1 :
この子の名無しのお祝いに :
2007/06/28(木) 23:30:27 ID:OMf1P0E2
2 :
この子の名無しのお祝いに :2007/06/28(木) 23:39:46 ID:OMf1P0E2
3 :
この子の名無しのお祝いに :2007/06/28(木) 23:47:53 ID:OMf1P0E2
4 :
この子の名無しのお祝いに :2007/06/28(木) 23:48:49 ID:OMf1P0E2
AKIRA KUROSAWAは日本で最も偉大な映画監督 ・日本初ドキュメンタリー・タッチの刑事物を撮る。「野良犬」(それまではチャンバラ映画の現代版ばかりだった) ・墨汁で雨を映し迫力をつける。「羅生門」(それまでは雨に迫力がなかった) ・複数のレフ板とカメラが初めて森に入る。「羅生門」(それまでは暗くて入れなかった) ・太陽に初めてレンズを向ける。「羅生門」(それまではフィルムが焼けるのでタブーだった) ・世界で初めてマルチカメラを本格的に使用。「七人の侍」雨の戦闘(どこから撮られているか分からない俳優は迫真の演技をした) ・望遠レンズを使った俳優のアップ。「用心棒」「影武者」(遠近感なく人間の視線に近く見える) ・集団同士が戦う時代劇を初めて撮る。「七人の侍」(それまでは1対1 1対複数の戦いが基本だった) ・全編パンフォーカス。(画面全体にピントが合っているため観客は好きなところを見れる) ・被写体が動かないかぎりカメラも動かさない。(映画の流れに躍動感が生まれた) ・時代劇に「能」と「西部劇」の要素を取り入れる。「七人の侍」「蜘蛛巣城」「用心棒」(歌舞伎的だった時代劇に革命を起こした) ・イギリス人も認める世界最高のシェイクスピア映像作家。「蜘蛛巣城」マクベス「悪い奴ほどよく眠る」ハムレット「乱」リア王 ・ロシア人も認める日本最高のロシア文学映像作家。「白痴」「どん底」「デルス・ウザーラ」 ・弓道の有段者数人が至近距離から一斉に本物の矢を三船敏郎に射る。「蜘蛛巣城」(危険な場面を緻密な計算と的確な演出で成功させた) ・助監督時代に仕事から帰ると今度は自分の脚本を徹夜で書きまくる。(同室にいた谷口千吉を驚愕させた) ・斬殺音を入れる。「用心棒」(以降、時代劇やビデオゲームで斬殺音を入れるのは当たり前になった) ・アクションシーンをスローモーションで表現。「姿三四郎」「七人の侍」(以降、アクション映画の基本となった) ・映像と音楽の対位法。「悪い奴ほどよく眠る」「酔いどれ天使」(悲しい場面に楽しい音楽での緊張感をもたらした) ・嵐のシーンを撮る時に本物の台風が来るまで何日も待つ。「姿三四郎」「乱」(天災を映画に利用する貪欲さと執念) ・「あの家が邪魔だな・・・」の一言で撮影の邪魔になる民家を取り壊させる。「天国と地獄」(完全主義者の凄まじいまでの拘り) 当時の革新的手法とその効果への驚きが、世界にクロサワの名を届かせた。
dvdってboxのくらいしかみかけないんですが これって変な編集とかされてませんか?
BOXも単品も内容は同じ。 赤い外箱(単品専用)があるか無いかの違いかな。 解説書も同じ物が付いてるよ
7 :
この子の名無しのお祝いに :2007/06/29(金) 03:22:59 ID:y8JsV5NJ
セルDVDのメニュー画面はなかなか面白いね。東宝のに限るけど。 「酔いどれ天使」なんか良かった。
なんか微妙そうですね hd dvdでまとめて出るまで待ちます
真面目に答えた俺がバカだった。死ねよ
七侍では明らかに音声差し替え箇所あり。
有名人の好きな黒澤作品 手塚治虫「七人の侍」「生きる」「羅生門」「赤ひげ」「生きものの記録」 スティーブン・スピルバーグ「生きる」「七人の侍」「羅生門」「乱」 フランシス・F・コッポラ「悪い奴ほどよく眠る」「七人の侍」「影武者」 北野武「七人の侍」「蜘蛛巣城」「デルス・ウザーラ」「用心棒」「椿三十郎」 宮崎駿「七人の侍」「生きる」「隠し砦の三悪人」「蜘蛛巣城」 ジョージ・ルーカス「隠し砦の三悪人」「七人の侍」「用心棒」「蜘蛛巣城」「影武者」 サム・ペキンパー「羅生門」「七人の侍」 セルジオ・レオーネ「七人の侍」「用心棒」 マーティン・スコセッシ「天国と地獄」「酔いどれ天使」「七人の侍」「乱」 太田光「七人の侍」「どですかでん」「どん底」「生きる」「生きものの記録」 松本人志「天国と地獄」「椿三十郎」「影武者」「乱」 塚本晋也「七人の侍」「椿三十郎」「どですかでん」「用心棒」「赤ひげ」 熊切和嘉「天国と地獄」「乱」 藤子不二雄A「七人の侍」「用心棒」「姿三四郎」「椿三十郎」 赤塚不二夫「七人の侍」「椿三十郎」「どですかでん」 アレックス・コックス「蜘蛛巣城」「乱」「生きる」 泉谷しげる「どですかでん」「椿三十郎」 ジョン・ヒューストン「羅生門」「影武者」 スパイク・リー「羅生門」「用心棒」「乱」 フランク・ミラー「用心棒」 リュック・ベッソン「赤ひげ」 フェデリコ・フェリーニ「羅生門」「白痴」 坂本龍一「悪い奴ほどよく眠る」 森田芳光「天国と地獄」「椿三十郎」 江川達也「七人の侍」「生きる」「デルス・ウザーラ」 前田日明「七人の侍」「椿三十郎」「生きる」 金子修介「影武者」 桂三枝「天国と地獄」 井筒和幸「隠し砦の三悪人」 ジョン・レノン「羅生門」 デーブ・スペクター「赤ひげ」 蒼井優「天国と地獄」 久米宏「天国と地獄」 南部虎弾「生きる」「影武者」「乱」 関根勤「七人の侍」「生きる」 内村光良「用心棒」「椿三十郎」「生きる」
宮藤官九郎「どですかでん」 赤川次郎「赤ひげ」 広井王子「七人の侍」「羅生門」 秋元康「七人の侍」 阿久悠「赤ひげ」「七人の侍」 黒沢清「まあだだよ」 デーモン小暮「椿三十郎」「八月の狂詩曲」 香取慎吾「七人の侍」 長谷川和彦「酔いどれ天使」「野良犬」「生きる」 今村昌平「酔いどれ天使」 リリー・フランキー「どですかでん」 篠田正浩「姿三四郎」「乱」「夢」 市川崑「用心棒」 シラク元大統領「羅生門」「赤ひげ」「乱」 ジャン・ルノワール「七人の侍」 ヴィヴィアン・リー「蜘蛛巣城」 UA「どですかでん」 チャン・イーモウ「羅生門」「乱」 ジャッキー・チェン「七人の侍」 ジョン・フォード「隠し砦の三悪人」 ジョン・ミリアス「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「蜘蛛巣城」 ジョージ・ミラー「用心棒」「七人の侍」 小津安二郎「野良犬」 アンドレイ・タルコフスキー「七人の侍」 ジェイムズ・エルロイ「天国と地獄」「野良犬」 ポン・ジュノ「天国と地獄」「乱」 つのだじろう「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「用心棒」「蜘蛛巣城」 快楽亭ブラック「用心棒」「椿三十郎」「赤ひげ」「天国と地獄」 小松左京「素晴らしき日曜日」「野良犬」「羅生門」 さいとうたかお「七人の侍」「用心棒」 ケイト・ブッシュ「影武者」「七人の侍」 チョウ・ユンファ「天国と地獄」 ガブリエル・ガルシア・マルケス「赤ひげ」「七人の侍」「羅生門」「生きる」 マッツ・エック「羅生門」「七人の侍」「蜘蛛巣城」 ツイ・ハーク「七人の侍」「用心棒」 ジェームズ・コバーン「七人の侍」 クリント・イーストウッド「用心棒」「赤ひげ」 小泉純一郎「七人の侍」「用心棒」 勝新太郎「蜘蛛巣城」 逸見政孝「生きる」「赤ひげ」 細野晴臣「七人の侍」 チャン・ツィイー「生きる」 村井さだゆき「羅生門」 ダンカン「生きる」「七人の侍」 寺沢武一「七人の侍」 ソーレン・クラウ・ヤコブセン「七人の侍」 山本貴嗣「乱」 サミュエル・ホイ「七人の侍」 バロン吉元「七人の侍」 細田守「七人の侍」 田中誠「虎の尾を踏む男達」 ぺ・ヨンジュン「羅生門」 岡本賢一「七人の侍」 ジャック・ペラン「七人の侍」 水口哲也「羅生門」 イングマール・ベルイマン「羅生門
トータス松本「用心棒」「椿三十郎」 及川中「用心棒」 佐藤江梨子「どですかでん」 中曽根康弘「羅生門」 村山富市「羅生門」 菅直人「七人の侍」 宍戸錠「用心棒」 パンナー・リットグライ「七人の侍」 淡路恵子「羅生門」 木暮実千代「生きる」 フレデリック・シェンデルフェール「七人の侍」「どですかでん」 ブノワ・マジメル「七人の侍」 ジョン・ゾーン「用心棒」 ウォルター・ヒル「用心棒」 岡本喜八「七人の侍」「用心棒」 クラウディオ・アバド「羅生門」 小島剛夕「蜘蛛巣城」「椿三十郎」 村上春樹「野良犬」「用心棒」 青山剛昌「椿三十郎」 高橋しん「赤ひげ」「椿三十郎」 パッチ・アダムス「赤ひげ」 かわぐちかいじ「用心棒」「七人の侍」 コーエン兄弟「天国と地獄」「用心棒」 ロジャー・コーマン「羅生門」 ジョン・ベルーシ「用心棒」 アレクサンダー・ペイン「生きる」
小松左京が、メジャーになる前の作品ばかり 選んでいるところが興味深い。
これはスゴイ! >11さん、乙です。 タルコフスキー、ちょっと意外。
そういや今夜のBS2でケビンコスナーのボディーガードがあるから
>>17 ぜひ読んでみたいです!
何に載っているのか、ご存知でしたら教えてください。
19 :
この子の名無しのお祝いに :2007/06/30(土) 19:17:19 ID:JYLn453W
カラーの最初が「どですかでん」で最後が「まぁだだよ」なんだな 負けてしまった人々を撮ってた黒澤が勝ち残った人を撮ったんだよ 両方観ると泣いてしまうなぁ、よくやったよ明
,.--'" ``¬ー--、
/ _,.- ''_二ゝヽ
j _,-'_´-''_ニ -一ーヽ、_
r''´ /_,r',.-''" _,. 一'ヾ'"ヽ
! /// _,-'" ヾミミ、ノ
/;; ,-' /// ,.r';ミシ''" _,,,!..._
|V / l// _,-ミシ" __..... -、ニ7 ''" 'l, 'l,
>>20 ありがとうね
ヽ |_V___,.='_,,,,===イ ''"'" d ヽー ' V
ヽr'i-ヽ`: : : |  ̄ ノ ヾー"l _
',ヾ:: , i `ー‐'ヘ-ヽ..-ヽ. | __,..--一''" ̄`''ノ
--、_ハヽ__ヽ / __ _. | __,..ィ" - '_,, -'" ̄
ヽ、 Y `\ l '"  ̄ノ / _.... -‐''" `-、
\ ヽ `'、 ヽ,,  ̄ ̄ ノ`ヽ,,,,_,.. -''"/ _ ヽ.
-- = \,.....--ヽ、 __ ,.ヽ_ _,. /_,;-'"/ | `ヽ ,)
シ_ _ ヽ___ \____r-、  ̄_,vノ'"/ :| l `ー、_ノ ̄
/ `ヽ--'' /l  ̄ ̄ ,. -' _ | ヽ、 ,r'''''ー一'''''''ー--’
〈_ - / // / l| / | _,.-'" = ヽ _,..-"
ジョン・フォードはあるのに、ヒッチ・コックはないね。 なんで?
それはね、コックさんが誰か判らないからさ
原田眞人「七人の侍」「天国と地獄」「羅生門」「生きる」「隠し砦の三悪人」 奈良橋陽子「七人の侍」「赤ひげ」「隠し砦の三悪人」「どですかでん」「羅生門」 崔洋一「用心棒」「椿三十郎」「七人の侍」 アントワン・フークワ「七人の侍」「影武者」「乱」 熊井啓「姿三四郎」「白痴」「生きものの記録」「七人の侍」「蜘蛛巣城」 増村保造「姿三四郎」「羅生門」「七人の侍」 佐藤闘介「静かなる決闘」 山田洋次「七人の侍」 スコット・デリクソン「羅生門」「蜘蛛巣城」 トム・クルーズ「七人の侍」 東陽一「七人の侍」 ポール・トーマス・アンダーソン「野良犬」「生きる」 降旗康男「野良犬」 オーランド・ブルーム「七人の侍」 三遊亭円楽「姿三四郎」 三遊亭小遊三「椿三十郎」 島田洋七「生きる」 西川のりお「七人の侍」 桂ざこば「用心棒」 A.J.クィネル「七人の侍」 平山秀幸「七人の侍」 ピエール・ブーランジェ「どですかでん」「乱」 篠原哲雄「悪い奴ほどよく眠る」 新藤兼人「羅生門」 ポール・マーフィ「七人の侍」 キーファー・サザーランド「七人の侍」 島本和彦「七人の侍」 ミロシュ・フォアマン「生きる」 ニコラス・ヴァニエ「デルス・ウザーラ」 チャン・ドンゴン「七人の侍」 デヴィッド・リンチ「用心棒」 高瀬アキ「七人の侍」 デニス・ホッパー「羅生門」 劇団ひとり「七人の侍」 ジョン・ウー「七人の侍」 ウィンストン・チャーチル「羅生門」 ピーター・フォンダ「用心棒」 ピーター・グリーナウェイ「蜘蛛巣城」 エンキ・ビラル「デルス・ウザーラ」 クエンティン・タランティーノ「用心棒」 清水恵蔵「隠し砦の三悪人」「影武者」「乱」 ZUINOSIN「どですかでん」 ボリス・テラル「デルス・ウザーラ」 マーロン・ブランド「生きる」 猫ひろし「七人の侍」「白痴」「どですかでん」「乱」 国本武春「七人の侍」「生きる」「椿三十郎」「酔いどれ天使」「天国と地獄」 今 敏「蜘蛛巣城」「七人の侍」 本宮ひろ志「七人の侍」 りんたろう「用心棒」「天国と地獄」「七人の侍」
井上陽水「虎の尾を踏む男達」
ティム・ロビンス「どん底」
ソースはないのか? イカリやブルドッグじゃだめだぞ。 カゴメもだめ。
オタフク
29 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/03(火) 15:09:42 ID:8kgNboke
疑うこともないんじゃね おいらの持ってる雑誌とも合ってる グリーナウェイとかビラルとかこーまんとか十傑に挙げてる
篠田正浩は「夢」を惨たんたる映画だと言ってるが 「トンネル」だけは良かったとも言ってる。
橋本忍も夢が大好きって言ってたよ
>>30 篠田はある雑誌で「夢」は昔の作品よりよっぽどいいと絶賛していたけどな。
リバー・フェニックスも夢が好きだって言ってた
34 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/03(火) 22:11:33 ID:pmNlhx51
美空ひばりをCGで復活させたり、幼女を裸にしたり 変な映画ばかり作ってる爺だよね こいつ。 いいかげん、くたばれよ。
>>31 いくつかのエピソードは切りたいって。
たしかに「影武者」以降では一番好きな映画みたいだけど。
あれっ? キチガイ
>>34 が顔を真っ赤にしながら、 「釣り、釣り」と
誤魔化しに来ないぞw
最高傑作は「ラブユー東京」
黒澤って全フィルム残ってるんだってね 醜聞とか白痴とか一番美しくとか消失してればもっと評価されるのに・・・
白痴はフルで四時間くらいだっけ 某所の倉にあって所在は熊井啓監督によって確認されてるんだよね 玄人筋には評価されてる作品
姿三四郎って、完全版だっけ?
こいつ影武者の時「権威のない賞はいらない」って言って日本アカデミー賞を受賞拒否したんだって? 最低だと思った。海外とかの権威のある賞にはへつらって権威のない賞を拒否って。 結局こいつ権威の犬だな。情けないよ。
米アカデミー賞から暖簾分けしてもらって、 日本アカデミー賞を運営するなんて いつまでも植民地根性が抜けないと、不評だったような・・・・・
>>41 表へ出てこないのは何でかな?
現在、完全版製作中ならうれしいんだけどね。
>>43 居丈高な無知って死ぬほど恥ずかしいよな
なんでオマエ、生きてるの?
>>42 現行上映されているのは短縮版のみで、ロシアで見つかったボロボロのオリジナル版の一部(45分)が
フィルムセンターに所蔵されています。それには短縮版ではカットされたシーンがいくつか含まれてました。
東宝DVDでは、その両方を組み合わせた(今のところ)最長版が再生できます。
45 キネマ旬報黒澤追悼号の熊井監督の文章によると 今流通している白痴は黒澤が3時間に再編集したものを松竹が勝手に2時間46分に編集したもの 熊井監督は4時間25分の完成版のポジの実物を国内某所で確認したらしい その後なんの音沙汰もないからフィルムの補修さえも許可してもらえなかったのかもね 私有財産だから本人の自由なんだけど状態が悪くなってなきゃいいね 後世で凄い値段がついたりして
ちなみにそれは可燃性のポジ 溝口のサイレント映画の傑作「狂恋の女師匠」は 近年ドイツだけではなくフランスにも輸出されていたことが確認された シネマテークフランセーズとか昔から保存に力入れてるし あるんじゃないかとは期待されてるんだけどまだ見つからないね
>>46 アホにいちいちうるさく反応してるんじゃねーよ
キチガイ。
武田鉄矢「七人の侍」「生きる」「赤ひげ」 長嶋茂雄「野良犬」「椿三十郎」 押井守「椿三十郎」 アラン・レネ「素晴らしき日曜日」 アニエス・ヴァルダ「羅生門」「生きる」 リー・J・コップ「羅生門」 本広克行「用心棒」「椿三十郎」「天国と地獄」「隠し砦の三悪人」 ピーター・バラカン「七人の侍」 デヴィッド・トゥープ「七人の侍」 福澤朗「天国と地獄」 立川談志「七人の侍」 リチャード・ギア「隠し砦の三悪人」 千葉繁「天国と地獄」 モーリス・ジャール「羅生門」 小野武彦「七人の侍」 中原昌也「どですかでん」「夢」「八月の狂詩曲」 戸川純「どですかでん」 君塚良一「天国と地獄」 ワールズ・エンド・ガールフレンド「白痴」 藤岡弘「七人の侍」 西澤ヨシノリ「七人の侍」 ローレンス・カスダン「七人の侍」「用心棒」「蜘蛛巣城」 シア・ユー「七人の侍」 ホウ・シャオシェン「七人の侍」「用心棒」 小島正幸「七人の侍」「椿三十郎」 徳本栄一郎「七人の侍」 ウィリアム・フリードキン「野良犬」「天国と地獄」 本田珠也「七人の侍」 西村眞悟「七人の侍」 石川賢「羅生門」 デイヴィッド・ムラ「乱」 ジュリー・ガイエ「赤ひげ」 キンバリー・ピアース「羅生門」 フランソワーズ・サガン「羅生門」 パク・チャヌク「羅生門」「天国と地獄」 ジェイソン・ベア「用心棒」「羅生門」「七人の侍」
>>52 どこのスレでも嫌われまくってるオマエ、まだ ここに粘着してたんかw
86,7年頃の読売の夕刊にダイアンキートンのインタビュー記事があって 最近見た映画で感銘を受けた映画は?、の質問に「乱」って答えてた 根性入れて縮小版2年分調べてみなはれ
映画タイトルは挙げてなかったと思うが エリッククラプトンがジョージハリスンと来日する時のPR番組でクラプトンは アートスクールの学生の頃クロサワ、コバヤシ(正樹)をよく見てたつってた
57 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/05(木) 19:13:59 ID:dx3VRFK6
ホウシャオシェンは黒澤の葬儀に参列したときに 一番好きな黒澤映画は何かの問いに 蜘蛛巣城ですと答えていた
でも実際日本アカデミー賞なんてただの傷のなめあいにしか見えないけどなあ 本場のアカデミー賞がどうなのかは知らないが
そういう問題じゃねぇだろ。 黒澤のカスは権力に尻尾をふる情けない小物ということだろ。今議論されてるのは
>>62 日本アカデミー賞の設立自体に反対だったんだよ。
選考方法やアカデミー会員に問題があるって。そういう賞に「アカデミー」の名を冠して
日本映画の代表みたいにするのはおかしいじゃないか―てなことが当時新聞や
雑誌に書かれてた。
その後の日本アカデミー賞の受賞作みると、たしかにおかしいよなぁ・・とは思うわ。
日本アカデミー賞は南海山里の司会で息の根が止まったな どうせ今年度は大日本人あたりが監督賞でも獲るんだろw
「すでに権威がある賞は受け取るくせに、これから映画人が 育てていこうとしている賞は『権威が無いからいらない』 なんて言う人物が受賞しなくてよかった」 山城新吾
黒澤には先見の明があったということだな。 お笑いタレントが文化人面して司会張ってる、糞パーティの賞なんて受賞するほうが恥だしなw
確かに、日本アカデミー賞はクソ賞だ。 それから、黒澤は個人主義者だから、 山城の言う通り、育てるのは無理だ。 俺が俺がって人だから、ああいう映画を作れた。
>俺が俺がって人だから、ああいう映画を作れた。 映画というのは監督一人で作るわけじゃないからなあ。 本当に「俺が俺が」をやるとスタッフはついてこない。 勝新が、それやったせいで人一人死んでるし。 確かに俺流を貫けない人は監督として大成できないけど それだけでも無理なんだよ。
>>67 このスレの住人のほとんどが、それを分かっててキチガイ転がしをしていると思う
気付いてないのはキチガイ本人のみww
>>70 思い込みを正当化してヒステリーを起こしがちで最後は精神が
破綻した元中学教諭が昔いたな
そいつの言い方にソックリ
>>65 黒澤明は「アカデミー賞の名に値しない単なるお祭り騒ぎ」と言い切り、それに対して山城は
「お祭り騒ぎ、結構じゃないですか。」と対立。
当時授賞式を見てたけど(たしか生放送)、司会山城で進行、
「巨匠といわれてる監督がお祭り騒ぎといってたけど、お祭り、結構じゃないですか」
と発言。それも1回2回ならまだしも、ことあるごとに発言し場内もシラケムード。
放送見てても、かなりの粘着質だなーと思ったよ。
日本アカデミー賞は当初、映画人等による映画賞というフレコミでワクワクしたもんだけど、
黒澤発言で、どうもおかしなものらしいになり、山城の司会進行でやっぱりバッタモンかぁーってのが
当時の認識だったよ。
ながくてゴメン。オヤスミ。
>>72 文章がうまくて非常に明快な説明だし、あなたの真面目な人柄も伝わってくるが、
話がこういう流れになっている時はこの場全体を無視して放っておくのが良いと思う。
他のみんなは既に(最初から)放置している。
>>72 俺は、「トラ!トラ!トラ!」の黒澤vs東映撮影所を
山城はまだ引き摺っているのかなと思った。
出来たばかりの東京国際映画祭には参加しているので、 やはり日本アカデミー賞の主旨に賛同できなかったと見るべき。
黒澤は最初期から日本アカデミー賞が各映画会社の持ち回りの
出来レース賞だと見抜いていたんだよ。
で、堂々と批判した。
一方、やはり日本アカデミー賞に批判的だった市川崑は
一切コメントせず、一切出席しないという手段に出た。
それはそれで一つの見識だが、
堂々と表に出て意見を表明した黒澤の法を私は尊敬する。
見当違いなことを書いて、批判されれば粘着しつづけるキチガイ
>>43 には
そうした気骨は死んでも分かるまいが
「夢」で黒澤さんは日アカ賞ノミネートを受託したが、 結果は選から漏れた。 では受賞した作品は、「夢」よりも良い作品なのか!? 結果的に受賞作品の権威底上げに利用されてしまうね。
黒澤明は英語読みだとKurosawaで「キューロサワ」らしいけど、 中国語だと「コクタクミン」とか言うの?
ヘイツーミン みたいな感じかな
80 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/07(土) 14:26:35 ID:/7y3jt7s
>>77 少年時代が大賞か。個人的な評価では少年時代の方が上だな。
81 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/07(土) 15:25:51 ID:saxEl42O
中国で 黒沢明 って白髪染めが売られてたよ 黒くて 光沢あって 明るい って意味らしい。
>>81 を見て思い出したが、
同じく中国で、毛沢山(モウタクサン)という育毛剤が売られてたが
このネーミングには参った。
売れ始めの倖田來未(こうだくみ)を江沢民(こうたくみん)と、 聞き間違えた人がいた。
黒澤はバリー・リンドンを見てビビってキューブリックに土下座して手紙出して敗北宣言したそうな
キューブリックは逆に「クブリック」と当初は表記されてたなぁ。
手塚治虫 「『七人の侍』は公開当時ずいぶん話題になったし、僕なんか一時間くらい映画館に並んで観た。 中盤あたりからさすがに疲れが出てきたが、それでも最後の戦闘シーンはその疲れが吹き飛ぶほど興奮したのを覚えている」 宮崎駿 「『七人の侍』を観て面白く思えない人間は自分の作品観なくていいです」 つのだじろう 「わたしは映画監督として、黒澤明は世界第一だと思っている。 中でも『七人の侍』は、不朽の名作中の名作、最高傑作だ!」 石ノ森章太郎 「高校時代『七人の侍』を観て、これが本当の映画だと感じ、ボクも映画監督になるんだ、 と決心し・・・なぜかマンガ家になってしまったけれど」 バロン吉元 「小学校から中学にかけてクレージーになるぐらい好きになった作品です」 ツイ・ハーク 「私は本当に黒澤監督のことを尊敬していますし、『七人の侍』は完璧な作品です。 『セブン・ソード』は黒澤監督に敬意を持って作られた作品だと思って観てもらいたいですね」 オーランド・ブルーム 「レゴラスをどんなふうに演じるべきか模索していたときに、『七人の侍』を観たんだ。 そして侍のキャラクターから、いつも背筋をシャンと伸ばし、どんな困難にも迅速に対応する反応の早さを学ぶことが出来たよ」 井上ひさし 「シェイクスピアの作品さえあれば演劇とはどんなものか分かるし、ドストエフスキーの作品さえあれば小説とはどんなものか分かる。 それと同じように『七人の侍』さえあれば映画とはどんなものか分かるのだ」 藤岡弘 「僕は黒澤明先生の映画が大好きで、『七人の侍』を何十回も観ているんです。 毎回見るたびに感じるものがあるんですよ。何十回見ても自分の年齢とともに、必ずハッとする部分が出てくる。だから未だに見ていますね」 猫ひろし 「映画館で見たんですけど、やっぱり三船敏郎さんが凄かったです。画面から出てきそうな感じがしました。 農村で家に閉じこもった農民をあぶり出すために消防の鐘を鳴らす場面のテンションとか、獣みたいで好きでした」 香取慎吾 「北野監督に薦められて観ました。面白かったです。長いんですけど時間の長さも気にしないぐらいに面白くて カッコいいし、ストーリーやカット割りとか今やっていることを五十年も前にやっていたのは凄い」 国本武春 「役者から構成、長さも含めて、何から何までとてもいい。特に七人のキャラクターに関しては、いかにも日本人らしいなっていう、 無理のないのを作ってると思うんです」 セルジオ・レオーネ 「さすがミスタークロサワ!僕もいつかは『七人の侍』のような映画を撮りたい」 ジェームズ・コバーン 「私は友人を集め1週間『七人の侍』を観たんだ。あの映画に夢中になってね。 強烈な衝撃を受けた。感動の宝庫だよ。今でも全シーンを覚えているよ」
みんな分かってるんだろうけど、必死でネタ集めてコピペしてるのは例の糞尿だよな。 スレ立てしたのも糞尿なんだろう。
>>88 87さんのこと?
