【脳】ビル・クリントンの写真に選択的応答を引き起こす1個のニューロン

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1科学ニュース+記者募集中です@pureφ ★:2005/06/26(日) 23:48:26 ID:???
視覚 : ハル・ベリーは選択的な応答を引き起こす

 我々の脳は目で見たものをどのように処理するのだろう。そして、視覚画像を解読する
際に脳のさまざまな領域や細胞は、どのような役割を担うのだろう。

 以前に「おばあちゃん細胞」という言葉がつくられたことがある。脳には世界中の物体
それぞれに対し、それを認識する個別のニューロン(たとえば、自分の祖母を認識する
ニューロンなど)があるという説をやや茶化して言ったものだが、この説はかつて思われた
ほど真実とかけ離れたものではないかもしれない。

 R Q Quirogaたちからの報告によれば、内側側頭葉にある一群のニューロンは、特定の
人物や場所や物体のイメージによって選択的に活性化され、しかもそのイメージの詳細に
は影響されないという。

 8人の患者を対象に、てんかんの臨床的処置の状況においてニューロンの発火応答を
記録した。この患者たちに、ブラッド・ピットやジェニファー・アニストン、ハル・ベリーと
いった有名人の顔などの像を連続的にスクリーン上で見せたところ、特定のニューロンが
特定の人物の顔写真に(ときには、その名前にも)強く応答した。一例を挙げると、ある
患者では、ビル・クリントン前米大統領の全く異なる3種類の写真に1個のニューロンが
選択的に応答したという。

 「おばあさん細胞は、ある物体の表現が1個のニューロンに集約されるという、散在性の
理論的極限である。Quirogaたちは、この極限にこれまでで最も近づいたようだ。」と、
C ConnorがNews and Viewsで述べている。

Nature Highlight June 23, 2005
http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=1043&issue=7045

認知:ヒト脳の単一ニューロンによる不変的な視覚表現
R. Quian Quiroga, L. Reddy, G. Kreiman, C. Kochand I. Fried
Nature 435, 1102-1107 (23 June 2005) | doi: 10.1038/nature03687
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7045/abs/nature03687.html

News and Views: 神経科学:友達用とおばあちゃん用は別
Charles E. Connor
doi: 10.1038/4351036a
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7045/full/4351036a.html

関連スレ:
【生物】特定時期の外部刺激が神経細胞の生死を決定する=東京大
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1119360418/ (05/06/21)
【脳】瞑想を行としてきたチベット僧、意識的に思考の速度と内容を制御
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1118761851/ (05/06/15)
【医学】画像の分割と明度の知覚:左右2つの図は実は同じ
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1110162422/ (05/03/07)
【脳】他人の顔から恐怖を読みとれない患者
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1105162107/
【脳】サッチャー元首相とマリリン・モンローの顔を見分ける時の3つのステップ
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1103008832/
【夢】夢はどのようにして作られるか(04/09/11)
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1094971064/ (04/09/12)
2なんで?:2005/06/26(日) 23:51:39 ID:uj7C0J59
どんなに博識になろうとも

つ「いやがらせをしている卑しい事実は消えないのよ」
3名無しのひみつ:2005/06/26(日) 23:58:31 ID:OEts2H0Z
なんで一個のニューロンがそんな人の顔といった複雑な図形に反応できるのか
僕にはわかりません
4名無しのひみつ:2005/06/27(月) 00:03:08 ID:uxhaAveR
Kochも似たような話してたお
5名無しのひみつ:2005/06/27(月) 00:30:49 ID:F7paiVgk
       , -'"´  ̄`丶、_
           ,.∩         `ヽ
         〃∪'´ ̄`二二人\  ヽ
         | ツ´ ̄ ̄ ̄ ̄´ ヾ ヽ. ',
         |ハ ,ニ、   ,. - 、 | | | l |
         | ハ ィハ     ,二ヽ. | | | | | 同じ板にコピペするとそのままだけど、
         | | | じ'   |トJ〉  /)} l | 違う板にコピペすると鬼のような怖い顔
         | ハ  、'_,   ̄,, 厶イ川| に変わる摩訶不思議な佳子様コピペ。
         l l /\    .. イV\川 |
         ,' l l ,イ `l ̄´ /   /ヽl l
         l | l ハ  `メ、    〃  ヽヽ、__ノ


6名無しのひみつ:2005/06/27(月) 00:32:35 ID:jwcAw7XS
なんでもいいが、タイトルが悪いような希ガス
7名無しのひみつ:2005/06/27(月) 00:55:27 ID:34e3ksYa
不適切な関係だな
8名無しのひみつ:2005/06/27(月) 01:31:54 ID:lJJ1V+F8
2ちゃんねる細胞
9名無しのひみつ:2005/06/27(月) 02:08:52 ID:HvDsX0DR
>>4
Kochって最近胡散臭くないか?
Qualiaとか言い出した
10名無しのひみつ:2005/06/27(月) 05:03:45 ID:/JI8fFpj
脳は精緻な分子コンピュータだから、
マクロな観察で調べようとしても
その機序は分からないだろう。
量子論的効果が現れる微細領域を
調べなければ意味がない。
11名無しのひみつ:2005/06/27(月) 07:42:21 ID:Nt5ALbQD
>3
「クリントンという概念」に反応するニューロンってことではないか。
顔写真のパターン認識をする領域は他にあって、そこで「クリントン」に
フラグが立ったら、このニューロンが反応するみたいな。

>7 ワロタ
12名無しのひみつ:2005/06/27(月) 08:09:57 ID:E99yRpzA
>>1
ジャーその細胞を殺せばビル・クリントンが認識できなくなる?

13http:// p2087-ipad27funabasi.chiba.ocn.ne.jp.2ch.net/ :2005/06/27(月) 08:50:56 ID:EQmMvr8c
guest guest
14名無しのひみつ:2005/06/27(月) 11:29:42 ID:HTSDnjmv
またNatureか!
15名無しのひみつ:2005/06/27(月) 23:32:54 ID:RzTwZycQ
>>11
脳は冗長性があるから、すぐに代わりのニューロンが役目を引き継ぐのでは。
どっちにしても、肝心のパターン認識のメカニズムは分からずじまいなわけで。。
16名無しのひみつ:2005/06/28(火) 05:52:55 ID:mVstzD+m
パターン認識の機構って解明されてないんか!
ガーン!
盛れなんかパターン認識と防衛反射だけで生きてるようなもんだからなあ、
17名無しのひみつ
>>15
同感

興味深いのは、例えばネットワークの冗長性なんかで言えば、経路上のルータが故障したりすると
特定のノードに至るステップが変化するように、ユーザ(この場合は本人)にも気づかない
(表面的な不都合を意識しないレベルの)変化が起きる可能性はあるね。

逆に言えば、クリントンがテレビである発言をしたとき、それまでは興味がなかったのに
その発言以来嫌いになったとする。
このとき、反応するニューロン(クリントンという概念のためのニューロン)が、それまでとは違う
ニューロンに役割を引き継いでいたりしないだろうか。

自分の中の「嫌い箱」入りした人たちを扱うニューロン群とか…