【テンプレ1】
Q : このスレは自民党政権を支持するスレなの?
A :一個人が政権与党を支持しようが、野党を支持しようがスレでは関知しません。
国民新党や民主党にも優れた政策案は有りますし、優秀であれば評価され、愚鈍なら
ボロクソに批判されるだけです。自民党だから評価するということは無いです。
【テンプレ2】
Q : このスレでは、なんで構造改革に否定的なの?
A : 構造改革はマクロ経済政策ではないので、デフレ不況を解決できないからです。
かつては構造改革の背景として不況下において創造的破壊が行われ、停滞した産業構
造から新たな産業構造への移行が可能となるというような信仰が信じられていましたが
カバレロ, ハマーらの実証的研究によって、そのような事実は無いことが明らかになり
否定されました。確かにミクロの次元でiPhoneのような高付加価値商品(?)が売り上げを
伸ばすようなケースはありますが、全体の消費支出総額が落ち込んだままなら
デフレ脱却はあり得ません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/竹森俊平
【テンプレ3】
Q : 日本は需要不足と言われてるけど、そもそも需要不足って何なの?
単にお金が足りないことなの? それとも、お金はあっても社会不安から消費よ
り貯蓄に回してしまうこと?
A : 両方とも正解です。この状態が悪化すると、市場でモノが売れなくなります。
モノが売れなくなると、企業は商品の価格を下げていくことになります。そのため物
価が下がります。これがデフレーションです。しかしデフレの最も問題となる点は利
子率に顕われます。利子率は「実質利子率 = 名目利子率 − インフレ率」で計算され
る為、インフレ率がマイナスなら金利は高止まりし、借金, 負債は時間経過と共に増加
していきます。これが経済に対し破壊的に作用します。
【テンプレ4】
Q : デットデフレーションとか、債務デフレって何でしょうか?
A : デフレでは現金以外の資産価値が下落するため、資金の借り手側企業の担保割れ
が起こり得ます。 それゆえ銀行などの資金貸出も低下する一方になり、貸し剥がし
・貸し渋りの原因になります。この状況下では資金需要があっても中小企業は資金が
借りれませんし、借りること自体がリスクとなるので、雇用の最大の受け皿である中
小企業は完全に縮小均衡に向かいます。全体的に債務不履行の可能性が高くなり、リ
ストラや倒産が増え、さらに物価が下がるので、実質債務が増えるという悪循環を形
成します。
【テンプレ5】
Q : ポリシーミックスとは具体的にはどんな政策手法なの?
A : ポリシーミックス(Policy Mixture)とは、安定した経済成長を達成するため
の財政政策と金融政策の組み合わせのことを指します。 双方の政策をマクロ政策と
してを相補的に一体化して調整することにより、通貨政策、国際収支の改善など複
数の課題も同時に達成が可能となります。よって、その時々の経済状況における最
適な政策の組み合わせの選択が重要になりますが、現時点では政府による減税、公
共事業、再分配の見直し+日銀のゼロ金利政策、量的緩和、長期国債買い切りオペ
等の組み合わせが考えられます。また非伝統的な財源論としては無利子国債の発行
や、政府紙幣の発行、長期国債の日銀直接引き受けも視野に入ってきます。
名目GDPと実質GDPに50兆もの乖離がみられるデフレ下では通貨供給量を増やして
も問題がなく、財政赤字に負担をかけないこと、実物経済と乖離しない需要拡大策
がとれること、 富裕層だけでなく広く国民の家計にお金が回せること等々、多くの
利点があります。
7 :
名無しさん@3周年:2009/05/17(日) 02:27:29 ID:ixwBHmXQ
次スレ案内しようとしたら
「ERROR:このスレッドは512kを超えているので書けません!」が表示されましたがw
論点が不明なのも、重過ぎなのも、全部長文族のせいでしょうか?
8 :
名無しさん@3周年:2009/05/17(日) 02:33:30 ID:9YiUOCq4
政治板だからこそ聞きたいんだが鳩山の選挙参謀やった小沢鋭仁が、
経済閣僚として重用される可能性はどのくらい?('A`)
逆に大塚耕平が干される可能性はどのくらい?
民主党の内部事情に詳しい人いないかなー(;´Д`)
アメリカは今のところうまくやっていると考えていいのかな?
欧州の銀行は生き残れるか?
明かされていないストレス
2009年05月15日(Fri)
(2009年5月14日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
ティモシー・ガイトナー氏にとって、それは「前例のない」明瞭さをもたらしてくれた。ペール・シュタインブルック氏にとって、それは「役に立たない」ものである。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1038
11 :
名無しさん@3周年:2009/05/17(日) 03:12:34 ID:9YiUOCq4
>>9 ここは多分、政治板の連中には嫌われてると思われるので(笑)
民主系のスレに行って聞いた方が良いかと。
過去スレでは馬淵澄夫、小沢鋭仁、金子洋一(落選中)あたりは
かなり評価が高かったです。
>>11 ども、ありがとー。
政治板で民主検索してみたけどカオスで断念orz
議員・選挙板あたりで聞いてみます('A`)
13 :
名無しさん@3周年:2009/05/17(日) 12:11:40 ID:9YiUOCq4
(前スレ)
>>976 均衡賃金に戻ることや、経過の歪みで困窮する人間がいて
そうなって低所得者になったら再分配の対象
vs
再分配は低所得者にやればいいのであってリフレとは別問題だ
なにが論点なの?
------------------------------------------------
貨幣の中立性から言えば
中銀が貨幣供給を2倍に増やす ⇒ 名目賃金も2倍 ⇒ 物価も2倍に上がる
だが、それはモノの価値を計る計算単位としての貨幣価値が1/2に
変わっただけで実質変数は変化してない。以上、終わり。
後は教科書読めよな、お前ら・・・ということになるけど(笑)
それが短期、中期、長期のいずれかになるのか分からない。
全員ロボットで瞬間的に期待インフレ率を合理的に計算するとしても
雇用契約は1年に1回だから少なくとも瞬間的には不可能。中長期的な
タイムラグが存在するなら、その間、色々な歪みが起こりうるかもしれない。
それにmojimojiが言うように貨幣価値が1/2になっても、
マネーストックにカウントされない代替貨幣への投機が増えるだけなら
雇用は生まれず、単に物価が上がるだけかもしれない。
論点以前に複数の可能性を考えることなしに教科書だけで済まそうなんて
姿勢がまず理解できない。
リフレそのものは必要。デフレや非自発的失業者の増加、
高止まりした実質賃金を均衡まで下げて、1人当たり実質所得を増やす。
結局は、総需要を増やして物価を上げるのが目的だってこと。
一方、所得再分配政策は、それらの解決が目的ではない。
以下、経済板のスレで書かれてたことだけど、内容的にはこっちなので、こっちで。
>○○に△△を組み合わせることで○○が万全になりますとか、
>○○の批判に対応できて○○の実行に不安が減ります
まず、所得再分配を組み合わせても、リフレの効果が高まることはない。
実質賃金が下がる人は反対するとしても、その批判にはそもそも対応しなくていい。
それを理由に所得再分配政策も加えろというのは、間違っている。根拠にならない。
リフレに反対して財政再建を求めるやつのために、緊縮財政まで組み合わせるか?
所得再分配政策をなぜするのか?何でリフレに組み合わせるのか?リフレにとって何の利点があるのか?
その根拠をずっと聞いてる。何度聞いても、「反対してるわけではない、話がズレてる」としか言わない。
ま、経済学者ですら示してないことを示せるわけないんだけどねw
このご時世、リフレで実質賃金が下がるとか労働分配率が下がるとかいうと頭に血が上る人が多いからなあ。
ところで、
>まず、所得再分配を組み合わせても、リフレの効果が高まることはない。
というのが直感的にどうも納得できなくて。
リフレにはいろんな経路があるが、どれでも効果が全く同じということはないんじゃなかろうか。
>>16 厳密に言えば、所得再分配も総需要を少しは増やす効果あるよ。
限界消費性向が違うからね。しかし、微々たるものだし、普通、総需要管理政策としては扱わない。
だから、どのマクロの教科書にも出てこない。
逆に、財政学や公共経済学の教科書で、所得再分配を説明している章で、
限界消費性向とか、総需要を増やすとか、そんな話題すら出てこない。
所得再分配というのは、一度実現した所得について、Aから分捕ってBに移転する話でしかない。
全体のパイは変わらない。
リフレには色んな経路があるって何?リフレで総需要が増えれば、1人当たり実質所得が増える。
経済学者および教科書は、これしか言ってないよ。
何度も書いたが、新スレなのでもう一度。
リフレの途中過程で、実質賃金が下がる人がいるけど、所得再分配の根拠にはならない。
非不胎化介入も、日銀引受による給付金バラマキや従来型公共事業もそれぞれリフレ政策だけど、
効果はそれぞれ異なるんでないかい。
例えばシニョリッジ=インフレ税原資による低所得者への給付金は、一時的な再分配なんではなかろうか。
最近、暑いね。お風呂から出たあと、汗が止まらないよ。
デフレの状態から金融緩和をすれば物価が上がる=リフレ。
中には物価が上がる財もあれば、上がらない財もある。しかしそんなのは経路とは言わない。
金融政策の波及経路うんぬんはあるよ。中にはそれで儲ける人もいるだろう。
しかし、総需要が増えて1人当たり実質所得が増えるというのは変わらない。
リフレ=総需要を増やすという観点で言えば、お金持ちに減税したって少しは効果がある。
所得の再分配とは呼べないだろ?
累進性を強化するのもいい。リフレと関係ないけど、ビルトインスタビライザーの効果がある。
ビルトインスタビライザーは装置として恒常的に用いるもので、
景気の変動にあわせて機動的に変化させるものではないし、
インフレの過熱を防ぐものでもあるから、リフレに効果というのも変。
所得再分配政策もそう。過熱したインフレを冷やすために逆再分配をやれというものではない。
>一時的な再分配なんではなかろうか。
もう一度、定義を読んで欲しい。
>>17
20 :
名無しさん@3周年:2009/05/17(日) 22:36:11 ID:BHHpyJQK
>>17 >リフレで実質賃金が上がろうと、低所得者ならばケアすべき。
一応、前スレからね。
あなたのこれに「賛成だからいいじゃん」ってのは、この文章の中身に対しては
別に撤回する事はないよ。オレも同意というか近い。
ただ返しが「教科書読めば?」で終わらせるっていうのは同意できんよって事ね。
実際、現実的にはリフレが進捗しているかというと、な〜んも実現なんかしてないし、
その前兆すらない。
で、なんか派遣が教科書批判はおかしいとかって言ってたけど、
だったら自分も充分教科書批判だろってw
なんかあいつはえらくてめぇ本位になったな
偉くなったもんだw これからは派遣様とお呼びしなきゃ怒られちゃうかなwww
金融緩和の波及経路でも、金利低下、為替の円安、資産価格上昇、企業および銀行のB/S改善など。
しかし、この過程でどの資産価格が上がるとか言えないし、価格の上がらない資産もあるかもしれない。
そこで、物価が上がる過程で誰かの実質資産が下落して、その人のB/Sは悪化するかもしれない。
しかし、総合的には1行目となる。
誰かの実質賃金、誰かの実質資産やB/S、ある特定の財の価格、どれがどうなるなんてのは、
マクロ政策の経路とは言わない。マクロ経済学というのは集計量を変数として扱う。
消費関数なんて、C=cY の一本だよ?限界消費性向なんて経済全体の平均値の1つしかない。
>>20 疲れたからね。全部説明できないから、知りたければ後は自分で読んでねってこと。
>その批判にはそもそも対応しなくていい。
高止まりした賃金がなくなるのはマクロ的に良いことだ
というのは全く否定しないよ。ただし均衡実質賃金が
生活を保証する金額かどうかは知らないけどね。
過程での歪みなく結果まで成立するかどうかも俺は知らない。
んで、そういう話に対して「どんな理由でも困窮する人間が
いるならばただ単に再分配をすればそれでいいだろ」という
話をされてもそれは最初から同意しているわけ。
別問題で結構で、関係なく再分配やってもらって結構よ。
何がズレてるって「リフレ政策だけでは解決しない問題
(別問題)があるから再分配を組み合わせたほうがいい」
っていう話に対して「リフレと再分配は別問題だ」って
何度も言ってくるのがズレているんだけど。
「否定してません」「そうですね」「その通りだけど
なんなの」としか言いようがないだろ。
ほとんど同じことを言ってるにも関わらず、話がズレてる、
って何回言ったかわからないんだが。
あと限界所得性向が異なるから再分配支出強化もいい案ではないか、
っていう話をした時に、それは教科書的には総需要管理としては
扱わないしマクロの教科書には総需要管理政策として出てこない、
って言ってどうするんだ? 別に教科書的に総需要管理政策に
含まれても含まれなくても困窮者がケア出来て総需要も増えるなら
それで構いやしないだろうと普通の人間なら考えるんじゃないかと
思うけどな。
言ってることの内容自体がおかしいとは本当に最初から一度も
言っちゃいないんだよ。
>>22 実質賃金がたとえ上がっても、生活ができるレベルかどうかはわからない以上、
実質賃金が下がる・上がるは関係ない。
>何がズレてるって「リフレ政策だけでは解決しない問題
>(別問題)があるから再分配を組み合わせたほうがいい」
>っていう話に対して
まず、組み合わせるというのがおかしい。インフレ下でも問題となる。
俺が言ってるのは、所得再分配政策というのは、別にリフレ効果を高めたり、
リフレにとって利点があるというものではない。無関係だという主張。賛成なら別に構わないw
>あと限界所得性向が異なるから再分配支出強化もいい案ではないか
再分配そのものは、ほとんど総需要を増やさない。
デフレギャップ何兆円とかに対して、効果のあるレベルではない。
そもそも、財出だって不況の落ち込みが軽いときにはそんなにするものではない。
基本は金融政策だ。
ほんの微々たる微微微微増でも効果があるというのなら、お金持ちに減税した方がもっと効果がある。
それを、所得再分配支出強化と呼びたければ呼びなw
もう一度言うが、所得の再分配はパイそのものを増やすものではない。
25 :
名無しさん@3周年:2009/05/17(日) 23:11:06 ID:BHHpyJQK
>>22 976 :名無しさん@3周年:2009/05/16(土) 23:25:59 ID:h8eqXfgU
均衡賃金に戻ることや、経過の歪みで困窮する人間がいて
そうなって低所得者になったら再分配の対象
vs
再分配は低所得者にやればいいのであってリフレとは
別問題だ
なにが論点なの
977 :派遣の人 ◆6hjrl2q/B6 :2009/05/16(土) 23:44:46 ID:h8eqXfgU
上は俺な
ちょw 派遣様www
偉くなったわりには、あんまり記憶力ないのね
またおかしないい訳して下さいよw
結局、
>>24の内容も、
>>15、
>>17、>19、を総合すれば、同じ話となる。
この先、俺のレスをいくら読んでもお前は理解できないだろう。
理解できないのならそれでいい。リフレと所得再分配を組み合わせない経済学者や教科書を
ズレてると思い続ければいい。俺は困らない。
>>25 俺は、
>>25の上も下も両方言ってるのに、なんで「vs」になってるのよw
それを対立してると思ってる時点で誤読。両者は矛盾しない。
そして俺の主張は、
>>15(特に下から3行。)
>>24 >賛成なら別に構わないw
だから最初から無関係でいいって賛同してるんだよ。内容自体には
反論はしていないんだってヴぁ。なぜそういう話がポイントになる
のかが毎回わからないって言ってる。つーか組み合わせるってのが
おかしいならば、いったいこのスレは何を話してるスレなんだ。
今からリフレしましょう、それに加えて何しましょう、ってのが
ここでやる話ではなかったのか?
>基本は金融政策だ。
それはみんなわかってるという前提で話してるんじゃなかったのかと。
そもそもケインズ型の従来の公共事業にしても、その効果は再分配機能
のみで乗数効果という概念をないと言う人もいるわけだし。
>お金持ちに減税した方がもっと効果がある。
というか、そこで「では貧乏人か金持ちか」っていう話になるなら
「ズレてないね」って言ってるだろうな。
>>25 いやずーっと同じ話してるよ。いいわけもクソもない。
>>27 もはや意味不明。とにかく、お金持ちへの減税だって、少しは総需要を増やす効果がある。
ズレないためにも、リフレに組み合わせろよ。所得再分配支出強化としてなw
さて、経済学的には、所得再分配というのは、インフレだからとか、デフレだからとか関係ない。
リフレに組み合わせるとかいうものではない。
例えば、不完全競争の理論にしたって、国際貿易理論にしたって、インフレ・デフレは関係ない。
総需要とかそんな話は出てこない。
これが理解できないなら、組み合わせて言わない経済学者や教科書をズレてると思うなら、
どうぞどうぞw
>>26 だから対立も矛盾もないってのは最初から俺も言ってきたことだろうorz
俺だって同じことを言っていて、矛盾もない対立もないという話をしてきて、
「空き缶を横から見るか上から見るか」って言ってきてるじゃないか。
んでもって、組み合わせない経済学者がズレてる、じゃなくて、このスレで
話す内容としてアンタの話がズレてるって言ってるようなもんだよ。
>>26 シラネェよw オレに聞くなwww
現実的にはリフレなんかはじまってもいないわけで、でも低所得者はいる
リフレがはじまりゃそれを受けて、新たに低所得者になっちまう人もいる
だから、低所得者をリフレとは別次元でケアすりゃいいだろって事だろ
ずーと別、別って言ってるのに、完全に2元論にw
そもそも、オレはもうグチグチ言わんよって言ってんのに、腹が立ったのか
「教科書批判なんて(ry」とかって頓珍漢な事言うから突っ込んでんだよ
偉くなった派遣様www
>ID:ZZsI/gX1
前スレでも言ったが、格差があるから再配分ってのは教科書にはねぇぞw
だから疲れただろうがなんだろうが「教科書が」っていう反論で片付けるのは無理筋
またこんな事書くと偉い人に怒られちゃうwww
>>27 で?
なんでじゃあこんな2bit脳丸出しなの?
ほらでた!w「ズレてる」としか言わない。何がどうかも説明しない。
っていうか、2,3度説明があったが、それもまた論破させてもらった。
組み合わせたほうがいい>根拠は?>・・・>俺の主張は、・・・は根拠にならない。
言わせてもらうが、経済学側から見れば、お前のほうこそズレてるというか、意味不明。
>>31 経済主体が格差を嫌うってことさ。その根拠が、所得の限界効用逓減。
リスク回避的な効用関数のもとで、期待効用を最大化するって話さ。
っていうか、格差がないと再分配すら意味ないよ。
>>31 もうええですわ俺も。リフレと一緒になにやったらいいか、ってのを
ただ話せばえーです。この混乱に触ってもますます混乱するだけだと
思いますた。俺ももう疲れたorz
リフレ+戦争だなこれ最強
>>33 >リフレと一緒になにやったらいいか
何をすべきか?それに答えるには、まず目的が必要だ。
金融政策だって最終目標の物価や失業率があっての話だ。
リフレが目的なら、所得再分配は一緒にできない。一緒にするものではない。これが俺の主張だ。
ズレてるか?w
>>35 うん、ズレてる。だってそもそも「リフレが目的ならば」っていう
設定は最初から誰もしてないんだもの。なのになぜかそういう設定が
いつのまにか出来てるから不思議でしかたないの。
>>32 うん まぁ解答的にはそういう事なんだけど「格差」っていうのは、結構難しいんだよね
実際のとこはさ
所得の限界効用逓減だけじゃ、なかなか決められるもんでもないんだぜ
>>33 派遣様。たまたま別スレを見たが、あなた様は陰口を叩く人じゃなかったよね。
はっきり言って喧嘩売ってきたのは、あなた様。
少しずつズレてるのも、あなた様。
言いたい事があるんだったら、陰口みたいな事はやめましょうね。
もう一度言うが、所得の再分配はパイそのものを増やすものではない。
インフレだからとか、デフレだからとか関係ない。 リフレに組み合わせるとかいうものではない。
低所得者への財政支出というのは、リフレ政策の観点からは限界消費性向のみが問題。
総額を増やす財政拡大(総需要を増やすのが目的)と、
所得の再分配とは全然違う政策。再分配支出強化なんて言葉はない。
>>36 リフレが目的じゃないのか。だったら良かったじゃないかw
ちょうど、俺も同じ事をずーっと言い続けてただけだ。
そしてお前も、対立してるとは思ってないわけだから、俺はズレてもいないことになるんだが、
ズレてると言われ続けるのはなぜなのかなー?
「おー、俺も一緒のことを考えてた」って言われるのなら、わかるのだがねw
>>36 リフレとは組み合わせるとか一緒にするようなものではない。目的が違うからね。
だからといって、同時にできないということではない。
目的が違う政策を同時に行ってるケースはいくらでもあるからね。
しかし、それらを一緒にすべきとか組み合わせるべきなどとは言わない。根拠がないからねw
さてさて!なーにがズレてるんでしょ?w
俺自身は、言ってること一貫してるんだけど、どっちがズレて来てるのかなー?
>>38 おいおいw 派遣様大丈夫ですか?
それだったら
>>25なんて誰が書いたの?って話し
上のやつに頭に(リフレを行ったとして)と入るんじゃないの???
>>39 一番最初からそうだよ。強いて言うならばこの話の始めの目的設定は
「日本経済がより良くなり困窮者が減る複数政策の組み合わせは何か」
であり、さらに「相互に利益のある組み合わせの選択」だったと見て
いるけど、なぜかその点の認識で両者がズレていて、内容的にはほぼ
同じことを言いながら争ってるから、突っ込んだんだもの。そして
最初から貴方の話は否定しませんがそれを言われても困るよ、と。
そして「俺も同じ事をずーっと言い続けてただけだ」っていうのは
俺の言う「空き缶」の話。やっと話がズレなくなったorz
>>40 組み合わせる、って言葉の意味がズレてるよ。ていうか、
そもそも目的が違う政策を組み合わせるということを
なんと言うわけですか?ていうかどこまでorz
言ってることが一貫してるのは当たり前だよ。だって
自分の定義と話の設定だけしてるんだから。
>>41 >リフレを行ったとして
という一文を入れてもリフレが「目的」にはならんよ。
>>42 派遣様。いい加減往生際が悪いですよwww
2bit vs脳なのは、あ な たw
派遣様、逆の立場だったら相当話しがズレてきた
あああああああああああああああああああああああああ
っとかって言わない?www
もういや。
>>42 ってゆーか、だから前スレ
>>927(だったと思うが)をどう思う?って
振ったよね
で、出てきたのはvs発言だよw
いくらなんでも、ねぇ〜w
>>46 前スレ
>>927が読めない。
で、なんでそこに「なにが論点なの」って書いてあるんだよ。
ここに矛盾も対立もないって最初から俺も言ってるじゃないか。
>>42-43 最初から、お前は、自分と俺の意見は一緒だと思ってたわけだ?
なのに、何がズレてるの?w
>そもそも目的が違う政策を組み合わせるということをなんと言うわけですか?
組み合わさらないと言ってるんだ。目的違うんだから。
インフレを冷やす目的がある場合は、金融引き締めや財政緊縮が必要になる。
リフレと組み合わせてみろよ。一緒にやれよアホ。
>>48 だーから貴方の言う「一緒にやる」というのは俺の「組み合わせる」という
言葉と同義だっちゅうの。そして「組み合わさらない」とか言ってるけども、
別に言葉の使い方として全く普遍的でもなんでもない。組み合わせるという
言葉を使うのが間違いと決めつけて話すのどうにかしてくれ。
ポリシーミックス(出典:金融用語辞典)
=複数の政策目標を達成するために、いくつかの政策を組み合わせて行うことを指す。
50 :
名無しさん@3周年:2009/05/18(月) 00:41:19 ID:u99IAI/b
>>47 >リフレで実質賃金が上がろうと、低所得者ならばケアすべき。
最後の文はこれ。
だから、vsにしたのは派遣様でしょwww
シラねぇよw
で、答えがこれか
>>という一文を入れてもリフレが「目的」にはならんよ。
おそれいりますw
>>49 独占や寡占の問題を取り扱った競争政策や産業組織論をやってる一方で、
不景気ならリフレをやってることだってある。
同時にやってはいるが、組み合わせて一緒にやってるわけではない。
目的が違うったって、景気対策スレなんだろ?
