクラの方(かた)」が言ったのかもしれませんね。
独裁者の近くに「子供のころから」いたのは、彼女の方だったから・・・

セヴェリアンのヴォダルスに対する忠誠心みたいなものだけど
その辺のウンチクと言うか、考え方と言うか、、、面白く読みました。

調停者の鉤爪P109
>いったん他人を救えば、われわれは一生涯その人のものとなる。
(中略)
>他人に真の利益を与える人は、一瞬間、万物主と同じレベルに上がる。
>そして、その昇格への感謝の気持ちで、その他人に生涯仕えることになるのだ。
51あぼーん:あぼーん
あぼーん
52abaia ◆URTH.f.. :02/05/03 21:52
>>50
>ひょっとすると「セクラの方(かた)」が言ったのかもしれませんね。
>独裁者の近くに「子供のころから」いたのは、彼女の方だったから・・・

あっ、それいいな、と思って原文確認したら、
"I've hated you since I was a boy, Sieur." となってました。
でもセヴェリアンが話していると思える部分をセクラに置き換えて読むと面白い
かもしれませんね。
53名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/03 23:06
ところでここで「カワウソの城」読んだ人どのくらいいる?
5429:02/05/03 23:12
な〜るほど>I was a boyでしたか!
では、セヴェリアンが独裁者を憎んだのは
最初のはじめ
「拷問者の影」第1章ですね。うん、確かにあの時はboyだね。

ヴォダルスの命を救い、その報酬として手に入れた1個のコイン。
そのコインをポケットに入れた。
その時から、セヴェリアンは独裁者を憎んだ。
・・・と、いう事ですね。
55Vodalarii:02/05/03 23:29
>>49
これは階級社会における非エスタブリッシュメントの共通の感情では
ないでしょうか。三権分立もこの感情を納得させるために考えだされ
たようなものですし。「権力は腐敗する」という命題が真であるのが前
提の社会にいるかどうかの違いのような気がします。乱暴なアナロジ
ーを使うと、拷問者組合の立場は江戸時代における穢多・非人のよう
なものです。生産者のすべてが憎む階級に属する人々は、権力者を憎
む以外ないのではないかと思います。
「拷問者の影」p.55
>(前略)それでも常にわれわれの組合のパターンが、あらゆる職業の
>社会において、(<絶対の家>のイナイア老の鏡の反復のように)無
>意識に反復されているのを知っている。だから、彼らもすべてわれわ
>れと同じ拷問者なのだと知っている。獲物が狩人に抵抗するのは、わ
>れわれの客人がわれわれに対抗するのと同じである。買い手と売り手,
>共和国の敵と兵士、被支配者と支配者、男と女。みんな自分の亡ぼす
>ものを愛している。
56Vodalarii:02/05/03 23:32
>>50
セクラが言ったとする考え方、面白いと思いました。そうかもしれま
せん。セヴェリアンにしろ、セクラにしろ、この作品の人物は大抵矛
盾を抱えた人物として描かれているように思います。ある意味でドル
カスくらいかもしれません。あまりにもステレオタイプなのは。あん
な哲学的会話を好む女性は小説の中くらいでしか見たことない気がし
ます。時間を超えて旅した人だからというつもりなのかもしれません
が。
いずれにしろ、割り切れない思いを言語化するのが上手い人です。
57abaia ◆URTH.f.. :02/05/03 23:41
>>53
はい。

>>54
夏:ヴォダルスを助ける。
冬:トリスキール、ヴァレリアと出会う。セヴェリアン徒弟頭になる。
  セクラの方、客人になる。
翌冬:セヴェリアン職人になる。
初春:セヴェリアン組合から追放される。
秋頃:セヴェリアン城塞に戻る。

こうしてみるとヴォダルスと出会ってから二年しかたっていないんですけどね。
もっともドルカスを探しに行く道連れの徒弟仲間たちはまだ幼さを残している
ので、二年前のセヴェリアンは自分自身の認識として「子供」だったのでしょう。

ところでセヴェリアンのヴォダルスに対する感情ということだと、「拷問者の影」
47ページの「自分がある意味で正気を失っていることに初めて気づいたのは、この
混乱の時期だった」というあたりも気になりますね。

5829:02/05/03 23:45
>>53
>「カワウソの城」
読んでないです〜。。。読んでみたいけど
59abaia ◆URTH.f.. :02/05/04 00:20
>>55
確かに被差別集団である拷問者組合の徒弟が権威を憎むのはある意味自然なのかも
しれませんが、一方で拷問者組合は王権と密接に結びついてもいるんですよね。
独裁者は主として社会の下層階級から選ばれていますし、セヴェリアンは拷問者
であったからこそ独裁制の真の目的を達成することができたわけで。
それに憎むなら高貴人を憎んだ方が自然なんじゃないでしょうか。

結局、>>54 さんの言うように、コインを受け取ったからこそ独裁者を憎んだという
のが正しいような気がします。
60abaia ◆URTH.f.. :02/05/04 07:38
サーバー移転でスレが沈んでたようなんでage。
6129:02/05/04 19:47
>>57
I was a boy
この意味だけど・・・
「子供=幼い頃」って意味じゃなく
(独裁者の役割ついて)自分は無知だったので、憎んでいた
と、読めませんかね〜    どうでしょ?
6229:02/05/04 20:21
そうそう
>>38
>セヴェリアンの問いに対するアスキア人の回答が二重であることの意味は?
>どう二重なの?
の私なりの考えを書きましょう。

>わたしはひとり言同然にいった。
>「きっとトリックか、嘘か、間違いにちがいない。
>そんな国民が存在するはずはない」

☆ブッブッー(不正解)
アスキア人は実際に(セヴェリアンの目の前に)存在する。

☆ピンポ〜ン(正解)
アスキア「人」は存在しない。
・・・人間性を失っているのでもはや「人」とは言えない。

アスキア人兵士の回答って、両方の意味を持っているような
そんな気がする・・・
63abaia ◆URTH.f.. :02/05/04 23:16
>>61
「調停者の鉤爪」111ページにも「彼の命を救った時、わたしは少なくとも精神的
には少年だった」とありますね。
あと「拷問者の影」47ページには「自分がある意味で正気を失っている」の部分に
あるようにちょっと特殊な精神状態で、自分が見たいと思ったものをヴォダルスの
中に見た、ということかもしれませんね。

64abaia ◆URTH.f.. :02/05/05 00:03
>>62
"I had been answered, and doubly." の "doubly" なんで、ひょっとすると
「二重に」ではなくて「予想していたより以上に/予想に倍加して」くらいの意味
かもしれないですね。
でもなんだか我ながら枝葉末節に拘りすぎてるようでちょっと反省してsage
65名無し三等兵:02/05/05 02:01
 こういう検討ができるのも、岡部さんのエレガントな翻訳あってのも
賜物ですなぁ。
66abaia ◆URTH.f.. :02/05/05 17:15
>>40 で「"mystes" の原義がよくわからないので」と書きましたが、ウルフ自身の
いわゆる「カワウソの城」"The Castle of the Otter" の中に難解な単語の語源を
解説したエッセイ "Words Weird and Wonderful" というものがあります。
それによると "mystes" は "mystery" のもとになった言葉で、神秘主義カルトの
創始者を意味する、というようなことが書いてあります。
("Castle of Days", p.235)

ここで面白いのは、ウルフはこういった "mystes" に対してかなり否定的で
「オズの魔法つかいならペテン師と呼ぶような連中」といった書き方をしています。

これが神秘主義一般に対するウルフの見方なら、「新しい太陽の書」の中で一見して
神秘主義に見える部分についての解釈も変わってくるんでしょうね。
67名無し三等兵:02/05/05 19:25
>66
 そのあたりは、やはりあれですね「警士の剣」での魔法対決(笑)が参考に
なりますよね。

 セヴェリアンははじめミステリーの秘儀(新しい太陽を妨害するまじない)など
を機械的に類推できる程度の知識として理解していて、そのおりには「いかさま」
と断言し、さらに、その種のいかさま・・・信じやすい人に、みたいと信じている
ものをみさせる・・・ことができると思い、自信を持って自分も「マグスである」
と名乗ることすらしますが、実際のデクマンとの対決の後では、それらの
秘儀や秘術に力のあるものも存在するという認識を得ていますね。
68abaia ◆URTH.f.. :02/05/06 00:02
>>29
「カワウソの城」の簡単な内容紹介をアップロードしておきましたので、もし
ご興味があればどうぞ。

>>67
純然たる「魔術」と思われるシーンはあそこだけだったと思うんですが、どうでしたっけ?
また「警士の剣」235ページでセヴェリアンは「闇と呼ばれる力は、自在神が話さなかった
言葉のように、わたしには思われる」と言っていますが、これは何でしょう?
69 :02/05/06 00:21
>>1よ。
私を置いてSF版へ逝ってくれ。
70abaia ◆URTH.f.. :02/05/06 00:39
>>69
すみません、意味がわからないのですが、何かの引用でしょうか?
それともうざいからあんまりageるな、というようなことでしょうか?
7129:02/05/06 11:34
abaiaさん
「カワウソの城」のUPありがとうございます。

ところで、「独裁者の城塞」の中のエピソードで
サムル号の船長が、自分の剣クラルマルテをセヴェリアンに手渡す場面ですが

>(略)彼は腰のクラルマルテを外してわたしに手渡し、おごそかな口調でいった。
>「この剣は幾多の厳しい戦いで、わたしの役に立ってくれました。
>やつらの首を取りにいらっしゃい。しかし、相手のベルトのバックルに当てて、
> 刃こぼれをつくらないように用心してくださいよ」
>わたしは感謝して彼の剣を受け取り、首なら昔から大好きだといった。

こういう、その場で聞いている人々が凍りつくような台詞が
私は、スゴイと思ってしまうんです。
「ジョーク」「話術」で人が笑ったり、ゾッとしたりするのも 
ある種の魔法?かな・・・な〜んて思ったりします。
72abaia ◆URTH.f.. :02/05/06 23:15
>>71
>わたしは感謝して彼の剣を受け取り、首なら昔から大好きだといった。

セヴェリアンという人は時々何気なく凄いことを言ったりやったりしますね。
ヴォダルスの隠れ家に向かう途中でさほど意味もなく自分を捕らえた連中の首を
刎ねたり、さすが拷問者というか。

首を刎ねるといえば「調停者の鉤爪」でモーウェンナの首を刎ねるシーンも実に
淡々と処理していますね。ここではセヴェリアンがモーウェンナが有罪だと思って
いるのか無罪と思っているのか、はっきりしません。ただ、有罪かどうかは
問題ではなく「拷問者はただ服従するのみ」というちょっとわかりにくいけど、
どうやら重要なテーマがあらわれてますが。
3巻でちらっと言及されてた「田舎を放浪している刺客(culteralii)」
ってのはどういう連中なのか気になるんですが、誰かご存知ですか?
3巻でちらっと言及されてた「田舎を放浪している刺客(culteralii)」
ってのはどういう連中なのか気になるんですが、誰かご存知ですか?
二重・・・すいません。
76abaia ◆URTH.f.. :02/05/08 22:11
>>73
「調停者の鉤爪」の26ページに「(バルノックは)反逆者ヴォダルスの刺客(カル
テラリアイ)と結託し、彼らの餌食になりそうな人の到着や出発を通報したのだ!」
とありますから、普通に考えるとヴォダルス配下のならず者といったところではない
でしょうか?
77___:02/05/10 13:02
なんか濃いなぁ・・・厨房のときに読んだけど正直わからなかったよ。
もう1回読んでみよっかな
7873:02/05/10 19:35
>>76
あいがとうございます。
「新しい太陽の書」は近所の図書館で見つけたんですが、2巻だけ無くなってたんで、
読んでないです。
タロス博士にスカウトされたウェイトレスの女の子って、一体どこへ消えたんだろう(w
あの二人組の実験台にでもされたんだろうか・・・
79abaia ◆URTH.f.. :02/05/10 20:50
>>77
例えば読んでいない方からすると「なんて細かいことに拘って」という風に見える
かなあ、とかも思うんですが、読み返すほどに発見があって正直楽しいんですよ。

>>78
2巻だけ読んでいないというのはさぞや悔しいでしょうね。でもそうするとセヴェ
リアンの頭の中にセクラの方がいる理由とかもわからないわけですよね?

>あの二人組の実験台にでもされたんだろうか・・・

正解です。でも1巻の後半にもちゃんと登場してますよ。
80名無し三等兵:02/05/11 08:03
>79
 あ、abaiaさんいぢわるだし(笑)
81abaia ◆URTH.f.. :02/05/11 09:47
>>80
はは、でもまあ正解は正解じゃないですか。

ところで復刊ドットコム http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3378
コメントとか見ても、3巻だけ読んでないとか、4巻だけ読んでないとかいう方が
結構いらっしゃるようで、そういう方たちが集まって語り合うと全然別の物語に
なっていたりすると面白いかなあ、と妄想したり。

例の「庶民の信仰、吟遊詩人の洞察、形而上学者の理論」みたいな感じで。
82abaia ◆URTH.f.. :02/05/11 10:06
で、このスレは妙に堅い話題にばかりになっちゃってますが(そのかなりの部分は
私に責任があると思うのですが)もっと「ドルカス萌え」みたいなレスがあっても
いいと思うんですよね。その手のネタには不自由しない話だし。

ネタ振りに順番をつけると私の中では
ヴァレリア>ドルカス>セクラの方>サイリアカ>アバイアの女奴隷>ジョレンタ
>キャスドー>ピア>セア>アギア>アヴァ>フォイラ>その他 の順。

あと「警士の剣」230ページで「ドルカスとジョレンタが手をつないでやってきて、
たがいに微笑みかわしたが、わたしを見なかった」という部分が結構気になって
います。この二人はできてたのか?それともメシアンヌとジャハイだからか?
お初です。
オールドファンなので、ハヤカワの刊行時に追ってまして
なんとなく何度も読み返して今日まで。

3巻目のクライシスな展開で次巻待ち、て時に
早く完結を、てのと、でも終わってはしくない、てのが
同じくらい強い、面白い作品でした^^

女の子萌えはあんまないのだけど、決戦燃え(w)では
3巻のテュポーン戦>塔での対決>1巻のアヴァーン決闘てとこかな

あと物語中物語や、命助けたから、とか、寺院が浮いたのは、とか
なんてぇか屁理屈系(w)をまとめてみたいとこですね。
また読み返してみます。
84名無し三等兵:02/05/11 16:02
 萌かどうかわかんないんですが、1巻p.292の「わたしは・・・」からp.293の
「彼女の顔からすべての知恵が流れ去り、それが目の隅に凝結して、
水晶のような雫になった」というくだりは、たまらなくエロティックで耽美
だよなぁ、と思います。
 SFでは、どっちかというとステロタイプな女性描写が多く、またそれに慣れて
いたので「生身の女性」の不可思議さを感じさせる記述が多くて勉強になり
ました(何のだ?(笑))

 過去からやってきたドルカス、彼女が生きている時代に自分が存在
し損ねたことから失ってしまうという話の流れもあって、この話の中で
もっとも印象深いです。
8529:02/05/11 17:13
abaiaさん
>>82の>順番を見て
なぜ「セヴェリアン」を萌えリストに入れない!
・・・と、怒ったんだけど、、、へへ、勘違いしてました。
abaiaさん自身の女性の趣味でしたか!  ち、違いますぅ〜?
86abaia ◆URTH.f.. :02/05/11 22:57
>>83
物語内物語と屁理屈系、いいですねえ。私もそのうち時間があればまとめたいと
思ってるんですが、いつになることやら。

>84
おばあちゃんなのにね。あとセヴェリアンが突然サディスティックになる場面も
多いですね。ダリアに対する仕打ちとか、鎖に繋がれたままのピアとセックスする
ところとか。

さらに「なぜなら、飢えた口としなやかな体のピアは、ドルカスを思い出させた
からである」(警士の剣、314ページ)なんてのもありますし。

>85
はいそうです。というかセヴェリアンを萌えリストに入れるなんて思いつきもしな
かったのです。セヴェリアンというのは、真面目そうにして、見ようによってはとん
でもない女たらし、ある意味ウールス中のすべての女性を愛そうとしているような
ところがありますよね。同時に拷問者であり「女にとって死」でもあるわけですが。
これも<新しい太陽>となる宿命か?
8729:02/05/11 23:44
>ウールス中のすべての女性を愛そうとしているような
そーね、それも分け隔て無く公平にね。
死も同様に訪れる。(って自分で書いてて字面が、こ、怖い)

私の目から見ると
ヴァレリアは待ってるだけの女性だから×
アギア♥だけどね〜
8829:02/05/11 23:48
あれ?
アギア♥ はーと
うまく表示されないな
89abaia ◆URTH.f.. :02/05/12 00:00
>>87
ちょっとマジレスすると、ヴァレリアは他の生身の女性とはちょっと違う、概念と
しての女性、セヴェリアン自身が滅ぼすウールスの象徴だと思うんで、同列にする
のは我ながらちょっと変かも。

>>88
機種依存文字だからでしょう。ハートは普通Macでは表示できてもWindowsでは表示
できないそうです。でもなぜかうちのWindows2000ではちゃんと見えてるんですが。

9029:02/05/12 00:15
「はーと」は機種依存文字とは違うよ
Windowsでも「♥」←これを小文字で打つと出るはず。
abaia さんに見えてるんなら、私のPCの不具合ですね。
9129:02/05/12 00:36
ちっ、もうーっぼけぼけだ!
「♥」←これを半角で打つ
これがホント

逝ってきます。
92名無し三等兵:02/05/12 04:08
 ハートマーク見えてまっせ、かちゅ〜しゃですけど:-p

>おばあちゃんなのにね。

 そうそう、岡部さんが苦笑するのも判る気がしますよ(笑)
 他社に対してのまなざしにも、どこか突き放したところがありますよね。
 後に<城塞>(しろ)に帰還したおりのマクセリンデスとイータをみる目線とか
あるいはキャスドーの一家を語る態度とか。
 ダリアに向かって言うせりふである、わたしはわたし以外の何者も支配
しようとは思わない、というせりふが端的に言い表しているのでしょうね。
93abaia ◆URTH.f.. :02/05/12 08:36
>>90
文字実体参照の&hearts;はNetscape 4.xでは表示できないようですが、
そのせいでしょうか?うちでもIE, Mozilla, OperaではOK、Netscape4.78では
不可でした。
94abaia ◆URTH.f.. :02/05/12 08:52
>>92
ダリアへの台詞は唐突でわかりにくいですね。肉欲を利用して支配しようとする
ダリアに対して警告しているようにも、自分は絶対的存在に*のみ*「服従」する
拷問者である、という表明にも読めるし。でも偉そうに言ってる割には結局するん
ですよね。それとも違うのかな?

ところで最後の一文は "There is only one living woman I desire, and no
man but myself." なんで「自分以外のだれも支配したいとは思わないんだ」よりは
「わたしが欲しいと思う生きた女は一人だけ、欲しいと思う男は自分だけだ」になる
ような気がします。そうすると文の後半はセクラの方が話しているのかもしれません。
実はサディスティックな部分はセクラの方が為さしめているのかもしれませんね。
95名無し三等兵:02/05/12 09:40
>94
 表面上だけ見ると、ダリアとセヴェリアンの間での「どちらがシチュエーション
の主となり従となるか」についての駆け引きに見えちゃいますよね。

 でも深く読み始めると、やがてセヴェリアンが支配し統治する世界の最初の
一歩がダリアなわけで、こういう遅発信管のようなネタが随所にちりばめられて
いて油断も隙もあったもんではないですよね(笑)
9629:02/05/12 14:08
セヴェリアンが、人とかかわる時は
相手にとって「鏡」のように振舞いますね・・・私はそう思います。

相手が、力押しだったり高圧的なら
セヴェリアンも、自分の技を惜しまず発揮(ちょいちょいっと圧倒)
保護を求める者へは、惜しみ無く与え
供物は、ありがたく頂く。

セヴェリアンの言動が、ダリアに対して残酷に見えても
公平さからいうと「適当である」と言えるかなって思う。
罪に対する同等の罰って意味で・・・
ダリアも結構楽しんでるみたいだけどね。
97abaia ◆URTH.f.. :02/05/12 22:42
>>96
>相手にとって「鏡」のように振舞いますね

確かにそのように見えますね。早くも「神」化しているというか、なんというか
「抽象的な存在」のようになる時がありますね。たぶん一人であると同時に多数
でもある独裁者である/となることも関係していそうですね。

それと関連して、絶対記憶を持つセヴェリアンに、果たして通常の意味での人格が
存在するのか、という疑問も湧くのですが。作中ではふれられていませんが、
セヴェリアンのこの異常な能力は(たぶん時を超えて働く<新しい太陽>の力に
よって)ウールスのあらゆる物事を記憶する一種の装置として与えられたのかな、
と思います。

>供物は、ありがたく頂く。

なるほど、そういうわけだったか!
9829:02/05/13 21:59
セヴェリアンに完全な記憶があって
>鎖の響き、風のささやきの一つ一つ、あらゆる光景、匂い、そして味が、
>わたしの心の中に残っている。

そして、「その時」を思い出す事で追体験ができるなら
「時の回廊」と同じ機能じゃん・・・と思ってました、私。
99abaia ◆URTH.f.. :02/05/13 23:21
>>98
>そして、「その時」を思い出す事で追体験ができるなら
>「時の回廊」と同じ機能じゃん・・・と思ってました、私。

セヴェリアンの記憶と「時の回廊」=タイムトラベルがある意味において類似の
ものだとすると、時間線を移動する際に微妙に異なるパラレルワールドが存在しう
るように、セヴェリアンの記憶も異なる時間線に属する矛盾する要素が混在すると
いうことはないでしょうか。

例えば「拷問者の影」の終わりから「調停者の鉤爪」の最初の部分のなんだかよく
わからない断絶とか。ひょっとしてここで世界がシフトしている?
異なる時間線ということでいうと「拷問者の影」の最初、溺れた場面で、ある世界
のセヴェリアンは死んでいるわけですし。なんだかわれながら混乱してるなあ。
10029:02/05/15 22:32
私は、人の名前も覚えられないし
物事を忘れる早さといったら・・・自分であきれるほど
もちろん「絶対記憶」なんて持ってない

しか〜し!
集中力と想像力&暴走的思いこみの力で
脳内時間旅行を疑似体験してます。。。
「読書」です。
文字(この不可思議でくねくねした記号めっ)を読む度
あっという間に異世界&タイムトラベル〜(同じ時間を体験)する!

おーい29がドンドン暴走するぞ・・・誰か止めれーー
101abaia ◆URTH.f.. :02/05/15 23:14
>>100
まあまあ落ち着いて :-)

ところで今 "The Book of the Long Sun" の第1巻を読んでるんですけど「新しい
太陽の書」と違って実にペースがゆっくりしてて、話が全然前に進まない。
110ページくらい読んでもまだ始まって数時間くらいしか経過してないし。あんまり
派手な事件も起きない。「拷問者の影」なら(活字のサイズの違いを無視すると)
もうとっくにアギアと出会ってるくらいなのに。
でもきっといろんな細部を読み落としてるんだろうなあ。
102名無し三等兵:02/05/16 01:54
>101
 ぢつはオセローみたいに、主要な事件は24時間以内に始まって終わりました
とか(笑)
103abaia ◆URTH.f.. :02/05/16 22:01
>>102
ええ、最初の3冊は数日間のできごとのようです。ただ書評を見るとhelter-skelter
のようなプロットで、"The climax of a centuries-long process, these events
build like a crescendo, escalating steadily from level to level and from
scale to scale, implications mounting exponentially, an outward explosion
of pressure contained for too long." とあるので、この後どんどん面白くなる
ものと期待してます。

"Five Steps towards Briah: Gene Wolfe's The Book of the Long Sun"
By Nick Gevers より
http://artsweb.bham.ac.uk/jlaidlow/ultan/briah.htm
104abaia ◆URTH.f.. :02/05/16 22:33
書き忘れましたが、上記はUKの硬派ウルフ評論サイト Ultan's Library
http://www.ultan.co.uk/ の一部でした。
どこかで聞いたような名前のサイトですが、どっかの適当なサイトよりも
百万倍中身が濃いです。
105名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/16 22:46
一巻を30円で入手しました。
106名無し三等兵:02/05/16 23:38
>104
 デザインは、こっちが百万倍イイからおあいこですね:-p
107abaia ◆URTH.f.. :02/05/18 21:57
>>106
ひええお許しを。

>>87
以前に >10 の人も書いてたけど、どうも私もアギアってよくわからない。
なんであんなにセヴェリアンを憎むのか?そんでなんだってあんなに強いのか?
どうやってヘトールを手なずけてるのか?
108名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/18 23:45
遂に第1巻(翻訳版)を読み始めました。
このスレを参考にさせていただきますので、よろしく。
10929:02/05/19 13:51
>>107
えーーっ アギアってそんなにわからないかな〜
可愛さ余って、憎さ百倍・・・とか言うじゃないですか!
110名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/19 14:23
皆さん、細かく覚えてますね。
私はもう、うろ覚えなのに。
でも4冊全部読み終わった後に
本のイメージが頭の中で鮮やかに展開して
幸せを感じた作品です。大好き。


111abaia ◆URTH.f.. :02/05/19 15:59
>>108
このスレではいろいろと小難しげなことを書いていますが、最初は細かいことは
あまり気にせずに楽しんでお読みになるのが良いかと。もしもこれが108さんに
とって「黄金の書」であるならば、きっと何度も読み返したくなるかと思います。
ところでこのスレでは色々ネタバレが書いてありますのでお気をつけて、というか
ネタバレしたから困る、という本でもないとは思いますが。

>>109
「可愛さ余って」たって、最初から殺そうとしてたじゃないですか。まあそれは
良いとしても、なんであんなに強いスーパーウーマンなのか?もっともイナイア老
とかのお目こぼしがあればこそかもしれませんが。

>>110
さすがに五、六回読んでるもので。そのせいで最近他のSFを読む量がめっきり減り
ました。
112真理と悔悟:02/05/19 19:35
Castle of the Otterがamazonに3冊出てますね。
19$と20$、それにお値打ち品?が250$
前者2冊はちょっと考えちゃいますね。
113abaia ◆URTH.f.. :02/05/19 19:55
>>112
確か前スレにいらっしゃった方ですよね?どうもお久しぶりです。
前スレのテルミヌス・エストです。

Amazonというのは、.comの方の古書コーナーだと思いますが稀覯本も集めて
いらっしゃるんですか?
11429:02/05/19 20:36
>>110
私は、覚えてるわけじゃないよ
PCの近くに本を持ってきてる。で、見ながら書き込み

>>111
>なんであんなに強いスーパーウーマンなのか?
アギアの力の源は、セヴェリアンだと思う。
彼女には生来の力強さ、プラス素敵な生き甲斐があるからねー
「セヴェリアンを追いかけていぢめる〜うっ」パワー

>最初から殺そうとしてた
ってのは、ちょっとかわいそう
セヴェリアンの方が一目ぼれしてアギアに近付いたんだからさ〜
115abaia ◆URTH.f.. :02/05/19 22:41
>>114
「彼女に対する自分の欲望が説明できないと、わたしは言った。それは事実である。
わたしは渇くような死にもの狂いの愛情をもって彼女を愛した。われわれ二人は、
世間の人々が見たら我慢できないと思うような極悪非道の行為をやってのけるかも
しれないと感じた」(拷問者の影、217ページ)

セヴェリアン(および作者自身)がはっきり「説明不能」と書いてるものねえ。
あれかな、セヴェリアンにとってのアギアは、サイリアカの物語に出てくる「野性的
なもの」なのかもしれない。セヴェリアン自身は、歴代の独裁者やイナイア老、それ
にアバイアたち、さらにはより高次の存在の将棋の駒にすぎないわけで、だからこそ
アギアの象徴する「野生」「逸脱」に惹かれたのかも。
116真理と悔悟:02/05/20 22:17
>>113
いえ、特に希少価値を求めているわけではないです(^_^;
久しぶりに古ものが売りに出てきたのでなんとなく書き込んでみました。

>>114
アギア、強いというよりもいつも追い詰められているのかもしれませんね。
なんと言うか周りの情況なんかにですが。
きっと彼女は他人が横に考えるところを縦に歩くために、一見強く見えるのでしょう。
なんちゃって
117abaia ◆URTH.f.. :02/05/20 23:40
>>116
試しに "Empires of Foliage and Flower" (「調停者の鉤爪」第31章にある
緑色と黄色の帝国の話の完全版)を検索してみたら、一番安くて$250!!
とても手の出せる値段じゃあないですね。
118名無し三等兵:02/05/20 23:52
>117
 実は「元」だったり・・・しないか:-p
 $250とはまた、すごいことになってますなぁ。
 でもきっと、シアトルとかボストンあたりの古本屋街にいったら、二束三文で
売ってるんだろうなぁ。
119abaia ◆URTH.f.. :02/05/21 22:25
>>118
あれこれ検索してみたら、実は "The Best of Crank!" というアンソロジーの
中に "Empires of Foliage and Flower" が入っていることに気がついて、
衝動的に Amazon.co.jp で注文しちゃいました。
120名無し三等兵:02/05/22 07:26
>119
 あ、ほんとだ、どもありがとです、わしもさっそく注文しますた(~ー~)ニタ
121abaia ◆URTH.f.. :02/05/22 22:13
ちょいとネタ振りを。
「拷問者の影」34ページ、溺れかけたセヴェリアンが助かった場面から引用。

タールで汚れた服装から船頭とわかる老人が、ロッシュの肩を掴んだ。「だれのことだ?」
「もと徒弟の師匠をしていた人です。もう死んだけれど」
「女じゃないのか?」老人の手はロッシュを掴んでいたが、その目はわたしを見ていた。

この老人はいったい誰でしょう?
1. 鳥の湖の老人
2. マクセリンディスの叔父
3. 未来のイータ
4. 通りすがりの人
122名無し三等兵:02/05/23 17:09
>121
 4番・・・とか答えると身もふたもないので(笑)

 この御仁、「タールで汚れた服装から船頭と判る老人」ということと、この前に
持ってこられた飲み物が「何となく塩からく、煙のにおいがした」ということから、
どうやらセヴェリアン達が水遊びをしていたのは船大工の工場の近くだった
ようですね。
 木造船の水漏れを防ぐためにタールを使うのですが、タールを軟らかくして
使いやすくするためにたき火を焚いていたのでわないかと。

 ただ、マクセリンディスの叔父は、かなり悪党風らしいので(笑)1か2かも
ということになりますが、3だとするとマルルビウス師のことを知らないはずは
ないので、1ということにしておきましょう(「しておきましょう」ってなんだよ、と
いう突っ込みはなしで:-p)

 かわうそのしろ・・・もとい独裁者の城塞で、帰還したセヴェリアンが赴く
ネッソス南方の廃墟が、実は前の年にセヴェリアン達が水遊びした岸壁
であったようですしね:-)
12329:02/05/23 19:12
>>121
2. マクセリンディスの叔父

ある日、私がまだ小さい頃だけど
ふと昼寝から覚めて、かあさんを探したの
かあさんは、知らない男の人と一緒に居たわ、でね
「あなたの叔父さんよ、挨拶しなさい」って言われたわ
私の叔父さんは、みんな同じ職業なの。
どの人もタールの匂いと日光に焼かれた皮膚をしてるのよ。

・・・
124abaia ◆URTH.f.. :02/05/23 22:33
基本的には 1. じゃないかと思うのですが、だったらなぜ鳥の湖の老人が植物園から
遠い城塞のそばにいるのか、という疑問がありますね。でも、植物園というのは、
図書館とかと同様に、外側よりも内部の方が大きいので、別に不思議ではないかも
しれない。

あとセヴェリアンは実は溺れたときに死んでいて、マルルビウス師のアクアストルに
よって復活させられたとも読めるので、アプ・プンチャウがセヴェリアンに引き寄せ
られるように、老人は復活したセヴェリアンの気配に引き寄せられたのかも。

セヴェリアンが書いた手記の形をとった一人称小説であるにもかかわらず、第2章の
タイトルがわざわざ「セヴェリアン」となってるのが前からちょっと気になってたん
ですが、この部分で現在のセヴェリアンが初めて存在しだした、とか。

>>123
これ、もとは何ですか?
125名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/24 22:04
えー、ほんとうはabaiaさんのサイトを以前から覗かせていただいていて、
書き込もう書き込もうと思っていたんですが
今日ここを見つけて、何となく書きやすいので取りあえず。

セヴェリアンの「消えることのない記憶」なんですが
私は、彼が<鉤爪>を使う時に発現する能力によるものだと思っていました。

ドルカスの語るところ「時間をねじ曲げることによって」癒しの力を発する
この力は、最終巻で実は<鉤爪>に起因する力ではないことが明かされます。
時間をねじ曲げる能力が自分自身の力なら、彼の絶対記憶力は
昔の記憶(またはその時の"精神"か"魂")を再生しているのではないか、
と考えたんです。
私としては結構、当然というか自然な解釈のつもりだったんですけど、
同じ意見をあんまり見かけないので変わった解釈なんでしょうか?

