【ゲノム】「長寿遺伝子」の働きを解明=酵母菌の寿命を操作-国立遺伝研

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1エタ沈φ ★
国立遺伝学研究所の小林武彦教授らの研究チームは、老化抑制遺伝子として知られる「SIR2」の働きを解明し、
酵母菌を使った実験で寿命を操作することに成功した。同様の遺伝子はヒトやマウスにもあり、老化の仕組み解明に
役立つことが期待される。
論文は30日付の米科学誌カレントバイオロジー電子版に掲載される。

SIR2遺伝子は、破壊すると寿命が半減し、逆に働きを増やすと寿命が伸びるため、「長寿遺伝子」とも呼ばれる。
細胞の寿命は、全遺伝情報(ゲノム)の安定化とも関連があり、SIR2はゲノムの安定化を通じて老化を抑制している
ことまでは分かっていたが、具体的な仕組みは未解明だった。

小林教授らはゲノムのうち、不安定化しやすい増幅遺伝子の一つ、リボソームRNA遺伝子(rDNA)に着目。
SIR2が、E-proという遺伝子の働きを抑えることで、rDNAを安定化させていることを見いだした。

さらに、遺伝子操作で、酵母菌のE-proの働きを人為的にオン・オフできるものに置き換えたところ、E-proの
働きを活発にさせた酵母菌ではrDNAが不安定になり短寿命化。逆にE-proを抑制すると長寿になった。

小林教授は「今回、rDNAの安定性に関わる仕組みが分かったので、安定性を維持できるようなものがあれば、
重要なターゲットになる。ただ、老化はゲノムの健全性を守る仕組みでもあるので、細胞の機能を損なわずに
維持するメカニズムの研究も必要だ」と話している。

時事ドットコム (2013/08/30-04:34)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201308/2013083000054

国立遺伝学研究所 プレスリリース
http://www.nig.ac.jp/Research-Highlights/1170/1363.html
http://www.nig.ac.jp/assets/images/research_highlights/PR20130830.pdf
http://www.nig.ac.jp/assets/images/research_highlights/RH20130830.jpg

Current Biology
Cellular Senescence in Yeast Is Regulated by rDNA Noncoding Transcription
http://www.cell.com/current-biology/abstract/S0960-9822%2813%2900871-3

依頼がありました
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1376913483/74
2名無しのひみつ:2013/09/04(水) 20:00:20.90 ID:mIhfWR0i
いきなり寿命が1000年になっても困るよね
3名無しのひみつ:2013/09/04(水) 20:01:14.46 ID:YCiGsqg0
30年後くらいに寿命最高200歳くらいまで伸ばせないかな
4 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/09/04(水) 20:02:13.00 ID:h6U7yukY
.
 安い賃金で長く働いてください。少子化対策です。
5名無しのひみつ:2013/09/04(水) 20:02:18.92 ID:tWjf/0gN
現在の生物は、生命としてはすべて数十億歳なんだがな。
6名無しのひみつ:2013/09/04(水) 20:03:51.49 ID:u316Q9k5
「健康」もセットにして研究しないと、社会保障費が大変なことになるぞ
7名無しのひみつ:2013/09/04(水) 20:16:44.10 ID:/hSJ6Ntq
レスベラトロールがまたバカ売れする
8名無しのひみつ:2013/09/04(水) 23:05:10.81 ID:cIDaZMSz
細胞の機能が維持できないのなら寿命は変わらん
9名無しのひみつ:2013/09/05(木) 00:20:28.44 ID:wFREFK13
サーチュイン
10名無しのひみつ:2013/09/05(木) 08:03:21.86 ID:FsMMxXmr
科学者が行う操作は
詐欺師が行う操作は
おなじもの
違いは対象物に意思を認め尊重するかどうかだけの違い

