幕府を開こうと思うんだが・・・・ part8

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1人間七七四年
このスレは、天下統一を目指す諸侯が権謀術数の限りを尽くすスレです。

大名・出家・公家・武士・商人など、あらゆる階層の皆様を歓迎します。
part1 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1168395336/
part2 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1170424238/
part3 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1170592431/ 
part4 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1171184066/
part5 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1171803982/
part6 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1172574077/
part7 http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1176288851/(容量オーバー)
2人間七七四年:2007/05/06(日) 23:42:45 ID:PeNHIJ/f
国/表高(万)/実高(万)
陸奥/173/293 出羽/87/151 武蔵/84/123 越後/41/115 常陸/75/92
近江/83/86  肥後/57/85  越中/54/81  信濃/55/78 下野/46/77
尾張/57/76  伊勢/57/70  肥前/56/69  越前/68/68  下総/37/68
播磨/52/66  美濃/58/65  上野/50/64  筑前/52/63  周防/16/55
筑後/27/54  大和/45/50  長門/13/50  土佐/20/49  加賀/44/48
三河/35/47  豊後/42/46  紀伊/40/44  伊豫/28/43  上総/38/42
備前/29/42  摂津/26/42  日向/12/42  遠江/28/37  備中/21/37
豊前/32/36  丹波/29/33  薩摩/28/32  備後/24/32  安芸/26/31
甲斐/24/31  出雲/22/30  河内/24/29  相模/19/29  讃岐/17/29
能登/21/28  阿波/19/27  美作/23/26  大隅/18/26  駿河/17/25
伯耆/13/25  山城/22/22  因幡/13/19  和泉/14/17  石見/14/17
丹後/12/15  但馬/12/14  淡路/6/14  佐渡/2/13   琉球/12/12
伊賀/10/11  安房/9/10   若狭/9/9   伊豆/7/8    飛騨/6/6  
蝦夷/5/20(内府殿特別ルール)  壱岐/2/4  志摩/2/2  対馬2/2  隠岐1/1
3奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/06(日) 23:50:35 ID:oXdrYwFZ
/*
>>1 乙!
*/
4小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/06(日) 23:59:33 ID:UcmSIx/T
/*
>>1
サー、人民は乙しております・・・
*/

前スレ>>692
之康「それはもう・・・願ってもない話でございます。この上は早々に立ち帰り、他家と連合の話を
    まとめて参ります」
氏綱「よう決断なされた松枝殿。西国探題の件は後日、改めて使者を遣わそうぞ」
賢重「おや?厠でございますか・・・ごゆるりと」

前スレ>>702
大火事は未明に消火が完了した。やがて、疲れきった将兵たちに朝日が降り注いだ。
義長は柏原家の陣を訪れ、労をねぎらっていた。

義長「国興殿、またもお力を貸していただき、我ら一同感謝の気持ちでいっぱいでございます。
    松枝家や下間家から援助物資も届いております。お疲れとは存じますが、朝廷の為、
    市民達の為、復旧にもお力をお貸し下さい」

今日は範長は鉄砲の工房を視察していた。作業は流れ作業で行われ、大きな樋に水を流し、その上に
鉄砲の部品を乗せた小船を浮かべ、次々に組み立てていくものである。これにより一丁あたりの時間を
大幅に短縮する事に成功したのである。

鴨冬「兄上、下間殿や柏原殿も内政に着手しておられるとのこと」
範長「二家に伝えなさい。『我らにできる事がありましたらなんなりと』とね」
鴨冬「ははっ!」
5奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/06(日) 23:59:43 ID:oXdrYwFZ
/*
規制に引っ掛かって、スレ立てられなかった・・
*/

〜興国寺城付近〜


ズダダダーン!
ヒュン!ヒュン!
ワァー!ワァ!

国統「かかれぃ!」

伝令「反乱軍は壊滅致しました!殿が本軍を率い、駿河に向かっておるとの事!」
国統「良し!これより、駿河・甲斐国境付近に向かう!」

奥田領内で起きた乱は後に、奥田の電光石火と呼ばれる動きの前にあっけなく鎮圧された・・

〜三河付近〜

国真「間も無く、遠江か・・」

/*
明日は書き込めが多分、夜になります
*/
6薄右大将為弘:2007/05/07(月) 00:21:54 ID:116NxT+F
/*
全軍偉大なる
>>1殿に万歳三唱!!
万歳!!
万歳!!
万歳!!
…カキコ出来なくて焦った。w
*/

洲本。

為重や。
為重「はっ…。」
ここ洲本に他国に負けない城を築きたい、領民投票を行うぞ。
為重「はっ…。」

領民投票実施。賛成七割、反対一割、無効票一割、無投票一割。
洲本城建て直しに着手。
7久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/07(月) 06:56:41 ID:D2AMzivi
/*
>>1殿
感謝したします。
*/

〜遠江・引間、久慈弘忠の陣〜
綱成「だいぶ武田が苦戦しておるようですな」
弘忠「しかし、憲政め…わしの計画をずたずたにしおって…」
弘忠「まあよい、駿河に向かうぞ!」

〜諏訪・上原城〜
頼重「我らは東美濃へ向かう!」
諏訪勢、東美濃の遠山ほかの国人の援護に兵1万を差し向ける。

〜甲斐・駿河国境〜
勘助「お屋形様、上杉殿がお見えです」
信玄「おお上杉殿、此度は兄君の援護と言うことで微力ながら協力させていただきましょう(さて、この嘘もいつまで持つか…)」
憲宏「そうですか…では早速、奥田めを討ち取ってくれましょう(兄上の策を見抜くとは…奥田恐るべし)」
上杉・武田軍4万、国境付近に布陣。先鋒は山本勘助。

〜駿河・興国寺城〜
氏尭「奥田がこの近くまで進出しております!」
氏康「うむむ…甲斐での乱をいいことに、我が領地まで掠め取るつもりか?」
氏尭「では拙者が奥田どもを追っ払ってまいりましょうか?」
氏康「では行って参れ」
氏尭、千五百の兵を率いて興国寺を発ち、北条領内に侵入しようとするものを追い返す。

/*
では、夕方ごろまた来ます。
*/
8奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/07(月) 07:12:57 ID:jq/C4ZM+
〜美濃〜

9奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/07(月) 07:17:49 ID:jq/C4ZM+
/*
上のは誤爆
*/

〜美濃〜

遠山「離せぇ!」
国経「ふん。裏切り者が裏切りで捕まるとは滑稽よな・・首を刎ねよ」

半兵衛「当家領内の反乱軍はあらかた片付けました。木曽に向かうべきかと」
国経「うむ。木曽に向かう!」
近江・飛騨勢1万五千、木曽へ
10九条義政:2007/05/07(月) 07:57:53 ID:ryCddumk

公家の私もいいのですか?
11小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/07(月) 09:01:53 ID:QdLTIHWQ
――飯盛城・千畳敷

範長と鴨冬は領内から5カ年計画の進展の報告を集め、それを確認していた。二人が笑みを
浮かべているところを見ると、良い知らせが多いようである。之虎も何か用があるらしく、部屋
の中で金魚と戯れながら待っていた。そこに諜報を担当する遊佐宣頼が東の情勢を報告する
ために入ってきた。

宣頼「殿、奥田・久慈領内で内紛が勃発。両家が相互に干渉しているようで、両家の仲は
    かなり緊張したものとなっております」
範長「両雄並び立たずという事ですか。まあ、下手に介入するよりも、内治に励みましょう。
    之虎、準備はどのくらいできていますか?」
之虎「はっ、大分揃うようになって参りました!」
範長「よろしい!では柏原、下間、松枝家にも要請をなさい」

柏原和泉守様

この度は京の大火を抑えるのに御尽力いただきありがとうございました。仮設住宅や炊き出しも
軌道に乗りましたが、今ひとつ活力に欠けます。そこで市民達を鼓舞するために大規模な馬揃え
を行おうと思います。よろしければ兵を率いて奮って御参加下さい。

下間左京大夫様

左京大夫範長です。京の災害への御支援、市民達に代わって御礼申し上げます。さて、京の町の
復興の為に活力のある催しを行おうと思います。大々的に馬揃えをする予定ですので、北陸の精兵
を率いて御参加下さい。人が集まれば、そこにはなにがしかの需要が生じます。経済振興策の一つ
としてお考え下さい。

松枝左兵衛佐様

先日は連合の件を快諾下さり、この謝意をどう伝えたら良いものか思案しているところです。また、
京への援助物資も無事に到着し、市民達は左兵衛佐様の徳を口を揃えて称えております。今、
東国では大乱が起きている様子。向こうの威信がガタ落ちしている今こそ、天下に我らの勢力を
誇示するときでございます。京の市民たちも娯楽を求めているようですし、馬揃えを行おうと思い
ます。私も高い文化を誇る西国の将兵を是非拝見したいと思います。

【範長、パレードを企画中】
12従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/07(月) 10:26:16 ID:huHvu+Tb
統亮「阿片とはえぇもんだぁ」
照安「馬鹿もん!帝に持っていくものを吸っちまうとは!」

阿片は室町期に日本に入ってきたものであり、医師が麻酔として使用していたという記録がある。
江戸期には幕府が監視した為に流通はあまりしなかった。
13奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/07(月) 12:20:59 ID:jq/C4ZM+
〜京・奥田屋敷〜

中盛「・・・という訳で、武田には迷惑しているのであります」
公家「誠に・・分りました。朝廷が仲介致しましょう」
中盛「有り難い事で・・」

〜駿河・奥田陣〜

国真「武田に使者を出せ。何の用かと」
国統「はっ」

〜武田陣〜
使者「武田殿にお目通り願いたい!」
14従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/07(月) 12:45:56 ID:huHvu+Tb
統亮「三条家をなんとか守らなくてはな・・・」
五十嵐「もし三条家がなければ我々も大変でしたな!」
統亮「西園寺殿は佐渡に配流とか聞いたが、、今は実質消滅(焼き殺した)した摂関家のかわりの公家によって朝廷もだいぶかわったからな・・・どうなるのやら。和束殿も帰ってこれれば良いんだが、」
15西園寺公明:2007/05/07(月) 13:14:46 ID:ryCddumk

予はきいとるぞぉ!!
16人間七七四年:2007/05/07(月) 14:06:40 ID:A9iKN9xn
     カタカタ
  || ̄ Λ_Λ
  ||_(Д`; ) 「なに?このスレ・・・」
  \⊂´   )
    (  ┳'
17久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/07(月) 17:59:57 ID:D2AMzivi
〜美濃・遠山城〜
頼重「ふう、まずは一息…」
家臣「殿!奥田が木曾へ向かうようです!」
頼重「うん…?まあ、そこは武田がどうにかしてくれるであろう…」

〜甲斐・駿河国境、武田信玄の陣〜
昌信「お屋形様、奥田から使者が参りました」
信玄「下らんことを…まあ通せ」

〜駿河・駿府城下、久慈弘忠の陣〜
弘忠「憲宏に書状を届けて来い、あやつに罪は着せたくない」
段蔵「はっ」

〜甲斐・駿河国境、上杉憲宏の陣〜
段蔵「憲宏様…」
憲宏「はっ!段蔵か!?」
段蔵「兄君からの書状を届けに参りました、お読みになった後は焼いてくだされ」
憲宏「どれ…なにっ、奥田は兄上を襲ってはいないだと?」
憲宏「すべては大膳大夫の陰謀…前線を下げさせよ、その後挟撃する…か」
憲宏「さすが兄上、この世に未練が残ると見える…はっはっは」
・・・
憲宏「大膳大夫殿、ここは前線を下げ、慣れぬ甲斐にて奥田勢を討滅すべきかと存じますが…」
勘助「となれば、拙者は殿軍を勤めさせていただきとう存じます」
信玄「上杉殿に勘助まで…わかった、奥田の使者に会うたら下山まで退こう」
18久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/07(月) 18:12:07 ID:D2AMzivi
/*
上の
美濃・遠山城
はミスですね。
*/
19久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/07(月) 19:25:13 ID:D2AMzivi
/*
さらに訂正。苗木城ですね。
*/

下間殿へ

早速のお返事、有難い。
さて、このご返答でありますが、これは一門徒・下間頼龍としてのお答えか、それとも大名としてのお答えでありますか?
いずれにしろ小笠原は我らの過ちをこれ幸いとばかりに流言飛語を織り交ぜて喧伝した我らの仇。
おそらく拒否するでしょうが、拙者はそれでも構いませぬ。

久慈大宰大弐源弘忠

〜相模・鎌倉〜
憲政「なにい〜、弘忠の首級はまだ挙がっておらんのか!」
憲政「奥田の馬鹿め!いま弘忠を討てば、信濃の一つでもやると言うのに!」
豊守「(…信濃をやる?まったくうつけじゃな、御館さまは…)では、早速援軍をお出しなされませ」
憲政「うむ!」
上杉兵部卿憲政、援軍2万を集めて駿河へ向かわせる。
長泰「(…いくら上杉家が関八州や奥羽を押さえているからと言って、戦ばかりでは国は滅びる…)」
長泰「(…ここはいっそ、陽夢斎さまの兄君でも擁立して御館様を追うべきかな…)」
20柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/07(月) 21:34:13 ID:sz8e1lTH
>>1さん乙です!
書き込めなくてどうしようかと思いました・・・
話は前スレからの続きです

〜和泉:千石堀城〜
この日、紀伊南海門徒・鷺山御坊より新たに派遣された坊官:下間頼盛を招き新型鉄砲のお披露目会が行われていた。
ズゴーーーン!!
新型の鉄砲はいとも簡単に胴丸を打ち抜きその場に居た者を圧倒させた。

良重「おおっ!!」
正信「胴丸を完全に貫いておりますなぁ…流石は紀伊の鉄砲使いじゃ」

家興「なるほど…紀伊は南海門徒衆の本拠地、国内の流通網は隅々まで行き届いているでありましょうな、盲点でした。
   根来の鉄砲ですか、確か鉄砲伝来の時に種子島から堺・国友に並び初めに輸入したのが根来の芝辻清右衛門殿でしたな。
   これは良い売り物になるやもしれませぬが…薄や久慈・奥田の手に渡ればそれこそ国境を接する柏原・下間両家にとって脅威となります、
   売る相手はやはり小笠原・下間・松枝あたりになりましょうか」
   
家興「雑賀衆・根来衆の鉄砲は天下一品、魅力的です。これからもその技術を守ってほしいものです、
   そのためならば我等とて協力は惜しみませぬぞ。
   この新型の鉄砲を量産するためならば我が家からも資金をお出ししましょう、是非とも根来で研究を進めていただきたい」
   
家興「下間家の領内でも繊維に力を入れておられるのは知っております、
   我が領内で織った布が下間領で友禅になる…考えただけでも楽しくなりますが地理的に海上輸送は不可能、
   やはり堺・京を経由しての交易となるでしょうが…そうなれば小笠原家にも話をつけねばなりますまい」

家興「硝石は堺から買えばよろしいのですが…やっかいなのは伴天連の宗教です。
   諸侯では布教を許しているところもあるようですが我が領内では禁止となっております。
   硝石を求めるあまり伴天連につけこまれてはなりませぬゆえ…」
21奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/07(月) 21:38:33 ID:jq/C4ZM+
/*
諏訪勢はどうやってきたのだろう・・
*/

〜苗木城城下〜

木曽から猛スピードで戻ってきた国経らは苗木城を包囲した

半兵衛「城に籠るは諏訪勢と遠山の遺臣ら一万数千です」
国経「木曽は尾張の賊を鎮圧した国親殿におたのみしたので後背の心配はない。諏訪の逃げ道を封じよ」
国経勢は苗木城を何重にも包囲
半兵衛「義勇軍らは如何なさいますか?」
国経「後方でときの声を挙げさせよ。城兵を震え上がらせよ」
半兵衛「はっ」
国虎「国経〜!まだ城を攻めんのか〜?」
国経「まだ軍議の最中だ。これだからは猪は困る!戦はただ攻めれば良いという物ではない!」
国虎「けっ!」

国経「大筒の準備は出来ておるか?」
半兵衛「はっ。ガトー殿の指揮で当家の大筒の数は増え、訓練も重ねておりました故、問題なく三門用意してあります」
国経「うむ!」

〜甲斐・駿河国境・武田陣〜

使者「こたびは如何なる事で我が領内に軍を進められたのか!早々に退かれよ!」
22従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/07(月) 21:56:44 ID:huHvu+Tb
統亮「先頃行った、琉球を従えに行くぞ!」
五十嵐「いきなりですか!」
統亮「尚氏を潰す。。南蛮人から手に入れた船を使用するぞ!琉球を日乃本に従えてやるわ!」
23柏原家家臣 柏原国興:2007/05/07(月) 22:04:51 ID:sz8e1lTH
〜京:柏原軍陣営〜
国興「ふぅ…」
侍従「殿、お疲れ様です…」
国興「いやぁ疲れた…まぁ疲れているのはわしだけではないからな、兵にも十分休息をとらせよ」
侍従「ははっ」
元春「国興殿、只今小笠原河内守様のご子息、義長様がお越しになられております」
国興「義長様が?すぐにお会いいたしましょう」

国興「これは義長様、此度はわざわざ我が陣までのお越し真にありがたく存じます。
   義長様直々の励ましとは兵も喜びましょう。
   また明日も復旧作業を続けますのでご安心下され」
   
24従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/07(月) 22:08:40 ID:huHvu+Tb
統亮「・・・と、その前に。三条家に頼んどいた事はどうなった?」
五十嵐「和束様の復権の事ですか?」
統亮「あぁ」
五十嵐「三条家が全力で西園寺殿に罪を擦り付けている様子ですので、後は和束様次第でしょうな。」
統亮「迷惑を掛けてしまったからなぁ。」
25奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/07(月) 22:08:46 ID:jq/C4ZM+
〜駿河・甲斐国境・奥田陣〜

国真「久慈殿からは連絡はまだか」
国統「今だ・・上杉勢数万がこちらに向かっているという報が・・」
国真「万が一は・・分っておるな」
国統「家臣一同、覚悟しております」
26奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/07(月) 22:16:03 ID:jq/C4ZM+
〜京・奥田屋敷〜

中盛「それと・・和束殿の事ですが」
公家「かの者で何か?」
中盛「許してやっては如何かな。」
公家「かの者は朝廷の権威を失墜させた者でおじゃる!そうそう許されぬ者でない!」
中盛「確かに・・だが、和束殿のお陰で今の朝廷があるのもまた事実・・和束殿の官位を最下位にし、許す。よいな・・」
公家「・・わ、分ったでおじゃる。ほっほほほ・・」
27松枝左兵衛佐清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/07(月) 22:28:52 ID:BOg8iJ64
出雲・月山冨田城

清顕「沼田殿は如何しておる?」ボソボソ
家臣「誉田様がお相手をなされています」ボソボソ
清顕「では余もすぐ参る」ボソボソ 
  「管領様、酒盛りの準備を致しましたので、山海の珍味をご堪能あれ」

沼田祐光控えの間

清顕「沼田殿、大変長らくお待たせ致しましたな」
  「誉田ご苦労だった」
誉田「ははっ」
28下間頼龍:2007/05/07(月) 22:39:57 ID:NEtWKljp
>>1乙です!>>545さんも乙です!

>>20
・・・和泉:千石堀城・・・
頼盛「柏原のお殿様、おっしゃる通り。これより京におる仲孝に言って小笠原様に取り次いで頂こう。
現在四十匁目筒も開発している模様。これはもはや鉄砲というより施設破壊用の大筒ですなw。
・・それからこんな事言うのも何ですが、お殿様が門徒を想う気持ちは我等十分解っております。
しかし宗教と文化・経済は全く以って別。小笠原様も多宗教にお力をお入れなればこそ国が潤っております。
我等とて北陸では南蛮学問を取り入れている次第。あまり拘られて他家に遅れを取られては事でございますぞ。」

>>11
・・・京都・山科御坊・・・
パレードのお誘いの話は頼龍から京にいる仲孝のもとへ届けられた。
仲孝「ほう!心躍るのう!これは良い。興に疎い頼龍が乗り気とは珍しい。
早速小笠原家に書状じゃ。まず目的だが威信を示すのか、民に興を施すのかだ。
・・場違いな格好で京の民にドン引きされてはかなわぬw。
それから参列する人数だな。京の町を大軍で・・って言うのも何だし。
あと小笠原家には経済流通の許可を申請してみよう。
さすれば畿内小笠原家を中心に、松枝家、柏原家、下間に文化・経済の交流、発展が望めようぞ!」

>>19
・・・加賀・尾山御坊・・・
頼龍「私はこの通り加賀におりました故、畿内での事は書状でしか知りませぬ。
私はてっきり綱成殿が薄兵に討ち入られた際に薄殿が流した流言だとばかり思っておりました。
が、『過ち』と申されたからには河内での騒動は事実なのですね?

小笠原が仇、と申されるであればこの度の通行願いに小笠原家への敵意が感じられまする。
これでは小笠原家と同盟にある下間としては快いお返事が出来ませぬ。
まずは小笠原家と再び話合いの場を設けられては如何でしょうか。
私が門徒として、あるいは大名として如何なる返答を出すかは本来その後の話であり、またその話とは
先程申した通りにございます。
私どもが出来る事と言えば話合いを事無く進められるよう小笠原家に進言する事くらいです。」

〜・小笠原範長様・〜
・・・太宰様とのやり取りは以上の通りです。鴨冬殿のお怒り、ご尤も。
なれど東国が荒れている今こそ小笠原家の威信で畿内を平定するには又と無い機会です。
大切な時期であればこそ敵は少ないにこした事はない、というのが下間家の意見です。

北陸は久慈家の脅威を目の当りにしておりますので返答に戸惑います。
四箇国団結の噂も伺っております。同盟にある小笠原家の対応を尊重致します。〜下間頼龍〜
29和束是道 ◆WAz9goYWBs :2007/05/07(月) 23:43:41 ID:tiKBCnO8
>>1乙!
しかも初代スレのリンクまで貼っていただいて感激…
是道は富田城下で罪人というよりは客人に近い待遇で隠岐への移動までの日を過ごしていた。
山中鹿介「和束殿、朝廷から罪の赦免の文書が届きました。帝の病平癒の恩赦とのこと」
是道「ありがたきしあわせでおじゃる…」

是道、京へ
30従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/07(月) 23:44:21 ID:huHvu+Tb
ならず者「貴様等!止まれぇい!」
統亮「目障りな!撃て!」
五十嵐「!?ならず者とはいえ五〜六名しかいませんし、見たところそれほどの悪には見えませんが・・」
かまわず統亮は五〜六名のならず者に火竜槍を放つ
統亮「ハハハハ!皆、死におったわ!あっちで公家も驚いておるぞ!ハハハハ!」
31従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/08(火) 01:08:09 ID:5BxGPONB
統亮はこのところ、激務で体調を崩していた。
朝廷との関係などによるもので体調がすぐれないのである。
加えて母方の祖父の弟のいる三条家に迷惑をかけているのが彼を疲弊させているのである。

私もバイト10連勤と学校で疲れました
32久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/08(火) 06:45:38 ID:7i0bU0rh
〜出雲・月山富田城〜
祐光「お久しぶりでございますな」
祐光「さて、本題でございますが、当家は松枝家と争う気はありませぬ」
祐光「しかし拙者と話そうともせずに松枝殿は出雲へお帰りになった…此度は、松枝殿に同盟する気があるかないかを確かめに来たのです」

〜甲斐・駿河国境、武田信玄の陣〜
信玄「理由?駿河や遠江を獲りたいからじゃよ」
信玄「奥田殿も駿河なり美濃なりが欲しいゆえに軍を動かして居るだろう?それでわしに対して軍を退けとは納得いかぬな」
信玄「ではとっとと伝えて来い、駿河のうち幾らかを寄越せば軍は退くとな!」
・・・
信玄「甲斐まで後退せよ!殿軍は奥田の反撃を食い止めるのだ!」
武田・上杉勢4万、後退。下山城まで退却。

〜駿河・由比、久慈弘忠の陣〜
弘忠「さて、奥田に書状を書くか…」

奥田右中将殿へ

此度は武田のせいで酷い目に遭われたそうですな。
さて、援軍についてござるが、相模は兵部卿以下賊の巣窟となっております。
ここは、相模の北条に中立を確約させた上で甲斐を突破し、かの地に拠って相模を睨むか、一旦軍を解散して単身安房へ渡り再起を図るか、しかございませぬ。
よってここは奥田殿の要請を尊重し、援軍を送ることにいたしまする。
今しばらくお待ちくだされ。

久慈大宰大弐源弘忠
33久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/08(火) 07:02:41 ID:7i0bU0rh
下間殿へ

中々のご対応振りですな。小笠原と共に上杉の悪評を垂れ流されても拙者は文句を言えませぬな?
しかしながら、門徒か大名かと言うのは重要な問題ですな。何時までも逃げ道を作られても困りますしな。
ところで、4国で同盟をなさるとか。畿内を4国以外から守り抜かんという意志…感服いたしました。

久慈大宰大弐源弘忠


薄殿へ

久慈大宰大弐弘忠でござる。
さて、同盟の件についてでありますが、拙者も陣中の身。今すぐには返答しかねます。
まずは、鎌倉の逆賊を討伐してからでありますな。

久慈大宰大弐源弘忠
34奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/08(火) 07:28:46 ID:xgvS0qkD
〜駿河・甲斐国境・奥田陣〜

国真「甲斐の山猿らしい返答よな」
国統「武田勢が退いております」
国真「放っておけ」
35奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/08(火) 07:32:34 ID:xgvS0qkD
〜駿河・甲斐国境・奥田陣〜

国真「甲斐の山猿らしい返答よな」
国統「武田勢が退いております」
国真「放っておけ」
36奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/08(火) 07:33:17 ID:xgvS0qkD
/*
連投してしまった・・
*/
37人間七七四年:2007/05/08(火) 09:18:19 ID:fvra83WD
一応張っとく
◎攻撃
  ○どちらかが1万人未満の場合。
   ・野戦攻撃・・・攻撃側-300防御側-1000
   ・優位置攻撃・攻撃側-100防御側-1000
   ・劣位置攻撃・攻撃側-400防御側-1000
  ○両者とも1万人以上の場合
   ・大軍野戦・・・攻撃側-900防御側-3000
   ・大軍優位置・攻撃側-300防御側-3000
   ・大軍劣位置・攻撃側-1200防御側-3000
  ○発砲は小軍で-300大軍で-500(三段はその三倍。言ったモノ勝ち)
  ○牛?も小軍で-300大軍で-500(500人消す牛の数って何頭だ!?)
◎効果
  ○防御陣・・・ダメージ半減
  ○包囲・潜伏・・・・通常攻撃につけ加え、
   小軍の場合は攻撃側-100防御側-1500
   大軍の場合は攻撃側-300防御側-4500
38奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/08(火) 10:05:06 ID:xgvS0qkD
/*
>>37 乙! 一応、まだ確定してません(議論中)
*/
39正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk :2007/05/08(火) 11:47:05 ID:fvra83WD
紀州

大膳「お〜い孫一、戻ってきたぞ」
孫一「でっ京はどうだった?」
大膳「統亮殿が起こしたと思われる火事で京は焼け野原、その為に復興
   の軍が来ておるぞ」
孫一「左様か……ご苦労だ」
40正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk :2007/05/08(火) 15:31:11 ID:fvra83WD
                          刀、           , ヘ
                  /´ ̄`ヽ /: : : \_____/: : : : ヽ、
              ,. -‐┴─‐- <^ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
               /: : : : : : : : : : : : : :`.ヽl____: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
     ,. -──「`: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : :\ `ヽ ̄ ̄ ̄ フ: : : : :/
    /: :.,.-ァ: : : |: : : : : : : : :    :\: : : : :: : : :ヽ  \   /: : : :/
    ̄ ̄/: : : : ヽ: : : . . . . . . . . . . .、 \=--: : : :.i  / /: : : : :/
     /: :     ∧: \: : : : : : : : : : ヽ: :\: : : 〃}/  /: : : : :/         、
.    /: : /  . : : :! ヽ: : l\_\/: : : : :\: ヽ彡: : |  /: : : : :/            |\
   /: : ィ: : : : :.i: : |   \!___/ ヽ:: : : : : : :\|:.:.:.:/:!  ,': : : : /              |: : \
   / / !: : : : :.ト‐|-    ヽ    \: : : : : l::::__:' :/  i: : : : :{              |: : : :.ヽ
   l/   |: : :!: : .l: :|            \: : : l´r. Y   {: : : : :丶_______.ノ: : : : : :}
      l: : :l: : :ト、|         、___,ィ ヽ: :| ゝ ノ    '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
      |: : :ト、: |: :ヽ ___,彡     ´ ̄´   ヽl-‐'     \: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ
        !: :从ヽ!ヽ.ハ=≠' , ///// ///u /           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      V  ヽ|    }///  r‐'⌒ヽ  イ〉、
              ヽ、______ー‐‐' ィ´ /:/:7rt‐---、       こ、これは>>1乙じゃなくて
                  ィ幵ノ ./:/:./:.! !: : : : :!`ヽ     髷なんだから
              r‐'T¨「 |: | !:.∨:/:./: :| |: : : : .l: : : :\   変な勘違いしないでよね!
               /: : .|: :| !:.!ィ¨¨ヾ、:.:/ !: : : : l: : : : : :.\
41久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/08(火) 17:52:57 ID:7i0bU0rh
/*
大砲についてのルールも決めたほうがよいですね、いま足利義氏公が研究されておられますから…。
小軍で-500大軍で-800ぐらいですかね?
*/

〜甲斐・下山、武田信玄の陣〜
信玄「敵は後退しない…か」
勘助「これはまずい…情報が漏れましたな」
憲宏「ここは拙者が何とか致しましょう(…武田を討つには合戦のほうが良い、下手に自害などさせれば面倒なことになる…)」
信玄「そうでござるか…ではお任せいたそう(…此度の件ではあまりわしが表に立たぬ方がよい)」
憲宏「それは真でござるか?」
信玄「うむ、如何様にもなされよ」
上杉憲宏隊2万、貫ヶ岳に布陣。太田資正隊1万、白鳥山に布陣。上杉憲藤隊6千、篠井山に布陣。
武田信玄隊5千、高ドッキョウに布陣する。

〜駿河・富士宮、久慈弘忠の陣〜
弘忠「さて、奥田に助力すると伝えよ」
綱成「はっ、すぐに使者を送りましょう」
弘忠「敵は日の本最強と謳われる甲州兵…しかしこの戦は勝たねばならん」
久慈勢5万、甲斐・駿河の国境地帯へ向かう。

〜美濃・苗木城〜
頼重「何!奥田勢が我らを包囲しておるだと!」
家臣「さらに、木曾にも動きが見られ…」
頼重「こ、このままでは諏訪に帰れぬではないか!もういい!奥田に使いを送れ!」

奥田殿へ

此度は大膳大夫に誑かされ、このような愚行に走ってしまい申し訳ない。
すぐに美濃より兵を退くゆえ、この度のことは水に流そうではありませぬか。

諏訪刑部大輔頼重

/*
諏訪頼重の事悪く書きすぎ?
*/
42小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/08(火) 18:51:17 ID:hfN/zsIU
/*
>>41
ユア エクセレンスィー、識者の一部に大砲に関するルールも過去ログにあったと
申している者も居ります。一考の価値はあるかと・・・。
*/
43奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/08(火) 21:11:09 ID:xgvS0qkD
〜駿河・甲斐国境・奥田陣〜

国真「上杉の動きが気になるな・・」
国統「久慈殿が五万の大軍を率いてこちらに向かっている由」
国真「これで、我が方は久慈殿と合わせて、10万か・・(一万五千は北条に備える為に離脱)備えを怠るなよ」
国統「はっ」

〜苗木城・奥田陣〜

国経「頼重はまだ、自分の置かれた立場が分っておらぬとみえる・・」

諏訪殿へ

やはりそうでしたか。我らも諏訪殿が野心の為に領内に侵攻なされたと思えませんでしたが、やはりそうでしたか・・
諏訪勢は無事、ご帰国してよろしいでしょう。ただ、誰かがこたびの責任を負わねば当家の兵や民が黙っておりますまい・・(あんいに、頼重の切腹を要求)
奥田国経
44薄右大将為弘:2007/05/08(火) 21:12:45 ID:Dtchja33
為重「大船の一号船が進水しました…。」
うむ。
為重「それから島津殿より新式火縄銃の生産が可能になったとの報告です…。
既存の火縄銃よりも二割軽く、飛距離は倍、威力は三割り増しだそうです…。」
生産費は?
為重「五割り増しだそうです…。」
うむ…少々高いが性能としては満足がいくな。今までの火縄を鋳潰し新型の材料に充てよ、月産三百が目標じゃ。
為重「はっ…。」
それから洲本城の縄張りじゃがな、一つの大天守と数々の小天守を櫓で結ぶ形にしようと思う。
洲本の港を城郭内に取り込み、出丸を三つ作る、それぞれ芝、隠、屋島と名付けよ。
また洲本の街は濠にて囲い城の一部とする。

為弘の夢のマイホーム構想進行中。
45柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/08(火) 21:31:10 ID:slkEq4DT
〜和泉:千石堀城〜

家興「先ほど河内守殿より書状が届いたのだが…どうやら京の復興記念を兼ねて馬揃えを行われるらしい」
良重「それはまた豪勢ですなぁ…して馬揃えがいかがいたしました?」
家興「わしにも参加せぬかと言う誘いだった…」
良重「ぶっ…!殿が!?」
家興「何故笑う?わしが参加すれば不都合なことでもあるか?」
良重「い…いえ、失礼いたしました。何せ殿があまりに嬉しそうなお顔をなされていたので…」
家興「わしは参加したほうが良いかの?」
良重「何をおっしゃいます、折角の河内守様のお誘いなのですから某などに聞かず行ってらっしゃいませ」
家興「しかし内政のこともあるしのう…」
良重「殿は行きたいのですか?行きたくないのですか?」
家興「行きたいに決まっておろう」
良重「では行ってらっしゃいませ、領内のことは某と樫井殿、松浦殿できちんといたしますゆえ」
家興「わかった、あとそれから雑賀衆や根来衆にも書状を、『行きたい者がおれば参加を許可する』と」
良重「承知仕りました」
家興「それにしても国興め…河内守殿に京守護職を譲ると言うときにこのような事件をみすみす起こしおって(ブツブツ)」
良重「まぁ…別に国興殿が火事を起こしたわけでないのですからここは寛大に…」
家興「守護についておきながらちゃんとできぬとは管理職失格じゃ!」
良重「まぁまぁ…折角の上洛なのですから機嫌よく行ってらっしゃいませ」
家興「うむ…それもそうじゃ…」
46松枝左兵衛佐清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/08(火) 21:41:21 ID:8WRrI4CH
>>32
清顕「沼田殿、その節は大変失礼を致しました。謝罪致します」
清顕「当家は久慈殿と事を構える積りは毛頭御座いません。同盟?当然ながら条件次第ですが
   
―小笠原様― 

馬揃えとは楽しみですな。天子様を始め公家衆も参加されるのでしょうか?
先日勅勘が解けた和束様もお呼びすればさらにおもしろくなりましょう
47小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/08(火) 21:52:19 ID:hfN/zsIU
>>27
氏綱「ほほう・・・これだけのものよう揃えられたのう。帰るところであったが、無碍にするわけにも
    いくまい。のう之康殿?」
之康「うーむ・・・すぐにでも発ちたいところですが、仕方ありますまい」
賢重「では、ありがたく頂戴いたします」

>>28
――飯盛城・千畳敷

範長は下間家からの二通の書状を前にしていた。鴨冬も傍に控え、一通り読み終えたばかりである。

範長「ふむ、早速大きな目的のほうも聞いてきましたか」
鴨冬「流石は頼照上人の御曹司・・・」

早々の御決断、痛み入ります。今回は確かに威信を示す目的もありますが、民の目を楽しませる事も
肝要。威信の方は我らが用意致しますので、和尚には民の目を喜ばせるものをお願いいたします。
また、経済の流通でございますが、当家の貨幣制度が他家とあまりにも違いますので、改めて会談
するべきと存じます。ただ、暫定措置として関所における換金の手続きを簡略化するようにしておきます。

範長「頼龍和尚は久慈との会談の内容ですか・・・」
鴨冬「あの時・・・せめて刺し違えていれば・・・」

久慈に対する憎しみが思い出され、鴨冬が衝撃的な事を口にする。範長は同情はしつつも、嗜める。

範長「そんな事をしても殺された者達は帰ってきません。あなたが死んだら悲しむ者は更に増えますよ」
鴨冬「はっ、軽率な言動でした・・・」

確かに和尚の仰る事はいちいちごもっともです。しかし、罪無き民を虐殺されて、その上媚びる真似をしては
領民達の怒りは我らに向けられ、ますます状況は不利になります。なれば名分や致し方無い事情が必要です。
久慈が公式に謝罪と賠償をするか、残りの二家が賛同し、三家で迫るという状況になれば当家も色よい返事が
できるでしょう。

それと四カ国同盟の件、耳聡で恐れ入ります。下間家の賛同があれば残る柏原家の説得もうまくいくでしょう。

>>45
範長「柏原殿が来られるのですか!」
鴨冬「書状を送るまでもありませんな。兄上直々に交渉なさいませ」

>>46
はい、帝・皇族の方々が文武百官を従えての出御でございます。和束様ですか・・・傍目にはおもしろいかも
しれませんが・・・警備を厳重にする必要がありますね。一つでも騒動が起これば、全てが裏目に出ます。
48下間頼龍:2007/05/08(火) 22:07:04 ID:f5eA7iDI
・・・加賀・尾山御坊・・・

富樫経忠「殿・・また久慈様より書状でございますぞ。」

下間頼龍「ほう。どれどれ・・!上杉殿の悪評となw。ははh、参ったな。これはしかりw。
河内での上杉殿の『過ち』は勘違いであろうに。勘違いは誰にでもある事。これを当家が責める理由が何処にあろうか。
だから小笠原家と和解せいと申しておるのに。

あと何々、逃げ道ですか・・門徒か。大名か。私がこの選択を誤魔化したとして、これを逃げ道と言うのならば、だ。
選択を迫る久慈殿はこの下間を追い込んでいる事となる。はてはて、追い込んでどうしようと言うのやら。
私は常日頃から時々に応じて大名たるべきか、僧たるべきかで悩んでおる。
もちろんこの度の件も多いに悩んだ。だがおいそれと本音を話す程久慈家と下間家の距離は近づいておらぬ。

経忠、私は物事の道理を大事にしている。事には順序という物がある。
我が領内の常時通行要請にあたりご要望があれば、と始めに申されたのは宇佐美殿。
答えてみればやれ門徒だの大名だのと軍をちらつかせて追い込む始末とは如何であろうか。
さて何を考えているだろう?目的が解らない訳では無い。動機が解せぬのだ。ただ単に争いを求めているようにしか見えぬ。
大儀の無い争いに大儀を求めているのなら、大儀を以ってこれに当るのが私の役目。
であれば『過ち』と口走った時点でこの棋はとっくに投了しておる。
小笠原家との話し合い無くしてこれ以上の書を連ねても後に引けなくなるだけだろう。
ここまで言えば解るであろう。逃げているのはどちらなのか、と。」

富樫「はあ・・しかし殿、この事を絶対に外で話してはなりませぬぞ。」

〜・久慈太宰様・〜
上杉様の悪評などとはとんでもございません。私共にはその様な事をする理由もございません。
勇猛果敢なる久慈様の大大軍が出てこられたからには逃げたくなる気持ちも汲んで下され。
それに四箇国で同盟を結ぶのではございません。同盟が四箇国になるのでございます。
この同盟が五箇国となるか否かは太宰様次第でございます。
つい先日、小笠原家より書状が届きました。何卒和解されされますよう願います。
和解が成しえた暁には松枝家、柏原家の賛同を得られますよう。
北陸の地に勇猛なる久慈家旗印が春風に揺れる日をお待ちしております。
〜下間頼龍〜
49和束是道 ◆WAz9goYWBs :2007/05/08(火) 22:47:18 ID:ggZtXwHP
三条北実朝「和束殿が都に戻っても御馬揃が終わるまでは自由にしてはならぬ。
当分の間は閉門(邸内出入禁止)といたせ。統亮殿への復讐めいた行動を起こされては面倒でおじゃる」

〜山陰路
是道「こうも移動が多いと我が身にこたえるでおじゃる。からだもだるいし足も痛い」
50従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/09(水) 00:38:51 ID:kk4UtQ56
統亮「琉球は朝貢をすると言ってきたな。」
五十嵐「どうしますか?」
統亮「我が妹、陽子を呼べ!」
五十嵐「昔、巴の今、陽子とされるあの女武者様を呼ばれるとは!何かあるのですか?」
統亮「あぁ。近々な」
51人間七七四年:2007/05/09(水) 15:49:38 ID:kk4UtQ56
奥田殿へ
我が父が送った馬の中に天喰(アマクイ)がいたはずです。
どうかお返し頂きたい。
天喰で戦をしたいのでね!
52従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/09(水) 15:50:46 ID:kk4UtQ56
↑すみません 名を忘れました
53久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/09(水) 18:06:02 ID:aMUTuAXY
〜駿河・真富士山、久慈弘忠の陣〜
弘忠「下間から書状か…」
弘忠「生臭坊主どもが何を言おうともわしは奴らに屈する気はない!」
綱成「久慈殿、気焔を上げられる前に武田を討たなければ…」
弘忠「そうだな…」

奥田殿へ

拙者は真富士山に本陣を置き、武田勢に当たりまする。
憲宏はすでに武田と縁を切っておりますゆえ、貴殿は太田・上杉憲藤隊に当たられよ。それを合図とし、憲宏は資正隊に攻めかかりまする。
武田は5千の寡兵、武田を討ちましたらすぐに白鳥山に向かいまする。

久慈大宰大弐

謙信「久慈殿、お久しぶりですな」
弘忠「おお謙信殿、よくぞお着きになられた」
謙信「拙者にも幾らかの兵をお貸し願えませぬか?(…ここは武田の口を封じねば、もし生きておったら御館様のお考えが弘忠めに知れてしまう…)」
弘忠「では、8千の兵をお貸しいたそう」
久慈弘忠隊2万5千、真富士山に布陣。北条綱成隊1万7千、別働隊として朝霧方面へ移動。長尾謙信隊8千、青笹山に布陣。

下間殿へ

和睦ですと?貴殿に我が久慈家、ならびに上杉家の政道に口を出す権限はないと愚考いたしますが。
いや、僧と言うのは古来から政道に口を出すのが好きだと聞きまする、貴殿のように大名となられるようなお方であればなおさら当然のことでしょうな。左様なことはこの国を攻め取ってからにしてくだされ。
ただ、小笠原と和睦すると言うのは悪い話ではありませぬな。あのような流言を取り下げていただければ拙者も意地を張ることも無いのですが。
ところで、貴殿はご家中の方々に向かって拙者や兵部卿殿について語っておられるとか。もとが田舎の出、あまり手厳しい言葉は避けていただかねば。

久慈大宰大弐源弘忠
54奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/09(水) 21:24:49 ID:SMbnp8ds
〜駿河・甲斐国境付近、奥田陣〜

国真は統京からの文を読むとその場で破りすてた
国真「このような無礼極まりない文は読んだ事ないわ!あの野盗はぐれが!」

統京へ
天喰と申す馬は、旅商人に売ってしまったわ。どこにあるかは知らん

国真「ふむ。我が方からは誰を出そうか」
国興「父上!某を出陣させてください!」
国真「国興か・・成方。」
成方「はっ。某が補佐いたします」
国真「うむ・・では国興、一万を率い武田にあたれ」
国興「はっ!」
国興、兵一万を率い出陣

奥田国興・国真の嫡男。水川成方が守役。16歳
55従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/09(水) 21:52:03 ID:kk4UtQ56
統亮「陽子、京に着いてからいきなりで悪いが・・・そなたの女子という点を武器にして公家共にとり入れ!」
陽子「分かりました。兄上のお言葉に従いましょう。」
統亮「これは世話になった和束様への恩義に報いる作戦じゃ。」
56従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/09(水) 22:23:54 ID:kk4UtQ56
ある公家の屋敷

一条陽子「阿野様、阿野様、」
阿野「おっ!これは噂に聞く美女!陽子姫!」
一条陽子「外に来ていただけますか?」
阿野「おほほほ、待っておれ」
一条陽子「御免!」
地面に落ちる阿野の首。
一条陽子「和束様に協力しないからコウナルノジャ!」
57柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/09(水) 23:30:54 ID:NT9TN7CJ
家興は京で行われる馬揃えのため雑賀・根来衆を集め支度を整えていた。

良重「殿、此度は何故このように雑賀・根来衆を集められたのですか?」
家興「折角馬揃えのため京に上るのじゃ、雑賀・根来の持つ先進的な鉄砲をみせつけるためじゃ
   『紀泉に柏原有り!』というところを宣伝せねばな」
良重「はぁ…(変なところだけ見栄っ張りなんだから…)」
家興「まぁただ鉄砲を見せに行くだけではない、ついでに堺も寄るつもりじゃ、そこで雑賀衆に良い硝石の選別
   でもしてもらおうかの、我が軍には鉄砲に詳しい者はおらぬからな」
良重「なるほど…その願わくば硝石を取り扱っておる商人や伴天連などと専売の契約を結べればよろしいですが」
家興「勿論そのつもりじゃ、もし硝石を大量に手に入れることができればそれこそ鬼に金棒じゃ」
侍従「殿、ご出立の準備が整いました」
良重「それでは殿、いってらっしゃいませ。京でのご活躍心よりお祈りいたしております」
家興「何を言っておる、おぬしも行くのじゃ」
良重「は…?」
家興「堺での取引はおぬしにやってもらうつもりじゃ、期待しておるぞ」
良重「いや…某まだ何も準備を整えては…それに留守を守らねば…」
侍従「淡輪様のお荷物はすべて整えてございます」
家興「留守中のことは正信と守にすべて任せてある、さぁ行くのじゃ!」
良重「そんな…やっとのんびり出来ると思ってたのに〜」

柏原家興一行雑賀・根来衆含め1万の兵を連れ京へと向かう
58人間七七四年:2007/05/10(木) 06:32:25 ID:soYCzDSS
OK
59従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/10(木) 10:31:21 ID:fqCpdiVa
公家 中山家屋敷
どさっ!
一条陽子「雑魚には地面がお似合いじゃ!大地に頬摺りしておれ!公家の時代は終わったのだとなぜ気付かないのかのぅ!」
藤林「姫さま!お迎えに来ました!四人も殺せば十分ですよ」
一条陽子「反和束派も死を恐れて勢いがなくなってきたから帰るか?」
60正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk :2007/05/10(木) 11:07:41 ID:MNlh/Ce+
中山屋敷付近
大膳「孫一も大変そうだな、まあ金貰っているからよさそうだけど、しかし
   どこにいったんだろ?あの女、生首らしき物を持っていたし……」
   
61従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/10(木) 14:23:19 ID:fqCpdiVa
六条河原

ここに殺害された公家の首がさらされた。。
さらに今後、標的となる公家の名も書かれていて、その首には賞金が懸かっていた、
62従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/10(木) 14:32:32 ID:fqCpdiVa
大和国・山中

統亮「要は金ですかな?」
上泉・塚原「はい。」
統亮「いつか来る繁栄のためなら安い金じゃ!お願いいたします」
63正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk :2007/05/10(木) 14:52:41 ID:MNlh/Ce+
六条河原

大膳「これは酷い……やはりあの女の仕業か………今度見つけたら
   捕まえてくれるわ」
64従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/10(木) 15:10:10 ID:fqCpdiVa
蝦夷にて

劉鳳「なかなか蝦夷は寒いのぅ。まもなく年明け!新年はいい年だといいな」
65久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/10(木) 19:52:32 ID:50PxCtpA
/*
上泉は長野家臣ですよ。

あと奥田さん、本陣と部隊の位置を決めてください。
*/

〜駿河・真富士山、久慈弘忠の陣〜
弘忠「さて、奥田が動き出したか…謙信殿にその旨伝えてまいれ」
家臣「はっ」
弘忠「では、東に向かえ!憲宏と一緒に太田を挟み撃ちにしてくれる!」
弘忠隊2万5千、東へ移動。

〜美濃・苗木城〜
頼重「ほう、許してくれるのか!」
頼重「む…『諏訪勢』だと?…奥田め…!」
頼重「頼高、そちに5千の軍勢を任せるゆえ諏訪に戻れ」
諏訪頼高「兄上は篭城なさるので?」
頼重「うむ…そうなるやも知れん」

〜駿河・興国寺城〜
その頃、援軍の主将である安田長秀と北条氏康は口論を繰り広げていた。
氏康「おぬしが何と言おうとも、指揮はわしが取る!」
長秀「ほほう、それは左京大夫殿のお言葉とも思えぬ、貴殿は兵部卿さまの忠臣ではなかったのか、命令に逆らうようなことは無かったはずじゃ」
氏康「忠臣だか知らぬが、誤った命であればこそそれを正すこともあろう」
長秀「いや…これは失言でしたな、貴殿は忠臣ではなく大宰大弐殿の勢威に屈して家臣となられたのですからな…」
豊守「長秀殿、お言葉が過ぎますぞ」
氏政「安田殿、これ以上父上を侮辱すればただではおきませぬぞ!」
長秀「小心者の父にうつけの子…いやいや、お似合いのことだ」
氏政「口が過ぎるぞ!」
ズバッ
長秀「う…ほ、北条…氏政…わしを殺めたところで…ぐふっ」
豊守「ひ、ひえ〜、…では拙者はこれで」
多目元忠「おおっと、逃がすわけには参りませぬな」
ズバッ
豊守「ぐっ」
氏政「父上、これで2万の軍勢が手に入りました」
氏康「うむ…では早速、久慈殿を救いに行くぞ!」
北条勢2万、久慈弘忠を救うため出陣。
66久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/10(木) 19:58:38 ID:50PxCtpA
〜出雲・月山富田城〜
祐光「その件については後日、使者を改めて遣わしますゆえこれにて失礼」
・・・
祐光「早く鎌倉に戻らねば…」

〜陸奥・三戸城〜
晴政「信長、わしは先ほどの戦いで一門衆の多くを失った」
晴政「残るはそちのみじゃ…そこでな、そちの嫡子・扇を養子としたい」
信長「はっ、ありがたき幸せにございまする」
晴政「噂によればなかなか利発な子だという、期待しておるぞ」
南部晴政、久慈扇(津軽為信)を養子とする。
67小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/10(木) 20:03:18 ID:6KIdA0ue
――京・小笠原邸

範長「当家の膝元で狼藉を働くとはやってくれるではありませんか!(゚Д゚#)ビキビキ」

範長は激怒していた。公家達が何者かに殺害され、六条河原に晒し首にされ、更なる
犯罪予告まで書かれていたのである。範長としては面目を潰された形であり、事実、小
笠原家の支配力を疑う者まで出てきたのである。

範長「仕方ありませんね、馬揃えまで使いたくなかったのですが・・・」

範長は『対薄戦勝1周年記念軍事馬揃え』という下書きのしてある看板を置いて飯盛へ
向かった。

――飯盛城・練兵所

京都から約40km.離れたこの巨城には最高の訓練設備が整っていた。範長は之虎を呼び、
『切り札』を持って来るように伝えた。数分とかからずにそれは集まった。

範長「ほほう・・・さすが学問所で集団行動を教えただけありますね」

範長の眼前には白い甲冑に、顔全体を隠す白い鉄仮面を装着した数千人の兵士達が整列
しており、それらは600人おきに、つまり大隊ごとに整列していたのである。その纏まりが15個。
9000人の兵が居る事になる。範長は号令をかけると、ただちにその軍勢を率いて京へと引き
返した。

範長「都を荒らす賊徒め・・・この『突撃隊』で一気に葬ってやりましょう」

『突撃隊』の登場に京の市民は震え上がった。表情が一切読めない鉄仮面に、巡回中の一糸
乱れぬ歩調は恐怖以外の何者でもなかった。更に酒場の酔客、些細な盗難ですら逮捕の対象
となっており、この厳罰主義は京の治安を著しく回復させたのである。

【京都市中を突撃隊が巡回するようになりました】

>>57

――京・小笠原邸

柏原和泉守上洛す。このニュースは噂好きの都人の間にすぐに広まった。範長も当然の事
ながら知っており、旧友との再会を楽しみにしていた。

範長「和泉守殿が一番乗りですか、流石律儀なお方です」
之康「次が和尚で最後が松枝だろうな」

之康が『貴賓席』という看板を仕上げながら言う。

鴨冬「皆さん、どのような装束でおいでになるのか楽しみです」

鴨冬の手には上洛してくる軍勢の宿舎を手配する書類が握られている。雑談に参加している
ところを見ると、さして難儀もないようである。兄弟三人はその後もあれやこれやと諸侯の軍勢
の装束について勝手な想像をしながらその時を待っていた。
68従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/10(木) 20:24:24 ID:fqCpdiVa
統亮「鎧は完成したか?」
五十嵐「はい。紺で山々の風景が書かれているもので、金色の梵字が全身に書かれておりまする。」
統亮「そういえば和束様は?」
五十嵐「三条家から報告があり上層の公家が減った為復位するのが決定しました。」
統亮「塚原とかはどうなった?」
五十嵐「いずれ解ります」
69奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/10(木) 20:28:17 ID:xcVsZWUe
/*
本陣は由衣で国興は本門寺あたりにいます
ぶっちゃけ、久慈さんが決めた場所は地図を見ても新富士しか分らない・・
*/
70奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/10(木) 20:29:53 ID:xcVsZWUe
/*
真富士山だった…
*/
71従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/10(木) 20:33:49 ID:fqCpdiVa
統亮「父上の友人、興福寺の胤栄から手紙だ!」
五十嵐「なにかあるようですな」
72薄右大将為弘:2007/05/10(木) 20:58:34 ID:RmuZM1o4
為重「都で石殿主催の馬揃えがあるようです…。」
ふむ…行くかな?ニヤ
為重「なっ…!?
今回の馬揃えは薄家戦勝利一周年を記念してですぞ…?」
だからこそ敗軍の将たるわしが赴くのではないか。
最近内政は上手く行っとるが暇で暇で…たまには領外に出ねば腐ってしまうわ。
為重「はぁ…。」
淡路勢千を伴って上洛するぞ、支度をせよ。
まずわしの馬印は横一間縦三間の総白地に黒狸。
鎧は狸の色に塗り、主な者は狸の皮を張り付けよ。
皆狸の顔を真似た惣面を着用し目のまわりを黒く塗れ。
狸の群れが京を練り歩くのだ、楽しそうではないか。(微笑

薄上洛隊千内約。

騎馬隊二百為弘。
槍隊五百為重。
火縄隊二百大音。
弓隊百為親。

一路都を目指す。
73柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/10(木) 20:58:38 ID:JyniVmJ1
〜京:柏原軍本陣〜

国興「兄上…お待ちしておりました、此度は和泉よりの長旅お疲れ様でございます」
家興「うむ、それはそうと国興…」
国興「はっ?」

―ビシッ!!

国興「ぐはっ!!」
元春「殿!?」
良重「殿!何を!?」
家興「この馬鹿弟めが!!京の守護についておきながらみすみす大火事をおこし公家衆にまで被害を出すとはどういうことじゃ!?
   おぬしの管理が甘いせいで河内守殿に和束卿、更には帝にも迷惑がかかっておるのだぞ!?」
国興「も…申し訳ありませぬ…こうなったからにはどのような処罰も受けるつもりにございます」
家興「うむ、良い態度じゃでは―」
元春「と…殿、お待ち下され!!」
家興「元春…何用じゃ?」
元春「国興殿は確かに河内守様に守護職を譲られるとなり気が緩みこのような事件になったやもしれませぬ、この罪が消えるわけではございませぬ。
   しかしそれは共に京を守っていた某と平松殿にも言えること、それに国興殿は自ら消火活動に参加し水桶を運び、消失した京の街の復旧にも
   兵と共に木材を運び貢献なされておりました、此度のことはどうかご慈悲を…!!」
宗家「稲葉殿のおっしゃるとおりです、此度の件は国興殿をきちんと補佐できなかった我等の過失、
   国興殿をご処罰なされるのであればまず我等を処罰下さい」
家興「…」
国興「稲葉殿、平松殿…」
家興「…わかった、此度の件は復旧作業に尽力したということで見逃してやる。
   しかし京の街の復旧が大方終わるまで和泉に戻ってくることを禁ずる、良いな!!」
国興「ははっ…ありがとうございますっ…!!」
元春「ありがとうございます…!!」
宗家「ありがとうございますっ!!」
家興「うむ、以後も街の復旧に励め。
   あと国興…此度の馬揃えにはいつかお前がくれた南蛮の絹の陣羽織を着ていくぞ。」

家興「さて良重、我等は無事に京に着いたわけだが…」
良重「ははっ」
家興「ここは河内守殿に一言挨拶を申しに参った方が良いかのぅ?」
良重「まぁ、お誘いを受けたのですからそれが筋でございましょうなぁ」
家興「よし馬をまわせ、河内守殿の屋敷にご挨拶を申しに参る。良重は共をせよ」
良重「ははっ」

74従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/10(木) 21:46:12 ID:fqCpdiVa
洛中

民衆「逃げろぉー暴れ馬じゃ!虎柄の馬の化け物だぁ」
天喰「ヒヒーン!」
民衆「キャア!ウチの子がぁ!」
天喰は馬商人から逃げ、京を亡き定栄を探した後、大和方面に消えていった。 
75和束是道 ◆WAz9goYWBs :2007/05/10(木) 22:05:18 ID:tqnqoKdY
某公家邸

高位公家「何ものかが反和束派の公家を殺したことで、和束派と双方が疑心暗鬼になっておじゃる」
奥田派公家「ほほほ、これで我らに漁夫の利がころがりこんできましたな。
御馬揃えの直前に奥田様の官位を一気に引き上げれば左京兆の面子もつぶれましょう、ほほほっ」
高位公家「今度の殺人事件は和束の生霊がなしたものだと噂を流せ、ほほほ…」
都には生霊の噂が流れ、公家の中には是道をひそかに呪咀するものまでいた。
そんななか是道が首なしの死体で発見された!
76従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/10(木) 22:15:53 ID:fqCpdiVa
統亮「あれは・・・天喰?」
五十嵐「間違いありませんな!」
統亮「今から京に入るぞ!琉球の王・尚元が帝に拝謁したがっているしな。」
統亮、京を百騎の兵とともに行進。
77奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/11(金) 00:04:11 ID:xcVsZWUe
〜苗木城・奥田陣〜

半兵衛「諏訪勢の一部が城を出た由」
国経「監視を行わせよ。頼重は腹を切ったか?」
半兵衛「いえ、いまだ城内にいる模様」
国経「城に大筒を打ち込め!頼重に自分の置かれた立場を思いださせよ!」

指揮官「放てぇ!」
ズドーン!
ズドーン!
ズドーン!
三門の大筒が城に向かって放たれた

〜京・奥田屋敷〜

中盛「京は物騒じゃな。」
豊郷「全くでございます。乱暴狼藉後を絶たず・・小笠原殿も苦心なされておられるようで」
中盛「あの仮面の集団は不気味よなw夜中に会いたくないw」
78久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/11(金) 06:30:53 ID:a4E8voZ3
/*
>>69
私は地図のサイトを見ながら書き込んでいます

それと放火などについても合戦のルールを決めたほうが良いのでは?
*/

〜駿河・青笹山、長尾謙信の陣〜
謙信「よし、皆の者…出陣じゃ!」
長尾隊8千、高ドッキョウの武田隊に攻めかかる。

長尾軍
◎先鋒:本庄繁長…1500
 次鋒:北条高広…2000
 本陣護衛:小島貞興…1500
 大将:長尾謙信…3000

武田軍
◎先鋒:飯富昌景…1500
 次鋒:諸角虎定…1000
 別働隊:馬場信房…1200
 本陣:武田信玄…1300
79久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/11(金) 06:52:53 ID:a4E8voZ3
/*
統亮さん、安東や九戸他南部宗家に逆らった武将はどのような状態ですか?
*/

〜駿河・森山、久慈弘忠の陣〜
弘忠「さて、ここで小休止じゃ…わしは援軍、わざわざ動く必要も無い」
弘忠「さて、他の武将たちはどのように動くのだろうか?」

〜甲斐・河口湖畔〜
綱成「さて、我らは…」
綱成は朽葉色の旗の間に武田菱の入った旗を掲げさせた。
綱成「ふふふ…では皆の者、駿河へ向けて進軍!」

〜美濃・苗木城〜
頼重「真田殿や村上殿、長尾殿に援軍を頼もう!」
家臣「はっ、では早速使者を出します」
頼重「奥田共の軍勢を蹴散らし、遠山殿の無念に報いてやる!」
諏訪には村上勢2千、美濃には真田勢3千と戸隠衆が向かった。
80従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 11:44:39 ID:xB6TntPp
今のところ蝦夷で扱き使って状態であり、
要望があれば久慈家におくります。アンドーは久慈家に任せますが
私は久慈家に従うゆえ、指示をいただければ鎌倉にもむかいます。
一応、島左近が鎌倉の屋敷に待機している状態です
81奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/11(金) 12:21:41 ID:gExvLFZ2
〜苗木城・奥田陣〜

半兵衛「諏訪が信濃に使者を出した模様」
国経「ふん!皆、聞けぇ!諏訪頼重は自らの責任を負わず腹を切らなんだ!武士の風上にもおけぬ臆病者よ!全軍総攻撃!城にいる諏訪勢を皆殺しにしろ!」
オオオォォォ!!

国経「木曽の国親殿に敵を討つべしと使者を送れ!」
82従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 13:24:20 ID:xB6TntPp
堺周辺

一条陽子「なんとか逃れたか・・・とにかく蝦夷に帰るぞ」
藤林「はっ!!」

一条陽子。蝦夷に退却。
83従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 13:32:35 ID:xB6TntPp
蝦夷
劉鳳「あの首切御前が帰ってくるのか?・・・面倒な!」
カマヌイ「九戸政実(今は津軽地方にて支店に駐在中)からの報告があり天然痘が陸奥〜坂東〜畿内で流行り初めているようです。」
劉鳳「構わぬ!死者が出ればそいつらの財産を奪っても善いという事だ。仕入れ値が安く済んで丁度いいではないか!」
84松枝左兵衛佐清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/11(金) 17:28:45 ID:oqFl9bAf
出雲

清顕「さあ皆の者上洛の準備を致せ」
誉田「馬揃えですな。某は楽しみです」
清顕「うむ、余も楽しみじゃ」

松枝勢千出雲を出発
85正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk :2007/05/11(金) 17:39:01 ID:mQuYL77p
堺 

大膳「あの女蝦夷に帰るといってたな……統亮とかかわりがあるのか
   逃げられたのは仕方ない京に戻り馬揃えでも見るか」
86従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 18:53:43 ID:xB6TntPp
統亮「帝の御前に尚元を引き出したいのだが・・・勝手に行っていいのか?」
五十嵐「和束様は亡くなられたとも聞きましたから勝手に行きましょう」

統亮、内裏に向かう
87奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/11(金) 19:04:30 ID:gExvLFZ2
〜奥田国興勢〜

国興「まずは久遠寺を目指すとするか・・」
成方「久慈家の動きに注意が必要です。ここは慎重に・・」
国興「うむ・・」

〜京・奥田屋敷〜

豊郷「琉球の王が統京に連れられ京にきておるとか・・」
中盛「あやつは賞金首じゃぞ?何しにきたやら・・」
豊郷「帝に拝謁するとかしないとか・・」
中盛「はっははは!これはおかしい。統京は確か従五位下だろ?昇殿出来る官位ではないぞ!はっはは!」
豊郷「三条殿が何とかすかもしれませね」
中盛「三条殿はやつの肩を持ち過ぎて、禁裏では肩身が狭いそうだ・・哀れな」
88正木大膳項龍kouryuu246:2007/05/11(金) 19:11:43 ID:mQuYL77p



89正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/11(金) 19:13:22 ID:mQuYL77p
/*
しまった!!!!

誤爆+トリップを晒してしまったorz
トリップを変えます

*/
90久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/11(金) 20:07:05 ID:a4E8voZ3
〜甲斐・高ドッキョウ、武田信玄の陣〜
信玄「奥田の若造が動いたようじゃ、早速昌景に討たせよう」
勘助「ここは馬場殿に後方を突かせ、首を挙げて士気を高めるのがよろしいかと存じますが…」
信玄「うむ、よい案じゃ」

〜甲斐・合戦場〜
昌景「拙者は飯富三郎兵衛尉昌景、奥田国興殿の首を頂くため見参した!」
飯富隊1500→1200
奥田国興隊10000→9000
信房「皆の者、森を出よ!わしに続けえ!」
馬場隊1200→800
奥田国興隊9000→6500

〜駿河・森山〜
弘忠「ん…?あれは…何処の軍勢じゃ?」
家臣「た、武田の旗印…」
弘忠「!?武田に余力は無いはずだが?」
家臣「武田の旗に混じって朽葉色の旗も…」
弘忠「なにぃっ、綱成殿の…?」
弘忠「わしは逃げる!皆の者、退却の準備じゃ!信濃を通って越後に逃れる!」
久慈勢2万5千、森山の陣を破却。
91従五位下・夷王統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 20:13:50 ID:xB6TntPp
内裏

統亮「帝の御前に琉球の王・尚元を連れてまいりました・・・」
三条「ごくろうじゃな」
統亮「じゃあ。官位を・・・」
三条「控えろ!帝の御前じゃっ!それは後じゃっ!」
統亮「申し訳ございませぬ。」
三条「もう良い、下がれ!」
92奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/11(金) 20:21:11 ID:gExvLFZ2
〜奥田国興勢〜

国興「者ども怯むな!敵は少数ぞ!」
成方「(しまった・・大軍で細道を通ってるために軍が詰まってしまった・・不覚!)若!このままでは敵の的になってしまいまする!」
国興「ならば如何すれば良い!」
成方「兵を一旦後退させます!」
そういうや、成方は鉄砲隊に命じた。
成方「味方諸共、敵を撃て!」
ダダダーン!

