1 :
この子の名無しのお祝いに:
英雄はクソ
3 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/25(土) 17:30:18 ID:vqX6XkQa
「素晴らしき日曜日」の終盤で拍手をしてしまったw
当時の映画館でも拍手が起こったんだろうなぁと
いろいろ想像してしまったシーンだったぜぃ
AKIRA KUROSAWAは日本で最も偉大な映画監督
・日本初ドキュメンタリー・タッチの刑事物を撮る。「野良犬」(それまではチャンバラ映画の現代版ばかりだった)
・墨汁で雨を映し迫力をつける。「羅生門」(それまでは雨に迫力がなかった)
・複数のレフ板とカメラが初めて森に入る。「羅生門」(それまでは暗くて入れなかった)
・太陽に初めてレンズを向ける。「羅生門」(それまではフィルムが焼けるのでタブーだった)
・世界で初めてマルチカメラを本格的に使用。「七人の侍」雨の戦闘(どこから撮られているか分からない俳優は迫真の演技をした)
・望遠レンズを使った俳優のアップ。「用心棒」「影武者」(遠近感なく人間の視線に近く見える)
・集団同士が戦う時代劇を初めて撮る。「七人の侍」(それまでは1対1 1対複数の戦いが基本だった)
・全編パンフォーカス。(画面全体にピントが合っているため観客は好きなところを見れる)
・被写体が動かないかぎりカメラも動かさない。(映画の流れに躍動感が生まれた)
・時代劇に「能」と「西部劇」の要素を取り入れる。「七人の侍」「蜘蛛巣城」「用心棒」(歌舞伎的だった時代劇に革命を起こした)
・イギリス人も認める世界最高のシェイクスピア映像作家。「蜘蛛巣城」マクベス「悪い奴ほどよく眠る」ハムレット「乱」リア王
・ロシア人も認める日本最高のロシア文学映像作家。「白痴」「どん底」「デルス・ウザーラ」
・弓道の有段者数人が至近距離から一斉に本物の矢を三船敏郎に射る。「蜘蛛巣城」(危険な場面を緻密な計算と的確な演出で成功させた)
・助監督時代に仕事から帰ると今度は自分の脚本を徹夜で書きまくる。(同室にいた谷口千吉を驚愕させた)
・斬殺音を入れる。「用心棒」(以降、時代劇やビデオゲームで斬殺音を入れるのは当たり前になった)
・アクションシーンをスローモーションで表現。「姿三四郎」「七人の侍」(以降、アクション映画の基本となった)
・映像と音楽の対位法。「悪い奴ほどよく眠る」「酔いどれ天使」(悲しい場面に楽しい音楽での緊張感をもたらした)
・嵐のシーンを撮る時に本物の台風が来るまで何日も待つ。「姿三四郎」「乱」(天災を映画に利用する貪欲さと執念)
・「あの家が邪魔だな・・・」の一言で撮影の邪魔になる民家を取り壊させる。「天国と地獄」(完全主義者の凄まじいまでの拘り)
当時の革新的手法とその効果への驚きが、世界にクロサワの名を届かせた。
黒澤明を尊敬する監督たち
スティーブン・スピルバーグ ジョージ・ルーカス フランシス・F・コッポラ マーティン・スコセッシ
ジョン・ミリアス ポール・バーホーベン イングマール・ベルイマン グラウベル・ローシャ
ジョン・ウー チャン・イーモウ アレックス・コックス サム・ペキンパー 宮崎駿
アンドレイ・タルコフスキー ホウ・シャオシェン 北野武 ウィリアム・フリードキン フェデリコ・フェリーニ
アッバス・キアロスタミ ヴェルナー・ヘルツォーク ジョン・フォード ジョン・ヒューストン シドニー・ルメット
ウディ・アレン ジャッキー・チェン スタンリー・キューブリック ジャン・ルノワール
黒澤明が海外映画祭で受賞した賞
「羅生門」ベネチア国際映画祭グランプリ
「七人の侍」ベネチア国際映画祭銀獅子賞
「生きる」ベルリン映画祭銀熊賞
「隠し砦の三悪人」ベルリン映画祭銀熊賞
「影武者」カンヌ国際映画祭グランプリ
アカデミー名誉賞(外国語映画賞) 「羅生門」
アカデミー賞外国語映画賞 「デルス・ウザーラ」
アカデミー名誉賞 長年の功績に対して
アカデミー賞監督賞(ノミネート) 「乱」
黒澤明へのオマージュ作品
「キング・アーサー」(戦術・燃える民家・泥まみれの戦闘→「七人の侍」)
「ウォーターボーイズ」(素手で魚を捕まようとする・黒板の地図・火事→「七人の侍」)
「13ウォーリアーズ」(戦術・土砂降り戦闘・剣を墓に突き刺す→「七人の侍」)
「マッドマックス2」(一匹狼・対立するグループ・用心棒稼業・犬・顔の傷メイク・瀕死⇒復活→「用心棒」)
「スターウォーズシリーズ」「ワイルド・アット・ハート」「キル・ビルVol.1」(片腕切断→「用心棒」)
「ザ・エージェント」(喫茶店のシーンのバックに一瞬ハッピー・バースデイが流れる→「生きる」)
「ET」(ひとりでに動くブランコ→「生きる」予告編)
「マトリックス リローデッド」(モーフィアスの殺陣→「椿三十郎」三十郎の殺陣)
「千年女優」(糸車を回す妖婆・火矢・壁のシミ→「蜘蛛巣城」)
「AKIRA」(タイトル→黒澤「明」)
「スターウォーズ」( ストーリー設定・キャラクター設定・ワイプ→「隠し砦の三悪人」)
「清朝皇帝」「風とライオン」(疾走する馬上の殺陣→「隠し砦の三悪人」)
「ダーティハリー」「リーサル・ウェポン」「セブン」(新人刑事&ベテラン刑事→「野良犬」)
「ゴッドファーザー」 (冒頭の結婚式シーン・シークエンス→「悪い奴ほどよく眠る」)
「ゴッドファーザーPARTV」(眼鏡のモダン刺して血しぶき→「椿三十郎」)
「暴行」「戦火の勇気」「JSA」「英雄」「閉ざされた森」(食い違う証言内容→「羅生門」)
「フレンチコネクション」(カーチェイス→「天国と地獄」特急こだま)
「身代金」(主人公は成り上がりの金持ち・FBIが変装して家を訪れる→「天国と地獄」)
「踊る大捜査線」 (色の付いた煙突の煙→「天国と地獄」)
「シンドラーのリスト」(パートカラー→「天国と地獄」)
「プライベートライアン」(戦闘・残酷描写→「乱」三の城攻防)
「スターウォーズEP1」(ドロイドvsグンガン族→「乱」次郎軍vs三郎軍)
「英雄」(様式美・衣装デザイン→「乱」ワダエミ)
「スターウォーズEP3」(ヨーダの頭撫で→「七人の侍」勘兵衛の癖)
・オマージュ(番外編)
めちゃイケのコーナー「七人のしりとり侍」→「七人の侍」(矢部が勘兵衛、岡村が菊千代)
めちゃイケのコント「野良猫」→「野良犬」(刑事が遊佐のアパートを訪ねるとこのパロディ)
さんま・一機のイッチョカミでやんすのコント→「乱」(黒澤監督が「乱」を演出している時のパロディ)
ダウンタウンのごっつええ感じのコント「誘拐」→「天国と地獄」(竹内が何でカーテン閉めているんだのパロディ)
YMOの「ライディーン」→「七人の侍」(「七人の侍」をイメージして作曲)
工藤かずやの劇画「信長」→「影武者」(映画のカットを引用しまくって問題になり連載打ち切りに)
赤塚不二夫漫画のキャラ「べし」愛猫の名「菊千代」→「七人の侍」(べしは長老の台詞「やるべし」から取る)
アニメ「ガンバの冒険」→「七人の侍」(七人のネズミ(侍)とイタチのノロイ(野武士))
吉展ちゃん誘拐殺人事件・名古屋女子大生誘拐殺人事件・グリコ森永事件→「天国と地獄」(何れも犯人が映画を見て犯行を思い付く)
前スレで黒澤がいつまで社員だったかという話があったが、
黒澤プロ以外で厚生年金に加入していた期間が社員だった期間だ。
個人情報だから絶対見られないが、正解は世田谷社会保険事務所にある。
厚生年金保険の施行は1954年からだぞ?
>>10の話でいけば黒澤は生きものの記録の頃東宝の社員になったワケだww
13 :
あ:2008/10/25(土) 22:40:14 ID:Xhg1smrO
そうくると思ってたよw
そもそも黒澤が東宝入社したのいつだと思ってんだよ。
( ゚д゚)ポカーン
>>13 助監督時代に社員だったのは確実だからいいだろうよ。
問題は監督になって以降社員だったかということだろ?
だったら1942年以降で充分だ。
非公開情報だからここで云々してもムダだけどな。
自伝に社員だから脚本料後払いでもらってないとか書いてた
でかわいそうに思った大映からもらってたとかなんとか。。
>16
他社に書いた脚本料を
東宝にピンはねされてた。
計算したら
東宝からもらった給料より
横取りされた分の方が多い。
自分は東宝に給料もらってるんじゃなくて
寄付しながら
仕事してるようなもんだ。
こんな有難い社員はいない。
それ話したら大映の担当者に同情されて
直接渡してくれるようになった。
クロサワがさんざん永田天皇の悪口を蝦蟇の油に書いていた(大映倒産後にw)けど
永田天皇は金はちゃんと出して面倒みてくれている。
クロサワの給料の面倒をみてくれた。
クロサワが一躍して巨匠と呼ばれるようになった「羅生門」だって永田天皇が「なんだこの
ツマンネエ映画は」と言いながらも金を出してくれたおかげで完成した。
なんだかんだ金を出して文化を育てた永田天皇はえらいじゃん。
今で言えばナベツネみたいな奴で憎たらしいがナベツネも野球はジャイアンツ、将棋は
竜王戦と文化振興してるもんな。
19 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/26(日) 06:35:46 ID:Tfz5AWK4
永田雅一を映画化してほしいな。
あの強烈な個性は映画化に向いてる。
映画製作以外でも、色々やってるし。
21 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/26(日) 12:02:33 ID:JZFqOM/E
俺が行ってた大学教授は若い頃、毎朝大映の玄関前で出社してくる永田に「俺を会社に入れろ」と押し掛けそれを数日続けていると永田が「面白い奴がいるな、入れてやれ」って言って大映に入社したらしい。今は有名な撮影監督。黒澤と呑んだ事もあったみたい
えーと、社員だった期間ははっきりしているよ。
・「姿三四郎」を監督していた頃は、国から正式に監督と認められたわけではない。
(当時は試験に受からないと監督も俳優もできなかった)
・「姿三四郎」が出来てから、小津同席の口頭諮問で監督合格。
・三本目の「続姿三四郎」(1945)の後、専属契約。←ここまで社員
これは確定でしょ。黒澤本人が書いているんだから。
不明なのは第三次争議直後どうだったかってところだけ。
前スレに書いたけど、たぶん谷口さんも三本目の後で専属契約だったんだろうし。
松竹も60年代までこのルール。
>>17 それは戦争中の専属契約前の話だよね。
「土俵祭」(1944)あたりの話だから。
>>20 いい永田は映画にできそうなエピソード満載だけど、
悪い永田は、長谷川一夫顔切り事件、五社協定締結呼び掛け、
田宮二郎、山本富士子追放、岸信介政権禅譲密約、
河野一郎など政界との癒着、大映倒産時の資産隠匿など黒すぎる。
悪い方を抜いては、美化になりそうで話を作りづらいけれど、
今は昔とは違って清張の黒いシリーズみたいなのは流行らない。
専属契約か。
「隠し砦」で予算を大幅に超過したんなら、東宝も契約を打ち切ればよかったのに。
黒澤はつなぎとめて作品を作らせながら、リスク(コスト)は押しつけるのが
東宝の黒澤プロ創立作戦か。えげつない。
「赤ひげ」で東宝との縁を切りたくもなるわな。
けど「契約打ち切れば良かったのに」は黒澤にも言えることなので…
黒澤は東宝ではかなり優遇されてるよ。
劇場での売り上げも凄いけど、経費もかかってるから。
石井輝男の網走番外地シリーズをやった東映の方がずっと儲けてる。
より少ない経費で、より大きな売り上げ。
60年代ごろから、経費を絞り始めるのは仕方ないよ。
実際斜陽になってきているんだから。
縁は一応
影武者まで続いてるだろ。
27 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/26(日) 22:04:13 ID:Tfz5AWK4
藤本真澄が東宝の監督を野球の打順に例えていて、
4番が黒澤で、3番、5番が成瀬と稲垣だった。
やはりこの3人が東宝ではトップだったっていうことだな。
28 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/26(日) 22:04:27 ID:rPnGt+2M
>>25 東映京都で「トラ・トラ・トラ」やったときは東映のスタッフにソッポ向かれたもんな。
山田洋次は「黒澤さんは東宝育ちだから室内が撮れない」と言ってた。
なんだかんだ言って東宝が黒澤にいちばん合ってたんだな。
○○本日のスターティングオーダー○○
1番 ショート成瀬 :まさに安打製造器。抜群の安定感で秀作を量産、秀子も量産。
2番 センター山田洋 :フーテンバントは失敗しない。武士の一分で切り込みをかける熟練バッター
3番 キャッチャー溝口:イタリーで3年連続大賞を取った怪物。その破壊力は絶大
4番 ファースト黒澤 :世界の黒澤。飛距離200メートルを超えた七人の侍を凌ぐ者はいない
5番 サード コッポラ :外国人にして球界のドン。黒澤を助けるなど、信頼厚い助っ人
6番 DH宮崎 :緻密な巧打はまさに芸術。その美しさにハヤオコールが鳴り止まない
7番 ライト小津 :まさに日本人バッター。元祖安打製造器
8番 レフト山本薩 :赤いセシルの愛称を持つ。その変速打法は白い球を華麗なるフォームで巧打する
9番 セカンド野村芳 :清張仕込のサスペンス男。砂の器を作り上げるような丁寧なバッティングが魅力
なお、本日の先発は北野となっております。凶暴ですので、ご注意ください。
>東映京都で「トラ・トラ・トラ」やったときは東映のスタッフにソッポ向かれたもんな。
ギャラが安いという理由で東映は東映でも
テレビドラマのスタッフだったという話もあるが。
黒澤映画の女キャラクターはツンデレ気味なのが多いね
>>29 ファッキンジャップくらいわかるよバカヤロウ投法だな。
ブルーのユニが映えるね。
34 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/31(金) 22:42:46 ID:VzdD0NPA
黒澤の白痴って松竹作品だけど
オープニングロゴが地球儀ですよね
スキャンダルは富士山ですけど
同時期のたとえば小津や木下、渋谷、吉村などはだいたい富士山ですが
これって明確な違いがあるの?
※ちなみに小津や木下の作品でも同じ富士山でも
微妙に向きとか大きさとか絵柄が違ってたりしますが
確か蒲田の頃は地球儀だったんじゃないかな。
「張込み」は撮影が川又ミじゃないし、音楽も芥川也寸志じゃないからね。
まだ、野村芳太郎が推理サスペンスの巨匠になる前の作品。
やはり
監督 野村芳太郎
撮影 川又ミ
音楽 芥川也寸志
のトリオで撮った作品(砂の器、鬼畜、影の車..etc)が野村芳太郎の名作。
このトリオをオレは個人的に「悪い3人組」と呼んでいるw
まあ、原作がエラリークイーンのものもあるが殆どは松本清張原作なので「悪い4人組」かもしれない。
野村の名作には黒澤の影響は見えない。まあ、影響が客にわかるようでは名作とは言えないよな。
黒澤だって「雪崩」で成瀬巳喜男の助監督をしているけど、黒澤作品で成瀬の影響を受けた
と見える作品はない。
学んだのは間違いないだろう。黒澤は成瀬に学び、野村は黒澤に学んだ。その学習が見えない
かたちで両監督の名作の根底の部品となっているといったところかな。
野村芳太郎の推理サスペンスは確かに名作が多いけど、
俺はこの「張込み」が一番好きなんだよね。
陰鬱な話なんだけど、それほど見た後の感じが悪くないところが。
演出技術的には黒澤を意識したところがあるんじゃないかと思うけど、
野村独自のさわやかさがある。
その辺りが、東宝の清張ものと野村の清張ものの根本的な違いで、
野村の清張ものがうける原因の一つだと思う。東宝のはひたすら暗い。
けど良く考えてみると、黒澤も「悪い奴ほどよく眠る」「乱」みたいな
バッドエンドの映画でもあまり陰鬱にならないね。資質が似ているのかな。
39 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/01(土) 18:20:17 ID:rg/Qwy23
張込みのオープニングロールのフォントとかを見て
ちょっと時代を感じた
40 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/01(土) 18:49:09 ID:UA023qE2
最近「黒澤明の作劇術」って本を読んだがなかなか面白かった。
「黒澤明VSハリウッド」や「複眼の映像」には及ばないにしても。
41 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/01(土) 19:13:30 ID:rg/Qwy23
そういや黒澤って
自殺未遂からロシアで監督やりだす前の1971〜1974年、
その後の影武者の監督やりだす前の76〜78年ぐらいって完全に無収入状態だったの?
黒澤プロってどうやって運営してたのか
木下みたいにテレビの脚本で金を稼いでたわけでもないし
過去の遺産食いつぶしてた感じ?
「どですかでん」と自殺(1971末)の間には、
TVドラマの脚本と監修を何本かやってる。
キネ旬の黒澤明映画大系もこの頃発売。
1973/9には松竹で森崎東が「野良犬」のリメイクが公開されているから、
これの原作料も貰っているはず。
同年3月には「デルス・ウザーラ」の監督決定の発表があったから、
その前後で準備金を貰っているだろう。
「黒澤明VSハリウッド」にも「暴走機関車」か「トラ!トラ!トラ!」の
製作延期期間の準備金の話が書いてあった。
「悪魔のように細心に!天使のように大胆に!」出版。
「デルス・ウザーラ」の後、
結局映画化されなかった「黒き死の仮面」の脚本以来を
同じモス・フィルムから受けているので、これの脚本執筆料も貰っているはず。
「蝦蟇の油」雑誌連載。
「影武者」絵コンテ出版。
ざっと思いつくだけでこれだけ。他にも関連書籍多数のはず。
最初のCMはいつだっけ? 晩年はCMにも協力。監督も。
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2002/oct/oct03.html
趣味の骨董だか絵画だかを売り払った時期もあるんじゃないか。
「今月どうすんのよ」「あの○○売ればいいだろ」「そんなのとっくに売っちゃったわよ」
みたいなやりとりが奥さんとの間にあったらしい。何かの本で読んだ気がする。
長い夫婦生活だから微妙な時期もあっただろう。
赤ひげのお仕着せは佐八の所に来たときは
大雨でびしょ濡れだったのに
すぐに乾いてしまった。
デルスのころに
サントリーのCM出てるよ。
ソ連で撮影したやつ。
映像の軌跡というDVDのおまけに入ってる
すぐにじゃないだろう。
時間経過表すのに
ワイプかフェードアウト使ってなかったか?
47 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/02(日) 00:21:34 ID:E9GJm0xw
そういや息子はタレントやってたから
息子に食わしてもらってたとすると
衣食住には不自由はせんかな
息子はイエロー・キャブの初代社長。
息子はどら息子どころか
仕事しない(できない)父親のせいで
大学中退して金儲けしてたんだから
偉いよ。
>>46 使ってない。
時間経過は不要だ。
赤ひげはむじな長屋に立ち寄る前に
おくにを連れて北町奉行所に行って
無罪放免の処置をさせて、金10両を召し上げている。
その間に大風が止んで大雨になった。
時間経過はこれで十分だ。
長屋に着いてから佐八に合うまで時間を必要とする用はない。
長屋についてからは酔っ払いのシーンが挟まるだけで
時間的にはリアルタイム進行と見ていいだろう。
その証拠におくにの面倒を見てくれといって10両出すのは
佐八の枕元だ。
要するに編集ミス。
>時間的にはリアルタイム進行と見ていいだろう
別にリアルタイム進行でなくてもいいが。
>その証拠におくにの面倒を見てくれといって10両出すのは
佐八の枕元だ。
それが証拠だというのは君の思い込み。
服が乾く
あるいは乾かす時間が間にあったという
解釈でおかしくはない。
というか普通はそう思うよ。
映画で経過をすべてを見せなくていけない
理由もないしな。
それをいうなら用心棒の冒頭の親子げんかのシーン
仮にミスだとしても編集ミスじゃなくて
スクリプターのミスだ。
>>52 >服が乾く
>あるいは乾かす時間が間にあったという
そりゃ何時かは乾くだろうよ。
お仕着せが乾くに時間が短いと言っているんだ。
反論にも何もなってないじゃないか。
上っ面の反論をしないで映画を見てから言ってくれ
「スターウォーズ」でハン・ソロを雇ったバーで、ルークに喧嘩を吹っかけてきた
2人組みが居たけど、黒澤映画で似たようなシーンあったのだろうか?
56 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/02(日) 18:29:23 ID:us72F28m
「用心棒」、羅生門氏の台詞を聞くとこころが和む。
どこ行くんだよ、そっちは地獄の2丁目だぜ
おいおまえら、橋本忍が90歳にして脚本を書き直した
リメイク版私は貝になりたいが、今月22日に公開されるから観に行ってくれよ!!(´・ω・`)
あそこまで見たいと思わせるキャストが皆無のはある意味凄い。
昭和の連中のトロい糞映画なんぞ今更見るかよ
お前平成生まれの白痴かww
62 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/03(月) 22:38:23 ID:aZMkDWn2
市川コンが「黒さんの映画は内容ももちろん良いが、タイトルがいいね」と言っていたけど確かにそうだね。
原作小説そのままのもあるけど、シンプルで覚えやすい名タイトル揃い。
「生きる」の後に「信長」という映画を撮る予定だったらしいけど
脚本は完成していたのかな?
64 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/04(火) 22:51:59 ID:ljRHFVSq
天国と地獄 の「こだま」のシーンは名場面中の名場面だな。
録画しといた「天国と地獄」を見たら地震速報が入っていた・゚・(つД`)・゚・
>>65 見た地域が悪かったんだな。俺の所じゃ入らなかったぜ。
つBS
明が作った借金なんだろうけど久雄は大丈夫か?
失墜した“小室ブランド”を象徴するような大幅値下げだ。
関係者によると、小室容疑者らは05年ごろ、もともと音楽出版社に譲渡していた全806曲の著作権を「二重譲渡」する形で現金を得ようと計画。
18億円を提示して大手広告代理店などを回った。
突然何言い出すんだか…
>>68 だから、映画化権を売りまくって、七人の侍はパチ化された。
黒澤は三船の後釜に高倉健を想定していたらしいが
赤ひげを見て加山雄三でもいいんじゃないかと思った。
黒澤作品を初めて見ました。
「生きる」見ました。
黒澤さんは時代劇のイメージがあったので、避けていたんですが、
とても感動しました。今でも色あせてない。「世界の黒沢」と言われている意味がわかったような気がします。
ただウィキペディアで出演者の詳細を見たら、ほとんど死んでたので鬱になりました。。。
>>65 黒澤って速報テロップが入ったら「邪魔だ!消せ!」とか怒るのだろうか。
76 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/07(金) 04:27:12 ID:h3ys1D1t
>>68 久雄が親父の権利を全部別の会社に売り渡したんだよ。
そこに金儲けしようと企む輩がハイエナのように集まってきて
パチンコになったり、糞リメイクが出来上がったりしてるんだよ。
全部じゃないでしょ。リメイクなど二次著作の権利だけでしょ。
黒澤の作品そのものが、パチンコの画面に出たりしてないでしょ?
