1 :
1:
2 :
この子の名無しのお祝いに:2005/04/29(金) 22:10:24 ID:BtNmlRry
さっきBSで伊藤大輔の遺作「幕末」を観たのだが、映画としては崩れているとも言えるが、
随所に実験的・野心的な凝った演出が見られる異色作だった。
作品としてはスタープロ時代の徒花と扱われているのかもしれないが、一見の価値はある。
驚いたのが、坂本龍馬(中村錦之助)が士民平等を夢見る理想主義者として描かれていること。
(原案は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」とその周辺の幕末小説らしいが、未読だがそんな描写はあるのか?)
終盤、龍馬と中岡慎太郎(仲代達矢)が、士民平等、階級制度の廃止、議会政治、さらに
天皇制について激論を交わす場面があるのに腰を抜かしたよ。
なんと龍馬は、天皇制の廃止にまで言及するのだ・・・!
伊藤大輔の自由主義者の一面が色濃く出た作品だね。当時の批評家などもビックリした
のではないかな? 竹中労あたりはかなり喜んだのでは?
>>1さん、また有意義な話が出来ればいいですね。
>>2 伊藤大輔「幕末」は、自分は未見なんだけど、公開当時にけっこう話題になったみたい。
当時のキネ旬に、何人かの長文の評論が掲載されたはず。
あと、揚げ足取りするつもりはないけど、「四民平等」ね。
>>2 そんな驚くようなことか?
横井小楠: 国是七条、国是十二条
↓
坂本龍馬: 船中八策、新政府綱領八策
↓
由利公正: 五箇条の誓文
という影響があると言われている。
船中八策で、
> 天下の政権を朝廷に奉還せしめ、政令宜しく朝廷より出づるべき事
> 有材之公卿諸侯及び天下之人材を顧問に備へ、官爵を賜ひ、
> 宜しく従来有名無実の官を除くべき事
って言っているから、朝廷までなくすつもりではない。
スレタイが変わってるのに気づいたがワラタ
7 :
.......:2005/05/01(日) 00:44:35 ID:mLMr1GTE
CS(またはケーブル)の衛星劇場で6月に
今井正監督版の『橋のない川 第一部』が
放映されるそうです。
8 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/01(日) 00:51:25 ID:B9MTubPS
ID:EakrXsHLは「幕末」を見てないんだろうけど、
>>2はそもそも、
事実がどうだったかを言ってるんじゃなくて映画の話をしてるんじゃないか。
話がズレてるよ。
山本薩夫映画の常連、利根はるゑさんが亡くなったよ
今井正
「あれが港の灯だ」61年
山薩
「台風騒動記」56年
「ベトナム」69年
は、CSかBSで放送されたことはありますか?
あと「気違い部落」「秘境ヒマラヤ」「黒部の太陽」を見れば
昭和30年以降のキネ旬邦画ベストテンを制覇できるのですが・・・
11 :
2 :2005/05/01(日) 01:26:17 ID:ClZje5Y9
>>3 四民平等ですね。間違えました。
>>4 それは知らなかった(もしくは忘れていた。いちおう高校で日本史を取ったのだがw)
>>5 史実は知らないが、「幕末」終盤の龍馬・中岡の激論では、龍馬は明らかに四民平等から
さらに天皇制の廃止にまで言及している。「エンペラー、ミカドが現人神であってはならぬのだ」という
台詞は、言うまでもなく天皇の人間宣言を意識してのものだが、そこから先まで踏み込んだ議論が為される。
余りの過激さに驚いた中岡は「おぬしはキチガイか!」(キチガイの箇所はTVでは消音)とま
で言うのだ。受けた龍馬も「そうよ、キチガイかもしれぬな」と呟く・・・。
70年安保の年に封切られた「幕末」の終盤を、こうした熱い政治的な対話で閉じる点
に、伊藤大輔の同時代への思いを感じたよ。
12 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/01(日) 01:35:26 ID:B9MTubPS
天皇の政治的意図による神格化は明治時代に既に始まっているんだが、「現人神」
という言葉が=天皇となったのは昭和から。
なのに、「ラスト・エンペラー」の中でも天皇のことを現人神と表現する台詞がある。
「気違い部落」は数年前に大阪のボロ映画館でかかった。
見とけばよかった。
14 :
2:2005/05/01(日) 02:05:53 ID:ClZje5Y9
>>12 記憶で書いているので、本当に台詞で「現人神」と言っていたかはわからん。
(言ってたと思うけど)
史実は知らないが劇中では、龍馬が新政府による天皇の政治利用まで予見していたかの
ような会話が交わされる。龍馬は「それはならぬ」と力説するのだ。
伊藤さんも相当に史実は調べたと思う。そのうえで龍馬に、「天皇のいない、四民平等も
完全に実現された、もうひとつの日本近代史」の可能性を託したのだろう。
15 :
12:2005/05/01(日) 02:25:51 ID:B9MTubPS
最後の一行、間違い。
「なのに、『ラスト・サムライ』の中でも天皇のことを現人神と表現する台詞がある。
」
多くの倒幕派は雄藩の共和制を唱えていた。
それを大政奉還にドラスティックに変えたのが、坂本龍馬の船中八策。
朝廷の元、議会政治を行うという考え方。
だから「幕末」は幕末にかこつけて、
坂本龍馬に天皇制批判をさせていると言ってしまっていいと思う。
17 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/01(日) 03:33:43 ID:e0WD/URp
そういえば、前スレの最後に鈴木則文の名前が出てきたな。鈴木も気分としての反体制と言えるか?
「エロ将軍と21人の愛妾」の徳川幕府批判には、天皇制批判の寓意があるように思えて
ならない。というか絶対にそう。
オチ(徳川家の血統が途中で入れ替わった!?)は、後の「柳生一族の陰謀」に通ずるものがある。
18 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/01(日) 04:19:07 ID:JkOn1Hwl
共和制が歴史的善と先入見で凝り固まっているバカがいるのか?
俺は16じゃないが、はっきりさせておきたい。これでもう最後にしたい。
論争を吹っ掛けること自体は悪くはないが、読解力のない18にはその資格はない。
16自身は共和制が善だとは一言も言っていない。坂本龍馬が天皇制批判をしていたと言っているんだ。
(しかも、その龍馬とは「幕末」の中の龍馬のことで実際の龍馬のことではない)
18は更に文章力もないから、「歴史的善」などという意味の分からない言葉を平気で使って読む者を困惑させる。
無理に背伸びして何の意味のない論争を吹っ掛けようとするのは荒らしと同じ。もう二度と出て来ないでくれ。
>>17 あれはモロ反天皇映画。
バカエロ映画としての完成度が高いのでそういうの抜きに面白いが。
鈴木則文は他のスケバン映画でも劇中に「革命万歳」って落書きを
出してたりする。
>>16なんだが、
>>16の主旨は、
坂本龍馬は朝廷に重きをおこうとしていた歴史的事実があるのに、
(徳川幕府体制と比較して考えないといけない)
天皇の神性を批判させるのは、「幕末」のやりすぎだということ。
もちろん天皇だった単なる人間だと思っていた可能性は高いが、
#
>>2は意外だったみたいだが、士民平等を夢見る理想主義者なので。
「政令宜しく朝廷より出づるべき事」ってくらいで、
朝廷を権力の緩衝装置として利用しようとした人。
22 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/01(日) 15:05:26 ID:dUANUced
古い話題だが、「松竹映画ベスト110タイトル」のアンケート(DVD化を念頭においたやつ)で
『皇帝のいない八月』が第三位だった(『二十四の瞳』、『砂の器』の次)
未DVD化作品では堂々の一位(笑っちゃうくらい錚々たる作品群を抑えている)
なんか東映における『新幹線大爆破』みたいなポジションだなぁ
『皇帝のいない八月』ってそんなに人気があるの?
昔見たけどそんなに面白くなかった記憶が・・・
組織票だろ。
24 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/01(日) 20:57:51 ID:oRD0K7k8
>>10 昭和30年以後のキネ旬邦画ベストテン制覇とはすごいですね。「どたんば」
「爆音と大地」「アンデスの花嫁」は、NFCや川崎市民ミュージアムで観たのかな?
(ちなみに、この3本は自分の観た事のない3本)「あれが港の灯だ」「台風騒動記」の
2本は、それぞれ東映と松竹からビデオが出てますよ。もう、廃盤かもしれませんが。
東京近郊にお住まいでしたら、新宿のTSUTAYAに2本ともあります。「気違い部落」は、
以前銀座の並木座でよくかかっていました。昨年、三百人劇場の渋谷実特集で、16mm
のニュープリントが上映されました。「黒部の太陽」は、短縮版が品川プリンスホテルの石原裕次郎
17回忌で上映されて、ワイドショーでも報道されましたね。「秘境ヒマラヤ」「ベトナム」の2本は、
ドキュメンタリーという性格上、なかなか観る事が難しいですね、特に、「ベトナム」は、自分も観たい。
「アンデスの花嫁」はテレビで放送されたことある。
「皇帝のいない八月」はツマランよ。
小百合ちゃんのベッド・シーンだけだ、見どころは。
26 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/03(火) 13:35:13 ID:JgNHTX9v
1000行かなかったね>前スレ
27 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/03(火) 23:45:27 ID:PfyNSpp5
『戦争と人間』とか『皇帝のいない八月』なんかは木村威夫か戸田重昌が美術を担当してくれたら
日活とか松竹の「大作」なんだからそーゆー所にも予算を・・・
「皇帝のいない八月」はツマラナクナイ。
小百合ちゃんのベッド・シーン以外のすべてが見どころだ。
29 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/05(木) 02:03:41 ID:dNLUTldo
「橋のない川」第二部は、何がまずくて上映中止になったの?
31 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/05(木) 02:57:37 ID:kZGDhaaV
>>29 映画の内容には全然問題はない。
解同と日共(全解連)との分裂闘争が激しくなり、そのあおりを食うかたちとなった。
解同が問題にしたのは、部落民が蛇を食べる食べないとかいう場面だが、
これはほとんど言いがかり、揚げ足とりだった。
32 :
29:2005/05/05(木) 12:57:14 ID:oq2Se8pS
>>30を読むと、蛇の場面のほか、伊藤雄之助が汽車に割り込むように座る場面も問題になったみたいですね。
しかしそれより、娘に売春させて自分は焼酎くらってるという描写のほうが、よっぽど非道だと思うのだがw
>>32 事実はどうか知りませんが、一般論として、
> 娘に売春させて自分は焼酎くらってる
これは実例を挙げられるけど、
> 汽車に割り込むように座る
これは無理なのでは。だから突っ込みどころになる。
山薩、色々な人が言うほど上手いとは思わないけど、
この人成瀬組なんだよなあ。松竹→P.C.L.に成瀬が連れていった。
独立プロ時代もよく成瀬の自宅に来ていたとか。
35 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/12(木) 21:27:34 ID:RIX0QmVy
37 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/14(土) 22:46:11 ID:kQjEqUu1
ニッキョウ系の映画関係の人たちは何人も話したことあるけど、みんないい人なんだよねえ。
いい人が作る映画はつまらない。
共同映画の配給の人と話していて、けなすのがはばかられる雰囲気が自然とできてしまうのに困ったことがあった。
38 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 01:38:29 ID:4IzvS6kO
>>36 このシャシン、東宝配給なんだけど、雰囲気は「裕次郎が出る前の日活の良心的作品」ね。
殿山泰司、山岡久乃、宇野重吉、吉行和子、奈良岡朋子、田中筆子、玉川伊佐男、江角英明
とくれば、やっぱりその雰囲気でしょう。
こういう映画以外はないという社会は困るが、年に1,2度こういう映画が作られるようでは
ありたいね。
40 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 04:00:24 ID:SXdkxCV4
>>19 そういう話のヤワな流れになっているから18が半畳を入れたんだろ。
2chらしくていいと思うがな(w
おまえのほうがバカに熱くなってるよ。
41 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 04:01:54 ID:SXdkxCV4
40
ああ、スマソ。超カメレスだった。
相当な日照りなんだな、このスレ。
こういう馬鹿ってスルーしてもスルーされてるって気付かないから
>>19は何か言ってやった方が
いいかもよ。
糞スレならともかく、ここは良スレだから。
43 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/15(日) 06:45:53 ID:5baap7hV
>>39>>43 マジ!?
アカだから左遷されるところ、ちょっとやりすぎじゃない?
脚本も演出も演技も。地元有力者も戯画化しすぎだし。
旦那の出世主義も戯画化しすぎではあるけど、
こっちはドラマとして成立していた。
>>44 戯画化がいいんじゃないか。あなたはヤマサツの映画に何を求めてるの?
日常のリアリズムですか。
戯画化とドラマを反対語のようにカキコで使って居るが、そういうセンス
よく分からないな。
漏れはかぶきと同じように見るけど。ヤマサツは誇張や戯画化が面白いんでね。
任侠映画、例えば日本侠客伝、でも戯画化は行われているけど、
「人間の壁」はマジレスっぽくて萎える。
「傷だらけの山河」のモデルって小田急?東急?おせーてくらさい!
小田急ちゃいますの。
49 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/17(火) 19:34:25 ID:vbaF6azL
西武だろう。
東武だと思ふ。
52 :
この子の名無しのお祝いに:2005/05/21(土) 12:16:09 ID:VISbketC
前スレで「橋のない川」が問題になったあと、依田義賢が仲をとりもったという話が出ていて意外だった。
依田義賢って解放同盟となんか関係あったの?
真面目で有名な人だからじゃないの?
大阪芸術大学の教授時代ですかね。
さほど有名ではないが、
京マチ子主演の今井「妖婆」は娯楽作品として1級。
55 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/01(水) 08:42:35 ID:SFP8WCt4
『妖婆』観たいな。DVD化しる!
56 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/01(水) 15:45:00 ID:8i1Pk7WM
「妖婆」、永田ラッパとしては「羅生門」や「地獄変」の夢よもう一度、
ということで芥川龍之介の原作を選んだんだろうが……。宮川一夫、牧浦地志、内藤昭ら
旧大映京都の鉄壁の布陣で臨んだが、今ひとつ。
UHOに興味があると言っていた脚本の水木洋子はともかく、超自然的なものに何の興味もない
今井正の演出は、オカルトものとしても女の一生ものとしても、実に中途半端。
見どころは神保三喜の白いオパーイと三國連荘の生臭い演技。京マチ子の若作りとヌードは……あれこそ恐怖か。
UHOってなんすか?ウホッ?
「妖婆」は京マチ子が横たわった障子が前後にスライドする意味不明シーンがw
>>57 スマン、タイプミス。ってわかってるくせに。
59 :
そそられますね:2005/06/03(金) 10:22:23 ID:FrU9v34G
http://home.catv.ne.jp/hh/kcm/cinema/2005-06.htm 川崎市市民ミュージアム 東宝争議の主役たちI
戦後の独立プロダクション運動は、まず東宝争議
(ストライキ)やレッド・パージによって撮影所
を追われた人びとによって始められる。その人物
たちの仕事に注目した特集。
6月11日(土)
13:30- ひろしま 1953年/監督:関川秀雄/109分
16:00- 最後の女たち 1954年/監督:楠田清/80分
6月12日(日)
13:30- 太陽のない街 1954年/監督:山本薩夫/143分
16:30- どっこい生きてる 1951年/監督:今井正/102分
61 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/11(土) 15:48:55 ID:uYQnl2f6
『戦争と人間』のDVD楽しみだね。
62 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/11(土) 16:22:28 ID:WxqbrCBK
おそだが、「幕末」に野坂昭如出てくるよね、刺客役で。
63 :
この子の名無しのお祝いに:2005/06/11(土) 16:54:17 ID:U2eKYpUk
「人間の壁」
が言いといっているそこのあなた。
あなたとの永遠の壁を感じます。
山本映画の最悪の部類だろう。
ただ演出力には感服するが。
内容はクズ。
プロパガンダ映画作家として一流である事は証明された。
その意味では傑作。
65 :
.......:2005/07/02(土) 21:14:32 ID:dzgMV+Bl
スカパーの衛星劇場で8月に今井正の『愛と誓ひ』
をやるらしいですね。今井監督の黒歴史No.1?
66 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/05(火) 20:51:38 ID:Ym/YJLLL
ここの住人は最近、小林多喜二スレや東京裁判スレに散開している模様
今井正の「あゝ声なき友」を見てぐっときたのですけど、
どうしてびあシネマクラブにはこの作品は掲載されていないのでしょうね。
あそこは載ってないの多いよ。
修正する気もないらしいし。キネ旬も。
「翼の凱歌」始めて観たけど、既に山薩のモブシーン病始まってますな。
家城巳代治の「胸より胸に」酷いなあ。
工場に働く久我美子を絡めて、有馬稲子が死んだのは、
ダンサーのような下賤な仕事をしていたからだ、
工場に働く社会意識の高い工員をみよ、といわんばかりだ。
家城巳代治がクレジットされているから、
シーン、セリフを若干書き加えたんだろうな。
71 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/13(水) 18:43:11 ID:7jqgadud
人権思想に嫌悪を感じている方へ。
この本の復刊にご協力ください。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=1101 この「フランス革命と左翼全体主義の源流」は、邦訳は過去三千部ほど出ただけです。
人権思想と共産主義思想はフランス革命から発生した思想であること示唆しています。
人権のイデオロギーが共産主義と同質のものであると解れば関心の無かった人も反対するでしょう。
広く読まれれば世論にも多少の動きが出るかもしれません。
お願いします。
そのコピペ、あちこちに貼ってるようだけど、むちゃくちゃじゃないか。
復刊コムに投稿されてるコメントからすると、
>>71が紹介しているのとはまるで正反対の内容のように読めるよ。
(コメント引用)
>中川八洋氏の「正当の憲法バークの哲学」を読んで以来、フランス革命こそ全体主義の源流であることを知りました。
>どうやらイギリス流の君主制の下における民主政体といわゆる民主主義とは全く相容れないものらしい。
>この書は多年の疑問を解き明かしてくれるものと思います。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>あちこち探して既に5年くらいは経ちます。
>ファシズム研究の基本文献がこれほど手に入りづらいとは
>思いませんでした。
>どうかよろしくお願い致します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>「絶対善」とされてきたフランス革命に左翼全体主義を見出すこの書は、自分の大学での研究にも是非必要です。
・・・これらのコメントから判断するに、フランス革命は人権思想にもとづいていたという「これまでの常識」が
誤りだということを検証した内容の本なんでしょう?
>人権のイデオロギーが共産主義と同質のものであると解れば関心の無かった人も反対するでしょう。
むちゃくちゃだ。自分で何を書いているのか分かってないんじゃないか。
ところで、復刊コムのコメント欄を見ると、ここ数日で、上のコピペに誘われたと思える人の
いい加減な短文コメントが急に増えている。
馬鹿コピペに引っかかる人というのは本当にいるんだな。2ちゃんねるなんて、やはりこんなものか。
そのくらいで怒ってたら2ちゃん見れないよw
というか映画以外のことはスルーしないとこのスレは成り立たない。
>>70は、自分だけのことじゃなくて、社会のことに目を向けてと、
ストリッパーが改心して、ヒモになってしまった戦火を一緒に逃げた幼なじみと別れようとして、
口論になって階段から落ちて死亡。それを嘆く友達と金持ちの元恋人が歩くシーンを
俯瞰で撮って、カメラが引いていくと広場の向こう側には工場が。
エンディングは工場の遠景でした…ストリッパーの話なのに…
76 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/25(月) 19:04:04 ID:iDmvAv/B
で、『戦争と人間』DVD買った奴はおるか?
DVD買ったよ。
まだ一部しか観ていないけど。
おまけのサントラCDが、嬉しかった。
あと、ブックレットも読み応えあり。
78 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/31(日) 21:38:08 ID:8vm7Gwow
戦後60年で、一挙上映って、東京だけ?
79 :
この子の名無しのお祝いに:2005/07/31(日) 22:32:49 ID:I1SXl/9E
>中川八洋氏の「正当の憲法バークの哲学」を読んで以来、フランス革命こそ全体主義の源流であることを知りました。
>どうやらイギリス流の君主制の下における民主政体といわゆる民主主義とは全く相容れないものらしい。
>この書は多年の疑問を解き明かしてくれるものと思います。
何をいまさら……。しかも中川八洋……。
バーク以外にもトクヴィルや、比較的最近ではハイエクなんかがさんざん
書いている話じゃないか。
>「絶対善」とされてきたフランス革命に左翼全体主義を見出すこの書は、自分の大学での研究にも是非必要です。
社会思想をかじった人間なら常識。本当に研究者だったら恥ずかしすぎ。
>人権のイデオロギーが共産主義と同質のものであると解れば関心の無かった人も反対するでしょう。
乱暴すぎる議論。
>>71と、
>>71を批判してる
>>72の中の引用コピペ部分、その両方を同じ枠の中で続けて批判したら、
話が混乱するだけだ。
混乱しているんで、
>>79が結局何が言いたいのか良く分からない。
82 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/01(月) 00:36:20 ID:l9Acq8J2
読み取るも何も・・・。81は何を言ってるんだろう。79と同じくらい意味不明だ。
83 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/01(月) 00:52:13 ID:CB90RkK4
>>72のここが決定的にお馬鹿なんだよ。
>・・・これらのコメントから判断するに、フランス革命は人権思想にも>とづいていたという「これまでの常識」が
>誤りだということを検証した内容の本なんでしょう?
>>83 はいはい。
あなたが正しいことにしておいてあげるから、もう二度と出てこないでね。
>>84は極左なんじゃない? (w
ソ連や中国の全体主義も、フランス革命後の恐怖政治も目に入らない類いの。
極左とか恐怖政治とか意味わかんないで言ってるだろ
88 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/01(月) 22:07:53 ID:mRIa9gKH
戦争よりもファシズムよりも多くの人間を殺すのが共産主義
自演しているのは映画板では有名な基地外なんで放置推奨。
90 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/30(火) 00:20:22 ID:XvI23CZK
今日やってたTBSのドラマ『広島』は左翼度がイマイチ。
>90
w
あれはどう見ても「Tomorrow 明日」のパクリだったねえ。
しかも、脚本がひど過ぎた。あれでは広島を舞台にする意味はまったくない。
日映の「広島・長崎における原爆の影響」の中の超有名な場面を最後に付け加えて、辻褄を合わせただけ。
左翼度がイマイチだったとは思わないな。
帝国軍人を一方的に悪役に仕立て、
庶民はそれに対立していたんだという前提で物語るところは左翼映画の類型だし、
在日朝鮮人の描き方の、目を覆いたくなるほどの陳腐さも同じ。
左翼映画の悪しき類型を掻き集め、「Tomorrow 明日」の枠に当てはめて継ぎ接ぎしたような脚本だった。
更にラストも、それまでは日本軍ばかりを悪役にしていたのに、最後になって原爆ドカンでは、何が何だかワケワカラン。
特高が在日朝鮮人少女をイジメて延々と追い回したり(特高ってそんなに暇だったのか?)、
ヒロインの恋人の召応兵が昭和20年の、それも8月になって帰還するとか、
あまりにも現実を無視したエピソードの数々にはあきれ返った。
しかし、思ったのは、これほど陳腐なくらい類型的な「左翼映画」が作られて、キー局で堂々と放映されているのに、
誰も問題にしないというのは何故なんだろう?というのと、
あまりに陳腐なので話題にするほどでもないと思われた、のかも知れないのだけれど。
これについては、もうちょっと考えてみる必要がありそうだ。
92を書いた後、試しにTBSのホームページを見てみたら、そこに載っていた松たか子の(撮影中の)コメントが面白かった。
「ヒューマンドラマとして受け止めればいいのか、戦争ドラマとしてなのか、今まだ戸惑っています。」
彼女は聡明だ。
類型的左翼映画の欠点というものを、ひとことで言い表している。
94 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/30(火) 14:08:14 ID:XvI23CZK
いや、21世紀の左翼ドラマを目指すなら、ちゃんと天皇批判まで持っていかないと。
95 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/30(火) 14:57:52 ID:EIL2bg4g
>>92 「Tomorrow 明日」は、同じ原作から映画版・TV版が作られていますね。
TV版の出来も悪くないらしいよ。ちなみにTV版は、
「明日−1945年8月8日・長崎」88(日テレ系) 脚本=市川森一 演出=せんぼんよしこ 主演=大竹しのぶ
>>93 とりあえず、どこかから類型を借りてきて済ませてしまうTV屋の悪い癖が出た、という
ことでしょう? 作ったのが「さとうきび畑の歌」と同じ人たちだしね。
だいたい「涙そうそう」プロジェクトだの、戦争哀話で泣かせましょう、というそ
の程度の低い志から企画を始めてるんだもん。それでも脚本家や演出家に力があれば内容が
変わってくるけど、セットや撮影の手間暇にだけ労力を使ってるんだもんね。
演出家も典型的な体育会系で現場の仕切りだけは巧いだけのアホだしさ。
96 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/30(火) 15:12:22 ID:EIL2bg4g
>>94 それでも昔のTV屋(例えば佐々木守とか山田太一とか早坂暁とか)なら色々と突き詰めて
書いたかもしれないけどね。PやD・監督も同様。
TVなんか今も昔もひどい業界だけど、それでも古い世代のP・D・監督・ライターには真
面目な一面があったし、戦争の問題も世代的に避けて通れないところはあった。
今はもうそういう人たちも局・制作会社の経営陣・管理職に収まってしまったか、あるいは現場にいる人でも
年齢的にそんなに仕事をしなくなっていますからね。
(もっとも個々人の才能の問題よりも、日本でTV放送が始まったのが53年、最初の20〜30
年間はまだまだ手探り状態で比較的に何をしても許された特権があったことが大きいかな?
実際に野心的な企画はほぼ80年代で尽きてしまっているし。
今はもうモチーフも手法も既に存在するフォーマットを縮小再生産するだけだね)
>>94 『戦争と人間 完結編』では、俊介(北大路欣也)が戦友に
「天皇に聞いてくれ」と言うシーンもあったねえ。
98 :
この子の名無しのお祝いに:2005/08/31(水) 16:25:11 ID:XoZ8HqGt
>>92-93 ドラマ板を見ろよ。貴方の言いたいこと以前に、例によって「反日ブサヨ」とかいうレベルでしか批判できない
バカも多いから。硬直した平和主義も問題ではあるだろうが、一方でああいうバ
カしか生み出し得なかった、という意味では戦後教育も民主教育も左翼運動も全て失敗だったのだろうな。
最近は「サヨ」や半島・中国に無関係な普通のスレを読んでいても「反日」「ブサヨ」とか言えば何か言ったつもり
になってるバカが多くなったわ。なんであんなに頭が悪いのだろう。
これもフジサンケイ路線(新聞では右翼、TVではパンとサーカス)や文春「諸君!」路線
(「文芸春秋」ではまだリベラルも許容するが、「諸君!」では言いたい放題)
の勝利の結果かなw 国内言論では日○会議の圧勝というわけか。
100 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/01(木) 02:07:28 ID:Le8m9elo
「反日」「ブサヨ」とか言えば何か言ったつもり
になってるバカ
は罵倒されて当然!
101 :
ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡:2005/09/02(金) 17:38:27 ID:fQSErytr
4.
公同教会は、時によってよく見え、時によってあまり見えないことがあった(1)。またその肢体で
ある個々の教会は、そこで福音の教理が教えられ奉じられ、 諸規定が執行され、公的礼拝が
行なわれている純粋さに従って、その純粋さに相違がある(2)。
1 ロマ11:3,4、黙示12:6,14
2 黙示2,3章、Tコリント5:6,7
5.
世にある最も純粋な教会も、混入物と誤りとをまぬがれない(1)。そしてある教会は、キリストの
教会でなく サタンの会堂になるほどに堕落した(2)。それにもかかわらず、地上には、み旨に従
って神を礼拝する教会が、いつでも存在する(3)。
1 Tコリント13:12、黙示2,3章、マタ13:24-30,47
2 黙示18:2、ロマ11:18-22
3 マタイ16:18、詩72:17、詩102:28(29)、マタイ28:19,20
6.
主イエス・キリストのほかに、教会のかしらはない。どのような意味ででもロマ教皇は教会の
かしらではない(1)。その反対に彼こそは教会においてキリストとすべて神と呼ばれるものと
に反抗して自分を高くするところの、かの非キリスト、不法の者、滅びの子である(2)。
1 コロサイ1:18、エペソ1:22
2 マタイ23:8-10、Uテサロニケ2:3,4,8,9、黙示13:6
http://www.ogaki-ch.com/WCF/text/index.htm ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡
102 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/02(金) 23:01:26 ID:9JI17aSO
「不毛地帯」はつまらん不毛な映画だな。
瀬島のインチキ野郎がモデルでバカ女山崎豊子が原作。
これじゃ左翼の巨匠山本薩夫も訳がわからなくなって
ただやたらに長いだけの駄作になったしまったわけだ。
「金環食」は石川達三原作だからよくできていたけど。
103 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/07(水) 18:11:28 ID:a6tW2szh
20 共 / _,,,,―ー''''''"゙゙"''―ri、 , ´ ) 共 え
世 産 L/ ゙゙!li,, / ヽ 産 |
紀 党 / ' ゙゙!li,, ' i 党 マ
ま が / ゙!li/ く !? ジ
で 流 l / /l/!,l /厶,
だ 行 i.,,,,,,,,,,_ 、 ,,,,,,,,,,,,,, l /-!'|/l /`'メ、_iヽ
よ し l゙゙゙゙゙!!!llliii,,,i、 `'i、llll!!!!!!゙゙゙゙゙゙" i i/-- 、 レ!/ / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
ね た _ゝ,,!‐エ=``) " .''エ=-、 ト、N'/⌒ヾ ,イ ̄`ヾ,ノ!
l の 「 ´''',,彡 .| .゙'ニ、、 /'| | | 「L! ' i'ひ} リ
は ヽ .,/ !! ! |ヽ_、ソ, ヾシ _ノ _ノ
-┐ ,√ ./,,, ._,,,、.i、 リ l !  ̄  ̄ 7/
レ'⌒ヽ/ !.|.| .,,iiilllillllllliiiiil,,、 _人__人ノ_ i く //!
人_,、ノL_,iノ! `゙l ,,iillllllll!!!!!!!!lllllllllii,,「 L_ヽ r─‐- 、 u ノ/
/ ゙l .゙!l!゙゙゙ ,,,,,ニニ',,'~゙゙゙!!ノ キ 了\ ヽ, -‐┤ //
ハ キ { ゙l .,lllll/!`hllii, 、) モ |/! 「ヽ, `ー /) _ ‐'
ハ ャ ヽilllll'i r-、‐' // / |liii,,lく | > / / `'//-‐、 /
ハ ハ > /\\// / /ヽ_ ! イ ( / / // / `ァ-‐ '
ハ ハ / /! ヽ レ'/ ノ > ' ∠ -‐  ̄ノヽ /
{ i l ! / フ / -‐ / ̄/〉 〈 \ /!
{ i l ! / フ / -‐ / ̄/〉 〈 \ /!
「松川事件」おもしろい。
105 :
この子の名無しのお祝いに:2005/09/10(土) 02:01:37 ID:GeRQDeqJ
>>104 本当に、あれが面白いのかい?
あれは、濡れ衣を着せられた共産党員を弁護するための単なるプロパガンダ映画だろうが!
「真昼の暗黒」ほどの切実さは、ほとんど感じられない。宇野重吉の弁護士なんか、たんに、
不真面目な裁判官にインネンつけてるだけじゃないか!
「手練れの山本薩夫だから、あの程度にツマラナさを押さえ切れた」というのが実態では
ないのかね?
のちにその党員の無実が立証されたのは何よりだが、それはこの映画のおかげではないよ。
確かにつまらんし、無実かどうかも分からないのにあの映画はどうかと思うしな。
107 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/01(土) 22:41:28 ID:W3wcn7a+
50年代初期に客を集められた三大監督って
黒澤明、木下恵介、今井正でいいの?
109 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/02(日) 01:47:26 ID:To3Pmrb9
松川事件の現場、となりの町なんだが
110 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/03(月) 00:59:47 ID:ybWQGnhW
やっぱ「キクとイサム」は名作だなや
111 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/03(月) 01:45:45 ID:N/8TS/nI
「キクとイサム」は地味なのにすごいと思った
「黒んぼ黒んぼ言わんでけろ、黄色んぼ!」
観終った後ズシリときて、ずっと心に残る名作だと思う
112 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/07(金) 11:17:16 ID:0aTvzdxW
,-―ヾヽヽ/vへ/⌒ー
, ⌒ヽ ヽ ヽ / / ノ ⌒ヽ、
/ /ヾ,ゞ -ゞゞゞゞ、_ ⌒ ノ ヽ
/ / `ヾ ー ミヽ
,/ / ヾ \ ヽミ
/ / ゞ ヽ
i / / \ 俺、マルクスだけど何か質問はある?
/ -=ニヽ、,,_ ,,,,,,;r;==- ヾ ヾ ミ ヽ
l ;: `ゞツヽ:〉^`ヾ,だ''=-、_ i 彡 ヽ
i 、 /;;:;;;:::/ `'''''""" ノ ゞ ヾ ヽ
} :;: | 人、,,;:-,.. '^ / くヾ )
/ 彡ノノノノノノ((((( / ヘミ /
/ /ノノノノノ,.-―ミヽヾヾヾヾヾヾヾ _ノ`ーー'"
,i -ー‐- `ゞ ヽ ヽ
彡彡 ミ ヽ
''"" ̄彡 / / / / ミ ツ\
< / / / / ヾ ヾ ノノノ
'―彡 rー'"
ヾノ人,,.r--、ノノノノノり'"
113 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/08(土) 00:13:14 ID:0IChwhSp
>>110>>111 自分も『キクとイサム』に1票!個人的には、今井正監督の最高作だと思う。
この作品のうまいな〜、と思う点は、泣かせに入るな〜、と思わせといて、
サラリとユーモアでかわすんだよね。問題提起もキチンと入っているし。
新劇系の名優が、ほとんどカメオ出演みたいな感じで大挙出演してますね。
今井正といえば、『あれが港の灯だ』もいいですよ。江原真二郎が、在日で
ある事を隠して、李ライン(当時、日本と韓国の間にあった、漁業権の
境界線)を超えて出漁する漁師の話で、2つの祖国の間でゆれる江原の
心情にうたれます。この作品は、あまり語られないけど名作ですよ。
114 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/08(土) 01:22:55 ID:q4UuDUZA
そうかあ、今井正。
混血児、部落、在日、ハンセン病・・・
なんでも有りだったんだな。
日本映画のまさに良心。偉大な監督だ。
つーか、この人、結局「差別」を商売のネタにしてただけなんじゃねーの?
共産党員の本領発揮だと思うよ。
戦後〜70年くらいまでは若者の流行は左翼思想だったからね。
(厳密に言えばスターリン批判以後、新左翼思想だが)。
それが戦後教育だったし、今の2ちゃんとは正反対。
116 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/08(土) 01:44:23 ID:i/zz9zNf
今井正の映画で本当にスゴイと思えたのは、戦後の作品では
にごりえ、真昼の暗黒、夜の鼓の三本だけ。
戦前の作品は「望楼の決死隊」しか見ていないが、戦後は、この三本以外は、
ちょっと、どうもね。
ただ、TVに演出や脚本で意外といい作品を残しているのも事実。
たとえば、渥美清の「泣いてたまるか」の何本かは、この人の脚本で、
イデオロギイが表に出ない分、名作の度合が高まっている。
117 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/08(土) 02:29:25 ID:DEkAIPeG
>>114 今井正は古めかしい党派性に無邪気にどっぷりと浸かっていた人。
弁護するわけじゃないけど、無邪気だったんであって、商売のネタにしていたんじゃない。
それに、当時の左翼の間では、そういう「党派性」が幅をきかせていたという時代背景も考慮しなくては。
>>114が指摘しているような点で批判されるべきは、今井正なんかより、その後の世代の大沢豊などだよ。
http://www.jmdb.ne.jp/person/p0260030.htm 「党派性」なるものがまったく無意味になった現在でも、まだそれにしがみ付いていて、
マイノリティ擁護なら何でもアリの題材選びは、
党派性時とは無関係な世界に生きている一般の映画観客には「単なる無節操」に見えることだろう。
言ったこと、115さんとほぼ同じだったな。
>>117 影響力もないし、どうでもいいような気がする。> 大沢
今井は、山薩みたいに「松川事件」とかやったりはしないし、
山田みたいに組合と連動したりはしないし、
「無邪気」そのものだな。インタビュー読んでもそう。
今井も山本も上手いことは上手い。
山本に関して言えば、
(1)荷車の歌
(2)白い巨塔
かな。
121 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/08(土) 10:17:32 ID:PKvMLvlB
「イクとイサム」にもう一票。
混血児の問題は過去のものになったけど、
「ブサイクな女の子がいかにして生きてゆくか」というテーマだと考えれば、今でも考えさせられる作品。
>>116「にごりえ」っていいですかぁ?樋口一葉の原作の魅力であって、映画の魅力とはいえない気がする。
122 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/09(日) 10:03:00 ID:gj7qY5b2
>>121 そうだね。確かに『にごりえ』は、決して悪い作品じゃないけど…。
ちなみに、第2話の「大つごもり」は、初見のときは単純に「ええ〜
話や〜」と思ったんだけど、後に解説を読むと、息子(仲谷昇)の
行動は、親切心やヒューマニズムではなく、ブルジョアの持つ“粋”
の表れだ、と書いてあったので、「ええっ、そうだったのか…」と
思ったよ。
123 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 20:14:03 ID:78LgjEbR
プロデューサーの伊藤さんが言うには、今井は金も時間もかかるから、
70年代の大作群は早撮りの山本に頼まざるを得なかったそうだ。
124 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/11(火) 21:53:37 ID:shLkvKLW
『にっぽん泥棒物語』は原作を開高健に依頼に行ったとか、
実現はしなかったが十分に魅力的な話だったんだろう。
いろんな意味でもう少し完成度が高かったら日本映画史上に残る
名作になっていたと思う。
>>123 山本も酷かったんだけどね。
パージされて独立プロでやっていて、資金不足になって一本途中で投げ出している。
126 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/29(土) 23:29:46 ID:aVvzTLHy
『米』、『純愛物語』、『にっぽん泥棒物語』はいつDVD化されるのか。
私としては家城巳代治監督の『裸の太陽』もDVD化してほしい。
127 :
この子の名無しのお祝いに:2005/10/30(日) 15:50:31 ID:bRDGJIWU
そのサイトの馬鹿もオマエも、「左翼」というものが同じように分かっていない。
ま、分かる必要もないんだがな。
分かってる者が偉いと思うのが馬鹿の始まり。
あぁ野麦峠スレ誰か立ててくれないかなぁ
思想とか抜きでも泣けるいい映画だったと思うんだけど
自殺だかして網に絡まった女工を皇族(?)が訪問してるからって足でまた沈めるとこがトラウマだけどw
130 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/01(木) 23:41:08 ID:y+VtPYlS
『あぁ野麦峠』は観てないなぁ。
面白いらしいね。
131 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/01(木) 23:50:39 ID:dAMu2He/
山本薩夫の「松川事件」いいよ。
事件の現場が隣町だしね。
『あぁ野麦峠』は森次晃嗣の憎たらしさが素晴らしい
野麦峠、昔に観たきりだからまた観たいけど蔦屋とか何処にも無い
百円工女とか工女の早飯とか工場の時計を誤魔化されて延々と働かされるとか、所々しか記憶にないなぁ
あと、大竹しのぶが可愛いかった!