私としては興味深く、楽しく読ませてもらっているけど。
87さん、乙です。
死んだほうがいいよ。
>>84 ↑
このキチガイのレスって、たった一行でも「うわっ、またコイツか」と分かるのが見事だw
私も
>>87 を有り難いと思っています。
>>87 にエールを送り、
>>88 がここから消えうせることを願って、
黒澤とは結びつき難いフランソワ・トリュフォーの言葉を。
モノクロ作品では「七人の侍」が文句なしに素晴らしい。
とても官能的な映画だったという強烈な印象が残っています。
「七人の侍」では真に人間の肉体の生々しさを感じました。
いま思うと、アクションより先に、そんな生きた人間の肉体の存在感みたいなものが
先に甦ってくるのです
いちいち相手してんなよ。 有益な内容ならば良し、そうでなければ無視。 そこんとこヨロシク。
>猫ひろし >画面から出てきそうな感じがしました。 最高の褒め言葉だな。
>>80 禿同
「夢」も晩年の作品では一番好きだが…
95 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/08(日) 16:23:05 ID:f802VEhw
小澤征爾はオペラの演出を黒澤監督に依頼したことがあるらしいね。
>>84 その次のシャイニングでは、
キューブリックに酷評を送ったようだね。
>>84 バリー・リンドンはロウソクの火で撮影する特殊なカメラを使ったから、
そういった映像技術的な面でのトライを高く評価したのだろうね。
黒澤とキューブリックが文通してるところ 想像してみろ 笑えるぞ。
黒澤展で酷評の手紙の下書きを展示してたよ。
100 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/08(日) 23:51:01 ID:PxpUXpUt
黒沢プロ経営苦しいらしいな・・ やはり映画監督はもうからんか・・
>>100 監督の死後、リメイク権、アニメ化権を乱発してるのはそのせいなのかい?
>>100 黒澤プロは大きすぎるんだろ。
新たに何も作り出せないのにさ。
カラー作品ランキング 1.どですかでん 2.夢 3.デルス・ウザーラ 4.まあだだよ 5.影武者 6.乱 7.八月の狂詩曲
104 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/10(火) 22:32:51 ID:mn2zVuO4
どですかでんのリメイクするなら、えなりだな
105 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/10(火) 22:59:13 ID:mn2zVuO4
姿三四郎つまんねえwww
106 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/10(火) 23:07:25 ID:mn2zVuO4
一度は戦わねばならぬ二人だとは思っておる たが、この果たし合いは穏当ではない
六ちゃんは風俗通いしません。
えなりの顔って落書きみてぇだな
109 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/12(木) 18:24:24 ID:wdKCzkQn
自伝読んだんだが、黒澤が学校卒業からPCL入社までの8年間、ニートだったのには驚いた。
親父は軍人なのに物分りのいい人だよなあ。 黒澤明にとっては兄貴が親父代わりみたいなとこがあるな。 あの兄貴は強烈。
111 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/12(木) 20:09:49 ID:OXVHmaBk
ニートって言っても今流行りのひきこもりじゃないからなあ 昔はぷらぷらしたの多いよな 水木しげるとか
兄の丙午さんもフリーターみたいなもんだもんな。
113 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/12(木) 21:48:33 ID:aY4Z7lTi
>ニート 画家という目標があったんだからニートじゃねえよ
114 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/13(金) 00:35:38 ID:UYDi+ve6
マンガ家目指してるニートとか山ほどいるぞ
だからこういう言葉が流行るとロクなことがないね。
遊民、あるいはボヘミアンではいかがだろうか?
プー太郎でいいんだよ。
118 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/13(金) 01:35:26 ID:ZbsEWzFO
>>114 漫画家目指してるなんて口だけだろ。
そんな奴と黒澤を一緒にしちゃいかんよ。
119 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/13(金) 01:52:00 ID:kW0jHpTv
ミュージシャンめざしてる奴とかなwww
毎日朝から晩まで2chでキチガイと呼ばれるだけの生活を送ってるオマエにくらべたら 何百倍もましだ。
と、キチガイのニートが申しております
非合法活動している共産主義者は、ニートというのとはちょっと違うだろ。 同じ無職とはいえ。
ああ
キスカの丸山誠治は京都大学卒だが、 黒澤と最後まで選考に残り、PCL同時入社を果たした。 黒澤も、選考に残る「何か」があったからこそ、 入社できたわけだ。
>>124 >黒澤も、選考に残る「何か」があったからこそ、
たしか、山さんが、黒澤君は画に詳しいからという理由で採用したんじゃなかったっけ
才能を見出す(発見する)ってのもすごい才能だよね
PS3用ソフト「黒澤無双」がコーエーから発売決定 そんな夢を見た
19歳で日本プロレタリア美術家同盟に参加して、 白戸三平の父から絵を教えてもらったそうだね。
>>126 山さんがいなければ、黒澤も三船も映画界にいなかったろうし
怪獣ものというジャンルも映画にはなかったかもしれない
すごい伯楽だね
>>129 高峰秀子も三船のニューフェイスのオーディションの時に
眼を付けてたんじゃなかったっけ。
>>130 うんたしか、オーディションにすごい個性の強いのがきてるんだけど、あまりに
態度が悪くて審査員に落とされそうだから、クロさん、助けてやって―というかんじ
だと思った。
132 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/14(土) 05:52:22 ID:OC4cB/ju
黒さんなわけないし。 ヤマカジが(デコに言われるまでもなく)拾った、と渡世日記に書いてた。
三船の東宝採用での真相はコレ。 「阿部嘉典著「映画を愛した二人/黒澤明・三船敏郎」(報知新聞社)によれば、 元東宝の山田一夫キャメラマンの証言として、撮影部に履歴書を出した三船を体格もいいので、 是非撮影部でも欲しいと思ったらしいのだが、東宝争議のあおりで東宝撮影所自体が組合管理下にあり、 欠員が出ないと三船を採用するわけにはいかない。そこで山本嘉次郎監督に頼んで、 撮影部に欠員が出たら引き取ると言う条件でニューフェースの試験を受けさせたというのである。」 後は既に書いたエピソードの通りに話が進み、結局三船は俳優として東宝へ入社することになったのである。
みんな知ってることいちいち書くなよ
>>134 なぜ三船がニューフェイスに補欠採用されたか、
知らない人のほう多いようだ。よく読んでみ。
黒澤さんのおかげなどではなく、撮影部と最初から約束が出来ていた。
それだけ。
>134 市ね
赤ひげが津川を嫌って保本を見込んだ違いは何だろう 津川はお嬢さんをやっちまおうとした非童貞だけど 保本は女患者の手術中にあそこを見入るような童貞だからかな
それで気が遠くなっちゃったんだね
>赤ひげが津川を嫌って保本を見込んだ違いは何だろう 津川は陰口はたたいても、赤ひげに面と向かって反抗するようなことはしない 優等生。 保本は赤ひげに正面から反抗した。
142 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/15(日) 07:25:19 ID:byuW6+sn
「虎の尾を踏む男達」を観ましたが、結局、何が言いたいのかわかりません でした。わかった方は教えてください。最後に何で関所の使いの者が後を 追いかけてきて、酒をふるまったのでしょうか?
143 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/15(日) 08:01:22 ID:u6NVCVHF
保本はお目見え医になって赤髭の外助の功になればいいのに
>>142 関守富樫は、義経だって事に気づいたの。
あっぱれって祝杯ですな。
話としては忠義物(弁慶の忠義礼賛、義経の主君としての器礼賛)、
義経物(頼朝側の梶原の使者が悪役)です。
兄に討たれた義経に対する判官贔屓ってやつですな。
義経一行だと気付いた関守が、酒をふるまう。 弁慶たちも、関守が自分たちの正体に気付いたことに、気付いている。 その上で弁慶たちは受けた酒を残らず飲み干す。 両者とも体面上、互いに語り合うことはしないが、 「酒を振る舞う」&「残らず飲み干す」という行動、それだけでもう充分なんです。 なんて美しい話なんだ。粋じゃないか。
148 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/15(日) 17:47:44 ID:x+gaQPi1
質問だが黒澤・小津・溝口って若ハゲだったの? 30代のころってどうだったの? 古い写真見てもいつも帽子かぶってるからわからん
149 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/15(日) 18:25:51 ID:byuW6+sn
「わが青春に悔なし」を初めて観ました。黒澤の映画は、観ている人を 引き付ける画力のようなものがあり、最後まで一気に観てしまいますが、 この映画のプロットを起承転結で言えば、男がスパイで原節子も囚われる 辺りが「転」に当るのでしょうか?最後は終戦で村の人にも理解されハッピー エンドが「結」っぽいので。だとするとプロット的にはヒネリが無いなあと 思ってしまうのですが。当時は斬新だったのでしょうか?その辺に興味が あります。
>忠義物(弁慶の忠義礼賛、義経の主君としての器礼賛) そういう封建的道徳感に当てはめて解釈するのはイキじゃないね。 つまらん。 黒澤は別に、そんなつもりでこの映画は撮ってないぞ。 >なんて美しい話なんだ。粋じゃないか。 人間としてのふるまいの美しさ。 それを描きたかっただけだと思うぜ。 「一番美しく」なんてのもそうだけど 別に忠君愛国礼賛じゃないんだけどな。
151 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/15(日) 19:12:44 ID:50ZGi81/
父親も息子も女性の趣味は似てるな
>>149 この映画は労働組合の圧力で大幅に脚本が変更されている。
黒澤は変更前の方が良かった。
変えさせられた怒りが、農村のシーンには出てる。
ワンカットワンカット、自分の映画監督人生をかけるぐらいの
気迫で撮影したとか。
興味があるなら「蝦蟇の油」にも出てくるよ。
>>150 時代背景を無視しちゃいかん。
「一番美しく」は戦争まっただ中に作られた国策映画。
「虎の尾」だって製作許可が出たのは終戦前なんだから同じこと。
黒澤自身の狙いがどこにあるにしても
公式的には忠君愛国礼賛映画だよ。
>公式的には忠君愛国礼賛映画だよ。 それはわかってるよ。 しかし、敵国の作曲家のマーチをバックに 兵器用レンズの生産に励む女工たちというのは シュールだぜ。
>>152 新人に譲ってやれって話だと聞いたけど、鵜呑みにしていいものかな。>圧力
変更前のシナリオはどんなだったのか知りたい。
断片でも残っていないのかな。
>>154 うん、だから黒澤の狙いが国策映画に見せかけて、
というか国策の範疇にとどまらない人間としての美しさを描いてるのは判るし、
そのために色々細かい仕掛けを組み込んでるのは確か。
ただ
>>150 の書き方では時代背景を無視してるよと指摘したかっただけ。
その作品が作られた社会状況や時代背景、個人の環境は重要で、
特に黒澤はある意味非常にアンテナを張って作品を作ってる印象だから。
>>11 手塚は「隠し砦の三悪人」と「デルスウザーラ」も好きだよ。
あと「黒き死の仮面」のシナリオを絶賛してた。
159 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/16(月) 01:14:55 ID:Z+moPTkA
つか手塚本人が「黒き死の仮面」アニメパーツ参画するとかやの計画の噂あったような ガセ?
●で、手塚治虫と『キングコング』のジョン・ギラーミン監督との対談は「週刊プレイボーイ」の76年12月7日号でした。その部分を引用してみます。 《手塚 その黒沢さんね。日本では作れなくて、ソ連で『デルス・ウザーラ』を作ったけれど、また今度、ソ連で映画作るんです。そのとき、ぼくは黒沢さんと仕事をすることに…。 ギラーミン え? じゃ、黒沢さんがSF映画を? 手塚 いや、それが恐怖映画なんだ。エドガー・アラン・ポオの短編を画化(ママ)するんだ。どの短編かはまだ秘密だけど。》
●で、手塚治虫と『キングコング』のジョン・ギラーミン監督との対談は「週刊プレイボーイ」の76年12月7日号でした。その部分を引用してみます。 《手塚 その黒沢さんね。日本では作れなくて、ソ連で『デルス・ウザーラ』を作ったけれど、また今度、ソ連で映画作るんです。そのとき、ぼくは黒沢さんと仕事をすることに…。 ギラーミン え? じゃ、黒沢さんがSF映画を? 手塚 いや、それが恐怖映画なんだ。エドガー・アラン・ポオの短編を画化(ママ)するんだ。どの短編かはまだ秘密だけど。》
●で、手塚治虫と『キングコング』のジョン・ギラーミン監督との対談は「週刊プレイボーイ」の76年12月7日号でした。その部分を引用してみます。 《手塚 その黒沢さんね。日本では作れなくて、ソ連で『デルス・ウザーラ』を作ったけれど、また今度、ソ連で映画作るんです。そのとき、ぼくは黒沢さんと仕事をすることに…。 ギラーミン え? じゃ、黒沢さんがSF映画を? 手塚 いや、それが恐怖映画なんだ。エドガー・アラン・ポオの短編を画化(ママ)するんだ。どの短編かはまだ秘密だけど。》
●で、手塚治虫と『キングコング』のジョン・ギラーミン監督との対談は「週刊プレイボーイ」の76年12月7日号でした。その部分を引用してみます。 《手塚 その黒沢さんね。日本では作れなくて、ソ連で『デルス・ウザーラ』を作ったけれど、また今度、ソ連で映画作るんです。そのとき、ぼくは黒沢さんと仕事をすることに…。 ギラーミン え? じゃ、黒沢さんがSF映画を? 手塚 いや、それが恐怖映画なんだ。エドガー・アラン・ポオの短編を画化(ママ)するんだ。どの短編かはまだ秘密だけど。》
>>161-164 七人スレでも重複書込みやってたな…。
キミは書き込みのときに何度もクリックする癖を直しなさい。
若しくは、ブラウザが不調ならブラウザを変えて、一度リロードする癖をつけなさい。
こいつ、わざとだよ
せめて
>>165 のようなレスでもいいから誰かに反応して欲しかったのさ
そういうふうに、自分は何でもお見通しさとか うぬぼれてると、そのうち火傷するぜ。
169 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/16(月) 20:36:43 ID:R+IB9+e4
黒澤明好きで、最近、乱、わが青春に悔なし、どですかねん、日曜日を 見たんだが、日曜日以外はかなりよかった。乱は大傑作だと思うんだが、 見終わって感動してから、ググったらけっこう賛否両論なのな。意外だった よ。まー批判してる理由は分からんでもないが、俺的には黒澤ベスト3に 入るよ。まー他のを見直したら変わりそうだけど。それでもベスト5には入る わが青春に悔なし、どですかねんも相当よかった。これも批判される 理由は分かるが、俺的にはかなりの佳作。 あと2,3作で監督作品は全部見終わるな。数年かかったけど。
乱はいいな、ピーターがいいし荒野でさまよう撮影も ただ音楽を武満の好きなように和楽でやらせていたら・・・と思うと惜しい 早坂とも衝突したらしいけどどうしても半端な洋風趣味の音楽にしたがるんだよな、黒澤は 武満だからマーラー風でもいい音楽にはなっているんだけど
俺はピーターがしっくりこなかった 「虎の尾を〜」のエノケンなみに軽快な動きをやってほしかった
>>170 えっえっ。
武満は最初、あのサントラを和楽器だけで書こうとしていたのですか?
それ本当ですか?
173 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/16(月) 21:28:23 ID:R+IB9+e4
>>170-171 ググるとピーターに関する批判がけっこうあったな。俺は映画自体が
芝居とか演劇っぽかったから気にならなかったけど。
音楽はあまり気にならなかった、というかよかったと思うけど
まーこの批判も分からんでもないな。
>>172 武満は、
「映画音楽は、その映画の物語上の時代設定に合わせて、その時代のその社会に存在した楽器だけで演奏されるべきだ」
という考え方だった。
「人類創生」の音楽を依頼されたら、どうするつもりだったんだろうか。
176 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/16(月) 23:38:12 ID:R+IB9+e4
黒澤って左翼側の人にはいいだろうけど、右翼の人にはおもしろくない んだろうね。そんなマジな話ではなく、傾向として左翼的な人は、好き になるだろうね。そういうイデオロギーとか思想的な作品もいくつか あるし。
>>176 >黒澤って左翼側の人にはいいだろうけど、
「七人の侍」がサヨクに叩かれたのも知らんのか
178 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/17(火) 00:11:10 ID:jqO1tUQi
>>176 黒沢本人は旧態依然たる階級闘争史観でしか物事を解釈しなかった。個人や弱者を
圧制する組織や前例踏襲的な社会があって、その中で個がどう美しく強く生きるか。また
そうした社会への対抗軸として権威的な家長に従う共同体が必要だ、というのが彼の世界観。
ただし、昔はそうした黒沢の封建制(大きな社会に立ち向かう為の小集団の家父長制)
は進歩的な人間には嫌われるものだったので、「左翼的な人が好きになる」とは限らない。
また「右翼の人にはおもしろくない」とも限らないでしょう。国家主義や大きな
権力による圧制は批判されるけど、一方、共同体には強い家父長や人生の師・良き先輩が
必要だというイデオローグは保守的な人には好ましいのでは?
もっとも「影武者」「乱」では家父長制の崩壊を神の視点で描くことになるわけだけどね。
179 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/17(火) 00:13:26 ID:KO0F6aSF
んなこたない イデオロギーありきで撮ってないから 傑作「生きものの記録」はもっと賞賛されていいと思う
180 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/17(火) 00:16:10 ID:jqO1tUQi
>>177 「七人の侍」は内戦下の武装による共同体の民族自決の話だけど、当時の(今でも?)
左翼は非武装中立なのでイヤだったんじゃない? 傭兵が民兵を育て上げたり指揮を執る
場面も非武装論者には耐え難いだろうしね。
>>179 「生きものの記録」も大きな世界(核戦争の危機)に抵抗しようとして家父長制が
崩壊する話じゃん。
>>169 乱がベスト5に入りますか。乱はピーターが良かったこと以外はあんまり憶えてないな。
是非ベスト5を挙げてみてくれ。
182 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/17(火) 00:24:57 ID:2hwVJQBK
>>177 だから、あくまで「マジな話ではなく、傾向として左翼的な人」には
いいのよ。そんな左翼のマニアックな話は、知らんがな。
もっと分かりやすい観点で、黒澤の作品は左翼的だって言ってるだけ。
183 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/17(火) 00:31:30 ID:2hwVJQBK
>>181 連投だけど、俺が好きなのは、七人の侍、天国と地獄、はくち、乱、
野良犬、椿三十郎、用心棒あたりかな。7つだけど。
個人的に黒澤のヒューマニズム丸出しな作品はあまり好きじゃないな。
生きる、とか名作だとは思うけど、俺はもっと暑苦しい作品が好きだ
184 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/17(火) 09:43:46 ID:5ofx4+bG
マーティン・スコセッシ監督って黒澤のことを尊敬してたんだっけ?
>>184 うん
でも現場に着くなり本多猪四郎の方を探して、出会えて感激してたらしいがw
黒澤が左翼教条主義的な面も持っていたのは、若い頃だけでしょ。 共産党や組合にシンパシーを感じるところがあったようだけど、 後に本人が言っているように、東宝の組合による支配と 東宝大争議で完全に心が離れたんでしょ。 だからその後は単純なヒューマニズム、平和主義、共同体礼賛だよ。
>でも現場に着くなり本多猪四郎の方を探して、出会えて感激してたらしいがw
だって、黒澤には前に会ってたから。だからキャスティングもされたわけで。
>>178 黒澤に階級闘争史観なんてあるのか?
佐藤忠男もそうだけど、思想にかぶれた人は自分の思想で何もかも
割り切って解釈したがるね。
そもそも、黒澤はマルクスは読んでもよくわからなかった。
よくわからないもののために命はかけられないとか言ってなかった?
黒澤という人はそういう抽象的な思想とはおよそ無縁だと思う。
「生きものの記録」というのはそういう面がよく出てる。
黒澤が左翼運動にシンパシーを感じてたのは
具体的な「失業保険を作れ」とか
「給料あげろ」「不当解雇反対」とかそういう具体的な部分だと思う。
>そうした社会への対抗軸として権威的な家長に従う共同体が必要だ、というのが彼の世界観。
じゃあ「用心棒」「椿三十郎」はどうなんだろうね。
>だからその後は単純なヒューマニズム、平和主義、共同体礼賛だよ。
前の2つは、わからなくもないが、共同体礼賛って?
単純なヒューマニズムがあるなら、複雑なヒューマニズムもあるのかな。
可哀想な人を見過ごせないという感情に単純も複雑もないんじゃないの。
>>187 >黒澤に階級闘争史観なんてあるのか?
元々ヤップにいたんだから階級闘争史観が皆無てことはないんじゃない?
最終的には脱退してるから、どこまで本気で取り組んでいたかは疑問だけど。
共同体礼賛に関しては宮崎駿もそうだけど
老子の小国寡民みたいなものをひとつの理想郷としてる感じは受けるね。
「夢」の水車村とか。
それが左翼的かどうかは別として。
コミューンってやつかい? そんなものは共産主義発生以前から人間が本能的に 営む"集落”の概念に過ぎなんじゃないかな。
そのくらいの規模なら確かに平和だけど現実的ではないね。文字通り「夢」やね。
生きものの記録のテーマはイデオロギーみたいな図式ではなくもっと深いもの。 最後の精神病院の帰りの廊下は映画史上に残るラストシーンではないか。 失意の中の帰る家族が会話で歩調を緩めて、 立ち止まるかと思いきや止まらずに普通に歩き始めさせる厳しさ。 その後上る人と降りる人の交互に止まるわずかに噛み合わない、 まるで運命を天から俯瞰しているような機。 焦土を思わせる焼け焦げた工場を背景に水たまりで転び拝んで謝るシーンは圧巻。 厳しい映画、黒澤の真の価値を証明した最高傑作だと思う。 これがまだちゃんと評価されてないのは寂しい。
トラトラトラ!で、 チーフ助監督に助監督全員のビンタを命じたなんて、 軍人っぽくって右翼と取られかねない奇行だけど、 空気作り・雰囲気作りと考えればその限りではないし。
193 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/18(水) 22:10:47 ID:2zl50/lU
遅いレスですが乱は良いに賛成。 俺もベスト3に入る。 初めて見た時は確かにピーターが煩かった感じがしたが、 何回観てもあの絵のような色彩感やストーリーの展開に圧倒される。 IMDBでは黒澤映画で3位になってるな。
>>191 いい作品なんだけど、端的に言えば暗いんだよね。撮影中に黒澤の親友の早坂文雄の
病状が悪化して死の直前になったので、さすがの黒澤さんも凹んじゃってたようだから
映画(特に後半)にもそのときの黒澤さんの陰鬱な気分がそのまま出ちゃった感じ。
生き物の記録はいいな 陰鬱というか異様な雰囲気で狂気じみたものが出ている 今どん底見てるけど美術が凄い 明日新文芸座で上映される乱も好き
生き物の記録は三船が出てるってクレジットあるんすけど どこに出てたんですか?
197 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/20(金) 00:21:55 ID:aZQWIqdK
主人公のおっさん、というかおじいさん。
198 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/20(金) 00:49:03 ID:JShSeJC8
>>197 あれを志村にやらせて
三船を違う重要な役にすればもうちょっと見れたと思う
あの三船は上手いんだけどな 淀川さんも珍しく上手かったって褒めてた
>>195 どん底の美術は本当に凄いね。初めて見たときは美術セットに一番感動した。
あとは羅生門のセットも凄いと思う。
作品の作りも凄いんだけど、あの門のセットに一番説得力を感じたよ。
>>198 三船に見合う役がない。
志村だと「生きる」の課長以上に偏執的すぎて
感情移入できなくなるような気がする。
年寄りなのにエネルギーが溢れそうになってるじじいだから 三船が適役だと思う
35歳で演じたというのが凄い。
生き物の記録の東野英治郎はてっきり詐欺師だと思ってたよ。
志村に何人も妾がいるという設定は無理がある。
206 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/20(金) 19:49:26 ID:3cj0w86M
>森雅之もありだな あの役は三船でないと無理。
208 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/20(金) 23:27:47 ID:aZQWIqdK
俺も最初は三船と気づかなかったし、気づいてからは少々残念だった。 俺は三船の油ギッシュな役どころ、というかキャラが好きだから。 まーこの映画でも十分しつこい役だけど
209 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/20(金) 23:30:04 ID:aZQWIqdK
書き忘れたけど、天国と地獄でも三船はよかったが、やはり野良犬 の時のような、汗まみれのしつこい刑事役をやってほしかったかな。 映画自体は傑作だけど。
野良犬の三船はあのギラギラした若さが魅力だからな
211 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/21(土) 01:56:22 ID:BH9q1bU9
質問 1、なぜ生きるに三船の出演オファーがなかったのか? 2、なぜどん底に志村の出演オファーがなかったのか? 3、なぜ隠し砦の三悪人以降、志村の扱いが急激に小さくなったのか? 4、なんで影武者に黒澤自信もどう考えても衝突するであろうと思ったはずの勝新を起用したんだ?
212 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/21(土) 02:00:25 ID:BH9q1bU9
>>209 天国と地獄は三船が刑事、仲代が若き実業家の権藤でも面白いね
>>209 仲代は目線が知的なので権藤はできない(素の仲代も定時制高卒の苦労人では
あるが) 愚直な愚鈍そのもののような企業家には当時の三船が最適。
三船には自分の社会正義を疑わず容疑者をわざと泳がせる(しかも死人を余
計に出したのに気にもしない)戸倉警部は無理。
仲代の刑事は、偏執狂なのが素敵だ。
天国と地獄の権藤なんかまさに三船しかないという役だと思うが・・・
黒澤は、身代金を出すか出さないかで「葛藤」する権藤を描きたかった。 「狂気」とか「葛藤」は、三船の得意とするところだ。
左卜全に演らせたら爆笑もんだろうな
三島由紀夫様は黒澤映画を陳腐なヒューマニズムって小馬鹿にしてたね
220 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/21(土) 12:07:31 ID:bAIZsNUD
「様」をつけるなキモイから
三島に禿同だけど、一方、三島の「楯の会」はお遊戯だよな。
222 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/21(土) 13:00:16 ID:c/l7+9Ry
黒澤明のヒューマニズムは分かりやすい。カンバスに絵の具を 直接叩きつけた絵のように愚直だ。 だが、そこに観客は感動するんじゃないか!
