各学問を体系化しよう

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1Nanashi_et_al.
・趣旨
目的は主な学問・研究対象のツリー化です。
学問aが学問bの基礎になっていればa→bとする。aから枝分かれした独立の学問b,cもあるはずだ。
これを体系化できるのではないか。ということです。

例えば。
数学は量・構造・変化・空間を対象として、演繹的推論による定理による体系を目指す。
物理学は物理現象(時間・空間・物質・エネルギーなど)を扱う。
化学は原子・分子を扱う。
生物学は生命・生物を扱う。

生物学を記述するためには化学式が必要であり、生物学の基礎に化学があると言える。
化学の前提としてシュレーディンガー方程式による電子の波動性を考える必要があり、化学の基礎に物理学があると言える。
物理学の前提として微分・積分を使う必要があり、物理学の基礎に数学があると言える。
これにより数学→物理学→化学→生物学という体系を描くことができる。

さて、世の中には他にも学問・研究領域があるが、これらを上記の流れの延長上に配置できるのではないか?
ということで、配置してみようではないか。という問題意識です。
2Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 20:05:54
・学問・研究領域の大まかな分類
細かい分類は主に東大の学部・研究室を参考にしました
(例外もある。歴史はどうも引っかかったので分けた。
あと日本ではなじみがないが軍事学も入れた)。

研究対象は主にwikipediaを参考にしました。
「wikipediaなんてダメだ」と言いたい人もいるだろうが、
おいおい有志でwikipediaの方を直していこうではありませんか。
3Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 20:08:00
-自然科学
--数学:量・構造・変化・空間・演繹的推論による定理
--物理学:時間・空間・物質・エネルギー
--化学:物質の構造・性質・反応(特に原子・分子レベル)
--地学:天体・地球
--生物学:生物・生命
4Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 20:09:26
-人文科学
--行動文化
---心理学:心
---社会学:社会
--言語文化
---言語学:言語
---文学:言語表現による芸術作品
--歴史文化
---歴史学:史料
---考古学:遺物
---文化人類学:文化
--思想文化
---哲学:主題
---倫理学:規範・道徳
---宗教学:宗教・神
---美学:美・芸術・趣味
5Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 20:10:34
-社会科学
--政治学:政治
--法学:法
--経済学:経済
--経営学:組織
6Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 20:11:24
-応用科学
--工学:社会の利益となる技術
--農学:農業・林業・水産業・畜産業
--医学:生体・疾病
--薬学:薬品
--軍事学:軍事・国防
--教育学:教育
7Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 20:13:02
・体系化の基準
「AはBの基礎である。なぜならAはBの研究領域の概念が必須だからだ」
「CとDは独立である。なぜならCとDの研究領域は直接の関係がないからだ」
「EとFは相互関係にある。なぜならEはFの概念fを、FはEの概念eを前提とするからだ」

一番下(相互関係)がどうしても多くなると思うけど、見た時の単純化のためできるだけ避けていきましょう。
個人的には政治と経済の関係を考えると夜も眠れません。経済学はミクロでもマクロでも政府を前提としているじゃないかとか、
市場の均衡レベルまでは政府は介在しないじゃないかとか。私以外の誰かが解決してくれるととても嬉しいですね。
8Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 20:14:38
・ツリーの作り方
1.学問Aが学問Bの基礎になっていれば
A→B
とする。

2.Aから枝分かれした、独立の学問C,Dもあるはずだ。この場合、
A―→C
 |
  →D
と分けて表記する。

3.Aから枝分かれした、相互関係にある学問E,Fについては、
A―→E
 |↑
 ||
 |↓
  →D
と表記する。

見栄えはアスキーアートの上手い人にお任せします。

とりあえずはそんなところで。
9Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 20:28:22
元々の問題意識はここから。
http://d.hatena.ne.jp/Moto_M/20080509/1210345624

そしてこういうのもあるが、何か「本当かよ」という思いがぬぐえない。
ただ叩き台を作ったとは言えるので、もっといいものを作りたい。
http://d.hatena.ne.jp/a-kubota/20081002/1222940888
10Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 22:30:08
主な関心
・地学・各種応用科学はどこか
天文・気象・地球科学など地学(とまとめてしまう)は化学と生物学の間だと思う。
あと工学・農学・医学・薬学などをうまいこと配置したい。

・数学以前に何があるか
哲学や言語学や心理学のことを考えると混乱してくる。

どちらのブログにも「数学以前に哲学がある」説を取っている。
後者のブログはさらに「心理学→言語学→哲学→数学」疑惑を解いており、
さらに、心って脳の機能で、脳は生物の器官ということになると、
心理学(心)→言語学(言語)→哲学(主題)→数学(定理)→物理学→化学→地学→生物学→心理学→…
みたいなループが生じてしまう。いいのか? みたいな話をしている。
このブログは情報学(研究領域:データ)を哲学の前に入れて切り抜けようとしているけど、
本当にそれでいいのか? よく分からない。
11Nanashi_et_al.:2008/12/01(月) 22:31:42
・生物学以降はどうなるか
後者のブログとは違う考えを持っている。

wikipedia 社会 (生物)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A_(%E7%94%9F%E7%89%A9)
>他個体の行動を変化させる生物の行動を社会的(社会性)行動と呼ぶ。
>またその時にお互いが発し合う情報的な行動はシグナル理論(信号理論)として研究が進んでいる。

生物学的な社会定義に従うなら、社会は脳と心を持つ動物以前にも(菌類・植物などにも)存在しうるし、
さらにはシグナルという言語がありうるのではないか(パッと思いつくところではホルモンなど)。

・人類特有の研究領域は何か
歴史、倫理、宗教、美、政治、法、経済、組織、軍事、教育あたりが人類の前後でどこに位置するか難しいところだ。
人類以前に霊長類に備わっているものもあるように見える。
12Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 13:11:49
自分のブログでやれ。
13Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 19:41:14
理系全般でこんなスレ立てても伸びないと思うぞ。哲学でやれば?
14Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 19:42:56
学問を学問するは哲学にある
15Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 20:00:05
2chの分類だと地理学と人類学も必要なんじゃねーの? 文化人類学に限らず。
16Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 20:18:07
数学は自然科学に入らなくね?
17Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 21:02:02
学問はツリーにはならんだろ、グラフじゃないの?
応用科学ってのも不明だな。科学と技術について調べてみたら。
181:2008/12/02(火) 22:02:38
どもども。

>>12
一人でやるより、何人かで知恵を寄せ合った方が
より妥当なものができるだろう、じゃあ2chでやろう、と。

>>13-14
厳格かつデータに沿うような現実的なものを皆で作るなら、
理系全般でやった方がいいんじゃないかな、と。

>>15
そうですね。含めておきます。

>>16
議論のあるところですが、じゃあ他にどこに入るんだと言われると困るので、
とりあえず自然科学ということにしました。

>>17
数学→物理学→化学→生物学という骨子があるので、
ツリー構造に含まれうるものが他にもあるなら、作ろう、と思ったんですね。
多分どこかの段階でどうしてもツリーにならない学問もあると思いますが、
その時はその時で埒外の項目作ってそこに入れようかな、と考えてます。

応用科学についてはwikipedia程度の認識しかありません。
何か問題がありましたら詳しくご指摘ください。
wikipedia 応用科学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%9C%E7%94%A8%E7%A7%91%E5%AD%A6
19Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 22:06:06
そもそもその Wikipedia のエントリにすでに応用科学と自然科学の対応が
ついていることから、ツリー上にするのは不可能だろ?
だからグラフにしてみなさいと言うわけ。
そうすると数学の位置でそんなに悩まなくていいと思うし。
20Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 22:08:11
グラフって言っても DAG とかの意味のグラフだよ
21Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 22:11:46
グラフ化した方が見やすいというのがよく分からないのですが。
「生物学・物理学・化学・地学・経済学→農学」みたいな書き方にするということですか?
それはツリーの枝を集約すればいいような気がしますが。

A―→C
  |
B―

みたいな感じで。
22Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 22:13:47
ああ、そういうことなら有向グラフにした方がより適切ですね。
そうします。でもそうなるとAAとかどうしよう。
23Nanashi_et_al.:2008/12/02(火) 22:21:53
研究領域についてだけど、例に挙げていた政治と経済は扱う領域が広すぎて、被るのは避けられないと思うよ。
どうしてもやるというなら、政治なり経済なりの最も基本的な定義(それこそ生物学の見地を活かしてみてもいい)に限って、その上で矢印つけるということしか出来ないと思う。
241:2008/12/02(火) 22:32:16
>>23
そうですね。定義は人それぞれで様々だと思いますが、
それはそれで有向グラフ1案と2案みたいに複数作ればいいんだし。
25Nanashi_et_al.:2008/12/03(水) 15:56:42
あくまでも学問の体系化を目指すなら、社会の生物学的意味とか要らなくね? 社会学の社会定義に誠実でないと。
261:2008/12/03(水) 21:38:16
wiki一つ入手しました。ただいま整備中です。

>>25
理系の厳密さが欲しいので、理系的に詰められるところは詰めたいと思っています。
無理なら各学問の定義に従います。
27Nanashi_et_al.:2008/12/03(水) 23:32:39
文化は文化人類学だけじゃなくて、生物学レベルでは社会生物学や行動生態学が一部扱っているね。
28Nanashi_et_al.:2008/12/04(木) 11:57:54
理系の厳密さてかこんなのやるのは文系の人以外にいないのでは
29Nanashi_et_al.:2008/12/04(木) 18:21:56
叩き台作るだけなら哲学板の方がいいと思うよ。我々では力になれません。悪いけど。
30Nanashi_et_al.:2008/12/04(木) 19:42:31
>>21 見やすくするためにするのではなく、
ちゃんと表現するために有向グラフで表現する。
(ツリーの集約ってつまりツリーじゃなくなるということだと思うけど。
単連結じゃなくなるような変更ってことだよね?複数の親がいたり。)

当然ながら見にくくなるので
>>22 AA で表現するのは諦める
ということになる。
ツリーのほうが見やすい(AA にできる)のは認めるが、
それなら厳密さは諦めなさい、ということ。
311:2008/12/04(木) 20:44:47
>>27
そうですね。個人的には文化を、wikipedia 文化(動物)の
>個体間で伝達継承される、後天的に獲得された行動
という定義にして、以後の話を進めたいところです。

>>27-28
そうですか。残念ですが、哲学板への移行を検討してみます。
(下準備整えてからだけど)

>>30
そうですね。AAでの表現は諦めて、画像でノードとエッジ表現します。
(現在Graphvizというソフトを試しています)
wikiで編集する方には有向グラフ用画像ソフトをコーディング規約的に
統一的に利用してもらって、ソースと画像をアップローダーに上げる、
ということになるかも知れません。
32Nanashi_et_al.:2008/12/05(金) 13:00:47
graphviz でやるのはいい考えだと思う。
AA でやるよりは見栄えもいいだろうし。
33Nanashi_et_al.:2008/12/05(金) 14:41:59
マイケル・ポランニーの層の理論や創発は知ってる? 参考になると思うよ。
341:2008/12/05(金) 23:26:05
すみません。寝てました。

>>32
現在日本語にできないという壁に直面しています。
暫定的に「数学」→「mathematics」と英語化して、
図を作るところまでこぎつけていますが、日本語化できないかなあ。
最悪英語のまま公開します。

>>33
知っています。元々そういった関心を元にやろうと思っています。
21世紀の今、層の理論的なことをやろうとするとどうなるのかな、
ということに関心があります。
35Nanashi_et_al.:2008/12/05(金) 23:51:46
graphviz は日本語通るはずだけど?
フォントの指定をちゃんとしないとだめだけど。
文字コードは EUC-JP だったか UTF-8 だったか忘れた。
361:2008/12/06(土) 20:46:00
今こんな感じでございます。
dotファイルをterapadでUTF-8保存してGVeditでRunしています。
私はVistaを使っていて、fontnameはC:/Windows/Fonts/に入っている"MS ゴシック & MS Pゴシック & MS UI Gothic"を使おうとしているのですが、

(中略)
node [
fontsize = "14"
fontname = "MS ゴシック & MS Pゴシック & MS UI Gothic"
fontcolor = "black"
shape = "ellipse"
style = "solid"
]
(中略)

(dot.exe:7808): Pango-WARNING **: couldn't load font "\x82l\x82r \x83S\x83V\x83b\x83N & \x82l\x82r \x82o\x83S\x83V\x83b\x83N & MS UI Gothic Not-Rotated 14", falling back to "Sans Not-Rotated 14", expect ugly output.