国興隊6500→5500
飯富隊1200→1000
馬場隊800→650
成方「敵は怯んだ!退けぇ!」
国興勢、南部まで撤退

〜奥田本陣〜

国真「久慈家が撤退しただと!」
伝令「はっ!」
国真「あの腰抜けめ!」
国統「如何なさいますか」
国真「うむ・・」
93三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 20:28:00 ID:xB6TntPp
統亮の威圧によって統亮は従五位上侍従に任じられた。
統亮「まだ納得いかんな!」
五十嵐「欲を出さないほうが・・・」
94正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/11(金) 20:41:32 ID:mQuYL77p
大膳「さっきのは…統亮か……内裏に向かったのか…内裏から出るのを待ってるか」
95三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 20:43:24 ID:xB6TntPp
劉鳳「兄が帝に強制して侍従になっただと?」
デクシャイン「なんと!!」
劉鳳「アイヌ兵の編成をワシに任せやがって!」
カマヌイ「しかし、一万の貧狼隊が完成しました!」
劉鳳「そういえば久慈家に海産物をとどけなきゃな!鎌倉に船をだせ!」
96和束是道 ◆WAz9goYWBs :2007/05/11(金) 21:12:08 ID:I9Pbpc3j
是道の葬儀が始まっていた。
和束是実「伯父上、さぞ無念でおじゃろう(伯父上、本当にこれでよかったのですか…)」       −−和束是実・是道の甥。和束家の家督を嗣ぐ。従五位上内蔵頭

奥田派公家「野中殿へ、こたび奥田中将殿に昇任と昇殿の内示を賜りました。松枝が上洛したあたりで口宣案を披露してはいかがでしょう」
97奥田国真[従五位下・刑部少輔] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/11(金) 21:15:20 ID:gExvLFZ2
〜京・奥田屋敷〜

中盛「左様でございますか・・しかしいきなりでは諸侯の反発を受けるは必定。当家は甲斐の山猿に手一杯でございますれば、諸侯が納得される理由を付けてから、承りたく存じます」
98奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/11(金) 21:30:25 ID:gExvLFZ2
〜京・奥田屋敷〜

中盛「それと、早急に武田家に対する停戦命令の勅を御出し頂きたい・・御礼も弾みまする」
99三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 21:36:44 ID:xB6TntPp
和束殿へ
和束殿!今回の事は誠に残念でしたな。。これは僅かばかりですが・・・金三百枚・アイヌの反物です。それと・・・我が弟・劉鳳に蝦夷の押領使の職を頂きたい。帝に取り次いでくだされ。
100小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/11(金) 21:49:37 ID:b4ww9gTh
/*

>>78

軍団やキャラの移動速度も決めませんか?皆さん足速すぎ・・・
*/

――京・小笠原邸

軍事パレード開催まで、最早数日を残すのみとなっていた。市内も装飾やルートの
策定も完了しており、万全の体制である。そして範長は各国の動静に関する報告を
眺めていた。

範長「諸国では天然痘が流行しているとか」

範長が傍らに居る鴨冬に話しかける。諸国とは言ったが、もちろん自国の事も範疇に
入っている。鴨冬もそれを見越して言葉を返す。

鴨冬「我が領内では患者の隔離や消毒を行ったため、軽微の損害ですみました」

鴨冬の言葉に範長は満足したが、他国の事も考えると、いつまでもにこやかな顔をする
事はできなかった。

範長「関東では戦乱続きで対策どころではないので、多くの死者が出るでしょう・・・
    痛ましい事です」

――堺・軍港

之虎は堺に五千の兵を率いて駐留していた。薄勢が上陸してくるとの情報が入ってきた
からである。みすみす取り逃がした前回の教訓を活かし、今回は水も漏らさぬ警戒である。
大型船舶は全て沖合いで検閲されてから入港が認められた。

之虎「狸狩りじゃ!一匹も漏らすでないぞ!?」

――京・小笠原邸

範長と鴨冬はある人物を待っていた。盟友の柏原和泉守家興をである。いよいよ入京し、
先ほど使者がこちらに挨拶に出向く旨を伝えてきたばかりだ。すでに料理人には料理の
手配をさせ、庭も先ほどまでかけて庭師に手入れをさせて万全の状態である。今か今か
とそわそわする二人にその声は届いた

小姓「和泉守様お着きになられました!」

――京・内裏付近

内裏の近くに突撃隊が集結していた。指揮を執るのは之康である。統亮が一連の公家殺害
事件の黒幕と睨んだ之康は代理から統亮が出て来たところを討ち取る算段をしていた。すで
に御所の各門付近には兵が伏せてあり、逃げられないように固めていた。

之康「定栄の野郎には散々、煮え湯を飲まされたからな。お仕置きには良い機会だ」
101松枝左兵衛佐清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/11(金) 21:50:18 ID:ijbs89aL
京・丹波口

家臣「殿、和束卿が亡くなられたようで」
清顕「亡くなられた?」
家臣「詳しい事は分かりませぬが…」
清顕「そうか。兎も角急いで京屋敷へ入るぞ」
家臣「ははっ」

松枝勢入京す
102三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 22:00:13 ID:xB6TntPp
統亮「囲まれた?帝がいる内裏に兵をだしたのか?それじゃあ朝敵だろうが!!」
五十嵐「統亮様、策はあります。」
統亮「あぁ。やるしかないな」
103三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 22:04:36 ID:xB6TntPp
衛兵「帝が内裏を出て清水寺を参拝なされる!小笠原殿!兵を退かして下され。」
三条「小笠原様。帝を護衛して清水寺まで来て下され」
104正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/11(金) 22:14:55 ID:mQuYL77p
内裏付近

大膳「こりゃあすげえな、たがが人間数人討ち取るのにこんなに必要か?
   しかも天子様が清水寺まで行くのか………ついて行くか」
105薄右大将為弘:2007/05/11(金) 22:15:56 ID:ggO70X7g
為重「堺に小笠原の兵がおるようです…。」
そうか。
為重「避けて通りますか…?」
何故避ける必要がある?中日本の王がわざわざ西日本の王であるわしに迎えを寄越したのだ。堺からそやつらに先導させて京に向かえば良い。
為重「しかし…。」
石がわしらを囲い殺す…と?
為重「まさにその通りで…。」
かもしれんな。(微笑
だがな、わしが死ねば西日本が崩れるか?
為重「ますます団結し小笠原家の西進を防ぐでしょうな…。」
だろう?
それにわざわざ祝いに来た者を殺したら小笠原の家名に傷が付く。
まことの王とは器が大きいものだ。
為重「はぁ…。」
だから堺に向かえ、京に行かせんと言うなら帰れば良い。馬揃えに華を咲かしに行くのが目的じゃて。

薄勢堺へ。
106柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/11(金) 22:22:51 ID:o5KRwL1H
〜京:小笠原邸〜

家興「失礼いたします。某柏原和泉守と申します、此度は馬揃えのお誘いを受け、河内守殿にお礼を言いに参りました」
門番「ははっ、既にお話は伺っております。どうぞお通り下さい」

邸内に案内された家興は驚いた、何せ邸内の庭は一寸の乱れも無く手入れされつくしており廊下はピカピカに磨きこまれており
部屋という部屋からは何やら心安らぐ香の香りが立ち込めていた。

家興「これはすごい…まるで極楽浄土じゃ…」
良重「流石は河内守様ですな…それだけ殿は歓迎されているということでしょうか」

屋敷の奥の間に通された家興の前に居たのは畿内を押さえる小笠原範長とその舎弟鴨冬であった
範長とは過去に家興が欲に走り和泉平定に先走ったとき以来、鴨冬とは紀伊雑賀荘の陣以来であった

家興「お久しぶりでございます、柏原家興です。此度は京での馬揃えにご招待下さり真にありがたく存じております
   河内守殿とは和泉出兵で某が欲に走りご迷惑をお掛けしたとき以来でしょうか、あのときは真に申し訳ございませんでした。
   あのとき御家に人質として差し出した我が嫡男桜花丸も大きくなり間もなく元服を迎えます。
   河内ではご舎弟の之康殿・鴨冬殿直々に教育を受け我が子ながら立派な青年に成長いたしました。
   これも河内守殿のおかげかと存じます。」
107三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/11(金) 22:54:46 ID:xB6TntPp
訂正
三条→公家衆でした
わけ解らないこと書いてスマソ。
108奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/12(土) 00:21:18 ID:EAxvtib1
/*
>>100 久慈さんに合わせているので必然的に早くなってしまうのです・・
*/

〜京・奥田屋敷〜

中盛「小笠原殿らに恩を売っておくとするか・・」
中盛、奥田派の公家に小笠原・拍原・松枝・下間への官位昇進を要請
109久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/12(土) 13:38:44 ID:B2ys7dFk
/*
>>100
というか、一書き込みあたりどの程度の日数と言うことになっているのですか?
そういった規定があればそれに応じますが。
陣の移動にはさほど時間はかからないでしょう。
>>108
書き込み時間が限られてるので、やや早くなっている面はあるかもしれません。
*/
110三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/12(土) 15:25:21 ID:k4Te87ei
統亮「帝の籠になんとか紛れ込むぞ!」
五十嵐「さすが統亮様」
111久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/12(土) 18:03:34 ID:B2ys7dFk
〜美濃・苗木城下〜
祐光「拙者は鎮守府将軍上杉憲宏が名代、御大将にお目通り願いたい!」

〜駿河・由比〜
弘忠「ふう、なんとか綱成から逃れたか…」
家臣「それにしても奥田の動き…解せませぬ」
弘忠「うむ、おおよそわしを挟撃する気であったのだろう」
公家「麿は都からの勅使、奥田右中将に〜」
家臣「あれはなんでしょうか?」
弘忠「きっと武田からの差し金であろう、奥方の縁で朝廷に働きかけたのだろう」
弘忠「和睦をさせると言うていたが…うまくとりなせるものかな?」
弘忠「まあよい、わしも奥田に会って来よう」
・・・
弘忠「拙者は久慈大宰大弐源弘忠、奥田殿にお取次ぎ願いたい!」
112奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/12(土) 18:09:12 ID:EAxvtib1
〜苗木城・奥田陣〜

国経「上杉家の方が何用か」

〜駿河・奥田陣〜

国統「久慈殿が来ているそうで・・」
国真「ふん・・あの腰抜けがどの面下げて来たのか」

国真「何用かな?」
113久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/12(土) 19:57:15 ID:B2ys7dFk
〜駿河・由比、奥田陣〜
弘忠「さて、早速本題に入らせていただくが、なぜ由比に床机を据えたまま動こうとなさらないのか?」
弘忠「援軍を寄越せといわれたゆえ、貴家との友好の為とも思ってこちらに来たわけだが…これでは無駄に兵糧を使うばかりでな」
弘忠「ここは奥田殿は自ら出陣されず、この大宰大弐めに戦をさせようという魂胆なのか?」

〜美濃・苗木城〜
祐光「諏訪殿は憲宏様の義父、その諏訪殿は武田殿と縁戚であります」
祐光「此度の用件としては、美濃から諏訪殿の軍勢を安全に引き揚げさせる、と言うことでございます」
祐光「言い方に難があるやも知れませぬが、諏訪殿にしてみれば奥田殿につく義理は無い、武田殿は義兄弟にあたる…まあ武田方につくのが当然でしょうな」
祐光「何卒、お考えを改めて下されませ…」
114奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/12(土) 20:10:34 ID:EAxvtib1
〜苗木城・奥田陣〜

国経「だから何か?諏訪がどちらに付くかは問題ではない。頼重殿が腹を切れば、問題のない話だ。
こたびの事は諏訪殿が当家領内に侵攻されたゆえ起きた事。頼重殿には責任を取ってもらわねばならぬ」

〜駿河・奥田陣〜

国真「貴殿の申されておる意味がさっぱり分らん。当家は嫡男・国興に一万を与え既に出した・・これは国興の初陣も兼ねておるから私自ら出向く訳にはまいりませぬ。
我らがここに残るは駿河の治安を維持には必要な事・・。
それはそうと、貴殿の軍は大丈夫かな?何でも敵の部隊を見ただけで敗走なされたと聞いたが・・」
115三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/12(土) 21:46:27 ID:k4Te87ei
帝と共に清水寺

統亮「小笠原の兵め!!結局、清水まで付いてきおった!」
五十嵐「どうしますか?
寺に入ったものの出られませんが」
統亮「こいつら!よく訓練してあるのぅ!帝がいるのに、緊張していないぞ」
116三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/12(土) 21:53:44 ID:k4Te87ei
清水寺!
統亮「帝!外に行き小笠原の兵に対して武装を解除するように下知してくだされ!」
帝「・・・」
統亮(これぐらいで怯えているとは・・・使えないなぁ〜)
帝「ワカッタ・・・だから命だけは助けてくれ。」

小笠原勢に武装解除の命。
117正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk :2007/05/12(土) 22:02:59 ID:hB9HqzH/
大膳「おい!統亮が内裏の兵が薄くなったところから逃げ出して本能寺の方向にむかったぞ!」


突撃隊,嘘報に騙される
118三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/12(土) 22:11:17 ID:k4Te87ei
脱出!

統亮「申し訳ないな!小笠原卿!わしも多忙でな!」
五十嵐「公家の籠に紛れてなんとかなりましたな」
119和束内蔵頭是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/13(日) 02:10:33 ID:3l1+lEaQ
是実「この財政難のさなかに行幸があったのですか? まったく主上はなにを考えておじゃるか」

奥田派公家「中将殿のお考えがそうなら従うしかないでおじゃるな」
馬揃えを前に小笠原義長に従五位下叙位、下間頼龍正五位下昇叙、松枝清顕に右馬頭任官、柏原家興に弾正少弼任官があった。
もちろん奥田国真の正四位下への昇叙もセットでおこなわれた。
奥田派公家「帝に武田家に停戦の綸旨をだしていただき、和平なった時点で中将殿に報いる官位を引き上げるでおじゃる」
120久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 07:59:16 ID:4sXc+dqf
〜駿河・由比、奥田陣〜
弘忠「そ、そのことについてなのでござるが、われわれの軍勢は大層疲労しておりまする」
弘忠「地黄殿の強さは貴殿も承知しておられよう、ぜひここは貴家の軍勢に出陣を願いたい」

〜美濃・苗木城下〜
祐光「責任…でござるか。そもそもこの地は貴殿の領地ではなくなっておりますが、まあその事は置いておきましょう…わざわざ使者を買って出たのが誤りでした」
祐光「拙者はこれより苗木城に入ります、まあ諏訪大明神と貴殿らの力、どちらが勝っているかということですな」
沼田祐光、苗木に入城。

〜信濃・高遠城〜
義清「久しぶりの戦だ、腕がなるわい!」
幸隆「では拙者と柿崎殿で木曾に向かえばよいのですな?」
景家「真田殿、必ずや木曾を打ち負かして奥田の気勢を削いでやりましょう」
村上勢2千、信濃に駐屯。真田勢4千と柿崎勢5千、木曾に向かう。
121久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 08:05:42 ID:4sXc+dqf
〜甲斐・高ドッキョウ、武田陣〜
勘助「殿、お人払いを」
信玄「何事じゃ?」
勘助「都より和睦を勧める使者が来ると…」
信玄「はは、朝廷も粋なことをやってくれる」
信玄は懐から一通の書状を取り出した。
信玄「ただ、この紙切れ一枚で奥田の苦心は水の泡になる…地黄殿の武勇を身をもって知るが良い…」
勘助「初めはどうなるかと思いましたが、これで一件落着ですな」
信玄「ははははは…わしもここで果てるのかと思うたわい」
122奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 08:48:16 ID:4ziStFiw
/*
正直、もう勝てる気がしない・・
*/
〜苗木城・奥田陣〜

国経「あの使者、意味の分からぬ事ほざきおったな」
半兵衛「はっ。ここは今だ当家の領地にございます・・あの者の言い方、和平しに来てる言い方ではございませんでしたなw」
国経「攻撃再開・・木曽は国親殿任せるとしよう」

国経勢、苗木城総攻撃再開

〜駿河・奥田陣〜

国真「左様でございますか・・分りました。国統勢二万を先鋒にし、我らも出ましょう」

国真「伯父上、出陣でございます」
国統「北条綱成か・・先の伊豆攻めでこの左目をやつにあげる事になったが、今度はその首をわしが貰うとするか!」
忠勝「綱成殿とは先の伊豆攻めにおいて、戦う事はなかった・・拙者がかの者の首あげまする」

奥田本軍、駿河に一万を残し出陣
123和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/13(日) 09:01:17 ID:3l1+lEaQ
是実「なに、主上が体調をくずされたとな」
家礼「行幸を急遽中止され、女房も近づけずに伏せっておられるとか」
是実「あの事件以来朝堂は乱れておるな。公家衆は出仕をさぼっておるし、主上を諫める者もいない」
124久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 12:14:22 ID:4sXc+dqf
〜駿河・青笹山麓、長尾謙信の陣〜
謙信「皆の者、武田の横を突くぞ!」
家臣「謙信様!馬場隊が山上より突撃を仕掛けてまいりました!」
謙信「なにっ、青笹の砦が破られたということか!」
謙信「よし、ここは一挙に本陣を目指す!」

長尾隊8000→7000
馬場隊650→550

〜甲斐・白鳥山〜
資正「皆の者、敵は奥田の若君じゃ、続けぇっ!」
太田隊8千、奥田国興隊を迎撃するため街道を封鎖。

〜駿河・森山〜
綱成「さて、奥田がいよいよ出てきたようだな…そろそろ動くか」
綱成「それにしても久慈殿は…奥田を道連れにする気か?」
125奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 12:47:15 ID:4ziStFiw
〜奥田国興勢、南部付近〜

伝令「退路を太田勢に封鎖されております!」
成方「なんとしても若を落とす!強行突破じゃ!」
国興「・・・」
国興勢、強行突撃

〜奥田本軍、国統勢・芝川付近〜

国統「国興殿が危うい!忠勝、兵三千を与えるゆえ、国興殿らを援護せい!」
忠勝「承知!」
126三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/13(日) 13:58:52 ID:WslNOq9B

統亮「さっさと松前に帰りたいのぅ。帰りに尾張と鎌倉によってからいくがな」
五十嵐「はっ!尚元王はこのまま琉球かえらせます。」
統亮「そうせい。」

統亮は一部のあらくれ者にアヘンなどをばらまいて京から去っていった。
127三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/13(日) 14:11:42 ID:WslNOq9B
京の西方
統亮「劉鳳に官位をやれなかったな・・・」
五十嵐「あの御方には注意して下さい。松前半島の海岸をすべて石垣で囲み要塞化しているようですぞ。我々の安宅船でなければはいれないような海岸ですよ?」
統亮「我が弟を悪く言うな!」
五十嵐「申し訳ありません」
128奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 14:12:15 ID:4ziStFiw
〜京・奥田屋敷〜

奥田派公家「これでよろしかったのでおじゃるな?」
中盛「えぇ。有り難うございました。」
奥田派公家「武田が聞くでごじゃろうか・・」
中盛「はてさて・・しかしこの停戦の勅で久慈家と武田家はびっくりするでしょうな。
殿が久慈家に送った文には当家は朝廷を敬っていないような事を書きました故」
奥田派公家「ほっほほほ。奥田家と朝廷の中は極めて良好でおじゃる。中盛殿は帝からの信頼も厚く、近々中盛殿に官位が授けられるようでありまする」
中盛「有り難い事でございます」

奥田家、朝廷に金5000、刀10振、海産物100個を差し出す
129久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 14:19:55 ID:4sXc+dqf
〜駿河・南部付近〜
資房「よし、大筒用意!目標は巽の方角じゃ!」
資房「放てぇ!」
ドゴーン!
ドゴーン!
資正「よし、本多は動けぬな…皆の者、敵は小勢じゃが甘く見るな!反撃じゃ!」
太田資正隊7000→6700
奥田国興隊5200→4200

〜駿河・森山〜
綱成「さて、奥田国統の軍勢じゃが太田殿の報告によると本多忠勝という若武者が先陣を率いているようじゃ」
北条氏繁「父上!拙者が本多とやらを蹴散らしてまいります」
綱成「ふむ、悪くは無い」
綱成「では氏繁、2千の兵を与える…ちとその武者の骨柄を見てみたい、首は挙げるな」
綱成「わしはここからおぬしの戦いを見ておる」
氏繁「2千ですか…なるほど、承知いたしました」

〜駿河・由比、久慈弘忠の陣〜
弘忠「ふう、奥田も動いたようだ」
弘忠「では軍勢を解体する!」
高定「解体すれば奥田に狙われますぞ!」
弘忠「いや、帰りたいものにはいくらか金をやって返すが、残れば褒賞の機会がある…たぶん半数は残るだろう」
実践してみた所…兵2万が残った。
弘忠「うむ…少ないかもしれんがこの位がちょうど良いのかもな」
130奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 14:47:27 ID:4ziStFiw
〜奥田国興勢、南部付近〜

成方「死を恐れぬな!突撃!」
奥田国興4200→3500
太田資重6700→6000


〜本多忠勝勢・五千〜
忠勝「怯むな!貴様らの後ろには東海の悪夢が待っておるぞ!!」
忠勝勢、猛撃

本多忠勝5000→4700
太田資重6000→5500
131下間頼龍:2007/05/13(日) 14:47:38 ID:AbeQx6hT
/*
いや〜、やっとパソ復活しました。このまま馬揃え終わっちゃったらどうしようかと思った♪
*/

・・・加賀・尾山御坊・・・

窪田経忠「殿、もはや間に合いませぬ・・衣装だけ京へ送ったとて兵がおらぬのでは仕方御座いませぬ。」
下間頼龍「以前薄家騒動の際に京へ向けた兵がおったろう。奴らが京・山科御坊におるはず。」
窪田「はっ!では至急仲孝殿に伝えまする。・・久慈家は如何でありましょうか?」
下間「・・そろそろ小技も通用せぬであろうな。有事に備えて下間頼旦殿を越中に派遣しておけ。」


・・・京の都・小笠原邸・・・

下間仲孝「遅参申し訳御座いませぬ。我が主、頼龍ですがご周知の通り久慈家の動きに警戒しておりますゆえ、
この度はこの仲孝が参りました次第。改めて主にかわってこの度のお誘いに御礼申し上げ間する。」

下間家御馬揃え衆は御陣乗太鼓をモチーフに興を取り入れつつも珍問屋にならぬよう、御馬揃えとしての威厳を
最低限損なわぬよう施された。

まず第一陣。鬼の面をあつらえ、鬘を被った足軽武者が100、次いで亡者の面100、夜叉面100、河童面100、獅子爺面100と続く。
それぞれの足軽武者の持つ長さ三間もの長槍が天を向ける姿は圧巻である。
この魑魅魍魎の足軽勢の前後を幅六畳程の輿が褌をしめた裸男達に担がれ、その上ではそれぞれの魍魎面を被った男達が
陣太鼓を狂ったように打ち叩く予定。

第二陣として坊主による騎馬隊500。衣装は加賀で誂えた友禅の度派手な袈裟を身に纏い、金銀や羽で装飾が施された馬に跨る。
僧達は道中8ビートから16ビートで声を張り上げ、南無阿弥陀仏を唱える。一目見に来た京の民をトランスの世界へと誘う。
第一陣同様、前後に輿を従え、先頭の輿の上では輪島塗大箱に敷き詰めた銭を撒き散らす。後尾の輿からは子供向けにと菓子包み
などを撒いて練り歩く予定。
132久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 14:48:47 ID:4sXc+dqf
〜甲斐・貫ヶ岳、上杉憲宏の陣〜
憲宏「奥田が義父上を攻めているだと!」
祐光「はい、諏訪は当家と堅く結び付いて居りますゆえ滅ぼしたほうがむしろ好都合…」
憲宏「よし、奥田を攻める…準備をしろ」
祐光「お待ちくだされ!どちらを攻めますので?」
憲宏「全く、止めるのかと思うたわ…無論右中将じゃ」
祐光「そうですか…では、大宰大弐さまに書状を送りましょう」

〜駿河・田子の浦〜
氏康「奥田は動かぬな…」
氏政「もう諦めたのでございましょう」
氏康「田子の浦ゆ うち出でて見れば 白妙の」
氏政「富士の高嶺に…?」
氏康「ははは、 雪はふりける じゃよ」
氏政「そうでございましたな…はは」
北条勢2万、吉原にて小休止。
133奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 15:09:20 ID:4ziStFiw
〜苗木城・城下〜

国虎「かかれぇ!敵兵は皆殺しじゃ!ワッハハハ!」

半兵衛「城は大筒により半壊。現在、城を攻めている国虎勢により敵兵は惨殺されてる由」
国経「猪らしい!更に城を攻めよ!・・頼重に使者を出し、そろそろ覚悟を決められては?と申せ」
半兵衛「はっ」

〜木曽・福島城〜

義康「国親殿、大丈夫でござろうな」
国親「任せておけ。わしが来たからには信濃の山猿共を一歩も抜かせぬよ!」
134久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 15:11:07 ID:4sXc+dqf
〜甲斐・南部付近〜
氏繁「(息を潜めよ…)」
氏繁「今じゃ!」
兵「わぁっ」
北条氏繁隊2000→1600
本多忠勝隊4700→2200

資正「ふん、ただ若いだけが取り柄の猪武者が…」
資正「おぬしなどわしの夢に出てくるにも100年早い!」
太田資正隊5500→5200
本多忠勝隊2200→1200

諸角虎定「よし、奥田の若に戦とは何たるかを教えてくれよう!」
飯富昌景「諸角殿と連携する!…今じゃ!」
諸角虎定・飯富昌景隊2000→1400
奥田国興隊3500→1500

〜駿河・田子の浦〜
家臣「殿、陽夢斎さまがお越しです」
氏康「よし、鄭重にお通しせよ」
・・・
陽夢斎「左京大夫殿、お久しぶりですな…此度は大筒を10門持ってきましたぞ」
氏康「ほう…陽夢斎殿がこれを?」
陽夢斎「いやいや…まだ見習いでござる」
陽夢斎「ところで、新たな砲術を考えましてな…それを試してみようと思いまして」
氏康「おお!是非ともお願いいたす!」
氏康「では早速、合戦場へ向かいましょうか」
135奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 15:22:22 ID:4ziStFiw
〜本多忠勝勢〜

忠勝「良し!若の部隊が無事抜けられた!撤退!」
忠勝・国興勢、由衣に総撤退
136久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 15:26:36 ID:4sXc+dqf
〜飛騨・高山城〜
門番「ん、お前は…」
戸隠盛清「御免!」
門番「ぐっ!」
盛清「皆の者!高山城に火をかけよ!」
高山城、戸隠衆の奇襲に遭う。

〜美濃・苗木城〜
頼重「馬鹿者め…使者の首を刎ねておけ、今後来る使者も同様」
頼重「諏訪大明神を冒涜せし者の末路…わしに勝てるものかな?ふはははははははは」

〜安房峠〜
政景「奥田は兵を使い果たした、もはや飛騨は獲ったも同然!」
政景「此度の出陣は戦ではなく視察である!掠奪は禁ずる!」
137奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 15:30:07 ID:4ziStFiw
/*
終わったか・・
*/

国真「全軍、稲葉山に撤退せよ!」

各地の奥田軍、稲葉山城に集合
138久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 15:32:56 ID:4sXc+dqf
〜駿河・由比、久慈弘忠の陣〜
弘忠「全軍に伝える、我々は信濃に入り次第軍を解散する…」
高定「殿、憲宏様より書状が…」
弘忠「ほう…これはしまった、すぐに駿府まで撤退じゃ!」

〜信濃・伊那〜
幸隆「よし、ここで軍を3分する!」
真田・柿崎勢、兵3千ずつの小隊に分散。
139久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 15:41:09 ID:4sXc+dqf
〜駿河・北条氏康の陣〜
氏康「ほう、奥田が退く、と?」
氏康「このまま我が軍は奥田攻めに入る!駿河を確保せよ!」

〜駿河・由比、久慈弘忠の陣〜
弘忠「奥田…策略を読まれたか?」
弘忠「では、我らの軍勢は解散する!ご苦労であった!」
140奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 15:42:42 ID:4ziStFiw
〜京・奥田屋敷〜

中盛「世話になった公家や比叡山には文を出した・・藤孝、豊郷」
藤孝「はっ」
豊郷「はっ」
中盛「後始末はすんだか?」
藤孝「問題ありませぬ」
豊郷「先代に会うのが楽しみです」
中盛「あぁ・・わしもじゃ・・」

その日の夜、奥田屋敷にいた奥田家の者はことごとく腹を切り、屋敷は炎に包まれた・・
中盛「大殿、今行きまする・・」
141奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 15:52:06 ID:4ziStFiw
〜稲葉山城〜

国真「皆、集まったか?」
清盛「はっ。城に入れぬ者は城下の寺に入っております」
伝令「申上げます。志摩の九鬼嘉隆殿が先程、ご自害なされました。奥田水軍の船もことごとく爆破致しました」
国真「嘉隆が逝ったか・・」

国真「皆、今までよう戦ってくれた。残念ながら当家はこれまでのようだ。」
嗚咽を漏らす家臣

国真「最後は派手に果てようぞ」

数刻後、国真が腹を切り、その後に奥田家家臣全員が後を追い、城は炎に包まれた・・

奥田家領内の城においても同じような事が起こり、領内の城は全て焼失した
領民にも奥田家に殉ずる者が後を絶たず、およそ九割が家に火を放ち自決した。
残りの1割は西国に去った・・

奥田伝・完
142奥田国真[従四位上・右近衛中将] ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 16:00:26 ID:4ziStFiw
〜加賀〜

下間にいた清晴は頼龍に、感謝の手紙を残すと屋敷を後にした。

〜野原〜

清晴は南の方を向いて正座した。

清晴「大殿、兄上、若・・今、行きまするぞ。むん!」
成川清晴も腹を切り、奥田家に属した者は皆、死んだ・・
143久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 16:07:53 ID:4sXc+dqf
〜駿河、久慈弘忠の陣〜
弘忠「ん、あの火は…」
高定「む、なにやら異臭が…」
家臣「殿!奥田勢が稲葉山に篭城し、全員が腹を切ったとの事!」
弘忠「な、なに!左様なことが起こると言うのか…!」
しかし、その後の報告はすべて奥田家「消滅」の第一報を裏付けるものであった。
弘忠「くそっ、わしの策がすべて見抜かれていたということか!」
弘忠「それにしても領民がすべて居なくなったとは…」
弘忠「…よし、諸将に書状を出せ!」
久慈勢2万、西上。

〜駿河・駿府城下〜
氏康「よし、駿府をこれより…」
氏政「父上!駿府より火の手が上がっております!」
氏康「まずは小田原に撤退じゃ!」

〜美濃・苗木城〜
頼重「稲葉山より火の手が上がった…」
頼重「…奥田、国経…」
144久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 16:18:06 ID:4sXc+dqf
〜飛騨、長尾政景の陣〜
政景「む!(異臭…)」
政景「飛騨がおかしい…皆の者、方々に散らばって状況を探れ!」

〜甲斐・高ドッキョウ、武田信玄の陣〜
信玄「透波より報告があった…奥田勢が自害したそうじゃ」
信玄「昌信!勘助!信房!そちらに先陣を命ずる、状況の把握をし、奥田領内を平定せよ!」

〜甲斐・貫ヶ岳、上杉憲宏の陣〜
憲宏「兄上より書状が来た、奥田殿が自害されたそうじゃ…」
憲宏「わしらは鎌倉に帰れとの仰せじゃ」
資正「(うう…きっと、鎌倉で沙汰を待てと言うことであろう…)」
資正「(二度まで久慈に敗れるとは…)」
145小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/13(日) 16:55:53 ID:b7n+bgLF
/*
>>108-109
いえ、11万の大軍がすぐに四国へ引き返したり、北海道と京を行ったり来たりとかが
気になりまして。

>>131
あら・・・PCイカれていたんですか。お気の毒に・・・

*/

――堺

>>105
之虎は港で沖合いの部下たちを監督していた。すると、沖合いから一艘の船が引き返してきた。
どうやら緊急事態のようである。もっとも、この状況下で緊急事態といえば一つしかないが。
程なくして戻ってきた部下は予想通りの報告を之虎に行った。「薄勢来襲」と

之虎「ついに来たか・・・よし、者ども続け!俺直々に狸の検分を行う!」

一斉に薄の船に向かって漕ぎ寄せる小笠原の軍船。やはりこの兵士達も『突撃隊』である。武力
ではなく、その武力への恐怖をもって圧倒させよという範長の意志のよく反映された兵士たちが薄
の船に乗りつける。

之虎「範長が末弟之虎である!この船の軍の大将は来航の意図を説明せよ!」

――京・小笠原邸

>>106
家興の丁重な挨拶に範長も礼を尽くした返答をする。形式通りのやり取りが終わった後は前もって
用意させておいた膳を囲みながら談笑に耽った。酒も回り、完全に場が和む。屋敷の風景と季節も
相まって非常にのどかで平和な光景がそこにあった。

範長「いや、しかし何度も重ねて申しますが、良く来て下さいました・・・御舎弟の国興殿にも大火の折
    は復旧に御尽力いただき、この左京大夫、感謝の二字しかございません」
鴨冬「桜花丸様も御立派になられたそうで・・・義長殿も会いたがっておりました」

間をおいて、範長が「ところで」と切り出した。恐らくは本題の馬揃えのことであろう。

範長「和泉守殿はどのようないでたちで行進なさるのですか?家中一同、そのことでもちきりとなって
    おりまして・・・差し支えなければ御教え願いたいのですが・・・」
146小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/13(日) 16:59:09 ID:b7n+bgLF
――京・内裏付近

>>117
之康は清水寺へ帝の行幸の警護を突然命じられ、3分の1の兵を残して去った。残された突撃隊員は統亮の
出てくるのを今や遅しと待ち構えていた。そこに一人の侍が血相を変えて突撃隊員のところにやってくる。何
事かと思い、話を聞くと統亮が逃げ出して本能寺に向かったとのことである。慌てて白い影達は本能寺へと
大路を走っていった。

突撃隊「急げ!之康様の名に泥を塗ってはならん!」

――京・清水寺

>>118
飛び降りの場所として有名なこの寺ではあるが、高いだけあって非常に眺めのいい場所である。之康も帝の
警護をしながら目の保養を行っていた。しばらくして行列が止まった。御付の公家が兵士達の武装解除をする
ようにとの帝の命を之康に伝える。

之康「まあ、寺社で刃物をちらつかせるのも無粋な話だからな。お前ら!警備の者を置いて、武器を一箇所に
    纏めておけ!」

武装解除をしてまた行列は進み始めた。しかし、突然帝の籠から統亮が飛び出したのである。之康や突撃隊も
驚いた。しかし、之康も冷静な男である。すぐに追跡するように命じた。

之康「ちっ、嵌められたぜ!」

>>119

――山城・槙島城

後は内装を残すのみとなった槙島城。この壮麗な城を居城とする山城守護義長はこの城を父から与えられ、
守護に任じられただけでも幸せであった。しかし、この男の幸せはそれに留まらなかった。従五位下が与え
られることが決まったのである。最早この男にはこの世の全てが薔薇色に見えていた。

義長「馬揃えの後は任官のお礼に参らねばなりませんね。何を持っていきましょうか?」
147小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/13(日) 17:01:16 ID:b7n+bgLF
――京・小笠原邸

>>131
仲孝が小笠原邸を訪れる。盟友の重なる来訪に範長兄弟も喜び、座は一層盛り上がった。特に下間家の
馬揃え部隊の陣容は度肝を抜かれるものであった。さらに市民への施しも忘れないというところもあり、範
長は「和尚らしい・・・」と漏らした。

範長「流石は頼昭上人の御曹司・・・我々の遥か上をいっておられますね。敬服いたします」

>>140

――京

深夜、もてなしも終わり、小笠原家の面々も眠りに就いた。盟友たちとの楽しい一時に、この兄弟は幸せな
気持ちで眠ったことだろう。しかし、現実は非常である。京都の為政者たるこの兄弟には幸せの余韻に浸る
時間を与えなかった。焦げ臭い臭いに目を覚ました兄弟は外に出ると、西の空が真っ赤に燃えているのを
見たのである。どうしたことかと思う内に、巡回中の突撃隊員が情報をもたらした。なんと、出火元は奥田邸
との事である。慌てて身支度をすると、突撃隊員を招集し、消火に当たった。・・・夜が明けた。火は鎮火した
が、奥田家の者達は無残な亡骸となって発見された。そしてそれらは突撃隊員達によって回収された。奇妙
なことが一つあった。突撃隊員が回収しようとして近づいたところ、避けるように動いた遺体があったのである。
生きているのではないかと思ったところ、やはりそうではなかった。鴨冬が近づいたところ、なんともなく、その
まま鴨冬の手で棺に納められた。

範長「何故このような事に・・・丁重に葬って差し上げましょう。奥田家には弔問の使者を出しなさい」
148久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 17:20:30 ID:4sXc+dqf
〜尾張・名古屋城跡〜
弘忠「…すべて、滅びたのか…」
名古屋城は尾張太守・奥田国親の居城であった。
弘忠「ここが天守跡か…」
弘忠「いや、私情は持つまい…皆の者、気に入ればこの地に住んでもよいぞ!家族なども呼ぶが良い!」
高定「では、拙者は伊勢に向かいまする」
弘忠「分かった…ではわしは美濃へ行こう」

〜近江・甲賀、多羅尾光俊の館〜
光俊「なにっ、奥田殿が自害、家臣や領民もそれに続いた…?」
光俊「こうしてはおれん、早速会合じゃ」
甲賀の豪族達が集まって開かれた寄り合いの結果…
光俊「では、拙者は坂本に向かいまする」
和田惟政「では、それがしは小谷を見てまいります」
結果、近江を分割する協議になったのであった…後世、甲賀衆の機を見るに敏な動きを伝えるエピソードとして有名になる。

〜駿河・駿府城下〜
勘助「もう北条の旗が掲げられておる!」
昌信「まったく、迅速な動き…」
勘助「では甲斐の民を移してこの地に住ませ、主導権を握ってしまいましょう」
信房「まったく勘助殿は聡いお方、早速手を打ちましょう」
149松枝左兵衛佐清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/13(日) 17:36:10 ID:j96GmwYX
京・松枝邸

誉田「右馬頭任官おめでとう御座りまする」
清顕「うむ、和束家も代替わりした様だし挨拶に行くとする」
誉田「ははっ」
150薄右大将為弘:2007/05/13(日) 17:43:34 ID:wNGdRESM
堺。

『威勢良く船に乗り込んできて名乗りをあげる男に対し為親、為重、二代目大音は鯉口を切ろうとしていた。』

「之虎…と申したか?」

『甲板の真ん中に立ち海を見ていた老人が振り向きもせず問いかけている。』

「石の舎弟だか家臣に確かそのような者がおったのぉ。」

『その老人は鎧に身を包んでいた、しかしそれは余人の知り得るものと違い獣の毛皮で覆われていた。
それは之虎も南蛮商人が扱っているのを見たことがある、白熊なる北辺に住まう巨熊のものである。
今は夕日に照らされまるで燃えているようにも見える。』

「侵攻とは…いやはや…また物々しい言い方じゃな、御家が都で馬揃えをすると言うで、孫を預けている者として馬揃えに華を咲かせに来たのではないか。」

『老人はそこまで言って之虎に顔を向けた。今までは横顔とはいえ西日のせいでよく見えなかったが、その面相の異形に之虎は息を呑んだ。
獣の惣面である。鼻は長く牙は彫り物ではなく獣の牙であろう。その惣面の口元は人を小馬鹿にする狸のように笑みを浮かべている。』

「家臣や兵はまだ若いから狸の毛皮やら狸色の鎧だが如何せんわしは古狸じゃからな。」

『老人は惣面の被らぬ目元に笑みを浮かべ之虎に言い放った。』
151久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 17:54:11 ID:4sXc+dqf
〜美濃・稲葉山城跡〜
弘忠「こ、これは…」
稲葉山城は未だに燃え続いており、死体の焼ける臭いが漂っていた。
弘忠「そうじゃ、奥田殿の遺品を捜せ!何か残っているかも知れぬ!」

〜相模・鎌倉〜
憲政「奥田が滅びただと!」
長泰「はい…」
憲政「ついにわしを害する者は居なくなった!長泰、今日は祝いの宴を催すぞ!」
長泰「御館様、…奥田の領民は大半が領主に殉じたとか」
長泰「左様な政でありますかな、御館様の政は…」
憲政「何を言うか、これは大宰大弐の圧力あってのこと、かの者が滅びれば…」
長泰「御館様、お見苦しいですぞ…大人しくなされ」
憲政「ぶ、無礼者め!お主は初めからこの気で…わしを廃し、だれかを祭り上げて関東を乗っ取る気じゃったのだな!」
長泰「これ以上殿の口説を聞く気にはなれませぬ」
憲政「長泰…分かった、隠居して家督は憲宏に継がせる!それでよいな!」
長泰「御館様…これは領民の為…」
グサッ
憲政「ぐふっ…長泰、な…」
上杉兵部卿憲政、没。享年46歳。
152薄右大将為弘:2007/05/13(日) 18:00:11 ID:wNGdRESM
「わざわざの出迎えご苦労。当家は小笠原家に敗れ人質を出している身だ、かような大人数の護衛はいらんぞ。」

『老人はそう言って家臣達に目配せした、その兜には白熊の頭が乗っている。
狸の毛皮を鎧に貼り付けた重臣と思しき数名は刀から手を離した。』

「わしの兵も異形だかお主の兵も異形じゃな。
今回の馬揃えは楽しくなりそうじゃ。」

『之虎は憮然とした表情を浮かべている。
老人はそれに気付いて言った。』

「なんじゃ?小笠原の殿は馬揃えに駆け付けた者を追い返すような小者か?
主の一挙手一投足に小笠原家の威信がかかっておるぞ?」

『今までの穏やかな声とは違い老人の声は低く、まるで獣の唸りのようだ。』

「わしの名を聞かねば納得出来んか?
わしは薄右大将橘為弘、いわゆる薄狸じゃ。」

『之虎は驚いていた、自らの信ずる正義の正反対にいる男が目の前に立っているのだ。』

「さぁ、急がねば馬揃えに間に合わぬぞ。
それともわしをこの場で斬り殺すか?」

『老人もとい為弘はそう之虎に尋ねた。その目は之虎に向かっているが之虎を見てはいなかった。』
「大軍を率いたかだか千のわしらを討とうとは…まったく…慎重というか臆病というか…。
まぁ良い早よう処遇を決めよ。」
153久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 18:23:57 ID:4sXc+dqf
/*
さて、皆様にご連絡です。
成田長泰氏は、上杉憲政氏を視察した後、行方が分からなくなりました。
先着一名様に、長泰氏の権利を譲ります。一族郎党もご希望ならばそれに沿いたいと思います。
*/
154久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/13(日) 18:57:16 ID:4sXc+dqf
〜志摩〜
高定「こ、これは…」
志摩の奥田水軍、これらの残骸が浜辺には打ち上げられ、水夫たちも居なくなっていた。
高定「国が滅びるとは言うても…これは別格じゃな…」
155狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 19:26:42 ID:4ziStFiw
〜比叡山〜

高僧「狼斎よ。調子はどうじゃな?」
狼斎「はい。昨日、蔵にあった書物を読破しました!」
高僧「そうかそうか。これからも励みなさい」
狼斎「はい!和尚様!和尚様の部屋にある書物を読みたいのですがよろしいでしょうか!」
高僧「わしの部屋にある書物?しかし、あれはかなり難しい本だぞ?お前に読めるかな?」
狼斎「大丈夫です!お願いします!」
高僧「・・良かろう」
狼斎「有り難うございます!」


高僧「あの何でも自分の物にしようとする欲・・習練への没頭・・血は争えぬか・・」


狼斎・比叡山の小僧。14歳 比叡山にて神童と言われる程の教養を持つ
156三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/13(日) 19:51:03 ID:WslNOq9B
小笠原殿へ

こたびはさすがにあせりました。
もっとお時間のあるときにやりあいたいものですな。
これでうかつに京に入れなくなりましたよ!
京を守るのに努力して頂きたいものですな!
夷王統亮
157三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/13(日) 19:55:52 ID:WslNOq9B
そういえば今更ですがいきなり統亮に「三条」を付けていましたが
これは母の父の兄が三条家(分家)の当主だったためであり、母方の姓を名乗っているため三条なのです。
定栄は源平藤橘に入りませんが権力のなかった宮家の流れでした。
統亮は今後、公家の地位を狙って動いていきます
158和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/13(日) 20:32:36 ID:3l1+lEaQ
/*
>>157
一応官位を与えるとき三条家が統亮に藤氏の家系を与えた形にしています
*/

いまや和束家はすっかり朝廷内で斜陽を迎えていた。そこへ事態を一変させる知らせが入ってきた。
「奥田屋敷が炎上し屋敷内の全員が亡くなっただと? そんな馬鹿な…たっ、確かめて参れ!」
159下間頼龍:2007/05/13(日) 21:19:48 ID:AbeQx6hT
・・・加賀・尾山御坊・・・

頼龍は落胆していた。奥田家の悲劇。最後まで信用を得るに足りなかった自分を責めていた。それもそのはず。
先代・頼照が倒れ、頼龍が当主となったのは頼龍が親・奥田派であった故であり、だからこそ仲孝、頼廉も頼龍を推したのである。

頼龍「ううっ・・父上・・申し訳ありませぬ。父上はあれ程奥田家との友好に拘り、形式上の和議を聞いて後、亡くなられたというのに。」
頼龍「何と無力なことか・・。一体私は何の為に加賀に張り付いていたのだ。何故北陸に援軍を求めなかったのだ。
いや、何故我等は奥田家に援軍を送らなかったのか・・。解っておる。送れなかったのでは無い。送らなかったのだ。
北陸を護る事を意識するあまり全体を見渡す余裕が何時の間にか無くなっておった。」
頼龍「せめて清晴殿・・。清晴殿だけは北陸にいて欲しかった。」

成川清晴の置手紙に書かれた感謝の意を込めた短い文章。だがその短い中に移り逝く時節の刹那さや惑ろう人の心の悲しさなどが
込められているのは流石に奥田家重臣らしいと言えよう。
そして何より短い文の中で下間家をこれ程までに案じていた事が伝わり、これが頼龍の心をひどく痛めた。

窪田経忠「・・心中お察しいたしまする。が、この様な時に申し上げたくありませぬが・・」
頼龍「なんだ。申してみよ。」
窪田「久慈諸将が飛騨・美濃・近江・尾張・伊勢・志摩などに入られた模様。・・この後も奥田家領地にどこまで久慈家が入る事やら・・」
頼龍「好きにさせておけ。」
窪田「ですが・・ここは我らとて一刻も早く奥田家領地を手に入れたほうが・・」
頼龍「た・わ・け・!!。我等北陸が同盟国である事を忘れるな!民が御仏のご加護を必要とせぬ以上無意味な領地拡大などに
何の意味があるというのだ!?」
頼龍「それから越中の畠山殿が能登に移られてから長い事、越中は下間家直轄であった。
・・若狭に斉藤龍興がおったな。あれを越中に呼べ。」


・・・三河・三箇寺・・・

勝鬘寺上人「・・何だかんだいって我等は奥田家の加護によって発展して参った。」
本證寺上人「我等が奥田様に出来る事といえば・・・東海に落ちられた国興を何としても御守りする事。」
上宮寺上人「しかし・・あれだけ壮絶な最後を遂げた奥田家の若君。国主として再び立ち上がりますかどうか・」
勝鬘寺上人「大名か否か、などどうでも良いではありませぬか。我等は国興様を影から御守りするのみ。」

東海門徒衆。相次ぐ戦で疲れ果てた民を救いつつも、奥田家を支え、その勢力を再び拡大して行く。
160小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/13(日) 21:23:52 ID:b7n+bgLF
――近江・大津

東海道を東進する数十人の影があった。奥田家へと弔問の使者として送られた之康の嫡男長治と
今や長治の養育役という感のある津田重尚であった。警護の兵も少数連れてきたが、不要な圧迫
を加える必要は無いとの事から突撃隊ではなく、普通の兵を伴っていた。

長治「ふぅ〜今度は奥田家への使者かぁ・・・僕に務まるかなぁ?」
重尚「若様なら御立派に成し遂げられますよ。さて、そろそろ休憩と致しますか・・・そろそろ大津の町
    が見えて参りまする」
長治「そういえば、誰とも行き会わないね。こんなものなの?」

長治がふと往来の無い事に気が付く。重尚もそれは感じていた。だが、奥田は久慈との決戦の最中
であり、軍事上の必要から街道を閉鎖していると思った。だが、次の瞬間、信じられない光景を目に
する。

護衛「御家老!あれを!」
重尚「なんじゃ?むっ!若様!見てはなりませぬ!」
長治「えっ?な、なんで?」

長治を2、3名の者に任せ、大津の町に入った重尚はその惨状に口を覆った。交通の要衝として栄
えた大津の町が丸焼けになっていたのである。町は死屍累々となっており、酸鼻を極めるもので
あった。重尚は遺体を護衛の兵達に片付けさせ、綺麗になったところでたまたま焼け残っていた家
に長治を迎えた。

長治「爺、これは一体どういう事?」
重尚「全くもって理解できませぬ・・・」

その時護衛の者の声がした。重尚が呼ばれて戸外に出るとまたしても仰天させる光景があった。
流民たちの一群が目の前にいたのである。話を聞くうちに事情が判明した。奥田一族が久慈との
戦いに悲観して自殺し、一族郎党絶え果て、民も殆どが殉死したとの事である。

流民「我らは死に切れず、さりとて久慈に仕える気も無いので逃げてまいりました・・・お武家様達は
    西国の方ですか?」
重尚「うむ、我らは小笠原左京大夫様の甥に当たられる長治様の従者じゃ。我らに何を望む?」
流民「小笠原様の・・・小笠原様は平和と秩序と信義を重んずる方と聞いております。何卒我らを
    領内に住まわせて下さい」

重尚は悩んだ。彼らの窮状は同情できる。しかし、自分一人では決めかねる話だ。聞けば逃げてくる
民はこれだけではなく、まだまだ居るとの事である。心の中で「どうしたものか・・・」と彼は呟いた。

長治「受け入れてあげようよ、伯父上も人が必要だって言っていたよ」

長治の鶴の一声である。長治が言ってしまえば自分は逆らえない。重尚は心の中で長治に手を合わせた。
そして奥田の民は小笠原家に引き取られることとなったのである。
161小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/13(日) 21:24:45 ID:b7n+bgLF
――堺・海上

>>150
之虎はどう返答してよいか分からなくなった。武勇に長ける彼ではあるが、この手の問答は苦手なのである。
最早この男の言う通り、通してしまおうかと思ったとき、幸運なことに一つ思い出したことがある。範長から策を
授けられていたのである。それを記したという巻物をこっそり取り出して読む。読み終えると、再び背筋を伸ばし
て大音声を張り上げた。

之虎「その方らは勝手に鎖国をして朝廷の支配から離脱した身!すなわち朝敵じゃ!その貴様が帝のおわす
    都を練り歩くなど以ての外じゃ!帰るが良い!それに、謹慎しておるとも言ったではないか!まだ一年
    経つか経たぬかのうちに出てくるとは聞いたことが無い!・・・それとも家臣の命のように自分の言の真も
    捨てるか? 薄 右 大 将 殿 ?」

――京・小笠原邸

>>156
陽も高くなり、奥田家の者たちへの弔いも終わり、範長達は疲労の色を濃くしていた。フラフラになりながら屋敷に
戻ると部屋に一通の書状が置いてあった。それを見るなり、範長兄弟は激怒した。統亮からの書状である。特に
目の前で取り逃した之康の怒りは凄まじかった。怒りの余り庭石を殴りつけたところ、コナゴナに砕けたのである。
なお、その時の庭石の粉末とされるものが京都市旧小笠原邸の博物館に残っている。

之康「覚えておけよ!この次は絶対に奴を八つ裂きにして大通りに晒し者にしてくれん!」

>>158

――旧奥田邸跡地

以前は公家や商人などの往来で賑わったこの屋敷も焼けて以来、すっかり寂れてしまった。そこに和束家の使者が
やって来る。どうやら是実の命を受けた者のようだ。それを見た突撃隊員が駆け寄る。

突撃隊「申し訳ありませんが、ここは現在『危険区域』に指定されております。お引取りを・・・」

兵士の口調は丁寧であったが、全身白ずくめ、鉄仮面の容姿は対する者を畏怖させた。
162狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/13(日) 21:49:38 ID:4ziStFiw
〜比叡山〜

???「和尚、御久し振りです」
高僧「ん・・!貴殿は!」
???「御久し振りでございます」
高僧「生きておられたのか・・」
???「御恥ずかしながら生恥さらしておるます・・」
高僧「いやはや・・どうぞ中へ」

水徹「今は名前を変え、水徹と名乗っております」
高僧「左様でございますか・・こたびは誠に・・」
水徹「いえ・・これも我らの力が及ばなかった故の事なれば・・民には悪い事を致しました・・」
高僧「民は奥田家と共に戦いたかったのでしょうな・・奥田屋敷はみて来ましたかな?」
水徹「えぇ・・小笠原兵が守っていましたので遠くからですが・・」
高僧「中盛殿から文が届いた時は仰天しました・・中盛殿の死は京に激震をもたらしました。」
水徹「えぇ・・」
高僧「・・・他に生き残りはいらしゃいますのか?」
水徹「ええ。何人かは国真様の命で自害を許されず、野に臥しております。まぁ・・・城が炎に包まれる前に脱出なされた御仁もおりますが・・」
高僧「あぁ、あの方ですか・・ではあの御仁も?」
水徹「今は三河の本願寺に匿ってもらっています。ただ・・余程、今回の事に衝撃を受けたらしく廃人のようになっておりますが・・」
高僧「でしょうな・・あの御仁はまだ御若いゆえ・・貴殿はこれから如何する?」
水徹「全国を見て回ろうと思います。このまま諸侯が久慈家に屈するのかどうか見極めたく」
高僧「長い旅になりそうですな・・」
水徹「えぇ・・狼斎殿の事お願いいたします」
高僧「はい。いずれ狼斎にも真実を伝えましょう」

謎の男、水徹は旅に出た

水徹・謎の男 かつては奥田家に関わりがあったというが・・
163柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/13(日) 22:13:39 ID:v/a+Mzk5
/*
なんか一日来ない間にすごいことになってるなぁ…
馬揃えが終わってなくてよかった
*/

>>145
家興「馬揃えの衣装ですか?我等は雑賀・根来の鉄砲衆を中心に騎馬隊、足軽隊と続きます
   鉄砲衆には緑の着物と赤銅色の鎧、騎馬隊には白く塗った鎧に加え馬には色とりどりの飾りを付け、足軽隊には
   まっさらの木綿の着物に黒の鎧…各将には各家の家紋が入った陣羽織を着せる予定です。」
良重「(殿…そんなこと考えてたのか…)」
家興「おや…誰か来られたようですな…おお、下間殿ではございませぬか」


>>140
兄、家興に激しく叱られた後国興は自ら材木を運び、木を削り、家を組み立て復旧に専念していた。
毎日兵や雇った大工等とともにへとへとになるまで働き夜は死んだように眠る日々であった。
そんなある夜

侍従「殿…殿、起きて下され」
国興「う〜む…」
侍従「殿!!起きて下され!!」
国興「何じゃ…明日も復旧作業があるのだぞ…」
侍従「西の空が真っ赤に燃えております!!」
国興「何!?すぐに鎧を持て!!」
侍従「はっ」
元春「国興殿!!」
国興「おお稲葉殿!!今度は何事です!?」
元春「はっ、兵を出したところ京・奥田邸が燃えていると!!」
国興「なにぃ!?奥田邸が!?」
元春「既に河内守様の兵が消火活動に向かっているということですが…」
国興「と…とにかく我等も急ぎましょう!!」

奥田邸に向かった国興達の前には見るも無残に焼け落ちた奥田屋敷の跡であった。
消火活動は小笠原軍によりあらかた終わってはいたがそれでも国興は安心できなかった。
―数日後

宗家「国興殿…お聞きになられましたか?」
国興「何がです?」
宗家「東海の奥田一門が…滅亡したと…本拠地駿府は北条と武田に奪われ稲葉山は炎上、久慈が押さえたようでございます」
国興「何!?…ということは先日の奥田邸の火事も…」
宗家「ははっ、一門に殉じたということでしょう…」
国興「なんということじゃ…」



164下間頼龍:2007/05/13(日) 22:18:42 ID:AbeQx6hT
・・・伊勢・願證寺・・・

経済や外交を得意とする老僧の下間頼盛は伊勢で悩んでいた。

下間頼盛「ふむ・・ここ伊勢に於いては久慈家・奥田家の争いは無かった。
であれば奥田家亡き今、ここを統治するのは柏原様をおいて他にいないと思われたが・・」
上人「まあ・・・奥田家を追い詰めたのは久慈家でありますからな・・。久慈家がどうしても言うのであればかまいませぬが・・。」
頼盛「うむ。伊勢に於ける久慈様と柏原様にあっては特に確執も無い。・・それに柏原様の領地は小さく、バランスも悪いしな。」

〜・久慈太宰大弐弘忠様・〜

突然の書状、申し訳ありません。某、本願寺坊官として紀伊半島に送られた下間頼盛と申します。
 さて、この度の戦は久慈家、奥田家双方にとって負傷者、経済、その他全てに於いて相当な痛手と存じまする。
奥田家領地にあっては斯様な有様。まずは各々の諸将におかれましては領地拡大も結構。
しかし奥田家の広大な領地にあってはその全てを平定するのは莫大な時間と費用が掛かります。
戦の勝者である以上その責任は逃れられませぬ。更にその統治の手法を他家より見定められ、久慈家を値踏みする物もおりましょう。
 そこで如何でありましょうや?久慈家は近江を平定される事で京への道中を見事手中に収められました。
ここ伊勢・志摩にあっては東海と南海、そして畿内に挟まれ、更には我等門徒衆もはびこる何かと問題の多い地にございます。
久慈様のご威光によって柏原様に平定をお申し付けなされては如何でしょうか?
さすれば畿内における久慈様の不本意な噂も寛大なる威信によって取り払われるでしょう。
さりとてこの度の戦に於ける勝者はあくまでも久慈様。その後の采配にこれ以上は口を挟んだり致しませぬ故。
〜本願寺坊官・下間頼盛〜


・・・京の都・小笠原邸・・・

仲孝「小笠原様、奥田様の事、ご周知と存じます。あれ程の御人なれば京にて盛大な供養をなされては如何でしょうか?
いえ、もちろん葬儀とは別でございます。宗門は違いますがここは叡山の他は無いと存じます。
御馬揃えの後、全軍叡山の元に集い、平和を願えば奥田家並びに家中の者にとって、これ以上の供養は無いと思われますが・・
また、小笠原様が民の前で平和を願う姿をお見せなさればご威光以益々と存じます。さすれば御馬揃えは叡山にてクライマックスを
迎えることでしょう。」


・・・越中・松倉城・・・

斉藤龍興「ひゃっほうっっ!!」
長井道勝「ついに念願が叶いましたな。殿!。おめでとうございます。」
龍興「うむ。お前にも苦労させたな。だがついに下間がこの龍興を大名として認めおったわ!」
道勝「・・このまま若狭を奪う予定でしたがなw」
龍興「ははh。久慈家が近江を手に入れて久慈家への警戒が薄れたからな。久慈のお殿様には感謝じゃ。」
龍興「・・しかし何かが違う。これで祖父・道三を越えたと言える訳が無い。」
道勝「・・・・・・」
龍興「早速だが道勝よ、奥田家領内にて「ある御人」を探してきて欲しい。」
道勝「・・?ある御人?誰でござるか?」
龍興「くくっw。かつて公家衆によって嵐山に埋め、結界をはったと言われる首の持ち主よw」
道勝「首!?首を埋められて生きておられるのですか?そりゃ見ものですなw」
龍興「何を言っておる。本当の首の持ち主は偽者よw。それは俺が確認したから相違無い。」
165薄右大将為弘:2007/05/13(日) 22:24:31 ID:wNGdRESM
『之虎の一言に為弘はニヤリと笑い次を続けた。』

帰れ、と?随分高邁な物言いよなぁ。
まぁそこまで言うのであれば帰らぬでもない。
ただし、主等の南蛮貿易が途切れると心得よ。堺の港に停泊している南蛮船は全て我が領内の港に一旦寄港したもの。
技術を吸収してばかりいる畿内者を南蛮商人は嫌っておるわ。
主の一言で四国同盟の港には一隻の南蛮船も入らぬこととなったの。
堺あたりの商人が我が領内の特産物を売ってほしいと言ってきとるからそのことも話し合おうと思っておったのだがなぁ…。
さて…国へ帰って内政に励むか。(微笑

薄勢帰国準備。

為重「九州はいつでも行けます…。」
五万の兵を用意するよう伝えよ。
為重「はっ…。」

薄領以東の港に南蛮船が入ることは出来なくなりました。
小笠原家の妨害により納税が出来なくなったと薄家から朝廷へ書状が送られました。
166和束内蔵頭是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/13(日) 22:40:48 ID:3l1+lEaQ
奥田派が中心をなしていた朝廷だったが、すでに公家達の変わり身の早さが露呈していた。
あるものは久慈に近づき、あるものは小笠原に期待した。またひそかに薄によしみを通じるものもいた。
しかし、ここで一人勝ちの状況になったのが三条北家であった。三条北実朝は内大臣に昇っていた。

不遇であった是実も、正五位下に昇叙し、再び家名を上げることを心に秘めた。
「しかし天下の趨勢は見通しが立たぬ。我が家がどう処するか難しい選択を迫られるのう」
167三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/13(日) 22:42:54 ID:WslNOq9B
久慈殿へ。
今回の勝利めでたき限り!南蛮商人から買ったビロードにてマントを作りましたゆえ、どうぞおめしになられませ。
168下間頼龍:2007/05/13(日) 22:43:01 ID:AbeQx6hT
/*
>>153
成田さんの居城や領地、人間関係などの詳細教えて頂けると皆さん助かると思います。
*/
169柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/13(日) 22:43:44 ID:v/a+Mzk5
〜和泉:千石堀城〜
主・家興が京で馬揃えに出席する間留守を任された樫井正信は普段どおり政務をこなし空いた時間にゆっくりと茶を飲んでいた

正信「ふ〜う、殿が上洛なされて居ない間も和泉は平和そのものじゃ…」
侍従「殿、紀南の堀内様から書状が届いておりますが…」
正信「ん?堀内殿から?さて、如何いたしたのであろう」

紀南の土豪、堀内氏善からの書状には正信が予想もしなかったことが書いてあった
東海の奥田一門滅亡!駿府・稲葉山は焼け一問ことごとく自害したということ、
更にその後奥田家旧領の伊勢を久慈勢が押さえたこと、また東海の移民が多少ながら紀伊に流れてきたということ

正信「これは…厄介なことになった…」
侍従「何故でございますか?」
正信「東では奥田が滅び、伊勢にまで関東の雄である久慈勢が押し寄せた、西では四国・山陽・九州を領す薄勢が居る、
   我が柏原家は小笠原家と同盟を組んでおる。小笠原と久慈は河内での一件以来仲が悪く同盟を組んでいる我等も例外ではない
   また薄とは西国同盟のときに小笠原に従い薄を裏切ったという過去もある…我等は東と西で板ばさみではないか」
侍従「なるほど…」
正信「こうなれば久慈と薄、どちらについても我等は矢面に立つ状態、また和泉と紀伊の二国を領するのみであって
   両家に立ち向かうこともできまい」
侍従「い…如何にすればよろしいのですか?」
正信「より一層、小笠原家。更には下間・松枝との四国同盟を大事にせねばなるまい
   筆と紙を持て、京に居る殿にこのことを伝えねば!」
侍従「ははっ」

和泉より家興のもとへ書状を持った早馬が走る
   
170柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/13(日) 22:49:28 ID:v/a+Mzk5
連投申し訳ありません。
>>169で『伊勢を久慈勢が押さえた』と書きましたがどうやらまだだったようなので…
無かったことにしてください。

ご迷惑お掛けしました
171松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/13(日) 23:15:05 ID:CziMnoIY


清顕は和束邸に向かう途中、彼方の空が赤々と燃えるのを目にした

清顕「あれは何だ?」
誉田「さあ、何でありましょうか?暫しお待ち下され確認して参りましょう」

誉田「殿、分かりましたぞ。奥田家京都留守居役らが屋敷に火をかけ自害されたとの事」
清顕「そうか殉じたか…。奥田屋敷に向かうぞ」
誉田「何故?」
清顕「…兎に角行く」

奥田屋敷は小笠原の兵が警戒していたがその姿は異様であった
172三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/13(日) 23:28:49 ID:WslNOq9B
統亮「東方の夜空に巨大な彗星が出ておるわ。」
五十嵐「新たな時代が来た・・・ということですかな?もはや久慈家に逆らえる将もおりますまい。」
統亮「諸将の大連合でも無いかぎりか・・・馬揃えを口実に兵を都に集め、その兵にて東へ向う!なんて事考えるヤツはいねぇだろな!馬揃えの見学してぇなぁ」
173三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/13(日) 23:36:58 ID:WslNOq9B
一条陽子「兄上!」
統亮「陽子!?おまえ、松前に帰ったんじゃねぇのか?」
一条陽子「それが。。淡路辺りで船が沈没してしまい、いままで淡路にて潜伏しておりました。」
統亮「でも・・・てめぇなんで公家の女の格好を?」
一条陽子「女の事情ですよ」
統亮、堺屋敷に留まる
174狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/14(月) 00:22:57 ID:2+/mb3Dj
〜京〜

水徹「まずは京で情報を集めなくてはな・・」
水徹、京で情報収集
175正木大膳項龍 ◆urdfmZmGvk :2007/05/14(月) 07:51:05 ID:R7jqeS1R


大膳「奥田家が滅びたか……それでも時は止まらず過ぎていくから無常なもんだ     ………堺じゃ新型の火縄銃でも入荷してるかな?」
176人間七七四年:2007/05/14(月) 09:13:00 ID:ng939ZbB
この板は近日中に取り潰されるようです。

続きは三戦板でやりましょう。
http://ex21.2ch.net/warhis/

http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1167304387/554
177三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/14(月) 12:58:01 ID:DuKwn35h
統亮「最近じゃあ、稲富とかいうやつが砲撃の新技術を開発したらしいな・・・」
五十嵐「稲富?一色家の旧臣でしたか?」
統亮「あいつを配下に入れたら砲撃技術が上がるだろうな。。まぁ俺たちは琉球から南方の品々を堺に運ぶ方が優先課題だけどな」
178久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/14(月) 17:44:44 ID:auBI0JiB
〜美濃・稲葉山城跡〜
弘忠「よし、奥田の旧領に政庁を置く!空き寺があるな、それを使うのだぞ」
こうして、奥田家の領していた国には仮の政庁が置かれた。
弘忠「次は…他国からも百姓を呼ばねば」

柏原殿へ

今は亡き奥田右中将殿の領国は民もなく、一面の荒野となりつつあります。
武田殿・長尾殿・最上殿などの協力は得ているものの、限りがありまする。
つきましては、柏原殿の領地から百姓を幾千人か伊勢に迎え入れようかと思うておりまする。
何卒、ご協力下され。

久慈大宰大弐源弘忠

松枝殿へ

今は亡き奥田右中将殿の領国は民もなく、一面の荒野となりつつあります。
武田殿・長尾殿・最上殿などの協力は得ているものの、限りがありまする。
つきましては、松枝殿の領地から百姓を幾千人か美濃に迎え入れようかと思うておりまする。
何卒、ご協力下され。

久慈大宰大弐源弘忠

弘忠「これでよし」
憲宏「兄上、これでよろしいので?」
弘忠「おお、憲宏も着いたか…うむ、小笠原は送り込んでくるとしたら兵だろうし、一向宗徒も要らぬからな」
久慈弘忠、東海の実効支配を目指す。
179久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/14(月) 18:16:33 ID:auBI0JiB
/*
成田長泰(1495〜1574)
子供は成田氏長(1542〜1596)と成田長忠(1550〜1617)で、同行しているのは長忠の方です。
現在は甲斐に潜伏中。
*/

〜美濃・稲葉山城〜
弘忠「興福寺、東大寺、金剛峰寺、永平寺…久遠寺も忘れるなよ、それと鎌倉五山全て…に声を掛けろ!」
弘忠「民が入ってくる、彼らには拠り所が必要じゃ」
弘忠「それと…延暦寺に声を掛け、美濃に大きな寺を建てるよう勧めよう…奥田一族の菩提寺としてな」

〜志摩〜
家臣「殿!こんなものを拾ってきました!」
彼の手には鉄片が握られていた。
家臣「なにやら浜辺に打ち上げられていまして…危ないですから近いうちに全部集めないと…」
高定「…」
180狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/14(月) 18:39:27 ID:2+/mb3Dj
〜比叡山・延暦寺〜

高僧は久慈家からの書状を見て、悲しげな顔をした
高僧「この世は誠に理不尽な事が多いな・・」
坊主「はい?」
高僧「久慈家は奥田と共に武田と戦うという素振りは見せたが実際は戦わず、奥田殿が死した後は、武田家とは何もなかったかの様に手を組み、旧奥田領を火事場泥棒のように取りよった・・恐らく国真殿は武田と久慈家が組んでる事を分ってたのじゃろうな・・」
坊主「そんな・・」
高僧「最早、詮無き事じゃがな・・」

久慈殿へ

貴殿の申し入れは誠に最もであります。及ばずながら我らもご協力致しましょう。
菩提寺の場所は奥田家のほんがんである遠江がよろしいと思われます
比叡山・延暦寺より

高僧「比叡山にも墓を築く・・久慈家の様に表面だけではなく、心の底から奥田家を追悼するのじゃ・・!」
坊主「はい!」
181小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/14(月) 18:45:54 ID:zceozZTg
>>163

範長は割合簡素な衣装であることと鉄砲隊を重点に置くことを聞いて気が付いたことがある。
柏原は尚武の気風が強いということである。小笠原や下間は派手で目立つ。しかし、その分
費用もかかる。それに引き換え、柏原はシンプルではあるが、その分無駄なことに経費を使
わない。つまり、兵器に資金をつぎ込めるということである。さらに華美にならなければ兵士
達も純朴に育つ。小笠原の突撃隊は精強ではあるが、その分エリート意識が強く、待遇にお
ける様々な要求が最近増している。兵士の意識の違いは戦場では大きいものがある。
そして範長は誓った、決して柏原を敵にはすまい、と。

範長「鉄砲が多いのは都人の目を引くでしょうね、流石は兵庫頭殿」

>>164

仲孝は馬揃えの次は奥田家の事について切り出した。ようは4カ国同盟の平和を望む気持ちを
アピールし様という事だ。民衆の心をつかむ事に重大な関心を払う範長は無論賛成した。

範長「そうですね。久慈の侵略のせいで多くの命が失われました。この悲劇を広く伝え、二度と
    起こさない為にも必要ですね」

>>165
之虎は「しまった」と思った。単純な彼でも堺商人を怒らせかねない事は分かる。そしてその後
どうなるかも。それをみかねて今まで控えていた長房が切り出した。

長房「右大将様、重大な誤解があったようです。当家もまだ貴家と講和して一年と経っておりません。
    それ故に家臣や領民、堺商人に右大将様の真意を疑う者たちも多く、今の之虎様の発言は真
    意の確認と、それらの者を宥める為の演技でございます。御無礼をお許し下さい。我ら、これより
    都へご案内いたします」

石といわれる小笠原家ではあったが、変わり身ができない訳でもなかった。
182久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/14(月) 18:56:01 ID:auBI0JiB
〜美濃・稲葉山城〜
弘忠「さて、戦後の処理だが…武田はどうする?」
憲宏「取り潰すには惜しいですな…」
弘忠「ただあの男はわしの計画をズタズタにした…許せん、あれで奥田が武田方につけばわしは死んでおったわい!」
憲宏「では…いかが致しましょうか…」
家臣「鎌倉から急使が参りました!成田下総守殿ご乱心、兵部卿さまを刺殺されたとか!」
弘忠「ほう、して家督は?」
家臣「憲藤さまに動きはございません!」
弘忠「よし憲宏、おぬしが上杉家の当主じゃ…わしは陸奥の地侍、おぬしは藤氏の名門か」
早速謙信が京に上り、兵部卿の職を憲宏に与えるよう工作がなされた…また弘忠が大宰権帥となる為にでもあった。
朝廷に献金:金80枚
183松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/14(月) 19:05:41 ID:t4u29eKL
京・奥田屋敷跡

清顕の周りを突撃隊の面々が取り囲んだ

突撃隊「ここは立ち入り禁止だ帰れ!」
清顕「無礼ではないか。余を誰だと思っているのだ」
突撃隊「知らぬわ!」
清顕「おのれ…(唯奥田家忠義の臣に線香をあげに来ただけなのに)」
誉田「殿、落ち着きなされ」
清顕「ええい黙れ!兵を五百ほど連れて来い」
誉田「しかし…」
清顕「構わん。連れて来い」
誉田「ははっ」

旧奥田屋敷周辺は騒然と成り始めていた
184久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/14(月) 19:18:49 ID:auBI0JiB
〜美濃・稲葉山城跡〜
弘忠「生臭坊主に書状じゃ」

下間殿へ

伊勢の平定でございまするか…
なるほど、分からなくもありませぬがそうすれば抜け駆けをしたと言って柏原殿は小笠原めに謗られるでしょうな。
貴殿のご仲介があれば柏原殿と領地の境について会談でもしたい所でございますが。

貴殿ら一向宗徒は右中将殿と親しかったそうですな。近々ささやかな葬儀を催しますゆえ、是非お越しくだされ。
185薄右大将為弘:2007/05/14(月) 19:31:50 ID:jAimsvs+
船上。

はは、石家にも話のわかる者がおったか。
まぁ利害が絡めば誰でもそうなる。が、その時どう動くかが器の大きさじゃの。
小笠原虎は良い家臣をお持ちで。
ところで之虎殿。主は先程から随分高飛車じゃがな、わかっておるのか?
先の戦にてわしらは負けはしたがな、もしも小笠原と薄の戦ならば勝ちは我等ぞ?
もしそうなれば主等は三条の河原に首晒しておるところじゃ。
主に今すぐ噛み付いて今一度畿内に火花を散らすことも出来るのだ。
その首が繋がっていてよかったの?

