乙です
いやー、さっき本スレ読んだけど、すごい妄想が激しいのがいるね
気に入らないレスが続くと自演だのグレッグだの・・・
>>1 スレ立てありがとうございました
どうも先陣きる勇気がなかった…w
残神はいつも話したいというわけじゃないんだけど
たまにどっとくるものがある
そんな時に覗かせて貰えたら嬉しいな
>>2 むしろ分かり易いので、あれはあのままでいいような
>>1 乙
ここでは思いっきり残神に浸れるんだね
イアンとジェルミの関係って主導権は完全にジェルミにあるよね
なかなかジェルミに合えないイアンが久々にジェルミに会えた時の子供のような喜びように笑える
イアン人形作って貰う約束して単純に喜ぶ姿はかわいいな
ジェルミに見せるためにわざわざスライド買って用意したりイアンのけな気さにワロタw
いくら二人が混乱しても食事や掃除の生活がきちんとしてるのが素晴らしい
残神読む度に「そうだ、部屋の掃除しよう!」って思う
>>2 しかし自分から見ても自演に見えることがあった
秒単位、分単位の応酬なんだもの
それだけ人気があるってことだよね
べつに残神だけが語りたいわけではないけど、
残神はナゾが多くてつい持論を展開したくなる要素があるんだよな。
私も話が始まるとのっちゃうクチ。
過去何回かのプチチャット状態時もわりと参加してたなー。
そんなわたしは銀△がマイベスト。
持論を展開したくなる作品というのは
それだけ読者視線で広がりを持てる内容であることの証であるから
単純に「良い作品」と言える
残神はエヴァンゲリオンと同列か
黒猫
の単語
クレアとナディアの親娘ってなんであんなに相性悪いんだろ?
みんなそれぞれ関係が修復していくのにこの親娘だけは最後までお互い分かり合えなかったなぁ
ナディアのジェルミへの思いが慈愛→嫉妬へ次第に変貌していくところが妙に人間くさかった
ナディアのジェルミへの思いが慈愛→嫉妬へ次第に変貌していくところが妙に人間くさかった
最初ナディアは聖堂でオルガン弾いてた時、声を出さずに泣くジェルミを見て
とても惹かれてたのにまさかその後恋のライバルになるなんて思いもしなかっただろうな
>>12 そういえばはみだしっ子もエヴァスレにあったな
トーマ以来ギリシャ風黒髪美少年ってのはキーワードなのかね
サンドラ、イアン、グレッグ、ナディア、マージョリー、クレア、バレンタイン、エリックと
主要人物がすべて金髪なのでジェルミの黒髪が際立つ手法は見事だ
黒髪だけじゃなくしみひとつない白い美肌でまつげが長くスリム体系って表現も随所に出てくる
ほとんどの登場人物がアングロサクソンかスラブかゲルマン系の中ジェルミはラテン系設定なんだね
イアンはアングロサクソンとスラブのミックスだけどね
ポニーはIRAのテロリストになりそこなったからアイリッシュ系ケルト人なのかも
ジェルミはトルコ人の血も混ざってそうだ
トルコといえば「トルコ風呂」という日本ならではのエロ風呂屋があってだな、むかし、、、
トルコといえばイルハン
イルハンといえば100ポンド返せ!
イルハンはフィギュアスケーターに転職。
>>1乙です
>>7 同じくw
何があっても基本は守るって
もはや生物としてイカス!と気付いた
>>15 クレアの深層心理が(被虐体験のない)ナディアに嫉妬して
憎んでしまっているんだろうなあ…と思う
ただナディアが、母の過去を知ったり
自分に対する不条理と戦えるようになったのがいいよね
>>29 >もはや生物としてイカス!
イカ酢は旨いな
ほんとにたったのか。時々は遊びに来るよ。
ポーとかは文庫版で読んだ口で、連載をリアルで見てたのは残神って世代なので、
たぶん昔からのファンがポーに持ってる特別感が、私の場合は残神になって、誰かが語り始めると便乗して語りたくなる。
思春期の読書体験って特別だよね。
自分がたりごめんだけどもしかして同世代多いかもと思って書いてみた。
>>31 ポー世代だけど残神のがぐっとくるものがある
ポーあたりは完全に古典として読んだ世代だけど
まさしくポーに特別感持ってるから、そこは人それぞれかも…
自分などは雑誌連載を読まないので更に時差がある
残神て、イアンがジェルミを殺人者と確信するシーンから始まってるせいか
イアンが否認を撤回するまではひたすら苦しかった
その後もペンのアプローチを中断させるシーンやらに
いちいち冷やりとさせられたという。あの話ではイアンですら釣り師
残神は初読のときはジェレミがあまりにも可哀想で感情移入し過ぎて辛かったけど
2回目からはジェレミが次第に癒されて回復していく過程がもうわかっているから
ワクワクしながら読めたよ
いろんな伏線がいっぱい散りめばられているのでさすが萩尾さんだなと感心した
ジェルミじゃよ
ジェレミが泣く度にキュンとなる
あぁごめんorz
ジェルミだったねw
Jeremmyって名の友人がいるもんでついw
31です。
>33 そうなんだ。
私にとってもポーは古典でよんで衝撃を受けたけど、
どちらかといえばポーよりはトーマに惹かれたので、
そこは個人的嗜好でトーマ・残神的なテーマがツボにはまったってことだったのかな。
連載で読んでて、冒頭シーンにようやくたどり着いた時(お葬式の)、
うわこっからやっと折り返し地点かいっ先が見えん〜ってワクワクしながら、
毎月連載を待っていた記憶がある。
高校生で読み始めて大学四年間経て就職して数年経ってやっと終わって。
読み返す時は先がわかってるから前半も安心して読める。
>>39 同意
結末が分かってるから2回目からは前半読むのも怖くないよね
前半は…
ジェルミに味方が一人もいなくて
全てが空回りしていく流れがあまりに容赦なくてホラー
でもおそるおそる読むとやっぱ面白い
いつか英国で映画化して欲しい
モーリスならジェルミはルパート・グレーブスか
イアン役にピッタリな俳優って誰だろ?
実写は見たくないなあ
いま来日しているベジャールバレエ団のダンサーみたいな外見なら許せる、かも。
今は亡きジョルジュ・ドンとかw
ス○ーパーズの鬱が蘇るから漫画以外は無理
実写は嫌だ
ジェルミの苦悩がキワモノ扱いになりそう
翻案されて、全く別物となっているならいいかな…
話し変わるけどジェルミってテレパスなの?
イアンと同じ夢見たり、パスカルに虐待されてる時マージョリーの風呂場での自殺未遂や
ドア越しなのにバレンタインが窓から飛び降りるの察知したりいわゆるエスパー要素もふんだんだよね
あれは心象風景だと思うんだけど。
残神は心象風景のシュールな画面がほかでは見られないのが
最初はまった原因。絵みてるだけで楽しい。
けど、絵が嫌って人が多いから言いにくい・・・・・・
ロレンツォがやってくるのも察知してたし、夢の中でマージョリーのかじった毒りんご吐き出させたり・・・
ジェルミはカレイドスコープアイのモリよりエスパー能力高そうだw
イアンとの同じ夢 → 漫画的な親和性の表現
友人の自殺未遂を察知 → 自分が常に自死を意識してるから勘が冴えるとか
クレアの悲鳴も上記二つと同様だと思う
まさかのクレアの悲鳴にやられたと思った
誰もあの悲鳴の主がまさかクレアだとは思わなかったもんなぁ
非現実の中へと溶け込んでいくシーンが多いので
イアンが星空から何らかの答えを受け取る…というシーンに
不思議と違和感がなかったようにも思う
>>50 一枚絵レベルのカットが多くて見応えあるよね
人に薦める事はないけど、イラストの面白さは確かにツボ
ジェルミが頭さかさで足が上向いてて、ツタみたいなのがからみついてる絵。
あれにやられた。
あとガラスみたいに画面が粉々になる絵とかすげーと。
才能の宝石箱じゃ
冷蔵庫からジェルミがの図
食卓にもジェルミ
バラバラになる図も凄かった
ジェルミとデザインといえば、
ジェルミがつくってるビー玉いりの魚のオブジェ、
ちょっとほしいなと昔思ってた。イアンにあげた手も。
グッズでつくってほしいw
バラのエッセンスの小瓶のとなりにジェルミの手。
ミュージアムショップ風に。
マージョリーへのプレゼントにあれを作るってセンスが好き
実写はヤメテ!
今本スレななめ読みしてリンクからきました
スレたったんだね 経緯はともかく
>>1さん乙
>>57 ポーの黒猫の内容とリンクした演出で
ジェルミの死体が崩れかけた壁からボロボロ落ちてくる部分は最初読んだ時衝撃的だった
何度読んでも感嘆のため息がでる
あのシーン、初見時にも何か驚いた
ジェルミの心にシンクロしそうになるというか…
みんなが語るから1から読み返そうかという気になった。
読み終えたらまた来るw
読んでる途中でもいいからまた来て
ほとんど残神の感想を書かないけど、スレ読んでると何かしら新発見があるからありがたい
マージョリーの初登場シーンが好き
イアンの初登場シーンも印象的
マージョリーはナディアより数倍綺麗だ
クレアに似たのかな
ジェルミのうなじが好き
美しく生まれ過ぎた故に残酷だ
でもグレッグとの悪夢の出会いが無ければ美しいなんて本人は思いもしないし
冗談以外で人に言われる事も無かったと思うなー
ジェルミとマージョリーの子供だと超絶美形の子が生まれそうだ
美形が好きだなおまいら
マットがチャイナの人形のようなすべすべのお肌で女の子みたいに見えるのかなって言ってたね
僕もジェルミのように可愛かったらパパからもっと愛されたんだろうかってイアンに泣きついたときは
マットもジェルミもあまりにも可哀想で涙出た
可愛くても傷つくし可愛くなくても傷つく・・・
うっかりマットの主張の通りに読んでたけど
容姿差別する父親ってキモすぎる。しかも同性って。
息子でも親父きめえと思うよね。
マットが親父シャットアウトで格好良く育ったのが何より。
グレッグのようなおやじに愛されたい!
クレアがイアンとの電話でナディアとは相性が悪いからペリー牧師のところへ追い出した
ってくどくどナディアの愚痴言ってるときイアンの早く電話を切りたい、切りたい、切りたい・・・って心の叫びにワロタw
クレアってジェルミにも結構甘えるよね
ナディアとヨルクへの不満をジェルミにぶちまけて色々相談に乗ってもらってるようだしな
しかしグレッグって性的倒錯者なのになんで子供の頃のイアンには手を出さなかったんだろ?
いくら変態でも実の息子にまでは欲情しなかったのか
最後までマットのことは無視するのにイアンにだけは父親として優しかったな
良き夫、良き父親、良き社長を演じ続けることのストレスを
弱い立場のジェルミを弄ぶことによって精神のバランスを保ってたんだろうな
グレッグはもともとは少年愛嗜好が強かったわけではないんじゃない?
学生時代に経験があるようなことは言っていたけれど
ナターシャ→メイスンの娼婦ときてジェルミってすごい飛躍だよね
そりゃ手放したくないのもわかるわ
でもロレンツォが言ってたけど、どんな美女であろうと美しい男には勝てないんだろうね
ジェルミはプラトンの愛したギリシャの美少年そのものだとか・・・
長くて濃い睫毛、陶磁器のような白くてきめの細かい肌、柔らかい唇、細くて長いうなじ、華奢な身体
男性の好む美少年の要素が全部詰まってる
ジェルミの容姿がマットだったらグレッグはサンドラと結婚しなかったんだろうか?
ていうかマットの容姿がジェルミだったらグレッグは近親相姦に走ってたかも
ナディアとジェルミの勝負はジェルミの勝ち
サンドラとジェルミでもジェルミの勝ち
結局ジェルミの魅力の前ではどんな女であろうと勝てない
イアンがナディアに言ってたけどジェルミは神が土くれから創った愛することでしか近づくことすら出来ない尊い存在なんだな
「俺は年をとってもう魅力が無くなってしまったんだろうか」ってナディアに泣きつく情けないイアンは面白い
自分はSっ気あるのでジェルミに翻弄されてオロオロするイアンを見るのは楽しかったw
7巻の8p最後のコマのイアンの顔の鼻はなんで棒なんだろう。
シリアスなシーンなのに笑ってしまうんだけど。
>>91 ジェルミ、どんだけ魅惑の存在なんだ
16まで貞操を保てたのが奇跡だね
健全な少年だったのに、グレッグによって怪しい魅力が引き出されてしまったんだね
>>92 あそこのイアンは、ナディアからは当然だけど
読者から見てもひどすぎで容赦ないのが笑えるというか。
力いっぱい客観的アホ状態になってて、情熱的な男が恋をすると
結局は薔薇の騎士とかかっこつけていられないんだなあ。
ナディアは殴っていいのに脱力するのも分かるというか…。
イアン最初はクールで格好良かったのにどんどんなさけなキャラに変貌して行くよね
イアンの変貌も見所のひとつだw
好き嫌いの激しいマージョリーが初見でジェルミを気に入って積極的にアプローチしたのはなんでだろ?
イアンには初対面で「あんた大嫌い!!」って一喝したのにジェルミには
初めて会った日に自分の部屋に誘ってキスを迫って着てる服を脱ぎ捨てて裸になって迫ったり・・・
同じセックス嫌いとしてシンパシーを感じた為
パスカルがジェルミにオーラルやってる時、後ろで覗き込んでたマージョリーの髪がハラリとジェルミの顔に垂れて
ジェルミが大慌てでズッコケル様子が秀逸だったw
マージョリーはイアンだけじゃなくロレンツォも嫌ってたから
男性ホルモンむんむんタイプが嫌いなのかもね
そのくせウィリアムやコスモは気に入ってたし
マージョリーのプンプンとかプクプクとかの珠緒言葉が好きだw
コスモ狙いだっけ。マージョリー趣味いいね。
ついでにルールーはウィリアム狙いだ
>>94 正確には15だけどね
クリスマスが誕生日だからボストンにいた頃はまだ15だ
前半と後半ではジェルミもイアンも顔かなり違うよね
ボストン時代のジェルミはまだまだ愛らしいあどけない少年の顔つきだったもの
二人とも大人になったよ
イアンは16才の時もう既に185cm超えてたんだよね
どんだけでけぇんだよw
ジェルミは標準体型らしいから178cmくらいまで伸びてそうだ
イアンの身長190cm超えでグレッグと同じくらい
ナディアも大柄で結構でかいよ 180cmくらいありそう
ナターシャはグレッグいわく大女扱いだった
イギリスって階級によって身長差がものすごく大きいんだっけ。
あ、でもイアンの家はお金持ちだけど別に貴族階級じゃないか。
成金って言ってたから家柄はたいしたことない
ただイアンは父親も母親も大柄だからなるべくして2m近い巨人になったw
バトラーやお手伝いさんがいっぱいいる家庭なのにハムステッドに住んでたときは
ちゃんと自炊して掃除もきちんとしてたよね
イアンがニョッキ作ってジェルミに食べさせようとしたのには感心した
アエロフロートに乗ってイギリスに行ったとき、フライトアテンダントの女性たちがバカでかかった。
ガタイが良いというか。しかも顔も怖い。その頃はソ連軍が運営してて、フライトアテンダントも皆
軍人だったからだと思うけど。
関係ないけどマットかわいい。大きくなってもかわいい。
イアンのレパートリー ミートソース、じゃがいもスープ、ニョッキ、ベーコンエッグ etc
ジェルミのレパートリー クリームシチュー、卵焼き etc
イアンの作るサラダがいつも美味しそう。
>>112 おまいは恐怖のアエロフロート乗ったのかい? 勇気あるなぁw
冷戦時代はトイレとかしょっちゅう壊れたらしいが・・・
自分もヴァージンでイギリス行った時、友人が馬鹿でかいアテンダントの女性に紅茶かけられて憤慨してた
二人で彼女を「紅茶ブー」と呼んでたよw
マットはあんなに父親から無視されて愛されなかったのに逞しくいい子に育ったな
ちゃっかり彼女ゲットしてるのも微笑ましい
ジェルミの作る料理には必ず「塩辛い」という枕詞がつく
>>115 ああ、実際死ぬかと思ったよ。それもキャビアをたんまり食いたいという理由だけで乗ったアホ。
でもあのときイギリスに行ったおかげで、ケンジントンパークやキューガーデン、自然史博物館が
リアルに浮かんでくるんだ。
>>117 キューガーデンいいよね
ロンドンはナショナルギャラリーとかテイト・ギャラリーのように博物館や美術館が無料なのに感動した
大英博物館は出るんだよ ユーレイが
霊感の強い友人がミイラの前で固まった
残神読んでからあの断崖と巨人を無性に見たくなったw
カモメなって飛んでみよう
イアンが泣くよ
ジェルミが断崖から飛び降りそうになった時、イアンぼろぼろ泣いてたな
あの瞬間「あぁイアンはこれほどまでジェルミを愛してしまったんだ」と確信した
愛する者を目の前で失いたくなかったんだね
イアンには甘えるジェルミだけど、バレンタインが窓から飛び降りるのを
間一髪で抱きついて止めたときなんて男らしいんだろうと感動した
ジェルミの咄嗟の判断は素晴らしいよね
自分がパスカルに打たれて朦朧となってたのに、マージョリーの風呂場のことを気にして
もの凄い形相でロレンツォにトアを蹴破れって吼えてたし、いざとなったら究極に男らしい
睫毛やお肌は乙女だけど中身は漢だ
>>123 そうかなあ。
相手が誰であれ、どうしても破滅しようとする魂そのものが
ひたすら哀しかったんだと思うけど。
あれは愛だろ
愛ありきだけど、それだけだとあの涙にはピンとこないから。
イアンてさ、いつからジェルミのこと好きになったんだろ?
リンフォレストの森で泣いてるジェルミを見つけてからかな
本人の自覚はないんだろうけどリンフォレストにいる頃から気になってたんだろうな
もしサンドラ死亡、グレッグ生還でイアンがグレッグとジェルミの関係を知ったらどうなっていただろう
親子でジェルミを取り合うのかしら
流れぶったぎりだけど、
真性ゲイが好む男性のタイプは美少年じゃなくてもっとマッチョというのを思うと、
グレッグはゲイではないんだな。イアンも。
(これは少女マンガだし、というつっこみはおいておいて)
とはいえグレッグの趣味が美少年趣味かというとそれもちがうんじゃないか。
要は常に弱くていたぶれるものを一人飼っていないと自分を保てないって性癖なだけ。
ジェルミが美少年なの、あんまし実は意味ないんだと思う。
グレッグはジェルミに一目惚れだと思う
近くにおいてみたら、Sっけを完璧に満足させる理想的な子だとしって、更に惚れこんだと
グレッグにしてみたら、ジェルミに対しての行為は愛情の発露+αなんだと思って読んでいる
ジェルミがギリシャ的美少年趣味を満足させる外見であるということは、
その後の物語に非常に絡んでくるので、意味ないってことはないと思うよ
あー意味ないっていうのは言い過ぎだけど、
もちろん人目を惹く外見がまずありきで話が進むわけだけど、
弱さこそがDV男にはより重要だということを言いたかった。
その他のことは言い訳に過ぎないよ。
愛とは思わない。
あるいはそれを愛とは呼ばない。グレッグが何というにせよ。
愛だと思うなぁ
一方的な奪いつくすだけの愛
あるいは一方的に押し付けられるだけの愛
別にあなたがそれを愛と呼ぶならそれでいいんだけど
私の定義ではそれは愛とは呼ばないってだけだよ。
ほんと現実にもそういうのって負の連鎖で、
ダメなところにはダメばっかが集まる。
親子とか夫婦の愛と錯覚させられて暴力を植え込まれるんだよ。
だからあえて呼ばない。
いやなんていうか…そういうのはわかってるよ
でも現実と物語りは別だと思うんで
横レスだけど
“残酷な神”というのは平たく言えば
“愛”による諸々の事態、を指すんだろうなと個人的には了解しているけれど
(だからこそジェルミの混乱と救済があったわけだし)
それでも
>>135のように
相手を破滅させる「一方的な暴力」や「一方的な偏執」を“愛”で括ってしまうと
物語の上でも事柄の本質がぼやけてしまうと思う。
オーソン先生も言ってたよね。それは愛ではないと。
別にジェルミがグレッグの好みか否かとかそういうのは関係ないと思うよ。
好みど真ん中だったんだろうとは思うけど、どうでもいい。
無関心ではいられない気持ち(控えめな表現)を最悪な形でジェルミに押し付けた
グレッグにとっては愛だろうけど、それを一般的な愛だとは思いたくない、というのは理解できるよ
あああ、142だけど140まで読んで書いたのでございます
文学的な愛w だといいたいわけだな。
>弱くていたぶれるもの
あとこの弱さが何だったのかっていうとサンドラとの関係だと思う。
ああした母子関係になければ、
いくらジェルミが美少年で紳士に誘惑されたとしても
瞬殺ジョークで終わった話だった気がするし。
そのとおりだよねえ。
そういう意味では愛が諸原因なんだけど。
グレッグにしたって親子関係の愛(の不在)が原因だよねえ。
愛が原因、だけど現されたものは愛とは言えない、ってとこかなあ。
>>141 それすらも愛でくくられてしまう現実があるからこその「残酷な神」だと解釈しています
グレッグに対して別に思い入れもないし、ああいう表現を肯定するわけでもないんだけど
>>144 平たく言えばそうだなw
陳腐な言い回しだけど、そういう異常者の愛というのもおもしろい主題ではあると思う
自分が当事者じゃないから言えるんだといわれれば、それまでだけど
メッシュのカーニバルの話あるじゃん。
デザイナーとその友人と妻の話。
グレッグってあの友人の男が前モデルだと思うんだが・・・
あの話を読んでもやっぱりそれは愛だったのか?ちがうだろって流れなんで。
>145
瞬殺ジョークw
イアンなら瞬殺できそう
>>123-130あたり読んで思ったけど
なにものかを愛と定義づけてしまうと思考停止的な完成度と打ち止め感がないかな。
愛があるのは否定しないけど、それ以外のものが見えなくなりそうな絶対的表現というか。
123のイアンの涙は、グレッグの真実を知って森で泣いた時と同じもののように感じた。
もはやジェルミしか見えないような情愛の陶酔だけなら(勿論陶酔ターンもありますが)
彼の絶望も虚無もあんなにねっちり描かれてはいなかっただろうなと。
グレッグが蘊蓄親父なので分かりづらいけど
クレアがいとこから受けた仕打ちと大差ないよね
グレッグのは、たとえていえば愛ではなく支配なんだ。
ジェルミに対して愛なんかないと思う。
美少年で愛してるんなら、ナターシャは何かっていうことになるよ。
リリアに対しても結局は愛じゃなく支配でしか応えられなかったのがグレッグだし。
イアンくらいは普通に性対象が女のみであって欲しかった
美少年と経験ありと知った時のガッカリ感はない
主要人物総ホモかよって残念に思った
なんでああいう設定にしたのか
以降イアンがジェルミを好きになるのにホモ趣味がないと不自然だから?
