4 :
愛蔵版名無しさん:2011/01/09(日) 15:53:06 ID:DjFHC1aF
あげ
さげ
まん
腹減った
ジェル身が喰いたい
サンドラが嫁入りして最初にみんなで食事した時
グレッグがナターシャの話をしてる時
イアンの無言でうつむきながら物言いたげな顔が印象的だ
イアンはなんで捨てられたのにそこまでナターシャのこと大事に思ってたんだろうね
リリヤの面影をナターシャに重ねてたんだろうか?
>>9 イアンがナターシャに愛してるって言ったのは、子供のころのこともジェルミのことを
保身のために見て見ぬふりしてたことも全部許すしこれからも惜しみなく愛を与えると
いう意味だったんじゃないかな。
これもキリスト教っぽくなるけど。
何かしたことに対して「赦し」が得られ、それが昇華してカタルシスにいたるというのは
残神ではちょこちょこ出てくる通奏低音みたいなものじゃない?
>>10 うーん
「赦し」はトーマでのユーリのテーマでもあるなぁ
ユーリの赦しは不可抗力というか、まぁサイフに惹かれたことも含めてだけど
残神の場合の赦しはジェルミにもイアンにもナターシャにも当てはまるのか
>>11 トーマのテーマとの関係は分からないけど
同じにすると特定様式を持つ思考へと向かってしまうので
若干線引きしてもいいのでは。
残神は素材も宗教より神話の方な気がするし…。破壊と再生とか。
現状の全てを受け入れなければ、何らかの決着をつけなければ
誰も前へ進めない。どのキャラもそうだった。
悲惨な現実を抱えて尚生きようとするイアンやジェルミだからこそ
許し合い支え合う世界の再構築をした、と素直に読めたよ。
あんな悲惨な目に遭いながらもジェルミが自死しなくて良かった
後半のジェルミとイアンの生への執着は凄まじいものがあったね
・気付かずに崖から跳ぼうとしてしまったジェルミを必死で助けて号泣するイアン
・血を吐くまでジェルミと正面から向き合うイアン
・バレンタインの死のダイブを決死の覚悟で救うジェルミ
・死の淵をさまようマージョリーから毒リンゴを吸い出して助けるジェルミ
・最後にはサンドラに告白して再生への希望を抱き始めるジェルミ
生への「執着」というか、他人を救済することへの渇望とか。
悲惨な目にあってもそういう風に他人を助けられるってすごいよね。
フランチェスコか…
ブラザーサン・シスタームーンみたい
クララシスターズのその後が気になる・・・
>>17 おかまダンサー卒業した後は
お菓子教室展開したりしてw
パイ美味しそうだったものね。
オレンジパイの作り方習いたいわ。
アンドリュー・マッカーシーかよ
マキの個展でジェルミがマフラー止めに付けてたブローチがかわいい
>>21 ちょうちょか鳥かなんかのブローチだっけ?
萩尾さんはそんなさりげない所にもセンスの良さが光るね
萩尾さんって天使好きだから天使の羽根じゃないかな?
へぇ 天使なんだ
何か意味あるのかな?
ジェルミの心の叫びとか・・・
「羽を持って天国の門をくぐりたい!」
羽を付けて生まれ変わりたいってことなのかな?
最後イアンに生み直してもらったし…
そういえばユーリも天国の門をくぐる天使の羽をむしり取られたな
あれは自分から捨てたとも言えるが
ごめん、「天使」って、書いたの私だ。
あんなに小さなアクセサリーだけど、パッと見て「天使の羽根」だと思った。
最初の方で「天使って翼があるの」「天国にウヨウヨいるよ」とか言うせりふと
どの辺りか忘れたけど、1ページ使ってジェルミが天使になっている絵があったから・・何となく
ジェルミには天使の恰好が良く似合うと思う。
クリスマス会の天使のコーラス隊でも一番似合ってたな
イアンにショウガ湯飲ませて貰った時も
「これを飲んだら天使に生まれ変われる?」とか聞いてなかったっけ?
とするとあのブローチもジェルミの手作りなのかな
>>31 なんとなく手作りっぽいな
自分のことを汚れて汚い、臭いと言ってたから
汚れなき天使への憧れから作ったのかも
本当はジェルミが一番天使に近い存在だったのに。
だからグレッグが破壊したくなったんだろう。
いや、無垢っぽかったけど不通に人間だっただろ
でもなんかイノセントという形容詞がピッタリだったな
普段は普通の高校生なんだけど、サンドラと一緒にいると
純粋さが倍増されて、はかなさも際だってしまった。
あぁそれでイアンが華奢でベッドサイドの灯りに透けて消えてしまいそうって言ってたのか・・・
あのままビビと付き合ってボストンで健全に成長していけていれば、
ちょっと線が細くて大人しめだけど、優しい普通の青年になってたんだろうな。
芸術家に目覚めたのは怪我の功名ともいえるが。
ごくごく普通の学生生活送って、結婚してどこにでもありそうな
平凡で幸せな人生過ごしてたんだろうね。
普通の男子高校生が突然中年の性的倒錯者の餌食に・・・
ある意味ユーリより傷は深いな
私、前スレに書き込みした変態だけど
年末に行った萩尾さんの原画展、感動しましたー!
展示してあった全ての原稿が、全て美しかった!
カラーの原画は、修正の跡がほとんど無くて一発描きみたいにキレイ。
「残神」の原画も美しかった。ジェルミのイラストを見たときは胸がいっぱいになりました。
一概には言えないけれどね
ユーリの場合は屈辱的集団レイプと悪魔に魂を売り渡してしまった
ジェルミは持続的レイプで精神と肉体をバラバラにされてしまった
>>41 うわぁ! 羨ましいー!
ジェルミのイラストどんな感じでした?
出来れば詳しく感想聞かせてください
>>41 残神の原画そんなに美しいんだ
見たかったなあ…
原画展の「残神」の展示
*コミックス版のカバー 6巻、9巻、14巻 15巻(14巻と15巻のイラストがキレイでした!)
*連載1回目のお葬式のシーンの原稿 9枚
*最終回げ掲載されたプチフラワーの表紙
*ボストンでのジェルミとキャスの後姿の扉絵
*壁際に寝転んだジェルミの足に植物が絡みついているイラスト(悲しくて美しいイラスト、陰影の付け方が凄かった)
あと、ジェルミのイラストがあったような、なかったような・・スイマセン
「残神」以外も、本当に美しくて、「メッシュ」「マージナル」「モザイクラセン」「11人いる」
他には、「阿修羅王」の存在感に圧倒されました。あまり書くとスレ違いになっちゃうので、この辺で。
*最終回げ掲載された ×
*最終回が掲載された ○ すいません、未だに興奮がさめません。
>>45 トン
そのボストンでのジェルミとキャスの後ろ姿の絵大好きだ!
見たかったよー
メッシュもマージナルもモザイクラセンも11人いるも百億も大好きな作品だから
見てみたかったよ
羨ましスグル
喜んでいただけてよかったー。
「ポー」と「トーマ」は、文句なし良かったです。(トーマの習作の展示に感激)
他には、一角獣シリーズ3作品の扉絵(これは、すっごく美しかったです)
「海のアリア」のカラーの扉絵(6枚)、バレエシリーズのカラーもキレイ!
デビュー作の原稿も展示してあって、昔の作品なのに絵の上手さにびっくりしました。
>>49 へぇー
一角獣シリーズもあったんだ
トリルとかアデラドとかもクールな美形の女の子だからさぞ綺麗だっただろうね(タクトはXYで半分だけどw)
「海のアリア」やバレエシリーズはアリアドとルゥーがどんなだったか興味あるわ
デビュー作とかそれこそ萩尾さんが10代の頃だよね
そんなに上手だったんだ
>>42 ユーリってやられてたの?
あれは暴力で神を否定する言葉を無理矢理吐かせられたという
精神的レイプかと思ってたよ
>>51 ちゃうちゃう
しっかり犯されてまんがな
本スレで萩尾先生に確認済み
知らなかった。当時のことだからかなりぼやかした表現になってたんだな。
てっきり51の言うとおりのことだと思ってたよ。
表現上ぼかし気味に描いてたけど
あれは流れから見ても当然肉体的にも集団レイプしてる
オーソン先生が死んだ翌日、何でジェルミは嬉々としてレイープされてるの?
なんで嬉々としてレイプされているように見えるのかがわからない。
悲しすぎてやけくそになってるとかそんなんでは。
>>50 「残神」は、ジェルミとイアンの茶色っぽいイラストの展示もあったような気がします。
一角獣シリーズは、アディのアップとモリとトリル、タクトとモリが離れて立っているもの
モリとトリルのイラストが透明感があって美しかったです。
「海のアリア」は、1回目の扉絵とアベルの横でアリアドが本を読んでいるイラストありましたよ。
たぶん、カラーの扉絵は全部展示してあったかも?アベルとあやめの花のイラストがすっごく美しかったです。
バレエシリーズは、「フラワーフェスティバル」(残念ながら、るーは無し)と「感謝知らずの男」。
レヴィが花を抱いているイラストは、爪の先がうっすらピンクに染まっていて細部まで美しかったです。
予想を遥かに超えて美しかったのは「マージナル」かな?モノクロもカラーも神懸かり的な美しさでした!
メモを取りながら展示作品を見ていましたがw、あまりの美しさに記憶がポーンと飛んでしまいました。
あんなに美しい作品群を何百枚も展示するのは、酷だわ〜〜。
萩尾さんの作品にしては、人気が低い?「完全犯罪」も緑と赤の色使いが美しかったです。
59見て福岡行きたくなって調べてみたら、自宅から3,4時間はかかることが分かった。
日帰りで行けるだろうか…orz。
>>59 うわー!
羨ましいー!
その爪までピンクなレヴィが見たスグル
>>57 頼りにしていたオーソン先生が亡くなって
自分の絶望的な将来を悲観して自暴自棄になっていたのでは
U2のボノがコールドプレイは俺等のマネしやがったって血相変えて怒ってた
萩尾さんが「うらわざ」として残神の構成を違う描き方を紹介されいるんだけれどそちらでも一度是非読んでみたかった
萩尾さんによると
このストーリーをイアン中心にイアンの目線から描いていく方法
グレッグが再婚し、新しい母と弟が出来た地点からスタートし
神経過敏で情緒不安定な弟がわけわからんという展開
ドラマの進展は同じだが、ジェルミ側の事件や私的エピソードはすべて表面から省かれる
「何ひとつ気付かないでイアンってアホ」と言われ続けてるイアンだが
もしもイアンの目線から描いて読者に何ひとつ気付かせないでボート小屋のシーンに持っていったらどうなるか?
どこもで読者をだませるか?
そういう裏技を考えている時はちょっとドキドキして、思わずニマニマと笑ってしまうのです
↑
萩尾先生のこの茶目っ気たっぷりの読者との駆け引きを楽しんでみたかった話聞くと
この構成方法の残神だったとしても、素晴らしい作品になったんじゃないかと思う
>>66 うわ
その展開の残神は斬新だw 自分も読んでみたい
そうか、萩尾先生の残神執筆中は読者から「イワンの馬鹿 もといイアンの馬鹿」って
抗議というか何も気付かないイアンへの叱咤のお手紙とかいっぱい編集や先生のところに届いたんだろうね
確かにイアン目線だとどこで読者がジェルミの真実に気付くかは興味津々だわ
タイトルの由来の説明も感動した
イエィツの自伝の中で語った言葉だが
「残酷な神」とは自己破壊とか、自殺とか、死とかいうものだそうだ
萩尾先生によると、このストーリーのタイトルを狂気、生け贄のイメージで考えていて
イエィツの一文に出会い、これを知ってしまった以上これしかない!と思いこみで決定されたそうだ
詩人ってすごい
イェイツに酔ってしまいそうです
萩尾さんのコメが可愛らしいw
>>69 文中でもチキチキがイエィツの一文に「残酷な神が支配する」があるって言ってたよね
あの時ジェルミの顔が一瞬ハっとして変わるんだけど何を考えたんだろう?
>>70 その時はジェルミのイメージでは「残酷な神」=グレッグだったのかもね
月曜日からインフルエンザに感染して寝込んでいますorz、
ヒマなので「残神」を再読してる最中だけど、10巻まで読んでぐったりしちゃった。
あと7冊だから、がんばって読破します!
あれだけ、ロンドンに戻るのを拒んでいたジェルミがロンドンに戻るつもりになったのはどうして?
サンドラの夢(壊れたドアから出てくる)に呼ばれたから?
後に、イアンに聞かれて、あの人が呼んでいるからとか答えてるけど、本当のところは?
すいません、熱でぼけてて変な文章になってしまいました
73 :
愛蔵版名無しさん:2011/01/21(金) 12:04:37 ID:8yOiWujX
>>72 それは可哀相に 暖かくしてゆっくり休んでね
ジェルミがロンドンに戻ったのはもちろんサンドラが呼んでると思ったのも事実だけれど
やっぱり事故を起こした現場(ロンドン)に帰って
自分自身の責任の所在やロンドンでの生活がいったい何であったのかを
見つめ直してはっきり確認したかったんじゃないかな?
ボストンへ帰った時はイアンからセカンドレイプされて
半分逃げて帰ってきたような形だったから、イアンの謝罪を受けて
もう少しちゃんと自己確認しておきたかったんだと思う
インフレエンザは大変だから無理しないように お大事にね
ジェルミの目の色は勝手に緑だと思ってたがヘイゼルだったのか
ボンボンが死んで庇護の対象になる人もいなくなったし(そういう存在は自分のレーゾンデートルの
確認ができるから)、イアンに久しぶりに会ったことで、イアンを使って自分を罰しなきゃと思ったんだと
思っていた。なんか歪んでるかもしれないけど。
>>74 自分も勝手にジェルミのイメージはロミジュリのオリビア・ハッセーを男の子にしたような
ブルネットの髪にグリーンアイだと思ってたよ
でも表紙によってはグリーンアイになってるのもあるよね
大半がヘーゼルだけど
73さん、どうもありがとう。
かなり状態はよくなったんですが、熱が下がらなくて体の関節が痛いのがキツイのう。
とりあえずは、あと7冊は、がんばって読みます
イアンはかっこいいなぁ・・考えるだけで熱が上がりそうw
>>77 つ● ←解熱剤 イアンのことは考えるな 治ってからにせい
ジェルミの目って吸い込まれそうな、何かを語るような目というイメージがある。
そうするとトーマになってしまうけど。
>>76 オリビア・ハッセーは確かイギリスとアルゼンチンのハーフだよね
あの黒髪に緑の目は確かにエキゾチックだな
ジェルミはイギリス系とギリシャ系の血が混じってるから黒髪、白い肌、深い哀しみを物語るヘイゼルの瞳
すべてが詩的な萩尾ワールドの世界にマッチしてしまう
コミックス版7巻の表紙が何ともスゴイ
椅子に座ったジェルミの心臓をイアンがナイフで取りだそうとしてるんだけど
ジェルミのイアンを見つめる目があの待っていたような目だ・・・
二人とも同じスーツを着てるんだけど、さりげなくジェルミの左足のほっそりした足首が見えている・・・
コミックスの表紙は4巻が好きだ。
おとぎの国を浮遊しているようなジェルミ、左側に体が移動するにつれ寂しそうになってる
他は、16巻の半漁人(何といえば)、やっぱりイアンはジェルミにとっての「海」だと思った。
あれドラゴンじゃなかったのかw
コミックス版は9巻のジェルミとキャスのボストン見返り美人図が好きだ
>>85 見返り美人図w 確かにw
あの表紙はボストンの厳しい環境で懸命に生きようとしている二人の姿が健気だよね
やっぱり最終巻の二人が美しスグル
これ足先まで描かれてないけど、ジェルミが10頭身、イアンが12頭身くらいあるんジャマイカ?
ジェルミのシャツが大きめでドレープの具合が絶妙
最終巻は文庫もコミックスも両方いいよね
コミックスは10巻も風の音が今にも聞こえそうで素晴らしい
この表紙が一番イニスフリーの詩的な世界を現してるような気がする
風にたなびくイアンとジェルミの髪、木々のざわめき、草花のそよぎ…
すべてが美しい
>>78 >つ● ←解熱剤
山羊のうんこかとおもた
毒草丸?
うんw
>>88 文庫の最終巻の表紙好きだ
あれ見るだけでラストはジェルミが救われるのが予見出来た
チキチキがかわええ
オーソン先生の最後のことばに
「殺せ 赦す」ってのがあるけれど
あれはどういう意味だったんだろ?
やっぱり殺人もやむなしって考えだったの?
>>94 自分の死と引き替えに殺人を認めるって意味だったのかな
オーソン先生が今の状況ではジェルミが自死してしまうと危惧して
それなら「殺しなさい、君の罪は私がすべて引き受けて死んで償うから」
ジェルミはそんなふうに解釈したはずだったような…
>>95 あぁそれでジェルミは天使や鳥の「殺せー殺せー」って幻聴を聞くようになったんだ
当初はボストンへ逃げることで殺人を思い止まったんだけど
結局サベージ殴打事件でグレッグからボストン旅行中止を言い渡されて
また殺すしかないと思うようになったんだったか
オーソン先生はクライアントの子供達のたくさんの自殺を見てきて
ジェルミだけは何とか救いたかったんだろうね
だからジェルミの死とグレッグを殺すことの究極の選択で
ジェルミを救うためなら、殺人やむなしと決断したんんだと思う
本当に殺せとは言ってないという解釈で読んでいたな、私は
それぐらい追い詰められたジェルミを理解してるよということをこめたメッセージ、
自分の中の殺意を認めても許されるというメッセージと受け止めてたわ
本当に殺しちゃったら今よりもっと追い詰められるのがわかってるだろうし
100 :
100:2011/01/23(日) 00:15:44 ID:???
100
読者の数だけ解釈はある
イアンとブルのボクシングの試合の時
ジェルミが恍惚となって「殺せー 殺せー」と言ってるのは
イアンに自分が憑依してブルをグレッグに見立てて殺す感覚だったのかな?
7年位前の浦沢直樹と萩尾さんの対談で、
浦沢直樹に「約10年の連載は、初めてですね?」とか聞かれて、
萩尾さんが「もっと早く終る予定が、いじめがやめられなくて・・・(笑)」と答えていたんだけど
婦人公論に載っていた、萩尾さんの最近のインタビューを読んだら
「グレッグを描いているうちに、親から言われて悔しかった事やら抑圧されて
我慢していた部分がザーッと出てきた」と答えていて、なるほどと思いました。
「人間ってやられた事とやり返す事が、こんなに快感wかと思った」とも仰ってました。
萩尾さんは「グレッグ」という人物を使って、ご両親にメッセージを送っていたのかも?
ブコフで全17巻が各巻¥105で売られてた
>>102 ちょうど精神のバランスを崩して壊れかけていた時期でもあるから
反対にバラバラになった自分を殺してしまえと思ったのかもしれないね
イアンの血を舐めたいとか言ってたんだっけ?
確かに精神のバランス崩してたな
コミックス11巻の130ページのイアンの心象風景で
森の池に続いていく階段を降りながら「水底で光るあれはなんだろう?」というシーン。
この後、ジェルミを強引に抱いた後に、146ページでイアンが水の中に入って
光る球体の中で眠るジェルミを慈しむように両手で包むシーンがあるのですが、どう解釈すればいいんでしょうか?
ジェルミの入っている球体も光っているというより、青白い炎で燃えているように見えるし、
>>107 イアンが自分の気持ちを確かめる為に、お金を払わないでジェルミを抱くことによって
自分がジェルミのすべてを(球体ごと)愛していると気付いた瞬間の
イアンの心証表現だったんじゃないかな
イアンが優しく包み込むようにジェルミの入った球体を抱いてるよね
すごく母性が感じられるというか慈しみの気持ちが漂っていうる絵だ
ジェルミが丸まって入っている球体は、まだ生まれる前の安全は子宮の中にいるようにも見える
それが後に「イアン、僕を生んで」につながっていくのかもしれない
じゃあ結局イアンのジェルミへの愛は母性的なものなのか
父性的でもあり母性的でもある
結局イアンさん最強
イアンみたいな父ちゃんが欲しかった・・・
イアンみたいな母ちゃんが欲しかった…
イアンみたいな犬が欲しかった・・・
www
しかし、性暴力のサバイバーを支える方法としては、どうだったんだろう>イアンがジェルミと寝る
素人のイアンが贖罪感情に突き動かされて自分だけでジェルミを救おうと考えたり、
果てはセックスする展開は、何だか危なすぎて読んでいて疑問符だらけに感じた。
むしろドのつく素人だからこそ、転移についての何の予備知識もなく、
自身の感情を見誤ったまま性的関係にまで陥っちゃった。
作者はイアンとジェルミの関係に合理的な説明はつけてるけど、
正当化はしてないと思うよ。
正当化してたらただの三文BLだった。
最初はジェルミが引っ張り込んだ?んだよね。
自分を罰するために。
イアンの気を引くためのね。
ほんとの自罰なら他人に知られないようにひっそりやるもんだ。
要はその時点でジェルミがイアンに転移を起こしてるわけで
「どうせ僕と同じとこまで堕ちる気なんかないくせに!」
なんて罠にひっかかっちゃダメなわけよ。
イアンはなまじ普通にしててもモテるから
可愛そうな女の子を慰める感覚で
ジェルミのことも抱いちゃったんだろうけどさ。
転移/逆転移は治療関係にあれば避けようがない。
つうか宿命みたいなもんだから
ジェルミがイアンに疑似恋愛ぽい感情を抱くのはしょうがないし、
その感情にイアンが巻き込まれるのも仕方ない。
まずいのは、その結果特別な(性的な)関係になっちゃうこと。
ただイアンは別に性暴力のサバイバーを支えるプロじゃないから
そのことを責められる謂われはないが、方法としてはいただけない。
いただけなさはリンドンが再三指摘してるから納得の上で読めるけど
>>119 >可愛そうな女の子を慰める感覚で
>ジェルミのことも抱いちゃったんだろうけどさ。
とてもそんな風には見えない。
>>122 うん、なんでそんな解釈になるかさっぱり不明w
あまりにも浅過ぎて・・・
なんか読み間違えてるよな
やっぱりマージョリーとナースタースが似てる気がする
マージョリーとクレアを足して二で割ったらナースタースになりそうだ
外見も中身も
>>125 マージョリーはジェルミとか好きな男の子には積極的だけれど
ナースタースはツンデレじゃないかな
実際はマルグレーヴに何回跪いてアタックしてもフラれたんだっけ
ナースタースの「ただのウーマンよ」のセリフにはジーンときた
クレアも化粧武装落としたら超美人だったもんねw
娘たちと比べてもクレアのほうがずっと綺麗だったよね>武装解除のクレア
ケンブリッジの彼同伴で葬式に出席したクレアは
確かに娘二人より美形だったな
五歳当時のビジュアルは激しくアレだったがw
ナースタースってバルバラだっけ?
ナースタースはマージナルだよ!
さんきゅ!