チ×の嫉妬
>>218 やめてけれ やめてけれ やめてけ〜れ ユウカイ
やめてけれ やめてけれ ユウカイ パパヤ
ラララ ランラン ララララ ユウカイ
ランランラン ラララ ユウカイ
どうして どうして ユウカイ パパヤ
おお かみさま かみさま
助けて パパヤ
>>214 「熱海殺人事件」の仲代刑事もよかったね
監督はこれ一作しかない人だけど、たむらまさきのキャメラともども佳品だった
>>211 1、三船にあてはまる役がなかった。
2、これは判らないな。
雁治郎がやった大家の役は志村がやっても違和感なかったと思うが。
3、あくまで想像だが志村のギャラが高かったのかも。
「悪い奴」以降は黒澤プロも製作に噛んでるし。
4、元々の構想では信玄に若山富三郎、影武者にカツシンというオファーをしてたが
若山が断ったのでカツシンだけ残った。
>>217 佐分利だと見習い工からの叩き上げ感が出ないな。
それと黒澤の好きなタイプの役者ではない感じ。
黒澤ってフリークスっぽい役者の方が大好物でしょ。
「自己を滅して万民の公僕たれ」だ!
>三島由紀夫様は黒澤映画を陳腐なヒューマニズムって小馬鹿にしてたね 元の発言は 「黒澤のヒューマニズムは中学生並み。 ただし、今の中学生じゃない。 昔の旧制中学生だ。昔の旧制中学生は今と違って立派だった。」 というもの。 君のいうニュアンスとは相当違うよ。
最終学歴が旧制中学だから、確かにそれ以上でもそれ以下でもないわな。 でも、帝国大学卒には侮辱だろうな。
三島は金時計だっけ?
231 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/21(土) 22:22:11 ID:bAIZsNUD
黒澤への批判はたまに見かけるが、それは有名人税みたいなもんだな 批判してる内容は、納得できるものがけっこう多いけど、やっぱりそれでも 黒澤はすごい、という結論になるな
うん。
233 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/22(日) 01:23:16 ID:tk1zA8iq
そうだね。
234 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/22(日) 01:34:13 ID:jvFjnnRP
晩年の作品でかなり評価を落としてるみたいだが もし自殺が成功してたら今以上に神になってたのか? もし「生きていたら云々」で
wiki見たけどひどいなぁ黒澤信者。痛すぎるぞあれは
>>235 褒めてる部分全部過大評価ってことだよね?
世間一般に普及してるイメージや評価や情報と比較して、 そんなに逸脱してるとも思わないし、普通じゃないの?
デルスウザーラが撮れたのは喜ばしいことだ。 制作費無制限という歴史上最高の条件を提示されて、 黒澤の顔も立ったろうし・・・。
ロシアの評論家は、黒澤大好きだよな。 『白痴』を「ひとつの奇跡」とか言ってた。 『敵中横断三百里』の脚本書いたことは、 民主ロシア的には、完全スルーなのかねw
241 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/22(日) 18:04:32 ID:tk1zA8iq
『敵中横断三百里』って作品としてはどうなの?監督作品じゃないから イマイチ借りる気にならないんだけど。
>>240 >民主ロシア的には、完全スルーなのかねw
そんなの気にする方がどうかな
だったら日本人はキャプラをほめちゃいかんということにもなりかねない
羅生門って完全に市民ケーンパクってるよな。情けない
244 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/23(月) 01:31:33 ID:jub+pOII
どこがよ
245 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/23(月) 01:34:44 ID:+IEz91yy
>>243 えっ?じゃー原作の芥川の「藪の中」は読んだことあるの?
>>243 言わずもがなだが、「羅生門」は「藪の中」「羅生門」の映画化。実際に
主筋を使ったのは「藪の中」。それだけでは映画としてのイメージが弱いので、
「羅生門」を導入してあのオープンセットを作った。
「市民ケーン」が日本で正式に公開されたのは1966年。黒澤や橋本が
観ていたかどうかは不明である。
黒澤ヲタにとって「どですかでん」とか「夢」ってどうなの? 中立の俺的には糞映画なんですが。
>>247 「どですかでん」「夢」で黒澤ヲタ中級クラスは欲しい。
249 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/23(月) 13:02:23 ID:+IEz91yy
>>247 両方ともけっこうよかった。期待以上だったな。
どですかねんは、原作読んでる人にはダメみたいだけど、俺は読んでないせい
もあるけどなかなかだな。
夢も説教臭いとこがあるけど、いいと思う。
白黒時代とは、作風が変わるからね。カラーになってからの作品は
映像とか色彩に余計にこだわるようになったよね。画家志望だったから
カラーでその趣味性が、なおさら前面に出るようになったな
>>247 「夢」はスクリーンで見た最初の黒澤映画だから個人的には採点が甘めw
オムニバス形式の弊害というか、各話の出来不出来にばらつきがあるとは思う。
俺の評価はこんな感じ。
狐の嫁入り…☆☆☆☆
ひな祭り……☆☆
ゴッホ………☆☆☆
雪女…………☆☆
トンネル……☆☆☆☆
赤富士………☆
鬼哭…………☆
水車村………☆☆☆☆
「どですかでん」は最初見た時は
ただただグロテスクな印象しかなく
なんだか好きになれず、ずいぶん長い間再見しなかったんだが、
20代後半になってから見返したときに
愛すべきダメさ加減みたいなものになぜか深く共感できた。
それ以降はかなり好き。
247さんに限らないけど、黒澤映画はできる限り制作順に見た方がいいかも。
「赤ひげ」→「どですかでん」→「デルス・ウザーラ」と見ると
黒澤の気取りがはぎ取られていくドライヴ感がたまらない。
気取り→気負いかな?
「どですかでん」のカメラワークって、 「羅生門」ほど成功しているとも思えない。
253 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/24(火) 13:17:41 ID:qyhlmTur
羅生門と較べなくても。 映画自体羅生門の方が評価高いし、羅生門は話の展開にスピード感ってのかな うまく言えないけど。キチガイじみた内容だし緊張感もあるけど、どですか ねんは、もっと淡々と貧民の生活を描いた映画だから、較べる映画が違うと 思うな
どですかでんだろ
255 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/24(火) 13:24:47 ID:qyhlmTur
較べるなら、どん底とかだろ。あとはカラー作品のいくつか。
>>241 黒澤の脚本としては、出来の悪い部類だと思う。
ベテラン森一生の、サラサラ流れるような演出、
大映技術陣の見事な仕事を楽しむべき映画かと。
>>242 それもそうだね。大人げなかったかもしれない。
でも「八月の狂詩曲」に対する米国の反発とか、
ああいうのを思い出すと、いろいろ気になるよ。
書き方悪かったな どですか「でん」だろ
>>256 アメリカというか一部の評論家が騒いだだけでしょ
今年頭くらいから黒澤映画にハマって、全作見終わり関連書籍等も買い漁って 結局、面白かった黒澤の関連本は、蝦蟇の油と複眼の映像だけだったんだけど
260 :
259 :2007/07/24(火) 17:22:55 ID:xXDVBMTa
途中で送信してしまったorz 「黒澤明VSハリウッド」っていうのが、部外者の著作なのに、やけに絶賛されてるから気になっています。 上記2冊より面白い?読んだ人、どうでしたか?
>>260 そこら辺りの必携書籍が出揃って10年近く、故人の周囲の人の
インタビュー集とかしか出版されていなかったので、その本のように
これまであまりわかっていなかった「トラ!トラ!トラ!」降板問題に
対して綿密な取材を行い、「黒澤の別の面」をいぶりだした著作は
久しぶりだったからじゃないかな。
面白いかどうかはあなたが当時の時代背景にどれだけ入っていける
か次第だと思う。
『黒澤家の食卓』とか、黒澤の娘の書いた文って読みにくくね? 難解というんじゃなくてクドいってのかな
やはり父上の血なんですかねえ 「黒澤明VSハリウッド」・・・これは必読 単に黒澤ファンが、ていうだけでなく映画好きなら誰が読んでも面白い・・・はず
265 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/25(水) 03:31:58 ID:HQAAl3tU
今久しぶりに影武者を再見し終わったとこだが、やっぱりすごいな黒澤明。 よくもまーこんな壮大な映画を撮れたもんだ。 個人的には乱の方が好きだし、歴史が好きな人には武田家の滅び方は 有名だから、内容が分かってるせいもあって、やや冗長的だな。 ただ外国人から見たら、この映画はとてつもなく凄いんだろうな。こんな 映像はないだろ。もしアフリカとか中南米、アジアのどこでもいいから そこを舞台にした歴史絵巻を同じような映像美でやったら、日本人にとっては それはそれは凄いだろう。未知の世界だし、異文化の歴史、ストーリー、映像 で感銘を受けるのは間違いないだろうね。 まーそれはともかく日本人から見ても凄い映画だな。やっぱり黒澤明は天才。
266 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/25(水) 04:59:40 ID:U/zsHEuA
娘の本読むと 昔は洋酒高かったンだなあ 思うよ。 黒澤が好んだというホワイトホース、カテイサーク 今980円だ。 昔は10〜20倍の感覚だわ。 志村けんが弟子っ子時代 Jダニエル舐めるのが夢だった とか逝ってたし。
267 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/25(水) 05:52:53 ID:T1btNbpr
「野良犬」見て感動しちゃった。音が古いので、セリフが 聞き取りづらかったけど、なんとか話は理解できたよ。 どこを取っても完成度が高い。また音楽(劇中音含む) の効果がすばらしい。 新米刑事の追い詰められる心理、主人公が犯人と格闘 するクライマックスのシーンにおける、不釣合いな美しい 田園風景に響くピアノの音、児童の合唱…。 正義漢と犯罪者のたどる人生の見事な対比。 「野良犬」は「第三の男」に比肩する傑作と言ってよい!
268 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/25(水) 06:05:35 ID:OMjTGR9N
うちの親父が好きな黒澤映画は七人の侍、影武者、夢 だが、まあだだよアンチ
ツマラン本ばっかり書いてるね。
>>266 昔は洋酒は関税がかかって高かったんだよね。
ジョニ黒だってナポレオンだって
70年代までは(子供だったこともあってか)無茶苦茶高級なイメージだった。
271 :
267 :2007/07/25(水) 18:02:02 ID:aesFoXMl
「悪い奴ほどよく眠る」見た。 もう脱帽。こういう、心に迫る映画は、脚本がよほど練れていて、 映像がよほど美しくないとだめだが、黒澤先生の映画は脚本も 映像も練り方が半端ではない。俳優もすごい。 最近の映画は、アカデミー賞取った超大作でも、傑作と世評の 高いものでも、感動の深さにおいては昔の黒澤映画の十分の一 にも満たないような気がするよ。
272 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/25(水) 19:05:07 ID:HQAAl3tU
>>267 俺はDVD見るとき日本語の字幕つけて見てるよ。白黒の映画見るときは
だいたいつけるな。
「悪い奴ほどよく眠る」は、あの廃墟が印象深いな。結末もシュールだし。
黒澤の作品には、一つの映画に繰り返し登場する印象的な建物とか映像が
あるよな。
273 :
267 :2007/07/25(水) 21:24:10 ID:VZv9+gHQ
>>272 日本語字幕ですか。それは妙案ですね。
しかし昔の俳優さんってのは、今の俳優さんと発声法が違うような気が
しますね。声が甲高いし、喋る速度が速い。録音の古いと新しいとを
問わず、発声法が今と違うせいで聞きとりにくいのではないかとも思い
ました。
黒澤映画を見てる限りでは、今の真田広之やビートたけしみたいに
ボソボソ喋る人はいないし、女優も時代劇だからといって、今の宮沢りえ
や小雪みたいにしとやかに喋る人はいないような気がします。
いや、それとも昔の俳優は、当時のマイク録音の限界を意識して、
わざとああいう声を出していたのかも?何だか分からなくなってきました。
「夢」の笠さんは何言ってるか全くわからんかったな
酔いどれ天使口と音が合ってなかったですね たまにリップシンクするんですけどね あれ完璧主義者の黒澤さんよく許したなあ それかもしかしたらnyで落としたからかな?
ちなみに酔いどれ天使は志村喬が卵を買って帰ってくるところが泣けますね けどあそこで終わりでもいいと思ったんですけど、そこからダラダラ続くんですよね そこが個人的にはちょっとマイナス だけどあそこにこそ主張が明示されているので、切るわけにはいかないんでしょうけどね とかく最近の風潮は、「言いたいことはセリフで言っちゃダメ」ってことになってますからね 私もそういう風潮に毒されてしまったところが多いにあるのだと思います
やかましい 糞野郎
278 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/26(木) 03:47:53 ID:T27dB4oh
卒業式スッポカシて後日職員室に卒業証書取りに逝き 「おい 黒澤 何で欠席した」 と怒る担任に 「卒業しちまったンだから命令すんな」と言い返したエピソードに 赤面した。 俺も無意識に全く同じ事やった厨だった。 あ、イラク3馬鹿のキツネ目野郎は 家まで届けた担任の前で証書破ったらしい。 アホばっかりw
けなすために必死に検索して調べて誰よりも黒澤データに詳しくなってる人の方がアホだと思う
280 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/26(木) 06:55:49 ID:6kOw8UE2
>あ、イラク3馬鹿のキツネ目野郎は >家まで届けた担任の前で証書破ったらしい。 こういう人間が「国際人」「コスモポリタン」として 生きていけるのだから、まあ、いい時代ですな。
>>280 あらゆる規制権力に立ち向かう素晴らしい態度です!
権力に救い求めるけどな!
>>276 三船が刺されるシーンのところで終わるってこと?
病気に打ち勝つ久我と病気への怖れに敗れた三船の対比こそ
この映画のテーマだからラストのシークエンスは絶対必要。
284 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/26(木) 09:32:11 ID:JJ6KbUOy
>>278 なんで家まで届けるんだ
ありえんだろ普通
共産党に命令されたのか
3バカどもの話はやめれ。 朝から胸くそ悪くなる。
286 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/26(木) 09:41:09 ID:JJ6KbUOy
>>283 そんなテーマじゃないだろ
三船の方が病気が重かったんだから療養しても同じ、死にます
久我さんもいつかは死ぬんだけどまだ生きてるんだよな
ストレプトマイシンは?
289 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/26(木) 15:47:02 ID:i3xviO1p
>>281 外国のアカデミー賞にへつらって媚売るくせに権威のない日本アカデミーをシカトする
情けないスネオ野郎を何誉めてるんだよ。
卒業してからデカイ態度とるのが情けないな。
「卒業しちまったンだから命令すんな」ってことはそれまで例のごろくへつらってたのがバレバレ
俺みたいなアナーキーは入学初日に教師殴って退学になったがね。黒澤のチキンとは違う
290 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/26(木) 15:49:17 ID:/yh7ni/y
>「夢」の笠さんは何言ってるか全くわからんかったな そうか? 多少、滑舌が悪くて聞き取りにくい部分はあったが 普通にわかるが。 はやいとこ耳鼻科言ってきた方がいいぞ
聞き取りにくいのか普通にわかるのか、それが問題だ
293 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/26(木) 17:00:56 ID:/yh7ni/y
>何言ってるか全くわからんかったな つまり 「あれは、わしの初恋の人でな」 とかも何言ってるか、全くわからなかったわけだ。 もし、聞き取れたのなら 全くわからなかったのではなく 聞き取りにくい部分もあっただから 274=290 は同じということだ。 で、274は本当にまったくわからなかったのか? それなら、はやいとこ耳鼻科言ってきた方がいいぞ。
294 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/26(木) 18:55:14 ID:FTmDqg9X
そういうつまんない話はどうでもいいよ。
悪い奴ほどよく眠る観たんですけど、すげえ後味悪いねこれw おめでとう!西は死にましたよ!!であと逆転ないんだもんね けど西が三船だと最後のほうまで気付かなかったですよ 生きものの記録は最後まで気付きませんでしたけどね ある種、百面相ですな にしても、黒澤映画の音楽って太鼓叩いてるだけのばっかっすね 音楽なんか味付け程度だとは思いますけど、 もうちょっと印象的なメロディみたいなものがあってもいいのになあと思ったりもします
296 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/26(木) 19:42:50 ID:FTmDqg9X
そういうのは黒澤の映画をもっとたくさん見てから言おうね。
>>294 までの糞書き込みの後の素直な感想なんで好感持ったけどな。
黒澤初心者らしくて微笑ましい。
あの口笛は真似しちゃうね
>>295 >にしても、黒澤映画の音楽って太鼓叩いてるだけのばっかっすね
武満はそれに閉口したんだよね
>>270 日本陸軍の元兵務局長・田中隆吉は、東京裁判で天皇が起訴されないように運動した功績を認められ、
天皇からジョニー・ウォーカー赤ラベルを贈られて感激していたそうな。
いまの感覚だったら、「けっ、この程度かよ」と逆に腹立てるところなんだろうけど。
>>259-264 個人的な黒沢関連書ベスト3
「日本映画の時代」(「七人の侍」の項)廣澤栄
「巨人と少年―黒沢明の女性たち」尾形敏朗
「異説・黒澤明」文春文庫
ドナルド・リチーの「黒澤明の映画」は昔はバイブル扱いだったけど、最近は誰も話題にすらしないな。
そろそろ、もっと下の世代の黒澤論を読んでみたい気がする。
例えば、塚本晋也の「蜘蛛巣城」論なんて面白そうだ。
白黒映画にコンピューターで着彩できるなら、 「赤ひげ」や「蜘蛛巣城」をカラーで観てみたい。
十分色は感じられるだろ
>>301 黒澤さん、尾形の本は
「ありゃ、めちゃくちゃだよ」
って言ってなかったっけ?
書かれてたことが図星だったから腹立てたんだと思う。
「悪い奴ほどよく眠る」観た。 ひでえなこりゃ…。 重要なエピソードをなにもかも台詞で説明しやがる。 その台詞も「摘発」とか、おかしい台詞満載だし、演技も酷けりゃ演出も酷い。 電話で追いつめられてる副総裁、お愛想とは言え、なんで突然笑えるんだ? あの、西(三船)の正体がバレる葬儀のときの写真。アングルも不自然だが、三船の表情に思わず笑っちまったよ。 コントかと思った。 結末も酷いな。 いきなり西が殺されて、その経緯を仲間に説明させて終わり。 「僕は二度と貴方の顔は観たくない」と捨て台詞で廃人みたいになった妹と出て行く三橋達也。それで終わりかよ。 これ、本当に「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「天国と地獄」の名作群を撮ったのと同じ監督なのか?
307 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/27(金) 17:42:17 ID:RrbuMgLH
>書かれてたことが図星だったから腹立てたんだと思う。 こじつけが多い。
289=306
個人的に黒澤明vsハリウッドよりも複眼の映像のほうが面白かった。3度は読み返したな。 88歳であんな素晴らしい文を書いてしまう橋本忍萌え。
310 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/27(金) 19:48:49 ID:m8XcG/gm
そりゃ黒澤がいかに凄くたって、たいして面白くない作品はあるさ。 悪い奴ほどよく眠る、はよかったけど、名作ではないな。見る前に期待が 大きかったせいもあるけど。三船が不正と戦う、ってだけで期待してしま ったけどよい映画どまりだな。 隠し峠もまあまあだったな。これも戦国ものだから期待が大きかった。 まあだだよ、が一番退屈だったかな、あえてあげるなら
子どもは途中でチャンバラが入らないと寝ちゃうからね
>>309 おれも。
ちゃんと「幻の湖」にも触れてたしねw
314 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/28(土) 07:01:01 ID:dlNBDq7G
蜘蛛の巣城なんかとくにテレビ画面なんかじゃ見ても仕方ないと思うんだけど 画面の奥行が消えちゃうし それとともに立ち昇る権力への妄執も 踏み鳴らす足音の響きも消えてるし ここで黒澤批判してるヤシってどうせレンタルで自分ちのテレビで 見てその気になってるだけっぽいね
315 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/28(土) 08:42:00 ID:NL6Oybnk
「悪い奴ほどよく眠る」はタイトル最悪 タイトルでネタばれしてる
>>315 映画は言葉で語るもんじゃない、言葉に出来るんだったら映画なんて作らない
と言いつつ、実は言葉で語ってしまうことが多い黒澤
>309
「黒澤明vsハリウッド」はジャーナリスティックな面白さだね
「複眼の映像」は作家論的な面白さ
>>316 ふと思ったが、「野望の王国」を黒澤明が映画化してたら
いろんな意味でとんでもないことになってたな ww
>>310 やっぱりアクション映画の監督で、サスペンス映画の監督じゃないんだと思う。
ああいうのは、松竹で助監督やったことある野村芳太郎の方がうまい。
野村が初監督の時に、脚本を読んだ黒澤が呼び出そうとしたけど、
助言を嫌って断ったというエピソードは面白い。> 複眼
黒澤は、ズケズケと演出プランを話しそうだから、
影響されそうで怖かったんだろうな。
>>314 映画館で見たほうがイイのは当然なのだが、去年の年末にマチエイ(町田映画館)
で「天国と地獄」を見たときはフィルムの劣化が残念だったな。
迫力 映画館>DVD
映像&音声 DVD>映画館
うちは大型ハイビジョンテレビがあるので、普段はこれでDVDを見るのが心地いい。
「七人の侍」「蜘蛛巣城」「天国と地獄」「影武者」あたりの大迫力ものは、たまに映画館
で見るのも楽しい。
小さいテレビでDVDってのはまあ、キツイな。
Blu-ray版が出るのはいつなのかねえ。
黒澤のアクション作品なんてあったっけ? 「悪い奴ほどよく眠る」に別のタイトル付けるとしたら、何になるかな。
羅生門伝説 ・黒澤明は毎日、京都や奈良の古い門を見て歩き「羅生門」のイメージを膨らませていった。 ・大映京都撮影所の広場に建設された羅生門のオープンセットは面積1983平方メートル、幅32メートル、 奥行き21メートル、高さ19メートル、柱には約1.2mの巨材18本を使用。建設にかかった日数は25日間。 ・羅生門の側面には長さ35メートル高さ6メートルの土塁を築き、 背景には長さ35メートル高さ4メートルのホリゾントに裏山を浮き上がらせた。 ・新たに焼き上げた瓦の数は4000枚、その一つ一つに「延暦寺十七年」と年号が刻まれていた。 ・暗い森の中での撮影のために鏡照明という器具を世界で初めて森に運び込む。 ・木漏れ日を描写するために光明寺の木を遠慮会釈なく切り倒した。 ・多襄丸の顔にかかる木の葉の影を揺らすために木の枝の影をライトで作る。 ・カメラが見え隠れするギラついた太陽を延々と追いかけて行く移動ショットは、 それまでの映画のタブーに真っ向から挑戦したモノで、三人の登場人物の心理描写とあいまって 絶妙な効果をあげた。この技法は「黒澤明の太陽モンタージュ」と呼ばれ、後に続く映画に多大な影響を与えた。 ・衣装は軽石でこすりグチャグチャになったものを身につけた。 ・三船と森の殺陣は従来の舞いの美しさを追求せず片手で太刀を振り回し、 猛獣のような叫び声を挙げて、太刀と太刀を叩き付け合う死闘の描写に徹した。 ・雨に大量の墨汁を混ぜ重い質感を狙った。 ・羅生門の屋根に放水装置を施して滝津瀬の如く落下する雨を表現。 ・羅生門の周囲に掘った溝に水槽タンクから3tの水を一気に流し込んで豪雨の感じを出した。 ・消防車3台を出動させ大量の水を使ったために近隣住宅は水不足。 ・1950年ヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞。日本映画が国際映画賞で受賞した初めての作品となる。 ・映画祭に顔を出していたフェデリコ・フェリーニは「羅生門」を観た後、しばらく興奮が収まらず、 「すごいものを見たぞ!クロサワという日本人が作った奇跡の映画をこの目で見たんだ!」と黒澤やその映画について、 辺り構わず大声で話続け、周囲にたしなめられた。 ・1982年ヴェネチア国際映画祭創立50周年記念「獅子の中の獅子」(過去のグランプリの最高位)に輝いた。
>>321 > 黒澤のアクション作品なんてあったっけ?
ぷ
324 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2007/07/29(日) 01:47:02 ID:fK09TEp9
アクションを、銃撃戦やカーアクションのことだと思ってるんじゃないのかな
ダイ・ハードやジャッキー・チェン映画とか…?
326 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/30(月) 02:36:44 ID:DjASKSAR
なんで影武者ってこんなに人気ないの? アカデミー賞の候補になったのに。。
327 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/30(月) 08:40:56 ID:9fXHcPlv
>>326 自殺未遂以降の映画はダメだろ
期待は大きかったけんど全部外れ
328 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/30(月) 10:57:49 ID:SBgvAm2g
どうせ映画ソフトを買うならブルーレイディスクでほしいな 再生機持ってないけど
だからなんで影武者の評判こんなに普通なの? すばらしいと思ったのに…少なくとも乱よりは。
デルスウザーラは斉藤孝雄をカメラに加えるべきだった。
>>329-330 評価は人それぞれ。
俺は、黒澤晩年作品群の中では「乱」「まあだだよ」が飛び抜けた傑作だと思っている。
「影武者」は凡作、「夢」は壮大なる失敗作だと思っている。
「影武者」を傑作だと思うのも又、その人の自由。
>>332 アフガニスタン映画の話は面白いが、それ以降の話の流れとつながっていない。
文章後半に塩野七生のコメントをいきなり出して、それにそのまま寄りかかって、
強引に結論に結び付けている。
大学入試の小論文テストの答案だとしたら、不合格は間違いなしだな。
アフガニスタンじゃなくて、カザフスタンだったか。失礼。
335 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/30(月) 15:12:22 ID:t2D5n3Fl
ジャッキーチェンは「乱」はだめだけど「影武者」は好きらしい。 俺は両方とも好きだけど完成度からいえば「乱」の方がはるかに上。
ジャッキーが「影武者」好きだというのは納得。なんか微笑ましい。 香港では「影武者」の評価が高いのかな? 「少林寺」の最初の方に「影武者」をまんまパクッた演出があるもんな。
乱はワダエミの衣装が好きになれんかった。 何か中国人みたいに感じて。
338 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/30(月) 19:21:39 ID:ZQCn/PK+
乱は大傑作だな。影武者は5段階で4ぐらいじゃない。 夢は個人的にはけっこう好きだな。黒澤の絵画趣味が爆発してる気がする。 どですかねんも印象的でいい作品だと思う。 まあだだよ、八月は平凡でいまいちだな。
だーかーらー、どですか「でん」だって!
340 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/30(月) 19:49:49 ID:9INzHzMk
「まあだだよ」は駄作だろ。先生の演説は空回り。 猫を中心に、90分程度にまとめていればなあ。
どですかねんwww
343 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/30(月) 22:21:35 ID:ZQCn/PK+
「まあだだよ」と「八月の」は、白黒作品の名作群にはない、時代遅れ感と いうか古臭さがあるな。時代的には現代に近いはずなのに。
八月は一体何が面白いのか、まっっっったく分からなかった。 これまでに見た映画の中でも最高に面白くない。本当にビックリしたなぁ。 黒澤ファンではあるが、DVDのレンタル料金と時間を返せ!と思った。 黒澤作品の中では(白痴だけまだ見てないが、)おそらくダントツにツマラナイ。 どですかでんがカラーでの最高傑作だと思う。 まあだだよは本当にもういいよだな。でもカラーの中では良い方。 夢の「雪あらし」「トンネル」が良い。
>>337 > 乱はワダエミの衣装が好きになれんかった。
あれはないよなあ…
「御法度」では時代考証無視してうまくやっていたが > ワダエミ
346 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/31(火) 01:50:13 ID:3418JpVJ
乱は芝居とか舞台的イメージが強いから、あの大げさな衣装もあまり 気にならなかったな。まーその芝居、舞台的なセリフ回しや演技、衣装が 人によっては嫌なんだろうな。俺は好き、というかその点がこの映画では うまく働いてると思う。ピーターはギリギリだけど。
能の鑑賞経験がある人なら、「乱」はとても素晴しい 演技スタイルで統一されている事がわかるよ。
>>344 オマエ、黒澤ファンを自称しているが、それ以前に映画ファンですらないだろw
>>347 能は好きだけど「乱」は最悪。対極にある演出。
>>348 え?どうして?俺そうなのかな。どこでそう思ったの?