…でも「新しい太陽」をもたらす手段は、太陽が若い時代に時間をねじ曲げる
んじゃないんですよね。<鉤爪>の力に関するドルカスの考察そのものが
間違ってる可能性もあるのかな…
126abaia ◆URTH.f.. :02/05/24 23:11
>>125
はじめまして。

>私としては結構、当然というか自然な解釈のつもりだったんですけど、
>同じ意見をあんまり見かけないので変わった解釈なんでしょうか?

十分素直な解釈なんじゃないかと思います。私自身の解釈としては、セヴェリアン
自身の力(=新しい太陽の力)が時を遡って作用して、セヴェリアンはある意味
時間の流れを超越した存在になっているのではないかと思います。
このあたり、29さんの「絶対記憶」=「時の回廊」説にも近いですね。

で、その特殊な能力、つまりウールスの記憶装置としての能力は「新しい太陽」を
もたらすのに不可欠なものだったと。さらに歴代の独裁者とイナイア老は別の手段
で同じことを達成しようとしたんじゃないかと思います。

>…でも「新しい太陽」をもたらす手段は、太陽が若い時代に時間をねじ曲げる
>んじゃないんですよね。

これが、ウールスそのものを過去の時代に戻す、という意味なら違いますよね。
「絶対記憶」の理由については、ネタバレ満載の第5巻でも特に説明されていない
と思うので、ある意味気が楽です。
127テュポーンの相方:02/05/26 23:59
125です。ここはあんまり2ちゃんを意識しなくて良さそうなのでコテハンで。
(良くわからないんですがsage進行の方が良いんでしょうか? )

絶対記憶についてですが、多少の解釈の違いはあってもやはり
「作品の中に理由がある」という考え自体は普通ですよね。
最終巻の解説の方がどうやら「非理性的」で「理由がない」と
お考えだったのがどうにも気になっていたもので…(15年近くも)
「新しい太陽」をもたらす手段についてですが
>これが、ウールスそのものを過去の時代に戻す、という意味なら違いますよね。

いえそうではなく「太陽」の時間をねじ曲げて若返らせる、という意味です。
二度目に読んだとき、途中(最終巻半ば)までてっきりそうだと思ったんですが…
この件について、結局自分なりにどう納得していたのか思い出しました。
(残念ながら鶏並みの記憶力の私は、同じ発見を何度も繰り返します)

彼の能力は「太陽」を再生するための能力ではなく、「新しい太陽」
をもたらした結果として(時間軸というか因果律が逆転してますが)
副次的に身に付いた能力なのだろう。と考えたんでした。
(その場合、彼の能力は試験に必ず成功するという確証にもなりますが)

太陽の再生の方法については、続刊では明確に語られているのでしょうか?
>で、その特殊な能力、つまりウールスの記憶装置としての能力は「新しい太陽」
>をもたらすのに不可欠なものだったと。

この辺りが語られているのなら、私の推測は全くの的はずれですよねえ(汗


ところで、さすがにネタバレが過ぎるでしょうか、ちょっと心配
128abaia ◆URTH.f.. :02/05/27 21:17
>>127
特にsage進行ということはないと思いますが、なにしろ人がいないので。

>最終巻の解説の方がどうやら「非理性的」で「理由がない」と
>お考えだったのがどうにも気になっていたもので…(15年近くも)

鏡明氏のあの解説は大好きなんですが、確かに当該部分についてちょっと決め付けて
いるきらいがありますね。確かに私も少しだけ引っかかったような記憶があります。

>太陽の再生の方法については、続刊では明確に語られているのでしょうか?

はい。

>この辺りが語られているのなら、私の推測は全くの的はずれですよねえ(汗

拙作サイトのネタバレ紹介文は読まれていないようなので詳しくは書きませんが
的外れではないと思います。「能力」の由来については第5作でもはっきり書か
れていませんが、私は原因と結果がウロボロスのようにからみ合ったものかな
と思っています。
12929:02/05/27 22:31
わーい!♥はーとが表示出来るようになった!
ボタンも文字化けしたので「Safe モードで起動」したら
直ったよ、ほっ。

>>124
>これ、もとは何ですか?
へへ〜どっかから電波が・・・い、いやインスピレイションが
ひょえーーー
130abaia ◆URTH.f.. :02/05/27 22:37
>>129
あなた最高。いやマジで。

>へへ〜どっかから電波が・・・い、いやインスピレイションが

どっかで読んだような気がしたんだよね。なんだろ?
131真理と悔悟:02/05/27 22:45
>>129 >>130
よくあるシチュエーションだとは思うのですが、
私もどこかで読んだことがあるような気がして眠れません。
132abaia ◆URTH.f.. :02/05/29 22:18
Amazonで注文した "The Best of Crank!" が届いたので、"Empires of Foliage
and Flower" の冒頭ちょっとだけ紹介。

「太陽がまだ若く、人々が戦を崇拝するほと愚かだった頃、ウールスの賢者たちは
人々に知恵を教えるため、つましい植物の名前を自ら名乗っていた。(中略)
もっとも偉大なものはタイム(Thyme)だった。タイムはしばしば世界の果て西の方に
歩いて旅した。西に行けば行くほど彼は年老い、髭は白くなり、知る者は誰もいなく
なるのだった。一方タイムが東に方向を転じると、日々と年月は剥がれ落ちた。
他の者たちはいつしかいなくなったが、タイムだけは太陽が冷たくなるまで歩きつづ
けるだろうと言われている」

時の回廊ですな。
133名無し三等兵:02/06/01 17:49
>132
 わしのほうも届きました、amazonはや〜。
 それにしても、相も変わらずこの表紙は・・・・(苦笑)
134abaia ◆URTH.f.. :02/06/02 00:15
そろそろageときますか。

>>133
まあこの表紙はウルフとは関係ないし、雑誌のタイトルが "Crank!" というくらい
なんでいいんじゃないかと。あっ、今気がついたけどこれって日本語にすると
「奇想天外」ですね。
念のため補足しておくと、このアンソロジーは今は無き "Crank!" というマイナー
なSF雑誌のべスト集です。
135名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/06 16:42
名古屋市の鶴舞中央図書館に三巻(書庫)まである。
しかし、「独裁者の城塞」だけがなぜか抜けてる。誰かが無くしたのか?

ク、クソー!
13629:02/06/06 20:36
第3巻 警士の剣の表紙が好きです。
137abaia ◆URTH.f.. :02/06/06 23:10
>>135
とりあえず3巻まで読んで、あとは運を天にまかせるか、なんとか原書を読みましょう。
「ここで休む。たとえ、わたしと並んで闘争に飛び込む意志がなくても、読者よ、
きみを責めるつもりはない。それは決して容易なことではないのだから」
(「警士の剣」381ページ)

>>136
ドルカスの儚げなところが良いですね。ただ私は天野氏のイラストは嫌いじゃない
のですが、全体的にちょっと違う気がします。特に「拷問者の影」の表紙はとても
セヴェリアンに見えない。

某原書一冊本の表紙のジェイソンが良いとは口が裂けても言えませんが、描写として
はあちらの方が近いかも。(イラストそのものは下手くそかつ悪趣味ですが)
138真理と悔悟:02/06/06 23:17
ええっ!?私、あの拷問者の影の表紙大好きなんです。
あらゆる本の中でもかなり上位にきてます(泣
天野絵はたいして好きではありませんが…。
139abaia ◆URTH.f.. :02/06/06 23:25
>>138
あらら、すみません。
言い訳すると、好きとか嫌いとかじゃなくて、服装とか仮面とか、テルミヌス・
エストの長さとかが文中の描写を無視してると思うんですよ。
やっぱり拷問者はマントの下は裸の胸で、かつ会った人がおぞましいと思うような
風体じゃないといけないんじゃないかと。
140真理と悔悟:02/06/06 23:31
こちらこそ勢いで…。どうもすみません。
確かに…。あの短さは長らく見なかったことにして自分をごまかしていました。
でもセヴェリアンはやはり色男でいて欲しかったりするせいで、その他の点は喜んでしまっています。

仮面は…、やっぱりORB合本版みたいなのが正解なんですかね。
あのかっこ悪さは犯罪かと…。ってあれが街中歩いてたら確かにつかまりますね…。
141abaia ◆URTH.f.. :02/06/06 23:43
>>140
たしかにORBの表紙の仮面は・・・なんだか極悪パンダ兄弟の黒パンダみたいだ。
Science Fiction Book Clubのジェイソンといい、なんだか・・・
142abaia ◆URTH.f.. :02/06/07 23:29
"The Book of the Long Sun" の第1巻 "Nightside the Long Sun" をやっと
読了しました。前にもちょっと書いたけれど、「新しい太陽の書」とは全く違う
スタイルで、最初は非常にゆっくりと始まって、だんだんテンポが早くなって
いくような話です。
正直第1巻は長い物語のイントロダクションといった感じです。

14329:02/06/08 08:59
かっこ悪い仮面って↓これですか?
http://images-eu.amazon.com/images/P/0312890176.01.LZZZZZZZ.jpg
144abaia ◆URTH.f.. :02/06/08 09:40
>>143
そうです。
悪役レスラーみたいでもありますね。口の周りの五つの縁飾り(牙?)がなんだか
変ですね。表紙そのものはなかなかかっこいいんですが。
145abaia ◆URTH.f.. :02/06/13 23:08
"GURPS NEW SUN" というのを見つけてAmazonで注文してしまいました。
http://www.sjgames.com/gurps/books/newsun/

作者があの "Lexicon Urthus" の Michael Andre-Driussi 氏なので、かなり
期待できそう。とは言っても、テーブルトークRPGなんて十ウン年もやったこと
ないし、近くにやる相手もいないのですが。

ところでこれって角川スニーカー文庫で翻訳されてるなんてことはないですよね?
>>145
最近はリプレイと小説以外はA4かA4変形版あるよ。

しかしGURPSだと遊ぶためには別にBasic Setも買わなきゃあかんのでは?
147abaia ◆URTH.f.. :02/06/15 00:04
>>146
>しかしGURPSだと遊ぶためには別にBasic Setも買わなきゃあかんのでは?

確かにそうなのですが、じゃあ実際にプレイするかというと、きっとしないと思う
ので。
148abaia ◆URTH.f.. :02/06/15 23:18
"GURPS NEW SUN" が届きました。
ざっとながめたところ、"Lexicon Urthus" の内容から書誌学的な部分を除外
して再構成し、肉付けおよび多少の二次創作(?)を加えたといった具合で、
なかなか良いようです。

もちろんゲームブックなので「屁理屈系」や文学的な部分はすっぱり割愛して、
異世界サイエンスファンタジーとしての部分を思いっきりクローズアップしては
いますが、作者が超のつくウルフマニアなので「そりゃないだろう」といったこと
はないでしょう。

ただしイラストだけは別で、下手くそなアメコミ調、特にセクラの方のイラスト
などは目を被いたくなるばかりです。

ところで日本で実際にこれをプレイしている人っているんでしょうか?
149名無し三等兵:02/06/16 21:20
>148
 GURPSというか、スティーヴ・ジャクソンのところが出すゲームは、みんな
そうですね(笑)
 むかし、まだ出版社が丁寧な仕事をしていた頃は、日本で翻訳出版される際に
全部日本人のイラストレータが書き直したりしていたみたいです。

 プレイヤーキャラクターはどんな役回りになるんでしょね?
 街道(Yellow Brick Road?:-p)を歩いてディマルキに丸焼きにされちゃうとか(笑)

 とりあえずガープスシリーズは日本ではどうでしょね〜RPGサークルでプレイ
する人がいるかも、という程度ではないでしょか。
150abaia ◆URTH.f.. :02/06/16 23:27
>>149
キャラクターのテンプレートを見ると、ディマルキもあります。他にも折衷人とか
南の島の住人みたいな渋いのから、拷問者や魔女みたいなメジャーなのまであれこれ
用意されてます。

キャンペーンの例として、ネッソスでの冒険、高貴人の生活、アスキア人との戦い、
ヴォダルスの反乱、Xanthic Seaでの航海、時間旅行、とかが挙げられてます。

見てるとやっぱりやりたくなりますが、相手見つけるのは至難の業でしょうね。
151真理と悔悟:02/06/16 23:30
いっそここで、とか(笑
いや勿論冗談ですが。
152名無し三等兵:02/06/17 00:10
 きゃはは、でも新しい太陽の書の場合、プレイヤーは決めの場面で必ず
哲学的に深い意味を含んだ台詞を述べるか、隠喩に満ちた昔話をしなくては
いけないので、結構大変かも。
 むかしむかし・・・。
15329:02/06/17 21:08
掲示板でゲームですか!
お、面白そう〜  

むかしむかし、、、
鉛筆とサイコロ持って「ゲームブック」で遊んだのを思い出した
10冊くらいは買いこんだ記憶がある、へへ
154abaia ◆URTH.f.. :02/06/17 21:17
2chでやるのはさすがに無理だと思いますが、メッセンジャーでならなんとかなるの
かもしれませんね。でもマップとかダイスとかどうするのかな?

そもそも自分はTRPGは、はるか昔の大学SF研時代に二、三回やっただけなので、
GURPSも含めて最近のゲームの知識はゼロなのです。そもそもそんなことが可能なの
かもよくわからないのですが。

でもあの頃、一回だけ自分でGMやったことがあって、あれは面白かったなあ。
ちなみにファーマーの階層宇宙とリバーワールドをアレンジした世界を舞台に
したんですが。
155名無し三等兵:02/06/17 21:53
 NIFなんかだと、昔(今もかな?)リアルタイムチャット上でTRPG遊んで
いましたね。
 表面上に見えるチャットの他に、直接person-to-personで文章を投げる
sendとかpageというコマンドがあって、その人だけが気づいた情報を、それで
投げたりとか結構なもんでしたよ:-)

 通常の銘柄ものだと全員がルールブック持ってないといけないのですが
それとは別に、どちらかというと「お話の進行役」みたいなレフリーをおいて
「おれはこうする」「わたしはこうする」式に進めていく形式のRPGも行われて
ましたです。
 新しい太陽の書の場合は、細かい表やダイスは必要なさそうなので
そういう形式の方がむいてるかもしれないですね。
156abaia ◆URTH.f.. :02/06/17 22:53
WEBページにマップや設定表とか置いといて、それを参照しながらメッセンジャーで
進行、とかなら可能でしょうかね?
この際だからGURPSのベーシック・セットでも買って眺めてみようかな。

ところでGURPSでGoogle検索すると、日本語のページだけで11,300件もあるんです
ね。やはりゲーム人口は多いというか、SFが少ないだけだというか。
157名無し三等兵:02/06/19 11:58
>156
 メッセンジャーかIRCでしょか。
 サーバが用意できればHTMLチャットだと参入の敷居が低いかも知れないですね。
158abaia ◆URTH.f.. :02/06/19 22:51
>>157
なるほど、と思って1分で設置できる簡易チャットをアップロードしてみたのですが、
しかしメッセンジャーならともかく、そもそも人のいないサイトのチャットなんて
のは、二人以上が同時に在室する可能性は限りなくゼロに近いですな。
まあゲームの進行のためならどうでもいいんですが。

あと別フレームでマップとかダイスとかの情報を表示させてリロードさせると面白い
かもしれませんね。
159名無し三等兵:02/06/20 07:22
>158
 まぁHTMLチャットの場合、時間が合わなくてもぽちぽちコメントつけていくことができますしね:-)
 どちらかというとリニアな板一枚の掲示板みたいなかんじでしょか。
160abaia ◆URTH.f.. :02/06/23 13:43
自宅近くのゲーム専門店にGURPS関連の書籍が何冊かあったんですが、ベーシック
セットだけ見つかりませんでした。
わざわざ注文して買ってみる意味があるか思案中。
161名無し三等兵:02/07/01 17:55
 GURPSどですか?(笑)
 <蛙>の説明が追加されててウマー

 オカルト板で、こんなスレをみつけますた

クゥトルーなサウンドノベルを作るスレ
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1016541361/
162abaia ◆URTH.f.. :02/07/01 22:26
>>161
<蛙>がロムルスだけでなくモーグリらしいというのは、"Lexicon"で読んで
知っていたのですが、実は私「ジャングル・ブック」は未読だったのです。
で、土曜にちょこっと書いてUploadして、いや待てと思って本屋の児童書
コーナーで立ち読みしてみたら、まるっきり同じ話だったんで、慌てて書き
足しました。
やっぱりきちんと参考文献(?)には当たらないといけないですね。

>オカルト板で、こんなスレをみつけますた
いやあ、実に濃くて楽しそうですね。時間がなくて全部読んでないのですが、
名無し三等兵さんはこういうの作ったことあるんですか?

久しぶりにageさせてください。
163名無し三等兵:02/07/04 22:18
 kaba鯖方面で、クラックされて板が陥落(スレッド全滅)という事態になって
スレ復旧など、ひどい目にあってました

 しかし、古典のみならずジャングルブックとは・・・あなどりがたし、英語本だと
文脈追うだけで精一杯なんですが、やっぱり、そこいらの知識があると、また
全然違った読みもできるんでしょうねぇ。
 あ〜う、英語力がほしい(切実

 ところで>161のスレなんですが、ちょうどあんなかんじですよね:-)
 ダイス振ったりと言うことはほとんどなくて、シチュエーションの合理性から
次のストーリーを考え出すという感じで、レフリーもかなり想像力(妄想力?)を
刺激されましたです:-)
164abaia ◆URTH.f.. :02/07/05 23:51
>>163
ひょっとして復旧作業とかなさってたんですか?
この板もこの先どうなるかわからんなあ、と急に思い立ってSF板のdatとバナーを
落としときましたよ。
ところでSF板って板ガイドが無いんですね。いつもj2ch-cacheで見てるんで全然
気がつきませんでした。
(SF板の転送量ってどのくらいなんだろう?)
165名無し三等兵:02/07/06 09:41
>164
 主として自治活動なので、直接復旧作業していたわけではないんですけどね:-)
 今回のはクラックだそうなので、相当特殊ではありますよね。
 ちなみにはわたしはかちゅ〜しゃで見てます:-p
質問です。
いま「拷問者の影」を読んでるところなのですが(半分くらい)、
このスレのネタバレ度合いってどのくらいでしょう?
容赦なし?
それとも、わかる人にはわかるといった雰囲気でしょうか。
前者だろうな、とは思うのですが、おたずねまで。
167abaia ◆URTH.f.. :02/07/06 19:59
>>166
ほとんど容赦なしです。

個人的にはこの作品はネタバレの有無で面白くなくなるような性質のものではなく、
また未読段階でスレを読んでもピンと来ない部分が多いとは思うのですが、感じ方
は人それぞれですので、心配ならば読み終わった段階で見ていただいた方がよろしい
かと思います。

ということで楽しみにお待ちしております。
168名も無きゲーマー:02/07/06 20:53
遅レスマソ
おい!TRPGの話出した者達よ!
TRPGの話がしたいならすぐにでも卓上板に来てくれ!

http://game.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1015779304/l50

もう逝ってたらマジスマソ。
169abaia ◆URTH.f.. :02/07/06 22:11
>>168
GURPSの話を出した時に、そことか、他のGURPS系サイトとか覗いてはみたのですが、
とりあえず自分が立ち入れるレベルではないと思ったので。
例えて言うと、もともとイライジャ・ウッドのファンだった人間が映画のヒットで
嬉しくてSF板の指輪スレを覗いてみたんだけど、とても自分が書き込める場所では
ないかな、と。
"New Sun" のゲームの話がききたければあちらですれば良いのはわかっているの
ですが、こういう初心者以前の部外者の質問を受け付けてくれるのでしょうか?
170166:02/07/06 23:18
>>167
レスに感謝を。

>個人的にはこの作品はネタバレの有無で面白くなくなるような性質のものではなく、
>また未読段階でスレを読んでもピンと来ない部分が多いとは思うのですが、

おそらくそういうタイプの作品だと思います。
でも語りの面白さもあるような気もするので、スレは読まずにおくことにしますね。
(冒頭の章「復活と死」の最後のセンテンスには思わず大笑しました)

アドバイスありがとうございました!
いつかこのスレを読める日のくるよう精進いたします。(w
171abaia ◆URTH.f.. :02/07/06 23:39
>>170
これが166さんの「黄金の書」になればいいですね。
そうなったら、またそうでなくても、もう一度お会いできると嬉しいです。
172じょなす:02/07/07 02:51
はじめまして!新しい太陽大ファンです。
随分前から悩んでいる質問があるので、どなたか教えてください。
第4巻、「復活」の章でセヴェリアンが明らかであると確信した第1のことについて、
(1)何を言っているのか?
(2)なぜ明らかなのか?
わからないんですが、詳しく教えていただけないでしょうか?
一応5巻も読みました。でもまだ全然消化できていません。
173abaia ◆URTH.f.. :02/07/07 08:34
>>172
はじめまして、以下は私の一解釈です。

まず一つ目の段落ですが、これは「神殿奴隷・(独裁者・)水の精が既に別の
時間線の中でセヴェリアンに出会っていたから、セヴェリアンが独裁者となる
ことを知っていた」という意味だと思います。従って「最初のセヴェリアン」
という表現は、「別の時間線のセヴェリアン」と同義だと思います。

それであれば、まあこの部分は「明らか」と言ってよいかと思います。
174abaia ◆URTH.f.. :02/07/07 08:40
一方、二番目の段落は、セヴェリアン自身が「推測」と書いているように、別の
時間線のセヴェリアン――水の精に助けられず、別の人生を送ったセヴェリアン
――の物語を想像してみた、ということではないでしょうか?

第5巻での時間解釈と比べると多少不整合があるような気もしますが、これが書か
れた時点ではまだ第5巻の構想はなかったでしょうから、多少の不整合はしょうが
ないかもしれません。
175abaia ◆URTH.f.. :02/07/07 08:44
それよりも私の疑問は、子供の頃セヴェリアンがいりびたっていた霊廟が誰のもの
なのか、ということです。第5巻までの物語にこの霊廟は登場しないようなので、
おそらく「別のセヴェリアン」のものなのでしょうが、それが物語内でうまく説明
されていないように感じます。

ところでジョナスというキャラクターも謎が多いですね。

長文かつネタバレすみません。
176じょなす:02/07/09 00:09
>>173
もしかすると大事なところを読み落としているのかもしれませんが、
「別の時間線のセヴェリアン」の存在を示唆する文がこれまでのど
こかにあったのでしょうか?
「今のセヴェリアン」の未来の姿を知っていれば、「別の時間線の
セヴェリアン」は存在する必要は無いように思うのですが…
何か根本的な解釈が間違っているのかも。
177abaia ◆URTH.f.. :02/07/09 22:13
>>176
もう少し補足を考えたのですが、長文かつ第5巻まで含めてネタバレになる内容
なので、自分のサイトの掲示板にポストしました。
差しつかえなければ、
http://ultan.net/
の掲示板を覗いてみていただけますか?
178abaia ◆URTH.f.. :02/07/18 22:46
先日会社の後輩がアメリカに行った際、デビッド・リンチの「ブルー・ベルベット」
と「マルホランド・ドライブ」のDVD(Region 1)を買ってきてもらって、あらためて
思ったのですが、リンチの映画と「新しい太陽の書」ってちょっと似てませんか?
どちらも小難しい理屈と娯楽性、時に唐突な暴力性とセックスが迸り出るあたり。
もっともリンチの方は「理屈のように見せているだけ」という気もしますが。

こびとや巨人、巨大な水の精、死肉喰い、拷問者、記憶の混乱、取って付けたような
説明、など、どれもリンチが好んで描きそうなモチーフではないかと思います。
間違えて映画化されないかな。そうすりゃあいやでも復刊するだろうに。

ちなみにリンチ版「新しい太陽の書」キャスト

セヴェリアン(カイル・マクラクラン)
ドルカス(ナオミ・ワッツ)
セクラ(メッチェン・アミック)
サイリアカ(イザベラ・ロッセリーニ)
タロス博士(ツイン・ピークスに出てきたこびと)
179名無し三等兵:02/07/19 08:53
>178
 映画化は当たりはずれが大きいですからねぇ〜
 主人公が、例の表紙みたくマッドマックス敵役風か、はたまたハンニバル・レクター博士風に
なって、しかもそれが再刊本の表紙になっちゃったら泣きますよ(笑)

 でもドルカスをナオミ・ワッツっつーのは激しく同意。
180abaia ◆URTH.f.. :02/07/19 22:05
「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツは前半の初々しい田舎娘の演技と
後半の妄執に悶え苦しむ演技のギャップがドルカスに似つかわしいのではないか
と思います。それに少女っぽく見えて実は1968年生まれの33歳というのも良い
です。
181名無し三等兵:02/07/20 09:08
>180
 68'年生まれだと34ですね。
 なにしろ、わし69'年生まれの33ですので:-p

 結構年くってて少女っぽいというと、クリント・イーストウッドと組んでた時代の
ソンドラ・ロックなんかも良かったですね〜。
 考えてみれば、適した女優が得られるかどうかと言うのも大きいところではありますね。
182abaia ◆URTH.f.. :02/07/20 20:16
1968/9/28が誕生日のようなのでまだ33ですね。
ソンドラ・ロックというとダーティーハリー4くらいしか記憶にないのですが、細くて
ちょっとこわいという印象でした。こちらは1947年生まれの55歳。まあクリント・
イーストウッドももう頑固爺の役柄が中心ですからしょうがないですね。

ちなみにイザベラ・ロッセリーニは1952年生まれの50歳。こちらは今でもお美しく、
http://ingridandisabella.tripod.com/ir54.html
とか
http://ingridandisabella.tripod.com/ir_ffatale2.html
とか、とても50前には見えないです。

デビッド・リンチと一緒の写真もかっこいい。
http://ingridandisabella.tripod.com/ir_candid8.html
183abaia ◆URTH.f.. :02/07/21 19:05
あまり関係ない俳優の話ばかりでもなんなので、ちょっと本の話題。

「新しい太陽の書」の古書ですが、あるオンライン古書店では安価で各巻在庫が
あるようです。欲しい方はチェックしてみてはいかがでしょう?

「新しい太陽の書」シリーズの詳細な用語事典であるMichael Andre-Driussi著の
"Lexicon Urthus" ですが、版元完売してしまったようです。
http://www.siriusfiction.com/index.html
最低増刷ロットは1,000部のようですが、出版社のSirius Fictionという会社は
ジーン・ウルフ、ジャック・ヴァンス、ジョン・クロウリー専門のファン出版の
ようなので、増刷は難しいかも。
184名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/28 17:34
一巻は何とかブクオフで手に入れたのですが、それからさっぱり
見つかりません。
ネットの古本屋も何件か回ったのですが、無し。

>183さん
あの、そのオンライン古書店、ヒントだけでも頂け
ないでしょうか?
セヴェリアンのお話の続きが読みたい!
185abaia ◆URTH.f.. :02/07/28 18:04
>>184
メール欄をご覧下さい。
186184:02/07/28 23:12
まだ一巻の後半部分なのですが、この雰囲気を作り出した
だけでも、この作者は偉い!
私のような凡人には例を上げる事すら出来ませんが、この
形容し難い、雰囲気好きです。
ところで、ヴァレリアは作品のキーキャラなのですか?
前レスではあまり出てこないような事が書かれていたので。


>185さん
有難う御座いました!
早速注文したのですが、早く届くといいなぁ。
こちらのネット本屋さんとても気に入りました。




187abaia ◆URTH.f.. :02/07/29 22:12
>>186
物語のストーリーを追う上でヴァレリアが重要な登場人物かというと、そうでは
ないと思います。というかほとんど出て来ません。
ただシンボリックなレベルではかなり大事なキャラクターとして描かれているよう
に思います。

例の本屋の在庫を確認してみたら、まだ更新されていないようだったのですが、
ちゃんと注文受付はされたんですよね?早く届くといいですね。

ところで今本屋に並んでいる「文藝」秋季号には、ウルフマニアの特殊翻訳家
柳下毅一郎氏による、ウルフの初期作品「ケルベロス第五の首」の紹介が掲載
されています。ひょっとすると「新しい太陽の書」復刊よりも「ケルベロス」訳出
の方が早かったりして。それはそれで喜ばしいですが。
188184:02/07/30 19:12
>187
その節はお世話になりました。(一礼)
一応確認メールが届いたので、注文は出来たと思います。
多分、直には在庫更新されないのでは。

それにしても、新しい太陽の書復刊の折には是非というか
絶対に、第5巻も翻訳してもらえないと悲しい…。
こういう時、基礎的な学が無いというのは悲しいものです。

セヴェリアンっていやに丁寧だったりするのですが、時々
言う言葉や、行動が唐突かつ直裁的で不思議な感じです。
189abaia ◆URTH.f.. :02/08/18 23:10
アスキア兵士って何かに似てると思ってたんですが、ジャック・ヴァンスの
「竜を駆る種族」だと気がつきました。
「十七人の乙女」も読まないと。

ヴァンスのスレもあるといいけど、このスレと同じくらい寂れそうですね。
前に「魔王子」のスレがありましたが。
190名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/19 05:05
ウールスあげ
191徒弟age:02/08/19 06:00
既出ながら
-------------- Terminus est ----------------
192テュポーンの相方:02/08/22 15:11
>>191
お別れですか?(T_T)
193166:02/08/28 23:42
「調停者の鉤爪」読了。
あと2冊。今のところ期待は裏切られてません。続きがたのしみ。
ではまた。

あ、とりあえずp.373に「牛飼いが瓢箪にに」と誤植。
他にもあったかな?
194abaia ◆URTH.f.. :02/08/29 22:29
>>193
第3巻の「警士の剣」は、ウールスの世界の仕組みが徐々に見えてくるとともに、
セヴェリアンがいろいろなものを失っていく悲しい物語で、私は一番好きです。
195abaia ◆URTH.f.. :02/08/31 18:25
ヴァンスの「十七人の乙女」はあんまりアスキア人とは関係なさそうでした。
というか、よく考えたら遠い昔SFマガジンに訳載された時に読んでました。

セヴェリアンが妙に女性に手が早いのは、ひょっとすると「終末期の赤い地球」や
「十七人の乙女」の主人公キューゲルへのオマージュかな、とか思ったり。
他にもたぶん引用と思われるディテールはいろいろありそうです。

ヴァンスと言えば、海外では凄い全集がファンによって企画されてるようで。
http://www.vanceintegral.com/
全44巻で普及版が$1,250、豪華皮装版が$3,000の一括払込。きっと多くのマニアは
両方買うのでしょうね。
自分もウルフの全集が将来出たらおそらく買ってしまいそうですが。
196166:02/09/10 00:02
「警士の剣」読了。
セヴェリアンは「逃亡」以外の目的を喪失してしまったような。
どうなるのだろう。
とりあえず最終巻に突入。
197166:02/09/10 00:03
誤植?メモ。p.204
> 彼は〈蛙〉の家畜の群れのところにいき、一頭の白い雌牛と〜

この部分、〈蛙〉ではなく〈魚〉か。
ところで、この2つ。「かわず」と「うお」と読むのだろうか、
198abaia ◆URTH.f.. :02/09/10 22:47
>>197
原文では "He went to the herds of Fish and took a white cow and ..."
なので、おっしゃる通りですね。

私は単純に「かえる」「さかな」と読んでました。<蛙>はローマ神話のロムルス
であると同時にジャングル・ブックの "<蛙>のモウグリ" でもあるので「かえる」
の方がイメージが合うような気がします。
199abaia ◆URTH.f.. :02/09/19 22:28
保守age、かつ小さな疑問。

第3巻第17章の章題は「警士の剣」ですが、なぜこの章がこのタイトルなのか
よくわかりません。この時はもはや警士ではないし、多少テルミヌス・エストを
振り回すシーンはあるにせよ、さほど象徴的な意味もないと思います。
他の巻の、本の題名と同じ題の章はそれぞれ意味があるので、ちょっと違和感が
あります。

たとえば第37章を「警士の剣」にして、ちょっと内容を変えてもよかったような。
200テュポーンの相方:02/09/20 13:01
>>197
私も<かえる>と<さかな>と読んでいます。
そこの<蛙>と<魚>の誤植も気になりましたが、ついでにいうと
P192冒頭の「そして、彼の子供はすべて成人に達する前に死ぬだろうと。」
という部分も「成人に達するまで死ぬことはないだろう」の間違いではないでしょうか。

>>199
読み返してみました。
リクトルという職業が良く分からないのですが(警士とも刑士とも、また他の訳も見られますよね)
刑士ではなく警士という語感からすると、処刑人というより官憲の色が濃く見えます。
そういう意味合いがあるとすれば、この章では
セヴェリアンが他人を助けるために剣を振るう
という数少ない場面があったからかな?なんて考えます。
ちょっと苦しいところですが。

ところでこの章のラストシーンは、
私にとってどこをとっても好きな所だらけのこの物語の中でも
特に好きな場面の一つです。
201abaia ◆URTH.f.. :02/09/22 16:46
>>200
確かに "... and that no child of his would die before it had reached
full growth." ですね。

リクトルについては、確かにそういうことなんでしょうか。ただ古代ローマのリクトル
の役目は、棍棒(ファスケス)を振り回して執政官の露払いをする=権力の象徴として
力を行使すること、のようなので、ちょっと違和感を感じるんですよね。
202abaia ◆URTH.f.. :02/09/22 16:57
>>200
第17章ラストシーン
「水が笑い声を立てている川のほとりで、われわれがいかに真剣だったか、少年の
濡れた顔がどれほど真剣で清潔だったか、その大きな目の睫にたまった水の雫が
いかに輝いていたか、それを描写できればよいのだが」

"I wish I could describe how serious we were there by the laughing
stream, how solemn and clean he looked with his wet face and the
droplets sparkling in the lashes of his wide eyes."

