2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/02 21:10
No1は石の血脈かな。
3 :
半村良といえば:01/11/02 21:26
1 妖星伝
2 石の血脈
3 産霊山秘録
特に石の血脈にはゾクッとくるものがあった。
黄金伝説の主人公・堀越正彦と石の血脈の主人公・隅田賢也が「英雄
伝説」のなかで、主人公・佐伯と酒場でニアミスする場面があります
ね。また、石の血脈の外伝的な短編で、赤い酒場で働くバーテンダー
の一人称小説も読んだ記憶があります。作者の、こういう遊び心が読
者にとってはありがたいです
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/02 22:23
>3 やはりその3作だな〜
特に妖星伝のタイトルの意味に気付いたときには・・・
お幾萌え〜
天道尼萌え〜
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/03 00:29
裏ベスト1、「亜空間要塞」ってダメですか?
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/03 00:45
裏? どして裏? 「亜空間要塞」「逆襲」すごい好き。
半村さんってほんとにSF愛してんだなーと納得の2冊。
メリットとかハワードとかハーバートとかのパロディが楽しかった。
メタSFってゆってたよね>「亜空間要塞」。
で「逆襲」がメタNWSF。NWSF=メタSFだと世界初のメタメタSF?
>>7>>8 激しく同意。私も3位を「要塞」にするか「逆襲」にするか真剣(?)に
悩みました(自嘲気味ワラ)
ところで、ドラマ化された作品のうち私が実際に視聴したものは以下のと
おりですが、他に御存知のかたがいたなら教えて下さい。
映画:戦国自衛隊(有名ですね)
TV:およね平吉時穴道道行(NHK、寺尾聡、由美かおる)、闇の中の黄金(小野寺
昭)魔女伝説(真野響子)
ラジオ:産霊山秘録、庄ノ内民話考
非SFとして、雨宿り、下町探偵局、時代もの等がドラマ化されたのは憶えています。
また、エイトマンやスーパージェッターの脚本を書いていたことは検索で知りました。
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/03 14:44
「ボール箱」や「箪笥」の奇妙な味も捨て難し。
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/03 14:56
「ラベンダーの丘」ってどう?
北海道の奥で、自衛隊とソ連軍がこっそり戦争する話
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/03 15:18
そいやあ「軍靴の響き」なんてゆう近未来小説もあったね、
今や現実だけど(苦笑
13 :
たったひとつの冴えない名無し:01/11/03 17:37
俺も「亜空間要塞」と「逆襲」に1票!
たまに思い出したように読んでます。
14 :
閑話休題(はなしはそれるが):01/11/04 13:29
「はじめまして。山本麟太郎です」
「僕は吉永佐一」
「三波伸夫」
「同じく伊藤五郎」
「莫加。何が同じくだ」
名前のモデルになった山本リンダ、吉永さゆり、伊藤シローは健在ですが、
三波伸介だけは逝ってしまいましたね。
邪神世界は駄目ですか?
個人的にはかなり好きですが。
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/10 11:25
妖星伝6巻ラスト付近にちらっと出てくる小高治郎右衛門って、
他作品の登場人物?
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/10 12:07
「岬一郎の抵抗」みたいな社会派SFは、みんな
きらいなの?
18 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/10 12:09
ベタだけど、やっぱり「戦国自衛隊」がベスト。映画もそんなに悪くなかったし。
でも、関ヶ原の東軍勝利の陰に自衛隊の活躍があったとか何とかいって新しい
「戦国自衛隊」書いてくれないかなあ。
19 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/10 13:43
>18
え?西軍に自衛隊、東軍にアメリカ軍がついた電波度200%UPの
田辺節雄だったか劇画「続・戦国自衛隊」、コンビニにでまわっていない?
ちゃんと原作半村良で
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/10 15:26
下町探偵局に決まってる。
「岬一郎の抵抗」は、途中で投げ出した。
当時リアル厨房だったけど、まだ漏れの頭では
受け付けられないと悟った。
あれから早幾年、そろそろよめるかなぁ?
人気がないスレになってしまったようで・・・倉庫行きになるまえに、これだけ
は書かせて。
産霊山秘録。明智光秀の実の娘に有名なのちの細川ガラシヤがいるが・・・彼女
はオシラサマじゃないんだね。龍子がオシラサマにならなかった初のヒの女性と
して描かれていたけど。
間違って下げてしまったのであとひとつ。
>>21 岬一郎の抵抗はもともと新聞連載だったので、当時の新聞の読者
ならば少しずつ読んでいけましたよ。
>>20 私も好きですよ。特に1冊目が。PART2では登場人物が幸福
になっていく様があまり共感できませんでしたが。SFの話題で
はないので下町探偵局はこのへんで。
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/14 00:20
>22
戦国自衛隊よんで細川藤孝に明知光秀やらせる歴史の復元力に対する発想って
産霊山秘録の<ネ>いうアイディアでもつかわれてましたね。
上手いものです。昨今の火葬戦記の作家と読者全員の首根っこつかまえて
読ませたい思ってた矢先、続・戦国自衛隊がはじまり悲しいです
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/14 00:23
ウソべとか「軍靴の足音」における牛乳配達の増加や、弁当の追加、新聞社のまえにおかれた
柵でクーデターを表現する、ちょっとした<見てきたような嘘の上手さ>には
毎度、感服させられます。
岬一郎は未読ですが、長者伝説とか伝奇ものにおける庶民描写みると、
なんとなく内容がわかるような気がします。いつか読んで見たいものです
26 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/14 01:22
岬一郎はある意味半村の一つの到達点。
凄く丁寧に下町の人情を描写するとともに、
SFでしか描けない部分もしっかりと描くし、
人の優しさと同じ人が持つ残酷さの両面も書いている。
集団の恐ろしさも描ききって、それがラストに向かって
収束していって、最後の語り手のあのせりふで締めくくる。
私ははっきり言って思い出すだけでもう・・・。
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/17 11:28
碑夜十郎は面白ろかったけど伏線がいっぱい放り出したまんまだね。
テレビの阿部寛がやったのもよかった。
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/28 00:29
飛雲城伝説って、途中で止まってるの?
29 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/22 14:56
ge
30 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/23 00:38
太陽の世界は本当に100巻までつづきますか?
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/24 00:04
>>30 続きません。もう続きがでることは2度とありません。
32 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/12/25 16:03
むかし、妖星伝が映画化されると言うのを見た覚えがあるんですが。
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/12/27 01:13
>>32 漫画化ならされてるんですが。
松本〇時作画。
もちろん、原作に忠実じゃありません。
ぱらぱらめくったくらいでしかないけど。
>>19&24
「続・〜」には半村氏は一切タッチしてません。
名前を貸してるだけなのでご安心召されい。
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/04 09:10
ことしはきつねおんなのぞくへんがでますように。
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/04 21:17
八十八夜物語なんかどーよ。OLのサクセスストーリー。昔、(ハタチ前)これ読ん
でマジでバーテンに憧れたよー。
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/06 16:58
「虚空王の秘宝」って1巻しか出てませんよねー。面白かったのに・・・
38 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/06 23:44
「虚空王」、徳間文庫から上下巻で出てますよ。
筒井康隆が解説書いている。
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/07 00:04
>38
ありがとうございます。探してみます!
40 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/07 01:21
今、悪有漢要塞を読み返し中。ハヤカワ版のリプリントされたヤツ、表紙絵が
変わっててアレだけみて判断すると中身を誤解しそうだ。
UFOと麻雀の話か、って。
これ読むとSFファンて楽しいヤツばかりなんだなぁと幻想を抱いてしまう。
41 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/09 19:39
太陽の世界って打ち切りになったの?
それとも作者が書けなくなったの?
42 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/10 00:37
「戸隠伝説」もかなり面白かった!
日本神話と古代の民族をああいう風に扱ったところが素晴らしかった!
ある意味諸星大二郎にも通づる世界観かと。
43 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/11 23:13
>>41 この小説は角川書店との契約であったが、当時の角川春樹社長が逮捕、
出所後、角川書店から出版されていた本は、一旦絶版となり角川書店
から離れていた春樹氏のハルキ文庫に移管されたが・・・
それとは関係なく単純に書けなくなったから。半村氏自身の弁解を見た
記憶あり。
>>43 ありがとうございます。
つづきが気になるのですが...
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/15 21:29
46 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/15 21:40
↑「噂の真相」HPNG一行情報1月号分
産霊山秘録を読んで、渋谷は宮益坂の一本北の通りに
あるというレストラン、本気で見に行ったもんなあ。
49 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/01/24 19:58
>>3 私もその順位だな。
前は産霊山秘録がトップだったけど、このあいだ読み返すと
歴史考証にいまいち感が出て3位に。
妖星伝は最終巻を読んだらもっと下げてもいいような気がしてきた。
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/02 05:03
「石の血脈」おもしろかった
しかも学校の先輩だった
ペンネームは「イーデスハンソン」が好きだったので、「半村良」にしたんだよね
>51
VOWネタかよ。なつかしいな、おい。
>>52 筒井康隆のエッセイだったような。
マジネタじゃないのかな?
54 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/17 23:07
「太陽の世界」って印税を80巻分一括でもらったって話を新聞で読んだ記憶が
あるのですが(北海道新聞)、どうして18巻で止まったままなのでしょう?
あと、「独演会」でしたっけ?全集が企画倒れになった理由は何なのでしょう?
あ゛っ、がいしゅつでしたね(太陽)
>>43 (でも、懲りずにあげます)
ついでに、私もベスト3は
>>3 。次点「岬一郎の抵抗」
>>32 S54年頃、大映(?)で…、、
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/02/18 00:20
>>26 岬一郎の抵抗は面白かったなあ。
私もあの作品は、もう一つ付け加えると半村良の、石の血脈にもあるテーマである人類の種としての進歩があり、またあの下町情緒と、主人公岬一郎の人柄で、本当に良く出来た作品だと思った。
ああいう人間的に本当に優れた人が、次の人類になる、って何かありそうだよね。少なくともユリ・ゲラーみたいな俗物とは違うところがリアルだった。
ところで作品に出てくる都営新宿線 森下のみのやって本当にあるんだよ(^^)
ハンフリー・ゴット(正確に覚えてない、スマソ)とかいう外人からというのを何かで読んだような
58 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 19:02
59 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 19:27
ええっ、まじですか!?
60 :
nanasiさんだよ:02/03/04 19:34
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 19:49
半村良氏の逝去は残念です。
「パチャカマに落ちる陽」は好きな作品でした・・・・・
62 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 19:51
いま、ヤフーニュースで知りました。
合掌。
63 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 19:53
64 :
今会社ですが:02/03/04 19:54
涙が止まりません。
岬一郎に比べれば「光の帝国」だって色あせると思っている信者です。
ご冥福をお祈りします。
65 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 19:55
悲しい………
ただただ合掌。
>61
ネタなら他でやってくれ。ただの勘違いならスマン。
>61
いちおうホロー、それは豊田有恒の作品。
そんなことよりまじショックだわー・・・・。
合掌。まだお若いのに…
「産霊山秘録」が好きでした。
代表作「戦国自衛隊」つのはチョト・・「妖星伝」映画化キボン
あうーあうー・・・
半村良のヒモになりたかった。
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 20:49
もう、『太陽の世界』の続きを読むことは出来ないのか……。
合掌。
ご冥福をお祈りします。まだ早いですよねえ、、
ところで、産霊山と、石の血脈、亜空間要塞は読んだのですが、
お勧めはありますか?
74 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 20:54
>73
『岬一郎の抵抗』(集英社文庫or講談社文庫)かな。
大ショック!
太陽の世界は未完か...
>73
妖星伝読むよ〜に。
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 20:56
今週木曜日にテレ東で「戦国自衛隊」やるのかー、と思ったのが昼間。
まさかこんなニュースが控えていようとは。
タイミングがいいのか悪いのか・・・。
まだ若いよー。
77 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:16
献花一本。合掌。
(T_T) ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおお
78 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/03/04 21:18
79 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:21
半村さんは日本のSF第一世代だったな。
同時代のSF関係者というと、
星新一、矢野徹、小松左京、光瀬龍、筒井康隆、豊田有恒、
福島正実、眉村卓、廣瀬正、平井和正、石原藤夫、野田昌宏、
浅倉久志、伊藤典夫、 石川喬司、山野浩一、荒巻義雄、
今日泊亜蘭といったあたりになるだろう。
しかし、これらの名前を挙げて見ると、
星さん、光瀬さん、福島さんは先にこの世を去ったしなぁ……
半村先生、天国で星さんや光瀬さん、福島さんと
SF談義を楽しんで下さいね!
80 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:24
岬一郎をリアル工房の時に読んでからの付き合いだったなあ、、、かなりショックだ。
ご冥福をお祈りします。
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:27
マジで涙出てきた
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:29
謹んでご冥福をお祈りいたします。
一ファンとして、先生の作品群に出会えたことは幸運でした。
83 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:31
誰か『岬一郎』の最後のセリフを頼む
>>73 「獣人伝説」が私のイチオシです。
あと知名度は一番高いであろう「戦国自衛隊」。
「戦国自衛隊」は映画とは別物ですので、
未読なら一読をお勧めします・
ずっと書いてなかった?ここんとこ
86 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:32
びつくりしました。
妖星伝、好きでした。
87 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:34
おれ、新しい技術の普及過程を説明するのに
SFの文章引用するってのよくやってたのよ。
そんで携帯電話の普及とマナーにかんしての最大級の素晴らしいテキストが
太陽の世界での念話使用のマナーのとこなのさ。
持ってる人はぜひともそこいらへんだけでも読み返してみてほしい。
合掌。
(-人-)
89 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:37
俺たちはまた置いていかれたんだぞ
だっけ?
91 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:40
今なにげなくネット開いて知った。。。大ショック。
ひたすら黙祷&合掌。
92 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:41
初めてこのスレに入ったら、いきなりこんな悲しい事に出くわすなんて・・・
ご冥福をお祈りします。
93 :
伝説・・・。:02/03/04 21:44
本当にショックだ・・・。
妖星伝で、鳥肌が立ったことは今でも昨日のことのように覚えている。
石の血脈、産霊山秘録・・・。名作は尽きない。
本当に残念で、心から冥福を祈りたい。
94 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:46
なんと、某すれに書き込むのに気を取られ
このような悲報に気づかなかったとは。
・・・・・・・・合掌・・・・・・・・
95 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:52
合掌
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 21:53
花を1本お供えします。
作品、好きでしたよ・・・・
97 :
れーるがん・ふぇち:02/03/04 21:54
ご冥福をお祈りします。
・・・
98 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 22:02
今知りました。なんてこった。
山田風太郎に続いて、物語の醍醐味を教えてくれた作家が、また。
合掌。
99 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 22:03
ショックです……
おどろおどろしくも、根底に流れる人に対する優しさが大好きでした。
心より、ご冥福をお祈りいたします。
100 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 22:04
うわぁ…人間いつかは死ぬと分かっていてもやっぱりショック。
合掌。
悲しいです。早すぎますね。
ご冥福をお祈りします。
T_T
>74,75,84さん、ありがとうございました。
入手可能な本から、読んでみたいと思います。
いつも思うのですが、SFは有名作家の本でも、入手が難しいものが
多いですね
。
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 22:39
哀しい
104 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 22:40
ずっとSF作家だと思ってたら直木賞も獲ってたのか・・・
まだまだ読めると思ってたのだがなぁ。
合掌。
105 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 22:48
妖星伝の最終巻、いまいち不評だけど私はいい終わり方だなぁ、と思いました。
文庫本の巻末対談で「ちゃんとSFななったでしょ。」とこれはSFだと強く
主張していたのも何だか嬉しかったな。
ご冥福をお祈りいたします。
106 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 22:56
つい2週間ほど前に「妖星伝」を読み終えたばかりでした。
一気に読んで、
「あぁ、とてもいい物語を読ませてもらったなぁ」と
満足に浸ったのも束の間、
こうして訃報に接することになるとは・・・。
どうもありがとうございました。
長い間ごくろうさまでした。
107 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 23:18
雨やどり好きだった。
108 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 23:19
一昨日、久しぶりに「亜空間要塞」を読み返したんだよな〜・・・
閑話休題
このこと知ったのはTRPG.NET上、やっぱゲーマーってSFファン多いみたいやね。
閑話終了
109 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 23:21
たった今、このスレ読んで知りました。
つい先日「およね平吉」や「わが故郷は黄泉の国」を読み返したところだった。
心からご冥福をお祈りします。
110 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 23:22
SFからは最近遠ざかっておりましたが、
半村さんの小説は読んでおりました・・・
謹んでご冥福をお祈りします
またもやSF界の巨星が一つ消え行く・・・
そういえば、少し前に10年以上間の開いた、虚空王の秘宝とか、
妖星伝が完結したなぁ。
フォックスウーマンは、はじめた所で...
残念です。
112 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 23:30
岬一郎の最後のセリフ
「馬鹿野郎!」
だったかな……
113 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 23:44
好きだこの星が・・・と思ったのかなぁ 合掌。
114 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/04 23:56
岬一郎は、せつなさに胸が痛かった。
SFじゃないけど、この人の人情ものも好きだった。
安らかにお休みください……。合掌。
長〜〜〜〜〜い作品読みたくて妖星伝1巻買ったけど
くだらなくて冒頭で読むの辞めちゃった。
勃起したけど。
116 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 00:11
早く生まれ変わって、『太陽の世界』の続きを書いてね(涙)。
うわ〜なんだよ、最近死に過ぎだよ!!
