1 :
愛蔵版名無しさん:
いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。
語りましょう。
過去ログは
>>2
3 :
愛蔵版名無しさん:2006/05/25(木) 16:11:08 ID:nTxsVgih
1さま
乙でございます
4 :
愛蔵版名無しさん:2006/05/26(金) 06:17:17 ID:7i7xGjjB
5 :
愛蔵版名無しさん:2006/05/26(金) 10:28:38 ID:J1y0IF8v
源氏物語一の美女は夕霧と光源氏にそっくりな六の君と、光源氏と
明石の良いトコ取りそうな一宮だと私は思います。
二方の美女、六の君と一宮って同じ裕福な暮らしぶりでも、対象的な
生活送ってますね、
原作では六の君は病気でなくなるそうですし・・
一の宮はどうなるの?
>>7 一の宮って明石の姫だよね・・・?
性格きっつくって閉口した。
匂宮の邪魔しまくってた時とか。
美人だけど堅物で青筋たてまくってる姿は魅力的には思えなかったなぁ。
明石の中宮とお上の子どもで紫の上の手元におかれていた女一の宮のことじゃない?
かなりの美女らしく薫も匂の宮も実は惹かれていたんよね。
>>9 えー原作ではそんな人なんだ!
>>10 子供の頃、手元におかれていたから
薫は大人になっても、その時のことが忘れられず
血の繋がった匂宮を見て妄想(父ちゃんの柏木もやってたな、コレ)
匂宮は浮舟を「こんな可愛い子を姉君にお仕えさせたい」
って歪んだ事を考えてたよね?
でも、可愛い娘も飽きて捨てちゃった娘も、両方仕えさせたいって変だよなー
>>12 何をいまさらw
なんたって、彼は奴の孫ですしねぇ。
歪んだっていうか、母や姉に仕えさせるのが一番手軽だからねえ
飽きたら放置出来るし
真面目で実直な明石一族の血をもってしても奴の血は浄化されなかったってことね・・・。
奴にだって、明石一族と同じ血が入ってるんだしw
源氏は外道の親父の遺伝子が濃いから母方の血は関係ないかと思った
匂宮は同父同母姉に惹かれてたの?
変態通り越してるな。
>>18 うん。しかも、女一の宮に戯言をいって、
嫌がられてたw
「兄上 死ねや」ぐらい言ってやればよかったのに
しまった修正「色ボケ弟 死ねや」
一品の宮でもあり、紫の上に育てられた掌中の珠の
女一の宮がそんな突っ込みいれてることを想像したら・・・ワロスw
だねw
でも、当時の高貴な女人は、ムカついた時どういう言動してたのか?
「いとはがゆす」的な感じだったのか!?
誰かオシエて!
>>9 明石の姫は匂宮の母親で、一宮はその娘。
ちゃんと理解してから腹立てた方が・・
一宮が、雲居の雁みたいに気が強くて物事をはっきり言う女人だった
ら、匂宮にはいくら美人姉でも母親と同じように映り、姉の事恋慕ま
でしないはず。
きっと一宮は、自分の成人後は他の殿方と接するのと同じように、几帳
や御簾を隔てて女房に代弁させながら話してたのではないかと思う。
当時の作法が女たらし弟の心を惑わしてしまうという。
あさきの一宮は、ただ匂宮の飽きてしまった恋人後始末係化(自分の女
房として受け入れる)されてたらしいし、源氏といい、匂宮といい、
女たらしの身内は大変だね・・
姉弟だから女房に代弁させまではしないまでも、一品の宮の風格を保つた
め、
>>21のような事を言いたくても、それとなく話そらしたりしてそう。
それが女ったらしの弟にはたまらなく焦らされるとか・・
宇治の話が十二帖位続いていたら、薫達はどうなってるとみなさん思いますか?
源氏と薫と匂宮
‖
ウスバカ外道
>>27 ディアゴスティーニの週刊源氏物語によると
薫も匂宮も出家するって話を書いた人が後世にいるんだと。
前スレの夕霧の六の君が病死するって書いたのは
これがネタ元なのかな??