俺は、所得再分配は景気対策じゃねーって言ってるんだよ。
それに賛成してるくせにどこがズレてるんだよ。
ポリシーミックスというのは、あくまで総需要管理政策として、
総需要管理政策としての財政政策と、総需要管理政策としての金融政策を
目的が一緒だから組み合わせて行いましょだ。
お前は、目的の違う、リフレと、緊縮財政を一緒にやれよアホw
アホすぎるw
>>49 だからさ、それにはちゃんと突っ込んだろ
財金政策と再配分は別だと
そしたら、派遣も同意したろ
またポリシーミックスの定義からかぁ?
>>51 なんで「総需要管理政策」という話になってるか不思議だったけど、
そういうことか。あのさ、少なくとも俺が知る限りではポリシー
ミックスは「総需要管理政策」に限定される概念ではないんだが。
なんで「総需要管理政策」でなければいけないんだよ。
>>49 そのすぐ後に、財政政策と金融政策の組み合わせが主流って言ってるじゃんかよ。
>>53 だから、それを言うんだったら、世界中があらゆるポリシーミックスしてるよw
競争政策も一緒にやれば?構造改革も民営かもやれば?景気対策とは無関係だがね。
一緒に組み合わせるべきなんだろ?w
>>53 >>53 リフレがポリシーミックスの1つの手法って事だろ
その言葉が適当かどうかっつーのは同意するけど
>>53 ほんとに頭大丈夫か?景気対策スレなんだろ?それが本筋じゃなくて何なのよ?
そうじゃないなら、利上げも緊縮財政も、民営化も構造改革もリフレに組み合わせるべきだ。
俺が主張しているのは、所得再分配は、景気対策という観点からは無関係だってこと。
賛成なんだろ?どこがズレてるのよw
>>56 いや それはポリシーミックスとは言わんよ
わかってるくせにw
ポリシーミックスってのは、効率を重視してその状況に応じた財金、通貨政策を
同じ方向にミックスチャーしていく手法の事
当然、持続不能なパーツが出てくる場合が往々にしてあるが、その場合は
是正していく必要がある
>>56 悪かった。確かに最終的に【景気対策】スレである以上、そっちの言い分の方が
分がいいです。俺の目的設定のほうがスレ的にはズレていた。土下座して謝る。
マジすいませんでした。
もう1度書くが、何でマクロの教科書では所得再分配の話が出てこないのか?
財政学の教科書の、所得分配などの章では、なぜ総需要とかインフレ・デフレの単語が出ないのか?
この景気対策スレで、景気対策にならないスレチの競争政策を
ポリシーミックスとしてリフレに組み合わせるべき、って言ってるやつがいたら、
関係ないってお前は言わないのか?
その関係ないこと言ってるやつが、反論として「ズレてる」とか言ってきたら、お前どうするの?
頭大丈夫?
>>59 昨日、オレに謝ったのに、やっぱ間違った定義を持ってたってこった
どうりでおかしな話しになるわ
>>61 間違ったではなく「ズレてた」。そしてこのスレの主題から考えたら
俺やMMの設定した目的の方が確かにズレてる。そこを整理しないで
相手に主題を合わせることを要求してたのは明らかにこっちの落ち度。
申し訳ない。
>>62 だから、それは前スレでやったろ
そもそも「きみらさぁ〜」って上から目線でおまえからはじめたんだぜ
これと全く同じ事を
それはズレてるじゃなくて間違ってる
定義がガタガタなのに、話しなんかできるわけねぇよ
で、明らかに教科書批判なんかじゃない事を「教科書批判は必要ねぇなぁ」
とか言い出したり
まっ、これに対してはレスしなくて結構でっす
長い時間かけて「景気対策」という言葉にやっと辿り着いたかw
それでは建設的な議論どうぞ
>>66 俺自身、リフレも賛成だし、所得再分配も賛成。両者は目的が違うし、無関係だけどね。
政策提言するなら、根拠と目的を明示しないと、関係の無い話がごっちゃごちゃになる。
それとも、関係ない話をごっちゃごちゃに混ぜてもいいのか?やってやろうか?
もう1度
>>15の下から3行を読んで欲しい。俺が最初からずーっと言ってることだ。
景気対策とリフレはほとんど同義だから、リフレという言葉を使って、俺は
リフレとは無関係とか、リフレの根拠にはならないと一生懸命説明していたのだ。
あるいは、所得再分配について、リフレの途中過程で実質賃金が下がることは根拠にならないとかな。
目的が違う。別問題だ。根拠にならない。無関係。これを何度言ってきたことか。
スレチの話だったら、俺だっていくらでもできるぞ?やってやろうか?
教科書だって、トピックごとに分けて関係のあるものだけを話してる。
関係ない話をごっちゃごちゃにしたら教えにくいだろ?
>>67 アンカーが入っちゃった。別に
>>66宛じゃないので、無視してくださいw
>>67 アンカーついたからじゃないけど
>俺自身、リフレも賛成だし、
そりゃそうだw ポリシーミックスで今ほかになにやれってのかって話しだわね
スレタイにもあるように個人的には「内需拡大」を早急に目指さないと
ガチやばいので、さくっとリフレ局面なんてのは終了させてほしいよね
あと、景気対策=リフレのほうがすっきりくるのは確か
>>69 フフ。すいません。違うスレに誤爆っちゃって。ものすごい慌てちゃって、
40sec規制とか、こっちで120sec規制になったりと、パニクっててw
デフレ=不況、リフレの目的=景気対策は、説明しなくても通じる一般認識だと思います。
>>70 >デフレ=不況
これが一概にそう断定できないからね
ちょっと前みたいに、デフレなのに実質GDP上がっちゃったりとか
ホントいろんな面で、この国は特殊
すなわち厄介なのよね
>>71 そういうやそうだね。AS曲線の右方シフトは、一応良いデフレって言われてるし。
>>72 その糞くらえが結局「格差」(定義がホント難しいんだが)を生んで
やれ再配分をって議論にも繋がるわけでね
制度的な激変もあるけど、これ含めるとちょっとややこしくなるんで
置いておくけど、頭タリナイと言われるかもしれんが、
今の日本はドマクロが足りないし、たぶんそこがまだ期待もできる
これは再配分も含めてもねってのが個人的な意見かな
理想のリフレなんてのは夢のまた夢
>>67 お前、前も言われてたけど、
一度、<<掲示板に戻る>>のボタンをクリックしてみたらどうだ(笑)
そもそもここは何板なんだよ?
まあ、すごく乱暴な譬えで恐縮だが、君の一連の書き込みを読んでると
いつもゲシュタルト心理学で有名な「ルビンの杯」を連想してしまう。
http://blogs.dion.ne.jp/bodhisattva/archives/6426447.html 図としての経済学は見えてても、地である政治はまるで見えてない。
全体を見ながらも、ある人は杯のみを認識し、別の人は恋人同士の顔を、
また他の人はどちらも認識し、または、どちらも認識できないわけだが、
一つの認識しか持てないなら議論なんて噛み合う分けない。
で、一応、俺の立ち位置を説明しとくと、経済学∋政治であるからして
最低、三通りの認識を必要としている。その上でリフレ政策は社会的に受容されるか、
されないのか、あるいは、されないとしたら政策的にはどうすべきなのかを考えるのが、
「政治板に属するPMスレ」のコンセプトだと捉えている。
だから、経済学的には間違っていたとしてもMMの主張には興味があった。
もはやリフレ政策が理論的に正しいことを確認するなんて時期ではなく、
やるかやらないかだけだし、どうしたら社会的に認知されるのか
彼なりに考えていた訳だからね。その分、新しいし、論理は不可解でも、
方向性は否定しない。それをまた経済学の原点に返ってとかいうなら、
肩をすくめるしかないね。
76 :
('A`) ◆wNQXJ.ynAo :2009/05/18(月) 21:46:54 ID:MeAoCFbF
政治家、官僚にとっては期待インフレ率上昇による長期金利の上昇が恐いかな。
国民にとってはインフレ率の上昇が恐いかと思われる。なんせ去年の煽りはすごかったからなw
ピンポイントにいくなら、日銀審議委員の任命権者、衆参両院の合意形成が重要.....orz
日銀法
(役員の任命)
第23条 総裁及び副総裁は、両議院の同意を得て、内閣が任命する。
2 審議委員は、経済又は金融に関して高い識見を有する者その他の学識経験のある者のうちから、両議院の同意を得て、内閣が任命する。
って、こんな感じでいいのか('A`)
しかし、リフレという言葉じゃ理解できなかった人間が、
景気対策と言ったとたん納得するのには、理解しかねる。
スレタイから景気対策という言葉を除いたところで、
相変わらずそれぞれ目的は違うし、根拠が必要になるというのに。
民主は日銀のデフレターゲット支持のようで
こりゃ政権交代したら年内に利上げありますな
http://www.hatoyama.gr.jp/cont05/index.html この窮地を打開するため、政府与党はさらに日銀に対して、一定の物価上昇率
を設定するインフレ・ターゲット(目標)を導入するよう圧力を強めているが、
私はこの政策には疑問を感じている。
もともと、インフレ目標とは、インフレつまり物価上昇を抑制するために目標
数値を設定するものだが、デフレの状態から物価を上げようといった政策は前例
がなく、人為的にインフレを抑制できる保証もない。サラリーマンの方々には、
物価だけ上がって給料は上がらない最悪のケースも。中には「経済政策の失敗を
日銀に押し付けておきたい政府与党の陰謀」といった解説もある。これでは抜本
的な構造改革を避けた、安易な手法とみられても仕方ないのではないか。
>>77 そりゃ最初から目的を景気対策に限定して話をしてなかったからだろう。
景気対策について話しをするスレだと言われたから納得して辞めたんだしな。
80 :
青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/05/19(火) 09:04:13 ID:NdnMIt0t
>>77 相変わらず下らんことしか言えんのだな。目的や根拠が違うというなら、
そもそも金融と財政も違うんだが、教科書にはそう書いてなかったかのか(笑)
ちなみに
>>6のテンプレ5を書いたのは俺だが、金融+財政なんてごく恣意的かつ狭義の定義に過ぎない。
お前の大好きな教科書を調べてみろ。ポリシーミックスなんて用語はどこにも載ってないから(笑)
この言葉は政治的な文脈で使われる用語であり、レーガノミックス、
クリントノミックスはポリシーミックスだし、複合的な政策割当ぐらいの意味だ。
政策Aの阻害要因となるものを政策Bで解消し、相乗効果を高めようとするのは
政治の世界では常識。
81 :
青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/05/19(火) 09:24:05 ID:NdnMIt0t
MMの議論と混同されるのも面倒なので
具体例を抽出しておくと、ポリシーミックスはこういう問題に対しても
対応できる政策を同時にパッケージするもの。
(前スレ716)
716 :名無しさん@3周年 [↓] :2009/05/11(月) 18:20:38 ID:ziE/oUcO
>構造的失業者はリフレでどうにかできる問題ではないよ。
------------------------
リフレ政策を推し進めて、構造的失業者にしわ寄せが行くなら
そんなもの誰が認知するっての(笑) 民主を含む左派政党から
蛇蝎の如く嫌われ、目の敵にされるに決まってるだろ。
82 :
青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/05/19(火) 09:49:10 ID:NdnMIt0t
>>78 日銀の総裁選で民主が財金分離を主張したのは
表向きの理由で、インタゲ論者の伊藤隆俊を外したかったから。
民主左派は間違いなくリフレ潰しに走る。
>>82 当時のニュース記事を丹念にみてみると、最初に反対しだしたのは自社さ政権で行革(金融庁の設置)にかかわった枝野幸男。
マジメに財金分離を考えてたというか財務省の影響の拡大を抑えたかったんだと思うよ。
それが与野党で政争をやりたい人たちや、ポストを守りたい財務省、緩和は負けの日銀の思惑が交錯して野火が山火事になったんじゃないかな。
ぶっちゃけ武藤総裁案さえ無ければ、伊藤副総裁も普通に通った気がせんでもない。
ただ結果だけ見れば日銀大勝利だな。ひどい('A`)
武藤総裁、伊藤、白川案提出>武藤×、伊藤×、白川○
田波総裁、西村案提出>田波×、西村○
白川総裁(昇格)、渡辺案提出>白川○、渡辺×
山口副総裁案提出>山口○
*おまけ1
第169回国会 本会議 第9号
平成二十年三月十三日(木曜日)
○中川正春君 民主党の中川正春です。
伊藤隆敏君については、これまでインフレターゲット論や日銀による長期国債買い入れ増額、ETFやREITの買い入れ等、
日銀の金融政策として必ずしも有効性が担保されていない政策手段を積極的に主張し、今後も主張していくとの立場を変えていません。
したがって、伊藤隆敏君についても同意することはできないということであります。
○佐々木憲昭君 日本共産党を代表し、日本銀行総裁、副総裁の国会同意人事に対する討論を行います。
なお、伊藤隆敏氏について言えば、経済財政諮問会議の民間四議員の一人として、
財界代表メンバーとともに弱肉強食の構造改革論を推進してきた方であります。また、インフレターゲットの導入を強く主張してきました。
この主張は、日本経済を危険な事態に導きかねないものであります。したがって、伊藤氏を副総裁に任命することは到底認めるわけにはいきません。
○阿部知子君 社会民主党の阿部知子です。
伊藤氏は、インフレターゲティング論を今日も主張されています。
極端な政策によってデフレを脱却させるというのは副作用も含めて考える必要があり、
この点からも伊藤氏は副総裁にはふさわしくないと言わざるを得ません。
------------------------------------------------------------------------------
こいつらは総裁呼んで国債買うなって言えよ。ましてやCPなんかあぶねーだろヽ(`Д´)ノ
*おまけ2
民主党の山岡賢次国会対策委員長は21日、国会内で、就任あいさつに訪れた日本銀行の白川方明副総裁に対し、
「(白川総裁の)提示があれば、すぐに同意するんですけどね」と語った。
白川氏は「(総裁)代行の手続きを進めています」とあいさつ。
すると、山岡氏は「もう代行じゃなく、総裁でおやりになったらどうですか。そんな遠慮されないで」。
返答に窮した白川氏は「人事は政府が検討することですので…」と言葉少なだった。
[朝日新聞]2008年03月21日11時20分
http://www.asahi.com/politics/update/0321/TKY200803210112.html ---------------------------------------------------------------------------------
もう、なんつーか('A`)
86 :
名無しさん@3周年:2009/05/19(火) 13:49:49 ID:Eud4BLG8
凌雲会(仙谷由人・前原誠司・枝野幸男)とか野田佳彦って、
一応、日本ではリベラルと呼ばれてるけど定義はどうなってるんだろう。
不況下で緊縮財政路線なんてアメリカの右派より酷いと思うが。
松下政経塾系のマクロ経済音痴の伝統なのか、それとも意識的に
政府介入を退けてるのか。左派は社会主義系のリバタリアン(管直人)が主流?
どっちにしても総需要拡大政策には反対の顔ぶれだな。
87 :
名無しさん@3周年:2009/05/19(火) 13:54:27 ID:Eud4BLG8
88 :
名無しさん@3周年:2009/05/19(火) 16:17:28 ID:6gplYia4
加藤紘一も日本のリベラルと呼ばれてるんだけどね。
しばらく反リフレの流れを列挙してみようか。
『加藤紘一オフィシャルサイト「日銀総裁」2003年3月4日収録』
http://www.katokoichi.org/videomsg/2003/030304.html よくインフレターゲット論をやればこの国の経済ははすぐ活発化するという意見もあります。
確かに日本銀行がお金を刷ったりお金を市中にだしたりすること、いわゆる金融緩和は簡単
なのだと思いますけれども、しかしいくらお金を日銀が流しても、民間の金融機関がそれを
事業会社に貸さなければ、お金は回っていきません。銀行にはBIS規制というものがあって、
一定以上のお金は貸し出せませんから、そして今、逆に貸しはがしをしているぐらいですから、
このお金の流しがそう簡単ではない事は自明です。
一方、政府がお金を使えばいいわけですけれども、そして仮に小泉首相の30兆円のこれ以上借
金しないという方針を仮にかえて、色々公共事業をやる手もあると思いますけれども、しかし
それが一時の解決にはなっても、長く大きな問題を残すという事はまたこれまでのいくつかの
経験で、そして私自身もやってきましたからよくわかる事です。個人でも会社でも国でもいくら
借金してもいいってことは私はないのだと思います。中央銀行がお金をどんどん刷ってそして物
事が解決できるなら、世界各国、苦労はしないと思います。
89 :
名無しさん@3周年:2009/05/19(火) 17:25:33 ID:9cdPQFIR
>>80 >ちなみに
>>6のテンプレ5を書いたのは俺だが、金融+財政なんてごく恣意的かつ狭義の定義に過ぎない。
これはちょっと同意できんなぁ、って何回も言ってるけどw
これでいくとリフレ+再配分って別の話しではなくなっちゃうよ。リフレ(再配分も含む)になる。
じゃあ、リフレしなきゃ低所得者にケアしなくてもいいのかって話しになるよね。
今、リフレはじまってないよ。現実の低所得者は放置なの?
オレも彼も派遣も、現実的には低所得者にはケアする必要あるって話しなんだから、
別によくね?
もしかしたらここがズレてるかもしれんけど「リフレ」ってのは「ポリシーミックスの手法の1つ」で
1.財政拡大 2.金融緩和 3.通貨安誘導、容認 って認識なんじゃないの?
煽りじゃなくて、これ以外に他の定義があるんだったら、聞いてみたいよ
オレが勉強不足なのかもしれんけど、普段、これ以外に聞いた事もないし、
それ以外の意図で使った事もないけど
あと
>政策Aの阻害要因となるものを政策Bで解消し、相乗効果を高めようとするのは
これはポリシーミックスとは言わんと思うよ。どちらかというと
「持続不能なポリシーミックス」かと思うんだけど。
阻害要因を解消するためじゃなく、(目的を達成するために)より効率を高め
同じ方向に施策を向ける事だと思うけど。
上のやつだと、政策Aと政策Bが打ち消しあっちゃうって事だよね。
オレの読解力がなければ、ごめんね。
僕の考えたリフレ以外は話すなw
定義とその内容は正しいんだが、リフレと他は別物だからといって
複数の目的を合わせた際のより良い政策は何かor相互作用は存在するか
という立論に「別だから」しか言わないのも…。そういう話だと
一時期一部の(全てではないが)リフレ派論客が言っていた
>リフレを伴わない構造改革は効率化の効果を阻害する可能性が高い
>リフレ無しではイノベーションもうまくいかない可能性がある
などの意見にも「目的が別物だから一緒に話すな」というのだろうか。
その辺少し不可解だ。
財政政策も金融政策もマクロ政策の文脈では、両者とも総需要をコントロールする政策。
だからこそ、組み合わせる意義がある。
例えば、金融緩和しながら、財政引締めを行うことで、総需要を一定に保ちつつ
金利を下げることでクラウディング・インを狙うとかね。クリントン政権ではこれをやった。
ポリシーミックスというのは、こういう事を言う。
複数の政策を同時にやってれば、何でもかんでもポリシーミックスというわけではない。
所得再分配は、総需要をコントロールするような政策ではない。インフレ・デフレは関係ない。
リフレ効果を高めるとか、リフレと一緒にやれば効果があるとか言うものではない。
従って、別の根拠が必要。
混乱を避けるため個別に検討してみる。
(1)ポリシーミックスという概念について
まずポリシーミックスという用語ですが、手元にあるマクロ・ミクロのテキスト10冊の
索引を調べましたが、どこにも記載されていません。たぶん、どの「教科書」にも記載されてないでしょう。
したがって、この言葉は一応、経済学用語では無いものとします。
用法としては
>>13の植田和夫は金融と財政の併用政策の意味で、
クリントノミックスはトリプル・ポリシーミックス(財政赤字削減+マクロ政策+産業政策)である
という場合は、より広義の複合政策の意味で使っており、範囲は一定ではありません。
政治的文脈で使われる曖昧なものです。またmixtureはどう深読みしても相乗効果まで
意図したものではなく、混合、合成程度の意味。
(2)リフレと再配分について
二つの政策を期間別に分類すると、リフレは短期(期限付だが未定)、再分配は中長期的な政策。
仮にEITCのような負の所得税を導入するとなると恒久的な財源を必要とするので
同じようには扱えない。また周知のようにリフレの目的は、マネー供給量を増やす過程で
発生する短期的な名目変数の変化を利用し、安く買って、高く売るという、投資活動を促す政策であり、
再配分のように厚生経済を補う所得移転とは目的が違う。
>従って、別の根拠が必要。と
>>92に有りますが確かにそうです。
とはいえ単にそこに格差があるからだ、で済ませず、政治板で議論している限りは
もう少し視野を広く持っていただきたい。P・クルーグマンが『格差はつくられた』のなかで
アメリカに巣食う人種差別問題に行き着いたように、日本にも政治的問題があるなら
炙り出すべきでしょう。また何故、中流階級の経済的拡充が中長期的な経済成長にとって
望ましいのかも経済学的に議論するべき。
>>91 まずオレは俗に言うリフレ派でもなんでもないよ
「今」はリフレしかないよね(定義は
>>89ね)って事
一時期の構造改革諸君は明らかに構造改革(リフレ含む)って発想だと
個人的には思ってるけど
だって、現実には構造改革とリフレなんてどう考えたって結びつきやしない
彼らの脳内には色んなエクスキューズがあって、それをワケワカメな根拠で
結びつけてたけどね
だったら「リフレってなに?」って事かな やっぱ
オレはこのスレ立てたわけでもないし、オレの意見以外は寄せ付けないとは
これっぽっちも思ってないけど、
>>89に書いたように定義はこれ以外有り得んと
思ってる
だから、オレの知らない話しがあれば、是非聞かせて
>>92 ということは要するにズレてるズレてないってやり合ってたのは
話の中身ではなくてポリシーミックスの定義に係る話だったということか。
だから「リフレ無しの構造改革は〜」という話をしてもかまわないけど
それをポリシーミックスと呼称するのは誤りだと言いたいわけかな。
これで合ってるかな?
>>95 ならば、構造改革とリフレを関係付けた話をしていたリフレ派論客は
構造改革派に阿って無関係な話を関係付けていた不純な学者となるのか?
98 :
名無しさん@3周年:2009/05/19(火) 20:25:25 ID:9cdPQFIR
>>96 でもさ、再配分だからポリシーミックスに入れたがる「気持ち」もわからんでもないが
そんな人に聞いてみたいよ
これが「構造改革」だったら、「今」ポリシーミックスに入れたい?ってね
だから分けて考える必要があるんじゃないかと思うけどね
>>98 良い内容の構造改革なら入れてよい。何をつまらないことを言ってるんだ。
>>92で大体良いと思うけど。クリントノミックスの場合は産業政策まで入れてますからねえ。
財政と金融だけとかそんなに厳密な定義はないよ。
>>97 そりゃいいんじゃない そういう人がいても
オレは当時から構造改革なんてって思ってるけどね
それに日本に必要なのが、ホントに「構造改革アリキ」だとも思ってもいた
じゃあ「今」リフレやんのに「構造改革」って未だに言ってる人って
いるけど、どうなんだろうねぇ〜って思わない?
まっ、これは個人の主観もかかわるからね
入れてよい、というのは経済学の定義の話ではなく、自分の主張する政策の
トータルパッケージに入れてよいだろう、という話だからそこは押さえてくれ。
つまりこのやりとりはポリシーミックスという用語を使わずに
トータルパッケージとでも言いかえれば話は済むわけだろう?
