【生化学】インターフェロン生成、カギ握るタンパク質発見=IRF3(インターフェロン誘導タンパク質)を活性化

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1T.O.L.A. ◆MYWAY4076w @科学屋さん φ ★

 C型肝炎などのウイルスを撃退するインターフェロンが、体内で作られるのに欠かせ
ないたんぱく質を、大阪大微生物病研究所の審良(あきら)静男教授らの研究チームが
見つけた。

 ウイルス性感染症の予防や治療法の開発につながる成果で、28日付米科学誌「ネイ
チャー・イムノロジー」(電子版)で発表する。

 インターフェロンは、ウイルスに感染すると、細胞内で作られる。これまでウイルス感
染を察知するセンサーとインターフェロン合成を誘導するたんぱく質「IRF3」はわかって
いたが、それを結びつける物質は不明だった。

 研究チームは、細胞内にあるIRF3の働きを活性化する物質を調べ、「IPS-1」というた
んぱく質を見つけた。

 細胞でIPS-1を作らせると、IRF3が活性化してインターフェロンが作られ、ウイルスの
増殖が抑えられた。IPS-1を減らすと、インターフェロンのできる量も減った。

 IPS-1は、ウイルス感染察知センサーと結合してIRF3を活性化させるインターフェロン
作りのカギを握るたんぱく質であることがわかった。

ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050829i301.htm

関連スレ:
【医学】C型肝炎ウイルス、培養細胞で複製成功=都神経科研など DAT落ち
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1118755921/
【感染症】C型肝炎ウイルスを抑制 〜リウマチ薬ミゾリビン(04/8/2005) DAT落ち
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1112977908/
ウイルス感染を感知しインターフェロン分泌を促す酵素を特定 都臨床研 DAT落ち
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1087756522/l50

原著論文:
「Stimulation of the vagus nerve attenuates macrophage activation by activating
the Jak2-STAT3 signaling pathway」
W. J. de Jonge et al., Nat. Immunol., vol.6, p954 (2005)
doi:10.1038/ni0905-954b
http://www.nature.com/ni/journal/v6/n9/index.html
2名無しのひみつ:2005/08/29(月) 03:26:51 ID:PstAB0AR
インターフェロンの人口合成って、なんでそんなにお金がかかるの?
3名無しのひみつ:2005/08/29(月) 03:29:21 ID:1NoDjxEa
s
4科学屋さん φ ★:2005/08/29(月) 05:18:47 ID:???
やってしまった・・・・・原著論文間違えた・・・・・
訂正貼ります。
5科学屋さん φ ★:2005/08/29(月) 05:21:51 ID:???
>>1の原著論文訂正

原著論文:
「IPS-1, an adaptor triggering RIG-I- and Mda5-mediated type I interferon induction」
Kawai T. et al., Nat. Immunol.,
Published online: 28 August 2005; | doi:10.1038/ni1243
http://www.nature.com/ni/journal/vaop/ncurrent/abs/ni1243.html
6名無しのひみつ
太郎さん素敵。