【生物】東大、細菌「ボルバキア」が蛾の性決定システムを乗っ取ることを発見

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1 ◆EMP2/llDPmnz @透明な湖φ ★
 東京大学(東大)は、蛾の1種に感染した共生細菌「ボルバキア」が、宿主である蛾の性決定シス
テムを乗っ取り、その結果として、宿主本来の性決定システムが退化して正常な機能を失っている
ことを発見したと発表した。東大農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻の石川幸男教授ら
の研究グループによる発見で、成果は「Biology Letters」オンライン版に1月4日に掲載された。

 アズキやホップの害虫「アズキノメイガ」には、ボルバキアに感染している個体(メス)がいる。この
感染メスが産むオスの子は幼虫の内にすべて死んでしまうという、蛾にとっては非常に恐ろしい細
菌だ。ちなみに、この現象は「オス殺し」と呼ばれている。

 ボルバキアは昆虫や線虫類に幅広く感染しているリケッチアに近縁な細菌で、全昆虫種の65%以
上に感染しているという推定もあるほど、昆虫と関係の深い細菌である。細胞内(細胞質)に存在し、
母から子へ卵を介して伝搬される(垂直伝染)特徴を持つ。

 このボルバキア感染系統の幼虫に抗生物質(テトラサイクリン)を摂取させると、感染から治癒した
メスが得られる。そして興味深いことに、この感染治癒メスが産む子の性比は正常(1:1)に戻らず、
なぜかオスばかりになってしまう。まるでオス殺しから解放された反動でもあるのか、病気(感染)か
ら治ったはずなのに、今度はなぜかメスがすべて死んでしまうのだ。

 この選択的な死のメカニズムは未だにわかっていないが、研究グループでは「性特異的な死」とし
て遺伝子の性特異的発現の異常が関与している可能性が高いと推測。性特異的な死が起こる前
の胚のステージにおいて、遺伝的な性(蛾の性染色体の構成はメスがZWでオスがZZであり、Wが雌
性を決定している)と性決定関連遺伝子の発現の関係が調査されることとなった。

 遺伝的な性は、メスに特異的に観察されるW染色体の凝集体である性クロマチンの観察によって
判別を実施。そして性決定関連遺伝子については、アズキノメイガにおける体細胞の最終的な性決
定因子Osdsxの型(♀型または♂型)が調べられた。

 その結果、ボルバキア感染によって致死となった遺伝的オス(ZZ)の個体では、Osdsxの発現が完
全にメス型に変化していることが判明(画像1・中央)。これは、ボルバキアがアズキノメイガのオスを
メス化する因子(能力)を持っていることを示しているという証拠だという。

 さらに、感染治癒メスの子で致死となった遺伝的メス(ZW)では、驚くべきことに、Osdsxの発現が
完全にオス型に変化していた(画像1・右)。この現象は、感染系統のメスのW染色体がメス化能を失
っていると考えると説明できるという。感染系統では、性の決定権をボルバキアに乗っ取られた結果、
本来の性決定システムの一部が退化し正常に機能しなくなったという推測だ。

 性特異的な死は、遺伝的な性(ZZ/ZW)と性決定因子Osdsxの型が不一致となるときに起きている
ことから、雌雄で数が異なるZ染色体上の遺伝子の発現量調節異常が個体の死に関わっている可
能性が考えられるという。ただし、死を誘導するメカニズムはまだ完全に解明されたわけではなく、
研究グループではこれからの課題としている。

ソース:gooニュース
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/world/ecoscience/mycom_376983.html

