言語の影響を受ける作曲家

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1pureφ ★
イギリスとフランスのクラッシク作曲家、それぞれの言語の影響を受ける

 エルガーやドビュッシーがもし別の国に生まれていても、「威風堂々」や「月の光」は
今と同じような感じの曲になっていただろうか?メロディーは作曲者が話している言語に
影響されることを見つけた研究者らによれば、その答えは多分ノーだ。

 フランスの作曲家によって書かれた曲の音程の変動は、イギリスの曲よりもずっと小さ
いことがこの研究者らのグループによる分析からわかった。この音程の変動パターンはそ
れぞれの言語で見られるパターンに対応していた。

 音楽学者と言語学者はこれまで文化的な言語と音楽を結ぶものを探してきたが、中国語
のように単語の意味が音程に依存するような声調言語以外ではこれといった成果は見られ
ていなかった。

 今回の新しい研究は、メロディーと非声調話法との関係を示すはじめてのものだ。カル
フォルニア州La Jollaにある神経科学研究所のAniruddh Patelらは、人々に文章をイギリ
ス英語と仏語で読んでもらったものを録音し、新規に開発したプログラムを用いて分析し
た。そのプログラムにより、それぞれの母音の高低を数値化し、次に音節間でどのように
音程が移り変わっているかを調べた。例えば「finding」という単語の第2音節は第一音節
よりもたいてい4半音ほど高い、といった具合だ。

 次に、同様の分析をEdward ElgarやClaude Debussyといったイギリスやフランスの作曲
家による作品についても行った。現代音楽家による作品は、彼らが多様な文化と言語に接
していると考え、分析対象から除外した。

 これまでに行われた研究では、言語のさまざまな音程をその音楽と比較していたが、
Patelらの研究では音から音の間にどれぐらいの差があるのかについて注目した。さらに、
単に音程の変化だけでなく、音程間の間隔の変化についても注目している。

 その結果、フランスの会話と音楽における間隔は、対応する英語のものに比べてかなり
短いものであることがわかった。言い換えれば、パリでのクラッシックコンサートやカ
フェでの会話は、ロンドンのものよりもスムーズに聞こえるということだ。これらの結果
はサンディエゴで11月15日から19日まで行われる米国音響学会で発表される。

 2年前、神経科学研究所で研究していたPatelと共同研究者のJoseph Danieleは、英国の
言語と音楽のリズムはフランス語のものよりもの変化に富んでいるということを見いだし
ていた。

 リズムとメロディー双方の結果を合わせると、作曲家は言語により強く影響を受けてい
ることがわかる。「これらの結果は人々がこれらのパターンと表現を彼ら自身の音楽の中
に内在化していることを示すものです。」(Patel)彼はまた、音楽のパターンの理解は私
たちの脳の言語処理の統計的なモデルの解明にも力を与えるものになるだろうと付け加えた。
研究グループはこれから、音楽がどのように人々のコミュニケーションに影響を与えてい
るかを調べていく予定だ。

 音楽と声調言語に関する研究はこれからも進んでいくだろう。上記学会では、母国語と
して標準中国語を話す人たちは、音程感が9倍程度優れているという研究が、カルフォルニ
ア州立大学サンディエゴ校の科学者からも発表される予定だ。

記事オリジナル、関連リンク等はこちらです。
[email protected] 11 November 2004; | doi:10.1038/news041108-12
Music mirrors tone patterns in our speech
Roxanne Khamsi
http://www.nature.com/news/2004/041108/full/041108-12.html

関連ニュース等は>>2あたり
2名無しのひみつ:04/11/15 01:31:59 ID:+xF5WlM/
2
3pureφ ★:04/11/15 01:32:02 ID:???
【音楽運動療法】音楽家に医学博士号
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1099793268/
http://science.news2ch.net/read.php/1099793268/
左耳は音楽・右耳は言語、互いに役割分担…米大研究
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1094797627/
http://science.news2ch.net/read.php/1094797627/
数学的に明らかになった調性音楽の聴きやすさ
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1087829292/
http://science.news2ch.net/read.php/1087829292/
【脳】プロのリズム感は別次元 脳のMRIで違い解明
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086981980/
http://science.news2ch.net/read.php/1086981980/

