社会民主主義か?新自由主義か?

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1名無しさん@3周年
分かりやすい対立軸が欲しい!
2名無しさん@3周年:2009/06/02(火) 00:35:25 ID:NKbQkMJb
子供への国からの援助が、OECDの中で最低な日本ってどうなん??
3名無しさん@3周年:2009/06/02(火) 15:47:27 ID:TNTGnUEH
>>1
この問題、実は非常に難しくてね。
ちょっと長くなるが、説明するわ。
43:2009/06/02(火) 15:51:03 ID:TNTGnUEH
菅直人公式サイト
http://www.n-kan.jp/2000/12/post-1650.php
自由主義と社会民主主義
2000年12月 9日 00:00 :
 自由主義と社会民主主義は間に保守主義を挟んで、遠い理念のように扱われてきた。
 しかしイギリスのブレア首相が提唱している「第三の道」は
 個人の自由と自由主義経済の「自由主義」に、
 セーフティーネットを重視する「社会民主主義」を統合した考えだ。
 我が国に置き換えてみると自民党は残念ながら「自由主義」政党とはいえない。
 自民党の本質は経済に政府が過剰に介入する「社会主義」型。
 つまり自民党は現状維持・守旧派の「保守主義政党」。
 民主党は自由主義と社会民主主義を統合・融合した理念を柱にすべきではなかろうか。
 こうした問題意識を持って明日からイギリス、イタリアなどヨーロッパに出かける。

菅直人公式サイト
http://www.n-kan.jp/2000/12/post-1653.php
究極の延命内閣
2000年12月 6日 00:00 :
 橋本元総理を引き込んで、必死に延命を図る究極の延命森内閣がスタート。
 この内閣が倒れる時を自民党政権崩壊の時にしたい。
 新しい政権を創るための基本政策の議論が民主党内では進んでいる。
 こうした具体的な政策と共に基本理念を明確にしたい。
 私はひとつは民主党の基本理念として「自由主義」と「社会民主主義」の融合、統合を考えている。
 つまり「個人の自由」と「自由主義経済」を柱とする自由主義と、
 「社会的セーフティネット」を柱とする社会民主主義は決して融合不可能ではない。
 これに対して自民党は「保守主義」である。つまり「国家主義的保守」、
 「リベラルな保守」、「利権保守」の集まりであるが、
 あえて一言でいえば「守旧派保守」が今の自民党の本質である。
 参議院選挙に間に合うように民主党に理念を私なりにまとめてみたい。
53:2009/06/02(火) 15:54:01 ID:TNTGnUEH
簡略版
政治改革と政界再編    菅 直人
http://www.eda-jp.com/books/sirius/kan-2.html

 こうした政界再編の動きにシリウスはどう対応するのか。
 私は従来「保守政党」対「社民政党」といったイギリスやドイツ型の二大政党構造をめざしてきた。
 しかし日本の社会党は、ヨーロッパ型の社会民主主義への転換があまりにも遅れ、
 冷戦構造が崩壊した今日「社民結集」はすでに目標とするに値しなくなっていると考える。
 そこで今日では、私はアメリカなどを参考にした保守政党対リベラル政党といった二大政党構造が望ましいと考えるに至った。

菅氏の発言 山口県連シンポジュームにて 2001年1月19日山口
http://www.n-kan.jp/kouen/2001/0119.html (リンク切れ)

 つまりは日本は思い切った経済の改革をやらなければいけない、
 その過程ではいろいろ苦しい面もありますがやはり今の日本はたて直らない、
 とこのように思っております。
 そういった意味で私は最近、ちょっと理屈っぽい言葉になりますが、
 個人の自由とか経済の自由という意味での自由主義と、
 それからセイフティネットあるいは今言ったトランポリンではありませんが、
 年金とか医療とか雇用の問題などでは生活がめちゃめちゃになることのないように、
 そういった意味では社会民主主義的な考え方、
 つまり「自由主義」と「社会民主主義」というものを合わせた考え方、
 もっと解りやすく言えば、
 サッチャーさんとブレアさんがやっていることを両方やるというのが今の民主党の基本的な柱だ。
63:2009/06/02(火) 15:55:41 ID:TNTGnUEH
菅さんの過去の発言を読めばわかる話だが、

  私は従来「保守」対「社民」といった英独型二大政党構造を目指してきた
  しかし冷戦構造が崩壊し社民結集はすでに目標とするに値しなくなった
  そこで保守対リベラルのアメリカ型二大政党構造が望ましいと考える

というわけで、昔から菅さんはアンチ社民主義なんだよ。
欧州型の保守vs社民の対立軸から、米国型の保守vsリベラルの対立軸への転換、
これが菅さんの持論。
73:2009/06/02(火) 16:07:58 ID:TNTGnUEH
あと、菅さんは巧妙に嘘を吐いている。

 自由主義と社会民主主義は間に保守主義を挟んで、遠い理念のように扱われてきた。
 しかしイギリスのブレア首相が提唱している「第三の道」は
 個人の自由と自由主義経済の「自由主義」に、
 セーフティーネットを重視する「社会民主主義」を統合した考えだ。
 我が国に置き換えてみると自民党は残念ながら「自由主義」政党とはいえない。
 自民党の本質は経済に政府が過剰に介入する「社会主義」型。
 つまり自民党は現状維持・守旧派の「保守主義政党」。
 民主党は自由主義と社会民主主義を統合・融合した理念を柱にすべきではなかろうか。

社会民主主義というのは、市場経済を容認しつつ、社会主義の理念を追求する立場。
計画経済・社会主義経済を基礎とする立場でない事は常識とは思いますが(それは共産主義ですので)。
そして、菅さんは

 自民党の本質は経済に政府が過剰に介入する「社会主義」型

と言っているが、
実はこの菅さんが社会主義型として排撃しているものこそ、社会民主主義だったりする。

では、社会民主主義を『経済に政府が過剰に介入する「社会主義」型』と否定なら、
菅さんが主張する『個人の自由と自由主義経済の「自由主義」』の自由主義経済ってなに?という話になる。

勘が鋭い人なら気づくと思いますが、つまり自由主義経済とは市場原理主義の事なんです。
市場原理を重んずる(あるいは崇拝する)市場(原理)主義者が、社会民主主義を批判する際、
菅さんと全く同じか酷似する批判を浴びせますから(社会民主主義は経済に政府が過剰に介入する統制経済etc...)。
83:2009/06/02(火) 16:44:14 ID:zaepfrYJ
菅直人公式サイト
http://www.n-kan.jp/2002/01/post-1421.php
ニューデモクラッツ
2002年1月11日 00:00 :
 今日から活動再開。朝は野党4党幹事長の朝食会。通常国会に向けて野党協力について話し合う。
 自由党と社民党の幹事長には「第三の道」をテーマにした勉強会を昨日提案し、今日改めてギデンズ氏の本を渡しておいた。
 効率のため市場万能主義をとる新自由主義と公正のため効率を軽んじた古い社民主義。
 これに対して効率と公正を積極的に両立させるのが第三の道。
 先日アメリカのクリントンを担ぎ出し「ニューデモクラッツ」を唱えてきた民主党のメンバーと会談したが、
 彼らも「第三の道(Third Way)」という言い方をしていた。
 小泉総理の構造改革はサッチャー的改革を求めながら政財官のトライアングルに妥協し、もはや期待はまったく出来ない。
 民主党を第三の道の改革を担える「ニューデモクラッツ」に脱皮させたい。

菅直人公式サイト
http://www.n-kan.jp/2001/08/post-1563.php
センターレフト
2001年8月 7日 00:00 :
 昨日、民主党の参院議員会長、幹事長選挙が行われた。
 密室の話し合いよりもオープンな選挙で決めたいという参院の若手の動きから始まったもので、
 その点はよかったと思っている。ただ2年前の代表選挙の時の私の選対責任者を務めてもらった江田さんが
 1票差で涙を飲むことになったのは残念。衆議院議員は基本的に手を出さなかったはず。
 また昨日の両院総会では活発な意見が出た。
 大橋巨泉さんから「民主党はセンターレフトの政党であることを鮮明にするべき」という意見が出された。
 私も基本的に賛成。ブレアイギリス首相の言う第三の道も基本的にセンターレフト。
93:2009/06/02(火) 16:51:24 ID:zaepfrYJ
あと、菅さんの発言の中にブレアの話が出てきますが、
支持者の人も、当時人気があったブレアにあやかり、菅さんは日本のブレアと持ち上げていましたね。
また同じ様に支持者の人は、菅さんと同じ様な主張をよくされていました。
自由主義の社会民主主義の融合が第三の道だ、菅さんは日本のブレアだ、と。
ところがその菅さんや支持者が持ち上げていたブレアというのは、
今ではただのネオリベだったと言われているんですね。

 ビル・エモットは、現在の英国では、誰もこの思想を話題にはしておらず、ブレア自身も政権の途中から
 この言葉を使わなくなった、理由はそんな思想など元々存在しなかったからだと主張している。
 彼によれば第三の道は左派政党が支持者に対して右派の政策を採択することにより左派を裏切ろうと
 しているのではないことを説得する方便にすぎないとする。ブレア政権は確かに福祉・教育予算を拡充し、
 サッチャー政権下で荒廃した病院や教育の立て直しを目指したが、成功していない。
 理念として提示した社会的公正の実現もさほど成功しなかった。
 政策実行上では有権者の強い支持を得られ政権運営の役に立ったが、
 保守政権の政策を基本的に踏襲した政策の実情はブッシュ政権の唱えた「思いやりのある保守主義」と呼ぶべきもので
 第三の道が新たな政治路線ではなく思いやりのある保守主義であることに有権者が気づいたことも、
 2度連続して総選挙に大勝したブレアが辞任に追い込まれた理由の一つとされる。
ソース
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%89%E3%81%AE%E9%81%93
103:2009/06/02(火) 17:00:11 ID:zaepfrYJ
簡単に説明すると、こういうことです。

社会民主主義

・市場経済は消極的には容認するが、信用は一切しない
・市場に対して適切な規制を施し、国民生活と労働者を市場経済の弊害から守る
=反市場原理主義、反新自由主義が社会民主主義の立場

菅さんの唱える自由主義の立場(第三の道)

・市場経済を積極的に容認し、信用する
・規制は原則不要であり、不具合が生じたり、被害が出た場合に事後対応
=市場原理主義や新自由主義と呼ばれる立場

つまり、正確には、自由主義と社会民主主義の融合ではなく、
新自由主義(市場原理主義)に安全網を付け足しただけもの、なんですね。
だから菅さんの唱える立場は、別名を新自由主義左派、左派新自由主義と言います。

ちなみに最近亡くなられた韓国の盧武鉉元大統領は左派新自由主義でしたが、
言うまでもなくその路線は失敗に終わっています。
また、クリントン政権も第三の道路線でしたが、レーガン時代の傷跡の是正には
失敗したと結論されていますし、イギリスやドイツでも失敗しています。
現実の政治路線としての第三の道(新自由主義左派)は、成功した国がないんです。

新自由主義(市場原理主義)をベースにしたものが上手く行くはずがないので当然ですが。
113:2009/06/02(火) 17:17:07 ID:zaepfrYJ
「社民結集は目標に値しない」「英独型の保守vs社民から米国型の保守vs自由に変えるべき」と唱え、
社会民主主義にネガキャンをした上に社会主義とレッテルを貼った菅さんが社会民主主義である筈ないですが、
しかし、この発言が既に過去のものである事も事実なので、微妙といえば微妙なんですがね。

菅さんが現在も新自由主義左派の立場を維持されているかは、不明です。

ただし、菅さんが新自由主義者と全く同じ手法で社会民主主義を貶めてきたこと、
社会民主主義を、まるで市場経済を否定する立場であるかのように主張し、
市場原理主義的な立場を肯定し、正当化するような発言をしてきたこと、
こうした事実は踏まえておく必要があるでしょう。
12青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/02(火) 17:36:28 ID:ZN7u5jhB
>>7
>自民党の本質は経済に政府が過剰に介入する「社会主義」型 と言っているが、
>実はこの菅さんが社会主義型として排撃しているものこそ、社会民主主義だったりする。

「過剰」というのが何を基準にしてるのかによりますが、
ニューディール政策以降のリベラル派のアメリカ民主党の方針では、政府の介入を
積極的に認めてますね。社会保障制度の樹立、富裕税法としての税制改革、公共事業の拡充
労働保護立法(ワグナー法の制定)、全部、ニューディール政策起源ですから社会民主主義に近いです。

管が考えてるような『個人の自由と自由主義経済の「自由主義」』というのは
アメリカ・リベラル派以前の古典的リベラルと呼んで良いのですが、
お察しの通り、社会民主主義とは全く別ものです。

事実上は新自由主義と何も変わりませんし、リヴァタリアニズムといっても
いいかもしれません。経済学者で言うとハイエクの系統ですね。
13名無しさん@3周年:2009/06/02(火) 21:16:23 ID:NKbQkMJb
ヨクは解らないが、政治は弱者の視点に立つべきだよな。強い者だけがより富を独り占めできる政策は良くない。
14名無しさん@3周年:2009/06/02(火) 21:52:25 ID:lEvQ3m5I
いあ、弱者視点でなくとも公平でいい。と、弱者の俺が言ってみる。
15名無しさん@3周年:2009/06/02(火) 22:05:01 ID:rvf5dL/a
そういう発想は好ましくないと14に言ってみる。
16名無しさん@3周年:2009/06/02(火) 22:10:01 ID:rvf5dL/a
という冗談はさておきw
1が提起する、社会民主主義と新自由主義の問題を考える上で、
何故、旧革新勢が議会から消滅したわけではないのに(一定の議席は持ってる)、
新自由主義的な空気が議会と社会全体を支配する事が可能だったのか、
この部分を解析する事が対立軸を形成する上では重要と思われる。
民主党は中道左派的、社会民主主義的と世間的にはされてきたのだから、
理屈の上では新自由主義の嵐が日本全土を包む事なんて出来るはずがない。
ところが、現実はそうなったわけで、そのカラクリを解く鍵が4-12。
17青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/02(火) 22:36:06 ID:ZN7u5jhB
>>13
例えば自由というものをホームレスの側から考えたとして
ざっと二つの解釈が考えられる
(1) 好きな時間に酒が飲め、寝たい時に寝られるホームレスであることの自由
(2) 貧困から抜け出し、家や職を得て社会復帰したいという自由