"MS ゴシック & MS Pゴシック & MS UI Gothic"では指定できないようです。
"msgothic.ttc"でも駄目でした。

別にMS ゴシックにこだわる訳ではないので、何か他に日本語が表現できるフォントがあったらご指南ください。
371:2008/12/06(土) 20:48:55
>>35
UTF-8のようですね。

あ、バージョンはwindows用のgraphviz-2.20.3.msiからインストールしたものです。
38Nanashi_et_al.:2008/12/06(土) 23:56:21
あー、Linux と Mac では使ったことあるけど、Windows ではないや・・・
お力になれずごめんなさい。
391:2008/12/07(日) 00:05:02
ただいまの進捗からいくと、公開できるのは来週の土曜日くらいになりそうです。
401:2008/12/07(日) 00:09:00
>>38
そこです。MSゴシックはWindowsのフォントですが、
LinuxやMacで使えないフォントなんか使って本当にいいものなのでしょうか?
特に学問やってる人は無視できない数が大学にいて、
大学ってUnixとか使ってるもんだと思うんですけど
(私のいた10年前はそうだったけど、今は違うのか?)、
環境で使えない(ライセンス違反の)フォントとかだと後々困ったことになりそうです。
41Nanashi_et_al.:2008/12/07(日) 11:16:34
よく読んでないけど
俺だったらまず矢印の意味を統一したいな
42Nanashi_et_al.:2008/12/08(月) 11:08:51
進捗とか言ってないで、とりあえず公開したら?
wikiなんだから一人で全部作るんじゃなくて公開して何人か手を入れる方が合理的だと思うよ。
ただ最低限のサンプルとなるページやファイルは作っておくべきだとは思うけど。
431:2008/12/08(月) 19:14:18
>>41
「AはBの基礎である。なぜならAはBの研究領域の概念が必須だからだ」を
「A→B」として表現します。

>>42
今まで作っていたのですが、数学・自然科学・応用科学のページを作ったところで力尽きました。
人文科学とか社会科学とか難しいです。
見切り発車的になりますが、アドレスを公開します。
http://wikiwiki.jp/scholarsys/
それでは、有志の皆様のご協力をお願いします。
44Nanashi_et_al.:2008/12/08(月) 19:22:34
ちょっとwikiの方を覗いたけど、

>「AはBの基礎である。なぜならAはBの研究領域の概念が必須だからだ」を

ここに歴史的視点を入れるか入れないかで随分違った図にならない?
例えば、今や科学には物理の知識は必須かもしれないけど、
化学反応を物理学で記述できない時代にも化学は化学として成り立ってたわけじゃん

#それは錬金術というつっこみはなしで
451:2008/12/08(月) 20:37:54
>>44
「学問の」歴史より「研究領域の」歴史にウェイトを置く方向で。
ビッグバン直後は物理学では記述できるけど、化学では記述できないですよね。
電子とか、さらには水素ができるまでのわずかな時間、どうしても物理学でないと対応できないので、
物理学→化学という記述にならざるを得ません。

じゃあ数学とか言語学とか心理学とかどうするの、と言われると発狂するのですが。
ビッグバン以前を物理学以外で記述していいのか? 純粋な数学といえども不適格なのではないか?
という大問題がありますね。そこで今猛烈に悩んでいるところです。
46Nanashi_et_al.:2008/12/08(月) 20:44:03
>「学問の」歴史より「研究領域の」歴史にウェイトを置く方向で。

すまん、意味が分からん
471:2008/12/08(月) 20:57:00
あと、いまのところ、化学は物理学で記述できますが、
物理学を化学的に記述できるかというとできないので、
物理学が化学の基礎たりえても、化学は物理学の基礎たりえない、
「物理学→化学」、という風に考えています。。
481:2008/12/08(月) 21:06:11
>>46
例えば、ビッグバン直後は電子や水素はなくて、量子や超弦しかなく(同列に並べるのは変ですが)、
量子や超弦から電子や水素が生成されたわけで、
これをグラフで表現すると「物理学の研究領域→化学の研究領域」となるだろう、ということです。

要するにアレです、Newton誌がたまに特集組んで載せるような、
ビッグバンから地球の人類までの歴史図みたいなものを作りたいんですね。
49Nanashi_et_al.:2008/12/08(月) 21:11:35
あぁ、何となく分かった

だけど、だとすると哲学が始点(?)になってて良いのか?
ビッグバンからという話になると、物理学が始点でないとおかしくないか?

また、
>これをグラフで表現すると「物理学の研究領域→化学の研究領域」となるだろう、ということです。
これと
>「AはBの基礎である。なぜならAはBの研究領域の概念が必須だからだ」を
この考えってうまく両立できるのかな?
501:2008/12/08(月) 21:20:38
>>49
そこなんですよ。今悩んでいるのは。
ビッグバン以前に数学はないとなれば、数学を始点にしなくてもいいし、
ビッグバン以前に演繹はないとなれば、哲学を始点にしなくていいし、
ビッグバン以前に情報的なものは存在しないとなれば、
言語学や心理学を始点にしなくてよくなるのです。
そうなのか? 本当に? これはちょっと私には判断しかねます。
量子力学や情報学の分かりやすい入門書には書いてあるのかも知れませんが。
51Nanashi_et_al.:2008/12/08(月) 21:25:24
>>1を読むと
>学問aが学問bの基礎になっていればa→bとする。aから枝分かれした独立の学問b,cもあるはずだ。
って書いてあるからなぁ
単純に歴史的視点だけで見るわけには行かないだろうが、
「研究領域」の歴史というよりも、「学問」の歴史の方が初心に近いんじゃないか?
521:2008/12/08(月) 21:28:08
それと、

>これをグラフで表現すると「物理学の研究領域→化学の研究領域」となるだろう、ということです。

これは時間的な前後で、

>「AはBの基礎である。なぜならAはBの研究領域の概念が必須だからだ」

これは論理的な前後ですね。
基本的に両者は普通合致すると期待しているのですが
(生物が化学より前とか時間的にも論理的にもありえないし)、
何か問題が出てきたらご指摘ください。
531:2008/12/08(月) 21:29:06
>>51
あ、書き方が悪かったです。目的は
>Newton誌がたまに特集組んで載せるような、
>ビッグバンから地球の人類までの歴史図みたいなものを作りたい
ということです。
54Nanashi_et_al.:2008/12/08(月) 21:41:40
「人類が知っていることすべての短い歴史」って本が参考にならんか?
551:2008/12/08(月) 21:49:56
>>54
そんな本があるのですね。今amazonで注文しました。後々反映させます。
こういう本を紹介してくれるから理系全般板は好きですよ。
56Nanashi_et_al.:2008/12/08(月) 22:40:30
時間的な前後と論理的な前後は合致しないこともあると思うけど。
せっかくグラフなのでエッジにラベルをつけて表現すればいいんでは?
(もしくはエッジの色を変える)

哲学よりは数学基礎論とか論理学とかかなぁ、(論理学が哲学の一部とすると哲学でいいんだが)
物理学より基礎的なものとすると。
数学基礎論の誕生は大分最近のことだと思うけど。
571:2008/12/10(水) 22:11:21
『人類が知っていることすべての短い歴史』届きました。ゆっくり読みます。

>>56
そうですね。時間的な前後と論理的な前後は別のエッジで表現した方がいいですね。
(心は人類の論理的な前提とは言えないが、時間的には心が前に存在したはず)
ちょっと面倒ですが数日内に対応します。

数学基礎論そのものの成立は最近ですが、例えばゲーデルの不完全性定理は、
ゲーデルが言いだしたから成立したというものではなく、
おそらくはビッグバン時から既に成立していたはずですね。
学問そのものの成立には拘泥しておらず、対象の方に注目しています。
58Nanashi_et_al.:2008/12/11(木) 00:45:02
ビッグバン時から成立という意味が分からないのだけど……
そもそも論理的なものは時間は関係ないので、比較するのが間違い。
先でも後でもない。
59Nanashi_et_al.:2008/12/11(木) 02:01:13
ビッグバンのことを言うと、宇宙そのものが物理現象の前提で、天文学が物理学の前提であるとも言える訳だ。意地悪いことを言うと。それは1的にOKなのかな?
601:2008/12/11(木) 06:44:26
おはようございます。何か朝早くに目が覚めてしまった。

>>58
そうですね。論理ノードを黒にして、時間ノードを赤にしました。
これで赤だけ見ると「Newton的歴史図」に近づいたと言えます。

>>59
宇宙論は天文学・宇宙物理学両者にわたりますね。
そうなると時間的前後関係はなく、論理的前後関係の話になるのでしょうか?
了解です。反映させました。
611:2008/12/11(木) 08:38:44
以前の勧めに従い、哲学板に立てました。
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/philo/1228951957/

こっちのスレはどうしよう。
皆さんのお知恵をお借りしたいというのが正直なところですが、
板違いならこのスレ落とすなり何か考えます。
62Nanashi_et_al.:2008/12/11(木) 18:04:41
ちょっと待った。天文学云々は例え話で、1がどう考えているか訊いているだけのつもりだったんだが。
これから1はここで言われたことを何でも鵜呑みにしてwikiに反映するつもりか?
631:2008/12/11(木) 21:44:43
>>62
議論なしにいきなり反映はマズかったですね。済みません。元に戻しておきます。
今後議論の結果反映させることにします。

私の考えを整理すると、ビッグバン周辺の宇宙論は素粒子物理学の範疇で、
ビッグバン周辺以降の宇宙科学(天文学など)は水素以降の天体を扱うので、
化学→宇宙科学、だと認識しています。問題がありましたらどなたかご指摘ください。
641:2008/12/11(木) 22:22:07
何かwiki重い。
65Nanashi_et_al.:2008/12/11(木) 23:54:40
言語学が哲学や論理学より前にあるのは気持ち悪いなぁ。
思考するのに言語は必要であっても言語学は必要じゃない。
言語学なんてなくても人間はコトバを喋れるわけで。
逆に論理学がないと言語学は意味をなさないので、論理学→言語学はOKだと思うが。

あとagronomicsって農業経済学?それはここに出すにはマイナーすぎる
学問だと思うけど……(どういう基準で選べるのか分からないが)

economics は最近神経経済学もあるし心理的研究で立て続けに
ノーベル経済学賞が出ているから、心理学→経済学、社会学→経済学、
生物学→経済学くらい足してもよいのでは?
金融工学なんかも経済学と考えると、数学→経済学、工学→経済学
も出せると思うし、文化人類学は人間の精神現象全般を対象にすると
考えると、経済学→文化人類学・医学→文化人類学・言語学→文化人類学
(哲学→文化人類学)も言えると思うけど。
661:2008/12/12(金) 00:18:45
>>65
おお、ドバッと来た! いいですね! 嬉しいです。

論理学に必要な言語と、言語学で扱う言語は異なるんじゃないか、
という疑いは確かにあるのです。
言語学で扱う言語は社会依存なのではないか、論理学でそんなことありえないだろ、
社会依存言語なんて偶然的なもので数学や宇宙論が構築できる訳ないだろ、と。
でも、じゃあ、論理学で扱う言語の文法とかって何だ? と悩んでいます。
ここを論理学と言語学を切り離してしまうなら、変なループもなくていいのですが。
ちょっとまだ切り離せるという確信を持てません。

agronomicsは農学です。工学医学薬学の流れですね。

神経経済学は本持ってませんが、行動経済学の入門書は読んだことあります。
いわゆる合理的な経済人は普通は存在しない、
相互にサービス(互酬)すると快楽がもたらされる、
裏切り者には制裁を与えたくなる、とか確かそういうものですね。
倫理や法との親和性が強いように思うので注目していたのですが、
まだ思考がまとまってなかったので放置していました。

経済学系・文化人類学系の図案については大変イメージを刺激されます。
内容もほぼ賛同です。(金融工学については今から調べるのでお待ちください)
671:2008/12/12(金) 00:54:36
金融工学そのものは今ザッと調べましたけど、
経済学的領域(資産運用・取引)に限った、
心理学的プロセス(意思決定)に関する工学、
という大分限られた意味のようですね。
金融工学を元に工学→経済学、というのはマズイやり方のようです。

ただ、市場取引などが、社会の利益目的のための手段だとすれば
(アダム・スミスが「神の見えざる手」と言ってますね)、
経済学も工学の一種だよと言えるのではないか、と考えられます。
結果的にはこの順序でいいようですね。
681:2008/12/12(金) 21:18:18
済みません、私経済学よりで工学にあまり詳しくないのですが、
工学と競争について詳しい知識持っている人いませんか。

何かというと、(ミクロ)経済学は複数の主体の利益達成が競合した結果、
社会全体の利益が達成されるというのが基本理論であるため、
「主体の」利益を達成すると「社会全体の」利益を達成できないのです。

工学でも主体の利益を達成すると社会全体の利益が達成できないという事例はあるのか。
寡聞にしてそういう話は聞いたことないですが、それだと工学と経済学とでは
逆の論理が働いていることになりますね。
そうすると工学→経済学、と直結するのはまずいのではないか、と懸念しています。
691:2008/12/12(金) 21:19:40
ミクロ経済学を知らない人に簡単に説明しますと、こうなります。