>>101 そういう人というが、韓リフや竹森だが。そういう話をしていたのは。
>>99 ポリシーミックスという言葉自体、経済学用語じゃないんだから
構造改革を入れる入れないなんてそれこそ政治的選択だろw
今までのところ合意が得られてるのは、とりあえずよく分からんが
「再分配」はやった方が良いと。
>>104 別に彼らに全面服従しないといけない義務なんてないよ
>>106 そんな合意は別にないだろう。ここには賛同者は多いだろうし
リフレ系の学者には賛同者が多いだろうが。別にリフレ論者の
全てが同意する合意ではないな。
>>108 このスレの話に決まってるじゃん。 こんな過疎スレでリフレ派全員の会議やってるんじゃないってのw
まあ再分配の必要性はないという立ち位置の人もいるだろうさ。
それはそれで良いのではないの。でも俺は負の所得税の提唱者がフリードマンだと知って
?と思ったけどな。
>>106 >リフレで実質賃金が上がろうと、低所得者ならばケアすべき。
オレはこれ。
たぶん彼もこれ。ってゆーか、これ書いたの彼だわw
リフレするしないは別として(はじまってないからw)低所得者へのケアは
やるべき これは個人的な意見ね
そもそも、リフレがはじまったとしても抜本的に再配分の制度体系を
リフレしない場合と比較して変更しないといけないとも思えんというのもある
>>107 同様に周りがお前(の定義と論の切りわけかた)に全面服従する理由もない。
なぜかお前は自分の定義や考え方とは異なる話を全て自分の定義で無効化したが
なぜお前の論だけに周りを無効無価値として従わせる権力があるのかは謎だ。
青烏や派遣がおかしいと言っている(いた)のはそこだろう。
>>111 >リフレで実質賃金が上がろうと、低所得者ならばケアすべき。
まあ、貨幣中立論的には長期的には全部、実質変数に影響はなくなって
物価だけ上がるので、その間のゴタゴタは貨幣錯覚ですとかなんとか言えば
学問的には問題ないけどw そうはいかん。
やっぱスーパーで買い物してる主婦にそんな話は通じない。
去年の原油高ですら散々マスコミも煽ったし、いくらGDPデフレーターでは
デフレなんですといっても相手にされない。
114 :
名無しさん@3周年:2009/05/19(火) 21:07:58 ID:9cdPQFIR
>>112 おいおい 待て待て
今でこそ青は上のような事言うけど、そもそもじゃあテンプレ
>>6ってなんなの?
オレが作ったんじゃないよw
今は
>>95って書いてあるでしょ
>>6がオレの考えてるポリシーミックスと合致してるから、そう書いただけ
それこそ、後付けで文句言われて、ごめんねって言えば気が済むの?
>>112 あなた、たぶんオレが派遣への言い方というか書き方が気に入らんかったんだと思うけど、
上にも書いたけど、別にこっちからはじめたわけでもなんでもないんだよ
それにそれはもう終わった話し やめませんか?
派遣には、今度こことかどっかでいたら「こないだは、あえてイヤな言い方して
ごめんな」って言うからさ 許してねぇ〜
>>114 そういう論点ではない。
>>6のテンプレ的な規定がスレにあるから派遣は
「スレ的にそうだから」として止めた。これは奴が筋にこだわるからだろう。
だが、相手の話や目的意識を汲み取らずに定義論に留まり続けているのは
コミュニケーションとして極めて非生産的かつ不親切なのは間違いない。
つまり青烏の言っているのは、定義の内容は正しいが会話に意味がないから
対話する気が見えない、ウザい、というだけ。他の連中も同じだろうな。
俺は別にお前が間違いだとも悪いとも思わんが、無駄な話だとは思うし
青達が派遣の側に立ちたがる気持ちもわかる。それだけのことだよ。
こうでも書いてまとめておかないと永遠に続くぞ。いい加減終わらせようぜ。
あとこれは関係ないが、なぜあげたりさげたりしているんだ?単なる疑問ね。
おいおい、そんなヒートアップしないでくれよw
>>6なんかそんなにご大層に考えることないよ。
2CHは何かを考える為の道具に過ぎず、スレタイもテンプレも
ルールが必要だから目安として有るだけで、論客が現われれば自分が考えてもいなかったことを
意識させられるし、それはそれで感謝。意識が変わればその時々で少々意味が変わってもいいだろ。
テンプレなんか誰かが付け加えたり、修正したりすればいい。
そんなに固執せず、おたがい自分の思考を深める為に使えばいいじゃん?
スレは道具だよ。
>>116 あのね、韓リフとか竹森の話しとかを半ば強引にそれに結びつけたのって
オレじゃないんだけど
それで「終わらせようぜ」とか、いくらなんでもむちゃ言わんでちょーだい
テンプレ
>>6で、〜を指します。って書いてあるのに何がまずいの?
こうやって書いてあるのに、なんで派遣側に立つとかってなにそれ?
まぁいいや しばらく来るのやめとくわ
んじゃ、ガンバって
スレの定義は
>>6で、スレタイは景気対策について話すスレとなってたんだから
それでいいんじゃねーの? 俺は終わりでおk 青鴉の気持もわかるけど
http://jwiz.net/es/ ここに色んな教科書のノートがあるから読んでごらん。
例えば、ブランシャールマクロにもポリシーミックスは出てくる。
もう1度言うけど、双子の赤字で苦しんでたアメリカで、ISバランスを貯蓄超過にすることで、
双子の赤字を解消しつつ、不況にはしないという2つの政策を達成するために、
緊縮財政しつつ、金融緩和で景気の落ち込みを防ぐというのが、
標準的なクリントンのポリシーミックスなんだよ。
そこで、上記のポリシーミックスに、君たちの大好きな所得再分配を組み合わせてごらん。
関係ないことがわかるだろう。意味ないんだよ。
さらに、政治うんぬんを言うのなら、外交政策も一緒にしてポリシーミックスと呼べばいい。
無意味だけどね。
/ニYニヽ
(ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) でっていうwwwwwwwwwwwwwww
/∠_| ,-)___(-,|_ゝ \
( ___、 |-┬-| ,__ )
| `ー'´ /´
| /
>>122 そうねぇ。ただこれ続けてると「望ましい政策のトータルパッケージを語るスレ」
とかが新しく立ちそうな勢いに見えるなw
>>121 あのさ、聞きたいんだけど、リフレの目的は景気対策じゃないの?
景気対策としてリフレを言ってたんじゃないの?
>>15では、俺はこう言ってる。
>所得再分配政策をなぜするのか?何でリフレに組み合わせるのか?リフレにとって何の利点があるのか?
それに対して、お前はズレてると言い続けた。
ところが、リフレという言葉を景気対策に変えたとたん納得したようだが、理解できない。
>>124 何を目的として、それを実現するための対策として根拠を示して初めて「望ましいor望ましくない」の
判断ができるんだよ。
望ましいってだけなら世の中いっぱいあるぞ。最近だと、インフルエンザの話とかな。これも政治問題の1つだろ。
民主党の代表問題とかでもいい。ごっちゃまぜにしてポリシーミックスと言ってもいいし、
そのスレタイだと、何の話題でもOKになるぞ。
それでお前は何をしたいんだ?
リフレは教科書で終わってるんだろw
>>126 それ、まったくそのまま、このスレの他の住人にお返ししたい。
俺が言いたいことなのよそれ。
ごっちゃまぜにして、何が言いたいん?無意味だよ?無関係だよ?根拠ないよ?ってね。
目的や根拠を聞きたいのはこちらなんだよ。
>>125 青鴉なんかはまさに「何の話題でもおk」って言ってるんじゃないの。
俺は「スレッドの前提がそこにあったから」っていう一文で納得するが。
話の筋というか文脈の話ってのはその場の「決め」の問題だからね。
つかまぁ、明らかに青鴉もMMも最初からリフレに限定して話してないよね。
(これは
>>91が言ってる構造改革と竹森・韓リフの話も同じことだけども)
だから「彼らへの返答に定義問題出してもズレてるよ」って言ってたんだけど
(定義や定義の論旨そのものはなんの否もない)そもそもこのスレの「決め」が
そちらに分があると思ったから俺はそれで退いちゃうかなぁ。
>>128 リフレの目的は景気対策じゃないのか?
だから、リフレの時点でわからないといけない。ま、いいさ。
最終的には景気対策の言葉で納得してるようだしね。
>>129 知らんよ。他の住人に言え。定義も目的もごっちゃごちゃで、根拠もないことをダラダラ述べて、非生産的だよ。
要するに「スレの決めがそうなってるんだから、そちらのほうが分が良く、
だから俺や青鴉が言ってた話がスレ違い」ということになるだろうね。
ポリシーミックスの定義については一般的にはそちらのほうが普通だね。
もちろん財金政策以外の制度面等も含めてポリシーミックスと見做して
扱う(論じる)ものもあるのだけれど、この定義についての正当性を
争うと絶対に泥沼になる。だからこの場の「決め」である
>>6がある以上
それがスレとしてのルールだと俺は判断して納得した。というわけです。
133 :
名無しさん@3周年:2009/05/19(火) 23:40:11 ID:6hpKL3PE
長者番付を復活させるべき
あの制度はまともな人が金持ちになってるかが人目でわかるものだった、金持ちを庶民が監視してたのだ。
>>130>>132 リフレに限定してないなら、それこそリフレにとっては別問題だ、関係ないと言ってる俺に賛成しこそすれ、
ズレてるなんてありえないだろ。意味不明なんだよ。
で、全然目的が違う政策を組み合わせて楽しい?
リフレと外交政策でも組み合わせてみるか?それをポリシーミックスと呼ぶか?
いや、これは粘着だな。お前はすでに認めてるんだから、もうやめよう。
>>134 だから、それを俺が他の住人に聞いてるのよ。根拠は?目的は?とね。
関係ないもの混ぜて定義も間違ってて話しても、非生産的だよと。
つまり、今お前が俺に対して取っている行動と同じ。
ところで、そういうお前は?w
?俺の今のこの目的は君がなにを目指しているか聞くことだから
俺にとっては生産的だよw
で君の行為は生産的なの?
>>135 え・・・?別問題だというのはずーっと賛成してたじゃない。リフレに限定
していない話をしている相手に対して、「リフレとは別問題だろ」を返答に
するのがズレてるって言ってたんだから。ただ、スレの「決め」からしたら
ズレてたのはこっちだな、っていう所に至って納得したわけで。
あと「非生産的」というなら韓リフや竹森の話も経済学の定義を無視した
非生産的な話になるけど、全てをそう言いきるのは狭量すぎないかなぁ。
まぁ、あとは皆様でお願いします。んでは。
正直言って派遣の思考のポイントもいちいちわかりにくい。
>>138 ポリシーミックスの観点からもズレてること、組み合わせることに意味がないこともね。
韓リフや竹森って?上のレス詳しく読んでないからちょっとわからん。
俺はただ単に、非生産的って言ってるやつに対して煽り返してるだけだよw
>>137 じゃ、俺も生産的だw ありがとうね。
>>140 んー、俺の読解になるけど、要するにリフレとその他の政策の相互作用や
その相関性みたいなのは竹森や韓リフも言及してるでしょ。定義上は別問題
だけども、かといって独立したものとは言い切れないということは、結構
よく話にしてること。むろん「可能性がある」とかで断言ではないけども。
そういう立論を全て定義問題に持って行くのは狭量だろう、という話じゃね。
で、いいのかな?
>>91
142 :
名無しさん@3周年:2009/05/20(水) 00:15:16 ID:EM7pNu/A
国内の格差を広げすぎないことが
内需拡大のポイントでは
>>141 どう言及してるのかは知らないけど、経済論戦では、不良債権処理をリフレの必要条件にあげていたけど、
銀行貸出の増加は必要条件ではないという他の人達の説明に後で納得したはずでは?
目的が潜在成長率を高めることで、構造改革に伴う一時的な総需要の落ち込みを防ぐために、
総需要拡大政策を組み合わせることは、ポリシーミックスとしての定義にもあてはまるが、
目的がリフレなら、やはり関係ないから、ポリシーミックスにもならないよ。
っていうか、リフレにとっては逆効果ですらあるし。
>>143 うん、だから「目的がリフレなら」を一回外して考えることになるんじゃないの。
青鴉もそこで引っかかってるわけだもの。「このスレは政治板だからリフレという
目的を達成することだけを話すスレじゃない」とか上で言ってたわけだし。
まぁ、後は青鴉にお任せする。そもそも自分の話じゃないのに首突っ込みすぎた。
よくなかったなぁ。
>>138 やっぱりどこがズレてるのかわからない。
リフレに限定してない話に対して、リフレとは別問題だと言われたら、はいその通りです。の一言だろ。
だったらどこがズレてんの?なーんにもズレてないんだけど。スレタイに関係なく。ストライクだろw
しかも、リフレ=景気対策なのなら、スレタイを説明されたとたん納得するというのもおかしい。
それなら最初から・・・ま、いいか。
うーん、俺はもう、わからなくてもいいんじゃないのだろうかとは思ってるw
強いて言えば「お互いが話そうとしている文脈のすれ違い」とかそういうもの
なんだろうけど、これは俺も説明するのが難しいというか無理っぽいw
ひとつ言えることは、「何を目的として話しているか」ということを明記して
話を始めないと、そのうちまたこういうことが起きるだろうなぁ、ということ。
それではオヤスミ。
>>144 外しちゃうと、新たに目的が必要なわけ。
はっきり言って、ズレてるのは景気対策の部分だけじゃないよ。
ポリシーミックスの部分でもそうなの。だから目的を何度も聞いてる。
組み合わせる、ポリシーミックスって言ってるんだろ?こっちはそうならないって言ってるんだよ。
リフレの効果を高めるとか、リフレを万全にするとか言ってるから、間違ってるとね。
>>147 俺が言ってるのは、すれ違ってるという認識が間違いだってこと。
ズレてもいないのに、ズレてると思い込んでるお前が間違いだってこと。
だって、そっちも別問題だと思ってる。俺も別問題だと言ってる。
だったら、俺はどこもズレてないだろ。認識正しいだろ。
元々そっちに別問題の認識があるなら、はいそうです、で終わりだろ。
だから、俺に対してズレてるって言うのは、理屈通ってないよ。
どこがどうズレてるのか、何度聞いてもダメだった挙句、
経済板の方のスレでは、リフレを万全にするとか言ってるし。
>>148 >はいそうです、で終わりだろ。
だからね、「はいそうです、だけどそういう目的で話してないから
そう言われても困ります」っていうのは俺が参加する前から出てた
話じゃないか?この場合、話そのものに対しては「はいそうです」
でほとんど終了してるよね。というか俺はもう抜けるので青鴉と
やってくれ。おながいしまつ。
>>149 困る?同じ認識なんだろ?w
ま、リフレを万全にするなんて言ってる時点で、お前の方がズレてるんだけどねw
負の所得効果があるから、リフレにとって必須とか言ってた頃が懐かしいよw
ここまで「政治−経済学」と「経済学」の区別が付かない人間も珍しいような。
・・・。俺は「再分配はリフレの必要条件ではない」とは明言したけど
「再分配はリフレに必須である」という言葉は一回も言ったことがない。
ごめんもうむり
あとすげー最初の方でMMが目的設定してたと思うけども。
それを青鴉が何回も繰り返してる気がするけども。
もうそれしかいえない。
>>152>>153 負の所得効果は論拠にならない。
万全にするわけでもない。
リフレにとって利点があるわけでもない。
大丈夫か?
リフレ厨房の標本みたいな奴だ。この調子だと本当に青鴉あたりが
「日本経済の望ましい政策パッケージを語るスレ」
でも立てそうw
156 :
名無しさん@3周年:2009/05/20(水) 12:56:14 ID:giqmngo4
>>88 日本の反リフレの流れというとおおまかに、
財務省系(国債の暴落、長期金利が上昇する派)宮沢喜一とか。
反財務省系(金融政策は日銀が独自で管理すべき派)枝野幸男とか、大塚耕平とか。
庶民系(インフレが起こると実質賃金が下がって国民は苦しむんです派)社民党?
反小泉・竹中系(こいつら、ゆるせねー派)加藤紘一?
っと4分類できるんじゃなかろーか('A`)
ちなみに社民党のスタンスは
>日本銀行の新総裁として福井俊彦元日銀副総裁の就任が自民党内の調整によって了承された。
>福井氏の能力・識見等については、社民党が与党時代に仕上げたと自負する日銀法改正の際に、
>日銀サイドの責任者として辣腕を振るわれたことからも、期待を寄せたいと考える。
>インフレ・ターゲティングのような物価水準の引き上げをことさら重視する姿勢は、
>木を見て森を見ない選択に等しい。物価だけを上げようとすれば、グローバルな競争のもとで賃金上昇が望めない家計の将来不安を増幅し、
>かえって個人消費を減退させる。また、金利の上昇が物価上昇より先に起きて、中小企業の打撃となる危険性も高まる。
>インフレを人為的に起こそうとする政策は、実は、家計や中小企業などの犠牲の下にバブル企業を救済する手法そのものだ。
>インフレ・ターゲット策は取り得ない選択肢であることを、福井新総裁は政府・与党に毅然と通告(最後通牒)する必要がある。
自社さ政権は予想以上に重いのかもしれない(´Д`)
2CHごときで政策提言とか言うまえに
政策とはどんなに頑張っても民主主義の政治プロセス以外では
決められないという現実が分かっているのだろうか。
リフレ政策などいまだ有権者、マスメディア、政治家、政府高官の
意識にすら上っていない。研究の為の研究に過ぎないような
経済学なら、それこそ生産性はないし潰した方が良い。
無くてもいいと思うよ。アカデミズムの蛸壺から這い出たところで
コミュニケーション能力が無ければ、惨めな裸の王様に過ぎない。
→ ID:LxpfmHRB
>>156 過去レスで凄まじく反論してきたのは
1,「庶民系(インフレが起こると実質賃金が下がって国民は苦しむんです派)社民党系?」
ともかく金融緩和も財出も認めない。おまけに日本は人口が減ってるから
経済成長は出来ない論者で、再分配するだけで日本経済は回復するというタイプだった。
去年の第一次輸入産品の値上がりは、日銀の金融緩和によりアメに流れた
マネーが投機マネーとなったのが原因で、可哀想な庶民はスタグフレーション(?)に
苦しめられたと。思想的にも感情的にも金融緩和は反対ですと言って譲らなかった。
2,「反財務省系(金融政策は日銀が独自で管理すべき派)枝野幸男とか、大塚耕平とか」
は庶民系の1と同タイプ。日銀は通貨の番人でなくてはイケナイ派。
3,「反小泉・竹中系(こいつら、ゆるせねー派)」
彼らも良く来たね。レッセフェール派でマクロ政策なんて社会主義だから許せない派。
お前らはアカ!! という捨て台詞を残して去って行くのが特徴でしたw
4,「財務省系(国債の暴落、長期金利が上昇する派)宮沢喜一とか」
この系譜に与謝野、伊吹、谷垣が繋がってる。リカードの中立命題大好き派。
2CHの破綻厨はなぜか彼らのロジックと瓜二つ。なんで?
3,は誤読。「反小泉・竹中系(こいつら、ゆるせねー派)」じゃなくて構造改革派の方ね。
構造改革系かぁ。小泉改革の良し悪しはともかくとして、
インフレターゲットによる総裁選びが政治のテーマになった2003年は竹中が福井(と岩田)を緩和派として推したみたいだから、いろいろ悩ましい。
ほとんど高橋洋一の入れ知恵だったんだろうけどw
ともかく死ね竹中、というヤツが多くて高橋なんか絶対認めないわけよ。
で、よくよく理由を問いただすとクーの信者だったりして、
竹中繋がりは完全に黒歴史なの。まー、去年あたりまで小国開放系MFモデルを
日本に当てはめてはしゃいでたのが余程、気に障ったんだろうけど、
政府紙幣発行論まで否定されました。高橋の不幸な事件はクー信者の呪いのせいかも。
また香ばしくなってきているなw
(´Д`;) コウバシクテ ゴメンナサイゴメンナサイ
∨)
((
(;´Д`) スミマセンスミマセン。イママデ モメテタ ネタモ アンマワカンナクテ。
( 八)
〉 〉
(´Д`;)、 コノトオリデス。ヒマダシ ナンカネタ フッテクダサイ。
ノノZ乙
香ばしいのは、リフレなんて政治的にはごく小さなコップの中のお話に過ぎないのに
重要な影響力が有ると錯覚してる方だろw
>>163 ネタが無い時は静かにしてたほうが良いと思う。曲がりなりにも議論が続いているので
それが一番スレの為になる。
>>150 ID:LxpfmHRBへの質問状。
なんだか段々、思考領域がスレタイに収まらなくなってきたので、某氏の提案どうり
「日本経済の望ましい政策パッケージを語るスレ」 でも立てたい気分ですが、
その前に、
>>150氏に前スレに遡って聞きたいことがありましたので、
まだROMしているならコメントを下さい。以下に引用します。
767 :名無しさん@3周年:2009/05/12(火) 20:08:07 ID:gTHeZITN
>>765 だから、それについて何度も何度も説明してるだろ。以下を丁寧によーーーーーく読め。
1)リフレで実質賃金が下がる人
2)限界消費性向の高い人
a)デフレで名目賃金が下がっていない低所得者
b)デフレのせいで非正規などの名目賃金が低下した低所得者
c)デフレで名目賃金が下がっていない高所得者
a)も、c)も、リフレで実質賃金が低下するが、
a=デフレのせいで低所得なわけではない。低所得であっても実質賃金の高止まりを享受。
そして、c)もいる以上、マクロ政策としての財政政策の根拠や対象として、
1)は無関係。根拠にも対象にもならない。
2)だけが問題。
一方、b=デフレのせいなのだから、リフレ過程で名目賃金も上昇する低所得者。
つまり、以下となる。
>リフレでの何らかの政策が功を奏して、低所得者を抜け出した人は、「低所得者じゃない」
c)デフレで名目賃金が下がっていない高所得者
c) はある静止点における状態に過ぎずケアする必要は無い。リフレ政策実施の時間経過とともに
期待インフレ率が上がってくれば、やがてc)の名目賃金も上がるので中長期的には実質変数の変
化も消えてしまう。仮に一時的に実質賃金が下がってc)の購買力が落ちるように見えても、売り
手側の利益は伸びているので、大半が買い手、売り手の両者を兼任している限り問題は無い。
この点は同意だし、2)だけが問題というのも同じ。a)に関してはケアが必要かもしれないが考えが纏まらない。
b)デフレのせいで非正規などの名目賃金が低下した低所得者
分からないのが b)。b)はデフレ+インサイダーの実質賃金高止まりのせいでそうなったのか、
デフレと関係なく別の構造的要因でそうなったのか分からない。
(やや古いが日本では98年以降、名目賃金の下方硬直性は見られなくなったとされたという報告書
も有)
http://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/wps/kako/cwp99j04.htm 少なくとも、ここ数年、われわれは以下のような議論を至る処で聞かされたはずである。
曰く、ベルリンの壁が崩壊し、共産主義が瓦解すると経済のグローバル化が一気に加速し、中国ど
ころか、世界中から安いものが日本に流れ込んできた。日本企業の競争力は著しく低下し、勝ち組
と負け組が生まれ、そのために貧富の差が生じたと。
所得格差が生じたのは経済のグローバリゼーションと、世界規模で起こっている技術革新が原因と
いう説がまことしやかに囁かれた。これは俗説だろうか?
いやスティグリッツがグローバリゼーションの弊害として挙げている問題点のうち、後進国の非熟
練労働者と先進国の熟練労働者が賃金競争を強いられるという現象は日本でも起こったのは間違い
ない。インフレになって非正規労働者の名目賃金が上がれば輸出系大企業の国際競争力はその分落
ちるだろう。理論上 b)は労働需要が増えるため名目賃金は上がると考えられるが、そう簡単に内需
の方で吸収できて b)の名目賃金は上がるのだろうか?
100%そうなるという保証は無い。
また、これに付け加えて更に懸念されるのは、
>>150が一切無視してるmojimojiの問題提起である。
「反リフレの経済学」から以下をそのまま抜粋。
ttp://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20081005/p2 代替貨幣は先にも述べたように、労働を使って供給を増やすことが困難な財貨でもあります。よって、
代替貨幣への需要は雇用を増やしません。それだけでなく、代替貨幣の高騰が、それを原材料とする
さまざまな財やサービスの価格をも押し上げかねません。コスト・プッシュ・インフレです。こうし
て雇用は増えないまま、インフレだけが生じ、一層生活を苦しいものにしてしまう可能性があります。
----------------------------------------
こうした可能性も100%あり得ないとは言えないだろう。どう答えるのだろうか?