でもあまりにも周りがホモだらけなんで
男のジェルミが男のグレッグに性的虐待されてるのが霞んだ
と思ったが、むしろそれが狙い?性別どうこうは関係ないくらい
性的虐待をクローズアップさせたかったとか?
皆はその辺どう思って読んでた?
ジェルミが同性に性虐待を受けているので
自然とそういった界隈の話になるんだと思った。>周りがホモだらけ
イアンがバイなのは
それこそギリシア型恋愛スタイルのもと、条件をある程度同じにして見せて
そこからグレッグとの対比に持ち込む為だと思った。
イアンの恐怖も描きたかったんじゃないかな。
自分も父親と同じなのか?っていう…。
実際、読んでいてグレッグ化すんのかと何度かハラハラさせられたし。
イアンは加害者側の息子だけど負の連鎖を断つ闘いもしてると思う。
しいていえば愛に性差なんてないと思うよ
むしろイアンがヘテロでなくて良かった
イアンがもしヘテロだったらこの物語は成立しなかった
ジェルミもゲイってわけではないからね
ヴィヴィとは一夜の約束までしてたし、グレッグにさえ出会わなければ完全なストレート人間のままだったと思う
イアンとグレッグの相似も描写しつつ、何が行動を分けるか…みたいな流れも
この話には重要だよね。
イアンがジェルミのことを「愛さなくては近づけない」と言ってたけど
でもだからセックスというのはちょっと違うって気がしたんだよね。
些細な違和感というか。
でも158を読むと、どうしてもグレッグとの対比が必要なんだなと
分かった。
自分はいわゆる「BL」は嫌いなんだけど、この話に関してはイアンと
ジェルミがどういうふうにして互いを好きになって、それを自分で
認めていくのかというのも描かれているなと思っている。
イアンはリンドンから「そこまでジェルミのことを愛してしまったんですね」と言われて初めて気が付いた
ジェルミはイアンが自分の頭に住んでいて離れないことを意識しながら頭から追い出そうとした
サンドラのお墓に行ってやっとサンドラに告白してから、イアンに問いただした
「人殺しでも人を愛せるんだろうか」って言葉にジーンときた
自分の罪を人を愛さないことで一生背負っていくつもりだったんだよね
マージョリーとルールーの掛け合い漫才みたいな減らず口の応酬が笑える
マージがジェルミのことを嬉しそうに紹介したとき
「お人形みたいな彼氏ね」と言われて「なんでも私の言うこと聞いてくれるのよ」って
マージが自慢したらすかさずルールーが「マゾ」って切り替えしたのが絶妙でワロタw
我がままで自由奔放なマージョリーに唯一対抗出来るのが決して美人でないルールーってのが味噌だw
残神はマットとかルールーとかいわゆるブサイクキャラもいい味出してるよね
ブサイクな脇役であっても決しておろそかにせず愛情持って描かれている
作者のキャラクターへの愛情をひしひしと感じるよ
マットのガールフレンドもブスだけど優しくて愛情深いいい子だよね
マットがガールフレンドからの手紙をイアンに「読んでもいいよ」って自慢気に見せるところが好きだ
マージョリーの自殺マニアの原因はクレアの過干渉と幼児の頃の辛い入院体験からだけど
ナディアとクレアはなんであそこまで相性悪いんだ?
あそこまで長女を嫌う理由が分からない
マージョリーへの過干渉とあまりにも対照的過ぎる
昔1人の男を取り合ったのが原因のひとつなのかな
クレアはマージョリーのことは娘として認識しているけど
ナディアへは娘というより同性のライバルとして無意識にみているのかな
クレアは自分の幼い時にいとこ達から受けた性的虐待の痛みを
マージョリーが腸に管を通され手術する時にフラッシュバックして幼児の頃の自分と同一視して
一生マージョリーの痛みを自分の痛みとして受け止め悲鳴をあげた
マージョリーへの過干渉は結局幼児の頃の自分をいたわり慰めることに過ぎない
ナディアは自分はマージョリーのような幼児の頃のトラウマを一切抱えてないので
自分たちの痛みを分かち合うことも出来ないし次第に疎ましい存在になっていったのかもね
結局クレアは辛い幼児体験をジェルミやイアンに告白することによって癒されたんだろうか
バレンタインは告白することによって一生罪を背負っていく決心をしたけれど
クレアは無理に忘れることによって精神にゆがみを来たし悲鳴をあげてたんだ
その悲鳴にジェルミが気づいてクレアが告白することでやっと開放されたと思う
一足飛びにはいかないけれどまずは第一歩を踏み切れたわけだ
クレアが次第に回復することでマージョリーも救われるわけだね
マージョリーが自殺ごっこを卒業して回復したらもうジェルミを振り回さなくなるのかな?
自分の彼氏としてルールーにジェルミを紹介したわけだけど
ジェルミとイアンのことも知ってるし
マージョリーは結構心の広い子だ
最後にはコスモを追いかけてるって話もあったしジェルミ1人に固執してるわけでもないんだねw
同じわがままタイプのルールーとも喧嘩しながらも上手く付き合ってるし
マージョリーは実は器の大きい大物だと思う
毒りんごと分かっててママのりんごを食べるあたりから大物臭がw
パスカルのジェルミへのオーラルを後ろからまじまじと観察する辺りから既に大物臭がw
その後の「パスカルとだけ遊んでないで私とも遊んでー!」ってセリフがまたイカしてるよねw
「恋人の鼻に噛み付いてやるー」とイアンにライバル心むき出しにするとこなんか実にかわいい
マージョリーの初登場シーンは印象的だった
ジェルミもイアンも言葉失ってたよね
初対面の時イアンに「あんた嫌い」て言ったのは
独特の勘のよさでイアンのジェルミへの愛情を察したからだろうね
「子猫の爪があるね」て切り返したイアンもさすがだ
そういえばジェルミに「あたしのことイアンより好き?」って尋ねてたね
「うん」って答えるジェルミに大満足のマージョリーは子供みたいに無邪気だったw
そういえば連載時マージョリーは萩尾キャラの中でも
新しいタイプといわれていたよね。
初登場シーンは確かに印象的だった。
>>175 私はあのシーンで泣けてしまった。
あっさりした一コマなのに。
関係ないけど、バレンタインとエリックは
今後どんどんビジュアルがかけ離れていったら何となく面白い。
イアンの原型はノッポのロバートかw
>>184 自分もそれ妄想した
何年後かのバレンタインは長髪お嬢さんのヴィジュアルに様変わりしてるんじゃないかとw
ヴァレンタインは超絶美女だよね
マージョリーとタメはれるよ
マージョリー、ジェルミ、ヴァレンタインの三角関係は想像しただけでコワイw
意外とマージョリーがあっさり引きそうな気がする
ジェルミの原型は巻き毛のクリスティー
犬かよw
>>183 強いて言えば「この娘売ります」のポーレットかな 性格的に
スピンオフでいいからヴァレンタインのその後の物語が読みたい
そこまでは。ただ本人が今後の自分の方向性に結論出してしまってるけど
良い意味で彼女の世界も外に広がっていったらいいなと思う。
パスカルが気持ち悪い
まーね
目が完全に逝っちゃってたな
パスカルって大学生にしては老けてるなぁ
イアンはジェルミに人形作ってもらう約束で単純に機嫌よくなってカワイイな
バラバラになったイアン人形はその後どうなったんだろ?
>>200 ケンブリッジのイアンのアパートで、まだ包帯ぐるぐる巻きで
どこかに飾られてるんじゃないかな?
イアンのガールフレンドに売りつけたのかも
それで夏にイアンとジェルミが派手な喧嘩w
売り付けたオブジェって、マキさんのグループ展に参加したときの
壊れた鉛筆削りにいろいろくっついたやつだよね?
関係ないけど、マージョリーとルールーの会話をもっと見たかった。
コスモやウィリアムとWデートした話とか見たかった。
マージョリーはコスモの手に負えんだろw
ウィリアムには年上の彼女がいる
ジェルミに息が臭いと言われてキレるプルが好きだ
無骨な無頼漢なのにイアンが胃潰瘍で療養してる時にわざわざリン・フォレストまでお見舞いに来てくれるんだよなぁ
受胎告知劇のメインキャストなんで…
マージナルにも出てたっけ?
ひょっとして大食漢デブの霊能者??
最後はしなびた爺さんに様変わりしてたがw
イアンとアシジンはその体格や雰囲気、性急な性格が結構似てると思ったことはあるけど
他の登場人物でキャラが被ってるのは思い当たらない
ただジェルミがもし色子宿にいたなら念者希望者が殺到しただろうと想像したことはあったけどw
そういえばアシジンの肉体が美しいとメイヤードが何度も羨望のまなざしで見てたね
確かに体格的にはイアンと被るな
ロレンツォがイアンの身体を色目で見てたくらいだからw
クリスマスの遭難の後日、日常にもどる決心をしたイアンにジェルミが最後になんで見捨てるんだって迫った時の
立場形勢逆転したキスシーンが好き。
イアンの「ああ、もうどうとでもなれ!」ってのがまたいい。
禁欲的な修道僧のようにイアンのもとに帰ってくるジェルミはかわいいな
ジェルミはグレッグに肉体的にレイプされるだけじゃなく
サンドラからも精神的にレイプされ束縛され続けてたんだよなぁ
本当にあんな目にあってよく自死しなかったよ
>>215 自分も好き
雑誌で読んでて前の回のラストでどうなるのか
心配してたからすごくホッとしたよ
2か月に一度だったから毎回心配ばかりしてた
>>216 自分連載でもし読んでたらハラハラして2ヶ月も精神力持たなかったかもw
どうなるのか心配し過ぎて正気ではいられなかったかも
イアンのジェルミの顔を包み込む大きな手が優しくてまたいいわ
残神は序盤はキツ過ぎるけど
グレッグ死んで以降は魅力的なキャラがいっきに出てくるし
イアンとジェルミを軸にしつつ穏やかに楽しく読める
サンドラが大っ嫌いだったんだが
今ならサンドラも嫌いじゃないよ〜って意見の方いるんだろうか・・・
>>220 母親である以上、サンドラは許されちゃいけないと思う。
サンドラにもし現実を受け止め向き合う強さがあった場合
どうなったのかなあとは思う。
グレッグとの裕福な生活を捨てて、子供を救い守れたかなあ。
タラレバだけどね。
>>220 もう一人のマリエという気がして、嫌いになれない
(マリエはもうちょっと強い人だったけど)
自分はああはならないとは思うけど、
でもサンドラのように誰かに依存して生きていたいという気持ちもわかる気がする
サンドラ嫌いじゃない
息子を生贄にして自分を優先させた時点でアウト
ジェルミは1人でエーリクにもユーリにもなってがわけか・・・
そういえばマリエもサンドラも自動車事故で丸焼けと死に方も同じだね
マリエは息子を自分の夫に差し出すなんてしなかったし
息子のガールフレンドからの手紙を勝手に読んで隠すなんてこともしなかった
サンドラの方がより悪質だ
サンドラも差し出したわけではないと思うんだよね
結果そう取られてもしょうがないような感じになってしまったけど
例えばジェルミが、グレッグに暴力を伴った性的虐待をされていると訴えてれば
グレッグと離婚してでも息子を救おうとしたんじゃないかなあって思った
結婚前にも、グレッグに迫られてんだけどって言われたら結婚しなかったんじゃないかな
ジェルミとグレッグがホテルに行ったと知った時なんか、ボストンに帰ろうって言ったし
息子が不幸になっても自分が幸せになりたいっていうタイプではないと思う
ただ、事なかれ主義っていうか、おかしいなあと思ってもそれを暴く勇気はない
最後の「話があるの」が何だったのかな…っていう憶測のみが残るね。
でも息子との関係に探り入れるか、きっぱり言及するって雰囲気が
あそこにあるか否かも巧い具合に謎で。
日記見ると大分煮詰まってたみたいだけど。
なんであれジェルミが子供の頃から自殺未遂を繰り返すなんてのは
物凄く短絡的で自分勝手な行動だと思う
自分が自殺することによって息子がどんなに苦しむかなんて考えもしない浅はかでエゴイスティックな行為だ
>>231 そう、それがあるから親として許せないな。理由が何であれ…。
ジェルミのプリマスのおばさんいわくサンドラは母親として失格
ジェルミの悲劇って母親失格の烙印押された人間に育てられたことから始まるんだよね
ジェルミのママがクレアだったらどうなってたんだろ
クレアがヒステリー起して絞め殺されてたかも
最後ジェルミとサンドラがお墓で
微妙に理解しあい救済されるみたいなとこがある終わり方だけど
個人的にはジェルミが決定的にサンドラという人に見切りつけるやり方でもよかったような
それじゃ殺人肯定になちゃうからゆがんだままになっちゃうのかな
>>237 告白と許しと言うキリスト教的なテーマだと思うんだよね。
イアンにもずっと言われてた罪状告白の実現と言うか。
これは中世の頃ヨーロッパで成立した、社会の中で生きていくための契約に近い、必然の行為だから。
ジェルミに免罪符をやりたい
実際もしたとえ裁判になってもかなり情状酌量されるだろうし無罪になる可能性も高いよ
ジェルミ自身は有罪になって罪を償った方が楽だったんだろうけど
車の欠陥で、その道も閉ざされてしまったんだよね
ジェルミは本当に苦しんだね
普通グレッグの息子なんか愛せるかね?
そこそこ面影を持ってる印象があるんだけど>イアン
混同しないくらい理性があるってことでは
ボートで菩提樹を聴いたときに、無意識のうちに
一目惚れしてたんじゃないかなぁと思ってるんだけど。
グレッグにレイプされなければイアンを好きになることもなかったんだろうに
セクシャリティ捻じ曲げられちゃってジェルミがかわいそう
こんな事さえなかったら性格とかも違うし同じ学校に
いても関わりがないような感じだもんね
ジェルミはビビやウィリアムみても素朴で穏やかな人と気があいそうだし
ただ読者としてはタイプが違う2人だからこそ面白かったな
あんなことがなければヴァレエンタインやエリックとも接点なかっただろうね
ましてやマージョリーなんて難しい女の子はジェルミの範疇外だったろうに・・・
マージョリーに振り回されてあれやこれや付き合うのは昔のサンドラに付き合う自分みたいだって言ってたね
グレッグにさえ会わなければヴィヴィみたいな素朴な可愛い女の子が本当はタイプだったんだろうね
ヴィヴィも一大決心して自分から服縫いでジェルミにヴァージンあげようとしたのに
ジェルミはグレッグにレイプされた直後だったんだよなぁ・・・
本来なら二人で甘酸っぱい初体験になっただろうに鬼畜のグレッグめ
ジェルミは物凄く明るい前向きな溌剌とした男の子だったのにグレッグが性格まで捻じ曲げてしまった
イアンも前半と後半じゃかなり性格違うよね
後半はなぜかモリを思い出してしまったw
そういえばモリはドジでちょい情けないキャラだったけどルックスは男前だったねw
普段は使えないESPなのに肝心な時はトリルやタクトの命を間一髪助けて超男らしかった
254 :
sage:2010/11/20(土) 23:42:07 ID:Yqoab2T+
同じ英語でもイアンはイギリス英語、ジェルミはアメリカ英語で喋ってると想像すると萌える
ジェルミの傷が一生癒えないという描写がラストでなされてたのに感動した
他人からの優しさや愛情や親切なんかで傷は癒えない
そう描いた萩尾先生に心底脱帽です
愛情だのなんだので、傷が簡単に癒されるもんか
他の漫画や小説、ドラマならそういう風に持っていくんだろう
だからシラける
萩尾先生はシビアだ、そこがいい 信頼できる
なんだかさみしい考えだな・・・。
真実味があっていいラストだと思う
ちっともさみしい考え方なんかじゃない(と思う)よ〜
255と257に同意。
売春してたのに誰も病気の心配をしてないのが変
ジェルミはコーラルが主だったから
打ち間違い ジェルミがオーラルが主だったから
でもジェルミは傷にさいなまれる時に一緒にすごしてくれる
イアンという存在がいただけそこだけは幸運なんだよなあ、と思う
現実では
一緒にすごしてくれる存在どころか
ひとりぼっちで物理的な居場所さえない子も多そうだよな
ジェルミはゴム使ってたし商売も短期間だから大丈夫じゃないの
脅迫まがいに泣くジェルミに振り回されてオロオロするイアンには萌えるw
結局ジェルミが泣くとイアンは甘々になるよね
惚れた弱みかw
ナディアに手紙書きながらも考えるのはジェルミのことだからねぇ
残神は読む毎に深く考えさせられる。
人間の精神が追い詰められ、壊れていく様をここまで説得力に溢れて描き切ったのはすごいと思う。
ジェルミがグレッグの車に細工をした時に、えー、そこまでしなくても…ってのがな全くかった。結構いろんな漫画で登場人物の殺意が不自然なことってあるけど、ジェルミの殺意、その後の混乱がすごく自然だったわ。
>>268 同意
でも細工後イアンとすれ違ったときに、タオル落としたのはやりすぎな気がする
臭いだけでいいのに
>>255 勝ち組マダムそのもののクレアですら同様。
彼女もジェルミもバレンタインも、全てを背負って生き抜くだろうと思えたし
ジェルミの生きようとする決意と愛そうとする意志が描かれたところに感動した。
ジェルミとイアンは両思いだけど今後将来のことは誰にもわからない
イアンは会社をついで結婚して家庭を持つだろうし、ジェルミも自分の才能を生かして
芸術家の道に進んでバレンタインと結婚するかもしれない
読者ひとりひとりに二人の今後を色々想像させる含みのある最後が好きだ
あと数年はクリスマスの遭難続けるんだろうねw
イアンは結婚するんだったらナディアがよかったんじゃないのと思うけど
ナディアがかわいそうすぎるかw
ナディアは自分を100l愛してくれる人でないとムリって言ってたからないっしょ
だいたい三角関係の時ですらジェルミに負けてるしw
ヨルクは登場が少し唐突に感じたけど
彼は勿論、クレアとも全力で喧嘩できるっていうのは
ナディアにとって大事な事だったんだなあと思う
他の人だったらどこかで良い子になってしまって
ストレスため続けたし、親離れもできたのかどうか
ナディアはいい人なんだけど意地悪な目線で見られるというか
欠点ばかりあえて強調された感がある
ジェルミが初めて見た時のナディアってのが
本来は彼女のパブリックイメージだと思う
ハイスペックな音学専攻のお嬢様
でも恋愛すると本音むき出しにならざるを得ない
加えて彼女の抱えるコンプレックスもリアルになるし
所謂聖女ぽいイメージのままではいられないだろうなあ
ナディアってあれだけ母親に傷つけられてきたのに
母を憎まず同情できる(クレアは嫌がるだろうけど)あたり
本質的にお人よしで本物のいい子なんだなあと思った。偽善キャラではないんだなと。
>>278 そうだね
だからナディア好きだよ
イアンとくっついて欲しかったのにイアンの野郎
どうせ後々女に走るだろうに
あー、そういうキャラクタなのか。
そんでナディア惜しいことしたなーとか残念に思いつつ、また女に惚れるのか。
結婚したら妻と家庭を大切にしながらも、男女拘らず浮気して
妻にバレてどんちゃんやっても持ち前の自信とエネルギーと頭脳で乗り切っちゃうんだろうかw
イアンをちゃんと読めてなかったわw
でもイアンとくっついても
結局100%の愛はもらえないんだからくっつかなくて良かったのかも
ナディアがヨルクとはスピード婚できて子供も授かった事、
クレアとも渡りあうようになった事、これって重要じゃない?
