バトルロワイヤルin就職板

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1外人
目を覚ましたのは、小汚い教室の中だった・・・
教室、たしかにそこは教室だったのだが、何かが違っていた。
椅子に座っているのは、学生服を着た高校生ではない。
みな、スーツを着た20代後半の男女・・・
まだ寝ている者、隣と話をしている者、ただ前をじっと見ている者、
それは、学生時代の教室風景と何ら変わらないように見えたが、
教室全体からは、ただならぬ不安の表情が漂っている・・・
ドアの前には迷彩服を身にまとった男たち。
そして、その手に握られた銃は、我々を不安に駆り立てるには十分だった。
いったい、何が起こったんだ・・・
その不安を紛らわせようと、周りに話し掛けるものはいたが、
自分がここにいる理由について知っている者は、誰もいないようだった。

ガラガラガラ
突然、教室のドアが開き、一人の男が入ってきた。
それは見慣れた顔だった、皆が知っている顔だった。
防災服を着た中年の男は、ややテレビと違った感じではあったが、
まさに小泉首相その人だった。
「えー、みなさん。おはようございます。
 内閣総理大臣の、小泉純一郎です。
 今日はみなさんに、ちょっと殺し合いをしてもらおうと思って
 集まっていただきましたw
 今日から三日間、辛いこともあるだろうけど、どうぞよろしく」
2就職戦線異状名無しさん:01/12/01 11:04
今日って精神科は休みなのかな?
留置所なら空いてるだろ。
1は糞スレ立てた罪で、俺が裁判官なら死刑だな。
5外人:01/12/01 11:13
すまんね。
暇だったもんでね。
6外人:01/12/01 11:22

「現在、わが国は、長引く不況により、株価下落に失業率増加と、
かつてない深刻な事態に直面しております。
今回のバトルロワイヤルを開催した目的は、景気回復のため
各企業に特別法人税をかけようと思っているからであります。
もちろん、全ての企業に痛みを与えようというわけではない。
厳密なる抽選によって選ばれた30の企業の代表者によって、
バトルロワイヤルをやっていただき、最後に残った勝者には
特別法人税を免除、かつ政府補助金を与えます。
負けた、つまり死んだ企業の方々には、痛みを分かち合ってもらう。
つまり、特別法人税を払っていただきます。
もちろん、このことは各法人の了解を取っており、
キミ達は、その代表者として、選抜されたのです」

「ちょっと、待ってください」
不意に、椅子を鳴らして誰かが立ち上がった。
電通の代表者だ・・・
7外人:01/12/01 11:33
「おかしいじゃないですか、何でウチの会社がこんなばかげたプログラムに
 選ばれなくちゃならないんだ。ウチはれっきとしたbP企業だし、こんな
 ゴミみたいな連中と一緒にされる訳が・・・」

「黙れ、バカモノッ!厳正なる抽選の結果だと言っているだろうがッ!
 そんなえこひいきを政府が許すわけないだろう。
 このゲームでは、大企業も中小企業も関係ない。みな同等に殺し合いを
 やってもらう。わかったら、座りたまえッ!」
首相に一喝されて、電通マンは崩れるように腰を落とした。
みな、一様に沈黙し、緊張と静寂がこの場を支配している。
8外人:01/12/01 11:40
「えー、続けますよ。
 まず、みなさんの首にあるチューブを見てください」
みな、自分の首に目をやった。
そこには、ゴムと金属で出来た黄色いチューブが付けられている。

「えー、そのチューブの中には即効性の神経毒が仕込まれています。
 あー、無駄ですよ。そこのキミ。えーと、デンソーだっけ?
 取れませんから、コレは。
 あと、内部に発信装置も埋め込まれてますので、逃亡しようとしたり、
 こちらを攻撃しようとしたって無駄ですからね」
9外人:01/12/01 11:58
それから、30分ほど、小泉首相の話が続いた。
支給される備品について。
時間ごとに指定される地域には入れないこと。また、このゲームにおいては
いかなる行動を取ることも許可されるということ。
みな、心ここにあらずといった感じで、話に聞き入っていた。
何か、現実じゃないような、現実であって欲しくないような、
そんな思いに全員が囚われていたのだろう。
隣の神経質そうなメガネの男が、黒板の上を虚ろに眺めている。
しかし、その足は常道的な貧乏ゆすりのリズムを取り続け、
そのコントラストは、強烈な違和感を醸し出していた。
「じゃあ、名前を呼ばれた人から、デイパックを受け取って
 教室から出てください。
 まずは、一番。SMG代表者の方・・・」
ガタッ。全員の視線が集中する。
隣のメガネ男だ・・・
手と足は、もう異常なまでに震え出している。
SMGは、一言何か呟くと、デイパックを受け取って教室を出て行った。
10外人:01/12/01 12:04
これ書く時間あったら、卒論2ページは終わってたな・・・鬱
11外人:01/12/01 12:14
それから、二分間隔に名前が連呼されていった。
もう、外では殺し合いが始まっているのだろうか・・・
およそ、このような理由で殺し合いをするなどばかげた行為であるのだが、
この状況を劇的に覆すことはできそうになかった。

18番目、ついにオレの名前が呼ばれた。
教室に残っているのは、あと10名弱。
後から出るのは、非常に不利だ。
たった、30分程度の猶予を与えられたぐらいで、
待ち伏せされる危険性が付くのは・・・
そんなことを考えながら、オレはデイパックを受け取って外へ出た。
12就職戦線異状名無しさん:01/12/01 12:22
早く続きを書けやコルァ!!
13外人:01/12/01 12:29
また、誰かが出てきたな。
NEC(12)の鼓動は高まり、手にはうっすらと汗がにじんでくる。
彼は、教室を出てからずっと、
出口前の茂みに隠れて様子をうかがっていたのだが、
今ひとつ、攻撃するのにビビって、茂みの中から出られないでいた。
彼は自分にこう言い聞かせている。
「別に、今戦わなくたっていいじゃないか。みんなが殺しあった後に
 出て行ったほうが、よっぽど利口さ」
14就職戦線異状名無しさん:01/12/01 13:15
参加希望企業

トラコス
NEC
ソニー
マリン
糖蜜
データ
NRI
ニセーイ
セブン
アクセンチュア
15就職戦線異状名無しさん:01/12/01 13:22
とりあえず、NTTデータには華々しく血って欲しいんですけど
あと博報堂も入れて
16就職戦線異状名無しさん:01/12/01 13:43
武蔵野希望
17外人:01/12/01 13:44
有名どころは全部入れますw
つーか、書くのはオレじゃなくてもいいんですよ。
んじゃ続き。

「動くな・・」
NEC(12番)の背中に刃物が押し付けられている。
アイトール・ジャングルキング。
NATO軍でも正式採用された、その軍用ナイフは、NEC(12番)の
背中を突き刺し、絶命させるには十分そうであった。
「に、荷物を全部よこせ」
ナイフの男の声も怯えている。
NEC(12番)も、思い切って抵抗すればチャンスはあるかもしれない。
しかし、体が動かないのだ・・・
声も出せない・・・
自分の体が硬直し、頭の中が真っ白になっていく感覚だけがある。
それでも、NEC(12番)は、震える手で荷物を後ろの男に差し出した。
「よ、よーし、いいか・・動くんじゃねぇぞ・・」
後ろの男は、それを受け取って、茂みの中に走っていった。
18外人:01/12/01 14:06
「た、助かった・・・」
運が良かったというべきか、男はNEC(12番)を殺さず去っていった。
おそらく、18番のヤツがちょうど出口から出てきたからだろう。
一人だったら、きっと殺されていたに違いない。
しかし、武器と食料はアイツに取られてしまった。
もう、自分の身を守るものは何もないんじゃないか?
その事実は、彼を受験以来の激しい不安に陥らせてしまった。
「ど、どうしよう、どうすれば・・・」
「何で、そもそもボクがこんなことしなきゃならないんだ。
 え、NECでマッタリ過ごして、平穏無事に・」
ブッ!
突然、空を切り裂くような、鈍い音が聴こえたと思うと、
NEC(12番)の側頭部に、衝撃が走った。
彼の目に映し出された映像は、何時の間にか地面に切り替わっている。
薄れ白くなっていく意識の中で、彼は自分が敗北したことを悟った。
こんなバカな・・・
だ、ぐ・・・
地面に倒れこんだ彼の頭には、金属の矢が深々と突き刺さっている。
19外人:01/12/01 14:28
何かが倒れる音がして、
オレは、音の聞こえた左後方の茂みに向かって振り返った。
男が倒れている・・・
しかも、その頭からは金属の矢が生えて・・死んでるいじゃないか。
オレにも気付かれる範囲で、殺したということは・・・
や、やばいッ!
オレが危険を察知して、飛びのいた瞬間、
ブッっと、金属の矢がオレの右頬の皮をえぐっていった。
く、くそッ。もう殺し合いは始まっているんだ。
オレは、すぐに矢の飛んできた方向に目をやった。
男がボウガンを持っている・・・150ポンドの木製クロスボウだ。
ど、どうする?
次の矢をセットするまで、ヤツの懐にもぐりこめるだろうか?
い、いや。まだ、自分の武器さえ確認してない状況だ・・・
今、向かっていくのはリスクが高い。
オレは瞬時にそう判断して踵を返した。
あとはもう、無我夢中だ。
途中襲われることなど考えもせずにひたすら走った。

<企業番号12番 NEC死亡>
20外人:01/12/01 14:39
獲物に逃げられたのを確認した後、クロスボウの男、NTTデータ
(07番)は、ゆっくりと自分が殺した死体に近づいていった。
ん?
コイツ、荷物を持ってないじゃないか・・・
さては、さっきコイツを脅していたヤツが持っていったか?
クソッ!それなら、まず向こうを先に殺っちまうべきだったな。
死体があそこにある以上、
もう待ち伏せって手はつかえそうにないし・・・
とりあえず、ココを離れて別の場所に移動するか。
たぶん、大丈夫だろう。
この武器は、たぶんオレの性格に合ってるみたいだし。
彼は、根拠のない確信を抱くのが得意だった。
NTTデータ(07番)は、おもむろに立ち上がると、林の中に消えていった。
21就職戦線異状名無しさん:01/12/01 14:52
更新がわかるようにageで書いてよ
22就職戦線異状名無しさん:01/12/01 16:11
殺し方とかは激務とかクビ(首)切りとかにして欲しい。
むずかしいけど。
あと、日立と日立ソフトを対決させて欲しい。
23就職戦線異状名無しさん:01/12/01 16:23
ファイザーも入れてよ。
外国人枠で。

武器はバイアグラ。
24 :01/12/02 02:57
何気におもしろいw
25就職戦線異状名無しさん:01/12/02 03:03
終わりか?終わりなのか??

まだまだあるだろ。

UFJ 武器:不良債権
ユニクロ 武器:1900円フリース

とか。
26就職戦線異状名無しさん:01/12/02 03:52
期待あげ
めちゃくちゃ久々のネタスレだな 大事にしろよ
28就職戦線異状名無しさん:01/12/02 11:34
はよせえや
29就職戦線異状名無しさん:01/12/02 12:41
とりあえずあげとく
30就職戦線異状名無しさん:01/12/02 13:23
目指せベストセラーin就職板 あげ
31就職戦線異状名無しさん:01/12/02 13:54
− 11日午前11時00分 第一回目の放送 −

「みなさ〜ん。聞こえてますか〜?小泉純一郎です。
 今、全員が校舎から出て、配置に付きました。
 今から、一日に6回このように放送を流しま〜す。
 内容は、禁止区域の通達と、死亡参加者の発表です。
 じゃあ、さっそく読み上げますよ」

「参加番号12番 NECの代表者・・・
  以上、一名が既に死亡しちゃいました。
情けないですね〜
皆さんも頑張らないと、彼のようになっちゃいますよ。
では、次に禁止区域を・・・」
32外人:01/12/02 14:21

電通(03番)は、もう十分は走っていた。
彼は、体力には自信があった。
それと、自分自身にも・・・

不意に、電通(03番)は足をとめた。
もう、ここまでくれば一応安心だろう・・・
追跡者の気配もない。
「こんな、くだらねぇゲーム・・・」
彼は、小さな声でそう呟いた。
できれば、いますぐココから逃げ出したかった。
もちろん、日常が今よりマシという保障は、彼にはないが・・・
「もう、やるしかねぇよな・・・
 研究職のヤツらにだったら、たぶん勝てるだろう・・・
 体力バカとは会いたくねぇよな・・・」

そう呟いた瞬間、誰かが茂みの中から飛び出してきた。
電通(03番)は、驚いて顔を上げた。
そこには、文化包丁を構えたキーエンス(11番)がいた。
33就職戦線異状名無しさん:01/12/02 14:44
サイコー!
34外人:01/12/02 15:08
「ちょ、ちょっと待、」
電通(03番)がそう言いかけたときには、
キーエンス(11番)は既に、目前で文化包丁を振り上げていた。
「うおおおおぉぉぉぉ!!」
電通(03番)は、とっさにその手を掴んだ。
だが、相手の方が一回り大きいためか、徐々に文化包丁が、
電通(03番)の方に押し込まれていく。
ち、力負けする。
そう思った電通(03番)は、倒れながら足払いをかけた。
両者の足がもつれ、バランスを失ってその場に倒れこむ。
「が、、、うぐ・・」
電通(03番)は、すぐに起き上がって相手の方を見た。
打ち所が悪かったのだろう。
キーエンスは地面に突っ伏して悶絶している。

電通(03番)は、それを見てすぐにデイパックに手を伸ばした。
中には金属バットが入っている。
彼は、バッとそれを取り出し、
ためらうことなくキーエンスの後頭部に打ち込んだ。
35就職戦線異状名無しさん:01/12/02 15:15
36就職戦線異状名無しさん:01/12/02 15:16
カコイイ!!
37外人:01/12/02 15:27
声にならない呻き声を上げて、キーエンス(11番)は痙攣している。
「うぉ!」
電通(03番)は、一瞬驚いたような声を上げたが、
また、バットを握りなおして、倒れているキーエンスに振り下ろした。
血と脳漿が混じったような液体が、電通のスーツに何度も降りかかる。
五、六回振り下ろす頃には、もうキーエンスの体は動かなくなっていた。
指先だけが、ピクピクとかすかに痙攣している。
電通(03番)は、その手にバットを叩き込んだ。

いくら三十前に一千万っていっても、生き残らなきゃ無駄なんだぜ・・・
電通は荒い息を吐きながら、そう呟くとその場を後にした。

<企業番号11番 キーエンス死亡>
38就職戦線異状名無しさん:01/12/02 15:29
デンチュウでござる!!
39就職戦線異状名無しさん:01/12/02 15:45
いまのところ登場人物はこんな感じか?

SMG(01番)= 神経質な研究職。メガネ。戦闘能力はあるのか?

キーエンス(11番)= 体力バカ。29.6?歳で一千万のはずが、
その前に死んでしまう。戦闘能力は高かったが、頭が足りなかった。
間違いなく営業職。所持武器は文化包丁。

電通(03番)= プライドが高い。独り言が多い。自己中心的っぽい。
体力には自信あり。営業職だろう。所持武器は金属バット。

NEC(12番)= 臆病。自分に言い訳するのがうまい。判断力はある方だろう。
一番最初に殺されてしまう。所持武器は不明

NTTデータ(07番)= 狡猾。根拠のない確信を抱くのが得意。殺る気はかなり
ある。所持武器はボウガン。

自分?(18番)=この話の主人公か?企業名は不明なのか、それとも読者それぞれ
に合わせたものなのか。所持武器はまだ確認してない。
40外人:01/12/02 16:42
NRI(22番)は、悩んでいた。
こんなバカげた殺し合いで死んでいくなんて、
社畜として死ぬのと同じだと・・・
彼は、電通(03番)のように、嫌々ゲームに乗る気もなかった。
独立思考の強い彼にとっては、会社のためなどという言葉は
まったくないに等しかった。
むしろ、このような戦いに自分を放り込んだ会社に対して、
強い不満だけを抱いていた。
何人かは、すでにこのゲームに乗ったようだ。
しかし、大勢の者たちは、まだこのゲームに納得してはいないだろう。
とりあえず、仲間を集めねば・・・
信頼できる仲間を。

まだ、オレには常識を判断する力はある。
このゲームは異常さ。こんな事が許されるわけがない。
41外人:01/12/02 16:49
NRI(22番)と同じように、
このゲームへの参加を望まない者はまだ大勢いた。
P&G(04番)も、その一人だった。
彼女は典型的なキャリアウーマンで、出世欲は人一倍あったが、
こんな野蛮で、しかも自分にとって明らかに不利なゲームに
参加する気は全くなかった。
彼女は、常に計算高かったし、
それによって、ここまで勝ち残ってきたのだ。

男も女も信用しない彼女にとって、
最善の選択は、じっと身を潜め、嵐が通り過ぎるのを待つことだった。
常に状況をうかがい、できるだけ無駄な争いは避けよう。

もちろん、いざとなったら一人ぐらい殺しても構わないけど・・・
彼女は、レミントン・ダブルデリンジャーを握り締めた。
ラウンジで流行ってるバトルロワイアルというCGIゲーム です。
http://www4.ocn.ne.jp/~shiryu/zokubr2.htm

今日はみなさんにちょっと殺し合いをしてもらいまーす
43就職戦線異状名無しさん:01/12/03 00:17
続きキボンヌ
44外人:01/12/03 06:35
第一回の放送から、30分ぐらいたっただろうか。
大正製薬(15番)は、海岸近くの木陰道を一人で歩いていた。
やや猫背で歩く、その弱々しい姿とは対照的に、
その肩に掛けられた銃器は格別、異様な色彩を放っていた。
イスラエル製UZIサブマシンガン。
一分間に約600発の9mmパラペラム弾を連続発射できるその銃は、
その銃身の短さから、命中精度にやや不安は残るものの、
このゲームにおける対人戦では、圧倒的な威力を発揮しそうだった。
「ん?」
視界に入ってきた異様な雰囲気に、大正製薬は足をとめた。
地面に一組の男女が倒れている。
それは、JR東海(26番・男)とNTTドコモ(23番・女)の死体だった。
ほとんど抵抗した様子もない。
そして、その傍らには男が一人立っている。
氷のような眼、細身の長身。
武富士(13番)だ。
その手には、血にまみれた日本刀が握られている。
大正製薬(15)は恐怖した。
45外人:01/12/03 06:42
「あ、あ・・・」
大正製薬の体は恐怖で動かない。
頭ではわかっているのだ。
肩を動かし、銃を構え、
目前の男に、UZIサブマシンガンをありったけブチ込めばいいということは。
だが、体が言うことを聞いてくれない。
恐怖によって、脳の伝達構造が妨げられているのか。
血が動き、全身がカァっと熱くなってくるのを感じる。
武富士(13番)は、じりッじりッと間合いを詰めてくる。
その目は、大正製薬の肩の動きだけに集中していた。
武富士こえー!(ワラ
47外人:01/12/03 07:03
膠着状態・・・
この緊迫した空間の中で、大正製薬は考える。
焦るな。
何を恐怖してるんだ、オレは。
落ち着け。とにかく落ち着くんだ。
相手は刀、こっちは銃。しかもマシンガンだぞ。
引き金を引けばいいだけだ。負けるはずがないんだ。
大正製薬の頭の中を、一瞬のうちに様々な命令が駆け巡っている。
彼は感じていた。
銃を撃つというこの単純な命令を妨げているのは、
自分の焦りと恐怖によるものだと。
ようやく、彼は決意した。
手に力が入っていくのを感じる。
このまま、肩の銃に手を伸ばせば・・・
武富士の足が、フッと一歩前に踏み出された。
48外人:01/12/03 07:49
ガサガサッ。
沈黙を破ったのは、武富士でも大正製薬でもなかった。
誰かが、左の茂みから突然飛び出してきたのだ。
追われていたのだろうか、その口からは荒い息がこぼれている。
スーツの肩口は破れ、血が吹き出している。
デンソー(05番)だ。
デンソーは、何が起こったかわからないといった表情でこっちを見ている。
な、何故、今こいつが出てくるんだ?
大正製薬の意識が、デンソーの方に向いたその一瞬を武富士は見逃さなかった。
一瞬で間合いが詰まる。
大正製薬が銃をおろし、その引き金に手をかけたときには、
もう、その右腕は地面に落ちていた。
49外人:01/12/03 07:52
パララララ。
高い断続音を上げて、UZIが大正製薬の腕と共に弾を発射し続けている。
「があああぁぁぁぁ」
悲鳴をあげる大正製薬の喉めがけて、武富士の第二撃が打ち下ろされた。
バスッと鈍い音を立てて、大正製薬の頭が反転する。
かろうじて胴体とつながっているその頭と共に、彼は地面に突っ伏した。
首から噴出する多量の血で、辺りはもはや血の海だ。
「ひぃッ」
怯えた声をあげて、デンソー(05番)がその場にへたり込む。
が、すぐに手をついて振り返り、林の方に体を向けた。
逃げようとするデンソーを見て、
武富士(13番)は大正製薬の胴に刀を突き立てると、
腕ごと転がっているUZIを拾い上げ、デンソーの背中に向けて発射する。
パララララ。
その連続音と共に、デンソーは自分の肩に激痛が走るのを感じたが、
それでも足をとめずに、必死で林の中に逃げ込んでいった。

<企業番号15番 大正製薬死亡>
<企業番号23番 NTTドコモ死亡>
<企業番号26番 JR東海死亡>
( 残り 25社 )
50就職戦線異状名無しさん:01/12/03 17:43
おもしろあげ
51就職戦線異状名無しさん:01/12/03 20:28
さすが武富士w
52就職戦線異状名無しさん:01/12/04 05:08
age
53就職戦線異状名無しさん:01/12/04 06:47
つづき書いてくれーーー。はまったYO!
54外人:01/12/04 07:41
武富士(13番)は、デンソーを深追いせずにさっきの場所に戻っていた。
さして呼吸も乱れてない、その落ち着いた様子からは、
さっき、三人もの人間を殺したようには到底見えなかった。
彼は、このゲームを続行することに何の疑問も持ってなさそうだったし、
今までも、ずっとそのように生きてきたのだ。
武富士(13番)は、日本刀をズッと大正製薬の死体から引き抜くと、
それをパチンと、鞘に収めた。
それからしばらく、さっき殺した死体の荷物を調べていたが、
スローイングナイフセットとヌンチャクしか使える武器はなさそうだった。
彼は、スローイングナイフをポケットに仕込むと、
ヌンチャクをその場に投げ捨てて、その場を離れた。

おそらく次の獲物を探しに行くのだろう。
それが誰になるのかはまだわからないが・・・
55就職戦線異状名無しさん:01/12/04 07:45
だんだんつまらなくなってきたな
そろそろ死んだほうがいいぞ
56外人:01/12/04 07:54
>>55
すんまへん
できれば、みなさんにも書いてもらいたいんですけど・・・

午前11時40分ごろ、
オレは山側の森の中で一息ついていた。
さっきボウガンでやられた右頬がズキズキと激しい痛みを発している。
「くっ、痛ぇ」
無意識にキズに触ったその手から、強烈な痛みが伝わってくる。

オレの心はまだ揺らいでいた。
このゲームに参加するかどうか。
いや、参加しないわけにはいかないのだろうが、
それでも、まだ人を殺すという行為には抵抗がある。
できれば、なるべく人を傷つけることなく生き残りたい。
ふと、オレは手にある自分の武器に目をやった。
ベレッタM84。
やや不恰好なその銃は、新品のように黒く光っている。

どこかから、また、パララララという機械的な連続音が聞こえてきた。
おそらく、マシンガンを発射する音だろう。
誰かがこのゲームに乗ったんだ。
そして、ヤツは進んで殺しをやっている。
57就職戦線異状名無しさん:01/12/04 08:12
− 11日午前12時00分 第二回目の放送 −

「みなさ〜ん。元気よく戦ってますか〜?
 小泉純一郎です。
 戦ってる人も、戦ってない人も、とりあえず耳を傾けてくださいね〜
 今から、残念ながら死亡された人たちの名前を発表しま〜す。
 おっ、結構多いな。
 えーと、11番キーエンス、15番大正製薬、23番NTTドコモ・・・」

「開始二時間でもう五人死んじゃったのかぁ〜
 みんな結構殺る気だな〜
 そう、人生は殺るか殺られるか。
 変な情けはいらないからね」

首相は、賭けていたキーエンスが序盤に殺されてしまって
やや不機嫌であったのだが・・・

「いや〜、慙愧の念に耐えないね・・・
 所詮、使い捨ては使い捨てということか・・・¥」 
58就職戦線異状名無しさん:01/12/04 22:54
名前が会社名になっただけ???
59就職戦線異状名無しさん:01/12/04 22:56
わからんが、ストーリーは結構違うぞ
みんなで面白おかしく作り変えろってことじゃね?
60就職戦線異状名無しさん:01/12/04 23:21
誰かー
続きを書いてくれー
早く出してくれー、トラコス、ユニクロ、大塚商会
61外人:01/12/05 07:32
島の東部に位置する密林。
朽ちた木製電柱のわきで一人の女が簡易食料を口にしている。

空が曇ってきた。
この分だと、今夜は雨になるかもしれない。
彼女は空を見上げると、警戒のため辺りをグルッと見回した。
錆びた電線、動かなくなったトラック、時折聞こえる鳥の鳴き声・・・
辺りは昼とは思えないほど静寂に満ちていた。

女の名前は・・・いや、そんなことはこのゲームではどうでもいいことだ。
彼女、東京海上一般職(28番)は美しかった。
その美しく整った顔立ちと、容姿はこんな密林の中でも一際目立っていた。
彼女は知っていた。
集められた教室の中で、自分の美貌に注がれる男達の視線を。
自分の最大の武器は、その手のS&WM36ではなく、
その容姿にあるということを。
したたか、かつ冷静。
並みの男であれば、彼女に利用され捨てられるのがオチだろう。
現に彼女はそうしてきたし、このゲームでもそうするつもりだった。
62就職戦線異状名無しさん:01/12/05 07:50
「もう、5人・・・」
トランス・コスモス(09番)は、島の南東にある小屋の中で放送を聞いていた。
彼は馬鹿ではなかったので、この数字から殺人者が1人ではないことは
わかった。誰がどこにいるか分からない状況で、2時間で5人など殺せるものではない。
彼が見た殺人者の武器ならなおさらだ。

トランス・コスモスはあの情景を思い出してまた背筋に冷たいものが走るのを感じた。
倒れている男に、金属バットを何度も振り落としていた男・・・
倒れていた男の頭は砕け、紅い血でそまられておりその原型を推察するのは
難しかった。

トランス・コスモスはズボンのポケットに手をしのばせる。
一昔前の携帯電話くらいの大きさであるそれは、あまり殺し合いには向いていない。
油断している相手にお見舞いするのが理想だが、すでに人が死んでいる以上
そうそう隙を見せないだろう。

「今日から、出社日だったはずなのにな・・・」
トランス・コスモスはわが身の不幸を呪った。
一部上場企業に絞って就職活動をしたのに、いざ入った会社で働く事はなく
事実上は派遣扱い。給料は30歳の先輩でも300万。
慌てて学歴を生かして他の会社の中途採用を受け、今日から出社するはずだった。
上司に辞表をたたきつけてやったとき、あのハゲオヤジがすごい剣幕で
怒っていたのを思い出す。
「最後の派遣先が、戦場とは笑えないな・・・」
そう呟いたとき、表から物音が聞こえた。
人の歩く気配・・・誰かが、この小屋に近づいてきている。
63外人:01/12/05 07:50
場所は変わって、西部の平原。
林に続く道の脇に、小屋が一軒立っている。
ボロボロに朽ちたその家屋には、当然人が暮らしている気配はなかったが、
今日ばかりは訪問者があった。
男が一人、周りを警戒しながら小屋に近づいていく。
やや年季のはいったスーツに、趣味の悪そうなネクタイ。
手には、薄汚れた鎌が握られている。
アクセンチュア(20番)・・・
ギぃ、
ドアを押すと、小さな音がこぼれた。
アクセンチュアは、小屋の中をちょっと覗いた後、中に入っていく。
しかし、ドアから五、六歩進んだところで、その足は止まった。
お、奥に誰かいる・・・
64就職戦線異状名無しさん:01/12/05 07:54
>>62-63
おお!シンクロしてる!
でも小屋の場所が違うのが残念。
65外人:01/12/05 07:56
>>64
まさに奇跡。
小屋の位置は、この際気にしないってことでw
この戦いの続きをぜひお願いします!!

トラコス(元)対アクセンチュアか〜
燃えるな・・・
66就職戦線異状名無しさん:01/12/05 07:58
凄えーシンクロしてるよ
新たな作家さんの登場に超期待!!!
67就職戦線異状名無しさん:01/12/05 07:58
>>65
いや、ここは外人さんにお任せします。
テレホマンなので、続きは夜になっちゃうし(w

続き、きぼんぬで。
68外人:01/12/05 08:02
>>67
いや、オレのストーリーはこの展開では無理なんで。
ぜひ、そちらにお願いしますよ。ぜひ
つーか、いろんな人が書いた方が絶対おもしれーし。

夜までに、すっげぇアイデアを期待してますw
ジョジョみたいな知力戦でも、
ダイハード的死闘でも何でもありッスから。
69muni:01/12/05 09:10
トランス・コスモス(09番)は、静かに部屋の窓を開けた。
相手が銃を持っていた場合、とても勝ち目はない。
体力には自信があったが、それも自分以上の猛者が教室には数人いた。
なにより、殺し合いにまだためらいを覚えていた。
逃げられるのならば逃げた方がいい。

だが、頭ではそう思っていても体がなぜか動かなかった。
昔から、こういうことがあった。恐怖で萎縮しているためではない。
自分の中の「何か」が、逃げるべきではないと伝えているのだ。

そう、今逃げてもいずれ殺される。
「敵」は殺した相手の武器も奪い、この先さらに強くなる。
銃を持たない自分が生き残るには、序盤で有効な武器を
手に入れる必要がある。最低限、自分の身を守れるだけの。
戦うとしたら、今しかない。

覚悟を決めたとき、ドアが小さく音を立てて開かれた。
70muni:01/12/05 09:30
アクセンチュア(20番)が部屋の中にいる人影に気づいたとき、
その塊は自分に向かって突進してきた。
慌てて鎌を振り上げるが、それより早く体中に衝撃が走る。
体が痺れ、その場に前のめりに倒れた。
男はアクセンチュアの背中の上に跨り、武器を再び押し当てる。
アクセンチュアの口から、動物の鳴き声のような悲鳴が漏れる。

「動くな。なるべくなら殺したくない」
男はアクセンチュアに跨ったまま、押し殺した声で言った。
しかし、どこかで聞き覚えのある声。
「ト・トラコスか・・・?」
アクセンチュアが尋ねると、男はピクリと反応した。
「アクセンチュア・・・?」
トランス・コスモス(09番)は目を丸くした。
71muni:01/12/05 09:32
「とりあえず、降りてくれないか・・・?」
アクセンチュア(20番)の言葉に我に返ったトランス・コスモス(09番)は
「あ・ああ」と返事をしながら素直に従った。

「それにしても久しぶりだな・・・」
トランス・コスモスはまだ先ほどの興奮が冷め切らぬ声でそう言った。
2人は大学で同じテニスサークルに所属していた仲で、親友とも
呼べる関係だった。
しかしお互い社会人になり時間が取れなかったこと、そして
トランス・コスモスの嫉妬もあって卒業後はすっかり疎遠になっていた。

「とんだ場所での再会だな」
アクセンチュアは笑いながらそう言った。
「まさか、お前に殺されかけるとは思わなかったよ」
「いや、殺すつもりはなかったって」
トランス・コスモスは面白そうに否定する。
「それにしても、やっぱりトラコスは駄目だった。転職するよ」
トランス・コスモスは近況を語りだした。
もともと、アクセンチュアを初めとした仲間からトランス・コスモスは
秋採用で別の会社を受ける事を勧められていた。
しかし、彼は東証一部上場を信用しすぎていたし、自分の学歴なら
内定者内でもトップクラスで出世も容易と考えていた。
DQN企業では、新卒は学歴に関わらず駒に過ぎないことを認識していなかったのだ。
72就職戦線異状名無しさん:01/12/05 09:38
まとめ(゚д゚)ウマー
73muni:01/12/05 09:52
「そうか、退職日だってのに派遣でここに送られたって訳か」
アクセンチュア(20番)は可笑しそうに言った。
「ああ、昨日寝てるときはまだ社員だったからな。そこを運ばれたらしい。
でも、昨日付けで退社、今日から別会社の社員だってのに、こんなのに送るかねぇ」
トランス・コスモス(09番)は自嘲気味に答えた。

「さすがはトラコス、労働基準法無視だな」
アクセンチュアは言い、重ねて質問した。
「そういや、さっきのアレは何だ?まだ体が痺れてるよ・・・」
「あはは。これだよ」
トランス・コスモスはアクセンチュアの目の前にそれを置いた。
「スタンガンか!」
「そう、そんなのでこの先どうしようかと途方にくれてた。
お前もそっちに転がってる鎌じゃ、不安だったろ?」
トランス・コスモスが「でもお前に会えてよかった」と、
そう言い掛けた時、アクセンチュアはすばやくスタンガンを拾い
トランス・コスモスに押し当てた。
不意を突かれたトランス・コスモスが悲鳴をあげる。
74muni:01/12/05 09:54
アクセンチュア(20番)はゆっくりと立ち上がり、
苦痛の表情を浮かべて座り込んでいるトランス・コスモス(09番)の
顔を蹴り上げた。トランス・コスモスが後ろに倒れこむ。
「お前、相変わらず馬鹿だな」
アクセンチュアはそう言いながら、さらにスタンガンを押し当てた。
悲鳴とともに、トランス・コスモスがのた打ち回る。
「戦場ってのはさあ、殺すか殺されるかしかないんだよ。
殺せるときは迷わず殺せ。鉄則だ」
そう言いながら、アクセンチュアは落ちてる鎌に手を伸ばす。
「2人で協力した方がいいだろ・・・なんで俺を殺す・・・?」
トランス・コスモスは必死で言葉を口にする。口の中に鉄の味が広がっている。
「学生ン時、お前俺の女とヤっただろ?」
トランス・コスモスの顔色が変わる。
「まったく、馬鹿ってやつはこれだから困る。見境なく、女とヤること
しか考えない。学生時代は、お前モテてたもんな。勘違いしちゃうよな?
でも、社会に出てお前の相手をしてくれる女なんか少なくなったろ?
DQN企業の宿命だよ。生きてても仕方ないだろ?」
アクセンチュアは、ゆっくり鎌を振り上げる。
「ま・待って・・・わるかっ・・」
トランス・コスモスは詫びの言葉を最後まで言う事は出来なかった。
首から、鮮血が吹き上がる。
アクセンチュアはその返り血を浴び、スーツも趣味の悪いネクタイも
紅く染まった。
顔についた血を指で軽くぬぐい、それをそのまま口に含む。
「へぇ、ホントに鉄臭い味だな・・・」
ニヤリと笑い、トランス・コスモスのリュックから食料を奪い
小屋を後にした。

トランス・コスモス(09番)≪死亡≫
75うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 12:21
警視庁キャリア現役合格(以下から警視庁)(21番)は、海岸沿いの
岸壁でハイライトに火をつけた。
わざわざ勉強して警視庁に入ったのに結局これかよ・・・
しかし、警視庁にはどうしても元の世界に戻らないといけない理由が
あった。警視庁の両親はもういない。小学三年の時に2人とも他界
していた。
警視庁は今でもあの時の光景を鮮明に覚えていた。家に帰り、扉を
あけると両親とまだ3歳だった妹が血みどろになって床に倒れている
あのすさまじい光景を。そして、いまだ犯人は捕まっていなかった。
いやそっちのほうが警視庁にとっては好都合だったといえる。そう、
あいつは俺の手で捕まえる。俺はそのためだけに生きてきた。いや、
これからもずっとそうだろう。
ハイライトを吸い終り、吸殻を海へと投げようとした時だった。
「おお、偶然だね。」
後ろから陽気な声で突然話し掛けられた。警視庁はしまった!ととっさに
岩陰に身を隠した。
「おいおい、そんなにびくびくするなよ(藁」
岩陰からそっと覗くとそこにはゴールドマンサックス証券(8番)が
笑みを浮かべながら立っていた。
76うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 12:28
「やれやれ。」
ゴールドは両手をわざとらしく大きく広げ、武器を持ってないし、
俺には殺意がないことを示した。
「なぁ、警視庁。俺はお前のことを認めてるんだ。ほんとだぜ。
どうだ、共闘しないか?俺とお前が組めば絶対雑魚どもに負ける
ことはない。俺達の知能と体力があれば最後まで俺達は残れる。」
確かにそうかもしれないなと警視庁は思った。ゴールドと俺は常に
トップを争っていた。勉強においても、運動においても、恋愛においてもだ。
「それじゃあ、俺がお前を信頼してる証拠にこれをやるよ。」
ゴールドはポケットから黒光りする鉄の塊を取り出した。警視庁はとっさに
岩陰に隠れたが、ゴールドはその鉄の塊を警視庁のいる岩陰へと
投げた。
「ほら、トカレフだ。お前にやるよ。もし、俺を信じることができないんだったら
それで俺を撃て、撃たれたら俺もそれまでの人間だったってことさ。」
ゴールドはほくそえみながら警視庁の動向を見据えていた。
77うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 12:33
警視庁はトカレフを拾い上げると岩陰から出ていった。
「俺はお前を認めてるんだ。」ゴールドは繰り返した。
「いいか。世の中には2種類いる。できる人間とできない人間だ。
人間は所詮平等になんかできていない。支配される人間と支配する
人間に分かれている。俺はな、人を見る目だけは確かだと自負してる
んだよ。俺はお前を信用する。だからお前も俺を信用してくれないか。」
警視庁にとっても1人でここを生き残るよりも、2人のほうが生き残れる
ことなんてわかりきっていた。ただ問題はこいつを信頼できるかどうか
だった。
警視庁とゴールドが向かい合っている時、森の中から1人の男が飛び出して
来た。
「警視庁か??俺だよ。俺!」
78うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 12:38
飛び出してきた男はオリエント貿易(以下から先物)(25番)だった。
先物と警視庁は幼馴染で常に2人で一緒にいた。一緒というか先物は
警視庁の後ろに常にへばりついていた。警視庁は全てにおいて優れて
おり、みんなの人気者だった。先物はそれとは逆に全てにおいていまいち
で、お調子者で何かあるとすぐに警視庁に泣きついてばかりいた。
「警視庁!お前を探していたんだよ!よかったぁ。」
いつものように先物は警視庁の後ろ(いつもの低位置)へと走り寄っていった。
しかし、警視庁と向かい合っているのがゴールドだとわかった瞬間先物の
顔色が変わった。
「おいおい、そんなに俺のことが嫌いかい?」
ゴールドはヘラヘラしながら、先物を睨み付けた。
先物は警視庁の後ろに隠れながら
「俺はお前が大嫌いだ。」とひ弱に呟いた。
79うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 12:44
ゴールドは両手でポンっと手を叩くと「そうだ!」とわざと大声を上げた。
「俺は共闘はしたい。1人より2人のほうが生き残り易いというは当たり前だ。
しかし、三人となると難しい。なかなか信頼できる人間が三人集まるという
確率はとても低い。実際俺はそいつを信頼していない。」
ゴールドは先物を指差すと先を続けた。
「なぁ、警視庁、お前をテストしよう。俺かその先物かどっちかを選べ。
簡単なことさ。どっちかにそのトカレフを向けて、その引き金を引くだけでいい(藁
な!簡単なことだろ?さぁ、どっちかを選びな。その馬鹿か、有能な俺か
どっちと一緒にいたのうが生き残り易いかお前にはわかってるだろ?」
警視庁は少し首をかしげて考えると
「まあね。」と微笑み、振り返るとトカレフの銃口を先物に向けた。
80うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 12:49
一瞬で先物の顔から血の気が引いた。
「おい!何してるんだ!俺とお前は幼い頃からずっと一緒だったじゃないか。
なぁ。嘘だろ?嘘だろ?」
先物はひざをがくがくさせながら警視庁に懇願した。
「なぁ、今まで俺をずっと守ってくれてたじゃないか。今更俺を見捨てるなんて
ことしないよな。だからその銃をおろしてくれよ。俺達親友だろ。」
警視庁は先物の言葉を聞いても微動だにしなかった。
「なぁ、止めてくれよ!!!!!!!!
俺はまだ死にたくないんだよ!!!!!!」
先物が大声で叫んだ。先物のほほには涙が伝っていた。
その叫び声が合図となったのか警視庁は静かにトカレフの引き金を
ゆっくりと引いた。
81うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 13:13
花屋(14番)は港近くの民家の台所に1人で隠れていた。
花屋にはまだ今の自分の置かれている状況が把握できていない、いや
わかっていはいるがそれを受け入れることができなかった。
「私なんかがこんなところで生き残れるわけないわ。こんな私になんか。」
花屋は常におっとりしていて、人に騙され易い性格だった。分厚いメガネを
かけていて、髪形も流行とは程遠く、常に目立たない存在だった。
就職においてもどうしても面接ではきはきと自信を持って答えることができず
親のコネで知り合いの花屋でようやく働き口を見つけることができた。
でもそれは彼女にとっては幸せだった。毎日花に囲まれて生活でき、
そして結婚したら子供を作って、大好きな花に囲まれながら幸せにく
らすというのが夢だった。
でもその夢も今となってははるか遠くの実現不可能な夢になってしまった。
「私なんか・・・・。」
花屋は泣きながら一生懸命考えた。どうしたらいいの?どうしたらいいの?
こんな時に警視庁が側にいてくれたら・・・・と花屋は思った。
警視庁は常にみんなの中心にいた。いつも明るく、頭がよく、かっこよく、
こんな私にも常に優しかった。
でもわかっていた、私なんかに彼が振り向く事はないって。彼にはもっと
綺麗で、聡明で、明るい女の子があっている、私なんか・・・・
その泣いている花屋を窓の外から覗きながら微笑んでる1人の女が
いるということを花屋は知らなかった。
82うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 13:21
警視庁はゆっくりと引き金を引いた。
カチッ!
引き金を引いても弾が発射されることはなかった。先物はへたへたと
その場に座り込み、警視庁は振り向いてゴールドにトカレフを投げ返して
こういった。
「これでいいのか?信頼してくれたかな??」
「合格!!」ゴールドは大きな拍手をしながらケラケラと笑っていた。
「さすがだね。警視庁、やっぱり君は頭がいい。俺が見込んだ通りだよ。
それじゃあ、集合場所はこの島の北東に診療所がある。そこに明日の
夕方に集合ということでいいかな?俺は少し用事があるんだ。
だから明日そこに集合ということにしようや。」
ゴールドはそういうと振り返り森の中へと消えようとしたが何かを言い忘れた
のかすぐにまた警視庁の方を向き直り「まあ俺を信頼しろって、またすぐに
会う事になるとは思うけどね。」と軽く手を振って森の中へと消えていった。
83うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 13:30
警視庁はまだ立つ事のできない先物に手を差し延べた。
「大丈夫か?ほら立てよ。」
先物は警視庁の手を払いのけた。
「俺を殺そうとしただろ!え?俺を殺そうとしただろ!!!」
先物はそういいながら警視庁から後ずさりしていった。
「おい、またよ先物。あの銃には弾が入っていないってわかっていたからね。」
先物はきょとんとした顔をしたまま「何故そんなことがわかるんだ!」
と叫んだ。
警視庁はポケットからハイライトを取り出し火とをつけると悠々と説明し始めた。
「だいたいゴールドが俺をはなっから信頼してるわけじゃないってことは
わかっていた。もちろん俺も信頼なんかしていなかったさ。もし俺がゴールド
の立場ならどうするだろうって考えたんだ。俺だったら弾の入っていない
拳銃を相手に渡す。それにゴールドはもう一丁拳銃を持ってると思うんだ。
もし俺がゴールドを撃とうとしても弾は発射されることはないから、その後
ゴールドは俺を撃てばいいだけだろ?さっきの選択についても一緒さ。
もし俺がゴールドに向かって引き金を引いていたら今ごろ俺達は無傷な
ゴールドに撃たれているさ。だから俺はお前に向けて引き金を引くのが
唯一俺達が助かる道、このテストの答えだったってわけさ。」
先物はすぐには理解できないらしく、数秒ちんぷんかんぷんな顔をしていたが
やっと理解できたのか笑顔を見せて警視庁に抱きついた。
「さすがだな!さすが警視庁!!」
84うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 13:44
「さ!一難去ったところでこれからどうするかだな。」
警視庁は呟いた。先物はすっかり安心したのかいつものお調子者ぶり
をはっきしてきた。
「そんなの決まってるだろ!二人で協力してここから脱出しよう!
お前さえいたら絶対できるって。」
「そう簡単にはいかないって。」
警視庁は苦笑いした。
「ところで警視庁。お前の武器はなんなんだ??」
ふいに先物が聞いてきた。警視庁はその質問を待ってましたといわん
ばかりにディバックを取り出すと中から何かを取り出した。
「これだよ(藁」
警視庁がディバックから取り出したのは「内定の達人」だった。
「なんだそりゃ!」先物はそれを手にとると笑い出した。
警視庁も一緒に笑い出した。2人で一緒に腹を抱えて大笑いした。
警視庁はこいつとは何回こうやって大笑いしただろうか、
俺がこいつを守らなきゃなと改めて決意した。
「ところでお前の武器はなんなんだ。」と苦しそうに先物に聞いた。
「それが俺のも傑作なんだよ。」と笑いながら先物はディバックの中に
手を入れた。
ディバックの中の物を取り出した瞬間、先物の顔からは笑顔が消えていた。
先物の手にはキラキラ光るアーミーナイフが握られていた。
85うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 13:55
「おいおい、警視庁。笑えよ。ほらもっと笑えよ。」
先物は警視庁の顔を睨みながらアーミーナイフを警視庁に突き出した。
「おい・・・・、何をやってるんだ。もうわかったからしまえよ。」
「はぁ?なんでしまう必要があるんだ?」
先物はナイフを両手で握り締めながら警視庁に歩み寄った。
「おい、冗談だろ?」
警視庁の顔が恐怖に引きつった。
「正直いって、俺はいつもお前の後ろにいた。いつも俺はお前には
勝てなかった。でもな!今ならお前に勝てる。俺はお前がうらやましか
った。全てがな。でも今なら俺はお前には勝てるんだよ(藁」
先物の顔に卑屈な笑顔が浮かんだ。
「お前が馬鹿なだけさ。俺は働き出してわかったんだよ。世の中足の
引っ張り合いだってな。汚く生きた奴が結局は一番強いんだよ。
お前俺の仕事の成績しらないだろ?俺は常にトップだったんだぜ。
コツはな、頭を下げる、いざとなったら土下座もする。後は先輩の顧客
だろうが、それを奪い取れば俺の成績になる。俺は世の中っていうもの
を知ったんだ!俺はお前に勝つ!俺はお前に勝つんだ!」
先物はそう叫ぶと満面の卑屈な笑顔でナイフを天高く振り上げた。
「警視庁!お前が馬鹿なんだよ!俺の勝ちさ!
ばーーーーーーーーーーーか!!」

その時だった。どこからともなく
「オマエモナー!」という声とともに一発の銃声が鳴り響いた。
86うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 14:16
銃声と共に先物の頭がまるでスイカを割るかのように弾けとんだ。
頭がなくなった先物は何か探すように一歩だけ前に歩くとそのまま
警視庁の体へと倒れこんだ。
「な。すぐ会う事になると思うっていっただろ(藁」
そこには、西部劇のごとくワルサーP38の銃口を口元にあてて銃口から
でる煙を息でフッとかき消しているゴールドが立っていた。
「だからいっただろ、俺には人を見る目があるってさ。
駄目な奴は何をやっても駄目なんだよ(藁」
「何してんだ!!てめえ!!!!!」
警視庁は我を忘れて叫んだ。しかし、ゴールドはいたって冷静だった。
「何って(藁。お前を助けたんじゃないか。俺のおかげでお前は命拾い
したってわけだろ?お前はさっきのテストの意図もすぐに理解したし、
お前は命を助けてもらった俺を裏切るほど馬鹿な人間じゃないってこと
も俺にはよくわかる。俺ももちろんお前を裏切ることはない。
これで完全な共闘関係が結べたってわけだな。(藁」
警視庁には何も言い返せなかった。
「ところでさ、お前タバコ持ってるだろ?一箱俺にくれないか?
まあ今回の貸しはそのタバコで許しといてやるよ。」
言われるがままに警視庁はディバックからハイライトを一箱取り出し
ゴールドへ投げてやった。
ゴールドはハイライトにタバコを火をつけながら「どこで手に入れたんだ?」
と聞いてきた。
「町の中に自動販売機があったもんでね。それをぶち壊して持ってきたんだ。」
それを聞くとゴールドは笑い出した。
87うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 14:22
「おいおい、警察にちくるぞ(藁。あ!そっかお前にはもう警察は手をだせない
んだったな。それじゃあ、俺はこれをお前にやるよ。」
ゴールドはさっき警視庁が投げ返したトカレフと数発の弾丸を警視庁に
向けて投げてやった。
「ああ、これは始まってすぐに公務員2種(3番)の奴がいきなり俺に飛び掛ってさ、
銃もまっすぐ撃てないんだよね。だからちょいとやっちゃってこれが整理品
ってわけよ。」
ゴールドはワラワラと笑ったが警視庁は笑わなかった。
「それはまあいいや。とりあえず集合は言ったとおりだ。とりあえず、
そこまでは生き残れよ!俺が拾ってやった命なんだからな。」
というとゴールドは森の中へと引き返していった。
「なあ、一つだけ聞きたいんだ。何故そんなに俺に構うんだ?
何故そんな俺をかいかぶる?」
警視庁はそう叫んだ。しかし、ゴールドは振り返ると、一回ウインクして
言葉ではなく笑顔だけを返して、森の中へと消えていった。
88うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 14:24
オリエント貿易(先物)(25番)
公務員2種(3番)

<死亡>
89うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 14:25
疲れた・・・・・
何やってんだろ俺(藁

ちょくで書き込んでるので誤字脱字、意味不明な文章があるかも
しれんがそれは許してね♪
90muni:01/12/05 17:26
鬱蒼と生えている茂みを掻き分け、セブンイレブン・女OFC(07番)は一本の小路に出た。
ここも舗装されているわけではないけもの道だが、それでも腰をおろすくらいはできる。
彼女は少々歩き疲れていた。大木を背もたれにし、地べたに座り込む。

セブンは、積極的に殺し合いに参加する気は毛頭なかった。
でも、死ぬわけにはいかない。死が怖いからというだけではない。
ここで負けて、会社に莫大な特殊法人税を課せられるわけにはいかないのだ。
その使命感は、愛社意識からくるもではない。
むしろ、彼女は会社を忌み嫌ってすらいる。
でも・・・
セブンは、守るべきもの達の顔を思い浮かべた。
負けられない・・・絶対に生きて帰ってやる・・・

そう改めて決意を固めたとき、彼女が来たのとは逆の方角から
人影が現われた。
セブンは素早く立ち上がり、体制を整えようとする。

「おいおい、待てよ。そう構えるな」
茂みから出て来たアクセンチュア(20番)は笑いながら言った。
91muni:01/12/05 17:27
「あなた、誰を殺してきたの・・・?」
セブンイレブン・女OFC(07番)は後ろに下がり、距離をおきながら聞いた。
アクセンチュア(20番)のスーツは血で紅く染まっているし、右手に握られた
鎌には若干血のりのようなものが見えた。
彼女の視線に気づいたアクセンチュアは左手で頭を掻いた。
「あちゃー、多少はぬぐったんだけどな。落としきれなかったか・・・」
そう言って、さっきまでよりもさらに口の端を歪めながら笑った。

セブンはなおも後ろに下がりながら尋ねる。
「質問に答えて・・・あなた、私も殺す気・・・?」
張り詰めた顔でいうセブンに、アクセンチュアは何とも言えない感情を覚えた。

セブンは美人の範疇に入る容貌を持ってはいたが、見た目の美しさだけなら
東京海上一般職(28番)の方が上だろう。
だが、セブンには東京海上にはない強い意思を持った目があった。
男に媚びるでもなく、男女平等などと言うだけで中身の伴わない
キャリアウーマンとも違う何かがあった。

「殺しても構わない・・・もう、俺には参加するしかないからな。
でも、殺すのはもったいない・・・そう思ってる」
アクセンチュアがまたも顔を醜く歪ませる。
セブンは、アクセンチュアの一挙一動に神経を払いながら次の言葉を待った。

「服を脱げ」
92muni:01/12/05 17:27
「あなた、正気・・・?」
セブンイレブン・女OFC(07番)の鼓動が早くなる。
「私が、ハイ分かりましたって服を脱ぐとでも思ってるの?」