134 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/12(月) 17:14:23 ID:0mpjMtIT
川崎市民ミュージアムで、12月23日から3日間今井正の特集やるよ。
あんまり見る機会の無かった「小林多喜二」と「子育てごっこ」が楽しみ。
今井の「また逢う日まで」は今上映したら結構若い世代に受けると思うなあ。
純愛映画の元祖だし、主人公の無気力ぶりが今の若者とだぶる。
136 :
この子の名無しのお祝いに:2005/12/12(月) 20:25:39 ID:wTgIm2I/
橋のない川を思い出した
家城の「みんなわが子」、今日本映画専門チャンネルでやってるけど、
始まるなり、凄い勢いで左翼です!笑っちゃった。
138 :
名無しのゴンベイ:2006/01/11(水) 22:58:53 ID:7DHHvYJM
>135
なんで2月にやるんだよ。3月にやってくれよ。3月なら青春18きっぷで京都まで
2230円で往復できる。新幹線なら往復25000円、いくら映画好きでも映画みるために
25000円は痛いよ。
でも荷車の歌、乳房を抱く娘たちは1月9日に川崎市民ミュージアムでやったんだよね。
観に行くべきだった。
139 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/12(木) 08:35:57 ID:Xlcg+11G
>>133 ビデオ化されてないもの。
権利関係がややこしいことになってるらしいね。
141 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/18(水) 13:01:19 ID:CS3ayg1A
「野麦峠」
製作した持丸なんとかという事業家が破産したとかじゃなかったっけ。
同じ人がその前に作った「南十字星」という戦争映画も日本軍の残虐さを描いてるらしい。
市井の左翼文化人が映画に手を出して失敗したということだろうか。
共産党系ではなかったみたいね。
143 :
この子の名無しのお祝いに:2006/01/18(水) 15:39:53 ID:S92tTNKk
異業種プロデューサーの映画は、見られなくなってるのが多いから困る。
市川コンコンの「ろくめーかん」とかね。
>>143 M○RUGENの映画は、川○源司郎氏が映画制作に興味を失ったので封印
されてしまった。ところで今の丸○の経営って大丈夫なの?
得てしてこういうワンマン実業家ほど映画を作ったり文化に投資したがる、というのは面白い現象。
(例えば福○書店=ベ○ッセなども内部は無茶苦茶だったとか)
文化的な匂いへの憧れもあるのだろうし、単純に文化人や芸能人と付き合ってみたい好奇心
も大きいらしい。最近も稲○和夫が五○寛之と対談本を出したね。
別に自分の女にしてセックスする訳ではないのに、女優と食事したりゴル
フが出来るだけでも嬉しい、という人もいるそうな。
こういう経営者をおだててカネを引き出す映画監督やプロデューサーこそが恐らくはいちばんのワルw
>>140 やっぱされて無いんだ
深夜でいいから放送しないかな〜
実況したら楽しそうだ
>>141 仙台でコンピューター専門学校を経営。
授業の一環として生徒に「ああ野麦峠」を見せて感想書かせてた。
>>144 そういう意味のワルなら共産党員映画監督たちほどのワルは見たことがない。
会社を騙して原作からなにから共産党イデオロギーの「忍びの者」を作らせた山本監督とか、ドル箱シリーズの終了をちらつかせて代わりに自分の企画映画を自由に作る権利を獲得した山田洋次監督とか色々ね。
>>133>>140 「橋のない川」をビデオ化したあの団体に期待しましょう。
橋のない川も権利関係が複雑だったよ。
149 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/01(水) 13:09:47 ID:Ge9Eu0o9
山田洋次もか
キムタクも民青に強制加入かな
150 :
もっこす ◆Yo.FDX/z4Q :2006/02/01(水) 13:22:54 ID:vUGfA4ef
キムタクは知らないよ。
映画界と学者の世界は世間と逆さまだから。
渥美清さんが共産党員だったのは亡くなられてから知りました。
おまえ阿佐谷北だろ
個人情報のデマは良くないな。
第一、そんな事は本人が公式に発表していない以上、
他人に判るわけが無い。
153 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/01(水) 22:29:14 ID:5+8SeelU
俺の母ちゃん共産党だからか?若い頃「戦争と人間」の前売り券売って回ってた
らしい。
自分で書いてなんだが、
>>154はアジビラみたいだな…
156 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/02(木) 01:03:12 ID:6+qsQvk+
>>147 共産党は大嫌いだが、「ドル箱シリーズの終了をちらつかせて
代わりに自分の企画映画を自由に作る権利を獲得した」ことの何がいけないんだろうかね?
このくらいの取り引きは、どんな会社でも、どんな人間関係の中でもあるだろうと思うんだが。
嫌がる山田洋次に「寅さん」を作らせ続けていたのは、
丸の内支店長を務める能力のある人に柴又支店長を延々とやらせていたようなものだった。
「忍びの者」についても、大ヒットしてシリーズまでされたんだから、
大映としてもバンバンザイ、山本薩夫サマサマだったはず。
>>154 労組闘争の為に映画を利用することの何がいけないのか。
天皇制賛美の為の映画があってもいいし、スカトロ趣味を賛美する映画があってもいい。
ただ、戦争翼賛国策映画だけは、どんな時代でも、どこの国でも存在してはならない。
157 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/02(木) 01:17:42 ID:HSs1wQuP
戦争翼賛国策映画おおいにけっこうだよ。
ヤマサツも今井正も作ったじゃないか。
158 :
156:2006/02/02(木) 01:25:32 ID:6+qsQvk+
>>157 いや、ダメだね。山本薩夫も今井正もダメだ。
戦後にいけしゃあしゃあと反戦を訴えたのは、もっとダメだ。
ただし、作る映画は面白かった。
>>154 こういう労働者の活動の何がいかんの? 労働者が自分の地位や職場を
守るために頑張るのは当然。普通にいい話だと思う。
(もちろん、背後でドロドロしているのは分かってますけど。山田洋次にせよ、
組合と会社を二重の足場にしているうさんくささはありますよね)
>>156 > 天皇制賛美の為の映画があってもいいし、スカトロ趣味を賛美する映画があってもいい。
> ただ、戦争翼賛国策映画だけは、どんな時代でも、どこの国でも存在してはならない。
それは違うよ。
戦争翼賛国策映画というが、最初は台湾や朝鮮の文化(civilize)映画や、
満州開拓に努力する農民を賛歌する映画から始まるのであって、
全体主義礼賛、侵略主義礼賛が露骨に出るわけではない。
映画を政治的意図に利用すること自体が危険なんだ。
内容の是非で判断すれば、その時代の世論、常識にとらわれ失敗することがある。
実際戦中の東宝では左翼的な人が体制的な映画を作ったのだ。
今井正は朝鮮との融和を願って「愛の誓い」を作ったはず。
>>159 労働者の活動が悪いとは
>>154も言ってないんじゃないか?
>>154のリンク先を見ると、閉鎖の告知を聞いて、
> 「社長は、どうしたら従業員が気持ちよく働くことができるかということを
> 考えるのが一番大切」、「従業員あっての会社」
というセリフを入れた可能性があるよね。これは支持できないな。
山薩はその辺のさじ加減が巧かったな。
163 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/02(木) 13:30:18 ID:VNvFZDPb
考えてみると三國連太郎は今や解同の広告塔だから、
晩年の今井正とは絶縁してたんだろうな。
でもそうなるとよく山田洋次の映画なんか出てられるな。
165 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 20:58:11 ID:0SPJzPsc
今、川崎市民ミュージアムで特集やってる関川秀雄って
いろんなジャンルの映画を撮っていますね。刑事物やお色気まで。
社会派に専念できた今井や山本は運が良かったのでしょうか。
今井や山本の映画に出ていた俳優さんたちって、
今で言うとミニシアター系の映画に出ている小劇場系の舞台俳優さんと
同じポジションなのでしょうか。個性的な方が多かったですね。
166 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 21:48:28 ID:E5GHVVn8
関川秀雄さんは晩年、渋谷の西部デパートで駐車場係やってたそうだね。
元東映のスタッフはみんな「あそこには車を停められない」とこぼしていたとか。
167 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/04(土) 21:50:28 ID:1qGx7Y6i
>>164 釣りバカ日誌の製作チームは事実上、山田の支配下にある。それに脚本は山田。
168 :
ななしスクリーン:2006/02/05(日) 16:54:03 ID:WqXOJhnL
>>167 松竹そのものが山田帝国に見えるのは
漏れの錯覚か?
169 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/05(日) 18:32:09 ID:6ZM0+hw9
錯覚じゃない。
奥山とか邪魔者がいなくなって、今じゃ完全に松竹の「影の支配者」
170 :
ななしスクリーン:2006/02/06(月) 21:10:24 ID:Ome809Pv
>>169 サンクス
松竹(山田帝国)のHPみて勉強してきます・・・
171 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/06(月) 23:31:11 ID:w8AadptF
本当に山田帝国なら大船はあんなことにはならなかったよ。
>>165-166 >社会派に専念できた今井や山本は運が良かったのでしょうか。
社会派を貫徹は出来なかったが、関川さんも監督としてずっと本編が撮れたわけだから、全
然マシだと思いますよ。監督はどんな映画でも引き受けた以上は真面目に撮るのです。
その川崎市市民ミュージアムのスケジュールを見ると、「川崎の水」とかいう
映画もありますが、これは文化映画なのでしょうか?
ttp://home.catv.ne.jp/hh/kcm/cinema/2006-02.htm 関川さんも後年、酒ですっかり駄目になったらしい。工藤栄一の代役だった
「超高層のあけぼの」でも何もしていなかったとか。関川さんが役に立たないので、周囲の人たちが何とか形にした。
まだ駐車場係をやれただけマシだと思うけどなあ・・・まあ、腐っても監督だ
った人がそういう仕事をしているというのもアレですが・・・。
>今で言うとミニシアター系の映画に出ている小劇場系の舞台俳優さんと
>同じポジションなのでしょうか。
新劇系俳優のことなら、当時は映画やテレビのバイトに大忙しだったですけどね。
当時の新劇の正規の座員はそんなに簡単になれなかったし、座員になれば舞台以外に映画や
テレビの仕事も増え顔も売れたので、今の小劇場系俳優なんかより遥かに権威があった。
(今も新劇は簡単には座員になれないが、声優・ナレーターぐらいしか外の仕事がない)
174 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/07(火) 20:03:15 ID:DIa9KthQ
関川秀雄の撮った『少年探偵団』はタルかったなあ。
ただ、二十面相役の加藤嘉のバルタン星人みたいなコスプレは凄かった。
出演者達はよく笑いを堪えたもんだと感心した。
新劇はコスプレ得意中の得意だから。
今も残っている数々の写真を見ると笑いを禁じ得ない。
たぶん西欧人の戯曲で西欧人の格好してやる、
場合によってはつけ鼻も辞さず、ってとこに端を発していると思う。
176 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/07(火) 22:21:49 ID:xyYK8BEy
> たぶん西欧人の戯曲で西欧人の格好してやる、
> 場合によってはつけ鼻も辞さず、ってとこに端を発していると思う。
なるほど
177 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/07(火) 23:06:52 ID:Vmugx04T
>>172 川崎市の上下水道の模様を紹介した記録映画。
これまでにも何度か、川崎市民ミュージアムで上映されていますね。
特に面白いというものでもなかった。
関川秀雄の「狂宴」は傑作だったです。
全長版が見てみたい。
178 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/07(火) 23:35:45 ID:dnJH2cXI
>>177 自分も観ましたよ、『狂宴』。上映したプリントは、謎が多いプリントでしたね。
再編集版という事なんだけど、冒頭とラストにベトナム戦争の記録フィルムが
挿入されていて、ナレーションがついているんですよね。という事は、60年代
後半ぐらいに編集されたものなのかな?さらに、初公開時は、春秋プロ製作、
北星映画配給となっているんだけど、プリントには株式会社サバンナ製作と
クレジットされていました。何の会社?記録によると、ミュージアムでは
91年6月にも上映されているんだけど、この時もこのプリントだったのかな?
179 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/07(火) 23:56:00 ID:Z940iyaH
関川秀雄凄すぎ。
『きけわだつみの声』の18年後が『いれずみ無残』だよ。
社会派→『少年探偵団』→お色気と来て、晩年が駐車場係…。しかもアル中…。
映画のような人生だな。
180 :
ななしスクリーン:2006/02/08(水) 18:53:12 ID:mM9ijuNH
>>179 映画監督の晩年は結構不幸だな・・・成功例もあるけど
古澤憲吾(消火器販売してたとか)、山本嘉次郎(アル中・・)
内田吐夢(作品は晩年まで順調だが、私生活は孤独)
西川 潔(入水自殺 映画斜陽のため作品少し)
181 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/08(水) 18:59:56 ID:7EDcddSP
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(. 个 )
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// / (^ω^ .) V I P P E R な め る と
/./ |_,-、.,r─、__/,.ノ !、
( (_,,, ;' .,..,..)i´--~、" ., !,. )''-、 性 欲 と ま ん な い ね
`、,_ .,,,.. !、 l. l,, '''´ )_
~"'''-,,,,,-'''''--''ヽ/ |, ~ V'';,/,;: ヽ
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"l | / ヽ' i
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http://maysuyan.e-city.tv/index2.html / ` ,/、 ;: ,l
>>180 >西川 潔(入水自殺 映画斜陽のため作品少し)
西村潔だろ。銭湯だかでのぞき事件を起こしたときはショックだったよ。
183 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/09(木) 21:16:49 ID:XYFzin8R
>>180 山本嘉次郎監督は、晩年は不幸だっていうけど、そうでもないよ。
戦後は、テレビの普及と共に、いち早く文化人として進出、
タレント映画監督の草分け的存在で、山本晋也・大島渚・井筒和幸の
大先輩と言える。一方、食通としても知られ、関連著書多数。粋人として
生きた人なのだ。アル中だったのは、亡くなる前のほんの数年間だけだよ。
もっとも、本業の映画監督としてのウデはガックリ落ちましたが。
>>183 山本嘉次郎は02年生〜74年没というから、亡くなった際はまだ72歳
だったことになる。後年の名だたる監督になった者たちを助監督として従えていたので、てっきり戦前
の時点で相当なお爺ちゃんだったかのように錯覚していたが、決してそうではない。
戦後はほとんど惰性でしか撮ってないので、ほぼ40代前半までで燃え尽き
た人なのだな・・・すげ〜。
185 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/09(木) 22:32:34 ID:uSDsUZ5S
弟子の黒澤が『赤ひげ』を堂々完成させた年まで、ヤマカジ先生は細々と仕事していたのか。
どんな思いで弟子の天皇ぶりを見つめていたのだろうか。
186 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/11(土) 02:14:25 ID:3/fATcwp
日本共産党に幸あれ!
187 :
ななしスクリーン:2006/02/11(土) 22:49:57 ID:CMapbTmu
>>182
書き損じスマン!
188 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/11(土) 23:02:23 ID:B7aQQzrT
「明日を創る人々」って、俺は見逃してしまってるんだけど、左翼映画としてはどうなの?
牧歌的労組洗脳左翼映画。
190 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/11(土) 23:57:32 ID:jpXr6WwG
俺も革命運動に参加したかったなあ
GHQが農地改革さえしなければ日本に革命が起きていただろう
191 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/12(日) 00:35:18 ID:oEVF2xth
いや。農地改革は、当の小作人たちからも反対運動が起こった。
いきなり土地を与えられても、小作人たちには、田畑をメンテナンスできるだけの資産がなく、
生産物を出荷して流通ルートに乗せるシステムも持っていなかった。
(このあたりの事情は、マーク・ゲインの「ニッポン日記」の中でも記されている)
そこで誕生したのが「農協」で、
これが(旧)地主たちに代表される保守勢力に対抗する勢力になったかというと、さにあらず。
逆に自民党の強力な支持母体のひとつとなってしまった。
「協同組合」が与党勢力を支持している例なんて、世界的に見ても珍しいんじゃないか。
ただし、左翼の間では、小作人が地主たちから自由を奪取したということになっているんだが。
192 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/12(日) 00:52:06 ID:oEVF2xth
思い出した。
マーク・ゲインは「日本の戦後」に出演する為に35年ぶりに日本を訪れたんだが、
その際のことを「新ニッポン日記」という本で書いている。
農地改革が、日本の農業に、そして文化に、どんな影響を与えたのかを、
35年後(ほとんど‘現代’)の視点で、
アメリカ人の視点で、考察しているのが興味深い。
ただし、この本は、現在ではほとんど入手不可能だと思う。
と、またもや映画と関係のない話になってしまって申し訳ない。
194 :
この子の名無しのお祝いに :2006/02/12(日) 01:40:28 ID:IBOiP/uO
農地改革は一次と二次があるけどただみたいな値段で売って
それを土地バブルの時売って大儲けした田悟作いっぱいおるやん。
すごい不公平な政策やと思うけどなぁ。
あと三里塚で先祖代々の土地とかいちびったこと言うとる田悟作おったけど。
そんなことあるはずないやろ。全員戦後入ってきた奴ばかり。
欲が深すぎやちゅうねん。
左翼の人は嘘吐くから嫌いや。
戦争と人間一部を観てまじめな左翼になって下さい。
195 :
ななしスクリーン:2006/02/15(水) 21:29:39 ID:pfqdcg6+
>>194 農民は保守化して左翼陣営の支持層にはならなかった・・・
もっとも保守陣営も農民層に受けのいい政策をとっていた
196 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 22:29:15 ID:eeVM9PYm
「褒めてもらいたい田吾作」の国ですから・・・
197 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/15(水) 23:00:07 ID:7a5JF2BT
渋谷実「気違い部落」の中で百姓のバアさんが言う「アカっていうのは顔も赤いのかの?」というセリフを思い出すな。
日本の農民は保守的だね。
ロシア革命やフランス革命の場合は、農民コミューンが大きな力になったんだけど。
アジアの場合は、左翼が反体制闘争からリタイアした後のコースとして農業にたどり着くというのが一般的なんだな。
環境問題への実践的取り組み(笑)ということらしい。
加藤登紀子の夫だった藤原敏夫や、韓国の金芝河が代表的。
黒澤の「我が青春に悔なし」の最後で、原節子が亡き夫の実家の農業を手伝うというのも、
それと似通ったニュアンスがあるんじゃないかと思った。
原節子は「新しき土」でもラストシーンで満州と思しき土地で鍬を振るってる。
199 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 00:23:05 ID:KOXEYXGQ
戦前の左翼的な運動にも農民は参加してないの?
200 :
輝くトラペゾへドロン:2006/02/16(木) 01:47:16 ID:FWWTESo9
戦後まもなく
京大の学生が共産党の工作隊で農村に入ったのはいいけど
逆に百姓から懇々とお説教されて、シオシオとキャンパスに帰った
てな話なら聞いた事ありますがねwww
>>200 三里塚でも、いざ右翼が現地に乗り込んでみると、農家の座敷に御真影があったり、
個々の農民は皇室が大好き。何も言えなくなって帰ってきたとかw
成田空港計画そのものが強引でお粗末だったことは事実だが、勝手に外から入っていった
活動家やメディアが騒ぎを大きくして余計にこじらせた、というのが成田闘争の真相に近いようだ。
都心からあんなに遠い「国際空港」というだけで駄目でしょう。そもそも政策立案者が無能。
空港までの沿線を徐々に開発する、といった大きな政策があった風でもないしな。
さて、そういった農民の天皇好きといった土着的な側面は隠し、農民の日常と運動の都合のいい場面だけ切り取って
撮影したのが小川プロ映画。あれは三里塚を舞台にしたフィクション。
何しろ小川の発言を読むと、小川本人が客観や中立を装って撮ることを放棄していると明言しているに近いわけで、
そういったフィルターの掛かった映像であることを観客が考えて見る必要がある。
カメラワーク・編集も演出バリバリだし、実は小川の演出感覚は限りなく劇映画に近いと言っていい。
録音も現場の音に加え、後で整音・音付けしたり、かなり録音演出には気を使っている(これは本人が認めている)
後年、牧野村に引っ越した際は、稲作の撮影の為に機材の改造まで行った(こうした面を
科学映画として評価するケースもある) 元々、岩波映画で作られていた文化映画や記録映画自体が、そういった演出に基づいた
ものだったわけで、小川は忠実にその方法論の延長で仕事をしていたに過ぎない。
ここで、「ドキュメンタリーや記録映像はどこまで客観足りうるか?」「ドキュメンタリーと
フィクションに明確な区分などあるのか?」「ドキュメンタリー=撮影者の視点によるもうひとつのフィクション
とするなら、そもそも実在の対象を素材にする意味とは、いったい何なのか?」
「ドキュメンタリーは対象と協力し作られるべきか? あくまで離れるべきか?」
といったドキュメンタリーやジャーナリズムの本質論にならねばならないのだが・・・。
だが、山根・上野・ハスミといった小川プロ人脈と親しい評論家たちは、あくまで
映画そのものの美しさ・素晴らしさを称揚することで、そういった外部性まで含めた議
論には巧妙に禁じ手を掛けているのが現実と言っていい。
日本のドキュメンタリーの作り方・論じられ方はずっと足踏みを続けているに等しいように感じるのだが。
何しろ、リアルタイムでは運動の中で観られていた映画のはずなのに、当時の各党派
と小川プロの関係はどうなっていたのか? についてすら、ほとんど語られたことがない。
これも、そういった時代性・党派性の色を巧妙に排除することで作品そのものを
延命させるのが、小川プロシンパの批評家・ジャーナリストたちの戦略ではあったのだろう。
小川本人も晩年はそういった面はほとんど語っていないようですね。生き残り
スタッフたちもそういう話は避けて通る。というか気を使っているのか誰もわざわざ聞かない。
(「Devotion-小川紳介と生きた人々」は未見につき評価は保留しますが)
こうして、創り手も受け手も安心して「ドキュメンタリーの素晴らしさ」「面白さ」に耽溺し
ていられるという仕掛けが出来ている。社会事象を扱っても、良くも悪くもストレートな
社会派としての立場を引き受けずに済むのである。
小川プロの作品を報道性の高いドキュメンタリーと思っている人はいないのでは?
ごく初期の作品を除いて。全部ファンタジー映画なので。
小川紳介の声を聞く映画と言ってもいい。
> (「Devotion-小川紳介と生きた人々」は未見につき評価は保留しますが)
小川プロの小川紳介帝国っぷりが紹介されていました。
205 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 20:57:58 ID:7hF1CXUn
『どっこい!人間節』は好きだったな。小川プロの。
あれはヤラセくさくなかったよ。
206 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/16(木) 21:04:27 ID:DTjHc3qU
φ(・∀・)φ <JapEnと神動画は必見!
( )_
/ 【ゴールデンレス】
このレスをみた人は
10分以内に3つのスレにへ貼り付けた後
ペン回しでググってください。
そうすればそこには感動と衝撃が
待ってます。
『傷だらけの山河』、凄く面白かった。
208 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/18(土) 00:38:26 ID:szwrLIgo
>>205 >>204氏は小川プロ作品がヤラセだと言ってるんではないと思うが・・・。
しかし、「どっこい!人間節」が秀作だとは思わないな。
労働者よ団結せよ!とアジるわけでなし、日雇い労務者の待遇改善を訴えるわけでなし、
そもそも何の意味がある作品なのかが理解できなかった。
フツーの社会人が立ち入る機会のないドヤ街の内部を見せ、
そこで暮らす人たちの声を拾ったというだけの作品じゃないか。
「世界の車窓から」と何が違うというんだ。
ドヤ街の内部を見せたいのなら、実際に人々をそこに連れて行けばいい。
寿町は首都圏の一角にある町だ。
「PFLP 世界戦争宣言」とは意味が違う。
>>208 秀作かどうかはおいといて、な事言ったら、
「三里塚 辺田部落」なんてどうなんだよ。「ニッポン国 古屋敷村」とか。
ただ撮って小川紳介がカメラの後ろや前で語ってるだけだよ。
211 :
この子の名無しのお祝いに:2006/02/18(土) 17:13:03 ID:7JOXYyEI
>>208 >ドヤ街の内部を見せたいのなら、実際に人々をそこに連れて行けばいい。
あれはまさにそれを映画で行ったんじゃないか。
「人間」が映っており、何を考えるかは観客次第。
メッセージが露骨なドキュメンタリーの臭さ、狭さがなかった。
プロパガンダを超えていたね。
「氷点」っておもしろいですか?
何回見ても意味がわからん。何もドラマがない。
音楽の使い方はヤマサツらしい。
213 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 13:40:03 ID:3V6hsIH9
関川秀雄の「ひろしま」はたいへんいい映画、はっきり言うと最高の原爆映画だと思うのですが、
世間的な評価とか露出度が低いのが残念です、
それは製作が日教組で監督が共産党員だったからなのでしょうね、
例えばリチーは、内容をまあまあよいとしながらまお、あまりに政治的に
すぎると書いている。
あの映画は政治的だ、という点ではじめから正当な評価の対象からはずされている気がする。
214 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 20:48:08 ID:qQvyL4fA
「にっぽん泥棒物語」後半、思想臭くなるのが難点だけど、前半の人間喜劇は
よかった
215 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/05(日) 21:21:19 ID:ZS96Bmuk
211は実に重要な問題提起だと思うのだが
けど小川のしゃべりがうさんくさいから、
>>211ほど楽観的にはなれない。
やはり小川が語り出してからはドキュメンタリーを逸脱していると思う。
217 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/08(水) 23:17:11 ID:nH/p7HSZ
>>213 主役の不良少年のガールフレンドが
パチンコの玉から拳銃の弾を連想して戦争反対を訴えるのにはのけぞった。
ベルリン映画祭で賞取ったんだよね。
218 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 01:04:54 ID:bZ8djdGh
左翼映画に関心をもつ奴の気がしれん、みんな豊かになったし、
もう存在理由がない。
映画ってそういうもんじゃないんですよ。
220 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 01:43:13 ID:xytMuAfv
反体制運動というのは、貧しさから起こるものじゃないよ。
金があれば満足なのか?
人生の目的は金稼ぎか?
221 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 01:53:49 ID:bZ8djdGh
左翼映画はそのほとんどが商業映画としては成り立たない、特定の団体がその意図のために作った観客への強い主張、言いかえれば操作を目的としたもの、
まあ平和なものなら文句もないが
社会に影響を与えられる映画とは、突き詰めると商業映画であり、その制限の中で製作が行われていることを考えると、こういう左翼映画というのはおかしなものである
まあ評論というか感想というのは、なんでもイイ、イイ、としか書かないものだから左翼映画もその中で一般的に見ても良い部分が取りざたされるが、
本当の所観客がどう見てるかは?だなあ。
222 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 02:12:02 ID:VqU7rCkH
何を言っているのか分からん
一行に要約すると、左翼映画を映画として認めたくないよー!ってことだと思う。
理由は左翼が嫌いだからなんだろう。
懐かし邦画板は映画馬鹿の集まる板だから、
イデオロギーは二の次の映画至上主義者が多いんだけどねえ。
満州スレなんかもそうだけど。
>>220 昔の左翼はマルクス主義多かったから、
お金のことは社会構造の問題として非常に重要だと考えているのでは?
ただ豊かになったら左翼映画に関心がなくなるわけじゃないんだな。
いい映画はどんな映画にも関心があるし、
あまり良くない映画だって、特異な映画はどうやって生まれてきたのか興味がある。
224 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 13:47:03 ID:cQVj83bt
>>221 自分でも意味が分かってない言葉を使いたがるところは
出来の悪い左翼と同じ。っつうかそれ以下。
赤旗読んで勉強しろw
225 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 13:56:23 ID:qX/9W6S/
ああ、革命の時が近づいてきたね。
ソ連の共産主義は70年持ったが、今の日本の資本主義原理主義は長くとも
20年くらいで破綻まちがいなさそうだ。
226 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 14:11:32 ID:bZ8djdGh
実際には、左翼映画はあまり多くの観客を集めていないと思うから、ひどい非難は必要ないが、
戦前の国策映画を、その本来の目的に沿う部分で評価するのは禁忌であり、当時を体験した観客にとってはどうしようもなく呪うべき対象であることと比較するべきだ。
つまりそれらの映画はある種の制限をもってしか、評価が許されないことを思うと、こういう左翼映画が比較的自由に扱えるのは、日本の社会の雰囲気が左翼に対し寛容だからだろう。
昔の有名ではない映画を口にする人間は所詮、個人的な関心から見るのだろうが、一歩それを他人に伝えようとすれば、なぜそれに関心を持つのか明らかにせねばならない。
個人的に映画を見ている分には私はイデオロギーには関係ないと言っても、他人はそれを許してくれない。
「全ての文学は政治的である」ように、評者の発言が公になる過程で、昔の左翼(国策)映画も、公開されたはるか後でもやはり政治的なものから逃れられないと事が明らかになる。
評者が言う「いい映画」がなぜいいかもう一度問われる、評者が無意識の中で政治的なものを無視したり、実はある政治的立場から見て「いい」と思ったものを、他人は許さず政治的なもの故に完全に否定される。
ここを越えるためにはその映画と評者の、政治的な位置を認め、その上で社会でそれが主張可能か、どう受け入れられか考えざるを得ない。
この映画はイデオロギーを抜かしてみれば、云々という発言は所詮ゴマカシである。
そんなこと言われても、わしら日本映画党やさかい。
228 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/09(木) 15:01:03 ID:gHk7vrtW
左翼映画っつってもいろいろあるからのぉ。
読んでないけど、糞尿でしょ。
かまうことない。かまうと自演だと思われる。
227と228も自演にしか見えない
231 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/10(金) 00:17:59 ID:5qD6odFR
そんな事言っても誰も左翼映画なんか見てないし、
近寄ってくるのは関係者だけだから、問題ないよ。
>>226 もう少し文章を整理してから書き込もう。
早いうちから文章力つけとかないと、大学入って論文書くときとか困るよ。
>>231 その自演レスがまた意味不明なんだから始末に負えん
>>231 近寄って「くる」
これだと231自身が左翼でないと意味が通じなくなるだろ
本当は「近寄っていく」だろ
それに左翼映画には「忍びの者」「キューポラのある街」のような大ヒット作もあるんだからレスの中身も誤りだ
山本薩夫の映画だけでもヒット作何本もあるしな〜
236 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/10(金) 04:14:26 ID:5qD6odFR
>>234 「キューポラのある街」が左翼映画なら、そりゃ日本は左翼映画だらけで天国だろうね。
これが2chの実体だな。左翼であって、サヨクではないのだが。
精神病院の看護師というのは大変だろうな。
本来の医療看護の仕事とは別に、
>>236のような言葉に適当に付き合ってあげることもしなくちゃならない。
自分が2ちゃんに書きこんでるのに「これが2ちゃんの実態」なんて言ってる時点でアレだが
239 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 03:26:42 ID:+zpe+o1X
日本で原爆の悲劇が映画としてきちんと製作されないのは、
50年代に作られたそういった映画が共産党の関係者によりつくられ
原爆=左翼=共産党=つまらない=客が来ない
という図式ができあがったせいだと、D・リチーは書いてるがそうなの?
面白く作るわけにもいかんと思うが…
敗戦直後はGHQによる規制。
241 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 13:39:24 ID:gq6umufz
>>239 >日本で原爆の悲劇が映画としてきちんと製作されないのは
つ 黒い雨 はだしのゲン
きちんと製作されてるよ。
242 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 14:23:16 ID:+zpe+o1X
>>241 「はだしのゲン」をあげるとは子供だね。
きちんとした原爆映画とは、
投下直後の惨状を描いて、原爆の悲劇を十分に伝えるもの、そしてその意味
を問うもので、世界平和を呼びかけるものだ。しかし、なぜ原爆が投下され
たか自体に言及するものもある。
「黒い雨」は被爆者の後遺症への恐怖が中心でドラマの多くは、のどかな農村で展開する。「はだしのゲン」はアニメも含めて5本も製作されていが、
原爆投下直後の状況は実はあまり表現されていない、これは作者自身が述べ
ているようにグロテスクなモノを出して観客に生理的に避けられるを懸念した為だろう。そして「はだしのゲン」は戦時中の軍国主義への強い批判が見
事だが、戦後部分は主人公の奇妙に明るい苦労話が中心で、被爆者全体の苦
しみを描いたというにはお粗末だ。
そして原爆の意味にはどちらも言及していない。
上記の基準にあうのが実は関川秀雄の「ひろしま」だったが、これが忘却さ
れている理由が日教組製作で、監督が共産党であった為ではないかと思う。
243 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 14:34:50 ID:IC17ZSis
きちんとした原爆映画って扇情的な映画のことかよw
244 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 15:55:58 ID:RLsn3KiP
リチーもつまらないことをいうなあ。原爆映画は反米というテーマの処理が難しく
大資本は手を出しにくかった。それに尽きるだろう。
>>242 原爆の意味なんて簡単には分からないし、世界平和の呼びかけ方も難しいでしょ。
ましてや被爆者全体の苦しみを描くなんて、被爆者団体、反核団体の戦後の対立の歴史を
見れば、おとしどころが難しかったことが分かると思うが。
もうよそうじゃないか。子供じみた議論は。
245 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 18:33:23 ID:+zpe+o1X
>244
>原爆映画は反米というテーマの処理が難しく大資本は手を出しにくかった
凄い事を言う人だな、さすが左翼映画に関心のある人だ。
日本人が原爆映画で最も訴えたいテーマは世界の平和だと思うが、それが十分表されている映画は1本もないように思う。
また世界平和は全世界の観客に訴えることのできる、言い換えれば全世界に売り込みのできるテーマだが、そのような映画も1本も作られていないように思う。言い換えれば左翼映画人の怠慢である。
最もそれに近いのはアラン・レネの24時間の情事だが、そこでは「君はヒロシマを見なかった」という台詞で象徴されるように、惨劇をわかってもらうことの不可能性だったと思う。
そして、反米というテーマを持ち込みたいという映画人は例外的な存在だろう。
そんなものを作りたいと考えるなんて正に政治イデオロギーとしての社会主義者だ。
兵器の実験のため原爆をあえて使い、意図的に歴史に残る悲劇を生み出した責任を問うのは、慎重な配慮が必要だが映画で描けるだろう。
しかし、映画で反米というのは、アメリカに反対し、2度と原爆を落とせないよう打ち倒すことを意味して、対立を煽るものだ。
「黒い雨にうたれて」という中沢啓治原作の映画では、アメリカへの復讐のためアメリカ兵にわざと梅毒をうつす女が登場するが、あの映画を真面目に世界に公開すればひどい非難を受けただろう。
そして作者が本当に表現したいのは結局、被爆者のひどい悲しみであって、復讐することではないと思う。
ほとんどの日本人は原爆に反米というテーマを織り込むことは喜ばないと思う。
246 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 19:22:52 ID:Cdqr1tF/
>>245 >映画で反米というのは、アメリカに反対し、2度と原爆を落とせないよう打ち倒すこ
>とを意味して、対立を煽るものだ。
アメリカがまた原爆落とすことに賛成なのか?
ID:+zpe+o1Xは文章ばかりだらだら長くて何を言いたいのかがさっぱり分からん。
247 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 19:29:39 ID:IGJ7dvP9
『ひろしま』って『二十四時間の情事』に場面が幾つか引用されてたね。
『ひろしま』の教師と『二十四時間』のフランス女優が、似たような境遇に置かれていて印象深かった。
両方とも岡田英次が出ていたなあ。
「はだしのゲン」って十分エグいと思うけどな。
身体が溶けながら死んでいくのとか、そのまんま描写してるし。
249 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 21:15:32 ID:KxIxN92V
似たような映画は『ひろしま』一本あれば充分だから、
他の監督は苦労して違う表現を使ってるんじゃないの?
