【地球物理学】スロー地震の発生に断層内の石英に富む水が関係
1 :
Cancer ★@転載は禁止:
スローモーション地震が天然ガス採掘で起こる?
Becky Oskin, June 18, 2014 01:37pm ET
カスカディア沈み込み帯の部分断面図。
http://i.livescience.com/images/i/000/047/331/original/cascadia-subduction-zone-110531-02.jpg 天然ガスのフラッキング(水圧破砕採掘)は数時間から数日も続く奇妙な「ゆっくり」
地震の犯人かもしれないことが新しい研究で示唆された。
石油と天然ガスのフラッキングには、砂と化学物質を加えた水を高圧で地下に注入して
岩石を破砕する工程が含まれる。カスカディア沈み込み帯からの地震学的証拠に基づいて、
科学者たちは沈み込み帯深部の巨大断層で起こる同様のプロセスがスロー地震を生じさせて
いるという説を提唱した。研究結果は今日(6月18日)ネイチャー誌に発表された。
スロー地震が発見されたのは最近になってからであり、科学者たちはそれがどのように
起こるのか解明しようと努力している。これらのスローモーション地震は日本、ニュー
ジーランド、米国、カナダの沖の沈み込み帯での発生が検知されている。沈み込み帯は
地球の2つのプレートがぶつかっているところであり、密度の高い海洋プレートが軽い
大陸プレートの下に潜り込んでいる。
それぞれの沈み込み帯にはそれぞれ独自の複雑なパターンで繰り返し発生するスロー地震が
付いてくる。カスカディアでは、スロー地震は14ヶ月ごとに発生し、日本ではそれは6ヶ月
ごと、ニュージーランドでは2年ごとに滑っている、と研究の筆頭著者でオタワ大学(カナダ、
オンタリオ州)の地球物理学者、パスカル・オーデ(Pascal Audet)は話した。
研究者たちは新しい研究に基づいて、このパターンが沈み込み帯断層に高圧下でトラップ
された水に溶ける石英の量に関係していると考えた。プレート境界に沿った岩石の小さな
空隙にトラップされた水(流体圧)は、蓄積していってやがて断層を破壊する。そして
この循環が繰り返される。流体に石英(シリカ)を多く含む断層ほどすぐに透水性が減り、
地震の間隔が短くなる。
「流体の性質は断層で起こることの支配に大きな役割を演じている」とオーデはLive
Science、Our Amazing Planet部門の取材に答えた。「鍵となる性質は石英が多い場合に、
断層は早く塞がり、流体循環を遮断し、流体圧の蓄積がされやすくなることだ」
地震が起こって地面が動くと、この水にかかる圧力はほぼ瞬時に落ちるとオーデと共著者の
カリフォルニア大学バークリー校のロナルド・バーグマン(Roland Burgmann)は話した。
そして、流体圧は次の地震が発生するまで再び蓄積していく。
この流体は沈んでいく海洋プレートから来たものだ。海洋プレートが落ち込むと、地殻は
熱せられ、海水などの流体が逃げて上昇する。プレート境界は上昇する流体をトラップし、
間隙流体圧の増大を招く。他の多くの研究がスロー地震が起こる沈み込み帯での高圧流体の
存在を記述している。
研究者たちはカスカディア沈み込み帯で大陸地殻内の石英の量を、地震波で測定した。
地震波の速さの違いはプレート境界に沿った岩石の高解像度像をもたらす。研究者たちは
地震波の速いゾーンと遅いゾーンから、流体圧と岩石の性質の推測に成功した。
>>2以降につづく
ソース:LiveScience(June 18, 2014)
Slow-Motion Earthquakes Caused by Natural Fracking?
http://www.livescience.com/46386-what-causes-slow-slip-earthquakes.html 原論文:Nature
Pascal Audet & Roland Burgmann
Possible control of subduction zone slow-earthquake periodicity by silica enrichment
http://www.nature.com/nature/journal/v510/n7505/full/nature13391.html
2 :
Cancer ★@転載は禁止:2014/06/24(火) 23:57:41.84 ID:???
>>1からのつづき
地殻内の石英の水準が高いことから、プレート境界にある流体も石英に富むと科学者たちは
結論づけた。オーデによると、断層自体は薄すぎて地震波の像を得られないという。地殻
には5〜15体積パーセントの石英が含まれることが分かった。
スロー地震は通常の地震と同じ量の地震エネルギーを解放するが、断層の動きが数分から
数ヶ月続くため、被害の出る揺れは発生しない。この動きののろい地震は、速い地震が
発生しやすい場所よりも深いところで生じる。スロー地震が危険な速い地震の引き金と
なることがあるかは分かっていないが、多くの研究者たちは2種類の地震の間の繋がりを
調査している。
「遅い地震から速い地震まで、変化がある理由は分かっていないが、そこに向けて研究は
進んでいる」とオーデは話した。
2011年に日本で発生したマグニチュード9.0の地震や、1700年1月26日にカスカディア
沈み込み帯に沿って発生した推定マグニチュード9の地震など、地球上で最大級の地震が
起こっているのも沈み込み帯である。
おわり
3 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:15:13.57 ID:f81sQUXM
ほう。
4 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:33:06.32 ID:6+ApXtbT
それで少し考えたのが
シェールガスとか
砂の層に入り込んでる石油を吸出してしまうんだよな
その後、地下はどうなるんだ?