アクセンチュア(20番)は、さも可笑しそうに答える。
「言わなければどうなる?もし、君が銃を持っているならすでに出しているはずだ。
西部劇のように速抜きでもしたいなら別だが、普通は撃つ撃たないは別にしても
銃を構える。それをしないと言う事は、銃をもっていないということ。
見たところ、長い武器は持っていない。ポケットに入る武器は接近戦用だ。
俺も、鎌を持っている。接近戦をして俺に勝てるかな・・・?」
セブンは、何も答えずただ黙っている。それを見てアクセンチュアは言葉を続ける。
「おとなし服を脱いでくれれば、やることやるだけだ。命までは取らない。
たとえ抵抗する道を選んでも、結果は変わらない。無駄に痛い思いをするだけだ。
それに、俺はさっき殺した奴から銃を奪った。逃げても無駄だ・・・」
アクセンチュアはそう言って、スーツの左ポケットを叩いた。

女は、小さく笑ったように見えた。
「あなた、コンサルを名乗るならもう少し弁が立たないと駄目よ」
セブンが、アクセンチュアの目を真正面から見据えながら言った。
「私に、そんなインチキ話術は通用しない。あなた、ここで死ぬわ・・・」
アクセンチュアは、体中の毛穴から汗が流れ出るのを感じた。
セブンの眼が、強く、怪しい光を帯びている・・・
93muni:01/12/05 17:28
「・・・どういう意味だ?」
アクセンチュアは、やっとの思いで言葉を発することが出来た。
セブンの眼を見た途端、絶対的な捕食者に出会った獲物のように
自分が萎縮したのを感じた。

「あなたの言った言葉を返すわ・・・銃を持ってるなら、実際にそれを
見せた方が脅しには効果的なハズ・・・それに、あなたは左ポケットを叩いた。
いつ誰が襲ってくるか分からない状況で、あなたは右手に鎌を持っている。
それが利き腕のはずよ。銃でなく鎌を持つにしろ、銃はいつでも出せるように
右ポケットか内ポケットに入れるのが普通。左ポケットだと出しにくい。
利き腕じゃない方で銃を撃つのは無理だわ」
アクセンチュアは、息を呑んだ。
セブンイレブンなんかの女が、ここまでの知能を見せるか・・・!
驚きと恐怖を感じ、同時にまたも不思議な感覚を覚えた。
自分のイチモツが大きくなってくるのが分かった。

「それ、左手でも使える代物・・・おそらくスタンガンね。
あなたの方こそ、接近戦用の武器だけ・・・
もう一度言ってあげる。あなた、死ぬわよ」
セブンは、静かに言い放った。
94muni:01/12/05 18:03
「・・・で?どうやって俺を殺すつもりだ・・・?」
アクセンチュア(20番)は、平静を必死で取り戻そうと努めながら
聞いた。
「お前だって、接近戦用の武器だけだろ。最悪、武器なんてないかもな。
どっちにしろ、戦って勝つのは俺だ」
アクセンチュアは、やや大きめの声で言った。自分にも言い聞かせるように。
そう、状況は自分に有利。ただ、少しの嘘を見破られて動揺しただけだ・・・

そんなアクセンチュアの様子をセブンイレブン・女OFC(07番)は
軽蔑したような眼差しで見つめている。内心の動揺など、全てお見通し
だと言わんばかりに。
彼女はおもむろに、ポケットから長さ30センチくらいの鉄の棒を取り出した。
「これ、すごいのよ・・・」
彼女はそう言い、棒の中心にあるボタンを押した。
カキンカキンという金属音とともに、棒の両側が伸びていく。
それは、2メートルくらいの長さになった。棒の先端は、鋭利に尖っている。
「OFCになるまで、店勤務でいろいろと重いものを運んでたの。
それが役に立ったのかなあ。これ結構重いのに、軽々と扱えるんだ・・・」
セブンは笑った。とびきりの笑顔だった。
95muni:01/12/05 18:03
アクセンチュア(20番)は、自分の読みの甘さを悔いた。
女の恐怖に歪む顔が見たいために、奇襲をかけなかった。
彼女に気づかれる前に、スタンガンで気絶させるべきだったのだ。
だが、まだ終わりではない。逆転の目はまだ残っている・・・
アクセンチュアは、その機を作り出すために一歩下がった。
セブンイレブン・女OFC(07番)は動かない。
アクセンチュアの様子を慎重に窺っている。

「お前、殺すのをためらってないか・・・?」
アクセンチュアが、ゆっくりと話し出した。
「せっかくの武器も、俺がお前の懐に入れば無用の長物。
接近すれば勝つのは俺だぜ・・・?」
「確かにそうね。でも、近づこうとすれば、その瞬間に刺すわよ。
あるいは、叩いても頭にヒビくらい入れられるかもね」
セブンは顔色を変えずに答える。
2人の間の距離、3メートル・・・
このバランスが崩れたとき、どういう形にせよ闘いは終わる。
96内定者:01/12/05 18:48
がんばれーーセブン  
97muni:01/12/05 18:54
「なんで、戦おうとする・・・?」
アクセンチュア(20番)が尋ねた。
「セブンなんて会社のために命をかけるなんて馬鹿らしくないか?
OFC・経営コンサルなんて言ったところでただの奴隷だろ・・・?」
セブンイレブン・女OFC(07番)は、棒を構えたまま言葉を発しない。
眼で、続けろと促している。
「お前くらいの頭があれば、もう少しいい仕事だってできるはずだ。
コンサル的な仕事がしたいなら、ウチの会社を紹介してやってもいいぞ?」

セブンは、心底呆れたような目でアクセンチュアを見据えた。
「アクセンチュアがコンサル?ただのSEでしょ?そんなの、やりたいとも思わない」
アクセンチュアは、怒ったような目でセブンを睨み返す。
思わずこのまま駆け出そうとしたが、まだその機ではない。

「私が負けたら、ウチの会社は法人追加税を捻出するために、今まで以上に
コンビニ各店のオーナーから利益を搾り取る。自分は痛い思いをせず、
周りにだけ痛みを強いる。そういう会社なの。だから、負けられない。
私を信頼してくれるオーナーさんたちのためにも絶対に勝つわ。
例え、あなたを殺してでも私は生きて帰る」
セブンは、ついに前に歩を進めた。一歩、二歩と距離が縮まっていく・・・
98muni:01/12/05 18:55
アクセンチュア(20番)は薄く笑った。
「分かったよ、お前がここに送られた理由が・・・」
セブンイレブン・女OFCの歩みが止まる。
「どういう意味?」
アクセンチュアは、一歩下がりながら答える。
「要するに、理想を掲げた優秀な社員だが、下手に優秀すぎた。挙げている
理想は、会社のやり方を否定するもの。このまま放っておけば、会社の基盤が
揺らぎかねない。だから、こんな戦場に送ったんだ。もし勝てば儲けものだしな」
セブンの顔が、怒りのためか赤く染まってきた。

「体よく、切られたんだよ。ブラック企業なんかに入ったばかりに。
駒として振舞えない駒は、無能な役立たずと同義なんだよ」
アクセンチュアが笑いながら言う。
「黙んなさいよ!」
セブンが声を荒らげ棒を握る手に力をこめた瞬間、アクセンチュアは
鎌を持つ右手を振りかぶった。
!!!投げる!!!!
セブンは瞬時に判断し、とっさに右に跳んだ。
彼女の頬を掠め、鎌は後ろの木に突き刺さる。
セブンが体制を整えようとしたとき、アクセンチュアの顔が目の前にあった。
アクセンチュアは右手で棒を押さえ、左手でスタンガンを押し当てる。
セブンは激しい痛みとともに崩れ落ちた。
99muni:01/12/05 18:55
アクセンチュア(20番)は、息を切らせながら女を仰向けにした。
セブンイレブン・女OFC(07番)は苦しそうにうめく。
「さ〜て、お楽しみの時間だな・・・」
アクセンチュアは品のない笑いを浮かべ、女にまたがる。
女は、例のアクセンチュアを軽蔑したような眼差しを向けている。
「いいね、その眼、最高だよ・・・」
アクセンチュアの息遣いが荒くなった。
女のスカートの中に手を入れ、下着を下ろし始める。
セブンは、痺れが残る中で必死に手を動かし、アクセンチュアの首に
手をかけた。
「痺れてる状態で、俺を絞め殺せるかよ・・・!」
アクセンチュアはセブンの手の動きを気にせず、下着を下ろしつづける。

・・・!?
アクセンチュアは、それが何であるかわからなかった。
女は、軽蔑と哀れみの混じった眼で男を見上げる。
「衣服だけが、島に持ち込めたもの・・・男は、ネクタイが
武器になる・・・女は、ブラジャーの中に金属製のワイヤーを忍ばせている・・・」
セブンの言葉で、アクセンチュアはようやく首筋に当たる冷たいものの
正体を知った。
「さよなら」
セブンは、その言葉とともにアクセンチュアの喉仏を掻き切った。
棒でに削ったワイヤーだが、思いのほか鋭利な刃物になった。
セブンは、顔に滴り落ちる血を浴びながら、昨日仕事からの帰りが遅くて
シャワーを浴びれなかった事を思い出していた。
100muni:01/12/05 18:55
ようやく体の痺れが取れ、セブンイレブン・女OFC(07番)は
体にのしかかるアクセンチュアの死体をどけ立ち上がった。
彼女は、自分が殺した男の死体をぼんやりと見つめた。
多分、アクセンチュアが余計なことをべらべらとしゃべり、スタンガンを
隠し持っていた事が分かった時点で勝負はついていた。
ラストカードを隠し持っていたものと、晒け出したもの・・・
この差が、生死を分けた。

さて、移動するか・・・
セブンがそう思ったとき、パンという音が鳴り響いた。
「え?」
自分のお腹が熱い。手をやると、ねちゃりとした感触・・・
血が、流れている。
セブンが振り返ると、さらに1発・2発と銃声が鳴り響いた。
そのうち1発が命中し、セブンは後ろに弾き飛ばされた。

セブンは、もう動かなかった・・・
それを見届け、東京海上一般職(28番)はS&WM36を懐にしまい、
鼻歌交じりに来た道を引き返した。
101muni:01/12/05 19:10
お腹が、熱い・・・
すごく、痛い・・・
セブンイレブン・女OFC(07番)は、倒れたままの姿勢で
空を見上げていた。木々の枝が邪魔で、空はよく見えない。
でも、今日の空がとびきりに青いのだけは分かった。

自分を撃ったのは、あの腰掛OL・・・自分の美貌を武器に、
男に媚び、操り、そうして生きているような女・・・
あの女に殺された、という事実を残すのだけは許せなかった。
痛みをこらえ、必死の思いで起き上がり、周りを見回す。
多分、あっちだ・・・
セブンは、アクセンチュアがやってきた方へと進んでいった。

彼女は、OFCという仕事が好きだった。
陰からオーナーを支える裏方仕事とも言える部分が特に。
自分が前面に出るよりも、相手のために奉仕するのが好きなのだ。
まだ顔を合わせたことのない全国のオーナーのためにも、法人税を
かけられるのだけは避けたかったが、それはもう叶うまい。

昔、何かの本で忍は死して骸を残さないと読んだ事がある。
任務途中で死んでも、自分の死体が人目につかないよう
最後の力を振り絞って姿を消すという。
同じ裏方として、自分もそうありたいと願った。

予想通り、海に出た。空には雲ひとつなく、どこまでも青い。
あの女に殺されたのではない。自ら、目的を果たせないと悟って
死を選ぶのだ・・・

セブンは、崖から一歩前に踏み出した。

<企業番号07番 セブンイレブン・女OFC 死亡>
<企業番号20番 アクセンチュア 死亡>
102外人:01/12/05 20:21
凄ぇ、凄ぇ!
帰ってみたら、こんな展開になっていようとはッ!
今から、全部読みます
いや〜、楽しみだなぁ〜
103外人:01/12/05 21:01
所変わって、廃校舎の中。

コンコンコン
校長室のドアをノックする音がする。
「入りたまえ」
部屋の中では、小泉首相がソファーに腰掛けて本を読んでいる。
スティーヴン・キングの「死のロングウォーク」だ。

「首相、そろそろ第三回の放送時間ですので、よろしくお願いします」
「おぉ、山本担当室長か。どうだ?プログラムは順調に進んでいるか?」
「はい。現在、順調に進行しております。何のトラブルもありません」
「そうか、そうか。では放送を行うとするか」
「はい。よろしくお願い致します」
「うむ」
そう言うと、小泉首相は山本担当官と共に放送室へと向かった。
104外人:01/12/05 21:16
− 11日16時00分 第三回目の放送 −

「え〜
 小泉純一郎です。
 今から第三回目の放送発表を行います。
 それどころじゃない人も、一応耳を傾けて下さ〜い。
 それでは、この世に未練を残し死亡された方々の名前を発表しま〜す。
 おお、またまた凄い数だな。
 えーと読みます、09番トランスコスモス、14番セブンイレブン、
 20番アクセンチュア、25番オリエント急行、じゃなかったオリエント貿易」

「またまた四人逝っちゃったのかぁ〜
 全部で九人死んで、残りはもう二一名だな〜
 いよいよ戦いもこれから緊迫の度合いを増すわけだけども、
 みんなビビることはないぞw
 恐れず、怯まず、捉われず、だ。
 痛みに負けず、頑張れッ
 みなの健闘を期待しているッ!」

首相の声は、拡声器の古さも手伝って、島中に不気味に響いていく・・・
105外人:01/12/05 23:21
三回目の放送が終わった頃、
西部の平原を一人の男が歩いていた。
やや肥満気味のタプッとした体型、よれよれのシャツ。
暑かったのか、もう上着はとうに脱ぎ捨てており、
シャツのボタンも全て外されている。
千葉銀行(24番)は、正直疲れていた。
あ〜面倒くさいな。早く帰って休みたいよ。
デスクワークで運動とはまったく縁のない彼の体が、そう訴えていた。
彼が従事していた地銀の仕事は、まったく退屈極まりないものであったが、
千葉銀行(24番)にとっては、退屈こそ最良の仕事に違いなかった。
空はますます曇ってきている。
とりあえず、休める所が欲しかった。

こ、小屋だ。
前方に小屋が見える。
ようやく休める場所を見つけ、千葉銀行は足を速めた。
ボロボロに朽ちた小屋だ。
あのボロ小屋だ。
もちろん、さっきまでここで凄惨な殺人が行われていたことなど、
千葉銀行(24番)が知る由もなかったが・・・
彼は、ほとんど無警戒にドアを開けた。
106就職戦線異状名無しさん:01/12/05 23:30
うちの内定先登場きぽん。
107名無しさん:01/12/05 23:38
ちょっと混乱しているのでここで整理

(01番) SMG(メガネ男)
(02番) 国家公務員U種      死亡
(03番) 電通
(04番) P&G(女)
(05番) デンソー
(06番) セブンイレブン女OFC    死亡
(07番) NTTデータ(男)
(08番) ゴールドマンサックス証券
(09番) トランス・コスモス    死亡
(10番)
(11番) キーエンス        死亡
(12番) NEC           死亡
(13番) 武富士 
(14番) 花屋
(15番) 大正製薬        死亡
(16番)
(17番)
(18番) 自分(主人公?)
(19番)
(20番) アクセンチュア    死亡
(21番) 警察庁キャリア
(22番) NRI
(23番) NTTドコモ(女)   死亡
(24番)
(25番) オリエント貿易   死亡
(26番) JR東海(男)    死亡
(27番)
(28番) 東京海上一般職

10名死亡  残り20社
108外人:01/12/05 23:41
「あっ」
思わず、千葉銀行の口から声がこぼれた。
男が首から血を吹き出して死んでいる。
それは、トランスコスモス(9番)の死体だった。
喉を何か鋭利な刃物で切り裂かれたその死骸は、
まるで地面に打ち捨てられたマネキンのように無表情なポーズをとっていた。
「ひぃ」
ようやく、千葉銀行にも自分が置かれた状況が理解できた。
これは、単なる殺し合いなんだ。
死体から目を背けると、千葉銀は弾かれるように小屋を飛び出していった。
109名無しさん:01/12/05 23:42
>>107
(03番)国家公務員は電通とかぶっていたので(02番)へ
(07番)セブンイレブンはNTTデータとかぶっていたので(06番)へ
(21番)警視庁じゃなく警察庁へ変更
110就職戦線異状名無しさん:01/12/05 23:45
花屋はまだ確定しないほうがいいだろw
いかんせん選ばれる基準がなぁ。

警察庁と公務員二種も同じだが、ストーリーにからんでいるので
このまま続行きぼん。
111就職戦線異状名無しさん:01/12/05 23:45
TISもいれてくれよ〜
112就職戦線異状名無しさん:01/12/05 23:48
もっと女も増やしてくれ
113うっき ◆YxWFRquQ :01/12/05 23:57
>>109
>>110
すまんねえ03ってかぶってたね(藁
すまんすまん
114就職戦線異状名無しさん:01/12/06 00:00
生き残ってる主な登場人物はこんな感じか?

<01番> SMG (武器不明)
<03番> 電通 (金属バット・文化包丁) 「1名殺害」
<04番> P&G・女 (レミントン・ダブルデリンジャー)
<05番> デンソー (武器不明)
<07番> NTTデータ (150ポンド木製クロスボウ) 「1名殺害」
<08番> ゴールドマンサックス証券 (ワルサーP38) 「2名殺害」
<13番> 武富士 (日本刀・投げナイフ・UZISMG) 「3名殺害」
<21番> 警察庁 (トカレフ)
<22番> NRI (武器不明)
<24番> 千葉銀行 (武器不明)
<28番> 東京海上一般職・女 (S&M M36) 「1名殺害」
115うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 00:04
花屋はダメなのね・・・・・・・
いいじゃん一人くらいさ
これから絡ませる予定だからさ・・・・・・
116就職戦線異状名無しさん:01/12/06 00:04
未決定枠が花屋の14番も含めたら、残り9人か。
しかし、もう10人死んだんだね、早いねw

実際のオレたちも、こんな感じで首切られたり、辞めてくんだろうね。
117就職戦線異状名無しさん:01/12/06 00:07
千葉銀行とかいいね。全然2chで人気じゃない企業とか
あるとなんか新鮮。
日立ソフトとCTCとIBMがでていないのがとてもいい。

>>116
ゆーなよ。。。
118うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 02:29
>>81を変えますわ

JTB(14番)は港近くの民家の台所に1人で隠れていた。
JTBにはまだ今の自分の置かれている状況が把握できていない、いや
わかっていはいるがそれを受け入れることができなかった。
「私なんかがこんなところで生き残れるわけないわ。こんな私になんか。」
JTBは常におっとりしていて、人に騙され易い性格だった。分厚いメガネを
かけていて、髪形も流行とは程遠く、常に目立たない存在だった。
そんな彼女でもJTBから内定をもらえた時は飛んで喜んだものだ。
彼女は昔から海外というものに憧れていた。海外に行けばこんな私でも
変われるんじゃないか、もっと自分に自信が持てるのではないかと思っていた。
そして、素敵な男の人と知り合って結婚したら専業主婦になり、子供は男1人に女2人。
毎日掃除、洗濯、晩御飯の準備、後片付けをするの。それが毎日繰り返される。
確かに単純な毎日かもしれない。でも彼女はそれで充分だった。自分のいれる場所がある
自分が安心して過ごせる場所がある。それが彼女の一番求めるものだった。そして子供達がそれぞれ
大人になって家を出て行ったら、夫と残りの人生をのんびり過ごすというのが彼女の夢だった。
でもその夢も今となってははるか遠くの実現不可能な夢になってしまった。
「どうしたらいいの・・・・。」
JTBは泣きながら一生懸命考えた。どうしたらいいの?どうしたらいいの?
こんな時に警視庁が側にいてくれたら・・・・とJTBは思った。
警視庁は常にみんなの中心にいた。いつも明るく、頭がよく、かっこよく、
こんな私にも常に優しかった。
でもわかっていた、私なんかに彼が振り向く事はないって。彼にはもっと
綺麗で、聡明で、明るい女の子があっている、私なんか・・・・
その泣いているJTBを窓の外から覗きながら微笑んでる1人の女が
いるということをJTBは知らなかった。
119うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 02:30
「あ〜あ、パーマが台無しだわ。」
ANAスチュワーデス(15番)はとある民家の中で鏡を覗き込んで髪型を整えていた。
鏡に映る自分の顔を眺めながらあの教室にいた東京海上一般職(28番)の
ことを思い出した。
「あの女には負けてないわよね。私のほうがかわいいもんね。」
確かに、東京海上一般職(28番)はストレートロングの黒髪でどちらかといえば
美人で気が強い雰囲気を漂わしていた。しかし、ANAスチュワーデスは
セミロングのパーマで美しさよりは、かわいらしさを前面に押し出した
女だった。クリクリした目はあどけなくどんな男でもこの子を守りたいな
と思ってしまような顔と体型と性格をしていた。ところがどっこい女とは
怖いものでこの性格は表面上の性格だった。
男の前では天然ボケを演じているが、本当は計算高く、ずる賢かった。
それを見抜いた男がいないということが彼女のちょっとした自慢だった。
そろそろ将来性のある男でもキープしておこうかしらと彼女は考えていた。
「でもいざ就職してみるとがっかりよねぇ。同期なんていい男なんて一人
もいないじゃない。ほんっと残念。なんかいいよってくる男はいるけどさ。
ほんとだっさい男しかいないわよね。はぁ、どこかに私にぴったりの男の
人はいないのかしら。」
髪型に満足したのかANAは一回頷くと鏡台の前から立ち上がり、ディバックの
中に入っていたドスを服の後ろに隠すと「子猫ちゃん狩りにでもいきますか。」
と微笑んだ。前日の夜となりの家に地味な女が1人で隠れて泣いているのを
見つけていたからである。
120うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 02:31
ANAは音を立てないようにJTBがひそんでいる家へと近づいていった。
するとちょうど昨日の夜ANAが覗き込んでいた窓から同じように覗き込んで
いる男がいた。それは電通(03番)だった。電通は持っている金属バットで
景気よくその窓をぶち破ると家の中へと飛び込んでいった。家の中から
「動くんじゃねえよ!!」と電通の叫び声が聞こえた。
どうしようかしら?ANAは考えた。ここはほっておくほうがいいのかしら?
でも、電通でしょ、結婚相手としては最適ね。年収も高いし、最近上場したしね。
ANAはかわいく微笑むと電通が入っていった家へと近づいた。
部屋の中では電通がJTBに向かって金属バットで威嚇しながらJTBのディバックの中身を
あさっていた。JTBは部屋の隅で震えながら怯えきっていた。
「ほら早くそのバットで殴っちゃいなさいよ。もう、男のくせに少し震えてるじゃない。
ほんっと最近の男って根性ないんだから。まあこういう時は男より女のほうが強いのかもね。」
ANAは窓からこっそり部屋の様子を覗きながら思った。しかし、一歩足を踏み出して更に
覗き易い場所へと移動したのが間違いだった。とびちったガラスを踏んでしまった。
電通はその音に飛び上がるほど驚き、「誰だそこにいるのは!!!でてこい!」と少し震えた声で
叫んだ。「もう、気の小さい男ねぇ・・」とANAは舌打ちをしながら、しかし、ちゃっかりと
男好みの女へと豹変して姿を現した。電通は隠れていたのが女だとわかり安心したのか部屋に入って
こいと手で合図した。
電通は男1人、女2人という状況に満足げに微笑むと2人の女をジロジロと嘗め回すように
品定めをし始めた。
「まあ普段なら二股も三股も平気なんだが、状況が状況だからねぇ。どっちかだけを連れて行くか。」
「けっ、電通だからもててるってこの馬鹿は気付かないのかしら?鏡で自分の顔を見たことは
ないのかしら(藁」とANAは心の中で呟いた。しかし、そこは抜け目ない女である、すかさず涙目になると
電通の腕へと飛びついた。
「私を連れて行って。一人で寂しかったの。」ANAは涙ながらに電通の目を見ながら訴えた。電通も
豊満なANAの胸の感触にあからさまに鼻の下が伸びていた。JTBはあまりの恐怖に未だに動くことが
できなかった。
「勝ったわね。少し頼りないけど当分この男を利用しようっと。」ANAは心の中でガッツポーズをした。
「よし、お前にしよう!」と電通はANAの肩を抱き、今度はJTBのほうを睨みつけた。
121うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 02:32
「悪いね。とりあえず君には今死んでもらうよ。俺はもう1人殺してるしね。一人も二人も一緒だからな。」
そういうと金属バットを持って、JTBへと近づいていった。JTBは電通が近づいてくるのを見てようやく
自分の置かれた状況を理解できたのか、何かを叫ぼうとしたがあまりの恐怖に声もでず、腰も抜けてし
まいそこから動くことさえできなかった。
電通が金属バットを握り締めちょうど振り上げようとした時であった。
「はいはい、そこまで。それ以上動くと撃っちゃうよ。」
電通がぶち破った窓の外に1人の男が銃を持って立っていた。ゴールドマンサックス証券(8番)だ。
ゴールドは銃でしっかりと電通を狙いながら、よっこらせと窓を越えて部屋の中へと入ってきた。
ANAはゴールドを見た瞬間に電通が負けることが本能的にわかった。ゴールドは少しも震えることもなく
いや反対に余裕をさえ持っている。もし電通がゴールドに襲い掛かったとしたら何も躊躇なしに
ゴールドが引き金を引くだろうとANAは感じ取ることができた。しかし、電通は明らかに怯えていた。
殺されるかもしれないという恐怖に負けて今にもゴールドに飛び掛りそうな勢いだった。
「本当にこの電通は馬鹿ね。勝てる相手と勝てない相手っていうのがわからないのかしら?
女だけがそういう匂いを本能的に感じることができるのかもね。」
「いいか、俺はもう1人このバットで殴り殺してるんだぞ!」
「あらあら、電通最悪。明らかに怯えた猿状態ね(藁」ANAはそっと巻き込まれないように電通の側を
離れ壁際へと避難した。
「だ〜〜から?」ゴールドはケラケラと笑った。その笑い声が電通の小さなプライドを傷つけたのか
それとも恐怖に耐えかねたのか電通が金属バットを振りかざしゴールドへと突進してきた。
「やれやれ。」ゴールドはなんだよこいつと嘲笑しまるで煙草に火をつけるかのように簡単に
引き金を引いた。至近距離から撃たれた電通は壁際まで吹っ飛ばされた。見事に銃弾は
電通の心臓を貫いていた。まあ即死ってやつだ。
ゴールドは顔についた血を手でぬぐうと
「んじゃ俺もあいつの真似でもするかな(藁。まあ俺は女の2人や3人いや4人でも大丈夫なんだが、
状況が状況だ。1人だけ連れて行くことにしようかな。」
ゴールドはそういうと2人の女性を交互に眺めながらまざとらしく悩んでいるふりをした。
もちろんANAはさっきと同じ手口でゴールドの腕へと飛びついた。
「怖かった・・・。助けてくれてありがとう。」
122うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 02:33
さっきより多めに豊満な胸を押し付けて「ちょろいもんね。」とANAはゴールドには気付かれないよう
に微笑んだ。
「よし決めたよ!」ゴールドはそういうとANAの肩を抱いた。ANAはまたもや心の中でガッツポーズして
ありがとう!と言おうとゴールドの顔を覗き込むとゴールドは舌を出して笑っていた。
「ごめんねぇ。俺はこっちを連れて行くよ。」とゴールドはANAから手を離すと、JTBへと近づいて
いった。ゴールドがJTBを立たせようとすると、「やめて!!!」とJTBは叫んだ。ゴールドは少し
困った顔をして、「こっちを見ろ!」と今までにない真面目な顔でJTBの顔を無理やり向けさせて
「俺についてこい。」と優しく囁いた。その言葉で大人しくなったJTBを無理やり立たせると
「ああ、俺は取り残されたほうを殺したりはしないから安心しな。」とANAに向かって笑顔で
言い出口のほうへとさっさと歩き出してしまった。
ANAはあっけに取られてその光景を見守っていたが、だんだんと怒りが込み上げてきた。
「なんで私が負けるよの!なんであんな女に私が負けるの??なんでよ!」
心の中でそうさけぶと隠していたドスを取り出した。
「馬鹿ね。このゲームの趣旨をこの男は理解しているのかしら?女だからって油断して後ろ姿を
相手に見せるなんてね(藁」
ANAはまっすぐ歩けないJTBを手伝いながら出口へと向かうゴールドへとドスを構えて近づいて
いった。後一歩進めば刺せるわねとANAが考えた時、ゴールドがさっと振り返り、笑いながら
銃口をANAへと向けた。
「やっと本性をあらわしたのかい(藁」
123うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 02:34
一瞬でANAの顔が引きつった。
「そんな顔したらせっかくの美貌が台無しだよ。お嬢さん。演技ばればれなんだよね。
今までの男なら騙せたかもしれないけど俺は騙せないよ。」
ANAが死を覚悟し、ゴールドが引き金を引こうとしたその時だった。
「もう人が死ぬのは沢山!」と言う声と共にJTBがゴールドの拳銃に飛びついた。
その一瞬のすきをANAが見逃すはずもなくANAはまっすぐにドスをゴールドへと突き出した。
「私はもういやなの!」とJTBはゴールドの腕を放すとANAのナイフが描く直線状へと踊り出た。
「この馬鹿女!あなたを刺したって意味ないのよ!」とANAは叫んだがもうすでに動作を止めて
体勢を立て直す余裕がANAにはなかった。
部屋にドスッという鈍い音が響き渡った。ANAはゆっくりと目を開けた。すると、ドスは見事に
体の中へとのめり込み、そこからおびただしい血が吹き出していた。しかし、予想と違っていた
ことがあった。ドスがのめりこんでいたのはJTBではなくゴールドだったのだ。
「女の子にしてはすばやい動きだ。でも君は失敗した。刃物っていうのは瞬間的に人を殺すこと
は難しいんだよ。でもね、これだったら簡単さ。さっきみたいに心臓を狙えば一発さ。」
ゴールドは笑いながら拳銃をANAの胸にあてると引き金を引いた。
銃声が鳴り響き、ANAとゴールドは同時に床へと倒れた。
「なんで私なんかをかばったのよ。」JTBはゴールドへと駆けよりゴールドを優しく抱き上げた。
「あっちゃぁ、最後の最後で失敗したな。俺もまだまだだな。」
ケラケラと笑うゴールドの顔が苦痛で歪んだ。
「なんでなのよ、あのまま刺されていた方がよかったのに・・・・」
「いいか、今からいうことをよく聞けよ。島の東北に診療所がある、そこにいけ。」
「何をいってるの?何をいってるのよ。」
「そこにいけば警察庁がいる。俺のポケットの中にあいつからもらったハイライトがあるから
それを持っていけ、その後はあいつについていけば・・・。」
ゴールドの顔からどんどん血の気が引いていった。
「なぁ、俺がお前のこと好きだったって気付かなかっただろ。」
ゴールドは一生懸命笑顔を作ろうとしたが、どうしてもうまく顔の筋肉を動かせなかった。
「でもお前は警視庁のことが・・・・ってことは・・気付いて・・・。」
「なんで私なんかのことを・・・・。」
「ずっと遠く・・見てた・・・んだ。もっと自分に・・自信を・・・てよ。
ああ・・・・、そう・・だ、警視庁に・・・伝えて・・ないか、俺は・・・・お前・・
を信頼し・・・てるって・・・いっただろ・・・・・後は・・・任したって・・・・・・。」
それ以上ゴールドが喋ることはなかった。
「いやぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
JTBの叫び声が町中に儚く響き渡った。
124うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 02:39
<死亡>
ANAシュチュワーデス(15番)
ゴールドマンサックス証券(08番)
125うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 02:42
最後らへんかなりだれてます
んじゃ俺はこれを最後にROMに回りますんで
駄文でスマソ
おいしい役柄だな、ゴールド・・・
127就職戦線異状名無しさん :01/12/06 05:17
>うっき
キャリアで入省するのは警「察」庁だぞ。
警「視」庁は神奈川県警みたいなもの。
20代後半が集められてるって設定だから、
この時点では警視庁に配属になってるって片つけてもいいのだが。
128就職戦線異状名無しさん:01/12/06 05:55
誰か続編書いて〜
できればJOJOの対ダービー戦のような闘いきぼんぬで。
129就職戦線異状名無しさん:01/12/06 06:01
http://www11.vis.ne.jp/~br/
こいよ。熱い戦いが繰り広げられてるよ。
130就職戦線異状名無しさん:01/12/06 06:21
(01番) SMG(メガネ男)
(02番) 国家公務員U種      死亡
(03番) 電通           死亡
(04番) P&G(女)
(05番) デンソー
(06番) セブンイレブン女OFC    死亡
(07番) NTTデータ(男)
(08番) ゴールドマンサックス証券 死亡
(09番) トランス・コスモス    死亡
(10番)
(11番) キーエンス        死亡
(12番) NEC           死亡
(13番) 武富士
(14番) JTB     
(15番) 大正製薬        死亡
(16番) ANAスチュワーデス  死亡
(17番)
(18番) 自分(主人公?)
(19番)
(20番) アクセンチュア    死亡
(21番) 警察庁キャリア
(22番) NRI
(23番) NTTドコモ(女)   死亡
(24番)
(25番) オリエント貿易   死亡
(26番) JR東海(男)    死亡
(27番)
(28番) 東京海上一般職
(29番)
(30番)

残り、18社
未定企業枠 7社
131就職戦線異状名無しさん:01/12/06 06:23
>>130
15番重複のため、ANAすっちーは16番に。

あと、生存企業18じゃなくて17だ。失敬。
132就職戦線異状名無しさん:01/12/06 06:56
>>130
24番・千葉銀行追加。

未定企業枠 6社
133就職戦線異状名無しさん:01/12/06 12:11
無我夢中で森を抜けるとそこには寂れた民家があった。
・・・・・・・・・急にうんこがしたくなった。
134外人:01/12/06 14:54
陽が落ちてきた。
夕闇が迫って、空は徐々に薄暗くなってゆく。
森の中で、無用心にも男が糞を垂れている。
ニッセイ(29番)。
緊張の糸が切れたのか、ずいぶんと長めの糞だ。
もちろん彼が落ち着いて用をたすのには、それなりの理由があったのだが。
ザッ。
背後から聞こえた足音に、ニッセイは驚いて振り返った。
そこには、荒い息をあげながら近づいてくる千葉銀行(24番)の姿。
ヤツの手には、大きな肉切り包丁が握られている。
135外人:01/12/06 14:57
「ちょ、ちょっと待て。ちょっと待ってくれ」
手にもった肉切り包丁を、今にも振り下ろそうと構える千葉銀に、
ニッセイは、ズボンを下げたままの姿で、そう叫んだ。
久しぶりに聞いた人の声に、千葉銀行の手が少し迷いを覚えたようだった。
しかし、それでも徐々にニッセイの方に近づいてくる。
ま、まずい。油断したッ。
クソッ、今は何とかしてこのデブを出し抜かなくては。
136外人:01/12/06 14:58
「おいッ、そんなモンでオレを殺そうってのか?
こっちには銃を持った仲間が二人いるんだぞ。
オレを殺ってみろ、お前もすぐに殺されるんだぜ?」

「う、嘘をつくな。こんな殺し合いで仲間なんて作れるもんか」

「嘘じゃねぇって。
 仲間のいないヤツが、こんなところで平気で用をたせるか?
 そうだ、お前もオレ達の仲間になれ。
 一人でいるよりずっと安全だぞ。 な?」
千葉銀行(24番)は、ちょっと考えてるようだった。
ニッセイの方は、立ち上がって葉っぱでケツを拭きながら、なおも話し掛けてくる。
「そりゃ、こんな殺し合いの中だ。
 信じられねーのはあたりまえだ。けどよ、このままだとお前どうなるよ?
 お前だって銃声を何回も聞いただろ?
 そのでっけぇ包丁で、銃に立ち向かって行くのかよ?」
137外人:01/12/06 15:38
「で、でも・・・」
そう言いかけた千葉銀行は、後頭部に強い衝撃を受け地面に倒れた。
倒れた千葉銀の背後には、棍棒のような木材をもった男の姿があった。
「何してたんだよッ。危うく殺されるとこだったんだぜッ」
ニッセイ(29番)は、男に声を荒げる。
「悪い、悪い。ちょっと辺りを見回ってたもんでよ。
 そしたら大声で話す声が聞こえたもんでな。急いで来たって訳さ」
「あたりまえだ。聞こえるようにわざと大きな声で話してたんだからな。
 でも助かったぜ、コイツがトロいヤツでよ」
「地銀ごときじゃ、お前の口の前には、手も足もでないってことか」
「そういうこと。で、コイツどうするよ?」
「銃で殺るのはまずいな。オレ達の場所がわかっちまう。
 そうだな、コレでやっちまうか」
そう言うと、ユニクロ(10番)はポケットから刃物を取り出した。
アイトール・ジャングルキング・・・
「待て。殺る前に、このブタを一発蹴らせろよ」
「ウラァ!」
ニッセイに腹を蹴り上げられ、千葉銀行が苦悶の表情を浮かべる。
それを見て、ユニクロがナイフの先端を千葉銀の背中に当てた。
もう千葉銀の体には、抵抗する力も残っていないようだった。
「心臓って、ここらへんか?」
「いや、もうちょっと左だろ」
ユニクロ(10番)は、ナイフを左にややずらすと、
一気に千葉銀行の背中に突き立てた。
138外人:01/12/06 15:53
ビュッ。
ユニクロの手に嫌な感触が伝わったと同時に、
千葉銀行の背中から、鮮血が勢いよく噴き出してくる。
「うわっ、凄ぇ!凄ぇ!」
ニッセイとユニクロは、徐々に血まみれになっていく千葉銀行の姿を見て、
訳もなくはしゃいでいる。
不意に、ニッセイ(29番)は千葉銀行の髪の毛を掴んで上に引き上げた。
まるで、背筋運動をしているかのように、千葉銀の背中が反りあがる。
顔はもう血や唾液やらで、ぐちゃぐちゃだ。
「おい? 最後に何か言い残すことあるかよ?」
「オレ達が聞いといてやるぜ?」

「うっ、ぐぅx・・・」
もはや千葉銀行の口からは、喘ぎ声しか出ないのを聞いて、
ニッセイはその顔を地面に叩きつけた。

< 企業番号24番 千葉銀行死亡 >
139外人:01/12/06 16:08
「しかし、バカなデブだぜ。オレの舌先三寸にまんまと引っ掛かるなんてよ」
「まったくだ。銃はお前の袋の中にあったんだからな・・・」
「確かに、銃なしであのデブを相手にするのは、二人がかりでも難しかったかもしれん」
「でも、手に入った武器が肉切り包丁一本とはな・・・」
「へっ、銃なんぞ持った敵を相手にしてみろ。オレらとうに死んでたぜ?」
ニッセイは、指で喉を掻き切るしぐさをした。
「それもそうだな・・・」
「結局、使えそうな武器はオレのデリンジャーと、お前のサバイバルナイフだけか」
「あと、NECの袋に入ってた手榴弾もな・・・」

もう辺りは真っ暗だ。
どこかから雨の降る音が聞こえてきた。
140オヒキ:01/12/06 16:14
読みふけってしまった・・・作業しないと・・・・
141うっき ◆YxWFRquQ :01/12/06 16:23
>>127
なるほど すまんっす
はっきりいってそういうの全然詳しくないもんで(w
了解!!
142就職戦線異状名無しさん:01/12/06 16:27
ついに役者も出揃ってきましたね
今回登場は、就職板のテルマ&ルイーズ
口のニッセイと量のユニクロのタッグか
143就職戦線異状名無しさん:01/12/06 16:31
現在生き残ってる主な登場人物

<01番> SMG (武器不明)
<04番> P&G・女 (レミントン・ダブルデリンジャー)
<05番> デンソー (武器不明)
<07番> NTTデータ (150ポンド木製クロスボウ) 「1名殺害」
<10番> ユニクロ (アイトールジャングルキング・手榴弾) 「1名殺害」
<13番> 武富士 (日本刀・投げナイフ・UZISMG) 「3名殺害」
<14番> JTB・女 (ワルサーP38)
<21番> 警察庁 (トカレフ)
<22番> NRI (武器不明)
<28番> 東京海上一般職・女 (S&M M36) 「1名殺害」
<29番> 日本生命 (デリンジャー)

誰が生き残るのかな?
144外人:01/12/06 16:39
あ、一つ提案が。
主人公になってる、(18番)なんですけど、
名無しに戻した方がよいかなと。
元々、1の文章でも名無しですし・・

主人公=生き残るみたいに先が見えてるとおもしろくないし、
あんまり登場してないしw
145muni:01/12/06 18:31
時刻は少し遡る。
ゴールドマン・サックス証券(08番)の死を陰から見つめる人影があった。
こんな序盤で、ゴールドが死ぬなんて意外だったわ・・・
彼女は、端整な顔の周りを飛び回る虫を煩そうに手で払いながら考えた。
東京海上一般職(16番)である。両手でSW&W36を握りながら、
ここでJTB(14番)を殺しに飛び出すべきかどうか迷う。

自分が銃声を聞いてやってきたように、ほかの誰かも同じように
やってくるかもしれない。そう考えた。
最終的に敵になるだろうと彼女が考えていた三強の一角である
ゴールドが死んだとは言え、まだ敵に回したくない人間が2人も
残っている。特に、武富士にはここでは出会いたくない。
そして、もう1人・・・第三の男・三井不動産(30番)・・・
彼だけは、マリンにもその行動が読めなかった。ただ、素直に
殺し合いに参加するのではなくもっと別の形で動くだろう、
そんな気はしていた。

遠くで、人が動いたような気がした。
ここは退いておこう・・・
マリンはゴールドの死体にすがり付いて泣いているJTBを一瞥し、
その場を後にした。
146muni:01/12/06 18:31
時間が戻って、島の北部の高台。雨が少しパラついている。
そこにNRI(22番)はいた。
近くの民家で食料やナイフなどを調達してきたあとのことだ。
きっと、他の誰かも同じように民家に来るはず。
そいつらの様子を見て、出方を決めよう。そう考えていた。
最初に与えられた武器(?)である双眼鏡を覗いて民家の方を
観察している。自分からは他の連中が見えるが、そいつらから
自分は見えない。完璧なポジションだと彼は考えた。

ふと、頭部に軽い衝撃を覚えた。
NRIが周りを見渡すと、リンゴが落ちているのが目に入った。
あわてて上を見る。
木の上のほうの枝に、男が登っていた。

「やあ、よかったらそれ食べてよ」
男は微笑みながら言う。
NRIは動けなかった。男のポケットから、銃がのぞいている。
男の顔を凝視する・・・すぐに、誰だか分かった。
三井不動産(30番)だった。
147muni:01/12/06 18:32
「いつでも俺を殺せたはずだ。なぜ、それをしなかった・・・?」
NRI(22番)は、声を絞り出すように尋ねた。
「殺す気がなかったからさ。ねえ、トランプは何が得意?」
三井不動産(30番)は笑顔のままで言う。
三井の真意を掴もうと、NRIは必死で頭を働かせる。
「そんなに考えないと、得意なトランプが思いつかないの?」
可笑しそうに三井が言った。

「・・・カイジのEカードって知ってるか?それで負けた事はない」
NRIは、釈然としないまま答えた。
三井が何を考えているにせよ、会話を引き伸ばした方が言いという判断だ。

「仲間を探してる。殺し合いで手を組むための仲間じゃない。
殺し合いそれ自体から逃げ出すための仲間だ。それを探してる」
三井はおもむろに言う。NRIは、ただ黙ってそれを聞く。
「そいつは、体力バカじゃいけない。少なくとも、自分の頭で考え、
臨機応変に行動できる奴でないといけない。」
ここまで聞いたところで、NRIは訊ねる。
「それとトランプにどういう関係が・・・?」

「Eカードで勝負しよう。俺が勝ったら、自分はそこまでの
知能と運しかなかったと思って俺に従え。君が勝ったら、この銃をやる。
それで俺を撃つなり何なり、好きにしていい」
三井は、コルト・パイソンを取り出しながら言った。
148muni:01/12/06 18:32
NRI(28番)のなかでは、答えは決まっていた。
受けるしかない。
勝った後に約束を反故にされて殺されるとしても、今この場で
殺されるのと変わらない。
負けるなら、やつの言うとおり、自分はそこまでの人間だったという事だ。
自分の得意な分野で負けた以上、相手の器を認めて従うのもいい。

「お前、殺し合い自体から逃げ出すための仲間と言ったな・・・?
最後に生き残れるのが1人というルールがある以上、無理だと思わないか?」
NRIの言葉を聞いて、三井不動産(30番)は口の端を少し持ち上げる。
「勝負を受けたととってよさそうだね。もちろん、考えはあるさ。
詳しい事は、勝負が終わってから話そう」

三井の自分が勝つのが決まっているかのような言葉にNRIは
軽い反感を覚えた。
Eカードで負けた事はないと言ったろ・・・勝つのは俺だ・・・
NRIのそんな内心を見透かしたような眼で、三井は訊ねる。
「この勝負、受けてくれるね・・・?」
「ああ、俺の命を賭けよう・・・俺が負けたら、自由に使え」
「グッド!」
三井は微笑んだ。
149muni:01/12/06 18:34
あ、やべ、番号めちゃくちゃだ!
マリンが28番だな。16とか書いちゃったよ。
NRI、最後の28番とか書いちゃうし・・・鬱
150就職戦線異状名無しさん:01/12/06 18:36
続き!続き!
おもしれーよ!
151就職戦線異状名無しさん:01/12/06 18:36
>作者の皆さん
登場人物簡単にまとめたから参考にしてくれ。

死亡者

<02番> 国家公務員U種
ゴールドマンサックスに殺される。
<03番> 電通
ゴールドマンサックスに殺される。
<06番> セブンイレブン・女OFC
アクセンチュアを殺したところで潜んでいた(?)東京海上一般職に撃たれ、海に身投げして死亡。
<08番> ゴールドマンサックス証券
冷静な行動で生き残ってきたが、最期は思いを寄せるJTBをかばうためにANAと相討ち。
JTBが思いを寄せる警察庁に後のことを託し、死亡。
果たしてJTBと警察庁は診療所で巡り会えるのか?
<09番> トランス・コスモス
(元)親友のアクセンチュアを裏切り不意打ちするも、
返り討ちにあい死亡。
<11番> キーエンス
電通に撲殺される。
小泉はキーエンスに賭けていたらしい(w
<12番> NEC
死亡者第一号。ユニクロに荷物を奪われNTTデータに殺される。
<15番> 大正製薬
武富士に殺される。
<16番> ANA・スチュワーデス
電通→ゴールドマンと男に擦り寄り利用しようとするが、
最後には本性をあらわしゴールドマンサックスと相討ち。
<20番> アクセンチュア
セブンイレブンとの戦いに敗れ死亡。
<23番> NTTドコモ・女
武富士に殺される。
<24番> 千葉銀行
ニッセイ&ユニクロに殺される。
<25番> オリエント貿易
親友の警察庁を殺そうとしたところ
ゴールドマンサックスに撃たれ死亡。
<26番> JR東海・男
武富士に殺される。
152就職戦線異状名無しさん:01/12/06 18:37
生存者
<01番> SMG・メガネ男
<04番> P&G・女
計算高く、無駄な争いを避けるが、自分が危険な目にあったら相手を殺すことにためらいは無い。
武器はレミントン・ダブルデリンジャー。
<05番> デンソー
大正製薬に背中をマシンガンで撃たれるも、何とか逃亡。
<07番> NTTデータ・男
NECを殺した後登場せず。武器は150ポンド木製クロスボウ。
根拠の無い自信を持つのが得意らしい。
<10番> ユニクロ
ニッセイと共闘。NECから荷物を奪い、千葉銀行を殺している。
武器はサバイバルナイフと手榴弾。
<13番> 武富士
すでに3名を殺している冷徹な殺人鬼。
所持武器は日本刀、UZIマシンガン、スローイングナイフ。
<14番> JTB・女
平凡な幸せを求め、警視庁にあこがれる地味な女。
ANAに刺されそうになるがゴールドマンサックスに命を救われ、
彼の遺言に従い警察庁と会うために診療所を目指す?
<18番> 名無し
武器はベレッタM84
<21番> 警察庁キャリア
武器は内定の達人(wとゴールドマンサックスからもらったトカレフ。
ゴールドマンサックスと診療所で再会する約束をしているが、そこにやってくるのは…?
<22番> NRI
ゲームの参加に納得しておらず、同士を探そうとしている。
<28番> 東京海上・一般職女
武器はS&WM36。
しかしそれ以上に自分の美貌を最大の武器とするしたたかな女。
セブンイレブンを殺している。
<29番> ニッセイ(日本生命)
ユニクロと共闘。口達者。武器はデリンジャー。
<30番> 三井不動産

未登場
<17番>
<19番>
<27番>
153就職戦線異状名無しさん:01/12/06 18:40
>>151
うぉー、おもしろくなってきた
ちなみにデンソーを撃ったのは武富士では?
154就職戦線異状名無しさん:01/12/06 18:41
( ゜д゜).。oO(おどろいた、読んでるやつがいるよ...)
155151:01/12/06 18:43
>>153
スマソ、間違えた。
まあ大正製薬の腕についてたマシンガンで撃ったことだし(w

作者の方々、ひきつづきよろしくー。
ちなみに俺の内定先はすでに死んでる。鬱。
156muni:01/12/06 18:56
残りの新規枠がなくなってきたところで、参加企業きめとこうYO
まだ出てきてないメジャーな業種の候補として

商社:三菱・三井・住友・日商岩井・伊藤忠・丸紅
都銀:糖蜜・SMBC・みずほ・USJ
電力:東京電力・関西電力
化学:富士写真フィルム・旭化成
マスコミ:朝日新聞・フジテレビ・TBS・日テレ

この辺から選ぼう。

TISはもうSMGがあるし、戦コン入れたいとこだけど、
アクセンチュアがでてたし個人的にはもういらない気がする。
157 :01/12/06 19:20
就職人気ランキング1位のソニーと2ch就職板でのブランド戦コンは
出てきてもいい気がする・・・
158就職戦線異状名無しさん:01/12/06 19:52
確かにソニー入ってないね。
かなりくさいキャラになりそうだけど。
159muni:01/12/06 20:01
なかなか、何をいれるか難しいところだね。
商社・都銀は外せないところだと思うんだけど。
ソニー、戦コン・・・難しい。

じゃあ、そろそろ続きを。
さっき、書いてたのが消えてしばらくやる気なくしてたw
思わず卒論やっちゃってたよ。
160muni:01/12/06 20:02
三井不動産(30番)が、軽やかに枝から降りてくる。
その動きを見て、NRI(22番)はこの男との肉体的な戦闘は避けたほうが
無難だと判断した。一見やさ男だが、中身はそうでもないらしい。
スーツも派手ではないものの、見る人が見れば分かるいいものを着ている。
三井は、ゆっくりとNRIに近づく。NRIは、身をこわばらせ三井の
コルトパイソンに目をやる。
「言ったろ?殺す気はないよ。近づかないとゲームが出来ない」
三井はそう言い、その場に両手を上げながら座り込んだ。
「君も、座ってよ」
三井は自分の少し手前を指しながら言う。NRIはそれに従い、
50センチほどの間隔を空けて向かい合って座った。

「俺も、仲間は欲しいところだ。それを探すためにここにいた。他の奴を
観察しようと思ってね」
NRIは話し始める。
「もし、俺が勝っても銃はいらない。その代わり、お前が俺に従え。
俺は、自分がナンバー1でありたい」
三井は微笑んだ。そして彼もゆっくりと話し始める。
「考えることは同じだね。俺も仲間を探しにここに来て木に登ってたが、
これほどの大物が釣れるとは思ってなかった。しばらく観察させてもらってた
けど、思ってた以上に俺好みの性格だよ」
三井の顔から、一瞬笑いが消えた。
「いいだろう。俺も、自分の誇りを賭ける。負けたときは、君に従おう」
2人の間の空気が張り詰めていった。
161muni:01/12/06 20:02
「カイジのEゲームだよね。あのマンガ、俺も好きで立ち読みしてるよ」
三井不動産(30番)は笑いながら言う。
NRI(22番)も「俺は、コミックも持っている」と笑う。
「ルールを確認しよう。お互い、4枚の平民を持つ。これは2〜5番までの
数字カードを使おう。で、片方には王様・キングを。もう片方には奴隷・・・
そうだな、ここではジョーカーを使おうか。王様は、平民に勝つ。
平民同士は引き分け。平民は奴隷に勝つ。そして、奴隷は王様だけは
刺す事ができる」
三井の言葉を、NRIが引き継ぐ。
「そうだ。奴隷を持つものと王様を持つものに分かれる。交互にカードを
出し合うが、要するに奴隷が王様を刺せるかどうか。それで勝負が決まる。
お互いチップは10枚ずつ持ち、奴隷側が賭け枚数を決める。その枚数を
お互い出し合い、勝った方の総取り。どちらかに全てのチップが集まった
時点で決着・・・これでいいか?」
NRIが訊ねる。
「OK、それでいいよ。じゃあ、ゲームを始めようか」
三井は、トランプの束から必要なカードを取り出した。
162muni:01/12/06 20:03
チップ代わりに使っていないクローバーとダイヤのA〜10までをお互い持ち、
ゲームが始まろうとしていた。
「じゃあ、ジャンケンで先に王様か奴隷かを決めよう」
NRI(22番)が言った。
「じゃんけんで、運を使っても仕方がないよ。君が先に決めていい。
どちらでも、好きな方を選んでくれ」
三井不動産(30番)が相変わらず微笑をたたえながら言う。