と、まぁ今更言うても詮無きことか。

『為弘の眼は微笑んではいたが殺意と狂気の炎に満ちていた。』

さて、では狸の群を都に先導してもらおうか?小笠原之虎殿。

為重や。
為重「はっ…。」
四国山陽の諸侯に出陣の用意をするよう伝えよ。
為重「御意。」
186久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/14(月) 19:43:32 ID:auBI0JiB
薄殿へ

南蛮船の畿内以東への航行を禁ずるとはなかなかの強攻策に出られましたな。
しかし、拙者はいざとなれば統亮殿を介して交易をできますが、量は少なくなるゆえ上杉領の近海に関しては南蛮船の航行を許可していただきたい。
全く、小笠原は何を考えて居るやら…源氏の恥さらしでございますゆえ、拙者自らの手で首を刎ねてくれようかとも思いましたがそれも今はなりませぬ。
拙者は佐渡の金山にでも登りながら貴殿のやり口を見学させていただきます。

久慈大宰大弐源弘忠

187柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/14(月) 21:31:55 ID:FQoKBoc6
〜京・柏原軍本陣〜

家興「まさか東海の覇者である奥田が滅び去るとはな…世の中何が起こるかわからぬものじゃ」
元春「既に旧奥田領には久慈勢が入り国を治めているようですが…領内は焦土となりてほとんど何も残っていない状態だとか…」
国興「先日和泉留守居役の樫井殿より届いた書状にも『東の久慈には注意せよ』と書かれておりましたゆえ…」
良重「東の久慈、西の薄…難しいところですなぁ…」
宗家「やはり樫井殿の申す通りこれまで通り、いやこれまで以上に小笠原家含め下間・松枝各家との協力体制をしっかりと確立せねば
   我等に生き残る術はありませぬ」
家篤「そういえば殿、紀伊の一部の民から旧奥田領に移住したいとの届出が届いておりますが」
家興「旧奥田領へ?焦土になっていると聞くが何故また?」
家篤「何やら久慈家が各国に移民の願を出しているようで…まぁ民は焦土になっていることなど知らぬのでありましょうが」
家興「まぁ民自らの願いとあれば聞かないことも無いが…替わりと言ってはなんだが一つだけ久慈家に条件を提示しよう」
良重「何でございますか?」
家興「今からそれをしたためる、紙と筆を」

『久慈大宰大弐源弘忠殿へ、
 此度の申し入れの件についてですが我が領内にも大宰大弐殿の領内に移住したいという者も居り
 我が柏原家としても受け入れる所存でございます。
 唯一つ引き換えと言っては何ですが大宰大弐殿のご領地にある東海門徒衆の寺領・財産を安堵していただきたく存じます。
 旧奥田家では伴天連の宗教を保護し東海一門衆をないがしろにした過去もございましたが最終的には奥田・本願寺は和解し
 東海門徒衆の拠点となる寺を新しく建立いたしました。
 ここで大宰大弐殿が東海門徒衆をないがしろにすれば一揆の火種になるどころか
 旧奥田領内の人心を掴むのも困難となります。
 東海門徒衆に代わり我等から慈悲のあるご決断をよろしくおねがいいたします。

                    ―柏原兵庫頭菅原家興―   』
188三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/14(月) 22:04:15 ID:DuKwn35h
久慈殿へ

奥田の旧領には土地が余っていると聞きます。
ここは蝦夷の中から一部を移民させてはどうでしょうか?

189和束内蔵頭是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/14(月) 23:06:38 ID:8ypnhrOb
三条北邸

是実「こたび、内府就任まことにおめでとうごさいまする」
実朝「内蔵頭殿も昇叙されてよかったでおじゃるの。…ところで、久慈大弐殿のことじゃが、権帥を所望しておる」
実朝「朝内では、東国平定の功に対し征夷大将軍を任じるべきとの意見がでておってな」
是実「そのことは麿も存じておりますが…いささか無理がごじゃりましょう。
ひとつにはこたびの戦は奥田の自滅によるもの。久慈殿はその遺領を押さえただけにて。
それと久慈家はまだ上杉家を主家として仕えている立場を変えていないでおじゃります」
是実「それに小笠原左京兆殿が諸侯を集めているさなか、みなが納得するとも思えませぬ」
190下間頼龍:2007/05/14(月) 23:28:07 ID:xTV144E7
・・・京の都・小笠原邸・・・

仲孝「これはこれは、柏原家興様。お初にお目にかかります。下間家頼龍が家中、仲孝にござります。
柏原様の事は亡き父より『義を重んじる事を勇将』として伺っております。お会いできて光栄です。
範長様に家興様とお会いできたというのに我が主、頼龍がここにおらぬとはお恥ずかしい限り。
北陸は久慈殿の風当たりを直に受けております故、ご了承下さい。
さて、ここ畿内を中心に経済流通網を作って頂ければ有難いのですが如何でしょうか。
北陸は山岳に閉ざされた地なれば色々物入りでしてな。全国で物が動けばおのずとその中心で売買が発生します。
さすれば堺や南蛮とてこれに目を付けないはずがございませぬ。」

頼廉「同じく本願寺坊官の頼廉でございます。皆様ご周知の通り奥田家がごらんの有様。
いくら四箇国同盟とて大国同士に結ばれては奥田家と同じ道を歩む事となりましょう。
諸侯への威信を示す一方で懐柔策も怠ってはならぬと存じます。
まずは奥田殿が残された領地を考えていかねばなりませぬ。
いくら久慈家とて領民のおらぬ地を治めるのは困難。そうなれば困るのは民でございます。
さりとて小笠原家や本願寺と久慈家の間柄を見ればそうそう施しさえままなりませぬ。
先日柏原様に久慈家より百姓衆移住の申し入れがあったとか。
しかし失礼ながら柏原様の御領地を測るに幾千もの百姓が移動したとなっては柏原様の御領地が傾く事となるやもしれませぬ。
ここは朝廷と久慈家に働きかけて軍略の介入無しに旧奥田家領地に平安をもたらしたい処。
久慈家とて朝廷より公家衆を通して通達があれば従わざるをえないでしょう。
まあ、私供門徒衆や小笠原家に対して友好的な処置が下るとは思えません。
ここは柏原家への領地譲渡を条件に交渉して行きたいのですが・・・」」

仲孝「家興様、東海門徒を想う気持ち、有難き事でございます。
東海門徒と久慈家の間には未だ接触の無い状態でございますが、いずれゆっくりと動き出すと思います。
さて、堅苦しい話はこれ位にしてそろそろ御馬揃えの段取りを伺いたいものですな♪」
191狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/15(火) 00:33:36 ID:TG8Whdkp
〜三河・本願寺系の寺〜

???「若の調子は?」
???「いまだ・・」
???「医者の見立てでは心の病だそうだ・・」
???「無理もあるまい・・若ではまだ耐え切れんかったのであろう・・」
???「しかし、若が快復なさなければ当家は・・!」
???「今は耐えるのだ・・。水徹が全国を回って、帰って来るのを待つのだ・・!」


???「あ・・あ・・火が・・あ・・あ・・」


〜京〜

水徹「馬揃えが行われるので、西国の諸侯が続々と集まってきておる・・」
民A「おい・・聞いたか?」
民B「聞いた聞いた・・どうする?逃げるか?」
水徹「ん?どうしたのですか?」
民「奥田家屋敷跡で松枝家と小笠原家が揉め事起こしとるらしいだよ」
民「野次馬がかなり行っとるが・・わしらは逃げた方が良いと思うんだが・・」
水徹「屋敷跡で揉め事か・・行ってみるか」
192下間頼龍:2007/05/15(火) 00:39:18 ID:2vEvtI7q
・・・三河・東海道・・・

童「母ちゃん、お腹すいたよぅ。西国ってまだなの?」
母「もう少しだよ・・なあ、チビ助や、母ちゃんなあ、少し休んでくからさぁ・・・向こうの・・寺・・で・・待ってて・・おく・・」
童「母ちゃん!おっ起してーっ。おっ起してよーっ!え〜ん、え〜ん・・・え〜ん・・・」

春を待つ三河・・。いつまでも重なる母子を雪がそっと覆い隠す。とそこに坊主が通りかかる。

坊主「はあ、世も末じゃ・・。こんな幼い子供まで行き倒れとは・・ん?おい!生きておるのか!!しっかりせいっ!」
童「お腹・・すい・・た・・よう・・」
坊主「そうかそうか!腹が減ったか!わははh!生きておったぞっ!よしよし、寺で食わせてやるぞ。頑張るのじゃぞ。」

坊主は母親に簡単な経を唱えると子供を背負い、寺へ走る。道々に横たわる行き倒れた亡骸を横目に見ながら。
畿内を目指す一行は他にも多数あった。長い戦で食べる物も無く、体力の無い者からこうして倒れて行く。道程は長かった。
寺のすぐ側まで来て坊主は気付く。背負った子供には既に力が感じられない。いや、坊主はさっきから気付いていた。
しかし坊主は励ましの言葉を絶やさず、まぬけな独り言は夜の静寂へと飲み込まれてゆく。

坊主「寺についたらな、まず熱〜い湯漬けじゃ。あったか〜い風呂に入ってな、その後はご馳走がまっておるぞい。
なあに、わしゃ生臭坊主じゃで。肉でも魚でもあるでな。母ちゃんのぶんまで食うのじゃぞ?・・・・・うっ・・・・うううっ・・・
すまん・・すまぬ・・・何もしてやれぬ・・・無力じゃ・・・せめて母ちゃんの懐に戻ろうな・・疲れたじゃろて、ゆっくり眠れや、ゆっくり眠れや。」

坊主は子供を母親のもとへ返すと寺に戻った。門の前では火配りの番がおり、坊主に話かける。が、坊主はゆっくり首を振るだけであった。
寺の中では老若男女問わず寒波の中、命を取り留めた者が大勢いた。そんな中、坊主はいつもの通りつくり笑顔でみんなを励ますのである。
193下間頼龍:2007/05/15(火) 00:51:44 ID:2vEvtI7q
/*
あ、あれれ?・・・・狼斎さんの中の人って・・・スイマセン。うっかりトリップ見落としてました。
どうしよう。勝手な事しちゃったよ。狼斎さんの流れに併せます。・・・で良いですかね?
*/
194松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/15(火) 01:31:37 ID:Z+BNyj+3
京・奥田屋敷跡

松枝勢と小笠原突撃隊の対峙は続いていた

誉田「兵五百連れて参りました」
清顕「うむ、これで戦える」
清顕「おのれ等!覚悟せいや。この典厩がそっ首刎ねてくれよう」
突撃隊A「テンキュウ?」
突撃隊B「あっ!(典厩と言えば山陰の松枝)。大変だ隊長ー!」

突撃隊の一人が後方に走った
195狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/15(火) 07:03:01 ID:TG8Whdkp
/*
>>193 別に良いですよ。自分があわせるようにしますので
*/
196正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/15(火) 07:25:14 ID:OLCQySG0
堺、納屋

今井宗久「いらしゃいませ…おや?たしかお客様は孫一殿と一緒に居られてた     ‥お方ではありませんかで〜お名前は?」
大膳「項龍だ」
今井「では項龍殿なにをお求めで?」
大膳「そうだな………新型の火縄銃はあるか?」
今井「そうですな……では最近入荷したこれはどうですか?」
大膳「………いやいらない、もう出るか」
今井「ちょっとお待ちください、火縄銃なら稲富某ならしてっおられるのでは
   ないでしょうか?」
大膳「……そうだ、このマントを買う、代金はここに置いとく」
今井「またのお越しを」
197狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/15(火) 12:21:50 ID:TG8Whdkp
〜京〜
水徹「これはガトー殿!御久し振りですな!」
ガトー「オォ!貴殿は!生きておいでであったか!」
水徹「えぇ」
ガトー「奥田殿の事は残念でございましたな・・」
水徹「・・・」
ガトー「もし、私に助けれる事があれば言って下さい。奥田殿に頼まれた例の船も我々で建造中ですし」
水徹「船は九鬼殿と共に吹き飛んだと聞きましたが・・」
ガトー「九鬼殿に御渡ししたのは試作機です。本機は我らの方で製作中ですよ」
水徹「なるほど・・御頼み申します」
ガトー「えぇ」
198久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/15(火) 17:37:21 ID:W0oB84ke
〜美濃・美濃代官所〜
弘忠「柏原殿から書状か…ほう、たしかに一理ある!」
弘忠「駿河・遠江・三河・尾張・美濃・伊勢・志摩のすべての寺に申し入れろ!上杉家は戦乱の中にあろうとも御仏を護る、安心して念仏や禅に勤しまれよとな」
弘忠「それと…信玄殿に仏教関係の総監をしてもらおう」
家臣「武田殿を?」
弘忠「わしは残念ながらあの男に勝る才を持ち合わせておらぬ…悔しいがな」
弘忠「ところで高定殿より奥田水軍について報が入った」
弘忠「風魔からの情報もある、奥田水軍を超える水軍を整備するのだ!」

〜相模・鎌倉〜
鶴岡八幡宮では、上杉憲宏の家督相続の儀式が行なわれていた。
憲宏「さて…この鎌倉をどうするか…」

統亮殿へ

蝦夷の民か…しかしそれは容易ではなかろう。
その内北へ赴くつもりであるゆえ、先導していただくと有難い。

久慈大宰大弐弘忠
199久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/15(火) 17:59:01 ID:W0oB84ke
/*
いま計算してみましたが、今回も容量オーバーしそうですね。まあ私が一番長文なのですが
*/

〜美濃・美濃代官所〜
弘忠「奥田屋敷の跡地はどうするつもりなのであろう?」
祐光「まさか欲しいなどと…?」
弘忠「いや、京に屋敷を持つのは公家で十分じゃ、武士が京に住まえば気力を奪われる」
弘忠「現在の京の守護は…小笠原か。あやつは相手にせぬほうがよい、柏原殿に聞こう」

柏原殿へ

早速ですが、奥田殿の屋敷の跡地は如何なさるおつもりでしょうか?

久慈大宰大弐源弘忠

〜駿河・駿府城跡〜
氏康「政繁、おぬしに町の整備を任す!かつての繁栄はそのままに、しかし公家趣味に寄り過ぎないようにな!」
大道寺政繁「はっ!」
氏政「父上、上杉さまが奥田の旧領の整備をお任せしたい、と…」
氏康「ほう…お引き受けすると伝えよ」
北条氏康、奥田家旧領の開発に着手。
200狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/15(火) 19:24:36 ID:TG8Whdkp
/*
前の方で、奥田家の者全員死亡と書きましたが、今後何人かは実は生きていたって事にしたいので、ご了承下さい
*/
201人間七七四年:2007/05/15(火) 19:28:24 ID:W0oB84ke
/*
>>200
史実武将では生き残りはいますか?
あと、奥田さんの書き込みでは名前すら出てこなかった豪族たちはどうなったのですか?
*/
202狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/15(火) 19:31:09 ID:TG8Whdkp
/*
>>201 史実武将は何人かは生きてる予定です。誰を使いたいんですか?
*/
203久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/15(火) 19:36:28 ID:W0oB84ke
/*
>>201は私です。
いや、性格的に殉死しなさそうなのもいるじゃないですか?安藤守就とか。そういうのはどうなのかな、と。
*/
204狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/15(火) 19:42:03 ID:TG8Whdkp
/*
名前も出さなかった武将とかは後で使う予定で出さなかったりしてたからな・・
安藤とかこいつは殉死しないだろ〜って武将はどっかに生きてるで良いですよ。
というか、そろそろ久慈さんに何らかの枷をつけた方がいいのでは?1100万石以上って・・。
前シリーズの反省会でも出ましたけど、大国になり過ぎには何らかの枷が必要では?
*/
205小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/15(火) 19:48:09 ID:dklgIrdE
/*
>>192
(´;ω;`)ブワッ
*/

>>185
之虎と長房は為弘の脅しとも取れる発言を聞いていた。確かに石高と水軍を活かした機動力では
圧倒的に負けている。一対一でやれば破滅である。之虎は怒りを抑えるのに必死だった。散々に
罵られて黙っていられるような男ではない。しかし、兄の立場を悪くしてしまうというの一念が彼に
驚異的な忍耐力をもたらしていた。一方の長房は涼しい顔をして聞いていた。そして切り出す。

長房「確かに右大将様の武威は天下に聞こえております。我らも敵うとは思っておりません。しかし、
    戦は源平の頃ならいざ知らず、一対一でやるものではございません。右大将様に島津様が付
    いておられるように、我らにも柏原様、下間様、松枝様が付いております。果たして力関係はそ
    のままでしょうかな?・・・口が過ぎました。今は命があることを右大将様に感謝しなくてはなりま
    せんな」

そう言うと、之虎と長房は淀川をベースに建設した大運河へと薄家の船を先導した。と、同時に早船を
出していた。内容は一つ、『薄の盗賊共に死の鉄槌を!』と書かれたポスターを剥すようにと。

>>190
畿内を中心とする経済流通網。四ヶ国が共に繁栄するにはこれ以上ない提案であった。中央を占める
この四家が富と技術を独占すれば、薄も久慈も手を出せなくなる。そしていずれは頭を垂れさせる事も
できるのである。範長もそろそろ頃合と見た。

範長「とりあえず、四家間の関所の撤廃と街道の整備、貨幣の統一、法令の統一が必要と思います。
    松枝殿も上洛なされたと聞きました。馬揃えの後にでも四家でじっくりと話し込む必要がありま
    すね」

>>194
之康は市内を突撃隊と共に巡回していた。乱暴狼藉を一つも見逃さない為である。突撃隊は買収される
ことが無い。全てを公平に裁くということも段々、市民の間に浸透し、恐怖よりも敬意が市民の間に生まれ
ていた。突撃隊も犯罪者以外には極力丁寧な口調を使い、傲慢な態度はとらなかった。そこに松枝家と
衝突していた突撃隊員の一人が血相を変えて、もっとも表情は読み取れないが、やって来た。

突撃隊員「報告!旧奥田邸跡で松枝家と衝突が発生致しました!」
之康「げっ!馬鹿野郎!なんでそんな事になったんだ!?急行するぞ!」

奥田邸に馬を飛ばす之康。
206狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/15(火) 20:18:51 ID:TG8Whdkp
/*
>>203 まぁ一応、ほぼ死亡したって事にしておいて下さい お願いいたします。
*/
207下間頼龍:2007/05/15(火) 21:00:15 ID:2vEvtI7q
/*
久慈さんとは途中何度か絡む機会はあったのですが、何しろ1100万石ですからねw。包囲網引こうにも出来ない状況でした。

ねえ、久慈さん反省会って見ました?
突然『枷』とか言われたら受け入れられる縛りとられぬ縛りとがありますよね。その辺りどうでしょうか。
*/
208柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/15(火) 21:20:13 ID:H/OaSeRt
家興「何?大宰大弐殿より書状が?」
侍従「ははっ、先ほど和泉留守居役の樫井様を経由して届きました」
家興「どれどれ…旧奥田邸の跡地か…あそこは河内守殿の兵が守っておられるようだが…」
元春「殿!!」
家興「なんじゃ元春、騒がしいぞ」
元春「こ…これは失礼をいたしました。それよりも殿、旧奥田邸跡で
   河内守様の兵と松枝典厩様が衝突なされたと…」
家興「何じゃと!?」
元春「事の発端はわかりかねますが…とにかく典厩様は大層お怒りのご様子で…」
家興「これまた厄介な…」
元春「如何いたしましょう…?」
家興「そうは言うが我々は関係ないのでなぁ…下手に首を突っ込んで大事になってはいかん」
元春「承知しました」
家興「大宰大弐殿にも一応知らせておこうか」
  
  『大宰大弐殿へ
   旧奥田京屋敷跡についてですが当地は現在小笠原家の兵が守っており小笠原家と同盟を
   組んでいる我等も以後の使い道は存じませぬ。
   ただ屋敷跡では多少のいざこざもあるようでまた奥田の残党等を刺激しないためにも
   屋敷跡については何も致さぬのが得策かと存じます
     
            ―柏原兵庫頭菅原家興―   』
209薄右大将為弘:2007/05/15(火) 21:34:37 ID:C5sEMTzq


『長房の言葉を聞いて為弘は「あの」微笑みを絶やさなかった。』

確かに一対一などありえんな。
だがな、仏も狐も狢も石家に付属しているだけかの?
今は源平の時代ではない、時に言葉は万の兵を上回るわ。
ふふ…。

さぁ、連れて行ってもらおうか。狂気に燃える都へ。
『先程までの殺意はその目になく、之虎と目があっているのに為弘は之虎を見てはいなかった。』

久慈殿へ。

この度の奥田攻め非常にまずいことにござる。
更に当家は全ての諸侯に対し南蛮貿易の禁止を実行しております。
これでは久慈殿だけに許可とはいささか…。
そういえば南蛮商人が中継地点として琉球を使いたがっていましたが、かの地は逆賊の治める土地。
当家の保護下の商人をそのような地に停泊させることは出来ませぬ。
はてさて困ったことです、琉球さえ手にはいったなら久慈家領内へ密かに南蛮商人を向かわせることも…。
あいや失礼、とにかく検討いたしますのでしばし待たれよ。
薄右大将為弘。
210狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/15(火) 21:47:35 ID:TG8Whdkp
〜三河・本願寺系の寺〜

忠勝「万千代よ・・お前の父上は武士にふさわしい最後を遂げられた・・おぬしも立派な武士になるのだぞ」
万千代「はい!」
康政「少々早いが、親父殿からの遺言通り、お主は元服だ。今日より直政と名乗るのだ。」
直政「はい!」


成方「信長殿からの文か・・」
勝家「信長殿はなんと?」
一徹「日の本を出たらしい。時期がきたらまた戻ってくるそうだ」
勝家「うむ・・確かに我らに戦力はないしな・・他の生き残りはどうしておるのだ?」
成方「安藤等の不忠者らは久慈家に仕官したそうじゃ。伊丹康高は苦渋の決断で久慈家に仕えるそうじゃ。後の連中は随時集まってきておる。」
長忠「うむ・・後は水徹殿頼りよな」
成方「そこで、水徹に援軍を出そうと思う。誰が良い?」
元康「可児才蔵、前田慶次が良いとおもいますが・・」
成方「他に意見がないか?・・・ないようじゃな。では可児才蔵と前田慶次を水徹の援軍として出す。
各員は引き続き、生き残りを探し、情報入手に励めよう。」
一同「はっ!」

国興「あ・・・あ・・」

国興、未だ精神崩壊中

〜加賀・民家〜

清晴「・・・(生きている・・のか?)」
211和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/15(火) 22:00:18 ID:2P7oRGas
三条北実朝「主上は先の和平勧告を無駄にされたとご立腹でおじゃる。滅びた奥田はともかく武田家になんの咎もないのはけしからぬと」
和束是実「しかし武田家は久慈太宰大弐殿が擁護してござります」
実朝「その太宰大弐殿の権帥昇官にも、武家に前例がないと難色をのたまわれる。
内蔵頭殿、貴殿に表向き戦勝祝賀の勅使として久慈殿のもとへ行ってもらえぬでおじゃるか」
是実「それで陛下の顔が立つような策を太宰大弐殿に考えさせるのでございますな」
212下間頼龍:2007/05/15(火) 23:25:24 ID:2vEvtI7q
・・・三河・とある寺・・・

「その寺に行けば腹いっぱい食えるらしい。」その噂は瞬く間に東海道を走り抜ける。
東海の寺社は次々と政庁の場と化す中、皮肉にも久慈家の流れに取り残された本願寺は寺社として
本来の姿を保っていた。西国へ向かう流民の列は何時からだろうか?三河、遠江を目指す事となった・・

・・・加賀・尾山御坊・・・

頼龍「成川殿・・・」
窪田「まあだ落ち込んでおられるのですか。過ぎた事を省みては国政を見失いますぞ?」
頼龍「経忠よ、私には信じられぬのだ。戦さ好きの頼旦を追い詰めた狼が滅ぶなど・・」
窪田「信じるも信じぬもござらん。成川殿の置き文をご覧になられたでしょうに。」
頼龍「では何故だ!?何故自害する必要があるのだ?お前はどう思う?」
窪田「さあ・・?何かお考えでも?」
頼龍(身を捨ててこそ何とやら・・か・・。ふぅ。)「ああ、成川殿・・・」
窪田「全くもう。」

・・・摂津・石山御坊・・・

顕如「なんと!?三河の寺院でそのような?早急に物資を送りましょう!!金・銀も併せて送るのです。」
門徒「いや、しかしその金銀は久慈様への復興支援金ではありませぬか!?」
顕如「どうせ久慈様も民の救援に施される事でしょう。使い道も同じなら久慈様もお喜びになるはず。」
門徒「そういう事でありますかw。合点承知しました!!」
顕如「久慈様は諸将の統括やら政の取決めなどで忙しい御人じゃ。せめて民の世話くらいは私達が。」
213松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/15(火) 23:29:52 ID:j+5WK6Vn
京・奥田屋敷跡

誉田「殿、何者かが馬を飛ばしてやって参りましたぞ」
清顕「加勢か。望むところ」
誉田「お待ち下さい。見るところ只者ではありますまい」
清顕「誰だ」
誉田「さあ、分かりかねます」
誉田「これ、あの者を知っている者は居るか?」
郎党「はい、某見知っています。あの方は小笠原之康様です」
誉田「殿、聞かれましたか?」
清顕「ほほう、御舎弟殿か」
誉田「如何致しまする?」
清顕「わしは奥田家忠義の臣を悼んでいるだけだ」
誉田「都人も見ていますので騒ぎを大きくしない方が」
清顕「そうよのう蛮人と思われるのものう。お主話をつけて来い」
誉田「ははっ」

誉田重国は丸腰で小笠原之康の方へ歩いていった。
214狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/16(水) 00:28:29 ID:mz5wqNWM
〜加賀・民家〜

清晴「・・・(助かってしまったのか・・)」
農民A「この人どうすんだ?」
農民B「怪我人ほっておく訳にはいかんだろ。傷が治るまで助けようぞ」
清晴「・・・(この者らが助けてくれたのか・・ん?声がでん!)」

〜京・奥田屋敷跡周辺の野次馬〜

水徹「小笠原が来たか・・どうなるかな」
215久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/16(水) 16:01:54 ID:CXeB3Of4
/*
とりあえずメール欄をより正確な値に変更しておきました。久慈さんの命令を素直に聞いてくれる人たちです。…すっ、少なっ。
確かに包囲網の話ありましたね…たぶん佐渡という辺境ではじめたのが成立しなかった要因でしょうか?
*/

〜伊勢・願証寺〜
高継「拙者は武田大膳大夫入道信玄殿の命を受けて貴寺の守護の為参った!御開門願いたい!」
216久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/16(水) 17:12:48 ID:CXeB3Of4
/*
「もりやく」って変換されないんですね、びっくりしました。
*/

〜美濃・美濃代官所〜
弘忠は5歳になる嫡男・広目丸と久しぶりに話していた。
弘忠「最近は何をしておる?」
教育係「書画などがお得意で、よく描かれていらっしゃいます」
弘忠「…武道は?」
教育係「それも最近お盛んなことで…」
弘忠「ほう…祐光を呼んでくれ」
・・・
祐光「では早速、大和へ向かえ…捕まったら前関白さまのお力で、な…」
祐光「はっ」

薄殿へ

何がまずいのか拙者には理解しかねますな。奥田は勝機が無いと見て自害した、それだけのことでありましょう?
引き続き貿易を禁止されるのでありますか…折角三津七湊のうち4つを押さえたのかと喜んでおりましたのに…残念ですな。
ところで、伊勢や美濃に百姓を移住させてはいただけませぬか?田は有り余っておりますし、豊穣な土地ゆえ悪い話ではないと思いますが…いえいえ、薄殿の領内が悪いと言うわけではございませぬが。
217薄右大将為弘。:2007/05/16(水) 17:52:44 ID:Dd2IhCRg
久慈殿へ。

自害にまで追い込んだことにござる。まだ利用する手はあったはずです。
伊勢美濃への移民を、とのことですが当家の領内は未だ開発が終わっておらず、むしろ人手不足気味です。
当家では5人以上の子をもうけた家は納税率を半減する政策をとっています。
さらに新たに開墾した田畑は向こう十年非課税としたり、商人には貿易に関して一定の援助をしたり、職人には弟子をとった場合に補助金をだしたりと領民の向上意欲をあおっています。
久慈家もそのような対策を取られてはいかがでしょうか?

また南蛮貿易のことにござるが、「南蛮船」は領内より東に行かせることは出来ませぬ。
ただし当家領内の「公認商人」の船ならば今も日本各地へと貿易に赴いております。
まぁ仲買が入るゆえ一割ほど割高ではありますが、その方法であるならば安定した物流を確立することが出来るでしょう。
まったく品物が入らぬよりは多分にましなことだと思います。
ただしそれを実行するためには琉球の領有が絶対条件となります。
三条殿からの割譲の許可さえおりればすぐにでも日本海航路にて商人を佐渡、越後に向かわせますので、どうぞお力添えを。
薄右大将為弘。
218久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/16(水) 19:57:23 ID:CXeB3Of4
〜京〜
祐光「大饗長左衛門さまでいらっしゃいますか?」
大饗長左衛門(楠木正虎)「そうだが…」
祐光「拙者は久慈大宰大弐が家臣・沼田祐光と申すものです」
祐光「実はわが殿はご嫡男の書の教授を探しておられましてな…」
祐光「5百石で召抱えたいとの仰せですが…」
長左衛門「ふむ…その若君に才はあるのかな?ならばよい話だが…」
長左衛門「まあここで燻っていてもしょうがない、沼田殿、久慈殿に取り次いでくだされ」
祐光「若様の書道好きは家中でも噂の種、きっと腕がおありでしょう」
大饗長左衛門、美濃へ向かう。
219狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/16(水) 20:39:14 ID:mz5wqNWM
〜京〜

水徹「これから堺に向かう」
才蔵「堺ですか?」
水徹「あぁ。ある人に逢って来る」
慶次「楽しければ良いがな!」

〜飛騨・山中〜

国虎「まさか国を追われるとはな!」
元信「当家が滅んだのです。姉小路の遺臣らが久慈家につくのも当然かと」
国虎「けっ!まぁ、俺には都督なんてあわねえから今の方が気が楽だがな!」
元信「これから如何しますか?」
国虎「適当に生き残りを探して、暴れてるか!ワッハハハハ!」

〜比叡山〜

比叡山では密やかにひっそりと奥田家の葬儀が行われていた

高僧「難無・・」


高僧「狼斎よ。ちと使いをしてくれぬか?」
狼斎「はい!」
高僧「遠江にある、奥田家の菩提寺・流雲寺に行き、野中夫妻の髪を納めてきてくれ。良いな?」
狼斎「・・はい!」

高僧「では行って来るのだ(故郷へ・・)」
220和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/16(水) 21:06:55 ID:IqBSb4vx
/*
>>215
甲斐・両毛は完全支配ではないのですか?
武田、北条、長尾と久慈の関係図がいまいち理解できてないかも
*/
221柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/16(水) 21:23:12 ID:2MC06w7s
家興は悩んでいた、西の薄が今まで堺へ貿易をしに来ていた南蛮船を自領の瀬戸内で止めてしまったからである。
これにより今まで堺から得ていた南蛮の品々が手に入らなくなったのである。

家興「困った…」
鈴木重朝「我等雑賀衆にとって南蛮からやってくる硝石が無ければ死活問題…一応雑賀荘や根来にも硝石の蓄えはございますが
     一体いつまでもつことか…」
国興「いくら最新式の鉄砲を作ることができても火薬の材料が無いのでしたら意味がありませぬ」
良重「硝石はまだ堺の商人も取り扱っておりますので高値でなら買えますが南蛮から流れてくる生糸が制限されるのは痛いですな…
   和泉では現在国を挙げて繊維業を活性化させておりますから…」

柏原家、南蛮貿易の制限に苦しむ
222三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/16(水) 21:41:20 ID:4i/8y3pt
和束様へ

帝は近ごろ心労にて体調が優れない日もあると聞き及びました。
高麗から得た人参を贈りますので帝に届けてくだされ。
三条侍従統亮
223三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/16(水) 21:50:05 ID:4i/8y3pt
統亮「琉球にそこそこな港もできたし・・・尚元王も我らが手中。ルソンとかからも商人がくるともっと栄えるぞ!」
五十嵐「しかし、西国の覇者・薄家の助けがなければ貿易も厳しいですな。」
一条陽子「塚原と胤栄殿の件も無事すすんでおります。」
統亮「すべては我が思うがままだ!!」
224三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/16(水) 21:54:58 ID:4i/8y3pt
薄様へ
琉球〜堺の海は貿易において最重要にございまする。
貿易のますますの発展のために薄様にも琉球の港を使用していただこうと思い文にしたためました。
ですので我が家の瀬戸内通行をお許し下さいませ。
225小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/16(水) 22:12:04 ID:tiXh6BMc
>>209
長房「さて、それは島津様にも言えることではないでしょうか?・・・狂気に燃えるとは、あまりなお言葉。
    まあ、我らも正気では世の中を渡ってはいけませんので・・・御覧下さい、この大運河を!当家の
    威信をかけて建設したものでございます。京、大坂、堺を結び、この通り湾から大型船舶の乗り
    入れもできまする。様々な物産や人を乗せた船が往来しているのをご覧なれますよ」

長房の言う通り、両岸は堅固な石堤が築かれ、大小様々の船が行き交っていた。まさに水上都市と
いった感がある。

>>213
誉田重国が近寄ってきた。之康は重国の目の前で馬を止めると、直ちに地面にひれ伏して詫びた。

之康「この度の当家の兵の無礼申し訳ない!松枝殿とは露知らずこのような事をしてしまった、何卒
    同盟に亀裂が入る事は無いようにして頂きたい。我らにできる事ならなんでもしよう。だから、
    この事はどうか水に流してくれ、頼む!」

突然土下座して平謝りする之康に動揺する重国

>>221
村範「殿、干草と土の混合物に、腐敗した魚、糞尿などで腐らせた水をかけることで発酵させ、硝石を
    生成する事に成功致しました」

硝石はこの国ではあまり採れない。従って、南蛮からの輸入に頼るしかないのだが、これが高く付く。
軍事費のコスト削減の一環として、硝石の国産化を模索していた範長の許に良い知らせが舞い込んだ。
古い家屋の床下の土を使って硝石が生成されるのは知られたことだが、一度採取すると二、三十年は
採取できなくなる。これでは割に合わないということで試行錯誤した結果、ついに安定して大量に供給
する方法が完成されたのである。

範長「良くやりました!早速、友好国にこの情報を流しなさい」

小笠原家、硝石の国産化に成功。現在大規模な工房で火薬の大量生産を準備中
226狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/16(水) 22:16:18 ID:mz5wqNWM
〜堺〜

商作衛門「御久し振りでございますな。水徹殿」
水徹「流石に御耳の早い・・長屋殿」
商作衛門「はっははは。商人にとって情報は命でございますよ」
水徹「では、こたび我らが来た理由も・・」
商作衛門「分っておりますよ。武器についてでございましょ?」
水徹「えぇ」
商作衛門「奥田殿とは長い付き合いでございます・・その家臣殿らにもご提供は惜しみませぬよ」
水徹「それは有り難い。しかし・・薄の南蛮船の通行止めで硝石等は不足しておるのでは?」
商作衛門「南蛮船の通行する道を変えればたいして問題ではございませぬよ
それに当店はガトー殿のルートで硝石等を輸入しております。ガトー殿がただの宣教師ではないのはご存じでございましょう?
水徹「えぇ・・まぁ・・」
商作衛門「ふふふ・・南蛮の国は我らが思っている以上に驚異的な技術を持っている物ですよ・・」
水徹「・・・では御任せ致した」

長屋商作衛門・堺の怪しい商人。流雲の代から奥田家と付き合う。
227薄右大将為弘:2007/05/16(水) 22:21:07 ID:Dd2IhCRg
薄艦隊内容。

旗艦
大型戦闘艦「龍」級一番艦「海龍」。
全長十間。全高二間(海中一間海上一間)。最大船幅三間。
大筒、前後各一、左右各二。
四十張魯(水夫四十人)。
戦闘員(水夫除く)三十人。

中型戦闘艦「波」級一番艦「速波」
二番艦「磯波」。
全長六間。全高一間半(海中一間海上半間)最大船幅一間半。
大筒、前後各一。
二十張魯。(水夫二十人。)
戦闘員二十人。

小型戦闘艦「雲」級一番艦「東雲」
二番艦「群雲」
三番艦「乱雲」
四番艦「矢雲」
全長四間。全高一間(海中半間海上半間)。最大船幅一間。
大筒中央一。
十張魯(水夫十人)
戦闘員十人。

戦闘補助艦「対馬」「壱岐」。
全長五間。全高三間(海上一間半海中一間半)。最大船幅二間。
大筒後方一。
十張魯(水夫十人)。
戦闘員十人。
水夫交代要員二十。

大型輸送艦「鰺」「鯖」「鯔」「鰤」「鯛」「鱶」「鰹」「鮪」「鮹」「鱚」
全長十五間。全高四間(海中一間。海上三間)。最大船幅四間。
四十張魯(水夫六十人。)
乗員百人。
228虚構世界内存在 ◆vWilh8Qklc :2007/05/16(水) 22:22:41 ID:4KjuI4zw
北条クポッ!:荒らし幕府
????:パクリ幕府
ピキッ!:室町幕府
天草シキッ!:天草幕府
北条クポッ!の意思を継ぎし者、北条弟王:姉幕府(予定)
http://ane.bakufu.org/
229薄右大将為弘:2007/05/16(水) 22:40:23 ID:Dd2IhCRg
感じませぬか?先程まで都に狂気が立ち上っておりましたぞ。
おぉ!!良い運河だ。この運河ならば我が艦隊もやすやすと入ることが出来ますな。
『もはや為弘は先程の怒りなど忘れたように嬉々として目の前に広がる景色を眺めている。』


なぁ為重。
為重「はい…。」
当家の台所は火の車だの。
為重「船のせいですな…。」
海軍力ならば右に出る者はおらんな。
為重「はっ…。」
戦闘艦はあとどれほど出来るのじゃ?
為重「龍級が二隻、波級が四隻、雲級が八隻、補助艦が四隻…。
島津殿も龍級一隻、波級二隻、雲級四隻、補助艦二隻を建造中です。
それからそれら全ての艦隊をまとめるべく南蛮の技術を用いた巨艦「淡路」がそろそろ…。」
ふふ。(微笑
楽しみじゃのぉ。しかし出費がな…。
為重「当家の歳入五年分ですからな…。」
南蛮の品を領内商人に商ってもらわねばな…。
230下間頼龍:2007/05/16(水) 23:15:46 ID:EtcWnIei
・・・伊勢・願証寺・・・

-伊勢の現状-国主・九鬼家を失った伊勢は大混乱であった。あらゆる秩序が崩壊し、それに嘆き死を選ぶ民が後を絶たない。
あるいは西国・紀伊を目指す者もいた。そんな中、取り残されたのはやはり気力、体力、手段を持たない弱者であった。
かつて奥田家の財を持って気付かれた巨大な城郭寺院である願証寺にもまた救いを求める民が殺到する。
だが伊勢門徒の中にも命を絶つ者が絶えず、慢性的な人手不足を背負う。
窮地を免れたのは紀伊より派遣された柏原家興公の移民であった。

門徒「こちらでございます。ではごゆるりと。」
証意上人「遠路はるばるよくぞ参られました。願証寺院家の証意でございます。」
下間頼盛「本願寺より参りました頼盛です。」
証意「信玄公より・・・でございますか・・。如何でしょう?頼盛殿。」

頼盛「はい。まず我等伊勢門徒は長島城を奥田家に受け渡す事でここに和議が結ばれております。
奥田家と九鬼家は『同盟』関係でありましたが九鬼家御当主様が御自害なされ、奥田家の庇護を失いました。
支配の無いこの地を久慈家が庇護するのであれば久慈家がこの国を治めるという事に他なりません。
・・最も九鬼家に御子孫がおいでであれば事無き事ですがw。
ですが久慈家は聞けばかの戦より朝廷・公家衆への報告をなされてないとか?
下手に伊勢統治を断言されてはあらぬ処断を受けるやも知れませぬ。」
・・・・・・・・・・
証意「今この国は紀伊より参られた民の活躍でようやく賄いが施されております。」
頼盛「いや〜、あの時は本当に柏原様には助けて頂きました。」
証意「ん?ほう?紀伊よりの移民の話は既に知っておられましたか。なる程。それでこの伊勢に・・。」
頼盛「久慈家のご威光がもたらされるのは伊勢にとっても大変有難い事ではございますが・・・
では一度公家衆に相談なされて朝廷の判断を待たれた方が良いかも知れませぬな。」
231松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/16(水) 23:33:14 ID://qZnrri
>>225
小笠原家舎弟に突如土下座され誉田重国は驚いていた

誉田「あっ!之康様お顔を上げられよ。貴方様も一軍を率いる身お立ち下され
   我が主も短慮が過ぎたと反省して御座れば御気になされる事はござらぬ
   この様な揉め事で連合の結束に罅が入る事は主も望んでいません。
   この辺で手打ちと致しましょう」

重国は清顕の短慮を止められなかった事を反省していた
232狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/17(木) 00:23:28 ID:ef+peOV0
〜近江〜

国経「これから如何しようか?澄隆殿」
澄隆「さて・・伊勢やその他の地は地獄絵図になってしまいました・・」
国経「うむ・・ひとまず北国にでも行くか」

〜加賀・民家〜

清晴「・・・」
民「そろそろ、侍さんに知らせるか。この人身分ある人ぽいからな」
233久慈大宰大弐弘忠 ◆p/Ia5vFPVI :2007/05/17(木) 07:29:48 ID:BXgcZu5y
〜相模・鎌倉〜
憲宏「統亮の屋敷を焼け!謀反人め、上杉家をないがしろにしおって!」
統亮の屋敷、焼かれる。
234和束内蔵頭是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/17(木) 13:29:20 ID:2InZgC3R
美濃

是実「久慈太宰大弐殿はここにおられると聞いたが。さっそく尋ねてみるか」
是実「朝廷より天皇陛下の勅使として参った和束内蔵頭是実と申しまする。太宰大弐殿はいらっしゃますか?」
235久慈大宰大弐弘忠 ♯THRL2960:2007/05/17(木) 14:20:17 ID:aPpswrCm
〜美濃〜
弘忠「長左衛門殿、こたびはよくぞいらっしゃった」
家臣「殿、京より勅使のお方が…」
弘忠「ふむ、では長左衛門殿にもご同席願おう」
・・・
弘忠「よくぞこのように草深いところまでいらっしゃった…ところで何の御用ですかな?まさか伊勢についてではありますまい?」
236和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/17(木) 14:42:58 ID:2InZgC3R
是実「(たしかにド田舎じゃな)こたびは東国平定の祝賀に陛下の賀詞を届けに参ったでおじゃる。
大変な重責にござるが、和平成就に期待しておいでにござります」

是実「ただ…先の戦において陛下の下された和睦の綸旨が宙に浮いたままになっておりましてな。
いや、奥田の自滅によるので太宰大弐殿には直接責任はござらぬのじゃが、武田入道殿からなんの音沙汰もない。
ついては太宰大弐殿のお力添えで陛下の顔が立つように取り計らってもらえぬものか」
237三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/17(木) 14:50:16 ID:TjhQFVfF
鎌倉から来た文を落とす統亮。
統亮「なぜじゃ・・・屋敷が焼かれたそうじゃぞ!?」
五十嵐「久慈殿が無策でそんな事をするはずありませぬ。」
統亮「島等はなんとか逃げたようだが・・・」
238三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/17(木) 14:52:57 ID:TjhQFVfF
久慈様へ
いきなり屋敷を焼かれるとは正気の沙汰ですか?
なんらかの考えがあるのですか?我はいきなりの事で判りかねますが?
我々に上杉を消せ!との暗号ですかな?
239狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/17(木) 15:06:06 ID:ef+peOV0
/*
澄隆ではなくて守隆でした…
*/
240久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/17(木) 15:17:35 ID:BXgcZu5y
/*
>>235
あれ?携帯から書き込んだらトリップが…変えておこう。

>>220
武田はあくまでも同盟です。あと上野は長野家の支配下であり、弘忠とは対等の関係です。
*/

〜京〜
祐光「さて、本阿弥殿の屋敷はここか…」
祐光「失礼いたす、拙者は久慈大宰大弐が家臣、沼田祐光と申す」
本阿弥光二「ほう…していかなるご用件か?」
祐光「ご存知かもしれませぬが…我が主は大変熱心な法華宗徒でありましてな」
祐光「貴殿もその道では高名な方…ぜひ美濃にお越しいただき話でもしたい、と…」
光二「なるほど…実は拙者も久慈殿に興味がございまして、是非伺いまする」
祐光「では追ってご連絡いたします(…いったい町衆や書家を掻き集めて…何を考えておいでやら)」

薄殿へ

自害?貴殿は知略に優れていると聞きましたが此度の一件については見破れなかったようですな。第一野心ばかり滾っておるあの男に使い道などありましょうか?
領民の心を掴むのは天下が治まってからのことと愚考しております。ただ、佐渡は金が取れるゆえ年貢は少なくしておりますが。
南蛮貿易についてそこまで譲れないのならばしょうがありませぬ。大筒の生産も軌道に乗りましたし、所詮貴殿と拙者には何の縁もありませぬからな。

久慈大宰大弐源弘忠
241久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/17(木) 15:38:07 ID:BXgcZu5y
〜美濃〜
弘忠「さあ?武田殿については拙者の与り知らぬところでございますな」
弘忠「第一武田殿の正室は亡き三条左大臣さまの姫君でありますぞ?おそらく甲斐まで綸旨が届かなかったのでありましょう」
弘忠「面目を立てる?さて、思い浮かびませぬが…第一、面目を潰されたのは武田殿であって、その武田殿を貴殿たちが蔑ろにしたことに問題があるのでは?」

統亮殿へ

憲宏は鎌倉に屋敷を持ちながら出仕しない貴殿に立腹したのであろう。
商人か侍か、それを決めれば何らかの沙汰があるかと思うが…
それと琉球に介入を始めたそうだが下手に大明国を刺激しない方がよいのではないか?

久慈大宰大弐
242薄右大将為弘:2007/05/17(木) 15:40:49 ID:gP9PGAIy
久慈殿。

野心ばかりの男の使いやすさは貴殿もわかっておいででしょう?
まぁ久慈殿が用なしとお考えならば久慈家にとってそれが正しい選択肢なのでしょう。
小笠原家が硝石の開発に成功したようです。小笠原家は同盟諸国に製法を伝え、我等は蚊帳の外。
西の端の我等と東の端の御家には、大した繋がりはありませぬが、久慈家の隆盛を祈っております。
薄右大将為弘

この数日後久慈領に南蛮船が来航するようになった。
243和束内蔵頭是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/17(木) 16:26:45 ID:2InZgC3R
(やはりな…太宰大弐殿は奥田に味方する立場で動いておったからな…)
是実「いや、武田殿に友誼をお持ちの大弐殿ならお知恵がおありかと思ったまで。
ときに鎮守府殿はいかがなされておられるでおじゃるか。
これからは上杉、久慈両家で東国御料地を守っていただきたいとの勅意にござりまする」
244三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/17(木) 17:02:04 ID:TjhQFVfF
統亮「鎌倉に出仕いたすか。。みなには我が思想わからんのかのぅ。武力は金で買える。だから商人になっておるのに。」
五十嵐「琉球のことはどうしますか?」
統亮「我々は大明国の臣だと伝えておけ!」
245三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/17(木) 17:04:53 ID:TjhQFVfF
久慈様へ
鎌倉へ出仕いたしましょう。
我に何のいやらしい考えもないことを証明いたします。
三条侍従統亮
246正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/17(木) 18:06:49 ID:YQVnMcIX
大膳「むっ!?あれは統亮……どこかに行くのだろうか?
   あの女の事も聞き出したいしな……よし
   統亮殿〜自分も一緒に行って宜しいでしょうか?」
247三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/17(木) 18:14:09 ID:TjhQFVfF
堺にて

統亮「同行?いいですぞ!ワシらは今から鎌倉にいきます。よかったら船におのり下さい」
五十嵐「それでは出航いたしますか!」
一条陽子(めんどうじゃなぁ。)
248正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/17(木) 18:26:31 ID:YQVnMcIX
大膳「どうも感謝いたします………ところで統亮殿、あの女との関係は?
   いや京で首を持っていた女とかなり似ていたんですか」
249久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/17(木) 19:30:38 ID:BXgcZu5y
〜美濃〜
弘忠「そのことについてでござるが、ぜひ神宮に社領として5千石を寄進したいと思うておりまする」
弘忠「それと…伊勢国司に北畠顕村殿をつけることと、楠木正成公の赦免を願いたい」

〜伊勢・安濃津〜
家臣「殿!南蛮の船がこちらへ向かっております!」
高定「早速久慈殿へ注進じゃ!(…たしかに薄と言えども全ての者を敵に回す愚は避けたか…さて、久慈殿はどうなさるかな?)」
250三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/17(木) 19:37:21 ID:TjhQFVfF
統亮「正木殿!我が妹が首をですか?ご冗談を!さすがにそれはないでしょう。我が妹は歌道や香道にすぐれた貴族の娘。それはないでしょうた」
五十嵐(なんと!見ていた者がいたとは・・・)
一条陽子(化粧しててゆかったぁ)
251小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/17(木) 19:42:05 ID:jv1XVQ/F
ttp://www.amazingstarships.com/models/starwars/stormtrooper.JPG

今更ながら『突撃隊』の容貌

>>229
為弘の言う狂気、それは様々な反薄のポスターの数々の事であろう。長房はこの男に言い知れぬ恐怖を
感じていた。そういった気配を感じ取るなど、常人には不可能なことである。もしや本当に狸なのではないか
と心中で疑ったが、読まれては困ると思い、その考えも振り払って、話題を転換させる。

長房「南の方を御覧下さい、あの山の頂上に聳えるのが我らが本拠飯盛城にございます。御嫡孫の為宣様も
    あそこで大切にお育てしております。・・・そろそろ都も見えてまいりました。洛外の方にあるあの巨城は
    槙島城にございます。あそこで若殿が京の全てを決済しております」

>>231
之康「それはありがたい。・・・して、旧奥田邸に何の御用かな?」


――京都・内裏前

パレードの貴賓席が設置され、同時に起点となるここ内裏前ではパレードまで数日を控え、急ピッチで作業が
進められていた。数々のプロパガンタ用の看板が設置され、突撃隊も行進の練習に余念が無い。そんな中、
人足達が雑談をしていた。

人足A「しかし、小笠原様は張り紙がお好きだねえ・・・洛中が紙で埋まっちまうんじゃないのかい?」
人足B「ああ、『進め!侵略者を国境の果てまで追い詰めろ』だの『我等帝都の鉄壁なり』だの物騒な
     言葉がお好きなようだな」
人足A「待て待て、俺達用のもあるぞ・・・『労働は自由を生む』に『5ヶ年計画に協力しよう!』・・・もっと
     働けってか」
人足B「まあ、働けばその分くれるからな。悪くは無い話だぜ」

そして彼らは再び看板の設営に戻った。

内裏前に設営されたもの

ttp://homepage2.nifty.com/furo/img/1096.jpg
252正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/17(木) 19:52:19 ID:YQVnMcIX
/*
>>251
緑茶噴いたじゃねーか
*/
大膳「左様ですか…今は亡き定栄には勿体無き娘ですな」
253狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/17(木) 19:52:29 ID:ef+peOV0
〜三河・本願寺系の寺〜

成方「忠勝、康政よ。その方に明行きを命ずる」
忠勝「何故にございますか!?」
成方「その方ら二人はこれからの奥田を担う者達だ。しかし、経験がない。
忠勝は「東海の悪夢」と言われているがわしから見ればまだまだじや」
康政「・・・行きましょう!」
忠勝「分かりました・・明に行きましょう!」
成方「うむ!まずは明に行き、その後世界を巡れ。武を、智を極めるのじゃ!」
忠勝「はっ!」
康政「はっ!」
成方「ガトー殿が連れて行ってくれるゆえ、出立せよ」

翌日、忠勝・康政(その他数人)はガトーの手引きで明に向かった。
後に、世界にその名を轟かす事になろうとは今の忠勝・康政は知るよしはない・・
254狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/17(木) 19:54:31 ID:ef+peOV0
/*
>>251 携帯からだと見れない…
*/
255久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/17(木) 20:00:53 ID:BXgcZu5y
〜相模・鎌倉〜
憲宏「さて、わしは東方を固めねばな…」
憲宏「南部殿に、扇に家督を継がせるよう伝えて来い!」
こうして、南部扇は南部政信と名乗り南部宗家の家督を継いだ。弱冠11歳である。
晴政「ふう…幸い扇は賢い、家名を残してくれればそれでよいか…」
しかし晴政は知らなかった。正室はすでに晴政の子を宿していたのである。この時、後々陸奥を揺るがす大事件の種が芽生えたのだ。
256正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/17(木) 20:06:28 ID:YQVnMcIX
大膳「ウ〜気持ち悪い、糞これだから船は…いやなんだウゲ〜」
257久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/17(木) 20:09:56 ID:BXgcZu5y
〜京〜
祐光「さて、一通り職務は済ました、帰るとするか」
祐光「うん?あそこにいい面構えの若者が居るな…おぬし、名はなんと言う?」
角倉了以「角倉…了以と申します」
祐光「わしは久慈大宰大弐さまの家臣でな…一緒に美濃に行かぬか?」
了以「いいえ、叔父上の商売の手伝いがありますゆえ…」
祐光「そうか、では伯父殿に宜しく伝えてくれよ」

〜相模〜
陽夢斎「ほう!この大筒はよく飛ぶのう!」
側近「はい、こちらの大鉄砲はいかがで?」
陽夢斎「うむ…まったく、隠居の身とは自由なものじゃな」
側近「そういえば、稲富と申す浪人者が鉄砲を売りにして門弟を集め評判を取っているようですな」
陽夢斎「ほう…面白い、そやつに勝負を挑んでみよう」
258柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/17(木) 21:46:28 ID:PwY+w6ox
>>251
突撃隊はクローンだったんですか…

>>225
家興「おお!!硝石の生産に成功したと!!」
良重「流石は河内守様ですなぁ、これで雑賀・根来の鉄砲隊も大丈夫でしょう」
家興「うむ、早速和泉と紀伊雑賀・根来に硝石の生産工場を建てよ、建設費は我が家の金庫から出そう」
良重「ははっ、承知いたしました」

>>230
家興「紀伊より移住した民が伊勢で役立っておるか…それは何よりじゃ」
国興「しかし依然として旧奥田領内は混乱しておると聞きます」
良重「伊勢には久慈家より北畠顕村が遣わされたとか…」
家興「北畠顕村?どのような人物じゃ?」
良重「さぁ…?我等にも詳しいことはわかりませぬ」
家興「先の信長とやらのように野心のある人物でなければよいがの」
国興「くそぅ…もしかしたら伊勢は兄者の物になっていたかもしれぬのに…」
家興「まぁそう言うな、確かにわしとて伊勢は欲しいがいま東海の混乱に乗じて国を掠め取るはどうも火事場泥棒のようでなぁ…」
国興「確かにそうですが…」
家興「まぁ紀伊・伊勢国境は厳重に警備するように伝えよ。あと伊勢より西に来る民には紀伊の山側に田畑を与えよ」
国興「ははっ」
家興「あと伊勢の願証寺に書状を送る」
  『伊勢願証寺並びに東海門徒衆の皆様方へ
   此度は奥田家の滅亡、その後の混乱で皆様お疲れのことと存じます。
   何でも久慈家は領内の寺社仏閣に寛大な措置をなされているとか、それを聞いて我等も安心しております。
   しかし人手不足は深刻だとお聞きいたします、そこでわずかながらですが銀五百貫を寄付いたしたいと存じます。
   この金は布教のためではなく救民のためにお使い下さい。
   また伊勢にて我が領地を目指す民が居れば紀伊にて受け入れる準備が整っておりますのでご誘導等よろしくお願いいたします。
     
                 ―柏原兵庫頭菅原家興―   』
259和束内蔵頭是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/17(木) 21:58:57 ID:2InZgC3R
是実「それはなかなか魅力的なお申しでごじゃりますな。近年は式年遷宮もままなりませんでな。
さらに熱田社にも寄進されればなお陛下は喜ばれるでしょう。
伊勢国司のことも含め奏上つかまつりまする」
「奥田旧領の復興が進んだあかつきにはぜひ鎮守府殿が、あるいは大弐殿が上洛なされますよう期待しております」
260松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/17(木) 22:00:18 ID:S/6RDUMT
>>231
誉田「まあ、我が殿の気まぐれで御座りまするよ。奥田家家臣の死を悼んでここまで来たのです
   騒ぎを起こして申し訳ない。馬揃えもあります故そろそろ我らは立ち去ります。では御免」
261三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/17(木) 22:37:45 ID:TjhQFVfF
統亮「今は尾張沖くらいか?」
五十嵐「そうですな」
統亮「鎌倉の上杉なんかにコウベを垂れるのは癪だが。。我らが久慈殿に潰されるのはまずいからな・・・」
一条陽子「正木という男・・・私を怪しんでますな・・。公家の女に見えるが私は怪力だとバレなきゃいいですが。」
262下間頼龍:2007/05/18(金) 06:59:47 ID:5ecsyQ8R
・・・加賀・農村集落・・・

頼龍は気が気で無い。何しろ成川清晴殿がとある集落にてご存命との知らせが入った。
頼龍「ええい、もうよい!馬を牽けい!待ってなどおれぬわ!」
門徒「!お待ちください!殿1人では・・あぁ、行ってしまった。。皆、追いかけるぞ!」
・・・・・・・・・・・・
窪田経忠「あのあたりの村を探してきましょう。」
頼龍「よし、私も行こう。」
窪田「そこの百姓衆、この辺りで怪我を負った位の高い侍を見なかったか?」
頼龍「もし、そこの方、侍がこの村で世話になっておらぬか?」
263久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/18(金) 07:08:23 ID:P6Yt94bo
〜美濃〜
弘忠「勿論、早速そのように取り計らいます」
弘忠「ところで、都の様子は如何ですかな?白仮面があるとか何とか伺いましたが」
264狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/18(金) 07:27:24 ID:jUgFhTAg
〜加賀・民家〜

農民「その御仁なら私の家にいます。傷が深いので治療をお願いします。」

清晴「・・・う・・(少しずつ声が出て来たぞ)」
265三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/18(金) 12:17:54 ID:P2OHDACi
統亮「見えたぞ!もうすぐ鎌倉じゃ。」
五十嵐「久々ですな、坂東は。。」

統亮、鎌倉に到着
266久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/18(金) 16:01:21 ID:P6Yt94bo
〜相模・鎌倉沖〜
業盛「拙者は上杉家家老、長野信濃守業盛でござる…御館まで案内仕る」

〜甲斐・躑躅ヶ崎館〜
信玄「なに?願証寺が護衛を断っただと?」
信玄「もしや、伊勢を一向宗の国とする気があるのかもな…とはいえ顕如殿は三条の妹を娶っておられる、戦は起こしたくない」
信玄「よし、顕如殿に仲介を頼もう」

顕如殿へ

拙者は現在上杉殿より領内の寺についての実務を取り仕切るよう頼まれており、此度の護衛の兵を派遣したのもその一環でござる。
また、伊勢については伊勢国司家の宗家を継がれる北畠顕村殿が陸奥より下向して治められることになり申したゆえ、問題はございませぬ。
この一件は真宗に害意あっての行動ではないと言うことをご承知していただき、願証寺に説いて頂きたい。

武田大膳大夫入道信玄
267三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/18(金) 18:24:14 ID:P2OHDACi
鎌倉
統亮「あなたが長野業盛どのか。。あなたの一族の武勇聞き及んでおりますぞ!確か。在原業平様の子孫だとか・・・。まぁお喋りはこの辺にして案内をお頼みもうす」
268松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/18(金) 18:44:53 ID:ZoMoXc5g
京・松枝邸

家臣「久慈様より文が」
清顕「うむ、ふむふむ…しかしどうしたもんかのう」
誉田「久慈様はなんと?」
清顕「百姓が足らぬのでまわして欲しいそうだ。それも幾千人」
誉田「そんなに!しかし、無下に断る訳にはいきますまい」
清顕「んー、では一応募集してみるか」
誉田「ではその旨を国許に送りましょう」
清顕「そうせい」

松枝領では近年災害は起きていない、しかし年貢が五公五民と他家よりも厳しかった
269久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/18(金) 19:40:06 ID:P6Yt94bo
〜相模・鎌倉〜
業盛「いや、貴殿が多忙なのはお屋形様もご承知なのでござりまするが、先代の兵部卿憲政様が身罷られて一言も無いということにご立腹なされておいででな」
業盛「ただ、さすがにいきなり屋敷を襲うと言うのはやりすぎだと反省されてはおられるようですから、誠心誠意謝らればおそらく事なきを得るでしょう」
270正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/18(金) 20:42:41 ID:yJ2FIoDE
鎌倉、
大膳「統亮殿も屋敷が焼かれたりして大変そうですな〜おっと某は項龍です
   以後よろしくお願いします」
271人間七七四年:2007/05/18(金) 21:01:15 ID:XJrJjdAm
幕府は閉めますごめんなさい
272下間頼龍:2007/05/18(金) 21:22:16 ID:5ecsyQ8R
・・・摂津・石山本願寺・・・

顕如「義兄上からの申し出であれば無碍に出来ませんね。さてどうしましょう?」
教如「父上と武田家は三条家で繋がっておりますが・・・私は朝倉家と繋がっております。」
顕如「朝倉と言えば北陸で下間と結んで久慈家と確執を持っておる。」
教如「はい。それに北陸は先代・頼照の頃より親・奥田が多く、この度奥田家を追い込んだ武田を良く思っておりません。」
顕如「ふむ・・これに久慈家と武田家が仲良しとなれば意見が分かれますね。」
教如「頼廉よ、何ぞ良い手立てはあるか?」

下間頼廉「は・・いっその事、親子喧嘩をなされては如何でしょうか?親子喧嘩ならばいずれ仲直りも容易でしょう。」
教如「ほう、反武田と親武田か。しかし争い事となって他家が絡んできたら如何するのだ?」
頼廉「本願寺同士が争わねばならぬ事態を避けて頂く様、初めから久慈家、武田家に申しておけば良いかと。」
教如「あともし久慈家と武田家の中が険悪となれば本願寺は武田家を支援する事となりかねんな。」
頼廉「門主様を前に言い難い事ではありますが、公家衆には武田を良く思わぬ者もおりますからな・・・顕如様。」
顕如「・・・・申したい事は解っておる。いくら血縁とはいえ、本願寺をそこまで危険な目に晒すわけにも行かぬ。その時は・・」
頼廉「・・・申されづらい事を言わせてしまいまして申し訳ございません。」

〜・武田大膳様・〜
はて、領内寺社取締り方の役は上杉殿からの依頼でありますか・・てっきり久慈弘忠公よりの依頼だと認識しておりました。
と言うのも先日、久慈弘忠公より伊勢での北畠殿の件について公家衆に申し入れがありましたようなので。
しかし久慈殿は一方で武田殿の戦後の所業を公家衆に『知らぬ』と申された模様。

武田殿・・・我等は三条家の血で結ばれた間柄。であればこそこの様な事を申し上げるのですが・・・
言いづらいのですが公家衆はこの度の戦について武田家からの申し開き、並びに武田家の処罰を求めてお出でです。
久慈殿は武田家を『知らぬ』と言いながらも北畠殿を推されておりますのを見ますと・・久慈殿に嵌められてはおりませぬか?
あの者の二枚舌はいずれ公家衆より処罰が下されましょう。しかし、武田殿もお仲間と見られては武田殿にとっても良くはありません。

一度久慈殿が何故異なる事を公家衆に申されたか追及して頂きたい。
また、あらぬ汚名を着せられる前に公家衆に申し開きをして頂きたい。聞けば綸旨が届いておらぬ、との噂も聞いております。
さすれば伊勢門徒も武田殿に良き返事が出来ると言うもの。
そうなれば伊勢門徒も北畠顕村殿を暖かく迎え入れ、かつての繁栄を取り戻す事でしょう。

さて、伊勢を巡る問題でお恥ずかしながら北陸衆との間で意見の食い違いがございまする。
先日、倅の教如が石山を後にして北陸へ向かいました。親子喧嘩であればいずれ内々で解決いたしまする。
伊勢が斯様になろうとも我等親子が争うような事態は武田殿の為にも避けたき事。
ただの親子喧嘩が門徒衆、あるいは諸侯を巻き込んでの騒動とならぬ様、暖かく見守って下され。
〜本願寺顕如〜

久慈大弐宛てにも教如が北陸に立て篭もり、親子喧嘩真っ最中である事、
これに伴い門徒、諸侯を巻き込んでの争いとならぬ様、見守って頂く事、
また伊勢の平和に伴い戦後の『明確な』申し開きを求めている事などを書いた書状が送られた。
273三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/18(金) 21:33:02 ID:P2OHDACi
統亮「我が方に非礼があったのは明らかにございます。お悔やみの品も蝦夷から届けさせまする。」
五十嵐「それと・・・我々の屋敷を再建させて下され」
274下間頼龍:2007/05/18(金) 22:09:18 ID:5ecsyQ8R
・・・加賀・民家・・・
窪田「殿ぉーっ!こちらでござるぞお!」
頼龍「おおっ!居られたのか!?」
窪田「この者の住まいにて怪我を負われているご様子。」
頼龍「何っ!?怪我・・これそこの者、顔を上げよ。」

農民「ははーーー、」
農民(怪我はワシが原因かと思っておられるんかのう?殺されるんじゃろか?)
農民「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・」
頼龍「ほう、その方、門徒であったか。その方の念仏が我をここへ導いたのかも知れぬ。
ご苦労であった。これを使わそう。」

つ 真珠の数珠  金子の入った子袋

農民「は、ははーーっ!」
・・・・・・・・
頼龍「おおっ!清晴殿・・・よくぞご無事でありました。一体何故この様な?」
窪田(殿、お待ち下され、様子が変でござる。もしや喉を・・・)
頼龍「この私にも言えぬ程辛い事情がありましたか・・そうでありますか・・解ります・・言わぬとも解りますぞ・・」
清晴「う・・あ・・・・」
頼龍「はい。一先ず御坊に戻りましょう。帰る船が無くなった南蛮医が坊内におります。」
清晴「お・・お・・・」
頼龍「経忠、御坊に戻るぞ。怪我をなされてお出でじゃ。慎重にな。例の南蛮医も呼んでおけ。」
窪田「ははっ!」
275狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/18(金) 22:13:02 ID:jUgFhTAg
清晴「・・あ・・(頼龍殿、有り難い・・)」
清晴、頼龍に感謝の厚いまなざしを送る
/*
下間さん。清晴使ってもらえません?
*/
276下間頼龍:2007/05/18(金) 22:20:24 ID:5ecsyQ8R
/*
了解です。清晴殿には妙に思い入れがあるので喜んで。勝手に「いかりや長介」のイメージを持ってます。
展開要望はありますか?何もなければ成行き展開になります。
*/
277狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/18(金) 22:21:43 ID:jUgFhTAg
/*
>>276 御任せしますw
*/
278下間頼龍:2007/05/18(金) 22:41:05 ID:5ecsyQ8R
/*
了解。・・ところで最近方向性を見失ってます。
下間の対応には久慈さんも「またそれか」って感じでしょうし。
前回は後半東西対決で、みたいな方向で動いてましたが・・みなさん今回はどうします?
*/
かくして下間家は二つの道を進む。
一つは小笠原家、柏原家と連携しての畿内安定の補佐として。。
そして一つは覇王の前に立ちふさがる正義を盾にした悪意として。
279狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/18(金) 22:44:13 ID:jUgFhTAg
/*
自分はもうちょっとしたら行動を起す予定です
ヒント・0083
最終的には東西決戦では?
*/
280小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/18(金) 23:34:41 ID:zz1lUQB+
>>287
/*
馬揃えの後に行動を起こしたいですね。
東西決戦はスレのお約束かと。
*/
281下間頼龍:2007/05/19(土) 00:00:33 ID:3nIdQkSU
/*
>>279>>287了解です。やっぱり東西が収めやすいですよね。
0083・・ぬおぉっ!ダメだ。ガンダムしか思い浮かばない。おrt
*/
282薄右大将為弘:2007/05/19(土) 01:04:49 ID:xi4rc3Vf
/*
当家も馬揃え後に向けて布石を打ちましたぞw
0083…ガンダムしか思い浮かばない人二人目な自分は…。
あとは久慈さんの動き次第ですが早ければこのイベントで統一がなりそうですね。
*/
283久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 01:24:19 ID:uPWE6SsB
〜相模・鎌倉〜
業盛「はい、もし武家としてお仕えになるならば…それは自由でございます」
業盛「もちろん商家としてお仕えになられるとしても策が無いわけではありませぬが」

〜越後・春日山城〜
政景「よいか、次のように国中に触れ回れ…『一向宗徒と一向寺は二月以内に越後より退去せよ』とな」
定満「ついに一向宗も禁教ですか…」
政景「あれは厄介だからな…何処かで踏ん切りをつけねばならなかったのよ」
284正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/19(土) 08:44:04 ID:Z4TpLPep
/*
とりあえず戦国避難所にまとめ+雑談専用のスレを作りました
*/
285薄右大将為弘:2007/05/19(土) 10:46:35 ID:xi4rc3Vf
/*
戦国避難所?
どこそれ…
*/
286正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/19(土) 12:57:06 ID:Z4TpLPep
一番上にある戦国板案内の

戦国時代(仮)@2ch掲示板


この板は「戦国時代に関する」人物や話題を扱う板です。

● 戦国板の設定、運営についての話題は自治スレッドへどうぞ。
● 単発質問スレッドは禁止です。質問スレッドをご利用ください。
● 重複スレ 単発質問スレ 板違いスレ その他相応しくないスレを見つけたら削除依頼を出しましょう。
● (掲示板内で)悪質な荒らしが発生したら2ch規制議論板で報告しましょう。
【● サーバー落ちなどした場合に備えて戦国板避難所があります】
                      ↑の字を押せば避難所にとばされます
287通りすがり:2007/05/19(土) 13:32:49 ID:2zuUKox6
直接貼った方が早いと思った
戦国板避難所
http://jbbs.livedoor.jp/computer/34542/
288久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 13:42:03 ID:cfTUnG/Y
/*
ではルールについてなどはそちらで話しましょうか?