どうなってんだ!
ああ・・ご冥福を・・・ウウウ・・・。
118 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 00:33
半村良にはやはりこれかなぁ。
献杯
正直悲しすぎる・・・・
119 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 00:36
SFじゃないけど、『暗殺春秋』とか『かかし長屋』好きだった……
ご冥福を……
もうSF作家としては消えて久しいから今更だな。
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 00:45
マンガの「続・戦国自衛隊」の最終巻には追悼文が載りそうな気がする。
122 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 00:49
妖星伝は、78年ごろに部屋にこもって一気に3巻読んだ
記憶があります。石の血脈、岬一郎の抵抗も好きです。
肺炎ということですが、何か病気が長引いていたので
しょうか。
ご冥福をお祈りします。
123 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 02:48
俺さっき牛スレ読んで知った・・・鬱だ。
ご冥福をお祈りします。
>123
こらこらっ!しかし拙雀も同じ場所で知ったことは内緒だ。
最近戦国じえったいと産霊山秘録を読んで今更ハマり、岬一郎を
買い揃えたところだったのでムチャクチャショック。
SFじゃないけど、江戸群盗伝も面白かったよ。
架空の盗賊一味の系譜とその盛衰。この人はこういう大掛かりな
嘘がほんとーに上手いと思った。
125 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 06:11
半村さんはやっぱし、栗山定十郎だったんだと、、、、、
今でも思っている。(泣)
126 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 06:26
日本のSF第一世代の人々って、
押川春浪の小説『海底軍艦』に熱中した世代なんだろうなあ。
『海底軍艦』は、日本初のSF小説という位置づけをされているし。
SF第一世代の人が消えていく時代になったのがさびしい。
127 :
名無しどん:02/03/05 07:32
厨房成り立てのときに妖星伝読んで、世界変わったよ。
貪り読みました。
ありがとうございました。
128 :
今年49歳:02/03/05 07:48
当初太陽の世界は本当に80巻の予定ではじまった。
はじめの内、ぞくぞくと巻がでたときはわくわくした。
が、17巻のころはやっと出たって感じだった。
で、未完のまま終わった。
¥村良作
『代用の世代』 とか
130 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 08:51
作品リスト見てたら『巨根伝説』というのがあったんだけど、どんな話?
131 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 08:59
正直、「亜空間要塞」位しか読んだ事無いのですが、
新聞で知ってかなりガックリしました…。
母も好きな作家だったそうです。
過去形で書かなければならないのが哀しいですね…。
ご冥福をお祈り致します。
132 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 10:04
新聞を読んで驚きました。
ご冥福をお祈りいたします。
1「石の血脈」、2「産霊山秘録」、3嘘部シリーズ、4「妖星伝」の順で
好きです。
合掌。
133 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 10:18
半村良の映画化された作品を調べてみたら、
1977「新宿馬鹿物語」 松竹
1979「戦国自衛隊」 角川春樹事務所
1981「セクシー・ぷりん 癖になりそう」 にっかつ
1992「ビッグ・ボス BIG BOSS」 (V) 東映ビデオ
1993「魔王窟 サディスティックシティ」 (V) にっかつビデオ
というのがありました。
「戦国自衛隊」と「ビッグ・ボス BIG BOSS」 と
「魔王窟 サディスティックシティ」 しか観たことがなかった。
「新宿馬鹿物語」と「セクシー・ぷりん 癖になりそう」レンタルで
探してみることにします。
それにしても・・・
1974「ノストラダムスの大予言 Catastrophe−1999」
という映画では、作家の役として出演しているんですね。
出演なさっていたんですね。
これも探してみることにします。
合掌
135 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 11:35
伝奇物が好きで、半村良の作品を読みあさったよ。
「妖星伝」最高、伝奇ではないけど「晴れた空」や短編の「雨宿り」もよかった。
ご冥福を祈る。
謹んでご冥福をお祈り致します…。
137 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 12:20
138 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 12:50
あー、きみたち、みんな偽善者
139 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 13:39
「碑夜十郎」しか読んでなかったりする。
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 13:43
あまりにも突然の死に絶句。
と同時に妖星伝を完結してくれていた事に感謝。
つつしんでご冥福をお祈り申し上げます。
68か…はやすぎる死だなぁ
どちらかというと中間小説が好きで良く読んでいましたが
見事な文体、心理描写はいつでも唸らされました。
大好きな、ほんとに大好きな作家でした。安らかに。(号泣
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 15:16
清水義範ファンの俺としてはおじいちゃんを亡くした気分・・・・・・
スマソ、実は半村さんの作品はほとんど読んだこと無い。
でも清水のエッセイでよく「師匠」のハナシが出てくるんで、
気にはなってた。
ご冥福をお祈りいたします。
清水はどんな追悼文書くんだろう・・・・・・
144 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 15:30
別方面から清水義範も読み出して半村良が師匠だと知り、
なんとなく納得したものでした。清水さんも大好きです。
そういえば花村萬月の名付け親も半村さんだったよね。
何か書いてないと泣きそうになる。仕事中なのに………。
146 :
今年49歳:02/03/05 18:35
>>140 妖星伝は完結してましたか。
記憶だとこれも7巻かなんかで
未完のまま終わったような気がしていたが、記憶違いか。
これも後のほうになるとずいぶん待たされた記憶がある。
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 18:43
妖星伝、松本零時が漫画化してたけど、まだ売ってる?
>>147 いちおうまだ売ってるみたい>bk1 訃報を機にまた店頭に並ぶかな?
149 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 20:13
おじさんは直木賞が決まった時、友人と祝杯をあげたらしい、
「ほら見たか! SF作家をナメンナヨ」って
そのおじさんの影響でオレも伝奇物を中心にかなりの本を読んだ
読んでも読んでもまだ著作は尽きないっていう後追いならではの特権付きでね
そんなオレの半村さんの認識は、
「人情モノで直木賞・泉鏡花賞も取れる偉大なSF作家」
毎日読んでたあの頃ってホント、ワクワクしてたんだよ
今日は何伝説買うかって、本屋でずっと悩んでた
まあ、どうせまた明日買いに来る、っての分かってたんだけどね(ニガワラ
ほんとうにありがとうございました
150 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 22:14
さっき知った。
妖星伝は貪るようによんだなあ。
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 22:59
かなりショックだ。「産霊山秘録」を読んでから、
はまりました。本当に残念
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 23:28
>>147 例示のはタイトルだけ借りたパチモンだよ。
昔、平田弘志が原作に忠実に劇画化してたが(最も連載雑誌の休刊により中断したが)
153 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/05 23:43
20年前 何冊も買って読んでいた・・女子高で、学年で読んでる人は一人だった。
何か がっくりときました。さみしーです。
「妖星伝」完結していたのですね。
「岬一郎」はぐらいから読んでないので両方これから読もうと思います。
154 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/06 00:01
「太陽の世界」の続き、誰か書いてくれないかなァ。
今だったら結構売れると思うけどね。
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/06 01:06
続きはともかく、文庫未収録分の文庫化キボン。
156 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/06 17:21
ageteokimasu
157 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/06 21:15
高橋克彦も影響受けてるね
158 :
さみしいね:02/03/07 00:12
半村、眉村、光瀬、平井、豊田、矢野、石原、小松、筒井、星、かんべ、横田、その他大勢....
本棚を見ると、文庫本化されたものはほぼ全部揃っていたのが誇りだったけど
みんな元気だったのに、1人、また1人 悲しい 寂しいね
東京には出張でたまに行くだけで。
永田町にヒエ神社があるのを知らないでいて、
前を通りかかって初めて知って、呆然と立ちつくした
ことあり。
きっと地下になにかあると今でも思っている。
合掌。
160 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/07 12:38
やっぱり、きみたち、みんな偽善者
161 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/07 12:51
「妖星伝」って伝奇SFの傑作と完全に評価固めちゃったところがあるんだけど
みなさんどう思われますか?
私は「意志を持った時間」というのがどうにも言い訳めいてこじつけがましく
「地球が妖星と化した理由」の正体にとてつもない肩すかしをくらったものでしたが。
(自分が「意志を持った時間」と仏教/密教の関連性についてとんと無知なだけかも
しれませんが…)教養ある「妖星伝」フリークの方の意見希望。
162 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/07 13:17
>>161 「意志を持った時間」と仏教/密教の関連性なんて、
まるでないことを承知でアオッてるのかい?
163 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/07 15:51
意志を持った時間と聞いて、バリントン・J・ベイリーの某長編のような
奇想天外・気宇壮大なものを期待していたんですがねぇ…。
あれでは「とってつけた」もいいところでは?
なぜあれほど評価が高いのか、私も疑問。
国枝史郎的なものを、SF的にぐんと掘り下げたものかと思っておりました。
私からも反論希望。
ネタバレ禁止
>>163 お前、妖星伝がいつの作品か知ってていってんのか?
166 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/07 20:17
今夜テレビ東京にて「戦国自衛隊」放映
追悼かと思ったらスケジュール通りなのだこれが。担当者は神か?
167 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/07 22:35
今週は喪に服す週間だな。
168 :
遅ればせながら…:02/03/08 00:08
私も献花させていただきます
北海道の住民として、哀悼の意を捧げます。
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/08 10:03
私からも弔意を....
石の血脈は、実は高校の現国の授業で読みました(爆)
今考えてもあの先生が何を考えてたのか謎ですが。
でもおかげで、自分では決して手を伸ばさないだろう
(伝奇は基本的に苦手^^;)傑作に出会えて感謝しています。
今思い返してもすごく印象的な話でした…
>161
>163
「こじつけがましく」とか「とってつけた」といわれても、それだとただの主観だからな。
俺はそう感じなかったし、評価が高いというのなら、他にも俺と似た意見の人が多いんだろう。
反論希望といわれても…。
アマゾンで注文した妖星伝きました。予想していたとはいえ、この厚さは
ツライ、「ハイペリオン」を読んだとき以来の覚悟が必要だニャ
173 :
ライトウイング浜村:02/03/08 23:34
「不可触領域」良かった。
174 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/09 12:28
>>133 おお、いかがわしそうな作品群!
あと「ノストラ」は私も見たいけど137氏が
言ってるように被爆者の描き方だかに問題が
あって封印作品になってるらしい。(海外版
のLDだかがあるとか)
半村先生の名作はおくとして
「亜空間要塞の逆襲」の精神攻撃との戦い方みたい
なところに、「やはり個性的な作家なんだな」と
感じさせられた。あと「魔境殺『神』事件」の秘境
テイストが好き。
175 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/09 13:43
ほんと、偽善者が集まるスレだな
176 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/09 16:42
偽善者でも花は花。
献花一本。
人に言う前に、偽善者の定義を述べよ
偽善者の定義も持たないものに偽善者という資格はなーい
喝!!
178 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/09 18:19
妖星伝。
合掌。
ええ、ホントにかあ。
横田ファンの私でも、筒井編SFベスト集成は読んでおります。石の血脈もかなり前に
読みました。筆力のすごい人だったと記憶しております。
合掌。
180 :
忘れまじ名作の数々:02/03/10 01:38
また一人古き良きSF作家が亡くなられた。お悔やみを申し上げる。
偽善者云々と言ってる愚か者は、SFは科学的根拠が云々とか言って悦に入ってる
アホと同類だな・・・半村さんが書いてきたSFは科学的根拠はないが、SFマインド
あふれる作品だった・・・・
太陽の世界好きでした。すごく残念です。
ご冥福を祈りたいです。
182 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/10 13:48
>>177 お、やっと自白したか
作家が死んでから、さも関心あったかのよーに言うんじゃねーよ
お前ら、骨の髄まで偽善者だ
産霊山のオシラサマが好きだった。
洋ものフェミニズムSFより直に腹に来た。
合掌。
>182
偽善者の定義も述べられないものに人を偽善者よばりする資格も何もない
偽善者という漢字もFEPがなければ表示できないような奴なのだろう
哀れな奴じゃ
喝!!!!
>194
あほはかまわない方がいい
結局自分の無知をさらしているだけなんだから
議論に加わろうにも、何も読んでいないから、悔しいだけなんだよ
漢字が読めないから、しょうがないんだけどね。
こいつみたいなのが、いっぱいあちこちのスレッドに書いてるから
日本人が無知になっていくのがよくわかるぜ ホントに
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/10 14:46
>>184 「偽善者の定義」なんてモノを求めるのが偽善者である証拠
>184
の間違いだな。あしからず
188 :
読み上げソフト:02/03/10 14:48
>186
こいつ、日本語も読めないから、読み上げソフトでコンピューターに読んでもらってるんじゃないかい
今は便利になったからなぁ
ついでに、入力も音声入力かな
はっはっは
なるほど、そうなのか
最近は便利になったからのう
幼稚園児でもコンピューターが使える世の中じゃから
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/10 15:29
191 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/10 15:36
192 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/10 20:30
というか、偽善者とか言って煽ってるのは 春に良く出てくるアレだろ…
なんつったかな…啓蟄だし…それ、あれ…そう「春蟲」。
まあ、ここは老人板 SF板として。 みさなん放置のことよろしく。
いや、若いときはそう感じることもあったね…遠い目…年末だったか親戚一同
あつまってるときに、テレビでホロコースト見て、「うるさい、昔のことをなに騒いでる」
と言い捨て、カッコいいと勘違いしていた漏れ。いや馬鹿だったよ。ホントに馬鹿。
それはさておき、半村さんの本には蟲房のころ大変お世話になりました。
あらためて、お礼いたします。ありがとうございました。
193 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/10 21:06
おい。マジで太陽の世界の後始末どうすんだよ。
半村良ーカムバック!
あと、平井和正が人狼天使の続き書かずになくなったりしたらたまらん。
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/11 08:44
今日もお花を一本。
195 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/11 13:19
つーか、ここで書き込んでいる偽善者ども
半村の最近作をまったく読んでないだろ
ファンでもないのに、ヒトが死んだら
さも「惜しい作家を亡くした」みたいなこと言って
恥ずかしくないのか?
196 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/11 21:47
>>195 そういうあなたは最近何を読みました?
漏れは厨房・工房時代にはまっていたけどずっと読んでなかったが、年末から
パブリやらpdabook.jpで電子書籍で出ているのをおっかけてて、
(なぜか売上ベスト10に半村良よくでてるんだわ。かくれファンが多いのか)
訃報を聞いておどろいた。
山王日枝神社を知らんとは。
日本人か?
>149
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/12 12:45
>>196 「すべて辛抱」
あなたのような人ばっかりだったら…
荒らしは放置推奨です。ヨロシコ
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/12 14:43
昔は、ベストセラー作家のご三家を「三村」と言ったっけな。
森村、西村(寿行)、そして半村。
202 :
夢の底から:02/03/14 15:06
追悼あげ、
服喪age
204 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/23 23:34
隣町の図書館で、追悼特集やってた。(一時的に書庫から出されてた)
地元ではどうかな?
205 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/24 03:51
>>201 うーん、その一角が崩れると、やはり悲しいね。
寿行なんかには半村のぶんまで頑張ってほしいな。
妖星伝、読み終わりました、前半は、痛快な物語で、後半は
少しだれた感じを受けました。でも後書きを見たら、作者の意図が
わかり、(後半の内容も)納得はしました。ともかく長いから、
読みとおすには体力と根気が必要ですね。若いうちに読んどくべき
だったなあ、、、
一休みして、次は岬一郎に挑戦(したいと思う)年だ氏脳(w
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/03/26 11:46
両国だっけ、下町に住んでるもんだと思ったらいつの間にか北海道に行っちゃってたんですね。
産霊山秘録も良かったけど、比較的最近のガイヤも良かったし、雨やどり系も良かったし、暗殺春秋やかかし長屋なんかも良かった。
さっき、Yahooのブックショッピング見てたら、講談以外全部読んだつもりだったけど、「亜矢子」とか「わが子にささげる12章」とか知らないのもあった。そう言うのを読んでそれで終わりか。
ご冥福を...
超常領域読み終わった
結構おもろかったぞ
209 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/07 09:34
@太陽の世界ってなんで中途で筆が止まったのでしょう?
A何か原典があったのですか?
半村良先生他界でわからないままです。教えてください!
210 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/07 11:06
ガイア伝説は去年文庫で読んだけど
ちょっと異質というか電波やね。
211 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/20 15:43
嘘部シリーズとかチープなの意外と好きだった・・・(´・ω・`)ショボーン
産霊山秘録=ポーの一族というのは常識?
213 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/04/27 17:02
「人生ごめんなさい」っていう、人生相談の本なんだけど、
何度も何度も読んだよ。人間的にも思慮深く、暖かい人柄
だったと思う。今でも俺の愛読書です。
214 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/01 23:08
小松左京マガジン第6号(4月末刊)に半村良追悼特集があって森優氏(元SFマガジン
編集長)が追悼文をかかれています。
「岬一郎の抵抗」のくだりはショックでした。これは必読でしょう。
215 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/12 00:22
>>214 >>「岬一郎の抵抗」のくだりはショックでした。これは必読でしょう。
どんなところがショックだったのか、さわりだけでも教えていただけませんか?
