5 私は、家族が死ぬときも実家へ戻ることも許されず、納期に間に合わせることだけを考えて、
死にもの狂いになって仕事をしました。そして、必死に働き漬れた私を会社は、労災申請を妨害し、窓際族にして解雇しました。
それだけではありません。このことで、私は、学生時代から一人前の土木技術者を目指して努力し続けてきた人生が、
大きく変わり果ててしまいました。
長時間覚働で体を壊しているのは、私だけではありませんでした.会社内では、次々と先輩が潰れて辞めていきました。
幼い子供を抱えた方も体を壊して退職しました.若手技術者の退職者数は、私の所属する約40名の河川部だけでも
約3年間に6名。寮では白殺した着手の先輩が腐乱状態になって発見されたこともありました。
そして、その後も年間3000時間から4000時間におよぶ長時間労働は珍しくありません.私だけの問題ではないのです。
長時間労働が多くの杜員の人生や健康そして命までも奪っている事懸は、業務の発注機関である国士交通省や
各自治体にも責任があると思います。私の場合は、幸い現在は精神疾患はほぼ回復しましたが、希望に燃えて入社した私に、
極限的なまでの違法な超長時間労働をさせ、精神疾患の発症にまで追い込んだ責任を明らかにし、私に謝ってほしい。
そして、まだ会社に残っている仲間の人たちが、健康で仕事ができるようにしてほしいと考え、悩んだ末、この裁判を起こすことにしました。
長時間労働で体を壊して退職に追い込まれる人、倒れるギリギリのところで我慢してる人、後遺症を抱えるまで体を壊す人、
過労死や過労白殺まで追い込まれる人がたくさんおられると思います。
裁判官の皆さまには、このような違法な超長時間労働、サービス残業をさせることは不法行為だと認めていただき、
私の受けた精神的苦痛に正当な賠償を命じていただくとともに、労働の現揚で、法令を遵守させる一石を投じていただける
判決を下していただきたいと思います。よろしくお願い申し上げまず。
http://blacktaikennkigyou.seesaa.net/article/40421172.html