リフレ支持者の自分が、わざわざこうした反証を取り上げるのかと言えば以下の理由から
言うまでもなく経済学的概念∋政治的概念なのであり、その逆はあり得ない。経済学的概念のうち経済政
策となり得るものは民主主義による政策決定プロセスを経る他はなく、政策提言などという言葉を使うな
らば、まず有権者によって構成される社会全般から有益なものとして認知されていなくてはならないだろう。
この過程では経済学とは別の政治的な文脈においてクリティカルシンキングの対象となり、さらにそれが
第三者の目に止まる必要が有るのである。幾度となくズレという言葉が出ているのは、他の人はいくつか
の独立した文脈を並行して考え、その上でクリティカルシンキングをやっているのだが、君は一つの文脈に
固執しているからだ。
>>168 名目賃金の下方硬直性=デフレで名目賃金が下がらない人=実質賃金が高止まりしてる人。
上記に該当する人は、低所得者であろうと高所得者であろうと、リフレで実質賃金は下落する。
下落するのは高止まってる部分だけ。均衡実質賃金まで下がるだけ。
完全雇用復帰後は、全員が、期待インフレ率=インフレ率=名目賃金上昇率。
>>169 だからこそ、フィリップス曲線と言ってたわけ。
日本の自然失業率=構造的要因の失業率=2%ぐらいと言われている。
そして、何度も書いてるけど、名目賃金の下方硬直性=総供給曲線は右上がりとなるわけだから、
リフレで総需要曲線が右方シフトすれば、均衡点は右上に移動=1人当たり実質所得も増える。
心配ない。
>経済のグローバル化が一気に加速し・・・
>日本企業の競争力は著しく低下し
>そのために貧富の差が生じたと。
よく聞かれる話だが、これについて結論だけ話したとしても長くなる。それでもまとめてみると、
・貿易は、WIN-WINであり、経済厚生を必ず高める。よって、後は補償原理が効く。
・貿易によって所得分配ももちろん変化する。ヘクシャー=オリーンモデルでは、
労働者が相対的に多い(中国のような)国は、労働集約的な財を輸出し、
資本が相対的に多い(日本のような)国は、資本集約的な財を輸出する。
ヘクシャー=オリーン(以下、HO)の解釈は、自国において相対的に少ない生産要素について、
財貿易を通じて間接的にその生産要素を輸入してるのと一緒。
資本価格(=資本家が受け取る資本所得)÷賃金=相対価格Aは、
貿易前は、中国でのAは高く、日本でのAは低い。
貿易後は、日本の資本価格=中国の資本価格、日本の名目賃金=中国の名目賃金となる。
要素価格均等化定理ね。
これは、貿易を考えなくてもわかる話で、日本で労働者の人数が増えれば、
労働供給が増えるのだから実質賃金は下がって当然。
HOを用いて、日本は賃金が高いとアホなことを言ってたのが野口ゆきおだったりするけど、
これの条件って、両国の技術が同一だってこと。
だから、将来的にもしこの条件が成立するなら、中国で技術が向上することによって、
中国の実質賃金が上がるだろうってだけ。
とにかく、HOの世界では、貿易により資本集約的な国では労働者は不利というか、
労働者の受け取る所得の割合は減る。交易条件効果と言ってもいいけど、
ただ、クルーグマンの国際経済や良い経済学を読めばわかるけど、あんまり心配する必要はない。
実証的に大したことない。
貿易に関わらず、需要構造の変化に伴って国内だけでも衰退産業が出たりする。
変化の過程で一時的に失業者が出たりするし、その産業に特化した技術者達は、
その産業に対する需要低下とともに実質賃金だって下落するだろう。
経済学が教えるのは、補助金を出してそういう人達(炭鉱や農家)を保護したりするのではなく、
速やかに次の職業へ就けるように促しつつ、それとは別問題として所得の再分配をすべきってこと。
・貿易の短期的な問題=景気の問題について。
空洞化によって起こることは、需要面で言えば、内需が減りつつ、
さらに輸入の増加で外需まで減る。MFモデルで言えば、最初に均衡していたとして、
そこから上記が起こると、IS曲線が左にシフトすることを意味する。
結果、起きるのは為替の下落と輸出の増加で、均衡に戻るまでそれが続き、
IS曲線は元の位置に戻る。
>インフレになって非正規労働者の名目賃金が上がれば輸出系大企業の国際競争力はその分落ちる
これは大きな誤解。金融緩和をすれば円安になる。後は、経常収支=ISバランスに過ぎないし、
最初に述べたように、貿易によって経済厚生は高まりこそすれ、下がることはない。
>b)の名目賃金は上がるのだろうか?
何度も説明したことだけど、これについては、1日ぐらい待って欲しい。
君の中で、貿易論とリフレの問題がごっちゃになってるんでね。
>代替貨幣
日本で貨幣供給を増やして、それが原油に向かう場合、その過程で起きるのは円安。
別に米国債に向かってもいい。MFモデルの肝は、資産の収益率が等しくなる金利平価。
地価の上昇は投資を増やす。
>コストプッシュインフレ
代替貨幣うんぬんに関係なく、国内を不況にする。だってAS曲線の左上シフトだからw
リフレとは別問題。リフレ=AD曲線の右上シフト。
>君は一つの文脈に固執しているからだ。
だから、混ぜたければ混ぜればいい。
待って欲しいと言ったが、お風呂の中で考えたが、結局は今までの話の繰り返しとなる。
>>167 >a=デフレのせいで低所得なわけではない。低所得であっても実質賃金の高止まりを享受。
>そして、c)もいる以上、マクロ政策としての財政政策の根拠や対象として、
失業率が一定の場合な。失業率が上がりだしたら、賃金よりも実質所得(購買力)の
方が重要になる。
>>173 >経済学が教えるのは、補助金を出してそういう人達(炭鉱や農家)を保護したりするのではなく、
> 速やかに次の職業へ就けるように促しつつ、それとは別問題として所得の再分配をすべきってこと。
残念ながら日本は工業にも相当補助金を使っている。収益性も直近では最悪だ。
逆に農業の方が儲けているところが多く、人手不足になっている。
土建、工業は雇用の受け皿になり得ないが、農業、サービス(特に医療、介護)は
不況時にも労働人口が増えている。つまり、世間一般で言われているような、
農業保護が生産性を下げている
というのは必ずしも正しくない。農業保護というより、減反政策などによる土地放棄、農業の後継者不足、
新規事業者の労働者の不足、流通コストなどの方が問題だ。自動車より農業の方が
需要が大きい。
>>174 >混ぜたければ混ぜればいい
混ぜた話を許容したらダメだろー
混ぜていいならお前の話はすべてピント外れのズレた独り言になるし。
許容するならとっとと消えるか黙るかすればいいだろバカじゃないのか。
混ぜるなとか混ぜたら意味ないとかそんなの経済学的じゃないとかこれからもちゃんとずーっと言い続けないと話が通らないなpgr
180 :
青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/05/22(金) 23:10:44 ID:zKKoZpBz
>>174 >>169は一寸、野口悠紀夫っぽく聞こえましたかね。ヘクシャー=オリーンの
貿易モデルまでは詳しくないけど、少なくとも比較優位より絶対優位が重要なんて
考えてませんよ。
>>172-173は本当に誠実な回答なんで恐れ入ります。
ま、リフレの話してんだから「国際競争力はその分落ちる」は正しくない。
円を刷る→為替レート↓物価↑だから、輸出系企業の国際競争力は±0くらいですか。
しかし輸出先が同時に金融緩和をやっていれば物価↑は良いことではないし、
(X−M)を景気回復の目標とする輸出系企業にとって、 b)の名目賃金↑は
困るのではないのか、というような疑問はやはり払拭できません。
北米の購買力増なんてあてにならないし、内需で b)の名目賃金を上げたり
他の雇用を増やすしかない。現状でのリフレ・プログラムではそうなるのでは?
なんか、酔っぱらってて頭が回らないけど(笑)
総需要=総供給を保ったインフレ下の完全雇用の世界でも、時代が進めば衰退産業があったり、
一時的な摩擦的失業者が出たりする。中には実質賃金が下がる人もいる。
所得分配だって変化する。国際貿易してなくてもである。
所得分配が変化するから、貿易はしないほうがいいか?経済学者の答えは、したほうがいい、だ。
衰退産業を保護したり、それまで実質賃金が高かった人の実質賃金低下を阻止すべきではない。
基本、市場に任せる。そういう自由な取引は、貿易もそうだけど、パイそのものを増やす。
そうしておいてから、所得「再」分配でパイを切り分ければよい。
保護貿易などは、パイそのものが小さくなる。
さて、リフレ過程で全員の実質賃金が上がれば、所得再分配はいらないか?インフレ下では?
いるのだったら、リフレと組み合わせた方がいいとかいう問題ではないってことだ。
リフレにとっても関係ない。所得再分配は一度実現した所得を再度分配し直すだけで、
総需要を増やしたりコントロールしたりするものではないから。
>>181 >>180 円安になれば原材料の値段も上がるが、輸出から得られる収入も増えて、トータルで純輸出は増える。
マーシャル=ラーナーの条件ってやつで、実証もされている。
順番は、金融緩和をし、円安になって純輸出が増えたりするから、最終的に名目賃金が上昇し、
インフレ率が上昇する。
外国も対抗して金融緩和をしている場合、円安にはならないが、やはり国内で投資などの
需要が増えることは間違いない。
インフレになった後は、輸出とか気にしなくていい。だって完全雇用だもの。
そして、貿易は経済厚生を高めるだけだから。
>b)の名目賃金は上がるのだろうか?
もうさ、難しいこと考えずに、
「リフレで総需要曲線が右方シフトすれば、均衡点は右上に移動=1人当たり実質所得も増える。」
「総需要が増えれば、派生需要である労働需要が増えて、実質賃金は上昇する。」
で、ファイナルアンサーなのよ。これ、理解できない?
誰1人実質賃金が上がらずに、上記が成立するなんてありえないのよ。
一方、所得再分配において、「リフレ過程で」、「誰が」、「上がる・下がる」、なんてどれも関係ない。
低所得者層が全員上がっていても、さらに所得再分配したほうが望ましい場合もある。
>>181-182 先生。朝の5時からナニ長文書いてるんですか(笑)
>>180をどう読んだら、貿易はするな、保護貿易にしろ、所得再分配しろに
なるんでしょうか(爆笑)。頭痛いです。深読みしても、まぁせいぜい非不胎化介入してまで
輸出系企業にご奉仕する必要はないよねえぐらいでしょうか。
衰退産業を保護したりすんの良くないし。とっとと国内にバラ撒けってことでしょう。
以上おしまい。
この後は(仮題)「日本経済の望ましい政策パッケージを語るスレ」に
移行したいと思います。俺からのレスはこれにて終了。さようなら。
それでファイナルアンサーになるのはリフレ単体を目的にした時だけだろ
どこまでもわからない奴だなw
>>86 リベラリズムっていうのは、簡単ですよ、実は。
個人の自由を、国家に対して主張する。この場合、国家とは、封建国家。王権といった特定階層、
特定の人々が国家権力を恣意的に行使することを防止するというところから始まったと、
古典的には見て良いとおもう。その意味からすれば、英国立憲君主主義、法の支配というやつ、
これも、王権の恣意的行使を防ごうという意味から始まったと言いうるわけだから、
リベラリズムの所産。政治学ではJ.ロック、J.ミルだし、経済学ではA.スミスが影響下にある。
権力への懐疑というものを左翼の典型というひとがいますが、
それをいいだしたら、ほとんど全ての思想が、左翼思想になってしまします。
ま、ともかく、普通選挙権の拡大という民主主義制度の進展とともに、リベラルの意味が変わってきた。
欧米では、なんだかんだいっても、伝統とは、市民革命以後のブルジョワが持っていた伝統、ではないか、
と漠然と考えているのですけれどね。日本のリベラルに経済学が分からないのは市民革命じゃなくて
左翼思想と結びついてるせいでしょう。
捕捉。アメリカのリベラルの場合は政府の再分配機能の大小が基準。
だからクリントンなんかはオールド・デモクラッツに比べれば、センターレフトになる。
日本のように政治的にはリベラルだが経済政策において清算主義というのは
考えられない。
>>181は、貿易のせいで所得分配が変わってしまうことを怖がってる人が世の中にたくさんおり、
それに対する経済学者の一般的な見解の言っただけで、
お前が保護貿易者だなんて一言も言ってない。だからアンカーも付けていない。頭大丈夫か?
>「日本経済の望ましい政策パッケージを語るスレ」
スレタイをこのように変更しても、俺からの批判はかわせない。無意味。
「リフレ過程で」、「誰の実質賃金が」、「上がる・下がる」、にこだわってる限りね。
かわせると思ってる時点で、頭イタイぐらいのアホってことだ。すでにこのスレですらカオスだし。
とにかく、
>>182のファイナルアンサーを暗記しろ。
>>187 かわせるかわせないとか真性バカじゃないの?
スレタイ変更したらお前の話は単なる独り言だろ。
リフレが目的でないなら別問題もくそもないから。
目的が変わればマクロ的に良いなら批判に対応しなくていいという主張は無理
それに対応する政策は無関係という主張が成り立つのはリフレが目的の時だけ
お前もしかして頭逝ってるのか?
リフレしか話しちゃヤダヤダw
>>188 >無関係という主張が成り立つのはリフレが目的の時だけ
まだわかってない。他の関係ない目的でも同じこと。
だから、何度も聞いてる。所得再分配の根拠は?その目的は?と。
スレタイが変わっても、同じ事を聞かれる。「リフレが目的じゃない」ってだけじゃ答えにならない。
これだけ言ってもまだ、
>b)の名目賃金は上がるのだろうか?
とか言ってるんだよ。
まず、リフレ過程で実質賃金が上がるか・下がるかの問題。
そして、所得再分配はそれとは関係ないって問題。わかる?
目的を「望ましい政策」にしたらその時点でお前のこだわる定義なんか無意味だろw
青鴉が政治含めた経済の話している以上、関係ないもクソもないっての。
そんな雑な目的設定は認めないとかそんな批判はまた別の話だが。
今の流れじゃお前の話は完全に無駄。永遠ループ。
>>191 だーかーらー、根拠と目的を聞いてるだけだっての。
ある政策が望ましいなら、なんで望ましいのか?何に対して望ましいのか?とかね。
日本経済にとって望ましいってだけじゃ答えにならない。
ここで聞いても答えられないやつが、スレタイ変えると答えられるのかよw
また、過熱したインフレを冷やすためには、金融引き締めとか緊縮財政が望ましいが、
それもパッケージにするか?それ言い出したら、カオスになるぞ。何でもごっちゃ混ぜになる。
まず、目的とか根拠を明示しないと床屋談義になるだけ。
ま、答えられないなら、答えなくていい。
関係のない話をごちゃまぜにして、根拠も示さず語り合えばいい。無意味かつ無駄だけどね。
その具体的な目的設定は今まで何度も出てるよw
お前が別、別、無関係って言っているだけでw
床屋談義じゃないところへ行けばw
195 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 17:07:02 ID:RgX5klOX
>>190 >だから、何度も聞いてる。所得再分配の根拠は?その目的は?と。
これ、お前自身が再分配に賛成とかいって、逆に聞かれたことじゃん?
んで、その答えが「格差があるから」 だったよなたしか。
あーそう、「格差があるから」w
>>193 は?それについては、結論出てるし、賛成までしてくれてるんだが何か?w
示された根拠は、根拠にならないこととかもねw
で、スレタイ変えれば解決する問題ではない。
何度も言うけど、日本経済にとって望ましいってだけじゃ、説明にならない。
理解できないなら、理解しなくていいよ。他の住人は理解しちゃって黙ったけどね。
>>195 それがなぜ根拠になるかも説明したよな?
インフレ・デフレが関係ないこと、リフレ過程で実質賃金が下がることが関係ないこともね。
リフレにとって利点があるわけでもなく、リフレ効果を高めたり、リフレを万全にするわけでもない。
お前らが持ち出した根拠も目的も無関係の間違いだらけだってことさ。
インフレ下でも格差があれば、以下略。
リフレ過程で全員の実質賃金が上がっても、格差があれば以下略。
格差がなければ、所得再分配は以下略。
後は
>>32とかだ。どうせお前の頭じゃわからんよ。
>>197 他の奴は黙ったんじゃなくて、お前のガチガチ頭に呆れてスルーしてるだけだw
>>198 聞かれて答えないどころか、こっちに賛成してるってのw
スレタイ変えても、同じことが聞かれるよ?
で、何て答えるの?w
さあ?青鴉にでももう一度聞けば?
今までに彼らは格差や社会安定やリフレの実行時の政治的ネゴシエーションを
総合目的として出して来てたろう。目的設定自体が複数の組み合わせなんだから
それをひとつだけ取り出して別だ別だ言い続けてるお前の行動が意味不明だよ
リフレ効果を高めたり、リフレを万全にするわけでもないw
>>200 だから、それを言い出したら、財政赤字削減を望んでるやつのために、
緊縮財政も組み合わせなければならなくなる。だから、間違いだと言ってる。
目的設定が複数なら複数でいいよ。で、そのうちの1つである所得再分配の目的は?根拠は?
という質問に対して、住人が言ったことの全てが無関係だってこと。
そんなの所得再分配の目的でもなけりゃ、根拠にもならない。
203 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 18:38:08 ID:RgX5klOX
>>199 >聞かれて答えないどころか、こっちに賛成してるってのw
そりゃ、存在そのものが板違いの蛸壺が必死になってるの傍観するしか無いだろwww
なに勘違いしてんだかwwww
204 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 18:45:51 ID:RgX5klOX
格差があるから再分配しますとかいうなら、
じゃ、なぜ格差が存在すると是正しないといけないのか、
さらにその根拠を問う泥仕合がつづくわけで、
そんな政治マターに対して
>>199が回答出してるなら、政治板で類似テーマをやってるスレが
あるからそこで示してみろよ。延々とループが続くだけだから。
おまえさんがどんなに頑張ったって民主主義によって政策決定されるしか無いんだよ。
どこまでバカだよ。青鴉達が赤字削減の為の緊縮財政なんか求めたか?
違う設定が出て来たらその時に設定の追加が是か否かの話するだろうよ。
相手が設定した文脈目的を無視して自分の話だけしてんじゃねーよ。
レイヤーが違うだの話がズレてるだの∈の関係だの言われてんだろ。
まあ、リフレ原理主義も結構だけど、それを100%経済学と一致した
政策として実行するとしたらファシズムという政治形態をとるしかないね。
経済学者に総理にでもなって実現してもらおうかw
>>204 そうそうそう。正しいよ君。w
ただし、効用関数がなぜそんな形状なのか。なぜリスク回避的なのかまでは、経済学では説明できないよ。
そんなの、人それぞれ、価値観の問題でしかない。よって、
>おまえさんがどんなに頑張ったって民主主義によって政策決定されるしか無いんだよ。
その通りw
>>205 >違う設定が出て来たらその時に設定の追加が是か否かの話するだろうよ。
だから、ずっとしてんじゃないの。
所得再分配に関しては、違う設定なんだろ?その設定を言えっての。
目的なんなのよ。そしてその根拠は?
>文脈目的を無視して自分の話だけしてんじゃねーよ。
お前こそズレてる。勘違いですなw
俺は、目的と根拠を聞いてるだけ。
>>205 >青鴉達が赤字削減の為の緊縮財政なんか求めたか?
そうじゃなくて、リフレの実行時の政治的ネゴシエーションってのは根拠にならない間違いだってこと。
それが根拠なら、財政赤字削減を政治的に求めてるグループの批判を考慮するために、
緊縮財政までパッケージにしないといけなくなるってこと。日本語理解できる?
209 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 19:20:35 ID:CJMoTKMH
暗黒卿のいかがわしさはMMの比なんてものではないけど、
結局、良くも悪くも政治を動かしたのは彼だし、政治的次元になるとタコ壷なんて出る幕じゃない。
暗黒卿なら財政赤字削減のために政府紙幣発行すれば良いというロジックも平気だったろうし、
現実に緊縮派の山本一太が一夜にして政府紙幣発行論者になったからな。
アレ見てのけぞったわw
目的も根拠も既出だろバカ。
>>206 経済学を根拠にしない場合、何を根拠に経済政策を提言するの?
現在の日銀の政策が間違いであることも言えなくなるよ。
>>210 既出分については、論破済み。
で、お前の所得再分配の根拠は?なんで所得再分配が必要なの?w
212 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 19:28:54 ID:CJMoTKMH
>>208 だから、現実の政治ってのはそんな教科書の世界じゃないわけ。現実って理解できる? 現実。頭大丈夫?
ファシズム体制にでもならない限り教科書通りにならないの。それを退けたいなら
政治的な文脈で少しづつでも対話を重ねて行くしか無いの。幼稚園児じゃないでしょうがボクちゃんは。
>>208 オマエマジ頭膿んでんじゃねーのか?
緊縮財政を求めてる奴が【ここに】いて【ここで】主張してたか?
【ここで】話されていた文脈も設定もスルーして自分の定義だけ
延々やってるんじゃねーと言われてるんだよ。
お前の経済学の定義についての理屈はMMから派遣青鴉にいたるまで
誰一人否定していないだろーが、お前の話の無意味をウザがってる。
214 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 19:37:33 ID:CJMoTKMH
>>212 経済学的にはこうだよ、と政策提言すること自体は自由だろ?言論統制されてないからこそ言えるわけw
>>213 所得再分配の根拠が、リフレ時の実質賃金低下の政治的な批判をかわすためと言うのなら、
批判してるやつがここにいなくても、論理的にはそうなる。
他の板にいれば、そいつらの批判も考慮しなければならなくなる。
リフレ時に実質資産が低下するやつが批判してたらどうするの?
リフレそのものを批判してるやつはどうするの?
リフレ時に全員の実質賃金が上がる場合はどうするの?
インフレ下ではどうするの?
216 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 19:51:01 ID:CJMoTKMH
>>215 で?
経済学的にはこうだよと、経済学を全く知らない人々とコミュニケーションしてみたのか?
お前ごときで理解が得られるなら、巷の人々も、マスコミも、政治家も、日銀も、政府高官も
みんな今頃、リフレ論者になってて半年後にはデフレ脱却してるだろうよw
経済学を知らない家庭の主婦に、物価が上がるとなぜ良いのか
ブランシャールの教科書もって説明してこいよw
>>216 ブランシャールが本を出せるってのも、言論の自由ですなw
もう1度言うが、経済学的には、リフレ過程での高止まりした実質賃金の低下は気にすべきではない。
よって、所得再分配の根拠にならない。
そこで政治的に反発が出るからというのが根拠なら、
政治的にリフレ反対しているやつがいたらどうするの?
俺がこのスレで財政緊縮すべきだって言ったら、それも政治的にパッケージングしてくれるの?w
で、なぜそれが望ましいの?その基準は?根拠は?
218 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 19:58:11 ID:CJMoTKMH
>>215 >リフレ時に実質資産が低下するやつが批判してたらどうするの?
>リフレそのものを批判してるやつはどうするの?
>リフレ時に全員の実質賃金が上がる場合はどうするの?
>インフレ下ではどうするの?
バカかお前?
政策というものは民主主義による決定プロセスを経るしか無いんだし
公開された議会の議論の場でこれらの疑問に晒されるのは当然だろうが
人々の疑問や批判に耐えられないようなものならそれまでってことだ。
後はファシズムでも起すかしかないだろ。教科書通りにしたいのなら。
219 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 20:05:11 ID:CJMoTKMH
>>217 >ブランシャールが本を出せるってのも、言論の自由ですなw
うん。だから?
ブランシャールが本を出版できることと、リフレが現実に政策となり得ることは
どう関係するの? 言論の自由を謳歌して民主主義政治と関係ないところでチンコでも擦ってたら?w
誰一人見たくもないけどw
>>215 論理的にそうなるからなんなんだよw
今までお前に向かって投げられた批判は全部「理屈は正しいがここではそんな話はしてない」だろが。
221 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 20:10:46 ID:CJMoTKMH
教科書=政治的現実。これが蛸壺史観。よく分かりましたw
>>220 は?所得再分配すべきって話をしてないのか?俺は、それをしてたから、根拠聞いてただけだよ?
223 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 20:19:21 ID:CJMoTKMH
>>222 賛成したのはお前で、根拠を青鴉から突っ込まれたのもお前だろ?