ここを見るのが遅かったので、そのマガジンを買えなかったものですから。
216 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/21 14:32
今、『晴れた空』を読んでる。
まだ上中下の上巻、しかも前半だけど、涙なくしては読めない……
SFじゃないけど、改めてスゴい作家だったんだな、と。
217 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/05/21 20:28
巨根伝説ってアブナクない?
218 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/11 19:13
あんまり読んでないけどベスト3は
1)石の血脈
2)獣人伝説
3)亜空間要塞
産霊山秘録は今イチだった(以下、ネタバレあり?注意!)
期待が大きすぎたか…
現代日本人のヒ一族が出てこないのは
釈然としないものが。
結局、ヒがなんだかわからないままだし
なぜ○皇家に支配を委託したのかも
説明されてないままだ。
作者が書きたかったのは、世の中の矛盾が
なぜ許されるのか、だと思うが、
上記はなんらかの説明、解釈がほしかったな。
そこが読み進める興味の中心だったから。
219 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/11 19:35
多分で照るだろうな。
わがふるさとは黄泉の国
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/12 18:20
「邪神世界」好きだったなぁ。
日本人による、和風テイストあふれた独自のスペースオペラ。
再読したくなってきた。
221 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/06/13 22:18
>>213をみて、すっごく読みたくなってしまいました。
しかーし! 図書館にはなかったです。トホホ…
222 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/16 06:35
「石の血脈」再読了
ついでに荒巻「空白のムー大陸」も
読んじゃった。
70年代伝奇の「権力悪」モチーフ
(ミステリも社会派の時代だったもんね)
は昨今の伝奇にひきつがれているのだろうか…
僕の活躍も、またみんな読んでくれヨ!
半=ハン、村=フレ(古代朝鮮語)
はわかる。
なんで「良」で
「ハンフリー・ボガード」のもじりになるのか
小一時間………
225 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/23 22:24
文庫で飛雲城伝説でたね。今途中だけどスゲェおもろい未完らしいけど。
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/07/26 23:53
age
>>224 イーデス・ハンソンのもじりですよ。
↑良 ↑半↑村
228 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/21 02:29
>>227 それは真っ赤な嘘。イーデス・ハンソンがマスコミに登場するより
半村良のデビューの方がはるかに早い。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/08/24 09:19
イーデス・ハンソンが半村良のファンだったんだよ。
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/14 22:18
岬一郎の抵抗は面白かったな。石の血脈は変なエリート主義が鼻について嫌だったが。
今、グリーンマイルを見ているが、あの囚人は正に岬一郎そのものだね。
グリーンマイルの方はちょっとおつむが弱いみたいだけどね。
232 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/15 00:13
いーです・はんそん
良 半村
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/18 12:44
ムラサキイトユリってなんだっけ?
昔、本当にあるもんだと思っていた。
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/19 23:04
ヒ一族が出てくる短編ってないの?
235 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/09/29 22:23
いましがた「岬一郎の抵抗」10年ぶりに読了しました。
小僧のころとは読後感が違う自分にとまどってるよ。
>>234 「ひいちぞく」でわなく「ひーぞく」と読んでしまった私は逝ってよしですか?
同じく伊東五郎
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/11/26 09:26
莫加。何が同じくだ
239 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/08 23:02
「寒河江伝説」に「人間狩り」…、
徐々に多民族雑居化してますね。
なんでみなさんガイア伝説について語らないんですか?
超絶悶絶の最高傑作なんですが。
242 :
名無しさん初心者:02/12/09 02:10
「太陽の世界」の7巻くらいまでは夢中で読んだが・・
途中から話の壮大さに作家自身も疲れ果てた様子がありあり。
とりあえず半村良の最高傑作は「戦国自衛隊」だと信じて疑わない。
俺は「闇の中〜」がベスト。
嘘部って言うのを聞いて、「この人、どっからこんなことを思い付いたんだ?!」と、
びびった。
244 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/09 03:47
80年代末に書きなぐられた「ラヴェンダーの丘」いう中篇が好き。
北海道の奥で、レポ船がらみで、自衛隊とスペツナズ(旧ソ連特殊部隊)
が徹底的な報道完成のもと、じつは戦闘をおこなったという法螺話。
「自民党」とか「北洋漁業利権がらみのヤクザ」とか、リアリズムあふれる
単語の連発で、「あ、本当の話かなあ」って読者はだまされること請け合い
>>244 ああ、半村さんは、現実のエピソードを拾って、話し膨らませるのが、うまいよねえ。
そう言えば、「巨根伝説」って言う
半村先生としてはわりと流して書いた感のあるエロチック冒険ものでも
最後に突然、政府批判(メール蘭に書きます)をやってる。
SFファン以外が半村先生を好きなのは、こういう健全な感覚のせいだと思ったよ。
「お土産を持たせる」と言うやつですね。
貧根伝説。
247 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/01/07 20:42
今、飛雲城伝説読んでるけど面白い。
架空のファンタジー世界の戦国日本での国づくりのおはなし。
太陽の世界の6〜12巻あたりが好きな人にはぴったり。
「収穫」が一番印象に残っている。
もう一度読んでみたい。
「石の血脈」・「嘘部もの」もお気に入り
(^^)
(^^)
むぅ。「妖星伝」って俺の思ってる程高い評価は受けていないのだな。
個人的に最高ランクの物語なのだが。。。。
特に「外道皇帝」のネーミングセンスにシビれた。
「王の中の王」、とか「神に許された王」とかの意味の「皇帝」
「悪魔」とかと近い意味で、それより現実感がある分嫌悪感倍増の「外道」
あわせて「外道皇帝」。
正体不明なのに、この名前だけで圧倒的存在感だったなぁ。
最後にその名前の意味に気付いてまたショックを受けたし。
基本的に半村先生の付ける名前ってどれも凄くカッコイイ気がする。
「ヒ一族」とか「碑夜十郎」とか。
俺も「妖星伝」は大好きだよ。
半村先生の内面の必死さを感じられて良かったよ。
253 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/02/16 01:29
長者伝説の続編って、出てますか?
eeeeeeえええええ??
半村良って亡くなってはったん!!??
しかも一年前かよ!!
このスレ来て初めて知ってここまで読んでもネタかと思いグーグルでキャッシュ探したよ・・・
ほんまなんか・・うわあ。
岬一郎からハマっていまだにちびちび集めてます・・最近飛雲城伝説買った・・
最後の作品ってガイア伝説?
255 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/08 11:30
太陽の世界、どっかで再販してくれないかなあ。
>>251 いや、妖星伝は、オレも好きなんだ!半村先生の集大成だし。
でも、7巻が……。
257 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/08 17:30
岬一郎が見付からないんですけど?
某大賞作品なのに手に入らないなんて、どうなってんだ!
>257
いいたくないけど、半村先生=読み捨て
という概念が、どうも、出版界にあるようで。
(妖星伝完結のときは、半村ブーム再び!で盛り上がったんですけど)
こまめに古書店をまわるのが吉。
(先生の作品は、SFのなかでは、流通している方なので、
絶対見つかります)
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/08 18:01
え? 読み捨て?( ´Д⊂
俺、敬意を払う作家には新書で買いたいんだけど……。
ああ、古本か……。
でも、
>>258さん、親切に答えてくれてありがとう。
マリー・セレスト号ネタのやつは何の文庫に収録されてましたっけ?
確か庄ノ内民話考と同じ文庫だと思いますが。
そのマリー・セレスト号のやつも、岬一郎も、妖星伝も「選ばれたものと
置いていかれたもの」なんですよね。平家物語もはいるかな?
それでも栗山定三郎の最期に「好きだ、この星が」と言わせる辺りが
今思い出しても切なくて泣けてくるなぁ。
この人って金とか権力とか超能力とかそういうパワーについて書くのが好きだよね。
(^^)
263 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/15 16:38
半村良のペンネームはハンムラビ王から取ったって新聞で読んだぞ
はんむらびおう→はんむらりょう
半村作品好きな人は高橋克彦を読むことをオススメ
半村自身、高橋との対談で
「あんたが俺の後を継いでいてくれる」って発言してる。
オススメは「龍の棺」
龍の棺は駄作だった・・・・
竜の柩〜霊の柩滅茶苦茶いいじゃん。
確かに続からはライトなエンターテイメントな感じするけど。
俺は竜の柩から高橋克彦にハマったぞ。
んで高橋克彦の本ほとんど読んでなんか無いかナーと思ってたところで
師匠である半村良の本を読み出したのでした。完。
266 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/16 22:35
>>265 そう、続が駄目だったんだよ。気にさわったらごめん。
続は、竜の話だったのにグレイが出てきたんだよね。ええええーっそんなあああーっと思ったよ。
竜で歴史推理モノでわくわくして 続で冒険アクション+歴史にわくわくして
霊でタイムスリップとオカルトにわくわくした。
266の言うことも凄いわかるけどw 別々のモノとして凄い楽しかった。
キャラが凄い好きなので純粋に続編が嬉しかったしな。
ちなみに半村良には岬一郎からハマった。
やっぱりハマリ初めの本は特別なのか竜の柩と岬一郎は
高橋克彦と半村良の本のなかでも別格。俺のなかで。
268 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/17 08:46
高橋も半村同様いろんなジャンル書いてるよね。
ミステリでデビューして、伝奇、ホラー、歴史物・・・
しかもそれぞれの分野で賞とったりとか、
半村のお母さんが高橋のことをやたら気に入ってるってのも何となく分かる気がする
高橋いろんなジャンル描いてるしなんか出来もバラバラだから
それぞれのジャンルで別々にファンがいそう。ジャンル毎にアンチ居たり。
まあ高橋スレは過疎だからそんなことにならんだろうけど。
>半村のお母さんが高橋のことをやたら気に入ってる
そうなん?たまご魔人かなんかに載ってたっけ。
270 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/17 12:46
>>269 エッセイではなくて対談ものじゃないかな。
相手は誰だったけ?明石散人?南山宏?
あ、俺268じゃないよ。
俺的オススメは「星封陣」かな。
対談か。
星封陣って克彦小説の中でもかなり半村ちっくな小説だと思った。
ラストの急展開とかw
272 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 15:15
>>271 そうそう。
でもそれは両人の小説作法がにてるからじゃない?
キャラクターだけ先にしっかり作っておいて、
おおまかに設定した作品世界に放り込む。
で、あとはキャラクターの行動に任せてストーリーを紡いでく。
だからこれは伏線かなって思えるような描写も、
結局本筋と何も関係なくなったりしちゃうんだよね。
>>272 確かにそうだねえ。
そのせいで先の展開が見えないw
そういえば半村の伝説シリーズってハッピーエンドな終わり方するのってあったっけ?
なんか全部バッドエンドな記憶があるんだけど。
特に獣人と死神はやりきれんかった。
ガイヤ伝説は一応ハッピーかもしれん。
274 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 22:05
戸隠伝説は少年漫画の第一部完風味かな?
「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」みたいな
戸隠伝説はがっかりしたよ・・・・。
276 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 20:38
箪笥
お婆さんが箪笥の上で「寝ない子、だれだー」っていうの、すげー怖い。
>276
半村良?
高橋克彦のエッセイでタンスに入ってたお婆さんってのがあったけど。
あれ想像して怖くなったよ。たしかに理解不能のお化けのほうが怖いよね。
高橋克彦が気に入らないわけじゃないが、
高橋克彦が面白いのはよくわかったから、
もう出てってくれないか。スレ違いだよ。
高橋スレ立てて、そこで語らえばいい。
時々そちらにも顔出すからさ。
へえ、半村さんの御母堂は高橋氏を気に入ってたんだ?
と、これだけでは、スレ違いだろうから、話題を振ると、
半村先生、御母堂が嫌いなんじゃなかったっけ?
(小説を読ませてくれない、とかで「あのババア」っていってたような気がする。)
おれは妖星伝を文庫でまとめて読んだもんだ。
半分まで読んで「な、なんて、すげー小説なんだ…」とオモタよ!
未来の人間を見るシーンでは、目が釘付けになったね。
俺は一巻の半分まで読んで
「な、なんてエロい小説なんだ・・・・」とオモタわけだが。
最後のほうは壮大なスケールでおもっしょいなーと思ったけど
それまでにいちいち強姦シーンやらなんやらがあるのがもにょもにょ。
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/29 12:35
あまり話題に上がらないけど『異邦人』いいよ。
話の展開が読めなくてえらい勢いでページをめくった覚えがあります。
あまりメジャーな話じゃないけどオススメ。
>>260 我がふるさとは黄泉の国 だよ。
短編集で初めて読んだ作品だが、俺は筒井康隆チックな農閑期大作戦が一番のお気に入りだ。
288 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/11 03:02
「幽タレ考」久しぶりに読み返した。
厨房の頃は気づかなかったけど、
この人はやはり苦労人なのね。
人間観察の確かさ・シビアさに
下積み時代の苦労が滲み出てるよ。
289 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/10 20:14
昭和60年頃に「人生ごめんなさい(だっけ?)」を本屋で見掛けたのに買わなかった事を今でも後悔している。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
最初は何読めばいい?
293 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/29 19:27
およね平吉時穴道行
それは近くの図書館に置いてないな
最初は1冊もののほうがいいのかな?
すると、この板的には迷ってしまう。
いきなり太陽の世界とか勧めて挫折されても困るし(誰が困るんだ?)
わりと、厳密に言えばこの板の対象外の作品が多いし。
297 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/30 00:25
>>295 これは困った。
>>293の薦めた「およね平吉時穴道行」はたしかに入門には最適な作品だと思う。
僕としては、それに加えて「嘘部」三部作――「闇の中の系図」「闇の中の黄金」「闇の中の哄笑」が
いいと思ったが、リストに入っていない。だいいち初期の傑作である「産霊山秘録」も「戦国自衛隊」
も入っていないし、そのあとどっと半村ブームとなった「黄金伝説」や「英雄伝説など一連の「伝説シ
リーズ」も入っていない。
まあ、あえて言えば、SFと伝統的な伝奇小説を融合させた半村手法が一番よく出ている作品として
いちおしは「石の血脈」だろうな。初期の最高傑作といっていいと思う。ただ、初心者向けかどうかは
分からないけど。ほかには、「黄金の侏儒宮」「虚空王の秘宝」「魔女伝説」あたりかな。
なお、直木賞受賞作の「雨やどり」などの新宿シリーズは、SF伝奇をある程度読んでからのほうが
いいと思う。
ところで「およね平吉時穴道行」はいま新刊では出ていないのかな。
ハルキ文庫で「嘘部三部作」「産霊山秘録」、「戦国自衛隊」は出ているよね。
新刊で買ったら?文庫だからそんなに高くないよ。
>296、>297
他の図書館で「戦国自衛隊」があったので読んでみた。
ちょっと物足りない気がしたので古本を探しに行ったら
「太陽の世界」があったので18冊まとめて買ってきた。
まだ、旅のとこだけど、ちょっと、バローズの書いた景色を思い出したよ。
とりあえず、今日は3巻くらいまで。「およね平吉時穴道行」は来週かな。
ちなみに、1冊ものだと読み捨てる方なので借りたい。
長いと何度も読み返すので買っときたい。
299 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/31 20:01
「およね平吉時穴道行」は、時間もの(歴史もの)SFの金字塔といえる。
だから、
>1冊ものだと読み捨てる方なので
というのは考え直したほうがいい。100枚程度の中篇だけれど、何度でも読み返せる。
古本屋で見つけたら即買い。文庫だし。
300 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/31 21:00
>>292 漏れが半村初心者に勧めるのは、「石の血脈」か、「獣人伝説」だね。
どちらも半村テイストや彼の思想がうかがえる作品だ。
間か、そのあとには「亜空間要塞」がいいんでは。
とくに海外古典SF好きには楽しい仕掛けが満載。この三長編がお勧め。
半村は短編より長編のほうがいい。
301 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/31 21:10
「虚空王の秘宝」は筒井康隆も言ってたが、大いなる失敗作。
半村作品は古本屋にけっこうあるから、簡単に手に入るよ。
302 :
無職のタヌキ:03/09/03 10:00
「英雄伝説」を読んだ。
結局、英雄はいなかった…。
ムラサキイトユリの粉を飲みたい・・・・・・・・
「およね平吉時穴道行」と「石の血脈」を買ってきた。
「太陽の世界」がまだ途中なので「およね平吉時穴道行」だけ読んだ。
少し分かってきた。
最初は「太陽の世界」から読み始めるといいと思った。
理由は、人名、地名が2〜3文字ぐらいのカナで漢字を減らして
日本語のバランスを今風になるよう先取りしてるので見やすい。
高い位置から物語を淡々と語り、大勢に影響ないことは省くので、
自然の舞台に素朴な登場人物は分かりやすい。ほか。
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/07 20:52
>>303 >最初は「太陽の世界」から読み始めるといいと思った。
「太陽の世界」、完結していればそういってもいいけど……。
まだとば口、ストーリー本編の展開さえ始まっていないんじゃねえ。
半村良って何となく風呂敷広げたまま終わらせるイメージがあるんだよねぇ・・
岬一郎の抵抗なんて、え?おわり?って感じだったし。
おむすびやまも、なんか、え?おわり?って感じだったし。
罪なきものもそうかな?