カードゲームにおいて、こういうポーカーフェイスを崩さない人間は強い。
NRIも、それは充分分かっていた。
相手の出方を窺うためにも、先に有利な王様を持ち、不利な奴隷で三井が
どう動くか見てやろうと考える。
「じゃあ、お言葉に甘えて王様を選ばせてもらおう」
そう言って、カードに手を伸ばす。
「OK、俺は奴隷だね」三井もカードに手を伸ばす。

「じゃあ、賭けるチップの枚数はお前が決めてくれ。何枚賭ける?」
NRIの問いに、三井は自分の右手に置いてあったクローバーのカードを
全て前に出す。あの微笑をたたえたままで。
「全部、賭けさせてもらうよ」
三井の言葉に、NRIは戦慄を覚えた。
163muni:01/12/06 20:50
「なんだって・・・?いや、聞き間違いかもしれない・・・すまないが、
もう一度言ってくれ・・・」
NRI(22番)が、つばを飲み込みながら訊く。
「いま、俺には全部賭ける・・・と聞こえたんだが、気のせいだよな?」
三井不動産(30番)は、軽く首を振る。
「全部賭ける・・・間違いなく、そう言ったよ」
三井が微笑みながら言ったその言葉に、NRIは我を忘れた。
「正気か!?奴隷が勝つ確率は1/5だっ!!それで全部賭けるなんて
狂っているっ!!!」
三井は、NRIが熱くなるのとは対照的に、冷静な透き通る声で言う。
「同じことを何度も言うのは好きじゃない。・・・全部だ」
NRIの背筋を冷たいものが走った。
164muni:01/12/06 20:51
NRI(22番)は恐怖した。いや、初めて三井不動産(30番)に気づいたとき
にも恐怖したが、それとは全く異質の恐怖・・・自分の理解を超えるものとの
遭遇によって生じたものだ。
三井には、何か勝算があるのか・・・?ならば・・・
NRIは考え、こう言った。
「カードを調べさせて欲しい。お前の用意したトランプだ。もしかしたら
なにか仕掛けがあるかもしれない」
「さっき、民家でとってきたものだよ」
三井は薄く笑い、手持ちの5枚をNRIに渡した。

NRIは、丹念にカードを調べている。何度も裏返し、次から次へとカードを
手に取る。そしてジョーカーを触っているとき、左頬に激しい衝撃を覚え、
気が付くと地べたに倒れこんでいた。
三井が、それを見下ろしている。

「な・何をする・・・!?な・殴ったな・・・!!」
三井は、コルトパイソンをNRIに向けながら、ジョーカーのカードを拾い上げる。
「これ、端が微妙に折られてるよ・・・さっき、調べる振りをして印を付けたね?」
「・・・!!」
「俺、視力が2.0あるんだ。双眼鏡がなくてもここから民家を見ることができる」
三井は、冷たい眼をNRIに向けた。初めて見せる表情だ。
「俺にイカサマは通用しない。次は、撃つよ・・・?」
NRIはうなずいた。三井は銃を仕舞って言う。
「さあ、ゲームを続けよう」
165就職戦線異状名無しさん:01/12/06 20:54
      ∧ ∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄( ´∀`)< 続きくださーい
 UU ̄ ̄ U U    \________
166muni:01/12/06 21:27
NRI(22番)によって折られたジョーカーは箱の中のもう1枚のジョーカーと
交換された。三井不動産(30番)の表情は、優しい微笑を浮かべたものに
戻っている。
三井は、決してNRIに怒りを覚えたわけではなかった。むしろ、この局面で
あんなイカサマを考えるところに好感すら覚えた。
NRIも、殴られた事に対して怒りはなかった。見破られた自分が悪く、また、
見破った三井の能力を評価した。そして、すごいと認めた相手だからこそ、負けたく
なかった。先ほどまでよりも勝ちへの執着が強くなった気がする。

「奇数順は、奴隷が先に出すんだったかな・・・?」
三井が訊いた。
「どちらでも構わない。先に置いてくれてもいいよ」
NRIが答える。
「じゃあ、今度は俺がお言葉に甘えるかな」
そういって、三井はあっさりと手札からカードを抜き取り、それを
伏せたまま場に置いた。

その気軽さが、NRIの疑心暗鬼を生み出す。
もし、先に自分が奴隷を出して俺が平民だったら、そこで勝負は終わりだ。
あの気軽さ、平民か・・・しかし、それが罠か・・・?
マンガの中では、1番最初にキングを出すのが利口だと言っていた。
実際、そうだろう。相手だって最初は平民で様子を見ようとする。
そこを狙うのは正しい選択だ。しかし・・・

NRIは、悩んだ末に1枚のカードを伏せて場に出した。
「じゃあ、同時にオープンしようか」
三井が微笑みながら言った。あるいはこれで、勝敗が決まる・・・
167muni:01/12/06 21:27
NRI(22番)が出したカードはキングだった。
平民を出すのが常套手段だが、ただでさえ心理的に追い詰められている状況で
勝負を先送りにすることはできなかった。
この先、お互いのカードが1枚、2枚と減っていく中で冷静を保てるか。
それに、偶数順で自分が先に出す場合、表情で読まれるかもしれない。NRIも
ポーカーフェイスには自信があったが、それでも三井不動産(30番)を
相手にすると不安だった。
次に相手が出す3順目。ここまでいくと、1/3の確率で奴隷に刺される。
出すなら今だ。そう思った。
多分、これ以上弱気な自分を見せるのが許せなかったのだろう。
強気に、通る確立の1番高い最初を選んだ。

お互いのカードが開く。
NRIのカードはキング。そして、三井のカードはジョーカーだった。
奴隷が、王様を刺した。
「・・・!」
読まれていたのだろう。むしろ、そうなるように導かれたのかもしれない。
チップを全てかけたのも、1枚目を気軽に出したのも布石だったのか・・・

「あんたがボスだ。従おう」
NRIは手を差し出した。
三井は、いつも通りに微笑みながらその手を握り返した。
168就職戦線異状名無しさん:01/12/06 21:49
生き残ってるのは激務ばかりでワラタ
ヤパーリ激務は強いのかー
それとも単に命惜しいと思ってないのかなw
169就職戦線異状名無しさん:01/12/06 21:52
一方、島の最も断崖がきびしいところで、ゲームがスタートしてから
誰とも会わず、誰とも話さずただただ震えているものがいた。
神戸製鋼(19番)である。

彼は後悔していた、実は彼には彼女がいた。
同じクラスで誰にも知られず、付き合っていた最愛の彼女である。
彼女を置いてひとりで逃げてしまったことに後悔の念を感じずには
いられなかった。いや、後悔どころではない。彼氏失格である。

助けに行きたい、しかし誰かに見つかって殺されるかもしれない。
もしかしたら、彼女に殺されるかもしれない。

彼女が彼の言動に幻滅して、気が動転していたら考えられない
話でもない、そう思い彼は動くことができなかった。
いや、そう言い聞かせることしか今の彼にはできなかったのである。

そして彼自身、自分自身の方が彼女よりも大切であるということを
うすうす肌で感じていた。カップル板の住人である彼は
このことをスレにしたらどれほどのレスが付くのだろう、と思考
をめぐらすことでさえできないくらい神経がおかしくなっていたのだ。

そして、彼女は今・・・
170就職戦線異状名無しさん:01/12/06 21:58
新キャラ登場!
は、いいが残り枠が少ない。
慎重に使ってくれ。
171就職戦線異状名無しさん:01/12/06 22:00
スマソ。
神戸製鋼は今まで出てない業界だからゆるしてちょ。
172就職戦線異状名無しさん:01/12/06 22:04
>>171
いやいや、神戸製鋼の彼女も新キャラで出てくるのかなーって思ってさ。
何か上でソニーがどうたら言ってたんでw

続きを書いてください。お願いします。
173就職戦線異状名無しさん:01/12/06 22:16
神戸製鋼の彼女は私は考えません。
次に書く人に任せます。バク
174これでどう?:01/12/06 22:43
夜になって、海岸沿いの崖に吹く風はますます寒い。
神戸製鋼(19番)はまだ躊躇っていた。
今は、ただ彼女の安否が知りたかった。
どうしているんだろう?
まだ、生きているだろうか? それとも・・・

それにしても、自分の彼女とこんな場所で会うとは思っても見なかった。
本当に偶然、いや最悪の事態だ。
彼女を待たなかったのが今でも悔やまれる。
しかし、仕方がなかったのだ。
自分が校舎から出た時、そこはまさに戦場だったからだ。
射抜かれた死体。
アレを見た瞬間、神戸製鋼は不覚にもビビって逃げ出してしまった。
誰だって、そうするさ・・
あの場所にいたら、間違いなくオレも誰かにやられてたはずだ。
仕方がなかったんだ・・・

神戸製鋼は目を閉じると、自分が置き去りにした彼女のことを思い描いた。
愛する彼女、NTTドコモ(23番)のことを・・・
175就職戦線異状名無しさん:01/12/06 22:46
武富士がカタキとなるのか…
176就職戦線異状名無しさん:01/12/06 22:56
実は神戸製鋼(19番)は内定が決まったあともずっと彼女に
軽い嫉妬を覚えていた。そう、NTTドコモは今が旬の業界。
一方、鉄鋼業界は最大手といえど、70年代にすでに廃れて
しまった業界である。

もちろん、安定した生活、そして彼女と結婚をした日には
その幸せも保証される。しかし、果たして仕事に生きがいを
感じることができるのだろうかというひとつの疑問。
それをいつまでたってもぬぐいきれなかったのである。
177就職戦線異状名無しさん:01/12/06 23:01
鉄鋼業界を目指していた彼は、自分のある意味、保守的な
性格がそのまま内定先に表れてしまった。
それが間違っているとは、家族やまわりの友達には全く
思われていない。

しかし本人は実は自分の性格をあまり好んではいなかった。
そして、自分を正反対の性格をもつ彼女こそ、自分の生活の
活力になるとおそらく本能的に感じていたのだろう。

彼女にアタックしたあの日のことを今でも鮮明に覚えている。
あの一世一代をかけた最初で最後の彼女へのアタックを。
178就職戦線異状名無しさん:01/12/06 23:03
         一体今彼女をどうなっているのか?
   無事なのか?    生きているのか? どうなっているんだ?
        すでに殺されているのか?  知りたい。
 知りたい。
知りたい。
知りたい。

知りたい。

知りたい。


知りたい。


。。。
179就職戦線異状名無しさん:01/12/06 23:07
彼のキャパシティはすでに限界を超えていた。
そう、今年の8月20日の2chのように。

加速する2ちゃんねらーを2chねるを支えきれなく
なっていくかのように、彼の頭の中も破裂してしまいそうだった。

しかし、2chにはUNIX板の住人がいた。
彼らが2chをすくったのは彼の記憶にも新しい。
神戸製鋼にも彼の中のUNIX板の住人が存在するのなら
はやく現われて欲しいと考えていた。
180就職戦線異状名無しさん:01/12/06 23:14
そんな彼を救う存在、
彼にとってのUNIX板の住人。

彼女しかいない。
彼女以外にあり得ない。

そして


ついに彼の頭の中で何かが吹っ切れた。

   彼は彼女を救おう、救い出して一緒に生き延びよう。

そう、今彼の頭にあることは彼女を救うことだけになった。

そして立ち上がろうとしたその刹那。
背後から聞きなれたクラスメイトの声が、

「おい、神戸製鋼か?」
なんと彼は・・・
181就職戦線異状名無しさん:01/12/06 23:16
才能無いね君。私立だな。
182就職戦線異状名無しさん:01/12/06 23:17
>>181
そーゆーな、引き返せなくなったんだ。
時はバトル開始直後。

「こんなもの、なのかな…」
NTTドコモ(23番)は独り、肩を落として歩いていた。
NTTドコモには彼氏がいた。神戸製鋼(19番)である。
先に出た神戸製鋼は自分のことを待っていてくれる、彼女はそう思っていたのだ。
しかし自分の順番が来てドアを開けた瞬間、その期待は打ち砕かれた。
彼女の目に入ってきたのはクロスボウで頭を打ち抜かれた死体。
NEC(12番)のものである。
しかし彼女が見たものはそれだけではなかった。
見覚えのあるマフラー。
彼氏である神戸製鋼のものである。

−遡ること約10分
神戸製鋼(19番)は怯えていた。
どうして俺がこんな殺し合いに参加しなくちゃいけないんだ。
俺は安定を求めて鉄鋼なんていう時代遅れの企業を選んだってのに。
だが、そんな彼にもほんの少しだけ勇気が残っていた。
「彼女を守らないと…」
彼女であるNTTドコモ(23番)を守る。それだけははっきり心に決めていた。
幸い自分と彼女は番号にして4つしか変わらない。
ほんの10分ほど入り口付近で隠れて待っていれば彼女が出てくる所にいられる。
そして彼女を守るんだ。神戸製鋼はそう心に決めていた。
…運命のドアを開くまでは。
ドアを開いた瞬間、神戸製鋼が見たものは死体だった。
その瞬間、彼は思わず腰を抜かしてしまった。
「あわわわわ…」
まだこの近くに殺人者がいるかもしれない。
もはや彼の頭にはそこから逃げ出すことしかなかった。
立つこともままならない彼は四つん這いになったまま逃げ出した。
しかしその彼の頭にある人の顔が思い浮かんだ。
NTTドコモの笑顔。命を賭けて守ると決めた彼女。しかし今の彼にはもはやその余裕はない。
「ごめん…」
神戸製鋼は首に巻いていたマフラーを外すと、投げ捨てた。
彼女から誕生日にもらった、思い出の品である。
俺は君を守ることができない。
神戸製鋼は再び這いつくばって、その場から逃げ出した。

−場面を戻して
「さて、これからどうしよう?」
NTTドコモ(23番)は考えていた。
首には神戸製鋼の残していったマフラー。しかしその持ち主は傍にはいない。
「ちょっと期待してたんだけどな…」
彼氏である神戸製鋼が自分の事を守ってくれる。
決して勇気がある方じゃない、力も頭もたいしたことはない。
それでも自分に対する想いだけは本物だと信じていたんだけど。
そんなNTTドコモの期待はもろく崩れ去った。
「独りでどうにかするしかないのかな…」
そんな時、不意に後ろに人の気配を感じた。
「誰?」
緊張してとっさに振り返るNTTドコモ。しかしその顔もすぐにほころぶ。
「俺だよ、JR東海。」
そこにいたのはJR東海(26番)であった。
JR東海(26番)とNTTドコモ(23番)は高校の同級生だった。
大学進学でJR東海が地元愛知に残り、NTTドコモが東京の大学に進んで以来は会っていなかったのだが、
高校時代はお互いなんでも話せる数少ない異性の親友であった。
「どうしたんだ、元気なさそうだな。」
JR東海はNTTドコモの表情にどことなく暗いものを感じた。
常に明るく、クラスの中心的存在だったNTTドコモ。
今の彼女からはその面影は感じられない。
「そりゃこんな殺し合いに参加させられたんじゃ元気なくなるって。」
「それもそうだな」
二人は笑いあった…が、NTTドコモはすぐに暗い表情に戻った。
「彼氏がいたんだけど、逃げられちゃったみたい…」
そしてNTTドコモは今までのことを話し始めた。

一通り話を聞いたあと、JR東海は口を開いた。
「でもこのバトル、生き残れるのは一人だけなんだぜ。つまりお前と彼氏が両方生き残るのは不可能ってことだ。
 だから彼氏はお前を見捨てたんじゃないか?」

次の瞬間、NTTドコモはJR東海の頬を張っていた。
そして、そのまま崩れ落ち、泣き始めた。
うすうすはそう思っていた。でも指摘されたくはなかった。
逃げていた現実を突きつけられ、NTTドコモはどうすることもできずただ泣いていた。
「…で、これからどうするんだ?」
ひとしきりNTTドコモが泣き終わったあと、JR東海は声をかけた。
「そうね、とりあえず…」
そう言い掛けたNTTドコモの顔が恐怖に引きつった。
「おい、どうしたんだ?」
突然のことに困惑するJR東海の後ろで日本刀を構える人影。
武富士(15番)である。
ザンッ!
日本刀が一閃すると、JR東海の頭と胴体が真っ二つに切り離された。
即死である。
胴体から噴出す鮮血を浴びながら、NTTドコモは呆然としていた。
しかし次の瞬間、現実を把握した。
JR東海は殺され、次は私が殺される。
しかし彼女は動かなかった。
動けなかった、のではない。動かなかったのだ。
臆病だった神戸製鋼(19番)とは違い、彼女は冷静だった。
そして、自分ではこの殺し合いを生き抜くことはできない、と思ったのだ。
「神戸製鋼…私の分まで、生きてね。好きだったよ。」
それが彼女の最期の言葉だった。
武富士(15番)はその言葉にも眉一つ動かさず、日本刀を上から下へと振り下ろす。
そして、再び鮮血が辺り一面を染めた…。
187就職戦線異状名無しさん:01/12/07 00:23

やっぱ武富士カッコよすぎ!


人間じゃねー!!
188ななし:01/12/07 00:34
おもしろいね。
武富士、13番じゃなくて15番だな。間違えた。
ついでにちょっと書かせて。

神戸製鋼(19番)は彼女であるNTTドコモ(23番)の死体を前にして
NTTドコモのことを思い描いていた。
勇気を出して告白した学校祭、初めて二人で過ごしたクリスマス…
そんな時、ふと神戸製鋼の目に飛び込んできたものがあった。
「あのマフラーは…」
自分がドアを出たところで投げ捨ててきたマフラー。
そのマフラーを彼女は身に着けていてくれたのだ。
神戸製鋼は深い自己嫌悪を覚えた。
一時でも彼女よりも自分のことを大切だと思ったことを。
死んでしまってからではもう遅いのかもしれない。
でも俺はもう迷わない。自分のことを最期まで信じていてくれたNTTドコモのためにも。
神戸製鋼は血まみれになったマフラーをNTTドコモの首から外すと自分の首に巻いた。
そして立ち上がろうとしたその刹那、背後から聞きなれたクラスメイトの声が。

「おい、神戸製鋼か?」
これでまたROMに戻ります。
後はよろしく。
さらに間違えてる。
武富士は15番じゃなくて13番、と。
逝ってきます。
192くちだけ評論家:01/12/07 01:04
駄文て自分じゃ気がつかないものだな。
サイドストーリー職人は、
時間、空間の感覚に多少難有り、だな。

書きたい事が先走ってしまったタイプ
193182=私立理系:01/12/07 01:20
どーもありがとう。
では、また私が下手くそな文章でストーリー書いてきます。
修正大変だと思いますが、みなさまよろしくお願いします。
194就職戦線異状名無しさん:01/12/07 01:58
あの・・・・
書いてる人は誰が死んだのか最後にまとめてくれたら嬉しいのですが・・・
>>193
きみもROMってなさい。
お願いだから。
>>195
同意・・・・・・
197就職戦線異状名無しさん:01/12/07 03:00
外人マンセー
鬱気ーもまあまあマンセー
198うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 03:29
男は重い腰を上げて歩き出す。夜空を眺めると星達が生みに浮かぶ夜光虫のように輝いていた。
夜空を眺めながらこの状況を楽しんでいる自分に男は正直に認めた。いままでの凡庸に囲まれた
社会を男は嫌っていた。平凡で刺激もなく、誰でも生きていける社会。みんなが馴れ合って、
それぞれが助け合って、弱い者を強い者が助けて、助けたという偽善をみんなで喜び合う。
そんな社会の中で生きている自分に男は常に嫌悪感を覚えていた、そう生きるということが
簡単な世界。男は今まで努力したことがなかった。いや努力をしなくても常に人よりも優れた
点数を取れるのだからしょうがない。そうしょうがないことだと男は思っている。
普通にやっていると常に成績はトップで、いつのまにか東大へと進学した。別に東大というのもを
男は特別視したことは一度もなかった。大学の成績にしても、就職活動にしてもそうだった。
何も努力はしていない、大学の講義にしても一生懸命ノートを取っている真面目な学生を常に
男は見下していた。何をそんな努力をしてるんだ?と。就職活動にしてもあの筆記試験はどうだの、
あの問題はこうだの、面接の雰囲気はどうだのと自慢げにはしゃいでる奴らを男は常に見下して
いた。男にとっては全ては簡単なことで全てはわかりきったきったことだからだ。
何をそんなに興奮してるんだ?何をそんなに喜んでいるんだ?俺はいつになったら本気を出す
んだ?俺はいつになったら本当の俺の力を発揮できるんだ?
男は社会に対して何も期待なんかしていなかった。だから会社も適当に選んだ。自分が落ちる
なんて思ってもいなかったし、実際に落ちることはなかった。
ソニー(27番)は草むらの傾斜をスベリ降りると今までには感じたことのない感覚を楽しんでいた。
これから祭りの始まりだソニーは月光の下で微笑んだ。
199うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 03:29
ユニクロが寝ている横でニッセイは見張り番をしていた。人を殺したってわりには俺は冷静だな
とニッセイは新たな自分に驚いていた。日常からいっきに非日常的な世界へ無理やり連れてこられた
割には冷静に対処してる自分を少し誇らしくさえ思えた。しかし、人を殺したという事は反対に
自分も殺される可能性があるという恐怖は常に付きまとってはいた。だからこそ、こうやって
ユニクロと一緒に行動してるわけでもあり、こうやって交代で見張りをしながら寝ているわけでも
ある。
ニッセイは尿意をもよおし、周りを確認しながら二人で枝で作ったねぐらから出ていった。
ふと夜空を見上げる星達を見るとこの星空は今までの日常生活との唯一のつながりのようにさえ思えた。
「今までの日常に俺は帰れるのだろうか・・・。」
そう思いながら夜空から前方に広がる海に視線を移したその時だった。今まで見えていたはずの岸壁の
岩が見えなくなっていることに気が付いた。何かがそこに現れたため後ろの光景が遮られているので
ある。もちろんこの短時間で木がはえてくるわけもない。
「誰だ!」ニッセイは体勢を立て直すと叫んだ。丁度月を覆っていた雲が移動し、光が森の中へと
差し込んできた。明らかに人が立っていた。不気味に身動き一つせず。
「誰だ!!!!」ニッセイはもう一度叫んだ。
すると人影は一歩一歩近づいてきた。だんだんとその影の輪郭がはっきりしだし、顔の輪郭も識別
できるようになってきた。ニッセイは目を凝らしながらその人物が誰なのか確認しようとした。
もちろん手には護身用のデリンジャーを握っている。
200うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 03:30
その人物の顔を見てニッセイは目を疑った。なんじゃこりゃ。そこには忍者ハットリ君が立っていた。
「誰なんだ!?!?」ニッセイは驚きと恐怖が混ざった声を上げた。こんな孤島の夜中に森の中で
忍者ハットリ君に出会って喜ぶ馬鹿はそういない。
「これが俺の武器らしいんだよ。お祭りで売ってるお面さ。今更忍者ハットリ君っていう感覚も
よくわからないけどね。」
お面に反射した声が森の木々に反射して更に奇妙にニッセイには聞こえた。
「そこで何してるんだ!」ニッセイが叫ぶと忍者ハットリ君からお面にこもった笑い声が帰ってきた。
「何っていわれてもねぇ。ここに連れてこられたのは殺し合いをするためなんだろ?さあ、
俺を殺してくれよ。」
忍者ハットリ君のとぼけた顔とは正反対な答えが帰ってきた。
「それじゃあ希望どおりに殺してやるよ!」ニッセイはデリンジャーを忍者ハットリ君へと構えた。
「君はいい武器持ってるねぇ。でもさ、それってちゃんと安全装置外してるの?」
ニッセイがえ?と思って忍者ハットリ君からデリンジャーへと視線を移した時点で勝負は決まっていた。
次に視線を戻した時にはそこにいるはずの忍者ハットリ君はもうそこにいなかった。
「どこにいる!」ニッセイは叫んだが何も反応は返ってこなかった。いっきに汗が噴出してきた。
俺が殺される。俺は今から死ぬかもしれない。ニッセイに死という恐怖が襲ってきた。
「どこだ!!!!」ニッセイは大声で叫びながらどこかにいる忍者ハットリ君を見つけようとした。
バサッ!左方で草むらが揺れた。ニッセイがそっちの方角に銃を向けたその時だった。
「初歩的な罠に引っかかるな。石を投げておとりにしたに決まってるだろ。」
と後ろから声がして振り返る暇もなく頭を何者かにつかまれた。
グキッ!ニッセイは一瞬で首を180度ねじられてしまった。ニッセイがもし生きていたら、後ろで
無表情でたたずんでいる忍者ハットリ君を確認することができただろう、もちろんニッセイは
すでにいきたえていた。
「人間って簡単に死ぬんだな。」
忍者ハットリ君はそう呟くと死体からデリンジャーを取り上げるとユニクロの寝ているねぐらへと
近づいていった。
201うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 03:30
ユニクロは夢の中から無理やり起こされた。そういえば今日は朝から会議だったよな。寝ぼけながら
ユニクロはそう会議で自分が発表するであろう原案を思い出そうとした。しかし、いくら思い出そうと
しても思い出すことができなかった。頭の中が整理され、自分の置かれた状況を思い出したと同時に
ユニクロは飛び起きた。しかし、そこには見張りをしているはずのユニクロはいなかった。
ユニクロはどこだ???確かに俺は誰かに起こされた。しかし、ユニクロはいない。
いやにいやな予感がした。とにかく早くユニクロを探さなければ・・・。
ねぐらから飛び出てユニクロはまだ自分は夢の中かと疑った。約10m先に月光に照らされた忍者
ハットリ君が立っていたからだ。
「ニッセイか??」
「違うけど。」
「それじゃあお前は誰だ!!何をしてる!!」
ユニクロは叫んだ。
「なんで君たちは何をしてるって聞くのかなぁ。殺し合いに決まってるだろ。」
表情のまったくかわらない無機質なお面にユニクロは恐怖を感じだ。
「ニッセイはどこだ!!」
「ああ、もう死んだよぉ。」
ユニクロはとっさにねぐらにあるはずの武器の入ったディバックを取りに戻ろうと振り返った。
「ああ、ディバックならここにあるよ。」
忍者ハットリ君の腕には確かにユニクロ達の武器の入ったディバックがぶら下がっていた。
「てめえ!それを返せ!!」自分でもそういわれて武器をわざわざ敵に渡す馬鹿はいないと
わかっていながらもユニクロは叫んだ。
「確かにね。武器も持ってない奴を殺しても面白くないしな。んじゃここにディバックが二つあるけど
どっちがいい?」
忍者ハットリ君は二つのディバックを持ち上げて聞いてきた。
202うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 03:31
「どっちでもいいから早く返せ!!」
「えぇ、どっちかいわないと返せないなぁ。左か右かで君の運命が変わるんだからさ。」
「それじゃあ、右でいいから早くよこせ!」
「右ねえ。」忍者ハットリ君はそういうと右のディバックを開き中身を確認してからもう一回ディバック
を閉じて「君も中々運がいいねぇ。」といってユニクロへとディバックを投げた。
ユニクロは近くに落ちたディバックをすぐさま拾い上げ、恐怖で震える手で一生懸命ディバックを
開けた。ディバックの中には一つだけ手榴弾が入っていた。それを見た瞬間にユニクロは計算した。
今2人の距離はだいたい10m、すぐさまこれを投げて逃げればなんとかなるかもしれない、
うまくいけば相手を殺せるし、まんがいちタイミングが会わなくても爆風にまぎれて逃げることが
できるだろう。ユニクロは手榴弾を取り出して、安全ピンを抜こうとした。
しかし、ユニクロは安全ピンを見つけることができなかった。どこだ?どこにある?
「安全ピンならここだよ。」
声と共に忍者ハットリ君を見ると忍者ハットリ君の右手の人差し指にに丸い安全ピンが指輪のように
はめられていた。
ということは????とユニクロが考えた瞬間、光の束がユニクロを包んだ。
島中に爆音が響き渡った。
「とりあえず二人か。もっと俺を興奮させる奴はここにはいないのか??」
ソニーはお面を取って夜空を眺めた。爆音に驚いた鳥達が夜空を騒がしく飛び回っていた。
203うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 03:32
<死亡>
ユニクロ(10番)
ニッセイ日本生命(29番)
204うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 03:33
なんだか戻ってきました(w
205就職戦線異状名無しさん:01/12/07 03:36
俺は鬱気ー、好きだぜ
206就職戦線異状名無しさん:01/12/07 03:45
全部自作なの?
うまいね
207就職戦線異状名無しさん:01/12/07 04:01
はやく続きがよみたーい!
208就職戦線異状名無しさん:01/12/07 04:23
キャラのイメージ的にはソニーより戦コンキャラっぽいけど、
話が面白いから良しとしよう。
209就職戦線異状名無しさん:01/12/07 05:11
おもろい。。。
210就職戦線異状名無しさん:01/12/07 06:45
うっき、最初は下手くそだったけど今回のはかなーり良い出来。
花マルをあげよう!
211muni:01/12/07 07:08
作家さんが増えてるー!
やっぱ人の書いたのをROMるのが1番面白いw

ところで他の作家さん、こいつは殺すなとかある?
活躍させたかったり、自分の手で殺したかったりw
俺は適当に、しばらくは誰も殺さず話を進めていきますが
なにかのはずみで殺しちゃうかもしれないので、
もしあれば早めに言ってね。
212muni:01/12/07 07:40
近くで爆音が聞こえた。
NRI(22番)は作業の手を休め、カーテンの隙間から外を覗く。
「夜中まで、ドンパチしなくてもいいだろうにね」
いつの間にかNRIの後ろに立っていた三井不動産(30番)が言った。
「交替までまだ時間がある。今のうちに休んどいた方がいい」
NRIの言葉に微笑みながら、三井は首を横に振る。
「もう充分休んだよ。それより、順調に仕上がりつつあるみたいだね。お疲れ様」
NRIの前に置かれたノートパソコンを覗きながら三井はねぎらいの言葉をかけた。

あの高台での勝負のあと、周りの様子を観察することを忘れないようにしつつ
三井は自分のプランをNRIに伝えた。
トランプと一緒に民家から持ち出したメモ帳とペンを使っての筆談によって。
三井は、自分たちにつけられている首輪に発信機があるなら、同時に盗聴器が
ついているのが自然だと考えた。まだ、計画を小泉に知られるわけにはいかない。
最後に書かれた「君のスキルが必要だ」の文字を見たとき、NRIは我ながら
単純だとは思いつつも燃えあがる闘志を隠す事が出来なかった。

「そろそろこの民家付近も禁止区域になる。移動するか・・・?」
NRIが訊ねる。三井はこれにも首を振り、
「まだ2時間はある。それまで、ベッドで寝るといい。それに、いま動くと
誰かに出くわす。あの爆音で、近くにいる奴が移動を始めるだろうしね・・・」

「眠ってろよ。俺があたりを見回っておくから」
そう言って部屋を出ようとした三井の腕をNRIが掴む。
「お前、2.0の視力で誰かを見たな・・・?1人で行ってどうする気だ・・・?」
三井は微笑み、NRIに一歩近づく。同時に、NRIの背中へ手刀を繰り出す。
「ぐ・・はぁ」
NRIは前のめりに崩れ落ちる。
「すぐ戻るよ・・・」
三井は、気絶しているNRIにそう言い残し、部屋を出た。
213muni:01/12/07 08:00
「来〜たぞ、来たぞハットリ君〜、にんにににににん、
にににににんにんにん〜」
後ろから、すこし調子外れの歌が聞こえた。ソニー(27番)が
デリンジャーを相手に向けながら振り返る。
「誰だ?」
「甲賀忍者・ケムマキ君だよ」
男は微笑みながら言う。月明かりが、三井不動産(30番)の姿を照らした。
「どうでもいいけど、それはアラレちゃんのメロディだ」
ソニーは薄く笑い、そう言いながらデリンジャーの引き金を引いた。

「正しい選択だ。殺し合いの場では、先制攻撃が最も有効。特に、
こんな素人同士の闘いではね」
三井は、切れた頬の血を拭う。
「残念ながら、俺には銃の才能はないらしい。この距離で撃って外すとはねえ」
デリンジャーの照準を三井に合わせたまま、ソニーは一歩近づく。
「いやいや、充分才能はあるさ。初めて銃を扱うにしては大したものだ」
銃声がこだまする。
ソニーは眼を大きく開け、少し遅れて切れた頬を拭う。
「俺は、アメリカで何度か打ってたからね。思ってたよりもギリギリを
掠めちゃったけど、まあ狙い通り。才能はともかく、銃の腕は俺が上だ」
三井はコルト・パイソンを再び仕舞いこむ。

「久しぶりだってのに、ずいぶんな挨拶だ。殺してすらくれないか」
ソニーも銃を下ろし、悲しそうな眼をむける。
2人が面と向かい合うのは、卒業式以来のことだった。
214就職戦線異状名無しさん:01/12/07 08:17
ものすごい20代後半達だなぁ。
それにしても、近頃は精鋭ばっかだぞ。
バカなヤツをもっと活用して欲しいな。
215muni:01/12/07 08:25
2人は、かつて大学で主席を争っていた。ゴールドマン・サックス証券(08番)や
警察庁(21番)の1つ後輩に当たる。
お互い才能に恵まれ、家庭環境もソニー(27番)は会社社長の1人息子として生まれ、
三井不動産(30番)は有力な国会議員の長男として生まれた。その代議士は、
現在大臣の椅子に座っている。なぜ、三井が父の跡を継がずに社会に飛び出した
のかは分からない。おそらくその理由は、大臣を父に持つにも関わらず三井が
戦場に送り込まれた理由に通じているのだろう。
ソニーも、父の会社ではなくあえて別の会社に進んだ。
こちらの理由は明快で、三井が父の後釜という道を蹴ったからだ。三井が
やろうとすることは全てソニーも行い、同等以上の成果を上げてきた。
ある種の高みにいるソニーにとって、自分と同じ次元に生きている三井だけが
唯一の「人間」だった。三井と競う中でのみ、生の実感を覚えた。
学生時代、三井には将来を約束した恋人がいた。美しい女だった。
もちろん、同じレベルの容姿の女はいくらでもいるし、ソニーはそういう女を
簡単に口説き落とす事ができた。だが、ソニーはそれらではなく三井の恋人を欲しがった。

卒業式前夜、三井の恋人は自らの手で命を絶った。遺書などは残っていなかったという。
ソニーは、卒業式の会場で三井を見かけて、我が目を疑った。
葬儀のために卒業式には来ないだろうと思っていた三井が、自分に向かって歩いてくる。
三井の眼は、かすかに充血していた。だが、その表情には悲しみも怒りもない。
穏やかな微笑み・・・だが、とてつもなく冷たい微笑み・・・
2人は、言葉を交わすことなくすれ違った。ソニーは、その場にしばらく立ちすくしていた。
それ以後、今日この日まで2人の人生がクロスする事はなかった。そう、幸いにも。
216muni:01/12/07 08:55
ソニー(27番)は両手を広げ、三井不動産(30番)に近づく。
「殺せよ・・・あれ以来、面白い事がなくてさあ・・・
死んでもいいんだが、せめてお前の手で殺されたい・・・」
ソニーは、なおも歩を進める。
三井は微笑む。だがそれはいつものそれとは違う。凍りつくように
冷たい微笑み・・・
「俺は、この島で誰も殺す気はない・・・それに・・・」
三井がそこまで言った時、ソニーが笑いながら言う。
「じゃあ、死ねばあ?」

ソニーはパッと後ろに飛びのく。
さきほどまでソニーがいた場所に、黒い小さな塊が転がっている。
!?手榴弾!!
すでにピンは抜かれている。
一瞬の間を置いて、閃光とともに爆発音が響く。
あたりが土煙で覆われる。

殺せるときに殺さなかったからだよ・・・
ソニーは、ため息をつく。三井を殺した喜びよりも、予想外の
手ごたえのなさによる失望の方が大きい。
かちゃ、と右から音がした。
「三井!?」
ソニーは慌てて右を向くが、土煙で何も見えない。
その刹那、背中に気配を感じた。
振り向こうとしたとき、左腕に激痛が走る。
「ぐぁあっ!」

「駄目だな。石を投げて気を散らす初歩的トリックに引っかかるようじゃ。
まして、声を上げて自分の位置を報せるなんて、な」
三井が右手に握っている果物ナイフから血が滴る。
「一瞬で殺してやりはしない。この島で、いつ誰に殺されるか分からない
恐怖におびえながら死んでいけ」
三井の口調は、そのセリフには似つかわしくないほど穏やかだった。
「はは。こうでなくっちゃね。楽しくなってきたかな・・・」
ソニーは、心底嬉しそうに微笑んだ。
217就職戦線異状名無しさん :01/12/07 08:56
どきどき。
218就職戦線異状名無しさん:01/12/07 09:25
「ここからが本番かな・・・?」
ソニー(27番)が楽しそうに言う。
ユニクロから奪ったサバイバルナイフを右手に持ち、構えを取る。
三井不動産(30番)も重心を低く構えを取り、相手の動きに
即座に対処できるよう注意を払う。
しばしの膠着状態の後、ソニーがナイフを捨てデリンジャーを抜いた。
銃声が鳴り響く。

銃弾は10メートルほど先の茂みに隠れていた人影の肩を掠めた。
その人影は、慌てて森に入り逃げていく。
ソニーは軽くため息をついた。
「ちょっと、ハデに物音を立てすぎたな。漁夫の利狙いのハイエナが
他にも集まってくるかもしれないし、勝負はひとまずお預けか・・・」
「10メートル先の目標を掠めるか・・・やっぱり、銃の才能があるよ」
三井は薄く笑いながら言う。

「俺は、生き延びる。殺して殺して、その屍の山の頂上でお前を待つ。
だから、勝手に死なれちゃ困る・・・一応、覚えといてくれよ」
「お前には、最後まで恐怖におびえ、苦しみぬいてから死んで欲しい。
だから、3日目までは生き延びろよ・・・そして、どっかの誰かに
殺されちまえ」
ソニーは、西に向かって去っていく。
薬も満足にない状況で、あの左腕の傷はソニーにとって大きな
ハンデとなるはずだ。それで、どこまで戦えるのか・・・
もうすぐ、この辺も禁止区域になるしな・・・
三井は、NRIを起こして移動するために寝ぐらにしていた民家へと
戻っていった。
この後、2人が再び戦う事はない・・・
219muni:01/12/07 09:26
やべ、またsage忘れた。しかもハンドル入れ忘れた。鬱。
220就職戦線異状名無しさん:01/12/07 09:33
>>215
みんな東大カヨ・・・
221就職戦線異状名無しさん:01/12/07 09:36
。。。。まあ、この文は灯台レベルだ
222就職戦線異状名無しさん:01/12/07 09:58
あげ足取りになるけど、小泉さんが主宰してるっぽいのに
大臣の息子が入ってるのが・・・
223就職戦線異状名無しさん:01/12/07 10:04
>>222
>>215の5〜8行目くらいに訳アリっぽいことが書いてあるよ
224くちだけ評論家V3:01/12/07 10:27
作家さんたちの個人的評価

外人:ネタ職人だけあって、エッセンスを凝縮している。面白い。
   外人によるJOJO的バトルロイヤルも見てみたい。
muni:多分62?1番、しっかりした文章を書いている。
   >>148>>216の盛り上げ方は秀逸。虐殺ものも書いて欲しい。
うっき:勢いで読ませる文章。最初はへぼ作家だったが、最近上達中。
    ハットリ君編のようなスピード感溢れるものが文体に合ってる。
182=私立理系:正直、ROMってて欲しい。
サイドストーリー職人:俺は上手に書いていると思う。
他の作家がいないときに、ぜひゴールド対国家U種なども書いて欲しい。
          
225就職戦線異状名無しさん:01/12/07 10:40
んじゃ、オレはまとめのほうを、と

<01番> SMG (武器不明)
<04番> P&G・女 (レミントン・ダブルデリンジャー)
<05番> デンソー (武器不明)
<07番> NTTデータ (150ポンド木製クロスボウ) 「1名殺害」
<10番> ユニクロ (アイトールジャングルキング・手榴弾) 「1名殺害」
<13番> 武富士 (日本刀・投げナイフ・UZISMG) 「3名殺害」
<14番> JTB・女 (ワルサーP38)
<18番> まだ名無し (ベレッタM84)
<19番> 神戸製鋼 (武器不明)
<21番> 警察庁 (トカレフ)
<22番> NRI (武器不明)
<27番> ソニー (手榴弾・デリンジャー・サバイバルナイフ) 「2名殺害」
<28番> 東京海上一般職・女 (S&M M36) 「1名殺害」
<30番> 三井不動産 (コルトパイソン)

未定枠 残り一社(17番)
226外人:01/12/07 12:19
ちょっと風邪気味w

「はぁッ、はぁッ」
NTTデータ(07番)は、必死に森の中を逃げていた。
さっき撃たれた右肩を押さえながら。
右手には、クロスボウがまだしっかりと握られている。

突然、NTTデータは地面に足を取られて前につんのめった。
「痛ってぇ」
彼は、土を払いながら立ち上がると、そう呟いた。
全速力で走ったせいか、貧血のような立ちくらみがする。
もう、大丈夫だろう。たぶん。
あいつらが追って来ている様子もない。
しかし、逃げて正解だった。
ボウガンだけで、銃を持ったあいつらに太刀打ちできるわけがない。
幸い、撃たれた肩もほんのかすり傷程度だ。
今度からは、もっと襲いやすい相手を選ぼう。
慎重に・・・
227外人:01/12/07 12:20
「あれ?」
また歩き出そうとしたNTTデータ(07番)が、少し焦った表情を見せる。
しまった。さっき転んだときにボウガンを落としてしまったようだ。
暗くて、足元の様子がよくわからない。
「くっそ」
NTTデータは苛立ちを見せたが、すぐにその顔はほころんだ。
向こうの茂みの方に、落ちているクロスボウを発見したからだ。
それは月明かりに照らされて黒く光っている。
NTTデータ(07番)は、すぐに歩み寄って、クロスボウを拾い上げた。
「ん?」
その茂みの奥に人の気配を感じ、NTTデータは息を殺した。
彼は黙って、茂みをかきわけ近づいていく。
確かに、向こうに誰かがいる。
NTTデータは、気付かれないように茂みの中から、そっと顔だけを出す。
無防備にも、男が樹に凭れかかって寝入っている。
誰かに襲われたのだろうか、その顔や体はもうキズだらけだ。
それは、デンソー(05番)だった・・・
228外人:01/12/07 12:20
NTTデータは一頻り、デンソー(05番)の姿を眺め回したあと、
その脇に無造作に置かれているデイパックに目をやった。
どうする?
この馬鹿を殺すのは簡単だ。
コイツの頭か心臓狙って、ボウガンを撃てばいいだけさ。
けれども、ボウガンの矢も残り少ない。
もし、デイパックの中に入っているのが、どうしようもないガラクタだったら?
リスクがちょいと大きいんじゃないか?
銃を持ってるヤツらに、ボウガンなしはちょっと辛すぎる。
じゃあ、肉弾戦でいくか?
いや、こちらに有利な武器がない以上、それもハイリスクだ。

そうだ。
武器だけを奪い取ろう。
幸い、コイツはぐっすりと眠っている。
今なら、気付かれずにバックを掠め取ることができるだろう。
よし。決めた。
それで行こう。たぶん、大丈夫だ。
NTTデータはそう決意すると、音を立てないようにデンソーに近づいていった。
229外人:01/12/07 13:04
NTTデータは、右手にボウガンを構えながら、徐々に距離を詰めていく。
デンソーの方は、まだぐっすりと寝入っているようだ。
その距離、約10m。
不意に、NTTデータの足元から、パキッと木の折れる音がこぼれた。
しまったッ!
NTTデータは、一瞬自分の足元に目がいった後、
パッと、デンソーの方に意識をうつす。

そこには、NTTデータの方をじっと見つめるデンソーの姿。
気付かれたッ!
デンソー(05番)は、目前のボウガンを構えた男を確認すると、
不恰好に、デイパックの方に飛びのいた。
ほとんど同時に、NTTデータの手から放たれたボウガンの矢が、
ブッスリと樹の幹に突き刺さっていた。
230外人:01/12/07 13:06
「逃がすかよッ」
急いで、二本目の矢をこめるNTTデータ。
まるで熟練工のような手つきで、すぐに次の矢がセットされる。
そして即座に、ボウガンでデンソーを狙う。
しかし、その矢が発射されることはなかった。
代わりに漏れたのは、NTTデータ(07番)の悲鳴にも近い声だった。
「そ、そんな・・・」

デンソーが、黒く機械的な形状をした銃器をこちらに向けている。
フランキ スパス12・・・
高威力のショットガンだ。
まさかコイツが、こんなものを。
戸惑うNTTデータを尻目に、デンソーは、ガチャっとコッキングを行うと、
その銃口をやや下げ、NTTデータの腹部辺りにポイントした。
「うぐっ・・」
NTTデータの口から、焦りの声が漏れる。
余りにも素晴らしい。
皆さん文才がありますね。
232外人:01/12/07 14:15
「頼む、撃たないでくれ」
「な、何でもするッ! 何でもするからッ」
NTTデータ(07番)は、ボウガンを地面に置き、必死でデンソーに命乞いをする。
だが、デンソーはショットガンを下に下ろそうとはしない。

「だ、騙されるもんか・・そうやって、ボ、ボクを騙そうとしても無駄だっ!」
デンソー(05番)は唾を飛ばしながら、そう答える。
「嘘じゃない。嘘じゃないよ・・本当に何でもするから・・」
NTTデータの声は、恐怖のあまり少し涙がかっている。

「うるさいっ! 騙されないって言ってるだろっ!」
デンソーの声が一段と大きくなる。
「だ、第一、ボクが何をしたっていうんだっ! 何もしてないじゃないか。
 そ、それなのに、みんな寄ってたかって、このボクを・・・
 お前だって、ボクを殺そうとしたじゃないかっ」
デンソー(05番)の手が、体が、わなわなと震えている。
「殺さないで・・」
必死で声を絞り出すNTTデータを無視するかのように、
デンソーの指が引き金にかかっていく。
233外人:01/12/07 14:16
もう駄目だッ!
そう覚悟したNTTデータは、パッと目をつぶった。
・・・
ん?
風の音、木々の擦れ合う音。
オレ、まだ生きてる・・・
静かに目を開くNTTデータ。
しかし、目の前には、やはりショットガンを向けたデンソーの姿。
やっぱり、もう駄目だッ。

いや待てよ。何か様子が変だ。
NTTデータは、ショットガンを構えたデンソーの様子をじっと窺う。
確かに、何かがおかしい。
デンソーの指先はもう引き金にかかっていないし、
その視線の先は、オレではなく、オレの背後に移っている。
目はもう凍りついたように動かない。
ヤツの顔が恐怖に引きつっているのが見える。
NTTデータは、おそるおそる後ろを振り返って、その視線の先をじっと見た。
男だ。
向こうの樹の陰に、誰か男が潜んでいる。
234外人:01/12/07 14:19
「ひ、ひぃぃぃぃ」
突如、弾かれたようにデンソーが絶叫に近い声をあげた。
デンソーは叫びながら、くるりと反転し森の中に駆け出してゆく。
一体、どうしたっていうんだ。
NTTデータはボウガンを拾い上げると、もう一度向こうの木陰に目をやった。
ん?いない。
どこへ行った?
そう疑問に思った瞬間、NTTデータの太股に激痛が走った。
とっさに、左手で足を押さえる。
ナ、ナイフ!?
自分の太股に、まるで手裏剣のようなナイフが深々と突き刺さっている。
ぽたぽたと血が指先を流れ、NTTデータの汚れた革靴に滴ってゆく。
「がぁッ」
また激痛が走る。こんどは、右のわき腹だ。
ぱっと振り返ったNTTデータの目に一瞬、森の中を移動する男の影が映った。
細身の長身、背中には日本刀。
武富士(13番)・・・
235外人:01/12/07 15:26
あ、あの野郎か・・・
教室の後ろで、黙って目を閉じていた男・・・
NTTデータは覚えていた。
小泉首相の口から、この恐ろしいゲームが発表されたとき、
アイツの口元が、まるで笑ってるかのように歪んだのを。
く、くそッ!
やばいぞこの状況は。
徐々に、わき腹が熱を帯びたように、痛みの度合いを増してくる。
「て、てめぇッ!武富士ぃぃ!」
「くそぉ、出てきやがれ〜」
NTTデータ(07番)の声が森中にこだまする。
「武富士ぃ!てめぇ、最後まで自分が生き残れると思ってんのかよッ!?
 んなわけねぇだろ〜がよぉぉ!
 こんなゲーム、八百長に決まってるだろうがぁ〜!」
「で、出来レースなんだよッ!
 勝ち残るヤツは最初から決まってるんだぁ!!
  うッ、くそぉ・・
絶対そうだッ!そうに決まってるッ!」
「おめぇみたいな消費者金融に、特別法人税免除なんて許される訳がねぇ!
 無駄だ、無駄だ、無駄に決まってるんだぁー!
 うッ・・・がぁッ!」
NTTデータの声を切り裂くように、今度は左腕にナイフが突き刺さった。
236外人:01/12/07 15:28
全身を駆け巡る激痛に、耐え切れずNTTデータが悲鳴を上げる。
痛ぇよぉ、何で・・・
くそッ、まだ、、、まだ死にたくねぇ。
つーっと、NTTデータの口元からよだれがこぼれてくる。
くそッ。
彼は左手でそれを拭った。
左手の利きが悪い。
徐々に指先の感覚が失われていくのがはっきりと感じられる。
その左手で、今度は背中の矢筒を確かめる。
矢は残り二本。
「う、うおぉぉぉぉッ!!」
NTTデータ(07番)は、そう絶叫すると、武富士の姿を求めて顔を動かす。
右前方に、男の背中がチラリと見えた。
瞬間、NTTデータのボウガンから勢いよく矢が放たれた。
237外人:01/12/07 15:41
ガスッ!
確かな手ごたえがあったッ。
矢は男の背中ごと木に刺さったようだ。
動いている気配はない。
「ハハ、やったぞ・・・」
NTTデータは、足を引き摺りながら、闇の方へ近づいていく。
ん?
彼はすぐに異変に気付いた。
木に打ちつけられた死体の、両手がバタバタと風にはためいている。
くそッ、スーツかッ!しまったッ!
慌てて動こうとしたNTTデータは、突如変な感触に襲われ、自分の腹を見た。
腹部から何か光るものが飛び出している。
「あがッ、あ・・」
ゆっくりと、武富士(13番)が日本刀をNTTデータの体から抜いていく。
ズズズと妙な音を立てて、刀身を抜き終わったかと同時に、
NTTデータ(07番)の体も、前に崩れ落ちた。
武富士は、ゆっくりと倒れたNTTデータの脇に立つと、
手にもった日本刀を、ズブリとその心臓に突き立てた。

< 企業番号07番 NTTデータ死亡 >
238就職戦線異状名無しさん:01/12/07 16:38
つええ…
無音暗殺部隊出身か?
しゃべらんし。
ものすごいスキルだし…(何故?

しかも武富士ってところがイカス!

