【分子生物】細胞の自食作用の鍵となる分子「シンタキン17」を発見/東京医科歯科大

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1一般人φ ★
東京医科歯科大学は、細胞内の一部を取り囲んだ袋状膜構造「オートファゴソーム」に細胞内の分解専門小器官
「リソソーム」が融合することで行われる細胞分解システムである「オートファジー(自食作用)」は、
オートファゴソーム表面に「SNARE(スネア)」と総称される分子群の1種である「シンタキシン17」が呼び
寄せられることで働くことを発見したと発表した。

成果は、東京医科歯科大大学院 細胞生理学分野の水島昇客員教授らの研究グループによるもの。研究の詳細な
内容は、12月6日付けで国際科学誌「Cell」オンライン版に発表され、翌7日に印刷版に掲載された。

細胞が健全であるためには、細胞内のタンパク質や小器官が適切に分解され、常に新しい状態に保たれることが重要だ。
オートファジーは、そのために必要な細胞内の大規模分解系の1つで、さらに細胞の新陳代謝、
胚発生、神経変性抑制、腫瘍抑制、栄養飢餓適応反応、細胞内病原体分解などにも重要な細胞機能であり、
現在注目されている生命現象の1つである。

その仕組みは、細胞内の一部を取り囲んだ袋状膜構造であり、直径約1μmのオートファゴソームが形成される
ところから始まる。次に、分解専門の小器官であるリソソームがオートファゴソームに融合すると、オート
ファゴソームの内容物が分解されるという仕組みだ(画像1)。しかし、これまで細胞質を取り囲んだオート
ファゴソームが、どのようにリソソームと融合するのか、その部分がわかっていなかったのである。

画像1は、オートファジーによる細胞内分解の仕組み。細胞質の一部(タンパク質やミトコンドリアなどの
細胞内小器官)がまず隔離膜によって取り囲まれ、オートファゴソームが形成される。次にオートファゴソームと、
分解酵素を含んだリソソームが融合することによってオートファゴソームの内容物がまとめて分解されると
いう流れだ。


画像1。オートファジーによる細胞内分解の仕組み
http://news.mynavi.jp/news/2012/12/10/164/images/001l.jpg

(本文>>2以降に続く)

▽記事引用元 マイナビニュース(2012/12/10)
http://news.mynavi.jp/news/2012/12/10/164/index.html

▽東京医科歯科大学プレスリリース
http://www.tmd.ac.jp/press-release/20121207/index.html

▽Cell
「The Hairpin-type Tail-Anchored SNARE Syntaxin 17 Targets to Autophagosomes for Fusion with Endosomes/Lysosomes」
http://www.cell.com/abstract/S0092-8674(12)01336-0
2一般人φ ★:2012/12/14(金) 00:13:58.89 ID:???
>>1続き)

今回の研究では、オートファゴソームが完成すると、シンタキシン17がオートファゴソーム表面に呼び寄せられる
ことが発見された。シンタキシン17は、細胞内の小器官や小胞同士を融合させるのに必要な、SNARE分子群の
1つだ。シンタキシン17はリソソームの表面に存在する「VAMP8」という別のSNARE分子と結合し、それが
オートファゴソームとリソソームの融合を引き起こすのである(画像2)。

また、シンタキシン17がオートファゴソーム表面に結合するためには、シンタキシン17の一部(カルボキシル
末端の特殊な配列部分)がヘアピン型に折りたたまれることが必要であることも判明。

さらにシンタキシン17は、完成前のオートファゴソームである隔離膜には結合できないという特性もわかった。
このことから、なぜリソソームは完成したオートファゴソームとだけ選択的に結合するのかという未解決の
問題にも答えをだすことができたというわけだ。


画像2。シンタキシン17によるオートファゴソームとリソソーム融合の仕組み(今回の発見)
http://news.mynavi.jp/news/2012/12/10/164/images/002l.jpg

リソソームは細胞内の分解工場に当たるため、リソソームとの融合は危険極まりない。よってリソソームとは
簡単に融合しない仕組みになっているわけだが、オートファゴソームは今回発見されたシンタキン17の力により、
リソソームと融合できるという特別な能力を与えられていることが確認されたのである。

オートファジーの活性低下は、神経変性疾患や老化の原因の1つと考えられている。よって、その基本原理を
理解しておくことが重要だと、水島客員教授らはコメントしている。

(以上本文引用ここまで)
3名無しのひみつ:2012/12/14(金) 00:17:25.38 ID:kJ85L4nQ
 .
 細胞内に爆弾を抱えているようなもんだから。
4名無しのひみつ:2012/12/14(金) 00:17:37.70 ID:C8DpFTeW
細胞も辞職する時代になっちまったか
5名無しのひみつ:2012/12/14(金) 00:30:56.52 ID:UDEEFSeA
>>1
せめてスレタイに自食作用と一般人の接点となるキーワードを入れろボケ
6名無しのひみつ:2012/12/14(金) 02:17:33.80 ID:2EDzZOTE
老化の一つの原因でもあるんだ
自食作用がうまく働かないと古いボロボロの細胞が残っちゃうからか
ミトコンドリアも元気過ぎて活性酸素出しまくりのミトコンドリアを殺す仕組みはあるけど
元気ないミトコンドリアを殺す仕組みはないんだよね
7名無しのひみつ:2012/12/14(金) 03:11:12.52 ID:poLO2Tin
ファゴットと何か関係があるの?
8名無しのひみつ:2012/12/14(金) 09:17:47.19 ID:MwPQsrRK
>>6
>元気ないミトコンドリアを殺す仕組みはないんだよね

それは、発生の時や、個体単位での淘汰を喰らうんじゃね?
9名無しのひみつ:2012/12/14(金) 09:43:26.24 ID:A4tUAPC4
>>8
昔読んだ本で見て記憶も曖昧だけど
活性酸素の生産量で殺すか殺さないか判断してるみたいで
ほとんど動いていないミトコンドリアはそのまま存在する
そのせいでどんどん動いていないミトコンドリアが増えるってのを読んだ
間違ってたら教えて
10名無しのひみつ:2012/12/14(金) 12:24:36.90 ID:1//HeRQJ
新滝 進(17)逮捕。細胞の殺害に関与したとみられる。
11名無しのひみつ:2012/12/15(土) 03:21:02.30 ID:bVQjQkwp
>>6
老化の原因ってテロメアの減少じゃないの?
12名無しのひみつ:2012/12/15(土) 10:23:51.40 ID:HEL0Tkkq
>>11
原因は色々あってコレってのはないんじゃない?
テロメアの影響よりも別の原因で老化する方が多いと思うよ
13名無しのひみつ:2012/12/15(土) 22:16:52.44 ID:H8GgXmRi
水島先生か。
14名無しのひみつ:2012/12/24(月) 06:48:56.88 ID:lbKjWVKo
劣化しない転写システム、強力なエラー訂正機能、自己修復・・・
行き着く先は人工進化しかないか
15名無しのひみつ:2012/12/24(月) 10:04:23.90 ID:bXIJbii5
>>14
変異がないと進化もないわけだが?
16名無しのひみつ:2013/02/05(火) 12:54:08.20 ID:mNH0MreU
【研究】「オートファジー」が栄養欠乏環境下での細胞分裂に重要と発見/千葉大など
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1360027318/
17名無しのひみつ
【医学】肥満状態の肝臓でのインスリンの働きの低下は不良タンパク質の分解の異常が原因/金沢大
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1354971604/