イアンはもはやナディアに対して未練持つ余地がないと思う
あれだけ大混乱でジェルミを選んで、現状は新彼女もいるしね
イアンの新彼女って誰だっけ
新彼女はセリフの中に出てくるだけ
ただジェルミとは互いを拘束しあうような関係ではないと分かる感じかな
イアンは…すんごいエネルギーだよね
ジェルミにはあそこまでこだわる何かしらの相性みたいのがあったので
なんだかんだ続けていくんだろうけど
一人の女じゃないと嫌だとか基本的そういう感覚ないんだろうな
ジェルミは執着や独占欲ないからなーある意味常時賢者タイムだよね
>一人の女じゃないと嫌だとか基本的そういう感覚ないんだろうな
でも確か、家出中に同棲してた年上の彼女には
結構ひどい仕打ちwを受けたというのにイアン的には本気だったし、
薔薇の騎士のような恋を〜とか恋愛に夢見てた頃は
ナディアの事も本気だったと思うし、
物凄い泥沼な御縁であれだけ打ちのめされ奈落の底に突き落されながらも
ジェルミとは命がけの遭難までしてしまう程全力で本気
って事で、基本的にはピュアで一途で情熱的なんじゃないでしょうか…w
まあ、社会的責任を負っていく今後は
本人もドライな恋愛観にシフトさせていく心づもりなんだろうなってセリフもあったけど。
イアンはナディアのこともそーとー愛してた台詞とかでも感じる
ただイアンの面白いとこはその後すぐジェルミに全力投球したり
ナディアのジェルミの愚痴が言えるとこだw
全てに本気すぎるw
ジェルミでぐらぐらになりつつ大学の勉強もあるわ何だわで実際タフ
ナディアは最初は聖女扱いだったのに後半は別人のように嫉妬に狂った盲女と化してった
ジェルミに対する態度が前半と後半では180度変化してヒステリー起こしたり
「イアンを返して! 取らないで!」と大泣きしてジェルミに懇願したり愛のおこぼれ期待して
イアンに迫ったりしたたかで女の厭らしさ全開だったからなぁ
ただ全部空回りでジェルミに全敗したのは哀れだったがw
クリスマスの遭難の時のナディアは気の毒だったなw
折角ハンブルグからイアンとクリスマスデートのために急遽ロンドンに帰ってきたのに
ジェルミがハムステッドに帰ってきたらあっさりイアンにふられるし
クリスマスの遭難の後イアンがナディアへの謝罪の手紙を書いてる時も
ジェルミのことを考えながらだもんねw
イアンはジェルミとナディアの選択を迫られた時はすべてジェルミを選択している
4人で旅行の時もナディアに「ジェルミのことが気になってしょうがないんでしょ」って
呆れられるくらいだからね
全然女の嫌らしさなんて感じなかったけどな。
聖女のイメージはよく知らない時にジェルミが個人的に抱いたものだし。
その後イアンに恋をしたり、別れを告げられたり、ジェルミのことを
知ったり、混乱しまくってるんでしょ。
イアンはイアンで愛してると言いながら別れを告げるし。
人間らしくて良いじゃない。
むしろ母親に無下にされてきた割には良い人だと思う。
そうかなぁ
後半のジェルミに対する態度には正直癖々した
なんでも相談してくれと自分から振っておいた癖にジェルミが全部告白すると
混乱して大泣きでイアンに助け求めるなんて情けない
後半は独りよがりでジェルミがどれほど苦しんだとか考えもせずジェルミを非難することに終始してた
なんかイアンに捨てられた可哀相な自分に酔ってる感がしてガッカリだった
最後、聖堂でジェルミを責めるところなんか正直お門違いにも程があると思った
自分に正直なマージョリーの方が数倍魅力的だ
ま、受け止め方ってのは千差万別でしょうね。
マージョリーの方が魅力的なのは同意。
それから癖々じゃなくて辟易ですね。
すまんすまん
誤変換だw
イアンってチープトリックのヴォーカルに似てるな
マージョリーたん可愛い
マージョリーはわがままで奔放だけどついつい引き込まれてしまう魅力がある。
あそこまで自分の意思に忠実に生きるのは一種の才能だw
ジェルミを応援しているこちらとしては
ぶっちゃけナディアは邪魔だったけど
嫌い、うざいと思えないのはイアンの仕打ちがこっちのもやもや帳消しにするほど
かなりひどいからだw
「どーもすみませんねナディアさん」と言いたくなる
ジェルミはマージョリーにはキス出来るのに
なんでイアンに寝室以外でキスされるとあんなにうろたえて赤くなるのだ?
恋ゆえか?
>>299 わかる
ナディア嫌いだけどイアンの振り方があまりに酷すぎたw
その上イアンにあの女呼ばわりまでされて気の毒で悲惨スグルw
ほとんど使い捨てポイ状態だったもんなあw
所詮ジェルミの魅力のまえでは女なんて霞んでしまうんだよ。
ロレンツォによると最高級の男はどんな女より美しくて素晴らしいらしいからねw
そりゃジェルミはプラトンが愛したギリシャの美少年の生まれ変わりだからね。
一度ジェルミの魅力に触れるとその魔力に取り付かれてもう逃れられなくなってしまうw
ナディアが嫌いな人って801萌えして読んでたのかな?って感じだね
てか最近事ある毎にジェルミ綺麗とかギリシャ彫刻とか美少年とか、ロレンツォによると〜とか
アゲまくる人いるけどなんか違和感ある
どう読んで楽しもうが勝手だとは分かってるし
作者自体がイアンとジェルミに萌えてそうとも感じたけど、なんだかな
そんな話を頻繁に出すようなら801スレでやって欲しい
自分はナディアの生々しさは凄くアリだと思いながら読んでた。
あれでジェルミへの同情だけで綺麗に身を引くような扱いだったら
物語にも共感できなかったと思う。
イアンにしろナディアにしろ、恋に本気になると
本当にみっともない事になってしまう。双方、滑稽なシーンがたくさんあった。
でもどちらも真剣で、なりふり構わない所がピュアで好感持てたな。
イアンのアホさも酷さも、ナディアのうざさも八つ当たりも
凄く丁寧に描かれてる所に感心してた。
序盤は「こんなムゴイ物語の登場人物は、どんな聖人でも好ましく思うのは無理」
と思いながら読んでたけど、全員の泥沼に共感できたから
あの着地点が心底嬉しかった。
>なんでも相談してくれと自分から振っておいた癖にジェルミが全部告白すると
>混乱して大泣きでイアンに助け求めるなんて情けない
あんな悲惨な告白内容聞いたら実際どうしていいかわからん
話を信じるならキツすぎるし、信じないなら何の悪意だよと思うし…
ジェルミに嫉妬するのだって、ナディアがジェルミに対等に向き合ってるからだよね
恋人にめちゃくちゃ勝手な事されて傷ついてる所を
元彼を奪った母親からぐちゃぐちゃに攻撃され、全人格まで否定されて言葉も失くす・・・とか
病気の妹への贈り物を妹に破壊されて、なぜか母親から妹への愛情まで疑われる・・・とか
これがナディアというキャラの置かれてる現実
で、ハイスペックでも超不器用。実際こんだけ理不尽な環境にあってよく頑張ってるよホントw
クレアとの関係は精神的DVだと思う
逆説的なんだけど、もしもナディアが母親に100%愛されて育ち、恋愛上手でもあった場合、
多分もっと言動が引っかからないスマートなキャラとして存在してるよ。色々と負のスパイラルが計算されてる気がする
非日常にまで旅立っちゃうイアンとジェルミの波乱万丈ぶりに比べて
イアン&ナディアカップルの修羅場がごく日常レベルに見える、てのはある
それぞれ深刻なんだけど。好きとか嫌いとかはないな
そうかなあ。
ナディアは最初ジェルミがナディアのオルガン聴いて声もなく倒れた時から
何だか気になる存在だってジェルミに心惹かれてたのに
いつの間にかイアンと付き合うようになって、ジェルミの存在はかわいい弟に置き換わり
しまいには恋のライバルへと変貌していく。
最初自信満々のイアンより何か心に悩みを抱えてるジェルミに惹かれると言ってたのに
ジェルミがボストンへ帰る頃にはイアンの彼女になってたんだよなあ。
>>311 えっナディアはジェルミの事を最初から弟のような存在として気にしてたんじゃ?
自分は同情に弱い、また同情で気にしてしまうのだろうか、みたいに思うところはあるけど
ジェルミを好ましく思っても、恋愛対象として見た事はなかったと思う
連投申し訳ないけど
>>311さんのレスには本気で驚いてしまったw
ジェルミと姉弟のような友達として仲良くなった頃に、イアンがわりと強引に迫ってきて
そのまま恋人関係になった、と記憶してるんだけど・・・
ナディアを好きになれないのは、自分からジェルミの助けになりたいと振っておきながら
いざジェルミが意を決して告白すると、その苦しみがどれほど深いかなんか理解しようとせず
ジェルミを責めることに終始してたからなんだよね。
結局上っ面でしかジェルミのことを理解してないし、その傷の深さを知ろうともしない。
ナディアは自分で可哀想な人を好きになる習性があると何度も言ってるし
恋愛対象とまでは言わなくても、ジェルミがオルガン聴いて倒れた瞬間から
ジェルミのことが気になってしょうがない存在だってのは前半何度も描かれてるよ。
気になるなら読み返してみれば。
好きか嫌いかは人それぞれでいいと思うが
私は人助けしたいと言ってた序盤のナディアの方が偽善ぽさを感じてたんで
色んな葛藤(自分のずるさやジェルミへの嫉妬を自覚するのは嫌だろう)が剥き出しになって以降の方が
ある意味正直で好ましい。少なくとも自覚的にお綺麗事はやめたように見えるから
それからジェルミの告白を素で受け止めるのは難しいと思う。全く無関係な立場ならともかく。
サンドラは黙秘、一度否認したイアンは向き直ったけど、ナディアはそのイアン絡みの関係者で
絶賛失恋の危機にあり、しかもイアンは何度も自分とジェルミを行きつ戻りつするっていう・・・w
別にとことん善意でジェルミを思う存在となってもいいけど、皆がジェルミの為に存在してるわけじゃないから
ああいう対抗スタンスもあっていいと思うんだよね
>>315 覚えてる。それ踏まえても恋愛対象じゃなかったでしょって事ね
>>306-309にハゲドウ。
なんで自分の頭のなかで作り上げた最初のナディア像に
そこまでこだわるかな。
まぁナディアは好き嫌いがはっきり分かれるキャラなのかもね
自分はキャラ設定としてはナディアよりクレアやマージョリーの方が遥かに興味深いけれどねw
ナディアがジェルミの話で混乱したのは(虐待も大ショックとしても)殺人告白だったからだと思うんだけど
どこかでジェルミの傷を慮り切れてないのはそれがあるからじゃないかなあ
で、とりあえずリアル問題としてのイアンとの関係に焦点絞ったら三人で泥沼化したんだと思って読んでた
読者が魅力を感じやすいのはクレアやマージョリーだと私も思う。興味あるのは同じくそちらだし
ただ実質ストーリー世界で搾取されてるのはナディアなんだなあ、と書きながら気付いた部分もあるな
>ジェルミを責めることに終始
相手を思えばこそ真偽どちらで捉えていいか分からず錯乱した
責めると言ってもジェルミを糾弾したわけじゃない
あの丸腰状態で告白されて、人殺し話を信じていいのか
酷い作り話だと非難すればいいのか
あの場でジェルミの被虐体験にまで思いを馳せられるものなのか…
ビビだって同情したり共感出来なかったくらいだし…。
>>319 クレアとマージョリーは共感出来るかどうかは別にして
もの凄く引き込まれる存在だよね
まさかクレアの幼少時の虐待体験がマージョリーの潜在意識にまで影響及ぼしてたなんて
読者の想像を遥かに超えてたものね
マージョリーが夢でクレアの毒りんごを毒だと知りながら食べるシーンは
なんてけな気な子なんだと泣かせるし・・・
クレアも「ママの愛情で味付けした毒りんご食べて」と毒と宣言しながら渡すんだよな
「食べるから泣かないで」と言って本当に食べてしまうマージョリーはどんな兵なんだよ
実に漢らしい
あぁ あそこで一気にマージョリー好きになった
残神って過去に被虐待体験した人も結構読んでるんだね
やっぱりフラッシュバックは何度も起こるんだ
クレアはマージョリーのポリープ手術までの長い期間なんで忘れることが出来たんだろう?
自分の殻に閉じ込めて誰にも告白しなかったのにね。
誰にも相談せず無理に忘れてしまおうしていたから潜在意識の中にはしっかりその記憶が残っていて
無意識のうちに心を蝕んでいたのかも
それがマージョリーの手術で一気に噴出してその後の歪んだ親子関係になっていったのじゃないかな
ジェルミはマージョリーやバレンタインなどかなり魅力的な女子にも恵まれてるのにな
もう女の子と恋愛しないのかなあ
墓地でサンドラに告白した後、イアンに「愛することを試してみてもいいだろうか?」って
やっと泣きながら語ってたから、今後は女子とも恋愛してみることになるんじゃないかな
ジェルミはやさしいから男だけじゃなく女の子にもモテるだろうね
イアンはケンブリッジでもブイブイ言わせてそうだw
自殺マニアの不思議ちゃんではない、ごく普通の人に育ったナディアだけど
クレアの言葉のDVによってもし壊れていたら相当痛々しかったと思う。
母親の過去への憎悪によって一方的に否定され続けたわけだから。
それでも自分の人生を生き抜くためには、母に愛を乞うのを諦め
自ら母を理解して許し、自立するしかない。
たぶん程度の差はあれ、成人の多くが歩む道なんだろうけどね。
マージョリーには、母の狂気の過干渉の中にも愛情を察知していて
どれがどんな形のものであっても受け入れてしまう哀しさを感じるけど
ナディアの行く道もそれなりに切ない。でも乗り越えていく強さが救いかな。
どれがどんな形の→それがどんな形の
すんません。
クレアが一番可哀相だな
娘二人に対する行為は許しがたいけれど彼女自身も傷ついて悲鳴を上げ続けている
同じ被害にあったエリックのように救われていないから
可哀想と言い出したらきりがないけど
クレアは連鎖をうみだしてしまっているから娘達の方が心配だよ
娘達はなんだかんだ強いからな
ナディアも心のよりどころになる自分の家庭持てたから
割と外部になってしまったクレアとは散々苦労しながらもうまく付き合っていけそう
マージョリーもなんだかんだ言いながらも人生楽しんでるよねw
それ言ったらクレアも人生謳歌組
ロレンツォが何だかんだ潤滑油になってるというか、なくてはならない
存在になってるよね。
本来ならもっと娘たちに嫌がられてもおかしくはないはずなのに。
彼は不思議な存在だなあ
性的嗜好がリベラルって事以外はクレアにとっても多分大切な理解者
ナディアを慰める所なんか特に
ナディアが苦手な人がいるように、自分はリンドンが苦手だ。
理由はわからない。
どこかの巻で、前妻との上の子コニーが遊びに来てたエピソードが
ちょこっとあって、でもいつの間にか妹ばかり可愛がられてって
家出?してきたルールーになってた。
コニーは可愛い感じの子だったけど、ルールーの方が面白いので
それはそれで良いんだけど。
わりと特異な人も多めに登場する話だと思うし
無理に誰も彼も好かれるようには描かれてないと思うよ。
ただキャラの背景くらいは読みこんだ方が面白いってだけで。
リンドンと言えば、彼のとあるセリフを読んだ時に
巻を遡ってそのシーンを確認した人は結構多いんじゃないかなw
リンドンの顔が真っ黒塗りになってるコマです。
リンドンいなかったら実際キツい話だと思うなー
イアンの心理とか結局リンドンが全部代わりに説明してくれたし
マージナルのネズみたいなもんだと思う
>>343 ジェルミが入水自殺図ってイアンが口移しでアルコール飲ませたとこだね
このシーンはトーマ以来必須ですなw
>>344 ネズの方が好感持てるのはなぜだろう?
今思えばキラって16才だったんだね
ジェルミが15才の時よりキラの方が精神的にも随分幼く見える
キラは途中で妊娠して女の子に変化しちゃったからなあ
アシジンも確か19才でイアンと同じくらいだったよね
もといキラは両性具有だったかorz
私はよくバッハのトッカータとフーガなんかの
パイプオルガンの曲を聴いてるわ。
聖堂にいる気分で。
自分は映画ミッションの「ガブリエルのオーボエ」が最終巻にはピッタリだわ
>>345 口移し自体は特別何とも思わなかったけど
あそこで未来を察知したと言うリンドンが、横顔の黒塗り…って所が。
あーこんなに途中経過があっても計算されて描かれてたコマだったんか!と。
イアンがジェルミのうなじに発情してるとこもイアンの顔が黒塗りだったよ
エンドロールは菩提樹で
バレンタインとエリックの項はワルキューレで
萩尾さんの凄いところはそのネームのうまさにあるんだよね。
イアンがボストンのジェルミを連れ戻しにいった時
「もっと清潔な環境で暮らそう」って言ったら
ジェルミがすかさず「リン・フォレストでぼくは清潔な暮らしをしてたっけ」と答えてる。
当時思わず「上手い、さすが萩尾さん!」と唸ってしまったよ。
残神は萩尾さんが40代から50代にかけての作品だよね
20代で書いたトーマの頃には想像すら出来なかった徹底したリアリズムに脱帽したわ
やはり作家自身も年齢を経るにつけ若い頃は躊躇して描けなかった赤裸々な部分も
よりリアルに戸惑うことなく描けるようになるのかも
萩尾さん自身違う結末のトーマを描きたくて残神を書いたらしいからね
主人公のジェルミがユーリとエーリクの両方の痛みを背負ってるところに萩尾さんの本気度を見た気がした
359 :
愛蔵版名無しさん:2010/11/27(土) 14:34:55 ID:OPspk0MF
それで何度読み返しても面白いし、新たな発見があるのかな。
本当に凄いと思う。
全く別個の作品として完成してると思うっていうか
片方を読む時にもう片方を思い出したりはしないけどなあ
でも似たパーツやモチーフに繰り返し形を変えて迫るって
作家みたいだね
ここまで読者を引き込んで釘付けにする作品も珍しいよ
自分はまだほんの20回くらいしか読んでないけど、あと数十回は読み返さないと
最低百回は読まないと残神者とは言えないw
痛いってば
絵も面白いから読むと惹きこまれてしまうけど
まだまだ修行が足らないのう
>>358 じゃあイアンはトーマとオスカーの両方を担ってるのか。
イアンが鉄橋から飛び降りなくて良かったw
二人で断崖からは何度も飛び降りたのにねw
最後の方でジェルミがナターシャに書いた手紙で
「イアンを好きでいることがそれほど苦しくはなくなりました」てあるけど
なんでジェルミはナターシャにイアンとのことを語ってるんだろう
>>342 自分もリンドンが苦手
最初出てきたとき、なんて都合のいい設定のキャラだと思った
リンドンのアドバイスはいつもジェルミを見捨てる形だったからなあ
一見客観的に見えるけれど実はご都合主義なスタンスは好きじゃないわ
>リンドンのアドバイスはいつもジェルミを見捨てる形だったからなあ
そうだったっけ?
手元にないからうろ覚えだけど、どんなだったっけ
>>371 何度もジェルミをもう放っておけってアドバイスしてるよ
ボストンから連れ帰るのも反対したし、ロンドンに帰ってきてからも
ボストンへ帰して手を引けって言ってる
リンドンのアドバイスは限りなく客観的だった…と思う。
常に人間の限界を踏まえていて、人の心を追いつめたり破滅させない為の指示。
まあそういう臨界点を超えた所に奇跡はあるのかも。
イアンがリンドンの指示のほぼ全てに背いてたのが面白かったからなんだけど。
リンドンは微妙に不気味だったけど、不快感でも多少なり読者が引っかかる人材でないと
あのポジションは務まらない気もする。
イアンを論理的に引き留める存在がないと
イアンがきっちり逡巡して決意するのが難しいと思うよ
>>イアンがリンドンの指示のほぼ全てに背いてたのが面白かったからなんだけど
確かにイアンがリンドンのアドバイスに背いたからからこそジェルミは救われたものね
もしリンドンの言うとおりボストンに帰してたらまた坂道を転げ落ちるように男娼やってジャンキーになってたはずだ
イアンはどうあってもジェルミを救いに動いたと思うけど
反動や反作用の心理ってあるから
もしリンドンや家の弁護士?達がジェルミの為に行け行けと煽ったら
グレッグの真実に悩むターンが増えて、しかもそのニュアンスが少し違ったと思う
今思うとビビって凄くいい子だったよね
最初ジェルミがセイラムでのことをビビに告げた時は泣いてたけれど
別れた後もジェルミのこと気にかけて、ボストンでイアンに会った時も
たとえジェルミが危ないことをしていようと最後まで心配していたものね
もしジェルミが見つかったら自分に連絡して欲しいとまで言ってた
イアンはボストンでジェルミを見つけた後も結局ビビには連絡しなかったんだろうね
ジェルミも自分の境遇をビビに知られて同情なんてされたくなかっただろうし
文句無しにいい子だけど
あの現実を共有はできないでしょう
ジェルミもそれは望まないしね…
ビビの最後の言葉にぐっときた
ビビのおばさんはあんな所でジェルミは見つかって欲しくないと言ってたのに
ビビはたとえあんな所であってもジェルミが見つかって無事でいて欲しい
もし見つかったら是非会いたいとまで言ってるんだよね
本当にいい子だよ
グレッグさえいなけりゃ結婚までいってたかもね
最初は二人とも素直でかわいらしい高校生だったもの
どこにでもいそうな微笑ましいカップルだったのにね
ほんとにグレッグが憎いよ・・・
優しいJKとお互い初めてでラブラブ初セックスする予定が
おっさんにレイプされるなんて…
気の毒としか言いようがない
>>383 なんて可哀想なシチュなんだ
そりゃトラウマになるはずだよね
女子高生とおっさんて、なんて対照的な存在なんだろうか
グレッグも結局父親に虐待されてたっぽいのが救えないと思った
連鎖しちゃうんかなあ〜
毒親スパイラル?