フォックスウーマンだって。
>>304 そうなの?
やっと18巻まで読み終えて感動の最終巻だと思ってしまった。
>>308 構想では全八十巻、ムー大陸の滅亡までのはずだった。
なんで途中で止まったの?
誰か知ってる?
809って何だよ・・・専用スレあるよ。
312 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/15 07:16
>>309 「」太陽の世界」は最初角川書店の雑誌「野生時代」に各巻1000万円買取で掲載していた。
で、18巻までいったところで、角川書店が春樹さんの逮捕があって掲載打ち切りを宣告して、
止まってしまった。
ただ、半村自身詰まっていたということもあった。
巻を追う毎に面白くなったな。
18巻はショパンがベートーベンしてしまった感じがする。
半村作品らしからぬ仕上がりに詰まったってことかな。
314 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/16 22:07
どさんこ大将とか結構好き。
産霊山秘録 とか、石の血脈 のイメージ強かったんで、器用なおっさんだなーっておもった。
315 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/03 21:26
半村読み始めて一ヶ月。このスレを参考にハマった。
最近、やっと半村良伝説の意味が分かって。
で、伝説シリーズもってことで飛雲城伝説を読んでみた。
面白かったのに戦の途中で未完はないだろって思った。
316 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/08 01:34
「ラヴェンダーの丘」読了。
こういうものを書くと本当に半村良ってのはうまいね。
もっと読みたかった。
フォックスウーマン読んでみた。
悪者が幸せになって、さらなる幸福も約束されて終了?
だった。これで終わりは酷い話だが世の中こんなもんさ。
産霊山秘録が掲載された当時のSFマガジンを持っています。
ヤフオクで売れるかな?
319 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/11 17:37
半村良って国枝史郎に私淑してたって本人が生前言ってたよ。
未完、ないし未完っぽく終わるのも当然じゃないかな。
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/11 17:43
半村先生は中学の頃に嵌ったなぁ。
「産霊山秘録」とか「石の血脈」とか「伝説シリーズ」とか。
ドキドキしながら読んだ。
親戚の家に「妖星伝」が揃っていたので夏休みに通い詰めて読んだ。
結構エッチで(笑)よっぽどトイレ借りようかと思ったくらい。
「産霊山秘録」と「石の血脈」はハルキ文庫で出てるんだよね。
買おうかな。よし明日買ってこよう。
322 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/11 22:50
>>321 妖星伝は、1巻の取っ付きのエピソードからチンコギンギンだったな。
あとは、日天の息子の双子の片割れがお幾サンをやっちまう所とか、
春吉と天道尼、栗山とお幾サン、と色々抜きどころがある。
>>317 あれは未完らしい。まだ途中なんだとか。
当方、妖星伝しか読んだことがありません。
それも最近出た分厚いので読みました。
半村良さんに興味を持っていろいろ探してみたんですが、
この人、岬一郎の抵抗って作品で、日本SF大賞とってるんですね。
この本を探してるんですが、どこにも置いてません。
それどころかほかの作品もほとんど書店に置いてませんね。
どうしてなんでしょう・・・岬〜読みたいなあ。
325 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/12 14:10
>>324 岬一郎の抵抗もイイ。
俺の印象では、「優しい外道皇帝」である。
>>324 図書館に行きなよ。
ちゃんと借りたら返すんだよ。
>>322 3巻だったか、「『お前さん』が口癖になったな」とか言われながら
お幾さんが蹂躙されるシーンでは我慢できずに抜いた。
328 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/13 17:21
>>327 やったのは蛇だったか朧だったか…。
あ、蛇丸は蛇上人になったから朧丸だな。
俺も抜いたッす。
>>328 同士(笑)!!
そうそう朧丸だよ思い出した。
目茶苦茶に興奮したなぁ。
330 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/14 07:47
>>329 朧丸はとんでもないヤシだが、「隔力の術?」で
小枝を折るシーンがカッコよかったよ。
それにしても、不倫がばれた時の桜井の態度はいかがなものか?
結果としてヤツはポータラカに行けたわけだが、その前に
3Pしかも近親相姦してるし、最低だな。
あれは甥っ子兼姪っ子兼創造主の仕業だから漏れは責められん。
「夢の底から来た男」読んでみた。
おお、最高傑作ではないか。
333 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/22 01:25
>>319 つーか「基本的に完結しないのが伝奇」っていう信条だったみたいだからな。
国枝史郎は「終わり切れない程面白い作品を書いた人」なんだそうだ。
金村センセーの原作で昔石川賢のマンガがあったような。
あと仮面ライダーが出た「平家伝説」だったか?
どちらもよう分からんかったよ。
>>324 漏れも見たんだよな。
ブクオフで三冊にまとまってる妖星伝。
一冊100円だから三巻で300円だった。
翌日に買いに行ったらなかったので七冊になった。
しかも、7巻が面白くなかった。
三冊にまとまってれば、まあ、全3巻面白かったかもしれない。
私も、最初に7巻の出版が決まって発売日に買って読んだとき、
世の中には完結しない方がいいものがあるってことを
初めて知った。
6巻のラストに、涙あふれるほど感動して、
何年も待ったあげくがあれだっただけに、
ものすごく悲しかった。
未完では「飛雲城伝説」と「太陽の世界」が素晴らしいね。
フォックスウーマンは復讐するって言っときながら、
悪者が幸せに、この先、もっと幸せにで未完はないな。
まあ、短篇で「夢の底から来た男」を読んだとき、
復讐者の積年の恨みを醜くおぞましいものだと感じて、
いい気分ではなかったが、同じように悪い奴等が極悪のままで
復讐されるのではなく、いい人になって、ささやかな幸せの中、
突然、悪魔の生贄にされるわけだから。
完結編はおぞましかったかな。
338 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/23 19:02
この人の小説はSFの範疇なんだなぁ。
最近までそう思ってなかった。
フォックスウーマンは悪者が改心し、
苦労の末、幸福な家庭を築くところと
執念深い復讐者に嫌気がすることを相殺で完結?
340 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/29 14:49
「妖星伝」は6巻で完結だと思い込んでたよ。
別に付け足さなくても良かったんじゃないの?
「太陽の世界」は本人的には「妖星伝」以上のライフワークに
するつもりだったんだろうか?
80巻中18巻では佳境に入る前だよねぇ。
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/29 22:36
>>340 「この星が好きだ」
でラストで全然問題ないよね。
日天らは宇宙に飛んで行った、だけでいいと思う。
342 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/30 08:37
俺の友人が月念和尚のことを
「がつねん」という。
俺は「つきねん」だと思っていた。
どっちが正しいのか教えてください。
343 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/30 11:42
半村良って宮沢賢治をどう思ってたのかな?
個人的には、妖星の発想に「よだかの星」や「さそりの火」の
生きる哀しみみたいなのと同種のものを感じたが。
>>343 もちろん読んでないわけはないとは思うけど、
半村先生が宮沢賢治について口にしたのを見たことはないなぁ。
まあ、ルーカスでも、澁澤龍彦でも、
本当に影響を受けた作品については、語りたがらないと言うことがあるから、もしかすると……。
宮沢賢治から影響受けたっていうよりも、
どっちも仏教の影響が濃いだけじゃないの?
346 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/09 22:54
半村量ってどこに住んでたの?
なくなったとき調布の住所書いてあったんだけど
調布に平野なんて家ないし・・・
半村良氏の本名は、「清野平太郎」です。平野ではないです。
「フォックスウーマン」も「太陽の世界」も未完です。まだまだ書き続けていく予定だったのです。
「虚空王の秘宝」も「戦国自衛隊」も途中病気等の為、中断し、他の書き物が多くなったこともあり、
だいぶ端折って完結させたというのが本音だと思われます。
「戦国」は自衛隊員のその後を細かく書くつもりとも聞いております。
野球好きな隊員がその時代に野球を広めたりなどとも別の雑誌に書いておりました。
立入り人としては、まだまだ今後も師の本を読めるとばかり思っていたのに・・・
とりあえずの完結は「妖星伝」だけです。
師は本筋に入るまでが長く、それもまた読ませて面白いのです。
ですので全てがこれからという時期にという感じでなくなってしまったのは立入り人としては寂しいです。
>>348 「戦国自衛隊」が「中断し」「だいぶ端折って完結させた」というのは違ってませんか? 雑誌掲載時から、完結した一つの作品ですよね。あるいは続編を書きたかったというようなことなんでしょうか?
石の血脈に当時厨房だった俺には衝撃的だった。
主人公が親友の妻(だっけ?)を寝取るし・・・・。延々そういう話が続くし・・・
351 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/25 23:23
>>350 俺なんか、石の血脈みて、黒幕?の女が従妹と同姓同名だったんで
ビックリした。珍しい名前なんだがな。
石の血脈の、服を取り替えていたす場面で抜いた
353 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/05 20:53
石の血脈のネタを忘れたので
赤い酒場を訪れたまえを読んで時間の節約
>>349 348じゃないけど「戦国自衛隊」が角川で映画化されたとき、映画パンフに
たしかに本人がそう書いていた。
ヘリのパイロットが鳥瞰図の得意なナンタラ言う画家になったとかいうオチとか。
本人いわく、誰でも考えそうなアイデアだったので、他人が書く前に発表しうよと
あせって完結させたんだとか。
野球好きの隊員が9人組の野球チームを作るとかって話か?
原作本のあとがきじゃなかったっけか。
あんまり読んでないけど
いまさらながら、好きな話
「戦国自衛隊」
「庄之内民話考」
「アクナル・バザックの宝」
太陽の世界は15巻くらいで挫折したなぁ
358 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/07 19:06
庄之内民話考は俺も好きだな。
農閑期大作戦とかも好き。
まあ、読んだヤツは大抵好きだな。
じゃあ、ぜんぶ読むのだ
偉そうでスマソ
360 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/11 00:57
ナーマナ・ナンダア
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/11 01:00
>>359 結構読んでるんだよ。
でも、ガイア伝説はあまり面白くなかったな。これ単品だと
いけるんだと思うんだけど、単なる伝説シリーズの焼き直しという気がして。
俺は30過ぎて、江戸群盗伝とか、すべて辛抱とかかかし長屋みたいな
話が好きになったね。
でもいまだに太陽の世界や妖星伝、嘘部は読み返すな。
>>361 失礼、ちょっと言ってみただけ(w
ガイアはやっぱり年ですかね。なんか展開がなくて
言葉で説明してる感じだった。
人情・時代ものはあまり読んでないな。読めば楽しめそうだけど。
嘘部シリーズは最高でつね。
363 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/13 01:46
>>362 時代物はおもろいですよ。
俺もとっつきにくくて未読のままほっておいたんだけど、
海外出張時にまとめて持って行ってはまりました。
虚空王の秘宝、2巻(下巻か?)見つからん
365 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/20 13:44
「岬一郎の抵抗」でも再読しようかな。
つうことで、とりあえず最後の頁を開いてみた。
主人公野口最後の一言を目にした瞬間涙が止まりません。
以上、再読終了。カンドウシタ。
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/22 13:38
「妖星伝」でも再読しようかな。
つうことで、とりあえず最後の巻を開いてみた。
主人公が地球文明の行く末を見物するという発想の安直さに(rY
以上、再読終了。カンドウシタ。
368 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/23 09:40
イーデス・ハンソン(半村良)
369 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/23 14:48
虚空王の秘宝下巻でも読もうかな思い買ってきた。
つうことで、とりあえず半村良コレクションの解説を開いてみた。
「妖星伝七巻」と「虚空王の秘宝下巻」は同じ構造・同じテーマで
表裏一体をなしてるのであわせて読めば面白さが倍増するはずとある。
以上、積ん読終了。カンドウシタ。
虚空王下巻、神田の巨大な本屋4軒くらい回ったが無かったぞ。
漏れは古本屋で買ったもんで
単行も文庫も100円であったので単行本の方を買ってきた。
ただ、1巻と表紙のデザインが合わない。キニナル。
別の古本屋に新装の虚空王の秘宝上巻みつけた。ナヤマシイ。デモイラナイ
う〜んブクオフ逝ったときは必ずチェクしてるんだがな・・・
うらやますい
>>356-358見てからブクオフ行ったら「わがふるさとは黄泉の国」と
「黄金の侏儒宮」の単行本がどっちも100円であったので買い。
さすがに、「戦国自衛隊」は読んだことあったので飛ばして
「農閑期大作戦」と「庄ノ内民話考」だけ読んだ。
あと2篇あるがやめといて、もう一冊の方をこれから読む。
読むのは7篇中>356お勧めの「アクナル・バザックの宝」1篇のみかな。
好きな短編集は
1 夢の底から来た男
2 わがふるさとは黄泉の国(2篇未読)
3 およね平吉時穴道行(文庫しか持ってないが
文庫未収録分も半村良コレクションから読んだ)
>>373 夢の底から来た男いいですねえ。某漫画家が似たようなの
書いてましたが。
短編では都市の仮面とかも好き。
角川の短編集確か6冊くらいあるけどブクオフでそろえました。
半村コレクションというのには未収録分が入っているのですね・・・。
探してみようかな。
375 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/27 09:07
合本がSFを集めた1、2巻に「赤い酒場を訪れたまえ」を加えたものなので
合本(文庫版)じゃないと文庫版およね平吉の穴は埋められない(一篇欠け)
他にも、併読により処女作品集を補う方法はあるが大変かも。
文庫版およね平吉+1巻(亜矢子)+2巻(妖花)+赤い酒場
376 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/05 10:23
ようやく昨日から「すべて辛抱」読み始めた。
昨夜は酔ってたんで進まなかったけど、もうすぐだ。
時代人情者は読み易すぎる。
377 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/06 10:52
飛雲城伝説って文庫の解説にわざと未完のまま放置したんじゃないかって
書いてたけど本当のところどうなんですか?
378 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/06 16:51
「すべて辛抱」いまいちだったな。
「かかし長屋」とか「江戸群盗伝」は面白かったのにな。
>>377 知らんけど、国枝史郎(名前あやふや)は見つからんな。
かかし長屋とかの人情もので面白いのはなによ?
ところで慶長太平記とか黄金奉行の話でないな。
黄金奉行の前半はかなり面白いとおもったけど。
ってこのスレ最新のレスが20日以上前かよ。
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/29 20:59
>>380 お前何えらそうにしてんだよ。
江戸群盗伝だよ!
383 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/30 12:22
>380
SFではありませんが
「新宿馬鹿物語」
は私の一押しです。
384 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/30 12:31
余談だが・・・、半村良とは、昔テレビに出ていた変なガイジン
の女、イーデス・ハンソンからとったペンネームなんだそうだ。
俺は、初耳だったな、この話・・・
385 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/30 21:35
>>384 だからそれは、違うというのに。
よく出来た話だけど。
387 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/02 02:28
>>379 >国枝史郎は見つからん
どういう意味だ?
飛雲城は読んだことないんだが国枝史郎が出て来んの?
388 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/03 01:49
浅草が実家の後輩の結婚式に行ったら半村さんがいてビックリ。
家が近くて昔から仲が良かったらしい。
式の頭から既に泥酔していたけどサイン貰った
いい想い出だ...
うらやますぃ。マジで。
390 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/13 20:16
アゲついでに・・
オイラは基本的に伝説シリーズが好きで半村良にはまったんだけど
ここの所、鈴河岸長屋、かかし長屋なんかの江戸人情噺を読んでみた。
良かった。それだけです
>>389 半村さんはその時和服ではなく礼服だったけど立ち居振る舞いが「粋」って感じだった。
ま、酔っ払いでもあったんだけど(笑)
ウィスキーの染みがついた色紙がちょっと誇らしいような哀しいような...
大河新選組!見てると登場人物全員ヒに思えてしまふ
393 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/16 19:30
何と言っても「戦国自衛隊」がベスト。もはやコメントは要らない。
次が「軍靴の響き」。「ラベンダーの丘」、早く読みたい。
大阪だか、名古屋だかのSF大会で、和服であいさつしてました、昔。
395 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/16 22:25
××伝説、大杉。
獣人伝説、この板の人に薦められて読んだ。
とても良かったです。
他にどんな 伝説 がお薦めでしょうか?
>>395 やっぱ、初期のがいいんでない?
「黄金伝説」とか、伝説ものじゃないけど「石の血脈」とか。
伝説シリーズなら、ガイアだろ。
クイーンでいったらフラッシュ・ゴードンみたいなもんだろ。
>>397 微妙な例えだな・・・
坂本龍一ならエナジーフローみたいなもんか?