最近でも『鏡の女たち』みたいな原爆映画があったけど。
新藤兼人の企画するCGで被爆者再現原爆映画が実現したら、
御希望に沿うかもしれんが。
つうか原爆の被害とかを描いて文句言ってくるのはアメリカとかじゃなくて、国内の
地球市民な連中なんだよな。
日本は加害国なのだから、そういうことを描くのはケシカランと。
こういうようなことが起こるのも世界で日本だけだろうな。
251 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/13(月) 22:39:20 ID:QX/vacoq
はあ?
そんな訳分からない妄言をシミジミ語られてもなあw
なんと答えたらいいのか……
252 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/14(火) 00:45:10 ID:EdywnZd/
>>249 >他の監督は苦労して違う表現を使ってるんじゃないの?
「鏡の女たち」はそんな別バージョンを行く映画じゃないよ。
あの映画は難しすぎるね、俺もただ見ただけでは理解できなかったが、吉田喜重は原爆を描くことにこだわりながら、自分には資格がないとしている。
原爆を直接示す映像を入れることを厳格に制限しているけど、本当ならば惨劇を描きたいという事だろう。
(ユリイカの対談であまりに明確に喋ってるので驚いた)
たぶん「ひろしま」に類似した原爆映画は「この子を残して」じゃないかね。そして木下恵介が気にしていたのは被爆直後の惨状をどうセットに組
んでいくかだった。
でもあの出来ではね。
>>251 250はそんなに難しいことを言ってるようには見えんがなあ。
日本語の不自由なお人かしら。
254 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/14(火) 23:49:51 ID:EdywnZd/
255 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/15(水) 00:15:10 ID:LUSckmjP
>>253 お前は難しいこと言ってるじゃなくて単なるバカ
>>252 「鏡の女たち」は、企画・脚本は既に90年代には完成していたようだが、制作に
踏み切れずに寝かせ続けたためか、いざ03年に完成・公開してみると、親子
三世代の年齢・キャラクター設定の不自然さばかりが目立つ映画だった。
その不自然さを知りつつ押し切ったのは分かるんですが、残念ながら21世紀には既
に話自体が成立しなくなっていたように感じる。喜重さんになかなか予算が集まらなかった不幸を恨むべきなのか。
せめて80年代に本編もしくはTVのドラマスペシャルとして成立していればねえ・・・。
もちろん、当時の民放で喜重さん主導でそういう企画が通るとも思えないんですが。
「美の美」とかTVドキュメンタリーとかはやってましたけど。
まだNHKやBSで本編系の監督が起用される時代でもなかったですからね。
喜重さんも文化映画などはやっていた人なので、色んな形で撮れないか色々と模索していただろうとは思うんですけどね。
21世紀に見るにはちょっとシンドいなあと。
>>255 他人をバカ呼ばわりしてる奴が文章書き間違えてちゃ世話ないな
258 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/16(木) 00:13:30 ID:BhBcZi74
252ですが、教えてください
>21世紀には既に話自体が成立しなくなっていた
というのはどういう意味?
原爆にはもう観客が来ないということ?
被爆者のお婆さんが生きて悩んでいるのに現実感がないということ?
>>256 確かに年齢設定は微妙だったな。撮影開始が遅れたぶん。
ただキャラクター設定はそんな違和感なかったよ。
260 :
256:2006/03/16(木) 08:29:19 ID:yFaWoTRC
>>258 >>259氏も仰っているが、単純に年齢設定的に苦しいんだよね。公開当時の03年の
現代が舞台だと仮定すると、岡田・田中・一色の三人の年齢が、指折り数えると合わないんですよ。
あの設定は80〜90年代ならまだ通用するんですけどね。
親子三世代の葛藤を軸にしたいので、あのポイントだけは外せなかったのでしょうけどね。
>>259 キャラクター的にもちょっと・・・。岡田はいいとして、田中の記憶喪失女性や、
一色の研究医の設定に現実感が希薄なんですよね。もちろん、これも喜重さん
は分かっててやってるわけなんですが。画面の隅々まで意匠が凝らされているので、
喜重さんとしては簡素で計算された空間の中に必要最低限のものだけ置きたかったのは分かるんですけどね。
制作が遅れた不幸も大きかったでしょうが、そういう面の不備がどうも気になって、
ちょっと時代を掴み損ねている感じはしました。
261 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/16(木) 14:35:50 ID:BhBcZi74
「鏡の女たち」に関心があり2chの吉田喜重の過去スレを覗いてみたがそんな感じですね。
・感動してる人は純粋な演出面、技術的な面のみしか見てない
・3人の年齢設定が不自然
・原爆の映像はちらりと見えるパネルだけで、すごく手抜きの引用
・結局話の中味がない
しかし、これを原爆映画を主題にした映画として腰をすえて見れば、未だに「語りえない」苦しみを訴えている訳で、
凄い話だなと思うけど、全然それは受けないようですね、
やはり皆は原爆映画であれば、凄い惨劇の映像と直接それへの悲しみを見たがっているのように思うわね
262 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/16(木) 21:36:48 ID:m4gkQF2F
>やはり皆は原爆映画であれば、凄い惨劇の映像と直接それへの悲しみを見たがっているのように思うわね
だから、喜重は自分にはそれを直接描く資格がない、という判断からああいう映画になってるんでしょ。
263 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/16(木) 21:50:19 ID:BhBcZi74
>>262 しかし資格とはいったい何か?
被爆者でなければ原爆映画を作ってはいけないのか、
経験者でなければわからないと言われたら、黙っているべきなのか
そうじゃないだろう、表現者たる監督はいつでも自分の思う方法・スタイルで映画を作ってきたし、
出来たものが例えおかしなものでも、それでその題材が終わるわけではなく、
同じ題材で他の人が作っていけない理由はないだろう。
そう考えれば新藤兼人のように、まさに原爆爆発直後の惨状を焦点とする映画を、作ろうとする気持ちが理解できるね。
そして観客もそれを望んでいるように思うが。
264 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/16(木) 23:29:23 ID:AOSIkFW2
>>211が投げ掛けた問題ともつながると思うんだよ
映画と実体験はイコールなのか?という…
>>263 作っていけないと考えているなら「鏡の女たち」は作らなかったはずで、
前半に言っていることはおかしいよ。
>>264 「太陽を作った男」の長谷川は母親が被爆者らしくて、
「原爆をエンターテイメントにするな!」という批判は、
(たぶん議論が面倒くさくて)それで黙らせたらしい。
いろいろと大変なこともあるんじゃないかな。
まあ都市伝説かもしれないが…
266 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/17(金) 04:07:16 ID:GidcjFai
>>263 「自分にはそれを直接描く資格がない」
こんなことを言うやつは心の中で被爆者を神聖化してしまってるんだろ。
現実を抉り出し表現する職業人として失格だと思うね。
267 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/17(金) 04:09:23 ID:GidcjFai
>職業人として失格
あ、それを自覚しているがゆえの「無資格」自認かもね。
それならそれで後ろ向きなやつだな。
268 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/17(金) 04:28:11 ID:kvfFmWZ/
>>263 >しかし資格とはいったい何か?
知っているかもしれないが、それは「表象不可能性」という事ではないかしら。
ホロコースト映画について言われていることだが、そこには映画が絶対に描けないものがあると主張している人がいる
同じようなことが原爆についても言えるかもしれない、と吉田自身が言っていたように思うが・・・
ただのお涙頂戴にならずに、本当に何が起きたかを理解し、感じてもらえる映画を作ることは、一般論として相当に難しい事から、
不完全なものを許せない吉田には、その題材に触れる資格はないと考えていたのではないか。
>>266>>267 吉田の言葉に対する反応が幼すぎ。
実際、直接的に扱った劇映画なんてほとんどないんだから、
そんなに特別なことを言っているわけじゃない。
「太陽を作った男」じゃなくて「太陽を盗んだ男」だな
271 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/17(金) 12:49:41 ID:YHdAnrTU
60年前のプロレタリアート文学者たちと同じ議論してるな。
それよりずっと低いレベルで。
272 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/18(土) 20:45:11 ID:jWRS/fcC
>>263 恐らく最も有名な原爆映画は、「純愛物語」とそれを真似た「愛と死の記録」ではないか。
純愛物語は左翼ファンご用達の今井正作で大ヒットした、しかしそこでの感想は、「反対をがなりたてず、静かに訴えるのがいい」というものだった。
60年代社会的に反戦運動が盛んだった時期では、映画で原爆の悲惨さを訴える必要性はなかったのだろう。
しかしそういう風潮や社会的記憶が薄れた今では、資格や表現不可能とかいうのはあっても、
「シンドラーのリスト」のように、多少のお涙頂戴でもいいから、びっちり感動させ、世界中の人に見せられる映画があってもいいのじゃなかろうか。
273 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/19(日) 02:15:38 ID:h8z8gxjX
気がついたら、4月のフィルムセンターの上映は、新藤兼人で、
講演もするという。
274 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/20(月) 03:06:34 ID:m/A3iyIT
「ここに泉あり」を見たが、すごく面白い映画だった。
昭和22年の様子を昭和30年に描いているので、現在見ると何に特に注意が払われているかわからないが、
話がとてもドラマチック!、田舎の人に芸術的な音楽を聞かせるという話なのに、
冒頭から音楽を聴かないでふざける子供たちが描写され、彼らの報われない苦労が臆面もなく語られ、そこが面白い。
ついに市民フィル解散の話し合いという山場でも、画面手前には酒を飲んでひっくり返っている楽団員が大写しで入り、
生真面目さに程遠い、こういった対立を全面に押し出す方法はギャング映画などの活劇と同じだ。
しかし映画はそうやって散々苦労を書いておいて、ラストではいきなり彼らの
活動が持続していてついに実を結ぶ様子を描き、どんでん返しになっている。
この映画が受けたのはテーマもいいが、こういった映画の作り方、見せ方が面白くできてる所にあったのだろう。
主人公たちのお題目だけ並べ、成功と協力ばかり要請する話にせず、
仲間内の汚さや理念のずれを描き、いよいよ駄目だと思わせておいてひっくり返すという点が客の関心を引き付けるのだろう。
「続けてきたのがよかった」という苦労している人へのさりげない応援。
この映画には政治的なメッセージはないと言っていい、楽団のマネージャーは県の補助金を得るため議員に会うというが、話の内容はまったく出てこない。
詳細は知らないが、そういう点でも監督は映画人として映画に忠実だと思う。
275 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/20(月) 18:51:37 ID:m/A3iyIT
ぐじゃ、ぐじゃ書いてる奴がいるが、こんだけビデオも販売されてるのに
見た奴があまりいないのが映画として致命的だ。
宣伝のやり方を変えればいいのではないかとも、思うがそれは製作関係者がゆるさないのだろう。
映画は全て「旬のもの」、公開を過ぎればその生命は半分以上終わっているが、もう一度よみがえらすためには、イデオロギーや題材に頼らぬ、映画としての優秀性を訴えることだ。
まあ
早道はNHKでまとめて放送することか。
276 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/22(水) 02:27:59 ID:HOs+xNWK
今井正の「あゝ声なき友」('72)を見る。
戦争は過去のもの、もう何も言うな、という友に向かって主人公は俺たちは声を上げる権利があるんだと呼びかける。
物語は戦後1年目から8年まで渥美清が手紙を配り続ける話であり、
話の中でもかなり変化があり、最後が結論であろう。
72年の時点では戦争は明らかに過去のものなので、この内容に疑問はない。
全体のトーンが戦争を過去のものとし、皆が忘れてるけど忘れようのないものとする、視点であるのは間違いないだろう。
物語が直接主人公の行動を問うものではないので、簡単に静かに終わってしまうが監督のメッセージは明確だろう、
受取人の様子は始めは原爆や空襲による皆の直接の被害を描き
ついで皇太子と同じ誕生日の受取人は戦死者がもどらぬ限り自分の存在を
許せない=戦争の終りを認めないという弟
そして遺書が受取人である妻に不幸をもたらし、遺書なんかいらないといわれる。
しかしそこでついに主人公は、そういう過去の傷に皆が何も言わずただ忘れることに努力していることに反対を唱える。
そういう意味でこの映画は70年代という時代でないと観賞することが難しい。(今では忘却になんの不思議もないし当事者がいないから)
私は今井正が戦争をどう考えているかを知りたかったのだが、それは強いて映画の題材として取り上げたくはないが、描けば戦後も清算が済んでいないという批判的視点は明らかだ。
今井自身が戦争中はひどい戦争協力映画を作ったという思い出したくない体験と同時に
その責任が議論されずそのままである事を反映しているのであろう。
277 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/22(水) 12:28:19 ID:05me0UDv
『ああ声なき友』は志垣太郎の美少年ぶりしか覚えてないなぁ。
渥美清がこだわった企画だったけど、リハーサルで粘る今井演出とは合わなかったらしい。
今井自身は60年代のインタヴューで関東軍が行った生体実験(731のことか)を
映画に取り上げたい、と言ってたように記憶するが。
『ひめゆりの塔』はさほど気に入ってはいなかったらしいね。
278 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/22(水) 22:09:23 ID:bfAOufQa
新藤兼人の「桜隊散る」も原爆の後遺症がテーマだったね。
279 :
この子の名無しのお祝いに :2006/03/22(水) 22:10:52 ID:fK2VaAZM
『ひめゆりの塔』は気に入ってなかったの?
リメイクしているから愛着のある作品だと思ってた。
男優にとってはウハウハの現場だったろうね。
今井や山本が生きていたらどんな作品を撮っていたのかな。
「大地の子」とか映画化していそう。
280 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/22(水) 23:35:47 ID:05me0UDv
『ひめゆりの塔』は、大晦日まで撮影して、3日3晩徹夜で編集して、
1月6日に公開して東映始まって以来のヒットを記録した、
という点のみは最後まで誇りを持っていたらしい。
リメイク版は前回できなかった沖縄ロケをやれる、という魅力で引き受けたが、
女優陣がみんな現代っ子で雰囲気に合わないわ、途中で病気になって神山監督に交代してもらうわ、
さんざんだったらしい。古手川祐子は印象よかったみたいだが。
最初の『ひめゆりの塔』ではスチールマンが若き日の斉藤耕一監督なのだが、
こんなエピソードを語っていた。
火薬を使った大がかりなシーンが失敗してしまい、リテイクは時間的に無理、
今井監督はひどくガッカリした様子になったが、
スタッフ全員が時間外労働して「もう一度やりましょう!」と申し出たところ、
今井監督は涙を浮かべて全員に「ありがとう、ありがとう」とくり返し、
そのシーンのリテイクは見事成功となった。
しかし、完成品を観たら、そのシーンは見事にカットされていた。
>>280 「ひめゆりの塔」の監督補佐だった村山新治が以前、映画芸術に回想録を執筆
していたが、今井正の完全主義は度を越している。何事も納得するまで済ませら
れない人だったようだ。あれでは完成するはずがない。
山本薩夫や関川秀雄まで別班応援に現れたが、しつこく粘って撮り直しばかりの要
求に根を上げ、すぐに帰ってしまったとか。
撮っても撮ってもいつまで経っても終わらないので、ヒットしたから良かったものの、
恐らくはマキノ光雄も心底から後悔したはず。今井はその後も日共の巨匠として各社と独
立系に君臨し、ワガママな完全主義的撮影を通した。
必ずしもヒットはしていなかったにも関わらず、キネ旬ベストテン級の巨匠という
威光はそれだけ強大だったのである・・・単に日共系の動員のお陰で切符が売れたせいかもしれないが。
282 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/23(木) 02:14:05 ID:JEwwDPnb
>>281 >単に日共系の動員のお陰で切符が売れたせいかもしれないが。
映画関係者かファンか知らないが、あまりにものを知らなさ過ぎるよ
今井正は独立プロ以外ではえらいヒット作をとばしてる名監督だよ
また逢う日まで
青い山脈
ひめゆりの塔
純愛物語
米
海軍特別年少兵
今井正なら「不信のとき」がいちばんおもしろかった。
五本選ぶとすればこれにプラス「橋のない川」「仇討」「越後つついし親不知」「あれが港の灯だ」かな。
「どっこい生きてる」「婉という女」「あゝ声なき友」も捨てがたい。
「にっぽんのお婆あちゃん」が見たいんだけどどこか上映してくれないかな?
ちなみに山本薩夫なら、「白い巨塔」「華麗なる一族」「にっぽん泥棒物語」「座頭市牢破り」「荷車の歌」。
次点は「彦根風雲録」かな。
285 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/23(木) 12:27:10 ID:kxVqz6Vq
>>281 大映の溝口、東宝の黒澤ならともかく、
フリーの立場でそれだけの完全主義を貫けた今井ってすごいな。
おかげで70年代には大作映画の企画は全部早撮りの山本薩夫に持っていかれるわけだが。
286 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/23(木) 13:25:34 ID:sY8MVIYl
287 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/23(木) 21:31:12 ID:9C7hoC6/
黒木和雄って、最近は今井正とか山田洋次に作風が似ていると思う。
昔はアート志向だったのに。
最新作の「父と暮らせば」なんて、今井正が生きていたら監督していそうな作品だな。
288 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 20:19:01 ID:GI7Bj1Ve
「キクとイサム」好き
今井正、好きなんだよね〜
近所のTSUTAYAでお薦めされて見たけどすごい良かった
続いて「橋のない川」(一部は最高!二部ガカーリ・・)
「海軍特別少年兵」「ひめゆりの塔」(古いの)を見ました
成長していく少年や少女と見守る大人のドラマが心地いい!!
山田洋次はちとセリフが説教臭いんで苦手
『武士道残酷物語』の中村錦之助の七役の演技は歴史的名演
290 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 22:23:37 ID:FuPk5MkH
>>284 そういう時代背景にせよ、間男くらいであんな騒ぎになるなんて感覚的に理解不能です。
今井正なら「白い崖」も気になります。
「キクとイサム」の翌年なのに、キネマ旬報ベストテンで一票も入らなかった映画。
監督の名前だけで票を投じそうな選考者がいそうなものなのに…そんなに酷いのかしら。
291 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 22:30:27 ID:yWco1Qyw
「白い崖」
見てないんだけど、「死の接吻」のパクリだという話があるね。
292 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/24(金) 22:53:08 ID:Uo6uj6Vv
『夜の鼓』は最初溝口が映画化を狙っていたそうだ
永田に「そんなの商売にならん」と反対され『近松物語』に変更されたらしい
妻敵討ち、俺は好きだけどね。槍の権三 重帷子とか。
294 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/25(土) 04:32:25 ID:Kp/w1c1+
今井正がCIE検閲官のコンデを感動させた「民衆の敵」を見る
難しい、とてもいいフィルムとは言いがたい、
その為、これの脚本を読んで修正を要求し、フィルムを見て感激したコンデを
映画理解の点で優れているか否か判断できない。
財閥批判は多くは台詞で行われているので、脚本で十分理解できたはず
まあ、1年前まで戦争賛成映画を作っていた今井たちをまったく信用していなかったと言うべきか、
ただ、この映画の財閥・憲兵批判は表層的なものではなく、かなり内容を
ともなっているのは確かで、その点はすごい
295 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/27(月) 01:42:27 ID:lgRyILed
今井正の「にっぽんのお婆ちゃん」は1962年の松竹の正月映画!
作品としては悪くないが、華やかさが求められる正月映画として興行的に大コケ
寅さんの変わりに山田洋次の「家族」とか「同胞」を三が日に見る気がするかね?
共産党シンパであることが、興業より大切なんでしょ。
松竹も寅さんさえヒットしなければ、もっとまともな映画を多く作っていたと思うが…
>>295 >今井正の「にっぽんのお婆ちゃん」
制作が「M.I.Iプロ」となっているが、これは「水木洋子(M)」
「今井正」(I)「市川喜一」(I)の略なんでしょうね。
松竹からの委託という形だったんでしょうか。ちなみに併映は中村登の「千客万来」。
昔の松竹なんか、番線の数合わせしか考えていないのでいい加減なもんですよ。プログラムピクチャー時
代は年間のグロスで考えるので、企画さえ通れば意外と興行にはルーズな所もあるんだよね。
>>296 寅さんがいなかった松竹、というのもちょっと想像しにくいな。一体どうなっていたのだろう?
298 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/27(月) 19:14:21 ID:fJ5LxLtr
「橋のない川」借りてみたが難しいかった、つまんない
どちらかと言えば二部の方が面白い。
差別とは縁のない私には、ストレートに差別とそれに抗する姿を描いた方がよかった。
製作する方はもう凄い意気込みで作るのだろうが、私のような知識のないものを満足させるのは難しいのだと申し訳なく思った。
299 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/27(月) 20:09:02 ID:d4k1pJzG
第二部は部落解放同盟が上映館に押しかけてきて暴れるので、
一時見ることができなかったんだけどね〜。
いい時代になったもんだ。
300 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/27(月) 21:42:18 ID:MqvVYNFR
え?逆だよ
見れなかったのは「一部」のほう。
大暴れするオヤジがいるでしょ、あれが差別を助長するとか
ばあちゃんが学校にイジメ相談に行ってはいそうですか・・で帰ってくるとこが
解放運動や抗議運動に水をさす表現だとして反発。
各地の映画館で部落解放同盟が大暴れして上映できなくした。
「二部」は部落解放同盟も入って説教臭い内容にして
完璧に失敗作になった。
302 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/29(水) 15:54:07 ID:S5V1Nu0S
ラストでカラーになったのが一部だっけ?
伊藤雄之介がすごかった。
303 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/29(水) 18:43:36 ID:t4wO9IG2
ラストでカラーになるのは山宣だろ。
304 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/29(水) 20:09:06 ID:V5lD248c
>>302>>303 両作品とも、ラストはカラーになります。ちなみに、303さんが「山宣」と
言っているのは、山本薩夫監督の『武器なき斗い』ですね。
ちなみに、『武器なき斗い』は、ラストの“あれ”(未見の人の為に書きません)
を見せたいがために、わざわざカラーにしたのか?山本薩夫、恐るべし…。
305 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/29(水) 21:55:36 ID:5xGsumwm
解同の抗議は完全に言いがかり。
映画の内容は実はどうでもよくて、単に「日共の今井正」を困らせたかっただけ。
306 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/30(木) 00:20:26 ID:CUfxPPya
『純愛物語』いよいよ8月DVD発売
307 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/30(木) 01:23:55 ID:DTpAYNC1
私の母親が学生の頃「橋のない川」の上映会に行ったら
会場周辺で上映に反対する人たちが石を投げてきたという
話を聞いたことがありますが、これだったんですね。
>>306 本当に!?他の作品は出ないのかな?
東映さんは不可解なチョイスでソフト化してくるからあなどれん。
309 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/31(金) 02:39:12 ID:Sa/urREA
>>308 同時発売は関川秀雄の『大いなる旅路』、伊藤大輔の『王将』、内田吐夢の『血槍富士』
310 :
この子の名無しのお祝いに:2006/03/31(金) 21:47:49 ID:FlnvuGVS
関川秀雄の「ひろしま」は赤字だった、はたして何人の人がこの映画を見て、どんな評価を得たのだろうか?
311 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/02(日) 00:18:56 ID:3qZXMnSb
『ひろしま』は学校で見た人が多かったんじゃないかな。
日教組制作だし。
原爆投下直後の広島の再現は凄かったね。熊井啓がADやってたらしいね。
312 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/02(日) 00:29:17 ID:JXqsSmE/
ADなんて言い方しないでくれよ。
313 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/02(日) 13:24:12 ID:BjgRj9xO
小学校のときの夏休みの登校日(8/6)に体育館で全校生徒が見せられたな。
314 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/02(日) 15:10:45 ID:2JSj56j3
被爆者がまるで幽霊みたいなんで驚いたね、いくらアメリカへの恨みが
あるからと言って、お手手ぶらぶらの幽霊とは。
それに被爆者の骸骨を売ってもうけるなんて、やっぱひどいよね。
315 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/02(日) 18:46:55 ID:BgNucNng
>>314 いや現実はあんなもんじゃなかったみたいよ。もっとひどかったみたい。昔の写真みてみたら?アメリカへの恨みでああいう映画作ったかどうか分かると思うよ。
別に幽霊のマネしてお手手ブラブラしてるわけじゃなくて火傷で筋肉が引き攣ってああなってる
被爆直後の広島の写真って松重美人が撮った数枚しかないんだよな
沢山残っていれば資料館もあんなチンケな蝋人形なんかに頼らなくてもよかったのにね
実際は映画どころじゃなくて、特に臭いがヤバかったらしい
なんたって日本の夏、腐乱の夏に何万体の死体だからね
被爆者の方もこれだけは言葉では説明できないと言っていた
まあ魚一匹が腐っていても臭くてしょうがないくらいだから想像もつかないが
317 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/03(月) 14:55:33 ID:wxoEQnKr
>>314 「ひろしま」の幽霊て、ラストシーンのことか?
あれもかなり変、それまでの話と関係なく、ゆらゆらと立ち現れる人達
あれは
まあ広島で死んだ人なんだろうけど、あんなにひつこく死者をだすなんてえげつないと思うぞ。
中学の時に公開された映画「戦争と青春」
中学高校のころは、素直に感動して涙していたのに、今見たら
腹立つこと限りなし。重慶の爆撃があったから、東京大空襲は
仕方なかったみたいなセリフに愕然とした。そんなくらべていい
ことじゃなかろーが。
憲兵にいびられて工藤の恋人が死ぬとこも反吐出そうになった。
実際に軍務に精励してた憲兵さんに失礼だよ!情報活動が中心だった
憲兵のイメージがここまでねじ曲げられるとはね。
しかも一回セックスしただけで妊娠かよ、おめでてーな。
もう二度と見ねーよ。屑映画。
319 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/06(木) 19:30:32 ID:1e6TdIUG
>>318 大人になったね。
大人になるって汚れることなんだなぁ・・・。
320 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/06(木) 20:10:26 ID:uqZeaNLW
>>318 どこで道を間違えて育ったんだろうね、子どもの頃はまともだったのに。
321 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/06(木) 20:45:13 ID:4z7xN+TI
巨匠最後の、才気はないが手堅く纏めたという印象の遺作ですな。
淡々と進む中、鉱山で憲兵が朝鮮人鉱夫にふるう暴力シーンだけ、異様に生々しくて、浮いてましたな。
やっぱり「小林多喜二」を撮った人だと思いましたよ。
今井正はへんたい。
323 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/07(金) 10:54:14 ID:CjwHSmcm
むしろ巨匠の余裕の演出ぶり、と言ってほしい『戦争と青春』。
324 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/07(金) 14:56:41 ID:R16/mRpz
つ「武士道残酷物語」
実は隠れたサドマゾ残虐描写の巨匠・今井正。
案外石井輝男あたりとタメを張れるのかもw
325 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/07(金) 15:10:25 ID:NYbv53rf
>>324 というか、プロデューサーの岡田茂の嗜好だよね。
「武士道残酷物語」「大奥(秘)物語」「骨までしゃぶる」とか、
かつて手がけた映画のフォーマットをエログロ路線に流用した。
326 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/07(金) 15:44:45 ID:bkrPIO7V
山本薩夫は暴力を描いてもカラッとしてるんだけど、
今井正はネチネチしてるな。。でもそのネチネチ感がクセになったりしてw
>>324 今井の趣味でもあるだろう。「妖婆」と「多喜二」の監督ですよ。
今井のとるべき映画は「戦争と青春」などではなく「花と蛇」だったと思う。
憲兵か誰かが共産党の女を縛るヴァージョンの「花と蛇」ね
329 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/07(金) 18:58:17 ID:0jIbAJT8
>>326 それは言えるね。「武器なき斗い」の、特高の拷問シーンとか、「戦争と人間第二部」の731のシーンとか、かなりエグい描写なんだけど、あんまり後を引かないよね。
「小林多喜二」と「沖田総司」だけは、金貰っても再見したくないよ。
330 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/07(金) 19:10:18 ID:X50TydtV
キャメラマンの宮川一夫は今井の意見をことごとく無視したそうだが
岡本や増村の意見も聞かなかった
しかし、稲垣やマキノや溝口や黒澤や市川や小津の意見は聞いた
宮川の中では、稲垣・マキノ・溝口・黒澤・市川・小津>>>>>>>>今井・岡本・増村
こういうことなのか?
>>319-320 あの東京大空襲正当化に納得する子供はヤバいと思うが。
まあ後半の一回で妊娠云々はともかく。
332 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/08(土) 00:49:58 ID:RkfHqgUA
「橋のない川 第一部」で伊藤雄之助が警察に拷問されるシーンも凄かったな。
しかし評論家の佐藤忠男はつくづくバカだな。
石井輝男を批判するなら、今井も批判しなきゃ公平じゃないだろ。
333 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/08(土) 01:49:53 ID:iMKguKoa
>>330 市川も『炎上』撮影中にはお互い口をきかなくなったりした期間があったらしい。
ケンカして友情が芽生える例もあれば、相性が悪いだけの場合もあるのでは?
宮島義勇も『どっこい生きてる』は初日で帰ってしまったらしい。
つくづく、今井は中尾駿一郎がいてくれて幸運だったと思う。
宮川は、カメラの事はカメラマンが決めるべき、
演出上の狙いがある場合は別だけど、
その場合も意図を言ってくれば、話し合いで決める。
そんなスタンスでしょ。
>>330 監督が理不尽にフレームをカメラマンに押し付けようとした時に、
衝突するんだと思う。今井は現場では暴君で有名だし。
>今井は現場では暴君
つまりサドなんだな、今井は。
性と暴力をテーマにした映画をもっと撮ってほしかった。
今井が監督するというなら、有名女優でSMが撮れたと思うな。惜しい。実に惜しい。
「ひめゆりと蛇」とか、やってほしかった。
336 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/08(土) 21:51:13 ID:Ibx8+qlh
今井監督と何回も組んでる俳優って結構いるよね。
江原真二郎とか木村功とか凄いなあと思う。もしかしてマゾ?
『武士道残酷物語』の江原さんのサドの殿様、怖かった
338 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/09(日) 12:10:34 ID:p9NmntvX
木村功は黒澤明から吉田喜重にまで重用される上手い役者だからな。
今井監督は、宮口精二、加藤嘉、山岡久乃あたりを褒めていたな。
『米』での加藤嘉と中村中村雅子の恋愛はすぐに気づいていたとか。
339 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/09(日) 12:21:29 ID:UCLkhIGi
デビュー以来今井組の常連だった岡田英次は突然出なくなちゃったね。
おいしい役が多かったのに何でだろ。女性問題とか?
木村功はうまいというか、もちろんうまいのは確かなんだけど、
嫌なヤツとかねじくれたヤツを演った時の説得力が半端じゃないんだよな。
341 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/10(月) 08:00:34 ID:NCOKpIvJ
日本映画専門チャンネルで独立プロ作品を放送中。
342 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/10(月) 08:55:51 ID:lPW7zd/5
木村・岡田で今井正といえば「人間魚雷回天」すね・・・
あぁ・・切ない・・
湘南の海・・
343 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/10(月) 09:40:32 ID:sGhJN8JC
344 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/11(火) 19:28:09 ID:vCDvSnOP
今日やってた「姉妹」いいねえ
天真無垢な中原早苗と、クリスチャンで万事控えめな野添ひとみの、
コンビがいいんだけど
中原が「あの家はお金持ちだけどカタワばっかりで大変なのよ」と言って
野添ひとみにつねられる
それを聞いていたメクラの加藤嘉が気がついて「つねっちゃいけませんよ」って、
そして、この家でカタワっていってくれた人はいないって、笑う
こういう映画は強いね
345 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/11(火) 19:28:18 ID:vCDvSnOP
今日やってた「姉妹」いいねえ
天真無垢な中原早苗と、クリスチャンで万事控えめな野添ひとみの、
コンビがいいんだけど
中原が「あの家はお金持ちだけどカタワばっかりで大変なのよ」と言って
野添ひとみにつねられる
それを聞いていたメクラの加藤嘉が気がついて「つねっちゃいけませんよ」って、
そして、この家でカタワっていってくれた人はいないって、笑う
こういう映画は強いね
二回書くなよ、お前白痴か?
347 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/12(水) 22:10:33 ID:cU7WmMjb
>>346 白痴はあんただ。時間見れば誤発射だってわかるだろ ボケ
348 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/13(木) 01:01:56 ID:pxg3Ok2U
うーむ、346がドストエフスキーで347が黒澤明か!
板違いながら、それにしても黒澤「白痴」完全版は見つかるのかな?
349 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/13(木) 12:16:34 ID:4hZPG81A
は、は、、、白痴ょん
350 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/15(土) 01:12:34 ID:L8IfFtBE
真昼の暗黒、すごい!
2段仕掛けのどんでん返しという感じかな、
やはり事実のもつ凄さが生きますね。
351 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/18(火) 00:48:02 ID:JQdkEsM9
足摺岬ってなんで、あんなに暗いの?
冒頭から、名匠伊福部明が思いっきりくらい音楽をつけて、
木村功がくら〜い、顔をして牢屋から出てくる。
その後も貧乏と特高にいじめられる話で、浮かび上がれない。
吉村公三郎さんて割合常識的な演出でメロドラマを撮る人というイメージがあったので驚いた。
あまり成功しているようには思えないが。
面白いのは、本物?の日本の小型戦車がガラスに映る形で出てくること、
こういう点でも結構演出に工夫があるのは確かだね。
352 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/18(火) 10:26:54 ID:d1UBrJ3D
独立系の映画は題材が暗いのが多いね。
まぁ、木村功が出てればだいたい暗い内容ってことですが。
>>351 元の小説が暗いから。
欝で死にに行った人の話ですから。
354 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/18(火) 17:12:06 ID:aS9H28z9
木村功が出ていて暗くない映画って「億万長者」くらいかな。
市川昆が独立プロで監督したんだよね、確か。
原爆作るねえちゃんが出てきたり、汚染マグロを食べて人がバタバタ死んだり変な映画だった。
355 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/18(火) 23:59:35 ID:H1ESYsxx
>>354 え〜?かなり暗い、絶望的な内容の作品だと思うんですが。
ちなみに、あの作品には幻のラストがあって、最後は久我美子が
作っていた原爆が実験に成功し、地球上に久我ひとりが生き残っている、
というラストだったそうです。しかし、会社側が無断でカットしてしまい、
不満を持った市川監督は、クレジットから自分の名前を外したそうです。
356 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/19(水) 04:18:49 ID:2W7FxOxT
山本薩夫の「暴力の街」や「太陽のない街」はなぜつまらないのだろう。
映画自体は、かなり派手で、殴りあいや議論、大人数のでもみあいなど、
スペクタクル的なシーンも多い。
また新聞社対暴力団、財閥対労組の対立という話もかなり書き込まれており内容もある。
理由の一つは多くの事件が起こりあまりに騒がしく、映画としての単純な対決構造にならないからか?
(言い換えれば感情移入すべき主人公が一人に定め難いからか)
また、映画の視点が始めから記者や労働者にあり、苦労しらずの観客には彼らの苦闘が伝わらないからか。
そもそもこうい題材に関心がもてないからか。
山本薩夫の映画としては国策映画「熱風」の方がはるかに面白いように感じる。
ただ、多くの人物が登場する複雑な話を山本薩夫は早くも撮っている訳で
監督の特質がこういう点に現れているようだ。
こういった争議自体が常識以前のものとして現実感のない今では、
戦前の国策映画よりももっと縁遠いものに思える。
>>356 > (言い換えれば感情移入すべき主人公が一人に定め難いからか)
山薩自身は、群像を描くのは尊敬する師匠である成瀬よりもうまいと自負している。
成功している映画を見るとそれもうなずける。
ただその群像を描く手法も、
重みのあるせりふを使って資本家を批判的に描くのに向いていて、
労働者を肯定的に描いたり、小悪を描くのには不向きなんじゃないだろうか。
実際、山薩の映画は体制そのものより、
支配階層の人間を批判的に描く演出で成功していることが多いと思う。
>>356 > ただ、多くの人物が登場する複雑な話を山本薩夫は早くも撮っている訳で
> 監督の特質がこういう点に現れているようだ。
著作によれば、成瀬の助監督をやっていた時分から、
群像を描くことを成瀬の演出の欠点としてみていたようだ。
ここの人間の内面に迫る静かな演出については絶賛している。
359 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/19(水) 16:39:51 ID:/iB8pJMX
成瀬巳喜男が群像を描く?
戦前映画から戦後までほとんど見たけど群像なんて見当たらないんだけど。
ほとんどが家族か夫婦かカップル単位で。
弟子としては学ぶことも多かったんでしょうが演出方法はまるで違うなぁ。
成瀬の助監督って思い浮かぶのは渋谷実、山薩、岡本喜八、石井輝男とか。
みんな個性が違い、成瀬調ではないね。それでいいと思う。
360 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/19(水) 22:12:54 ID:2W7FxOxT
中山節夫も左翼映画人として、以前このスレのリストにあがってましたが
彼の「あつい壁」て見た人いますか?
ハンセン病の親を持った子の就学差別を扱ったものですが、
なんと県がビデオを貸してくれる。
見る価値はあるだろうか?
