>>686 では、「現在の温室効果により海洋の温度は本来1.5℃なのに海洋熱吸収によって、0.5℃なので後で1℃上昇する」
という仮説が間違いである事を説明するよ。
計算が面倒だから、放射強制力は海面上の輻射熱の大小で計算する。
∴∴∴∴∴∴∴太陽光/4 (340W/u)
∴∴↑温室効果∴↓ 反射(斜め入射に対して反射するので平均10%)
∴∴├─┐ ∴ ∴ ├┘
∴∴│∴↓ ∴ ∴ ↓
=408.3W/u====海面(18.3℃)======== 太陽光+温室効果= 408.3+0.2W/u =408.5W-----
・・・・・・・・・・↓海洋熱吸収(0.2W/u)・・・・・・
・・・・・・・・・・↓ 表面 300m程が熱応答する・・・
0.5℃上昇による海面の輻射は2.8W/uである→ 5.67E-8*(273+19.3)^4- 5.67E-8*(273+18.3-0.5)^4
CO2単体の温室効果をX W/uと仮定する
今、上図の釣り合いから海水温が上がる事で水蒸気が増え、水蒸気が増える事で温室効果が増すとする
1.5℃上昇すると海面の輻射は5.6W/u増加する→ 5.67E-8*(273+19.3)^4- 5.67E-8*(273+18.3-0.5)^4
1.5℃上昇するには水蒸気単体の温室効果は1℃あたり (8.4-X)/1.5
海表面温度が0.5℃上昇による温室効果はCO2+この効果で X + (8.4-X)/1.5*0.5[W/u]なければならない。
Xは放射強制力として1.6W/uなので 1.6以上である
X=1.6 の時 3.9W/u
X=2.0 の時 4.1W/u
X=3.0 の時 4.8W/u
すなわち、海洋熱吸収は1W/u以上でなければならないのに、
現実に観測されている値はその1/5程度であるから、仮定が間違えている。