この内(1)の自由を積極的に認め、(2)の自由を強制してはならないというのが
『個人の自由と自由主義経済の「自由主義」』から出てくると思う。
セーフティーネットをつけると言っても小泉と同じ論理になるね。
(捕捉 : ハイエクはサッチャー、レーガンが崇拝した経済学者)
18名無しさん@3周年:2009/06/02(火) 22:36:52 ID:rvf5dL/a
弱者視点でなくとも公平でいい、としてしまうと、
貧富格差はあっても公平でさえあれば良い、という話になって、
米国型の貧富格差の大きな社会になり、最後には公平さすら失われてしまう。
お金の力が貧富格差で相対的に強まれば、それが公正さを破壊するのです。
米国がお金で全てを買える社会だという事をご存知の方もいると思いますが、

↓こんな本まで出ていたりするんですね(米社会を告発する書籍は数多)

金で買えるアメリカ民主主義  角川文庫 グレッグ・パラスト著
http://www.amazon.co.jp/%E9%87%91%E3%81%A7%E8%B2%B7%E3%81%88%E3%82%8B%E3%
82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9-%E8%
A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B0%E3%
83%BB%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88/dp/404293501X

菅さんがいう米国型二大政党が築いた社会の末路はこうしたものなのです。
私は90年代から菅さんが主張されてきた【冷戦構造が崩壊した今日「社民結集」は
すでに目標とするに値しなくなっていると】【アメリカなどを参考にした保守政党対
リベラル政党といった二大政党構造が望ましいと考えるに至った】というのは、
誤りであったと考えます。やはり欧州型の【「保守政党」対「社民政党」】を
目指すべきだったし、そうしていたなら新自由主義の悲劇は防げたかもしれません。
このようなスレッドが立つ事もなかったでしょう。

恐らく14を書かれた方はご存じないでしょうが、弱者視点でなくとも公平でいい、
というのは、実は菅さんや立場的に菅さんに近い方達が好んで使う言葉です。
きつい言い方をすれば、弱者視線での政治の否定を正当化する方便として、
公正という言葉を利用していると批判する事も可能でしょう。
この点に関しては、社民主義的な欧州とアメリカとの比較で鮮明化しますよ。
無論、菅さんが言ってこられた『自由主義と社会民主主義の融合』の末路も同じです。

政治は、12の方が言われるように、弱者の視点に立つべきなんです。
19青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/03(水) 09:43:33 ID:kQ/rGp2C
>>18
まあ、俺の場合はマクロ経済政策の側から考えているので、
いついかなる時も弱者の側に立つ政治が正しいとは言わないけど、
格差を拡げるような政策には反対ですよ。アメリカの低所得者層は本当にひどい状態だし、
もはや社会福祉ではどうにもならない段階まで来てる。反面教師がいるのに
それをわざわざ真似るような愚鈍な政策はやって欲しくない。

それと、聞きたいけど、アメリカのリベラル派とヨーロッパの社民政党は
どのように違うと捉えているんですか?
20名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 16:19:08 ID:2/YHOgyg
弱者気取りで暴利を貪ってるのが日本最大の既得権益団体=連合。

左翼は青臭い理想ばっかで権力を握ると本当に醜い。管はその辺を見切って脱サヨしたんだろうな。
21名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 18:34:17 ID:H8QyOqtX
>>19
ヨーロッパにおいてはリベラルとソーシャルという対立軸は極めて明確。
それが日本でぐちゃぐちゃになりかけているのは、
ひとえにアメリカの(本来ならば「ソーシャル」と名乗るべき)労働者保護や福祉志向の人達が
自らを「リベラル」と名乗ったため。それで本来「リベラル」と名乗るべき連中が「リバタリアン」などと
名乗ったので話がこんがらがってる。

■ヨーロッパ
ソーシャル=社会民主主義
リベラル=古典的な自由主義(自由放任主義、個人主義)

■アメリカ
リベラル=社会民主主義 → 民主党系
リバタリアン、ネオリベ=古典的な自由主義(自由放任主義、個人主義)→ 共和党系
22名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 19:18:46 ID:H8QyOqtX
ついでに捕捉しとくと、第三の道はヨーロッパのソーシャルとリベラルを折衷しようとした勢力。
ここにはハイエクがらみの連中も関わってる。
23名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 19:48:38 ID:uKwPqRkM
山口二郎北大教授が、
リスクの社会化、リスクの個人化
普遍的政策、裁量的政策
という対立軸を示している。以下、詳細。

格差社会の現状と民意(図表 4p)
まず、戦後日本の政治と行政が達成した平等の中身について、説明しておこう。
図1は、戦後日本における再分配政策の特徴を捉えるモデルである。
ここではリスクの社会化−個人化、裁量的政策−普遍的政策の二つの軸によって社会経済政策を類型化している。
リスクの社会化、個人化とは、重い病気・重い怪我、失業・廃業、倒産など
人間が生きていくうえでかなりの確率で遭遇する不幸や災難について、
また子供の教育や老親の世話、就職、住宅の取得など誰しも同じように直面する課題について、
個人で対応するのか、社会全体で危険を分散するのかという対立である。
・リスクの個人化という理念に立てば、人は自分の生活にすべて責任を持つべきだということになる。
この考え方からは、政府は個人の活動に干渉しないこと
が望ましいという政策理念が導き出される。
そして、具体的には減税や規制緩和など小さな政府の路線がこの理念に基づく政策となる。
先進国の中では、アメリカがこの考え方による社会経済システムを構築している。
そこでは、成功した企業家は天文学的な数字の富を手に入れる一方、
国民の二割近く、5千万人以上の人々が医療保険に加入できないという状況が放置されている。
・これに対してリスクの社会化という理念とは、先に挙げた困難や試練は、人間が等しく遭遇する可能性があるもので、
特定の人だけに困難が集中することは望ましくないという考えに立つ。
その種の問題は他人事ではないと考えるわけである。
そして、みんなでコストを負担した上で、危険や災難を分散させるための制度を作るという発想につながっていく。
あるいは、子育てや親の介護など人が共通して取り組まなければならない課題については、
社会全体でその取り組みを容易にするための土台を作ろうという発想になる。
具体的には、健康保険、公的年金、介護保険などの社会保障政策、無償の義務教育などの政策がリスクの社会化という発想に立つものである。
先進国の中では、西ヨーロッパの国々がこの考え方で社会経済システムを構築している。
24名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 19:51:12 ID:uKwPqRkM
・もう一つの軸、裁量と普遍という対立は、政府が社会、経済に関与する際の政策手段の特徴を捉えるための軸である。
普遍的政策とは、政府の行動についてルール、基準が明確であるような政策である。
サービス給付型の政策であれば、たとえば義務教育や公的年金のように、
年齢、病状等の客観的な基準によって受給者資格者が定義され、
同じような需要を持つ人には同じようなサービスが供給される。
規制型の政策であれば、規制の根拠となるルールが明確であり、
行政機関がスポーツの試合における審判のように公正、公平にルールを適用する。
・これに対して裁量的政策とは、そのようなルールや基準が存在しない政策のことを意味する。
サービス給付型の政策であれ、規制型の政策であれ、
権限、財源を持つ官僚組織の裁量によって政策の中身が大きく左右されるような政策を裁量型の政策という。
給付型の政策であれば、一定額の補助金をどの地域に配分するか、
税の減免措置をどの業界に対して与えるかといったことが裁量的政策のテーマとなる。
規制型の政策であれば、規制の根拠となる法律があいまいであって、
具体的な規制はすべて通達や行政指導によって行われるようなものが、裁量的政策の典型である。

この二つの軸を組み合わせることによって、図1のような社会経済政策の類型化が可能となる。
戦後日本の自民党政治は、リスクの社会化という理念を、裁量的政策という手段によって追求した。◇
そこにおいては、政策による再分配は権利として普遍的、平等に提供されるのではなく、
行政の裁量によって恩恵として配分される。また、ルールや基準が存在しないため、
その配分の過程に政治家が介入し、圧力政治が横行する。
その結果、結果としての平等化が、不公正や腐敗、非効率と表裏一体になってしまう。
もう1つの重要な特徴は、日本型システムにおいては、
行政の庇護下にある会社や業界に個人が囲い込まれることで生活保障が実現していた点である。
会社における終身雇用制、業界における談合体質、専業主婦を前提とした家族単位の税や社会保険の仕組み。
これらはすべて、人や企業のあるべき姿が設定され、個人や企業はそれにしたがう限りリスクから遮蔽されるという仕組みであった。
そこにはコンフォーミズムの体質が存在した。
25名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 19:52:26 ID:uKwPqRkM
2 改革の効果とリスク社会の到来
経済成長が鈍化し、財政赤字が累積すれば、政策的再分配はゼロサムゲームの様相を呈する。
そうなると、不公正と癒着した平等化、再分配に対する、既得権を持たない市民の反発は強まる。
小泉政権時代の改革への期待はこのような土壌で広がっていった。
図中で小泉改革について2つの位置づけをしているのは、
収益性、効率性という明確な基準によって政策を再編成してリスクの個人化を進めたという側面(T)と、
官僚による裁量的政策の声域が温存されたという側面(U)の両方を捉えるためである。
いずれにせよ、小泉政治が腐敗や不公正と表裏一体になった再分配政策を攻撃する政治的キャンペーンを張った点は、
構造改革の被害者が改革を進める政治指導者を支持したというパラドクスを説明する鍵となる。
いわば、いびつな平等に対する倦怠こそ、構造改革への支持の原動力であった。
そして、社会保障制度の縮小、地方に対する財政移転の縮小、公共事業の縮小など、
歳出の中で大きな比重を占める項目で、実際にリストラが進められた。
ところが、小泉改革という名の市場主義の暴走が日本型システムの解体を進めた結果、
人々の生活基盤が揺らぎ、格差の広がりに対する不安が高まる。◇
小泉政権退陣後、民主党が構造改革への対抗という色彩を明確にし、
「生活第一」というスローガンによって2007 年の参議院選挙で圧勝したことも、
格差、不平等問題に対する国民の不満の表れと解釈することができる。
そこで、筆者自身が行った2つの世論調査を紹介しながら、民意の現状を見てみたい。
26名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 19:53:22 ID:uKwPqRkM
B北欧型福祉社会モデルへの期待
望ましい社会モデルについて問うたところ、表6に示すとおり、
「北欧のような福祉を重視した社会」が6割弱で1位となり、
「かつての日本のような社会」が3割強で2位となった。
「アメリカのような競争社会」を選んだのは6%あまりであった。
小泉政権以来の新自由主義改革にもかかわらず、アメリカモデルを支持する人はごくわずかである。
政党支持との関連で見れば、アメリカモデルへの支持が極めて低いことは各党共通であり、
自民党支持層では伝統回帰派が全体よりも10 ポイント多く、民主、公明、共産支持層では福祉社会支持派が多い。
こうした傾向は、@で紹介した構造改革への低い評価と合致する。
このように、国民は依然として平等に対する強い支持をもっている。
この点は、今後の政策論議において重要な意味を持つ。

(注)これは、2007年度の世論調査である。したがって、2008年10月のリーマン・ショック以後の雇用崩壊現象で、
国民の「アメリカ型競争社会」モデルへの支持はさらに減少していると思われる。「→」は、推測。
アメリカのような競争と効率を重視した社会 6.7%→5%程度に減少
北欧のような福祉を重視した社会 58.4%→65%程度に増加
かつての日本のような終身雇用を重視した社会 31.5%→30%程度で横ばい
わからない・答えない 3.4%

平等復活の条件
最後に、これから平等という価値を復活させるために留意すべき点について、考えてみたい。
国民の意識において、基調としての平等志向は、深い官僚不信、行政不信と表裏一体となっている。
したがって、リスクの社会化を再建するために、行政の量的ではなく、質的改革が不可欠である。
即ち、裁量行政からの決別、再分配におけるルールの明確化、透明化が制度再設計において必要である。
特に、裁量的補助金から制度化された一般財源への転換が、地方にとっては重要な課題となる。
http://www.csdemocracy.com/workingpapers/j-02.pdf
27名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 20:06:52 ID:uKwPqRkM
>>21
ヨーロッパの大勢力である「保守」が抜けている。

■ヨーロッパ
ソーシャル=社会民主主義
リベラル=社会自由主義
保守=新保守主義(サッチャー以降)