映像は東宝のものだから無理。
脚本の黒澤、橋本、小国が共同原作者としての権利を持ってる。
いや、共同製作だから権利を半分持ってるよ。
だからそれも売れば、Blu-ray化の時は、
東宝とその買い取ったところで話し合うことになる。
今は黒澤プロが持ってるが。
で、脚本の方は、橋本、小国たちが、
黒澤プロに執行権を預けてるんじゃなかった?
音楽がJASRACに管理を委ねているように。
悪い奴ほどよく眠る以降は、映像の権利は東宝と黒澤プロが持ってる。
シェイクスピアの「リア王」が原案と言われているが、黒澤監督の言葉を借りれば、「"三本の矢の教訓"で有名な毛利元就の3人の優秀な息子達、
彼らのおかげで毛利はあれだけ栄えたが、もしその誓いを守らなかったらどうなるか」という発想が3人の娘を持ったブリテンの老王リアの悲劇に結びつき、この作品は生まれた。
戦国を生き抜いた猛将が、ある日突然引退宣言をし、自分の地位や財産を3人の息子に譲るところから物語は始まる。本来ならば息子達は立派に父の意思を継ぎ、
父親も安泰のうちに老後の隠居生活を送れるのであろうが、そううまく物事が運ばないのが世のならい。やがて息子達は父親をないがしろにして血で血を洗う肉親同士の争いへと発展していく・・・。
あ?
84 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/07(金) 20:17:45 ID:EW/2U46B
黒澤映画の音楽をダウンロード購入したいと思ったのだが、
どこ覗いても扱ってない・・・。
PCやi-podで聴きたいんだけどなあ。
ビートルズもついに来年ダウンロード解禁という話なのに。
黒澤作品の音楽関連の権利はどうなってるのですか?
DVDからmp3を作れば?
>>84 映画音楽は、映画の上映に利用することのみに、
著作者が利用する権利を与えたものです。
ビデオ/DVD販売、TV放映での利用は別途定められた
利用料に基づき個別に支払いが生じます。
CD化、配信に関する権利は音楽製作者にあります。
ややこしいのは、撮影所の楽隊を使ったり、
製作費から楽団の賃金を出した場合です。
曲そのものは音楽製作者に著作権がありながら、
演奏の著作権は映画製作者にあることになるのです。
(演奏依頼時の契約により)
これが映画音楽が独立してソフト化される時に、
再演奏して録音されることが多い理由です。
最近日活の映画音楽などで、テープから起してCD化されたものがあるので、
同じことが黒澤映画にも起きないとも限りませんが、
そういうのはJazz系の音楽で多いです。
聴き手が熱心な場合が多いことと、演奏者が有名人なことが多いことから。
>>84 ビートルズって。何で引き合いに出すかね。
一瞬、マシュルーム・カットの黒澤が頭に浮かんだぞ。
90 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/10(月) 17:42:16 ID:EQzrN1iO
角川版の羅生門(今年発売)、パイオニア版と同じでなのしょうか?
91 :
90:2008/11/10(月) 19:52:24 ID:EQzrN1iO
自己レスです。
たぶん同じ…。
最近七人の侍で黒澤デビューしたんだがやっぱりすごいな。
さすがに60年前の映画だからいたってシンプルなんだけど
また何回も見たくなってつい再生してしまう。
赤ひげめっちゃ面白かった!
香川さんはあの役合わないと思うけどねw
当社は、平成20年2月21日付リリースにてオメガプロジェクト・ホールディングス株式会社
(本社:東京都品川区、代表者:代表取締役社長 近藤宜彰、ジャスダック:コード番号6819以下、
「オメガプロジェクトHD」といいます)との黒澤コンテンツビジネスに関する
業務提携を発表いたしましたが、このたび同社と黒澤明監督脚本作品である
「生きる」の劇場用長編映画化(リメイク)を共同で行う事に合意いたしましたので、
お知らせいたします。
黒澤明監督作品に対する評価も高く、黒澤明監督生誕100年記念事業(AK100プロジェクト)
に対する注目度も高い中国において2002年より映画を通じた国際文化交流として
「日中映画祭」の開催ならびに台湾との合作映画の作成等、中華圏に
ネットワークを持つオメガプロジェクトHDと業務提携契約を締結することは、
当社が共同保有する黒澤コンテンツの価値向上とオメガプロジェクトHDの
コンテンツ製作企業としてのさらなる実績となり、両社の企業価値向上
つながることから業務提携契約の締結を決議したものであります。
本件は、そのオメガプロジェクトHDと当社が共同で
「黒澤コンテンツ」のヒューマンドラマの名作「生きる」の
リメイクをするもので、同社との具体的な業務提携の第一弾と
なるものです。制作は舞台となる中国国内にて行い、
配給は日本を含む全世界で行います。
www.kabudragon.com/disclosure/4/7/9/4/2008/08/d.47940.200808041830.8c4dcb2b.pdf
97 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/13(木) 13:02:23 ID:bTp8Thuj
大林宣彦の「ぼくの映画人生」という本で、「椿三十郎」は最初、小林桂樹主演の企画だったと、
黒澤組のスタッフから聞いていた大林は「本当はあなたを主役にしたかったのですよ」
と伝えると、小林は「それは知りませんでした」とはらはらと落涙した、と。
で、黒澤の葬儀のとき、小林は黒澤組の側の席についていた。本当は「椿三十郎」一本の脇役しか
出ていない小林が座る席ではないが、自分で撮りたかった企画を三船に託して撮った
黒澤への思いを込めて見送ったのだろう。言葉を交わさなくとも、小林とは目と目でうなずいた、とかなんとか。
……なんつうかねえ。小林は自分の著書やインタビューで何度も「日日平安」の経緯を
語っているし。思い切り自分に都合よく脚色してますな、この人は。
そうかと思うと、黒澤の「大林くんの『さびしんぼう』はいい映画だから見るように」
と、『夢』のスタッフに伝えたという言葉は臆面もなく書いていたり。
このエピソード、よく出てくるし、大林ファンの間でまことしやかに伝わってるけど、
ホントに言ったかどうか。大林の自己申告しかないし。
前半は人のサイトから写したんだろ。
後半、「そうかと思うと、」はいきなり大林の話に変わってるぞ。
「自己申告」とは何なんだよ。日本語の勉強しろよ。
99 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/13(木) 13:24:28 ID:bTp8Thuj
>>98 いや、コピペではないよ。大林の著書を読んでおれが思ったことだよ。
なんで責められるかよくわからんが。
>後半、「そうかと思うと、」はいきなり大林の話に変わってるぞ。
いや、いきなり変わったのではなくて、まさにその大林の話をしてるんだけど。
「椿」の経緯で(小林さんの名誉にかかわる)出鱈目を書いたり、
臆面もなく黒澤から褒められた話を自慢してる大林って人はどうなの、ってこと。
「自己申告」とは黒澤や周囲の発言も聞いたことがないのに、
大林ひとりが広めてるこのエピソードに信憑性はあるのか、ってことなんだが。
>日本語の勉強しろよ。
まあ、そんなにわかりにくいことを書いたとは思わなかったが。
>大林ひとりが広めてるこのエピソードに信憑性はあるのか、ってことなんだが。
一時期、黒澤と仲よかった時期があるの事実だし
そのきっかけが、「さびしんぼう」だったのも事実。
だからこそ、夢のメイキングを撮らせてもらった。
でも、このメイキングを見て
黒澤が腹を立てて・・・
103 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/13(木) 18:21:43 ID:Ith3v5C8
このスレ立てした
>>1ってさ
なんで毎回デルス・ウザーラスレを入れないの?
自分が立てないスレは一切認めないとかいう性癖なのかな
「天国と地獄」のスレッドがなくなっているみたいなんで、ここに書く。
あの映画の後半の舞台のひとつになった横浜黄金町の(元)売春街で、今月末まで「黄金町バザール」という現代アートのイベントが開催されている。
http://www.koganecho.net/JPN/index.html 京浜急行高架下に、総ガラス張りのアートスタジオが何軒も建てられていて、壮観。
そればかりか、路面に散文詩(?)をスライド映写する作品があったり、町全体がアート・スペースになっている。
元は売春バーだった建物を丸々一軒使って幻想的なオブジェに仕立てた北川貴好の作品には感嘆させられた。
つい数年前まで公然と売春が行われていた町で、道端に若いアーチストたちがしゃがんで陽気にお喋りしている光景はかなり驚きだった。
こじゃれたバーや喫茶店も何軒もオープンしているし、町全体が生まれ変わろうとしている最中だ。
「新宿ゴールデン街と中野ブロードウェイが合体した町・横浜版」になればいい、と言っていた人が何人もいたが、現にそうなりつつある。
それでもまだ、「天国と地獄」当時からの小汚い売春店は数軒残っているので、見学したい方はこの機会にどうぞ。
>>104 > 「新宿ゴールデン街と中野ブロードウェイが合体した町・横浜版」になればいい
ワロタ
106 :
104:2008/11/13(木) 23:29:16 ID:V/W1lqk5
自分もその言葉を最初に聞いた時はフンと鼻で笑ったんだけど、何人もが同じことを言うし、
言っている人は本気なんだよね。
そんでもって、ちゃんと実行に移しているんだから、笑えなくなった。
>>104 あれはセット撮影だから実在の黄金町とは関係ない。
黄金町に行っても菅井きんには会えない
ついでに書いておくが、
伊勢佐木町もセットだから、探しに行ってもないよ
110 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/15(土) 08:41:22 ID:Mw5Oqp0/
>>102 で、黒澤はあのメイキングの何に腹を立てたの?
ショパンがんがん鳴らしてるやつだっけ?
本編のリリシズムを凌駕するようなメイキング作っちまった
からだろ。
昨日は「どですかでん」の放映日だったんだけど
スルーですか?
以前NHK hiの放送時は、画面1/4程度を覆う様に
「BS-hi」の文字をかぶせてあった一部シーンがあったんだけど
今回その様な処理は無かった…今回そのシーンごとカットしたのかな
あれは何を隠してたんだろう?
>>111 はっきり覚えてないけど
父はあれを見てあきれてたと
和子がいってたよ。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
DVDも頼むぜー
118 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/18(火) 01:35:11 ID:AH47GBtN
角川から今年の五月に出ているし、どうなんでしょう。
俺にも遂に黒澤体験きたわ。
何から何まですばらしくて感動しきり。
で、感じたのは黒澤の技法パクってる映画たくさんあるね。
影響受けてるのは間違いない。
121 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/20(木) 00:44:43 ID:pBnxoavb
黒澤映画の一番の発見は
若い時の三船敏郎はかっこいい!
というところかな。
むむむむむmmmm
影武者見た。
黒澤は人選が天才的だと思ってたんだが、この映画の家康陣営が芋過ぎる。
特に家康は黒澤が選んだとは思えないほどひどい。
信長も人気あるらしいけど俺には軽く見えたな。
>>123 変わりにお前が出演してたら、音楽が豪快に鳴った
時点でお前の存在感は軽く吹っ飛んじゃうだろうに
変な奴…
126 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/20(木) 22:31:18 ID:LK4h2xcp
油井さんの家康は良かったと思うよ。
127 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/21(金) 00:22:00 ID:+ZVkPMKk
黒澤の映画って核がないし、なんか表面的。
隆大介の信長より素晴らしい信長を演じた俳優はいないだろ。
ザメン!
高橋幸治
131 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/21(金) 00:47:20 ID:UK+AYNZW
木下恵介と黒沢がシナリオの詰めだかで同泊するハメになり。
菊島「大丈夫ですか?夜中襲われたりしたらどうすンです?」
黒沢「大丈夫さ、俺のケツなんか狙ってきやがったらウンコぶっこいてやるよ!」
黒沢は甘いな。
木下が、むしろそういうプレイで興奮するタイプだったらどうすんだよ?
>>123 黒澤は他の有名な時代劇役者が
いかにも時代劇に出てくるような台詞まわしで
台詞いったのが気にいらなかったみたいだね。
横にいた本多に
「面白いね」と
油井が台詞いうの聞いていったと。
133 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/21(金) 03:43:06 ID:oMeIRePW
その有名な時代劇役者っていうのが誰か気になる。
>>123 あの家康は力が抜けていてよかったよ。
東映チャンバラ映画の見すぎだろ。
影武者の時代に東映チャンバラ映画云々ってw
東映チャンバラ映画は不滅なわけだがw
絶滅の間違いだろ?
電話機、古!
赤ひげ見た。
名作だと聞いていたが想像以上だった。
こんなに泣けたのは篠田の少年時代以来だ。
長坊は神。
>>141 >こんなに泣けたのは篠田の少年時代以来
………。
144 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/22(土) 21:59:53 ID:l3hnjDHB
スマステで黒澤映画のエピソード紹介するらしいぞ
蜘蛛巣城の三船への矢の話だった。
あたしは一番好きなのは一つに選べないなぁ。
黒澤映画をジャンル分けして、それぞれの一位を選ぶとしたら、
歴史エンターテイメントなら『七人の侍』
時代劇アクションなら『用心棒』
時代劇コメディなら『椿三十郎』
冒険活劇なら『隠し砦の三悪人』
人情劇なら『赤ひげ』
ヒューマンドラマなら『生きる』
サスペンスなら『天国と地獄』
時代劇ファンタジーホラーなら『蜘蛛巣城』
群像劇なら『羅生門』
翻案物なら『どん底』
社会風刺劇なら『酔いどれ天使』
が一番好き。
さらにこの中から一番を選ぶのなんか無理。
あたしはまだ生まれて20年しか経ってないけど『生きる』『七人の侍』『赤ひげ』では生きる事を深く考えさせられた。
黒澤のカラー作品はまだ観てないのでこんな評価ですが、あたしにお薦めのカラー作品はありますか?
糞コテにレス不要
ランブルフィッシュ
キチガイ発言キター。
152 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/23(日) 22:04:21 ID:FTTnJvOH
歴史エンターテイメントなら『七人の侍』
うーん、どこに史実があるのだろうかw
社会風刺劇なら『酔いどれ天使』
うーん、ガリバー旅行記的な要素でもあるのだろうか・・・・
とりあえず俺は生き物の記録見る。
どですかでんはいい映画だけど落ち込んだときに見てはだめだな。
死にたくなる映画。
希望も何もない。どん底よりひでえ。
153 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/23(日) 22:31:46 ID:81jRWL9S
椿三十郎は別にコメディじゃないんだけどな。
そりゃ自演バカは知らんで書いてるから。
156 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/24(月) 00:20:10 ID:JigmBUiF
>>147 正直、一人の映画監督の作品を、その画一的な「ジャンル」というもので縛り捉えてしまうのは如何なものかと思いました
でも、その定義の仕方にはあなた独特の感性が垣間見えて、大変興味深かったです
カラーでは私は「乱」と「まあだだよ」がオススメです
死ね
>>152 希望しかないだろ。
お前何見てんの?w
>>158 オプティミストは気楽でいいな(・o・)
昨日、レンタル店に行ったんだが、
カウンターの所で、30歳くらいの男性客が、
「黒澤明の『どないですか』は置いてますか?」
と尋ねてた。
店員がパソコンで検索して、「ございません」と言われて帰って行ったが、
たぶん『どですかでん』のことだと思う。
教えてあげれば良かったが、言う勇気がなかった。
ちなみに『どですかでん』は懐かしの邦画コーナーに置いてあった。
どですかでんの強烈な色彩に匹敵する映画は無いね。
162 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/24(月) 22:56:05 ID:JigmBUiF
それにしても、インターネットの匿名性というのは恐ろしいものです
黒澤映画のヒューマニズムに溢れたその作品世界に触れ感動し、少なからず影響を受けた人間にさえ、「死ね」などと言わしめる力を持っているのですから
>>161 あれに匹敵するのは何だろう。
ルネ・クレールの「黄金の馬車」、フェリーニの「カサノバ」、
木下恵介の「楢山節考」、本多猪四郎の「マタンゴ」、清順の「陽炎座」、
それに紀里谷和明による宇多田ヒカルのビデオクリップ「ファイナル・ディスタンス」くらいか。
>>162 本気か冗談かわからんが、確かに最初に「氏ね」だのなんだの言われた日にゃヘコんだね。
だが今じゃ何とも思わない。
向こうが喧嘩腰なら、それ以上の罵詈雑言を用意してる。
これが2ちゃんってものだよ。
黄金の馬車はジャン・ルノワールじゃね
>>160 「『どですかでん』で探してみてはどないですか?」と言わはるべきどした。
>>165 あー、恥ずかしい間違いしてしまった。
最近「我らの仲間」を見直してクレールのことを何度も考えるようになってたんだ、と言い訳。
169 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/25(火) 03:51:27 ID:JVnSsHgK
>>160 こういうつくり話するの好きな奴いるよな。
自分では面白いと思ってやってるんだろうけどさ。
ほんとつまんね。
過疎るよりはいいんでねえの?
作り話か本当の話かは、本人にしか解らない訳で。嘘みたいなホントの話なんていくらでもあるぞ。
お前さんみたいなKYが、すぐ荒らしに豹変するんだよなぁ〜
当初、醜聞を「スキャンダル」ではなく「シュウブン」と声に出して言ってた俺は、まだマシな方か。
172 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/25(火) 18:58:05 ID:L8AXqBnd
173 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/25(火) 19:00:07 ID:L8AXqBnd
174 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/25(火) 20:27:20 ID:JVnSsHgK
>>170 160はお前か。
どうせアンチなんだろうけど、お前みたいな奴がここにくらいなら、
過疎ってたほうがよほどマシだ。
>>174 違うよ。お前もねらー歴長いんなら文章みればわかるんじゃねえの?
何度も言わせるな。2ちゃんのレスの殆どは(全部とはいわない)履歴詐称、作り話で成り立つ。それを承知の上でやるもんなんじゃね?
全くヤボな事言わせんなよ〜
俺はどですかでんが一番好き
179 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/26(水) 04:11:54 ID:GqPW1i3S
>>175 違うんなら余計な口出しするんじゃねえ。
キサマみたいなのが一番ウザイんだよ。消えろカス野郎が。
夢ってそんなにクソか?
おれは好きだが
夢がクソなんてアホはこのスレにはいないだろ。
>>160からの流れを見てる限りでは、そんなあほはいないな。
183 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/26(水) 09:48:03 ID:gIhzKD/p
浜村純はクソだと言ってましたw
あ淳でした失礼。
187 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/26(水) 22:38:57 ID:GqPW1i3S
たけしは狐の嫁入り
ほめてたよ。
AK100のサイトのインタビューで。
夢なら「桃畑」だな。
封切初日に見たけど大画面で見る桃の精の舞はホントに綺麗だった。
たけしは黒澤ほど才能ないし〜。
明さんに駄作なんてないのよっ!!!!
夢といえば夏目漱石の小説に夢一夜だっけ?
そんなのがあったね。
全部夢のお話。影響受けてるのかも。
「夢」はちょっと前にGYAOで無料で見れたよ。
よっぽど人気ないんだなって思ったw
192 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/27(木) 17:06:31 ID:gRr0Ns+O
大林がエッセイに
夢、海外版はスピルバーグが編集するから
未編集フィルム全部よこせ と言ってきた、とあるが。
本当なんだろうか?
194 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/27(木) 21:10:35 ID:F7b3VLji
桑田佳祐が夢好きらしいね
ジェームズ・キャメロンは黒澤は評価してるの?
>>190は酷いなあ
必要最低限の教養は身に付けようね。
夏目漱石「夢十夜」
第一夜 こんな夢を見た。 腕組をして枕元に 坐 ( すわ ) っていると、
仰向 ( あおむき ) に寝た女が、(以下略
www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/799_14972.html
「いってみれば、いいピッチャーだけど、肩をこわしたという感じだね。
昔は豪速球でならしたんだけど、今は肩をこわしたから、五球に二球くらいしかいい球が投げられない。
いい球だけを見れば、まだ十分速いピッチャーだっていえるんだけどね」(ビートたけし『夢』についての批評)
>>198 なるほどね。「いい球」というのは、狐の嫁入りとか、割と評判のいい話のことかな。
北野武自身の好みは分からないけど。
「夢」の中じゃ「トンネル」がずば抜けていると思うけれど。
たけしって感性がせまそうだからそう思うって話でしょ。
あなたのように感性がひろい方だと「鬼哭」とか「赤富士」なんかもいい球に思えるんでしょうね
たけしの映画も批評も興味ないから正直よそでやって欲しい
という以前にかれの映画はまったく趣味じゃない。
あれって何で評価されてるのか不思議で仕方ない。
松本が才能あるとか冗談もほどほどに!!
>>203は結局のところ、自分の感性がせまいって事を高らかに宣言したかったんですね。
>>204 そうだね。
たけしの作品は不快だからしかたない。
俺にはあれは死んでもわからないだろうな。
感性は「鋭い」か「鈍い」かだ。
「感性が狭い」などと馬鹿なことを書く奴がそうそういるはずがない。
それほどの馬鹿は「糞尿」だけだ。
独り言は止めろ。何がやりたいんだよ。
釣りしかできないかわいそうな人おつかれです!
自己紹介乙
「感性が鋭い」というのは簡単に云えば「腺病質」って事だろ。やだよ、そんな奴は。
回りにも何人かいるが、疲れる。でも鈍感なのもアレだしなぁ…
特に、音楽とか映画、アニメ・漫画スレだと、その二種類しかいないから。中間てなかなかいないよね。
>>200 夢じゃ狐の嫁入りの話が凄いよ。
狐がいっせいにこっち見る時はギョっとするね。
羅生門の巫女とか蜘蛛巣城の亡霊とか不気味な物描かせたら冴えてる。
黒澤はホラー作ってたらスゲエ怖い傑作撮れたとおもうな。
雪女の方はありきたりで面白くなかったけどw
狐の嫁入りは導入部がいいよ。
「雪あらし」「赤冨士」「鬼哭」が最高だな
レベルが低くて狭い価値観に執着する珍古参と
自由な感性の新参ファン
これがこのスレの黒澤ファンの実態
前者はまもなく年齢的に消滅してゆくから
これから新しく「読み替え」された黒澤評価の
時代が到来するだろう
>>209 腺病質だから、必ずしも感性が鋭いわけじゃない。
むしろ、鈍感な奴の方が多い。
感性が鋭い人間なんてほんの一握りしかいないよ。
217 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/29(土) 20:02:19 ID:kaKFWvye
読み替え、なあ…。
黒澤の価値は普遍だよなw
デジタル羅生門観たかい?
初回行ったけど、ガラガラだったぞ。お前らにはがっかりだ。
台詞聞き取りやすかったね。あと、千秋実が明日若々しくて、生々しかった。
220 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/30(日) 00:58:48 ID:ajvjCALt
今日、親父が俺のDVD用の棚から「酔いどれ天使」「生きる」を取り出して観てたよ(^O^)
明日は「悪い奴ほどよく眠る」「乱」を観るって言ってた!