あさきの二人は出家しても違和感ないけど、原作の薫と匂宮は困った人達だから、老後まで絶対しなさそうな感じする・・
宇治の話が続いてたらどんな話になりそうか勝手に予想してみると、
原作の彼らは、匂宮の方が先に失恋から立ち直り、女漁りし始める。
そして、手当たり次第に漁りまくって、しまいには薫の新妻の二の宮にも興味持ち手を出しして、浮舟の時以上に揉めて、また臣下である薫が折れる形で仲直り。
責任とる形で、二宮は匂宮に引き取られ、薫はまた独身生活。
他の女人と縁談になっても、匂宮に盗られるか、破談になるかのどっちかで・・・
息子の迷惑をいつも被っている薫を、帝と明石中宮は本当に気の毒に感じ、匂宮は絶対手を出さないであろう女性、女一宮を妻にもらう事になる、薫は女一宮と結婚してハッピーエンドで終わり。
こんな話だったら、源氏本編よりも宇治十帖の方好きになる!
>31 姉弟だけど、異母だから、匂宮のストライクゾーンに入るでしょ。
あれだ
近親婚が多いから
皆アッパラパーなんだよ
平安時代は、異母兄妹(姉弟)婚は禁止じゃなかったっけ?
飛鳥時代まで遡れば、同腹でなければおkだったようなキガス。
そういえば、前スレで原作の薫について質問でてたね。
原作読んでないので、答える事ができなかったけど。
どんな質問だったっけ
「薫はなんで源氏に似てるんですか?」
答:隔世遺伝
顔は源氏と似てないんじゃなかったっけ?>薫
子供のときは「綺麗な子だけど、夕霧なんかとは似てないような」
なんて言われてたような気がするんだけど。
確かに、頭中将系の天パではないよね・・・
薫も匂宮も源氏の劣性遺伝子ばかり受け継いでさらに劣化させた
なんとも中途半端な二人だったなあ。やる事なす事そんなだから
源氏よりひどい事してなくても物語的に味気がない。
どうせならDQNさを徹底的に追求してほしかった。
紫式部特有の大どんでん返しや伏線がないあたり、やっぱり作者違うのかな。
それとも続編希望の声に押されて作者がいやいや描いた、ルパンと不二子の
子供物語みたいなものなのだろうか。
ふと思ったんだけど、薫と源氏って血縁関係あるっていえるのかな。
母(女三の宮)→祖父(朱雀院)→祖父の腹違いの弟(源氏)
一応、遠い親戚くらいには繋がってるのか?
それいったら、貴族みんな親戚関係だよなあ(^ω^;
母違いの叔父、姪になるね。
よくよく考えたら、朱雀院と朧月夜も「叔母と甥」なんだよなぁ…orz
桐壺帝と大宮が同腹のきょうだいなので、源氏と頭中将は従兄弟同士。
柏木も源氏の親戚ですね。
頭中将松潤、源氏岡田の東京タワーコンビで見てみたい…
ちょっと若すぎるか
女三の宮は、ゆうこりん
源氏物語が一気に不思議系にw
星に帰りそうだな。
むしろ帰れw
女三宮はお人形のような美しさの持ち主ってイメージがある。
イメージ的に、顔だけ若い頃の高岡早紀みたいな感じ、
話し方は、フカキョンの演技のような棒読みで話しそうなイメージがw
宮中で働く綺麗な女官達を見慣れている、夕霧と並ぶ貴公子の柏木の
心を射止める程の姫宮だから、並以上の美少女にちがいないよね、
今は美少女ブームではないから、今の芸能人で例えられる女性いないね・・
女三の宮は堀北真希合いそう
ゆうこりんはないw
朧月夜に沢尻は?
桐壺は稲森がいいな…
イメージ的に(演技ができるかは別として)・・
紫の上は菅野美穂、藤壷は沢口靖子(紫と顔似てないけどイメージ的に)
葵の上は菊川伶、夕顔は相田翔子、
六条の御息所は中森明菜、玉鬘は若い頃の一色紗英、
朧月夜は奥菜恵、斎院は小雪、明石の上は高島礼子。
宇治編の大君は稲森いずみ、中君常磐貴子、六の君藤原紀香、
浮舟は広末涼子、一宮は天海祐希かな・・
女三の宮は花田美恵子さんでガチ!
若い頃のお口ポカンもさることながら
年をとっても少女のような容姿
59 :
57:2006/06/01(木) 01:39:07 ID:???