俺のイメージでは彼は
フンドシ一丁で全身マスキングなのだが…
239muni:01/12/07 19:16
少し時は遡る。武富士(13番)による最初の惨殺が行われた場所・・・
神戸製鋼(19番)が振り向くと、そこには針金のようなSMG(1番)が
立っていた。
「よかった。やっと話せそうな奴に会えた・・・」
SMGは、その頼りない眼を潤ませながら近づいてくる。
「SMG・・・」
神戸製鋼は、どこか醒めた目で彼を見返す。一時的に感情が麻痺しているらしい。

神戸製鋼の手前まで近づいたとき、SMGが短い悲鳴をあげた。
その視線は、NTTドコモとJR東海の死体を捉えている。
「な・なな・・・お・お前、が、殺したの・・・?」
SMGはオドオドして尋ねる。
「いや・・・俺が来たときにはもう・・・」
神戸製鋼は、視線をもう喋る事のない恋人に戻した。
「お前ら、付き合ってたんだよな・・・それが、武富士なんかに
殺されちゃって・・・」
SMGは痛ましそうな顔を作って言う。
神戸製鋼は、再びSMGを見る。その視線は先ほどまでとは違い、感情のこもった
人間の目をしていた。かすかな、驚き・・・

「武富士・・・?何の話をしてるんだ・・・?」
しまった!SMGは、狼狽の色を隠せない。
「お前・・・彼女が殺されるところを、ただ黙ってみていたのか・・・?」
神戸製鋼がユラリと立ち上がった。
240muni:01/12/07 19:16
神戸製鋼(19番)が、SMG(1番)に近づく。SMGは後ずさりする。
「そうだよな・・・お前も、俺と同じで気の小さい男だ・・・飛び出して
助けるなんて真似はできない・・・それはいい・・・」
神戸製鋼はなおもSMGに近づく。
「許せないのは、素知らぬ顔で・・・友達の顔で俺の前に現われた事だ・・・
彼女の死体を見たとき、俺に殺したのかと訊いたな・・・とぼけやがって・・・
そうだよな、お前、本気でそう思ってたら訊く前に逃げだすもんな・・・」
SMGは神戸製鋼から視線を外そうとするが、うまくできない。
神戸製鋼の殺気の篭った目・・・なぜか、真正面から見据えてしまう・・・
目をそらしたら、その瞬間殺される・・・そう本能が教えてくれてたのかも
しれない。
241muni:01/12/07 19:17
「お・おい・・・俺が殺したわけじゃない・・・逆恨みはよせ・・・」
SMG(1番)が言う。もはや、言葉を発するのが精一杯で後ずさりする事すらできない。
「そんなのじゃない。俺自身、彼女を見捨てて逃げ出した男だ。それで恨む気は
ない。ただ、彼女を見殺しにしたくせに俺の前に友達ぶってでてきたのが許せないんだ」
神戸製鋼(19番)が懐に手を入れる。逃げなきゃ、そう思った瞬間銃声が響いた。
小型小銃から放たれた銃弾は、SMGの心臓部付近を直撃した。SMGが後ろに吹き飛ぶ。

神戸製鋼は、再び感情を無くしたかのような表情になる。
振り向き、彼女の亡骸に近づこうとしたその時、SMGがバッと飛び起きかなりの
速さで神戸製鋼に接近する。
!?
神戸製鋼がSMGに向き直ろうとしたが、その前に神戸製鋼の首にSMGのネクタイが
巻きつけられた。
242muni:01/12/07 19:17
神戸製鋼(19番)は、SMG(1番)のネクタイが完璧に首を締め付ける前に
指をはさみこみ、とっさに喉をガードした。
だが、SMGは構うことなくネクタイの両端を引っ張り、神戸製鋼の首を
締め付ける。その細い体のどこにそれだけの力が潜んでいたのか分からない。
「ぐぅ・・・」
神戸製鋼の口から苦しそうな声が漏れる。
「あはははは、俺に渡された武器は何だったと思う?防弾チョッキさ!
そんな小さな銃なんか通用しねぇよ!」
SMGは一層の力を混めた。はさんでいる指などお構いなしに、神戸製鋼の
首にネクタイが食い込む。
神戸製鋼は抵抗を諦めたのか、はさんでいた指をはずした。喉仏が直接
締め付けられる。
243muni:01/12/07 19:17
死ねや!SMG(1番)がそう思ったとき、神戸製鋼(19番)はスーっと手を
後ろに曲げた。
目の前に銃口が見える。
・・・!!
一発の銃声がこだました。神戸製鋼の首を締め付けていたネクタイから力が抜け、
SMGは後ろに崩れた。額から、紅い血が流れ落ちる。

神戸製鋼は、人を殺したという実感が湧いてこなかった。やはり、感情が
麻痺しているのかもしれない。
痕の残る首をさすりながら、神戸製鋼はNTTドコモに近づいた。
そっとひざまづき、唇を重ね合わせる。
そのキスのあまりの冷たさに、神戸製鋼は溢れる涙を止めることはできなかった。

<企業番号・1番 SMG  死亡>
244muni:01/12/07 19:33
神戸製鋼(19番)は、小1時間くらいNTTドコモの傍らに座っていた。
彼女の手を握りながら2人で過ごした時間を思い出し、それに区切りが
つくと立ち上がった。

武富士(13番)を自分の手で殺す・・・
それ以外、いまの神戸製鋼には考えることはできない。
いまさらなのは分かっている。それをしたところで、彼女が生き返る
わけでもないことも・・・
だが、もはやそれをする以外に生きる意味はない。そう思った。

神戸製鋼は3つ墓を立てた。彼女の分だけでなく、JR東海、そして
自分の手で殺したSMGの分も。
・・・あいつも、友達だった。
NTTドコモの墓には、マフラーの代わりに自分がつけていた腕時計を
入れておいた。

首にマフラーを巻き、神戸製鋼は移動を始めた。
中にはSMGから奪った防弾チョッキを着込んでいる。
防弾チョッキを脱がせたとき・・・上半身裸で両手を上に上げている
SMGの姿は、まさに裸でワッショイ!SMGだった。
245muni:01/12/07 19:36
誰か、
「診療所に向かうJTB!警察庁との再会。そこに武富士の強襲が!
その武富士にむかって一発の銃弾が放たれる!現われた神戸製鋼!
果たして彼女の仇は取れるのか!?」
を書いてくれ〜。
246うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 19:56
警察庁は診療所を近くの丘にある木の上にいた。ここからなら十分診療所を
監視する事ができる。何故ここに来たのかは自分でもわかっていなかった。
もしゴールドが診療所に現れたとしてもどうしようかという考えはまだ
まとまってなかった。
木の上で診療所を監視しながら警察庁は昔のことを思い出した。子供の頃は
よくこうやって木に登っていたものだ。自然に囲まれた町で育ち、常に自然と
共に遊んでいた。夕方近くになると妹を連れた母親がいつも笑顔で迎えに
来てくれた。そういう当たり前の幸せがいつまでも続くと思っていた。
あの事件があるまでは・・・・。
目をつぶって草木がなびき、小鳥がさえずり、風が通り過ぎる音を聞いている
と今にも母親と妹が「もう帰ってきなさい。」と迎えに来てくれるような
気がした。いや警察庁はそれを願った。今までの人生は全て夢なんだって。
もちろん目を開けても現実は変わっているはずもなく、それどころか
現実は悪化していた。
あれはJTBじゃないか!警視庁は診療所の門あたりにJTBが立っているのを見つけた。
しかし、JTBは直立不動のまま動かなかった。JTBの視線の先を追ってみるとそこに
は一人の男が立っていた。
ゴールドか??しかし、よく見ると予想は外れていた。最悪だ。最悪の奴が
いる。警視庁の脈拍がだんだんとあがってくる。
JTBの10m前方に立っている銃でJTBに狙いを定めている男はソニーだった。
247うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 19:57
JTBは後少しで診療所につける、もうすぐ警察庁に会う事ができるという
喜びで少し早足になっていた。後少し、後少し。とうとう診療所の屋根が視界
に入ってきた時にはJTBは駆け足になっていた。
息を切らせながら診療所の門までたどりついたJTBが周りを確認して診療所の
敷地内へと入っていこうとしたその時だった。右方にある森の中から1人の
男が飛び出してきた。
「女の子がそんなにどうどうと道を歩いてたら危険だよ。」
男は笑いながら拳銃をゆっくりとJTBへと向けて構えた。しかし、JTBは今にも
自分が殺されようとしているにもかかわらず不思議にも恐怖感を感じることが
なかった。沈黙が流れ、その沈黙を破ったのは予想外にもJTBだった。
「あなた左腕怪我してるわね。」
左腕から滴る血を見てJTBはそういうと両手を広げてソニーへと近づいていった。
ソニーはまるで自分の命が狙われているのを忘れたかのように穏やかに近づい
てくるJTBを不思議そうに見ていたが、「それ以上近づいたら撃つぞ。」と
JTBを威嚇した。ソニーとしてはここでは銃を撃ちたくはなかった。音でJTB以外の
誰かが来てしまうと怪我をしているソニーが一番ふりだというのはわかりきったこと
だったからだ。予想では自分の姿を見たJTBは逃げていくはずだった。いつのまに
この女はこんなに肝が据わったんだ?ソニーはそう思った。
248うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 19:57
「おい!撃つんじゃない!!」という声と共に警察庁がJTBとソニーの間に入ってきた。
「あらあらお姫様を守る騎士の登場か。」
ソニーは顔では笑っていたが、よりによって手強い相手が来たもんだと内心穏やかでは
なかった。JTBは一瞬誰だかわからなかったがその声と後姿で警察庁だと気づいた瞬間
今までの緊張の糸がいっきに切れて「ゴールドがここにあなたがいるっていったから・
・・・」というとその場にぺたんと座りこんでしまった。
おいおい、警察庁だけでなくてゴールドもこの近くにいるのかよ。さっきの馬鹿2人組み
とはわけ違うな。ソニーはそう思いながらも窮地に追い込まれている自分を喜んだ。
「ゴールドはどこにいる?」警察庁はソニーから目線を外さずにJTBに聞いた。
数秒の沈黙の後「私をかばって・・。私なんかをかばって・・・」JTBは、涙声になり
そう答え、ソニーも警察庁もその言葉で全てを察した。
「おいソニー。俺はお前を殺す気はない。どうだ、このまま消えてくれないか。」
警察庁はトカレフをソニーの顔に向けるとソニーの目を睨んだままいった。
このまま撃ったとしても負傷した左腕では正確に警察庁の急所を撃ちぬけるわけがないとは
ソニーも警察庁もわかっていた。
「わかったよ。お邪魔虫は消えますか。」ソニーはそういい銃を下ろしてその場を去ろうと
した時だった。
「駄目!ソニーあなた怪我してるじゃない。とにかく左腕の治療をしなくちゃ。」
JTBはそういうとソニーの元へと駆け寄るとハンカチを取り出して傷口をしばった。
「ね!警察庁いいでしょ?」JTBは警察庁にそういうと、警察庁も静かにうなずいた
249うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 19:58
ただ1人ソニーだけが逃げ虫を噛み潰したような顔をした。
「ちょっと待ってて。」診療所に入るなりJTBは治療のための材料をてきぱきと集めだした。
「大丈夫なのか?」ソニーは少し心配そうにJTBを見ていた。
「あら、私は海外旅行の添乗員なのよ。海外では何があるかわからないから、ある程度の知識
は勉強させられるのよ。」
JTBがソニーの治療をしている横で警察庁はハイライトに火をつけて、ゴールドのことを思い
だしていた。
「ゴールドは他に何かいってなかったのか?」
JTBはいったん治療を止めてハイライトを取り出すと警察庁に手渡した。
「俺はお前を信頼してるって警察庁に伝えてくれって・・・・。」
JTBは下を向いたままゴールドの遺言を伝えた。
250うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 19:59
治療が終わり、ソニーは左腕をぐるぐるを振り回してヨシ!とうなずいた。
「へぇ、さすが女の子だな。みごとなもんだよ。」
「ソニーこれからお前はどうするんだ?」
警察庁はソニーに聞いた。
「どうするも何も、俺はこのゲームを楽しんでるだぜ。」
「こんなゲームなんか全然楽しくない!」ソニーの言葉を聞いてJTBが叫んだ。
「お前どうにかしてるよ。お前だけじゃないみんなおかしくなってる。」
警察庁もJTBに同意してそういった。
「おいおい、だったらお前は現実に戻ってどうするっていうんだ?
馬鹿な上司に命令されて、毎日夜遅くまで残業か?社会のために見を粉にして働いてわずかな金を
貰って喜べっていうのか?めでてえもんだな。平凡な毎日?幸せな家庭?金?地位?俺はそんなも
んを望んでるわけじゃねえ。反対にそんなもん糞くらえだ。俺は生きてるっていう実感が欲しいん
だよ。今までの世界は俺にとっては簡単すぎる。でもここは違う、俺は生きてるって実感できる。
俺はここに連れてこられたことに感謝してるんだ。凡庸性に慣れた人間なんて生きてる意味はね
えんだよ。」
「平凡な毎日、幸せな家庭が私は欲しい!あなたは間違ってるわ!みんな間違ってる!!
なんで私達が殺し合いなんてしないといけないのよ!!!」
JTBがソニーを睨みつけながら叫んだ。警察庁は複雑な気分に襲われていた。
俺は何をしたいんだ?俺は何をしている?俺は家族のかたきをとるためだけに今まで生きてきた。
それにこれからもそうだと思っていた。俺を今まで突き動かしてきたのはなんだ?それは犯人に
対する怒り、憎しみだったんじゃないのか?そのくせ俺はこの状況においても誰かを殺すという
ことにためらいを持っている。俺は本当にかたきをとりたいのか?
三人の沈黙を診療所のドアが蹴破られる音が切り裂いた。
三人はいっせいに身をかがめ、ソニーと警察庁は銃をとり戦闘態勢へと入った。
「JTBはこのベットの下に隠れておけ、いいか何があっても出てくるんじゃないぞ。」
警察庁は小声でそうJTBに告げると、ソニーと目で合図して玄関のほうへとゆっくりと進んでいった。
251うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 20:00
デンソーは扉を蹴破ると診療所の中へと転がり込んできた。今にも武富士が後ろから襲ってくるのでは
ないかという恐怖のみがデンソーを支配していた。
とりあえず落ち着けとデンソーは心の中で繰り返した。さすがに武富士もここまでおってくることは
ないだろう。
その取り乱したデンソーを警察庁とソニーは机の影から様子をうかがっていた。。
「おい、どうする?」警視庁は小声でソニーに尋ねた。
「おいおい、どうするって。殺すに決まってるだろ。お前だったらあんな奴簡単に殺せるだろ。
もし、今殺しとかなかったらあいつがJTBを襲うかもしれないんだぜ。どう見てもあいつは自分を
見失ってる。よほど恐ろしい目にでもあったんだろうな。何をしでかすかわかったもんじゃない。」
「だからって殺さなくても身動きさえ取れなくしたら・・。」
「何を甘ったれたこといってんだよ。お前はあの子を守るんじゃないのか?いいか、こういう状況に
置いて両方守ろう何て甘い考えは捨てた方がいい。ここはそんな甘い世界じゃないよ。
何かを守ろうとするんだったらそれ以外は全て犠牲にしないとやっていけないぜ。」
ソニーは微笑んだ。警察庁は拳銃を握りなおして後ろを振り返り、ベットの下で震えているJTBの
ことを考えた。
「よし、わかった。」警察庁はそう目でソニーに合図を送った。
「じゃあどうする?ここは森の中ほど隠れる場所もない、しかもあいつはショットガンを持っている。
俺達のもっているちゃちな拳銃よりも明らかに破壊力が高いし、命中範囲もけた違いだ。
下手に打ち合っても負けるのは目に見えてる。お前の作戦でも聞こうじゃないか。」
ソニーは興味津々な顔で警察庁の顔を覗き込んだ。
252うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 20:01
「簡単な作戦さ。」
警察庁はそういうとソニーの首をわしづかみにすると両手で軽々とソニーの体を持ち上げて、
机の影からソニーを思いっきり投げ飛ばした。
「おっおい!何するんだ!!!」
ソニーは何が起こったのかわからずに目を丸くしながら、診療所の床を転がっていった。
物音に気づいたデンソーは、有無も言わずに振り返りショットガンの引き金を引いた。
ドッガ!!!!!部屋中に鈍い空気の振動が走った。
続けざまに警察庁は机の影からむくっと起き上がりトカレフの引き金を二回引いた。
ドンッドンッ!!
ほんのわずか数秒のできごとだった。デンソーは右腕を抑えながらうずくまり警察庁は即座にデンソーの
腕から落ちたショットガンを奪い取った。
「ショットガンの不利なところは連射が効かないってことさ。撃った後の反動も大きいし、撃った後に
次に弾を詰めなおさないといけない。」
警察庁はそういうと床に寝転がってるソニーを起き上がらせた。
「おい!ショットガンが俺に当たってたらどうするんだよ!!」
ソニーは警察庁のむなぐらを掴んだ。
「お前は生きてる実感が欲しかったんだろ?ほら今までの人生で一番のスリルを味わえたじゃないか。
それに何かを守ろうとするんだったら他の全てを犠牲にしろっていったのはお前だろ。」
あっけに取られていたソニーもしばらくするとお腹を抑えて笑い出した。
「それにショットガンほどの重さの銃になると動いてる物体を狙うのは難しい。だからちゃんと
思いっきり投げ飛ばしてやっただろ。殺したいんだったらちょこっと蹴っ飛ばせばいいだけだったん
だからさ。」
253うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 20:02
「それじゃあこいつは逃がしていいよな。」
警察庁はデンソーを指差した。
「まあねぇ、俺も殺意がない奴を殺すほど落ちぶれてもいないんでね。」
ソニーもうなずいた。デンソーは苦痛にゆがむ顔で両方の顔を見て、
「逃がしてくれるのか?」と怯えながら呟いて右手を抑えながら診療所からいちもくさんに出て行った。
「さ!これで当分安全だろうな。」と警察庁が肩をなでおろした時だった。
「ギャッーーーーーーーー!!!」と叫び声と共にさっき診療所から出て行ったデンソーの後姿から首から
上だけが消えていた。
デンソーが倒れるとその後ろから返り血を浴びて体中が真っ赤になった武富士が日本刀を持って立って
いた。
254うっき ◆YxWFRquQ :01/12/07 20:04
いちおう責任とってここまで書きました
諸事情により忙しくなるので
今度こそまじで引退。
他の人がんばってくださいな
255就職戦線異状名無しさん:01/12/07 20:06
うっきお疲れー
おもしろかったよ
256外人:01/12/07 20:18
よっしゃ、神戸製鋼vs武富士戦はオレに書かせてくれ。
257muni:01/12/07 20:31
>>256
激期待してます。
258ななし:01/12/07 20:37
東京海上はどうしてる?
259就職戦線異状名無しさん:01/12/07 20:39
うっきーまんせー外人まんせーmuniまんせー
がんばれよ。
260外人:01/12/07 20:59
いつのまにか空が少し明るくなっている。
武富士(13番)は、何かをデイパックから取り出しているようだ。
こっちのソニーたちには気付いているはずなのに、
まるで、自分一人であるかのように落ち着き払っている。

「来るぞッ!」
ソニーが、焦ったような声を張り上げた。
警視庁は、窓から外の様子を窺う。
武富士(13番)が黒っぽいモノをこちらに向けている。
パララララ。
甲高い機銃音と共に、診療所の窓ガラスが飛び散った。
「ふせろッ!」
ソニーに促されて、JTBと警視庁はパッと身をかがめる。
パララララ。
診療所の壁や家具に、無数の穴が開けられてゆく。
「応戦しろぉ!」
ドンッ!
警視庁のフランキスパスが、窓から火を噴く。
それでも、まだマシンガンの音は止まない。
「うッ、くそッ」
警視庁は、ショットガンのコッキングに手間取っている。
ソニーは、それを見るとポケットから手榴弾を取り出しピンを抜いた。
「これでも喰らえやッ」
窓から投げられた手榴弾は、きれいなカーブを描いて外へ飛んでゆく。
数秒後、ドンという、もの凄い爆発音がして、あたりは煙に包まれた。
キーンと耳鳴りがする。
UZIサブマシンガンの音は、もう聞こえないようだ。
「や、やったか?」
警視庁が不安げにソニーに尋ねる。JTBも怯えた表情でソニーを見る。
「わからん」
三人は、そっと窓から外の様子を窺う。
煙の向こうに男が吹き飛ばされているが見える。そばには日本刀が落ちている。
徐々に煙が引いていき、視界がはっきりとしてくる。
「く、首がねぇッ」
ソニーがそう声をあげると同時に、裏口の方からドンという音が聞こえた。
「入られたぞッ!」
261muni:01/12/07 21:09
早く続き書いてくれ〜。
バイトの時間になっちまう。帰ってきてから読むか・・・
なによりエンディングが楽しみだ。
263外人:01/12/07 21:16
診療所に侵入してくる武富士に気付き、
三人は、急いでデイパックを掴んで、その場から立ち上がった。
慌ててJTBを連れて二階に上がろうとする警視庁の袖口を、ソニーがぱっと掴む。
「上は駄目だ。逃げ場がなくなる。こっちだ」
三人は、ソニーを先頭に、非常口に向かって廊下を走る。
途中、JTBがあっとバランスを崩して躓いた。
「痛っ」
警視庁が、すぐにそれを助け起こそうと駆け寄る。
「き、来たぞッ」
パララララ。
周りのガラスが音を立てて割れていく。
武富士(13番)がUZIを構えて、こちらに走ってくるのがはっきりと見てとれた。

「非常口に行くのはもう無理だ。ここに逃げ込むしかねぇ」
ソニー(27番)は、横にある治療室のドアを開けて、二人を中に引き入れた。
264就職戦線異状名無しさん :01/12/07 21:24
おもしろい!
どんどん続き書いて!
265外人:01/12/07 21:37
「も、もう駄目よ・・・」
JTB(14番)が、絶望的な口調でそう呟く。
「諦めんな。相手は一人だ。何とかなるさ」
警視庁は、そう言ってJTBを慰めようとしたが、その口元は震えている。
それを見て、ソニーが口をはさむ。
「警視庁の言うとおりだぜ。ようやく楽しくなってきたってとこだ・・・」
そう強がるソニーの言葉にも、二人は黙ったままだ。
ガシャン!
三人はびくっとして、ドアの方を見た。
武富士が、UZIの銃底で治療室のドアを叩き割っている。
「やべぇ、隠れろッ」
ソニーの掛け声と共に、三人は一斉に身を隠す。
パララララ。
突然、窓ガラスに空いた穴からUZIの銃身が出てきて、銃弾を連射した。
たちまち治療室の中はめちゃくちゃになっていく。
「くッ、あの野郎!」
おそらく、手だけを差し込んでいる武富士に対し、
自分のデリンジャーは当たらないだろう。
そう思ったソニー(27番)は、警視庁のショットガンに頼った。
「警視庁、ショットガンだ。ショットガンを撃てッ」
その声が聞こえたのか、パッと銃身が引っ込む。
ドンッ!
大きな音を立てて、ショットガンの弾はドアをまるごと吹き飛ばした。
266ななし:01/12/07 21:45
警察庁よー。
267外人:01/12/07 21:48
あ、何時の間にか、警察庁になってる。
じゃあ、これからは警察庁ってことで・・・
268外人:01/12/07 21:58
警察庁のショットガンによって、治療室は少しの沈黙に包まれる。
しかし、それはドアの影から出されたUZIによって、すぐに打ち破られた。
パララララ。
UZIの9mmパラペラム弾は、いっそう激しく治療室を破壊していく。
「回り込まれたらまずい。警察庁、オレにショットガンを貸せッ」
警察庁は一瞬ためらったが、バッとフランキスパスをソニーに投げる。
「よし、オレはこれでヤツを足止めする。
 その隙に、お前らはそこの窓から外に逃げろッ」
「食い止めるって、大丈夫か?」
「知らんッ! いいから早く行けッ!」
ソニーの怒声にせかされるようにして、警察庁は治療室の窓を開ける。
そして、JTBを手招きすると、そっと窓から押し出してやった。
ドンッ!
武富士の殺気を感じ、ソニー(27番)のショットガンが火を噴く。
しかし、すぐに武富士のUZIが窓からその身をのぞかせる。
「うぉぉぉ」
ソニーはとっさに、デリンジャーを取り出し発射した。
パンパンパン。
まだ、警察庁(21番)は窓から出きれてない。
「早くしろッ、耐え切れんぞッ」
269外人:01/12/07 22:14
カチッ!
カチッ!カチッ!
「ちッ、弾切れだ」
もう弾をこめている時間はない。ソニーはデリンジャーをポケットにしまった。
「行ったか・・」
ソニーは警察庁が窓から出たのを確認すると、
左手のフランキスパスを両手でしっかりと持ち直した。
ガチャッと銃をコッキングさせ、ドアの方へ向ける。
じっとドアの向こうに潜んでいる武富士の気配を感じる。
「さすがに、ちょっと分が悪いな・・・」
まるで機械のように、執拗に追ってくる武富士を前にして、
さすがのソニー(27番)も弱気になっていた。

しかしすぐさま、迷いを払うかのように首を激しく横に振ると、
ソニーは、ショットガンをしっかりと握り締めた。
「おもしれぇッ! さぁ、来やがれッ!」
270就職戦線異状名無しさん:01/12/07 22:24
なあ、>>223て何か重大な謎を秘めている気がするんだが。
271外人:01/12/07 22:37
しかし、いっこうに武富士が襲ってくる様子はない。
診療所に、不気味な沈黙が漂う。
「あの野郎、何してやがる?」
待ちきれなくなって、ソニーは物陰から顔をのぞかせた。
それでも、廊下はシーンと静まりかえっている。
「来るなら、とっとと来やがれ」
そう呟いてソニーが体を起こしたとたん、UZIの音が診療所に響き渡った。
「撃ってきやがったかッ!?」
ソニーは慌てて、臨戦態勢をとる。
しかし、この部屋に銃弾が撃ちこまれた様子はない。
パララララ。
また、UZIの音がした。
別のヤツを撃ってる?
そう直感したソニーは、すっと治療室から顔を出した。
案の定、武富士は向こうの方に走っている。
さらに向こうには男が一人、必死に逃げているのが見える。
「誰か知らんが、うまい具合に引きつけてくれたぜ」
どうする?援護するか?
ソニーは一瞬考えたが、踵を返して警察庁たちを追うことに決めた。
ショットガンだけで、アイツと対峙するのは必ずしも賢明な判断とはいえない。
ソニー(27番)は、まるで軽業師のように窓から飛び出ていった。
完結したら修正して本出すのか?
273外人:01/12/07 22:58
依然、診療所の中にはUZIの連射音が響いている。
武富士(13番)は、徐々に男を追い詰めいていた。

「くっ、行き止まりだ」
追われていた男は、観念したようにそう呟くと後ろを振り返った。
神戸製鋼(19番)。
武富士に彼女を殺され、必死の思いでここまで追ってきた男だ。
その目前には、憎き仇である武富士の姿がある。
武富士は、チャッとUZIを構えなおすと、神戸製鋼の心臓あたりに狙いをつけた。
「さぁ、来いよ。この人殺しッ!」
神戸製鋼は武富士に罵声を浴びせる。
「酷い・・・酷すぎんだよッ!てめぇ・・」
「あ、アイツがてめぇに何したっていうんだよ・・あんな惨たらしく殺しやがって・・・」
無残にも殺された彼女を思うと、神戸製鋼の目から訳もなく涙が溢れてくる。
涙でかすんだ神戸製鋼の目に、武富士の口元がニヤリと歪むのが見えた。
「てめぇッ!」
神戸製鋼は怒りにまかせて、右手の拳銃を武富士に向けた。
パララララ。
UZIの音とともに、神戸製鋼の体が壁に吹っ飛ぶ。
274就職戦線異状名無しさん:01/12/07 22:58
ああ、おもろ
275就職戦線異状名無しさん:01/12/07 23:09
いいね。本出しなよ。
276外人:01/12/07 23:10
カツカツカツ。
武富士はUZIを構えながら、神戸製鋼の死体のほうに近づいていく。
妙だ。
銃口で神戸製鋼の死体を調べる。
コイツ、血が出ていない。
異変に気付いた武富士が、銃口を神戸製鋼の頭部に向けようとした瞬間、
神戸製鋼の右手がピクっと動き、ドンと拳銃が武富士めがけて撃ちこまれた。
キンッ!
カラカラカラ・・・
弾は武富士のUZIサブマシンガンを後方に弾き飛ばした。
「ちッ、外したか・・」
そう言いながら、神戸製鋼はむっくりと起き上がる。
「でも、次は外さねぇぜ」
神戸製鋼(19番)の拳銃が、武富士の頭に狙いを定めた。
277外人:01/12/07 23:22
「てめぇは簡単には殺さなねぇ。アイツの苦しみを存分に味わって死んでもらうぜ」
神戸製鋼の顔が怒りで紅潮する。
充血した目はただ、武富士だけを見据えている。
「も、もうオレは死んだも同じだ。アイツが死んだとわかった時から、
 もうこのゲームに勝ち残ることなんてどうでもよくなった。
 ただ、てめぇだけは、てめぇだけにはキッチリ落とし前つけさせてもらうぜ」
また、怒りと悲しみで、訳もなく涙が溢れてくる。
「くそぅ」
左手で涙を拭おうとした神戸製鋼の一瞬の隙を、武富士は見逃さなかった。
ガバッと拳銃を持った手を右手で掴む。
「ぐッ」
徐々に神戸製鋼の右手が、小手返しのような格好で外側に返されていく。
ち、力が入らない。
カンと音を立てて、拳銃がその手からこぼれた。
278就職戦線異状名無しさん:01/12/07 23:24
正直作家さんたちの学部が知りたい。
279外人:01/12/07 23:40
「うおぉぉぉ」
神戸製鋼は武富士の胸倉をつかもうとしたが、右手を返され投げ飛ばされてしまう。
「がッ、くそぉ、この野郎ッ」
無言で近づいてくる武富士に対し、神戸製鋼はこぶしを振り上げた。
しかし、当たらない。
当たらないのだ。
そのパンチは、むなしく空をきるばかりで、いっこうに武富士にはヒットしない。
武富士(13番)は、まるで暴れる赤子を扱うように、ひょいとそのパンチをよけると、
渾身の力をこめた肘打ちを、神戸製鋼の鼻に叩きこんだ。
ゴッと鈍い音を立てて、肘が神戸製鋼の顔にめり込む。
神戸製鋼(19番)は、よろけるようにして後ろに倒れこんだ。
痛ぇ、気を失いそうだ・・・
鼻の骨は確実に折れたな。
気絶しそうな痛みに襲われながらも、神戸製鋼はゆっくりと立ち上がる。
そして、またも武富士の方に突っ込んでいった。
280外人:01/12/08 00:00
立ち上がってきた神戸製鋼に、一瞬武富士が驚いたような表情を見せる。
今度は胸倉を掴んだッ!
神戸製鋼はそのまま武富士を壁に打ちつける。
連打、連打。
神戸製鋼(19番)は武富士の腹部を渾身の力で殴りつける。
「この野郎ッ、死ねぇ、死にやがれッ!」
神戸製鋼の拳がボディにヒットするたびに、武富士の体が激しくゆれる。
もはや怒りは頂点だ。
神戸製鋼は武富士の胸倉を掴みなおすと、何度も壁に打ちつける。
突然、打たれるままになっていた武富士の右手が神戸製鋼の喉を狙った。
「ぐぅ」
喉に強い衝撃を受け、神戸製鋼がその場に崩れ落ちる。
い、息ができない。
倒れこんだ神戸製鋼(19番)の股間に武富士の蹴りが叩き込まれる。
「がぁッ」
もはや神戸製鋼は声を出すこともできない。
もう駄目だと思うと、彼女のことばかりが思い出されてくる。
神戸製鋼(19番)の目からまた涙がこぼれた。
仇を討てなかった自分が、ただ腹立たしかった。

苦悶している神戸製鋼を一瞥すると、武富士はゆっくりと拳銃を拾い上げ、
それを神戸製鋼の口の中に入れ、引き金を引いた。

< 企業番号19番 神戸製鋼死亡 >
281就職戦線異状名無しさん:01/12/08 00:03
おもしろすぎ。
作家のみなさん頑張ってください。
続き楽しみにしてます。
282就職戦線異状名無しさん:01/12/08 00:04
武富士つえー
283外人:01/12/08 00:04
うぉー疲れた。
風邪で寝てて退屈だったから、これぐらいやって調度良かった。
それにしても、神戸製鋼は意外にもキャラ立ちしたなぁ。
NTTデータも神戸製鋼も、思い入れをこめて大切に殺しましたw
んじゃ、続きを楽しみにしてます。
284就職戦線異状名無しさん:01/12/08 00:04
外人さん
川柳のほうが
よかったわ
285就職戦線異状名無しさん:01/12/08 00:08
嶽不死…

T1000みたい…
286外人:01/12/08 00:09
>>284
そう言わず
ぜひぜひ読んで
下さいな
JOJOに川柳
バトルロイヤル
武富士を倒せるのは三井不か?
288外人:01/12/08 00:20
せっかくだから裏話。

武富士(13番)は、
原作の桐山、ターミネーター2のT1000、ダイハードのカールなんかを
モデルにしてます。

NTTデータ(07番)は、
JOJOの音石明がモデルです。
慎重なんだが、詰めが甘い。
反省するとオレは強いぜぇって所も入れたかった・・・

神戸製鋼(19番)は、本編だと杉村に当たるのかな?
とりあえず、ダイハードでカールに向かっていくマクレーンを
モデルにしました。
腹部、連打連打。

>>287
三井は、原作だと三村に当たるのか?
確か、桐山に殺されちゃうんだよね・・・
けど、もはや原作から脱線しすぎているので、どうなるやらw
ま、結末がわからないのがおもしろいってコトで。
289就職戦線異状名無しさん:01/12/08 00:26
まとめてどっかアップしよう。記念に。
290就職戦線異状名無しさん:01/12/08 00:27
三井は苗字が小泉だろ?(w
291就職戦線異状名無しさん:01/12/08 01:11
主役の影が死ぬほど薄い話だね(笑
しかしそれもまた良かろう。
292就職戦線異状名無しさん:01/12/08 01:15
主役は居なくてよいかも。
293就職戦線異状名無しさん:01/12/08 01:27
>>291 >>292
主役不在理由は >>144
294名無し:01/12/08 03:04
ふー・・
大きく静かに息を吐きかけながらオレ(18番)はゆっくりと足を踏み出した。

途中、鋭利な刃物で切り裂かれたいくつもの死体を見てきた。
その刃物の持ち主こそが、この馬鹿げた争いのキーを握っているのだろう・・
そんなことを考えながら暗闇をゆっくりと歩いているそのとき、

ガサッ!

(まずい!)
(誰かいたか!?)
ここは先手を取られる危険よりも、相手に姿を晒す危険を取ろう
オレは瞬時に判断し、ベレッタを構え叫んだ。
「動くなっ!!その場で両手をあげろ!!」

ガサガサ

物音のするほうへ銃を向ける。
(やはり人が潜んでいたか!危ないところだった・・)
両手をあげた人影がゆっくりと振り返る・・

無論、人がいたならばオレはそのマヌケをすぐに撃たねばなるまい
と思っていた。
しかし、オレは撃て無かった
振り向いた人物はこの戦場に全くふさわしくない、あまりにもさわやかな
微笑をたたえていた。
不覚にもオレはその雰囲気に魅了され、戸惑いを覚えてしまったのだ。
295名無し:01/12/08 03:29
「動くなっ!!」
突然闇の中から声がした。
(やれやれ、先手を取られてしまったか・・)
人を見つけてもすぐに殺さずに、しゃべりかけてくるような相手がたいした
相手ではないことを彼は知っていた。

三井不動産(30番)は両手をあげたままゆっくりと振り返る。
「俺は丸腰、プライオリティーは君のものだ。今すぐここで僕を撃たなくても
いいのかい?僕にどうして欲しいんだ?」

オレ(18番)は思った。
奴は完全に、俺が躊躇してしまったことを知っている・・。
なるほど・・一見立場はオレのほうが上のように見えるが、実質主導権は奴に
あるというわけか・・
相手の知っている情報はばらしても構わない。
ここは相手の油断を誘い、穏便に逃げ出すしかないな・・
「オレはお前を撃たない。その理由はお前自身が知っているだろう。」

(なるほどね。)
三井は思った。
この男、ただの腰抜けかと思ったら、どうやら自分の立場を完全に理解しているらしい。
「君はただの馬鹿ではないらしいね。でも、なぜ撃たないのかな?」
三井は爽やかな微笑を浮かべながら、やんわりとしゃべりかけた。

オレ(18番)は思った。
やはりこいつはただものではないらしい・・。
「オレとお前が敵対すべきでないことは、お前が気づいてるはずだ。」
296名無し:01/12/08 03:40
ガサッ!
「おいっ・・!?」
草陰から声がした。

(まずいっ!仲間がいたのか!)
オレは躊躇することなく声のしたほう目掛けて引き金を引いた。
パンパンパン!
正確に3回引き金を引くと同時にオレは闇に向かって走りだした。
2人相手では勝ち目は全く無い。
ここは逃げることだけに専念しよう・・

(2人だとかなわないとみて逃げたか・・、的確な判断だな。)
「大丈夫か、NRI?」
三井は草陰へと駆け寄った。
「ああ、大丈夫だ。しかし、あのやろう!今度会ったらぶっ殺してやるぜ!」

三井は涼しげな目つきで、立ち上がりながらささやくようにしゃべった。
「いや・・あいつはきっと俺たちの仲間になるだろう・・」
297名無し:01/12/08 03:42
時間かかりすぎたぜ・・
初参加なもんで。
>名無し
すまん、正直文章下手だと思う。
だけど安心しろ。他の奴がちょっとうますぎる。
299muni:01/12/08 06:31
すげぇ!神戸製鋼vs武富士、ここまでやるかw
やっぱ、人によって落としどころが違うなと実感。
唐突に現われた神戸製鋼とNTTドコモの関係が、こんな壮大な
ストーリーを作るとは・・・これだから2ちゃんは面白いw
さて、18番・・・どう扱えばいいんだろう・・・
300muni:01/12/08 06:55
そろそろ残り人数も少なくなってきて気軽に殺せないので、
ネタが浮かぶまで裏話。

<愛を持って殺した人々編>
トラコス(09番)は、とりあえず派遣というのと東証1部上場を信用しすぎちゃ
ダメだよというのを盛り込みたかった。モデルは特になし。

アクセンチュア(20番)は、コンサル?SEだろ?というのを盛り込みたかった。
下手な話術で何とかしようとするとクビを切られて終わりだよという話。

セブン(06番)は、オーナーのためなんて理想を持っても会社に鬱陶しがられて
切り捨てられるよ。自殺に注意、という話。

SMG(01番)は、この会社をよく知らないので裸でワッショイ・・・

セブン、トラコスなどの就職板で評価の低い企業で本当のDQNを出すのも
あれなんで、能力があり過ぎない程度にそれなりのキャラにしてみた。

<まだ生きてる人編>
NRI(22番)は、AE採用の奴のつもり。今後、PCスキルで頑張って
欲しいと思う。30で1000万まで生き残るかは未定。
てか他の作家さんに殺されるかもw

三井不動産(30番)は、指摘通り原作だと三村。ただし、俺は映画版とマンガの
5巻までしか読んでないです。これでは最初から盗聴に気をつけていたので、
マンガ版のように途中で失敗する事はない。映画版のように武富士に殺されるかは未定。
苗字が小泉かも未定。てか小泉総理だしw
他の作家さんがそうしたければそうしてくださいw

<ちょっと書いてみたキャラ編>
東京会場一般職(28番)は、原作の相馬某のイメージで書いた。てか、セブン
殺害のあたりはそのまんま。でも、武器からするとP&Gが相馬だったかも。

ソニー(27番)は、うっき氏のを読んで「生きてる実感」を求めるキャラで
イメージした。でも、ハットリ君の味を殺しちゃったなと後悔。

神戸製鋼(19番)は、原作に近いキャラがいるのを知らなかったけど
サイドストーリー職人さんがキャラを膨らませてくれたので書きやすかった。
防弾チョッキなどを外人さんがうまく活かしてくれて感謝。

無駄に長い上に意味なしでスマソ。
301就職戦線異状名無しさん:01/12/08 10:17
− 12日08時00分 第七回目の放送 −

「え〜、みなさんおはようございます。小泉純一郎です。
 昨日は、ちゃんと眠れたか〜?
 きちんと睡眠をとらないと今日一日しっかり殺し合いができないぞ〜
 今から第7回目の放送発表を行うから、
 ちゃんと聞いとけよ〜
 気付かない間に神経毒でコロッと逝っちゃってもしらないぞ〜
 えーと、新たに死んだ人は、
 デンソー(05番)、神戸製鋼(19番)、以上二名」

「しかし、1日で二十人とは、ずいぶん死んだなぁ〜
 社会を生き抜くって難しいもんなんだなぁ〜
 残り十名。ここまで生き残ったわが日本国の誇る精鋭たちよ。
 最後まで、自分に恥じない闘いを行ってくれッ!」

こう言って、小泉首相はスピーカーを切った。
「おい、山本君。急ぎで小沢さんと神崎さんにつないでくれ。
 もう一度賭けなおしだ(w」
302就職戦線異状名無しさん:01/12/08 11:00
これでやってもらったらリアルで面白かったかも

問題企業リスト(木村氏の作成資料より)
01・10・10
イカス(ICAS)
望月 純夫

要注意先債権対象のマイカルが破綻することで、大手銀行の要注意先企業の中にも問題企
業がまだあるのではないかとの論議が巻き起こり、日銀出身の木村氏の取り上げた問題企
業30社が俄然注目されるようになりました。イニシャルと有利子負債を基に資料を作成
しました。基本的には、大手銀行に対する引当金強化の必要性を説く為の資料であり、扱
いには十分注意して頂きたいと思います。

ゼネコン・不動産 主要銀行 有利子負債(百万円)
ハザマ 00年債務保証免除 一勧、三菱信 286,122
佐藤工業 99年債務保証免除 一勧、北陸 310,933
飛島建設 97年債務保証免除 富士、嚢中 139,243
三井建設 00年債務保証免除 三井住友、中央三井 249,286
長谷工 99年債務保証免除 大和、中央三井 521,106
青木建設 99年債務保証免除 あさひ、興銀 403,514
フジタ 99年債務保証免除 三井住友、東海 814,227
日産建設 一勧、三和 64,934
東急建設 東京三菱、三菱信 279,553
住友建設 三井住友、住友信 314,886
藤和不動産 東海、三井住友 479,237
東急不動産 中央三井、住友信 504,716
大京 三和、一勧 1,072,903
興和不動産 興銀 1,275,600
ミサワホーム 東海、一勧 585,791

金融関係
日本信販 三和、東海 2,612,079
オリコ 一勧、三井住友 2,450,912
ダイエーOMC 東海、三和 519,007

商社
兼松 東京三菱、一勧 528,832
日商岩井 三和、一勧 2,473,909
トーメン 東海、三井住友 1,156,011

流通
ダイエー 東海、三和 2,564,087
マイカル 一勧、富士 1,120,027

その他
カネボウ 三井住友、富士 478,898
クラリオン あさひ、富士 105,737
合同製鐵 興銀、一勧 67,380
千代田化工 東京三菱、三菱信 37,296
三協アルミ 住友信、北陸 115,526
ツムラ 東京三菱、三井住友 83,973

リスト外
ゼネコン
井上工業 00年債務保証免除 群馬、足利 9,527
大木建設 富士、安田信 44,184
熊谷組 三井住友、住友信 645,502
303就職戦線異状名無しさん:01/12/08 13:27
>名無し
確かに並みの奴よりは巧いが、ここの作者は半端じゃなく巧いからな
304就職戦線異状名無しさん:01/12/08 13:47
神戸製鋼vs武富士おもろかったー
なんか情景が目に浮かぶっていうか、ただただ読んでしまった
ちょっとした言動や仕草からそいつの性格までなんとなくわかるのも感動
あと作家陣の息の合った連携も魅力
まるで裏で相談してんじゃねーかと思うぐらい(藁
以上ここまでの感想ですた
305就職戦線異状名無しさん:01/12/08 13:55
面白かった。
熱が冷めないうちに進めて欲しいな。
306就職戦線異状名無しさん:01/12/08 18:34
外人さんはやっぱり早稲田とか?
307就職戦線異状名無しさん:01/12/08 22:31
最近これを見るためにパソを立ち上げてるよ
308就職戦線異状名無しさん:01/12/08 22:41
がんばれ〜
309就職戦線異状名無しさん:01/12/08 23:37
30人全員出揃ったの?
>>309
あと1枠空いてるよ
それと、オレ(18番)も決まってない
どうやら、主人公から降板するらしいとか、とか
311muni:01/12/09 01:14
大体ストーリーは固まったんだけど、三井不動産(これの登場人物でなく、
会社の方)の特長をあまり知らない。誰か、激務だよとか英語が話せないとダメとか
何かこの会社の特徴知ってたら教えて〜。
とりあえず、CDTVとランク王国見終わったら書き始めようと思います。
>>311
期待、期待!
とりあえず激闘武富士戦が終わったので生存者をまとめてみますわ。

<04番> P&G・女 (レミントン・ダブルデリンジャー)

未だ動かない不動の女。典型的なキャリアウーマン。顔はおそらく、ん〜
ということで、一番嫌いなタイプは東京海上一般職か?
実戦経験がないぶん、これからの戦いは不利だろうと予想される。

<13番> 武富士 (日本刀・拳銃・投げナイフ・UZISMG) 「5名殺害」

冷徹戦闘マシーン。三井やソニーが戦闘を楽しみ、そこに意味を見出そうとする
連中であるとすれば、武富士はその逆だ。意味なく戦い、殺しを続ける。
接近戦では日本刀やスローイングナイフを駆使し、中距離戦ではUZI・SMGで
追い立てる。正直、原作の桐山よりしつこい。
ま、武富士だしね(w

<14番> JTB・女 (ワルサーP38)

争いを拒み続ける純粋無垢な女。警察庁に思いを寄せ、行動を共にしている。
この異常なゲームにおいても、敵味方関係なく接することができる。
その手のワルサーP38が火を噴くのはいつだ?
313就職戦線異状名無しさん:01/12/09 01:33
神戸製鋼のキャラ作りをしたのはオレだ、とさりげに自慢。
314就職戦線異状名無しさん:01/12/09 01:35
>>313
なんだ??
>>313
そうだったのか(w

<17番> 未定枠 (武器不明)
<18番> まだ名無し (ベレッタM84)

当初の主人公。のはずだったのが、いつのまにか誰にも使われず影の薄い存在に。
それにしても登場回数が少ないな(w

<21番> 警察庁 (トカレフ)

JTBを連れて、逃げ続ける若きエリート警察庁。とにかく、逃げる、逃げる、逃げる〜
って、ちったぁ戦えよ。何度となく命の危険に遭っているが、そのたびにゴールドマンや
ソニーなどの側近?たちに助けられている。頑張れ、警察庁。

<22番> NRI (双眼鏡)

三十で一千万のはずが、こんな殺し合いに放り込まれて右往左往。会社のために
死ぬなんてまっぴらごめんとばかりに、三井と共闘して脱出を図るが、最近は三井に
助けられてばかり。はたして、お間抜けキャラを返上することはできるのか?
今日、WOWOWでバトロワを初めて見たけど、
こっちの方が面白そうだなこりゃ(w
力尽きた・・・すんません
東京海上一般職と三井不動産もキーパーソンです。

<27番> ソニー (フランキスパス12・手榴弾・デリンジャー・サバイバルナイフ)
「2名殺害」
三井と並んで、武富士に対抗できそうな逸材。ってか、最近は警察庁とJTBと行動して
ちょっと熱い男に変わりつつある。このゲームの中で彼は生きてる実感を得ることは
できるのか?忍忍♪
318就職戦線異状名無しさん:01/12/09 01:42
そうか?
>>318
そうよ?
320就職戦線異状名無しさん:01/12/09 01:48
ソニーのキャラからメタルギアソリッドの忍者を思い出してしまった。
321就職戦線異状名無しさん:01/12/09 01:52
もっと痛みをくれ。。。
322就職戦線異状名無しさん:01/12/09 01:53
メチャカコイイよね。
323就職戦線異状名無しさん:01/12/09 01:54
てっきり神戸製鋼は最後頭撃たれて死ぬのかと思ってたら
まさか口に銃入れてドンだとは・・・
喉潰されて股間蹴られて最後に頭吹っ飛ばされたらそりゃ死ぬよ
つーか自分だったら絶対嫌だよそんな死に方
324muni:01/12/09 02:00
>>323
外人さん、めちゃ面白いよ。
俺が書いたら、最後の肉弾戦の前に武富士の投げナイフ→神戸製鋼が
ナイフを落とす→武富士・日本刀一閃くらいで終わってた。
他の人が書いてるのを読むと面白いし刺激受けていい。
てか、誰か三井不動産(会社)の社風とか教えてくれ〜。
あと、ネタスレなんでなるべくsage進行で行きましょう。
325muni:01/12/09 02:32
んじゃ、書き始めます。
かなり長くなりそう。下手すりゃ、終わるのは朝になるかも・・・
326muni:01/12/09 02:33
NRI(22番)と三井不動産(30番)が目的の場所についたのは、
第7回目の放送が終わったのと同時だった。
「もう、20人も死んだのかよ・・・」
NRIがスピーカーを見上げながら呟く。
三井は、そっとNRIの肩に手を置いた。
「馬鹿げたゲームだね・・・それも、もう終わりにしよう」
三井の言葉に、NRIはこくりと頷く。

「もう少し早く出来上がってれば、こんなに人が死ぬ事はなかったのにな・・・」
NRIは、電柱の脇に広げたノートパソコンとその横に置いてある古めかしい
機械を眺めた。
「いや、君のおかげで予想以上に早く完成させることが出来たよ。感謝してる。
ただ、みんなが予想以上に手を血に染めてしまった・・・残念な事にね」
三井は言う。その顔の微笑みは、どことなく哀しげである。
三井はそう言ったあと、電柱のパネルを器用に開け、ノートPCからでている
コードを器用につないでいく。
ひとつは、電力を確保するためのもの・・・そして、もうひとつは電話回線に
接続するためのものだった。
がばれ!がばれ!
328muni:01/12/09 02:42
三井不動産(30番)は、この島に集められた他のメンバーと違い、今日、
自分がこの島で殺し合いに参加する事になるのを知っていた。
いや、それは正確な表現ではない。三井は、自らこの島に来るように仕掛けたのだ。

三井は、大臣である父の様子がおかしい事に気づいていた。父と顔を合わせる機会は
減っていたが、たまに見かける父の顔はいつも重苦しい何かを背負っているかのように
沈痛な、暗い生気のない表情をしていた。
不審に思い、三井は父の書斎に忍び込み、そこで父を悩ませていたものの正体を
知る。この、馬鹿げたゲームの草案がまとめられた書類を見つけたのだ。
あの、政治家には相応しくないほどに善良である父には、さぞかし気の重い話
だったろう。かと言って、小泉のバックアップを受けて大臣になった父にとって、
それに異を唱える事は許されない。
その後、調べを進めた三井は自分の会社が「抽選」で選ばれた30社に残った事を
知った。データベースにハッキングをかけて得た情報だった。そこには、
代表として同僚の名前や略歴・住所・写真が載っていた。三井はそれの住所と
写真だけを自分のものに変え、あえて自分がここに連れ去られるように仕向けたのだ。
死の危険を賭してまで、果たしたい事があった。

島に来るまでに、その目的を果たすためのプランを考え、周到に用意を進めていた。
この島の電話線は一時的に使用不能になるが、電話会社が実験用に設置したもの
だけはかろうじて生きている事を知り、それにつなぐためのポイントを頭の中に
叩き込んだ。
329muni:01/12/09 02:55
NRI(22番)は、作業を進める三井不動産(30番)を頼もしそうに
見つめた。初め、三井から計画を聞かされたときにはそれが成功する
可能性は限りなく少ないように思えたが、いざ行動を供にしてみて三井の
能力を改めて知り、今では失敗する事など考えられないように思えている。

三井の計画は、次のようなものだった。
まず、ネットワークに侵入し、学校に置かれている本部の機能を麻痺させる。
このためのプログラムは、三井の指示通りにNRIが組んでいった。おそらく、
どんな腕利きのエンジニアでも回復させるまでに30分は要するだろう。
そして、逆に自分たちがその機能を乗っ取り、三井が組み上げた機械・・・
ノートパソコンの横に置かれた古びたもの・・・の出番が来る。
アマチュア無線の機械を改造したそれで、本部の機能を通してこの島にある
スピーカーに声を流せるようにする。
本部の機能を止めたこと、そして、それによって学校に近づいても神経毒の
恐怖がなくなったことを島の全員に報せる。この島に来ている武装兵士は
10人ほど。しかも、自分たちが襲われる事など考えてもいない、恐怖を
忘れている兵士たち。恐怖を忘れたものは、戦場で生き残る事はできない。
ゴールドの死は誤算だったが、まだ警察庁など頼りになる人間が残っている。
彼らと手を組み学校を占拠する事は可能に思われたし、そうすればこのゲームを
終わらせることができる。

三井はNRIに眼を向けた。NRIは小さく頷き、ノートPCの前に座る。
いくつかの操作の後、キーを押す・・・画面の右下が点滅する。
「やったぞッ!ネットワークにつながったッ!」
NRIが嬉しそうに三井を見る。三井も、軽く頷きいつものように微笑んだ。
くっそー、続きが読みたくてリロードしまくっちまう
後でまとめて読んだ方が効率いいんだろうけど、おも辛いぜ
331muni:01/12/09 03:13
「さ〜て、どんどん行きましょかあ」
NRI(22番)は陽気におどけ、関西人が聞いたら怒りそうなほどいい加減な
大阪弁を使って言う。
素早くキーボードを打ち込み、最後にENTERキーを押す。

小泉が次は誰に賭け直そうかと考えているとき、扉が大きく音を立てて開き、
山本が入ってきた。
「なんだね、騒々しい。部屋に入るときはノックくらいしたまえッ!」
小泉の剣幕も意に介さず、いや、気にしている余裕もなくして山本が言う。
「た・大変です!何者かによりハックをかけられ、ここの機能の90%以上が
麻痺しました・・・!発信機の電波を受信することもできなくなり、危険エリア・・・
この学校周辺も含め、そこに奴らが入っても神経毒を注入することができません」
小泉の顔色が変わる・・・おもむろに参加者名簿をめくり、あるページに目を落とした。

「やったでぇ!いたずら坊主は無事に送り込んだ。30分は使い物にならへん!」
NRIは、まだ関西弁を使う。その顔には、満面の笑みをたたえている。
「君のおかげだ。君がいなかったら、ここまで順調に進めることはできなかったよ」
三井は微笑み、元はアマチュア無線の装置だった機械の電源を入れる。
それのマイクに向かい、島のスピーカーに放送を流そうとしたとき
パララララと銃声が響く。
三井とNRIは、それぞれ右と左に跳び身をかわす。
しかし、その銃弾でノートPC、そして皆に呼びかけるための古びた機械が
砕け散った。
「誰だッ!?」
NRIが電柱の裏に身を隠しながら、銃弾の飛んできた方向に目をやる。
やや長めの髪を風になびかせ、武富士(13番)がそこに立っていた。
332muni:01/12/09 03:32
長身痩躯のその男は、肩にUZIマシンガンをかけ、背中には日本刀を
携えている。その表情からは、まるで仮面をしているかのように人間らしさを
読み取る事が出来ない。恐ろしいほどに無感情な眼・・・

