【BSE】狂牛病の全頭検査に限界 若い牛の異常プリオン蓄積は検出できない
932 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 14:43:10 ID:1tZpgz1e
読み比べてみると、>929さんの発言の方により妥当性があるように思う。細かな検証では不正確さがあるかもしれないが。
>921の意見は、牛の危険度を低くする方へのバイアスが明らかにかかってると思う。
>BSEの発生状況の違う世界各国でほぼ同様に百万人に1人の割合で発生しているので
たとえば、スイスでも孤発性の急増がニュースになってるし。
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/suisunocjd.htm ttp://members.aol.com/larmstr853/cjdvoice/report_cjd.htm ヤコブ病発生したときのアメリカ各州の届け出制度の現状
アメリカは、約半数の州が届け出義務ないので、ノーカウント扱いとなり、実数は不明だが、「牛肉と政治 不安の構図」(文春新書)
222頁によれば、近年年間300〜400人のCJDが出ていて、把握されている数字だけで、100万人の1人をはるかに突破している。
>それから
>>917のリンクでも、sCJDをもたらすBSEは定型的なBSEではなく、非定型的な
>BSEあるいはBASEであるとされている。日本の21ヶ月齢と23ヶ月齢もそうだが、非定型的な
>BSEは定型的なBSEより発生頻度が低い、つまり例外的な症例。日本の2/16という数字を
>単純にあてはめてみると、定型的なBSEからvCJDを発症した160人に対し、非定型的な
>BSEからsCJDを発症した可能性があるのは20人程度、つまり誤差に隠れる程度ということに
>なるだろう。
2/16は、>929でいわれたとおり、例外といえるほど低率でないと思うし、非定型とされるBSEからのCJD発生率は
高いか低いかわかっていない。低いだろというのは単なる推測にすぎない。このあたりは、わかっていないことが多いが、
現状のデータからは、こう推測されるという書き方だったらまだしもうなずけるのだが。
933 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 15:24:59 ID:TnP87xCa
>>930 >バカの相手してゴメンね。致命的な一箇所だけ。
>精度って何? 感度のこと?
文脈からは感度を精度と書き間違えてるのは明白だろ。
そんなどうでもいいところにしか突っ込めないって、辛いね。
>分かってるとしたらどうやって分かってるの?
試料どんどん薄めて測定してみればいいだけじゃないか。
934 :
921:2005/04/06(水) 15:48:36 ID:gnUNYqB3
>>933 感度と特異度をどうでもいいと言ってるんじゃおしまいだよ。
スクリーニング検査の話なのだから、まさにそこが最重要なポイントなわけで。
(「試料どんどん薄めて測定」……まさか、検出可能なプリオン蛋白の濃度のことを
「感度」って呼んでるんじゃないよね?)
少なくとも分かっていることは、
・典型的なのか非典型的なのかについては意見が分かれるが、21ヶ月で検出される牛がいる
・ある実験条件においては、30ヶ月を越えるまで明らかな感染牛(実験的に接種した牛)でも
検出されない
つまり、明らかなことは「21ヶ月の感染牛に対する検査の感度は0%でも100%でもない」
という、わざわざ書くまでもない当たり前のこと。
もっといえば、明らかな感染牛での実験の結果からは「検査の感度は0ではないが高くない」と
言い切っても良い。つまり、検査陽性の牛の比率が分かったところで、実際にはその何倍も
検査陰性の感染牛がいるということ。
で、キミみたいな人が検査の感度が100%だと勘違いしていることで、
本当は危険な(大げさに言えば、だが)牛肉が輸入されようとしているんだよ……。
935 :
934:2005/04/06(水) 16:04:26 ID:gnUNYqB3
因みに、「どんどん薄めて測定」ってのは例えば Nature Vol.40 page 105 (古いが)に
出てるけど、「感度」「特異度」はちゃんと本来の意味で使われてるからね。
アメリカが自分たちが買えないほど危険な牛肉と比較して
もっと危険な牛肉を日本に売ろうとしている事実には変わりがない。
