875 :
人間七七四年:2007/11/18(日) 09:31:24 ID:MX8scAx+
俺もそう思う。石橋のスタイルはこのスレには合わない
876 :
松永久通 ◆tGUmfyENv6 :2007/11/18(日) 10:08:33 ID:K8EJ03gj
今まで静観してまいりましたが、立ち上げ時からのメンバーとして石橋殿の
行為は看過できません。
このスレに何をしに参られたのか? なりきるためではないのですか?
こちらはなりきりスレです。軍略スレではない。
そして、こちらのスレの骨子を考えたのは他でもなく父上で、参戦者の方に
意見を出してもらいながら肉付けをし、ここまで来ました。
戦国草紙は本当の意味での「参加型なりきりスレ」なのです。
一方、貴殿がしていることは骨子を揺るがすことだ。
それはこの「戦国草紙」の変容を意味する。
他の参戦者の方に、「自分の好きだった草紙ではない」と言われて、
離れられてしまったらスレは終わりだ。
貴殿ひとりが残ったところで軍略が練れようか。
このスレを最初から読み直すがよろしかろう。
それでも骨子を変容させる気であれば、新たなスレを立ててそちらのスレ主と
なり、情熱を傾けるがよろしかろう。
要するに、業に入れば業にしたがえでござる。
ルールは基本! 納得が行かなければ、相談して決めよう。
ここは軍事スレは無い故、相談はここでやって欲しいで御座る。
軍議スレね。
石橋殿
したらばに書こうとしたが、何やらら面倒故こちらで返答致す。
取りあえずお主の意見を聞かせてくれ。 内容によっては通るかもしれぬし。
>>867 ありがとう。
カツオを奥方とお前と2匹づつ贈らせて貰った。
>>881 よう、とりあえず1勝したな。
合戦に勝ったから「官位ポイント」ってのが手に入ったはずだ。
こいつを溜めれば、見合ったぶんの兵力が増やせるぜ。
それにしても、三好義賢に勝ったんだ。
てめえのことを「姫和子」なんて言ってた家中のヤツらも黙るだろうよ。
長宗我部家にとっては幸先のいい門出になったな。
ところでオレにカツオはねえのか?
>>882 お前も援軍をくれてありがとうな。
官位ポイントは貯めておく。
ところでカツオだけじゃなくて土佐で取れる物で欲しい物はあるか?
>>884 どのみち1勝じゃ官位とか役職と交換できるほどポイントが貯まらねえから、
貯めておくしかねえんだけどな。
ちなみに援軍を出した場合でも、勝てば普通にポイントがもらえる。
積極的に出したほうがいいぜ。
欲しいもの、か。それじゃ、新鮮な米と野菜を頼む。ヘンだと思うか?
土佐は暖かいからわからねえだろうな。奥州は、冬が長いんだ。
冬になれば何もかもが雪で閉ざされちまう。田も、畑もな。
今はもう、米沢は雪景色だ。
>>884 分かった。
米と野菜だな。
贈っとく。
>>860-861 〜京・二条御所〜
ほお…。ははっ、先人の言とは往々にして正鵠を得ているものさねえ…。
ネズミというものは、身の危険を事前にさっして一目散に逃げるものときくが、
あの愚昧なドブネズミもさすがに退去が正解と気づいたかい。フッ…
さぁて、さぁて…興福寺の僧都に罪はあるまいが…ん…、これも天恵。
口実を得たからには、“退屈しのぎ”に赴かねばなるまい。
侘助。京の政務はしばらく任せたよ。
〜数日の後、興福寺〜
──ゴオオオオオオオッ…
僧「うわあああっ…」
ははっ…逃げる僧どもは、網に魚を追い込むがごとくにして捕らえな。
ここからが本番なのだからねえ…。
(久秀は捕縛した僧たちを地面に大の字に寝かせ、股に大杭をあてがう)
…やりな。
──コーン、コーン、コーン…
──ズブ、ズブ、ズブ…
──ギャアアアアアアアアッ
>>886 確かにお主の言い分は間違っていない。
だが全体の空気をよめば、遠江にするぐらい判ると思うが…
甲斐をえらべば揉める事ぐらいは、理解してほしかったで御座る。
これで武田の参加者の目は潰れた訳で御座るな。
>>887 ん…なになに、藤孝…?
