932 :
人間七七四年:2012/04/16(月) 23:52:58.70 ID:UM7kBaiC
>>931 >ダメポと言いながら本棚にずっと置いているとは・・・
女性主役の小説は貴重だから捨てないさ。
古代史からの杉本苑子、永井路子の作品はとりあえず処分はしない。
例えば阿井景子の「史実から逸脱しない」wつまらない大河便乗作品だって、
ヒロインが信長側室の坂氏だったり、
武田家の三条夫人や北条夫人、上杉の菊姫だったりする。
阿井の単行本なんてすぐに絶版になるから買っておかなきゃね。
後になってアマとかで買うのも面倒だし
933 :
人間七七四年:2012/04/17(火) 22:14:01.30 ID:UrswmRdO
三条夫人あたりはいつか諸田玲子が手を出すと思う
戦国以外だと美福門院とか好きそうだけどなーあの人
934 :
人間七七四年:2012/04/17(火) 22:44:31.83 ID:D2q6feVM
>>933 うーん、そうかなぁ。「月を吐く」の築山殿と違って
三条夫人の誤解されかたは歴史的な逸話からではなく
ひとえに井上靖と新田次郎の作中想定の性格と言動によることだけで
「現代の創作物の設定から悪妻と勘違いしている人も居る」程度。
だけど築山殿は後世の家康アゲの歴史語り創作といえど、
誤解されかたの歴史が長いので、
諸田は「自分独自の解釈で、悲劇の女性」として描きたかったのだと思う。
三条夫人の場合は非業の死では無くちゃんと畳の上で死んでるし、
立派な菩提寺に立派な葬儀が行われて
普通の研究者や学者が否定的な事を述べてるわけじゃなし
「誤解を払しょくしたくて書く」ほどのレベルでは無いと思う。
美福門院は確かに諸田玲子が好む感じの女性だね。
諸田さんは平安モノも手がけてる人だから、取り上げてくれたら嬉しい。
935 :
人間七七四年:2012/04/18(水) 00:40:13.94 ID:vIe238Il
諸田玲子ならPHPから出てる文芸月刊誌で「帰蝶」って連載をしているね。
936 :
人間七七四年:2012/04/18(水) 13:39:55.79 ID:9/wGEbcQ
濃姫の話書いてるんだね
諸田美福門院が実現したらスケールの大きい仇花(お六の方主人公小説)みたいになりそう
937 :
人間七七四年:2012/04/18(水) 19:35:49.41 ID:vIe238Il
「仇花」って正直、狙いが良くわからない話ではあったw
家康の側室のうちの変わり種を描いて、玉砕してしまった感がある
938 :
人間七七四年:2012/04/18(水) 20:37:46.84 ID:9/wGEbcQ
ふわっとした終わり方だった記憶が
秀忠とお六ができちゃった以降の話の記憶がないんだよw
でも強欲なヒロインという設定が潔く良くて好きし
お勝お奈津が可愛かったw
939 :
人間七七四年:2012/04/19(木) 21:46:03.49 ID:VfMjkCE/
強欲だけど自分に正直だからか嫌みがなかったし
何よりも可愛げがあって好きだったな
940 :
人間七七四年:2012/04/19(木) 21:52:46.29 ID:5KN6lobe
諸田ヒロインは美人でモテモテで気が強い奴が多いが、基本的に教養あって性格もネチネチした所ないから嫌味じゃないな
941 :
人間七七四年:2012/04/22(日) 19:57:19.43 ID:iM+YpfoR
五味康祐の『国戸団左衛門の切腹』読んだことある人いる?
短編なんだけど戦国題材の今まで読んだもののなかで私的ナンバーワン
942 :
人間七七四年:2012/04/25(水) 00:41:39.82 ID:aksJMRsQ
明智光秀の小説が読みたいのですが、
種類が多すぎてどれを読めばよくわかりません
読みやすい作品かオススメがあればおしえていただきたいです
943 :
人間七七四年:2012/04/29(日) 18:45:12.28 ID:Szt/salz
>>942 国盗り物語は読んだ?
後半の主人公は光秀と言っても過言ではないよ
944 :
人間七七四年:2012/05/01(火) 08:57:21.87 ID:rcrziT1q
内田康夫の「地の日 天の海」は読みやすかった
内容も無難だと思う
945 :
人間七七四年:2012/05/02(水) 18:30:04.29 ID:0Cz0/zKp
早乙女貢の明智光秀は天海説採用してて、後半光秀が天海になってたな。
946 :
人間七七四年:2012/05/03(木) 15:02:02.59 ID:TcqU9aaa
近衛「毛利は残った」を読んだけど、土木工事とそれをめぐるトラブルの話ばかりでつまんなかった
947 :
人間七七四年:2012/05/05(土) 01:31:41.63 ID:PMN8RBBo
>>946 例の天野・熊谷を粛清する話?