フラッシュ!アア〜
399 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/17 15:35
ガイア伝説いまいち。
聖母伝説好き。
400 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/17 18:18
アタイこそが 400げとー
401 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/17 20:47
個人的には「戸隠伝説」が一番かも
昔、戸隠神社まで行ってみたよ
個人的には「飛雲城伝説」が一番かも
昔、飛雲城まで行ってみたよ
「飛雲城伝説」は入院中に読んだなぁ。
妖星伝くらい続けてもっとめちゃくちゃやってほしかった
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/25 18:20
ガイア伝説は評判が悪いな
405 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/01 22:38
戸隠伝説って、面白いか??(愕然)
406 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/04 20:43
>>405 個人的にはと書いてあるし人それぞれってことで。
ところで、獣人伝説って、面白いか??(愕然)
407 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/04 21:16
SFではないが伝説シリーズってことで「夢見族の冒険」がいいかな。
女が主人公の作品のほうが万人向けのような気がする。
軽く読めるように仕上がってるので息抜きにお勧め。
ちなみに、第1章(魔女伝説)と第2章(英雄伝説)を読んで
八十八夜物語だと思った。
そして、第3章(黄金伝説)と第4章(長者伝説)のタイトルをみれば。
期待を裏切らない展開でした。
408 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/04 21:39
半村良か・・・。
むかーし読んだな(遠い目
半村良が、直木三十五なんていまじゃ、
直木賞の直木だって説明しないと誰もわからない、
直木三十五でさえその程度の扱いなのだから
自分程度の作家などすぐ忘れられるだろうと言っていたが、
段々そうなりつつあるような気がするなあ。
俺は死ぬまで忘れないけどさあ。
411 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/15 18:54
ところで、誰の人生にも超えられない一線(それは地理的境界かもしれないし
職業経験かもしれない)があって、それを踏み越えると異次元に飲み込まれて
しまうという短編(確か文春文庫版「不可触領域」に収載されていた)の
題名を思い出せないのだが誰か教えてくださらないか?
異次元の口を空けた向こうに広がる宇宙空間のイメージが忘れられない。
412 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 12:28
なんだぁぁぁぁ こんなスレあったんですね! 一般書籍板しか見てなかったので!
>>251基本的に半村先生の付ける名前ってどれも凄くカッコイイ気がする
→同意!あと「沈時術」とか「昇月法」とかのネーミングもカッコイイ!
>>329「『お前さん』が口癖になったな」とか言われながらお幾さんが蹂躙されるシーンでは我慢できずに抜いた
→俺昔も抜いた!今度読み返して泣いた!
>>330それにしても、不倫がばれた時の桜井の態度はいかがなものか?
→同意!桜井は童貞だったのかなー?と思いました。
>>3367巻を発売日に買って6巻のラストに、涙あふれるほど感動して、何年も待ったあげくがあれだっただけに、ものすごく悲しかった。
→今回久しぶりに読んだら、7巻もイケルかなーと思いつつ読み進めてみましたが、7巻(魔道の巻)はヤハリがっかりした。
>>342月念和尚→「げつねん」って読んでました。友達にも半村ファンがいるなんてウラヤマスイ
ナガナガとスマソ
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 14:33
戦国自衛隊の続編は漫画だけで小説はでてないの? 島二尉の子供はどーなったの?
414 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/22 14:44
>自分程度の作家などすぐ忘れられるだろうと言っていたが、
ガイシュツかもしれんが、
著作権に関する権利を全部角川に売っちまったのもそれが理由だろう。
妖星伝と直木賞受賞作の雨やどり、
それと一部の短編は読み継がれると思う。
雨やどりって半村良の作品のなかで特別よくできた話でもないけどなあ。
416 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/22 18:36
直木賞作品ってことで残る罠。芥川賞もそうだけど。
417 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/23 13:55
南無妙法蓮華経 → 我、宇宙にあり
418 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/28 00:47
で、けっきょく妖星伝の7巻は要るのか要らんのかどっちなのよ?
イラン。ありゃ、外伝=蛇足だろ。
6巻でこれ以上ないほどキレイに完結しているのに、
7巻出す必要なかったべさ。
420 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/28 15:07
そうか。やはり蛇足なのか。
やっぱり要るべさという意見の持ち主はおらんのか?
421 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/29 12:30
おらもイラン。祥伝社から出とる完本では、5巻分と6巻分と一緒くたになって出てるけど、
7巻分だけ別冊にして欲しかった。
いらん派ばっかりじゃのう。
423 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/30 12:43
↑そうゆうあなたは、イル派でつか?
別に作者が出すと決めたんだから
それはそれで尊重するけどね。
読者としては第7巻の記憶は脳内消去ですよ。
425 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/30 17:00
アク、アク、モルタ、ビランバ-、モイシャジャ、ランバ-、マネ
どなたか、妖星伝を漫画にしてくれんか。原作に忠実に・・・
427 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/12 14:20
読んでる最中のワクワクやドキドキ量は妖星伝がダントツだった。
「7巻が…」とか「完結してる?」とかも分かるけど。
やっぱ1番オモシロカッタ
ふむ、零士版は駄目でつか……
はい、だめでつ。絵の雰囲気も合ってないもん
430 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/16 19:40
NCBの森山千絵さん、かわいい
431 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/17 00:17
中公の愛蔵版買てみるかな・・・
紙悪いんだよなあれ
432 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/18 20:47
こんな板があったんですね。初めて見つけました。
みんな!黄金奉行が出てきてねーぞ。あれの終結部もかなーり面白かったと思う。
遮光ナンタラ土偶とか、最後に”光あれ!”とか、とにかく色んな作品から少しずつ
集めて再構成したような話だが・・・
半村 良ってすごいと長年思ってきたが、最近遅ればせながらアーサーCクラークとか
読んでみましたが・・・
宇宙まで話を持っていってしまうと、半村 良もかなわないんですね。アレに負けまいと
思ったらやはり、妖星伝の7巻のような世界に行くしかないいんですね。
俺は7巻はイイと思うけどな。少なくともアレは半村 良にしか書けないよね。
長々とすみません。
黄金奉行は普通に伝奇ものでやってくれたほうがよかったとおも。
434 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/18 23:32
普通に伝奇モノってどういう意味?中盤まで普通にひっぱっておいて
最後にアソコにいくこたぁねえだろって事?まあそれはそうかも。
まあしかし天皇家より古いとか言ってしまうと宇宙人か何かださないと
引っ込みつかなよね? 半村 良だし。← 最高のほめ言葉のつもり。
おーーー久しぶりに盛り上がってまいりました!!
(^^)
436 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/19 21:27
今日、近所に出来たドでかい古本屋へ行ってきました。
半村良の文庫だけで1×1mくらい埋まってました。半村良のSFで読んでないのは
太陽の世界くらいのもんですが、なんと1冊50円で全巻並んでました。
が、完結しないと分かっているものを読み始める気力が無いです。
やっぱり読んだほうがよいですか?誰か背中を押してくれ!
>>436 未完の傑作です。
「妖星伝」関係の書き込みを見れば分かるとおり、
完結したかどうかなど、しょせん読み手の判断しだいです。
完結していないがゆえに読み手の想像が働くということも
あります。ぜひとも全館セットで購入して大切に保存し
貴重な文化財として次世代に伝えてください。
438 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/30 01:05
「石の血脈」を読みました。
とても面白かったのですが、
ひとつだけ納得が行きません。
ケルビムという石化人ですが、
完全に石化した後、
@どうやって生命を維持しているのでしょうか
A数千年経ってから生き返るメカニズムは、何がどうなっているのでしょうか?
439 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/30 03:38
>>438 そんなことでつまずいていたらフィクション読めないよ
確かにディテールは大事だけど細かい部分を強引にストーリーで引っ張るのも
SF物の醍醐味。
でも、どうしても納得いかなくて気になるようでしたら他の半村作品はお薦め出来ません。
意思の尻脈、石化人の側に立って読んでたからか
最後のシーンで「惜スイ!」と思ったのは洩れだけか
441 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/30 18:00
石の血脈と後期の作品の密度がどうも、、同じ作家かなのか?
とか思ってしまう。
(゚д゚) イコノクラスム!
英雄伝説の榊原紹子がトルコ・にゅう池袋時代に習得していたとされる
「おスペ」とは、一体全体どのようなワザなんでしょうか?
ヽ(`Д´)ノ イコノクラスム!
「夢中人」を毒了。
ちょっとパワー落ちてるかなと思ったけど
ラストはこの手のものとしてはありきたり
とは言え結構ヨカタ。
447 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/07 00:16
図書館で「巨根伝説」上下2冊を取り寄せた。
カウンターで、お姉さんにププって目で見られた。
ププって何だよ、ヽ(;`Д´)ノ ウワアアアアアンンン!!!
448 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/07 00:31
そういうのって、あるよな。
スペオペとかの表紙でも、半裸女性がエロいポーズ決めてたりするし。
俺もそれ取り寄せて、可愛いお姉さんがカウンターにいるときに受け取りに行こうかな。
昔の角川の表紙のイラストは、どぎつくてスーパーシュールリアルで(・∀・)イイ!!
100で売ってると持ってるのでも買ったりするのって俺だけ?
454 :
吾輩は名無しである:04/06/13 14:38
zzzx
455 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/19 00:41
超遅レスだが、
>>411は
「虚空の男」です。
おれもあのイメージは好きだった。
板のスレ表示一覧の表示位置の関係で、スレタイが「半村良セクシーコスチューム」に見えた。
「黄金伝説」読了。
30年前の作品とは思えないほど良く出来ていると思った。
詳しく書くとネタバレになっちゃうからやめておくけど。
>>458 黄金伝説ってクルスシゲトのやつ?
再読したいが角川文庫がどっかいってしもうた〜
仕方が無いので発掘できた平家伝説をむさぼろう...
>>459 そうです、来栖重人のヤツです。
UFOだ超能力だと騒がれ始めた時代に、半村氏の独特の解釈・・・
シバラシイと思いました。
>>460 キリストも微妙に絡んでくるヤツですね。
だいぶ思い出してきましたが、再読欲も募ってきました。
あしたもっと捜索範囲を広げて発掘に努めます。
洩れは半村専用段ボールに全て収容している
本棚に置くよりハケーンしやすいYO
オイラも作ろうかな
>>半村専用段ボール
でもダンボールに入れると、紙魚とか湧いちゃうんだよね・・・
464 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/21 03:51
こんなスレがあったんですね・・・
何年か前に知人に薦められて妖星伝・石の血脈・黄金伝説を読みますた。
妖星伝が面白くて面白くて、今まで読んだSFで1番好きかも、
などと思っちゃいました。あんな話が書けるなんて、やっぱ凄い。
このスレ読んでたらまた読みたくなってきた。
・・・・寝れんがな(´Д`)
ホシュノクラスム o(`ω´*)o
466 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/03 18:51
虚空王の秘宝読んだ。
思ってたより悪くなかった。
妖星伝七巻の失敗が虚空王の秘宝下巻でおぎなわれてていいと思った。
467 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/07 16:18
亜空間要塞はいいですね。
SFってかんじがします。
468 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/13 17:18
彼方に敵あり、急ぎ備えよ
469 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/19 22:30
明日から妖星伝読み返そう。七巻はどこ行ったかな?
7巻は読み返す必(ry
471 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/05 15:44
SFではないのだが・・・捕手がわりに
この時期になると、「晴れた空 3部作」を読み返している。
この作品を読むと「サンレイザン」が読みたくなるのは漏れだけ?
472 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/22 10:48:24
戦国自衛隊の映画がまた作られるらしいけど
何故か福井晴敏が原作書くとか
そのままのを映画化すればいいのに
原作じゃなくて、シナリオだべ・・・違うの?
新聞では新たに原作書き下ろすとか何とか書いてあったような
角川ワケワカラン
自分が生まれる前の古本の結びの山秘録を買ったら、ルビがなくて
イライラしました。
ですので、新品の本を買ってきます。
半村スレあったんだ。
ずっと昔「女神伝説」を読んだの思い出した。
あの女神の像って、どんな感じなんだろうな。
478 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/17 07:40:25
ほしゅあげ。
今朝の自民の憲法改正案見た?
・天皇=元首。
・行政権を、内閣ではなく首相に属するものとする。
・参院で否決されたことでも衆院過半数で可決(今までは2/3以上だった)
=つまり自民と公明が賛成してれば可決。
・憲法改正手続きも簡素化。
ほんとに放っといていいの??
480 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/17 11:48:10
いまさらだけどこのひとって
イーデス・ハンソンからペンネームとったんだよね。
いくら過疎だからってそれを蒸し返すのは・・
482 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/18 18:34:18
時代小説は苦手だけど産霊山秘録と妖星伝読んでみたい。
484 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/20 00:13:37
>>483 妖星伝は、開始数ページでエロエロ小説になります。
485 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/20 11:47:07
半さんは角川に著作権に関するすべてを売ってるからなあ。
福井晴敏の新原作も二次創作のようなものなんだろうか?
自衛隊があの時代にタイムスリップするという設定はそのままに。
福井のは買ったけど読んでないや。どの程度関わってるんだろう。
半村ファンから見てどう?読む価値ある?
角川に売ったのは「太陽の世界」の権利だけだよ。
作品ごとの権利なら買い切り制といって珍しくはない。
(こんなビッグネームの大長編を買い切りにするのが珍しいだけ)
488 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/19 09:54:48
「晴れた空」読み終わった。
目から鼻からダラダラとまりません。
「亜空間要塞」の続編が読みたかったなぁ
「〜逆襲」じゃなくてストレートな続編。
岬一郎読了。
一巻を乗り切れば、読みやすさは妖星伝並みになる。
岬一郎の立場の縮図は、社会のあらゆる場面で見られる。
それを乗り越えるのはやはり難しく、結局自分と同じレベルの
人間がいる世界に行くほかは、生きられる方法がないということ
だろうか?
産霊山秘録読んだ。
初半村だけどイケる!
>>491 オメ!
君の前には宝の山があるぞ
山の上り道に迷ったら、スレの住人達が
道案内してくれるだろう
良い旅を!
493 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/16 22:11:45
岬一郎は性格のいい外道皇帝。
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/01/26 10:58:49
女たちは泥棒。
さずがエンターテナーだね。
495 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/01 23:49:11
tsr
496 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/10 13:54:30
rt
>>497 見たくなかった…
ちゅうか、なんじゃコレは!
なにが悲しゅうてロリータ小説の元ネタ(?)なんかにされにゃならんのじゃ!
499 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/14 14:28:30
iug
>父親ゆずりの超能力を使って、次々と少女をry
父親ゆずりっていう設定だったっけ
読んだのだいぶ前なんで覚えてないわ。
>>500 母親譲りだったような気がするんだが…
違ったかな。
502 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/23 23:25:39
x
503 :
名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/27 23:03:28
「完本妖星伝」全3巻、本日読了。
いまさらだが、いわゆる7巻(=魔道の巻)不要説に一票。
7巻は6巻(=人道の巻)まででほとんど出尽くしている話を
くどくどとおさらいしているだけだからだ。
6巻以降、執筆を中断していた11年間に新たに付け加わった内容が、
わずかに環境破壊問題がらみのオゾンホール云々では、
ない方がましだと言われても仕方がない。
作者は宇宙論をずいぶん勉強したんだみたいなことを言っていたが、
霊体だからブラックホールだって通り抜けられるんだよ〜ん、のくだりは
読んでいて思わずずっこけた。この安易な発想はなんとかして欲しい。
長期連載のせいかどうか知らんが、全体として繰り返しが多く冗長さが
目立つ、というのが読み終わっての印象だ。
それでも6巻目で終わっていれば、傑作という評価でむろん異存はない。
金字塔はちょっと言い過ぎかな、って気がするけどね・・・
あれはあれでよかったかなって思ってる。
7巻出たときにすぐ買って読んで、T2だなって思ったけど。
1間の頭はエロ時代劇だったし、色々な側面もあろうと。
>>504 何いってんのか分からんから、独りでよがってないできちんと言え。
頭悪いだろうお前。
507 :
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄:05/03/02 00:34:48
>ー-"'" ⌒,,ィシヽミミiミミ 、
/ 三彡彡彡ィ`、ミミミ`、
/ シ彡彡彡彡ノ'ヽミミミ`、
,' ,三彡彡彡彡彡ソ,ー--'
l _ _ """'彡彡彡彡彡ノi
{;、 ';;;='''"""` 彡彡彡 - 、ノノi
kr) .ィェー 彡彡' r、ヽ}彡i なんとも頭の悪そうなレスであるな
レ' .. シ彡' )ァ' /彡' と、心からそう思う吉宗であった。
{_,,,、 ;、 シ彡 ニンミミ{
l '''"::. 彡ミi
! ̄"` ...:::::::: ノ""{
l .......::::::::: / \_
508 :
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄:05/03/03 00:55:34
>1間の頭はエロ時代劇だったし、色々な側面もあろうと。
>>504 >あれはあれでよかったかなって思ってる。
7巻出たときにすぐ買って読んで、T2だなって思ったけど。
すごい執念だな。
511 :
吾輩は名無しである:05/03/17 13:44:13
u
512 :
吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 12:06:13
9
俺は月に一度は太陽の世界を読み返してる。
いつか自分自身のためにこの続きを書くのが夢だ。
514 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 13:57:07
u
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/16(土) 10:22:55
長寿スレだなあ。
太陽の世界だと、最後の方に出てくるクメルという登場人物が印象的。
心の中に十年がかりでもうひとつの世界を作り上げてしまって、そこから
剣や宝石を取り出す能力を身につけてしまった男。
これって、「太陽の世界」を書き続ける半村良自身のことなのかなと思った。
クメルは最後は精神のバランスを崩して自分の世界に引きこもって
しまうのだけど、その直後に「太陽の世界」も中断してしまった……。
夢の世界から財宝を持ってくる話が妖星伝にあったね。
ひょっとして繋げる気でいたのかな?
