【ロサンゼルス29日】スタティンと呼ばれるコレステロール降下剤を心臓発作の24時間以内に
投与すれば死亡率が50%以上低下するとの研究を米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の
グレッグ・フォナロウ教授(心臓学)が29日発表した。(イラストはUCLAの紋章)
フォナロウ教授の声明は、長期的なスタティン療法が有用であることは分かっていたが、
同教授が指導した研究は、心臓発作のすぐあとにスタティンを投与すれば、心臓を保護する
短期的効果があるとの臨床学的証拠を提供していると述べた。この証拠はこれまでの研究では
最も有力なものだという。
研究では、心臓発作を起こしたあと病院に運ばれた17万人以上の患者がどんな治療を受けたか追跡した。
これによれば、発作の24時間以内にスタティンを投与された患者が生存する確率は、スタティンを投与
されなかった患者より54%高かった。〔AFP=時事〕
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/science/20050830/050829215107.i1t3w1ii.html