これはとにかく泣けますね。
203abaia ◆URTH.f.. :02/10/02 22:33
保守
204名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/07 22:01
わ〜〜い、一巻を古本屋で発見即購入!250円だった!
2〜4巻は何処にあるのかなぁ〜?
気長に捜そ
205名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/07 22:26
>>204
一巻は古本屋で結構見つかるんですがその後がなかなか……。
頑張ってそろえて下さい、それだけの値打ちのある本だと思います。
ちなみに、私は全4冊で2000円かかりました。
206名無し三等兵:02/10/08 08:03
 わしは、そのころフネにのってたんですが、1巻を神田の書泉で購入後、2,3巻を沖縄
那覇で、数年後に4巻を稚内の本屋で見つけました。
 その後立ち寄ったら、那覇の本屋は国際通りの再開発でなくなり、稚内の本屋は
先日の火事で焼けてしまいました。

 〜さぁ、教えてくれ。これが夢でなかったと、私はどうやって知ればいい?

 :-p
207abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/08 21:49
>>206
わたしにわかるわけがない。もしかしたら、あなたのいうように、それは夢だった
のかもしれない。

>>204
あるオンライン書店で「警士の剣」が10,000円というのを見かけました。
いくらなんでもそこまで高値は不合理だと思いますが、わたしの記憶が誤りで
なければ、たしか表紙は黒いバックラムで、背の部分はかなり色があせ、背丁の
いくつかが露出して、挿絵のあるものは取られているものの、それは驚くほど
美しい本だったはずです。(失礼)
208名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/09 12:27
209名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/10 22:56
はじめまして。
それなりの年を取ったファンなので、当時から持ってました。
何度も何度も読み返して、読めば読むほど面白くなりました。
5巻出てたんですね…知らなかった。
サイト拝見しましたが、やはり読みたいですね。
英語が…(涙)。
210abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/12 00:04
>>209
はじめまして。
わたしの場合、最近は最初から通して読むことはあまりなくて、気のむいた頁を
少しずつ拾い読みすることが多いのですが、それだけでなぜか心が落ち着きます。
ほとんど中毒になりかけてますね。

>>208
約1年半で50件ですね。ということは交渉開始まであと1年半ですか。
ただ復刊ドットコムで復刊してもらうと、おそらく価格が通常の倍くらいになって
しまうので、そうすると新しい読者が入ってくる可能性は低くなるでしょうし、
ちょっと複雑ですね。
早川書房に嘆願書でも送った方がいいんでしょうか。

(トリップが変わったけど、面倒なのでこのまま)
211209:02/10/13 00:31
レスありがとうございます。
最近は読んでなかったので、また読もうかと思っています。
本当に映画化されたらいいですね…
そしたら再版、5巻の翻訳も!
個人的にはカイル・マクラクランのセヴェリアン見てみたいです。

やはり早川に直訴…あああでも早川最近元気がないからなあ。
212 ◆gacHaPIROo :02/10/13 00:49
カワウソの城は翻訳されんのか!?
213 ◆gacHaPIROo :02/10/13 00:57
てゆーか、
古本とかでよく見るけどなー太陽の書。
自分も今もってんのは2部目だし。まえのは終わっちゃった。
214abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/13 22:48
そういえば今ヤフオクで出品されてますね。
215 ◆gacHaPIROo :02/10/13 23:21
どーでもいいけど、
読んだ人に聞いてみたかったことがある。


実際、登場人物って4〜5人でいいよな。劇中劇みたいに。
216abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/13 23:34
>>215
ちなみにどの4-5人ですか?
217 ◆gacHaPIROo :02/10/13 23:37
セバリアン・タイプの背が高いのと、
バルタンダーズ・タイプの筋肉質、
タロス博士タイプの背が小さい多芸な役者に、

ジョレンタのような過剰な美女タイプと
ドルカスタイプの美少女タイプ。


こんだけでなんか役の回しができそうに読めた。
218名無し三等兵:02/10/14 07:06
 背が高いセヴェリアンと、筋肉質のバルダンダーズ・タイプが演じるジョナス・・・
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
219 ◆gacHaPIROo :02/10/14 09:08
>>218
ジョナスはなにげに
タロス博士と年恰好が似てない?

あ、犬忘れてた。
220名無し三等兵:02/10/14 16:06
 いっそのこと、東ヨーロッパの水彩アニメでやってもらうのがベストのような。
221abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/14 19:11
>>217
確かに主要登場人物が4-5人以上登場する場面というのは、四部作にはほとんど
ないですね。(ちなみに "The Urth of the New Sun" にはモブシーンあり)
セヴェリアンの「記憶にもとづく手記」という構造からして、物語の語られ方に
私的な匂いがするのは当然かもしれません。

ただそれが「登場人物を4-5人に類型化できる」と意味だとすると、どうなんで
しょうか。例えば女性で言うとセクラの中の相反する個性や、アギアの中にある
「野性的なもの」、サイリアカの衰えいく美、などなど。またドルカスを単に
「美少女」と形容すると、彼女の複雑な個性がうまく言いあらわせないような気が
します。もっともわたし自身、あの劇中劇がある意味物語全体の要約であるいう
のには半ば賛成なのですが。

ところでセクラは「背の高い」セヴェリアンが(最初から)演じたりして。
222 ◆gacHaPIROo :02/10/14 19:42
>>221
セクラをセヴェリアン・タイプでみるのは、
初めて気付いた。なるへそ。
なら、魔女の塔の女城主もそんな感じなんかも。

どうにも、
マトリョーシカっぽい劇中劇中劇の展開が多い
シナリオとかにも見えるけど、
自分からわざわざ規制と限界を引いてんのに、
ありあまる空想と想像で
あっさり軽々越えて見せてるような小説は
なかなかあるようで、ない。
読むほうは楽しいんだけど、
書く人にしてみりゃ、恐るべきこっちゃね、きっと。

映画とか漫画とかアニメとかいってるけど、
これ、劇団でスケッチしたほうがいいぞ、先に。
>>210
復刊ドットコムが絡んでも、早川書房からの再版(増刷)ということになれば、
値段はほとんど変わらない筈。
ブッキングからの再版というかたちになると跳ね上がるんだと思う。

つーか、三原が三原が・・・ でも12000円〜〜
224abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/15 00:15
>>223
ああなるほど。それならいいですね。
それにしても三原順が12000円ですか。まあマニアは買わざるを得ないんじゃない
ですか。自分は別にマニアじゃありませんが、「ビリーの森〜」の1巻だけ持って
るんで2巻買おうかなと。
でもこれ確か遺作で完結する前に自殺したんですよね?
225abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/23 22:59
来年はじめにウルフの新しい本 "Latro in the Mist" が出版される模様。
詳細は不明ですが、タイトルとページ数からして、このところ絶版になっていた
古代ギリシアを舞台にしたファンタジー作品 "Soldier in the Mist",
"Soldier of Arete" の合本と思われます。
再来年くらいにはシリーズ第三作が出るという噂もあるようです。

226名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/23 23:37
5巻出すついでに1-4も出ないかなぁ、と夢を見る。
227名無し三等兵:02/10/24 08:46
>225
 うを、どうもありがとです〜:-)
228 ◆gacHaPIROo :02/10/24 23:29
>>225
うわー、大期待っす!!
でさ、
なんか思いついたんすが、みんなはどー思ってるんかな?ってことを。

ウルフが「太陽の書」で示した世界観のうち、
他のSF作家と一線を画してると思える点があるんす。
ハインラインや、アシモフとかの巨匠も含めて
それまでのSF世界ってのは科学の進展ともに
人間の蛮性とか技術的な低レベルのものは
駆逐されるような書き方されてたんで
自分も当たり前のようにそれを『物語』として楽しんでた訳っす。
でも、この作品読んでからは、もっとリアルなSF世界観てのは
超高度な科学や思想と、原始的な技術や宗教が混在する、
つまり、人間の平均の幅が広がる世界を意識したものが示されるようになった、
ってことに気付かせてくれたってところにエポックがある、つまり、
科学がどんなに進んでも、底辺の文化はきっとそこにありつづけるだろう、って
事実を物語ってくれたのが感動したとこなわけでした。って長いなおい。

229名無し三等兵:02/10/25 08:40
>228
 あぁ、あなたも黄金の書にであってしまいましたね(笑)
 そういうあなたに、このサイト:-p

ttp://ultan.net/
230abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/25 23:39
>>227
そう言えば以前Soldierシリーズを読みたいと書いてらっしゃいましたよね。
過去ログ読み返して思い出しましたが、この前ジョン・クロウリーの "Otherwise"
というのを買いました。初期作品 "The Deep", "Beasts", "Engine Summer" の
合本です。

読みもしない本を買い集めるのはやめようと随分前に決めたはずなのに、最近読め
そうにない洋書が増えていく・・・
231ユカリ:02/10/25 23:47

プランテック製の「 RX-2000V 」を改造済み
にした、アイティーエス製の「 RX-2000V 」↓
http://user.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/neo_uuronntya#.2ch.net/

現在、本当に人気がある様です。
≪宣伝ではありません≫

関連ホームページ↓
http://www.h5.dion.ne.jp/~gekitoku/
http://www.h4.dion.ne.jp/~gekiyasu/
http://www.h5.dion.ne.jp/~gekirea/
http://www.h4.dion.ne.jp/~shinsetu/
http://www.planning-instigator.com/silentpeople/best/index2.html
232 ◆gacHaPIROo :02/10/26 00:07
>>230
いっそのこと、
プロジェクト杉田玄白に依頼するとか。
http://www.genpaku.org/
233abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/26 00:48
>>232
いや、著作権者の許可を取らずに公開する訳にはいかないでしょう。ストールマン
とかじゃないんだから、職業作家がむやみに無償翻訳公開を許可するわけはないと
思います。しかし山形氏はNRIに勤務しながらよく時間がありますね。感心します。

ウルフのエッセイ「カワウソの城」には出版状況の話があって、ウルフのような
米国の作家にとっては、北米市場が50%、他の英語圏が25%、その他言語への
翻訳による売上が25%の割合で、フランス、ドイツ、日本の順に需要が見込める、
というようなことが書かれています。あっという間に絶版になってしまう日本市場
も潜在的市場として意識されていたかと思うと涙が出てきます。

まあでも訳すだけなら勝手だから第5作を訳してみようかな、と思ったり。きっと
三年くらいかかるでしょうけど。
234名無し三等兵:02/10/26 04:01
>233
 一日千秋の思いでお待ち申し上げております(_人_)
235名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/26 21:56
最近ファンタジーブームだし、復刊すべきと思う。
個人的にはハードカバーで再刊されても買う。
早川はこの作品に関しては普及に尽力する義務があるとさえ思う。
文庫でSFにカテゴライズしときながら天野喜孝のカバーイラストだったのが、
仇になってるのだろうか?
私は天野イラストに惹かれて購入したくちだが、
ハードSFとかサイバーパンク好きの人の購買欲は刺激しなかったかも。
「拷問者の影」発売4ヶ月前に「ニューロマンサー」が出ちゃってる。
236abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/27 22:21
いろいろ集計してみました。
ハヤカワ文庫SF1200番までで現在も入手可能と思われるものは18.2%のみとか、
ちょっと古めのシリーズもので入手可能なのはファウンデーションとパーンの
竜騎士とスタートレックのみとか。

疲れた。
237 ◆gacHaPIROo :02/10/27 22:58
>>236
おつかれー。
ペリーローダンとかの一巻から
読みたいなんて思っても無理って話聞いたことありんす。

やっぱ、無理?
でも、ファウンデーションとかパーンとかは復刻してませんでした?
238abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/27 23:13
>>237
ペリーローダンはSF1400番までの280冊のうち入手可能なのは34冊のみだと思われ
ます。
239 ◆gacHaPIROo :02/10/27 23:18
>>238
少なっ!!
240abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/27 23:23
また、過去にハヤカワ文庫SFから5冊以上出版されたにもかかわらず現在1冊も入手
できない不幸な作家には、A・バートラム・チャンドラー、マイクル・ムアコック、
フィリップ・ホセ・ファーマー、キース・ローマー、ドナルド・モフィット、
リン・カーター、アンドレ・ノートン、ウォルター・ジョン・ウィリアムズ、
ジャック・ヴァンス、ロバート・E・ハワード、グレゴリイ・カーン、ロバート・シェクリイ
などがいます。

241 ◆gacHaPIROo :02/10/27 23:28
>>240
あのさ、
そーゆーマルクスの資本論並に
著名度の低い著作ってのこそ、
WEBで万民に広める意義があるって
ハッカー理論的には思うんすが、どー思います?
フィリップ・ホセ・ファーマーは広めなくていいよ。
243名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/28 08:57
何でもイイから5巻を出せ。(涙
244abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/29 22:51
実はこの中でファーマーが一番好き。
245名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/30 01:20
>>244
あたしも。当然だと思う。
>>240
ビッグネームも少なくないな
247 ◆gacHaPIROo :02/10/30 22:15
>>246
ムアコックとか。
なんで絶版なんだか激しく矛盾を感じる。
富士見書房との違いは宣伝だけなんに。
248名無しは無慈悲な夜の女王:02/10/31 15:59
つか、アンドレ・ノートンが読めないのは
ジュブナイル業界(?)にとって致命的だと思うがどうよ。


ってスレ違いスマソ。
249abaia ◆qaURTH.f.. :02/10/31 23:23
現実逃避願望充足異世界冒険SFの最高峰「階層宇宙」シリーズが読めないのも
まずいと思います。

しかしあのシリーズこそ、4巻の最後でキカハとアナーナが窮地に陥って、さて
5巻でどうなる、というところで邦訳が止まってしまったんですよね。5巻だけは
その後原書で読みましたが。
250 ◆gacHaPIROo :02/11/01 21:51
ところで、
新しい太陽の書って原書を入手しようと思ったら、
アマゾンしかないんでしょうか?
本屋で頼むとしたら、
注文方法とかあったら教えてください。
251abaia ◆qaURTH.f.. :02/11/01 22:25
本屋の店頭で見たことはないですね。もっとも最近洋書はオンライン書店でしか
買っていないのでよく知りませんが。

もしクレジットカードが使えないというようなことなら、Amazon.co.jpでは
代金引換も扱ってますよ。
252 ◆gacHaPIROo :02/11/01 23:25
>>251
ありがとうございます。

・・・原書どころか英語力もないんすが、
そこんところはともかく。

ほし-よなー・・・・。
253abaia ◆qaURTH.f.. :02/11/03 23:50
ジーン・ウルフの英語は正直難しいと思いますが、邦訳を何度か読んだことがある
のなら、書いてあることはだいたい見当がつくのでなんとかなるように思います。
new sun



乳酸?
255 ◆gacHaPIROo :02/11/23 00:54
>>253
amazon.coで購入すますた。
さて、どーなることやら・・・。
(何度も言いますが英語苦手っす。)
256abaia ◆qaURTH.f.. :02/11/23 20:20
>>255
最初から最後まで読み通すのもなかなかきついでしょうが、例えば邦訳で気に
入った部分を拾い読みしてみるとかはどうですか。英文だとどうしても読む
スピードが遅くなるので、邦訳では何気なく読み飛ばした細部が見えてくると
いうこともありますし、邦訳で良い箇所は原文だともっと良いものなので。
257 ◆gacHaPIROo :02/11/25 22:39
>>256
・・・・今日届きました。

      が、

なんか違う。
どう違うかってタイトルが違う感じ。

『 The Urth of the New Sun 』

・・・・、もしかして激しく間違えた?
これって続編でまだ未翻訳の5巻目?
いきなし最初っから
『足萎えのセヴェリアン』って自己紹介があるし。
うわ。どないしょ(汗
258abaia ◆qaURTH.f.. :02/11/26 22:56
>>257
お気の毒です、が思わず笑ってしまいました。まあ、待望の続編ということで。
そう言えば、自分もはじめて "The Urth of the New Sun" にチャレンジした
時は20ページくらいで挫折しました。
(しかしカスタマーレビューを読んでもらっていればこんなことには…)
これの外国語訳って、何種類くらいあるんだろう?
賞たくさん獲ってるし、訳されてそうなものだけれど・・・

260abaia ◆qaURTH.f.. :02/12/17 23:08
>>259
各国語訳のビブリオグラフィは見つからなかったのでGoogleで検索してみました。

ドイツ語(Das Buch der Neuen Sonne)
http://www.amazon.de/exec/obidos/ASIN/345331008X/qid=1040131861/sr=1-7/ref=sr_1_1_7/302-2596003-0233601
フランス語(Livre du nouveau soleil de Teur)
http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/2207303756/qid=1040131499/sr=1-3/ref=sr_1_1_3/402-8447709-4836142
イタリア語(Il Ciclo del Nuovo Sole)
http://www.terra-di-mezzo.it/Autori/wolfe_01.html
スペイン語(El Libro del Sol Nuevo)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/8445070967/qid=1040131716/sr=1-3/ref=sr_1_0_3/250-5803117-6927443
オランダ語(HET BOEK VAN DE NIEUWE ZON)
http://www.deboekenplank.nl/naslag/aut/w/wolfe_g.htm
スウェーデン語(Den nya solens bok)
http://home.swipnet.se/~w-92087/wolfe.htm

さがせばもっとあるでしょう。
261 ◆gacHaPIROo :02/12/18 09:50
>>260
すっげー・・・
EU圏内は大体カバーしてんすね。
あとは中国、台湾あたりくらいか・・・やりそーなのは。

あ、まだ読めてません、英文。ツラスギっす(汗
KUMA’s Discover Fire and Other
も買ったんすが、こっちのほうがなんか読みやすいもんで。
どっかのHPで理解の足しになるような予備知識とかなんかありますか?ラテン語とか。
262abaia ◆qaURTH.f.. :02/12/20 23:00
>>261
用語集ということであれば、>>183 にある "Lexicon Urthus" という本が大変
詳細で便利なのですが、上にも書いたように絶版となっています。
この本があまりにも丁寧なせいか、ウェブ上で「用語集」的なものは見かけない
ような気がします。

あと "Castle of Days/The Castle of the Otter" に収録されているエッセイ
"Words Weird and Wonderful" にはウルフ自身による用語解説がありますが、
これは「拷問者の影」の分だけです。

"The Urth of the New Sun" に関して言うとあまり特殊な単語は出てこなかった
ような気がしますが、どちらかと言えばカバラの「生命の木」とか予備知識として
見ておくといいかもしれません(必須ではなく、まあガジェットだと思いますが)。
263名無し三等兵:03/01/06 15:35
ほしゅ〜
264abaia ◆qaURTH.f.. :03/01/06 22:51
>>263
明けましておめでとうございます。
最近ネタがないんですが、なんかありませんか?
265 ◆gacHaPIROo :03/01/10 07:41
>>264
あけ(以下略
おめ(以下略
本(以下略
よ(以下略

ないっすねー。
ジーンウルフの最近の動向とかご存知でしたら、
教えてください。
編集活動がメインってイメージなんすが。

266abaia ◆qaURTH.f.. :03/01/10 23:36
いえいえ、しっかり執筆活動なさっていますよ。それではウルフの近況など。

1. 2003年2月: Soldierシリーズの合本 "Latro in the Mist" 出版。
2. 2003年9月: ファンタジー新作 "Wizard Knight" の第1巻 "The Wizard" 出版予定。
3. 2004年春: 短編集 "WRAITHS, WAIFS, AND WOLVES" 出版予定。
4. 2004年秋?: "Wizard Knight" の第2巻 "The Knight" 出版予定。
5. その後は Soldierシリーズの第3作を執筆するとの噂あり。

"The Knight" の抜粋はここで読むことができます。
http://www.conjunctions.com/archives/c39-gw2.htm
267abaia ◆qaURTH.f.. :03/01/10 23:41
すいません、第1巻は "The Knight" で第2巻が "The Wizard" の間違いです。
268 ◆gacHaPIROo :03/01/11 06:52
>>266
ゼラズニィっぽくなってきましたなー。
ディルヴィシュとか好きだったんすが。
269山崎渉:03/01/12 03:54
(^^)
270 ◆gacHaPIROo :03/01/12 06:55
山崎対策age
271abaia ◆qaURTH.f.. :03/01/12 22:57
各国語版追加。

ポルトガル語(O Livro do novo sol)
http://www.geocities.com/carlosdeportugal/fcc_wolfe.htm
デンマーク語(BOGEN OM DEN NYE SOL)
http://www.klim.dk/forfatter.asp?ForfatterId=23491
ロシア語(Книга Нового Солнца)
http://sfbg.narod.ru/books/bard/isf/index-pg08.html
ポーランド語(Księga Nowego Słońca)
http://www.merlin.com.pl/sklep/sklep/strona.szukajctx
チェコ語(Mučitelův stín)
http://www.scifik.cz/akt_w.htm
セルビア語(Knjiga novog sunca)
http://alef.netfirms.com/authors/wolfe.htm

272 ◆gacHaPIROo :03/01/13 07:14
>>271
あくまでもヨーロッパ圏なんすね。
やっぱローマ文化の規範にしてるからかな?
273abaia ◆qaURTH.f.. :03/01/13 22:09
>>272
というか、
1. 自分はGoogleの言語ツールを使って検索したので、そこにある言語に限られる。
非ヨーロッパ言語は中国語、韓国語、アラビア語、インドネシア語くらいしかない。
2. 作品が翻訳されていてもWEB上で簡単に検索できるとは限らない。
自分も各言語20-30分くらい探して見つかったものをリストアップしただけ。
3. 韓国語、ヘブライ語とかは翻訳されてそうな気がするけども、残念ながら何を
書いてあるのかさっぱりわからない。その点、上記各ヨーロッパ言語はロシア語
以外は基本的に同じ文字だし、言語的にも近いのでなんとなく書かれている内容に
見当はつく。

というわけでここから「ヨーロッパ圏中心に翻訳」という結論は出ませんね。
274 ◆gacHaPIROo :03/01/14 08:01
>>273
ありゃま。
中国語版があるならどう訳してるのか気になる・・・
276山崎渉:03/01/23 03:44
(^^)
277 ◆qaURTH.f.. :03/02/08 10:10
ウルフの新作ショート・フィクション "Castaway" がオンラインで読めます。
http://www.scifi.com/scifiction/originals/originals_archive/wolfe2/wolfe21.html
>>277
「新しい太陽の書」という題名だけはよく耳にするのでこのスレを覗いてみました。
実はこの人の本の実物を見たことすらありません。このオンライン短編がまさに初
体験でした。が、よくわかりませんですた。何か別の作品世界の一エピソードっぽ
いですね
279 ◆qaURTH.f.. :03/02/16 21:29
>>278
まあ、あの短編はファンサービスというか手すさびのようなものでしょう。

ウルフの作品で比較的入手しやすいものというと、河出文庫の20世紀SF第4巻に入っている
「デス博士の島その他の物語」でしょうが、これも「新しい太陽の書」とは全然違いますし、
何かいい例はないかな。

個人的にはシルヴァーバーグの「夜の翼」とか、ゼラズニイ、ディレーニイあたりに雰囲気が
近いと思うのですが。
280abaia ◆qaURTH.f.. :03/02/16 21:30
2ちゃんブラウザ乗り換えたら、トリップの前の部分つけるの忘れてました。
親が『拷問者の影』を見咎めて説教された。
保守を気取ってみる。
283名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/28 00:36
>>281
親が『拷問者の影』を見咎めて説教された。

父母いずれか興味あり。
284名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/01 18:38
>>281
へ?
と思ったけど序盤の拷問シーンやらを選んで読んだらそうなるかもね
グルロウズ師の危ないくだりもあるし
単に背表紙の題名を見咎めたんだと思うが。内容は読んでないだろ。
もう15年ぐらい、3巻4巻を探してるのだが・・・・
286abaia ◆qaURTH.f.. :03/03/02 00:27
確かにエロチック/きわどい描写が多いですね。ジョレンタとの関係なども、ほとんど
レイプだし、セヴェリアンを主人公にした大河ポルノ小説が書けるかもしれない。

とは言ってもこの作品の読者は真面目な人が多いようで、そういうFANFIC/二次創作は
なさそうです。ひょっとして一時期のファーマーとかなら書いてくれたかもしれませんが。
287 ◆gacHaPIROo :03/03/02 05:45
>>286
てーかジーンウルフ御大がやってるんぢゃ出る幕なしお君。
288海の人●海の砒素:03/03/02 10:34
>285
 剣さんも、ここの住人だったのでつか(笑)

>286
 表紙はアレですけどね(笑)
 日本国内で、あの表紙だと間違いなくホラー作品と思われたかも:-p
>>288 海の人●海の砒素氏
おや、こんなところでw
自分の作ったナイフにHgを入れたいなぁと思う今日この頃。
290abaia ◆qaURTH.f.. :03/03/04 00:49
Science Fiction Book Clubの "The Most Significant SF & Fantasy Books of the
Last 50 Years" というやつで11位でした。ちょっと惜しい。
http://www.sfbc.com/doc/content/sitelets/FSE_Sitelet_Theme_2.jhtml?SID=nmsfctop50&_requestid=1436
291海の人●海の砒素:03/03/04 03:42
>290
 「異星の客」が何故か(笑)4位なのはともかくとして、上位のほとんどが今では
翻訳が入手不可能とは、これまた悲しい話ですなぁ。
 そういやジョレンタおつでした〜:-)

>289
 そういえば斬首用の先がとがってない剣というもの自体を探し回ったですよ。
 なんかヨーロッパではイギリスでは斧でクビ切るみたいで、斬首に剣を使うのは
大陸系なのですな。

292abaia ◆qaURTH.f.. :03/03/04 22:56
>>291
ちょっと特色のあるベストですね。ファンタジー系が多いし、ダルグレンが20位というのも
すごい。SFBCで出た本が上位に来てるのかもしれません。
「新しい太陽の書」も1998年にSFBCから最初の4冊が1巻で出てます。うちのサイトの
「13日の金曜日」セヴェリアンはそいつの表紙。
293abaia ◆qaURTH.f.. :03/03/13 22:50
保守。
294ニキータ・タルコフ:03/03/18 21:07
おい、皆の衆。
ヤフオクにて全4巻1500円から出てますぞ。
わたくしめも欲しいのはやまやまなれど泥縄で登録しようとしたら
なんかめんどかったんで今回は譲ります。
295abaia ◆qaURTH.f.. :03/03/18 23:28
手元の本がそのうち分解しそうなんで、ちょっと欲しい気がしますが、まあ我慢します。

ところで本日 amazon.co.jp より、"Latro in the Mist" が届きました。
負傷により毎朝目が覚めると前日までの記憶を失ってしまうローマ兵士が主人公の
Soldierシリーズ二部作の合本です。主人公のラトロは記憶を補うために毎日翌日の
自分にあてて手紙を書きます。まあ裏セヴェリアンですね。
>291
>上位のほとんどが今では翻訳が入手不可能とは、これまた悲しい話ですなぁ。
十位くらいまではブラッドリー以外入手可能
297abaia ◆qaURTH.f.. :03/03/30 23:36
柳下氏が翻訳中の「星雲賞も狙える幻の傑作SF」は "The Fifth Head of Cerberus" なん
でしょうか? 状況証拠はそうなんですが。誰か知っていたら教えてください。
>>295
「タイタンの妖女」みたい・・・・・・
<新しい太陽の書>シリーズ、翻訳は1〜3持ってるんですが、
4巻見つからぬ……

ヤフオクとかオークションはなぁ……面倒だし、高値になるの
で却下……地道に探そうっと。

で、気まぐれに……1〜4(合本2冊)と、未訳5巻の原書を
注文しました。

で、まったりネットを散策してると、続編が(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
<長い太陽の書>と<短い太陽の書>で三部作になるとは……

こちらの原書は様子見。続編が出ているのは嬉しいが、未訳は勘弁
して欲しいぽ。読むの死ぬ……
300名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/16 00:42
アタイこそが 300げとー   
301山崎渉:03/04/17 11:25
(^^)
302abaia ◆qaURTH.f.. :03/04/17 23:25
とりあえず山崎age。

>>299
三部作といっても直接話が続いているわけではないです。
>>302
>三部作といっても直接話が続いているわけではないです。

そのようですね。"The Book of the Long Sun"はパテラ・シルク
(Patera Silk)という僧侶を主人公にウール(Whorl)という
巨大な世代航行宇宙船を舞台にした物語で、その更にあとに続く、
"The Book of the Short Sun"はホーン(Horn)という主人公に
してますが、前作と密接な関係にあるようでふ。
304山崎渉:03/04/20 05:43
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
305299:03/04/21 19:17

洋書三冊(゚Д゚)キター 分厚い……重い……やっぱり、外国語……(´・ω・`)ショボーン

なんか、この厚さ……シュプリンガー辺りの数学の本みたいに凶悪だ。
306abaia ◆qaURTH.f.. :03/04/21 22:12
>>305
いやいや、Long Sunの後半二作の合本 "Epiphany of the Long Sun" なんかは720ページ
あります。ウルフじゃないけど、今読んでるG.R.R. マーティンの "A Clash of Kings" は
1000ページを超えてて、こいつを通勤電車の中で読むのはマジつらいっす。
307 ◆GacHaPR1Us :03/04/22 19:49
>>306
ワラタ

なんかブリタニカ大百科を立ち読みしてる姿思い浮かべました
>>306
>いやいや、Long Sunの後半二作の合本 "Epiphany of the Long Sun" なんかは720ページ
>あります。ウルフじゃないけど、今読んでるG.R.R. マーティンの "A Clash of Kings" は
>1000ページを超えてて、こいつを通勤電車の中で読むのはマジつらいっす

うーむ。720ページに1000ページですか。萎え……三冊まとめて1200ページ
でふけどね。ディレイニーのダルグレンは800ページ越えで、そのマルチプ
レックス具合でからも、最初の数ページで挫折中でふ(泣)。
ヤフオクで4巻セット出てるけど買い手つかんね。
やっぱちょっと値段が高めかな。
310abaia ◆qaURTH.f.. :03/05/02 22:36
>>309
十分安いと思うのですが。
流すくらいなら入札してしまおうか。
311テュポーンの相方:03/05/03 22:19
>>309-310
いくらかと思ったら…やっすいじゃないですか〜
でもまあ、私は古本屋で予備を2セット揃えているから遠慮しておこうかなw


312abaia ◆qaURTH.f.. :03/05/04 07:27
>>311
どうしようかと迷って最低価格で入札して、自動価格更新はセットしないで寝ちゃいました。
そうしたら終了直前にプラス100円で他の方が落札したみたいです。
ちなみに、全4巻セット(全て初版)で2,100円。
こんな値段で出ることもあるんですね。
313名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/04 11:08
>>312
自分も2年前にヤフオクで2000円で競争者もなく買えたから
意外とその値段で買える時があると思う。ハヤカワ文庫は
相場よりも安い値段で競争者もなく買える時が多いみたい
(一部の効き目は除いて)サンリオは絶望的に競争者がいるけど。
314海の人 ◆STEELmK8LQ :03/05/04 13:58
 サンリオSFはコレクターの投機対象になっちゃってるからねぇ
>>309
しまった。見逃した。1,2巻はもってるのだが。
easyseekで揃い帯付きで3,000円ででてました
(表記が“ジーンウルフ”と中黒がはいってない)。
http://www.easyseek.net/i_detail.php3?i_no=11118205&c_no=479