「くっそう、何でこんな時に・・・!」
NRIの声が恐怖、そして怒りのために震える。
あともう一歩で、このゲームに終止符を打てたかもしれないのに・・・
「俺があいつを食い止める。その隙に、君は逃げろ。今なら海からの脱出も
可能かもしれない」
三井は、相変わらずの微笑みを浮かべたまま言う。
「お前、何言ってるんだ?お前がいなきゃ、次はない。このゲームは止まらないんだ!」
NRIの言葉に、三井は哀しそうに微笑む。
「残念だけど、同じ手はもう通用しない。次は、実験用の回線も切られる。残り30分で
新しい機械は用意できない・・・もう、終わらせることはできない・・・悔しいけどね」
NRIは絶句する。時間にして1秒くらいの葛藤の後、覚悟を決める。その1秒で、
どれほどの思いをめぐらせた事だろうか。

「悪いが、ここで食い止めるのは俺の役目だ。お前は、学校に向かえ」
三井は、視線を武富士から一瞬NRIに移す。
「俺1人で学校に向かっても仕方ないし、島から逃げ切る自信もない。
殺し合いに参加するのも気が進まない。でも、お前が学校に向かえば、あるいは
このゲームを止めれるかもしれない・・・もし、それに成功してこの島からみんな
生きて帰ることが出来たら・・・国が決めた出れるのは1人というのを覆したら、
カッコイイと思わないか?それは、俺達2人の勝利だ・・・」
NRIは、そう言うと電柱から飛び出した。全速力で三井から離れるように走っていく。
パララララ・・・
武富士(13番)のUZIマシンガンがNRI目掛け、轟音を響かせながら火を噴いた。
333muni:01/12/09 03:49
武富士(13番)の放った銃弾がNRI(22番)の足を掠めた。
NRIがずさっと倒れこむ。
「NRIッ!!」
三井不動産(30番)が一瞬の隙をつき、コルト・パイソンを抜く。
銃声とともに、武富士の体が後ろに弾け飛ぶ。
「NRI!大丈夫か!?」
三井は駆け足で倒れるNRIに近づいた。NRIは片手を上げて応える。
「平気だ・・・歩くのに苦労しそうだけど、命に別状はなさそうだ」
NRIの言葉に、三井はほっと胸を撫で下ろす。
「意外と無茶をするね」三井の言葉に、NRIは苦笑する。
「カッコよく決めたつもりだったのに、結局助けられちまったな・・・」
そう言ってNRIが武富士に視線をやろうとしたその時・・・
「いないッ!ヤツがいないぞッ!!」
三井が慌てて振り向く。武富士の死体が転がっているハズの場所には
血痕すら見られない。
「まさか、外した・・・?かわされたか・・・?」
三井が、珍しく緊張した面持ちを見せる。
確実に命中したはずだった。人を殺さない、そう思っていたにも関わらず、
突然の襲撃とNRIの負傷に焦り、「思わず」心臓を狙ってしまった。
自分の腕で、それが外れたとは思えない。
空気が重くなる。緊張のためだけではない。武富士の殺気が、この辺りを
満たしている・・・
広い場所で戦えば、マシンガンを持つ武富士が有利・・・そう判断し、
2人は森に逃げ込んだ。
334muni:01/12/09 04:12
「お前、学校に行けよ。やっぱ、ここは俺が食い止める必要がありそうだ」
NRI(22番)が、負傷した足にハンカチを巻きながら再度言う。
「君1人で勝てる相手じゃないぞ・・・彼、あの殺気は只者じゃない・・・」
三井不動産(30番)が、その顔から微笑を消して言う。
「そんなこと分かってるさ。2人がかりなら勝てるかもしれない。でも、
きっとお前も無事じゃあ済まない。五体満足でなきゃ、学校に乗り込んでも
無意味だろうが!怪我人2人じゃ、この後の殺し合いの中で死んで終わりだッ!」
NRIはまっすぐに三井を見る。覚悟を決めた、男の眼をしている。

「・・・わかった」
三井が言う。そして、コルト・パイソンを取り出し、NRIに差し出す。
「その代わり、これは君が持て。その足で、民家から盗んだナイフだけじゃ
無駄死にするだけだ」
NRIはそれを押し返し、いらないと拒否する。だが、三井も引き下がらない。
「俺は、ナイフがあれば充分だ。バターナイフも合わせれば、10本は持っている。
これだけあれば、学校を守る10人倒すには充分だ」
三井は、いつもの微笑みをたたえた表情で言う。NRIも、これには逆らえなかった。
「悪いな。じゃあ、遠慮なく貸してもらう」
NRIは手を差し出し、コルト・パイソンを受け取る。

「お互い生きてこの島を出て、帰ったら酒でも飲もう。銃のお礼に、銀座で
一番の店に連れてってやるよ」
NRIの言葉に、三井は微笑んだ。
「そうだな、酒でも飲もうか。期待してるよ、30歳で1000万プレイヤー」
すこしおどけて三井が言う。2人は、堅い握手を交わした。
「死ぬなよ」
そう言って、NRIは足を引きずりながら森を出た。
三井はそれを見届け、何かを振り切るように2・3度顔を叩いたあと、NRIとは
別のルートで森を抜けた。
335muni:01/12/09 04:34
NRI(22番)は、銃を構え周りを見渡す。
確かに殺気は感じるのに、武富士(13番)の姿は見えない。
こんなにも広い空間があるにも関わらず、NRIはライオンのいる小さなオリに
閉じ込められたような息苦しさを覚えた。
マシンガンの標的にならないよう、かなり身を低くかがめている。
できれば森に入りたいところだが、三井不動産(30番)が学校に辿り着くまでは
武富士をこの場に留めておく必要がある。
姿を見せて、注意を自分にひきつけなければ・・・
NRIは、悲壮な覚悟でこの場にいた。おそらく、三井が学校を落とすまで
自分は生きていられない・・・そう思っている。

この殺気・・・確かに、近くにいるはずだ・・・
NRIには、武富士が姿を見せない理由が分からなかった。
マシンガンを持っている武富士が、せこせこと消極的な戦法をとる必要性が
思いつかない。
いや、そうか・・・!
NRIは、ようやくその理由に気づいた。武富士は、三井がすでに去った事を知らない。
おそらく、罠である可能性を検討しているのだろう。自分が銃を撃ち、結果として
位置を報せたときに三井からの銃弾が飛んでくる事を警戒しているのだ。

三井がいない事を悟られてはいけない・・・
NRIは唾を飲み込む。
その時、ヒュンと風を切る音がした。
ハンカチを巻いている傷口の上に、何かが突き刺さる。
「ぐぎゃぁあッ!!!」
NRIは絶叫する。
ハンカチの上から、クナイのような投げナイフが突き刺さっている。
武富士が、ついに姿を現した。
336muni:01/12/09 04:54
武富士(13番)が木の枝から飛び降りてくる。悠然と着地を決め、NRIを
冷たい瞳で射抜く・・・
ザッ・ザッ
武富士が歩を進める。
「ちくしょうッ!この野郎がぁッ!!!」
NRIが武富士目掛けてパイソンの引き金を弾こうとした。
が、それより一瞬早く武富士の投げナイフがNRIの右手の甲に突き刺さる。
「ぐぅッ・・・!!!」
NRIが苦痛の声をあげ、パイソンを落とした。

武富士はその能面のような表情のまま、無造作にNRIに近づく。
2人の距離が2メートルほどまでに近づいたとき、武富士はその腕をスーと
後ろに回し、日本刀に手をかける。
NRIはこれほど「死」を意識したのは始めてのことだった。
流れ出る汗を止めることができない。
337muni:01/12/09 05:05
NRIは、必死の思いで立ち上る。武富士と真正面から対峙した。
NRIを突き動かすものの正体は、自分の危険を顧みず銃を渡してくれた三井の
ためにも、ここでむざむざ死ぬわけにいかない・・・そんな想いだった。
武富士が、それまでのゆっくりとした歩みから突然スピードをあげ、一瞬で日本刀の
間合いまで詰める。NRIは下がらず、武富士に突っ込んでいく。
ザッ
日本刀が、NRIの肩口めがけて振り落とされる。

武富士が、ピクリと肩を振るわせる。
「日本刀は、切っ先で切るものだ・・・鍔元は、切れ味がよくない」
NRIが武富士の眼を見据えながら言う。日本刀はNRIの肩口から
5センチほど進んだところで止まっている。間合いを詰めた成果だ。
武富士がNRIからバッと離れる。NRIもその動きに合わせて間合いを詰め、
左手で懐からナイフを取り出して心臓目掛け突きたてた。

キィーン
金属音を立て、ナイフがはじかれた。刃先が少し欠けている。
「!?防弾チョッキ・・・!?」
それが最期の言葉となった。
次の瞬間には、UZIマシンガンの奏でる鎮魂歌とともにNRIは
物言わぬ肉片となった。

<企業番号22番 NRI 死亡>
338muni:01/12/09 05:11
ちょっと休憩。
あー、酒飲んだせいか文章がいつも以上にやばいかも。
武富士をいまいち書き切れなかった・・・
339muni:01/12/09 05:44
ここまで、5分かかった・・・あと、25分か・・・
三井不動産(30番)は、学校の裏手にある山の中から校舎を見下ろしていた。
自分たちが襲われる危険性を考えていなかったらしく、見張りの姿はない。
校舎のあちこちから怒声が漏れている。かなり指揮系統が混乱しているようだ。

まとめて相手するのは無理だよな・・・個別撃破していくか・・・
三井は慎重に山を降り、校舎に近づく。見られていない事を確かめ、ひょいと
塀を越える。早足で窓に近づき、中の様子を確かめる。
女子トイレだったが、この際仕方ない。そう思い、窓のロック付近に民家から
持ち出したガムテープを張る。その上から窓を叩き、音を立てずにガラスを割った。
ガムテープをはがし、割れた個所から手を入れて鍵を外す。
ついに、校舎内に侵入した。
トイレのドアをそっと開き、廊下にいる兵の様子を観察した。
正面玄関付近に、迷彩服の二人組がいた。一階には、それ以外の人影はない。
三井はそれを確認すると音を立てずに、素早く2人に近づいていく。

「山本室長も大袈裟だよな。そんな警戒しなくたって、あいつらは勝手に
殺しあってるだろうに」
男の1人がそう言いながらタバコをくわえた。
相方が「まったくだ」と相槌を打とうとした時、その男が突然タバコを落とし
前に倒れる。相方が男の後ろにいた人影に気づいたときには、すでに遅かった。
兵士が叫ぶよりも早く、三井の拳が兵士の鳩尾に突き刺さる。
三井は気絶した2人の兵士から銃を奪うと、玄関前の地図を見て校長室が
2階にあることを確認した。
340就職戦線異状名無しさん:01/12/09 05:57
ああ、安らかにNRI。。。
341muni:01/12/09 06:09
警察庁(21番)とソニー(27番)は、疲れた顔をしているJTB(14番)に
合わせて休憩を取ることにした。JTBは切り株に座りながら、美味しそうに
水を飲んでいる。
「さっき、スピーカーから聞こえてきた銃声・・・あれ、何だと思う?」
警察庁がソニーに訊く。
「さあてねぇ、それは俺の方が聞きたいぐらいでして・・・」
ソニーが両手を上げておどけてみせる。
ソニーは、この2人といて落ち着いている自分に気づいて軽い驚きを覚えた。

少し、昔の事を思い出した。まだ、学生だった頃の事・・・
卒業式の2日前、ソニーは駅前の喫茶店でコーヒーをすすっていた。
「どうしても、返事はノーか・・・」
ソニーの前には、女が座っている。長い黒髪が照明に照らされている。美しい女だった。
「ええ、私は、この先あの人以外を好きになることはない・・・そう言い切れる」
女は、コーヒーには手をつけず、ただ視線を落としていた。
「三井と俺のどこに差がある?俺があいつにどこで劣っている?」
女はただ首を振り、言葉を発しない。
少しの沈黙のあと、「化粧直してくる」といって席を立った。
トイレから戻って、女はぽつりと「今日、来たのも間違いだったかもね」と呟いた。
「そう・・・残念だ」
ソニーは一瞬落とした視線を女に戻し「送るよ」と言った。女は首を振る。
「電車で帰る・・・」と席を立とうとする。ソニーはそれを制し、
「ここのコーヒー、美味しいんだぜ?それを飲み終わるまで、話に付き合ってくれ。
どうせ、もう会ってもくれないんだろうし・・・ね」
女は再び席につき、コーヒーを飲んだ。そのあと、何を話したか覚えていない。
女は少しして眠りに落ちた。先ほど女がトイレに立ったとき、ソニーがコーヒーに
入れた睡眠薬が効いたのだろう。

・・・女が目を覚ました。多分、すぐに状況を理解したと思う。
人気のない山の中で、ソニーの車の中にいる。シートは、限界まで倒されていた。
女は、怒る事も泣く事もなかった。
「可哀想な人ね・・・」
そうポツリと呟いたあと、何も言わず、表情も固まっているかのように変えなかった。

ソニーは、何を指して可哀想と言われたのか全く分からなかった。
それは、今でも本当のところは分からない。ただ、前よりも、ほんの少しだけ・・・
ぼんやりとだが、分かってきたような気がする。

今なら、三井に謝れるかもな・・・
ソニーは、空を見上げた。相変わらず、どんよりとした雲に覆われている。
342muni:01/12/09 06:33
三井不動産(30番)は、壁に背をつけながら慎重に階段を上っていく。
その手には、兵士から奪ったベレッタが握られている。
階段の折り返し地点で、少し顔をのぞかせ上の様子を見る。慌しく人が出入りを
しているが、非戦闘員がその多くを占めている。階段を上り、少し曲がった
ところに校長室があるはずだがそれはここから確認する事はできない。
おそらく、ドアの前に兵士が立っている事だろう。非戦闘員を巻き込まないように
そいつの相手をするのは不可能に近く、また、兵士はまだ8人いるはずだ。
それら全員の相手をするのは厳しい。三井は時計に目を落とす。そろそろのハズだ。

ジリリリリリ・・・
三井の読み通り、警報機が鳴り響く。さきほど、簡単な時限装置をセットしておいたのだ。
2階がさらに慌しくなる。ここで兵士から奪った発煙筒を上に投げる。
煙に反応し、すごい勢いでスプリンクラーから水が降り注いだ。このあたりの
装置は機能しているようだ。
三井は、この隙にそそくさと2階に上がる。兵士から奪った迷彩服を着ているので、
この混乱の中で三井に気づくものはいない。
校長室の前に辿り着いた三井は、ドアの前にいた2人の兵士に敬礼した。
「伝令です!速やかにこの場から撤退してください!」
その言葉に兵士は驚く。
「なに?無線が使えるようになったのか?貴様、見ない顔だが・・・」
兵士がそこまで言ったとき、三井は右に立っていた兵士に当身を食らわせる。
「な!?」とまどう左の兵士には、その体制から回し蹴りを放った。
よろめくその兵士の背中に、手刀を打ち下ろす。短い声を出して、彼は気絶した。

三井は、ドアにそっと手をかける。鍵はかかっていない。
一瞬の躊躇いのあと、三井はゆっくりとドアを開いた。
343muni:01/12/09 06:54
三井不動産(30番)は、後ろ向きでパタンとドアを閉める。ドアに鍵をかけ、
部屋の中央に歩を進めた。
少し先では男がソファーに腰掛け、こちらに背を向け本を読んでいる。
その男はパタンとその本『死のロングウォーク』をテーブルに置いた。
「田中太郎・・・三井不動産からの代表者は、その男に決まっていたはずだ・・・
政府のデータベースにハックしてデータを書き換えるなんて、私は許されていい
ことではないと思う・・・!」
そう言い、男は立ち上がった。振り向き、男は三井を上から下まで値踏みするように
眺めた。
「そうか、君が彼女の息子か・・・」
男は、ニヤリと笑う。
「確かに、面影がある・・・彼女そっくりだ・・・」
三井は、ただ黙って男の顔を見つめている。三井の表情にはいつもの微笑みは
なく、気味の悪いほどに無表情だ。
三井は黙ったまま、ベレッダを男に向ける。
「私を殺す気か・・・?だったら、さっさとやればいいッ!」
男はそう一喝する。三井は表情を変えない。だが、その口を少し開いた。
「アンタは重要な人質だ・・・殺す気はない。さっさと、この馬鹿げたゲームを
終わらせるよう指令をだせ・・・」
男は薄く笑った。
「これは、私の構造改革の一環だ。私を殺せば、旧来の財政界の癒着を行うために
党の老人たちがこのゲームを中止するだろう。わざわざ、金を出す企業まで
これに参加させる事はなく、財政改革なんて行われない・・・君だって、
そう思っていたのではないのか・・・?」
男が・・・小泉が、その口の端を少し上げた。
344muni:01/12/09 07:18
三井不動産(30番)は、小泉の言葉に反論しなかった。
事実、三井は小泉を殺しこのゲームを終わらせる道も考えていた。
そうなった時のための準備もすでに済ませてこの島に来た。
小泉のバックアップで大臣になった父が、自分が小泉を殺す事によって
失脚するのは明らかだった。そうならないよう、三井は隠密裏に各方面に
話を通していた。ある政治家には三井が調べ上げた収賄の事実をチラつかせ、
ある財界人には愛人との密会現場を押さえた写真を送った。
自分が帰れなかった場合でもなんとかなるよう、父の書斎、父の秘書の机、
銀行の貸し金庫にそれらの情報を忍ばせておいた。せめてもの恩返しだった。

三井は、実は大臣である父との間に血のつながりはない。戸籍上では
父と母の間に長男として生まれた事になっているが、事実は違う。
小泉が、孕ませた妾を父に押し付けたのだ。父の政治家としての将来を約束する
代償として。父はそれを受け容れ、小泉の妾だった母と結婚した。生まれてきた
自分を、本当に自分の子供のように愛してくれた。
母の事も、本当に愛しているように三井には見えた。

母が死んだのは、三井が高校生の時だった。乳ガンの末期だったらしい。
母は遺書を父宛のと三井宛の2通を残していた。三井宛の遺書には、自分が
小泉の子供である事、そして父への感謝の言葉が書いてあった。あの人は、
あなたを本当の子供のように思っている。あなたも、父を助けて生きていきなさい。
そんなことが書いてあった。父宛の遺書に何がかかれていたかは知らない。
母の死後も、2人は変わることなく実の親子のように暮らした。
だが、三井は父の秘書となり、ゆくゆくはその地盤を継いで政治家になるという
道だけは拒否した。
父は、寂しそうに「そうか。お前は、お前の人生を歩け」とだけ言った。
多分、父には分かっていたのだろう。
三井は、政治家になるのが嫌だったのではない。小泉に与えられた地位を
継承するのが嫌だったのだ。母の葬儀にも顔を見せなかった男・・・
一度だけ会いにいったが、秘書らしき男に追い返されて終わった。

いま、その男が三井の目の前にいる。
345muni:01/12/09 07:37
知らず知らずのうちに、三井不動産(30番)はベレッダを握る手に
力が篭っていくのを感じた。
三井は深く息を吸い、ゆっくりとそれを吐いた。
冷静さを失ったら終わりだ・・・
三井は、自分に言い聞かせる。そして、いつものように微笑んだ。
「確かに、アンタを殺してもこの馬鹿げたゲームを止められるかもしれない。
が、しみったれた爺さん達が機敏に反応してストップをかけるとも限らない。
アンタ自身に中止を呼びかけさせるのが1番確実だ」
小泉は、くっくと声を漏らして笑う。
「立派に成長したものだ。私の政治家としての手腕は、お前が1番深く
受け継いだようだ・・・」
小泉の言葉に反応し、三井はベレッダの引き金を弾く。
小泉の頬を掠め、銃弾は派手な音を立てて窓ガラスを割った。
三井はベレッダの照準を小泉の額に向ける。
「俺の父は、アンタじゃないよ」
そう言って微笑んだ。

銃声に気づき、兵士たちがドアの外に集まってきた。ドタドタと足音が聞こえる。
「総理ッ!何事ですかッ!」
ドアががちゃがちゃと音を立てる。鍵はかけたものの、壊されかねない勢いだ。
三井は銃を小泉に向けたまま、顎でしゃくる。
小泉はドアに向かって叫んだ。
「こっちの心配はいらないッ!君たちは、侵入者が来ないように見張っていたまえッ!」
「しかし総理、すでに侵入者があるようです!玄関で見張りが・・・」
兵士の声をさえぎり、小泉がもう一度叫ぶ。
「下がれと言ってるんだッ!さっさと行きなさい!」
一瞬の沈黙のあと、ドアの前から人の気配が消えていく。

「下がらせるのもいいが、早く中止命令を出してもらおう。スピーカーなどが
回復次第、島にも放送を流せ・・・」
三井が銃を向けたまま小泉に近づく。小泉は可笑しそうに言う。
「中止だと?そんなもの、する気はない。これは、私の構造改革の一環だと
言ったはずだッ!抵抗勢力が現れようと、私は最期まで実行する!」
346muni:01/12/09 08:13
小泉は演説を終えて、満足そうな顔をしている。
三井不動産(30番)は哀しそうな微笑を見せる。
「残念だ。できることなら、誰も殺すことなく島を出たかった。そして、
アンタを母の墓の前に突き出してやりたかったよ」
ベレッダの引き金に力を込めようとした瞬間、ソファーの陰から人が飛び出した。
!?
三井はそれにむかって引き金を弾く。同時に、相手の手に握られた銃も火を噴いた。
相手は肩に銃弾をくらい、短い悲鳴を出してひざまづく。

「下手に射撃の腕があるのも考えものだ。腕などを狙おうとする分、若干
撃つのが遅くなる。ただ撃てば、君の方が早かったろうにね・・・」
小泉が、倒れた三井を見下ろしながら言う。
三井は撃たれた腹部を押さえながらも、苦痛の声も表情も出さない。
ただ、小泉と・・・そして銃を撃ってきた女を見た。
東京海上一般職(28番)である。
347muni:01/12/09 08:14
東京海上一般職(28番)は、肩を押さえながら三井不動産(30番)に歩み寄る。
「あなた、素敵な人だったわ。別の場所で会ってたら、きっとあなたに惚れてた。
ここまで辿り着いた手並みなんか、もうぞくぞくしちゃった・・・」
マリンは魅惑的な笑いを浮かべる。
「こんなところで、君は何をしているのかな・・・?」
三井も倒れたままの姿勢で、撃たれた事など感じさせない微笑を見せた。
「この島で1番魅力的な男は純ちゃんだと思ってね。カメラ越しに誘惑して、
ご招待を受けてたの」
マリンは屈託なく笑いながら続ける。
「あの首輪も外してもらってね。お礼に、ちょっとそのソファーで私の舌技を
披露してたとこよ・・・」
「なるほどね・・・」
三井は微笑む。そして、その表情のまま言葉を続けた。
「素晴らしく美しい女性だが、あいにく俺は下品な女は嫌いでね。その男を
選んだのは正しい選択だよ・・・」
マリンがその表情を一瞬険しくし、またうっとりするように話し出す。
「いいわぁ、貴方みたいないろいろなものを積み重ねてきた人間から、
それを奪うのって最高に楽しそう。あのセブンなんて女を殺したときも、すごく
ドキドキしちゃったんだよー。貴方から奪うのって、どれほど楽しいかしらね」
マリンはそう言いながら、SW&W36の銃口を三井に向ける。
小泉はそれを制し、銃をマリンから受け取った。
「他人に痛みを強いるには、まず自分が痛みを受けねばならないッ・・・!
殺そう・・・私の息子は、私の手でッ・・・!!」
小泉が、三井の頭部に狙いをつける。

三井は、この死の瀬戸際で自分でも信じられないほど穏やかな気持ちだった。
女の顔が頭に浮かぶ・・・本当なら、今ごろは自分の妻になっていたはずの彼女・・・
三井が神に祈ったのは、生まれて始めてのことだったかもしれない。
ほんの、ささやかな願い・・・
願わくば、天国という地で彼女と再会できんことを・・・

銃声がこだまする。
三井の死に顔は、この島には似つかわしくないほど穏やかだった。

<企業番号30番 三井不動産 死亡>
348muni:01/12/09 08:15
疲れた・・・
これやってる間に卒論10枚はかけてたな・・・w
お疲れー
でも、東京海上一般職は話に加える必要があったのか?
350外人:01/12/09 11:38
ぬぬぬ・・・話が終幕に近づいているのに
未だ17番と18番がキャラ立ちしてない。17番は決まってすらいない。
もう一波乱ありってとこか。

東京海上一般職の登場は、特に話の整合性は乱さないと思う。
つーか、後付けでなんとでもできそうw
むしろ、そろそろ結末を考えなくてはならない事のほうが大変だ。

実は、三井が小泉に向かっていった時点で、
ある種の結末が脳裏をよぎった。
どうやら原作通りに終わることなど、誰も望んでないだろう。
というわけでちょっと暴走する。
原作はもう参照しない。つーか元から持ってない。
まぁ、結末を導くものではないが、ちょいと突っ走らせてもらう。
今からバイトに行くまで、ちょこちょこっと書いてみます・・・
351外人:01/12/09 11:51
「ふん、バカな男。大人しくゲームを続けていればよかったのに。
 ま、優勝の椅子には私がもう座ってんだけどね。
 ねぇ?純ちゃ・・・」
小泉首相の方に振り返った東京海上一般職の声が突然詰まる。
「ちょ、ちょっと。何の真似よ?」
小泉が、自分の方に銃口を向けている。
右手の親指がS&WM36の劇鉄をゆっくりと引き起こす。
「な、約束が違うじゃないッ!?」
東京海上一般職(28番)は悲鳴にも似た声で小泉を問い詰める。
「約束だと?キミが勝手に勘違いをしただけだろう。
 最初に言ったはずだ。
 このゲームにおいては、誰もえこひいきなどしないとッ!」
小泉首相の怒声が校長室に響き渡る。
「じゃあ、何でよ?何で私を助けてくれたのよッ?」
「キミはこのゲームを棄権したのだ。投降者は棄権と見なされるのだよ。
 戯れで遊んでやったが、棄権者を助ける気など私には毛頭ないッ!
 処分する・・・」
東京海上一般職(28番)の目が恐怖で大きく開かれる。
352外人:01/12/09 11:57
小泉は、銃を向けたまま視線を傍らで倒れている三井に移した。
「バカなヤツだ・・・」
「貴様にはわからんだろう?自らの息子を手にかけた私の心の痛みが・・
 平気な顔を見せてはいても・・
 この血を分けた息子を、誰がすき好んで殺すものかッ・・・」
そう言うともう一度、血にまみれて転がっている息子の死体に目をやった。
「一人で逝くのは寂しかろう・・この女を付けてやる・・」
小泉はゆっくりと引き金を引いた。

小泉は銃を机の上に置くと、深々とソファに腰をおろした。
「ふぅ・・」
両膝を机について頭を抱え、何やら深く考えている。
何やら下の方が騒がしい。
侵入者は片付いたというのに、何を騒々しくやっているのか。
小泉は、山本担当官を呼ぼうと立ち上がる。
不意に、ドンッと音がして校長室のドアノブが吹っ飛んだ。
353就職戦線異状名無しさん:01/12/09 12:37
>>作家さんへ

作家になれば?マジで。
2ch出身で話題騒然だよ。
作家さんたちどこの業界に内定してるの?
355外人:01/12/09 13:50
一瞬の静寂の後、ドアが小さくキィィと音を立てて開かれていく。
その先には返り血で真っ赤になった男が立っている。
「ば、バカなッ!どうやって侵入してきたッ!?」
小泉は、自分にUZI・SMGを向けて近づいてくる男に声を発した。
「や、山本君ッ!山本担当官ッ!」
小泉の声を制止するかのように、武富士が隠していた左手を前に差し出す。
「ひぃ」
その手には、山本担当官の生首が握られている。
武富士(13番)は無造作にそれを足元に放り投げた。
小泉首相は大きく声を荒げる。
「私を殺したところで無駄だッ!
 首の神経毒は三日目には自動的に注入されるようセットされている。
 いずれにせよ、貴様は助かりはせんのだッ!」
だが武富士は、まるで小泉の声など耳に入らないかのように
黙って小泉にUZIを向けたまま、左手でポケットから拳銃を取り出す。
そして、手を交差させるように構え、UZIの銃口を下に向けた。
パララララ。
小気味よい音とともに、東京海上と三井の死体に無数の穴が開けられてゆく。
356外人:01/12/09 13:53
一頻り機銃音を鳴らした後、弾切れになったのか、武富士はUZIを床に投げ捨てた。
拳銃を小泉の心臓にセットする。
しばし視線を合わせながら沈黙しあう小泉と武富士。
ふと、小泉は何かを悟ったかのような表情を見せ、下に目を移した。
「本当に愚かな息子だ・・・お前は何の解決も・・」
そう言うと、キッと武富士を睨みつける。
武富士(13番)は、黙って拳銃の引き金に指をかけたが、
突然、何かに気づいたようにその指先の動きを止めた。
銃口を向けたまま、右手で自分の胸をコンコンと叩く。
硬いプラスチックを叩いたような音がする。
武富士は、その右手を前に出し、立てた人差し指を左右に動かす。
チッチッチッ。
あざ笑うかのような仕草とともに、武富士の口元が大きく歪む。
左手の銃口が、ゆっくりと小泉の心臓あたりから頭部の方へと上がっていく。
小泉の表情が一変し、額から小さな汗がつぅっと頬を伝う。
武富士は首を斜めに傾けて、覗き込むように強張った小泉の顔を凝視する。
チラッと机の銃を見た小泉が、それに手を伸ばそうとした瞬間
ガーンと拳銃の音が廊下にまで鳴り響いた。
357外人:01/12/09 15:41
校舎内は、まるで元の廃校に戻ったかのように静まりかえっている。
司令室、放送室にも、息のあるものはいない。
武富士(13番)が、UZIを手に校長室から出てきた。
部屋の中には、小泉以下三名の死骸と山本担当官の首が転がっている。
武富士は、血と死体が散らばった廊下を、まっすぐ司令室の方に歩いていく。
先程、三井に気絶させられた兵士達もみな血を流して倒れている。
逃げ場を失った非戦闘員も・・・
武富士が乱暴に、旧職員室のドアを開ける。
現在、司令室として使われているその部屋には、
兵士を含め、先程殺した者たちの死体が散乱していた。
武富士は、UZIのマガジンを入れると、周りの通信機器に向かってそれを乱射した。
パララララ。
もの凄い爆音とともに、機器類が部品を飛び散らせながら次々に破壊されていく。
一通り破壊し尽くすと、武富士は中央の追跡表示画面に目をやった。
ピコンピコンと複数の緑の光が、点滅しながら地図上を移動しているのが見える。
それとは別にまったく動かない沢山の赤い光。そして右下に表示された7という数字。

おそらく今日の夜までには、異変に気付いた本土の救援隊がココにやってくるだろう。
それまではゆっくりと殺しを続けることができる。
窓から吹き込む風で、武富士の長髪が不気味になびいている。
戦いもいよいよ本番だ・・・

<企業番号28番 東京海上一般職死亡>
<内閣総理大臣 小泉純一郎死亡>
358外人:01/12/09 15:46
あ〜、小泉殺しちまった・・・
ま、これも今後の話を面白くするためということでw
こうなったらもう、全員で突っ走るところまで突っ走ろう。
もちろん、本作の主人公達も道連れに。

ちなみに、この話のオープニングテーマ曲は
Schools out for summer / Alice Cooper です。
別に、モーニング娘。にしてもいいんですが・・てかそっちのほうが怖いw

んじゃ、バイトに戻ります。
もう最後は外人さんに任せるのがよいのかも…
構想も練ってあるみたいだし
武富士、無敵か?
プロミスだとこうは強くなかっただろう。。。
長髪の武富士
スーツなはずなのに俺の中ではフンドシ一丁のイメージでした・・

レツギョーウ
ボジテバ へー ♪
ワーナ ビ ヨメー ♪
363muni:01/12/09 18:55
>>350
俺も、本当は三井を小泉のもとに向かわせた時点で別の結末に近い
話も連想してました。

途中でソニーが手助けに来て、三井をかばって撃たれる。で、>>341の回想の後
三井に「すまなかった」と謝ってから死亡。ソニーの尊い犠牲と三井の活躍に
より、小泉を押さえるのに成功、中止を告げる放送が流れる。
でも武富士1人止まらない。さあ、どうするどうする??

こうしたらラストまでの流れが簡単になると思ったんだけど、
1000まで先は長いし18番の扱いは困るし17番は出てきてないしで、
少し先延ばしにしちゃいましたw
三井の死を聞いた時のソニーを他の作家さんがどう表現していくかにも
興味あったし。

>>349
正直、話に加える必要はなかったw
でも、せっかく育てた三井を殺すのが少々悔しかったので、「意外な伏兵」
としているはずのない人間に不覚をとる、って形にしたかったんだよ。
わざわざ、殺さないように腕を狙った分だけ撃つのが遅れたって要素まで付け加えてw

関係ないけど、三井IN学校編のBGMはジレンマ/スピーナです。
あの時わたしの欲しかったものは♪

>外人さん
どうも、苦労をかけました。ご苦労様です。
正直、いまだにこの先の話の作り方に苦労します。
てか18番、どう扱えばいいんでしょう?w
新規の作家さんが突拍子のない話を書いてくれても面白いかも。
364就職戦線異状名無しさん:01/12/09 19:21
2chにはこんなことも
“2ちゃんねる”から発掘された逸材!
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi/bun/1000357917/

・・・友達がホストにはまっちゃってます・・・
http://mentai.2ch.net/jinsei/kako/952/952662755.html
  ↑
ここの747から事件は起こる
結局のところ、外人バージョンもmuniバージョンも
武富士の暴走につながるのね(藁
この板ならではのストーリーがいよいよ本格的に始まったと期待してまっせ!
うっきがバンバン人を殺して後先考えず話を進め、
muniが様々な複線を張り巡らせつつ話に厚みを持たせ、
外人が見所であるバトル・殺害シーンを鮮やかに演出する。

ここまでの印象。これらで組んでコンビ作家になればマジで面白そう。
伏線
368就職戦線異状名無しさん:01/12/09 21:43
まさに魔のトライアングル、トリプルプレイだな(w
369タト人:01/12/09 23:04
ただいま戻りましたwith激疲れ

>>359
ある程度のイメージはあるけど、ここはやはり他の作家さんと協力して
完成させていきたいッス。
オレ一人で書くのなら、ココでやる必要ないし。
やっぱり、自分の話から他の人がどうつなげて行くかを見るのが楽しみなんだよね〜
せっかく2chなんだから、全員で壮大なネタを築いていきて〜

>>363
小泉説得版の展開もおもしろそう。
ただ、やはり小泉は殺そうと思ってました。最初からw
小泉を殺して、そのバトルロワイヤルプログラム自体を無効にすることで、
新しい方向に話を持っていきたかったから。

<今後の展開が難しそうなので、ちょっとまとめ>
プログラムが無効になった以上、みんなが戦う理由はなくなったわけです。
でも、悲しいかな。その事実を知ってるのは今はまだ武富士だけ。
お気づきかと思いますが、武富士はこのゲームに生き残ろうなどとは考えてません。
説得は不可能と思ってください。誰もしないとは思うけどw

この内の誰が生き残って脱出するか、それはまだわかりません。
もちろん、誰も脱出できないかもしれません。
武富士以外のメンバーには、まだプログラムが見えない看守の役目を果たしています。
たとえプログラムが崩壊しても、戦いは終わらねーぜってのがこれからの展開です。
17番については、ちょっとアイデアがあります。
ただ、18番は正直扱いが難しい。コイツはみなさんにお任せします。
企業名から決めてやってください。
そして、これからの展開も。
逃げるか、戦うか。
想像もできないような展開を期待してます。つーか、マジでわくわく”

あ、そうだ。武富士のモデルがもう一人、いやもう一羽いた。
ペットショップ(ホルス神の暗示)・・・
そろそろ生き残りなどの現在状況のリストキボーン
371muni:01/12/09 23:25
>>369
俺も、小泉は殺す気でしたw
武富士も学校に乱入、小泉射殺。スピーカーから流れた銃声を聞いて駆けつけた
警察庁たちも学校に集結し、音楽室やら様々な教室を破壊しながらの
クライマックスにしようと思ってたw
でも、個人的に時期が時期だけにラストバトルの舞台は教会、BGMは第九に
したかったので、武富士VSその他大勢での学校戦は諦めた。。
できればラストバトルの舞台は夕暮れ時の島の教会キボンヌで。

さて、今後の展開どうしよう・・・
って、ここまで来たら、あとはもうひたすら殺し合いっきゃないけどw
俺が先に書くと、ごくありきたりの展開に話が進んでいきそうなので
誰かが口火を切ってくれるの期待。それまで卒論やってます。

どうでもいいけど、18番は企業決めてよかったのかw
まさに名無しらしく、男になったり女になったり灯台になったりするのかと
思ってたw
P&Gを忘れないでー
>>372
そういやP&G、むちゃくちゃ影薄いなー
374タト人:01/12/10 00:06
了解。
いかなるシナリオであっても、バトルシーンはさらに白熱させていきます。
武富士を中心としてw
とりあえず、今からまずぶち当たるだろうシナリオを二つあげてみた・・・

<1> P&G(04番)、未定(18番)など、今までサブキャラだった連中が
動き始める。または、彼らについての描写。
<2> ソニーら三人についての描写。学校に行ってプログラムの終了を知るって
のが妥当な線だが・・・そううまくいくかな?

重要なのは、どうやってソニーらがプログラムが既に終了していることを知るかって
いう点。最初に校舎に向かったのは、NRIと三井。それを追って武富士。
P&Gと18番は何処かに潜伏していただろう。さあ、どうやって知る?

しばらく、オレも卒論書きに回ります。
卒論もこれぐらいスムーズに書けるはず、と自分に暗示をかけながらww
375muni:01/12/10 00:23
>>374
とりあえず<2>の問題の解決策はすでに考えてあるんだけど・・・
一応もう伏線張ってあるw
まあ、あまり話して他の作家さんに先入観を持たせても何なので黙っておきます。

ところで、卒論とか「しないといけないこと」があるときほどマンガ読んだり
テレビ見たり小説読んだりと無駄なことしちゃうよね。
いま、現実逃避のために続きを書きたくてたまりませんw

卒論も誰かと共同作業でやると刺激を受けつつ頑張れるんだろうなとか思ってみるw
>>372
そーゆー時は、自分で書く。これ最強(w
377タト人:01/12/10 00:47
>>375
確かに。
資料集めしてたら、またココを覗いてしまった。
せっかくだから、このゲームに対して一言引用をば・・・

「仲良く暮らしている2人の人間と、仲良く暮らしている3人の人間とから、
 仲良く暮らしている5人の人間ができるわけではない」
                          − ウィトゲンシュタイン

自分の一言は最後のレスまで取っておくよw
じゃ、ちょっとの間お別れだ・・・
378mimu:01/12/10 02:29
>>377
意味深な言葉だねw
小泉がマリンを殺すあたりの話も結構想定してたイメージに近かったし、
この後の展開も実は似たようなのを考えてるかもw

誰も続きを書いてくれないので、過去の解説てかいい訳で時間つぶし。

<三井vsNRI>
言うまでもなく、リクエストに応えてJOJOの対ダービー(兄)戦のパクリ。
スタンドを使わせるわけにもいかないので、「魂を賭ける」の一言を
どうやって言わせるかが悩みどころだった。三井がイカサマを見破った後、小指を
折って「いや、優しいぜ・・・」のセリフも吐かせたかったんだけど、
今後の展開のためにもNRIを傷つけるわけに行かなかったので断念。

途中からカイジのパクリにしようかとも思ったけど、あと10レスは必要になるので
面倒くさいと思いどれも断念。
最期の決着のあたりにはかなりダレてた。三井のカードがジョーカーだっていうのを
もうすこし回りくどい表現で演出した方がよかったなと後から後悔。
379mimu:01/12/10 02:38
解説(もとい言い訳)シリーズ

<三井vsソニー>
今後の展開で三井に小泉相手にケンカを売らせるための伏線を張るためのエピソード。
「大臣の長男として生まれた」という表現で、血のつながりのなさをさり気なく表現。

小泉は大臣じゃなくて総理なんだし、三井の苗字は小泉じゃねーよ!と思いつつも
なんか見破られて癪だったので全く別の方向に持っていこうとも考えた。
でも、そうなるとまた面倒になるので結局そのまま。

あと、三井が部屋を出ようとしたシーンではNRIの勘のよさを出そうとしたんだけど
「やられキャラ」としてのイメージの方が強かったみたいで失敗。。
380mimu:01/12/10 02:47
解説(もとい言い訳)シリーズ

<神戸製鋼vsSMG>
武富士相手にケンカを売りに生かせるための伏線。
まず、神戸製鋼が彼女の仇が武富士だと知る必要がある。
武富士相手に強者キャラでない神戸製鋼がまともに戦えるためには
銃のほかに防弾チョッキも必要だろう、でも、そのためには銃か防弾チョッキの
どちらかを誰かからゲットする必要がある。ドコモのバッグからとった事にしても
よかったんだけど、「後ろからクラスメートの声がした」らしいので戦闘突入。

仇である武富士を殺すならともかく、「クラスメート」のSMGをどういう理由で
殺すかが悩みどころだった。「彼女を見殺しにしたから」だと神戸製鋼も
逃げ出したことだしイマイチ。で、「見殺しにしたくせに友達の顔で〜」とか
屁理屈こねてみた。

あと、彼女の仇を取りに行くにはイマイチ神戸製鋼の悲壮感が書かれてなかったので
死体にキス、そして涙の王道パターン(?)も盛り込んでみた。

どうでもいいけど、これは原作と違って高校のクラスではないんだし、
基本的には見知らぬ者同士。そこら辺踏まえて人間関係作って欲しい。。
381mimu:01/12/10 02:59
解説(もとい言い訳)シリーズ

<NRIvs武富士、三井・学校へ>
三井vsソニー時の過去エピソードで張った伏線の謎解き(?)。
「島を出たら酒でも飲みに行こう」の王道セリフ(?)のあたりが
イマイチうまく書けなかった。

基本的に映画版のように学校に乗り込む直前で武富士強襲!なんだけど
そこで三井を殺させるわけに行かないのでこんな展開になった。
NRIにも多少見せ場を作るため、会話シーンが多くなって武富士の怖さが
書ききれなかったのも失敗。

なるべく矛盾が出ないように書いてるつもりなんだけど、あとから読み返して
校長室のドアの前に2人の兵士が気絶したままだと校長室に賊がいるって
バレバレじゃん!と1人ツッコミ。

いかにして三井を学校に侵入させて校長室まで辿り着かせるかも
結構書きながら頭使ったけど、その割には少しお粗末だったと後悔ばかり。

全て、酒を飲んできた帰りだったせいにしようと思う。。
解説もいいけど早く続き書いてYO
383就職戦線異状名無しさん:01/12/10 13:12
落ちると嫌だから一回上げ
            /⌒\
           .(    )  _
三三  三三   |   |  (  ) 三三
        ⊂\|   |/ /
   三三     (・∀ ・ ) /  三三
           (_   ))
三三      _   / / O    三三
       (Y_Y)(_)

       ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
       <サンタマララくんの   >
  ∧ ∧ <バナナシュート!!   >
  (゚Д゚)  <               >
   |  |   ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
385就職戦線異状名無しさん:01/12/10 13:14
 
386就職戦線異状名無しさん:01/12/10 14:03
>>380
どうでもいいけど、これは原作と違って高校のクラスではないんだし、
基本的には見知らぬ者同士。そこら辺踏まえて人間関係作って欲しい。。

これ重要。幼馴染みとか多いような気が・・・そう言う意味ではユニクロ&ニッセイ組は好きだった。
人間関係は学制時代どうのというよりも、企業間系を踏まえた方が面白く展開できるんじゃないか?
387就職戦線異状名無しさん:01/12/10 14:28
>>386
文句言うんだったらお前が書け!
タダで小説読めるだけありがたく思え!

もっとも、こんなクソ小説金貰っても読みたくはないがな
>>386
いいアイデアだけど、残りの企業では難しそうだね。
せめてデンソーが生きていたら17番をトヨタにして主従関係にしても
面白かったんだけど。
ゴールドと警察庁の関係は書かれてるとして、JTBをどうするかに期待。
389就職戦線異状名無しさん:01/12/10 14:47
バトルロワイヤルin学歴版ってのもやって欲しい。
レイプしまくる帝京とか。
ICUが人殺しまくったり。。。
390就職戦線異状名無しさん:01/12/10 15:20
---------- やっとここまで読んだ ----------
続きよろしく
391就職戦線異状名無しさん:01/12/10 15:25
18番にキー局きぼん、TBSかフジで
ネタスレなのでsage進行で
393名無し:01/12/10 23:00
下手と言われつつも続き書いていいっすか?
やめといたほうがいい?
>>393
がんば!
期待します。
>393
微妙…
>>393
期待、期待。
ちょうど18番にみんな苦労してるみたいだし、
名無しさんが書いてたのも18番ってことで、18番を書くのがいいのでは?
とりあえず企業名を・・
397タト人:01/12/10 23:41
>>393
どうぞどうぞ。おもしろいのを期待してます。
オレも卒論を3000字ほど書き上げたら、ちょこちょこっと書いてみます。
今まで影の薄かったP&Gと、あと17番について書こうかと。
398名無し:01/12/10 23:50
じゃあ、やめておくか。
399名無し:01/12/10 23:54
あっ、すまん・・
395だけしか見てなかった・・
400muni=394:01/12/11 00:14
ハンドル入れ忘れてた。

>名無し
がむばって〜
俺が書いたら18番が「寄生獣」になっちゃうのでw
卒論やりながら右手にパリ・ミキ(女)が宿ってて
左手に元体育会野球部のサウスポーエースの三菱商事が
宿ってる多重人格(?)キャラを考えてしまったw
ちょっとテンパってる今日この頃。。
リロード繰り返しても出てこないぞゴルァ!
いま文章作成中?
402名無し:01/12/11 00:53
文章書く時間が無いのでまた今度にします。
すみません。
>>402
期待させるだけさせといてそれかよっ!
>>400
仕方ない。寄生獣でいいから書いてくれ。
404名無し:01/12/11 00:58
>>403
途中まで17番を登場させて書いたんだけど、よく見れば17番は外人さんが
アイデアあるみたいなのでやめることにしました。
で、書きなおす時間がない・・。
>>404
17番を18番に変えればいいのでは?
そううまくはいかないの?
406muni:01/12/11 03:34
午前10時32分・・・

東京に設置されてある<BR推進委員会>本部は、隣りにいる人と話すにも
大声を出す必要があるくらいの騒ぎとなっていた。
議長の小泉がここから300kmも南の島にいる今、この本部で事実上の最高幹部は
副議長である。とは言え、このプログラムは細部に至るまで全て小泉自身の
決定によって行われており、ゲーム開始後も定期的に本部への指令が送られていた。
ところが、10時過ぎに来るはずの連絡がない。こちらから連絡をとろうとしたが、
電話、無線、ネットワーク経由どれで試してもつながらない。

島で、「何か」がアクシデントが起こった・・・

それは、間違いのない事実に思われた。
問題は、そのアクシデントの程度である。島のホストコンピュータが機能していない
今、小泉がいる学校を守るものはたった10名の兵士である。
ありえないとは思うが、最悪の事態も考えないわけにはいかない。
「ホストに接続可能になりましたッ!モニター映ります!」
モニターの前に座っていた2尉技術官が叫ぶ。
その声に反応し、副議長をはじめみんなが前方の大画面に注目する。
島のいたるところに設置されているカメラ、発信機による位置追跡表示画面などは
この本部から島のホストに接続する事によって受信することが可能であった。

本部の大画面が126分割され、各カメラの様子を映し出す。
いくつかの画面に、凄惨な死体の映像も現れた。そして、学校の画面・・・
校長室に、3人の死体があった。そのうちの1つは、間違いなく小泉である。
本部が緊張につつまれた。
407muni:01/12/11 03:48
その他、廊下、司令室にも夥しい数の死体が転がっている。
・・・1人、生きた人間が司令室のカメラに視線を向けていた。
長身痩躯、長髪のその男は、手には銃を握り締め返り血で紅く染まっている。
2尉技術官が参加者名簿と照らし合わせる。そして大声で叫んだ。
「13番・武富士ですッ!」
聞こえるハズもないその声に反応したように、男は銃をこちらに向ける。
男の口元が不敵に歪んだ。
次の瞬間、カメラに弾丸が打ち込まれた。映像がザーというさざなみに変わる。

「議長が・・・総理が死んだ・・・」
静まり返った本部で誰かが呟いた。小さな声だったが、部屋にいる全員がそれを聞く。
各自が様々な思いを巡らせているとき、司令室だけでなく全てのカメラ映像が
さざなみに変わった。不快な音が重なり合うように室内に響く。
「他のカメラも同時に壊されたのか!?」
「いえ、違いますッ!ホストとの接続が切られました。おそらく、司令室の
メインコンピュータが破壊されたものと考えられますッ!」
「あの男・・・武富士の仕業か!?」
訊くまでもない質問だった。それが可能な人間は他にいない。
これで、発信機の電波も受信できなくなり島の状況が全く掴めなくなる。

みなが今後の事態の収拾をいかにするかに思いを馳せる中、1人、肩を落とし
涙をこらえる男がいた。
<BR推進委員会>の副議長にして、小泉の腹心である大臣・・・
彼は、三井不動産(30番)の父であった。
ついに、エンディングへの序章が始まったな・・
409muni:01/12/11 04:06
書斎に置いてある机の引出しの中に、見覚えのない封筒が入っていた。
中には、様々な有力者のスキャンダルの証拠が入っている。彼はすぐに、息子からの
ものだと分かった。いつの間にか姿を消していた息子・・・
なぜいなくなったのか、その時はまだ分かっていなかった。ただ、もう息子と
会える事はないだろうという予感はあった。不甲斐ない父への最後の贈り物・・・
彼は、そう解釈した。
三井不動産(30番)の母・・・つまり、彼の妻が死んだとき、自分宛の遺書に
書かれていた内容を思い出す。感謝の言葉や息子をお願いしますといった言葉の他に、
「あなたは、政治家であるには優しすぎる人だ」と書かれていた。
その意味は、充分に分かっていた。「善良」は時として、決して美徳とは言い切れない。
もし自分が「政治家」でありえたなら、あるいはこのプログラムの中止を訴える事も
可能だったかもしれない。

校長室に転がっていた若い男の死体。蜂の巣になり血まみれであったが、
それが息子のものだとすぐに分かった。そして、すぐに状況を理解した。
息子は、この狂ったゲームを止めるため・・・自分が無駄に心を痛めずに済むように・・・
そして、実の父を止めるために、息子はあの島に行ったのだと。

いま「政治家」にならずして、何のために自分の人生があったのか。
そして、息子の人生があったのか・・・
息子の遺志を無駄にしないためにも、一刻もはやくこのプログラムを中止する必要がある。
事なかれ主義の老人たちを説得し、すぐにでも部隊を出動させるためにも
息子の遺した封筒を手に、彼は本部を後にした。
410muni:01/12/11 04:28
午前11時07分・・・

警察庁(21番)とJTB(14番)、そしてソニー(27番)が
立ち上がり、移動を開始しようと思っていたとき、スピーカーから
「あ・あ・・テステス」という男の声が流れ出す。
禁止エリアが伝えられるものと考え、3人はスピーカーから流れる声に
耳を傾ける。

「おはよう。私は、現時点でのこのプログラムの最高責任者になったものだ。
残念な事に、つい先ほど議長である小泉が亡くなった。殺されたものと
思われる」
予想外の内容に、3人の顔に緊張が走る。スピーカーからの話は続く。
「本委員会は、このプログラムの中止を決定した。各自、戦闘を中止せよ。
17時にはこちらからのヘリが到着する。なお、システム不良のため、
禁止エリアは今後存在しない。ただし、その首輪は無理に外そうとすると
自動的に毒が注入される仕組みになっている。また、ゲーム終了時にも
自動的に毒が注入される。我々の部隊が到着し次第外すので、それまでは
下手に触らないようにしてくれたまえ」
中止の一言を聞いた時、JTBの顔が明るくなった。警察庁もほっとした
表情を見せる。ソニー1人がつまらなさそうな顔をする。
だが、話はそこで終わらなかった。
「最後に、諸君に伝えることがある。おそらく、総理を殺したのは13番・
武富士であると考えられる。特徴は長髪、背は高く痩せている。これは
血に飢えた殺人鬼である。また、他にも同様の人物がいないとも限らない。
警戒は怠らないようにしてくれ。あと、もう1つ。10時半までに
新たに死んだ人間は、22番・NRI、28番・東京海上一般職、
30番・三井不動産の3名である。これ以降の情報はこちらでは
分からない。こちらでできることは、このスピーカーを通しての
放送くらいだ。17時まで、頑張って生き残って欲しい。以上だ」

最後の放送が終わった。
411名無し:01/12/11 04:42
禁止区域であるはずの学校に向かって人影が入っていくのが見えた。
「一体なんだ?」
疲れた顔をして富士通(18番)はつぶやいた。
神経毒は動作していないのだろうか?
何か非常事態でもあったのだろうか?
長い緊張のためもはやうまく働かない頭で、そんなことをぼんやりと
考えながら、富士通はふらふらと学校へ近づいた。

正面玄関には・・・誰もいない。
富士通は緊張を取り戻し、べレッタを構えつつそろりそろりと中へと足を踏み入れる。
「うっ・・!」
廊下は毒々しい赤色で染められており、そこらには迷彩服を着た物体が転がっていた。
富士通はあわてて廊下に背をつけて息を殺して回りをうかがった。
「ぐっ・・たっ・・」
床からうめき声が聞こえた。
右肩から下がもとからなかったかのように、綺麗に切りられた兵士が顔を涙と鼻水と
よだれでぐちゃぐちゃにしながらうめいている。
富士通はじっとその兵士を見つめていただが、しばらく見つめているうちに自分が
床に這いずり回って苦しんでいるような果てしなく不愉快な気分に襲われ、おもい
っきり兵士の顔を蹴り上げた。

その時・・
ビスッ!
富士通の左手の甲に銃弾が突き刺さり、思わずベレッタを取り落とす。
うぐ・・っ!
そのまま富士通は床に転がった。
パララララ。
マシンガンの音を廊下に響き渡らせながら、無表情な黒い陰がゆっくりと向かってくる。
412名無し:01/12/11 04:43
富士通(18番)はUZIの標的となるのを避けるため床に伏せながら、床に
転がっている兵士のサブマシンガンを取り上げた。
「くっ、右手付きか・・しょうがねぇ・・」
冷たくなった兵士の右手を思いっきり握り締める。
ババババッ
マシンガンの弾が黒い陰へと吸いこまれる・・。
「何発かは当たったはずだ!」
富士通は思わず叫んだ。
しかし、やわらかい白煙の中からは再び黒い陰があざけるようにゆっくりと現れた。

富士通は全身のあらゆる線からどっと汗が吹き出てくるのを感じた。
とにかく今は奴から逃れなければ・・!
激しい恐怖にかられつつ、富士通はつまづきそうになりながら廊下の
曲がり角を目指す。
パララララ。
再びあの恐怖の音が後ろから襲ってきたかと思うと、強い衝撃が富士通の左肩に
2発走った。
「うがぁっ・・!!」
やっとのことで手近な部屋へと転がり込み、ドアの鍵をかけ机でドアをふさぐ。
ビスッ!ビスッ!ビスッ!
すかさず、マシンガンの銃弾がドアに穴をあけ富士通の耳をかすめる。
413muni:01/12/11 04:47
放送を終え、副議長は椅子にゆっくりと座り込んだ。
息子の遺してくれた写真のため、権力者である老人たちとの話はスムーズに終わった。
予想以上に早く部隊をまとめ、出発できそうである。ただ、いくつかの問題はあった。
1つは、特別法人税の問題。そして、もう1つは島で生き残りがいた場合の処遇。
これらについては、あえて放送を行わなかった。彼は、深いため息を吐いた。

放送が終わったあと、ソニー(27番)は2人に背を向けるようにして言った。
「悪いけど、ここからは別行動をとらせてもらうよ」
片手をひらひら振りながら去ろうとするソニーにJTB(14番)は驚いた表情を見せた。
「なんで?もう終わるのよ?みんなでいたほうが安全だわ」
その言葉に、ソニーはいかにも可笑しそうに反論する。
「そりゃあ、お前さん方にしてみりゃそうだろうさ。でも、俺としては1人の
方が身軽だし、足手まといの尻拭いをしてやる必要もなくなる」
ソニーはニヤリと笑い、違うかい?とばかりにJTBの顔を覗き込む。JTBは
言葉をつまらせた。

「三井の敵討ちでもするつもりか・・・?」
警察庁(21番)がぼそっと訊ねた。ソニーは薄く笑い、首を振る。
「俺がそんなおセンチなことを考えると思うかい?そんなのじゃない。三井は
おそらく、このゲームを止めようとしてたんだろう。学校周辺の防御を外したのは
あいつだろうしな。他にできるやつはいない。でも、三井はゲームを止める事が
出来なかった。殺人鬼がそこらを彷徨ったままだ。それを止めて、俺が三井より
上だと証明する。それだけだの話だ」
ソニーはそう言い、楽しそうに笑って見せた。
414muni:01/12/11 04:48
をいをい、人が書いてるときに同時に流すなよ・・・
>>muni
名無しとかぶってるぞ
もうちょっと待った方がいいと思われ
416muni:01/12/11 04:50
先に書いた人間に、あとから合わせるのが暗黙のルールだろう。
正直、勘弁して欲しいね・・・
んじゃ、muniさん続けて
名無しさんはもうちょっと待って
同時で場所が違うから、後で付け足しても問題はないと思われ
読みにくいが(藁
418muni:01/12/11 04:56
てか、>>416はストーリーの整合性の話ね・・・
俺が最初に書いたのは3:34で、名無し氏は4:42登場・・・
書いてる間に、別の人が書いててちょっとタイミングがずれたとかってレベルの
誤差じゃないぞ?
もう少し話を進める予定だったけどしらけたのでリタイア。
中途半端で申し訳ないけどあとは任せます。スマソ。
419名無し:01/12/11 04:59
>>418
いや、ごめんわざとじゃなかったんだけどね。
あそこでいったん終わったのかと思っただけなんです。
俺のは無視してくださいよ。
ていうかそんなこと言わないで欲しい・・
420名無し:01/12/11 05:02
ストーリーの整合性で言うなら最後にスピーカーのシーンを出そうと
思ってたんだけどね。
まあ、俺の責任なんでほんとすみません。
muniさん続けてくださいよ。
俺はROMることにします。
まあまあ、時間が空いたんでわかりずらかったのはそうだろうし。
名無しさんも故意にやったわけじゃないだろうしさ。
見てる方としては、続きが読めなくなるのが一番辛いんで続けて欲しいです。
読みやすさと整合性を考えると、ここは名無しさんに続けてもらって、
muniさんが後でカキコするってのがベストだろうと(藁
というわけでとっとと続けろやゴルァ!
困ったな・・
423muni:01/12/11 05:12
時間が空いたって言われても、大抵1レス15〜25分だからなぁ。
4:28〜4:47は待つべき間隔じゃね?