「狭い価値観」だの「年齢的に消滅して」だのと書く馬鹿がいるスレにはうんざりだ。
さようなら
>>191 ギャオはワーナーの映画を流してるから、夢も流した
ただそれだけ
>>215 >自由な感性の新参ファン
物は言いようwwww
黒澤は三船邸の前で武満徹に「三船のバカヤロー!」と叫ばせたらしいね。
武満が叫ぶのかよwwwww
信じられんがwwwww
>>225 黒澤と一緒に酒飲んだ帰りに
「ここが三船の家だ。小便してやれ」と
命令されたので
三船の家の門柱に立小便した。
「三船のバカヤロー!」と叫んだのは
黒澤本人だったような。
「乱」は角川が出せるんだ
VHS, DVDは東宝だったから、
メディア毎か期間で権利売ってるんじゃないのかな。
>>229 羅生門のページでデジタル修復の比較動画が見られるな。
映画って生身の人間(俳優)を素材とした構築物だから、
出てくる俳優が全員死亡している時代の作品への共感性
って、時代の移り変わりにつれて滅却してっちゃう。
黒澤作品とかはもう全世界的に大人気になるような現代性は
なくなって、古典として静かに扱われる時代に入ったんじゃぁない?
もともと古い作品が、
> 全世界的に大人気になる
ことなんてことは、俳優が生きている間でさえない。
役者が生身だからうんぬんという持論を無理やり仮定にして、
因果関係を主張されても困る。
>>232ほど文章が下手な奴と言ったら例のアレしかいないわけで
それが分からずレスする
>>233も同罪
235 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/02(火) 03:43:01 ID:2us9c874
236 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/02(火) 05:12:50 ID:r4PUbwoO
BS2で黒澤映画を放送してるけど下旬に一気に放送するんじゃねぇよ
もっと計画的に放送しろ犬HKのカスが
>>227 日本人の好む映画は昔から変わってないってことだ
新しい感性なんてないじゃん
恥ずかしいほどベッタベタwww
何か文句ばっか言ってるスレだね。お前ら人生幸朗かよ
>>219 そういえば野良犬の千秋実、若すぎて笑った
髪をかき上げて、「ふっ」ってw
いちばん美しく見たぞ〜。
いい映画だけどまーた切ない話しだなぁ〜。
たまには明るい話作ってよといいたくなりまっする!
>>229 >内容(「Oricon」データベースより)
>映画史上に燦然と輝く日本映画の至宝、黒澤明の代表作「羅生門」を
>はじめ、「乱」「まあだだよ」「静かなる決闘」の4作品を収録した
>ブルーレイディスク4枚組BOX。「羅生門」デジタル復元の軌跡が分かる
>特製冊子、豪華外箱などの特典付き。限定生産商品。
よりによってその4本かよ...orz
>>230 「乱」は日本での権利はヘラルドが持ってた。
大映が「まあだだよ」「静かなる決闘」「羅生門」
角川が大映を買収して角川大映→角川→角川ヘラルド→角川
以上の経緯で、上記4作品の権利は角川のもの。
「乱」は東宝が作ったDVD用マスターをそのまま
使うんじゃないの?
今回の「羅生門」のデジタル復元に6000万円かかったそうだけど
「七人の侍」だと、尺数から考えると、その2倍以上はかかるだろうから
1億をゆうに超える。
東宝が出すわけないし、かなわぬ夢だな。
243 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/05(金) 20:35:37 ID:p1ZeyEB4
そんな大変な作業なの…?
6000万って…唖然
>>232 すでに古典だよ
だけど、出演者がみんな死んでる程度のことでその映画を楽しめなくなるような人間ばかりじゃないから
時代に関係なく古典やスタンダードも普通に楽しむ人間が一定の割合いるんだよ
だから名作は残って行くんだよ
おまえがどう思おうとまったく無関係になw
>>243 今時の映画のCGの費用と比べてもたった6000万円?って気がするし、
見込まれる売り上げから%で計算した費用をつぎ込んでいるんでしょう。
世界で100万本は売り上げるんだろうし、
著作権が切れるまでの商売だから、
画質いいの出して今のうちに買って貰わないと。
ただ旧大映作品の場合、角川の名前を広めるためもあるんだろうね。
冒頭を角川マークに切り替えてるし。
新東宝→国際放映だと、新東宝マークは残ってるんだけど。
最近、古い黒澤作品をたくさん見ました。
なかなか面白くて、結構映画作りの才能があった人だったのかなとも
思いましたが、出ている役者の人たちが皆いまいちだったです。
なんか短足ガニ股のチビばかりで、ちょっと昔の日本人に幻滅しました。
「生きる」スレ落ちた?
250 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/06(土) 02:19:33 ID:EEO+OfBH
京マチ子が羅生門レストア版見たのか気になるな。
ホーント当時可愛くてセクシーなんだよな。
淀川センセが、
米で公開時、彼女が映るたびに美しさに観客から溜息が洩れた、と。
当時の日本人は男でも平均160cm前後くらい?確かに小さいよね。
というか今がデカすぎる。
「影武者」って海外公開版と2種類あるんだっけ?
BS2はやっぱ日本公開版で放映?
東宝の黒澤DVDはHD24Pテレシネ&デジタル修復したようだから
ブルーレイをリリースするのはそんなに面倒じゃないと思う
という素人の独り言
>>250 検非違使の庭で捕縛され胡坐をかいているミフネを観て驚きました。
国際スターと言われていたあの人が、あんなに短足だったのかと・・・
奇形児のようで、ちょっと・・・
>>253 ブルーレイをリリースするだけなら
DVD用に作った修復マスターで出せるよw
げんに、今回出るうち新規に修復作業したの
「羅生門」だけだし。
今東宝から出てるDVDのクリーニング作業は、予算の都合上
完全なものではない。
「面白いから、見ているうちに引き込まれて傷があっても気にならなくなる」
とか変な言い訳してた。
クライテリオンの現行版はもっと徹底的に
やってるみたいだから、東宝よりはきれいだろうが。
256 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/06(土) 20:21:32 ID:BHYZLO28
今夜放送 age
没後10年 黒澤明特集 デルス・ウザーラ 1975年・ソ連 DERSU UZALA BS2 12月6日(土) 午後9:04〜11:27
20世紀初頭、シベリアの奥地を探査していたソ連の軍 人アルセーニェフは、 厳しい自然の中、たった一人で生活している
猟師デルス・ウザーラと出会う。その土地の自然や生き物に深い知識を持ちながらも、素朴で欲のないデルスの人柄に
感銘を受けたアルセーニェフは、彼と親交を深 めていくのだが・・・。
黒澤明監督が長年温めていた企画をソビエト連邦の全面的な協力で映画化。アカデミー外国語映画賞を受賞した 感動作。
(原題:DERSU UZALA) 〔製作〕松江陽一、ニコライ・シゾフ〔監督・脚本〕黒澤明 〔原作〕ウラジミール・アルセーニェフ
〔脚本〕ユーリー・ナギービン 〔撮影〕中井朝一、ユーリー・ガントマン、フョードル・ドブロヌラボフ 〔音楽〕イサク・シュワルツ
〔出演〕ユーリー・ソローミン、マクシム・ムンズーク 、スベトラーナ・ダニエルチェンコ ほか
(1975年・ソ連)〔ロシア語/字幕スーパー/カラ ー/レターボックス・サイズ〕
悲しいほど色が悪いね
こんな状態のフィルムしか残ってないのか
MGS3に出てきたジ・エンドのモデルはデルス
三船の「カピタン!」
連想してワロタわ
262 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/07(日) 00:55:46 ID:opPIo6rv
ワダエミは足が短いほうが着物や甲冑が似合うって言ってた。
263 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/07(日) 01:41:49 ID:JhMpSlE2
7侍の監督中、冷たい泥沼で足の爪が黒く死んでしまい
生涯そのままだった、と周囲は当時の過酷さを語るが
ンなこと有り得る?
これ、所謂「爪水虫」だろうな。
>>254 一度刷り込まれた嫌悪感は2度と拭えないから やっかいだよね?
かくいう俺は、七侍の尻丸出し場面で「長いなあ」と思った口だが…
まあ、パチーノやホフマン見れば、短足なんてスター性には関係無いと分かるよ。
>>263 ほとんど神話化されつつある監督だから、細部の事実検証はどうでもいい気もするがね。
>>254 哀れな人だ。もう二度と映画は見ないといいよ。
黒澤はけっこう話を脚色してたからなあ
268 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/07(日) 15:11:09 ID:JhMpSlE2
アレックス・コックスだかの黒澤ドキュメント
youtubeで観たら
黒澤の娘が
「両親の馴れ初めは 父、母、友人、と皆話が食い違う。
これぞラショウモン・ケースだ、」
とギャグかましていた。
七人の侍で撮影を途中までにしてクライマックスの撮影を東宝に認めさせたという有名なエピソードも
最近スタッフが「あれは黒澤さんが話を面白くするためだった」と「嘘」であることを認めていた
>>269 橋本忍が多少ストーリは違うが立ち会ったとNHKの番組でも
言ってたし、本にも書いていたから「嘘」ということはないだろう。
橋本に拠れば、脚本の橋本をジャッジに呼んだ時点で
撮影継続は決まっていたそうだ。
そのスタッフの名前と役職を書いてみなよ。
何をいきりたってるのか
論点見えてねえだろ
272 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/08(月) 03:45:59 ID:B40oEwAB
>>271 またお前か。
頼むからもうここには来ないでくれよ。
273 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/08(月) 19:41:41 ID:tF0yo9s+
別れた後に、黒沢邸の周りを三船の外車がぐるぐる回っていた事があったらしいね。
赤ひげの原作を最近読んで、その面白さと、映画はかなり忠実にやったってことが分かったが、
原作では助からない長坊と、消息不明になる(たぶん死んでる)おとよを、
映画では救われるよう改変したのは黒澤さんの優しさ?
ちなみに長坊のエピは、死ぬ原作も、助かった映画も、両方泣けました。
(そういや10年くらい前の藤田まこと版でも長坊助かってたな。
江口版は見なかったがどうだったんだろうか?)
>>274 >映画では救われるよう改変したのは黒澤さんの優しさ?
甘さだよ。
前半の原作に沿った人生の厳しさに比べて、
後半の創作部分は思いっきり甘ったるい。
マザー・テレサが活動できたのは赤ひげのおかげらしいな。
>後半の創作部分は思いっきり甘ったるい。
創作じゃないけどなw
創作だよ。
カサヴェテススレで黒澤明がフルボッコだなww
>>279 バルタミュってコテもお前だとバレてるんだと
これまでも何十回も言われてきただろ。
つ【椎茸食べた人々】
283 :
244:2008/12/09(火) 01:40:10 ID:61X3BtVH
周五郎の「原作よりもいい」は
後半のオリジナルエピソードがいいという意味でもある。
ソ連では赤ひげの原作者は
「ドストエフスキー」といわれることもある。
ドストエフスキーも実はイギリスのディケンズをパクったんだがw
後半はドストエフスキーだから、黒澤の創作とはいえないな。
>>284 黒澤はおとよのエピソードをドストエフスキーと絡めて改変することで
赤ひげ→保本→おとよ→長坊と「愛」の連鎖を描いてみせた。
286 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 05:29:28 ID:fzJ/Uwcq
赤ひげは原作を越えてる数少ない映画のひとつだね。
>>284 >周五郎の「原作よりもいい」は
封切りにあたってのただのお世辞である
それにしてもこの周五郎、のりのりである。
日日平安→三十郎の時に、気難しいって話の周五郎が、
「俺の原作が全然残ってないじゃねーか!」もう黒澤には俺の原作はやらん!」
とか言い出さず、赤ひげを撮らせてくれたのは偉いと思う。
それとも既に何年も前から権利が黒澤に渡っていたのか?
苦労しないまま歳食った人間はすぐプッツン切れがちで
馬鹿丸出しだけど、周五郎は苦労人だからね。
>>287 お世辞かな?
周五郎は上機嫌で自分から宣伝担当者に近づいてきて
「原作より出来がいい」と書いてもらっていいよと
言ったらしいからな。
他の映画で周五郎がそんなお世辞言った例が
あるの?
>>291 宣伝担当者がそう言ったんだろ
あんたが宣伝担当だったら
どう広報するかね
293 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 19:24:02 ID:xuc3FwVD
ここで見たのか他で見たのか忘れたけど
赤ひげは心に傷を負った人間だって後で周五郎に言われたらしいじゃんw
それで愕然としたと。
294 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 19:42:30 ID:F7o4hO20
黒澤作品のリメイクで傑作なのは、江口洋介のドラマ版「赤ひげ」だね!
>>293 映画化前に
黒澤が周五郎に電話をかけてきて
「そんな事は一言も書いてないけど、赤ひげは
昔、女にひどい目にあったことがある。それだけは忘れずに。」
黒澤は「わかりました。面白い話を聞きました。」と返答したらしいが
これも
>>292のいうように社交辞令かもね。
>>292には赤ひげを周五郎がそんなにほめるとしたら
お世辞しかありえないという先入観があるみたいだがw
周五郎
原作を超えた。
黒沢
ヒャッホー!やっぱオレって天才だよな。
周五郎
(原作とは別物になったと婉曲に言ったのに・・・全く、かわいらしい奴だな)
297 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 20:23:25 ID:YFJ8V9G3
隠し砦の三悪人〜ラストプリンセス〜を、家族で観に行ったんだが、
長女(19歳)が、あまりにも松本潤や長澤まさみを賞賛するので、
黒澤のオリジナル版を見せたら、三船の猛々しい感じに魅せられていた。
(上原美佐のキーキー声には唖然としてたが・・・苦笑)。
正直、非常に嬉しかったな。
ただ、百姓2人の汚らしさ・貧乏臭さが気に入らなかったらしい。
あのリアリティは、現代っ子に通用せんのかなぁ。
298 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 20:33:48 ID:RZx/uJoL
>>隠し砦の三悪人〜ラストプリンセス〜を、家族で観に行ったんだが、
これなんて罰ゲーム?
お父さんお疲れ様です!
19の頃は俺はAVばっかり見てたな。
あまりにもリアルで暗いのは受けないだろ。
そういう部分ばかりだと興行もだめになるし。
どですかでんがいい例。
299 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 21:20:37 ID:fzJ/Uwcq
ID:moYvFOYRはいつもの黒澤アンチ。
こいつって前にも赤ひげのスレに
誉めたのはお世辞だとか同じことしつこく書いてた。
周五郎に誉められたことが余程気に食わないらしいなw
300 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 21:25:44 ID:fzJ/Uwcq
>>293 18 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 19:25:17 ID:xuc3FwVD
ムック本で井筒が黒澤映画コケにしてたw
アンチ活動ご苦労だなw
市川崑は「ぼんち」映画化の際、原作者の山崎豊子に「あなたみたいな軽い人に私の世界が描けるはずがない」
と言われ、「なにくそ!」と発奮したという。結果、出来上がった作品に山崎は満足した。
でも、著作の映画化権を売り渡した時点で、どう料理されようが、原作者が賛辞にせよ、非難にせよ口を挟むのは如何なものか。
まあ作品は子供のようなもんだから、その行く末が気になるのは人情かもしれないがね。
完成した作品に感想を述べるのは自由。
ハリウッド女優が日本に来て
インタビューでこの作品はサイコーとPRするようなもんだよ。
映画化権売ってカネもらったんだからお世辞のひとつも言うだろう。
どっちにしたって、小説と映画は全然別の芸術なんだから
原作よりいいとか、悪いとか論じるのはそもそも意味がない。
黒澤が喜んだとしたら芸術を全然分かっていない大バカだ。
周五郎のお墨付きをもらわないと赤ひげの評価ができない
ガキが多いな。自分で評価しろ。
黒澤ファン歴がまだ浅い者だけど、最近、黒澤が自分で映画化しなかった、
もしく映画にならなかった、脚本作品の年表を見て、その膨大な量に驚いた。
しかももう第一線の映画監督として、毎年バリバリ撮ってた間も、
何人もの他の監督に、脚本を提供してたのはすげーなと思った。
いや、ライターとしても評価されてるのは知ってるが、当時よくそんなヒマがあったし、
既に第一線の監督として名を成してた人が、人に脚本を提供する意欲があったのも不思議。
今でも三谷とかクドカンとか君塚とか、監督とライター両方やってる人いるけど、
彼らはみんな脚本家あがりだし、毎年映画を撮ってるわけじゃないしねえ。
ああ、もともと椿三十郎(日日平安)は、自分の助監督の監督デビュー作として、
脚本を書き下ろしてやったって話も驚いたな。
基本的にライター業も好きだったんだろうなあ。
306 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/10(水) 06:34:43 ID:HUl1c/5r
堀川弘通が監督デビューする時も、俺が脚本を書いて編集もしてやる
とやる気満々だったらしいから。
その辺の話からまた始めるのか?
橋本の「私は貝になりたい」の脚本を
「これじゃ貝になれないんじゃないか?」と評したらしいが
世評の高い森谷の「八甲田山」も黒澤は酷評してたらしい。
>>304 黒澤は助監督の時に徹夜でシナリオ書きまくったんだよな。
一緒の部屋にいた谷口千吉が「クロさん頼むから寝てくれ」と
懇願したくらい凄かったらしい。
黒澤は勇ましいのが好きだからなあ。> 八甲田
313 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/11(木) 11:03:10 ID:zel7y5NZ
>>297 不潔恐怖症が当たり前になってる現代っ子にとってはリアリティを感じないんだろうな
>>312 そういうテーマ的な問題じゃなくて
純粋に技術的観点からの批判。
今は何観てもリアリティなんて蔑ろにされてるような作品ばかり氾濫してるから
見慣れてないだけだろ。戦争ドラマにしたって捕虜でも綺麗な格好してるしな。
鉄ヒロシが久雄に会いに黒澤邸へきた時に
久雄が帰ってくるまで時間つぶしにテレビドラマを一緒に見てた。
黒澤が「これ変だね」というので
ストーリーのことだと思い説明し始めると
「そうじゃなくてさ。同じシーンなのに照明の当て方が違うでしょう?
こんな事して、この監督気にならないのかなあ?」
林寛子と子供向けヒーロー番組を見てたら
「さっきまでビルのある都会出た戦ってたのに、
何故急に山の中に場所が変わるの?こんな事したら
子供が混乱するよ。」
八甲田山の批判もこの系列だよ。
キン肉マンとか黒澤に読んでもらいたいなぁ・・・・・
宮崎美子との対談で
「テレビ時代劇の俳優は顔に力を入れすぎだ。
良い演技をするには、顔を楽にしとかないとね。」
その宮崎美子、「乱」の完成披露試写会の直後のインタビューで感想を訊かれて、
(彼女はその試写会で初めて完成品を見たとのこと)
「素晴らしい作品ですね。
でも、黒澤先生がなぜ私をキャスティングしてくださったのかわかりませんでした・・・」
「乱」の中で、彼女の顔のアップは1カットもない。
結果、誰が演じたとしても同じ役だということになってしまった。
黒澤は彼女の‘顔の演技’が気に入らなくてカットしたのだろうか?
>>316 黒澤は鈴木清順の作品は見たことがあったんだろうか。
見たことがあったんだとしたら、どういう感想を持っただろう。
子供向けヒーロー番組で急に戦う場所が変わるのは、一応、何かと理由を
こじつけてるんだけどね。
ナンタラ魔力で、ナンタラ魔空間に飛ばされたとか(魔空間=採石場w)
○○マンは、ここで戦うと被害が大きくなるから山中に移動した!
みたいなナレーションつけたりとか。
実際、観ていた子供の俺としては、ひと言だけでもそういう屁理屈をつけてくれれば、
混乱しなかったし・・・。
まあ既にいいおっさん(爺さん?)だった黒澤さんに、そのへんを納得しろってのは無理やわな。
>「乱」の中で、彼女の顔のアップは1カットもない。
宮崎だけじゃないだろ。
「乱」は普通ならアップで撮るような所も全部引きだからな。
たとえば、三郎が無理矢理に矢を膝頭にあててへし折る場面。
あそこは、もっと三郎をアップにしてその行為を強調してもいいはずなんだけどな。
顔のアップがない=表情の演技が気に入らないというのは
短絡的すぎる。
それだと根津のアップは結構あったけど、
それは黒澤が彼の表情の演技を気に入ってたからだ
ということになるが?
それは、どうかな。
>もっと三郎をアップにしてその行為を強調してもいいはず
>根津のアップは結構あった
このへんの黒澤の演出意図がいまいちよくわからん。
何を基準にして使い分けてるのか。
ま、根津のアップつってもクローズアップいうよりはバストショットに近かったような気が。
このへん黒澤に聞いても
「何も意図なんかしてませんよ。自然にそうなっただけ。つまんないこと聞くなよ!」
とか言われそうだが。
「アップ飽きちゃった」って、高峰秀子に漏らしているよね。
話変わるけど、レッドクリフのCMには萎えるな。
>319
本人から似たような事聞かれて、
「宮崎君がいいと思ったから使ったんで、良くなかったら最初から使ってないよ」
みたいな回答をしてたと思ったが。
「君の笑顔は哀しいね」とかオーディションのとき宮崎美子に言ったらしいね。
で、どんな風にあたしの笑顔を撮ってくれるのかしらんと楽しみにしてたら、
あれだもんな。
所詮、宮崎美子なんてその程度の女優。
Gパン脱いでた頃がピーク。
アップが少ないとはいえ黒澤作品に出演できるのは名誉なことだ。
みんなに自慢できるしな。
楓の方と性格的に両極に位置する一方を演じたわけだが、
宮崎美子のキャラを知ってる者にはそれが理解できた。
外国の観客には伝わったかな?
>外国の観客には伝わったかな?
わからない方がどうかしてる。
台詞ではっきり、一方には「復讐」を
もう一方には「うらみません」と言わせてる。
331 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/12(金) 22:11:22 ID:YjgVsMkO
177 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 03:21:26 ID:uEL5jy93
黒澤「隠し砦の三悪人」にオファーがあったが、断ったという。
東映に義理立てしたのだが、藤田進の役で、観てみたっかたね。
179 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 09:22:36 ID:uEL5jy93
隠し砦の田所兵衛の役は。当初は松本幸四郎だったが歌舞伎座公演の
スケジュールから降板し、次が大友先生。乗馬に達意な事から白羽の
矢が立った。東映殺陣師陣が厭な顔をするので辞退したらしいのだが、
こういうところも義理堅い先生らしい。後に黒澤が、トラトラトラを
東映で演出しようとしてスタッフから嫌がらせされたのだが、東映の
ケツの穴の小ささがよく分る。リアリズムは嫌いらしい。
181 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 22:10:04 ID:OEDTkfpn
東映時代劇は黒澤明にやられちゃったからねえ。
ほんとかも知れないよ。伏見扇太郎なんかも失職したわけだし。
183 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/09(火) 23:33:39 ID:O2NxRYGW
黒澤はいつもの東宝のスタッフで撮影してるのと同じ調子で京撮のスタッフにも威張りちらしたから。
どこの撮影所であろうが俺にはひれ伏すだろうと勘違いしてたんだよ
184 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/10(水) 00:09:32 ID:16WCf2Kh
クロサワアキラなんぼのもんじゃいと、拓ボンが凄んだのはホンマですかい?