★依頼スレ@レスhttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1323961123/117番より
2名無しのひみつ:2012/01/12(木) 23:39:56.50 ID:vNEpM2NG
オス殺し自体は既知で、
そのメカニズムの詳細を調べましたと言う研究?
3名無しのひみつ:2012/01/12(木) 23:48:36.35 ID:GJhoPmol
長い
4名無しのひみつ:2012/01/12(木) 23:49:53.64 ID:h/ZE0k93
3行でよろ
5名無しのひみつ:2012/01/12(木) 23:53:05.42 ID:k+WpQb13
ボルバキアは、読み手殺しでOK?
6名無しのひみつ:2012/01/12(木) 23:54:56.19 ID:ocxTVkyv
あら怖い
7名無しのひみつ:2012/01/12(木) 23:58:35.85 ID:OXlXTWJc
    |┃         __
 ガラッ.|┃三       ト-!
    |┃       _,」-L. _   来たよ!菌がどうしたって?
    |┃三r‐r┐,. ´ヽ   /ヽ_┌r┐
    |┃  `└L (ヒ_]    ヒ_ン)'.」┘′
    |┃三   { ''  トー─‐イ '' }
    |┃    ,ゝ  ヽ___ン ,.イ
    |┃三 rく,ゝ'` ーr─┬ヘ.ム
    |┃   `´   とl   |ヽ  `┘
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`'⌒' ̄ ̄ ̄ ̄
8名無しのひみつ:2012/01/13(金) 00:13:00.38 ID:NylSx0Ze
御用大学は、表に出ないでね。
9名無しのひみつ:2012/01/13(金) 00:17:03.28 ID:mp9i5HQ+
要するに。

ボルバキアに感染すると、オス(ZW)はみんな死んでしまう。
そうすると、メス(ZZ)は子孫が絶えそうだが、そうはならない。
メスはメスをひとりで産んでしまうから。

ボルバキアに感染したメスは、メスだけで繁栄しつづける。

不憫に思った科学者は、ボルバキアを駆除するテトラサイクリンという薬を
メスに投与してあげた。




10名無しのひみつ:2012/01/13(金) 00:19:11.56 ID:mp9i5HQ+
それだけではない。
メスにはちゃんとオスを紹介してあげた。

ボルバキアに感染していないオスとメス。
幸せにつがいをなして子孫繁栄してゆくと、科学者は信じていた。

(かぜのなかのすーばるー)
11名無しのひみつ:2012/01/13(金) 00:20:47.51 ID:mp9i5HQ+
ところが。

このカップルから生まれてくる子供は、
すべてオスだけだった。

こんどは野郎ばかりが生まれてきた。
しかも野郎は子供を産めない。

子孫は絶えてしまった。
12名無しのひみつ:2012/01/13(金) 00:27:41.00 ID:mp9i5HQ+
なぜか。

科学者はついにその結果を突き止めた。

このカップルから生まれてくる子供は、
オスだろうが、メスだろうが、
みんなオスの姿かたちをしていた。

ずっと、何世代もメスだけで生き延びてきたせいで、
オスになる機能が破損して、失われてしまったのだ。

ヒトと違って、彼らはメスがZW。オスがZZ。
『同じ遺伝子が重複したとき、オスになる』という判定を
実現する反応経路がオスになるためには不可欠だった。

そのための遺伝子群は、Z遺伝子の上にコーディングされていた。

それが、長い年月のなかで、傷ついて
機能しなくなってしまっていたのだった。

メス化するための遺伝子そのものが
もはや彼ら自身のなかからは失われており、
ボルバキアがかわりにその遺伝子(そして、その遺伝子産物)を
供給するようになってしまっていたのだった。
13名無しのひみつ:2012/01/13(金) 00:32:17.29 ID:mp9i5HQ+
ひとつだけ謎が残った。

このカップルから生まれてきた子供たちが、みなオスの姿かたちを
していた理由はわかった。
しかしながら、本当は(遺伝子は)メスなのに、オスの姿で
生まれてきてしまった子たちは、
実は成長せずにみんな死んでしまっていたことがわかった。