紫の上と藤壷は沢口靖子で、菅野美穂は雲居の雁のイメージでした・・w
>57
私は雲居の雁=菅野美穂 夕霧=柏原崇史
ってのがイメージにある・・・この2人、実際付き合ってたよね?w
61 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/01(木) 07:25:00 ID:8jFJ4C1k
それなら源氏=柏原崇、夕霧or冷泉=柏原収史がいいなぁ
ちなみに女君の似てる系は、中山姉妹や石田姉妹使おうよw
六条は高島礼子でよろしく。
ってか源氏物語限定でキャスト考えるスレ、どっかにある?
でもあさきをもとにする場合は、また違うよな
>>61 ちょwwww中山姉妹と石田姉妹って似てる?
この二組の姉妹と似ている芸能人はこんな感じかと(汗)
中山美穂≒伊藤美咲
中山忍≒冬のソナタに出ていた韓国人女優
石田ゆり子≒ビビアン・スー
石田ひかり=石原さとみ
千年の恋で、中山忍は葵の上やってたけど
あれは激しくミスキャストだったな・・・
石田ゆり子=大君 ひかり=浮舟
ならできそうじゃない?
中山忍は夕顔とかかな?
源氏は嫌われ者
頭中将は人気者
二人とも女癖悪いのになんでだろう?と言ったら
友人が言った
「頭中将は異性関係以外はいい人だけど源氏は異性関係以外も悪いからじゃない?
人間誰だって欠点あるし、頭中将の場合は許容範囲だけど、源氏はいつも度を越えてるから」
なるほどと思った。
朧月夜にしても弄ばれてるの承知で源氏との逢瀬楽しんでた彼女もバカだけど源氏も最低。
あの事件は朱雀院と右大臣だけが気の毒だなーと思った。
源氏の恋の憐れを踏みにじって恥じぬ右大臣こそ自分の卑しさを知るがいい、と暴言はいてたけど。
でも表立って嫌がらせや文句言われなかっただけ感謝してもいいくらいだと思うけど。
もしも明石姫がどこぞの男とできて、それほど娘が好きならと嫌な相手でも自分が頭下げて結婚申し込んで
その相手に断られておいて、その後も肉体関係こっそり続けてましたって現場みたら
源氏なら絶対に相手の男いびりころすと思う
また配役ネタかよ
>>63 朧月夜とのことも「異性関係」だと思うんだけど・・?
そもそも彼女に先に手をつけたのは源氏だったのだから
責められるいわれはない。
異性関係以外で源氏が何かひどいことしたっけ。
自分の母親をいじめ殺した弘徽殿さんの面倒もみてるし。
正直、頭中将もどうかと思うわ。
愛してた女に妻が意地悪をして追いだした、探したけど見つからなかった、
だから仕方ないじゃないか、だもん。
>>66 そんなこといったら弘徽殿だって夫を奪った憎い女の息子の源氏が子供のころはまあまあ可愛がってやっていた
論点をずらさず、66の一行目の問いに答えてくれ。
腹違いの弟を追放同然の目に合わせた
舅の式部卿宮を逆恨みして冷遇した
明石母子の仲を引き裂いておいて陰口たたいた
兄であり天皇である朱雀院を平気でないがしろにし続けた
六条御息所の遺産を横領
腹違いの弟を追放同然の目に合わせた → 自業自得
舅の式部卿宮を逆恨みして冷遇した → 同上
明石母子の仲を引き裂いておいて陰口たたいた → そういう時代
兄であり天皇である朱雀院を平気でないがしろにし続けた → それが政治
六条御息所の遺産を横領 → 誰か困った?
ぶっちゃけ天皇なんてただのお飾りだよねー(AA略)
源氏の政治的野心もあるが、ちぃ姫の幸せを思えば
明石から奪うのは仕方ない。
腹違いの弟を追放同然の目に合わせた → 自業自得 →八宮は何にも悪い事してないのになぜ自業自得?
舅の式部卿宮を逆恨みして冷遇した → 同上 →悪いのは事件起こした源氏のほう
明石母子の仲を引き裂いておいて陰口たたいた → そういう時代 →平安時代は娘の親権持っているのはむしろ母親
兄であり天皇である朱雀院を平気でないがしろにし続けた → それが政治 →そのせいで流罪にまでなっているのは政治的判断力がなかった証拠なんだが
六条御息所の遺産を横領 → 誰か困った? →困らなければ無法なことしてもいいと?