それはそうと、近衛氏の作品というと、大体が若い時分にかなりの
要領が割かれて、年表的に出来事が推移していくなかで、主人公が
ひたすら不平不満を抱えながらうじうじしてるイメージがあるんだが・・・
948 :
人間七七四年:2012/05/05(土) 13:25:37.03 ID:iQFLDT/9
>>947 毛利〜は読んでないけどまさしくそんな感じだよなあ近衛作品の主人公
しかもうじうじ言ってる上に行動力ないんだよなあ、結局参謀役のキャラに炊きつけられて逆ギレ気味に行動する感じでw
伊東潤にも似たようなものを感じることがたまに
949 :
人間七七四年:2012/05/06(日) 10:35:54.91 ID:GTsv9W9s
近衛と伊東潤については以前にも色々と話題になったなぁ。
「考証だおれ」な件についてだけど。
だけど最近の伊東作品はメジャー出版社からも刊行されてきた。
少しは小説としてこなれてきたのだろうか。
。
950 :
人間七七四年:2012/05/06(日) 18:29:54.85 ID:Cluc7Myt
近衛は批判されても改善しないんだよな。
951 :
人間七七四年:2012/05/07(月) 19:39:36.08 ID:8M5kxX9B
伊東潤といえば「戦国無常・首獲り」は純粋に小説として楽しめた。文章にも癖がない。
もっともこれ一兵卒が主役の短編集なんで、有名どころが主役の作品のクオリティーはどうなんだろ。
952 :
人間七七四年:2012/05/08(火) 11:57:09.03 ID:fAKYpHWp
>>951 その短編は俺もとてもよかった
「武田家滅亡」はちょっと期待し過ぎたかなーって印象
次は「北条氏照」を読んでみたい
953 :
人間七七四年:2012/05/10(木) 00:56:46.46 ID:qjUA/sN7
多摩生まれの多摩育ち、
子どもの頃から滝山城を訪れていた自分的に、
伊東の描く北条氏照は「力みすぎ」の印象。
残念ながら小説としての面白みがあまり伝わってこなかった。
好きな人物ということで力が入り過ぎてしまったと憶測。
取り上げてくれるのは有り難いんだけどね。
954 :
人間七七四年:2012/05/10(木) 02:27:21.79 ID:whMbZ1Pf
力む、ってのは伊東さんの作品全体に言えるかもね
最近のは読んでないからわからないけど、なんか登場人物がみんなネットリしてるというか暑苦しいというか…
おちゃらけた作品にしてとは言わないけど、常に息が詰まる感じで読んでて疲れちゃう
955 :
人間七七四年:2012/05/10(木) 04:22:08.21 ID:yKbqB9/k
伊東潤自作の感想を一般人ブログから拾って来て
自分のブログで反論しててちょっとうへーと思った
956 :
人間七七四年:2012/05/10(木) 07:15:45.32 ID:3S8ruuwm
でも伊東潤の近作読むと印象変わってる。
957 :
人間七七四年:2012/05/12(土) 01:39:22.98 ID:z69JLzmm
958 :
人間七七四年:2012/05/23(水) 20:42:54.74 ID:uOFjeZwl
「武田勝頼」(新田次郎さん)
勝頼単体ではネタが少ない為か織田家の話や徳川家の話を相当取り入れていた
959 :
人間七七四年:2012/05/24(木) 21:22:27.82 ID:uDo23g9w
960 :
人間七七四年:2012/05/26(土) 13:30:48.03 ID:TzFBoBp2
最近、小説投稿サイトで連載をし始めました。
http://ncode.syosetu.com/n4078be/ 天正10年六月二日、京都・本能寺で起こった明智光秀による謀反。
歴史の教科書には一行に満たない文字数で記されているが、その夜、
信長を含む”変”当事者達に起きた奇妙な出来事の数々…。
すいません…文芸書籍サロンの自作を晒すスレが集スト?に占拠されて
チャット状態で使い物になってないので、こちらに貼らせてもらいますね?