クレアの恋愛ストーリーも読んでみたいな
でも結局最後までトラウマ克服は出来なかったし
一生バラバラのままなのかなぁ・・・
ケア上手のロレンツォがついている間は破綻はないんじゃないの
サベージにしろ、リンドン、シャロン、ウィリアム
なんだかんだで世話好きの多い残神ワールド
サベージはあんな目にあったのに稀に見るいい奴だった
>>137 サベージいいよね
ジェルミの危機を何度救ったことか・・・
>>136 シャロンの後半いい人っぷりは目から鱗だった
140 :
愛蔵版名無しさん:2011/01/27(木) 23:02:23 ID:JtHb9e+g
この漫画読んでから、自分と自分の周囲のことを正面から見つめ直すことができた
最後に出てきた「親に子どもを育てさせちゃいけない」ってセリフ
本当にその通りだと思った
親だけじゃないね
私の場合呪いは姉からかけられた
憎くてしょうがないけど失いたくないから許すよ
この漫画と出会て良かったです
クレアは幸せになってほしい
>>141 ジェルミに接しているときの化粧なしのクレアは何だか幸せそうに見えた。
ナディアと出産するところを巡ってバトルしてるのも、意志疎通ができ始めているということだろう。
孫にも自分のトラウマなしに接することができるといいね。
痛々しいシーンではあるのだが、バレンタインがベッドの上で
自分の足の間を探って見下ろしているシーンが好きだ。そしてあの表情
それと、自分抱きしている心象シーン
>>140 >失いたくないから許すよ
あなた、ステキです。
ナディアっていい人なんだろうけど
簡単に「かわいそう」って言葉遣うからイヤだな
かわいそうって言葉、上から目線のような気がしてあんまり好きじゃない
イーノックがイアンに見えてきた
>>145 私もその言葉好きじゃない。同じように感じるわ。
他の漫画のセリフ思い出した
「かわいそうなのって好きだよ
同情できて気持ちいいでしょう?」
「可哀想な人に惹かれる」とか「ボランティア恋愛」ってのも上から目線だもんね
そのへんが読者に反感持たれる理由なのかもね
あたしがあなたを愛してあげるわ
(だからあたしに感謝しなさいね)
あたしがあなたを可哀想に思ってあげるわ
(だからあたしに感謝しなさいね)
母であるクレアに対しても「ママかわいそう」って言ってたからね
いくら過去があれだからって親に対して「かわいそう」は普通遣わないと思う
クレアがナディアに苛立つのは「上辺だけで同情しても、この痛みは貴方には分からないでしょ」ってのがあるのかもね。
クレアとナディアの相性が悪いのはある意味仕方ないのかもしれないね
お互いが遠ざけ合ってたら理解なんてし合えるはずないもの
ナディアの「ママみたいには絶対なりたくないと思ってたのに…」
「こんなにしつこいのはまるでママみたいだわ」とかのセリフだと
嫌悪していた母親の毛嫌いしていた性格をそっくり自分が引き継いでいると認識して余計苛立っていたのが…
クレアはああいう性格だからこそナディアはああいう性格になったと思われ
2人とも男が第一で似たもの同士なんだよね
ナディアはもろに「かわいそう」を発しながら登場するから
ボランティア的に描かれてるのも意図的だと思う
次第にナディア自身の問題が見えてくるまでの読者への引っかけだと思った
あれは普通に「ん?」となるから>かわいそう
偏った母親を前に、教科書のような善悪を志向したんじゃないかなあ
だからいつも自分の考えと現実がうまく符号しない
結局ナディアの突破口となったのは一応駆け引きの通用するイアンではなく
彼女の常識も思考も全く通用しないヨルクだったあたりでそう思った
>>157 なるほどね。説得力あるな。
最初の出だしは「聖堂でパイプオルガンを弾く金髪の聖女のような美人」だったもんね。
クレアの強烈な化粧を施した顔とは対照的な描かれ方だったし。
ヨルクは強引だけどそれだからいいのかもしれない。
>>158 なんかクレアが化粧武装落としてガチガチの鉄仮面から人間らしい悩める美女に変化するにつれ
ナディアは聖女のような美人から人間臭いドロドロした悩める凡人に変化していったのが
対照的で実に興味深い
平均的な読者目線でいくと
冒頭は読者の反感をかったのにストーリーが進むにつれ好感度がどんどんアップしていったのが
クレア、シャロン
反対に冒頭は好感持たれていたのにどんどん読者の反感をかっていったのが
ナディア
まぁ読者も百人百用でいろんな感じ方があるから一概には言えないけれどね
最後の一行が保身を感じさせて全体を台無しにしてる見本のようなレスw
>>160 この話に関しては誰に好感も反感も無かったな。
ただ読者が入り易いのがクレアやマージョリーといった
「分かり易く被害者」な人達。
クレアは加害者でもあるけど、あの被虐体験を前に
それを責める気分になれない構造。
そしてクレア自身が娘への虐待に徹底して気付かないから。
ここがナターシャとの違い。
ナディアは最初から「かわいそう」連発といい不穏なにおいがあって
案の定メンタルDVの被害者だった。
でも何とか壊れてはいないから読者も同情しない。
シャロンの人情味は面白くていいなと思ったけど。
シャロンが人間味溢れてて実に生き生きと興味深いいいキャラだった
奔放に好き勝手生きてるように見えて
実は瀕死のダンナを見捨てられなかったり、ボロボロになって廃人と化したナターシャを献身的に介護したり
揺すったお金を利子付けてジェルミに返したり・・・
実に憎めない情もあるいいキャラでハードなストーリーに絶妙なエッセンスになってた
でもシャロンがグレッグとジェルミの現場を見て
虐待どころか恋人同士だと思い込んだ流れが
あまりに悪魔展開で萩尾さんこえええって思ったわ
>>166 翌日憔悴著しいジェルミにお金ゆすってたんだよな
ジェルミは踏んだり蹴ったりだったね
>>166 ジェルミを当初の予定より虐めてしまったから
10年も続いてしまったって後に告白してたんだよね
ジェルミを虐めるストーリーを書きながらアドレナリン出まくってたんだろうな
作家も虐待ストーリー書くときはグレッグのように快感を感じるらしいね
>>168 読者は被害者側に感情移入して読むから
あまりに酷い虐待は読んでてチクチクと相当辛いけれど
作者は快感を感じながら喜々として描くんだね
サイコサスペンスってほんと展開で恐怖できるなあと思った
萩尾さんもご両親といろいろあったらしいから
親子の葛藤を描かせると右に出る者がいないような圧倒的筆力と画力だよね
自分は作品は怖いなあと思って読んでるけど
そこに作者の生々しさを感じる事はないな
読者に迫る臨場感には昇華されてると思うけど
萩尾さん自身のトラウマは想起しない。だからこそプロだと思う
イグアナの長女とかメッシュに出てきた姉ばかり母親から可愛がられる次女の女の子とかは
萩尾さん自身を投影させてるのかと思って読んだけどね
そういうキャラクターを描くことで、自分自身を客観的に見たり、それこそ「転移」とかではないけど
自分の痛みを昇華させてるという面もあるかもしれない。
決して169がいうように快感を感じながら嬉々として描くということはないと思う。
作者の自己投影でも臭みのない作品に仕上がるか否かって事じゃないの?
作者の自己主張に完結してるような作品では、多分それが限界だったと思う
萩尾さんの場合、作品が先に提示されていて、読んだファンが作家をあれこれ調べて
こんなトラウマがーって言いたがるパターンだと思うから
何でもかんでも本人の体験と照合するのは作品に対してナンセンスだと思う
本人のコメントもあまり関係ないとも思ってる
スタンスの取り方だよね
題材がどこから来たものであっても
描き手自身はどこか超然としてそうな
179 :
愛蔵版名無しさん:2011/01/28(金) 22:10:58 ID:D+ctTvam
文庫版3巻の68ページのジェルミの絵
ジェルミが射精した瞬間の絵だと思ってたけど
よく見たら枯れた華?だった
でも78ページで、ぼくの体がぼくの感覚が反応していくのをどうしたらいい云々言ってるからやっぱりそうなのかな
>>179 どうでもいい
思ったように受け止めればいいんじゃないのかな?
>>162 クレアやマージョリーは告白や展開でその悲鳴の実態を読者は知ってるけど
ナディアが真に絶望してる頃というのは実は描かれてないんだねえ
読み返さないとあやふやだけど、イアンにふられて新彼とも駄目になって
母親にもメッタメタにされて…って頃に独りで風邪で寝込んでたりしたら流石に切ないよ
でもそういうのも一切描かれないか、全然違う状況下で語られるから読者はシンクロしないんだなあ
どうでもいいけど
イアンって頭も良くて乗馬も上手くてそれなりにスポーツもできるけど車の運転だけは下手なイメージだわ
下手というか乱暴というか
あくまでイメージだけど
運動神経頼みでやや無茶しそうってのはあるけど
あれで堅実だからやっぱりよくわからない
イアン、一時期荒んでて色々と不良染みたことしてきたんだろうけど、薬にまでは手は出さなかったところが彼らしいと思う
まあ薬に手を出さないのは当たり前のことだろうけど
根は糞真面目
185 :
愛蔵版名無しさん:2011/01/29(土) 03:49:21 ID:x3nDzPVt
萩尾望都のやり手ババアぶりにビックリ!
今年で62歳か…
こんな凄いババアが日本に潜んでいたのか!
まあもう人間国宝でいいよねw
>>179 どーでもいい話だけど私もそう思った。(枯れた花)。前ページで「におい」の事言ってるし。
大嫌いな人間に、体中を撫で回され相手に対しての愛情なんてないのに
結局、快感をかんじて射精に至ってしまう。
しかも、●液のニオイって、青臭いような変なニオイwなんだよね。
こんな澱のようなものが、自分の体から出てしまうことへの、何ともいえない嫌悪感。
ジェルミにとってはどうでもいい話じゃないしね
嫌だけど感じてしまうから余計に辛かったんだと思う
>>187 >●液のニオイって、青臭いような変なニオイw
なに言ってんの?
アレは美味しくていつも彼のを飲んでるけど?
>>188 あぁ「僕がどんどん臭くなっていく」ってのはそのことだったんだ
心と体が逆方向を向いていて、どんどんバラバラになって行く感じ
心は拒否して嫌悪感でいっぱいなのに、身体は心に反して勝手に反応して射精までしてしまう罪悪感
>>190 ジェルミが文中「どうしてこんなにバランスが悪いんだろう?」
も同じように心と身体が正反対でバラバラになってたからバランス悪かったんだね
心は堅く拒絶してるのに身体が勝手に反応してしまうなんて
嫌悪感で発狂してしまいそうだっただろうね
同意を呼びかけないで下さい
>>191 自分がバランスを失ってたからバランスのいいウィリアムなんかは
ジェルミの安定剤的存在になっていった
良い友達に恵まれたのはジェルミにとって救いだった
サンドラって本当にグレッグのこと好きだったのかな
“金持ち”のグレッグのことが好きだっただけじゃないのかな
>>194 確かに、最初に出会った時、泊まってるホテルとか、時計とか、シャツのブランドとか、
職業にばかり目をつけてたよね
でも、“金”だけを即物的に望んでいたわけじゃなくて、
「金持ちで完璧な紳士に愛されて幸せになる私の人生」に
夢中になってしまったんだろうなと思う
ある意味本当に可憐
そのあまりの可憐さが、息子には悲劇だった
グレッグはグレッグで、暖かくてみんなが輪になって団欒をするような家庭を作るのにふさわしい
優しい美女が欲しかっただけ、別にサンドラを愛していたわけじゃない(誰も愛してないし)から
ちょうどバランスは取れてるよね。
お似合いの…とは言えないけど。
そう考えると似たもの夫婦だったのか
中身よりも外見やステータスが重要という偏った考え
結局サンドラはグレッグの本質は見抜けなかったんだな
イアンってこの先会社継いで結婚して自分の家庭も持つだろうけど
グレッグと同じように「美しい家庭」を誓いそうで怖い
むしろ金や物を与えて見た目の豊かさを満たしてやったり
誰から見ても恥ずかしくない体裁を整えることが
グレッグの幸せの必要条件だもんね。女心をくすぐり満たすのも。
でも幸せの絶対条件はやはり愛情と信頼と気遣い、思いやりであって
その積み重ねがあの夫婦には足りなかった
交際期間を長くとるか、サンドラがもう少し強い女性だったらなあ
エメラルドの指輪事件(シャロン逐電)の二人のやり取りが象徴的だなぁと思う
その直後にサンドラがグレッグとクリスマスの朝の対話が出来ていれば良かったのに
時間は経つわ、結果はアレだし
>>199 そうかなぁ。
傷つきやすそうな人と結婚して救わずにはおれないとか、そういうのならありそうな気がするけど。
イアンは愛を知ってるし、グレッグは知らない。
その違いは大きいと思う。
イアンは種無しだと思ってた撃たれ
>>197 >偏った考え
別に偏ってはいないと思うがw
>>199 あの父親の人生裏表を熟知した挙句それはない
俺は愛していたら許す、とイアンが導き出した答えは
理想通りになれない不完全さも受け止めるって意味だと思うし
イアンもミロノフ先生もヘソが2つあるんだねw
ノンナばかなw
ミロノフ先生もユーリだった
エーリクならぬエーディクは亡命か
ユーロ圏って白い肌に黒髪って結構いるけれど色素配分はどうなってるんだろ?
イギリス、アイルランドでもアングロサクソンの金髪系の人達より
ケルトの黒髪系の人達の方が色白で肌のきめが細かいんだよね
アングロサクソンは肌の色は赤っぽくてそばかすの出来る人が多かった
イアンは典型的なアングロサクソンとロシアンスラブのハーフ
ジェルミは母方の先祖のケルトの血も混じってるのかもね
イアンも名前自体はケルト系だから、どこかにケルト系が混じってたりしてね。
「残神」って、ときどき人物のシルエットが真っ黒?に描いてあるコマが
いくつかあって、微妙に怖かった
残酷だ・・・
イアンも真っ黒なシルエットの時あったけどあれはいつだっけ?
>>214 確かジェルミの耳たぶに欲情してたときだったはず
私は、サンドラとお泊りしたときの真っ黒グレッグと
ジェルミのシャツを脱がしている時の真っ黒グレッグが、やたらと怖かった
追加、書斎でシャロンに強請られているときも真っ黒グレッグだった。
この人物を真っ黒に描写するのは、内面のドロドロを現してるんだろうか?
ドロドロしてるかどうかさえ解らない状態だよ
218 :
214:2011/02/05(土) 14:48:36 ID:???
>>215 トントン
ジェルミの耳に浴場してる時だったんだw
219 :
214:2011/02/05(土) 14:49:17 ID:???
スマソ
浴場→欲情
一緒に風呂入って背中流しっこするべ >浴場
いやいやそこはジェルミが一人でそうじでしょう。
222 :
222:2011/02/05(土) 15:21:51 ID:???
222
この流れワロタw
にゃんにゃんにゃん
昔、山岸さんの作品で目と髪の色以外はそっくりな女優の姉を嫉んで殺してしまう妹の
葛藤の話があったんだけど、あれ何て作品だっけ?
本当は母に瓜二つな妹なんだけど、母親は金髪碧眼の姉を自分とそっくりだと姉ばかりを溺愛し妹を無視し続け
妹に姉コンプのトラウマを植え付ける怖い作品
あれ昔読んだ時、萩尾さんの長年のテーマと被るなと思った
残神にも形は違うけど共通するテーマあるしね
何でもすぐ母娘の軋轢テーマに結び付けるのもなあ
同じモチーフで繰り返し様々なテーマを描いてるだけだと思うけど
>>226 そういえばメッシュにも姉コンプの女の子いたね
萩尾さんも山岸さんも姉妹の葛藤描くの上手いよね
>>228 あの姉は自分では気づかないまま、妹をレイプした男を殺してた。
イアンは家族の中で起きていた犯罪に気付かなかったし、気づかないままジェルミを
傷つけていた。イアンはグレッグのしたことに気付いたし、ジェルミを傷つけたことも
把握して涙を流してた。
この姉はたぶんずっと自分のしたことに気づかないまま、そして妹を傷つかないまま
生き続けるんだろうね。
「気づかない」ことの重みについても萩尾さんは描いてるんだよね。
イグアナの妹も最後は姉の苦しみに気付いたんだっけ
苦しみに気づいたかどうかは判らないが、
母親の愛情が偏っていることには気づいた
なんで母親って自分とそっくりの娘を嫌悪するんだろうね
イグアナしかり山岸さんの
>>226の作品しかり
イグアナのマミは、りかの悲しみを知ってからは、
それまでべったりだった母親に反抗するようになっていった。
イグアナは「この牛なら大丈夫」のセリフで、がーっと泣ける、ごめん、スレ違い
イグアナの姉ちゃんやメッシュの妹には感情移入出来るのに
ナディアにだけは同情出来ないのは何でだろう?
美人だし一芸に秀でてるし、イアンと付き合えて
ヨルクにぞっこんラブされて結婚してるからじゃない?
>>234 既出だけど、「かわいそう」という言葉を多用してるからじゃないか。
相手に感情移入しているようで自分に酔っているような印象を与える言葉だし
上から目線というか「共感」して出てくる言葉じゃないからな。
237 :
234:2011/02/07(月) 18:30:45 ID:???
そっかー
>>234 でもイグアナの姉ちゃんは美人だし、優しいダンナと幸せな家庭築けたじゃないか
>>236 確かにあの自分に酔ってるような上から目線の「可哀想な人を好きになる」や
「ママが可哀想」発言はちょっとゲンナリしたな
ナディアはごつい
ゲルマンはデカイからね
>>237 「可哀想」は
>>157-159あたりで言われた通り、作者さんが意図的に仕掛けたものだと思う
ナディアの抱える問題への伏線みたいなね
「ローマへの道」に出てくるレヴィーが凄く世話好きで人情味あって男らしくて格好いい
体格も「感謝知らず」からは一回りも二回りも大きくなってなんかイアンっぽい
あんなに色んな作品にレヴィー出すってことは萩尾さんよっぽど彼のこと気に入ってたんだな
イアンも違う作品に怪しい貿易商人役とかで出てこないかな
ジェルミがいなかったら、ナディアとイアンは付き合い続けたんだろうね。
出会ったのも学校の聖堂?でジェルミ繋がりなわけでもないし。
って、主役がいなかったら…なんて仮定は意味ないかw
ナディアとイアンは見た目がすごいお似合いなんだけどな。
イアンってこのストーリーでは気味が悪いぐらい完璧な存在だよね。
他の話の中に登場したとして、これほど魅力を放てるだろうかw
というか、ジェルミをサポートするためにどんどん価値を吊り上げていったという感じさえする。
徹夜明けなのでイミフだったらごめんなしい。
えぇー イアンとナディアってナディアが極端に依存してて全然お似合いだと思わなかったw
どちらかというと割り切ってたシャロンとの方がお似合いだったな
無理せず本音で語り合える姿勢も好感度アップだったわ
ナディアとイアンはまだまだ蒼いというかお互い夢見る夢子ちゃんで
新鮮味が薄れてきたらイアンは他の子に気移りするのは目に見えてたし(自分でも浮気する発言してた)
束縛されるのを嫌うイアンにとってナディアは重すぎるしね
「見た目」って書いてあるよw
見た目だけなら断然クレアかマージョリーだな
イアンの目のタイプだとたぬきタイプよりキツネタイプの目尻の少し上がった女の子の方がしっくりくる
見た目だけ重視なら
バレンタインとイアンってバランス的にいいかも
長髪長身男性とベリーショート長身女性
そこはやっぱりバレンタインとジェルミの見た目お人形さんカップルだろ
>>241 レヴィは作者に相当気に入られてるねw
そういえば「この娘売ります」のプランタンもポーにフランス女刑事役で出てたなw
さしずめジェルミならヴェネツィアのムラノ島でガラス工芸職人役とか
パリのバレエ公演の舞台美術監督役とか・・・w
>>248 最後の一行
ミロンから仕事を奪わないで上げてw。万年金欠だし。
>>249 じゃあミロンが描く「ナザレのイエス」のモデルとかw
あっジェルミはイエスのイメージじゃないな
どっちかと言えばイエスはイアンかw
イエスは残念ながら百億のイメージが強すぎるw。
聖歌隊のイアンとジェルミはどっちもよかったなぁ。
聖歌隊の天使は二人とも可愛かったね
イアンのマリアさまも見たかったけどw
リンドンとイアンがパブで食べてたチキンパイ喰いてー
自分はクララシスターズお手製のオレンジパイの絵があまりに秀逸過ぎてヨダレが出そうになったよw
マージョリーと青葉って親戚かと思うほど似てる・・・
あのタイプは萩尾さんのテンプレだからなー
それにマージョリーの方がちょっと釣り目
萩尾さんが一番好きなタイプの女の子のビジュアルなんだろうね
ナースタースもちょっと似てるよね
ちょっと毒吐くわがままタイプが好きなんだな
敵は本能寺にあり!
謀反じゃあ
突然どうしたw
親に子供を育てさせちゃいけない、だったかいう台詞あったよね?
影響力が強いからってことなのかなーと思いつつ読んだんだけど
なんか凄く違和感があるっていうか、じゃあどうすんの?って思った
ダメな親に〜なら分かるんだけど、ダメな親ってのも漠然としてるからなあ
どう見てもダメな親ってのはもちろんいるけど
これジェルミの台詞だったよね?
ジェルミは子供は作らないってことでいいのかな
作っても自分で育てないんだろうか
イアンも肯定してたような記憶だけどうろ覚え
あれは親子関係に傷ついたジェルミ視点の話だから
別に萩尾さんの主張ではないんでない?
>>263 いや、あの後サンドラとの墓穴キスを経て、怯えて逃げていた愛から
一歩ずつではあるけど愛することを試してみる決意をしたので
それは自分の子孫を愛することも含まれているんじゃないかな
愛することを試すというのは家族を持つということも含まれていると思う
ジェルミは虐待のトラウマとも一生付き合っていく覚悟が出来たんだよね
勇気を持って人を愛する決意をしたんだから、いずれ自分の子供も持つことになるかもしれない
萩尾先生も子供作ってないんだっけ?
理由はわからんけど
独身かと思ってた
え、萩尾先生って独身じゃないの??
御三家(萩尾、山岸、大島)は全員独身じゃなかったっけ?
子供がいないのと結婚しないのはそこまで関係ないような気がする
お金持ちだし
独身だからこそいつまでも夢見る乙女のような作品が描けるのかも
と思っている
萩尾さんて昔からふんわりした浮世離れした雰囲気感じるけど
結婚したら生活感出て変わっちゃうんじゃないかな
>>66 ボート小屋のシーンとか、イアンが写真と日記だかを見て
いつ何が起きてて自分はその時何をしたのか確認してたシーンとかに
なんというか違和感があったんだけどそのせいかなぁ?
すげー力入ってて、描いてて楽しそうで
ストーリーがまだおぼろげにしか出来上がってない時でも
ここだけはハッキリと考えてたんじゃないかみたいな…
物語の一番盛り上がるとこだから力入ってるのは当たり前なんだけどさ
上手く言えない
凄い亀にワロタw
漫画読んでてこのシーン力入ってるなーと感じることはある
他の漫画家でも
やっぱり
>>278 なんで?
他にもあったと思うけど本が手元にないし良く思い出せない
人それぞれだよね。
アラベスクは「蒼ざめた真のロマンチックバレエ」のところと
亡命やめて車いす降りて歩き出すシーンかな
「残神」は、気合が入ってるなーって思うシーンがありすぎて、ありすぎて・・
思いつくままに挙げると「壁から出てくる骸骨」
グレッグにレイプされてるときに、ジェルミの顔にお花が重なっていて
サンドラがお見舞いに貰ったお花に重なるところ(映画みたいな画面構成だと思った)
いちばんすごいのは、15巻でジェルミが紙吹雪になってバラバラになってしまうところ
ここは絵も抜群にキレイで萩尾さんも力が入っていたんだなーって思う。
そうそう
力入ってるなーって感じるとこって映画みたいなんだよね
絵コンテっていうのかな
なんか普通の漫画のコマ割りじゃないみたい
良くも悪くも
ショウガ湯のあたり
今流行のAkinatorでイアンに息子がいることになってるけどいないよね?
てかイアンにたどり着くまでに絶対に美童が出て来るよー
イアンが入ってるのに驚いたw
イアンには娘ができる気がする
マージョリーみたいな娘ならいい 振り回されるのがお似合いだから
ジェルミにもサンドラみたいな娘が生まれて同じように振り回されそうw
そんなの止めてあげて、と言いたいところだが
もし母親がバレンタインなら、娘にはサンドラ
息子にはエリックと名付けするかも試練バトラー夫妻
幸せを志向するならそれもあり
ジェルミにはバレンタインみたいな子供が生まれて、もう一切家族関係では苦労しないでほしい。
なんか今日ふとジェルミのこと思い出したら
可哀想過ぎて泣いた
既出かもしれないんですが、サンドラの死後、
あれだけ追いつめられていたジェルミが自殺をしなかった理由てなんなんでしょうか。
ボート小屋や崖のシーンは自殺 とは違う気がするし。
苦しんでいる時に、相談にのってくれたオーソン先生の言葉が
心のどこかにあったからだと思う。(自殺しなかった理由)
>>296 >>297 295です。なるほど!その考えは浮かばなかったです。ありがとうございます。
死を選ばない事が自然すぎて、なんでなんだろうどこに伏線あるんだろうっておもってたんです。
他にもなにか意見あったら是非おしえてほしいです。
内面に愛を持っている子で、あれほど悲惨な目に遭っても決して愛をなくさず、
困っている人や辛い状況の人を助けられた。
その愛があるから死ななくて済んだのかもしれない。
不安定な状態になっても周りの人から愛されたのは、ただ危なっかしいからだけじゃなくて
どこか優しい暖かさがあるんだろうと思う。
なんとなくサンドラは人をちゃんと愛せなかった(その母親も)人のように思えるのに、
ジェルミが愛せるのはすごいことだと思う。
両親揃っていた時の幸福感がそれを育てたんだろうか。
296ですが、
あまりにも単純な理由だと思ったのですが
自分の命を削るようにして、ジェルミを励まし続けてくれた
オーソン先生の事を考えると、自殺はいけないと思ったんだろうかと。、
あとは、後にジェルミの「ソウルメイト」になるバレンタインの存在も大きかったと思っています。
寂しいと思うと何となくこの漫画を思い出す。
どうしようもない孤独とか根絶できない痛みとか
そういうものを克服できなくても、寄り添いながら生きることは出来るんだと教わりました。
リリヤとイアンの関係ってどう思います?