うろ覚えのうえ>71ではないが、
八宮って反源氏派についてたんじゃなかったっけ。
>悪いのは事件起こした源氏のほう
咎められるほどの事件ではないんだがね。
それは朱雀帝も天駆けり来たもうた桐壷帝も言ってる。
源氏を追い落とそうと機会を狙っていた弘徽殿さん達の
いい口実になっただけ。
たしかに親権は母親にあるけど皇后にするつもりだったら話は別だと思います。
あと、何が無法なのかわからん。
私もわからん。教えてエロいひと。
>>75 右大臣と弘徽殿親子が冷泉の代わりに
八宮を東宮に立てようとした。
たぶん八宮の母方が右大臣と近い筋だったのか、
高貴な身分だけど後見がなくて操りやすい立場だったんだろうね。
>>74 一度平安時代の政治史を学ぶことをお薦めする。
秋好を養女にして遺産手に入れてウハウハなのにその養女に手出そうとしたり
まだ六条を悪く言ってるのは性根が腐ってるとしか。
私は源氏はそんなに悪人とは思わない派
>性根が腐ってるとしか
まさにそうそう、それそれw
政治家としては普通だと思う。
女性関係は(ry
政治家としては優秀だと思う。冷静に見えて恐ろしく貪欲で非情。その為に母子を引き離したり
恩のある友人を裏切ったりしてるから人としては最低だが。頭中将も対決に乗ってるけど
対抗意識を隠さずストレートな手段を取るから嫌味がない感じがする。
>>81 確かに悪とは違う気が。源氏は男や人間の愚かさ、汚さをすべて集結させた存在ってとこだろうか。
一文字で表すと「愚」
朧月夜は杉本彩か瀬戸朝香
六条の御息所は叶恭子
玉かずらは中山美穂
紫の上は宮沢りえ
色恋沙汰で天皇の愛人に手を出して右大臣一派を怒らせるあたり政治家として三流だよあいつ。
もともと桐壺院の溺愛だけで出世して、その後は実父だから気を使わざるを得ない冷泉院が在位してたおかげで権力握ってたにすぎないもんな。
その冷泉院がいよいよ使い物にならなくなったから娘を使って外戚になるというリアル藤原氏の真似事したただけ
86 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/01(木) 19:57:07 ID:m+W+P2h2
源氏にも擁護派いたんだ
あの外道かばうなんてビックリ
光源氏って結局ただのマザコン。母親の桐壺にそっくりの藤壺をずっと追いかけてる。
源氏物語の男の登場人物全員が今の時代に照らし合わせると
(野暮だけど)つめが甘いちゅうか、貫き通す男らしさがないちゅうか・・・
まああの時代はあとから女にネチネチイヤミを言っても
たいしたことのない時代みたいだけど。
連投乙。
現在の価値観に照らし合わせるほうがビックリよ。
源氏がマザコン小説だなんて昔から言われてるのに、鬼の首とったみたいに今更何をw
もともと主流の巻だけだったものが
玉鬘十帖や帚木三帖とかが組み合わさって
出来たのが第一部(桐壺から藤裏葉まで)だからね。
そりゃ源氏のキャラも矛盾してくる。
仕事さえきっちりこなせば女性にだらしなくても別にいいわ。
一人の女性に縛られる時代じゃなし。
>94
仕事さえきっちりこなせば、手を出した女性のメンドーみてくれなくても
浮気しまくってもいいなんて、自己中男にとって天使のような存在だね。
朧月夜のような人生にあこがれてる人?
朧月夜がもし、源氏の子供身篭もっていたら、朧月夜が正妻になっていた
のかな?
男尊女卑とか以前の、女は生きてるだけで業とか言われてる時代に、
遺産とか、子供ができたらどうとか・・。
妄想はいいけど、もう少し現実見た方がいいかも。
女房クラスは、貴族の男からやり捨て当たり前、もし女房に子供ができたら
正妻の子供の乳母にして乳飲ませろとかって次元だし、
女房もそれ狙いで仕えてた時代なんだから。
>96
物語だからこそ、現実に見て考えないのだよ、
源氏が架空の話でないのなら、リアルに考えてもいいけどね〜w
>>95 現代の価値観で考えるなと何度言ったら(ry
いや遺産相続の権限はあの時代女にもあるから。
六条さんの遺産・屋敷って秋好さんの後見人って名目で
源氏が所有してんのかしら。
秋好さんに直接渡ってないよね?遺産。
六条の遺言でもあったんじゃないの。
財産をやるから娘の面倒をみてくれとか。妄想だけど。
遺産は秋好の所有で管理は源氏では。
彼女自身に財産を保有してゆく力は無かったので
御息所が後見を頼んだのでしょう。
貴族の女性としては普通です(末摘花の例に極端ですが)。
むしろ御息所が当時としては異質な財産管理能力の持ち主
だと思われます。まあ、実質「源氏の財産」でしょうが。
源氏の遺産と同時に明石の君の子孫の遺産となってるような>六条院
二条院も結局は桐壷系の血筋の子孫に渡ったみたいだね。
六畳さんの亡夫は源氏の伯父さんなんだから
もともと源氏んちの財産なんじゃないのー?