そして答えはこれな↓
>そんなの、人それぞれ、価値観の問題でしかない。よって、
>>おまえさんがどんなに頑張ったって民主主義によって政策決定されるしか無いんだよ。
>その通りw
なら政治的に議論するしかないじゃん?
それをブランシャールがどうのこうのとバカが延々とww
224 :
名無しさん@3周年:2009/05/23(土) 20:32:07 ID:CJMoTKMH
, ,,{{彡ニ三ニ三ニミヽ
/ ̄ ̄\, }仆ソ'`´''ーー'''""`ヾミi
/ \. lミ{ ニ == 二 lミ|
|:::::: | , {ミ| , =、、 ,.=-、 ljハ
|::::::::::: | {t! ィ・= r・=, !3l なに? ブランシャールの教科書通りにならない?
.|:::::::::::::: | `!、 , イ_ _ヘ l‐' ポン刀もって国会議事堂に殴り込むしか無いだろ!
|:::::::::::::: } Y {.┬=、__` j ハ ̄"''─-、
ヽ:::::::::::::: } ,. -‐ へ、`ニ´ .イ / / ,, -‐‐ヽ
ヽ:::::::::: ノ /、 |l`ー‐´ / / -‐ {
/:::::::::: く / l l |/__|// /  ̄ /
_____ |:::::::::::::::: \ / l l l/ |/ / /
|:::::::::::::::::::::::\ ̄
>>222 何回同じこと言われてもわかんねーんだから教科書を読んでチンコ擦ってろよw
>>223 効用関数がリスク回避的な場合、所得再分配は経済全体の効用を高める。これは経済学的に示せる。
効用関数や社会厚生関数次第だと何度も説明済みである。
経済学で上記を示した後は、実際にリスク回避的な人が過半数かどうか?という政治の問題となる。
その際、所得再分配に賛成の人も反対の人も、根拠を言わなければいけない。
俺は、賛成の根拠がこれまでに出てきた理由なら、それは経済学的に根拠にならないと言ったまで。
関係ないのよw 今まで言われてたことは。
>>226 で、根拠は?w
228 :
ほかろん:2009/05/23(土) 22:01:36 ID:wv6iJbC7
C≒0.9Y って長期消費関数は無視するんだよなw
ここまで蛸壺原理主義者も珍しいな。 専攻が記号論理学でなくて良かったな。
経済学なんて論理学的には低次元だ。ゲーデル数を使って議論しない限り許せないとかw
231 :
名無しさん@3周年:2009/05/24(日) 10:45:14 ID:nVbBGx9B
>>227 いままでの賛成の根拠って具体的には何?
そもそもMM自身が居ないんだし、スレに居ない相手に吠えてもしかたないと思うが。
そもそもMMは再配分自体には何の関心も持っておらず、
単にリフレに反感を持つと予想される層を低所得者層と想定して、
彼らに対する政治的ネゴシエーションを経済学に織り込んでいただけで、
MMと同じこと主張してる人間はいない。
賛成の根拠なんて過去スレを通して、MMを除いて誰も明言してないんだよ。
お前も含めて「再分配には反対してない」と言ってるだけでね。
青鴉に至っては経済学的には再分配などしなくても良いんじゃないの?
とか突っ込み入れてるわけだし、要はリフレ論とか経済学におさまらない議論のステージを
用意しようということだけ。政策にかかわることは政治そのものだし
そこには社会学者、政治学者、法学者等々.....あらゆる人々が席についているのが
望ましく、各々が論理的に正しいというような次元とは別に
合意形成が為されなくてはならない、矛盾が有っても民主主義政治とはそういうものだ。
この笑うべき過疎スレはその小さな小さな雛形を目指した
床屋談義の場だがまだまだ役者が足りない
>>231 そりゃ、複数の言語ゲーム主体が存在する場で、
いくら論理的に正しいと頑張っても、各々がチェスや将棋、囲碁をやってるんだから
フレームに留まればコミュニケーション自体が成立しないし、どのゲームが論理的に正しいとも言えない。
それに論理だけにこだわるなら、論理学者によって相対化されてしまうだろうよ(爆笑)
かといって道徳や倫理を持ち出しても泥仕合になるし、最終的には法律で切るしか無い。
憲法第25条を無視した政策は、憲法違反。だな〜みたいな法曹関係者ならそう答えるだろうね。
まあ生存権出すとそこで一応切れるだろうな、しかしその切断ですら便宜でしかない
あと、もう一点指摘しておくと、
経済学そのものが科学と呼んで良いのかどうかという問題がある。
科学哲学者のカール・ポパーは科学と疑似科学を判別する基準として
反証可能性の概念にもとづく反証主義の態度をとっているかどうかという点を挙げているけど
反証可能ってのは、ごく大雑把にいうと、データと突き合わせることで
その仮説が放棄されることがありうる、ということを明示してないとその条件を満たせないわけで
AD−ASモデル自体が仮説の一つであることを踏まえないなら、その仮説は反証不能で、
反証主義の立場からいうと、仮説そのものがなんら科学的ではないことになる。
全ての条件下で教科書どうりになると強言すれば、それだけ胡散臭くなるってことだ。
そもそも仮説自体が、その仮説と明確に矛盾する証拠を提出しえないような
かたちで述べられている場合も含まれるし、原理的にはそういう証拠があり得たとしても、
その仮説の信奉者がなんとか言い抜けて事実上反証とならないようにしてしまう場合も含まれるわけで
こうなるとカルト信者と変わらない。反証主義では、反証可能な仮説を立てることを積極的に反証しょうと
試みることも、科学的であることの前提条件となる。
>>231 具体的にわからないなら、それはそれで問題だな。
俺にいくら根拠を聞かれても、答えてないってことだからな。
知りたければ、お前が聞けよw
236 :
名無しさん@3周年:2009/05/25(月) 11:46:29 ID:HaYZI/BA
1999年の労働者派遣法改正により日雇い派遣が原則解禁となったが、労働環境の
不安定化という社会問題を生み出している。人件費を削ることが出来、一時的に
業績が上がるが、欧米の投資銀行が大株主ゆえに、配当の増配を強く求められる。
(年次改革要望書 / 出典Wiki )
労働者派遣法の規制緩和の要因は、デフレでも、大手企業の正社員の実質賃金の
高止でもなく、全部、政治的外圧で決まってますが。
日米投資イニシアティブ、年次改革要望書、在日米国商工会議所の政策提言書を
通じた対日圧力と小泉の構造改革の関係は政治板では常識だろ。
経済学? ププッw
>>185-186 いやリベラリズムってのは、そんなに簡単なんですかね?
無知なんで、さっぱり分からないです(笑)
まずアメリカのリベラリズムなんですけど、調べたら1930年代の
ニューディール政策が起源らしいですね。経済活動への積極的な政府介入、
平等政策、反人種主義、差別撤退論、福祉政策の重視が特徴として上がってて
アメリカ民主党のルーツにもなってる。いまのオバマ政権なんて正に先祖帰りみたいなものだけど、
あれはロックやスミスの流れとは違うんじゃないですか?
つーか、日本でリベラルといったらネオリベラル、新自由主義w
民主の前原とか枝野は筆頭だろ。
経済政策的にはレッセフェール、夜警国家が理想の由緒正しい緊縮財政派。
清和会は最近、ちょいと宗旨変えしたみたいだけど。
日本ではリベラルとは中韓にハイルヒットラーすることが必要十分条件。
経済政策はなんでもあり。
アメリカ民主党寄りの経済学者だとポール・サミュエルソンなんか
1960年代の民主党に多大な影響力を与えたとかよく書いてあるけどね。
ニューディール当時は大学生だったらしく、ニューディール政策が戦争によって
完結したとか言うのは嘘だ、当時のルーズヴェルトは偉大だったと言ってる。
最近のインタビューでも、レーガン以降の共和党をボロカスに貶したり、
アメリカは赤字財政を気にせず財出をもっとガンガンやれとかで、
相変わらずお元気でしたな。94歳なんだけどw
242 :
名無しさん@3周年:2009/05/26(火) 11:01:28 ID:KwiJAkYN
>>237 ええ、違いますね。オールド・デモクラッツと書いたけど、19世紀のイギリスの経済自由主義と
結びついてる古典的リベラリズムといい換えても良いです。市場の失敗や政府の積極的介入を認める
ニューディール以降のリベラリズムとは明らかに違うとおもいます。まあ、古典的リベラリズムといっても
事実上はリヴァタリアニズムとかネオ・リベラリズムとほぼ変わらなかったりして扱いに困るんですが......w
一般によく知られてるハイエクなんかは古典的リベラリズムだし、サッチャー、レーガン、ブッシュらの
政策理論の支柱になってたから判りやすいでしょう。日本の政治家でリベラルと呼ばれている人達はたいてい
こっちの系統だとおもいます。だからリベラルと一括りにしても、
ニューディール以降のリベラルとは違うんです。
そういえば先日死んだ速水元日銀総裁は
シュンペーターの信奉者だったんだよね。デフレ不況下で創造的破壊が起こって
出てきたのはパチンコ屋とサラ金とブラック企業だけなんだけど
さぞ満足してあの世に逝ったんだろうな。天才ですよね。
245 :
名無しさん@3周年:2009/05/27(水) 10:11:09 ID:ON2AJvod
246 :
名無しさん@3周年:2009/05/27(水) 12:09:52 ID:ON2AJvod
アメのリヴァタリアンの系譜は東ヨーロッパ発って気がするな。
ハイエクとフリードマンは経済学的には違うけど、社会学的には共通点がある。
二人ともオーストリアとかポーランドでナチズムとスターリニズムの両方を体験
してアメリカに来てるから、政府が計画的な経済政策によって自由経済に介入す
ることをモノ凄く拒絶する。ハイエクなんかファシズムすら左翼に分類して、人
間が理性を乱用して社会を管理し過ぎようとすれば文明そのものを破壊するとか
言ってる。どっちかというとアナキストに近い。
247 :
名無しさん@3周年:2009/05/27(水) 12:21:03 ID:ON2AJvod
付け加えとくと、初期ネオコンのイデオローグたちも東欧からの移民が多くて
彼らはスターリンの弾圧から逃れて来たトロッキストが多かった。
だから東ヨーロッパ発ってことね。転向後にアメリカの保守派と合流したけど
基本的にリヴァタリアンと言って良い。
>>245 鳩山が自民の財政出動にたいして「何の哲学も無いバラマキ」とか
批判してるけど民主は「哲学のある緊縮」でもやりたいのか?w
いつどんな時でも「政府の失敗」を指摘すれば済むなんて単細胞なヤツ。
問題は哲学の中身。ノブ〜なんか頭の中はケインズ VS ハイエクの
図式が一杯詰まってるんだろうね。いまだに失われた10年を更新中のデフレを前にして
稚拙な哲学なんかどうでも良いんだけど(笑)
産業整理して、バブルの時に無責任な経営をやらかした企業を市場から退場させないといけない
日本で言えば、不当な円安で生き延びたゾンビ企業を円高で取っちめてやって
破壊的イノベーションを誘発させ、1ドル50円で成り立つ社会を目指す、そういう理念の話なんです。
251 :
名無しさん@3周年:2009/05/28(木) 19:06:16 ID:DKNw8tHj
アメリカでニューケインズ派が台頭し、すでにクルーグマンらがケインズ回帰してるのに、
日本ではマクロ経済学と切り離された新古典派の社会学が一人歩きし、理念だけが語られてる感じだな。
失われた10年は【愚鈍な社会学者】によって作られたとも言える。
252 :
名無しさん@3周年:2009/05/28(木) 19:17:41 ID:DKNw8tHj
もし日本で経済学としての新古典派が理解されてたら、小泉はゼロ金利、量的緩和に積極的だったろうし
インタゲ導入にも前向きだったろうにな。カイカク馬鹿はどうでもいい社会学的な部分だけ拝んでたわけだw
「日本の罠」クルーグマンとバーナンキ
「失われた10年」日米比較談義(上)
2009年05月27日(Wed)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1081 バブル崩壊とその後の「Too Little, Too Late」の政策不況により、
10年間で名目国内総生産(GDP)1年分相当の国富を吹き飛ばした国。
1年間の僅かなプラスを除けば連続5年間、マイナス成長を名目ベースでずっと続けた国。
ある年に企業倒産の負債総額が国家予算のほぼ4分の1に達し、
3年間にわたり完全失業率が5%を上回り続けた国。
しかし、こうした悲惨な経済状況にありながら、クーデターも革命も起こらなかった国・・・。
上記のいずれもが、1990年代後半〜2000年代前半の日本の経済・社会状況の描写だ。
一体、この国の経済・金融政策は一体どうなっているのか。
そして、なぜ国民は怒らないのか。
気鋭の経済学者やエコノミストなら、学問的野心を必ずやその解明に向けるだろう。
254 :
名無しさん@3周年:2009/05/29(金) 01:56:03 ID:Xdrg+afq
今更、ウンザリだという声が聞こえそうだがw
歴代の日銀幹部たちの発言をヴェルナーの『虚構の終焉』(2003年)から引用してみたいと思う。
勿論、ヴェルナーの本を陰謀論の類いとして拒否する人はそれで構わないし、ここにコピペする
意味は日銀幹部達の客観的な発言を読んで貰いたいだけだ。これらが、どのような文脈で話され
た内容か疑問があれば調べれば裏は取れるし、著者とは別の推理を考えるのもご自由に。
しかし彼らが既に「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資する」という
日銀法第2条の理念から大きく逸脱している可能性は否定できないだろう。構造改革って?
255 :
名無しさん@3周年:2009/05/29(金) 01:57:00 ID:Xdrg+afq
虚構の終焉から p315 「金融政策の目標」
景気刺激策の提唱者たちは、しばしば中央銀行も彼らと同じように景気刺激を望み、インフレ
回避だけでなく、需要喚起と失業率低下を望んでいると仮定している。しかし、日銀の場合には、
このような目標を掲げていたと考えられる事実はない。
日銀の山口副総裁は、次のように述べている。「中央銀行がどのような資産であるかを問わずい
くらでも買い続ければ、最後はインフレが起こる筈であるというのは、ほぼ定義により、その通り
かもしれません」(山口、二〇〇一 b)。言い換えれば、彼は中央銀行が資産を購入することによ
ってデフレに対抗できると認めている。これは、完全雇用における産出量は経済構造によって決定
されるため、伝統的貨幣数量説に基づき、マネーサプライの増加は産出量を増やすことなく価格の
みを上昇させるという日銀が以前発表した見解の結果であるかもしれない。
256 :
名無しさん@3周年:2009/05/29(金) 01:58:29 ID:Xdrg+afq
虚構の終焉から p316 『金融政策の目標』
しかし、これは山口の見解ではない。山口は同じ講演のなかで、インフレは景気が回復した後に
のみ発生すると指摘している。したがって彼は、完全雇用ではないこと、また、マネー創造の増加
は直接インフレを招くのではなく、まず景気回復につながることを認めていることになる。
残念ながらこれは日銀の目標ではないと副総裁は説明する。「しかし、我々の目的はインフレを
起こすことにある訳ではなく、あくまでも持続的な経済成長を実現することが目的です」。日銀ス
ポークスマンは過去十年間にわたり一貫して、金融政策の目標は「持続的成長」を達成することで
あると繰り返してきた。三重野総裁は一九九四年にはすでに、「日銀は、日本経済を中・長期的に
インフレなき持続的成長軌道に乗せるため、できることはすべて継続して実行していく」(三重野、
一九九四、一二頁)と述べている。
257 :
名無しさん@3周年:2009/05/29(金) 02:01:13 ID:Xdrg+afq
日銀の意図を理解する鍵は、「持続的成長」の意味するところと、これを達成するためにどのよ
うな手段が必要と日銀が考えているかを理解することにある。「持続的成長」とは、日銀が景気を
刺激し、循環的な需要を操作することを指すと解釈しがちである。
しかし、驚いたことに、日銀はこのような目的を明言したことは一度もなく、そのような目的の
政策を一貫して実施したこともない。正反対に、日銀は、「持続的成長」は短期的な景気悪化を必
要とするかもしれないと述べている。
三重野総裁は一九九三年に、次のとおり指摘した。「現在の調整局面を乗り切るうえで、政策運
営の指針として採択している最も重要なゴールは景気の短期的改善ではなく、バブルをもたらすこと
なく、インフレなき持続的成長を実現するという長期的な目標である」「持続的成長」はどのよう
にして達成するのだろうか。日銀は、白川(二〇〇一)が主張し、日銀スポークスマンが一九九九年
頃から公然と指摘しはじめたように、持続的経済成長に必要なのは「構造改革」であると繰り返し
述べている。
258 :
名無しさん@3周年:2009/05/29(金) 02:04:45 ID:Xdrg+afq
虚構の終焉から p319 「構造改革と日銀」
構造改革はどのようにして達成できるのだろうか? これは政治的問題であり、日銀の管轄外なのでは
ないのだろうか? この件に関しての、日銀の意見は異なる。白川(二〇〇一)は、このような大規模な変
革に対しては既得権益や政治的圧力が障害となるため、「すべての経済主体の既得権に必然的に関わって
くるため、制度的枠組みの変更や構造的改革は容易ではない」(一〇頁)と説明する。日銀はここに日銀
の役割があると考えている。日銀は、クルーグマン (一九九八b)のような批評家が指摘する、構造改革
が需要を喚起しないという事実を理解している。日銀の植田(二〇〇一a)は、「このような努力は短期的
にデフレ圧力をもらすが、しばらくすると、はるかに効率的経済を作り上げる」(三頁)と認めている。
では、金融政策はどのように役立つのだろうか? 金融政策は役立たないことによって役立つのである。
三重野総裁は不況によって誰もが「このような変革を遂行する必要性に気づいた」と述べた。だから、白川
は「一段の金融緩和は景気回復には貢献しないが、むしろ持続的経済成長には必要不可欠な構造改革の進行
を遅らせる」(一頁)と言い切り、翁(一九九九)も次のような疑問を投げかけた。「現在のような低金利
は何ら害を与えないのではないか? 答えは『与える』である……低金利は痛みを弱めることによって構造
改革の進行を一段と遅らせる可能性がある。景気が回復すれば、不良債権は回収可能になり、余剰在庫は一
掃され、過剰設備も稼動できる」(一八一頁)。
259 :
名無しさん@3周年:2009/05/29(金) 02:06:45 ID:Xdrg+afq
だから山口副総裁は日銀の政策と構造変化の関係について、「金融政策は構造政策を代替出来」ず、日銀
は金融緩和によって「当面の危機が回避される」という「ジレンマ」に直面しており、ひいては「根本的な
解決策の採用を遅らせる」結果となるだろう、と述べた。だから、福井俊彦は「経済における需給ギャップ
を考えると、断固たる金融緩和政策をとることを思いつくのは簡単である……しかし、さらに日本国債を買
い上げ、インフレ目標を設定することなどで一段の緩和を推し進めることに伴うリスクに注意しなければな
らない」と述べた。リスクとは何か? 彼は「金融政策だけで持続的回復をもたらすことができると考える
のは疑問である‥金融市場がわれわれに語っているように、重要なのは小泉首相の構造改革である」といっ
ている。
また、メディアはしばしば「速水総裁は、日本は景気回復の前に大胆な企業再編と銀行改革を行なわなけ
ればならず、彼にはこれを推進する義務があると確信している。速水氏の改革への情熱は、厳格主義のきら
いもある。エコノミスト(および政治家)のほとんどは、論文では、改革の痛みを超低金利政策によって緩
和するのが賢明だと考えている。しかし、速水氏は金融緩和を急ぎすぎれば、改革への圧力が低下すると懸
念している」と報道した。
言い換えれば、私が結論づけたとおり、日銀は、本気で景気刺激的な金融政策をとれば、景気を回復でき
ることに気づいていたにもかかわらず、それが構造改革を遅らせることになるため、十年間にわたってその
ような政策をとらなかったのである。
バーナンキ「さん」オバマ「さん」
「失われた10年」日米比較談義(下)
2009年05月28日(Thu)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1083 2008年、米連邦準備制度理事会(FRB)は「100年に1度の」グローバル金融危機に直面した。
その後のFRBの政策は、「『失われた10年』日米比較談義(上)」(5月27日公開)
で紹介したベン・バーナンキ(現FRB議長)らの論文
「ゼロ金利での金融政策オルタナティブ: 経験的評価」
に概ね沿って展開された。
2004年の論文で示されていた政策オプションが、サブプライムショック後に
FRBが繰り出した金融政策の柱となったのであろうか。
261 :
青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/05/29(金) 10:07:28 ID:VO8R33/S
>>252 >もし日本で経済学としての新古典派が理解されてたら、
>小泉はゼロ金利、量的緩和に積極的だったろうし、インタゲ導入にも前向きだったろう
サッチャーやレーガンは反共思想としてのハイエクを崇拝してたし、
中曽根や小泉にも影響が有ったはずですが、その辺の理念なんかホントどうでも良くて
問題はマクロ政策の方。前記の二人はどちらも経済顧問としてフリードマンを起用して金融政策にも
力を入れたが小泉は理解してなかった。これが相当大きな違い。
ま、ポルカーのようなマネタリズムの手法はスタグフレに効いても、デフレに効果があるという実証例はなかったし
バブル崩壊後の流動性の罠のもと舵取りが難しい状況で、小泉ごときの理念バカに現実が見えていたとも思えませんが
加えて、日銀の速水→福井がクルーグマンのインタゲ論を退け、小泉の構造改革によって創造的破壊が起こり
それが期待インフレを形成すると信じていたのなら、尚更、お笑い草。
そうだね、破壊で生産ができなくなれば
インフレになるよね。破滅でハイパーインフレ。
経済戦争も大東亜戦争と同じだ。これから闇市が跋扈するからインフレ対策として農家になろう!
>>261 ハイエクのエピゴーネンの側から見ると
総需要拡大政策は全体主義(≒社会主義、ファシズムの一種)として認識されるわけ。
ところがデフレでは財政金融の両面で総需要拡大をやらないと
債務デフレ、デットデフレーションを止めようがない。
この大きな矛盾に気がついてるのに、現実と政治的理念が全く
逆方向を向いてることが分かっているのに、
アホが修正できず、日銀もだらだらやってたわけよ。
いい加減バカでしょ。
もはや政策レジームの大転換しか期待インフレを形成することは
できないんだから、社会学的にも小泉を抹殺するしか無いわけ。
与謝野が小泉殺しをやるなら自民党を支持しても良い。
自民党は実は社会民主主義の政党だと思っている by与謝野
誤解されちゃうと困るけど、現実はデフレであったり、
高インフレであったりするわけで、現実を抜きにして
政治的理念なんか持たれたって、すんごい迷惑だってこと。
全体主義が良いとかということではない。
現状が高インフレなら小泉の生かし方も
あったし、支持してるかもだ。
全部、ボタンの掛け違いが間違い。
ケインズ思想だって社会哲学だし、福祉国家論だって社会哲学なので
社会哲学がどうでもいいなんてことはないと思うけどなぁ。俺個人は
いまだ経済学は社会哲学の下位レイヤーだと思ってるからかもだが。
将来的には知らんけど。
ま、のぶおの社会哲学とは宗旨が違いますな。これはガチ
つーか理念とか社会哲学とかをくだらないとかそんなのいらないとか
言って、単に総需要管理政策があるかないかだけが問題だというなら
「リフレはリフレ、別問題」だけで話すればよかったんじゃないのけ?
ちょっとよくわからなくなってきたんだけども。
まぁ俺はくだるし必要だと思いますよ。のびとは宗旨が違いますけど。
>>267 いや、
>>263で言ってるのはマクロ政策と政治的理念の双方が
逆方向を向いてるが故にダラダラやってんのなら
ナンセンスだし、マクロを優先するなら、きっぱりと
過去を総括して転換しろと言ってるだけでさ、
全体的に整合性があるなら問題ないわけよ。
再配分の件で散々揉めて以来の話と一緒だわな。
分離して統合しろという...
