有機FET

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11 ◆bpb3axkw :01/11/26 20:32
先月(2001年10月)、NatureとScienceに続けて掲載された、
Bell研の分子の自己集合技術を使った有機FETに
ついての情報ギボンヌ。

この分野で、アメリカの研究者と勝負をしようと
されている方多いと思います。プレプリントや
追試の情報ございましたらお願いします。

ちなみに、去年Bell研が発表した、有機FETにおいて超伝導が
発現するという件に関してもご存知のかた情報下さい。
一説には、Bell研以外での追試はことごとく失敗しているとか。
最近では、Bell研のマジックマシーンとゴッドハンド
が必要であるとの疑いが持ち上がり始めている
というのは本当なのでしょうか?

いくつかリンク
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20011018301.html
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20011019307.html
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20011112302.html
21 ◆bpb3axkw :01/11/26 22:25
全く反響がないので幾つか
自分でリンク。

FET構造を用いた分子素子における革命など。
http://ttf.pc.uec.ac.jp/condmag/Pages/gogai.html

C60のFET構造における超伝導。
http://www.appchem.t.u-tokyo.ac.jp/appchem/labs/kitazawa/SUPERCOM/48/48_2.html
3Nanashi_et_al.:01/11/26 22:39
2chよりも身近な研究者に直接きいたほうがよい
これ定説
41 ◆bpb3axkw :01/11/26 22:52
時々2chはROMっていたのですが、
書き込むのははじめてでした。

>>3さま

2chは日本1よく見られているそうなので
理系板なら相当な反響だろうと期待して立ち上げたのに…。

確かに、周りのスレッドとは
話題が違いすぎる気がしてきました。

でもくじけません。
情報ある方お待ちしてます。
5Nanashi_et_al.:01/11/27 00:38
>>1
もし良ければ素人にもわかるように、解説してください。
6Nanashi_et_al.:01/11/28 19:25
FETドープの超伝導について。

じぶんの知る限りでは、、
追試をいくつかやってるとこはどこも再現しないみたいね。
ベルのポスドクの何とかさんのゴットハンドじゃなきゃ実現しないみたい。
71 ◆bpb3axkw :01/11/30 14:16
5>>さま

FET構造は、おそらくご存知だと思われるので、

ここでは、私が、この論文で、一番判らない(あやしい)と思って
いることについて書きます。

彼らの、有機FETの特徴はチオールという分子の単分子膜を
SAM(Self-Assembled Monolayers)技術を使って作成し、
その上に、金を蒸着して、電極としたところです。

しかし、考えてみてください、LB膜や、その他単分子膜を
研究されている方は、納得していただけると思いますが、
たとえ単分子膜を作成したとしても基本的には穴ぼこが
結構空いていると思われます。しかも、彼らはその単分子膜の上に
金を蒸着したと言っているわけです。

そんなこと簡単に信じれますか。
私などは、ただ電極が導通しているだけじゃないのとか
思ってたりします。

ちなみに、超伝導に関しては、私も素人で
どなたかにレスいただきたいです。
8Nanashi_et_al.:01/11/30 17:17
SAMはうまく分子を選べばかなり緻密にできるんだが
9Nanashi_et_al.:01/12/01 01:59
ポリチオフェンの方はアルキル鎖を規則的に揃えたやつを使ってるんだよね。
売ってるみたいだけど、結構高い。最近使ってる論文結構あるね。
JACSに載せてたのは誰だっけ?儲かってそうだな。

8さんもいってるとおり、SAMは結構やりようによってはうまくいくようだよ。
まー、相当の熟練が必要なことは間違いないが。

リンクで見たらshonってまだ若いんだね。やるなあ。
101 ◆bpb3axkw :01/12/01 02:47
111 ◆bpb3axkw :01/12/01 14:00
たった今、

物理板に
「フラーレンの超伝導」
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi/sci/1003475962/l50