518 :
吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 11:52:39
i
鬼道で、昔のことを何でも知ってるヤツいたよね。
美味しんぼでも似たようなのがでてきてた。
520 :
吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 11:41:20
r
他板に半村スレってないの?
dクス。
今、飛雲城伝説読んでます…
>>519 頭(こうべ)か。
いつも淫臭がする男。
美味しんぼのって図書館にいたオッサンのことなのかな。
525 :
吾輩は名無しである:2005/05/29(日) 12:39:30
-
526 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 13:23:47
サラリーマンの悲哀や濡れ場がイイ短編群をちびちびと味わっている。
527 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 21:14:23
短編「赤い酒場を訪れたまえ」は
長編版「石の血脈」とはまた違った味わいがあるね。
528 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/07(木) 16:34:56
いま「ガイア伝説」読んでます
>>528 あーー、あれかーーー。
あれ俺は好きやけど・・・いやしかし・・・・・・
ま、読んだら感想を教えてください。<(_ _)>
530 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/07(木) 17:41:57
>>529 まだ途中だけど、簡単に実社会を捨てて別の社会に入りすぎだろ、と思ったけど
主人公も感応する能力が高いのだから、主人公の立場に立てばそれは自然なことなのか、
と思いながら読み進めています
半村さんの作品は「岬一郎の抵抗」から入って諸々読んでますけど
スラスラと読めますね
531 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/07(木) 21:27:47
パラダイサーが出て来るやつ(度忘れした)なんかは
別の世界に行くまでに色々仕掛けがあるけど、ガイア
あたりはなあ・・
533 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/26(火) 11:17:10
fd
534 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/10(水) 13:03:57
>>4 ドラえもん、オバQ、パーマンが家出して共同生活するようなもんだな
535 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/14(日) 00:42:15
鬼道衆になるにはどうすればいいんですか?
無理ですか?
とりあえず、射精をがまんする。
普通の人は鬼道衆にはなれません。
特別な血族じゃなきゃ無理です。
まあ鬼道衆は、無理だ。
講談社文庫の6巻の記述が正しければ連中は、もうこの地上に一人も残ってないはずだ。
しかし、>538が超人であるという可能性は消えてはいない。
それを試すには
まず、同僚、恋人、友人、周りの人間に嘘をつけ。
どんどんどんどん嘘を積み重ねて、でも破滅することが無ければ、
ひょっとすると黒虹会と言うところから、おい離せ何をするwdszcbnyyhjっ子l、mj
おお、半村さんのスレあったんだ。
半村さんのは「太陽の世界」しか読んだことないんだけど、次読むとしたら何がお勧めですか?
太陽の世界は高校の図書館にハードカバーで11巻まであって読み始めたんですよね。
ほとんど平行して文庫版が出始めてたので欲しくなり、確か14巻まで買いました。
続き出たのかな。ハードカバー版はもう少しあったような気がするけど。
懐かしい思い出です。また読みたくなった。
>>539 嘘部シリーズの「闇の中の黄金」とか
「妖星伝」とか。
(「太陽の世界」を読破できたのなら「妖星伝」6巻は短いでしょう・・・)
半村さんが世に出たときの読書人の衝撃を追体験したければ、
「石の血脈」「産霊山秘録」「黄金伝説」「英雄伝説」と
発表順に読むという手もあり。
亜空間要塞
亜空間要塞の逆襲
543 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/02(金) 21:41:45
最初に読んだのは「岬一郎の抵抗」だった
長かったけど飽きずに読めた
>>541-542 レスありがとう。
このスレでもいろいろ話題になっている妖星伝を読んだあと、石の血脈、産霊山秘録と進んでみます。
545 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/04(日) 02:26:09
石の血脈を再読した。
豪快な力技で圧倒された。様々なレベルで世間を知らないとこういう作品は書けないだろうね。作中のリアリティはゆるぎなく、ふと現実を振り返させる力を持つ。大きな物語の中で市井の視線を忘れない。大杉のモデルは小松左京氏かな?
>>544 一応言っておくが、妖星伝は7巻だからなw
7巻目読まなくてもいいけど。
時代物もいいよ。
>>545 石の血脈は、出てくる絶世の美女が従妹と同姓同名でビックリした。珍しい苗字なのに。
碑夜十郎とかかし長屋、慶長太平記あたりも面白かった。
>>544 太陽の世界ハードカバー版は18巻まであるんだが。
カゲルのとこまででも読んどいたらどうかね。
>>547 かかし長屋はいい。最後のすっ飛び和尚の描写は、日天ら鬼道衆が霊船となって飛び立つことを
理解して、喜んで駆け回っている様を思い浮かべてしまった。
「全て辛抱」はイマイチだったな。江戸群盗伝もいい。
あ、SFでも時代物でもないが、「下町探偵局」はお勧め。
「下町探偵局」は積読してある。
読むのがめんどくせぇぜ
下町探偵局はじじいが老人ホームで手ひどい扱いうける話がなかなかよかった。
飛雲城伝説も前半は面白かったけどね。
>>546 妖星伝は、是非ともハードカバーで読むべきですね。
装幀:横尾忠則。これが何とも絶妙です。装幀も含めての妖星伝だと私は思っています。
文庫本で読もうとした時、文面は同じなのに何か違和感がありました。
>>552 各巻ごとに本文の活字の色が違うのがイイね!
最初は目に悪い感じがするけど
集中すると赤字も黒くなるんだよな
555 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/13(火) 13:11:26
俺は赤以外の色は認識できないけどね。
キミは狼か…
妖星伝の1刷って価値ある?
このスレ的に
そういう話題は今までなかったし、このスレ的には価値薄いのではないかな。
妖星伝の1刷って誰でももっていそう。
ちなみに
早川書房の石の血脈 昭和46年11月10日印刷、15日発行なんてどうかな
ウチにある半村本のなかでは古い方なんだけど。価値ある?
このスレ的に
そういう話題は今までなかったし、このスレ的には価値薄いのではないかな。
石の血脈の1刷って誰でももっていそう。
ちなみに
英知出版のBeppinn 1985.4月号表紙・岡部マリ(探偵ナイトスクープ司会)
巻頭デビュー写真館・杉原光輪子セイントフォー、
オールスター水上スポーツフェスティバル・イン・グアム(早見優、松本伊代、森尾由美 他)
なんてどうかな
ウチにあるBeppinのなかでは古い方なんだけど。価値ある?
このスレ的に
Beppinnって写真集かなんかですか?
まあ、世間は広いし賞味期限が切れた写真の需要はそれなりにあると思うが。
そういう話題は今までなかったし、このスレ的には価値薄いのではないかな。
560 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/02(日) 01:01:00
船になれて嬉しくて駆け回る鬼道衆萌え!!!!!!!!!!!
561 :
無名草子さん:2005/10/21(金) 12:01:14
p-
562 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/17(木) 12:31:22
保守ついでに
いろーんな作家を読みあさってるけど
この御方の導入部の巧みさに勝るものはなかなかない。
563 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/17(木) 13:04:57
いま「黄金の血脈」読んでるよ
age
イーデス・ハンソン(半村良)
566 :
:2005/11/22(火) 09:51:04
>>565 は「産霊山秘録」を読んでいない、に銭二千貫文!
567 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/25(金) 15:05:58
ちょっと、あげてみる
>>560 諸星大二郎原作の映画『奇談』見たけど、あんな感じなのかな…
本屋で「産霊山秘録」が出ていたのでうっかり買ってしまう。
自分は父の蔵書の「太陽の世界」から入って(14巻までしか読めてない)、
「妖星伝」(これも6巻までしか読めてないなあ)も読んだけど、
それらと比べるとこなれてないとはいえ、やはりこれも傑作だなあ。
こんな気が狂うほど壮大で勢いのある話なんてそうないよなあ。
後半はやたら政治思想臭くなって閉口するけど、当時だとその方が
ウケたのかも知れない(本当かなあ)。
ここのスレ読んで、久しぶりに産霊山秘録、闇の中シリーズ、妖星伝
再読した。あっ、伝説シリーズも。
やっぱり半村いいわー。
産霊山秘録はSFマガジン連載時の、おまけ付きバージョンを
読まないとダメだよなあ と言ってみる
あれにだまされた人って何%ぐらいいたのだろうか
わっちはもちろん見破ったがね
572 :
:2005/11/27(日) 06:35:34
>>571=565
んで、SFM '78年2月号の「私のネタ本、秘蔵本」を読んだときの感想は?
>>572 1973年2月号4−16Pが正解
(半村良がああいう作家だという)予備知識が無かったら
ひっかかってたんじゃないかな−−−よくできてるもん
この手のやり口って、昔からいろいろとあるしね
民明書房は誰でも知ってるだろうけど、「れげんだ・おうれあ」
とか「鼻行類」とか
厨房の頃「獣人伝説」読んで面白かった覚えがあるんだが、結末が思い出せん。
俺は「獣人伝説」読んで面白くなかった覚えがあるんだが、結末は最初に戻った様に記憶している。
黄金伝説の双人が近所の兄ちゃんの名前、石の血脈には従妹と同姓同名が出演。
女神伝説の主人公は、今、すげー後悔してると思うんだよね。
今、読むとあれは間違いだったことがわかる。
俺なら迷わず女神をとるんだが。
>>578 あんな苗字本当にあるのか?
>黄金伝説の双人
久々に黄金伝説読んだ。もの凄く速く読み終わったけど面白かった。
妖星伝のにおいがぷんぷんする。色街育ちの幾代のセックスシーンはお幾を彷彿とさせた。
584 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/20(火) 01:06:09
ついさっき、NHKの「東京大空襲」(再放送)を偶然観たのでこのスレに再訪した
んだけど、、
>>574,
>>575 S48→1973 の変換間違いでした、、恥ずかしい…
(↓本題)
「サンレーザン」とか「晴れた空」で東京大空襲のことを事細かに描いてるけど、
半村さんって当時能登へ疎開してたんじゃないの??と疑問に思ったのは私だけで
はないはず…
585 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/08(日) 21:23:50
能登といえば平家伝説
今は黄金の血脈読んでる。
他にもまだまだよんでない作品がありそうだ。
587 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/19(木) 16:47:05
588 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/22(日) 02:06:10
この板をはじめてよませてもらいました。
好きな作品の名前が次々に出て、感涙ものです。
長編はもちろんですが、短編もかなり好きでしたね。
誉れ高い、箪笥、ボール箱や、夢の底から来た男、およね平吉など以外でも、
虚空の男、無縁の人、わがふるさとは黄泉の国、わが青春のESP、幽タレ考、
自恋魔、旧約以前、炎の陰画などなど、個人的にイメージが強くのこっている
ものが沢山あります。(思いついた順)
登場人物が様々に動くが、結局のところ時間だとか運命だとかいう、
よくわからない巨大な力にあやつられていたに過ぎなかった、
もしくはそういうものに到底あらがえなかった、という類のテーマのものが
多かったような印象があります。
長編にも言えるような気がしますが。
半村良は、速筆と言われた頃には、来客と話していて、ちょっと2階に行ってくる
と言って、中座し、戻るまでに短編一本書き上げていたとか…。
すごい。本当に大好きな作家でした。
半村良の作品は通じて青年諸君に「女には気をつけろ」と言ってる気がする。
是非恋愛免疫の少ない若者に読んで欲しい。
図書館ふらついてたら戦国自衛隊がえらい薄かったんで借りたんだけど、
なんか映画の宣伝と内容が違くって、ふとみたら新装丁とか書いてあったから不安になったけど、
ストーリーまで変わったわけじゃないよね?映画が飛んでんだよね?
戦国自衛隊は短篇集(わがふるさとは黄泉の国)で読んでるんで、短篇にしては厚いと思ったけど。
>>587とは違うみたい
593 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/28(土) 13:52:47
>>590 戦国自衛隊は田辺節夫版が一番わかりやすい.
(続...とかじゃなくて 最初のヤツ).
古本を捜せ.
590です。
ついでに半村さんの長編も読んでみたいと思ったんだけどなにかおすすめあります?
今まで何度か読もうと思ったけどなんか大人っぽいイメージがあって躊躇してたんですが。
595 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/30(月) 08:37:19
最初に読んだのは「岬一郎の抵抗」だった
長いけど最後まで飽きずに読めた
>>594 やっぱり出世作「石の血脈」だろ
半村良の魅力が凝縮されてる
最初読んだのは中学のときだが、
オトナの世界の描写にクラクラきた
自分は「産霊山秘録」が(・∀・)イイ!なあ・・・時代物が好きだ。
最初に読んだ「妖星伝」お勧め。常に読者の予想を裏切る展開に飽きなかった。
ところで
>>587だが、面白いとか面白くないとか以前にツッコミどころが多すぎて呆れた。
脚本と監督共にサスペンス畑の人らしいが。
590です。
みなさんどうも。なんか今日たくさん図書券もらっちゃったからめぼしいもの買ってこよう
図書館で読める
俺が読んで面白かったの
・妖星伝
・石の血脈
・産霊山秘録
・かかし長屋
・太陽の世界
・慶長太平記シリーズ
・碑夜十郎
あとは夢の底から来た男なども短編もなかなか。
けどなんつっても妖星伝に尽きる。
ただ、長いから読まれていないけど、太陽の世界も完結していれば、
妖星伝のような氏の代表シリーズとなっていたのでは?
官能短編集「男あそび」が好き
603 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/04(土) 12:07:55
畑中葉子の「むちむちぷりん」の原作、「女たちは泥棒」もいい
604 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/16(木) 00:38:12
平家伝説読了。続けて、人間狩り読んでます。
605 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/17(金) 04:22:16
「石の血脈」のケルビムは不死身だっつー話。
年取らないだけなのか殺しても死なないのかどっちなんだろ?
イコノクラスム!
多分、年取らないだけ。
一応吸血鬼に生物学的根拠があることになってるし
現実的範囲内での生命力しかないと思う。
しかしこの人の小説は何故にエロ場面盛り沢山にしなきゃいけないのか
不思議で仕方ない。
山風だと不思議と違和感なく受け入れられるんだが
半村だと別にいらねーじゃんと思ってしまう。
>>607 バカ?
「石の血脈」のエロは小説のネタそのものだろ
エロ抜きだとストーリーが成立しない
>>608 書き方が悪かったなら謝るけど、
石の血脈でも妖星伝でも何でエロを原理にしたがるのかが
よく理解出来ないんだよ。
別の原理でもいいじゃん、と思ってしまう。
エロをストーリーの原理にしてエロ場面盛り沢山の大作を書くのを好む。
セックスに対する特別な思想でも持ってるのかとも思うが、
その辺がよく分からんのよ。
いわんとすることはわかった
たぶん半村良の経歴に答えがあるんだと思われ
たいていの作家は、身近なところから想像力を膨らませてゆくものだから
なるほど、かなり豊富な社会経験持ってたみたいだもんね。
まあエロ以外の原理ならそれはそれで「何故その原理?」という
問いが常に成り立ってしまうわけで、エロに疑問を
抱くのは俺の感性の問題に過ぎないんだな。
よく考えてみれば。
つまんない質問してごめんなさい。
たぶん人間の業を描きたかったんだと思うけど、半村さんは。
答えになってないかもしれないね。
>セックスに対する特別な思想でも持ってる
から、だろ。
615 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/18(土) 11:02:59
単にスケベだから.
小松左京も同じだと思う.
616 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/18(土) 17:32:02
半村良の経歴、社会経験って言う話題が出てるが、
半自伝的な作品とも言える、聖母伝説や、作者本人が登場する、
亜空間要塞の逆襲などは、この部分は、フィクションなのかノンフィクションなのか
考えながら読むと、また違った面白さがあるな。
ところで、聖母で、結婚した光子は(もちろん名前は違うだろうが)、現実での半村良の
奥さんがモデルなのだろうか・・・知ってる人いたら教えて下さい。
617 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/24(金) 02:29:51
「光子」って筒井康隆の奥さんの名前だったりするけど、関係あるのかな。
光子という人は半村先生最愛の女性。『光子の写真』という作品があります。
結婚し子どもをもうけたのは別の女性。
もっと知りたければ先生の現代物を全部読んで。もう入手不能かもしれないけど。
619 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/02(木) 21:57:29
半村良の作品は
確か「岬一郎の抵抗」からだったと思う。新聞か何かの広告で面白そうだなーと買った気がする。
もう15年位前かな?