非常に子供じみてるけど、もう書かないのであとはヨロシク。
今後は楽しくROMらせてもらいます。

>名無し氏
いえ、気にせず続けて下さい。
むしろ、俺のをなかったことにしてくれていいです。スマソ。
別に並列進行でいいから、続きだけは書いて欲しい
おーいこんな展開誰一人として望んでないぞー。
ま、広い心で。ここはどうか一つ。今じゃなくても良い辛さ。いや、いいからさ。
こういう場合、先に書いた方に優先権があると思う
幸いにして名無しのは2レス程度だし、ここはmuniが書くのが一番いい
名無しは後で書き足せばいいだけのこと
muniに止められるのが一番痛いし、名無しだって辛い
というわけでmuni、いやmuniさん
落ち着いたら、続ききぼんぬ
今じゃなくて全然いいから
わざわざ自分で子供じみてるけどって断ってるんだしもう無駄でしょ。
>>420
だったら文頭に「最後の放送の1時間前まで遡る」とか書かなきゃ。
禁止エリアはなくなるって放送の後にいきなりそれじゃつながり悪いだろ。
>>421
muniにまた辻褄合わせしろやゴルァ!とおっしゃる?(藁
428就職戦線異状名無しさん:01/12/11 10:16
お願いmuniさん、続けて!
2ch女性ファン100万人の総意です。
429就職戦線異状名無しさん:01/12/11 10:38
結論名無しの要領の悪さと
muniの態度が悪い
私立理系=名無しはみんなの楽しみを奪ってしまったよ
しかも面白くないし…
どう考えても名無しよりmuniさんの話がよくできてる
432元祖私立理系:01/12/11 10:55
>>430
違います。
ぼくはその後、ずっとロムってます。
彼も私立理系かもしれないけど。
>432
ゴメソ
誤爆だった…
434就職戦線異状名無しさん:01/12/11 12:33
age
435就職戦線異状名無しさん:01/12/11 12:36
名無し
邪魔し
才能無し
頼むー、muniよ続きを書いてくれー!
437就職戦線異状名無しさん:01/12/11 13:19
muniさん、気持ちはわかるがそこを何とか。
438外人:01/12/11 13:46
オレもここはmuniさんに続けて欲しいです。
名無しさんが、ちょっとうっかり八兵衛だったってことで笑って許して。
ここでmuniさんに切られると後も辛いし、
何より、楽しみなんですよ。続き読むのがw
好きな漫画の発売日を、ワクワクしながら待っている感じでしょうか。
というわけで、オレ、muniさんの続き期待して待ってます。
muniさんが書いてくれるまで、オレも書きませんよw

さて、そろそろ行かなくては。
帰ってて来たとき、ココみて笑いながらオォーと言えるのを心待ちにしてます。
あと、17番の業種は外食に決めましたw
じゃあ。
439就職戦線異状名無しさん:01/12/11 13:58
もしもう1度やるなら東京コンピューターサービス(グループ会社も含む)も入れてくれ
440就職戦線異状名無しさん:01/12/11 16:53
いま最初から全部読んだんだが、だんだん会社名とキャラが
無関係になってきてるな。できれば武富士に人間味のある
サイドストーリーがほしい
>>440
武富士に人間味のあるストーリーなどいらないのでは?藁
442読者A:01/12/11 20:49
続き書いて!
443就職戦線異状名無しさん:01/12/11 20:51
もはやみんながmuniの降臨を待っている・・
444就職戦線異状名無しさん:01/12/11 20:54
ガキ臭いね。muniってがっかりした。
445muni:01/12/11 23:29
どうもご迷惑をおかけしてすいません。。
あの続きとしては、3人の掛け合いとソニーの心情を2レスばかり
続けたあとに時間を飛ばして15:30くらいのバトル手前の状況を
ちょっとばかし書いて、この条件で〜15:30分までのエピソードと、
バトル及びその続きを書いてね、とやるつもりでした。
ので、別にバトルが入るわけでもなく、人が死ぬわけでもありません。
特に絶対にないといけないような話ではないので、>>413のをなかったことに
して続けてください。
プロバイダのプリペイドの追加を忘れていたせいで、うちのPCからネットに
繋げなくなっちゃって、今も学校からだし続きを書くのはツライっすw
今後、ネット接続が再開されるまでは昼間学校からROMりますので。
スマソ。
>外人さん
そんなわけなんで、気にせず書いてください。間に合うようなら、あとから
回想シーンとして>>413続きだけは入れますので。本当、すいません。
>>444
禿同
別に機嫌を取ってまで読みたくはない
447明海経済 ◆toKyo/ME :01/12/12 00:46
いつものように緩やかな風が吹く南東の砂浜・・・。
いつもとのそれとは違う放送が終わりかけたころに,一隻の船が岸に近づいていた。
その船はゆっくりと、しかし確実に島に向かい、砂浜に音も無くその身を滑らせた。
時を待たずして男は島に降り立った。
十余人の屈強な男達を引き連れ、その先頭に立つ仕立ての良いスーツに身を包んだ
初老の男は、誰に言うでもなく呟いた。
「・・・私が・・・私が間違っていたのだろうか・・・。」
怒りとも寂しさともつかぬ複雑な表情を浮かべたその男は、それ以上何を云う事も無く
ゆっくりと歩きつづけた。
「お気持ちは御察します・・・本当によろしいのですか?」
隣にいた迷彩服に身を包む屈強な衛兵が申し訳なさそうに尋ねたが、男は何も答えなかった。
「・・・・・」
男は、何も答えなかった・・・。
そしてその視線の先には、蒼然と聳え立つ灰褐色の「学校」があった。
448就職戦線異状名無しさん:01/12/12 00:47
なんと、思わぬ新展開!
449明海経済 ◆toKyo/ME :01/12/12 00:48
>muni.外人
いいから書いておけ(w
細かいことはいいじゃーん。
450就職戦線異状名無しさん:01/12/12 00:49
>>449
お前、1レスだけかよ(藁
今、俺は期待と不安のいりまじった複雑な思いでお前のレスを見てたぞ。
>>449
糞コテハンは帰れ
荒れるだろが
452就職戦線異状名無しさん:01/12/12 00:54
>>447
なんかいいかも。
453就職戦線異状名無しさん:01/12/12 00:55
>>452
ジサクジエンでした(・∀・)
454明海経済 ◆toKyo/ME :01/12/12 00:57
>>450
これは云わば「応援」だ(w
まあ柄じゃないが。
>>451
まあまあ。気楽にいこうぜ。
荒らすつもりは毛頭無いYO
リクエストがあれば答えるぜ?(w
455就職戦線異状名無しさん:01/12/12 00:59
>447
俺はうまいと思うよ。明海も書いて!
>>454
いやね
別にあんたが荒らすつもりなくてもあんた嫌われてるんだからさ
そのことに気付こうよ
せめてコテハンかえて書き込むとかできるだろ
457452:01/12/12 01:01
自作自演ではないが>>453にはワラタ
458就職戦線異状名無しさん:01/12/12 01:01
もはやココでは明海も外人もない!
続きを書いてくれる人全てを神と見なす!
459就職戦線異状名無しさん:01/12/12 01:04
>>458
おれもそれでいいと思う。
460外人:01/12/12 01:32
みなさん、お待たせしました。
実は、オレの方は最終決戦の執筆の方に熱中してました。
しかし、muniさんは、しばらくしてから書くということなので、
ココは一つ私が別の話を入れたいと思います。

>>明海
応援あんがと。
キミのも案外いい感じだぜw

>>名無し
正直、気分を害されているかもしれないが、
やはり武富士vs富士通戦を書いてもらうのは名無しさん以外にはありません。
オレのが終わったらぜひ続きを書いてください。待ってますw
461外人:01/12/12 01:38
話を少し前に戻そう。
三井らが校舎に乗り込んだころ、島の南西部に位置する雑木林では、
女が一人、息を切らせながら走っていた。
P&G(04番)。
彼女は、開始時から今までずっと息を潜めて、このゲームの行方を見守ってきた。
そしてこれからも、しばらくの間はそうやって隠れているつもりだった。
プレイヤーが残り2〜3名になってから行動を起こすはずだったのだ。
だが、今はそれどころではなかった。
彼女は焦っていた。
追われているからではない。
彼女は聞き逃してしまったのだ。
第7回目の放送を。次の禁止区域の発表を。
P&Gは走りながら、首のチューブに手をやった。
禁止区域を確認するためには、
多少の危険はおかしても、他の生き残りを見つけなければならない。
まさか、自分がこんなヘマをやらかしてしまうなんて・・・
焦燥感が、足をさらに速める。
突然、P&Gの体がバランスを失い地面に吸い込まれる。
ドサっという大きな音がした。
見ると、バケツぐらいの大きさのくぼみに右足をとられている。
462外人:01/12/12 01:45
今の音、誰かに気付かれたかしら?
P&Gは、慌てて辺りを確認する。
「いけない」
男だ。
雑木林の木々の中から、一人の男が枝をかき分けながら近づいてくる。
モンテローザ(17番)。
真っ黒に日焼けした南国系の顔。
手にはちょい小さめのアサルトライフルを携えている。
旧ソ連製AK47(カラシニコフ)だ。
「あらら、女かよ・・・」
モンテローザはまるで期待が外れたかのような声を出した。
P&G(04番)は、倒れたままキッと男の顔を睨みつける。
「まぁ〜そんな怖い顔しなさんなって、別に殺そうって訳じゃないんだからさw」
笑みを浮かべながら言葉をかける男に対し、P&Gはキツく言い返す。
「殺さないですって?
 私を今殺しておかないと、後で悔やむことになるわよ・・・」
「いやぁ、俺にはコレがあるしw
 それに女を殺すのは俺の主義じゃないしw」
そう言って、カラシニコフの銃身を地面に立てる。
「いやさ、正直、俺はまだこのゲームに納得してないんだよね。
 いきなり、こんな物騒なもん押し付けられて殺し合えって言われてもさ。
 はいそうですかと了解できるわけないじゃないw
 会社のために死ぬなんてなぁ・・やっぱ考えられないよw」
モンテローザはカラカラと笑い、さらに話を続ける。
「それでもさぁ、やっぱ死にたくはないじゃない?
 戦いたくもない、死にたくもないってなわけで行き着いた先がココってわけ。
 襲ってこない限り、こっちからは誰も殺すつもりはないよw」
463外人:01/12/12 01:51
不意に、それまで黙って聞いていたP&Gが口を開く。
「殺さなければ、殺されるだけよ。
世の中そんなに甘くないんだから・・・」
「じゃ、君は俺に殺して欲しいのか?」
モンテローザは、ちょっと怒ったような顔をしてそう言い返した。
「殺して欲しいなら襲ってくればいい。
 だけど、俺が君を殺しても、俺が君に殺されても
 生き残った方の状況は変わらないはずだ。
 きっと、また次のヤツがやってくる。もっと強力な武器を持ってね。
それが続く。ずっと続く。
君が死ぬか、最後の一人になるかするまでね」
黙っているP&Gを見て、モンテローザはさらに続ける。
「俺と手を組まないか?
 殺したって何の得にもならないことは君だってわかったはずだ。
 そんなのバカのすることさw
 それより、共闘して守りを固めた方がずっと有益だろ?
 同盟を解消するかどうかは、残り2〜3人になってまた考えればいい。
どうだ?」
モンテローザは、静かにP&Gに手を差し伸べる。
P&Gは、少しの間カラシニコフとモンテローザを見比べた後、
ゆっくりとその手を握り返した。
「甘いわね・・・」
「ハハ、契約成立だなw」
モンテローザは笑みを浮かべながら、P&Gを引き上げた。
464外人:01/12/12 01:54
やべ、463はセリフの改行し忘れてる。
というわけで、オレはちょっとの間この戦場を離れて、
別の戦場に逝ってきます。
卒論という名の戦場にw
モンテローザとは、すげー意外なのを持ってきたなあ。
明海経済=勃起 だったんだな。
さっき始めて知ったよ。
467明海経済 ◆toKyo/ME :01/12/12 02:29
>外人
次、心待ちにしているゾ(w
>>466
俺はこのコテハン以外で書きこまないゾ。
ましてやそんな下品なHNで常駐する奴の気がしれんな。
468外人:01/12/12 02:35
>>465
モンテローザ、これ最強w
白木屋、魚民、笑笑、魚萬、神風船、和吉、めちゃんこ、横綱屋・・・
>>466
それは、初耳。
といってもオレはネタすれ以外ほとんど顔を出さないので・・
>>467
実は、もうモンテ&ピーアンジーの話は出来上がってたりする。
今は、ちょい名無しさん待ち。
469外人:01/12/12 04:10
11時7分の緊急放送・・・
モンテローザとP&Gは、雑木林の中で黙ってそれを聞いている。
放送している男の声はノイズで聞き取りにくかったが、ある程度の内容は理解できた。

「助かったぁ・・」
P&Gは、ホッと安堵の表情を浮かべる。
「でも、まだ安心とは限んないぜ?
 なんせ総理大臣ブッ殺しちゃうヤツだかんな・・・」
モンテローザ(17番)は、そう言ってP&Gの方に視線を向ける。
「確かに、小泉総理を殺しちゃうなんてねぇ・・
 今ごろは、日本中大騒ぎになってるのかしら?」
「わかんねぇ・・・
 それより、これからどうするよ?5時まで、ここで隠れてるか?」
「いえ、校舎に戻りましょう。兵隊さんたちもいるだろうし・・・
 ここにいるより、ずっと安全よ
 第一隠れてたって、いつ武富士のヤツが来るかわかんないんだし」
「そうかぁ?じゃあ戻ってみるか・・校舎に。
 さっきの放送がドッキリで、帰れとか言われたら笑うけどなw・・・」
校舎は島の南西部。この雑木林からはそう遠くないところにある。
どうやら結論は出たようだ。
共闘続行。
二人は、校舎を目指して歩き始めた。
470就職戦線異状名無しさん:01/12/12 16:32
471就職戦線異状名無しさん:01/12/13 00:55
続きは?
472就職戦線異状名無しさん:01/12/13 00:58
さっき、外人のネタを「そんなことより1スレ」で見た。ワロタ
コメントしといた。
473神の声:01/12/13 00:58
くっだらねえ
474就職戦線異状名無しさん:01/12/13 17:16
475外人:01/12/13 17:39
名無しさんが現れないようなので、しばらくしたら続き書こうと思います。
このまま、何も書かないのもアレなので。
また暴走しようかなとw
476外人:01/12/13 22:12
そのころ校舎では、
満身創痍の富士通(18番)が、武富士によって用務室に追い詰められていた。
「うッ、痛ぇ」
そう言って、左手を押さえる富士通。
血にまみれた甲からは、うっすらと骨が見えている。
「くぅ」
一呼吸置いて、部屋の中を見回す。
うす暗い部屋。
なんか定刻後の社内みたいだ。
思えば、今じゃなくてもオレは十分死にそうだった。
いつ死んでもおかしくはなかった。
辛いだけで、何の楽しみも無い生活。
社内で唯一の理解者だった課長も、先月付けで会社を辞めた。
オレだって何度、辞めようと思ったことか。
辞表を胸に忍ばせて出勤したことだってある。
でも、結局それを叩きつけることはできなかった。
今回だってそうだ。
オレはまたずるずると、こんな殺し合いに参加してしまっている。
あんな会社のために・・・
でも、続けるしかないんだ。続けるしか。
富士通(18番)はそう自分に言い聞かせるように、銃を再び握り締めた。
477就職戦線異状名無しさん:01/12/13 22:20
はじまった。
はやく続きを。
478読者A:01/12/13 22:25
続きよみたい♪
479外人:01/12/13 22:56
パララララ。
銃声と共に、用務室の鍵が吹っ飛んだ。
富士通はすかさず、ドアに銃を構える。
しかし、そのドアはいっこうに開く様子がない。
沈黙が、富士通(18番)をさらなる緊張へと追い込む。
心臓の音が、耳元で聞こえるように感じられる。
「来いッ、来いッ」
銃を持った右手に力が入る。目はドアだけに集中している。
突然、ガラッと用務室のドアが開いた。
開いたドアから、長身の男が倒れこむように入ってくる。
武富士ッ!
瞬間、緊張が頂点に達したかのように、富士通のマシンガンが火を噴いた。
ダララララ。
「死ねッ!死ねぇぇぇ!」
銃弾は顔面を打ち抜き、廊下に血飛沫が飛んでいく。
その体は、無言のまま、仰向けに崩れるようにして倒れた。
「や、やった・・・」
富士通は、廊下で大の字に倒れている武富士の死体を確認しようと立ち上がった。
確かに死んでいるようだ。
顔の大部分は吹き飛んでいる。体は・・・
富士通(18番)の足が止まった。
倒れている男が着ているのは、スーツではない。
軍服だッ!
慌てて、富士通は銃を握りなおし、引き金に指をかける。
カチッ・・・カチッ、カチッ。
「た、弾が・・・」
その音を待っていたかのように、ドアの影から男が姿をあらわした。
480外人:01/12/13 23:22
武富士は、ドアの前に置かれた机を飛び越えながら、富士通にUZIを向ける。
「うっ・・・」
恐怖と緊張で、富士通(18番)の体はまるで硬直したように動かない。
何とか、何とかしなければ・・・
しかし、焦るばかりで逆転の策はいっこうに浮かんでこない。
“殺される”という言葉だけが、頭の中を駆け巡っている。
空の銃を持って突っ立っている富士通を見て、
武富士は、銃を構えながら悠然と近づくと、その喉元を左腕で掴んだ。
「あがッ」
富士通の口から嗚咽のような声が漏れる。
武富士(13番)が、右手のUZIを富士通の口の中に入れようとしてくる。
必死で口をつぐんで、銃口の侵入を防ごうとする富士通。
だが、武富士はそれを許さない。
左手で、富士通の頸部を徐々に圧迫していく。
あまりの苦しさに、たまらず富士通の口が開いた。
すかさず、UZIの銃口が乱暴に富士通の口の中に入ってくる。
「ぐぇぇ」
富士通の口の奥まで銃口が入ったのを確認すると、
武富士(13番)は、ゆっくりとその引き金を引いた。
バババババ。
富士通の後頭部が吹き飛び、血と脳漿が用務室の壁一面に飛び散った。

< 企業番号18番 富士通死亡 >
富士通、終盤に出てきた割に見せ場のない男だったなあ。
哀れ(笑)
あっけないな。
483外人:01/12/13 23:25
当初、このゲームの主人公になるはずであった男、富士通(18番)。
残念ながら、終盤間近であえなく死亡の運びとなりました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
ま、NEC(12番)より長生きできたからいいよねw
所詮、富士通ってことか・・・
できれば秋草社長のエピソードとかも入れて欲しかった。
485読者A:01/12/13 23:43
エンディングはどうなるのかな?
くだらない質問だ
487外人:01/12/14 00:06
ゲーム中止を知らせる緊急放送の後も、
しばらく、警察庁たち三人はもめているようだった。
「ちょっと待って、ソニー」
今まで黙っていたJTB(14番)が、ソニーの袖口をつかむ。
「二人とも、黙ってちょっと私の話を聞いて」
JTBは、二人の目を見ながら話し始める。
「今思ったんだけど、政府がこのまま私達をすんなり帰してくれるかしら?」
「どういうことだ?」
二人とも、JTBの話に耳を傾ける。
「さっきの放送を聞いたときは、正直ほっとしたわ。
 ああ、これで家に帰れるんだなぁって思った。
 でもね。私達、この二日間殺し合いばっかり見てきたから、
 人の死に対して、感覚が麻痺してるのかもしれないけど、
 総理大臣が死んでるんだよ?一国の総理だよ?
 政府の人たちは、絶対それ隠すよ。
 総理が死んだことも、こんなゲームやってたことも・・
 そしたら、たぶん私達・・・・」
JTBの言葉に、ソニーも警察庁も黙り込む。
そうだ・・・
確かに、このゲームのことを政府が国民に公表するとは思えない。
きっと、小泉の死も事故死や病死で片付けてしまうだろう。
そうなったら、証人である自分達が無事に帰される保障はない。
知りすぎたものは消す。
午後五時に来る部隊も、おそらく救援隊などではないだろう。
そいつらは手に銃を持って降りてくるはずだ。
オレたちを殺すために。
488外人:01/12/14 00:35
「ど、どうする?」
警察庁(21番)が、不安気な表情でソニーに尋ねる。
「どうするって、ここから脱出するしかないだろ?」
「脱出って、どうやって?」
ここは本土から遠く離れた無人島。四方は全て海に囲まれている。
「あの人たちはどうやってココに来たのかしら?」
JTBの一言に、二人は顔を見合わせる。
「そうかッ!海だ」
校庭にヘリの姿は無かったし、プロペラの音も聞こえなかった。
あったのは、結構な数のジープ・・・とすれば
ソニー(28番)がバッと島の地図を広げる。
「ここだ」
彼が指差す先には、小さな港のポイントがある。
島の北西に位置している。
「現在地は診療所の近くだから、島の北東部だろう。
 この道をずっと行けば、港に着くはずだ」
ソニーは、すぅーと現在地から港まで、指で線を引く。
「歩いていくのか?」
「いや、この途中にある民家にボロのバンがとめてあった。
 たぶん、まだ動くはずだ。
 お前、運転できるだろ?」
ソニー(28番)は、そう言って警察庁をチラっと見た。
「ああ。
 しかし、逃げるとなれば武富士との決着はどうするんだ?」

「いや、心配ないさ。
 きっとアイツも来る。決着はその時だ」
489外人:01/12/14 00:43
P&Gとモンテローザが学校に着いたのは、ちょうど12時を過ぎたころだった。
「あ〜疲れた」
「結構、時間かかったなw」
正直、ここなら安心だろう。とりあえず兵士達が守ってくれるはずだ。
二人は、笑いながら声を掛け合った。
目の前の校門は、無造作に開かれている。
「入ってもいいってことよね?」
外から見た校舎に、別段変わった様子は見受けられなかった。
二人は下駄箱を通過して、土足で校舎内へと入っていく。
静かだ。
不気味なほど。
なぜか、人のいる気配がまったく感じられない。
その様子を見て、P&G(04番)がモンテローザ(17番)に尋ねる。
「武富士のヤツが、みんな殺しちゃったとか?」
「ハハ、まさかw」
しかし、確かにこの校舎の静けさは異様だ。二人は顔を見合わせる。
「たぶん、会議でもやってんでしょ?二階に上がればきっと誰かいるよ」
「だといいがなw」
モンテローザは、ちょっと不安そうな顔をした。
P&Gは、そんな彼を引っ張るようにして階段を上がっていく。
カツカツカツ。
徐々に二階の様子が見えてくる。
今日は打ち止めでしょうか?
外人さん、お疲れです。
一気に500近いスレを読んでちょっと疲れたが、続きが楽しみ♪
491就職戦線異状名無しさん:01/12/14 04:18
この時間に起きてる奴にとどめを刺す

お前らこのスレ読んで見ろYO 春夏秋冬
意外な展開に・・・
てっきり、P&G・モンテ組と警察庁・JTB・ソニーの
仁義なき争いになるかと思ってたら、会う事すらなく終わるのだろか?
そして明海の書いてた「男」は武富士の関係者?
武富士にも人間味溢れるサイドストーリーがあるのか?
謎が謎呼ぶ急展開、待て次号!
493就職戦線異状名無しさん:01/12/14 13:39
age
早く続き書いて〜
495就職戦線異状名無しさん:01/12/15 04:10
落ちるって。あげとくって。
おれ今振られたって。二年付き合ってたって。酔ってるって。ごめん。
496就職戦線異状名無しさん:01/12/15 04:18
>>495
元気出せよー
497外人:01/12/15 04:21
>>495
元気出して〜
オレも今まで、酔って寝てたよ。

「あッ」
二階の光景を目にした二人の口から、同時に驚きの声が漏れた。
当然だ。
壁の上まで飛んだ血飛沫。おびただしい死体。廊下に広がる血の海・・・
「これって、ちょっとやばくなぃ?」
「ちょっとどころの話じゃねーぜッ」
そう言うと、モンテローザはP&Gの手を引っ張って階段を駆け下りていく。
しかし、すぐに体を返して二階に戻りはじめた。
「な、何で戻るのよッ!」
「下だッ!待ち伏せしてやがるッ!」
その声に気付いたのか、すぐに鋭い足音が下から聞こえてくる。

「武富士ぃッ!聞いてくれッ!終わったんだ!もう終わったんだよッ!」
逃げながら、モンテローザがそう叫ぶ。
「バカッ!そんなの聞く相手じゃないわよッ!」
P&Gの言う通り、武富士はまったく足をとめる様子が無い。
パララララ。
二人が数秒前走っていた空間を、UZIが正確に撃ち抜いていく。
一瞬でも足を止めれば、撃ち殺される。
教室に逃げ込んでも無駄だ。逃げ場を失うことになる。
「突っ走るしかねぇッ」
498読者A:01/12/15 05:06
おお。ついにはじまつた。
499外人:01/12/15 05:30
また寝ようと思ったけど、眠れなさそうなので
卒論やりながら書いてみよう・・・(続き)

階段が見えた。
早く、早くッ。
後ろからは、UZIのマガジンを交換しながら走ってくる武富士(13番)。
パララララ。
瞬間、UZIの銃口が閃光を放ち、教室や廊下の窓ガラスを破壊していく。
血だらけの廊下に、ガラスの破片が散らばった。
「うわッぁぁ」
思わず、声をあげながらモンテローザは傍らのP&Gを引っ張る。
「何なのよ、あいつッ!」
P&Gとモンテローザは、転がるようにして階段を下りていく。
降りていく二人に、二階からUZIを放つ武富士。
パララララ。
衝撃音と共に、P&Gの体が壁側に吹っ飛ぶ。

9mmパラベラム弾が二発、彼女の右肩付近を貫通している。
傷口から、徐々に痛みが広がっていくのがわかる。
「痛ッ・・・」
モンテローザが、P&Gを助け起こそうと駆け寄る。
二階からは、武富士が身を乗り出しながら、P&Gにトドメを刺そうと銃口を向ける。
駄目だ、やられるッ!
とっさに、モンテローザは右腕のカラシニコフを武富士に構えた。
ついに再開...外人さん、頑張ってください。
501外人:01/12/15 06:41
モンテローザのAK47(カラシニコフ)を見て、武富士がパッと身を隠す。
構わず、引き金を引くモンテローザ(17番)。
タタタタタ。
しかし、銃弾は見当違いの天井を撃ち抜いていく。
「くそッ!」
銃声が鳴り終わると同時に、姿を見せる武富士。
容赦なく、UZIサブマシンガンを発射してくる。
咄嗟にしゃがんだモンテローザの頭上付近を銃弾がかすめていく。
モンテローザも腰を落としながら応戦するのだが、
やはり、弾は見当違いの方向を撃ち抜いていく。当たらない。
このままでは殺られる。
殺られてしまう。
モンテローザ(17番)は、片手で必死にP&Gを抱き起こそうとする。
P&Gは起き上がろうとするも、なかなか足に力が入らない。
泣きそうな顔でモンテローザを見ている。
私に構わず、先に行って。
彼女の目がそう訴えかけている。
しかし、モンテローザは首を横に振って行こうとしない。
強引に彼女を連れて行こうとする。
二階からまた、武富士がUZIをこちらに向けようとしているのが見えた。
こうなりゃ、ヤケだ。
弾がなくなるまで撃ちこんでやる。クソッタレ!
モンテローザは立ち上がると、闇雲にAK47を乱射した。
ダダダダダダダダ・・・
右手で爆音を発しながら、その隙に片方の手でP&Gを助け起こす。
502外人:01/12/16 01:29
モンテローザの乱射は、でたらめにコンクリートの壁を破壊していくだけだったが、
武富士を威嚇するには十分だった。
銃声が続く限り、ヤツは決して身を乗り出しては来ないだろう。
だが、途切れたら・・・
最悪の結末が頭をよぎる。
モンテローザは、いっそう力を入れてP&Gを起こそうとする。
しかし、立てない。
どうしても立てないのだ。
痛みと恐怖が、立つという意志を押さえ込んでいる。
P&Gが悲痛な眼差しとともに、首を横に振る。
だが、モンテローザは彼女の手を放そうとはしない。
あくまで、P&Gを助ける気だ。
もはや悠長なことはしてられねぇ。
「うおぉぉぉぉ」
そう一声叫ぶと、モンテローザはカラシニコフを投げ捨て、
P&Gを両腕で抱きかかえた。
「降ろしてッ!」
そう叫ぶP&Gに耳を貸さず、モンテローザは階下へと突っ走るように降りていく。
503外人:01/12/16 01:34
モンテローザらが一階に降りても、武富士が追ってくる様子はない。
諦めたか?
いや、諦めるはずがない。
絶対に、俺たちを逃がしはしまい。
コッチの出方をうかがってやがるのか?
クソッ!考えても埒はねぇ。コッチは突っ走るだけだ。
モンテローザは下駄箱近くまでP&Gを抱えたまま走っていくと、
そこで彼女をゆっくりと降ろした。

「な、何で置いて行かなかったのよッ?」
降りた瞬間、そう言い放つP&G(04番)。
その声を遮るように、モンテローザがそれに答える。
「甘いって言いたいんだろ?
 確かに、俺の行動は甘かったかもな。
 でも、俺はもう誰も死なせたくねぇ。
 自分もお前も両方助けてーんだよ。
 この状況じゃ厳しいかもしんねーが、それでもまだ諦めたくねぇッ」
そう声を荒げるモンテローザに、
P&Gは黙って彼を直視していたが、やがて口を開いて呟いた。
「でも、死んだらそこでお終いよ・・・」
「そりゃ、お前だって同じだろ?
 今は無事逃げれることだけを考えるしかねぇさ」
504外人:01/12/16 01:37
しばらく黙って、下駄箱の影に身を潜める二人。
しかし、その沈黙は武富士の銃声によってすぐに打ち破られた。
パララララ。
背後から無機質な音が鳴り響き、鉄製の下駄箱に次々と穴が空いていく。
逆から来やがった。
あくまで、俺たちの逃げ道を塞ぐ気らしい。
「どうするの?」
P&Gは、ちょっと心配そうな表情でモンテローザを見る。
「心配すんな。職場じゃこんなのしょっちゅうよw」
「あら、笑えない冗談w」
この状況で、ちょっと二人に笑顔が戻る。
武富士(13番)は下駄箱の向こうで、またUZIのマガジンを交換している。
「走れッ」
モンテローザの声とともに、二人は校庭に向かって走り出した。
武富士はすぐにそれを見つけ、追いかけながら二人に銃弾を浴びせる。
「ぐぁ」
短い叫び声をあげて、モンテローザがうずくまる。
「モンテッ!」
そう叫んで振り返ったP&Gも、体中に激痛を感じ、崩れるようにその場に倒れた。
505外人:01/12/16 01:39
ゆっくりと近づいてくる足音に、二人は自分たちの死を直感する。
たぶん、もう駄目だ。
ゲームオーバー。
逃げらんねぇ・・・
終わりってのは、いつだってあっけねぇ。

全身が焼けるように熱い。呼吸するたびに激痛が走る。

「くそぉ・・死にたかねぇなぁw
 夢・で・・あってくれねぇかなぁ・・w」
モンテローザはそう言って、傍らで倒れているP&Gに顔を向ける。
「・甘い・・・わよ・・・」
P&Gは、ちょっと微笑みながらそう答えた。
「だ・・な・・・w」
モンテローザはそう言うと、カラカラと声にならない笑い声を上げる。

武富士(13番)は、しばらくそれを黙って見ていたが、
やがてUZIを下に向けると、グッと丁寧に数回引き金を引いた。

< 企業番号04番 P&G死亡 >
< 企業番号17番 モンテローザ死亡 >
506外人:01/12/16 01:57
午後1時。
元職員室に、武富士がUZIを携えて入っていく。
校舎に入ってきた侵入者は三人とも皆殺しにした。
P&G(04番)、モンテローザ(17番)、富士通(18番)。
皆殺しだ。
残りは・・・3人
職員室の追跡表示画面には、移動している緑の光が3つ映し出されている。
北東から北西へ。
しかも、やけに早く移動している。
武富士(13番)は素早く机上の地図に目をやった。
島の北西には・・・港。
逃げる気だな?
武富士は手元のUZIを抱え上げた。
救援部隊の到着まで約四時間。
時間はたっぷりある。
507就職戦線異状名無しさん:01/12/16 02:49
あげときまっせ
508就職戦線異状名無しさん:01/12/16 05:51
いよいよ大詰めだね。
てことでage。
509外人:01/12/16 05:54
午後1時30分ごろ・・・関東某所

轟音を立ててプロペラを回転させる軍用ヘリの前で、十数名の兵士が整列している。
隊員全てが、黒の防護服に、M16らしきアサルトライフルを装備している。
この重装備。
どう見ても、通常任務ではない。
「よし、出発前に全員装備を確認せよッ!」
部隊長らしき男が全員に命令する。
全隊員が各々の装備を点検し終わると、部隊長は前に出て指示を出す。
「今回の任務は、極秘任務であり詳細の詮索は無用であるッ!
 また、我々の行動事実は一切記録されない。
 任務の遂行は速やかに行い、作戦終了後ただちに帰還するものとする」
部隊長は、簡潔な指示説明を終えると、最後にこう付け加えた。
「我々は、ターゲット全員の処分を最優先項目として行動する。以上ッ」

「出発ッ!」
部隊長の号令と共に、次々に特殊隊員がヘリに乗り込んでいく。
「全員、搭乗しましたッ!」
「よし、目標位置と到着予測時刻を確認せよ」
「各員は、到着までターゲット資料を再確認すること。
 いいかッ、気を抜くなよ」
爆音と共に、ヘリは徐々に地上から離れていく。
向かう先はもちろんあの島だ。
ヘリは、機首を南南東に向け飛び立っていった。
510外人:01/12/16 05:56
午後2時15分。
警察庁(21番)、JTB(14番)、ソニー(28番)の三人は、
小型のバンで北西の港に向かっていた。
バンのエンジンをかけるのに手間取っていたせいもあるのだが、
三人の予想以上に島は広く、ここまで来るのに結構な時間を費やしてしまった。
「駄目だ。この車、スピードが出ねぇ」
三人が乗っている小型バンはかなり旧型で、車体はあちこち錆び付いている。
長い間手入れされていなかったせいか、エンジンの調子も悪いようだ。
もちろん、動くだけましなのだが。
このまま、道路を北西に突っ走って行けば、四時ごろまでには港に着くだろう。
問題は、本当に船があるかどうか。
無事に港に辿り着けたとしても、船が無いのでは万事休すだ。
こればかりは、あると信じて進むしかない。
それに・・・
警察庁(21番)は、片手でハンドルを操りながら、助手席のソニーをチラッと見た。
ソニー(28番)は無言のまま、じっと前方を見ている。
彼は武富士が追ってくるのを期待しているようだが、
正直、オレたちはできるだけアイツと遭遇したくない。もう争いはたくさんだ。
島に何人兵隊が残っているのかわからないが、
こんな統制不能の状態で、アイツを捕まえに行ってるとは到底思えない。
警察庁は、バックミラー越しにJTB(14番)の表情を確認する。
JTBはこの二日間の戦闘で、正直疲れて入るだろうに、そんな様子を微塵も見せない。
できるだけ争いは避けたい。
生き残るためにも。そして、JTBのためにも。
511就職戦線異状名無しさん:01/12/16 06:00
あんた、うますぎ・・・・
今見始めたら寝れなくなるので楽しみは後に取っておく
おやすみ
513外人:01/12/16 06:08
せっかくだから、三人VS武富士戦の序盤ぐらいまで書いてみよう。
卒論は一段落したし、昨日飲んだせいで寝つき悪いしw
514外人:01/12/16 06:09
「あ、あれ・・・」
不意に、後部座席のJTBが怯えた声を出し、警察庁のスーツを引っ張る。
ソニーは慌てて、その指先の示す方を振り返った。
一台のバイクが土煙をあげながら近づいてくる。
「来たぞぉッ!」
ソニーの怒声と共に、アクセルが大きく踏み込まれる。
「急げッ、急げぇッ!」
そう急かす声とは裏腹に、バイクとの距離はどんどん縮まっていく。
「くそッ!これ以上スピードが出ないッ!」
武富士が、バイクの後部から何かを引っ張り出しこちらに構える。
UZIサブマシンガンッ!
片手で支えられたその銃が、聞き慣れた音をたてて火を噴く。
パララララ。
「伏せろッ」
ソニーは、そう言いながらJTBの頭を下に抑えた。
激しい音を立てて、無数の銃弾が後部座席に飛び込んでくる。
「きゃぁ!」
高い声をあげ、JTBはその身をいっそう低く構える。
「野郎ッ!」
「警察庁、運転を頼んだぞッ」
ソニーはそう言うと、窓から身を乗り出してデリンジャーを武富士に撃ちこむ。
武富士は片手でバイクを操り、巧みに蛇行してそれを避ける。
そして再度、UZIの銃口を車に向けた。
パララララ。
爆音と共に、今度は運転席側のサイドミラーが吹っ飛ばされる。
今日はここで打ち止め?
516外人:01/12/16 06:21
「くそッ!」
警察庁(21番)は、チラッと後方をバックミラーで確認した。
相変わらず、武富士はピッタリと後ろに張り付いているのが見える。
その手に構えられたUZIがまた火を噴いた。
パララララ。
銃弾はブレーキランプを破壊し、トランク部分にも無数の穴をあけていく。
車は走りながら蜂の巣にされている。
「引きつけろッ!もっと、もっとだッ!」
ソニーは車の中に身を引き入れながら、警察庁に今までと違う指示を出してくる。
警察庁もそれに答えて、徐々にアクセルを緩める。
バイクとの距離が、微妙に縮まっていく。
「今だッ!ブレーキィィ!」
瞬間、警察庁はブレーキをめいっぱい踏み込んだ。
急接近する車とバイク。
しかし、武富士は寸前でそれを避け、そのまま前へ突っ切っていく。
「ちぃッ、外したッ!」
逃げるように、車から距離をとっていく武富士のバイク。
そして、しばらく進んだところで、道路の中央に停止した。
「止まったぞ・・・」
前方で、悠然とマガジンを交換している武富士の姿が微かに見える。
「もう引き返すことはできない。このまま突っ切るしかないぜ」
ソニー(28番)は、みなの意志を前に向けさせるかのように、そう言い放った。
517外人:01/12/16 06:58
「いいか、よく聞け」
ソニーが、静かに警察庁に語りかける。
「アクセルを踏み込んだら、一直線に野郎目がけて突進しろ。
きっと、野郎もこっちに向かってくる。あのクソッタレ銃を乱射しながらな。
お前は、姿勢を低くしながら相手がどっちによけるか目で判断しろ。
どっちに行くか見えたら、迷わずそっちにハンドルを切れ。
うまくいけば野郎の体が宙に舞ってるはずだ。
絶対、先によけるんじゃねーぞ。いいか?」
警視庁が小さく頷く。
アクセルを踏んだら、もう後には引けない。
覚悟を決めるしかねぇ。
決着つけてやる。
警察庁(21番)は右足をアクセルの上に乗せ、迷うことなく踏み込んだ。
エンジンの低い回転音と共に、バンの車体が前に滑り出していく。
同時に、武富士もバイクのアクセルを回し、こちらに向かって来た。
両者の距離が一気に縮まっていく。
518外人:01/12/16 07:01
すいません。中途半端ですが眠ります・・・
次の作家さんがつなげられるように、早めに続きは書くつもりです。
でも正直、バイクと車のチキンレースってのも凄い設定だなぁ・・・
さすがにここまで来たら他の作家さんも書かないと思うがw
でも続きは早めに欲しいw
520sage:01/12/16 07:24
締めは外人さんに一任ということで。
すげー面白いけど、商社が出てこなかったのは残念だ。
ゴールドマンサックスが期待していた役割を果たしていたけど。
メーカーはもういいだろって言ってたのに、
ソニーはともかく富士通まで登場したからな。。
第2回目に期待だ。
がいしゅつだけど、ソニーの役割はマッキンゼーでも良かったかもね。
あと、ソルジャータイプの野村證券が出てきて、戦闘力はすごいんだけど
武富士との一騎打ちでプライドをチラつかせた末に殺されたりとか。w
こういうのって文才がないと書き込めなくてつらいなあ・・・
524就職戦線異状名無しさん:01/12/16 10:31
マジおもしろい
このスレを つい2時間前に知ったけど
勢いで ついつい全部読んでしまった。
期待age
>>521,522,523
人任せにしないこと。
ついに残り四人かー
誰が生き残るのかな?
527就職戦線異状名無しさん:01/12/16 17:29
やっぱりゴールドマンがかっこいいね
528外人:01/12/16 18:04
武富士のUZIが閃光を放つ。
パララララ。
激しい衝撃音とともにフロントガラスに穴が空いていく。
「うぉッ!」
パッと身を伏せるソニー(28番)。
しかし、警察庁は身をかがめようとせず、向かってくる武富士を見据えている。
「しゃがめッ!警察庁ッ!」
ソニーの叫びにも、警察庁は屈もうとはしない。
そのままの姿勢で突っ込んでいく。
「痛ッ!」
銃弾が、彼の頬をかすめていく。
それでもまだ両者ともハンドルを切らない。
右か・・左か・・
「うおおおぉぉぉぉ!!」
警察庁は前を見据えたまま、アクセルをさらに踏んだ。
武富士の体が左に傾く。
「左だぁぁぁッ!!」
警察庁(21番)はそう叫ぶと、ハンドルを思いっきり左に切った。
ライトバンのタイヤがまるで滑るように左に向いていく。
だが、それを予想していたかのように、
武富士はパッと体を戻して、車体を大きく右にバンクさせた。
車体は、チッという軽い接触音を立てて擦れちがう。
離れ際、またも武富士が前を見たまま、UZIを後ろに構えて車を狙う。
「構うなッ!すっ飛ばせぇッ!」
バンは限界ぎりぎりまでエンジン音を上げて、バイクから大きく離れていく。
JTB(14番)は安心したかのように、ホッと小さく息を漏らした。
「いや、安心はしてられんぞ。このバンじゃ、この速度が限界だ。
 とにかく今はできるだけ飛ばして、港まで向かうんだ。
 港までは絶対に追いつかれるなッ!」
そのソニーの声に答えるように、警察庁とJTBは小さく頷いた。
529就職戦線異状名無しさん:01/12/16 23:23
最終的にソニー、警察庁、JTBが残ったけど、
それまでの経緯がなんかイイ感じ。
530就職戦線異状名無しさん:01/12/16 23:26
>>529
もう一人残ってるが?
あと、muni氏は今が回想の書き込みどきだと思うのだが?
531not529:01/12/17 00:26
>>530
え、誰?この際武富士は抜きの話で。
532muni:01/12/17 00:27
>>530
さすがにもう外人さんにお任せでw
もうラストバトルも執筆終わってるみたいだし。
1000までまだまだあるし、外人さんのが感動のラストを迎えた後で
「もうひとつのバトルロワイヤル」でも書きます。。
何より、今はROMってるのが面白いw
533就職戦線異状名無しさん:01/12/17 00:45
>532
「もうひとつのバトルロワイヤル」は
是非武富士をメインにしてほしい
534530:01/12/17 00:47
>>531
すんません。武富士でした。
いやー、最後の生き残りが武富士って可能性もあるかなーって思ったんで。
もうひとつのバトルロワイヤルも楽しみ。
企業戦士としてのみんなの心情をぜひ描いてください。
535死期報:01/12/17 02:00
ここまでのストーリーをWordにまとめたら
ストーリーだけで116ページになったYO!!
作家の皆さんの許可があれば、まとめて修正したやつをUPしたいなぁ。。。
>>535
116ページ!ワロタ
ここまで来たら一種の卒論だな。
537うっき ◆YxWFRquQ :01/12/17 02:09
ども
ひさしぶりの登場です
外人さんがんばってくださいな
>>536
卒論どころか修論でしょ。3桁って!
539死期報:01/12/17 02:59
>>537
うっきさんお久しぶりです。(礼
作家さんごとに書かれた部分が分かるように色分けして
掲載しようと思ってるんですけどいいですかねぇ?
540外人:01/12/17 03:07
うぉぉ、行くぜッ!