((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
よよよ余は命が惜しいぞ!!(汗)
>ALL
誰か余を大樹にしてくれる者はおらんのか?
890 :
人間七七四年:2007/11/18(日) 17:38:08 ID:rhP6m/GQ
>>888 ロムっているものですが、そういう議論はしたらばでやっていただけませんか?
皆さん、一生懸命演じていて、ロム側も毎日それを楽しみにしているんです。
ルール違反はあなた自身だ。
891 :
人間七七四年:2007/11/18(日) 17:40:47 ID:rhP6m/GQ
何やらら面倒?
いい加減にしなさい。
>したらばに書こうとしたが、何やらら面倒故こちらで返答致す。
>>887 あ、お館様、お出掛けですね。(ま〜た夢殿か)
思う存分、楽しんで来て下さい。
・・・・・・・・・・・・
さて、カズラ衆のウツボよ。夢殿を頼むぞ。
同じくハツユキよ、念の為だ。宇治の十六夜屋敷を頼む。
・・あと駿河情勢はビナン、頼むぞ。あまり近づくでないぞ。
俺の知り合いより一言
「生の感情を丸出しにして戦うなど不愉快なのだよ。」
冷静になれと言ってた。
>>869 「十六夜」ですか…望月に似てはいても、やがて欠けゆくさだめにある月…
「六条」を名乗るたびに、あのかたとすごした日々を思い出して気はふさぐばかり。
では、今よりわたくしも「十六夜」と名乗ることにいたしまする。
弾正どの、よき名をありがとうござりました。
これをえにしに、折々に文を送らせていただきたく思いまする。
>>889 はてはて、最近義昭公が静かになったと思ったら興福寺に居られたか。
いつまで経っても上洛せぬ我ははぁ、見切られたようだな。
大和は弾正が領地。無理なさらねば良いが。
>>895 むう、やっと参ったのか。
先ほどから訳の分からぬ事を…?
…!?
(何、藤孝!? 我が弟の周嵩を義秋と謀って紹介しただと?)
(…警備がしんどかった、てへッwってお主ィィィィィッ!!)
(って周嵩は弾正に引き渡して始末してもらったって…((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル )
ゴホンッ、何でもないぞよ。(汗)
さあ、そちが余を奉じて畿内を統べる策を申せ。
策次第では朝倉家の家運も決まってくるであろう、期待しておるぞよ。
次スレを立てようとしたのですが立てられませんでしたorz
どなたかよろしくお願いいたします。
言い忘れましたが容量が500に近づいとるけん。
書き込み数はまだ900もいっとらんが、もう立てていいと思うきに。
>>894 されば、これよりは顔を上げ…ん…、前を見て生きていくといいよ。
人のこころは空のようなもので、いつも移りかわらぬということはないのだから。
鈍色の雲も稀には晴れ、心地よい風がそよぐこともある。
冷たい雨も稀には止み…ん…、月が柔らかな光をそそぐこともある。
そうそう。終わりというものは…ん…、全てのものに存在するのさ。
一度満ちたものは、欠けないということはない。十六夜を見て、悲しむこともない。
大切なのは、消えてゆくまでに己の生涯に満足できるかどうか…だろうからねえ。
スレ立てした事無いので作法がはぁ、解りませぬ。
>>885 米と野菜、届いたぜ。家中のヤツらと食わせてもらう。ありがとうな。
冬の間は漬物とか乾物ばっかりで、生の野菜なんて滅多に食えねえのさ。
仕方がねえとは言え、時々は食いたくなる。
それに、米はあるんだが、絶対に底をつくわけにいかねえからな。
冬に戦を仕掛けるのも自然とためらうようになる。
南の人間にはわからねえ感覚だろうがな。
ま、それでもオレは奥州を離れるつもりはねえぜ。
>>901 了解。それと、新スレ乙だ。
903 :
遠藤基信 ◆1U2Ba1a5Hk :2007/11/19(月) 13:25:51 ID:3dtMPXDG
>>902 政宗さま、土佐より送られた「新高梨」召し上がりになられましたかな?
宗信! 殿に梨をお出しするのじゃ。
なに?…もう全て食べてしまったじゃと? たわけものっ!!