遺伝子はメスで、
しかしメスとしての遺伝子は退化していて、
オスの姿かたちをした胎児(というか卵)だったのに、
成長できない。

もう、ボルバキアは自分はおろか親からも駆逐されていたのに。

どれだけボルバキアの呪いはつづくのか。

いったい何故なのか。

研究者たちの追及は続く。

(へっどらー、てーるらー)
14名無しのひみつ:2012/01/13(金) 00:37:13.71 ID:sa1NWfJJ
詳しい説明トンスル
15名無しのひみつ:2012/01/13(金) 00:37:46.02 ID:mp9i5HQ+
修正…
>>9
オス(ZW)→ZZ
メス(ZZ)→ZW
>>12
メス化するための遺伝子そのものが→オス化するための遺伝子そのものが

ちなみに俺はちょっとだけ性同一性障害。
16名無しのひみつ:2012/01/13(金) 00:53:13.64 ID:J2LEoMgx
蛾怖い。2chで「死へのはばたき」を呼んでからもうトラウマ…
17名無しのひみつ:2012/01/13(金) 01:22:40.44 ID:tkYQ/Kcl
ボンバルデアって足が出なくなるシステムじゃないのか?
18名無しのひみつ:2012/01/13(金) 01:42:52.10 ID:DP9K4mx8
>>15 乙。それにしてもちょっとだけ性同一性障害ってなんだ?気になる。
19名無しのひみつ:2012/01/13(金) 01:49:17.39 ID:EGl/Xd39
レベルE思い出したけどあれはオスが不能になるだけだったな
20名無しのひみつ:2012/01/13(金) 01:49:35.35 ID:eV7FfbHP
どの企業から研究費を貰っているんだ?
21名無しのひみつ:2012/01/13(金) 01:59:11.79 ID:DP9K4mx8
まあ、ボルバキアは最初こそ単なる寄生の存在で、
昆虫類の性を、寄生するのに都合のいいよう操ってきたわけだ。

だが昆虫はその操られた性に対する苦肉の策を編みだした。
しかしその期間が長すぎた。
もはやボルバキアの感染を前提とした肉体と化しており、
逆にボルバキアがいないと不都合が生じるようになってしまったのだ。

そのメカニズムは?ボルバキア先生の次回にご期待ください^^
22名無しのひみつ:2012/01/13(金) 02:04:42.19 ID:p6mVDI96
大発見だなコレ
ありえんわ
23名無しのひみつ:2012/01/13(金) 02:14:36.65 ID:fQ71Ld+z
感染済みの個体がメスを、希な未感染の個体がオスを産むことによって、バランス取れていたりして。

メリットは、兄弟間での繁殖を予防できるために、遺伝子のシャッフルが効率的になるとか。
24ココ電球 _/::o-ν ◆tIS/.aX84. :2012/01/13(金) 02:21:44.62 ID:cOewkTJI
パラサイトー
細菌に操られる生物ー
25ココ電球 _/::o-ν ◆tIS/.aX84. :2012/01/13(金) 02:26:47.57 ID:cOewkTJI
ようするにハーレムをつくって感染拡大する戦略だな

遺伝子まで不可逆的に変更してくるのは「共存しないと殺す」つう意味だな
26名無しのひみつ:2012/01/13(金) 02:38:29.75 ID:behyR4Kw
実は人間にも似たような細菌がいるが、まだ肉体を変化させるほど
進化していないので神経系の一部にのみ作用することで性同一性障害を引き起こしている。