へえ〜、布石ですか。
私は状況に応じてやってるので、そのようなことは出来ません。
第一奥田家崩壊のやつも直前まで悩みましたし。
*/

〜美濃〜
弘忠は勅使の和束是実を宿所に案内し、政庁に戻った。
弘忠「ふう、近江を押さえれば公家衆が飛んでやってくるのかと思うたが、そうではないのう…」
弘忠「憲宏も兵部卿に昇叙させぬようじゃ…まあ白塗りどもの相手をしている暇はないが」
祐光「殿、本願寺より書状が参りました」
弘忠「ほう、摂津から?…申し開き?何も知らぬくせによくこのような偉そうな書状を書けるのう!」

顕如殿へ

申し開き?何のことをおっしゃっておられるのか理解に苦しみますな。それとも、伊勢を領るのには貴殿に承諾を得ねばならないのでしょうか?
親子喧嘩でありましたら、何故左様なことを伝えるのか?おそらく、左様なことを申せば拙者が北陸へ出陣するとでも思われたか?
真宗は大いに結構でございますが、拙者は一国の政道に僧が口を出すことを嫌っております。貴殿は布教に勤しまれればよいわけで、この久慈大宰大弐に対し小細工を弄すことが御宗旨の為になるとは思えませぬな。
全くの所、一向宗徒のいままでの無礼な振る舞いに対して申し開きをしていただきたい程でございます。
尚、伊勢の願証寺が芳賀高継殿を待たせているようですな。礼儀を徹底するよう全国にお伝えくだされ。

久慈大宰大弐
289三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/19(土) 15:18:14 ID:sVfy4UbX
統亮「わたしは上杉家の忠臣!基本的にはそちらの意向に従いましょうぞ!」
五十嵐「ただし、我々は蝦夷の支配権をできればいただきたいのです。これは商家としても武家としても要求いたしたいのです。」
290久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 15:24:01 ID:cfTUnG/Y
〜相模・鎌倉、由比ガ浜〜
業盛「蝦夷、でございますか…」
業盛「確かに、蝦夷に対しての繋がりがあるのは貴殿だけですからな…おそらく認められるでしょう」
業盛「ところで、正木殿は統亮殿と一緒に御館さまに拝謁なさるのか?」
291正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/19(土) 15:38:10 ID:Z4TpLPep
大膳「出来ましたら拝謁したいのですが、素浪人の某が拝謁してもよろしいのでしょうか?」  
292久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 15:45:50 ID:cfTUnG/Y
〜相模・鎌倉、若宮大路〜
業盛「はい、統亮殿のご紹介と言う形になりますが…」
業盛「まあ、大膳殿にその気が有るかは別と致しまして…統亮殿、御館さまに大膳殿を推挙なされればきっとお喜びになられるかと存じます」
業盛「いかがでございますかな?」
293正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/19(土) 15:53:45 ID:Z4TpLPep
大膳「なら拝謁いたします」
294久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 15:59:34 ID:cfTUnG/Y
〜相模・鎌倉、旧鎌倉府前〜
業盛「承知いたしました」
業盛「ではこちらでお待ちくださいませ…茶でも振舞いましょう」
295正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/19(土) 16:44:05 ID:Z4TpLPep
大膳「ふう〜本当に体が温められます」

/*
今は何年ですか?
*/
296狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/19(土) 16:47:45 ID:tH2MhGbc
/*
1569ぐらいですかな?
*/
297項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/19(土) 17:08:13 ID:Z4TpLPep
/*
もうそんなにたったんですか……主要人物の年齢はどうなっているんですか?
まとめたいので
*/
298下間頼龍:2007/05/19(土) 18:45:32 ID:3nIdQkSU
/*
ああぁ、中途半端に実名使ってるけど年齢設定考えていませんでした・・・どしよ?
ちなみに0083スターダストだけ見てないし。ポケット、08、逆シャ、イグルまで見たのに・・・ort
*/

・・・摂津・石山御坊・・・

門徒「太宰殿より書状です。」
顕如「・・・ふむ。ちと言葉が過ぎたようですね。突込み処満載ですがまあ宜しい。しばらくは静観を演じましょう。
伊勢には僧たる立場を弁えて国司様をお迎えするよう申しておきます。」


・・・伊勢・願証寺・・・
上人「長らくお待たせいたしました。寺主の証意にございます。」
芳賀高継「おそい!!一体何時まで待たせるのか?まずはこの場にて弁明せいっ!」
上人「これはお怒りご尤も。仰せの通り釈明させて頂きます。
先の国主・九鬼殿が身罷られた後、この伊勢を平定する正等なお家が何処なのか我らも考えていた次第です。
奥田家の御子孫か・・久慈家か・・武田家か・・。
どのお方が国主様を後見なさろうと本願寺を認可頂けるならどなたであろうと構いませぬのですが・・・、
しかし後見されたお方がどの様なお方か、と言うのは別な話でございます。
ご理解下さい・・、こんな世であれば寺社衆とて如何様な政略、戦略に撒きもまれるとも限りません。
我らはその辺りを少し考えすぎたようでございます。太宰様も申されましたが我らは僧として慎みたいと思います。
何卒武田様に宜しくお取成し願いたく存じ上げます・・・」
299薄右大将為弘:2007/05/19(土) 19:26:51 ID:xi4rc3Vf
/*
え〜と為弘が五十後半で、為義が五十前半、為憲・為親が三十後半、為重が二十後半、為宣・為影が二十前半、二代目大音が十代後半。
主要キャラはこんな感じですかね?
てか為弘にはそろそろ引退してもらわなきゃ…。
*/

久方ぶりの都か…。

為弘は運河を遡りながら呟いた。

為重「小笠原治世の都…大方想像はつきます…。」

為重は興味無さ気に答えた。

そう言ってやるな、都はきっと厳しい統制下に置かれ安定したものとなっているだろうよ。

そうやって呟きながら為弘は遠くを眺めていた。

大音「しかしあの飯盛城と槇島城は巨大でしたな。」
為重「我等の洲本城とて平城ではあるがあの二つの城を遥かに凌ぐ規模となるわ…。」
大音「しかしあのように立派な城を二つもこさえる余裕はありませんよ?」
為重「その代わり当家には船がある…制海権を得ることが出来れば敵地に侵攻するのは容易いことよ…。」
大音「攻めることより守ることが大事と心得ます。船より領内の城の改築が大事なのでは?」
為重「領内に侵攻させぬのが当家の方針じゃ…。」
大音「しかしそれは…」

若い二人の問答を為弘は微笑んで見ていた。
若い頃の自分と大音を見ているようだ。為弘は一時の平和を楽しんでいた。
300久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 19:27:57 ID:cfTUnG/Y
/*
>>297
久慈弘忠(39)
上杉憲宏(33)
南部政信(20)
といったところです。
*/

〜美濃〜
祐光「越後では一向宗が禁教となったようですな」
弘忠「うむ…そうだな、では武田殿に伝えよう」
301人間七七四年:2007/05/19(土) 19:29:08 ID:tH2MhGbc
/*
年齢を特に決めてなかった人はだいたいでいいのでは?
自分は0083がガンダムの中で一番好きですw今度、DVD買おうかな・・

〜三河・本願寺系の寺〜

水徹「ただいま戻りました」
成方「うむ。諸侯の動きはどうか」
水徹「はっ、諸侯は久慈家の動向を見定めるようでございます。西国は西国であの老体もおりますれば・・」
成方「うむ・・」
水徹「我はどう動きます?」
成方「忠勝らが帰国するのにだいたい、三年じゃ。
三年後に動く」
水徹「三年でございますか・・」
成方「我らの体勢はいまだ盤石ではない・・今は辛抱の時ぞ」
水徹「はっ」
302狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/19(土) 19:33:11 ID:tH2MhGbc
/*
↑のは自分です

狼斎・14
奥田国興・17
国経・26
国虎・26
水徹・30後半
成方・56
商作衛門・不明
忠勝・二十前半?
*/
303和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/19(土) 20:13:25 ID:zSwP69DZ
/*
自分は史実キャラはあまり使わないので年令設定考えてなかった。是実は20台かな。
*/

こののち是実は久慈家に数日間長居してタダ飯を食らい、久慈家中の者を捕まえては無理矢理有職故実の講義を行なっていた。
これがこの地に上巳の節句に雛飾りの風習が広まる契機になったと伝えられている
304久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 20:20:32 ID:uPWE6SsB
〜美濃〜
祐光「越後では一向宗が禁じられたようですな」
弘忠「そうだな…北条殿に使いを出すか」

〜甲斐・新府城〜
信玄「皆に伝えることがある」
信玄「この度、わしは真宗と絶縁するつもりだ…顕如殿は時勢を読めておらん、このままでは共倒れじゃ」
義信「父上!顕如殿とは義兄弟の間柄ではござりませぬか!」
義信「父上、久慈は仇にございますぞ、顕如殿を捨て…」
信玄「真宗が武田の家名を残せるか?義信、この国の一大事に信義などと曖昧な事を申しておるとは…呆れたものじゃな!」
武田家内、信玄派と義信派に分裂。
305正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/19(土) 20:25:47 ID:Z4TpLPep
大膳「長野殿、かたぱるとという物を知っておりますか?まあ三国志
   に出てくる霹靂車みたいな物ですが南蛮人にその設計図を買って
   一台のみ作りましたがこれが凄いんですよ、岩を飛ばして
   木に当ててみたところその木が木っ端微塵になったんですよ
   まあ数日後焼失してしまったんですがね」
大膳「まあ今は設計図を紛失してしまったんですが今後南蛮人に会う機会
   がありましたら、かたぱるとのことを聞いてみたら如何でしょうか?」
   
306久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 21:02:46 ID:cfTUnG/Y
〜美濃〜
弘忠「いやあ、かような田舎に逗留していただけるとは…」
弘忠「ところで、楠木正成公という御仁がおられましたな…正成公を赦免しては下さいませぬか?」

〜相模・鎌倉〜
業盛「ほう…大変興味深い」
業盛「ではちと御館の様子を伺ってまいりまする」
307柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/19(土) 21:25:10 ID:egzy6Pa4
/*
前々スレで参加させていただいた頃が1545年くらいだったので

柏原家興→(50)
柏原国興→(45)
北口仲久→(48)
淡輪良重→(50そこそこ)
鈴木重朝→(30代後半)

みんなけっこう歳とったなぁ…当時じゃもう長生きの部類に入りますね。
*/
308三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/19(土) 21:35:25 ID:sVfy4UbX
統亮は34才ですな。
一条陽子と劉鳳は24才
五十嵐宗継と藤林全平は五十五才
カマヌイは42才・デクシャインは五十四才
309三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/19(土) 21:40:23 ID:sVfy4UbX
というか若手だった島左近ですら29〜30才かぁ。
そろそろキャラ入れ替え時期かな・・・
310正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/19(土) 21:42:51 ID:Z4TpLPep
/*
え〜と項龍は25歳です
*/
311三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/19(土) 21:47:39 ID:sVfy4UbX
鎌倉
統亮「長野殿、私は屋敷の修復にでてきますので、御用があれば呼び出してください」
統亮が角をまがった瞬間、、「バーン。」銃声が響いたのであった。
杉谷善住坊「当たったが、命は取れなんだか・・・。ここまで追ってきたのに!退却じゃ!」
312三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/19(土) 21:50:16 ID:sVfy4UbX
統亮「ぐわぁ!ぐっ。」
五十嵐「統亮様!統亮様!」
統亮「俺の右目が・・・。潰されたな、、、」
五十嵐「とにかく近くの寺で手当てを!早く!早く!」
313和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/19(土) 21:59:53 ID:zSwP69DZ
楠木正成といえば後醍醐帝の御代の武将でおじゃるな。朝敵となったままになっておったかの。
主上のお考えにもよるが、縁者の上申書でもあれば取り次いでもよいがの。
しかしなんでまた大弐殿がそのような?
314小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/19(土) 22:12:27 ID:0VDrX159
範長48、之康46、鴨冬44、之虎32、義長32
村範48、重尚63、長房56、宣頼42、賢重41、
敬治46、氏綱55、勝正30、知正25

若手が足りない
315久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 22:20:51 ID:uPWE6SsB
〜美濃〜
弘忠「いや、こちらに控えておりまする大饗長左衛門は楠木家の一族でありましてな」
弘忠「この度召し抱えることにいたしまして…しかし朝敵の子孫であれば立場が悪いですし、もはや遠慮する幕府もありませんしな」
弘忠「それで今回の赦免願いと相成りましたわけです(…ふふふ、まずは楠木からじゃ…)」
316久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 22:26:22 ID:uPWE6SsB
久慈家には使える人材が居ません…
てか直臣は沼田祐光だけだし
317正木大膳項龍 ◆sD9G5rHPV2 :2007/05/19(土) 22:30:17 ID:Z4TpLPep
大膳「銃声!?長野殿,失礼します銃声が聞こえた所に行きます」

大膳「火縄に火をつけとくか」
318正木大膳項龍 ◆sD9G5rHPV2 :2007/05/19(土) 22:39:50 ID:Z4TpLPep

大膳「統亮殿!?うたれたのですか?今すぐに長野殿を呼んできます」

大膳「長野殿!統亮が撃たれました」
319和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/19(土) 22:48:42 ID:zSwP69DZ
なるほど、楠木の子孫とな。何の問題もござりますまい。
〜こののち朝廷は楠公の名誉回復と大饗に楠木を名乗ることを許した
320久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 22:52:31 ID:uPWE6SsB
〜相模・鎌倉〜
業盛「なんですと!では早速現場に向かいましょう」

〜相模・玉縄城〜
綱成「なに?統亮殿が狙撃された?」
綱成「氏繁、現場に急行せよ!わしは小田原に向かう!」
綱成「我が北条家の面目を潰しおって…生かしてはおかんぞ!」
321狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/19(土) 23:05:52 ID:tH2MhGbc
〜明〜

忠勝「この蜻蛉切を恐れぬならかかってまいれ!」
反乱兵「ヒイィィ!」
康政「かかれぃ!」

反乱将「あの二人は化け物か・・」


明将「御二人のご活躍は嬉しいかぎりです。反乱軍は貴殿らに恐れをなし、勢いがなくなっております」
忠勝「我らの働き場を提供して下さった事への御礼でございます」
康政「このまま反乱軍を潰しましょうぞ!」

この後、忠勝・康、率いる明軍は反乱軍をことごとく潰した

忠勝、康政の勇名は明国全土に轟いた。

忠勝「明で得る事は全て得た。次にまいろう」
康政「うむ!」

忠勝、康政の旅はまだまだ続く
322柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/19(土) 23:17:59 ID:egzy6Pa4
/*
>>314
あれ?範長さんって家興よりも年下だったんですか!?
ずっと5・6歳は年上なのかと思ってました…
*/

家興は目前に迫った馬揃えに向けて兵の行進の練習をしていた。
既に兵に着せる部隊ごとの色で染めあげた着物も各将の着る上等の家紋入りの陣羽織もそろい
あとは馬揃えの開催を待つのみとなった。

重朝「鉄砲隊ー銃構えー」

ザッ

重朝「空砲撃てーっ!!」

パパン  パパパン

良重「いやぁ流石に弾は入っていないとはいえ鉄砲隊の空砲は迫力がありますなぁ」
家興「うむ、流石は雑賀・根来じゃ、あれだけの鉄砲が揃っているのは壮観じゃ」

二人とも馬揃えのために誂えた新しい兜と陣羽織に身を包んでいる
家興は家紋である丸梅鉢の前立てがついた烏帽子兜を被り、弟・国興からプレゼントされた純白の陣羽織を、
良重は淡輪の海岸で採れる貝を模した金色の前立ての兜に淡輪家の家紋である橘が描かれた真っ赤な陣羽織を着ている。

家興「しかしおぬしのその兜は少々派手すぎまいか?金ピカの貝とはどうかと思うぞ?」
良重「何をおっしゃいます、貝は淡輪の砂浜で採れる重要な海産物ではございませぬか。それに京で馬揃えをいたすには
   この程度の派手さも必要なのです」
家興「はぁ…そういうものかの…?わしは京の文化には疎いでな…」
良重「他の馬揃えに参加なされる諸侯をご覧下され、これでも我等は地味すぎるくらいです」
家興「別に特別派手にせんでも良いのだ、兵一人に派手な格好をさせる金があればわしはその金で鉄砲の一丁、刀の一振で買うわい」
良重「たしかにそれはそうですが…しかし京での馬揃えなど一生に一度有るか無いかの出来事ですぞ?」
家興「まぁ…それは招待下さった河内守殿に感謝せねばな…」
国興「兄者〜っ」
家興「おお国興か…準備が整ったようじゃ…っておわぁ!!」
国興「如何なされました?兄者?」
家興「おぬし…その格好は…」

そこに立っていたのは何の飾りも無い兜に漆黒の鎧、白で描いた家紋は入っているものの真っ黒な陣羽織、
顔は漆塗りの総面で覆い頭の先から足の先まで黒ずくめで覆った国興であった。

国興「ああ、衣装のことですか?いやぁ兄者が白で統一するなら某は黒で統一しようと思いまして…」
家興「陣羽織は黒が良いとは申していたが…一瞬あぶらむし(ゴキ●リ)かと思ったぞ…」
国興「し…失礼な!!これでも某なりに考えて…!!」
良重「国興殿…その黒い総面だけははずした方が良いかと思いますぞ…馬揃えなのですから顔を隠しては意味が無いかと…」
国興「何をおっしゃいます淡輪殿!!武人とあらば常に戦場にあると心得ねば!!」
良重「(殿以上に尚武の気風が高いとは…いや、これも兄弟だからか?)」

柏原軍、馬揃えに向けて着々と準備中
323久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/19(土) 23:35:32 ID:uPWE6SsB
〜美濃〜
弘忠「さて、もうそろそろ…」
祐光「一体何でございますか?」
弘忠「例の寺じゃよ…」
祐光「はい」
久慈弘忠は尾張・近江に法華宗の巨刹を建設する予定であった。
弘忠「一向宗に国を渡すものか!…祐光」
祐光「はい?」
弘忠「いざとなれば一向に降れ…しかし広目丸は北に逃せ」
324三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/19(土) 23:43:15 ID:sVfy4UbX
治療中
照安先生「顔の右側は完治しないだろうな・・・」
統亮「命あればかまわぬ・・・」
五十嵐「藤林!伊賀者が警備についていたのではないのか?」
藤林「それが・・・伊賀衆の警備兵に紛れ込み、畿内から鎌倉まで来ていたようです。」
五十嵐「なんということじゃ!」
325三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/19(土) 23:50:30 ID:sVfy4UbX
統亮は顔の右側に眼帯代わりに能面を付けた、般若の面である。
藤林「音羽ノ城戸に警備をまかせたいのじゃが、、連絡がとれないのぅ。」
統亮「天気も悪くなってきたな、、雷がなってやがるが。敵も俺が見えねぇだろ、なぁ五十嵐。」
五十嵐、統亮に手を掛けられると倒れる。
統亮「や、やべぇなぁ、、島を呼べ!兵を集めろ!」
326薄右大将為弘:2007/05/20(日) 00:03:25 ID:ny0MMYss
船上。

先鋒は大音率いる火縄二百。新式銃を諸侯に見せびらかせてやれ。
大音「お任せを!!」
次鋒は為親の弓百。南蛮弓はゴテゴテして嫌いじゃが威力は確かだ、さらに見た目が野蛮だしな。
為親「ひどいよオヤジ。(笑」
本軍はわしの率いる騎馬二百。わしの馬は白熊の皮と馬鎧を着せる、他は羆の皮と馬鎧じゃ。はるか「えすらーむ」から取り寄せたアラブ馬の初陣じゃな。
後備は為重率いる長槍五百。最も狸の軍勢らしい部署じゃからな、気を引き締めよ。
為重「お任せを…。」
旗指物は全軍白地に黒狸で統一、違うのは大きさだけじゃ。
逐次お互いの服装を確認しあえ、乱れは許さん。

為弘は全軍に檄を飛ばしていた。
327久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 00:07:18 ID:P/sxY5H/
〜相模・鎌倉、医師宅〜
業盛「統亮殿、ご無事でござったか!?」
氏繁「業盛殿、父上は小田原に向かわれました」
業盛「承知いたした…それにしても鎌倉で…」

〜相模・小田原城〜
氏康「というと、三つの可能性があるわけだ」
氏康「一つ目は幾内の大名その他…二つ目は大宰殿…三つ目は統亮の狂言…」
氏康「いずれにせよ起きた以上は仕方ないか…風魔に全てを任せよう」
328久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 00:17:14 ID:P/sxY5H/
〜相模・鎌倉〜
憲宏「あやつが撃たれただと?」
憲宏「ほう、しかしあやつを恨む者など…あっ!」
憲宏「玉縄に援軍を呼べ!少なくても構わん!」
329松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/20(日) 01:53:42 ID:tfLnqNn4
/*
松枝清顕24歳
誉田重国32歳
飯沼重行50歳
鬼頭顕輔65歳
山中幸盛24歳
山名豊国21歳
*/
330久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 08:08:01 ID:0UxcrN1B
/*
あと、
久慈弘忠長男・広目丸 5歳
久慈弘忠次男・増長丸 2歳
久慈弘忠三男・頞爾羅丸 2歳(側室)
久慈弘忠四男・珊底羅丸 1歳(側室)
*/
331三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/20(日) 09:15:43 ID:xhzuRBS9
統亮「左近の兵、二百が着いたか、、」
藤林「敵は去ったようですな、、」
島「五十嵐殿が亡くなられるとは、なんということじゃ」
統亮「五十嵐には十八になる養子がいたな、、そいつを呼んでおけ。我が臣として可愛がってやる。」
島「屋敷の再建。もうじき終了いたします。その折に五十嵐殿の供養を、、、」
332久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 11:37:24 ID:0UxcrN1B
〜相模・鎌倉〜
憲宏「なに、統亮が兵を集めただと?」
憲宏「やはり懲りていないな…鎌倉を封鎖せよ!」

〜美濃〜
弘忠「さて、もうそろそろ明確に分国法を定めるべきかな…」
上杉家中法度之次第

1.年貢はその年の収穫高の5割を納めるべし、但し特産品があればこれを代わりとしてもよい。
2.一揆は堅く禁ず、要求があれば鎌倉またはその国の府城・政庁に届け出るべし。
3.邪教はこれを禁ず。また、学問所は足利学校を頂点とし、私塾は設立の許可を取ること。
4.関所は設けるが、税は取らない。
5.他国へ向かう場合、国の府城・政庁に申し出ること。安易に往来することは認めない。
6.京へ向かうものは鎌倉へ届け出よ。
7.百姓が鉄砲を持つことは認めない、銀5枚にて買い取るゆえ府城・政庁に持参せよ。


〜伊勢・願証寺〜
家臣「武田殿より兵を引けとのご命令です」
高継「ほう、しかしいましがたやってきたばかりでは…」
家臣「逆らえば許さぬ、と…」
高継「そうか…」
芳賀高継率いる2百の足軽、願証寺を去る。
333狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/20(日) 12:30:03 ID:u3A+s+gy
〜三河・本願寺系の寺〜

長忠「当家の領地であった駿遠三尾勢美飛近志は現在、途端の苦しみを味わっておるとかとか」
勝家「うむ・・久慈は領地が荒廃しておるに年貢は少しだけ下げただけで普通らしい。」
泰朝「領民は不満を募らせているそうじゃ」
成方「我らが負けたばかりにの・・」

一同「・・・」
水徹「・・私はこれより京に向かいます。何でも馬揃えが行われるそうなのでそれを見に・・」
成方「うむ。ついでに京で医者を見つけてきてくれ。国興様快復の為に」
水徹「はっ」
334久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 13:16:29 ID:P/sxY5H/
〜美濃〜
弘忠「奥田の残党か?やはりな、それにつけても未練があると見えるな」
祐光「いかがいたしましょう?」
弘忠「捨て置け」
祐光「ならば、一向どもを片付けねばなりませぬな」
弘忠「一向の盛んな三河にはわが佐渡の領民を送り込んであるからな…一向嫌いの者が多い故、問題はなかろう」

〜相模・小田原城〜
氏康「久慈殿から書状か…」
氏康「一向宗を禁じ…駿遠参をお任せいたす…か」
氏康「よし、祝いじゃ!遠参の税を免除してやろう!」
335人間七七四年:2007/05/20(日) 13:41:15 ID:P/sxY5H/
朝比奈泰朝は奥田の残党として生き残ってるんですか!?
336狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/20(日) 13:44:02 ID:u3A+s+gy
/*
まだ生存してますよ 死んだ事になってますが
*/
337三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/20(日) 14:18:55 ID:xhzuRBS9
統亮「なに?上杉殿が我らに謀反の気配ありと?」
島「はい。」

我が主君。上杉公へ
兵を集めたのは我が身守るため!
既に兵は屋敷修理の人夫へと変わりました。
誤解させて申し訳ありません
338三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/20(日) 14:29:29 ID:xhzuRBS9
統亮「よく来たな!五十嵐の息子よ!」
五十嵐の子「どぅも・・・」
統亮「お前は名は?」
五十嵐の子「太郎兵衛だす。」
藤林「こやつは農民だったんですよ。だが頭がよかったから遠い親族の五十嵐家に養子に入ったんです」
統亮「そうか、、後でなをくれてやる」
339久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 15:24:16 ID:P/sxY5H/
/*
息子たちの年齢は三歳上ということでお願いします。
*/

〜相模・鎌倉〜
憲宏「ほう、早速弁解か…ふふ、父親と同じやり口かと思うたわい」
憲宏「さて、そろそろ会おう…敏房、呼んで来てくれ」

〜美濃〜
楠木正虎「若様は最近武芸にも興味をお持ちでして…」
弘忠「ところでその内誰かを貰ってくれないか?わしの子だが」
正虎「大変な名誉にございますが…」
弘忠「なぜそちにか分かるか?」
正虎「…なるほど、では暫く暇を下されば御意のままにいたしますが?」
340久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 15:31:41 ID:0UxcrN1B
/*
訂正版
久慈弘忠長男・広目丸 8歳
久慈弘忠次男・増長丸 5歳
久慈弘忠三男・伐折羅丸 5歳(側室)
久慈弘忠四男・迷企羅丸 4歳(側室)
久慈弘忠五男・頞爾羅丸 2歳(側室)

*/
341小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/20(日) 17:42:34 ID:KxmCgcMz
/*
>>254
ストームトルーパーだったり

>>258
まさかw

>>322
スタートの1543年で22歳としてしまったので・・・。
今は1569年ですか、之虎と義長が同い年なんて設定作るんじゃなかったorz
長治ももっと精神年齢引き上げないと
*/

>>260
誉田の話すところによれば、奥田家へ哀悼の意を示す為に立ち寄ったとの事である。
それならばと之康は立ち入る事を許可した。無論、突撃隊の『護衛』という名目の監視
つきであるが。

之康「馬揃えの支度ですか、兄も松枝様には期待しておりまする」


――洛外・槙島城

京都全市を睨み付けるような威容を誇る槙島城。そこの広大な練兵場では最後の総練習
が行われていた。二万人の突撃隊を動員し、京都復興の一環として建設された内裏前広
場を行進するというこの一大イベントを成功させるべく、小笠原家中は一丸となって励んで
いた。馬揃えはまず、整列する兵士達の前を之虎が馬で回り、挨拶をする。全部隊に挨拶
が終わったら、次は範長の演説が入り、それも終わるといよいよ行進開始である。大隊毎
に整列し、南蛮渡来の小太鼓やトランペットで行進曲を演奏し、グースステップで行進する
という他家には真似のできない統制振りで市民や間者を畏怖させる為の演出をする。
更に突撃隊員はいつもの格好に加えて、白いマントを装着する。部隊長は先頭を刀を抜き、
柄を胸の前まで掲げて行進をする。止めに範長の巨大な肖像画を乗せた馬車が厳かに
進行してクライマックスを迎える。そして、最後は奥田家旧邸を通り、近江・比叡山に向かっ
て平和の祈りと奥田家の冥福を祈る・・・というのが大まかな計画である。

小笠原家はあくまで威厳担当であった。
342狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/20(日) 18:03:11 ID:u3A+s+gy
/*
0083のDVD買ってきましたw
*/
343正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/20(日) 18:47:58 ID:BAGA0jDY
大膳「統亮殿……五十嵐殿の死まことに残念です、不幸とは続くものですね
   ところで統亮殿の目を奪った刺客の顔は覚えていますか?」
344三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/20(日) 20:02:02 ID:xhzuRBS9
藤林「大膳様!ヤツの人相書きです。ヤツは間違いなく杉谷善住坊です。元は六角配下の鉄砲使いで、伊賀崎道順らと同程度の鉄砲技術をもち、大変危険です。やつには係わらないほうがよいのでは?」
統亮「もしくは大膳殿が説得して配下に入れてはどうですかな?やつの技術は将来wikiにのる位素晴らしいですぞ!」
345三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/20(日) 20:05:23 ID:xhzuRBS9
統亮「大膳殿、あなたに今し方鎌倉に着いた音羽ノ城戸を預けましょう。こやつの鉄砲は天下一品ですぞ。しかも忍ですからかなり使えるはずです。」
346正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/20(日) 21:16:31 ID:BAGA0jDY
大膳「ほお〜この顔が杉谷の顔ですか…なんとなく定栄ににて、おっと何でもあ
   りません、ならば音羽殿に杉谷の居所を探すように言ってくれませんか?   あとwikiとは何でございましょうか?」
347久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 21:39:03 ID:P/sxY5H/
〜相模・鎌倉〜
氏繁「統亮殿に正木殿、御館さまがお呼びです」
氏繁「どれ、狙撃した忍びの顔でござるか…では拙者は玉縄に戻りまする」

〜近江・甲賀〜
光俊「さて、甲賀を抜けた者がおる…」
和田惟政「善住坊でござるな」
光俊「この事に関してだが…戻ってくれば一切を不問に付す、これでよろしいか?」
一同「異議はござらん」
光俊「今後も、五十三家が一丸となりて近江を守り抜きましょうぞ!」
348狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/20(日) 22:23:57 ID:u3A+s+gy
/*
0083面白いな〜
松永久秀って誰か使ってます?
*/

〜モンゴル〜

忠勝「ここがモンゴルか」
康政「元、発祥の地さ。住んでる者は皆、馬に長けているらしい」
忠勝「そうか・・ならば馬の技術もらうとする!」

〜三河・本願寺系の寺〜

成方「三年後の挙兵の為に拠点を造らねばならぬ。良いな!」
一同「はっ!」
349三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/20(日) 22:37:18 ID:xhzuRBS9
統亮「wikiとは兵法書にございます。それによると音羽ノ城戸の音羽は地名らしいですな。」
350久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 22:44:16 ID:P/sxY5H/
/*
松永は…この流れでは登場できないのでは?大和にはいないようですね。
ちなみに弘忠は松永久秀と自分をミックスしたイメージです
*/

〜美濃〜
弘忠「一向宗は邪宗である、故に我が領内ではこれを認めない!」
弘忠「一向宗徒はすぐさま美濃・佐渡を退去せよ!」
領民に一向宗徒は少なかった、弘忠の異常な真宗嫌いを知っていたためである…
よって、その矛先は僧侶に向けられた…阿弥陀仏の本尊を背負い美濃を立ち去る僧で街道は溢れかえったという。
351狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/20(日) 22:47:37 ID:u3A+s+gy
/*
誰も松永を使っていなかったら使います。松永をシーマ役にしたいのでw
*/
352三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/20(日) 23:19:37 ID:xhzuRBS9
統亮「五十嵐の息子には我が名から亮の字を与え「亮継」と名乗らせよう。」
五十嵐「ありがたき幸せ。身を粉にして働きまする。」
一条陽子「必死に働けよ!」
藤林「統亮様。奥方様に二人目の子が生まれたそうです。しばらくしたらこちらにくるそうです」
353柏原和泉守家興[従五位上・兵庫頭]:2007/05/20(日) 23:23:29 ID:SkAzOuGX
家興「なに?:大宰大弐殿が自領から門徒衆を追放しただと?」
良重「はっ、美濃からは数え切れぬほどの僧が領外へ追いやられたと…」
家興「大宰大弐殿は熱心な法華宗徒と聞く、まぁ信じるものは人それぞれだがこのままでは追いやられた門徒衆が不憫じゃ…」
良重「殿…恐れながら…」
家興「なんじゃ?良重、申せ」
良重「はっ、いっそ追いやられた僧を我が領内に迎え入れてはいかがでしょう?」
家興「それは良い考えじゃ、しかし大宰大弐殿に何も言わず我が領内に迎え入れては後々争いの種になるやもしれぬ。
   大宰大弐殿に書状を書くか…」
  『久慈大宰大弐殿へ、
   春も過ぎ夏の気配も感じられる今日この頃、大宰大弐殿もご健勝のことかと存じます。
   さて今回書状を送らせていただいたは他にもございません。
   聞くところによれば此度大宰大弐殿は領内より門徒衆を追放したとか、そのことに反論する気は毛頭ござらぬのですが
   このままでは寺を追われた僧等が不憫にございます。
   そこで我が家としては御家の領土より追放された僧をできるだけ引き取りたいのですがどうかお許しをいただきたい。
   恐れながら我が領では門徒衆が多くこのことを知り皆嘆いております。
   伊勢・紀伊国境では既に受け入れる準備も整っておりあとは受け入れるのみ。
   もしよろしいようならば僧の集団に紀伊へ向かうように先導していただけるとありがたく存じます。
   何卒慈悲のあるご判断をお願いいたします。
                       ―柏原兵庫頭菅原家興―  』
354久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/20(日) 23:28:54 ID:P/sxY5H/
〜遠江・流雲寺〜
下人「騒々しい、何奴じゃ…」
氏政「無礼者っ!左京大夫さまに対して何たる態度!」
下人「ぐはっ」
氏康「命乞いをする者がおれば連れて参れ…それ以外は切り捨てよ」
氏政「僧がおりました」
僧「北条殿は名君として名のあるお方、拙者などに構わず…」
氏康「よく言うわ…子を一方的に殺された親の気持ちなど分かるまい」
氏康「斬首じゃ」
僧「こ、この悪人め!きっと天罰が下るぞ!」
氏康「己を殺めるものは悪人か…では戦に破れた右中将は大悪人だのう 」
氏康「見苦しい、早く連れていけ」
家臣「はっ」
355三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/20(日) 23:44:52 ID:xhzuRBS9
統亮「では、上杉公のお顔を拝しにいくか!」

統亮は身仕度を整え、顔の右側には能面を装着し出立した。
356狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/20(日) 23:52:20 ID:u3A+s+gy
〜流雲寺付近〜

狼斎「皆が殺されてる・・あわわ・・」
???「大丈夫か?」
狼斎「あっ!水徹さん!」
水徹「ここは危険だ。逃げるぞ」


狼斎「北条の兵がいきなりやってきて・・皆を・・」
水徹「うむ・・(北条め何を考えておるのだ・・これ以上評判を悪くしてどうする気だ・・)」
狼斎「うっう・・」
水徹「まずは京に戻ろう。行くぞ」
狼斎「うん」

〜三河・本願寺系の寺〜

寺にいる者は皆、北条による流雲寺虐殺に憤っていた
長忠「当家の菩提寺を襲撃とは仏をもおそれぬ所業!」
泰朝「北条討つべし!」
成方「今は耐えるのだ・・この恨みを忘れるな・・!」
357和束内蔵頭是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/21(月) 00:07:59 ID:ud4axjKS
/*
恐れながら…柏原家興殿の官職は奥田滅亡直前に弾正少弼(位階如元)に引き上がっております
*/

久慈大弐殿、長く世話になり申した。いま、都は小笠原京兆殿の威が光っておってすぐにとはいかぬが
大弐殿、上杉鎮守府殿の昇官が得られるよう内々働き掛けてみるつもりでおじゃる。
和束家も朝廷内ではすっかり力がなくなったので、確かなお約束にはなりませぬがの。
358下間頼龍:2007/05/21(月) 03:33:46 ID:GbH2YBd+
/*
機会があれば見てみようかと思います。スターダスト。ちなみに私はポケットとイグル2話が好きです。
*/

・・・佐渡・越後・美濃・・・
佐渡・越後・美濃における一向宗はその歴史にピリオドが打たれた。
ただ越後における一向勢力はかつて志鎌家の恩恵もあり、規模が規模であったが為に国を出る者が跡を絶たなかった。
出羽へ向かう者、北陸へ向かう者・・・・・しかし久慈家領内では関所の往来が規制されていた。
坊主「いた仕方あるまい。御役人に申請してみよう。

〜・於越後真宗取締方御役人衆へ・〜
真宗の規制に於いては我ら信者としてこの上無き程に嘆いております。これも国主様の意向である以上今更騒ぎ立ててもいた仕方無し。
その信仰を捨てきれぬ者はこのまま御領内で生活する訳にも行きませぬ。他国への移住を認めては頂けませぬか?〜坊主〜

・・・駿河・・・
駿河からも一向宗は消えた。
奥田家が統治していた時より遠江では一向宗が盛んであったが北条家の意向に逆らう者はいなかった。

・・・遠江・・・
当然の様に遠江からも一向宗は姿を消すはずであった。
上人「無念ですが北条様が言うのであれば仕方ありません・・西へ参りましょう。」
坊主「ええ、あのお方がおっしゃるのであれば仕方無いですね。」
門徒「お、おお和尚様、大変です!!流雲寺が・・・流雲寺が・・・!」
坊主「なんと!流雲寺と言えば奥田家の菩提寺・・・先代の流雲様はここ東海にあって左右並ぶもの無しといわれた名君。
我ら門徒にとっても偉大なお方でありますぞ!」
上人「言わずもがな!これは・・衆門は違えど明らかに寺社衆を挑発しておる・・・。おのれ!覚えておれ。いつか天罰が下ろうぞ。」
遠江からはほぼ一向宗は消えたが寺社衆に深い邂逅が残った。

・・・伊勢・北畠顕村邸・・・
証意「願証寺の坊主にて証意でございます。是非北畠様にお目にかかりたいのですが・・・」
・・・・・・・
下間頼盛「願証寺の院家自ら挨拶に向かわれたか。しかし柏原家には頭が上がらぬ。
石山や北陸からも厚く御礼、寄進を奉るのじゃ。」

・・・山城・山科本願寺・・・
ここ山科では御馬揃えの準備が着々と進んでいた。
坊主「仲孝様、他家ではきちんとした身なりで望む模様。・・我らも兵力を誇示した方が・・」
仲孝「ははh、何を今更w。威信は小笠原家、兵は柏原家に任せておけば良い。我らは興じゃ。
しかしな、興だからこそ隊列は一切乱してはならないんだよ。ただ馬鹿騒ぎすりゃ良いってもんじゃないんだ。
その規制と迫力の背景に北陸の持つ栄華と武威を、見せ付けるのでは無い。見る者に感じさせるのが大切だ。」
坊主「ははっ!」
359下間頼龍:2007/05/21(月) 03:54:10 ID:GbH2YBd+
・・・加賀・尾山御坊・・・

加賀では成川清盛殿の怪我の手当てが行われている。
南蛮医「・・むずかしいですな。私では手に負いかねます。」
頼龍「私では、と申したな。では誰か心当たりがあるのだな?」
南蛮医「はい・・京に居るには居るのですが。顔に傷を持ち、法外な銭を取りますが腕は天下一と言われてます。」
頼龍「その噂なら聞いた事がある。確か本名を名乗らず、『黒男』の通り名で仕事を選ぶ義の男らしいな。」
頼龍「よし、その黒男を連れて参れ。何が何でも成川殿を助けるのじゃ!」
・・・・・・・・
頼龍「しかし一体どういう事じゃ。流雲寺討入りとは・・。先の戦で久慈家は奥田家を丁重に葬儀を執り行ったと聞くが・・」
家臣「殿・・その・・噂ですが奥田家にご存命の方が多数いらっしゃるとか。」
頼龍「!何ですって!?至急探して・・・・いや、名乗りを挙げぬとは何か考えあっての事でしょう。触れてはなりません。」
頼龍「それから流れ出た一向門徒に柏原様が考慮して下さっているとか。よくお礼をしておくように。」
360正木大膳項龍 ◆sD9G5rHPV2 :2007/05/21(月) 06:21:37 ID:rKLZgGGP
大膳「統亮はもう出発したのか……急いで行かんとな」

大膳はマントを着て出立
361下間頼龍:2007/05/21(月) 07:08:14 ID:GbH2YBd+
/*
久慈さん、>>332の御法度は北陸道から東山道、東海道の全てに適用なのでしょうか?
それとも武田、北条、久慈、長尾で違う管轄なのかな?
*/
362久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/21(月) 07:35:56 ID:D7V6qIYL
/*
久慈領内および長尾家が一向宗を禁じています。北条は奥田家に関する全てを破壊する意向なので、遅かれ早かれ禁教にします。
武田は…義信の謀反に繋げるつもりなのでもう少し後です。

柏原殿へ

一向宗徒を皆殺しにする気はござりませぬ、国を出た一向宗徒の扱いは御任せいたします。

久慈大宰大弐弘忠
363三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/21(月) 14:32:16 ID:UNL4hG86
統亮「屋敷前についたぞぃ。しばらく昼寝でもするか・・・」


それでは、私は九時半までバイトがあるのでサヨナラ。
364久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/21(月) 17:51:40 ID:d36PgzzW
〜甲斐・躑躅ヶ崎館〜
信玄「よいか!我が武田家は真宗と決別する!異議のある者は去れ!」
信玄の手には顕如に宛てた書状が握られていた。絶縁状である。
義信「…」

〜美濃〜
祐光「殿っ!北条殿が流雲寺を焼いたとの報せが参りました!」
弘忠「そうか…まあ遠江に昔から住んでいるのは坊主と謀反を起こした戸田の領民ばかり、さほど影響は無いと見たようだな…」
弘忠「流雲寺は…天台宗か?延暦寺に使いを送れ、美濃になら場所は用意できるが如何か、とな」
祐光「はっ」

〜越後・春日山城〜
政景「僧の移住許可…?加賀にでも越中にでも去れ、と言え…出羽にでも構わんが」
家臣「はっ」
365人間七七四年:2007/05/21(月) 17:52:17 ID:iRcjGM+j
366狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/21(月) 18:29:04 ID:Pl5bEPas
〜比叡山〜

高僧「・・東国には人の上に立つべき者はおらんな」
小僧「?」
高僧「東国の大名らは自分の思い通りにならぬ者は厳しく弾圧しておる・・北条は僧を殺した。久慈は人の心という物を理解しておらぬ・・なくなったから新しい物を造ればそれで良いというものではない・・」
小僧「・・・」

久慈殿へ

奥田家の菩提寺はこちらで用意致します。御配慮有り難くおもいます

高僧「当寺を奥田家の菩提寺と致そう・・」
小僧「・・国規殿の墓は如何しますか?」
高僧「同じく奥田家の人々と共に奉る。・・それが国真殿の願いでもあろう」
比叡山・延暦寺には奥田家の後継者争いの末に刑死した奥田国規(氏規)の墓がある。
何故比叡山にあるのかというと、国規死後、国真が比叡山に訪れ、国規を葬ってくれと頼んだためである
高僧「国規殿は死ぬ最後まで己を奥田の人間であるとして死なれた・・。
お前は知らんかも知れんが、国規殿の死顔はとても安らかであったのだぞ・・
国真殿も国規殿の刑死後、人知れず涙したという・・」
坊主「そうなのですか・・」
高僧「さぁ、念仏でも唱えるか・・」

その後、比叡山・延暦寺は奥田家の新しい菩提寺になった
367松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/21(月) 18:44:25 ID:CGo+rnmi
京・松枝邸

誉田「奥田屋敷には行かれませぬので御座いますか?」
清顕「もう行かん。面倒じゃ」
誉田「…左様ですか」
清顕「それより農民募集の方は如何なっておる?」
誉田「はい、聞くところに由りますれば余り芳しからず」
清顕「そうか、じゃあ止めじゃ。百姓は国の宝だからな」
368久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/21(月) 19:12:22 ID:d36PgzzW
〜美濃〜
弘忠は祐光と話し込んでいた。己の不人気についてである。
弘忠の治める佐渡は金山収入があるため年貢は二割と少なかった、その為地元からの評判はよかった。
しかし、小笠原など他国に限らず同盟国、さらに実弟が治める関東においても評判は悪い。「今に天罰が下る」と専らの噂である。
弘忠「なあ祐光…これ以上わしが居ると憲宏にも迷惑がかかるな」
祐光「…正直申し上げますと、民からの評判は大変悪いでしょうな」
弘忠「あまり気にしなさ過ぎたな…今は戦乱の世、常に勝ち続けることが何よりも民の心に平安をもたらすと考えて居ったが」
祐光「実際のところ、殿には常に敵がおりますからな…勝ち続けているとはいえ、それは書面のやり取りにおいてでございますゆえ…」
弘忠「その内北条殿と同じような制度に改めるつもりだが…わしは奥田を自害させたもの、と皆信じて居るし…」
祐光「奥田は、自分ひとり死ぬことでどうなるか判っておったのでしょう」
祐光「いずれにせよ、天下を取るお人だ…と祐光はそう思うております」
弘忠「いや…最近気付いたが、わしには天下は無理じゃ…」
弘忠「わしは憲宏の露払いだ…あやつには人望もある、才もある…」
弘忠「わしがどのような手を尽くしてでも天下に手の届くようしてやれば、あやつは難なく天下を取るであろう…口惜しい事じゃ」
家臣「延暦寺より使いが参りました」
弘忠「ほう、…経費が浮いたのう」
弘忠「では寝るか」
祐光「…」
369久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/21(月) 20:57:05 ID:D7V6qIYL
〜相模・鎌倉、御館前〜
業盛「統亮殿に正木殿、御館さまがお呼びです」
370正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/21(月) 21:36:42 ID:rKLZgGGP
大膳「統亮殿、そろそろ起きなされ業盛殿が来ておられるぞ」
371和束内蔵頭是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/21(月) 21:37:24 ID:ud4axjKS
近江・帰洛道中

是実「のどがかわいたのう」
和束家侍「あの民家で水をもらいましょう」

農民(富農)「御公家様にこんなむさくるしいとこで申し訳ない」
是実「気を遣わずともよい。ところでさきより気になっておるのじゃが、仏壇にかかっておる布はなんでおじゃるか?」
農民「しまった…」あわてて布をとると阿弥陀三尊があった
農民「実はうちは門徒なのでございます。しかしお役人が来るときはこうして浄土宗のフリをしております
しかし礼拝の時は観音さまと勢至さまに布をかぶせて阿弥陀様だけにしてお念仏しておるのです」
是実(なるほど隠れ門徒というわけか…。都はいまだ法華衆の自治が続いておる。
門徒難民が都に流入するのは避けねばならんが…)
372下間頼龍:2007/05/21(月) 22:15:24 ID:GbH2YBd+
・・・佐賀・越後・・・
政景『加賀にでも越中にでも去れ』
・・・・・・・・・・
坊主「上人様、なんと書いてあるのでしょう?」
門徒「出国を規制されてるだども、ワシら国を出る事が出来るのでしょうか?」
上人「・・書状には『再び真宗が認められる日まで他国で待っていて下さい。』と書いてある。大丈夫じゃ。心配せんでええ。」
坊主「しかしこの人数・・北陸に入って大丈夫でしょうか?」
上人「心配無用じゃ。今や何処でも人手は足りておらぬ。北陸はまだまだ発展の途中じゃ。」
門徒「ワシら門徒は殆どが百姓ですじゃ。土を弄ったとてすぐにま食えませなんだ。」
上人「生計が立つまでの援助を下間殿が約束しております。安心なされ。」

佐賀・越後より北陸を目指す民は老若男女合わせて五千にも及んだ。その殆どが百姓だったという。

・・・尾張・美濃・・・
美濃・尾張、そして三河の一部門徒も国を追われた。初め伊勢を目指していたが国内が不安定な為、紀伊を目指す者が殆どだった。
実に一万に手が届く数であった。やはり弱き百姓衆がその殆どをしめており、紀伊は数千の百姓を伊勢に送り、その7〜8倍もの百姓
を受け入れる形となった。

・・・遠江・三河・・・
真宗の盛んであったこの地でも多くの者は西を目指したが近江同様、隠れ門徒となる者も多かった。

・・・甲斐・信濃・・・
周囲を山々に囲まれたこの地では移住すら出来ず、信玄公の徹底した政策により信仰を捨て、無気力な日々を送る民が増えた。
373下間頼龍:2007/05/21(月) 22:16:05 ID:GbH2YBd+
/*
0083、泣きました。金平糖はやはりあそこで?w
*/

・・・加賀・尾山御坊・・・
尾山御坊では若い坊主によって書物の整理が行なわれていた。

若坊主A「なんじゃこりゃ?」
若坊主B「おいおい、薄のクソ狸からの書状じゃねーか。」
若坊主A「ふん!最近じゃ密かに兵を整えているとか。懲りねー男だ。で、どうする?これ。」
若坊主B「破り捨ててしまえ!!」
と、そこに頼龍が入ってくる。
頼龍「どうです?はかどってますか?冷たい茶と菓子を用意したから・・・ん?なっ!」
若坊主AB「これは御上人様、わざわざ有難うござ・・は?」
頼龍「何をしているんですか!!」
若坊主A「ああ、これですか?薄めからの書状です。こんなもの。」
頼龍「よしなさいっ!もう良い!向こうで一息ついてなさい!」
・・・・・・
若坊主A「一体何を怒ってらっしゃたのだ?」
若坊主B「さあ・・・」
・・・・・・
頼龍「はぁ・・父頼照が北陸をまとめた時に諸侯より頂いた御言葉を知らない輩が増えたな・・・」

かつて薄家から下間頼照送られて来た書状を見て頼龍は深く溜息をつく。書状にはこう書かれていた。
『如何なる理由があろうとも民が自ら国から逃げ出すのは領主が悪政を布いている証拠だ。 』
374柏原家従属:堀内氏善:2007/05/21(月) 22:33:18 ID:dMNmKCFd
〜紀伊:伊勢国境〜
伊勢と国境を接する堀内家の領地では和泉より派遣された将兵や門徒衆の僧が久慈領から流れてくる
難民や門徒衆の僧の手当てや手続きをしていた。
氏善も実子:新宮行朝や一族郎党の者とともに流れてくる者の対応にあたっていた。
流れてきた者はどれも疲れきった顔をしており中には歩くのもやっとの者も居た。

氏善「これは…奥田家の壊滅に従い東海は大変なことになっておるようじゃな…」
行朝「しかし僧も国を追われるとは…大変な世になったものです」
僧「ハァハァ…ゼィゼィ…」
氏善「おお、しっかりせよ、立てるか!?」
僧「ハァハァ…き…紀伊に到着したのですか…?」
氏善「ああここは紀伊じゃ、おぬし等のために水と食料を用意してある、さぁ粥じゃ」
僧「おお…あ、ありがたい…!!」
行朝「ここに居る者は皆ほぼ飲まず食わずでここまでやってきたのですね…」
氏善「うむ…民は何も持たず、僧は重い阿弥陀仏を持って伊勢を越えてきたのじゃ…ちゃんと手当てしてやれ」
行朝「はっ」
氏善「(それにしても酷い有様じゃ…国は滅びたくないものじゃ…)」
氏善「皆の衆良く聞かれよ!!遠く美濃や尾張、更には遠江・駿河より流れてきた者は真に気の毒であった。
   しかし皆は無事生きてここ紀伊へたどり着いた、それだけは喜ばしい事と存じます。
   奥田家の滅亡により流れてきた民には紀伊・和泉領内に山を切り開いた新しき田畑を用意してある、
   このまま働く気のある者はそこに定住することを許可する。
   また久慈領より流れてきた門徒衆の僧には南海門徒衆の本拠地、雑賀荘鷺森御坊にて生活できる場所を用意してある。
   軍用の大型船を用意したゆえ雑賀荘までは船でお送りいたす!!」

その時、一同からは歓声が巻き起こった、民は新たな土地で生活を始められ僧はその教えを捨てることなく
今までどおりに生活できることに感激していた。

氏善「(しかし…民も僧もこれからまだまだ流れてくるだろう…一体何処まで対応できるかのう…)」 
   
375狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/21(月) 22:34:59 ID:Pl5bEPas
/*
>>373それがまだ決めてなんですよwラストは考えたんですけど・・
配役的には
ガトー→忠勝
デラーズ→成方
ケリィ→康政
ガトーの部下(名前忘れた)→直政
シーマ→久秀
アナハイムの社長(?)→商作衛門
アクシズ艦隊→織田艦隊
が今、決まってる所です
*/
〜モンゴル平野〜

ガトー「忠勝殿、康政殿。前にあった時に比べて顔つきが変わりましたな」
忠勝「これもガトー殿のお陰です」
ガトー「いえ、私は何も」
南蛮兵「アナベルト様、準備終えました」
ガトー「うむ。忠勝殿・康政殿、こちらに参られよ。」
忠勝「・・あなべると?」

忠勝らの目の前に現れたのは世界各地の軍隊だった
忠勝「ガトー殿・・これは・・」
ガトー「世界中から集めた軍ですよ。忠勝殿らにはこれからこの者らと戦ってもらい、武を極めて頂きます」
忠勝「・・・」
康政「・・・」
ガトー「奥田家再興の為でございますぞ」
忠勝「・・うむ!康政行くぞ!」
康政「う・・うむ!」
忠勝らの武を極める旅はまだ続く
376久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/21(月) 22:48:26 ID:D7V6qIYL
〜美濃〜
弘忠「案外混乱も無いな…まあ一度滅びた以上再び国が滅びることはあるまい」
祐光「ところで…真宗の規制を巡って争いがあちこちで起きているようです」
弘忠「武田と…最上か。最上は専称寺絡みか」
祐光「義光殿は和平を示すため会談を持ち、一向の存在を既成事実とするべし、と言上しているようです」
祐光「しかし父の義守殿は下手に関わるな、と聞き入れていないとか」
弘忠「まったく、たかが顕如『門跡』さまの為に皆忙しいのう」
弘忠「さて…今日はさる貴人をお招きした」
377久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/21(月) 23:09:05 ID:D7V6qIYL
〜美濃〜
その時、狩衣姿の男が入ってきた。
近衛前久「謙信殿から話は聞いた…大宰大弐殿じゃな」
弘忠「はっ…此度は遠く美濃までお越しいただき、…」
前久「関白であろうとも、美濃ぐらいには出かけるわい…もっとも、関白は辞しておるがの」
場は凍り付いた。この公家風の壮年の男が前関白左大臣・近衛前久だと分かったためである。
弘忠「では、宿所に案内仕ります」
前久「うむ、明日からは政務もあるからの…休むことにする」
・・・
祐光「殿!いきなり前関白さまをお呼びになるとは…」
弘忠「ふふ…公卿の応対も習わねばな」
378和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/21(月) 23:30:01 ID:ud4axjKS
/*
>>377
ついにというか、やっぱりこの人でてきましたねw
*/
379下間頼龍:2007/05/21(月) 23:32:16 ID:GbH2YBd+
・・・京の都・山科御坊・・・
各地では久慈家、長尾家、武田家の振る舞いに憎しみと憎悪に満ちていた。
しかし京都では御馬揃えを直前に盛り上がる中、下間頼廉は1人静かに思案する。
頼廉(我らは教えのこの度の流雲寺焼討ちといい真宗規制といい、なんと恐ろしい連中だ・・。)
頼廉(普通であれば絶対に信頼を失う行為だ。それを敢えて行なう事でこれまでの常識を打ち破ろうとしておる。)
頼廉(しかし民や諸侯の憤りをこうも浴びて本人は平然としてられるであろうか・・正気ではまず耐えられまいに。)

頼廉は神仏をも恐れぬ行為に畏怖の念を覚え、そしてその心中を哀れんだ。
380下間頼龍:2007/05/21(月) 23:38:10 ID:GbH2YBd+
>>379訂正
頼廉(我らは教えのこの度の流雲寺焼討ちといい

頼廉(この度の流雲寺焼討ちといい
381薄右大将為弘:2007/05/22(火) 05:48:32 ID:w7Xvwa1r
京都南方。


為弘達は来る馬揃えに向け京都南方で野営をしていた。

為重「ヒソヒソ…。」
なっ!?…なんじゃと!?
東の狸め!!民をなんと思っておるのじゃ!?
久慈領への南蛮貿易を全面停止せよ!!
九州に待機中の島津軍五万の内二万をもって琉球を制圧せい!!
久慈領には一隻も南蛮船を入れてはならぬ!!
為重「それはやりすぎでは…。」
黙らんか為重!!
北陸南海に第二艦隊第三艦隊を派遣し四国山陽への移住を求める者を連れてこい。
それから狢と仏につたえよ。
幾ばくかの流民を当家にお迎えしたい。つきましては貴殿の領内の港に我が艦隊が入港することを許されよ。
手土産に金を百両ばかり持っていけ。
許可が出次第民を往復輸送だ、船衆の良い調練になる。
為重「全ての国を敵に回すおつもりか…?」
狐と仏の領内には南蛮船の入港を許可する。
為重「はっ…。」

為弘の怒気は全軍を包み込み、野営地周辺の空気は一変した。
382人間七七四年:2007/05/22(火) 07:01:19 ID:5y099Cd+
俺はこの世界では最高学府、国立大谷大学出身になるのか?
383久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/22(火) 12:14:48 ID:T+jm45QI
〜美濃〜
弘忠「面白いな、真宗は動かずに薄が動いたか」
弘忠「まあ、領内に南蛮船など来なくとも問題は無い…それにしてもあの男、わしに敵うとでも考えて居るのか…ははは」
祐光「殿、4国同盟はこちらに肩入れすることは無いと分かっておられますか?」
弘忠「いざとなれば策がある…いや、そろそろ実行すべき時かな」
弘忠「領内での金銀…鉱産物の流通を規制する!破った者は死罪とする!」
祐光「ほう…」
弘忠「すでに金銀の代わりは準備した、問題あるまい」
久慈領内、また同盟国領内ではいままで金銀で商取引を行なっていた。これが禁じられ、すべて銅銭となったのである。
また、金・銀・硫黄の国外への持ち出しは禁止となり、その他の鉱産物にも緩やかな規制が掛かった。
他国からの訪問者は関所で金銀と銅銭を交換すると定められ、領内に金銀を持ち込むことは禁じられた。
祐光「ところで、…この金はどう使うのですか?」
弘忠「そうだな…朝廷に献ずる以外に使い道が無いな」
祐光「まあ金は持っていて悪いものではありませぬが…使う相手が居ないとなると…」
弘忠「いや、意味はあるのじゃよ…」

〜相模・小田原城〜
氏康「遠江も三河もまとまって来たな」
氏政「はい、ただ流雲寺の件が…」
氏康「まあな、多少は動揺するだろう」
氏康「ただな…何時までも奥田の亡霊を引きずっていてはいけないのじゃ」
氏康「まあ奥田とわしのどちらが名君か見てもらおうか」
384下間頼龍:2007/05/22(火) 20:47:40 ID:cqsE3d9V
・・・加賀・尾山御坊・・・
加賀では成川清晴の治療に京より名医・『黒男』なる者が診療にあたっていた。
その医者は人の心にメスを入れるという。

黒男「声帯に傷は無い。治して治らない事も無い。・・ピノコ、こっちへ来てなさい。」
助手「あっちょんぶりけ」
頼龍「それはそれは。では早速治療して頂きたい。」(あっちょんぶりけ?)
清晴「・・・う・・・あ・・・」
黒男「さて、治療ねぇ・・ところでこの男は和尚にとってそんなに重要なのですかねぇ?
聞くところによれば旧奥田家では際に追いやられていたお方と聞いてるが。」
黒男「さて清晴さん。本当に治療して宜しいのかな?声が出ると言う事は・・解っているのですか?
この状況では何もかも話さざるを得ないでしょう。しかし”喋れぬ”というのであればそれも免れましょう。」
清晴「・・・・・・」
頼龍(何と言う横柄な態度じゃ。無礼者が!しかし何だこの幼子は?)
黒男「くくっw。そう目くじらを立てなさるな。何も直さないと言っている訳では無い。しかしこれだけは言っておこう。
声を出すか、出さぬかは本人の心次第!それについては一切強要などしないと誓えるか!?」
助手「あっちょんぶりけっっ!!」
頼龍「良いでしょう。誓いましょう。」
黒男「ほう、では報酬として金1000を頂くとしよう。」
坊主「金1000だとっ!ふざけた額を!」
黒男「寺でしょう?金なら余っているでしょうに。それに本人を目の前にして断れますかな?w」
頼龍「ふん、足元を見おって。良いだろう。頼みましょう。・・・そこのお嬢ちゃん、頼みますぞ。」
助手「お嬢ちゃんやないもん!助手やもん!」


坊主「薄殿から書状です。」
頼龍「ほう、流民受入れの為、艦隊を北陸に、ですか。」
坊主「しかし薄家は小笠原家の仇敵ですぞ!」
頼龍「うむ。しかし民の暮らす処に境などあってはならぬ。居心地が良いか悪いかだけじゃ。」
坊主「しかしあの薄家ですぞ?また何やら企んでいるのでは・・」
頼龍「民を思う気持ちは同じです。考えすぎでしょう。・・でも一応警戒はしておきましょうw」

〜・薄右大将様・〜
御用件伺いました。しかし民の輸送に艦隊というと些か恐ろしい響きがありますなw。
この北陸も戦火を恐れている地ゆえ、民が怯えてしまわぬよう輸送専用の大船でお願いします。
薄家が誇る海運船団であれば民も安心しましょう。
また、小笠原家と当家の間柄もござれば「復路輸送」のみでお願いします。〜頼龍〜

〜・小笠原範長様・〜
薄家が旧奥田家の流民受入れを当家に願っております。ついては北陸に輸送船の入港を許可しました。
なに、民を思う心に濁りなど無くば問題ありますまい。
尚、万が一軍艦を入港した際には柏原家より購入した大筒で撃退してみせましょう。〜頼龍〜

坊主「・・撃退など出来るのですか?」
頼龍「・・北陸には海軍が無いからな。無理っぽいかもw」
385薄右大将為弘:2007/05/22(火) 21:01:02 ID:w7Xvwa1r
ふむ…民の一大事に小笠原と当家の関係がどうのこうのと…。
それが民を思う君主の姿勢か…。
為重「しかしこれまでの当家の行いからすれば当然かと…。」
わしは下間の先代に民の愛おしさを説いた筈じゃ…どうやら下間はわしの言葉など道に投げ捨てたようだ…。
いかなる場合においても民が最優先…わしはそう説いた筈なんじゃがの…。
為重「いかがいたしますか…?」
艦隊を送れ、戦闘艦は港湾外にて待機、輸送船で民を収容し沖合にて合流し帰ってくるよう伝えよ。
為重「はっ…。」
一度では収容出来る民もたかがしれている…瀬戸内海軍にも船を出すように伝えよ。一人でも多くの民を救うのだ。
386三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/22(火) 21:07:16 ID:qWueG+SW
統亮「ン!?みにゃむにゃ。大膳どのか?おはよぅ。少々、時季外れの風邪をひいたようじゃな。」
五十嵐亮継「業盛様がこちらに着いたようですぞ!?」

大膳殿、久慈殿。バイトと風邪で書き込めず申し訳ありませんでした
387松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/22(火) 21:27:15 ID:LfpYn+dM
京・松枝邸馬場

清顕「久慈が真宗を規制したらしいの」
誉田「はい、そのようで」
清顕「大変だなー門徒の者は」
誉田「その事では薄殿も動いております」
清顕「あの御仁も忙しいのお」

清顕は馬揃えの練習を眺めていた
388柏原家家臣:樫井正信:2007/05/22(火) 21:53:54 ID:Ql0iRtYk
〜紀伊:雑賀荘〜
京にて行われる馬揃えに参加するため和泉の留守居役を任された正信ではあったが伊勢より門徒衆が流れてきたことによって
正信自身も紀伊へと赴き陣頭指揮をとっていた。

正信「はぁ…伊勢からはまだまだ民が流れてきているのか…」
侍従「はっ、堀内様からの報告では国境の簡易宿泊施設にも入りきらぬ状態だと…
   今は堀内家やその郎党の住まいにまで溢れているとか」
正信「山林を切り開き新しく作った集落や新天地を求め伊勢へ旅立った者の集落を合わせても足りないと聞く…
   山を開き集落を作るにも莫大な金と労力がかかるからのぅ…」
侍従「和泉へ送るにしても輸送力の問題もございます、紀伊土豪の水軍を合わせても輸送力などたかが知れています」
正信「これ以上民が増えれば食料問題も起こるだろう…確かに民は国の宝だが食わしてゆくほうは大変じゃ」