申し訳ござりませぬ、あとはもうキュウリしか残っておりませぬ。
さっ、思う存分、キュウリをご堪能くださりませ。
>>901 スレ立て乙じゃけん。
しかし覚慶殿が興福寺を抜け出したと聞いたが、
これは捨ておけぬのではないかえ? 200里も離れた人の動きを見抜ける、
妖怪変化の目を持った弾正にしては手緩いのう…
>>893 ははは、元親殿、
それは弾正殿のことを申しておるのかえ?
生の感情を丸出しにした者が、
僧の股間に大杭を打ち込むようなことをすると思われるかえ?
わしはふと思うことがある。
松永弾正は、あるいは「感情」というものを
一切、持たない特殊な生き物なのではないかと。
少なくとも、感情を持った男のやることではなか…
(遠藤はわしじゃけん。官位は史実に於いても持っていなかったようなので無官でお願いします)
>>904 ははははっ、面白いじゃあないか。中身の伴わぬままに権威にしがみつく道化が、
天下に躍り出ていかように踊ってみせるのか…ん…、非常に興味深い。ニコリ
人を殺めるときには毒を使うのが手早く美しいが、たまには趣向を変えたいときもある。
あぁ、手足をもぎ、耳鼻を削ぎ、目を潰し、真綿を絞めるように…ゆっくりと愛でてやるさ。
(喋りながら、気が高揚していく)
ああ、楽しみだよ…だめだ、待ちきれない…ん…、抑えられない…ははっ、はははははっ…
いやいや分かっている、すぐに殺してはつまらない…それはいけない…
だが、うん…いかにすべきか…ああ、ああ…
決めた。義賢どの、越前への遠征軍を編成してくれるかい。
なに、敵の城を奪うまでもないが…ん…、朝倉と足利の苦悶に歪む顔が見たいのさ。
(【17000】の兵で越前国に向けて【出陣】!!)
>>905 政康 「面白れぇ! その話のった!」
友通 「このスレ最後の戦になりますか。」
長逸 「皆存分に暴れようではないか。」
三好三人衆松永軍へ援軍
兵数【5500】
>>905 だ、大丈夫かえ…?
弾正…どの?
では此度はわしも援軍を出すことにするきに…二千でどうかの?
【三好義賢、二千の援軍を送ります】
>>903 げげっ、なんだ、このザルいっぱいのキュウリは!
オレがキュウリ嫌いなのを知っててわざとか。ジジイ、てめえ…
いいだろ、食いモンの好き嫌いがあったって!
オレはキュウリを食わなくたって天下を掌握できるんだよ!
>>905 弾正、正気か? ついこの間戦が終わったばっかりだってのに。
義景が受けて立つなら、こっちも援軍を送らねえとな。
越前に攻めてきたあと、そのまま奥州まで遠征ってことになると面倒だ。
ヤツならそれくらいのことはやりかねねえ。
>>896 (はぁ、全くやってくれるわい。大人しく興福寺にいてくれりゃいいものを。
(まあ火種となってくれただけ価値あり、かの。
(さて、仕方あるまい。はぁ、これで面子が揃ったというものよ。
義秋様、はぁ、弾正がおる限り民は我ら、いや、幕府を支持いたしましょうぞ。
奴は幕府の為に死なない程度に生かしておくのが宜しいでしょうな。
>>905 何じゃ・・だいぶ逝っておるな。我ははぁ、こんなを相手に戦せにゃならんか。
ん?援軍合わせて24500か・・本気だな。面白い。
我ら全軍以ってしても厳しい数だの。よし!!篭城じゃ!城にて迎え撃つぞ!
奥方「冗談じゃないよ!忙しいんだから外で遊んでらっしゃい!
全く、dだ甲斐性無しに嫁いじまったよ!あ、帰りに宇治のお茶買ってきておくれよ。
ああ、それから松永君っていったっけ?スレ立て乙だねぇ。」
み、皆の者!よぉく聞けい!我が女房の世話になった者は大勢おるわな?
身寄り無き者、喰い扶持無き者や夫婦喧嘩の仲裁、嫁さん探し。
うぬらが世話ばかり焼く御人好しがのう、はぁ、宇治の茶を所望しておる!
ちょうどそこまで宇治の使いっぱが来ておる。遠慮なく相手してやりな!
良いか、命がけの茶会と思え!
ウオオオオォォオオ!!