良かったと思う順番は、
七人の侍、用心棒、どん底、生きる、隠し砦の三悪人、天国と地獄、椿三十郎、虎の尾を踏む男達、
酔いどれ天使、悪い奴ほどよく眠る、野良犬…
といった
感じですかね。
ハッキリとつまらなかく感じたのは、
八月の狂詩曲、わが青春に悔いなし、夢の冒頭の2話です。
>>348 と(と
>>349 )はお馴染みのアレなんで
気にしないでいいですよ。
みんな分かってるからスルーしてるんだし。
>>350 しかし「夢」の中で1話2話がつまらなかったとは変わってるね。
あそこだけ良くて他は駄目だったという人が多いのに。
>>303 いや、単に想像力をかき立てるだけではなく、
色彩に変換してみて、黒澤のカラー作品と比較し検証したいのだ。
確かに
>>344 からは人品の卑しさが漂ってくるのは確かだな
映画を愛する人間には出来ない映画の貶し方だ
355 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/31(火) 16:56:02 ID:708F6RQF
乱はやっぱりいいと思うよ 仲代もピーターも原田も鶴丸も井川もいいし 脚本どうこうの批判も分かるけど映像がスゴい
東宝DVDチョイ値下げらしい
357 :
この子の名無しのお祝いに :2007/07/31(火) 22:57:27 ID:bBQyhPhB
ステ6みてたら「羅生門」がうpしてあったので、久しぶりに見た。 むちゃくちゃスピーディーで今更ながら驚いた。 でも、湖のカットの入れ方など、監督らしいと言うか大胆というか。 原作も読んだ気がするが忘れてしまった。 木こりの話のなかで、二人の男をけしかける妻のせりふなど どっかから引っ張ってきたような不自然さを感じなくもない。 巫女は誰がやっていたの?
巫女は本間文子だったはず。
>>360 GJ!
「創ることは素晴らしい」は収録なしかな・・・?
しっかしなぁ、椿がリメイクされるとはいえ、あと2年くらい早く廉価版出せなかったもんかね〜。 正直、遅きに失した感がある
364 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/02(木) 21:39:19 ID:tzb0L/Rr
カラーになってからの黒澤って、もう昔の黒澤じゃないよな。画面が色とりどりに なったけど、そのぶんストーリーが迫力なくなった。七人の侍、どん底、用心棒が 俺のベストかな。
白黒のほうが圧倒的にいいよな 俺は生きる、赤ひげ、天国と地獄がベストかな
366 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/02(木) 22:12:10 ID:pKFtpL2l
白黒の方がいいのは皆知ってるよ。でもカラーの作品もいいと思うし、好きだ。 七人の侍、野良犬、ハクチ、乱がベストかな
367 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/02(木) 22:45:50 ID:w+x9kmwf
自分は黒澤初体験は「乱」だ感動した。この作品がきっかけで映画が本当に好きになった。 これだけ、みんな色々な作品が好きだと言われるのはやっぱり天才だ。 普通の監督なら一生のうち1本か2本しか名作を残せない。 黒澤が撮ったトラトラトラフ、イルムがどこかにあるはずだ、見てみたい。
>>367 「デルス・ウザーラ」はどうだろうね。
旧ソ連なら、没カットも撮影フィルムを資料として残していても不思議はないと思うけれど。
そういえば、「デルス・ウザーラ」の撮影現場をフィルムに収録していた撮影班がいた、ということで 数年前、野上照代さんがそのフィルムを捜し求めてロシアに出向く、というドキュメンタリー番組があった。 結局、その番組では、そのフィルムは見つからなかったわけだが
371 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 13:55:08 ID:OBD1EXmT
デルスのあのじいさんはもう生きてないよな。
あのじいさんは死んで太陽になった「わし、いちばん偉い人」 あのカピタンは死んで月になった「お前、二番目に偉い人」
黒澤ファンの「デルスウザーラ」評はあまり聞かない。 言葉も違うし、演技にあれこれ文句をつけるのが難しいね。
374 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 14:49:38 ID:4fI7LRe/
>>370 黒澤組同窓会シーン、カメラ前で突然、
佐藤勝が倒れて救急車に。
そのまま亡くなったンだよな。
ショックだった。
375 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 16:37:22 ID:0pcvknm0
デルスウザーラいいよ DVD持ってるけどあの作品70mmっだよね 70mmのサイズで見たかった たぶん公表されていないけど制作費は歴史上一番かかっている気がする 「山に紅葉が少ないよ」その一言で日本中の店から造花の紅葉が消えたという 大げさな話だけど本当でも不思議でないところが黒澤監督
376 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 17:13:14 ID:4ofBJfGz
画面大きくないともったいない映画ってたくさんあるよね。宮崎駿がもののけは 劇場で見てくれと言ってたし、キャストアウェイをDVDで見たら、飛行機墜落の シーンが劇場で見たら大迫力だったろうと残念だった。七人の侍の最後の戦闘 シーンとか、テレビ画面でしか見たことないお(ry
デルスウザーラって、制作費無制限の好条件だけれど、 最終的に掛かった費用は、22億か26億だったと 何かで読んだ気がするが。
「デルス・ウザーラ」では当然ながら撮影用の実物の虎が必要だったわけだが、 用意された虎を見るなり黒澤は、野生の目をしていない、ということで却下。 で、モスフィルムは何をしたかといえば、野生の虎を捕獲するための チームを組んで捕獲に向かわせた。 そういう費用も製作費として含めたら、莫大なものになるだろうね
子供の頃、父親に連れられて「デルス・ウザーラ」観たけど、
正直退屈だった。
でも雄大な映画だなぁとは子供心にも感じたよ。
こんどじっくり観てみよう。
ところで
>>377 それって円、ルーブル?
380 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 20:06:57 ID:oUXCIyhv
デルスは白痴と同テーマの撮りなおし 白痴は大失敗だったけどこれはうまくいったな
381 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 20:22:37 ID:AuvrdH0x
ハクチは賛否両論だな。俺はすごくよかったんだけど。
1.師弟関係、もしくは父子関係(擬似父子関係)、あるいは「影響を与える者」と「与えられる者」との関係の物語。 2.師匠、父、「影響を与える者」の側は、異常に意地っ張りか奇人変人。 3.弟子、息子、「影響を与えられる者」の側は、純朴で素直。 (「酔いどれ天使」「天国と地獄」のように、‘息子’側も意地っ張りである場合もあるが、その場合は悲劇的結末となる) 4.「影響を与える者」が早々に消えて、後は、残された‘息子’側の混乱の物語が展開される作品もある。「我が青春に悔いなし」「影武者」など。 5.「影響を与える者」が最初から存在せず、「父の不在」状況の中で右往左往する人々が描かれる場合もある。「どん底」「どですかでん」など。 黒澤明は「姿三四郎」から「まあだだよ」まで一貫したテーマを描き続けたのであって「デルス」と「白痴」だけが特別なんじゃない。
383 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 21:41:16 ID:AuvrdH0x
>>382 なかなか面白い指摘だけど、これは多くの映画にも監督にも言える気がする
>あるいは「影響を与える者」と「与えられる者」との関係
これが映画とか物語、文学の基本でしょ。黒澤に限ったことではないよ。
まーこれが、父子にするか母子にするかで、原作者、監督の価値観、思想の
差は出るけど。
例えば映画、文学だったら、「影響を与える者」は人間に限らず、事象、出来事
でストーリーは成り立つわけでしょ。戦争だったり、家族、文化とか
それにハクチこそまさに、「影響を与える者」と「与えられる者」との関係
の映画でしょ。デルスはまだ見てないから何とも言えないけど。
白痴はおれも面白かったと思うけど、世間受けするには2時間以内にまとめんと いかんかったかな。
>>383 「影響を与える者(モノ)」が人間とは限らず、事象、出来事である映画、文学も多いのだけれど、
黒澤作品の場合はそれが「絶対に人間でなくてはならない」というのが最大の個性になっているんだよ。
注目すべきなのは、黒澤の場合、人間関係こそが重要であって「与えられる影響(の内実)」が二の次になっているということ。
その内実は、作品によってバラバラ。
「我が青春に悔いなし」場合は自由主義、「ある生き物の記録」の場合は原水爆の恐怖、
「赤ひげ」の場合は‘医は仁術’という考え方、「デルス」の場合は大自然との共生思想、
テーマだけ見れば、ほとんど一貫性がない。
(原水爆の恐怖というテーマが、「八月の狂騒曲」、「夢」の中の「赤富士」で繰り返されたり、
一部重複している場合もあるにはある)
「我が青春に悔いなし」が現実の滝川事件をモデルにしていながらも「左翼映画」のカテゴリーに分類されずにいるのは、
人間関係こそがテーマの中心になっていることを、どの観客もどの評論かも見抜いたからでしょう。
「まあだだよ」は人間関係だけに徹底的に的を絞ったという意味で、黒澤の個性が最も純粋な形で展開されている。
冒頭で、吉岡秀隆が松村達雄に向かって「先生は僕たちにとても大切なものを与えてくださいました」と言うが、
その‘大切なもの’が何だったのかは最後まで描かれない。
以後、物語は最後まで人間関係だけを描いてゆく。
それまでの作品にあったような、一応の看板、一応のお題目をあえて排除している。
これが黒澤の遺作だというのは、とても意味のあることだったのだと思う。何よりも黒澤自身にとって。
遺書のつもりで撮った作品だったのだと思う。
386 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 22:25:59 ID:G3OXYK7g
白痴を挙げれば黒澤通だと思ってるバカは昔から多いな 漏れもその一人だけど 白痴に関して言えば小林秀雄より黒澤のほうがわかってるな
387 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 22:42:34 ID:L9lhbHgF
マイベスト 酔いどれ天使 人物造形 白痴 濃さ 生きものの記録 異様さ 蜘蛛巣城 美術と撮影 天国と地獄 構成と緊迫感
388 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/03(金) 23:36:47 ID:AuvrdH0x
>>385 まーたしかに黒澤の作品は、人間関係の葛藤、対立、というか人間ドラマ
が多いよね。ストーリーももちろん面白いけど、人間の行動、心理描写に
重点が置かれてるね。文学好きは、黒澤を好きになりやすいと思うな。
どん底とかどですかでんは、自然主義文学っていうんだっけ?ああいう
貧民層を描くことで、今までスポットをあてられなかった人々の生活を
活き活きと、また残酷に描写するってのかな。
まー「影響を与える者(モノ)」が「絶対に人間でなくてはならない」
ってのはいい過ぎでは?七人の侍、ある生き物の記録、日曜日、羅生門、
生きる、天国と地獄、どですかでん、ハクチ、きりがないけど、登場人物は
貧しさ、戦争、冷戦、誘拐事件、戦国時代まー戦争だな、そういった
状況に応じて、人によって受ける影響、とその対応の仕方が違うわけだろ?
そこでそのそれぞれの対応の仕方の描写が黒澤は優れてるんだよ。文学小説
的だし。そこが俺が黒澤が好きな点でもあるな。
シェイクスピアやロシア文字に魅せられて 近代人になろうとしたけど失敗した男。それが黒澤明だよ。 それ以上でもそれ以下でもない。
それ以上でもそれ以下でもないと言いたいだけのレスだな。 それ以上でもそれ以下でもない。
シェイクスピアやロシア文字に魅せられたんなら、近代を否定したがるはずなんだが、なぜ黒澤は矛盾した志向を持つようになったのか。
面白そうだから、
>>389 にその理由を説明してもらおうじゃないか。
確かになかなか出来る間違いじゃないな コピペ対策だとか言い訳しそうだけど
実際にキリル文字に魅せられたんじゃないの?
誰が? 黒澤が?
ますます
>>389 に説明してもらいたくなったな。
蓮實スレと黒澤スレを荒らしいてる厨といえば、キチガイMOだろw
>>385 >注目すべきなのは、黒澤の場合、人間関係こそが重要であって「与えられる影響(の内実)」が二の次になっているということ。
これについては
公開時のインタビューで黒澤が自分の恩師との関係も例に出しながら
「先生からは学校の教科を教わる事はもちろんだが、むしろ、その人間性から学ぶ事が大事」
みたいなことを繰り返し言ってた。
「赤ひげ」の場合は‘医は仁術’などというお題目を保本は赤ひげから学んだのではなく
赤ひげの生き方に惚れた。
‘医は仁術’みたいな頭でっかちの徳目じゃなくて、もっとエモーショナルで直接的で
”熱い”もの。
赤ひげの欠点も含めて受け入れ愛するようになった。
実に人間的でいいじゃないですか。
>>396 それは多分熱帯魚の糞カスのキチガイ東だお w
三船は、「泥沼離婚裁判」での品格の無い発言で見る限り、 黒澤のメッセージを伝える主役には不適格になりつつあったな。 黒澤も自殺未遂を起こして、内面的な弱さを露呈した形となって、 あまり人間の成長とか言えなくなってしまったと思う。
人間の成長を超えたもの、成長を超えて宿命として訪れるもの すなわち老いとか死とかに、向き合う度合いが強くなっていくんだな
>黒澤も自殺未遂を起こして、内面的な弱さを露呈した形となって 最初から露呈してると思う。 自殺以前の作品を見ても黒澤は強い人間だとはとても 思えないけど。
熊井啓がエッセイに書いていたね。 一緒に酒を飲んでるうちに「俺はもう駄目だ」と言い始めて、メソメソと泣き出してしまったと。 身内(黒澤一家)の人々の前では毅然としていたけど、熊井という後輩が相手だと思わず「素」が出てしまったんだろう。
「私は人間的な苦悩に抵抗するために、強者の仮面をかぶっているにすぎない。 本質的には弱い人間であり、人に弱みを見せたり、負けるのが嫌いだから努力している人間に過ぎない」 てなことを黒澤自身が語ってますなあ(『蝦蟇の油』より)
405 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/05(日) 01:06:46 ID:OMtOQwRZ
そういう弱さを一部の人に披露するのは、いいと思うな。もちろん多くの人 に披露するのもいいと思うし。これって出来そうで出来ないことだと思う。 いろいろな文学作家や著名人、映画監督も、善し悪しは判断に困るけど、 弱さを露呈して、作品的に失敗したり、人生を失敗したりしてるわけでしょ。 それを机上で簡単に批判したり評論することは、誰でも出来るよ。やっぱり それの善し悪しを判断することは難しいけど、いろいろと行動した人は立派 だよね。 何が言いたいのか分からなくなってきたけど、まー自殺未遂がどうのこう ので批判するのは、ただの釣りだね。なんかよく分からんレスだけど
406 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/05(日) 01:30:15 ID:K3MTiV7U
>>399 >三船は、「泥沼離婚裁判」での品格の無い発言で見る限り、
どんな発言があったの?
黒澤ってゲイっぽいよな。 駄作が多くて飽きるのだが、粗相しても掘られれば許されると思ってたんじゃないか。ただの変態がかった天才だよな。
夏休み 厨が飛び込む ショボ煽りネタ w
>>407-408 誰にもかまってもらえないからと自分で厨だショボだと言い出すのがいちばん情けない
まったくかわいい書き込みしてやがんなぁてめえたちは
415 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/05(日) 13:04:25 ID:KA17aHp8
「夢」をなぜか不思議と観たくなってきた 特に桃畑とトンネル 借りてこようかな
416 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/05(日) 14:28:16 ID:Bss21y8N
「夢」は、冒頭の狐の嫁入りの挿話だけで完結化させてれば、 幻想的な傑作として残ったのに。核で破壊された世界とか、 環境問題とかの説教はイラネ。 福袋の中に、玉石混合してるのが惜しい。
だが、それがいい。
橋本忍「夢を駄作扱いする奴は素人」
そりゃ幻の湖と比べたら全てが駄作に見えちゃいますよ
>>416 そだね、核と環境のセリフちょっとクサイね。
>>420 セリフのクササが気になるようじゃ黒澤映画は見れません
綺麗綺麗なんて言われてるところが一番臭ってるもんだぜ
黒澤って個性がないよな。 小津やゴダールやコッポラは俳優が変わっても映画を見れば「あ、これはこの監督が作ってるな」ってわかるけど 黒澤はそういうのない
リアルタイムで観てないが、懐かし邦画ヲタだから、昔の映画を良く見る。 黒沢の望遠はかなり個性があったと思うぞ。 映画の常套句になったから、今や普通だけれど。 技法だけは真似が出来る範囲の個性と言えないこともないけど、 映画全体で黒沢レベルの映画は少ない。 それから小津のは本当にわけがわからん。 あれは何なんだ。あんな映画は他にないのに観られてしまうのは何故だろう。
425 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/06(月) 20:15:01 ID:HYwTD4xH
>映画の常套句になったから、今や普通だけれど。 望遠でパンフォーカスは照明が大変だから 誰も真似しません。
フィルムの感度がケタ違いに上がってるんだから、 真似するヤツが出てきてもよさそうなもんだがな。
428 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/07(火) 00:18:44 ID:Gw6zoqcA
まあだだよでさえどう見ても黒澤だろうに 個性がないて
釣られる奴はしね
一人しかレスしてくれなくて悔しかったからといって今度は別人に成り済まして「釣られる奴はしね」か。 貶すネタを必死に作ってるな。貶せれば何でもいいのか。
望遠でパンフォーカスってマトリックスなんかでもやってんじゃん?
DVDが安価で出るよ
夢のトンネルの風景(特に出た後の寒そうな山)が好きだけど、 あの風景はどこのか分かる方いますか? あとあのトンネルがちょっと新しい感じがしてならない… 見る前はもっと狭くてでこぼこしたような鉱山風のを想像してたけど
434 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/09(木) 23:51:20 ID:GwhhOYBH
>>428 そうだよ、黒澤ほど個性のある写真を撮る監督はいない
「まあだだよ」は上映前にテレビの予告編で何も知らずにたまたま観た時
一瞬で黒澤とわかった。
大人になってDVDで用心棒を見たとき、
はるか昔小さな子供の頃
テレビで放送した映像をそのまま覚えていた、
子供の時なんて時代劇も黒澤も興味なかったのに
435 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/10(金) 05:19:33 ID:ZVWlXsow
昔、漫画で無用の介とか言うのがあったな 黒澤の映画って、みんな真似しまくっただろうな
「無頼だが本質的に善良な無敵の浪人」は殆ど全て三十郎を原型にしているって事だな。 巨人の星で飛雄馬の恋人になる美奈さんが勤めている診療所の医者、 これのキャラクター造型がまんま「赤ひげ」の三船である事に数10年だってからようやく気付いた。 それに気付いたら、「篤志的で人間味にあふれた医師」が登場する場合、 キャラ造型がことごとく「赤ひげ」の引用な事にも気付いた。
>>436 なるほど・・・たしかに。
言われてみれば黒澤作品てキャラクターのデパートみたいだな。
誰一人とってみても、掘り下げていけば面白いドラマができそうだ。
>>436 それはないわw
贔屓の引き倒しすぎる。
「巨人の星」は、かなり昔だからはっきりとした記憶はないけど、 確か交通手段もない無医村だったところで医療活動を行っていたと思う。 だから自然と赤ひげは意識はするだろう。
440 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/10(金) 17:08:03 ID:SSU78yvM
でも赤ひげは山本周五郎の原作なんだから、人物造詣は黒澤ちゃうやん。
橋本忍が生きものの記録以降の「いきなり決定稿」方式を否定してたけど、椿三十郎って生きるや七人のような 「ライター先行形」にも引けを取らないくらい面白い脚本だと思うがどうか
>>441 用心棒、椿三十郎、天国と地獄は肯定してるよ。
橋本がどうしたってんだ!
>>436 用心棒がハメットの「血の収穫」のプロットの大幅な無断引用だという件に
ついてはどう考える?
>>436 七人の侍のエピソードがみんな「本朝武芸小伝」のパクリだという件に
ついてはどう考える?
今日も元気だ! ウンコがデカい!! おはよっ!!!
447 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/11(土) 11:24:02 ID:Tg3lBL2o
>>444 >>445 なるほど、ぜんぜん知らなかったよ
黒澤ってオリジナルが無いと言われているらしいが、パクリまでしていたのかショック
448 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/11(土) 11:49:24 ID:E41k5LPb
そういうのはパクリって言わないだろ、普通。
449 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/11(土) 13:09:24 ID:8b5g2ysQ
釣られんなよ
黒澤が、イタリーの『荒野の用心棒』を著作権侵害で訴えても、 「元ネタは『赤い収穫』じゃねえか」なんて言う奴はいなかった。 あのネタは、ハメットの短篇(『町の名はコークスクルー』など)で、 繰り返し使われたネタだし、西部開拓小説にも同じネタがあるし、 元をたどれば、ピンカートン探偵社の事件記録(実話!?)らしい。
?????? ????????? ???´ ι `???? ???ー?????? ?????? ???? ???????????
悪い奴ほどよく眠る 闇夜の中での光の使い方が抜群に上手いね 秘書の憔悴も朦朧とする香川京子も板倉の絶叫もいい 黒澤の最高のひとつじゃないか
最高だな
最低だろ
最低だから最高なんだ。理屈嫁
トラトラトラは結局、脚本は黒澤降板の後に 沢山は変更されていないんじゃない? 脚本が良ければ大きく外すことはないのだろうけど、 あまり印象に残っていない。
野良犬見た。 役者に扇風機を持たせたり、相方を内輪で仰がせたり、暑さを表現するのにこだわった演出が印象的だった。 良く計算された撮影が面白かった。 三船がスリの女を尾行するシーンと、犯人の恋人が高い服来て踊るシーンはちょっと漫画的すぎると思った。
三船の「キミは本当にそう思ってるのっ!?」みたいなセリフが印象的だった
>犯人の恋人が高い服来て踊るシーンはちょっと漫画的すぎると思った 雷がなってクルクル回るシーンは、黒澤ならではの映像表現だね。
演劇的だよね
今時のスリラー映画に近い演出。やりすぎ感
たしかにあれは漫画チックだった。
当時はどうだったんでしょうね。 ああいう演出は当時新しかったんだけど、 他の演出家や漫画家がどんどん取り入れて使い古されてしまったから、 今の時代になって見てみると、「漫画チック」と感じてしまう… ということは考えられませんか?
464 :
461 :2007/08/18(土) 07:13:11 ID:aCQzIvcZ
いや、小津なんかが当時もそれっぽいこと言ってる。 (そのシーンのことではないですが) 黒澤の場合は、巧いからちょっとした違和感で済んでるんだと思う。 黒澤の場合は、味になってる。
難しく考えることはない。 「買ってもらったドレスを着る」、たったそれだけのことを 映画で魅せるように表現しただけ。 このシーンがあるかないかで、映画の価値が変わってしまうほど。
訂正 映画の価値→監督への評価
>>456 <黒澤明vs.ハリウッド 「トラ・トラ・トラ!」その謎のすべて > 田草川 弘
ご一読をお勧めします。
468 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/18(土) 22:44:11 ID:f9N4ATbz
>>457 淡路恵子はあのシーンの後、目が回ってぶっ倒れて失禁したらしいな。
考えてみれば、クライマックスの犯人と刑事の対決シーンで 平和なピアノな児童合唱が聞こえてくるってのも、紙一重の 表現だよな。こっちは芸術的で成功してるけど。
千々岩求女・・・いささか拙者の存じよりの者であっての!
>>467 読後の感想だよ。
黒澤降板の後に、細かな訂正が活かされなかった以外にも、
カットされたシーンとかがあって2時間半程度にまでなったというが、
大きな変更点は書かれていなかったと思う。
良いシナリオなら監督が二流でも大きくは外さないというけれど、
昔トラトラトラを観た記憶では、あんまり好印象は残らなかった。
472 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/19(日) 13:48:54 ID:tI5JSYqK
>>471 >良いシナリオなら監督が二流でも大きくは外さないというけれど、
>昔トラトラトラを観た記憶では、あんまり好印象は残らなかった。
向こうのプロデューサーは良くも悪くも戦記大作以上のものは求めていなかったってだけ。
その意味では歴史教科書的に日米双方の動きや人間ドラマがよくまとまっていると思うが?
ガイシュツだろうが、「トラ!トラ!トラ!」は黒澤が大作というものを誤解していただけ。デヴィッ
ド・リーンの「アラビアのロレンス」みたいな映画の方が例外なのに。
アンソニー・マンやニコラス・レイはサミュエル・ブロンストンに酷使されて命を
縮めたと言われているが、職人的な技量を持つ中堅監督を使って予算内で娯楽作品を手際
よく仕上げさせる、というのが大作作りの基本。
向こう側の監督としてリチャード・フライシャーが出てきた次元でプロデューサーの狙いは明白だった。
逆に言えば日本側も舛田利雄と深作欣二で充分だったのである(これは舛田と深作
をケナしているわけではないよ。深作はほとんど撮っていないらしいけど)
473 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/19(日) 16:20:01 ID:jcaWIRPL
シェイクスピアやロシア文学に魅せられて 近代人になろうとしたけど失敗した男。それが黒澤明だよ。 それ以上でもそれ以下でもない。
>>473 黒澤もフライシャーが出てきた時点で自分が何を求められているか理解するべきだった。
それが理解できないのが黒澤か。
向こう側の本音としてはフライシャーが撮る程度の史劇大作が欲しかったのだろう。
(これはフライシャーの悪口を言っているわけではありません。念のため)
当時の欧米の監督だと、例えばケン・アナキンとかフランクリン・J・シャフナーとかロバート・アルドリッチとか
ジョン・スタージェスとかマーク・ロブソンとか、ああいう人たちが撮るような映画が欲しかったのでは?
舛田利雄は充分にその範囲内の期待には応えていると思う。
舛田利雄は戦争映画の経験もあったし、最適任だったかも
要は黒澤明には黒澤式でしか映画が取れないって事?
477 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/19(日) 18:05:58 ID:i0hrYpjU
>>474 それは不可能なんじゃないかなぁ、そもそも黒澤は自分が「総監督」だと信じていたんだから。
製作時の意気込みとか読んでも「世紀の大傑作」にする気満々でFOX側の狙いなど理解してるとは思えない。
それに黒澤は戦後、会社の要請で撮った事はないでしょう自分発の企画のみ、溝口や小津や成瀬ですら会社の要請で撮った事あるのに。
そーいう人だからFOX側の要請を理解できていたらそもそも撮らなかったと思う。
つーか黒澤に依頼したハリウッドがアホなだけw
「眠れる巨人を起こし、奮い立たせたも同然である」というセリフは、 黒澤版ではなかったように思う。 舛田が監督するとわかっていたら、彼向きにもっと軽めの脚本が書けたな。
菊島隆三と喧嘩別れした原因等が書いてある本ってある?
ないんじゃないかなあ だいたい黒澤と現場を同じゅうした人で最後まで仲違いしなかったのって 後にも先にも本多猪四郎ひとりだけじゃないの? ああいう人は、何かのきっかけでどうしようもなく他人との仲をこじらせてしまうものだお
ああ、あと早坂もそうか でも、早坂もあと二十年生きてたら、どうなってたかわかんないよね
でも、菊島や青柳との決裂は、他よりはるかに深刻みたい。
>>478 そうは言っても、当時の日本映画でハリウッドでも名前が通っていて「こいつなら大丈夫!」という監
督となると、黒澤ぐらいしかいなかっただろうし。要はロバート・ワイズとかジョン・フランケ
ンハイマーとかサム・ペキンパーとかセルジオ・レオーネとか、そういう風に仕事して欲しかったんでないの?