そんななか、薄家からの書状が届く

正信「これは…右大将様から…!!そうか、薄は民を引き取ると申すか」
侍従「ただ軍艦で来る…というのが気に触りますが」
正信「今はそんなことを申しておる場合ではない、右大将様に了解の書状を送ろう」
侍従「京のお屋形様に許可を取られないのですか!?」
正信「そんなことをしておれば返事はいつになるかわからぬ!!ここはわしの独断で決める!!」
侍従「しかし…何かあったときは…」
正信「その時はわしがしっかりと責任を取ろう、なぁにこの首で民が助かるなら安いものじゃ」
侍従「…心得ました、すぐに右大将様にその旨を書いた書状を…」
正信「わしが書こう、あと民にも四国山陽への移住を望む者を優先して送るため触れをだそう」
侍従「承知いたしました」

 『薄右大将様へ
  初めまして、某は和泉の留守居役を命じられております柏原家家臣、樫井正信と申す者にございます。
  主、和泉守家興は京にて駐留中なのですが一刻を争う事態なので某の独断でこの書状を書かせていただいております
  此度の右大将様のご判断、真に慈悲あるものと感じ民も喜んでおります。
  その件についてなのですが右大将様の軍艦を領内の港に入れること喜んでお受けいたします。
  しかし兵や民は薄水軍の巨大軍艦が来ると恐れている者もおりますので港や海上に兵を配置することに関しては気になさらないでいただきたく存じます。
  また、我が領内では現在交通網を発達させるため大型船も入れる港を各地で建設中なのですがまだ完成しているところは少なく今現在仕えるのは
  和歌浦・(紀伊)田辺・串本の三港のみでございますゆえそちらのほうに停泊していただきたく存じます。
  
  ただ民をお送りいたすにあたり一つだけ条件がございます。
  伊勢より流れてきた民はほとんどが一向宗の信者、久慈家からはそれが原因で追われたのですがどうか右大将様のご領地に移った後も
  彼等の教えだけは大切にしていただきたく存じます。
  教えさえ守っていただければ彼等も一生懸命農作業に従事することでしょう。
  移住後も民に対して慈悲のある対応をよろしくお願いいたします。

                       ―柏原家家臣:樫井太兵衛正信―  』
  
また領内の難民に触れを出した結果数千人の移住希望者が集まった。
389三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/22(火) 22:01:56 ID:qWueG+SW
統亮「上杉様に、我が妻を人質としてあずけようと思う。」
藤林「良いのですか?三条家の一門であるゆえ公家暮しの姫。鎌倉は田舎すぎる気がしますが。。」
統亮「陽子!妻の永子を頼んだぞ!」
一条陽子「はい。必ずや役目はたします」
390久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/22(火) 22:32:05 ID:EKqGWEOB
〜相模・鎌倉〜
業盛「統亮殿、御館さまがお待ちです…ではご案内いたします」

〜美濃〜
弘忠「また金の密輸か!」
祐光「領外では金の相場が高騰しているようですから仕方ありませぬな…それは見越しておられるでしょう?」
祐光「殿の政策は引き締めばかりです…左京大夫殿のように民を考えた政事はできませぬか?」
弘忠「…美濃は憲宏に譲る、わしはせいぜい佐渡国主の柄じゃ」
前久「大宰大弐殿は美濃など眼中になし…か、ところで誰に書状を送るのか?」
弘忠「…ゴニョゴニョ」
前久「なるほど、では早速…」
391下間頼龍:2007/05/22(火) 22:54:35 ID:cqsE3d9V
・・・加賀・尾山御坊・・・
頼龍「ほう、柏原家も薄家の輸送船を受け入れましたか。北陸に対する対応を見て軍艦を受入れ成されたか。
北陸には久慈家、南海には薄家といずれも大国と目を合わせる距離ですからね。
特に薄家は謀に長けてますから変に疑うより受入れる方が得策かもしれません。参考になって良かったわい。」

窪田「そろそろ梅雨の季節ですな。今年は雨が降るでしょうか。」
頼龍「う〜ん、北陸道に沿って水道を建設する。飛騨山脈を流れ落ちる豊富な水を北陸に行き渡らせるのだ。」
窪田「北陸ですか。越中から若狭まで・・それは大工事となりますぞ。」
頼龍「研究施設からの報告では山を流れる水は雨水よりミネラルが豊富で栄養があると聞く。」
頼龍「きっと収穫高に影響するはずです。北陸同盟の諸大名に普請の手続きをとりましょう。」
頼龍「但し雨季には増水も考えられる。越中にて海へ流れ出るようにしておくのが良いだろう。」
窪田「しかしこうなると人手が足りませぬな。久慈家には感謝せねばなりませんなw。」
頼龍「全くだ。世の中どう転ぶか解らん。水道が出来れば田畑の新規開墾も進むだろう。」
窪田「幅を広げれば運河ともなりましょうぞ。」

北陸同盟、水道兼運河建設に着手。越中、加賀、能登、越前、若狭、それぞれから奉行衆は割り当てられ、
下間家からの豊富な出資と豊富なマンパワーで無理なく、そして迅速な工事が進められる。
392久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/22(火) 23:21:23 ID:EKqGWEOB
〜美濃〜
弘忠「あーっ!」
祐光「どうなさいました?」
弘忠「下間を攻める名分がないのじゃ!」
祐光「何をおっしゃいます、先程前関白さまに仲介を頼んだばかりではないですか」
弘忠「まあな」
祐光「ただ当家は下間に何の義理もありません、長尾殿も越中を欲しがっているようですし…」
祐光「ところで義守殿が反一向に転じ、義光殿と対立を深めておられるとか」
弘忠「ふむ…」

〜出羽・山形城〜
最上義光「父上に伺いを立てても無駄じゃ、書状を出して既成事実としてしまえ!」
義光「安易に迎合するとは…最上の名が泣くわ!」
393三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/22(火) 23:43:55 ID:qWueG+SW
統亮「御館様、初めてお目にかかりまする。三条夷王侍従統亮にございまする。」
統亮「これはアイヌの反物にございまする。」
統亮「それと・・・一つお願いがあるのですが。我が妻の三条永子を鎌倉に住まわせて良いでしょうか?。六つになる息子の持国丸も一緒に預けまするので宜しくお願いいたします」
394狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/23(水) 00:04:59 ID:JuxRZWLA
〜モンゴル平野〜

忠勝「かかれぃ!」
康政「おらおらおら!」

ガトー「今、忠勝殿らが撃破したのはどこの国だ?」
兵「モンゴルの兵です。次はイスラム兵です」
ガトー「うむ。忠勝殿らの成長の早さには驚愕するものがあるな」
忠勝・康政の奮戦はまだ始まったばかり・・
〜三河・本願寺系の寺〜

宗信「閣下。例の新たな本拠探しの件ですが、手頃な場所を発見いたしました」
成方「うむ。ではそこを改修し、本拠として使おう」

成方、多忙
395薄右大将為弘:2007/05/23(水) 05:07:59 ID:cKzagK5s
ほぉ…?主がおらぬから独断とは…。狢のとこは良い家臣をお持ちだな。第三艦隊に紀伊和歌浦に向かうよう伝令せよ。
為重「はっ…。」
396小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/23(水) 07:48:52 ID:ucSyQj5v
/*
松永久秀は京都でくすぶってます。誰か召抱えてあげてください。
私には登用する度胸は無いw

小笠原姓と名前と飯盛城でピンと来た方も居るでしょうが、範長は三好長慶をベースに
しています。それに更に信長とパルパティーンを足した感じです。普段の性格が長慶で
怒ると・・・。

*/

>>354
範長は各地の密偵からの報告を眺めていた。同盟国では旧奥田領民の受け入れが進み、
ひとまずは大きな混乱も無いという報告に安堵していた。しかし、ある報告に目を疑った。
久慈領で数千名の門徒衆が虐殺され、その他の者も国外追放されたというものである。
範長は怒り狂い、直ちに近江との国境に兵を差し向け、難民以外の通行を完全に封鎖。
商人達や同盟国にも交易禁止の厳命を下し、命令に逆らった者は反逆者として突撃隊を
差し向けると脅かし、完全に久慈家と断交を宣言したのである。

範長「あの大馬鹿者が!余の民を虐殺するだけでは飽き足らず、自分の民まで殺すか!」

【小笠原領から久慈家への物流が完全に途絶えました】

>>384

―返信―

流民とあらば致し方の無いことでございます。大筒で撃退ですか・・・あの巨艦が真っ二つに
割れるところを見てみたいものです。それから、久慈家に経済制裁を行いたいと思います。
どうか御協力下さい。その代わり、運河事業に対して技術支援と金銭的な支援を行わせて
いただきます。

範長はどうしたものかと思案していた。流民問題である。人口が増えるのは悪いことでは
ないが、土地がだんだん足りなくなってきたのだ。まだ余裕を持って与えられるが、それが
無くなってからでは遅すぎる。どうしたものだろうか。

範長「困りましたねぇ・・・」

と、範長は傍らの之康を見つめる。困った時の之康頼みという、小笠原家の日常の風景である。
之康も既に順応しており、待ってましたと話し始める。

之康「兄さんの新秩序の尖兵にすれば良いじゃないか」
範長「と仰いますと?」
之康「『民間保安軍』というものを立ち上げたいんだが」

『民間保安軍』とはようは警察である。突撃隊は基本的に軍隊であり、戦争が起これば直ちに
前線へ赴かねばならない。では、その間の治安をどうするか。というわけで考え出された機構
である。装備はやはり顔を鉄仮面で覆っているが、突撃隊よりは軽装で色も緑色にし、刀では
なく、警棒で武装していた。
397狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/23(水) 08:14:46 ID:JuxRZWLA
/*
>>396 では使わせてもらいますw
*/
398久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/23(水) 13:20:47 ID:z2sokahx
〜美濃〜
弘忠「ははは、制裁?笑わせるな…いやあ可笑しい、ひひひ…」
弘忠「いや…これは一大事じゃ、直ちに京に軍勢を進める!本阿弥殿や茶屋殿のお命が危ない!」
弘忠「祐光!近江に行って手頃な土地を探して来い!京から逃れてくる法華宗徒たちを保護するのじゃ!」
弘忠、兵2万を集め、近江に向け出陣。

〜京・茶屋本店〜
茶屋清延「まずい!小笠原めが近江を封鎖しおった!」
清延「得意の久慈家と縁を切れとも言うておる…小笠原め、京を支えておるのは商人だと分からんのか!」
手代「旦那様、本阿弥殿がお越しです」
清延「ほう…?」
・・・
光二「茶屋殿、こたびの一件をどのようにお考えでしょうか?」
光二「これでは京の主は小笠原…そのようではございませぬか!」
光二「京は自治を守ってまいりました…それを小笠原は、久慈殿の、ひどく真っ当な政策にこじつけて京を我が物としようと目論んでおるのです!」
光二「拙者は…京を出ます」
清延「なんと!」
光二「小笠原は教養などもってはおりませぬが、久慈殿はなかなかの数寄者だと聞いております…さらに楠木殿もお召抱えになっておられるとか」
光二「茶屋殿、どうか拙者と共に美濃に参りませぬか?」
清延「うむ…まあ出るとしてもいろいろとありますからな…」
光二「実は、吉田殿も了以殿の縁で一族で近江に逃げるとか」
光二「茶屋殿…ご覚悟を決めねば、我ら町衆の築いてきたもの全てが無くなりますぞ!それでも宜しいのか!」
清延「…分かった、近江に逃れよう」
光二「茶屋殿、久慈殿は近々我らを救いに上洛なさるとか」
清延「そうなればよいがな…」
399正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/23(水) 16:54:32 ID:8G+n7GE0
大膳「ハクション、統亮殿から風邪をうつされたか」
400久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/23(水) 18:10:59 ID:jOIGv3o+
〜相模・鎌倉〜
憲宏「うむ、良いだろう」
憲宏「で、そちらが正木殿か?里見家亡き後、苦労されたであろう」

〜近江〜
光俊「なに、小笠原が国境に出没しておるだと?」
光俊「…小笠原に使いを送れ、なぜ我らを挑発するような真似をするのかとな」

〜出羽・山形城〜

専称寺住職殿へ

今後の御宗旨と寺領について相談がございまする。
内容ゆえ、山形城下の拙者の屋敷にお越し下され。
最上義光

義光「こんなものかな…」
守棟「若様、一体何をお考えで?」
義光「まったく、真宗は福の神じゃ…父上にとっては仇となるがな」
401正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/23(水) 18:24:59 ID:8G+n7GE0
大膳「はい、某が正木項龍でございます
   小田原で義頼殿と出合ったのですが船に乗ってたときに暴風風にあい皆と
   はぐれて生きているのでさえ分からぬままでございます」
402久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/23(水) 19:30:37 ID:z2sokahx
〜相模・鎌倉〜
憲宏「では里見殿の所在が分かれば、旧領はお返し致すと伝えてくだされ」
憲宏「ところで正木殿は…いま浪人なされているそうだが、たしか勝浦に領地をお持ちでしたな。わしに仕えるのが嫌でなければ差し上げますが」

〜美濃〜
弘忠「では屋敷を与える…絵に専念なさるがよい」
狩野永徳「はっ」
・・・
弘忠「いやそれにしても人が集まってくるな…」
祐光「まあ風流人のみ、ですがな…」
403正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/23(水) 20:18:40 ID:8G+n7GE0
大膳「いやいや勝浦に領地をもってたのは正木時茂殿です、まあ噂によりますと   四国の方に居るらしいですけど、」
404久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/23(水) 20:37:42 ID:jOIGv3o+
〜越前国境〜
従者「前関白さまの御通りであるぞ!」
前久「さて、下間は尾山か…ちと遠いな」
前久「大宰大弐弘忠と下間頼龍…どちらが英傑かな?それにしても惜しいことだ、謙信殿が上洛なされぬとはな…まあ弘忠に負けたのだ、仕方あるまい」

〜美濃〜
祐光「東国より2万の軍勢が着きました」
弘忠「そうか…家族は?」
祐光「一月遅れで到着いたします」
弘忠「では早速6千は解散させよ…1万は美濃に、4千は近江に送れ」
祐光「はっ」
405下間頼龍:2007/05/23(水) 21:16:48 ID:lz7D0JcB
・・・加賀・尾山御坊・・・
坊主「畿内より書状です。」
頼龍「小笠原様はお元気でしょうか。どれどれ。ほう、小笠原様の運河設営技術は魅力ですな。
経済封鎖?らしくも無い。何を今更w。過去を見れば北陸と久慈家の間柄はご存知でしょうに。
未遂に終わったが一方的な挙兵、にもかかわらず常時通行の許可を一方的に要請。
とっくのとうに国交など断絶しておるわい。
奥田家が滅び、生き残った民を思いやって寺院に資金援助をしてみれば難民として送り返す始末じゃ。
まあ一応その形を明確にしておきますか。太宰様も密輸でお悩みでしょうからなw。」

〜・小笠原様・〜
久慈家と経済のやり取りをしたくても出来ません。何しろこちらからは金銀を持ち込めないので買付けが出来ません。
向こうからも金銀が持ち出せないので売付けも出来ません。おもちゃの銭など持ち出されても何の価値もありませんからな。
まあ、出来たとしても久慈家と経済のやり取りなど真っ平ごめんですな。
何しろ相次ぐ戦で久慈家国内は弱り果て、にもかかわらず一切内政政策も立てていないご様子。
佐渡金山があったとて経済が鎖国状態では物も出回りますまい。そんな中で商いなどしては損するだけです。
経済制裁の件、承りました。しかし越後の民百姓が心配です。
経済とは別に引き続き民の生活援助や政治的外交は従来通り働きかけようと思います。

ところで他ならぬ小笠原様にお願いしたき事がございます。
私には今年10歳になる大切な一人息子の頼広が石山本願寺におります。
いずれ北陸を継ぐ者でござれば御家にて武家の習い事を教えては頂けませぬか?
久慈が畿内に牙を向けるとの伺いました。・・北陸は信仰と文化の国。武力は他国に比べて圧倒的に弱いのです。
今後当家が如何なる立場になろうとも、倅の頼広を立派にして頂きたい。
いつの日か・・・久慈家が小笠原家に槍を向けぬ日が来るその時まで。例え私が屍になろうとも・・〜下間頼龍


・・・越中・松倉城・・・
越中は斉藤龍興の手で収められていた。下間家から龍興のもとに書状が送られた。
龍興「経済封鎖だぁ!?んなモンとっくにやってるよ!坊主は経でも読んでろ!越後に書状を出しておけ。」
越中側の国境付近では厳重な関所が設けられ、難民の受入れ以外の通行が規制されていた。

〜・久慈太宰様・〜
北陸にて太宰様御領内の門徒衆を確かに引き受けました。今後は御領内で再び許可が降りるまで真宗の布教活動を慎むよう
私からも坊主供に言い聞かせておきましょう。何しろ坊主供は理屈っぽくてクドいですかな。
ところで御法度となった金銀の密輸にお困りと伺いました。北陸に邪心無き処を見て頂く為にも当家領内にて厳重な関所を設けました。
もし御家関所の許可無しに北陸の物が通る様な事があれば、それは北陸にとっても許されざる事。切り捨てて頂いて結構でございます。
逆に御家の許可無く関所を通る者があれば・・切り捨てるとは言いませんがお引取り願う事となりますのであしからず。
つい先日も当家の関所を通り、太宰様御領内へ参ろうとした者がおりました。別に金銀も持たず、軽装であったのですが密輸に係っている
可能性がありましたので切り捨てました。
当面の間は厳しく規制をかけたいと思います。その内噂が流れて不貞な輩も減るでしょう。
しばしの間、不都合かと思いますがこれも金銀の密輸を事前に防ぐ為。
太宰様と坊主供は不仲と聞きますが、これはこれ。お互い頑張りましょう。
また、越後より大人数の百姓衆が流れてまいり、越後での農業もままならない事と存じます。
民を思いやる太宰様としてはさぞ心配しておられると心中お察しします。
『民の生活に役立つ事』であれば何時でも協力させて頂きます。〜斉藤龍興
406三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/23(水) 21:39:50 ID:0Oqom0+O
鎌倉、上杉公屋敷
統亮「はぁはぁ、具合が悪い。」
五十嵐亮継「大丈夫にございますか?上杉公のお屋敷に入ったというのに。」
統亮の妻・三条永子「統亮様、もうすぐ七歳になる持国丸や一歳になったばかりの翔龍丸にうつさないでくださいな!」
統亮「そなたには迷惑をかけてしまうな、、鎌倉で頑張れよ!」
407柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/05/23(水) 21:52:22 ID:Zgoj631v
〜京:柏原軍本陣〜

家興「なに!?正信が勝手に薄の軍艦の入港を許可しただと!?」
元春「はっ、そのように聞き及んでおりますが…」
家興「正信…なんと勝手なことを…勝手に薄の船を入れては河内守殿に何と言えばよいかわかっておるのか!?
   元春、おぬし和泉へ参り正信を捕らえて参れ!!」
元春「捕らえる…?樫井殿をですか!?」
国興「お…お待ち下され兄者!!別に樫井殿は薄に通じていたわけではありませぬ、久慈家が領内から追放した
   門徒衆が紀伊にも流れ出しこのままでは紀伊の人口が増えすぎ飢える心配があったゆえの判断です!!」
家興「しかし…薄といえば仇敵ぞ!!その仇敵の軍艦を領内に入れるなど…」
国興「軍艦でも使わねば一気に運べぬのでしょう。輸送艦で一回に運べる民の数などたかが知れています。
   いくら薄領と紀伊水道を挟み近いと言えどそれでは民の負担にもなりましょう」
元春「国興殿のおっしゃる通りです!!確かに独断ではございますが樫井殿は留守居役としての役目を果たそうとしたまで、
   それを捕らえるなどとは全くの検討違いにございます!!」
家興「…では如何いたす?」
元春「紀伊では流れてくる民も多く、対応する人手が不足しておりましょう。
   ここは樫井殿を捕らえる兵でなく難民の対応をするための兵を送るのです」
家興「なるほど…仲久」
仲久「はっ」
家興「おぬしは兵三千を連れ流れてくる難民の対応として紀伊へ参れ」
仲久「心得ました」
家興「…しかしつい熱くなって正信を罰してしまうところじゃrった…
   おぬし等はわしにとっての張良と陳平じゃ」
元春「…ということは樫井殿が韓信で北口殿が曹参あたりですかな?」
家興「はは、そうなるかの(笑)」

北口仲久、兵三千を連れ紀伊へ向かう
408松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/23(水) 21:57:44 ID:YK0Pjjdx
京・松枝邸

清顕は各地の流民の惨状に胸を痛めていた。そこで石見・生野銀山の銀を諸侯に
送る事に決めた

下間・柏原・薄・小笠原殿へそれぞれ以下の物を差し上げます
【銀一万貫】
【銅二千貫】
409下間頼龍:2007/05/23(水) 22:04:36 ID:lz7D0JcB
/*
下間家潮時は近そうですね。
*/
・・・加賀・尾山御坊・・・
窪田「・・・小笠原様は受けて下さるだろうか?」
頼龍「そりゃ解らぬ。解って頂ければよいのだが・・」
窪田「石山にて頼広様、ご準備が出来ているとの事。」
頼龍「後は小笠原様次第だな。・・・頼広・・・すまぬ。だがいつか必ず向かえに行く。」
頼龍「さて、覚悟は出来た。越前に向かう。前関白公が動き出したようだ。
経忠、世話になったな。これより加賀国主・富樫家に戻れ。やがて来るであろう日に備えるのじゃ。」
窪田「殿・・・」

・・・越前・国境付近・・・
総堅「前関白殿下御一行と存じます。手前は越前国主・朝倉頼景、家中筆頭の温井総堅でございます。
お疲れの事と存じます。敦賀の城よりお迎えに参りました。只今加賀より頼流も向かわせております。

・・・出羽・専称寺・・・
昭蓮「ほ・・も、最上殿ですか。ワシのような老いぼれにお話でありますか・・。で、では参りましょう。」
坊主「上人様、外に出てはお体にさわります!横になっていて下さい!」
昭蓮「最上殿が話しがあると言うておる・・ワ、ワシにとって最後の仕事となるでしょう。」
坊主「・・解りました。輿を用意しますのでお待ちください。」
昭蓮「すまんのう。」

・・・越中・松倉城・・・
龍興「ほう坊主めが。覚悟を決めたか。では経済封鎖は任せておけ。
坊主から与えられた国なぞで満足する俺では無いわ。今に見ておれ。」
410狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/23(水) 22:29:14 ID:JuxRZWLA
〜三河・本願寺系の寺〜

成方「今日は皆に新たな同志を紹介しようと思う。入れ」
久秀「松永久秀でございます・・」
一同「・・!ザワザワ・・」
成方「静まれ!皆が思っている事は言わずとも分っておる・・だが、久秀は我らの心意気に感じ、同志になるのだ。意見はゆるさぬ」


勝家「閣下。やはり某納得出来ませぬ。松永久秀といえば前の幕府を崩壊させた者ではございませぬか!
かの者必ずや仇をなしますぞ!」
成方「忠勝らもそう言うであろうの・・確かに久秀は曲者じゃ。だがな、我らには知に優れた者がおろぬ・・」
勝家「それなら水徹が・・」
成方「水徹は他にする事がある。幕府を滅ぼした久秀の知が我らには必要なのだ・・分ってくれ」
勝家「はっ・・」


〜京・比叡山前〜

水徹「ここで良かろう。狼斎よ、比叡山の御坊に東海での悲劇をしかと伝えるのだぞ」
狼斎「はい・・死んだ人達の為に経を唱えます・・」
水徹「うむ・・。では御坊に宜しく言っておいてくれ。」


水徹「そろそろ馬揃えが始まるな・・見ていくか」
411和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/23(水) 23:20:54 ID:POGrANf6
三条北実朝「内蔵頭殿、ごくろうでおじゃったの。大弐殿の内意がさようでござれば仕方ない。
ときに鎌倉の夷王殿が重傷を負ったと聞いたが、大弐殿から何か聞いてないでおじゃるか?」
是実「いや、私は何も…(まだ内府殿はあの者に肩入れしているのか。この人にはいずれ退いてもらわねば)」

〜久慈大宰大弐様
和束様より近く上洛されるとの話を伺いました。聞けば大弐様は京に屋敷をおかれていないとか。
ぜひ法華本山の当寺を宿所としてご利用くださいますようお願い申し上げます
  本山本能寺
412三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/24(木) 10:20:06 ID:31uF9saq
和束様へ
近々、我が弟・劉鳳が帝への献上の品をもって上洛いたしますので面倒を見てやってくださいませ。

そういえば・・・三条内府様には年頃の養女がいるようですので、和束様が貰い受けてはどうでしょうか?
413久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/24(木) 12:00:41 ID:j86SAtsV
〜越前国境〜
前久「出迎え、大儀じゃ」
前久「では一乗谷に案内してくりゃれ」

〜京・和束邸〜
使者「拙者は前関白さまからの書状を預かった者です…御開門を」

〜美濃〜
祐光「京より使者が参りました、無事京を抜けられた模様です」
祐光「それと…例のお方も近江に下向なさるとか」
弘忠「ぬかったな…小笠原に生臭坊主が」
そんな折、一つの事件が起こった。
京の法華宗徒が延暦寺の僧に喧嘩を売り、宗論をすることになったのである。
414狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/24(木) 12:19:15 ID:WXH82R1A
〜比叡山・延暦寺〜

高僧「何?法華が我が寺に喧嘩を売っただと?」
坊主「如何しますか?」
高僧「うむ・・(法華といえば久慈家が事実上支配してる宗じゃ・・面倒おこす訳にはいかぬ)
御帰り頂け。我らは東海の民の為に念仏を唱えておる最中。宗論等しておる時ではないと」

延暦寺、宗論を拒否
415和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/24(木) 14:08:28 ID:lR3kNeMj
えっ? 前関白様が?
はて、麿のような下端の者に何用でおじゃろう。
416久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/24(木) 17:37:40 ID:j86SAtsV
〜京・茶屋本店〜
清延「まったく、あわや京が延暦寺の僧兵に襲われるところでしたな」
光二「左様な時は小笠原に守って頂きますか?ははは(…延暦寺は小笠原の支配する京への介入を諦めた、つまり奥田の残党は四国の連中と組むということか?いまさら東海で奥田になびく者はいない、その公算が大きいか…)」

〜京・和束邸〜
使者は隠し持った書状を差しだし、すぐに去った。

内蔵頭へ

麿はいま越前に下向しておる。そちは、三条殿や二条殿らと共に、いまこそ

書状はこれで途切れていた。
417小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/24(木) 19:38:46 ID:Q76TAmyr
>>400
――小笠原家京屋敷

甲賀の手の者が範長に面会を求めていた。しかし範長は飯盛に帰ったので之康が代わりに
応対していた。用件は国境への出兵である。

之康「ああ最近、不逞の輩が横行していてな。村役人程度じゃ抑えきれなくなったんで突撃隊を
    送った。決してそっちに攻め込んだりはしないから安心するように頭領に伝えてくれ」

>>405

委細承知致しました。敵国の民に対しても援助活動とはまことに慈悲深い行為と存じます。
頼広殿のことも御引受け致しましょう。何一つ不自由はさせませんのでご安心下さい。愚息
義長の子義資がちょうど頼広殿と同じ10歳でございます。良い遊び相手になっていただけれ
ばと思います。屍になろうともなどと縁起でもないことを仰らずに治世に励まれて下さい。

左京大夫範長

>>408

資金援助感謝いたします。馬揃えで物入りでしょうに、よく揃えられましたね。このお金は
人民の為に使い、このお金で作られたものには右馬頭様の御名を刻み、普く右馬頭様の
名声が広まるように致しましょう。

馬揃えも残り数日に迫りました。右馬頭様の煌びやかなお姿を拝見することを心待ちに
しております。

左京大夫範長

>>413-414
法華宗と天台宗の宗論の話は範長の耳にすぐさま達した。勿論、天台宗がそれを拒否したことも。
比叡山には奥田家への同情と、今後の対薄戦略に組み込む必要もあって好意的な態度を示して
いたが、騒動は看過できない。しかし、宗論を蹴り、騒ぎが沈静化へ向かうかと思われた矢先、密偵
が統亮の弟が動くという情報をもたらした為、京都は戒厳令下におかれる事となった。民間保安軍が
京都に入る道全てを固め、出入りする者や物品を一つ一つ検査した。更に夜間の外出禁止令が出さ
れ、極度の緊張状態が生まれた。四ヶ国同盟の結束を見せ付ける為のパレードの矢先に不祥事が
あるのは許されないことなのである。

之虎「怪しい者は一人も通すでないぞ!兄者達の厳命じゃ!」
418小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/24(木) 19:39:58 ID:Q76TAmyr
――飯盛城・千畳敷

範長は飯盛城で茶会や能楽、歌会を催していた。無論、相手は小笠原になびく公家や堺商人達である。
大名たる者武家以外との関係も深める必要があるのである。

範長「これがこの前手に入れた九十九髪茄子でして・・・」
公家「ほほう・・・確か松永弾正殿の所蔵でおじゃりましたな」
範長「唐物では当代随一の一品でございます」
宗久「左京大夫様もお目が高いですわ・・・ところでこのようなものもありましてな」

そう言うと今井宗久は箱を取り出した。余程の名品が入っているに違いないのだろう、箱からして気合の
入ったものであった。そして蓋を開けると中から茶壷が姿を現した。

宗久「松嶋の茶壷ですわ・・・左京大夫様、馬揃えの前祝としてお受け取り下さい」

範長や公家や商人達も生唾を飲み込んだ。名器中の名器と謳われる松島の壷が目の前にあるのだ。
しかもそれを範長に進呈すると言う。進呈される当人の範長はのぼせてしまっていた。

範長「こ、このようなものを戴いてよろしいのですか?」
宗久「はい。・・・ところで、京の商人達が騒がしいようですなあ・・・」

範長はこの『前祝』の意味が分かった。京都商人の後釜を狙っているのだ。畿内の三都が運河で結ばれた
今、利権が対立することが多い。ライバルの一角が崩れれば、その後を狙う者は多く居る。そんな中で出し
抜くためには権力者に近付くのが一番である。範長も内心、しばしば反抗する京都商人を快く思っていなか
った。河内一国の大名だった頃から親交のある堺商人達が京都を仕切るなら統治もやりやすくなる。お互い
にうまみのある話だった。その日の茶は二人の野心家にとって一層うまく感じられたことだろう。
419狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/24(木) 20:42:05 ID:WXH82R1A
〜三河・本願寺系の寺の一室〜

久通「父上・・父上はこのまま残党共らと心中致しますのか?」
久秀「まさかw縁のゆかりもない奥田等と心中する気なぞないわw」
久通「では?」
久秀「いずれ分かる・・その為に小笠原に大切な九十九髪茄子を与えたのじゃよ・・ふっふふ・・」
420久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/24(木) 20:53:31 ID:j86SAtsV
〜近江〜
光俊「即時に撤兵を要求して来い!」
甲賀の使者は京に戻った。

〜美濃〜
弘忠「法華宗徒が宗論を申し込み、断られたそうじゃ」
祐光「至極当然の対応でしょうな…法華には殿の影響力が働いておりますゆえ」
祐光「ところで美濃は誰に御譲りに?」
弘忠「さあ…楠正虎と狩野永徳らにやるか?」
祐光「殿は仮にも一国の主でございますぞ…近頃は軽率な言動が目に余ります」
弘忠「わしは佐渡の年貢は免除しているし、自国の民を殺したことはない…それでもわしは悪人と謗られ続ける」
421久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/24(木) 21:16:40 ID:j86SAtsV
〜美濃〜
弘忠「なれば小笠原や生臭には自らが造りだした幻影に溺れてもらった方がよい…違うか?」
祐光「殿ご自身がその幻影におなりあそばしそうで心配しておるのです」
弘忠「いますぐに立ち去れ、より多数の意見、しかも流言に惑わされる軍師を雇ったつもりはない」
祐光「小笠原などに付く気はありませぬ」
弘忠「勝手にせい、ぬしの器量ならば再仕官も容易じゃろう」
祐光「では…失礼」
弘忠「合戦でお手並み拝見としよう」
沼田祐光は、東方へと去った。
422和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/24(木) 21:52:07 ID:lR3kNeMj
三条北実朝「左京兆殿のせいで東国の物資がなかなか都に入らぬではないか。なんとかならぬでおじゃるか。
しかも劉鳳殿が上洛するというのに人の出入りまで制限しておる」

〜小笠原左京大夫殿
今般の貴殿の京洛内の規制で東国の物資が入らず、陛下はじめ公家町衆に至るまで
大変な困難を強いられております。また近く陛下に蝦夷地から拝賀の使節も参ります。
しかればただちに交通封鎖を解除されたいとの勅意をお伝え申し上げます。
  三条北内大臣実朝

是実「なんじゃこの謎めいた文は。前関白様のお考えも行動も麿にはまったくわからんでおじゃる…」
423久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/24(木) 21:54:33 ID:j86SAtsV
/*
>>421にわかりづらい点がありました。
弘忠の「いますぐ立ち去れ」に対する返答「小笠原などに〜」は、軍師は辞するが四国同盟側に走る気はない、という意味です。
まあ内容はただの内輪もめなのですが。とはいえこの事件がいろいろ問題を引き起こします。たぶん想像のつく範囲で。
*/
424薄右大将為弘:2007/05/24(木) 22:07:36 ID:WVKpdYuo
為重「このような楽しげな時になにもなさらぬのですか…?」
大音「なにが楽しいものですか!?民草が苦労しているというのに!!」
為重「今こそ謀の好機…謀に手を出さぬ叔父上ではあるまい…。」
まぁ落ち着け。今回の一連の騒動はあまりにも時期が揃いすぎていると思わんか?
これはわしの想像だがな、小笠原と久慈家は戦はせんぞ。
為重「何故です…?」
そんな気がする。
為重・大音・為親「は?」
そんな気がするんじゃよ。まぁまだまだわからんがな。

伝令一「琉球に向かった島津軍二万が琉球を制圧したとのことです!!」
うむ、さようか。
伝令二「第二艦隊北陸沖に到着です!!」
うむ。
425三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/24(木) 22:31:37 ID:31uF9saq
劉鳳「もうじき関東沖ですね。」
カマヌイ「鎌倉にはよりますか?」
劉鳳「否!そのまま京を目指します」
426三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/24(木) 22:36:07 ID:31uF9saq
自宅
統亮は体調不良の為、完成したばかりの鎌倉の屋敷に下がっていた。

統亮「くぅ。。」
五十嵐亮継「とにかく、鎌倉に永子様と持国丸様を置いておきましょう」
藤林「しばらく鎌倉に居ましょう。近くに温泉があるらしいので」
427久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/24(木) 23:06:34 ID:j86SAtsV
小笠原殿へ

近江の封鎖により、商人は商売相手と原料の仕入れ先を無くし、また絵師や書家らも貧困にあえいでおります。
一刻も早く久慈殿と和睦し、以前のように交易ができるよう取りはからって下され。

町衆一同


〜京・和束邸〜

和束家には、二通目の書状が届いた。
信濃と筑前のどちらが良いかお考え頂くよう三者団結すべし。
麿が戻るまでに結論を出し、討伐の勅命を出すよう取り計らえ。
428下間頼龍:2007/05/24(木) 23:57:53 ID:3PxL32ha
・・・越前・敦賀付近・・・
温井総堅「殿下、あちらに見えますのが敦賀湾でございます。更にその向こう・・・見えますか?」
総堅「あれですか?え?お耳に入ってございませぬか・・?沖に見えますのは薄家の軍艦でございます。」
総堅「はい。奥田家に従順な民百姓・・そして追い詰められた門徒衆でございます。」
総堅「いえいえ、あれと同じ船が紀伊にも入っております。弾正様に助けて頂き、東海の民百姓を輸送しております。」
家臣「総堅殿・・・ヒソヒソ」
総堅「・・え!?松枝様より援助ですか、ほう。何ぃっ!ぎ、銀を一万ですかっ!!そんなに!・・・」
総堅「あ、取り乱してしまって申し訳ございません。些か驚いたもので・・え?あ、聞こえてしまいましたかw。」
総堅「そういう訳ではございませぬ。ただ諸侯の御方々は民百姓を心配なされているのであろうと存じます・・」
総堅「ははh、左京様は誰よりも早く難民の受け入れをなさいました。」
総堅「太宰様ですか?いや、それは殿下が直接お聞きした方が宜しいでしょう。越前では噂しか聞きませぬ。」
429和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/25(金) 00:26:18 ID:PnptqIvV
謎じゃ、筑前になにが、信濃に何がおじゃるのか。
だいたい、三条様や二条様にことづければよいことを何でわざわざ麿にまで…
430久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/25(金) 00:37:53 ID:pCVtusb9
〜越前・敦賀〜
前久は苛立っていた。
そもそも、自分が関白を辞する羽目になったのは薄家の処遇について二条家と対立したためである。それゆえ、薄に肩入れする気配のある四国同盟諸国を快く思うはずもなかった。
が、この演出である。この侍に何もできないむず痒さを感じながら、前久は言った。
「麿は朝倉だけでなく下間にも会わねばならぬ…ちと急いではくれぬかの」
外は前久の大声にやや驚いた風だったが、すぐ命に従い速度を上げた。
前久「まったく、田舎というのは都と時間の流れが違うようじゃ…いや、役者も段違いか、ほほほ…」
431下間頼龍:2007/05/25(金) 00:46:15 ID:T9sDgAXT
・・・越前・一乗谷・・・
頼龍「ふう、やっと着いたわ。殿下はまだ敦賀ですか。間に合ってよかった。
さて・・休んでいる暇は無い!むさ苦しい城などダメじゃ。確か顕如様がお越し下さった時に作った屋敷があったであろう。
そちらにお迎えするのじゃ。道中長旅であろうに。風呂の用意と料理の下ごしらえを始めよ。良いか、米の一粒に気を使え。
それから掃除じゃ。畳も全て新し・・・ほう、日頃からそこまでしておるのであれば掃除は必要無いな。
・・しかし殿下ともあろうお方が私のような坊主に一体何の用であろうか・・。殿下の前に出る事なぞ許されるのだろうか・・。」

・・・京の都・飯盛城・・・

〜・小笠原様・〜
頼広の件、よくぞお引き受け下さいました。感謝の言葉もございません。
また優秀な人材をお借り出来た事で水路の設備も今年の稲作に間に合いそうです。
調べによれば今年は雨が少ないとの事。何卒ご用心下さいませ。
御馬揃えの準備では仲孝がお世話になっていると伺っております。重ね々御礼申し上げます。
また、北陸は多忙ゆえお馬揃えに参陣出来ませぬ事は残念でなりません。
この度の行事が平和の先駆けとなるよう、北の地よりお祈り申し上げます。〜頼龍

下間仲孝「之康様、仲孝でございます。左京様はご多忙ですなあ。
いや、之康様も『保安軍』の設立に忙しいのに突然お伺いして申し訳ございませぬ。
さて、後に控えておりますのは頼龍の倅にて頼広と申します。これ、挨拶なさい。」

頼広「下間の頼広です。え・・と、歳は十になりました。大きくなったら之康様のようになりたいです。」
仲孝「これ・・座しておられるのが之康様ご本人じゃ。お・・と、まだ顔は上げるなよ。」
仲孝「申し訳御座りません。之康様の北陸での武勇伝を何度も聞きたがる故、このようにw」
仲孝「ご存知かとは思いますが、この頼広もやがて生臭坊主となりましょうが、是非小笠原家で武門の仕来たりを
教えて頂けませぬか。武家の作法を知らぬ只の坊主では北陸を纏めるにも無理がありますので・・。」
頼広「どうか、よろしくおねがいします!!」
432項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/25(金) 07:07:35 ID:NLpFw/1b
/*
>>403
は間違えました
×大膳「いやいや勝浦に領地をもってたのは正木時茂殿です、まあ噂によります四国の方に居るらしいですけど」
○大膳「いやいや勝浦に領地をもってたのは正木時忠殿です、まあ今じゃ生きていることさえわかないですけど」
*/
433久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/25(金) 13:28:41 ID:2oQDIye5
〜甲斐・躑躅ヶ崎館、武田義信の屋敷〜
武田義信と飯富虎昌は夜遅く話し込んでいた。大宰大弐の今後の行動についてである。
父である信玄は真宗と絶縁し、久慈と結ぶという方針に切り替えたが、人を殺すことは厭わない大宰大弐が自らの殺害を企んだ信玄を許すとは義信には思えなかった。
義信は近頃、弘忠を暗殺しようと考えるようになっていた。そして父をも追い、自らが甲斐国主となって久慈・上杉討伐の兵を挙げるつもりだった。
義信「虎昌、…わしは武田の今後が心配じゃよ」
義信「どうにかして、あの大宰大弐を除かねばなるまい」
虎昌「若様…」
すると、一人の壮年の男が屋敷に入ってきた。物陰に隠れていたようである。
祐光「…武田大膳大夫さまがご嫡子、義信さまでいらっしゃいますな?」
義信「貴様、何者じゃ!」
祐光「久慈大宰大弐弘忠が軍師、沼田祐光…と言えばお分かりかな?」
虎昌「その、久慈殿の軍師であられる沼田殿が一体何の御用なのじゃ?」
祐光「実は…拙者、出奔して参った…いや、解雇されたといったところか」
義信「なにっ、貴殿と久慈殿は佐渡の一領主のころからの仲であると聞いたが」
祐光は、出奔までの経緯を話した。
義信「それはけしからん」
虎昌「で…沼田殿はいずこに向かわれるのじゃ?」
祐光「もし…若様がお許しになるならば、甲斐にて奉公したいと存じますが」
虎昌「若様、沼田殿は陰陽道、易道に優れたお方、ぜひお召抱えになられては」
義信「では沼田殿…いや祐光、知行150貫で召抱えることといたす!」
こうして、沼田祐光は三浦面松斎と改名し、武田義信に仕官した。

〜相模・鎌倉〜
憲宏「いやいや、統亮も酷い目に遭ってしまったものだ」
憲宏「ところで…正木殿はいかがなされる?どこかに仕官する気はおありか?」

〜京、和束邸〜
従者「関白様(二条晴良)が直々にお越しじゃ、開門せよ!」
434和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/25(金) 14:18:21 ID:PnptqIvV
/*
ヒエー、二条晴良まで引っ張りだしてきちゃったのかよw
*/

関白の突然の訪問に大慌ての是実。
「こっ、これ、皆の者関白様に粗相のないように!わかったな!」
「関白様、ご機嫌うるわしゅうございまする。わざわざおこしいただき恐悦至極にごじゃります。
なんのもてなしもできぬ屋敷にございますが、ささ、どうぞ中へ…」
435久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/25(金) 15:01:46 ID:2oQDIye5
/*
公家については詳しくないので二条晴良は預けます。どうぞ宜しくお願いします。
*/

〜京・和束邸〜
晴良「越前の前関白殿よりこのような直垂が届けられた」
晴良「そちの持っておる書状と合わせよ、さすれば麿の考えが判るだろう、というのじゃ」
晴良「実はな…」
晴良は直垂を裂かせ、是実の目の前に広げた。

「信州について言上すべき時なり。信州と大宰、どちらを取るかお考え頂くよう三者団結すべし。
 麿が戻るまでに結論を出し、縁を切る方を決めよ。」

晴良「まったく、前の関白ともあろう方が下らぬことに知恵を絞りおって…」
晴良「で、前関白殿の考えとは何なのじゃ?」
436人間七七四年:2007/05/25(金) 15:45:15 ID:Z4WVI9SA
周りの同年代は就職して恋愛経験つんだり海外に行ったり
結婚して幸せな家庭築いてたり、学生時代の友達と定期的に集まって
同窓会してたりして「あの頃は若かったよなぁ〜」とか
語り合ってる中で、一人だけ学生時代から何の成長もなく、経験も積まず、2chで愚痴を吐き連ねる。
こんな暗く、悲しい毎日の繰り返し無駄だと思うよ。
今動かなきゃ本当に取り返しのつかない事に。
437項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/25(金) 16:30:26 ID:NLpFw/1b
大膳「仕官ですか………しばらくは浪人でいたいままですけどあえて言えば統亮殿に仕替えたいですね」
438久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/25(金) 17:19:44 ID:2oQDIye5
〜相模・鎌倉〜
憲宏「なるほど、左様になれば上杉家の陪臣となるな」
憲宏「わざわざ鎌倉まで来て面倒であったろう、帰って統亮の容態でもみてやるのが良かろう」
・・・
業盛「いかがでしたか?」
憲宏「統亮の一党に加わるそうだ…まあ統亮よりも西のほうが心配だが」

〜美濃〜
弘忠「どうだ、計画のほうは?」
真田昌幸「はっ、順調でございます」
弘忠「そうか…いま本隊はどの辺りじゃ?」
昌幸「まもなく遠江に差し掛かっているのではないでしょうか?」
弘忠「越後はどうじゃ?いよいよ動くか?」
昌幸「それが…長尾殿は沈黙したまま動きませぬ」
この頃、北陸では「長尾弾正少弼さまが、今度こそ下間家を討滅すべく5万の兵を挙げられる」という噂が流れていた。
弘忠「あれだけ噂されておるのに?…攻める気があるにしろ無いにしろ不気味じゃ」
弘忠「まあ馬鹿の集まりであるからこそ却って団結するものだ、ぬかるなよ」
昌幸「はっ」
439人間七七四年:2007/05/25(金) 17:51:23 ID:NLpFw/1b

レオン「ここが堺か……なるほどこれは凄い」
リル「さてとレオンに案内しないと.あとこの鉄砲を持っててね」

しばらくして

助左衛門「リル殿、久しぶりですな〜ところでそのお方がレオン殿ですか?」
レオン「ハイ」
助左衛門「私は納屋助左衛門です.以後宜しくお願いします」
リル「あと例の物はレオンが持ってるからね、じゃあそろそろ帰るから助左衛門さんあとはよろしくね」
助左衛門「さてと……まずは日本語からを教えないたな」


レオン、日本語を習う。

ちなみにレオンはオランダ人です。
440狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/25(金) 17:54:55 ID:1/F3gvVe
/*
昌幸はまだ武藤喜兵衛(うろ覚え)では?
*/
441久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/25(金) 18:10:04 ID:2oQDIye5
/*
武藤は信玄が昌幸に大井一族を継がせたときの姓なので、この場合真田姓のままです。
あと>>439誰?
*/
442狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/25(金) 18:11:33 ID:1/F3gvVe
/*
めんどくさいからまぁ良いかw
後、久慈さん。水野家使えますよ
*/
443狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/25(金) 18:13:14 ID:1/F3gvVe
/*
>>441 項龍さんですよ
*/
444久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/25(金) 18:27:24 ID:2oQDIye5
/*
水野…信元ですか?
*/
445狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/25(金) 18:33:31 ID:1/F3gvVe
/*
それは御任せしますw
*/
446久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/25(金) 19:01:50 ID:2oQDIye5
/*
えっ、その他の水野…?
*/

〜甲斐・躑躅ヶ崎館、武田義信の屋敷〜
義信はついに決心を固めた。謀反についてである。
まず、久慈大宰大弐弘忠・鎮守府将軍上杉憲宏を同時期に甲斐へ招いて殺害。
その後躑躅ヶ崎館を急襲し、父を追って甲斐国主となるのである。上杉という軸を失った東国は荒れるであろう、そこを突いて諸国を併呑するつもりであった。
義信「虎昌、面松斎についてはいかがいたそう?」
飯富虎昌には、義信に異議を唱える気も無くなっていた。どこかで計画が破綻して敗れることは勘で判ってはいたが。
虎昌「そうでございますな…面松斎が久慈に内通しておりますかは判りませぬ、ここは久慈に内応しておったら我らの負けということで良いかと」
こうして、弘忠・憲宏兄弟殺害の一件が祐光に伝えられた。
しかし祐光は驚きもせず、「吉兆のある日を占う」といって退出してしまった。
義信「…拍子抜けじゃな」
虎昌「おそらく、久慈に対してはもはや何の思いも無いのでしょう…水のような」
義信「大宰大弐はあれほどまで家臣の心を掴めずに…何をしようと言うのだろう?」
虎昌「あの男はわずか10年足らずで数百万石を握りました…まだ、挫折を知らぬのです」
義信「哀れと言うか…」
447項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/25(金) 19:40:13 ID:NLpFw/1b
/*
えっ!もう死んだの?
*/
448項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/25(金) 19:52:18 ID:NLpFw/1b
/*
勘違いしてしまいました
*/
449項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/25(金) 20:02:19 ID:NLpFw/1b
統亮屋敷

大膳「統亮殿、温泉に行きませんか?地元民が案内しますし」
450薄右大将為弘:2007/05/25(金) 20:29:18 ID:cilxvyNO
京都南方。

さて…支度は整った、都に向かうぞ。

狸の軍勢千、都へ。

北陸沖。

来島通康「戦闘艦はこの場で待機、小舟にて民を往復輸送しろ。
大型中型輸送船は港に入港し直接民を船に乗せよ。」

洲本。

為憲「第三艦隊出撃!!紀伊和歌浦にて難民収容を行う!!」

安芸

小早川隆景「遂に完成ですな。」
村上武吉「この巨艦が海へ…。」

薄・島津連合艦隊旗艦
南蛮帆船型戦闘艦「淡路」完成。

全長四十間(約80メートル)
船幅三間(約6メートル)
全高四間(海中4メートル海上4メートル)
武装。
甲板上。
前部甲板旋回式七寸砲一門。
中部甲板両舷旋回式七寸砲各一門。
後部甲板旋回式七寸砲一門。

甲板下。
左右両舷固定式七寸砲各十門。

乗員。九十五人。
内訳。
砲兵四十八。
水夫三十二。
その他十五。

(帆船のため漕ぎ手はいない。)

武吉「エスラーム商人の船と同じ三角帆ですな。」
隆景「これで向かい風でも前に進める。」
武吉「しかしよく我々も我慢しました。ここ五年間節約に次ぐ節約で…。」
隆景「そうですな…長く苦しい年月だった…では洲本へ出航!!」
「淡路」移動開始。
451三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/25(金) 20:51:14 ID:u4M6NQTu
統亮「項竜殿が屋敷に?」
五十嵐亮継「湯治に生きましょう、ということですな」
統亮「じゃあ、温泉いくかぁ」                       
統亮、項竜殿と温泉へ
452和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/25(金) 23:32:18 ID:PnptqIvV
是実「これは…朝廷としてつくべき勢力を明らかにせよというメッセージでは?」
晴良「つまり久慈につくか小笠原につくかということでおじゃるか?(ん、メッセージ?)」
453柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/05/26(土) 00:33:01 ID:KzkzUQ1H
〜紀伊:雑賀荘〜
家興の命により紀伊へとやってきた仲久は正信が駐留している雑賀荘を訪ねた。

正信「これはこれは北口殿、遠路はるばるよくおいで下さった」
仲久「いやいや、これも民のためにございますゆえ」
正信「いやいやこちらは人手不足にて大変感謝いたします。それで…やはり殿はお怒りでしたか…?」
仲久「何がですか?」
正信「某が独断で薄の軍艦を領内に入れることを許可した件ですよ、既に京にも届いておりましょう?」
仲久「ああそのことでしたか、いやいや殿は樫井殿だけでは大変だろうと某をお遣わしになられたのです」
正信「そうでしたか…それはよかった…」
仲久「(まぁ全く怒ってないと言えば嘘になるが…)」
正信「え?何か?」
仲久「いえいえ何でも…しかし薄の船はいつ入港するので?」
正信「さぁ…この辺りで大型船が入港できるのはこの和歌浦だけですから入港するとなれば知らせが来るはずなのですが…」
仲久「まだ来ない…と?」
正信「はい、兵や民の中には薄の軍艦が来ることに恐怖を抱いている者も居るようですが…」
仲久「まぁ、瀬戸内を押さえる薄の水軍ですからなぁ…小船を沢山使い相手を取り囲む戦法の紀南の水軍とは規模が違いますから」
正信「しかし一時に比べましになったとはいえ未だ流れてくる民は居るようで…のんびり待っても居られませぬ」
仲久「聞くところによると安芸で薄家が総力をかけて建造していた巨大軍艦が落成したとか、もしやそれを使うのでは?」
正信「ああ、聞きました。なんでも南蛮の船に似て風の力だけで動くとか…そのあたりは流石薄ですなぁ」
仲久「確かに我等ではそこまで大きな巨大戦艦など作れないであろうな…」
正信「まぁ何も無ければよいですが…」
454薄右大将為弘:2007/05/26(土) 06:00:05 ID:lK2voIUH
和歌浦。第三艦隊入港。

為憲「右大将の嫡子薄為憲にござる。
難民収容のため第三艦隊を率い見参いたしました。
我が艦隊の収容限界は五千、それ以上の移住希望者がいる場合は応援を要請いたします。
また全ての移住希望者を船に乗せるまでは某がここに残ります。
まぁ不安を取り除くための人質ですな。(微笑」


これと似たような会話が北陸でも行われていた。

瀬戸内海。

隆景「今は讃岐沖ですな。」
武吉「2日以内に洲本に到着いたしましょうぞ。」
隆景「しかし普通の帆船は風任せだがこの船はすごいの。」
武吉「まったくです、僅かでも風があれば前に進みますからな。」
隆景「実戦が楽しみじゃ。」
455小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/26(土) 08:02:00 ID:Yph8XscL
>>420
之康は再び甲賀の使者と面会した。今度は撤兵要求である。久慈や統亮の脅威が
近づく中、それはできない事である。そこで之康は懐柔策に出た。

之康「まあ、待ってくれ。こちらも色々と事情があるんだ。ここはこれで手打ちといこうや」

つ【500貫】


>>422
内府様におかれましてはますますご清栄のことと存じます。交通封鎖を解除との事で
すが、帝や朝廷、市民達の事を考えますに、今自由に往来させるのは危険なことでご
ざいます。蝦夷地から拝賀の使節とは統亮の一味のことでございましょうが、統亮め
は先の公家衆連続殺害事件の重要参考人の一人でございます。そのような者の配下
なのですから、間違いがあってはならないと思い、守りを固めている次第でございます。
東国の物資との事ですが、久慈は現在金銀の禁輸を行っており、奥田家崩壊後の東海
地方の崩壊もあって流れないのです。その証拠に近江との国境を越えてくる者は難民ば
かりでございます。従いまして、物資に関しては久慈家に対して要請を行うのが筋と存じ
ます。

――左京大夫範長

>>427
資源は松枝家と下間家から代替が利く筈です。それに東国の物資が来ないのは東海が
荒れたからであって、久慈家との関係悪化のせいではありません。それに久慈家は民を
虐殺するような奴。再三厳命した通り、あのような者との交易はまかりなりません。

>>431
甲賀の使者が帰った後、入れ違いにして仲孝がやって来た。頼龍の嫡男頼広を連れて来た
のである。自分の事を慕っている事を二人から聞き、之康はこの上なく上機嫌になった。
確かに養育する旨を仲孝に伝え、之康はある人物を呼んだ。

之康「おい、義資!」
義資「はい叔父上」

現れたのは義長の嫡男義資である。之康は義資の大叔父に当たることになる。年は頼広と
同じく10歳。祖父や父親に似て穏やかな雰囲気を醸し出していた。

之康「頼龍和尚の嫡男頼広殿だ。これからお前とここで暮らす事になるから、あちこち案内
    してやれ」
義資「はい!頼広殿、よろしくお願いします」

そういうと二人の貴公子は奥に消えていった。

之康「仲良くやれよ!」

/*
そろそろ馬揃えやらないとgdgdになりそうだな・・・
*/
456項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/26(土) 13:03:10 ID:ffFkI9Jj
項龍「ふう〜統亮殿あともうすこしです、地元民に聞いたところ
   その温泉は疲労回復などの効果があるそうです」
457三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/26(土) 13:24:52 ID:RwnPoEAz
統亮「山はきついなぁ」
五十嵐「嘘を言わないでください!まるで汗をかいてないではありませんか!」
統亮「まぁな、山のほうが暮らしやすいからな」
458三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/26(土) 13:49:26 ID:RwnPoEAz

劉鳳「さぁて、畿内に上陸っ!」
デクシャイン「いよいよ帝への挨拶の時が来ましたなぁ」
カマヌイ「何もなければよいがな・・・」
劉鳳「私は兄の名代なんかじゃないから大丈夫でしょう、、私は蝦夷の押領使になりたいだけですからね。私と兄とでは目指す場所が違いすぎるんですよ!私の大志は誰も分からない。」
459久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/26(土) 13:51:42 ID:oDGFpanT
〜近江・坂本〜
光俊「その500貫で追い返されてきただと!」
光俊「では小笠原に伝えて来い、一度会談したいとな」
光俊「500貫か…このようなはした金では伊賀忍者も雇えぬわい」

〜京〜
京では町衆の会議が行なわれていた。
光二「我らは小笠原と主従関係はないし、命令などされる覚えは無い!」
町衆では小笠原を敵と見なすものが大半であった。もっとも、その音頭を取っているのは本阿弥光二や酒井敏房らである。
光二「こうなれば、京からの小笠原軍の撤退要求…というのが自然ですな」
清延「とはいえ、小笠原は戦をしているわけでもありませぬし…」
了以「…しかし、小笠原はわれらを潰して自らの親しい者に商売をさせる気ですぞ」
光二「うむ…どうすればよいものかのう」
敏房「わが主は、近々京に上られます…それによって、事態の好転を図るのが賢明でしょうな」
その日の会議は、結論の出ないまま終った。
460久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/26(土) 16:27:40 ID:Z5kujEuP
/*
ところで大和はどういう状態ですか?
*/
461項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/26(土) 16:55:53 ID:ffFkI9Jj
大膳「統亮殿,温泉がありましたぞまあ猿がいますが」
462小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/26(土) 17:30:39 ID:ReLZzhxH
>>460
順慶を謀反の罪で投獄して、之康を国主、順国を旗頭にしています。
463久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/26(土) 17:36:54 ID:oDGFpanT
/*
一国は統一されていて、慈明寺順国を担いでいる状態ですか?
それとも豪族たちがまだ居てなんとなく流れで小笠原家に従っている状態ですか?
*/
464小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/26(土) 18:06:01 ID:ReLZzhxH
>>463
流れは
大和守護任命(豪族との合議制)

定栄の乱(小笠原派国人粛正)

定栄の乱収束(定栄派国人粛正)

国人の所領を没収して、俸禄支給による直臣化

之康を国主に(小笠原直轄化)
465久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/26(土) 18:46:30 ID:oDGFpanT
/*
では興福寺は没落していますね。
*/

〜美濃〜
昌幸「軍勢が到着いたしました!」
弘忠「そうか、では先に伊勢方面へ向かわせておけ」
弘忠「手元にあるのは6万…如何に使うか…」

〜伊勢〜
北畠顕村は自らの領地である伊勢にようやく到着した。
顕村「荒れているな…」
復興は都市部でこそ進んでいるものの、まだ領民が集まっていない。駿河・遠江や尾張は町の復興も田畑の開発も進んでいるが、伊勢はまだである。
三津七湊の一つとして名を馳せた安濃津にも、鎌倉から一週に一回鋤・鍬といった物資を運ぶ定期船が来るばかりである。港を歩いている者もその船員ばかりで、数もまばらであった。
顕村「まずは、周りを固める…か」
大宰大弐弘忠は、外交に関しても顕村に一任していた。北畠ならば小笠原・柏原といった勢力とも縁が無い、きっと上手くやるだろうと見たのである。
顕村「小笠原殿は、仮には伊賀を抑えている…そして大和国主か…ふむ」

小笠原殿へ

この度、新しき伊勢国主となり申した北畠顕村にござる。
隣国ゆえ、ご挨拶せねばと思うて書状を差し上げた次第。
若輩者ではございまするが、どうかお見知りおきくだされ。

北畠顕村

顕村「次は、柏原家…」

柏原殿へ

この度、父祖代々の土地を取り戻して新しき伊勢国主となり申した北畠顕村にございまする。
まだまだ若輩者でございますが、以後お見知りおきを。
伊勢と紀伊は隣国、おまけに共に一向宗徒を多く抱える土地でありますゆえいろいろとご指導を願いたく存じます。

北畠顕村
466小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/26(土) 19:44:21 ID:Yph8XscL
>>459
とうとう甲賀五十三家が直々に会談をしたいと申し入れてきた。之康は安見賢重と突撃隊一個大隊を
率いて近江へ向かった。既に五十三家の代表達は着席し、之康の到着を待っていた。そして一礼する
と割り当ての席に座り会談が開始された。

之康「まずはこのような場を設けざるを得ない事態になった事を主君に替わってお詫び申し上げたい。
    ただ、奥田家崩壊のドサクサで国境地帯の治安が乱れたのは事実。我らとしては不逞の輩を都
    入れない為に防備や検問を強化せざるを得ないことは再三話してきた。更に本来払う必要の無
    い金銭まで支払ったにも関わらず、まだ責めるとは少々、品の無い事ではないかな?これでは
    盗賊や無頼の輩と変わらぬぞ?」

――京都小笠原邸

範長は突撃隊や民間保安軍からの報告を聞いていた。それによると町衆は「小笠原から命令を受ける
謂れは無い」との事である。これに範長は気分を害した。朝廷や幕府の権威に従わないとは何事かと。

範長「私は左京大夫、管領様は右京大夫、義長は山城守護であるというのに何を考えているのでしょうか?
    当家が京の支配を行うことは朝廷も幕府も認めるところであるというのに」
氏綱「むむむ、やはり幕府が潰れた状態では権威も乏しいのう・・・。せめて公方府でも創設せねばの」
範長「興福寺一乗院の覚慶様を担ぐのはいかがでしょうか?」
氏綱「おお、亡き義輝公の御舎弟の・・・覚慶様ならよかろう」

―公方府創設を画策中―

>>465
――大和郡山城

長房は順国と共に之康がいない間大和の政務を行っていた。そんな中、伊勢の新国主北畠顕村からの
書状が届く。

長房「北畠といえば南北朝以来の名家。かつての国主北畠具教卿とも同族。久慈殿はそこも考えて顕村公
    を遣わしたのでしょうか?」
順国「でしょうな。まあ、内政も落ち着かない中で攻めてくることもありますまい。適当な返事を送りましょう」

大和副国主篠原長房です。まずは私のような身分の低い者が南北朝以来の顕村公に返信をする無礼を
お許し下さい。伊勢国主就任隣国の民を代表してお祝い申し上げます。善政を施し、伊勢が富み栄えるこ
とを遥か大和の地よりお祈り致します。

大和副国主篠原長房
467薄右大将為弘:2007/05/26(土) 20:10:51 ID:lK2voIUH
都。

為弘率いる狸達は京に入っていた。

大音「さすがは花の都…栄えておりますなぁ!!」
為重「まったくじゃ…。」
見た目はな。
大音・為重「は?」
この街は今疑念に満ち満ちている、石めの突撃隊だかなんだかがおるがあれは戦にしか役に立たんぞ。
いや…戦にすら役立たんかもな。
大音「何故です?」
気位が高すぎる。主等はわしが伏せろと言えば例え肥だめでも腐乱死体の上でも伏せるじゃろ?
為重「当然です…。」
為親「それが命令ですからな。」
大音「汚いのは嫌だけど致し方ないでしょう。」
奴らにはそれが出来んだろうな。
ほれ、あそこにちょうど巡回中の者がおる、見よあの高飛車な雰囲気を。
為親「確かに。(笑」
為重「あれで糞尿まみれになるところを見てみたいですな…。(笑」
大音「でもちょっとカッコイい。」
町衆も奴らに良い顔をしておらん。石めの政策は失敗じゃな。

さて、偉大なる畿内の王の邸宅に向かおうか?(笑
一同「おぉ!!」

瀬戸内海

隆景「淡路が見えて参りましたな。」
武吉「明朝入港ですな。」
468三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/26(土) 20:44:15 ID:RwnPoEAz
統亮「項龍殿、これからの時代は世界に目を向けなきゃいけんぞ。これを見てみろ!」
統亮は南蛮から伝わった地球儀を項龍に見せた
統亮「世界は広いんじゃ、日の本は小さき国なんじゃ。西には数々の国があるのだ、、みなちっぽけな戦いをしておるのじゃ!」
469和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/26(土) 20:45:12 ID:joKxN/Kn
勾当内侍「主上、そんなにお怒りになられては、お体に障ります」
帝「勅意に従わぬとはなんと尊大な! 蔵人を呼べ。小笠原に綸旨を下す」
三条北実朝「それはなりませぬ。いま主上自らが小笠原殿と対立する姿を晒せば洛中は混乱します」
帝「なぜじゃ、小笠原が命にしたがわなくとも、久慈に小笠原討伐の勅命をだせばよいではないか」
実朝「そ、そんなことをすれば主上のお命すら危うくします。それに久慈殿は動きますまい」

/*
幕府が開かれる前に上杉殿の官位を上げておくべきかな?
*/
470三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/26(土) 20:51:00 ID:RwnPoEAz
堺〜京
カマヌイ「さぁ京はもうすぐじゃ!蝦夷の王。三条夷王の弟で漢室の末裔・劉鳳様が通るぞ!」
畿内の領民「ほぇー蝦夷っちゅーのはあんな格好のやつらばかりなのか?」
畿内の領民「おそろしいなぁ。」
全身を銀の鎧で身を覆った劉鳳がアイヌを率いて上洛しようとしている。
劉鳳は南蛮鎧に銀飾で兜に象牙を装着していたのだ。
471久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/26(土) 20:52:45 ID:oDGFpanT
〜近江〜
光俊「ほう、金を返して欲しいのですかな?ではお返しいたそう」
惟政「我らが申し上げたいのは、近江を我らが鎮定した以上軍勢などをこちらに向けると言うのは止めて欲しい、ということです」
光俊「もっとも、宣戦なさるというならば別ですがな…ただ民を大事になさる小笠原殿ゆえ、左様なことは致しますまいな」
惟政「然るべき方面…朝廷ですな、には報告を致しましょう、そうだ小笠原殿は京に屋敷をお持ちでしたな、もし宜しければこの足で報告に参りましょうか?」

〜美濃〜
弘忠「甲賀が小笠原と会談中か…」
弘忠「うまく解決すればよいがな、ただ小笠原も甲賀に勝てるとは思うておらんだろう、撤兵で落ち着くだろうな」
472久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/26(土) 20:56:46 ID:oDGFpanT
/*
現在、
上杉憲宏は兵部卿に、
久慈弘忠は大宰権帥に、
武田信玄は権大僧正に、
上げてもらうよう頼んでます。
まあ幕府が開かれたら藤氏が担ぎ出されるのであまり関係ないかと。
*/
473三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/26(土) 20:58:40 ID:RwnPoEAz
京。
劉鳳「あれが京かぁ。久々に見たぞ!五年以上蝦夷にて巨大な城塞の建設をしていたからなぁ。」
カマヌイ「はやく和束様にお会いしましょう。劉鳳様をはやく蝦夷押領使に任命していただきましょう。。」
二千人のアイヌ。上洛。
474狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/26(土) 21:01:33 ID:F2C1mTyw
〜モンゴル平野〜

ワァー!
ワァー!
オオオォォ!
ズダダダーン!
ズダダダーン!
ヒュン!ヒュン!
ガキン!カキン!
ガトー「それまで!今日は終わりだ!」


ガトー「忠勝殿、康政殿、御二人とも素晴らしき成長振りですな。もはや貴殿らに勝てる軍がありませぬぞ」
忠勝「そのような・・」
康政「我らはまだまだでございます」
ガトー「はっははは。貴殿らの力はすでに世界レベルですよw」
忠勝「これも悲願の為でございます・・(レベル・・?)」
ガトー「左様でございますな。・・例の船の建造も順調でございますぞ。先日、一番艦が完成し、我が国の陛下が御覧になり絶賛されておりました」
忠勝「左様でござあますか・・完成が待遠しいです」
ガトー「日の本の水軍技術・世界の水軍技術を結集した船でございますので完成を御楽しみに下さい」


康政「待遠しいな」
忠勝「あぁ・・我らの夢を乗せる船だ。すぐに我らと冥土に行くのが残念だがな・・」
康政「・・あの世で嘉隆殿と国真様に御見せしよう」
忠勝「うむ・・。明日、ガトー殿が南蛮で造られた大砲を持ってきてくれるそうだな」
康政「なんでも新型の超大型大砲らしい」
忠勝「それも楽しみだ・・」
475正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/26(土) 21:06:14 ID:ffFkI9Jj
大膳「ほお〜それが地球儀ですか〜なるほど確かにこの国は小さき国ですな
   まあこの国でおこなわれている小さき戦で誰がが天下を制する
   もしかしたらその天下人が西の国々に攻め込む、そうなればもう小さき戦
   ではすまないだろうな」
   