そうそう
んじゃイアンとマットは…
イアンはグレッグが反面教師になるだろうね
ジェルミ似の黒髪白肌のデビーみたいな女性と結婚してジェルミ似の息子を溺愛したりしてw
キモ
なんでグレッグはデビーはどんぴしゃタイプの女性だろうに手を出さなかったんだろ?
>>392 見かけが似てるだけじゃだめで、破壊したくなるかどうかもあるんじゃないのかな。
対象となるのは破壊して貪り食らいたくなるような美だったり、
守らなきゃいけない存在があるために、自分が犠牲になっていることを黙って甘受している、
そしてそれを誰にも相談できないというのがジェルミだけど、デビーはそういう人じゃないからとか。
愛する家族がいてその人たちと病んでいない関係を築けてるような気がするし。
機能不全家族の出じゃなければ、自分が理不尽な暴力を受けたら誰かに自然と相談したり
抵抗するだろうから。
>>392 基本金髪好きなんじゃなかったっけ?
別にどんぴしゃタイプではないんじゃないの
>>368 共通の知人で、身内で、事件を熟知してる存在だから…かな?
確かに一瞬なんでだろと考えてしまったけど
>>395 イアンはナターシャにジェルミのグレッグ殺人告白の事実までは詳しく語ってないけど
ナターシャはジェルミのことをどこまで知ってたんだろうね
イアンがジェルミの車への細工を疑ってた時ナターシャにそのことを告げてるけれど
ジェルミが告白したことはナターシャには言ってないし
具体的なことを知ってるのはイアンとリンドンだけだよね
ジェルミはナディアにも告白してるけれど、彼女は受け止めきれなかったから
事実として正しく認識出来てるのはイアンとリンドンだけ
ただナターシャはジェルミがグレッグから性的虐待されてたことを知ってるので
具体的には知らなくてもジェルミがグレッグを殺害してたとしても
それ相応の理由があることは十分理解しているし、やむなしだったことも分かっている
旅行中にナターシャが失踪した時には随分勝手な人だなぁと思ったよ。
自分がグレッグに打たれている時もマットを置いてリン・フォレストの家を出てるんだよな。
もしかしたら自分がグレッグから逃げることによってマットが虐待されてたかもしれないのに
その時はマットより自分を優先したわけだしね。
実際マットはグレッグから一切愛情を受けずネグレクトという虐待を受けてきたもの。
まっとはあれだけグレッグから虐待されてきたのによくグレずにまっとうに育ってくれたよね
ナターシャが出て行った後は自分を守ってくれる人は誰もいなかったのに偉いよ
ナンてガールフレンドのおまけまで付いてきたしねw
ナンはマットにまるで似てない美形の子供を産んでグレッグみたいにキレられるかもよ
それはリリアの遺伝子の仕業だよ
最初前半読んだ時マットはナターシャの子供なんじゃないかと思ったけど
実際は紛れもないリリアの子だったんだよなあ
>>404 同じく。マットとナターシャは甥と伯母だから
似てても不思議じゃないんだけど…。
ジェルミ→ナターシャは不思議に思えるけど
やっぱり虐待の実態を分かってる人だからじゃないかなあ。
ナターシャの行動で、さりげなくアウトに思えるのはリリアへの慰め。
どんどんヤバくなっていく妹を見てるんだし
リリアが何と言おうとグレッグから引き剥がすべきだったんじゃ…。
グレッグの報復が恐ろしいしイアンもいるから不可能なんだけどさ。
グレッグはリリアの元婚約者のヨットに何か仕掛けたのかな。
そう言うことを示唆する台詞があったけど。
でも後年自分が同様のことで殺害されるとは。
>>406 自分もグレッグがなんかヨットに細工して殺したんだと思った
てか途中シャロンが無事生きてたことにびっくりした
てっきり森でグレッグに撃ち殺されたんだと思ってたよw
あの思わせぶりな銃声は何だったんだ?
読者にはここでシャロンはグレッグに射殺されたと思わせるためだろうね
グレッグの猟奇的な異常さを浮き彫りにする巧みな手法だよ
後半シャロンが案外いい人になってたんで興味深かった。
ナターシャを甲斐甲斐しく看護したり、彼女の為にイアンとジェルミを
リン・フォレストに一度戻ってくるようにわざわざハムステッドまで出掛けたり
前半イアンと不倫逢引きしたりジェルミをゆすって金巻き上げたチンピラ姉ちゃんと同一人物とは思えなかったw
シャロンは一貫して若いけど苦労人の嫁さんって感じで
徹底した実利主義じゃない?背景も説得力あるし。
ジェルミとの事知るとあっさりイアンを切ったりw
シャロンはクリスマスの遭難の時チキンを届けに行って二人の遭難現場を目撃してしまうんだよねw
ナターシャによるとその後少し不機嫌だったらしいけど、イアンに多少未練あったのかね?
でもその後は庭師とデキてたみたいだしw
シャロンは自由恋愛主義で打算的で結構人間くさくていいわ
ジェルミにゆすった金を返金するとこが笑える
ええ奴ジャマイカw
シャロンは事もあろうにあのグレッグまでゆすってるんだよねw
エエ根性してるわw
もう殆ど他人同然かもしれない病気の旦那を見捨てない所がいいと思う。
脳腫瘍かなんかの病気でシャロンが誰かも分からくなってしまった旦那なんだよね
浮気はするけど見捨てないとこがさすが根性の座った看護師だ
シャロン結構人気あるな
シャロンは転んでもタダで起きないところがいいw
シャロンみたいな真相を知ってても近寄ってきてくれる人がいたらほっとする。
揺すったりするけど根っからのワルじゃないし結構人情味あるから憎めないわ
シャロンの見た目ってあの世代の漫画家の少女漫画における脇役中の脇役の容姿だな
イアンとの逢引きでもお互い割り切ってたものねw
ジェルミはイアンが傍にいてくれて本当に良かったね
もしリンドンの言うとおりボストンに帰されてたら今頃ボンボンのようにゴミ置き場の死体になってただろう
単行本は時系列がちゃんと記してたるんだね
ジェルミの誕生日は1976年12月25日だ
もうすぐ34歳の誕生日がやってくる
未だにイアンと二人でクリスマスの遭難やってるかもw
てことはイアンは1973年生まれか
ナディアが1974年、マージョリーは1978年くらいだな
バレンタインとエリックはジェルミと同じ1976年の7月生まれだよ
92年6月末から95年12月までの物語なんだよね
15才であんな経験する高校生そうそういない
イアンは眺めのいい部屋のジュリアン・サンズの似てると思った
て言うより「モーリス」のジェームス・ウィルビーだろ
イアンはモナコの王子(アンドレアだったかな?)の若い頃だよ!
漫画のような王子顔。
イアンはジョルジュ・ドンじゃないかな?
キーシンは若い頃は可愛かったのに今はええおっさんになったなw
ジョルジュ・ドンはエイズで死亡
萩尾先生はジョルジュ・ドンのボレロを生で見て大感激して
その後バレエシリーズを書き出した
ベジャールの大ファンらしいからね
たまに劇場で会う。眉間のほくろでああとわかるけど声はかけない。
それは会うというよりお見かけしてるだけなんじゃ…
会うっていうと旧知な感じがする? 出会うとか出くわすの感じで。
萩尾さんはベジャールの春の祭典とボレロ見て大感激して
バレエマンガ描きたいと決意したらしいからね
そういえば残神にも冬の祭典とか祭典て言葉再三出てくるね
昔ベジャールの公演見に行った感想を漫画にしてたこともあったな
確かに残神には祭典って言葉頻繁に出てくるし好きだよね。
どちらかと言うとクラシックより前衛バレエが好きなんだね
ベジャールももう古典になりつつあるが…
クラシックも一通り見てると思うが、萩尾さんがバレエに夢中になった原点が
モーリス・ベジャールだからね
まだベルギーの20世紀バレエ団の頃だけど・・・
んじゃローラン・プティとか好きそうだw
萩尾さんがベジャールに夢中になった時期ってジョルジュ・ドンとかショナ・ミルクが活躍してた
20世紀バレエ団の全盛期だよね
そりゃ圧倒されて夢中になるはずだわw
春の祭典は大作だもんなぁ…
イアンの最後に言った冬の祭典はベジャールに懸けてるなと思ったよ
>>441 それ昔読んだことある
よっぽどとりこになったんだと思った
ボレロの圧倒的な手の動きと一人のダンサーを取り囲む大勢の群舞に圧倒されたと描いてたね
萩尾作品で残神ほど美醜がはっきり分かれて描かれてる作品も珍しいよね
トーマやポーはほぼ美しい登場人物ばかりだけど残神は不細工なキャラも結構メインで登場する
メッシュのミロンやアメリカンパイのグランパもそういえば不細工キャラだけどw
残神で言えば
イアン、ジェルミ、サンドラ、マージョリー、クレア、ナディア VS マット、ナターシャ、ナン、ナンの兄、パスカル、ブル、バンジー、リンドン、ルールー、リンドンの嫁、キャス
バレンタイン、エリック、コスモ
シャロンも美女枠で
メッシュは集団レイプされたり実の母親からネグレクトされたり父親から虐待されたり
ギャングから殺されかけたり壮絶な体験してるのになんでジェルミみたいにトラウマにならなかったんだろ?
メッシュもジェルミも父親(ジェルミは義父だけど)に殺意を抱いて殺害実行してるよね
メッシュは未遂に終わったし実の母は間違いで亡くなってないし状況が違うのもあるのかな
実際メッシュの実母は死んだも同然の状態だけどね
メッシュもジェルミに勝るとも劣らぬ壮絶な体験してるよね
メッシュとミロンは肉体関係はないけれどミロンはジェルミにおけるイアンのような役割も担ってたのかもね
メッシュとジェルミの共通点は多いよね
二人とも親から虐待されて肉体的にも男からレイプされたり凄惨な経験してる
男娼の経験もあるが心の支えとなる男性が身近にいることによって癒されて回復していくし
女性に優しいし傷ついた友人には親身になって支えてあげようとする
イアンとジェルミって肉体関係必要だったのかなあ?
相手がナディアでなくとも
イアンの方は性的にステディな相手は別にいて
ジェルミを癒す関係にはなれなかったんだろうか
ジェルミの性的虐待による傷の深さを考えればやっぱりそこは避けて通れぬとこじゃないの
イアンも愛することでしかジェルミには近づけないって言ってたし
クリスマスの遭難の時もジェルミを助けるには愛するしかないって言い切ってたもの
肉体関係というか愛がなければ10日間もジェルミの世話なんて出来ないだろ
ほとんど意識跳んでて朦朧とした状態のジェルミを食べさせて薬飲ませて
シャワー浴びさせて寝ずの看病して世話するんだよ
愛がなければあんな介護出来んだろw
イアンは本当にマメだよね
料理も掃除も看護も出来て生活の一切の面倒みてくれる
あんな旦那欲しいわw
ジェルミがロレンツォに打たれて怪我した時の
イアンの治療の的確さに感心した。
手首の関節がずれてたのをボキボキっと一瞬で治してたw
はちみつ入り生姜湯なんてまるでおばあちゃんの秘伝薬の感覚だろw
イアンが最後にジェルミをやっと産んだ気がしたって言ったとき
イアンはジェルミの母親の責務まで背負ってたんだなぁと思ったよ
イアンはジェルミにとって母であり父であり兄であり恋人でもあったんだよね
構図としては、グレッグと同じ立場に立たせて
そこからの分岐を追う為じゃないの?>肉体関係
イアン自身が父親との相似・相違を自分に問うターンは
イアン自身の為に絶対に必要だと思う。
うん
決定的な違いは暴力による奪う愛と与える愛の違いだよね
イアンはグレッグの亡霊からの誘惑にもめげず終始与える愛に徹していた
父親から愛人を盗んだが愛し方は対照的だった
グレッグの過去の亡霊が
意のままにならないジェルミに対するジレンマに悩むイアンに向かって
「打て」と何度も誘ってたけれどイアンは絶対その誘惑には負けなかったよね
実際読者にはイアンもグレッグのようにジェルミを打つようになるんじゃないかと
やきもきさせるシーンも再三あった
〜よね〜よね〜だよね〜よねの人
ペンのアプローチを遮断したイアンとか。>やきもき
独占欲とか仮面イメージとかで
負のスパイラルからは抜け出せないのかとハラハラした。
>>469 仮面がぱりんと割れる場面はハラハラしたなw
ジェルミがイアンの仮面を踏んづけて割った時イアンは何で泣いてたんだろ?
イアンの涙はどれも大体同じ感情で流れてると思うなあ。
森で泣いた時、崖で泣いた時、仮面の下で泣いていた時。
陳腐になるから言葉で説明できないけど。
ジェルミを助けるという大義名分ではなく欲望に負けて喜喜としてその肉体をむさぼったからかな
自分の恐れていたのはまさにそのことだと悟った瞬間
恐れていたのは自分はグレッグと同じことをしてるんじゃないかと感じたのかも
>>472 イアンが崖で泣いた時は素直に感動したなあ
あの涙は素直な感情の表れだったもの
実父に内在した欲望が義弟を壊したという極めて不条理な事実
それを実体験として認識せざるを得ない現在
読者の数だけ解釈はあるんだろう
>>475 うん。リアルタイムで事態に直面しているか
後で事実を知って独りで思いに沈むかの差はあるけど
本質的には同じものかなと思って。
グレッグは嫌いだったけど
イアンの幸せな結婚生活をしようと決意しているグレッグの幻影を見たときは
なんともいえず悲しかったなあ
あれのおかげでサンドラ以上に嫌いになれない
でもグレッグといいサンドラといい
何度も「幸せ」と口にするけど
どちらも表面的なイメージ頼みのものだったように思う
絵に描いた餅か…
シャロンに遭難現場見つかってオロオロとうろたえて言い訳するイアンにワラタw
>>480 グレッグが壊れてしまったのは自分が子供の頃に愛情の欠片もない家庭に育った寂しさを
自分の理想とする幸せな家庭を築くことによって払拭しようとしたのに
リリアの浮気によってすべて粉々に壊れてしまった。
結局自分も両親の負の連鎖の呪縛から逃れられず一気に精神が崩壊してしまったんじゃないかな。
リリアの死後は精神のバランスを保つ為に生贄が必要だった。
それがナターシャであり、ナターシャが逃げた後は娼婦たちに走ったが
ジェルミという絶好の獲物を捕まえることが出来て徐々に凄惨で猟奇的な本性が
ジェルミにだけ向けられることになってしまったんだと思う。
イアンはすっかり仮面の父に騙されて育ったわけだ
ジェルミやマットやナターシャが出してたサインに何で気付かなかったんだろ?
自分は鈍感なところがあると言ってたくらいだからなぁ
マットはともかく、ナターシャはサイン出してたっけ?
マットはうそつきな子供、ひねくれていて、ねじくれた言動で気を惹こうとしていると周りの人は思っていたのでは
で、そういうところがグレッグの気に染まないので悪循環
ナターシャはわかっていたと思うけど
>>487 ナターシャはマットの子育て中に急にロンドン逃げ出してリン・フォレストに寄り付かなくなったから
普通なら何かあったおかしいと感づくはず
グレッグはリリアに容姿が似たイアンをなぜ虐待しなかったんだろう?
リリアには死ね死ねと脅してたくせにイアンにだけは毀れるほどの愛情を注いでた
イアンに愛情注ぐ代わりにマットを苛めてたからな
それでバランス保ってたのもあると思う
基本、美形が好きと言うのもあるのかな。
でもナターシャも抱いてた訳だからなぁ
基本美形好きだけど例外もあるってことね
グレッグは精神破綻して壊れてるけどイアンやマットに対して
近親相姦や性的虐待まではしなかったんだ
凄く偏った病的な精神構造であることは間違いない
>>491 美形好きなのにデビーをモノにしなかったのが不思議でならない
デビーは、まともだからじゃない?
どこか危うかったり壊したくなるような美形が
いいんでしょう。
それでジェルミがピッタリだったわけだ
ジェルミも可哀想に
ボストンでビビと初エッチする予定だったのに
とんだ通り魔に会っちまったな
その後のセクシャリティーまで歪められてしまったものね
まぁバレンタインとはお互い傷を知ってて慰めあってる訳だから
今後愛し合って結婚する可能性は大いにあるけれどね
ジェルミはマージョリーに対しては兄的立場で恋愛感情は出てこないだろうけど
バレンタインは恋愛に発展するかもしれないな
イアン以外で唯一ジェルミが殺人の告白出来そうなのはバレンタインくらいだものね
バレンタインのスピンオフなら是非読みたいな
数年後エリックの振りしたバレンタインが彼女自身に戻って
エリックとは全然違う姿になって過去を回想するシーンから始まって欲しい
ある悲しみの話をしようと思う・・・
から始まるのだねw
スピンオフならマージョリーのも読みたいわ
イアンとジェルミのその後
ジェルミとバレンタインのその後
マージョリーと仲間達のその後
そのへんなら続編あってもいいな
エボニィのその後なら読みたいw
イアンとジェルミはあそこで綺麗にまとまってるから
他キャラメインの話にちょこっとその後の様子がわかるぐらいがいいな
バレンタインのその後は普通に気になってるんだ
唯一頼れる相手をつくってない気がして
エボニィとバレンタインの娘が運命的な出会いをして結ばれる話なら読みたいな
エボニィとバレンタインとジェルミの娘が結ばれる話なら何か運命的だよなぁ
>>506 湖畔にてや訪問者みたいな形なら是非読みたいな
>>506 バレンタインはスウェーデンでジェルミといると落ち着くって養母から言われてたから
唯一ジェルミにだけは心を許してたよ
今後恋に発展するかどうかは未知数だけどバレンタインメインの続編ならありだと思う
数年後にはバレンタインのルックスは変貌してるとオモ
願わくばジェルミのルックスは「感謝知らずの男」のレヴィみたいなのが良かったな
でもそれだとイアンの弟分みたいな顔でダメだったのかな?
萩尾先生が残神はトーマを踏襲してると意ってらしたそうだから
やはりユーリのような黒髪だけは譲れなかったのかもね
今のエリックの真似をやめるならまず髪型が変わるとして
かつてのロングヘアそのままか、ぐっとくるアレンジがあるのか
なんかどうでもいい事かもしれないが知りたいな
疑似エリックのバレンタインしか知らないので…
ジェルミのルックスはユーリの黒髪+エーリクの巻き毛だからしゃーないべw
>>513 バレンタインが生まれたての赤ん坊を殺してしまった時の髪はマージョリーのような
腰までありそうな超ロングだったよ
いかにも女の子って感じだった
>>512 レヴィは凄く繊細だけど、何だかんだと前向きに頑張るし
イアン系統のタフキャラだとばかり
っていうかテーマは引き継いだんだろうけど
そんなにトーマはオーバーラップしないなあ
>>515 今のベリショから数年後だとせいぜいセミロングくらいかなあと
バレンタインのことを最初少年だと思ったのはヒミツだw
>>516 レヴィは若いカメラマンとモデルに振り回されて裏切られたけれた話が
可哀想だけど切なくてでも最後まで汚い世界に染まらなくて良かった
あー、レヴィとかモリとか、ああいうナイーブなキャラ魅力あるなあと思う
初期作品に出てくる男の子達なんかも既にその傾向あって好き
>>517 あの顔立ちだとセミロングでも超フェニミンになりそう
バレンタインは女性らしくすると本格的に綺麗だろうなと思うけど
エリックもそれなりの兄ちゃんになるんだろうか…w
エリックの初登場シーンは超美形だったよ
マッチョになる確率は低そう?
ないでしょ
エボニィを抱く腕だけは逞しくなるだろうけどw
エリックって禁忌を犯しちゃったりポピーがぞっこんにはまるほど
男性的魅力あんのかなあ
好きなキャラだけどなんであんな女性惹きつけるのかわからんw
>529
むしろ男性的魅力がないのが魅力なんじゃないの
天然で中身はバレンタインが言ってたように純真無垢な子供だから
堪らなく母性本能くすぐるんじゃないかな
これと、日出処の天子とNANAを読んで、ぶっ飛んだ男だけど
性的倒錯の分野では、ほんと女性にはかなわんと思った
女性セブンとか恐ろしくてページめくれないわ
>>529 「貴方は綺麗な顔の人なんですね」と瞬きしないつぶらな目で言われたら
お誘いかもとヨヨヨとなびいてしまうんじゃないの
思わず自分がしっかりして守ってあげたいと思わせるタイプんだろうな
だからポピーみたいなしっかり者のヨメとくっつく
女性セブンてそういう雑誌だったっけ
日出処の天子とNANAも別に性的倒錯ではないような
ハムステッドのアパートの、ジェルミの部屋良いなあ。
イアンの作る食事も美味しそう。
ケンタッキー食べてるみたいな時もあったけどw。
何も無い頃のジェルミの姿を見るのが心理的にきつくて
一番避けてたのが1巻だったんだけど、久々に読んでみた。
もう最初っからグレッグの異常ぶりって描かれてたんだなあ…。
あの激昂とか、長男のみ溺愛で次男無視とか。
キャスの存在感とかサンドラの自殺未遂とか、翻れば実に濃い巻であった。
この話がハッピーエンドを勝ち取るとは思えなかった
結末を知ってるからもう一巻は怖くない
>>538 狭くて天井画の装飾が良いよね。
自分もあんな部屋に住みたいw
萩尾作品って何でメッシュやレヴィやジェルミとか細くてガリガリと表される主人公が多いんだろ?