>>474 のような適度に作家的で骨太で商業主義的な要請もこなしてくれる監督。でも本人はそれ以上のものを
作りたいわけで、仮に東映京都ではなく東宝スタジオで撮っていてもやっぱり降板したかもね。
>>481 おいおい。斎藤孝雄、上田正治、村木与四郎、野上照代、中井朝一、宮川一夫、、、
このあたりは晩年まで付き合っとるぞい。
>>484 そこにも出てくるキネマ旬報の「黒澤降板問題ルポ」の連載はひどかった。
青柳氏一人を悪者にしていた。
最初に読んだときから「こんなにわかりやすいはずがない」と思っていた。
>青柳氏一人を悪者にしていた。 それはどうだろうね。 人に取り入るのがうまい 青柳氏は天才的詐欺師だったのかも知れない。 未だに、野上照代やトラトラトラの真相本を書いた著者は 彼の事を憎からず思ってるようだが。 天才的詐欺師というのは、相手に自分が騙されたと 思わせないものだからね。 野上さんなんかの当事者よりも、本人の事を 全く知らない第三者の方が 的確な判断ができるということもあるでしょう。 「人間てのは自分にとって都合の良い事を本当だと思いたがるもんだ」 野上さん達は、自分が騙されてたとは思いたくない、だから青柳氏は悪くない と思い込みたいだけ という見方もできるでしょう。
489 :
480 :2007/08/20(月) 18:21:20 ID:w3NXCM/0
皆さん詳しいですね。 ありがとうございます。
親父の青柳信雄ならわかるが(高峰秀子の出演料を横領してたらしい ) 息子が天才的詐欺師なんてタマかねえ
相手が黒澤だと、並み程度の詐欺師であっても天才的な結果をもたらすことが出来るんだな
物語の主な舞台は、軍事法廷が行われた横浜地方裁判所法廷や、
受刑者を収容したスガモ・プリズン(巣鴨刑務所)。
黒澤明監督の助監督だった小泉監督は、黒澤監督ゆかりの、
東京・砧の東宝スタジオの中でも最大の第8スタジオ(400坪)に、
総工費7000万円で裁判所法廷と刑務所のセットを再現。
常時2〜3台のカメラによる“黒澤流”マルチカム撮影に挑んだ。
小泉監督は「東宝第8スタジオというと、『まあだだよ』の還暦の祝宴
“まあだ会”の撮影が行われた懐かしい場所。
広いスタジオなので、軍事法廷の場面では俳優さんにカメラを意識させないように
3台のカメラの位置を工夫して、望遠カメラで人物を狙い、
裁判の臨場感を出すように努めました。
撮影している時、黒澤さんを意識はしなかったが、何かヘマをしたら、
黒澤組だったカメラの上田(正治)さんや録音の紅谷(愃一)さんから
必ずクレームが来ると思って、信じるままに撮っただけです。
“このシーンでズームを使ったら黒澤さん怒るだろうな”
とは思いましたけど(笑)」とスタジオにまつわる思い出を語った。
黒澤組大活躍!小泉堯史監督作「明日への遺言」クランクアップ : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com
http://eiga.com/buzz/show/7860
普通はこのような70〜80坪の法廷セットに対して、
400坪の大きなステージは必要ありません。
ところが監督は、ここで自由自在にカメラを動かして
役者の表情をとらえるために、どうしてもこの広さが欲しいと言うのです。
ここは全ての壁が自由に動き、常時3台のカメラで撮影しています。
その映像の組み合わせによって想像もつかない
“あっ”と驚くようなすばらしい映像、そして作品になることを
信じております。
なぜこの作品を今お届けするのか。
小泉監督がいつも描くのは“誠実な人間”であり、
シチュエーションは違うけれど、いつも自分の人生や運命に対して、
しっかりと眼を開いてとらえている人間です。
岡田中将の、戦後の混乱の中での生き方は、おそらく今の、
たががゆるんでしまったような日本の今の状態の中で、
きっと新鮮な感情と驚きをもって迎えられるだろうと信じております。
単なる戦争裁判映画ではなく、
“人間はどう生きたらいいのか”と自分自身への問いかけを
含めた映画になると思っております。どんな時代の中でも、
人はしっかり自分に誠実に生きていかねばならないという
メッセージは、きっと多くの人を巻き込んで感動させると信じております。
明日への遺言 レポート
http://ashitahenoyuigon.jp/news/report.html
>>487 プロデューサのピンはねは日常茶飯事で、
しかも私腹を肥やすだけじゃなくて、
計上できない用途に使うことも多い。
ブローカへの裏金など。
小泉は産経に金もらって ウヨの片棒かつぎか。 オワッタな
雨上がるの人か 小泉さんもそのうち映画祭で賞を獲ってほしいね
雨あがるで日本アカデミー賞獲ってますよ
『海はみていた』 よかったよ。
それは熊井
500 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/23(木) 17:52:30 ID:OXb88DEr
501 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/23(木) 18:34:07 ID:NTlRiFVS
西村雄一郎の本買った人いる? 新たな発見あるんでしょうか
西村の本て、早坂の?
>>502 今度でた新刊ですよ
トラとか自殺未遂など
苦しかった時期の内容みたいですけど
あ、そりゃ知らなんだ トン しかし、西村氏も一生黒澤でめしを食ってくつもりだな
立ち読みでパラパラ読んだ感じだとほとんど西村氏本人の自叙伝だったぞ。 ちゃんと読んだら違うのかもしれないけど。
西村は郷里で居酒屋か何かやってるはず。 黒澤ネタの。
>>506 ググれば分かるが、それは佐賀市の松川屋。村木与四郎がリニューアル時にデザインを行った。
ttp://matsukawaya.net/ >>504 西村さんは佐賀の老舗旅館・松川屋の道楽息子(もっとも今は景気が悪いので経営を引き継いで悪戦苦闘の毎日だろうが)
それで大学は東京に出たりパリに行ったり好き勝手なことをやっていた。
本業(副業?)はビデオディレクターでVPか何か撮っていたらしいが、今でもやっているのかどうか?
西村さんの映像術指南の著書を基に作られたのがフジの深夜番組である「アメリカの夜」(ディレクターは本広克行)
「踊る」の天国と地獄ネタも西村さんが黒澤プロに話を通したはず。佐賀と東京の双方で
何かと顔は広い。佐賀の古湯映画祭も長年、この人がタダでディレクターやってる。
西村さんにすれば映画祭の仕事を口実に色んな人と顔繋ぎ出来るから元は取っているだろうけど。
508 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/24(金) 06:50:25 ID:4d9M4WvR
「踊る」の天国と地獄ネタはどの「作品」ですか? 見てみたい
映画1作目
そういや西村の「映画の撮り方・ビデオの撮り方」は昔すりきれるくらい読んだなあ。 名画を例にしてテクニック解説してくれるから飽きないんだよね、この人の本。
511 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/24(金) 19:17:55 ID:g48uJvO3
現代劇は面白いが時代劇はまったくつまらん 時代考証もメチャクチャだし
すぐに、いつものオマエだと分かるオマエのレスがまったくつまらん
>>511
七人の侍のDVDの特典映像に、水口園での脚本執筆風景が収録されてますが、 映像はカラーで、黒澤、小国、橋本はみんな歳取ってました。 まさか脚本執筆当時の映像ではないでしょうから、のちに撮影されたものでしょうが、 この映像はいつ撮影されたものなんでしょうか? テレビでの特集か何かの為に執筆風景を再現したような感じでしたが。 三船敏郎が3人にお茶を出したりしてました。赤ひげ以降は二人は仲悪かったんじゃなかったんですか?
1970年頃。どですかでんの時だったかな。 三船との確執はマスコミが騒いで話が大きくなっただけで、当人達はいたって普通の仲じゃなかった? 自殺未遂の時に見舞いに行ったり、デルスの撮影の時ロシアに訪れたり、宮殿下に招待されて同席したり・・・。 黒澤は、三船とやれることはもうやりきった、とか言ってたしね。 三船も赤ひげに前後してプロダクション立ち上げたり、その頃から海外からのオファーが増えたりで忙しかったろうし。 今ダラダラと書いたことは本人の証言や文献から引っ張ったもので、本当は会うのも嫌と思うくらい超〜仲悪かったかもしれないし 親交は続いてたのかもしれないしあったのかもしれないし、真実は藪の中なんだけどね。 ウマく〆たな俺!
>>516 さん
早速のレスありがとうございます!
どですかでんですか。確かに、どですかでんも脚本は全く同じメンバーですね。
黒澤と三船の関係に関することが書かれている文献というと、どんなものがありますか?
よければ教えて下さい。
トラトラトラでは、素人俳優で固めたことを三船は怒って、 「黒澤映画には出ない」と言ったんじゃなかったかな。 しかし、黒澤の監督解任時に、三船が20世紀FOXに掛け合って、 「黒澤復帰を条件で、山本五十六を引き受けてもいい」と交渉した。 これで実質、チャラだよね。 以後デルス・ウザーラ役に三船をオファーしたことからも 仲違いは修復されたように思う。
>>518 >黒澤と三船の関係に関することが書かれている文献というと、どんなものがありますか?
かなり近しかった人間でも、そのことは判らないって言ってるから
真相は藪の中なんだけどね。
ウマく〆たn(ry
>赤ひげ以降は二人は仲悪かったんじゃなかったんですか?
「乱」撮影中に亡くなった黒澤夫人の葬儀委員長をやってるんだけどな。
そして、三船敏郎は「風林火山」完成披露パーティでの自らの発言について、次のように説明する。
〜「出演者にしろうとばかりを使ったことがやはりこういう結果になる一つの原因だったのじゃなかろうか」…
「しろうとを使ってけしからん」などとは、言っていません。
プロの俳優として、
「挑戦状をたたきつけられたのと同じだ」みたいなことは言った。
役者仲間で「われわれは無視されたのか」みたいなことは言っていましたから。
そして、ぼくとしては、黒澤さんと一緒に二十年間もやってきた人間だし、
みんなが等しく心配しているんだ、ということを声を大にして言いたかったのです。
…黒澤さんにぼくたちは辞表を出したわけでも、絶縁状をたたきつけられたわけでも何でもない。
旧交をあたためようじゃないか、という気運が高まっています。
一部の雑誌が「不仲説」なんておもしろがって書いているが、
何にもありはしません。
…そして、一日も早く「黒澤健在なり」という作品を、発表していただきたいと、
元黒澤組のみんなが、思っているんです。
〜〔「黒澤明集成3」.三船敏郎近況を語る〕
教えて!goo 黒沢明と三船敏郎について
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa129209.html
黒澤は結局、脱三船に失敗したんだな 三船あっての黒澤なんだけど 監督の方が創造的という迷妄から逃れられなくて 赤ひげ以降の駄作積み重ねた
赤ひげ以降が駄作と思えるような、映画のエの字も分からないバカでも 身の程知らずな発言が出来る場所が2ちゃんねる ただし、バカ本人は嘲笑されるだけ、ってのは一般社会と同様w
赤ひげ以前はただのチャンバラ映画なんだが
・三船は酔っぱらって黒澤への不満をぶちまけることがあった。 例えば弓矢の件など。 ・素人俳優について批判と受け捕らえてもしかたないことを発言した。 ・三船プロの経営上の都合から、黒澤の長い拘束に応えることはできなくなった。 「不仲説」ってのは、要するにこれだけの話でしょ。
いつの時代もマスゴミはゴミってことで。
駄作は言いすぎだと思うが、赤ひげ以降は何かと酷評を浴びているね。
ただ、三船黒澤不仲説について、三船は明確にそれを否定する発言を何度もしてるんだけど、 黒澤本人がこの件について何か明確に言及、発言をした記憶がないんだが、何かあったっけ?
不仲説は三船の一人相撲。
>>511 黒澤ほど時代考証にこだわり
また映像効果を上げるためにアレンジして成功を収めた監督は他にいないぞ。
「蜘蛛巣城」の巨大な城門や「用心棒」の巨大な酒樽なんか特に素晴らしい。
何でも考証どおりにやったら映像的につまんねーよな。 馬も本当は蒙古馬みたいな奴らしいけど やっぱり西洋馬のほうがカッコいいし 信玄の兜も一の谷形兜をアレンジした黒澤デザインのほうがカッコいい。
>>530 > 黒澤ほど時代考証にこだわり
伊藤大輔とかいくらでもいるでしょ。
時代考証にこだわった監督は確かにいるが黒澤に比べれば凄くないしアイデアも全く感じられない。 あと現在の時代劇の基礎を作ったのは黒澤明。 斬殺音、ハイスピードな殺陣、土砂降りの雨、善人でも悪人でもない浪人、集団時代劇、血飛沫。 とにかく黒澤時代劇が日本で一番面白くて世界的に評価が高いと俺は言いたいのだ。
>>530 >また映像効果を上げるためにアレンジして成功を収めた監督は他にいないぞ。
溝口も見た事ないの?
537 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/28(火) 00:17:25 ID:7lRkz1xn
>>423 >黒澤って個性がないよな。
そう思うのは一作作る毎に新しい黒澤の世界を構築するからじゃないかな。
用心棒と椿三十郎、影武者と乱なんか世界観は同じなのに全然違うしね。
ある意味同じような作品は絶対撮らない天才監督だよ。
とにかく黒澤時代劇の凄さはこれだ。 七人の侍伝説 ・黒澤明は登場人物に命を吹き込むために七人の侍と100名近い村人の 性格、容姿、癖、家族構成、台詞まで事細かく何十冊もの創作ノートに書き込んでいった。 ・脚本作りは創作ノートを軸にまず黒澤明、橋本忍の2人が同じシーンを同時に書き進め 出来上がった2人のシナリオを小国英雄がチェックしていい部分だけを残す。 そして2人がまた書いていくといった作業を何十回も繰り返し検討しあいながら40日間旅館に篭り完成させる。 ・村探しだけで3ヶ月に及ぶ大ロケハンを決行し、1つの村を撮るために、5ヶ所で別々に撮影を行う事となる。 ・野武士の集団が山の上から見下ろす村の全景は家々が平べったく押し潰されたように見せるために家の高さをわざと低く作った。 ・戦国時代の家の生活感を出すために板の両面を焼き、鉄ブラシで炭を落としてさらに束子で磨き質感を際立たせた。 ・髪型などは従来の歌舞伎調とは全然違う本物らしいものに工夫した。 ・独特な臨場感を狙うためにニュース映画に使われていた「クック」というカメラレンズを使用。 ・水車小屋を燃やすシーンでは火の勢いに迫力が無いからと6回も水車小屋を建て直す。 ・地面を花で埋め尽くすために山つつじの花を植えるがすぐ萎れてしまうため4tトラック15台分もの花を2週間かけて植え続ける。 ・百姓の衣装は一旦土に埋め何日かして取り出し、それを軽石で擦って古びた感じを出す。 ・本物の百姓のように見せるために100名近い百姓の名前、年齢、家族構成を細かく指定し撮影の間は家族単位で行動するように命じる。 ・真夏に撮影された水車小屋のセット内はパンフォーカスのために使うライトの熱などで摂氏43℃湿度100%にもなる。 ・日常生活で衣装のどこが磨り減るかをリアルに再現するために俳優に家では衣装を着て生活するように指示。 ・世界で初めて人間が死ぬ瞬間をスローモーションで表現。 ・菊千代の斬新なバトルコスチュームはオペラ「プリンス・イゴール」に出てくる韃靼人の衣装からヒントを得る。 ・時代劇で初めて、集団同士が戦うアクションを撮った。 ・砂埃を舞い上がらせるために戦時中航空機の風洞実験に用いた恐ろしく巨大な扇風機を使用。 ・焼き討ちシーンは予想よりも火の勢いが強く、役者やスタッフが逃げる中、土屋嘉男だけは 顔に火傷を負いながらも演技を続け、望遠で撮っていた1台のカメラだけがその姿を捉える。
・決戦シーンの撮影に入る前に運悪く大雪となり消防隊に頼んで2週間がかりで大雪を溶かす。 しかしその結果、アクション映画史上屈指の伝説的な泥まみれの戦闘シーンが生まれた。 ・撮り直しの出来ないアジト焼き討ちシーンと雨の戦闘シーンでは8台のカメラを同時に回した マルチカム方式による撮影で迫力あるアクションシーンを生み出す。 ・真冬の2月に撮影された雨の中の戦闘は過酷を極め、黒澤の足の爪は寒さと泥の重みで全て壊死、 畳鎧一枚だけの三船敏郎はガタガタ震えるのを耐えながら走り回り、志村喬は矢が誤って太股に刺さりながらも演技をやり通した。 ・音楽は5つの主題がライトモチーフとして用い、それらを組み合わせ時には楽器編成を変えたりしながら縦横無尽に展開させた。 ・平均製作日数1ヶ月の時代に足掛け3年。 ・平均製作費2000万円の時代に2億1000万円。 ・入場料120円の時代に配収14億円。現在の価値に換算すると380億円。 ・見事な戦略による村の要塞化は、後に自衛隊の幹部が黒澤邸を訪れて「誰の指導を受けてあの戦略を考えたのか?」と黒澤に尋ねる。 ・75年の完全版リバイバル上映は空前の大ヒットとなり、交番から「テアトル東京への道順を1日何100回も訊かれる」と苦情が出たほどの盛況ぶりとなる。 ・ベネチア国際映画祭銀獅子賞、NHK・JSB共催「100万人の映画ファン投票」ベスト1、文藝春秋「日本映画ベスト150」ベスト1、 キネマ旬報選出日本映画史上ベスト1、 Entertainment Weekly Magazine誌の歴代アクション映画ランキング6位、 インターワイヤード「外国の人に勧めたい邦画」2位、IMDBの全映画ランキングベスト250で最高4位。 ・イギリス国立映画製作の番組で「七人の侍」が映画監督と学生によって徹底的に研究され数々の映画技法が紹介された。 (冒頭の太鼓と蹄の音の関連性、勘兵衛の投げた日本刀の意味、菊千代の表情、人間関係を表した人物の配置、野武士の手綱さばき、 テーマ曲が流れるタイミング、背景を利用した疾走感、野武士の副頭領が死ぬショットの繋ぎ、小鳥の囀りのリズムetc)
羅生門伝説 ・大映京都撮影所の広場に建設された羅生門のオープンセットは面積1983平方メートル、幅32メートル、 奥行き21メートル、高さ19メートル、柱には約1.2mの巨材18本を使用。建設にかかった日数は25日間。 ・羅生門の側面には長さ35メートル高さ6メートルの土塁を築き、 背景には長さ35メートル高さ4メートルのホリゾントに裏山を浮き上がらせた。 ・新たに焼き上げた瓦の数は4000枚、その一つ一つに「延暦寺十七年」と年号が刻まれていた。 ・暗い森の中での撮影のために鏡照明という器具を世界で初めて森に運び込む。 ・木漏れ日を描写するために光明寺の木を遠慮会釈なく切り倒した。 ・カメラが見え隠れするギラついた太陽を延々と追いかけて行く移動ショットは、 それまでの映画のタブーに真っ向から挑戦したモノで、三人の登場人物の心理描写とあいまって 絶妙な効果をあげた。この技法は「黒澤明の太陽モンタージュ」と呼ばれ、後に続く映画に多大な影響を与えた。 ・衣装は軽石でこすりグチャグチャになったものを身につけた。 ・三船と森の殺陣は従来の舞いの美しさを追求せず片手で太刀を振り回し、 猛獣のような叫び声を挙げて、太刀と太刀を叩き付け合う死闘の描写に徹した。 ・雨に大量の墨汁を混ぜ重い質感を出した。 ・羅生門の屋根に放水装置を施して滝津瀬の如く落下する雨を表現。 ・羅生門の周囲に掘った溝に水槽タンクから3tの水を一気に流し込んで豪雨の感じを出した。 ・消防車3台を出動させ大量の水を使ったために近隣住宅は水不足。 ・1950年ヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞。日本映画が国際映画祭で受賞した初めての作品となる。 ・映画祭に顔を出していたフェデリコ・フェリーニは「羅生門」を観た後、しばらく興奮が収まらず、 「すごいものを見たぞ!クロサワという日本人が作った奇跡の映画をこの目で見たんだ!」と黒澤やその映画について、 辺り構わず大声で話続け、周囲にたしなめられた。 ・1982年ヴェネチア国際映画祭創立50周年記念「獅子の中の獅子」(過去のグランプリの最高位)に輝く。 ・アメリカの法廷用語「ラショーモンケース」は「羅生門」が語源。
用心棒伝説 ・世界で初めて人を斬る効果音を入れた。 ・斬殺音は鶏肉に包丁を刺したときの音を使用。 ・世界で初めてポンプを使った血飛沫を出させる。 ・宿場の殺伐感をどう表現したらいいか悩んでいた黒澤はセットに落ちていた白い手袋をヒントに、 犬が切断された手首をくわえて走るという伝説的なシーンを思いつく。 ・宿場の道はアクションを撮りやすくするために考証を無視して幅を広くした。 ・火事で焼けたセットの材木を集めるために本当に火事のあった現場に行き、焼けた材木を貰ってくる。 ・片腕が切断されるというシーンは古今東西あらゆる映画やアニメ、漫画で見られるが ジェリー藤尾の片腕切断が元祖である。 ・時代劇に初めて2メートルもの巨人が登場。 これ以降アクション映画やSF映画に巨人キャラがよく登場するようになった。(チューバッカ、ジョーズetc) ・マフラーを首に巻き片手に拳銃を持つという斬新なキャラクターを登場させた。 ・造り酒屋の酒樽は映像効果を上げるために考証を無視して巨大な酒樽を作った。 ・音楽は重量感とユーモアを出すために弦楽器の編成からバイオリンを外して演奏。 ・三船敏郎はラストの10秒で10人を斬る立ち回りをやるためにラグビーの試合を参考にした。 ・イタリアで「荒野の用心棒」というタイトルで盗作され黒澤プロが提訴。 ・1961年ヴェネチア国際映画祭で主演の三船敏郎が男優賞を獲得。 ・犬が手首をくわえて走る場面を見たルネ・クレマンは「ダリでも真似できない」と賞賛した。
またアンチ黒澤のコピペ連貼りか。 よくも飽きないものだ。
俺はアンチじゃないぞ。
かまってクレクレ名物男の名物コピペ もうとっくに飽きた 読む気しないよ
546 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/28(火) 02:27:33 ID:7lRkz1xn
脚本(´・ω・`)
黒じじにはあの倍くらい金かけさせてあげたかった そして狂阿弥と丹後の、あの最後のいらん台詞は何が何でも削って欲しかった
549 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/28(火) 20:56:04 ID:0MZ/kbwV
>>546 ひとつひとつが良くっても
ダメなものはダメなの!
映画は総合芸術だから
調和が大切ということ
551 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/28(火) 21:24:01 ID:6QlbRbk5
>>549 うっせー!
おまえの好きな二流監督が「乱」のような
凄い映像を撮れないからって僻んでんじゃねぇ!
脳味噌が死んでるブス女なんかとっとと死んでしまえ!!
552 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/28(火) 21:36:19 ID:RwRFDc5f
まあ お膣け
553 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/28(火) 22:20:50 ID:0MZ/kbwV
>>551 基地外に何いっても一緒だが
「姿三四郎」から「まあだだよ」まで
すべて映画館で見ているよ
それもほとんど製作順に見ているよ
黒澤作品を見ていれば
「乱」を神映画なんて
お子チャマしかいわないよ
554 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/28(火) 22:35:40 ID:0MZ/kbwV
>>551 基地外に何いっても一緒だが
「姿三四郎」から「まあだだよ」まで
ほぼ製作順に映画館で見ているよ
「乱」が神映画なんて
口が腐ってもいえねぇよ
お子チャマを相手にして悪かったよ
このキチガイ、 ID:0MZ/kbwV 一体何歳なんだ ひさびさの大物に接して、しばし爆笑したよwww
556 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/28(火) 23:32:25 ID:6QlbRbk5
>>554 そんなことはどうでもいいから早く腐って死ね
晩年の作品が結構好きなんだけど
558 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/28(火) 23:37:03 ID:6QlbRbk5
乱を神映画と認定しているハスミはお子ちゃまだったのか
草野進はお子ちゃま
草野進のお子ちゃまはパシ231
561 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/29(水) 18:06:28 ID:qUXx6a5L
誰か黒澤伝説まとめて
最強伝説黒沢?
563 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/29(水) 21:59:32 ID:K65bRX8H
ってゆーか原田美枝子の演技だけで普通の日本人は引くだろ? 微妙なニュアンスのわからない毛唐には気にならないことでも 同じ時代の同じ空気を吸って育って来た観客には許せないことが有るはず そんな当たり前の感覚を共有出来ない評論はただの頭でっかちだよ
>同じ時代の同じ空気を吸って育って来た観客には許せないことが有るはず 許せるけどねw >そんな当たり前の感覚を 自分にとっての当たり前が 他人と共有できない場合もある とは思わないか?
>>563 迷路にはまりこんでいた原田美枝子送り込んだのは勝新の呪
原田美枝子の芝居が嫌い。 それは同時代の日本人ならすべてそう思うはず。 ということだろ?
>>566 ここも(植木等スレと同じように)しばらく放置で
569 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 00:28:18 ID:wMPkgS8p
シェイクスピア作品を日本映画化して大成功を収めた黒澤明は日本映画史上最高の天才 蜘蛛巣城伝説 ・水彩画の効果を狙うため霧の多い富士二合目太郎坊付近の火山灰地に巨大なセットを建てる。 ・大量の霧を発生させるために石油を細かく噴出させるアメリカ軍の特殊兵器を使用。 ・何週間も待って実際に霧が晴れるシーンを撮影する。 ・人物の動きやメイクアップは能の動きと能面から取り入れ クローズアップを用いずフルショットで撮る演出は能舞台の整然たる様式から取り入れる。 ・鎧兜は従来の物々しい大きいものではなく俳優の体にピッタリ合った実戦的で軽快なデザインにする。 ・黒澤のアイデアで白く輝く亡霊を映画に初めて登場させる。 ・冒頭のコーラスは謡曲の間の唸りから取り入れる。 ・音楽は能の大のり小のりあるいは鼓のリズムといった能のパターンとオーケストラを混ぜて作曲。 ・威圧的な効果と見栄えを良くするために城門は西洋の城ばりに巨大にする。 ・セットの重圧感を出すために室内を広くし太い柱と天井を低くする。 ・特大のフラッシュ電球を何百個も紐にぶら下げて稲妻の閃光を出す。 ・クライマックスでは弓道の有段者数人を使って本物の矢を至近距離、遠距離から一斉に三船敏郎めがけて何十本も射さす。 ・イギリス国立映画劇場のこけら落としで招待上映。 ・第1回ロンドン映画祭でオープニング上映されて最も独創的な映画賞を獲得。 ・1974年度ロサンゼルス国際映画賞受賞 ・「演劇の魔術師」ピーター・ブルックは、コージンツェフの「ハムレット」と「蜘蛛巣城」をシェイクスピア映画の最高峰だと言い切った。
>>563 禿同
原田美枝子は好きな女優さんだけど、
「乱」では総じてテンパッてて残念。
「乱」のせいで彼女の芸歴に傷が付いたとさえ思う。
571 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 00:58:40 ID:DAyMzhvY
>「乱」では総じてテンパッてて残念。 楓の方はそういう役柄だろが。 お前は本当に馬鹿だな。 >彼女の芸歴に傷が付いたとさえ思う。 黒澤映画に出演できたことを名誉と思ってる原田美枝子が知ったら激怒するぞ。 楓の方と同じようにお前は殺されろ。
572 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 01:00:02 ID:DAyMzhvY
573 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 01:07:05 ID:DAyMzhvY
80年代最高の神映画「乱」の良さが判らん奴は脳に欠陥がある糞三流人間
574 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 01:12:49 ID:DAyMzhvY
夢での雪女の原田さんは?