【朝倉義景】【兵20000】で【迎撃】!
げぇっ!忍びの網に掛からぬと思いやお館様、今度は興福寺にてお戯れですか。もう慣れましたよ。
先ほど義賢様、御三家様より御使者の方が参られて援軍を頂けると・・あ、お待ちくだされ!
【侘助】、手勢【100】を連れて【松永久秀の下に参陣】♪
三好の御方々、まことに心強い援軍だ。ん…、ありがとうよ。
それにしても、あたしは北陸まで自ら出向いたのは初めてさ。ああ、何という寒さだろうねえ…。
まるで身を切られるようだが、どうやら頭まで冷えてまいったようだ。
このいくさ、地の利は敵方にあろうから…ん…、闇雲に進むわけにも参るまいよ。
侘助。朝倉のみであればいかようにも策は立とうが、おそらく援軍が出張って参ろう。
面倒をかけるが、葛衆を用いて諜報にあたりなさいな。
>>909 ふむう、良い心がけだぞよ。
…眼つきが少々気になるが、戦の前ゆえ気が立っているのであろう?
ところで、長慶を葬った弾正の腹黒さは見習うべきかもしれんの。
余がいくら苛政を敷こうとも弾正の政としてしまえば何の問題もないからのう。
…ふむ、何じゃ藤孝?
ほほう、付け込む隙がありそうじゃな。(ニヤリ)
>>907 〜書状〜
長慶の件は痛恨の極みである。
長慶は一度は大樹に刃向かいし者であるが、御相伴衆となってからの精勤見事であった。
また、そなたが持隆を支えての阿波の良き政は諸国に聞こえておる。
そのそなたが神仏を軽んじ、民を虐げし悪逆無道の松永弾正に組するとは何事か。
信濃守護小笠原氏の流れを汲みし源氏のそなたが弾正如き下賎の凡夫の下風に付くのは
同じ源氏を名乗る者としてとして非常に忍びない。
余に付き従い悪人弾正を討ち滅ぼすなら、三好家の名声は諸国に聞こえ
三好一門はそなたに付き従う事になろう。
義秋(花押)
>>912 長逸 「黙らっしゃい! 将軍とは名ばかりのヘタレが! 何を言うか!」
友通 「権威だけで威張る将軍等…いい加減うんざりなのだよ…」
政康 「中央の人間は皆気付いてるぜ!」
義秋の現状の立場が判らない、征夷大将軍なら、役職で兵数【10000】
後、義昭は官位、権大納言だから、兵数【8500】 計【18500】になるんだが…
>>909 篭城戦か。確か篭城すれば被害が3分の2で済んだはず。
ただ、負けた場合は城を取られる。諸刃の剣だ。(弾正、確認よろしく)
越前の力が弱まるのは、奥州にとっては迷惑以外の何者でもねえからな。
ここは勝ってもらわなけりゃあ困る、ってことだ。
義景に恩を売っておくのも悪くはねえ。
伊達政宗、3000の【援軍】を派遣!
それにしてもずいぶん豪胆な奥方だなあ。
けど、尻に敷かれるくらいがちょうどいいんじゃねえか?
オレの嫁は何考えてんのかさっぱりわかんねえからな。
可愛いのは顔だけ。そのくせほとんどぶすくれていやがる。
ま、仕方ねえけどな。伊達家と田村家の関係を強固にするための道具。
てめえをそう思っちまったら、楽しくも何ともねえだろ。
915 :
人間七七四年:2007/11/20(火) 06:30:48 ID:wHjesuF0
朝倉の書き方見ると、籠城と言いつつ
奥方に反対されて通常の迎撃じゃない?
>>911 はい!・・早速情報が参りました。
・朝倉は篭城を反対されて野戦にて迎撃する様子です。
・義秋公は合従に参加していない為、挙兵出来ないかもです。
〜ここは京の都〜
ここが京かっ!! そうか!! ここが京の都か!! わっはっは〜〜♪
まあなんじゃ、ここは、ありとあらゆる人間の吹き溜まりじゃのう!!
蜂須賀小六の屋敷には様々な居候が絶えることがなかった!
盗賊、追い剥ぎ、僧侶、夜逃げ夫婦に兵法者、遊女・・・
挙げればきりもないが、京の都に比べれば箱庭の如しじゃった!!