>>7
レスベラトロール=ワイン、クランベリーがおすすめ
サーチュイン遺伝子はNAD系代謝=ミトコンドリア=エネルギー代謝系とも関係してる
エネルギー代謝系の異常はメタボの異常と関連していると考えられるので
ついでに炎症系や脂肪燃焼系の改善も考えるといいかも
すべてがあれこれつながっている
でも、生化学物質にもオーダーパラメータ的分子が存在するみたいで
キーとなる物質はそれほど多くはない
いくつかの研究は既にいくつかの組み合わせを見つけ出しつつある
11名無しのひみつ:2013/09/05(木) 11:21:33.15 ID:23DTOKeR
2013/9/2 22:24
国立遺伝学研、長寿遺伝子の働きを解明
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG3000H_S3A900C1TJM000/
 国立遺伝学研究所の小林武彦教授らは、長寿遺伝子とされる「サーチュイン遺伝子」の働きを解明した。
酵母の遺伝子を操作することで、寿命を延ばしたり短くしたりすることにも成功した。同様の遺伝子は人間にもあり、
老化の仕組みの解明や寿命を延ばす医薬品などの開発につながる可能性がある。米科学誌カレント・バイオロジー
(電子版)に発表した。
 生物の細胞にあるDNAは、体内に入った化学物質や外からの紫外線によって傷つくと、修復しようとする。
しかし、修復を頻繁に繰り返すと細胞に負担がかかり、老化が進みやすくなると考えられている。
 小林教授らは、細胞内でたんぱく質を作るリボソームの遺伝子に着目した。この遺伝子は修復が起こりやすいが、
サーチュイン遺伝子が働きかけて過剰な修復を抑えることを酵母の実験で突き止めた。
 遺伝子を操作してサーチュイン遺伝子が常に働く安定な状態にすると、酵母の寿命は通常の約1.5倍に延びた。
一方、サーチュイン遺伝子が働かない不安定な状態のままだと、半分程度に縮まった。今後、詳しい仕組みの解明
に取り組む。
 サーチュイン遺伝子は人間など哺乳類にもある。その働きを強められるようになれば、人間でも老化を予防できる
可能性があるという。

遺伝研、長寿遺伝子の作用メカニズムを解明−リボソーム関与
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020130903eaak.html
 国立遺伝学研究所の小林武彦教授らのグループは、長寿遺伝子として知られる「サーチュイン遺伝子」の
作用メカニズムの一端を酵母による実験で明らかにした。同遺伝子が、細胞内でたんぱく質を合成する小器官
である「リボソーム」の働きを安定化させることで、細胞の老化を防ぐと考えられるという。
 グループは、サーチュイン遺伝子の一種である「SIR2」や、リボソームの働きに不可欠なRNAを作る遺伝子
(リボソームRNA遺伝子)を欠損した酵母を作製し、寿命との関係を調べた。その結果、SIR2がリボソームRNA遺伝子
の発現を制御することにより、細胞の寿命の維持に関与するという経路を特定することができた。
 一方、リボソームRNA遺伝子を人為的に安定化させると、SIR2の有無にかかわらず、細胞の寿命は長くなることも
分かった。今後、リボソームRNA遺伝子の働きを調べることで、細胞老化機構がさらに解明できると考えられるという。
12名無しのひみつ:2013/09/05(木) 11:23:04.37 ID:23DTOKeR
【再生】体の一部が傷ついても元通りに修復する高い再生能力を野生マウスで確認、哺乳類で初確認 /米フロリダ大やケニアの研究チーム
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1348693473/


【遺伝子】長寿でガンになり難いネズミ、ハダカデバネズミのゲノムを解明 がん研究に貢献も 米ハーバード大など
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1318516265/
若さ保つ驚異的な能力、ハダカデバネズミで解明
ttp://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111013-OYT1T00201.htm
2013/06/27
【科学】「ハダカデバネズミ」がガンマ線を打ち込んだり、腫瘍を移植したり、発ガン物質を注射してもガンにならない理由
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1372314977/


【宇宙】地球と火星を往復すると、許容限度近くかそれを超える宇宙放射線を浴びる可能性 一度往復すれば飛行士は引退に−NASA
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1370111434/170-173
http://logsoku.com/r/scienceplus/1370111434/170-173
13名無しのひみつ:2013/09/05(木) 11:24:12.86 ID:23DTOKeR
【ゲノム】ブラントホオヒゲコウモリの長寿命、関連の遺伝子変異を特定か/国際研究
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1377274585/
14名無しのひみつ:2013/09/08(日) 21:53:32.52 ID:nxlRseMX
カビが長寿とかドヤ顔で言われても・・・

単に安定し過ぎて元気がなくなっただけじゃねーの
15名無しのひみつ:2013/09/11(水) 16:59:52.19 ID:YkKNQ/00
【ゲノム】若年性骨髄単球性白血病の新規原因遺伝子を発見/京大など
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1376967823/
【腫瘍】白血病:原因遺伝子を特定 広島大チーム
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1378804905/
16名無しのひみつ:2013/09/16(月) 13:56:16.73 ID:w6aotaDz
【医学】一酸化窒素で放射線に“免疫” 福井大准教授が学会賞
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1354366425/
【医学】一酸化窒素がパーキンソン病の細胞機能障害を防ぐメカニズムを解明/奈良県立医大など
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1373984841/
17名無しのひみつ
NOってインスリンの下流か
糖尿病はパーキンソン病になりやすくなるわけだな