俺は1冊ずつ苦労して集めたけど、今回のヤフオクといい
あっさり揃えられる人が羨ましい…。

スーパー源氏登録で異様な高値つけてるとこあるけど、う〜む。
317海の人 ◆STEELmK8LQ :03/05/05 07:48
>315
 貸し出しましょか?
 [email protected]まで送り先をおくってくだせ〜
318名無しさん:03/05/05 16:22
古本屋さん本屋さんで頼んでおいたので、大丈夫かなと思っていたら
メールが届いて、稀少本扱いになったとの事でした…。
1巻2巻と読み進み、さて3巻と4巻だなと思っていた矢先に…。
もう、手に入れることは出来なさそう…しょぼーんでした…。
オークションをこまめにチェックするしか、手は無いかも。
319 ◆GacHaPR1Us :03/05/05 17:05
???
地方の古本屋にはまだあるんでけどなー。
温度差なんかな?
320テュポーンの相方:03/05/05 21:52
>>316
苦労して、というか自分で古本屋に通って見つけるのも楽しいものです
…というのはすでにひとそろい揃えてからの話ですね

ところで先日のヤフオクの4冊セットですが、
その、スーパー源氏で異様な高値をつけている店の在庫が1冊ずつ増えてたりしてw
321_:03/05/05 22:00
322abaia ◆qaURTH.f.. :03/05/05 22:32
>>317
本当に運良く何セットかそろえたら貸し出し用にしてもいいかもしれませんねえ。
323316:03/05/05 22:46
>>316
俺も3巻をおなじとこに頼んだけどダメでした。
あそこは総じて安値なのはいいけど、稀少本は大体在庫ないね。

>>320
確かに集めるのは楽しいですね。でもすぐ読みたい作家の場合ツライ。
ちなみに俺は、1-2,4巻ブクオフ、3巻ヤフオクでした。
安値で揃えられたのはいいけど、時間かかりすぎでした…。

異様な高値のお店のウルフはもう半年くらい売れてないですね。
在庫いっぱいもってるのかな?
近所の大型古本屋で先月、全巻発見。
値段がついてなかったので、レジに持ってって尋ねたら、
1冊200円でいいやーとの店長の適当な返答が。
税入れて840円で全巻購入できましたが、これは奇跡のようなもん
だったんでしょうか。
持ってなかったので嬉しくて帰り道はニヤケっぱなしでした。

今は再読中です。楽しいですねえ、これ。
325abaia ◆qaURTH.f.. :03/05/15 22:34
やはりウルフの「ケルベロス」は柳下氏の翻訳で近い将来出るそうです。
出版社は国書刊行会! 新しいシリーズの第一段(?)でラファティとかも出るようです。
国書刊行会偉い!
>>325
おぉ!!えらい、期待して待つ
327名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/16 03:32
>>325
まじすか!!すっげえ嬉しい!
しかもラファティもでるとは!
さらにSF(かどうかわかりませんが)のシリーズが刊行されるとは!
レムコレクションといい夢のようです。国書に足向けて寝れない…。
ただレムコレクションも延期につぐ延期だから、それだけが心配。

ともかく貴重な情報ありがとうでした>abaiaさん
328 ◆GacHaPR1Us :03/05/16 03:43
国書刊行会のHPで確認したが、なかった…
329海の人 ◆STEELmK8LQ :03/05/16 08:15
>325
>柳下は特殊翻訳家を名乗っており、普通の翻訳家が手を出さない妙ちきりんな本を
>好んで翻訳しています。
(by柳下毅一郎さんのサイトより)

 どわっはっは

>326
 送り出し遅れてます〜すんません〜(^_^;
>325
柳下氏の日記にある「年末スタート予定の企画」ってやつでしょうか。
年末……、でもうれしい!
331abaia ◆qaURTH.f.. :03/05/16 23:07
上の情報はうちのサイトにいただいたタレコミによるものですが、翻訳家の古沢嘉通氏の
サイトの掲示板に柳下氏本人の書き込みがあったものです(5/13付)。
tp://www002.upp.so-net.ne.jp/furusu/

>(ラファティは)国書刊行会のシリーズで出ます。タイトルはまだ内緒、にしておきましょう。
>どんなに早くても来年後半だと思いますが。でも第二期(!)もあるかもしれないので乞ご期待。
>ちなみに第一弾がウルフというのは当たりですが、選集ではなくて連作短編集です。そう、アレ。
>いやあ、本当にできるんでしょうか。正直不安だったり(笑)

早川とかで出るよりも国書刊行会の方が長く出版目録にのっていていいかもしれませんが、
勢いで「新しい太陽の書」が再版される可能性はあんまり高くなさそう。
それこそ星雲賞でもとって盛り上がってくれればいいんですが。
Richard Bober のカバー絵をそのまま採用してほしいっす。
333abaia ◆qaURTH.f.. :03/05/18 20:23
>>332
小さく描かれているMr. Million (?) がちょっとかわいい。
334山崎渉:03/05/22 01:41
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>>317海の人氏に借りて読み直してるが面白い。
336海の人 ◆STEELmK8LQ :03/05/22 16:46
 その4冊のうち、1,2巻は横須賀で簡単に入手できたのですが、3,4巻が見あたらず
半分諦めていたところ、93年の北方監視で立ち寄った稚内で4巻を、94年の遠洋航海で
立ち寄った、沖縄那覇の書店で3巻を相次いで見つけるという数奇な運命をたどった
本達なのでありました:-)
>>336
95年に転地訓練に逝った時那覇で探したが無かったのは海の人にせいだったのかw

読み終わった。けどもう一度読ましてください。
338山崎渉:03/05/28 16:38
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
テルミヌス・エストって、原文ではどう綴るのですか?
Terminus Est
>>340
ありがとうございます。
342abaia ◆qaURTH.f.. :03/06/15 21:39
国書刊行会のシリーズが正式に発表になったようなので。

国書刊行会SF『未来の文学』(全5巻)
未来は今!――幻の傑作・奇作SFのみをあつめたBest & Weird Science Fiction
コレクション。12月刊行開始予定

ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』柳下毅一郎訳(第1回配本)
イアン・ワトソン『エンベディング』山形浩生訳
シオドア・スタージョン『ヴィーナス・プラスX』大久保譲訳
トマス・ディッシュ『ベスト・オブ・ディッシュ』若島正編
R・A・ラファティ『宇宙舟歌』柳下毅一郎訳

tp://www.kokusho.co.jp/news/index.html
サンクスコ
344山崎 渉:03/07/15 11:44

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
345海の人 ◆STEELmK8LQ :03/07/20 12:09
ほしゅ〜
346名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/24 01:25
ネタバレになるかもしれないのでぼかして書きますが、
3人があっちに向かってる理由はなんでだっけ?
主人公は組合の命令で
あとの2人は、ついて行くほかあてがないから。
うち1人は半死人だし

って、このシーンのことじゃなかったらスマン
348346:03/07/25 02:06
ちゃいます。
カコジェン3人組が逆向きに進んでる理由です。
349海の人 ◆STEELmK8LQ :03/07/25 10:55
>346
 つうか、この話「トリスキール」もそうだけど「3」とか「3人」のモチーフがたくさんでてくるので
それだけじゃ何のことだか判らないと思われ(笑)
350347:03/07/26 01:09
たしかに、その点について書いたら大きなネタバレだな。
351海の人 ◆STEELmK8LQ :03/07/26 18:27
 ジョレンタは、半死人というか改造人間つうかんじだよなぁ。
 ディウトルナの城で分解されて生きていた女のミラーリングというか。
げ、3と言う物について全然気づいてなかった。読み直そ。
353abaia ◆qaURTH.f.. :03/07/28 23:09
あの三人衆はやっぱり「東方の三人の博士」ですか。
354 ◆GacHaPR1Us :03/07/30 12:36
一度に三人しか出さないのは
芝居にするとき便利がいいように
などという嘘をついてみる
355海の人 ◆STEELmK8LQ :03/07/31 12:25
 復刊ドットコムの方は順調なようで、嬉しいですね〜
 バナー募集中だそうなんですが、abaiaさんいかがですか?:-)

 以下メールより抜粋
[START]
この度、皆さまにご投票いただきました書籍に関して、以下の特集ページを設
けさせて頂きましたので、ご連絡いたします。

特集名:ジーン・ウルフ
http://www.fukkan.com/group/?no=2265

(snip)

また、現在の復刊特集におきまして、
 140x30のGIF画像バナー(静止画)
 簡単なご紹介文(著者プロフィール等)
をメール<[email protected]>にてお送りください。(どなたでも結構です)

お送りくだされば、サイトのトップ等に掲載するほか、内容の充実しているも
のにつきましては、全ユーザーへのメールにてご紹介いたしますので、投票数
アップのお役にたてるかと思います。ぜひご協力ください。
[STOP]
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
新しい太陽の書、スレがあったとは…嬉しい。
さっき、早速投票してきました>復刊ドットコム

アギアが強すぎる事への疑問は何度かガイシュツだけど、
私は『キャッチ-22』の、「主人公を妹の仇と思い込み
どこまでもつけ狙うイタリア女」みたいな感じで読んでたなあ。
コメディ・リリーフというか唐突に物陰からナイフ投げてきたりするの。

358abaia ◆qaURTH.f.. :03/08/02 09:03
>>355
バナーはちょっと。絵心ないですし。著者略歴は送っておきました。

>>357
自分はフランソワ・トリュフォー監督の映画「私のように美しい娘」の主人公とか思い浮かび
ました。
>>357
その文章を読んで・・・
>アギア
「ブルースブラザーズ」のキャリー・フィッシャーが
唐突に思い浮かびましたです。
>359 漏れも…
爆発を伴うストーカー行為のあげくに、
キスでぬっ殺される(wアギア…
最新50だとヤフオクの話題がトップにあるので
思いついて検索してみたらまた出てますね、業者さんのようですが。
他に欲しそうな人がいなさそうだったら入札してみようかな…
取りあえず最新の入札者のコメントが
「以前より探していました」となっているので遠慮しようかなぁ
363abaia ◆qaURTH.f.. :03/08/15 22:13
自分もコメント見て遠慮しました。
全4巻1,500円ですから落札できてよかったですね。
364名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/16 01:43

功雄版タロット

┏━━━━━━━┓
┃ ]XTTTT ┃
┃───────┃
┃コ   \ │サン .┃
┃ウ   / ̄\サン┃
┃ラ ─( ゚ ∀ ゚ )  ┃
┃ボ   \_/  ┃
┃シ   / │ \ ┃
┃ v    v.ザザァ┃
┃≡〔´∀`〕≡    ┃
┃~~~~~~~~~~~~~~~~.┃
┃───────┃
┃19   太陽   .┃
┃     THE  .  ┃
┃     SUN    ┃
┗━━━━━━━┛
高尚なレスが多いので言いづらいが自分がこの話で
一番萌えたのは、テルミヌス・エスト
某人との戦いの場面には泣けたなあ
366海の人 ◆STEELmK8LQ :03/08/20 11:01
 悪魔的な武器と闘ったときですな。
 <真理と悔悟の探求者の結社>のパリーモンの手からセヴェリアンに手渡され、その後長大な距離を
セヴェリアンの背中で揺られたのは、ディウトルナ湖のほとりで運命に出会うための、その運命自体に
呼ばれていたのかも、それは宿命なのか、という気がしてみたり。
 涙のようにしたたるヒドラジウムが目に浮かびますな。
1と2を持ってた。全巻揃うまで読まずに我慢してたんだけど無理っぽいし
なんかSF自体に疲れてプレミアついてることも知らずに捨ててもうたYO
368abaia ◆qaURTH.f.. :03/09/18 22:41
復刊ドットコムただいま99票。
369テュポーンの相方:03/09/19 20:38
>>368
いきましたね

>>366
その章のタイトル「テルミヌス・エスト」は
剣の名前ではなくて、その言葉そのものだと理解してるんですがどうでしょうね?
最初に「ここが、分割線」という意味だと書かれていたので
「別れの、場所」なんて意味にもなるんじゃないかなあ、と当時から思ってました。

最近ぐぐったら「終着駅」という意味はあるけど「別れの場所」は有りませんでしたけど
370海の人 ◆STEELmK8LQ :03/09/20 11:10
>368-369
 今朝復刊ドットコムからメールがあって知りました。
 すんなり復刊してくれればいいですね〜:-)

>369
 たぶん、英文の意(終着駅)だと「たーみなす」ですが、「てるみぬす」だとラテン語読みの
ようですので、この場合「えすと」もラテン語の「EST」(〜した、〜た)と考えるべきなのでわ
ないかと思いますです。
 TERMINUS自体はラテン語から来ている言葉で、英語のboundary(境界線、土地と土地
との分割線)という意味なので、「ここが分割線」というのはラテン語読みでの意味のよう
ですね。
 「EST」というのは、英語のbe動詞にあたるらしくてラテン語の文章だと必ず入ってる
ようですから、おそらく旧訳か新訳の聖書のどこかにありそうな予感がしてみたり。
 それにしても、ジーン・ウルフという人は勉強家ですなぁ。
371秘孔突かれた小盾兵:03/09/21 21:06
工房のときに初めて読んだが、凄いインパクト受けたなぁ・・・
エルリックサーガと並んで。両者は別物ですが。

アギアが強いということは裏家業、つまり兄弟で価値のあるもの
を非合法に手に入れていた・・・・・それなりの強さも持ってないと
やっていけないと思う。あくどい手を使うのなら。おっさんを手練手管
で篭絡したり、手癖の悪さを発揮したりとか・・・・

セヴェリアンをやたら憎むのは、双子の兄とのささやかな生活を
壊したということで・・・・もしかしたら、ただならぬ関係があったかも
しれない。他に身寄りおらんみたいだし。
それに、あの店しかないとかなんとか・・・そこまで到達するまで苦労してたのかもしれない。

と勝手に考察してみてスマソ。
372名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/22 18:57
>371
ただならぬ関係は周知のことと思っていたが。
373秘孔突かれた小盾兵:03/09/22 19:43
>>372
まぁ、細部に関する記憶が怪しいんで
再読してみようかと思い松。4冊ともボロボロだ。
374イナイイナイ老:03/09/22 20:48
"Terminus Est"でググったら、パリのホテルが出てきてしまった。
この場合、文字通り「終着駅」にあるってことらしいが。
気を取り直して"Terminus Est Wolfe"を入れたら、こんな文章に当たった。
http://www.urth.net/urth/archives/v0021/0094.shtml

Terminus Est - the carnificial sword that Master Palaemon
gives to Severian. Its name is translated by Severian as
"This Is the Line of Division," but it could also be read
"This Is the End" (either a message to the condemned
or a name denoting the final work of the weaponsmith),
or perhaps most intriguingly, "This Is Terminus, God
of Boundaries."

Anyway, that would seem to the most obvious if not the only possible
translation of "Terminus Est" - "It is finished."

それぞれ稚拙に訳すと「ここが分割線」「ここが終点」「我はテルミヌス、境界の神なり」「終わった」ってとこか。
ところで、これはもうとっくに言われていることだろうが、主人公Severianの名にも
ずいぶんと多くの含意があると思う。
Sever:切断する
Severe:厳格な、冷酷な
あたりは読んでいて思い当たったが(どちらも刑吏としての主人公を示唆する)、
彼が最終的に独裁者となり多くの人格を宿すことを思うと、
Several:多重の
の意味も含ませているのかもしれないとの気がして来た。
2巻まで古本屋で購入し読みましたが、もう見つけられません…。
ヤフオクでも時々だし、何より高くて…。
早く読みたいなぁ。
復刻は何時頃になりますかね?
376abaia ◆qaURTH.f.. :03/09/22 22:19
>>374
その部分(の前半)は >>183 >>262 であげたMichael Andre-Driussiの "Lexicon Urthus"
からの引用ですね。
同書ではエクカリバーとの類似点とかも考察しています。

で、なぜパリーモン師がテルミヌス・エストを入手するにいたったのか、またなぜ彼が
スラックスの位置関係を間違えたのか、というのも興味深いですね。
377テュポーンの相方:03/09/23 00:22
>>370
おお、どっちかが「分割」を意味し、他方が「この場所」を示すのかな〜
なんて勝手に考えてましたが、随分違うようですねw
しかし下手な考えでも書いてみたおかげで勉強になりました
ラテン語なんて調べ方さえわかりませぬ
ちなみに以前ググったら>>374さん同様パリのホテルがでてきましたが
脳内イメージではバルダンダースの城が思い浮かんじゃいました

ところで「ここが分割線」という名はこの剣が頭と胴体の間に入って「分割線」になる。
というブラックユーモア(?)でもあるんですよね。
なんか今回、書き込んだりレスを読んだりしてるうちにようやく気付きましたw

>>375さんは最近復活ドットコムに投票してらした方でしょうか?
先日ネット仲間にお勧めしたら、さっそく図書館で4巻借りて読んだという方が居ました。
東京あたりだと4巻揃ってる図書館もたくさんあるようなので探してみてはいかがでしょう?
最後まで読んだら、あらためて入手したくなるのではないかと思いますが
378375:03/09/24 21:17
>>377
復活ドットコムには投票していないんですよ…。
だからあまり大きな事は言えませんね。
しかも、僻地に住んでいるもので、図書館には望むべくも
ありません…。
再販か自力しか道は無いようで。(苦笑)
379テュポーンの相方:03/09/25 00:10
>>377
自らツッコミ入れておきます
>ところで「ここが分割線」という名はこの剣が頭と胴体の間に入って「分割線」になる。
>というブラックユーモア(?)でもあるんですよね。
でもある、というか改めて考えるとまさにその意味しかないですよね。
私はずっと「水銀の通る溝」の事を指している言葉かと思ってました
雄刃と雌刃の分割線であるその溝が、この剣の特徴であり名前にもなっていると。

>>378
無駄かもしれませんが是非清き一票をw
再版されて読者が増えれば
続編も翻訳してくれるかもしれん。
頼むよハヤカワ文庫よ・・・。
381秘孔突かれた小盾兵:03/09/25 20:09
俺も早速投票しようかとおもったが・・・
登録はやっぱり本名入れるべきなのか。
382名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/12 00:57
某新興宗教の本かと思ったw
この作品、ユーモラスな部分も多いと思うのですが
ひっっじょーにわかりづらいというか
一度読んだだけじゃ判らないギャグが殆どですよね。
テュポーンの相方さんの指摘されてる>>377の件、
私も全然気づいてませんでした…感謝感激雨嵐。

今手許にないんですが一読して笑ったのは
やっぱりタロス博士の辺りかな。台詞とか。
トリックスターとしてもなんて魅力的なキャラ!と感動したけど
その種明かしもまたこれが良かったですね。

384 ◆GacHaPR1Us :03/10/18 21:09
>>383
炉縁を銃撃するシーンは笑わせようとしたんだと思う。
早川文庫のカバーはよわよわだ
交換したいので再刊を希望する
386abaia ◆qaURTH.f.. :03/10/26 07:47
米Amazonの新サービス「テキスト全文検索」がすごいです。

これはAmazonで取り扱っている書籍のうち、120,000冊、33,000,000ページ(出版社にして
190社)の全文検索ができるサービスで、試しに "Terminus Est" で検索すると該当が8冊、
そのうちの "Shadow & Claw"からは、計59箇所(ページ)が検索されて、しかもその全ての
ページと前後2ページずつをページ単位で表示できます。検索スピードも極めて高速です。

ただし有効なクレジット・カード番号こみで米Amazonに登録している人しか利用できません。
当然検索結果も顧客の行動パターンとしてDB化されてるんでしょうが、それにしても便利。

同書でもっと頻出するであろうSeverianとかで検索すると、計102ページ該当がありますから、
前後2ページを含めると、ほとんどのページが読めてしまいますね。たぶんなんらかの制限
はあるのでしょうが。
387名無しさん:03/11/02 18:57
拷問者の影が出たときリアル工房だったワタスはとりあえず買い、残りはまとめて買って読もうと思っていた。
結局受験生になり、気がついたら絶版・・・・・。
あーあの時2巻以降を買っとけばよかった。

俺はリアル消防だったので1巻で挫折、その後読み直そうとして気が付いたらやはり絶版。
389名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/03 22:03
10年以上前、大学時代の卒業旅行で、オーストラリアに3巻を持っていった。
向こうで知り合った日本人ワーホリさん(日本語に飢えていた)にあげてしまった。
しばらくして、再読したくなったが、すでに絶版になっていて手に入らなかった。
以来、ずーと探していたが、先日、ついにヤフーオークションで見つけた。

届いたその日に読んだ。

やっぱり、いい。

390海の人 ◆STEELmK8LQ :03/11/03 23:26
 ハヤカワよ、この叫びに耳を傾けよ
391早川書房:03/11/03 23:45
今日、耳、日曜
俺は初刊当時すでに成人していたが、なぜか知らずにいた。
SFから遠ざかっていたのだろうか?
ここで評判を聞いて読みたくなり、古本屋でこつこつ探し中。
現在、1、3巻しかゲットできず。全巻揃ってから読むべきか?
393秘孔突かれた小盾兵:03/11/07 23:13
工房のとき初めて読んだんだが、禿しく感激した覚えあるよ。
それにしてもボロボロ過ぎる・・・大切にすりゃ良かった。
>>392
全巻揃えてから一気に逝きませう。SFとハイ・ファンタジー
マインド兼ね備えてるなら魅力的な世界観に悶絶必死・・・・
再版するとデカ活字になっちゃったりするのだろうか。
やっぱあのままで読みたいんだけどな。
395名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/19 18:18
森下一仁さんが「現代SF最前線」の〈新しい太陽の書〉の
項256pでこんなふうにおっしゃっていました。

「凄い話を読んでしまった、という気がすると同時に、
それほどでもなかったかな、という気持もある」

未読なので意味をとらえきれませんでした。
特に結論めいたことも書かれていたわけでもなく、
宙に放り出されたままという感じです。
未読でこれから読もうとしていただけに、
気になる一文でした。
皆さんのご意見を聞かせてください。
>395
自分で読んで判断するのが一番だと思いますが、
私の勝手な推測ではこの作品のSF的アイディア(結末のね)が
それほどひねりが効いてないって事なんじゃないかと。

これは個人的感想ですが、アイディア1発!
より細部の小ネタや描写、宗教的テーマなんかが魅力という作品だと
思うので。

397395:03/11/29 01:48
>>396
レスありがとうございます。
396さんのレスを頂き、興味が湧いてきました。
まだ全部手に入れてませんので、全巻読了はいつの日になるのか、
わかりませんが、1巻をまず読んでみようと思います。
398abaia ◆qaURTH.f.. :03/12/19 23:19
ウルフの新作長編 "The Knight: Book One of the Wizard Knight" が1/1発売予定となり
ました。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0765309890/qid=1071843243/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/250-2651744-4940248

実際には本国の一部の書店では既に店頭にならんでいるようです。
"The Knight: Book One of the Wizard Knight"ですが
AMAZON.CO.JPで予約しといたら、本日届きました。
サイトの表示でも発売日は1月なんですが…
こんなに早くとどくとは思ってなくて少々びっくり。
430pとそんなに厚くもないので、正月休みに読み終わりそうです。
楽しみ…!
400abaia ◆qaURTH.f.. :03/12/23 21:56
>>399
私の注文は、まだ日Amazonで「近日発売」のままです。ひょっとして初回入荷分(何冊だ?)は
出荷済で以降は年明けかもしれません。

ところで国書刊行会の「ケルベロス」発売予定も2004年春になっちゃいましたね。「ソラリス」
ですら2004年4月に延期になったようですから、実際にはいつになることやら。
>>400
Amazon日本の発売表示は間違っていることが、しばしばあるので
それで早く届いたのかも…と思ってました。
abaiaさんのところにも早く届くと良いですね。

「Knight」、ちょっと読んでみました。
巻頭から6pにもわたる人名リストが載ってたりして
期待させてくれてますが、帯の紹介によると魔法世界に飛ばされたティーンエイジ主人公の
成長ヒロイックファンタジーということで、なんだかジュブナイルな感触です。

「ケルベロス」、待ち遠しいです。
太陽の書の復刊の方はどうなったのかなあ。
着実に投票は増えているようですけれど。
402abaia ◆qaURTH.f.. :03/12/29 22:36
本日私のところにも"The Night"が届きました。
最初の章だけ目を通して見ましたが、ウルフにしては大変読みやすい文章ですね。
ぱっと見は典型的な異世界ファンタジーのようですが、これがどのようにウルフ的に変貌
していくのか楽しみです。
各章の冒頭に挿絵があるのにはちょっと驚きましたが、それよりも同じイラストを何回も
使い回しているのは如何なものかと。手をかけているのかいないのかわからない。
403abaia ◆qaURTH.f.. :04/01/13 22:10
Jan 13, 2004 9PM EST(東京時間1/14の午前11時)より、SCIFI.COMにてウルフの公開
チャットがおこなわれます。
http://www.scifi.com/chat/

時間があれば会社のPCからROMる予定。
404abaia ◆qaURTH.f.. :04/01/17 00:42
結局会社のPCからはチャットにアクセスできませんでしたが、トランスクリプトがアップ
されています。
ttp://www.scifi.com/transcripts/2004/asimovs.1.13.html

ホスト役のガードナー・ドゾワからの「もしもピーター・ジャクソンに映画化されるとしたらどの
作品が良いか?」との質問にウルフは「拷問者の影」と答えています。
理由は映画化が困難であろうことと、ホラーの要素が強いことだそうです。
405abaia ◆qaURTH.f.. :04/01/17 00:42
"The Knight" の続きの "The Wizard" はもう完成していて今年の11月に出版予定。
6月には短編集 "Innocents Aboard: New Fantasy Stories" も出版されます。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0765307901/qid=1074267374/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-2651744-4940248

従って今年はウルフの新刊が3冊出ることになります。

また関連書籍としてピーター・ライトによる「新しい太陽の書」に関する評論
"Attending Daedalus: Gene Wolfe, Artifice and the Reader"
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0853238286/qid=1074267553/sr=1-4/ref=sr_1_8_4/250-2651744-4940248
も出版されています。
406海の人 ◆STEELmK8LQ :04/01/17 13:44
 ども、おひさです。
 欧米は息が長いですね〜、それに引き替え復刊どっとこむへのハヤカワからの反応は・・・=□○_
新しい太陽の書の洋書を買いました。
(SHADOW & CLAW, SWORD & CITADEL, THE URTH OF THE NEW SUN)
gooの英和辞典で発音と意味の確認をしながら読んでます。まだ、mystesのとこだけど…
1ページに1時間かかっても懐かしさとあいまって楽しいね。
408海の人 ◆STEELmK8LQ :04/01/29 13:52
>407
 をを、それはたのしそうですね〜(笑)
 原書では、abaiaさんおすすめ(?)の「ヒールプロレスラー・セヴェリアン」が表紙のを探して
入手しました:-p
 英語のしゃべるのは二の次として、読めるようになりたいですなぁ。
>408
私が買ったのもその「悪役レスラー」の表紙のやつです。
あまりに嬉しそうに読んでる私を見て
「その本、ファンタジー?どんな内容?」と質問する家人に、
「墓場から死体を掘り返して、その肉を食べることによって…」と説明する破目に。
「主人公は拷問者で…」と説明すればするほど怪しげな紹介になってしまい、
この作品の魅力を語るのが実感できました。
絶対、ハンニバルのような作品だと誤解されちゃったよ…
訂正
>この作品の魅力を語るのが実感できました。
→この作品の魅力を語るのがいかに難しいか実感できました。
411abaia ◆qaURTH.f.. :04/01/29 23:23
>>407
おめでとうございます。
ウルフの英語って難しくって読むのに時間がかかるんだけど、それをゆっくり味わって
読むのがまた楽しいです。

悪役レスラーのORB版は第5巻まで合わせて並べておくと黒い背表紙がかっこいいですね。

>>404 の「ピーター・ジャクソン」発言などからも、ウルフは悪趣味なのを好きで書いて
いるのかもしれません。その一方、別のインタビューではキリスト教的な倫理観を真面目に
語っていたりもします。
このような多面性が"Helioscope"の「イエスを処刑した『拷問者であることの苦痛』を描こうと
思った」という言葉にもあらわれていますね。
412407:04/01/31 13:08
セイコーの電子辞書買ってしまった。
ウルフの英語が面白難しいせいだ。
413abaia ◆qaURTH.f.. :04/02/01 00:28
そう言えば以前、電車の中で辞書引くのに便利かも、とペン・スキャナー型の電子辞書を
衝動買いしたんですが、いまいち認識率が良くなかったのと、よく考えたら(考えるまでも
ないか)かっこ悪いんで、全然使いませんでした。普通の電子辞書にしとけば良かった。
414海の人 ◆STEELmK8LQ :04/02/01 05:19
 普通の電子辞書も入力をいちいちキーインしなくてはいけないのがネックですね〜

 やはり携帯電話とか電子辞書とかデジタルキャッシュとかの機能をもったインプラントを
頭蓋骨に埋め込んで神経末端で制御したい・・・つうかジョナスと同じ機械の体がホスィ。
415abaia ◆qaURTH.f.. :04/02/01 09:01
そこまでいかずとも、例えばウェアラブル・コンピュータで視線の合っている単語をフォーカス
して、訳語をゴーグル型ディスプレイに出力する、くらいなら割と簡単にできそうですね。

電子ブックの方が簡単か。
416海の人 ◆STEELmK8LQ :04/02/01 14:28
>415
 そ、それでわ違う話になってしまうのでわ(笑)
 トレッキーの血が騒ぐ:-p

 30も半ばを過ぎると体力のみならず、視力、記憶力聴力なども軒並み低下してきて
機械によるアシストがほしくなりますでつ。
>124
>セヴェリアンが書いた手記の形をとった一人称小説であるにもかかわらず、第2章の
>タイトルがわざわざ「セヴェリアン」となってるのが前からちょっと気になってたん
>ですが、この部分で現在のセヴェリアンが初めて存在しだした、とか。

この章だけが本来の(溺れ死ななかった)セヴェリアンのことを書いているからと思いました。
タイトルはこの章以外のセヴェリアンは括弧つきの〈セヴェリアン〉であるという暗示かな。
1章と2章のタイトルをあわせて「セヴェリアンの復活と死」(Resurrection and Death of Severian)
というのもありかな。
激しく遅レスですみません。
418417:04/02/02 13:12
訂正です。
溺れ死ななかった → 溺れ死んだ
419abaia ◆qaURTH.f.. :04/02/02 23:57
>>417
"Death and Resurrection" でなく "Resurrection and Death" と逆転しているのもずっと気に
なってます。Googleでは前者が168,000件なのに対して後者はたった298件で、やはり特殊な
言いまわしのようですから、明らかに意図的なものですね。

「拷問者の影」の最初の文が "It is possible I already had some presentiment of my future"、
「独裁者の城塞」の最後の文が "It is possible that from the beginning Severian had some
presentiment of his future" となっていることからもわかるように、時間の流れが円環構造に
なっていることを暗示しているのかもしれません。

420417:04/02/05 21:08
>419
本編の最後でなく、「翻訳者の手記」(邦訳忘れ)の最後なところがウルフの遊び心を感じさせますね。

abaiaさんのサイト拝見しました。私の考えの数段上を行ってらっしゃって穴があったら入りたい気分です。
アッピアン(独裁者)にセヴェリアンが次の独裁者だと告げた人(パエオン)は退化人だと思ってました。
パリーモン師が神殿奴隷という説まであるとは読めば読むほど不思議が広がりますね。
421abaia ◆qaURTH.f.. :04/02/07 09:36
パエモン=パリーモンというのは半ば語呂合わせなので、話半分に呼んでください。
それでも、パリーモンがにおわせる過去や、唐突に登場するパエモンという名前は
なんらかの伏線をはっているようですね。
こんなスレがあったんですね。
「新しい太陽の書」は高校の時に初版でそろえて
廻りのSF読み(その頃から少なかった)に強力にPushしてましたが
あまり理解してもらえなかったのを覚えてます。
その後Paperbackで"The Urth of the New Sun"を買ったものの挫折した
のですが社会人になって買うだけは原書の4巻2冊組みと5巻それに
"Lexicon Urthus"は揃えました。
本の方は実家に置いてきてしまったので皆さんの深い話にはついていけて
ないのが残念です。
そのうち実家で掘り起こして読み返そうかな。
423abaia ◆qaURTH.f.. :04/02/15 22:32
Lexiconはいいですね。若干マユツバの記述(例えばキム・リー・スンのところとか)も
ありますが、ながめてるだけでも楽しい。