576 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 01:45:31 ID:DAyMzhvY
「蜘蛛巣城」を好きな映画2位にしているくらいだから 原田は浅芽がモデルの楓の方を演じたのを名誉と思っているはず。 そんなことも知らずに芸歴に傷が付いたとよく言えるものだな。
>>538-541 ,569
コピペ読んで、すごい話が多いんで驚いたけど、そうでもないのもあるんで、
(七人の侍 伝説)
・砂埃を舞い上がらせるために戦時中航空機の風洞実験に用いた恐ろしく巨大な扇風機を使用
(羅生門 伝説)
・消防車3台を出動させ大量の水を使ったために近隣住宅は水不足
(用心棒 伝説)
・宿場の道はアクションを撮りやすくするために考証を無視して幅を広くした
(蜘蛛巣城 伝説)
・セットの重圧感を出すために室内を広くし太い柱と天井を低くする
このへんは外したほうがよかないか、せっかく他のがすごいんだから。
それから、もうひとつ、ちょっと技術的なアレになっちゃうけれども、
・独特な臨場感を狙うためにニュース映画に使われていた「クック」というカメラレンズを使用
クックが臨場感を増すというのは俗説なんで、実際はキャメラの中井朝一さんが、
他の望遠レンズでザラッとなり過ぎるのを嫌って、クックを選んだんじゃないかと思うよ。
579 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 02:17:40 ID:DAyMzhvY
お前が哀れじゃ。 小津信者早く死ね。
580 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 02:24:37 ID:Fa6NRJrF
黒澤明はゲイとして有名ですが、どんな男性がタイプだったのですか? 大勢の役者とセックスしたでしょうけれど、誰が名高い相手でしょう?
ズビズバー
583 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 13:12:24 ID:Fa6NRJrF
黒澤明は年下の青年俳優が好きだったことは事理明白。 偽り謀っては成りませぬぞゑ! 屹度ここに叱り置くもの也。
明白だってんなら相手も重々承知のはずですよね? 何もここで訊く必要はないはずですが。
伏見扇太郎
586 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 19:14:36 ID:6wmMTt+Y
岡田真澄はビスコンティからのオファーを掘られるのがいやで断った。
587 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 20:13:27 ID:Z7T/oQjM
588 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 20:48:14 ID:hTLacHgV
「乱」の原田の演技だけじゃない 「白痴」の原節子も「隠し砦」の上原美佐もひどいもんだろ? 学芸会レベルの棒読みじゃねぇか 日本人なら違和感感じるんだよ、こういう大根はよ 映画全体から見て作品の評価をどの程度割り引くかはまた別の問題だけどな 海外の評価はそのへんの微妙なニュアンスを理解できていないレベルのものだよ たとえて言えば大江健三郎にノーベル文学賞みたいな話 翻訳されてしまえば元がへたくそな日本語でも毛唐には気にならないんだよ 日本文学を一番正当に評価出来るのは日本語を母国語とする日本人に決まってる 日本映画を一番正当に評価出来るのも当然日本人に決まってるじゃないか 海外で評価されてるから原田美枝子もいい演技をしたなんて言うのはただの海外コンプレックスだよ
589 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 21:09:38 ID:yukrJtHL
セリフ棒読み肯定論を書こうかとも思ったが、
>>588 は定番スルー対象になってる人のようなので止めた。
591 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/30(木) 21:46:17 ID:jL5vINYT
一文字も読む価値が無いようなカスみたいに内容空疎の文面でも
>>588 の分量の文章を綴るとなれば、バカはバカなりにそれなりの時間を費やすと思うのだが・・・
その努力の結果が、一文字も読む価値が無い内容空疎の文面・・・
嗚呼、無駄な生命体
>>588
593 :
↑ :2007/08/31(金) 00:02:13 ID:QnREf0Pq
おまえがな
594 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/31(金) 00:13:15 ID:0nQBgRyh
>>588 「乱」の原田の演技、「白痴」の原節子、大江健三郎が俺は大好きだから
笑ってしまったよ。釣りなのは分かるが。
>>588 の意見も一理あるような気がする。
というよりも黒澤の作品は感情の爆発が多い。
日常の場面だったら言葉もかみがちなシチュだ。
それを映画的に筋の通ったセリフとして流すと
>>588 には
そう思えるのだろう。
しかしこれは映画。作り事。
そんな事は大前提で、受け入れる心の余裕が欲しい。
能を現代語で早口にするとああなるのかな。 役者がとにかく大変そうという感想しか浮かばないな。乱とか影武者とか。
597 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/31(金) 05:02:54 ID:QnREf0Pq
「日本映画の演技は幼稚園の学芸会なみ」だろ?
>>597 幼稚園の学芸会以下の煽りじゃ、釣れないよ
乱の原田美枝子はいいでしょ 声の通りと声音のアクセントが素晴らしいと思うけどね 蜘蛛巣城の山田五十鈴と比べると弱いっていう意見が出てくるのもわかるけど あの原田を隠し砦の上原と一緒にするのは違うんじゃない?
601 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/31(金) 12:11:08 ID:FZbCjc1T
今度、幼稚園の学芸会をカンヌ映画祭に出品してみてはどうか。
それで、なにかの賞が取れれば、
>>597 の意見が正しいことになる。
このスレの皆さんは、キチガイMOの煽りに釣られすぎだよw
楓の方が三兄弟すべての争いに係わって、一文字家をぶっ潰すという 設定のほうが面白かったような・・・
>蜘蛛巣城の山田五十鈴と比べると弱い 誰も指摘しないのは不思議だが むしろ、あのキャラは 「羅生門」の京マチ子の発展系なんだから 比較するなら京マチ子とだろ? 蜘蛛巣城の山田五十鈴は基本的に感情を表に出さないんだから 根本的に違うぜ。
>蜘蛛巣城の山田五十鈴と比べると弱い 誰も指摘しないのは不思議だが むしろ、あのキャラは 「羅生門」の京マチ子の発展系なんだから 比較するなら京マチ子とだろ? 蜘蛛巣城の山田五十鈴は基本的に感情を表に出さないんだから 根本的に違うぜ。
606 :
この子の名無しのお祝いに :2007/08/31(金) 19:38:17 ID:3cMMv0fd
ブリキは燃えねぇってんだよっ!
裕子のマンコは悪臭w
>>605 シェイクスピア劇なんだから別に比較してもいいだろw
だいたい原田自身が山田を意識して演じていたと告白しているわけで
>>575 確か
メイクや衣装合わせ、リハーサルに何ヶ月もかけたのに
撮影は3日くらいで終わってしまい
もっと現場に行きたくて
最後の水車村の葬列の中に混ぜてもらった
んじゃなかったっけ。
原田は映画大好きで自身でもプロデュースしてたくらいだから
(そのプロデュース作品は糞だがねw)
黒澤の現場に興味津々だったろうし、
「乱」に続いて起用されたのが嬉しかったんだろうな。
610 :
原田美枝子 :2007/09/01(土) 07:11:01 ID:v+/uGX0t
ウルトラマンコのときがピークだったみたいね
611 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/01(土) 09:34:27 ID:dTMpf2HI
黒澤がゲイだという事実も知らぬ大バカ発見!!!
612 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/01(土) 12:04:03 ID:j5djFMDf
ここのスレ、馬鹿ばっかり
614 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/01(土) 15:40:23 ID:WrgP4TCZ
>>611 いや、だからさ、ソースあるの?
俺は今まで黒澤関係の書籍は3桁は読んできたけどね、初耳だよ?
だからかまうなって
単に淀川長治と仲が良かったから、変な噂を立てる奴がいるだけ。
もう何年も前から、黒澤はゲイだと言い張っているキチガイのゲイがいるんだよ スルーしなされ
>>1-617 橋本忍の「複眼の映像-私と黒澤明-」っていう本が凄く面白いよ!!
黒澤ファン必読!
これから話題なりそうなのは、青柳哲郎がぶっちゃけた時だけだろうな。
>>610 オレンジ50も知らないお子ちゃまはもう寝なさい
「悪い奴ほどよく眠る」で、 西村晃が貸金庫に金を取りに行くと、金はなくて、 例の新庁舎の写真が入ってるシーンがありますよね。 そもそも西村晃が預けていた金は何の金なんですかね? ちょっとよく分かりませんでした。
>そもそも西村晃が預けていた金は何の金なんですかね? ええ? 映画見てたらわかるだろ?
624 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/03(月) 20:35:56 ID:1mvI9oqz
「用心棒」 出来はすごくいいと思うけど そもそもこれは時代設定はいつなんだろ。 西部劇そのもので浪人も明るすぎる。 道も広すぎるし、やっぱりこの監督は 外人みたいな発想なんだね。 所作や言葉遣いがまるで現代風だし そういうのを期待してクロサワ映画を見たらいけないんだろうけど。 藩の管轄を無視して浪人が宿場町を好き勝手は 出来ないはずで、そのあたりがあまりにも歴史の事実と かけはなれている。 でも映画としてみたら躍動感あってイイんだけどさ。
まあ時代考証云々って映画じゃないやね
>>624 卯之助(だっけ?仲代達矢)は絹街道(というのか判らんが、群馬から横浜に絹を
運んだ道。現八高線らしい)で、横浜まで遊びに行ってそこで舶来のマフラーを
買ったんだよ
というような話を監督がしてたようなキオク。
横浜開港後だから、時代としては幕末なんだろうね・・・タブン。
黒澤さんが、ある意味で喜劇と言っていたから、オモシロければ 何でもありじゃないの。
チャンバラ映画に何言ってんだか
>>627 うん、たしかに。
考証云々を吹き飛ばすような、問答無用の痛快さがあるよw
めちゃくちゃおもしれぇ
630 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/03(月) 22:41:16 ID:F+gkz/+d
>>626 そうだね、恐らく幕末。
卯ノ助が持ってたリボルバー式の拳銃が、初めて日本に入って来たのは、確か幕末になってから。
間違ってたらスマン
631 :
624 :2007/09/03(月) 23:35:43 ID:9Ql1bGTd
幕末ですか。そうか・・・。 クロサワ映画ってのは、躍動感あってパワフルで スケール大きいなと思うんだけど いつも見たあとその粗さで疲れるような気がする。 溝口作品とか見たあとで黒澤作品みると どうにも役者の所作や動きの今風さが鼻につく。 山田五十鈴なんかはどっちの監督にも 重用されていいなとは思うんだが。
あれって幕府の直轄地、いわゆる関八州じゃないのかな? 〜藩って話に出てきたっけ。
溝口(笑
634 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 00:49:44 ID:HUyzAcVV
>>631 溝口作品の格調高さにはかなわないよ。
ただ黒澤作品はアメリカ的なんだよね。
結局は好き好き。
>>632 現に、映画の中に八州廻りが出てくるよね。
636 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 02:47:23 ID:ZtpAU9Hk
黒澤初心者です どなたか「トラ・トラ・トラ」の黒澤フイルムの事、ご存知ないですか? ご覧になった方は居られるのでしょうか? もし、陳腐な質問であればお許しください
溝口は1954年に山椒太夫、噂の女、近松物語を撮ってるんだよな 映画史に残る傑作をプログラムピクチャーみたいに量産してるんだから凄い ただ蜘蛛巣城は溝口がやっていない世界を描いて成功していると思う まあ黒澤と溝口では気色が違うよな
638 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 08:43:56 ID:bfpHzYZv
うん、溝口、格調高い! 四十七士の殿中は本物だったし、シーンにいつも 奥行きがある。黒澤もすごいけど、アメリカ受けしたことが世界の黒澤と 呼ばれるようになった所以だろ?
>>636 この前出た西村雄一郎「黒澤明封印された十年」に最近の調査結果が
載ってますよ。
少なくとも今のところは発見できてないそうです。
詳細はその本読んでください。
640 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 12:21:21 ID:z0QWoAmc
黒澤映画はダイナミックでアメリカのウエスタンみたいな 格好よさがあるしが、人間の描き方が単純。 用心棒に外人みたいなのがちょん髷結って出てきたり なんか変なヒューマニズムがあるから自分はあまり好まない。 原作も海外のものを使うから、着物着ててもいまいち どこの国の話?という感じになってしまうんだと思う。 でも日本の歴史に疎いアメリカ人なんかには受けるタイプだと思う。 溝口は格調高いね。アメリカ人よりもヨーロッパの人が好むタイプだ。 時代考証も完璧に近いし、出ている俳優の演技も 「個性」でなく練りに練り上げられた演技の質というか。 繊細さ、質の高さでは溝口にはかなわない。 そういう意味で黒澤監督っていうのは本当は 日本が好きじゃなかったのかとすら思う。 あまりにも発想が洋風なんだよね。才能は認めるけど。
641 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 13:00:08 ID:f0FgjCMk
水墨画家が月岡芳年の作品を見て「こんなの日本じゃない」などと言い出したら誰もが笑うと思うんだがどうだろう
ワンダの新CMに大抜擢されたね 線路を借り切ってその上を騎馬隊に走らせるとはさすが黒澤だと思った
643 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 14:01:04 ID:RPl19zgN
>>638 いやいやアメリカ受けだけじゃないよ
蜘蛛巣城なんか本場イギリスの批評家や演劇人も最高のシェイクスピア映画だと言ってるし
ベルイマンは黒澤を先生と言ってるしアランレネもガルシアマルケスも黒澤の大ファンだし
乱のときにフランスにいた評論家の野崎はみんながみんな黒澤を絶賛するんで困惑してたらしいし
黒澤の影響力はアメリカ限定なんてものじゃない
映画芸術の頂点にまで行った溝口や小津や無声時代の伊藤がいる一方で黒澤は世界映画の顔にまで登りつめた
いまだ世界で十分に評価されていないマキノのような262本撮った世界記録保持者もいる、成瀬山中とか稲垣内田とかもそう
これらはみんな肯定されるべきだと思うね
成瀬は十分とはいえないまでも一応評価されてる。 マキノはクラシックでいえばテレマンクラスの監督。 溝口や小津ほどの映画へのこだわりは彼には ないし黒澤のように映画を撮れないから自殺なんて絶対しない。 人間としてはこういうタイプの方が幸せではあるが 残念ながらこういうタイプは間違っても高い評価は得られない。
646 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 16:10:41 ID:9c/E6WmJ
>>640 黒澤映画はアメリカの西部劇にそっくりだ。
ダイナミックだが雑で単純というか。
>>646 それ、オマエの映画理解力のことだぞ 気付けよ
>>雑で単純
凄いのは、西部劇に”似ている”だけに留まらず、 荒野の七人、荒野の用心棒と作られている。
651 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 19:42:39 ID:FR8+g0E6
黒澤プロって借金あるの? 世界の黒澤なのに儲かってないの?
652 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 19:47:04 ID:3Zs4hogl
ジュニアは映画撮るから金がいるんでしょ 生誕100年に向けて黒澤ブームを作るという春樹の意見に賛成なところもあるんだろうし 二世同士気が合うのかも
たかがCMじゃないかとは思うけど あんなしょぼい素人合成CMに黒澤を使うなよと。
大放出だな パチンコになる日もそう遠くないかもしれん・・・
CR七人の侍、CR用心棒・・・ 想像するだけで嫌だねw
「お〜きやがった、きやがった!」 ってなw
659 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 22:36:59 ID:GRyIJClb
用心棒のはあったよね パチンコ疾風の用心棒というのが オリジナルビデオにもなった
660 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/04(火) 23:57:33 ID:WxqCMzId
黒澤はパチンコ屋の前通るのも嫌がったんだよな 大嫌いな演歌鳴り響いてるから、って。
>>65 桑田佳祐ファンだが、あのCMは確かに見てられない。
桑田自身が企画したらしいんだけど、桑田が黒澤と共演したい気持はわからないでもないが、
いくら何でも不遜だろう。
しかも、桑田の方が主役で、黒澤が脇役にされている。
桑田が黒澤ファンだといっても、本当に尊敬しているなら、あんな演出を望むはずがない。
不愉快きわまりないCMだ。
おれも桑田の音楽はすごく好きだけど(稲村ジェーンまでだが)あのCMはないわ ジュニアもせめて13回忌までは軽率な行動は慎めよなー やるならもうちょい格調高いCMにしとけよ
2010年は生誕100年と十三回忌が重なる。 明日は命日。
664 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/05(水) 02:26:56 ID:42QZO8zc
黒澤久雄の野郎さっさとくたばれ
666 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/05(水) 10:07:44 ID:bWMsscXG
>651 ものすごい借金があるよ。 息子はこの先あまり長くないであろう親父のために ある程度好き勝手に(といっても限度があるが)映画を 撮らせていたじゃないか。 世界の黒澤といわれても収益なんぼの世界じゃ 日々の出資の方が遙かに多く貧乏この上なし。 だから今、息子は借金を返すために 権利を少しずつ売りに出している。 これがあのどうしようもないコマーシャルやマンガができあがる原因。
映画そのものは大した額じゃないでしょ。 実際製作費そんなかかってないし、単独製作でもない。 黒澤家、黒澤プロの維持にかかったんだと思う。
肉食い過ぎ
669 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/05(水) 13:16:44 ID:bzI9sS+x
黒澤映画はじめてなんですけど どれから入るのがオススメですか? レビューなどを見ると羅生門、蜘蛛巣城、椿三十郎あたりに興味をもったのですが
670 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/05(水) 14:25:01 ID:bWMsscXG
>669 時代劇なら「用心棒」 現代劇なら「天国と地獄」が妥当じゃない?
671 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/05(水) 14:40:11 ID:YVkftjCY
>>669 とりあえず、今週のドラマ2本を見てから、
原作映画をご覧になって、その感想を教えて欲しい!
>映画そのものは大した額じゃないでしょ。 実際製作費そんなかかってないし、単独製作でもない。 億単位の金が 大した金額じゃない? 億単位で借金作れば 利息だけでも毎年の 黒澤プロの収入食いつぶすぐらいは あるぞ。
673 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/05(水) 18:01:14 ID:D9amKbi1
しっかし黒パンとか手塚倅の人生というか境遇というのは一体何なんだろう? 実質 売り喰い だわな。 うらやましい とは感じない。
>>669 椿三十郎はパラレルワールドではあるが用心棒の続きものなので、まず用心棒を見たほうがいいと思うよ。
まあどっちから見ても面白さは変わらないと思うけど。
>>669 自分で興味を持った作品があるのならそこから入ればいいんじゃないかなあ。
マニュアル求めるのもいいけど、自分で試行錯誤しながら極めてくのも楽しいと思うよ。
676 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/05(水) 20:11:30 ID:QT3p/lv+
黒澤さんってロケハンの天才だよな。 日本にこんな素晴らしい風景があったのかと見ていて驚かされる。
>日本にこんな素晴らしい風景があったのかと見ていて驚かされる。 望遠レンズで景色を作ってるところも多い。 実際の見た目とは全然違うよ。 >実質 売り喰い だわな。 手塚はともかく 黒澤は 借金>遺産 だよ。 だから、未だに黒澤記念館作れないまま。
借金全部肩代わりする代わりに 親父の権利全部売ってくれという話もあったらしいけど。 さすがに久雄も断ったよ。
手塚息子は手塚プロにあんま関わってないし。
680 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/05(水) 21:04:36 ID:OdCsL+lU
権利関係なら、売却したらハリウッドのほうが億単位で 稼げるんじゃないの? しかし、今思えば、林寛子は賢かったな
681 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/05(水) 21:29:04 ID:3ZNKqJSe
書き割りの絵をみて驚いてる○○発見
なんでこんなにも素晴らしい映画をたぁくさん創った人が 借金で苦しまにゃならんのよ? 末代まで左団扇でもいいんじゃないの? それに値する作品残してるんだし。 おれ、BOX買う! 生涯展にも行く! 黒澤プロ、持ち直してほしい。 切に願う。 だから変なCMに監督使わんでほしい・・・・
日本じゃ映画監督になんざなるもんじゃないってことか 士農工商SF作家映画監督だな
2階壊しすぎ
>679 マコト君は嫁の印税で充分やっていけるからね。
映画はまだ100年の歴史しかない未成熟なジャンルって言う見方もあるけどさ でももうかつてのような映画全盛期を再現する、ましてや超えるようなことは絶対無理でしょ 絵や小説と違って映画は経済的な側面があまりにも大きいからね、文化も多様化してるし かつては撮影所システムで全てそろった小道具大道具なんか今ではいちからそろえなきゃいけなかったり 山田洋次監督が爆笑問題に昔と違ってこれから映画を撮る人は本当に大変ですよって言ってたな レンタルがあるし海賊版は出回るしDVDコピーとか製作側がもうからないシステムになっちゃったし 映画を愛しているファンの意識的に支える行動がないと、いい映画作品は今後どんどん消えていっちゃうのかもね
絵画や文学にくらべてあまりにも金がかかりすぎるからね。 正直新作映画はどうでもいい。過去の映画は絶対保存してほしいけど。
688 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 03:34:25 ID:pVxKS/Ev
上のほうにルーカスとかが肩代わりしてやれみたいなレスがあったけど、 ほんと、自ら影響を公言したり、 心の師匠なんて言うなら払ってやれよと思うね。 年収300億の大富豪さんは、そんな事情知っても協力するとは思えないが。 年収300億
689 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 03:35:30 ID:pVxKS/Ev
年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億年収300億
690 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 03:37:06 ID:pVxKS/Ev
ごめん、寝ぼけて変なこと書いちゃったw
フィルムと弁当代さえありゃ映画なんて撮れるよ 黒澤みたいなのは無理だけど 大体現場に人がうじゃうじゃ大杉 七人の侍だってたった70億あればあのスケールで今撮れるんだから くだらない心配してないで本を半年に一本は書けよ
心の師匠===日本人向けリップサービス 気づけよ。
694 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 07:23:20 ID:agp8n9wD
>士農工商SF作家映画監督だな 至言!
士農工商→イヌ→ニート ってのは聞いたことあるが…
>七人の侍だってたった70億あればあのスケールで今撮れるんだから いくら金積んだって今撮るのは無理だろ 全盛期だからこそああいうスタッフや役者がそろってたんだよ
「乱」が撮れたから撮れるんじゃないの。 俳優陣は、五郎兵衛や勝四郎、七郎次、に不満がある。 今ならもっと凄いキャステイングが出来たろうに。
妻武器が犯人役の「天国と地獄」に100億かければよくなると本気で思ってるのか?
>>697 692は「スケール」の話をしてるんだろ。
692だって「黒澤みたいなのは無理だけど」と言っている。
黒澤明全集を文庫で復刊すればヒットすると思うんだが、どうだろう。
「椿三十郎」にあわせて角川文庫で出せば、凄く話題になると思うんだが。
じゃあ金を積んだ「天と地と」はスケールがでかいと言えるのか?
スケールの大きさでかつてのような質を伴えないのが現状なんだから
>>692 のスケールをもって「くだらない心配」するなという指摘はとても適当とは言えないよね
ワンダモーニングショットのCMに突然黒澤が出てきて噴いた。
704 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 17:40:35 ID:pSMwn30L
天国と地獄ひどいんだろうな。生きるはまだ見れそうだが。
705 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 18:43:18 ID:4vUy700i
>>703 あのCM、在りし日の黒澤と一緒に、若い頃の長門裕之が出ているが、黒澤と長門って接点あったっけ?
天国と地獄は子供救出した時点でチャンネル変えられそう
707 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 20:13:38 ID:pNDMFyBe
長門勇のほうはどうなの、黒澤と接点ないの? 裕之よりいい役者だと 思うんだけど。俺ファン。死に花のホームレスなんてぴったし。それほど 劣化してないし、アドリブ利いてたし。
708 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 20:57:10 ID:G5JB1/f2
709 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 21:07:13 ID:9V+8VNJm
なんか、最近作られた黒澤ブームを感じるのは、俺だけか?
710 :
津川雅彦 :2007/09/06(木) 22:00:59 ID:VyUoO1pN
も西川のりおになってしまった昨今ですから
712 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/06(木) 22:18:23 ID:JCAUhSD/
>>705 どこに長門裕之が出てるんだ?
桑田と黒澤と絡んでるシーンか?
>>680 >しかし、今思えば、林寛子は賢かったな
黒澤映画に出なかったから?
まあ時代劇が多かったからねえ
本多監督の「別れの茶摘み歌」は一度見てみたいのだが
↑黒パンと別れたからってんじゃないの
715 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/07(金) 01:55:29 ID:aaZA58t3
>713 本名・林寛子のほうね
>>712 いやいや、あの、真面目に答えると折角の
>>705 のレスを台無しにしてしまうことになりますが、
(705さんスイマセンね)
桑田って、若い頃の長門裕之のソックリなんです。他人にしては似過ぎてる。
705さんは桑田を若い頃の長門と言い、ついでに長門と黒澤は関係あったっけと話を別方向に広げているということですね。
717 :
扇千嗅げ :2007/09/07(金) 02:49:03 ID:vc4nHtZq
長門裕之は黒むすめが離婚するまでは 親戚じゃないか。
719 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/07(金) 18:11:05 ID:q49Op4zP
>>700 >黒澤明全集を文庫で復刊すればヒットすると思うんだが、どうだろう。
映画本なんか死ぬほど売れないのに・・・そんなものが売れると思うのが映画オタクの駄目なところ。
まあ岩波現代文庫あたりなら出すかもな。出版界では数万部程度でも予想以上に売れれば大ヒットだから。
>「椿三十郎」にあわせて角川文庫で出せば、凄く話題になると思うんだが。
春樹は今の角川書店と絶縁しているのに角川文庫で出るわけないだろ。せめて
「ハルキ文庫」って書けや。
720 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/07(金) 19:18:34 ID:dOgYw5X8
映画史上の最も偉大な映画監督トップ100(イギリスの映画雑誌トータル・フィルム) 1.アルフレッド・ヒッチコック 2.マーティン・スコセッシ 3.スティーブン・スピルバーグ 4.ハワード・ホークス 5.フランシス・フォード・コッポラ 6.オーソン・ウェルズ 7.イングマール・ベルイマン 8.スタンリー・キューブリック 9.ピーター・ジャクソン 10.デビッド・フィンチャー 11.黒澤明 やっぱり黒澤は評価されているんだな。
タクシードライバーとかセブンとか指輪物語とかの、一発屋より低い糞ランキングには何の権威も感じられないな
フィンチャー???なんでだ
スコセッシが一発屋って・・・ コッポラが一発屋っていうならわかるが。
724 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/07(金) 21:08:33 ID:R/Q9xxMx
ゴッドファーザーT、U、地獄の黙示録、カンバセーションがあって 一発屋って。 キューブリックの方が下なのか
725 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/07(金) 21:40:39 ID:eHYjIo4T
>>705 赤ひげ出演拒否で今村に激怒されたとか
加東大介つながりとか
いくらでもつながりはある
話題のCMさっきやっと見た。 是非はともかく合成処理ちゃんとしろよ…
728 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/07(金) 22:29:02 ID:eHYjIo4T
>>720 評論家や映画関係者からすれば評価が高いのはわかるが
一般人の評価が高いのがよくわからん
まず時代劇という時点でなかなか観る気がしないだろう
特に欧米人からすれば
>>724 ゴッドファーザーのイメージが強すぎるから。
それ以外でカンヌを二回も取ってはいるんだけどね。
730 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 01:41:16 ID:Wv1aoEjN
オーソン・ウェルズの方が一発屋だろ。 このなかに「市民ケーン」以外の映画を見たことがあるヤツが何人いる?