午後3時30分ごろ・・・
警察庁らを乗せたバンは、もう島の北西部を走っていた。
武富士は、あれから姿を見せない。
着かず離れず追ってきているのか、それとも追うのを諦めたのか。
いずれにせよ、安心するのはまだ早いだろう。
それにしても、何とも薄気味悪いものだ。
所々、舗装の剥げた道路上には、自分たちの車以外何も通ってない。
この無人の世界には、どこか人工的な雰囲気が漂っている。
しかし、そんなに違和感を抱かないのは気のせいだろうか。
都会にあった頃は、このような景色など想像もしなかったはずなのに。
この二日間でオレは、こんな異常な世界に慣れてしまったとでもいうのだろうか。
長時間運転したせいか、前方が少しぼやけて見える。
思えば、昨日からほとんど寝てないな。
蓄積された疲労は、すでにピークに達している。
オレだけじゃない。それは、ソニーもJTBも同じはずだ。

「波の音・・」
不意に漏れたJTBの声に、ソニーは急かされるようにパッと窓から顔を出した。
少し色付き始めた空から下に目をおろしていくと、
確かに地平線が見える。
「間に合った・・・」
警察庁がハンドルを片手に持ち替えながら、そう呟く。
左前方に、古びた教会が見えた。
この島の港はその奥だ。
とうとう出たよ!
ラストバトルの舞台・教会が!
期待期待!!
542外人:01/12/17 03:38
「来たッ」
突如、待っていたかのように、背後から黒いバイクが姿を現した。
野郎、別ルートから来やがった。
どうやら、港に行くことはとうに読まれていたらしい。
筋書き通りってわけか。
バイクは予想外の速さで、どんどん距離を詰めてくる。
片手でバイクを操りながら、右手のUZIを構える武富士(13番)。
しつこい野郎だ。
どうやら、なぶり殺しがお望みらしい。
上等だ、逃げ切ってやる。
警察庁(21番)は、思いっきりアクセルを踏み込んだ。
武富士は後方からUZIを連射してくる。
パララ・・・
銃声が途切れた。武富士はなおも引き金を引く。
チッ、チッ。
弾詰まりかッ。
しかし、武富士はバイクを止めようとしない。
さらに、アクセルを回すとUZIを側部に引っ掛け、ポケットから何かを取り出した。
校舎の兵士から奪った手榴弾。
武富士は口でピンを抜くと、間髪いれずに前方にそれを投げる。
ドンという強烈な炸裂音を放ち、手榴弾はバンの左前方で爆発した。
バンは、それを避けきれず右に大きく傾き、森に入っていくとやがて停止した。
武富士(13番)もそれを見て、バイクを止める。
543外人:01/12/17 04:04
「駄目だ、取れないッ」
警察庁(21番)が悲痛な声をあげている。
頼りのショットガンが、車の隅に挟まってしまって取れない。
車体が傾いているせいか、何度やっても外せないのだ。
「諦めろ。早く脱出するんだ」
助手席のソニー(28番)が、そう警察庁を促す。
このままでは・・・
港は、もう目前だというのに。
デリンジャー1つで、アイツから逃げられるわけがない。
だが、このままグズグズしていては殺されてしまうだけだ。
後方の道路では、武富士がUZIをいじりながらこちらの様子を窺っている。
弾詰まりが直らないのか、まだ撃ちこんではこない。
「くそッ」
警察庁は忌々しいようにそう叫ぶと、車体を抜け出た。
それに続いて、ソニー(28番)も車から出る。
バンの背後に隠れる三人。港は道路を面した反対側だ。
道路を突っ切るしかない。
「いいか、三つ数えたら飛び出すんだ。
走り出したら、前方の教会まで絶対立ち止まるなよ」
ソニー(28番)の言葉に、二人も軽くうなずく。
ここは、弾詰まりがアイツのフェイクでないことを祈るしかない。
「よし、1・・・・・2・・・・・・・・・・・・3ッ」
三人は一斉に道路に飛び出した。
544外人:01/12/17 04:14
UZIを直すのには、もうちょっと時間がかかるようだ。
武富士は、UZIをまたバイクの側部に引っ掛けると、ゆっくりと顔を上げた。
三人が、バンから降りて教会に向かって走っていくのが見える。
逃げ込まれるとやっかいだな。
武富士(13番)は、その手に何の銃器もないことを確認すると、
口元に笑みを浮かべて、バイクの左側部から日本刀を取り出した。
そして、鞘をスッと後方に振り投げると同時に、右手でアクセルを回す。
車輪が激しく回転し、逃げる三人を追っていく。
下に伸びた日本刀が、地面に擦れて赤い火花を飛ばす。
バイクのフロントフェンダーが、前方のJTB(14番)に向けられた。
JTBは目前だ。
その首は、一撃ではねられるほどに細い。
武富士(13番)はアクセルをさらに回しながら、大きく日本刀を振りかぶった。
バイクの音に振り返るJTB。
武富士は、彼女の首めがけて刀を振り下ろす。
「きゃぁ」
とっさに、JTBは腰を落とし、その一撃をかわした。
ヒュっと風を切る音を立てて、日本刀は彼女の頭の上を通過する。
「JTBッ」
それに気付いた警察庁が、JTBに駆け寄ってその手を引っ張った。
ソニーはいち早く教会のドアを開けて、二人に対して声をかける。
「早くッ!早く来いッ!」
JTBと警察庁は寄り添うようにして、その声の方へ駆け出していく。
後ろからは、武富士がバイクを向けなおし、猛然と追いかけてくる。
うお、緊迫するねぇ...
546就職戦線異状名無しさん:01/12/17 04:40
現在の生存者(就職板最強編)

<1> ソニー(28番)= 言わずと知れた就職板最強メーカー。いくら揶揄されようと
そのブランド力は未だ輝きを見せている。
<2> 警察庁(21番)= 就職板でも十分その力は通用するエリート公務員。キャリア
と言うだけで、多くの民間を凹ませる就職板エリート。
<3> 武富士(13番)= ある意味、最強企業。もはやブラックとかの段階ではない。
未だ秘密のベールに隠されているが、誰もそのベールを開こうとはしない。

<?> JTB(14番)= あれれ?
547就職戦線異状名無しさん:01/12/17 11:03
>>546
ワラタ

JTBは薄給でもマターリ、華やか、出会い多しと腰掛け就職女にとっては最強か?
あんまオモロくなくてごめん。
548就職戦線異状名無しさん:01/12/18 04:17
age
549就職戦線異状名無しさん:01/12/18 04:30
ラストバトルも気になるが、この島からの脱出もどうやってするのか...
すでに原作とは違う世界になってるだけに楽しみ。
550就職戦線異状名無しさん:01/12/18 05:12
おもしろーい
早く続きが読みたいage
551外人:01/12/18 06:37
バタンッ!
間一髪、二人は武富士の追撃をかわし教会に逃げ込んだ。
「こっちだッ」
前方でソニーが手招きしている。
急いでそちらに走っていくJTBと警察庁。
教会の中は薄暗く、所々に蜘蛛の巣が張っている。
おそらく、何年も使われていないのだろう。
正面には、古ぼけたパイプオルガンとキリストの十字架像。
その奥に裏口らしきものが見える。
ソニー(28番)は早速そのドアを開けようと試みた。
「くそッ、開かない」
裏口のドアを叩くソニー。
今度は警察庁と共に押してみるものの、やはりビクともしない。
「駄目だ・・・」
どうやら閉じ込められてしまったらしい。
顔を見合わせる三人。
ギィ。
突如、薄暗い教会の中に一条の光が射し込んだ。
開かれた扉の向こうに、太陽を背にした武富士の姿が現れる。
UZIは持っていない。右手には抜き身の日本刀。
ゆっくりとこちらに歩いてくる。
ソニーは懐のデリンジャーを取り出し、武富士に向けた。
552就職戦線異状名無しさん:01/12/18 07:00
おもしれー!サイコー!
外人さんまんせー!

しかし、各作家の巧拙ははっきりしているね。
muniさんにはぜひ続けてほしかった。
っつーか、業界かぶりの富士通登場&必然性皆無のストーリーを
あの場面で書き込める名無しの無神経さに驚き。空気読んでほしかった。
貴重な企業名未定キャラだったのに。
もうひとつのバトルロワイヤル書くって言ってるんだしもういいでしょ。
いまさら済んだ話をしても仕方がない。

外人さんが面白い話を提供してくれている、これだけで俺は幸せ(w
554増すゴミ ◆OwDUS5wU :01/12/18 10:08
よし、続きは俺が書かせてもらおう。
下手くそだったらマスコミ受験あきらめます。そこんとこよろしこ。
>>554
正直、それは待って欲しい。
1〜2行リレー小説で修業を積んできてからにしてくれ。
はげどう。
邪魔だ。
557就職戦線異状名無しさん:01/12/18 11:13
>っつーか、業界かぶりの富士通登場&必然性皆無のストーリーを
>あの場面で書き込める名無しの無神経さに驚き。空気読んでほしかった。
>貴重な企業名未定キャラだったのに。

ハゲドウ!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで、電気やねん!!!!!!!!!!!!!!
繊維とか科学とか生物とかマイナーなとこもたくさんあるだろうに!!!!!!!
558就職戦線異状名無しさん:01/12/18 11:20
>>554
かきこむ前に諦めろ
559増すゴミ ◆OwDUS5wU :01/12/18 12:48
誰もてめーらにわりぃからと思って書き込むんじゃねーZO!
外人さんがいい展開をしてるんで俺も様子見してから書き込む予定だYO!
ちなみに武富士がここで死なない方にきぼーん。俺が武富士、政府に殺されるの
設定作りたいんで。。。。。。
ていうか、眠いので今から寝ます。全部読むのに午前中まるまる使っちまったよ。。。
>>559
その文章がすでにおかしいぞ?
煽りじゃなくてお願いとして聞いてほしいんだが、頼むからやめてくれ。
ここまでバトルロワイヤルを外人さんとともに育ててきた
他の作家さんでさえ書くのを遠慮してるのに、ぽっと出で
おいしいとこを持っていこうとしないでくれ。頼む。
561就職戦線異状名無しさん:01/12/18 14:25
ますごみはマスコミには行けないだろうなー
562読者A:01/12/18 14:31
外人さんでおねがいします。
563就職戦線異状名無しさん:01/12/18 14:32
>>559
誰一人あんたの登場を願っている奴はいないよ。
あんたの行為はわがままそのもの。
別スレ立ててそっちで勝手にやれ!

560も指摘しているが、
たった5行のレスで不明瞭な表現が複数箇所あるようなやつに
他の作家さんレベルの文章を書けるわけないんだよ。
迷惑だ。
マスコミ受けるのは勝手だが、このスレ荒らすのだけはやめてくれ。
564明海経済 ◆toKyo/ME :01/12/18 14:37
ここの作者はともかく訳のわからん奴が書くより俺のがマシだな。
565就職戦線異状名無しさん:01/12/18 14:40
>>564
今登場する余地は全くないが、
助け舟エピソードは見事だった。ストーリー的に。
もし第二スレが立つようだったら、真面目に参加してみれば?
566明海経済 ◆toKyo/ME :01/12/18 14:45
>>565
まあ今度は中心となる作家+もっと色んな奴(真面目に参加する奴のみ)
が参加してみてもいいかもな。もっともここで此れほど荒らしも無く安定した
ネタスレであったことが奇跡的だがそれは荒らしをも楽しませる外人や
その他作家の情熱が在ったからだな(w
気が向いたらあくまでもサブで参加させてもらうよ。
567就職戦線異状名無しさん:01/12/18 14:46
>>566
そうか。ちょっと期待してるぜ。
568就職戦線異状名無しさん:01/12/18 14:52
プロレベルチーム(外人とか)とアマレベルチーム(明海やますごみ)
で分かれてやれば?
そうすれば、ますごみもお気のすむまで書けるだろうから。
569就職戦線異状名無しさん:01/12/18 14:54
>568
冥界は1レスだけだったけど文章うまいと思う。
ますごみは論外だけどもっと参加してもいいんじゃないかな?
570就職戦線異状名無しさん:01/12/18 14:56
4 :就職戦線異状名無しさん :01/12/01 11:10
1は糞スレ立てた罪で、俺が裁判官なら死刑だな。

このスレに対して、こんな事いってたヤツもいたんだな。
571就職戦線異状名無しさん:01/12/18 14:56
もちろん。参加人数を増やすために。
572就職戦線異状名無しさん:01/12/18 14:59
>>570
あの時点でその評価は妥当。
ここまで育ったことが奇蹟。
このスレは伝説のスレとなる
574就職戦線異状名無しさん:01/12/18 18:01
すごい!!
ただし、小説としては・・。もう少し、その会社にいる社員とか、社風とか、財閥同士の絡みとか、
大手と中小の戦いとか、そーユーのに期待したいな。
だって。ここ就職板でしょ?
後、いろいろな業界出してほしいな。オールドエコノミー(鉄鋼、重工、農業関連、ゼネコン)とか。
もっと文才があったらカキコするのにな・・。才能無くてごめんなさい。
575外人:01/12/18 18:17
>>574
そうッスね。いろんな企業の利害関係を背負った社員たちが殺し合いを
演じていくというのが最初のテーマだったんだけど。
企業を後付で追加していっちゃうと、どうしても話のつじつまを合わせるために
そこらへんの所がおざなりになっちゃう場合がある。
最初に登場企業を一括で決めておけば、そんな絡み合いも可能だったでしょう。
でも、そうするとオレ一人で話の筋を決めちゃうことになるし、
全然、連作の意義がなくなってしまう。
ただ、今回はたまたまこういうストーリーになっただけで、
書き込む作家全員が、そのことを頭に入れておけば十分可能だとも思う。
つまり、こんな戦いだったらおもしろいな〜ってのがあったら
文才うんぬんは別にして、どんどん提案してみてください。
576外人:01/12/18 18:18
というわけで続きを・・・

銃口を向けるソニーの姿に、一瞬足を止める武富士。
しかし、ソニーは引き金をひかない。
「どうした、早く撃てッ」
そう急かす警察庁にも、ソニーはまったく答えようとしない。
しばらく様子を見ていた武富士が、不意にニヤリと笑った。
そして、迷うことなく三人に近づいていく。
「クソッタレ・・・」
そう呟いて、ソニーはデリンジャーを投げ捨てた。
その行為に戸惑う警察庁とJTB。
だが、すぐにその理由を察知した。
弾切れか・・・
自分のトカレフがとうに弾切れになっている以上、
ソニーのデリンジャーだけが頼りだったのだが。
こいつにハッタリは通用しねぇ。
もはや、覚悟を決めなければならないらしい。
「これぐらいハンデがあった方がおもしれぇだろ?」
傍らの二人にそう笑いかけながら、サバイバルナイフを取り出すソニー。
こちらに向かってくる武富士の表情は、別段狂気に満ちたものではない。
だが、いかなる説得にも応じない一種の決意めいたものは感じ取れる。
コイツは、他の二十九人とは根本的に違う。
そうだ。意味がないのだ。コイツの行為には。
だから止められない。止まらない。
決着をつけるしか道はない。
577ななし:01/12/18 18:23
外人LOVE〜
578就職戦線異状名無しさん:01/12/18 18:35
前ワードでまとめたって人いたけど途中でいいからUPして
ほしいな。つづき出て完成したら更新ってことでいいから
とりあえずUPきぼーん
579外人:01/12/18 18:39
前進してくる武富士に合わせる様にして、徐々に後ろに下がって行く三人。
壁を背にした瞬間、武富士の日本刀がソニーに向けて突き出された。
間一髪、その一撃を避けるソニー。
日本刀は深々と教会の壁に突き刺さる。
その機を逃すまいと、ソニーのナイフが武富士を襲う。
刀から手を離し、パッと避けながらその腕を取る武富士。
その右腕を引っ張ると、無防備な喉元に強烈な肘打ちを叩き込んだ。
「うがぁ」
喉を押さえながら、後ろによろめいていくソニー。
警察庁も押さえ込もうと掴みかかるが、
いとも簡単にそのタックルを切られてしまう。
捌きざまに繰り出された右膝が、警察庁の顔面をとらえた。
吹っ飛ばされた警察庁の体が壁に叩きつけられる。
強い・・・
駄目だ。まったく歯が立たない。
体が動かない。たった一撃。たったの一撃でだ。
武富士は、やや痙攣しながらうずくまっているソニーの方に歩み寄っていく。
そして、その顔面を容赦なく蹴り上げる。
さらに後ろに倒れこむソニーの右手から、サバイバルナイフがこぼれ落ちる。
武富士は、またソニーの顔面を蹴り上げると、そのナイフを拾い上げた。
ほとんど抵抗もできなくなったソニーの首筋にナイフが当てられる。
580就職戦線異状名無しさん:01/12/18 18:41
自分的には、特別法人税を課すよりも、やばい!といわれている企業を集めて
その社員が殺し合いをするってほうがいいような気がします。
その殺し合いの対価は、不良債権の全額免除と、企業再建に関する税制優遇処置、
それと公共事業の新規事業の受注に関する優遇とか。
そーすると、いろいろな展開が考えられますよね。
たとえば。ゼネコンの社員は一所懸命の精神で家族を守るためにまさに必死で戦う
とか、重工、造船業界の社員は組合強いから、持ち前の愛社精神で会社のために殺
しやるとか、逆に総合商社は転職に強いから、いかに逃げ出すかを考えてるとか、
銀行でやばいところはその他に袋にされて殺されるとか・・。
参考にしてもらえるとうれしいです。
581就職戦線異状名無しさん:01/12/18 20:05
みなさーん。

この板面白いよー。
>>580
そうなると、参加企業がヤバいと思われている企業だけになっちゃうじゃん。
583就職戦線異状名無しさん:01/12/18 21:16
>>582
余裕ある企業なんて、バトルロワイヤルして国にこびへつらう必要ないじゃない。
584就職戦線異状名無しさん:01/12/18 21:29
バトルロワイヤルで勝ち残った奴だけが内定!
ってのでもいいけどな。学校同士の戦いとかで。
ありきたりだけどな。
585就職戦線異状名無しさん:01/12/18 21:34
>>584
国際武道大学とかどこでも入れそう。
586就職戦線異状名無しさん:01/12/18 21:35
ドキュン程強いよね。
587就職戦線異状名無しさん:01/12/18 21:44
がいじんさーん

はやく〜。
588就職戦線異状名無しさん:01/12/18 23:10
教会が舞台になった時点で確信した。
外人さんはPhantomのファンだ!!
589外人:01/12/19 00:23
>>588
いや、舞台が教会なのは、そういう希望が出されてたからですw
そろそろ終わりも見えてきました。
700までには結末が出ると思うッス。

「やめてぇぇ!!」
突如、教会中に響き渡るJTBの声。
震えるその手に握られたワルサーP38が、武富士を狙っている。
彼女に唯一支給された武器だ。
ソニーの首筋から手を離し、JTBの方に向き直る武富士(13番)。
「ま・・待て・・・」
そう言うソニーには、もはや立つ力が無い。
武富士がゆっくりと、銃を構えたJTBに近づいていく。
警察庁は、自分の前を通り過ぎていく武富士を目で追った。
アイツを止めなければ・・・
殺される。JTBが殺されてしまう。
「撃てぇぇぇ!」
警察庁が叫ぶ。
「JTB、撃ってくれぇぇ!」
ソニーも叫んだ。
だが、そんな二人の悲痛な叫びにも、JTBは引き金をひこうとはしない。
わくわく、、、
武富士とJTBが顔見知りだったらヤだなぁ。
592muni:01/12/19 06:54
>>588
ごめん、夕暮れ時の教会でラストバトルにして欲しいって頼んだの俺だったw
ところで、Phantomって何ですか?
俺の中でのイメージはフェイス・オフだったw

>>外人さん
頑張って下さい。
続きすごく楽しみにしてます。これが気になって卒論進みませんw
593就職戦線異状名無しさん:01/12/19 08:02
>>592
すごくカッコいいなぜか18禁のゲームじゃなかったですかね。
Phantom of Inferno。
594外国人:01/12/19 15:28
「まて!!」
そこに現れたのは村田製作所だった。


だが........全裸だった。
595就職戦線異状名無しさん:01/12/20 00:00
なんじゃこりゃあ!?

ネタはいいから、本物の外人さん、早く続き書いてー!
596GUY人:01/12/20 00:02
JTBは服を脱ぎ出した。

「かも〜んナイスGUY♪」

武富士は怒張した一物を・・・。
597GEY人:01/12/20 00:05
突然警察庁と武富士は全裸で抱き合い激しく求め合った。
598芸人:01/12/20 00:07
突然武富士はダンサーズ戸と共に激しく踊りだし・・・・・


チャラララ!
き、決まった!
599鑑真:01/12/20 00:10
武富士はUZIを連射した。
その勢いでカツラがずれ・・・。
光り輝く御頭が・・・
600凡人:01/12/20 00:11
武富士はふと我に返るとぶるぶる震えだし。
一目散に逃げ出した。
601求人:01/12/20 00:14
武富士はふと背中からフロムAを取り出し・・・
602就職戦線異状名無しさん:01/12/20 00:15
貴重な600をこんなやつらに。
603怒涛の大学生活:01/12/20 00:17
ちんこ。
604直人:01/12/20 00:18
武富士は急にケーキを作り初めANTIQUEへ・・・
外人さんがさざえスレに殴りこみだ!
見た見た。
オモロかったね(w
こっち来ないぞ
国立大生回し蹴りスレでは実況してたのに
あと、国立大生警官に回し蹴りスレにもいたよ。
609外人:01/12/20 02:44

そうだ。
最初から、わかりきってたことじゃないか。
アイツは撃たないんじゃない。撃てないんだ。
いくら武富士の野郎が冷酷非情な殺人鬼だとしても、
アイツにとっては、一人の人間であることに変わりは無いんだ。
警察庁は、無理やり自分の体を持ち上げようと、後ろの壁に手をつく。
まだ足元が覚束ない。
それでも、必死に立とうとする警察庁。

「お願い、止まってッ!
 終わったんだよ。もう、戦わなくていいんだよ・・・」
JTBの悲痛な訴えにも、武富士はまったく足を止める様子はない。
それがどうしたと言わんばかりに突き進んでくる。
もはやJTBは目の前だ。
銃を握っているJTBの両手がブルブルと震えている。
武富士は、その銃身を片手で掴むと、銃口を自分の胸に引き寄せた。
撃てば終わる。
しかし、撃てまい。
もはや、死から眼を背けることはできないのだ。
もっとも、撃ったところでオレを殺すことはできないが・・・
ee!?武富士は人間じゃないのか?
防弾チョッキだよ
612就職戦線異状名無しさん:01/12/20 23:56
落ちそうage
613外人:01/12/21 01:04
そろそろ、一気に書き上げるか・・・

警察庁(21番)は、ようやく体を起こし立ち上がった。
まだ、足はふらつき、視界も定まらない。
だが、今はそんなことを気にしてなどいられない。
アイツを助けなくては。
警察庁は走り出した。
若干距離がある。
もたつく足は思うように体を運んでくれない。
銃を胸に引きつけたまま、ナイフを持った武富士の右手がゆっくりと動く。
間に合わないッ!
「止めろォォォ!」
絶叫する警察庁。
しかしその目前で、武富士のナイフがJTBの腹部に突き立てられた。
JTBは、何が起こったのかわからないといった表情で武富士を見ている。
ナイフを伝って、鮮血が教会の床に滴っていく。
武富士(13番)は、ナイフを素早く抜ききると、
もう一度、突き立てるべくそれを構えた。
614外人:01/12/21 01:18
「野郎ぉぉぉぉ!!!」
叫び声を上げて武富士に向かっていく警視庁。
振り返る武富士の顔面に、右ストレートがクリーンヒットした。
ゴッという鈍い音を立てて、武富士の顔が後ろに弾け飛ぶ。
手を離されたJTBも、同時に前に倒れこんだ。
もはや、警察庁の視界には武富士しか映らない。
さらに一撃を喰らわせようと、左拳を振り上げる警察庁。
しかし、武富士はその長身を屈めてそのパンチを避けた。
そして拳を戻すこともなく無防備になっている警察庁の腹部に、
立ち上がりざまの猛烈な膝蹴りをヒットさせる。
「ぐぁ」
苦悶の声を上げて、警察庁の体がくの字に折れる。
その首を掴み上げ、ナイフを突き立てようとする武富士。
だが、警察庁の背後から猛ダッシュしてくるソニーの姿がその動きを止めた。
武富士は、警察庁を突き放して防御しようとするが間に合わない。
ソニーは、警察庁の肩に手を乗せ飛び上がる。
「うらぁッ!」
側面から繰り出されたソニーの飛び膝蹴りが、武富士のテンプルをとらえた。
武富士の上半身だけが、吹き飛ばされたように大きく横に傾く。
バネのように体を戻し、再びソニーに向き直ろうとする武富士。
だが、その膝がカクンと落ちる。
膝が笑っている。
立てない。
ソニーの一撃で、まともに立つことができないのだ。
神降臨
616外人:01/12/21 01:57
足に力が入らない。
バカなッ!このオレが窮地に追い込まれているだとッ!?
首を起こし、武富士が前を見る。
目前には、拳を前に半身で構えるソニーの姿。
肩で息をしてはいるが、先程のダメージはある程度回復しているようだ。
「こ・・殺す・・・」
左手で膝を押さえながら、武富士がソニーを睨みつける。
「それはコッチのセリフだぜ。
 言っとくが、今のオレは全然やさしかねぇからな。覚悟しろや・・・」
武富士(13番)・・・
このゲームにおいて、ほとんどのプレイヤーを虐殺し、
三井、そして小泉まで殺した男・・・
診療所で見せた、あの動き、あの反応、そして非情なまでの冷徹さ。
もともにやったら、この化け物には勝てないだろう。
だが、この状況なら。
五分と五分。いや、それ以上だ。
勝てるッ。
そう確信したソニーの足が一歩前に踏み出された。
617外人:01/12/21 02:56
今の武富士になら、どんな攻撃も当たるだろう。
さすがに、この状態でかわしきれるとは思えない。
速攻あるのみだ。
もはや、反撃の猶予を与えてはならない。
一気にダウンに追い込んでやる。
ソニー(28番)の右拳が唸りをあげて、武富士の顔面を襲う。
武富士もバックステップして、それを避けようとするが、
足が地から離れない。
クリーンヒットする右ストレート。
武富士の体が、今度は後ろに大きく傾く。
しかし、それでもダウンしない。
それどころか、戻りざまに右手のナイフでソニーに切りつけてくる。
余裕を持って、その一撃をかわすソニー。
そして、また武富士の顔面に右ストレートをみまう。
ゴッという鈍い音がして、武富士が後ろによろけた。
「倒れるまで何度でも叩き込んでやるぜッ」
ソニーは吐き捨てるようにそう言うと、また右拳を突き出した。
618就職戦線異状名無しさん:01/12/21 04:56
がんばれソニー!
619就職戦線異状名無しさん:01/12/21 06:11
期待age
620就職戦線異状名無しさん:01/12/22 00:55
おねだり上げ
621ハイハイ:01/12/22 01:11
熱すぎです。今日の俺の修羅場具合よりも熱いです。こえ〜
622就職戦線異状名無しさん:01/12/22 01:28
aannttu♥
623就職戦線異状名無しさん:01/12/22 01:44
負けるな武富士
>>623
武富士かよ(藁
625就職戦線異状名無しさん:01/12/22 01:51
>>1さん、はじめましてっ!(*⌒ヮ⌒*)
タイトルに惹かれてやって来ました。
このスレッドって相当サムイですねぇ…{{ (>_<;) }} ブルブル
この凄く寒いスレッドって、もしかして>>1さんが1人で考えたんですか?
(@@;)すごすぎ …
とりあえずご挨拶ですっ! \(^o^)/ みなさんよろしくね!
それでは、今から他のスレッドも色々見てきまーすC= C= C= C=┌(^ .^)┘
626就職戦線異状名無しさん:01/12/22 01:55
>>625
コピペうざい。
ほんとに寒いスレで見た時は笑えたがな。
627外国人:01/12/22 02:38
ゴキっ!
鈍い音とともに、武富士の動きが一瞬止まる。
さらに追打ちをかけようとするソニーの前に、
武富士は目を見開き、必死の抵抗を試みるも体の反応がついていかない。
「くそ!」
吐き捨てた言葉ももはや空回りでしかない。
ソニーは渾身の力を一発のパンチに注ぎ込んだ。
ガキッ!!!





「あぐぅ・・っ」
呻き声をあげながら崩れ落ちる武富士。
武富士は急激に遠のいていく感覚を味わっていた。
このまま、、このままオレは死んでしまうのか!?
あの、あの憎きソニーに負けてしまうというのか・・・!!?
ちきしょう・・何も見えなくなってきた・・。ちきしょう!

形勢がもう揺るがない、
どう解釈してもそう結論づけられる状況だ。
ソニーは再び拳をゆっくりと天高く持ち上げた。
「とどめだ」
ゆっくりと、しかしはっきりとした口調でソニーは武富士に言い放った。
「もう終わりだ・・」
武富士がそう思った時、意識の遠くでソニーとは別の声を聞いた。
「まて!!」
あ、あの声は・・・・!?
離れようとする意識を必死で戻し、武富士は声の方を凝視した。
そこにいたのは、あの村田製作所だった。


だが........また全裸だった。
628就職戦線異状名無しさん:01/12/22 02:47
>>627
ネタか本気か小一時間問いたい。
まわりの人が果たして認めますかな?
内容はともかくとして。
外人さんの構想もあるだろうし。
とりあえず、放置あるのみ。
630就職戦線異状名無しさん:01/12/22 02:49
>>628-629
百パーねただろ。
わらってあげろよ。
631外人:01/12/22 02:50
>>628
すまん。オレが続きを書かないので・・・
一応即レス
ただし、この路線は整合性がないので打ち切り・・・

味方かッ?それとも敵かッ?
ソニー(28番)と武富士(13番)両者の視線が村田製作所に注目する。
いきなり走り出す村田製作所。
全裸!?
全裸だッ!
手には何も持っていないッ!
ばかなッ!
自殺行為。自殺行為だッ!
村田製作所は一気に距離を詰めてくる。
コイツが何物なのか、なぜ全裸なのか、そんなコトはどうでもいい。
野郎は敵だッ!
ソニーはそう判断し、村田製作所に向かっていく。
突如、村田製作所が雄叫びをあげた。
「オレの武器は、ビッグマグナ・・・」
632就職戦線異状名無しさん:01/12/22 02:50
。。。

武富士がそう思った時、意識の遠くでソニーとは別の声を聞いた。
「まて!!」
あ、あの声は・・・・!?
離れようとする意識を必死で戻し、武富士は声の方を凝視した。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
   ↑
ってなっててわからんかった。
ネタってこと。
>>628
ネタだろ
634就職戦線異状名無しさん:01/12/22 02:54
>>631
A-025ファイザー
発売中止のバイアグラかぁっ・・・!!?
635就職戦線異状名無しさん:01/12/22 02:55
生物兵器かよっ。
>>632
そうなってたおかげでオチがワロタ
でも外人さんに失礼なのでムカツク
637外人:01/12/22 03:14
>>627
もし、あのオチ隠しを意識的にやってたとしたらスゴイっす。
ただ、話が整合性を失っちゃうと少年犯罪板みたいになっちゃうので・・・
スマン。
いや、オレはあの設定に凄く魅かれてこのスレ立てたから
あそこが、あんな結末になったことが非常に残念なモンで・・・
序盤だったら、全然OKなんだけど。
というわけで続き。
つーか、早く書き終わらねば・・・
卒論も、コレもw

再度繰り出されるソニーの右ストレートを前に、
武富士の膝がカクンと落ちた。
空を切るソニーの拳。
そのまま、倒れ掛かるように武富士がソニーにしがみつく。
「がぁッ」
瞬間、左わき腹に激しい痛みを感じて、武富士を突き放そうとするソニー。
しかし、武富士は決して離れようとしない。
ソニー(28番)のスーツが徐々に赤黒く染まっていく。
武富士は左手でソニーの体を引きつけたまま、ナイフをその足に突き立てた。
「ぐッ」
ソニーは激痛に耐えながらも、そのナイフが抜かれる前に
武富士の右手を押さえる。
抜かせてはならない。抜かせたら終わる。
コイツ相手に次はない。
638外人:01/12/22 03:28
だが、このまま膠着状態でいるのが不利なのも事実。
ダメージは明らかに、武富士よりオレの方が深刻になっている。
くそッ!
こうなったら、とことんまで行くしかねぇッ!
ソニーは武富士の右腕を押さえたまま、その後頭部に右肘を振り下ろす。
連打!連打!
ゴッ、ゴッという鈍い衝撃音が加わるたびに、武富士の上半身が大きく揺れる。
離れろッ!離れろ、この野郎ッ!
肘を打ち下ろすたびに、ソニーの太股に激痛が走る。
痛ぇ、涙が出るほどだ。
しかし、今はそんな痛みにかまってなどいられない。
コイツを離さなければ、どっちみち死ぬのだ。
武富士が離すか、オレが殺されるか。
二つに一つだ。
639就職戦線異状名無しさん:01/12/22 03:29
いつまでもオナニースレたててんじゃねーよ。くそどもが
640外人:01/12/22 03:51
>>639
おうさ!覗き前提のオナーニだけどw

しかし、何度打ち込んでも、武富士はソニーを離そうとはしない。
平気なのか?
いや、そんなはずはない。絶対、効いているはずだ。
今度は、ソニーの右腕が武富士の首に巻きつき、その頸部を締め上げる。
フロントチョーク。
「かぁッ」
武富士の口から低い吐息が漏れた。
やや顔面が紅潮し、血管が浮き出てくる。
このまま締め落としてやるッ!
ソニーは、徐々に圧迫を強めて、武富士を締め落としにかかった。
耐え切れない。
そう判断したのか、武富士はナイフを手首で回転させソニーの肉をえぐると、
その一瞬の隙に、緩んだ右腕を突き放して逃れた。
荒い息。
武富士(13番)が、力なくナイフを構える。
ソニーも、もはや満足には動けない。
おそらく・・・
しばらくの沈黙の後、不意に武富士がソニーに語りかけた。
641外人:01/12/22 04:11
「貴様・・・チェス・を・・知っているか」
敵の意外な問いに驚きながらも、ソニーはそれに答える。
「もちろん。それが・・どうした?」
「オ・・オレも・・お前も・・・チェスの駒だ。
 プレイヤーじゃない・・・プレイヤーは・・別にいる・・・
 駒とは無関係に・・」
武富士の声は、もはや呟きに近い。
「だからって、テメーは殺しを止めねぇんだろぅが?
 テメーは楽しくてしょうがねぇんだろ?
 駒となって動いていても、その中での行為を純粋に楽しんでやがるんだ、テメーはよ。
 差し詰め、チェックメイト寸前で狂気に咽ぶポーンってとこだぜ、クソ野郎・・・」
「このゲームにチェックはない・・・皆殺しで・・終わりだ・・・」
武富士(13番)の口元が笑っている。歪んだ笑い。狂気の笑みだ。
「それに・・ゲームが・・・終わっても・・駒はまた・・駆り出される・・・」
生き残りはオレじゃなくてテメーって訳かい?上等だぜッ!
「じゃあ、二度と駆り出されねぇようにテメェの駒をへし折ってやるよ?」
瞬間、武富士がソニーに向かっていく。
642外人:01/12/22 04:26
ヒュッ!
武富士の左手が貫手の形をとって、ソニーの顔面を襲う。
そのあまりの速さに、ソニーは避けることすらできない。
右目の視界が一瞬にして真っ黒になる。
「がぁァァァ!!!」
両手で右目を押さえるソニー(28番)。
その指の間から、赤とも白ともわからぬ液体が滴っていく。
ソニーの声は、もうほとんど絶叫に近い。
武富士は、それに躊躇することなくソニーの首をガッシリと掴むと、
そのまま壁に叩きつけた。
それでも、生理的に右手を押さえるソニーの両手。
もはや、生命の危機を正確に認知できる状態ではない。
右目を潰されたという事実が、激しいパニック状態を引き起こしている。
武富士は、敵の命を絶つ瞬間をゆっくりと味わうかのように、
静かに、血にまみれたナイフを構えた。
これで、皆殺し・・・
皆殺しだ。
643外人:01/12/22 04:56
641は削除ですね・・妙な感じだ。

死を覚悟したのか、ソニーの動きが止まった。
両手を顔に当てたまま、まったく動かない。
「皆殺しだ・・・」
そう呟く武富士に、突如ソニーが笑い出した。
あまりの恐怖に気でも狂ったか・・・
まぁいい、すぐにその息の根を止めてやる・・・
「・・を見ろ」
ソニーが何か言っている。
「左を見ろ」
笑い声と共に飛び出したソニーの言葉に、武富士がパッと左を見た。
こっちに突っ込んでくる男の姿。
手にはワルサーP38。
け、警察庁ッ!
慌てて下がろうとする武富士を、警察庁は左手で掴まえ、
銃口を武富士の左胸に押し当てる。
もう躊躇はしないッ!
警察庁はそのまま引き金に指をかける。
ドンという激しい銃声と共に、武富士の体が後ろに吹っ飛び、床に倒れこんだ。
もうピクリとも動かない。
その口元から鮮血がつぅっと流れている。
ついに決着!お疲れっす!
どういうラストになるんだろう。期待age。実際にはsageるけど。
637の少年犯罪板VER.のも見てみたい。
URLキボンヌ。
645外人:01/12/22 05:20
>>644
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/youth/1000553479/l50

うぐぅ・・・
つ、疲れた。
ただ、今日中に一気に書き上げねばという焦りがあったので・・・
確かに、オレだけが書き込むのではスレの趣旨に反するし、
楽しさも半減したかもしれない。
にもかかわらず、オレときたらスレほっぽって
他スレにネタカキコしにいくし・・・
後悔の嵐ッス。

さて、他の人が思う存分書き込めるように、話を終結させます。
しばらくお付き合いください・・・ってドラゴンボールかよッ?
646外人:01/12/22 05:28
「大丈夫か?」
壁際のソニー(28番)に、警察庁(21番)が声をかける。
「ああ。まあまあだw」
やや笑みを浮かべながら答えるソニー。
しかし、その姿は今にも倒れそうなぐらい傷ついている。
「よし、つかまれ」
警察庁はソニーに肩を貸し、倒れているJTBのもとへ向かった。
軽くびっこを引くソニーの足が痛々しい。
JTBは・・・
生きているのか?
崩れるようにその場に倒れこんだソニーが、じっとJTBを診ている。
「ま、まだ息があるぞッ」
「本当か?」
即座に、JTBの傍らに座り込みその様子をうかがう警察庁。
息がある。
確かに、息をしている。
よかった。本当によかった。
警察庁の口から、安堵の吐息が漏れる。
「よし、運ぶぞ。手を貸せッ」
ソニーはそう言うと警察庁と共にJTBをかつぎあげた。
「港・・・港だ。急ぐぞ・・・」
647外人:01/12/22 06:11
空は既に赤く染まっていた。
美しい夕日。
海岸線をゆっくり歩いていると、まるで休暇中の散歩をしている気分だ。
港町の風景。
実際に港町ってものを見たことはないが、きっとこんなもんだろう。
警察庁は、夕日から傍らのソニーに目を移した。
ソニーの横顔。
その右の眼窩は黒く開いており、その周りをこびり付いた血が覆っている。
警察庁は、直視できずにその視線をパッと前に戻した。
「オレが担ぐよ」
ふと、そんな言葉が出た。
ソニーはしばらく黙っていたが、一呼吸すると警察庁にJTBの体を預けた。
警察庁は、肩越しに背中のJTBの様子をうかがう。
目こそ開けないものの、意識はあるようだ。
出血も止まっている。
やがて、前方に停泊している数隻の小型船舶が見えた。
周りに人影らしいものは見当たらない。
「あった、あったぞッ!」
ソニーはまるで少年のように笑いながら、駆け寄っていく。
警察庁は、JTBを背負いながら、その後ろをゆっくりと付いていった。
648就職戦線異状名無しさん:01/12/22 07:26
一気に読んだよ、疲れた・・・(それだけおもしろかったってことだよ)
649就職戦線異状名無しさん:01/12/22 07:33
donden返し!?
650就職戦線異状名無しさん:01/12/22 07:42
ドンキー返し。やすいよー
651就職戦線異状名無しさん:01/12/22 07:43
ちんこ。
652就職戦線異状名無しさん:01/12/22 07:43
>>645
それもオモシロイ!
でも、途中まではカナーリ原作通りだね。
オリジナルストーリーを展開したここの作家陣に敬礼しる。
>>652
おもしろいか?お前の頭、おかしいぞ。
途中までの基幹部分が原作と同じならばあとはどうとでも
書き直せるじゃないか。普通に文才があれば誰でもできることだ。
オリジナルストーリー?原作とほとんど同じなのにオリジナルか?
わらかせんなよW 出版したら間違いなく著作件法違反で訴えられる
こと間違いなしだな。

>>648
おもしろくねぇよ。原著者の高見広春先生にかなり失礼だろ。
虚言癖もここまでくると病的だな。精神病棟行ってこいよ、いやマジで。
654648:01/12/22 08:35
>>652
おれがおもしろいって言ってるんだから、面白いんだよアホが(笑

ネタってわかってるのかねぇ・・・
はぁ〜これだから話の通じない奴は困るよ(笑
655就職戦線異状名無しさん:01/12/22 11:42
age
656就職戦線異状名無しさん:01/12/22 11:53
早く第2作読みたいよー。今度はぜんぜん違う企業にしてね。期待してます。
657就職戦線異状名無しさん:01/12/22 12:12
それよりも小沢健二
658キチガイ警察庁:01/12/22 23:40
外人さんお疲れさまでした。(礼
それから外人さんと共にこの作品を創り上げていってくださいました
muniさん、ウッキーさん、サイドストーリー職人さん
名無しさん、明海経済さんにも深く感謝申し上げます。

ではでは誠に勝手ながら、みなさんお待ちかね(?)の
第2作の設定をみなさんである程度決めて逝きましょうw
まずは参加企業名から、みなさんの希望を聞いていきたいと思います。

ちなみに前作の参加企業は
01番 SMG(男)、02番 国家公務員2種(男)、03番 電通(男)
04番 P&G(女)、05番 デンソー(男)、06番 セブンイレブン(女)
07番 NTTデータ(男)、08番 ゴールドマンサックス証券(男)、09番 トランス・コスモス(男)
10番 ユニクロ(男)、11番 キーエンス(男)、12番 NEC(男)
13番 武富士(男)、14番 JTB(女)、15番 大正製薬(男)
16番 ANAスチュワーデス(女)、17番 モンテローザ(男)、18番 富士通(男)
19番 神戸製鋼(男)、20番 アクセンチュア(男)、21番 警察庁(男)
22番 NRI(男)、23番 NTTドコモ(女)、24番 千葉銀行(男)
25番 オリエント貿易(男)、26番 JR東海(男)、27番 ソニー(男)
28番 東京海上(女)、29番 ニッセイ(男)、30番 三井不動産(男)
でした。

新たに参加希望の企業さんや前作残念ながらほとんど活躍できなかった企業さんの
積極的な意見をお待ちしていますw
659外人:01/12/22 23:56
>>658
わざわざ、どうもッス。
このまま続けるのもアレなので、647で終了という形にしたいです。
実は、武富士が最後に船襲撃してエンディングへということを考えてたんですが、
今思えば、いらん話だった。
ま、わかってると思いますが、武富士は・・・

第二作目がもしあるとすれば、
もっと企業関係に注目した話にしたほうが、おもしろいかもしれないッスね。
じゃ、オレは不審船コピペでも作りますわw
660就職戦線異状名無しさん:01/12/23 05:03
age
参加企業は原作と同じく男21/女21/計42にしない?
参加企業も増えるし。原作を参考にしてパロディにするなら文才はあまり関係ないし。

そして、主人公一行を書く人、三村を書く人、杉村を書く人、
相馬光子を書く人、その他脇役って感じに分けたらどうだろう。
前4つはある程度原作に沿って進めて、各担当者が基本的にその人を書く。
その脇役は主要人物を殺したりして原作続行不可能にならない程度に
オリジナルストーリーも混ぜてよし。これは気の向いた不特定多数が書くみたいな。

これなら人の足を引っ張るかもって気がねなく書けないかな?
662就職戦線異状名無しさん:01/12/23 11:09
新スレ立ててYO!
663就職戦線異状名無しさん:01/12/23 11:34
えっ! 647で終わり?
なんか中途半端な終わりかただな
664muni:01/12/23 18:23
>>659
え?終わりなんですか?
当然、武富士は・・・なので、続くのかと思ってました。。

んー、>>487あたりから別バージョンのを書こうと思ってるけど
しばらく待機してます。続き、期待して待ってます。
665外人:01/12/23 18:48
>>663 >>664
やっぱ、中途半端ッスかw
実は、こんな続きがありました。

三人は、停泊している数隻のうち、一番手前に停泊している中型船に乗り込んだ。
警察庁は慎重にJTBを担ぎ込むと、奥のソファの上にゆっくりと彼女を寝かせる。
早く応急処置をしなくては。
船室の後部にある戸棚を調べる警察庁。
ソニーの方は、すでに操縦席で何かいじっている。
警察庁(21番)は戸棚から包帯と幾つかの薬品を取り出すと、
JTBの傍らに腰を下ろした。
血だらけのシャツをめくりあげると、左のわき腹辺りが赤黒く染まっている。
傷の具合がどれほどのものかはわからないが、
応急処置だけで大丈夫とはとても思えない。
しかし、オレたちは・・・
丁寧に血を拭い、消毒を行う警察庁。
JTBが、時折苦しそうな表情を浮かべる。
「大丈夫そうか?」
戻ってきたソニーが、いつになく真剣な表情でそう聞いてきた。
「わからん」
警察庁は、ややぶっきらぼうにそれに答える。
「そうか・・・
 そろそろ出発するから、お前も操縦室に来てくれないか」
警察庁はしばらくJTBの顔を見ていたが、ソニーと共に操縦室に向かった。
666外人:01/12/23 18:49
「動くのか?」
不安そうに聞く警察庁の前では、ソニーが忙しく動き回っている。
「ああ、今エンジンをかける」
そう言うと、ソニーは目の前の計器類を操作し始めた。
二、三度手を動かすと、低い振動と共にエンジン音が船室に響いてきた。
「何でも知ってるんだな」
「いや、たまたま知ってただけさ」
振り返ったソニーが片目で笑う。
その手が、また計器盤に触れると、船体が動き始めた。
船は、夕日に向かってゆっくりと前進している。
不意に後方から大きな音がして、船体がかすかに揺れた。
何だ?
ソニーが警察庁に目で合図する。
警察庁は、様子を窺おうとドアを開け、外に出た。
男。
船尾から男が近づいてくる。
全身は返り血ですでに真っ赤。右手にはUZIを携えている。
武富士ッ!
なぜ生きているッ!?
とっさに開けたドアの中に逃げ込む警察庁。
その、ドアを武富士のUZIがフッ飛ばした。
667外人:01/12/23 23:28
「どうした!?」
「生きていた・・・武富士が生きていた」
ソニーが計器類から手を離し、壁に身を寄せる。
バカなッ!
心臓を貫いたはずなのに。
いや、今はそんなことを考えている場合じゃない。
ドアから身を乗り出して銃を構えるんだ。
ビビってる場合じゃないぞ。
アイツを殺さなきゃ、三人とも殺されてしまうだけだ。
パララララ。
UZIの機銃音と共に、船室のガラスが飛び散っていく。
「うぉぉぉ!」
警察庁は、その銃声が途切れるのに合わせて操縦室を飛び出すと、
武富士にワルサーP38を向けて、引き金を引いた。
カチッ
激鉄音・・・弾切れ!?
まだ、一発しか撃っていないはずだ・・・
「うわぁッ!」
警察庁は船尾に向かって走る。
後方からはUZIの連射音。
それと同時に、追ってくる武富士の足音が聞こえる。
668外人:01/12/23 23:32
しまった。上のは船尾でなくて船首だった。訂正
669外人:01/12/24 00:11
操縦室には目もくれず、船首に直行する武富士。
走りながらUZIのマガジンを交換する。
しかし、前方の船首に警察庁の姿はない。
警戒しつつ、ゆっくりと前方に進んでいく武富士。
もはや、まともに戦えるのは警察庁(21番)、ただ一人。
警察庁を片付けた後で、残りの二人はなぶり殺しにすればいい。

ガラス越しに後部の操縦室を覗くものの、中に人の姿はない。
船はゆっくりと沖に向かっている。
もはや、船から逃げ出すことはできないはずだ。
武富士は反対側の通路も調べるが、警察庁は見当たらない。
船首?
いや、船首には手すりもない。
それでも船首に向かって、歩いていく武富士。
UZIを構えて、船の下部と海上を調べる。
何の異常もない。
振り返る武富士の目線の先に、床に映った影が見えた。
慌てて上空を見上げる武富士。
その瞬間には、操縦室の屋根から飛び降りた警察庁が、武富士の体に組み付いていた。
670外人:01/12/24 00:32
船首の甲板にUZIがカラカラと転がっていく。
組み付いていた警察庁が、離れ際に武富士に横蹴りを喰らわせた。
武富士の体が、よろけるように後方へと下がる。
下は海。
ギリギリのところで、踏みとどまる武富士。
波が高く、船上でのバランスは非常に悪い。
「くッ」
見れば、前方で警察庁が、甲板のUZIを拾い上げようとしている。
させるかッ!
一気に駆け寄り、UZIを持った警察庁の手を両腕で押さえつける。
警察庁も、両手でサブマシンガンを持ち直し、武富士の顔面へと向けていく。
拮抗する力に、UZIの銃口がブルブルと揺れている。
しかし、徐々に武富士の顔面へと近づいていく銃口。
「ぬォォ」
止められない。
とっさに、武富士が上半身でUZIを下に押さえ込み始めた。
銃口は、中心へと向かいながらも下に押さえ込まれていく。
そして、武富士の腹部でピタッと止まった。
武富士が、口元が歪んだような笑みを浮かべる。
そうかッ、防弾チョッキかッ!
気付いた警察庁が、銃口を上にあげようとするが、
武富士は、腹部に固定したまま、それを阻む。
671外人:01/12/24 01:07
武富士は左手一本でUZIを押さえつけたまま、右手をポケットの中に入れる。
拳銃。
神戸製鋼から奪った拳銃だ。
マズいッ!
そう思った警察庁の耳に、ソニーの怒声が聞こえた。
「そのまま、ぶっ放せぇぇぇッ!!!」
その声に即座に反応した、警察庁の指が引き金をひく。
ドドドドド。
こもった衝撃音が、徐々に武富士の体を後方へと押していく。
「ぐッ・・・」
落ちろッ、落ちろッ〜!
一発発射されるたびに、武富士の体が小刻みに振動する。
武富士の後ろ足が船首の先にかかった。
しかし、あと数発というところでUZIの音は止まる。
チッチッチッ。
クソッ!また弾切れかよ。
これだから、銃はウゼェ。
警察庁はすぐにUZIを離すと、武富士の顔面に拳を振り上げる。
渾身の力をこめた右ストレート。
ゴッという鈍い音と共に、武富士の体は大きく吹き飛び、
そのまま波の中へと消えていった。
672外人:01/12/24 01:59

船首にへたりこむ警察庁に、ゆっくりとソニーが近づいてゆく。
「終わったな・・・」
ソニーの声に、ハッと我に帰る警察庁。
そのまま、視線を地平線へと向ける。
海は何事もなかったかのように、静かに波を運んでいる。
みんな死んだ・・・
いかれたゲームは終わった。
だが、オレにはまだ続いているように感じられる。
「武富士は・・・」
傍らのソニーに尋ねる警察庁。
「野郎のことだ、たぶん死んじゃいねぇ。
 けど、海を走るオレたちには、もう追いつけないはずさ。
 それに、新しい遊び相手も現れたようだし・・・」
そう言うと、ソニーは島の方を振り返った。
一機のヘリが、島の上空を旋回している。
「オレたちも、とっとと逃げないと危ないぜ?」
「逃げるって、どこへ?」
警察庁がまじめな顔をして尋ねた。
「オレはもう日本に戻るつもりはない・・・
 警察庁、お前は?」
少しの沈黙の後、警察庁は答えた。
「オレも戻る気はない。キミに従うよ」
肩に触れたソニーの手を握り返すと、ゆっくり警察庁は立ち上がった。
673外人:01/12/24 02:27
島の上空・・・
一機のヘリが徐々に高度を下げながら降下している。

ヘリの内部には、無表情で座っている兵士が十数名。
各自、アサルトライフルを携えている。

ターゲット資料は入念にチェックした。
島の生き残りは、5、6名。
それぞれが武器を携帯している。
最優先すべきは、ターゲット全員の処分。

目標は、発見しだい射殺せよ。

--------------------------------------------------------------------→
674外人:01/12/24 02:40
終了〜!
相当疲れたが、どうにか書き終えることができました。
長い間、この話に付き合ってくれたみなさん方、どうもでした。

少年犯罪板の「バトルロワイルin犯罪者」を見たときに、
これがオ、リジナルからちょっと外れた連作っぽいスレだったら・・・
と思ったのが、このスレを立てたキッカケでした。
後半は、ちとオレの暴走になり、つまらなくなったけれど、
途中までは、ホント話の先が見えないって感じで正直ワクワクしてました。
ま、話を書いてくれた人だけじゃなく、レスを書いてくれた人も
1つの変節点を持っていたわけで、いわば673人の作家に感謝って感じッス。
いや〜、行為継続型のプログラムっておもしろいな〜
675就職戦線異状名無しさん:01/12/24 02:41
おつかれ
676就職戦線異状名無しさん:01/12/24 02:46
お疲れ様!!!
677就職戦線異状名無しさん:01/12/24 02:46
疲れに耐えてよく頑張った!
感動した!!
678就職戦線異状名無しさん:01/12/24 02:48
お疲れのところ悪いんだが
サザエさんスレとそんなことより1よスレの続きネタも頼む。
679muni:01/12/24 04:09
>>674
お疲れ様です!
最後、武富士を殺さないあたりがイイ!ですね。
少年犯罪板のや巨人軍のも見て思わず原作買っちゃったけど、
バトルシーンは外人さんのほうがよい気がした。
ホントにお疲れ様でした。。
680muni:01/12/24 05:55
なかなか寝付けないので、テレホタイム終了まで>>487からの
別バージョン書かせてください。
外人さんのとは設定や島の位置関係などがやや違うけど勘弁してね。
午前11時13分・・・

P&G(04番)とモンテローザが学校に向けて出発した頃。
別の場所では、警察庁(21番)、JTB(14番)、ソニー(27番)がその共闘体制を
終えようとしていた。
ソニーは2人に再び背を向け走り出そうとしたが、思いついたように警察庁に
向き直った。
「忘れてたよ。これ、返しておく」
ソニーはそう言いながら、右手で握り締めていたショットガンを警察庁に差し出した。
「どういうつもりだ?武富士相手に素手で立ち向かう気か!?お前のデリンジャーは
もう弾切れしてるんだろ!?」
警察庁の言葉に、ソニーはニヤリと笑んで応える。
「お前のトカレフも弾切れだろ?そんなんで、もし俺がいないときに武富士に
出くわしたらどうする?柔道で立ち向かう気か?」
ソニーはそこで言葉を切り、JTBを一瞥してから続けた。
「お前が死ぬのは勝手だが、それはJTBの死も意味することを忘れてないだろうな?」
警察庁は言葉に詰まり、黙ってソニーの目を見た。
ソニーは軽く笑った。そして、自分のバックを叩きながらさらに言う。
「俺はナイフも持っているし、手榴弾もまだ1つ残っている。それに、これもある」
そう言ってソニーはバックから「何か」を取り出し、それを顔につける。お面だ。
「これを付けたとき、俺は無敵のハットリ君になるんだ。死なないさ」
ソニーはそう言い、ニヤリと笑った。いや、お面のために顔は見えなかったが、
少なくともJTBにはそう感じられた。
ソニー(27番)はショットガンを半ば無理やりに警察庁(21番)に持たせた。
「・・・死ぬなよ。やばいと思ったら無理はしないで、17時を待て」
警察庁は、搾り出すような声でそれだけを言った。もう、こいつは止められない、
それが分かるだけに、それ以外に言えなかった。
ソニーは「じゃあな」とでも言うように、軽く手を上げた。
しばらく黙っていたJTB(14番)が、そのソニーの腕をつかんだ。
そして、自分のワルサーをソニーの右手に乗せる。
「持っていって。じゃないと・・・」
JTBは思いつめたような目でソニーを見上げていた。
警察庁には、その言葉の続きが分かった。・・・じゃないと、死んじゃう・・・
そう思うのは無理もない。それほどに、あの診療所での武富士には鬼気迫るものがあった。

