774 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/08 23:31
パクリなうえに態度も悪い、と。
775 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/09 00:12
772=774
776 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/09 23:12
>祭りだ
まあ、煽りにめげずにがんばってください
777!
778 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/10 23:57
吉野家どうこうじゃなくて殺すの早すぎ
しかも小1時間とか言ってる時点でネタじゃん
それゆうたらバトロワの原作だって出発前に(台詞もなしに)殺されてる奴もいるんだし。
許容範囲だと思うけどのう。
小一時間はワロタんだけどなあ。
問題なしっしょ。
頑張れ、祭り。このスレの最初の方でも外人さんは煽られてた。
そういう煽りを文章の力で黙らせるのが2ちゃんならではの楽しみと考えよう。
てことで続き早く書け。
もともとネタスレだしな。
問題はネタがつまらんことだ。
783 :
祭りだワショーイ:02/01/12 00:44
とりあえず、書き直しです。766さんのおかげで、吉野家はもうちょっと話がふくらみそうなので後に取っておきます。
小泉孝太郎はにこにこしながら言葉を続けた。
「皆さん、僕のことはご存知かと思いますが、一応自己紹介をしておきます。元総理大臣、小泉純一郎の息子で、孝太郎といいます」
孝太郎は黒板に向き直ると、新任の先生がそうするように、チョークで横に大きく自分の名前を書いた。
「現在、わが国は、長引く不況により、株価下落に失業率増加と、かつてない深刻な事態に直面しています。
各企業に特別法人税をかけて景気回復を図ろうとしたのですが、全ての企業に痛みを与えるのではひどすぎる。
そこで、亡き父が考案したのが、このバトルロワイアルなのです。
まず、厳密なる抽選によって選ばれた30の企業の代表者によって、殺し合いをしていただき、最後まで残った勝者には特別法人税を免除、かつ政府補助金を与えます。
そして、代表者が死んだ企業の方々には、痛みを分かち合ってもらう。 つまり、特別法人税を払っていただく、これがこのバトルロワイアルの主旨です。
もちろん、このことは各法人の了解を取っており、あなた達は、その代表者として、選抜されたのです――」
「ふざけんなよ、タコ」
突然、誰かがドスのきいた声を上げたので、SHARP(仮)はそちらへ顔を向けた。
髪を茶色に染めた若い男だった。おそらく、どこかのバイトだろう。
男は腕組みをしながら続けた。
「あのな、元総理のガキだかなんだか知らねーけどな、あんまなめたことぬかすと本気で殺すぞ」
孝太郎はそれを受けて、ふふっと笑った。TVで見せる爽やかな笑顔そのものだった。
「えーと、あなたは、確かすかいらーくさんでしたね。なるほど。いきなり言われても信じられませんよね」
おもむろに入り口の方を向き、呼びかけた。
「すいませーん、入ってきていいですよー」
引き戸ががらっと開き、二人の男が入ってきた。
迷彩模様の服にコンバットブーツをはき、鉄製のヘルメットをかぶっていた。テレビで見るような自衛隊のイメージとは少し印象が違う。
片方は背が低く、もう1人はひょろっと背が高い、どこかオール阪神巨人を思い出させるようなコンビだったが、そんなことよりなにより、SHARP(仮)の目は、その二人が肩に吊ったライフルに、吸い寄せられていた。
「紹介します。今回のバトルロワイアルを手伝ってくださる、田中さんと太田さんです。どうも状況が飲み込めない人がいるみたいなんで、よろしくお願いします」
田中というらしい迷彩服が、ライフルをすっと持ち上げて、すかいらーく(6番)に銃口を向けた。
784 :
祭りだワショーイ:02/01/12 00:45
まさか。
SHARP(仮)は思った。
殺し合いなんてあるわけがない。どうせ、あのライフルもオモチャで、「ドッキリ大成功!」とか小泉孝太郎が言い出すのだろう。そうだ、そうに決まってる。まったく、最高にタチが悪い。
すかいらーくが、椅子をがたんと鳴らして立ち上がった。
「おい、ふざけんのもいいかげんに――」
しかし、そこですかいらーくの言葉はかき消されていた。
田中が持ったライフルの銃声によって。
すかいらーくの体が、がくがくと大方ブガルーに近いダンスを踊る。その場にいる全員、何が起こったのか、一瞬理解できなかった。
机と机の間に倒れこんだすかいらーくは、もうぴくりとも動かなかった。
ただ、所々に血の花が咲いた死体の下、古びた木造の床に、鮮やかな血だまりが広がり始めていた。
孝太郎が言った。
「えー、これでわかってもらえたでしょうか。もう一度言います。あなたたちには、今から殺し合いをしてもらいます」
もう、誰も何も言わなかった。
真新しい血の臭いが教室中に充満していた。
<企業番号6番 すかいらーく死亡>
【残り 29社】
785 :
祭りだワショーイ:02/01/12 00:47
786 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/12 00:48
ちょっと待て
ここで始めたらスレが持つのか?