188 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/10(水) 22:22:06 ID:vNv8Ko3P
三船の大根よりはいいだろう
189 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/11(木) 00:39:32 ID:SyRCgPYT
隠し砦の三悪人の藤田進は、始めは姫一行が宿場に泊まる際
強引に馬を買い上げる武士の役だった。大橋史典がやったね。
何故、大友柳太郎がノミネートされたかというと、一行が関所を
突破したあとに伝令が来て、今のは偽者だったと気付くプロットが
あるが、これは元々怪傑黒頭巾で使われたもので、その時は伝令が
あとを追ったあと、又伝令がやって来てあとを追い、これが延々と
続くネタがあり、同じ脚本家が推薦したからです。
193 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/12(金) 00:28:16 ID:t0cs5Mme
>>187 血と砂の決斗の、あらすじを読んでみたがびっくり。
七人の侍と用心棒を合わせたみたいだ w
シャレの分る人向きの作品なのだろう。 観たいねえ。
198 :この子の名無しのお祝いに:2008/12/12(金) 21:28:15 ID:EWivJjgF
>195
根拠を示さずひたすら口汚く否定するのは、何か異様ですね。
>血と砂の決闘
シャレというより、かなり面白かったですよ!
東映らしくないジミハデ。
ウェスタンぽい粋な音楽。
丘さとみチャンは抜群にいいし。
近衛十四郎サンいつもどおり強い。
大友サン体の動きが全部 スターウォーズのC-3POみたいだし。
七人の侍のパクリだ、と言う人もあるようだけど。
そんなセンスじゃ、何を読んでも見ても楽しめないだろうなあ。
村の長が藤原釜足というのはご愛嬌だけどね
根津は気に入っていたんだろうな。全盛期が長く続けば
三船→仲代→根津という変遷になっていたと思う。
333 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/13(土) 02:21:07 ID:zTmE+3Y/
根津はとても才能のある役者だからな。
あんなトラブルに巻き込まれてなければ、
今頃貴重な中年俳優としてテレビや映画で大いに活躍してただろう。
334 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/13(土) 02:24:10 ID:TYoRnSql
乱では黒澤に「お前のやりたいと思う役を選べ」と言われて
一番出番の多い次郎を選んだそうだ。
トラブルって何?自動車事故の事か?
それなら巻き込まれたんじゃなくて
引き起こしたってのが正しい表現だろ。
地獄で会おうぜ
>>333 その前に右目下直筋肥大で仕事を休んでたけどね。
再開したブログも休止しているし、当分復帰はないだろうね。
338 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/13(土) 16:14:16 ID:JDMcKceC
根津は影武者で実際に月代剃ってリアルだったのに
それより役の大きい乱で不自然なヅラだったな。
339 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/13(土) 19:36:36 ID:HMDuNg/1
「乱」の根津はカッコいいなぁ。
楓の方に翻弄される情けなさと、陣形を指揮する時の侠らしい感じ。
復帰はいつになるんだろう…
それは観ているときすごく気になった。
どうしてあんなところで手を抜いたのか。
俺が根津だ
根津だけに影武者で寝ずの番をやっていた
344 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/14(日) 09:17:47 ID:Rkbx0v3K
>338
何かのインタビューで
時代劇のづらに対して形が美しすぎる。
あれは歌舞伎から来ているから本来は結い方も違うんだよ。
みんな同じ頭の形って言うのもね…色々な頭の形があって、その形が人格をつくる…
みたいな発言を見たからわざとじゃないのかな?
345 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/14(日) 15:33:10 ID:eOW4FQmS
>みんな同じ頭の形って言うのもね…色々な頭の形があって、その形が人格をつくる…
ンなら乱根津も前回の如く月代剃りなよ、と素人としては思うわけさ。
黒澤は歌舞伎を悪い方の例えによく使ってたよね。
能>歌舞伎 と公言してたし。
>みんな同じ頭の形って言うのもね…色々な頭の形があって、
その形が人格をつくる…
この言葉の意味がわかったら
>ンなら乱根津も前回の如く月代剃りなよ、と素人としては思うわけさ。
こういう発想は出てこないと思うよ。
「乱」の根津と「影武者」の根津は別人なのであって。
それに別に不自然じゃないし。
>どうしてあんなところで手を抜いたのか
かつらの方が手間も金もかかるけどね。
あら探しでしか自分を表現できないヤツってほんとクズだな。新打法がいいね。
>>348 独り言スレをみんなで放置してやってるんだから、こういうところには顔を出さないでね。
350 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/15(月) 04:47:10 ID:ACNPM0iP
>>348 新打法がいいって何だお前w
やっぱり頭おかしいんだな。
厳しい現実としては現実では過去の黒澤映画を見て熱く語る
人口よりNHK大河「篤姫」見てる人口の方が圧倒的に多い件
などと意味不明な供述をしており
捜査本部は余罪について追及していく方針とのことです
まぁ常に新しい作品を見てくれる大多数層がいなくなったら
もうその文化は終りだからそれはそれでいいことだろ。
行けば判るよ。
権藤さん。
「本の話」で小林伸彦が黒澤明の時代っていう連載やってるの知ってた?
「信彦」ね。
それは知らなかった。でも、読まなくても想像できるな。
「姿三四郎」を試写会で見た話から始まってるんじゃないの?
その話、エッセイでもう二、三度は読んだ。
あの人、もう書くことがなくなって、思い出話ばっかりだもんね。
正確には「黒澤明という時代」だった。
2008年12月号で第18回目
毎回かなり熱く語ってる。当時の裏話こぼれ話も聞けるからファンにはいいかな?
まあだだよ。観た。
涙が止まらん。最高だわ。
誰だカラーの黒沢がつまらんとか言うのは!!
デルスもよかったけど、これもこれでいいわ〜。
まあだだよにはオレも涙が出た。
退屈で欠伸連発。
俺も退屈で面白くない人が多いって映画だと思ったけど、
この良さが分からないのはかわいそうかな。
ああいうなんでもない付き合いができるのが最高の人生ということです。
内田百閧ンたいなひとじゃないとああいう人生は送られない。
>>359 お前の葬式にあれだけお前を慕ってくれる人が何人来てくれますか?
題名が「もういいよ」なら納得の映画なんだけどな。
まぁ、君たちに一人以上でいいからあのぐらい自分を慕ってくれる人間がいてくれることを祈ります。
あれは黒沢の願望で、若い映画人が全然訪ねてこないと
本人がインタビューでもが嘆いている。
>>363 おれもそういう感じで見ましたよ。
年を取って77歳であれだけ多くの人に誕生日を祝ってもらえるということはものすごいこと。
何万人に一人もいないのではないでしょうか。
>>362 君の葬式も「君たち」と同じようなものだよ
366 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/16(火) 20:27:39 ID:yGrclnBV
>>363 そういう部分ももちろんあるが
それだけじゃない。
黒澤自身の体験の
反映でもある。
もともと、この映画は
孫と話してて、最近の先生と生徒の関係が水臭いと思ったのが
端緒になってる。
自分の恩師との関係みたいに濃密な人間関係を持つことが
教育においては大事なのでは?
それに、先生が弟子の前で「因幡の白兎」を歌う場面も
この映画のキモである。
堀川みたいに「黒澤の願望」の部分しか見ないのは
馬鹿というしかないな。
>>365 それがわかってるからこそ、まぁだだよに感動したわけだけど・・・・・
>ああいうなんでもない付き合いができるのが最高の人生ということです。
>内田百閧ンたいなひとじゃないとああいう人生は送られない。
まぁ、そうなのかね。
俺には彼らが楽しそうに笑う場面のどれ1つとして、何が楽しいのか全く共感できなかったな。
369 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/16(火) 20:44:31 ID:yGrclnBV
黒澤はラストの先生が倒れて寝てる時に
弟子たちが酒盛りしてる場面で
役者たちに
「このシーンを撮りたくてこの映画を撮ったようなものだからね。」
と念押ししたという。
所の奥さんの「寒くないですか?」に対し
「お酒があれば」というせりふについて
黒澤は「酒を催促してるみたいで失礼だけど、こういう失礼な事を言える人間関係はいいね。」
とも。
370 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/16(火) 20:47:11 ID:yGrclnBV
>>367 何で「お前」とか「君たち」って他人事のように言ってるのか疑問でね。
>>368 それは俺たちが内輪で使ってるギャグが黒澤さんにはつまらないとか2chの用語がつまらない人にはつまらないのと同じでしょ。
なんでもいいからそういうばかばかしい付き合いが大事ってことだと思うよ。
友達と酒飲んだり騒いだり、盛り上がるネタはみんな違うけどそういう人生がすばらしいということだと思う。
>>368が共感できなかったのは
>>368の勝手。どうでもいい。
しかし
>>372は何だ?
ばかばかしい付き合い?
教え子たちは先生を心の底から尊敬していたんだぞ。
孤独な先生を哀れんで調子を合わせてやっていたんじゃない。
2ちゃん語を面白がるような奴は言うことが変だな。
黒沢の映画は大変面白いものが多いが、近所に住んでいたらイヤだなw
375 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/16(火) 22:07:47 ID:yGrclnBV
そうそう。
「先生は月の様な人だ」という平田満のせりふが
俺は大好きだ。
遅刻、休講が多かった先生をおちょくっているようで
実に深い尊敬と愛情が込められている。
端的にいうと「まあだだよ」はさまざまな「愛」を描いた
映画だよ。
師弟愛、友情、夫婦愛、動物への愛・・・
諸君、愛するということは素晴らしいのだよ。
>>373 釣り乙。
棺おけから所ジョージが出てきてまぁだだかい?
って扇子もつのが真剣なのか〜。
オイチニ!ッてやるのが真剣なのか〜。
尊敬はしててもバカみたいなことを楽しむのがいいんだと思うけどw
映画の内田百閧ェ何故あんなに慕われるのか理解できない。
黒澤は描けていない。
>>377 冒頭の吉岡秀隆が出てる教室のシーンだけじゃね。説得力に欠ける。
そして早々に、いい歳になった教え子達が現れ、延々と恩師を讃えるエピソードが続き、
最後は子供に還って終る(スターチャイルドか?)。
最初観た時、よくわからなかった。個々のカットで、いいものは幾つかあるんだけどね。
379 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/16(火) 23:39:20 ID:yGrclnBV
>>378 冒頭が退職の日。
>>そして早々に、いい歳になった教え子達が現れ
そして、物語は先生の退職後の生活を時系列に沿って進んで行く。
別に早々でもないけど?
ちなみに吉岡は井川の息子。
>延々と恩師を讃えるエピソードが続き
俺の見たのとは違う映画なのかなw
先生の変なキャラを面白がってるという印象だった。
もちろん、敬意も払ってるんだが。
弟子の方が先生を説教したり、必ずしも
恩師を讃えてたような印象もない。
それに、香川京子の献身ぶりも。
先生で一番強烈だったのは猫騒動の憔悴ぶりと
ぬか喜びの場面での鼻水だしまくり万歳かな。
>>378は物語の時系列すらよく把握できてないみたいだけど
よほど、つまらなくて集中して見てなかったんだろう。
>>377 君にはわからなかったんだよ。
380 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/16(火) 23:42:47 ID:yGrclnBV
泥棒休憩室のエピソードだけでも
先生がなぜこんなに生徒から愛されたかは十分わかる。
>>377>>378 教室の屁理屈のシーンは効果あるんだけどね。
その他は「この人はもうしょうがねえなあ」って感じがあまり出てないね。
面白くて慕われる善人っぽくて、宗教映画みたいだよ。教祖みたいだ。
>>379 好きな人がいても別にいいんだけどね。
ただ多くの人に受けいられる作品じゃないよ。40年代、50年代の作品と違ってね。
黒澤みたいな偉大な監督が、
晩年ちょっとピンと来ない作品撮ったのは非常に大きな衝撃だった。
ただ黒澤は同じようなことはやりたくないって監督だから、
そういうことが起きるのも必然的なのかも知れないと今は思っているが。
383 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/17(水) 01:30:21 ID:rFK+aQZj
>>382 「羅生門」「白痴」「生き物の記録」「どん底」は多くの人に
受け入れられたのかなあ?
「蜘蛛巣城」も多くの人に受け入れらる作品だろうか?
一番いい例は、延々と続く霧の中で迷う場面だな。
俺は好きだけど、独りよがりと批判する人がいても不思議じゃないよ。
「デルス・ウザーラ」でもやってるよね。
たぶんこの辺の作品は見てなさそうだな。
「天国と地獄」に犯人の動機がよくわからんと批判する人が
いるくらいだから、「まあだだよ」の先生の魅力がわからない
という人がいても不思議じゃないが。
黒澤の作品は「明日を創る人々」も観てますし、
製作主任、助監督名義のものもほとんど観てます。
「蜘蛛巣城」は昭和31年度の邦画興行成績第二位ですよ。
あまり黒澤映画のことは知らないし、世間とも感覚がかけ離れているようですね。
「不思議じゃないよ」には笑いました。
>>379 駄作だからだよ。
内田=黒澤なんだけど、
黒澤は俺は偉いから、
みんなに慕われ尊敬されているはずと
勘違いしている。
>>380 泥棒休憩室のくだりは、ただのお笑いシーンだよ。
>>385 「どですかでん」以降、主人公に黒澤自身が深く投影されてる作品は多いよね。
彼の生理そのものだから、ついていけないものがあるのは当然。 波長が合う人をとやかく言うつもりはないけど。
「どですかでん」以降じゃないでしょう。
「虎の尾を踏む男たち」を見て、何故みんながあれほど義経を必死に擁護するのかわからない人もいるよ。
「周囲のみんなが主人公を慕う」という設定が最初に露骨に現れたのは「天国と地獄」じゃないか。
「(権藤のことを)凄い人だな」「みんな、権藤さんのために・・」
こういったセリフが繰り返されるのに辟易する人もいるだろう。
「どですかでん」は、ちょっと違うと思う。
ロクちゃん自身は何のドラマも持たず、彼は他の人々のドラマの周囲をグルグルと回っているだけ。
彼は無垢な故に、他の人々から超越している。「白痴」の別パターン。
「トラ!トラ!トラ!」騒動後の黒沢の心情が投影されている。
>>387 うん、言ってる事はわかるよ。ただ「赤ひげ」までは若干客観性があったと思うんだ。
六ちゃんにしても、雑事に惑わされない無垢な存在でいたい、という監督自身の願望が込められてると俺はみたんだよ。
その部分で君とは反対の意見になっちゃうんだけどね。
389 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/17(水) 11:49:18 ID:IPBsCsas
ようつべの黒澤、コッポラ、ルーカスの対談は感動した。
通訳の女が煙草吸ってるのは時代だなあ。
390 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/17(水) 12:44:26 ID:oe9RuhV1
昨日「隠し砦の三悪人」見たけど
すごくつまらなかった。
松村達雄が演じ切れなかっただけじゃない?
もっと豪快な俳優でないと。
×→泥棒休憩室のくだりは、ただのお笑いシーンだよ。
○→泥棒休憩室のくだりは、ただの滑ったお笑いシーンだよ。
まぁ、この映画に出てくる笑いで滑ってないのって1つもないんですけどね。
同じ監督の作品でも赤ひげは
青年医師、保本が成長して行く過程を、観客も同時に体験して行くから
赤ひげの偉大さをしみじみと実感し共感するのに対して
「まぁだだよ」には百けんセンセの偉大さを実感させるものがない。
したがって師弟揃って最後のバカ騒ぎシーンに観る者が感情移入できず
シラケてしまうのもむべなるかな。
>>392 >笑いで滑ってないのって1つもないんですけどね
泥棒休憩室はそういう馬鹿馬鹿しい事を大真面目にやってしまう
先生のキャラクター描写にこそ意味がある。
「金閣寺」をもじって「禁客寺」なんてのを本当に庭に建てたりするのも
そう。
ネタ自体が面白いんじゃなくて、いい大人が、馬鹿な事をやってるのが
おかしいんだ。
先生が「お忙しい方も、そうでない方も」とか「諸君ならびにみなさん」と
わざわざいうのも先生の性格の現れなんだけど、感じ取れない人には何を言っても
無駄だろうな。
>>393 >赤ひげの偉大さをしみじみと実感し共感するのに対して
赤ひげみたいな「偉大さ」は先生にはないし
黒澤はそういう風に描いてないんだから当然だろう。
子供みたいな人なんだから。
冒頭の引越しの場面で先生は何をしてたの?
弟子や奥さんからどういう風に扱われてた?
あの場面を見て黒澤が赤ひげみたいに「先生は偉大な人」だと
描こうとしてないのは、明白じゃないの?
黒澤は「先生は困った人だったけど、奥さんは先生のことを愛してたんでしょうね。」
と香川京子にいったらしいが、先生は偉大な人じゃなくて「困った人」なんだよ。
最初は鴨長明気取ってたくせに、焼け出されて小屋の生活が長くなると
乞食みたいだと愚痴をこぼして、弟子から怒られる。
こんな先生はぜんぜん偉大じゃないよね。
保本から怒られる赤ひげなんて想像できるか?
邪魔だから座っていてと保本にいわれる赤ひげは?
まぁだだよのアンチってすごいなってことが分かった。
こういうほのぼのとした私生活を描いた小説は明治とか昭和初期には多いよ。
私小説って言うんだよ
続姿三四郎とか、虎の尾を踏む男たちとか、よく当時の日本の状況で
撮影できたなあ。別に黒澤作品に限った話じゃないけど。
当時の映画界のことは詳しく知らないんだけど、戦争末期でも
映画を撮ってる余裕ってあったの?
399 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/17(水) 23:13:24 ID:MwFQ2gWA
黒沢清がまあだだよを
「あそこまでいっちゃうとある意味凄い」と評していた。
「まあだだよ」は黒澤版の「2001年宇宙の旅」だよ。
上で誰かも書いていたけど、ラストシーンの子供は‘スター・チャイルド’でしょう。
クライマックスの大宴会は、‘スター・シャワー’の場面に相当する。
泥棒休憩室のシーンは冗長だな。つまらない。
題材は面白いはずなのに演出がイマイチ。
>>398 徐々に困窮してきているけど、それでも映画界は特別扱いなんで。
それに終戦の次の日も撮影やってた。むしろより盛んに。自由に撮れるから。
それだけ物資は恵まれてたんだろう。
403 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/18(木) 04:20:12 ID:glrKqaLt
>>401 お前はそのシーンだけじゃなく映画全体が冗長だと思ってるんだろ。
まあ合う合わないがはっきり別れる映画だろうから仕方ないけどな。
まあだだよのラストは成瀬巳喜男の放浪記のラストとそっくり。
>>399 何となくわかるなぁ、黒沢清の言ってる事。
映画の大半を占める「摩阿陀会」のパーティーシーンは、冗長とか退屈だとか、
そういうありふれた表現を突き抜けた、ある種異様なものを感じる。
黒沢はその事を言ってるのかな? まぁ全体を通した印象かもしれないな。
>>403 三畳御殿で二人きりのシーンなんかは好きだよ。
「黒澤にしては」かなり出来が良くないってだけだよ。
>映画の大半を占める「摩阿陀会」のパーティーシーンは、冗長とか退屈だとか
ぽすれんの赤ひげのレビュー思い出した。
商業映画としては冗長にすぎるんだってw
あの宴会シーンで退屈してたら
黒澤映画なんて見てられないぞ。
イギリスで「まあだだよ」の電車ごっこのシーンを
やたら気に入った女性がいて、わざわざ英語字幕をはずした状態で
上映して見せて「字幕がなくとも面白いしょ?」と
得意気に解説してた。
と野上照代が言ってた。
この話を黒澤が聞いたら喜んだんじゃないの。
宴会の場面でいうと鍋がぐつぐつと煮えてくる様に
参加者のテンションが上がる描写はすごいし、大好き。
宴会の場面が退屈で冗長に思うのが普通見たいな感想聞くと
世の中は広いものだと思うよ。
所ジョージよく見ると緊張しているよねw
実際に百間の教え子達による映画「まあだだよ」への感想は、
あれは百間ではない、というものだったそうだ。
キャラ的には井川ひさしが
もっとも”松村”百間に愛想尽かししそうに思えてならない。
その辺も観客への説得力にマイナスだったかもね。
宴会の場面は退屈で冗長などではなく
観ていて居心が地悪く、ひたすら気持ち悪い。
>>389 てめー何してんだ。さっさとURL貼れや
それまでの経緯から
どうしてあんなに宴会で盛り上がれるのか
共感できないわけだ。
黒澤が俺を敬え、畏怖せよと言っているようにしか
見えない
大友スレで見たのですが用心棒に大友さんを起用しようとしたのは本当ですか?
弟子は先生を畏怖なんかしてないだろ。そのように描いてないし。
描いてないものまで見えるなんて凄いね。
416 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/18(木) 20:52:28 ID:glrKqaLt
>>406 別に出来が悪いとは思わないけどね。
結局お前の好みが合わなかっただけだろ。
まあ人それぞれだな。
417 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/18(木) 20:56:08 ID:oOSz2itx
>キャラ的には井川ひさしが
もっとも”松村”百間に愛想尽かししそうに思えてならない。
そうなの?
「乱」の鉄役は、なんだかんだいっても
あまり有能とはいえない主君と最期を共にしてるけど。
ああいう役も、ミスキャストに見えるんだね。
418 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/18(木) 21:02:49 ID:oOSz2itx
テレビドラマかなんかで
井川がそういう役をやってたのを見てたから
そういう風に思えたということかな。
>もっとも”松村”百間に愛想尽かししそうに思えてならない
のは君の先入観だよね。
>その辺も観客への説得力にマイナスだったかもね。
観客じゃなくて、君がそう思ったんだよね。
420 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/18(木) 21:20:42 ID:+nxxi0B7
ラストの奇妙な形した雲がいい。
最初は普通の綺麗な雲だったらしいが変更して良かった。
昔やってたバイト先にいた女の子のお父さんがその雲を描いた人だった
>>417 乱には侍の主従関係があったからね。
先生と卒業生の間にはそれがないだろ。
同列には扱えない。
それより「門がまえ」に「月」はどうにかならんかね。「間」じゃないよ。
俺は印刷会社で写植オペやってるから、ああいう当用、常用にもない漢字は作るのに苦労するのだ。
写植印刷なんて、まだあるのかよ!