繊細さと内在する精神的に悩める姿を強調するためかな
メッシュは細いのに内に秘めた熱情と言うかパワーは物凄い爆発力がある
レヴィも骨の出っ張りのすごい痩せっぽちなのに、ダンサーとしてはエネルギーに満ち溢れているし
類まれな才能がある
ジェルミだって再三細い身体と表現されてるけれど
あんな経験して何度も挫折しそうになりながらもその熱情と根気とパワーには圧倒される
あのイアンだって下級生からは伝説の2mを超えるガリガリの巨人と評されてたぞw
萩尾作品で細い身体と細い首はキーワードなのかな
フロルやタクトとか雌雄同体キャラもガリガリと表されてた
中肉中背キャラだっているんじゃないのw
でも細身でスタイル良かったりすると、集団の中でやっぱり目立つから
そういう意味では主役条件にはなると思う
メッシュなんてある意味ジェルミ以上の虐待受けてきたのになんで精神崩壊しなかったんだろう?
ジェルミの虐待はグレッグとサンドラからだけど
メッシュは身内以外にも信頼してた友人から殺されそうになったり
他人からレイプされたり、実の親を殺し損ねたり
挙句の果てに実の母親からハサミで突き殺されそうになったりしてる
ジェルミは曲がりなりにも実の母のサンドラからは愛されていたけれど
メッシュは母親から捨てられ疎まれ女の子が欲しかったからと女の名前まで付けられ
あやうく殺されかけまでした…
対母親ではメッシュほど酷い目にあった子供はいないな
作品のテーマが違うからとか
メッシュといえば、昔読みかけて挫折した事あるんだけど今なら読めそう
身内の愛情を受けずに育ったメッシュが奇跡的に壊れなかったのは
生まれて初めて心から信頼を寄せられるミロンという友人に出会えたからだろうな
ミロンがいなかったら途中で間違いなく死んでたよ
ジェルミにおけるイアンがメッシュではミロンだ
但し肉体関係はないけれどねw
レヴィの理想の女性像が太った看護師ドーラで度肝抜かれたけど
ミロンの最終的な彼女はあの大男女のカーチャ?だっけw
昔は美男美女が多かったのにこのあたりから女性像が変わってきて面白かった
ジェルミとメッシュの違いは、ジェルミが鞭で打たれた経験があること、
最愛の母親に黙って生け贄にされたこと。
実際に親殺しをしたかしてないか。
かな。
鞭での拷問で恐怖を植え付けられたことと、親殺しは大きいよね。
>>549 メッシュ、まだ絵柄が繊細で表現も詩的で結構好きだ
残神はガラっと作風が変わったな
最初面食らったけれど終わる頃にはどっぷりハマってしまった
>>552 実の母親に捨てられ存在否定され間一髪殺されそうになるのもキツイぞ
父親からも疎まれ寄宿学校に放り込まれ身内からの愛情一切受けずに育つ幼少期だもの
ただ父親殺しは未遂に終わりジェルミみたいに母親が巻き添えに死ぬことはなかったのは大きいかもね
同じ虐待でもジェルミのは密室で繰り返し刻印されるようなものだったからより
精神にも肉体にも深く傷が付きやすかったのかな
ちょっと脱線するけど
イアンの全否定がなかったらジェルミもボストンであそこまで堕ちなかった気がした。
逆に、あれをやらかしたからこそイアンは全力で救助に向かったんだけどさ。
>>555 さらに、僕のところまで堕ちてこれないだろ、という一言で
関係がガラリと変わると言う意味でも、あの全否定は
必要だったんだろうね。
>>555 うん。あの全否定は絶対必要だった。
あのジェルミの告白を全否定してなかっとことにしようとしたイアンにはブチ切れたけど
あれがなかったらイアンはあそこまでジェルミを全力て救おうとはしなかっただろうね。
イアンがジェルミをボストンまで救いに行ったとき
リンドンから「貴方は傲慢なことをしてるのではありませんか
今まで何度ジェルミを裏切りましたか」って言われてこっちもハっとした
もちろんジェルミのためではあったのだけど
イアンの贖罪というか自分のためでもあったんだよな
リンドンは本来何やってる人なんだっけ。
挫折して再生した人だから、人間の限界というものを熟知してるのが
ある意味では物語の程良いストッパーになってるような…。
凄く的確にイアンを分析しアドバイスもしてるけど
他でもない「逃げ道」をも常に提示し続けてやってたのは結構面白かった。
リンドンがいなかったら、逃避案もイアンの思考として潜在したに留まり
「それでもジェルミを救う」という方向性をイアン自身が選び出せたかは分からない。
でもイアンはことごとくリンドンのアドバイスに従わなかったんだよなぁ・・・
だからジェルミが救われたのもあるんだけどね
リンドンの言うとおりしてたら、ボストンでジェルミはまっしぐらに転がり落ちて
ボンボンのように悲惨な死を遂げてただろう
逃げ道が他者によって提示されたからこそ
イアンには選択の意志が生まれたし
ジェルミへと向かうのを自分の意志で選択したからこそ
言い訳をして逃げる方向へ行かずに済んだんだと思うな
562 :
愛蔵版名無しさん:2010/12/05(日) 00:12:13 ID:lzjF4C7i
>>559 確か仕事一筋の銀行員かなんかエリートサラリーマンだったっけ。
保険の調査員だよ
グレッグの自動車事故の調査でイアンと知り合った
シリアスなトーマを描いてた時にその反動でコメディのこの娘売ります描いたようね
残神の時は比較的軽めのあぶない丘シリーズ描いてたらしいね
そういえばあぶないシリーズの義理の兄ちゃんはイアンに外見似てるし
えらく主人公の弟思いで弟の危機には必ず助けにやってくる
弟の髪も黒髪だしねw
まあ一人の作者から作られるし
基本的な好みは変わらないだろうしね
イアンは間違いなく萩尾さんの好みの外見だろうけど
ジェルミはそこまででもないような気がするんだよなあ
ジェルミも昔から好きな系統だと思うけどね
ユーリ→タダ→ミカル→まひこ→ジェルミあたりは作者のこだわりを感じる
イアンも系統的には
オズワルド→オスカー→あずみ→イアン 線で?がるな
「フラワーフェスティバル」のルゥや「ジュリエットの恋人」のアルノーも
まんまイアンだね
ジェルミっぽいといえば「モザイクラセン」のラドリとか「青い鳥」のヤンかな
んじゃ奔放タイプは
アラン→エーリク→フロル→コリン→トレミィ→マージョリーだなw
トレミィは萩尾先生の分身w
あぶない丘シリーズの第一話は主人公を助ける神主さんが末期癌で途中亡くなったり
叔母さん夫婦が養子にしようとしたり
残神とシンクロする内容が随所にあったな
そう言えばそうだね。
親が幽霊で現れて、子供の生活を脅かす、ってのはどうだろう。
意図的に裏側からパロディにしてるのかもよ
発表順はあぶないシリーズが先じゃなかったっけ?
作者の振り幅の大きさには感動するけどw
ナディアとマージョリー、イアンとジェルミの4人で自転車旅行中、それまですごく元気だったマージョリーが
傍で医者が情報交換みたいなのをしてるのを聞いて、トラウマになってる病院生活のことを思い出したのか
急に具合が悪くなったみたいに、製作活動中のジェルミのところにウィリアムやコスモ達が遊びに来た時に
人体が焼けた時に残るものについて彼らが話しているのを聞いて、ジェルミが塑像をぶっ壊すところが
シンクロしてるよね。
そうだっけ・・・
マージョリーはイアンとナディアの雰囲気でダウンしたとばかり思ってた
>>574 そこ読んで自分も上手いと思った
マージョリーが医師達の手術の話題を傍らで聞いてそれまで元気だったのに
急にうつになったりして、トラウマを抱える人間はひょんなことがきっかけで
いつ何時身体に変調きたすかわからない、簡単に治る病気ではないんだと思ったよ
この作品は随所に心理療法上での仕掛けというか伏線が敷いてあって
読み返す度に「あぁそういうことだったのか」と感心させられる
二重にも三重にも仕掛けがしてあるよね。
作者の度量の凄さには舌を巻くばかりだ。
それを読み取れる皆すごい。
私はここ読んで「そうなのか!」「そうなのか?」って思うばかり。
何かがトラウマの記憶に抵触すると全身でプレイバックしてしちゃうのかな
人間て不思議というか切ないというか
プレイバックじゃなくて、フラッシュバックでは
そうだったw
マージョリーの医者嫌いと同じでジェルミは身体を他人に触られるのが苦手で
ロレンツォの海草マッサージに抵抗感じたり、イアンにでさえベッド以外で
身体触れられたりキスされるの嫌なのはやはりグレッグのトラウマのなせる業なのか…
初めて電車のコンパートメントで唇が触れた時も赤面してたし、単に(自分では認めてなくても)
イアンが好きだからだと思ってた。ツンデレという言葉では軽いけど、ものすごく恥ずかしがってるというか。
海草マッサージはほんとに嫌だったのかもしれないけど。
584 :
愛蔵版名無しさん:2010/12/07(火) 15:17:00 ID:YLp9jrAZ
ここまで自演。
違うけどね
ここ何人くらいで回してるんだろう
さあ。専ブラだとレス着を大体同時に察するから色々被る事が多いよ
>>583 でもさ
ビビには平気でキス出来たのになんでイアンだとダメなんだろ?
マージョリーが最初モーションかけてキスしてきた時も物凄く恥かしがってたよね
基本恥かしがりの性格なんだろうなw
ビビとは初エッチする約束してたしキスもしょっちゅうしてたから抵抗ないんだろうけど
マージョリーは初対面の日に積極的にキスされた上いきなり真っ裸になるなんて
ジェルミでなくても面食らうわな
イアンの場合はちょっとドキドキして恥かしかったんだろうよ
>>583 ジェルミがイアンのこと好きになった瞬間はやっぱりボートに一緒に乗った時なのかな
回想シーンで何度も出てくるもんね
自分が意識し出したのは、イアンが告白を迫ってジェルミの首を絞めながら優しいキスをした時
このままではイアンのこと好きになって告白してしまうからイアンを殺そうと決心したって言ってたからこの時でしょ
>>590 自分もそう思う。
ジェルミは
>>591の通りのことを言ってるけど、潜在的にはボートの時からじゃないかな?
>>592 んじゃイアンはいつジェルミのこと好きになったのかな?
リンフォレストの森で泣いてるジェルミを見つけた瞬間じゃないの
そういえばイアンは森で彼を見た時から愛していたとか云々言ってたから
初めて会った翌々日ってことか…
じゃあお互い結構早い段階から無意識に惹かれ合ってたんだなあ・・・
4人で旅行してみつばちの飼育体験した時に
イアンがイエィツのイニスフリーの詩を口ずさむと
ジェルミが思わず…となるけれど
あの時はまさにジェルミの心境をイアンが代弁したというか
二人の感覚がシンクロした瞬間だったんだよなあ…
イアンもジェルミも読書好きで詩も口ずさむ文学青年だから
旅行中とか思わず二人でシンクロすること多いよね
ジェルミはボストンの男娼時代もヘミングウェイのキリマンジェロの雪を
口にしたり
サリンジャーのキャッチャー・イン・ザ・ライとか本の世界に飢えてたからね
あの学校に行ったとき、最初の授業のときほんとに嬉しそうだったよね。
先生からハックルベリーって呼ばれたんだっけw
スーパーでパイナップルジュースかなんかを手にとった時ジェルミが泣いたのはなんでだ?
ボンボンが死んじゃったからもういらないのに手にとってしまったから?
容器に詩かなんか印字してあったから?
前者+その現実を実感したから
>>597 あー、それボストン時代もクララシスターズがみつばちを育てる話をした途端
ジェルミが「夢の…」と言ったらほぼ同時にイアンが「イニスフリー」と
イエィツの詩を口ずさむんだよなぁ
二人の詩的な波長が合うというか、普段でもふと意識が同調して感覚が似てることを
意識した瞬間なんだと思った
こんなところにも4人で旅行した時イエィツの詩のための伏線を仕掛ける萩尾さんはあっぱれだ
二人とも読書好きだもんね。
しかしジェルミはヘミングウエイのキリマンジェロの雪とか
サリンジャーのライ麦畑でつかまえてとかマーク・トゥウェインのハックルベリーとか
結構古い本が好きだなw
>>604 そのボストン時代のエピソード結構好きだわ
みんなダウンタウンで身を削って仕事してるのに
おかまのクララシスターズとかボンボンのこと気にかけたり、バナナケーキやパイ焼いて
ジェルミとキャスにくれたりみんな人情味溢れていい人達なんだよねぇ
キャスも自分が病気なのにイアンにわざわざジェルミが心配だから良く見てやってくれと頼んだり
いい子だった
最後に姉夫婦が心配してお見舞いに来てくれたのが救いだったわ
>おかまのクララシスターズ・・・
最初、でかい女の双子だと思ってたw
>>607 クララシスターズの部屋にみんなで行った時あまりの装飾にキャスなんか酔っ払ってたなw
フリフリのカーテンにロココ調の天蓋つきベッドにあふれるテディベア…
カラーだったら部屋中ピンクなんだろうねw
イアンが無事だったのが不思議だ・・・
個人的に残神でちょろちょろ文学目録が出てくるのは好き。
絶望したり行き詰ったり追いつめられたりした時に
小説の一節とか映画の1シーンが脳裏をよぎったりして
尚更虚しい追いつめられた気分になる事ってあると思うからw
普遍的フレーズを前にうっかり自分を客観視してしまうやるせなさは
結構ジェルミに感じたな。
でもイアンもジェルミも、わりと古典文学をちゃんと読んでいて
その感性をもって美術系に秀でてるっぽいのが面白いなと思ってた。
詩を口ずさむ場面とか独特の空気が流れてるよね
客観的にスレを眺めると自分でも笑えるほど凄く自演に見えるんだけど
違うんだからどうしようもない。
さあ立ち上がって行こう、イニスフリーに行こう、
そして土壁づくりの小屋をそこに建てよう。
そこには九条の豆を植え、蜜蜂の巣をおこう、
そして蜂の羽音の騒がしく聞こえる渓にひとりで住もう。
そこでは心の静けさが得られるだろう、ゆっくりとした心の静けさが
朝の帳からこおろぎの鳴くわが小屋におりて来るから。
そこでは夜はかそけき光に満ち、昼は華やかに光が輝き
夕暮れは小鳥の羽ばたきが聞こえる。
こんどこそさあ立ち上がって帰ろう、昼となく夜となく
湖畔に立ち寄せるあの低い羽音が聞こえるから。
こうして都会の道路に、灰色の舗装路に立つときも、
心の奥深くあの波音が聞こえる。
美しい詩だな…
こんなアイルランド民謡が流れるような静かな詩が好きなんて
やっぱりイアンもジェルミも心は孤独だったんだなあ
それ、ジェルミが、どこか遠い土地で生涯静かに誰とも関わらず
鳥に餌をやって暮らそうとか思ってたシーンのイメージなのかね
あのへんが孤独感MAXで読んでて苦しかった
>>605 萩尾さん世代だとサリンジャーのライ麦畑はまさにバイブルみたいなもんだからねw
母によるとあの世代の人達にとってライ麦畑を読みこなせてないと
人非人扱いされたそうだw
>>615 それそれ
ジェルミがどこか遠くで一人で小鳥にえさをやって暮らそうって考えてたのは
イエーツのイニスフリーの詩のイメージだったんだろうね
孤独で悲しいシーンだな
>>604 そこの2人の心象が同調する場面が好きだ。
暗唱出来るほどイニスフリーの詩が好きな2人ならではのシーンだね。
著名な詩人の作品をたくさん覚えるというのは、上流学校では教養としては必須なんだろうけど
イエーツは特に二人の心に響いたんだろうね。
2人とも典型的な文系なんだよなぁ
コスモやダミアンは理系でスキップしてオックスフォードやケンブリッジに進学したけれど
イアンは経営者の息子には珍しく中世史なんて専攻してケンブリッジ進学
ジェルミは美術の才能生かしてで大学進学はまだ未定ってなんかロマンチストの2人らしい
中世史に最初に魅かれたのが、子供十字軍というのも何か暗示的な気がしてるんだけど。
大人に洗脳されて(あるいは扇動されて)狂ったように日常から荒野に向かって走り出していく子供たち。
のちに子供は大人への供物、サクリファイスと言ったことにつながらないかな。
>>621 あぁそうなんだ
子供十字軍も後から出てくる大人への供物(サクリファイス)への伏線だったんだね
残神の謎解きしてるとあまりにも深過ぎてため息出るわ…
アンソニー・ホプキンスがアクターズ・スタジオ・インタビューの中で
イニスフリーをそらんじて涙ぐんでいたんだけどイギリス人にはなにか
特別な郷愁をかんじる詩なのかな。
日本人の「祇園精舎の鐘の声・・・」みたいなもんかなw
レクター博士のイニスフリー…
なんか怖いw
蜂ごと食べたハチミツだらけの口で暗唱するのかw
あの二人が暗誦すればあれほど美しいのに、よりによってレクター博士w。
血みどろの口での暗唱だけはやめてくれw
>>620 ダミアンは物理で2年スキップしてケンブリッジ入りだっけ
コスモもカーマニアだからおそらく物理でオックスフォード入学だろうね
ウィリアムはラテン得意で文系っぽいしジェルミを含めたこの4人組はなんかみんな個性的で面白いな
ダミアンは年齢はジェルミ達と同じだけど3才上のイアンと同時にケンブリッジ進学
イアンはマデリンに腹撃たれて入院などの過去があって一年ダブってるのと
ボストンへジェルミを探しに行ってAレベルテストに間に合わなかった経緯などもあって
結局2年ダブってる計算になる
イギリスのパブリックスクールのほとんどの生徒達はケンブリッジかオックスフォードへ進学するんだね
まぁ学費がべらぼうに高くて特権階級の家庭の子息しか通えないから
おのずとどちらかの大学に進学してまた自分達もいづれ親と同じ支配階級へとおさまっていく
連鎖が出来上がっているんだよな
ジェルミみたいに美術の道へ進もうとする生徒はかなり珍しいのかもな
確かパスカルはロンドン大の学生でウィリアムも来年ロンドン大進学じゃなかったっけ?
クレアの元カレもねw
パスカルはカミングアウトしてからニューヨークへ行きたがってたね
どうせならサンフランシスコの方が生き易いだろうにw
パスカルってジェルミとマージョリーに慰謝料ちゃんと払ったのかなあ
>>604 イアンとジェルミが互いに惹かれあった理由って、心の内面が似ているのもあるんだろうね
二人とも幼い頃に片親を亡くしてるし、どこか心の中に常に寂しさを抱えてる
グレッグやサンドラのことがたとえなかったとしても
感覚が似ているというか、心底に同じく空気感が漂っているので
もしかしたら互いに懐かしい感じがして共鳴起こして惹かれあったかもしれない
私このスレできてから書き込んだのは10レス以下だと思うけど、
毎日すごいいきおいで会話が進んでくね。
読むのが楽しみ。
>>637 そのヴァージョンでの話も読んでみたい気がする。
なんとなく静寂で透明感がある、イエーツの詩を基調とするような。
>>606 キャスが凄くいい子だなと感じたのは
ジェルミがいくら頼んでも決して薬の注射をしなかったんだよね
「おまえはまだジャンキーじゃないからやめとけ!」って断固拒否するとこなんか物凄く男らしくて感動した
>>640 わかるー。
ボンボンをゴミ捨て場から拾った理由も自分では
「拾う気なかったのに目があっちまったから仕方なかったのさ」なんて言ってるけど
実際は放っとけなかったんだろうなと思ったw
心根の優しい子だね。
うん
萩尾作品はどんな脇役にも心優しいエピがあって作者の愛情が存分に感じられるから好きだ
>>639 自分もそのヴァージョン是非読んでみたい
どんな展開になるのか楽しみだわ
随所にふんだんに文学作品散りばめて欲しい
>>642 心優しいエピじゃないけど、フラワーフェスティバルの玉子ちゃんも、最初は甘ったれのデブな子なのかと
思ってたけど、結構強い意志を持ってるし努力家だしコミュ力はあるし、しまいにはガイアの役まで勝ちとって
なんて魅力的なキャラだろうと思ったよ。
>>644 デブのたまこちゃん黒鳥の32回転を50回以上回ったんだっけw
646 :
愛蔵版名無しさん:2010/12/08(水) 21:57:47 ID:9qNhcb3w
ナディアがあんなすぐにイアンの手に落ちるとは思ってなかったからガッカリ
どんな女もいちころ
自信満々超鈍感男だったイアンが
初めてジェルミにだけは手こずりまくり翻弄されまくりの様子に展開には
いい気味wって思っちゃったのは自分だけだろうか
自信喪失し
あろうことかナディアに相談を…
おまえ ドキドキしないか?オレはなんかドキドキするんだけど
ふーー なんで? しないよ
オイ
ナディアがジェルミに「でも恋は仕方がない」と話すところ
本当にその通りすぎて
ナディアに電話でプロポーズ
ラブラブホワーン状態の直ぐ後
同じ日の夜にあんなことになって
ジェルミに心変わり夢中になるなんてアンマリダヨ
早過ぎ
人間喜劇
キスしてもいいか?