日本の安全基準≧アメリカの安全基準は確実に言える。
差がどの程度あるかには見解の違いが出るだろうが。
日本産牛肉をアメリカが買えないなら、日本だってアメリカ産牛肉を買えなくて当然。
全頭検査が抜き取り検査より劣る道理はない。
937 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 17:42:31 ID:TnP87xCa
938 :
934:2005/04/06(水) 17:51:10 ID:gnUNYqB3
939 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 21:19:19 ID:wFAhpUDj
>>938 929だが、
>>933のとおりだろ。
日大の
>
ttp://www.med.nihon-u.ac.jp/department/public_health/ebm/ce204.html の用語に「感度」なんて言葉ないし、「敏感度」の単位は発見率の%。
それに対して食品安全委員会のいう「感度」は濃度であって、単位からして違う。
日大も馬鹿じゃないから、お前のように食品安全委員会と食い違った用語の使い方はしない。
>>932 >このあたりは、わかっていないことが多いが、
>現状のデータからは、こう推測されるという書き方だったらまだしもうなずけるのだが。
それじゃあ「安全」なんて宣言できないから、わざと事実関係を歪曲してるんだよ。
>>926 >アメリカにはダウナーが多いから新種のBSEが含まれているに違いないなどという説は、
>この点から見ても眉唾物だと思う。
勝手に説を捏造するな。
>>919で指摘したのは、日本では進行の速い新種のBSEが、例外とはいえないが既存のもの
に埋没する程度の頻度で発生しているが、その人体への感染確率は不明ということだ。
さて、パブコメでも書くか。
940 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 21:38:11 ID:GNoz5BW+
21ヶ月以下じゃないと駄目なの?
肉質は落ちてもいいから、もっと育てて十分検査してから、殺したらあかんの?
吉野家とかの肉は、どうせどこの肉かもわからん屑肉でしょ。
無論、吉野家だけじゃないけど、危険なアメ牛なんて(゚听)イラネ!
941 :
934:2005/04/06(水) 21:52:15 ID:gnUNYqB3
>>939 もういい加減に恥晒すのやめたほうが良いと思うよ。
感度(sensitivity)は確かに敏感度とも呼ぶけど、特異度(specificity)はどうなったの?
俺の言っているのもスレタイも最初からその話だ。二つ並べてぐぐってみ。
第一、検査で検出できるプリオン蛋白の濃度なんて、単独じゃ検査の性能を計るのに
クソの役にも立たないだろ。言ってる意味分かる?(まあ分からんだろうな)
おまいのように検査の(敏)感度が100%だと言い張って騙す連中が農政を牛耳っているせいで、
アメリカの危険な(大げさに言えば、だが)肉が輸入されようとしてるんだ。
「20ヶ月未満の牛は未検査で輸入可能」という暴論が「検査の感度が100%」と表裏一体だってこと、
どうして分からないかねえ。
942 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 22:09:43 ID:wFAhpUDj
>>941 >感度(sensitivity)は確かに敏感度とも呼ぶけど、特異度(specificity)はどうなったの?
>>921で恥さらしたあと
>>930でお前が後付けで持ち出した特異度は、議論の本筋と全く何の
関係もないのでスルーされてますが何か?
>「20ヶ月未満の牛は未検査で輸入可能」という暴論が「検査の感度が100%」と表裏一体だってこと、
用語誤用を繰り返して、何が楽しいんだ?
>>942 いいから試しにぐぐってみろって。ちゃんとした臨床検査の教科書買うのでもいいぞ。
944 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 22:25:52 ID:wFAhpUDj
>>943 ぐぐるもなにも、お前が持ち出したリンク先にすら「感度」とは書いてなかったんだから、いいかげん
あきらめろよ。
>>944 やっとぐぐってくれたんだね。敗北宣言乙。
で、検査陽性の牛の割合と検出可能なプリオン蛋白の濃度の閾値調べて、それどう使うつもり?