961 :
人間七七四年:2012/05/27(日) 23:43:16.59 ID:irseaAVD
962 :
人間七七四年:2012/05/28(月) 03:25:47.91 ID:8I/6HqB+
このスレでも評価の高い「群雲、関ヶ原へ」を読み始めた
上杉贔屓な自分でも景勝の描かれ方には思わず苦笑いというか
方々からの好かれっぷりとか小柄だったとは言え少年の様な体躯とか
景勝でイメージしたことなかったから噴いてしまった
家康の描かれ方も面白いし、これからの展開が楽しみだ
963 :
人間七七四年:2012/05/28(月) 11:57:50.15 ID:rcmdQNzX
岳はあんま評価されない二代目ポジが結構好きっぽいよな
上杉、前田、毛利あたり
大坂城まだ…
964 :
人間七七四年:2012/06/26(火) 19:59:45.53 ID:mh1KtBWX
岩井三四二の【江戸へ吹く風】はどうですか?
965 :
人間七七四年:2012/07/15(日) 17:08:07.02 ID:WhPpTeMz
滝口康彦の西の関ケ原が出たけど読んだ人いない?
感想聞いて購入するか決めたいんだけど。
966 :
人間七七四年:2012/07/16(月) 14:06:06.42 ID:Ym9YVhLl
967 :
人間七七四年:2012/07/21(土) 01:06:03.62 ID:/lK9xVvO
松永義弘の伊達政宗という本を読みました。
面白かったです。
968 :
人間七七四年:2012/08/09(木) 23:00:05.87 ID:NFbX/W/Y
>>965 昨日買って読んだとこだけど、これはかなりの傑作だと思う
小説としての完成度が高いし、複数の人物の運命の交錯が
綺麗に浮かび上がる筆致で余韻が残る読後感
個人的にはおすすめ
969 :
人間七七四年:2012/08/11(土) 21:19:30.77 ID:6ItCh30F
海音寺の茶道太閤記の新装版出たけど、さすがに内容は古臭いな。
まあ出るだけでも有り難いけど。
970 :
人間七七四年:2012/08/15(水) 11:44:04.98 ID:cZ2M7xtT
971 :
人間七七四年:2012/08/17(金) 08:32:48.29 ID:P/80AZ+m
ここ最近の韓国の所為で荒川徹、大打撃だろうな。
972 :
人間七七四年:2012/08/17(金) 09:08:43.08 ID:P/80AZ+m
荒川じゃなくて荒山だった
973 :
人間七七四年:2012/08/17(金) 10:10:33.01 ID:BGjsCREX
大打撃なわけねーだろw一度でいいから読んでみろ、韓流とか親韓とか、そういう小説じゃねえアレはw
974 :
人間七七四年:2012/08/21(火) 05:02:47.18 ID:lF+e76yW
阿部龍太郎「レオン氏郷」出るね
975 :
人間七七四年:2012/08/21(火) 17:03:58.50 ID:nnuuk1n+
>>974 楽しみ
スレチだが週刊誌のやつもはよ
山本のぎん千代はまだかな
976 :
人間七七四年:2012/09/19(水) 04:22:42.72 ID:X9J8i7B+
レオン氏郷
先月末にもう図書館に並んでたので喜んで借りた
氏郷は爽やかで良いのだが、キリシタンになったことで戦国武将として弱くなったんじゃないかと思ってしまった
あと狡猾さや貪婪さが描写されてないのが残念だ
作者が○○毒殺説をガチで信じてるっぽいのはご愛嬌
977 :
人間七七四年:2012/09/22(土) 00:28:43.13 ID:Jcg0W0WV
すいません、質問なんですが全上下巻で大半が荒木村重の話で
後半少しが明智光秀で最後に秀吉で締めるって本のタイトルと作者わかりませんか?
10年以上前に読んでまた読みたいと思ったのですがわからなくて・・・
978 :
人間七七四年 :2012/09/23(日) 02:35:15.95 ID:0965KMup
>>977 遠藤 周作の『反逆』では?
序ながら、荒木村重ネタでは、短編ですが南條範夫先生の「六百七十人の怨霊」お勧めです。
979 :
人間七七四年:2012/09/23(日) 10:44:53.99 ID:sln8cbhE
荒木村重といえば、ガラシャ主役の[朱なる十字架]( 永井 路子)で異常な程ページ割いて扱ってたな
というかそこに限らずページ配分がメチャクチャすぎて笑えてくる程だった
ガラシャの心情や忠興の病んでる行動の理由付けとかそういう部分の説得力は有った一方で、
重要そうな三淵藤英の設定は生かされて無いしで、面白いけど変な作品だった
980 :
人間七七四年:2012/09/24(月) 13:55:54.81 ID:kc4pf0vE
ガラシャ小説といえば三浦綾子の作品も著名なのだけど
遠藤周作の短編も凄味があってなかなか宜しい。
ガラシャ信奉ヲタには勧められないけどね。
981 :
人間七七四年:
島津主役、ないし準主役で面白い小説ありますか?
島津奔るは読みました