という関連スレがあることに気付きました。

また、関連してしないのですが
物理板に
「強誘電性液晶の発現機構」
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi/sci/1006761340/l50

という私が立てたスレッドがあります。
こちらの方もぜひ覗いてやって下さいませ。
121 ◆bpb3axkw :01/12/01 14:25
>>8さま、>>9さま
レス有難うございます。

わたしの知りたい情報はまさにそこにあり、

どのような分子が最適で、どのようなやり様が必要なのか?
ということです。

ちなみに9さまのおっしゃるschonの写真は
http://www.bell-labs.com/news/2001/october/17/1.html
にあります。

またshconをサイエンスのWebで
検索すると

http://www.sciencemag.org/cgi/search?volume=&firstpage=&author1=schon&author2=&titleabstract=&fulltext=&fmonth=Oct&fyear=1995&tmonth=Nov&tyear=2001&hits=10&sendit.x=0&sendit.y=0

のような論文が引っかかります。
131 ◆bpb3axkw :01/12/01 17:07
12>>でリンクしたものと
見かけは似ていますが
中身は異なります。少し新しいです。

http://www.bell-labs.com/news/2001/november/8/1.html
14Nanashi_et_al.:01/12/01 17:58
たとえば単純なアルカンチオールでも水溶液中のイオンを
完全にブロックするくらいの状況には割と簡単にできるようだ
この上に蒸着するとなるとちょっと問題だろうけど
昔ポリイミドのLBで絶縁膜作ってMIM構造を作ったってのも
あったよなあ
あれはどうやってたんだか覚えてないが
ステアリン酸鉄なんかは,適当に溶かして塗るだけでもかなり
緻密な単分子膜にできるよなあ
151 ◆bpb3axkw :01/12/01 18:47
14>>さま
レス有難うございます。
ぜひ、論文探して読んでみます。

ちなみに、MIM構造に関して、ご存知ない方のために
幾つか検索してみました。

http://www.sharp.co.jp/products/lcd/tech/s2_4_5.html
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/7461/MIM00.html
161 ◆bpb3axkw :01/12/01 19:09
15>>で二番目にリンクしたサイトに
フリーエネルギーなる概念が出てきますが、
それに関しては信用しないでください
(トンデモサイトをリンクしちゃったかも)。

あくまでMIM構造の理解のご参考ということで…。
17Nanashi_et_al.:01/12/02 06:51
やっぱ、酸素に弱いのが難点かと
物質の問題もさることながら
酸化されないように終結短をN
にしたり、または保護フィルム
の開発に力を入れた方が良いと思います。
181 ◆bpb3axkw :01/12/02 11:15
>>17さま

確かに、今回報告された単分子膜FETの
寿命に関する情報は気になりますね。

さらなる情報求む。
191 ◆bpb3axkw :01/12/02 18:54
幾つかリンク。

CNNのテクノロジーのサイトから。
http://www.cnn.co.jp/2001/TECH/11/09/tiny.transistors/index.html

ナノテクに関する評論
http://dandoweb.com/backno/20010830.htm
201 ◆bpb3axkw :01/12/02 22:02
211 ◆bpb3axkw :01/12/03 23:03
今日、知人と有機FETの話をしていて
思い出したのが、
Bell研の論文にあったチオールの上に金を蒸着するとき
SAMを壊さないように、
100Kに冷やして行うという記述です。

コレがどのような効果があるのか
よく分からない。
単純に考えると運動エネルギーを小さくしているのだろうか?
それとももっと別の意味があるのか…。
22Nanashi_et_al.:01/12/04 00:41
金の熱によるダメージを防ぐということではないでしょうか?
231 ◆bpb3axkw :01/12/04 22:26
>>22さま

確かに、蒸着後の金を冷やすという役目も
あるように思えるし、
うーん、誰かショーン本人に聞いた方いないでしょうかねー。
241 ◆bpb3axkw