361 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/19(水) 22:28:36 ID:kGHcqyYs
>>361 モノクロで直球ど真ん中の告発映画。
中山節夫の映画としては「ブリキの勲章」と並ぶ代表作。
最初から最後まで、らい病差別の実態がこれでもかこれでもかと釣瓶打ち。
全く気が抜けない。
「東京オリンピック」のように、義務教育の児童生徒全員に体育館ででも見せるべき。
362 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/21(金) 17:28:21 ID:bqlj3eY0
黒澤、小津、成瀬等に比べて研究書が少ないね。
今井は1950年代はベストテン男って呼ばれていたのにね。
田中眞澄が「『ここに泉あり』のような良心作を今一度見直すべきだ」なんて書いていたけど
なんか切なくなったよ。
363 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 03:32:07 ID:H+xqhogS
>>362 「ここに泉あり」はまあいい話ではあるが、それより映画としての葛藤や
逆転があるところが凄いと思う。
かなり大胆な話のつくりで、描かれた団体自体は嫌がったのじゃないのかな?
考えてもみなさいよ、あるボランティアグループの映画を作って時に
冒頭、そのグループの活動に飽き飽きしてる子供とか出てきたら、
相当理解がないとできないか、怒ったかですよ。
364 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 07:56:30 ID:jKxsVu+8
今井正では、「どっこい生きている」が好きです。
現代に通じる生活の厳しさと家族愛が描かれていて、ワタシにとって最大の名作です。
河原崎長十郎が子どもを抱えて走るラスト近くのシーンは忘れられません。
今年は前進座にとって記念すべき年ですが、この作品の上映も検討して欲しいなと思います。
365 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 15:32:23 ID:5qQNbdIA
足摺岬、録画したのを見た。
確かに冒頭の伊福部先生の音楽がなんとも重いw(ゴジラも重い)
成瀬作品「コタンの口笛」の先生の音楽は軽やかでしたが。
内容は貧乏東大生が肺炎にかかったあげく自殺しに足摺岬までいく
暗い内容だが、本郷(たぶん)あたりの下宿の住人の生活とか、
おいちゃん役で大好きな森川信が出てくるし薬売りの殿山泰司が
いい味出してたしうまい俳優が演じてるのを見られて良かった。
木村功ってほんと蔭のあるひたむきな役があってる俳優だなぁ。
同時期「七人の侍」で津島恵子と恋仲になる役で共演しててお似合い。
366 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/22(土) 21:14:08 ID:LyIQVwYP
独立プロにはアクが強い俳優が多いけど、木村功は割とあっさりしているかな。
ただ、この人マゾっぽいオーラを発していると思う。いじめて君というか。
河野秋武、岡田英次あたりが「いじめてやる君」なのかな。
木村功があっさり? w
368 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 16:55:45 ID:uES2OA8D
>>344>>345 この映画に出演している“二人のひとみ”って家庭(子供)には恵まれたものの、
晩年は不遇な人生な送っているね。
野添ひとみ→夫ががんで死亡。自分も夫の後を追うように8年後に死亡。
中原ひとみ→一家でCM出演するものの、長男が交通事故死。
何か奇遇なものを感じる・・・・・。
(中原ひとみは元気でいるかな?)
369 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 18:09:25 ID:UtfwQEMo
中原ひとみは、時々おもいっきりテレビ出てるよ。
雰囲気が昔とそれほど変わらないのが凄い。
中原ひとみと江原真二郎が結婚した時の仲人が今井正なんだって。
意外と今井正って面倒見良かったのかな。
370 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/23(日) 21:52:07 ID:R3zOpvNR
中原ひとみ、最近吹っ切れたみたい。
娘さんもいろいろあったようだけど。
っていうか中原ひとみは東映だったんでしょ?
もう一人の中原早苗っていう人が東映?
よく分からないな、あと「婿殿!」の嫁白木万理ってさ、
元日活スターだよね。
371 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/24(月) 16:21:56 ID:s+lh/B8i
今日やってた「浮草日記」は興味深い
旅周りの一座が労働争議にまきこまれる話だが、どうやら当時の共産党内の
対立を反映していて非常に厳しい批判が出てくる。
これは実は共産党内紛映画ですな。
必見ですよ。
372 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/24(月) 16:24:31 ID:s+lh/B8i
今日やってた「浮草日記」は興味深い
旅周りの一座が労働争議にまきこまれる話だが、どうやら当時の共産党主導の
労働運動への疑問を反映していて、運動へ厳しい批判が出てくる。
労働組合なんてみなアカだ
ストなんてのお祭り騒ぎだ
アカにしちゃずいぶん優しい所があるな、おい油断するなよ
俺の芝居には「我々の!」てのが35もあるんだぜ、やってらんないよ
「自己ひ?」えーこの字なんてなんて読むんだ、飛ばしちまえ、
この芝居アカくさい方が勝つんだよ、こんなのお客にうけるのかね
俺はつい軍歌をうたっちまう
必見ですよ。
373 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 00:07:26 ID:gIxdNOoJ
「ここに泉あり」でのハンセン病患者の描写はあれでよかったのだろうか?
手元にある本から抜粋した、当時の患者たちの反応は
・美しいものをより美しく誇張して描くためには、醜いものはより醜く、哀しいものは必要以上に哀しく表現しなければ映画という物は創造できないのか、
・画面に描かれたのは非科学的な療養所の姿である、この認識不足を今井監督に抗議する
・進歩的な独立プロが我々の犠牲の上に乗っかって主題を生かそうする無慈悲には絶対承服できない
当時患者たちは、少ないながら社会復帰した仲間が再び差別を受ける事を心配し、患者団体はシーンのカットを要求したが拒否された。
374 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 00:19:35 ID:gIxdNOoJ
>>373 私はあの描写は映画として正しいと思う。
なぜならあのシーンは当時差別の対象であり、見捨てられた存在であるハンセン病患者を、音楽団が訪ねたというシーンであるから。
推測だが、監督は同時に彼らの悲しい境遇を世間にアピールしたかったのではないかと思う。従って映画の意図として彼らは「悲しい哀れな存在」であることが必要なのです。
これは描写の正確さ云々の問題ではなくそれが真実だということ。患者の反応のように彼らを映画に登場させない事や、あるいは綺麗な存在として描くことで、そこに問題がないとするよりも、真実の姿を描くことでその問題を訴えることの方が大事だと思うから。
この映画の製作者は映画にそういう物を求めたろうし、私もそういうものを期待する。
当時の患者が反対した理由は理解できるが、それは目先の利益にすぎない。少なくとも真実であれば隠す必然性はない。そして今見ても彼らの哀しい姿を見ることで当時の状況がわかる点で患者の利益になっているのではないだろうか。
実際に映画で描かれた姿が現実の患者とどう違うかは知らないが、ひどい誇張はなかったと思われる。
おそらく演出されたのは、患者と楽団を隔てる柵、包帯を巻いた姿、音の出ない拍手、この世の果てという挨拶の台詞などだろう。これらがとんでもないひどい誇張なのか、映画の意図にそった妥当な演出なのかは上記のような問題意識により決まると思う。
>>370 中原早苗は故深作欣二監督夫人じゃなかった?
白木は菅井きんの娘だよねw
376 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 08:21:02 ID:toWCJubG
>>375 深作の奥さんのほうは修羅雪姫で梶に胴体切りされてましたっけw
>>374 今の視点から言うとハンセン病患者のあのシーンは非道いんだろうけど
当時の認識ではみなあのていどでしょう(今井監督もそうだった)
鼻や手指が欠けるっていうのも当時の医療では仕方なかったのだし。
今の認識で50年以上前の映画を語るのってちょっと・・・
377 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 15:48:02 ID:gIxdNOoJ
>>376 >鼻や手指が欠けるっていうのも当時の医療では仕方なかった
確認ですが、ここに泉ありにそんな表現はないですよ、包帯巻いてるだけよ
>>374 >>376 >>377 ご説、拝読させてただ来ました。
話は変わりますが、「砂の器」はハンセン氏病をネタにして観客の涙をねらっており、
その扱いは不当だと思います。
それを「砂の器」スレでうったえても、スレ住人は耳を傾けてもくれません。
皆さんはいかがお考えでしょうか?
380 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 20:56:43 ID:toWCJubG
もう書き込まないけど。
私が小さい頃に聞いた風評ではこの病気にかかると鼻の先が溶けたり
指が溶けて無くなるってのがありました。もち不治の病で隔離もありの
恐ろしい病が一般人の認識だったみたい、あ、昭和30年代後半の話しね。
不当だって言われてもどこに訴えるんです?今井さんは墓の中だし。
野村芳太郎、橋本忍も墓の中。もう終了します。
381 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 21:38:27 ID:7g0Ht47o
今井・山本の後継者って神山さんあたりかな。
こういう社会派の監督って今少ないねえ。
仮にいても作品に見合うような役者がいない。
382 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/25(火) 22:14:49 ID:8SdYnIUp
>>380 >不当だって言われてもどこに訴えるんです?
もちろんそういった映画の害毒に目をつぶって無批判に感動している連中にうったえるんです。
特に「砂の器」スレの住人は酷いですね。
どんなに書き込みをしても、何の反応も無い。
反応があっても、人権問題板や別スレへ行け、なんですから嫌になります。
砂の器は推理映画だけど、ハンセン病は大きなテーマで、語り合う価値がないなんてのは、映画がわかっていないとしか思えない。
少しは真面目に考えたら!って書いたんですけどね。
384 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/26(水) 18:49:14 ID:ME8V77MS
>>383 まず、スレの
>>1を読んでください。
>日本映画の黄金期を支えた二人の巨匠、
>今井正と山本薩夫を中心に、いわゆる左翼系良心作や、
>左翼系映画人について語り合いましょう。
と書いてありますね?
あなたの書き込みはそれと合致していますか?
砂の器創作に関わった映画人が左翼だって言うのですか?
だから砂の器に出てくるハンセン氏病のネタをこのスレに書き込むんですか?
そんなイトコのハトコみたいな理由付けで、このスレに粘着されても困るんですが。
「砂の器」は創価学会のシナノ企画なんだから、「人間革命」スレ行ってやってくれよ。
386 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/26(水) 22:48:16 ID:Oh5S5UJ2
なんか怖くなってきたので。。
今、岸恵子がNHKに出てたよお。
『ここに泉あり』の時は可愛かったなあ。
クールなイメージが強かったから、ヘボ楽団と気難しい旦那におろおろするピアニスト役が新鮮だった。
387 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/27(木) 15:55:14 ID:964XAleT
クールなイメージは中年すぎからじゃないの?
君の名はの頃とか松竹の脇で出てた頃はハネっ返りの娘みたいな
役とか多かった。鶴田浩二との共演作ではもう少し大人っぽい役
もやるようになったようだけど。「ハワイの夜」「弥太郎笠」とか。
岸恵子ってちょっと生意気だったと思う、にんじんくらぶ作っちゃうし。
勝手にフランス人と結婚して渡仏するし。
デビューの「我が家は楽し」でもクールなイメージは丸でないね。
ちょっとおきゃんでおっちょこちょいの女学生。
389 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 19:03:42 ID:wZmg1+g1
橋 本 忍 が 生 き て た な ん て 〜〜〜
ご 免 よ 〜〜〜 殺 し ちゃ って
390 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/28(金) 21:16:24 ID:ETF70Jyj
「真昼の暗黒」と「証人の椅子」を並べて鑑賞すると、今井と山薩の違いがよく判る。
片や、弁護士が奔走し、法廷で論陣を張り、「おっかさん、まだ最高裁があるんだ!」
片や、容疑者の弟である福田豊人が、個人で出来る限界まで精力的に動き回り、反証を得る。
「証人の椅子」はもう少し評価されてもいい。
391 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/29(土) 00:16:51 ID:OP7vfHDU
「あつい壁」(監督:中山節夫 1970年)を見ました。
この映画は昭和28年の黒髪小学校事件、親がハンセン病だが未感染の児童のへ登校反対騒動を扱っている。
(冒頭、鉄道で死んだ子供の骸を運ぶ人達)
大きな声じゃ言えんが、仏の親父はライ病院にいるらしい
それじゃ事故じゃなくて自殺だな
ライになるくらいなら死んだほうがましだからな
(時間が戻り、子供の父はある日ライ病と診断され、療養所への収容の前に確認のための診察を受けにくる)
私はなんでこんな病気になったのでしょうか?
うちの家系には一人もライになったものはいないんですが。
太田さん、ライは遺伝じゃありません伝染です、それに今じゃハンセン氏病とも言ってます
先生、どうしても治らない病気なんですか?
いいえ治ります、患者の80%は無菌です、現に昨年105人がこういう施設から退院してます
先生、家内や子供にはうつっていませんか?
らい菌は非常に弱い菌ですから、抵抗力のない幼児以外はまずうつりません
うつらないなら通院もできるんじゃないですか?体の方は働くには支障ないです
入園された方が治りも早いし、それにライ予防法という法律でライの罹病者は隔離されることになっています
先生、医者なら私が普通に働ける事もわかっているでしょう、どうしてそんなに責任逃れするんですか?
でも私にはどうにもならないです
(映画はこの後、子供が地域の親たちから、うつるかもしれないからと拒絶にあい、ついに自殺するまでを描く)
このシーンで映画で既に「らい予防法」という法の存在が、一医師の考え方を越えて差別を生み出した事が示されている。
392 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/29(土) 00:18:32 ID:OP7vfHDU
>>391 続き
(映画の最後は笠智衆の名演がただ一つの救いを示す)
子供の葬式の場で、兄は生活のため父を見捨てて他の男の所へ行った母親を責める
父親は、俺がこんな病気にさえならなかったらと泣く
しかし子供の学校の先生はこういう
「信次が死んだのは事故かもしれん、自殺かもしれん、しかし本当は殺されたんだ
わしも信次を殺した一人だ、
こういう私も本当は何もわかっていないのかもしれない、だが知っていて何もしないのはなお悪いのじゃないでしょうか
私たちは負けてはいられないのですよ、負けちゃならないのですよ」
393 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/29(土) 00:33:47 ID:OP7vfHDU
>>391 この映画は暗いしあまり面白いものではない、患者や家族がひどい目にばかりあうし、最後もあまり希望のない終わり方だ。
シーンがぶつ切りで続くだけで演出があまり上手とは言えない、主人公は少年で演技はあまりうまくない、
それでも見せる力があるのは次々に起こる不当な問題のせい、描かれる厳しい現実のせいだろう。
素直な感想としてこんな映画が1970年という時点で作られていたことに驚く。そして皆はどういう風に見たのだろうか?
患者や家族はあまり暗いので嫌ったのではないか。当時厚生省は患者が陳情にきたら歩いた所を消毒したというから、見た人のほとんどはそっぽを向いたのではないか。
今でも映画があまり知られていないのを考えると、失敗作として葬りさられたのではないのか?
/\___/\
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| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < ま〜た始まった
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395 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/29(土) 01:35:07 ID:gQCKQLE7
素晴らしい!私のまわりにはこんなにも深淵にあつい壁を鑑賞し、ハンセン病について
考察した人間は誰一人としていなかった。この作品をきっかけにハンセン病患者が、どんな
偏見と差別を受けてきたか親から子へと世襲の事業として伝えていかなければいけない。
被差別者が権利を主張しようとするとそれを社会は冷遇するというのも現代ではよくある
話であるし,人間が存在する以上差別は未来永劫、なくらならないかもしれない。
しかし、このような書き込みを読むことで自分自身に深い考察を促されたのは実に貴重だ。
どうもありがとう。
/\___/\
/ / ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < ま〜た始まった
| ,;‐=‐ヽ .:::::| \_______
\ `ニニ´ .:::/
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397 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/29(土) 23:06:21 ID:OP7vfHDU
>>395 あまり知られていないが「あつい壁」は今も必見の映画ということですね
398 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/30(日) 00:03:35 ID:7xhj2lFh
399 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/30(日) 13:15:50 ID:LPxYoxso
ここはハンセン病について語るスレですか?
400 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/30(日) 19:42:55 ID:7xhj2lFh
つーか中山節夫はハンセン厨のバカ、
「あつい壁」は失敗作、
>>395は乗せられたアホという事で満場一致でよろしいですね。
402 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/30(日) 21:13:05 ID:7xhj2lFh
という事は、中山節夫はアフォで決まりか
403 :
この子の名無しのお祝いに:2006/04/30(日) 21:31:25 ID:aE0/l1Ws
いきなりこのスレ見たんで流れが読めんが、中山ら左翼監督第二世代はすべて屑だろう。
先達たちの小粒版に過ぎん。
404 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/01(月) 00:30:55 ID:nWRFuVEx
72 :この子の名無しのお祝いに :2006/04/29(土) 01:21:46 ID:/h95LoVZ
>>71 >日共の宮本顕治が「退廃との闘争」と称して、東映やくざ路線スケバン路線や
>日活ロマンポルノに反体制的な幻影を見てはならないと赤旗で書いたほど。
もちろん監督や脚本家にはそういう嗜好の人もいたけど、カツドウヤって熱いようで
どこか醒めてるし何よりも商売が第一義だから、どこまで本気だったかはよく分からない。
創り手本人の中でもはっきりした分別はついていないと思う。時代の気分もあったしな。
むしろ映画屋には同じ左翼でも反代々木の人が多いので、ミヤケンたちには
そこが癪の種だったのだろう。自分はいまだに当時から現在に至る映画界内部の労
働運動勢力の派閥図がよく分からない。ゴチャゴチャしてるよね。
代々木シンパでも党の気に入らない映画を作った人は批判されたりするしな。
近年の降旗の「ホタル」や佐藤純弥の「男たちの大和」は代々木も気に入ったようだが。
73 :この子の名無しのお祝いに :2006/04/29(土) 02:16:23 ID:ZfGAqfYY
>当時から現在に至る映画界内部の労働運動勢力の派閥図がよく分からない。
俺はもっとよく分からない。
日本共産党員=今井正・山本薩夫・山田洋次
(キネ旬などを見ると党員(?)評論家の山田和夫、故・瓜生忠夫などは無条件に賞賛)
反代々木・新左翼=伊藤俊也(?)、
あと新左翼を越えてアナーキーになると、過激性から並べると、
足立正生>>>>>若松孝二>>>>>>>>>>>>>>>>大島渚(新左翼→73年頃以降リベラル)
くらいの認識しかない。(今、思い付いた監督だけ並べたけど…)
405 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/01(月) 00:37:54 ID:b8oDD+ay
熊本で昔「あつい壁」TVで見たよ。今でも毎年、上映会をやってるはず。
映画を見れば、中山監督の他の映画への批判はわかる気がするよ。
確かに、ここに泉ありも、砂の器も、実際には見事に患者を見殺しにした映画には違いないからね。
>>400や
>>403は論外、左翼映画人スレに書くような人で差別ということをまるで、わかろうとしていない。(彼らが知ってるようには思えない)
自分の知らない事を、勝手に良いの悪いの決め付ける事の恐ろしさは
ハンセン病の事をしったらそれこそわかるよ。
こんな映画1本でも人間がわかるって、結構恐ろしい。
406 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/01(月) 00:51:04 ID:b8oDD+ay
実はもっと差別的な人間は
>>395だね
こいつは「あつい壁」に賛成しているのか、いないのかわかんないけど、
もしあれが皮肉なら
差別なんか知らないと自己満足に浸る馬鹿者、今でも年に10人くらいハンセン病になるのだから、神様こういう奴を選んで。
賛成しているとしても、
表面上では差別反対とか言っておいて、そのくせ砂の器なんか
の映画には何も言わないで、差別を温存してる偽善者だろうよ。
差別に反対するってのは患者に同情することで、その他は何もしない
それどころか過去は流せとか隠蔽に手を貸す
それは中山監督のいう『市民の差別感をえぐり出す作品にしたい』てのはまさに
>>395みたいなのを引きずりだそうということじゃないかな。
その点で
>>395はよく反省することだね。
407 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/01(月) 01:30:33 ID:p4ekNU8Z
>>404 長谷川和彦なんかはどういう系統になるの?どこにも属さない一匹狼?
それから例の「社会派」wの熊井啓とかは?あれは左翼というより市民社会派のリベラルかな?
408 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/01(月) 03:09:58 ID:ch9mBpC8
>>406 またまたぁ〜、何を仰るやら。
391〜393を書き込んだ後で、395を自分で書き込んだくせにぃ〜。
「また自作自演だよ…('A`;) 」って突っ込まれたら、
>実はもっと差別的な人間は
>>395だね
ですか。
いやぁ、往生際の悪い人ですね(プッ
>その点で
>>395はよく反省することだね。
いや全く、そのとおりだ。君はう〜んと沢山、反省するんだよ。
409 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/01(月) 04:15:43 ID:b8oDD+ay
>>408 なんでこんな勘ぐりを受けねばならないのか。
映画を見たこともない人が、どうしてこんな事を書く権利があるのか。
そういう人は当然、「橋のない川」も「太陽の子」も「真昼の暗黒」も
見てないだろう。
つまり映画が好きなのではなく、こういう善意で映画を作ってる人を貶して馬鹿にすることにしか関心がない。そしてそれを支える人も。
ともかく、少なくとも中山監督の映画を貶すことだけは止めて欲しい。
すごい映画だし今も十分意味があると思う。
>>409 >映画を見たこともない人が、どうしてこんな事を書く権利があるのか。
>そういう人は当然、「橋のない川」も「太陽の子」も「真昼の暗黒」も見てないだろう。
寝言、言ってんじゃねぇよ。
俺たちは、ちゃんと映画を観ているから、映画は映画として語れるんだよ。
映画に描かれていた差別の歴史は、人権問題板や当該スレで別途語れるんだよ。
そういう差別が描かれていない普通の映画も観ているから、
「この映画は、中立じゃないな」「この映画は製作者の偏見で作っているな」等の判断が出来るんだよ。
差別を描いている映画=この映画は素晴らしーという盲目的な評価を、所構わず書き込むのが
「十分意味」があることなのか?
俺たちには君の方こそ、正しい判断が出来ていない、という事を指摘しておこう。
>>407 長谷川和彦は、にっかつで共産系の労組に監督デビュー作をつぶされたはず。
それで三里塚な人だった相米(第四インター)も後を付いていった。
412 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/01(月) 11:49:19 ID:BAuopw/J
>>411 ゴジは今村プロから流れてきたんで、外様の契約助監督でしょう。
社員じゃなかった。
あの時期の日活で、契約助監督が監督昇進できる可能性があったのかな。
脚本家やラジオのDJとしては既に人気があったけど。
413 :
409:2006/05/01(月) 12:57:09 ID:b8oDD+ay
>>410 中山監督の「あつい壁」は差別を扱うだけでなく、その解消を目指す映画だと思います。その点でこの映画はやはり凄い良い映画だと思う。
410は当然この映画を見ていて、その上で
>差別を描いている映画=この映画は素晴らしーという盲目的な評価
として貶しているけど、それではこの映画のどこが、どのようにいけないのか教えてほしい。
もし返答がなければ、やはり映画なんか見ていなくて、真面目な主張をバカにして、自分の楽しみにする人だったと思うことにします。
>>412 >あの時期の日活で、契約助監督が監督昇進できる可能性があったのかな。
まさしくその「社員助監督以外の人間に撮らせる余裕などあるか」という点が
問題になり、日活撮影所の名物助監督だったゴジを昇進させる話は流れた。
後年の80年代まで、日活(にっかつ)では社員監督・(かつては社員だった)日活生え
抜きの契約監督以外の外様監督に撮らせるのは社内で問題になることが多かった。
もっともその頃は生え抜き監督のローテーションも崩れていた頃だったので、に
っかつ(にっかつ撮影所)本社製作作品でも結構外の監督を起用している。
415 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 10:00:37 ID:iKU0Xr7i
っていうか、山本だって今井だって娯楽作品さんざん撮ってるのよ〜
そんなにハンセン病や差別がどうしようもなく気になるんなら別スレ
立てればいいじゃん。そこで思う存分ハンセン病やら肺結核患者とか
の差別の歴史を総括しちゃいなよ。熱い人がいるみたいだし。
>>414 日活は、労組委員長が社長になってしまう会社だったからね。
後の根本社長のことだけど。
社長就任後の新聞のインタビューで
「望む人がいるからポルノは商売になっている」と言う言い方をしていて、非常に不快だった。
男のスケベ心を見下してる感じがアリアリだった。
>>415 そのスレは立っているけれど、
患者団体が「砂の器」の事前チェックをしている事実が判明して、
スレで暴れていたヤツは、トンズラこきました。
418 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 13:39:53 ID:4TpAnWZj
>>417 もうちょっと巧い自演の仕方を学んでから書き込んでくれよ
他のスレの仇を撃つなんてどうでもいいから
413の問いに答えてくれよ、岡目八目、見物人がいるんだよ、楽しみにしてるよ
419 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 13:40:08 ID:/5ezIvix
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420 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 13:56:03 ID:ZBTtcOCm
少々お待ち下さい。
いま逃げる用意をしておりますので。
どんな自作自演をしても必ずバレる馬鹿w
>>418 そもそも、410の書き込みは「あつい壁」を「貶している」んじゃなくて、
409の「差別を描いている映画=この映画は素晴らしーという盲目的な評価」をするハンセン厨の姿勢が
悪いといっているのであって、映画自身を貶しているわけじゃない。
だから「それではこの映画のどこが、どのようにいけないのか教えてほしい」といわれても
別に映画自体が悪いという主張ではないので、何にも意見はございませんよ。
トチ狂って噛み付いてくる前に、日本語の読解力をあげようね。
自分の都合の悪い質問や突込みに対しては、全部「見なかったこと」にして
無理やり自分を正当化している奴が、よく言うよ。
>もうちょっと巧い自演の仕方を学んでから書き込んでくれよ
その言葉、そっくりそのまま君に返してあげよう。
バカかお前は?
413の詭弁なんて解っているけど、みんなスレの平和のためにスルーしていたのに。
424 :
416:2006/05/02(火) 15:32:06 ID:bHzJOnpS
何がどうなってるのか分かりませんが、現在の話題はゴジと日活労組についてです。
ハンセン氏病については、それ専用のスレに移動してください。
425 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 15:54:08 ID:iKU0Xr7i
日活内部事情もホントは興味無いけどハンセン厨よりマシかな
街頭演説とか日比谷でデモしたらどう?>ハンセン厨
426 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 19:17:46 ID:4TpAnWZj
>>422 なんだよ、敵前逃亡かよ、見物人のこと考えろよ!
がっかりだよ
410に「真面目な主張をバカにして、自分の楽しみにする人」って煽られてもこれしか出てないのかよ。
それって認めちゃうことじゃねえの、あーカキコして損した。
427 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 19:36:14 ID:4TpAnWZj
はいはい、わかったから街頭演説でもしなさい。
ここからは消えて。
てか何で街頭演説しないの。
最後の一行は取り消し。レスしなくていいから直ぐに消えて。
430 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 20:52:26 ID:4TpAnWZj
431 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/02(火) 21:38:28 ID:ypjAvD9F
で、悪評高いハンセン病映画「愛する」を撮った熊井啓は?
432 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 14:11:14 ID:XWQUgsSa
433 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 14:45:22 ID:6L/sMVJ4
左翼が産経新聞なんかに誉められたらオシマイだろーが。
434 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 15:22:25 ID:XWQUgsSa
ところで昨日やってた「人間の壁」面白かった。
教師の首切りを扱った日教組の運動を賞賛する映画かと思ったら、悪人の執行部役員が出てきたり、教育予算要求運動に無関心な教師がでてきたりと面白い。
南原伸二の組合役員 が出てきて香川京子の女教師を苛め始めたときには
これは何か?と思った(彼は「殺しの烙印」での殺し屋役のイメージが大だったから)が、やはり悪人だったので安心した。
しかし全体のトーンは運動のために団結しましょうであり、これはかなり工夫した、日教組のための日教組による映画には違いないでしょう。
> 教育予算要求運動に無関心な教師がでてきたり
共産党シンパで活動しない人間は悪人なんですよ。
436 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 20:20:54 ID:GYINTchN
>日教組のための日教組による映画
関川秀雄の「ひろしま」もそうだったな〜。
パチンコの玉からピストルの弾を連想するあたりはこじつけだと思った。
主演の月田昌也は一発屋だったな。
『人間の壁』では、伊藤雄之助が短い出番だがイイ味出してて印象的。
俳優さんの層が厚いね。
438 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 21:34:01 ID:tnzTQh1V
「戦争と人間」
「五大の労働者はいずれ鼻歌歌いながら働くときが来る。苦しいのは今だけだ。
そのときまで我慢できない者は、共産党にで入って獄に繋がれればよい」
滝沢修のこのセリフに35年前、渋谷パンテオンで笑いの渦。
いまから思えば、笑った人たちは、日本共産党から割引券もらった人たちでしょう。
439 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/03(水) 22:25:46 ID:XWQUgsSa
>>438 滝沢修は財閥の興隆により、結果的に労働者も豊かになると考えてる、ある種皆の幸福を大事にする財閥の頭首役
この台詞は田中角栄の列島改造論と同じ意味だね、みんな大賛成だったのよ
笑ったのは「いきなり共産党に入れ」だからでないの
公開時に子供だった君はそれを理解できず、今いびつな記憶を紡いでいるのね
440 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 02:07:35 ID:MKDp7bjC
>>432 どうして2chではデマがはやるのだろう、
「愛する」は勿論批判されてますよ
・らい予防法が廃止されてもハンセン病に対する認識は一向に変わっていないそれを象徴する映画である(藤野豊「多磨」97年9月号)
・端的に言ってこの映画は公開されるべきではない、なぜならハンセン病に対する偏見を助長する以外何物でもないからである(牧野正直光明園園長「日活株式会社への抗議文」6月25日)
・宣伝文などを読むとハンセン病差別への告発をした仕事ということになっているが、ミイラ取りがミイラになりかねない危惧を覚える(武田徹「読書人」10月17日号)
・真実を追ってストーリーを展開させるのではなく、らい予防法の歴史、療養所に残された人達、いまなおハンセン病に対する差別や偏見が根強く残る、
そういう知識をもとにした作り物の世界に過去の事実をはめ込み、お涙頂戴の商業主義で作り上げたのがこの映画だ(多磨全生園の入所者)
441 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 02:44:24 ID:jtrnbJeL
だからさあ、「愛する」は別にして、熊井啓は政治的にどういうポジションなの?
この人たしか浦山桐郎の弟子で、「愛する」も師匠の「私が棄てた女」の一応リメイクだよね?
>>440 ハンセン氏病とか部落とか、威勢のいい批判も、
代々木、反代々木に過ぎないことがあるので要注意。
>(藤野豊「多磨」97年9月号)
>(牧野正直光明園園長「日活株式会社への抗議文」6月25日)
>(武田徹「読書人」10月17日号)
>(多磨全生園の入所者)
そういうものを「ソースですよ」と示されて、「批判されていますよ」と言われてもねぇ
444 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 11:34:07 ID:MKDp7bjC
>>443 ということは「愛する」は問題なしということですか
445 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 13:27:53 ID:Ag3f2JZE
ハンセン病がどうとか言う以前に、『愛する』は作品としてつまらん。
446 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 17:04:06 ID:LMnyvVUn
「愛する」ははっきり言って今時ダサいというか、熊井啓の凡庸さがよくわかる作品だな。
なんだよ、あのエンディング。フェリーニの「道」のパクリというか、ほとんどパロディじゃん。
447 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 18:07:46 ID:MKDp7bjC
>>446 エンディングが道のパクリというのは、乱暴で自分のことしか考えない男が
棄てた女を思いやると既に女は死んでいた、ですかね。
それは違うで、原作はらい病の女を棄てるけど、映画では男は自分から手紙書くし、それ以前も仲はいいよ。
前半はむしろ綺麗な青春恋愛ものに近い。
448 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/04(木) 18:44:13 ID:QCPZPJ7S
>>446 >「愛する」ははっきり言って今時ダサい
あれは熊井の確信犯的つくりだと思うが。
俺はそんなに嫌いじゃないな。
酒井美紀もまだ初々しいし、一種のファンタジーですよ、あれは。
449 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/05(金) 02:02:16 ID:4xPu9VYv
愛するって評判悪いねえ、そんな出来の悪い映画でも結局お涙頂戴のネタに
されたハンセン病って、可哀そう。という所かな
450 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/05(金) 02:16:47 ID:J9uhDe7z
病気映画の話するなら差別描写スレに移動してくれ。
自演ハンセン厨の手の内で踊ってるぞ。
451 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/05(金) 03:11:36 ID:wvpidlbI
フェリーニの「道」は今ではもう神話的な名作なので、パクリというよりはオマージュに近いと思うがな。
似た作品挙げていったらもうキリがないだろう。
最近の日本映画でも「ジョゼと虎と魚たち」のラストでやっぱり妻夫木聡が棄てた女のこと思い出して、
思いっきり号泣してた(妻夫木はこれでキネマ旬報ベスト10の主演男優賞)。
「愛する」も映画は糞でも渡部篤郎はキャラがはまっててあの泣き様は素晴らしい演技だった。
452 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/05(金) 12:51:01 ID:4xPu9VYv
>>450 「愛する」はクソ映画だが、それはハンセン病を食い物にしたからだと
感じている人はいないよ。
現在でもハンセン病を使えば問題なく楽に涙をしぼれるのが常識ということだね
450みたく反応するのって、よっぽど患者に悪い事したのか?
>>450 自演厨がみんなの分まで踊ってくれている
454 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 00:31:13 ID:wxyG2p5u
そういえば、フェリーニは道を発表した時、ネオレアリズモ関係の左翼批評家から
「感傷主義に堕落した」とか言われてメチャクチャに叩かれたんだよなあ。
左翼から出発しながらもああいう方向に展開したフェリーニみたいな作家って、
戦後の日本にはいなかったのかな?
455 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 00:47:56 ID:k9cJkkxh
映画じゃないけど、元・頭脳警察のパンタが「パンタ&HAL」解散後に、
ラブソングのアルバムを発表したら「転向した」と叩かれ、
昔からのファンたちの間で不買運動まで起こった件を思い出した。
あと、森繁久弥が「屋根の上のバイオリン弾き」の舞台に専念するようになってから、
「喜劇を捨てた。転向した」と叩かれた件とか。
これは、左翼とは関係ないか。
小説家だと、痴漢エロ小説の泉大八、犯罪ルポルタージュの佐木隆三がプロ文芸出身だ。
457 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 09:38:46 ID:xgWiPGnJ
もう、らい病関係はお腹いっぱいだよ。
他人が批判しようが、自分が感動して名作だと感じたんだったら
死ぬまで感動してなさいよ、嫌いなら嫌いでいいじゃない。
それを他人に押し付けるって変。
458 :
405:2006/05/06(土) 13:10:01 ID:RJTg2zHC
ハンセン病てやっぱり理解されてないね、
病気を正面から扱った映画って少ししかないし、左翼映画らしく
ちゃんと差別反対という風な映画なんて1本あるかないか位なのに、もう結構ですと言われちゃうのね
差別なんてそんなものなのかな、
人の足を踏んでおいて、言い返すと、判ったもう済んだことだ。
見る機会があれば「あつい壁」を見てから言ってほしいものね。
459 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/06(土) 13:43:11 ID:xgWiPGnJ
理解したとしてそれから先どうすんのさ?
厚生省へ陳情に行くわけ?「物故した今井某のここに泉ありは偽善です。
ハンセン病を不当に扱ってます。それを許した映倫ってうか国家に謝罪して
ほしいんです!!」って抗議文をアンタが読むんでしょ?役人の前で。
でも一人じゃ寂しいのでここで同士を集めてってわけね。ふーん。
左翼映画なんて今はもうないの、インディーズでOK
「橋のない川」で史上最強の人権団体・部落解放同盟を相手に渡り合った今井が
今さらハンセン病ぐらいで抗議されても痛くも痒くもないと思うがな。
つーか、もう故人なんだから空しいよ。
「砂」に関しては日共通じて山田洋次に質問状出したら面白いとは思うが。
461 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 00:25:19 ID:Tz+N/tMV
とりあえず、『あつい壁』は機会あれば観ます。
さ、次の話題行ってみよう!
462 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 14:17:19 ID:f71qcX0g
中山監督のHPで「新あつい壁」の企画を読むとやはり、こういう商業映画ではない映画作りの厳しさが窺われるね。
直接制作費1億5000万円、総制作費3億円3000万円、公開は
熊本の映画館、全国の自主上映運動など。
作った映画の上映のために1億8000万円用意するということでしょうか。
映画を作るより見せることが重要ということでしょう。
463 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 14:30:18 ID:f71qcX0g
「新あつい壁」で取り上げるF事件=藤本事件というのは、ハンセン病の患者が冤罪事件で死刑になる話で、
彼が疑われたのはハンセン病として療養所に送った人間を逆恨みしてダイナマイト!で殺そうとした、と疑われたから。
ダイナマイト爆弾の発見、拘置所からの逃亡、山中での追跡、崖から墜落、拳銃による狙撃、療養所に設けれた仮設法廷、法廷劇など、見せ場が結構ある。
こんなマイナー映画にせず、冤罪をはらそうという逃亡者と彼を信じる恋人、そして事件の真実は?意外な結末!というフィクションにすれば面白そうなのに。
そういう虚構ではあるが面白い映画であれば、商業映画として配給できるかもしれないし、その方が結果として患者の利益になるのではないかしら。
>映画を作るより見せることが重要ということでしょう。
それは「新あつい壁」に限らず、普通に日本映画業界全般で当然の頭痛の種ですが。
>商業映画として配給できるかもしれないし、その方が結果として患者の利益になるのではないかしら。
「ないかしら」って、ハンセン氏病云々を除いたら、最近じゃテレビの2時間サスペンスでも扱わないほど
実にありきたりで陳腐なストーリーですが。
「お前はハンセン氏病差別肯定論者だ」「お前なんかハンセン氏病に掛かってしまえ」といったレスが来るだろうけど
さ、左翼映画人スレに沿った、次の話題行ってみよう!