ところで先ほどLexiconのPalaemonの項を読み返していたら、ギリシア・ローマ神話中の
海の神の名であることが示されています(これまでうっかり気がつきませんでした)。
Palaemonは、もとはメリケルテスと言う名であったものが、発狂した母イノによって釜ゆで
にされ、サロニコス湾の岩山から突き落とされて殺され(別の神話では、母イノに抱かれて
海へ飛び込んだ)、死後にパライモンという海の神になったとのことです。

この名前の由来からすると、パリーモン師はアバイアやらエレボスやらとの同類なのかも
しれませんね。
424海の人 ◆STEELmK8LQ :04/02/17 19:50

ttp://ascii24.com/news/i/tech/article/2004/02/12/648186-000.html

「遊女の耳にぶらさげられるほどの大きさでありながら、片方の耳に世界中の書籍を
ぶらさげたとしても釣り合いが・・・」

 実世界がSFに追いつきつつある瞬間というのは、いつでもわくわくしますね:-)
425abaia ◆qaURTH.f.. :04/03/02 00:29
やっと "The Knight" 読み終わりました。

純粋なファンタジーですが、「ジュブナイル」ではないと思います。SciFi.comのレビューで
ポール・ディ・フィリポが「トールキン以前のファンタジーというジャンルが持っていた力」を
復活させようとする試みとし、ロード・ダンセイニ、ウィリアム・モリス、ジョージ・マクドナルド
などの後継者と評しているのがうなずけます。ファンタジーというよりも日本語でなら
幻想文学とした方がしっくりくるかもしれません。

にもかかわらず、ウルフらしい部分が随所にあり、「新しい太陽の書」、特に第5巻にあらわ
れる様々なモチーフがあちこちに登場してきたりもします。
426abaia ◆qaURTH.f.. :04/04/24 22:47
保守。
427abaia ◆qaURTH.f.. :04/05/15 10:03
>405 であげた"Attending Daedalus: Gene Wolfe, Artifice and the Reader"を読みました。

著書であるピーター・ライトは、ウルフの他の作品や、ジョゼフ・キャンベル、フランセス・
イエイツの著作とのテクスト相互関連分析を用いつつ、「新しい太陽の書」五部作でウルフが
読者に向けて仕掛けた数々のトリックを見事に解き明かしています。

ライトの説の真偽については意見が分かれるかもしれませんが、少なくとも私は、目から
うろこが落ちるようで、自分はこれまで何を読んできたのかと愕然としました。

もっともライトによれば、欧米の読者も批評家も、表面的なスタイルや暗喩、引用に惑わさ
れてほぼ誰もウルフの仕掛けに気がつかなかった。困ったウルフは種明かしとしてその後
"Soldie of the Mist", "Soldier of Arete"を書き、それでもやはり誰も気がつかなかったので
"The Long Sun"シリーズを書き、でも未だに理解されていないとのこと。

ここまで言うと眉唾に聞こえるかもしれませんが、かなり説得力のある説ではないかと思い
ます。未訳作品はともかくとして近日発売の「ケルベロス第五の首」(アマゾンで予約可に
なっていますね)を踏まえて「新しい太陽の書」を再読してみようと思います。
428海の人 ◆STEELmK8LQ :04/05/15 13:32
>427
 う〜むむむ、まだまだ幾らでも深読みができるとは思っていたものの原文で読んでおられる
abaiaさんですら「目ウロコ」な仕掛けがあったとは(^_^;
 そのうち気が向いたらultan.netで紹介したってくらはい:-)
429abaia ◆qaURTH.f.. :04/05/16 21:08
>>428
更新しました。と言っても最初のさわりのところだけですが。
もう少し読み込んでから続きを書きます。

しかし、この分だと現状での評価が今ひとつの "The Knight" も、読み込んでみればあっと
驚く仕掛けがありそうです。
430海の人 ◆STEELmK8LQ :04/05/20 02:53
>429
 読ませて頂きました・・・なんか今更言うのもあれですが後書きのあれ、確かにわしも「?」と思ってたんですよねぇ。
 やっぱり仕掛けがあったのか〜(笑)
 ジーン・ウルフがセヴェリアンの口を借りて言わせた「物語は始まったところに帰るべきである」というのも、また
何かあるんでしょねぇ・・・あぁ英語の文章を「雰囲気」も読み取れるレベルの言語力がホスィ
431abaia ◆qaURTH.f.. :04/05/20 23:30
ちょっと疲れてたのが、久しぶりに更新する気になりましたよ。
でも以前書いた文章を書き直したくなるのがちょっと困ります。
>>abaiaさん
ホームページ拝見させていただきました。
自分も"Attending Daedalus: Gene Wolfe, Artifice and the Reader"を読んでみたくなりました。
更新を楽しみにしています。
433海の人 ◆STEELmK8LQ :04/05/25 00:08
>431
 ほんとにおつかれです、あれだけの文章、要約するだけで大変ですよね。
 わしのような英語読めない人間には、本当に助かります:-)

 ちなみに、文章の手直しなんですが、人間時間が経てばあらたに判ってくることもありますし
どしどし改訂していってはいかがでしょうか。
 さいわい、我々はセヴェリアンのような「完全な記憶」はもってないわけですし:-p

 また気が向いたときに更新したってくらはい:-)
434abaia ◆qaURTH.f.. :04/05/30 22:42
更新しました。でもまだ終わらない。

ケルベロス第五の首は7/10発売予定に延びちゃいましたね。
435名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/10 19:15
新しい太陽の書、3巻と4巻が見つかりません。
ヤフオクにも出ていません。
早く復刊してくれることを願いつつ、今日もヤフオクを覗きます。

ケルベロスの第五の首、そろそろ発売ですね。
個人的には即買います。
436abaia ◆qaURTH.f.. :04/06/10 23:45
だいたい2ヶ月に1回くらい出品されているようです。
オークションアラート登録しておくといいですよ。
437abaia ◆qaURTH.f.. :04/06/16 22:00
ウルフの最新短編集 "Innocents Aboard: New Fantazy Stories" と、Robert Borski による
評論 "Solar Labyrinth: Exploring Gene Wolfe's BOOK OF THE NEW SUN" を入手。

Borski は、"Attending Daedalus" とはうってかわって、枝葉末節にこだわった、割と無責任
なトンデモ系の本です。これはこれで楽しい。
ちなみにこの人は「ケルベロス第五の首」に関するファンサイト Cave Canem の管理人です。
438テュポーンの相方:04/06/19 00:04
復刊ドットコムからアンケートのメールが届いたので
久しぶりに覗いてみようと思ったら、スレッドがとうとう落ちてる!
と思ったらこの前移転したばかりなのにまた板移転したんですね、やっぱ過疎?
アンケートって事は交渉してくれるのを期待しても良いんですよね…?やっとこさ。

ところで項目にはなかったですが復刊されるとしたら
無理でしょうけど一冊にまとめて茶色のコードバンの装丁をした豪華本が欲しいです(笑)
439abaia ◆qaURTH.f.. :04/06/19 00:50
茶色のコードバンはいいですね。
>>195 でも書いたジャック・ヴァンスの44巻豪華版全集みたいなのがいいです。
ちなみにあちらは1冊あたり約7,500円くらい。
440abaia ◆qaURTH.f.. :04/07/05 23:01
やっぱりと言うか、ケルベロスの発売日がまたもや7/25に延期されてますね。
SFM10月号はウルフ特集
「ケルベロス第五の首」買いました。
地味な表紙なので目の前に平積みになってても気付かなかった。(笑)
まだ途中までしか読んでませんが、訳が上手くて良かった。
443abaia:04/07/26 08:39
今、海外なのでまだ「ケルベロス第五の首」入手できていません。
なんでトリップもなし。
おそらくアマゾンから届いているはずなので、早く戻って読みたいです。

>>441
特集の内容はどのようなものですか?本当なら(たぶん7年ぶりくらいに)SFMを
買わねば。
>>443
SFマガジン9月号より次号予告

ジーン・ウルフ特集。監修:柳下毅一郎。
SF界を代表する異能作家ジーン・ウルフ。
『ケルベロス第五の首』の邦訳刊行に合わせ、伝説の作家の全貌に迫る。
傑作中篇"Seven American Nights"170枚を浅倉久志訳にて一挙掲載。
"In the House of Gingerbread""Against the Lafayette Escadrille"の2篇を併せて訳載。
若島正による「「デス博士の島その他の物語」講義」、『ケルベロス第五の首』鼎談、インタビュウなどで構成。
●『ケルベロス第五の首』刊行記念
 柳下毅一郎氏・若島正氏トークショーのお知らせ

『ケルベロス第五の首』の刊行を記念しましてトークショーを開催いたします。
訳者柳下毅一郎さんと、ゲストに京都大学教授で9月には東大で<英米SF短篇を読む>集中講義をおこなう
若島正さんをお迎えして、ケルベロスそして未来の文学について存分に語っていただきます。
 
 日時:8月5日(木)開場18:00 開演18:30
 会場:三省堂神田本店 8階特設会場

*入場無料です。整理券を三省堂神田本店1階レジにて配布中です。
お問い合わせは三省堂神田本店(03-3233-3312)または国書刊行会(03-5970-7426)まで。


446abaia ◆qaURTH.f.. :04/07/29 22:49
>>444
ありがとうございます。
手もとにあった "Against the Lafayette Escadrille" を読みました。
ちょっと奇妙な味の小品で、ウルフの短編らしいと言えば言えますが、せっかくの特集なんだ
からもっと気合の入った作品を紹介してほしいような気もします。
でもこの作品、1972年のネビュラ賞ショート・ストーリー部門候補作なんですね。
(受賞はジョアンナ・ラスの「変革の時」)

>>445
平日の午後6時半じゃあ無理ですね。
447イー:04/08/01 07:52
『ケルベロス第五の首』読了&再読記念カキコ(・∀・)ハジメマシテー

『ケルベロス』、読み終わりはしましたが、現在進行形でおもしろいです。
殊能先生のリンクを中心に書評を拝見しましたが、皆様も同じような感想を共有
してるのかと、大いに安心且つ笑かせて頂きました。よろしくお願いします。
(先日ホセ・カルロス・ソモサ『イデアの洞窟』というミステリを読みましたが、
この作品のテーマ「小説で“イデアの実在”を証明する」を完遂しようかという
勢いを感じます(;・∀・)ドレダケ ツウジル ネタ ナノヤラ!)
(個人的には「ホーカ・シリーズ」などとも比較して終始ニヤニヤ)
448名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/02 02:27
SF板の各所でも頻繁に話題に上がるようになったけど、ここは寂れたまま……
スレタイのせいかな(´・ω・`)ショボーン というわけでageますよ!
>>448
気持ちはありがたいが、漏れは此処のマターリとした
空気が気に入っている。
下手に上げると厨が紛れ込んでくるから、出来るだけ
控えてほしいなぁ。
無理強いは出来ないけど。
今日三省堂にトークショーの整理券を貰いに行った。
受付の姉ちゃんが驚愕してた。
整理券の束と一緒に持って来た表は真っ白だった。

・・・ま、まさか客が俺だけなんてことは・・・
>450
トークショーを見るというより鼎談ですね。おめ。
>450
先週もらいに行ったが、そんな表はもってこなかったぞ
ただ、整理券を渡されただけ

というわけで、とりあえず5日までには通読しようとがんばってます
読み終わって、あちこちの書評・感想を見てみたら、やっぱりみんな第二話は
(少なくとも初読では)わけわからんのね。
少しほっとした……。
454abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/03 22:32
>>448
すみません。2年4ヶ月前にスレ立てした時は深く考えませんでした。

邦訳302ページの「サント・クロワ人(にん)」ってなんだろうと思ったら、"Croixcodiles" だった。
ワニね。ところでこのあたりの独白の文体は、セヴェリアンの独白に通じますね。
漏れは無職…。
セヴェリアンみたいな拷問者でも何でも仕事が欲しい。
どなたか雇って頂けませんでしょうか?
金銭不自由でケルベロス第5の首すらまだ買ってないl
ありさまです。
456名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/04 22:29
Steve Jackson Gamesから出ているTRPGのシステム『GURPS』のサプリメント(追加ルール&世界設定資料集)に、『GURPS NEW SUN』ってのがあるらしいんですけれども、
どなたか内容をご存知ないでしょうか?
457abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/04 23:33
>>456
持ってます。でもプレイしたことはありませんが。

内容は、どういう風に説明したらいいのかよくわからないんですが、目次の章立てだけ
紹介すると、
1. ウールス前史、2. 新しい太陽、3. 独裁者時代のウールス、4. 永遠の都市ネッソス、
5. ウールスの宗教、6. 空間と時間、7. 共和国のキャラクター、8. 独裁者の兵器庫、
9. 魔術、10. ウールスの動物寓話、11. キャンペーン集、
それに付録があります。

と書いてて思い出しましたが、>>145-150 あたりで紹介済でした。
とにかく作者は世界唯一の「新しい太陽の書」用語集である "Lexicon Urthus" の著者で
Urthメーリングリストの常連でもある Michael Andre-Dirussi氏なので、内容はまともです。
458名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/05 07:51
「未来の文学」刊行記念トークショー
5日午後6時30分、三省堂神田本店。
国書刊行会「未来の文学」シリーズ第一弾『ケルベロス第五の首』
の刊行を記念し、柳下氏と若島正氏が英米現代SFについて語り合う。
参加無料。問い合わせ=三省堂神田本店(電03-3233-3312)
>447
別スレでさらに話題をひっぱるのもアレなので、ここで

柳下、殊能の昔の記事にも誤読っぽい箇所があるって、もしかして
「罪状」のことですか? 私は318ページを読んであれっ? て
思ったのですが。
二周目読み始めたところで、今後また別の読み方をすることになるかも
知れませんが。
460名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/05 10:02
>abaiaさん

ありがとうございました。過去の記事も覗いて見ました。
出来がいいみたいなんで、こんど購入してプレイしてみようかと思います。
しかし最近のTRPGゲーマーは『新しい太陽の書』どころかコナンやエルリックなども押さえていないので、とっかかりを作るのが大変そうです。
とりわけ「GURPS」は文庫本でルールが出ていたことから普及率は高いものの、日本での展開のせいか、ジャパニメーションやライトノベルのシチュエーションを再現させるようなプレイスタイルが中心となってきている感があります。
そんな彼らをどう騙くらかすか課題ですな。サイエンスファンタジー的な世界観そのものは彼らでも受け入れられやすいように思えるのですが。
素直に『拷問者の影』を読ませるか…。それとも、洋ファンタジーに親和性が高い層に人気の「D&D3e」などにデータだけコンバートしてしまうか。
461460:04/08/05 10:19
ageてしまってごめんなさい。

>abaiaさん

そんなわけで、『GURPS NEW SUN』についてもう少し質問させてください。
「キャンペーン」の章に紹介されているのは、キャンペーンゲームのための簡単なシナリオプロットのようなものでしょうか?
それとも、細部のデータまで準備されたウェルメイドのゲームシナリオでしょうか?
後者のようなものがあればすぐにゲームができるので、こちらとしてもありがたいのですけれども。
それとイラストに関してですが、セクラの方は見ていないのでわからないのですけれども、基本的にそんなものでしょう。見てもたぶん、ショックは受けないはずです。
しかし日本人が書き直したほうがいい結果が出たかというとそれもまた微妙で、過去に海外のTRPGが日本に翻訳されてイラストが差し替えられた場合、もとの原作ファンや原書版プレイヤーの期待を削ぐような結果となったことが多くありました。
ですから下手糞なアメコミ調でも、「まだマシ」と考えたほうがいいかもしれません。
トークショー行ってきた。
客は俺だけか? とすら危惧したがとんでもない、満員札止め。
50人位入ってて、大森望もいたりした。
様々な解釈(妄想)が語られたが、ここに書くべきなのかな?
熱心にメモってる兄ちゃんもいたりしたんで、
どこかのサイトに纏めて上げられると思うけど。














で、ネットにはこっそり書いてねといわれたんでこっそり書くが、
〈未来の文学〉第二期もありうるとのこと。
予定としてはディレイニー『ダルグレン』、スラデック(若島正による短編集?)、ベスターの"アレ"、ティプトリーあたり。
実現して欲しけりゃ買ってね、だそうな。
463 ◆GacHaPR1Us :04/08/05 22:38
買うからせめて本屋の店頭においとくれ。
464abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/05 22:57
>>459
その別スレを読んでいないのではずしているかもしれませんが、柳下、殊能氏による
紹介文のあそこのことだとしたら、確かに318ページの表面的な記述とは違いますね。
「告発」というのをもう少し広い意味でとらえるなら、間違っていないようにも思います。

>>460
「内容がまとも」というのは、「新しい太陽の書」のちょっとした資料集としての評価なので、
GURPSサプリメントとしての出来がいいのか悪いのかはよくわかりません。やったことが
ないので。

「キャンペーン」は、あいにくシナリオプロット作成のためのアイデア集くらいのものです。
正直「新しい太陽の書」のファン以外には、GMがかなり頑張らないと面白さが伝わらない
ような気がします。もちろん普通の異世界ファンタジー設定として楽しむことは可能だと
思いますが。
465abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/05 23:37
あっでも殊能氏は別のページでちょっと訂正なさってますね。
466横レスですが:04/08/06 03:56
>>464さん
それであってますよ。

ちなみに同じ板ですが、あっちのスレの方がケルベロス感想レスが
多かったりします(笑)
柳沢……
あっちのスレってどこのスレでつか?
469460:04/08/06 20:48
>abaiaさん

どうもです。キャンペーン、やはりそうですか。
しかし見た感じ、GMとしては「新しい太陽の書」の外伝的なものを作り出そうとするよりも、サイエンスファンタジーRPGのネタとして使うほうがよさそうですね。
そういえば昔「指輪物語』のTRPGがありましたが、
あれはあくまで「中つ国」をシミュレーションゲーム的に表現するのが目的だったので、
実際にプレイすると原作とのあいだにかなりのギャップがありました。
作りたてのキャラクターはウォウズ族の1レベルなのに、アラゴルンは60レベルだったりしたのです。
GURPSサプリメントとしての出来はルールシステムそのものに詳しくないので自分が見ても判断できないでしょうが、
ゲームに使ってうまく回るかどうかというのは、
キャラクターの立ち位置(キャラクターが何者で、どういう目的や問題意識をもっているか)と、
舞台背景(キャラクターが拠点として動き回れるような都市がきちんと設定されているか)に由来するので、
そのあたりの判断はできそうです。
買って読んだら報告するといたしましょう。

話は変わりますが、『ケルベロス第五の首』を読み終わったので、
ついでに『デス博士の島その他の物語』も読みました。
いい話だと思いましたが、イメージとだいぶ違うなあ。
その原因はおそらく、主人公の読む小説と主人公の環境とが、
『ケルベロス』の挿話がお互いリンクするような形では繋がって感じられなかったことによると思います。
これって、自分の読解力が足りないせいでしょうか。
470abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/06 23:26
「ケルベロス」邦訳16ページ「トロツキーの暗殺について書いた本」は、Robert Borski氏の
CAVE CANEM (ttp://webpages.charter.net/rborski/caveVZ.html)
によると、Bernard Wolfe作 "The Great Prince Died" だそうです。

確かにこの本はトロツキー暗殺に関する作品らしく、また作者のBernard Wolfeはトロツキー
晩年の秘書兼ボディガードだったようなのですが、一方、Bernard Wolfe作 "Trotsky Dead"
という本もあります。この二冊は同じ本のような気もしますが、どうもはっきりしません。
またこの二冊の本の作者が本当に同一人物なのかどうかも確証がありません。

"Trotsky Dead" の方のBernard Wolfeは、"Limbo"というSFを一冊書いていて、ジュディス・
メリルの年間SF傑作選1で「なくならない銅貨」という短編が翻訳されています。
どなたか詳細をご存知でないですか?

>>462

ダルグレン頼む!
ティプトリーは長編2冊が残っているなあ。
短編集もちょびっとあるけど。
オクタヴィア・バトラーなんかどうでしょう。
ベスターって「ゴーレム100乗」ですかね?
SFMのウルフ特集でケルベロスの解釈例とか載るのかな。
いまのうち、自分の解釈を整理しといた方がいいな。
ここは勝った!とか、負けた!とか、独りでニヤニヤできそう。
474abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/08 10:02
毎日新聞での「ケルベロス」書評です。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/dokusho/news/20040801ddm015070124000c.html

他紙では今のところないでしょうか?
>>473
トークショーでは色々な解釈を披露してたけど、
SFMではここまで具体的には書かない、と言ってた。
読者の解釈を狭めたくないのかもしれない。
ちなみに>470がらみで言えば、
第五号が父親の著書を探しに行った図書館にあった本は、
『一マイルもある宇宙船』の作者はケイト・ウィルヘルム、
『月曜日あるいは火曜日』はヴァージニア・ウルフ、
”トロツキーの暗殺についての本”はバーナード・ウルフ(2人いるという話は出なかった)、
ヴィンジの短編集は、"True Names"(『マイクロチップの魔術師』)だったら、
若林氏が初めて訳したSFなので嬉しいが、
たぶんこの時点では存在しなかった架空の短編集だろうとのこと。
つまり父親の苗字は恐らく「ウルフ」。
そして、”叔母さん”の名前は「ジーニー」。
つまり、父親の名前=第5号の名前は、「ジーン・ウルフ」。
で、この小説にはウルフの自伝的要素が多分に含まれる…という話だった。
476abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/08 14:05
>>475
某ダイアリーでトークショーの内容の一部が紹介されています(ひょっとして、このスレに
いらっしゃいますか?)。

ところで別のところにも書きましたが、叔母さんの名前は "Jeannine" なので「ジーニー」
とは読めないと思います。「ジャニーン」かフランス語風に「ジャンニーヌ」と表記した方が
良かったのではないかと思います。

「ウルフの自伝的要素」には興味ありますね。SFMに詳細が出ると嬉しいのですが。
477 ◆GacHaPR1Us :04/08/08 19:53
質問!
最後、V.R.Tの獄中証言による逮捕の模様からすると、
犬の館への訪問前にはすでに逮捕されていたはずなのに、
なぜ、親子対決に顔を出せたんだ??
478イー:04/08/08 20:02
>459
遅レスで申し訳ありません。ご指摘の通りです。
件の記述についもabaiaさんと同じ解釈です。

再読は、
ミスター・ミリオン「デイビッド、殊能・柳下解釈への反論を、積極的誤読以外
 否定の立場から」
みたいに、遊びながらやるつもりです。
反論といえば、訳者解説のネタバレは、「以降ネタバレあり」以前の文面の方が
よっぽどネタバレではないか、と抗議します。
本文それ自体に読み(つーか、遊び)のヒント(やら罠やら)があるのだから、
再読を促す意味で“ネタバレ〜ダメ絶対”に「読まれ方」を含めるべきでした。
少なくとも、俺にとっては手ひどいネタバレでしたよ(つд`)

>474
新聞や雑誌に書評が載るのは、書籍の発売から一月くらいが通常です。
『ケルベロス』を紹介する評者が誰かは、簡単に予測でき(ry

>477
それはアンタの誤読w
読み直し推奨。
479イー:04/08/08 20:06
ついでに…

>ガープス
TRPGのマスが大幅に縮小した今、日本版ガープスはサポートを期待できない
状況にあります。
システム的なことを言えば、ガープスでは「わざと不利な特徴を取る」ことで、
「代償に、有利な特徴を得る」などしてキャラクター造形をします。
そのため、ほぼ100%の確率で「とても一緒にいられない変態」ができあがります。
それが良いことか否か、判断できませんが。
(イラストの話題もありましたが「ガープス」で検索すれば、日本でどのような
イラストの支援を受け普及したか、了解されると思います。
昔、ある会社が『アースドーン』というTRPGを原画のまま売り出しました。
『ED』は、指輪物語的ファンタジー世界をコズミックホラーの大群が襲撃し、
地獄と転じた世界が舞台で、システム的にも優れたゲームでした。
魅力的なサプリメントも次々に発売されました。
しかし、それらは顧みられる事なく売れませんでしたよ……(つдT)
480abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/08 20:12
>>477
221ページの記述だと、犬の館で親子と会った晩の午前4時頃に下宿屋に戻ったところで
逮捕されたとあります。

疑問点としては、
1. 親子と会ったのはもっと夜の早い時間だったように思われますが、午前4時まで何を
していたのか?
2. 96ページ2行目の記述は信用できるのか?

というのは、マーシュが犬の館を退出してから事件が起きたとすると、その後警察なりに
すぐ通報されたにしても、黒服の男たちがマーシュよりも先に下宿屋に着いてているのは
不自然だと思われるからです。
犬の館での事件とは無関係に逮捕された可能性はありますが。
(例えば、その夜の事件を事前に予想していた「父」がしくんでいた)
481 ◆GacHaPR1Us :04/08/08 20:16
>>478
・・・>orz

 えーっと、そーすると、影の子の長老による人間化と野生化の過程の説明の
混濁というか錯綜も自分の誤読だったんだろうか・・・?
あの説明だと、アボたちが原住民だったのか、影の子たちが原住民だったのかが
ごっちゃになってる、ああ、それが目的か、と思って読んでたんですが。
482abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/08 20:35
>>478
>『ケルベロス』を紹介する評者が誰かは、簡単に予測でき(ry
確かに、彼が朝日の書評委員である限り載せないわけがないか。

>>481
あれは『物語』なんで、誰が誰に対して「物語った」のかが重要ですね。作者の名前が
"John V. Marsch" ですが、作中にもはっきり「ジョンはアボの男の名前」とありますし、
"V" は「第五号」を、"Marsch" は「湿地」(marsh)を連想させます。

ごっちゃと言えば、「ヴェールの仮説」と「ルェーヴの公理」のどちらが正しいか、というの
もポイントかも。
483abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/08 20:43
ついつい筆がすべりましたが、ちょっとネタバレが過ぎましたね。
以降控えますのでお許しを。
484イー:04/08/08 20:57
>481
二話? あれはあなたが、沼人に泥沼にハメられるメタファーだよ(;・∀・)

真相の可能性を(脳内で)箇条書きにして、パズルみたいに組み換えて、それら
を書き留めて、差異を比べて、矛盾や混乱それ自体が楽しかった。
難しいとこは難しいと保留できないと(初めて読むのは)難しい。かと。
(二話タイトルを読み落とすスーパープレイかましたしな、俺(つд`)

>482
マーシュの名がジョンで、二話でジョンがアボとされるのは、一話ラストでの…
…って、ネタバレ自粛ですか(;´Д`)ハァハァ
485 ◆GacHaPR1Us :04/08/08 21:12
【玉田】と【鈴木】の見分け方
http://ex8.2ch.net/test/read.cgi/eleven/1091547618/
>>483氏は玉田、>>484氏は鈴木師匠
486イー:04/08/08 21:19
>ガチャ
おまい、俺が重度の師匠ファンで、鹿サポだってよくわかりましたね(・∀・)
エスパーの方ですか?
敢闘賞で、加地選手に認定してあげます。
487名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/08 23:37
>>◆GacHaPR1Us
あの第二話は初読で分かるようには書いてないしな。

ところで、感想リンクってもうある?
サンクスコ!

WIKIは見てなかったよ。
491490:04/08/09 20:13
感想見てきた。abaia氏、すごいバイタリティーだね。

さて、俺はヤマガタセンセーと同じ感想だな。
ミステリー的に読んでも、キリがないよ。ほんとに。
自身有りげに「真相」を語るヤツほど自分の思い込みに囚われて、かえって
見落としや曲解なぞをやらかしてんじゃないか?
492abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/09 23:28
確かにあまり枝葉末節にこだわるのは、一般的な読書体験としては問題あるかもしれない
ですね。一方でジーン・ウルフのファンとしては、作者がはりめぐらせた(かもしれない)
数々の伏線を読み解こうと努力しないのは、もったいない気がしてしまうのです。

ここで気をつけないといけないのは(「新しい太陽の書」に顕著ですが)ウルフのマニアは、
ついつい細部にばかり目が行ってしまって、大きな絵が見えなくなってしまう傾向があるの
じゃないか、ということです。CAVE CANEMのRobert Borski氏なんか、その傾向が多々
あるようです。もっとも人のことは言えませんし、彼の場合積極的に「曲解」を楽しんでいる
のだと思いますが。
493YMGT:04/08/10 15:52
> 彼が朝日の書評委員である限り載せないわけがないか。
いや、わけはある。うーむ。こいつを一般向けにどう紹介したもんか……
>493
パターン・レコグニションをフツーに誉めていたので
何か裏があるのではと勘ぐってしまいました。

いずれにせよ、一般向け紹介なら本が書店店頭に置いて
あるうちに発表しないと意味がないような気がします。
495イー:04/08/10 19:23
>493
ヤマガタ先生のお手並み拝見ですね(・∀・)

若島先生はじめ、どの紹介記事も力作揃いですもの。
日曜だけは朝日も買ってるので楽しみです。
本物のヤマガタ氏? 久しぶりに見るなあ。
>459
別スレ、というのはどこなのでしょうか?
498abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/11 23:26
>>496
本人が平日の昼間から書き込みするでしょうか?
わざわざここで疲労タソを騙る香具師なんているかな?
最近ウルフを読み始めた初心者です。
あの…ちょっとお聞きしたいんですが、河出から出ている二十世紀SFC『デス博士の島その他の物語』って、いったいどういうところがすごいとされているんでしょうか?
普通に楽しめはしたんですが、海外ドラマのストーリーみたいで感動とまではいかなかったんです。
これって、どこがすごいんですか? 詳しい方、ご教授いただけたら幸いです。
短大生なんで、皆さんみたいな教養が欠けているのかなぁ。
何にでも感動を求めるのはやめたほうがいい。
502abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/12 23:17
>>500
あれは私もたいしておもしろくないと思いますが、SFM10月号の若島氏による解説を期待
しています。
503500:04/08/13 12:01
>>501
感動を求めていたというよりも、わたしが見落としていた仕掛けのようなものがあったのかなぁと思っちゃったんです。

>>502
お返事ありがとうございました。
そうですか、では、SFマガジンを読んでみることにします。
ttp://www.kokusho.co.jp/news/index.html

三省堂のトークショーの記事が、9月3日発売の「eとらんす」10月号に載るそうな。
>本トークショーの内容は(略)あますところなく収録される予定
とあるから、結構期待していいのか?
505 ◆GacHaPR1Us :04/08/13 22:29
>>500
まだ読んでないんだけど、
彼の翻訳作品は、『新しい太陽の書』しかない段階で、
彼独特の文体に触れれたことが『凄い』ってことだったんだと思う。
いまではケロちゃんがあるんだけど。
>>505
何で英米での評価も高いんだよ!
507 ◆GacHaPR1Us :04/08/14 00:11
>>506
おお!
細かいことはさておき、物語全体としてはどこが“ナゾ”なのかわかりませんでした。
(枝葉以外はわりと自明?)
読み逃したかもしれないので、よかったら教えてください。
すぐに再読したいほどはまってはいないので、もう一度読めってのは無しで。
>>508
謎かどうかは受け手が決めることですから。
同じものをみても、ある人にとっては謎だけど
そう思わない人にとっては謎じゃない。
読み返す気にならないなら気にしなくていいと思います。
510 ◆GacHaPR1Us :04/08/16 01:02
>>500
今日、買って急遽読んだ。

入れ子細工、マトリョーシカ、物語内物語・・・、
あれだ、唯野教授曰く、文学批評の世界はその都度最新科学の理論を
勝手に組み込んで自らの権威を高めんとした、それぢゃあだめなんだと
彼は説明してたわけなんだが、米SFの世界であのスペシキュレイティブって
いう運動の中でその逆として、

 『文学理論を応用してSFを作製する』

っていう技法を完成させ、あまつさえフェネガンズウェイクのような
読み手を選ぶような作品ではなく、一般化したということで高い評価を
ウケたんではないかいな?と感じた。たしかに凄かったよ。
ガチャよ、何いいたいのかよくわからん。
512 ◆GacHaPR1Us :04/08/16 01:44
ふっふっふ、俺っちもじつはよくわからん
4巻目、4巻目だけが見つからない!
執念で3巻までは見つけたけど、最近はヤフオクにも
4巻目は出ない。。
どうしよう、欲しい。
困った。
どうしよう、どうしよう。
大丈夫、近いうちに再販しるよ。続編翻訳とともに。

多分、きっとそうなる気がする予感が来るはずだ。
515abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/18 21:37
>>513
出てますね。
大森望のサイトにあった、ケルベロス=新本格っつうのはどうよ?
517abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/21 23:30
>>516
ミステリ読みじゃないんで彼の言う「新本格」の定義がよくわからないのですが、極端に言うと
全てのページに伏線があって、全部解読することができる(ように見える)ということじゃない
ですか? SFMの座談会を読めば意図がわかるでしょうが。

ただ、実際には殊能氏の言うような「アンチ・ミステリ」の方が近いというか、謎解きの鍵を求めて
翻弄されること自体がウルフの仕掛けた罠にはまっているのだと思います。

もっとも、一旦は作者の罠にはまって深読みをしすぎるのが読者の努めだと個人的に思います。
518 ◆GacHaPR1Us :04/08/22 02:11
たしか、以前の『SFが読みたい!』本の中で
ジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』を
新本格云々言ってた話を読んだことがある。


なんか流行ってんの??
SFは読めるけど自分から読もうとはしない知り合いにはそう言って進めたよ。
流行ってるっていうか、そうやって興味の薄い人にアピールしたいんじゃないかと。
520abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/25 22:52
SFMジーン・ウルフ特集号記念age。
なかなか気合の入った特集でしたね。座談会では予想以上にネタバレしてました。
もっとも、ネタはまだまだこんなものじゃないと思いますが。ただ最後のカソリック云々の
ところはちょっと違うんじゃないかと思いました。

「ケルベロス」も「新しい太陽の書」も未読の方は、この特集やあちこちの書評を読んだ
だけで身悶えしそうに思いますが、どんなもんでしょう?