親は子供に呪いをかける、ってのがテーマとして語られてるようだから、
ジェルミとサンドラだけでなく、イアンとリリヤにもそういう要素はあるのかな?
それともイアンにとっての残酷な神とはグレッグだけなんでしょうか
>>302 幼かったとはいえ、イアンが忘れたリリヤ情報の中には
多分幼少期のイアンが意図的に封じ込めた記憶もあった筈。
リリヤの従兄〜マット誕生あたりの重要な事柄を失念してるから。
そうした心理作用において影響していると思う。>呪い
触れたら現状が壊れる危険のあるものを無意識に避けるといった行動パターン
(前半のイアンがジェルミの真実に気付けなかったのは全く仕方のない事だけど
もしそのパターンが意図的に描かれたものだったとしたら、という仮説で)が
存在したなら、それにも影響してそう。
母の喪失が、より一層父親グレッグへの傾倒に繋がった可能性もあると思う。
>>303 む・・・難しい
でも確かにありえそう
もしそういう行動パターンがジェルミの悲劇に荷担してしまったのならなんというかいたたまれない、でも面白い
イアンも色々傷を抱えているような気がするんだけど、ジェルミが酷すぎるせいか本人の態度のせいか、いまいち分かりにくい
それっぽそうな文庫8巻254Pの「ママがいない」シーンもすっきりと腑に落ちないような・・・?
グレッグのバラバラの原因をママがいないところに見たのか、それとも自身の幼少期の傷を見たから涙したのか
イアンにとっての残酷な神ってジェルミだったりするのかな?
というのは、なんだかんだでジェルミがイアンの「世界」を壊したから。
いやまあ別にジェルミは悪くないんですけど
グレッグリリヤからはイアンは呪われなかった
けれどグレッグの呪いを受けたジェルミはイアンに「呪い」をかけようとした
しかしイアンはジェルミを生み直すことで呪いの連鎖を断ち切った・・・そんな感じのことを考えた
>>304 イアンが一応数年前に一度荒れてるってのも重要かも。
家出して本気の恋をして、しかも相手に裏切られて、
それでも相手を恨まない…という成長の起承転結を全てやってのけ
家出時に離れた筈の家族を大切にしようとの決意にまで至っている。
一度ちゃんと葛藤してケリをつけたイアンでも
幼少期の、癒されず心奥に残った傷痕(「ママがいない」)を自覚すると
それだけで落涙してしまう。
心の傷とはそういうもので、表には見えず、時が完全に消し去るものでもない。
それが(ジェルミよりは)生きる意志のある健康な自分の中にすら存在したのだと
イアンが悟るシーンかなあと思った。
イアンがジェルミに生きる(愛する)価値があるのだと最後に気づかせるとこが出来たのがせめてもの救いだな
放射能で汚れた海 マージナルそのものじゃないか・・・
最近読んだ。
そういう話じゃないのはわかってるが、ジェルミはSが嬲りたくなる才能を持っているなあ。
イアンとジェルミの関係性が今いち分からない
普通に恋愛と解釈していいんだろうか
それとも互いに傷を癒そうとしてるだけ?
お互いの傷がいえたら、それぞれ別の道を歩み出すのか
それともこのまま普通の恋人同士になるのかどっちなんだろう
>>310 ・互いに恋愛感情を抱いているが、
人生・生死とのかかわり方の問題が前提として上回る
・それぞれの望む道をちゃんと生き抜く事が
ある意味では何よりも深い繋がり・・・みたいなイメージ
まあ恋愛関係はよく分からない
自分はいずれ解消されると思ってるけど
タイミングやら何やらで本人達にもこればっかりは予測不可能な気もする
最初読んだときはとにかくジェルミ可哀想二人とも救われてほしいとしか思ってなかったから
互いの傷が癒えたら関係も解消されてめでたしめでたしと思ってたんだけど
久しぶりに読み返してみたら、何か結構普通にいちゃついてるというか
ジェルミの傷が癒えたらバカップルになりそうな気がするんだがどうだろう
ラスト以降、もしくっついたままでも
ケンカして遠ざかってたり彼女いたりで色々あるだろうから
別れるとか続けるとかいうのはあまり関係ないような気も…。
例えば関係解消後、ジェルミが恋人と結婚する展開になったら
イアンは超嫉妬しつつも、やっぱり心から喜ぶだろうし、逆でも同じだと思う。
それぞれの道を歩んで完全に離れて暮らしてもいい。
終わった筈が焼けぼっくいとか意味不明な事態になってもいいよ。
>>313 >ラスト以降、もしくっついたままでも
>ケンカして遠ざかってたり彼女いたりで色々あるだろうから
それはどうだろ
くっついたままなら喧嘩はあっても彼女はいないんじゃないか
イアンもその辺はわりと誠実と言うか、真っ当なお付き合いをしそうだし
ジェルミも二股かけたりしないだろう
というか、ジェルミには恋人が浮気したら本気で怒って喧嘩するような
物凄く平凡で当たり前の恋愛をして欲しいから、別れても続けても関係ないとかいうのは
何か不健全な感じがして嫌だな
>>314 ラストあたりの「くっついたまま」=遭難時限定の関係が続いてる雰囲気
のつもり。曖昧というか、自分の感じたニュアンスで申し訳ないけど
イアンは時々彼女がいて、ジェルミとは通常そうした関係にはないよね。
それでも何となく痴話喧嘩くさい諍いをしつつ、年末は共に過ごす関係。
ジェルミがすっかり回復して、遭難も無用になった場合は
改めて恋愛するか、それぞれお似合いの女性と生きるか、どっちでもいいなと。
> くっついたままなら喧嘩はあっても彼女はいないんじゃないか
ジェルミの作品をイアンが彼女に売ったかなんかで大ゲンカしたんじゃなかったっけ
ガールフレンド=女友達と解釈してたが
彼女なら彼女って言うだろ
むしろ友達だったら友達って言うんじゃない?
女の友達だったら「友達の女の子」くらい言うんじゃないか
ジェルミと付き合いつつ恋人作れるくらい器用だったら
そもそもナディアと別れないのでは?
そもそもラストのイアンとジェルミって、互いに恋人と認識し合ってる関係なの?
遭難時にだけ肉体関係を持ちつつ、普段も義兄弟よりは複雑に濃厚な愛情関係にある
大切な相手同士なのかと思ってた。そりゃ人間だから絶対というのはないけど
ガールフレンドの話が出てたのは、危ういながらも適度な距離感と社会性を保って進んでますよ、
みたいな感じかなーと思ってたわ
>>320のは普段はプラトニックっていうか
一度契約を解消してて、ジェルミがまともな時ってあれがそのまま続いてるんだとばかり
うーん読み返さないと分からなくなってきたな
イアンの「他の男に抱かれて欲しくない。そんなことされたら俺は傷つくし嫉妬するし苦しむ」
発言を読むと、イアンサイドは一応恋人と認識してるように思える
ジェルミもウィリアムとのやり取りで、恋愛してるのかと尋ねられて否定してなかったし
>>322 互いに好意があって自覚もしてる
だから普段はプラトニックみたいな感じなのかなと思ってた。あくまでもラストね
専属男娼を解消したい、とジェルミが申し出てイアンはOKしたから
そのあとで契約云々を言い出さない類の新しい関係が始まるのかもしれないけど
バレンタインの時だったかな、ジェルミに女の子の存在が見えるとイアンは喜んでたし、
どちらも独占欲があるのとは別に、相手がいわゆる幸福な未来を獲得することを
まず第一に望んでるように思える
今更なんだけどジェルミってスピルどう書くんだろ
Jeremy?
Germi
Germiだけ見るとイタリア系の名前?
そうだよ。イタリアに移住したドイツ人とか元々そういう名前だったのかもしれないね。
わかんないけど。
328 :
愛蔵版名無しさん:2011/05/09(月) 19:01:33.15 ID:8zDc6VDE
全巻コミックスで持ってるんだけど、文庫版の著名人のあとがきが読みたくて購入検討中。
文庫お持ちの方。特に印象に残ったあとがきってありますか?
べつにみんなフツーのことしか書いてないし
330 :
愛蔵版名無しさん:2011/05/10(火) 00:18:39.86 ID:IgdFpigY
>329
@@@@@@
(´・ω・`) そう…
横レスだけど
文庫の寄稿って何故かあまり面白いものが無いような。
書評とか好きなんだけどどうも読めない。
残神はコミックスで揃えたので分からないですが…。
>>331 たいていはそうだし、こんなんだったらいらないと思うんですが、坂田靖子さんの「塔に降る雪」の
文庫本版のあとがきは秀逸でした。書かれたのは萩尾先生です。
後にも先にもあれだけです、本当に心から賛同して名文だと思ったのは。
あんたは「萩尾望都が書いた文」が好きなんだよ
>>332 おー読んでみます。どの出版社か忘れたけど
全集版の寄稿文は、作家さん作品問わずどれも面白かったと思う。
文庫本といえば、グレッグのしおりがついてきて「いるかッ!こんなしおり!!」と思った
>>335 それは要らんねw
この前ニュースで高校生だかなんだかが、部活でリンチみたいなのをしてたね。
タオルを首に巻いて失神させて携帯で撮影してって。
楽しいのかなあ?うーん
グレッグのしおり・・w
本を閉じる瞬間、ページで挟みつぶすのを楽しめと?
私もグレッグのしおりとか何の嫌がらせかと思ったけど
あれってメインキャラそれぞれしおりがあるんだってね
私は文庫版イッキ買いしたのに本屋さんの手違いかなんかで
グレッグが6巻に、4巻にリンドンが挟まってたのみだった
オッサンのしおりなんていらん
リンドンほしい
初版限定で全巻に1キャラずつしおり付いてたんだよ
単行本の最終巻にもしおり付いてたよね
え〜、そんなサービスやってたの???
「卵」の夜のあたり、恐ろしいシーンなんだけど
絵の上手さが素晴らしすぎて全コマ何度も眺めてしまう
344 :
愛蔵版名無しさん:2011/05/20(金) 23:24:56.19 ID:PpKF+KwE
最初はジェルミ視点で物語が進むから
ジェルミの深層心理までよくわかるけど
後半はイアン視点なのでジェルミが遠いというか
ミステリアスで理解するのに大変
ジェルミに惹かれていくイアンが好きだー
それぞれの片親が再婚して兄弟関係になり
兄が弟に惹かれていくという構図に(その部分についてだけだが)
遠い昔の「温室」を思い出す
あれも切ないファンタジーだったな
>>343 あの辺りの表現は凄いね。本当に怖くて気持ち悪い(グレッグが)シーンなんだけれど
あまりにも、美しい絵と表現力が素晴らしくて、私も何回も読んでしまう。
翌日の車の中での暴行シーンの絵も美しすぎて目が離せない。
他の女性作家には、絶対表現できない世界だと思っている。天才の業
エグい内容盛り沢山だけどエロさが全くない
やはり絵が素晴らしいからかな
本当芸術的だよ
えー、
怒られそうだけど「ジェルミえろいなあ」と思ったよw
S心をくすぐられるというか…
望都先生の手書きの「ン」、ときどき「ニ」に見えてしまう。
このページだと本来「バン」だけど、脳内では「バニ」w
「ソ」に見えるタイプの漫画家さんもいるよねw
バソバソよりはバニバニのがいいか?w
>>347の最後のコマって
ジェルミは両目閉じてる?
右目だけ開けてるのかと思ってたんだけど
黒目に見えるのは髪の毛?
>>352 今、コミックスを取り出して確認してみたら
両目は閉じている状態だった。右目の瞼に髪の毛がかかっている。
久しぶりに、「卵」前後のストーリーを読んだけれど
グレッグ殺害決行前夜の、ジェルミの「空港には何時に行くの?」というセリフにゾクゾクじたよ
自分は萩尾さんの絵柄は個人的には苦手な部類なんだよね
それでも読んでて魅せられるシーンとか絵が何箇所もあるから凄いなあと
+内容の奥深さに平伏してしまったので買い揃えてしまいました
逆に絵が苦手だからこそ読んでられる話なのかもしれないなとオモ
347は何ページなのでしょう?
このロダがどういうわけかどうしても見ることが出来ないので教えてほしい。
(3台のPCの専ブラとIEとFireFoxそれぞれ見られませんorz)
>>356 いいえ、どっぷり日本です。
バスター先生にNG登録したURLでもなく、不思議なんですよね。
>>357 おおお、お手数おかけして申し訳ないです!
本当にありがとう!
この漫画最近読み始めたけど
いい年して男依存、子供依存の幼稚なサンドラにいらいらする
息子と新しい夫に仲良くしてほしいってのはわかるけど、
サンドラの場合それは息子のためじゃなくて
自分の完璧な幸福を守るためって感じがするんだよなあ
感じがするというか、もろにそうじゃないかな。
グレッグと同じで、「自分の思う幸福の青写真」に病的に拘る。
似た者同士だよね。グレッグの方がより病んでるけど。
サンドラって
ジェルミはグレッグに強姦されてると理解してたの?
それともジェルミとグレッグは愛人関係だとだけ?
そのへんの実態が具体的に知らされなくて分からないから
(ジェルミの様子から嫌でも察知はできてただろうけど)
必死で否認の方向で現実逃避してたんだと思う
強姦だと思ってて息子を生贄にしてたんなら悪魔だけど
愛人の可能性も捨てきれなかったわけだし
関係を知ってても下手に動けない気持ちもわかるよ
とはいえジェルミがそのことを知って「…知ってて…何も言ってくれなかった…」ってシーン、
初見の時は自分もずーんと重力が増すような感覚になった
強姦の確証なんてそうそう出るものじゃないのだから
本気で子を守ろうとしたら、過ぎた疑惑であっても
全ての可能性を見逃しちゃいけなかった。
でもそれができずに逃げ続けたのは
自分が息子を生贄にしていて、その事実を直視できなかったからじゃないかな…と。
でもそういうのが全て不明瞭なままなのが上手いね。
ジェルミに対して嫉妬もあったっぽいよね
聞くのも野暮だと思うんだが質問
エリックってなんなの?
ど天然?
天気の話なんかはアスペルガーっぽいと思ったけど
マイペースな変わり者ってだけ?
霊感系の特殊能力持ちで、天才狂人紙一重な人、かなあ。
つか二言目にはアスペ言いたがる人いるけど、ねえよww
何でトーマの心臓のキャラ話してんの?
と一瞬思ってしまった。
あっちはエーリクか。
バレンタインとエリックが男女逆だったら、また違う話が作れそう。
ぶっとんでるのが女の子側だった方がああまで痛々しくなかったかもね
野放図なエリックに対し、バレンタインが全部背負って傷ついたように見えてしまうので
バレンタインがどれほど愛していようとエリックはやはりむかつくぜ
知能指数高い人を片っ端からアスペルガー認定する人っているからね・・・
エリックはアスペルガーなのかはわからんけどテレパシーが使える(自称?)ならサイキック系?
エリックって知能指数高かったっけ?
バレンタインとのテレパシーはよくある双子の以心伝心で
空とのテレパシーはそれこそたまにいるただ単に天気を読むのが異様に得意な人ってだけかと思ってたよ
超能力者って設定だったのか
普通に知的障害者だと思って読んでたけど
うん、超軽度の自閉系の人だと思ってた。
夢中になると周りが見えなくなるところとか。
気象予報士などはそう簡単になれるもんじゃないから
あれは天性の能力があるんだと思ってたな
かといって資格試験にパスできるのかというと謎だけど
378 :
愛蔵版名無しさん:2011/06/05(日) 09:21:36.67 ID:EEc4HDBw
誰か教えてください
風と木の詩 で
騒がしい三人組のことを「黄色いさくらんぼグループ」→「黄桜グループと呼んで欲しいわ」
いまだ全っ然意味不明なんですが解説してくれませんか
マージョリーかわいい
>>378 竹宮スレで訊いておいで
萩尾作品にはあまり作中年代と乖離した「制作時の流行」を取り入れてない気がする
…と思ったけど、「天使の擬態」あたりは流行をそのまま取り入れたようだな
発表時と作中年代がほぼイコールだと思えばいいのか
およそどの時代でもどの社会層でも浮くだろうよって恰好を、ちょっとイッちゃった
キャラにさせるのはいい手だと思う。
マージョリーとかあぶない丘の家のミイとかバルバラの男女の双子とか
ジェルミがアメリカにいるときは、日本で当時流行した?DCブランドを着ているのは
ちょっと戴けなかったかな。
海外に行ってもそういうのを着ているのは日本人だけで、若い子がやたら高い服を着るってのは
浮いてたし。
なんで日本のブームを海外にあてはめちゃったのかな。
基本的に日本人が読む漫画だから…なのかな
だと思う。
>>381 > ジェルミがアメリカにいるときは、日本で当時流行した?DCブランドを着ている
リアルタイムでは子供で、部活にかまけててファッションにまるで興味なかったから
大人になって初めて読んだ時も特に何も思わずスルーしてたよ
なんかだぶだぶの重ね着だったことと、毛糸編みのでっかい帽子しか思い出せないw
半分浮浪児だもんね、そりゃそうだよねと納得してた
「流行だった」じゃなくて、そういう「米東部の冬の戸外なんて重ね着しないとやってられない」
目的の方にかなってる気がする<だぶだぶDC
サンドラのお仕着せとか
>>384 イギリスに行く前、夏頃のファッションを思い浮かべてたんだ。
帰国してからはそうかもね。でも向こうの人の防寒ファッションとは違ってたから
382の言うとおりだと思う。
>>381 なるほど!これと
>>384で説明がつく?
日本人の若い子がきばって流行のおしゃれしてアメリカへ行く
→行ったら誰も着てなくて浮きまくって恥ずかしい
→皆どんなの着てるの?どこで買うの?と友達に相談してみる
→古着屋で売って、ご当地の普段着っぽいのに買い替える
→ご当地では売れないタイプの服だから安値がつく
→ジェルミでも買える値段だし、寒いからたくさん買って着込む
おお・・・・理屈が付けられるもんなんだな(褒めてる)。感心した。
バナナフィッシュでも、マンハッタンの黒人ストリートキッズ達が白T&スリムジーンズ?とか
スラム街に童顔の日本人があんな片肌脱ぎの頭弱くてエロい恰好で入るかwとか色々言われてたな。
だってさ、描いてるのも読んでるのも日本人だしw
390 :
愛蔵版名無しさん:2011/06/08(水) 18:16:01.50 ID:Sfp6IX/v
テレビアニメ化しないのかな。深夜とかで。ゴルゴが出来たんだからさ。
またそんなハハハ
どんな出来でも真面目に観るの放棄して
実況に逃げてしまいそうw
確かにw
マージョリーのその後が気になる
なんというか、この先生は日本に偉大すぎるプレゼントを残したな
何個名作描けば気がすむんだ
従一位あげてほしいくらい天皇さんから
トーマの心臓読んで衝撃うけて、次にこの作品読んだんだけどキャリア長い漫画家って
アイデア枯渇したり持ってたいい雰囲気を無くしたりするイメージがあったんだけど
先生の場合は心理描写も構成もキャラの魅力も格段に上がってたのがびっくらこいた。もともとすごかったのに
この作品英語で翻訳されてないのかな?外国の人にもたくさん読んでほしい
半神が好き
マージョリーって
・死と早熟を恐れた母親の過保護と過剰な溺愛
・幼児の頃に大病
でどこかおかしくなったんであって、別にいわゆる発達障害や精神疾患じゃないよね?
死への憧れや自殺未遂は厨2乙だし
明らかに異常なのは嫌な記憶が蘇りそうなシチュエーションに直面すると
がくっと嗜眠傾向に入っちゃうことと、
起きたらつらいこと・都合の悪いことが記憶からすっぽ抜けてることかな
最終回間際では、口喧嘩を平気でキャンキャンやってくれる同性の友達が出来て
ウィリアムともいつの間にかいい感じになって、なんだかとても普通の可愛い子になった
エリックといいマージョリーといい、「明らかにおかしいと認識されていた子」の方が
現実の世界にソフトランディングしやすいみたいだね
ジェルミとイアンの一家で「おかしくなんかない」「恐ろしいことなんか起きてない」と
否認されてたケースは延々あとに引きずってる
>発達障害・精神疾患・厨2
厳密にどれも作品中には見当たらないんじゃない?
エリックは分かりづらいけど、上記疾患持ちだったら
あれほど自由に世間を闊歩できてない気がする。もっと隠されるでしょ。
マージョリーは「母親の恐怖」にダイレクトにシンクロしてるんだと思う。
自分の記憶以外の部分でのストレスを受けているから
行動が途切れるんじゃないかなあ。
エリックとマージョリーは彼らを支える環境が整ってるし
それぞれ一応身の置き場(気象予報とバレエ)があるから
ラスト付近のジェルミの境遇と近いっちゃ近いと思うよ。
エリック好きじゃなかったなあ
バレンタイン大好き!バレンタインが一番大事!とか言ってて
そのバレンタインが赤ちゃん死なせて言葉を亡くすくらい苦しんでる間に
ちゃっかり自分は彼女と結婚して子供作って幸せて
エリックって苦しみや葛藤があるのかないのか
少なくとも表面的にそれが見えてこないしね…
エリックは苦しみがあったら苦しむし
お風呂見たら入りたくなって勝手にお湯溜めるし
泣きたくなったら泣くし
バレンタイン見つけたら走り出すし
葛藤とかは縁がないキャラだと感じてた
一体エリックのどこがいいんだと思うけど、バレンタインにしてみれば
肉親愛の延長でわけわからん時期に盛り上がってしまった感じだったのかなあ
この作品初めて読みました。
自分の中で無かった事にしていた記憶が甦ってどきどき。
ウチは母親が失踪してしまったんで、子どもの頃は父親と2人暮らしでした。
小学生の頃は、むりやり一緒に入浴させられ体中洗われたり(嫌がると殴られる)
朝起きると、●ンツが脱がされている事もあったりした。
父が死んでから、ずーっと忘れてたんだけど、この作品がきっかけで思い出してしまって。
つくづく、人間って嫌な出来事から目をそらして生きているんだと実感した。
自分語りすいません、本当にこの作品は深いですね。息苦しいくらい。
あっそ。
そ。
>>403 誰かに聞いてほしかったのかもしれないけど
聞きたくもない人がいるのを知ってほしい
オレンジパイ食べたいなあ
そんな邪険にすることもないと思うけど
すっぱり忘れることができるんだなと参考になったし希望も持てた
407が話題変えようとしてくれてたのにごめん
チキンパイ食べたいです
性犯罪は身内が圧倒的に多いんだよ。
だから表に出にくいし、被害者は一生それに悩まされるんだ。
そういう話は分かるしできるけど
自分語りが嫌われる2chにおいて、自分語りを最も聞きたくないスレではある。
それでも誰か不特定多数に向かって匿名の場で体験を書き伝えたい場合は
一言断り入れて、スペースあけるなりしてからお願いできれば嬉しいな。
ていうか、メンヘル板なり、それにあったスレに書き込めばいいんじゃ
つらいことあったのには同情するけど、準備もないものに押し付けられてもウヘェと思うだけだよ
萩尾さんのフィクションに対して語りたいんであって、
誰かの実際に遭った性被害は正直聞きたくない…
ネタ扱いされる事だってあるし
それは本意じゃないと思うんだよね。
グレッグってずっとバレない自信あったのかな
何人かにバレてたけど
ジェルミが殺人計画立てなくてもそのうちカーセックスやら目撃されて通報されてそう
あとジェルミが外で体調崩したり、交通事故とかにあって救急搬送されたら背中バレるよね
もともと狂い始めてたんだろうけど、ジェルミで完全に箍が外れたんだろうね。
あれだけおかしいのに自分を完全に正当化してるし、
あのまま続いてたら周囲に完全に露呈するまで行ってたんじゃないかな。
問題は、身内が隠蔽に走る可能性もある事だよね。
ローランドの家名が堕ちると会社の関係者にとってもまずいだろうし。
他人の目のど真ん中で真実が明るみに出るくらいじゃないと難しい。
ジェルミには最も耐えがたい事だろうけど…。
以前から娼婦を相手にハードなプレイを要求してたし
元からそういった「癖」はある人物だったんだろうね
420 :
愛蔵版名無しさん:2011/06/30(木) 18:48:14.83 ID:ZtbCZDVV
ノーベル文学賞に誰か推薦しろよ。
それはおまえだ!