#未来の国際音楽界は中国語系の人が石けん?
4名無しのひみつ:04/11/15 01:35:17 ID:upfF4+ZE
半島4さま
5名無しのひみつ:04/11/15 01:38:09 ID:Hn6mRpOn
桑田けいすけはどうなんだ?
6名無しのひみつ:04/11/15 01:39:05 ID:mtLMFu7O
月光って悲しい曲だよね。
7名無しのひみつ:04/11/15 01:39:59 ID:gvilFbjZ
言語を習得していない作曲家は、一体どんな音を奏でるんでしょう?
8名無しのひみつ:04/11/15 02:00:18 ID:CT0fF5Qp
何でドイツの作曲家が対象になってないんだ?
9名無しのひみつ:04/11/15 02:03:17 ID:bf1u5ttu
以前、モーツァルトを取り扱った番組で、彼が幼少のころ父レオポルトに
連れられてヨーロッパ各地を転々と演奏活動をした際、いろんな言語に
接した経験を持ったことが後の彼の創作活動に決定的な影響を与えたっ
て言ってたな。言語がそれを使用する人が聞き取れる音の周波数の範囲を
決定づけるらしい。ちなみに日本人はその範囲が欧州の人に比べせまいと
のこと。
10名無しのひみつ:04/11/15 02:20:02 ID:olqiVkdB
スレタイ、イクナイ
11名無しのひみつ:04/11/15 02:32:39 ID:meamsEFD
<<5に補足しておく。
 大和音階は、君が代の国家に見られるように、たった5つ
の音で成り立っている。これに比べてヨーロッパはバッハの
時代に平均率と呼ばれる12音に整理されたわけだ。インド
は現在でも微分音と呼ばれる半音をさらに細かく分ける複雑
な音階が使われている。インドの言語は複雑で、主要紙の発
行部数も驚くほど少ない。日本人は、けして音楽的に恵まれ
た環境に無かったわけだ。だから模倣が多いのかも。
12名無しのひみつ:04/11/15 02:34:45 ID:meamsEFD
ヨーロッパ人にとって、
アメリカのラップは最悪だろう。
日本のお経だよな。
よく言えば、水墨画の世界かな。
13名無しのひみつ:04/11/15 02:52:49 ID:uN3UnR29
クラッシクてなあに?
14名無しのひみつ:04/11/15 03:01:41 ID:Siwhwb2H
言語の影響を受けるって、あたりまじゃないの? 意識(無意識じゃなくて)的作用はみんなその国の言語によって行うわけでしょ。
となれば大なり小なりその国の、その時代の言語、文化の影響を受けるのは当然だと思うけど。だって、例えばエルガー、あるいは
マーラーは広島なんて知らないわけだから、そういう点に関してだって、目を向ける対象が日本に生まれた場合とイギリスやオース
トリアに生まれた場合とじゃ違っちゃうんだから。
15名無しのひみつ:04/11/15 03:43:25 ID:HdC46WKJ
どうでもいいや。
学者さん達ご苦労様。
16名無しのひみつ:04/11/15 03:43:54 ID:75qBj+wP
少し話はそれるけど日本人の英語ヒヤリングは世界でも最下位なんだよ。
喋る英語に触れてないから聞き取れないらしい。
上のレスで周波数について書かれてたから書いたが。日本語の周波数は英語と対照的だからね
17名無しのひみつ:04/11/15 03:45:44 ID:75qBj+wP
スレ主。だったら中国語の歌聴いて中国語を耳に慣らせば音感良くなるのかな?わしは音楽やる人間だから興味あるし音感よくしたいからさー
18名無しのひみつ:04/11/15 04:01:02 ID:DbAodjOE
ところで、えろい人教えて。
「作曲家が、言語の影響を受ける」のであって、
「民族的な音楽的感性の影響を、言語が受ける」のではないのは何故?
この因果関係の説明は逆であってもいいと思うんだけど?
19名無しのひみつ:04/11/15 04:39:25 ID:4eK4eWen
>>16
それは日本人特有の、カタカナ英語の影響も大きいと思う
カタカナ英語はスペルのアルファベットをそのまま読んでいるものが多く
実際の発音との乖離が大きい

また実際に話しているネイティヴには同じ音に聞こえても、
日本人には違う音に聞こえることもある
put onとか、「プットン」と聞こえる時もあれば、「プラン」と聞こえる時もある