それにしても他社の新刊をネタにここまで盛り上げておいて、結局「新しい太陽の書」復刊
せず、なんてことになったら、ビジネスとして理解できませんね。なんとかお願いします。

でも若島ノートを読んでもやっぱり「デス博士の島その他の物語」はピンと来ない。
若島ノートはなんだか無難な感じ。『モロー博士の島』との書誌学的な比較は勉強になったが、
他は、んなんわかってるよ、と言いたくなる。
あと座談会読んだらなぜケルベロスが新本格に例えられるのかがなんとなくわかった気がする。
当時よりも、新本格系のメタフィクション・ミステリに慣れ親しんでいる現代の方がよく理解できるのでは、という文脈だった。
が、時代状況を考えるとそんなことはないと思う。ヌーヴォー・ロマンがあったじゃん。
ケルベロスが72年発表だから、60年代に全盛だったヌーヴォー・ロマンをウルフがオールディス経由で読んでいたりしてもおかしくないだろうし。
アラン・ロブ=グリエの『反復』あたりとケルベロスを比べてみても面白いんじゃないかな。
SFマガジン10月号掲載の「アメリカの七夜」読みました。
おもしろいけど、難しくて私の脳味噌では解読できなかった。
省かれた一夜がいつなのか?
主人公がアメリカへ来た目的は何だったのか?
523名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/26 23:40
>>466
あっちのスレってどこですか?
>522
自分もわからなかった。
ケルベロスは読み途中だが、ネットで感想を読むと「殊能氏のネタバレ
の内容くらいは自力でわかった」とか書かれてるけど、自分はムリポ _| ̄|○
525abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/28 09:34
>>522
柳下氏によると「不安にかられて、ナダンは日記から『この病みおとろえた国を訪問する
理由を書いたくだりを全部削除』する。したがって、欠けた一夜はおそらくそのときに日記
から抜き取られたのだろう」とのことですが、ちょっと違うような気がします。
なぜかというと、柳下説だと卵菓子の数が減った理由がわからないからです。

P.48 第5日の夕刻とP.50 (ナダンの認識によれば)同じ日の夜の間に卵菓子が一個減って
いるので、実はこの間に一日が経過しており、卵菓子もナダンが自分で食べたにもかかわ
らず記憶を無くしているのではないかと思います。
>>525
レスありがとうございます。
卵菓子が一個減っている理由がいろいろ説明できそうで逆に悩ましいです。

最後の老婦人の「あなたはこれがあの子の筆跡だと思う?」が気になるんですよね。
クレトンは財布ではなく最初から携帯スケッチブックを盗もうとしたんじゃないかと思えます。
なぜそう思うかは答えられませんけど…
527abaia ◆qaURTH.f.. :04/08/29 09:33
>>526
失われた一夜については第2日であるとの説もあるようで、これはかなり信憑性が高いと
思います。かなり長いので詳細ははてなに書いておきました。
>>527
ultan.net別館、拝読させていただきました。

卵菓子についての私の解釈は、アンプルの幻覚剤は揮発性で、卵菓子にかけた液体が
乾いたときには、すでにナダンは気化した幻覚剤を吸い込んでいたのではないかと思います。
24ページ下段14行の『−もしそれがドラッグなら−あとに残るだろう。』や、
20ページ上段15行の『欲望を鼻で嗅ぎとる』との老人の発言が暗示的です。
529イー:04/09/02 08:49
以下、『アメリカの七夜』ネタバレあり。

>abaiaさん
『アメリカの七夜』メモ拝見しました。
私見ですが、p59でナダンが見出したのは、イランの伝統的な悪霊「ドゥルジ」
ではないかと思います(p37、女妖ドルージュ。p32は誤植?)
ドゥルジは「虚偽」という意味の悪霊で、ウルフのサービス精神が伺えます(w
伝説では女神に成り済まして(p17、芝居)ゾロアスターを誘惑しますが、陰部
に大変な汚れがあることを見抜かれ(p59、炎)打ち払われます。
ドゥルジの陰部には虫が棲息し、自身も蝿の化物として描かれます(p60、この
蛆に蝕まれた大陸)
また、ドゥルジは死体を汚す(p16等)悪霊であり、死者をゾンビのように使役
(復活の皮肉?)するとされます。

俺の第一印象だと、遺伝子異常が秘所にあっただけ、って見方です。
ただ、本当にそれだけなのか、自信はまったくありません(;´Д`)


あ、殊能将之センセーがケロちゃん絡みで『イデアの洞窟』に興味を持ってる(w
530abaia ◆qaURTH.f.. :04/09/02 23:37
>>529
なるほどそうですか。愛する女が死体になって、というのはいくらでも元ネタがありそうで
(イザナミとか)、どこから調べようかと思ってました。「世界の神話事典」みたいなのが
手元にあると便利ですね。

「陰部に虫が棲息し」というのはまさにその通りですね。ただしその不浄感が誤解というか
転倒した形で「聖なるもの」に通じているような気がします。じゃないと復活節に持ってきた
意味が無いように思います。でもまだ論理がよく見えません。
531イー:04/09/03 00:36
>abaiaさん
ドゥルジは、インドの地母神「ドゥルガー」と起源を同じくします。
現在では女神パールヴァティー(シヴァ神の伴侶)の化身とされ、彼女の怒りを
具現した存在とみなされています。

極めて神聖な古代の神格というのは確かですね。
532abaia ◆qaURTH.f.. :04/09/04 20:02
eとらんす10月号の柳下・若島対談読みました。内容の一部はウェブでも紹介されていま
したが、期待通りつっこんだ内容で読み応えあります。

『ある物語』の作者については自分は若島説の方が近いように思います。十字架の聖ヨハネ
がうまく繋がるし。ただし柳下氏の指摘するフィート表記については気がつきませんでした。
あと、ジョン・V・マーシュの名前が第三部で出てくるのも気がつかなかった。

この物語は、「AがBを殺して入れ替わる」のではなく「AがBを殺す(?)ことによって一体化
する」と読んだ方が良いような気もします。

533 ◆GacHaPR1Us :04/09/05 00:51
その人間の脳を食べて一体化するってことか。
人食についての表記があるしな。
いや、あれじゃないすか。
猫型悪魔が甘噛みして血を交換する儀式。
影の子ってどことなく猫っぽいし(毛がないというから違うかも)。
VRTでもマーシュが猫に噛まれた記述の後あれだし。
535 ◆GacHaPR1Us :04/09/05 21:33
影の子の牙には毒がある
牙の毒というか草の根の麻薬作用では。
いつもクチャクチャやってるから唾液中に含まれているとか。

いや別に猫説は自分の中でもトンデモ説なので気にしないでください。
537abaia ◆qaURTH.f.. :04/09/07 21:56
血管の中を「泳ぐ」んで、なんかの生命体かと思いました。
538YMGT:04/09/08 20:46
某紙「ケルベロス」書評、挫折しました。あれを一般向けに紹介するのは不可能
で、万が一だまして読ませたとしても恨まれるだけだし、ほかの書評との
争いに敗れてしまいました。無念(だが反面ホッ)。期待なさってた方々
がいたとしたらごめんなさい。
539イー:04/09/10 02:33
>538
ありゃ、それは残念(´・∀・) んじゃ、ディッシュの紹介文お願いしますた。
早川も、ここで復刊すりゃ売れたろうにな。
すごい、2位だ。国内作家に混じってただひとり健闘
ttp://mystery.parfait.ne.jp/wiki/pukiwiki.php?%A5%A2%A5%AF%A5%BB%A5%B9%A1%A6%A5%E9%A5%F3%A5%AD%A5%F3%A5%B0
『ケルベロス第五の首』つながりで『新しい太陽の書』も読み始めました。図書館組ですがよろしくお願いします。
 難解だ…。
セヴェリアン、拝一刀と対決したら負けるだろうな位しか思いつきません。幾
543アンピエル:04/09/24 01:31:30
とうとう「新しい太陽の書」を全巻読破しました。
あとがきにもあったように、この作品を理解したという
のは嘘吐きか天才なので、僕も意見は保留です。
というか、正直何が何だか分からないというのが、
正直な所でしょうか。

セヴェリアンとドルカスの関係が良く分からない…。
後、キャスドーとビーキャンの子どものセヴェラは
どんな子だったのかなぁ。
もう一度読み直します。
544 ◆GacHaPR1Us :04/09/24 22:36:13
ドルカスはお母さん、
子セヴェリはただただ純真な子供だっただけ。
だから指輪に…
545abaia ◆qaURTH.f.. :04/09/24 23:31:30
>>543
おめでとうございます。

>>544
いや、セヴェラだから双子の女の子の方でしょう。
546アンピエル:04/09/25 02:53:45
>>544
ドルカスはセヴェリアンの母だとすると、どういう経緯でセヴェリアンは
組合に入ったのでしょう??
分からないのでabaiaさんのHPで勉強します。。

>>545
ありがとう御座います。
二回目を読んでから、ケルベロス第5の首に突入しようと思ってます。
子セヴェリアンとセヴェラの対称関係って、子セヴェリアンが生きていて、
セヴェラが死んでいるのが、印象的でした。


誰も言わないので、言わせてもらいます。

セ ヴ ェ ラ 萌 え


祖母じゃないの?
548 ◆GacHaPR1Us :04/09/26 22:49:24
ちょっと待てよ、セヴェラってすでにアルザボに食べられてた子でしょ?
549アンピエル:04/09/27 00:18:45
>>548
そこを妄想回路を働かせ、どんな子だったか想像する
わけです。
キャスドーが美人という表現があったので、セヴェラも
可愛いんじゃないかと…。

…スレ汚し、すまそ。
>>478
すいません、遅レスですが。
実は俺もガチャさんとおなじ所が引っかかってまして、該当箇所(マーシュの手記
の逮捕直前のシーン)を読み返してもどうも「誤読」とは思えません。
「対決に立ち会ってほしいと言われていた件の確認かと思った」という記述
からすると、彼は親子対決には居合わせていなかったと取るのが自然だと思うのですが・・・。
ひょっとして俺何かものすごい見落としをしてますか?
551 ◆GacHaPR1Us :04/09/28 22:07:48
>>550
だろ!だろ?そーだろ!?
あれかな?立ち会ったのは実は本物のほうで
しかもマーシュっていうのは秘密警察の隊員だったのかとか
このページの人も同じ点に突っ込んでますな。
ttp://www2a.biglobe.ne.jp/~mizuki/book/review/bk040927.htm#FIFTH
私も同じところで引っかかってます。
1話をマーシュかV.R.T.の書いた創作とでもいうんなら
食い違いがあってもわかりますが…

あと3話めで出てくる移民船の話をしてくれる
お婆さんって1話に出てくる誰かと関係あったりします?
554abaia ◆qaURTH.f.. :04/10/03 16:16:06
223ページの文章はおそらく誤訳ではないかと思います。長くなりますが原文では、

"As it was, I thought only that there had been some letter or message for me -- perhaps
from the president of the university, or possibly from the brothelkeeper at the Cave Canem
who had earlier that evening asked my help in dealing with his "son"; and I decided that
if it were he, I would not answer until the evening following"

訳し直すと、

「実際には、私はただの手紙か伝言でもあるのだろうと思いこんだ――たぶん大学の学長か、
それともその晩早くの『息子』との対面に同席を頼まれたケイヴ・カネムの売春宿の主人から
かもしれない。もしそうだったら、その日の晩まで返事をするのはやめておこう」

ここからは、別に「息子」との対決が未来である必要はありません。
555名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/03 21:55:32
アタイだけが 555げとー
556 ◆GacHaPR1Us :04/10/07 23:23:17
>>554
ありがとうございます。
なるほど、そう書かれれば過去の話のように読めます。
557550:04/10/09 16:26:37
>>554
ご回答ありがとうございます。翻訳のミスですか・・・。
やっぱりこういう本は原書で読むべきみたいですね。
558abaia ◆qaURTH.f.. :04/10/10 23:06:07
>>557
「原書で読むべき」とは思いませんが、引っかかるものがある時に原文を読むと案外わかり
やすかったりしますよ。おそらくウルフに限らずそういうことは結構あるのだと思います。
とは言っても柳下氏の訳は全体的に読みやすい良訳だと思います。
559名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/24 21:21:12
読売に『ケルベロス第五の首』の書評載ってたよ
560名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/24 21:53:43
誰がどんなの書いてた?
561abaia ◆qaURTH.f.. :04/10/24 23:01:39
翻訳家の深町眞理子さんですね。
書評内容は、ううん、まあこんなものなのかな。あまり愛が感じられないです。
「邦訳も『幻の傑作SF』と背に謳われている本書が、やっと二作目となる」というのは、ちょっと
誤解を招くのでは。
562名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/30 22:46:49
文学界の書評は見た?
563abaia ◆qaURTH.f.. :04/10/30 23:30:42
>>562
時間があれば読んでみます。

読売の書評のURLです。
ttp://www.yomiuri.co.jp/book/review/20041025bk03.htm
564abaia ◆qaURTH.f.. :04/11/03 23:12:25
今日 "The Wizard Knight" の第2部 "The Wizard" 届きました。
565名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/24 23:49:50
"Latro in the Mist"読み始めた。とりあえずイーオー萌え。
朝眼が覚めたら、見知らぬ奴隷の少女が「ご主人様」と呼びかけてきた
って場面はさすがに破壊力抜群。まるでどこぞのエロゲーのよう。

ウルフの作品のヒロインってどこか煽情的な艶かしさがあるよね。
娼婦とかよく出てくるし。




566 ◆GacHaPR1Us :04/11/24 23:53:33
ていうか、娼婦しか出てこないような…
『ケルベロス第五の首』 重版出来(しゅったい)
訳文にかなり手が加えられている模様。

初版を買った人間としては、少し複雑な気分・・・。
568 ◆GacHaPR1Us :04/12/05 19:25:47
>>567
もう一冊買うのみだろうと。
569abaia ◆qaURTH.f.. :04/12/05 21:59:06
既に保存用に二冊買っているのですが、やはり三冊目を買うべきか悩みます。
570 ◆GacHaPR1Us :04/12/05 23:21:59
そ、それは買い杉だと思うな…
571名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/06 03:28:47
新版買って初版と読み比べて
要らん方は大学のSF研に寄贈しようかしら
「the Book of the New Sun」の Tor Books と Gollancz のペーパーバック、
アマゾンのデータによるとページ数が全然違う(416と608)のですが、内容に何か大きな違いがあるのでしょうか?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0312890176/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0312890184/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1857989775/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1857987004/

ちなみに「The Fifth Head Of Cerberus」は同じページ数になっています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0312890206/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1857988175/
>>572
前者しかもってないけど、これは普通のペーパーバックに比べて字が小さい。
内容は日本語版と一緒でした。
>>573
なるほど。字が小さいのですか。情報ありがとうございます。
特に違いがないようであれば、安い方を買ってみたいと思います。
575abaia ◆qaURTH.f.. :04/12/09 22:20:41
TOR/ORBの方は "The Urth of the New Sun" も同じサイズかつデザインも似ているので
三冊並べておくとちょっと嬉しいです。

ところで "Shadow & Claw" と "Sword & Citadel" は全く同じページ数なんですね。
気がつかなかった。もっとも後者は巻末の空白のページまで入れて416ページなんで、
普通は印刷してある部分が総ページ数なんじゃないかと思ったり。
>>575
16で割り切れるからでしょう。
紙を3回折ると8枚=16ページ分になるので、
印刷する時は16ページ単位が多い。
ガーンスバックが、発行している雑誌用の折る前の
印刷した紙で、あまったスペースを有効活用しようとして
SF雑誌をはじめたのは有名。
577 ◆GacHaPR1Us :04/12/11 11:04:33
>>576
なんとケチ臭い…しかし、いかにもな。
578名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/27 19:11:24
あげちゃおう。
一巻目『拷問者の影』を十年前ほどに購入。
今しがた何年越しかで『独裁者の城塞』を読了。
こんな大傑作が絶版とは・・・
再読したいんだけど返さなければならない。
コレは絶対に再発すべき書だ。
>>578
ですよね〜(涙

しかも再読すると面白いんですよね、コレ
最近になって、存在を知った
ドウにか奇数巻はゲットできたんだけどなぁ
今、拷問者の影を読んでるが、これは面白いな。
ケルベロスはどうも作者の視点が気になって私語りに乗れなかったが、
こっちは本気で壮大な偽史をでっち上げようとしている感じがいい。
582名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/29 12:01:03
  ε ⌒ヘ⌒ヽフ
 (   (  ・ω・) 早川は無能!
  しー し─J
>>582
可愛い顔していまさら何を言うの
再版されるもアニメ絵表紙で・・・
セヴェリアンは801な感じで・・・
ドルカスの耳はとんがってて・・・
ジョナスはパワードスーツ風になってて・・・
ひーっ!
586abaia ◆qaURTH.f.. :04/12/31 07:44:13
>>584
それ売れるかも。
587海の人 ◆STEELmK8LQ :04/12/31 08:46:17
 表紙にだまされて購入したライトノベルユーザから大量にブックオフにながれ、漏れたちがそれを買いあさる・・・という構図が(笑)

 同人で「新しい太陽の書コンバートキット」と称して、独自デザインの「ブックカバー(表紙とはいわない)」を売って荒稼ぎ、これで
ディウトルナ湖畔のお城も造り直せにちがいない。
588名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/31 15:51:13
>>587
コミケで売るために男性向な絵柄になるのかのう
ヒロイン属性は(ロリを除いて)豊富な作品だから問題ないか
ていうか天野何とかを起用している時点で、既にオタ向けの表紙なんだが。
その言い方はちょっと語弊がある。
591海の人 ◆STEELmK8LQ :04/12/31 17:25:57
 漏れ的には、abaiaさんに教えてもらって入手した「ザ・デストロイヤー・セヴェリアン」表紙のインパクトが一押し(笑)

 まぁ、どう転んでも我が国じゃ売れ筋ではなさそうな本を、あまつさえ四分冊で出すからには、少なくとも天野ファンのコアな連中が
購入するかも、という保険がほしかったのでは(微苦笑
>>591
原書も4冊だったのでは?

確かに私の場合もエルリックサーガなどで天野氏の表紙になじみはあったから、
内容の吟味をせずにすんなり買った気はする。
あのころは世界幻想文学大賞受賞とか帯に書いてあるととりあえず買ってたけど。、
593名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/31 23:11:07
ありえたかもしれない表紙を
自分の本棚の青背を眺めながら空想するのも楽しいな
米田仁士画のセヴェリアンとか
加藤直之画のセヴェリアンとか
萩尾望都画のセヴェリアンとか
岡野玲子画のセヴェリアンとか
ひろき真冬画のセヴェリアンとか
横山えいじ画のセヴェリアンとか
末弥純画のセヴェリアンとか
595海の人 ◆STEELmK8LQ :05/01/01 00:32:23
 絶対あり得ない表紙

 棟方志功画のドルカスとか
 岡本光太郎画の独裁者セヴェリアンとか
 
少なくとも『拷問者の影』はいい表紙だと思う。

この作品、映画化とかは限りなく難しそうだね。
小説という形式を十二分に使ってるよね。

話変わるけどセヴェリアンの女性遍歴にはウルフの個人的体験が
かなり投影されてるような気がした。
「ケルベロス〜」初版と重版の二冊買った人います?
手を加えられた部分を教えていただきたいのですが・・・。
572です。

黒い本で買ってみました。
アルテロスが誤植だったことを確認したり、
ささやかな誤訳を確認したり、
疑問に思ったときに原文にあたれるというのはいいですね。

"Lexicon Urthus" はちょっと古書価格が高いようなので、
残念ながら今回は断念しました。
2巻の途中で挫折しかけ・・・
内省的というか一人称だから仕方ないのかな、その辺が鬱陶しくて読めない。
>>599
1回目は斜め読みでもよいから最後まで読み通すといいよ。

俺の場合は、
1回目は大雑把なストーリーラインと人物描写を楽しみ、
2回目以降はディテールを楽しみ、
3回目以降は書かれていることの裏側を読んで楽しむ。
>>600
599です。
アドバイスどうも。
よし、一気に読み通すぞ!と言いつつ「他界しろ」に浮気するオレ。
602 ◆GacHaPR1Us :05/01/21 22:58:24
>>600
三回読んだんだけど、どうしても思い出せないパートがある。
天使が子供に弓で居られて虚空に行く話って、あったよね?
どこだったっけかな?
603abaia ◆qaURTH.f.. :05/01/22 01:22:20
>>602
「拷問者の影」222ページですね。
>>386 にある米Amazon.comの全文検索機能を使って、"angel" とかで検索するとすぐに
わかりますよ。

さらに検索フィールドをFirefoxのキーワード検索に登録しておくと便利。ブラウザの
アドレス欄からいきなり検索できます。
独裁者の城塞(昭和63年3月20日印刷版)の429ページに
>註 ドルカスとキャサリンはセヴェリアンの父母であり、ドルカスは彼の祖母という関係になる。
とありますが、正しくは
「註 オウエンとキャサリンはセヴェリアンの父母であり、ドルカスは彼の祖母という関係になる。」
でしょうか?
605abaia ◆qaURTH.f.. :05/01/22 20:24:56
>>604
「オウエンとキャサリンはセヴェリアンの父母であり」の間違いですよね。わざわざ後書きで
「本書の37章、および38章に付した註の内容については、作者ジーン・ウルフ氏のご親切な
ご教示を得ました。ここに記して感謝いたします」と書いてあるのがおかしいですね。

ただ、あまりにも明白な誤りなんで、ひょっとしてウルフからの説明自体が間違っていたか、
あるいはなにかのトリックになっていたかして、しょうがないんでわざわざ後書きで断り書きを
入れたのかも、と思ってるんですが。
606 ◆GacHaPR1Us :05/01/23 10:00:56
え?自分はドルカスがセヴェリアンの母だったのだと思ってた。
>604に引用された文章だけ見てたら
ドルカスはセヴェリアンの母(父?)であり、キャサリンの母でもある
という火の鳥の何篇だったかにあったネタに見えた。

独裁者の城砦は出た当時図書館で読んだだけでよく覚えてないので
そんなのありえない、とかだったらごめん。
>>605-607
レスありがとうございます。
abaiaさんと同じように私も15年以上何か裏があるのかなと思っていました。

自分の読解では、
セヴェリアンの祖母はドルカス(愛称キャス)で、
〈果てしない眠りの園>で妻の死体を捜していた老人がドルカスの夫にしてセヴェリアンの祖父、
その老人とドルカスの娘がキャサリン、
キャサリンとオウエンの息子がセヴェリアン、
キャサリンは獄中(剣舞の塔)でセヴェリアンを産み、セヴェリアンは拷問者に育てられる。
608は勘違い、訂正します。

自分の読解では、
セヴェリアンの祖母はドルカス(愛称キャス)で、
〈果てしない眠りの園>で妻の死体を捜していた老人がドルカスの夫にしてセヴェリアンの祖父、
その老人とドルカスの息子がオウエン、
キャサリンとオウエンの息子がセヴェリアン、
キャサリンは獄中(剣舞の塔)でセヴェリアンを産み、セヴェリアンは拷問者に育てられる。
610abaia ◆qaURTH.f.. :05/01/23 15:36:20
>>609
はい、それが普通の読み方だろうと思います。
Amazonが注文しておいた"Peace"が品切れだとぬかしよった。
3ヶ月も待たされた挙句に、だ。うがー!!
この憤りをどこにぶつけたものか、ぅ〜。
我々にもっとウルフをよこせ!!(特に早川)

怒りが収まったところで。
ウルフの邦訳がケルベロス以外手に入らぬので、また原書へ
手を出そうかと目下思案中ですが、どの本にしようか悩んでます。
SFマガジンの著作紹介を見ても、どれが良いのかさっぱりわからんので
まずこれから読め!というお勧め本を御存知の方、ぜひお教え下さい。

これまでに原書に手を出したウルフの作品は、
「新しい太陽の書」と"Latro in the Mist"です。Latroは面白かった!
ちなみに、これと"Peace"をまず読もうとしたのは、ニール・ゲイマンが
ウルフの紹介文のなかでこの3作をお気に入りに挙げてたからです。
あと"Castle of Otter"を読みたくて"Castle of Days"も買いましたが
文学談議にはちょっと萎えでした。
国書から『デス博士の島その他の物語』が出るらしい。
最近の国書のラインナップはすげーな。
早川も少しは見習って、新しい太陽の書を復刊してほしいものだ。
無理だろうけど。
>>611
"Peace" は日Amazonだと「通常11〜13日以内に発送」となっていますが、間違いという
ことですか。確かに米Amazonだと在庫なしのようですね。Barnes&Nobleでは在庫がある
ように見えますが。

ウルフのお勧めというのは、なかなか難しいですね。(まだ読んでいらっしゃらないなら)
素直に "The Urth of the New Sun" か、記憶喪失ネタで "The Knight" か。
後者は最近ペーパーバックになっています。8月まで待てばもっと安いマス・マーケット版
とか、前後編の合本とかも出るようです。こんなに早くいろんなフォーマットで出るという
ことは、ある程度売れているということなんでしょうか?確かに一見普通のファンタジー本
ですが。

あと新作短編集も出るようです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0765312026/qid=1108010626/sr=1-3/ref=sr_1_8_3/250-2599585-8503433

>>612
噂には聞いていましたが、本決まりなのですか?
ラファティはどうしたー!
616名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/11 08:24:04
再刊されると表紙変わるのかな
西島とかになりそうでこわいな
1から3まで古本屋でそろえて後は4だけなのだが
手に入れても読むかどうか…
西島は勘弁。
619名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/17 11:25:26
>>614

『SFが読みたい! 2005年度版』にこっそり書かれていた情報でござんす。
620名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/21 21:40:06
2/25発売のSFマガジンにも短編が載るらしいぞ
短編掲載は嬉しいが、何よりまず先に新しい太陽の書を復刊して欲しいものだ
SFマガジン買いました。
ウルフの短編は4ページだった。
短すぎ。
623名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/24(木) 18:39:50
4冊まとめて古本屋に出てたので速攻買い。しかも100円ずつ。
いかにも読んでなさそうなきれいな表紙と小口と天地。
自分のはもうぼろぼろなので、嬉しかった。

というか、ハードカバーで復刊せよ。
国書刊行会または青土社で。
624名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/24(木) 18:46:42
ハヤカワさんが今の旧作を新作として出す似非復刊祭りに載って
4ヶ月連続刊行されます

まあ妄想…


ところでケルベロス、初版と二版でどのくらい変わったんだろう
初版わけわからずじまいだったから、
二版で読み直そうかな(しかし怖くてネットでは買えんね…)
625海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/03/25(金) 03:41:22 ID:??? BE:131609399-#
 妄想かYO!
 3行目読む前に、即時アマゾンとハヤカワのサイト開いちゃったよ・・・。
626名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/25(金) 07:47:25
マジでそうなるといいなー
分厚くなるだろうけど気にしない(気になるけど
627名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/25(金) 22:07:59
>>623
すげー
そんなことあるんだなあ
俺が買ったころはまだ本屋に四冊あったけど
いかにも売れ残りでボロボロだったよ、新品なのに
628剣恒光 ◆yl213OWCWU :2005/03/27(日) 01:16:33
>>623
>自分のはもうぼろぼろ
ボロボロので良いので欲しいです。
629テュポーンの相方:2005/03/28(月) 02:29:08
私も旅行の度に一冊二冊を持って出てたからほんとにボロボロです
カバーかければ良いんですが、表紙を眺めてても楽しいですからね。
最初に買った拷問者の影と独裁者の城塞は飼い猫が死んだときに一冊ずつお供をさせたので
それらは二代目なのですが全く同様に背表紙がすり切れてしまっています。
630名無しは無慈悲な夜の女王:皇紀2665/04/01(金) 20:53:35
「新しい太陽の書」復刊決定あげ
631名無しは無慈悲な夜の女王:皇紀2665/04/01(金) 20:55:04
それはよかった
632名無しは無慈悲な夜の女王:皇紀2665/04/02(土) 00:42:45
エイプリル・フール終了sage
633名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/20(水) 13:25:09
帰省したので実家で全四冊を回収
中越地震で無傷でした
634名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/21(木) 11:14:32
しかしこの時期の早川文庫、紙質悪いですね
「拷問者の影」は三刷で1989年発行ですが
特に日光にさらしたわけでもないのに
ページの隅が茶色くなってますよ
四冊セットで箱入り復刊
箱に天野の新イラスト入りとかなら
3,000円くらい出しますけどね
635名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/21(木) 11:16:50
正直今のハヤカワで3000円は無い
636海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/04/21(木) 12:56:33 BE:56868375-#
 というか、復刊する気がないんなら日本語版の独占翻訳権を手放してほしい。
 著作権関係は、どうにもこうにも利権むさぼってる連中が介在していて、こういうバカげた作家や読者無視の慣行が
まかり通ってて、なんとかしてほしい。
637名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/21(木) 15:26:52
他社が本気で出したいならハヤカワに打診するだろうし
そうなったら幾ばくかのギャラで解決。

暴利なんてむさぼってないでそ。需要がないんだから。
放置してるだけ。
638名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/21(木) 23:32:07
でも、ハヤカワは他にも売れなさそうな本を沢山出してるじゃん。
むしろケルベロスでミステリファンからも少しは注目されてる今、殊能とかの推薦文と萌えイラストつき(個人的には嫌悪感しか感じないが)で復刊したら、赤字にならない程度には売れると思うぞ。
639名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/22(金) 00:05:02
実は独占翻訳権切れてたりしてな。
そしたら国書が出すか・・・。
640abaia ◆qaURTH.f.. :2005/04/23(土) 12:33:03
国書で出るとしても、ハードカバーで一冊3,000円くらいはするでしょうね。その値段ではたして
どのくらい売れるものでしょう。一冊だけならそこそこ売れるでしょうが、四冊(できれば五冊)
出さないといけないとなると、出版社は躊躇するでしょうね。もっともレム・コレクションよりは
売れそうな気もしますが。
641海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/04/23(土) 15:23:17 BE:68242267-#
 いっそのこと、ウケねらいで羊皮紙のスクロール5巻組、セットで3万円とか。
 いずれにせよ独占権持ってるのはハヤカワだし、ハヤカワがその気にならなきゃ、永遠に失われるわけですなぁ。

 萌えイラストと言えばタイタス・アローン/グローンをゴスロリ美少女系の表紙で再版したら、騙されるやつがゴマンと
いそうな希ガス。
642名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/23(土) 18:45:43
>>641
スレちがいだが、むかし「あさきゆめみし」の和装版が学校の
図書館にあってすげーほしかったよ。

それはそうと、ようやく『新しい太陽の書』を読破したので過去ログ
読んでくるノシ
643海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/04/23(土) 22:29:56 BE:25996782-#
>642
 をを、おつ!
 過去ログいてらん(笑)
644abaia ◆qaURTH.f.. :2005/04/27(水) 22:29:58
早川書房編集部に復刊の予定はないか問い合わせたところ、返事が来ました。

> このたびはハヤカワ・オンラインをご利用いただき、
> まことにありがとうございます。
>
> お尋ねのジーン・ウルフ『新しい太陽の書』ですが、
> ○○さまのおっしゃるとおり、本作はSFというジャンルにとって
> 少なからぬ意義のある作品ですので、
> 現在、近いうちに重版する方針で鋭意準備中でございます。
> 具体的な刊行月については未定ですが、
> 宜しくご期待のほど、お願い申し上げます。
>
> このたびのお問い合わせ、および貴重なご意見を誠にありがとうございました。
>
> 早川書房編集部
645名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/27(水) 22:34:54
>>644
……キタコレ!
646名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/27(水) 22:35:51
お、四月バカが本当になったな。

ファファードみたく五巻も翻訳してくれたら最高なんだが。
647名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/27(水) 22:37:20
>644
やたーやたーやたー。



しかしハヤカワの言う「近いうち」だもんねえ・・・
648名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/27(水) 22:45:25
めでたい
649名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/27(水) 22:47:45
名作コレクションは、どうせなら今の翻訳SFの流れを汲んで欲しいな
ウルフ以外にもレムとか、スタージョンとか(多角はもう遅いかな)、
マーティンのサンドキングズとかラファティの八百人のお祖母さんとかさあ

まあめでたいことだこれは
650abaia ◆qaURTH.f.. :2005/04/27(水) 22:51:44
本当に、真面目に、お願いですから必ず出してください、という感じです。
再版されたら必ず2セット買います。

ところで今日たまたま立ち寄った本屋に「ケルベロス」の初版第2刷が平積みしてあったので、
もう少しで3冊目を買いそうになりましたが、ぐっと踏みとどまって隣にあったイアン・ワトソンを
買って来ました。
651海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/04/27(水) 23:07:47 BE:29247236-#
>644
 ぐっじょぶでした!:-)
652名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 00:33:10
俺も発売されたら1セット買おう。
売れそうになくても名作を重刷する
早川の心意気にこたえなくてはならん。
653名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 00:33:57
これは上げだろ。
654剣恒光 ◆yl213OWCWU :2005/04/28(木) 01:12:35
ウオーばんざーい!!!
まだかなまだかな・・・・
655名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 08:28:25
来月が銀河市民と折れた魔剣らしいから
早くとも6月
656名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 08:42:38
折れた魔剣が6月
657名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 12:45:20
あ、そうなのか
勘違いしてゴメンね
7月から10月までトントンと行かないかな
ついでに11月に最終巻とかさ
658名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 13:23:18
やっと古本屋で全巻見つけて一万強で購入、復刊するんですね…いや嬉しいけど
659名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 18:16:20
>>658
復刊しても、表紙があの美麗なイラストとは限らんぞ。
アニメ絵だったりしてw
660名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 18:48:18
西島だろどーせ
661海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/04/28(木) 19:34:33 BE:38996238-#
 個人的には、あの原書版のわけのわかんないおどろおどろ表紙キボンヌ(笑)
662名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 20:53:08
普通に重版すると思ふ
特別金かけるまではしないんじゃないかと希望する
663名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 20:56:57
おいおい折れた魔剣が出るのかよ!
表紙は前のままなんだろうな!!
みんな買ってくれ!!!
面白さは俺が保障するから!!!!
そうしたら魔界の紋章も出るかもしれん。。。
664名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 23:28:54
名作コレクションで復刊なのだろうか。
今五巻を翻訳中で、完成したら毎月刊行ということになると推測。
たとえ表紙が西島だろうが武内だろうが、俺は買うぞ。
665名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/28(木) 23:58:42
表紙が水玉
666名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/29(金) 00:09:33
前のは天野喜孝だったのか
667海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/04/29(金) 08:35:16 BE:77991168-#
 いっそのことさー、表紙白紙で、各人好きな画像をプリントして貼り付けるってのはどだ?
668海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/04/29(金) 08:37:39 BE:38995946-#
 The Urth of the New Sunの翻訳も、できれば岡部さんにやってほしいなぁ。
 あの生硬な語り口がウルフの文体にぴったりだと思うのだが。
669名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/29(金) 11:30:50
岡部氏の翻訳なので氷と炎の歌を読んだけど、新しい太陽の書と文体が全然違ってびっくりした。
岡部氏は原文の雰囲気に忠実に訳そうとするタイプなのかな。
670名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/29(金) 21:45:35
おお、いつの間にか祭りが〜

金に余裕のあった頃
100万か200万出したら増刷してくれんかと思ったことがあるなあ
671名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/29(金) 23:44:27
>>670
そんな金があるんだったら、私家版で豪華本でも何でも作れるだろw
うらやましい脳
672名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/30(土) 00:06:24
過去形のようだが
673名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/01(日) 21:43:34
過去形ですw

いや、自分の分は持ってるけど
そのくらいでスポンサーになれるんだったら
もっとたくさんの人に読んで欲しいと思ったんですよ
なんとなくわかるでしょ?