よしっ!! ここなら針も売れようぞ!!!
ええ〜、針はいらんかえ〜
夫婦喧嘩でふくれた女房の頬も〜
パチンとへこませる便利な針はいらんかえ〜
>>915-916 はあ? 篭城しようとしたら嫁に叩き出されて、野戦に変更しただと?
アホじゃねえのか、義景は。
しかも、あのお飾り将軍はまだ戦の準備はできてねえ、と。
そもそもヤツは将軍なのか? 乱世を治めることもできねえくせによ。
まったく、アタマの痛えヤツらだ。仕方ねえ、援軍を追加で派遣する。
大差で負けられると、伊達が迷惑なんだよ。
伊達政宗、追加で1000の【援軍】を朝倉義景に派遣!
現在、伊達軍の【援軍】の総数は4000!
>>917 あの、もし…そこの方…
針を売っていただけませんか…?
…貴殿の売る針は、夫婦喧嘩でふくれた奥方の頬をへこませることができるの
でしょう…?
それならば、壊れてしまった父の心を縫い合わせて…断ち切れてしまった
親子の絆を繋ぎ合わせることも…できるのではないでしょうか…
>>919 ほう! おまえさまは浪人じゃな!!
この針はなあ!! 持ち手によっては、ただのボロ雑巾綴り
持ち手によっては天下をも縫い合わせる、まっこと尊い仏の針じゃ!!!
浪人ならば主人が必要ではないか!!
まだ見ぬ主人と、お侍の心をも繋ぎ合わせること請け合いじゃ!!
なに? 親子の絆か? そりゃあ無理じゃ!!
針を売ってる本人が父親の顔を覚えておらぬ!!!
〜ここまでのあらすじを投下します〜
畿内、四国を支配下に置き、日ノ本の副王と称された三好長慶の薨去からまもなくの事。
長慶および主筋を相次いで毒殺した張本人であり、主家の簒奪を企てる松永久秀は、
嫡子の久通に命じて将軍・足利義輝を弑逆し、山城を制圧した。
その一方、長慶の実弟・義賢は久秀の専横に対し、三好一門を糾合して決起する。
かつての長慶の版図は二分され、山城、大和、丹波を治める松永家と
和泉、讃岐、阿波、淡路を治める三好家は一触即発の様を呈していた。
内政を徹底して国力の充実をはかる三好家に対し、松永家は先手を打って計略を仕掛ける。
堺衆の出身の切支丹武将・小西行長を、埋伏の毒として三好家に偽降させたのである。
また、両者の対立のさ中、一向一揆の指導者・本願寺顕如は「仏敵」松永久秀の打倒を決意。
石山御坊を拠点に松永家との抗争の準備に取りかかった。
その折、松永家に対する戦略的優位を獲得するため、三好義賢は本願寺に接近。
同盟を締結して松永家打倒のための共同戦線を構築する。
対する松永久秀は三好家当主・義興の籠絡を試みるが、義興はこれを拒否した。
かつて松永家によって大和を逐われた筒井順慶、浪人の長束正家も反松永を表明し、
この五者によって松永包囲網が形成された。
松永家と松永包囲網の戦端は、松永家の先制攻撃によって開かれた。
松永軍は当初、12,400の兵をもって摂津大坂の攻略を試みるが、
三好軍14,000が尼崎に進出したのを契機に作戦を変更。26,750の兵を尼崎に向けた。
三好軍は寡兵ながら奮闘し、内藤恕安隊を敗走させるも多勢に無勢で撤退を余儀なくされる。
松永久通は摂津の芥川山城に入り、松永久秀に従属した大名として独立した。
また、備前の宇喜多直家は反一向宗の立場から松永家と同盟、伊勢の北畠具教もこれに同調。
松永家、宇喜多家、北畠家の三国同盟が成立した。
これに危機感を募らせる三好家の下に、浪人の石田三成が訪れ三好義賢と接近。
三成は義賢に認められ、松永包囲網参加者と同等の地位を得るが、
これに不満を持った長束正家は松永久秀と内応の密約を結んだ。
一方、松永家の嫡子である松永久通は父の振る舞いに疑問を抱き、上京して父と会見。
必死の諫言をするが、親子間の亀裂を埋めることはできず、ついに出奔した。