476三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/26(土) 21:15:10 ID:RwnPoEAz
統亮「項龍殿、西国に拠点を作りたいんじゃ。。琉球を得た私だが有効に活用出来ていないのじゃ。なにか策はないかな?」
477三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/26(土) 21:17:43 ID:RwnPoEAz
和束邸前・・
劉鳳「和束様ぁ!帝への取り次ぎをお頼み申したくてまいりました!!どうかお願いいたしたい!」
478小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/26(土) 21:21:52 ID:Yph8XscL
>>467
――洛中

洛中は突撃隊と民間保安軍が警備していた。彼らは単独で行動することは無く、分隊を組んで整然と
巡回していた。町衆以外の市民たちは治安を大幅に改善した彼らに恐怖を感じることは無く、尊敬の
念を抱いていた。いつの世も富裕層と大衆の意識にはずれがあるものである。

――小笠原邸

範長「え?右大将殿が面会?・・・とりあえず、ただちに支度をしなさい。民間保安軍にこの邸の付近を
    重点的に通るように通達。突撃隊は過剰ですが、保安軍くらいは備えておくべきでしょう」

>>469
範長は親小笠原の公家から重大な知らせを聞かされた。帝が激怒されたとの事である。範長は驚きの
余り、数時間人事不省に陥った。正気に返った後で範長は直ちに公家に帝にとりなしを依頼した。

範長「私は本当の事を申したのに・・・陛下・・・」

―小笠原家金9000貫、銀10000貫臨時の献上―

>>471
之康「はて?近江国内には兵を入れておらぬが?我らは国境の我らの側にしか兵を置いておらん。あり
    もしない事を述べ立てられては困るぞ?・・・とにかく兵は引けないんだ。金銭が入用なら払うから、
    この事は収めてくれないか?当家も多忙でな、時は金なりだ」

>>473
民間保安兵A「そこの一行止まりなさい、通行許可証を準備して順番に並びなさい」
民間保安兵B「荷物は全て脇の検閲所前に置きなさい。異状が認められなければ向こうで
          渡される」
479和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/26(土) 21:23:37 ID:joKxN/Kn
/*
>>472
えっと、前久がでてきて…足利藤氏をかつぎだすと…ヒエー!
*/
480項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/26(土) 21:24:58 ID:ffFkI9Jj
大膳「ならば琉球の南西にある高砂(台湾)を攻めとり南蛮などの貿易の拠   点にしたらどうでしょうか?」
481和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/26(土) 21:48:03 ID:joKxN/Kn
「表がさわがしいのう」

和束家侍が表にでてみると小笠原突撃隊がアイヌ兵を取り囲んで、一触即発の異様な光景が目に飛び込んだ
「お上、た、大変ですー」
482小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/26(土) 21:57:26 ID:Yph8XscL
>>481
/*
突撃隊じゃなくて民間保安軍です
*/
483久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/26(土) 22:01:33 ID:Z5kujEuP
〜近江〜
光俊「ふざけるでない!」
光俊「大国だからと言うて、勝手な事を抜かしおって!わしは近江を封鎖しておる兵、こちらを向いているのがいるだろう、それを除けろと言うておるのじゃ!」
惟政「いや、これは多羅尾殿がぬかりましたな…それにしても、金で解決するとは…それほど小笠原家に金があるとは思えませぬが?」
惟政「我らが求めているのは近江の封鎖解除のみ…実際のところ、意地になって続けているとしか思えませぬな」
惟政「それとも我らに国境を警備するほどの力はないとお考えか?」
484三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/26(土) 22:02:53 ID:RwnPoEAz
劉鳳「和束様ぁ!こいつらに去るように言ってくだされぇ!我々は帝に蝦夷からの品をおくりたいだけなのですから」
485三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/26(土) 22:05:08 ID:RwnPoEAz
統亮「項龍殿の言うとおり、大陸への足掛かりを作るためにも。やるしかないのかもしれないなぁ。もし良かったら琉球を一時、預けますから西のことはお任せしたいのですが」
486和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/26(土) 22:21:09 ID:joKxN/Kn
是実「いやじゃいやじゃ、麿はアイヌどもにも、小笠原の保安軍にもかかわりとうない。
居留守にしてたもれ!」

和束家侍「内蔵頭様は今は留守じゃ」バタン!
487久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/26(土) 22:31:05 ID:Z5kujEuP
〜美濃〜
昌幸「殿、小笠原めが勅命に逆らい帝が大変お怒りだとか」
弘忠「そうか…いい気になりすぎたな、おおかた京におる間に自分が日の本の主だとでも勘違いしてしまったのだろう」
弘忠「軍勢を近江に進めよ、わしは後で行く」

〜伊勢・松阪〜
顕村「なに、一銭もない!?…いくら久慈殿の政策が功を奏したとはいえ、けちな家じゃな…堺も京も押さえておるのに」

〜京・和束邸〜
朝山日乗「ご開門願いたい、日乗でござる」
488柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/05/26(土) 22:40:03 ID:KzkzUQ1H
〜紀伊:和歌浦〜
正信「これはこれは、遠路よりはるばるのお越し痛み入ります。此度の件を任されております樫井正信にござる。
   御家の軍艦を見て不安がる民もおりますので兵には武装させておりますがどうかお気になさらないで下さい。
   さて現在御家の領土へ移住を希望している民は三千人程度ですが南からの報告ではわずかながら伊勢から流れてくる者や
   新たに山を切り開いた村に一旦落ち着いたものの西での生活を希望する者も居りますので移住者はまだ増えるかと存じます。
   まぁ立ち話もなんですので一旦雑賀荘の屋敷へお越し下さい」

〜京:柏原軍本陣〜
家興「ほぅ…伊勢の新国主からの書状?」
良重「はい、先ほど北畠顕村様より届きました。」
家興「北畠…?ということは久慈の家臣や縁者ではないのか?」
良重「はっ、一応久慈家の配下ではあるようですが奥田以前に伊勢を治めていた北畠家の一族のようです」
家興「大和や紀伊との摩擦を避けるためか…」
良重「おそらくは、」
家興「してこの顕村という男はどのような人物なのじゃ?」
良重「さぁ…詳しい情報はよくわからないのですが…」
家興「しかし国政から外交まで一括して任せるとは…この男なかなかの者かもしれぬぞ」
良重「確かにそれは言えますなぁ」
家興「一応伊勢と国境を接する堀内家に伝えよ、『伊勢の新国主を油断するな』と」
良重「心得ました」
家興「さて、伊勢に書状を書くか…」
  『北畠顕村殿へ
   此度は伊勢国主への就任おめでとうございます。
   我が領地紀伊と伊勢は切っても切れぬ仲、また北畠殿はかつての伊勢守護:北畠具教卿の一族ということもあり
   伊勢の人心も掴みやすいかと存じます。
   しかし伊勢にはまだまだ多くの難民が居ると聞きます。久慈家は領内より門徒衆を追放いたしましたが
   北畠殿にはどうか慈悲のあるご判断をお願いいたします。
             
           ―柏原弾正少弼菅原家興―』
489薄右大将為弘:2007/05/26(土) 22:52:08 ID:lK2voIUH
為重「琉球を制圧した島津殿から戦勝品が送られてきました…。」
ふむ…。
さて石殿に会うとするか。


お久しゅうござる、薄右大将為弘にござる。
この度は馬揃えがあると聞き及び孫を預けている身として参陣致しました。
なに今夜来たのはなかなか馬揃えが始まらない故祭り好きの血が騒いだだけにございます。(笑
見れば祭りの準備は万端、近江に問題を抱えてらっしゃるようだが…気になさいますな。
馬揃えの片手間に相手にするつもりで良いと存じます。
それから…。
もしも石殿に久慈家討伐の意志あらば某は石殿の天下に手を貸す所存にございます。
民草が苦しむのは見るに耐えません。
憎きはあの東の狸にござる…。
まぁ石殿にその気無しとあらばいずれ天下は久慈の物。
我らに生き残る術はありませんな。

坂東の
花咲き乱れ
幾数年
刈らぬ月日が
花を驕らせ

信じてくれぬならそれでも良い。貴殿が行動を起こした時に某は行動で今の言葉を証明いたす。
さて…ではまた野営に戻りますかな、馬揃えを待っております。
490久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/26(土) 23:19:22 ID:oDGFpanT
〜大和・興福寺〜
この日、興福寺は異様な熱気に包まれていた。
学僧「次は、多聞院院主・英俊さまのお話です」
英俊「現在、興福寺は寺領を失い、毎日灯りを燈すのもやっとじゃ」
英俊「しかし、我らは畏れ多くも帝から許された荘園を持ち、大和の守護として認められておったのじゃ!」
英俊「皆の者よ、現状に甘んじてはならぬ!事態を打破すべく立ち上がれ!大和は小笠原のものではないのじゃ!」
一同「おーっ!」
同様の集会が東大寺でも開かれ、大和の国人のうち古市、井戸、十市らは興福寺に帰参した。
両者は事前に協議をしていたとされ、互いの行列の邪魔は堅く禁じられた。両寺を合わせると、参加した衆徒の数は3万人であった。
興福寺・東大寺衆徒3万、京へ向かう。

〜伊勢〜
顕村「ほう、柏原殿はずいぶんと気さくなお方じゃな」
顕村「一向宗か…特に規制する言われもない、が…」
伊勢には弘忠が建立を推し進めた法華宗の寺や曹洞宗、法相宗、華厳宗の寺が立ち並んでいた…
顕村「まあ、頑張ってもらうか」
次の日、一向寺には顕村からの使いが来た。
使者「お屋形様は、今後も民の為、己の精進の為に励むがよいと仰せです」
顕村は弘忠とは反対に、一向宗に対して融和的な政策を取ったのである。
491久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/27(日) 00:54:11 ID:Vf8TybN5
〜大和〜
十市「古市殿、今回の目的はなんでござるか?」
古市「ほう、知らぬのですか…此度は、京にて寺領の返還を命ずる勅命を出して頂くのですよ」
井戸「さすがに小笠原の大和退去は難しい、とのことでな…向こうでも却下されたそうじゃ」
秋山「拙者、わずかながら合力仕りまする!」
十市「これは秋山殿、よくぞご決断なされた」
秋山「いやいや、大したことではありませぬ」
古市「国外からも信者が合流するそうですな」
秋山「…小笠原が黙っておればよいですが」
古市「おそらく、『文句は直接言え』で済むだろうな…が…」
492狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/27(日) 01:38:45 ID:EUaYeyMR
〜奥田残党新本拠〜

成方「ここを拠点として我らは活動する」
宗信「名前は如何しますか?」
成方「そうよの・・棘の園としよう」
宗信「棘の園ですか・・(センスないな・・)」

〜京〜

水徹「まだ、馬揃えは行われぬのか・・。小笠原家も大変なようだ・・情報でも探すか」
493柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/05/27(日) 01:39:37 ID:MtPrV3y9
良重「伊勢では国主北畠顕村様が門徒宗に融和的な政治を行っておられるとか」
家興「ああ、伊勢の国主は他の関東の大名とは違いお優しいお方のようじゃ、宗教を問わず政治を行うとは…
   わしも伴天連の宗教を嫌っておるゆえ参考にせねばな」
良重「お若くして殿も一目置くとは…北畠様はかなりのお方のようですな」
家興「だからこそ気をつけねばならんところもあるがの」
良重「紀南の堀内殿からは『了解いたしました』と返事が返ってまいりました。しかし堀内殿の話では未だに
   伊勢より流れてくる者が居るとか…」
家興「国主が替わっても伊勢はまだまだ荒れておるようじゃな…これ、紙と筆を」
良重「ははっ」

  『北畠顕村殿へ
   此度は門徒宗に対する慈悲のあるご判断真にありがたく存じます。紀伊の門徒衆も
   北畠殿の慈悲のあるご判断に涙を流し感激しております。
   さて此度書状を書かせていただいたは伊勢国内のことにございます。
   紀伊の伊勢と国境を接する地の者の話によりますと一時に比べかなりましになったとはいえ未だ伊勢より
   流れてくる難民が居ると聞いております。
   聞くところによれば奥田家滅亡後今日まで伊勢は荒れているということなのですが伊勢には紀伊より移住した者が数千人暮らしております。
   我が家としましても伊勢には早く豊かになっていただきたいのですが国庫に蓄えが無いとなれば容易に国を立て直すこともままなりませぬ、
   そこで使者に銀五百貫を持たせましたのでわずかですが国のためご利用下さいませ。

                 ―柏原弾正少弼菅原家興―』
494三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/27(日) 14:21:15 ID:xnVz3IlK
統亮「なに!?島津がぁ?俺がせっかく交渉して従えた琉球を制圧しただと?ふざけんなよ!!ちくしょーが。見ておれよ〜〜。」
495正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/27(日) 14:46:17 ID:VgaBycEl
大膳「うわ〜なんというか……ご愁傷様です」
496久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/27(日) 15:31:34 ID:Vf8TybN5
〜相模・鎌倉、統亮の屋敷〜
業盛「やあ、統亮に正木殿、久しぶりだな…いまの話、聞かせてもらった」
業盛「琉球が島津に盗られたそうじゃな…心配はいらんぞ」
業盛「薄が我らと断交したことで、南蛮貿易は衰えた…ところで琉球の占領は大明を大層怒らせたようでな」
業盛「よって、南蛮と大明を薄は敵に回した、そこで考えられるのは…」
了斎「いま司祭さまが働きかけている葡萄牙艦隊の派遣ですな」
了斎「葡萄牙と大明には浅からぬ交流がございます…大明を主力の軍勢とし、葡萄牙が艦隊を出すというわけです」
497薄右大将為弘:2007/05/27(日) 17:05:26 ID:k5Bu3rxn
都近郊。

???「為弘殿、明国ニハ手ヲ回シテオキマシタ。」
ご苦労、主等もよう働くな。
???「フフフ…為弘殿ニハ儲ケサセテモラッテマスカラナ。」
して主等の国王はなんと?
???「同ジ神ヲ崇メル者同士互イ二助ケ合オウ。トノコトデス。」
南蛮の王は器がでかいの。(笑

なぁロベルト。
ロベルト「ハハ、ソレハ当然デスヨ。デナケレバ私等ノ世話ナゾ見レマセン。」
確かにお前は商人というより海賊だな。(笑
ロベルト「海賊アガリデスヨ、殿様。(笑」
しかし明国の奴等も意外と単純だなぁ。琉球〜福建航路の艦隊による護衛と日本刀千振で許可をくれるとは。
ロベルト「薄ノ艦隊ト言エバ極東二知ラヌ国ハアリマセン。
マタ明国ハ和冦二散々苦シメラレタ、彼等ハ倭刀ツマリ日本刀ノ威力ヲヨク知ッテイマス。」
つまりは当然というわけだな。
ロベルト「八ッ…。」
して?何が望みだ?
ロベルト「琉球二オケル仲買ノ全権限、洲本二ポルトガル専用ノ商館ノ設置、ソノタメノ費用ナラビニ向後二十年間分ノ賃料ノ免除アルイハ補償。
ポルトガル商人ナラビニソノ家族ノ入国、居住ノ簡易化。
ポルトガル王族出入国ノ際マタ滞在期間中ノ護衛。」
わかったわかった。全て認可しよう。あとで文章にもする。
498薄右大将為弘:2007/05/27(日) 17:38:40 ID:k5Bu3rxn
ロベルト「更二明国トノ交渉二オケルポルトガル二ヨル独占許可。
市場自由化。
キリスト教ノ布教ナラビニキリスト教者ヘノ差別ノ徹底排除。
コンナトコロデスナ。」
欲張りじゃのぉ。まぁ良いわ。
ところで明国とポルトガルの連合軍が攻めてくるとの話だが…。
ロベルト「嘘デスヨ。」
嘘?
ロベルト「モトヨリ明国モポルトガルモ琉球ノ治安維持ヲ求メテオリマシタ。薄ナラ確固タル地盤ノモト安全ナ領国経営ヲシテクレルデショウカラナ。
ソレニ司祭達ハ布教ガ行エレバ良イノデス。
少シズツデスガ司祭達ハ久慈領ヲ見限リ薄領二流レテ来テイマスヨ。」
何故だ?
ロベルト「真宗ヘノ仕打チ更二法華宗ヘノ肩入レ、東国ハ危険デスカラナ。」
信者はいかにした?まさか置き去りではあるまいな?
ロベルト「ダ、大丈夫デスヨ、真宗ノ流民二混ザリ徒歩デ山陽ヲ目指シテイマス。」
ならばよいのだ。
ロベルト「ハイ…。(この人は民なら宗教に関係なく愛しておられるのだな。)」
さて…危険要素は取り除いた。あとは馬揃えを待つだけだ。
499久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/27(日) 18:10:29 ID:z0LOv2S4
〜相模・鎌倉、教会堂〜
ヴィレラ「さて、明を如何に動かすか…」
了斎「どうなさいます?」
ヴィレラ「マカオは単純じゃ、簡単に動く…厄介なのは明じゃよ、ただ薄ごときに面子を潰されて黙っておられるとは思えんがな」
ヴィレラ「ここはイスパニアを使うほうが得策じゃと思うて、総督殿に書状は出しておいたが…そろそろわしは帰国する、フロイスやオルガンチノに引継ぎをせねばならんが、その前に派兵をさせねばな…」

〜美濃・井ノ口〜
この日、井ノ口では学問所の設立式典が行なわれていた。
弘忠「皆は、漢語を学べばそれが学問だ、教養だと思うておるようだな!」
弘忠「しかしそれは違う!この国はわしが統一する、その日から我らは国の外を見ねばならん!」
弘忠「学問に励め!南蛮の言葉、朝鮮の言葉…学ぶべきものは他にもあるぞ!」
・・・
昌幸「それにしても莫大な金を投じましたな…」
弘忠「はは、少しは人気を取らねばな」
500薄右大将為弘:2007/05/27(日) 18:56:12 ID:k5Bu3rxn
そよ風の
なびくその尾を
掴まんと
野に立ちたる
春の夕暮れ


なかなか良い歌だな…。
うむしかし…。

???「為弘様。」
おぉゴンザレスか。いかにした?
ゴンザレス「ロベルトから聞きましたぞ。
市場の自由化とはなかなか思い切りましたな。」
???「全くです…。」
ハッサブもおったか。
ハッサブ「もちろん我々にも先のポルトガル商人に許したことを許可して下さるんでしょうな?」
???「我々にもですな。」
李陽もか。
李陽「当然です。」
淡路屋喜右衛門「ポルトガル、イスパニア、エスラーム、明国、そして日の本それから…天竺ですかな?」
インド商人「皆集まってましたか。(笑」
ふむ…まぁ良いじゃろう。領内の市場自由化を許可する。
さらにポルトガル、イスパニア、明、日本、エスラーム、天竺の商人による連合商会を設立せよ。
わしはいかなる邪魔だてもせん。
さらに洲本への商館設置も許可する。
ただ納税はしろよ。それから商売のせいで苦しむ民が出ないようにしろ。
それと我が領内にいる限りは主等もわしの可愛いわしの民じゃ。
なにかあったならすぐに申し出よ。
一同「はい!!」

薄領内に諸国商人連合組合が結成されました。
洲本の街に各国の商館兼大使館が設立されることになった。
501薄右大将為弘:2007/05/27(日) 19:34:10 ID:k5Bu3rxn
漁師一「商人が連盟を組んだらしいぞ。」
漁師二「わしらもやるべぇ。」
こうして各業種の連合が出来ていった。
漁連、農協、工技連、馬借組合、etc.
それらの本部はすべて洲本に置かれた。
502三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/27(日) 20:53:37 ID:xnVz3IlK
統亮「おのれぇ〜さっさと上杉家が京を押さえ、天下に号令してくださいませ!奴らが同盟を組む前に即攻をかけるべきですぞ!」
五十嵐「諸侯には上杉公のように久慈殿という知略に優れた参謀はいないようですからな!」
統亮「現在の上杉家なら十年は戦をつづけられる物資があります、今こそ国を乱す者どもを討つ時なのではございませんか?」
503三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/27(日) 21:00:00 ID:xnVz3IlK
和束邸内へ
劉鳳「ふぅ〜なんとか入れたな、、和束様にお願いがございます。どうか私に蝦夷押領使の職を頂きたい。わが兄・統亮には右中弁の職が頂けるように取り計らってもらいたいのですが、、」
504三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/27(日) 21:05:39 ID:xnVz3IlK
鎌倉屋敷
島左近「夷王屋も裏取引ばかりが仕事になってきたなぁ。。」
一条陽子「西国の海では我が家の船が略奪行為をすることもあるようです。」
島左近「だが島津とかのせいにしたのでしょう?」
一条陽子「えぇ。朝鮮には劉鳳兄さんがそう届け出をしました。」
島左近「薄の貿易制限後のほうが儲かって儲かって楽しいなぁ」
505久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/27(日) 21:15:28 ID:z0LOv2S4
〜相模・鎌倉、統亮邸〜
業盛「難しいでしょうな」
業盛「久慈殿のお考えによりますとな…」

大和→小笠原氏の強力な支配。下間に(以下略)
紀伊→これ以上一向宗と関わり合いた(以下略)
若狭・越前方面→もっとも攻略は容易と思われる、しかし(以下略)

業盛「というわけじゃ…まさに八方塞がりじゃ」
業盛「とりあえず上洛はなさるらしい、まあそれを小笠原が拒否したら戦じゃ」
業盛「それと、小笠原が幕府を再興しようとしているらしい、その場合も戦じゃ」
業盛「果報は寝て待て、というが、最近体がなまってのう…天下は荒れているというのに、戦が起こらぬとは不思議なことじゃ」
506項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/27(日) 21:43:31 ID:VgaBycEl
大膳「ふむ……果報は寝て待てか……ならば他の人が寝てる間は某が敵の領国を荒らしましょうか」?
507薄右大将為弘:2007/05/27(日) 22:12:54 ID:k5Bu3rxn
なに!?商船が逆賊の船に襲われていると!?
為重「はい…。」
野蛮人共め…商人にはなんの罪もあるまいに…。
為重「久慈家に縁のある者は民を労る気持ちに欠けまするな…。
琉球がとくに反抗もせず従った訳です…。」
ポルトガル商人も一人犠牲になったな…。連合商会の者に通達せよ。
「坂東の野蛮人によりわしの愛する息子達に被害が出た、久慈家は野蛮人を匿い、野蛮人は虎の威を借るなんとやらだ。
皆本国にこの旨伝えてくれ。
また朝鮮商人は三条家の悪行を本国に伝えてくれ。」

日の本における商売、外交の中心はこの薄家だということを教えてやる。
三条家と関係を持つのは恐らくロシヤ沿海州商人だな?
為重「はい…。」
三条家との貿易を中止するよう…。
為重「沿海州商人からすでにその申し出がありました…。」
そうか。
為重「三条家はすでに各国の商人に嫌われています…。
久慈も同類です…。
領内商人を飼い慣らすだけで精一杯でしょうな…。」
ふむ。哀れな奴等よ。
為重「イスパニアの王から文が届いたようです…。」
大音、読み上げよ。
大音「イスパニア語ですか…しばしお待ちを…。」
508久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/27(日) 22:24:12 ID:Vf8TybN5
〜相模・鎌倉〜
フロイス「まったく、ひどい目に遭いました…」
ヴィレラ「で、総督殿は?」
フロイス「これにございます」

ガスパル殿へ

日本において布教するにはその薄なにがしという野蛮人は邪魔じゃ、第一貿易が昨年までの三割に落ち込んでいる。
早速琉球に艦隊を遣わそう。他の植民地からも援軍が来るだろう。

ヴィレラ「まあ、上出来ですな」
509久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/27(日) 22:32:32 ID:Vf8TybN5
/*
ところで時間の設定はどうなってるんですか?だいぶ人によって感覚がずれているようですが…
*/
510薄右大将為弘:2007/05/27(日) 22:33:41 ID:k5Bu3rxn
大音「翻訳出来ました。

親愛なる極東の同盟者へ。
我が国民がそちらに世話になりはじめ暫くがたちました。
報告によればそちらでは本国に負けず劣らず良い暮らしを送っているとか。
まことに感謝しています。
また話に聞いた久慈という男から薄家侵攻の依頼がイスパニア、ポルトガルに届きましたが…。
薄家に制裁なぞ笑止千万。
聞けば久慈とやらは商人を襲うような野蛮人を匿っているとか。
司祭達も最初は久慈寄りでしたが、カトリック教徒が野蛮人の襲撃により海に散ったことを知り、薄家側に回りました。
制裁を受けるべきは久慈ならびに野蛮人です。
我々は堅い同盟で結ばれている。
我々で力になれることはなんなりと申し付けてくれ。
西の同盟者より。」

為重「あてにしていたイスパニア、明には嫌われ、船を造ろうにも旧式を作る技量しかない…。」
大音「おまけに領民の流失により兵士の数も一万石あたり百人を切った。」
為親「当家でも元の値に戻すまでに二十年はかかる。さらに野蛮人を匿っているせいで日の本の中でも評判は悪い。」
最悪じゃな。もはや諸外国の久慈家に対する不信感は覆るまい。
為重「当家への信頼が覆らないのと同じように不動のものとなりましたな…。」
511薄右大将為弘:2007/05/27(日) 22:46:25 ID:k5Bu3rxn
/*
時間ですか…自分は1日で一週間くらいのつもりでやってますが他の人はわかりません。
その辺りが曖昧なのは次回までの克服点ですね。
むしろまだ初歩的なルール(例えば一万石につき攻勢は二百五十人、守勢は三百人とか。)しか決まって無いですしね。
今回のが終わったらまた皆で話し合って決めるべきでは?
基本ルールが決まらないと結構グダグダになりますしねw
*/
512柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/05/27(日) 23:22:34 ID:MtPrV3y9
〜京:柏原軍本陣〜
良重「殿、お聞きになられましたか?薄は久慈ともめているとか…」
家興「ああ、右大将殿は宗教に囚われず領内の民を愛すると聞いておる、実際先の戦では河内にまで四国の民が参ったのだからな
   領内から門徒衆を追い出した久慈家とは合わないわけか」
良重「それもありましょうがどうやら久慈家の家臣である統亮という者が西の海で略奪行為をしておるとか」
家興「統亮?逆賊と言われた定栄の子の?」
良重「左様で…」
家興「かつて和束様の屋敷を襲撃して以来消息は聞いておらなんだが…そうか今は久慈にいるのか」
良重「はい、しかし仮に薄と久慈が戦となれば…やはり坂東・東海を押さえる久慈が優勢でしょうか?」
家興「それは陸の上での話じゃ、おぬしも見たであろう、堺より運河を上りやってきた薄の巨大軍艦を、あのような大きな船は
   久慈家には無いぞ?」
良重「しかし…源平の合戦の例もございます」
家興「源平の合戦は平家が貴族化していたりまた反平家の風潮があったからじゃ。
   今はどうじゃ?領内より民を追放した久慈家のほうの悪評のほうが良く聞くじゃろう」
良重「なるほど…しかしこれからはどうなるのでしょう…?」
家興「どう…とは?」
良重「東と西で争っては淡路・伊勢と接する我が領土は一体どうなりましょう?」
家興「どうなるも無い、我等は四国同盟の盟主である河内守殿と行動を共にすればよい」
良重「坂東・東海・奥州の久慈、畿内・山陰・北陸の四国同盟、四国・山陽・九州の薄、まさに三国志といったところでしょうか」
家興「ははは…しかし三国志では結局三国どの国も天下を取れなんだ、どうなるか心してかからねばな」
513下間頼龍:2007/05/27(日) 23:46:33 ID:RhwLtSgu
・・・越前・一乗谷・・・

朝倉頼景「上様、福井港にて難民の収容が始まっておりますな。」
頼龍「ふむ。福井の港には小船しか入れぬからな。う〜ん、そういえば北陸には大型船の入る港が全く無い。」
朝倉「・・大型船を収容出来る港があるという事は薄家の軍艦や久慈家の海軍も入って来れるという事。」
頼龍「本当は軍艦を港内に入れてもよかったのじゃ。じゃが適した湊が無いなどと言えるか!?」
頼龍「近江と越後を久慈家が押えておる。北陸はもう軍事ではどうにもならん。」
朝倉「こうなっては久慈艦隊を恐れても意味がありませんなw。」
頼龍「ああ、何しろ『その気』になればひとたまりも無い。では作るか?港。」
朝倉「ですな!交易に適した湊を探しましょう。」
頼龍「湾外となると潮の流れがきついからな。」
朝倉「我が越前の敦賀しかありますまい。敦賀湊は敦賀湾の奥にございますれば不届き者は周囲の山々より押えられます。」

〜・薄右大将様・〜
つい先日より久慈家領内よりの難民救済活動が始まりました。
薄様よりのお優しい水夫のおかげで民は怯えず、むしろその人柄に惹かれ、新天地にますますの期待と夢を馳せる者が多くなりました。
また、南蛮船渡来を手配して頂いた事にも感謝の意を申し上げます。
北陸は門徒の多い土地でございますが最近では一つの色に染まる事を恐れております。
宗教と文化、経済を別途に考え、例えそれが南蛮渡来のモノであっても民の暮らしに役立つ事を前向きに取り入れて行く方針であります。
さて敦賀湾の奥に新しく湊を造る事となりました。北陸でも海運業に力を入れて行こうかと思っております。
その辺りの技術をご指導頂ければ有難いなどと、図々しくも考えております。

追伸・輸送船に空きがありそうなので右大将様を見誤っていた事へのお詫びとして北陸の名産を送らせて頂きます。〜下間頼龍〜


・・・越中・松倉城・・・
長井道勝「殿、越中に於ける水路設備工事がほぼ終了しました。越前・加賀に於いても同じ報告が入ってます。」
斉藤龍興「ほう、確か水路は黒部側以西越前に至るまで続いておるのであったな。ではこれを越後国境付近まで拡張展開せよ。」
長井「・・何を考えておるのですか?久慈家とは微妙な関係であるというのに。」
龍興「だからだよ!解らんのか?・・あと頼龍が越前の朝倉と湊を造るそうだな。よし。越中にも造るぞ。富山湾の漁獲量を一気に上げる。」
龍興「その為には大型船の入港が不可欠だ。デカイ魚は沖合でなきゃ獲れないからな。」
龍興「越中は戦火と目と鼻の先にある。これがどういう事か坊主供には解っておらん。」
長井「私には殿が何を考えているのか解りません。」
龍興「あん?まあ成行きまかせだな。だがな、成行きを待ってからでは遅いのだよ。何しろここは最も浄土に近い土地だからな。」
514久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/27(日) 23:53:21 ID:z0LOv2S4
/*
まあ今は滅茶苦茶ですね、強いて言えば私は長すぎるかもしれません。

最近弘忠の性格の悪化に拍車がかかっています…実在したらどのような人物になるのでしょう。
やっぱり全体主義者、帝国主義者かな…

それと美濃が復興してきたのでメール欄に追加します。
*/

〜美濃〜
弘忠「葡萄牙が援軍を断った?」
弘忠「左様なことをすればわしが南蛮人どもを抹殺するのは目に見えておるのに…」
昌幸「さあ、おそらく西の馬鹿を騙して天下を平定させ、馬鹿を追って朝廷を斃しこの国を取るつもりでしょうな」
弘忠「全く可笑しいことじゃ、馬鹿は才知ある者にひれ伏すべきじゃよ!」
昌幸「それと、薄に対する意見が諸国で対立し、問題になっているようですな」
弘忠「だから馬鹿はしゃしゃり出るなというのじゃ!…始末におえん」
明では、徐階・張居正といった文官が兪大猷・戚継光といった武官と結託し、対薄強硬派となった。それに対し、海瑞らは薄を支持した。
イスパニアにおいては、国王と総督の意見の対立が明確になった。
ポルトガルは、久慈領への布教を推し進めるイエズス会がポルトガル政府に業を煮やす。これは後にヨーロッパに大きな波紋を巻き起こすこととなる。
昌幸「それと、他国から報告書が参りました」
弘忠「ほう…」
弘忠はざっと目を通した。ふと目に留まる項目がある。小笠原と薄についての記事だ。
弘忠「まったく、人気取りとは…恥ずかしくないのか、威厳などありはしない」
昌幸「…(殿、わが領内は殿に怯える者ばかりですぞ…)」
弘忠「大衆の心を掴みたいならば、常勝の将軍になることだ!税などは取りすぎぬ程度に取ればよい、己を守ってくれる領主には皆ついていく」
弘忠「そういった点で小笠原の政策は上手いと言わざるを得ない…昌幸、奴らと和睦はできぬか?」
昌幸「無理でございましょうな」
弘忠「ならば討ち果たすべし!昌幸、天下を統べるには武力と知力のみ必要じゃ…それと身内に恨みを買わない程度の人望があればよい」
昌幸「…」
515和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/28(月) 00:15:44 ID:3jFv0aFC
是実(アイヌども結局上がり込んできょって、ちくしょうめ…)
「劉鳳殿とやら、貴殿は蝦夷地から参ったと申すが麿に何用かの。
官途については内府殿に相談なさるがよかろうが、弁官については武家が任じられることはおじゃらぬ」
是実は小笠原兵に絡まれぬよう添状を劉鳳に渡し、三条家に行くように指示した。

是実「ふう、やっとやつらを追い払ったわい」
侍「内蔵頭様、日乗りと名乗る僧侶が訪ねて参りました」
是実「なに? わかった、通せ」

/*
時間設定は難しいですね。各人のレスできる回数とかも違いますし…
片方にレスしてる間に片方の時間が進んでしまっていて話がずれる
*/
516狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/28(月) 00:32:54 ID:/Q4Ge+ZG
〜モンゴル平野〜

忠勝「これは・・!」
忠勝らの目の前には巨大な大砲が置かれていた
ガトー「これが我が国が秘密裏に開発した新型大砲でございます」
康政「今までの大砲よりも何倍も大きいですな・・」
ガトー「大きいのはこれだけではありません。」
そう言うや、ガトーは兵に持ってこさせた。
忠勝「これは・・砲弾ですか!?」
康政「でかい・・」
ガトー「この砲弾はただの砲弾ではございません。この砲弾は発射し、着弾すると中に入っている特殊な火薬により瞬間的に大爆発をおこせるのです」
忠勝「!」
ガトー「これは対都市用に造られた物でございましてな。試作段階での実験では島を一つ消失させました」
康政「なんと!」
ガトー「残念ながら現在、これ一発しか世界にはありませぬ・・それでもよろしければ貴殿らに与えようと思います」
忠勝「誠ですか!」
ガトー「えぇ。我が国の皇帝陛下も貴殿らの決意に胸を打たれ、できる限りの援助をしたいと仰せでして」
忠勝「有り難い・・船ばかりではなく、こんな貴重な物まで・・」
ガトー「我らの仲ではございませぬか。顔を御あげ下さい。・・ただこの大砲にはかなりの量の火薬等が必要になります。残念ながらそちらは例の船に回してしまいましたのでないのです・・申し訳ない」
忠勝「いえ、それはこちらで何とか致します。これ以上して頂いたら罰が当たりそうです」
ガトー「はっははは!」

奥田家残党の決起は近い
517下間頼龍:2007/05/28(月) 00:42:41 ID:Me9FfDAv
/*
ダービー来たーーっ!!馬単3-16¥200で20万近くゲットーー!!
・・でも嫁もTV見てたので手取り二割となってしまった・・私は嬉しいとすぐ顔に出るので・・ort
>>516例の一発ですなw。何処で使うか楽しみです。
*/
・・・と言う事で下間家では多少儲かっていたw。

・・・加賀・尾山御坊・・・
頼旦「思わぬ臨時収入だな。鉄砲を買い入れよう。殿は越前であったな。書状を出して頂こう。
おおっと、民への施しを忘れるな。これが先じゃ。・・何を言われるか解らんからなw」

〜・柏原弾正様・〜
毎度お世話になっております。北陸でも初夏の日差しが降り注ぎ、南海の地にては更に健やかな日々となっておりましょう。
柏原家にとって益々ご活躍の兆しと存じ上げます。
さて、紀伊で仕上げた鉄砲は南蛮のソレよりも質が高いと評判であります。所詮南蛮鉄砲は日の本の湿度など解っては
おりませぬ。やはり国産が地にあっている、という事でありましょう。
つきましては鉄砲を火薬と併せて3000丁ばかり北陸に売りつけて頂きたいのです。
代金は畿内で換金の手続きがありますゆえ、後日約束手形を買い取りに伺いたいと思います。〜下間頼龍〜

〜・小笠原左京様・〜
毎度お世話になっております。この度は不肖の倅の教育を請け負って頂き、心より感謝の意を申し上げます。
義資殿と倅が小笠原家、下間家共々益々の発展を手助けしてくれる事と願っております。
さて、北陸では紀伊より鉄砲を仕入れる事と成りました。紀伊へは約手にて支払の手続きをさせて頂こうかと思います。
約手の買取として北陸の金銀を畿内での流通紙幣に換金をして頂き、それを更に畿内門徒衆より南海での流通貨幣に換金させて
頂き、支払を終了する予定です。なのですが・・この金銭の遣り取り、どうにかなりませぬかw?もう、不便で不便でなりません。
如何でございましょう?京あたりで四箇国より信頼のおける者を出し合い、金銭の流通、管理、換金を行なう機関を考えられては?
これはまあ後々検討して頂き、ひとまず四箇国間で約手の直接取引きを行なえるよう関所で手配しては頂けませぬでしょうか?

話は変わりますが先日、薄家の難民輸送を折りに南蛮船が北陸に入る事をなりそうです。
これに当って北陸では南蛮船を受入れる湊を造る予定です。さすれば畿内にも南蛮渡来の品々が再び出回る事となりましょう。
〜下間頼龍〜
518三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/28(月) 10:13:47 ID:DyKvry4b
三条内府邸

劉鳳「・・・というわけでして、なにとぞお願いいたします。」
三条内府「・・・うぅむ。努力はしてみよう」
519項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/28(月) 11:57:43 ID:C9uicA+N


レオン「助左衛門さん、写し終わりました」
助左衛門「左様か………では次はラファエル殿にこの茶を渡しに行くように」
助左衛門(すごい学習能力だなそろそろ一人立ちさせようか)

ラファエル「イらしゃいませ、アレ?レオンさんではナイですか!」
レオン「この茶を渡すようにといわれたので」
ラファえる「アルガとうございます、茶葉をきらしてたので困ってたところです」
レオン「しかしよここのような苦いものを飲めますね」
ラファエル「慣れれば美味くなるんですよ」
レオン「ではそろそろ帰りますね」

520項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/28(月) 12:01:13 ID:C9uicA+N
道中

ドン!
レオン「あっすいません」
足軽B「おい!南蛮人、ぶつかっといて一言謝るだけかよ」
レオン「……なにをすればいいのですか?」
足軽A「そうだな〜犬のように三回回ってワンと吠えれば許してやる」
レオン(周りには野次馬が見てるしな……)
足軽C「黙っているんじゃねえよ、てめえ、おい我慢できねえおい畳んじまえ」
レオン「少しは我慢すればいいのにな」
足軽C「そんな細い刀でなにができ……へ?」
足軽Cが倒れる
野次馬A「おい何が起きたんだ?」
野次馬B「多分、あの細い刀で足軽の額を突いたんじゃねえのか?」

足軽B「……糞、逃げるぞ
足軽A「へい」
521三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/28(月) 12:21:06 ID:DyKvry4b
三条内府邸
劉鳳「それと・・・これは大明国の帝からの文にございます。」
三条内府「ど・・どういうことじゃ!?劉鳳どの!この文は・・・」
劉鳳「私はもともと大明国の出身ですからね、私がこの国にいる理由もわかりましたか?」
劉鳳は統亮とは違う、ある計画のために上洛していたのである。
522久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/28(月) 18:10:50 ID:uIBcxBjV
〜京・和束邸〜
日乗「和束殿、これより話すことは大事なことでござる」
日乗「京は…再び荒れまする、拙者が微力ながら造営に参加した…大内裏も、焼けるかもしれませぬ」
日乗「事態を収拾するには…小笠原殿の協力が必要ですが、得られるかどうか…」

〜美濃〜
弘忠「高定殿、ついに完成したと?」
高定「はい、岡本殿や安東殿、それに乱波たちの協力があってでございますが」
弘忠「そうか…大筒は?」
高定「計3門、60匁の大鉄砲は30挺です」
弘忠「ほう、面白い…早速量産を開始せよ!研究も続けるのじゃ!」
弘忠「そうだ、高定殿は下野にお戻りになられよ」
高定「はい」
523久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/28(月) 20:01:05 ID:uIBcxBjV
〜出羽・山形城下〜
下人「これは専称寺さま、よくぞお越しになられました」
下人「こちらへどうぞ」

〜越前・一乗谷城〜
前久「ご苦労であった」
前久「それにしてもこの城下町は広いのう…」
524久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/28(月) 20:56:08 ID:UFhUv++u
〜美濃〜
弘忠「そちが新任の耶蘇会員か」
オルガンチノ「はい…葡萄牙からの書状もあります」

クジ殿へ

聞けば、我が国の者を領内に受け入れられているとか。
ポルトガルの大筒と、葡萄酒を添えておきます。

弘忠「まあ馬鹿に肩入れした馬鹿だ、ろくな者ではなかろう」
オルガンチノ「ところでなぜ耶蘇教を認められているのです?」
弘忠「わしは法華経がもっとも優れていると思うておる、が民にそれを強いるほど暇ではない…一向はわしの邪魔になるから除いた」
オルガンチノ「…(目立つことをせねばよい、か…厳しいな)」
525松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/28(月) 21:21:56 ID:VNqE9EUH
山城・近江国境の久慈家側番所

??「何時もご苦労様です」(袖の下)
役人「むっふふ山吹色の良い輝きじゃ。一枚・二枚三…」
??「ではまた来月」

こうして役人が買収され、規制された今も東国の物資は西国へ流れているのである
526久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/28(月) 21:22:14 ID:UFhUv++u
〜伊勢〜
顕村は茶道を習っている板部岡江雪斎、津田宗及・山下宗二らと茶を愉しんでいた。
顕村「結構なお立て前で…」
宗及「左様に固まることはございませぬ、茶も趣味ですからな」
江雪斎「それにしても、伊勢の復興次第ではこのような茶会は開けぬようになるやもしれませぬな…」
宗二「はい…堺はその話で持ちきりで、水銀などは伊勢と断交されると…」
顕村「そうか…では水銀については拙者がなんとか致すゆえ、小笠原殿との折衝は貴殿らがなさるがよかろう」
宗及「有難く存じます」
顕村、優雅な一時を過ごす。
527久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/28(月) 21:34:44 ID:UFhUv++u
/*
>>525
近江は甲賀五十三家が占領しています。国境に兵はいません(小笠原家に正面からの対抗は不可能なので諦めてます)
あと、近江も疲弊が激しいので東との交易は低調です。よって近江にとって西との交易は死活問題であり、甲賀は小笠原家に封鎖解除を求めています。
以上近江の説明でした。
*/
528狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/28(月) 21:45:36 ID:/Q4Ge+ZG
〜京〜

水徹「まだ馬揃えは行われぬか・・長屋殿の所へ行くか」
529三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/28(月) 21:58:47 ID:DyKvry4b
上杉公ならびに久慈殿へ
そろそろ久慈殿が戦準備と聞きました、戦には正面から以外にも戦いがあります。
幸いにも我らが上杉家には関東の風魔・越後の軒猿という忍者がおります。彼らを再編成して特別遊撃隊を設立してはどうでしょうか?
530三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/28(月) 22:01:45 ID:DyKvry4b
三条内府邸
劉鳳「では、、我が兄に蝦夷押領使の職をいただけるのですか?」
三条内府「あぁ、勝手にせい!ついでに正五位下とするよう朝廷に申すわ!貴様に巻き込まれるのはうんざりじゃ!」
531三条夷王統亮(従五位上・侍従) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/28(月) 22:03:48 ID:DyKvry4b
質問ですが、今何年になったんですか?
532狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/28(月) 22:07:36 ID:/Q4Ge+ZG
/*
1570年の夏頃?
*/
533松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/28(月) 23:09:10 ID:eeuSBzgz
/*
>>526
そうでしたか。どうも失礼しました 
*/
534和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/28(月) 23:33:35 ID:3jFv0aFC
朝廷では三条家執奏で統亮に正五位下・蝦夷押領使(侍従如元)、上杉憲宏に正四位上・兵部卿(鎮守府将軍如元)、
久慈弘忠に正四位下(大宰大弐如元・但し権帥待遇〜前例がないと任官を帝が許さなかったため)が叙任された。
小笠原範長は折角の献金も帝の勘気を解くにとどまり、また薄右大将の上洛も微妙に影響して昇任が見送られた。
535和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/28(月) 23:46:48 ID:3jFv0aFC
是実「日乗殿、最近洛中に南蛮人かあらわれては、久留須なる怪しげな宗教を広めておるがいかがしたものでおじゃるか」
是実「蛮族のことは麿は詳しくないが大明国にも取り入り、また薄家や久慈家に出入りするものもいるとやら。
あまりに異狄を野放しにするわ国を危うくしはせぬかと心配でおじゃる」
536柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/05/29(火) 00:58:09 ID:VMCZDkjL
国興「兄者、下間様より書状が届いたとか」
家興「うむ、紀伊の鉄砲を3000丁ほど譲ってほしと」
国興「お受けなさるのですか?」
家興「当たり前だろう、他ならぬ下間殿の頼みじゃ。しかし紀伊雑賀荘に建設した鉄砲工場には3000丁有るかの…?」
国興「まぁ毎日休まず可動しておりますゆえ…足りなくてもすぐに作らせましょう。」
家興「ではすぐに手配せよ。火薬も硝石工場からもってこい」
国興「心得ました」
家興「では早速下間殿に返事を書くか」
  『下間頼龍殿へ
   鉄砲の件、承知いたしました。しかし紀伊に建設した鉄砲工場にも在庫が3000丁あるかわかりませんので
   もし足りない場合は揃えるまで少し待っていただきたく存じます。
   さて下間殿の領土では若狭から越中にいたる大運河を建設なさるとか。
   もしも完成いたしたならばますます四国同盟内の交流も盛んになることでしょう。
   以後も盟友としてよろしくお願いいたします。
 
                 ―柏原弾正少弼菅原家興―』
537三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/29(火) 09:01:39 ID:QUNb6Bp6
統亮「鎌倉に到着したか?」
五十嵐亮「えぇ、黒鬼衆到着しました。上杉公の指示があれば動かせます。」

南蛮から買っていた黒人奴隷三百人で組織された黒鬼衆が鎌倉にて待機中。
統亮「五年も鍛え上げたんだからな・・・役に立てよ!」
黒鬼衆「ハイワカリマシタ。」
538三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/29(火) 12:16:28 ID:QUNb6Bp6
統亮「上杉公の為に硝石を製造できる工場を開発したぞ!」
五十嵐「やりましたな。糞尿と草木を混ぜて発酵させる。この技術がうまくいくとは・・・。」
統亮「蝦夷に豚・人の糞尿を集積しておいてよかったわぃ!」
五十嵐「これで上杉公のお役に立てますな」
539久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/29(火) 17:07:58 ID:FpFUKwE+
〜京〜
日乗「まったく、法華宗の信者で南蛮人を認めるものは少ないのですがな…久慈殿は例外です、ただ久慈殿は民が何を信じようと己についてくれば構わない、とのお考えだとか」
日乗「薄は南蛮人に肩入れしているようですな、由々しきことです…おまけに耶蘇教の信者であるとの噂も聞きます」
日乗「久慈殿の書状によれば、耶蘇教の僧というものはこうやって国に耶蘇教を浸透させ、そののちに攻め取ると言う策を用いるとか」
日乗「手を打ちたいところですが…南蛮人というのは様々な技術を持っているとかで、わが国にそれに匹敵するものはおりませんからな…強硬に出ると恐ろしい事になるやもしれません」

〜美濃〜
弘忠「ほう、公卿にすることはためらったか…まあおかしい事ではないな」
昌幸「上洛をいたし、献金をすればいかがでしょう?」
弘忠「戦の催促か…」
弘忠「とりあえず待っておくよう伝えよ、いろいろ事情があるでな」
昌幸「それと、武田の若殿から書状が届きました」
弘忠「ふむ、鷹狩りか…面白そうじゃな、前関白様も御好きだそうだ、美濃に戻られたら聞いてみよう」

〜伊勢〜
顕村「ほう、金であるか…有難いな」
顕村「それと…鎌倉からの支援はそろそろ打ち切ってもらうかな」
江雪斎「ほう、それは何故でございます?」
顕村「まずは人を集めねばならん…まあ薄殿に書状を書けば済む話か」

薄殿へ

新しい伊勢国主となり申した北畠顕村にございます。若輩者ですが以後お見知りおきを。
さて、早速の用件ですが奥田家の滅亡の際に伊勢をはじめとした東海から逃げ出した民がいるとのこと。そのうち多くが貴殿の領内に逃げ込んでいるとか。
つきましては、再び伊勢に戻って国づくりに参加したいという者を貴殿の領内で募集したいと存じます。
資金は拙者が負担いたします。どうかご協力を願いたい。

北畠顕村

同様の書状が四国同盟諸国にも届いた。
540三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/29(火) 17:45:32 ID:QUNb6Bp6
統亮「早込め?」
藤林「はい。種子島を早打ちする技術にございます。」
統亮「西国からそんな技術がやってくるとは・・・御館様もよろこぶだろうな」
統亮、上杉軍に早込めの技術を伝える
541小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/29(火) 18:28:13 ID:ib8xvFFO
>>489

――小笠原家京屋敷

幾度も戦火を逃れ、小笠原家の代々の畿内における活動の拠点の一つとなり、代々の当主が
風流に親しんだ為に整えられたこの屋敷。その風雅な空気に似合わぬ極地の獣の鎧を纏う男
がやって来ていた。薄右大将為弘・・・山陽・四国を押さえ、九州の覇者島津を飼いならす老獪
な男である。対面するは今や畿内の覇者にして四ヶ国同盟の盟主たる左京大夫範長である。
最初は挨拶と当たり障りの無い雑談だったが、次第に話には陰謀の空気が渦巻いてきた。
京都への人の出入りを制限しているとは言え、各国の密偵が居ないわけでもない。範長は適当
にお茶を濁した。これ以上話していても無駄と思ったのか、為弘は適当なところで話を切り、退出
した。一句を残して

坂東の
花咲き乱れ
幾数年
刈らぬ月日が
花を驕らせ

範長「花が驕っているのなら・・・庭師を呼んで手入れをする必要がありますかね・・・」

範長は一人庭で呟いたが、その一言を屋根裏に隠れていた薄家の密偵が聞いていた。

>>490
――槙島城

範長の一人息子にして正五位河内守にして山城守護の地位にある小笠原の御曹司義長が
政務を執るこの城から異常な事態が発生したことに気が付いた者が居た。雲霞の如き人の群
れが京都の南に立つこの城に向かって来ているのである。義長は慌てて兵を招集すると群衆
の前に立ちはだかった。

義長「あなた達は何者ですか?このような大規模の移動は認められていません!」

>>517
範長は頼龍からの手紙を読んでいた。表面は嫡男を引き受けた事への礼であったが、中身は
貨幣の問題への改善要求であった。確かにいちいち換金するのは自分の方も相手も面倒とは
考えていた。

範長「いよいよ決断の時ですね・・・村範!直ちに四ヶ国同盟の諸侯を召集しなさい!・・・薄殿も
    呼ぶように」
村範「ははっ!・・・右大将様もですか?」
範長「あの方は頭が切れる、参考意見として呼ぶのです」

―下間、柏原、松枝、薄に召集がかかりました―
542小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/29(火) 18:30:46 ID:ib8xvFFO
>>520
/*
堺ってことはまさかその足軽は・・・orz
*/

>>526
堺の豪商津田宗及が範長に面会を求めていた。今井宗久に次いで範長が親しくしている人物
である。無論、範長は面会を許し、出迎えた。

範長「宗及殿ではありませんか!一瞥以来、お変わり無く・・・してご用件は?」

>>539
――京・小笠原軍兵営

最近、突撃隊や民間保安軍の間で流行しているものがある。南蛮渡来の『コーヒー』である。
この刺激的な飲料は兵士達の間にちょっとした革命をもたらしていた。そして、休憩所ではコ
ーヒーを飲みながら雑談している兵士達の姿が見られた。

突撃隊員「伊勢の新国主北畠殿はどうやら国造りをするにあたって、人民の帰還を要請して
       いるらしい。市内にそんな張り紙がしてあった。・・・そういえばお前は伊勢出身だ
       ったな」
民間保安兵「ああ、流民となっていたところを殿に拾っていただいたんだ。こんなピカピカの鎧を
         貰えるなんて俺は果報者だ」
突撃隊員「帰る気は無いのか?」
民間保安兵「帰っても誰も居ないし、何も無い・・・他の奴らもそうだ」
突撃隊員「なんだってお前達は自殺したんだ?」
民間保安兵「奥田の殿は税も軽いし、惜しみなく技術や金を使わせてくれた。立派なお方だったよ。
         それに比べて久慈は戦争に次ぐ戦争だと聞く。・・・その軍費を捻出するのはどうせ俺
         たちだ、さぞかし搾り取られるんだろう・・・そんな奴にこき使われるなんてまっぴらだ。
         小笠原の殿は秩序に厳しいが、奥田の殿に似たところもある」
突撃隊員「当然だ、殿は新秩序を普く畿内に知らしめておられる。立派なお方だ」
543三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/29(火) 19:44:34 ID:QUNb6Bp6
劉鳳「さて・・・一旦、堺の商館に帰りますか。塚原!胤栄どの!計略をしっかりすすめて下さいよ!」
塚原・胤栄「はっ!」
544三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/29(火) 19:51:45 ID:QUNb6Bp6
久慈殿、上杉公へ
関東の南の八丈島に現在は特に湊などがないようなので鯨漁の為に湊を建設することを許可していただきたい。
545項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/29(火) 19:54:38 ID:MdQz1ENx
>>542
/*
あれ?何か問題でもあるんですか?
*/

鎌倉・統亮屋敷

大膳「早込め?早合のことですか?」
546小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/29(火) 19:59:00 ID:ib8xvFFO
>>545
/*
いや、突撃隊員か民間保安兵か一般兵かでその後の展開が・・・
*/
547薄右大将為弘:2007/05/29(火) 20:00:16 ID:Y8nnFb6j
野営地。

為重「殿…。」
む?…ははっ。石もやっと重い腰をあげよったか。
為親「では久慈家と?」
さぁなぁ?ただ集合はかかった。それに草の者の知らせによると「庭師を呼んで花を刈らねば…。」と言ったらしい。
大音「は?」
主等にはまだわかるまい、この匂いが。
一同「匂い?」
なにかが動かんとしている。鉄臭くそれでいて心踊る芳香じゃ。
苦みの中に甘露を含んだようなこの空気…。
ふふ…楽しいのう。ニヤ
為重「して…?いかがいたします…?」
全軍小笠原邸に向かうぞ。
馬揃えはまだ当分先になりそうじゃて、我等だけ先にやってしまおうじゃないか。
歩調を乱すな息子達。
主等は人ではない、狸の軍勢じゃ。
この薄狸の愛する子等じゃ。
胸を張れい!!
槍を掲げ旗をひらめかせよ!!
小笠原邸に向かうぞ!!
わしに恥をかかせたくなくば一騎当千の強者となれ!!

薄勢千小笠原邸に向け更新始め。

この日京は天気雨が降っていた、道で狸の軍勢に出くわした庶民により狸が行進していたことを人々は聞き、後々天気雨のことを「狸の行進」と呼んだとか呼ばないとか。
548項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/29(火) 20:05:41 ID:MdQz1ENx
/*
まあ逃げるので何とかなります
*/
549小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/29(火) 20:07:20 ID:ib8xvFFO
>>548
/*
いや、内部粛清する組織が変わってきますので。
*/
550狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/29(火) 20:24:54 ID:Pv1l0JJA
〜明・港〜

ガトー「では、ご武運を祈っております」
忠勝「貴殿には感謝の言葉もありませぬ・・」
ガトー「はっははは。まだ我らは貴殿らにいろいろご協力致しますよ。」
忠勝「有り難い。・・では」
ガトー「『東海の悪夢』のご活躍を期待しております」

忠勝ら帰国へ

〜堺・長屋〜


水徹「堺も色々大変なようですね」
商作衛門「はっははは。騒いでおるのは商人であって商人ではない者ですよ。
本当の商人とは大名らの動きに動じず、仕事を黙々とするだけですよ」
水徹「品物が足りなくなる心配は・・」
商作衛門「商人には独自のつてという物があります。ですから品不足には困っておりませんw」
水徹「それは一安心でございます・・(商人とは恐ろしいな・・)」
商作衛門「貴殿らへの物資もしっかり用意してあります。・・そろそろ動かれるので?」
水徹「えぇ・・間も無く」
商作衛門「それは楽しみですなw稼ぎ時ですw」
551項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/29(火) 20:33:17 ID:MdQz1ENx


レオン「逃げられたか………急いで戻らないとな」

助左衛門の家
助左衛門「おお戻ってきたってなんだその血は!?」
レオン「足軽と喧嘩して一人殺めたのだ」
助左衛門「仕方ないまずは体を洗え、紀州に行く船に乗せるように手配する
     しばらく待っておれ」
552久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/29(火) 20:33:49 ID:FpFUKwE+
/*
伊勢は久慈家の管轄下にありませんよ
*/

〜相模・鎌倉、建長寺〜
憲宏は自らが寄付して建立した堂で独り寝そべりながら考えていた。統亮についてである。
もともと憲宏はあの男の雰囲気が嫌いである。あの男の父親と同じようなーもっとも会った事は無いのだがー雰囲気がするのだ。
憲宏「技術の提供、軍勢の召集…まあ不利益にはならぬ」
憲宏「では何の為に…あっ!」
憲宏は弾かれたように飛び上がり、統亮宅へと向かった。そして、南方の調査はいずれ行なうゆえ今は湊の建設を許可できない、技術の開発大儀であったと伝えた。

〜山城・槙島城下〜
英俊「ほう小笠原の若ですか…なら話は早い」
英俊「われらは京に用事がござる、それと兵を退いてくだされ…我らは小笠原と一戦交えに来たのではございませぬぞ?もっともそれほど暇ではありませぬがな」

〜京・小笠原家屋敷〜
宗及「実は、伊勢との交易についてでございます…」
宗及「久慈と断交なさるのは構いませぬ、しかし伊勢の国主の北畠さまは久慈からの支援も受けておらずまた聡明なお方です」
宗及「ここは北畠殿と結ばれるのはいかがでしょうか?おそらく北畠殿と結ばれれば、久慈も手を出しづらくなりましょう」
553下間頼龍:2007/05/29(火) 22:48:14 ID:P1U2TebU
>>523
・・・出羽・山形城下・・・
上人「あ・・・これはこれは。ご丁寧に有難う御座います。さて・・も、最上の若様は健やかであられるかな?」
専称寺上人は少しボケが入っていた。

・・・越前・一乗谷・・・
前関白を出迎えるべく朝倉頼景は直垂姿で平伏したまま挨拶をする。
朝倉頼景「この様な山奥までよくぞお出で頂きました。朝倉頼景でございます。
長い道のりでさぞお疲れの事と存じます。お体を癒されるのであらば用意は整えております。
下間頼龍めは奥で待たせております。ご随意にお申し付け下さい・・。」

・・・越中・門徒寺院・・・
工夫A「越後から長尾が攻め込んでくるって噂だぞ。」
工夫B「ふん。今まで通り信州から噂を流せば良い。『武田が動くぞ〜』ってな。そうすりゃ長尾は動かん。」
工夫A「そんな手がいつまでも通用するのだろうか・・。それに信州でも妙な動きがあるとか?」
工夫B「妙な動き?ま、信州だけに真宗は禁じられておる。ワシらには関係無いがな。」
工夫A「・・うぜえ事言うなよな。しかしここで拠り所の信州で何かあったらどうなるのだろうか・・。」
斉藤龍興「おお〜い、そこの工夫達よ、お喋りも結構だが手も動かせよ〜!」
長井道勝「全く、最近ろくな噂を聞きませんな。」
龍興「案外噂では無いやも知れぬぞ?この越中って国はやだね〜、つまんねえ癖に危ねえ。」
長井「それも畠山が能登の帰りたいなどと言ったから殿が越中を納める事になってしまったのです。」
龍興「ま、そのお陰で国主の立場に座ってられるのだがな。・・よし。早めにこの国を豊かにするのだ。」

・・・能登・七尾城・・・
能登大名の畠山義続は老齢であった為に家督を義綱に譲って引退していた。
しかし義綱に代が変わってからというもの、家臣が権力を手中に握っていた。
義綱「家臣供め・・・我が幼少の倅を担いでどうする気じゃ。まさか思い通りにならぬワシをどうにかしようというのか・・。」
遊佐「内輪もめならまだ構いませぬ。越後の情勢が不安定だと聞きます。はやめに手を打たねば。」
義綱「越中の斉藤龍興は長尾を抑えられるだろうか。奴は越中に不満を持っておるからな。」
遊佐「ははh、奴は坊主から与えられた領地なら何処にいても不満ですよ。」
遊佐(まてよ、越中が不満な斉藤龍興。家臣に反発を受ける能登畠山。それらを狙う長尾か・・・)
554三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/29(火) 23:08:08 ID:QUNb6Bp6
鎌倉・統亮屋敷
統亮「項龍どの、早込も早合も同じでござるぞ!世の中便利になりましたな。」
555久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/29(火) 23:25:28 ID:t2xhE70u
〜越後・春日山城〜
政景「早く水軍の整備を進めるのじゃ!飛騨の街道も拡張せよ!」
景綱「お屋形様、武田が真田と手を結んで越後を攻めるという噂が立っておりますが…」
政景「武田家に久慈殿と戦うだけの力はないぞ…しかし武田の若殿は久慈殿を嫌っているとか」
政景「…(武田は30万石ばかり、真田が加わり50万…)」

〜出羽・山形城〜
下人「ではこちらへ…」
・・・
義光「よくぞお越しになられた、して今日の用件はですな…」
556下間頼龍:2007/05/29(火) 23:25:49 ID:P1U2TebU
・・・京の都・とある茶屋・・・
仲孝「はあ、こう何度も小笠原邸を訪れては嫌われないだろうか。・・しかし一体何であろう?」
頼廉「北陸が畿内との流通で何やら小笠原家に要求したらしい。その事だろうな。」
仲孝「ぐほっ!な、何じゃこりゃ?これが小笠原家で流行りの『豆汁』か。私の口にはあわないな。」
頼廉「・・仲孝、左京様の前でそれを絶対に言うてはならないぞ。『豆汁』は今や小笠原家の水。『旨い』と言うのだ。」
仲孝「・・お前は小賢しい奴だな。よし、今の内に慣れておこう。」「よう、お姉ちゃん!これもう一杯!」
頼廉「私も一杯頂こう。・・・・ほう、中々いけるではないか。仲孝、主の口はまだ子供だな。」
頼廉「しかし豆は直火では無く炭火でじっくり火を通した方がおそらく良いコクが出るな。」
仲孝「この『豆汁』は米よりも・・アレだ・・南蛮渡来の小麦を発酵させて焼いた・・パンとか言うモノにあうな。」
頼廉「小麦か・・確か四国で良く造っておったな。銭の香りがするぞ。」
仲孝「北陸でも『豆汁』に都合の良い磁器を造りたいものだな。・・金沢あたりで。」
仲孝「よし、そろそろ小笠原様の元へ向かおう。柏原様もお越しになると聞く。鉄砲の礼をせねば。」
557松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/29(火) 23:27:44 ID:3vnx5+rt
京・松枝邸

家臣「小笠原様がお呼びです」
清顕「うむ、暇を持て余していたところじゃ。皆の者用意しろ」
家臣「ははっ」

松枝勢千小笠原邸へ赴く
558和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/29(火) 23:44:11 ID:W/DFBMtj
>>539
是実「日乗殿を見込んでお話するが、朝廷では三条家が異国との貿易で利を独占しておじゃる。
耶蘇会と南蛮人を洛中から排斥するには、公家で同志をつのり
主上を動かすことが必要なのじゃ。日乗殿にも協力をお願いすることになるかも…」
是実いよいよ朝廷内の主導権争いのなかに乗り出すのか?
559小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/30(水) 00:05:57 ID:HHNDnMMt
>>547
範長「これは右大将様!本日の御来訪の名誉に如何に謝意を表してよいやら・・・
    今日は諸侯と重要な二つの懸案について話し合おうと思いましたが、我らは
    恥ずかしながら、非才の身でございまして、右大将様の大海の如き知恵を拝
    借致したくお呼びした次第であります」

>>552
/*
北畠は属国とかでは無いので?
*/

範長は宗及の話に耳を傾けていた。北畠と誼を通じてはどうかという事である。
確かに一見、久慈とは縁が無いように見えるが、伊勢には一度久慈の手が回っ
ている。不信感は一朝一夕に拭えるものではなかった。しかし、範長のある欲望
がそれを拭う可能性があった。食欲である。

範長「まあ、熟慮致しましょう。・・・ところで、伊勢海老は今年は食べられるのでし
    ょうか?」

多門院英俊が群衆を代表して義長に道を空けるように請願していた。しかし、義長は
大規模な移動や集会は事前の届出と民間保安軍の『監督』を必要とする事を盾に認
めなかった。

義長「民や家臣に刃を向けるのはもってのほかです。しかし、このような集まりは事前
    の届出が必要なはず。大和からは何も来ていませんよ?」

>>556
範長「仲孝殿に頼廉殿、一瞥以来でございます。頼龍和尚より先日、経済活動の促進に
    関する重大な要請を受けまして、本願寺・下間代表としてお二方に御足労願いまし
    た次第であります。とりあえずお口に合うかどうか計りかねますが、『珈琲』なる南蛮
    の茶をお召し上がり下さい」

>>557
範長「これはこれは右馬頭様、わざわざこのようなむさくるしいところまで御足労いただき、
     申し訳ございません。北陸の下間頼龍和尚の呼びかけで四ヶ国のさらなる経済発展
    の為の話し合いの場を設けることになりまして、第一人者たる右馬頭様に御足労願っ
    た次第にございます。ささ、奥のほうへ」
560狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/30(水) 00:29:54 ID:Eu/eNs2d
〜飛騨山中〜

国虎「あぁ〜長尾兵を殺すのも飽きたな〜バリバリ」
国虎は殺した長尾兵の肉を食べていた
元信「その、人肉を食すのは何とかなりませんか・・」
国虎「あぁ?食べれるなら何だっていいだろ!結構上手いぞ!」
元信「・・・」
国虎「さて・・そろそろ移動するか!」
元信「いずこへ?」
国虎「人を殺せそうなとこだよ!」

国虎、飛騨から移動


〜近江〜

国経「畿内に向かう」
守隆「畿内ですか?」
国経「あぁ。ここにいても何にもならんしな・・」
国経、京へ

〜棘の園〜

家臣「忠勝殿らが明を出国したとの事!」
成方「康政には帰還するよう伝えよ。忠勝には・・・に行くよう伝えよ。沙汰はまつようにとな」
561柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/05/30(水) 00:36:28 ID:dB8/FqNT
〜京:柏原軍本陣〜
家興「河内守殿から…?さぁ何であろう?」
良重「それが、貨幣制度がどうのこうの…」
家興「なるほど四国同盟内での貨幣制度の話か、確かに不便なところもあるからなぁ」
良重「流石は河内守様といったところでしょうか」
国興「兄者…兄者!!」
家興「なんじゃ、騒々しい」
国興「は…これは失礼いたしました。」
家興「しかし何事じゃ、血相を変えて」
国興「完全武装した薄勢が…この雨の中小笠原京屋敷まで全軍を引き連れ行進していると…」
家興「は?何故薄が?」
国興「さぁ…?おそらく河内守様は右大将様にも招集をおかけになられたのかと…」
家興「しかし何故完全武装しておるのじゃ?」
良重「まさか…久慈との戦になるのでは…?右大将様は久慈の民への施しについてお怒りだとか」
家興:国興「な…なんだってー!?」
家興「しかし…そうなれば我等とて無視はできぬ。国興、すぐに兵を整えよ。
   いつでも出陣できるように準備しておくのじゃ!!」
国興「ははっ」
家興「良重、おぬしはわしとともに小笠原邸へ参れ」
良重「はっ、承知いたしました」
家興「では河内守殿のところへ参ろうか」

家興、小笠原京屋敷へ
562久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/30(水) 00:57:07 ID:qTioFXnT
/*
弘忠は伊勢を中立国にしようと考え、自家からは一切支援を行っていません。鎌倉も支援から撤退しました。
〜山城・槙島城〜
英俊「では聞くが、小笠原家と拙僧、ひいては興福寺に主従関係はありますのか?小笠原は寺領に兵を入れた、それは保護ではなく占有、略奪でござろう」
英俊「我らは京へ窮状を訴えに参るのです、それともやはり小笠原は一向を盛り立て我らを滅ぼす気ですかな?」