>>454 大島渚の「夏の妹」はどうよ?
当時の雑誌読むと、これはもう凄いことになっているが…
>「夏の妹」
特撮ファンには、主人公の少女(栗田ひろみだっけ?)が唐突に
「シルバー仮面」の主題歌を歌いだす事で有名な作品ですね。
467 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 18:57:36 ID:f71qcX0g
>>464 464の今日のカキコ 2006/05/07(日) 17:31:32 ID:GsJtO/i8
そんな小さいミスなんて、ハンセン厨の痛い暴れっぷりに比べたら比較になりませんが
ハンセン厨だなんて言われるいわれはないよ
464って結局2chの映画スレからハンセン病を締め出したいのね
それは患者に何かして未だに罪悪感の人?
468 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 19:08:44 ID:f71qcX0g
>>464(GsJtO/i8)
映画の話題が面白いのはそれが、それが様々な要素を持っているから。
映画を見てそのテーマに関心を寄せる人もいるけど、役者や小道具、あるいは製作事情など、実際みなの関心は様々。
これは心理検査でいう投影法と似ている。ロールシャッハ図形のように曖昧な刺激を与え、回答からその被験者が分析できる。刺激は曖昧な方がいろいろなものが出てきやすい。
464が映画スレからハンセン病の話題を排除したいという(おそらくかなり強い)嫌悪感を示したのは、そう見れば彼がこの病気についての何か決定的な欠如を持っているか、逆にあまりにも強い関心がそれを抑圧していると分析することは可能だろう。
「新あつい壁」はハンセン病を扱った映画でもあるし、現在進行形の最も新しい左翼映画?とも言えるのは確か。そこにハンセン病への強い拒否発言をするのは、おそらく発言者がそれに強い関心があるのを自白しているようなものだ。
反論があるなら「映画の差別表現を弾劾する」スレで書けばいいのに。
あっちでは袋叩きになるから反論できなくて、このスレならスルーされるか
穏やかな反論しか書き込まれないから、こっちでコッソリ書き込みですか。
たいしたヘタレですね。
>ハンセン厨だなんて言われるいわれはないよ
自分が今までやってきた事は2chや他のBBSで荒らしと呼ばれる行為です。
自分に都合の悪い事は常に棚にあげるんですね。
はい、両者ともお疲れ様です。
>>467-469は一切「左翼映画人」とは関係無い書き込みですね。
これ以上はやめてくださいませ。
>「新あつい壁」はハンセン病を扱った映画でもあるし、現在進行形の最も新しい左翼映画?とも言えるのは確か。
そんなオレサマな個人主観により強引な理由付けで、このスレに粘着しないでください。
ここは「左翼映画人とその作品」を語るスレです。
これ以上無関係な書き込みは迷惑です。
>464が映画スレからハンセン病の話題を排除したいという(おそらくかなり強い)嫌悪感を示した
ハンセン氏病とその差別について語りたいなら、この板の「映画の差別表現」スレでやってください。
このスレで語るべき内容を、あなたの書き込みがぶった切っています。
2chでこういう人に対して「スレ違いです」「流れ嫁」と言われます。
というわけで、さ、次の話題や「夏の妹」ネタ、行ってみよう!
471 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 19:34:52 ID:f71qcX0g
>>469 468を書いたものですが自分でも驚きました、464(=469)ってやはりすごくハンセン病に執着してるんですね。
>>やってきた事は2chや他のBBSで荒らしと呼ばれる行為です。
中山監督のHP読んで思った事書いただけで、病気をテーマとして前面にだすのはどうよ?ってつもりで書いたんだけど、
どうしてこんな事を言われなきゃいけないの。
472 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 19:51:37 ID:5lJ1Og4p
「夏の妹」は沖縄返還にかこつけて沖縄現地ロケを行う、という大島らしい
ジャーナリスティックなトピック立てが先走りすぎて、内容がなさすぎる。
もっとジャーナリスティックに行くつもりだったが、
現地に行って、現地の人とお酒を飲んでいたら、どうでもよくなったらしいw
けどそれは口実で、たぶん、
ヤマトンチュがちょっと沖縄に来ただけでウンヌンとやられ、へたれたと思われ
474 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 20:10:28 ID:f71qcX0g
>>470 >このスレで語るべき内容を、あなたの書き込みがぶった切っています。
中山監督が左翼映画人なのはこのスレ読むまで知らなかった。
その人の現在進行中の作品を語るのにどうしてこんな排斥を受けなければいけないのでしょう?
こう書いて今感じたのは、2ch自体が排斥=差別、という構造を持っているからな気がする
2chとは、合理的な理由なしに排斥する場所=形としての差別を楽しむ場所、だからではないのか。
それは遊びなのかもしれないが、同時に差別をしていることには違いない、と思うのだけれど
475 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 21:03:19 ID:9BPDY2iy
>>472 >>473 「夏の妹」の翌年、成島東一郎監督の「青幻記」ってどうなんだろう?
「夏の妹」以前の大島監督作品の2作は成島がスタッフだったけど、
「青幻記」はあえて沖縄論のようなものは避けて叙情の世界。
舞台となった沖永良部島は鹿児島だけど、沖縄との県境だし。
当時、沖縄論のようなものは盛んだったんだろうけど、
成島は大島らの論客とはあえて違ったアプローチをしたんではなかろうか。
「青幻記」はなんかイマイチ。で、スレ違いは確実。
477 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 22:25:06 ID:9BPDY2iy
すんません、確かにスレ違いですね。
私としては、作家が沖縄を描くとなると、
どうも政治的イデオロギーがついてまわるのに
「青幻記」にはそれが感じられなかったのが
ちょっと意外だったので書き込んでしまったのでした。
478 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 22:25:33 ID:QjMsxKER
>>439 笑ったのは滝沢修さんが劇団民芸の親分格で共産党シンパだったからでは?
479 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/07(日) 23:47:32 ID:oEtFwDnp
>>477 成島は映画撮影組合の幹部でアカだったんだけどね
480 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 00:06:54 ID:HgoPspxw
滝沢がNHK大河「新平家物語」で演じた後白河上皇は絶品、仲代といい勝負
>>479 へえ〜、「青幻記」は25年以上前にみたきりだけど、
親子の愛情を描いたような(?)ノンポリの結構良い映画だったという記憶しかないが、
成島はアカだったのか…大島の作品を撮っているのは知っていたが。
>>441 唯、山田洋次を除いて大島渚以降に監督デビューした
社会派映画監督はほとんど新左翼系のような感じだったから
(浦山や熊井啓とかは単なる社会派、リベラリスト)、
監督が共産党系か新左翼系かノンポリか右寄りかは「大島渚」のスレで訊く方が良いのではなかろうか?
482 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 01:31:07 ID:xR9d6t1/
>>454 梶間俊一は助監督時代は東映労組の活動家だったのに、監督になってからは会社の犬になってプログラムピクチャーばっかり撮ってる。
和田嘉訓も、最初は新左翼的だったのに、途中から会社の犬になった。
483 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 02:08:04 ID:WrYmknl+
>>482 >和田嘉訓も、最初は新左翼的だったのに、途中から会社の犬になった。
そうかな〜?梶間俊一はよくわからんけど、和田監督は違うと思うよ。
確かに、デビュー作の『自動車泥棒』は、やや反米的な匂いがしたけど、
本気でそう思っているとは考えにくい。第一、本当に左翼だったら、東宝に
なんか入社できないよ。なにしろ、入社式で重役が「左翼的考えを持つ人間は、
ここから出て行ってもらいたい」というような会社ですから。
和田監督が、一時期ホサれたのは、デビュー作が不入りだったことから。
でも、その後は職人としての腕を買われて、ドリフやタイガースやコント55号の
映画を撮れたけどね。
>>482 梶間さんはいつまで東映の社内にいたの? 「瑕」などは面白くはないけど、80年代でも
通用するフィルムノワール的ヤクザ映画を創ろうという意気込みだけはあった。
※企画の中身自体は「安藤組外伝・人斬り舎弟」の実質的リメイクに近い。
会社の犬云々より、生粋の東映東京育ちらしくプログラムピクチャー的に堅実な
映画しか撮れないし、そういう企画しか回ってこないんでしょ?
この人が監督らしい良心を見せようとした「オサムの朝」は未見。
東映東京には労組専従でほとんど監督せずに終わった岡本明久という人もいるね。
この人も「人間の翼 最後のキャッチボール」で監督らしい良心を(ry
>>483 和田嘉訓は「脱出」のオクラで監督生命が終わった。ジュリーが以前、
「タイガースの映画なんか和田さんは撮りたくなかったと思う」「結局、あの後、
監督を止めちゃったですね」とかインタビューで言っていた。
もちろん監督としては現場は真面目にやっただろうが、何本か撮ったその類のスタ
ー映画は和田さん本人としては不本意な仕事だった模様。
実際に人気者の限られたスケジュールを借りて撮る余裕の無い映画作りだったろうしな。
「銭ゲバ」も近代放映という東宝の子会社らしいプロダクションで日活の
スタッフに下請けさせて制作されているように、社内的には微妙な位置にあったようだ。
「銭ゲバ」の特異感覚を見るに惜しい人材ではあったのだろうが。
監督候補生として東宝に入社出来たんだから和田さんも相当なエリートだったはずだが、
エリート=保守的とも限らないし、当時の撮影所は学生時代は運動の猛者
でしたという人も実際は結構受け容れている。左でもシナリオ創作が優秀だったり、
現場で使えそうな人間は採用していた。それに左翼云々については、当時はアングラ・サイケと
同じく流行の風俗・思想だったので、みんな多かれ少なかれ影響は受けている。
486 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 03:47:35 ID:33xT8Fc6
吉村公三郎晩年の「眠れる美女」って見た人います?
脳卒中になった後、自宅で撮影したっていうの。あれ、どんなんだろう。
しかし、病気で不健康になった精神で川端が狂った後のエロ文学を映画化するなんて、
山本薩夫以上の変わりっぷりじゃないかと思うけど。
吉村公三郎は左翼映画人じゃないじゃん。
独立プロの人だけど。
>>484 澤井信一郎も長い間助監督だったのは、組合活動と関係あるんだよねえ。
488 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 22:05:29 ID:lJ4/v+hP
>>486 ハッキリ言って田村高広の無理したジジイ演技と、松岡きっこの肢体しか覚えてない。
あ、殿村泰ちゃんのジジイはよかった。
でも、横山博人&原田芳雄版よりはずっとよかったと思う。
489 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/08(月) 23:58:47 ID:adXLqB27
>>463 >こんなマイナー映画にせず、冤罪をはらそうという逃亡者−というフィクションにすれば面白そうなのに。
これに対しテレビドラマ並みの陳腐なストーリーという感想は面白いね。
そういう気もするし、違う気もする、どんだけ金をかけるかはさておき
意外な結末が、結局 ありきたりな殺人理由と意外な犯人ならTVドラマ
意外な結末が、凄い法廷論争劇の末のどんでん返しとか、人間の内面をえぐるドラマにあれば売れる映画、だろう
この点、あと50年くらいたってハンセン病差別などがすっかり忘れ去られれば、
実はハンセン病と密告されたことにより、将来を閉ざされたことによる殺意、とそれ故家族を守るためあくまで別の殺人経緯を押し通す犯人などとすれば、立派な映画になる。
でも今は無理だね。
490 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/11(木) 02:31:26 ID:7sd5Pd2n
>>489 こういう主張の強い映画がどうあるべきかは、公的には議論されていない
それは60年前に映画評論家が国民映画(国策映画)がどうあるべきか論じたのと同じ視線にあるだろう
商業主義という一種の暴力しかないアメリカとは違い、日本では今でもこういう映画がどうあるべきか意見を表明する余地があるのは喜ぶべきだろう
しかし、それは妊娠中の鷲谷花が「阿片戦争」について批判したようにアメリカの娯楽映画のスタイルを借りたからどうのではなく
実効的に、限られた資金の中でいかに映画を見てもらうかという闘争でしかない
娯楽的な感興は犠牲にしても言うべき事は言わねば!(何せ1億以上の金がかかってるし)
というかなり限界的な選択の余地のない意志のほとばしり
それは戦後60年記念の戦争TVドラマがある種の
余裕と意識的な反戦の意識付けという作為性とは、かなり違う世界にある
あちらには解り易さと、TV局を背負った拘束がある
あるメッセージを観客に伝えたいと必死になっている映画は興味深い
491 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/11(木) 11:10:58 ID:awC3VLO2
まわりくどくて論点がよくわかりませーん
キチガイ自作自演レスなんか読むなよ・・・
493 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 03:27:24 ID:/fB2Qs23
>>492 2ch映画板は映画経験豊富な常識人は少ないがこうしたバカは大変多い
だからこそ様々な投稿は(教育的な)意味を持つ
「真昼の暗黒」や「松川事件」は現在進行中の裁判に、抗弁し、判決を左右するような映画で、すごい迫力があった。
映画を見た人は冤罪を温存する裁判官に、石を投げずにおられないような・・・
しかし中山監督の「新・あつい壁」は既に結審し死刑も執行された過去の話
それを今、映画を作ることにどんな意味、どんな作り方があるのだろうか?
そう考えたことはないのか?
ただスクリーンを、PC画面を、眺めて他人の揚げ足取りをする事しか関心がないのか?
そんな精神でよく左翼映画人スレに書けるものだね。
そんな関心があるなら現代日本で映画で批判すべきネタでも探したらどうだね。
494 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 03:27:30 ID:/fB2Qs23
>>492 2ch映画板は映画経験豊富な常識人は少ないがこうしたバカは大変多い
だからこそ様々な投稿は(教育的な)意味を持つ
「真昼の暗黒」や「松川事件」は現在進行中の裁判に、抗弁し、判決を左右するような映画で、すごい迫力があった。
映画を見た人は冤罪を温存する裁判官に、石を投げずにおられないような・・・
しかし中山監督の「新・あつい壁」は既に結審し死刑も執行された過去の話
それを今、映画を作ることにどんな意味、どんな作り方があるのだろうか?
そう考えたことはないのか?
ただスクリーンを、PC画面を、眺めて他人の揚げ足取りをする事しか関心がないのか?
そんな精神でよく左翼映画人スレに書けるものだね。
そんな関心があるなら現代日本で映画で批判すべきネタでも探したらどうだね。
495 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/12(金) 03:43:42 ID:/fB2Qs23
こんな既に判決もでた過去の裁判に関する映画を作る真意は何か?
おそらくそれは『差別をえぐりだす』という監督の一文にあるのだろう
シナリオはただ事件の経過を辿るのではなく、
なぜその裁判に異議を唱えなかったか?
なぜ××だからそれでいいではないか、という常識の(恐るべき)嘘を指摘するものだろう
しかし、常識に異議を唱えることは大変難しいよう思われる
なぜなら観客に非常な不快感を与えるから
その辺りをどう処理し、そう劇映画として構成していくかが技術ではないだろうか
>>494 てか、あんたネット初心者の団塊世代でしょ。
何か書きたい気持ちはわからんでもないけど、あんた以外の人はこんなまとまってない長文読む気しねーよ。
読む人がいると思ってたんなら単なる馬鹿だw
つか「左翼」の意味をこの人は、完全に勘違いしてるだろ。
にもかかわらず、
>そんな精神でよく左翼映画人スレに書けるものだね。
と、我々に説教し、その上で、
>そんな関心があるなら現代日本で映画で批判すべきネタでも探したらどうだね。
と的外れなアドバイスだもんなぁ。
「現代日本で映画で批判すべきネタ探し」が「左翼」と、どう関係するのかなぁ?
>>496 もし「団塊の世代」なら、70年安保といったかなり高度な左翼運動を、例え自分が活動に参加していなくても
時代の空気の中なら読み取り、理解しているはずだよね。
だから「団塊の世代」人なら
>>494みたいなトンチンカンな事を書かないと思うんだけど・・・。
500 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 00:59:04 ID:s4Tw6j1S
>>496 つか、あんたネット初心者の高校生でしょ。
自分とは違う内容のある書き物に、いちゃもんつけたい気持ちはわからんでもないけど、
あんた以外の人はいちいちグダグダ文句言わねーよ。
501 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 01:02:41 ID:s4Tw6j1S
>>498 つか「左翼映画人の映画」の意味をこの人は、完全に勘違いしてるだろ。
それは
>70年安保といったかなり”高度な”左翼運動を理解しているはずだよ
という見当はずれの、思い込みがよく示している
・・・オモチロイ
502 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 01:15:05 ID:h7GbNmqG
504 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/13(土) 01:57:18 ID:s4Tw6j1S
>>503 失語症、または場面緘黙、あるいは言語障害の疑いあり。病院いったら?
あなたと言葉かわしたくないんでしょ。誰だってそうだよ
団塊=×
特別養護老人ホームの小便サヨク=○
介護つきで2ちゃんに書き込みかよw
507 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/14(日) 17:34:04 ID:SHVAEmA1
幻想ですね60年安保も70年安保も。
すべては過ぎ去った思い出、でき事。
身体も精神も元気だったから懐かしいんだね当時が。
その点に関しては判らないでもないけどね。
高畑勲も左翼だよね?
509 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/15(月) 18:12:25 ID:XOZRGGrp
日本共産党の応援に来てたしなあ。。
でも高畑勲って、政治に対してもっとひねくれた感情を抱いている人だと思ってたよ。
510 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/16(火) 11:26:29 ID:jW5tv82O
初めてです
511 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 17:56:00 ID:r7QbIx7H
「兎の眼」を見たが、たいへん難しい映画だった。
512 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/17(水) 19:39:51 ID:ch4Xvqzk
よく知らないが
どちらの監督にも
良い映画があるね。
山本監督「皇帝のいない」の監督なんだが左翼なんですか?
山薩は日共党員。
でも、娯楽作品作らせると上手いんだよね。
60年代の「忍者」モノ?、「白い巨塔」とか…。
勿論、根底には社会批判があるけど、
右翼も左翼も国を改革しようという点では似てるし…。
514 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/18(木) 15:33:47 ID:sLziSCJ/
山本は体育会系左翼。
今井は文化系左翼。
>>512 右翼・自衛隊過激分子の狂気(渡瀬、佐分利)と
保守のしたたかさ(滝沢・三国・悦史)を描は
進歩的国民に警鐘を鳴らすのが監督の作品製作動機の建前なんですよ。
監督の価値観の代弁者は甥です。
もちろん松竹の娯楽映画としての側面も持つわけですが。
それでも当初の脚本は自衛隊の特殊工作隊が反乱軍鎮圧に活躍するアクション映画の側面が強かったのを
ヤマサツが政治映画よりにだいぶ直しています。
描は→描き
失礼しました
5月16日田村高廣氏死去。
今井正作品では『仇討』、山本薩夫作品では『戦争と人間 第一部』
が印象的です。
素晴らしい名演が忘れられない。
哀悼の意を表します。
合掌
518 :
この子の名無しのお祝いに:2006/05/28(日) 23:58:08 ID:tKXSfBiO
『皇帝のいない八月』が右寄りの映画に見えるかぁ?
でも、ヤマサツ映画は確かに悪役陣の方が魅力的だかんね〜。
田村高廣でヤマサツと言えば『白い巨塔』の里見先生!
519 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/15(木) 20:26:50 ID:CmVYsVyf
>>518 俺は512ではないが・・・
>『皇帝のいない八月』が右寄りの映画に見えるかぁ?
俺はあの映画は左右云々じゃなくて、娯楽作品としてみていたわけだが。
ただ、ヤマサツ監督は意図していなかったろうけど、左翼青年くずれでウジウジと口だけ達者な山本圭と
クーデターを起こす渡瀬恒彦や山崎努をはじめとする陸自将校達のほうが、
俺にはカッコよく見えちゃったのは事実ですwww
ちなみに俺は護憲派ですww
>田村高廣でヤマサツと言えば『白い巨塔』の里見先生!
同意です。東教授役の東野さんと田宮次郎の財前をはじめとした生臭いキャラ総進撃の中で
一人だけ静謐な里見を実に素晴らしく演んじてましたね。
遅まきながら、ご冥福を祈ります。
それにしても、ハンセン氏病厨が来なくなって、平和になったね。
これからも盛り上がっていきましょう〜♪
520 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/15(木) 20:31:33 ID:oTVKMtHw
>>519まったくそうですね
「ここに泉あり」でのハンセン病患者の差別描写はでうですか?
当時の反応は
・美しいものをより美しく誇張して描くためには、醜いものはより醜く、哀しいものは必要以上に哀しく表現しなければ映画という物は創造できないのか、
・画面に描かれたのは非科学的な療養所の姿である、この認識不足を今井監督に抗議する
・進歩的な独立プロが我々の犠牲の上に乗っかって主題を生かそうする無慈悲には絶対承服できない
あのハンセン病患者の描写はあれでよかったのでしょうかね?
またにわかハンセン氏病擁護者かよ。
523 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/16(金) 01:44:53 ID:zsuxqC1G
は、俳優の話でもしようよう(; ^ω^)
漏れは、鶴田浩二や岸恵子みたいな独立プロに一見縁のなさそうな人が
時々ポッと出ている時が好きだよう( ^ω^)
鶴田というと、軍歌なんかをCDで出してるけど
どうしてまた山薩の独立プロ系「日の果て」に出演したのだろう?
パージされてたのかな。
>>523 岸は役者の独立プロ作って、
会社に縛られずにいい作品に出ようとしたんだから、むしろ逆では?
松竹では、岡田茉莉子の方が独立プロとは縁が薄い。
旦那の個人プロで活躍するまでは。
526 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/18(日) 18:36:56 ID:zJBkkQ1G
>>524 「雲ながれる果てに」に出演した時、色々啓発されたんじゃないかな。
あと、ただ単に共演女優の島崎雪子と恋愛関係にあったとかw
メジャーで活躍している俳優さんが独立プロの映画に出演するのってどうだったのかな。
本人は承諾しても、周囲が「アカだって思われる!」って反対しなかったのかな。
527 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/25(日) 22:13:32 ID:LlHiyOnQ
佐藤純弥は左翼映画人なのかな?
カメラマンの姫田真佐久は佐藤の能力をボロクソに貶していたが
528 :
この子の名無しのお祝いに:2006/06/25(日) 23:07:46 ID:zhzGgfi2
「新幹線大爆破」は日本映画史上唯一のパニック左翼映画だ。
529 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/11(火) 02:54:45 ID:CrR1mC4x
『新幹線大爆破』と『皇帝のいない八月』の二本立てをやってほしい。
530 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/11(火) 03:06:42 ID:zIS1js2+
新藤兼人は共産党員なんですか?私の好きな山田洋次監督は共産党員だけど。
531 :
530:2006/07/11(火) 03:19:29 ID:zIS1js2+
530ですが、上の方で渥美清さんが共産党員とありましたが違いますよ。
山田洋次監督は党員ですが、渥美清さんは党員ではありません。
「新幹線大爆破」には、左翼くずれの人間(山薩の甥)が出てくるけど、
佐藤監督自身は左翼じゃなさそうだね。
「皇帝のいない八月」は右翼的な人間を多く描いているけど、筋金入りの
左翼・政治映画という気がする。
いずれにしろ二本立て上映は大賛成だ。
山田洋次もシンパだろ?
534 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/14(金) 23:25:26 ID:zgT8v8bI
高畑勲が九条の会のメンバーだったことを知った時は驚いた。
九条や戦後民主主義的なモノは鼻で笑うような人だと思ってたんで。。
高畑さん日本共産党の応援してたねえ。
535 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/14(金) 23:41:06 ID:xa6uhizc
>>532 2本をミックスした作品を作って欲しい。
まず、左翼が新幹線に爆弾をしかけ、その列車を右翼がジャック。
もうJRや政府は何がなんだかわからず、パニック。
536 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/14(金) 23:42:33 ID:tOYJSOce
>高畑勲が九条の会のメンバー
それは真のニヒリストだ、ということだな。
537 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/15(土) 05:59:44 ID:GIsikzDG
宮崎の同志だからね。
鈴木も護憲者でしょ。
538 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/15(土) 09:40:20 ID:5tXjUHvn
増村の『赤い天使』に共産八路軍の行動が描写されている。
日本軍の通信兵が飲み込んだ暗号文を取り出すため、生きたまま腹部を開いたり
饅頭にコレラ菌を注射して日本人の慰安婦に食べさせたり、だった。
ヤマサツの『戦争と人間』では八路軍は「正義の軍隊」として描写されていた。
『赤い天使』は公開当時「事実と違う」とか言われなかったのかな。
540 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/15(土) 21:36:35 ID:VHAPhqvo
>>538 サヨ評論家にボロクソに叩かれてそう。パーロなんて聖域化されてたのに。
>>540 完全な誤解。山薩はバリバリの活動家でしょう? 一緒にしちゃいかんよ。
増村の『赤い天使』の話。
>>542 そりゃ昔は共産圏を理想化する評論家はいたけど、「赤い天使」が公開時に
具体的にクレームを受けたとは聞いたことがないねえ。
そもそも大日本帝国・大東亜戦争批判映画だしねえ。
544 :
538:2006/07/15(土) 22:35:21 ID:5tXjUHvn
『赤い天使』の原作には八路軍の行為の描写はあるんですかね?
増村のことだから適当な考証はしていないだろうし。
>>537 宮崎駿は転向を公表している。
転向というより、棄教と言うべきか。
高畑は相変わらず古典的(教条的)左翼のようだが。
護憲ならば左翼、というのも誤り。
自民党内にも護憲派はいる。
大物だと、海部俊樹、宮沢喜一とか。
>>545 宮崎駿はエコロジーの方に行ったからね。はっきり言って宮崎の反文明・反資本主義思想は思
い込みと誤解の産物以外の何ものでもないと思うけど。この危なさは高畑にもあるか。
これはみんなが突っ込む所だけど、そもそも宮崎が憧憬するようなマニュファクチュア・半
農半工的な次元に文明が留まっていたら、アニメーションでメシを食ったりとか
そういう産業の存在そのものが許されなかったし、宮崎が商業的ビッグネームとして作家的エゴを通
せるようになったのも、まさしく資本主義的社会で彼が成功したからに他ならない。
もっとも愛知万博にトトロの家を出すことを許したり、周囲が持ってくるタイアップも映画の為ならと取り入れたり
(代わりに自分のマスコミ露出はしない)、本人もこうした矛盾はもう分かっているのかもしれない。
ニューエイジやオカルトにも通ずる怪しげなエコロジー的な妄想と驚異的なイマジネーションの飛躍、ア
ニメとしての文句なしのハイ・クオリティというバランスの歪さが天才たる所以か。
そもそも彼は兵器ヲタだし。
548 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/16(日) 20:09:41 ID:gicX4Zev
『赤い天使』は公開時、キネ旬の年間ベストでも20位以内にも入っていないから黙殺されたんじゃない?
国内より海外でのほうが受けたらしいし(公開された時期が違うが)
『赤い天使』は情緒を排した反戦映画の傑作だと思う
山本の『戦争と人間』も見応えのある作品だと思うが
549 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/16(日) 23:11:03 ID:Q3Er3pl4
550 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/20(木) 20:25:47 ID:fOOWpR9z
今井正の『米』を見た内田吐夢は今井に面と向かって
「今井君は農民の生活を知らんね」と言い放ち今、井は激怒しつかみ合いになったそうだ
内田も内田だが、今井も今井だなw
551 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/20(木) 20:42:53 ID:nFiQmpZv
邦画板なんであったんだ・・・。
最近「武士道残酷物語」っていうのを見たんだけど
映画をしては斬新で面白いとは思うけれどちょっと
視点がひねくれすぎてませんか? あんな基地外殿ばかりじゃなかっただろうに。
しかも突飛な例ばかり引き合いにだしてちょっと辟易。
それを現代(というより戦後)のサラリーマンの子孫にまであてはめるのも
正直無理があると思う。
組織の中で苦労するのはなにも武士に限ったことじゃないし
農民だって町人だってそうだろうし。
監督の力量としてはさすがだとは思うが、ちょっとなんだかなぁと思った。
よい殿様だって沢山いたんだぞ・・・。
と感想をカキコ
552 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/20(木) 23:20:21 ID:M04Tw27o
「戦争と人間」はあまり面白くなかった。伍代家のお嬢さんのセリフが
臭すぎ。坊ちゃんが、左翼に傾いていくストーリーもありきたり。
作家は処女作を超えられないというが、全く同意。
>>551 けどああいうケースも多々あったからさ…
漫画家の平田弘史さんも資料を良く調査して書く人だけど、
もっと悲惨なのたくさん書いているよ。
さすがにこれはないだろうと思って調べてみると史実だから怖い…
554 :
551:2006/07/21(金) 14:40:49 ID:Uvsc/jWu
>>553 え、そうかなあ。
だって話があんなのばっかじゃん。 ひとつの家系の先祖がみんな
ああいう目にあってきたような描き方してるのが疑問。
まあ西洋にも中世では青ひげなんていう伯爵がいたりしてやりたい放題だった
とかいう話もあるけどね。 日本の藩主がみんなあんな基地外殿様ばかり
だったら治世なんてできないじゃん。
しつこいようだが、現代の勤め人にまでこじつけるのはちょっとどうかと思った。
わが身可愛さで身内に我慢を強いるのは農民だって同じことだろうに。
まああそこまで過激に強調して描かないと映画としてはインパクトが
ないことなのは分かるが、自分かなり疑問なんだよね。
てか、この監督ようするに武家が嫌いなだけだろう?
>漫画家の平田弘史さんも資料を良く調査して書く人だけど、
もっと悲惨なのたくさん書いているよ。
↑ 自分漫画読まないんで知らない。
一人の嫁を家族中で共有するなんてのは、貧しい農村によくある話だけど
自分はそういうほうが悲惨だと思うけどなあ。
555 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/21(金) 18:37:15 ID:jURm3Nln
俺がマンガで左翼っぽいのを初めて読んだのは白戸三平の「赤目」だな
ガキながらあれは面白かったなぁ、先がまったく読めなかった
救いがない終りかたも印象に残った
全盛期の今井正が映画化すれば傑作になったかも
主演は若いときを木村功、年老いてからは加藤嘉あたりで
プロデューサーに駄々をこねて「赤目」の主人公の青年時代を演じてしまう加藤嘉。
年老いて以降は仕方なく木村功が特殊メイクで演じることになる。
むちゃくちゃな出来になって、監督の今井正は内田吐夢から「今井君は老人の性格を知らんネ」と言われて激怒、
二人はつかみ合いの大喧嘩になる。
スレを間違えました。
558 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/21(金) 23:54:18 ID:2Uo3YSb5
大島渚の「忍者武芸帳」で主人公・影丸の声をアテたのは山本圭だったね。
なんつーか、はまりすぎっつーか、そのまんまズバリというかw
左翼系映画を多く手がけた林光の主題歌にも注目
大島渚や山本圭には、また昔のように熱い左翼魂を見せて欲しい
560 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/22(土) 21:42:13 ID:zagn6Ak4
左翼系映画の音楽なら松村禎三も印象的だなあ。
「地の群れ」の子守唄とか怖すぎ(((((((( ;゜Д゜)))))))
林さんも松村さんも九条の会に入ってるんだよね。
561 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/22(土) 22:18:30 ID:wErbqQpx
>>527 「男達の大和」でマリファナ男とつるんでいるからね
加えて長渕がからむなんざ最近ブサヨも芸の幅が広くなったな
このバカは四六時中わけわからんレス連発なんで
いちいち驚くにあたらない。
564 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/23(日) 12:51:45 ID:2JcBfJwn
長渕もブサヨ?
565 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/23(日) 17:40:02 ID:bj5cZWSB
7月23日(日)午後9時〜10時14分 NHK総合
NHKスペシャル
「ワーキングプア(働く貧困層)」
〜働いても働いても豊かになれない〜
▽急増“働く貧困層"
▽400万世帯が生活保護水準以下
▽リストラで年収200万・父親の涙
▽仕事に就けない若者都会を漂流
566 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/24(月) 10:53:23 ID:pShTWEBb
567 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/25(火) 02:24:41 ID:P9Ll7GRI
【斎藤貴男「二極化・格差社会の真相」】
貧乏人が命がけで金持ちに奉仕する社会になる
“新たな段階”とは、日本列島を丸ごとアメリカの戦争の戦略拠点に提供すること以外の何物でもないのだ。
前回も指摘した徴兵制の構想は、早ければ数年のうちに浮上しよう。
あるいは格差社会がより拡大されて、戦争で手柄を立てるしか生きていくすべがない階層が量産されるのが先か。
貧乏人が命がけで金持ちに奉仕する米国式社会構造の完成こそ、実は構造改革のもうひとつの狙いなのだ。
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=26171
568 :
この子の名無しのお祝いに:2006/07/25(火) 15:25:33 ID:O8VGiKNI
生活保護受けられず自殺か 友人に「福祉良くしたい」
秋田市役所駐車場で24日、練炭を燃やした乗用車の中で男性が死亡していたことが
25日、分かった。秋田中央署は自殺とみて調べているが、男性から相談を受けていた
市民団体「秋田生活と健康を守る会」(同市)によると、男性は生活保護の申請を却下され、
友人に「おれが犠牲になって福祉を良くしたい」と話していた。
同会によると、死亡したのは市内の無職男性(37)。睡眠障害で仕事をしておらず、
5月と6月の計2回、市に生活保護を申請したが、市側は就業可能として却下していた。
23日夜、男性は友人に「死にたい」「おれが犠牲になって福祉を良くしたい」などと話し、
友人は思いとどまるよう説得していた。
室蘭民報:FLASH24:社会・科学
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006072501000841
[映]「あゝ声なき友」 Gコード(72191547)
7/30 02:40 - 04:45
[6] TBSテレビ
映画
(1972年松竹・渥美プロ)
あゝ声なき友◇72年、松竹・渥美プロ。渥美清。第2次大戦中、急病で入院したため
部隊の中でただ一人生き残った男性。戦友たちから託された遺書を抱いて復員するが、
自分の家族は広島の原爆で死亡していた。彼は闇物資の運び屋をしながら、戦友たち
の遺族を訪ねて遺書を届ける旅に出る。今井正監督。
出演者:
今井正
渥美清
森次晃嗣
北村和夫
小川真由美
加藤嘉
570 :
いま、見ているところ。:2006/07/30(日) 02:48:56 ID:xoptAdeJ
典型的な「舞踏会の手帳」形式の作品なんだよな。
そういや、木下恵介の「衝動殺人・息子よ」もそうだった。
571 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/11(金) 22:28:45 ID:I1tnF7px
終戦記念日が近いってのにみんな元気ないな。
今年も8月御用達反戦ドラマは中途半端な左翼味を楽しめるかな?
>>571 おまえ本当にきもくてウザイから無名評論家のスレから出てくんなよ
573 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/24(木) 23:58:36 ID:srajxYri
今井正と言えば『にごりえ』だと思ってるけど、話題に出ないのね。
574 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/25(金) 01:53:15 ID:AAw43kg1
575 :
この子の名無しのお祝いに:2006/08/25(金) 21:43:27 ID:lfgy+EIw
ついに『にっぽん泥棒物語』東映ビデオから来年1月DVD発売だ!この勢いで『米』や『
裸の太陽』(家城巳代治)もDVDだして欲しい。
576 :
この子の名無しのお祝いに:2006/09/14(木) 19:57:37 ID:dj3JSWzd
保守
577 :
この子の名無しのお祝いに:2006/09/21(木) 18:24:40 ID:rSh1h3PK
山本薩夫の助監督だった森弘太の「河・あの裏切りが重く」をもう一度見たい。
「二十四時間の情事」みたいな色々考えさせられる作品で印象的だったなあ。
川崎市民ミュージアムでまた上映してくれないかな。
578 :
この子の名無しのお祝いに:2006/10/09(月) 15:36:22 ID:7v6sirwc
今夏は反戦ドラマに元気がなかったね。
>>578 今、ああいうのをやると何かと風当たりが強いんですよ。割と普通のブログでも、
あの類はもういいという批判があるでしょう?
まあ、「保守」の立場以外から見ても、「反戦」という形をなぞっただけの
ドラマには食傷というのはありますよね。左派的な立場から見ても「さとうきび畑」
だの原爆ドームをオープンセットで作ったドラマだのはさすがに許し難い人も多いでしょう。
単純に業界の中でも企画が通りにくくなってきたのは事実ではないですかね?
毎年の恒例だからやってきましたが、中の人の世代も入れ替わってますし、内心で
はもういいと思っているP・Dも多いんじゃないでしょうか?