2channelも、カタカナで「ニチャンネル」と書かれているけど
実際の英語の発音は「ニチャノー」に聞こえるし
20名無しのひみつ:04/11/15 06:13:53 ID:REiIM5Gf
【フルバ】本田透の黒日記
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1099859322/l50
21名無しのひみつ:04/11/15 06:19:52 ID:VT/gGMDa
だからJ−POPは年々発音がキショくなるのか。
22名無しのひみつ:04/11/15 07:35:57 ID:/VmnOwIe
クワタの外語的リズムの秘密について聞きたかっただけです。
それすら答えられない、素人ばかりみたいで。(w

いや、意見を聞きたいだけなんだすが…。
23名無しのひみつ:04/11/15 07:55:09 ID:m70uZ0aZ
>>22
かこいい。素敵。恋しちゃうわ。
24名無しのひみつ:04/11/15 08:28:25 ID:QHGtFMOu
>>22
エグイ釣りはやめろよ!
せっかく文化的な記事なのに!
25名無しのひみつ:04/11/15 09:44:21 ID:byrZfme9
中国の発音はすごい上下するわね確かに。
日本では大坂の方が東北より音数多いけど、
作った曲の音程の幅とか大きいのかね。
26名無しのひみつ:04/11/15 10:04:27 ID:PATfNhrd
そういえば「東北」ときくと、何か胸が締め付けられるような
メロディーの童謡とか唱歌のイメージがあるな。
27名無しのひみつ:04/11/15 10:28:46 ID:bIEc9DKG
>>7
言語障害の人が作曲すると健常者とどのように違うか、なら何か比較できそうだね
28名無しのひみつ:04/11/15 12:55:50 ID:PATfNhrd
 エリート障害者大江光とかな。
29名無しのひみつ:04/11/15 13:06:46 ID:/knHhFZS
今の「標準語」は作った言語だしね。
ジョシコーセーなんかのしゃべり方は、軽薄に聞こえるけど
音楽的とも言えるのかも。案外正常進化系なのかな。
30名無しのひみつ:04/11/15 14:01:14 ID:jfRlb0aM
英語とフランス語だけでの研究で、普遍化はできない。
他の言語でも研究すべし。
また、音声言語を習得しなかった作曲家たちの作品の分析も興味ぶかい。
手話にもピッチがあるという研究もあるので、ピッチの行程が激しい手話、激しくない手話話者の作品にこの差は出るのか。
31名無しのひみつ:04/11/15 15:07:22 ID:BaZolarV
関係はあって当然。初めて歌う曲も器楽曲ではないだろうし。
「リズムの変化に富んでいる」とか「音程差が狭くてスムース」という結論も、
譜面見りゃ分かるだろうに。当然だけど、その差異は価値とは結び付かない。
微分音が豊かであることが平均律の価値を下げるもんじゃあないよ。

それにドビュッシーを対象に含んでいるけど、パリ万博で東洋文化に触れて、
多大な影響を受けたという事実を無視してるし。結構いいかげんw。
>>29
フランクザッパが80年代に、ヴァリーガールって曲を作ってる。
当時のアメリカの女子高生の喋り方を実娘に真似させ、歌わせている曲。
どこか90年代以降の日本の女子高生の口調に近い。テキトーでダラダラしてて。
文化圏を超えた女子高生訛りの近似をエロイ人は研究汁!
32名無しのひみつ:04/11/15 15:56:52 ID:v5KjGu4G
>>31
なんか音程の幅が名曲の条件と勘違いしてる奴多いよな
特に>>11みたいなのは「日本人は体格的に他人種に劣るから金メダルは取れない」
てなことを堂々と言い切るようなタイプに見えて卑屈すぎる。
33名無しのひみつ:04/11/15 15:59:29 ID:eU6320Sd
今は亡きROMの記憶容量をウリにしたゲームみたいなもんか。
34名無しのひみつ:04/11/15 17:08:29 ID:W9KGji8e
>11
バッハの調律はヴェルクマイスター法
35名無しのひみつ:04/11/15 17:58:54 ID:7Fei50a3
ダフト・パンクやマノネグラはズムーズなのか
36万年救護大本尊の朴蓮:04/11/15 22:17:20 ID:4Y4bpPAQ

 ブ ル マ に 魂 な ど 宿 っ て な い
37名無しのひみつ:04/11/17 08:37:12 ID:f+k19Py4

 ブルマ は 魂!
38名無しのひみつ
音域とか音程とかいうとチベット語が一番じゃないのかな?
潜在的にはチベット人の音楽性が一番高いということになるの?