着床前診断、習慣流産患者2組が新たに出産

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1駅前の白魔導士φ ★
受精卵の段階で病気の有無などを調べる着床前診断により、染色体異常のため流産を繰り返す習慣流産の患者2組が新たに出産したことを、
診断を実施した大谷徹郎・大谷産婦人科院長(神戸市)が2日、明らかにした。
これで流産予防を目的にした着床前診断による出産は5組となった。
今回出産した夫婦も赤ちゃんとともに会見し、心境を語った。

子供をもうけた2組は、中部地方と関西地方に住む夫婦で、いずれも20歳代後半。
染色体の一部が入れ替わる「相互転座」のため、これまでに3回以上の流産を繰り返した。
体外受精した受精卵の染色体を検査する着床前診断を行い、妊娠継続の可能性の高い受精卵を子宮に戻した結果、ともに女児が生まれた。

このうち中部地方に住む夫婦が赤ちゃんを抱いて会見。妻は「流産を繰り返し、絶望感でいっぱいだった。
着床前診断という方法があると知り、大きな光が見えた。おなかをけっていた赤ちゃんが元気な産声をあげ、夢のように幸せです」と語った。
夫も「こんな日が来るとは思わなかった」と述べた。

日本産科婦人科学会が着床前診断を規制していることについて、夫は「早く認められるようルール作りをしてほしい」と要望した。

引用元:gooニュース
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/science/20050702/20050702it11-yol.htm
2名無しのひみつ:2005/07/03(日) 01:29:11 ID:sgjF/jYe
難しい問題やねえ。
3名無しのひみつ:2005/07/03(日) 01:39:17 ID:RlF1/wJH
まぁ命の尊厳ってことだけど、障害者として産まれるのが幸せか、受精前に診断して異常だったら受精されないのがよいか。
流産ばかりの人にも赤ちゃんを授けてあげたいし。
個人的には賛成だけど。
4駅前の白魔導士φ ★:2005/07/03(日) 02:19:59 ID:???
着床前診断ネットワーク
http://www.pgd.ne.jp/

(前略)

着床前診断なら、妊娠が成立する前に検査するわけですから、
中絶の可能性を考える必要がないので、女性の心身への負担はずっと軽くなります。
着床前診断は胎児を殺し、母体の心身を傷つける妊娠中絶の可能性を排除できるという意味で
出生前診断よりはるかに人道的な検査なのです。着床前診断を受けることで、
染色体異常や遺伝子疾患の可能性を考えて避妊されていたカップルが妊娠の決断をされることが容易になります。
出生前検査の結果としての選択的中絶が自己決定権に基づいて殆ど何の制限もなく実施されている日本の現状で、
着床前診断についての自己決定権を厳しく制限する事は倫理的な倒錯だと言わざるを得ません。

(中略)

日本国憲法13条には「すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、
立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」と規定しています。

私達は着床前診断を受けることは公共の福祉に反するわけではなく、
憲法 13 条で保証された基本的人権であると考えます。

(後略)

うむ・・・
5名無しのひみつ:2005/07/03(日) 08:04:33 ID:gy/cApJM
>子供をもうけた2組は、中部地方と関西地方に住む夫婦で、いずれも20歳代後半。

おめでとうございます。
6名無しのひみつ:2005/07/03(日) 08:14:30 ID:1zDF3Hrg
>>3
なんか勘違いしてないか?
障害者を排除する診断じゃなくて、
途中で流産しない受精卵を見つける診断だよ。

せっかく授かった赤ちゃんがおなかの中で死んでしまうのは辛いもんなぁ。
それが4回も・・・
7名無しのひみつ:2005/07/03(日) 13:58:03 ID:sgjF/jYe
>>6
流産しやすい受精卵も、成長すれば障害を発現する受精卵も、
異常な受精卵ではあるんだよ。
もっとわかりやすく言えば、
10個の人工授精に成功しました。このうちひとつは流産しづらいでしょう。
ただし高確率で遺伝病が発症します。
どうしますか?
なんてことになる可能性はあるわけ。
難しい問題だと思うよ。
8駅前の白魔導士 ◆SIROMA/rzA :2005/07/03(日) 19:06:21 ID:s9tPsaCW
技術が進歩するのは良いことですが
そこからさまざまな問題が生まれることもこれまた多いですね・・・
9名無しのひみつ:2005/07/03(日) 19:12:09 ID:8M0TEYIY
>7
勝手に拡大解釈してないか?
「無意味な仮定を持ち出す」ってやつのような。
10名無しのひみつ:2005/07/03(日) 19:38:38 ID:mx+FKhOw
医療が進歩すると弱い遺伝子がたくさん残ってしまうわけだから、出生前の遺伝子操作はどんどんやるべきだと思う。
11名無しのひみつ:2005/07/03(日) 22:10:45 ID:sgjF/jYe
>>9
勝手に拡大解釈はしてるよ。
可能性はあるよね、って話だもん。
ただ仮定ではあるけど、決して無意味な仮定では無いよ。
現実に今現在、簡単な出生前診断でいろんな病気が予見できるけど、
それをして良い物だろうか?って議論が起きてるじゃない。
現在の着床前診断でどこまでわかるのかは知らないけど、
すぐに同じレベルまで行くでしょう?
すると、医者はその受精卵が病気や障害持つ事知りつつも、黙ってないといけないことになるんだよ。
そうなるまでにほんの数年だと思うよ。
じゃあ今から議論すべき問題だなあと思うんだけど。
変かな?
12名無しのひみつ:2005/07/03(日) 23:25:55 ID:8M0TEYIY
>11
それは出生前(着床前)診断全般に関わる問題で、
このニュースそのものとはあまり関係ないと思うけどなあ。
これも着床前診断だから生命の選別をしていることになる
という問題提起もできるわけで、別の要素を持ち込んでも
議論が混乱するだけかと。
13名無しのひみつ:2005/07/04(月) 04:02:22 ID:1a+LizQY
どこまで人工的に淘汰圧をかけていいものか。
根本的にはこういう問題になるのかな。
14名無しのひみつ:2005/08/02(火) 09:36:38 ID:JBA+0gMn
>>10
弱い遺伝子を残す為に着床前診断は使われたりする事があるわけだが
15名無しのひみつ:2005/08/06(土) 07:57:10 ID:liXGUhGH
優生思想的なものでなく、生みわけを目的としないのなら
認めてもいいと思うけどね。
16名無しのひみつ:2005/08/12(金) 00:50:55 ID:LcLEuVki
生まれる子供主体なのか、産む親主体なのか
17名無しのひみつ:2005/08/21(日) 00:35:03 ID:yZ0u+D1G
うーん、確かに。遺伝子に問題のある児t度も立ちだけなら認めたほうがいいかも
18神の味噌汁:2005/08/21(日) 00:54:36 ID:Py+i4IEn
このケースに限って言えば、命の選別ではないわな。ただ、容易に命の選別に
つながるという議論はわかる。

かつての神のみぞ知る領域が、科学の進歩で人智の及ぶ範囲に入る。その
時、我々はどうすればええんじゃ、ああこりゃこりゃ。
19名無しのひみつ:2005/08/21(日) 03:36:14 ID:3MbtN4fz
馬鹿だな。いずれヒトの手に落ちる領域なんか元から神の領域ではなかったんだ。
20名無しのひみつ
>>19
おお、至言。