とかいいつつ数年前まで古本屋で見つけては回収していたわけだが
674名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 22:09:16
寂れてますな
675名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 22:30:49
新しいネタは滅多に出ないしまだ絶版だし。
俺は再読し始めてまだ2巻までなので、個人的な楽しみは多いんだがなw
676名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 23:20:59
で、面白いの?
677名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 09:47:56
死ぬほど面白い
678名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 11:27:05
マジでか!
679名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 11:42:58
色あせて古文書のようになってきたので
新しいの欲しいよ
680名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 22:26:31
「折れた魔剣」読み終わったら
はげしく「新しい太陽の書」を再読したくなりました。

どこに収納したかな・・・探さないと・・・見つかるかな・・・
681名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 23:11:51
読みたいよう。
よめないのかなあ。
図書館にもないなあ。
682名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 23:54:50
そこで原書をAmazonで買って読むのですよ。
ただ私の場合、途中挫折を繰り返しつつ読了までに
二年かかったわけですが。
683名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 23:34:29
680です。押入れの中から発掘してきました。

いきなり一行目で
以前は、なんとも思っていなかった言葉に
「ああそうか」と気付き、ちょっとびっくりしてしました。

「朕」は「we(Iの複数形)」なんだと・・・

いや、この一行目の「われわれ」ってのは、別の「われ」なんだけど
別の小説に出てきた皇帝の一人称が「ウィ」だったんですよ。
それで、いまごろになって納得するなんて
私は、かなり遅れてますねぇ。。。
684名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/25(土) 10:59:44
コーランなんかでも神の一人称は複数形だったかな
685名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/06(水) 17:22:17
復刊の気配もないでつか?
さみしー
686名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/06(水) 18:02:46
へ?復刊は決まったんでしょ
687名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/06(水) 18:18:20
発売されて自分の手に入れるまでは誰も信じてはならぬがSF界鉄のおきて
688名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/06(水) 21:11:54
自分の手にはいっても、それが本物か疑うのがSF者。
689名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/08(金) 20:25:45
知らぬまにちょっとだけ再販されて
気付いたときにはまた廃刊になってる予感
690名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/08(金) 23:09:57
今ひっそりと重刷されてるヴォネガットのように
691名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/15(金) 18:36:00
図書館で借りて一巻目よみました。正直よくわからない。
散漫な感じ。そんなに傑作なの?
で、いま2巻目半ばをすぎました。
だんだん読みやすくなってきた。一巻は文章的にも
問題あったのでは。
692名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/15(金) 19:10:19
>>691
あー俺の一発目と同じ感想。
最後まで読んで表面のストーリーにまずはびっくりしろ。

裏面は書評サイトなど見ながらもう一読。
693名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/21(木) 16:58:30
俺の感想はその逆で
「何このやたらと濃いネタを詰め込みすぎた内容」
って感じだったが。
694名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/29(金) 20:21:42
4巻まで読み終わりました。ちょっと、わからないところが多くて。
最後の方にあった注にある、主人公の両親は、あれでは両方女?では。
名前間違い?それとも深い裏の意味があるのかしらん??
695名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/30(土) 03:47:18
すみません、以前にこの話題でてたんですね。
696名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/02(火) 17:06:10
一巻はちょっと見かけるんだけど、二巻が売ってneeee!
697名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/19(金) 03:04:40
ねんがんのあたらしいたいようのしょをてにいれたぞ!

しかも全四冊で結構安かった
表紙がかっこいいな!うれしい!
698海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/08/19(金) 07:13:05 BE:12999124-#
>697
 GJ!
699名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/19(金) 10:15:16
復刊されるのに・・・
700名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/19(金) 10:51:25
>>699
めでたいですね。いつごろ復刊の予定ですか?
701名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/19(金) 13:27:51
2012年
702名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/23(火) 15:03:38
新刊はやくして!
703名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/25(木) 05:33:21
新刊って予定されているのでなにがある?

あーSFMジーン・ウルフ特集号買っとけばよかったな
704名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/25(木) 10:48:15
>>644のことじゃない?
いつになるのかはわからんが・・・。
705名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/25(木) 11:09:38
どっかで聞いた話で、確か短編集がどっかから発売されるとかされないとかで

どーせ復刊するなら5巻も頼むよ
706名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/25(木) 13:10:07
短篇集は国書
しかし宇宙舟歌がでてないので無理
柳下さん遅れてんだろうなやっぱ
707名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/25(木) 13:35:29
特殊翻訳家はきっと忙しいのだろう
宇宙舟歌はとうとう今夏に出なかったな 今年中に読めるといいんだけど
708名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/25(木) 20:21:56
どうも今月のSFMの編集後記読んでいると来月なのか?復刊。詳細キボンヌ
709名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/25(木) 21:14:33
4まで読みましたが、すごいのか、たあいないのか
両方アリみたいな気分。
710名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/26(金) 01:40:55
●SFに何ができるか――<未来の文学>第U期、開幕。

第1回配本は、『ケルベロス第五の首』のジーン・ウルフによる傑作中短篇をあつめた
日本オリジナル短篇集『デス博士の島その他の物語』(浅倉久志・伊藤典夫・柳下毅一郎訳)。
収録作品は「デス博士の島その他の物語」「アイランド博士の死」「死の島の博士」
「アメリカの七夜」「アイフラッシュ・ミラクルズ」の五篇、さらに、83年刊行の限定本に付された
「まえがき」も収録した決定版です。華麗なるウルフ・ワールドをご堪能ください。今秋刊行予定。
711名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/26(金) 02:27:45
復刊age
712名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/26(金) 04:19:44
復刊ついでに、カワウソの城も出してくれないかなぁ
713名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/26(金) 08:30:02
>>710
情報サンクス
SFマガジン掲載の「アメリカの七夜」がすごく面白かったので楽しみ
714名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/30(火) 10:11:26
復刊するのは確からしいが
9月にまとめて4冊出るのか?
715名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/30(火) 12:04:03
ん?そもそも9月復刊ってソースあるの?
716名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/30(火) 15:07:25
>>715
SFマガジンの九月の重版情報の欄。四冊全部まとめて出るっぽい。
九月のいつかどうかは書いてなかったが、早く読みたいのでなるべく早く出て欲しい。
717名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/30(火) 19:43:42
新しい太陽の書って「ケルベロス第五の首」で苦しんだ俺でも楽しめる?
718名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/30(火) 23:04:54
>>717
苦しいけど楽しめるかと
719名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/30(火) 23:58:56
新装版にはならないのかな。天野絵はなるべくそのままがいいのだが。
殊能あたりが推薦文書いたりすると予想。
720名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/31(水) 00:59:33
>>718
なるほど。やはり苦しいのか。
でも楽しいのかw
ま、がんばって読んでみる。
721名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/31(水) 22:25:20
しかし、復刊ドットコムはいったい何だったのだろうか…
722abaia ◆qaURTH.f.. :2005/08/31(水) 22:26:09
>>720
単に異世界ファンタジーとして気楽に読んでも十分楽しめますよ。
二回目に読むときは枝葉末節にこだわって、三回目はケルベロスやアメリカの七夜と
同様に深読みするとなおよし。
723名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/31(水) 23:05:09
>>722
おお、お元気でしたか。最近お見えにならないのでどうされたのかと思ってました。

重版はいつから書店に並ぶのかなあ。
724名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/01(木) 22:06:31
大手書店かフェア開催書店にしかならばないだろうな。こまめにチェックしてないと知らない間に品切れだったりすかも。
725723:2005/09/01(木) 23:28:17
今日は会社帰りに丸善丸の内本店と八重洲ブックセンターに寄ってきた。さすがにまだなかったな。
726名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 08:19:17
私も近場で一番大きい本屋に行ってみたけど、無かったよ。
本屋通いが日課になりそう。
727名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 12:35:22
えっ、そんなに早く出るの?
月末あたりかと思ってた
728名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 13:02:44
俺も月末だとおもう
729名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 13:46:52
ハヤカワはいつも下旬じゃなかったっけ。25日あたり?
730abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/02(金) 21:51:24
>>723
時々チェックしてますけど、なにせネタがなかったので。
731723:2005/09/02(金) 22:01:22
>>730
いや、こういっちゃなんですがHPのほうもしばらく更新されてなかったもんですから。
732abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/02(金) 22:40:34
>>731
すみません、ちょっと体力がなくなってしまったのです。
せっかく復刊されるのだから、少しずつでも更新しないといかんですね。
733abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/03(土) 13:45:10
今ごろ気がついたのですが、国書刊行会から出る『デス博士の島その他の物語』は、
"The Island of Doctor Death and Other Stories and Other Stories" の全訳ではなく、
14編のうち5編だけを抜粋した「日本オリジナル短編集」なんですね。

ちょっとだけがっかり。
734名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/03(土) 17:31:01
デス島と新しい太陽の書の売り上げ次第で、今後もさらに翻訳が進むと期待。
ハードカバーは買わない主義だが、今回はきちんと買うぞ。
735名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/04(日) 22:12:33
ケルベロス売れたんだなあ。
736名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/04(日) 22:32:23
二刷りまで行ったわけだしねえ。早川が重い腰を上げたってことはかなりのものか。
737名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/04(日) 22:48:52
早川、腰重すぎ
738名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 01:17:37
これだけSFが売れない時代だ。ハヤカワの腰が重いのも察してやれ
739名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 01:21:26
漫画雑誌を出してそのもうけでSF小説を出そう!
こう、なんだ。萌えで。エロで。
人間の屑が読むようなやつ。
740 ◆GAcHAPiInk :2005/09/05(月) 01:29:31
>>739
⊃。ぺ
741名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 10:31:26
>>739
それで萌えの方が意外にクオリティ高く
一時代を築き上げるわけですね
20年後にはサブカルの雄として伝説化。出身者は著名ライターばかり。

平パン伝説。
742名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 15:35:27
何だかんだいってグインは売れている。
お陰でハヤカワは倒産せず、我々も何とか新しい太陽の書を手にすることが出来る。
我々は温帯に感謝しなければならない。







ごめん、やっぱ無理だわ。
743名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 21:25:27
グインとローダンを漫画化すりゃいいじゃん。
その二本柱なら結構漫画雑誌売れると思うんだがどうだろうか。
新しい太陽の書を漫画にできる人はそう多くないだろうけど。
744名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 22:14:05
>743
グインは漫画になってるんですけど・・・ついでにアニメにもなる。
ローダンは知らぬ。
745名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 22:20:59
いや、早川でって話でさ。
グインも35巻くらいまでならまあなんとか読めるだろ。
ローダンも同様に最初は確かに面白いから。
そこで新しい太陽の書も漫画にするんですよー。
絵描きが想像できないけど。
746名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 22:44:45
あまの
747名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 23:02:47
じゃく
748名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/05(月) 23:11:34
荒木なんてどうだろうか
ちょうど今回、執行官が主人公だし
749名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/06(火) 00:46:49
五十嵐大介

漫画化とか無理だから妄想やめね?
750名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/06(火) 19:18:36
じゃあ映画化。
監督はデビッド・リンチで。
751名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/06(火) 23:16:32
>>745
アメリカのすごいマイナーな出版社からコミック版が出てた。
作者(名前忘れた)のサイトを見た印象ではあまり期待できないが。
752名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/07(水) 12:43:22
>>739
あれだな、キティちゃんとかキキララで一儲けして
SFにつぎこむってのはどうだい
753名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/08(木) 18:41:28
だから新しい太陽の書の巻頭に
小倉優子のグラビアをつけたらいいんだよ
754名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/08(木) 22:02:38
>>753
いらぬ誤解を防ぐために
そのページは外せるようにして欲しいね。

ところでほんとに復刊するの?
ハヤカワのページはちらとも匂わせてないんだが。。。
755abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/08(木) 22:08:55
>>754
SFマガジンに記載されていたので間違いないでしょう。
ハヤカワ的には単なる「重版」という扱いなので、サイトで告知するようなものではないと
いうことでしょうか。
756名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/08(木) 22:54:03
ハヤカワのサイトで書籍検索すると、ちゃんとヒットする。

No. ご注文 刊行日  分類  シリーズ名     書名       著者名 定価(税込) ISBN
00001 □ 1988/03/29 SF 新しい太陽の書 独裁者の城塞 ジーン・ウルフ \882 4-15-010763-7
00002 □ 1987/07/22 SF 新しい太陽の書 警士の剣    ジーン・ウルフ \882 4-15-010724-6
00003 □ 1987/02/06 SF 新しい太陽の書 調停者の鉤爪 ジーン・ウルフ \882 4-15-010703-3
00004 □ 1986/10/28 SF 新しい太陽の書 拷問者の影   ジーン・ウルフ \882 4-15-010689-4
757名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/08(木) 22:57:32
荒木は好きだけど下品なセヴェリアンはやだよw

この作品は書物であることが重要な機能を果たしているから
映画化や漫画化じゃあいくらうまくやっても別物になっちゃうよね

…セヴェリアンが漫画描ければ問題ないかw
758abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/08(木) 23:23:26
>>756
本当だ。定価は変わって、ISBNは同じなんですね。
表紙の画像は「撮影中」とありますが、やはり変更されるんでしょうか。
細かいことを言うと、刊行日がどれも手元の旧版の印刷日とも発行日とも微妙にずれて
ますね。
759名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/09(金) 01:07:24
>>757
ボインゴのスタンドを得たセヴェリアン。
760名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/09(金) 13:28:51
どうせなら5巻も翻訳してほしい
761名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/09(金) 14:16:43
誰に?
762名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/09(金) 14:24:12
翻訳はもちろん岡部氏がいいけど、氷と炎の歌で忙しいのかな?
763名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/09(金) 17:13:03
八重洲ブックセンターで開催中の早川書房創立60周年記念フェアでゲット。

カバーイラストに変更はなし。定価は、840円+税。
2005年9月15日付けで、「拷問者の影」は4刷、あとは2刷になってます。
早川書房創立60周年記念リバイバル・フェアの帯がついています。
歴史のなかの愉しみ
待望の名作、垂涎の傑作が、いまここに甦る!
764754:2005/09/09(金) 17:16:45
紀○国屋新宿本店に問い合わせてたら返事きた。
今日から売ってるって。1−4巻まで。
入荷数わからんけど、念のため取り置きしておいたほうがいいかもね。
K屋、今ハヤカワフェアやってるが
「ここでしか買えない復刊がある」みたいなこと
HPに書いてあった。
「新しい〜」がそれに当たるかは確認してないけど。
765754:2005/09/09(金) 17:17:17
あら、かぶった。ごめんよ。
766名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/09(金) 18:15:28
京都の某大型書店をのぞいてみたけど、まだだった。
関西は明日以降かな。
767名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/09(金) 21:07:47
ちょ!!!
もしかしてこんなど田舎じゃ手に入らない??
まじで知らぬまに復刊で知らぬまに在庫切れになるんじゃ…

近所の書店で2セットくらい注文するか
768海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/09/09(金) 21:09:19 BE:45494674-#
 城塞(しろ)のラストで発生していたtypoは治ってるんでしょかね(笑)
769名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/09(金) 22:02:26
まじで?アマゾンにも入ってねえ・・・
770abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/09(金) 23:10:57
嬉しいけども、自分の手元にくるまでは今ひとつ信用しきれないような妙な気分。
我慢しきれずにまた1巻から読み返しはじめてしまいました。
やっぱり面白いです。
771名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/10(土) 04:30:39
表紙はどうなってるの? そのまま?
もしかして・・・ラノベ絵?
772名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/10(土) 08:19:22
そのままみたい
不安だった「4巻だけデカ文字ラノベ絵で浮く」、という事態は免れたわけだ
773名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/10(土) 10:54:18
thx!
緒方あたりが表紙描いてたらものすごい勢いでブチ切れてたかもなぁw

……どっちにしろ買うんだろうけど。
774名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/10(土) 16:28:06
>>772
4巻待ち状態でしたか
もしかして未読で待ってました?
775名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:14:25
復刊版、手に入れました。
>>604のとおり「ドルカス」が「オウエン」に訂正されてます。
ほかにもいろいろ訂正されてるのかな?
776abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/10(土) 18:18:57
>>775
普通の書店にありましたか?
地元で一番大きい本屋と二番目に大きい本屋に行っても影もかたちもありませんでした。
ひょっとして全国28店の創立60周年フェア開催書店にしか在庫がないとか。
777名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:22:06
>>774
未読です。
積読溜まってるから買っても読むのはまだまだ先かもw
778名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:43:55
>>776
東京駅前の八重洲ブックセンターです。
自分が買った時点で5組ぐらい残ってました。
779abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/10(土) 18:56:18
>>778
そうですか。
それでは会社帰りに八重洲か丸善の丸の内に寄ってこないといけないかもしれない。

もちろん、その辺の本屋でも取り寄せはできるでしょうし、いずれは普通の本屋の棚にも
ある程度並ぶでしょうが、やはり平積みされているのを見てみたいですね。
780名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:06:25
新宿紀伊国屋東でこうたよ。
フェア作品は独立した棚にあるんで
気をつけてね
781名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:21:19
『ケルベロス』よんで、
『太陽の書』も読みたいと思ってたんだよね。
復刊されて嬉しいよ。
782名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:05:11
すぐ買おう
持ってるけど買おう
783名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:26:31
別に2部も要らないかなと思ってたけど、
>>775を見たらそうも言っていられない。
よし買おう。すぐ買おう。
784名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:07:29
関西は今日も売ってなかった・・・
都心に暮らしたいと今ほど思ったことは無い。
785723:2005/09/11(日) 01:47:36
土曜のお昼に八重洲ブックセンターでゲット。アキバの書泉ブックタワーにも池袋のジュンク堂にも
なかったから、60周年フェア実施書店にしかないのかもしれませんな。
786名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 14:23:01
京都の旭屋書店とか名古屋の三省堂書店にはなかったぞ。一応フェア実施書店。
787名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 14:31:04
紀伊国屋も、フェア開催していた新宿南店には置いてなかったよ。
もう売り切れ!? と焦って調べてもらったら全部本店に送られているとのことでした。
で、その足で本店に。2Fの目立つ位置置いてありました。全巻get!
788名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 15:39:09
>>756を印刷して近所の本屋に行ってみるわ
789名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 20:52:26
もしやと思った立川オリオン書房とかにはなかった
神林長平フェアをやっていたw
1セットくらい入れてもいいと思う
なんか注文待ちで倉庫に眠ってる感じがする
新宿行くヒマないどうしよ
790名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:04:51
ハヤカワから直接購入とかできないの?
791名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:20:57
このスレ見て、
新宿の紀伊国屋書店まで買いに行きますた。
これから読むのが楽しみ♪
792abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/11(日) 21:46:20
>>790
早川のサイトから購入できますよ。ただしその場合送料が必要です。
注文して取り寄せてもらうのであれば、どんな書店でも可能だと思います。
さすがに増刷分がすぐに売切れてしまうことはないでしょう。

>>791
おめでとうございます。
ここの過去ログとか気にせずに、初読の方は感想を書いていただけると嬉しいです。
793名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:49:38
万一増刷分がすぐに売り切れたとしたら
さすがに今度はすぐに増刷してくれるでしょ

いや、ハヤカワわかんないか…
794名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 19:35:18
読み出したんだけど、ちょっと取っつきにくかった。
この感じ、一度味わってるなぁと思ったら「ケルベロス」だった。

少々無理して読み進めていくと、止められなくなってくるのも
「ケルベロス」と同じ。

4巻読み終わったら、「ケルベロス」再読してみよう
795名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 19:48:36
本日、新宿紀伊国屋にて購入出来ました。
情報をもたらしていただいた方々、ありがとうございました。

以前、
古本で見つけられずに、やっと図書館でぼろぼろになったものを
借りて読んだものですから、書店のフェア書架に、きれいな新本として
「あの表紙」をみて、なんだかとても感激しました。
796名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 20:47:07
全然見つからないんだが・・・。
何なんだこの事態は?
797名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 20:59:54
四国のど田舎の俺は今日注文して来ました。
798名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 21:04:45
こんな骨太な作品の復刊ってハヤカワ文庫はじまって以来ジャマイカ
この調子でお決まりの御三家以外もどんどん復刊してほすい
799名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 21:08:37
もうちょっと情報上げて行こうぜ。とりあえず。

売ってる本屋

八重洲ブックセンター
新宿紀伊国屋本店(東口) ちなみに四巻はあと三冊しかなかった。

売ってない本屋

アキバの書泉ブックタワーにも池袋のジュンク堂
京都の旭屋書店とか名古屋の三省堂書店
立川オリオン書房
800名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 21:11:03
アタイこそが独裁者の城砦げとー
801名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 21:20:30
売ってない本屋に新宿紀伊国屋南口店を追加ね。
つかアタイも読んでるのかよ。
802名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 21:24:24
たぶん、明日になれば売ってるよ
803abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/12(月) 21:55:19
会社帰りに丸善丸の内本店へ。
フェア自体はかなり大きくやっているのに「新しい太陽の書」の姿はなし、というか文庫は
入れていない様子。店員にきいても、入荷予定ありません、といったつれない返事。

慌てて八重洲ブックセンターに移動したところ、こちらは一階を入ってすぐのフェア会場に
ちゃんと平積みで置いてあったので、すかさず2セット買って来ました。
こちらはまだまだ在庫ありそうでした。
804名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 22:10:13
幸運にもゲトーできた漏れ。
うれしい、ほんとにうれしい。
2chがこんなありがたいと思ったことはないよ。
ありがとう、みなさん。
805 ◆GAcHAPiInk :2005/09/12(月) 22:23:51
・・・東京方面のネタしかないのね。くっそー地方置いてけぼりですかそうですか。

ふん、いいもんね。原書4巻全部持ってるもんね、
悔しくなんかないもんね
806 ◆GAcHAPiInk :2005/09/12(月) 22:24:49
まあ英語は読めないんだけどな
807名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 22:25:00
がちゃ原書よめんの?
808名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 22:25:31
・・・
809名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 22:28:14
>>804
どこで買ったのか書いてくれー
810名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 22:37:51
Amazonで注文可能になっています。

発送可能時期:通常4〜6週間以内に発送します。
811名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 22:40:18
立川のオリオン書房ノルテ店にありましたよ!
812 ◆GAcHAPiInk :2005/09/12(月) 22:42:19
amazon、表紙絵が無しなんですが、
どうなんでしょうか?
こんな感じですか?
http://www.geocities.jp/harimaze/gallery/iwasa01.html
813名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 22:44:44
表紙絵は天野喜孝さんデスね
4冊並べるとかっこいい!
これって初版ままなんすかね?
814810:2005/09/12(月) 22:46:25
Amazonの値段は古いままになってる。
815 ◆GAcHAPiInk :2005/09/12(月) 22:49:49
はっはーん、これはあれだな?
東京の一角だけ、時空の断裂層が発生して
「新しい太陽の書シリーズが復刻した」という平行世界と
繋がったんだろう、まあそういうことでいいだろうね。
816abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/12(月) 23:01:25
>>813
>>775 の「オウエン」の部分以外は、表紙も中身も解説も基本的に初版のままのようです。
もっとも中身については詳細にチェックしたわけではないので、他にも修正箇所がある
可能性もありますが。
817名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 23:14:15
入荷一日前に立川ノルテ店に行ってガカーリ
したおいらは負け組でつか?
818 ◆GAcHAPiInk :2005/09/12(月) 23:16:13
もっと大々的に宣伝せんと、まら廃版だぞおい
819abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/12(月) 23:29:58
千部くらいしか増刷許可が出なくて、あちこちの書店に置くとあっという間にまた絶版状態に
なるんで、小出しにしてあと20年もたせる計画とか。
820名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 23:37:14
東京以外では売ってないの?
821 ◆GAcHAPiInk :2005/09/12(月) 23:38:11
・・・最悪や。最も悪いと書いて最悪や。
そんなに損するの嫌か!?ではした金でみみっちく儲けようとすんなよ!
もっと投資せーや!とハヤカワ書房さんに言いたいですよ
822名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/12(月) 23:39:55
紀伊国屋のサイトで検索しても、在庫があるのは本店のみだなー。
本店でしかフェアやってないのか?

地方在住者なので、しょうがないから注文を出しましたよ。
いつ来るかなあ。
823名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 00:01:00
田舎モンに朗報!
bk1で注文できます。1500円以上注文で送料ただ!
俺は全冊注文したよ。
ttp://www.bk1.co.jp/
824名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 00:07:44
初版持ってるんだけどどうしよう、買いたくなってきた
825 ◆GAcHAPiInk :2005/09/13(火) 00:21:22
>>823
・・・基本的にamazonとどう違うのかな?
826823:2005/09/13(火) 00:23:06
ごめん、「独裁者の城塞」だけ注文できないみたいだ。
bk1に問い合わせて中なんで、すぐ注文できるようになると思う。
他の3冊は問い合わせると注文できたよ。
827名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 00:24:30
828名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 00:24:48
>>824
読み返すたび劣化するから
保存用があっても損はしないんじゃないですか?

とりわけ、この本は何度も読めるものですからね。
829823:2005/09/13(火) 00:26:46
>>825
いや、個人的に留守がちなんで、bk1ならメール便で送ってもらえるから。
830 ◆GAcHAPiInk :2005/09/13(火) 00:29:19
amazonにあかんところはマーケットプライス商品だと
代引きができんところだ。だったら銀行振込させろよと普通に思う
831名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 01:52:12
八重洲ブックセンターで俺も1セット買ってきたぜ。
ル・グインの「始まりの場所」まで置いてたのには驚いたな。

…ん、なんだ?ガチャまだ持ってなかったのかよ。だせえ
832名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 02:21:03
どうも四巻は部数少ないようだね
833名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 14:37:09
>>832
そーすると新品の四巻を買い占めてヤクオフに(ry
834名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 19:37:52
「闇の展覧会―敵」(ハヤカワ文庫)を買いました。
ウルフの短編「探偵、夢を解く」が収録されています。
835名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 19:52:14
>>834
そういえばそれも増刷(?)されたんでしたっけ
新刊時に買って読んだけどどんな話だったか良く覚えてないや
しかしウルフの短編って、長編に劣らず難解じゃありませんか?
836名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 21:00:04
横浜有隣堂はどうですか?
837名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 21:15:05
有隣堂はどこも入荷が遅いよ。
伊勢崎本店もそうだね
838名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 21:21:16
復刊をまだ店頭で見たことがなくて持ってない初版所有者だけど、
復刊の背表紙は黒字に白抜きの「ハヤカワ文庫SF」じゃなくて
分類番号に変更されてるんですか?
839名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 21:22:58
うn
840名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 21:29:52
d
841名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 22:45:40
アマゾンで注文して安心してる人、
価格が古いままになってる以上絶対に届くことはないので、
ほしければ早川に直接注文するなりした方がいい。
842名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 23:06:18
紀伊国屋、4巻だけ減ってるが、これは何故なんだろう。
最初並んでるのを見たときは、どの巻も同じ数だけあったのに。

3巻までは古本で持ってるということか。
1巻だけ持ってる、というのなら良くあるんだろうが。
843名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 23:08:05
新宿紀伊国屋で4巻だけ買いました
844名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 23:13:41
どうして4巻だけ?
845名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 23:21:02
4巻だけアホみたいな値段付けてる古本屋が多いから買えなかったんだぜ
846名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 23:41:32
最初に出たとき
1〜3巻があまりにも売れなかったから
四巻は当時から発行部数が少なかったんだよ。
だから古本の値段も上がった。
実際、打ち切りにならなかったのはハヤカワの意地と言ってもいい。
創元だったらワイルドカードの二の舞だったろう。
847名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 23:50:56
そして今回4巻だけ買えなかった人が、また4巻の古本を探し求めるという・・・
848名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 23:56:19
今の内に買い占めろ(違
849名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 00:22:11
とはいえ、買い占めてヤフオクに転売する奴は出ないのがSFの厳冬ぶりを物語っている。
850名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 00:29:43
英語の方も買ったのでそっちをぱらぱら見ながら読むことにしよう。
それにしても字が小さいな。
かといって最近のはばかでかすぎるし、うまくいかないものだ。
851海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/09/14(水) 09:58:38 BE:64992285-#
 Amazonに「発売されてるのに在庫無しとはどういうことだゴルァ」メールした返答

> Amazon.co.jpにお問い合わせいただき、ありがとうございます。
>
> 先にお問い合わせをいただきました書籍4冊に関しましては、当配送センターに在庫
> のないお取り寄せ扱いではございますが、現在発送可能時期が「通常4~6週間以内に
> 発送します。」の商品でございますのでご検討いただきましたら幸いでございます。
>
> なお、通常当サイトで「発送可能時期:通常24時間以内に発送します。」と表示させ
> ていただいております商品は、当配送センターに在庫のある商品でございますが、そ
> れ以外の商品に関しましては、当配送センターに在庫がなく、ご注文を確定いただき
> ました後に、取次店、発売元にお取り寄せを手配させていただく商品となります。
>
> 当サイトヘルプページに記載させていただいておりますように、当サイト上の発送可
> 能時期と配送日数は、できる限り正確な情報を表示しておりますが、確約されたもの
> ではありません。当サイトでは、発送可能時期と実際の発送日が一致するよう最善の
> 努力をしておりますが、供給元からの情報を基に、在庫状況は絶え間なく変化してお
> りますことをご理解くださいますようお願いいたします。まれに供給元からの予期せ
> ぬ供給変動により、ご注文品が入手できない場合や、サイト上に表示されていた当初
> の発送可能時期から前後する場合もございますことを、何卒ご了承くださいますよう
> お願いいたします。発送可能時期に関しましては、下記のURLをご参照いただきまし
> たら幸いでございます。

 少なくとも入荷の努力はするらしい。
852名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 10:06:24
努力するだけだよ。
絶対に手に入らない。
853名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 10:22:48
グッバイ早川
さっさと国書に版権譲れ
854名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 11:46:39
復刊ドットコムに投票してた人は知ってるのかな?
この板の過疎っぷりからすると、
あそこに投票しててもここは見ていない人が多そうだ。
誰かドットコムに
「増刷されてますよ!」ってコメント書かない?
855名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 12:03:37
>>854
もう報告されてますよ
856名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 12:08:53
えっ!?