両方とも他の重要なデータがないと役に立たないだろ?
946 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 22:34:06 ID:2OqXOFEC
21ヶ月の牛にBSEが発見されているのにたった1ヶ月後に生ませた20ヶ月は安全だと
といえる神経がわからんね。ましてや無検査になるなんてね。
牛には個体差はないのかね。
この先もっと感度のいい検査法が開発されれば10ヶ月の牛でも発見されるに決まってるよ。
947 :
891:2005/04/06(水) 22:44:41 ID:WJeJiHe3
>>929 任意の区間をとれば相関して見えることはあるさ。
そもそも君は
>>919でsCJDがvCJDの多い「年」に多い、と書いてるのであって、
何年かの区間で相関があるとは書いていない。途中で主張を変えて「やっぱり自分が正しい」と
いうのはひどい詭弁だな。
実験についてはまあEUのみなさんは実験が正しいとしている、ということで反論に代えておく。
>>932 スイスだけじゃなくて、他の地域も見ようね。
http://www.eurocjd.ed.ac.uk/sporadic.htm BSEの発生していないオーストラリアですらsCJDの発生率が上がっていたり、
100万頭食卓に上ったイギリスより、はるかにBSEの発生が少ないスイスで増加分が多かったり、
おかしいと思わない?
一見増加に見えるものは、統計的ゆらぎと、
>>931にあるバイアスでほぼ説明できると思う。
BSEによる増加分があるとしても相当少ないはず。
非定型BSEの率について言えば、2/16というのは日本のデータで、イギリスのデータで見れば
たぶん1/10000くらいになるだろうと思うよ。ソース見つけてないんだけど。
ともかく「例外的」というほどでなくても、定型的なものより少数であることは確実。
でなければそっちのほうが定型とされてるはずだしね。
また、日本の例で言えば、非定型例はプリオンの量が定型的なものの1/1000以下だったそうだ。
非定型例の感染力やそこからの感染量を、定型的なBSE→vCJDというコースより大きく見積もる
理由はまったくない、と思う。上にも書いた通り、最悪でも同程度の頻度であって、500人の
予測が1000人になるくらいに過ぎないと思う。5000人の犠牲者にはならない、というのが
現時点のデータからは最ももっともらしい推測になると思う。
>現状のデータからはこう推測される
当然そういうつもりで書いているのだが。今のところ、百万頭BSE牛を食べたイギリスで
150人そこそこしか死んでない、しかも発生が減っている、というのが現状のデータだから
そこからリスク評価しましょ、と言ってる。BSE牛1頭でも入ってきたら死にそうに言う、
そのへんわかってない人が多いみたいなので。
何年後かにいきなりvCJDが大発生しはじめる可能性がゼロだとは言ってないよ、もちろん。
>>939 アメリカのダウナーについての珍説は、君が言ってたというわけじゃないよ。
アメリカで毎年20万頭でる”よろけ牛”をほとんど無検査で処分してる。
それを全部検査してBSE感染はゼロとしている公開データを信用する
やつは幸せだな。アメリカの牛肉産業は国家ぐるみで隠蔽してもで守らなけ
ればならないるぐらいの銭が動いていることぐらいわかっておいたほうがいい。
949 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 22:59:13 ID:wFAhpUDj
>>945 >やっとぐぐってくれた
はあ?んなわけないだろ。
>>947 >任意の区間をとれば相関して見えることはあるさ。
>>929 >vCJDの患者が一人もでてない1990年~1994年
任意の区間ではない。
>>925 >BSEの発生とリンクした増加分が
>あれば疑うべきだが、今のところはほぼないと言っていい。
>>929 >vCJDの患者が一人もでてない1990年~1994年の弧発型の患者数は、28、32、45、37、53だ。
>一方、1997年〜2003年はほぼ60。
>計算するまでもなく、有意な差だ。もっぺん、見てみろ。
「>BSEの発生とリンクした増加分があ」るよな?