そこからどっぷりはまって手に入るモノは全部買った。長編から短編集まで・・・
「太陽の世界」が完結しなかったのは非常に残念だ。
何かの巻末で、タイトルは出してなかったけど「太陽の世界」の準備中というコメントがあったのを覚えてる。
構想では7〜80巻になる予定だとも書いてあったな。ザンネンザンネン。
炎の陰画買っちゃた
/⌒ヽ ヤッホー
⊂二二( ^ω^)二⊃
| /
( ヽノ
ノ>ノ
三 レレ
「ラベンダーの丘」でがっかりした人は多いはず。
先生、やっぱりもっとゆっくり生きて欲しかったよ。
まあ多作だし遊んでしまった作品もあるでしょう。
「巨根伝説」とか。
半村良の小雪を大河ドラマ化してくれてもいいんじゃないかと思うんだけど、どうだろ皆。
ガクトが上杉謙信になる時代ならさ。
>>598 そう? 俺はそんなに悪くないと思ったけど。
忍者のヘリ爆破とか暗黒家康様とか微妙な立場の自衛隊とか意外と頑張る慶長年間の兵士達とか。
渡部篤郎の最期からの展開に問題があるのは置いといて。
それから↓の人はケルビムなんですかね。どうも怪しいんですが……
,..-''" ̄ ̄ `'" ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
./ ,,,... -――- ...._ ',
| /'´ `! |
| ,ノ | :!
| | ,. -==、 ,.==-、 |. |
l: l ィてフ_> :i i ィてフ_> | ;'
iヘ:| | | |''|
|,ハ| r_!__ト, /ノ |
ヽ'_l、 ,___, /'′ _ノ
`l \ ―‐ ,/  ̄ ̄ヽ、
_,. -l 丶、___.. 1"i''''''―-
‐''"´ |\ / |
|: \ / |
| \ / _ |
l _,,. -へ // \ |
半村良の小雪⇒半村良の小説
浄閑寺って名前、亜空間要塞以外の作品で見た記憶があるんだけど…
ガイア伝説に出てなかった?
627 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/28(日) 20:58:51
「岬一郎の抵抗」読みおわった。
うーんもうひとつだ。高校時代は「石の血脈」「産霊山」「妖星伝」
とものすごく楽しめたのに、物語りが転がっているうちは
おもしろいが、超能力者と人類の共存の困難さとか、その問題点に
対する、考察とゆうか演説、講釈がおおすぎる。もっとおもしろく
できただろうに。この頃は口述筆記かな。おんなじ議論がくりかえされて
非常にうっとうしい。
俺は読みすすむにつれて静かな気持ちになったけどね。
あの作品では半村先生言いたいことを言えたんだと思う。
ご自分でもそのような発言されていたしね。
伝記ロマンや伝説シリーズなんかはある種エンターティメント
だろうし出版社側の要請なんかもあったんではないかな。
岬一郎の抵抗はテーマもスタイルもそういう作品では
ないし同列に受けとるのは無理があると思うね。
もともとこの作品は毎日新聞連載の新聞小説だったかな。
>この頃は口述筆記かな。
あの頃は短編はワープロ、長編は従来どおり
原稿用紙と使い分けていたと思う。
630 :
627:2006/05/29(月) 19:11:29
>>もともとこの作品は毎日新聞連載の新聞小説だったかな。
それでかな。後半ひきのばし過ぎたようなのは。
連載終了の日が決まってたんだ。
半村さんでお勧めなんでしょう。
>半村さんでお勧めなんでしょう。
本格的に読みたいなら現在入手できるものを刊行順に
読んでいくのが良いと思う。
SFなら627やこのスレで挙がっている作品が代表作だろうけど、
「虚空王の秘宝」なんかは内容は正直よく憶えてないんだが
ハードSFといえる作品じゃないのかな。まあ私はハードSF
自体あまり読んでないんでよく知らんけど。
632 :
627:2006/05/30(火) 12:27:21
>>631 レスありがとう ちょっといろいろ読んでみます。
はーんむら、りょおーっ
634 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/25(日) 15:17:35
「虚空王の秘宝」読み終えた
さいご一気にラストになだれこんでいたね
大きなテーマだからまとめるのは難しいかったんだろうね
635 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/25(日) 17:18:36
金曜ロードショーで「戦国自衛隊1549」やるよ。6月30日
あまり評判よくなかったみたいだけど>戦国自衛隊1549
原作の面白さがあるなら見てみようかな
637 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/25(日) 23:02:48
>>636が云う原作の面白さがどのあたりなのかは知らんが、
俺には全く面白いとは思えなかった。
面白くないのか。原作のテーマを残して別人が書き下ろし
映画化だそうだから、そっちに言うべきじゃないかなw
半村さんしかSF読んでないけど、他の人は詠む必要ないよな
一応、弟子に当たる清水義範くらいは読んであげようよ
641 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/13(日) 09:30:00
井戸だぁ〜っ!
age
先生怒らないから、皆正直に答えるんだぞ。
じゃあ瞼を閉じて……こらっ、そこ、薄く眼を開けるな。
じゃあ、訊くよ。
「妖星伝」を読んでお幾の濡れ場に興奮した子は正直に手を上げなさい。
ハイ……(゚Д゚)ノ ァィ
ノシ
645 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/28(月) 00:16:27
ノシ
むしろ抜いた
俺は、久恵が風見に無理矢理やられながらも
感じていってしまう描写がたまらん。
風見もある意味イってるよね。
648 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/03(日) 15:14:19
「ガイア伝説」と似た内容で某住宅メーカーをヨイショしてるような
作品があったと思うんだが・・・
題名を忘れてしまったし、今流通してない?ので探せません。
知ってる人いませんか?
649 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/03(日) 18:58:43
「ガイア伝説」は青汁の宣伝だな
妖星伝うってねえええええええええええええええええええ
652 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/19(日) 16:49:08
昔(完結前)のことだが、
「笑星伝」というパロディを書いた(設定だけ)ことがあったな。
真剣に考えることを否定し、笑いを好む「喜道衆」が暗躍(?)する話。
「妖星伝」そろそろNHK大河でやらないかな
長過ぎるなら「産霊山秘録」
「産霊山」のほうが可能性はあるが…(エロじゃないから)
「碑夜十郎」のNHKドラマ、漏れあんまり評価してないんで…
妖星伝、厨房の時に読んだんだけど・・・。
エロかったなあw
石の血脈、…もエロすぎて無理か。
「半村良の小説が好きだ」と言ったら、
「ああ、『戦国自衛隊』の」ってよく言われたものだった。
そんなに、いかにも半村氏らしい作品とは思えないけど、
知名度では一番だったのかな。
映画になったのはでかいか
「女たちは泥棒」も畑中葉子主演で映画化されているが…
題名がよくないな、「セクシー・ぷりん 癖になりそう」だし、
ロマンポルノだしな…
映像化するならぜひ「どさんこ大将」をNHK大河で
なんで処女作の「収穫」の話題がないのかな。
俺はSFマガジンじゃなくて、世界SF全集版で読んだんだが。
当時のSFとしては画期的だったと思う。
「妖星伝」は、あの装幀でないとね。
文庫で読んだ時、内容は全く同じなのに違和感があった。
ある意味、横尾忠則とのコラボ。
伝記物はハルキ文庫と祥伝社文庫を揃えれば、
大体カバーできますでしょうか?
作品数が多くて圧倒されてしまいます…。
河出は伝説シリーズ、コンプリートするんですかね。
するなら、この機会に全部読みたい。まだ半分くらいしか読んでないので。
そういえば先日どっかで特集組まれてタネ
飛雲城伝説の続きが読みたい!
俺も!
かなり話がでかくなり始めた所でおわってるからな…あれなんで途中なの?
ヒント:もうこの世にはいらっしゃらない。
いや、それはしってますよ(´・ω・`)
なんで最後まで書かなかったのか裏話でもあるのかなって思っただけ
671 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/07(土) 21:30:35
戸隠伝説の冒頭で、なんかラヴクラフトみたいな描写だなあと思ったら
作中で普通に名前が出てきて驚いた
半村とラヴクラフトって無関係じゃないよな?
それに言及してるレスとか見かけないんだけど
嘘部とかドラマのコア設定にもってこいと思うんだけどねー
しかも2って何だよ。2って
675 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/12(木) 18:09:57
半村だから。
676 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/20(金) 15:32:28
はんぶんこ
誰もおらぬのか…。
いるよ
新入社員と話をしてて、半村を説明するために「『戦国自衛隊』の〜」って
言ったら、知らない知らないって思いっきり首を横に振られた
戦国自衛隊を知らない奴にどう説明したらいいんだ…
「宮部みゆきの師匠筋なんだ」っていってみたらどうだろう?
というか戦国自衛隊は、江口洋介(?)だかで最近リメークされたばっかだし
世代間問題というわけでもない気がする。
逆にそのテレビの戦国自衛隊に原因があったのでは(ry
たとえ最近リメイクされてもヒットしなければ忘れられてるわな
劇場映画だった気がするが…。まぁ忘れられてるわな
劇場もやったし、TVスペシャル?(2週くらいにわけてやった。劇場とは違う)もやってた
どっちも……
思うところあってガイア伝説読み返した。
作者はこれを大真面目で書いたんだろうか?
それとも娯楽作品と割り切ってたんだろうか、楽しめるようには書かれてるけど後半の電波臭さは隠せてないよな。
個人的には大好きな作品ですね、ただ後半がなぜか物悲しい感じがするのが気になるけど。
半村作品の醍醐味は、面白さのなかの物悲しさでないのかな
>ただ後半がなぜか物悲しい感じがするのが気になるけど。
物悲しい感じのしない話のほうが少ない。
それは確かに。破滅型とか
バッドエンド
バッドエンドは意味が違うだろ。
河出文庫の伝説二作を一気に読んでしまった。
出た当時はまだ高校生だった(「英雄」)ので、サラリーマンの気持ちの理解度がイマイチだったが、
今はすっげー判る。判りすぎるくらいに判る。
逆に、女に対するロマンチックな態度が…。
オレだったらすぐ手出してるけど。
半村師匠は女描くのがうまい。
初デートに着物(「戸隠」)なんかで現われたら、
オレだったらすぐ手出してる。
モテ臭が漂ってるよね
ちくま文庫あたりで、伝説シリーズ、嘘部シリーズ、或いは半村良全集を出して欲しい。
勿論、詳細な解説付きで。
693 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/09(日) 07:53:04
嘘部シリーズよかったよね〜
オレは何気に戦士の岬が好きだったけど
694 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/02(火) 20:18:14
秋だけど春風岬。
保守。
保守兼ねて
岬一郎が人気あるようなので、本屋で探してるけど全然見つからない orz
もう本屋で探すの諦めてAmazonで買うしかないのか
それとも探し続けていればどこかの本屋で出会えるのだろうか
ブコフに結構あったけどな
見つかるように祈ってやる。見つかれ!
>>696 なんていいひとなんだ…頑張って探すよ!(`・ω・´)
今はとりあえず見つけた亜空間要塞を読んでる。これ笑えるね
人の蠢く世間の闇を描くのがこの上なく上手い作家だったねぇ・・・・
50歳の半村を今の時代に蘇らせたらどんな物語を書くのだろうと思うことしきり。
699 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/04(金) 01:09:03
晩年は前橋に住んでたって本当?
700 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/07(月) 00:06:13
700ゲット
噂の真相の文藝コーナーで
誰かが、半村さんが前橋を終の棲家にすると言ってたが
まもなく逝去
それより教えてくれ
犬走りの小六はなぜ死んだんだ?
702 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/14(月) 01:35:57
譏秘仭蛻逕ー鬮倥・繧「繝ウ繧ス繝ュ繧ク繝シ縺ァ縲後・繝シ繝ォ邂ア縲阪▲縺ヲ隱ュ繧薙〒
縺吶▲縺偵・髱「逋ス縺医▲縺ヲ諢溷虚縺励◆繧薙□縺代←縲・#10;縺薙・菴懷刀縺ッ繝輔ぃ繝ウ縺ョ髢薙〒縺ッ縺ゥ縺・>縺・ゥ穂セ。縺ェ縺ョ・・#10;
すまん文字化けした。
昔阿刀田高のアンソロジーでこの作者の「ボール箱」って読んで
すっげー面白えって感動したんだけど、
この作品はファンの間ではどういう評価なの?
俺は好きだよ。このスレの住人も評価は高いと思う。
ただ氏の短編と言えば、超有名な「箪笥」があるから…
ボール箱、俺もそのアンソロジーで読んだ
2001年に前橋に住んでた
706 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/21(月) 23:38:34
「戦士の岬」を久しぶりに読んだ。庶民という言葉がまだ生きていた時代の小説。基本的に
この人はシニカルなようでいてずっと青いままだった。そのまま生き続けて今を描いて欲し
かったが・・・惜しい。
まぁ、妖星伝最終巻の時点で既にかなりアレだったから、ある意味丁度良い時期に(ry
708 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/01/22(火) 19:59:47
なかむらりょうさんについて語るスレ
710 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/07(木) 21:44:18
祝嘘部シリーズ!
河出よくやった!
「魔人伝説」がものすごく好きなんだけど、あんまり評価されてないな〜。
>>711 俺も、あの小説が(軽くて抜けたようなタッチで)好きなんだけど
ファンはやっぱり「石の血脈」とか「黄金伝説」のような重厚なのが好きみたい。
わしも血脈とか伝説シリーズも大好きなんだけどね。
最後の数ページでいきなりふいんきが200%変わってしまうのが多いでしょう。
戸隠もだし、植物による人類侵略、とか。
あ〜いうサプライズが独特でよかったな〜。
あと、弱点に鉱物の出て来たりするのもなんか好みなのかな、ずっと不思議だった。
714 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/14(木) 06:18:52
石の血脈 衝撃!
書斎の隠し扉の中に仕舞われていた それを発見して読んだのじゃ
715 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/14(木) 06:22:39
最初から下町探偵局とか茶碗は読まないだろうな 多分売れなかった
酔う性伝を読んでこんなのも書いてるのかって
716 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/23(土) 23:14:44
繝峨Φ??
717 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/02/26(火) 20:21:07
本屋で久しぶりに半村さんの本見つけた
河出文庫GJ
わがふるさとは黄泉の国、となりの宇宙人、邪神世界ゲット
ありがとう。知らなかったから助かった
晴れた空を読んだ。
孤児を汚したくないという作者の気持ちは
よくわかった。
級長は何学部に行ったのだろう。
8人の役割分担からすれば、
あとは法律が足りないという気がするが
そんな雰囲気ではないし。
王子様は書かないことで汚さないつもりだったのだろうか。
八犬伝の犬江親兵衞か。
後半は、半村良らしく水商売の話中心で、
学校生活の様子など全く分からないし、
ちょっと物足りない。
半村良は、どだい学校生活への郷愁の希薄な人だからねえ。
人によっては、みょうに軍隊生活にあこがれている作家もいる。
軍隊組織が、ありもしない理想のコミュニティとして美化されていたりする。
ハインラインとか今日泊亜蘭とかを念頭においているんだけど・・・
723 :
721:2008/05/30(金) 23:03:32
文句ついでに、もう1つ
お母さんがモルヒネ中毒だと知ったときに、
前田は、なぜ無理にでも引き離して治療させようとしなかったのだ。
その後のストーリーは、一番大事なお母さんを人質に差しだして、
自分たちが金持ちから転落しないように頑張りました
というものではないか。
あるいは、それが半村良からみた戦後日本というものなのか。
ボーヤの母親、ルスバンの父親が死んだ(殺された)あとになって、
一緒にハワイに行かせる。
それで、両親が空襲で亡くなっている他の仲間との平等というものなのか。
晴れた空は、焼けビルで正月を迎えた辺りで中断したほうが、
わたし的には評価が高かったと思う。後半を読み返したいとは思わない。
さらについでに、
虚空王は、宇宙船が浮かび上がり飛び去った時点で中断させるべきだったし、
妖星の結末もないほうが良かった。
妖星伝の最終巻は蛇足だという意見が多いね。
ま、気持ちはよくわかるw
石の血脈や産霊山秘録は鮮やかな幕切れなんだけどな・・・
725 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/05/31(土) 22:03:31
>>324 ネットでも探した?タイミングが悪かったのかな?
さっきネットの書店でみかけたよ
>724
しかもご本人があとがきでわざわざあの蛇足を自画自賛しちゃってるのが痛さを更に増してて…
蛇に足をつけるのはかまわんが、
どうせならもっと違和感のない足をつけてほしかった。
ああいう内容になったことには
構想上の必然があると著者は言うのだろうけれど、
最終巻は物語性が希薄すぎるし、
(半村さんはそう思っていなかったろうが)
イメージのふくらみも乏しい気がする。
それに、なんといっても
大河小説の結末には余韻がほしい。
だから6巻で終わってくれれば俺的には満足だ。
まぁ、最終巻は見なかったことにして埋め戻せばそれで済むからな。
いま「妖星伝」を読んでます(半村良作品を読むのはこれが初めて)
完本1巻目の真ん中あたりだけど、すごく面白い。
面白すぎて、ちょっと読み進めては家の中を無駄にウロウロしてしまう。
3冊目だけみょうに分厚いから気をつけろ
おれも、クマ牧場のクマと化すほどワクワクする本を読みたい。
近頃そういう幸福な気分を味わっていないからなぁ・・・
732 :
729:2008/06/25(水) 13:38:59
「妖星伝」読了。
これは読んでよかった。
どんどん読み進めていって、人道の巻は切なすぎた…
そのあとの魔道の巻は蛇足だと感じたけれど、おまけという感じで読んだ。
現在「石の血脈」「産霊山秘録」「黄金の血脈」を読んでます。
どれもこれも面白い…。どうなっているんだ。
日本にはかつてそういう時代があったんだよ、出版されたSFの大多数が面白い時代が…
70年代後半のSFブームで当時の作家はみな筆が荒れた。
ブームの代償は大きいとかつて石川喬司が警告していたけど
案の定バブルがはじけたあとのSF界は悲惨なものだったな。
『妖星伝』って一気に読んだほうがいいのかなあ。
それとも各巻ごとに間を空けたほうがいいのか?