ノーベル文学賞(笑)
漫画は漫画だからいいのにw
イアン視点での残神連載始まらないかのう
10巻超えても構わぬ!読みたい!
思えばトーマの時の訪問者みたいな手法だね
昔からやってたんだよね
グレッグ視点の残神読みたい
通常版と文庫って中違う部分ありますか?
以前買い集めたの売ってしまってorz
また読みたくなって買い集めようと思ってるんですが
本当は絵のデカイ通常版がいいんだけどもう廃盤?みたいで文庫しかない…
中に違いがあるなら古本で買うしかないし、両方持ってる方どんな感じですか?
ありがとう。
文庫になるとカットされたりするパターンやセリフ変えられたりとかあるので
これは大丈夫か…
中古も考えてみます。
>>423 イアンの視点編か。
読みたい気もするけど、当時と絵が変わってしまったから
デカ目で丸顔のイアンになりそうw 連載終了時の頃の絵だったら読んでみたい
「訪問者」のオスカーは、トーマの回想シーンよりもポッチャリ体型で可愛かった。
{
グレッグとイアンの視点で(計17巻)出してくれないかなあ
見えない視点があったり
神視点であるはずの読者にさえ永遠に明かされない視点があるのが
残神の肝だと思ってるのでいらないかなと思う
自分は
思い切ってサンドラ視点なんてどうだ
だめだめ、そんなの
スピンオフでなら
60ページくらいの作品なら読んでもいいかも
作品として個別に完成してて
言われないと残神との繋がりが分からない(けど分かると衝撃が走る)感じの話とか。
言ってるだけで是非読みたいとかそういうのではないけど
必ず面白いものになるんだろうなあ…と。
完全版とか出たらいいのになあ
小学館頼む
昨日〜今日にかけて初めてこの漫画を読んだ
イアン惚れた
イアンとナディアのカップルが好きじゃなかった
苦労知らずの聖女お嬢さんとやんちゃなとこはあるけど基本エリートの坊ちゃん
ナディア、最初は「あなたになんかなびかなくてよ!」みたいな態度だったのに
あっさりベッドインだし
最初からあの熊さんみたいな人とくっついてたら
印象違っただろうになー
そうか、こっちが過疎ってるのね
残神の話題は定期的にどわっと湧いて、そのあとしーんとなる。
定期的にどわっとくるのが本スレで嫌がられてこのスレができたw
>>439 同感同感! って思ったら自分だった…(´・ω・`)
書き込んだこと忘れてるなんて、認知が進んでますね。
>>441 いま本スレに来て嫌われてる人が立てたのかな
ナディア凄く苦労人に見えたけど
>>441 一年に一回くらい読み返したり
全然読んでなくてもふと感想読んで嵌り直したりって感じだから
スレ常住はないなあ。残神に限らず漫画スレは全てそう
>>445 苦労してるわりに内面の成長が…
と思ったけどそういや18かそこらだったね…
てす
名香智子のパンドラ・パニック読んだ時、メラリュークをどこかで見たぞと思ったら
イアンだったw
中身全然違うけどイアンが絢爛豪華王子様衣装着たみたいで嬉しくなってしまった
そういえばメラリュークもイアンと同じように長身でマメで世話好きだったなw
やたらとナディア嫌いな人いるよねここ
そういう人はイアンとジェルミのカップルが大好き
ナディアめっちゃ嫌い
自己中で不細工でごついもん
>>451 腐女子ホイホイな書き込みは避けようね。変なのが来るから。
是非イアンにパーゼ王国の絢爛豪華なド派手衣装着せてみたいw
ナディアは自己満足でボランティアに行って
被災者のストレスを目の当たりにしたとたん「私も傷ついた」とか言って帰ってくるタイプに見える
二次元キャラの人柄を勝手に憶測で言われてもな
ナディアは自己満足で人の悩み聞き出して
自分の想定外だったとたん「聞きたくなかった」とか言って当たるタイプに見える
いいんじゃない別に。
決してスマートなやり方ではないけど
ナディアとジェルミってあれでかなり深く関わってると思うよ。
それこそマージョリーとジェルミよりも濃い部分がある。
スタイリッシュな恋人同士の筈がギャグな泥沼に転じたナディアとイアンも濃い。
折角生きてるんだからそういう人間関係もあり。
状況がアレだが
ああいう傷付け合い方はけっこう普通に青春ぽい
ひたすら癒し合うばかりが隣人じゃないよね
ナディアは自分も何か苦手だったな
ボランティアの人とか自己満足な人みたいだと読者に感じさせるのは
萩尾さんが巧いからだと思う
現実に、遠くから見れば何不自由なく恵まれていて、特に嫌われる事もなさそうなタイプでも
キャラに密接してこういう風に描き込んでいく事ってできるんだなあと思った。
すごくアホな質問かもしれないですが、ジェルミは霊感というか…
そういうスピリチュアルななにかを持ってたんでしょうか
リリヤが見えたり離れているのにマージョリーが自殺しようとしたとこが見えたり、
クレアの悲鳴が聞こえたりマージョリーの毒りんごを出したり
バレンタインが飛び降りようとしたのが見えたり諸々
そこそこセンシティヴな性分の普通の少年が
(美術的感性や優しい感受性は生来のものだと思う)
精神的にギリギリの日々を送った為に
同種の苦しみを持つ人達に高い親和性を持ち、敏感に共鳴する様子を
漫画としての画で表現してみたのではないかと。
相手の痛みに精神が連動するので
その人の過去や行動を察知してしまうのかなと思いました。
「センシティヴ」と「親和性」と「共鳴」と「連動」いう言葉を使ってみたかったんです。
言い換えたければご自由にどうぞ。
あら、ムキにならないでーw
よくまとまってると思うしそのとおりだと思うよ。
日本語使えばいいじゃんw
書き込みに対する批判なんかしたってスレの雰囲気が悪くなるだけじゃん。
どうでもいいこと草生やしながらうれしそうに言わなくていいよ。
生理重いの?
>>464 うん、その通りだと思う
霊感というより、自分と同じような痛みを持つ人間に対して超敏感に相手のことが分かるんだよね
格好いい16才だな
16才ってジェルミがあんな目に遭ってた年なんだよなあ…
>>475 その子はすくすく育って欲しいね
クラビーかわええよクラビー
わたしは実はまだこの作品を読んでいない。
なぜか読み始める踏ん切りがつかない。
トラウマものって感想も多いけど
いい作品だと思うよ
グレッグってなんか病気なんでしょうか
それとも普通のサディストのレベル?
病気かもしれないし、ただの性癖かもしれない
サンドラは気づいてたかもしれないし、気づいてなかったかもしれないというのと同じぐらい
読み手に判断をゆだねていると思う
正解は萩尾さんにしかわからないんじゃないかなあ
人格障害とかかしらね
実母のアンが性的に奔放っぽいことや、
教会の爺さんが呆け状態で「グレッグ、許してやれ」みたいなこと言ってたり、
ちょっと散らして書いてあるのをまとめると理解できるのかな
だから、定形に決めつけようとしない姿勢を作者は貫いているんじゃないの?
「理想の家庭」がどこかでイメージ先行の強迫観念みたいになってる所は同じだと思った>グレッグとサンドラ
今本が手元に無いんで確認できないんですが
リリヤが元婚約者と浮気してたのって確定でしたっけ?
その話をしてくれた伯母さんが言葉を濁しててはっきりしなかったような…?
ただなつかしい人に会えて喜んでただけなのにグレッグが勝手にキレたのか
本当に浮気してどっちの子だかわからない妊娠をしたのか。
イアンは「僕は許す」と言ってたけど…
イアンをはさんで、手をつないだりはしていたけど、
肉体関係があったかどうかは描かれていない
ただ、心情的には惹かれていたわけで(だからイアンもロシア民謡を覚えてた)
グレッグはそれも含めて責めなじってたと思う
>>488 ありがとうございます。
イアンが「僕は許す」と言ってたのが印象的だったので
浮気確定の妻でも許すなのか、信じる的な意味で許すなのかといろいろ考えてました。
精神的な面の浮気が入り込んだ時点でグレッグにはアウトだったのかな。
そもそもグレッグがリリヤを精神的に追い詰めたから
元婚約者に傾くことになったんでは…
理想的な家庭を築きたいと思っても、リリヤだって完璧でも満点でもないし
グレッグの不満なり鬱屈なりは遅かれ早かれ噴出していただろう
リリヤにはたまたま元婚約者という不幸な捌け口が登場しただけ
そしてリリヤの死後でなければ、グレッグの狂気・精神的圧迫・サディズムが
ナターシャにだって分からなかったわけだから、身をもって知ったあとだからこそ
言葉を濁すことになったんだろう。
イアンの「愛していたら 僕は許す」は
相手を破壊するほどの狂気も「愛」と呼んだグレッグとは違う
自分自身の方向性を見出したって事かと思った
あのときイアンはキリスト教でいう「愛」に到達したのかな
場所も…
読みはじめてまだ文庫版の2巻あたりだけど、読むのに精神がすごく消耗するよ
こんな息苦しくて胸糞悪い話はないよ
カタルシスを感じられるラストなのかどうか、すごく不安になるわ
頑張れー
いやマジ頑張って
そこでやめると胸糞悪すぎだよ
最後までよんだほうがいいw
>>493 >読むのに精神がすごく消耗する
だよね(私は中途挫折組w)
497 :
493:2011/09/13(火) 11:42:31.55 ID:???
うん頑張る(>_<)
ちょっとやそっとのことでは動じないええ歳wなのに残神に描かれている人間の恐怖にゾッとする
萩尾先生の作品はけっこう持ってるけど…これはまさに衝撃作品かも
読破したらまた参りますノシ
連載当時単行本で読み始め、頑張ったが半分もついて行けず頓挫
↓
7〜8年後このスレの影響で読み通す勇気が出たが、正解だった 名作だ
こういう経路を辿りました
頑張ってください
>>498 私もそんな感じ
読み通す気持ちになれたのは連載が完結したからってのもあるかも
序盤の救いようのない袋小路が見事すぎて苦しかったなあ
500 :
500:2011/09/14(水) 01:18:30.44 ID:???
500
萩尾スレ
>>381 あれは凄いシーンだよねー
ただあの高揚感のまま終わるってのも面白いけど
具体的に思い浮かばない
日常から思いっきり遠ざかった「断崖」を繰り返し描き
日常に無事生還し、そこで生きる
でも二人の中に断崖はあり続ける
そしてまた、この一見退屈な日常の平穏こそが
怒涛の地獄ターンから最も遠く、輝いて見えていたものだった
この穏やかなゆるいトーンに着地した事自体が奇跡のよう
全巻読破しました〜
不安な気持ちで暗い海を泳ぎきったような疲労感とどうしようもない悲しみに打ちひしがれた
諸悪の根源であるサンドラを激しく憎む…
ジェルミを守らなければならない立場なのに母親失格だし人間も失格
ジェルミがサンドラへの怒りと恨みをなかなか認めようとしないのが哀れでした
安易なハッピーエンドじゃないラストもリアリティがすごい
そしてとにかく心象風景の描写がすごく巧みでしかもすべてが美しい一枚絵で、見入ってしまいました!
漫画というより文学と美術と芸術のかたまりのような感じです
>>502 マジお疲れ!
生還おめでとー
イアン視点の物語というのを萩尾さんが構想してたけど
サンドラ視点の物語というのが一番ホラーなんだろうなと思う
夫を早く亡くさなかったら、乙女チックな程度で(「ジェルミのママってファニーだよねー」で済むぐらい)
何の異常もないままでいられただろうにね>サンドラ
それこそ「娘が欲しかったのよ!」とビビを可愛がって、でも夜にはジェルミがとられちゃうとめそめそして
夫に慰めてもらって…みたいな、過保護だけど異常とまではいかないような
それがいきなり夫が死に、まだ幼いジェルミを守るよりも夫代わりに依存し初めて
自殺未遂を見せつけて縛って、16になる頃にはジェルミに過剰な保護者意識を抱かせて、
その後さっさと「ジェルミよりも完璧に私を幸せな妻にしてくれる男」に乗り換えて
ジェルミは「ぼくを守ってくれなかった」ことに傷ついたけど、実はその前に「捨てられた」感覚も味わったと思う
尽くし足らなかった、守り足らなかった、愛し足らなかったから捨てられた…と
だからこそグレッグに「サンドラを守るためだよ」「サンドラを愛してるんだろう?」と言われて拒否しきれない
そしてひっそりと、ジェルミ自身にも見えない心の底で、サンドラが憎いという気持ちを暖めてしまったんじゃないかな
グレッグだけに向けられた自分の殺意は、本当はサンドラにも向けられてたんじゃないか、と気付いてしまうと
「殺したい」「それは最高の愛の言葉だ」というグレッグの言葉を、ひいてはグレッグと自分の間の「愛」を肯定してしまう
もう愛と憎悪は不可分になってしまう
だからイアンを愛していると思っても自分でそれを受け入れられない……ぐるぐるぐるぐる
で、ジェルミの良き父親の影の薄さは異常
なるほど!
504さん、ありがとう!
メインキャラ達には少しづつ父か母か双方の欠落があったね
ジェルミはサンドラの幸せを壊したくないから告白できなかったと言うけど、
サンドラのことを母親として信用できてなかったからというのもあるのかな
本人は気付いていなくとも
息子を犠牲にしてもハンサムな金持ちとの玉の輿生活を失いたくないってどんだけ浅ましい根性かと思う
100%サンドラが自分を信用してくれて、助けてくれると思っていたら
もう少しハードルは低かったかもしれない
>>507 最後の行
私はそこまでサンドラがひどい母親だとは思わないな…
最初のころはそれこそ気づかなかったんだろう
疑念がわきあがってからは、「今の恵まれた生活を守りたい」というより
「愛されない自分」を否定したくていっぱいいっぱいだったんじゃないかなあ
でもやっぱりジェルミが大切で、あの朝グレッグについていったんだと思いたい
明確に描かれてなかったとしても
やっぱり夫と息子の関係を恐れてたんだと思う
いやー実際怖いでしょ。全力で否定したいし、狂うわ
愛されない自分という絶望もあると思うけど
自分が愛してきた息子観も崩壊しそうで苦しんだだろうし
サンドラ視点ではグレッグとジェルミは恋人じゃないかって疑惑だったしね…
これがはっきり虐待だと知ってたとしたら「虐待を止めなかったサンドラ最低!」
「母親失格人間失格!」って言えるんだけど。
恋人同士だからって黙認していいわけじゃないけど(年齢的にどっちみち虐待だ)
ひたすら否定し続けて目をそらし続けるしかなかった気持ちもわからなくはない。
なんかもにょもにょしちゃう
息子観の崩壊を恐れてたことは同意だー
サンドラが毒母だった事は事実なんだけど(自殺で子供を追い詰めるとか
渦中の心理は謎だからねえ。本当に森がある
息子を生贄にする狂気も、息子への嫉妬と憎悪、母親としての素の自分の葛藤なんかも
全部否定できなくてカオス
ジェルミとグレッグの関係をサンドラはどう思ってたんだろう
恋人だと誤解したまま死んだのならものすごく悔やまれるし
虐待を知っていたのだとしたらジェルミが救われない
その他にも謎の部分が劇中で解決しないから、
どうしたらいいのかを読者がジェルミ自身になって考えざるを得ない
ほんとによく出来た話だなーと思います
こう言ったらなんだけどどうせ死ぬならなんも知らないまま死ねればよかったのにね
>>512 恋人だとも虐待だとも確信が持てなかった状態だと思う
ジェルミ似の秘書だかに逆切れしてたのは
ジェルミに対する嫉妬?が表れたものなんだよね?
それともジェルミに似てる=グレッグの好み=秘書とも浮気してる
と疑心暗鬼になっての行動なんだろうか?
でも虐待だと分かったらジェルミの味方になってたんじゃないかなあ…
アメリカに帰ろうって言ってたし
ありとあらゆる可能性が胸をよぎるからこそ
99の疑惑?を残りの1で否定する、みたいな思考パターンを繰り返していたのでは
ベッド脇の花をちぎっては散らす行為に現れてるね。
サンドラってボストンの頃は仕事して家事もして
世帯主で頑張ってたのに…。上流階級の暮らしってわかんないけど
仕事も家事も育児もしなくてよし、させてもらえないって辛くないかな。
グレッグのためだけに着飾るだけなんて暇だろうね…
そういえば毎日なにしてたんだろ
だからガーデニング?に凝ってたのかもね。
今だったらネトゲとかやてったりして
出会い系にハマってたかもね
ネットがあったらジェルミ側も相談窓口がもうちょっとあったかもね
社長夫人としてのおつとめなら色々あったでしょ
労働臭を感じさせず常に優雅に振る舞える事も大事
福祉関係にも名前貸すだろうし
運命のいたずらで虐待児童保護系の団体に接触したら
また何か違ったかなあ
グレッグが阻むか
流産しなかったら何かあったかも…
そういえばそれでも薬飲んでたのかな?飲んでも構わない
薬だとしても(とグレッグに言いくるめられたとしても)
大事をとって飲まなかったらなあ…で、寝たフリして夜中に
出て行くグレッグの後をつけてたら…
「たられば」は面白いよね、妄想がどんどん膨らんでw
タラレバ妄想で括るとか。
作者により逃げ道が封じられた迷宮状態の物語だからこそ
あえて抜け穴を探すんだろ。
だから「たられば」は面白いよねw
流産はさすがに仕込みじゃないアクシデントなんだろうけど、もし流産せず妊娠状態が続いたら
少なくとも投薬はなし→グレッグはああも堂々と夜の徘徊に出かけられただろうか?
と考えると偶然の悪意が恐ろしすぎる
何もかもがグレッグに都合よく事が運んでいたよね
偶然を引き寄せる運の強さもグレッグの怖いところだ
グレッグにしてみたらサンドラとジェルミはいとも簡単に操作しやすい
弱くみすぼらしい獲物に見えていたことだろうな
あんな悪魔が身近にいるなんて普通は想像できないからね…
グレッグのような悪魔の餌食になってみたい、、、
>>531 ジェルミの二の舞やらかす気かよこのバカやろう!
信頼関係あっての楽しいSMプレイだけども
グレッグは恐怖と嫌悪感でいっぱいの人をなぶるのが趣味だから厄介
ただの犯罪
グレッグは娼婦を縛ったりもしてたし
痛めつけられればそれでよかったんだと思ってた
グレッグはどこでああいう性格というか嗜好を身に着けたんだろう
自分では学校でと言ってたけど縛ったり打ったりはなんなんだ…
もの凄い荒廃してたよね
ジェルミを痛めつけた過程はグレッグにもあったんだろうか
どうとも描かれてないけどああいう体験自体はグレッグには無いと思う
典型的なS体質なんだと思う
典型的なサイコパスだとも思う
サイコパスに同意
一歩間違えば猟奇殺人者だな
過去にはやりすぎて殺してしまった経験もありそうだ
一番ムカつくのはナターシャ
実際に虐待を目撃し、自分もその痛みを経験していながら黙るってどんだけ弱いんだ
あの時一歩踏み出す事もできずに、憔悴しきるのが甘えにしか見えなかった
ナターシャが警察に事情話して邸内に潜伏してもらい
虐待の最中にグレッグを現行犯逮捕って可能なのかな?
そりゃ失うものだらけだけど
子供が蝕まれていくのを知りつつ目を逸らす日々よりは…
>>514 ジェルミとグレッグの関係を否認しようとしていたけど
無意識の域まではコントロールできなかったのが
黒髪の秘書への嫉妬になったんじゃないかな・・と思った
ジェルミに嫉妬することは好ましくないとして
怒りの対象が秘書にすげかえられた
ジェルミに嫉妬する=グレッグとジェルミの関係を認める
という事だからね
これ絵が酷すぎて読んでられなかった
三巻くらいで脱落
それはそれは
そこから先が物語の真骨頂だというのに
でも、絵を拒絶する人には何を言っても無駄だよ
まあ絵柄は人を選ぶ絵柄だと思う
古いし
自分も絵柄のせいで集中できなくて1巻試し読み途中で大分長いこと脱落してた
結局ちゃんと読んだのはその後7年くらい経過してから
あのときちゃんと読んでればまた今と違った受け止め方があって
面白かっただろうにって悔しく思った
絵柄は好き好き。自分は綺麗で上手いと思った
萩尾さんなら別の時代の絵柄の方が好みだけどね
「メッシュ」や「マージナル」あたりの絵で描かれていたら、全く別物になっていたかも。
やっぱり「残神」は、あの硬い描線だから説得力があったと思うし
セリフの無いシーンを映画のように「1枚の絵」で表現するモト先生の画力は天才的。
デザインアートみたいな1枚絵がとにかく圧倒的>残神
ああいう一枚絵で登場人物の精神世界にシンクロして引きずり込まれてしまうんだよね
絵は綺麗だけど寄り目がちなのが気になるわ
555 :
555:2011/09/25(日) 03:03:49.19 ID:???
555
グレッグは背が高くて恰好いい設定なのに
メタボのおっさんに見える。イアンが老けた程度なら
まだ救われたかなあ?
グレッグは48歳だから、少しメタボ体型に描いてあるような気がする。
身長が190cm近くあって、ある程度贅肉がついたメタボ体型のグレッグは
細身で165cm位のジェルミには、怪物(悪魔)のように怖かったんだと思う。
>>556 守られたがりのサンドラには、貫録ある体つきは好ましく見えたと思う。
ほっそりした、例えばリンドンみたいなおじさんだと
たとえ金持ちでも屋敷持ちでもああまでメロメロ乙女になったかどうか
ほんっとむかつくサンドラ。ボストンのアパート?のリビング、広くて
豪華なんだけど、あんなメンヘラでも高級取りだったのかなあ?
アメリカの住宅事情は知らないけど。
あと私の偏見でアメリカ人=デブだと思ってたけどサンドラもジェルミも
いい体型だし料理に気を使ういい母親でもあったようだね。
仕事してるアメ人って冷凍食品しか食べない印象。
↑高給取り、の間違いでした。
>>559 サンドラってアンティークショップオーナーじゃなかったっけ
そこそこ高給だったのでは?
ショップオーナーではなかったはず、
グレッグと揉めて「店長を呼べ!」って怒鳴られてたし
スナックに雇われママみたいな立ち位置だったかも?
>>557 その体格差だと目の前に立たれただけでぬりかべみたいだよなあ
それに伸し掛られるなんて恐怖過ぎる
>>559 あれくらい普通だよー
いいよね、向こうは家広くて
読んでて思ったけど、グレッグがおかしいことに気づいてる人は結構いたのが怖いとおもた
てか全然気づいてなかったのってイアンくらいだし
そもそもグレッグも必死で隠そうとはしてない感じすらあるし
なんかそこら辺が超こえーって思った
イアンは実はにぶいのかな
鈍いというのもあるけど
カリンカあたりの寂しい記憶を全て封じてたりする
一応放蕩息子やってた時期もあるから思春期はそれなりに荒れた
幸か不幸か、多忙な父親とはガチンコしなかったって事かな…
>>565 ナターシャもセイラムの娼婦達も
グレッグの異常性の前には沈黙して去るしかないっていうのがね…
サイコパスこええー
実際のサイコパスも問題行動幾度と無く起こしてるのに
大事件を繰り返してやっと捕まってるもんねー
そういうもんなのかもね
イアンの場合、もしグレッグと他人だったらまた違ったと思う
あとグレッグがサンドラと結婚した理由が分からない
サンドラとジェルミ両方欲しかった的なこと言ってた?ような気がするけど
本当にサンドラのこと愛してたんだろうか?