あと200ちょいだぞ
>>786 確かに。個人的にこのスレは第1弾のifや
サイドストーリー中心の方が良いと思います。
789 :
祭りだワショーイ:02/01/12 00:55
「それじゃあ、1人ずつ、名前を呼ばれた人からデイパックを受け取って出て行ってください。2分間隔です。まずは、1番、旭化成さん」
ガタッ、と勢いよく小太りの男が立ち上がった。顔をきつくこわばらせ、スーツの裾を握った手は、小刻みに震えていた。
「早く行ってください」
孝太郎に促されると、旭化成はいきなり走り出し、兵士の手からデイパックをほとんどひったくるようにして、教室から出て行った。闇の中から走るような音が聞こえたが、すぐに遠ざかった。
そうして、2分ごとに、次々と名前が呼ばれていった。
それは、まるでカウントダウンだった。
名前が呼ばれ、参加者が教室から姿を消していくごとに、絞首台への階段を一歩ずつ上っていく。目の前にぶらさがった縄の輪っかが自分を呼ぶ。さあさあ、次はあなたの番ですよ。なに、大丈夫、苦しいのは最初の一瞬だけですって――。
まったく、ろくでもない。
初めから気圧されていたんでは、話にならない。どうやったら脱出できるか、そのことだけを考えるんだ。
シャープは頭を振って、自分に言い聞かせた。
20分ほど経ったころだった。
“TBS”と呼ばれた七三分けの男が、前に出てデイパックを受け取ったとき、おもむろにこちらへ向き直って、言った。
「みんな! 俺は外で待ってる! 全員で協力してここから脱出しよう!」
表情はほかの連中と同様に強張ってはいたが、それでも、しっかりとした口調だった。
二人の兵士がライフルをすっと持ち上げたが、孝太郎が手でそれを制した。
「言いますね。さすがTBS、楽しみですね」
孝太郎の表情は、余裕に満ちている。
やれるものならやってみろと言わんばかりの表情だった。
シャープは孝太郎のその態度にひどく腹を立てたが、同時に、しかし、とも思った。
こうやって、まだ正常な判断力が残っているヤツがいる。それはとても重要なことだった。
ひょっとしたら、みんなで話し合えば、何かいい案が浮かぶかもしれない。政府を出し抜けるほどの、案が。
790 :
祭りだワショーイ:02/01/12 00:57
やっぱ新しいスレ立てた方がいいですかね?
周りの反応がよければ新スレ立てようと思ってたんですが
791 :
祭りだワショーイ:02/01/12 00:58
さらに、10分ほどたって、ついに孝太郎が
「えー、次は、14番、シャープさん」と呼んだ。
シャープはデイパックを受け取ると、急ぎ足で外に出た。
昇降口の外にはがらんとした校庭が広がっていた。
校庭の両脇は雑木林に囲まれている。遠く、山の稜線がかすかに見えた。
人工的な照明がほとんどない中、ただ、中天高く昇った満月が、辺りをほのかに照らしている。
しかし、先ほど「外で待っている」と言っていたTBS(11番)の姿はどこにもなかった。もちろん、他の連中の姿も。
シャープはひどい脱力感に襲われた。
なんだよ、結局は恐くなって逃げちまったってことかよ。所詮はTBSか……。
小さくため息をつく。
腕時計に目を落とすと、白い文字盤の上、灰色の針が、12時35分を指していた。
ふと、視線をあげた。
ほんの4、5メートル先、何か黒い塊が落ちていた。
――? なんだ?
すぐに目を見張った。
それは、人間だった。
いや、正確には、人間だったもの、であった。
こちらを見ている虚ろな目、半開きの口、血に染まったスーツ、それは、つい先ほど教室で威勢のいい声を張り上げていた、TBSの死体だった。
シャープの背筋を悪寒が突き抜けた。
そんな――バカな!
もう殺し合いに乗ったヤツがいるってのか!?
冷や汗が勝手に吹き出してくる。
とにかく、襲撃者はまだこの近くにいる可能性が高い。この場に留まるのはあまりにも危険だ。
そう思って足を動かしかけたときだった。
ガチン、と撃鉄を起こす音が横の茂みから聞こえた。
とっさに身を伏せなければ、シャープはTBSの二の舞になっていたに違いない。
パシュッ、と小さな音がして、頭上を何か熱いものが通り過ぎていった。
顔を上げた。
茂みの中に、サイレンサー付き拳銃を握ったSOTEC(8番)が立っていた。
「へ、へへっ。お前マヌケだな、ぼーっと突っ立ってるなんてよぉ。お前は逃がさないぞ……」
そう言ってSOTECがすっと銃口をこちらへ向けた。
再びその指が引き金にかかる。
ものすごい恐怖がシャープの中で膨れ上がった。
目をぎゅっと瞑り、死を覚悟した。
クソ! こんなことになるなら、さっさと辞めてもっと遊んでおくんだった――!