950 :
932:2005/04/06(水) 23:02:04 ID:1tZpgz1e
なるほど。>947
ヨーロッパのCJD発生件数は興味深いデータだ。
ただ、全体として95〜97年以降、増加の傾向がうかがえる気がする。
イギリスのCJD感染調査に基づく今後の予想に関して、識者の見解は分かれているね。
最悪の予想をする学者は、今後40万人の死者が出るおそれ、と
言っているが、多くても1000人以内で終息するだろうという意見も
出ている。
ttp://www.mad-cow.org/CJD_panic.html 監視体制を敷いているヨーロッパはまだマシだが、アメリカは
ずっとあぶなそうだなあ。
951 :
891:2005/04/06(水) 23:02:59 ID:WJeJiHe3
はいはい、陰謀説をとればどんなことでも言えるよね。
国家ぐるみで隠せてしまうなら、どうして全頭検査をやってることにしないのかなー?
公開データは100%信用するべきものではないのは当然。内部告発とか他のデータとの
整合性とかから信頼性を検討すればいいことなのであって。
全頭検査だけの問題じゃないんだよな。
「20ヶ月」は歯の状態で判断するだけ。
肉骨粉の使用にあいかわらず罰則はなく、対策と言えば飼料の袋に注意書「肉骨粉の混入に注意しましょう」のシールを貼ってるだけ。
処理場での「危険部位」の除去方法もあいかわらずetc...
検査医の自殺者(黙祷)まで出した日本の状況にくらべれば安全性追求への真剣さが感じられなくてお話になりませんです、ハイ。
まずはアメさんが日本牛を輸入汁。
そのあとは話ぐらいなら聞いてやってもいいけどな。
953 :
891:2005/04/06(水) 23:20:39 ID:WJeJiHe3
>>949 まず自分の詭弁について弁明してくれ。
>>950 40万人というのは感染者で、しかもvCJDの発生減少がまだ見られていない2000年頃の予測だね。
今の多くの学者の予測は500〜2500人くらいじゃなかったかな。
>>952 そうそう、飼料とか危険部位除去とかには内部告発どんどん出てくるんだよねー。
国家ぐるみで隠蔽してるのにねー。
不思議だねー。
アメリカの国益優先主義とイラク問題での嘘の付き方に
どうしても不安を感じてしまうんだよね・・・と感情論を吐いてみる。
955 :
934:2005/04/06(水) 23:31:52 ID:gnUNYqB3
本当に怖い(定量的にリスクを評価すると「イヤな」と言った方が適切なのかも
知れないけど)のは、
>>891 が
>>896 でリンクを出してくれている内容だと思う。
頼むから全頭検査の盲信だけはやめてくれ。
956 :
名無しのひみつ:2005/04/06(水) 23:45:13 ID:wFAhpUDj
>>955 用語もまともに使えないやつがリンク張っても、話のすり替えとしか思われんよ。
どうせ関係ないこと書いてあるんだから、こんどはぐぐるどころかリンク先もみないことにするな。
957 :
934:2005/04/06(水) 23:47:36 ID:gnUNYqB3
>>956 で、臨床検査の世界における「感度」という用語の意味は勉強した?