ミクロ経済学の中の対立概念として不完全競争市場と完全競争市場がある。
不完全競争市場(独占市場など)では売り手(or買い手)が利潤を最大化し、
相手方の利潤が小さいため社会全体の利益は小さくなる。
完全競争市場では売り手(or買い手)も相手方も利潤を最大化できないが、
社会全体の利益は最大となる。
701:2008/12/12(金) 21:39:10
この経済学の図式を工学に当てはめると、こうなります。
・ある主体が技術を使って目的を達成すると、他の主体が被害を被る
・ある主体が他の主体との競争によって目的を部分的にしか達成できないと、社会全体の利益が最大化される
こんなことがありうるのか?
ないなら工学と経済学では主体や社会全体に対する利益のもたらされ方が決定的に異なるのではないか?
工学と経済学を直結させるのは不可能なのではないか? というのが疑問点です。
71Nanashi_et_al.:2008/12/12(金) 21:43:00
理系的に言えば、不完全、完全の時にどこの利益が最大化されることを証明しろ
話はそれからだ
となるんだが・・・

あと、不完全、完全の定義だな
企業の数だけが基準てこたぁないでしょ?
それと『「完全〜」ではない』=「不完全〜」なの?
だとしたら随分非対称なモデルだなぁ
72Nanashi_et_al.:2008/12/12(金) 21:55:38
>・ある主体が技術を使って目的を達成すると、他の主体が被害を被る

被害とは?
先を越されたりして、かけた時間、労力、金が無駄になることはあるだろうし、
知的所有権が絡んで金の問題になることだってあるだろう
あるいは、「論文数を稼げなかった」という業績評価の被害ってのも有りうるし

>・ある主体が他の主体との競争によって目的を部分的にしか達成できないと、社会全体の利益が最大化される

「目的を部分的にしか達成できないと」というのも定義が曖昧だな
例えば、デジタルTV技術が、仮に放送技術(通信は含めず)の究極だとするよね
そうするとアナログTV技術が開発された時点では「目的は部分的にしか達成できない」ことになる
(例えば電子番組表の機能がないとか)
じゃぁ、「社会全体の利益が最大化される」ってことは、技術の進歩は無い方がいいってことになる
それは違うだろと思うけどね
731:2008/12/12(金) 21:55:48
不完全競争市場(独占市場)の例はこのサイトとかですね。
http://www.kabu-gakkou.com/2007/04/post_459.html

これでいうと下の図のオレンジ色が最大化された生産者余剰ですね。
オレンジ色の上の三角形が小さくなった消費者余剰。

完全競争市場だと、消費者余剰はSとDの交点とP*の間の点線まで増えます。
生産者余剰は点線とSに囲まれた部分になり、独占の時より小さくなります。
といった感じです。
741:2008/12/12(金) 22:17:51
>>71
wikipediaの完全競争を転載しますが、
>完全競争(かんぜんきょうそう)とは、市場に多数の売り手と買い手がいるために、
>価格は均衡(市場の需給が一致する状態)の水準で決定され、
>どの需要者・供給者も、自分で価格を決定できないような経済状態のこと。
>完全競争でない状況を、不完全競争と呼ぶ。

売り手と買い手の数が多いと完全競争市場で、
どちらかが1つしかないとかだと不完全競争市場です。
これは本当にそういう定義なので、「そんな非対称なモデルは変だ」
と言われてもしょうがありません。
751:2008/12/12(金) 22:47:10
>>72
>先を越されたりして、かけた時間、労力、金が無駄になることはあるだろう
ありますね。そういう意味で、競争は工学でも生じる、ということか。

>じゃぁ、「社会全体の利益が最大化される」ってことは、技術の進歩は無い方がいいってことになる
>それは違うだろと思うけどね
放送の話をすると、デジタル放送を普及させたい派と、既存のアナログ放送のままでいい派がいて、
両者の競争の結果、一定数はデジタル放送が普及し、一定数はアナログ放送のまま、という分布になります。
これだとデジタル派もアナログ派も最大限満足はしませんが、両者ともそれなりに満足する。
というのがミクロ経済学の目指す市場均衡です。決して技術の進歩は無い方がいいということではありません。

その他、技術的な競争としてはBlu-rayとHD DVDとか、いくらでも競争はありますね。
両者の競争の結果、一定数はBlu-ray派、一定数はHD DVD派となって、満足する人が多くなる。
これだともう、工学もミクロ経済学も、どちらもゼロサム均衡するってことはあり得るなあ。
工学と経済学はそんなに違うという訳ではなくなるのかも。
76Nanashi_et_al.:2008/12/12(金) 22:57:14
>放送の話をすると、デジタル放送を普及させたい派と、既存のアナログ放送のままでいい派がいて、

企業-消費者という軸で見てた話なのだから、技術開発側と、
技術開発の結果の享受を受ける側(消費者≒視聴者? あるいは放送局?)という話にはならないのん?
何をどういう対象としてみるかがそんなに恣意的でいいのん?
771:2008/12/12(金) 23:04:55
>>76
あ、えーと、デジタル派=企業、アナログ派=消費者、のつもりで話をしています。
基本的に今のデジタル化は企業主導の動きで、消費者は歓迎していないように見えるので。
78Nanashi_et_al.:2008/12/13(土) 01:01:22
>その他、技術的な競争としてはBlu-rayとHD DVDとか、いくらでも競争はありますね。

こう書いといて

>あ、えーと、デジタル派=企業、アナログ派=消費者、のつもりで話をしています。

こう書かれても、思いつきででっち上げてるようにしか読めん
79Nanashi_et_al.:2008/12/13(土) 09:25:12
売り手同士の競争と、売り手と買い手の競争がごっちゃになってね?
80Nanashi_et_al.:2008/12/13(土) 11:05:47
あと、この場合の買い手の技術って何だ? コピー技術とかか?
それに対抗して売り手がコピーガード技術を開発するとか考えられるけど、双方の競争で社会全体が利益を得ているというのはおかしくないか?
コピーガードでコストの高いCDが出回るようになるのは社会全体の利益とは逆だろう。
811:2008/12/13(土) 20:41:20
>>78-79
私の中に混乱があって、要領を得ない書き込みになって申し訳ありません。
供給間の競争と、供給・需要間の競争は別にしないと訳が分かりませんね。

本来想定していたのは供給・需要間の競争でした。よってこれに限って話を進めます。
経済学では重要なプロセスですが、工学でそんなことありうるのかよく分からなかったのです。
工学でも供給・需要間の競争はありうるし、それによって各主体はそれぞれ最大限満足しないにもかかわらず、
各主体が一定の満足を得ることで、社会全体の満足が最大化されることがありうるのか、と。
(今のところ、ありうるし、その点で工学と経済学とで差異はなくなりうる、というのが私の見方になっています)
821:2008/12/13(土) 20:42:10
供給間の競争:
先を越されたりして、かけた時間、労力、金が無駄になること
Blu-ray派とHD DVD派

供給・需要間の競争:
一定数はデジタル放送が普及し、一定数はアナログ放送のまま、という分布
コピー技術vsコピーガード技術によってコストの高いCDが出回るようになる(後述の市場の失敗のケース)
831:2008/12/13(土) 20:44:34
経済学では市場メカニムズが働いたにも関わらず社会全体に最大の満足がもたらされない市場の失敗というのがあって、
コピー技術vsコピーガード技術はその事例であるように思います。
工学でも経済学でも市場の失敗が起こる、という事例と言えそうです。
841:2008/12/13(土) 20:45:45
>>80
農家が低コストの商品を供給して儲けたい、小売店が品質チェックを行いたいときに、
結果的に中コスト中品質の商品が出回り、農家も小売店も一定の満足を得る、という事例が
(工学的な意味での)完全競争市場における市場均衡の適切な説明ではないかと思います。
需要側(小売店)が技術(品質チェック)を行使して、競争の結果両者が一定の満足を得る、という意味で。
(これで訳分からんと言われたらどうしよう)
851:2008/12/13(土) 21:24:43
>>81
文法滅茶苦茶だな。
「工学でも供給・需要間の競争はありうるのか?
供給・需要間の競争によって、
各主体はそれぞれ最大限満足しないにもかかわらず、
各主体が一定の満足を得ることで、社会全体の満足が最大化される、
そんなようなことがありうるのか?」
くらいの意味です。ああ長い。もっと短く書けないのか。
86Nanashi_et_al.:2008/12/13(土) 21:25:18
長かったのであんま読んでないけど、
全体の目的関数(効用関数)を F、個々(主体)の目的関数を f_i、全体の数を n とすると、

F = f_1 + f_2 + ... + f_n

と書け、f_i が全部独立であれば各 f_i について最大化すれば全体の目的関数が最大化
できるが、互いに依存していれば f_i を全部最大にすることができない(制約付き)ので、
F 的には最大でも f_i 的には最大ではない f_i もありうる。
経済だったら線形計画法という言葉聞いたことない?これはもろに工学の領域なんだが……
871:2008/12/13(土) 21:44:29
済みません。私の知識は公務員試験(地上国II)程度なので、
線形計画法というのはよく知りません。
クリティカルパスの求め方に使うやつかな?

工学でもF的には最大でもf_i的には最大でないようなf_iはありうるのですね。
そういうのがないという誤解があった(全部独立のケースしか考えてなかった)のですが、
あるのなら工学→経済学と直結することに心理的抵抗感はないですね。
88Nanashi_et_al.:2008/12/14(日) 00:43:29
89Nanashi_et_al.:2008/12/14(日) 00:45:07
901:2008/12/14(日) 21:17:19
>>88-89
主にwikipediaの方の説明でイメージがつきました。
入社試験に出るアルゴリズム問題的なアレですね多分。
911:2008/12/14(日) 21:30:27
>>65案を元に、wikiを編集します。

心理学→経済学
社会学→経済学
生物学→経済学
数学→経済学
工学→経済学

経済学→文化人類学
医学→文化人類学
言語学→文化人類学
哲学→文化人類学

何か問題があると思う方は、48時間以内にその旨ご指摘ください。
特になければ48時間後以降にwikiに反映させます。
(ご指摘は48時間後以降でもかまいませんが、
そのご指摘をwikiへ反映させるのは次々回になります)
921:2008/12/16(火) 22:34:48
反映させました。
哲学→文化人類学だけ保留にしています。
931:2008/12/19(金) 21:54:46
wikiにbbsをつけました。これでここではスレ違いになるような話題
(例えば経済学やったので次は経営学・財政学・商学をやりたいけど、
その話をここでするとスレ違いだと思う)を展開することができます。

http://www.freebbs.biz/patio/patio.cgi?user=akubota
94Nanashi_et_al.:2008/12/23(火) 09:36:48
パッと見たけど、残りの学問、もう理系の関わる奴は残っていないんじゃないの?
951:2008/12/23(火) 21:53:56
http://www.gakkou.net/daigaku/gkmnavi/
こういうサイトを見つけました。
学問同士の関連性の高いものにリンクが貼ってあり、
大変参考になります。いずれ反映させないと。

>>94
そうですね。ちょっと今悩んでいるところです。
枝葉を増やすのはこっちで対応しますので、
一つ理系の心を持つ皆さんに相談に乗ってもらいたい点があります。

今図案を見ると、
・心理学→言語学→哲学→論理学→以下略→心理学→言語学→…
というループがあります。
>>65で「言語学が哲学や論理学より前にあるのは気持ち悪い」という意見が出ているので、
じゃあどうすれば気持ち悪くない図になるか、というところです。
その他「そもそも哲学が論理学の前にあるのはおかしい」とか、
「心理学が論理学の前にあるのはおかしい」とかの意見がありうると思うので、
その辺一度突っ込んだ議論をしていきたいところです。
何か参考になるサイトやスレがあれば紹介してくださるとより助かります。
96Nanashi_et_al.:2008/12/24(水) 01:00:00
ループがあること自体はそんな問題じゃない気も。
971:2008/12/24(水) 21:28:10
数学の哲学における「数学の前に何があって何がないのか」には議論があって今も決め手はないようですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6#.E7.8F.BE.E4.BB.A3.E3.81.AE.E5.AD.A6.E6.B4.BE

-数学は固有の数学的領域を持つ:プラトニズム
-数学は論理を前提とする:論理主義
-数学は心を前提とする:経験主義、直観主義、構成主義、生得理論
-数学は特定のルールの言語体系である:形式主義、フィクショナリズム
-数学は社会を前提とする:社会構成主義

どの立ち位置に立つかによって、数学以前の図案が全然違っちゃうけど、どこに立つべきか。
私は基本的に数理論理学という業績を重視しているので論理主義に立ちますけど、
上の問題をそのまま論理学に持ち込まずにはいられません。即ち、
-論理学は心を前提とする?
-論理学は特定のルールの言語体系である?
-論理学は社会を前提とする?
みたいな。
981:2008/12/24(水) 21:45:13
>>96
問題ないですか?
個人的にはビッグバン宇宙論の時点で言語があるというのは
大変気持ち悪いのですが。

例えば、言語ならば情報の送受信が想定されるが、
何者が情報を送受信したりしているのか?