ボン、という先ほどよりも大きく、少しくぐもった音が聞こえた。
覚悟した痛みは、いつまでたっても、こなかった。
目を開いた。
792 :
祭りだワショーイ:02/01/12 01:00
あれ、省略されちった(汗)
そう言ってSOTECがすっと銃口をこちらへ向けた。
再びその指が引き金にかかる。
ものすごい恐怖がシャープの中で膨れ上がった。
目をぎゅっと瞑り、死を覚悟した。
クソ! こんなことになるなら、さっさと辞めてもっと遊んでおくんだった――!
ボン、という先ほどよりも大きく、少しくぐもった音が聞こえた。
覚悟した痛みは、いつまでたっても、こなかった。
目を開いた。
奇妙な光景だった。
SOTECが、血まみれの右手を押さえてうずくまっている。
彼の右手には、拳銃はおろか、手首から先が、なかった。
拳銃の暴発だった。
「あああああああああっ」
叫び声に合わせて、SOTECの手から液体があふれ出る。陽の光の下で見れば、その液体は、鮮やかな赤い色をしているに違いない。
シャープは、無我夢中に駆け出していた。とにかく、一刻も早くその場から離れたかった。仲間を集めることなど、もはや、頭のどこにも残っていなかった。
とんでもない、とんでもないことに巻き込まれちまった!
<企業番号11番 TBS死亡>
【残り 28社】
793 :
祭りだワショーイ:02/01/12 01:03
SOTECは右手首から先を失いながらも、まだ意識を保っていた。
ちくしょう! ちくしょう! ちくしょう! なんでこんなことになっちまったんだ!
叫び声を上げたい衝動にかられたが、痛みでそれすらままならなかった。
ちょっとでも体を動かそうとすると、稲妻のような痛みが脳の芯まで突き抜ける。ひゅうひゅう、と歯のすき間から息が洩れた。
「支給武器まで故障品なんてな。いやはや、お前の会社らしくて傑作だ」
不意に、背後から声がした。
え? と思う間もなく、SOTECは後頭部に衝撃を受けて昏倒した。
頭の中で何か大事なものが壊れたらしい、双眼鏡を覗くように狭窄した視界の中、ゴルフクラブを握ったスタッフサービス(15番)が立っていた。
スタッフサービスが再びゴルフクラブを振り上げた。
不思議と今度は痛みはなかった。ただ、ブン、と音がして、それきりSOTECは何も感じなくなった。
スタッフサービスは荒い息を吐きながら、ゴルフクラブについた血を拭った。
「へ、へへっ……」
唇が三日月形に歪んだ。
やった、やってやったぞ!
彼は、元来、自己主張ができないタイプの男であった。その内気な性格ゆえ、仕事でもいつも損ばかりしていた。
しかし、それが、どうだ! 俺は人を殺したんだ! 誰も俺には逆らえねえ! 俺は――強いんだ!
頭の中が半分痺れたようになっていた。アッパー系の麻薬でラリるとこんな感じなのかもしれない。
スタッフサービスは、SOTECとTBSのデイパックを拾い上げると、低い笑い声をあげながら雑木林の闇へと消えていった。
<企業番号8番 SOTEC死亡>
【残り 27社】
794 :
祭りだワショーイ:02/01/12 01:05
やべ・・・眠い。
夜のハイテンションでガシガシ書いてっちゃったから、読み返してみると結構文章雑だなー。
とりあえずSOTECネタは
>>712さんの意見を参考にしました。
いや、おもろい!ぜひ新スレでも継続を!!
↑じゃあなんでわざわざsageで言ってるんだ?
799 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/13 06:05
サルベージ
800 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/13 07:55
800
やっと卒論終了。
あとは先生に見せて若干訂正するだけだぁ!
そして、このスレ移転したんだね。発見するのに時間がかかってしまった。
新ストーリー期待。これから新スレ逝きます。
>>782 ごめん、途中で12か何かの数字を飛ばしたのに気づいて、不吉な数字ということで
4を削ったんです。さすがに2から始めるわけにもいかなかったし、12以降を
一つずつずらすのは大変だったので。話は全部載っているのでご安心を。
sage
sage
804 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/15 18:44
age
808 :
明海経済 ◆toKyo/ME :02/01/18 09:08
ヒサビあげだ(^^b
香田晋ですか?
814 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/22 08:02
フジテレビで就職氷河期についてやるぞ!見れば?
817 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/24 23:28
新スレ氏んでる
819 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/26 23:51
ここも氏んでる
820 :
就職戦線異状名無しさん:02/01/28 10:00
age
822 :
就職戦線異状名無しさん:02/02/04 03:25
age
なんでpart1の方があがってるんだ?