ベテランの”良心的”な人でもテンプレ的な正義を繰り返しているだけ
の方もいないではないですし、あれではネウヨに目覚めたような若い衆を作品で説得するのは難しいと思います。
580 :
この子の名無しのお祝いに:2006/10/09(月) 23:56:30 ID:4MmXxNTQ
今井の『また逢う日まで』を見た。
戦時中に女と恋愛している主人公に、
軍人の兄貴が「皆頑張ってる時に享楽に耽るな!」みたいな事言って説教するんだけど
ヒール役と思われる軍人の兄貴の方に感情移入してしまった。。
軍人の兄貴役の人が、天気予報士の石原良純に似ていておかしかった。
581 :
この子の名無しのお祝いに:2006/10/10(火) 01:01:23 ID:npRuD6eh
でも最近の所謂反戦モノドラマって何だか視点がブレてる
のも混ざってると思う。
だいぶ前になるけど山田太一の「終わりに見た街」は
タイムスリップとか、SF的要素をさりげなく混ぜていて良かった。
583 :
この子の名無しのお祝いに:2006/10/17(火) 01:14:34 ID:pG8r6LAP
http://www.hochi.co.jp/html/whatday/what/06/0617.htm ◆6月17日
容色の衰え見せたくないと42歳で引退
映画女優・原節子が1920年、横浜の・保土ケ谷に生まれた。横浜市立高女2年生のとき義兄の熊谷久虎監督にすすめられて日活入り。
B級作品の主役になるが、36年日独合作映画「新しき土」のヒロインに抜擢され、一躍国際女優と騒がれた。もっとも作品そのものは不出来だった。
間もなく東宝の前身の映画会社に入社、若手の人気女優になるが、ここでもさして話題作はない。彼女が本領を発揮するのは、やはり戦後である。
京大弾圧事件を取り上げた黒澤明監督「わが青春に悔いなし」の教授の娘。吉村公三郎監督「安城家の舞踏会」の旧華族の令嬢。
さらに今井正監督「青い山脈」では明るい女学校教師に扮し、いずれも高い評価を得、数々の賞を受けた。
大きな眼に情感をたたえ、彫りの深い顔立ちと相まって、わが国を代表する大女優である。
小津安二郎監督との運命的出会いは、49年の「晩春」に始まる。以後「麦秋」「東京物語」と、いわゆる小市民映画、
庶民の家庭生活をしみじみと描いた名作で、笠智衆の娘や嫁の役を、絶妙に演じた。
ほかにも、成瀬巳喜男監督「めし」、ドストエフスキーの名作を翻案した黒沢明監督「白痴」などの好演がある。小津安二郎は、こう絶賛した。
「原節子の役柄に対する理解力と勘の良さは、驚くべきものがある。こちらの希望をぴしりと受け止め、時にそれを超える演技をみせてくれた。
名女優という言葉は、彼女のためにあるようなものだねえ」。
しかし62年の「忠臣蔵」を最後に引退。視力の低下、さらに「容色の衰えをファンに見せたくない」という考えからで、
ときに42歳、以後世間との交渉をいっさい断った。スキャンダル皆無、あざやかな引き際である。
(島野功)
584 :
この子の名無しのお祝いに:2006/10/21(土) 01:39:46 ID:iyrAoTMt
585 :
この子の名無しのお祝いに:2006/10/26(木) 01:17:24 ID:tBZaMm+i
やったー来年3月『米』,『あれが港の灯だ』,『森と湖のまつり』,『はだかっ子』、
『路傍の石』DVD発売決定
586 :
この子の名無しのお祝いに:2006/10/27(金) 01:02:07 ID:Qdgk1Sas
>>585 へ〜、東映は、旧作の掘り起こしのDVD化に熱心だね〜。東宝に爪のアカを
飲ましてやりたいよ!もっとも、東映には、まだまだソフト化してもらいたい
作品がたくさんあるんですが…。このラインナップの中では、『あれが港の灯だ』が
おススメ。まだ、日本と韓国が国交が無かった時代の作品で、韓国が、現在の北朝鮮の
ごとく描かれているのが興味深いですよ。ほぼ同時期に作られた『キューポラのある街』
では、北朝鮮が理想に燃える新国家として描かれているのと比較すると、時代の変遷を
感じさせますね。
この勢いで「小林多喜ニ」も是非
588 :
この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 15:02:52 ID:J2csVidW
>>587 あれは一生に一度観れば充分だ。
中学のときバリバリ日教の社会科教師が、本作の拷問シーンのパネルを授業のときに見せやがった。
あんなもの何処から入手したんだろう?
589 :
この子の名無しのお祝いに:2006/10/28(土) 15:57:07 ID:fpRTq0pA
東映は画質が悪いし特典が貧しいのがなぁ
『仁義なき戦い』なんてアメリカから出てるほうが特典が充実してるし
590 :
この子の名無しのお祝いに:2006/11/10(金) 22:35:28 ID:SDtRlQDj
いま、TVの「平成狸合戦ぽんぽこ」を横目で見ているんだけど、改めて見ると、これはひどい左翼映画だ。
民青の細胞会議に宣撫活動、それに「共産党まつり」が交互に描かれるだけの内容じゃないか。
登場人物をオルグから狸に置き換えてるだけだ。
特に会議の場面が多い。こんなふうにセリフばかりの脚本では左翼映画として失格だ。
公開当時、どうしてもっと問題にされなかったんだろう。
>>589 「仁義なき戦い」の映像特典は確かに盛り沢山だし労作という感じがするんだけど、
NHK教育テレビの深作追悼番組みたいだったよ。
アメリカ人相手の「ヤクザ映画入門」であって、それ以上でも以下でもない。
592 :
590:2006/11/10(金) 22:57:01 ID:SDtRlQDj
「共産党まつり」じゃなくて「赤旗まつり」だった。
「平成狸合戦ぽんぽこ」は、転向者や反革命分子の問題も一応は踏まえているんだな。
でも、おざなりだ。
593 :
この子の名無しのお祝いに:2006/11/11(土) 18:02:27 ID:gKhrjXq1
『平成狸合戦ぽんぽこ』は俺は大好き。
『太陽の王子 ホルスの大冒険』の監督の思想変遷が痛いほどよくわかった。
595 :
この子の名無しのお祝いに:2006/11/12(日) 11:01:20 ID:TArpy7Ml
「ホルスの大冒険」で描かれたコミューンは素直で純朴で微笑ましかったのに、
「ぽんぽこ」では、「彼らは微笑ましいんだよ」と(ナレーションなどで、回りくどく)説明してしまっいる。
その説明過多ぶり(でも回りくどい)、言葉に頼りたがるところは、共産党と共通している。
昔よりアカ臭くなっているよ。
596 :
この子の名無しのお祝いに:2006/11/14(火) 18:09:03 ID:jk9BEWSZ
権力は反対の極にスパイを置く
597 :
この子の名無しのお祝いに :2006/12/10(日) 21:40:45 ID:u/ulYVPr
関川秀雄の事を考えると切なくなる。
一時期は今井・山本と並ぶ社会派の名匠だったのに、
晩年はアル中で駐車場の管理人をやっていたらしい。
生活が苦しくても晩年に「戦争と青春」が撮れた今井正は幸せだったと思う。
598 :
この子の名無しのお祝いに:2007/01/03(水) 00:51:02 ID:AomADbTY
【動画有り】 朝まで生テレビで、宮崎哲弥(評論家)と共産党の穀田恵二が憲法問題で大口論!!
勝谷 「憲法残って国滅ぶだったんですよ今までは・・・・・・」
宮崎 「戦後の憲法体制なんてごまかしですよ。嘘話だよこんなものは!!」
福島 「いや、違うよ。解釈改憲をやり尽してきた訳じゃないですかぁ。」
勝谷 「憲法を祀って拝んでたのはお前の政党だろ!」
宮崎 「あんたらの政党だよ。嘘を流布してきたのは。」
穀田 「あんたらてどういう意味や?」
宮崎 「二つだよ。共産党と社民党」
穀田 「くぁwせdrftgyふじこlp;@(巻き舌)」
宮崎 「何だお前!!何だよこの野郎ぅ!!」
「(ドン!)何だコラァ!!表出ろって言ったな今!!!」
穀田 「あんたらって、なんだよ!」
宮崎 「表出ろってのは何だ!?共産党がプジュョン・・・プ・・・」
田原 「ちょっと、つまんない事言ってんナ!」
宮崎 「ばーか」
勝谷 「まだ銃口から革命とかばっか考えてんだろ」
宮崎 「そうそうそう、銃口から革命考えてんだろ!!!暴力政党!!!」
田原 「ね、インテリジョン無さを晒け出してるぞ。ねぇ!下品さを晒け出してんぞ」
勝谷 「はぁい」
宮崎 「そうだ共産党!」
福島 「そっw」
宮崎 「人殺し政党のくせに・・・」「本性が出たな。」
http://www.youtube.com/watch?v=k8eTOTn8-Vk その後の様子
ttp://yaplog.jp/cv/nagano/img/223/dscn0108_1_p.jpg
599 :
この子の名無しのお祝いに:2007/01/04(木) 21:13:12 ID:nwvxUI8h
レッドパージで被害にあった監督ってどういう人がいますか?知ってたら教えて
601 :
この子の名無しのお祝いに:2007/01/11(木) 00:35:13 ID:TdBIXyBa
603 :
この子の名無しのお祝いに:2007/01/14(日) 18:11:25 ID:VVakl+tD
>>601-602 共産党系の人の「プライド 運命の瞬間」(98)の上映反対運動というのはありましたね。
ところで昔から保守の人たちも左派に対して「言論弾圧は良くない」「ファシズムだ」「偏向だ」と
いうロジックを使いたがり、現在のネウヨに至るまで引き継がれている点が不思議というか面白いなあと思う。
これ、左派の人たちが保守に対して使うロジックの裏返しでしかないのは何故だろう?
中国のチベットに対する人権弾圧にせよ、国内での人権運動に対しては執拗に
攻撃を行うのに、なぜかチベット人に対しては同情するのも謎だ。
ああいう連中はわからん。
>>603 「保守の人たち」じゃなくて、「右翼」でしょ。言葉を曖昧にする必要はないんじゃない?
まあ、ようするに、言いがかりの付け方が同じということだよね。
しかし近年は、日本社会は平穏無事になって、言いがかりのネタもなくなったね。
左翼映画も既に使命を終えていると言えるのかも。
‘右翼映画’の「プライド」にしても、いまさら東京裁判のことをホジクリ返さなくともと思ったものだった。
周防の「それでもボクはやってない」は、‘個人の戦い’を描く映画として、新しい形の闘争映画として、注目すべきものになるんじゃないかな。
内容の出来不出来の話とは別次元で、日本映画史の流れのターニング・ポイントになりそうな気がする。
そういえば、伊藤俊也も「プライド」に関しては、
「東條英機個人の‘プライドを賭けた戦い’の映画であって右翼映画ではない」ということを言っていたが、
結局は‘右翼映画’という大きな括りに収まってしまっていて、
そこからはみ出るほどの力(演出力)は感じられなかったな。
>>604 >周防の「それでもボクはやってない」は、‘個人の戦い’を描く映画として、新しい形の闘争映画として、注目すべきものになるんじゃないかな。
未見だけど評判を聞く限り、「有罪率99・9%」という日弁連の主張をそのまま
鵜呑みにしている点がまずいと感じた。日本の刑事事件では、良くも悪くも警察・検察
(+場合によっては事件報道を行うマスメディア)の側で、公判で行うべき
事実認定までをほとんど終えてしまうに等しく、有罪に持ち込める見込みのない事件に関しては立件・起訴を行わない。
法曹三者の限られた時間と人的資源を無駄にしないためにこうした慣習が自然と形作られた
わけですが、他国では起訴される者まで不起訴に終わっている事情を考慮すれば、他国と比較しての
冤罪率(といっても無実なのか本当にやったのかなどは神のみぞ知るだが)は大して変わらない可能性がある。
欧米の司法制度に比べてひどいとは言い切れないのではないかということですね。
留置場(代用監獄)や拘置所での長期拘留・人権無視とか、罰金刑で済むならと略式起訴による
有罪を無実の人間までが認めてしまう可能性とか、まだ逮捕・起訴さえしていないのにサツ回りの記者にサツ官・検事から
情報が漏れてしまう現実とか、警察にマークされたり逮捕されるだけで事件報道による人権侵害
が起こる現実とか、実は裁判所も世論に弱くその時々の風向きで厳罰になったり甘い判決が出たりする
実態とか(例えば痴漢冤罪報道が増えると痴漢に対する無罪が増えた)、大事件ではしばしばメディアと世論に動かされて
警察・検察が証拠不十分でも逮捕・起訴を行う傾向にあるとか、このあたりだけに絞って描いた方が良かったのでは?
周防さんも弁護士会などに協力してもらっているので引くに引けなくなったように感じます。
ただし往年のヤマサツや今井正の冤罪映画と違い、娯楽として沢山の観客が観るでしょうしTV放映やレンタルも
されますから、警察・検察・裁判所に対する市民の眼は確実に厳しくなることでしょう。
その意味では推定無罪原則の確立には役に立つのかもしれません。
607 :
この子の名無しのお祝いに:2007/01/15(月) 20:07:58 ID:nK1feujy
周防は蓮実の弟子だから、
そもそも伝統左翼とは思想的系譜が全然違う。
スレ違い。
>>603 人権運動と言っても、
獄中の人間にも子供を作る権利がある、セックスさせろ
ってのまであるからなあ。
何でもかんでも「人権運動」の錦の御旗をかかげればOKではないでしょう。
「人間の壁」の南原伸二みたいなのがいないと映画は面白くはならないしねえ。
>>603とか
>>606とか本当に映画が好きな人なんかな。
>>607 蓮実が周防の初期作品に注目していたというだけで、二人は別に師弟関係じゃない。
二行目に至っては、何を言っているのかも分からない。
立教で蓮實の講義には出ていたよね。
それが「師弟関係」かどうかは知らないが。
あ、そうなの? それは知らなかった。失礼。
>>604 >しかし近年は、日本社会は平穏無事になって、言いがかりのネタもなくなったね。
>左翼映画も既に使命を終えていると言えるのかも。
ここのスレの方々的には「パッチギ!」ってどうですか?左翼映画というわけではないかもしれませんが・・・。
613 :
この子の名無しのお祝いに:2007/01/23(火) 01:20:33 ID:ELEwCG19
「それでもボクはやってない」
いやあ、今どき邦画の新作で「真昼の暗黒」が観られるとは思わなかった。
ここまでシリアスな映画とは思わなかったよ。
フジが制作にかんでいると言うのも意外だ。
まあ、あの局にはかつて「若者たち」というテレビドラマがあるのだが…
周防はマジメだからな。
橋本忍みたいに突き抜けた才人なら「私は貝になりたい」が出来上がったかも。
615 :
この子の名無しのお祝いに:2007/01/23(火) 20:54:44 ID:O2EcHdCY
邦画ではないが『硫黄島からの手紙』には憲兵が犬を射殺するシーンがあったね。
そもそも憲兵と特高を間違えてるし、いくらなんでもあんな事はしないと思うが。
良い映画だったけどあの辺の詰めは甘かった。
>>614 まだ映画自体は見れていないが、色々と読む限り、周防が起訴率を無視して
(実際は不起訴や起訴猶予が多い)「有罪率99・9%」という日弁連の資料を丸写ししているのがなあ・・・。
無実でも認めてしまえば略式起訴で済むことが否認すると裁判、とかそういう点に着目したのは鋭いが。
警察・検察(場合によってはメディアもそこに加わる)が実質的に弁護士・判事の役目まで済ませてしまうのは
良くないということなんだろうけど、ただしそうした慣習を無くして裁判の場で全てを明らかにする建前を通して有罪率を下げる(?)
には、警察官と法曹三者を大幅増員させないと無理なんじゃないの?
・・・ロースクールも始まったし、法務省・日弁連としてはまさかそういう司法制度にしたいのかな?
その宣伝映画?
617 :
虚構世界内存在 ◆vWilh8Qklc :2007/03/07(水) 23:07:20 ID:KaSzHtQX
>>617 同じのをさっき、自分用の宮崎駿粘着スレにも貼ってたけど、そういうの誰か
クリックするとでも思ってるの?
浅草で「日本暗殺秘録」を見てきた。
前スレで、右翼映画だとか言い張ってる奴がいたが、血盟団事件とかが
題材になってるからといって、見もせずに決め付けたんだろうな。
右翼どころか、全編を通じて「権力者=悪、民衆=虐げられる者」で
話が進み、むしろ左な映画だ。公開当時そっち系の賞も取ってたし。
画面に殴り書きで大書された「権力」という字がバーンと出たり、
小池朝雄やサニー千葉が「泣くのはいつも我々庶民だ」みたいな台詞を
延々繰り返したりするし。
本編の大半を占める血盟団事件にしたって、右翼的思想描写は完全に
排除されてたから、知らない人が見たら単に権力者の腐敗に
憤った日蓮宗信者の暴走と誤解するのでは。
620 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/08(木) 21:47:00 ID:QWeT9Odu
あのね、右翼だって反権力なんですけど。
619は北一輝が主人公の「戒厳令」も左翼映画だとか言うのだろうか。
622 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/08(木) 23:20:48 ID:cXiNIxNE
左翼映画、右翼映画というカテゴライズの安易さに目をつぶった上で考えてみると、
「戒厳令」はどちらかというと左翼映画でしょう。
北一輝は社会主義者だったし、国家改造法案は革命の書だし、226事件はクーデターというよりも革命だった。
北一輝が夢見た革命の、その「夢」の苦さを、吉田喜重と別役実は描いた。
>>619 「前スレで、右翼映画だとか言い張ってる奴」というのは、多分、自分のことを指してるんだと思うけど、
自分はそんな単純な言い方をしたつもりはなかった。
北一輝が夢見た革命の、その「夢」の苦さを、吉田喜重と別役実は描いた。
の部分。
苦さを「甘さ」と書き換えてもいい。
革命において甘さと苦さは常に表裏一体だ。
革命は苦いものだとしか考えていないから、日共はバカなんだ。
吉田喜重の映画は観念的な映画で、
右翼的だったり、左翼的だったりしたことはない。
四月に衛生劇場で、今井正の「沼津兵学校」(1939)やります。
626 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/10(土) 03:04:22 ID:PAMYQeXV
まあ、北一輝を演じた三國連太郎はガチの左翼だけどな。
一般に右寄りと思われる題名、題材の作品を
左寄りな視点(情念)で読み替えて、作品を提出するというのは
東映の監督、脚本家達が時に見せる荒技ですね。
『ああ決戦航空隊』『大日本帝国』『ホタル』『男たちの大和』等
伊藤さんの『プライド』もそういう意図があったのかもしれない。
澤井信一郎さんが最近出たインタビュー本で、
伊藤さんは左翼じゃなくて、正義漢であるとのこと。
左翼的に読み替えているんじゃないと思う。
昔やっていた組合活動もその線だと思う。
有名な石井輝男の異常性愛路線反対声明にも批判文を発表。
「さそり」と「プライド」の共通点は、
孤立し、閉息し、囲われた状況の中で、
個人が孤独な戦いを続けることができるかを描いているところ。
そしてどちらの映画でも、それには強い目的と意思が必要なことが明確に描かれている。
最も大きな違いは梶芽衣子と津川雅彦の役者の格か。(ゆえに映画の出来も)
>>620-622 「右翼的思想描写は完全に排除されてた」を無視して延髄反射は恥ずかしいぞ。
俺はあの映画CSで見たけど、イデオロギー映画というよりも宗教映画っぽかったな。
あと笠原和夫(脚本)はインタビューで、自分はイデオロギー的なことは
どうでもよくて、テロリストの輝きを描いたのに、監督の中島貞夫が
左がかった妙な味付けをしたという風に愚痴ってたな。
ラストの蛇足なテロップも中島が付けたんだと。
>>629 言っていることは分かるが、
>>620の言っていることもそう頓珍漢ではないでしょ。
>>619の短絡的なところ
> 右翼どころか、全編を通じて「権力者=悪、民衆=虐げられる者」で話が進み、
> むしろ左な映画だ。
を指摘しているだけだから。この文は二行目はいいんだけど、
その根拠としている一行目がちょっとおかしい。
戦前は国家社会主義者が、ナショナリストだったのだ。
特に「日本暗殺秘録」に取り上げられているような人たち。
かなり根本的なことなので、外すわけにはいかない。
> 自分はイデオロギー的なことはどうでもよくて
というかイデオロギーは嫌いなんだよね。戦争で散々振り回されたから。
けど二・二六の将校たちが農本主義的国家社会主義者であることは無視してないでしょ。
>>622 >「前スレで、右翼映画だとか言い張ってる奴」というのは、多分、自分のことを指してるんだと思うけど、
>自分はそんな単純な言い方をしたつもりはなかった。
おいおい、前スレのやりとりははっきり覚えてるが、思いっきり単純に
右翼映画って決めウチしてたぞ。
しかもその後つっこみが入ってからは、
「右翼をかっこよく描いている(軌道修正?)」
「どこが?具体的にこれこれこういうストーリーの映画だが?
本当に見たのか?」
というやりとりでボロボロだったじゃないの。
高倉健のパートについては、殺した側と殺された側を間違えて語るという
出鱈目をやらかしてて呆れられてたし。
>>627 「男たちの大和」は箸にも棒にもかからない、ただの
戦争コスプレ映画にしかなってないでしょ。
>>633 619じゃないのでよろしく。
というか、俺が619だったとしても意味不明なレスだな。
635 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/13(火) 20:28:02 ID:SwrVLx9a
まあ、たしかに血盟団は政治結社というよりはカルト宗教団体だけどな。
>>630 >二・二六の将校たちが農本主義的国家社会主義者
「国家」の部分を抜かせば、農本主義的社会主義はいまだにエコロジーなどの形を
借りて延々と生き延びているよ。
映像関係だと宮崎駿は完全にそうだろ?
>>546 アニメ作家としては凄い才能だけど、
「未来少年コナン」や「となりのトトロ」の共同体主義とか、何だかねえ。「天空の城ラ
ピュタ」も最終的には文明否定になってしまうのでビックリする。
左翼(右翼)の生き残り方としてのエコロジーというのがあるんですよね。
宮崎は左だけど、トトロごときをそんな見方してるのはなんかなぁ。
なんでも思想にこじつけりゃいいってもんじゃないわな。
っていうか、左翼思想は捨てたと宮崎当人が何度も明言している。
国家社会主義と社会主義はまったくの別物なのに「『国家』の部分を抜かせば、」などと平然と書いているし、
(俺個人は‘同じ穴のムジナ’だと思っているが、一般常識ではまったくの別物ということになっている)
「トトロ」には共同体主義(?)なんてものは一切描かれていないし、
>>636が言っていることはハラホロヒレハレでガチョーンだ。
「未来少年コナン」はろくに見ていないので、分からないのだが。
「天空の城ラピュタ」が文明否定だと言うけど、右翼側にとっても文明否定というのは御題目のひとつ。
「機械文明は人間性を押しつぶす 大切なのはココロだっ」なんてことは、誰だって言う。
ラピュタは自分達とかけ離れた超文明を否定してるだけで、
自分たちの文明への疑問はまったくないし。
最後のフラップターなんて文明の利器そのものじゃないか。
640 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/15(木) 00:23:19 ID:Ce2CbIyO
>>637 村の人生訓と知恵の象徴のような婆ちゃんがいて、生命力の塊のような元気な子供たちがいて、日常生活と
労働は直結していて背景ではいつも地道に朝から晩まで農村労働者たちが働いている。
トトロが農村共同体への郷愁のファンタジーでなくて何なのよ?
>>638 捨てたつもりでエコロジーとか網野史学とかそっちに行ったわけですよ。
>>639 そう。だから彼の作品はいつも矛盾の塊。現代文明は嫌いだが、どうも職人がいるよう
な原始的マニュファクチュアの時代には憧れがあるらしい。例えば「天空の城ラピュタ」の、
明らかに「わが谷は緑なりき」をモデルにした炭鉱の町を見よ。
日本の労働運動の歴史においても、炭鉱が職住近接による労働者の自治区として運営されよ
うとしたこともあるわけで、そうした労働者の共同体への憧れが本当に強いんだと思う。
>村の人生訓と知恵の象徴のような婆ちゃんがいて、生命力の塊のような元気な子供たちがいて、日常生活と
>労働は直結していて背景ではいつも地道に朝から晩まで農村労働者たちが働いている。
>トトロが農村共同体への郷愁のファンタジーでなくて何なのよ?
いや、それが「なんでも思想にこじつけ」って突っ込まれてると思うんだが・・・
つうか、百歩譲ってそれを認めたところで「だからなに?」で終わりのレベルだよな。
>>641 職住近接で生活と労働が地続きの共同体に対する憧れというのは、山田洋次にまで
通ずる左翼映画の黄金パターンだよ。もっともこれは黒沢明の「七人の侍」でさえそう
なので、ことさらに「左翼」を強調するまでもないか。
ちなみに右派も共同体主義という点ではしばしば同じなのが面白いと思うんだけどね。
ハヤオは昔の座談でアーミッシュの世界にも興味があるみたいなことを言ってたしな。
彼は「刑事ジョン・ブック 目撃者」とか観たことがあるのかな?
>>641 例えば高畑・宮崎の「太陽の王子 ホルスの大冒険」(68)を見たことがあれば、別に「こじつけ」
を言っているわけではないと分かると思うが・・・。これは劇中でも意識して労働の
描写を入れたと高畑たちも認めていたはず。
その制作過程自体が東映動画社内の労働者の自治管理に基づいたものだったのも有名な話。
もちろん、こうした「労働」を初めとするアクションとディテールのひとつひとつを手抜きしない
思想が、宮崎のアニメの凄まじい描写密度を生み出していることは言うまでもない。
そこは批判しているわけではなく注目点だと思いますので誤解なきよう。
実際、彼は自分の人生において労働=ものづくり=生活を貫いているしね。
あんまり単純化するのもどうかと思うが、
宮崎の作品の傾向はやはり左翼のなれの果ての典型だと思う。
加藤登喜子の旦那だった元社学同の藤本敏夫がやっていた
自然生態農場「鴨川自然王国」とかね。
コルホーズや大躍進とか、もともとそういう傾向があるし。
共産主義者が言うところの空想的社会主義の源泉は渇れないのだろう。
それを元左翼だって揶揄するんじゃなくて、
コナン、ラピュタ、トトロなんかを考える視点にしてみれば、
それほど無益なことでもないんじゃないだろうか。
たぶん宮崎はトトロでバス工場を出すとしたら、
鍛冶屋みたいな家内制工業みたいなのを出すんでしょ?
こういうのはホラー映画の設定と同じく、作品世界を構成するためのものだから、
現実と対比した意義や作家の現実に対する姿勢の批判軸にするはあまり良くないね。
それじゃ赤旗の作品批評みたいだよ。あくまで創作だからね。
>>643 「ホルス」と「トトロ」じゃ全然違うよ。「トトロ」で描かれているのは単なる近所付き合い。
あれが共同体映画なら、「三丁目の夕日」だって共同体映画だ。
>>643 >これは劇中でも意識して労働の描写を入れたと高畑たちも認めていたはず。
じゃあ全然功を成さなかったわけだな。妙な思想を嗅ぎ取って語る奴が
ほとんどいなかったんだから。
まあ、だからこそ映画としてヒットしたんだろうけど。
子供は説教臭さには敏感だからな。
648 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/29(木) 02:59:38 ID:VJZTmvcP
広島市映像文化ライブラリー名作映画鑑賞会
●4/6(金) にっぽん泥棒物語
1965(昭和40)年 東映 白黒 117分
監督/山本薩夫 出演/三國連太郎、佐久間良子、伊藤雄之助、江原真二郎
泥棒の義助(三國連太郎)は、ある夜、列車転覆の大事件に関わる怪しい一団を目撃する。
義助は無実の被告たちを救うため、迷ったあげく証言台で真実を告白する。
松川事件をモデルにした風刺喜劇で、山本薩夫監督の喜劇面での手腕を示す一編。
●4/14(土) 海軍特別年少兵
1972(昭和47)年 東宝映画 カラー 127分
監督/今井 正 出演/地井武男、小川真由美、佐々木勝彦、三國連太郎
太平洋戦争の末期、硫黄島の戦闘に参加した海軍特別年少兵と呼ばれた若者たち。
海兵団への入団から、厳しい訓練、少年たちの生い立ちなどを描き、反戦のテーマを
浮かび上がらせる。
●4/21(土) 金環蝕
1975(昭和50)年 大映映画 カラー 154分
監督/山本薩夫 出演/仲代達矢、宇野重吉、三國連太郎、高橋悦史
九頭竜川ダム汚職事件をモデルにした石川達三の同名小説の映画化。
汚職事件をめぐる政治家たちの攻防を、多彩な出演者で描く社会派ドラマ。
仲代達矢や宇野重吉、三國連太郎らの演技派俳優たちが虚々実々の駆け引きを見せる。
開映 @10:30〜 A14:00〜 B18:00〜 鑑賞料/大人500円・こども250円
ttp://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/4calendar.html
>こども250円
「金環蝕」を見たがるこどもがいるかw
650 :
この子の名無しのお祝いに:2007/03/31(土) 21:46:41 ID:GtLHeRDa
俺に子供がいたら3本とも連れてってやるな。
651 :
www.sakutv.com:2007/04/01(日) 00:37:55 ID:0vZI6Lnn
>>627 >一般に右寄りと思われる題名、題材の作品を
>左寄りな視点(情念)で読み替えて、作品を提出するというのは
>東映の監督、脚本家達が時に見せる荒技ですね。
地上波で「男たちの大和/YAMATO」(05)を観たが、TV放映用にカット
されたバージョンを観て言うのも何だが、まったくその通りの映画だった。
大東亜戦争で亡くなった英霊たちを悼むことで保守的な向きを満足させつつ、
全編を厭戦的な空気で纏め上げた佐藤純彌は素直に偉い。
大東亜戦争は日本が目覚めるために負けざるを得ない戦争である、と臼淵磐(演じるのが長
嶋一茂というのがアレだが)に言わせるあたりが思想上のクライマックスなのだろう。
B班の原田徹に撮らせた戦闘場面がアメリカ映画のパクリという声もあったが、
「実録私設銀座警察」(73)を観れば、あのリアリズムが佐藤の明確な要求である
ことは明白だ。佐藤は徹底した暴力描写により一切のロマンも思い入れも否定され
人間性の本質が剥き出しになるという思想を持っている。
さらに言えばデビュー作の「陸軍残虐物語」(63)がそうした人間観のルーツな
のだろうが、さすがにこれは未見。
>>652 > 全編を厭戦的な空気で纏め上げた佐藤純彌は素直に偉い。
これは当たり前のことではないかな。
厭戦的な空気のない戦争映画なんてもはやただの一つも存在しないのでは?
# シュワ、シルベなどの純然たるアクション映画、Vシネは除いて。
それでいて戦争映画のカタルシスを持ち込む
エンターテイメントの才能が必要とされていると思う。
> 大東亜戦争で亡くなった英霊たちを悼むことで保守的な向きを満足させつつ、
これもそれほど特異な視点ではないと思う。
むしろ、反戦的な一兵卒の反抗と悲劇に視点を据えて、(ここまでは当然の視点)
死んだやつはみんな無駄死にだ!って映画の方が少数派。
そういう意味で東映は昔からニュートラルだったんだと思う。(新東宝はかなり疑問)
「きけ、わだつみの声」が躍進のきっかけの映画会社だし。
656 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/12(木) 21:34:14 ID:zQ0Le3IH
657 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/12(木) 23:12:30 ID:OEbOVQlm
「子育てごっこ」はこの前日本映画専門チャンネルで録画したよ。
658 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/13(金) 23:54:12 ID:L0vjPTJx
男たちの大和ってそんな大層な映画かねえ。
封切り時に見てガッカリしたけどな。
安直なストーリー、稚拙な考証、演技のできない俳優たち・・・
映画の出来はあれだったが、「シナリオ」に載ってた野上龍雄の準備稿は
秀逸だった。あの脚本で映画化されてたら、監督の演出力、俳優の演技力の
マイナスを考慮しても良い作品になっていたはずだ。
>>658 >男たちの大和ってそんな大層な映画かねえ。
まあ、他にひどい反戦ものの映画・ドラマなんかいくらでもあるので点が甘くはなるわな。
「北京原人」の監督が撮ったと思えば腹も立たない
661 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/20(金) 22:47:43 ID:IEIUquhJ
どこで読んだか忘れたが、「男たちの大和」は最初は若手監督(行定勲?)に
オファーがいったけど、断られて北京原人に落ち着いたんだと。
野上龍雄が「シナリオ」に制作時の騒動の顛末を書いていたが、いつまで
たっても監督が決まらなかったので、てっきりもう映画化の話は流れたと
思ったくらいだったそうだ。
662 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/21(土) 15:04:00 ID:NyAJeYTD
翌年に『硫黄島からの手紙』が公開されちまってさらにガックリしたけどな>男たちの大和
あれも酷かったな。
いかにも外人が描いたって感じの妙〜な日本人描写が多いし、考証も
デタラメだったし・・・
664 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/21(土) 21:51:58 ID:3dIvo0L8
>>628 「君が代」を聞くと石原シンタロウのバカ面よりも東映の▲マークと犬吠崎の荒波の方が目に浮かぶ。
665 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/22(日) 19:19:54 ID:i6bCT4R8
666 :
この子の名無しのお祝いに:2007/04/23(月) 05:42:30 ID:q9t2gVUK
「白い巨塔」やら「華麗なる一族」やら
山崎豊子作品の相次ぐTVリメイクで
山薩作品のDVD化も進んだ
嬉しいことでつ
667 :
この子の名無しのお祝いに:2007/05/20(日) 20:48:07 ID:tDn5Ivt0
>>666 えー?どの作品のこと?テレビ以前にDVD化してんじゃない?
668 :
この子の名無しのお祝いに:2007/06/14(木) 14:04:24 ID:U0O/WH7n
『海軍特別年少兵』は鈴木尚之にしては珍しくオリジナル脚本なんだな。
669 :
この子の名無しのお祝いに:2007/06/26(火) 02:05:39 ID:I0flSwV4
場違いな質問かもしれないですが、ご存知の方がいらしたら教えて下さい。
02年か03年にチャンネルNECOで放送された邦画を捜しています。
断片的な記憶しかないんですが、
「モノクロ作品だった」
「主人公は河原の小屋のような所に住んでいた」
「放送禁止用語が多かったみたいで台詞のカットがかなりあった」
これくらいしか覚えてないんですが・・
監督・タイトルなど、ご存知の方どなたか教えて下さい。
670 :
この子の名無しのお祝いに:2007/06/28(木) 02:46:53 ID:40djF5CC
>>669 自信はないけど、ひょっとして小栗康平「泥の河」?
671 :
この子の名無しのお祝いに:2007/06/28(木) 05:37:19 ID:heA2nWVW
>>669 木下恵介監督「笛吹川」が一致。
しかし、それなら時代物とか書くはずだが。
確かに「河原の小屋」だが、「笛吹川」はモノクロ着色だ。
673 :
この子の名無しのお祝いに:2007/06/29(金) 17:13:44 ID:hJh6+b2r
669 の者です。
レスありがとうございます!
参考にさせてもらって調べてみたところ
「笛吹川」かもしれません!
本当にありがとうございます。感謝!!
674 :
この子の名無しのお祝いに:2007/06/29(金) 20:00:24 ID:wW7qNdZe
しかし何故その質問を左翼映画人スレで?
(笛吹川は左翼映画ということで間違いないと言えるけど)
675 :
この子の名無しのお祝いに:2007/07/19(木) 17:15:38 ID:XzUPRXkn
宮本顕治が死んじゃったねえ。これで本当に「昭和が終わった」という感じになった。
こういう気持になるのは、本当にコレが最後だろう。
おおきなお世話だけど、幸福な人生だったんだろうか?
地味に文芸評論家をやっていたかったんじゃないだろうか?