でもやっぱり論理は構文であり、言語であるはずだ。

言語のうち、構文という要素と送受信という要素が別々で、
構文はあるけど送受信はない、ということか?
そんな変なものを言語と言っていいのだろうか?
構文だけの言語もどきは論理学でしか役に立たないから、
論理は言語に遡らないのか? とか色々考えてます。
991:2008/12/24(水) 21:47:49
あ、補足しておくと、気持ち悪いのはループの存在ですね。
今の図案を見ていると、言語は心に、心は物質に依存するのに、
物質が生まれる前の世界が言語や心に依存する訳ないだろう、と。
その言語や心はまだ生まれていない物質に依存しているのか?
それはナンセンスだ。
100Nanashi_et_al.:2008/12/25(木) 15:59:55
依存すると思っているのが間違いなんじゃないの、そうしたら。
相関関係と因果関係を混同している。
言語=心であり、心=物質であれば、物質=言語で問題ない。
1011:2008/12/26(金) 21:58:19
規制中なので携帯で。

>>100
それらがイコールだとは考えていません。
因果関係を言えばあくまで、物質→心→言語、となるはずです。
その上で、言語→物質、という因果関係があるように見えて、これをうまく排除できないので、「ループがある、気持ち悪いな」と思っている訳です。
102Nanashi_et_al.:2008/12/27(土) 00:16:44
そもそも言語がないと物質が存在するかどうか言えないとする立場も
哲学の中では重要な立場を占めているわけで、
そういう立場からすると
言語→心→物質
なわけだが、あっさりそういうの無視されると
「本気で体系化する気あんの」
と思ってしまう。
1031:2008/12/27(土) 12:28:15
むしろそういう意見をガンガン募っています。そういう話をガンガンしていってください。
言語→心→物質、という立場も興味深いですね。もうちょっと詳しく説明を求めます。
104Nanashi_et_al.:2008/12/27(土) 14:23:57
【生物】オランウータンの口笛、言語の起源か?[12/22]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1230132900/l50
105102:2008/12/28(日) 01:11:24
>>103
哲学では本当に基本的な話なので自分で調べてほしいのだけど。。。
1061:2008/12/28(日) 17:54:07
せめてこう、論や主義の名前とか、主な論者とか教えて下さると、調べる時に余計な手間がかからなくて助かるのですが。
1071:2008/12/28(日) 18:17:16
>>104
霊長類学的に面白いですね。
情報伝達としての音声の言語は他の動物にも(鳥類とか)広くあるけど、構文のある言語は人類だけなのか? とかそういうことに今は関心がありますね。
1081:2008/12/28(日) 21:55:46
何で構文に興味があるかというと、構文は述語論理など論理学の要素で、
もし構文が人間の言語特有のものだとすると、
論理学は文化人類学を前提とすることになるかも知れないという疑いが生じるから。
1091:2008/12/31(水) 20:55:02
では、皆様、来年もよいお年を。
1101:2009/01/03(土) 23:09:57
『人類が知っていることすべての短い歴史』読了。
要約は、もうしばらくお待ちください。
人類学・文化人類学についての記述は少なかったので、
西田利貞『人間性はどこから来たか』を読みなおすしかない。
1111:2009/01/06(火) 22:27:36
情報処理・情報伝達性を無視していいなら、論理学が始点ということでもいいのかも知れない。

ビッグバン以前を表現するのに何らかの論理の存在を仮定せざるをえないとしても、
その論理を語るべき他者や解釈する主体はビッグバン以降の我々に他ならないのであって、
ビッグバン以前に他者や主体を用意する必要はないはずだ、という仮説。

これなら論理学を始点として学的研究対象を体系化できる。どうだろうか?

問題は論理学の言語というものは言語学を前提としないのか、ということだ。
>>65の言うとおり、逆に言語が論理を前提とする、ということか?
1121:2009/01/06(火) 22:47:50
哲学・論理学の文と言語学の文はどう違うのか?
1131:2009/01/06(火) 22:49:04
今の図案だと、心理学を前提とする学問が多すぎる。
具体的には論理学とか数学とか統計学とか物理学とか。
経験科学では観察、数学や論理学では推論のプロセスが要る。

それとも観察される対象や推論の対象は心がなくても存在する
(観察や推論の結果高い蓋然性でそうらしい)から、
心理学を前提としなくてもいいのか?
1141:2009/01/06(火) 23:04:40
論理学と言語学の間に哲学がはさまっている。これが真の起点になるのか、ならないのか。

まあいいか。今は哲学・論理学と言語学で「文」の扱いがどう違うかに専念しましょう。
心理学や哲学の位置づけは後でもいいや。
115Nanashi_et_al.:2009/01/07(水) 00:18:10
哲学の文と論理学の文は別物だと思う

哲学の文、言語学が対象とする文は普通の文
論理学の文は形式的な文(記号論理であれ述語論理等々であれ)
論理学の文はむしろ数式と思ったほうがいいのでは?
これは、結局「意味」の問題に行き着くと思う

宇宙が存在したという順番で考えていくなら、
物理学→化学→分子生物学→生物学→人類学→心理学
                              →言語学

哲学は、扱う範囲が広すぎる
アトムがどうのこうのを言ってた哲学もあるし、
構造主義なんかは言語、文化なんかを主な対象としている
ひとまとめにするのは無理なのでは?
1161:2009/01/07(水) 19:31:12
>>115
やはり論理学・数学で使うような文は、
言語学で扱うような自然言語ではなく、
論理学・数学的な何かとしか言いようがないのかも知れませんね。

意味についてはちょっと今悩んでいます。
情報学についてまとめている時に調べたのですが、
意味とは「心とデータ・素材の関係」の上に成り立ち、
意味のあるデータが情報となります。
このこと自体は「心→意味・情報」とでもすればいいのですが、
論理学や数学にも意味があって、これは「心→論理・数」なのか。
それとも論理・数は心と無関係に存在するのであって、
心と論理・数が関係したときに意味を持つというだけなのか。

心理学や言語学は人類学より前だと考えています。
(心=情報処理、言語=情報伝達とすると)
心や言語を持つと考えられる霊長類とかいますからね。

哲学は、下は存在論から上はどこまでもレンジが広いので、
確かにひとまとめにすうrのは難しいです。
存在論が究極の存在を対象としたものだというのなら、
これをもって哲学を始点としてもいいかしら、と今考えているところです。
1171:2009/01/13(火) 18:35:04
ファイルのアップロードができない問題に対処しました。
同名のファイルは11個までしかアップロードできないようです。
118Nanashi_et_al.:2009/01/13(火) 19:51:32
名前変えればいいだけじゃん。。。
1191:2009/01/13(火) 21:21:59
うん、それに気づくのに一週間かかった。馬鹿だった。
1201:2009/01/14(水) 19:41:55
最新版の図案を暫定的に上げました。
全ての学問がループなくつながっているという意味で、
マイルストーンとしてはちょうどいい代物ですが、
正直今からブルボッコに叩き直して書きなおしていかないと
どうしようもないとも思っています。
皆様の一層の御協力をお待ちしています。
121長すぎてすみません、分けました:2009/01/18(日) 01:37:11
通りがかり失礼します。つい読んでしまいました。
自分なりに感じた事を、書き留めさせていただきます。

まず、分類の指針が見えないよう感じました。
スレッドを呼んでる限り、歴史的な派生図を求める訳でなく、対象概念同士の関係によって分類しようとしていると受け取っても宜しいでしょうか?

もしそのように分類するのであれば、対象間の関係を決めれば、自然と関連学問どうしの関係は定まってしまいませんか?
どんな文化から見るかで、対象に対応した学問の分類は完結してしまいます。
このままだと、西洋科学を分類するのですから、結局の所、ヨーロッパでどのような価値観、分類法が確立したかの探求に帰着されてしまうような気がします。ただの後追いになってしまいませんか?
また、それにしても、ダイアグラムも、幾つかの分類指針が拮抗しているように感じます。
1221:2009/01/18(日) 13:52:54
>対象概念同士の関係によって分類しようとしていると受け取っても宜しいでしょうか?
そうです。
>このままだと、西洋科学を分類するのですから、結局の所、ヨーロッパでどのような価値観、分類法が確立したかの探求に帰着されてしまうような気がします。
現時点で世界に通用する価値観で一番普遍性の強いのが西洋科学の価値観なので、それでよいです。
>ただの後追いになってしまいませんか?
こういう図が作られて公表されていればよかったのですが、そうではないので、作りました。後追いですが、やらんよりましというところです。

>幾つかの分類指針が拮抗しているように感じます。
現在2つ、細かく言うと4つの分類指針があります。
1-1.物理学以前
1-2.物理学以後
2-1.文化人類学以前
2-2.文化人類学以後
この四つに従って場あたり的に図を作っていて、今に至ります。

>>121さんの見た分類指数の拮抗というのをご指摘くださると助かります。
図の整理に役立つかも知れません。
123121:2009/01/19(月) 04:08:54
一番普遍性の強い(制御・予測可能性)価値観が西洋文化に依存しているので、
その概念関係を追っているということは、とりあえず納得しました。
要するに、今現在、西洋の"学問"と看板を掲げているものお互いの関係をグラフに起そうという試みですね。
要するに、学術活動のストロボ写真というわけですね。

それは置いといて「幾つかの分類指針の拮抗を感じる」と書いたいう点についてです。
時系列的順序(赤い→)が、対象概念の唯物的視点による成立順序を示している。
論理的順序 (黒い→)が、概念の拝借関係を示している。
と受け取りました。

そもそも、この二つが拮抗しているように感じます。
赤い矢印は、仮想的に主体者と切り離した上での対象の依存関係になり、
現在の唯物視点によります(宇宙的な歴史)。
黒い矢印は、学問の発展の歴史(人間の認識的歴史(気付きの順番))を元にした視点となり、
煩雑にならざるえない。

ちなみに、素粒子物理⇒原子物理⇒化学、力学→量子力学→化学
                 波動力学┘
赤矢印:⇒
黒矢印:→

などは、あっても、物理→化学は不自然です。これについては後で書きますが、
物理の扱いは、哲学や論理学などと同じように扱いが困難になると思います。
124121:2009/01/19(月) 04:32:22
あと、前のほうに書いてあったループについてですが、
言語が無いと学問が成立しないにしても、言語を探求する学問(論理学・言語学・
統語論・哲学(?))が前提にあるかどうかは別問題という点が重要に思います。

物理ですが、対象が定まっている学問ではありません。
物理学のアイデンティティーは、数学的記述の可能性を追求するという思想に因っている所があります。
化学物理学・生物物理学・経済物理学・心理物理学と言ってしまえる事も、
この事を指摘しうる状況証拠となりえると思います。

実際に、人文科学や政治学は、対象に問題意識が存在して立ち向かっていっただけです。
数理的な還元を前提にしていません(学問なので少なくとも言語を前提にしています)。
現在(または最終的に)、数理的に還元された視点を手に入れられるかは全くの別問題だと思います。

このため、物理として括るのは困難に感じます。

また、各学問の依存関係ですが、政治は人だ。だから、根本は心理学だ。
としてしまうのは、対象の関係に過ぎなくて、対象に関わる学問の関係
にはなっていないよう思います。(実際、経済学の昔の方法では、心理学は考慮しません。)

この場合、人の心を研究する心理学と政治を研究する政治学が、
"人"という、共通の用語を通して並列されていると見たほうが近いと思います。
125121:2009/01/19(月) 04:33:43
他に問題になると感じた事を書きます。

・いわゆる"複雑系"学問は、どのような扱いになるか。
・物理のように、対象よりも思想・手法に近いようなものはどうするか。
・化学を(有機・無機・反応・設計)など細かく分かれる際どのレベルで分けるのか。
・力学・相対性力学(相対性理論というのは古いという認識がありますよね)など、
ほぼ道具となっている体系と、研究されている領域との差異は、どのように扱うか。
・工学・法学・など設計寄りのものと、物理学・化学・生物学など認知寄りなものは、分けて
並列的に扱った方がスッキリするように思います。

日本学術会議の"科学者コミュニティと知の統合委員会"が、対外提言を出していましたよ。その対外報告の中で、自然科学・人文社会科学の交流によって、イノベーションを引き起こすための互いの関係付けについて述べられていたように思います。
認識科学・設計科学といった用語の定義から、各学問間の関係性について、多様体による比喩も使われています。
たしか、e-print で手に入ると思うので参考に読んでみると面白いように思います。
1261:2009/01/19(月) 19:26:44
赤い矢印と黒い矢印の件は概ね了解です。
当初は赤い矢印しか想定していなかったのですが、
数学と物理学でいうと、論理的には数学が物理学より前にあるけど、
数学が物理学より時間的に前にあるというのはナンセンスだという指摘があり、
黒い矢印を導入せざるをえなかったといういきさつがあります。
これが煩雑になることは承知の上で、煩雑に図に起こすと今のようになります。
問題があるとしたら間違った矢印があるかどうかというところで、
矢印をつけるという行為自体は避けられないように思います。