当然エロいシーンでは抜きながらってことになるから、休み休みじゃないと身体がもたんぞ
>>735 偶数巻を先に読んでから、奇数巻を逆順で読むんだ。
「黄金の血脈」
面白かったけど、とくに何の盛り上がりもなく終わってしまった…
友右衛門、野笛、三四郎、真田十勇士と魅力的だっただけに、ちょっと残念。
>>739 初期作の「黄金伝説」「英雄伝説」「楽園伝説」「平家伝説」がお勧めだよ
>>740 お勧め、ありがとうございます。
〜伝説のシリーズは未読ですので、
お勧めに従って先ずは「黄金伝説」から読んでみようと思います。
742 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/01(金) 03:41:19
後期は速筆家特有の竜頭蛇尾的なストーリー展開もあったけど着想力は異常だったよねこの人。
初期の作品、特に「石の血脈」「産霊山秘録」「闇の中の系図」の3作は必読。
蛇足だが、上の3作を読んだ後は「戦士の岬」と「雨やどり」あたりを読むと作家半村良が
いっそう愛おしくなるかもしれない。これはあくまでも個人的な感想。
「戸隠伝説」と「獣人伝説」を読んで(´・ω・`)ショボーン
名前が上がってないが、どぶどろも良い
短編数編が最後の中編によって、長編に
なるなんて半村良にしかできないよ
あと、テレビ化作品で漏れてるのは新宿馬鹿→NHK銀河小説
下町探偵局→土曜ワイド
妖星伝が最高傑作
俺的には
最高傑作→産霊山秘録
集大成→妖星伝
という位置づけかな。
妖星伝はちょっと冗長だから
完成度では劣るという評価になるのよ。
……もちろん好きな話なんだよ。
「岬一郎の抵抗」が好きだ。
ラストのあたり、何度読んでも泣いてしまう。
748 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/23(土) 13:59:53
なんといっても、石の血脈、す。
産霊山秘録もすてがたいし、
嘘部シリーズもすてがたい。
話の展開が好きなんです。
1回飲んで見たかった物→石の血脈に出てくる催淫薬
750 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/07(水) 02:11:43
八十八夜物語が復刊してる。
巻末に短いエッセイついてる。
買いなおそうかな。
751 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/08(木) 15:10:08
世界が青に見えるという語り口の作品名が重い出せん。。
うーん、何だっけ
752 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/16(金) 14:15:58
>>729 >>741 うらやましす…。
そんな頃にもどってみたい。
伝奇小説は終わらないほうがいい、とか言ってたからな。
竜頭蛇尾、というか、終わりに近づくにつれてショボくなってくのは、
その反映と、おれは勝手に思ってる。
飛雲城なんて、このまま永遠に終わってほしくないと思った。
この人の作品を読んだことがなかった。
以前、祥伝社文庫の「妖星伝」が3冊500円で売られていたので買ったが、積読のままだった。
年末、近所の古本屋で角川文庫が3冊100円でたくさんあったので21冊買って、21日間かけて読んだ。
最後に積読状態だった「妖星伝」を読もうと思ったのだが、さすがに50ページで飽きて止めてしまった。
高層街 ひさしぶりに読み直した。
やっぱり、良いわ。
これはSFや伝奇的風味はないけれど、
そういう作品(SFや伝奇、たとえば「岬一郎」)でも
市井の人々の生活を、リアリティをもって
詳しく書き込んであるからこそ、
びっくりのしかけがきいてくるのだな、
と思いました。
もう新作が読めないのが
いまさらながらに悲しい。
小松もそうだけど、社会の底辺あたりで雑多な職業を転々とした人生経験がものをいってるんだろうね。
おもしろければオーケーだろうけど、評価はどうなの?
面白いんだけどね、いい所で切れる。
それは残念。
もっとも「妖星伝」の例もあるので
無理やり完結させてくれなくてもいいですw
760 :
756:2009/02/13(金) 21:25:16
「獄門首」味読中。お佐登がかなりエロい。お幾ファンには必読書かも?
「女たちは泥棒」「江戸群盗伝」といった泥棒ものが好きな人にもオススメ。
あと、今月はもう一冊あるね。
歴史破壊小説 裏太平記 半村良 著
定価1,890円(本体1,800円)発売日 2009.02.23 河出書房新社
>『徒然草』の兼好法師には裏の顔があった! 皇位をめぐる争い、下克上を求め動めく民衆の異様な
>動きの影で兼好の画策する陰謀とは。伝奇小説の巨匠が大胆な推理を元に描く本当の太平記の世界。
>半村良幻の作品。初の単行本化!
ttp://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309019086
761 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/14(土) 10:49:03
このスレ最近見つけました。嬉しい。
半村さんの読者はおちついた人が多いからスレが荒れてなくていいですね。
ところで、半村さん原作のマンガって戦国自衛隊以外にありましたっけ?
あれば読んでみたいのですが。。。
松本零士が何か描いていた気がする。
単行本になっているものだと
松本零士「妖星伝」
田辺節雄「不可触領域」
石川賢「英雄伝説」
田辺節雄って知らなかった。
「不可触領域」かぁ・・・
765 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/15(日) 00:20:19
761です。ありがとうございます。
松本零士「妖星伝」はそう言えば読んだことがありました。あとの二つは
未読です。さっそく探してみたいです!
追加
かわぐちかいじ「軍靴の響き」
石川サブロウ「天より高く」(晴れた空)
桑原真也「ラセンバナ」(原案・妖星伝)
志賀君江「魔女街」(読み切り)
あと「黄金伝説」がマンガになっているらしいけど
初出のデータが埋もれて出てこない。
767 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/15(日) 10:07:46
761です。追加情報ありがとうございます。
だれかが「晴れた空」をマンガ化していたような記憶があったのですが、
検索してもひっかからないので自分の記憶違いかと思っていたところでした。
かわぐちかいじ以外は未読です。これから入手します!
晴れた空、いいよねえ。
あの、父帰るのところなんて、
何度読んでも泣ける。
板ちがいでしたら
スルーしてください。
ついつられて「晴れた空(上・下)」を買ってしまった・・・
面白いかな?
面白いよ。
主人公たちが存命だとすると、
65〜70歳か。
前期高齢者だな。
戦後も遠くなりけりだな
半村世界年表みたいなのがあるといいんだが
晴れた空の連中と新橋トミーは同じころ同じ場所で暮らしてたと
思うと何か楽しい
773 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/03/09(月) 00:38:13
獄門首文庫age
河出書房新社から二月に出た「裏太平記」というのはどういう本なのでしょうか。
過去にタイトルを耳にした覚えがないのでこのたびはじめて公刊された本かなと
思わず期待してしまうのですけれども・・・ご存知の方いらしたらご教示願います。
初単行本化された作品だよ
>>775 やはりそうですか。
それでは本屋の店頭で探して買ってみます。
なぜもっと早く出なかったのだろう・・・と思うのですが。
777 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/04/08(水) 23:35:04
そうか!
産霊山秘録の前のはなしを読みたいな。
南北朝のころは、ヒ一族も二手に分かれて
あらそっていたのかな。
無理とはしりつつ、先生、生きかえってくれ。
今日、ブックオフに寄って半村先生のコーナーを見たら
「女神伝説」(集英社文庫)という本があって、何となく
今の自分が読んでみるとよい本のような気がしたので
買ってみた。就職難の大学生が主人公で、自分の境遇と
似てるので(自分は大学院卒だけど)。明日から読みます。
おんなにのめりこみすぎるとこわいというはなし
あれはいいはなしだ
半村良って反日朝鮮人作家だよな
そう考えていくと戦後の小説家の大半が朝鮮系になる
こいつも再軍備化とか反対してたしw 小松も朝鮮系だし
戦後の作家のほとんどが朝鮮系だよ
出版社自体が戦後に チョンに乗っ取られたから
782 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/05/22(金) 05:48:27
あげw
>>781 てゆうか、日本全部が朝鮮系なんじゃね。
あ、南方海洋系もすこしは混じっているか。
アムの末裔だね。
おめでたいやつ>781
スルーしようぜ
デギルに繰られているのに違いない。
787 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/18(木) 00:05:24
乗り換え無しの地下鉄に長く乗るときには半村良を持って行きたくなる。
788 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/18(木) 15:42:57
こんなスレあったんだ。
半村良の作品は大好きだよ。今でも押入れから引っ張り出してきては読んでる。
ところで、俺の記憶違いかもしれないんだけど、石の血脈ってTVドラマになってなかったかな?
押入れの中に赤いランプが〜ってシーンだけが記憶にあるんだけども。
見たのが20年くらい前だし、勘違いかもしれない。
でも、あんなシチュエーションって他の無いと思うんだよね〜
石の血脈はおもしろいけど、ウンチクが中途半端に突っ込見すぎなんだよな。
省くか徹底的に書くかどちらかにしてほしかった。
小松みたいに薀蓄が延々と続くと物語としては興ざめしてしまう。
「石の血脈」や「産霊山秘録」あたりはその辺のバランスが絶妙。
791 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/21(日) 15:51:04
テレビ化といえば、「平家伝説」を覚えてるよ。藤岡弘 主演だったな。
「およね平吉時穴道行」を忘れちゃいけねぇ。
寺尾聡と由美かおるが出てた。
チープなセットがNHKらしさを醸し出していて
よかったよ。
794 :
793:2009/06/23(火) 13:13:11
↑
ああ、なんか繋がりにくいわ
再試行したら意図してたのと違うページに飛んじゃうし
碑夜十郎もあるで。
まだ木偶の坊の頃の阿部ちゃん。
↑ それが「天晴れ夜十郎 」でしょ。
ほかに「湯呑茶碗」「サラムム」などがあるよ。
俺がメタボなのは、ムラサキイトユリのせい。
俺がやる気ないのは、ムラサキイトユリのせい。
俺がモテないのは、ムラサキイトユリのせい。
支配階級の陰謀によって、俺はこんなふうになったのだ。
俺が悪いんじゃない。
英雄伝説を読んで、やっと真実がわかったよ。
半村先生ありがとう!!
SFでありなあら、リアリティを持たせた作品なのだから、
物語に説得力を与えるために、ある程度の薀蓄は必要だよ。
日常から、非日常へ引きずり込まれていくタイプのお話だからね
石の血脈と不可侵領域には共通の人物名が出てきますが、
上記の作品以外にも世界観を共有したものはありますか?
半村良って金と権力を題材にした物語が多いね。
年代的に、弟子の清水義範の方から読み始めたんだけど、
後から半村さんを読んで、ずいぶん文体に影響受けてたんだなって知った。
パスティーシュを書いてる時じゃなくて、素の文体の時の清水が。
亜空間要塞のようなコメディだと特に似てる。
金と権力と女
ばか。なにがおなじくだ。
志村〜!鼻毛、鼻毛〜!
>>803 そういったものに主人公が溺れていったり、反感を抱くパターンが多いね。
反権力でありながらも上流志向だな。
>>809 「女神伝説」「巨根伝説」でそれを学びました。
でも自分は「魔女伝説」が好き。
好き2
上流志向はかまわないけど、安っぽい生活を否定気味なのが鼻に付くね。
書かれた時代が時代だから仕方ないけどさ。
他方では「どぶどろ」みたいな貧乏長屋目線の作品もあるけどね
「下町探偵局」なんかも安っぽい生活を全肯定じゃなかったっけ?
815 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/18(金) 02:44:36
上流志向というより、上昇志向だろ。
ベースは貧乏人の分相応の幸せなんだよ。
それを捨てて、上流をめざすと、
金や権力を手に入れるが、幸せを失うという話が多い。
「獣人伝説」とか、「戦士の岬」とか「女神伝説」とか。
816 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/18(金) 11:38:01
半村良の基本は「江戸っ子のやせ我慢」だと思う
「すっぱいブドウ」やらないだけマシじゃないかな
自己欺瞞は読んでいて痛々しいからね
「分相応」の分にあたるのは、財産の多寡ではなくてその人の資質や能力や意欲だね。
半村さんには、おのれの才覚ひとつでここまでのし上がったという自負心があるだろう。
獄門首読んでる。残り4分の1くらい
これも未完なの惜しいよ
「飛雲城伝説」読んだ。面白かった
八染が男性と絡むシーンで「エロスwww」と声に出してしまった
人狼がなかなかいいね
久しぶりに読みたくなって完本妖星伝取り寄せたんだが・・・最終巻分厚すぎだろうw
やっぱり6巻目で完結したことにしとけばこんなことには・・・
え?実際そうでしょ?
この幸せものが
そんなこといわれる7巻も結構好きだよ
確かに最初は6巻で「結局はいい話でおわったー!」って気持ちを否定されてショックだったけど
828 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/10(木) 20:02:40
いい話で終わっていいのかよー!
と怒ったおりだが、7巻はがっかりした
なにより予告していた白抜き文字でなかったのが腹立った
石の血脈はエロい中にもいろいろと薀蓄垂れてあって面白かった
ガイア伝説はむしろ植物に操られてそうと気づかないままおかしくなっていく(本人達は解脱した気になってる)
恐怖を描いた「天使のさえずり」みたいなもんなのかなーと思いながら読んだ
831 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/12(土) 16:13:01
20年間文庫化しなかったというのに・・・
832 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/02/23(火) 18:31:37
確かにあれは蛇足だ
大竹まことSF読むのか
>>830 あの写真使いまわしだよ。
眉村卓は長髪がとにかく似合わんね。
SF作家クラブの集合写真(p.87)みたいに短髪にするといい感じだ。
835 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/06(火) 15:19:27
age
「少しはいい目をみたかい」
「うん。でも、昭和生まれってやっぱり駄目なのかなあ」
この投げっぱなしのラストにやられた。頬が引きつるようだった。
837 :
◆fIfmri.sjfe2 :2010/04/10(土) 23:57:33
どっかで2030年東北自治区って小説読んだんだけど
作品の締め方がかなりよかった
人間狩りの改題か、知らんかった
「東北自治区」の文庫版が「人間狩り」、の順だったはず
そういえば、姉妹編の「寒河江伝説」の方は、とうとう文庫化されなかったな
そっちは面白いの?
この第二会コンテストの時にも、編集者ならではの思い出話が一つある。
すでに書いたり喋ったりしたから知っているむきもあるだろうが、この頃の
締めくくりのエピソードとして語りおさめよう。
コンテストの最終審査が終って間もない残暑のある一日の、たしか昼前時、
ぼくは会社のそばの行きつけの喫茶店の、いつもの席に坐って、いつもの
ように何かの原稿を書いていた。SFマガジンのためのやり残しの原稿だった
か、それともぼく自身のジュヴナイルものの原稿だったか、それはよく
覚えていないが、とにかく急ぎの仕事で、その昼休みの一時間は、一分でも
惜しいせわしない時間だった。
ところが、原稿用紙をひろげて間もなく、一人の、大きな眼鏡をかけ
髪を短く刈りこんだ一見職人風の若い男が、不遠慮に近寄ってきて声を
かけた。
「福島さんですか」
「そうですが?」
「つかぬことを伺いますが、SFコンテストの結果はどうなったんですか。
もう決まりましたか?」
ぼくはたちまち、これは熱心なSFファンだなと悟ると同時に顔をしかめた。
うっかり甘い顔をすると喋りこまれて貴重な時間を潰されること請け合い
だからである。そこでぼくは、妙に人なつこくニヤニヤ笑いかける一癖ありげな
その青年を見返しながら、できるだけぶっきらぼうに答えた。
「ああ、決まった」
「誰だか、教えてくれませんか」
「きみにいっても知らんでしょうが、小松左京という人と、半村良という人
ですよ」
すると青年は、やおら向かいの席に坐りこんでしまった。そして口を開いて
いった。
「ぼく、半村です」
ぼくはたぶん頓狂な声を出したはずだ。意表を衝かれたこともさること
ながら、半村良はその頃、住所不明で、入選結果を出すに出せず、弱りきって
いた矢先でもあったからである。
そのとき、二人でどんな話をしたか、もう半村良も覚えてはいないだろう。
だがぼくが結局そのときの急ぎの原稿などうっちゃらかしてしまい、後で
ひいひい悲鳴をあげながら埋め合わせしなければならなかったことだけは、
たしかである。
(以上福島正実『未踏の時代』ハヤカワ文庫, 2009, pp.77-79)
上の引用はメモがわりね。
>>841の「第二会コンテスト」は「第二回コンテスト」に訂正。
847 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/05/26(水) 15:04:06
新譜情報age
僕らの青春 下町高校野球部物語 半村 良 著
定価2,310円(本体2,200円) ISBN 978-4-309-01985-7
発売日 2010.06.22予定
>東京の下町高校で心をかよわせた生徒たちが野球部をたちあげるが、その行く末は?
>伝奇SFで知られた作家が、若者たちへの励ましをこめて書いた爽快な青春小説をはじめて単行本化。
ttp://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309019857
848 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/05/27(木) 15:45:49
病気がちだったらしいね
いつだったか札幌の窓からスズメの生態を克明に観察してる作品が有って
亡くなった後気が付いたがそれは闘病してる病院の窓から眺めて書いてたんだね。
849 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
age