958 :
名無しのひみつ:2005/04/07(木) 02:20:03 ID:KFRbiEL0
日本に輸入する牛だけでも検査を拒否するのは、検査から感染率がわかるからだろう。
たてまえはアメリカ国民に対する配慮だけどね。
どうせ入ってくるんだから、アメ牛を食わないようにするしか手はないけど。
卸や小売店なんかで加工の段階で国産まで汚染されるのが怖いな。
れいの牛丼屋社長がほくそえんでいる顔が浮かぶな。
960 :
名無しのひみつ:2005/04/07(木) 12:53:21 ID:OmT2vxyx
961 :
案内係nforce3 ◆nf3CK2oZN. :2005/04/07(木) 12:57:34 ID:Fb3bEFnL
>>959 アメリカ牛なんて入れたら最後。
産地偽装疑惑とセットで牛肉全体の不買に繋がる
一般の食肉卸・小売業と日本の酪農家が揃って輸入反対を行うべきだろ。
アメリカの言い分ってのは
『安全にしたから買ってください』じゃなくて
『検査しても安全保障にならねえんだから、碌に検査しなくても一緒だから買え』
なんだから、返答なんて『買えるかボケ』でいいだろ。
963 :
891:2005/04/07(木) 15:10:36 ID:ZK4AwIgn
964 :
案内係nforce3 ◆nf3CK2oZN. :2005/04/07(木) 18:58:27 ID:IK/YEJxi
965 :
名無しのひみつ:2005/04/07(木) 22:09:13 ID:4gK4qcvP
死に方があわれすぎる。
最初は方向感覚がときたまずれてまっすぐ歩けない。検査時自分でも笑えるぐらいだ。
だんだん脳が崩壊していき歩行困難になり親が誰で兄弟もわからなくなる。
最後は目はあっちをむいたまま手や足、体は麻痺して糞は垂れ流し。
そして崩壊したスポンジ脳は死に呼吸困難になって死ぬ。
それが1年近くの間にだんだん変化するわけだな。
もし自分の子供がそうなったら親はどう思うだろう?
子供になんの罪があるのだろう?
大人が守らなければ子供はあまりにも不憫だな。
>963
ちょっと待って。嘘訳したんじゃない。リンク先の記事の内容がさしかえ
られたんだって。1971年死亡患者の話が変更になってる。
笹山登生の掲 示 板で、下のように発言している人がいるでしょ。
真名さん。
979で紹介した記事の中身が、いつの間にやら代わっていますね。
確かに、979の時点では、1971年死亡の女性と書いてあったんですが。
キツネにつまされた気持ちです。
968 :
名無しのひみつ:2005/04/08(金) 00:04:12 ID:Dcu7zKfR
969 :
名無しのひみつ:2005/04/09(土) 01:22:03 ID:Bjf1LVpz
>891さんは、ちゃんと文献読んでソースを示し、反論するときも根拠を示そうとする
あたりの姿勢に好感がもてます。
#でもバイアス入ってる気がしないでもない。
ttp://blog.livedoor.jp/manasan/ 最近へたり牛が変異狂牛病だという説を紹介しているけれど、
この説は信憑性はどーなんでしょ。
970 :
891:2005/04/09(土) 21:17:11 ID:GKn8uKck
971 :
891:2005/04/09(土) 21:18:02 ID:GKn8uKck
変種狂牛病の話の根拠にされてるのは1991年のMarshの研究。それまで羊スクレイピーからの
感染とされていた伝達性ミンク脳症(TME)が、1985年の流行の時の調査で、羊肉は餌として
与えていなかったことがわかり、餌にしていたダウナー牛に疑いがもたれたってとこ。
Marshの結論は、ダウナー牛の中にBSEあるいはそれに類した病気(TSE)の牛がいたんじゃないか、
ということ。ダウナー症候群が変種狂牛病だと言ったわけでもないし、ダウナー牛全部が
危ないと言ったわけでもない。
で、その結論を受けて、アメリカでは1993年からダウナー牛のサーベイランスを始めたらしい。
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses04-160.html さらに2004年からはサーベイランスを拡大している。