優しいキスでも?
こんなお伺いを立てた事なんかも
それまでの勝ち組人生では
一度たりとも経験したことなかったんだろうな
イアン可愛いよイアン 面白過ぎw
ツメがある子猫ちゃんてのまさかのジェルミだったんだね
確かにイアンは前半と後半では別人かと思うほど性格違ってみえるかもね
一途な性格故に傍から見ると滑稽にみえてしまうこともあるな
イアン人形作って貰う約束して単純に喜んだり、
ジェルミの帰ってくる週末を楽しみに待ったり、
根が素直なんだろうね。
面白いのはこれまで常に主導権を握ってきたイアンが
ジェルミに対してだけは、常に受身で立場が逆転してるんだよなあ
イアンはジェルミにとって精神的支柱になったんだと思うよ。
ある時は夫であり妻であり友人であり母であり父親にもなった。
>>659 それでジェルミはイアンにクリスマスの遭難のとき「僕を生んで」と頼んでたんだな
サンドラのお墓に告白に行った翌日にイアンは初めて「ようやくジェルミを生んだ気がした」
と言ってたけれど、ここでジェルミはサンドラの呪縛から少しずつ解き放たれるようになったのかもな
あんな地獄の日々からの再生をよく描けたのう
>>660 そこで一気に完解しないところがいかにも萩尾さんらしいな
ナターシャへの手紙で「イアンのことを好きでいるのは以前ほど苦しくなくなりました」
「あなたのことを考えるのも以前ほど苦しくありません」とあるのは
トラウマの回復には時間がかかるもので序々に少しずつであって
決して一夜にして完全に治るものではないと語ってる
12月にまとめて思い出してイアンと断崖に帰って行くのも、当分は続くよね。
>>663 ジェルミがそれを望む限りは続くだろうね
ジェルミがクリスマスの遭難で壊すオブジェの中にバレエシューズがあったけど
もの凄くいい出来だったんで惜しいわあ
貰えるものなら是非壊す前にあのシューズのオブジェ欲しかったw
マージョリーのバレエシューズだろうけどセンスいいよね
あのトナカイかなんかの動物のオブジェもかわいらしい
>>666 回転木馬かポニーじゃないの?
天使とかツリーも吊るされてたけどあれも壊すオブジェかなw
>>666 2年目でイアンも落ち着いてたから、壊す前に戸棚にしまったかもよ。
>>668 ガールフレンドに高値で売り付けられそうなオブジェだけ戸棚にしまってたりしてw
イアンが偉いなあと感心するのは
ジェルミに振り回されて八つ当たりされながらも
しっかり受け止めて決して見捨てないところだよね
リンドンの勧める通りにしてたら、ジェルミは決して救われなかっただろうし
ボストンで同じ過ちを繰り返してきっと早死にしてただろうもの
でも、リンドンが止めなかったらイアンは途中で挫折した可能性もあるんでは。
最初にイアンがジェルミの言い分を否認した時、
自分はジェルミの言葉をかなり信じていると肯定したのがリンドン。
持説への反論があるからこそ本気にならざるを得ないし
そこから信念と覚悟が生まれるんじゃないかと。
ジェルミが振り回したり八つ当たりしてるんじゃなくて、イアンが鈍感過ぎる(そりゃ同じ経験をしていないのだから
当然というか仕方ないんだけど)だけじゃない?
会話がかみ合ってないのを見てよくやきもきしちゃったんだけど。
>>671 ボストンからイアンがリンドンに初めて電話した時も
「あなたは傲慢ということをしているのではありませんか。今までに何度ジェルミを裏切りましたか。」
と言われてハッとしてたけれど
この時のリンドンはイアンにとってバランサーの役目をしっかりしてたね。
>>674 イアンがボストンで「このまま僕がボストンに住むという手もある」と言ったとき
興信所のリンさんだかが「その場しのぎのこと言わないで!本当に心配ならひっぱたいて無理やりにでもロンドンへ連れ帰るべきよ!」と
キッパリ言い放ってたね
彼女も第三者ではあるけどイアンにとって必要不可欠な存在だった
イアンは超鈍感で強引でアホだけど
目茶苦茶タフで純粋で心が広い
いい男。ジェルミに言いたい放題言われまくり当たりたい放題
当たり散らされまくりでも最後まで見捨てなかった。
自分なんて読み進むにつれてずーっとハラハラしどおしだったよ。
「あー またジェルミってば イアンにこんなこと言って こんなことして 今度こそ愛想つかされちゃうぞーー」
なんて感じでw
>>676 トラウマが原因で好きなのに素直になれず愛はいらないと言ってしまう…
読者は最後までハラハラせざるを得なかったよねw
でも最後の描写が堪らなく良かった
竿竹持ってジェルミとボートに乗ってシューベルト歌うイアンだもんなぁ・・・
でもほんとうに愛するとはどういうことかを見失っていたのも事実だし、孤独感は壮絶だったと思う。
イアンから罰せられたいという気持ちも本当に可哀相だった。
素直じゃないという単純さじゃないものがあると思う。
イアンとジェルミの相克は普通に納得できる。
ただイアンがグレッグの影とどう決着つけるかにはハラハラした。
自分の中の実父要素はイアン最大の恐怖だったと思うし
実際何度もオーバーラップさせられていたし。
イアンが、自分は愛していたら許すという結論を導き出した時
本当にあらゆるものを苦難の果てに超えたな、と思えた。
>>679 イニスフリーに一人で生涯住みたいくらい孤独だったんだもんね
>>680 何度もグレッグの影におびえることはあったけれど
グレッグみたいにならなくて良かったよ
グレッグの過去の亡霊から「打てば分かる」と誘われた時は
こっちもどうなることかとハラハラしたよ
幻影のグレッグをしつこくしつこく、持ってる猟銃で殺していく場面があったね。
あの後、グレッグの影が薄れていったような気がする。
マージョリーが意外に二人の関係を応援してくれたりアドバイスしてくれたりの一番心強いw
存在になってくれそうなのが面白い。
「他には?イアンでしょ?会いたいんでしょ? 帰りたいんでしょ?」
「ジェルミ ここ来るの初めてなの?どうしてもっと(イアンに)会わないの?」
マージョリー好きだー
グレッグの生前、イアンがジェルミを既に好きになっている(無意識)ことを示す描写は、「こいつ親父なら部屋に入れるのか」と「こいつの眉毛ってつながってる」だと思う。
特に眉毛はわかりにくいけれど、異常に執拗に繰り返されるのが絶妙。本当にすごい人だ萩尾先生。
あと「イアンが鈍感でやきもきしてた」って意見が意外と多くてびっくり。
もし自分なら気付いても絶対に踏み込めないし、むしろあのジェルミに拒絶されても入り込もうとする強さこそが鍵だと思ってたから、「いいぞもっとやれ。もっとジェルミを揺さぶれ」て気分で読んでたわ。
ユーリで言うと、敏感で空気の読めるオスカーだけでは不十分だった部分というか。
イアンが鈍感とかは一切思わなかったよ。つかイアンてかなり賢いし
ジェルミの件でいっぱいいっぱいの時に
それを思いっきり、よりにもよってナディアにぶちまけてしまったという
おまぬけで凄惨な一幕があっただけです
ウィリアムやパンジーとかにも嫉妬してた?自覚なしに。
>>689 してたよね。
イアンのそういういろんな点で人間くさくて、でもドロドロしてない、ひねくれてなくて素直なところが好きだな。
ナディア怖い
一番怖かったのは
ジェルミのとこに「イアンを盗らないで」て泣きつきに来た時の
白目がいっこもない黒眼だけになったあの涙の瞳w
でも年下のそれも男の子に懇願するって大変な事だよ…
本当に恋をすると、どこか常軌を逸した行動に走ってしまうものだと思う。
ナディア可愛いなと思ったけど。
ナディアにとってはジェルミが実質恋敵になってしまったけど
卑怯な手段に出ないあたりはやっぱりお人好しのいい子
何でもする女だったら、ジェルミのトラウマを攻撃したりも出来た筈
ナディアって10代に見えんよ
凄いおばちゃんぽい
バデーも完熟バデーだしw
もっさりした感じには描かれてたね
初登場シーンはすごい美女、でも内面はDV被害児(精神的な)
ナディアはナターシャと同じくいかにもドイツ女というか骨太で大柄なおばちゃんぽい体系
反対にクレアはイギリス女っぽく大柄だが細い
ナディアは父親似でマージョリーは母親似なんだろうね
698 :
697:2010/12/09(木) 14:55:27 ID:???
すまん
ナターシャはロシア女だったorz
話変わるけど
ジェルミが「僕は安定している。イアンがあのドアの鍵の番人になってくれるから。」って
言ってたのに、ペン先生のとこにカウンセリングに行った時
突然ドアが開いてサンドラが入ってきたのはなぜなんだろう?
「母を殺した」という言葉が「開けごま」みたいなキーワードだから?
あそこはサンドラがドアを開けてこちらに入ってこないようにしてたのに
ペンの一言で急にドアがパタンと開いてサンドラが一気に入ってきたんだったね
ジェルミの微妙なバランスが崩れた瞬間だったな
ペンはジェルミのカウンセリング内容を
どの程度リアルに把握していたんだろう。まあそんなの不明なんだけど…。
独白だけど、殺人告白とその動機も聞いてたし気になった。
あの後一気にジェルミの様子が変わってマージョリーとの約束もすっぽかして
ハムステッドのアパートに帰ったんだよね
そこで折角作ったイアン人形叩き壊して二階に駆け上がって
仮面をかぶったグレッグの亡霊に怯えると思いきや
実は仮面をかぶったジェルミ自身と対面だった
あれもどういう意味なんだろ?
文庫本についてたしおり ナディアのしおりから
「登場時18歳くらい?」って書かれてる。
古本屋で文庫本全巻揃えたんだけど
しおりは全部そろってない 全部欲しいお
再生の糸口(他者との関わりとか)を全て壊して独りになる→自分自身の狂気が自らを追いつめてるから
>>704 自分を苦しめ、悪夢に縛り付けているのは自分自身ということかな?。
あれも衝撃的なシーンだったね。ゾクッとしたよ。
急に怒りに支配されるようになったのは、怪物になってしまう自分自身と自分を生贄にしたサンドラへの怒りか?
>>708 そう思う。それと回復への道をたどり始めたということも言えると思う。
無機的で無感動でなにも愛さない、愛されても拒むということをし続けてた彼が、感情を爆発させたというのは
のちに愛しても良いかどうかをイアンに問うたことに繋がるのではないかな。
初登場時
イアン 18歳
ジェルミ 15歳
ナディア 18歳くらい
グレッグ 47歳
サンドラ 35歳
リンドン 40歳くらい
ナターシャ 50歳
>>709 やっぱりそうだったのか
回復の過程でどうしても通らないといけない道だったんだね
>>710 イアンが19でマットが14とグレッグが言ってたよ
>>709 それでセックスも味も無意識に感じないようにしていたのが
徐々に回復することによって、治癒していくんだね
海で不感症が治ったことへの布石でもあるのか・・・
旅行中、海でイアンとのセックスで不感症が完解して高く飛んだ時の
ジェルミの瞳の光彩の中に映る鷲の姿は秀逸だった
>>714 ああ、あそこの構図、絵的にもセンス抜群で絶妙にうまいよね
さすがだ
あの鳥、鷲か鷹かトンビかなんなんだろ?
瞳の中で高く飛ぶから鷹じゃない
二人とも思わずびっくりしてたよね
ジェルミがその後急に神妙になって旅行やめると言い出したのはなんで?
思いがけない自分の身体の正直な反応に戸惑ったのかも
殺人を犯した自分は人を愛してはいけない、快楽なんて感じてはいけない、罰せられるべきと無意識に戒めていたのに
突然の身体の反応に怖れを抱き、どうしていいか分からなくなったのでは
ジェルミにとってセックスは今まで罰だったのに
突然快楽になってしまったから
罰を受けるべき存在の自分が反対に快楽を味わうなんていけないことだと思ったから
親子丼
変態爺に目つけられてとんでもない目に遭ったてしまったことはあれだけど
イアンみたいなイイ男にあそこまで想われて尽くされた事は凄く
ウラヤマだ
この話を読んでいて一番切ないのは
あんな目に遭った事の報復だったとしても、
地獄から抜け出すたった一つの手段でしかなかったとしても、
それでも殺人は許されないのか、という事。
リアルでもそういう事件は多いけれど、哀しすぎる。
ジェルミ自身はグレッグを殺したことは正当防衛と考えているけれど
サンドラを巻き添えにしてしまったことで、自責の念に苦しむ結果となった
グレッグだけが死んだのならあそこまで自分の罪と罰に苦しまなかっただろう
もちろんグレッグから受けた性的虐待のトラウマは別だけれど
サンドラに生贄にされていた事実は
彼女が生きていたら知らずに済んだ事かもしれないけど
あの母子関係ゆえの悲劇でもあったから、どこかで爆発しそう。
もし後にジェルミが告白して裁判になったとしても、リコールの欠陥車であったことは事実だし
有罪を立証するのは極めて難しく、仮にジェルミの否が認められたとしても
グレッグのあの酷い性的虐待からすると無罪になる可能性は極めて高いからね
ただジェルミとしては世間にグレッグから受けた性的虐待を知られることは
死刑になるより遥かに辛いし、裁判だけはしたくないだろうね
ジェルミをルールーに紹介する時のマージョリーの誇らしげな顔にワロタw
なんでも私の言うこと聞いてくれるの
マゾ
マージョリーの私かわいい子にしか教えたくないの 発言はイカしてる
しょうが湯のシーンと
電話で会話する(イアンがドキドキする)シーン
がお気に入りで 大好き
何度も繰り返して読んじゃう
>>728 ジェルミはむしろ裁判とかでちゃんとした罰を
受けたかったんじゃないかなあ
ちゃんとした形で告白すら出来なかったから余計苦しんだような
殺人は告白したいが、グレッグとの関係は死んでも知られたくないジレンマ。その狭間でイアンに告白したくなってきたための「イアンを殺そう」計画。
クリスマス遭難後にハムステッドに来て言ってるように、本当は世界に向けて自分は人殺しだと叫びたいのだろう。
(でも自白するならグレッグのことを話さないといけないから無理、のループで病み続ける)
テーマは全然違うけど、ドストエフスキーの「罪と罰」でも、「自分の罪を告白しないと、二度と世界とつながれない。人を殺したことを隠していては、生きていけない」と悟り、主人公は徐々に自白への誘惑に勝てなくなる。
ちなみにこの主人公も、もともとのターゲットを殺したことには何の罪悪感もないが、関係ない人を一緒に殺してしまったために病んでいくのがジェルミとかぶって興味深い。
バレンタインもそうなんだけど
法で罰せられなくても自分が知る罪ってのがあって
生涯それと向き合っていくわけで…。
忘れたい事と表裏しているのに、絶対に忘れられない。
ラストのジェルミの言葉は、それでも生きる道を選択したって事で
全然うまく言えないけどナイスガッツというか、それに近い感想を持った。
ていうか最後絶対にジェルミが死んで終わると思ってたしなw
生きて収拾がつくとはとても思えなくて、ページめくるのが怖かった
イアンが血を吐いた時は、先にイアンが死ぬのかとびびったし。
何度も読み返して楽しめる作品になって本当に良かった
>>737 連さい中は心配で仕方なかったよ
80年代までだったら死ぬが決定的破局だったんじゃないかなと思う
文庫で風木や日出処やまりしん読で落ち込んだ後だったからほんと怖かった
あの辺りは後半は読み返せない・・・残神がそうならなかったのは
時代かなと思う
風木←未読
日出処←主役の絶対的孤独という予定調和に綺麗に着地
まりしん←馬鹿を貫き真実に…という意味でハッピーエンド
落ち込んだってより読後感を引きずったのでは?それって面白い作品には不可欠な事かと
ウィリアムの堂々巡りワロタ
ジェルミって何だかんだで
いい友人人間関係に恵まれてるよね
ウィリアム キャス バレンタイン イアン
>>740 全員途中でフェイドアウトじゃなくて今後も親交が続くあたりが良かった。
>>739 そうなんだけど思春期の身には特に
希望を抱いた後に孤独の中に放り出される最後ってのが辛かった
登場人物たちに思い入れもあるとしんどい
残神は希望がある時、幸せな時もほとんどなくていつかジェルミが
少しは救われる日が来るだろうという思いだけで読んでたからあれで
真っ暗ラストだと立ち直れなかったかも
ウィリアム
ジェルミとイアンがああいう関係になってたってこと
いつ気づいたんだろう
ウィリアムの知る限りの情報から
ジェルミの話にはイアンが合致したんじゃない
>>743 ボストンに行ったときヴィヴィも気付いてたし
(あの時点ではほんとはまだだけど)好意もってるのが
分かる雰囲気だったのかなと
>>735 人のいいお手伝いさんもたまたまその場に居合わせたんで殺してしまうんだよね
でも彼は検事に告白することで一気に肩の荷が下りて甘んじて罪を償うことが出来た
ジェルミの場合は世間に自分の罪は告白したいけれどグレッグとの関係だけは死んでも知られたくないからなぁ・・・
心と身体がバラバラに成らざるを得なかったのがなんとも切ない
>>745 ビビはほんとに勘の鋭い子だったね
キスと一瞬のジェルミの言い訳で他の誰かと何かあったと感づいたり…
でも最後までジェルミのこと心配して心の綺麗な優しいいい子だった
あれは好きな相手の事だから
>>738 風木やまりしんは当時中学生だったけどオンタイムで読んでたのに受験で
結末を知らないわ
ジルかセルジュかまりしんの誰かが死ぬの?
久しぶりに読んでみようかな
日出はばっちしコミック全巻持ってるけれど、ラストは別に切なくなかったなあ
刀自己は可哀想と思ったけれどねw
>>747 ボストンでイアンに会ったとき一瞬でジェルミに惹かれてることを感づいたんだろうね。
>>742 ラストが一番つらいのははみだしっ子だなあ…
死ぬことすら出来なくなったグレアムの壊れた廃人っぷりが途方もなく切なかった
はみだしっ子もハッピーエンドだと思う
>>751 あれは後半死ぬことに全エネルギーを注いでたのに
そのことを断たれた途端、目的を失った生きる屍みたいになっちゃったものね。
でも最後はカフェかなんかで告白したんじゃなかったっけ?
その後どういう展開になるかは未知数は終わり方だったけど。
ジェルミがグレアムみたいに生きる希望を失わなかったのは奇跡だ。
つくづくイアンが傍にいてくれて良かったよ。
グレアムにも彼を見守ってた人はたくさんいたわけです
弟に約束もして、義父に責任を伴う告白もして
完全に閉じた状態から一歩踏み出した所で終わるから
良い終わり方だったと思うな
はみだしっこはグレアムがマックスの罪を全部自分が背負って死ぬつもりだったんだよね
でもあれ最後に告白しちゃったから結局マックスが殺したことが暴かれちゃうかもしれないし
その後の展開は読者に委ねる感じなのかな
残神の結末は確かに希望に満ち溢れているから好きだ
作者が最初からハッピーエンドにしようって決めてたらしいね
はみだしっこはあの後グレアム達の養父の手腕にかかってくるかもね
マックス自身は自分が殺人を犯したことすら知らないわけで
でも実際裁判になったとしてもマックスのあの年齢では罪には問えないし
あのグレアムの告白を聞いた居酒屋の仲間達がその後どんな反応をするか読者の想像に任せる形だったね
>>751 あの我儘っ子を思うアンジーの方が余程哀れだった
>>755 トーマと同じテーマで違う結末(ハッピーエンド)のストーリーを書きたかったそうだ。
>>757 アンジーはあれほどグレアムのことを心配して自死をくい止めたのに
その後が可哀想だったな
グレアムには「こんなに自分のことを想ってくれるアンジーのためにも生きろ!」と言いたかった
物語として納得がいくならどういうラストでもいい。
それぞれ味がある。
残神はせめて鬱エンドを堪能しようと覚悟していたから
前向きな終わり方に救われたというのはあるけどね。
>>758 別れる形ではなく結ばれる形にしたかったわけか…
>>761 出家して神(トーマ)と語り合うのではなく
俗世の人間(イアン)と語り合う結末にした
残神は、神話には行ったけど
宗教(信仰)には行かなかった
トーマもハッピーエンドとまで行かないけど
それぞれ自分で道を進んでいくそんな後味悪いラストとも思わなかったけどなあ
わりと否定的な意見が多いよ。トーマのラストは
全体的にキリスト教の色が濃いからかな。
私はそれぞれの道を道を歩んだということで、764さんと同様の感想を持ったけど。
宗教に行ったのを、「逃げ」と捉えるかどうかで意見がわかれるんじゃないかな。
最初っから宗教どっぷりだったし
あれはあれでいいんじゃない
そういえばトーマは宗教色全開だけれど
残神は薄いな
しいて言えばハチミツ生姜のシーンとバレンタインの告白の場面くらい
なんかバルバラのキリヤとジェルミが被ってしょうがない…
キリヤの養母もサンドラと同じく自分のことしか考えられない典型的なメンヘラだし
>>770 キリヤは最後が可哀相だったな
あれは時夫が情けなすぎた
宗教じゃないけど、ヨーロッパじゃ古くからの言い伝えとして、家の鏡が割れたらその後7年間は幸福が
訪れないというのがあるよね。
今でもお年寄りは不吉だと嫌がるそうだ。
ナディアが7年間も不幸にならなくてよかったよ。
7巻の64ページの4コマ目が好きだ カコイイ 構図 絵
プールのサウナでロレンッオと決闘wして
ジェルミを守った気になって大威張りして帰ってくる
イアン
なんてガキっぽい可愛い奴なんだwて思って読んでたけど
考えてみたらほんとにまだ19歳くらいの子供なんだよね
ナディアと一緒で見た眼が凄く完成されてて大人に見えてたから
錯覚してしまいそうなんだけど。
ジェルミはちゃんと年相応に見えるんだけどね>
サウナ決闘から帰ってきた後の描写は良かった。グレッグの亡霊が現れてイアンを拒絶してしまうジェルミのトラウマにすごく説得力があった。
無粋かもしれないが、ジェルミとイアンのその後が気になって仕方がない。ジェルミの話が終わって「シューベルトを歌った」以上、もうそれから先は別の話だということは理解してるんだけど、感情が…!!