そりゃお前は映画嫌いだから市民ケーンですら見たことないんだろうがな 黒い罠もストレンジャーも安売りDVDで出てるくらいなんだぞ
黒い罠がハリウッドプライスだったのは期間限定だった
先週「黒い罠」みた。おもしろかったよ。 「上海から来た女」も昔劇場でみた。 鏡のシーンで「酔いどれ天使」を思い出したよ。
「オセロ」がリバイバルされたのが15年くらい前。 「黒い罠」がリバイバルされたのが10年くらい前。 「上海から来た女」の公開は25年くらい前。(配給は水野晴郎センセーのIP) 又、15年くらい前には、確か渋谷シードホールでオーソン・ウェルズ映画祭といったようなものが開催されて、 監督全作品と出演代表作が上映された。
>>733 「上海から来た女」の鏡のシーンで連想すべきなのは、やっぱり「燃えよドラゴン」じゃないか?
>>734-735 当時並木座(名画座)に通って黒沢作品観てたんで、そっちを連想したw
IPで思い出したけど、IPが「バルカン超特急」を配給(たしか日本初公開。82年くらい?)
したとき、「水野晴郎映画生活○×周年記念」というテロップが流れたなw
スレチすまん
733
737 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 02:22:02 ID:/rEKnXZZ
>>728 欧米人だから『サムライ映画』を好んで観るんだろ。
「水野晴郎映画生活○×周年記念」というタイトルが本編前に出て観客たちを唖然とさせたのは、 「十字砲火」じゃなかったっけ。ドリトミクの。
「十字砲火」は劇場で見てないのでわからない。 「バルカン」は間違いなく出てた。 あまりにインパクトが強かったのではっきり覚えているw でもあの年公開されたIP配給作品は、ひょっとしてすべてに タイトル付いたのかもしれないねww ちなみに同時上映はボガートのマーロウ(もどき?)もので やはりIPだったけど、そっちの記憶は定かではないです。
>>720 その英国ランクは論外でしょ
チャップリンもヴィスコンティもロッセリーニもアントニオーニもカサヴェテスも100位に入ってないんだぜw
英国は2005年にも雑誌で監督ランクやってるし(そのときは黒澤は6位)、格付けヲタクすぎ
>>736 >>738 二人とも重要なことを忘れているよ。
当時、水野センセーが関わった、劣悪なプリントでの旧作リバイバル(初公開もあったが)で
映画ファンを唖然とさせた冒頭の但し書きは「水野晴郎映画生活○×周年記念」ではなく
「水野晴郎映画生活○×周年記念作品」だった。
つまり、その映画そのものをテメエのための記念作品ということにしてしまったw
思い込みの手前勝手さが脱力ギャグの域に達していた。
手前勝手な思い込みがギャグまで至らず、ひたすら醜悪な域に留まったのがこれだな
↓
>>730 このなかに「市民ケーン」以外の映画を見たことがあるヤツが何人いる?
>>705 「天国と地獄」の竹内、「赤ひげ」の佐八、この山崎努が演じた役は
当初、長門裕行が予定されていた...。
743 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 07:01:08 ID:nGylY8TB
>>661 でも売ったのは黒澤の息子。てめえのところの息子の不始末を押し付けるなって感じ。
745 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 08:40:01 ID:SA/2U58r
747 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 08:46:00 ID:P6FTweFY
>>718 >長門裕之は黒むすめが離婚するまでは
親戚じゃないか。
どう親戚なの?
評価以前の問題で黒澤が知られていない。
とうとう今晩「天国と地獄」が来ますね!! みなさんお忘れなく!!
見る気がしない。 そういうリメイクもの見てオリジナルとどうだかと較べる行為に 夢中になる連中もアホ臭い
長門裕之は加東大介の甥だったんじゃなかったっけ。 黒澤和子は加藤大介の息子である加藤晴之と結婚して離婚した。 ということで、長門裕之と黒澤明は一時期親戚だったことになる。 というか、桑田の話から何でこんなところに…
753 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 12:36:41 ID:P6FTweFY
もしかして黒パンさん、このスレに参加してる?
754 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 12:56:35 ID:UwG5xWKM
黒澤演出じゃないんだから 正直何の意味もない ちょっと前に 監督によって同じ脚本でも全く別作品になるから 著作権は監督にあるっていう映画があったけどそれと同じ 駄作だろうが名作だろうが、あーこの演出家はこう料理するんだって 認識であれば特にリメイクっていう意識はしなくていい
2ちゃんねるを免許制にして独り言馬鹿が書き込めないようにした方がいいね。
>>741 736だけど
実は俺も「〜記念作品」と記憶してたのだけど、まさか清水センセでもそんな
大それたことはしないだろう、俺の記憶違いだ・・・・と思って先のように書いたんだ。
記憶違いじゃなかったのね・・・・w
ありがと
スレチすまんでした。
>752 晴之、和子の子供(今は役者だっけ?)目線で見れば今でも親戚だな。 ところでそろそろ、離婚後に和子が産んだ子供の父親は特定されてないのか?
え?
テレビのサスペンス推理物は作りなれているだろうから、 どう料理するか期待したい。楽しんで観たい。 制作費や製作日数が段違いだろうから、単純比較は出来ない。
760 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 21:37:42 ID:DLoanwej
いやー天国と地獄ドラマ版、予想以上に酷いな。まだ途中だけど。 同じ俳優陣でNHKでやってほしかった。
鈴木京香はいいよ。香川京子と同等かそれ以上。
のべつ安っぽい音楽流してないと気がすまないんだな。
六平政直の相撲ダンスは、いらんかった。
765 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 22:25:00 ID:uo9N1dL0
鈴木京香の背中はいい
766 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 22:33:13 ID:DLoanwej
ホントに酷いな
オリジナルに割りに忠実だな。 明日は仕事だ、もう寝るか。
768 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/08(土) 23:15:30 ID:AVNepTpT
糞リメイク、 糞CMといい加減にしてほしいわ 黒澤ファンにとって不愉快なことが続く
何人かの演技はけして悪くなかった 演出が安くて安易(なんだよあの分割画面はw)なのは予想どおりだった
いやぁ、緊張感のないサスペンス物でしたねw
佐藤浩市=途中から慣れた△ 鈴木京香=貞淑な人妻似合わな杉。コイツだったら絶対「貴方は他人を蹴落として出世して」って言いそう× 阿部寛=顔じゃなくて体格と背広の着こなし方が仲代してた◎ 伊武=禿げてるんじゃなくて坊主だろ石山健二郎は。お前チビすぎボースンじゃねーし× 杉本哲太=まあいいんじゃない?空気だし○ 平田満=土下座が似合うのは現在この人しかいないのかも。でも佐田豊に比べりゃだいぶ落ちる○ 泉谷しげる=海岸であんなもん燃やしていいのかよ。花○ 妻夫木=頭悪そうだし情けなさそうだし涙ぐんだ目で強がるなっての。キスシーンだけエロかったので△ 津川=毎度毎度出てくんなよ××× 橋爪=伊藤雄之助がこいつってのは意外だった○ 小沢=顔だけ三橋達也× 六平=田崎潤に失礼× ラストがしっかり土曜ワイドでスペシャルドラマの意味ないし、 意味不明なスプリットスクリーンや鏡の効果もやめてほしい。
>>771 >阿部寛=顔じゃなくて体格と背広の着こなし方が仲代してた◎
そういわれてみれば、通じるとこあるな
先日BSでやった「斬る」の仲代も、阿部にチョト似てたし
既出でしょうけど、11月から黒澤DVDの普及版が出るらしいですね。 知らなかったので今アマゾンでいくつか予約してきたお。
黒澤プロダクションて借金返済苦しいのか?
あの名作「天国と地獄」リメイクにこんだけ豪華キャスト揃えてあそこまでくだらないものに出来るのが凄いw
>>761 香川京子は日本映画史上最高の女優の一人だと思っているんだけど、
「天国と地獄」はあまりよくないんだよな。
香川京子は溝口演出の方が素晴らしいと思う
同じ設計図でも、大工の腕と材料の素材で できる家は全然違うってことだろ。 あと製作日数か。 黒澤明はやっぱり匠ですよ、と。
冒頭でいきなり竹内出してるの見て嫌な予感はしたんだが、 その直後に権藤邸を見た時点で駄作決定した。 全然「天国」じゃねーだろ!、なんだよあの周囲に溶け込んだ庶民派住宅は! もう後は全てグダグダ、警察はいきなり警察官バレバレの状態で玄関に立ってるし、 他にも挙げたらキリがないくらい穴だらけ、突っ込む気力すら出ない。 泉谷しか印象に残りませんでした、まる。 この分じゃ明日も…。
ありゃ、見逃しちまったが どうもスレ読むとそう残念がる必要もないのかな
781 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 01:24:22 ID:OxLACbH5
麻薬街のくだりを、どうアレンジするものか? …と期待してたんだけど、あの緊迫感のあるシーンを、あんなダラダラした演出で誤魔化しやがった。 演出家は死刑確定
782 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 02:46:35 ID:dQNPDsjD
京香はえろすぎ。阿部はモノマネとしては上出来。妻夫木は配役したほうがアホ。 結論 八月のラストシーンの演出は神。
京香と妻夫木はよかっただろー
リメイクっていっても元に忠実だと力量の差が出るだけだし、大幅に変えたら元と違うと非難だらけだし 無駄な演出多かったな
785 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 08:13:42 ID:tPJ/xf3X
Sight & Sound Top Ten Poll 2002 ■ Critics' Top Ten Poll 1. Citizen Kane (Welles) 2. Vertigo (Hitchcock) 3. La Règle du jeu (Renoir) 4. The Godfather and The Godfather partII (Coppola) 5. Tokyo Story (Ozu) 6. 2001: A Space Odyssey (Kubrick) 7. Battleship Potemkin (Eisenstein) 7. Sunrise (Murnau) 9. 8 1/2 (Fellini) ■ Directors' Top Ten Poll 1. Citizen Kane (Welles) 2. The Godfather and The Godfather partII (Coppola) 3. 8 1/2 (Fellini) 4. Lawrence of Arabia (Lean) 5. Dr. Strangelove (Kubrick) 6. Bicycle Thieves (De Sica) 6. Raging Bull (Scorsese) 9. Rashomon (Kurosawa) ★ 9. La Règle du jeu (Renoir) 9. Seven Samurai (Kurosawa) ★
786 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 08:14:18 ID:tPJ/xf3X
■ The Critics' Top Ten Directors 1. Orson Welles 2. Alfred Hitchcock 3. Jean-Luc Godard 4. Jean Renoir 5. Stanley Kubrick 6. Akira Kurosawa ★ 7. Federico Fellini 8. John Ford 9. Sergei Eisenstein 10. Francis Ford Coppola 10. Yasujiro Ozu ■ The Directors' Top Ten Directors 1. Orson Welles 2. Federico Fellini 3. Akira Kurosawa ★ 4. Francis Ford Coppola 5. Alfred Hitchcock 6. Stanley Kubrick 7. Billy Wilder 8. Ingmar Bergman 9. Martin Scorsese 9. David Lean 9. Jean Renoir
小津にも印つけてやれよw
788 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 09:41:48 ID:EK57JVVZ
醜聞ってけっこういいと思うけど、人気ないな
>「天国と地獄」はあまりよくないんだよな。 それはこの映画での役割りが添え物に過ぎないから 当たり前だ。 じゃあ溝口が演出したとしたら よくなってたのか?
790 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 11:19:57 ID:/r1qwRTL
妻夫木はよかっただろ、ってどこが?ダメダメだろ。まー演技というより 演出が悪いのもあるけど、なんであんなかっこつけたミステリアスな雰囲気 を出すのか、彼が出てくるたびにゲンナリしたよ。
オルゴールの曲名、 ラストのバックにも流れていた曲名が思い出せない。誰か教えてください
792 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 12:55:12 ID:GOuMFwzw
妻夫木って売れっ子だけどどんな部分が評価されてのことなの?
793 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 13:22:22 ID:ZpYqmrGI
>>737 時代劇と言えば東宝よりも東映や大映のほうが数は多いと思うが
時代劇に抵抗がないといいのならば、欧米では東映や大映時代劇
千恵蔵や錦の助、雷蔵といった人たちは有名なのか?
それとも時代劇
794 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 15:13:30 ID:Qbz1kXv1
今日は生きるですよ 天国と地獄は演出家がこの作品の良さを全く分かってなかったんじゃないか? でも生きるは演出家が天国〜とは違う人らしいから、まぁどうなるか
深キョンだけは楽しみだが
見た目子供の妻夫木は進一役でもよかった気がする
w
798 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 16:59:55 ID:vLpgvDOE
『生きる』はこれでもかと名脇役たちが出てるからなぁ・・・・。 通夜のシーンなんてあれだけの役者が出てるから見られるんであってさ 今はあそこまで揃えられないだろうしなぁ・・・・。
>>779 庶民派住宅ワラタ。だよなぁ全然目立ってないんだもん、あれじゃ天国とはとてもいいがたい
竹内住んでるアパートも無理やりボロ見つけてきましたって感じだし
だから見るだけ時間の無駄なんだって w ここは本当に暇な奴多いな
802 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 20:32:38 ID:zE8EE5HK
「天国と地獄」よりも「野良犬」の方がリメイクしやすいんでは なかろうか。
>>801 >どんだけ少人数でランク付けしたんだよ
ググってから物を家
145critics and 108 directors
804 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 21:06:16 ID:vrHR6hHp
嘘に決まってんだろ 冷静に考えろよ
まあ「生きる」はそれなりに良いな。 演出が黒革の手帳やけものみちの人じゃないの?
806 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/09(日) 22:09:02 ID:ZpYqmrGI
黒澤作品でリメイクされた作品って 椿三十郎 赤ひげ 天国と地獄 用心棒(荒野の用心棒) 生きる 七人のサムライ(荒野の七人) 羅生門(ラストマンスタンディング) ぐらい?
脚本は昨日よりうまく脚色出来てたね。 演出もあまり奇をてらってなかったし。 でもBGMは最悪
>>806 「ラストマン・スタンディング」は「用心棒」のリメイク。
「羅生門」のリメイクは「暴行」。
あと、「姿三四郎」は後にも二度映画化されてるけど、これは実質的リメイクだね。
「野良犬」は2、3回リメイクされてる
810 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 02:27:25 ID:l7a9ZgWg
妻夫木聡の天国と地獄は最高でした! オリジナルは舞台みたいな大袈裟な演技でゲンナリしました。それに麻薬者の扱い方も時代錯誤。
811 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 06:26:36 ID:uh6bVSRt
>>810 オマエはいつも退屈極まりない
もうここに来るなよ
813 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 10:01:44 ID:l7a9ZgWg
黒澤プロが経営に困って売りまくってる訳だろ!! 黒澤監督は映画ではほとんど儲けは無いからなぁ〜 DVDが高いのがその証拠。 もう新しい作品が無いから値段を下げれない!
814 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 10:20:31 ID:RmEYE5vL
晩年の黒澤映画は儲からなかったからな。 作品も今一だったし。 映像面は良かったが、キャステングとシナリオと編集が酷かった。 5年に1本いう感じだったから監督の勘が鈍ったんだろうな。 「赤ひげ」で映画監督を止めてたら大団円を迎えれただろうに。
815 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 10:37:34 ID:l7a9ZgWg
同意。儲からない映画に金出すバカが居るかよ! 会社は名作よりヒット作が欲しいからなぁ〜 DVD値段下げろ!
黒澤プロと東宝をごっちゃにしてるんじゃまいか
例のキチガイの本日のIDはID:l7a9ZgWg か
818 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 14:19:01 ID:UdOCLhyX
>>806 『荒野の用心棒』はただのパクリ
リメイクではない。
819 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 15:35:38 ID:l7a9ZgWg
でも黒澤も最初からパクってる! 黒澤にオリジナルは無い!
また出てきた。 タレント映画とか無名評論家だけ相手にしてろって。
821 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 16:31:42 ID:l7a9ZgWg
赤ひげ以降の黒澤の不甲斐なさは(笑)。三船の居ない黒澤は梅干しの入って無いおにぎり! 名作作っても手柄は全部黒澤。 そりゃあ三船も(怒)わい。
ていうか黒澤学校を「赤ひげ」で卒業した感はあるな。 「乱」は年老いた三船には荷が重い。 仲代がバトンを受け継いだ。
『影武者』が当初の予定通り、信玄/富三郎、影武者/勝新だったら 良かったのに。
824 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 17:37:26 ID:l7a9ZgWg
しかし赤ひげ以降、二度と黒澤は三船を起用する事は無かった!
また独り言かよ…
826 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 17:58:06 ID:l7a9ZgWg
まぁ頑固なオヤジ同士、謝る事を知らんから雪解けしなくて… その後、お互い精細を欠いたのは否めないがな〜
オマエ今日は一日中・・・・ どっか行くとか、ほかにやることないの?
828 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 19:23:21 ID:frOnflAL
>>823 信繁/富三郎、信玄・影武者/勝新の誤り
勝新の信玄・影武者も見たかった気持わかります。
個人的には、予告編で勝新の影武者を見た記憶があるが、
太りすぎていて戦国の武将としてのは、
まだいいが、盗人としては疑問符がつくよ。
信玄・影武者/仲代達也&信繁/山崎努で十分
円谷プロは10月にウルトラセブンXをやるが、 黒澤プロは新作を創らないのか?
>>828 最初は、
富三郎/信玄 勝新/影武者
の予定だった。
富三郎/信廉 勝新/影武者・信玄
は、後になってから。
831 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 19:45:49 ID:Jq5DxyD7
>>819 ほとんどの映画が何かしらパクってる
そんなこといったらオリジナルなんて存在しなくなる
832 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 20:21:43 ID:l7a9ZgWg
>>829 結局、黒澤は後継者を作れ無かった!
黒澤は経営者としては失格!ルーカスとはエラい違いだお!
黒澤プロには金がね〜
だからリメイク権を売りまくっている!
833 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 20:41:33 ID:ASKgr1tX
昔の作品、セリフが聞き取り辛くてかなわんわ 音声関係の技術でなんとかならんのか
834 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/10(月) 20:52:49 ID:ewg4jTeP
「赤ひげ」はステレオ音響だったぞ、本物のな。
聞き取れても意味が分からん言葉が多いので、おれも字幕派。
「ハメットの血の収穫に似ている」と指摘されて黒澤自体は 後から気づいたみたいだよ。 だから「無意識の借用」ってやつだね。 こればかりはしょうがない。
>>789 香川京子の出ている映画をある程度観ていれば分かると思うけど、
ちょっとした脇役でも、場面をさらってしまうんだ、香川さんは。
>>838 そもそも黒澤の映画の特徴は、凝ったプロットがおもしろいというような類いじゃなくて、
(シンプルなプロットに)練った脚本と切れのいい演出と編集が冴える映画だから、
似たプロットの作品があるのは、別に不思議なことじゃない。
841 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 01:31:01 ID:4D0AL7Q5
>>835 長年の謎なんですが七人の侍、左卜全死に際のセリフ
教えてもらえないでしょうか
この板のスレッド一覧で七人の侍スレを検索しろ。
843 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 01:49:55 ID:tzcSWo3U
黒澤プロは挙げ句の果てに缶コーヒーに黒澤明を売った! まさか黒澤さんも桑田佳祐と組まされるとは… そのうち黒澤明物語って作られるなこりゃ。
844 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 02:55:27 ID:gXy31+Yh
>>837 そんなことはわかってる
黒澤にオリジナルがないって言うから
それに対して言っただけ。
845 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 03:10:43 ID:4D0AL7Q5
846 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 04:00:30 ID:tzcSWo3U
パクリ、インスパイア、オマージュ、言い方の違いだけ! やってる事は変わらねー中身は同じ。
847 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 06:16:21 ID:gXy31+Yh
848 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 10:57:13 ID:/qnvJPyN
849 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 10:58:56 ID:VVyGUIqp
>841 だから言っただよ〜 みたいな台詞だったと思う。
字幕だと、ちゃんと見ていただによう。
米盗まれた時の言い訳を繰り返し言ってるんだよね?
852 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 14:02:51 ID:tzcSWo3U
黒澤ファンが何時までも言いやがる! スターウォーズのロボットの下りを隠し峠からパクッたってスターウォーズはスペースオペラだろ?あんなんをパクッた言ってたら映画が出来るか! もう一つプライベートライアンは七人の侍から、これまたパクッたって…アホ?んな事言ってたらタランティーノはどうなるねん! 俺は言いたいナンボでもパクッたたらええんじゃ! 外国にパクッたって言う前に日本の監督がもっと黒澤をパクれ!
854 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 14:30:45 ID:3UgwlmNj
855 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 14:43:48 ID:tzcSWo3U
織田裕二のホワイトアウトがダイハードのパクリとしても糞映画なら意味が無い! その点、アメリカ映画はマトリックス、エイリアン2など、もはや文句の付け所が無い! パクッられる前に作ってみそ! 黒澤プロは七人の侍をも売ってしまった! 来年にはチャンツィイー主演でリメイクされると聞いた!
売った方が悪い。全ては久雄を作った明の責任。 だから、ちゃんと子育てしとけば良かったのにな。
857 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 15:12:58 ID:TMg+Dzb0
>>851 いや、菊千代グループに野ぶせりが忍び込んだときの見張り役が左卜全で、
結局ひとり槍で刺し殺すんだけど、菊千代に「ちゃんと見てたのか!」と
どやされた。米盗まれた+見張りの失敗=最後の台詞がそうなった……だと思う。
>名作作っても手柄は全部黒澤。 そりゃあ三船も(怒)わい。 ? 三船の海外での名声を知らない人がいるんだねw オソーン・ウェルズから絶賛され ベネチア映画祭で 三船が現れただけで皆がスタンディングオベーション。 それから赤ひげ以降も黒澤と三船は会ってるよ。 三船の受賞式で 「僕がもらった賞の半分ぐらいは三船にやるべきだと 思ってたが、今日三船が受賞したからその必要もなくなった」
859 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 18:13:17 ID:tzcSWo3U
あのね!そりゃあそうだろうよ。 だけど海外から来る役と言えば結局、黒澤で演じた役の焼き直し。それに影武者でのトラブルでも会社は三船を押したが最後まで黒澤は三船を嫌がった! 赤ひげ以降カラー作品に一切出演して居ないのが何よりの証拠。
一人で喋ってんじゃねーよキチガイニートじじい
きちげえが棲み付いてしまいましたね。しばらく去ろう^^
862 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 18:56:49 ID:tzcSWo3U
反論出来無いからなぁ(笑) どっかいけ! 逃げろ逃げろ… フィギュアに囲まれた部屋に… 言い負かされた位で…(笑) もっと勉強してこい!
「赤ひげ」を集大成として一区切りつけているからなぁ。 リセットすれば三船に拘ることもない。 そもそもデルスのオファー、断わったのは三船だし。
864 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/11(火) 20:00:34 ID:tzcSWo3U
デルスに三船!? バカばっかり…
女生徒淫行で懲戒免職になったキチガイの元中学教諭 キモ w
866 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/12(水) 00:13:43 ID:7QVnLEkP
デルスの頃三船は愛人問題で忙しかっただけだよ
>>864 ソ連大使館で行われた製作発表で、
「主役は三船敏郎を予定しているが、
二年間拘束されるので、スケジュール調整が難航している」
と『黒澤明』が発表した。
>>821 黒澤はおにぎりは好きだが梅干は大嫌いだ。
869 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/12(水) 09:12:07 ID:mRb6l9GR
>>867 それは間違ってるね。
ロシアでデルスを撮影している現場に、三船が訪問してきて
脇役でもいいから使ってくれって言ったんだよ。
でも黒澤は脇でなんか使えないって言って断ったそうだ。
>>869 >>867 の話と矛盾しないですが?
製作発表の話は、多くの本に書かれていますが、
それを否定するような新発見でもあったのでしょうか。
それも少し違う ロシアでデルスを撮影している現場に三船が訪問してきて 脇役でもいいから使ってくれって言ったんだけど 黒澤はそれなら主役でやってくれと言ったところ三船が断ったというのが真実
872 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/12(水) 09:49:05 ID:mRb6l9GR
>>870 調べたらそれは間違ってなかったです。申し訳ない。訂正します。
でもロシア人の役を三船にやらせるなんて黒澤もおかしい
873 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/12(水) 10:08:15 ID:gtFyBWas
でもデルスのおっさんは、アイヌっぽいような、限りなく日本人みたいな顔してたお。
後に三船は、カナダ映画でイヌイットの役もやってるし 別にかまわんだろう 「乱」では黒澤が当初は主役は三船だと明言してたのは 歴史的事実として改めて確認したい
875 :
↑ :2007/09/12(水) 18:00:15 ID:7QVnLEkP
その頃ぼけはじめてたんじゃないかな、掃除好きだじゃれ連発の三船は 「ラン」やってたら歴史的名演になってたかも ( 人 )
漢字で書いたら?
真実は、 三船がデルス主役を断わったのは、三船プロを空けることができないから。 それとは別にデルスの撮影中に三船が陣中見舞いにソ連に行ったとき、 「どんな端役でもいいから使ってくれ」と言った。 黒澤さんは「そんな端役になんて使えないよ」、と断わった。
878 :
わたなべよしこ :2007/09/13(木) 05:51:31 ID:imba/kTq
竜雷太が三船プロ辞めたとき 「俺は三船さんに憧れて三船プロに入ったのに 女帝ぶったアホな女に我慢できなかった。三船さんのところを 離れるのはすごくつらい。」 って言ってたな 三船さんも結局女帝に捨てられちゃって最後は元妻が面倒見たんだろ それなのに介護したくなくって、本妻にもどしたくせに、フジの番組で 「三船は私を最後の女だって言ってくれましたの。。」とのろけていたけど 正直しら〜って感じ 親子で三船俊郎を利用するだけして、 用が無くなったらポイ!最後まで観てから言ってほしい!! 三船プロ時代は淀君と陰では言われていたみたいです
879 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/13(木) 14:06:57 ID:SQqnYhyr
んな事はどうでも良いんじゃ 結局お互い相手が居ないとロクな映画が作れなかったのも事実です。 三船が出て居ないカラー作品は娯楽性が失われて黒澤が良く言っていたお茶漬けサラサラした作品より只の映像美に凝った眠たい旅館の懐石料理見たいな作品になったのも事実。
仲代は滑舌も良くて「影武者」「乱」の演技は合格点。 三船は「赤ひげ」の後にすぐ「乱」をやったなら、良いものが出来ただろう。
>>879 そりゃ年取るわけだから、そうそうエネルギッシュな娯楽作をとり続けるわけにもいかんだろうさ
>>879 毎日毎日、面白くもなんともないレス、乙
883 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/13(木) 16:08:55 ID:bHeXwh56
>>879 >黒澤が良く言っていたお茶漬けサラサラした作品
具体的にはどの作品ですか。
当時黒澤が今の日本の映画ってお茶漬けサラサラでしょ。
だから今度はステーキとかうな重みたいなごちそうを食べさせてあげたいと言ってて
その結果つくられたのが七人の侍。
884 :
桔梗 :2007/09/13(木) 16:54:58 ID:EVHgPO1m
溝口映画じゃない?
