【生化学】エネルギー恒常性維持にかかわるグルコース応答細胞膜受容体を発見

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1 ◆NASA.emcN. @びらぼんφ ★
独立行政法人理化学研究所と独立行政法人科学技術振興機構は、細胞外の
情報を細胞内に伝える膜タンパク質の7回膜貫通型G-タンパク共役型受容体
(GPCR)の1つである、BOSS細胞膜受容体が細胞外グルコース濃度に応答し、
エネルギー恒常性制御にかかわることを発見しました。

(略)
一般に、細胞外の化学的情報を細胞内に伝達する機能を有するタンパク質として
知られるGPCRは、ホルモンや神経伝達物質などの細胞外のシグナル物質
(リガンド)を細胞膜上で受容し、細胞内にその情報を伝える機能性膜タンパク
受容体ファミリーとして知られています。

多様なリガンドに対応するため数多くのGPCRが存在し、自然界に存在する最大の
タンパク質ファミリーを構成しています。GPCRは、特に医科学研究の領域で重要で、
実際に臨床応用されている薬剤の50%以上がGPCRを標的として作られています。
しかし、いまだリガンドや生理的役割が不明な、いわゆるオーファン受容体が
数多く残されています。

研究グループでは、オーファン受容体GPCRに属しているBOSS受容体が、細胞外
グルコース濃度の応答に関与するエネルギー(栄養)センサーであることを、ショウ
ジョウバエを用いて証明しました。boss遺伝子は、線虫からヒトに至るまで広く保存
されていることから、動物一般に共通した、生存に必須な機能を有していると予想
できます。

このことは、現在私たちが抱えている肥満や糖尿病などの疾患の理解と新たな
治療法の開発に貢献すると期待されます。

本研究成果は、JST 戦略的創造研究推進事業 チーム型研究(CREST)の研究領域
「糖鎖の生物機能の解明と利用技術」における研究課題「糖修飾システムによる
神経機能の発現・制御」によって得られ、米国科学アカデミー紀要『Proceedings of
the National Academy of Sciences』9月22日の週にオンライン掲載されます。

(長文のため抜粋しました。詳細は以下のソースをご覧下さい)
ソース:http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080923/detail.html
ダイジェスト:http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080923/index.html
画像:
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080923/image/01.jpg
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080923/image/03.jpg
理化学研究所プレスリリース 2008年9月23日
2名無しのひみつ:2008/09/26(金) 23:25:14 ID:Krm8BVCM
あーなるほどやっぱりそーだったかあ。
3名無しのひみつ:2008/09/26(金) 23:30:12 ID:7BKMFJlB
分け分からん
4名無しのひみつ:2008/09/26(金) 23:52:23 ID:UKmjrM4p
記事の内容を全て理解できた俺は勝ち組
5名無しのひみつ:2008/09/27(土) 00:27:05 ID:QXQt+sqw
>>1
グルコース受容体が発見されたというのはわかるが、どういう経路を経てエネルギー恒常性に関わるのかが書かれてない。
肝心な所、略しすぎじゃね?
6名無しのひみつ:2008/09/27(土) 00:27:11 ID:jpYbK7fD
>>4
よし、中卒の俺が必死で考えて理解を試みた

つまり血液などから栄養を細胞内に取り込む量を決めるフィルタータンパク質を見つけた
それにのお陰で細胞に栄養が入り過ぎないようにしたり
逆に栄養が足りなくなる症状を治療できるようになるかも知れない

って事でしょうか?
7名無しのひみつ:2008/09/27(土) 05:44:37 ID:MXw7lqvz
画像w
8名無しのひみつ:2008/09/27(土) 06:53:27 ID:LnFsxfYN
ショウジョウバエでの研究というのが…。
ある遺伝子が様々な種で保存されているからといって、その役割が
すべての種で同一であるとは限らない。この結果がヒトの医学に
意味があるものになるかどうかは眉唾物だなぁ。
ホームページをみると、boss遺伝子は、発生の段階でも重要な
役割を演じているようだけど。発生段階で重要だから保存されている
だけで、ヒトではもう糖代謝には関与してないのでは?

もしヒトでほんとうにBOSS受容体が細胞外グルコースの濃度の
センサーとして働いているのなら、とっくに誰かがそのことを
発見していると思うのだが…。糖尿病の研究は臨床医学で極めて
盛んにやっているわけだし、いまさらグルコースの受容体とか。ともあれ
少女奪えの膜貫通型タンパクですね、わかります。
糖尿病の新しい治療法に結びつくなら期待したいところだけれど。
9名無しのひみつ
缶コーヒーの甘さの決定因子なんじゃ