イアンは特に誰か女の人と結婚とかしそうだけど、実はそれも嫌だ。でもそれならそれと思い切って未来を見せて諦めさせて欲しい気もする。
物語が完成されすぎてるからないと思うけど…
まぁジェルミが幸せになれそうで良かったよ
イアンは大会社の後継ぎだし、ジェルミを最優先させていても
ジェルミに縛られる人生は送らないと思う。ジェルミもそんな事は望まないと思う
イアンが血を吐いて胃潰瘍で入院した日に
ジェルミとシャロンが夜中の2時までかかって部屋に染み付いた血の跡を拭き取る話が凄いなと思った
シャロンも揺すりとかやってたこともあるのに
根は凄いいい子だったんだなと感心したわ
前後不覚の旦那を見捨てない位だし
>>779 みんな綺麗好きだよね
クリスマスの遭難の後にイアンとジェルミがシーツを洗濯してアイロンかけて
部屋を掃除して窓を開けて空気を入れ替えるキャンプの後始末のような描写が好きだ
あんなことがあった後でもやるべきことはきっちりやる二人は偉い
ダイニングテープルはなんで2人はいつも斜め向かいに座るんだろ?
>>782 イアンが不意にキスしてくるんでジェルミが殺気を感じて正面や横は避けてるのかもw
あぁジェルミはベッド以外でイアンにキスされるの苦手なんだったねw
余裕もってテーブルセットできるからでは
>>781 自分シーツにアイロンなんかかけたこと一度もないから感心した
イアンのシャツもジェルミのシャツもしわひとつないんだろうな
ジェルミがナディアから借りたシャツもしっかり綺麗に洗濯してアイロンあてて
ピカピカにして返したんだろうねw
>>787 そのシャツ、イアンが引っ張って破いたんじゃなかったっけ?
>>788 敗れるから気を付けてって注意を促していたけど、実際にはジェルミが触られたくなかったとか。
>>788 イアンが引っぱったんでジェルミが「借り物だから破くなよ」とクギさしたはず
あの時はジェルミは背中を見られたくなかったんで
シャツを引っ張るイアンにクギさしてたね
背中の傷はいつか消えるけど心の傷は一生消えないんだよなあ…
イアンがワルキューレの話をジェルミに話す時
ジェルミが「やめろーっ!」て嫌がってたのに無理やり抱いたけど
あれって要するにレイプだよね
>>775 結構その後も関係が続くんじゃないかなと思ったよ
ジェルミは邪魔はしないだろうけど義理とはいえ兄弟と出来てたなんて
もしイアンが結婚後奥さんにバレたら(というかバレるだろう)修羅場でしょ
別れるならジェルミが他の国に行って基本的に会うことはないってくらいになる状態に
なるんじゃないかなって思う。イタリアに行きたいとか言ってたしそうなれば問題はないけど
ジェルミの方はバレンタインとかその辺りも理解のある女の子見つけられそうだけどさ
夫が昔義理の姉妹兄弟と出来てて、別れたけど今でも近くに住んでて仲は良いよ
なんて普通受け入れられるとは・・
>>793 ジェルミは合意してないんだから法律上はレイプになるけどね
後で100ポンド請求したのにイアンは払ってないし・・・w
>>795 翌日の
「そんなに良くなかったか?」
「そういう問題じゃないだろう」
の会話がすかしてるw
あの時のイアンは欲望に負けて自制心がなかったね
「グレッグからおまえを盗むんだ 背中の傷も俺のものだー!」
冷静な時には言えないセリフ
欲望に負けたんじゃなくて
かなり意図的に事態と向き合ったんだと思うけど
お金を払わないでジェルミを抱くことによって
自分のこの気持ちが愛なのか何なのか確かめるためか
でもジェルミが嫌がってるのに抱いたのはレイプだよ
>>799 無理やりだったからね
イアンはいつも性急だし、あーいう場面では強引なんだよなぁ
ジェルミにとっては愛=暴力だから
愛は暴力も欲望も全て内包するものだ、というのを
ウィリアムは言葉で説明したし
イアンは実際に示したんだと思う
勿論計画的にそう示したわけでなくても
愛する感情によってそうなるのだ、という事は
言葉だけでは伝えられない面もあるから
あの時のイアンは自分のこの感情が本当に愛なのか確かめるためだったとしても
ジェルミの気持ちは置いてけぼりだった
少し冷静さを欠いてたね
>>800 ああいう方法しか取れない性格というか
マットがもうちょっと大きくなった後だったら
もっと穏当な方法で解決しようとしたかもと思う
マットならグレッグ殺害後もイアンみたいに追い詰めなかったろうし
なんであそこではジェルミが嫌がるの分かっていながら、
丸裸にして背中の傷まで舐めたかったんだろう?
まあそこはジェルミにすら
イアンの強引な性格は誰に似たんだとまで言われてる
どのみち全編に渡って模索につぐ模索じゃない?
救済テキストを大事にしつつも全てその通りに進めたわけではない
作者としてはグレッグとの類似性を醸し出すためだったのかな
グレッグとの類似点と相違点をことあるごとに引き合いに出してるよね。
だってイアン本人に課せられた命題だし
ジェルミにとってもセックスはやはり理性より感情がまさり暴力でもあると
知らしめることになったしね
でもジェルミにとってはやがて愛やセックスが「奪うもの、裏切るもの、受け入れなければ殺されるもの」というだけでなく
与えるもの、快感をよぶもの、許すもの…みたいなものでもあることを知ることになったよね。
>>810 うん
イアンの努力が実って、愛することも愛されることもあれほど怖がってたジェルミが
愛することを試してみる勇気が出てきたのは良かった
愛は許すことってテーマはトーマともリンクしてるなあ
でもイアンのやり方は褒められたもんじゃないとは思う
強引なやり方で逆に完全に心が壊れたかもしれないしね
バレンタインやウィリアムみたいに理解があって穏やかな人との
関わりで癒してくのがリスクは少ないだろう。
ただ話としては性格がジェルミと真逆で精神的に未熟なイアンとの
ぶつかり合いは面白かったな
イアンのやり方といっても素人だし
加害者の息子なんていう凄まじいポジションだし
別に庇うわけじゃないけどw、あの爆発的な怒りを抱えたジェルミが
果たして静かな癒しの中だけで再生できたんだろうか?とも思う
イアンとの生活は実際に破壊と再生の繰り返しだったし
そうだよね
相手がウィリアムみたいな穏やかな人だったら10巻も続かなかっただろうね
もうちょっと早く完結してたはず
ウィリアム相手だととてもあの断崖には帰って行けなかっただろうw
どこか遠い土地で死者の面影と鳥だけを相手に生きていく事
これが可能だとも思えないんだな…
似たような生活をバレンタインがしているけど
やはり彼女の救いと結論はエリックとの接触が無くては
齎されなかったと思う
>>814 ジェルミは好意をもってたイアンにグレッグとの事を
否定されたから売春する程傷ついたって部分がある
そうじゃなかったらあそこまで落ちなかったんじゃないかね
バレンタインの居たような施設で時間はすごくかかったろうけど
社会と折り合いを付けていく方法はあったような
ただイアンだから短期間で社会復帰させれたんだとは思う
劇薬だったけどね
物語ですしね
波乱万丈だから面白い
劇薬 ・・・ まさに毒にも薬にもなったよねw
>>818 あの時は何度もジェルミが助けを求めたのにイアンは自分にまで嘘をついて見捨てる形になったからね
イアンは自分が敬愛する父をなぜ、ジェルミ(それこそイアン自身も認めてはいないけど好意を持っていた)が
殺さなければならなかったのか、ということを理解したい一心で暴走してしまったというのもあるよね。
グレッグとのことを否定したイアンには心底腹が立ったなぁ
今思えばあれがあったからこそ事実を知った時のイアンの動揺っぷりは壮絶だったものね
捨て身でボストンまでジェルミを探しに行ったし
まあ免罪符でもあったんだけど結果良しとしよう
穏やかな世界に、自分を罰したいジェルミが安寧できたのかな
最終的に向き合わねばならないのはサンドラとの愛憎だし、怒りもそこに由来するから複雑
ループ
ループもまた楽し
イアン自身が追い詰めた上での否定だったから余計タチが悪かった
お互い好意を持ってたのもまずかった
あそこまでズタズタにした以上イアンにはああするしかなかった
事は分かるがしかし危険過ぎる手ではあったよなあ
大人しく施設療養できればそれに越した事ないと思う
ただ、殺意を抱く程の存在でなければ
ジェルミは自分の人生に関わらせる事自体を拒んだんじゃないかな…
キャスにも(殺人者じゃない)君は綺麗だと言ってるし
殺人者としての自分を自覚させる存在としてジェルミ本人がイアンを選んでる
829 :
愛蔵版名無しさん:2010/12/13(月) 02:15:22 ID:YiOg/vaX
自我の苦しみは魂の祝福
なんじゃそらー
>>828 キャスに君は綺麗だと言ったのは凄く印象的だったな
売春してジャンキーで中毒になっても殺人は犯してないということが
ジェルミにとっての境界線だったんだと思う
キャスより自分の方が遥かに汚れていると言いたかったんだろうね。
汚れてるどころか腐臭が漂ってるとすら思ってたよね。
かわいそうすぎて泣ける。
イアンに「僕くさい?」と泣きながら訴えてた時には胸がつまったよ…
はちみつ生姜のときイアンにキスして「汚れたよ」とイアンの口を拭いた時は
あまりにも可哀想過ぎて思わず涙が出た
僕はくさいけどイアンはくさくないとまで言ってたよね・・・
ジェルミをボコボコにした後
ナディアんとこ行って
初エチしたイアンには超超ムカついたなぁw
ジェルミの孤独救われなさっぷりがより強調された対比だったし。でもまさかそんなイアンが後々あそこまでジェルミlove
ジェルミ命の初めて恋する少年みたくなるとは想像もしてなかったから
初めからそれを踏まえて読み返してみるのも又楽しいし面白いし
味わい深いwその前半部分の内容は悲惨極まりないものなんだけどさ。
なんでそんなとこでムカつくのかわからん
しょうが湯を作ってくれるイケ面イアン
おばあちゃんみたいw
おばあちゃんの知恵袋
数字板的なノリなのかもしれん。
>>837 文庫だとわからんので具体的な場面教えて
843 :
愛蔵版名無しさん:2010/12/13(月) 15:37:05 ID:6/unm+sb
文庫の方は
4巻の190ページ 4コマ目
846 :
844:2010/12/13(月) 15:46:06 ID:???
>>843 見てきた
イアンの髪が鳴門のうず潮になってるw
骨がばらばらになるほど抱きしめたい・・・
すごい表現だな
>>846 このイアン、前に読んだときに何の脈絡も無く阿修羅(百億)を思い出したんだよねw。
>>848 阿修羅はヒロイン中のヒロインだったものね
じゃあスターレッドのセイにも似てるのかな
ジェルミはバレンタインに会いにスウェーデンの島に行った時
妙になじんで心が落ち付く、まるでイニスフリーの孤島みたいでここでゆっくり暮らしたい
でもここは告白をして許された者だけしか住めない
自分はサンドラに告白していないから住むことは許されない
って言ってたけれど、最後にはサンドラに告白したから
いつかバレンタインとあの島で暮らすことになるのかな
>>850 あの島はまさにジェルミが理想とするイニスフリーの孤島のような静かな暮らしの出来る場所だったんだよね
将来ずっと住むかどうかはわからないけれど、都会に疲れたら
あそこへ行ってバレンタインと過ごして癒しの場所になりそうだ
ベニスにも行きたいって言ってたから
ロンドンとスウェーデンとベニスを行ったりきたりするかも
ベニスはビエンナーレとかあってジェルミのような芸術家には住みよい場所だし
仕事の拠点はベニスとロンドンでスウェーデンには年に数回癒されに行くんじゃないか
当分の間クリスマスにはハムステッドでイアンとあの断崖に帰っていくだろうし…
ジェルミの将来にいろんな道が開けたのは良かった
数年後ジェルミがヴェネチア・ビエンナーレの美術部門で金獅子賞取って
イアンが会社の出張で買い付けに来たりしてw
ジェルミのオブジェは一つ欲しい
マットに社長の座を譲るかも
イアンは責任感が強いから、一族の期待には応えるでしょう
(ジェルミに対しても人生最大の責任を感じたからこそあそこまでやったのだろうし)
貿易会社だからジェルミに会いにヴェニスに出張とかしょっちゅうしそうw
嫁は夫の浮気を黙認出来るくらいの器の大きさがないとダメだねw
ナディアタイプは絶対ムリだろうね
ナディアは独占欲強いからああいうタイプは駄目だろうね
お互い浮気してもさらっと流せるシャロンみたいな嫁が一番いいかも
シャロンタイプならスペインの男の子とのアバンチュールも許してくれそうだw
でもジェルミとの事もだし、グレッグの事も許容できる女性っているかねえ
後で知られたら尚更大変なことになりそうだし先に知ったら
自分だったらグレッグの事知ったらきついな
そういう虐待とかの血が流れてるのかもとか思ってしまう
事情知ってるシャロンはほんと良いかも
あっさり結婚するものの、毎年12月になるとなぜか「イニスフリーの島に行く」と謎の言葉を残して
隠遁するイアン。
でも欧米社会では、クリスマスを家族と過ごさないって本当に人としてあり得ないレベルなんだよね。
何はおいてもサンクスギビングとクリスマスは「家族の義務」。
だから自分は遭難してる限り結婚はないと考えてる。まぁ遭難もあと数年かもしれないけどね。
>>863 なるほど、そういうもんなんだ。
結婚はともかくとして、ジェルミは時とともに遭難しなくてもいいくらい、癒されていくといいな。
ジェルミは不倫みたいな事は嫌がりそう、もともとまともな子だし
ハンパにしたら奥さんが可哀想というかまた不幸な家庭の繰り返しになるよ
一件穏やかなラストだったけど客観的には簡単に抜け出せない泥沼
人間関係ではあるとも思う。
というか、イアンこそ浮気できない性格であることは既に証明済み
スペインの美少年くらいなら問題なく「時々うさを晴らす」とか言っているけど、一度は本気で愛した人間と「浮気w」なんてレベルで処理できる性格ではないだろう
イアンの嫉妬深さなんかを考えても、二人の空間的・肉体的な決定的別離はあり得るなぁと(精神的にはもはやあり得ないけど)。それか一生「共犯者」の泥縁か…
うん、別れるならほんとに国を離れて会うことは無い
連絡も基本取らないレベルの覚悟がいると思う
バレンタインとエリックも当分は会うことはないし普通の兄妹に戻れないようにね
だからリンドンが手放してボストンに帰せって言ったのは割と正しいよ
ここまでこじれた関係だと本来徹底的に離れるのがまともな解決策だしそういう結末になるのかと何度も思った
将来そういう覚悟をするのかもしれないししないのかもしれない
覚悟というか、なんとなく時間と共にそうなるのかと漠然と思っていた
会わないうちにお互いに大切な人ができるとかそういう感じで
だから10年くらいあえて会わないって感じが必要のような
その位して大切な人を幸せに出来ると思う
ポピーなんかは心広いけどそれでもエリックの両親はまともで
13才くらいでの事でしばらく物理的に離れてたから許せたんじゃないかな
あそこはエリックの精神的な事も含めてもう事故みたいなものだから
870 :
愛蔵版名無しさん:2010/12/14(火) 02:49:47 ID:6lcqHhC/
出ている登場人物だけで想像するなら
やはりジェルミはバレンタインと一緒になるような気がする
あの島はジェルミの理想とする穏やかなイニスフリーの詩のような暮らしで
いると落ち着いて心癒されるから住むかどうかは別として
都会に疲れたら当分は厭されに行くんだろうな
872 :
愛蔵版名無しさん:2010/12/14(火) 12:13:15 ID:7QFocPDo
普段は小憎らしい事ばっか言ってツンケンしてるのに
時折しょうが湯の時みたいに素直で可愛い部分見せられて縋りついてこられたりしたら
ほんとどうしていいかわかんなくなるよね
イアンはジェルミのどこに何に惹かれ好きになったんだろう
ウィリアムが代弁アップを始めますよ。
ゴーレムの本を読んでたら、ゴーレムというのはユダヤ教の聖職者が作る土くれの人形なんだけど
単なる泥人形とかじゃなくて、人間に近い風体をなしてるけど人間にはなりきれてない、でも聖職者が
作るものだから、とても清らかで聖性を持っている、そんな人形のことと説明されていた。
それでイアンがナディアにジェルミのことを神様が作った土くれの…という言葉を思い出したんだけど、
そういう危うげででも清らかで聖なる存在のような印象を受けたから…とか?
ああなんかうまく説明できない。
最初はジェルミに誘惑されて
うすぎたない目で俺を見るな!って怒ってたくせにね
髪の毛も鳥肌?wみたくピンピン立ててまでのあれだったのに
外見も男の好みはやはりグレッグと似ているからジェルミはタイプの男の子だったんだよ
作中何度も出てくる、マッチ棒が何本ものりそうな濃くて長い睫毛、チャイナの陶磁器のような白くて華奢な身体
ぎゅっと締められそうな細くて長い首・・・
すべてグレッグとイアン双方の好みだったんだろうね
初対面の翌々日にリンフォレストであんな風に泣いてる姿目撃した瞬間から
潜在的に惹かれてしまった
>>875 なんとなくわかる
どこか儚げで不安定な精神を持ち、愛することでしか近づけない…って
イアンがナディアに言い放ってたもんね
ストレート人間のウィリアムにも
君のことが放っておけなくて、堪らなく愛おしい と言わせる何かを持ってる
>>878 性的にどうのとか外見がきれいだからというだけじゃないんだよね。何か純粋な美しさがあるんだろうね。
まじめだからこそあそこままで壊れてしまった
性格的にはイアンとは正反対だけれど、イエイツのイニスフリーの詩がお互い好きだったり
ひょんなところで波長が同調してぴったり合う
幼くして片親を亡くした2人が孤独を感じ、お互い探しているものが同じだった
自信満々だったイアンが本気であそこまで(血を吐くほど)惚れたのはジェルミが生まれて初めてだったんだろうな…
>>881 本気で惚れたからこそ血を吐くまで苦しんだ
あのシーンは自分も胃がキリキリ痛んだわ
うん同じく。
でもあのジェルミの首を絞められて殺されるのを待っていたような
訴えるような目はとても印象的だった。
あのジェルミの目はしばらく夢に出てきたよ・・・
イギリスの田舎のほうに行くと、ほんとにヒーラーって今でも信頼されて活躍しているそうだね。
昔だと「魔女」だと決めつけられたり迫害されたそうだけど。
魔女もいろいろあるけど、そのうちの…という意味で。
手当てという言葉もあるくらいだしね
イアンがジェルミにスライド見せた時
中世ではこんなことしてたら異端審問にかけられて魔女狩りにあうな
って言ってたけど、あの時代同性愛ってやっぱり異端だったの?
修道院の坊さんとか男色だらけじゃなかったっけ
ローマカトリックだと同性愛は異端になるけどイギリスのプロテスタントはどうだったんだろうね
実際はカトリックでも同性愛はゴロゴロいたし
かのダヴィンチだってボッティチェリだってラファエロだってミケランジェロだってみんな同性愛者だったよ
>>889 トントン
バラの名前 名作だったよねぇ
ショーン・コネリー怖かったw
昔付き合ってたイギリス人が言うには
イギリスにゲイが多いのは魅力的な美人が少ないからだと言ってた
たまに extreamly beautiful girl はいるけど数が極端に少なく容姿の優れた男の方が遥かに多い
まず外見で惚れるからブスより美男にどうしても目が向いてしまうそうだ
やはり恋愛において外見は大事ってことらしい
そういえばイギリスやアイルランドとかアングロサクソンやケルトにはゲイは凄く多いけど
ロシアのスラブとかフランス、イタリアのラテン系はそれ程でもないよね
スターリン時代のソ連とかは同性愛だとばれるとシベリア送りとか強制収用されたんだっけ
>>891 わかるわ。
初見の印象は恋愛を大きく左右するものね。
西洋人の男ってまず容姿を褒めるし・・・
髪や目や指や着ている服や靴やバッグやアクセサリーまで褒めるw
ジェルミのやったことって自動車事故の原因になったの?