■アメリカ
リベラル=社会民主主義 → 富の再分配機能重視、社会個人主義→民主党左派系
ネオコン、ネオリベ=自由放任主義、経済個人主義、社会保守主義→ 共和党系
(キリスト教原理主義→巨大カルト→共和党系)
28名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 20:11:26 ID:uKwPqRkM
◎市場万能主義と決別=「機能する政府」へ−オバマ米新大統領
【ワシントン20日時事】オバマ米新大統領は20日の就任演説で、
ブッシュ前大統領が推進した市場万能主義に基づく経済政策との決別を宣言した。
1930年代の大恐慌以来という経済危機の中で、雇用や医療保険の問題を抱える勤労者のために「機能する政府」を目指す。
「監視の目がなければ、市場は抑制を失う」「富める者だけを優遇していては国家は繁栄できない」。
新大統領は、間接的な表現で、金融危機を招いた過度の規制緩和と、
勤労層を軽視し富裕層に手厚い減税を行った前大統領の経済失政を批判した。
新大統領は、史上最大規模の景気対策を、雇用創出だけでなく、
代替エネルギー開発など米国の競争力回復につながる基盤整備と位置付ける。
またルーズベルト大統領以来の民主党の伝統である弱者救済に力を注ぐ「大きな政府」を単純に繰り返すのではなく、
国民のニーズに合わない事業は廃止して肥大化を回避する方針だ。
だが金融規制・監視強化は市場をゆがめる恐れがある。また富裕層減税廃止は景気への影響が避けられないなど、
新大統領の公約実現にはハードルが待ち構える。
まずは2月中旬の成立を目指す景気対策法案が新政権の経済政策の力量を測る試金石となりそうだ。 
http://news.livedoor.com/article/detail/3976409/
◆格差はつくられた ポール・クルーグマン著 三上義一訳 早川書房 1900円
今年度ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン氏の2007年に執筆された著作。
この本の原題は、「The conscience of a liberal」(リベラル派の良心)であり、
民主党支持者である氏の立場をそのものずばり言い表した書名になっている。中略。
「アメリカのために、不平等と格差を是正し、
社会のセイフティー・ネットを拡大するような真にリベラルな政策を推進することである。
つまり、新しいニューディール政策ということだ。」(21頁)
「アメリカで累進課税を復活させ、それで得た税収を
低・中間層世帯を援助する手当や給付金に使うよう広く努力することである。」(223頁)
29名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 20:12:35 ID:uKwPqRkM
◆市場原理主義は、格差社会を招く悪魔システム…中谷巌、改革派から転向 「負の消費税」を提言
「資本主義はなぜ自壊したのか」(集英社インターナショナル)
世界的な不況が深刻化する中、米国流構造改革派の急先鋒として知られた経済学者、中谷巌氏の「懺悔の書」が波紋を広げている。
改革派の“教義”であるグローバル資本主義や市場原理こそ、格差社会を招く「悪魔のシステム」だと、
反省の上で指弾するショッキングな内容ゆえだ。◇
−−何が誤っていた?
「レーガン、サッチャー時代から、小さな政府で少ない規制という新自由主義的発想が始まり、日本も小泉改革などで乗っかりました。
しかし、ブラックマンデーや日本のバブル、アジア通貨危機など2、3年おきにバブル生成と崩壊が続き、100年に1度という大恐慌まで来た。
そんな経済システムはおかしいのです。グローバル資本主義にはバブルや所得格差、環境破壊などの副作用があります」
−−経済の現状は
「溶岩が流れ落ちている最中で、悪化はこれからが本番。4、5年続くと考えています」◇
−−現状では格差拡大やリストラが進んでいる
「グローバル経済では競争に勝った企業はいくらでも儲けられる半面、日本の普通の労働者は中国の労働者と競争して人件費を切り下げざるをえない。
日本の会社の雰囲気は悪くなっており、短期的に労働コストを下げても長期的には競争力を削ぐのではと心配です」
−−“自己責任”という言葉については?
「人間には能力の差も運不運もある。行き倒れの人を自己責任だと放っておくわけにはいかないでしょう。
日本は貧困率が上昇し、シングルマザーに世界一厳しいのに全然対策をしていない」
−−還付金付き消費税を提言していますね
「たとえば消費税率を20%に引き上げると同時に、全国民に毎年40万円ずつ還付する制度です。
年収200万円の人の消費税負担は実質ゼロで、200万円以下の人には所得補填になるので、貧困対策にもなります」(後略)
http://www.zakzak.co.jp/gei/200901/g2009013031_all.html
30名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 20:15:52 ID:uKwPqRkM
◆ノーベル賞経済学者・スティグリッツのインタビュー記事(2)
(前略)とりわけ非難されるべきはブッシュ政権の政策だ。◇
今回の危機に対し、ブッシュ政権は、巨額の金を金融界につぎ込めば他の人々もいくらかは助かるだろうという
「トリクルダウン」(金持ちや企業が富めば、そこからしたたり落ちた富で全体が潤うという考え方)の手法を取っている。
企業を助けるだけで、働く人々を助けようとはしていない。
何もしないよりはましかもしれないが、まずいやり方だ。
ウォール街の特殊利益を優先する「企業温情主義」の発想が、正しい政策を阻んでいる。
ポールソン財務長官やバーナンキFRB議長は、もはや市場の信頼も米国民の信頼も失っている。
米国政府がまずなすべきは、ローン返済に行き詰まった人が、担保の住宅を失うのを防いだり、失業者を支援したりする事だ。
景気を刺激して、経済を回復に導かなければならない。
予定されている減税は速く実施すべきだし、インフラ整備も必要だ。
高速道路の建設も有効だが、長期的な視野に立って地球温暖化対策に力を入れ、「グリーンなアメリカ」をつくるべきだ。
民主党はそういう政策を掲げている。
しかし、(11月の大統領選で民主党のオバマ候補が当選しても)新しい大統領が政策を打ち出す来年1月の就任式まで、まだ3ヶ月もある。
この期間中、共和党内の支持すらも失ったブッシュ氏が大統領の座にあることが、対策を遅らせる要因になっている。
この危機をきっかけに新自由主義は終わりを迎えなければならないと思う。
規制緩和と自由化が経済的効率をもたらすという見解は行き詰まった。
ベルリンの壁の崩壊で、共産主義が欠陥のある思想であると誰もが理解したように、
新自由主義と市場原理主義は欠陥のある思想である事を、ほとんどの人々が理解した。
私の研究はすでにそれを説明してきたが、今回は経験によって示された事になる。(後略)
http://anond.hatelabo.jp/20081106103603
>ベルリンの壁の崩壊で、共産主義が欠陥のある思想であると誰もが理解したように、
>新自由主義と市場原理主義は欠陥のある思想である事を、ほとんどの人々が理解した。

二人のノーベル賞学者は、いずれもリベラル派(≒社会民主主義派)のようだ。
31名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 20:31:54 ID:uKwPqRkM
◆高負担福祉国家がなぜ元気なのか 変革モデル、スウェーデンの秘密 安原和雄
あの新自由主義路線の破綻が明白になった日米では新自由主義路線のつぎの新しい路線をどう設定するかが最大の課題である。
にもかかわらず、まだ明確な答えを見出せないまま暗中模索の域を出ていない。
だからこそスウェーデンが有力な変革モデルの候補として浮かび上がってきている。
米国の模倣に慣れすぎた日本は、ここらで「脱アメリカ」という発想の大転換が求められているのだ。
高負担の福祉国家・スウェーデンが元気である、その秘密は何か。
藤井 威氏(みずほコーポレート銀行顧問・元駐スウェーデン大使)とのインタビュー記事
「高福祉・高負担 スウェーデンに学ぶ点」(毎日新聞・09年2月3日付夕刊=東京版=「特集ワイド」)と、
もう一つ、同氏の論文「消費税引き上げ・高福祉がもたらすもの スウェーデン型社会という解答」(『中央公論』09年1月号)
を手がかりに考える。◇
〈コメント〉新自由主義路線との明確な決別を 
元気な4つの秘密の共通項は、米日両国に顕著だった、あの新自由主義路線とは異質の路線を追求してきたその成果だということである。
公共部門での雇用の増加、夫婦にとって就業と子育てを両立できる環境づくり、
所得格差の是正、さらに地域格差の是正、これらのどれをみても猛威を振るってきたあの自由主義路線とは180度異なっている。 
 企業の私利追求を第一とし、そのためには詐欺的行為も横行し、
一方に一握りの富者つまり勝者、他方に大多数の貧困者つまり敗者に差別し、
相対的貧困率(中位の所得水準の半分以下にランクされる低所得者層の割合を指す)をみると、
米国最大、そのつぎが日本という不名誉な結果を招いた。
米日は世界で1位と2位の経済大国でありながら、同時に1位と2位の貧困大国ともなっている。 
 その上、社会保障分野に悲惨な現実を広げた。これでは福祉の名に値する面影はみえてこない。
これをどう打開するか。なにはともあれまずは新自由主義路線との明確な決別宣言が必要不可欠であろう。
それが再出発の前提である。ごまかし、偽装はもう沢山である。 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200902092216351
32名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 20:36:57 ID:uKwPqRkM
★「市場原理主義」も「古い自民党」も御免だ
(前略)市場原理主義によれば、まるで神の判断がそうであるように、市場の判断は常に正しいと言うことになる。
従って、企業の価値のみならず、人の価値、資源の価値、食料の価値、命の価値、全ての判断が市場で為され、
価値のあるものには、対価として、正当な金銭的利益が与えられ、価値の無いものは、
消えていく、ただそれだけの事と言うことになるのだろう。
その結果が、見ての通りの有様なので、今更、どの様に誤魔化しても、小泉−竹中路線を継続することは、愚の骨頂だろう。
ただ、一方で「古い自民党」と言うのも、どうだろうか。
例えば、麻生首相の郵政民営化を巡る発言を聞いていると、この人は、真剣に国の政策を考えたことがあるのか非常に疑問となる。
麻生首相にとって、政策とは、国家や国民の事を真剣に考えた上の判断ではなく、どちらが、
当面国民の目を欺きながら、利権政治を継続出来るか、その欺き方を見計らっているだけであろうことは、
事の発端である麻生首相の一連の郵政民営化に対する発言から十分に伺える。
つまり、「古い自民党」については、その政策の中身を吟味すること自体が無意味なのかもしれない。
まあ、どちらも御免、と言うのが個人的な感想だ。
しかし、しばらくは、このどこかの県議会レベルの猿芝居に付き合うしかなく、
その間、この国の政府には何も期待できない状況が続くことを思えば、政治家としての麻生首相の罪は、計り知れない。
日本国は、最悪の時期に最低の首相を戴いてしまった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090224-00000030-tsuka-pol
そこで「欧州型社会民主主義」。
簡潔にいえば、「市場原理主義(ネオリベ・ネオコン)」では、
働いても生存ギリギリ(ワーキングプア)、働かなければホームレス・餓死・病死・自殺へ
「欧州型社会民主主義」では、働いている間はそこそこ豊かに暮らせ、
働かなくても誰もが一定の所得は保障されホームレス・餓死・病死・自殺へ追い込まれることはない。
キーワードは、「リスクの社会化(再分配政策強化=社会保障・セーフティネット拡充)」「普遍政治(反利権政治・反裁量政治)」
33名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 20:42:15 ID:uKwPqRkM
◆社会主義化するアメリカ資本主義(NEWSWEEK)
◆未曾有の経済危機から抜け出すためには、欧州型の「大きな政府」に変わらざるをえない
■フランス化強める米経済
(前略)もし我々が経済における政府の役割拡大という現実を直視せず、
代わりに20世紀のルールや戦術で21世紀の戦争を戦おうとすれば、厄介で不毛な議論に追い込まれるだろう。
一刻も早く自分たちの立場を正確に把握し、今の世界でいかに政府を使うかということを考えるべきだ。
オバマ政権がアメリカ史上最大の景気対策法案を成立させ、財政支援を受けた金融機関の幹部の報酬を年50万ドルに制限し、
新しい金融安定化策を打ち出している間にも、失業率は過去16年で最悪の水準に達した。
ダウ工業株30種平均は98年の水準まで下落し、08年の住宅の差し押さえ件数は、前年比で81%増加した。
経済はもはや、リンドン・ジョンソン大統領が60年代に社会福祉で実現しようとした「偉大な社会」と、
ロナルド・レーガン大統領が80年代に推進した新自由主義との対立軸では理解できない。
好むと好まざるとにかかわらず、数字は明らかにアメリカ経済が欧州型になっていることを示している。
OECD(経済協力開発機構)によると、10年前、アメリカの政府支出はGDP(国内総生産)の34.3%、
ユーロ圏では48.2%で、その差は約14ポイントだった。
それが2010年には、アメリカが39.9%、ユーロ圏は47.1%になり、差は7.2ポイントに縮まるという。
今後10年間、社会保障費が増大するにしたがって、アメリカはますますフランスのようになるだろう。
もちろん、アメリカの朝の食卓という食卓にクロワッサンが並ぶわけではない。
だが、政策論争が従来とは別の次元に移ったことは確かだ。
34名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 20:43:28 ID:uKwPqRkM
(承前)当面、アメリカ人は社会主義と資本主義の混合経済の是非より、社会主義的な資本主義経済をいかに運営するかについての議論をすることになるだろう。
もちろん、世の中は常に複雑だ。世論調査によれば、アメリカ人は政府を信用していないし、大きな政府も欲していない。
だが彼らは、医療や安全保障、銀行危機や住宅危機からの救済などで政府の働きを望んでいる。
レーガンが大きな政府をアメリカの敵とし、中道左派を意味する「リベラル」をまるで共産主義者扱いの蔑称に引き下げてからざっと30年。
この間、政府は少しも小さくならず、逆に大きくなった。
ただ経済規模も同じペースで大きくなったので、GDPに対する政府支出の比率はほぼ一定だった。◇
だが過去5年ほどの成長は、巨額詐欺事件で捕まったナスダック元会長バーナード・マドフのネズミ講ファンドのような虚構に近い。
アメリカ人は借金で分不相応な消費生活を謳歌(92年に7.6%だった貯蓄率は05年にはマイナスになった)。
金融業界も砂の上に楼閣を築いていただけだった。
いま受けているのは、その報いだ。より大きな政府による経済への介入は実際、正解なのかもしれない。
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-20090221-02.html
35名無しさん@3周年:2009/06/04(木) 00:21:09 ID:zxpYN9H8
世界的な流れとしては、新自由主義から社会民主主義への転換が起きている。
アメリカすらその例外ではなく、オバマ民主党政権は社会民主主義になると言われている。