サンドラを人質にジェルミを支配してるのはわかるとして、
それでもサンドラとの結婚生活を破綻無くしようともしてないのは何故なんだろ?
サンドラや周りに気づかれもしないでジェルミを虐待してるってのなら
平凡なストーリーかもしれないけどまだ理解ができる
でもそうじゃないとこがリアルなのかも
グレッグも育った環境がまともだったらまともな人間になってたのかな
刀の鍔も、美しい妻も、愛しい少年も、全部欲しいという…
リリヤが妻の頃から、グレッグの思う「理想の家庭」自体が
中身の伴わない絵空事だったからじゃないかなあ
美しい妻が貞淑そうにしていて、容姿の良い子供のみが傍にいて、
自分の理想のパーツであってこそ幸せな家庭だという強迫観念じみた思いがある
でもそれは実体の伴わない思い込みだから
裏で相手を存分に傷つけて追い詰め、自分も脱線し続ける負のスパイラル
イアンの弟はなんであんなにグレッグともリリアとも似てないんだ
妊娠中のリリアの精神状態から胎教が非常によろしくなかった
↓
見た目は悪いが繊細さは無く強そうなナターシャ成分が露骨に出た
>>574 私は3兄弟の中で唯一、両親にどこも似てない黒羊なんだけど、父方の曾祖父の姉にマジで生き写し
道で会ったら腰抜かすレベルで似てる。写真が残ってて良かったw
マットも母の姉=ナターシャに似てる(わかりやすく同じトーン髪、ナターシャの入れ込みよう)から
そういうこともあるだろうと思う。グレッグは嫌だったんだろうけどね〜
サイコパス(であろう)事件ググって気持ち悪くなっちゃった…
日本では北九州の一家監禁殺人の男がそうだと言われてるね。
さすがにグレッグは傾向はあれど真性ではないと思いたい。一応リリヤと
マットのことで思い悩む人間らしい感情をもってるし。
他スレでなるほど、と思ったのがそういう悪魔の餌食になる人って
臆病とか気弱とかより「自分を、家族を信じられない人間」らしい。
ジェルミもサンドラのこと信用してないよね。例え壊れたとしても
再生させる絆をはなから信じてないというか、親子なのにぶっちゃけられない
儚さがなんとも…。
>「自分を、家族を信じられない人間」
信じてたからって、義父からの性的虐待を息子が告白するなんて
余程強い運命の後押しでも無いかぎり無理だと思うよ…まして難しい年齢なんだし
グレッグは青年時から嗜虐性があったようだし、真性だと思ってる
でもイアンがその遺伝の可能性におびえる描写、
愛していたら自分は許す、と自分自身の答えを見出す描写によって
とるべき道はあるんだと安心できる
サンドラとジェルミの母子関係には確かに歪みがあって
そこに付け入られてしまったけど、世の中そうそう完璧な親子ばかりじゃないしね。
あと、自分を苛む悪魔の本性を見抜けないどころか
悪魔を愛している母、という時点で意識に距離ができてしまう。
>>578 >信じてたからって、義父からの性的虐待を息子が告白するなんて
>余程強い運命の後押しでも無いかぎり無理だと思うよ…まして難しい年齢なんだし
そーゆー浅い意味じゃないんだがねw
グレッグってジェルミが自分の思い通りの行動をしてたら
暴力的にはならなかったんだろうか?でもSM趣味なんだっけ
イアンがおっさんになったらグレッグそっくりになって
ジェルミのトラウマ発動しそう
イアンはリリアそっくりだからグレッグには似ないでしょう
グレッグの財力を考えると、思い通りの反応をしてくれる相手がほしかったんなら
そういう趣味の人を探すことはできたと思う。
やっぱり嫌がって怖がってる相手を打ちたい気持ちが強かったんじゃないかな
Mっ気のある娼婦ですら精神をおかしくするくらいの、異常な人間なんだよね。
そういう趣味の人がいたとしても、逃げ出しちゃうんじゃないのか?
グレッグの嗜虐性の根底にあるのは殺人衝動だと思う
ステイタスゆえの一線があるけど
そのギリギリ感を何度でも楽しみたいから
行為に連続性のある“恋愛ゲーム”に変換している
環境や対象が変わったところでグレッグは変わらない
親に愛されなかった子供はなんらかの心の闇を抱えて一生過ごすってことだね
ジェルミはグレッグに破壊される前からサンドラによってすでに歪まされて壊れやすい状態だったんだな
グレッグから受けた虐待よりも母親から受けた仕打ちのほうがはるかにジェルミを崩壊させてしまったわけだし
グレッグに出会わなければ普通に青春してたと思う。
サンドラも毒母なりに普通に家族やってたと思う・・・。
>>587 >グレッグに出会わなければ
グレッグ的な他の誰かと出逢っていたはず。
そこまでサイコパスにうようよされたらかなわん
ビビは芯の強い明るい子なので
早い段階でちゃんと騒いでくれてなんとかなったはず…と思いたい
ていうかビビはポピーと似たタイプだと思うんだけど、ジェルミはポピーをしみじみといい女評価してたので
グレッグが現れなければビビと交際を続けて、子供が出来て学生結婚…という平凡な幸せ路線が
待ってたのではあるまいかとなんだかやるせない
サンドラ「あたしがおばあちゃんだなんてちょっとなにそれ!?」的な傍迷惑な騒動は絶対ある
そして金持ちでもなんでもない男と再婚して、それなりにラブラブ→ちょっとメンヘラ→小さな自宅を
「私の夢のマナーハウス」と称しじゃんじゃん飾り付ける青いドア的展開→生方さん的まさかの高齢妊娠
→おっとりほんわか落ちついて四方八方大団円
……だったら誰も不幸にならなかったのになー…
遠いイギリスのマゾっ気娼婦達以外は…
>>588 ビジュアルで結構目立つ母子だから、ただの相互依存関係にある母子よりも
何者かにロックオンされる可能性は高めかもしれないね。
でもあの物語ではグレッグ以外の駒はバランス的に存在しないでしょう。
リアルな話なら根が深いんだろうけど
問題抱えつつ普通に生きてる家族というものは別に珍しくもないから。
なんつーか、母親を名前呼びって…ひくよね。欧米はまた違うのかな。
変な話、男女の仲になってもおかしくない危うさを秘めてると思う。
だからこそビビの健全さはジェルミにとってすごく大事だったんだよなあ。
>>592 > なんつーか、母親を名前呼びって…
ジェルミは父親と同じ名前で、声も似てて、物陰から「サンドラ!」「どっちのジェルミ?」っていう
遊びの時にサンドラ呼びしてた。
父親が死んでサンドラがメンヘラ化して、息子のジェルミへの依存が始まった。
夫を呼ぶつもりでジェルミを呼び、夫に呼ばれるつもりでサンドラと呼ばせてたんじゃないかと。
ってことは、ごくごく幼い時は普通にママって呼んでたんじゃ?
そんでジェイとかジェリーとか、あるいはジュニアとか呼ばれてたんじゃ…」
ところで母親の名前呼びというと
正確には母親じゃないけど「シェレン・クッキーモンスター・ママ」を思い出します。
サンドラがビビからの手紙を握りつぶした罪は大きいと思う。
・ジェルミへの信書なのに、読んでしまったどころか渡さなかった。
・ジェルミの苦悩を知る手がかりになり、グレッグからの虐待の発覚と告発への大きな道筋になるはずだった。
・ビビの勇気と誠実が伝わらず、二人の関係を断った。
頭弱でうまくまとめられないw
ほんともう、二人してジェルミの手紙やカバンを漁ってプラベ詮索して…
まとめて死んでしまえ!って死んだんだけどさ。サンドラの罪が大き過ぎて
どうか衝突によるショック死とかではなく、業火に悶え死んで欲しいと思う。
ビビは後から色々思い悩んで、ジェルミを気遣った貴重な子だよね。
まさかの性的虐待には気付かなくても、何らかのサインは嗅ぎ取った気がする。
国をまたいで離れてなきゃなあ…。
>>594 庇うわけでは全くないが
やっぱり早くからサンドラは狂気の中にいたと思うな
ボストン時代なら他人宛の封書をどうこうしなかっただろうし
(開封する時点で完全に普通じゃない)
確かマットの発言が先じゃなかったっけ…
夫と息子への疑惑を打ち消し打ち消ししてるところに
ビビ手紙の男とホテル云々記述で疑惑の裏付けが…(これで渡せなくなった)
いやホント袋小路ひでえ
>>593 サンドラってジェルミに依存してはいなくない?
依存してたら彼女が出来た時嫉妬から何か口出すと思うけど
寧ろ祝福してた感じだったし
その辺は息子と距離取れてて良かったと思うのになんか良くわからん人だサンドラ
>>597 手首を切ってジェルミに「血が止まらないの」って見せ付けるシーンがあったし
息子に依存というよりは、自分をいたわって慰めて可愛がってほしい願望が強かったのかも
家具やプレゼントに対して「こんなに愛されて…」って泣いてたし
ジェルミに彼女ができても、自分を大事に思ってくれてればそれでよかったんじゃないかな
これでジェルミが自分よりビビを取るような行動に出てたらわかんなかったと思う
いい距離感に見えたのにね…
ジェルミがいるのに自殺未遂→現場を見せてしまうとか
被虐渦中の息子に「自分が傍にいてやらなければ」と思わせるとかかな。
「一人では生きられない」と子供の前で嘆き、子供に縋る姿が依存風で
少なくとも身を呈して子供を守るタイプの母親ではなかったからね…。
一人では生きられないけど、そばに居て欲しいのはジェルミじゃなくて
誰か別のいい男だったんじゃないかな
自殺未遂もジェルミの気を引くとかじゃなくて
むしろジェルミのことを考えてないからやってるように見えた
大事なのは息子<<<<<夫
>>600 そうだと思う。
そのへんの母子関係の破綻には後半のジェルミも気付いてたし。
自分をお姫様扱いしてくれる王子様なら誰でもよかったのかも
だからジェルミに名前呼びさせるし、弱ってるところを見せ付ける
なんでジェルミに依存するんじゃだめなんだろうね
息子とはセックスできないから?
サンドラ自身、苦労多き祖母(育ての親)から
呪いのように祖母自身の思い込みを刷り込まれて育ってる。
なんだかジェルミはサンドラにとって都合のいいおもちゃみたい…
最後の方で、ジェルミのサンドラに対する憎悪が吹き出していく様子は痛々しくて見てらんない
ペネローペ先生は頼りにならないし(帰ってお茶飲みたいとかオイオイって感じ)
オーソン先生が生きてたら力になってくれた気がするのになあ
>>605 おいおいだけど、脇役の、そういう弱さや人間臭さまで描いてしまうところが萩尾さんらしさという
気がする。
ジェルミ寄りで読むからイラつくけど、ペネローペ先生はプロだなと思ったよ。
カウンセラーがシンクロしちゃって患者の世界に取り込まれて壊れるのは失格で
いかなる時も現実に戻れる人じゃなきゃ出来ない仕事。
オーソン先生の方法もあの時のジェルミを支えてたと思うけど。
ジェルミ→サンドラの憎悪は読んでて一番可哀想だったかも。
イアン視点の構想があるなら、サンドラ視点の漫画も読んでみたいけど
やっぱり狂気の目線で話が展開していくのかな。萩尾さんは描けそうなだけに怖いわ。
>>605 サンドラのことあの女呼ばわりしたのは良かったな
読んでて楽しかったという意味で
やっとサンドラに怒るようになった
というか怒ってるのを認められるようになったってことだよね
かわいそうだけども
でも愛してんだよね
サンドラにとってジェルミってなんだったんだろう
サンドラ的には愛する息子
客観的にはサンドラ自滅の引き金
>>607 うん、あれは優秀なペン先生でも手のつけられないほど酷い傷を負った患者、
という描き方なんだろうね
ジェルミが遂に核心部分まで口に出来たのが凄いと思う
そしてあのカウンセリングを続けている事も
>>606 深いなぁ。納得。
僕はあの女にだまされていた利用されていたんだ、とジェルミが叫ぶところ本当にスッとしたわ
グレッグとサンドラが生きてたら、ジェルミはサンドラを殺してたかもね
しかしサンドラに本当のところはどうだったのか話を聞きたいもんだ
グレッグの首締めでジェルミが死んだら一大スキャンダルどころじゃないね。
イギリスの上流階級で起きたアメリカ少年の殺害、性的虐待とくれば
ジョンベネ事件を上回る報道だろうなあ。
首絞めで死亡してしまうにしろ、自殺してしまうにしろ、
検死でほぼ全て分かってしまうだろうに
そういう事は考えない加減のきかなさがマジキチで怖い>グレッグ
さくさく嘘吐いて取り繕うだろうけど
サイコパスって辻褄が合わない嘘も平気でつくんじゃなかったっけ
よくこんなあからさまに自滅できる犯罪を犯すもんだよね…
ジョンベネ事件も不審な点が多々あったのに結局迷宮入り…
低年齢犯罪少年たちの実名顔写真を晒すお国柄に賭けるしかない
ジョンベネ事件は有力な犯人候補いなかったじゃん
両親も兄弟もDNA鑑定で完全白が証明されたし
密室殺人なのに何年間も家族が捜査に協力しなかったし
死体発見後すぐ連絡とったのが警察じゃなくて弁護士だっていうし
一時流れてた噂だけじゃなくて、やはり家族だと思ってる
サンドラもやり方は違うがジェルミをおだやかに支配してたと思う
彼女が死ななかったらジェルミの人生どうだったんだろう
クリスマスの頃のジェルミは諦観というか、冷静(に見える)な言動に見える。
あのまま二人が死ななかったら狂うか、植物のように何も反応しない人間になるんじゃないかな。
第二次性徴も終わってガタイのいい青年になってるかもしれないし、そうなるとグレッグの
興味も薄れるんじゃ…いずれにせよ悲惨。
>>620 何年かしたらジェルミもイアンみたいにガタイのいい青年になって、
街中のぺド野郎に誘惑されたり襲われたりもしなくなって、
異性にしろ同性にしろいちいち身構える必要のないスキンシップ(肩叩いておはよう!とかさ)にいちいち身構えなくなって
ある年クリスマスにイアンと会ってみたらお互いとてもじゃないけど欲情しなくて、
ゲラゲラ笑ってガシッと抱き合って背中バンバン叩き合ってちょっと泣き笑い気分になって
よーし飲もう!飲み明かそう!メリークリスマース!!
っていつの日にかなるのが個人的に希望するハッピーエンドだったりする。
父親や義父からの性的虐待を受けつづけた女の子にありがちな、
太れば手を出されなくなると思ってストレスから来る過食症で異常に太っちゃうやつ
ジェルミもそんな感じでストレスから肥満になったり逆に痩せこけて体を壊したりして…
どっちにしろ悲惨だけど
書いてて思ったけどぺドフィリアって何歳ぐらいまでだろう
残神のリアルタイムでは15〜17なんだよね
未成年ならぺドでいいのかな
ジェルミは線細いままなんでないの?
そういうタイプみたいだし
相手が女性であれ男性であれ
本来の彼らしい幸せな愛情関係を得られるといいなと思う
>>619の状況のままだったら…
母子が違う形で壊れていったんじゃないかなあ
ジェルミは生きる気力が薄れて拒食の摂食障害にはなったんじゃないかと
>>623 乳幼児〜幼児対象だと思ったけど…
ナターシャにバンバン手出してたくらいだし
グレッグ存命中にジェルミの容姿が超劣化したとしてもどっちにしろ犯されまくりだったんだろーなー
容姿はわりと二の次なんだろうなー
もちろん美しい花を手折るのが興奮要素ではあるだろうけど
内気で、拒絶できなくて、そして愛に飢えてて…みたいな
鞭でしばかれて首絞めて失神させられて侮辱されて、大事なものを否定されて
死にそうなところで「愛のためだよ」と言われて、
私の愛から逃げたらなんであれお前の求めている愛は失われるよと言われて
ジェルミ、リアクション良すぎるもんなあ
あれはいじめたくなるわ
だよねw
プリマスのおばさんの男版みたいな容姿になっても
肌が超綺麗なら視覚的にもいたぶりがいは十分にあるもんな
ぽちゃ好きなSは多いし
あんな目にあいながらもサンドラのために、とか言って誰にも言えないということが
ジェルミの異常性を表しているんだろうな
15歳にもなって判断ができないあたり精神年齢が低いのかもしれない
誰にも知られたくないと思うプライドとか
知られたら家族の愛を失うかもしれない恐怖とか
家族間で起こる性的虐待の発覚を阻むのは
まさにこういう心理だと思うけど
630が異常
まあ
>>630の言ってることもちょっと分かる
グレッグの言いなりになってしまった理由は
ジェルミが子供だったからってのはかなりある
アホだからって意味ではなくね
ただ15歳になっても判断できない〜って訳じゃなくて
15歳ってまだ子供だよねって思う
子供って極端な話、お母さんが病気だから一緒に車で病院に行こう
とか言われちゃうと着いて行っちゃうでしょ
それみたいなもの
ジェルミ、イアン、キャス、エリック&バレンタイン、ポピー、ビビ
15歳くらいで抱えたドラマはそれぞれ違うけど、やっぱり皆子供だよね…
脱線するけど
キャスとジェルミが互いに大切にしあっていて、
最終的にキャスの人生が開けていくあたりがじんわり嬉しかった
はあ?キャス?
って思ってるジェルミヒドスwと思った
ヤフオクで17巻セット出てるけど、買いかなあ・・・
子供だからってわかってるけど「何でそうなる!」が多くて…
まあ、実際の事件でもそうだけどね。
サンドラに言えよ!って啖呵きったすぐ後ズルズル〜っとだもんね。
あっちがサンドラを人質にとるならこっちはイアンだ、ってくらいに
神経図太くなって欲しいわ。お話破綻するけど。
もし最初の段階でジェルミがサンドラに泣きながら
「サンドラ、真剣に聞いて。グレッグが僕に無理矢理キスして、愛してるから抱きたいと言ったんだ。
僕が言うことを聞かないとサンドラとの結婚を無かったことにするけどそれでもいいのか、って脅された。
僕は結婚に賛成していたけど、もう一度よく考えて。あの人は異常だよ。」
的なことを相談したとしたら、サンドラはどうしてただろう
そのときは信じないフリ
「ジェルミひどいわひどいわ」
しかし自殺未遂(狂言)をやらかす
というのが浮かびました
でももしかしたら真摯に受け止めたかもしれないよね
ものすごく確率低そうだけど
こう読者に思わせるところ、萩尾さんのキャラ造形ってうまいと思った
>>638 はい先生!
「グレッグ聞いて!ジェルミったらひどいの。あなたがあの子をレイプしたがってるだなんていうのよ」
「おやおや…ひどいなハハハ。彼はきっと、君が僕にとられてしまうと思ってるんだろう。それで君の気を引きたがっているんだ」
「カウンセラーに見せるべき?」
「いや、そっとしておけばいいよ。思春期にはなんでも性に結び付けてしか考えられなくなる一時期があるものさ」
「グレッグ、あなたは本当に大人ね。なんて頼りになるのかしら。私はもう、本当に驚いて、怖くて怖くて…」
カチャッ
「ジェルミ?起きてるかい……?」
>>639 >>640 怖えええええええ
やっぱりどう考えても、自分に都合の悪い事からは目を逸らすんだな…
人間誰しもそんなものだろ
サンドラって取引に出かけるグレッグの車に乗り込んでまで
あのときグレッグとジェルミのことも何か言うつもりだったのかな
それは永遠の謎だけど
サンドラがそこまでする理由は他に無かったと思いたい
どっかにあの時サンドラは「ジェルミは自分からグレッグを奪う存在」なので
遠ざける事に必死だったとあって、そうかも…と思ってしまった。少なくとも
命を賭けて我が子を守るという感じじゃなかったし。
そうだったとしても
ジェルミが物理的には救われる流れだから
あの時のサンドラは二人を引き離す方向で尽力していてほしい
サンドラだってジェルミの不幸の上に成り立つ幸せなんて望んでないと思う
だから「ジェルミに不幸な出来事なんて起こってない、何も悪いことは起きてない、
ジェルミは夫と仲がいい、それはとてもいいこと、夫は黒髪で眉のくっきりした、ほっそりした秘書と
浮気してる…いいえ、夫は悪くない、誘惑されてるんだわ」と必死に否認してたんだよ
サンドラ視点からは幸せな家族像が見えてる、見ようとしてる
秘書と浮気しててくれた方がマシだったんだよね
当たり前だけど
ちょっと現実を直視しようとすると、パズルのピースが一つ一つ当てはまって残酷な展開が
待ってるのが見えるよね。それが透けた時点で思考が停止したのか…
サンドラはジェルミがグレッグとセックスしてるかもしれないって分かった時
ジェルミの様子がおかしいとも分かってたよね
それってジェルミがグレッグと恋愛関係じゃなくて
強いられて嫌々セックスしてる可能性についても考えてたんだろうか
だとしたら何故嫌々でもセックスをしてしまうと思っていたのか
ジェルミが自分を犠牲にしてでもサンドラとグレッグの結婚生活を維持させようとしてた
ってのはサンドラは可能性として考えてはいたのかな?
そもそも嫌々セックスをしているというかもしれないなんて思いもしなかったのか
そこ超気になる
>>651 本来アメリカ人なら「性的虐待」がちらっとでも思いつかないはずないと思うの
>息子と夫の挙動不審
でもそこで「夫に強いられて嫌々性的虐待を受け入れてる息子」だと思ってしまったら
・私を裏切っている夫
・私に打ち明けてくれない息子
・息子をいけにえに成り立っている私の幸せ生活
という、大変受け入れ難い真実も一緒に思い浮かんでしまう
だから相思相愛でふたりとも私を裏切ってる、と思えば、あくまで被害者は自分になる
他にも「わざと」下腹部に熱いお茶あびて、私がセックスできないのは夫がゲイのDV鬼畜だからじゃなくて
傷ついた私を気遣って我慢するやさしい夫だから、夫が「誰かと」浮気しているのは、男の生理なんだもの
仕方ない、というふうに持ってったり(妙にジェルミに似た秘書に濡れ衣ってあたりがまた)して
必死に目も耳もふさいで自分の心や幸せ幻想を守ってたようなふしがあるね
サンドラはどの時点でどうすりゃよかったのかね
ジェルミはジェルミで先走ってグレッグとセックスしちゃったし
>>652 火傷は純粋に事故では?
夫婦生活破綻の理由として一番適当だからそれに縋ってたけど
医師に特に問題なしと診断されて泣いてしまったってのは何の件だっけ
この時点で相当追い詰められてる感じ
夫はまあ置くとしても、息子は自分を愛していて、
それがサンドラにも分かっているからこそ全てに混乱するんじゃないかなあ
1.夫と息子についてのあらゆる可能性を考える→
2.疑惑が確信に変わりかける際、日常的な息子からの愛情が想起される→
3.そこまでの想像を全否定→
4.1〜4を一日中繰り返す
4.1〜3を一日中繰り返す、だった
忘れていられるのが睡眠中だけだったとしたら
毎晩渡された薬を服用して眠っていた理由も分からないでもない
サンドラは母親としては不足があるけど、
女性としては655みたいなのはとてもわかるし気の毒で
だからよけいジェルミは救われない。
あー夫と息子の関係なら一応夜は疑う筈だもんね
しかも薬をすすめてくるのが夫・・・
サンドラが二人の性的関係に気付いたとして
ジェルミは週末学校から帰りたがらないしボストンに帰りたがっていたし
グレッグを避けてるし、でもグレッグはジェルミとうまくやっていきたいというし
冷静に見たらまさか大人が子供に強要してるんじゃないかって想像つきそうなのに
サンドラはそれを認めるだけのキャパがなかったんだよね
でも実際その渦中にいたら冷静にはなれないと思うよ。
ていうか、そういうきっちり現実認識できる女性は、
そもそもグレッグに目をつけられたりしないはず……
だってサイコパスがすぐ近くで罠を張り巡らせてるんだもん
これだけの状況証拠で即時現実を把握して行動せよ、っていう
その選択肢から一つ一つ封じられてる気がする
サンドラは読んでいて一番心に負担がかかるというか
心がささくれるキャラだけど、
ジェルミ以外ならサンドラの立場になるのが一番ホラーで怖い
>>659 そうなんだよねえ、そこに尽きる>現実的な女性
ワーキングマザーで、大柄の華やかな美人で、でもそういう表面的な部分でなく
なんかこうしょっぱなから、「私があなたを幸せにしてあげる」じゃなくて
「あなたに守られて私幸せになりたい…!」的なムード丸出しだったよね
その「幸せになりたい」という欲望が強くて、都合のよくない見たくないことには
目をつぶるタイプだと見抜かれちゃったってことか
捕食者の勘おそろしす
祖母による「女の人生は男次第」の教えが呪詛的な刷り込みになってると思う
可愛い息子と二人、ちゃんと自力で生活できていて充分立派なのに
「男性の庇護がない現状≠幸せ」という呪いのような思い込みがある>サンドラ
だから「肉親(親?)に子供を育てさせちゃいけない」とジェルミが言った時に
何となくこの サンドラ祖母 - サンドラ母 - サンドラ - ジェルミ の系譜を思い出した
グレッグとサンドラが作中で「幸せになる」「幸せな家庭を築く」とよく口にするけど
どちらも意図的な描写だと思う
自分の理想パーツがそこに揃って並べられている事を「幸せ」と拘るから
どこかで自分や周囲の心を見失って人間関係そのものが壊れていってしまうんだなあと…
親に子供を育てさせちゃいけないってのはまあ気持ちはわかるんだけど
じゃあ親以外が育てたら影響力はないってことかというとそうじゃないよね
いやそうなのか?