「仁義なき戦い」風に言うと、「どこで道間違えてしもうたんかのお」「間尺に合わん仕事をしたのお」
といった感じの人生だったんじゃないだろうか。
そんな大層な人物でもないけどな。晩年は大物というより共産党のお荷物という感じだったし。
それにしてもいまだに、「獄中非転向を貫き・・・」なんて書いてる無知記事があるのには辟易する。
殺人罪での服役なんだから、転向するも糞もないっての。
678 :
この子の名無しのお祝いに:2007/07/21(土) 14:55:10 ID:15U4Hdcq
だからさあ、宮本顕治が出てくる「小林多喜二」早くDVD化してくれよ。
679 :
この子の名無しのお祝いに:2007/07/21(土) 17:11:27 ID:EopI7EYg
拷問シーンが酷すぎるのでR18指定でホラーコーナーに並ぶだろうな。
680 :
この子の名無しのお祝いに:2007/08/18(土) 00:45:29 ID:ROUmauTb
今年の夏の風物詩は水木しげるや中沢啓治ら、マンガ原作が気を吐いたな。
映画もがんばってほしいところだ。
681 :
この子の名無しのお祝いに:2007/08/25(土) 17:23:42 ID:ZtSRiYU6
武士道残酷物語を見たんだけど、
社会批判、歴史批判ものが流行った時期とはいえ、
ちょっと調子に乗りすぎているね。
話が無理すぎてリアリティがないし、のめりこめない。
それと前後した「仇討」がよい出来栄えだけに…。
682 :
この子の名無しのお祝いに:2007/08/25(土) 17:27:30 ID:ZtSRiYU6
球に話は飛ぶんだけど、ミヤケンのこと。
戦時中、この人の牢屋のちかくにぶち込まれていた人(故人)に聞いたのだけど、
獄中では結構な生活ぶりだったらしいね。
牢屋の中が図書館みたいだったって。
待遇もよかったらしい。
そりゃ、この人は思想弾圧じゃなくて、
単なる殺人罪でぶた箱入っていただけだから、
差入とか自由なんだもん。
684 :
この子の名無しのお祝いに:2007/08/26(日) 01:52:09 ID:2wxcjMLZ
>>683 いや、はっぱり、政治犯の頭目ということで、
看守というか刑務所当局からも一目置かれていたんじゃないか。
昔の人はノンビリしていたからね。
小林多喜二のような典型例はともかく。
685 :
この子の名無しのお祝いに:2007/08/26(日) 01:57:14 ID:2wxcjMLZ
終戦後、牢屋から解放されたこの人たちはたちまち英雄になったらしいね。
にしても牢屋でぶち殺さなかった日本の「ファシズム」というのも甘っちょろいな。
どうして皆殺しにしなかったのだろう。
それが疑問なのだが。
>>684-685 小物はともかく、思想犯の大物を大事にするというのは、アカい人を殺すと殉教者となり神になって
しまうので殺さなかったんだよ。浅間山荘事件で犯人たちを射殺しなかったことと同じ。
それとインテリな思想犯は、今は体制側にいる人にも友人や同級生がいたとい
う事情もあるのでは? 戦前から政策立案に加わっていたのはむしろマル経寄りの人たちだった。
687 :
この子の名無しのお祝いに:2007/08/26(日) 02:59:18 ID:LO6qgxeC
ま、一応東京帝大卒だからな。
(戦前の帝大卒というのはやっぱドエライ身分だ)
看守ごとき下級官吏はやっぱビビってしまったんだろう。
688 :
この子の名無しのお祝いに:2007/08/26(日) 08:39:12 ID:Jxw1+ZYh
日本の左翼は、みんなプロレタリアの現実を知らないインテリばかりだからねえ。
日本共産党なんて、宮本、志賀、不破、上田、志位と、歴代トップないしトップクラスは殆ど東大卒だ。
丸山真男がかつて「日本人にとって革命というのは現実ではなく思想であり、しかも舶来思想として信奉の対象であった」
てなことを書いたけど、下級官吏たちにとって日共党員というのは隠れキリシタンのようなものだったんでしょう。
下級官吏たちにとって大切なのは思想ではなく、貧困にあえぐ東北農村の現実で、それが226事件へとつながってゆく。
日本においてはプロレタリアートの現実というのは、革命ではなくて右翼テロへと結び付く。
>>683 「思想犯罪ではなくて殺人罪だったら差し入れが自由」ということはない。
少なくとも自分は、留置場にブチ込まれた時は、「無知の涙」「冷血」は不可だった。
当時付き合っていた女に差し入れを頼んだんだけど、申込書に簡単に内容を書かせるんだそうな。
「無知の涙」の時は、担当さんが表紙を見ただけで「あー、だめだめ。それはだめ」と言い放ったそう。
永山の再審請求がニュースで話題になっていた時なんで、神経を使ったのかも。
飽くまでも警察署内の留置場での話なので、拘置所や刑務所では違うのかもしれないが。
>>689 実はプロレタリアート出身幹部も(昔は)いたことはいたんだけどね。
転向声明で有名な佐野&鍋山も、佐野の方はエリートだけど、鍋山の方は工場労働者出身だったはず。
それが現在では、エリート主導体制が確立してしまっている。
日共内の学閥というのは、ちょっと興味深いところではある。
691 :
690:2007/08/26(日) 09:50:09 ID:Jxw1+ZYh
自分もまた殺人罪で逮捕されたことがあるように読めてしまう書き方をしてしまった。
自分は宮本の足元にも尾世はせない小物なんで、立ち小便レベルの軽犯罪でパクられたことがあるだけ。
だから起訴もされず、留置所止まり。
ミヤケンが大昔の雑誌のインタビューで、査問の時のことを振り返って
「椅子におさえつけるのに苦労した」とか喋ってるのがあって笑った。
党は必死で査問は平静に行われたって言ってるときなのに。
693 :
この子の名無しのお祝いに:2007/08/26(日) 20:06:35 ID:qXWwm9F2
『実録・共産党』や『復讐するは我にあり』(これは左翼映画とは違うが)あたりが
実現していたら深作欣二のその後は変わっていただろうか?
深作はあんまり左翼的な映画監督とは思えないんだが(右翼的とはさらに思えないが)。
今村は共産党員の友人が農村を解放する山村工作隊として52年に奥多摩地方に入ったが失敗した経験談を聞いて
「工作隊は農村に存在する一種の民主主義に破れたのだ、迷信や俗信や土俗はバカに出来ない」と思ったそうだ。
なんか後年の今村作品を考えると出来すぎの話のような気もするが。
694 :
この子の名無しのお祝いに:2007/08/29(水) 01:08:00 ID:oPFjz8WZ
つまらない人たちが日本の映画の黄金期にいたのですね。
それが70年代のつまらない衰弱する日本映画を予言していたような気がする。
>>693
意味がわからない。
全体的に日本語が下手過ぎるけど、特に「つまらない人たち」が誰を指しているのかがわからない。
結局何が言いたいのかもわからない。
単に高みに立ちたいだけの厨房だろう
2週間も経ってからハァはねえよな
699 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/19(水) 18:43:27 ID:YWxd5CkM
『妖婆』観た。
水木洋子はこの頃オカルトに狂っていたらしいが、
盟友だからって唯物論者の今井に監督依頼するとは……(永田の判断みたいだが)
52でヌードになった京マチ子にはゲンナリ。
「妖婆」の出来が悪かったので、今井正は「これは自分の映画じゃない」
と言っていた。そして宮川一夫に「自分の作った映画には責任を持て」と怒られた。
イヤ、出来が悪かったと言うこともあるかも知れないが、
宮川一夫が監督の主張するカメラポジションで撮らなかったから。
その辺りのいざこざですな。
あの映画はカメラポジションがどうこう以前の問題だと思うが・・・
703 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/24(月) 07:15:43 ID:pett4iej
>>664 「女囚701号 さそり」の伊藤俊也は若い頃反代々木系?
704 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/24(月) 07:32:45 ID:XbeOtLD3
>>701 宮川さんは自分がバカにしている監督の言うことは聞かんもん。岡本
喜八も泣かされた。確かにその現場では宮川さんの判断の方が正しいのかもし
れないが、カメラマンが偉くなるとそういうことがしばしば起こる。
そういう人でも仕事が来るのは、「絵は任せるから自分は俳優とか別の面を見
たい」という監督もいるから。もしくは使いこなせる自信のある人。
反対に今の監督は自分が組みにくいカメラマンは避けるけどな。腕が落ち
ても自分の言うことを聞いてくれる人としかやりたくない。
それで逆にイメージの幅が狭くなる現象もある。
705 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/24(月) 07:41:00 ID:/Ev/AC+B
「妖婆」で盛り上がってるけど、みんな公開時に観た口?
観たいなあ。
併映だった「ひとごろし」はDVDになってるんだから、こっちもソフト化してくれよ、角川。
>>703 反代々木系と書くと、普通新左翼のことになるけど、
伊藤さんは新左翼ではありません。
もちろん反代々木だけど、独立系です。
>>628
>>704 岡本喜八は絵コンテを完璧に書いてくる人だから合わんわな。
708 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/24(月) 12:38:37 ID:WXUfP7v/
沢井の言葉もあなたの言葉も後付けの擁護だよ。
さそりが「個人」なのは勿論だけど、東條が個人であるものか。
個人としての東條が描かれていたとも思わない。
(孫を抱き上げていたから「個人」だというようなレベルの話ならば何も反論できないが)
又、東條が個人として行動していたというののなら、それはそれで問題だ。
そもそも、転向の何が悪いのかね?
組織を裏切ったり仲間を「売る」のが許されないのは勿論だが、
転向それ自体は悪いこととは思わん。
思想を教義と混同させたのが戦前日共の最大の罪だった。
日共嫌いのつもりでいる人の中にも、
実は日共と同じように、思想と教義を混同している人は多い。
709 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/24(月) 19:11:26 ID:1/wiNhcq
山田洋次の新作は吉永小百合が出るので一抹の不安があるがこのスレ的には久しぶりの大物なんじゃない?
山田の事だから吉永起用にはそれなりの計算があるとも思うし、骨太な作品を望む。
710 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/24(月) 19:51:06 ID:XbeOtLD3
>>708 「転向」というか、このスレでもガイシュツだろうが日本の左派は反米民族自決が基本
なので、伊藤が東條に「プライド」を見出したとしても何の不思議もない。
ただし今の左翼は「戦前の日本の帝国主義は良くなかった」という「教義」
を持つので、それをはっきり言えないというだけのことだ。
皮肉にもそれを受け入れてくれるのはタカ派資本しかなかったということだ。
ちなみにあれだけ「戦前の日本の戦争犯罪」を指弾する左派が(もちろん
日本の戦争加害自体は事実でしょうが)、最近、何かと東アジア共同体を主張するのは
薄気味悪い。大東亜共栄圏と何が違うのかよく分からない。
711 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/24(月) 20:38:31 ID:pett4iej
↑中国が強くなったということかな。
ベネチアもこの数年中国人監督が表彰されてるし。
712 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/24(月) 21:00:18 ID:gfeOmreL
はあ?
713 :
この子の名無しのお祝いに:2007/09/24(月) 21:05:43 ID:MzzKJSzJ
>>710 戦前の右派は、昭和維新を唱えた「革新派」だった。
>>705 「妖婆」は渋谷の映画館で先週上映されたので、その影響じゃないかと。
22日にトークショーがあって、この映画の話も出たんだけど、あの映画の
前半部分は原作にないオリジナルなんだと。だから、ひょっとして京マチ子への
サービスなんじゃないかと、出演者の誰かが言っていた。
>>708 急に「転向」って言葉を使う意味が全くわからんのだけど、
伊藤が「プライド」を撮ったのは転向だと思っているわけ?
世の中にはそう思っている人が多いみたいだけど、
それは大いなる誤解だよ。伊藤は新左翼ではない。
もちろん代々木系でもない。現在右であるわけでもない。
昔から独立独歩の人。組合活動はやっていてもね。
若い頃から、斎藤雷太郎研究や助監督声明批判で、
そういう自分の立場をはっきりさせている。
>>710 伊藤が何か東條個人に共感のようなものを持つとは到底思えないけれど、
(映画監督は必ずしも主人公に共感を持つ必要はない)
誰も監督を引き受けないなら、俺がやろうじゃないかと思ったのは確かだ。
伊藤はそういうあまのじゃくなところがある人だと思う。
助監督の異常性愛路線反対声明への批判だって、
いや俺はそうは思わないぜってことだから。
「プライド」は伊藤俊也も批判が出るのは予想してたようだが、見もせずに
叩く奴があまりに多くて呆れてたな。
黒田清なんか、見ずに批判して何が悪いみたいな態度で完全に開き直ってた。
映画表現の自由だかなんだかを掲げてる団体が上映反対運動を
やるという冗談のような本当の話もありましたな
伊藤さんがプライドを撮ったのは、転向だよ。
左翼云々は知らないけれど、反国家の姿勢を前面に出したデビュー作で注目されたんだから。
さそりの冒頭で日の丸や君が代を敢えて出して、脱獄の場面を設定。
そこに娯楽映画の範疇を超えた政治的な姿勢を読み取られるのは、当然のこと。
伊藤さんには、この場面の演出が、ついて回ると思う。
伊藤さんは、東映の企画に対して、納得できないものはやらないという姿勢を掲げてきた。
その人が東日本ハウスや加瀬英明という企画者で、
憲兵や特高を駆使した東条英機の側に立った作品を撮った。
批判をされるのは当然だと思う。
>>720 右左に分けてしか考えられない人ですね。
722 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/04(日) 10:22:36 ID:rTYEYyVs
「プライド」が批判されるのは単純に映画として無茶苦茶だから。
構成は散漫というより出鱈目で、分裂してるし、演技はひとりひとり不必要にオーバーだし、東京裁判の描写も偏向が酷い。
ウェッブ裁判長とキーナン検事の、仮に事実だったとしても誰も知るはずのない密室の会話で、ウェッブ裁判長にキーナンを批判させたり、東條とキーナンが法廷で対峙する場面も、最初からキーナンがやけに弱気で東條が堂々としていて、一方的。
東條マンセーでも何でもいいが、せめて見ているときだけは白けさせないで欲しいよ。
プロパカンダ映画としても救いようがない。
思想以前の出来の問題。
>>722 見てもいない人たちが大量に批判してたような
出来不出来はともかく、
「さそり」を受けた理由と「プライド」を受けた理由が
ほとんど同じなのが伊藤の面白いところ。
ちなみに「さそり」の時も「転向」だと言われたw
725 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/04(日) 12:39:16 ID:+A8xP/3q
>>720 同感。というより、当たり前の意見だと思う。
>>724 東映は伊藤が「さそり」をあんなふうに撮るとは思ってはいなかっただろうが、
「プライド」は加瀬英明の意向通りに撮られている。
なのに「受けた理由が同じ」とは、どういうこと?
「さそり」の時に転向と言われたとは?
>>725 >「プライド」は加瀬英明の意向通りに撮られている。
嘘はいかんな。
当初の企画はパール判事が主役だったのに対し、伊藤が異議申し立てをして
東條英機が主役の企画になった。
また劇中、天皇を守るために法廷では、天皇の意に反して開戦した"ということにしろ"と
弁護士に詰め寄られ、東條がぶちきれるシーンがある。
どこが加瀬英明の意向通りなのか。
>>725 具体的な事実を答える前に聞きたいのだが、
> 東映は伊藤が「さそり」をあんなふうに撮るとは思ってはいなかっただろうが、
> 「プライド」は加瀬英明の意向通りに撮られている。
それで、どうして伊藤が受けた理由が同じなのはおかしいと思うんですか?
あなたは映画をテーマ主義でしか観れない癖があるね。
映画=テーマとしか捉えられてないから、そういう勘違いをする。
>>722 東條マンセー?
あの映画は清瀬弁護士が東條に対して、あなたは日本国民に対しては
有罪であると断言したり、東條らに対し抗議の自決をする女を描いたりしているのだが。
しかも後者は史実になく、東條批判のためにわざわざ創作したもの。
見ずに批判した連中と同レベルですな。
なんというか、「プライド」は伊藤が、自分が試してみたかった手法を
一気にやってみた実験映画だと思うのだが。
というか、法廷での歌舞伎メイクシーンまで見せられたら普通気付かないかね?
730 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/04(日) 22:18:12 ID:kX9nPw4Q
>>723 『二百三高地』や『大日本帝国』も製作された事自体批判されていたなぁ。
石原慎太郎の特攻隊映画なんか、撮影すら始まってないうちから
「市民団体」に右翼映画と決め付けられてたなw
批判はおおいに結構。だがせめて完成した作品を見てからにしろと。
732 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/11(日) 18:32:52 ID:GsQLVP7o
関川秀雄の『ひろしま』のDVDに、月丘夢路のインタビュー映像が載ってた。
月丘さん80歳位だと思うが元気そうだった。
原爆投下直後の映像が凄い映画だったね。
東京フィルメックスの「山本薩夫監督特集」は、
「娯楽映画としての側面」に光を当てるそうな。
このスレ的には知らんが、結構なことだと思う。
734 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/12(月) 11:27:57 ID:Jwwks7Ry
南無
そういや、現代プロの山田火砂子って最近監督もやってるのな。
736 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/12(月) 20:07:13 ID:fe8eRtAH
>>735 山田さんうちの中学に講演に来たよ。今から10年位前。
障害児の娘さんがいるらしいが、明るく話されているのが印象的だった。
草薙幸二郎といえば、・・・。
「箱の中の女・処女いけにえ」で被害者少女から事情聴取し、オナニーし始めたその少女のオマンコを凝視して、
「おおっ、おーっ」と感嘆の声を挙げるムッツリすけべ刑事役が印象深い。
どこかの名画座で追悼特集をやるならば、ぜひ、「真昼の暗黒」とこの作品の二本立てを。
738 :
725:2007/11/12(月) 21:13:30 ID:Elg8LHiU
>>726 「プライド」に関しては週刊誌記事レベルの知識しかないのに偉そうにしてしまった。ゴメン。
しかし、当初はパールが主人公だったというのは本当?
日本の映画会社でインド人のパールを主人公にした企画を引き受ける所なんてあるわけがない。
加瀬だって、まさかそこまで馬鹿だとは思えないんだが。
>>728 烏丸節子の役は、検察団に抗議して自決したのでは? 違ったっけ?
>>729 演劇的演出というのは、「さそり」以来の伊藤のオハコでしょう。
たいしたアイデアが思い付かなくて、仕方なく引き出しの中身を出し直したんじゃないの?
739 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/13(火) 19:53:57 ID:gHxoyZ91
旦那の後継いでやってる山田火砂子の現代ぷろだくしょんって、
この前フジテレビでドキュメンタリーやってたけど、
お金がなくて経営大変らしいよ。
毎月末は文字どおり火の車であちこちの支払先に電話かけて謝ってた。
「真昼の暗黒」は権利関係ないのかな?
あれの版権持っててDVDにでもなればいい金になるんだろうけどな。
740 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/13(火) 23:26:13 ID:KLxgYj+r
>>739 >あれの版権持っててDVDにでもなればいい金になるんだろうけどな。
そんなの大したお金になるわけない。
>>737 草薙幸二郎の実弟が草薙良一なんだよな。すげ〜兄弟。
スカパーのチャンネルには既に売ってるだろうしね。
最近、Yahoo!動画の名画ライブラリーで、俳優座製作の映画が見られるけど、
あれはどのくらいお金入ってくるんだろう…
他の映画見ると大した事なさそうだけど。
無料のは他にろくな映画がないから。
まともなのは俳優座のと「台風クラブ」くらいで。
742 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/17(土) 18:12:44 ID:x7Emexc7
左翼系映画の常連だった内藤武敏が、
後年「君よ憤怒の河を渉れ」で陰険な古狸を演じていたのが感慨深い。
善良な労働者や熱血教師の役が多かった武敏が(つд`)
743 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/17(土) 23:44:14 ID:idBARGu5
>>742 内藤は桝田の映画も出てるだろ。
桝田が助監督だった「ビルマの竪琴」の頃からの知り合いだな。
「ノストラダムスの大予言」で官房長官だぜw
745 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 11:16:18 ID:H9sCNRPa
「君憤」の脇役は内藤武敏、西村晃、大滝秀治、岡田英次、神田隆と左翼系俳優のオンパレードだな。
746 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 11:27:06 ID:5mQbJOtk
>>742 「皇帝のいない八月」でも保守党の大臣役だったじゃないか。
そんなに珍しくないんじゃない?
747 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 11:43:20 ID:xldWB/lo
>>704 宮島義勇や姫田真左久も宮川と同じ取り組み方だよね。
姫田は佐藤純弥と合わなくて後に「あいつは才能がない」とぼろくそに言ってる
宮島は『人間の條件』のとき小林正樹がOK出しても宮島がダメなら撮り直しになった、と仲代が回想してた
宮島は『赤穂城断絶』の時深作と揉めて一部深作が自分で回しているらしいし。
山本薩夫は宮川・宮島・姫田、三人と仕事してるけど特に揉めたとか聞かないな、上手くやってたんだな。
748 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 14:12:57 ID:6aYu+wmF
近衛首相が千田是也、南雲中将が東野英治郎、山本五十六が山村聰という
「トラ!トラ!トラ!」の配役が強烈な皮肉じゃないか。
東野は、非常に現場がいい加減で、
台本を読んできているかどうかも怪しい。
完璧に読みこなして演技プランもある千田とは対照的。
しかし実際観ると東野が光る場合が多い。
と桝田が言ってた。
>>747 山本と宮島は日共の東宝細胞仲間で東宝争議の同志だし、撮り方巡って揉める
ようなことはしないんじゃない?
東宝時代から宮島はうるさ型で、監督並にダメ出ししていたそうだが。
池部良がエッセイで宮島にムカついた話書いてるね。
堀川弘通も「戦時中は積極的に戦意高揚映画に携わって好戦的な発言してたのに、
戦後は一転して共産党に入党し、争議の先頭に立って、戦時中に戦意高揚映画を
撮った山本嘉次郎を公の前で糾弾した人物」と実名伏せてある人物への不信感を
書いてるけど、これも宮島のことだよね。
俺も宮島は嫌い。
力関係の誇示で監督を無視するから。
日本の共産主義者の悪いとこをもろに体現してるような。
753 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 20:35:14 ID:4lv1gEWH
山本監督の「赤い陣羽織」面白かった。
先代勘三郎、伊藤雄之助、有馬稲子、香川京子、三島雅夫。
配役も豪華で特に有馬稲子が超色っぽかったな。
この前、歌舞伎座でもかかっていたけど、
宇野信夫のなかなかいい芝居だ。
754 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 20:51:43 ID:4lv1gEWH
宇野信夫でなく木下順二でした
755 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/18(日) 22:41:17 ID:p85xg6VF
>>750 戦意高揚映画の監督→共産党
山本も同じだな
そりゃ、共産主義は反戦と何の関係もないどころか、
暴力革命を目指しているんだからね。
自分達の武装は肯定するし、
細胞だから組織を操るために出世することが重要。
松竹の山田と一緒。
757 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/19(月) 00:18:25 ID:125ycbJI
山田は出世のために寅さんを撮ってたわけではあるまい
758 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/19(月) 00:30:21 ID:gOu3pjtd
>>749 そう言えば、瀬川昌治監督が、東野英治郎についてこんな事を言ってました。
彼の女好きなのは有名なんだけど、撮影現場に、その時付き合っている愛人を
連れてくるんだって。で、本番が始まって、「おい、○子、どうしたんだ?」
なんてセリフがあると、台本に書かれている名前じゃなくて、その愛人の名前を
言ってしまうそうな。で、指摘すると、「や〜、スマンスマン…」なんてごまかす。
759 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/19(月) 00:57:45 ID:LzBkHZBR
東野とか加藤嘉とか左翼役者のジジイは女好きが多いなw
760 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/19(月) 19:57:49 ID:JHgPEExx
演劇論だのマルクスだの肴に口説きそうだな。
あと監督の今井正もかなりモテたそうだ。
761 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/19(月) 21:06:15 ID:wFD2YXO2
>>747 完全主義者で自分の美学に拘る小林正樹がそれを認めていたのが意外だな。
役者の芝居に集中したかったのかな、以降も『切腹』『怪談』と代表作で組んでいるから。
美術の戸田重昌も相当なうるさ型らしいが。
>>760 > 演劇論だのマルクスだの肴に口説きそうだな。
大島の「日本の夜と霧」に出て来ますよ。コーラス活動の話が。
763 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/22(木) 19:14:09 ID:WTkxzm13
小林桂樹は「ここに泉あり」に出る時に周囲に反対されたそうだ。
洗脳されるから辞めろと言われたらしい。
独立プロの作品って、あまり政治的に見えない俳優も結構出てるね。
764 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/22(木) 19:43:56 ID:VMAdJs6g
田中絹代や山田五十鈴や香川京子あたりも出ていたからね>独立プロ作品
左翼映画とは言い難いけど、『人間の條件』には映画スターがたくさん出ていたし。
765 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/22(木) 23:08:28 ID:Izm/CbUI
山田五十鈴は加藤嘉に洗脳された
766 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/23(金) 00:28:13 ID:AFyPg70A
767 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/23(金) 00:56:14 ID:rLVQif+v
>>763>>764 飯田蝶子なんかもそうですね。あれだけ各社の作品に引っ張りだこなのに、
独立プロの作品にも結構出演している。なんでも、みんなで一丸となって
映画を手づくりしている雰囲気が好きだとかで、積極的に参加したそうです。
飯田蝶子のは基本的に蒲田時代の懐古でしょうね。
769 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/23(金) 08:40:38 ID:b+sfu8Z6
「ここに泉あり」の主役級の3人(小林、岸、岡田)は、決定までに手間取ったらしいな。
でもあのキャストで良かった。
770 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/24(土) 09:30:28 ID:v7sJA+Nr
>>767-768 今井正か誰かが飯田蝶子を使いたいと言うので、プロデューサーがダメモトで
飯田のもとに出演依頼に行って、台本を見せると、飯田が台本を読んで一言、
「出演料なしでも出ます」と言ったそうだ。
まだ東宝を退社して独立プロを作ったばかりの頃で、とにかく金がなかったから
その言葉に感激したって。
771 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/24(土) 14:37:13 ID:etlWbPbh
「傷だらけの山河」を鑑賞
これって、もろ堤一族(西武グループ)がモデルだよね
西武があんな事になって、相続問題やら複雑な家族関係が
報道されて予備知識があっただけに、余計に興味深く見れたwww
けっして全くの悪人ではなく、俺のやることは極論では世の為になる!、と
“己の信念を持って突き進む君主”として描くところに
山本薩夫の映画作家としてのバランスの良さを感じた
772 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/25(日) 22:59:59 ID:wZ+jKqyy
スカパーで「春の雪」を見たら、山本圭が皇族の役やってたな。
隔世の感だ。
やっぱ圭は特高に拷問で殺されないとw
773 :
この子の名無しのお祝いに:2007/11/28(水) 12:55:50 ID:BVtUuUd9
東京フィルメックスで上映された山本薩夫特集の作品てニュープリントが
多かったけど、DVD化されるのかな?
775 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/01(火) 03:59:57 ID:nfBaU8sq
神山征二郎の新作はあんまり左翼度なかった。
776 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/21(月) 23:36:49 ID:eMChTZ6j
山田洋次の「母べえ」は、今井正が生きてたら撮ってそうな作品だな。
山田と今井って作風似てるね。左翼なんだけど、オブラートに包んだ感じとか。
神山だと露骨な時もあるし。
777 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/22(火) 21:19:09 ID:MrANPNX6
山田には今井のようなバイオレンス描写がない点で物足りない。
778 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/22(火) 22:16:41 ID:nd9Vmdjh
>>777 リベラルな作風の中に、時々暗黒面が見えるのがいいね。スパイスというかw
779 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/22(火) 22:39:56 ID:iIOqosYw
山田は悪が描けない。
「隠し剣」の緒方も「武士の…」の坂東も地位をかさに来て威張り散らすだけの小悪党に過ぎない。
実に薄っぺらな人間描写で記号的な悪役。
両名には役不足。
二人とも監督が山田じゃなければもっと面白く演じて見せたろうに。
山田の限界ですな。
780 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 01:10:49 ID:zUzUFytv
時代劇の悪役が図式的な存在であることを
殊更に批判するのは、どうかなと思う。
深みのある人間性を感じさせる悪役って
具体的に挙げると、どの作品の誰ですか?
マキノ作品や黒澤作品にいますか?
「切腹」の三国はよかった。
「夜の鼓」の森も。
最近観たのでは「おんな極悪帳」の岸田森と佐藤慶。安田道代もよかった。
佐藤慶は悪役うまいね。
782 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 05:19:50 ID:2lN/nqrb
783 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 05:34:03 ID:2lN/nqrb
つまり、東宝自体が赤い。
>>771 そりゃ元共産党の堤清二がいたからでしょ。財界には多いからね元共産党。
田中清玄、水野成夫、三井財閥の三井礼子、○菱の某さん然り。
>>756 太平洋戦争自体。近衛、統制派、新官僚、昭和研究会、満鉄調査部、瀬島龍三。
こいつらの戦後見ればわかるでしょ?種村佐孝、平沢道則・・・枚挙に暇がない。
岸信介氏は、三田村武夫氏の著書に寄せて、自らについても次のように書いている。
「支那事変を長期化させ、日支和平の芽をつぶし、日本をして対ソ戦略から、対米英仏蘭の
南進戦略に転換させて、遂に大東亜戦争を引き起こさせた張本人は、ソ連のスターリンが
指導するコミンテルンであり、日本国内で巧妙にこれを誘導したのが、共産主義者、
尾崎秀実であった、ということが、実に赤裸々に描写されているではないか。
近衛文麿、東条英機の両首相をはじめ、この私まで含めて、支那事変から大東亜戦争を
指導した我々は、言うなれば、スターリンと尾崎に踊らされた操り人形だったということに
なる」と。
784 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 05:37:56 ID:2lN/nqrb
「近衛文麿、東条英機の両首相をはじめ、この私まで含めて、支那事変から大東亜戦争を
指導した我々は、言うなれば、スターリンと尾崎に踊らされた操り人形だったということに
なる」
785 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 11:11:24 ID:wuKdvkEW
すごい責任転嫁w
大物は言うことも半端じゃないなw
786 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/23(水) 19:24:02 ID:ns6r/4ND
中山節夫さんの「新あつい壁」観た人いますか?
787 :
この子の名無しのお祝いに:2008/01/31(木) 01:43:20 ID:JzZeIhpg
『母べえ』はどうかな。
うせろ糞尿
789 :
@ルコールオニオン ◆80j8FU9DKo :2008/01/31(木) 14:00:17 ID:i6DZI+vh
>>743 御方は右翼ではないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
当時アジアに植民地を保有していたイギリスやオランダは、植民地を自国の
産業発展の為の供給地として位置付け、現地労働力を奴隷の如く酷使した。
該地の近代化や地元民の公衆衛生・医療、教育などは考えも及ばなかった。
イギリスはアヘンを持ち込んでまで植民地の富を根こそぎ搾取した。
オランダはインドネシアにおいてコーヒー、砂糖きび、ゴム、綿花、茶、
などヨーロッパで売れる商品作物を「強制栽培」させた。
この結果住民は主食である米を作る土地も暇も奪われ、18世紀半ばには
長期に亘る大飢饉に見舞われた。
日本の統治はこれら西欧の統治と異なり、台湾・朝鮮ともに
日本国・日本国民として扱いインフラの整備、公衆衛生、医療、
農業・産業振興、教育などに力を入れた。
790 :
この子の名無しのお祝いに:2008/02/05(火) 22:18:51 ID:hTZsRsGv
今井・山本が今生きてたとしたら、
ホテルが日教組の集会の場を貸し渋った話って映画になったかもね。
また宇野重吉か!
792 :
この子の名無しのお祝いに:2008/02/06(水) 20:02:19 ID:jPiWp8mV
>>790 『新・人間の壁』か?
香川京子が同じ役で再登場したりして。
793 :
この子の名無しのお祝いに:2008/02/07(木) 00:28:04 ID:IUmjgmaF
鬱井件も出して暮れよ
794 :
この子の名無しのお祝いに:2008/02/09(土) 12:06:37 ID:rCMiDC84
心配しなさんな
ここに出ている奴等、もうすぐ寿命が尽きかけている。
3月に大阪のシネ・ヌーヴォで山本薩夫特集
tp://www.cinenouveau.com/cinemalib2008/satuo_yamamoto/satuo_yamamoto_Frame.html
796 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/08(土) 03:27:01 ID:fc6DuNQK
今井と山本ってお互い交流みたいなのがあったのかな。
二人とも似たようなタイプの監督だし。
消えろやカス
798 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/08(土) 04:00:39 ID:/vK0LBKC
私、今井監督と仕事をしたことがあります。
山本監督のことを彼は「さっちゃん」と呼んでましたね。いわゆる親友と言える一人でした。
今井監督は何と呼ばれていたかは山本監督に
お会いしたことがないからわかりません。
800 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/08(土) 09:21:46 ID:zoZbqKb+
黒澤は今井正をしょうちゃんと呼んでいたそうな。
今井正談。
801 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/08(土) 10:04:40 ID:fc6DuNQK
>>801 はあ?
東宝仲間だから同じ呼び名だったかもしれないんじゃん
803 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/08(土) 21:57:55 ID:fc6DuNQK
>>802 お前には聞いてないんだよ。横槍入れてくるな。
しかし同じ呼び名だったかもしれないぜ?
805 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/11(火) 22:49:13 ID:bhNUd/U8
山田和夫はまだ元気なんだろうか。
石原慎太郎がプロデュースした戦争映画を、見る前から批判してたね。
思想以前に映画評論家としてダメじゃんと思った。
806 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/11(火) 23:30:19 ID:F+61uxml
若松の新作について山田和夫はどう言うかな?
無視するかね?
もし発言すれば批判に決まってるよねw
>>805 以前も何も山田の本職は共産党シンパでしょw
シネ・ヌーヴォで「皇帝のいない8月」見てきました
お も し ろ ぉ お お お お お ぃ なあw
809 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/18(火) 21:04:53 ID:JiLRzYkU
昨日、今日と日テレで東京大空襲のドラマやってるけど、
今井・山本のような良心派の戦争映画とかも参考にしたのかなあと思った。
「また逢う日まで」と「戦争と青春」は印象に残る作品だった。
「戦争と青春」はいい映画だったな。
今井監督の遺作だよな。確か、亡くなった後に公開されたんだっけ?
小さなホールに見に行って期せずして号泣してしまった
記憶がある。
主演の工藤夕貴は今でもこの今井監督との仕事が
女優としてのターニングポイントだったと言っているね。
DVDで見れないかなぁ。久しぶりに見てみたい。
工藤は「映画としての仕上がりはともかく」というような言い方をしていた。
工藤自身も内容には不満があったんだと思う。
実際、それほどいい映画だとは思わない。話の流れが御都合主義。
ストーリーのつなぎでしかない場面もあった。全体的に弛緩していた。
ただし、工藤は今井を慕っていたみたいね。最後を看取った唯一の俳優が彼女だし。
今井が死んだ後は号泣していた。
昨日の「東京大空襲」は、「戦争と青春」から影響を受けていたね。
特に最後、物語が現代につながるところ。それから、下町のステレオタイプの描き方とか。
そういえば、昨日の「東京大空襲」には在日朝鮮人のリンチ場面があったけど、
あれも今井正からの影響を感じさせたな。
高校の野球部のシゴキ程度の迫力しかないぬるい場面だったけど。
813 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/19(水) 21:20:26 ID:XqHfItrX
今井は気難しそうに見えて、気に入った俳優の事はとても可愛がるから
工藤夕貴なんかは孫みたいな存在だったんだろうね。
学が無い事にコンプレックスを抱いていた江原真二郎に本をプレゼントした事もあったらしい。
814 :
この子の名無しのお祝いに:2008/03/23(日) 01:41:31 ID:WkrMv/ZW
『戦争と青春』は唯一リアルタイムで観た今井映画。
正直、ショボいと思ったけど、空襲場面はなかなかのものだった。
しかし、「金環蝕」を見たら、「篤姫」を見ることが出来なくなった・・・
近くのTSUTAYAに「戦争と青春」が無い。観たいのに・・・
かわりに「ガラスのうさぎ」を借りてみた。
中学生が乳を出しているということの方が有名になってしまった映画だな
819 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/09(金) 05:12:59 ID:CaeXEL0z
戦争と人間を見ている、、、
しかし、素晴らしい演技の昔の俳優達と、、その時代の異臭を感じて悲しい思いがしてきた、、、
もう少し客観的に描いて欲しかった、、、と思う。あまりにもイデオロギー臭が偏りすぎている。
臭いは偏りません。
821 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/12(月) 23:57:33 ID:ggg2PIWw
まぁ、労組が支配していた日活が、ロマンポルノ路線で食い続けることの言い訳として、
気合い入れて作った映画だもんな。
それでも、山本圭よりは、滝沢修や芦田紳介の方がキャラ的には魅力的なのが皮肉というか。
第三部の冒頭で南京大虐殺が取り上げられているが、中国式の過大被害報告ではなく、
揚子江で起こった捕虜掃討の描写だけをサラッと取り上げているあたり、
当時の左翼は比較的冷静だったんじゃないか、という気さえする。
山薩は自書の「私の映画人生」でもそれほど偏ってないよ。
共産党員には間違いないけども、何から何まで共産主義万歳ってわけでもない。
当時の左翼って・・・
今とさほど変わっていないよ
>それでも、山本圭よりは、滝沢修や芦田紳介の方がキャラ的には魅力的なのが皮肉というか。
だから、戦争を防げなかったんだと、言いたいんだろうな、製作者側は。
ああ、それから、南京事件の被害者数30万人を鵜呑みにしている研究者は、
サヨ系でもいないよ。
「作る会」の秦先生で、5,6万人、笠原先生で15,6万人だろう。
笠原は昔は30万人説をそのまま垂れ流してたけどね。
そのことに関する説明はなし。
826 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/25(日) 21:10:14 ID:PKpu72qM
真空地帯 加藤嘉萌え
827 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/25(日) 21:16:02 ID:UGVVp43J
南京事件に関しては、80年代までは20〜30万人説を垂れ流していた人は多かったように思う。
828 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/25(日) 22:03:10 ID:3KnhOzZU
>>826 渋い!
でもかなりのプレイボーイだったるするんだよね・・・。
左翼系の映画人って、女癖悪いの多そう。
829 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/27(火) 19:35:56 ID:xWTxYx39
WOWOWで7月山本薩夫特集くる
7/13(日) 金環蝕
7/14(月) 白い巨塔
7/15(火) 人間の壁
7/16(水) 武器なき斗い
7/17(木) 太陽のない街
7/18(金) 荷車の歌
830 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/27(火) 20:16:34 ID:N9LCGboI
>>1 小林多喜二の「蟹工船」がブームなのだろう?
映画化されないのかな?
マックの「名ばかり管理職」など現代版の奴隷制みたいだし
未来に希望もなく閉塞感は最高潮だよな?
まあ、高度成長期のような映画は無理だよな?
「蟹工船」を映画化するとしたらホラー系が得意な監督が良いのでは・黒澤清とか・・
・・「蟹工船」は現実ホラーみたいなものだしな?
「優等生」が監督したら失敗するかな?
831 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/27(火) 20:20:07 ID:YBi6DugH
>>830 山村聡監督でちゃんと映画化されてますがな。
ビデオでも探してくださいよ。
832 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/27(火) 20:31:01 ID:4TOm31cM
リメイク版『蟹工船』にすりゃいいよ。
主演は松本潤が汚れメイクで。
833 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/27(火) 20:44:00 ID:N9LCGboI
>>831 高度成長期に製作された映画(ちょっとサヨクオタクぽい押し付け的な表現?)