そして日本ではどうかと言うと、新自由主義勢力による猛反撃が開始されていて、
ネット上では新自由主義政策に対する擁護と同意、社会民主主義に対するネガキャンと
勢力拡大に対する妨害工作が相当強烈かつ積極的に行われている。

日本で社会民主主義的な要素を持つ勢力いうと、やはり非常に希薄といわざるを得ない。
自民党の土建社会主義と揶揄された保守左派系のケインジアン、民主党保守派の旧経世会勢力、
民社党系、旧社会党系、リベラル派の中の社会民主主義勢力、社民党、これくらいしかない。
菅に関する話からも明らかなように、民主党のリベラル派は必ずしも社会民主主義的ではなく、
社会民主主義的な勢力と、新自由主義的な勢力とが混在している。
また、共産党は反新自由主義ではあるものの、修正マルクス主義で、ケインジアンではない。
おまけに社会民主主義を敵視している経団連、勝共連合、親米右翼勢力の力が非常に強いし、
またマスコミも主要メディアは基本的に親・新自由主義的な立場を崩しておらず、
議会においても、自民党や民主党の新自由主義勢力が相変わらず影響力をキープしている。
36青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/04(木) 11:14:49 ID:rolWrXuz
【アメリカ政権政党と経済学者の相関関係 @】
民主党系 リベラル=社会民主主義 → 富の再分配機能重視、社会個人主義

クリスティーナ・ローマー(オバマ政権CEO)、P・クールグマン、J・スティグリッツ(クリントン政権CEO)、
P・サミュエルソン(オバマ政権NEC委員長、クリントン政権財務長官)、J・トービン(ケネディ政権経済諮問委員会委員)、
ジョン・ケネス・ガルブレイス(ルーズヴェルト政権の経済顧問)・・・などなどノーベル経済学賞受賞者が大半をしめる
錚々たる顔ぶれだが、ほぼ全員、ニューケインズ、ケインズ派の経済学者である。
(グレゴリー・マンキューはブッシュ政権CEOだったが彼もニューケインズ派)

尚、現オバマ政権に参加しているローレンス・サマーズは次期FRB議長の噂もある超大物だが左派の評判はよろしくない。
理由はルービンとともにクリントン政権下で金融業界の規制緩和を推進しバブルを作った張本人と目されているから。
財務長官ガイトナーは連邦財務省においてサマーズの部下だった男だが、最近はクルーグマンからウォール街の手先
呼ばわりされている。またサマーズは民主党重鎮のサミュエルソンの甥っ子である。

37青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/04(木) 11:18:29 ID:rolWrXuz
【アメリカ政権政党と経済学者の相関関係 A】
共和党系 ネオコン、ネオリベ=自由放任主義、経済個人主義、社会保守主義
(キリスト教原理主義→巨大カルト→共和党系)

M・フリードマン、F・ハイエク、R・ルーカス等の新古典派の経済学者

Wikiによるとフリードマン、ハイエクの二人はレーガノミックス(レーガン政権)や
イギリスのサッチャー政権の経済政策の理論的支柱を提供し、日本の小泉政権の「聖域なき構造改革」についても、
大きな影響を与えたといわれているが、少なくともフリードマンが政府系機関で要職に就いたという記録は
ニューディール政策当時を除いては見当たらない。(G・マンキューによると新古典派の経済学者が政府系機関で
働いているのは見たことが無いとのこと。夜警国家とレッセフェールが理想の連中としては当然か?)

最近では新自由主義の教祖として悪名高いフリードマンだが、彼の名誉の為に言っておくと
経済学者として優秀であったのは間違いなく、少なくともニューケインズ派は賛辞を惜しまないし、私も好きであるが、
「三流社会学者」よろしくお茶の間にデンパを飛ばし続け、ハイエク、ルーカスらと共にシカゴ大学は
カルトの総本部と囁かれる原因となった点で、かなりの反感を招いている。

勿論、シカゴ大は陰謀論のアイドル、J・D・ロックフェラーが創設したものだが、ユダヤの陰謀とは無関係である筈である。
またインタビューによると、本人はナチとスターリン政権の双方から弾圧されたポーランド系ユダヤの移民家系出身だそうだが、
言うまでもなく、フリードマンは血塗られた東欧系ユダヤ人の怨念を背負っているわけではなく、とても善い人であった。
更にチリではピノチェトのクーデターと超インフレ、ロシアではソ連崩壊という危機を、みずからの理想を実行する
好機として利用したとして、フリードマンの思想はショック・ドクトリンと糾弾されもしたが、
無論、ブッシュ政権の新世界秩序構想とは関係なかったであろう。 2006年11月16日お亡くなりになりました。
38名無しさん@3周年:2009/06/04(木) 21:42:55 ID:Y8xRY2oc
>>36-37
米民主党は、DLCによる破壊工作が生じる前は、実質的に社民政党だったからな。
だから議員連中にも支持組織にも社民主義的な人材が残ってるし、回帰の可能性がある。
意外と知られてないが、左派切りでネオリベ路線を定着させたのは、ビル・クリントン。
ビル・クリントン、アル・ゴアはDLC左派で、民主党破壊工作の片棒を担いでた。

逆に、日本の民主党は、アンチ自民・アンチ社民路線が党是で、根っからの新自由主義。
一部に度を越した市場原理主義者やリバタリアン臭のする急進主義的な議員がいるのはその為。
自民党も、郵政選挙で党体質が修復不能なレベルで変わり果て、今では新自由主義。

オバマに該当するような政治家は、残念ながら、日本の民主党にはいない。
大統領選に出ていたエドワーズも含め、この二人は社民と民主を混合したような人物だから。
39名無しさん@3周年:2009/06/04(木) 22:39:40 ID:1V0mGiE+
連合抱えてるから駄目だろ日本の民主も。改革なんかできないよ。
40青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/04(木) 23:32:29 ID:rolWrXuz
>>39
改革って?
民主が物笑いの種にされてるのは、カイカクする、しない、ではなく、
たかが経済音痴の電波集団だからに過ぎない。いわゆる社民主義的な再配分は
財政金融両面でのマクロ経済政策なしに行なっても120%効果は無いし、無意味。
日本とオバマ政権+FRBの決定的な違いは、経済政策として今何をやるべきか
認識できてるか、できてないか。マクロ経済政策と政治的理念の統合が
できてない子供の集団にカイカク(笑)など期待したことはないけどね。
41青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/04(木) 23:53:57 ID:rolWrXuz
あまり詳しくはないが、たぶん民主の左派は管が新自由主義路線をとった場合
対抗できない。アメリカの場合、大雑把にふれたように新古典派、ケインズ、ニューケインズ派の
いずれかの経済理論を支柱にしてプラクティカルな経済政策を形成していくのが普通だが
日本の左派に支柱は無く、単に亡霊のような政治的理念しかない。クルーグマンは日本は失われた10年から
回復しておらず、最悪、デフレスパイラルを再発させる可能性もあると言ったが
自民にせよ、民主にせよ、バカが舵をとればその通りになるだろう。
42名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 00:08:23 ID:I1YKdsAs
>>40
マクロ経済ってあの恥ずかしい再分配を正当化させるための公開オナニー学のこと?ケインズオナニーは経済板でやれよ。
ばら撒きクレクレ守旧派君。駄目だよ市場を信頼しないと。
君が現実逃避の負け犬なのはよく分かったが統制経済なんて過去の遺物なんだよ。
しかしケインジアンの独善的な態度はどうにかならないものか。負け犬の癖に。
43名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 00:33:53 ID:/vAiKpat
>>42
リアルケインジアンは亀静のように既得権持ってるけど
ネットケインジアンはどう見ても持ってないよね。

ネットケインジアンが排他的で高慢で唯我独尊的な態度
をとるのはコンプレックスの裏返しでしょう。
そんなに賢いんだったら国に頼らないで自分で金儲けすればいいのにねえ・・・
44名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 01:59:24 ID:PbS9+J+0
>>青鴉 ◆uiQljvJH0c

39、42-43は自公のネット工作員なんでスルーしてくれ。
ネオリベ批判をネットに書き込むとすっとんでくる連中なので。

それにしても、日本の社会民主主義勢力の脆弱性には本当に困ったものだ。
45名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 02:21:37 ID:QxjBncai
>>44
それは、味方を増やすことより、敵をつくることに情熱を注いでいるからだよ。
いわゆる「セクト主義」だな。

まあ、ありえないけど、たとえば、共産党員40万、社民党員1万以下(?)が
全員、そろって、民主党に入党して、民主党を乗っ取れば、ちょうどいい
社会民主主義政党ができるよ。

一桁政党のカラに閉じこもっている限り、日本では、
社会民主主義をも含む左派の政策は、国政に反映されない。
だから、ネオコン・ネオリベが猛威を振るい、
自公政権は、人間をモノ同然に扱うことを助長してきた。

その結果、国民が毎年、大量に自殺する国(自殺率先進国トップ)。
そして、1000万人以上が年収200万円以下のワープア大国(貧困率先進国第二位)。
さらに、怪しげな宗教(カルト)がはびこる国になってしまった。
46名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 02:27:07 ID:QxjBncai
小泉は、ネオコン・ネオリベ派のスターであり、
メディアとの共同正犯で、国民をだました。詐欺師である。
だまされ、洗脳され、マインドコントールされた
国民、とくに裕福でない民衆は、“稀代の詐欺師”小泉を支持し、
自らの首を絞める選択をしてしまった。

誤解を恐れずに言えば、左派・リベラル派にとっては、
左派・リベラル派の「小泉」が必要だ。
日本版「オバマ」が必要。

民主党左派・リベラル系の若手・中堅議員を見ても
残念ながら「日本のオバマ」みたいな人がいまのところ見当たらない。
もちろん、社民・共産には、人材は皆無。
47名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 04:06:29 ID:xsDdBjUn
>>青鴉 ◆uiQljvJH0c

45-46も自公のネット工作員なんでスルーしてくれ。
39、42-43のお仲間(あるいは同一人物)
48名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 04:34:46 ID:QxjBncai
>>47
はあ???????????
おまえ、真性精神異常者だな。

気に入らない投稿をした者は、みな「自公のネット工作員」とレッテル貼りか(失笑
そういうおまえが、その自公のネット工作員だろ。
49青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/05(金) 07:28:15 ID:bZcvNYGt
>>42
>マクロ経済ってあの恥ずかしい再分配を正当化させるための公開オナニー学のこと?

残念でした。マクロ経済学は中曽根→小泉が「猿真似」した
レーガン、サッチャー政権の政策上の理論的支柱でしたね(笑)
経済顧問にM・フリードマンを起用して金融政策に力を入れたのは有名。
日本の田吾作が知らないだけですがw
しかもM・フリードマンはEITC(Earned Income Tax Credit)の提唱者ですが。

まあ新古典派と言ってもわからないか。これ知らないと
新自由主義なんて語れないんだけどね、政治板は相変わらず
知識もなしに語れて楽しくて良いねw
50名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 07:40:40 ID:gD6CDjZg
インターネット上の「ネオコン」の方々が持ち上げる小泉・竹中政権の
経済政策の理論的基礎をつくった故ミルトン・フリードマン教授がかつて、
世帯あたり1万ドル相当の所得保障を掲げていた。

フリードマンは、規制緩和による自由競争を進める一方、
「負の所得税」(※)といわれる仕組みで、
所得保障を行って格差を是正することも主張した。

もっとも、現代アメリカの階層間の政治的力関係を考慮すれば、
完璧な形での所得保障が行われるわけもなく
所得保障はネオリベラルのフリードマンの「アリバイ工作」かもしれませんが。
51名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 07:43:28 ID:gD6CDjZg
真意はともあれ、新自由主義の教祖として、
崇拝され、あるいは、嫌われているミルトン・フリードマンが、
1万ドルの所得保障を提言していた事実。

「生活ができるだけの所得を保障してから競争を」と言っていたわけです。
ということは、所得の保障をせずに競争を強いる自公政権が推進した
ヒトをモノ扱いする現在の市場原理主義体制は、
フリードマンの意思に反することにもなります。
52青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/05(金) 08:15:49 ID:bZcvNYGt
>>46
どの政党にとってもカリスマは必要かもね。それも政治の重要な要素だろう。
でも、民主党左派・リベラル系の若手・中堅議員がネオコン・ネオリベ派との
対抗軸を作りたかったら、カリスマとしてのオバマの表層だけを真似しても意味ない。
彼らはアメリカ国民が潜在的に望んでいるものを先読みし
プラクティカルな経済政策において、どのように問題解決しようとしてるのか
キチンと伝えることが出来たから支持されたわけで、オバマだけの力じゃない。
先日、P・クルーグマン(民主党に近い)と与謝野の対談が放映されたが
世界的な頭脳がバックにいるわけで、日本の左派・リベラル系に欲しいのはこういう人材。
(与謝野先生は自民党は伝統的に社会民主主義だと言ってるけどw)

クルーグマンvs与謝野財務相 1/2
http://www.youtube.com/watch?v=wwuSnMHPfxU&feature=related
クルーグマンvs与謝野財務相 2/2
http://www.youtube.com/watch?v=_wZxdt4YiF8&feature=related
53名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 09:05:32 ID:gD6CDjZg
「古い自民党」は、“擬似社民”であり、ヨーロッパの本当の社民とは似て非なるものでしょう。