>>416 いや、多くの人が出来が悪いと思ったから、客が入らなかった。
ソフト化してもあまり売れてない。
誉める人も少ない。
井川比佐志はどの映画もよく、
もうちょっと黒澤が長生きしたら、
主役もあり得たんじゃないかと思うに残念。
デルスウザーラ凄いなぁ。
当時のソ連であれだけ凄い映画撮ってくれたんだから
黒き死の仮面もスゲー見たくなる。
手塚治虫も脚本読んで間違いなくデルスを凌駕すると発言してたし。
「まあだだよ」ファンは、「どんな映画を良いと思うかは人それぞれなんだから駄作と決め付けるなよ」と言い続けている。
しかしその一方で、駄作だと言いたがる人はしつこく何度も言い方を変えてけなし続けている。
その必死さは何に由来するんだろう。自分がつまらないと思った映画をほめる人がいてもいいじゃないか。
百閧トIME2003に入ってるけど。
「まあだだよ」観たことないけどチラッと映像だけ見るとなんかサラリーマンの
映画みたいで観る気しないんだな。もっと言うと役人的。80年代ってそういう
映画が多かったでしょ。企業や地方が金出して作ったような映画。
糞尿だよ、こいつ。
構ってもらえるから喜んでるんだよ。
「まあだだよ」の話題からは離れよう。
でないと糞尿が住み着いてしまう。
この話はもういいよ
>>411 youtubeのは知らんが、ちょっと前にNHK-BS2でやってたやつだろ。
影武者製作直後の米でのテレビ座談会みたいなやつ。
冒頭でコッポラが黒澤の前に跪いて、
「自家製のワインです。お口に合いますかどうか」って挨拶したと思ったら
すかさずルーカスが、R2-D2とC-3POフィギアを差し出して
「この狂言回しで映画が救われました」とか言ってたやつだろ。
時間も20分程度だし、二人がいかに黒澤映画から影響を受けたとか、
好きなシーンはどこだとか、どーでもいい話しかしてなかったよ。
コッポラがノーベル事務局に送った手紙の話とか興味ねえしw
見る価値ないね、はっきり言って時間の無駄。
あの座談会、黒澤さんが「ちょっと一服、いいですか?」とか言わないね。
アメリカではエチケットとしてどうなのか、ちょっと気になった。
>>433 興味深いよ。
SWのロボット二体が「隠し砦」の足軽コンビのもじりであることを
ルーカス自身が公に認めた唯一の記録じゃないか?
436 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/19(金) 17:57:23 ID:TGhEgo+j
対談とかでタバコ吸わなくなったの最近だよ。
>>434 アメリカの撮影所
禁煙なのに、黒澤が気にせずプカプカやり始めたら
スピルバーグが秘書に「灰皿、灰皿」
でも禁煙の場所だから、灰皿なんてなくて
コーヒーカップで代用。
黒澤は気にしてないと思うよ。
そのインタビューでは灰皿が用意してあったの?
>>435 クライテリオンのDVDでも言ってなかった?
AV雑誌のインタビューでも隠し砦に影響されたと言ってた
>>436 一声かけるのは儀礼化したマナーだったよ。
昔は断ることなんてないのだが。
黒沢がマナーを身につけていた人間なら、恩人である永田雅一の悪口を散々と「蝦蟇の油」に
書くようなマネはしないだろう。
「羅生門」より前の黒沢は日本の一監督にすぎなかった。それが「羅生門」のベネチアグランプリ
獲得で手のひらを返すように巨匠と呼ばれて、大きな作品を任してもらえるようになった。
ビートたけしが「HANA-BI」で一躍、巨匠と呼ばれるようになったのと同じようにね。
一監督にすぎなかった時代に「羅生門」という金のかかる難解な作品を作りたいといい、その
金を永田雅一は文句をいいながらも出してくれた。
永田雅一なくしては、黒沢は巨匠と認識されることもなく、東宝でバカみたいに金のかかる
スケールのデカイ作品を作らせてもらえるわけもなく、小粒の作品を細々と作るだけで、才能は
埋もれたままで世に出ることはなく、映画人生を終わったことだろう。
まあ、黒沢さんも人間なんだよな。周りからチヤホヤされるうちにタバコを吸うときのマナー
なんか吹っ飛んでしまったんだろう。
>>440にレスしてる奴がいたとしてもそれは自演なわけだから、それを含めてスルーで。
>>440 お前、大映潰したダメ経営者の永田ラッパの身内か何かなの?
俺もスルー対象になってしまった…
分かりやすい例が早速現れた。
>>441 自演なんてしねーよ。
ところで、「どですかでん」が「馬鹿が戦車でやって来る」(山田洋次)の影響受けまくり
なのは知ってるよな。
普通の人ならば
>>440みたいなのは一行目の途中までしか読まない。
俺も読んでないし。
>>446 わかったわかった。おまえの言うとおりだよ。これでいいだろ。
ラッパの悪口なんか書いてたかなあ。役所や軍部の検閲官や共産党系の
キチガイ社員のことは書いてたけど。
「まあだだよ」のバカ騒ぎの宴会シーンに乗れないという人も
いるのはわかる・・・・が、昔は結構あれぐらい大騒ぎするパーティーも
あったんだよ。(多分)
例えになるかわからないが、黒澤の盟友本多猪四郎監督が
1962年に撮ったSF名作に「妖星ゴラス」のあたまでも、時代設定は
制作当時から20年後の未来(1980年)だったが、今からは想像も
つかないようなクリスマスで浮かれた大騒ぎをしてるシーンが
あって、「大時代的だなあ」というレトロ感ありありだった。
いや、それ全然的外れ。
バカ騒ぎに乗れない、とかそういう事じゃないから。
黒澤映画は「動くカートゥーン」だ。
452 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/20(土) 20:31:56 ID:71hVz4Ul
影武者放送直前 age
453 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/20(土) 21:12:24 ID:0VNS0A+r
「AはひどいがBはもっとひどい」
というすり替え術だね。
あまりにも定式化されてるもんだから、こっちが覚えきっちゃったわ。
455 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/20(土) 22:44:49 ID:lHiK8Ir0
>>425 出来が悪いと思ったからじゃなくて、
単純に面白そうだと思わなかったから入らなかったんでしょ。
地味な内容で、娯楽的要素も薄い作品だからな。
一般受けしないっていうのはわかるよ。
でも俺は決して駄作だとは思わないね。
黒澤映画でもベスト3に入るくらい好きな作品だ。
456 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/21(日) 01:10:10 ID:0O5VBvET
影武者放送したからスレ伸びてるかと思ったらそうでもなく。
影武者の最後の馬がばたばた倒れてるシーン、どうやって撮ってるの?
馬が起き上がろうとしても起き上がれなくてまた倒れる。
どこかに縛ってるようにも見えないしな。
麻酔
ありがとう。
倒れたっきりのはそれで納得なんだけど、起き上がろうとして起き上がれないのは
麻酔がきれかかった馬なのかな・・・。
廃用になった馬を本当に殺してると航海当時は思った
黒澤ならやりそうだし
それはフリッツ・ラング。
461 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/21(日) 14:18:23 ID:MsdG2Hor
麻酔で寝させた。
>起き上がろうとして起き上がれないのは
覚醒して起きようとする馬を お、使える、ってんで撮影。
ただ、数頭はそのまま死んでしまった、と当時の記事にあった。
いくら大巨匠でも今コレやったら国際的に大問題だろうな。
B・バルドーとかが。
今、HWでは動物愛護協会員が数名現場に立ち会う規則。
ラストサムライとかはスタッフロールに明記されてる。
仔犬の死体が必要、と注射で殺させたのは今平。(丹波の証言)
黒澤「隠し砦の三悪人」にオファーがあったが、断ったという。
東映に義理立てしたのだが、藤田進の役で、観てみたっかたね。
463 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/21(日) 15:47:49 ID:gklZ/ech
捏造の書き込み流行ってんの?
>>461 タルコフスキーは生きた牛に火をつけようとしたって
記事を昔読んだことがある
>>464 それ「ショスタコービッチ(ロシアの作曲家)の証言」ていう本に
書いてあった。
タルコフスキーは怒ったロケ地の農民に危うく殺されそうに
なったそうだ。
「ショスタコービッチの証言」の大半は
当時のソ連での噂話をあたかもショスタコ本人が語ったかのように
まとめた偽書というのが今日の定説。
>>440 黒澤は元々そういう性格だよ。
助監督時代にロケ弁当がまずいと苦情をいっても
それを改善しようとしない撮影所所長の顔面に
弁当をぶちまけるような事まで平気でやってる。
旧制中学時代の軍事教練の教官に
反抗したり、やりたい放題。
別にちやほやされて、性格が悪くなったわけじゃないから
安心しろw
安心とは何なんだろ?
意味不明だから誰もレスできない。
だから結局は独り言になる。
これが定番のパターン。
八行ある文章の最後の二行が意味不明だったら、レスをつけるのは無理なのか?
>ただ、数頭はそのまま死んでしまった、と当時の記事にあった。
動物愛護の観点から、今後は国際的な評価が変わるかも知れないな。
ペットを動物病院へ連れて行くと、麻酔に耐えられるかどうかの
テストをやるんだ。たまに耐えられないのがいるからだとか。
そういうのを省いたとしか思えないんだよ。
動物愛護の観点から評価が変わるワケねーだろw
なに寝ボケた事いってんだよ。
生物動物学の世界でも実験動物を人道的な方法で扱っているかどうか
チェックが入るらしいね
非人道的なやり方で死に至らしめたり、不必要な殺傷を行うと研究レポート
が受け付けてもらえなかったりするとかナントカ
全く哀誤って奴らは…
>>470 じゃあ蜘蛛巣城も人命尊重の観点から国際的な評価が変わるかもしれないな
475 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/22(月) 02:05:03 ID:q/zDnRbf
>旧制中学時代の軍事教練の教官に 反抗したり、やりたい放題。
卒業式欠席して、後日卒業証書受け取りに行って
でめー欠席してんじゃねーよ!って叱る教官に
「もう自分は既卒なので、貴方に叱る権限無しであります」
みたいに言い返したンだっけ?
俺も、図らずも全く同じ事やらかしてる。
青かったなあw
おい、糞尿。
おまえ、必死になって検索して人のサイトからネタ引っ張ってきて黒澤スレを維持しようとしてるだろ。
評論家の言うことを全部鵜呑みにして、黒澤映画は何でもかんでも傑作なんだと信じ切ってるキチガイ。
>>476 よく言ってくれたね。嬉しいぞ!
クロサワには色んなエピソードがあるけど、それは殆ど彼の「てんかん気質」からくるものなんだよ。
クロサワが歩いた跡は草木一本生えなくなる。恐ろしい人だよ。
478 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/22(月) 17:56:04 ID:80d+NPzJ
乱 放送 age
関係者の誰だったかが「黒澤映画というのは”一将功成りて、万骨枯る”の典型だ」という主旨の発言してたっけ。
ワダエミは?
三船敏郎は?
>>479 森谷司郎が誰かに言った話でその誰かが書いてた…だったと思うんだがその誰かが思い出せん
まったく的外れだな。
「七人の侍」など、見事にその正反対だ。
一将を囲みながらみんながシアワセへと向かって行く映画が多い。
「虎の尾」「赤ひげ」「まあだだよ」など。
将が自滅するのをみんなが唖然と見つめる映画も多い。
「白痴」「生きものの記録」「乱」など。
だから東映スタッフから総スカンを喰らったと言える。
484 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/22(月) 22:04:17 ID:F0duTFBe
仲代のオーバーアクションが大好き。
たけしがバカにしてるらしいがたけしはほんと何もわかってないわ。
>>482 森谷が言ってるのは、作品内容のことじゃないよ。
現実のスタッフの話。
映画の物語は現実で起きた事ではないんだよ。
作り事を成立させるための、裏に回れば全てハリボテの世界なの。
映画が素晴らしいからと言って、それを作ってる人たちにもそんな
世界を期待する方が間違ってるって w
馬鹿の独り言の間に他の人々の会話が挟まれてしまってるんだな
キチガイの自演模様の阿呆らしさ
>>356 30年前から思い出話ばっかりだよ。
しかも自分中心の偏った考え方だから話半分に読まないと。
>>391 同感。姪を犯して逃げるような男じゃ無理。
>>407 >と野上照代が言ってた
このオバサンの話はモニョモニョだから...
お前の独り言はグダグダだけどな
NHKは「夢」や「8月の狂詩曲」に、現在から見れば考慮すべき表現や
用語があると言っているのだが、具体的にどこなのか分かる人いますか。
497 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/24(水) 23:48:29 ID:LDMOEi8d
つんぼっていうセリフだろ
>>496 八月=「乞食じゃなかとよ」
夢=「片輪」
去年ドラマでやった、「生きる」と「天国と地獄」のリメイク版、
見逃しちゃったんだけど、オリジナルと比べてどんな感じでした?
>>499 ドラマ見たあとにオリジナルを見た俺は勝ち組。
昨日の黒澤と若者が語る番組は面白かったな。説明台詞だと面と向かって言ったのはすごいな。黒澤の目が釣りあがってたなw
あれは良かった
KYだからこそ本音が引き出せたな
まぁ、あの質問した奴とは絶対友達になりたくないけどな
どんな質問したんだ?
黒澤明語るで「俺が説明しているんじゃない。お婆ちゃんが説明しているんだ。
若い奴は批評というものを理解していない」と言ってたな。
それを聞いた若者が、
「そんなのは詭弁ですね。そのお婆ちゃんの説明的な台詞を脚本に書いた、
もしくはライターに書かせて演出したのは監督でしょう。だから同じことですよ。
同じ内容でもっと自然に聞こえるセリフに練るか、映像で表現できなかったんですか監督?」
って言い返したら、どう返したかな。
お爺ちゃんでも、子どもでもなく、孫でもなく、
お婆ちゃんに言わせるというのが黒澤の演出だからな。
「夢」のDVD、980円で売ってるね。
>>507 説明台詞かな、あれ?
知らない人間にわかるように
説明してるんだろ?
説明台詞っていうのは、登場人物に対して話してるように見せてるけど
本当は映画見てる人間に対して状況説明を(登場人物には不要な説明)を
やることだと思うが。
橋田壽賀子がドラマでやってるじゃない。
人間関係とか前回のあらすじまで
ぺらぺら話し続けるの。
あれが説明台詞。
黒澤がいってるのは
おばあちゃんが孫に説明してるんだという事。
「用心棒」の冒頭で東野が三船に町の状況説明してるけど
あれも、同じ。
三船は何も知らない。だから悦明する。
橋田すが子のはモノローグだろ
説明台詞が不自然に思えるのは
なんでこんな事いうんだろうと思わせるから。
そういう意味でいうと
お祖母ちゃんの台詞は説明台詞じゃないけど
大寶智子の原爆の解説は説明台詞だな。
質問者も黒澤に突込むなら
そこを指摘すればよかったのに。
>>512 > 説明台詞が不自然に思えるのは
> なんでこんな事いうんだろうと思わせるから。
そだね。用心棒のも説明台詞ではあるんだけど、
うまくいっているから全然気にならない。
敵対している様子を実際に描くんじゃなくて、
東野に喋らせてるけど、それが東野の見せ場になってる。
元来、黒澤はそのへんは不器用でこなれてないなって思う。
撮られた時代を考慮しても、もっと自然な言いまわしにすりゃいいのにって
思う時もあるな。特に現代劇。観客に情報を伝えよう、伝えようって
力みすぎてる感じがある時もある。
ただ、この場合のお婆ちゃんと、用心棒の東野は確かに「説明セリフ」じゃないね。
515 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 02:30:34 ID:I0L6/Fun
DVDで全作品揃えたのにBDでもう4作出るんだな。
また金がかかる。
全作品BD化されるのかな?
黒澤はいずれ全作Blu-rayなるのは確定なんじゃないの?
売れるからね。
517 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 03:16:14 ID:I0L6/Fun
>>516 いやそんなに売れてないらしいよ。
黒澤のDVDBOX買った映画専門のDVDショップの親父が言ってた。
黒澤に限らず古い邦画は全体の売り上げからすると一割位だってさ。
その親父が黒澤のマイナー作品はBD化されるかわからないと言ったから買ったのにこんなに早くBDで出さないでくれよな。
>>501 そうかなあ?先に黒澤のを見てる方が勝ちだと思うよ
てか、初見があのドラマ版の方っていうのは正直言って可哀想…
>>517 DVD全体から見ればそうだろうな
ただBDが出るかどうかは、全体の何割とかショップがどうとかじゃなく、東宝がDVDでどれくらい
儲かって、その上でまたBD出したらさらに儲かると判断するか、で決まるだろうな
ドラマ版、そんなに酷いならかえって気になるな。
両作ともオリジナルを観てるから、わざわざDVDで観る気もしないし・・・
どんな風に酷かったの?脚本?役者?
520 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 07:20:40 ID:K8VrF7yW
ユースケの「生きる」も面白かったよ。
>>518 なんで?まあそれなりのできの物を楽しんで、
次に最高のできの物を見て二度楽しめたんだが、
何がかわいそうなの?
最初にオリジナルを先に見た人間は、
テレビ版を見ても時間の無駄でそれこそかわいそうだろうに。
>>519 見なくていいよ。
ふつーに毎週の2時間ドラマを楽しむ程度には楽しめたよ。
いいんじゃないか、それはそれで。
2時間TVドラマの予算や制作時間を厳守したら
誰が作っても完成度は似たようなもんだろーね。
だからそもそも2時間ドラマの枠で作るべき題材じゃないんだよ。
医学生から見て「天国」に見える豪邸が用意できない時点で、
「天国と地獄」という作品の根本が成立させられない。
それを言ったら2時間ドラマは穴だらけだよ。
大寶智子は
いきなり
「このきれいな長崎の町の下には、原爆が落とされて消えた
もうひとつの長崎の町が眠ってるの」なんて文章みたいな台詞いうんだよなw
長崎の町を見下ろして
信次郎「すげー」
たみ「わー」
たみ「このきれいな長崎の町に、昔原爆が落ちたなんて信じられないわよね。」
みなこ「ずっと昔の話でしょ?」
信次郎「でもさ、あのおばあちゃんの髪の毛は、原爆の放射能のせいなんだろ?」
たみ「そう。・・・・・ほら、あそこ。あれが、おばあちゃんと亡くなったおじいちゃんが教えてた小学校よ。」
せめて、こういう風にできなかったのかな?
526 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 20:37:29 ID:/qBPt8VT
あれはセリフじゃなくてナレーションだろ。
>>521 自分で「時間の無駄」「見なくていい」とまで言うモノを先に見てしまった後に優れたオリジナルを見る
羽目になってるのに、なにが「二度楽しめた」なんだ?
そういうのを負け惜しみって言うんだよ
「時間の無駄」を認めたくない為の
既にオリジナルを見てる人は、それより劣ってるだろうことを承知の上で「ものは試しに」「暇つぶしに」
と言って悪ければ「あれをどう料理してあるのかな」くらいの余裕の気持ちで見たに決まってるじゃん
で、予想通りに(予想以上に?)ヒドかったと思った人は否定的な意見を、予想よりマシだと思った人は肯定
的とまでいかなくても庇う意見を言ってるんだよ
てか、そもそも心から「時間の無駄」だと思った人は端から見てないわな
> そういうのを負け惜しみって言うんだよ
You, too.
530 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/28(日) 01:25:21 ID:UfADhpEZ
黒澤の言った堕落した脚本家って誰?
あの座談会は無料?
まぁ、多分菊島の事なんだろうけどねぇ…。
黒沢は映画はいいんだけど言動がなあ。
あんなオッサンが近所に住んでいたら正直イヤだワン。
>>523 北海道じゃ黄金町のような「地獄」も描けなかったしね
>>533 別に24時間映画監督やってるわけじゃないからねw
まあ他人に干渉するタイプじゃないから別にいいと思うけど。
逆にこっちが干渉しようとしたら・・・ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル
黒澤がノイローゼを理由に「トラトラトラ」を降ろされた時大島渚が、
「映画監督は撮影現場じゃみんなキチガイだ。黒澤さんが降ろされるなら俺たちは全員首だ!」
つって弁護したらしいけど大島がいうと説得力あるよなw
実際百人からのスタッフキャストにいつも号令かけて顔色伺われてるわけだし並の神経じゃ勤まらないと思うね。
金だって何億だかの製作費の責任を背負って仕事してるんだからそのプレッシャーも相当なもんだろう。
大島は
>>502と同じようなシチュエーションで、
学生に「なぜやくざ映画を撮らないのですか?」ときかれて、
やはり切れたらしい。あまり映画の撮れない時期で。
>>538 その話は有名だな。 あの番組は俺も見たけど「あんたがつまんないと思うんなら、つまんないんだろう」
のとこで吹いてしまった。映画監督の正直な心情だね。
一体映画って何のために作るんだろう。生活のため、自己表現の場?
どちらも満足させて貰えば、それに越した事はないんだろうけど。そんな事をふと思った。
名物バカが又、他人のサイトで拾ったネタを集めて独り言を喋ってるな。
541 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/28(日) 13:30:16 ID:qMWGSB+D
>>540 おまえにだけは言われたくないな すっこんでろ
543 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/28(日) 13:58:04 ID:qMWGSB+D
>>527 「時間の無駄」「見なくていい」っていいのは、オリジナル版を先に見た人の気持ちを
勝手に予想したもの。気に障ったなら、ごめんね。
俺はテレビ版を普通に楽しんだから、時間の無駄なんて全く思ってないよ。
生きるはダラダラしたオリジナルより、ドラマの方が遥かに良かったよ。
ドラマを叩いてる奴ら、おまいら、オリジナルがドラマに負けるはずがない、
もしくはリメイクなんぞみんな糞って思い込みたいだけなんだろ?
現代の映画やドラマで育った人間の本音では、ドラマ版の方が40分も削られて
テンポが良かったし、小田切嬢が最後に出てきた方が感動したんだろ?
自分にウソついてまで、映画通ぶるなよ現代人。
>>545 あなた、それ一人でやってたら疲れるでしょう。
代わりましょうか?
という台詞が「どですかでん」にあった。
あれはいい台詞だよ。
547 :
540:2008/12/29(月) 00:00:17 ID:68pm0g0p
IDを変える方法は知らない。
548 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/29(月) 02:33:24 ID:GZh1COPM
で、昨日の椿はどうよ?
俺は織田のファンだから楽しみにしてみたけど、三船ほどの迫力が無かった。
三船のが、よかったかな?
最後のシーンは監督が悪い。
>>549 織田の椿より、三船の赤ひげの方が強いだろうなぁとは思った。
二分ほど見たけど、見るに耐えられない出来で
チャンネルを代えたよ。
監督はどのような意図があったんだろうか。
553 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/29(月) 11:03:09 ID:yYbbo5c4
織田三十郎はかくし芸大会みたいだったな。
出演者が皆一生懸命オリジナルを真似しましたって感じで。
それにしても織田の頭見る度に吹きだしてしまったなw
いくらなんでもあの髪形は変だよw
一番違和感あったのは三十郎の着物の色。
あれが黒澤の言う「ようかん色」のつもりなんだとしたら監督と衣装担当は氏んだ方がいい。
というか撮影技術がまるで変っているから、
「黒澤の言う」とは離れて、しかもよいものに仕上げないといけない。
夢スゲーいいな。
橋本が絶賛してたのも頷ける。
特に好きなのが桃畑とゴッホ。
>>533 私生活は普通のおっさんだったらしいぞ。
>554
全く知らんのだが、黒澤のシナリオに「ようかん色」という指定があるの?
そうだとしたら、それはたぶん黒染めの着物が古びて褪色した状態を言ってるん
だよね。
要するにコレでしょ。
『落語・講談によく出ることば 話芸"きまり文句"辞典』より
「黒羽二重五ツ所紋付の黒がよごれて羊羹色ンなりまして、紋がよごれて黒くなっ
てる、羊羹羽二重黒紋付、茶献上の芯の出た帯を胸高に、朱鞘のはげッちょろけ
た大小を落とし差し、深編笠をかぶりまして…」
(「花見の仇討」三代目金馬・ニセ侍の恰好)
ttp://wageiidiom.cocolog-nifty.com/takmat/2008/01/index.html 昨日のリメイク版を見てて、三十郎のキモノははなんでああいうアズキ色にした
んだろうと、ちょっと疑問を感じてはいたんだが、もしかして単純な無知による
誤解というコトか?