今のところ、ダウナー牛からはBSEも他のTSEも見つかっていない、というのがアメリカ当局の説明。
http://www.aphis.usda.gov/lpa/pubs/fsheet_faq_notice/fs_ahtme.html 変種だから見つけられないでいるだけだ、と言う人たちは、アメリカのサーベイランスが
まさにMarshの研究を受けて開始されているってのを知ってるんだろうかとか思う。
まあ、本当に見つけられるテストをやってるのかどうかは知らないが。
変種、という説は、Marshの実験でTMEミンクの脳を接種した牛が、BSEとは違う症状を
示した、という話から来ているらしい。
だが、問題にするべきなのは「ミンクが食った牛」の病気であって、「ミンクを食った牛」
の病気じゃないんじゃないかとオレは思う。この二つが同じであるという保証はない。
また、どちらの病気にしても、人間に感染するという証拠はなにもない。
むしろ、ミンク脳症がかなり昔からある病気だったことを考えると、羊スクレイピーと
同じく、人間には感染しない病気だと考えたほうがいいのではないかと思う。
あと、ミンク脳症が結構稀な病気だということも考えると、サーベイランスの結果を
抜きにしても、この種の病気の牛がそう多くはないことは推測できる。
まあ人間の弧発性CJDと同じように、稀に弧発性BSEが出ているということなんじゃないか。
ともかく、未知の部分や疑惑はあるにせよ、「へたり牛はBSEの一種」といった書き方は、
不正確で不安を煽るだけのものなのでやめてくれと思う。
972 :
891:2005/04/09(土) 21:19:25 ID:GKn8uKck
973 :
891:2005/04/09(土) 21:26:23 ID:GKn8uKck
あと、ミンクへのダウナー牛原料餌の供給がストップされたという話は聞かないけど、
TMEの大流行は1985年以来起きていない。というわけで「変種狂牛病」がアメリカで
密かに大流行しているという可能性はやっぱり相当低い。連投スマソ。
974 :
名無しのひみつ:2005/04/09(土) 22:35:04 ID:cueSMmQ6
「米農務省はBSE秘匿の疑い」元食肉検査官が告発
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050409AT2M0900609042005.html 米農務省が米国内で新たなBSE(牛海綿状脳症)の牛を見つけながら秘匿
してきた疑いがあると、同省の元食肉検査官がカナダ紙に告発した。農務省
は8日、日本経済新聞に告発を全面否定したが、同検査官は12日にカナダ下院
農業委員会の公聴会で証言を予定。日本の米国産牛肉輸入再開問題にも波紋が
広がる恐れがある。
7日付の加エドモンド・ジャーナル紙が農務省の元食肉検査官で獣医師の
クリス・シュワルツ博士の告発を掲載した。
同博士は、米国内で新たなBSEの牛が見つかっていながら農務省は公表
していないと複数の元同僚から打ち明けられたと明らかにした。これらの同僚
は定年退職が間近なため、告発で年金を失いかねないとして、博士は詳細に
立ち入るのを控えている。また米加両国の肉牛の生産・飼育システムがほぼ
共通だと指摘。カナダで一昨年から4頭のBSEの牛が見つかったのなら、
米国でもっと多くのBSEが見つかるのが自然だと話した。 (16:10)
975 :
891:2005/04/09(土) 23:18:31 ID:GKn8uKck
976 :
891:2005/04/09(土) 23:34:15 ID:GKn8uKck
Lester Friedlanderでぐぐるとたくさん出てくるな。
風体で人を判断してはいかんのだが。
元検査官の肩書きでBSEの危険を煽って回るのが仕事の人だとしても、
それを10年もやっているとしても、
だからといって発言に信憑性がないというわけではないのも確かなのだが。
>970-976
なるほどなあ。アメリカのへたり牛への見方について、だから安全だとまでは
いかないが、見方を少し修正させられるものはあるなぁ。
>891さんは、真名さんのブログとか笹山掲示板とかに出向いて、議論を少し
軌道修正してあげたら? あそこに書かれていることを鵜呑みにして
いる人たちも結構多いと思う。