あれはジェルミのちょっと極点ついたみたいなセリフだから具体的には理解できなかった
でも子供を破滅させるほど強い情熱・愛・憎悪を抱けるのは誰か、と考えると
肉親かなあって感じで
>>663 いや、親に子供は愛されたいし、親が大好き。親は空腹の泣き声を聞けば母乳が出る。もうそれは本能。生理。
難しい理屈なしにそういう作りになってる。
だけど、そこを逆に
「親なんだから」見捨てないでしょう?「子なんだから」愛してるでしょう?というとおかしなことになる。
三原順の作品だけど「肉親というのは密室の人間関係だと思いませんか?」てセリフがあって
肉親だから愛しているはず、そこには愛があるはず→そこにあるのは愛のはず、と思い込むと
グレッグを殺したい!と思うジェルミの憎悪も殺意も愛
ジェルミのために幸せな家族を作る…と言って目をつぶるサンドラのエゴも愛となってしまう
だからそういう幻想が入る余地を排除して「親が子を育てるのは良くない」て言い方になったんじゃないかな
ジェルミは「愛したい、愛したい、まっすぐに」と泣いたこともあったんだ
親だから…子だから…じゃなく、愛に値する人を愛したいという
ジェルミって結局遺産どうしたんだっけ?
本人は要らんと言ってたけど
イアンは管理していずれ受け継がせる方向だったような
この漫画良いんだけど
どうしてもホモがいっぱい出てきたのが納得いかない
なんか、鼻毛が伸びてるんですけど
ジェルミが女の子でもよかったかなと思うけど、よりいっそう生々しくなるのが怖い
ヒロインだったら、逆に女性同士の愛情関係に
救いを求める可能性も残されてる気がする
主人公が少年で、本来求めていた異性との関係にも
同性との関係にも延々と苦しむから
彼の破壊されてしまった愛の概念について
読者も探し追いかける構造になってると思う
ジェルミが女の子だったらこういう名作は生まれなかった
>>671 マージョリーがらみの白雪姫の毒りんごモチーフでもほのめかされてたけど
ジェルミが女だったらサンドラの苦悩はまんま悪意として噴出しそうで怖い
つーか、ありふれてるでしょそんな漫画w
そういうの読んだ事はないけど、ありふれてなくても
テーマが何でどう決着つける作品なんだろうと思う
ちがうね
テーマは「残酷な神が支配する」だよ。残酷な神=愛するもの、あるいは愛そのもの
どう決着つけるかは、うーん、結局人は愛によって支配され傷つけられるけれども、
また愛(赦し)によってしかトラウマから前進できない・・・ってところかと。
「前進」としたのは「救われる」だとちょっと安易かと思ったので。
実際ラストははっきりした救済じゃなくて、徐々に前進としかいえないしね。
んでジェルミが女の子だったら山岸凉子の鬼になっちゃう(妊娠切り離せない)から
それは避けたと。
ジェルミが女の子だったら
サンドラの心の中にある「嫉妬」ももう少しシンプルに表れただろうし
読者も理解し易かったのでは
息子だったからこそ、対象を夫の秘書(女性)にすり替えようと試みたり
必死の葛藤と抵抗があったわけで、それがサンドラの森を更に深くしていて
ジェルミも読者も救われなかったという…
無意味な妄想ってことはないよ。
ほんとうは女の子であったほうがありふれてた話なんだよね。リアルには。
でも娘と夫がやってる「母」の心理描写というんだったら
それこそ山岸さんの「夜叉御前」の鬼母がすでにあるし、
グレッグの陵辱シーンとかイメージ画を多用してもとても描けなくなるわ。
エロマンガになってしまう。いくらテーマがエロじゃないっていってもなあ。
男娼になるところも、ヒロインだとちょっと無理ス。
少年が主人公なのは「少女だったらこれがタブー」という消極的選択ではなくて
やっぱりジェルミ自身が引きずり続ける混乱を描く、という意欲ではないかと
>>670 ジェルミが女の子だったら、まず最初にグレッグに誘われた時が難関だなあ
あそこで快く思わずもOKしたのはジェルミが男だったからってのはでかいし
友人にも相談できないってのも大きいかな
女の子だったら、サンドラは自分を守ってくれる頼りがいのある王子様を求めてるんだし
もっと早く誰かと再婚してて、この漫画が始まらないと思う。
…そこまでさかのぼれって話ではないですよねー
少なくとも虐待の始まりや過程において
ジェルミが男だから防げなかったってポイントが結構ある
サンドラとの恋人のような母子関係もこの原因の一つだし
>>685 半泣きで「どっちのジェルミ?」っていうんです…は息子には重いよなー
そして、それをよりによってグレッグに聞かせてしまう運の悪さ
ジェルミが男の子だからこその悲劇、ってのは大いにあるよね
女の子だったらグレッグの異常性がわかりにくい ただのエロおやじになっちゃう
女の子が義父にキスされた〜!ってったら一大事だが
男の子だとハァ?ってなりそう
>>683にあるけど男だと友達にすら相談できない(しづらい)→隠すから発覚も遅れるね
まして転入生だし・・・
ジェルミが女の子だったらサンドラに似た美少女だったのかな。サンドラの趣味全開の
甘々ファッションの。友達親子だろうけど若さに嫉妬してそう。
しかしグレッグ…ロリ、サド、ホモと変態界のロイヤルストレートフラッシュだなあ。
>>689 なのに外ヅラは良くて会社経営していて資産あってハンサム
なんというパーフェクト
女へのプレゼントも結構ツボ心得てるしね
あと人格なかなかの息子達も遺し…
いやー悪魔だわグレッグ
だから離れられないのよね >悪魔だわグレッグ
そんなグレッグと見た目も才能も似てるイアン
性癖も「一応ストレートだけど実は男もイケるバイ」部分は同じ
尊敬する、愛する父親だから信じたくない…という裏では
(自分はグレッグの息子だから)信じたくないってのもあったろうね
「リリアと踊ってた、同じ淡い金髪の、リリアが幸せそうに笑ってた相手の男」
の記憶を封じちゃったのにも、リリアにもグレッグにも似てないマットが荒れるのにも関係して
「僕は」グレッグの息子だって気持ち強かっただろう
そんなイアンのグレッグと一番違ってるところ=鈍感
鈍感なボンボンw
イアンは色々ハイスペックな感じがグレッグ似だと思うけど
容姿がリリア寄りなのに加えて不思議なほど根アカですげえ
あれは安心するわ
だから使えないオスカーという称号が与えられたわけですね
マデリンとのエピソードが分かりやすいような>イアンの個性
臍がふたつになったり胃に穴があいたり
そんな恋愛にすら幸福を見出すところが…
イアンのタフさって凄い体育会系脳というか、なんか説得力あった
アニメ話が始まったあたりから
残神スレがストップしてるんだな
どこでいつから始まってるのかわからんアニメ話を持ち出されても
……何のアニメ?
多分住民が萩尾本スレ?と行きつ戻りつしてる!と言いたいんだろうけど
私はアニメよくわかんないし
特に必要なければどっちのスレもロムのみだから決めつけられても困るわ
>>700 どうもありがとう。見に行ったらそうだった
アニメには興味なくて話題についてけないからスルーしてたよ
「残酷な神が支配する」アニメ化の話が持ち上がってたらどうしようと思ったw
よしよし。こっちで話してなね
勝手に仮想敵視してるバカは何者?
このスレが生きがいな廃人
わかりやすいなぁ。ここの反応
よくわからんけど声優さんが大変そう
視聴サイドは実況に逃げればいいけど
先日文庫で買って一気に読んだ
ジェルミが本編の時間軸で犯されるシーンよりも繰り返し記憶の中で延々とレイプされてるのがつらい
彼にとって衝撃的だった記憶がごちゃごちゃに濃縮されてる図がみてて苦しいけど引き込まれた
傷のついたレコードが何度も何度もその部分を繰り返すっていう
あれは読者側の疲労感も半端ないね
>>708 記憶の中で繰り返されすぎて、ヴェネチアのお面がトラウマになったw
なんていうかグレッグってうまいよね。恐怖心とか殺意とか煽るのが。もうむしろ
逆ギレした相手に殺されたいだろってぐらい。その意味では本望かも。
「あらあ、気持ち良くないですかあ?いじめるのって」という萩尾さんのセリフ
(安彦良和@KAWADE夢ムック総特集萩尾望都)がもうね。グレッグ愛されてるよねw
お面に拘束具にムチにホモレイプってギャグみたいなのに
全然笑えないむしろ超怖い
イアンが仮面被った瞬間がやっぱり怖くて
仮面外した下の顔が泣いていてホっとした
死後のグレッグがどんどん妖怪化して
仮面かぶったカエルみたいに描写されてたり
あれがなんでだか印象的
やっぱりなw
自分は作品スレで細々と話すのが好き
萩尾スレはロム
でも住人被ってても当たり前じゃん
何が悪いのかイミフ
わしもじゃ
残神は本スレでも、時々わーっとわいて、ウザがられて、ぱたっとやんで、
しばらく話題がなく、またわーっとわいて、のくりかえしだったじゃん。
残神のみになったこのスレが、
ノーレス状態と、自演とみまがうレス応酬のくりかえしになるのは、
無理ないとおもうな。
話題が続いている方に参加するし。
寧ろこのスレ最近レス多いと思うんだけど…
萩尾モトとの漫画これしか読んでないからこのスレしか見てないけど
専用スレがあると本スレでは話題に出してはいけないものでもなんいんじゃないの?
でも本スレ見てないものとしては残神話題ならこっちでやって欲しい
ああ本スレで残神の話題出てたのね
あちらは流れ早い時は追いつけないんで最近見てない
まあ可能な限り専用スレを使うのがいいんでは
残神は、語る時は続くけどずーっと浸っていられる作品でもないので
波があるのは当たり前だと思う
>>666 昨日少し読み返した。イギリスに戻ってからの生活費になってた
まあジェルミには不本意でも妥当だよね
読むたびにもーーーサンドラの夢みる夢子っぷりに腹が立って仕方ない。
ジェルミの簡単に騙されるのもムカつくけどさ。
グレッグの脅迫、サンドラに言う、打つ、マットを打つ…どれも実現不可だと思うんだけどね。
実行したとして、二人は耐性持ってないから助けを求めるなり逃げるなりするだろうし
そこはグレッグも分かってると思う。だから持ってるカードは全然大したことないのに…
逆にジェルミの手持ちカードは最強なのに…勝負自体成立しないほど弱いジェルミ。
上手いなあ…ストーリー。
>グレッグの脅迫
はっきりと分かるのが「こいつキチガイ」って事だけ
キチガイならやらかすだろう…と追い込まれる
こえええ
>>720 >腹が立って仕方ない。
それこそ作者の思う壺
まあそんな「夢と結婚した」ようなサンドラがグレッグにいいようにあしらわれてると
いい気味を通り越してやっぱりグレッグキモ!とか思うわけですが……w
あんなロングヘアをブリーチしろ!とか、太ったなとか、グレッグもグレッグで
「リリアが生き返ったら今度こそ浮気許さないもんね」というドリームにしか見えません
つくづく、美少年じゃなかったけど神経はしたたかに生まれたマットは幸運だよね
父親には蔑ろにされて辛かっただろうけど
あの父親になら愛されないほうがずっといいもんね
イアンとマットがいい男に育ったのがマジであの話の救い
あれで歪んじゃったらなんか哀しすぎる
マットって軽い知的障害か発達障害?あの歳で夜尿と、父さんが男とキスしてる
場面見て深く追及しないとか…
父との断絶が早かっただけで
普通より苦労多めのまともな子だと思う
>>726 マットはジェルミが16の時点で12ぐらいじゃなかったっけ?
発達障害という感じの描写はなかったと思う
ただ、確かに幼いような描かれ方だったね。心理的な問題でいろいろと停滞してたっぽい。
あのリアクションは、キスもハグも父親から受けたことないんだろうなーと思った。
父親が世界のルールで、母親は死んじゃって、父親には愛されず居ないような扱いを受けてて
いつまでも母親の不義の子扱いで、しかも実際両親に似てなくて。
別に頭脳明晰でなくても眉目秀麗でなくても両親に似てなくても好いてくれる女の子が出来て
子供達や動物と思うぞんぶんスキンシップできて身体動かして遊んで
父親に好かれてなくても生きてていいんだ、居場所はあるんだ
父親は世界の中心じゃないし神様じゃないんだ、とすっぱり思えるようになって変わった、と。
うう…マットはかわいそうだったよね
最初はこの子ちょっとアスペ気味か?と思った
父親からの愛情を受けられずにいたから少し精神的に遅れてる部分があったのかな
イアンは兄のくせに弟と父親のそういう状態がわかってなかったのかな
?アスペの定義が違うような
思ったことを空気読まずにズバッと言っちゃうとこなんかがアスペぽいと思ったの
違ってたらごめん
家族の中に秘密があると、
その中で一番小さい子供が無意識にか半分意識的になのか、
「王様の耳は驢馬の耳」をすることはあることだ。
小さい(みそっかすの)子供の言う嘘だと思ってしばしば無視されるんだが、
ん?と思ったときにずるずる家族の嘘がばれるとかね。
マットもそういう感じ。
先天的な自閉傾向と愛情不足の発達遅れは全然違う現象だから。
731はそこにつっこまれてるんだと思うよ。
マットは、思ったことを言ったというか、見たことをズバッと言っちゃったんだっけ?
愛情不足ゆえに人の気を引こうとして場の空気を読まないのと、
人の気持ちがマジでわからないアスペとは違うと思う
マットは普通に傷つきやすい少年で
家の中で散々傷付いてきた結果としてヤケクソじみた態度をとっていた
アスペルガー症候群という言葉が一般化されて
症状を自覚できた当事者達には良かった事だと思うけど
これは素人が認定するには危険な領域ってかんじ
漫画でも、何かやばい子ならエリックみたいに描かれるんじゃないかな
昔だったら頭いいけど天然、くらいのライトな変人扱いで済むレベルもいっしょくたにされがちなのは怖いかも。
ただ、萩尾さんはペンやリンドンを通して専門界隈の目線も一通り踏まえて描いてるんだろうな。
最初はめんどくさい子だったが
最後らへんはマットとイアンの絡みが数少ない和みだった
イアンがジェルミの告白を否認するあたりは何度読んでもムカムカする
やっとの思いで真実を告げたのに否定されるって…
イアン酷すぎるよ
うん。読者として理想的な反応だと思う
親父がゲイでサドで義理息子を苛んでなんてのを一発了解しないでくれて本当によかった>イアン
そうか、最初からすべて肯定していたら息子としてどうなんだ?ってことか>イアン
あと、どうでもいい存在じゃなくて心底尊敬していた父親だったから
その全てが破壊される位の事がないと
逆にジェルミ更生にあれほど人生かける流れにもならなかっただろう
イアンの全否定でジェルミと共に読者も絶望しかけて必死になるし
萩尾さんマジ悪魔w
そうか親子の信頼と尊敬があったからこそイアンが苦しむわけか、なるほど!
信頼も尊敬もしてない父なら
何してようがああもムキにならんだろ
実際マットはあっさり受け入れてたしね
そう考えるとマットって計算されたキャラだなあ。
ジェルミって自動車事故を目論んでたとき
ぼくがグレッグをドライブに誘ってもいいとか言ってたけど
あれって心中もやむなしと考えてたのかね
上流階級ってわかんないなあ。親子でも兆しもわからないものなのか…グレッグの
本性というかもう一つの面。使用人も全然わからなかったっぽいし。
>>747 基本、使用人はルーティンをきちんとこなすのが第一、主人の求めに即応するのが第二。
その他は出しゃばらない。
奥様つきのメイドは奥様の浮気現場を見ようがその夫にタレこまず、
旦那つきのメイドは旦那があやしい趣味にふけってても、バレないよう協力こそすれ、雇い主の不利になるようなことはしない。
イアンと火遊びしてた巻き毛のメイドのやったことは、イアンが遊び人だからその父親もかしらウフフ、
みたいな思い込みでうっかり踏み込んでしまった、メイドとしてやっちゃいけないこと。速攻で超痛い目に遭ってたけど…
あと、「親子でもわからないものか」っていうけど「親子だからわかる」思い込みのせいで見えなくなるものがあるってことでは?
もちろん作中で繰り返されたディナイヤル(否認)心理、絶対見たくないものをなんとしてもシャットアウトしてしまう心理も。
>>746 出先で呼び出して迎え兼ドライブにこさせるとか?
それだと無事待ち合わせ場所についちゃった場合結局死のドライブになるか…
卵の翌朝、車のハンドルを取って、トラックと正面衝突させようとしてたしね。
>>750 sageは 半角 で
コテハン状態になってるし、sageいれてる意味なくあがっちゃってるよー
>>746 そういわれりゃそうだ
グレッグを殺したい一心で思考や判断が狂ってたのかも
753 :
愛蔵版名無しさん:2011/10/29(土) 01:24:56.03 ID:eq46kM3Q
まだ埼玉にいるのかな?
お金持ちだから避難してる?
ジェルミが本当に殺したいほど憎んでいたのはグレッグじゃなくてサンドラだった
子供として母親に求める愛情を押し殺してた分反動が大きいよね
ジェルミは優しくて賢い子だったけどああいうことになって初めて自分が間違ってたことに気付いたんだろうな
いやいや、子供は一方的に親の愛を受けるだけの存在ではないよ。
幼児が兄弟や父親を敵視して母の独占をねらうというのはけっこうある話だし。
ジェルミのサンドラへの愛は父親がいないことでかなり肥大化していた。
何も母親に求める愛情を押し殺してけなげに振る舞っていたわけではなく、
けっこうサンドラを愛することにジェルミ自身が依存していたわけだね。
だからサンドラへの憎しみは与えられなかった愛に対する反逆ではなく、
愛の裏返しの反動だというのが正しかろうと思う。
こんなに愛していたのにどうして応えないのか、とグレッグがリリアに言ったように
こんなに愛していたのにどうして応えないのか、とジェルミもサンドラに言ってるの。
イアンの愛していたら赦す、っていうのはそういう問いかけへの解答でもあると思う。
「こんなに愛していたのにどうして」という問いをジェルミがサンドラにぶつけるのをやめたときに、
ジェルミは自分の中のサンドラと和解したことになったんだと思う。
あー
初読時は実はピンとこなかったけど
あの「許す」はすごいなと思う
羽生ゆづるくん綺麗過ぎるやないかw
この写真は綺麗だけどゆずるくんて美形だったっけ??
AERAの今週号の表紙羽生くんだよね
可愛らしい高校生って感じだわ
美形とかいうより支配しやすいタイプ、隙があって
つけ込み易い性格って事だと思う
痴漢でも隙のないしっかりした性格の美人にはあまり近づかない
ジェルミはサンドラがああだから自己犠牲の方向にしっかりしすぎに
育ってしまってるからもうほんとつけ込み易いと思う
まあジェルミは可愛いけどああいうのはルックスの問題じゃない
>>762 しかも15歳という大人でもなく子供でもない微妙な年齢
子供らしく泣いて母親の庇護を求めることも、
大人らしく毅然と拒否することもできない
グレッグにとっては恰好の餌食…
おそろしいのう
分断してすみません
夏あたりに初めて読み、何回も読み返しています。
その中でどうしても、ジェルミがボストンからイギリスに帰る決断を
したのかがなぜなのか分かりません。イアンが連れ戻しにきた当初は激しく拒絶していましたよね?
忌まわしい記憶のあるイギリスの地へ戻る気になったのは、夢にサンドラが出てきたことがきっかけなのでしょうか?
この時点では、イアンへの信頼もそれほどないと思うのですが?
どなたかご意見をお聞かせください。
過疎っとりますなあ
ジェルミがイギリスへ帰ったのは、同居してた仲間が
一人は死に、もう一人は更生施設に入って
とりあえず身辺が片付いて気持ちの整理がついたとかじゃないかねえ?
一番親しかった子が更生する方向へ歩みだしたというのが
やっぱり大きい気がするけど
>夢にサンドラが出てきたことがきっかけ
普通にこれかと
イアンよりもグレッグよりも殺人以降のジェルミを縛り続けていたのは多分サンドラ
でもそのサンドラはジェルミの中のサンドラなので、
やはりジェルミ自身。
仲間の問題が片づいて、決着をつけていないサンドラの問題が
ジェルミの中で噴き出してきたからじゃないのかな。
自分をそっち方向に追い込む余裕が出てきたというか……
余裕はへんだなあ、うまくいえない。
ジェルミの意識って読み進むと何層にもなってるかんじ
トラウマによる自傷行為やイアンとの関わりの果てに
殺人による罪の意識が常にあるのが分かってくるけど
更にサンドラへの無意識下の憎悪が見えてくる流れが鳥肌
グレッグでけーなー
あれにのしかかられたら恐怖だわ
最初の頃のジェルミって足とか筋肉ついてて太かったし
体つきがいかにも健康な男の子って感じだったよね
だからジェルミとグレッグのお初の時はもろに男と男で
読んでるのがきつかったー(気色悪くて)
>>771 見る見るうちに首筋とかが恐ろしいほど細くなっていって戦慄したよ
食べられない寝られない強烈なストレス
作者の絵柄自体の変化じゃないんだよね(他のキャラは変わらない)
>見る見るうちに首筋とかが恐ろしいほど細くなっていって戦慄したよ
確かに。
でも視覚的には細いジェルミのほうが好きだ…
イアンとのからみもジェルミが細かったからこそなんとか正視できたけど
初登場時のジェルミのままだったらちょっと最後まで読めなかったかも
見た目含む雰囲気が変わっていったのは読んでてわかったけど
序盤ジェルミってそこまで男臭かったっけ
本人の内面がもろフツーの子だから、女っぽい子ではなかったけど
ナディアがジェルミに嫉妬して自己嫌悪に陥ったりするけど
あれもサンドラの意識の内の内にあった感情なんだろうなと思うと
なかなかぞっとするわ
サンドラは秘書の女性にブチ切れてたけど
本心では彼女との浮気であって欲しかったんだろうなとも
×意識の内の内に→意識の内に
だね。
サンドラも可哀想な人だよ。なんでまた息子に夫を寝取られなきゃならんのか。
>>778 > 息子に夫を寝取られなきゃならんのか。
そう思う(思わざるを得ない)ことがそもそも防衛本能なんだよね
「夫が自分を選んでない」と思い知ってしまう、
優しくて自分を愛している夫・夫ともうまくいく、再婚で幸せになってくれる息子
生活の苦労のない財産・森の中のマナーハウス
「幸せのための条件」を根本的に裏切る事実だけは何としても認められなかったという
・夫と息子が相思相愛→二人から裏切られる自分
・夫が息子に強制猥褻→夫から裏切られる自分・息子を不幸にした自分の結婚
どっちもつらい
ジェルミの気持ちを知ってる以上サンドラは憎たらしいんだけど
まったく同じ状況になったら果たして知らんふりしたくならないかというと
黙り込んでしまう自分は、一生シングルでいる自信なんかない
つまりはサンドラの仲間です……なんてこった
最初の頃のサンドラの前での紳士グレッグの素敵さといったらない
あれじゃ誰でも惚れる
ちんぽもデカそうだし
グレッグのあの二面性は演技だったのか
それとも精神病の症状として本人は意識せずにやってたことなんだろうか
ジェルミに電話で「今までのことは無かったことにしてくれ」といいながら
冷や汗かいて震えてたりとか、
なんか時々演技の枠を超えてるように見えたんだけど
>>784 すべて全力で演技していて(異常性)、そんな自分が楽しい(変態性)んじゃないかなあ
ジェルミで欲望を果たす自分
ジェルミに必死で懇願する自分
結果的にジェルミを思う通りに扱えた自分に興奮
演技型のサイコパスは
上手に嘘がつけて相手を出し抜いた時に
自分の言ったジョークがバカ受けした時みたいな快感を覚えるタイプがいるらしい
ジェルミが上級生の目を怪我させちゃったときの
グレッグの対外的対応の落ち着きっぷりに驚いた
不測の事態に思わず本性出ちゃうんじゃないかとおもったが
日々強烈な二重人格を演じきってるグレッグにとってはあんなの屁でもないんだな
周囲を騙してターゲットを潰す事が生き甲斐みたいなもんだよね>サイコパス
おそろしー
ちんぽデカいから無敵だし
グレッグがサンドラのこと愛してた風なのもあれもやっぱ演技なのか?