「ようかん色」と書かれていれば、そのまま受け止めてようかん色に染めたきれいな着物を着せて
織田のささやかな髷も無精ひげと言えないほどささやかなひげも全部冗談じゃなくて本気なんだろーな・・・森田は。
と言うか、織田も疑なかったのか?疑っても口出しすることもできなかったのか?
髭は生えないんじゃないの?
不精髭はメイクでつけるのは難しいから。
だって森田だもの。
黒い家と模倣犯の森田だもの。
みつを
「家族ゲーム」の頃は 「俺はスピルバーグやルーカスより才能がある」って
豪語してたって聞いたけど、家族ゲームは言うほど面白いのか?
あれはおもしろい。それほどホラとは思えない。
少なくともスピルバーグの「激突」クラス。
少なくとも「それから」までは才能溢れていたと思うが。森田
「阿修羅のごとく」も良い。原作が向田邦子だからというのもあるけどね。
「間宮兄弟」も良作。森田は家族劇に向いている。時代劇には不向きだな。
566 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/30(火) 03:27:50 ID:aUeeq65S
森田は小津が一番好きで尊敬してるんだろ。
だったら小津のリメイクでもやってればいいんだよ。
567 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/30(火) 07:13:10 ID:4ixoWKc6
森田の傑作
「黒い家」
「阿修羅のごとく」
小津を尊敬している周防正行の傑作
「変態家族 兄貴の嫁さん」
もし黒澤が「椿三十郎」に監督・脚本として関わっていなければ、
森田版「椿三十郎」はどのような評価をされたのだろう?
こういうところで罵倒されること以外、変らないと思う。
オリジナルの黒澤「椿三十郎」が存在しなければ、
もっと好意的に観てもらえたような気がするんだが。
いや、そのりくつはおかしい。
「黒澤版「椿三十郎」根強い人気も…森田版「椿三十郎」とは実力の差」
「森田は映画界の国民的スターだ」
「ようやく黒澤は結果的には”結果”(強調)は人気を得ることができました」
「黒澤版も決して悪くはなかったんですけど…」
「もしキャスティングが全て希望通り決まっていたら、森田の勝ちでした」
「黒澤はカラーの技術を磨いていかないと森田には勝てない」
「織田は大人の演技をするのに三船の演技は子供っぽいのね」
「顔の表情なんかも織田の方がすごい」
「織田の見た目はとてもすばらしい」
「黒澤より森田の方がカラーの作品数が上」
「黒澤は森田よりが評価があるのに、森田が完璧なキャスティングなら黒澤は負けていたのですか?」
「はい、これが現実です」
「明ちゃん、頑張ってくれたのにごめんなさいね〜」
574 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/30(火) 14:57:05 ID:kvce1FKx
黒澤は「それから」誉めてたよな。当時の雰囲気出てる、って。
「ときめきに死す」なんざ武の先取りだった。
今回は酷過ぎて呆れたが。
>>569,571
リメイクで、おまけに黒澤版のシナリオをそのまま使ってる以上そんな仮定自体成り立たないよ
「阿修羅のごとく」はテレビ版にかなわないよ
>黒澤のシナリオに「ようかん色」という指定があるの?
これについては良くわからんのだけど、当時の衣装スタッフの証言で、
「三十郎の着物はようかん色にするのに手間と時間がかかるので2,3着しかなかった」
というのは読んだ事がある。
仲代が例の決闘シーンの前に「衣装の替えはいくらでもあるから気にするな」と言われた、
って件について用心棒の時の衣装担当に聞いた際の証言。
578 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/30(火) 20:42:32 ID:aUeeq65S
>>569 アホかお前は。
黒澤が関わってなければ三十郎自体存在してないんだし、
そんな仮定は無意味なんだよ。
>>574 「僕の思ってる明治のイメージとは違うけど
それは言っても仕方がないことだし」
「ユリの花の象徴性なんかは良く出てたし、美術もよかったよ」
>>566 それ本心から、いってるのか疑問。
小津のほうが知的に思ってもらえるとでも計算してそう。
「模倣犯」で山崎努に「天国と地獄」の時の
エピソードしつこく聞いてきたとかいうし
「ハル」でもオマージュやってるでしょ。
ようかん色といってもあそこまで赤かったら水ようかんだな
当時のポスターは参考にしなかったのかな
あんなあずき色じゃなかったぞ
>>580 羊羮色…というより、何と表現すればいいのか、枯れ木色に見えるね。
582 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/02(金) 12:20:23 ID:XeVTGS8u
>>502、507
その質問したのは古山敏幸らしい、「黒澤明の作劇術」の後書きで本人が書いていた。
自分もその本を読むまで知らなかったんだが。
その本の冒頭で『影武者』製作がなかなか決まらない時期に黒澤がお遊びで井手雅人に話した
『松林三十郎』の冒頭シーンが非常に面白そうだった。
『松林三十郎』の話は初めて聞いたから新鮮だったし。
583 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/02(金) 14:02:02 ID:SvVeKa11
ビンビン大作戦の古山なのか?
月刊シナリオの投稿欄の常連だった人だね。
城戸賞をとったんだっけ?
キネ旬には、曽根中生のボロクソ悪口の投書をしてたな。
ビンビン大作戦というのは何だ?
黒澤映画はよく作りこまれているね。
森田との違いは演技レベルに感じるなぁ。
586 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/02(金) 21:02:48 ID:B4B+WDov
僕は黒澤明の映画が大好きで、
隠し砦、7人の侍、用心棒、生きる、天国と地獄、羅生門、
素晴らしき日曜日、我が青春に悔いなし、野良犬、酔いどれ天使
赤ひげなどの熱狂的ファンで何十回とみてます。
黒澤の映画の撮影方法や脚本や演出や音楽が好きだし、本もいくつも読みました
黒澤の影響を受けた映画や、ルーカスやスピルバーグなどの映画も大好きです。
でも、昨年、世界で圧倒的なヒットをして世界中の映画ファンからも絶賛されている
最新の「バットマン ダークナイト」が、まったく理解できません。
まったく好きになれません。
それどころか、映画を見終わって気分が悪くなりました。
もうただでもみるきもおこらないほどです。
なぜなのか自分でもわかりません。直感的なところもあると思うけど。
こういう人っていますか?
森田「椿」ってのは、反面教師として
若い映画人育成に貴重な教材となるだろうね。
(黒澤と比較して)どういう映画作りがダメなのか、判り易いと思う。
個人のブログに自著の悪口書かれたぐらいで
むきになって反論するのは
一応「脚本家」として活動してる人間としては
どうなのかなと思う。
いかにも、あの座談会でああいう質問しちゃいそうな
人ですね。
思い込みが激しい性格と見た。
本は読んでないけど、読まなくても
内容は想像できる。
今七人の侍を見てて、一人の侍が殺されて墓を作ったあと、村が攻められるところ
までみたけどさ、あの殺された侍を自分たちの村まで運ぶの大変だったろうな。
あれを実際やったら村に帰る途中で敵に追いつかれちゃうよ。
595 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/03(土) 19:54:23 ID:skFC5mp1
>594
別に馬に乗ってきたから、括り付けて帰れば
そんなに大変じゃないんじゃないの?
菊千代はほとんど駆けていたみたいだし。
>>592 新書の「脚本家・橋本忍の世界」もその論調だったなぁ。
橋本忍が脚本共作していないから、『影武者』『乱』以降は黒澤明は駄作を連発したという論調。
『乱』は最高だろ・・・・・
道化がいいわ。
599 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/03(土) 21:24:22 ID:OlWA5uIw
黒澤本人が
女子中生?からピント外れの批評手紙が来たから
思わず長々と返事書いちゃった、とか逝ってたな。
もしネット時代なら本人降臨で
マジレスしまくりだったんだろうなw
ネットはさすがにストレスですぐやめるだろw
頼むよ、糞尿。出てこないでくれよ。
あんたは黒澤作品はどうでもいいんだろ。
話相手が欲しいなら碁会所にでも行けって。
1月6日21:00
教育テレビの逆襲〜よみがえる巨匠のコトバ〜
ゲスト:加山雄三
黒澤について語られる場面もあるようだね。
>>597 仮にあの本がそういうことを言っているとして、
一人挙げるとしたら小国さんでしょ。
小国さんのジャッジは非常に重要だったということは明言してる。
小国さんもよーいドンを一緒に始めてからおかしくなったと。
>>592 「いい脚本から悪い映画が生まれることはあるが、
悪い脚本からいい映画が生まれることはない」というのは、
極論ではあるけれど、ある程度正しいと思う。
604 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/04(日) 00:04:24 ID:3agofNFH
605 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/04(日) 01:38:43 ID:+bjeUDSh
乱とか影武者とか持ち上げないでくれ
黒澤ファンとして恥ずかしいわ
黒澤映画の脚本みていると
共同脚本の映画ほど名作が多い
と思う
日本語の勉強しろよ。
>>605 >黒澤ファンとして恥ずかしいわ
黒沢ファンって誇るようなモンなのか?
609 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/04(日) 03:27:28 ID:91P4p9ZY
質問だが
椿三十郎でパートカラーで椿にピンクを塗りたかったが
技術的に無理なので断念したって言われるけど
パンやドリーさえせずに画面が動かないようできるだけ画面を固定にすれば
結果的に公開された作品としては画面は動いているけど
最初に固定させる撮り方にすれば
笛吹川みたいにやれば全然問題ないのではないんじゃないの?
そりゃワンシーンごとにきちんと色を塗るのは手間がかかるかもしれないが
色を塗るんじゃなくて
赤い椿の色だけカラーで表現したかったということでしょ?
良く考えたら、女の人の着物には必ず赤が使われてるから
無理だったとか黒澤が言ってるんだから。
611 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/04(日) 04:30:44 ID:91P4p9ZY
>>610 無意味なことかもしれんが
椿が映るシーンだけカラーでまとめて撮ればいいのかなとは思う
別に順番に撮ってるわけじゃないし
編集時につなぎ合わせるときだけ笛吹川の逆パターンで椿以外を白黒をかぶせて貼る
キャラと椿だけかぶらないようにする
「赤でも白でもどっちでもいいじゃねぇか!」
>「いい脚本から悪い映画が生まれることはあるが、
悪い脚本からいい映画が生まれることはない」というのは、
極論ではあるけれど、ある程度正しいと思う。
どんな名曲でも、指揮者が下手だと曲の良さは十分に伝わらない。
下手さの程度によっては、駄作にしか聞こえないだろうし
まあまあの腕なら、それなりの曲には聞こえるだろう。
駄作を下手な指揮者がふると聞いてられないが
うまい指揮者だと、これって以外にいい曲なんじゃないかと
錯覚させることもできる。
曲は重要だが、スコアに全てが書き込まれていない以上
音符と音符の間を読む能力が必要になる。
最終的にものをいうのは、指揮者の腕。
614 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/04(日) 17:19:35 ID:LPy0+IjF
映画において、それはないとおもうけどなあ。
最終的には好みの問題なんでしょうけど。
615 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/04(日) 17:20:50 ID:LPy0+IjF
あ、でも、黒澤作品ってことで、高く評価されることはありますか。
楽譜と脚本じゃ表現のレベルが全然違うよ。
比較にならない。
617 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/04(日) 17:42:21 ID:91P4p9ZY
駄作は駄作ってレッテルは張られてる
まーだだよとか夢とかどですかでんとか続姿三四郎とか静かなる決闘とか白痴とかは
黒澤にも関わらず万人に評価が低い
作曲家の腕→脚本家の腕
指揮者の腕→監督の腕
演奏者の腕→俳優の腕
>>617 まぁだだよも夢もどですかでんも名作だけどなぁ。
エンターテイメント求めるなら他へ行けばいいのにね。
作曲家の腕→脚本家の腕
脚本は映画のデッサンにしか過ぎない。
作曲は音楽の全て。
指揮者や演奏家は表現者に過ぎない。
>>黒澤にも関わらず万人に評価が低い
「夢」は結構評価高いんですけどね。
夢は惨憺たる出来といってる篠田ですら
「トンネル」は溝口の「雨月物語」以来の
日本人の死生観を描いた傑作だと絶賛してるぐらい。
レストランのメニューを読み上げて
客を泣かせた名優もいるからなw
623 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/04(日) 19:13:33 ID:91P4p9ZY
>>620 クラシックは基本的に曲を聴きに行ってるからな
別に指揮者が誰であろうがそんなに大したことではない
同じカラヤン&WPHでも無名の曲だと売れないけど、ベートーヴェンだと売れる
映画の場合は基本的に俳優の演技や編集を含めた演出を見てる
橋本さんが本で言ってた、シナリオは音楽の譜面のようなもの
というのはなるほどと思ったよ♥
>>623 俺ね、高校時代に酔狂にもベートーベンの「田園」をカラヤンのと
カール・ベームのと、両方同時に再生してみたことあったけどね。
放送部だったんで放送室で、立派な機材を使って、部員の仲間たちと集まって実験してみた。
そしたら、まるで違うんで放送部員みんなが衝撃を受けたよ。
カラヤン指揮版は律然としていて、ゆるぎがない。高音部が鋭い。
ベームのは柔らかく、耳に優しい。音域が広く感じられる。
俺はクラシック愛好家ではないが、クラシックのファンが指揮者にこだわるのはよく分かるな。
>>625 「田園」は晩年のワルターが一番。
オケが録音用の臨時編成でちと弱いとか
録音が今となっては古いとか
いろいろ難点はあっても
ワルターの「滋味」あふれる指揮がそういう欠点を
吹き飛ばしてくれる。
特に第二楽章は本当に自分が川岸に寝転んで
小鳥のさえずりを聞いてるような夢見心地。
これぞ、至高の演奏といえよう。
この演奏の幸福感は「まあだだよ」に似てるな。
田園ならジョージ・セルかカルロス・クライバーを推したい。
クライバーは今BSでやってるし
クラ板いけ!
黒澤はデルスを
ムラビンスキー指揮のレニングラードフィルに
演奏して欲しかったらしい。
和子が黒澤に聞かされたという
ハンカチがひらひらと落ちるようにという
指示のあるリハーサル録音といえば
ワルターのモツの40番だよな。
>>628 これでいいか。
映画脚本とクラシック音楽の譜面では全然意味が違うでしょう。
映画脚本はしょせん映画脚本。
映画なんて出発の時点からポップスみたいなものでその域を出ていないでしょ。
ビートルズはしょせんビートルズなんだよ。
>>630 クラシック板に行け。それが嫌なら病院へ行け。
>>630 戯曲はギリシャ時代のも残っているくらいなんで、
音楽と比べても遜色ないどころか、最も古い時代の現存作品はむしろ豊か。
黒澤映画の脚本だって結構長く残る可能性はありますよ。
>別に指揮者が誰であろうがそんなに大したことではない
森田と黒澤ぐらいに違う。
>>633 脚本を監督が直したり、俳優がアドリブを言うのは許されるだろうが
楽譜にない音を指揮者が勝手に付け加えたり、演奏者が勝手に奏法を
変えたりしたら、袋叩きに合うね。
それが脚本と楽譜の違いだ。
>>楽譜にない音を指揮者が勝手に付け加えたり、演奏者が勝手に奏法を
変えたりしたら、袋叩きに合うね。
それが脚本と楽譜の違いだ。
それをやっちゃう人もいるけどね、
別に袋叩きにもあわないし。
(それを間違いだと嫌う人はいるけど)
特に昔の巨匠は。
奏法でいうなら
昔は弦楽器はノンビブラート奏法だし、スチール弦じゃなく
ガット弦。
今のモダンオーケストラがベートベンを普通に演奏するのは
厳密にいうとおかしい。
もちろん、楽譜にノンビブラートでなんて指示はないが
それは当時、ノンビブラートが普通でわざわざ指示する必要が
なかったからにすぎない。
次の患者さんどうぞ。
>>635 別におかしくなんかないんだよ。
音楽の分からんやつはそう言うんだ。
ベートーベンの芸術とは何かをみんな追求しているわけだよ。
大植さんの指揮は前回の定期とは打って変わって、身振りが大きくとても
お元気そうだった。アクセントを強調し、力強く滔々と流れる第九だった。
第4楽章はオーケストラを抑えめにすることで、歌が際立っていた。
全員外国から招聘したソリストたちは実力派揃いで、大変聴き応えがあった。
この遅めのテンポで第七・八をやられると堪らないが、第九には似合って
いるように想われた。ただこの曲には前にも書いたように
作曲者自身によるメトロノーム速度指示が楽譜に明記されているので、
20世紀ならともかく21世紀の現在、これが正当な解釈と言えるかどうかは
些か疑問である。
http://opera-ghost.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_d88c.html
>>637 そう、俺もおかしいとは思わない。
でも「正当性」にこだわる人は
おかしいというんだよね。
640 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/05(月) 16:30:14 ID:RtB/JA5Y
ああそうですか、では、次の患者さんどうぞ。
脚本と楽譜なんて別のものなんて幼稚園児でも分かる。
そして黒澤の映画音楽なら話は分かるがベートーベンがどうのこうのとかはスレ違い。
映画にシューベルトの曲が使われて、この使い方がどうこうとかなら話は分かる。
別の話題頼む。
同じ患者さんが診療室のドアを開けたり閉めたりして出たり入ったりしてるね。
しかもその都度メイクを変えて。
羅生門でラベルのボレロをそのまんま使えば
盗作だなんて騒がれなかったのにな。
わざわざ似たような曲を書かせるなんて
早坂文夫もいい迷惑だったんじゃあるめいか。
ボレロをそのまま使ったら盗用、もしくは使用料を払わされるハメになっただろうよ。
645 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/05(月) 20:13:05 ID:21GNLQ13
ファム・ファタールでも教授がボレロの
パクリやってるじゃないか。
「黒澤明の作劇術」古山敏幸著ー08年5月に出版されています。
例えばこんな表現の箇所があります。
ここで気づくのは黒澤の30作品のうち、実際の事件や
人物を克明に取材して、そこからドラマを組み立てた作品ー
熊井啓監督の「帝銀事件・死刑囚」(64)や周防正行監督の
「それでも僕はやっていない」(07)のようなーいわゆる
「足で書いた」作品がまったくないことだ。
黒澤はリアリズムの作家だと言われているが、現実の社会や
人間を題材にしてその矛盾点を掘り下げて主題を展開する、
という作劇法はとらない。
あくまで主題が観念として先にあって、それをどう映像化するか、
で勝負するタイプの作家なのだ。
どうも、これは結論を先に用意して、それに合うように解釈してるようにしか
思えない。
例にあげてる「それでも僕はやっていない」は現実の事件を取材してるにせよ
先に周防の言いたい事が先にあって、それにあわせて
作劇しているのではないのか?
http://www.at-s.com/html/cinema/movie_topics/soreboku/061212.html 周防は主人公をフリーターの若者にしたのは「裁判」の映画にしたかった
からだといってるが。
そもそも、古山のように単純に2つに分類できる物なのか?
>>647に引用された解釈はともかく、
取材を克明にするタイプでないのは事実なんだから、
>>646 > どうも、これは結論を先に用意して、それに合うように解釈してるようにしか思えない。
は言い掛かりだと思うし、
> 先に周防の言いたい事が先にあって、それにあわせて作劇しているのではないのか?
つまらない映画の見方だと思う。
>>646 >古山敏幸
この人、最近黒澤関係のスレに名無しで出没してない?
>取材を克明にするタイプでないのは事実なんだから
「トラ・トラ・トラ」に限らず
「七人の侍」「影武者」なんかも相当資料集めやってたはずだが。
そもそも時代劇では、取材なんてできない。
できるのは資料集めぐらいだが、黒澤も当然それぐらいしてるよ。
「天国と地獄」の警察の捜査方法なんてのは、取材してるだろう?
655 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/06(火) 15:57:47 ID:aEY0LB+3
赤ひげで当時の医師はどんな格好していたかテッテ的に調べたが判明せず。
で、あの御仕着せをオリジナルで創作。
ところがそれ以降、TV時代劇ではあの格好が医者、というお約束になってしまった。
大河ドラマとか最近ひどいみたいね。
乱とか女優にこんなメイクさせるのかっ!てぐらい驚いたよ。
黒澤のおかげでNHKの一級品のドラマにも突っ込みいれるようになった・・・・・
大河ドラマはタダのホームドラマな分けで
時代考証をキチンとやらないといけないなどという約束は何もない。
黒澤の映画だって同じだけどさ。
昔の言葉しゃべっても、現代人には分からんでしょう。
衣装や化粧だけ厳密にしても意味ないよ。
>>655 「雨あがる」の脚本書く前に
舞台になってる時代の資料集めをさせられたと
小泉さんが言ってたな。
「影武者」の時も集めた資料を
脚本書いてる熱海の旅館に届けたとかも。
>あくまで主題が観念として先にあって、それをどう映像化するか、
で勝負するタイプの作家なのだ。
古山さんの言いたい事もわからないではないが
観念として主題が先にあろうが、映像化しようとするなら
観念だけではすまないわけで。
659 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/06(火) 17:19:56 ID:aEY0LB+3
小泉監督は神保町古書店でよく見かけた。
黒澤映画中の「実直な人」そのものみたいな印象。
ああいう人じゃないと弟子は務まらんのだろうなあ、と。
あ 助監督だったビットリオとかやのイタリア貴族は今どーしてんのかなあ・・・
どこの店よ
芳賀書店
>>657 わかってて、間違いやるのと
最初から、まったく気にしてないのとでは全然違う。
これは東海テレビの昼の連ドラの美術監督もいってた。
黒澤明がリアリズムの作家なのかどうか
リアリズム本来の意味からいえば違うような気がするな
664 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/06(火) 23:45:52 ID:3BeGRyRc
リアリズム本来の意味て何?
時代考証や設定はリアリズム。演出はアンチリアリズム。
時代考証といたって、所詮、江戸時代に携帯が出ててきたらおかしいといったレベルだろ。
女優の化粧なんか当時とは似ても似つかない。
>>659 人柄の良さと監督としての才は、必ずしも合致しないからなぁ。
昭和20年代、松竹や大映で撮ってた頃に付いた助監(中平、加藤、野村等)を除き、
出世したといえるのは森谷司郎ぐらいじゃないかね? 黒澤に付いてた頃の心労がたたり早死したのは惜しまれる・・・
いやこれは冗談w
>>652 誰も入札してないな。
おっぱいの谷間に顔うずめてる写真が気になるw
自著で悪態の限りを尽くした堀川も大した作品撮ってねえしなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>669 > 悪態の限りを尽くした
そんなことないでしょ。
言いたい事の半分も言ってないでしょ、あれ。
相手にしてはいけない。
織田版椿三十郎を観て、本家の方はどうなのかな?と思って
用心棒、椿三十郎、七人の侍を観たけどさ、役者が何喋ってるのかよくわからなかったw
特に用心棒はほとんど聞き取れなくて面白さが伝わってこなかったな。
逆に七人の侍は聞き取れなくても面白かった。与平とかいうヒョロヒョロの農民がいいね
安いスピーカーのいついた小さなテレビで見ちゃダメだよ。
劇場に行って見ましょう。
そんな人の為の日本語字幕付きDVD
さすが産経w
用心棒は感情移入できるテーマ曲があったが、
荒野の用心棒をはじめ
ジェームズボンドやビバリーヒルズコップのテーマに
活かされているね。
創作ノート書籍化してくんねえかな〜
680 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/08(木) 20:35:47 ID:WZZ9zDkV
184 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2009/01/08(木) 19:03:10 ID:2KixGDaH0
フジ 金曜プレステージ 悪い奴ほどよく眠る
黒澤明没後十周年記念ドラマ
介護用品提供の会社のブログから
また無謀なことを…
「持参金、歩かなければ美人なり」とか
そのままやれば大したもんだが。
児玉清が副総裁役だったりしてw
684 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/09(金) 00:11:40 ID:1Hqnk7jW
びっこじゃなく
「足の不自由な」という
ポリティカリーコレクトネスな
表現を使った黒澤にしては
珍しい映画。
>児玉清が副総裁役だったりしてw
それだったら見たいな。出てるんだよなオリジナルに。
>>673 用心棒は聞き取れるでしょ?