いや青鴉が「くだらない」とか言ってたんで。まぁ言いたいことはわかるけども
この前までその「くだらない」を軸に話してたんだから、そういう表現しちゃ
ダメじゃねーの、っていうツッコミ。
宗旨は違うよね
しかし分離して統合しろと言ったものの
これ自体がフリードマン辺りの経済学的観念の影響だったりして
難しいわな。合理的期待形成人が現実に存在するかなんて
問題じゃありません。要はモデルと実証的なデータが演繹的に照合するかどうか
が重要なんです、とか連中に言われると確かに科学なんだろうけど、
そこでは善悪や倫理は問われないし、社会哲学なんて関係ありませんてことになる。
それに対しケインズは経済学を道徳科学として考えたし
ハイエクは経済学の枠から飛び出して政治哲学から、法哲学まで
追求したわけで、こっちは最初から分離してない。
>照合するかどうか
ということを判断して提言する行為には実証データの扱いという
価値判断が入ってるから突き詰めれば変わんない希ガス
(例:○○は安定的と「見做してよい」のでそれに基づくと〜とか)
天気予報だったらもし外れてもそこまで文句言われないんだけどねぇ
ま、名目GDP成長率はマネーサプライの量に比例するとかいう
お天気予報もあって、見事に外れたけどねえ。
一応、ワシらは「科学」ということにしないと許されんのだろうねぇ。
最近ではリヤカー1台分くらい数学論文書かないと
テュニア取れんらしいし。でも、その割に学会離れると好き勝手な
政治発言するわで何か変なの。ちょっと考えるわ。
>「科学」ということにしないと許されんのだろう
そもそもDSGEだのがなんで必要だったのかと言うとそれだしな。
既にスティグリッツとかクルーグマンは「知るかそんなもん」とか
言いだしてるけどもw 「学術はともかく実務でんな眠たいことを
言ってられるかボケ」とか言い出しそうで最近は見てて楽しいw
現実が変化すると力関係が変わる、現実が変わらないと何も変わらん
というのが経済学の伝統なのかなぁとか思い始めたw
しかし科学ってなんだろうなぁ・・・
274 :
青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/05/30(土) 09:26:34 ID:Xjfy2Bjk
>>269 派遣が言いたいことは分かるけど(笑) 再分配は経済学の範疇だけで語れないと
言ってる本人が、政治的理念(=社会哲学?)はどうでもいいと言えば、そりゃ、おまえ何だよ?
ということになるからね。まあ、
>>251>>268と同じく政策の全体像を問題にしてるだけで
本意を察して貰いたいですが。
ところで、程よい過疎スレ状態に戻ったので、半年程、時間を遡ってこちらも派遣に聞きたい
ことが有ります。以下の引用レスにあるようにA・スミスが「政府による所得再分配などを採用すべき」
と発言していたというのは本当なの? 出典はどの本の何頁に?
ちなみにマンデヴィルに言及してる
>>35は名無しの青鴉だよ。
275 :
青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/05/30(土) 09:27:39 ID:Xjfy2Bjk
167 :派遣の人 ◆6hjrl2q/B6 :2008/12/31(水) 19:04:16 ID:XB0SyaOh
>>35 アダムスミスは「神の見えざる手」ばかりが出るが、そもそも
あの言葉自体、たった一回しか著作で使ってはいない。そして
アダムスミスの「市場原理」という言葉を使いたがる人間たちが
知らないことだろうが、彼の先人が著作で言及し続けたことは
むしろ「市場を歪める寡占大企業の害」への批判だったことを
忘れてはならない。更に、現実的に市場による分配が機能的に
為されない場合、政府による所得再分配などを採用すべきだと
発言もしていることは既に書いた。
まぁ少なくとも再分配=マルクスではない。しかし、残念ながら
ネオコンの政治家なんかは本気でそう考えている連中が一定数
存在するらしい。
>>275 だってアダムスミスが「神の見えざる手があれば政府介入いらない」って
言ったことの前提には道徳哲学としての「人間は思いやりがあって自重も
するし節度もあり〜」ってのが仮定されてるんだから、そういう仮定での
市場参加者の自発的行動が機能する限りにおいて「政府介入する必要なし」
なのよ。機能してる限りにおいてはいらないってことを逆説的に考えれば
わかろうもんでないの。
まぁスミス当時の政府介入ってこうしろああしろって強制ばっかでロクな
結果にならないことばっかりだったんで権力者は黙れってのもあるんだろう
けどなぁ。ここら辺はマンデヴィルの蜂の話だけど。
ついでに市場主義の系譜の人ってのはさ、基本的には性善説の徒なのよ。
性善説に依存してるからこそ成り立つようなものなので。だからこそ
性善説が成り立ってないなら「まぁ完全じゃないから再分配もいるわな」
って言うか、もしくは「自分は性善説に立脚した論を立ててるのだから
まず自らが為さねばならない。だから政府介入を否定する以上自ら金を
出せ、出さなければならない」っていったりするね。
(あと、「今の再分配で充分、貧民には貧民の分を弁えた人生がある」
っていう奴もいるだろうけど、そこら辺は生存権とか社会権を元に
した基準設定の論争になるところだから再分配そのものの話とは別)
>>277-278 勿論、アダム・スミスは2chの改革バカではないので、「弱肉強食こそ資本主義の本質、
勝ち組と負け組に分かれるのが市場が支配する社会では当たり前。負け組が貧乏なのは自己責任。貧
乏人はとっとと死ねや〜」みたいなことは言わないし、何の関係もない。でも、人間の良心を
前提として「見えざる手」を言ったのではないというのが経済学の解釈じゃないの?
一般には「見えざる手」は価格均衡のメカニズムとして捉えられてるはず。
曰く、価格均衡のメカニズムをとおして、財・サービスの過不足は自動的に調整され、
財・サービスの生産に必要な資本も労働力も効率的に配分されると。政府が余計な介入さえしなければ
うまくいくんだとね。で、これを拡大解釈したものが最終的には政府なしの経済市民主義社会を目指すような、
フリードマンの社会学みたいなものに成っていったと思う。リヴァタリアン的な世界観ともいえるけど、
この辺からは政府介入による再分配の概念は出てこないのではないの。
フリードマンがなぜ負の所得税みたいなものを提唱したのか、まったく理解に苦しむ。
後、以下はこの文脈で割と引用されることの多いアダム・スミスの原文を添付。
通常、個人は、公共の利益を促進しようと意図しているわけでもないし、自分が社会の
利益をどれだけ増進しているのかを知っているわけでもない。意図しているのは、自分
自身の安全と利得だけである。だが、こうすることによって、かれは、見えざる手に導
かれて、自分では意図してもいなかった目的を促進することになる。自分自身の利益を
追求することによって、かれは実際にそうしようと思ったときよりもかえって有効に、
社会の利益を促進することになる場合がしばしばある。
(アダム・スミス『国富論』一七七六年、第四編第二章)
281 :
名無しさん@3周年:2009/06/01(月) 09:19:56 ID:e7Anls9z
マクロ政策と整合性をもつ政治哲学となると
やっぱり、ニューディール政策起源のアメリカのリベラルになるのかな。
ニューディール以前はアメリカも古典的な自由主義でやってたけど、
世界大恐慌を経験してから劇的に変わったんでしょ、
市場経済の均衡メカニズムは思ったほどうまくいかないという
歴史的な経験が1930年代に刻み込まれた。
社会保障制度の樹立、富裕税法としての税制改革、公共事業の拡充
労働保護立法(ワグナー法の制定)、全部、ニューディール政策起源。
その後、1960年代にはサミュエルソンやトービンらが
経済学から大きな影響を与えた。
282 :
青鴉 ◆uiQljvJH0c :2009/06/01(月) 12:34:39 ID:kFqXTgCQ
>市場経済の均衡メカニズムは思ったほどうまくいかないという
市場経済じゃなくてFRB(≒政府)のマネー供給量が過小過ぎて
物価と生産水準の低下を招いたというのがフリードマンの主張で、今のバーナンキは
この主張を全面的に受け入れてるんだけどね。
日本のおかしなところは、日銀が自らの仕事と何の関係もない構造改革を支持し、
本来やるべき金融政策において、無能な醜態ぶりを晒し続けて平気なところ。
これこそフリードマンの指摘した中央銀行(≒政府)の失敗以外の何ものでもない。
郵政民営化の馬鹿さ加減も、日銀の低脳ぶりも、すべて「政府の失敗」の典型だろうに(爆笑)
米政府と企業:過剰介入のリスク
2009年06月01日(Mon)
(英エコノミスト誌 2009年5月30日)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1127 バラク・オバマ大統領は資本主義を立て直そうとする熱意のあまり、
米国のダイナミズムをそいではならない。
最近では、米国資本主義の擁護は報われない仕事になっている。
米国の金融機関が行った無謀な融資が、世界を1930年代以来最悪の景気後退に突き落とした。
好況期の強欲と詐欺的行為にまつわる話が次から次へと出てくる。
米国人は今も、どちらかと言えば余計なことをしない地方の政府を好む
とはいえ、最近は、連邦政府の積極的な行動に対する嫌悪感がやや薄れている。
これはさほど意外なことではない。
実際、こうした気運が、2008年11月にバラク・オバマ氏をホワイトハウスへ送り込み、
民主党が議会両院で過半を占める議席数をさらに伸ばす一因となった。
大統領首席補佐官であるラーム・エマニュエル氏が言うように、オバマ大統領は
この危機を無駄にするつもりはない。
危機をうまく利用して、教育から医療保険、金融、エネルギーに至るまで、
経済全般で政府の役割を拡大しようとしているのだ。
大統領も議会も、行き過ぎのリスクを冒している。
米国が経験したのは金融の破綻であって、資本主義の破綻ではない。
「科学者とエンジニアとしてのマクロ経済学者」
http://www.geocities.com/svnseeds/econ/mankiew.html アメリカ経済が不況から脱出しようともがいているときにワシントンで経済顧問として2年間を過ごした
最近の経験は、マクロ経済学のある部分は科学としてではなくむしろある種のエンジニアリングとして誕生したのだ、
ということを改めて思い起こさせてくれた。神は、エレガントな理論を提唱したり評価するためではなく、
現実の問題を解決するためにマクロ経済学者をこの世に創り出したのだ。その上、神が我々に与えたもうた課題は
規模的に控えめなものではなかった。我々のこの分野を生み出したその問題――1930年代の大恐慌――は、
未曾有の規模の、所得の落ち込みと失業の蔓延を伴う経済的沈滞であり、誇張でもなんでもなく、
資本主義システムの存続可能性に疑問が呈されたのだった。
---------------------------------------------
>我々のこの分野を生み出したその問題――1930年代の大恐慌――は、〜
まあ、やっぱり何のかんのとマクロ経済学はニューディール以降のリベラル派と不即不離の関係ですな。
政府の経済への関与を嫌うレッセフェールで事足りるならワシントンに経済顧問はいらない。
>神は、エレガントな理論を提唱したり評価するためではなく、現実の問題を解決するために
>マクロ経済学者をこの世に創り出したのだ。
うん、押せるボタンは全部押してみるのが正しいw
いい加減に見えても、現実に頼りになるのはこっち。
エンジニアである多数の新ケインズ派の学者が、米国の政府機関や世界機関で仕事をしている。
例えばスティグリッツやバーナンキが有名であり、マンキュー教授自身もワシントンで2年間仕事をしている。
そして重要なことは、意外にもマンキュー教授が、新古典派の経済学者が政府機関で働いているのを
見たことがないと言っていることである。つまり共和党政権、民主党政権を問わず経済学者が経済政策に
関わっているとしたなら、全て新ケインズ派ということである。
経済コラム・マガジンから
286 :
名無しさん@3周年:2009/06/02(火) 13:42:49 ID:ZN7u5jhB
>意外にもマンキュー教授が、新古典派の経済学者が政府機関で働いているのを
>見たことがないと言っていることである
なんで日本では「政府は市場に介入するな」と言ってる人間が「政府に介入」してたんだよ?
しかも竹中みたいなボウフラが?
政府が計画的に全体主義的に「政府は市場に介入するな」なんてレーガンですらやってねえよ。
経コラの主張することには首をかしげる事も少々あるが、
ごにょごにょな内部事情の分析は素晴らしいと思う。
288 :
名無しさん@3周年:2009/06/03(水) 19:14:27 ID:H8QyOqtX
289 :
名無しさん@3周年:2009/06/04(木) 12:48:52 ID:rolWrXuz
再分配の概念が経済学に浮上してくるのはケインズ以降。
政治哲学なんて観念的な次元ではなく、元々は
どうしたら大恐慌を防ぐことができ、雇用の不安定を解決できるかという
現実の要請に経済学者が駆り出されたんだと思う。
マンキューがいうエンジニアとしての経済学者が必要だったから
たまたまケインズが祭り上げられたとかさ。
だってアメリカ人って、政治哲学をこねくり回すような趣味無いし、
実践的で現実的な答えしか価値を見いださないでしょ。
政治のどさくさに紛れて所得再分配とか社会福祉も
扱うようになったんじゃないの。
292 :
名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 19:37:59 ID:2fktyK8C
また過疎か
293 :
名無しさん@3周年:2009/06/10(水) 23:42:46 ID:KtJyAVYC
やったーこのスレにもデフレの足音が
294 :
名無しさん@3周年:2009/06/11(木) 01:22:28 ID:aKRzK0Bw
日経はザラ場で1マン超え、円インデックス及びドルインデックスが絶賛下落中で、直物為替レートも
円安ドル安真っ最中
デフレに効くとされる通貨膨張は結構だが、原油を筆頭とした商品もこれまた
上値追い中
今の相場のロジックとして、株高=商品高=円安=ドル安といったアホみたいな
方程式があり、景気回復期待及びインフレ期待の織り込みを
急速にやってる最中であるわけだが、内需が疲弊して以前のように輸出需要が
そこまで伸びるとも思えない中で、通貨安になったとこで商品、特に原油の高止まりが
日本の実態経済に及ぼすマイナス面を政府は考慮して経済運営できてるのだろうか
とりあえず、テレビはワーワー騒ぎはじめたけど
財出が足りてるならまだしも、将来の財政再建気にしてる有様で
正直現状の通貨安が国内のデフレの進行に歯止めをかけてると思えない
>>292 うん、このスレは過疎でもいいの。誰かが何かを考えたい時に
1日1レス・ペースで2〜3人でボソボソやってて、
面白くなると自然と人が集まって来るってだけ。
保守はするけど無理なネタ振りはしない。
>>294 >正直現状の通貨安が国内のデフレの進行に歯止めをかけてると思えない
現状は通貨安なの?歴史的な水準で見て?
298 :
名無しさん@3周年:2009/06/11(木) 20:17:35 ID:aKRzK0Bw
>>297 歴史的水準で見るんだったら、07年ドル円124円当時なんて
円インデックスでは85年プラザ合意前とほぼ変わらんよ
おっしゃるようにドル円の直物為替レートはもちろん非常に重要なんだが、
>>294に書いたロジックに巻き込まれてドル円の上げ幅と比較して
商品の価格水準が高すぎる
ブッシュ政権末期と同様の取って付けたような規模の財出じゃあ、結局、今までと
なんら変わらないから、こうなっちゃうんだろうけど
抜本的に経済施策を変えないと、本格的に内需がダメージを受ける可能性が高い
もう自民には降りて頂いたほうがいいわ
デフレのもとでインフレターゲットは取るべきでない=民主・峰崎氏
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-38512620090611 [東京 11日 ロイター] 民主党の峰崎直樹・参議院議員は11日、ロイターのインタビューで、金融政策のあり方について
「デフレのもとでインフレターゲットはやめたほうがよい」と述べた。
「現在の日銀の金融政策は財政政策の僕(しもべ)になっている」とも述べ、いずれ金融を正常化させていく段階では金利水準
も正常化させなければならないとの認識を示した。
日銀がとっている現在の金融政策について峰崎氏は「低金利政策を維持して、いわゆる財政政策の尻拭い的なことをやらされて
いるのではないか」と指摘。「デフレが深刻になってきている予兆はあるが、本当に金融を正常化させていくときには金利はもっ
と上げていかなければならない」と述べた。
低金利政策によって、市場から退場してもおかしくない企業まで存続を許し、産業全体を弱体化させているのではないかとの問
題意識があるためで、いずれ「金利は正常な金利にもっていかなければならない」と述べた。
為替政策についても同様に「円高は悪、円安に頼る国」との輸出依存の従来型の発想を改め、「円高に応じて新しい産業構造に
変わっていく」ことを模索すべきだとした。「速水優元日銀総裁は『強い円は国益』と述べていたがそういう風に思っていたほう
が良い」と述べ、円高でも耐えうる産業構造に転換していくことが重要との認識を示した。ただ、どの程度が円高で、どの程度が
円安とみるかなど具体的な水準には言及していない。
峰崎氏は2000年以降、民主党「次の内閣」で財務相や経済財政担当相を歴任し、自らを「財政再建」派と称する経済政策通。
現在は税制調査会会長代行。
民主は怖いな
>>299のような考え方のヤツばっかなイメージしかない
>>298 今の商品相場の価格水準が高すぎるとは思えないな
90年代初頭に比べて世界の名目GDPが倍以上に膨れ上がる中で
90年代と変わらない時点でそれはおかしいわけだから。
それと原油だけ見ても駄目だし、穀物価格だけ見ても駄目。
そこで商品全体で(CRB指数)どうなっているのかを判断すべきでしょう。
原油、燃料油、無鉛ガソリン、天然ガス、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、
とうもろこし、大豆、小麦、綿花、牛、豚、ココア、コーヒー、オレンジジュース、砂糖の19品目から成り立つ
http://www.geocities.jp/real_chart_fx_sgxnikkei_dow/CRB_Indexes_Realtime_chart.html 実は今って90年代後半と変わらない水準なんだよ
世界の名目GDPが倍以上に拡大してるのだから、むしろ今の商品相場は安いといえる
ただ、それだけ世界経済の後退が深刻であると認識されたからであるけど
いずれ本格的に回復した際には、CRB指数は今の倍くらいになっても不思議ではないし
最低でも1,5倍。即ち400ポイント近くまでの上昇。
しかしそれは極普通の状態であって、
>>294のレスは見当違いだと思うよ。
結局ね、日本人が思ってる以上に
世界は名目所得を増やしてきたわけで
日本人が全く増えない中で海外は90年代よりも
より多く、より高く、何でも買える時代になってしまった
この流れは今後も続くし、商品相場の高騰が、とか嘆く前に
日本も所得を増やす事を最優先すべき話では?
アメリカもイギリスもドイツも、90年と比べて名目GDP($建て)は2倍以上に増えてるよ
新興国はそれ以上の増加速度だけど。
303 :
名無しさん@3周年:2009/06/12(金) 09:20:53 ID:eySU/ORg
304 :
303訂正:2009/06/12(金) 09:25:20 ID:eySU/ORg
誤 : フリードマンのいないハイエクだけの世界だ。
正 : これではまるで、フリードマンのいないハイエクだけの世界だ。
>>301 おっしゃるように日本だけが名目成長で、トンデモない遅れとってるからやばいっていう事よ
世界にとってみれば高くないってのが、日本には当てはまらんでしょ
輸出需要が以前のように戻らない中で、強烈なコストプッシュインフレになる
んじゃないかと思ってるわけ
ドルシャブシャブだし、そりゃ商品は上がると思うよ
どっかでぶっ飛んでもおかしくない
>日本も所得を増やす事を最優先すべき話では?
そうだよ
あんだけ輸出絶好調の中、民間所得9年連続下がっててだから抜本的に
変えんと相当まずいよねって事
リフレ局面で通貨安欲してるのはわかるが、こういうリスキーな部分も
多大にあり、早くもその兆候が出てるじゃないかとね
相場的には株高=通貨高の方程式を作らんと、結局所得増やすのはムリ
うぬ、だからこそ円高誘導で破壊的イノベーションが必要なんですね。
>>303 菅は著書で自民党政権はピンハネするためだけに公共事業をしていると批判していた。
308 :
名無しさん@3周年:2009/06/13(土) 22:43:21 ID:F6C06OwE
いつも不思議に思うんだが、
日銀のインタゲvs構造改革論ってホント不可解だな。
白川などシカゴ大に留学して貨幣中立論を学び、
経済学者にさえなろうとしたとあるのに、
なぜか、日銀に復帰すると反FRB思想に洗脳され、
インタゲ否定論者になってしまってる。
どう考えてもデフレを貨幣現象として解決する方が、彼らの仕事なのだけど。
日銀は速水に代表されるようなカルトの巣窟にでもなってるのか?