それともお人形を飾っとくような感じでそれなりには愛していたんだろうか
グレッグがイアンに手を出さなかったのは
父親としての自覚がそうさせたとかじゃなく単に好みじゃなかったんだろうな
「美しい妻をこよなく愛する自分」「息子に尊敬されちゃう立派な紳士である自分」
こんなかんじの設定に酔ってたんでは。で、
「そんな素晴らしい英国紳士なのに義理の息子を愛して壊れてしまう自分」設定にも萌えるグレッグ
>>790 演技ではないと思うよ
彼なりに「美しい幸福な妻に愛されて作る完璧に幸福な家庭」という野望はあったわけだし
サンドラを愛してなんぼだったと思う
ただ、リリヤだって「彼の夢のとおりに完璧な妻」になれなかった
リリヤは他の男に心を移して(と、グレッグは思い込んで)、自分の子とも思えぬ
不細工な息子産み落として死んじゃった
その「愛の失敗」を繰り返さないために、見た目はリリヤに近づけさせ、
サンドラが浮気する前に自分がサンドラの息子(=彼女にとって前夫の身代わりだった)と寝て
無意識に?サンドラを通してリリヤに復讐したつもりなのかなと思ってる
色狂いの母親によって失われた幸福な人生を貞淑なリリヤでやり直す!で始まったらしいけど
自分で気づかないだけでリリヤにマジ惚れてたのかもね
グレッグこわっ
この人何もかもが設定萌えばかりの人生で
本音をぶちまける相手とか愛する相手とかが一人もいないんだな
変態行為の他には
あー、だったらイアンに欲情しないよね、リリヤに似てても。
「幸福な家庭」では夫と妻は愛し合ってて子供は大事にされるものだもんね。
マットは自分に似てないから嫌ってたけど、それでも暴力はふるわなかったようだし……
ナターシャは家族じゃないから打った。
マットを打つよ?とさえ言えば誰にも言わずに黙って打たれてくれてうっぷん晴らし出来た。
それで言ったらジェルミのことは息子とも思わず、愛してもいなかったことになる。
でもジェルミに「愛だよ」と言えば勝手に追い詰められてくれた。
ん?じゃあひょっとしてリリヤに裏切られる前は変態行為趣味はなかったのか?
>>795 鶏とどうこうというのがある
やっぱり先天的に異常者だと思う
小動物殺害の嗜虐的快楽に性欲まで直接絡んでるとかガチすぎる
>>794 ジェルミは愛と言われようが憎しみと言われようが
虐待時にはどうにもできなかったと思うけど
後になって刷り込まれた呪詛のようにトラウマ発動してしまった感じ
>サンドラが浮気する前に自分がサンドラの息子(=彼女にとって前夫の身代わりだった)と寝て
うわーこの発想はなかった。そうか〜たしかに腑に落ちる。
鶏の件はおぞましかった
こいつ元々変質者じゃんって思った
グレッグは人の弱みをにぎるのが天才的に上手いよね
ジェルミが自分の言いなりになってる姿を見てそれこそジョークが受けた時のような快感を感じたろうね
おかしくてたまらなくて一人車の中なんかで大笑いしてる姿が想像できる
自分のレスナンバーが真っ赤になって
みんなが「ワラタww」「くっそ吹いたwww」とかレスいっぱいつけてくれるのって確かに快感だ
グレッグは日々赤レス状態なんだな
グレッグって預言者が現れて
「あんた、この後ジェルミに殺されれるけど死んでからもジェルミを支配し続けるんだよ」
って教えてあげたとしたら爆笑しながら大喜びしそう
>鶏の件
あーそんなのあったね
すっぽり記憶から抜けてた
萩尾望都特集で、モー様がグレッグに感情移入して
楽しんで書いてたと知ったときは複雑な心境だったなあ
いじめるの楽しくて前半の虐待部分がどんどん長くなってしまったとか
どんだけ
ww
しかしそのおかげでグレッグの偏執とか興奮がすげえリアルで迫力満点な作品に…
アナザースカイに岡田将生が出てて
髪型がくるくるしてて色白華奢なかんじがジェルミを思い出させた
萩尾作品読む前はナヨッちい男は苦手だったのに
最近綺麗で華奢な男の子がいると目がとまってしまうようになった…
次は細マッチョのイアンタイプに目を留めてください
なんかさ、自分がその子とどうこうなりたいって気持ちで見るんじゃなくて、
ああこういう子ってそちら系の男性にとってはたまらなく可愛いんだろうな…と
ついつい考えてじっと見てしまうのさ
イアンタイプのほうは、先にジェルミタイプありきで
あ、この人あのジェルミ系の子とペアになったらぴったりのビジュアルだわー
という見方になる
でもイアンて現実にいたら細マッチョには見えなそうw
190超えで白人骨格で+ほどほどな筋肉ときたら
目の前にいたら「でけええええ」ってなりそうだ
ちんぽも「でけええええ」って
自分はウィリアムが感慨深いな
ジェルミに翻弄されても常態取り戻して年上女性とマジ恋
一方ちゃんとジェルミの良い友達かつ理解者に
なんて出来る男なんだ…
ウィリアムの理性は確かにすごいな
イアンなんて暗示にかかりやすくて保険屋のおっちゃんに言われた通りに
恋しちゃったり愛しちゃったりで忙しいのなんの
イアンはラストでガールフレンドがどうこうとかいう
エピソードがあったりして両刀使いっぽいけど
ジェルミは女の子と付き合うなんて
あったとしても何十年も先になりそうだな
イアンが両刀だったのちょっと萎えたなあ
ほんとほんと、ジェルミ一筋なところがイアンの取り柄だったのに
ラスト見て、イアンなんてやっぱり結局そんなもんかとガックシ
でも思えばジェルミにぞっこんだったときも
やりたいだけでナディアに手え出してたな
男なんてそんなモンだよ。
入れる穴さえあればいいのさw
取り柄って何w
一応はノーマルコースで恋愛してた人間の葛藤があるのに
偏ってて気持ち悪いなあ
ノーマルって何だよw
キモチワルイなあ
リンドンが見抜いてた、当初ジェルミへの気持ちを否定したたくさんの理由の中にあったね。
バイでもあるが基本女の子と恋愛して結婚して〜という人生の青写真を持ってた。
イアンってさあ、悪い奴じゃないんだけど
流されすぎっていうか考えがブレブレでちょっといらっとするんだよね
だからこそ、ジェルミを好きになったときに女を一切断ち切った時は
おっなんだやればできるじゃんと思ったのに
結局時がたてばもとのタラシに逆戻りかよみたいな
取り柄って言ったのはイアンが男気にあふれていたあの一瞬を取り柄と表現しただけなのさ
ラスト以降にどうなるかは分からないけど
ジェルミが前向きに生きてくれるならイアン的にはわりと何でも受け入れそうな
そんな着地点だったように読めたな。
自立が目標で、まあ焼けぼっくいに火が…とかどうせ色々gdgdするかもだけど。
罪の重さが全然ちがうのに
サンドラよりもナディアのママにいらいらしてしまうw
いらいらはしないけど
何が引っかかるかはよくわかる
へ〜、そうなのか。
単行本で4巻までしか読んでいなかったから
5〜17巻まで読んでみよ〜かな。
5巻以降がほんとうの見どころですよ
自分はサンドラのほうがいらいらするわ
善人を取り繕ってる風なのがいや
ナディアママはあけっぴろげな分いっそ清々しいというか
でもどっちも身内だったら同じくらいやだけど
>>813 いや元々男性経験ありな設定だったことに萎えたの
みんなホモじゃねーかと
そうよ、男なんて潜在的なものも含めると全員ホモよ
性の壁って普通の人が簡単に乗り越えられるものかなあ
それこそジェルミみたいに意志に反して巻き込まれでもしないと無理に思える
男子高の火遊びとかギリシア的なお遊びとか色んな下敷きがあるから読めるけど
でもウィリアムの、「ジェルミが女の子だったら好きになってたかも」みたいな所に落ち着くのは
リアルだったけど、あれはジェルミがきっぱり本心でない事を告ったからとも読める
もし本気で迫られてたら大変なドラマが始まってしまっていたかもしれない
風と木の詩になってまいますがな
キャスなんか元々は生活の為の身売りっぽかったし
ホモでもバイでもないと思う
>>829 自分の性欲とはまったく無関係だよね売春って
キャスは本質的には年上女性に甘ったれまくる系だと思う
あの界隈から抜け出しさえすれば…
>>825 イアンもべつにホモじゃないんじゃない?
あのエピソードはイアンのやりちん具合をみごとにあらわしているエピだ
くらいにしか思わなかった
キャスは幼少期から苦労してるだけあって
友達思いのいいやつだったな
ジェルミに会う前のイアンの生態が既に充分ぶっとんでるw
わりと何でもアリくらいの時期に年下テクニシャンに煽られて好奇心も手伝ってみたいな
イアンは逆にジェルミに恋してからのほうが
恋愛の精神面においてはややまともに近くなったくらいじゃないか?
それ以前はまさに何でもあり、誰とでも何人でもあり
ただし相手の外見にこだわりありだけど
本人の理想は薔薇の騎士だっけ
命削るような相手にばかり本気出す傾向あるけど
恋愛に夢を持ってるところは健全というかとことん健康だなあと思う
>命削るような相手
まさしくジェルミだな
イアンは理想の相手に巡り合えたというわけか
外人の美形の子って少年期〜青年期の前半くらいが
美しさのピークだよな
その後の劣化の速さを考えると
このマンガがあそこで終わってくれてよかった
ごつくて毛深いおっさん同士のいちゃつきなんぞ見てられん
>>835 恋愛に夢、生涯懲りないでずっと持ち続けてそうだ
>>834 でもナディアの時は結構まともじゃなかったっけ
相手は一人に決めていちゃいちゃして甘い言葉はきまくってたし
不特定多数と関係する生活は止めるくらいは本気だったはず
ナディア相手には一応イアンのスペックにふさわしい恋愛をしていたと思う
でも何か、薔薇の騎士のストーリー考えると色々と皮肉かもw
グレッグも鬼畜変態だけど妙にロマンチストだったね
恋の理想像を抱いてるだけなら自由なんだけど
相手に強要するのはマジキチだね
イアンの場合は悉くジェルミに裏切られまくって辛酸舐めて
それでも好きだっていう所までいく時点で理想どっちらけではあった
ナディア相手には年頃の男子相応の恋愛をしてたし
ジェルミの件がなければあのままくっついたと思うけど
相手の悩み苦しみまでは実質放置だった感じ
切っ掛けがこれ以上ないくらいの地獄の泥沼なのにジェルミ相手に
ロマンチックに行こうとしてたイアンはある意味根性があった
まあそういう楽天的なとこが良いとこでもある
確かにw
恋しちゃった!と自覚した途端に通常運行ってどんだけ
>>837 そういやジェルミってまつ毛も眉毛も濃いし、体毛もこれから濃くなるかも
うん、ジェルミはなにげに男性ホルモン強そうだよね
精神の安定とともに食欲もでて
体格のいい男くさい男になってしまいそうだ
でも最終回の時は19歳だったがあんまり変わってなかったね
良くも悪くも少女っぽかったサンドラにも似てるだろうからなー
お稽古でバレエやってたけど続けて
バレエダンサーっぽい細身筋肉質な大人になって欲しい
ちょっと可愛い普通の少年が運命の悪意で劇的な確変を遂げ
色んな人間の人生を狂わせるまでの雰囲気になり
過去と罪を抱えつつアートな方面に頭角を…って感じだから
女の子にはジェントルで、イアンにはケチなまま成人し
いつかバレンタインあたりと美しいカップルになれたらいいかなとは思うw
バレンタインとジェルミはプラトニックなままで
美しい恋愛をしそうだ
学校でウィリアムを惑わせるようになった頃のジェルミの雰囲気の変化、
虐待とか家庭内の不和とかの辛い過去を持ってる子どもが
こうやってあの独特の影のある危うい雰囲気を漂わせるようになっていくんだ
というプロセスがよくわかって興味深かった
この危うい雰囲気が
健全に育ったまともな子どもにとっては魅力的に見えて
惹き付けられてしまうんだよなあ
>>852 ちょっと違うけど、ユーリがサイフリートのダークな面に
良くないことだと自覚しつつ惹きつけられたみたいなのを
思い出した。
>>852 あのターンが痛々しさの極みで多分読んでいて一番辛い
もしウィリアムとあれで疎遠になっていたら相当後味悪かった
だから友情が続いて、色々語り合うまでになる終盤がマジ救われる
この話で最も好きなシーンの一つ
名前忘れたけど
ロシアの少年モデルで鼻ピアスしてて超細い子、
半裸とか女装とか、たばこ吸ってる写真とかがよく撮られてるけど
あの子の雰囲気がまさに影があって危うい、暗い雰囲気なんだわ
でもそれがすごい魅力的
Stav Strashko だった
そのロシアモデルの名前
途中まで読んだんですが、色んな説が飛び交っていてよくわかりません。
リリヤはグレッグの異常性が嫌になって、浮気(マットはグレッグの子)。
裏切られて怒ったグレッグはリリヤに「死ね」と言って、
リリヤ自殺ほのめかす→グレッグ(本当に死ぬわけ無い、ふふん)→リリヤ死亡→
グレッグ(愛してたのにほんとに死んじゃったうわーん)が真相で
いいんですか?
リリヤは昔のボーイフレンドとデートはしただろうけど、
グレッグがネチネチいうほどのことはほんとはしてないんじゃない?
グレッグがネチネチネチネチいびって追いつめただけで。
あと、「愛してたのに死んじゃったうわーん」じゃなくて、
「愛してたのにあいつは浮気してあげくに勝手に死んで、オレは失敗した失敗した失敗した」
と思っていそう。あくまで自分が「愛のある家庭を築くはずだったのに失敗した」というところがメイン。
メッシュに出てくるデザイナーの友人と同じタイプ。
>>857 たぶんいわゆる不適切な関係にはなってなかったと思う
でもグレッグにとってはそんなこたどーでも良くて、自分の人生計画狂わされて
悲劇の主人公的な気分→悪を倒す正義の味方的な気分になってたんだと思う
グレッグから見たリリアって
ジェルミから見たサンドラの構造と似ていて
真実や本心は殺した(と思ってる)本人や読者にも
はっきり判らない構造になってるのがポイントなんだと思う
そうだね。
そう思うとグレッグの不幸はもしかしてグレッグにはイアンがいなかったことか?
彼の思う幸せには美しい妻と自分達に似た子供はいただろうけど
「親身になってくれる友人」とか、いなかっただろうからなー
863 :
857:2011/12/04(日) 14:17:40.33 ID:???
皆さんレスありがとうございます。
リリヤは事故死でもなく直接殺されたわけでもなく自殺が真相なんですね。
(間接的にグレッグが殺したことになるのか)
なるほど、自分の理想から外れたからリリヤを貶めるような発言をしたわけ
ですね。でも、リリヤが死んだ時のグレッグの涙は本当だと思いたいな。
最初はまわりに誰もいなかったわけで、演技する必要もない場面だし。
グレッグは自分流の100%の愛と理想を追い求めるも、誰もついていけず…で、
グレッグの中ではサンドラに甘いのも、ジェルミを打つのも全部愛なんだろうな。
あくまでグレッグの愛し方ってだけで。果てしなく利己的な愛ですね。
狂ってるしね
865 :
857:2011/12/04(日) 14:26:02.56 ID:???
>>862 裏の顔は友人知人たちには誰にも見せてないし話してないでしょうね。
最近読み始めて、序盤は始終グレッグキモッとしか思えなかったけど、
一番よくわからないグレッグの心理が今は気になる。
イアン、マット、ジェルミの学友たちに癒されますね。
大人たちが身勝手すぎてイライラモニョモニョします。
グレッグは本当にリリヤを愛してたと思うよ
ただグレッグはマジキチ変態だから
心底愛されたとしても愛された人は全然幸せじゃないっていう、結局そこ
「君を大切にしたのに
服も靴も下着も わたしが買った
読む本も 選んであげた
家も食べ物も わたしが与えた
きみの瞳には わたしだけが映る
わたしの瞳に映るのはきみだけ」
リリヤは浮気なんかしてないし、グレッグも本気でマットの種が自分じゃないと思っちゃいない
でもリリヤの瞳はほんのちょっとわき見をした
自分以外に心のほんのひとかけらでも心を傾けたリリヤはグレッグにとっちゃ裏切り者のビッチなのさ
リリヤがわき見したのって、
グレッグがマジキチだと知る前か後か
それは描かれてなかったんだっけ?
マジキチだと認識できるなら逃れられてるから、
そう認識することができるより前に追い込まれて
判断力なくして自殺(か追い込み他殺か)したんだと思う。
読破しました。
後半、ジェルミの深層心理が他者によって表現されてるのが上手いなあ。
悲しみには怒り、感情をあらわすイアンとは対照的に感情を殺すジェルミ。
愛してるから毒リンゴを食えというクレアと愛してるから食べるマージョ&
木陰にひそむサンドラ→生贄なジェルミをあらわす。
自分一人で罪を背負う覚悟をするバレンタイン→イアンを巻きこんでいる
という罪悪感もあるジェルミ。
マージョとバレンタインを救ったのは、自分を救ったことにもなるんだなあ。
一度読んだだけではラストの墓のシーンからの流れがよくわからなかったけど、
罪を告白したジェルミを許し、殺されても愛しているとキスするサンドラ。
サンドラの愛に気づき彼女を掘り起こそうとするジェルミ。泣ける。
イアンに産みなおしてもらって、愛することを試みたい、と前向きなラスト。
墓シーンの前の、イアンの「愛してるなら許す」が全てだね。
ジェルミ容姿・性格共には真性のSにはたまらない最高の獲物だったわけだけど
もし仮に、イギリスに来てからジェルミが変化した場合、グレッグはどうしたかなあ?と疑問
ぶっくぶくに太って、全然美しくない容姿になっちゃったジェルミとか
SMプレイに目覚めて、グレッグが打っても襲ってもノリノリで喜ぶようになっちゃったりとか
そしたらつまんなくなってグレッグは興味失ったりしないかな
グレッグのことだからそれはそれで別の楽しみ方知ってたりするのかな
まあ先のことなんか考えてないのかもしれないけど
>>871 即レスキモイけどw
堕落したジェルミならまさにそれをネタにいたぶると思う
娼婦も天使タイプと醜女タイプがいたし、リリヤとナターシャだし
ジェルミ自身で美醜二役状態という更に恐ろしい展開になったかもよ
そう言われればそうだなあ
「あんなに清らかで無垢だったジェルミをこんなに汚してやった!わたしが!」
と悦に入る姿が目に浮かぶ…
困ったもんだなあ
苦手なタイプとかないのかな
仮にジェルミが屈強なガチムチマッチョになったとしても
「こんなに強そうなのにわたしには逆らえないwww」とか喜びそうだ
萩尾さんがグレッグを動かすのに嵌った心理を追体験するのかw
いやあ、なんとかしてグレッグに嫌がらせできないかなあと思ってさー
いっつも楽しそうなんだもん
ジェルミに殺されたことさえちょっと喜んでそうだし
マグロになるのが効きそう。
イアンあたりと駆け落ちしたら効いたと思う
あ〜
ダブルで裏切ればプッツン来てそのまま逝ってくれたかも…
マットと寝る。
「グレッグよりマットのがいい」とか言う。
きっとグレッグのトラウマを刺激できるはず。
そしたら……スーパーサイヤグレッグにパワーアップするだけかも。
>>880 しょえー。
やっぱりサンドラと一緒にボストンに帰るのが一番かね。
性犯罪者には社会的制裁を受けてほしいね
特に社会的地位が高いのをいいことに、弱者を食い物にするタイプには
でもこの作品の関係図だと、それやっても誰一人メシウマになれないんだよなー
>>882 事件が明るみに出る事=被害者のセカンドレイプ開始だからね…
ジェルミがイアンに知られる位なら死を考える勢いだったあたり
理屈でなくその感情がよく分かるというか
真相を話せば、自分について何も知らない相手のまなざしを
永遠に失うっていうのが重かった
>自分について何も知らない相手のまなざし
うんうん、自分に暗い過去がある場合
他人から普通の人間として扱われることって
すごい救いになるんだよね
あの心理描写はさすがだったな
ジェルミを美少年として見るのが自分的になかなか大変で苦労してる
読んでる途中で何度も「ジェルミは美少年、ジェルミは美少年」と
言い聞かせないと
なんか加藤茶の若いころに見えてしまったりして
イアンとのからみのシーンでものすごい悪寒が襲ってきたりする
誰かジェルミを実在の美少年に例えてくれないか
そしたらその子を思い浮かべてもう一度読みなおしてみるから…
前からそう言ってる人いるけど同じ人かな?何か大変だねw
悪寒こらえてまで読まなくてもいいんじゃない
加藤茶の若いころ?
知らないしw
888 :
888:2011/12/09(金) 03:04:36.63 ID:???
888
ジェルミって普通中の普通の容姿なんだと思ってて、そこがリアルだと感じていた
美少年にすると都合がいいというか、はいはい萌えですねってなっちゃうし
性犯罪の被害にあいましたと申告されても即納得されそう
だから普通の男の子を使うなんて流石少女漫画の神様は違うわーと思っていた
途中からいきなり美少年とか言われはじめて戸惑ったしガッカリした
せめて雰囲気が妖しいとかでとどめて欲しかった
>>886 常連さんだよねw
「作品の中では」というお約束が通じないんじゃ大変だ。
新聞4コマの世界にだって目の覚めるような美少年も妖艶な美女もいるだろうに。
でもこの作品ではちょっと違ってて、「作品の世界では」どころか「捕食者にとっては」。
イアンにとってはグレッグが温厚な人格者だったように。
ビビだってジェルミを大好きだったけど、はかなげな美少年だなんてたぶん見えなかった。
バレンタインは繰り返しエリックを「神様」と言うんだけど、顔はバレンタインと同じだし
ちょっと発達障害気味で扱いづらくて、初対面のイアンにすぐ「変わってる」と思われる、
しかし妻のポピーにとってはフツーの夫。
そんな感じで、
>>885にとっては悪寒をもよおすようなブ少年だったってことでいいと思う。
というかその方がいいと思う。
ジェルミだってどうして自分が選ばれてるのか本当にわからないんだから。
絵を見て素直に端正な少年だと思ってた。だって目鼻が散らばってる子だったら
萩尾さん超リアルにそう描くし、ウィリアムだってナイスガイだけど“美”少年ではないし。
友達から素で睫毛なっがーと思われる程度に可愛い顔をした、超美人な母親がいる、
全然普通の適度にガサツな男の子で、
ただ美術芸術に結構煩いグレッグやイアンの審美眼には適っている。
こういう子がキャスと同じ世界に迷い込む話かなと…。
同性だけでなく異性にもモテてるから顔立ちは可愛いんだろうなとか。
てか、ジェルミが美少年な点をそこまで疑問視した事ないや。
多くの少女漫画で、作中評価がどうあれ主人公が程良く整った顔をしてるのは
読者の読み易さを考えてだと思うけど、皮肉な逆作用もあるって事だねw
美しくはない系だと映画のプレシャス(女の子だけど…)なんかもあるけど
ブスだろうが美少年だろうがやっぱ最終的には話だよね
なんだかんだいって萩尾さんの長めの話の主役は
中の上以上のルックスじゃないかな(作品内での扱いも含め)
やっぱ長編になればある程度の華は要るよ
萩尾さんに限らない
語りかけるような眼とか美しいけど、ジェルミには萌えんなー。
ジェルミの容姿自体には萌えないけど
グレッグに嬲られて泣いてるリアクションには萌えるっていうか
ドSにはたまらないだろうなあと感心する
漫画じゃよくわからないけど、その上色白超美肌なんでしょ
グレッグにやられっぱなしのジェルミには興奮するけど、
イアンとイチャるジェルミがこれまた萌えんわ。
>>885 加藤茶の若い頃調べてしまったw
ビョルン・アンドレセンとかは?