過度にセンセーショナルに騒ぎたてるのは、安全盲信と同じくらい
戒められるべきこと。数多い情報から取捨選択して判断を下すのは
バランスのとれた思考力がいることだしね。
978 :
名無しのひみつ:2005/04/10(日) 02:01:35 ID:lvFUb5FP
>>977 >数多い情報から取捨選択して判断を下すのは
飴は牛の月齢すら分かんない状態なんだぞ
情報なんてないのと一緒だ
979 :
名無しのひみつ:2005/04/10(日) 08:31:50 ID:nTXodOTX
>>970 >
>>967 >誤報なんだろうね。
>
>
>>968 >確率のゆらぎ。
>
>
>>969 >バイアスはかけてます。センセーショナルにならない方向へ。
じゃ、アメ牛に狂牛病の危険はないって主張は、誤報か確率のゆらぎに基づくものだな。
そんな態度じゃあ、議論にならんのだが。
十勝関係4例目
http://www.tokachi.co.jp/kachi/0504/04_08.htm 54カ月齢の死亡乳牛
農水省は8日午前、音更町内の同一農場で出生、飼養された乳用牛から、
BSE(牛海綿状脳症)の発生を確認したと発表した。国内17例目、十勝関連
では4例目。十勝家畜保健衛生所は同日付で、家畜伝染病予防法に基づき発生
農場に家畜移動制限(最大29日まで)を指示。音更町、十勝支庁はともに8日
午前に対策本部会議を開き、調査への協力や冷静な対応を申し合わせた。
同省などによると、この牛は2000年9月生まれ(54カ月齢)の雌の
ホルスタイン種。3月31日に起立困難、ふるえなどの症状で治療を受けたが
4月4日に起立不能となり、「低カルシウム血症」と診断され廃用に。5日の
同衛生所の死亡牛BSEスクリーニング検査で陽性を示した。
その後、動物衛生研究所(茨城県つくば市)の検査(ウエスタンブロット法)
でも陽性を示し、8日、プリオン病小委員会でBSEと確定した。
低カルシウム血症はBSEと酷似する症状を示すため、この死亡牛がBSE
を発症していたかどうかは、今後の疫学調査などで判断する。
音更町BSE対策本部会議(本部長・山口武敏町長)は午前8時半、町役場
にメンバーを招集。山口本部長は記者会見で「大きな驚きだが冷静に受け止め
、今後の対応をしたい」と述べた。
また、十勝支庁でも同10時からBSE十勝対策本部会議(本部長・佐々木
里士支庁長)を開き、発生状況や当該農家への経営支援策などを確認した。
同衛生所は同日午後、町内関係機関に今後の進行状況を説明。随時当該農家
やJAなどで調査を始める。また、死亡牛の肉はすべて焼却処分され、市場へ
は流通しない。(高田敦史、金谷信)
BSE問題 米・現役食肉検査官が「ずさんな実態」を初証言
4/11 15:38更新
http://www.nnn24.com/33932.html BSE問題に関連して、アメリカ農務省の現役食肉検査官がNNNのインタビュー
に対し、「食肉処理場の検査体制はずさんである」と具体的に証言をした。
現役の検査官がテレビカメラの前で、このような証言をしたのは初めて。
食肉処理現場のずさんな実態を証言したのは、牛の月齢判別や危険部位の
除去などが適正に行われているかを監視する農務省・食品安全検査局の現役の
食肉検査官。検査官は「米国内で本来、食肉として処理されてはいけない、
月齢30か月以上の牛の危険部位が処理される場面をこの2日間だけでも2度
目撃した」と述べた。また、処理場の従業員の多くが、まともな訓練も受けない
まま、月齢判別などの現場を任されているため、間違いや見過ごしが日常的に
起きていると述べている。
さらに、間違いや見過ごしを指摘した場合にも、処理場や農務省の幹部には
とりあってもらえず、現場の検査官の権限がほとんど生かされていないと訴えて
いる。その上で検査官は「処理業者が、農務省に指図をするという構図にはもう
うんざりだ。結局、業者は検査官をなるべく排除しようとしているんだから」と述べた。
今回の取材に応じた検査官以外にも、農務省の基準が守られていないと主張する
現場の担当者は全米で声を上げ始めている。輸出再開の条件として、農務省が提示して
いる安全対策が本当に現場レベルで守られているのか、日本側はあらためて見極める必要がありそうだ。