哲学などの言語系学問については未だ自信がありません。
今後もご指摘を賜りますようお願いします。

対象ではなく方法論による学問があるというのは了解です。
でも、そうなると、方法論系の学問と対象系の学問を分ける必要がありますね。

>対象の関係に過ぎなくて、対象に関わる学問の関係
>にはなっていないよう思います
あ、それは対象の関係に着目しているのでいいのです。
学問そのものは対象の定義や問題意識を記述するのに都合良いから使っているにすぎません。
あくまで目標はNewton誌がたまに特集組んで載せるような、ビッグバンから地球の人類までの歴史図みたいなものを作ることです。
対象が問題なのであって(特に赤い矢印)、学問の関連は副次的なことです。
1271:2009/01/19(月) 19:32:32
>・いわゆる"複雑系"学問は、どのような扱いになるか。
法則を還元主義的に記述することは不可能でも、構成要素そのものは何かしら単純なものであることに違いはないので、
それら単純なものを矢印の起点にして、複雑系を矢印の終点にするという方法をとろうとしています。
例えば化学と宇宙、生物と社会がそういう関係だという風に思っています。

>・物理のように、対象よりも思想・手法に近いようなものはどうするか。
>・力学・相対性力学(相対性理論というのは古いという認識がありますよね)など、
>ぼ道具となっている体系と、研究されている領域との差異は、どのように扱うか。
>・工学・法学・など設計寄りのものと、物理学・化学・生物学など認知寄りなものは、分けて
>並列的に扱った方がスッキリするように思います。
設計系・方法論系・対象系で図を分けた方がいいでしょうか。
現時点ではうまい方法が思いつきません。

>・化学を(有機・無機・反応・設計)など細かく分かれる際どのレベルで分けるのか。
化学も細かく分かれる、ということですか。
当初考えていたのは「基本的に日本十進分類法上の二桁で区切ると便宜上分かりやすい」
ということだったのですが、分ける必要がありましたら理由も含めご指摘ください。

>日本学術会議の"科学者コミュニティと知の統合委員会"が、対外提言を出していましたよ。その対外報告の中で、自然科学・人文社会科学の交流によって、イノベーションを引き起こすための互いの関係付けについて述べられていたように思います。
>認識科学・設計科学といった用語の定義から、各学問間の関係性について、多様体による比喩も使われています。
>たしか、e-print で手に入ると思うので参考に読んでみると面白いように思います。
やはりあるのか! それはいずれ読んでみないといけないな。
1281:2009/01/19(月) 22:20:34
ということで、日本学術会議の科学者コミュニティと知の統合委員会のサイトを見ています。
http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/togo/index.html
『提言:知の統合−社会のための科学に向けて−(平成19年3月22日) 』
というPDFが大変強力な参考になりますね。明日明後日あたり読みます。
1291:2009/01/20(火) 23:02:49
読んだよ! というわけで書き出し。
いくつかの論点があり、これによってクラスタに分けられそうだ。
(完全に分断していいかというと抵抗があるが)

-認識科学と設計科学
--認識科学:あるもの、存在、理論を扱う。
--設計科学:あるべきもの、当為、技術、実践を扱う
アリストテレスはこれに制作学を加えているようだ。
制作学の日本学術会議での扱いはどうなっているのだろうか?

-言語と数学
いわゆるリベラルアーツ(自由七科)のうち
言語的要素を持つ者と数学的要素をもつものがある。
これが文理の区別の遠因になっているようだ。

-全体と個
個を研究する学問と、その集合である全体を研究する学問では、論理の飛躍がある。

-物質科学・生命科学・人文社会科学
--物質科学:法則に基づいている。法則は変えることも違反することもできない。
--生命科学:信号性プログラムに基づいている。変えることはできるが違反することはできない。
--人文・社会科学:シンボル性プログラムに基づいている。変えることも違反することもできる。
1301:2009/01/21(水) 20:13:28
制作学は技術などだから設計科学に入っている、ということかな。
131Nanashi_et_al.:2009/01/21(水) 23:00:31
久々にスレ見たら伸びてるね>>14辺りで書き込んだ者です
全部読んでないけど

複雑系を矢印の終点にする

を認めてしまったら
最初の問題提起

さて、世の中には他にも学問・研究領域があるが、これらを上記の流れの延長上に配置できるのではないか?
ということで、配置してみようではないか。という問題意識です。

で全部の学問が複雑系にふっ飛ぶ可能性がないかな
俺が頭悪いだけかもしれんが
何か気づいたらまた書き込みます
132Nanashi_et_al.:2009/01/21(水) 23:10:56
すまんよく読んでなくてレスした>>131は気にしないで
133121:2009/01/22(木) 18:56:08
設計学は、製作術という翻訳もあるみたいですし、"このように作れ"を志向しているので、
設計科学に近いのではないでしょうか。方法論・技術と学問の関係も微妙な所です。

化学の分類が必要という訳でなく、分類の任意性の(ある程度の)基準は、どのようにするかという問題がある。
と言っただけなので、あんまり気にしないでください。

>法則を還元主義的に記述することは不可能でも、構成要素そのものは何かしら単純なものであることに違いはないので、
>それら単純なものを矢印の起点にして、複雑系を矢印の終点にするという方法をとろうとしています。
>例えば化学と宇宙、生物と社会がそういう関係だという風に思っています。

複雑系に関しては、より基礎的な学問が、上位学問に対して自分達の視点を提供
していると見なせるため、むしろ赤い矢印自体が、それぞれの複雑系科学といった感じですね。

ちなみに、この各階層の上下関係の連関を繋げる考えとして、基礎情報学というのが話題を呼んでいます。
もともとは、生物の複雑系としての解釈や、脳研究と認識論などから発生したものらしいですが、
情報と意味の断絶など、かなり広い範囲を扱っています。
複雑系に対して、カオス・フラクタル・周期点…と自然科学的よりなものが、集まってきましたが、情報・意味論を中心に、
人文・社会科学的な道具が整備された感じです。
社会の構成素は、人ではなく、人と人との間の(擬似的な)情報伝達と置きなおす事で、個別に複雑性を考えていたのが、
一気に扱えるみたいです。
人文・社会学関係を考える時の入門としては、構造主義方法論入門・知の技法シリーズと並んで、かなり参考になると思います。

ちなみに、科学からやや外れますが、芸術などの記録:楽譜・写真・設計図・施工図・デジタルデータ・ダイアグラム・パタンランゲージなどに
芸術行為がどの様に制限されるかという事を議論している芸術の設計という本を元に、考え直すと、
芸術関係の学問は、主に設計科学に近づけて置く事が出来そうです(美術史などは、ほぼ歴史なので微妙です)。
134121:2009/01/22(木) 18:59:09
>>133
構造主義方法論入門ではなく、知った気でいるあなたのための構造主義方法論入門
でした。
1351:2009/01/22(木) 19:53:43
パソコン規制中なので携帯から。
基礎情報学には興味があるんですよね。wikipediaの情報学のページにも存在を示唆されていた。
またまとまった時間が取れたら本を入手して読んでみます。
136121:2009/01/23(金) 15:00:28
個人的には、好きな立場では無さそうだけど、
松下克守がやってる俯瞰工学って奴も、参考になりそうです。

時間がある時に、試しに、自分でもダイアグラム作ってみます。
あと、学術資料の検索・関係把握のいいアルゴリズムについても
考えたくなってきました。
1371:2009/01/26(月) 10:23:12
>>133
美学はどんなもんでしょうね。美術の術に着目すれば設計科学ですが、
鑑賞という側面に着目すると理論科学よりでしょうね。
138Nanashi_et_al.:2009/01/29(木) 12:45:46
今の図案だと生物と心が独立だけど、生物→心でいいんじゃね?
非生物である計算機の計算機能は、普通心とは言わないし、それはどちらかというと計算機科学とか情報学とかの領域のような。
139Nanashi_et_al.:2009/01/29(木) 16:02:18
それと、人工知能や人工言語は工学の範疇に入れておいていいと思う。人間が作るまでこの世に存在しなかった訳だし。
1401:2009/01/29(木) 22:09:42
ここはどうなんだろう。今考えたけど、生物の代謝と心の情報処理って何が違うのか?
物理的入出力であることは同じだが、いわゆる自己増殖やホメオスタシス「以外」の機能が
情報処理ということか?
そして器官としての脳があって情報処理すると心と呼べる、のか?
計算などは脳が行ってはじめて心の機能と呼びうる?
脳が行っていない(計算機や量子コンピュータなどの)場合は、同じ情報処理でも心ではない?
あと真正粘菌が迷路を解いているのは、これも情報処理だろうけど心とは呼びたくないなあ。

人工知能・人工言語云々はご指摘の通りですね。後で話が固まった時に対応します。
(といってもあまり大きな変更にならないけど)
1411:2009/02/02(月) 20:13:07
生物→心にしますね。
あと物理学→人工生命に直結していたけど、工学→人工生命なので、
直結を外します。
1421:2009/02/08(日) 01:12:21
TODOメモ
-人工生命・人工知能・人工言語が情報学・工学以後とすることによる、生物学・心理学・言語学の対応(近日中に対処)
-いわゆる設計科学系は全部工学以降としてよいのではないか(設計科学か疑いのある美学は心理学以降のままとする)
-心と社会と言語について。
--心は暫定的に脳のある動物以降とする。通説に従い、微生物や植物に心はないとみなす。
--社会の原点はどこまで遡れるか? 微生物の相互作用にまで遡る?
---その場合、時系列(赤線)的に社会→心となる。
--言語の主体はどこまで遡るか? あくまで心のある動物に限り、微生物間のシグナルは言語としない?
1431:2009/02/08(日) 01:21:27
-設計科学・美学・言語学は情報学以降。
何か意味のある情報が感動や技術や伝達をもたらす。
意味のない感動や技術や伝達というのは想像しがたい。
1441:2009/02/08(日) 18:36:31
-倫理と言語について
倫理はどう構築されるか。
コミュニケーションによって社会の利益というのが想定されて、それに向けて行動がなされるのか?
あるいはコミュニケーションがなくても互恵的利他行為は起きて社会の利益は達成されうる?
(社会生物学に踏み入ることになりそう)
145Nanashi_et_al.:2009/02/09(月) 15:39:18
建築学――建設学
    |-建築美術
    |-建築環境学
1461:2009/02/09(月) 20:22:20
>>145
それらは一応工学でいいような気がしますよ。
日本十進分類法二桁レベルから細分化するのはあまり好みません。
どうしても避けられないならやるけど。
1471:2009/02/09(月) 22:41:45
文化人類学だけど、文化は動物にもあるということにしようか。
学問上の分け方だと動物文化は生物学の範疇だけど、
対象で分けると文化を動物にも認めた方が自然なような気がしてきた。
(しかしそうすると大幅に変更が入るな。まあ必要ならやるまでだけど)
1481:2009/02/09(月) 23:01:36
それを言い出すと、性という対象も性科学の言う領分からさらに後退して、
生物学から直接生じることになるが、それでいいのか?
性科学は応用科学だから、対象にも技術的な要素が必要なのではないか?
性的な技術こそが性科学で問われており、性そのものは生物学の領分ということか?
149Nanashi_et_al.:2009/02/09(月) 23:10:03
一人寂しく乙
1501:2009/02/09(月) 23:23:27
>>149
協力してください。お願いしますよ。アイデア出すだけでもいいので。
1511:2009/02/18(水) 00:55:03
体系化の基準についてメモ
>>129でまとめた科学者コミュニティと知の統合委員会の分類に沿って、
技術系である設計科学は情報から派生するものとした。
(技術は心にとって意味のある情報である、という見方のため)
具体的には医学・薬学・工学・生活科学・農学・商学・性科学が当てはまる。
ただし間に何か入る場合はそれに従った。