□日本的「疑似(似非)社民主義」は、裁量的政策による「リスクの社会化」
日本的な「疑似(似非)社民主義」の特徴(*3)を、ここでおさらいをしておきたいと思います。
〔図1〕「政策分類と政治勢力の位置づけ」をご覧下さい。
縦軸は「リスクの社会化・リスクの個人化」という理念でして、
病気や失業や貧困、生活の苦労とか自然災害など人間生活を脅かすさまざまな問題や課題、困難を
社会全体で担うのか、自己責任・自助努力において解決するのかという理念の対立を表しています。
「リスクの社会化」は、いわゆる「大きな政府」に繋がっていく理念です。
これに対して「リスクの個人化」は、「小さな政府」に繋がっていく理念です。
日本の保守政治は、ある面で弱者や農村に対しては寛大であり、
リスクを社会全体で担うさまざまな仕組みをつくっていました。
その結果、地域間格差が是正され、農業・中小企業・流通業といった弱い産業が生き残り、
雇用の受け皿になるといった社会経済的な効果を持ちました。
「リスクの社会化」という意味では、社会民主主義な理念に近いわけですが、日本とヨーロッパでは大きな違いがあります。
それを示すのが横軸で、「裁量的政策」と「普遍的政策」という理念を示しています。
「普遍的政策」はルール・基準がはっきりしていて、
同じ条件の人には同じような行政サービスが公平に提供されるというものです。
これに対して「裁量的政策」とは、権限・財源をもった役人のさじ加減で何とでもなるという類の政策です。
日本的な「疑似社民主義」とは、裁量的政策によるリスクの社会化であったと捉えることが出来るわけです。
54名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 09:06:55 ID:gD6CDjZg
1960、70年代は、「疑似社会民主主義」によって農村部の生活水準も向上したように、
これにも歴史的な役割はあったのですが、バブルの崩壊やグローバリゼーションの進行によって、弊害を露呈するようになったわけです。
日本的な「疑似社会民主主義」というのは、中央集権的な官僚支配と表裏一体であり、
「裁量的政策」は、まさに官僚の権力の源泉だったわけです。
それが、非効率や腐敗を生み、民主主義の健全な発展を阻害しました。
特に、右肩上がりの経済発展が終わり、いわゆるゼロサムゲーム的な社会状況になってくると、
再分配について世代間や地域間の合意を達成することが大変難しくなります。
いろいろな分野で競争原理が浸透し、弱者が淘汰されていく現象があちこちで進んでいき、
国民が一握りの「勝ち組」と「負け組」に引き裂かれ、国民が分断されているという状況が生まれています。
『論座』の最新号(*3)に書いたのですが、本来ナショナリズムは、
国民の一体性、同質性を強調するものであり、平等主義と結びつきやすいはずです。
しかし、今のナショナリズムは、格差を是認し、弱者を排除するナショナリズムです。
バーチャルな空間においては「国民」という概念を強調して「愛国」を言いながら、
現実の社会においては、社会的連帯や国民的な結びつきがなくなっていくという状況です。
http://www.yamaguchijiro.com/?eid=537
55名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 09:15:19 ID:gD6CDjZg
政策的な対立軸は、
・「リスクの社会化」←→「リスクの個人化」
・「普遍政治」←→「裁量政治(利権政治)」
2本の対立軸の組み合わせで考えたほうがわかりやすいと思う。

まず、「リスクの社会化」「裁量政治(利権政治)」の組み合わせ。
これが従来の自民党政治。
税金をどんどん無駄遣いする非効率的な政治。
あっせん・分配&利益誘導のブローカー政治、これが前時代的な自民党政治。

そして、「リスクの個人化」「普遍政治」を志向していたと言われているのが小泉・竹中ら。
しかし、実際の自民党(+公明党)政治は
「リスクの個人化」(自己責任主義=「弱者は氏ね」「負け組は氏ね」的な冷血政治)と
「裁量政治(利権政治)」(税金を無駄遣いする「政官業」癒着構造【泥棒国家システム】温存)
という最悪の組み合わせになってしまった。
それが現状の自公政治。

反自公勢力が目指すのは、
「リスクの社会化」
(利益誘導等ではない普遍的【透明かつ公正】な社会保障・セーフィーネットの拡充)と
「普遍政治」
(税金を無駄遣いする「政官業」癒着構造【泥棒国家システム】の解体と
透明・公正・効率的な行政システムの構築
=官僚による裁量を排し、客観的なルールに基づいて、自動的に政策が運用される行政)
すなわち、政策理念は、「リスクの社会化」「普遍政治(普遍行政)」のセット

従来の自民党的な「リスクの社会化」「裁量政治(利権政治)」でもなく、
小泉・竹中らが志向し、田原・松原などの御用ジャーナリストや御用学者らが賞賛した
「リスクの個人化」「普遍政治」でもなく、
「リスクの個人化」「裁量政治(利権政治)」という最悪の組み合わせの
現在の自公政治でもない、
「第四の道路線」(「リスクの社会化」「普遍政治」)こそ反自公勢力の政治路線。
56青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/05(金) 09:17:51 ID:bZcvNYGt
>>50
フリードマンが「負の所得税」に言及したのは1962年刊行の「資本主義と自由」において。
若い頃はニューディール政策に参加してたから、一応、マクロ政策として要求される項目には
すべて答えを出してみたということじゃないの。マネタリズムの発想と同じで、
選挙と結びつきやすいフィスカルポリシーを否定して、貧困対策をルール化してみたわけでしょう。
本音だと思う。その一方で法人税は廃止しろとか、しっかり主張してるけど(笑)

57名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 13:16:31 ID:pkZhPp0z
>小泉は、ネオコン・ネオリベ派のスターであり
馬鹿左翼、阿呆ケインジアンのスターだろ。
小泉なんて崇拝してるのは一部の保守と左翼だけ。

一部の保守は信者だという自覚があるんだろうが、左翼はそのDQNさゆえに自分が小泉信者だという自覚がもてない。
洗脳されているという自覚が全く無い。
58名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 13:23:52 ID:pkZhPp0z
>>49
はあ?サッチャーが好きなのはハイエクだろ。
ハイエクはマクロ経済学そのものを否定したんだが。

政治板は相変わらず、現実逃避の負け犬が国家経済語れて楽しくて良いねw
59青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/05(金) 17:38:08 ID:bZcvNYGt
>>58
だから?
サッチャーは政治哲学者としてのハイエクを崇拝し、金融政策ではフリードマンの
マネタリズムを採用したのは常識なんですがバカですか、あんた(爆笑)  
しかも失敗してリフレーション政策に転じた挙げ句に、
もろに金融拡張のマクロ政策に転換してますが。

<サッチャー首相就任>
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=マーガレット・サッチャー&oldid=26006770
1979年の総選挙では、イギリス経済の復活と小さな政府の実現を公約として保守党を勝利
に導き、女性として初めてイギリス首相に就任。そして、市場原理と起業家精神を重視し、
政府の経済的介入を抑制する政策を取った。こうした政治姿勢は新自由主義(ネオリベラ
リズム)あるいは新保守主義と呼ばれ、理論的には、ハイエクやフリードマンの経済学を背
景としていると言われる。

>理論的には、ハイエクやフリードマンの経済学を背景としていると言われる。

インフレーションを政府と協調して抑えるために、イングランド銀行が大幅な利上げを
行ったため当初の公約であったインフレーションを抑えることに成功した。しかし当然
の如く、首相在任1期目で失業者数は倍増し、1982年には300万人を数えるまでとなる。
失業率はその後も1986年半ばまで減少に転じることはなかった。このためサッチャー政
権の支持率は低下したため、小さな政府の柱の一つであった完全マネタリズムを放棄し、
リフレーション政策に転じた。

>小さな政府の柱の一つであった完全マネタリズムを放棄し、リフレーション政策に転じた。
60名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 18:32:31 ID:q/0vu86B
ジョン・メイナード・ケインズ

虚業家。穴を掘って埋め戻すだけの財政政策と札束をバラまくだけの金融政策を提唱。
ペテン師。『有効需要を創る』という詭弁で多くの人類を欺く。
アダム・スミスの経済学を古典派と称し、時代遅れという印象を植え付けて排斥する。
政府による浪費を正当化し、世界経済をインフレ地獄に陥れた20世紀最大の経済犯罪者。
その弊害は役人の権限拡大と増税という形で永遠に広がり続ける。
61名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 18:56:26 ID:pDCYAkcq
つーか、既に新古典派とニューケインジアンの統合された
マクロ経済学からいえば>>60の書き込みは、江戸時代くらい昔の感覚なんだけど
古くさい。脳に黴が生えてんじゃね。
62名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 19:13:57 ID:pDCYAkcq
「ケインズ政策の時」  ポール・クルーグマン 2008年11月29日
ttp://d.hatena.ne.jp/okemos/20081130/1228045938

古めかしい言葉遣いだが、とにかく彼は今我々が直面しているのと非常によく似た
状況について語っていたのだ。確かに、ケインズは「限界資本効率」の戦後の上昇
を予測する事に失敗した−−経済成長とインフレーションによって、通常ならば金融
政策が景気停滞と戦うのに効果的であったほどに利子率が高い状況が生み出された。
それゆえに、ケインズが重要ではないように思えた長い時期が(訪れたのだ)。

しかし、正しい条件の下では、彼の分析はそれまで同様正当なものであった。
【そういう条件は90年代にまず日本で再現された】
そして今、いたるところで再現されている。
つまり長期的には、ケインズは死んではいなかった、ということなのだ。
63名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 20:39:10 ID:mdN3jNag
民主は枝野みたいな経済音痴がいる限り絶対支持しない
デフレなのに利上げして景気回復とか、なにアレw
もうさっさと死んでくれって感じだよ。 小泉も竹中も嫌いだけど経済分かんないヤツより
上げ潮派の方がまだまし
64名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 21:06:40 ID:J0cx5anH
>>青鴉 ◆uiQljvJH0c
まあ、48みたいな反応を見れば彼がまともじゃないのはわかったと思うけど、
57、58を書いてるのも同一人物。こういう人なんだわ。

ただ、あなたが正面突破で相手にすると言うなら否定はしません。

>>63
>上げ潮派の方がまだまし

上げ潮派は格差社会を引き起こした責任をとってさっさと議員辞職すべきだよな。
もっともこの人達は他人には自己責任を唱え自分らは絶対に責任取らないけど。
自己責任って言葉がどんなものなのか彼らの言動でハッキリした。
65名無しさん@3周年:2009/06/05(金) 22:55:46 ID:8csZw/BR
ケインジアンって財政破綻とかハイパーインフレ目論んでるからな。
確信犯だからアブねえよ。まあネットで吼えているだけで何の影響力も無いんだが。
例えると節操無くクレジットカード使い込んで差し押さえ食らう輩や
金融危機引き起こしたウォール街の輩と思考が同じ。
「累進課税を強めて再分配強化しろ」という社民主義者の方がずっと健全。
66名無しさん@3周年:2009/06/06(土) 01:29:52 ID:QvtJhBPE
税金高くても、スウェーデンのような国を目指してほしい。今の日本はあまりにも将来に希望が持てない。国民に将来の安心を与えるのが政治でしょ。とにかく、貧困率が先進国の中で、最も高いって、政治の失敗に他ならない!
67名無しさん@3周年:2009/06/06(土) 01:43:12 ID:gQRzKXrX
>>65
社会民主主義は普通にケインズですがなw

>1932年の選挙後に農民同盟の支持により
>ペール・アルビン・ハンソンを首相とする政権が構成された。
>ハンソン政権は、ケインズに先駆けたケインズ主義的経済政策を行い、
> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>国民の家をシンボルに福祉国家の形成に着手した。
>1936年に第2期ハンソン政権が成立すると、両政党間の連携は更に深いものとなり、
>議会の安定的な支持によって、積極的に社会福祉政策を取り入れることができた。
スウェーデン社会民主労働党
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%85%9A

>>66
>とにかく、貧困率が先進国の中で、最も高いって、政治の失敗に他ならない!

失敗したんじゃなく、政治が成功したから、高貧困率になったんだよ。
新自由主義経済・市場原理主義は、貧富格差が拡大の一途を辿るものだから。
自民と民主の新自由主義勢力は、それを承知で、日本を新自由主義化した。
はじめからそうなるとわかっていたということ。
68名無しさん@3周年:2009/06/06(土) 02:22:33 ID:tZ1kHwEJ
>>57
はあ????????
DQNは、「脳内仮想敵」に何の関係もない他者を投影して
レッテル貼り、誹謗中傷を繰り返すキモイ精神異常者のおまえだろがw

>>64
はあ????
マトモじゃないのは、明らかにおまええだよw
何の根拠もなく、病的妄想を垂れ流して「自公のネット工作員」だとか、
57、58のような精神異常者と勝手に「同一人物」と断定。
完全に狂っているな。気持ち悪いわよ、おまえ。

精神病院に逝け、マジで。
マジで、おまえ、頭、おかしいよ。キモすぎる。
69青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/06(土) 09:40:21 ID:WJ44JZmK
>>64
匿名掲示板で○○工作員認定なんて、かなり古いな。
透視能力でも持ってるんですか?w
そういう煽り自体、昔ながらの2CHの凡庸な風景そのままだね。

仮に論敵であったとしても、普通の知性の持ち主である限り、
議論すれば良いではないの。自分が使っている言葉の定義も出来ないような
頭の弱い子にはレスしなければ良いだけでしょ。

全員、社会民主主義にハイルヒットラーで
まともな論客のいないスレほど退屈なものは無い。
70青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/06(土) 09:51:18 ID:WJ44JZmK
>>65
残念だな。君が想像してるような金融政策が
インフレターゲットだとしたら、元はといえばマネタリズムと貨幣数量説から
来てるので、新自由主義者のM・フリードマンが元祖なんだが(爆笑)
実際、フリードマンは日銀のインタゲ導入に賛成してました。

まあ、平蔵や高橋洋一のような新自由主義者には困ったもんだな。
インフレをたくらむインタゲに賛成するなんて国賊ものだろ。とんでもないよな。
俺はクルーグマン・ヴァージョンの方に賛成なんだがw
71青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/06(土) 10:13:12 ID:WJ44JZmK
ついでに捕捉しとくと、リチャード・クーとか植草みたいな
オールド・ケインジアンはインタゲは否定してるな。連中は金融政策より財政中心だし。
ま、財政やってインフレになるパターンは、赤字国債を大量発行して
クラウディングアウトを起す場合。さすがこれはマズいんだけど打ち消す手もあったりする。
日銀が同時に金融緩和をやって相殺すれば良いだけ。そんで、お決まりの突っ込みで
小国開放系MFモデルをもちだすヤツもいるんだけど、
そもそも日本って小国じゃないしあんなもの該当するかどうか知らん。
さらに爆笑ものなのはアメリカ自体が大規模、財政出動中だかんね。
72青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/06(土) 10:50:05 ID:WJ44JZmK
質問。>>53に「ヨーロッパの本当の社民」とありますが
では、ヨーロッパの本当の社会民主主義の起源は何に由来するのでしょうか?