〜美濃〜
弘忠「奥田が目障りだ、三河を制圧するよう武田に伝えて来い」
昌幸「はっ」
563狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/05/30(水) 06:18:04 ID:Eu/eNs2d
/*
奥田残党の存在はまだ発覚してませんよ。
*/
564薄右大将為弘:2007/05/30(水) 10:34:17 ID:qda84WWh
京小笠原屋敷。

大海のような知恵などと過大評価にも程がございます。
某は狸、しょせんは浅知恵にござるよ。

為弘は惣面も外さず範長に言い返した。

しばらくして…。

おぉ、山陰の狐殿ですな。
まだ貴殿と某しか来ておりません。
話でもしながら他のお方を待つといたしましょう。

屋敷の雰囲気を無視したような為弘の異形に驚く松枝に楽しげに話し掛けた。

しばし楽しみましょう。このつかの間の平穏を。ニヤ

惣面から覗く為弘の目元が怪しく光っていた。
565三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/30(水) 14:23:51 ID:rxYxvQ6b
尾張に停泊中
劉鳳「初めて尾張に来ましたね。」
カマヌイ「はい。」
劉鳳「近くに寺がありますね、ちょっと拝みにいきましょうか」
566久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/30(水) 15:25:58 ID:qTioFXnT
/*
失礼しました。
ちなみに三河の門徒衆も伊勢に移住しますが、拠点が変わったようなので問題ないですよね。

〜美濃〜
昌幸「南部殿にご嫡男が生まれたとか」
弘忠「そうか…で扇は?」
昌幸「それが早速、このような書状が届きまして…」
弘忠「ほう、…すべてわしが取り計らってやるゆえ安心せよ、と伝えよ」
昌幸「はっ」

〜越前・一乗谷城〜
前久「出迎え、大儀じゃ」
前久「近頃になると一向宗徒も珍しいが、この越前はうまくまとまっているようじゃな」
前久「ところで景気はどうじゃ?」
567三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/30(水) 15:56:13 ID:rxYxvQ6b
尾張
劉鳳「この寺は廃寺だったのか。。んっ?人がいるのか?」
カマヌイ「はい。女数名、子供が一人います」
劉鳳「捕えよ!」
568小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/30(水) 16:36:19 ID:HHNDnMMt
>>561
範長「弾正様、ようこそお越し下さいました。この度は重要な問題について諸侯で話し合おうと思い、
    召集した次第であります。私は右大将様に比べれば若輩者。押し切られてはまずいので、年
    長で信義に厚い弾正様の庇護をいただきたいと思っておりまして・・・ささ、皆様お集まりでござ
    います」

>>562
義長はうんざりしてきた。朝廷から改めて大和守護職に任ぜられたのは小笠原家である。興福寺だけ
では大和の天領から徴収しきることは出来ないのでそうなったのに、今更何を言うのかと。寺領に関し
ても正当な対価を金銭で支払い、毎年寄付を怠らないのにこの訴えである。最早、駄々を捏ねている
ようにしか聞こえなかった。

義長「略奪とはあまりなお言葉。父範長は朝廷より大和守護職を賜り、朝廷の為に供出に応じない者達
    を一人一人説き伏せて完全徴収をしてきたというのに。寺領も金銭で買い取ったもの、更に寄付も
    毎年欠かしてはおりません。このたびの訴え、大和を命懸けで安定させた我らに対してあまりにも
    酷い仕打ちでございます。」

>>564
範長は為弘と清顕が並ぶのを見て一つの感想を抱いた。『狐と狸が揃った』と。範長は内心、噴出しそうに
なるのを堪えつつ、雑談をしていたが、笑い話が出るとこれ幸いと大笑いした。

範長「ははは、右大将様も面白い事を仰せになられます。下間殿と弾正様は遠路よりの御到着ですので、
    御休息いただいております。もう少々、お待ち下さい」

>>483
之康は光俊を退ける事に成功した。次は惟政が落ち着いた口調で話し始めた。大声に捲し立てていた光俊
と比べ、冷静な反論に遭い、之康もヒヤッとする事が何回かあった。完全とは行かぬまでも、当たらずも遠か
らずな事を内情に関して言われたのである。特に金銭に関しては、年貢がまだであるのと、度重なる行事や
献金や軍費で底が見えていた。だから、この問題に実はそう金はかけられないのである。だが、之康も修羅
場を潜り抜けた男である。顔色一つ変えず反論を開始した。

之康「はっ、当家も舐められたもんだな。飯盛や槙島の金蔵には一生かかっても拝めないだけの金銀が堆く
    積まれているんだぜ?どうやらそちらの諜報網も大した事は無いな。で、封鎖解除なんて持っての他だ。
    先日も国境付近の農家で強盗事件が発生した。なあ、賢重?」
賢重「はっ、小栗栖村在住百姓田吾作(43)の家から銭5文が略奪されるという大事件が発生致しました」
之康「なんだって!?5文も略奪されたのか!?お前達、聞いたな?こんなに治安が不安定な以上、我らが
    撤兵するわけにはいかない。むしろ用心棒代を頂きたいところなんだぜ?」
569松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/30(水) 18:38:41 ID:yqqe5ECU
>>564
清顕「典厩で御座る若輩者ですが宜しくお願い致します。右大将殿の名声は西国のみならず
   日の本中に鳴り響いておりまするな」
570久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/30(水) 19:44:20 ID:viGZR/GX
〜近江〜
惟政「おやおや、天下の小笠原殿ともあろうお方が御見苦しいですぞ、見え透いた嘘をおつきになるとは」
惟政「まあ…金を産するのは久慈殿の領内が9割ですからな…さほどに金をお持ちならばもう少しお待ちになられよ、他国に売って莫大な利益を得ますぞ」
惟政「どうやら京の豪商たちの統率が上手くいっていないようですからな…軍資金は必要でござろう?」
惟政「ほう、賊が出没するのですか…いやはや、人心が離れているのは悪政の証拠、早く改めねば国が滅びますぞ」
惟政「それと最後に申し上げたいのは、小笠原家は家臣に礼儀と言うものを学ばせておらぬようですな…卑しき出自をひけらかす様なことで、都のものに嫌われはしませぬか?」

〜山城・槙島城〜
英俊「見苦しいぞ!いまや薪の代にすら困窮しているというのに、なにが保護じゃ!」
英俊「ではこう申せばよいのか、我らは小笠原範長殿の善政のお陰で伽藍が朽ち果てそうじゃ、ぜひとも善政を讃えるために綸旨を賜りたい、と?」

〜越後・春日山城〜
景綱「お屋形様、安宅船が3隻完成いたしました!」
政景「そうか…いよいよ北陸攻めか…で、最上は動くか?」
景綱「はい、いくらでも兵はお貸しいたす、との仰せです」
政景「しかし北陸は出兵こそすれども戦ったことがない、どれほどの兵が居るか…」
景綱「北陸の国人衆は弱いものばかりですが、一向宗徒は団結力がありますし第一下間一族の力量が心配です」
政景「調略は…絶望的か?」
景綱「はい、現に富樫の例もありますし…久慈殿は一向宗を一掃されましたが土地が違います…」
571柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/05/30(水) 20:25:07 ID:dB8/FqNT
>>568
家興「いえいえ、同盟を結ばせていただいている以上問題事が起これば諸侯が集まり話し合って
   解決するのが勤めにございます。
   それに年長とは申せ右大将殿には及びませぬし河内守殿とも二、三しか歳が離れてはおりませぬゆえ…
   おっと、皆様お集まりのようですな、聊か遅れまして申し訳ございませぬ、某が柏原家興にございます。」


〜紀伊:和歌浦〜
薄家の軍艦が和歌浦に到着し最早数ヶ月が過ぎた。
伊勢からの難民は伊勢国内が収まってきたせいかほとんど見られなくなり西への移住者も続々と和歌浦へと到着していた。
初め二、三千人程度かと思われていた移住者は最終的に五千人近くまで集まり巨大な軍艦いっぱいに民が乗り込んでいる様は壮観だった。
また初めは薄家の軍艦を見て慌てふためき警戒していた兵も今ではすっかり薄家の兵とねんごろになりよく酒や茶を酌み交わす姿も見られた。

正信「いやぁ為憲殿のおかげもございまして国内はほぼ安定いたしました。
   西へ向かう難民もほぼここ和歌浦に集結いたしましてあとは出航を待つばかりですな。
   我が兵も為憲殿の兵とすっかり仲良くなり別れを惜しむ者が沢山ございます。」
572下間頼龍:2007/05/30(水) 20:46:40 ID:J4I2U97j
・・・京の都・小笠原邸・・・
仲孝はまいっていた。またしても『豆汁』である。確かに茶屋では景気付けに畿内で流行の茶を飲み干した。
だがこれは3杯目である。睨む頼廉を横目に最後の一口をすする。
仲孝「南蛮の茶とは珍しいですな。久しぶりに舌の保養をさせて頂きました。」
小笠原邸で出されたコーヒーはやや酸味の強いコロンビアなる豆を使用していたが、それを覆うかのように
少量の砂糖お加えており、牛の乳のまろやかさが二つの異なる味覚を調和していた。
仲孝「この度の集いはどうやらただ甘いだけの話では無いようですな。」
・・・・・・・・
程なくして諸侯の集まる間へと案内される。

頼廉「遅くなりました。北陸の頼龍に代りまして招かれました、舎弟衆の仲孝と頼廉にございます。」
頼廉「まずは諸大名の御方々がお集まりの場に主・頼龍が顔を出せぬ無礼をお許し下さい。」
堅苦しい挨拶をする頼廉に続いて仲孝が個別に挨拶する。
仲孝「柏原弾正様、まずはこの度の商いを助けて頂きまして有難うございます。
北陸はいつ火種が落ちるとも解らぬ情勢。弾正様御領地の名産だけが頼りでございます。
また伊勢では新たな国主として『海老殿』が参られたご様子。いずれその件でも相談したい思います。』
仲孝「松枝典厩様、お久しゅうございます。お父上様に経を読ませて頂いて依頼でございますな。
諸領では相次ぐ争いにウンザリしておりますのに松枝様の御領内は見事に平定されており、見習いたい限りで
ございます。難民受け入れで参っていた時に頂いた大量の銀、民の為にお役に立てさせて頂きました。
今後とも宜しくお願いします。」
仲孝「・・・・・」仲孝は口が止まった。かつて薄家と争いがあったがこうして直接目のあたりにするのは初めてであった。
小柄な初老の男の前に、まるで自分が小さくなってゆく錯覚さえ覚えた。
仲孝「・・下間でございます。先代より右大将様の噂は聞いておりました。私達なりに民の為、尽して参ったつもりでは
ありますが北陸はまだまだでございます。南蛮船の入港許可を頂きました。民の暮らしがますます潤う事とまるでしょう。
後々もご指導ご鞭撻を頂きとう存じております。」
573小笠原範長 ◆CRSNWUOjZ. :2007/05/30(水) 20:58:49 ID:HHNDnMMt
>>570
之康「はて、金が主流なのは東国。西国は銀が主流だというのに何を申して居るのやら。
    我らは多田銀山を有し、堺や京、大坂、奈良といった大都市を押さえておる。豪商共
    の統率?力で押さえつけるなと言っておきながら、あの者達を力で抑えろと言う。草
    の者は二枚舌というわけか。賊?お主らの治める近江から越えてくるのだがな。お主
    らは賊を放し飼いにしているという事か。出自が卑しい?」

之康が黙った。そして一瞬の内に形相を変え、一気呵成に捲し立てた。

之康「黙れ!この薄汚い下郎が!当家は小笠原長清公以来の名門!お主らの如き卑しき者
    に蔑まれるような家ではないわ!先程までの口調はうぬらに合わせていたまで!即刻
    詫びねばうぬらの一族郎党根絶やしにされるものと思え!」

義長「興福寺ともあろう大寺院が当家しか頼る術が無いというのも妙な話ですね。我らは十分な
    額を毎年寄付して参りました。・・・失礼ですが、僧兵や宴など、無用の出費が多いのでは?」

>>571
範長「我ら家中一同、弾正様を無二のお方と心得ておりますので、何卒我らをお導き下さい」
574下間頼龍:2007/05/30(水) 21:28:14 ID:J4I2U97j
・・・越前・一乗谷・・・
前久「景気はどうじゃ?ん?」
頼景「は・・、頼龍に代って申し上げます。
久慈家に於ける一向宗弾圧のもと、越前に流れた民を支えるのがやっとでございます。
しかし水路の建設を無事終え、更に貿易を見備えて湊の手配を行なっております。
越前はこれからでございます。
同じ北陸の情勢を申し上げますと加賀、能登は独自の文化・芸術に力を入れ、今や畿内に劣らぬ繁栄を見せております。
越中に於いても越前同様、水路と貿易で今後の潤いが期待出来ます。」

・・・越中・松倉城・・・
斉藤龍興、越中と越後の国境にある非武装地帯に寺院を設ける。真宗では無く、日蓮宗の寺院である。
龍興の父、祖父は法華宗を庇護していたからであるという。
龍興「しかし長尾との睨みあいは何時まで続くんだ。いくら経済制裁とはいえ、話合いの場は必要だ。
何しろここは最前線だからな。」
龍興「また長尾出兵の噂かよ。武田が後を突く、ってのもいい加減通用しねえよな。
何しろ奴さんの門徒嫌いも久慈に劣らねえ。ちっ!使えねえな。武田。」
575三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/30(水) 21:35:44 ID:rxYxvQ6b
尾張 廃寺にて

劉鳳「あの女は奥田の関係者ですか。」
カマヌイ「どうしますか?」
劉鳳「かかわると面倒です、金を与えて逃がしなさい!」
カマヌイ「もしかしたら奥田の残党が近くにいるのかもしれないですよ!」
劉鳳「いいからかまうな!着物も新しい物を上げておきなさい」
576三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/30(水) 21:50:44 ID:rxYxvQ6b
尾張
劉鳳「斯波の流れをくむものだな・・・」
カマヌイ「だったらなおさら言うべきですよ!」
劉鳳「黙りなさい!我が計の為には奥田家は重要だったのに!さっさと久慈を父が健在の頃に討たないから奥田はやられた!そして私が!」
カマヌイ「どういうことですか?」
劉鳳「君は知る必要はないよ、今はね」
577久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/30(水) 22:18:12 ID:qTioFXnT
〜近江〜
惟政「はて?信濃の小笠原長時殿は範長など知らぬ、小笠原の家名に泥を塗る者たちだと大変な怒りようであったとか」
惟政「拙者は騙されておりましたな…確かに小笠原家 といえば源氏の名門、育ちが悪かろうはずがありませぬ」
惟政「では拙者はこれにて…これ以上口を開くのはよしなされ、ますます卑しい品性が露わになりますからな、それともう少し勉学に励まれることですな」
578久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/30(水) 22:37:34 ID:qTioFXnT
〜山城・槙島城〜
英俊「はっはっは、献上品ですと?確かに布がいくばくか届きましたな」
英俊「しかし我らに必要なのは何か、少し考えれば分かりましょう…我らは貴殿の父君がひいきにしている叡山ではないのです、豪奢なくらしは望みませぬ」
英俊「僧兵?宴?左様なことをするほど豊かだとお考えで?…らちがあきませぬ、今後は我ら寺社衆の寺領を返還するということで手打ちにいたしませぬか?まったく、力と眤懇の公家を背景に大和守護の座をせしめるとは…」
579下間頼龍:2007/05/30(水) 22:55:56 ID:J4I2U97j
・・・越前・一乗谷・・・
頼景「殿下、見たところお疲れのご様子ですな・・・
城下に一番の屋敷をご用意しております。風呂に馳走、それから女衆も揃えました。
しばらくお休みになられては如何でありましょうか?殿下が越前にしばらく滞在して頂けるとなれば
北陸での某の顔も上がるというものです。頼龍も越前におります故、時が来たならばいずれ。」
580松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/30(水) 23:27:38 ID:Kqjs5dWg
>>568
清顕「東国とは色々大変な様子で御座りますな。何なりと仰せ下され助力惜しみませぬぞ」
 

和束邸  

誉田「和束卿はご在宅ですか。某、松枝家臣誉田重国と申しますお取次ぎください」  
581人間七七四年:2007/05/31(木) 00:11:46 ID:P45q1sQ1
〜某所〜

忠勝「忠家殿!重次殿!生きておられたのですか!?」
忠家「あぁ。この通りよ」
重次「わしら老人も最後の死に花咲かしにきたのよ」
忠勝「御二人がこられるとは・・いったい何もするのです?」
忠家「ほれ」
忠勝「これは・・!決起計画!」
重次「待ちに待った時が遂に来たという事よ。」
忠家「わしらは作戦の第一段階の為の援軍という訳だ。」
忠勝「・・・なるほど。このような作戦なのですか」
忠家「読んだら燃やしておけ。極秘文書だからな。」
重次「おぬしの様に幹部連中しか作戦の全容が分からんのよ。わしらも知らん」
忠勝「・・・『大地の花作戦』・・やりましょう!待ちに待った時がきたのだ!」
582三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/31(木) 00:39:49 ID:hynnd8P6
鎌倉
統亮「武蔵の国に土地が空いていたから牧場を作ったぞ!」
五十嵐「そんな勝手な!」
統亮「そういうなよ!牛の乳はうめぇぞ!」
五十嵐「上杉公に怒られますよ〜。」
統亮「硝石の安定供給には必要なんだよ!」
583和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/31(木) 00:52:37 ID:wF7bQS8L
是実「攘夷を主上に決意させるにはもっと同志が必要でおじゃる」
丸小路房久「耶蘇会を国を危うくする邪教として排斥する必要を説くべきじゃ」
弥栄雅宣「伯王家や藤波を誘ってはどうか?」
是実「そんなとこを誘うては、神祇不拝の門徒や法華まで一緒に排斥しそうで話がややこしゅうなるわ」
かつて反是道派だった公家も巻き込んで是実は謀議をすすめようとしていた。

是実「おや、たれか訪ねきたようじゃ? なに、松枝典厩殿の家中の御方か?」
584薄右大将為弘:2007/05/31(木) 07:24:19 ID:zwZehD07
さて…頭数も揃ったことだし…話を聞かせてもらおうか?
狩衣に着替え身軽になった為弘は涼しい顔をして範長に問いかけた。
585三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/31(木) 12:13:41 ID:hynnd8P6
統亮「京に文を出せ!」
五十嵐「どうされたのですか?」
統亮「これからは血筋を大事にしようと思ってな、俺は三条内府の養子になるぞ」
五十嵐「そんな事、和束様や上杉公が許すわけないですよ!」
統亮「かまうか!俺が三条家を頂くんだよ!」
586正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/31(木) 12:16:46 ID:nLQ6tsPX
大膳「統亮殿、某が手紙を渡しに行きましょうか?
   ついでに京の様子も調べましょうか」
587三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/31(木) 12:34:21 ID:hynnd8P6
統亮「おぉ項龍殿!行ってくださるか!では三条内府と和束様に文を渡してきてくれるかのぅ。」
統亮「なぁにワシが公家としてやっていくためのものじゃ、心配はいらない。京に塚原がいるからそこを頼っていくといい」
588正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/31(木) 12:46:47 ID:nLQ6tsPX
>>549
/*
亀レスですが一般兵ということでお願いします
*/
大膳「三条内府殿と和束殿ですね、では行きますか」
589久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/31(木) 15:52:46 ID:vznCwO59
〜相模・鎌倉〜
業盛「御館様、北条殿より統亮に領地を占領された、との書状が届きました」
憲宏「ほう…では統亮を討つ!鎌倉の屋敷を焼け、それと朝敵にするよう働きかけよ!」
業盛「はっ!」

〜甲斐・躑躅ヶ崎館〜
三条「お屋形様…なにやら統亮という蛮族の一味が三条の家名を汚そうとしているようです…」
信玄「そうか…では竜芳に継がせるか?」
三条「それが宜しいのでしたら」
信玄「よし、そうしよう」

〜美濃〜
弘忠「いよいよ戦が始まるな…」
弘忠「さて、そろそろ東国より兵を呼び寄せねばな…甲賀の交渉も決裂したようだが、小笠原の馬鹿は多羅尾殿や和田殿を罵ってしまったらしい」
昌幸「はは、それはまずいですな…小笠原は、甲賀衆の戦の巧さを知らないのですかな?」
弘忠「しかし興福寺と東大寺は厄介なことになってしまったらしい」
昌幸「恐ろしいことですな…まったく、力で押さえつけず弱らせると言うのは小笠原らしいですが…天罰が下りますぞ、まったく」

〜近江・坂本〜
光俊「いやいや、大変な馬鹿であったな!」
惟政「確かに…ただ光俊殿もなかなかの怒りようであられましたな」
光俊「まったく、落ち着いて和田殿の話を聞いて見れば何のことはない相手であった…恥ずかしい限りじゃが、あまりに無礼なものでな」
惟政「小笠原などと…まったく、長時殿も迷惑なことでありましょう」
惟政「さて…久慈殿に兵を借りて戦を始めますか?」
光俊「いや、それは早いですな…まだ詳細が掴めておりませぬ、馬鹿の寄り合い所帯とはいえ領地は圧倒的に向こうが多いですからな」
光俊「それと、坂本から拙者は手を引きまする…叡山に任せましょう」
惟政「それは何故でござるか?」
光俊「叡山の坂本においての影響力は拭えませぬ…ならばいっその事坂本を呉れてやりましょう」
光俊「また僧兵は役に立ちますし、彼らの掠奪も坂本に城壁でも築けば済む話」
惟政「なるほど、では早速普請を始めましょう」

〜京〜
酒井敏房は危機感を抱いていた。一向宗に対してである。
敏房「耶蘇教は都でもそれほど流行らず、殿の領内においてもからっきしじゃ」
弘忠は耶蘇教は認めるものの監視を厳重にし、また切支丹はなるべく使わないと言う方針を採っていた。
敏房「これでは…一向宗はますます拡大していくばかりじゃ」
敏房「こうなれば…わし自ら、戦いを始めるほかあるまい」

〜越前・一乗谷城〜
前久「ほう、やはり越前一国の主ともなれば豊かなことじゃな」
前久「ところでそちは左衛門督じゃが、どうじゃ?成り上がりの久慈や小笠原、薄などに比べて古くからの家柄の朝倉家ならば、昇官も容易かと思うが…」
590松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/05/31(木) 16:09:24 ID:eG3whIqm
>>583
お初にお目に掛かり恐悦至極に御座りまする。此度は主右馬頭に新たなる官位を頂きたく
参上仕った次第で御座る。どうぞお納め下さい

【銀二千貫】 
591項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/31(木) 16:19:13 ID:nLQ6tsPX
小田原.酒屋
酔っ払い「おい兄ちゃんしってるか?あの統亮が北条家の領地を占領したらしいぞ
大膳「ふーんそうなんだまた統亮がしたのか……急いで戻るか」

鎌倉

大膳「何だあの集団は?武器ももってるし……統亮の屋敷の方へ向かってる
   みたいだな」
592項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/05/31(木) 17:04:14 ID:nLQ6tsPX
統亮屋敷

大膳「統亮殿!!またなにかやらかしたんですか?
   武器を持った集団がこちらに向かっています」
593和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/05/31(木) 22:22:39 ID:wF7bQS8L
>>590
麿だけの力では執奏はできぬ。500貫銀を頂戴し残りは庭山中納言様に献じるがよい。
では中納言様に推薦状を書くとしよう。ときに所望される官途はいかに?
594三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/31(木) 23:21:22 ID:hynnd8P6
上杉公へ
今回また誤解させてしまいましたが、硝石を作る為に牧場を作っただけにございますよ!!
勘違いでございますよ!鎌倉は屋敷ばかりで牧場が作れなかったためにやむなく武蔵に無断で牧場を築き上げてしまいました・。。
勘違いさせてしまい申し訳ありませぬ
595三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/31(木) 23:23:50 ID:hynnd8P6
尾張
劉鳳「カマヌイ!浪人共に武器を渡しておいてくれますか!ここらでも近々戦があるらしいからね。」
カマヌイ「はい。」
劉鳳「我が計。必ず成功させてみせますよ!」
596久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/05/31(木) 23:33:29 ID:JW8agRTS
〜京〜
??「そこの御人、いま山科の本願寺から出てこられたであろう?」
農民「へえ…お侍さんは、いずこのお方で?」
??「…いますぐに一向宗を棄てよ、耶蘇教も駄目じゃ…さもなくば斬る」
農民「お、お、お武家さまは、どのような…」
敏房「わしは…ただの老兵じゃ」
敏房「一向の仲間に伝えて来い、山科の辻にいる侍はなかなかの手練れじゃ、しかも一向宗徒を狙っておる、とな」

〜美濃〜
弘忠「憲宏が統亮を追っただと?」
弘忠「また味方が伊勢しかないというのに強気に出たな…まあ統亮から頼みがあれば仲介してやろう」
597三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/05/31(木) 23:41:40 ID:hynnd8P6
久慈様へ
今回の件は上杉公の勘違いだということをちゃんとお伝えください。
軍事的にも牧場の家畜の糞尿は硝石を作るため最重要なのですよ?
上杉公はそれが理解できないのでしょうから、久慈様からお伝えください。
なにとぞお頼み申します。
598和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/01(金) 00:54:25 ID:WPedPTIN
和束家侍「最近洛外に一向宗徒や耶蘇教徒を狙った辻斬りが起こっているようでごさいますな」
是実「洛中に入ってくるとやっかいじゃな。小笠原の取り締まりが厳しくなるでおじゃろう。
かえって耶蘇会を利する状況にならねばよいが」
599下間頼龍:2007/06/01(金) 01:11:00 ID:r1N9tQa5
・・・越前・一乗谷別院・・・
温井「いやはや、道しるべの道中で殿下の機嫌を損ねてしまいました。」
頼龍「仕方あるまい。お偉い様の事情なぞ我ら下賤の者が知る由も無い。」
温井「・・ところで上様・・、」
頼龍「なんじゃ?嫌な話か?あまり聞きたく無いのう。」
温井「只今殿下と朝倉の殿が談話などしております。控えていた忍びが申すには・・」
頼龍「ほう、更なる官位を・・朝倉にとな?」
温井「ご無礼ですが小笠原様、薄様、久慈様の列強諸侯の名を連ねての昇官となると
上様より上の官位となるやも知れませぬ・・。」
頼龍「ふむ。・・ところで私の官位は何じゃっただろう?先の官位騒動より曖昧なのだが・・」
/*本当にどうなっているのかよく解りませんw*/
温井「・・!!ご自分の官位くらい覚えておいて下さい!」
頼龍「そういえば・・先の越前国主・義景殿は隠居した後も頼景と何やら話しているようだが。」
温井「まさか頼景殿は・・。いや、まさか。何故越前が下間家傘下にいるのか忘れる事はありますまい。」

・・・京の都・山科御坊付近・・・
農民「へ、へぇ、無駄だと思いますが一応伝えて参ります。」
と、そこに本願寺より大柄な坊主が出てくると刀とは違う刃で切りつける。
坊主「そこの門徒よ、それには及びませぬぞ。」
農民「あ・・御坊様。」
坊主「何者か存ぜぬが今の話、聞かせてもらったわ。何故この者が無駄だと言うたか主には解るまい。
おい、主はその刀で一体何を切るつもりだ。人の心を剣でどうにか出来るとでも申すか。
どうせ法華の輩だろう。全く、法華の連中はいつもそれだ。主を見てると法華そのものを見てるようじゃ。
主にとって刀はそんなに大事か。そんな事では誰からも相手にされぬぞ。出直して参るがよかろう。
一応皆には伝えておくぞ。大事な門徒に怪我を負わされては適わんからな。」
600和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/01(金) 01:27:07 ID:WPedPTIN
/*
頼龍=正五位上左京大夫、仲孝=従五位上宮内少輔、頼廉=従五位下右衛門佐
*/
601下間頼龍:2007/06/01(金) 01:54:47 ID:r1N9tQa5
/*
これは早速ご丁寧に有難うございます。
*/
602松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/06/01(金) 02:00:45 ID:VzdCGX1Z
>>593
左様で御座りまするか…。右馬頭は位は四位の内、官は参議を望んでいます。
では500貫をお納め下さい。これより中納言様の許へ参ります
603薄右大将為弘:2007/06/01(金) 06:30:35 ID:/jwy1iRn
洲本

洲本の港に民を満載した第二、第三艦隊が到着した。

為憲「民は合計で八千程度か…では早速振り分けて領内に移住させよ。」

移住者達はあるものは九州へまたあるものは四国へと薄領内各地への道を歩み始めた。

為憲「これが淡路か…龍級も大きいがこいつはさらにでかいな…。
実戦が楽しみじゃ。」

淡路は港のほぼ中央に停泊し港全体を見張っているようだ。

為憲「さて…第一艦隊が淡路周辺の瀬戸内海、第二艦隊は四国沿岸の太平洋、第三艦隊は淡路周辺を除く瀬戸内全体、島津の第四艦隊が九州沿岸…。
第四艦隊の手持ち範囲が広すぎるな…新たに第五艦隊を設立し九州を南部と北部に分けなくては…。」

為憲は薄連合艦隊の長官なのであった。

為憲「全歳入の五割はちと辛いが沿岸警備は重要だからな…さっそく戦闘艦や輸送艦を作らねば…。」

また薄海軍の長でもある。

為憲「そうだ、小型の警備艇を作って近海貿易の際の護衛としよう。」

警備艇建造に着手が始まりました。
604久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/01(金) 07:12:28 ID:UY9708kG
〜相模・鎌倉〜
憲宏「ふざけるな!わしの為の工場ならば、業盛にでも相談すればよいものを!」
憲宏「この戦…我らの勝ちじゃ!作戦は全て読んだぞ!ははははは!」
〜京〜
信廉「ええと、和束さまのお屋敷はこちらかな 」
信廉「拙者は武田大膳大夫が名代、武田信廉にございまする!ご開門を!」
605久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/01(金) 07:29:00 ID:UY9708kG
〜京・山科〜
敏房「わしに言わせればな、一向などというのは民を戦に駆り立てる邪教じゃ…耶蘇も同様」
敏房「わしはこの無銘の刀でぬしのような坊主を斬る、それがおぬしらにできるわし一人としての最後の抵抗じゃからな」
敏房「無駄だとは分かっておるがな…ただし、わしにも言えることがある」
敏房「来世を信じて民が死んだ…民が幸福だったとしてもそれはぬしらの洗脳によるものだ」
敏房「一向では国を保てぬぞ…なぜならぬしらに服さないものもおるからな」
606三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/01(金) 07:29:09 ID:c4wTdKoU
統亮「死に装束を用意せぃ!」
統亮は頭を丸め、死に装束に袖を通して上杉家屋敷に向かった
607三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/01(金) 10:16:14 ID:c4wTdKoU
鎌倉
五十嵐「なぜ、殿は戦わないのだ。。今なら上杉を討つ良い機会だというのに」
藤林「統亮様は上杉家の忠臣!なにがあっても逆らいはしないだろう。」
一条陽子「戦支度はできておるわぃ!永子様はお守りいたす所存!」
608三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/01(金) 12:47:07 ID:c4wTdKoU
上杉家屋敷前
統亮「よいせっと!」
統亮は上杉家屋敷前に死に装束を着用して座り込んだ。
統亮「私は上杉公に対して反逆の意志はありません!分かっていただくまで動きません!」
609久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/01(金) 18:37:10 ID:nd6eL3Jc
〜相模・鎌倉〜
現在、鎌倉では統亮の処遇について紛糾していた。
憲宏「死ぬと言うなら殺すべきじゃ、あやつは上杉の部将で終る気だとは思えぬ」
業盛「とはいえ、いまここで仲間割れした所で薄や小笠原が笑うのみですぞ!」
氏長「…統亮殿がその『仲間』であるかが判りませぬな」
高定「では、ここは久慈殿におすがりしましょう」
憲宏「兄上に?」
高定「久慈殿は統亮を認める方針です、なれば上杉家を辞去させ久慈殿の配下とすれば宜しいでしょう」
憲宏「しかしな…あやつは…」
高定「いやいや、統亮に滅ぼされる久慈殿とは思えませぬ…もしその万が一が起きたら」
高定「我らは所詮天下取りの器ではない、ということでしょうな」
憲宏「なるほど、ではそうしよう」
すぐさま統亮のもとに業盛が出向き、上杉家を去り、久慈家に仕官するよう勧めた。
610柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/06/01(金) 20:47:05 ID:lNNCBSJC
〜京:小笠原邸〜

これはこれは右大将殿、お久しぶりでございます。
覚えていらっしゃるでしょうか…?過去に某が上洛した折に和束様のお屋敷でお会いいたしました。
いやぁあれから何年たったでしょうか…あの後いろいろございましたなぁ
以後も領土を接する者としてお手柔らかにお願いいたします。

これは右馬頭殿、お初にお目にかかります柏原家興にございます。
山陰の覇者である右馬頭殿とお会いできて光栄に存じます。
今まで我が家は右馬頭殿とは目立った交流はございませんでしたが以後は同じ四国同盟の盟友としてよろしくおねがいいたします。

おお、これは宮内少輔に右衛門佐殿、お初にお目にかかります。
以前は鉄砲の件、しかと承知いたしました。仏の国のためならば我等協力を惜しみませぬ。
さて…最近北陸に関しての物騒な話を耳にしましたが…なんでも久慈が北陸を狙っているとか…
久慈は奥田を滅ぼしまさに日の昇る勢い、東には注意してくだされ。
611三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/01(金) 21:35:46 ID:c4wTdKoU
鎌倉
統亮「はっ!!分かりました!命を助けていただいた恩は忘れませぬ!鎌倉に妻子をおいて行きます。人質として・・そしてまた鎌倉によるために・・・」
統亮は黒鬼衆をつれて久慈殿の下へ向かっていった。
612久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/02(土) 14:42:59 ID:TT10sJys
〜越前・一乗谷城〜
近衛前久は、美濃から入ってくる情報に目を通していた。
前久「これは…すぐにでも戦が始まりそうじゃな、早めに越前は抜け出さねば…」
前久「とりあえず下間と朝倉に献金の約束をさせ、朝倉と久慈の橋渡しをする…これで良いかな」
前久「左京大夫に会いたい、準備を頼む」

〜伊勢〜
顕村「どこからも音沙汰がないな…」
顕村「このままではどうにもならん…誰か知恵を貸してくれ…」

〜近江〜
三雲成持は犬上郡の巡回をしていた。この地域は西部に比べればやや復興が進んでいるものの、人は少なかった。
成持「おや…あれは…」
見た事の無い若い侍が一人立っている。
成持「おいそこの…おぬしは何者じゃ?」
背は高く、5尺6寸ほどであろうか。
藤堂高虎「かつては与吉、いまは藤堂高虎と名乗っておりまする」
成持「その…奥田のときはどうしたのじゃ?」
高虎「なぜ奥田殿に殉じねばならぬのでしょう?…全くおかしな話です」
成持「高虎とやら、わしと共に来い…会わせたいお方がいる」
613三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/02(土) 15:59:58 ID:Ewf886TH
尾張
統亮「尾張にはいったか・・・しかし、、黒鬼衆はまるで疲労していないとは。。素晴らしいな!」
五十嵐亮継「そういえば劉鳳様が最近まで尾張にいたらしいですね・・・今は蝦夷に帰ったらしいですが・・・」
統亮「せっかく尾張まで来たんだからちょっと休んでいこうぜ!」
614三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/02(土) 16:01:46 ID:Ewf886TH
鎌倉沖
劉鳳「あれが鎌倉か・・・」
カマヌイ「見ていきますか・・」
劉鳳、鎌倉上陸!
615松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/06/02(土) 17:49:06 ID:nnC3DRmz
庭山中納言邸

誉田「中納言様…と言う訳です」
庭山「うむ、沙汰をまて」
誉田「では又後日」
庭山「オッホン、何か忘れて居るのでは?」
誉田「これは失礼致しました。田舎者故ご容赦を、どうぞ銀1500貫です」
616和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/02(土) 19:19:39 ID:Pg424lJl
是実「ふん、今頃中納言様は銀に目を剥いているであろうな。
小笠原家に言うてこい。松枝殿は献金攻勢で左京殿を官位でだしぬこうとしている、とな。
さきに昇進を見送られた左京殿も黙ってはおられまい。しかし献金の余力はあるかのう、ほほほ」

そこへ武田信繁が…
「御通ししろ、それにしても訪問者が多いことよ」
617和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/02(土) 19:21:59 ID:Pg424lJl
間違えました、武田信廉
618松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/06/02(土) 19:40:02 ID:nnC3DRmz
庭山中納言邸

庭山「松枝右馬頭を新たに正四位下参議に任ず」
誉田「ははっー」
619久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/02(土) 20:23:00 ID:TT10sJys
〜京・和束邸〜
信廉「拙者は武田大膳大夫が名代、武田信廉と申しまする」
信廉「実は、三条家は嫡流が久しく絶えておられましたな…わが兄、武田大膳大夫は今は亡き三条卿の娘御を妻としております」
信廉「ということで、三条家を兄上の次男、竜芳に継がせたい…と奥方様は仰っております」
信廉「どうにかなりませぬか…」

〜美濃〜
弘忠「ほう、松枝が参議?」
弘忠「これは非常事態じゃな、早速前関白さまにお伝えせねば」
620三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/02(土) 20:59:17 ID:Ewf886TH
統亮「使者として京に向かえ!三条内府殿へ文を出すぞ」
五十嵐亮継「はっ!」
統亮「さてと・・・もうすぐ久慈殿の下へ行くか」
621和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/02(土) 21:15:54 ID:Pg424lJl
是実「ほう、武田大膳殿がでおじゃるか? ううむ、難しいのお…
龍芳殿は出家されておられるし盲目と聞いたが、そのような方を無理に宗家を嗣がせば
おそらく内府様の三条北家や本願寺が認めはしないでおじゃろう」
是実「いまは表だって内府様に逆らえる状況にはおじゃらぬ。しかし、内府様を失脚させることができれば…」
622三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/02(土) 22:23:40 ID:Ewf886TH
和束様へ
三条内府殿に養子縁組の書状を送りました。
その結果一応、三条家の養子と慣れましたので我も正式に三条家に迎えられる運びと成りましたので報告いたします。
623三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/02(土) 22:29:12 ID:Ewf886TH
鎌倉
劉鳳「さてと・・・夷王屋屋敷に向かいますか・・・」
カマヌイ「上杉公へも挨拶しなければなりませんな」
624久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/02(土) 22:53:28 ID:JxYlBnH5
〜京〜
信廉「ただ…竜芳には子もおりますからな、その方面でどうにか…」
信廉「左様なことを申してもいかんともなりませぬが、なるべく嫡流に近い者が家を継ぐべきでしょう、違いますかな?」
信廉「あまり奥方さまは内府殿の事を好いておられませぬ…夷とは帝に従わぬ者たちのこと、それに官位を与えるなど…おおっと口が滑りましたな」
信廉「内府殿は公卿らしからぬ行動が目立つお方ですからな、頑張ってくだされ」
信廉「それと耶蘇教の追放をなさるそうですが、おそらく諸侯の面目を潰すことになりましょう…相手を変えるべきでは?」
625三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/02(土) 23:07:07 ID:Ewf886TH
統亮「すみませ〜ん久慈殿ぉ〜居られますかぁ〜」
五十嵐「忙しいのでしょう。今晩は寝ましょう。」
統亮「じゃあ寝るか、。」
626下間頼龍:2007/06/02(土) 23:39:20 ID:Vy5mP0Eo
・・・京の都・山科本願寺・・・
御坊「・・酒井何某とか申す辻斬りの報告は以上でございます。」
上人「はあ、全く法華衆も困った連中じゃ。
公家衆や高貴な御方、それに高位上人。処構わず切りつける輩を放置するとはのう。」
御坊「法華は他に北陸、中部、東海に於いても大名家の威信を利用してやりたい放題でございます。」
上人「真宗に耶蘇、叡山でも法華など相手にしておらぬ。なのに勝手にちょっかい出されては適わないのう。」
御坊「他宗の足を引く事が布教に繋がると勘違いしておりますな。」
御坊「私は法華の坊主が民を前に布教活動を行なっている処を見た事がありませぬ。」

上人「特に畿内はな、」
御坊「はい?」
上人「様々な宗門が存在する事で多様な文化、技術を生み出しておる。」
上人「我ら真宗は他宗を認める訳では無いが、その存在を否定してはいかぬ。」
御坊「ですが・・法華は法華以外の宗門を畿内より追い出そうと御公家衆にまで働きかけておるとか。」

上人「惑わされるで無い。左様な事がまかり通るはずが無かろう。
・・・和束公に書状じゃ。宗教は民に受入れてもらうモノであり、否定する事に何も意味もありませぬ。
もし否定する者がおるなら、それによって利を得るのは誰かを考えて頂くのじゃ。
それと最低でも酒井何某とかいう辻斬りだけは見逃してはならない事も添えておく。下手な噂話などは書くでないぞ。」
御坊「仰せのままに・・・」

書状はその日の午後に和束邸に届けられた。
627久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/03(日) 06:27:20 ID:dmgCEfXz
/*
一向・耶蘇襲撃は非公認の運動で、酒井は名を伏せて活動しており、まだ正体を知っているものはいません
*/

〜美濃〜
弘忠「さて、尾張は誰に譲るか…」
昌幸「難しいところですな」
弘忠「親父には酷だが…政信と多聞丸にやろう」
昌幸「それはどういった…?」
昌幸「あっ、統亮殿がお着きのようです」
弘忠「一方は一向を領国から追い、もう片方は強訴を繰り返し略奪もほしいまま、か…西の馬鹿三人とさらに西のあれには堪らぬ男が揃ってしまったな」
昌幸「では、早速お通し致します」
628三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/03(日) 11:16:32 ID:cQ/f8zl0
統亮「久慈殿にお目どおりがかないまして誠に恐悦の極み!」
五十嵐「まずは蝦夷の織物を献上いたします」

バイト行ってきま〜す
629三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/03(日) 16:17:34 ID:cQ/f8zl0

胤栄「九条の乗ってる車はあれか?」
剣士「はい。」
胤栄「関白を出した家の御方もここまでじゃ!」
剣士「統亮様は怒られるでしょうな!」
胤栄「劉鳳様の為じゃ!仕方ないことでござるよ!よしっ!かかれっ!」
京にて闇が動きだす
630三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/03(日) 16:20:57 ID:cQ/f8zl0
鎌倉・統亮屋敷
劉鳳「ここは確かに守りやすいが大火事にでもなったら、逃げ道がないでしょうね。」
一条陽子「何を言うか!劉鳳!不吉な事をぬかすなぁ!」
島「海からの風を考えれば火計は成るでしょうな!」
631三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/03(日) 16:24:42 ID:cQ/f8zl0
統亮「ワシは出家したから法号を考えなければ!久慈様に名を付けていただこう!」

バイトの休憩終了!社食が閉まっていたから何も食べられず・・・バイトのやる気なくなりました、
五十嵐亮継「私も殿にならい出家します。」
632久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/03(日) 17:24:14 ID:ZXG6wrBF
〜相模・鎌倉〜
衛兵「貴様ら、ここで何をしておる?この屋敷は近々取り壊す、立ち入りは禁止じゃ」

〜美濃〜
弘忠「伊勢の宗派の様子はどうじゃ?」
昌幸「法華宗と曹洞宗、臨済宗がもっとも早くに布教を開始し、法相宗や華厳宗がそれに続きました」
弘忠「そろそろ北畠殿にはそれ相応の官位…まずは中納言か」

〜越前・一乗谷城〜
前久「いざとなったらあの男、わしさえも切り捨てかねん…なんとか平穏に話をまとめねば」
前久「とりあえず越前の朝倉と久慈を近付けねばなるまいが…久慈は永平寺に莫大な額を寄進しておるようじゃ、そうやすやすとはいくまいな…」
633正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/06/03(日) 18:13:34 ID:0MJf3k0z
鎌倉・統亮屋敷

大膳「出て行けばいいんだろ出て行けば」
634柏原家家臣 柏原国興:2007/06/03(日) 18:51:16 ID:+dw3VU2R
〜京:柏原軍本陣〜

元春「国興殿、お聞きになられましたか?」
国興「ん?何がですか稲葉殿?」
元春「いえ、なんでも最近夜中になると洛中に辻斬りが現れるとか…」
国興「辻斬りですか…まぁ栄えてるとはいえ京もまだまだ復興の途中ですからなぁ…」
元春「いえ…それがなんでも門徒衆を狙った辻斬りのようでして…」
国興「なんと!!門徒を狙ったとは…やはり法華の者でしょうか?」
元春「そう見て間違いないかと」
国興「法華め…なんと外道な…別に布教するのは勝手だが門徒衆を狙って辻斬りとは…」
元春「如何いたしましょう?このままでは雑賀衆が黙っていないでしょう
   ただでさえ我が軍には門徒衆が多いのに…」
国興「とにかく河内守様と下間宮内少輔様に連絡を、あと当番制で雑賀衆に夜中の見回りをさせましょう」
元春「ではそのように…」

その夜から武装した雑賀衆の兵が洛中を警備するようになった
635源渡:2007/06/03(日) 19:09:43 ID:bkglkB1T
やあやあ
636北条弟王 ◆sPqb2l5RHI :2007/06/03(日) 19:56:30 ID:L8OZLUSr
報告が遅れました。
2007年5月31日に正式に開始しました。
現在運用しているCGIは、多用途掲示板「姉」、集団自殺用掲示板「栄光の大地」、アップローダー「方舟」の3つです。
御公儀御用達潰し依頼掲示板「闇聖母」と寄合所「唯ちゃっと」はまだ稼動していません。
637三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/03(日) 21:06:53 ID:cQ/f8zl0
鎌倉・統亮屋敷
一同「貴様等!いつまでも安泰でいられると思うなよ!」
一条陽子「杉の木もいつか枯れるときがくるでしょうね」

美濃
統亮「久慈様。我が法号!決まりましたか?」
五十嵐「ちなみに私は士孔と名乗ります」
統亮「適当でいいんでよろしくお願いします」
638三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/03(日) 21:10:26 ID:cQ/f8zl0
美濃
統亮「それと・・・これは伊達・最上の両名の使者から預かりました。ちなみに要約しますと
・・上杉公の徳も地に落ちました。久慈殿!今こそ上杉公に代わり東国を治めて下さい。我々奥州の諸将は久慈殿に従います。
との事です」
639久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/03(日) 21:47:04 ID:dmgCEfXz
〜美濃〜
弘忠「宗旨によるな…まさか一向ではないだろうが」
弘忠「東国だと…?」
弘忠の顔が引きつり、怒りに歪んだ。
弘忠「わしほど人気のない国主はまれじゃ、それに引きかえ憲宏はあの面と人望だ」
弘忠「そちには分からんのか!いや、分かっておるのだろう…憲宏の意味がな!」
弘忠「よいか、わしの臣下となるならば、役目はこのわしの手となり足となって働くことじゃ、注進は無用!不服ならば…失せよ!」
弘忠は手に持っていた扇子を床に叩きつけ、部屋を出ていった。
昌幸「…(沼田殿が去られてからますます短気におなりだな…)」
640正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/06/03(日) 21:55:43 ID:0MJf3k0z
>>637
鎌倉

大膳「屋敷を出たのはいいがこれからどうする予定ですか」
641狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/06/04(月) 00:06:00 ID:+aMuacA7
〜洞窟〜

黒鬼「・・・」
忠勝「ご苦労であった。ふむ・・」
重次「それは何だ?」
忠勝「輸送部隊の移動記録を黒鬼に調べて貰った物だ。・・ふむ。」
忠家「何か分ったか?」
忠勝「最近の輸送部隊の移動が著しく多い・・この回数から見るとあの拠点には・・ふっ。時はきたれりか」

〜比叡山・延暦寺〜

坊主「最近、京では辻斬りする者が出ておるとか・・」
高僧「ふむ・・嘆かわしい事じゃ。何の罪もない者が一部の者の欲の為に命を散らしていく・・難無」
642三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/04(月) 12:38:15 ID:MfS4uYMO
統亮「久慈殿、、申し訳ありませんでした!しかし・・・我々の意志は皆、一様に久慈殿を主君と見ております。その点を理解していただきたいのです。。それでは、、私はしばらく蝦夷で頭を冷やしまする」
643三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/04(月) 12:41:42 ID:MfS4uYMO
鎌倉から出航へ
劉鳳「皆さん。一旦、蝦夷に退却しましょう。だいぶ留守にしましたからね!帰りましょう」
一条陽子「仕方ないな。。」
島「捲土重来という言葉もあります。いつか杉の木を切り倒せる日がくるでしょう。」
鎌倉駐在の統亮勢。蝦夷に帰る
644三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/04(月) 12:46:00 ID:MfS4uYMO
美濃
統亮「帰りに奥州に寄って帰るぞ」
五十嵐「どういうことですかな?」
統亮「奥州諸将に杉を切り、山に日が当たるように手入れする必要がある事を改めて知らせるためだ!」
五十嵐「上杉公を・・ということですね。」
統亮「久慈にその意志があるはずだと信じたいな・・」
645正木大膳項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/06/04(月) 13:28:14 ID:sT5nU+eW
鎌倉
大膳「あれ?もう行ってしまったか………困ったな…伊勢に行くか」
646久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/04(月) 17:31:15 ID:qrpGbroo
〜京〜
日乗「やはり、そちであったか…」
敏房「はい、破門は覚悟しております」
日乗「破門…?左様なことをする気は無い」
日乗「ここは一度死ぬが良い、そして西へ向かうのじゃ」
敏房「はっ」
3日後、酒井敏房は浪人とのいざこざにより死去した。それきり、京での辻斬りもなくなった。

〜近江・延暦寺〜
光俊「拙者は多羅尾左兵衛尉光俊、…御開門を」

〜美濃〜
弘忠「わが弟を討てとは、流石は朝敵の子じゃな」
昌幸「拙者も度胆を抜かれました」
弘忠「そして早速蝦夷に戻り兵を整えて鎌倉攻めか?」
弘忠「油断できぬ奴じゃの…それと同行していた里見の旧臣はいずこじゃ?」
昌幸「それが…消息が掴めておりませぬ」
弘忠「水軍の強化をしたい、探し出せぬか?」
昌幸「出来ぬことは無いかと存じますが…」
弘忠「わしに仕官はせぬか?はは、そうであろうな」
647松枝右馬頭清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/06/04(月) 18:21:10 ID:ntD1W/ZG
>>610
清顕「こちらこそ宜しくお願い致します」

茶坊主「右馬頭様、御家中の方が参られております」
清顕「うむ。では失礼して中座させて頂きます」
648薄右大将為弘:2007/06/04(月) 19:02:39 ID:rFiuF61x
洲本

洲本は各国の商館兼大使館の建設ならびにイスラム教、キリスト教、ユダヤ教、儒教、ヒンドゥー教他の教会建設により異国情緒溢れる街になりつつあった。
また仏教の各宗派も争うことなく平和に布教活動を行っている。
洲本は今や人口百万を突破し京大阪よりも栄えた街となった。
また四国山陽九州琉球は道路航路ともよく整備され琉球から洲本まで二週間かからず到着することが出来るほどだ。
洲本城の外郭の内側に位置する洲本港は連日商船で溢れかえり、威勢の良い競りの声が響き渡っている。
各組合ははよく機能し景気は上々、薄家はただ座っているだけで巨万の富を税金として得ることが出来る。
しかし…。

為義「第五艦隊だと!?ふざけるな!!」

薄家の大蔵大臣にあたる為義は海軍大臣である為憲を怒鳴りつけていた。
為義「ただでさえ連合艦隊の設置に伴う諸費用で当家は火の車なのだぞ!?これ以上船を造るなど以ての外じゃ!!」
為憲「しかし海上の警備を厳重にせねば先が保ちません。」
為義「しかしだなぁ!!」
為憲「今さらに海上の安全を確立すれば将来的には黒字になります!!間違いありません!!」
為義「むう…しかたない…許可しよう…。」
為憲「ありがとうござります。」

第五艦隊建造開始。
649三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/04(月) 21:36:00 ID:MfS4uYMO
統亮「陸奥とは山々が美しいな・・・」
五十嵐「はい。」
統亮「いずれこれらがすべて久慈殿のものになる。我らはそのためにも・・・」
五十嵐「はい。尽くしましょう。それしかありません」
650三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/04(月) 21:38:16 ID:MfS4uYMO
劉鳳「それでは!皆様。私は北蝦夷に行くので!先に失礼します。」
カマヌイ「私も!」
一条陽子「なっ!勝手なことを!」
651柏原家家臣 柏原国興:2007/06/04(月) 22:37:15 ID:pb/bqF2+
元春「国興殿、噂の辻斬りのことですが…」
国興「おお、何かわかりましたか?」
元春「はぁ、それが何でも噂では辻斬りは死んだ…とか。しかし実際に被害報告がぱったりと止みまして…」
国興「死んだ?何故でしょう?…しかしまぁ被害がなくなったのは良いことです」
元春「如何いたします?」
国興「被害が無いのならもう雑賀衆を徘徊させておく必要もないでしょう。
   一応警戒はさせますが夜間の警備は解きましょう」
元春「承知いたしました」

雑賀衆、夜間の洛中警備を廃止
652参議正四位下松枝清顕[出雲宰相] ◆fkWqsaBuDM :2007/06/04(月) 23:04:43 ID:/pVtbmjb
京・小笠原屋敷

誉田「殿は宰相様に成られました」
清顕「おお、参議に」
誉田「はい、おめでとう御座りまする」
清顕「うむ、ご苦労だった」

清顕は参議正四位下に叙任された
653三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/05(火) 11:25:11 ID:pstU7DNm
北蝦夷
劉鳳「明の帝から親書がきましたよ!」
カマヌイ「はっ!」
劉鳳「なになに・・・ふっははは!我を北蝦夷侯に封ずる!?よし。我が計、第一段階が完了しましたよ!」
654久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/05(火) 16:38:33 ID:V/TUrTUg
〜美濃〜
弘忠「生意気だな、帰ってしまったか…」
弘忠「いっそのこと…それが良いな、昌幸、そなたに一任する」
昌幸「はっ!では早速準備をいたします」
弘忠「よいか、近衛殿と連携せよ」
昌幸「承知仕りました」

〜備前・本蓮寺〜
??「ふう、ようやく辿り着いたか…」
小僧「見慣れぬお方ですが…いかがなさいました?」
??「拙者は…いや、名乗るのはやめよう」
??「和尚にお目にかかりたいのじゃが…取り次いでくれぬか?」
小僧「は、はい…ではこちらへどうぞ」
・・・
住職「ほう、我が寺において修行したい、と…?」
??「いえ、もとは家も持ち、そこそこの暮らしをしていたのでございますが、もはや放浪癖が身についてしまいましてな…」
住職「左様ですか…では得度のみ当寺で致しましょう」
??「有難いことで…」
この男は得度して慧覚と名乗る。椿の杖を突き、長い白髪を風に靡かせる姿はまさに異様であった。
655三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/05(火) 16:52:35 ID:pstU7DNm
統亮「ごへっ!ぶっは、」
五十嵐「大丈夫ですかな?」
統亮「ワシは長くないのかもしれない・・・」
五十嵐「しっかりしてくださいませ!」
統亮「我が死んだら持国丸を頼む。まだ十一〜二くらいなのがきがかりじゃ!」
五十嵐「はい。」
656三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/05(火) 16:55:27 ID:pstU7DNm
久慈殿へ
私は体調悪く、醜態さらすのが辛く、こちらに下がってまいりました。
久慈殿に我が嫡子・持国丸をしばらく預けます。しばらく生きた兵法を仕込んで頂けませんでしょうか
657久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/05(火) 17:16:58 ID:V/TUrTUg
/*
統亮さんの子供は弘忠の息子と遊ばせたりする分には使っていいんですよね?
*/
658和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/05(火) 21:07:11 ID:cv3W5ZV+
統亮からの文で彼が三条内府の猶子になったことを知った是実はあせった
是実「まずいな…ますます内府様が統亮のいいように動かされてしまうの。
ここは信廉殿の策にのるか。しかしそれには三条の方を介して武田と本願寺・下間を近付けねばなるまい。
武田と下間にそれぞれ書状を出すとしよう」
是実は三条宗家再興の必要性と両者の協力を促す文を送った。特に三条夫人からは内府に知られぬよう帝に直接陳情を送るよう求めた。
659人間七七四年:2007/06/05(火) 21:23:24 ID:Gj0ygItA
まだやってんのかお前ら。いつ終わるんだよ。
660三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/05(火) 21:24:03 ID:pstU7DNm
。。どうぞお使いください
661久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/05(火) 21:25:20 ID:V/TUrTUg
〜甲斐・躑躅ヶ崎館〜
信玄「本願寺と和睦…?左様なことは承知できぬな」
三条「しかし、これで竜芳に辛い思いをさせることもなくなりましょう」
信玄「たしかに顕如殿とは義兄弟かもしれぬ…とはいえわしは本願寺を見限ることを決めた」
信玄「待てよ…薄じゃ!薄の討伐を名目に一時的に和議を結ぶのじゃ!」
三条「ただ、顕如さまがそれを仰られるか、ということでございますか?」
信玄「そうだな…まあ期待は出来ぬがな」
662三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/05(火) 21:38:43 ID:pstU7DNm
統亮「龍翔丸よ!こっちへ来い!」
龍翔丸「はいっ!」
統亮「兄・持国丸は久慈殿のところへ行った。そなたも八歳?になるのだからしっかりワシを引き立てよ!」
龍翔丸「はい。」
統亮「兄は武将の器じゃが、そなたは軍師の器じゃ!努力するのだ!」
663下間頼龍:2007/06/05(火) 22:32:49 ID:Lqnbnlpr
・・・京の都・山科御坊・・・
御坊「何!?例の辻斬りが死んだとな?首は出たのか?出てないだあ!?確認せよ!必ずや潜んでおる!
小笠原家の警備を抜けられるはずがない。おのれ・・許さんぞ・・。真宗というだけで坊主はおろか公家衆や民まで殺めるとは。」

・・・越前・一乗谷城・・・
頼龍「長らくお待たせいたしました。頼龍でございます。」
頼龍「ほう、献金でございますか。殿下のご要請とあらば真宗の金蔵も開きましょう。」
頼龍「しかしこの時期に入り用とは一体・・。久慈家と戦を構えられるのでしょうか?」

・・・摂津・石山御坊・・・
顕如「倅や、真宗では妻帯を許されておる。そなたもそろそろ娶るがよかろう。」
教如「私が・・ですか・・。して誰ぞお心当たりでも?」
顕如「ふむ。本願寺の発展の為には高貴な家柄との血縁は欠かせまい。」
教如「父上の仰せのままに・・。」
664下間頼龍:2007/06/05(火) 22:51:42 ID:Lqnbnlpr
・・・越前・一乗谷城・・・
頼龍は前関白・前久への謁見を前に動揺していた。本願寺からの書状である。

--石山本願寺・数日前--
本願寺と武田家は奥田・久慈の乱の責任問題依頼、顔を会わせる事も無かった。
顕如「なんと・・・武田と和睦か・・・。」
御坊「門主様、斯様な輩と手を組むなど解せませぬ。奴は侵略者でございますぞ。」
顕如「しかし三条家の行末を考えるとどうした事か。・・家内からも催促を受けておる。」
御坊「・・そういえばご嫡男の義信様は真宗をご贔屓して下さっているとか・・。」
顕如「ふむ。そうなると信玄めが邪魔じゃのう。」
御坊「侵略者に手を貸すような真似だけはなりませぬ。」
顕如「解っておる。畿内に集まっておる諸侯に手を出す様であればこれに関ってはならないな。」
顕如「宜しい。三条家復興を名目にこの話、受けましょう。下間家に書状じゃ。」
665久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/06(水) 07:04:34 ID:m1vWHSDy
〜越前・一乗谷城〜
前久「まったく京兆の言葉とも思えぬな、いまさら大宰大弐を討って何とする?」
前久「まあ、本音を言えば、京にはしかるべき立場の者がおれば麿は満足じゃがな」
前久「献金の理由じゃがな…話してろう、実は御所の修繕費用なのじゃ」
前久「いや…もちろんそれなりの待遇にはするがの」
前久「ところで、加賀や能登の様子はどうじゃ?」
666三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/06(水) 12:13:02 ID:VpFC71oG
統亮「諸将はワシが三条の宗家を狙っていると思っているみたいだな・・・」
五十嵐「違うのですか?」
統亮「俺は三条家に入ったのちに新たな三条の分家を作りたいんだ!」
五十嵐「はぁ・・・」
統亮「その名も・・・夷王三条家だよ!俺の姓を夷王とするんだ!」
667夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/06(水) 12:18:16 ID:VpFC71oG
和束様・三条内府様へ
我は三条家の一族となりました。
しかし、私には三条家の家は誠に重責であり、不適任にございます。
よって、私は新に夷王家を立て、三条家を分家として支えていく所存にございまする。
三条家を継ぐ人物は上杉殿が推挙いたすハズですのでそちらに任せてくだされ。
668久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/06(水) 14:47:53 ID:m1vWHSDy
〜美濃〜
弘忠「多聞丸、持国丸と遊んだらどうじゃ?」
多聞丸「いえ、結構です…増長丸なら喜びましょう」
弘忠「おぬしも正虎の側で大楠公の武勇伝を聞くのもよいが…兵法は実践せねばな」
昌幸「しかし殿、おそらく若様は戦場で刀を持って戦うことはありますまい」
弘忠「そううまく運ばぬのが世の中じゃ…持国丸、わしが直々に剣術を指南してやろう」
持国丸「はい!」
・・・
弘忠「かかって来い!」
言うが早いか弘忠は前に進み、持国丸を木刀で打った。
昌幸「三条の若殿!…殿、相手は子供ですぞ!」
弘忠「…よき試合であったな」
669夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/06(水) 21:34:08 ID:VpFC71oG
統亮「何??劉鳳が?」
五十嵐「はい。間違い有りませぬ・・・」
統亮「間違いだったら許さねぇよ!」
五十嵐「あの御人は。。明からの日乃本への侵略者です。」
五十嵐「北蝦夷はもはや百万の兵すら攻めあぐねるほどになっています。」
統亮「しばらく様子をみるぞ!ちょっとやべぇが今は辛抱だ!」
670夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/06(水) 21:38:07 ID:VpFC71oG
屋敷にて
永子「して・・・我が子は?」
一条陽子「姫にございまする。」
永子「よかっ・・・た」
一条陽子「奥方様!奥方様!!姉上さまぁ〜!」

統亮の妻、永子は出産時に死亡。
671夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/06(水) 21:43:47 ID:VpFC71oG
統亮「なん・・・だと」
五十嵐「御子は無事でした!」
統亮「うっ!うっ!くそっ!」
五十嵐「殿は水にしろ、と言われたのに無茶をしてしまったんですね」
統亮「姫か・・・名は適当に決める・・烈じゃ。烈姫とでも名付けよ!乳母は五十嵐の妻に任せる。」
五十嵐「分かりました。殿、気を確かに・・・」
672久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/06(水) 22:30:15 ID:do+Pno8V
〜美濃〜
弘忠は持国丸と遊ぼうとしない多聞丸に手を焼いていた。
弘忠「おい多聞丸、いい加減に持国丸と遊んだらどうだ?」
多聞丸「書を習うほうが楽しいです」
弘忠「そうか…」
自然と持国丸の相手をするのは弘忠の役目になっていた。
幾日後…
弘忠「高継、この持国丸の世話をせよ」
高継「はっ」
芳賀高継、持国丸の監督者となる。
673人間七七四年:2007/06/06(水) 23:41:53 ID:2vaH7gh9
>>667
是実「やはり…な
ほほほ、馬鹿な奴よ。黙っておればよいものを、詮索もせぬうちに弁解がましい書状を送ってきよって
責任だの不適任だのと書いておるのが何より野心のあらわれでおじゃる
宗家再興をいそがねば」

三条北家
実朝「麿の猶子になるというのはそういうことじゃ。三条北を名乗るに何の障害もない。
ゆくゆくはしかるべき官位につかせればよいでおじゃる。まずは中納言あたりからの」
674和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/06(水) 23:43:37 ID:2vaH7gh9
↑名前入れ忘れました
675久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/07(木) 18:04:05 ID:koWqK60M
〜美濃〜
高継「殿、三条の若殿を連れて甲斐を訪れようかと思うておりますが…いかがでしょう?」
弘忠「ほう…(武田と統亮の仲は悪い、持国丸を使うという魂胆か…)よし、行って来い」
高継「はっ」
676項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/06/08(金) 13:16:26 ID:7+PbHagp
駿河水軍は健在ですか?
677久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/08(金) 16:42:37 ID:qnPw6sL/
あります。
奥田家滅亡のときに伊丹康直が生き残ってますが新たな主の北条氏康の意向により重用されていません。
現在の水軍の主力は里見水軍(伊勢)・安東水軍(出羽)・相模水軍(相模〜駿河)・長尾水軍(越後)です。
678久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/08(金) 19:00:27 ID:MWRSL1cs
/*
ところで薄さんの領地の様子はどうなってますか?
大名たちが各々忠誠を誓っていると言う状況ですか?
*/
679薄右大将為弘:2007/06/08(金) 20:06:45 ID:8MFPEnmX
/*
四国山陽は自領で九州は島津家の直轄地です。
また島津家は薄家の準属国です。
*/
680人間七七四年:2007/06/08(金) 20:08:12 ID:MWRSL1cs
/*
と言うと宇喜多とかの扱いは?
*/
681項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/06/08(金) 20:11:49 ID:veDupw3m
/*
ならば持舟城と向井家も健在ですよね?
*/
682久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/08(金) 20:18:00 ID:MWRSL1cs
/*
>>680は私です。

>>681
向井は…時期的に伊勢でくすぶってますね。
つってもまだ正綱は14歳ですが。
*/
683項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/06/08(金) 20:32:20 ID:veDupw3m
志摩国・海岸

大膳「あ〜暇だな、統亮殿は京に居られるし他は蝦夷に行ったしハア〜
   あの少年も釣りしてるし、どっかから船と釣り道具でも借りようか」


684薄右大将為弘:2007/06/09(土) 01:39:28 ID:Ew1hpc2L
/*
宇喜多は備前一国を与えていますよ。
*/
685三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/09(土) 09:24:29 ID:N975vnmo
統亮「北蝦夷へ行く。」
五十嵐「はい。」
統亮「劉鳳に話をつける」
686久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/09(土) 13:30:32 ID:dZoI5sby
/*
一斉に山陽の大名やら豪族が動いた時ありましたよね、あの状態のままだと考えてよいのでしょうか?
*/
687三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/09(土) 14:27:50 ID:N975vnmo
蝦夷内紛。。
島「かかれぇ!劉鳳をうつのじゃあ!」
劉鳳「ふっ!所詮は東の猿の猿真似兵法ですね!孫子・呉子の意味を理解できていないようだ!後方の伏兵を出しなさい!松前を落としますよぉ!」
松前。
蠣崎「ムッ無念!介錯をっ!」
688三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/09(土) 14:33:24 ID:N975vnmo
劉鳳「ん!?兄が来たと?」
カマヌイ「はい・・・ぐわっ!」
統亮「一撃で斬れるとは・・・じじぃは斬れやすいな。」
劉鳳「もう間に合いませんよ・・・皆殺しにしてあげます!」
統亮。頭を地面に押しつける。
統亮「劉鳳様、どうかそれだけはご勘弁を・・・」
劉鳳「夷王家は私が継ぎますよ。」
統亮「ははっ!」
689三条夷王統亮(正五位下・侍従兼蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/09(土) 14:41:10 ID:N975vnmo
全国の諸将、並びに公家の皆様へ
夷王の家督は劉鳳が継ぎ、夷王鳳翼と名乗ります。
統亮は分家の者として今まで通り、家を支えます。
その点よろしく。

夷王鳳翼・夷王統亮より
690久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/09(土) 15:15:24 ID:VEMeno7F
〜美濃〜
弘忠「ふん、三条家の家督は手放さぬか…ならば同じじゃ」

統亮とその一党へ

家督を継いだならば、わしに報告に参れ。楽しみにしておるぞ。

大宰大弐弘忠

弘忠「それとな…陸奥勢に出兵を依頼しておけ、十三湊に大筒も配備せよ!」
昌幸「はっ、すぐに使いを送りましょう」

〜甲斐〜
芳賀高継は武田義信と弘忠暗殺計画を練っていた。
義信「しかし統亮めを使うのは気に入りませぬな」
高継「毒も使い様…もし目障りならば拙者が除きまする」
義信「では統亮について口は出さぬことに致そう」
高継「お任せ下され」
691正木項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/06/09(土) 15:57:42 ID:AaiVFkaR
志摩国

大膳「さ〜て釣具もそろったしあの少年の近くで釣るか」
692薄右大将為弘:2007/06/09(土) 17:00:24 ID:Ew1hpc2L
/*
そうですね…。
備前=宇喜田。
播磨=薄為義。
備中=小早川。
備後=香宗我部。
安芸=毛利。
周防=吉川。
みたいな感じですかね?
*/
693久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/09(土) 19:11:40 ID:dZoI5sby
/*
とりあえず備前松田とか生き残ってます?
*/
694夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/09(土) 21:51:08 ID:N975vnmo
久慈太宰大弐殿へ
私は三条には興味がなく、私が家督を継いだからには太宰大弐殿に三条の事はお任せいたします。
我々には勝ち目はありませんからお任せいたすしかない、、と言うことですけどね。
695夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/09(土) 21:54:17 ID:N975vnmo
↑上のは夷王鳳翼から久慈太宰大弐殿へということです。
696和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/09(土) 22:16:54 ID:l6YGyyTe
そういえば信玄殿の松姫を麿の猶子として後宮に入れるというのはどうじゃろうか?
皇室との関係を作れば、武田も本願寺も表だって対立はできまいての
697久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/09(土) 22:45:26 ID:VEMeno7F
〜美濃〜
弘忠「昌幸、わしはこのような手を打つつもりじゃ」

和束殿へ
京の治安悪化が激しい今、かつての中衛府・外衛府の復活をするべきではないでしょうか?
是非取り次いでくだされ。

昌幸「ほう…して、外衛府の長官は誰になさるおつもりで?」
弘忠「正虎じゃ、悪党には多少型破りな役職がよいであろう」
昌幸「では金50枚とともに京に送りましょう」
弘忠「そのくらいならば再建もできよう…ふふ、楽しみじゃ」
698狼斎 ◆yWFEYWlu0I :2007/06/09(土) 22:49:25 ID:21z4EfyQ
〜洞窟〜

伝令「忠勝様。来ました。」
忠勝「ほう、定刻通りか。輸送隊の隊長は律義者らしい。」
重次「新型の鉄砲も積んでおるらしい。それも盗るか?」
忠勝「それも面白い。よし・・目標確認。全軍、これより『大地の花』第一段階を開始する。予定通りに行動せよ」

今、『大地の花』が動き出したのだ。
699人間七七四年:2007/06/09(土) 22:51:31 ID:1X/kxsfJ
700久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/09(土) 23:21:43 ID:VEMeno7F
〜甲斐・岩殿城〜
高継「書状を書き終えましたぞ」

統亮殿へ

頼みがござる。
近い内に大宰大弐殿はこれまでの悪行により討たれます、統亮殿におかれては鎌倉の兵部卿を討っていただきたい。

持国丸さま守役・芳賀高継

義信「しかし、子一人であの統亮が動くものですかな…」
高継「まあ見ていて下され」
701参議松枝清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/06/09(土) 23:24:24 ID:f10H6POv
京・小笠原屋敷

清顕「一旦我が屋敷へ戻るとする」
家臣「ははっ」
702夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/09(土) 23:39:19 ID:N975vnmo
統亮「兵を動かせぇい!鳳翼が北蝦夷に居るうちに鎌倉に行く準備じゃ!」
五十嵐「黒人衆精鋭百・アイヌ精鋭二百を明国の商船に偽装させて入港させましょう。鎌倉上陸後、かねてより鎌倉に潜む藤林が火によって兵部を炙り出し、上陸した兵で討ちます」

蝦夷から偽明国船が鎌倉に出航。
703夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/09(土) 23:49:03 ID:N975vnmo
松前沖
偽装明船船長「明から来ていきなり略奪許可とはついてるな!」
偽装明船船員「そうっすね。コイツラを運べば暴れていいんですもんね」
偽装明船船長こと張遜「完全に明船に偽装しろや!雇い主については口を割るなよ!」
船員達「へい!」
張遜「ワシらは明国の奴隷貿易船じゃあ!」
船員「へい!」
704柏原家家臣 柏原国興:2007/06/10(日) 00:26:13 ID:sCryV9Oo
〜京小笠原邸〜
家興「ふむ…松枝殿がお帰りになられたか…我等も一旦陣に戻ろうか。」
良重「ははっ」
家興「では河内守殿、一旦失礼させていただきます」

/*
なんか最近えらく過疎ってきた気が…
みんなもどってきて〜
*/
705久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/10(日) 07:00:34 ID:Csz8uhkL
〜相模・鎌倉〜
憲宏「ほう、兄が統亮の為に兵を出させているようだな…」
憲宏「関八州より東はわしの管轄、討っても構わぬかな…よし、伊達などに密使じゃ」

〜美濃〜
弘忠「こやつは状況を理解しておらぬ、さっさと三条の家督を放棄してわしに命乞いに美濃に来いと言え」
昌幸「大分強気ですな」
弘忠「ふん、安東や兵部卿からも討伐の依頼が来ておるのだ…応えないわけにはいくまい」
706 ◆WAz9goYWBs :2007/06/10(日) 10:21:06 ID:ZJ5kpN8/
>>704
/*
というか小笠原殿のアクション待ちの状況…
*/
707久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/10(日) 11:58:37 ID:DOzeDaqr
/*
早く前久を甲斐に向かわせたいのですが…
*/
708夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/10(日) 14:49:11 ID:N5o3bScQ
夷王鳳翼「久慈殿は私に美濃にこいと言っているのですか?というか私は今、美濃への道中。早くいかなければなりませんね」
部下「はい。」

709夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/10(日) 14:50:21 ID:N5o3bScQ
。久慈さん。質問ですが、このまま偽装明船は鎌倉に行っていいんですか?