「それでも生きる子供たちへ」のチロ(ダニエレ・ヴィコリト)の顔が
自分の中のイメージに近いな。
萌えない萌えないって何なのこの人w
そこまで意識した事ないけどジェルミって充分可愛いと思うけどなあ〜
美少女と並んでも似合うわけだし…
女の子と一緒にいる時の雰囲気が柔らかくてとことん優しいところと
男の子と一緒にいる時は横顔なんかがやっぱり繊細に描かれてて綺麗だと思う
読んでいて性的なシーン全般への嗜虐的な快楽も萌えも感じないけど
それはジェルミの心が壊れてるからかなあと思う
だからイアン相手の心理戦に入ると展開が読めなくて引きこまれたし
微妙な心理描写が面白くてそこに萌えた
BL漫画でもないものを無理して読んで萌えない萌えないとクサすより
好みの容姿の男達がセックスするBL漫画でも読んで萌えてりゃいいのにね
どんだけ餓えてんだか
太古の昔の残神スレをちょっと見てた頃、
逆に「虐待を題材にして美少年のセックス描写で萌えさせようとしてる!」って
不謹慎だなんだと凄い勢いで連日叩きにくる人がいたんだけど
これだけ言い分を逆転させる時の流れがすごすぎると思ったw
男同士の話だけどビーエルとは違って萌え要素はないと思ってたけど
グレッグ死んでから、もしかして作者は萌え狙ってるのかも?って思った
やっと描きたいシーンが来たみたいな感じした
イアンとやっちゃってからなんかジェルミがやたら美少年扱いだし
作者が萌えてるのかな?とすら思った
イアン好きそうだなあと思った
私がこの漫画に全く萌えを感じなかったのは、単に絵柄のせいなのかな
と疑問に思ったから、ビーエル絵で想像しようとしたけど無理だった
そういうの超越した漫画だと思う
だからこそ作者がもし萌えてたらビックリする
それとは関係ないけどこの作者はストーリー考えるとき
映像で話が浮かぶタイプなんだろうか
そんな感じしない?
萩尾さんって、自作に萌える感性からは一番遠くにいる人のような気がする
ビーエルって何かと一瞬考えてしまったww
カタカナにするとすごい破壊力w
>>899 読み方もいろいろだからね…
読み手の数だけ受け取り方もあるだろうし、萌えを期待して読む人がいても不思議じゃないし
その結果「萌ねーよ!!」と言い出す人がいてもしょうがない
ビーエルて
グレッグ死亡から始まってる物語だから
やっと本編が追いついたところでがっつり本気出す作者でよかった
ストーリーそのものへの高揚感より萌え重視って
まあ人それぞれだけど、両者を何故切り離して考えようとするのか不思議
あ、そうか。BLのことか。
ピエールさんという登場人物がどこかにいたのか?と一瞬思ってしまったではないかw
変な流れにして申し訳ない。
ジェルミの顔の話が出てたから、美少年設定でも女読者の私が特に萌えるような
顔じゃないなって言いたかっただけなんだ。可愛い顔だし繊細で好きだよ。
イアンとのイチャも、ムハーってなるはずのシーンなんだろうけど、なんか痛々しいし物悲しい。
萩尾作品に萌えは求めてない。人間の心理を丁寧に描きあげているのが好きだ。
前半読んだとき、グレッグとジェルミの関係に思いっきり萌えてくださいと作者に言われて
いるようで、びびったよ。萩尾さんってこんな作品描く人だったっけ!?と。
読者もいろいろだからねぇ・・・
>グレッグとジェルミの関係に思いっきり萌えてくださいと作者に言われているようで、
この発想は無かった
人様の読み方に口出しするのも痛いけど
漫画って、読んでここはこう感じるはず、受け手はこうあるべきみたいな
テキストじゃあないと思うよ…
自分
>>885だけど、今見に来てすげー伸びててびっくり
ジェルミの容姿について書き込んだのは初めてだから以前のその手のカキコは違う人だな
>>889読んですごい納得した
自分も、読んでる途中で美少年という記述を見てから
作者がそういう設定にしたのならそう読まなくては、と
無理やり美少年として読もうと頑張ってしまったが
ごく普通の少年に起きた事件の物語として考えればなるほど無理なく読めそうだ
加藤茶の若い頃の顔は去年あたりに年末ドリフスペシャルで初めてみた
そのあと残虐な〜を一気読みしたから眉毛のイメージがダブっちゃって…
イアンがあのリリヤ顔にしてタフな細マッチョの恋愛馬鹿なのが面白いけど
ジェルミ的にアンニュイなビジュアルと設定だったりしたら個人的には怖いw
萩尾さんの中に、眉のくっきりしたギリシア風美少年の系譜はあると思う
なぜか「城」の男の子しか思い出せないけど
>>908 歳がいくと、漫画を読んでて「あ、泣かせにきたな。あ、笑わせにきたな。」と
(すごく自分勝手な予想だけど)作者の狙いが目についてしまう時がある。
萩尾さんはすごく自然だと思う。後半読むと、
>>905の発想が恥ずかしいわ。
>>896 ダニエレ・ヴィコリトググった
いいねー!
眉が太くて巻き毛の美少年像として分かりやすい!ありがとー
イアンてけっこうグレッグにも顔似てる気がする
皺とか描いて年齢とともに輪郭がたるんできたりすれば
そっくりになりそう
イアンもジェルミも、両親どちらともに似てると思う
ジェルミは絵をかいたり物作ってる時なんかが良い
イアンとなら一緒に家事したりご飯食べてるシーンが
可愛いというかそれこそ萌えって感じ
そういうシーンは痛々しさが勝るしイアンとはしゃべると刺々しくなるから
一緒に黙々と家事してたりすると言葉に出さなくても信頼とかが見えて安心した
ジェルミの眉毛、
石原都知事の息子(天気予報やってる人)の眉毛にそっくり
眉毛が繋がってる時点で萌えさせないという意思を感じ取った
えー自分の趣味だけでそんなw
萌えか否か関係なく、ルックス微妙なキャラだったら
あんだけ男女モテしないだろ
容姿で言ったらジェルミよりマージョリーのが重要
あのキャラでブサかったらギャグマンガになる
私はどっちかっていうと、太眉キャラなのに余裕でかわいいのが驚きだったんだけど
かわいいって事自体をあんまり気にした事なかったから
一枚絵になった時の美しさからいって逆に余裕で美少年なんだろうと思えてきた
>>915 生活全般のシーンがいいよね
>>889 普通中の普通の容姿で雰囲気が妖しかったら
周囲は最初から違う方向に理解を示してしまっていると思うw
いまフィギュアスケートでトゥクタミシェワ見てて
>>852のカキコミを思い出してしまった
まだ14歳なのにあの独特の雰囲気、堂々としすぎというか影を感じるんだよね
なにか見ていると不安になるような妙な気分になるわ
美少年ではないが中〜中の上くらいの容姿と思って読んでた
つかそんくらいでいい
美少年設定だと耽美漫画化してしまって引く
ていうか、たぶん耽美漫画の誹り?を拒絶しようとするあまり
やたら極端から極端に走ってる人がいる気が…
耽美とか萌えとかを否定したいって感じかね
別に悪い事じゃないんだけどねーだってエンタメだし
漫画の楽しみってカッコいい可愛いキャラにもあるんだし
もちろんそれだけじゃダメだけど、ジェルミが美少年だからって
作品の価値が揺らぐとは思えないね
ていうか萩尾さんて普通にエンタメ作家だしご本人も変に芸術ぶったりしないし
それが良いところなんじゃないかな。魅力的で可愛いキャラが書けなくなったら
長年現役でいられるわけないし
>>925 そーそー。
あとシビアなモチーフ使いながら、やっぱり徹底して「物語」であるって姿勢を貫いてる感じがスゲー。
>>907 うん、そこに萌えを見出す猛者は今までいなかったw
グレッグはジェルミやナターシャにとっては恐怖以外の何物でもないし
イアンにはもう驚愕と俺も親父の血が!?って意味の恐怖だけど
実は自分には彼周辺で萌えを感じている関係があって、それはサンドラ
なんていうか
何も知らせず、当人も決定的な苦痛を味あわず、鍵のかかった鳥籠に安全快適に閉じ込めて
美しく飾り、たっぷりと養い、おびえれば甘く慰め、さびしがれば優しく抱き
相手の夢を決して否定せず、しかし叶えもせず、押さえつけず、しかし決して逃がさず
相手の全身全霊の苦痛もいらだちも恐怖も抗議も抱擁ひとつ、キスひとつで霧消させられるほど
自分だけに惚れこみ、自分なしでは生きていけない、美しく無知な囚われの美女
このゴシックささえ漂う設定を思うと、グレッグの気持ちがちょっとわかる気がする
グレッグとサンドラの関係はエロい。萌えてムセそうになる。
(※ただしグレッグ視点に限る)
>>928 ジェルミがいなかったとしても、破綻の予感が漂うな…
と書いて思ったのだけど、結局サンドラはリリアの身代わり(焼き直し)でしかないんだね
いろいろと可哀想な人ではあるなあ
>(※ただしグレッグ視点に限る)
最難関ww
>>928 グレッグ視点ではサンドラにも萌えてたのかな。
いい夫であろうとしすぎて、無理している感じが私はしてた。
(その無理と本当の自分への抑圧が暴走してジェルミへ…)
>>916 ダニエレ・ヴィコリトのおかげで加藤茶ジェルミがやっと薄れてきたと思ったら
今度は良純の顔がちらついてしまいそうだ
何度も読み返すと後半の繊細な構成とその意味がだんだんわかってきて
このマンガすげー!と思った
同じ所を堂々巡りしているようでも実はそうではなく
少しずつ薄皮を剥ぐようにジェルミに感情が戻ってくる様子と
イアンが共依存におちいりそこから思考錯誤して脱していく様子、
それをナレーターでの説明なしに
細かい心理描写を漫画として描き切っている…
一見萌えとも思えるシーンの数々も、
愛というものに病的な感覚でしか関われないジェルミと普通の感覚のイアンとの
感覚のずれをあらわすためには必須のシーンだったり
肉体関係についてジェルミが抱いている感覚と、それが徐々に
改善されていく様をうまく表現するための手だったりと
ひとつひとつ丁寧に読んでみると無意味な萌えとか一切ない
読めば読むほど唸ってしまう漫画だ
>>933 あなたの書評すげー!と思ったw
自分もおぼろげに感じ取ったかもしれないものにきちんと形が与えられた感じ。
残神はほんと、これだから天才はどーしよーもねーなーっていう読者大虐殺作品だよねw召されまくり。
萩尾せんせの絶対悪ぶりがガチすぎてお手上げです。
考えてみると、イアンとジェルミのベッドシーンに
萌えれない人がけっこういるのも当然な気がするな
イアンは普通の恋愛のように愛の行為としてジェルミを抱きたいと思ってるけど
ジェルミにとっては抱かれることと愛情とは全く結びついていない訳で
どちらかというと罰や自傷に近い感覚なんだもんね
ジェルミがベッドで日常生活とは別人のようになってイアンを煽るのは
イアンとの行為によって罰されて自分をめちゃくちゃに壊してもらうためにやってるのであって
この激しさは相手への愛ゆえに夢中で我を忘れてだかれてる激しさとは全然違うわけだから
ジェルミのそういう感情面を感じ取っている人は
絵柄による萌えよりも精神面の痛々しさを先に感じ取ってしまうんじゃないだろうかと
日常のシーンで軽いキスにうろたえて赤面するところとかは
イアンを意識してるのがすごい伝わってきて
ああやっぱりジェルミにとってベッドでの行為ってのは
こういう恋の感覚とは本当にかけ離れた行為なんだなと
その対比の表現の巧みさに感心した
同じ人かも知れないが、933のようなことは随分前に書いてる人がいたね
10年かけて描いた物語。
すごいね。
>>899 >>902 萌えを期待して読んだんじゃなくて
萌え抜きの漫画かと思ってたら萌えっぽい描写が出てきたので
え?萌えないんだけど…ってなったということでそ
萌え抜きの漫画と思って読んで、そのとおり萌えなかったのに
「(せっかくの)男同士のベッドシーンなのに萌えないよ!」ってこと?
そう思われても反応に困るというか……
つまり萌えを狙って描いたかどうかって話?
全くないとは言えないだろうけどBL目線で見ると痛過ぎて
キツイって感じがする
まあ美形同士だから見栄えは良いけどハードル高いよ
個人的にはモロな場面より生姜湯のシーンとかジェルミが
過去話の時照れてるシーンとか生活全般のシーンとかのがときめいた
日々の静かな会話と生活の積み重ねによる再生が丁寧に描かれてて
ただ萩尾さんはBLの元祖とも言ってもいいしそういうのを潔癖に否定るするのも
どうかと思うんだよな
>>939 萌え抜きの漫画と思って読んで、そのとおり萌えなかったのに
いきなり耽美系に走られても置いてけぼりだよ
ってこと
前スレあたりでは萌えるのがおかしいみたいな流れだったような
もう人それぞれでいいよw
どうしてもよくわからないというか何かひっかかるのが、
子どもは親による神への生け贄だ、と
萩尾さんがラストでそう言い切ってることなんだよな
子は親の人生の供養のための生け贄であり親自身もかつては親の親に生け贄にされていたのだ、と。
なぜそんなことが繰り返されるかというと神自身の世界が壊れ続けているから
ずっとずっと生け贄が必要なんだ、と言ってるよね
なんかこれってすごい考え方じゃない?
ちょっとゾッとするような…
>>944 いやーでもちょっとなんかそう思う
しかし言い切ってるのがすげーよね
>>944 そこの「神自身の世界が壊れ続けている」というところがピンと来ないよ。
読むたび「??」となってしまう。
虐待の連鎖ってことじゃないの?
神ってのは親になった人?
虐待というほどでもないか
心理的支配?
>>946 そうそう、私もそこがよくわかんないんだ
トーマの時は「神は人間を、どんなに罪深くとも愛してくださっているのだ」
という結論になってユーリは神の愛の大きさに救われてたけど、
残酷な〜の中では神の扱いがこの時とは違ってきてるよね
萩尾さんはこのシーンで何を言おうとしてるのか、難しくてよくわかんないんだよなあ
>>947 そうも考えたんだけど、
その直前で親のことは「親」子のことは「子」とそのままの表現をしていたから
神はそのまま神のことを指していて親の比喩的表現ではないみたいだしなあ?と思えてさ
トーマの神はキリスト教の神だけど、
残神の神は自分の親(の比喩)
解説のどっかで「これは生け贄の物語」とかかれていたけど
もしかしたら萩尾さんは最初からこの「子どもがおやによる神への生け贄だ」
っていう結論を書きたくてそのためにこの漫画をかいたのかも…とおもって
ひえ〜っとなってしまった
だって確かインタビューで、一番言いたいことを物語のラストに必ず入れています
って言ってたし
生け贄ってさ、祈りを聞き届けてもらうために捧げるものだよね。
つまり子どもが親から神への生け贄ってことは、どういうこと?
親というものは自分の幸せのために子どもを犠牲にするものだ
ということを言いたいのかな先生は?
そういう場合もあるんですよ、これはそういうケースの物語です
といってるのか?
>>953 往々にして「自分の幸せ」ってのが決して「自分だけの幸せ」じゃなくて
「神様どうかお願いです、私なんかどうでもいいから、最愛の子供だけは幸せ
(…と私が確信するよう)にして下さい」
だったりするから始末に困るわけで……
愛だと、利他だと信じる行為の不安定さは昔からひとつのテーマになってて
「銀河鉄道の夜」なんかでも、「すべてのひとのさいわい」を願うカンパネルラは
川に落ちたザネリを救って死に「けれどもおっかさんはぼくを許して下さるだろうか」と言う
人のためになったことだと親は人には言うだろうし、ザネリは彼に感謝するだろうけど
母親は心の底では彼を許さないかもしれない
「"息子が生きて幸せである"という私の幸せな未来を息子自身が破壊した」
「私は誰かを憎んで楽になることも許されない」と
だからジェルミも愛を怖がるんだよ、絶対の利他というものが存在しないから
私個人の解釈ですまん
親は子供に生贄となることを求めるが、子供はいずれその支配から逃れることができる
(親子とも、全員がそうなる・できるといってるわけではなく、そういう関係性もあるというぐらいの意味で)
よく親は子に無償の愛を注ぐといわれるけど、その対極にある行為、
愛するがゆえに束縛したり、愛を試したりという行為をしてしまうこともある
サンドラの場合、それは精神の未成熟さからきたもの
自分も親を愛してるがゆえジェルミは作中苦しむわけだけど、
「親の不完全さを許し、あれも愛だったと認めることによる自己肯定」
それが最後のテーマの提示だったんじゃないかなーと思っている
いってみれば、イグアナの娘のテーマにかなり近いものじゃないかなー
私は同じものだと思ってるけど
じゃあ作中で、神の世界が壊れ続けている
といっていたあの神とは
そういう愛し方をしてしまう一部の親達のことをさしているのかな?
宗教的な意味の神の意味にとると、
救いのない結末に思えてすごい混乱してくる
>>955 >親の不完全さを許し
ここ、とても難しい行為だよね。
親が不完全な存在であることを子はなかなか納得(理解)できないし。
>>940 同意
残神は作中で土着の神話を語っているし
所謂キリスト教みたいな宗教や信仰を意味する「神」ではないと思う
人の上にたつものによって引き起こされる創造と破壊と再生と
そのもとで繰り広げられる人の運命のドラマみたいなイメージ
>>956 そうそう、宗教の神の世界が壊れ続けているのかと思って混乱してくる。
祈ったり救いを求める神の世界までも不完全だときつ過ぎる。
皆のレスを読んだら、タイトルの「残酷な神(親)」の「世界が壊れ続けている」って解釈で
いいのかな?
…で、今読み返したら、イアン「親だって人間だ、完璧ではないさ」
ジェルミ「親は子供にとって人間じゃない、神だよ!」ってシーンが。
あー、これなら納得。
なるほど…残酷な神(親)か。すごい納得した。
読了したけどすごく精神に堪える
一気読みしないと鬱になるな、ラストまで一気にいかないと
とにかく今は疲労感でいっぱいです
おつかれでした……
ゆっくりしたらもう一度読みなおしてここの絵すごいなーとか思う余裕出てくるけど、
直後はどっと疲労だよね。
話の本筋と全然関係ないんだけど
シャロンてイアンと浮気してたり「もううんざり!」とか言う割に
旦那さんのことを見捨てないんだね
なんだかんだで愛してるのかな
>>963 ナスターシャのことにしても基本世話焼きっぽいね
ナディアの「あなたかわいそう」のボランティア恋愛とも違うカーチャン的な
シャロンはなんというか、DQNなんだけど精神のバランスが良くて、自分を幸せにできる人だよね
とても気の毒な状態の旦那さんを持ちながらも、泣いたりしないで
たくましくちゃんと仕事して治療費出して、女も捨てずに若い男の子と適度に遊んでさ
ジェルミとグレッグのキスを目撃しても「虐待!?!」とか「なんであんなオッサンと…心配だわ」とか
別にマイナスな勘ぐりせずに「愛人なのね、ふーん」で納得w
グレッグを強請ろうとしたのも
旦那の治療費で余計にお金が必要だったからで
別に自分の贅沢の為とかじゃないところとか
ジェルミ強請った金を律儀に返してくるところとか
シャロンはガチガチすぎない筋の通し方が面白いね
クリスマスにチキンを持って来た時も
「あら、おじゃましちゃって」だったw
ルールーとマージョリーの掛け合いもワロタw
緊張しっぱなしで読んでるのであそこで一息ついて頂上までもう少しみたいな
>>965 虐待だの暴力だの隠されるものは経験者でないとサインに気付きにくいという点からして、
シャロンは「職場恋愛っていうかセクース」「おじさまやおぼっちゃんとの年齢差恋愛」
「同性とのちょびっと火遊び」までは自分で経験あっても
「性的虐待」は実際に経験したことも、それまで親しい人間が被害にあったこともなかったんだろうなと思う。
鈍感だけど善人だし精神的にたくましくて健康で打たれ強い
今書いてて思ったけど、イアンと同類ではないかw
鈍感というより目先の利益には小賢しいけど物事を深く考えないタイプと思った
そんなに善人には思えなかったしw
ナターシャを助けたのも善意だとしても再度お屋敷で働けるチャンスぐらいの下心はありそう
ジェルミがシーツを自分で洗ってたのも男の子の思春期性と思われたり
サイン出しててもこれじゃーな
イアンがジェルミのどこに惹かれていったのか分からぬ
庇護欲?
>>970 自分もわからん
惹かれたぽいことになってるけど
責任感とか罪悪感とか同情とか仲間意識みたいなのじゃないのと思った
なんで分からんのかが全然わからん。
吊り橋効果的なものもあるだろうけど。バイらしい興味なら最初から示してたよ。
結局みんなホモでふぁ
>>971 どこで恋情に変わったのか、もしくは意識したのかが分からないんだよね
関係を終わらせたくないと思うほど執着してるし
リンドンの口を借りてイアンの行動の意味を語らせてるけど
二人の関係はパターナリスティックだから誘導されてるようにしか見えないんだよなー
普通に読んでてわかるけど
>>975 どこ?
多分最初から好きだったんだーとか言ってたのってジェルミだっけ?
>>976 セリフやナレではっきり説明されないとキャラの心の動きがわからない?
例えばどこ?
あそこ
漫画でも小説でも映画でも、全体的な流れと行間で人物の心理を追っていくもんだと思ってたな。
ピンポイントでブツ切りに理解しようなんて無理では?と思うけど、どうなんだろ。
>責任感とか罪悪感とか同情
これに加えて憎悪もある。中盤あたりなんて本人にもよく分かってない(という混乱した描写がある)。
色んな感情を行きつ戻りつしてると思うなあ。
手元にないから曖昧だけど
・ジェルミの容姿をしげしげ眺めてみたり(全く浅い興味の単なる観賞)
・学生達とのいざこざでジェルミのセクシャリティへの感慨(自分への態度との無意識な比較等)
この辺↑では全く恋愛感情なんて抱いてないけど、それでも最初にキスをしたシーンや
パンジー関係のシーン(パンジーが絡むと結果的にイアンの言動に影響し、物語が動いてしまう。
ジェルミはイアンの嫉妬と推察したが、それ自体どうであるのかは不明)の下地になってると思うよ。
個人的には、ジェルミについて知る必要だけでなく、知りたいという気持ちが生まれたあたりが分岐点じゃないかと。
どなたか次スレを立ててくださいまし。
よろしくお願いします。
イアンはパンジーに対して、表向きは
事態を掌握できない事へのモヤモヤと苛立ちが勢い勝ってたかんじだけど
ロレンツォと殴り合う頃にはジェルミが関係しそうになる男達にはっきりと嫉妬してた
この変化を「なんで?いつから?」とはおもわなかったな
まあ軽く読んでるからかもしれないけど
984 :
981:
>>983 みなさんを代表してお礼を申し上げます。
スレ立てありがとうございました。