アメリカの古典的リベラリズム(Classical liberalism) 〜新自由主義、リバタリアニズムは
アダム・スミス以来の古典派〜新古典派経済学を背景にもってて、
伝統的に共和党と密接な関係があります。

一方、1930年代の世界大恐慌後、古典的リベラリズムや古典派経済学を修正すべく
登場したリベラリズムはニューディール政策に起源をもち、背景にケインズ〜ニューケインズ経済学
をもっています。こちらは民主党と密接な関係があります。上にもありましたが現在のマクロでは
新古典派とニューケインズ経済学は統合されているので、
このような二分化は学問的には全く無意味ですが、政治的な傾向としては否定できません。
しかし、>>10以降の書き込み読んでも出自が分かりませんね。

73名無しさん@3周年:2009/06/06(土) 10:52:08 ID:8OpsxmyQ
日本では新自由主義を進めるべき!
貧富の差を広げて、憎しみ合う美しい国を創ろう!
74青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/06(土) 10:52:17 ID:WJ44JZmK
ま、政治板なのに何ゆえ、お前は経済を持ち出すんだという声が聞こえてきそうですが、
もともと自由主義社会という時の自由(liberal)という言葉は、19世紀イギリスの啓蒙思想や
フランス革命起源であり、王制やカトリックに対抗するブルジョワ層の自由な市場経済と
民主主義運動が渾然一体化した思想から出てきたものなので、
経済(=自由主義経済)と政治(=民主主義政治)を分離すること自体ナンセンスだからですね。

だからヨーロッパの社会民主主義という場合も例外ではない。
仮にマルクス経済学と関連している背景があるのなら
それはそれで、はっきりさせた方が良いと思います。

75社会主義はもっと危ない:2009/06/06(土) 11:03:07 ID:+ivc5y2N
>税金高くても、スウェーデンのような国を目指してほしい。
>今の日本はあまりにも将来に希望が持てない。
>国民に将来の安心を与えるのが政治でしょ。
>とにかく、貧困率が先進国の中で、最も高いって、政治の失敗に他ならない!

今の日本の政治体制で、社会主義にすると、今以上に国民が貧困になる。
行政府・立法府への信頼がない。将来の年金をもらうためにおさめた保険料が
社会保険庁の役人どもの食い物にされた事実からも分かる。
自分の命は自分で守れ。国にあずけれるのは危険だ。
スェーデンが理想としても日本で実現することはない。
むしろ、ソ連か共産中国のような独裁政治となって,日本国民は塗炭の苦しみを
味わうことになる。今の資本主義・自由市場経済がいちばん安心できる。
貧富の差も社会主義のほうがでかくなる。
76名無しさん@3周年:2009/06/06(土) 13:31:23 ID:fxyu9dlb
>今の日本の政治体制で、社会主義にすると、今以上に国民が貧困になる。
うむ。社会主義社会なんてのは所詮は格差の固定化された階級社会にほかならない。
反体制の社会主義者は理想に傾斜しすぎてその辺が理解できていない。

既得権益層にメスを入れないで非既得権益層も既得権益層にしろという
底上げ論は共産党や社民党の主張で非現実的である。
77名無しさん@3周年:2009/06/06(土) 13:32:21 ID:7JgnogXD
>>74
>今の日本の政治体制で、社会主義にすると、今以上に国民が貧困になる。

は? 日本語読めないの?
お前が、知能障害者として蔑まれたくなければ
社会民主主義の厳密な定義をここに書くべきだな。
まずはそこから。書けなければ池沼認定で終了。
78>>77訂正:2009/06/06(土) 13:39:30 ID:7JgnogXD
アンカーは>>74ではなく>>75の間違い。
79名無しさん@3周年:2009/06/06(土) 14:47:59 ID:6nK0jQ2B
社会民主主義を無理矢理、共産主義VS自由主義の図式に
還元して安心したいんだろうけど、さすがに古色蒼然としてて現代では通用しない。
そんなの言いはじめたらオバマは共産主義者だろw

冷戦構造脳乙。
80名無しさん@3周年:2009/06/06(土) 19:33:05 ID:w1buU8Hu
>>75-76
また自演か。
81名無しさん@3周年:2009/06/06(土) 19:40:41 ID:w1buU8Hu
>>69
>匿名掲示板で○○工作員認定なんて、かなり古いな。
>透視能力でも持ってるんですか?w
>そういう煽り自体、昔ながらの2CHの凡庸な風景そのままだね。
>仮に論敵であったとしても、普通の知性の持ち主である限り、
>議論すれば良いではないの。自分が使っている言葉の定義も出来ないような
>頭の弱い子にはレスしなければ良いだけでしょ。

いや、そうじゃなくてね、彼は有名人なんだよ。68も彼の仕業。
「真性精神異常者」とか「はあ???????????」とかと
奴のキーワードが入ってるんで間違いない。
82名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 12:00:55 ID:N7000hy6
>>81
はあ?????
とでもいいたくなるよ。
開いた口がふさがらんよ。おまえの狂いっぷりには。
2ちゃんねるには、真性の精神異常者が徘徊しているようだが、
おまえもその一人だな。
これがいわゆる妄想性人格障害者って奴か。
まじで気持ち悪い。

ちなみに、68は私だが、何か?
おまえの異常な煽り荒らしにあきれ果ててるわ(あきれた

>>69
同感ですわ。
「自公のネット工作員」だとか、
57、58のような精神異常者と勝手に「同一人物」と断定とか、
こいつ(81、64)、マジで頭、おかしいですわ。
83名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 12:10:51 ID:N7000hy6
>>75
何を以ってあんたの言うところの「社会主義」というのかは知らんが、
いまの族議員や特定業界と癒着した権限・財源をもった
官僚のさじ加減で何とでもなる体制を「官僚社会主義体制」というのなら、
まず、これは解体したほうがいい。
官僚による裁量を排し、客観的なルールに基づいて、自動的に政策が運用される「普遍行政」への転換が必要。

その上で、欧州型社民を目指すというのなら、私は反対しないし、むしろ望ましい。

後藤道夫教授は、官僚社会主義国家を「開発主義国家」と呼んでいる。↓

日本は、「福祉国家」とは似て非なる「開発主義国家」であったわけです。
「開発主義国家」であった日本では、政府の財政力、行政力は、企業、業界、各種利益団体のところに注がれます。
その結果として、国民の生活がなんとか良くなる、マーケットの状態が良くなる、雇用が増える、賃金水準が上がる
−−というふうにして、国民の生活が、政府から社会保障として直接支援されるのではなくて、
「開発主義」政策を通じて間接的に支援されるという構造を取ったのが日本の「開発主義国家」です。
ヨーロッパ型の「福祉国家」というのは、国家行政や地方自治体が国民生活を手厚い社会保障で直接に支援します。
住宅を無料で保障する。子育ての負担も個人まかせでなく行政が負担する。大学まで学費は無料にする。医療も無料にする。
−−など様々な形で国家行政と自治体が国民の暮らしを直接支援するのが「福祉国家」です。
日本におけるこの間接的支援というやり方は、結局最後は「市場収入で暮らしなさい」という話です。
だから、「開発主義国家」において、ミクロには「自己責任」の社会であるということです。
84青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/07(日) 13:45:23 ID:92knrokf
>>81
そうなの。でも、そんなの荒らしには入らないよ。
俺が立てたスレなんて、珍風の馬鹿が24時間居座って暴動起せ〜!!!とか喚くから
しまいにゃ警察のサイバー犯罪対策本部にまで通報が入って、
事務局に通告がいったからね(笑)

それに、>>75-76が自演だとしても、書いてる人が
社会民主主義の意味や定義が理解できないままに
古式ゆかしいウヨサヨの1bit脳で処理しようとしてるだけで、
だから何?ってだけでしょ。以上、おしまいだよ。
85青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/07(日) 13:55:45 ID:92knrokf
>>83
>>53の回答無しかよw
普段、想定してない思考回路を使わないと
答えられないので頭が固まったとか。
でも、おかまいなしに質問は続けるからね。
ちょっとだけ書いとくと、>>55のリスクの社会化なんて50年前にM・フリードマンが
既に言ってることだよ。あんまり変わらない。

問題は君らがどのような経済政策を考え
現実の状況にたいして、具体的に何をどうしたいかだ。
確実にいえることは、GDP成長率をマイナスなんかにしたら
福祉もクソもないってこと。ムダを省いて景気回復みたいなことしか
考えられないとしたら1930年代の世界恐慌時のフーバーと同じだし、
さっさと潰れろとしか言えん。
86名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 15:40:21 ID:qiMVV1ZP
青鴉 ◆uiQljvJH0c は統制経済思考で怖いな。
こいつのイデオロギーは基本的にナチスと同じ。

経済政策なんか自由経済志向の場合シンプルだよ、
規制緩和しまくりで市場主導にする。政府は極力介入しない。
公共事業・財政政策なんかは廃止の方向でいいだろう。

むしろ具体的な案を提示しなければならないのは統制経済志向の方。
統制経済志向を前提にして、経済用語を並べてる独りよがりのマクロオナニーで
煙に巻いて自由経済志向を排除しようとするのがケインジアンナチスの手法。

あと財政再建の視点が全く無いのもケインジアンナチスの特徴。
87名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 18:04:10 ID:N7000hy6
>>85
なんだって?
そもそも、私が、いちいちすべてのレスに目を通し、かつ、それに答える義務もない。
「ヨーロッパの本当の社会民主主義の起源は何に由来するのか」だって?
そんな教科書的な話は、Wikiでも見ておけばいいだろ。
いちいちコピペする必要もない。

>>86
あんたも、幼稚なレッテル貼りと極論のオンパレードじゃないか。
「公共事業・財政政策なんかは廃止」? 極論の極みだな。
「ケインジアンナチス」?なんじゃそりゃw
右派寄りだろうが、左派寄りだろうが、経済学者は、
「市場の失敗」と「政府の失敗」を分析的に比較考量しながら、
しかるべきバランスを見いだそうとしてきた。
このような幅広い視野を極端な連中はどうしてももつことができないようだ。
88名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 18:16:34 ID:N7000hy6
★クルーグマン教授「給付金は0点だ」 与謝野氏と対談
ノーベル賞経済学者で米プリンストン大のポール・クルーグマン教授と与謝野財務・金融・経済財政相が対談した。
クルーグマン氏は定額給付金の支給について「0点だ」と指摘するなど、日本政府の景気対策に辛口の評価もした。
フジテレビの報道番組が24日放映した。両氏は世界的な不況を克服するための各国政府による財政出動の必要性では一致。
15兆円規模の日本の経済危機対策について与謝野氏は「どうせ金を使うなら人々が驚くぐらいの額を、という考え方だ」と説明。
「来年春には日本経済はプラス成長になっていると思う」と話した。
これに対してクルーグマン氏は「もっと積極性がほしい」と指摘。
日本の景気回復の時期については
「患者は最悪の状況を脱したと思うが、いつ退院できるかはわからない。5年かも10年かもしれない」
と厳しい見方を示した。
2兆円の定額給付金については「他の国で失敗している。米国では歴史的にみて給付金は使われず、ほとんど貯金される」と批判。
省エネ家電への買い替えを優遇するエコポイント制度に対しては
「評価は保留。現時点でポイントが何に使えるかわからないのに、ポイントが与えられる理由がよくわからない」とした。
http://www.asahi.com/business/update/0524/TKY200905240130.html
08年のノーベル経済学賞受賞が決まった米プリンストン大学のポール・クルーグマン教授
最後に日本について助言するとすれば、「景気を刺激せよ、刺激せよ。ゼロ金利に戻れ」。これに尽きる。
http://anond.hatelabo.jp/20081118194540
クルーグマン教授は、「wise spending(賢い使い方)」を前提とした<積極財政+ゼロ金利>派だな。
反新自由主義のスティグリッツ教授は、2004年時は、政府紙幣発行を唱えていたな。
89名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 18:30:41 ID:l6XPlo4+
>>87-88
偉そうなこと言わないで具体的にどうしたいのか書いてみろよ、
あいかわらず抽象的な理想論とコピペだけだなこの電波女。
また「電波の道」「最大オナニー社会」とか言い出すの?w
90名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 18:56:52 ID:f/N+Aj8x
>>89
サヨクは理想主義者ではなく、ただの無責任な阿呆
サヨクを理想主義者という人はサヨク以外にも多い。おうおうに現実主義者との対比でこのように呼称される。
はたしてサヨクは理想主義者か。全く違う。ただの無責任な阿呆にすぎない。

* サヨクの「理想主義」
 逆に、「セーフはシャザイシロー」とか「フクシヨサンをフヤセー」とか他人に要求しつづける人間。
ひたすら他人に「理想」なるものを要求することを「行動」と勘違いした人間。これは理想主義などではなく、
単なる無責任な阿呆だ。