なお、技術とは異なるものの、美・言語・政治も、
心にとって意味のある情報であるという見方に従い、
情報から派生するものとした。
1521:2009/02/18(水) 00:59:49
文化人類学の扱いについて
先月までは文化「人類」学であることに着目し、人類の持つ技術・制度などの終点として
文化人類学を位置付けてきたが、より汎用性を持たせるため、
「個体間で伝達継承される、後天的に獲得された行動」としての「文化」の特性に着目し、
「人の持つ能力を引き出したり、新たに身につけさせたりする活動」としての「教育」以外の矢印を外した。
1531:2009/02/18(水) 01:08:56
課題:学問の位置づけ
教育と学問って近接概念だけど別ものとして考えた方がよさそうだ。
学問は系統的・体系的知見の総体であり、教育するしないとは別の領域だろう。
しかしそうなると「学問」そのものを独立させて、どこか位置づけした方がいいのか?
(図案の中に妥当する概念がないので、新しく入れた方がいいように感じる。
文化とも哲学とも教育とも微妙に違うように感じる)
1541:2009/02/19(木) 00:07:25
本能と文化ということに興味がある。競争とか規範とか交換とか組織とか、
どこからが先天的な本能で、どこからが後天的な文化なのか。
(もちろん先天的は本能系のものが後天的な文化系に先立つ。
また本能であっても文化的要素があるものもあり、これは広義の文化系に含めてよいだろう)
1551:2009/02/27(金) 03:13:54
こんばんは。
論理学の勉強のために、NM法の大家・中山正和『演繹・帰納・仮説設定』を読みました。
内容は一言で言って「失敗した」ですが、いくつか考えさせられる点もありました。

簡単な説明。
心の情報処理のしくみは、
・本能的刺激反応
・学習
・イメージ記憶
・記号(コトバ)記憶
・論理(計算)
という階層があり、(用語は私が分かりやすいように言い換えている)
・演繹=論理→記号
・帰納=記号→論理
・仮説設定=本能→イメージ
という風になっているのだそうです。
どうやら仮説設定を論理学というより心理学的に説明しようとしたものらしい。
1561:2009/02/27(金) 03:14:48
まずダメなところから。

明らかにチャールズ・サンダース・パースと言ってることが違いすぎるので、
パース流の仮説設定の勉強にはなりません。
やはりパースの本を直接当たるしかないのだろうか。あるいはUSIT/TRIZとか。
これは私が悪かった。反省。

あと今西進化説の影響が大きいようで、どうにも気持ち悪い。
(まあ今だから言えることだけど。この本書かれたの昭和54年だしな)

あとそれ以上に仏教の影響が大きい。これは後述しますが悪いとは言えない面もある。

いいところ。

西洋科学と日本の経験の根底にある宗教文化が発想の違いを生んでいるという指摘。
具体的には日本は生き物的な本能を大事にするし、状況に従う学習的なところがある。逆に論理は苦手。
西洋は記号と論理ありき。
これは確かにそんなこともまああるだろうな。

あとKJ法について。キーワードを平面上に並べて何か似ていると思ったもの同士を集めて論理を作る。
これはマインドマップとかと親和性があって、発想法としてはうまいやり方かも知れない。
1571:2009/02/27(金) 03:15:24
課題。

中山の説だと物事の根底の論理があるのではなく、論理は心・宗教等文化・言語の上に生じたということのようだ。
物事を抽象化してはじめて論理や時間が生じると主張している。

そうか? 私が西洋風に毒されているからかも知れないけど、
論理抜きに時間・空間など物理的対象がどうやって存在できるのか想像もつかない。
法則は我々が観測しなくても抽象的に考えなくても実在するものであって、
だから、我々の観測や思考とは独立して、法則に従って現象が起こるのではないか?
法律と違って論理は我々は変更できないし、違反することもできないのではないか?
中山の論理は論理的な心の働きのことであって、論理そのものとは異なるのではないか?
158Nanashi_et_al.:2009/03/05(木) 02:05:14
応用科学の場合は対象と学問を分けるというのはどうか。
例えば性は原始的な生物にもあるけど、性科学は技術的なもので、対象と学問の間に開きがある。
医学や薬学もそういうギャップがありそうだ。
この図案はあくまで対象の関係を可視化する訳だから、それに誠実であるべきだ。
その上で応用科学は手段そのものを対象とは独立に分けると言うなら、分けるべきだろう。
その場合は応用科学は枠を四角く変えるとかして見やすくすると混乱を避けられるのではないか。
1591:2009/03/05(木) 19:08:13
掲示板、誰も使ってないので、削除しました。
応用科学の件は、もうしばらくお待ちください。
1601:2009/03/06(金) 00:16:55
一応知見は得られたからいいけど、今後は哲学板で質問するのはやめよう。
何かギスギスしているし、「話をする気はないから、とりあえず攻撃を甘んじて受けろ」というところがある。
1611:2009/03/06(金) 01:16:22
でもちゃんと答えてくれる人もいるので(ありがとう)、何事もほどほどのつきあいにしておくのが吉ということか。
162Nanashi_et_al.:2009/03/10(火) 01:53:16
論理学→数学→統計学→諸科学
1631:2009/03/10(火) 18:45:23
>>162
そうですね。その流れはほぼ鉄板だと思います。
164Nanashi_et_al.:2009/03/13(金) 00:54:12
体系化が大好きな人はそれはそれで大いに結構だが
体系化しないと我慢できない人は実社会生活で苦労する。
理系にはその手のニートが多すぎる。
1651:2009/03/13(金) 09:44:53
>>164
御忠告肝に銘じます。
1661:2009/03/18(水) 11:52:39
todo
層の理論に基づいて図案を作って来たが、原因結果や目的手段や全体部分は別の矢印にした方が見やすくなり誤解も減るのではないか。ロジックツリー的な発想。
1671:2009/03/18(水) 18:53:52
互恵的利他主義
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%92%E6%81%B5%E7%9A%84%E5%88%A9%E4%BB%96%E4%B8%BB%E7%BE%A9
進化倫理学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96%E5%80%AB%E7%90%86%E5%AD%A6
・他者へのサービスによる反射的利益という経済活動が
・感情や協力や裏切り者への制裁という倫理をもたらす
俺がムーアなら「自然主義的誤謬」というだろうが、そんなことに興味はない。
規範を創発するための何かはどうしても必要で、ムーアはその前提が何であるかに答えてくれない。
経済→倫理、というモデルはきれいに見える。
168Nanashi_et_al.:2009/03/23(月) 01:55:28
はじめて見たけど,君すごいね。
よくわからんが,とりあえずがんばれ。
1691:2009/03/23(月) 12:04:35
世界の構成要素とか層構造とかを暴いてやりたいという中二病ってありませんか? そんなスレです。
170Nanashi_et_al.:2009/03/24(火) 20:05:01
モデル化が終わったら俺にくれ。
ていうか、シムアースでも造ってくれ。
171Nanashi_et_al.:2009/03/27(金) 09:01:18
学問のしくみ事典を読めば図示化してあるし、それで済むと思うのだが
1721:2009/03/27(金) 11:34:49
>>171
それだ! そういう本が欲しかったんですよ! ありがとうございます。
Amazonで620円からなら安いな。買います。
1731:2009/03/27(金) 13:54:13
>>170
個人的な発想はむしろシヴィライゼーションの技術開発ですね。
「アルファベットによって筆記と法律ができて云々」みたいな。
1741:2009/03/27(金) 20:27:22
今考えると、「各存在を体系化しよう」で哲学板に立てればよかったな。
学問はとっかかりにすぎなくて、その研究対象がキモなんだから。
でも、日本十進分類法を見ると、学問で分けられているところが大きいから、
当面はこれでもまあいいか。
1751:2009/04/10(金) 00:54:42
修正。
-言語学と社会学の関係を言語学→社会学にした(コミュニケーションによってはじめて他者の行動を変えうる)
-経済学と倫理学の関係を経済学→倫理学にした(互恵的利他主義と規範)
-軍事学・行政学・法学の修正

ところで、軍事学と行政学の関係について判断を保留しているところがあります。
一定の領土を統治する政府は農耕以降の存在で、戦争はチンパンジーと分化する頃からあった訳ですが、行政の成立に軍事は必要だったのか?
行政の根拠を人口維持能力と領土領有に限れば、軍事とは因果関係を持たない、独立としてよい。
そうではなく軍事がなければ政府はありえないという説があるかも知れない(何か知っている人がいたら教えてほしい)。
176121:2009/04/16(木) 09:01:48
論理学→数学→統計学→諸科学

論理学は数理論理学の事?
統計学は数学の一部では?
さらに、統計学を数学の中の確率論で支える流れは分かるにしても、
実際の問題を確率扱いするには、直接確率として捉えるか、
力学モデルを構成して、数学の一部のエルゴード論を通して
確率扱いします。
実際、文系の学問が定量化可能性を前提に構築されてないと思う。
んで、構造主義方法論+現象学→諸科学(主に人文科学)では?

と、学問(人間の運用する言葉の体系)分類視点でコメントです。

西洋哲学の中の現象学が、対象を認識し文節する学問になっています。
対象を認識するのに重要です。
認識と同時に関係性も見てしまいます。厄介です。

外部世界の実体を仮定して対象を分類するにしては、
学問を使うのには統一性が無く弱々しいので、
久々の書き込みですが以降、傍観になります。
1771:2009/04/17(金) 09:39:42
>論理学は数理論理学の事?
そうですね。「数学は論理学に基づく」と言った場合の論理学は、
第一義的には数理論理学を想定しています。

>統計学は数学の一部では?
日本十進分類法上の分類では別なので、それに従いました。

>外部世界の実体を仮定して対象を分類するにしては、
>学問を使うのには統一性が無く弱々しい
そこはつきまとう問題ですね。今猛烈に悩んでます。
学問はいい指標にはなるが、学問で分けるのがいつもいいとは限らない
(哲学は方法論のもので、対象はたくさんある)。どうしたものか。
考えがまとまるまでしばらくお待ちください。何かアドバイスがあればなお嬉しいです。
1781:2009/04/17(金) 09:44:48
そこで現象学か。フッサール・メルロポンティ・レヴィナスあたり?
1791:2009/04/29(水) 13:14:03
修正。
-人類のみに見られるものは人類学の時間的後(赤)にした
--哲学・宗教・行政・文学・歴史
-経済→教育
-軍事→行政
-農業→財政
1801:2009/05/02(土) 23:49:03
技術と規範は同じ社会の利益を目的としているが、両者の間に直接の因果関係はないように見える。
それとも何か因果関係があるのだろうか? 動物で何かそんなのが見られるかしらん?
1811:2009/05/04(月) 02:41:51
今後の目標ー。(こんな時間まで起きてるんじゃねえや)

複雑な要素が混ざっているものは分解した方が分かりやすい。
よって「研究領域」の下位に「要素」を設け、そのさらに下位に要素を羅列する。
たとえば「工学・技術=社会+利益+目的+技能」みたいに。
1821:2009/05/26(火) 19:42:07
修正
-倫理学に生活科学・性科学の要素を加味した
(一般的に倫理は生活・性に関する規則を含む)
-工学を社会と経済の間に移動した
-財政を経営と行政の間に移動した
(一般的に財政はバンド・部族が首長制・国家に発展している過程でのプレ行政の一つである)
-軍事・財政→行政
1831:2009/06/18(木) 18:19:10
修正
-「学問」「科学」追加
これは何らかの対象があるのではなく、そういう方法論があるよ、ということで、その方法論を対象として見たものです。
-「図書館学」「考古学」「民俗学」「民族学」「家政学」「環境学」追加
環境学は日本十進分類表の外なのですが、生活科学・家政学を論じる上で必要だったので、あえて加えました。
1841:2009/06/22(月) 20:56:54
幼稚園、小学校、中学校、高等学校の指導要領を見て得た知見。
・道徳教育では初期から崇高の概念を取り入れている。
崇高とは美や宗教の概念なので、美・宗教→道徳、といえるのではないか?
・娯楽、スポーツ
日本十進分類法では芸術に含まれているが、何か感覚的に別もののような気がする。
また、スポーツは医学と関係がありそうだが、どちらが後先ということはないように見える。
・福祉
高校の看護・福祉教育では福祉という概念がある。よく知らないので調べる。
1851:2009/06/22(月) 23:35:58
TODO
Graphvizで日本語を使えるようにする
対象をひとまとめにできるのなら「学」を外す
行政以前のもの(警察・危機管理・外交・労働・産業・金融)を扱う
商業以前のもの(会計)を扱う
1861:2009/06/22(月) 23:46:38
感情→美学、娯楽
技能→工学、農学、医学、性科学、薬学、軍事学
産業→農学、商学
危機管理→軍事、警察、消防→行政
1871:2009/06/23(火) 20:36:47
増えた要素に対応しました。
何か絶望的に見にくく(醜く)なってきたんですが、どうすればいいんだろう。
あと日本語になりません。どうしてくれよう。
あと今の段階で「学」外すのすごい手間。どうしよっかなー。
1881:2009/06/24(水) 20:02:09
「学」を極力外しました。

あと、青線を導入しました。
例えば、国家には国民国家・市民国家・社団国家・宗教国家などありますが、
民族(国民)・法(社会契約)・組織(社団)・宗教→行政(国家)、という風にしました。