あー掲示板ですかぁ
あそこ読む人どのくらい居るのかなあ?
二重投票になっちゃうけど投票コメント入れておこうかな
もし見逃した人が居たらカワイソス過ぎる
857823:2005/09/14(水) 13:24:15
bk1から購入可能とメールが来た。
俺の経験からするとアマゾンよりbk1のほうが速い。
アマゾンは発送期間が延びることが多かったな。
1〜3週間以内で届くらしい。

> 書籍名『独裁者の城塞』
> http://www.bk1.co.jp/product/538504
> -------------------------------------------------
>
> お問合せの上記書籍は出版社からの品切れ情報を受け、
> 弊社でのお取り扱いを中止いたしておりましたが、
> 出版社の在庫が確認できましたため、
> お取り寄せ対象として取り扱いを再開いたしました。
>
> あらためて上記URLよりご確認の上、
> ご検討いただけましたら幸いでございます。
858名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 14:58:29
早川のフェアは本屋によって日程が異なるんだな
859名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 17:19:08
待てん子の僕は、意味もなく新宿紀伊国屋行ってきた
まだサンセットぐらいは棚さらしになってた
四巻はあと四冊ぐらいあったから、在庫はありそうな感じ
860名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 17:43:20
関西売ってないよ関西
どーゆーこっちゃねん
861名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 19:11:17
立川オリオンにないよと書き込んだ者だが、探しに行ったノルテ店にあったと報告があったのでまた来たがやっぱない(T_T)
なんか棚の様子は変わったので店員にきいてみたが、走り回ったあげく、本日入荷のようだが担当が帰ったのでどこにあるかわからんとさ。
これでは入荷僅少で売り切れててもわからん。
ノルテ店は車止めにくいんだよ!あとエスカレーターが一階降りる度逆なのもムカつくわ!
862名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 19:45:28
>>861
安心しろ、紀伊國屋より入荷が多い。
すまんが明日もう一度足を運んでみてくれ。
863名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 19:53:39
紀伊国屋ロフト名古屋店で、1セット購入!

まだ、各巻4,5冊くらい平積みになってま
すよ。急げ!!
864 ◆GAcHAPiInk :2005/09/14(水) 20:13:28
>>831
初版なら全巻もっとるわいない


なんか、阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されてますな
865名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 21:04:03
近所の本屋で、ハヤカワにその場で電話で注文してもらった。ちょっとその店長を尊敬する気分になった。
受け取るのは早くても来週以降になるけど。
866 ◆GAcHAPiInk :2005/09/14(水) 21:15:44
>>865
立派な本屋さんです
これを機会にあと二〜三冊置いてもらってですな・・・
867名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 22:13:01
仕入れて貰っても売れないと、結局売れない本になるわけで。その他いろいろの”次回”以降が。
868 ◆GAcHAPiInk :2005/09/14(水) 22:17:34
売れるか売れないかは、売ってから考えるべきだろう
869abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/14(水) 22:25:27
>>856
私も二重登録しようかとちょっと迷ったんですけど。
誰か未投票の人いませんか?
870名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 22:28:53
悪いことは言わないから二冊づつ買っておけ
871867:2005/09/14(水) 22:40:27
売れないだろう。買うけどね。あおりでもなんでもなく、必要な人が必要な買い方をすればいい。
母数は限られているのだから、うまいこと回さないと。
872名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/14(水) 22:54:28
漏れも今日、立川オリオン書房ノルテ店にいき、
「本日入荷のはずなんですが……」という店員さんの
こまった返事にガカーリしてとぼとぼ国立まで歩いて帰りましたとさ。
873 ◆GAcHAPiInk :2005/09/14(水) 23:12:31
・・・こうゆう事態を鑑みると
下手な復刊というのも考えモノだな
874秘孔突かれた小盾兵:2005/09/15(木) 00:06:27
何部ぐらいで出るんだろうか?
まぁ、地方じゃなかなかなか平積みされんのう。
875名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 00:37:55
>>867
そうか。じゃあ俺たちが売るしかないのか!
…その分3〜4セット自分で買う方が楽だな

>>873
いやいやいやいや、なんにせよ復刊しないより全然良いでしょ

>>873
地方じゃ平積みどころか入荷しそうな気がしない
876名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 00:41:14
スチールビーチとかは結構本屋にあるんだけどなあ
877名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 00:49:29
これだけ待望されてるのに、なぜ初発売当時はそんなに売れなかったのだろうか。
878名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 00:55:56
SFには名のみ高き作品というのがあるのだ
レム然りウルフ然り
879名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 00:59:57
ごく一部のマニアが買ってそれ以上の拡散がなかったってことですか・・・
880 ◆GAcHAPiInk :2005/09/15(木) 01:21:04
真実はいつもボクらを傷つける・・・
881名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 07:31:14
オリオンノルテ店わけわからん
12日に「買った」というヤツがいるのに
店では14日に「本日入荷」
しかし少なくとも平積みされてたような気配はまったくない
普通に配置されて四冊セットで売れてしまって補充をしていない
しかし書庫に行ってもどこにあるかわからない、そんなことがあるだろうか
紀伊国屋より入荷多いとか言ってるのもいるがそんなことがなんでわかるのか
店員かよ
在庫管理もできないのに本屋やってんじゃねー
882海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/09/15(木) 08:48:16 BE:45495247-#
 つうか2ちゃんねるでの報告をアテにしないほうが(苦笑
883名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 09:28:25
読み始めたけど進まないねー
ちょっと読んではひっかかって読み返す
こういう場面が多すぎる
例えば12ページ
「ドロッテがいったとおり矛をもっており・・・」
とあるが「待て、矛が見える」って言ったのは
ロッシュじゃないの?
わざとなのだろうが、
「信用できない語り手」が目の前にいたらむかつくだろうな
でもおもしろい
884883:2005/09/15(木) 09:29:18
あっ引用は1巻です
885名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 09:43:16
当然だが三省堂神保町店(本店)にはなかった
10月のフェアで並ぶのかな
886名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 09:55:17
>>883
ワロタ。
原書でもそうなってるので誤訳ではなさそう。
887名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 10:17:59
ノルテ店で右往左往しているご近所さん!
ガムバリませう。
って新宿に行くべきか知らん。
888名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 11:32:03
ノルテ店で全巻ゲットォ!
ヴォネガットとコニー・ウィリスの間にリバイバル・フェアとかの帯つきで売られていた。
在庫不明だが全巻陳列→全巻売れる、を繰り返していると思われるので、バカでなければ売り切れてもすぐ発注するはず。
担当がいそうな昼間に電話で押さえるのも吉かと。042-522-1231
ちなみにルミネ店は入荷もしていない。
889名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 11:34:27
阿鼻叫喚
890名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 11:44:34
神保町に無いの?
今度の日曜日に行こうと思ってたんだけど・・・
891名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 12:22:58
オリオンノルテ店キター!全巻ゲット!
本を手に入れるのにこんなにやきもきしたのは久しぶりだ!!
892名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 16:32:20
えーっと…
多分ほとんどの人は一度は読んでるんですよね?
というか今買ってる人の半分くらいは初版は揃ってるんじゃない?
893名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 18:16:29
そんなわけない
894名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 18:20:09
全4巻1セットと1巻、4巻ダブリで持ってる。
895秘孔突かれた小盾兵:2005/09/15(木) 19:16:28
地方の大型書店に入荷したっぽいんで
ちと逝ってみる。
896名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 19:39:33
八重洲BCには15冊ずつぐらい平積みになってたけど
897名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 22:36:12
>>890
今日、神保町書泉にも並んだ。
898名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 22:41:59
よしよし、いい傾向だ。
俺の行動範囲である横浜や町田の書店にも
2週間後には入荷しているだろう。

それまでに、いま読みかけている
レムやバラードの小説を読み終えるとしようか。
899名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 23:00:33
しっかし早川、あきんどとは思えないな
900名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 23:12:19
中野のあおい書店で発見しました
紀伊國屋行く手間が省けた
901名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 23:30:48
をいをい、東京周辺でも大変な模様で
関西にはいつ来るんだ…
ましてや自分のことろ、岡山なんて僻地には_| ̄|○

薄茶色でちょっと汚いけれど、昔のを再読で我慢か
902名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 23:39:35
つかほんともったいね
「ケルベロス」がどんだけ売れたか知らないのかね?
いや俺も知らないけど
903abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/15(木) 23:41:22
>>883
その二箇所の間にセヴェリアンの記憶に関する独白がありますから、作者ウルフの意図的な
ものなんでしょうね。セヴェリアンは自分の「完全」記憶を「不滅に見える」と考えているのに、
実際にはそれは「崩壊に向かって進んでいく」「最もうつろいやすい」ものなのだと。
904名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 23:42:17
>>902
8000部くらいじゃね?
905名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 23:44:37
>>904
国書刊行会でそれは大きいな
906名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/15(木) 23:46:34
>>905
いや、勘だけどさ
都内で目にした頻度から考えてそんくらいかなと
907秘孔突かれた小盾兵:2005/09/16(金) 00:08:35
最初売り切れたと思って焦ってしまったぜ…
棚に無いぞ( ゚Д゚)ゴルァ!!(嘘)と言ったら、店員が奥から出してきてくれてゲットしたよ。
店先に置いて無いからといってすぐ諦めないように。
それにしても、カバーがツルピカでいいね。
908890:2005/09/16(金) 00:19:36
>>897
サンキュー!
売り切れてませんように
909名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 08:49:30
>>898
昨晩、青葉台のBK1で5冊づつ平積になっていたので速攻1セットゲットした。
ギャレットの『魔術師を探せ!』とまとめて買ったので4600円オーバー。orz
910名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 12:25:24
無いよ大阪無いよ
ハヤカワ何してんだよ〜
911名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 12:25:34
確認できた書店リストでも作るか?
912名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 13:34:16
大型店舗や有名書店になければ注文しちゃった方がいいんじゃない?
東京だと店がでかくても早川の棚が小さいと入荷しない傾向があった
本社在庫が残れば、今後初期入荷しなかった店に出る可能性もあると思うけど
売れる店では売れているので、発注かかってそっちへ流れる可能性もあるし
関東では店晒しになってても関西では入手困難という状況も起こりえると思う
913名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 13:39:22
セブンアンドワイでも注文できるようだ
914名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 18:03:30
てかフェア開催書店はハヤカワのページで見れるんだから
そこ逝くか交通費がもったいないっていう地方在住の人はさっさと注文しる
915名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 18:47:35
amazonで注文した
さっさと届かないかなぁ〜
916名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 19:33:57
ギャレット『魔術師を探せ!』をいっしょに買ってるひとが
結構いるみたいだけど
これも面白いのですか?
917名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 19:47:08
全然関係ないのだが「黒き流れ」って三部作が
なんとなくこの作品を思わせる部分が多くて面白かった
ラストらへんはジョジョっぽかったけどw
918名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 20:34:38
917
黒き流れ三部作は版元品切なんだよね・・・
漏れは川の書しか持ってないっす・・・・・
ところで地方の書店で新しい太陽の書を取り寄せることはできるんだろうか。
919名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 20:58:34
関西在住っす。先月予約してあったので今日手に入りました。

他のファエ作品も含め、東京創元社とかフェア時いつもおいてくれている
某準大手の書店には影も形もありませんでした。

そろそろ、出回ってくるかな?
920名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 21:28:12
大手書店にも影も形もございません@大阪
921名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 21:38:10
見つけらんない人カワイソ
四冊びしっと並んでいると感動だよ
初めて見る光景だからね
922名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 21:53:27
神保町書泉、昨日並んだばかりなのに今日すでに3,4巻が売りきれてた。
923名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 22:43:47
どーんと大増刷よろしく>早川書房
924890:2005/09/16(金) 23:00:08
>>922
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 


そんな〜 ヽ(ノД`)ノ
925名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 23:19:19
アデスタを吹く冷たい風みたいに次回のリバイバルで
増刷という事態になったり
926名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/16(金) 23:59:35
渋谷のBK1、おとといは入荷無し。
昨日は仕事が忙しくて行けず。
今日行ってみたら、1巻と2巻が各1冊。
そりゃないよ。
927名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 00:17:13
大阪一冊もないよ大阪
訴えるぞ!
928名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 00:39:15
>渋谷のBK1
ええええ?!
今日の夕方、もしやと思ってハヤカワ文庫のあたりを捜索したけど見あたらなかったよ?
ああ、店員に聞けば良かった。ちくま文庫手帳の発売日なんか確認している場合ではなかった。
929名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 00:49:41
紀伊国屋のWebで昨日注文して今日とどいたお
930名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 02:46:05
>>917>>918
おお!偶然なのか運命なのかw俺、今黒き流れ読んでる途中だよ。
(今は「星の書」の頭あたり)
たまたま地元図書館に、以前はなかったのに最近突然3冊とも
出現した。倉庫からひっぱりだしてきたのか。
ちなみに新しい太陽は、先日1セット購入済みで今は寝かせてます。
931名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 07:33:43
「探偵、夢を解く」読了。
ラストの意味が分かりませんでした。
頭をすっきりさせてもう一度読んでみます。
932名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 09:21:07
神保町の書泉にあるという書き込みがあったので
金曜日に書泉グランテで購入。3、4巻は最後の1冊っぽかったが
単に棚の下にしまってあるだけだったのかな。
早川のフェアの平積みの中でもこの4冊だけ減ってた。
933名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 11:02:33
2週間ぶりくらいにここを覗いたら、新着212件。212件?!
このスレ始まって以来のスピードじゃないか。

ところで、どうやら私の地元の本屋には、どう転んでも入荷しそうにないのでネット書店で頼もうと思うんですが、bk1とかで注文したらもう届いた、って方おられます?
934名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 13:01:38
935名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 17:43:05
この週末、地方へも到達したようだ。
北陸は金沢駅前のリブロに全冊あった。

リバイバルフェアがそろい踏みしてた中でも
「新しい太陽の書」は特別扱いっぽく
一段高いディスプレー棚で1巻2列で並んでた。

続刊への希望を込め、2セット目を購入。
936名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 18:24:20
しかし、アレですね…
この作品好きな人、やっぱり結構いるんですね。
今までのスレ進行速度から考えて、極々一部のマニアに支持されてるだけかと思ってました。

いや、極々一部のマニアが集まっただけか…
937名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 19:09:31
名のみ高いシリーズをやっと読める、と手を出した人が大勢いるだけ。
で、みんな挫折する…と
938名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 19:14:47
高校の頃、本屋に並んでいたのは覚えてる。(表紙のおかげで)
ハイペリオンに絡んで名前が出てきて、表紙を思い出した。
おれにとって決定的だったのは、「ケルベロス」。
「国書」でなんかすごい作家を掘り出してきたぞ、って感じ。

同じような人、多いんじゃない。

ウルフもスタージョンも、火付け役が早川じゃないってのがちょっと寂しい。

939名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 19:47:31
四部作映画化しないかなぁ。
940名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 22:06:54
売ってないよ売ってないよ売ってないよ!
詐欺〜〜〜〜!!!
941723:2005/09/17(土) 22:30:37
本日池袋ジュンク堂に行ったら並んでたので2セット目を確保。二十三区内の大型書店は
フェア開催店以外でも入荷したみたいですな。
942名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 22:32:57
>>938
>「国書」でなんかすごい作家を掘り出してきたぞ、って感じ。
ってのは、おそらく今の10代の終わりくらいから20代半ばくらいの
世代の感想だろうね。
30代半ばのオイラは、世代的にまた別の想いがあるよ。
943名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 23:03:31
初版を新刊で買って持ってるのに2セット目をつい買っちゃった人は
けっこう沢山いるだろう。

まっさらの新規読者はあんまり獲得できてない気がする。
944abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/17(土) 23:12:35
それじゃあカウントとってみましょうか。

A. 四冊全部持っていて、今回2セット目(または3セット目等)を買いなおした。
B. 一部だけ持っていて、今回やっと全巻揃った。
C. 新規で購入。

自分はAに一票です。
945名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 23:21:03
Cだよ。ちなみに20台前半。
943のいうように
ケルベロスでウルフを知った人(自分もそう)に
あまり届いてないとしたら
残念な話だ。
そもそも自分のような人間がどれだけいるかわからんけど。
946名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/17(土) 23:29:10
A
十年以上かけてつい先日四巻そろえたばかりでした…
947 ◆GAcHAPiInk :2005/09/17(土) 23:33:44

(っていうか、まだ買えてない)
15年以上前に本屋で買った分をいまだに保存中
…そうか、そんな前になるか。
948名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 00:08:44


初版を新刊で買ったくち。今日2セット目を買いました。

幾度再読したか知れない作品だけれど、
現実の日常生活においては
未だウルフと「新しい太陽の書」好きに出会ったことがない。
949名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 00:14:07
Aだが
俺の持ってるのは一巻だけが三刷
あとは初版
三巻だけカバー背が何故か昔のデザイン(黒い四角にハヤカワ文庫SF)
一巻購入がすでに89年なので
全部揃えるのに当時でもそれなりに苦労した
池袋と新宿の大型書店を根城にしていたが
初めて神田まで足を運んで新刊をなんとか揃えた
完全に一冊ずつしか発見できなかったと思う
二巻以降が初版なので趣きとしてはまったく「売れない本」という風情で
早川の棚に残っていたりしたが、それを発見した時の喜びはひとしおだったよ
950名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 00:21:00
ようやく読み終わった
別れと憂鬱がこめられた3巻が一番好きだな
少年と剣と鉤爪にちょっと泣いたよ
そして、4巻でセヴェリアンが到達した精神
あれはいいね SFでもなんでも、主人公が何かを得て、成長する過程で、読者の視野も広がっていくものだと思う
それを少しでも味わえた俺は幸せだ ウールスが見えた気分になった
951 ◆GAcHAPiInk :2005/09/18(日) 01:00:54
>>950
そういうのをもっと熱をいれて
今日読んだSF/FT/HRの感想 4冊目
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1120281850/
に書き込みよろしく
952名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 01:19:11
>>950
もう一度読むとまた良いんですよ〜
つーことでアンケート参加

Aなんだけど新刊はまだ届いてない
初版で揃えて、直にもう一セット揃えたんだけど
その後古本屋で見かけると保護したり、オクでセットを5000円くらいで落としたり
支出のほうは
4冊セットで「是非」とプレゼントした友人1
一巻のみお試しであげた知人4(うち機会あって1名には三巻まで)
飼い猫を荼毘に付すお供に一巻と別の猫に四巻を各1
で現在ボロボロの2セットとオクのが包装のまま有ります

…ちょっと逝ってるな ;
953名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 01:45:43
>>952
猫も天国で言語を理解できるようになってればよいですね
それどころかウルフが書いた英語の「訳書」だけでなく、
セクラの4冊の本すら読んでたりして。
それにしてもすごい。ウールス狂ですな

上のアンケートで「C」と答えた者ですが、
実はまだ読み終わってません。今は2巻の頭。
「男刃」「女刃」を日本刀の刃と背くらいに解釈していたので
びっくりしているところです。
954名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 01:52:22
Cです。ようやく昨日入手しました。
最近SFやファンタジーを読むようになった者なので今回の復刊はまさに渡りに船。
仕事が落ち着いてから読み始めたいと思います。
955名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 02:06:04
Bですね。ケルベロスでウルフを知り、古本で揃えようと思い立つも
2・3巻ゲットした段階で復刊決定したので方針変更。待ちわびてました。
ちなみに20代半ば。
956abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/18(日) 07:28:24
>>952
すごいですね。私も日常生活で誰かと「新しい太陽の書」の話をしたいなと思いつつ、
そもそもSFファンという人間とこの15年間ほど出会ったことがない。

>>950
私も3巻が一番好きです。発刊当時買って読んで(当時も少なくともSFファンの間では
話題沸騰の傑作ついに刊行といった感じだった)、確かに面白いけど、なんだかいろいろ
ひっかかるなあ、という感想でした。そういった「違和感」が、鏡明氏の解説にあらわれて
いたり、普通にSFファンタジーを読むつもりだった層に思ったほど売れなかった原因か
もしれません(もっともそういった層がどの程度いるのかわかりませんが)。

かなり経過してから再読した時に、初読に気がつかなかった部分がいろいろ見えてきて、
これはどういうことかと。日本語のサイトとか見ても釈然とせず、海外サイトとかを調べる
うちに、これはどうやらえらく深い世界だな、とはまりました。
957海の人 ◆STEELmK8LQ :2005/09/18(日) 09:45:58 BE:102362797-#
 Aですね。

 初めて読んだのは、確か高校生のころだと思うんですが、わたしが
このシリーズとの「因縁」のようなものを感じたのは、フネに乗るように
なってからですね。

 寄港地で上陸したときに書店巡りをするのを日課にしてたとき
舞鶴、横須賀、稚内、那覇でそれぞれ1冊ずつ購入したんですが、
これはまぁ示し合わせたようで、こんなこともあるのだな、と(笑)
958名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 09:55:55
興味深い
959名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 10:12:16
俺もAです。
高校生のときにムアコックやタニス・リーにはまって、
世界幻想文学大賞ということで当然のごとく「拷問者の影」も手にしました。
当時は電車の中で朝夕、本ばかり読んでいたなぁ。懐かしい。
960名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 11:09:50
えーっと…

次スレはどうします?
961名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 11:58:13
Aです。
学生時代に新刊で読んで、ハマって、周囲に布教しまくり。
#一人だけ布教に成功。

その後もブックオフ等で古本をサルベージしつつ布教、3人(3セット)押し付けた。
現在4セット目を誰に押し付けようかと考えていたら復刊されたので、現在紀伊国
屋に注文中。

>次スレ
980ゲットあたりで考えればよいのでは?
しかしこのスレでこんなにも早く次スレの話題が出るとは・・・復刊万歳。
962名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 12:40:38
次スレはやっぱり、ジーン・ウルフでいきたいね
短編集も近々発売(本当か?)らしいし
963名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 16:51:46
アマゾンから発送完了のメールが到着
なんと旧価格だ。いいのかアマゾン。
964名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 16:54:28
今注文する分は新価格になってるな
965名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 17:18:41
Aです
が、復刊分はまだ手に入れてません。手に入れたいです〜

このスレに、初書き込みしたのが02年の04月
人が多くて、レスが進むのも楽しいけど
しばらく過疎ってて、3年前の書き込みが読めるのも
また楽しいな。
966名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 19:30:10
うちにもアマゾンから発送メール キタ━━━━━━!!!!!
発送時期が来月になってたから、まだまだ待たなくちゃならないと思ったよ。

ちなみに自分もA。
でもダンボールにしまいっぱなしなので、出すのも面倒でもうずっと読み直してない。
楽しみだー。
967名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 20:09:44
>963
マジか
俺も旧価格で注文してたけど、これだと届かないんじゃないかと杞憂して新価格で注文しなおしてしまったよ
1600円ぐらい値段が高くなった・・・・・

早川書房のためを思えばこれでよかったんだよな?
orz
968名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 20:32:13
>早川書房のためを思えばこれでよかったんだよな?

アマゾンの間違いだから早川書房には損失ないんじゃ・・。
969名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 20:52:01
よく考えると天野喜孝が好きだったのがこの本読んだきっかけだった気がする
ファイナルファンタジーとかフロントミッションの天野画に親しみ
「ヴァンパイヤー戦争」とかを読んだ流れでこの本も読んだ
今回表紙が変わっていないのは個人的にとても嬉しい
970名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 21:18:53
C
このスレたままた見て、評判がよさそうなので買ってみた
971名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 22:04:09
以前別の本でほんとに旧価格で届いてびびった経験がある
けど一緒にアイルランド幻想も頼んだからまだメールKONEEEEEEEEEEEEEEE
972名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 22:09:12
そりはまずいね
973名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 23:07:19
「ヴァンパイヤー戦争」の表紙って天野だったことあるのか。
読んだことないが。
974名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 23:07:41
C
ケルベロスではまったクチです
975890:2005/09/18(日) 23:40:38
神保町行ってきたけどまったくありませんでした 。・゚・ヽ(ノД`)ノ・゚・。

アキバの書泉にもなっかたよ・・・・・
976名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 00:05:50
同じくC。
渋谷のリブロに全巻入ってましたよー。
しかし旭屋潰れてたんだな……ショック。
977 ◆GAcHAPiInk :2005/09/19(月) 00:10:36
地方在住諸君に告ぐ!
大手でいいので書店で予約注文し、
その際、一言頼んでみよう!
「1セットでいいですから、店頭に置いてください、きっと売れると思います!」と!!

言うだけならタダだ、簡単なことだ。これが全国に広まれば
腰がブラックホールの特異点並に重いハヤカワも増刷すること間違いなし!!


…まあ自分は買う予定だった金をパチンコにすったわけだがな
978名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 00:23:29
今日、18:00頃に梅田のジュンク堂に行ったら、復刊フェアの
本を棚に置いてるとこだった。ハヤカワオンラインで買ったので、
そこでは買わなかったけど。
979abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/19(月) 00:39:05
次スレのタイトルは、シンプルに

ジーン・ウルフ Part2

みたいなのと、

【新しい太陽の書】ジーン・ウルフ第2の首【ケルベロス】

みたいなのではどっちが良いでしょう?
あとスレタイは何バイト(または何文字)まででしたっけ?
980名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 00:50:53
>>975
神保町いったのなら、旭屋書店いけばよかったのに
フェア開催!ってポップはなかったけど、売ってたぞ
学校帰りに買ったからわかる
981abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/19(月) 01:02:38
次スレ立てました。
スレタイ長すぎたのでちょっと変更。

【新しい太陽の書・ケルベロス】ジーン・ウルフ第2の首
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1127059266/
982名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 01:04:53
>>981
983abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/19(月) 01:33:06
ここまでAが11票、Bが1票、Cが5票ですね。
このスレッドに常駐している方はAが多いだろうとは予想していましたが、今のところ
その通りですね。
984 ◆GAcHAPiInk :2005/09/19(月) 01:46:35
Cが居る、というだけでも希望が見出せる
985名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 10:52:07
B
エルリックサーガみたいなモノかと思ったら
えらく読み難くて3巻の序盤で挫折した。
今回は最後のどんでん返し?まで読んでみたい。
986abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/19(月) 12:41:24
>>985

あの「どんでん返し」は、説明になっているような、なっていないような、ちょっと騙された
ように感じるようかもしれません。だとしたらそれはきっと正しい反応で、ウルフの意図
通りのように思います。

ご覧のようにここはAの人が多いので、どんなものでも感想をきかせていただけると
嬉しいです。
987名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 13:55:17
C、でもまだ買えてません。
988名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 14:27:49
アマゾンに注文した分、届いたー!
ワクワクテカテカ
989テュポーンの相方:2005/09/19(月) 16:20:12
すごく今更だし、新規の方も増えたところでアレですが
このスレのうちに書いておきますね
>>38でのVodalariiさんの疑問
・「独裁者の城塞」p.58,ll.3-12におけるセヴェリアンの問いに対す
るアスキア人の回答が二重であることの意味は?どう二重なの?

なのですが、
一つはもちろんアスキア人が語った説明内容で、
もう一つは、説明を語ったアスキア人の様子や存在自体が回答になっている
ということだと考えています。
990名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 18:26:47
B 二十台半ば
四巻だけゲッツ
このスレで興味持った
991abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/19(月) 19:11:23
>>989
読み返すとその通りですね。ヘトールの台詞も同じかもしれませんが、この部分は
あちらこちらで唐突にあらわれる、セヴェリアン自身の擬似哲学的で意味不明な
独白自体が、セヴェリアンの気がついていない事実の存在を物語っている、という
ウルフからのヒントなのでしょう。
992abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/19(月) 19:18:18
>>931
ジーン・ウルフが熱心なカトリック教徒だというのは有名な話なので、単純にそういう話
だと読み解きたくなりますが、本当にそれで良いのか、と疑問がわきますね。
「新しい太陽の書」などでもキリスト教的な文脈で解釈しがちですが、どうもウルフは
そのような誤読を誘うために意図してキリスト教的はモチーフを用いているようですし。
993名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 19:56:51
Cだな。だけどまだ買えてない。
なんとしても、書店で見つけて買う。

ところで、abaiaさんは何セット持ってるの?
3セットか4ッセットかな?
994abaia ◆qaURTH.f.. :2005/09/19(月) 20:08:13
>>993
私はもともと1セットだけ持っていたのを今回2セット買い足しました。
英語版は普通に売っているORBの2巻本と、Science Fiction Book Clubから出ていた
全4巻1冊本というのを持っています。

本日、地元の大き目の本屋でも「新しい太陽の書」が4冊ずつ平積みされているのを
発見しました。徐々に在庫のある書店がひろがっているようで、嬉しいです。
995名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 20:15:51
>>994
レスサンクス。
俺も2セット買おうかな。
文庫は劣化しやすいしね。
いずれにしても、1セットは買って
パラフィン紙をかけるつもり。
996890:2005/09/19(月) 22:18:13
水道橋の旭屋書店で1〜4巻ゲッツ!しました
>>980さんありがと〜
ハヤカワのコーナーに無かったから、店内探しちゃったよw


自分はCです。
この本の存在は前から知ってたけど、売ってないし図書館にも無かったよ・・・
997名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 22:51:03
Aです。
もう1セット欲しくてアマゾンに注文しました。
4冊とも頼んだのに、まだ『拷問者の影』しか届きません。
998名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 23:28:13
僭越ながら、次スレも立っているので埋め立てます

【新しい太陽の書・ケルベロス】ジーン・ウルフ第2の首
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1127059266


999名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 23:30:09
「新しい太陽の書」シリーズ
1. 「拷問者の影」早川書房、岡部宏行訳 "The Shadow of the Torturer"
世界幻想文学大賞受賞、イギリスSF協会賞受賞
2. 「調停者の鉤爪」早川書房、岡部宏行訳 "The Claw of the Conciliator"
ネビュラ賞受賞、ローカス賞ファンタジー部門受賞
3. 「警士の剣」 早川書房、岡部宏行訳 "The Sword of the Lictor"
ローカス賞ファンタジー部門受賞
4. 「独裁者の城塞」早川書房、岡部宏行訳 "The Citadel of the Autarch"
ジョン・W・キャンベル記念賞受賞
5. "The Urth of the New Sun" 未訳
10003年半かけて:2005/09/19(月) 23:32:50
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