 サヨクの「理想主義」とは、

(1)政府など他人に、結果を考えない「理想」を要求。
(2)馬鹿げた内容であるため、おうおうにシカトされる。
(3)「ううむ、嘆かわしい。世間の人間はボクのリソーを理解できない意識の低い人間だ。
逆にボクはなんて高い理想を掲げた意識の高い立派なヒトなんでしょ。」と自慰る。

 というものだ。つまり単なる無責任な阿呆なのだ。

* サヨクを「理想主義」などと呼称するべきではない
 エジソンの偉大さは「セーフは蓄音機を開発しろー」と喚き続けた点にあるのではない。
自ら理想に取り組んだ点にある。
 また、世間にいる多くの人々も理想に向かって努力している。どうすればもっと使いやすい製品になるか。
どうすればもっと安価に製造できるか。どうすればもっと望ましいサービスを提供できるかなど。
 つまり、理想主義と現実主義は必ずしも逆なのではない。理想主義とは徹底した現実主義の裏付けがあって成り立つのだ。

 サヨクを理想主義などと呼称するのは、理想に向かって現実的に努力する多くの人々を愚弄するものだ。
91名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 19:27:05 ID:N7000hy6
>>89
気持ちの悪い下等な電波煽り厨だなw
おまえこそ、幼稚な煽りじゃなく、具体的にどうしたいのか書いてみろよ、
あいかわらず低能丸出しの煽りだけだなこの電波女(嘲笑
また「電波な国」「自己オナニー論」とか言い出すの?w


>>90
バカウヨの狂脳内に生息している脳内仮想敵「サヨク」についての病的妄想コピペはもう見飽きたよ(失笑
ウヨクを愛国主義などと呼称するのは、理想に向かって現実的に努力する多くの人々を愚弄するものだ。
92名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 19:53:22 ID:B6UHp6gk
>国家行政や地方自治体が国民生活を手厚い社会保障で直接に支援します。
住宅を無料で保障する。子育ての負担も個人まかせでなく行政が負担する。
大学まで学費は無料にする。医療も無料にする

キモ〜、どこの共産国家ですか?
バカサヨの狂脳内に生息している脳内仮想国?
93名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 20:14:52 ID:N7000hy6
>>92
狂脳は、レッテル貼りと煽りしか能がない無知なバカウヨのおまえだろw
94青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/07(日) 20:22:24 ID:92knrokf
>>86
いや、だから
そういう論理だと、バブル崩壊後の今のアメリカで
FRBもアメリカも何もしなくてもいいし
世界恐慌は大歓迎ですと言って貰わないと筋が通らないんですが(爆笑)
中国も速攻で56兆円規模の財政出動やってますがww

アメリカも中国もナチスと同じわけね(爆笑)
95名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 20:32:28 ID:7D2zMZQ7
>>94
半世紀以上前の恐慌を大義名分に統制経済を正当化するのはやめようね、バラマキ守旧派君。
金融危機引き起こしたウォール街の本質もケインジアンだなあれは、
節操無くレバレッジかけまくるなんてバラマキケインジアンと志向が同じ。
ナチスもケインジアンもイデオロギーでは国家社会主義に分類されるの知らないの?
96青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/07(日) 20:43:32 ID:92knrokf
>>86
ま、デフレもインフレも理解できない頭に言っても
無理な話だが、日本が陥ってるデフレが良いなんて
ケインジアンだろうが新古典派だろうが
世界を見渡しても、どの経済学者も言ってない。
必然的に上げ潮派や、財政再建派の与謝野ですらね。
もう誰一人、改革無くして成長なしとか、
構造改革で景気回復なんてデンパは言ってないんだよ。

金融+財政で手を打たない限り、来期は確実にマイナス成長に陥る。
その場合は名目GDP成長率<金利が続くので
事実上、財政再建はさら遠のき、財政破綻に近づくわけ。
つまり財政再建の意識が最も欠如してるのは
君みたいな経済音痴の政治脳。
97青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/07(日) 21:00:22 ID:92knrokf
>>95
半世紀前も何も、アメリカのバブル崩壊で
「日本の輸出の半分が消えてなくなった」と与謝野先生が
おっしゃってますが。まー内需も外需も絶好調ですし、最高ですかね日本は。
ま、IMFとOECD、世界銀行から
来期の日本の名目GDP成長率予測はマイナス5%以上でてますけど
クルーグマンからは失われた25年突入もあり・・・とかも言われてますけど
コーゾーカイカク(爆笑)でなんとかなるでしょう。
確かに統制経済は良くないな。

というわけで、>>95には是非アメリカに行って
オバマ政権はナチス! 統制経済はやめろ! 金融緩和も財政出動もするな!
と抗議してもらおうか。トヨタもキャノンも泣いて喜ぶと思うがw
98名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 21:30:45 ID:VxkpeenW
新自由主義者が官僚社会主義とレッテルしてるものの正体は社会民主主義だからな。
90年代から00年前半にかけての日本の新自由主義全盛時代に、
共産主義から新自由主義に転向した元左翼が市場原理主義に洗脳され開発したレッテル。
彼らは国や官がやる事は悪だという偏見交じりの大前提で思考する癖があるから、
市場経済を円滑かつ有効に使いこなす為の規制すら、
官が自由な経済活動や市場原理を歪めて民を統制するツールと看做した。
もちろんその規制緩和のせいで耐震偽装やタクシーとか様々な問題が噴出したのだが、
国が全てを取り仕切ったソ連型社会主義か、市場に全てを委ねる市場原理主義か、
というような、間にあった社会民主主義的な市場経済が抜け落ちて選択肢にすらならないという、
彼らの0か100しかないという極端な発想(二元論的)は何とかならないものかと思う。

国が作る規制より、市場の効能と淘汰が最善であるとか、本当に馬鹿馬鹿しくて話にならんよ。
市場原理主義になれば過当競争が生じて弱肉強食化するし、
すると企業は生き残る為に、逆にモラハラを起こしてでも利益を上げようとする。
犠牲となるのは商売相手だったり、消費者だったりする。
もちろん生き残る為に労働環境をぶっ壊して人件費も圧縮して労働者も非常に苦しむ。
おまけにここに株主資本主義が加わって外国資本に儲けを強奪される。
富を強奪する外国資本(厳密には金融屋)以外は誰も得しない。
99名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 21:53:38 ID:VxkpeenW
>>97
>確かに統制経済は良くないな

釈迦に説法とは思いますが、
今の経済は明らかに恐慌だから統制経済しか選択肢はないです。
一時的とはいえ、あのGMが国有化されてるんですからね。
金融機関が世界中で普通に国有化されてるし。

今回の恐慌は、世界経済の分岐点になるんじゃないかとも思います。
仮に大企業が国有化されても、経済が、そこそこ回っていって、
なおかつ貧富格差が縮小して国民の生活水準が上がるとするなら、
恐慌が去った後にわざわざ再自由化に踏み切るのかな、という疑問が。

恐慌を乗り切る為に構築された臨時統制経済が、
思わぬ方向に働いて21世紀型の新しい経済体制を産むかも知れない。

特にアメリカは欧州の社会的資本主義に転換した方がいいんです。
移民を犠牲にする事で成立するような前近代的経済は廃棄しないと。
100名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 21:57:08 ID:+KojTiIn
理系職の俺から見ると、なんつーかごたく流してるだけに聞こえるんだよね。。。
自由とか社会とか、実際に構成してるのは語ってる以外の人たちなきがする
101青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/07(日) 22:48:09 ID:92knrokf
>>95
>ナチスもケインジアンもイデオロギーでは国家社会主義に分類されるの知らないの?

その言葉を、そっくりそのままアメリカ民主党の経済顧問達に言って貰おうか? 田吾作?
ノーベル経済学賞受賞者が大半で、ほぼ全員、ニューケインズ、ケインズ派の経済学者だけどね。
ま、ローマーなんて言っても田吾作村の村人には分かんないか。田舎者だしなw

アメリカ民主党経済顧問
クリスティーナ・ローマー(オバマ政権CEO)、P・クールグマン、J・スティグリッツ(クリントン政権CEO)、
P・サミュエルソン(オバマ政権NEC委員長、クリントン政権財務長官)、
J・トービン(ケネディ政権経済諮問委員会委員)、
ジョン・ケネス・ガルブレイス(ルーズヴェルト政権の経済顧問)・・・などなど
(グレゴリー・マンキューはブッシュ政権CEOだったがニューケインズ派に属する)
102青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/07(日) 22:49:08 ID:92knrokf
>>99
>右派寄りだろうが、左派寄りだろうが、経済学者は、
>「市場の失敗」と「政府の失敗」を分析的に比較考量しながら、
>しかるべきバランスを見いだそうとしてきた。

>>87にこうあったが、自分にとっても均衡をとることが重要なので
極端な政治的選択が良い結果を招くとは思わない。
理念と現実との関係においても同様だし、
今はとりあえずマイナス成長を回避し、デフレから脱却するための
マクロ政策が必要だと言えるだけ。個人的な考え方はリベラルに近いけど
政治的な選択肢については世界中で議論するしか無いでしょう。
103青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/07(日) 23:11:45 ID:92knrokf
>>87
いや、日本の社民系なんて全然信用されてないから。
教科書とか言われてもねー。
経済板なんかで「民主の左派はどうよ?」 なんて聞くと
「あー、世界的にはズレてる連中ね。どうせ緊縮+利上げで
景気回復ぐらいしか言ない経済音痴だろうよ」程度のもの。
104名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 23:32:25 ID:H0mfR+UQ
686 :名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 11:31:02 ID:DOdSjemY
サンプロがひでえ偏向報道やってる。
イランの大統領選で、アフマディネジャドの低所得層の生活水準底上げ策、
再配分政策だが、これを平然と「バラマキ」だとほざきやがったw
改革派の対立候補ムサビが「バラマキ」政策を批判とか持ち上げまくってやがる。
再配分政策をバラマキ批判とかどこのネオリベメディアじゃボケ。
こいつら本当に根っからの親米売国ネオリベメディアだな。
105名無しさん@3周年:2009/06/07(日) 23:41:19 ID:H0mfR+UQ
バラマキ=再配分政策を否定する新自由主義者が貼り付けるレッテル

>ナチスもケインジアンもイデオロギーでは国家社会主義に分類されるの知らないの?

差し詰め新自由主義は英米投資銀行が世界でぼろ儲けする為の政策を正当化するロジックに

「新自由主義」なんて名前を被せただけの代物で、世界中で多くの国民を地獄に叩き落とし、

本当に正真正銘新自由主義政策によって政策的に貧困層を虐殺し、おまけに国民の抵抗運動に

あらゆる出鱈目なレッテルまで浴びせて弾圧まで行った反民主主義の虐殺イデオロギー。

同じ虐殺弾圧魔同士ってことでヒトラーと新自由主義者は仲良くやれるんじゃない?

この話の怖いところは、ネガキャンじゃなく、事実をありのままに書いてるだけってところ。

新自由主義は虐殺と弾圧に彩られた血塗られたイデオロギー。
106名無しさん@3周年:2009/06/08(月) 05:42:59 ID:5dH0fQxq
>>98
>0か100しかないという極端な発想(二元論的)は何とかならないものかと思う。

それは、まさにおまえのことだろ(爆笑

気に入らん奴をなんでも新自由主義者とか自公のネット工作員などとレッテル貼りするのは、
気に入らん奴をなんでも統制経済、ナチス・国家社会主義、共産主義者などとレッテル貼りする輩と同類。
107名無しさん@3周年:2009/06/08(月) 05:59:46 ID:5dH0fQxq
>>103
ん????
「日本の社民系」?
なんじゃそりゃ。
「日本の社民系」なるものについては、私は一言も触れていない。

>緊縮+利上げ

私も論外だと思うけど、何か?
クルーグマン氏に至っては、
「もっと積極性がほしい」とさらなる積極財政を主張するほどだし。
ちなみに、自民の15兆円補正予算や民主の21兆円経済対策案も
「バラマキ」云々とネットでは双方の支持者が罵り合っているけど、
私は、「wise spending(賢い使い方)」「政官業癒着の官僚裁量行政排除」
を前提に、クルーグマンの「もっと積極性を」に同意。
108名無しさん@3周年:2009/06/09(火) 21:30:10 ID:F+7It03A
土建屋と銀行員をぜいたくさせるためになんで消費税とられにゃならんのだ?共産主義者らしく最低賃金で働けクズ共

こうなったら金持ちに媚びるしかない!無利子国債を健全にバラまくしかないな
109名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 02:03:28 ID:bKiYK3Rp
>>96
構造改革で景気回復なんて誰も言ってないだろ。
構造改革で財政再建だよ。デフレ=悪なんて嫉妬に駆られた貧乏人の遠吠えだろ。
負け犬の現実逃避の為のマクロ経済学なんて誰も興味ない。
インフレにならなければそれで良い。あとは規制緩和して市場に委ねるだけ。

ま、自由市場経済も理解できないアカに言っても 無理な話だが。
要は嫉妬を正当化する思想が共産主義であり
権威主義の成れの果てが統制経済志向や軍国主義だということだよ。

「自助努力です。悔しかったら頑張りなさい。」 >青鴉 ◆uiQljvJH0c
110名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 05:59:30 ID:29eFYEto
また、「共産主義」だの「軍国主義」だの「統制経済」だの「貧乏人」だの「アカ」だの「負け犬」だのと
内容のない幼稚なレッテル貼りと醜い誹謗中傷しか能がない下等な煽り厨がわいているな(失笑