885 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/13(木) 18:18:20 ID:my6CRK2A
クロサワの「どですかん」以降の作品は、映像は素晴らしいが 脚本、キャステング、編集が良くなかった。 それと長回しにこだわり過ぎた。
>懐石料理 確かに懐石料理の味 わからん人に食わせても もったいないよな。 金の無駄遣い。
黒澤映画のすべてを三船に頼るのは無理だ。 では「生きる」が駄作か? 三船不在でも良い映画は作れる。 違ったものになるだけだ。
釣られてる人が何人かいるな。
>>879 以降の幾つかは
>>879 の自演だよ。
こいつは黒澤映画をまったく見たことないのに黒澤映画は全体大傑作に決まってるんだと信じ切って
大傑作だから貶せば話し相手になってくれる人が現れると思ってネット検索でネタを探してきてるだけ。
レスが途切れると自分でレスしてる。
>>888 オマエの粘着歴も もう10年近いかな
ただひたすら、2チャンネルで他人のレスを自演だと決め付けることだけに
費やした10年だったな・・・
おいらは「影武者」を勝、「乱」を三船で見てみたかったと素朴に思うだけだよ
影武者なんか勝新のためにあるような映画だもんなあ。つくづく残念じゃわい。
勝新はともかく、仲代の映画でないことは間違いない。
>>884 溝口が「お茶漬けサラサラ」はないわ。
熊谷と溝口は、黒澤のステーキ映画の元祖みたいなもんだろ。
同じ東宝で撮った今井の「青い山脈」辺りのことじゃないの?
895 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 11:01:35 ID:U8QQs2GO
70歳を過ぎても映画というものがわからなかった監督ですね。
896 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 11:36:28 ID:9CERD9Hj
黒澤さんはアカデミー名誉賞受賞式の時に、 映画というものがよくわかってないって言ってたな。 巨匠って呼ばれてる人なのにすごく謙虚だなと思った。 映画というものの奥深さを思い知らされた。 まあ映画に限らず芸術と言われるものはみなそうなんだろうけど。
897 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 12:10:51 ID:XBDtR30L
『どですかでん』の失敗により… どですかでんの制作費は少額だったが、それは<四騎の会>が出したものである。トップバッターで、あった黒澤だが、どですかでんの興行的失敗により四騎の会ね活動も終わった。 デルスを完成した後5年間に黒澤は一本も映画を撮って居ない。黒澤が一番長期に渡って来た東宝も次回作に出資しようとはせず他の会社も同様だった。 どですかでん、デルスの成績では高額な制作費は、とても回収出来るとは思わなかったのだ!
898 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 12:17:17 ID:lEgnZuXM
>黒澤さんはアカデミー名誉賞受賞式の時に、 >映画というものがよくわかってないって言ってたな。 そういう物言いはつまんないよ。 そうすると黒澤は映画というものがよくわからないで 「生きる」「七人の侍」「蜘蛛巣城」を撮ったのかよということになって 謙虚も度を過ぎると嫌味になるよ。
しかし、グリフィス、シュトロハイムほど制作費を使ってない分、 彼らほど晩年は悲惨じゃなかった(撮り続けられてし)ということは言えるのでは 金をかけすぎる監督の末路は世界共通では
900 :
娘の和子談 :2007/09/14(金) 12:33:06 ID:U8QQs2GO
カネをつかうのも才能がいる。
901 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 12:38:28 ID:XBDtR30L
黒澤の作品の中でも影武者の撮影ほと災難続きの映画は無かった! 制作費はルーカスとコッポラが出資と口利きをしてくれたが… まずは撮影監督の宮川一夫は糖尿病による視力減退により離脱だ!次は、黒澤と長き渡って参加した佐藤勝との意見の違いによりクビ! 最大はなんと言っても主演の勝新太郎が辞めた!ある辞めさせられた。 …影武者は用心棒の様に軽くて真剣な思いがこもった娯楽映画にするつもりだった。 実際このシナリオは喜劇味に富む勝新太郎を念願に置いて書いてある。 東宝やfoxは主演は三船を押したが、15年前に赤ひげの撮影に生じた決裂によりお互いに仕事を拒み続けていたのだ! 結局、仲代達矢が主演を演じたが彼は舞台公演中で体があかず数ヶ月厳しいスケジュールになった。仲代は準備が何一つ出来ずに影武者に入った。 結局、影武者は娯楽性は失われた退屈な作品になった。
>>901 いつもながらキチガイならではのデタラメな妄想が満載だな ww
903 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 12:49:32 ID:XBDtR30L
影武者を世に送り出してから黒澤は映画を作るのに又、5年間も掛かってしまった。 乱。の制作は影武者と良く似ていた。 黒澤自身、影武者の撮影中絶えず乱の事が頭にあったと言い影武者は乱のリハーサルとまで言っていたのだ! この言葉からも影武者のトラブル続きで中途半端に終わった。 しかし悲しいかな乱も影武者同様、嫌それ以上に成績は悪く娯楽性とは程遠い作品になってしまった。
>>897 「どら平太」は撮られる予定だったんだけどな。
>>898 アカデミー名誉賞の頃は分からなくなってきていたのでは?
>>900 大島渚が「乱」当時そういっていたな。
十億使えって言われて使えるもんじゃない、それだけの才能がいるって。
>>901 「影武者」はカラーでは一番好き。「夢」と。
906 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 13:06:58 ID:XBDtR30L
>>900 黒澤のモノクロ時代の作品は1人で作り上げたのでは無い。脚本、撮影、美術、俳優陣、全員で意見をぶつけ合って作ったのだ!
しかし、カラー作品になり天才だと思いこんだアレキサンダー黒澤は皇帝気取りで気に入らない人間の首を切っていった!
結局、残ったのは腰巾着だけでアレキサンダー黒澤に忠実な下部だけになり、くっだれねぇー作品ばかりで娯楽性に飛んだチャンバラ作品は作れなくなり巨匠気取りの映像美にこだわった眠たい作品になったのよ!
907 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 13:16:30 ID:XBDtR30L
>>898 黒澤自身の言葉。
一番気に入っている作品は?の問いに…『次の作品。』
と答えていた。
>>905 東映なら簡単に使えるな。祇園でどんちゃん騒ぎして。
>>907 「チャップリンか!」ってツッコミはなかったの?
910 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 14:36:03 ID:lEgnZuXM
>一番気に入っている作品は?の問いに…『次の作品。』 >と答えていた。 そういう物言いもつまんないよね。 そうすると全ての芸術家の最高作品は遺作ということになる。 そんなはずはないよね。 普通はピークがあって、そこから晩年にいくほどレベルが低下していくんだよ。 黒澤も普通の芸術家だった。
911 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 15:10:00 ID:XBDtR30L
まぁ黒澤はインタビュー嫌いだし… 選ぶの面倒くさいから、んな事言ったんだろな〜 だいたい作品は子供見たいな物だから選べって言われてもなぁ〜 出来の悪い子ほど可愛いとも言うし…
押入れからデルス・ウザーラのビデオを発掘したんで見てみたけどかなりいいね 黒澤はこういう種類の映画も撮っていたのかと意外に感じた レンタル店は取り扱えばいいのに、一人でも多くの人に見てほしい写真だよ
>気に入らない人間の首を切っていった! 白黒時代も同じなんだけどね。 少なくともカラーになってから(特に晩年)黒澤は かなり丸くなったことは確か。 「乱」で寺尾の最後の出演場面の銃で撃たれて落馬の場面 みんなに拍手させてるよ。 香川京子によると昔は、そんなことしてなかった。らしいし。 >佐藤勝との意見の違いによりクビ! 佐藤は「健康上の問題(ということにして)」で自分から降りたので クビになったわけではない。 勝はクビだが。 黒澤は、佐藤が降りるとは思ってなかったし その後も、佐藤のことを気にかけていた。 佐藤が降りる大きな理由になった ラッシュに付けられたクラシック音楽だが 後任の池辺には 「あれは、あまり気にしなくて良いから」 とかなり気を使ってる。
>901 そもそも勝の起用は宮川氏が抑えてくれる、って見通しを計算した上での物だったから、 宮川氏の離脱が全てのトラブルの引き金とも言えるかねぇ…。
>気に入らない人間の首を切っていった! 白黒時代も同じなんだけどね。 少なくともカラーになってから(特に晩年)黒澤は かなり丸くなったことは確か。 「乱」で寺尾の最後の出演場面の銃で撃たれて落馬の場面 みんなに拍手させてるよ。 香川京子によると昔は、そんなことしてなかった。らしいし。 >佐藤勝との意見の違いによりクビ! 佐藤は「健康上の問題(ということにして)」で自分から降りたので クビになったわけではない。 勝はクビだが。 黒澤は、佐藤が降りるとは思ってなかったし その後も、佐藤のことを気にかけていた。 佐藤が降りる大きな理由になった ラッシュに付けられたクラシック音楽だが 後任の池辺には 「あれは、あまり気にしなくて良いから」 とかなり気を使ってる。
>そうすると全ての芸術家の最高作品は遺作ということになる。 そんなはずはないよね。 どうしてそうなるの? これは単に次回作が自分にとってのベスト作品になるよう 努力するという全ての芸術家に共通するものだと思う。
>そういう物言いはつまんないよ。 そうすると黒澤は映画というものがよくわからないで 「生きる」「七人の侍」「蜘蛛巣城」を撮ったのかよということになって 謙虚も度を過ぎると嫌味になるよ。 その発言の真意を黒澤自身が「まあだだよ」のDVD特典の メイキングで語ってる。 ジョークでも謙遜でもない。 本当に映画がわかっていれば こういう風にすれば「映画になる」というのを (感覚的に何となくではなく) 言葉として論理的に説明できるはず。 「わかっている」とはそういうことだから。 でも、自分にはできない。 だから、「よくわからない」といった。
言葉としてきちんと説明できないのでは よくわかってるとはいえないよね。
920 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 18:08:45 ID:XBDtR30L
>>914 生きものの記録以来黒澤作品の大部分に音楽参加力して来た佐藤勝。
影武者でも音楽参加する筈だったが…
当然作曲を用意していた。
ところが黒澤は自分自身の案を持っていたのだ。
今回は芸術的に両立に対し妥協を出来ない事を理由に佐藤は去って行った。
※確かにクビとは言え無いかも知れないが…その後、二度と黒澤と組む事は無かった。
完成したのは未来少年コナンの池辺晋一郎が音楽を付けた。
変わりに池辺が晩年の作品にほぼ参加する事になったのだ!
921 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 18:25:36 ID:l8iI7TPL
池辺晋一郎の「影武者」は、 調子のおかしい蓄音機から発せられた音楽のように聞こえる。
>確かにクビとは言え無いかも知れないが… クビとはいいませんハイw 佐藤は黒澤の要求に納得がいかなかったので 健康上の問題を理由に自ら辞めたのです。 あなたが社長の方針に不満で会社を辞めたときに クビになったとはいわないでしょう。
923 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 18:49:39 ID:U8QQs2GO
赤ひげなどベンハ−のワンカットにも及ばない
924 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 19:20:27 ID:XBDtR30L
>>922 今まで、一緒に名作を作り上げてた訳だろ!?
それをボンクラ扱いされた!
それが佐藤勝には悔しかったのだ!
そして病気と言って去ったに過ぎない。曲は大半出来てた訳だから!
これをクビと言わずしてなんだよ!?
昨日今日に会ったんじゃないよ…
925 :
パクリ :2007/09/14(金) 19:31:12 ID:U8QQs2GO
黒澤映画の関係者は、撮影の半年くらい前から台本のイメージを具現化する準備に 取り掛かるわけだが、佐藤勝は遅れを取ったらしいね。 それに黒澤さん怒っちゃったみたい。
927 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 20:18:03 ID:XBDtR30L
と言うより佐藤勝の作った曲より自分の<案>考えを押し付けてしまい。 お互いに妥協しなくて佐藤は降りた。
おまえら、武満はなかったことにするつもりですか
929 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 21:16:30 ID:XBDtR30L
はいはい。 武満徹も 乱 では黒澤と対立した! 『これ<乱>以降あなたの作品に関わるつもりは無い!』 と言い放ったエピソードは有名。 黒澤からマーラー風の音楽を求められ、これに対して武満は不満を述べている。乱の葬送行進曲が、あからさまにマーラー風なのは黒澤への皮肉とも武満は語っている。
930 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 21:46:07 ID:yUTg8YIV
コスモコンテンツの廉価版DVD差し止めになったな。 黒澤の死後50年なのになんで著作者は東宝なんだ?
息子がうっぱらったのか?
>>930-931 コスモコンテンツが出していたのは東宝作品で、東宝=黒澤プロ作品じゃないし。
>>926 普通に考えて他の仕事のある佐藤さんをそんなに拘束できないでしょ。
933 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/14(金) 22:50:15 ID:XBDtR30L
逆輸入のDVDが出てたな!
>>916 > 後任の池辺には
> 「あれは、あまり気にしなくて良いから」
> とかなり気を使ってる。
これは武満の助言があって。
ラッシュに付けてある音楽を外すように強く主張した。
武満はアメリカでの仕事があって、引き受けられないので、池辺を推薦。
ソースは「〜メチエ〜」。
>>924 顔真っ赤だね。
>>929 マーラー風を求められただけじゃなくて、
武満案での録音にOKを出した次の日、また異を唱えた。
>>930 映画の著作権保持者は製作者であって監督ではありません。
それから死後じゃなくて公表後です。
しかしつまらない役者重用するようになったよな晩年は 寺尾なんか最たるものだし あと素人の猪首のおっさんとか 映画がよくわからないってのは本音だろうね 市川昆が言ったら嫌味だろうけど黒澤はよくわかってないよ実際 でなかったら生き物の記録とか隠し砦とかドデスカとか撮れないよ
938 :
267 :2007/09/15(土) 07:46:13 ID:wB5/sbW0
>>927 それもそうなんだろうが、
黒澤映画の関係者は、撮影の半年くらい前から台本のイメージを具現化する準備に
取り掛かるわけだが、佐藤勝は遅れを取ったらしい。
それに黒澤さん怒っちゃったみたい...
というのも照明の佐野氏が語った肉声で明らかなことだ。
思うに仲大とか寺尾使うようなったのは 演技ってものがよくわからなかったんだろうね黒澤は その劣等感が新劇の大劇団の仲大とか17歳でスタニスラシステムを体得した 天才宇野重吉の息子を重用するようになる動機だね
「乱」は黒澤世界の集大成なだけに三船を使ってほしかった 仲代は確かに上手いしいいんだけど三船が出ると作品に火が入るんだよな あの二人の相性の良さは別格で、やはりほかに代えが効かないよ
今日の映画初心者君のIDは ID:QYwqMe2q か
942 :
926 :2007/09/15(土) 08:17:55 ID:wB5/sbW0
>>938 佐野さんの「肉声」ということはあなたが直接聴いたの?
佐野さんの解釈じゃなくて、黒澤さんがそう言ったと聴いたの?
944 :
コメディー :2007/09/15(土) 10:39:17 ID:sONOEP9p
【映画】 黒澤明監督 - 生きる - IKIRU -.avi 732,319,744 3bf16423e9d2eb9bdcd63ce24a683c84
>>943 ワリィ、「本」じゃないことを強調したくて「肉声」と書いたんだが、
「肉声」には「マイクを通さない」という意味もあったね。
訂正して、「マイクを通した映像」で。
さて、照明の佐藤武治が語った、佐藤勝の「影武者」での決裂を正確に書くと、
「我々、半年も一年もかけて一生懸命やったものをね、たった一回くらい見にきて
音楽をつけるというのは何ということやと。我々の苦労しらんのか、つって降ろされたんですよ。」
946 :
訂正 :2007/09/15(土) 11:17:10 ID:wB5/sbW0
照明の佐藤武治→佐野武治
947 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/15(土) 12:04:29 ID:iD4CksyC
>>945 この佐野の言葉って…
我々スタッフが一年間掛けた撮影に対しみんなは苦労したのに佐藤は現場に一度顔を出しただけで音楽を作ったから…クビ?
なんだそれ?
普通、音楽監督が現場で音楽をつくるか?
楽器も無いのに…
脚本や監督からの意見を聞いて作って行くだろ〜?
何か?お前も現場で一緒に参加しろってか?
もうムチャクチャだなぁ〜
そりゃ佐藤勝も武満徹も怒るわ〜
それにしてもアレキサンダー黒澤は人を使うのと育てるのが下手だ!
結局、黒澤が腰巾着と作ったのは糞おもしろくない長いだけの眠い映画だっ!
>>947 かまってもらいたいのはわかるけど、いい加減にしないと
未成熟な精神の持ち主として、まともな黒澤ファン達からは
愛想つかされるだけだよ。
949 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/15(土) 12:23:01 ID:iD4CksyC
そんな、あんた頭が良いんだろうけど…あんたとは冗談が通じなくて周りの人はつまらないだろなぁ〜
950 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/15(土) 12:24:11 ID:sAE+avNQ
白痴のオープニングロゴってなんで地球儀なの? あのころの松竹って全部富士山だよね? 木下しかり渋谷しかり小津しかり小林しかり
黒澤にすれば、「早坂さえ生きてれば、佐藤とか武満なんか使わなくてすむのになあ」ってところだろ 佐藤とか武満にすりゃあいい迷惑
>照明の佐藤武治 佐野さんを佐藤なんて誤記(誤変換ならまだわかるが)してる時点で 信憑性ゼロ。 その肉声とやらのソースを明示してみろというんだ。
953 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 11:12:49 ID:vMC/N9i5
おめえも文句ばっかり言わんと勉強しろ!
954 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 12:40:25 ID:wa+DSp0S
黒澤廉価版DVDの件。 監督名義者も著作権者になるというのなら、アラン・スミシー作品はどうなるんだろうと、ふと思った。 監督名が「ふかさくきんじ」名義の『資金源強奪』の場合はどうなんだろう。 「この作品では著作権を放棄した」と見なされることになるのか?
955 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 12:53:44 ID:dBRnkHDs
nyで落としゃいいじゃんか
956 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 12:59:18 ID:ixuq7NSv
>>954 あの時のロゴは監督が自由に決められてた
黒澤が要求松竹色が強すぎる富士山を嫌がって
また醜聞での失敗もあったので
地球儀にしてもらった
957 :
954 :2007/09/16(日) 13:28:32 ID:wa+DSp0S
私に言われても困る。
そういうことは
>>950 に言ってくれ。
958 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 17:23:04 ID:vMC/N9i5
黒澤は1960年の赤ひげ以降1970年のどですかでん1975年のデルス1980年の影武者1985年の乱1990年の夢、ここまできっちりと5年起き… 遺作1991年の八月とこれを見ると一番、油に乗ってた時期に思う様に映画を撮らせて貰えてないのが良く分かるが、これは黒澤の完璧主義から来てるのだろうが出演者やスタッフと会社と問題を起こし過ぎる! 監督として期間内や製作費を抑えるのも監督の技量だと思うが、その点スピルバーグは凄いらしい。 やっぱり自分の事を芸術家だと思ってたんだろうなぁ〜
959 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 18:59:07 ID:qxua1Ijv
>>958 制作費の調達が困難だったことと制作面の妥協を嫌ったから。
でも制作費なんて、儲かる娯楽作品を制作すれば簡単に調達できただろうし、
その利益で自分の本当に撮りたい映画を製作すればよかったんだよな。
スピルバーグはそういうやり方らしい。
芸術映画に固執し過ぎた。
三船に頭を下げて三十郎映画の続編を制作すればよかったのに。
960 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 19:39:21 ID:ixuq7NSv
>>958 スピルバーグって会社の言いなりじゃないの?
言いなりでそれなりに売上を上げてくれる人間だと
そりゃ使うだろう
961 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 19:42:21 ID:ixuq7NSv
椿三十郎って同じ作品のリメイクではなく 眠狂四郎とかみたいにシリーズ化させて 別作品として売ったほうがよかったのでは?
962 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 20:03:33 ID:zFYkKD8/
ジョーズを自腹で撮り直したり ハリウッド的に微妙なミュンヘン撮るくらいだから違うんじゃねえの
963 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/16(日) 21:01:20 ID:vMC/N9i5
>>959 その通りだよなぁ〜
やっぱり三船とのチャンバラ映画が見たかった!
>>960 何言ってんの?スピルバーグはアンブリンとドリームワークスはスピルバーグの会社だろ!!
自分の好きな様に映画を撮ってるし…
スピルバーグは制作費を抑えるのが凄く上手い!
やっぱり撮影が早いんだよ。
いつも一本に対して制作費が余るらしい…
黒澤みたいに天気になんかこだわってたら人件費がドンドンかさむよなぁ〜
黒澤映画でリメイクに耐えられる話って実はなくないか?
965 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/17(月) 00:46:29 ID:AwNZVC+U
天国と地獄をスコセッシがやりたいって話、どうなったのかな? 先にインターナルアフェアやりやがって…
966 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/17(月) 00:56:14 ID:NO7SDhKl
今のスコセッシがやっても たかが知れてるだろ むしろ失望するだけだからやらないほうがいい
スコセッシは「酔いどれ天使」をディカプリオでやるとか 遠藤周作の「沈黙」をやるとかいろいろ噂があるな 結局香港映画のリメイクでオスカー獲っちゃったけど
968 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/17(月) 02:40:40 ID:AwNZVC+U
>>966 妻夫木の天国と地獄が有ったなぁ〜(笑)
スコセッシはオスカー取ったからもう黒澤はやらないかもなぁ〜
アジアは…
レス読んでて感じたこと。 黒澤を盲目的に弁護してるやつより、苦言を呈してるやつのほうがずっと黒澤の映画が好きなんだろうなって。 全てを黒澤にとって都合のよい解釈をすることが、黒澤への敬愛だと思ってるのかなぁ?
>>969 そう思ってるのはオマエただ一人だけだよ
黒澤ファンにも2通りあって、盲目的で苦言を許さない老人脳を持った キチガイと、柔軟な臨機応変脳を持った普通の黒澤ファンに分かれるよ。
映画のえの字も分からないのに身の程知らずに
黒沢について語りたがる安っぽい厨 ってのもいるよなw
自覚しろよ
>>972
スコセージは次が「沈黙」じゃまいか
>>973 精神が狂った元地方中学教諭が言うようなタワ言は慎んどけ w
976 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/17(月) 13:05:38 ID:AwNZVC+U
>>973 お前が言ってる黒沢としおの事なんか知るか〜!
立てて〜♪
>でも制作費なんて、儲かる娯楽作品を制作すれば簡単に調達できただろうし 娯楽作品で客が入っても、東宝が儲かるだけで 黒澤プロとしては赤字にならない程度だからな。 「隠し砦」から「天国と地獄」までは大ヒットなんだが 「赤ひげ」の制作費は銀行から借金して 金返せなくて、自宅売却してる。
978 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/17(月) 17:10:30 ID:AwNZVC+U
>>977 やっぱりね〜会社としては映画は商売なんだよ…
黒澤にしてみれば二の次なんだろけど…
会社やファンの望んでいる物でヒットさせりゃ次はやりたい物作りゃ良い訳だろ?
やっぱり人の金使ってんだから…
三十朗 2でも作ったら絶対当たる訳だから…
黒澤プロなんて今はリメイク権を売る事位しか道が無い状態だもんな〜
悪い奴ほどよく眠る以降は黒澤プロも金出してるだろう。 日本の映画興行ではいくら大ヒットしても、製作プロじゃなく配給元が儲かるシステムになってるし。
IDが違うな。文体を参考にしただけだろう。
982 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/17(月) 18:16:22 ID:AwNZVC+U
黒澤が角川映画から『戦国自衛隊』の映画のオファーが有ったが馬鹿にして断ってたが… 撮れよ! 金儲けの為じゃ無く自分の撮りたい物の為に作りゃ良いだろう?どうせ5年位遊んでんだから… キューブリックやリドリースコットだって、そうなんだから…
「トラトラトラ」や「暴走機関車」がなかったなら、 資金をもう少し簡単に集められただろうね。 遠回りしたかな?
985 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/17(月) 19:40:07 ID:mfjRoDUY
千葉ちゃんも夏八木さんも魅力あるキャラなのに、作品に恵まれないまま、 B級で終わりそう。
>黒澤にしてみれば二の次なんだろけど… 会社やファンの望んでいる物でヒットさせりゃ次はやりたい物作りゃ良い訳だろ? やっぱり人の金使ってんだから… わかってないなあ。 黒澤プロ第一弾の「悪い奴ほどよく眠る」で変化球投げて 失敗したから、それ以後娯楽性の強い映画が続くわけですよ。 黒澤もカスミ食って生きてくわけにはいかないし 現実的判断してるわけだ。 ただし、それでも大して儲からないから やりたいものをやるというわけにはいかない。 ハリウッドの監督例に出すのは 日本との違いわかってないからだよ。
988 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/17(月) 21:26:42 ID:iJNZfdWd
>>982 角川春樹も馬鹿だな。
そんな仕事黒澤が引き受けるとでも思ったんだろうか。
黒澤はこいつのこと嫌ってたし、実現するわけない。
春樹にしてみれば映画の話題づくりだろうな。 監督の名前だけをちょっと利用しただけ。 所詮団塊世代のバカに過ぎない。
>>977 >>979 黒澤の映画は一時大ヒットしたけど、
撮影所としては、初期以外は結構人件費がかかっているので、
それほど大儲けしたわけじゃない。
社長シリーズや若大将シリーズの方が儲けてる。
その事を黒澤も分かっていたので、五社を天秤にかける駆け引きで、
自分の望む製作状況を維持することができなかったのではないか。
>>984 「トラトラトラ」を、経費が高いからと言う理由で、
東宝の撮影所で撮影できなかったのが悔やまれる。
東宝ならいつものスタッフで出来たのに。
まあアメリカの製作システムでそんな配慮は不可能だけど…
>>990 おまえ、偉そうなことを書いている割には「黒澤明VSハリウッド」のような
黒澤ファン必読の書すら読んでないんだなw
この手の知ったか厨には こっちが恥ずかしくなる
992 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/18(火) 11:58:37 ID:/QCD5fjq
>>991 黒澤VSハリウッドって…
てめえはルーカス、コッポラ、スピルバーグに援助して貰っといてハリウッドの批判するんじゃねぇっつうの!
何かと世界の黒澤って日本人のくせに日本アカデミー賞を辞退しやがってアメリカのアカデミー特別賞にはノコノコ出て行ったクセに…
ハリウッド批判するなら断れよ!
下には下がいるものだな・・・というより、このスレ、始まって以来、最もバカ丸出しのレスだ
>>992 と、思ったら・・・
な〜んだ、こいつ、いつもの粘着嫌われ者じゃんw
994 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/18(火) 13:17:47 ID:/QCD5fjq
世界の黒澤って言ってもいつも資金繰りで苦労してるクセに… 金をかけなきゃ映画を作れんのか!
作れんだろ。馬鹿か?
996 :
この子の名無しのお祝いに :2007/09/18(火) 17:56:32 ID:/QCD5fjq
才能の無い監督だからな…(笑)
あ〜こいつが粘着馬鹿か…みなさんすいません。つい相手してしまいした。
今この時期に旬なのは結局最後はハリウッド寄りの見方で黒澤を狂人扱いした 「黒澤VSハリウッド」よりも、日本人的な物の見方をしてる黒澤本最新刊 「黒澤明−封印された10年」だぞ。 あと、黒澤の「用心棒」に関する言及も見られる新書版「モスラの精神史」も 必読ね♪
1000でございます。
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