確かにテクニカルな次元でマネタリズムが否定されるのは
おかしな話ではないが、日本が直面してるのはマネー供給量の
問題であることに変わりは無く、構造改革はその代替には全然ならない。
日銀だけが世界的潮流からズレてる。
さらに此所に来て、民主が速水を持ち上げたりするのは、
非常にキモイ。
>>305 浦島太郎じゃないけど、
海の底の竜宮城で14年以上もデフレ(GDPデフレーターで)やってて
久しぶりに村に帰ってみたら、周囲の物価だけが上がっていたみたいな話だな。
で、玉手箱を開けてみたら、強烈なコストプッシュインフレに襲われたと。
万策尽きた日本はこうして浮上した:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20090527/195825/ 今回の経済危機がどのような形で終わりを告げるか、現状ではそのシナリオはまだはっきりとは見えてこない。
しかし、わが国が「失われた10年」とついに決別を告げた2002年、2003年頃の状況がその点で参考になることは間違いない。
やはり、景気回復には需要の盛り上がりが必要なのである。
ただし、あの時の場合の需要の盛り上がりは、「外需」という形を取った。
2001年以降に、アメリカの政府と連銀が取った景気刺激策が未曽有の消費の拡大を生み、
それが日本への輸出需要につながったのである。
当時の景気回復は「アメリカ頼み」と言ってもいいものだが、日本側でも効果的な景気刺激策がなされなかったわけではない。
「構造改革」を旗印にする小泉純一郎内閣は公共事業への依存は避けた。
その代わりに景気刺激策の柱となったのが、1年間に30兆円という史上空前の規模の為替介入だった。
あまりにも正道すぎて思わず他スレからコピペしてしまった。
まともすぎるw
国民新党 200兆円経済対策ポイント
http://www.kokumin.or.jp/seisaku/20090313.shtml >財政収支均衡政策、BIS規制、時価会計制度など、日本経済は、
>不況を慢性化する構造的問題を抱えています。実はこの10年、
>日本はこの足かせに苦しめられてきました。経済対策を打つ今、
>この足かせを取らなければ効果は期待できません。だから、
>まずこの病巣を取り除く。当然の処置ですが、他党にはない発想です。
まともだwww
312 :
名無しさん@3周年:2009/06/18(木) 16:16:07 ID:UPMKIKOh
313 :
名無しさん@3周年:2009/06/19(金) 03:10:23 ID:rMD5yHyx
90年と比較すると世界は約3倍増加ですね
日本も97年までは名目成長してたけども…
日本の占める割合は毎年低下してますねー
昨年の世界の名目GDPは60兆6890億$で日本は4兆9230億$
日本の占める割合は8,1%に低下…
今年は主要国で最悪の落ち込みなのでまたまた低下しそうです
相対的にひたすら貧しくなる日本…
315 :
名無しさん@3周年:2009/06/20(土) 09:18:47 ID:Y3AeS6BA
>>309 与謝野なんかが、選挙前のアナウンスもあってか景気底入れ宣言してるけど
確かにある意味間違ってない
一般人が受け取るニュアンスとしては、全く同意できんけど
というよりこれからでしょ
前述したように、先々の世界のインフレ期待もあって、価格に織り込まれつつある
(個人的には、一旦価格に結構織り込まれたと思うし、でかい調整もあるかもと思うけど
まぁ金自体がダブついてるから、案外調整なしかもしれん)
一方で、個人消費及び個人所得の落ち込みは、まさにこれから
そもそも危機が起きていきなり年率マイナス1.6%の個人消費の落ち込みが
起きた事が、異常
で、仮に商品価格高騰(ドル安、円安)が進行するとどうなる
去年の年末あたりに、内需的には「夏からが大変」と書いたが、まさにそんな展開
あえて商品の中でも原油の事に焦点を当てて書いたけど、現状、原油の決済はドルが
まだまだ大半
ホントに大変よ この国は
316 :
名無しさん@3周年:2009/06/20(土) 09:40:30 ID:Y3AeS6BA
>>313 >日本も97年までは名目成長してたけども…
デフレで緊縮なんてトンデモな事はじめた消費税導入から見事に合致だねぇ
自民はこれから個人消費が大変な事になるっていうのに、約1年半後から
消費税増税繰り返してる
ここまでバカだとどうしようもない
現状「消費税増税vsムダ省きましょう」の構図だが、ムダ省きましょうのほうが
遥かにマシ
話し詳しく聞いてりゃわかるけど、一応、年/30兆の財出はやりますっつー事だし
眠ってる金使うらしい
その辺は意味わからんが、消費税オタクよりはねぇ
民主が勝って、国民新党の意見が結構通ると、相対的に一番ベターな選択になるかも
民主党の子供手当の財源=配偶者控除・扶養控除を廃止
民主党の高速道路無料化の財源=自動車税を一律5万円上げ
民主党の年金改革案の財源=消費税増税・その他財源不明
民主党の主張通り子供手当の財源の4割を「配偶者控除」と「扶養控除」の廃止で賄うと
子供が高校、大学で一番お金のかかる時に、税金が今の2.5倍(年収500万標準世帯)になる
民主党が、廃止すると言っている配偶者控除・扶養控除は、所得税で38万円、住民税で33万円。
特定扶養控除(16歳〜22歳)は、所得税で63万円、住民税で45万円。
これらを全部廃止した場合、増税額は下記のような試算となる。
夫婦子供2人 配偶者は控除対象(給与年収103万円以内)
子どもは特定扶養(16歳〜22歳)の標準世帯、健康保険控除等他の控除50万円にて試算。
給与年収 800万円
所得税 268,500 →596,500
住民税 395,500 →518,500
合計 664,000 →1,115,000
増税額 ¥451,000
当然、子供のいない家庭は「配偶者控除」廃止の直撃を受ける。
給与年収 500万円
所得税 ¥354.000 → ¥425.000
増税額 ¥71.000
318 :
名無しさん@3周年:2009/06/29(月) 01:13:19 ID:z319leUn
オチますお
319 :
名無しさん@3周年:2009/07/01(水) 21:02:29 ID:I2s4Doiq
てかねえ、マクロ関係以外のスレで議論しても虚しくなるだけよ最近。
もう「わび」、「さび」の世界から日本を眺めるしか無いw
320 :
名無しさん@3周年:2009/07/01(水) 22:28:18 ID:htEdaSwF
阿呆が退陣すれば景気よくなるよ
321 :
名無しさん@3周年:2009/07/02(木) 00:55:49 ID:JwpY47Wu
UPDATE1: 民主「日銀の独立性を守る」、自民「財政再建は消費税に一切頼らず」=政策討論会
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/idJPnTK030822020090701 <政府と日銀の関係>
自民・園田氏「金融政策はデリケートな問題で、答えられない」
民主・福山氏「われわれは日銀の独立性を守る。日銀総裁の適格性を判断することと日々の金融政策に介入する
こととは違う。そこは峻別する」
<財政再建目標>
自民・園田氏「消費税上げは財政再建を目的にしていない。その他の税目で財政再建をやっていく」
自民・園田氏「消費税には一切頼らないが、経済対策で大きな支出をした。今の経済状況なら、
来年も再来年も(財政)支出せざるを得ない。財政再建目標年次を遅らせる結果になったが、
財政再建には消費税は充てない。歳出削減の新たな目標を作らなければならない」
民主・長妻氏「消費税は第1期目は上げない。財政赤字に関しては、長期金利動向を注意深くウオッチしながら
政策運営しなければならない。今どういう目標が設定できるのか、設定すべきかどうかも
含めて検討中」
民主・福山氏「プライマリーバランスの均衡化をいま急激に進めることは小泉政権の二の舞になる。
セーフティネットを整備し、将来に安心を与えることが経済的にも日本が浮揚する
ひとつのきっかけになる。議論はしていかなければならないが、まずは目の前のことをやる」
322 :
名無しさん@3周年:2009/07/02(木) 01:02:36 ID:c+yCP+x7
>日銀だけが世界的潮流からズレてる。
>さらに此所に来て、民主が速水を持ち上げたりするのは、
>非常にキモイ。
米国債購入の件を追求していた中川がトークダウンしたようにやはりダメリカから圧力
かかってるんじゃねえの?これじゃ自民と同じじゃんww
323 :
名無しさん@3周年:2009/07/05(日) 08:39:40 ID:zOuwI24Y
このスレとは関係ないが、地方分権でまた騒ぎ出した、マスゴミのやり口はホントひどいな
いつの間にか地方分権がいいものだって刷り込みが激しすぎる
地方分権オールマンセーの中で、まともな議論なんかできるわけないだろ
禿がどうなろうと、どうだっていい
結局、やり口がB層騙しの郵政と同じ
郵政が地方分権に変わっただけ(地方分権=公務員カイカクだから余計受けがいいんだろうな)
また、B層は騙されるんかな
ちなみに、道州制が流行だしたのも小泉から
地方分権って日本人の大好きな明治維新に例えられるけど、その当時、
理にかなった財政金融政策がとられた事のほうが、今は重要だとがなぁ
言ってもムダか
324 :
名無しさん@3周年:2009/07/05(日) 08:42:23 ID:cFHp8ipo
内需拡大とか何十年前から言ってるんだよ
325 :
名無しさん@3周年:2009/07/10(金) 01:53:51 ID:SLIQcvS2
この遅さなら言える
シニョリッジによる低所得者への給付金で再分配とリフレの併せ技を!
これぞポリシーミックス!w
326 :
名無しさん@3周年:2009/07/10(金) 18:40:30 ID:9AsAGWJG
327 :
名無しさん@3周年:2009/07/11(土) 00:20:04 ID:d9EvYuMM
デフレ圧力が一段と高まる
日銀が10日発表した6月の国内企業物価指数は前年同月比6.6%下落と過去最大の下げ幅を
更新し、デフレ圧力が一段と強まっていることを示した。前年の原材料価格の高騰の反動に加え、
景気低迷による内需不振が価格下落に拍車をかけており、値下げによる企業収益の
落ち込みが景気回復の足取りをさらに鈍らせかねない。
品目別では、石油・石炭製品や非鉄金属などが前年同月比で大幅下落した。原油などの
原材料価格が昨年夏まで急上昇し、その反動が出た。だが、内需不振の影響も次第に
大きくなっている。下落が目立った鉄鋼は、販売が低迷する自動車・建設向け鋼材の
販売価格値下げが主因。農林中金総合研究所の試算では、石油・石炭価格を除いた
6月の前年同月比の下落幅は3.5%で、4月(1.7%)、5月(2.7%)から
拡大傾向にある。
企業物価指数の総平均が10カ月連続で下落した前月比でみると、内需不振の影響が
より鮮明となる。原油は6月にかけて再上昇したため、石油・石炭製品はプラスだが、
鉄鋼はマイナス。飲料や菓子などの加工食品やエアコンなどの電気機器も量販店などでの
値引き販売が押し下げ要因として働いた。
日本経済は輸出や生産が持ち直しているものの、雇用・所得情勢の悪化を背景に消費は低迷。
メーカーは消費者の節約志向が強まる中、値下げを余儀なくされている。トヨタ自動車の
ハイブリッド車「プリウス」の販売は好調だが、価格を大幅に引き下げており、
鉄鋼会社や部品会社など取引先への値下げ圧力を強めている。
値下げで企業の売り上げが落ち込めば、雇用や給与に跳ね返って、消費を一段と
冷え込ませる悪循環に陥りかねない。昨年の原材料高騰の影響が薄れる秋以降は
企業物価指数の下落幅も縮小するとみられるが、デフレが深刻化すると、
景気の本格回復も遠のくことになる。
*+*+ 毎日jp 2009/07/10[21:18] +*+*
http://mainichi.jp/life/money/news/20090711k0000m020074000c.html
328 :
名無しさん@3周年:2009/07/13(月) 02:15:35 ID:uVgKVzS1
日本の失業率、実は米国並みの9%?…野口悠紀雄氏の「衝撃発言」が波紋を呼ぶ
(2009/07/12)
http://www.j-cast.com/2009/07/12044887.html 日本の失業率は、米国並みに高く、実は9%くらいなのではないか――。早稲田大学大学院ファイナンス
研究科の野口悠紀雄教授の「衝撃発言」が波紋を呼んでいる。
◆政府は「雇用調整助成金」で失業を押さえ込んでいる
2009年6月30日に総務省が発表した5月の完全失業率は、前月に比べて0.2ポイント上昇して5.2%となった。
単純に、1000人のうち52人が失業していることになる。
また、厚生労働省が発表した5月の有効求人倍率は同0.02ポイント低下して0.44倍となり、過去最低を更新。
ハローワークにくる求人も減っている。さまざまな経済指標が上向きつつあるなかで、雇用は厳しい。ところが、
本当は数字以上にもっと深刻な状況にあるという。
早稲田大学大学院ファイナンス研究科の野口悠紀雄教授は、7月4日に放映された「NHK経済ワイド
vision e」で、「日本の失業率は、政府が抑えていることもあって、そうなって(5.2%に)なっているが、
実体は米国並みの9%台になっている」と発言した。
野口教授は、日本の失業率が低く見えるのは「雇用調整助成金があるためだ」と指摘する。「雇用調整助成金
で企業内失業となっている人を失業とカウントすれば、9%を超えて米国と大差がなくなります」と話す。
雇用調整助成金とは、景気変動や金融危機などの理由で収益が悪化し、事業の縮小を余儀なくされた
企業が、従業員の一時休業や、出向させる際に、事業主が支払う休業手当や賃金の一部を国が助成する制度。
厚労省は「企業努力に対する助成です」と説明する。
本当は解雇したいのだけれど、企業になんとか踏みとどまってもらって、失業者を増やさないようにしているというわけだ。
329 :
名無しさん@3周年:2009/07/13(月) 02:16:37 ID:uVgKVzS1
続き
◆「失業予備軍」が233万人もいる
厚労省が公表している雇用調整助成金の実施計画の受理状況によると、リーマンショック直後の08年10月は
1か月に事業所数140社、対象者数3632人分を受理したのに対して、09年5月には、驚くことに6万7192社、
233万8991人に膨張した。
この233万人は企業に勤めているので失業者ではないが、リストラ解雇や派遣切りの一歩手前の、
「失業予備軍」であるといえる。
5月の完全失業者数は347万人。厚労省が発表する失業率はこの完全失業者数を、労働力人口(就業者数と
失業者数の合計)で割ったものだから、野口教授が指摘する、この「失業予備軍」を失業者数に加えて計算
しなおすと、約9%になる。
日米の失業率は、雇用慣行が違うので簡単には比較できない。しかし、日本の失業率は雇用の実態
を反映
していないのは確かなようだ。
失業者の定義をみても、たとえば1週間のうち、たった1日働いて賃金を得ると就労者の扱いになるし、
求職中のアルバイトも統計上は就労者。職がなくて家事手伝いをしている場合や学校に資格を取得するという
人も失業者ではない。求職意欲を失った、仕事に就くのをあきらめた人も失業者とは言わない。いわゆる、
ニートやフリーターは失業者ではないのだ。
内閣府の「青少年白書(2009年版)」によると、仕事にも就かず学校にも行っていないニートは、08年に前年比
2万人増えて64万人になった。しかも、25歳以上(34歳まで)の人が半数以上を占めていて、2年連続で1万人
ずつ増加しているという。
一方、フリーターは前年比11万人減って170万人となったが、25歳以上の「年長フリーター」の減少は鈍い。
「若い人の正社員への雇用は少し改善された」(厚労省)ものの、本来、働き盛りの人には職がない。
こうした人たちを計算に入れると、日本の失業率はさらに高い可能性もある。
330 :
与党になりそうな民主党の政策 おさらい:2009/07/13(月) 13:19:51 ID:uVgKVzS1
asahi.com(朝日新聞社):情報BOX:民主党幹部の金融・為替政策に関する発言 - ロイターニュース - ビジネス・経済
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR200907090045.html [東京 9日 ロイター] 政権選択選挙となる衆議院選挙を目前に控え、民主党の基本政策に関心が集まっている。
金融政策や為替政策に関する考え方は、政権奪取後第1期の4年間に実行する政策課題を約束する政権公約(マニフェスト)に
盛り込まれる可能性は低く、幹部発言から方向性を探ってみた。
●金融政策
◎大久保勉・ネクスト金融副大臣(7月8日ロイター・サミット)
日銀の金融政策:「政治が介入すべきではないというのが(民主党の)コンセンサス」
国会同意が必要な日銀政策委員人事:「財務省や金融庁の出身者は望ましくない」
◎福山哲郎政調会長代理・ネクスト官房副長官(7月1日公開討論会)
政府と日銀の関係:「われわれは日銀の独立性を守るというスタンスだ。日銀総裁の適格性を
判断することと日々の金融政策に介入することとは違う。そこは峻別する」
◎峰崎直樹・税制調査会会長代行(6月11日インタビュー)
日銀の金融政策:「デフレのもとでインフレターゲットはやめたほうがよい」「現在の日銀の金融政策は
財政政策の僕(しもべ)になっている。デフレが深刻になってきている予兆はあるが、本当に金融を
正常化させていくときには金利はもっと上げていかなければならない。(低金利政策によって、市場から
退場してもおかしくない企業まで存続を許し、産業全体を弱体化させているのではないかとの問題意識が
あるためで、いずれ)正常な金利にもっていかなければならない」
◎中川正春・ネクスト財務相(6月10日インタビュー)
金融政策:「日本の財政規律がここまで崩れているので、日銀は金利について手足を縛られている」
長期金利上昇懸念と日銀による国債買い入れ増額の是非:「日銀に対する信認にもかかわってくる。
そのバランスで、国債の動き、リスクを勘案しながら、日銀が判断することだ」
331 :
与党になりそうな民主党の政策 おさらい:2009/07/13(月) 13:21:33 ID:uVgKVzS1
●為替政策
◎大久保勉・ネクスト金融副大臣(7月8日ロイター・サミット)
外貨準備の運用:「運用の多様化で利ざやを増やすことができる。場合によってはソブリン・ウエルス・ファンド
(SWF)と位置づけてクレジットリスクをとる、産業に対してドル資金を回すなどいろいろなやり方があり、
研究したい。中長期的な目標として、為替にインパクトを与えないかたちでいろいろ考える」
基軸通貨問題:「ドル本位制を守っていくことが、少なくとも5─10年という期間では日本の利益になる」
◎峰崎直樹・税制調査会会長代行(6月11日インタビュー)
「円高は悪、円安に頼る国」との輸出依存の従来型の発想を改め、「円高に応じて新しい産業構造に変わっていく(ことを模索すべき)」
◎中川正春・ネクスト財務相(6月10日インタビュー)
為替政策:「価格形成はマーケットに任せるべきというのが基本」。ただ、1ドル=100円を割る為替水準は「円高過ぎる」
為替介入:急激な為替の変動には適宜適切に対応するとしている現在の政府のスタンスで「良い」
市場介入の手法:「戦略的な枠組みの作り方はある」具体的には、他国に円建て債を発行してもらうことや
ODAを円建てで供給することで将来的な円売りにつながり、円高緩和効果が見込まれる。
「円建てなら米国債を買う」発言の真意:「米国に協力しないということではない。(問題提起の根底には
今後ドルの信認が低下するとの考えがあるためで)中長期的視野にたった、基軸通貨、決済通貨のあり方を議論していく時ではないか」
●国債管理政策
◎長妻昭政調会長代理(ネクスト官房副長官・ネクスト年金担当相)(7月1日公開討論会)
財政健全化目標設定:「消費税は第1期目は上げない。財政赤字に関しては、長期金利動向を注意深くウオッチしながら
政策運営しなければならない。今どういう目標が設定できるのか、設定すべきかどうかも含めて検討中」
332 :
名無しさん@3周年:2009/07/14(火) 10:19:20 ID:RsX05xNP
30兆円産業のパチンコつぶせば景気が伸びるのによ、
休日に近所の駅前のパチンコ屋で数万円使って、
負けてカップラーメンをすする、こんな奴が多い
おまけにサラ金から借金して自殺や犯罪を犯す
これじゃ自動車も家電も旅行もダメ、内需も拡大しない。
雇用も伸びない、パチンコ産業の金は全部朝鮮系企業のなかで回るので日本の企業は潤わない
どうにかしないとダメだぞ。
333 :
名無しさん@3周年:2009/07/14(火) 17:00:57 ID:yaLBXS4a
>>328 ゆっきーってマジでどうしようもないな
これの何がいかんのだ?血も涙もなく、あっさり人を切るなんて発想よりも
よっぽど素晴しいじゃないか
悪意をもってマクロをズタズタにしないと気が済まんのかね
これは、さすがに自民に同情するわ
>>332 ウヨうざいよ くるな
334 :
名無しさん@3周年:2009/07/15(水) 19:05:21 ID:yRRre8Un
クリスティナ・ローマー:1937年の教訓
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090629 英雑誌『Economist』掲載。
大恐慌からの本格的な回復は、第二次世界大戦という「軍需」によるものだという「俗説」がある。
ローマーは実際にルーズベルトが大統領となる1933年からの四年間の回復は実は目覚ましいものがあり、
年平均GDP成長率は9%以上、失業率も25%から14%に急減した。
しかし不幸にもこれが持続しなかったのはなぜか。
これがローマーの指摘する「1937年の教訓」の核心部分だが、それはこの37-38年の財政政策と金融政策が
引き締めスタンスに移行したことで、経済成長が安定化せず、完全雇用に達することなく、
またもや厳しい不況に転じたからである。
36年までの第一次世界大戦の復員軍人への恩給が停止、さらに社会保障税の増額などでGDPは2.5%も下落した。
この財政引き締めに加えて、金融引き締めも同時に生じた。
FRBは金融緩和が行き過ぎたとして「出口戦略」に失敗したのである。
民間銀行が超過準備をもつことで、それが投機に利用されることを警戒したFRBは必要準備を二倍に引き上げたのである。
フリードマンとシュワルーツによれば、これこそ37-38年の不況をもたらした信用縮小の原因である。
現状の政策では2011年まで財政政策は拡大スタンスであるが、これもGDPギャップの存在に応じて柔軟に継続されるべきである。
そして金融政策だが、FRBのバランスシートが今般の危機で倍増していることに応じて、市場では出口戦略に注目が集まってる。
ローマーはFRBにFRB債を発行する権限を与えることで、バランスシート膨張のリスク
(=過度のインフレ)を回避し、しかも金融引き締めに依存しない戦略が可能だと指摘している。
この点は財務省との協調で行うことで、事実上、バーナンキがかって日本のデフレ対策で
主張していたボンド・コンヴァージョンと基本的な機能が同じである。
ローマーはまたGDPと債務の比率が一定値に収束すること(つまり成長率が安定軌道にのること)を前提としたうえで、
それとともに健康保険改革をすすめれば、長期的な財政の維持可能に大きくやくだつと指摘している。
つまり成長戦略(不況の完全脱出)と構造改革とはこの点において矛盾しないのである。
335 :
名無しさん@3周年:2009/07/20(月) 13:32:38 ID:W2iD1x14
2009-07-19
クルーグマン・クロス 財政赤字は世界を救った
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20090719 クルーグマンが7/15ブログエントリで、財政赤字の有用性を示す図を描いた。
ここでは民間部門の貯蓄がGDPに対して右上がり、財政赤字が右下がりの線として描かれている
(国際収支は省かれている)。
その交点が均衡点となるが、ここでは当初は均衡財政であったことを仮定し、従って民間貯蓄も0を仮定している
(ただしその当初条件の仮定は本質的な話ではない)。
ここで、民間の貯蓄性向が上昇して貯蓄線が上方にシフトした場合に、均衡財政を維持すると、
GDPは大きく低下し、大恐慌を招いてしまう。
それに対し、今回のように財政赤字を許容すれば、GDPの低下を抑え、せいぜい大不況に留めることができる、
というのがクルーグマンの考察である。
このことから、財政赤字は世界を救った、というタイトルをエントリに付けている。
336 :
名無しさん@3周年:2009/07/20(月) 16:03:28 ID:W2iD1x14
デフレ好きのバカ国民には歓迎すべきことなんだろ
338 :
名無しさん@3周年:2009/07/20(月) 20:13:42 ID:cEDEkodK
パチンコは日本の
最大規模の内需の一つと
いっても過言ではない
これを規制してから経済が
失速してるのだ
パチンコはアニメ文化保護にも寄与している、パチンコがなければますますアニメコンテンツ関係は死んでた
警察にしかパチンコ金がながれないという状況から福祉に流れるようにすればいいだけ
30兆円市場に復活させ10%税金を徴収させるだけで3兆円だ
官民ファンド産業革新機構 パナソニックなど20社、100億円出資へ
27日に発足する官民ファンド「産業革新機構」に、パナソニックや東京電力など20社あまりの国内大手企業が
総額100億円程度を出資する見通しとなった。成長力の高い企業支援や先端技術開発を後押しする狙いで、純
投資として将来のリターンも見込む。公的資金を活用する政府の企業救済制度が出そろう格好だが、人材集め
や投資判断の透明性も課題となる。
出資方針を固めたのはパナソニック、東電のほかシャープ、日立製作所、新日本石油、大阪ガス、住友電気
工業、旭化成、日揮、住友化学、日本政策投資銀行、商工組合中央金庫など十数社。最終的に20社超に増え
る見込みだ。 (15:30)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090720AT3S1701Q19072009.html
340 :
名無しさん@3周年:2009/07/21(火) 04:22:44 ID:RlBBx1B9
341 :
名無しさん@3周年:2009/07/21(火) 20:12:19 ID:RlBBx1B9
鈴木淑夫『日本の経済針路』、民主党の政策のバイブル?