だって黄門様がほとんど説明してくれてるんだもん
西村晃はあんまりセリフなかったお
688 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/09(金) 14:16:56 ID:Vt29T3JH
何でえ!?藪から棒に!
用心棒に月形 龍之介が出てたのか。
691 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/09(金) 22:04:33 ID:qqyJ538A
この前リメイクしたドラマが視聴率も評価も散々だったのに
またやるわけか。ほんと懲りない奴らだな。
694 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/10(土) 03:58:37 ID:NDJAbzsc
視聴者には黒澤ファンもいればアンチもいる。
フツーの人がフツーに楽しめたなら、それでいいんじゃないの?
>>691 天国と地獄 20.3%
生きる 11.7%
「生きる」は低いけど、「天国と地獄」の20%越えは(今どき)良い方だね
評価が散々なのは同意
視聴率20%越えって大成功じゃん。
あんまテレビ見ないからよく知らないけどさw
最近のテレビはゴールデンタイムで15%いけば、かなり上出来なんだろ。
よっぽどその時間見る番組がなかったんだな
リメイク権はデザインエクスチェンジに移ったから、
これからも頻繁にリメイクはあるだろうね。
まあ、古典になったということでいいんじゃないの。
「生きる」「隠し砦〜」辺りは、時代や設定を代えて翻案できそうだよね。
リメイクで良かったのは1978年フジテレビ「白い巨塔」しか知らないな。
田宮二郎、小沢栄太郎、加藤嘉、中村伸郎、佐分利信、中北千枝子、山本学、高橋長英etc
キャストが日本映画の超一流をずらりと並べてるからなあ。
溝口、黒沢、成瀬などの映画で重用された人ばかりだよ。
もういい役者が死んじゃったもんな。高橋長英は生きてるかな。
「天国〜」は主演の三船の演技だけで見せるわけじゃなく犯罪ドラマ、刑事ドラマとして話自体おもしろいからリメイクしても数字とれた
「生きる」は志村の演技あってこそ感動できた作品だからリメイクは絶対失敗する
んなこたぁない
AA略
リメイク作品を貶す人は「相棒」を見ても
つまんないだろうか。
同じテレビレベルだけど。
逆だろ。
天国と地獄は黒澤の圧倒的な演出力で見せきった映画で、リメイクにはそれが欠けていたのが致命的だった。
生きるの方は物語自体に圧倒的な力があったので欠点は多かったがそこそこ見られた。
706 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/10(土) 21:04:00 ID:NDJAbzsc
天国と地獄は妻ぶきが出てたからそこそこ視聴率取れたんだろうな。
内容は酷かったが。まあ今の時代に移してやるのは無理があったな。
>>702 いくら何でも映画を見る目がなさすぎる。
監督スレで,役者と筋だけで評価とは。
>>705 「権藤さんはすごい人だな」
これは、三船と黒澤の演出がないと
説得力の出ない台詞。
七人の侍を見れば見るほど、与平の演技の素晴らしさに圧倒される。
あの役者は只者ではないはず。
>>707 リメイク版がどう考えても黒澤版に劣るのは当然
そのうえでリメイク版の視聴率がとれるかどうかは結局役者と筋次第
囲碁にも早碁があるように低予算・短期間に作られた、
ああいったTVリメイクもそれなりに評価してやっても
いいんじゃないかと思う。
>視聴率がとれるかどうかは結局役者と筋次第
仮にそうであるなら、わざわざ「天国と地獄」や「生きる」を今更引っ張り出してリメイクする意味が皆無だね。
その時その時で一番数字取れそうな顔ぶれ集めて適当なドラマにするだけで充分、「ヘキサゴン殺人事件」とかさ。
香川京子はインタビューで「黒澤さんの映画で演じた役は違和感がある」とか言っているって本当?
「十五人の黒澤明」だとそういう感じは微塵もなく答えていたんだけど。
『どん底』や『赤ひげ』や『まあだだよ』なんかの香川京子は良かったと思うんだけどなあ。
『悪い奴ほどよく眠る』や『天国と地獄』も手堅く演じていたし。
↑こんなとこでこんな質問するヤツって、「本当です」ってレスがついたら、
そのまんま鵜呑みなんだろうか。
>>701 それはリメイクじゃないだろ。
原作が同じだけ。
「キングの身代金」「赤ひげ診療譚」も何度も
ドラマ化されてるが、
黒澤の「天国と地獄」「赤ひげ」のリメイクとして
ドラマ化されたのは一度だけしかない。
549 :この子の名無しのお祝いに:2006/09/03(日) 23:46:17 ID:+oyQNmgM
>>548 結構最近は「黒沢さんの映画の役には違和感がある」と言っている。
↑
終了した「香川京子」スレより。
役者が違和感はないだろう。
香川さんは、自分の演じた役を自分に合った役かどうかってよく考える人で、
合っていると思う役の範囲が結構狭い。ただそれは合ってない映画がおもしろくないとか、
自分の演じている役がよくなかったとか、やる気にならなかったということではない。
私も「黒澤さんはわざと合わない役を当ていて、それによって役を際立たせる、
それが監督の意図なんだと思います。」と言ったのを聞いたことがあります。
合っているかどうかってことに対する考え方が、
新劇系の役者とは全然違うタイプだと思います。
新劇系の人は、例えば森雅之さんのように、
どんな役でもこなすのを楽しみにしている人もいるので。
「白痴」「がめつい奴」「あにいもうと」のように。
三船だって、三十郎や菊千代でも新出去定でもない。
>>718 確かに完全なリメイクじゃない。
映画版はサンデー毎日の連載中に作られたので財前五郎が裁判に勝つとこで終わってるし。
フジテレビ版は小説完成後なので財前五郎の死までを描いている。
ただ、重要なキャラクターである田宮二郎、小沢栄太郎、加藤嘉の演技は映画での演出
と殆ど同じだった。おそらくこの三者は「映画のままで」と演出されたのではないかな。
黒沢映画で活躍したのは中村伸郎「悪い奴ほどよく眠る」、小沢栄太郎「醜聞」
中北千枝子「素晴らしき日曜日」、あと北林谷栄もどっかで出てたような・・。
映画では東野英治郎が演じた役を中村伸郎が見事に演じきったのはさすが。
まあ、リメイク+オリジナルの作品だね。
黒澤生誕100年て、長生きしすぎなんだよ。
じじいは、さっさと死なないと老害になるだけ。
『天国と地獄』のリメイクはほんっと最低だったね
鈴木京香の胸の谷間だけがVシネレベルで興味をそそっただけ
一番笑えたのがブッキーのラスト
天国と地獄リメイク、
俺は明日があるので途中で寝たが、そこまではマァマァだったぞ。
>>725 黒澤以外に新藤兼人とか清純とかも
いつまで生きてる気だ。
>>728 二人共、超人的な体力の持ち主だからなあ。
若い頃の清順は撮影中は寝なかったとか。
焼き直しドラマの話なんかどうでもいいんですが
ハリウッドだけじゃなく世界中の映画監督に影響与えてるけどまともにリメイクされたのって「七人」くらいか
あとは勝手につかわれてたりキャラとか真似されたり
「生きる」、「天国」も結局頓挫する気がする
黒沢映画のリメイクが上手くいかないということは、批判を覚悟で書けば黒沢映画は
演出は素晴らしいが、原作つまり黒沢映画では脚本が特に優れているわけではない
ということじゃないかな。
映画版しか見たことないが、山崎豊子原作の「女系家族」は映画の後に8回も
テレビドラマ化されている。この回数は原作が恐ろしく優れている証拠だろう。
映画向きの小説というだけだろ。
山崎のは特に
オリジナルよりカッコイイのは荒野の用心棒くらいか。
>>732 つうかリメイクって成功例のほうが少ないでしょ洋画も邦画も、黒澤映画に限らず。
それなのに挑むんだよなあ、自分なら巧くやれると思っているのかも知れないけど。
>>734 凌駕してるとまでは言わないがあそこまでの作品に仕上げたセルジオ・レオーネは偉いと思う。
たいして予算もかけてないのに、ここらへんが才能の差なのかな。
レオーネも凄いんだろうけど、やっぱ東木がシブカッコ良すぎ
>>725 君は立派な老害になりそうですね
期待してます
>>731 「生きる」なんかトムハンクスじゃとても志村と比較出来ないしね いい役者だけど
現役であの役出来る俳優思い浮かばない
個人的にはジャックレモンで見たかった
それはそうと、 >725 についてだが、「生誕100年」と「長生き」はどういう
関係があるのだ?100歳で存命中とでも思ってるのか?
基地外はスルーで
741 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/13(火) 19:55:37 ID:UFx781+L
>>734 あんなのはパクリだろ。リメイクじゃない。
生誕100年で長生きもひどいが、一日半も間、誰も突っ込まないのが何とも・・・。
ここのところの映画板は極端に人が減っているが、この一日半に見た少数の人も、徹底スルーをわきまえている人ばかりということか。
それとも、「こいつには何を言っても無駄」とあきらめているのか。
>>741 しかし他のリメイクと比べても最高の出来だ。
音楽が良かったことやアップを多用した構図など見るべき点は多い。
レオーネのスタイルは、
仲代の卯之助にインスパイヤー(笑)されてんだろうな。
伊藤の「さそり」→タランティーノ「キル・ビル」と
絶たれることのない流れができているな。
卯之助を始めてみた時は楽しかったが、
あの感覚は日本人じゃないと分からないんだろうな。
仲代は「黒い河」でも似たような役やってたよね。
745 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/14(水) 00:13:45 ID:+idV4Kws
楽しそうなタイトルとポスターだったから『素晴らしき日曜日』借りてきたんだ
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
「素晴らしき日曜日」を元ヴェルディ・武田と森三中・村上でリメイク希望
拍手
赤ひげを見たけどさ、山崎務と香川京子の話ってぶっちゃけ必要ないな。
>>738 仲代達也。
むしろ、泣く役は彼のほうがいいかも。
死んでるんだが。
釣られた?
「生きる」リメイクするならタイプは違うけど
井川比佐志にやらせてやってくれえ
数年後、偶然赤んぼおんぶしてるおなかと出会った佐八の
心境を確か『おなかが哀れで…』という台詞で表現しているけど
おいら佐八の方が何倍も哀れでならねぇだよ。
山崎努が「おなか・・キレイだ・・」っていう下剤のCM誰か作らないかな
ヽ( ゚∀゚)ノ┌┛)`Д>・:∴
文藝春秋の仲代のプチインタビューで影武者の話題。
勝新が仲代の代役が決まった後で、
黒澤と仲直りしてサイド出演考証したってのは既出?
知りません。詳しくおせーて。
知りません。詳しくおせーて。
勝神と黒澤見てみたい。
何度もダメ出ししたシーンとOKしたシーンを
見比べたいけれどメイキングでそんなのあるですか。
>>760 「まあだだよ」の特典DVDに
松村達雄が「こら!教室でタバコをすってはいかん」
という台詞で、延々NG食らってるのが見られる。
もっとも収録されてるのは10分ぐらい。
実際は、丸一日、この台詞でNGだったらしい。
(松村は、頭にきて降板を申し出るが
黒澤に慰留される。ただしリハーサルは2人だけでとの条件つけて)
後日黒澤の自宅で二人だけで練習して
再度撮影に挑んでOK。
台詞は
「教室でタバコを吸ってはいけない」に変更された。
黒澤曰く「松村さんは優しい人だから、こら!
なんて人を怒鳴ったりできないんだよね。
もっと早く、僕が気づくべきでした。」
>>735 森田の「椿」が模倣・模写で終わっているのに対して、
レオーネは「どうだ、俺のアレンジは面白いだろう」という、
チャメッ気みたいのがあるんだよ。
リメイクはしてもいいんだけど、
観客をしびれさせる何かが無いと単なる模倣でしかない。
また、用心棒が東映時代劇を崩壊させたように、
荒野の用心棒が アメリカ西部劇に影響を与えたのは凄いな。
>>762 >アメリカ西部劇に影響を与えたのは凄いな。
マカロニウェスタンじゃなくて?
>>763 レオーネが監督した「荒野の用心棒」って、知らない?
>>764 だから、マカロニウェスタンじゃないか?
荒野の用心棒は何をパクったのか知ってるんだろうな
>>765 ごめん、ごめん。
用心棒はマカロニウエスタンに影響を与え、
荒野の用心棒はアメリカ西部劇に影響を与えた、だよね。
判りにくくてごめんなさい。
ジョン・フォードを初めとする西部劇から影響を受けたのは黒澤なんだけど
>>768 で?
それで終わりなら、フォード>黒澤だよな。
調べてみたが、映画評論家の的田也寸志は
「それまでになかった流血と荒唐無稽なアクション描写は、
やがては本場アメリカ製西部劇にも大きな影響を与えることにもなった。」
と書いてる。
>>771 >それで終わりなら、フォード>黒澤だよな。
そうだよ。
先人の影響を受け、それを破って、自己の型を作り上げる、
それが道を究めるということだよ。
黒澤映画のクレジットで菅井きんってよく見るけど、一回も発見したことが
ないな。みんなはどう?菅井きんって本当出てるのか?
>>773 生きる 陳情の主婦
悪い奴ほどよく眠る 和田の妻
天国と地獄 麻薬患者
どですかでん おくにさん
>>773 「生きる」で市民課の窓口で「ウチの子供なんかね、皮膚にカサカサができちゃって、
本当にどうにかならないんですかねえ」とかまくしたてるオバサンたちにいる。
ちゃんと菅井きんにセリフがあるから見ればわかるよ。
あと、「生きる」で雨の中の工事現場で、志村喬に傘をさしだすのも菅井きんだよ。
でもその10年後には薬中になっちゃうんだよな。・゚・(ノД`)・゚・。
書き忘れたが
>>771の
映画評論家の的田也寸志のコメント、
「それまでになかった流血と荒唐無稽なアクション描写は、
やがては本場アメリカ製西部劇にも大きな影響を与えることにもなった。」
というのは「荒野の用心棒」へのもの。
>>772 >それを破って、自己の型を作り上げる
うん、だからフォード≦黒澤なんだよ。
「荒野の」から米・西部劇へ逆に影響を与えることで恩返しが出来た。
不等号はいらんだろ。
年輩、先駆者には敬意を払えよ。
「荒野の用心棒」はマカロニウエスタン。
本場アメリカ製西部劇とは別。
引用元の的田也寸志氏からまちがっていた
のかは不明だけど。
>>779を読む限り間違えてないだろ。
「荒野の用心棒」に対して「本場アメリカ」と言ってるんだから。
そもそも既出だし。
自分だけが知っていると思ったのか?
>>780 >うん、だからフォード≦黒澤なんだよ。
どうしてそんなことが言えるんだ。
恩返しなら「荒野の七人」とか「暴行」だろが。
それでも黒澤がジョン・フォードを超えることはありえないし、
黒澤にとってフォードは永遠の師匠だよ。
おっとごめん。上から見ればわかった。
どうでも映画
黒澤は軽演劇出身の役者を使うのが好きだったけど森繁を使わなかったね。
自作には合わないという判断だったのかなあ?
東宝の巨匠クラスだと成瀬巳喜男も森繁を使わなかったけど。
東宝の重役シリーズ、社長シリーズ、駅前シリーズが大当たりで
スケジールが合わなかっただけだと思ふ。
自分の型にハメたい監督には合わないだろ、森繁は。
小津も森繁は気に入らなかったみたいだし。
>>781 そうだよな。
なんでも順位や優劣付けたがるのは
悪い癖。
咲いた、咲いたチューリップの花が
並んだ、並んだ、あか、しろ、きいろ
どの花見てもきれいだな
という歌習っただろ?
毎年コンスタントに10本は主役で出演してるのに、長期間拘束される
黒澤映画なんかに出れるわけないじゃん。「用心棒」なんかも社長
シリーズと2本立てで封切じゃなかったっけ?
赤ひげで長い間拘束されたのに懲りて三船はその後黒澤とは仕事せずデルスウザーラねオファーも同じ理由で断った、んだっけ確か
794 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/18(日) 21:42:11 ID:/+BNWOmb
スピルバーグとか黒沢映画を参考にしとるな。
Sウォーズのジャバザハットは赤ひげの太った殿様か?w
スターウォーズはスピルバーグ関係ないけどね
796 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/18(日) 22:29:25 ID:k0O6tE9f
>>789 森繁は演出方法が気に入らないのか、
小津のことボロクソ言ってたな。
>>793 デルスのオファーを三船は断ってない。オファーを出してないんだから、黒澤サイドが。
それに三船は最初オファーが来るかもと思いスケジュール調整してたんだよ。
三船がいなくなった黒澤映画は全然面白くないよね。
いかに三船の凄いかってことだよな。
ぶっちゃけ、用心棒も椿三十郎もあんまり脚本面白くないしな。
七人の侍と赤ひげは明らかに名作だけど。
デルスは三船主演ということで記者会見してる。
三船が ドズラースニッチェ.カペタン.
とかしゃべるのも見てみてえ気もするけどなw
デルスの時はソ連まで三船敏郎が陣中見舞いに行ってるんだよな
チョイ役でも良いから俺を使ってくれないか、と頼んだそうだけど
三船ちゃんをチョイ役でなんか使えないよ、と低調に断ったそうな
803 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/19(月) 04:41:54 ID:HWa/pynv
デルスの役は三船でなくてよかったよ。
あのおじいさんが適役だもん。
>>803 もし三船だったらヨーダもだいぶ違うキャラになっただろうな
ソ連側は三船主演を望んでいたんだよ、一方的に。
野上さんが何か書いてるよ。
監督が三船を使わなかった理由は何と無くわかるな。
日本人ビューだと違和感バリバリでしょ?
807 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/19(月) 15:25:41 ID:wudKh97t
間宮林蔵のエピに置き換えて三船を云々 って聞いたけどな。
三船はメキシコ人の役もやってる
ルーカスは三船に銀河帝国人を演じさせようとした
浅野忠信だってモンゴル人の役をやった
虎の尾を踏む男たちをみた。
勧進帳は外れないから、よかった。
黒澤の名前がないとみることはなかっただろう。
デルスよりもっと前に「ウスリー探検記」を北海道を舞台に翻案して映画化しようとしてた、って話でしょ。
この本自体は戦前に読んだ物らしいから。
『デルス・ウザーラ』はともかく『影武者』や『乱』は三船主演で観たかったな。
『影武者』の仲代は冒頭とか信玄の遺骸を湖に沈める場面とか三船が乗り移ったかのような台詞まわしだった。
意識したのかなあ?
影武者の仲代は良かった。
仲代ほどの人が、三船を意識していたとは到底思えない。
文藝春秋のショートインタビューでは、
勝新方面から役を受けたことに批判を受けて、
いろいろ演技のことも気にしていたみたいだが、素晴らしいとしかいいようがない。
勝新の影武者も見てみたいのは事実だが、仲代版もいいよ。
勝新の座頭市見たことあるか?
仲代が良い悪いの問題じゃなくて、あの脚本はもともと
勝新を念頭に作られたものであるし、勝新を知っている
人は勝新ならこうするはずという意識で映画を見る。
仲代は新劇臭いし、だいたい泥棒の役は無理。
乱は三船主演で話が進んでいたという説があるな。
三船プロも金をだすことになって、しぶったとか。どこで読んだんだっけ。
おれは「まあだだよ」が三船でもよかったんじゃないかと考えることがある。
元々百關謳カって偉そうな人だったらしいし。松村の百閧ヘ映画を
活性化させる異物感がないんだよな。まあ、それを狙ってキャスティング
したんだろうけど。
勝新のキャラで影武者もいいんだけど、滑舌は仲代のほうが
聞きやすいんじゃないかな。
仲代影武者の品のない笑いは、勝新を意識してのものだろう。
三船に百閧ヘ無理。生徒がついてこないよ。
松村の語り口調は教師で食っていけるだろうが、
強力な個性が欲しいね。
>>815 三船版「まぁだだよ」いいねえ。
松村じゃ貧相なんだよ。
威張ってる感じの人の方がマッチする。
「まあだだよ」の時はもう三船弱ってたんじゃないか?
まぁ、元気だったらそういう配役も考えたかもしれないがね。
三船が猫の迷子で泣くのかよ。
ありえないわ。
むしろ仲代に目に涙を死ぬほどためて欲しい。
仲代はハチ公物語で充分
まぁしかし、三船はどんな役でも一応はバケるな。
生きものの記録の三船は百けんに似てなくもない。
>あの脚本はもともと
勝新を念頭に作られたものであるし、
そんなこと言い出したら
この役は京ちゃんの役だからといって
実現しなかった「蜘蛛巣城」とか
高倉健の顔で書かれてる「乱」の画コンテ。
「生き物の記録」の三船の役は
最初、志村がやるはずだったとか。
それから影武者は勝新のキャラから
外れてる部分も多いと思うよ。
勝新が「殉死」なんてするかね?
卯之助は三橋達也でも見たかったが、仲代で大成功してるし。
カンヌの赤絨毯を歩く黒澤と仲代。
勝新よりも華があるね。
仲代は「我輩はネコである」で漱石やってるから、弟子の百閧ヘやれない。
>>823 勝新で途中まで撮られていたという事を忘れてもらっては困る。
全然レベルの違う話を持ち出して、
そんなこと言ったらなどと反証されてもなぁ
827 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/20(火) 20:46:51 ID:nuGp5LPZ
黒澤映画の途中降板は他にもあるね。
隠し砦の藤田も、撮り直しでしょ。
松本幸四郎で途中まで撮影してたんだよね
ロケ地でのスナップ写真は見たことある
この手の没フィルムって出てこないんだろうか?
>>814 仲代は無頼漢や下郎の役もやってるし特に違和感なかったよ、泥棒役が無理ってことはない。
確かに新劇臭いけどそれを言ったら勝新だって小芝居がうるさい、特に演出に口を出すようになってからは。
>>826 黒澤は心底勝を使いたくて
起用したわけじゃないだろう。
影武者をヒットさせるための
興行的配慮。
勝に招かれた
京都の料亭で
「ここの女将が勝の顔を見て
嫌な顔しただろう?
勝はこの店にも借金があるんだな」
とか野上照代に。
ほれ込んだ役者にこんな事いうか?