黒線との違いは、必要とは限らないけど要素の一つである、という感じです。
民族は国家の要素だけど、常に前提であるとは限らない(国民国家でないものもある)。
そういう要素を表現する場合に青線を使います。
1891:2009/06/30(火) 22:25:22
民族国家や社団国家みたいに一般的とは言えない形式を要素にするのがどうしても気持ち悪いので、
今一次的に行政の前提から民族や産業を外しています。
今エルマン・R・サーヴィス(有名なバンド・部族・首長制・国家の社会進化理論を打ち立てた人)『民族の世界』をamazonで取り寄せ中なので、
その本読んで考えがまとまったらまた何か直します。
1901:2009/07/01(水) 12:03:57
青線は、ある項目がある項目の前提の一部であって、前提全体ではないときに使っています。

で、黒線赤線と青線のルールを策定しました。
黒線赤線で重複がある場合は、直近の項目を尊重して他の矢印は省略する。
青線で重複がある場合は、最初の項目を尊重して他の矢印は省略する(ある項目がある項目の前提全体であるように)
そうして省略しきった後の青線と黒線赤線の間で重複がある場合は、直近の項目を尊重して青線は省略する。
1911:2009/07/01(水) 12:04:59
詳しくは「ルール」のページにまとめました。これで因果関係の正確性が増すと思います。
1921:2009/07/14(火) 00:11:46
青線のルールをまた変えました。
あと民族学の本を元に手直ししました。
1931:2009/07/24(金) 00:22:42
すみません。青線を入れると訳わかんなくなるので、ローカルのソースの青線部分を一時的にコメントアウトしました。
要するにやりたいことは部分全体関係なんですけど、これと因果関係を組み合わせると優先順位(因果関係と部分全体関係が競合した時にどちらを優先すべきか)が分からなくなって…
積み木を下から組んでいく時に、ハノイの塔のように下の大きな素材から上の小さな素材を積み上げるという「因果関係」の部分と、
いくつかの柱によって上の階が支えられているという「部分全体関係」を共に表現しなければならないのですが、何か今うまくいってません。
うまいやり方を考えるまでアップはナシということで。しばらくお待ちください。
1941:2009/07/24(金) 21:18:15
複数の要素に支えられている部分全体関係でも、「AND」と「OR」があるな。
国家の様々な形態(宗教国家、民族国家etc)と要素(宗教、民族etc)は、どれか一個だけあればよくて他は要らないから「OR」。
逆に全部必要なのは「AND」。こっちは普通の黒線に置き換えればいいはずだ。
そうなると「部分全体関係」ではなく、「OR」=「どれか一個あればよい因果関係」とみなすべきということか。
結局全部因果関係のバリエーションで表現できそうだ。
1951:2009/07/25(土) 22:11:44
青線に関するルールを絵入りで策定しました。(詳しくはルールをごらんください)
多少難解ですが合理的になっているはずです。
それとともに図案14を作りました。
1961:2009/08/23(日) 10:03:36
Graphvizのスレで日本語化の仕方を教えてもらいました。
http://pc12.2ch.net/test/read.cgi?bbs=software&key=1250773233
これに従い図案15を作りました。やはり日本語で見えるとだいぶ違いますね。
一応外国人がここ見てるかどうかわかりませんが、日本語版と英語版両方貼っておきます。
1971:2009/11/22(日) 21:04:51
青線の省略をやめて、黒線・赤線以降は全部表示するようにしました。
省略すると使い物にならなくなってしまう恐れがあるので。
(倫理は政治と経済の規範を含むが、政治が経済に先んじることをもって経済からの影響を省略すると見た時に経済からの影響が分からなくなる)
198Nanashi_et_al.:2009/12/27(日) 00:45:02
ひそかに応援してます!
1991:2010/01/12(火) 21:02:01
メモ
人類以前・人類とパラレル・人類以降の基準について

人類以前:
ヒトにある・サルにある
例:軍事(集団間での殺害)
文化(継承される行動様式)
娯楽(遊び)
医療(タンザニア・マハレのチンパンジーはキク科の薬草で虫下しをすることが知られている)

人類とパラレル:ヒトにある・サルにない・トリやアリにある
例:美・芸術(ニワシドリの営巣における青色の選好)
労働・農業(ハキリアリのキノコ栽培)

人類以降:ヒトにある・サルにない・トリやアリにない
宗教
報道・歴史
2001:2010/01/12(火) 21:45:45
新年の抱負

-美と娯楽と芸術の関係を整理する
『西洋美学史』では全部独立とされていたが、ニワシドリを見ていると芸術はやはり美の影響が大きい。
ただし美しくない芸術(例えばコンセプチュアルな)が現にある訳で、やっぱ青線(含む)でつなげた方が合理的か。

-薬学と医学・農学・工学・美学
薬品とは、精製あるいは配合されて何らかの用途に利用可能な状態とした化学物質のうち、少量で使用するものをいう。
じゃあ何に使われるかというと、
--医薬品(医学)
--農薬(農業)
--試薬(手続き的な意味での科学。でもこれを認めると何でも科学に含められることになってしまう)
--工業用薬品(工業)
--顔料・塗料(芸術)
--超自然的儀式(宗教)
いずれも決定的要素ではないので(医学技術には薬以外のものも沢山ある)、全部青線でつなげることになるはず。

-科学・学問に何でも入れるか?
科学・学問を独立させたのはこれらが対象ではなく手法だからで、研究対象が手法を決定しているのでない限り、つなげるのはやるべきではないと今は思っている。

-宗教と芸術の関係
アルタミラやラスコーを念頭に置いている。
ニワシドリは芸術を行うが宗教は行わない、ヒトにのみ両者の結合がみられる。
芸術→宗教(青線)、ということになりそうだ。

-青線の基準
あくまで当初の目的では「AはBを構成しているが他の要素もある」ということを言いたかった。
だが、AがBの構成要素である「と同時に」BがAの構成要素であるという場合もあり、極力これを排除していかないと、何でもかんでも関係があるだけで青線でつなげることができてしまう。
あくまで「AがBの構成要素である・論理的または歴史的に先行する要素の一つである」と言えないとダメということにしたい。
2011:2010/01/12(火) 22:13:17
農薬はハキリアリは使わないか。
アズマドリが使うのは花や果実で、顔料や塗料じゃないな。
薬品と農業・芸術を直結させるのは人類が介在している場合に限られるからやめよう。
2021:2010/01/13(水) 05:11:15
上の全部反映させました。こんなことしてないで寝ろよ。何徹夜してやがる。

それと、美や芸術と人類の関係を近いうち整理します。
何かというと、デズモンド・モリスがチンパンジーのコンゴに絵を描かせた話があるんです。
それで、サル一般は美的感覚があるのか、美的表現をするのか、というところに興味があります。
例えばニワシドリやカラスのように、何か食料・道具以外のものを、同一カテゴリで収集する癖があったら、パターン認識的な美的感覚がありそうだ、と言えそうです。
サルの芸術というとイメージが湧かないけど、何かあるかしら?
示威行動以外で人類に教わらずにダンスして誰かに見せるなら超面白い(となると身体的な芸能が人類以前にあったということになるから)。

ということで関連書であるドゥ・ヴァール『サルとすし職人』をアマゾンで通販しました。
中古なので送料込みでも1000円でおさまったので。
手元に届いて読んだら何か反映すると思います。
203Nanashi_et_al.:2010/01/14(木) 02:28:32
【科学】ハトも絵の巧拙が認識できる
http://sankei.jp.msn.com/science/science/090622/scn0906220931001-n1.htm
2041:2010/01/22(金) 18:53:41
ボノボの扱いで色々考えている。
チンパンジーとボノボの分岐は、ヒトと彼らの分岐より新しいので、
ヒトとチンパンジーが共有していてもボノボと共有していない性質は、
ヒトとチンパンジーがおのおの独自に獲得したと考えるべきだ。
ヒトとチンパンジーは戦争するが、ボノボはしないので、
戦争という性質はヒトとは独立のものとして考えるべきではないかと考え直しているところです。

あとwikiで「社会集団」で検索したら、チンパンジーにも言語的民族があるという。
ボノボはどうなんだろう? 特にないのだとしたら、民族もヒトとは独立?
2051:2010/01/24(日) 20:50:59
ボノボのデータは少ないので、とりあえず後回しにします。
ヒトとチンパンジーに共通していればヒト以前でいいとします。

人類以前(チンパンジーにある性質)
芸能(レイン・ダンスと呼ばれる集団的な踊りがある)
民族(言語的社会としての。文化や歴史や宗教は捨象する)
労働(道具使用と価値あるものの生産。利己的であってよい。アブラヤシの実割りなど)

人類とパラレル(チンパンジーにはないがその他動物にある性質)
歴史(ナミビアのゾウは世代間で水飲み場の位置を記憶している)
技術(他の個体の利益となるスキル。ハキリアリの栽培など)

人類以降:
工業(チンパンジーの道具使用)

これはメモなので、反映はもうちょっとまとまってからにします。
2061:2010/01/24(日) 21:35:58
言葉が足りなかった。チンパンジーの道具使用は個人的なもので社会の利益じゃないから工業じゃない、と言いたかった。
2071:2010/01/25(月) 00:44:34
大規模な改修が入りました。
・技術→経済ではなく経済→技術とする(経済が目的であり技術は手段である、利他的行動をしている種で何らかの技術を持っている種は実際には少ない)
・一般→個別とする(歴史→考古学・ジャーナリズム、産業→農業・工業・商業)
・遊びや美は文化の影響を受けるので文化→(青)→娯楽・美
・上に書いたことの反映
2081:2010/01/25(月) 00:56:14
TODO:ボノボの本を買う
ボノボの文化とチンパンジーの文化(とヒトの文化)を比較して、共通の要素と独立の要素を抜き出して、図案に反映させたい。
最初は性科学をヒト以前にすることも考えたが、性科学はヒトが医学などを元に開発したものだし、ボノボが多様な性行動を行うからといってヒトの性科学と関連付けるのは無理があるような気がするのでやめておく。
2091:2010/01/25(月) 20:34:16
TODO:チンパンジーの民族誌的研究の本を読む(ボノボの本と一緒にamazonで買った)
生物学では民族とはどういう定義か(言語のみならず文化を含む立場があるか)
生物学では文化とはどういう定義か(社会的に学習された行動のみならず生活を含む立場があるか)
歴史と民族の関係(最新の図案では廃止したけど復活させるかも知れない)

かねがねかねがねえ。四月から就業が決まっているのでややマシになるが、
稼いだ金の大半は実家に入れなきゃならんので、本を買うお金は相変わらずそんなにはないざんす。
2101:2010/01/30(土) 20:15:17
農業と社会福祉の前提として狩猟・採集・漁労を入れました。
アリやイヌやチンパンジーは食物分配を行うので、それは社会福祉の原型ではないか、という。
(生産的な)農業と食糧分配を同時にしているのはヒトとハキリアリしかいませんが、
ヒトとハキリアリは関係ないので、厳密さのために農業と狩猟・採集・漁労を分ける必要性があるな、と思った次第です。
2111:2010/02/08(月) 01:02:04
狩猟・採集・漁労を産業に含むか、生産かどうかで悩んでいる→じゃあ同じ資源消費である鉱業は産業じゃないの?
ということで、鉱業を増やした方がいいんだろうなあ。
鉱業は資源、工業は付加価値なので、鉱業→工業。
チンパンジーやボノボがアブラヤシ割り石器などを他者に提供しているという証拠がないので人類以降ということになるだろう。
商業には農業における狩猟・採集・漁労や、工業における鉱業みたいなルーツが存在しない?
2121:2010/02/08(月) 01:28:57
ところで作っておいて何だけど、このモデル何の役に立つんだろう? まあそれを考えるのが俺の仕事だけど。
ある上部構造(や結果)を見る時に、下部構造(や原因)に注目することで、下部構造の変化が上部構造に反映されるということを言いたいのか?
新しい唯物史観を作っているだけか? 車輪の再発明みたいなことをしている?
普通は上部構造と下部構造は密接に絡み合って、どっちが変化しても他に影響を与える訳だ。下部構造が上部構造を決定しているという言い方は曖昧すぎる。
元々の着想はマイケル・ポランニーとかの創発だが、もう一度読み直すべきかな。
2131:2010/02/08(月) 03:01:54
外人に分かるように文章を考えてみた。これをFrontPageの上の方に書くつもり。

For English(I'm Japanese, so perdon me if this text is some wrong)
(英語圏の皆さんへ。俺は日本人なので変な文章だったら笑って見逃してください)
This wiki may be associated with Michael Polanyi's emergence or Ludwig von Bertalanffy's general systems theory or such things. (Of cource I must KNOW what I REALLY AIM TO.)
(このwikiはマイケル・ポランニーの創発とか、ベルタランフィの一般システム理論を連想させるかも知れない。もちろん本当は自分が何を目的としているか分かってないといけないんだけど)
I want to draw directed graph for "systemize each learning"(this is the Japanese wiki's name in English).
(私は『各学問を体系化』(これがこのwikiの名前です)する有向グラフを作りたいです。)
2141:2010/02/08(月) 03:02:44
there are many arrowed lines.
(沢山の矢印があります。)
-Black : from subsystem to system (ex.physics -> chemistry)
(黒:サブシステムからシステムへ。例:物理学->化学)
-Red : from past to future (ex.human being -> religion)
(赤:過去から未来へ。例:人類→宗教)
-Green : from general to particular (ex.industry(sangyou) -> agriculture,industry(kougyou),commerce)
(緑:一般から特殊へ。例:産業→農業、工業、商業)
-Blue : from essential part to entity (ex.physics,earth,life(seimei),society,economics -> geography)
(青:本質的な部分から全体へ。例:物理学、地球、生命、社会、経済→地理)
-Yellow : from nonessential part to entity (ex.education -> culture)
(黄色:非本質的な部分から全体へ。例;教育→文化)
2151:2010/02/08(月) 03:04:07
[[図案]]: There is directed graph in English and Japanese, and source code written in "GraphViz" grammar. If you can use the freeware for directed graph "GraphViz", these source codes will usable.
(図案には英語と日本語の有向グラフと、GraphVizの文法で書かれたソースコードがあります。有向グラフ用フリーウェアGraphVizが使えたらこのソースコード)

I hope it will be something material for further discussion about emergence or general systems theory. Anytime, anywhere. If you want, prease use it.
(私はこれがどこかで創発や一般システム理論の議論のたたき台になることを期待しています。よろしければお使いください。)

こんな感じ。(もうねなさい)
2161:2010/02/08(月) 03:05:19
>>215は、正しくは「このソースコードは使用可能です」と言いたかった。
217Nanashi_et_al.:2010/02/09(火) 01:03:47
俺も英語には自信がないが

wikiのページは1ページでしたっけ?だったらpagesとか関連するところを単数形とか三単現とかに直してください。

For English speakers: because of I'm Japanese, so if you find something wrong in my English,
please pass it or contact me.