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090721 民主党の経済政策について論説を書くために購入。
利上げ派の家元の書。
さすがに白川日本銀行総裁を「孫弟子」というだけあり、
日本銀行が過去と現在にもっていたすべての「日本銀行思想」をフル回転させている。
いわく良いデフレとか「強い円」だとか、最近では「輸出構造論」とか。
「〇一〜〇八年の小泉・安部・福田政権の下で、日本国民の生活は、超低金利による預貯金の目減り、
円安による輸入品の値上がりと海外旅行費用の上昇、〇七〜〇八年の生活物資の値上がりによる
実質所得、実質賃金の下落、雇用不安という四重苦を味わってきた。
国民生活にとっては、低金利より高金利が有利、円安より円高が有利、インフレよりデフレが有利、
雇用の不安より安定が有利である」
さて鈴木氏も「闇雲に金利を引き上げ」ることはしないと注意書きしている。鈴木氏はこういう。
「(1)超低金利を、預貯金が目減りしない正常な水準に引き上げ、
(2)名目円レートの円高(実質実効レートの安定)を許容し、
(3)国内物価が安定する、
という三つの条件の下で、不況にならない日本経済をどうやって作るか、ということである」という。
さらに「財政緊縮、超低金利」から「財政中立、正常金利」にポリシーミックスを転換することが生活重視の政策らしい。
いずれにせよ、どうも「正常金利」つまり「預貯金が目減りしない正常な水準」が政策のひとつのキーである。
中略
僕はこの鈴木氏の提示する針路は日本経済の大災疫になるだろうと思う。
その根拠はいままで何十回もこのブログでも自分の著作にも書いてきたのでリンクをするのも面倒なので省略する。
もちろん僕はその他大勢の経済学者・エコノミストの主張を大差ない。
例えば浜田宏一、岩田規久男各先生の論説を読まれた方がずっといい。
だが、いまの民主党には、鈴木氏がここで書いた政策に類似した環境が「失われた10年」をもたらしたり、
昭和恐慌を招いたといっても聞く耳はないだろう。
国民はいまよりも一段と深い経済的災疫が起きる可能性を真剣に考えるときが近いように思える
(もっともこんないさましい??政策を本当に臆することなく民主党と日本銀行が協調してやればだが)。
前門の与謝野、後門のミンス
こりゃ恐慌しかねーな
343 :
名無しさん@3周年:2009/07/23(木) 14:17:29 ID:W6+bOk/F
344 :
名無しさん@3周年:2009/07/23(木) 19:24:10 ID:W6+bOk/F
「中長期のインフレ予想」と日本銀行の政策スタンス
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090722 前略
簡略すると、「中長期的なインフレ予想」がいまはそんなに変化していない。
だから現状の物価変化率がデフレであっても(あるいは足元の需給ギャップが悪化してても)、
金融緩和する必要条件ではない、というわけである。
中略
(副総裁が)ここでいうデフレスパイラルとは、上記の「中長期的なインフレ予想」が大幅に変化した状況と、
足元の需給ギャップ悪化、足元の物価変化率がデフレ、さらに潜在成長率の低下という
すべての条件とあとプラスアルファをみたして、はじめて達成される現象である。
現状では、この(客観的にみてもハードルの高い)デフレスパイラル条件をみたさないかぎり、
金融緩和の追加は行わないだろう。
したがって日銀的には、中長期的にソフトランディングできる見込みが高いので、
日銀の頭には緩和追加よりも、出口政策=金利上げが最優先検討事項になるわけであろう。
中略
日本人の「中長期インフレ予想」が異常に低く(これは日銀の政策の貢献…日銀自身も認めてる)、
それが短期の失業率の増加を放置するということならば、そんな予想を参考にするのは
国民経済の観点から不適当もしくは(なおかつ)その予想を日銀が
上方修正=レジーム転換する必要があるのだが。
5年先のインフレ予想が仮に適切な水準だと日銀が強弁しても、その間の「短期」の間に
失業している人間にとっては死活問題。
こういう中央銀行をもった国民は不幸である。
ゆえにこの異常に低すぎる(国民経済の観点から不適切すぎる水準)「中長期のインフレ予想」を
レジーム転換して、より高いインフレ予想に移行するという、
僕らのレジーム転換論の正当性があるだろう。
金融偏重の上げ潮派……
財政偏重(金融否定)の麻生&民主……
バランスってもんがないのかねこの国は
346 :
名無しさん@3周年:2009/07/24(金) 05:58:47 ID:Q5jX2y+n
【調査】GDP押し上げ効果はわずか0.1% 民主党政策
野村証券金融経済研究所は22日、民主党政権が誕生した場合、その経済財政政策による実質GDP
(国内総生産)成長率の押し上げ効果は、平成22年度で0・1%、23年度で0・4%にとどまる
との試算をまとめた。「子ども手当」などで個人消費が押し上げられる一方、景気に“即効性”が
ある
公共事業が削減される可能性があり、「効果は限定的」とみている。
月額2万6000円の子ども手当のほか、高速道路無料化やガソリン税などの暫定税率廃止により、
個人消費が22年度に0・3%、23年度に0・5%押し上げられると試算。
一方で、公務員の人件費削減などによるマイナスを差し引くと、押し上げ効果は22年度で0・3%、
23年度で0・4%にと
一方、公共事業は22年度で4・6%、23年度は1・0%成長率を押し下げるとみている。
特に、22年度のGDP押し上げ効果がわずか0・1%にとどまる理由について、野村証券金融研の
木内登英経済調査部長は「実施が予定されているのは、子ども手当の半額(月額1万3000円)や
暫定税率廃止など、民主党の掲げる経済対策の4割にすぎない」としている。
22年7月に実施される参院選を意識し、民主党が政策を前倒し実施する可能性もあるが、
逆に自民党があいまいと批判している「財源」の確保でつまずき、「規模が減額される可能性もある」
(木内氏)とみている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090722/elc0907222153016-n1.htm
347 :
名無しさん@3周年:2009/07/25(土) 23:13:13 ID:QmZ+5rYG
>>345 麻生は金融否定ってほどじゃないけどね
強いていうなら、消費税偏重
パーセンテージがガッチリ固定される分、なによりも最悪
デフレでは金融政策は効かないとか何とかいってなかったけか
いずれにしても与謝野を重用してる時点でオワッテル
349 :
名無しさん@3周年:2009/07/30(木) 18:28:30 ID:J/tjKe3h
民主も同じ
二大政党が金融政策スルーの異常な国
なにしろ麻生のブレーンはコテコテのオールドケインジアンのクーだからな。
当時のリフレ派との論争で財政政策に拘ったいきさつもあって
金融政策無効論にこだわるのもわかる気がする。
351 :
名無しさん@3周年:2009/07/31(金) 01:56:20 ID:9StK1GZM
わたしを、財政出動論者である、したがって、「オールド・ケインジアン」だと、呼ぶ向きがおありです。
呼びたくば、呼べ、であります。
わたしがおよそ一切の興味をもたぬのは、この種のレッテル貼りだからです。
わたしごとき浅学菲才に、自分の名をかぶされたのでは、黄泉の大経済学者にとって、迷惑千万に違いありません。
ただし、ジョン・メイナード・ケインズとわたしとには、確かに大きな共通点がある。
ケインズはイギリスを愛し、イギリスの難局に立ち向かい、まさしく身命を賭しました。この一点において、わたしはケインズと、志、覚悟を共にするものです。
352 :
名無しさん@3周年:2009/08/01(土) 17:35:51 ID:weFyyEOh
アメリカ人は「希望駆動型」、日本人は「危機感駆動型」
http://mojix.org/2009/07/31/us_kibou_jp_kiki <家族、地域、学校、職場などあくまでも一定の仲間意識が働く関係でのことであるが、
要するに、アメリカ人は相手のパフォーマンスを評する際に、ポジティブな表現に気前が良く(generous)、
日本人は禁欲的(stoic)な傾向が強い。
その反対に相手にネガティブな表現はアメリカ人はあまり使わない。
最悪でも「OK」であり、それ以下の表現は相手と喧嘩するつもりでもなければ普通は使わないようだ。
しかし日本人はネガティブな表現についてはかなり気軽に使う。
先生が勉強が足りない受験生に「危機感が足りないぞ、おまえ!」なんて言うのは常套句だ。
表現に関する文化的な違いと言ってしまえばそれまでであるが、どうも根がもっと深いのではないだろうか?>
<この違いを類型化してみよう。私の見るところ、日本人に多い類型は「危機感駆動型」なのである。
「このままではお前はダメだ!」「危機だ!」と言われると強く反応して動くわけである。
一方、アメリカ人に多い類型は「希望駆動型」である。「すごいじゃないか!」「できるじゃないか!」と励まされると強く反応して動くのである。
こうして考えると、日米の様々な違いが説明できる>。
<アメリカ人は危機感に駆り立てられて行動するのは苦手で、そういう時には失敗を重ねる>、
<日本人は反対に、危機感が薄れると座標軸を見失い、別の深い危機を招いてしまう>
日本の「危機感駆動型」カルチャーは<リーダーシップ(主体的意識)の不在と表裏>である、という指摘がある。
ビジョンやリーダーシップの不在により、<問題状況は漠然とした危機感として拡散し、
「危機だ。総員奮起して頑張れ!」という毎度の陳腐なお題目に行き着いてしまう>、と書かれている。
「個人」に対して責任や主体性を持たせない仕組みになっているわけだ。
またこの「危機感駆動型」カルチャーは、行政や企業に対する「無謬(むびゅう)信仰」と結びついている、と書かれている。
コストとのバランスを無視して、100%の安全や正しさを求めるような厳格な態度の結果、
逆に失敗したときに「失敗を認める」「失敗から学ぶ」ことができない、といった指摘がある。
日本の閉塞を生み出しているのはこの「無謬信仰」であり、これを捨てて「失敗を許容」しよう、といった提言がある。
353 :
名無しさん@3周年:2009/08/02(日) 16:26:55 ID:mnbrbkwL
「マニフェスト選挙」を叫ぶインチキ (田中良紹の「国会探検」)
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/08/post_203.html 善し悪しは別にして戦後日本の選挙はアメリカ型の「候補者を選ぶ選挙」である。
候補者よりも政策を重視する選挙をやるべきだと言うのなら、まず公職選挙法を全面的に変更しなければならない。
現在は禁止されている戸別訪問を認める代わりに街宣車での名前の連呼や街頭演説を禁止すべきである。
政党のあり方も変更が必要だ。
自民党や民主党のような個人主義の政党はマニフェスト選挙向きではない。
日本共産党や公明党のように所属議員を完全に党に隷属させる政党でなければマニフェスト選挙にならない。
議員は完全に党議拘束で縛られる。
そうして本物のマニフェスト選挙に近づければ、民主主義を前進させる事が出来るかもしれない。
しかしアメリカ型の民主主義に親しんできた国民が果たして英国型のマニフェスト選挙を受け入れるだろうか。
私には疑問である。
そして日本の「マニフェストもどき」が問題なのは、政策の達成率を競い合わせようとしている事である。
そんな事に何の価値があるのかが私には分からない。
政治は生き物である。世界情勢は日々目まぐるしく変わる。
そうした中で政治家に求められるのは変化への迅速な対応と柔軟性である。
昨日作った政策にこだわるような頭では冷戦後の複雑な世界にとても対応できない。
選挙前の公約に縛られるより、現下の状況に的確に対応し、国民の声に耳を傾ける。
それこそが権力者に求められることなのである。
公約を守る事は大事だが縛るのは子供の論理だ。
重要なのは政策ではない。政策を実現する政治家の力量である。
最近の日本政治の最大の問題は政治家の力量を見ずに選んだ結果、
権力者になりきれない政治家が次々現れた事ではないか。
昨年も「政策の競い合い」と称する選挙のおかげで自民党は苦しむことになった。
そして「政局よりも政策が大事」とバカなことを言う総理も現れた。
政策よりも政局を操れる政治家の方が大事である。
何故ならどんなに良い政策でも1票の違いで死んだり生きたりするからである。
354 :
名無しさん@3周年:2009/08/02(日) 19:22:16 ID:kZuLKYr6
>>353 これ同意できるとこ多いね
そもそも05年の自民のマニがいかに糞かなぜマスゴミは突っ込まんのだろ
あんだけデンパなのも、ある意味すごいわ
未だに言ってるバカもいるけど
民主党が先月27日に発表したマニフェスト(政権公約)について民主党現役都議がホームページ上で
批判を始めたことが31日、分かった。“身内”からの批判は議論を呼びそうだ。
批判しているのは、板橋区選出の土屋敬之都議。民主党は重要政策をまとめた「政策集」で
▽学習指導要領の大綱化▽選択的夫婦別姓の早期実現▽元慰安婦に謝罪と金銭支給を行うなど
慰安婦問題への取り組み▽靖国神社に代わる国立追悼施設の建立−などを盛り込みながら、
マニフェストではこれらが抜けていた。
土屋都議はホームページに「ふざけるなマニフェスト! 本心をひた隠し」と記述。政策がマニフェストから
抜けていることについて、「そんな政策を掲げて選挙をやれば民主は『第二社会党』だと批判を受けるからだ」
としている。
民主党の政調幹部らは 「われわれが選挙で国民に示して約束するのはマニフェストであり、政策集は
公約ではない」と釈明しているが、土屋都議はこうしたやり方を「ねこだまし」「姑息(こそく)」などと批判。
「政党たるもの、議員たるもの、政策は正直に国民に示して選挙を行うべきだ」と反発している。
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090801/elc0908010945005-n1.htm
356 :
名無しさん@3周年:2009/08/04(火) 21:53:11 ID:LA5HnMDF
357 :
名無しさん@3周年:2009/08/05(水) 05:18:01 ID:erEg9g9a
358 :
名無しさん@3周年:2009/08/06(木) 01:59:08 ID:wBHBD/nI
急落する商業用不動産:債務の塔
(英エコノミスト誌 2009年8月1日)
懸念は今、住宅用不動産から商業用不動産へ移りつつある。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1515 過去の不動産市場の崩壊と違い、今回の相場下落をもたらしたのは、投機的な建設過剰ではなく、投資家の過度の熱狂だった。
2000年以降ほぼ一貫して、商業用不動産は人気のあるアセットクラスだった。
ドットコム・バブルが崩壊した時に大きな損を出した機関投資家は、
株式市場から不動産市場に乗り換えることで自分たちのポートフォリオが多様化され、
リスクが減ると考えるようになった。
低コストの資金は有り余るほどあった。
投資家は、一種の「キャリートレード」――低金利の借り入れによってビルを購入し、
賃料収入や資産価値の値上がりによって借り入れコストを上回る収益を上げる取引
――に勤しむことができたわけだ。
このような戦略は、賃料や資産価値が上昇し、空室率が下落している時には賢明なように見えた。
だが、低コストの資金が枯渇し、景気が後退局面に入ると、投資家は大きなリスクにさらされた。
■日本の経験が示唆する長い低迷期
1年前は誰もが住宅用不動産ローンの損失を心配していた。
直近のデータが参考になるとすれば、米国と英国の住宅価格はどちらも底が近いのかもしれない。
懸念は今、商業用不動産に移っている。
歴史が示唆するのは、この市場の下降局面は数カ月単位ではなく、数年間続くということだ。
日本の不動産市場がピークに達してからほぼ20年が経過した。
それでも昨年、商業地の地価はまだ4.7%下がったのである。
アホウもミンスも完全に金融政策シカトで日本オワタ
360 :
名無しさん@3周年:2009/08/08(土) 11:07:14 ID:h2cuEhtl
361 :
名無しさん@3周年:2009/08/09(日) 14:21:23 ID:TFsvIwwK
広々とした蜂の巣に蜂の大群が住んでいた。生活は奢侈で安楽に満ちていた。
学問や精励が奨励されていた。政治体制は立憲君主国だった。
器械、労働者、船舶、武器、仕事場まですべてがあった。
人口が集中していたおかげで、かえって繁栄していた。
欲望と虚栄を満たすため何百万人もが働き、一方では何百万人もが消費していた。
仕事に労働者が追いつかなかった。
莫大な資本を元手に大きな利益を上げる者がいる一方で、毎日汗を流し食うために体力と手足を使いつくす者もいた。
詐欺師、食客、女衒、博奕打ち、掏摸、贋金づくり、薮医者や占師、なんでもいた。
弁護士はいつも不和をかもして事件をこじらせた。医者は医術より名声や富を愛した。
ジュピター信仰の僧侶の多くは無学で、高位の聖職者たちは安楽にふけっていた。
兵士たちは名誉を目的に戦争に出かけ、大臣は権限を利用し役得を得た。
肥料の中には石やモルタルが混ぜられた。百姓はバターといつわって塩を売った。
正義の女神でさえ黄金に買収されて、持っているべき天秤をたびたび落とした。
かように蜂の巣は、部分的には悪徳に満ちていたが、全体としては天国であった。
奢侈は貧乏人を百万人も雇い、いとわしい自負はさらに百万人を雇った。
おかげで貧乏人の生活でさえ以前の金持ちよりよくなって、足りないものはもうなかった。
しかし命ある者の幸福は空虚である。
そのうちに誰もが、詐欺や不正を非難し始めた。ジュピター神が怒り、誰もが正直にし始めた。
すると驚愕すべきことが起きた。
肉の価格が下落し、偉大な政治家は道化師に変わった。
役人は俸給でつつましく暮らし始めた。
莫大な金額を浪費していた人がいなくなり、土地と家屋の値段が下がった。
建築業はまったくだめになり、職人たちは仕事失った。
誰もが節制するようになり、居酒屋の勘定をしたあとではもう二度と入らない決心をした。
広い蜂の巣に残るものはごく少数になり、多数の敵に攻め込まれた時多くの蜂が死んだ。
362 :
名無しさん@3周年:2009/08/11(火) 19:11:53 ID:b3EjmNAP
「子ども手当」高所得層、恩恵 大和総研試算 民主、思惑とズレ
民主党のマニフェスト(政権公約)に盛り込まれた月額2万6千円の
子ども手当について、「800万〜1千万円」の比較的高い所得層の
手取り収入が大きく増えることが、大和総研の試算で10日わかった。
所得制限のある現行の児童手当が廃止される一方、所得制限が
なく一律支給される子ども手当が創設されることで、高所得者の
手取り額を押し上げることになるからだ。
試算では、税込み年収が300万〜1千万円などのケースについて、
子供の年齢や人数、片働きか共働きかという条件ごとに実施した。
基本的に子ども手当は、所得税を納めている層の税額を抑えて
いる扶養控除などの廃止とセットで導入されるため、低所得者への恩恵が大きい。
年間の手取り増加額で最も多いケースは57万円で、中学生の
子どもが2人いる年収300万円の片働き世帯だった。
しかし、「所得が低いほど手取りが増える」とならないのは、月額
5千〜1万円が国から支給されている現行の児童手当が廃止
されて子ども手当に置き換わるため、現在は児童手当の支給対象
になっていない高所得者の手取り額も押し上げることになるからだ。
2人の子供がともに3歳未満の共働き世帯の中で、手取り増加額が
最大の47万円となる層は、試算によると夫婦で多い方の年収が800〜1千万円となった。
試算をまとめた大和総研の是枝俊悟研究員は「子育て世代に
多い600〜700万円の層への恩恵が比較的小さい」とも指摘している。
低所得者向け支援を重視する民主党だが、「所得が低いほど恩恵
が大きい」仕組みにはならず、不公平感を訴える声が出る可能性もありそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090811-00000070-san-bus_all
363 :
名無しさん@3周年:2009/08/13(木) 01:58:50 ID:h/dEOC7B
ある日本の経済学系ブロガーがスコットサムナーというアメリカの経済学教授とやり取りした日銀話
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20090629/sumner_on_boj サムナー
貴君の2003年の例にまさしく示されているように、日本はデフレに「捕われて」なぞいなかった。
それは日本が通貨を減価させるつもりがあったか否かの問題だったのだ。
彼らがそれに取り組んだ時、事態は少し良くなったが、
実際にインフレをもたらすところまでは推し進めなかった。
私に言わせれば、そこが重要なポイントだ。
1994年以降の日本のGDPデフレータの一貫した下落は偶然などではない。
日銀は金融経済学を理解していないか、約-1%のデフレを政策目標に置いているかのどちらかだ。
注意すべきは、もし本当に物価安定を目標にしていて、3年間物価が1%ずつ低下したのならば、
目標経路に戻るためには今度は3%のインフレを目標にするべき、という点だ。
私には、15年の間GDPデフレータが低下し続けたにも関わらず、日銀がインフレを
一切欲しなかったことは極めて明確に思える。
従って、日銀が単に間違いを何回か犯しただけだ、という説明にはもう納得できない。
また、仮にそうだったとすると、それは(クルーグマンが時々言うような)
流動性の罠に「嵌った」ということではなく、間違いを繰り返し続けるという
まったく別種の問題ということになる。
364 :
名無しさん@3周年:2009/08/13(木) 15:09:06 ID:h/dEOC7B
http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20090809#p1 BOEは最大で3倍,現在も2.5倍のバランスシート拡大を実行、FRBも2.5倍。
ケチで有名なECBですら1.8倍にバランスシートを拡大してマネーを供給する中
……我が日銀はびた一文拡張を行っていない(それどころか幾分〆気味な時期も!)。
その結果、ポンドは30%の減価、米国は若干の減価、ユーロは変わらず……そして円は最大で3割の増価。
この状況の中,サブプライムローンバブルとその崩壊の当事者である
英米欧では鉱工業生産の低下幅は110->90程度なのに対し、震源地から遠い日本では110->70への急落。
日本の景気悪化要因はサブプライムそのものと言うより別のところにあるってことにそろそろ気づいてほしい……。
365 :
名無しさん@3周年:2009/08/14(金) 15:50:30 ID:aaAfrZpf
100年シゴキ改革で度胸が付いて生産性が向上する
366 :
名無しさん@3周年:2009/08/15(土) 13:59:29 ID:Q7FL9QeB
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20090814 債務残高そのものの90年代以降の伸び率は、実は歴史的にみてそれほど高い水準にあるわけではないことが分かる。
実際、下表に見られるとおり、90年代以降の債務残高の平均伸び率は80年代とほとんど変わらず、
30%を超えている1938-44年の水準はもちろん、15%を超えていた高度成長期の半分強の水準に過ぎない。
期間 債務残高平均伸び率(%) 国民所得平均伸び率(%)
1938-44 34.7 16.5
1947-50 18.4 53.0
1951-60 8.8 14.1
1961-70 15.4 15.1
1971-80 27.3 11.8
1981-90 8.2 6.0
1991-08 8.1 0.5
従って、債務残高を90年代以降に増やした要因は、むしろ、名目GDP伸び率が零コンマの値にまで落ち込んでしまったことにあると言えよう。
もちろん、名目GDPの成長が止まったのだから、債務残高もそれに合わせて伸びをストップさせるようにすべきだった、という議論は理屈上は可能である。
しかし、その場合、日本がデフレスパイラルに陥り、状況がさらに悪化していたことは想像に難くない。
90年代以降は物価も名目GDPもほとんどゼロ近辺でうろうろしている。
その結果、周知の通り、実質経済成長も低い水準に留まり、しかもその成長も、
名目GDPの成長ではなく物価の下落によってもたらされる部分が大きかった。
当然ながら税収は伸びず、そのために債務残高が増加した。
もしここで十分なインフレ率が得られていたら、状況は大きく違っていたであろうことが容易に推察できる。
この図を見ていると、名目GDPを政策目標にすべき、という提言がポイントを突いていることが今更ながら実感できる。
367 :
名無しさん@3周年:2009/08/16(日) 11:26:17 ID:/gLveusm
368 :
名無しさん@3周年:2009/08/17(月) 16:02:55 ID:KKJ8hy5M
各国比較
【G7】
フランス 前年同期比▲2.6% 前期比+0.3%
アメリカ 前年同期比▲3.9% 前期比▲0.3%[年率換算▲1.0%]
イギリス 前年同期比▲5.6% 前期比▲0.8%
ドイツ 前年同期比▲5.9% 前期比+0.3%
イタリア 前年同期比▲6.0% 前期比▲0.5%
日本 前年同期比▲6.4% 前期比+0.9%[年率換算+3.7%]
369 :
名無しさん@3周年:2009/08/19(水) 15:47:42 ID:h4pebK+y
「国の借金=国民の将来の負担」は嘘
ドーマー条件ってなに?
http://d.hatena.ne.jp/ystt/20080903/p1 財政問題の本質は成長率をいかに回復させるかにあります。
専門家の間では、日本の潜在成長率は少なく見積もっても3%くらいあると考えられていて、
景気回復後のキャッチアップ効果(不況の間に発生したGDPギャップを埋めようとする効果)
を考えると、もう少し高くなるといわれています。
財政問題にとって、無駄な公共事業がどうとかは、はっきり言って端っこの方の議論にしかすぎませんし、
債務残高そのものも本質的な問題ではありません。
いまのように緊縮財政を続けていては、成長率に下方圧力を加えることになり、
さらに財政が悪化することになりかねません。
デフレを担う不況に緊縮財政で対応した人物は、歴史上、徳川吉宗と浜口雄幸首相がいます。
「諸色高の米価安」といわれた不況と、吉宗が行った経済政策は日銀のサイトに詳しく書かれています(日銀のサイトというのがなんとも皮肉…)。
ライオン宰相と呼ばれた浜口雄幸首相と当時の蔵相、井上淳之介は旧平価での金解禁を行い、
その結果、日本は未曾有の大不況に陥ります。
この2つの例に共通しているのは、緊縮財政で不況を乗り切ろうとしたことと、
他にもう一つ、リフレ政策で不況を脱出したことです。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史から学ぶ」といいますが…。
370 :
名無しさん@3周年:2009/08/22(土) 02:21:41 ID:vzwJwr+9
ホ
371 :
名無しさん@3周年:2009/08/23(日) 19:38:17 ID:QGvCzSTs
■新規国債「増やさない」=民主・鳩山代表
民主党の鳩山由紀夫代表は23日午前、テレビ朝日の報道番組に出演し、政権を獲得した場合の
来年度の国債発行額について「(今年度より)増やさない。増やしたら国家が持たない」
と述べ、縮減に努める考えを示した。
鳩山氏は「(国債発行額を)増やしておきながらこの程度の経済で、GDP(国内総生産)が
戻ったと喜べる話ではまるでない」と述べ、政府の国債増発が景気回復につながっていないと指摘。
その上で「われわれとすれば(予算の)使い方をもっと正しい方向に変えていく。
暮らしを良くるすることで景気を導くという発想に変えることで、借金を増やさないで済む」
と強調した。
(2009/08/23-13:03 時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082300055
372 :
名無しさん@3周年:
小泉ですら30兆円枠とか守れなかったのに、いつまで保つのかねえ。