>>829 仲代は元々うさんくさい役ばっかりやってたからね。
黒澤は勝新に固執したとかしないとかカンケーないだろ
当初は若山と勝とセットで起用する事が面白いと思いついたワケで。
カンの鋭い若山がオファー断ってしまったから兄弟での起用がダメになって
勝新の二役起用に切り替えただけで。
まぁ、勝新が演じていれば…とか仲代が演じて良かった、とか良くないとか
色々言われるけど、個人的には若山が断った時点でどっちにしても物足りなかったろうな。
>>830 勝新が膨大な借金抱えていたことなど
映画関係者なら誰でも知っている事実。
使いたいとか、惚れ込んだとか、全然関係ない。
黒澤は惚れ込んだ俳優じゃないと使いこなせないとでも?
どういう勝新があって勝算を起用しようとしたか分からないw
宮川さんの話を聞いても、あまり黒澤とそのことを話してないようだし。
勝新と若山はセットなら創作意欲をそそられたに違いない。
でも片方が降りた時点でどうかな。
若山の本音の本音はトラトラトラで、
太秦スタッフとの遺恨にありそうだな。
836 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/21(水) 13:41:11 ID:R0+4rYKY
影武者公開後、仲代がレストラン逝ったら
偶然若山がいて物凄い顔でガン飛ばして来るので
(想像つくなあw)
仲代の方から経緯を説明したら
ああそうか・・・と快諾してくれたらしい。
837 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/21(水) 14:32:32 ID:o6j3ool5
やーなーぎーさーわー
みたいな感じか
影武者はやっぱり勝新で見たかったな
どうしても仲代ではイメージに合わない
勝新をキャスティングして撮影開始とかしてなかったらそういう事も
思わなかっただろうけどねぇ…
事実として勝新の「影武者」ってのが有り得ただけに代役の仲代は
分が悪いよね、どうしても。ま、でも勝新の代役としては仲代がセカンドベスト
だったと思う。
や”〜な”〜ぎ”〜さ”〜わ”〜
>>833 せっかく、黒澤に気を使って
招待してくれてる場で、そんな事をいわなくてもねと
野上はいってたが。
そもそも勝の起用自体、黒澤の思いつきじゃないわけですしね。
842 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/21(水) 16:42:26 ID:R0+4rYKY
>「ここの女将が勝の顔を見て
嫌な顔しただろう?
勝はこの店にも借金があるんだな」
俺監督だからそういうの全部読めちゃうんだョ、とか言ってたらしいが
虎虎虎京撮の空気全然読めてないのが凄いw黒澤らしいw
読めたからヘルメットしてったんじゃないの?
黒澤さんの場合、冷静な時はともかく、
ブチ切れるともう駄目なんでしょ。
844 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/21(水) 20:12:54 ID:5RzvzKWd
クロさんって、あんなに激昂するタイプなのに、よく脳溢血とかで倒れなかったな。
繊細すぎる部分もあったのに、長命で精力的に仕事をこなすし・・・凄いね。
みずから氏のうとしたけどね。
ホントは肝っ玉が小さい、小心者なのさ。
糞尿が独り言し始めたな。
>>836 この手の話ってよく聞くけどよくわかんないんだよな。
影武者プレミアムかなんかの試写会でも、図々しく乗り込んでいった
勝新と仲代を周囲が気を使って会わせないようにしたとか。
勝手に勝新が喧嘩して下ろされてんじゃん。
仲代が役を受けなきゃ、勝新も下ろされなかったかもしれないと
話が湾曲してるってことか?
なんにせよ、ヤクザが筋目通せって言ってるような話で、まったくもって
いやな話だ。
この前の文藝春秋の仲代インタビューによると、
勝新は黒澤と仲直りして、
その時に俺にやらせてくれと言ったらしいんだな。
ただもうその時は仲代に決まっていて断られた。
仲代は受ける条件として、勝新に直接断ってから、
そのために一週間時間をくれと言ったんだけど、
勝新にまったく連絡が取れず、勝新話せないまま、結局代役を受けた。
ということなので、勝新の一人相撲だけど、
勝新はまだまだゴネながらもやる気だったと思われ。
仲代が受けなかったら、俺と話を再開したはずとか
惚けたことを考えていたんじゃないのか?
>>848 若山とのことは
影武者のDVD特典に入ってるから
それ見ればわかるよ。
スポーツ新聞で
仲代が「待ってました」みたいな
反応したみたいな見出し付けられて
それを見た若山が
腹をたててたらしい。
今もし黒澤が健在で「影武者」「乱」なんかを初めて撮るとしたら役者探しに苦労しただろうな。
かつての勝、仲代、三船のような黒澤時代劇の主役を張れるような役者今現役で日本にいないと思う。
渡辺謙なんか黒澤が使いたいタイプの役者なんだろうか。
852 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/21(水) 22:29:48 ID:5RzvzKWd
渡辺謙とか真田広之が出る黒澤作品、観てみたかったな。
加藤雅也、永澤俊矢など、現代邦画の枠に収まらない俳優だったら
黒澤作品で輝いてたかも・・・と、妄想してるw
853 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/21(水) 22:40:00 ID:O3KkChS+
>>850 若山が何で腹を立てるんだろう。
自分はオファー受けたの断ってもう関係のない立場なのに。
854 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/21(水) 22:40:14 ID:o6j3ool5
>>851 晩年のインタビューでそんな風なこと言ってたね
「時代活劇を撮らないんですか」という質問に「役者がいないから無理だよ」とかなんとか
>>855 ただ、「まあだだよ」の冒頭の教室の生徒役の
俳優の卵(劇団の研究生)は熱心だったのが気に入ったらしく
ああいう連中を鍛えればなんとかなるか
とも言ってたみたいですよ。
>>853 自分のかわいい弟が必死にやりたがってたのを
降ろされたのに、そういう気持ちも考えないで
発言するひどい奴。
役所広司、真田広之もいい役者なんだろうけど三船とか仲代みたいなあくの強さ、迫力がないんじゃね。
それより若い連中はもっと年齢の割りに幼く見える優男、小顔、ジャニ系ばっかりだし。
今はあくの無さが流行ってるからな。
見ても印象に残らないやつばかり。
今はなんでもテレビサイズがウケる時代だからねぇ
テレビサイズの俳優とかアイドルばっかだ…トホホ。
ついでに政治家もテレビサイズ
若山は晩年になってテレビにもよく出るようになったとき
調子に乗って外車を2台買ったはいいがローンが払えなくなり
他人にやったから残りの金はそいつから貰ってくれと言って
訴えられたとか週刊誌に載っていた。
こんなヤクザ兄弟に黒澤映画を汚されなくてよかったよ。
三船だって大スターになってから黒澤に抜擢されたら
上手くいかなかったかも知れない。
腹の減った俳優を探さないとダメだね。
風林火山に出てた主役の人はいけるんじゃない?
脇役だけどさw
阿部寛と佐藤浩一あたりもいけるとおもう。
そんな事いいだしたら馬乗れてタッパがあってちょいと男臭い俳優なら
みんなイケルって事じゃん。
867 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/22(木) 16:48:32 ID:gpBDvJ20
今月のhi−ho
香川京子が赤ひげで狂女演る際
ベルさんが昔狂女の観察したとかの精神病院紹介してもらって
患者観察したって。
今のTVタレントには無理だな。
色情狂は♂より♀に多いのはなんでだお。
黒澤さんは彫の深い人が好みだね。
三船とか加山とか。
白黒作品が多いから肌の色を気にせずに、
欧米人も感情移入が容易だった。
>>866 黒澤が監督してないのに惨敗も何もないだろw
>>867 スピルバーグはプライベートライアンで出演者に軍事演習やらさせてるよね。
ハリウッドはすげーわ。
>>871 津川が逸見の手術見学させてもらっただろう?
普通の人が見せてくれといっても無理だが
それなりの伝があればOKのはず。
どこがいいのか全くわからない
特に長い間が嫌い
無人島でも見る気にならない
まぁ人それぞれだ
ご愁傷様
次の方どうぞ
黒澤は(旧制)中学生並みの(以下略
>870
アマデウスでトム・ハルスがピアノを自在に弾けるようになるまで訓練してから撮影始めたってのも凄い。
日本映画で手元吹替えなしにピアニスト演じられた役者なんて皆無だろ。
ピアニスト役ではないけど、大林宣彦の映画では役者当人がちゃんとピアノを弾いてる。
山口百恵、大友柳太郎、石田ひかり、とか。
>>878 モツは今のピアニストから見たら
技巧的には大して難しくないよw
左卜全は深い
>>870 黒澤が監督したら、とかいう次元の問題じゃないだろう
どこからどう見ても
黒澤映画に限らず昔の映画で主役張れたのは目力がある役者だろ。
いまのただイケメンなだけの俳優と違って眼光鋭い人が多かった。
>>884 そう?
加山雄三だってソフトな青年しか演じてないし、出来ないとはおもわないよ。
あ、ちなみにおいらが言ってるのは脇役ね。
阿部ちゃんがいくらがんばっても三船の真壁六郎太をできるとはおもわないよさすがに。
眼力というなら最高の眼力のある現在の俳優は本田博太郎だろ。
三橋達也の眼光なんて凄いよね。
大スターになりそこねたな。
>>881 トム・ハルスがラフマニノフ弾けるようにしたとかいうなら
たいしたもんだと思うが。
こんな夢を見た↓
出目金なだけだろ
ウパー
あれだけ嫌っていた任侠映画の、大スターだった高倉健や若山富三郎を
起用しようとしたんだから一応どんな映画でも主役を張れる俳優なら、
黒澤さんでも使えるんじゃないかな?
それこそ織田裕二でもジャニタレでも。
ただし、軍隊に6年もいた三船のような、骨のある奴は徴兵制のない日本では
少ないから「八月の狂詩曲」のような大人しい映画になるだろうがね。
砂糖コウイチじゃ無理だから
896 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/24(土) 15:43:41 ID:zretvcQ8
隆大介って案外伸びなかったな。
隆大介が浮いているように見えるの俺だけ?
俺もだ。
外見が他の役者と違うせいだろうな。
899 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/24(土) 19:28:50 ID:VO9FvLAx
BSの黒澤映画特集で、再放送されるの5作品。
どれになるだろうか。
予想
「七人〜」
「生きる」
「羅生門」
「天国〜」
「用心棒」
901 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/24(土) 21:59:39 ID:c9n2mZCd
羅生門外して 悪い奴ほど良く眠る
隠し砦は鉄板だろ。
7人と生きるも鉄板。
あとは用心棒、赤ひげ、天国、羅生門、悪いやつから二つ。
大穴でデルス。
椿だろ
904 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/24(土) 23:09:27 ID:grSFZmnw
大根で二世の加山を使ったのに?
907 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/25(日) 18:15:47 ID:CxLBF9J5
わからんよ、ピーターだって出たし。
908 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/25(日) 18:59:49 ID:pA/b5BQS
ピーターの父は人間国宝 本人も名取
ジャニと一緒くたにするな。
乱のピーターはほんとにウザかった
あんなおいしい役を…ああ勿体ない
演技の上手い人にやってほしかった
羅生門をもう一度放送するなら、リマスターでお願いしたい
田原俊彦の長年バックダンサーを務めた乃生佳之も、
日本アカデミー12冠の時代劇「虹の橋」で渋い演技を披露してたな。
913 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/25(日) 21:25:46 ID:up7Fgvg+
>>909 いやピーターは素晴らしい演技してるよ。
実に見事なキャスティング。
俺の乱を見たあとの感想はピーターおもろすぎ&おいしすぎだった。
ひょーろりこは腹いたかったよwwww
そして隆さんは浮きすぎだろうどう見ても。
俺もあのピーターは駄目。
昔のシスターボーイ時代の作品が代表作だな。
ああいう役で外すのは、演出の責任だと思うわ。
俺もピーターはイラネ派だな。
中学生時に観た時はピーター良かったんだけど、
最近久しぶり「乱」観たら見てられんかった。
>>913 あれはもっと飄々と演じて欲しい役だよ。
918 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 00:50:46 ID:pgB9i0IR
BSは乱と影武者と八月を再放送してくれんかな
所用で見れなかったから頼む
わけわかんないなあ。
その三本、どこのレンタル屋にも置いてあるし、このスレにいる人なら既に見たことあるのが
当たり前でそんなに熱望するようなことではないし、放送局の人がここを見ていることもない
だろうし、もし万が一見ていたとしてもやはり「何言ってんだろう」と不思議がることだろう。
920 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 03:12:34 ID:pLXqPCmV
もしかしたら
レンタル屋に出入り禁止?
乱のピーターの役、北野武がやってもおもしろかった
今と違ってまだバラエティで馬鹿ばっかりやってた頃のたけしならピーターより飄々とやれた
NHKの番組紹介で全30作品をアンコール放送するって言ってたぞ。
まず上位5作品として
羅生門
生きる
七人の侍
天国と地獄
用心棒
を放送するってさ。
>>922 お、また全作やるのか。見逃したのもあるし楽しみだ。
924 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 08:53:50 ID:/onhtJpQ
乱のピーターは良かったね。彼以外のあの役は考えられないね。
なんでいちいちageて言うの?
たけしなんて黒澤がつかわないよ。
言うこと聞かないからだめって言われてるじゃない。
ピーターは黒澤映画のあとに舞台や演劇のほうでかなり役をもらうようになって、
評価は上がったと聞いたけど。
>>921 あれは昔撮っていたら藤原鎌足やエノケンの役なんじゃないのかね。
あの役にはホモの匂いが欲しかったんでしょう
ピーターで問題ないと思うけどね
戦国武将の男色はよくあることだから
おそらくは殿の傍にいて寵愛を受けたであろうことや、
舞や狂言をこなせるという点ではピーターの人選に問題はない。
ジャニタレも人生経験を積めば何とかなるだろう。
カッコつけやテレがあるうちはダメ。
930 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 15:05:00 ID:x2IMc3S4
犬HKのインタビューで
あの2人は男色関係なんでしょうか?って問いに
はい、そうですねえ。
と黒澤が答えていた。
ピーターは不良番長での宇宙人が良かったな。
歩くとピコピコ音がして。
地球人よ、額に汗して働け・・・とか逝って宇宙に帰って逝く。
>>929 むりむり。
事務所の力が強いからくそ演技しても許してもらえてるんだよ(上層部が金稼げればいいってくそ頭なせいもあるが)。
ジャニタレである以上ピーターと並ぶなんて百億光年無理。
934 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 17:26:39 ID:H17ZHffn
>>926 「夢」のいかりやは本当はたけしのつもりだった。
忙しいから無理だろうと
オファーもしてない、幻のアイデアだけど。
935 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 17:29:57 ID:H17ZHffn
>>927 お小姓的な匂いが欲しかったんだと思う。
中性的な存在。
鎌足やエノケンじゃねえw
936 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 17:31:54 ID:H17ZHffn
ピーターに「(撮影するまで)きれいでいてね」
といったんだから、美形というのも条件だったんだろう。
>>933 「おくりびと」がアカデミー外国語映画賞を獲れば、
モックンの時代が来るかもよ。
938 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 18:44:33 ID:ryj/i50S
>>933 岡田准一は結構うまいと思う。
役柄限定かも知れんが。
加山雄三は天下の二枚目の遺伝子を引き継いでいる以外は、
ジャニさん達とさほど変わらんのでは。
940 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 22:45:59 ID:x2IMc3S4
影武者 姫路城ロケで
役者を集中させる為に新幹線20分停めさせた
とショーケンがラジオで逝っていた、と杉作J太郎が紙プロで言及。
幾ら黒澤でも果たしてこんな事可能なのか?
鉄ちゃん答えてくれ。
いくら何でも無理だろ
J太郎はブラック・ジャックのエピソードと混同してるんじゃないか?
YOU、お仕着せ来ちゃいなYO!!
943 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/27(火) 01:57:55 ID:hx1Nz8j1
>>940 御殿場ロケで米軍ヘリが頭上を飛んでると
「うるさい、邪魔だ、打ち落とせ!」
助監督に命令してたらしいよw
それで、自衛隊が対空ロケットで撃ち落してジョージルーカスがもみ消したってのは有名だよな。
それほどこだわったくせに、公開された映画で
姫路城天守閣の避雷針がバッチリ映っていて大笑い。
現在は、そのシーンはカットされている。
隆大介は、舞台で素晴らしい演技してる。
彼のようなタイプの役者を使える監督がいない日本映画界が問題。
黒澤以降は、五社英雄、石井聰互、三池崇史などの作品で異彩を放ってたね。
「影武者」、「乱」の隆大介も良かったと思うが・・・
乱と影武者だとどうも色が浅黒くて現代人みたいな印象が強すぎて、
俺には浮いているように見えた。
演技には文句つける気はない。
948 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/27(火) 15:54:10 ID:861iYG0r
うーん、天国と地獄面白くなかったな・・
黒澤映画では野良犬以来だわ。
俺は野良犬のほうが面白いと思うけど、
両方ダメならそもそも刑事モノが合わないのでは。
>>933 ジャニーズはだめでテンプターズはOK?
よくわからん。
>>950 ジャニの場合、ジャニーやメリーがうるさく干渉してくるから駄目なんじゃないか。
犯人の側から描いたらおもしれぇって
シトもいるだろな。
こんな世情だからぬ。
江木敏夫も一応ジャニだなw
954 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/27(火) 19:29:21 ID:tg/7f/1j
>>947 メイクでしょ?
実際に日焼けしてのかも知れんが。
加藤武も黒かったし
わざとだと思うけど。
そういえば「椿三十郎」の仲代もメイクで
黒くされてる。
黒澤の好きなドイツ表現主義の影響。
別に浮いてるとも思わないが。
>>948 どっちも好きだw
BSのベスト5、天国と地獄は入るだろうが、野良犬は入らんのだろうなー
入ってくれたらちょっとうれしいけど
956 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/27(火) 22:04:22 ID:OLYgQ3Vy
957 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/27(火) 22:10:15 ID:861iYG0r
>>955 ベスト5に入るような評価なのか!?
どこが評価されてるの全くわからねえ・・
大好きな香川京子が見れたことだけはよかった。
黒澤映画ベスト5だったら、
七人の侍
生きる
隠し砦の三悪人
用心棒
椿三十郎
これが王道だろ。
王道というなら蜘蛛巣城と羅生門が入って隠し砦も椿も弾かれるだろ、普通。
BSベスト5は「もう一度見たい」ランキングだからな
天国と地獄は入ると思う
観たいランキングなら確かに「天国と地獄」は入るだろうな。
961 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/28(水) 15:36:27 ID:qkjR5XdC
田宮二郎が
「将軍」って本が向こうで売れてる。
俺が出て黒澤が監督してくれるならアッチが金出してくれると言ってる。
何とか黒澤に口添えしてくれないか?
とノンちゃんに頼んで来てたらしいな。
多分これもM資金同様詐欺られてたんだろうけど。
ハイビジョンでやってくれよ
>>961 ああ、、田宮二郎を主演で黒沢に映画とってほしかったな。
七人の侍(吉本版)
三船・・・岡村(ナイナイ)
志村・・・西川のりお
宮口・・・キム兄
稲葉・・・浜田(ダウンタウン)
千秋・・・東野
加藤・・・ケンドーコバヤシ
木村・・・金田(はんにゃ)
津島・・・しずちゃん
藤原・・・さんま
土屋・・・山崎ほうせい
上山・・・シンスケ
次↓
明ちゃんは子供のときは女の子みたいに優しくて
気もちっちゃくていっつもお兄ちゃんの後ろにいたっけ。
それがまぁ、あんなにえらくなって・・・・・・・
いよいよ今夜9時か
(1)七人の侍(1954)
(2)赤ひげ(1965)
(3)用心棒(1961)
(4)生きる(1952)
(5)天国と地獄(1963)
でした
(1)七人の侍(1954)
(2)赤ひげ(1965)
(3)用心棒(1961)
(4)生きる(1952)
(5)天国と地獄(1963)
(6)椿三十郎(1962)
(7)隠し砦の三悪人(1958)
(8)羅生門(1950)
(9)デルスウザーラ(1975)
(10)乱(1985)
973 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/29(木) 21:41:52 ID:Ww2orUYc
赤ひげのベスト5入り(どころか2位)は意外だ。
赤ひげ二位は意外だね、もちろん見事な大作だがやや主役が超人過ぎてなあ
個人的には酔いどれ天使、野良犬の方が好きだ
ああいう甘めのヒューマンタッチが今受けるのかも。
野良犬が見れる事になってよかった
土曜の深夜とは良い時間だし
977 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/29(木) 22:21:13 ID:UwzJ70UI
隠し砦は鉄板だろ。
7人と生きるも鉄板。
あとは用心棒、赤ひげ、天国、羅生門、悪いやつから二つ。
大穴でデルス。
俺の予想。
隠し砦がここまで下とは・・・・・
凄いな、結局来月から全30本再放送か・・・。
980 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/29(木) 22:40:19 ID:Ww2orUYc
隠し砦が入るとは思わなかったな。
七人の侍は100%選ばれ(99%1位)て、後は羅生門、生きる、用心棒、椿三十郎、天国と地獄
から選ばれると予想してた。
俺の好きな「一番美しく」に3票も入ってるのが嬉しいね。
確かに「赤ひげ」は若き医者の卵加山の成長物語なんだけど
まあ三船がタイトルロールでヴェネチアで主演男優賞取ってるし加山とのW主演でいいんじゃね
七人に続く2位で加山大勝利!!!!
985 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/30(金) 01:18:28 ID:UgUpsl/d
>>976 再放送の放送日って決まったの?影武者と乱の放送日わかる?
椿低すぎワロタ
俺涙目
11歳の子が「七人の侍」を面白かったと感想をNHKに書いていたが、黒沢映画って
わかりやすいんだよな。アメリカ人でもわかる。
成瀬の「浮雲」とかを面白いという11歳のガキがいたら「気持ち悪いガキだな」って思う
とこだw
お前がキモイ
「夢」を小さい子供に見せたら夢中になって見てた、ってレビューよく見る
あの画像の美しさは年齢関係なく引き込まれるんだな
992 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/30(金) 12:41:23 ID:B3X1zF4r
>528
いっぱいDVD買っちゃったなと思うと、悲しくなってきた。
と思う反面、LD末期の中古投売り状態がDVDで出現するかと思うと、楽しみでもある。
生きるが4位に驚いた
七人の侍に次いで2位は固いと思ってたのに
もう少しでベスト5から脱落しかけじゃないか
赤ひげは雄三が好きじゃないせいもあって、頭からすっぽり抜け落ちてた
えーそんな人気ある作品だったの?って感じ
生きるの方が上だろー
ベスト10の中でスタンダードサイズものはわずかに3本だからねえ。
今後デジタルテレビが普通になっていけば、スタンダードサイズの映画って理由だけで敬遠される時代が来るかも。
『七人の侍』はいろんな意味でむかしといまを綱繋ぐ架け橋なんじゃないかねえ。
スクリプターの婆さんの話は半分もしくは1/4に聞いた方が吉
赤ひげは天才子役が二人も出てるから、インパクトが強いんだと思う。
最後はうまくまとまってるから、見終わった後爽快感があるしね。2位は妥当。
998なら全作BD化
姿三四郎がなんで入ってない・・・orz
1000なら黒澤が生き返る
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。