では・・・観れないかもしれない!
「蟹工船」は本気で描くとホラー以上に怖い作品になると思えるよ!
現実の生活がいとも簡単に破壊され、現実とも悪夢ともつかない追い詰められた
心理状態はホラーそのもの?
追い詰められた絶望的な恐怖との戦いはホラー作品を手がけた大家に描いてほしい
よ!
映画化するなら文庫版で同時収録の「党生活者」にしてくれ。
まあ、共産党が許さんだろうけど。
「蟹工船」は、労働者役の森川信がすばらしいんだよな。
836 :
この子の名無しのお祝いに:2008/05/27(火) 21:32:45 ID:OZbLRXox
「蟹工船」もいいけどなあ。
「また逢う日まで」もリメイクしてほしいな。今の純愛映画の元祖だから。
「世界の中心で、愛をさけぶ」でもガラス越しのキスシーンあったね。
>>836 日本の品格を著しく下げている在日チョンや
在日チャンコロの排斥が必要なのは言うまでもないでしょう。
まずは東京から。石原閣下に期待です。
前述した残業代を要求して裁判を起こしたりしているのも、
ほとんどはその手の輩ですしね。
日本の国際競争力を低下させようと工作しているんでしょう。
839 :
この子の名無しのお祝いに:2008/07/18(金) 19:22:56 ID:Z/HI6DDc
841 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/01(金) 00:02:50 ID:2Tqb85+9
今夏の反戦ドラマはどんな調子かのう
「蟹工船」がブームなんだから、一つ、「小林多喜二」をテレビ放映してくれんもんかのう
845 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/02(土) 11:55:38 ID:ehRv94DP
>>844 2箇所カットしないと無理。
カットするなら意味がない。
>>825 別に笠原を擁護してやる気はないが、
当時はそれが通説だったんだろ
仕方ないよ
>>845 どういう点で無理なんですか?
残酷すぎるとか?
848 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/05(火) 19:22:16 ID:tUNVMEKY
>>847 冒頭いきなり多喜二が逮捕されて拷問される。
拷問シーンにオープニングタイトル、クレジットがかかる。
結構エグいので地上波はまず無理。
もう酷いシーンはないだろうと油断していると、中盤以降に「一九二八年三月十五日」の再現シーンと言うかたちで地位武男が拷問を受ける。
冒頭に負けずここもエグい。
畳針を肌にグリグリ刺しているアップショットなど、今井正もかなりイっている。
しかし、これらをカットすると作品として意味がない。
849 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/05(火) 19:52:17 ID:rMp5OyNr
それよか横内正がギター片手に弾き語りするシーンが見てみたい。
850 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/08(金) 20:00:58 ID:8xHtiafw
>>848 今井は演技指導が厳しい事で有名だったけど、
やっぱりそっちの気があったのかな・・・。
久我美子も「また逢う日まで」の時に泣いてしまったらしい。
851 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/09(土) 02:14:27 ID:nQhwMjTg
関川秀雄の「きけ、わだつみの声」、今観るとしんどいなあ。
いくらこの季節とは言っても、こりゃパスだわ。
>>848 そうですか
どこぞのミニシアターがやってくれるのを待つより仕方ないですね
なんか、拷問シーンで、一応防護服(?)みたいなものを着ていたのに、
山本圭が気絶してしまった、なんて話を聞いたことあるような気がするんですが。
本当かなあ
853 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/11(月) 18:57:13 ID:UcTdcb7n
>>852 関東でしたら、川崎市民ミュージアムが一番上映される確率が高いですよ。
「多喜二」も以前上映されましたし、今井・山本の特集もよく行われています。
左翼系独立プロ作品なら、「多喜二」と「ひろしま」が2大トラウマ映画でしょうか・・・。
854 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/11(月) 19:21:23 ID:Jd6pDLlG
>>853 私もそこで19年前に観ましたよ。
何を勘違いしたのか、ファーストフードの袋を持った若いカップルがいて、鑑賞後どうなったことやら…
ホールを出るときは皆葬式帰りのような顔でしたな。
855 :
この子の名無しのお祝いに:2008/09/05(金) 09:01:12 ID:Z0Bbo9+w
今、新文芸座でこの二人の特集上映やってますね
856 :
この子の名無しのお祝いに:2008/09/23(火) 18:53:57 ID:tx4vrYEy
横内正さん、ちょっと前にワイドショーで話題になっていましたねえ。
今井・山本組の俳優さんのアレな姿って個人的には痛いと思います。
いくら役柄と私生活は別でも、知的なイメージを抱いてしまうんで・・・。
857 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/05(日) 23:21:14 ID:XTNQgZmG
「ここに泉あり」を見ていたら、今井が結構厳しい考えの持ち主だったように思えた。
「落ちこぼれはとっとと楽団から出てけ」と突き放すバイオリニスト(しかも岡田英次という二枚目俳優だし)が
「女王の教室」の厳しい女の先生と重なってしまった。
「ここに〜」の殺伐感は今の子供たちの方が理解しやすいんじゃないかと思う。
858 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/06(月) 15:28:28 ID:l7zCLyQN
今井は戦前の東大生だからなぁ。
8人も居た子供たちの勉強の面倒を見るときも、
そりゃあ厳しかったらしい。
859 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/18(土) 16:59:57 ID:Szd0+eQ1
「純愛物語」は好きだなぁ。
今井の恋愛映画では「また逢う日まで」が有名だが、
お話がちょっとご都合主義的で俳優の演技もわざとらしく、
好きになれなかったが「純愛物語」は若い二人のやりとりと、
当時の時代背景が丁寧かつ自然に描かれていて、素直に
感動できる名画だと思う。
860 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/19(日) 10:56:40 ID:7+AtPAwZ
大島や若松のような新左翼系の監督と違って、
回顧される機会が少ないのが残念。
今井の映画なんてサドマゾ映画としてみると結構面白いんだけど。
861 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/27(月) 17:02:40 ID:vpWJklWS
>>859 昔、NHKで観た『純愛物語』好きだった。
一度劇場で観てみたいと思ってる。
ラストシーンの通行人カップル、山城新伍と佐久間良子なんだってね。
862 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/14(水) 20:32:46 ID:YOfPYY3y
なんぼや! 金はなんぼいるんや!
向こうが権力で来るならこっちは金や!!
>>862 あの役者さん、「天国と地獄」と同じような芝居してるのに
キャラは全然違う。
それでも違和感ないのが凄い。
864 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/14(水) 20:47:39 ID:4zxpf585
雷蔵の「忍びの者」
1作目が大ヒットしたため、続編も…と会社側(大映)
↓
山本監督「じゃあ、もう1本だけですよ」
↓
大映「シリーズ物に」vs監督「主人公を死なせて終わらせよう」
↓
結果は、ご存じのとおり…
財前又一ね。映画での石山健二郎は凄かったね。
スレチになるけど、まあ78年フジテレビ版は里見を山本学が演じているという関係で・・
財前又一を全31回のドラマで上手く演じきった曽我廼家明蝶も凄いと思った。
小林多喜二は実際は名声欲の強い面や、警察を挑発したりする
生臭い面もあって、そういう切り口から映画作った方が面白いと思うんだが。
笠原の「実録共産党」はそういう内容だったみたいですね。時代は下りますが。
角川春樹も笠原脚本で「いつがギラギラする日」のタイトルで製作しようとした。
このタイトルセンスは凄いと思う。
しかも角川が映画化権を持っているまったく別の小説のタイトルからw
868 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/22(木) 15:55:40 ID:gVcW+CHn
共産党が元気な今こそ『実録共産党』を映画化すべきじゃないのか。
869 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/22(木) 20:50:44 ID:eSnZ9s72
昭和20年代に赤狩りで仕事を失った映画人の話とかも面白そうだな。
『グッドナイト&グッドラック』の日本版というか。
>>868 この前の世論調査で遂に支持率2%切ってたぞ。
「蟹工船」が売れたところで共産党支持に結びつくわけじゃないんだよな。
だいたい、「蟹工船」文庫本の併録作は「党生活者」だし。
まあ、たとえ、支持率が10%ぐらにいったとしても、選挙では伸びないよ
小選挙区制だから
873 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/25(日) 02:16:13 ID:IkcoYzWu
共産党は少し前に小選挙区の全選挙区で候補者擁立して全員落選したことがあったな。
誰か内部で止める奴はいなかったのか。
>>873 今はもう止めて、重点地区のみの立候補になっているよ
ミヤケンが死んだとたんなw
あれはわざとやったんだろ?
小選挙区制はこんなに弱小政党に不利だって事を、
選挙総評を聞かれるたびに、一般市民にアピールするために。
金はあるからね。党の死活問題だから重点的に配分すべきところ。
>>875 金なんかないだろう
党大会のたびに「政党助成金を受けてくれ」って声があるって、紹介されている
赤旗読者じゃないんで、正確なことは知らないけど、普通の「ブル新」での記事にいつもそう載っているぞ
それに、今、党員数が増えているって言っても、結局は低所得者層が多いだろうから、収入増加は期待できないだろうし
>>875 わざとやってたら党中央の責任をつっこまれてなおかつグダグダな
答弁しかできない事態になってないっての。
878 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/26(月) 03:24:53 ID:jilMf6l0
『沈まぬ太陽』が映画化されるようだが、『ホワイトアウト』の監督で大丈夫かね?
朝鮮戦争時に韓国軍が国内の左翼を20万人以上大量殺戮した黒歴史を
日本が映画化してやるべよ。文科省&共産党推薦だお。
>>879 既に韓国映画「ブラザー・フット」の中で描かれている。
日本映画専門チャンネルで「また逢う日まで」観賞。
コテコテのメロドラマですなぁ
ストーリーを面白くするために戦争というものがうまく使われてて
ただそれがうまくいきすぎてるから
「あぁ、戦争ってな鬱陶しいもんだなぁ」とつくづく思いましたよ
キスシーンはガラス越しのみと思ったら
「生」でもけっこう何回かやってんですね
882 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/03(火) 00:22:03 ID:nXtQlPeC
>>881 あの映画の中で主人公の兄が
「みんなが頑張ってる時に自分だけ女と遊んでていいと思うのか」
みたいな事言って主人公を説教する場面があるけど
本来ヒール役なのに「そうだそうだ」と共感してしまった。
当時の観客の反応はどうだったんだろうと思う。
俺は共産党が政党助成金を拒否しているのに
共感してたまに投票してやってるけどな。
しかし、腹立つのは共産党が拒絶した助成金を
他の党で分け合っていること。
受け取る政党が辞退したのなら、国民に返すのが
筋じゃねぇか?
他党が受け取るくらいなら貰った方が良いとの
意見が出てくるのは当然だとも思うが。
884 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/09(月) 18:45:14 ID:UzHRW37b
神山征二郎さんが正論で鼎談しているよ。
最後の早慶戦の映画で。
この話は岡本喜八さんにもあったよな。
何度も繰り返すほどのテーマとも思わないけれど
OB会で切符を買ってくれるのかな。
885 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/08(金) 00:50:12 ID:54VU4mzB
後藤俊夫がひさびさに撮った『Beauty〜うつくしきもの』は、
長野でシベリア収容所の設定を撮っていて、さすがにツラいものがあったな。
886 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/23(土) 23:57:45 ID:ZTvHb8Hb
神保町シアターで『にごりえ』観て来た。
力作ではあるけど、今井監督でそれほど傑作とは言えない出来だと思うな。
これが『東京物語』や『雨月物語』を押しのけてキネ旬ベストワンというのは、そういう時代だったのかねぇ。
共産シンパはキネ旬に人気あったからね。
にっかつも異常なくらい持ち上げていたでしょ、平凡な作品でも。
別に共産シンパが多かったからベストワンになったわけではないと思うが。
当時の評論家たちが小津や溝口作品より「にごりえ」に新鮮味を感じたのだろう。
文学座の芸達者たちが総出演で樋口一葉の世界を見事にオムニバス映像化した
というところに魅力を感じる人が多かったのだと思う。決して「平凡な作品」ではない。
まあ、ここの皆さんはご存知かと思いますが
「山本薩夫」と「山本学&圭」兄弟とは姻戚関係
薩夫さんの兄貴の子だったけな〜
たしか〜「山本学&圭」兄弟のお父さんは、設計士だったような
怪しき記憶、、、、兄が設計士、弟が映画監督
まあ、どっちも構成にポイントを置かないことには話がはじまりません。
山本勝巳
tp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%8B%9D%E5%B7%B3_(%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%AE%B6)
891 :
この子の名無しのお祝いに:2009/08/02(日) 01:45:28 ID:nWy7LMKw
8/23に文芸座で「小林多喜二」が上映されるね。
892 :
この子の名無しのお祝いに:2009/09/07(月) 20:30:20 ID:klFgxDZx
「雲ながるる果てに」は、軍幹部のえげつなさが強烈だったなあ。
特攻隊員のひたむきさを、「これで美談が増えましたな」と嘲笑う岡田英次と神田隆・・・。
>>887なんかモロに精神異常者らしい典型的な異常者の文だな。
でも煽る人もいない。
最初の頃に書いてた人たちはみんな去ったか。
煽りももうここは見なくなってるか。
895 :
この子の名無しのお祝いに:2009/09/23(水) 03:32:44 ID:67nq8qKW
シグルイを今井監督に撮ってほしかった。
896 :
この子の名無しのお祝いに:2009/09/28(月) 06:43:49 ID:D5j329iI
『沈まぬ太陽』期待あげ
しかしま、JALでごちゃごちゃしているとき、「沈まぬ太陽」の映画なんて・・・
偶然か、ウラでもあるのか
日米の航空業界の裏にはこんなものがあるらしいし
>2) 米国政府は日本が米国航空会社に以遠権を拡大するよう望んでいる。それは、日本が米国航空会社に対して、
>日本経由で第三国に飛ぶ米国航空会社の便数を増やす許可を与えるように要求するものである。
>日本は日米間の空の交通を管理する現在の日米航空協定が、1952年、マッカーサーの占領時代に無理矢理結ばされたものであり、
>米国寄りの不平等条約であると考えている。米国に都合の良い条件をこれ以上認めさせられる前に、
>この協定を何とか改正したいと望んでいる。以下にいくつか事実を列挙するので、日米いずれの言い分が正しいか、読者の皆さんご自身で判断していただきたい。
>a) 米国の航空会社3社が日本経由で第三国に飛ばせる航空便の数は週156便であるのに対し、日本の航空会社の中で米国経由で第三国に飛べるのは1社で週2便だけである。
>b) その米国の航空会社3社が昨年日本経由で第三国に運んだ乗客数は1,390,000人であるのに対し、日本の航空会社1社が米国経由で第三国に輸送した乗客数は4,000人にすぎなかった。
>c) 米国の航空会社は昨年、日米間で6,750,000人の乗客を輸送したが、日本の航空会社の輸送実績は日米間で3,270,000人だった。また日米間を移動した乗客の内、85%が日本人であった。
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1176301_629.html
898 :
この子の名無しのお祝いに:2009/10/15(木) 10:08:51 ID:pBQc2RIL
「沈まぬ太陽」「不毛地帯」が相次いで映画、テレビ化される関係で
来週から文芸座で山崎豊子特集
当然ながら山薩作品上映あり
899 :
この子の名無しのお祝いに:2009/11/15(日) 00:14:51 ID:s1BFs7iJ
南京事件のドキュメンタリーに期待したい
900 :
この子の名無しのお祝いに:2009/12/23(水) 05:58:51 ID:anABL+nq
『悪魔の飽食』の脚本が読みたいなぁ。
901 :
この子の名無しのお祝いに:2010/01/06(水) 01:45:31 ID:Ia7aw28S
レンタル店に行ったら「真昼の暗黒」のDVDがあったので、
30年ぶりぐらいで鑑賞。
この映画って、飯田蝶子、北林谷栄、左幸子の芸達者3人の
それぞれ演技の見せ場が用意されていて、改めてこの3人の
演技のうまさに舌を巻いた。
いい話だ。
私は今井監督の作品の中で「真昼の暗黒」が一番好きだからちょっと嬉しい。
「真昼の暗黒」のモデルになった八海事件は、実はこの映画のあとが
さらにドラマチックで劇的な展開。
三度目の最高裁判決のあと、ぜひとも今井監督に続編を作ってもらい
たかったが、実現されず残念至極。
いま、若い知人たちに八海事件のこと話すと、すごく興味津々で
熱心に聞いてくれる。
できれば周防監督あたりに全編をリメークして作ってもらいたい。
裁判員制度ができた今こそ受ける要素あるように思うが。
無知なので顛末を知らないのですが、どうなったんですか?
「八海事件」でググればたくさんでてくるよ。
この事件で一番腹立たしいのは、主犯とされた男性の
内縁の妻(映画では左幸子)に対する警察の態度。
彼女は再婚したが、裁判に証人として立つことを夫に
了解してもらっていた。
しかし、度重なる警察の呼び出しに夫婦仲は悪くなり、
結局離婚。再々婚するが、今度は偽証罪で逮捕され、
証言を変えないと子供に会えなくなるぞ、と脅され、
仕方なく、証言を翻してしまう…
さすがに、判事はその彼女の新証言を信用しなかったが、
そこまで彼女を苦しめた権力者の責任は結局問われる
ことはなかった。
あれだけ、ありとあらゆるジャンルの映画撮って、
どれもが傑作ばかりという監督って、今井の他
いないんじゃないかな?
今井正の名が、一般の日本人にほとんど知られて
いないのは悲しい。
今井監督ってそんなにいい映画が多いのか。
山本薩夫は当然知っているけど、今井正監督の作品は見たことないなあ。
ツタヤやゲオにはよく行くんだけどなあ。
今度行ったときはカウンターで今井正監督の作品は置いてますか?って聞いてみるわ
脚本家の野島伸司は左翼系良心作の影響を結構受けているようだな。
「ひとつ屋根の下」は「若者たち」の現代版っぽいし。
「この世の果て」っていうドラマで「ガラス越しのキスシーン」も再現されていたよ。
>>908 戦後キネ旬一位が五回で最多(「にごりえ」が「東京物語」と「雨月物語」を差し置いて一位になったので、ハスミは今井の死後もイチャモンをつけていた)。
評論家受けが全てだとは言わないが、いくら左翼全盛期でも、イデオロギーだけでこの評価はありえない。
少なくとも「真昼の暗黒」と「キクとイサム」は超名作。
「純愛物語」「仇討ち」「越後つついし親不知」あたりは必見。
「子育てごっこ」は愚作だな。
独立プロ時代のDVDは結構充実しているから、その辺の今井と山薩の代表作は殆んどレンタルできるよ。
>>908 悪いが野島某と左翼系良心作家を関連付けるのは、侮辱でしかない。
911 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/07(日) 16:16:30 ID:RRdUooVE
>>909 そもそも「ひとつ屋根の下」には山本圭が出てたから。
これは完全に確信犯だろ。
野島伸司は、日本映画好きを超えて映画オタクだよ。微笑ましいくらいの。
彼のドラマを見てると、「あ、コレは××のあの場面から着想を得てるな」と思うことが度々ある。
「踊る大捜査線」の君塚良一もそう。
>>910 嫌がる人もいるのか・・・。すまん。
あの世代以降で今井や山本の影響を受けていそうな人が珍しいから
少し嬉しかったんだ。
映画評論を専攻している学生さんの中には、
今井や山本を研究している人がいるのかもしれないね。
講談社からでた「消えた警察官 ドキュメント菅生事件」読んでたら225頁に「この事件を映画化するという山本薩夫監督とシナリオ作家の八木保太郎」が裁判を傍聴に来ているという場面があった。
結局映画化はされなかったけど、観たかったなあ、これ。
915 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/03(水) 23:30:39 ID:CVRKshec
家城巳代治も忘れないでね。『裸の太陽』は傑作だよ。
916 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/11(木) 02:57:32 ID:Eit9rRwR
家城さん『異母兄弟』だけ観たが暗くてすごかった。
917 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/11(木) 03:17:27 ID:S+6UCCyF
今井正ってのも嫌な野郎だったらしいね
サディスティックで
ソース出してね
そんなどこの馬の骨かわかんねぇ奴の主観と又聞きの情報がソースとでも?
921 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/12(金) 01:57:43 ID:yZr8luFJ
813です。
今井関係のエピソードは
本人のエッセイや発言の掲載された書籍で知りました。
それらを読む限り仕事以外では「完璧主義者」、「サディスト」というよりは
人や物の好き嫌いが激しい方だったようです。
岡田英次の事も気に入っていたようでした。
「僕の映画に出ると仕事がなくなるからって、出てくれなかった」と
対談相手の湯川れい子に愚痴っていました・・・。
今井の最後を看取ったのが工藤夕貴だというのは、死去翌日のワイドショーにも出ていたことだけどね。
危篤の連絡を受けて駆け付けて、病院の廊下で不安げな表情でひたいを押さえている写真が週刊誌にも出ていた。
というように、いつもいつも
>>917の馬鹿の難癖をきっかけにして話が広がったりつながったりしていくんだよな。
皮肉なことに。
このスレッドでなくても、他でも。
923 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/12(金) 03:11:50 ID:u0G25fmD
今井正は自分の映画は一度も見た事ないとうそぶいてたね
徹子の部屋で、変わった完璧主義だね。
気に入らない女優は泣くまで虐めて
回りは撮影に入って二、三日するとああこの人は
やられるなってのが解ったそうだ
それも演技がどうのこうのじゃなくてただ気に入らないと
いうんだからタチが悪い
大体会社にキャスティングで押しつけられた若い女優に集中していて
いわば監督という中間管理職としてのストレスを
現場の絶対権力をかさに着てパワハラとして発散するという
わかりやすい構図
924 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/12(金) 03:54:44 ID:u0G25fmD
キネ旬のベストテンなんて日本アカデミー賞より
性わるいよな、アル中でろくに映画撮れない半分人格破綻してた
浦山なんかを馬鹿みたいに持ち上げて、何回特集やってんだ
一重にキューポラで**をきれいに撮ったからなんだよな。
キネ旬から出た浦山本の帯に、寡作ながら戦線に居残る浦山って
だからなんなんだよ戦線って
ロマンポルノは階級闘争を初めて日本映画に持ち込んで佳作連発
佳作かどうかはともかく階級云々関係ないだろ勘弁してくれぇ〜
こんな事書く奴がよってたかって順位つけてんだよな。
しまいにゃサイン会で、いやがる田中真理にパンティ脱いで売れ
と迫ったのも革命的行為って言い出しかねないよ。
浦山の「非行少女」はいいよ。
今井正と加藤泰はよくスタッフ、キャストに悪口言われてる/書かれてるね。
浦山桐郎は人格破綻者ってことでほとんどの人に意見が一致している珍しい人。
人格破綻者じゃなくて酒乱
今井はよく言えば、信念をつらぬいた人ですので、
今でも「あの人は本当にタヌキ親父だった」と言う関係者は多いですね。
929 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/13(土) 04:44:44 ID:9QzgVj9L
山本薩夫って今年で生誕100年でしょ。
それなのにマスコミは全然取り上げないし、話題にも全然上らない。
忘れ去られたマイナー監督ってつらいな。
白い巨塔、華麗なる一族、不毛地帯、金環蝕 この4つは傑作なのにな。
まあ、マスコミが取り上げなくてもツタヤには山本薩夫コーナーがあるし、この4作品は
借りられていることが多い。
金環蝕を知ったのはオヤジがツタヤから借りてきたからだった。マスコミが話題にしなくても
ネットとか親子の間で良い作品は伝えられる。
>>929 名画座では記念上映されているし、完全に忘れられたものでもないと思うが
所詮「作家」ってそんなものじゃないの?
黒澤とか溝口、小津なんかの「神」レベルにいった人以外は、消えていくんだよ
小説家、画家、俳優、音楽家、みんなね
映画界は新左翼系が話題になっているせいか
日共系は弱いな。
俳優でも途中から日共系から新左翼系に流れた人いるし。
超大作を何本も手掛けて大ヒットさせている監督がマイナーだとか、
マスコミが採り上げてないからって忘れられてると言い出すとか、
とっくに死んでる人が「つらい」と感じてるだろうとか、
>>929は言ってることが珍妙だよ。
>>932 呉智英が新左翼を「珍左翼」と呼び出してからでも、もう20年近く経っているのに、
(呉智英自身がかつては新左翼で、鈴木邦夫は学生時代に彼とゲバ棒で殴りあったらしいが)
いまさら「新左翼系が話題」ってことはないんじゃない?
「映画芸術」を読むと、元・新左翼のオッチャンたちが新世代の監督にすり寄ろうとしている姿勢が痛々しいくらいだ。
日共系から新左翼に流れた俳優って?
誰だろう?
もう、いまの時代に日共系も新左翼もないだろうと思うけどね。
演劇の世界では、日共系がいまだに生き残っているけどね。
前進座はいつまで、あんなポジションを続けていく気なんだろうと思う。
>>933 大島渚や若松孝二あたりはリバイバル上映すると若い客が大勢来ている。
独立プロ作品の常連俳優が多かった青俳は新左翼と日本共産党で内部分裂して
60年代の末に若手を中心に大勢脱退してる。
しかし、若松孝二がベルリン映画祭で賞をもらうことになるとは、夢にも思わなかった
936 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/14(日) 10:29:28 ID:3puEQ7tl
>>933 山本自体知名度が低く、あまり知られていないわけだから、
マイナー監督だって言うのは別に間違いではない。
937 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/14(日) 15:50:15 ID:U7x/Krg/
若松は昔から映画祭に作品出すの好きだったよな
ひどいのばっかりで国辱映画と言われてて
日本の評判落とすためにやってるんじゃないかと思われてた
ん?
マルシェ以外で(正式に)出品されたのは、最近の若松ブーム以前では、
ベルリン映画祭で上映された「壁の中の秘事」だけでしょう?
「壁の中の秘事」は秀作だし、あの作品の出品は黒澤の「羅生門」(ベネチア)の場合と同様に、
ドイツ人のコーディネーターが日本の映連を通さずに勝手にやったんだよ。
若松自身が出品好きということはない。
昔は、映連を通さないルートというのもあったらしい。
大島渚の「儀式」も、その年に映連推薦でカンヌに出品されたのは中平康の「闇の中の魑魅魍魎」だったけど、
それとは別に大島も独自に「儀式」を出品しようとして撥ね退けられて、大恥をかいた。
「壁の中の秘事」が国辱映画と言われたのは、内容がひどかったからでなく、ピンク映画だからだよ。
ただでさえ日本の恥なのに外国に持ち出すなっていうことで。
若松によると、持ち出すも何も、フィリムのプリント代はコーディネーターが負担してくれたということだけど。
当時、ピンク映画の会社は、大蔵以外は映連に加盟すらしていなかったはずで、
その点で映連の嫉妬を買い、映連の息のかかった評論家(草壁久四郎)が騒ぎだした。
草壁は自身がコーディネーターをやっていたし、世界各地の映画祭で‘顔’だったんで、
俺の顔を潰しやがって!という私怨もあったんじゃないかな。
ドイツの映画ファンの間ではいまでも若松は人気があるみたいよ。
「俺たちが発見した。日本国内でも白い目で見られていたのを俺たちが真っ先に評価した」
という自負があるらしい。
939 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/14(日) 17:02:17 ID:U7x/Krg/
若松の秀作はアテにならんな
なにしろ大先生の「胎児が密猟云々」なんか映画といえない代物
なのに日本映画史に残る傑作だそうだから
なんか不健康なセクト臭がついて回るんだよな常に
胎児…は山谷初男が画面に大写しでブツブツ延々
訳のわからん事喋っておしまいだもんね
もうヤケクソで言ったもん勝ち
「胎児が密猟する時」には、セクト臭(?)なんてものはないよ。
そういう映画じゃないじゃん。
セクト臭って言葉自体が、どういう意味なんだか。
>>936 知名度低かったかなあ・・・
それなりに名のある監督だったと思うがな
そりゃ、黒澤明や山田洋次ほどではなかったにしろ
若松孝二作品は『餌食」しかみたことないけど、話がステレオタイプだと思った
関川秀雄の「ひろしま」も
ベルリン映画祭で金熊賞取ってるんだよね。
原爆がテーマの作品でもかなり恐い部類に入ると思う。
監督と主演(関川秀雄と岡田英次)が、その後B級エロ映画にも関わるとは信じられない・・・。
準主演の月丘夢路も統一教会の広告塔が疑惑出たり何かと凄い作品だった。
944 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/15(月) 21:53:20 ID:JH3J9/8Q
山薩がマイナーというのは違うな。
『忍びの者』から『皇帝のいない八月』までの期間は
大手でオールスター大作を連発している。
これでマイナーと言い張るのは無茶だよ。
若松の「天使の恍惚」なんて最後まで見れるか?おいらはあの名前でお互いを
呼び合うのを聞いてるだけで、ハズカシクて見てらんないんだけど。
山薩は映画ファンの間では有名です。「白い巨塔」を見てない人を映画ファンとは言えません。
だけど、街頭で100人に山本薩夫を知ってるかとアンケートをとったら多くて3人、少なくて
ゼロだと思います。
このスレッドで田中寅彦を知ってるかとアンケートをしたら100人のうち3人もいないと思います。
将棋ファンなら「居飛車穴熊」で時代を変えた人だから有名、というか誰でも知っています。
マイナーとか有名とかいうのは母数を日本国民とするか、それとも特定の分野のファンとするか
で変わります。映画ファンで山薩を知らないと言ったらモグリです。
逆に、亡くなった人で一般人に(名前だけでも)広く知られてるのって
黒澤と小津ぐらいだろうし。
948 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/16(火) 00:05:51 ID:ZNYVVom8
街頭の100人アンケートとかを基準にするのは
どうかなと思うね。
そういうのは大多数の映画監督を貶める事になってしまうよ。
松本や品川のようなタレント監督のほうがメジャーという事になってしまう。
座頭市牢破りが東宝からやっと出るね。
北米盤で観たけど相変わらずの左翼時代劇でワロタww
やたら生々しい殺陣も凄い。あの座頭市が傷を負うとは。
950 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/16(火) 23:06:03 ID:7V+Rfexx
>>944 大作作ったからとかそんなの関係ない。
監督自体があまり知られてない人なんだから。マイナーで正解。
もういいよ。マイナーだってことでいいから、もう消えてくれ。
953 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/17(水) 00:24:28 ID:Zolx0gMv
伝記読むのが好きな小学生は高峰穣吉も鈴木梅太郎も豊田佐吉も知っているが
東大生の9割は3人とも知るまい、そういう話だろ。
>>950 大手各社でオールスター大作を撮るという事は、
マイナーな監督では無理なんだよ。
お前がマイナーだと言い出したんだろうが。
何がやりたくて自演してるんだよ。
発狂するなよ。
そりゃ、フツーの人間にとっちゃ、映画監督なんて、
黒澤・小津・溝口・山田洋次以外の監督はみんなマイナーだろw
マイナーだって別に構わないんだからレスしようがない
皆は何がきっかけで今井や山本を知ったの?
自分はNHKの衛星放送で何気なく見始めた今井の「ここに泉あり」を
いいなと思ったからなんだけど。
960 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/17(水) 23:10:42 ID:ZfFGetpL
>>954 何遍言ってもわからない人だな。
大作を撮ったとかそんなの関係ないんだよ。
世間ではあまり知られてないって言う意味で
マイナーだって言ってるの。
過去の人物を語る時には、
その人物の活動していた時期の知名度で語らないと
おかしいんじゃないかな。
山薩氏は社会派の巨匠として、世間で十分に有名だったぞ。
映画の社会的存在は、今とは比較にならない程、大きかった。
962 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/18(木) 00:14:18 ID:7Rh71icp
山札を平気でマイナーなんて言う神経だと出世できないよ
そういうハッタリ根性はトラブル引き起こす
ハッタリ根性???
ハッタリ根性???
965 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/18(木) 00:28:43 ID:7Rh71icp
そのうち小国英雄や野田高悟なんて、どマイナーと言い出しそうだな
小国英雄も野田高梧もマイナーだよ。
黒澤、小津との仕事があったから、それで名前を記憶してる人が多いと言うだけで、
実際は「映画量産時代の量産脚本家」に過ぎない。
当時の一般映画ファンに特別扱いされていた人ではなかった。
映画量産時代には、量産脚本家が沢山いた。
池上金男とか星川清司とか、高岩肇とか石松愛弘とか。(年代がバラバラだけど気にしないように)
みんな、マイナーだよ。
メジャーだったとしても、そんなのはどうでもいいことなんだけど。
世間に名前を知られていようがいまいが映画の面白さには関係ないんで、そんなことはどうでもいいことだし、
山本薩夫がマイナーだと言われても彼のファンが腹を立てるはずもない。
「ヒット作を連発したんだからマイナーではないだろう」と言っている人は、
山薩をマイナーだと言っている人の無知さを指摘しているだけのこと。
繰り返すが、そんなのはどうでもいいことだ。
967 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/18(木) 01:17:37 ID:pF5kW3aB
誰が何と言おうが成瀬が一番
誰も何も言わないよ。誰が何をいちばんだと思おうが、その人の勝手なんだから。
969 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/18(木) 05:44:25 ID:mEmc+sRM
>>961 当時だって知られてないよ。今だったらなおさらだ。
だからマイナー監督だっていうことには変わりない。
>>959 ヤマサツ・・・テレビで「戦争と人間・第二部」滝沢修のかっこよさに一目ぼれ
971 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/19(金) 22:54:53 ID:wUwQgc9O
山本薩夫って今年で生誕100年なんだから、
BSで特集組んでもよさそうなものだけど、
やる予定が全くないみたいだね。
鈴木英夫みたいなそれこそ映画好きにしか知られてないような
監督でも特集組まれて放送されたのにさ。何か納得出来ないね。
山薩の作品を連続で観ると疲れる。
だから特集が少ない。
やっぱり日本共産党というのがネックなのかな。
自分は今井のほうがつらいな。
「戦争と青春」は子供の頃リアルタイムで見たけど暴力シーンを今でも覚えてる。
974 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/20(土) 02:19:29 ID:Thkbbelw
「戦争と人間」・・・・左翼監督と言われている人のほうが右翼を描いたら
凄い迫力だね!相沢中佐の永田軍務局長惨殺シーンはカッコ良すぎ!
975 :
この子の名無しのお祝いに:2010/04/10(土) 22:46:14 ID:LDQvI9u4
いまTVでやっている「わが家の歴史」というのは、ちょっと驚きだ。
一家の歴史を通しての、戦後左翼運動史になっている。
フジテレビ開局50周年記念ドラマだというのが、さらに驚き。
しかし、まったく面白くない。総花的で平板だ。
三谷幸喜がメジャーになってからの、最悪の失敗作ではないか。
何よりも、三谷に左翼運動史への思い入れがないのがはっきりと見て取れるのが残念だ。
976 :
この子の名無しのお祝いに:2010/04/11(日) 03:07:45 ID:0jkizcd8
>>975 >>戦後左翼運動史?
カルト運動史には描けないだろう。普通の戦後だよ。
977 :
この子の名無しのお祝いに:2010/04/16(金) 06:53:42 ID:FXvzn8UN
>>972 渋谷東急で四半世紀前の正月(!)にありましたね。
戦争と人間のシネスコをようやく初めて大画面で見れました。
特集の予告編のBGMはショスタコービッチ 11番の4楽章冒頭。
978 :
この子の名無しのお祝いに:2010/04/17(土) 02:08:15 ID:+OeDeJcX
私は昔、ACTミニシアターで『戦争と人間』三部作オールナイトで観ました。
確かに疲れたな〜。
979 :
この子の名無しのお祝いに:2010/04/17(土) 02:17:10 ID:vc06WYqA
『荷車の歌』で三国連太郎のお妾さんが浦辺粂子。
度肝を抜くキャスティングでした
981 :
この子の名無しのお祝いに:2010/04/17(土) 05:08:14 ID:J4+nJ4Ni
ACTでは「武器なき戦い」と「松川事件」を見ました。
一日中、下元勉を見ていた気がする。
年会費1万二千円で観放題。
2本観るのがしんどければ2日に分けたり、オールナイトの途中で帰れたり、眠って途中見過ごしたらもう一度観たり、ACTは天国だった(遠い目)…
983 :
この子の名無しのお祝いに:2010/04/17(土) 20:21:53 ID:YD8NNA/7
>>981 武器なき戦い、といえば
「働かざるもの食うべからずだね?」
との糞ガキの台詞の向こうにマルクスの肖像画が
あった気がする。
北朝鮮礼賛 3時間超ドキュメンタリーは何処へ??
984 :
この子の名無しのお祝いに:2010/04/17(土) 20:57:12 ID:2PBe1bg8
ACTミニシアターで今井正のトークショーがあって、
たしか一年以内に亡くなったんだよな…。
若い頃の武勇伝の面影はなく、
すっかり好々爺になってたけど。
車座になってあんな身近なトークショーなんてのもACTらしかった。
「武器なき斗い」が正式タイトルでは?
南原宏治がワンシーンのみで強烈だったな。
「密約 外務省機密漏洩事件」を観たけど凄かったわ。
画面の密度も芝居も映画並みのクオリティで、スクリーンでも全く問題なかった。
脚本もかなりヤバかった。
この程度のドラマを連発してれば今の凋落はないのにな。
キャストを見ると山薩か熊井かという感じ。
撮影は黒澤組の斉藤孝雄だし、スタッフには現在一線で活躍してる連中が並んでるし、いやはや。