111青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/10(水) 11:52:25 ID:IAECv4su
>>96
あーあ、相変わらず知能低いね。
じゃ可哀想だから聞いてやるけど、まず構造改革って具体的にナニをどうするのか
バカなりにキチンと定義してみな。話はそれから。
あとそれから>>96の名目GDP成長率<金利を理解するには
ドーマー条件の知識が必要。バカなりにグッグって見たら?
それ分かってないと財政再建の話も無理な。
マイナス成長で財政再建なんて120%無理。
112青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/10(水) 12:15:32 ID:IAECv4su
>>96
あー、もう一つ。
低IQ向けに、もの凄くシンプルにデフレを説明しといてやろう。
物価や賃金が下落し続けるということは、
期待インフレ率が下がるので投資家は誰も投資しなくなるってこと。
超簡単に言うと、安く買って、高く売るという、
物価変動の差異を利用して利益を得る行為が成立しなくなるので、
お前の大好きな市場原理が機能不全に陥る。
後、デフレの最も問題となる点は利子率。利子率は「実質利子率 = 名目利子率 − インフレ率」で
計算される為、インフレ率がマイナスなら金利は高止まりし、
負債は時間経過と共に増加していくので資金の借り手側企業の担保割れが起こる。
ゆえに銀行などの資金貸出も低下する一方になり、貸し剥がし ・貸し渋りの原因になる。
この状況下では資金需要があっても中小企業は資金が借りれないし、
借りること自体がリスクとなるので、雇用の最大の受け皿である
中小企業は完全に縮小均衡に向かう。したがって全体的に債務不履行の可能性が高くなり、
リストラや倒産が増え、さらに物価が下がるので、実質債務は増える。
ということは当然、税収減となるので財政再建は不可能になる。

日本が2003年以降かろうじて持ちこたえてたのは
非不胎化介入による為替レートの誘導+アメの住宅バブル
+中国の北京オリンピック特需のおかげ。でも吹っ飛んだけどな。
113名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 12:51:28 ID:j1hg8WBr
統制経済ってww 
高卒以下の書き込みだろww
経済デンパが勝ち組のポジションにいるなんてあり得んなーww
114名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 13:16:53 ID:j1hg8WBr
>>111-112
アンカー間違ってるだろ。内容からして>>109の知能障害者宛ですかw
115名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 19:05:28 ID:JviYYaht
>>109
>ま、自由市場経済も理解できないアカに言っても 無理な話だが。

おまえの脳内には自由主義経済という言葉だけは存在してるみたいだなーw
「ゼロ金利→流動性の罠」以後のデフレがいかに
経済に破壊的に作用してるかという認識は、まったくないし
勉強不足だな。10年前位のデンパを延々繰り返してるだけだね。
116名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 19:11:49 ID:JviYYaht
企業物価5.4%下落 5月 需要減で22年ぶり大幅
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009061002000226.html
117名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 19:13:33 ID:Vle6DTUi

最近の世論調査によると国民の70%が小選挙区制は不公正だから良くないと答えている。
経済政策や福祉政策云々の前にまず、選挙で民意が議席に公正に反映する選挙制度に改革することが先決だろ。

自民党とお仲間の民主党は見せ掛けの対立劇を演じ、マスコミはあの細川政権誕生前に使って国民を操作した自民対反自民と同じ
自民対民主を中心とした勢力などと言うキャッチフレーズを使ってまた国民を煽っている。
自民と民主が本当に対立しているなら民意が議席に反映するかどうかと言う
最も大切な選挙制度を今度の衆院選の対立軸にしてみろよw

各党の比例代表制に対するスタンス

自民党   反対
民主党   単純小選挙区制をもくろむ
公明党   中選挙区制
共産党   比例代表制を目指す
社民党   比例代表制を目指す
その他の自民党から枝分かれした政党   自民党と同じだろう

ここは一遍、比例代表制を目指す政党に大勝利させてみるしかないんじゃない?
118名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 23:25:29 ID:rTxCmAuA
共産or自由の1ビットしかない古代生物が出没するスレはここでしょうか?
119青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/11(木) 08:52:42 ID:K2S9ElyR
>>114
アンカー間違えた。やっぱ携帯だと見づらいな。改めて1bit脳のバカを構っておいてやろうか。

>>109
あーぁ、相変わらず知能低いね。
じゃ可哀想だから聞いてやるけど、まず構造改革って具体的にナニをどうするのか
バカなりにキチンと定義してみな。話はそれから。
あとそれから>>96の名目GDP成長率<金利を理解するには
ドーマー条件の知識が必要。バカなりにグッグって見たら?
それ分かってないと財政再建の話も無理な。
マイナス成長で財政再建なんて120%無理。
120青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/11(木) 08:54:02 ID:K2S9ElyR
>>109
それと、もう一つ。低IQ向けに、
もの凄くシンプルにデフレを説明しといてやろう。
物価や賃金が下落し続けるということは、
期待インフレ率が下がるので投資家は誰も投資しなくなるってこと。
超簡単に言うと、安く買って、高く売るという、
物価変動の差異を利用して利益を得る行為が成立しなくなるので、
お前の大好きな市場原理が機能不全に陥る。
後、デフレの最も問題となる点は利子率。利子率は「実質利子率 = 名目利子率 − インフレ率」で
計算される為、インフレ率がマイナスなら金利は高止まりし、
負債は時間経過と共に増加していくので資金の借り手側企業の担保割れが起こる。
ゆえに銀行などの資金貸出も低下する一方になり、貸し剥がし ・貸し渋りの原因になる。
この状況下では資金需要があっても中小企業は資金が借りれないし、
借りること自体がリスクとなるので、雇用の最大の受け皿である
中小企業は完全に縮小均衡に向かう。したがって全体的に債務不履行の可能性が高くなり、
リストラや倒産が増え、さらに物価が下がるので、実質債務は増える。
ということは当然、税収減となるので財政再建は不可能になる。

日本が2003年以降かろうじて持ちこたえてたのは
非不胎化介入による為替レートの誘導+アメの住宅バブル
+中国の北京オリンピック特需のおかげ。でも吹っ飛んだけどな。
121名無しさん@3周年:2009/06/11(木) 09:26:16 ID:oCB1OJAV
>>109
>構造改革で財政再建だよ。

リセッションに入ってるのに緊縮財政やったら
確実にデフレスパイラル突入だろ。馬鹿はこれだから笑えるw
122名無しさん@3周年:2009/06/11(木) 20:41:04 ID:Gskbyy8q
貧困は自己責任である。
したがって、トヨタら輸出企業の収益がどんなに激減しても自己責任である。
為替介入で円安誘導などという、国家社会主義政策は断固許してはならない。
為替介入はアカの思想である。どんなに円高になっても統制経済は論外である。
トヨタといえども収益アップできなければゾンビ企業に過ぎないし、ひ弱な企業は潰して良い。
何もしなくても創造的破壊が起こり、パチンコ産業、サラ金屋、893フロント企業などの
新産業がイノベーションを起すのでGDP成長率は7%位にまでなるだろう。
123名無しさん@3周年:2009/06/11(木) 21:25:26 ID:Gskbyy8q
そういえば竹中が言っていたのは「ITで500万人の雇用創出」だな。
構造改革ww
124名無しさん@3周年:2009/06/11(木) 23:14:52 ID:Gskbyy8q
■一九八〇年代はいまよりもずっと規制の多い経済であったにもかかわらず、
一九九〇年代から今日にかけてよりも高い成長を達成した。
それは、「低い失業の実現」というマクロ経済政策の一応の成果ゆえであった。
反対に、規制緩和が曲がりなりにも八〇年代よりも進んだ今日、
経済が停滞しているのは、まさにマクロ経済政策の失敗によるのである。
日本経済の低迷の真因が一〇年にも及ぶデフレ・ギャップの存在であるならば、
マクロ経済政策を担う政府(財務省)と日銀は、協調してこれの解消に努める政策を
行うべきである。しかし、この両政策当事者の政策協調は、一般にはうまく機能して
いないといわれてきた。薮下史郎(早稲田大学教授)は次のように述べている。
「政府だけで積極的財政政策によって景気回復を図ろうとすると、それは累積赤字を拡大
するだけで、景気刺激にはあまり大きな効果を及ぼさないと、財務省は考えている。
いったんインフレが進行するとそれを止めることができないと心配する日本銀行は、
積極的金融政策をとることを躊躇する」(『非対称情報の経済学』二〇〇二年、光文社新書)
薮下は、この財務省と日銀の図式を「非効率的なナッシュ均衡」と呼んで、両者の行動を解釈している。
125名無しさん@3周年:2009/06/11(木) 23:15:33 ID:Gskbyy8q
■日銀は構造改革を目的にするな
この政策当局の「非効率的なナッシュ均衡」をさらに補強するのが、財務省と日銀の
「構造改革主義」への傾倒である。いわば、本来のマクロ経済政策の運営責任を放棄する代償として、
「構造改革主義」をともに提唱していると見ることもできる。見方を変えれば、
「構造改革主義」について、財務省と日銀は互いに協調しているとさえいえよう。
そして「構造改革主義」自体は、すでに指摘したように政策割り当てのミスに基づいている。
まず、通貨当局としての日本銀行の政策目的の中に、本来の意味の構造改革であれ、
「構造改革主義」が含まれるのは妥当ではない。同様の指摘をアダム・ポーゼンが行っている
(「デフレ金融政策の政治経済学」三木谷良一・ボーゼン編『日本の金融危機』二〇〇」年、清水啓典訳、
東洋経済新報社。ポーゼンは、日銀総裁をはじめとする日銀の幹部たちが構造改革を政策目的に含めていて、
事実上のデフレ政策(積極的な金融緩和の放棄)を行って日本経済の「創造的破壊」を目指していると
批判している。たとえば、以下の速水優前日銀総裁の発言には、「構造改革主義」が端的に述べられていた。
「構造改革は、日本経済の成長や生産性の向上を阻害してきた原因にメスを入れ、
民需を活性化させようとするものです。こうした構造改革は、国民が選択した道であるととも
に、中長期的には、日本経済が持続的な成長軌道への復帰を果たしていくためにも必要不可欠です。
しかし、構造改革や財政再建を進めていく過程で、一時的に成長率の低下が避けられないとすれば、
その間は、物価に下落圧力がかかり続けることも避けられません。
126名無しさん@3周年:2009/06/11(木) 23:16:56 ID:Gskbyy8q
注目すべき発言である。
しかし、デフレを放置したままの構造改革は、前頁の図表34に描かれているように、
総供給曲線の右側へのシフトをもたらし、デフレ・ギャップをよりいっそう拡大させる可能性が高い。
そして、構造改革によってこのデフレを解消する見込みがないことは、何度でも強調したい。


■財務省が採用する「不況レジーム」
では、こうした不況下のデフレ政策を生み出す「構造改革主義」のような誤った政策思
想は、なぜ支持されているのだろうか? 誤った政策思想を政策当局が採用する動機、
すなわちメリットは何なのだろうか?
私は「構造改革主義」に立脚し、デフレ下の構造改革を進める政策の体制を「不況レジーム」と名づけている。
「レジーム」とは、特定の経済政策をとる政治経済システムのあり方を意味している。
このような「不況レジーム」が採用されているのは、両政策担当機関が自ら「国益」と信じているものが、
実は「省益」あるいは「行益」 にすぎないからであろう。先に日本銀行の「誤った政策思想」 
に触れたが、もう一方の財務省(旧大蔵省)は、どうして不況下において緊縮財政スタンスを選好するのだろうか.。.

ウィリアム・ダライムス(ボストン大学教授)が『日本経済失敗の構造』
(二〇〇二年、太田剋監訳、東洋経済新報社)で指摘しているが、財務官僚は予算編成への過剰な
政治的介入を恐れて、財政出動が要求されやすい不況期に、あえて緊縮型を採用しょうとしでいるのかもしれない。
それは彼らにとって、「国益」を守る大義名分かもしれない。
しかし、緊縮財政によって経済全体がさらに縮小してしまうことを、
どうも彼らは「国益」の損失とは考えていないようだ。

「経済論戦の読み方」田中秀臣著
127ひまつぶしのこぴーぺ:2009/06/11(木) 23:31:44 ID:A677+cwE
面倒なので結論から言えば、

日本型社会民主主義=官僚主義で良いが、
 権力は腐敗する→長期政権であまりに官僚政治が非効率になりすぎた。
二大政党制で政治と行政(官僚)の自浄作用を復元する事が今回の命題。
新自由主義は国民性からありえない。

政権交代(政界再編)が必要。
128名無しさん@3周年:2009/06/11(木) 23:52:59 ID:2tFaJQDD
二大政党制でアメリカの二の舞いになるな 2
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1229867502/
日本がアメリカの二の舞いとは「新自由主義の二大政党制」になること

これが最低最悪の政治体制なのですね。それは何故か。
どっちに転んでも「ネオリベ:新自由主義」だからです。
それでは新自由主義の本家本元「宗主国・アメリカ合衆国」においてはどうなのか。
アメリカは言うまでもなく「二大政党制」です。
共和党(米国経済界・キリスト教原理主義など)
民主党(労働界・知的階層・その他マイノリティなど)の二大政党制です。
確かに「ロナルド・レーガン大統領」(共和党政権)が誕生するまではそれなりに
機能していたかも知れません。
しかし、レーガン共和党政権が誕生してからどうなったか…
「強いアメリカ」これを標榜し「軍産複合体経済」を更に加速させ、徹底した
「新自由主義政策」を敷いた(強いた)のです。
新自由主義とはあくまでも「強者優先」の「カルト思想」です。
「権力を持つ者」「カネを持つ者」「コネを持つ者」「特殊な才能を持つ者」
にとって極めて有利な「政治体制」なのです。
それによってレーガン政権誕生まで米国国内消費を支えてきた分厚い「中間層」
いわゆる「中流階級」が急激に衰退し始めた。二大政党制の名の下に第三政治勢力
の結集を完璧に阻止し、米エスタブリッシュメントの領導できる「大統領」

日本でも自民、民主が結託して第三政党を阻む選挙制度にする危険性があること
を考えていかないといけない。それを阻止する方法も。
129名無しさん@3周年