ソニーは、首を横に振り、ワルサーを押し返そうとする。
「俺にはナイフもあるって言ったろ?銃を持ってないと、お嬢さんこそ死んじまうぜ?」
JTBは黙ったまま、自分の懐から布で包まれた物を出した。その布をほどいていく。
布で包まれていたものが姿を見せた。血にまみれた銃。それも、ワルサーP38だった。
ソニーと警察庁は一瞬驚き、そして了解した。
「私も、持ってるから。いま渡したのは、私に支給された武器。これは・・・
ゴールドの、形見・・・」
予想通りのことがJTBの口から語られた。JTBを守って死んだ、
ゴールドマンサックス証券(08番)・・・
「この銃を持ってると、それだけで強くなれる気がするの。・・・だから、それはいらない」
JTBは、再び新品のワルサーをソニーに押し返した。
「ワルサーはハットリ君じゃなくてルパンなんだけどな」
ソニーは頭を掻きながら、その銃を受け取った。お面の下で笑ったように感じる。

「ありがとう」
おおよそソニーらしかぬ言葉に面を食らった二人を残して、今度こそソニーは
振り返らずに走り去った。
午後3時17分・・・

教会の祭壇の上で、女は屈みこむようにひざまづいていた。体中がブルブルと震え、
その歯は規則正しく音を鳴らしている。両の手は顔の前で握られ、目の前のキリスト
像に祈っているように見えた。

教会の扉が、ギィと耳障りな音を立てて開かれた。
女は、ヒィッと息を呑んで振り返る。その目は大きく見開かれた。
いま、扉を開けて入ってきた男。返り血で全身が朱色に染まっている。
長身痩躯、そして女のそれと同じくらいの長髪・・・
肩にはマシンガンが掛けられており、背中から日本刀の柄が見えた。
武富士(13番)・・・
女は、緊急放送で流されたのと合致するその出で立ちを前に、逃げ出すこともできず
ただ体をそれまで以上に震わせていた。
武富士が日本刀に手をやろうとしたとき、その声は聞こえてきた。

「汝、血にまみれすぎておらんかね?もし、懺悔に来たのなら無駄なことだ。
もう、汝の裁きは決まっている・・・」
女は教会中を見回した。二階に続く階段に、人が立っている。
武富士は女から視線をはずすことなく、ポケットからナイフを取り出し男に向かって
投げつけた。ヒュッと風を切る音が聞こえた。すぐにパシュッと音がする。
女は、恐る恐る男を見た。

階段に立っていた男が、その顔につけたお面の前に右手を出していた。
その二本の指の間に、クナイのようなものが挟まれている。
「スローイング・ナイフか・・・いい腕だけど、忍者相手にやるのは愚の骨頂だねえ」
武富士は視線を男に移し、その口元を歪めた。
684muni:01/12/24 07:13
やっぱ、眠くなったのでもう寝ます。
もし、練習用に書きたい人がいたら続き、もしくは空白の時間帯
埋めてくれても結構です。。
25の夜くらいにきて、また続き書きますので。それまでに完結してなければw
685就職戦線異状名無しさん:01/12/24 07:17
あげあげ
なんだなんだ?
完結したと思ったら途中から「if・・・」になってるよっ!
タモリの顔が浮かんできたよっ!
「世にも奇妙な・・・」の方が好きだよっ!
続き期待だよっ!
687就職戦線異状名無しさん:01/12/24 08:06
就職試験編とか誰かやらない??
688ハイハイ:01/12/24 12:00
おつかれさん。みんなおもろいよ。就職試験編もおもろそうだね。
689就職戦線異状名無しさん:01/12/24 13:58
まとめたやつ誰かうpして
690就職戦線異状名無しさん:01/12/24 14:22
>>683
それソニーちょっと強すぎんか?マンガだな。
ま、別にいいんだけど。おもしろいし。if話だし。
691就職戦線異状名無しさん:01/12/24 15:12
>>690
それ言ったら、武富士のほうがよっぽど強すぎる(藁。
692死期報:01/12/24 23:33
修正してまとめたやつを勝手にうpさせていただきますw
もう少し待っててくれ
693就職戦線異状名無しさん:01/12/24 23:46
>>692
おおっ!
694就職戦線異状名無しさん:01/12/25 01:20
期待age!
695muni:01/12/25 06:49
>>690
スマソ。自分でもマンガだと思うw
画像を思い浮かべてから文に直すので、どうしてもイメージが
週刊誌連載のマンガになるんですよ。。
>>692
よろしくお願いします。巨人軍のやつ並のを期待w
死期報さんのがうpされるまで、一時的に自分で使ってたやつをうpしておきます。
ローカルネットワークで使ってたのを少し修正しただけなので、ちゃっちい作りなのは勘弁。
一部、誤字などを勝手に修正してあるのも勘弁>作家さん

ttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/9426/index.html

三井編の教訓で酒飲んでるときは書かないほうがいいのが分かったので
if版の続きはまた今度書きます。眠い。。
696就職戦線異状名無しさん:01/12/25 07:53
パラレルワールドって(藁
697muni:01/12/25 18:18
午前11時18分・・・

ソニー(27番)の姿が見えなくなるまで見届けてから、警察庁(21番)が
口を開いた。
「俺たちも移動しよう。ここは危険だ」
JTB(14番)が首を傾げる。
「下手に移動するほうが危険じゃないの?それに、ソニーが戻ってくるかも・・・」
JTBの言葉に、警察庁は首を横に振る。
「さっきの放送で、もうこちらでは状況は確認できないと言っていた。でも、
ひとつ前の放送からある時点まで新たに死んだ人間を把握している。これは、
東京でもネットワーク経由で学校のコンピュータの情報を引き出せたためだろう。
それが今後できないということは、専用の回線を切られたか、あるいは学校の
コンピュータが壊されたか。手榴弾もある状況で使っている回線なんだから、
そう簡単に切れるものじゃない。おそらく、学校のコンピュータが破壊されたんだ」
警察庁はそこで言葉を切ってJTBを見る。
JTBは要領を得ない顔をしていて、警察庁が何を言わんとしているか掴めないようだ。
警察庁が言葉を続ける。
「いいかい?それはつまり、武富士が壊したということになる。さすがにコンピュータを
外から狙撃するのは無理だし、武富士はどういう方法かで学校に侵入し、そして小泉を
殺したんだ。その時、コンピュータも壊している。当然、その場に行ったという事は、
発信機からのデータを確認することもできたわけだ」
JTBが「あっ」と口を開け、慌てて周りを見回した。
「それって、つまり・・・」
「そう、俺たちの位置はバレている」
698muni:01/12/25 18:19
「でも、だったらどこに逃げても無駄なんじゃ・・・」
JTB(14番)は相変わらず回りを見回しながら言った。
警察庁(21番)はまた首を横に振る。
「それは違うよ。コンピュータはもう壊されてるんだから、今後の移動ポイントまでは
掴めないはずだ。そこで問題になるのは、なぜ武富士はコンピュータを壊したのか、だ。
殺戮が目的なら、発信機の傍受は必要だったはずだ。それを壊す理由・・・
それは、自分自身が追跡されないためとしか考えられない」
JTBは目をぱちくりさせた。警察庁の思考についていけないでいるようだ。
「追跡されないようにって、17時に来る救援部隊に?まだ時間はあるのに?」
「違う。多分、もう来ているか、あるいはもうすぐ来る『何者か』がいるはずだ。
多分、学校にはこの近辺の空域・海域の様子を知るためのレーダーのようなものも
あるはずだ。泳いで逃げるのを防止するために見張りの船もいるだろうけど、外からの
侵入もさせないようにね。そこに、何かが映った・・・少なくとも、武富士にとって
『敵』である何者かが来たんだ。それも、それなりの人数で。一人二人なら、
即座に迎え撃てばいい。それができないくらいの人数だ。だから、個別撃破を狙って
ゲリラ戦に持ち込むために発信機を受信できなくしたんだ。あるいは、救援部隊が
すでに来ているのかもしれないね。17時というのは、油断させるためのフェイク
だったのかもしれない」

JTBは、改めて警察庁を「すごい」と思った。もともと自分とキャリアである
警察庁の間に歴然とした差があるのは分かってはいたが、この状況でそれを発揮
できるところに彼のすごさがあった。
699muni:01/12/25 18:19
警察庁(21番)はJTB(14番)にも見えるよう地図を広げた。
「今、俺たちがいるのはここ。診療所から300メートルくらい南に来たところだ。
で、港は北西にある。学校は島の中央。この2つを結ぶ点、そして、新たに来た
人間を狙える学校周辺、これらが危険ポイント。そして、それが終わった後に
飛び火しそうなのが、最後に発信機の記録が残っているポイント。今いる場所もそうだ。
だから、このまま南下して島の南東部に出よう。
他の生き残り・・・多ければ2人生きているはずだけど、彼らがどこにいたかは
分からない。もし彼らがそこにいた場合、武富士が来る可能性もあるけどそれは
仕方がないとあきらめよう。現時点で最善のポイントは、島の南東部だ」
警察庁の言葉を聞いて、JTBは力強くうなずいた。そこで、ある可能性を思いつく。
「もしかして、ソニーは・・・」
「ああ。多分、一番の危険ポイントに行って身を潜めてるだろうな。そこで、
隙を突いて武富士を狙う気だろう。多分。」
確かに、ソニーなら警察庁と同様の可能性に気づき、そう行動するだろう。
JTBは目を瞑り、嫌なイメージを振り払うかのように頭を振った。
警察庁が地図を自分のカバンに仕舞い、そしてJTBのカバンも同じ左手で拾い上げた。
「行こう」
JTBはうなずき、二人は島の南東部へ向けて歩き出した。

警察庁の読みは、確かにある程度当たっていた。
致命的ともいえる、ただ一つの個所を除いては。
この島に来た「来訪者」が船を着けた場所は、警察庁の予想していた港ではなく
島の南東部に位置する砂浜だった。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
明海のやつがここで関係してくるのか
HPにも明海のやつが載ってたからな
muni最高!あんた天才だYO
703muni:01/12/25 23:44
>>702
誉めてもらうと嬉しいっす。ありがとw

HPに簡単な地図もうpしておきました。
イラレやフォトショップが逝っちゃっててwordで作ったから
えらくしょぼいけど勘弁。小さな□は民家・小屋です。
西にポツンとある□はアクセンチュアvsトラコスがあった小屋。

ttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/9426/index.html
704muni:01/12/25 23:50
IEだと地図が表示されない。。
もし地図を見たいって人がいたらネスケで見てください。
どちらにしろちゃっちい代物なので、イラレが復活したら作り直します。
そしたらIEでも見れるようになります。スマソ。。
705就職戦線異状名無しさん:01/12/26 00:27
保全age
こんなの読んでる暇があったらハガキの一枚でも書こうねー
>>706
読み始めるまえに言ってくれ!
ハガキって何の話?
年賀状ならEメールで済ませるけど何か?
709_:01/12/26 06:53
age
710就職戦線異状名無しさん:01/12/26 07:00
>>706
まさか3年生に対して??
ここでこうして2ちゃんやってる奴で、
ハガキ使う奴なんているのか?
エントリーはネットで済ますだろ、普通は。
OB訪問にしたって電話やメールで済ますだろ、普通は。
もしかしてまだハガキでエントリーの時代に
就職活動をした社会人ですか、あなたは。
711就職戦線異状名無しさん:01/12/26 07:57
|' || ,,  ,,  ,, ,,  ,,  ,,     ⌒⌒ . )/|| || ||//   _       |
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| |`|  ,,  ⌒ ⌒  ).  .) /|| || ||/ /|| |  。 /  | |   _         |
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|/    / ̄                       `ー'      /|. ⌒^^⌒^⌒|
712(-_-):01/12/26 09:38
SOTECも出してほしかったな。支給された武器が故障品だったという設定で・・・。
午前11時25分・・・

武富士(13番)は、学校の南側に位置する森の中に身を潜めて「来訪者」を待っていた。。
彼の左手は、こめかみにそっと当てられている。
ズキン・・ズキン・・
頭痛の間隔が短くなってきている。
武富士には10、以前の記憶がない。武富士が物心がついたのはいつだったのかは
分からないが、少なくともその10歳以降、常にこの頭痛は彼と共にあった。
最初は一ヶ月に一回くらいだったこの頭痛は、高校に上がる頃には月に3回、
武富士で「仕事」をするようになってからは週に2回訪れるようになっていた。
その頭痛と共に、いつもきまってある映像が頭の中に浮かび上がってくる。
おそらくは、一組の男女の映像・・・その映像はいつもぼやけており、しかも
一瞬で消えるので顔を判別することはできない。だが、確かにその男女を知ってる・・・
そんな気がしていた。だが、それが誰なのかは武富士にとってはどうでもいいことであった。
問題なのは、その映像が消えた後もしばらく頭痛が残るということだった。

小学六年生だった頃、武富士は初めてケンカをした。頭痛の残る頭で道を歩いていたときに
中学生に肩がぶつかったと因縁をつけられたのだ。武富士の強さは圧倒的で、中学生3人は
あっという間に武富士の足元に転がっていた。
そしてまた歩き出そうと思ったとき、武富士は頭痛が消えていることに気が付いた。
これが、きっかけだった。
人は皆、腹が減れば飯を食べるし、風邪を引けば風邪薬を飲む。
それと同じ間隔で、武富士は頭痛を治めるために人を傷つけた。
相手に血を流させることで、その頭痛はピタリと止むのだ。
「仕事」を続けるうちに頭痛は日に1回はあるようになっていたが、この島に来てから
その間隔はもっと短くなっている。

早く来い・・・早く、殺させろ・・・
武富士は、静かに「薬」が到着するのを待った。
同時刻、ソニー(27番)は学校に向かっていた。
すでに戦闘は始まっているかもしれないし、武富士(13番)が敵を迎え撃つために
気配を殺して待ち伏せているかもしれない。
五感を研ぎ澄ませ、敵に遭遇しないように慎重に、しかし素早い動きで学校に
近づいている。
右手に握ったワルサーに一瞬視線を落とし、ソニーは少し苦笑した。
「ありがとう」なんて口にするのは、それも単なる言葉としてではなく本当の
感謝を込めて口にしたのはいつ以来のことだろうか。そもそも、この状況で
ショットガンを警察庁(21番)に渡すこと自体、すでに自分らしかぬ行為だった。

ソニーは、三井不動産(30番)、そしてその恋人だった女のことを思い出した。
あの女がソニーの何を指して「可哀相な人」と言ったのか、多分、今度こそその意味を
理解したと思う。
「何でもできる」ソニーにとって、大抵の物事は真剣に打ち込むほど価値のあるもの
ではなく、また周りにいる人間も取るに足らない存在だった。
多分、ソニーは孤独だったのだ。つまらないことで一喜一憂するやつらを見下していたが、
一方で、その姿を「うらやましい」と思っていたのだ。自覚はしていなかったが、
今となって思い返せばそうだったのだろう。
だからこそ、ソニーは三井に自分の失われた「半身」を見出そうとしたのだ。
でも、三井は他に慈しむべき半身を見つけていた。ソニーは三井の恋人を
欲しかったのではない。自分の孤独を埋めてくれる誰かが欲しかったのだ。

確かに、可哀相な人だったのかもな・・・
ソニーは苦笑し、すぐにそう考えるのをやめた。
自分を可哀相と思うのは、彼にとって弱い人間のする情けない行為だったから。
それよりも、この先もっと自分の人生を真剣に生きてみよう。そう思った。
生きてこの島を出て、自分が慈しむことのできる半身を見つけ、本当に自分の
やりたいことをやろうと思った。
だからこそ、過去を断ち切るためにも、贖罪の意も込めて三井の遺志を果たす。
武富士を殺し、このばかげたゲームに終止符を打つ―――

ソニーは、人の気配に気づき歩を止めた。そして気づかれないように、相手の姿を
確認に動く。茂みに隠れ、覗いた先に見えたもの・・・
それは、状況を理解していないP&G(04番)とモンテローザ(17番)が
学校に向かい歩いている姿だった。
715_:01/12/26 20:40
age
716_:01/12/26 20:42
あげ
717就職戦線異状名無しさん:01/12/27 00:07
>>712
いいねそれ!ぜひ!誰か第2話書いてくれ
718就職戦線異状名無しさん:01/12/27 07:26
age
719(-_-):01/12/27 09:26
>>717
SOTECはホントきついよ。1,2回使うとおかしくなるし、キーボードも馬鹿だし。
おまけにサポートセンターに相談しても全然解決しないし。SOTEC出すなら即効で殺して欲しいね。
すでにP&G(04番)とモンテローザ(17番)は、校門のところに差し掛かっていた。
ソニー(27番)はそれを、10メートルほど離れた茂みの中から眺めている。
おいおい、無用心すぎませんか、お二人さん・・・
ソニーは少し逡巡した。この殺し合いを止めるという目的からすれば、2人をここで
止めてやるべきだろう。だが、武富士もこの付近に潜んでいるはず。ここで姿を見せる
のは得策ではない。ここまで10分近く走りつづけていたため、体力的にもチトきつい。
さーて、どうしたものかねえ・・・
2人を止めるべきか、2人を殺しに出てきた武富士を狙うべきか。後者を選択した場合、
手遅れになる可能性は高い。

P&Gとモンテローザは、当然ながらソニーの存在に気づくこともなく校門に向かって
歩いている。息を切らしており、その肩は不規則に上下に揺れていた。
校門が東側にあるため、元いた南西の雑木林からだと余分に距離を歩かないといけない
上に、学校まで行けば助かるという想いから途中ここまで急いで走ったりもしたせいで
2人の体力は相当消耗していた。
だが、ようやく学校に着くという嬉しさが、2人の足取りを軽くしていた。
「ようやく着いたわね」
「お前が、スカートだから塀を乗り越えるのは嫌だとか言わなきゃもっと早くに着いてた
んだけどな」
モンテローザの軽口に、P&Gは「悪かったわね」とすねたポーズを見せる。
2人は顔を見合わせて笑った。
「でも、校庭に人がいねぇな」
「もともと兵士の人数はそんなに多くなかったから、みんな中にいるんでしょ」
P&Gはそう答えつつも、どこか奇妙な感覚に襲われていた。かすかな違和感。
小泉が死んだ。どこで殺された?多分支給の武器にライフルがあってそれで狙撃したの
かと思ってたけど。でも、カーテンが閉まってる。どうやって狙ったの?それに、小泉が
死んだんだし、校舎はもっと騒がしいはずじゃない?なんか、静か過ぎる・・・
そんなかすかな疑念を持ちながらも、結局校門まで来てしまった。途中、学校の塀沿いに
歩いていたときなら引き返すこともできただろう。しかし、今となっては遅すぎた。
721就職戦線異状名無しさん:01/12/27 15:33
>>719
第一話書いてYO
722就職戦線異状名無しさん:01/12/27 22:00
>>720
あたらしいにかいてよー。
もーいーから。
新しい企業名で。
723muni:01/12/28 06:31
>>722
そう言わんでくれ。
新しいのを書くにしても、原作に沿って進めようとしたら卒業までには終わらんのよ。
卒論提出日が迫ってて現実逃避はしたいのよ。
途中からちょびちょび書き直す程度が丁度いいのよ。
もし新しいストーリーを誰かが書き始めたら、途中少しは書きに行くけど。。
724就職戦線異状名無しさん:01/12/28 21:26
小説系はどこも下火だな
725就職戦線異状名無しさん:01/12/30 00:47
age
726就職戦線異状名無しさん:01/12/31 01:00
age
727就職戦線異状名無しさん:01/12/31 19:19
AGE
728就職戦線異状名無しさん:02/01/01 08:46
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あけましておめでとうございます
729就職戦線異状名無しさん:02/01/02 04:48
あけおめ。
730就職戦線異状名無しさん:02/01/02 06:37
正月はお休みですか?
731祭りだワショーイ:02/01/02 20:57
ここのみなさんはマジに文章うまいですね!!
自分は原作バトロワファンなんですが、ここも原作に劣らないくらい面白いです。
第2弾はやるんでしょうか?
その時はぜひ自分も執筆してみたいです。自分はちょくちょく小説書くのが趣味なので、外人さんやmuniさんほどとはいかなくても、少しは文章に自信あるつもりです。
732就職戦線異状名無しさん:02/01/02 21:14
次は旭化成登場キボン
733就職戦線異状名無しさん:02/01/02 22:36
外食は吉野家でもイイかも……
あそこはモンテより激務だし
734就職戦線異状名無しさん:02/01/02 22:42
>>731
正月なら人すくないからこっそり2弾をひとりでやっちゃえるよ!
735就職戦線異状名無しさん:02/01/03 00:56
いえ、さすがに1人はつらいです・・・。やはり何人かで息を合わせてやっていくのがリレー小説の醍醐味かと。
それに自分は就職板の人間ではないので、企業名あまり知りませんし。
736祭りだワショーイ:02/01/03 01:11
ああ、↑は自分です
737就職戦線異状名無しさん:02/01/03 02:13
>>735
とりあえずif版の続きでも書いてみたら?
738祭りだワショーイ:02/01/03 02:40
そうっすね。そうしますか。
でもそれやるとmuniさんに失礼な気がするんだよなー。
739就職戦線異状名無しさん:02/01/03 03:02
>>738
最初に誰かよかったら練習用に書いてって言ってたし大丈夫と思われ。
別板での知り合いで少し前にメッセで話したけど、1人で書くとだれるとか言ってたし。
740祭りだワショーイ:02/01/03 04:20
了解っす。話の流れをもうちょっと理解したら書いてみたいと思います。
それと同時に第2弾の参加企業を少しづつき決めていってはどうでしょう?
まあ自分がいうのもおこがましいですかね。すいません。
東電 糖蜜 Mck 狂セラ(桐山) 日本郵船 ホテルオークラ ローム(女)
味の素 帝人 伊勢丹 カルフール スタバ(女) KO電鉄 野村證券
スタッフサービス オリエンタルランド(女) サンリオ(女)KDDI 楽天

とりあえず前回登場しなかった業界を中心に19ばかり出してみた。
全部でいくつになるか分からないけどどんどん希望だそう!
ついでに作家さん、新スレで第2弾を執筆してくれ!(w
 
新スレくらいは自分で立てろよ(藁
このスレで途中まで書いてもいいと思うけど
if版の続きも気になるから新スレは漏れが立てるYO!
新スレの>>1用に第一話だけここに書いてYO!
743祭りだワショーイ:02/01/03 11:35
第2弾はどんなストーリーがいいですかね?小泉も死んじゃったわけでしょー。次期総理大臣候補っつーと誰ですかい?
やっぱ旗揚げは外人さんにしてほしい気もしますが・・・・。
744就職戦線異状名無しさん:02/01/03 21:22
保守age
745祭りだワショーイ:02/01/03 22:47
すいません、自分ここの人間じゃないので隠語で言われてもわかりません。
糖蜜?東京三菱ですか?
自分的にはSHARPとかナイキとか出したいです
746就職戦線異状名無しさん:02/01/04 07:43
続き!続き!
747就職戦線異状名無しさん:02/01/05 17:51
倉庫逝き阻止
748就職戦線異状名無しさん:02/01/05 20:47
ひまひま
749祭りだワショーイ:02/01/05 23:19
えー、とりあえず第2弾の1話目うPです。SHARPよりももっと主人公に適した企業があれば、挙げてください。そのために(仮)マークつけました。

 耳障りなメロディとともにドアが閉まり、低い唸りをあげて電車が動き始めた。
 派手な色をした電飾看板。コンビニの前にたむろする若い男女。消え残ったオフィスビルの明かり――。窓から見えるそれらの景色は、車体がスピードを上げるにつれて後ろへ流れ、すぐに見えなくなった。
 SHARP(仮)は、くすんだ青色のシートに深々と身をあずけると、ネクタイを少し緩めて、小さくため息をついた。途端、体にまとわりついている脱力感がその重さを増す。
 ここのところ毎日忙しいが、今日は特に疲れた。まったく、なんだって自分1人であんな量をこなさなければならないのだろうか。家に着いたら、熱い風呂に浸かってさっさと寝たほうがいいだろう。明日は朝一番で大事な会議がある。今日の疲れを引きずるわけにはいかない。
 シートから一定間隔で伝わってくる振動が心地よい。一日の疲れも手伝って、SHARP(仮)の意識がまどろみ始めたときだった。
 1人の制服姿の警官が、近づいてきた。
 その警官は、SHARP(仮)に職務質問と称して名前や勤め先などを訊いてきた。
 なにか事件でも起こったのだろうか。眠気などすっかり吹っ飛んだSHARP(仮)は、立ち上がって辺りを見回した。
 そこで、ふと気づいた。
 今、この車両には、自分と警官以外に誰も乗っていないことに。
 おかしい。この時間帯ならもっと乗客がいてもいいはずではないか?
 SHARP(仮)がその形の整った眉をひそめるのと、警官が彼にスタンガンを押し当てるのは、ほぼ同時だった。
「――ッ」
 強烈なショックが全身を駆け抜ける。
 喉から息とも悲鳴ともつかぬ声が出て、すぐに床に崩れ落ちた。
 なんだ? なにが起こった?
 頭の中にいくつもの疑問符がうずまいたまま、SHARP(仮)はその意識を失った。
750祭りだワショーイ:02/01/05 23:26
 一瞬、いつもの会議室にいるという感覚が、SHARP(仮)を包んだ。
 いけない! 会議中に居眠りこいてしまったのか?
 慌てて顔を上げた。
 途端に頭にズキッと痛みが走り、思わず顔をしかめたが、とにかく、そこは会議室などではなかった。
 どこだ――ここは?
 最初に目に飛び込んできたのは、古びた木造の床と壁、薄汚れた黒板、そして、机の上に突っ伏しているスーツ姿の男女だった。
 どうも教室のようだった。本来窓があるはずの場所には、なぜか分厚い鉄板が貼り付けられていたが。
 あれ、でも確か、俺、高校はずいぶん前に卒業したはずだよな? それに、なんでみんなスーツなんか着て――
 まだ、もうろうとしている頭を使って必死に考える。
 ふいに、首の辺りに違和感を感じて、SHARP(仮)は手を当てた。
 妙な感触があった。紐状のゴムのようなものと金属のパーツが、首に巻きついているようだった。
 首輪か? 犬とかSMとかに使う? でも、いったいなんのために?
 考えれば考えるほど頭が混乱してくる。
 突然、教室の、教壇側の入り口が大きな音を立てて開き、SHARP(仮)はそちらへ目をやった。
 若い男が1人入ってきた。
 その顔に、SHARP(仮)は見覚えがあった。無意識のうちに、発泡酒のCMが脳裏に蘇った。
 軍服に身を包んだ姿は、多少の違和感はあったが、その顔はまさに、故小泉総理(小泉純一郎は、2年ほど前に不慮の事故死を遂げていた。死因、その他は、どういうわけか全く政府から発表されていなかった)の息子、小泉孝太郎のものであった。
 教室のあちこちからざわめきが聞こえる。すでに、ほかの連中も目を覚ましているようだった。
 小泉孝太郎は、教壇の前に立つと、教室全体を見回してから満足げな笑みを浮かべた。
 言った。
「みなさん、目は覚めましたか? 今日、みなさんに集まってもらったのは他でもありません」
 ひとつ息を吸ってから、続けた。
「今日は、ちょっとみなさんに、殺し合いをしてもらいます」
 それまでのざわめいた声が、嘘のように、消えた。


今日はここまで。
あー、早く外人さんやmuniさんに復活してもらいたいよー。他の人も、我こそは!と思う人はどんどん参加してくださいな。
751就職戦線異状名無しさん:02/01/05 23:34
え、なにげに文章うまくないか?
752就職戦線異状名無しさん:02/01/06 02:09
   
 
ネタスレはsage進行。
サルベージageは200以下になってから。マナーやで。
754就職戦線異状名無しさん:02/01/06 07:58
さるべーじ
755就職戦線異状名無しさん:02/01/06 08:50
すいません。前回の読み終わってないんで前に出て来た
企業を書いてくれませんか?
756就職戦線異状名無しさん:02/01/06 19:31
第一弾参加企業 全30社

(01番) SMG(メガネ男)
(02番) 国家公務員U種     
(03番) 電通          
(04番) P&G(女)
(05番) デンソー
(06番) セブンイレブン女OFC   
(07番) NTTデータ
(08番) ゴールドマンサックス証券
(09番) トランス・コスモス   
(10番) ユニクロ
(11番) キーエンス       
(12番) NEC          
(13番) 武富士
(14番) JTB    
(15番) 大正製薬       
(16番) ANAスチュワーデス 
(17番) モンテローザ
(18番) 富士通
(19番) 神戸製鋼
(20番) アクセンチュア   
(21番) 警察庁キャリア
(22番) NRI
(23番) NTTドコモ(女)  
(24番) 千葉銀行
(25番) オリエント貿易  
(26番) JR東海(男)   
(27番) ソニー
(28番) 東京海上一般職
(29番) ニッセイ
(30番) 三井不動産
757就職戦線異状名無しさん:02/01/06 19:33
今度は男と女の比率を同じくらいにしたほうがいいのでは?
758就職戦線異状名無しさん:02/01/06 23:23
シャープは相当ブラックらしいから、あまり主人公に向かないのでは?
759祭りだワショーイ:02/01/07 00:26
えー、続きです

 小泉孝太郎はにこにこしながら言葉を続けた。
「皆さん、僕のことはご存知かと思いますが、一応自己紹介をしておきます。元総理大臣、小泉純一郎の息子で、孝太郎といいます」
 孝太郎は黒板に向き直ると、新任の先生がそうするように、チョークで横に大きく自分の名前を書いた。

「現在、わが国は、長引く不況により、株価下落に失業率増加と、かつてない深刻な事態に直面しています。
 各企業に特別法人税をかけて景気回復を図ろうとしたのですが、全ての企業に痛みを与えるのではひどすぎる。
 そこで、亡き父が考案したのが、このバトルロワイアルなのです。
 まず、厳密なる抽選によって選ばれた30の企業の代表者によって、殺し合いをしていただき、最後まで残った勝者には特別法人税を免除、かつ政府補助金を与えます。
 そして、代表者が死んだ企業の方々には、痛みを分かち合ってもらう。 つまり、特別法人税を払っていただく、これがこのバトルロワイアルの主旨です。
 もちろん、このことは各法人の了解を取っており、あなた達は、その代表者として、選抜されたのです――」
「ふざけんなよ、タコ」
 突然、誰かがドスのきいた声を上げたので、SHARP(仮)はそちらへ顔を向けた。
 髪を茶色に染め、黒いエプロンをつけた若い男だった。おそらく、どこかのファーストフードチェーンのバイトだろう。
 男は腕組みをしながら続けた。
「あのな、元総理のガキだかなんだか知らねーけどな、あんまなめたことぬかすと小一時間問い詰めるぞ」
 孝太郎はそれを受けて、ふふっと笑った。TVで見せる爽やかな笑顔そのものだった。
「えーと、あなたは、確か吉野家さんでしたね。なるほど。いきなり言われても信じられませんよね」
 おもむろに入り口の方を向き、呼びかけた。
「すいませーん、入ってきていいですよー」
 引き戸ががらっと開き、二人の迷彩服を着た男が入ってきた。
 ひとりは背が低く、目がぐりっとした感じ。もうひとりはひょろりと背が高く、どことなくロバを想わせるような顔立ちをしていた。
 どちらも、三十台前半といった按配だった。
 そんなことはともかく、その二人の手には、まぎれもなく、マシンガンが握られていた。
「紹介します。今回のバトルロワイアルを手伝ってくださる、田中さんと太田さんです。どうも状況が飲み込めない人がいるみたいなんで、よろしくお願いします」
 田中というらしい迷彩服が、マシンガンをすっと持ち上げて、吉野家(28番)へと銃口を向けた――。
760祭りだワショーイ:02/01/07 00:28
まさか。
 SHARP(仮)は思った。
 殺し合いなんてあるわけがない。どうせ、あのマシンガンもオモチャで、「ドッキリ大成功!」とか小泉孝太郎が言い出すのだろう。そうだ、そうに決まってる。
 まったく、最高にタチが悪い。
 吉野家が、椅子をがたんと鳴らして立ち上がった。
「おい、ふざけんのもいいかげんに――」
 しかし、そこで吉野家の言葉はかき消されていた。
 田中が持ったマシンガンの銃声によって。
 吉野家の体が、がくがくと大方ブガルーに近いダンスを踊る。その場にいる全員、何が起こったのか、一瞬理解できなかった。
 机と机の間に倒れこんだ吉野家は、もうぴくりとも動かなかった。
 ただ、所々に血の花が咲いた死体の下、古びた木造の床に、鮮やかな血だまりが広がり始めていた。
 孝太郎が言った。
「えー、これでわかってもらえたでしょうか。もう一度言います。あなたたちには、今から殺し合いをしてもらいます」
 もう、誰も何も言わなかった。
 真新しい血の臭いが教室中に充満していた。
761祭りだワショーイ:02/01/07 00:31

「では、このゲームのルールを説明します」
 孝太郎はこれを“ゲーム”と呼んだ。企業代表者のうち何人かは、それを聞いてあきらかに不快の色を顔に表したが(もちろん、文句は言わなかった)孝太郎たちにとっては、これはそう、まさにゲームに過ぎないのであった。
「まず、ここは周囲6キロ程度の小島です。島の詳しい位置は教えられません」
 そう言って黒板に、いびつな楕円を描いた。そして、中央より少し右に寄った所に、小さく“×”マークを記した。
「ここが、いま僕達がいる、校舎です。ここから出たら行動は自由です。何をしても構いません。
 ただし、校舎を襲ったりしようとしても無駄ですよ。全員が出発して20分後には禁止エリアになりますので。まあ、それについては後で説明しますね」

 そうして孝太郎の説明が30分ほど続いた。
 それぞれ違う武器が支給されること。
 毎日4回の放送と、それによって指定されたエリアには入れなくなること。
 首に巻かれているチューブについて。 
 みんな、心ここにあらずといった感じで、孝太郎の説明を聞いている中、SHARP(仮)はいたって冷静だった――いや、冷めた怒りが彼を包んでいた。
 机の下で、強く強く拳を握る。
 会社のために人殺しをしろだって? ばかばかしい! あんな会社、法人税でもなんでも取られればいいんだ。とにかく、俺はこんな殺し合いには参加しない。絶対に小泉の息子を出し抜いて、ここから逃げ切ってやる!
 
762祭りだワショーイ:02/01/07 00:43
あーねみー。こんなことやってるヒマないのに・・・・鬱だ
つまらん。
764就職戦線異状名無しさん:02/01/07 10:34
いや、いいんじゃないの?
ただ前回と同じだとおもしろくないな。
今度は、人間的な葛藤と戦略を、企業間の争いとして描き出してはどうかな。
前回はバトル重視、今回は内面的な闘争重視って感じで。
同盟や裏切りとか、力押しだけじゃ勝てんみたいな所を前面に押し出していって欲しい。
765就職戦線異状名無しさん:02/01/07 11:03
あげあげ
がんばれ。
ぷろもとむ。
あと、けいざいにくわしいやつ。
766就職戦線異状名無しさん:02/01/07 15:35
何で吉野家はバイトなの?
バイトが会社の法人税のために働くわけないでしょ
767祭りだワショーイ:02/01/07 22:24
バイトじゃやばかったかね?適当に血の気の多そうな(殺し合いで勝ってくれそうな)のが選ばれた、ってつもりだったんだけど。
企業のことについて詳しい人がブレーンとして参加してもらえると非常に助かるんだが・・・。
768祭りだワショーイ:02/01/07 22:28
てーか、主人公はSHARPでいいんでしょうか?
769766:02/01/07 22:43
いや俺、元吉野家のバイト(キャスト)なんだけど吉野家のバイトって会社嫌いだから。
俺も賄い無料だから働いてただけだし、辛いんだよあの仕事。
友達が社員になったけど、そいつは3ヶ月で腰壊して辞めた。
噂では新入社員の1割は1年以内に椎間板ヘルニアになるとか。
だけど会社のためなら…って社員もいるな。
でも、バイトには皆無。
770就職戦線異状名無しさん:02/01/07 22:53
本人の意思に関係なく選ばれてしまうわけだから、バイトでも問題ないと思われ。
選ばれた奴は「なんであんな会社のために」って激しく憤るだろうが。上の話ならSHARPがそんな感じだな。
つーか、バイトだって確証は話中では出てきてないけどな。
771766:02/01/07 23:03
直営社員は髪茶色くできないよ
772就職戦線異状名無しさん:02/01/08 03:36
パロディつーか、ただのパクリになってない?
もうちょっと考えてからはじめてほしい。
773祭りだワショーイ:02/01/08 20:57
ストーリーに関してはこれからいろいろ変化つけてくつもりなんで。文句あるなら自分も書け、と。
吉野家ってのがヤバかったかね?態度が悪いバイトがいる企業はドコですか?
774就職戦線異状名無しさん:02/01/08 23:31
パクリなうえに態度も悪い、と。
775就職戦線異状名無しさん:02/01/09 00:12
772=774
776就職戦線異状名無しさん:02/01/09 23:12
>祭りだ
まあ、煽りにめげずにがんばってください
777!
778就職戦線異状名無しさん:02/01/10 23:57
吉野家どうこうじゃなくて殺すの早すぎ
しかも小1時間とか言ってる時点でネタじゃん
それゆうたらバトロワの原作だって出発前に(台詞もなしに)殺されてる奴もいるんだし。
許容範囲だと思うけどのう。
小一時間はワロタんだけどなあ。
問題なしっしょ。
頑張れ、祭り。このスレの最初の方でも外人さんは煽られてた。
そういう煽りを文章の力で黙らせるのが2ちゃんならではの楽しみと考えよう。
てことで続き早く書け。
もともとネタスレだしな。
問題はネタがつまらんことだ。
えー、すみません。muniさん。
ttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/9426/1.html
の話の段落。4が抜けてますよ・・・。
783祭りだワショーイ:02/01/12 00:44
とりあえず、書き直しです。766さんのおかげで、吉野家はもうちょっと話がふくらみそうなので後に取っておきます。

 小泉孝太郎はにこにこしながら言葉を続けた。
「皆さん、僕のことはご存知かと思いますが、一応自己紹介をしておきます。元総理大臣、小泉純一郎の息子で、孝太郎といいます」
 孝太郎は黒板に向き直ると、新任の先生がそうするように、チョークで横に大きく自分の名前を書いた。

「現在、わが国は、長引く不況により、株価下落に失業率増加と、かつてない深刻な事態に直面しています。
 各企業に特別法人税をかけて景気回復を図ろうとしたのですが、全ての企業に痛みを与えるのではひどすぎる。
 そこで、亡き父が考案したのが、このバトルロワイアルなのです。
 まず、厳密なる抽選によって選ばれた30の企業の代表者によって、殺し合いをしていただき、最後まで残った勝者には特別法人税を免除、かつ政府補助金を与えます。
 そして、代表者が死んだ企業の方々には、痛みを分かち合ってもらう。 つまり、特別法人税を払っていただく、これがこのバトルロワイアルの主旨です。
 もちろん、このことは各法人の了解を取っており、あなた達は、その代表者として、選抜されたのです――」   
「ふざけんなよ、タコ」
 突然、誰かがドスのきいた声を上げたので、SHARP(仮)はそちらへ顔を向けた。
 髪を茶色に染めた若い男だった。おそらく、どこかのバイトだろう。
 男は腕組みをしながら続けた。
「あのな、元総理のガキだかなんだか知らねーけどな、あんまなめたことぬかすと本気で殺すぞ」
 孝太郎はそれを受けて、ふふっと笑った。TVで見せる爽やかな笑顔そのものだった。
「えーと、あなたは、確かすかいらーくさんでしたね。なるほど。いきなり言われても信じられませんよね」
 おもむろに入り口の方を向き、呼びかけた。
「すいませーん、入ってきていいですよー」
 引き戸ががらっと開き、二人の男が入ってきた。
 迷彩模様の服にコンバットブーツをはき、鉄製のヘルメットをかぶっていた。テレビで見るような自衛隊のイメージとは少し印象が違う。
 片方は背が低く、もう1人はひょろっと背が高い、どこかオール阪神巨人を思い出させるようなコンビだったが、そんなことよりなにより、SHARP(仮)の目は、その二人が肩に吊ったライフルに、吸い寄せられていた。
「紹介します。今回のバトルロワイアルを手伝ってくださる、田中さんと太田さんです。どうも状況が飲み込めない人がいるみたいなんで、よろしくお願いします」
 田中というらしい迷彩服が、ライフルをすっと持ち上げて、すかいらーく(6番)に銃口を向けた。
784祭りだワショーイ:02/01/12 00:45
 まさか。
 SHARP(仮)は思った。
 殺し合いなんてあるわけがない。どうせ、あのライフルもオモチャで、「ドッキリ大成功!」とか小泉孝太郎が言い出すのだろう。そうだ、そうに決まってる。まったく、最高にタチが悪い。
 すかいらーくが、椅子をがたんと鳴らして立ち上がった。
「おい、ふざけんのもいいかげんに――」
 しかし、そこですかいらーくの言葉はかき消されていた。
 田中が持ったライフルの銃声によって。
 すかいらーくの体が、がくがくと大方ブガルーに近いダンスを踊る。その場にいる全員、何が起こったのか、一瞬理解できなかった。
 机と机の間に倒れこんだすかいらーくは、もうぴくりとも動かなかった。
 ただ、所々に血の花が咲いた死体の下、古びた木造の床に、鮮やかな血だまりが広がり始めていた。
 孝太郎が言った。
「えー、これでわかってもらえたでしょうか。もう一度言います。あなたたちには、今から殺し合いをしてもらいます」
 もう、誰も何も言わなかった。
 真新しい血の臭いが教室中に充満していた。

<企業番号6番 すかいらーく死亡>
【残り 29社】
785祭りだワショーイ:02/01/12 00:47
んでこの後
>>761が入ります。
786就職戦線異状名無しさん:02/01/12 00:48
ちょっと待て
ここで始めたらスレが持つのか?
あと200ちょいだぞ
>>785
すかいらーくですか・・・
>>786
確かに。個人的にこのスレは第1弾のifや
サイドストーリー中心の方が良いと思います。
789祭りだワショーイ:02/01/12 00:55
「それじゃあ、1人ずつ、名前を呼ばれた人からデイパックを受け取って出て行ってください。2分間隔です。まずは、1番、旭化成さん」
 ガタッ、と勢いよく小太りの男が立ち上がった。顔をきつくこわばらせ、スーツの裾を握った手は、小刻みに震えていた。
「早く行ってください」
 孝太郎に促されると、旭化成はいきなり走り出し、兵士の手からデイパックをほとんどひったくるようにして、教室から出て行った。闇の中から走るような音が聞こえたが、すぐに遠ざかった。
 そうして、2分ごとに、次々と名前が呼ばれていった。
 それは、まるでカウントダウンだった。
 名前が呼ばれ、参加者が教室から姿を消していくごとに、絞首台への階段を一歩ずつ上っていく。目の前にぶらさがった縄の輪っかが自分を呼ぶ。さあさあ、次はあなたの番ですよ。なに、大丈夫、苦しいのは最初の一瞬だけですって――。
 まったく、ろくでもない。
 初めから気圧されていたんでは、話にならない。どうやったら脱出できるか、そのことだけを考えるんだ。
 シャープは頭を振って、自分に言い聞かせた。

 20分ほど経ったころだった。
“TBS”と呼ばれた七三分けの男が、前に出てデイパックを受け取ったとき、おもむろにこちらへ向き直って、言った。
「みんな! 俺は外で待ってる! 全員で協力してここから脱出しよう!」
 表情はほかの連中と同様に強張ってはいたが、それでも、しっかりとした口調だった。
 二人の兵士がライフルをすっと持ち上げたが、孝太郎が手でそれを制した。
「言いますね。さすがTBS、楽しみですね」
 孝太郎の表情は、余裕に満ちている。
 やれるものならやってみろと言わんばかりの表情だった。
 シャープは孝太郎のその態度にひどく腹を立てたが、同時に、しかし、とも思った。
 こうやって、まだ正常な判断力が残っているヤツがいる。それはとても重要なことだった。
 ひょっとしたら、みんなで話し合えば、何かいい案が浮かぶかもしれない。政府を出し抜けるほどの、案が。
790祭りだワショーイ:02/01/12 00:57
やっぱ新しいスレ立てた方がいいですかね?
周りの反応がよければ新スレ立てようと思ってたんですが
791祭りだワショーイ:02/01/12 00:58
 さらに、10分ほどたって、ついに孝太郎が
「えー、次は、14番、シャープさん」と呼んだ。
 シャープはデイパックを受け取ると、急ぎ足で外に出た。
 昇降口の外にはがらんとした校庭が広がっていた。
 校庭の両脇は雑木林に囲まれている。遠く、山の稜線がかすかに見えた。
 人工的な照明がほとんどない中、ただ、中天高く昇った満月が、辺りをほのかに照らしている。
 しかし、先ほど「外で待っている」と言っていたTBS(11番)の姿はどこにもなかった。もちろん、他の連中の姿も。
 シャープはひどい脱力感に襲われた。
 なんだよ、結局は恐くなって逃げちまったってことかよ。所詮はTBSか……。
 小さくため息をつく。
 腕時計に目を落とすと、白い文字盤の上、灰色の針が、12時35分を指していた。
 ふと、視線をあげた。
 ほんの4、5メートル先、何か黒い塊が落ちていた。
 ――? なんだ?
 すぐに目を見張った。
 それは、人間だった。
 いや、正確には、人間だったもの、であった。
 こちらを見ている虚ろな目、半開きの口、血に染まったスーツ、それは、つい先ほど教室で威勢のいい声を張り上げていた、TBSの死体だった。
 シャープの背筋を悪寒が突き抜けた。
 そんな――バカな!
 もう殺し合いに乗ったヤツがいるってのか!?
 冷や汗が勝手に吹き出してくる。
 とにかく、襲撃者はまだこの近くにいる可能性が高い。この場に留まるのはあまりにも危険だ。
 そう思って足を動かしかけたときだった。
 ガチン、と撃鉄を起こす音が横の茂みから聞こえた。
 とっさに身を伏せなければ、シャープはTBSの二の舞になっていたに違いない。
 パシュッ、と小さな音がして、頭上を何か熱いものが通り過ぎていった。
 顔を上げた。
 茂みの中に、サイレンサー付き拳銃を握ったSOTEC(8番)が立っていた。
「へ、へへっ。お前マヌケだな、ぼーっと突っ立ってるなんてよぉ。お前は逃がさないぞ……」
 そう言ってSOTECがすっと銃口をこちらへ向けた。
 再びその指が引き金にかかる。
 ものすごい恐怖がシャープの中で膨れ上がった。
 目をぎゅっと瞑り、死を覚悟した。
 クソ! こんなことになるなら、さっさと辞めてもっと遊んでおくんだった――!
 ボン、という先ほどよりも大きく、少しくぐもった音が聞こえた。
 覚悟した痛みは、いつまでたっても、こなかった。
 目を開いた。
792祭りだワショーイ:02/01/12 01:00
あれ、省略されちった(汗)

 そう言ってSOTECがすっと銃口をこちらへ向けた。
 再びその指が引き金にかかる。
 ものすごい恐怖がシャープの中で膨れ上がった。
 目をぎゅっと瞑り、死を覚悟した。
 クソ! こんなことになるなら、さっさと辞めてもっと遊んでおくんだった――!
 ボン、という先ほどよりも大きく、少しくぐもった音が聞こえた。
 覚悟した痛みは、いつまでたっても、こなかった。
 目を開いた。

 奇妙な光景だった。
 SOTECが、血まみれの右手を押さえてうずくまっている。
 彼の右手には、拳銃はおろか、手首から先が、なかった。
 拳銃の暴発だった。
「あああああああああっ」
 叫び声に合わせて、SOTECの手から液体があふれ出る。陽の光の下で見れば、その液体は、鮮やかな赤い色をしているに違いない。
 シャープは、無我夢中に駆け出していた。とにかく、一刻も早くその場から離れたかった。仲間を集めることなど、もはや、頭のどこにも残っていなかった。
 とんでもない、とんでもないことに巻き込まれちまった!

<企業番号11番 TBS死亡>
【残り 28社】
793祭りだワショーイ:02/01/12 01:03
 SOTECは右手首から先を失いながらも、まだ意識を保っていた。
 ちくしょう! ちくしょう! ちくしょう! なんでこんなことになっちまったんだ!
 叫び声を上げたい衝動にかられたが、痛みでそれすらままならなかった。
 ちょっとでも体を動かそうとすると、稲妻のような痛みが脳の芯まで突き抜ける。ひゅうひゅう、と歯のすき間から息が洩れた。
「支給武器まで故障品なんてな。いやはや、お前の会社らしくて傑作だ」
 不意に、背後から声がした。
 え? と思う間もなく、SOTECは後頭部に衝撃を受けて昏倒した。
 頭の中で何か大事なものが壊れたらしい、双眼鏡を覗くように狭窄した視界の中、ゴルフクラブを握ったスタッフサービス(15番)が立っていた。
 スタッフサービスが再びゴルフクラブを振り上げた。
 不思議と今度は痛みはなかった。ただ、ブン、と音がして、それきりSOTECは何も感じなくなった。
 スタッフサービスは荒い息を吐きながら、ゴルフクラブについた血を拭った。
 「へ、へへっ……」
 唇が三日月形に歪んだ。
 やった、やってやったぞ!
 彼は、元来、自己主張ができないタイプの男であった。その内気な性格ゆえ、仕事でもいつも損ばかりしていた。
 しかし、それが、どうだ! 俺は人を殺したんだ! 誰も俺には逆らえねえ! 俺は――強いんだ!
 頭の中が半分痺れたようになっていた。アッパー系の麻薬でラリるとこんな感じなのかもしれない。
 スタッフサービスは、SOTECとTBSのデイパックを拾い上げると、低い笑い声をあげながら雑木林の闇へと消えていった。

<企業番号8番 SOTEC死亡>
【残り 27社】
794祭りだワショーイ:02/01/12 01:05
やべ・・・眠い。
夜のハイテンションでガシガシ書いてっちゃったから、読み返してみると結構文章雑だなー。
795祭りだワショーイ:02/01/12 01:10
とりあえずSOTECネタは
>>712さんの意見を参考にしました。
796sage:02/01/12 02:52
いや、おもろい!ぜひ新スレでも継続を!!
↑じゃあなんでわざわざsageで言ってるんだ?
新スレ。
バトルロワイヤルin就職板・Part2

http://school.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1010784122/l50
799就職戦線異状名無しさん:02/01/13 06:05
サルベージ
800就職戦線異状名無しさん:02/01/13 07:55
800 
801muni:02/01/14 06:00
やっと卒論終了。
あとは先生に見せて若干訂正するだけだぁ!
そして、このスレ移転したんだね。発見するのに時間がかかってしまった。
新ストーリー期待。これから新スレ逝きます。
>>782
ごめん、途中で12か何かの数字を飛ばしたのに気づいて、不吉な数字ということで
4を削ったんです。さすがに2から始めるわけにもいかなかったし、12以降を
一つずつずらすのは大変だったので。話は全部載っているのでご安心を。
802a ◆BI2EKkq. :02/01/14 15:29
sage
sage
804就職戦線異状名無しさん:02/01/15 18:44
age
805 :02/01/16 07:59
806 :02/01/17 11:39
807 :02/01/18 07:53
808明海経済 ◆toKyo/ME :02/01/18 09:08
ヒサビあげだ(^^b
809 :02/01/19 00:53
810 :02/01/20 07:54
香田晋ですか?
812 :02/01/21 07:53
813 :02/01/22 07:53
814就職戦線異状名無しさん:02/01/22 08:02


 フジテレビで就職氷河期についてやるぞ!見れば?
815 :02/01/23 09:23
816 :02/01/24 07:53
817就職戦線異状名無しさん:02/01/24 23:28
っていうか新スレ行きましょうよ
http://school.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1010784122/
新スレ氏んでる
819就職戦線異状名無しさん:02/01/26 23:51
ここも氏んでる
820就職戦線異状名無しさん:02/01/28 10:00
age
821 :02/01/31 00:09
822就職戦線異状名無しさん:02/02/04 03:25
age
なんでpart1の方があがってるんだ?