You may find common parts with Michael Polanyi's "Emergence" or Ludwig von Bertalanffy's "General System Theory"
or something like those (But I don't know what realy I want yet).

The origin of the idea for these pages, I want to make clear dependencies of all study areas
by using directed graph (I explain I use what kind of dependencies bellow).

There are many kind of arrowed lines which represent types of depenencies in this graph.

-Black: from subsyste to system (ex. Physics -> Chemistry)
↑これ、一般の認識では逆なので、補足説明が必要だと思う。

-Red: Historical relation: from past to future (ex. Human being -> Religion)
-Green: from general thing to particular thing or from abstract to concrete
(exx. industry(abstract level) -> agriculture, industry(particular level), commerce)
-Blue: from essential component to entire
(ex. Physics, Earth, life(not every day life), Society, Economics -> Geography)
-Yellow: from non-essential component to entire
(ex. education -> culture)

[図案1] There are bi-lingual directed graphs (English and Japanese), and source code written in "GraphViz" grammar.
If you can use it, you can use these source code on it.

I hope these my works will become a example for further discussion about "Emergence" or "General System Theory".
Please use my works freely
2181:2010/02/09(火) 22:19:43
>>217
うわー! ありがとうありがとう! かなりニュアンスも含んで情報量が上がって分かりやすくなっている!
そうそう、dependencies(依存関係)という言葉は入れた方がグッと分かりやすくなりますね。

サブシステムとシステムは、サブシステムはシステムありきの概念だってこと? うーむ。そうですね。
要するに階層構造(ヒエラルキー)のことを言いたい、「下」→「上」と言いたいのだけど、どう表現したものだろう。
スペースアルクの英和辞典で調べているけど、

-Black: Hierarchical relation: from low order -> high order
(黒:階層構造関係:下位から上位へ)

で暫定的にGOします。が、何か他にいいのありましたらご指導賜りたいと思います。
219Nanashi_et_al.:2010/02/10(水) 00:19:01
サブシステムとシステムは別にいいような気もするな
化学の構成要素として物理学があるってことでしょ?
全然おkな気がする
>>217が何を考えてたのか知らないけど

しかし、subsystem, systemという表現はどうだろ、そっちの方が気になる
2201:2010/02/27(土) 00:15:39
分類の尺度
-学問で分ける
-哲学で分ける(存在論):事柄や精神に関する
-福祉国家の機関で分ける(消費):福祉国家に関する
-(追加)民法で分ける(物権・債権・相続):福祉国家以外の社会に関する
-性で分ける(性愛):上記でもフォローできてないから必要

そういう訳で修正色々。

・まず民法的概念を導入しました。
福祉国家だけが社会じゃないのですが、その福祉国家じゃない社会を描くとなると、民法は有益な情報源でした。

・あと福祉国家系では消費(消費者庁)、性系では性愛を追加しました。
性と性科学の間に性愛を入れないと気持ち悪いのと、家族や暴力や外交を説明するときにこの方が適切かと思ったから。

・自己・他者の概念を導入しました。
哲学や発達心理学ではものすごく色々言われる領域で、絶対外人が「これがないのはおかしい」と突っ込むところだと思ったので入れました。
突き詰めると生物の定義や免疫系の話になります。哲学や発達心理学の話にはなりませんでした。

・色々気持ち悪いところを直しました。
-言語周辺概念にコミュニケーションを追加
-社会周辺概念に人間関係を追加(人間関係は線、社会は場。前述の物権債権や性愛、そして政治に影響)
-組織周辺概念に所属集団を追加(政治・経済・倫理のない「わたしたち」「あなたたち」「かれら」などの集団。外交に影響)
2211:2010/03/27(土) 21:43:36
・自己・他者を廃止。あまり哲学系の概念は入れない方がいい。粒度が散漫になる。
・会計と企業の関係を整理。企業→会計としていたが、会計はシュメールからあり、企業はローマ以降なので、関係は独立とした。
2221:2010/03/28(日) 00:21:09
うーむ。企業はソキエタス(合名会社)のことを考えていたけど、
継続的な個人商店も企業なんだよな。これなら商人即企業。
で、企業→会計でよかったことになる。
2231:2010/03/28(日) 08:22:01
やっぱ企業・会計・金融は今のところ何とも言えないので独立にしておく。
2241:2010/04/21(水) 20:21:38
ちょいちょいと直しております。(先月書いた企業・会計・金融とか)
就職してから碌にメンテしてないです。今仕事以外の思考能力落ちてる感じです。まあ慣れるまで待つさ。
2251:2010/05/30(日) 23:21:08
「労働・医療>(非本質的な依存関係)>倫理」というのを考えていたが、没にした。

たとえば人類は医療倫理や労働倫理があるが、
動物の世界の医療や労働は、チンパンジーを見ると、
薬草飲んだりナツメヤシの種割ったり利己的なものだ。

ハキリアリは群れのために労働(農業)をして、
農薬(抗生物質)を使うので、何かルールがあってもよさそうだが、
それはヒトとは関係ないので、関係ない。
2261:2010/05/31(月) 00:52:59
進化に沿ってヒトを考えたい。

・霊長類が社会性を獲得したのは真猿類以降。
・ヒト上科ではテナガザルは家族がある。オランウータンは社会性に乏しい。
・ヒト亜科ではゴリラは家族があり、メスとオスが交代で子育てする(分業がある)。
TODO:家族が組織であるとは限らない? 子育てはメスだけが行う場合、これはメスだけが労働している訳で、組織とは言えない?
・ヒト族ではチンパンジーやボノボがいる。
チンパンジーは教育がある。戦争をする。美的感覚があり、よく遊ぶ。

あんまり変えなくてもいいような気がするが、つがい・子育てによって定義される家族は、果たして労働組織と言えるかがちょっと疑問。
直すとしたらそこだろうな。
2271:2010/05/31(月) 01:05:32
ああでも
-wikipedia 家族_動物の例
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E6%97%8F#.E5.8B.95.E7.89.A9.E3.81.AE.E4.BE.8B
>配偶ペアが長期にわたって維持される例はあるが、それだけを以て家族ということはない。
>また、単独の親が子育てする例もこれを家族と言わない。
働く者が一人だけでなく、両親で働くから、組織でいいということか。
2281:2010/06/06(日) 22:07:09
ああそうか、むしろ子育て→家族、なんだ。
家族は霊長類ではゴリラ以後だけど、子育ては広範に見られるしな。
ちょっと今日は直している余裕ないけど、後で何とかしよう。
2291:2010/06/07(月) 00:25:17
教育についてだけど、ヒト以降か、チンパンジーにも見られるか、意見が分かれる。
ヒト以降、となると、モデルをちょっと大直しせなならん。どうしようかな。
2301:2010/06/10(木) 00:03:58
西田利貞『人間性はどこから来たか』を読み返す。

チンパンジーの教育についてはクリストフ・ボッシュが報告していて、
母親は子供に石器で種を割る方法を教えることがあった、とのこと。
この事例は極めてまれなもので、数年中二回しかなかった。
ほとんどの親は子供に作業場を開放してやりたいようにやらせている。

教育には奨励の教育と禁止の教育があり、
前者は霊長類では今言ったようにごくまれだが、
後者はチンパンジーやニホンザルで見られるという。
(私が見たのは林原類人猿研究センターのチンパンジーの育児の件)

おそらくヒトとチンパンジーとボノボが分かれた時、
禁止の教育は既にあり、共通だったと考えられる。

昔読んだ小説で、祖父が師として剣を教えた孫がいて、
その父は息子の剣にダメ出しして矯正していく、という話があった。
結果その子は最強の剣士になっていくんだけど、
こうなるとこの子の剣術は、奨励の教育と禁止の教育による、技術的な文化だ。
そういう禁止の教育というのも教育の一種だと考えねばならない。
2311:2010/06/10(木) 01:20:45
困った。
何か図案にjpg貼り付けたら表示上閲覧できなくなっている。
ダウンロードしてローカルで開くと見えるが、これじゃ困るぜ!
2321:2010/06/11(金) 00:08:07
あっ、今見たらちゃんと画像表示されてる。どうしたんだろう。
俺のFirefoxのキャッシュがおかしくなっていたのかな?
それともwikiwiki.jpの不具合? まあとにかく見られるようで何よりです。
2331:2010/07/16(金) 00:54:17
パソコンがクラッシュしたのでしばらくお待ちください。おのれー。
あとwikiwikiでは500kbの画像は貼れないようなので、アップローダーを借りました。気が向いたらご利用ください。
2341:2010/07/19(月) 23:35:39
すみません。uploaderのパスは"scholarsys"です。
また、何か今画像ファイル閲覧できなくなってます。なぜえ!
パソコンが直るか、最悪でもデータ吸い出したら(バックアップはあるが最新じゃないので今直すのは無駄が多そう)、いろいろ直します。
2351:2010/07/23(金) 20:58:49
今の問題点:画像とwikiが大きくなりすぎて可読性が悪い

対策1(画像):図を二分割する(人類以前、人類以後)
これで容量が大きすぎて見られないということはなくなるはず。

対策2(wiki):日本十進分類法に準拠している項目(学的なもの)と、
民法(人間関係・社会)に準拠している項目、
憲法(個人-政府間、政府)に準拠している項目、
祉国家の省庁や各種団体など、(社会-政府間)、
性的なもの、宗教的なものなどで項目をまとめる。
目次をまとめるだけでもかなり違うはず。

パソコンが戻ったら直しますが、大変そう。
2361:2010/08/01(日) 09:42:52
すーみーまーせーんー。パソコンがクラッシュしてデータも死んでいるので、wikiから原稿引っ張ってきています。
(もちろん原稿のバックアップはUSBにあるけど、一ヶ月前なので日時が変わっているものは入れ替えなならん。それもかなり直しているので面倒)
(今後は一週間ごとにバックアップとらなならん)
wikiwiki.jpにはエクスポート機能ないように見える。困るぜ!
2371:2010/08/01(日) 21:11:51
なんとかバックアップとったどー!
238Nanashi_et_al.:2010/08/06(金) 02:07:13
新パソコンが来たので心置きなくGraphVizで作業ができる。よかったよかった。

TODO
1:社会と公共、政治と権力、生活と生活スキル(生活科学)、家族と家事(家政学)を分けたい
2:今空ページになっている用益物権、担保物権を埋めたい
3:福祉国家の省庁で、内閣官房(参謀・スタッフ)を作る
4:民間職種を整理する。今のままでは見づらい
5:図を人類以前と人類以後に分ける
2391:2010/08/06(金) 02:08:19
それはそうとtwitterで紹介してくださった方や、
wikiのコメント欄に書き込んでくださった方がいらっしゃいました。
ありがたいことです。
2401
見落としがない限り、本日、とりあえず出来ました。
今まで聳え立つ糞でしたが、完成したのでとりあえず形にはなりました
(今も聳え立つ糞でないとは言いませんが)

あと、ファイルがでかすぎるので三分割しないと載らないので、
やむをえず三分割しました。
三枚切り取ってつなげてお使いください(面倒くさいよなあ)。