このとき、久秀は出奔した久通を見つけ次第殺すようにと布告した。
中央の混乱を尻目に、奥州の雄である伊達家は若き当主・政宗のもとで邁進していた。
政宗は中央の二大勢力のどちらにも与せず、両者の疲弊を虎視眈々と待つ方針を固めた。
政宗の思惑通り、松永久秀は余興と称し6,000の兵を率いて和泉に侵攻する。
対する三好義賢は一門の兵を糾合、総じて20,000を越える軍勢でこれを迎撃。
囲魏救趙の計をもって松永軍を包囲し、戦の間隙を突いて河内を勢力下に収めた。
松永軍は圧倒的不利な状況の中で善戦するが、多勢に無勢で敗走。
総大将・久秀自身も負傷する大敗北を喫した。
和泉の戦いの後、久秀は戦後処理のために三好家に和睦を打診。三好三人衆の好感を得るが、
両者の提携を嫌った伊達政宗は不意を狙い、10,000の兵で山城を急襲した。
対する松永家はやはり10,000の兵を率いて単独でこれを迎撃するが、
洛外の戦いは伊達軍の勝利に幕を下ろし、伊達家はこの勝利をもって、勇名をさらに馳せた。
和泉、洛外で敗北した松永久秀は、基盤強化のために三好家との和睦を急ぐ。
三好三人衆の尽力もあり、堺で両家の君主による会談が実現した。
互いの陰謀が渦巻き、始終緊迫した雰囲気の中ではあったが、両家は同盟を成立させる。
これにより、松永包囲網はその存在意義を失い解消された。
一方、足利義昭を擁する越前の朝倉義景が、近江の六角義賢に接近。
有名無実の幕府を守ることで権力の掌握を狙う義景は、近江の南半を領する義賢に
「近江全土を領地とできるよう義昭に進言する」との条件を提示。
義賢はその条件を受け入れ、朝倉・六角両家は反松永・三好を掲げて同盟を締結した。
二国同盟を締結して京へと帰還した松永久秀のもとに、旅の茶花人・侘助が訪れる。
将軍家に仕えたことのある彼にとって久秀は旧主の仇であるが、
自らの茶を極めるべく、茶人として名高い千宗易との邂逅を望んでいた彼は、
その知己・久秀に宗易との交流の斡旋を依頼した。
久秀は風流人を尊重する情からそれを快諾し、彼を松永家の茶頭に任用する。
その折に侘助は三好家への使者として堺へ赴くようにと命じられるが、
これは彼と千宗易の接触の機会を作ろうという、久秀の配慮であった。
その一方で、三好義賢と伊達政宗は菓子を例に挙げて堺と奥州の優劣を争う。
その際に伊達政宗が紹介した金平糖を求め、三好三人衆の一人・三好政康は奥州へと旅立った。
道中で紅葉の中将一行と接触しながら米沢に到着した彼は、潜伏して金平糖奪取を目論む。
結果、金平糖の入手には成功したが、これを口実とした政宗の畿内侵攻を招くこととなる。
伊達、三好両軍は互角の兵力で対峙したが、松永久秀が突如18,000の大軍を率いて参戦。
伊達軍の進軍が豪雪によりままならなくなったこともあり、河内の戦いは霧消した。
時を同じくして、堺では松永家の使者・侘助が三好義賢と会見し、
旧主・足利義輝の佩刀である大般若長光を代償に、戦時の援軍派遣の約を取り付けた。
役目を果たした侘助は、三好家の屋敷の門前で偶然にも千宗易との接触を果たす。
宗易に茶会に招かれた侘助は彼の茶の心の原点を垣間見て、精進の心を奮い立たせ、
欣然として都への帰路へ着いた。
この会と時を同じくして、松永久秀は余興と称して平等院に放火し、全国に波紋を呼んだ。
畿内にひと時の平穏な時間が流れるなか、地方では風雲急を告げる動きが起こっていた。
奥州の伊達政宗と越前の朝倉義景は掲げる思想も異なり、互いを敵視してはいたが、
中央を攻略するという目的のもとに互いは同盟の形態を模索し、二者の合従に結論を見出す。
会談に一応の決着がつくと朝倉義景は10,000の兵を率いて都へ侵攻、
松永久秀も同じく10,000の兵で迎撃し、第二次洛外の戦いの火蓋が切って落とされた。