素人が多少細工したところでうまくいかないと思うんだけど
>>894 リコール対象の欠陥車だったので、証明しようがなくなったから直接の原因は分からない
ジェルミにとっちゃどっちにしても自分が殺したことになるんだろうね
自分の細工が原因の事故でグレッグが死んだだけなら後悔しなかっただろうけど
サンドラが巻き添えになったことで一生苦しむ結果になった
>>889 「薔薇の名前」映画見たけど難解過ぎて分からんかった
けっきょくネーム・オブ・ローズとはなんぞや?
修道僧はなんで死んだんだったっけ
転落死じゃなかった?
そういえばイアンはなんとなくクリスチャン・スレーターに似てるな
ジェルミは「エーゲ海に捧ぐ」の主人公の男の子にどことなく似てる
>>903 なんとなくグレッグの妄想を思い出してしまった…
>>906 なんかうろ覚えでスマソなんだけど。
地中海だっけ?にグレッグが出かけてサンドラという若い女性と恋に落ちるんだけど、その弟のジェルミとも
愛し合うようになる。そのうちサンドラが亡くなって、二人で悲しみを分かち合いながら??
ごめんグレッグがジェルミに聞かせてた妄想話。
>>907 あーあったね そんな話
ジェルミがいつのまにかサンドラの妹にすり替わってるところがグレッグらしいw
弟だろw
910 :
908:2010/12/14(火) 20:20:08 ID:???
おおスマンorz
今更だが初萩尾作品で残神をネカフェで読む
↓
時間の都合で途中までしか読めず暫く苦悩の日々
↓
再度ネカフェに赴き最後まで読むが内容が頭からはなれず苦悩の日々
↓
耐え切れず購入し何度も読むが衝撃が頭から離れず鬱々とした日々 ←今ここ
このスレに出会えてよかった、皆がわいわい語り合ってるのを見てようやくこれは「作品」なんだと頭切り替えられた。
ガチでトラウマになりかけました…
もう十年近く前の作品なのにこの賑わい、さすがだなぁ…他の萩尾作品も読みたくなった。
ハッピーエンド脳のたわけた戯言だとはわかってるんですけど、
鬱MAXすぎてジェルミが養子を育てる妄想をして自分を慰めてた。
子供の存在が救いだと語る知人がいるので。
赤ん坊を育てるのは本当に本当に大変なので、子育てに忙しくて過去の記憶に苦しむ隙間すらなくて、
いつしかオーソン先生が言っていた「幸福な美しい愛する誰か」は子供こそふさわしいのではと思ったりした。
実際子育ては難しい・大変すぎて弊害もありそうだけど…
あああもう、99人に批判されてもいいから幸せそうなジェルミを垣間見たい、自分の鬱から抜け出せない…
>>912 わかる。
自分は症状がひどい時は一日中残神のことばかり考えて頭から離れない。
気を抜くと仕事中にも入り込んできて憔悴するのに、寝る前に何ページが読まないと落ち着かない。
しかも自分でも何を求めて考え続けてるのかわからない。(明確な未来?完全な解釈?)
ネットの掲示板であっても、共有できる場があってありがたいわ。
>>913 なんというおまおれ…良かった、ここまで重く受け止めすぎてるのは自分だけかと思ってました。
本当に何を求めてるのか…もう一種のトラウマだよね。
作中でジェルミにも似た傾向が見られた?それはまた別?わからないけど、
昔読んだ心理学の本では…誘拐された子供は、恐ろしい記憶のはずなのに
何度も何度も子供同士で誘拐ごっこをして、擬似体験を繰り返すらしい。
遊びに転換して子供なりにトラウマへの恐怖や苦痛を薄れさせているとか。
何度も何度も体験し直す事でその出来事に対する衝撃は和らげられるが、記憶はより濃く刻まれる…という一節は残神の中での台詞だったかな?
それともこれもいつかどこかで読んだのかな…
考えて考えて考え続けたらいつか憔悴を乗り越えられると信じて結局今日もまた読む自分…
>>914 リンドンのセリフですね。
自分も、子供のころ自分だけ家族のだんらんに入れてもらえなかったり、いろいろ悲しい経験を
責められたりしたことがあります。
今でも何かあったらすぐに殻に閉じこもり、自分を孤独に追い込んでしまう癖は治らない。
萩尾さんは今までに何度も親が子供に犠牲を強いることや、親子関係の問題について
書いてこられたけれども、深く共感してしまいます。
ここで時折ナディアを嫌う方もいますが、自分はなぜか自分を重ねてみてしまう傾向があります。
でもクレアも嫌いになれないんだけど。
ナディアとクレアは萩尾先生の母娘関係そのものだという噂もあるらしいし、わかる人にはナディアはリアルなキャラなのかもね。
自分は残神にどっぷりつかってグロッキーになってる時は、「クリスマスのあの世界を味わいたがっている…でもちゃんと元の生活に戻らないと」というイアンの気持ちがよくわかる。
でもそれならあのクリスマスの遭難が今後、二人のトラウマというか中毒になる可能性はないのだろうか…
リアルという言葉には本当同意です。
自分はナディアはあまり好きになれないけど
(ジェルミの話にひどくショックを受けていた=衝撃的な話を聞いたと理解していながらも
その後のジェルミに対する態度がその話なんかすっ飛ばして自分本位気味だったのが原因かな…)
それはあくまで自分なら、とぐるぐる回る思考を前提にしているから憤るのであって、
もうそれは漫画のキャラに対する憤りではないんですよね、リアルに受け止めすぎている自分w
本気で腹が立ったり悲しんだり苛々したりさせられる人物描写は本当にすごい。
だからこの話はフィクションでもどこかにこんな人たちが実在しそうと思ってしまって作品の枠を超えて鬱になる。
クリスマスの遭難は中毒になりそうですね…
普通に生活して幸せになりたいのに、それを忘れていく自分をけして許してはならないという自責の念が常にある気がするから。
連載後数年経ってまた読み返してみたが、サンドラが以前と
一緒でやっぱり嫌いになれないな。
サンドラには確定的な情報は何も入ってきてない
(ホテルに男と行ったことと、二人がキスしてた?って話くらい)
シャロンのように二人は同意の上の関係と思っても無理は無い。
「ジェルミはどうして私に何も打ち明けないの?
グレッグと好きで関係しているから?」と思ってたかもしれない。
過去に残神絡みでは過剰な自分語りでスレが微妙になった事が何度かあるので
そっちが心配
>>917 ナディアを擁護するわけじゃ全然ないけれど
話を聞いたくらいで内容の意味やジェルミの現状態を理解できるとは思えない
ヴィヴィですら混乱して理解しようとするまで時間がかかってたんだし
何よりジェルミ自身、今やナディアの恋の障害である自分に
過去の事があるからとナディアがなまあたたかく接してくる方が傷付く気がする
>>920 ジェルミは確かにそういう対応された方が傷つきそうですね…
でも自分なら例え余計ジェルミを傷つけるかも知れずともそんな話聞かされたら
(自分なりに不幸や悩みはあるにせよ)日々平穏の範疇で生きてる身で
ジェルミに向かって「イアンを取らないで」とは口が裂けてもいえない。
内容の意味を理解できなくても自分が踏み込んじゃいけないくらい重い事だっていう意識が先に来て
むしろイアンとジェルミから感じる複雑な雰囲気に気付いたら二人ともから一線を引いてしまいそう。
これは恋愛にどれくらい重きを置いて人生を送っているかによるんですかね。
恋人だったり誰かに100%依存する形で生きていくようなタイプの人も確かに居るし…サンドラもそのくちかな…?
自分はそういうタイプの人間じゃないからその感覚を理解できないだけかも。
ナディアは何度もジェルミに確認してる。
イアンを愛していないのか、必要ではないのか、自分が奪う事になってもよいのかと。
(それで真実が分かるか否かでなく、最低限相手を尊重した対応)
もし恋愛脳一色で行動する、依存心を抑えられないキャラだったら
弱みにつけこんででもジェルミを潰したんじゃないかな。
ナディアとジェルミの関わり方ってある意味大人だと思う。
「彼を愛していて必要だからとらないでくれ」と仮にジェルミが答えてたら
ナディアも二人の関係した経緯について相当考えただろうし
同情にしろ敵意にしろ、もっとはっきりとジェルミを意識した筈。
まあ音楽家の感受性基準で恋をしてるから、意外と善に留まるというか
本人が言うほどドロドロしなかったのかもしれないけど。
ナディアの思いやりも善意も常識的な発言も、全てクレアに悪意でとられて
めっちゃくちゃに傷付けられるシーン、通り歩きながら身体が傾斜する感じで泣いてしまうところ
あの感じ、ふしぎと実感として分かる人多いのでは・・・
自分は反対にその場面ナディアよりクレアの方にシンパシーを感じてしまうわ
実の母に受け入れられない、理解してもらえないナディアの苦しみよりも
無意識にもそうせざるを得ないクレアの痛みの方に同情する
傍から見るとマージョリーだけ可愛がってナディアを邪険にするクレアを
なんて自分勝手な母親だと非難するのは当然かもしれないけれど
自分はクレアの痛みの方がより強く感じられるんだよね
ナディアは普通にいい人だよ
知人としては十分誠実な対応をした
急に話されてもびっくりするだけだよ
例えばマットやバレンタインくらいの近い立場の人しか理解できないだろう
ジェルミに取らないで、って言うのはまあマナー違反では
あるけど全部イアンが悪い
ジェルミ本人が「イアンはあなたのものだ」的な事をナディアに言ってるんだし
恋人だったんだから「取らないで」発言は全然問題ないと思う。
そこで「あなたは男娼のくせに」とかジェルミの傷を抉る一言があったらアウトだけどさ。
クレアの幼少の頃に受けた性的虐待によるトラウマは誰にも相談せずに閉じ込めちゃったからより傷が深くなったんだよなぁ・・・
エリックはバレンタインに打ち明けて父親がエリックを守り、バレンタインがエリックの痛みを一緒に受け止め、
愛情で癒すことによって克服出来たけど、クレアの場合は周りの大人に相談せず
自分一人で閉じ込めてしまったから、軋みが生じてマージョリーのポリープ手術で
長年抱え込んできたものが一気に爆発してしまった。
クレアの傷がより深いな
5歳のときにおしりから何度もチューブをさして何度も手術し、自分と似た体験をした
マージョリーを幼少の自分と重ねてみてしまい過干渉になってしまうのは当然だったのかもしれないね
反対にそんな体験を一切せずに育ったナディアに対してはなぜかいらついてしまう
自分と同じ痛みを共有できないナディアをどうしてもマージョリーと同じには見られない・・・
痛すぎるな・・・
ていうか
>>924-925に結構びっくりした。そーゆー意見もあるのかー。
クレアは好きだけど、ナディアに対するあれは本当に暴力だと思う。
あのまま一生涯ナディアを顧みる事は無いし、自分の言葉を省みる事も無いだろうし。
その壊れ方が気の毒というのは分かるけど。
一方的な全否定の果てに自分で気持ちの折り合いつけるしかなかったナディアだけど、
母親の過去を知れた事だけは救いかなあ。
いや、自分が傷付いたからって他人を傷つけたら駄目でしょう。
萩尾作品には母と子の複雑な関係の作品結構多いよね
なぜか「イグアナの娘」思いだしたわ
ナディアにあんな言葉の暴力浴びせてもクレアは嫌いになれない
主要テーマの一つだけど萩尾作品といえば母子確執みたいな定説もそろそろ耳タコ
あれはメンタルDVだよね
完全に
>>934 自分もどうしようもない母親だなあとは思うけど
クレアの過去の虐待受けた話聞いたら決して嫌いにはなれないな。
というよりむしろクレア好きだ。
>>937 私もナディアよりクレアやマージョリーの方が遥かに魅力的で好き
ナディアがクレアから受けた言葉の暴力には同情するけど
作中人物としてはクレアの方が好きだわ
自分はむしろあんなうざキャラでも
自分にだけ言葉の暴力をふるい続ける母親に対して
過去を知って泣いて理解しようとする時点で
ナディアを嫌いにはなれない
シャロンも旦那見捨てない時点で何やらかそうが好き
痛いことをする登場人物でもなぜか憎めない魅力的なキャラクターって確かにあるものね。
クレアやマージョリーがどんなワガママなキャラでも作中輝いて魅力的に映るのはそのためかも。
ナディアに対してのクレアは好きになれないな
虐待受けてたら何やってもいいのか?って話だよね。
フィクションでは変わったキャラの方が面白いというのはあるけどね。
シャロンもイアンと浮気したり、ジェルミにお金揺すったり痛いことやってても
死にかけの旦那見捨てないし、ナターシャを献身的に看護したり、
イアンが血を吐いた時、ジェルミと夜中の2時までかかって血の跡の掃除したり
実はすごくいい人だったんだよなあ
後半大好きなキャラクターに変わったよ
同じ被虐サイドでもジェルミなんて
自分の混乱にイアンを巻き込んで利用するのはずるいとあれほど自分を責めたというのに
まぁクレアはあれ無自覚だから仕方がないんだが…
実の親子と義理の兄弟関係じゃ違うだろう。
クレアはたまらなく好きだ
登場人物としては聖女よりどこか欠点のある女性の方が遥かに魅力的だ
好きだけど、たまらなくって程じゃないな
クレアは完全にDV連鎖させちゃってるし
その点についてはそれでも好きとかそういう話じゃないよね
何十年も経って、なにか不思議な経緯で少しは意思疎通がかなうようになればいいと思う
クレアと長女は
クレアって終盤ジェルミにいろいろ相談するようになったんだよね
ジェルミもクレアの相談には乗るけど明確な答えを出してるわけでもないのに
いつも相手してあげてると言ってた
あの2人は結構相性いいのかもしれないな
>>949 ジェルミがシャーペンで自分の顔を傷つけて、その傷にクレアがクリームを塗るシーンはよかったな。
>>949 あー最後のほうでジェルミがマージョリーに
「君やクレアの世話で忙しい」と言ってたね
リンフォレストにイアンと帰る時もジェルミはクレアにつかまって
イアンとの約束の時間に遅れてたし、クレアがナディアの子育てをロンドンとハンブルグの
どちらでするかをヨルクと争ってヨルクが勝ってクレアが嘆いてジェルミが慰めてるって話もあったな
クレアはジェルミにいろいろ相談にのってもらって話すうちに次第に過去のトラウマも徐々に
克服していってナディアとの関係も上手くいくようになるといいね
>>950 うん
あの場面大好き
何度も見てしまう
なんか凄く優しい空気が流れてるんだよね
ナディアはうざいと思ってたんだが、最後の方でジェルミに
恋は仕方がないんだ
どうせ苦しむなら、好きな人のために苦しみたい
みたいなこと言う場面では見直した
クレアのどぎついメイクは、心の深い傷を隠すための武装で、後半そのアイメイクをしてないシーンが
時々出てくるけど(ジェルミにクリーム塗るシーンもそうだったと思う)、なんか優しさが漂ってるよね。
武装を解着始めてるように見えるのはマージョリーと同様、癒されていってるからかもしれない。
×武装を解着始めてる
○武装を解き始めてる
今日も凄い勢いでスレ消費だよね。
誰か次スレ頼めますか?
じゃ行ってくる。
>>954 自分もそのアイメイクの変遷には目を見張ったよ
後半吊り上ってた目尻も若干下がり気味だったよねw
やっぱりクレアのトラウマが序々に癒されていくからだったんだね
>>959 乙あり。
このスレ出来た時はこんなに早く消費するとは思わなかったw
>>961 それほど残神は読者にとって衝撃的で問題作だったってことだね
10年以上たった今でも色あせないし、当時のままの迫力で読めてどっぷり浸かれるもの
ナディアとジェルミは恋のライバルじゃなかったら
一番の親友になれたかも…
ナディアのオルガン聴いて倒れて声もなく泣いたジェルミに
ナディアが自分と同じく心の痛みを抱えているのが分かるから気になってしょうがないと言ってたし
ジェルミがナディアに促されて殺人の告白をしたまでは良かったんだが…
>>964 その後の対応がまずかったからね。
ナディアの予想の範疇を遥かに超える内容だったからナディアには受け止め切れなかった。
もしバレンタインに告白していたら、ジェルミの痛みもきっと受け止めてくれてただろうにね。
>>962 リアルタイムで読んでたらどんなに心が波立ってしまっただろうとか、なんか目の前の現実が
色あせてしまってたかもしれない、とか思ってしまう。
連載後何年か経ってから読んだから。
境界例について調べると、ジェルミは典型的だけどイアンもかなり顕著に症状が描写されてるんだね。
共依存の説明を読んでたら「一緒に堕ちてゆけるからお前を愛してる」ってイアンの台詞を思い出してヒヤリとした。
968 :
愛蔵版名無しさん:2010/12/15(水) 12:36:26 ID:ngElFI7U
金があるっていいなあ
ジェルミにはウィリアムのような相手の方が良かったかも
同じような振り回され翻弄されキャラでも
ウィリアムは優しいし包容力があるけど、ジェルミの傷の痛みは理解できない。
同じ痛みがないから。
>>964>>965 でもナディアが受け止める筋合いもない
男挟んであんな穏やかな関係でいられてる時点で上出来だろーに
ウィリアムだったらジェルミに暴力振わなかっただろうし
肉体関係にもならなかったとおも。
それと昨日の夜からまたコミックスの1巻から手にとって読み始めたんだけど
グレッグがジェルミに対して口にした数々の言葉に
後にやはり息子のイアンがジェルミに対して思ったり
口に出して言った言葉とかが幾つか同じもの
かぶるものがあって
凄く興味深かったな。
>>970 同意。
ジェルミがなんで殺人告白したかというと、それを言うとマズいと分かってたからだと思う。
リンドンのいう傷の入ったレコードのように、マズい結果がさらに自分を傷つけると分かっていたし
ナディアやイアンを驚愕させ傷つけると分かっていたはず。
でも話すのをやめることを自制できなかったんじゃないかな。
うーん 一瞬ナディアのなんでも相談してって言葉に思わず告白してしまったんだと思うけどなあ
まさかあそこまでナディアがうろたえて泣くとはその時点では予想してなかったし
慌ててイアンに助けを求めたのも合点が行く
>>970 男挟んで穏やかとは到底思えないけどね。
その後のナディアのなりふり構わず捨て身の狼狽っぷりが物語ってる。
イアンの注意を引くために愛のおこぼれ期待したり
私は浅ましい女なのってしがみつくところなんかちょっと哀れだったな。
>>974 最後まで読み終わったらやっぱりイアンとナディアは相性悪かったんだってつくづく思った
イアンにはもうちょっとドライなシャロンみたいな女性があってるよ
金持ちボンボンチャラ男の成長物語
わかるー
自分もナディアみたいに雁字搦めに束縛する女は苦手だ。
イアンにはもっと包容力のある女の子の方があってるだろうね。
>>977 私もナディア大嫌い
イアンに捨てられた時ざまーみろと思ったw
ナディアちょっとKYなとこあるしね
自分もナディアのグジグジした性格嫌いだ
鬱陶しいからペリー神父のとこへ追いやる気持ちもわかる
要するにナディアって女に嫌われるタイプなんだよな
クラスにいたら苛められるタイプかも
ちょっと了見の狭いとこもあるしね
「俺だってみっともない」
イアン可愛いなあ
ナディアは最後はヨルクに落ち着いたけれど、ヨルクも相当癖あるから
数年後はお互いのエゴがぶつかって、結局離婚してる気がする
なんか不幸の似合う女なんだよな
そんでまたイアンのとこに行っちゃうの?w
そのころにはイアンも嫁もらってるかな
>>985 イアンは嫁持ち子持ちで時折スペインでの男の子とのアバンチュールで憂さを晴らす健全な生活w
ジェルミともたまに会うが肉体関係が今も続いているかどうかは定かでない…
いかにもありそうな数年後だなw
松潤見るとジェルミ思い出すわ
>>974 いやーナディアの人格が最悪だったらジェルミは更に不必要に深手を負ったと思う
シンプルにイアンを軸にした願望述べてくれる相手だからよかったんだよ
ナディアがイアン絡まないキャラだったら完璧な対応求めるのも分かるけど
彼女には彼女の事情があるんだからw
好き嫌いは別として、イアン欲しさにジェルミを騙さないとかジェルミを利用しない点は
ナディアの美点だよ
990 :
愛蔵版名無しさん:2010/12/15(水) 16:05:56 ID:cQWOTneN
骨太 もっさりしたナディアは二谷友里恵
>>912 初萩尾作品が残神なんて濃すぎるw
他の作品読んだら全く違う作風に面食らうんじゃないかw
自分は初萩尾作品がポーだったわ
ファンタジーならポーの一族
SFならマージナルかスターレッドか11人いる
バレエなら感謝知らずの男
ロードムービーならメッシュ
寄宿学校ならトーマ
トラウマ克服なら残神
ホラーならアロイス
かな
萩尾本スレ化
>>989 でもやっぱりいつまでもしつこい女は嫌い
人間諦めが肝心
ナディアが嫌いなの自分だけじゃなかったんだw
何かほっとしたw
>>993 うん、だから何故あーゆー女なのかってキャラ説明も連綿となされてて
ナディアのウザさもちゃんと作品の一部だったって事
好きとか嫌いとか、物語読んでるのにジェルミに都合のいいキャラばっかじゃつまんねーよ
801婆に説明しても無駄
スペックだけなら高い筈なのに
異様に損な役回りになってしまうんだよね
面倒臭い男ばっかり好きになってるタイプじゃないかな。
もしくは面倒を抱えそうな男。不幸センサー持ちナディア…。
ジェルミが弟のように可愛いくて好きってのも本当だと思うよ
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