とかどうだ?
27名無しのひみつ:2012/01/13(金) 03:15:19.68 ID:UJ2SzXdF
ボルバキア出た
28名無しのひみつ:2012/01/13(金) 04:27:33.23 ID:OurgSldN
ガタメキラ
29名無しのひみつ:2012/01/13(金) 04:51:17.33 ID:Yk9uuE6Y
難しいけど面白い
30名無しのひみつ:2012/01/13(金) 06:46:59.54 ID:nTgzQsvP
恐ろしい病原体だな。
31名無しのひみつ:2012/01/13(金) 09:11:51.73 ID:rYigSUZX
ボルバキアはともかく、弥生にいた長髪で異様なカリスマオーラを出してたS氏はどこにいったんだ
32名無しのひみつ:2012/01/13(金) 09:48:43.96 ID:rnnVdpWR
テトラサイクリン症のせいで歯が茶色になってしまった
33名無しのひみつ:2012/01/13(金) 09:54:31.59 ID:fqFRIqPj
ボルバキア共和国
34この細菌のメカニズムを応用すれば:2012/01/13(金) 10:59:06.98 ID:tfXr24LM
【男児】  男 を 産 む な ! A 【不要】
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/soc/1323688306/
35名無しのひみつ:2012/01/13(金) 11:19:27.83 ID:T92+QzuH
抗生物質も性決定遺伝子型を固定してたんでは?
36名無しのひみつ:2012/01/13(金) 13:26:14.71 ID:5h2xLBdr
ギリメカラ?
37名無しのひみつ:2012/01/13(金) 13:55:48.17 ID:+DF5YhTY
Q熱リケッチア
38名無しのひみつ:2012/01/13(金) 14:32:35.35 ID:QHcgyEye
>>37
教祖〜w
39名無しのひみつ:2012/01/13(金) 18:51:02.52 ID:9pr1cJ54
>>31
北大にいるよ
40名無しのひみつ:2012/01/13(金) 19:08:51.38 ID:2I93wV8e
ハチとかアリとかで、女王蜂とか働き蜂たちは皆メスで、
稀にオスが生まれて、などというシステムもボルバキア(1種類ではないかも)
が裏で働いている可能性が大有り。ロイヤルゼリーを食わせた
幼虫だけが女王になれるというのも、なんらかの抗生物質を
含んでいてボルバキアの一種を殺す働きがあるのではないだろうか。
 昔からそう思っている。
集団としてボルバキアに乗っ取られてしまっているのだろうか。
41名無しのひみつ:2012/01/13(金) 19:12:02.03 ID:QHcgyEye
>>40
それで繁栄しているのであれば、良い形での共生だろう。
42名無しのひみつ:2012/01/13(金) 20:44:12.49 ID:UwCnMToM
女の子だらけの世界観とかアニメのネタになりそうだ。
43名無しのひみつ:2012/01/14(土) 13:10:25.86 ID:ip3VUrek
>>15
俺と(^3^)/しようぜ
44名無しのひみつ:2012/01/15(日) 16:34:39.11 ID:qB80Nncl
昆虫は哺乳類などのような免疫系を持っていないのです。
昆虫はボルバキアと共生しているのが普通です。

人間も、腸内細菌に代表されるように、細菌と共生しています。
それ以外にもおそらくウィルスとも共生しているでしょう。稀に
狂ったウィルスが宿主にとって有害な動作をしますが、殆どの
ウィルスは(DNAにもぐりこんで冬眠しているものもありますが)
活動していても、大して悪さをせずに免疫系にも排除されずに
居るのだと思います。
 民族も、ある部分は共生している細菌やウィルスによってその
特性が生み出されているかもしれません。牛の肉や乳の味や質なども
腸内細菌の質がかなり影響していることが知られています。

45名無しのひみつ:2012/01/17(火) 23:00:32.21 ID:ldpZC6O/
人間なども、回虫などの寄生虫によって行動や体躯が操られているといわれるな。
他にもウィルスなどもふくめてその手の寄生生物によって民族性とか人種の性格が
作られているのかもしれない。宗教とか文化といわれるものも人間に寄生する
無生物だし。寄生するものが全て悪時をなすばかりではなくて、むしろ共生
することで両者が繁栄する方が相互にメリットがある。たまに複製のミスや
他の生物からの遺伝子などが入り込んで狂ったりすると寄生者が宿主に悪事を
することもあるのではなかろうか。
46名無しのひみつ:2012/01/18(水) 11:41:40.63 ID:/6iu5Inb
結論:ミギーはまだどこかで生きている
47名無しのひみつ:2012/01/20(金) 20:09:11.48 ID:hIPMe9bg
有性生殖の起源も、寄生生物が原因だったかもしれないな。
48名無しのひみつ
男女の産み分けか…。
アラブ・インド・中国・韓国など、民度の低い国だと喜びそうだな