>>4 薬剤入りの水が代わりに充填されるんじゃないの?
長い目で見たときどうなるのかはわかんね
6 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:42:13.36 ID:hIwNGg93
>2011年に日本で発生したマグニチュード9.0の地震や、1700年1月26日にカスカディア
>沈み込み帯に沿って発生した推定マグニチュード9の地震など、地球上で最大級の地震が
>起こっているのも沈み込み帯である。
日本って沈み込み帯で囲まれてるし・・最悪
石英って圧電効果あるから、発生した電気で
水を電気分解してそうだな。
それで水素や酸素が貯まった体積に応じて、
地震の威力に比例とか。
スシローかと思った
9 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/25(水) 03:33:58.39 ID:55WNxFJd
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくり起こしていってね!!! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
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スロー地震を人為で起こして、定期的にひずみを解消させられればねぇ
電場異常が見つかっても、地震予知失敗するパターンはスロー地震だったんじゃない?
13 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/26(木) 01:17:27.20 ID:tS6MlHXk
石英
石の中に大量の水が存在していることを知らない奴ってたくさんいる。
だから月に水が無いと確信してしまう。
かつて火星の大気の色が赤色だとミスリードしていた奴もいた。
気体で赤い発光をする気体をまず説明できないのに空気の色は赤いと
考え出す論理的思考のなさはトンデモ。
ほかにも砂漠には水はなく、井戸をほっても1滴の水も得ることは不可能と
思考が合理化されている奴もいる。彼らは砂漠だから水は無いと脳内
断定してそれを過信している。科学的な論理も度を超えた薄い思考による
形骸化を極めると、すべての背景や深い理屈すら割り切り答えを確信して
しまい例外や可能性すら否定してしまう。
だいたいそんなところだという現象を、絶対間違いないニダとする朝鮮脳
である。
>>7 電流流したら圧電効果と共振で地震起こせたり?w
>>15 地磁気や太陽風の強弱で、
電流が発生しそうな感じがする。
あと、太陽などの星の配列によって、
惑星や太陽の重力効果の重ね合わせで、
恒星から発せられる電波や宇宙線の類が、普段よりも強められて、
地球上に届くなんて事がありそうな気がする。
18 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/05(土) 03:32:49.33 ID:ildOCSj0
スローな地震にしてくれ
20 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/07(月) 08:46:19.99 ID:1+8AtuxW
それでは、フラッキングをして、普段から地震を早めに起こさせていれば、
エネルギーが溜まらずに大規模地震が回避できるようになるだろうか。
あるいは、わざと弱い箇所を作ってやれば、そこが破壊されることで、
ほかの場所の被害を軽減できるか。(ガラス板を割る時に、ダイヤモンド
カッターで傷を付けておけば、そこが割れるように。)
>>20 2012年2月19 日
地震は制御できるか 地中に電流流しエネルギー解放
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/863.html 巨大地震が来る前に小さな地震を人為的に起こすことでエネルギーを解放する――。東海大学などの
国際研究グループが中央アジアのキルギスとの間で、地震制御の可能性を探るための研究に乗り出した。
どんなアイデアなのか。
注目されるのは電流を流すことで地震が誘発されたと主張している点だ。2日後くらいから地震が増え、
数日かけて収まっていくという。地震は、流した電流のエネルギーの100万倍ものエネルギーがある。
説明では、地中にたまったひずみが、通電による刺激で解放されるらしい。
ダムができると付近で地震が増えたとする話などから、地中に水を入れると地震が誘発されることが
分かっている。地面に穴を掘って注水することで人工地震を起こすというアイデアもあるが、
地中深くまで穴を掘ることが難しい。
「その点、電流なら地上や海底付近から地中深くまで流せる」。共同研究の中心となっている
東海大学海洋研究所地震予知研究センターの長尾年恭センター長はこう説明する。
長尾氏は南海地震など将来予想される巨大地震を念頭に「人為的にゆっくり地震を起こして
エネルギーを少しずつ解放できるかもしれない。地震制御の研究には大きな可能性がある」とみる。
2013/07/06
【科学】地震の前兆現象 発生直前に地盤の電気抵抗低下し電気が通りやすくなることが判明
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1373077711/ トルコ北西部で1999年に起きた地震で、発生直前に震源域の地盤の電気抵抗値が急激に低下し、電気が通りやすくな
っていたことが分かったと、東京工大火山流体研究センターの本蔵義守特任教授(地震電磁気学)らが発表した。
岩石間に含まれる水の状態が変化したためとみられ、本蔵氏は「地震発生の前兆現象に関係している可能性があり、他の
地震でも同様な現象があるか観測データを集めたい」と話している。
地震発生直前に、地盤内の圧力が変化したことで、岩石周辺が水分で満たされ、電気が通りやすくなったと同時に、断層
が滑りやすくなった可能性があるという。