統亮「鎌倉に変あり?我らの討伐か?」
五十嵐「藤林党からの報告、間違いないと思われますが・・・。」
統亮「伊達・最上らが上杉殿に従うのか?奴らは久慈殿を担ぎあげようとしているからな・・・久慈殿にその気があれば、今が機会か・・・。」
五十嵐「偽装明船は今頃、常陸沖でしょうな!早く計がなればいいが・・・」
711久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/10(日) 14:59:11 ID:DOzeDaqr
/*
>>709
芳賀高継としては、近衛前久の美濃入り後に再び指令を出す予定でいます。
よって高継的にはしばらく後ですね。
*/
712薄右大将為弘:2007/06/10(日) 15:07:31 ID:+Ih5c6RM
/*
小笠原殿が来ないとなにも出来ませんな…。
*/
713久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/10(日) 15:13:00 ID:DOzeDaqr
〜陸奥・大間岬〜
晴宗「あ〜暇じゃ、なんでよりによってわしが監視をせねばならんのじゃ…」
晴宗「まあ構わぬか…梵天丸もおることだしな、なあ増田殿?」
増田好舜「はい…ただ少し気になることが…」
晴宗「なんじゃ?」
好舜「最上が怪しく、御嫡子の義光殿が出陣されていないとか…」
晴宗「それに付け入られる、か…まあ統亮とやらはそれをどうにかできる大将ではあるまい」
714夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/10(日) 21:08:37 ID:N5o3bScQ
統亮「偽装明船は安房に停泊か。。商業をしているふりをさせるからな。世が動いたら船を鎌倉に行かせるぞ。」
五十嵐「最上家内部では義光が義守と方針が食い違っているらしく、ややこしい事になっているそうですぞ!」
統亮「縁戚の伊達殿はどうされるのじゃ!上手くいけば久慈殿が立たれた時に上杉を討つことができる布石になるやもしれん。」
715夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/10(日) 21:11:22 ID:N5o3bScQ
夷王鳳翼「鎌倉によりますか。。」
部下「へい。」
夷王鳳翼「上杉に会ってから久慈殿に会いにいかないと君臣のけじめが付かないですからね」
716夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/10(日) 21:17:08 ID:N5o3bScQ
最上義光殿へ
今、出陣せずに潰されるのは得策ではありませぬぞ!
義光殿は久慈殿に心酔しているとききました。
上杉公と久慈殿対立という時に久慈殿に付くため、今は我々を討伐するふりをしてはどうでしょうか。

蝦夷押領使兼侍従・夷王統亮より。
717和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/10(日) 21:49:37 ID:ZJ5kpN8/
是実「なに、小笠原之康殿が参られたと? 御通しせよ」
是実「これは、よう参られた。麿に何用でおじゃるか」
之康「実は、松枝殿が宰相になられたとのことですが、馬揃えを前にしてこれは我が殿の面目が立ちませぬ。
例の勅勘を蒙って以来昇官がかなっておりませぬが、ここは内蔵頭様のお力添えでなにとぞ…」
小笠原家から金千貫、銀二千貫を朝廷に、是実には銀五百貫と工作費用二百貫が用意された。
是実「これだけあればなんとかなるでおじゃろう」

小笠原範長は馬揃えを前になんとか正四位上・刑部卿に昇任し、なんとか体面を保つことができた。
718久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/10(日) 22:25:44 ID:Csz8uhkL
/*
最上は、親久慈・反本願寺の義守と親本願寺(?)の義光が対立している状況です。
*/

〜美濃〜
弘忠「何、小笠原が刑部卿に?」
弘忠「金をさらにばら撒け!中衛府と外衛府再置の為ならばいくら金銀を使ってもよいぞ!」
昌幸「はっ、では新たに金300枚を送りましょう」
弘忠「うむ、名目は何とでも付けられる…和束殿にも金に加えて葡萄でも馬でも送ろう」
弘忠「300枚か…領地が五十万石しかないと言うのに…」
昌幸「領地には目もくれずに鉱山を押さえているのは殿でございましょう」
弘忠「それはそうだが…金の相場が…」
719和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/10(日) 22:48:24 ID:ZJ5kpN8/
>>697
是実「まったく、久慈大宰大弐殿は無茶な要求をしてくるでおじゃる。禁裏の財政状況を理解しておらぬ。
朝廷直属軍の創設などより、御料地の回復が先でおじゃる。
だいいち、上洛もせず、兵もよこさず、衛府を作れなどあつかましいわ」

一旦は断りの返事を久慈に返した是実ではあったが、ある意図からその可能性については内々に探りはじめていた。
720久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/11(月) 00:04:34 ID:c+mTz65A
〜美濃〜
弘忠「断る?ふん、ならばせいぜい御所の護衛に気をつけろとでも言うておけ」
弘忠「わしの目論みに気付いたかな…」

〜山城・槙島城〜
三万の衆徒によって馬揃えを台無しにされる事を避けた小笠原家は、興福寺との和解の為再度話し合いを行うという条件で衆徒を大和へ戻すことになった。
しかし…
英俊「次は伊勢と同盟じゃ…ははは」

〜相模・鎌倉〜
憲宏「本間と仁賀保には二年を与える、苦夷を下せ…手は何でもよい」
本間・仁賀保「承知仕りました」
上杉家、北進を開始。
721夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/11(月) 00:26:11 ID:K/QOgjeI
上杉公へ

上杉公は私を攻めるとおっしゃられますが、私には家の実権を劉鳳、今の夷王鳳翼に奪われています。
鳳翼を除かれれば私はきっちりと上杉公の臣下に収まるのですが・・・。
不満でしたら我が次男の龍翔丸をお預けいたしますので、私どもに一片の叛意がないこと分かって戴けると思います。       
夷王統亮より
722夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/11(月) 00:30:07 ID:K/QOgjeI
尾張に上陸
鳳翼「もうすぐ美濃ですね。長かったなぁ。久慈に、我々には三条家の家督に興味はないと伝えねば」
723夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/11(月) 23:18:58 ID:K/QOgjeI
美濃
夷王鳳翼「久慈殿はどこじゃ?」
724久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/12(火) 22:47:59 ID:Z0OeHmip
〜美濃〜
胤房「夷王さまでございますか?こちらへどうぞ」
・・・
弘忠「そちが統亮の後を継いだ鳳翼か、遠路大儀じゃ」

〜相模・鎌倉〜
憲宏「統亮め…いつまでわしに構う気じゃ」
憲宏「わしは米沢に移る!支度せよ!」
725夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/12(火) 23:55:57 ID:HUWed72f
美濃
夷王鳳翼「上杉公や久慈殿は我々が三条家を狙っているといいますが、我々には興味はない。とだけ言っておきます。」
夷王鳳翼「最近。交易をしている南部殿も家督を巡って臣下が騒いでいるとききます。夷王屋の支店長・九戸からもそんな話を聞きましたので一応。話しておきます」
夷王鳳翼「久慈殿は何時まで杉の木の下で雨宿りしているのですか。木は切らなくては新たな土地は切り開けません。杉を切るのもそろそろですよ」
726和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/13(水) 09:44:13 ID:g58BP3GL
古参公家「中衛府、外衛府のぉ…いずれにしても武家を任じてそれが兵を帯びるとあらば
それは実質武家の棟梁とみなされるでおじゃろうな。そうなれば他の諸侯が黙ってはおるまい。
とくにいまは淡路右大将が在洛しておるでの」
是実「大宰大弐様はかなりの金を献金する用意があるようでおじゃるが」
古参公家「まずその功に報いる形ですすめればどうじゃ?」
727久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/13(水) 14:44:12 ID:S+uMESFp
〜美濃〜
弘忠「真に統亮の一党は兵部卿の事が嫌いじゃのう、まあ敵を間違えるなと言うておこう」
弘忠「三条に興味がないならば一旦三条と絶縁し、帝に姓を貰え…大分武田もうるさいのでな」
728柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/06/13(水) 21:32:26 ID:nK1e/ZHP
〜京:柏原本陣〜

家興「なんと!!統亮が夷王の座を奪われたと!?討たれたのか?」
良重「いえ…討たれたのではないようですが…なんでも統亮の母違いの弟である唐人に夷王の座を奪われたとか」
家興「ほぅ、唐人の弟が居たのか、しかし唐人が蝦夷を奪うとは…」
良重「また久慈が朝廷に中衛府・外衛府の再興を促しておりますが」
家興「遂に久慈が動いたのか」
良重「もしも中衛府・外衛府に久慈が任じられれば征夷大将軍でなくとも武家の頂点に立つこととなりますな…」
家興「そればかりか朝廷直属の軍となれば京都守護の河内守殿の立場が…」
良重「ともかくここは様子を見ては?」
家興「そうじゃなぁ…」
729参議松枝清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/06/13(水) 22:32:30 ID:T1BeMNA/
京・松枝屋敷

清顕「帰国するとしようかのう」
誉田「殿、それどころではありませんぞ」
清顕「如何した?」
誉田「久慈殿が中衛府・外衛府の再置を願い出ております」
清顕「ほー、で朝廷は何と?」
誉田「一度は断った様ですが…」
清顕「まあ、公家等の考えは想像つくわい。淡路の右大将が如何致すか楽しみじゃ」
誉田「殿は如何なされます?」
清顕「暫く遊んで過ごすとするか」
730久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/14(木) 19:07:59 ID:aLfdvXfE
〜苦夷国〜
挙久「…して、こういう訳でしてな…」
首長「なるほど、ならば金はこれほど…」
・・・
高統「いやいや、なかなかの土地を購えましたな!海岸から五里までとは!」
挙久「では名を付けなければなりませぬな…」
高統「それについては御館さまが託された名がございます…“安家大泊(あっかおおとまり)”です」
高統「また、中核となるべき地には“豊原”と名付けよ、と…」
挙久「良き名ですな…では早速町の普請を始めねばなりませぬな」
731夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/15(金) 11:43:16 ID:2GPeR2p3
和束様へ
我は今度 上洛いたします。
三条とは今回、縁をきり新たに朝廷から姓を賜りたいと思うので取り次ぎを頼みます
732久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/16(土) 15:46:39 ID:i80xKffX
和束殿へ

我らは調査の結果、蝦夷地には豊かな漁場を始めとして多くの資源があると確信いたしました。
ここは国を配置し、国司を任じて開発をさせるべきではないかと存じます。
まずは兵部卿叙任のささやかな礼として和束殿に金30枚を、また洛内の整備の為に金100枚を献ずることに致します。

藤原兵部卿憲宏

〜備前〜
慧覚「ざっと、宇喜多の領内はこんなものかの…」
宗芳「待たれよ」
慧覚「この老いぼれに何用じゃ?」
宗芳「旅をされておられるご様子、是非同行させていただきたい」
慧覚「構わぬが…?」
733薄右大将為弘:2007/06/16(土) 18:32:38 ID:Xp5stz4m
/*
小笠原殿が来ないので領国の話。
*/

洲本

為義「これが新式銃か…む?握りの後ろに長い肩当てのようなものがついておる…やや!?筒の中に溝があるぞ!?」
鉄砲鍛冶「はっ。南蛮で試験運用中の構造です。
なんでもらいふるとか申すそうで。
それから今までは火縄で点火していましたが今回の作は火打ち石での点火となります。」
為義「ふむ…して?性能価格月産数は如何に?」
鉄砲鍛冶「はっ。まずは性能にござるが殺傷距離は二百五十間、重量は三割り増し、価格は二倍、連射は今までと変わらず一分間に二発、月産は領内の全工房を最大稼働させて…千にござる。」
為義「ふむ…価格が二倍か…しかし殺傷距離が魅力じゃな…よし!!採用じゃ!!」
鉄砲鍛冶「はっ!!」


九州博多

為憲「第五艦隊の建造は順調じゃな…。して?警備艦隊の方は?」
船大工「へい。龍級の武装を全て大筒から長銃に変更し旗艦となし、警備艇二十隻を付けて一個艦隊とします、警備艇は風級の大筒を長銃に変更したものを採用しました、それらを三艦隊分建造予定です。」
為憲「長銃?」
船大工「はっ、全長一間の肩当て付きの長い銃です。
この度南蛮よりらいふるとか申す構造の新式銃が伝わりましてそれを長大化したものです。
玉の直径は一寸、飛距離は五百間、二百間の距離なら並の船の船腹を撃ち抜きます。
弾は専用の容器に込めて容器ごと取り外しを行い発射します。連射速度は一分間に十発。
二百発撃つ度に銃身の交換が必要です。長銃一丁に付き三本の交換用銃身を備え付けます。
また威力が強大で抱えて撃てないので銃座を設置します。
さらに取り外し可能なので不要な時は船室内にしまうことができます。」
為憲「ほ〜。では急いで作りやれ。」
船大工「へい。」
734和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/16(土) 23:41:14 ID:yvulCgf/
/*
>>731は統亮ですか?鳳翼ですか?
*/

是実「なにとぞ、お聞き願いますよう」
二条晴良「うむ、主上もこたびの献金のこと評価しておいででおじゃる」

正五位上・中衛督を和束是実に、正四位上・外衛督を久慈弘忠に叙任する(大宰大弐如元)除目があった。
口宣案には、功大きいゆえ古き令制官を以て報いる、との添え状が付されたのみであった。

是実「大弐様の上洛に何の障害もなくなったの。兵を連れてきても衛府の兵と主上が認めればよい」
735夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/17(日) 00:12:27 ID:I6wFXWEo
前の文章 大体対外的なものは鳳翼っす
736人間七七四年:2007/06/17(日) 00:37:29 ID:fCc2MeVD
幕府ぅスランプ
737夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/18(月) 21:32:10 ID:6+ZAAT1G
統亮「あげとくか・・・」
五十嵐「ん!?なにか申されましたか?」
統亮「落ちないように上げたんだよ」
五十嵐「はあ。。(何を言ってるんだろ?)」
738久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/18(月) 22:14:22 ID:7NdM0xkd
〜美濃〜
弘忠「さて、わしも外衛大将となったわけだが…」
弘忠「早速辞そうと思う」
昌幸「はっ…で、後任はどなたになさいます?」
弘忠「わしの代わりに京に駐在し、わしの代理を務めきれる人物…」
弘忠「楠木正虎とその息子、多聞丸じゃ」
昌幸「はあ…しかしまだ若様は楠木殿に…」
弘忠「しまった!これはわしとしたことが…すぐさま手配いたせ」
こうして、楠木正虎は久慈弘忠の嫡男・多聞丸を養子となし、「楠木正興」となった。
また、京の和束内蔵頭の元には使いが送られ、後任を楠木正虎に、また外衛少将を楠木正興とするという弘忠の意向が伝えられた。
さらに、中衛中将には上杉憲宏の嫡男・憲嗣が推薦された。
弘忠「さて、わしは筑前に赴かねばな…」

〜安芸〜
慧覚「いやいや…天下は不気味なほどに静まり返っておるわい」
宗芳「ただ、戦への準備は進んでおるようでございます…久慈は軍船の普請に巨費を投じておるようですし、薄は交易を独占して南蛮渡来の技術を採用しておるとか」
慧覚「おぬしは誰が天下を取ると思う?(…気取られてはならぬ、わしが久慈殿の側近として働いていたとは…)」
宗芳「久慈が果たして勢力で押し切れるか、それとも狸の知恵で逆転するか…考えどころですな」
宗芳「小笠原、下間は天下取りの器にありませぬ…いや、あれを全国でやればとんでもないことになりますな」
宗芳「四国の残りで考えますと…松枝はまだ若い、とすると柏原ですな」
慧覚「ほう、久慈…と薄は天下取りの器に非ず、か?」
宗芳「そもそも善政というものは信用なりませぬ、民というのはおなごと同じで強い者に魅せられるものですぞ」
宗芳「善政、すなわち租税が安く百姓が暮らしやすい政策を全国ですれば…民は慢心するでしょうな」
慧覚「ほう…(知ったような口をきくな、この若造は…)」
宗芳「久慈の悪名は全国に響き渡っている、しかし薄はあまり悪いわけではない…とすると薄の圧勝のように見えますが」
宗芳「久慈には不敗という強みがあります…もっとも戦がうまいのは兵部卿殿の方ですがな」
宗芳「久慈は水軍に弱い、そこを突けば勝てるか…と言われましても、そうはいかぬのが世の常…」
宗芳「拙者は、柏原弾正少弼殿こそ天下を取る器と見ました」
慧覚「それは面白いな…」
739和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/19(火) 13:48:52 ID:pHSOEZ9i
鎮守府様は夷王家と蝦夷地の利権を争うつもりでおじゃろうか?
いずれにしても夷王一族が三条家と縁を切ろうとしているのはよいことよ

それにしても久慈大宰大弐様の考えはよくわからぬ。嫡男が楠木殿の養子? 廃嫡したのか?
とにかく大弐様に楠木殿と上洛するよう書状をだそう。主上にも拝謁してもらわねばの
740和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/19(火) 13:56:18 ID:pHSOEZ9i
/*
中衛府、外衛府は大将(長官)、少将(次官)、将監(判官)構成に訂正します
小笠原さん休養宣言されたので、馬揃えは強引に終わらせて先に話すすめません?
*/
741久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/19(火) 18:05:38 ID:YG1oPOT5
/*
ほんとに過疎ってますね。私のせいなのでしょうか…?
*/
742夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/19(火) 18:09:45 ID:vJPCSmQv

夷王鳳翼「さて・・・迷いましたが京につきましたね。早速、和束様にお会いしますか。。」


743夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/19(火) 18:14:29 ID:vJPCSmQv
張遜「鎌倉にはいつ入ればいぃんじゃ?」
船員「久慈が動かなければ、へたに兵部を討てませんよ!」
張遜「長い間、暇だから三戦板にて英雄・陳歩の話を語っていたのにまだ時間は経っていないとは・・・」
船員「???」
744久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/19(火) 18:45:43 ID:YG1oPOT5
/*
>>743
近衛がいないと話進まないんで…まあ強制的に戻しますか
ただそうすると時間つぶし用に米沢へ向かった憲宏を戻さねば…
*/
745柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/06/19(火) 23:36:24 ID:H+Nev0f0
/*
いやはやお久しぶりです…

>>740
こちらは構いませんが松枝さんや下間さんの意見も聞いてみなければ…
みんな帰ってきて〜
*/

〜京:柏原本陣〜
家興「しかし…平和だなぁ…」
良重「まことに、まるで今が乱世だということを忘れてしまうような…」
家興「京の町は人々が行き来きし和泉留守居の正信の話では和泉・紀伊国内もちゃんとまとまっているようじゃのぅ」
良重「平和が何よりですが、あまり平和に慣れてしまってはいけませんぞ」
家興「ははは、わかっておる」
良重「そういえば殿、若様についてですが…」
家興「ん?桜花丸のことか?」
良重「はっ、殿は馬揃えが終わり和泉に帰国してから元服をなされるということでしたが…ここは若様を京にお連れになり
   京にて元服を行い若様も馬揃えに参加なされてはいかがかと…」
家興「そうじゃのぅ、桜花丸も長らく和泉で過して居るのも暇であろうからな、
   よしこの際じゃ、紀伊に遣わせておる仲久に桜花丸を連れ上洛せよと伝えよ」
良重「ははーっ」

数週間後、和泉から桜花丸と北口仲久が上洛した
746久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/20(水) 08:21:21 ID:0Gi2TggA
〜美濃〜
弘忠「和束殿から上洛の要請か…昌幸は残れ、正虎をここに呼べ」
・・・
弘忠「よし、二十名で京に参ろう」
正虎「小笠原ならば暗殺の心配はありますまい…いざとなれば法華を頼りましょう」
久慈弘忠、京へ発つ。
747参議松枝清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/06/20(水) 20:59:02 ID:F22opS2F
/*
>>745
馬揃えはもう行われたと言う体で話を進めるのですか? 
私はそれでも構いませんよ
*/
748久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/21(木) 21:30:45 ID:BcQ/XB+x
〜近江〜
弘忠「光俊殿、近江の様子は?」
光俊「小笠原が来るとの話もありますが…坂本は叡山に呉れてやりました、おいそれとは動きますまい」
弘忠「封じ込めは如何に?」
光俊「大津には和田殿が駐屯されており、いずれにしろ瀬田川より先には進ませませぬ」
弘忠「叡山は必ず天下一統への妨げになります…除くのは不可避ですな」

〜筑前〜
宗芳「ここが大宰府でございますか…」
慧覚「今は荒れたがな」
宗芳「久慈は官職にこだわる傾向があります、九州を押さえた暁には此処で政務を執る気でしょうな」
慧覚「…(大当たり、だな…)」
749夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/22(金) 13:19:37 ID:P3G8QuyV
統亮「暇じゃなあ、、」
五十嵐「戦の準備は出来ていますよ、、ただ上杉相手では勝ち目はありませんしね、、」
統亮「鳳翼が京に行ったらしいな。」
五十嵐「はい。」
統亮「妙なことしなきゃいいが」
750夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/22(金) 13:24:34 ID:P3G8QuyV
京にて
鳳翼「和束様ぁー、和束様ぁー。屋敷においででしょうか?」
751久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/22(金) 19:26:06 ID:WEbuy7r1
〜京〜
弘忠「ふう、京に着いたな」
正虎「小笠原が通行を許したとは…」
弘忠「無茶はできない、だがわしが京にいる間は京の主のような扱いを受けるだろう」
正虎「上人様々ですな」
弘忠「さーて、本能寺に着いたぞ」

〜陸奥・十三湊〜
晴宗「好舜、統亮の所へ行け」
好舜「はっ」
好舜、蝦夷に向かう。
752和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/22(金) 21:26:21 ID:zHFieYiG
劉鳳殿か、お久しぶりにおじゃるな。おお、そういえば名を改められたそうじゃな
三条家との縁組を白紙にもどすそうじゃの。麿は賢明な判断とおもうでおじゃる
753薄右大将為弘:2007/06/23(土) 12:34:41 ID:qwpCoO1y
/*
久慈殿が本能寺…フラグ!?www
今京にて兵を動かせるのは…私だけ!?www
やらねばならぬかな…。
*/
754久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/23(土) 14:46:04 ID:S810F6ml
/*
本能寺を宿所にするのは和束さんの発案ですので、和束さんの指示に従って(?)動いてください。

どうなるか楽しみです。
*/
755夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/23(土) 15:20:52 ID:Gao7fFx3

鳳翼「我が家は私と統亮がいますが、私には三条の血が流れていませんが、統亮の母には三条の血が流れています。これはどうしようもないかと・・・」
鳳翼「私には嫁が居ないので適当な嫁を頂き、その家の系図を我が家のものにするのが最良です。」
756夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/23(土) 15:24:01 ID:Gao7fFx3
統亮「ん!?船?上杉軍の船か?」
五十嵐「よく解りません。しかし鳳翼様が海岸に土塁を築いたために上陸箇所が解らないのではないですか?」
統亮「誘導せよ!下手したら難破しちまうぞ!」
五十嵐「はっ!」
757柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/06/23(土) 22:31:26 ID:OBTTJzFu
〜京:柏原本陣〜
足軽A「聞いたか?あの久慈が上洛したらしいな」
足軽B「ああ、なんでも本能寺に駐留しているらしいが…」
足軽A「久慈といえば門徒衆を領内から追放したとか」
足軽B「ああ、許せん野郎だ」
国興「これ!!おぬしら何を話しておるか!!」
足軽AB「い…いえ何も!!」
国興「こんなところで立ち話をする暇があれば矢の一本でも作れ!!」
足軽AB「は…はいっ!!」
国興「まったく…最近平和になったからといってすっかりボケてしまいおって…」
元春「まぁまぁ、しかし久慈が上洛したようですな」
国興「はい、我が軍の兵には門徒衆が多く領内から門徒衆を追放した久慈は嫌われています。
   兵が変な気をおこし上洛中の久慈に手を出したりしなければ良いですが」
元春「ふむ…おそらく大丈夫でしょうが一応殿には伝えた方がよろしいでしょうか…」
国興「わかりました、兄者には某が伝えておきます」

国興「…ということです兄者」
家興「確かに…久慈に手でも出したら我が家だけでなく四国同盟全体の問題になるな…
   兵に『本能寺の周りには近づくな』と伝えておけ」
758和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/24(日) 01:32:15 ID:CWyWXgfz
劉姓なら同祖姓の坂上や大蔵はたやすく下賜されるでおじゃろう。
源平藤ならば、ちと難しいが策がないではない。かつて三条大橋の東に新洞家があったが、いまは絶えておる。
閑院流の格式をもっておった家じゃ、西園寺家にそれなりの金を積めばうまくいくやもしれぬ

/*
単に久慈との結びつきで法華の本能寺にしただけなのですがw
とはいえ、中衛府、外衛府再興で面子つぶされた右大将がことをおこす理由も十分有りです
*/
759薄右大将為弘:2007/06/24(日) 10:20:15 ID:S2rnQHoL
為重。
為重「はっ…。」
弾正殿の元へ行って参れ。
為重「なんと伝えましょう…?」
弾正殿にその気があるならば今すぐ兵を興されよ、我等も手を貸し申す。と。
為重「敵はいずこに…?」
敵は…敵は本能寺にあり!!
為重「はっ…。」
行けい!!

為影!!
為影「はっ!!」
急ぎ洲本に戻り為義と為憲に兵を出すよう伝えよ。
為影「御意。」

大音。
大音「へい。」
和束殿の屋敷に行け。
大音「行ってどうしろと?」
この南蛮の金貨千枚を渡すのじゃ。
大音「そして渡したあとに、帝の御前で狸と狢が狩りをするかも知れませぬ。これは御迷惑料にございます。また、狩りの成果がよろしければさらに御礼をしに参ります。と伝えればよろし?」
上出来だ。早く行け。
大音「へいへい。」

為親。
為親「遂に出番ですかな?」
お主は兵の士気を高めておれ。
為親「それだけ!?」
あぁ、なにか文句があるか?
為親「いいえ…。」
ならば急げ、ここ最近平和続きで兵はダレておる。主の熱い魂の叫びで奴らを蘇らせるのじゃ(笑
為親「はっ!!」

さて狐殿に文じゃ、短くて良い。

ときは今
狐握りし
睦月かな
都のねずみの
巣穴暴けり

と。
後は諸将の出方を待つだけだ。
760久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/24(日) 10:37:59 ID:I6CURC23
〜京〜
弘忠「柏原殿の元に使者を出せ、話し合いたいことがあるとな」
正虎「しかし柏原殿といえぱ真宗を支持しておられますが」
弘忠「正虎、そこが肝要じゃ…真宗に近くして真宗でない、おまけに伊勢という中立国を挟んでおる」
正虎「承知仕りました、拙者が参ります」
弘忠「さて多聞丸、和束殿の屋敷に向かおうではないか」
弘忠「法華衆徒の満ち溢れる都でわしを殺せばどうなるか…はは、ひとたび生を受けた以上、この大宰大弐は無駄死になど御免じゃ」
弘忠は内裏の方向を見据えて言った。
761夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/24(日) 14:42:02 ID:tgMQlPGM

鳳翼「それでは。。坂上の姓にして頂きましょう。名も後ほど日乃本風に改めまする。それと・・・私にも官位を頂きたいのですが・・・家臣である兄が正五位下・蝦夷押領使なので、当主の私はその上を狙いたいのです。

坂上夷王鳳翼  誕生。
762夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/24(日) 14:46:59 ID:tgMQlPGM
松前
統亮「なんだと!?鳳翼が我が家を三条家から抜けさせるだと?」
五十嵐「はい。詳しくは解りませぬが・・・。」
統亮「俺は三条家の血筋だ妻も三条氏だった。持国丸や龍翔丸もだぞ?奴が抜けても俺は三条の一族だ!それは変えられねぇ」
五十嵐「今は鳳翼様にお任せしたほうがいいですぞ!」
統亮「うぅむ。今は臥して空を伺うか。。」
763夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/24(日) 14:48:25 ID:tgMQlPGM
偽装船

張遜「錨をあげろぁぁ。鎌倉に出航だぁぁぉ」
764久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/24(日) 15:13:20 ID:VuJsiU9T
〜京、和束邸前〜
弘忠「久慈大宰大弐だ、和束殿に用がある」
弘忠「しかし、この計が成れば…ん?あの偉そうな侍は何者だ?」
日乗「薄の家臣で、朝廷に工作する者となると…大音信郷、なかなかの切れ者ですな」
弘忠「ほう…日乗殿、ちと声を掛けてきてはくれませぬか?」
日乗「は!?面倒が起こります、第一どのようにすれば…」
弘忠「『これはこれは右中将殿のご家中の大音殿とやら、お初にお目にかかりますな…本日はどのようなご用件で?』」
日乗「…承知いたしました」
・・・
日乗「これはこれは右中将殿のご家中の大音殿とやら、お初にお目にかかりますな…本日はどのようなご用件で?いやいや拙僧も和束殿とは親しい仲でして」
護衛「…」
日乗「…」

〜陸奥・米沢〜
憲宏「伊達め、戦に乗り気ではないな?ならば動かぬ理由が無い」
憲宏「伊達を後詰めに下がらせ、戸沢勢と安東勢を前に出せ…それとわしが指揮を取る、適当な所に目星をつけ陣を張れ」
業盛「はっ!」
上杉憲宏、膠着した戦況を見かねて弘前に移る。

〜蝦夷国〜
好舜「はあ、はあ…ようやく着いたか」
好舜「では統亮に会わねば…」
765薄右大将為弘:2007/06/24(日) 15:36:33 ID:S2rnQHoL
和束邸

大音「いやはや、これはこれは…。
なにね、朝廷から薄は異国の手先ではないかと勘ぐられておるでな、汚名を返上するために都周辺にて害獣狩りをする許可をもらいにきたのですよ。」

大音はさも大儀そうに語った。

大音「もっと人手があれば盗賊狩りなどでも良いのだが、なんと言っても我等はたかだか千、損害を考えると盗賊狩りはすこしな…。」

恥を忍んでいるようだ。
大音「して?貴殿等は?」
766久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/24(日) 16:13:02 ID:VuJsiU9T
/*
薄さんはどこを宿所にしている設定ですか?
*/

〜京、和束邸前〜
日乗「拙僧は日乗朝山と申す者、出雲の生まれです」
日乗「南蛮の噂は拙僧も耳にしました、真だとしたら右大将職を解かねばなりませぬからな、気をつけることです」
日乗「都には諸国から金銀を積んだ荷駄車がやって参りますが、御所はましにはなったとはいえ…また拙僧が勧進せねばならないのでしょうかな」
767参議松枝清顕 ◆fkWqsaBuDM :2007/06/24(日) 16:18:55 ID:jwue23ka
京・松枝屋敷

清顕「ほう、ときは今…巣穴暴けりか。如何思う?」
誉田「我らは同盟の手前、勝手な行動は出来ませんが」
清顕「その通りだが千載一遇の好機でもある。兵に仕度をさせよ」
誉田「お待ち下さい。軽挙妄動は慎みなされませ」
清顕「では如何致す?」
誉田「薄殿が錦の御旗を掲げるまでは動かれませぬ様願います」
清顕「錦旗か確かにそれ位じゃないと動く事はできぬな。しかし、ときは今なのじゃ!」
誉田「殿」
清顕「うぬぬ、分かった兵を待機させよ。しかし何時でも出られる様に準備させておけ」
誉田「ははっ」
768薄右大将為弘:2007/06/24(日) 16:56:35 ID:S2rnQHoL
/*
洛南にて野営ですよ(笑
*/
和束邸
大音「朝廷には睨まれたくないものですな…。
薄本家の方が帝になっているとはいえ油断ならぬものです…。」
大音は呟いた。
769久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/24(日) 17:04:44 ID:VuJsiU9T
〜京、和束邸前〜
日乗「全く、武家と言うのはどこも皇室と縁戚でと仰るが、やれ朝敵だ官軍だと…」
日乗「やはり修羅道ですな、では和束殿に会わねば」
日乗「…(あやつも切支丹に与しておるのか…いずれ除かねばなるまい)」

〜越前・木芽峠〜
近衛前久は下間頼龍と朝倉頼景に強く朝廷への献金を勧め、一乗谷を去った。
前久「ふう…久慈はまだ動いておらぬか」
側近「久慈殿はいま上洛なされているとか」
前久「では京に向かおう、屋敷も京に再建できると良いが…美濃は田舎すぎる」
770柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/06/24(日) 22:07:44 ID:ROdJm5n5
〜京:柏原本陣〜
家興「ん?右大将殿より書状が届いたと?」
国興「はっ、先ほど右大将様のご子息である為重がお越しになられて…こちらです」
家興「このところ平和で何もすることが無いと思っておったら如何したかな…ムッ!?」
国興「如何なされました兄者?」
家興「う…うむ、『弾正殿にその気があるならば今すぐ兵を興されよ、我等も手を貸し申す。』と。」
国興「はて?どういうことでございましょう?右大将様は何をお考えに…」
家興「わからぬのか?いま我等が一番憎んでおる相手が京に居るのだぞ?」
国興「あっ…まさか…?」
家興「うむ…そのまさかじゃ…」
国興「しかし、兄者は如何いたされるのですか?」
家興「うむ…右大将殿も力を貸してくれるとなれば門徒衆が多い我が兵は皆勇んで戦うであろうな…」
良重「殿、只今本能寺の大宰大弐様より書状が」
家興「久慈からか、一体何用かな…?」
国興「如何ですか?」
家興「大宰大弐殿はわしと会って話がしたいと言ってきおったぞ」
国興「なんと!!して、兄者は行かれるのですか?」
家興「特に断る意味は無いのでな…良重、共をせい」
良重「ははっ」
家興「国興、わしが行っている間に兵を整えよ、もし何かあれば合図をいたすゆえその時は…な、
   あと右大将殿に書状を」
国興「な、何としたためましょう?」
家興「『こちらは既に兵を整えました、我が主家興が只今本能寺へ向かっておりますゆえ
    寺内で何かあれば合図をする手筈となっております、その時は右大将様にもご協力いただきたい』と…」
国興「しかし…それでは兄者の身が…!!」
家興「何のために桜花丸を呼んだのじゃ、何かあれば後は頼んだぞ国興。まぁ何も無ければよいが…」
国興「はっ…心得ました」
家興「良重、おぬし子はおったか?」
良重「はっ、重利と重政という男子が二人、それと『こよ』という女子が一人」
家興「そうか、なら淡輪も安泰じゃ」
良重「はっ…」
家興「では行ってくるぞ」

柏原家興、わずかな共をつれ本能寺へ
771和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/24(日) 23:44:10 ID:CWyWXgfz
鳳翼殿、兄上殿が得た官位は三条家の力添えがあってのこと、
貴殿がそれを越えんとすればそれなりの献金を要するでおじゃる。
用意ができれば坂上宿禰姓の勅許とともに取り次いでしんぜよう。
772久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/25(月) 02:53:19 ID:vuOQbddd
/*
外衛府ってどこにあった役所なんでしょう…
*/

〜京、和束邸前〜
弘忠「ほう、貴殿が薄の家臣と和束邸で会った…?」
日乗「何やら噂が流れておりまして、その代わりに狩りをするなどと申しておりましたが」
弘忠「今更抵抗したって遅いぞ…二つの意味でな」
弘忠「まあわしを襲えば…おおっとこれ以上は上人といえども言えませぬ」
日乗「大体の計画は判りますが、最悪の場合薄も御所を襲撃して…」
弘忠「有り得ぬ話ではない、そのうち新皇などと名乗るかもな」
日乗「しかし現実になさると言うことはありますまい?」
弘忠「仮に実行したとしても、…しかるべき人物を皇位に就けましょう」
側近「殿、柏原様がお出でになるそうです」
弘忠「来たか…」
773夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/25(月) 10:25:40 ID:22Usd2VU
京にて
鳳翼「世の中、どこも金ですか・・・。解りました。後ほど、金を百枚。届させましょう」
774夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/25(月) 10:30:42 ID:22Usd2VU
蝦夷
統亮「好舜殿が参られたとな?では、お会いしてみるか・・・。」
五十嵐「上杉公が北上していることとは無関係ではないでしょう。今回の事。良く考えて、お会いして下さいよ」
統亮「分かってる!いざとなったら、黒人衆や貧狼隊がいるんだから大丈夫だ」
775久慈大宰大弐弘忠 ◆Kv5GjiII4w :2007/06/25(月) 17:05:52 ID:vuOQbddd
〜蝦夷国〜
増田好舜は統亮の前に案内された。
好舜「拙者は伊達左京大夫が名代、増田好舜にございます」
好舜「この度は、我らや上杉兵部卿殿との和睦を取り結ぶべく参りました」
すると好舜は関東以北の地図を広げた。
好舜「兵部卿殿は関八州および奥羽の諸豪族…無論、伊達家も含まれますがな…を臣従させております」
好舜「さらに甲斐・信濃・越後や大宰大弐殿の美濃とも同盟しております」
好舜「正直に申し上げますと、統亮殿のお力ではとても敵いますまい」
好舜「ところが、上杉家中に目を転じてみますと…此度の戦に乗り気なのは戸沢、安東のみでございます」
好舜「さすがの兵部卿殿といえど、陸奥まで監視するのは難しいことで…わが殿も撤退したいと言うのが本音」
好舜「ここは我らと和議を取り結ぶべきかと、さすれば対等な関係となって北国における権益を主張することもできましょう」

〜山城・近江国境〜
小笠原家の番兵は近江に向かう者が無いか、また近江からこちら側に入ってくる者がないか監視していた。
番兵い「今日も異常なし、か…比叡山が坂本を抑えてから人の出入りは減ったな」
番兵ろ「いつか戦がおっぱじまるのかねえ、殿様は近江を狙ってるって噂だぜ」
番兵は「…あれは何者だ?」
幾百人かの集団が近づいてきたのがうっすらと見える。
番兵ろ「ん…!おい、こっちからも何か仕掛けたほうがよくないか?向こうの方が大勢だ」
番兵い「いや、下手に動いてこっちが全滅したら駄目だ、援軍を呼ばなければ…」
番兵は「奴ら止まったぞ!」
次の瞬間、爆音が鳴り響いた。
番兵は「何事だ!?」
損害は無い。しかし、関所の5間前の地面がえぐれている。
番兵い「こ、これはえらいことになったな…」
776和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/25(月) 19:47:41 ID:q0gVcZuA
/*
外衛府ってとのえじゃなくてげえふって読むのか、しらんかった。
奈良時代の末期の一時期だけの役所だから、場所まで調べられないっす
*/
777薄右大将為弘:2007/06/25(月) 21:40:27 ID:hg443Jml
京洛南。


さてさて…狢が穴から出てネズミ狩りに向かいおったわ…。

伝令「殿!!」

む?

伝令「魚住阿波守様率いる先発隊一万洛外に到着です!!」
うむさようか。
伝令「讃岐守様の本隊二万も三日の内に到着いたします!!」
よしよし、良いぞ。



伝令二「宇喜多備前守様率いる山陽先発隊二万到着!!
山陽本隊四万は毛利安芸守様が率いて5日以内の到着になります!!」

上出来じゃ。



伝令三「九州勢先発六千島津家久様に率いられ上洛!!
維新様の本隊二万四千は九日ほどで到着いたします!!」
うむ。

各地方一万ずつの余力を残して参ったな?
いざというときの予備兵力じゃ。
さて、錦旗を掲げよ!!
これより害獣駆除を行う!!
778夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/25(月) 21:53:45 ID:22Usd2VU
蝦夷
統亮「好舜殿!わざわざすまなかったですな。伊達家と和議を結びましょう。蝦夷錦や海産物を伊達殿に送ります。これで上杉公も兵をおさめてくれれば良いのだが。」
779久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/25(月) 21:56:55 ID:vuOQbddd
/*
小笠原さんが脱退されましたね。どうします?
*/
780夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/25(月) 21:59:35 ID:22Usd2VU
京・和束邸
鳳翼(しっかし・・・公家とはこんなに苦しい財政なのでしょうか?屋敷にガタが来ている箇所がこんなにあるとは。)「金・百枚。蝦夷錦も用意は出来ていますよ。和束様!我が家の為に朝廷への取り次ぎを!早よう!」
781柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/06/25(月) 22:33:42 ID:ZsnuO0m+
家興「ここが本能寺か…」
良重「流石は坂東の覇者の宿ですなぁ…寺にも関わらずまるで小さな城のようです」
家興「(いいか皆の者、国興には既に兵を整えるよう指示した、何も無いことを祈るが何かあったときは生きて和泉へ帰れぬと思え)」
一同「(はっ…)」
家興「では、早速上がらせていただこうか…」
782和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/06/25(月) 22:38:44 ID:q0gVcZuA
鳳翼には従五位上・民部大輔が叙任された。官職は統亮を上回るが、位階では初叙として低く押さえられた。
しかし、夷王の家督と支配権は鳳翼にあると朝廷から認められることになった。

/*
小笠原殿脱退宣言まことに残念…、遺領と兵は柏原殿が接収するのが妥当では?
*/
783久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/25(月) 23:16:12 ID:vuOQbddd
/*
まあそうでしょうね。
今の本能寺に絡めると面倒なのでちゃっちゃと領地継承は終えてしまいます?
*/

〜京、本能寺〜
弘忠「これはこれは柏原殿、よくぞお出でになられた」
弘忠「伊勢の事と…現在の畿内について話したいことがありましてな…」
784人間七七四年:2007/06/25(月) 23:49:09 ID:T9RbI5ef
このスレ、つまんなくなったな 一部のやつがやりたい放題で他の人がやりずらくなってる
785夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/26(火) 18:58:21 ID:dff15Jsl
そう いいなさんな。
リアルタイムでバシバシできないシステム的にも問題はあるんだから。

実際の戦でもやっぱりある程度やったもんがちだろし。
つーか 前の奴を面白いと思っていたファンには申し訳ないっす
グダクダも魅力ってことじゃない?
786夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/06/26(火) 19:01:41 ID:dff15Jsl
今となっては大阪城を乗っ取ろうとか、ここの始祖と語ってたのが懐かしいけどさ。
あの頃は現実に将軍になろってことだったからな。
俺は最初に自分で常陸介なんて名乗ってたのも懐かしい。
787久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/26(火) 19:51:37 ID:kGMBkxzc
そういえば一度だけ初代スレに書き込んだことがありましたなあ、HNを使ってた頃です。
もう昔のこと…昔のことです。

そういえば小笠原さんは弘忠・統亮さん・薄さんを指名して去っていかれましたな…
788項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/06/26(火) 21:28:54 ID:CJj5wN28
やあ、久しぶりだな
初代スレから見ている人っているのかね?
789久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/26(火) 22:40:44 ID:kGMBkxzc
どうも、久しぶりです…下旬からぶっ飛び始めましたね。
790織田信長 ◆9wyZyL8qrQ :2007/06/27(水) 09:46:47 ID:pFLweD0Q
山賊どもが参ったら身ぐるみ剥がして裸にしてくれるわ
791人間七七四年:2007/06/27(水) 15:53:48 ID:yFuVObY7
>>790
なにその脈絡の無いレスは。空気嫁
792柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/06/28(木) 19:09:53 ID:XaanVZAk
/*
お久しぶりです。

>>782
小笠原さんの遺領(河内・摂津・山城・大和・伊賀・和泉北部)貰っちゃっていいんでしょうか…?
皆様がよろしいようでしたら謹んでお受けいたしますが

自分はpart6からの参加だったので過去のことはよくわからないです
まだまだ新参者ですのでよろしくおねがいします

*/

>>783
家興「これは大宰大弐殿、お初にお目にかかります。柏原家興にございます
   伊勢と現在の畿内のこと…はて、如何なされましたか?」
793久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/28(木) 19:45:54 ID:8d9YXLrO
〜京、本能寺〜
弘忠「ご存知の通り、伊勢には現在北畠殿がおられます」
弘忠「拙者が伊勢国主として陸奥よりお迎えした以上、支援なども致したいのですが…いかんせん拙者は評判が悪い」
弘忠「第一、一向宗を排斥したことで伊勢をはじめとした他国の民の恨みを買っている…無理な話ですな」
弘忠「そこで、貴殿には隣国の縁で北畠殿に世話を焼いていただきたい」
弘忠「拙者が愚考いたしまするに…これによる利益は中々のものがあるかと存ずるが、いかがでござろう?」

〜京、近衛邸〜
前久「久しぶりの京じゃ…屋敷も荒れたが、久慈から献金でもせびるかな」
前久「それにしても京に諸国の大名どもが集っておるとは、稀なことであるのう」
前久「内蔵頭に相談してみるか」

夷王民部大輔鳳翼「和束様。ありがてぅうゴザイマシタ。また京に来たおりに訪ねまする。では!」

蝦夷
統亮「船は鎌倉に着いてしばらくは商人ごっこか・・・。事が成りしだい、兵部!死すべし!」
795柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/06/30(土) 00:20:10 ID:rxTq60kS
>>793
家興「伊勢ですか…聞くところによれば奥田家滅亡後、伊勢国主に任じられた北畠殿は
   伊勢国内を見事に治められているようです。
   しかし確かに伊勢は魅力的な土地ですなぁ、大宰大弐殿がよろしいとあらばお受けいたしますが…
   他の諸侯はどのような反応を示すでしょうか?」

/*
志摩は伊勢とおなじで北畠が治めているのですか?
*/
796久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/06/30(土) 17:10:49 ID:r7ZqXFyb
/*
はい。
ただ志摩には久慈・上杉水軍の基地があります。
*/

〜京、本能寺〜
弘忠「さあ…北畠殿もまだお若いとはいえ一人前、柏原殿の態度を気に入るか入らぬかは拙者とて保障できませぬな」
弘忠「しかし、伊勢と言えば一向宗の流行っておる土地ゆえ民からの評判はよいでしょうな」
弘忠「ところで…薄右大将殿について、貴殿は何か知っておられることはありませぬか?」
797人間七七四年:2007/06/30(土) 17:57:16 ID:2RR+RK+g
このまま続けるのかよ・・ある意味すげぇ
798柏原家興[弾正少弼:和泉守]:2007/06/30(土) 19:27:57 ID:rxTq60kS

家興「確かに伊勢は門徒衆も多く土地柄紀伊とも繋がりが大きい土地にございます。
   大宰大弐殿も北畠殿もよろしいようならば謹んでお受けいたします」

家興「右大将殿についてですか…さぁ…某は特別何も存じませぬ…」
799久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/07/01(日) 01:33:49 ID:AJGS2DJb
〜京、本能寺〜
弘忠「ではたまに伊勢に顔を出してくださいませ…拙者には色々と都合がありますゆえ」
弘忠「右大将殿については…いろいろと間者は放ってはおりますが、あまり詳しいことは分かりませぬ」
弘忠「拙者の京入り後、家臣・大音信郷を和束邸に遣わし、兵を動かしている…全く、どこから洗っていけばよいでしょうな?」
弘忠は不気味な笑顔を見せた。

〜陸奥・米沢〜
憲宏「そちが独断で統亮めと和睦を取り結んだ…とな?」
好舜「はっ」
憲宏「ふむ…では伊達家と統亮の和睦は認める、帰ってその旨伝えるが良い」
憲宏「それと…左京大夫殿に伝えておけ、兵を出さぬ分戸沢や安東、南部に武具や兵糧の支援を行なえ…とな」
好舜「はっ(…兵は出さずに支援をせよ、か…)」
800夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/07/03(火) 00:03:53 ID:jsooldqN
蝦夷
統亮「なんとか上杉の兵を食い止められそうだな。」
五十嵐「奥州諸将もあまり戦には乗り気ではないようですからね。伊達の動きを警戒したのでしょう。」
統亮「まぁ・・・寝るか!!」
801久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/07/03(火) 19:35:27 ID:eED2dVKw
/*
実際のところ、どうしましょうかね…
一旦チャラにした所で人戻ります?
*/
802織田信長 ◆9wyZyL8qrQ :2007/07/05(木) 13:19:13 ID:8/4dqIQQ
お気遣い無用
権六などただ泥にまみれ転げまわっていただけの猪武者
803人間七七四年:2007/07/05(木) 14:14:15 ID:L9zyUrDh
>>802
幕府スレからキャラが逃げたかと思えば逃亡先からととのえが来襲かよw
804人間七七四年:2007/07/05(木) 16:56:24 ID:0RM9KfeA
>>802
だからどうして脈絡の無いレスをするのかと。

>>803
知っているかもしれないが、ととのえ=秀吉=くまのすけ
805和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/07/05(木) 23:34:50 ID:zDBc3DWz
なりきりスレのほうはあいかわらず平和じゃのうw
806人間七七四年:2007/07/07(土) 14:59:22 ID:wWZMPzK3
もう命運も尽きましたな…
807807:2007/07/07(土) 15:16:32 ID:Mr/NbrTR
このスレは事実上終わりを告げました。

再建は不可能と思われます。今後について話し合ってくださいです。…
808ととのえ老臣 ◆9wyZyL8qrQ :2007/07/07(土) 15:50:33 ID:XWVVx2S0
軍議を執り行う
809項龍 ◆Sw15bzOP8. :2007/07/07(土) 16:49:03 ID:qoWM6wBQ
>>808
士ね
810人間七七四年:2007/07/07(土) 17:03:54 ID:O+Nakt6L
>>808
くまのすけさん、会社クビになったんでつかwww
811人間七七四年:2007/07/08(日) 09:29:59 ID:+BGsuQ0T
良スレだったのにな。
812人間七七四年:2007/07/08(日) 13:53:49 ID:ceaD8bpP
>>811
調整役や諌め役が居なくなった時点で終わっていたんだよ。
話し合いにも参加しない奴も居たしな。
813人間七七四年:2007/07/08(日) 14:05:20 ID:Sg34X9JG
初期は独立勢力担当とか居たんだがな。
このスレになってからの参加者は

薄為弘(小笠原氏批判)
奥田国真(脱退三号)
久慈弘忠(ROMってるらしい・小笠原氏批判)
統亮(小笠原氏批判)
項龍(脱退二号)

小笠原範長(脱退一号)
柏原国興
下間頼龍(行方不明)
松枝清隆

和束是実(ROMってるらしい)

なわけだが…
814人間七七四年:2007/07/08(日) 14:27:10 ID:Sg34X9JG
>>813
小笠原氏「が」批判、な。
815人間七七四年:2007/07/08(日) 15:01:28 ID:+BGsuQ0T
自壊したスレも言われてみれば珍しいと言うか…
816和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/07/08(日) 17:40:30 ID:WfmW/e8p
今の事態に至った一番の原因は小笠原の脱退と個人的には思っている。
そりゃ空気無視して勝手に話しすすめる奴に、小笠原や奥田が嫌気をさしたのはわかる。
でも自分でイベント(馬揃え)で話の流れ作っておきながら、
その中途で勝手に抜けられたらそこから話のすすめようがない。

まだ、奥田みたいに自決して雌伏してすっと抜けたほうがありがたかったね。
817人間七七四年:2007/07/08(日) 19:11:36 ID:+BGsuQ0T
個人的には、
・久慈の東国制圧と甲斐の乱(奥田滅亡時)
・薄の十二万撤退と山陽制圧
・統亮の動き(シナリオ自体がはっちゃけてる)
に無理があったと思う。
結局、新参の久慈が最大勢力になったために小笠原や奥田ら既存勢力と進行について違いが生じたためではなかろうか?
818和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/07/08(日) 22:01:17 ID:WfmW/e8p
10人ぐらいでマスターベーションしているこんなスレが
よくも荒らされずにつづいていたのが不思議なぐらいだが、
もしROMで楽しんでたヤシがいたのなら申し訳ないね。(いないと思うが)
まあ、残った久慈殿も統亮殿も俺も話まとめる力ないから
我と思う人は今からでも新規参入して、適当に領地切り取ってはじめてください。
819久慈の中の人 ◆nDP5UKJNOE :2007/07/09(月) 05:15:31 ID:x60/Myq0
このスレ…part9以降やります?
820人間七七四年:2007/07/09(月) 07:57:42 ID:/Hsld+IQ
これからは現代版で行こう。

ニートが一人。暴動を起こした。
821人間七七四年:2007/07/11(水) 17:27:37 ID:fE72AsWC
そして警察の御厄介になった。

警官「まあ、一晩頭を冷やしなさい」
822おしらせ:2007/07/11(水) 19:19:57 ID:xT5tHgK3
薄様、柏原様、(もしいれば)下間様、松枝様、和束様、統亮様。
また、以前参加者であられた方。
まとめ掲示板のほうへお越しくださいませ。
823人間七七四年:2007/07/12(木) 22:09:06 ID:UeZQ3t8r
もっとも空気読めてなかった久慈が反省してないのが笑えるw
824人間七七四年:2007/07/12(木) 22:46:56 ID:x857wP+b
>>823
これ以上追い討ちをかけるなよ。
そもそも戦国板には(ry
825人間七七四年:2007/07/13(金) 13:02:19 ID:bDF93UHF
小笠原は戻らんだろ。それに戻ってくる必要も無いだろう。
826人間七七四年:2007/07/13(金) 21:48:33 ID:Yp1qqgE9
小笠原はスレをぶち壊して役目終わりか

まあ久慈やら薄やらのがあったとはいえ…無責任すぎるな。
827人間七七四年:2007/07/13(金) 22:45:15 ID:QVFoRWuL
テスト
828下間頼龍:2007/07/13(金) 22:59:03 ID:QVFoRWuL
頼龍「ぬははははっ!書き込みテスト成功じゃ!」
829下間頼龍:2007/07/13(金) 23:49:49 ID:QVFoRWuL
頼龍「何!?ニート門徒が一揆を起こしてお縄になったとな?仔細は解らぬか?」
仲孝「奉公したくとも職にありつけぬ者が蜂起したとか??」
頼龍「この乱世じゃ。人材はどこも不足しておろうに。あえて門徒を職に付けぬか・・。
もしや久慈領内か?」

頼廉「いや、あやつなら利用する為に抱える事でしょう。」
頼龍「では如何なる理由じゃろうか。」
頼廉「単に働く気の無い者が働かなくとも良い世を夢見たのでしょう。」
頼龍「アナーキーじゃな。他力本願を勘違いしておる。」

頼龍「仲孝、頼龍、何処の国で起こったのか調べて参るのじゃ。」
仲孝、頼龍「ははっ!」


仲孝(それにしても小笠原殿、残念でなりませぬ。特に私は之康様には懇意にして頂いた身。
これより仲孝の名を改め、下間家伝統の「頼」の字に「之」の字を頂戴いたしますぞ。)

これ以降、仲孝は頼之と名乗った。
830和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/07/14(土) 00:04:36 ID:mIqp5gjA
下間殿乙!

さて、諸侯はさっさと領国に戻ってでてきそうにないが、
どうするかのう。久慈、薄の二大老、下間、松枝、柏原、夷王の四奉行で
政所を立ち上げ、新参者の参加を待つでおじゃるか
831織田信長 ◆9wyZyL8qrQ :2007/07/14(土) 12:47:21 ID:FyXc2Nws
われこそは平成生まれの歌姫
832人間七七四年:2007/07/14(土) 19:34:14 ID:Xr3l294S
>>831
だから、何で自分のスレがあるのに越境してくるのかと。
脈絡の無いレスしかできないなら来るなよ、迷惑だ。
833人間七七四年:2007/07/14(土) 21:57:50 ID:/fgOcj2Q
今年の夏は干害となった
834下間頼龍:2007/07/15(日) 17:55:35 ID:hJ0Dnvo4
頼龍「九州、四国は水害でその他の国では干害か・・。
わが北陸は飛騨より流れ出る水路を確保したお陰で水量を調整し、農村への水供給が安定しておるからな。
越前の朝倉に書状を出し、南蛮船を通して西国への支援を今の内に準備させておくか。」
835和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/07/15(日) 22:39:01 ID:uO1aAcaw
京より諸侯がいなくなって、干害でまた荒れてきたでおじゃるか。
町には餓死者の骸もごろごろしておる。また乱世に逆戻りしなければよいが
836夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/07/21(土) 20:50:50 ID:89zUwImQ
ひさびさに来てみればこのざまかぁ!

五十嵐「殿も自由すぎでしたよ?」
俺の存在は一服の清涼剤だろ?
五十嵐「まぁ、そんなやつが居てもおかしくはないですが。」
俺が大珍帝国や陳歩殿にあっている間にコンナコトガ起きてるなんてな!!
五十嵐「そもそも久慈が大勢力になったのは我々のせいらしいですよ?援軍くれなかった奥田も悪いですけど。」
久慈は従えたはずの武将も名前がでてないからって勝手に自陣に加えちまったからなぁ。
五十嵐「奥州もなんだか知らないけど上杉の威光で従ったみたいな話になって我々動けなかったですからね。」
837久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/07/21(土) 22:18:30 ID:VQFL87S+
〜美濃〜
弘忠「わしの失策だったわい…」
憲宏「?」
弘忠「東国に武将がおらなんだ、よってわしは全部従えてしもうたのじゃ!」
憲宏「た、確かに上杉にそこまでの力はないだろうとは考えましたが…」
弘忠「まさか展開に支障をきたす事になるとはな…予想できなかった」
弘忠「それとわしは三戦板には出向かぬ!」
憲宏「(…ああ、また何かトラウマを…)」
弘忠「司馬懿が好きで何が悪いのじゃ!わしは出向かん、出向かんぞ!!」
憲宏「そういえばなりきりスレで幕府スレと比較されてましたな」
弘忠「…三戦の話は止してくれ」
憲宏「兄上、こんなものが…」

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弘忠「は、八割方わしの趣味じゃ…まあ、わしは今日ヒマだったもんでな」
憲宏「明日は結果を改竄することのないようにお願いしますぞ」
838本居:2007/07/21(土) 22:57:16 ID:PG/zsLBQ
むむむ
839夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/07/23(月) 11:46:29 ID:kYFc82AX
つーか、本当に今の世の中で幕府って造れるのかな?

天皇にあわなきゃ無理だよね。
皇居にはなかなか入れないだろし
840人間七七四年:2007/07/23(月) 16:43:19 ID:3CglA02D
まだ可能性があるのは…

これ言っていいのかな?いや止めよう。
841和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/07/23(月) 21:13:22 ID:JS32BIrX
だから麿がむかし、まだ管領を名乗る前に作戦を出したでおじゃろう
悠仁を(ry
842久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/07/23(月) 22:13:56 ID:3CglA02D
私が提案しようとしたのは、伊勢神宮その他(ry
843人間七七四年:2007/07/23(月) 23:46:19 ID:BPCPuSid
そして誰かが大阪城集合と(ry
844夷王侍従統亮(正五位下・蝦夷押領使) ◆qG5Uj1x8xc :2007/07/24(火) 14:35:28 ID:7tPf4O7Z
幕府ができたらオイラを常陸介に就けてくれる様に天皇に頼んでって言ったんだった。
845久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/07/24(火) 17:25:37 ID:euHaiWgu
なんか同窓会臭いですね…この感じ。

ところで、初代スレの左馬頭さんはどちらに?
846人間七七四年:2007/07/24(火) 17:51:44 ID:mdXDtTfl
戦国時代板のwiki作りました。
ご自由に編集してください。
http://www37.atwiki.jp/sengokuita/

まとめ的な用途で使っても結構です。
847和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/07/24(火) 22:00:57 ID:7+8CrK0J
結局この三人が残ってしまったでおじゃるか
どうしようもないので、麿が強引に主上に迫って官途を与えるでおじゃる

正二位内大臣兼征夷大将軍(源氏長者)・久慈弘忠
正二位左大臣(大藤原朝臣賜姓)・夷王統亮
従三位大納言・和束是実
848久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/07/24(火) 23:13:37 ID:euHaiWgu
はい、で今後どうしますか?
849人間七七四年:2007/07/24(火) 23:28:56 ID:qaacNU9S
>>847
私も入れてちょ。既に収める事が出来るのは和束さんだけだと思てました。
>>848
次スレに先駆けて設定するのが恒例ですが、さて・・・w
850和束大納言是実 ◆WAz9goYWBs :2007/07/24(火) 23:46:49 ID:7+8CrK0J
>>848
ほほほっ、そなたが幕府を開けばよいでおじゃる
さすれば、久慈に恨みのある武将も多いゆえ、じきに倒幕運動が起こるであろうw
久慈幕府が倒れたらわれらは新覇者にゆだねて去りゆくのみ

>>849名乗られよ、官途を与える
851人間七七四年:2007/07/25(水) 00:04:50 ID:UoOtR52a
もう残り少ないんで、次スレについて話しましょう。
852統亮 ◆qG5Uj1x8xc :2007/07/26(木) 21:32:47 ID:bGy0sa/H
初心者が来てくれる事を祈ります
853某参加者:2007/07/26(木) 22:05:57 ID:KzyNfKWy
>>852
また難易度の高い事をさらっとw

例のwikiなども活用していけば?
854松枝 ◆fkWqsaBuDM :2007/07/27(金) 02:45:56 ID:N888OeZ6
どーも御久し振りです
855名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 11:56:02 ID:rsiESkH6
>>854
お久しぶりですな
856名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:35:15 ID:KWWY108R
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857久慈大宰大弐弘忠 ◆nDP5UKJNOE :2007/07/30(月) 20:12:34 ID:invTN2nu
>>854
お久し振りですね

あとwikiのスレ紹介ページにリンク作ったので、誰か編集頼みます。ちょっと五日ぐらい来れなさそうなので…。
858人間七七四年:2007/07/30(月) 23:06:53 ID:pVzAhadr
>>857
つーかもう来なくていいっつの

何が五日ぐらいは来れないので、だよボケ

お前がくることをうざがってんのに
まだ当然のごとく戻ってくるつもりとは、
お前も図々しく無神経だな

お前はない頭絞ってスレに書き込みなんてのは
してもたいしてろくなこと書き込めるはずないし、
いい加減退出してKOEIでもやってろよ

だからバカは書き込むなっての
ほんといい加減にしろって話
859和束是実 ◆WAz9goYWBs :2007/07/30(月) 23:24:25 ID:rONxis3W
>>858
名無しでうざい書き込みしてんじゃねーよ、ヴぉけ
このスレになにがしかの期待をして来てるんだったら、もう少し建設的なことを書いたら?
あるいは君が話を作って再スタートしてくれてもよい
そうでなければ単なる野次馬的発言だよ
860宇土為光:2007/07/30(月) 23:29:24 ID:mr3ufQja
>>859
八代に幕府開きたいんだが・・・
861858:2007/07/30(月) 23:31:09 ID:mr3ufQja
>>859
ってか野次馬だから
お前らキモイ常駐組みと一緒にするなヴォケ
862平郎 ◆uLUw5etM1s :2007/07/30(月) 23:43:29 ID:lA4dpLTO
どうなるのかこの村は・・・
もう御終いだ、わしゃあ武士になる!
863人間七七四年:2007/07/31(火) 00:50:05 ID:0kMTDlbI
もっと大規模なスレを相手にできてないって時点でカスさが判るよな

少人数で楽しくやってて、それをROMって楽しんでる人間がいる。それに唾吐き掛けて楽しいと思うのは、器量のなさの表れだよね。

強そうな相手には手を出せない?お前の現実逃避先のネットで同じことやるのかい。はた迷惑だし、なめられたもんだぜ。
864人間七七四年:2007/07/31(火) 01:12:19 ID:PX93mE/E
>>863
気が向いたらやってますが。
865人間七七四年
最近短文が多いせいかまだ容量に残りあるな。
まあ、参加者もろくに出てこないようじゃ次スレはないな。