とアフォなこと書いてみる。
いやあれ実家(大臣家)の財産だろ。
>>104 六条の遺産は六条の物であって、前坊の物じゃないよ。
おそらく六条の父大臣から受け継がれた土地・家かと。
>>104 六条の遺産は六条の物であって、前坊の物じゃないよ。
おそらく六条の父大臣から受け継がれた土地・家かと。
108 :
106:2006/06/02(金) 16:53:54 ID:???
連投失礼
いや、六条院の秋の御殿だけ秋好の所有で、
管理は源氏だったんじゃないの?
春・夏・冬の御殿の土地は源氏が買い足して造営したんだと思ってた。
六条院全体が六条御息所の遺産じゃないでしょ。広すぎるし。
だから源氏の亡き後は、春・夏・冬は夕霧か明石中宮の所有で、
秋は秋好の所有、維持・管理者は夕霧って感じでないかと。
110 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/03(土) 08:40:55 ID:TWzWuV0g
私もそう思うよ。
源氏は外道だけど、外面はいいし、物語の中の人からは神的なくらい徳が
高くて立派な人間て見られてるみたいだし、人の財産を無碍に乗っ取るなんて考えにくい。
朱雀院でさえ、女三宮のことまでは源氏信者だったくらいだし。
帝位はなんだかんだ言って、自分の血筋で乗っ取ってるけどね。
自分自身、臣下の身分で太上天皇とかに成り上がっちゃってるし。
しかし、孫に当たる匂う野宮は、東宮なんてなりたくない、
なまじ身分があると行動にも制限があるし、と文句言ってたし、
源氏も臣下だからこそああまで好き勝手できたんだと思うなあ。
源氏は若い時は臣下で遊びまわり、少しは落ち着いた歳とってからの院になれて、
ちょうど良かったのかも。
源氏が帝になると国が乱れるって占い師にも言われてたしな
源氏がマザコンというのは昔から定説だけど私にはマザコンというよりナルに見える。
自分が一番→だから自分に似てた母は最上の美女だったはず→その母に似ている藤壺も当然絶世の美女みたいな。
ナルだからあそこまで自己中になったんだと思うし
帝ほどの身分の人が
幼児を誘拐して監禁したり
義母の寝所に入り込んだり
方替えでお世話になった家の妻を犯したり
その妻に相手にされない口惜しさに、義理の娘に手を出したり
恥ずかしくて、国民に言えないでしょ。
それこそ、「国が乱れる」もと。
彼に限らず、当時の宮廷貴族の頭の中には国民なんていないでしょ。
あくまでも自分と一門の利益優先だから。
国が乱れるってのは疫病が流行って公卿や后らがバタバタ死ぬ、
とかかと思ってた。つか115の帝あるいは皇族って白河帝とかを思い出す。
源氏の資質と関係なしに、源氏が帝位についたら国は乱れたと思う。
有力な後見のいる第一皇子を差し置いて、第二皇子が帝位につくなんて実際ありえない。
架空の物語にもしもなんて言っても意味ないけど、
源氏が東宮になったら右大臣方に謀反の濡れ衣でも着せられて
大変だったんじゃないかなあ。
そういう意味での国が乱れるでないかと。
桐壷の更衣や源氏への愛し方を見ても
桐壷帝は感情を自制することができない
愛情過多な人だったと思うけど、
その彼が唯一冷静な判断を下したのは
源氏を臣下にしたことだな。
>>118さんのおっしゃるとおり、
一番愛した女が産んだ子だからって
第二皇子である源氏を東宮にしてたら
とんでもないことになってたと思うわ。
占い師GJという結論に落ち着くな
兄より優れた弟などいない!!!
↑北斗スレにカエレ!
まろ、ん?の夕霧と雲居雁の喧嘩シーン(あなたなんて死ねばいいのよ。顔を見れば憎らしいし
かといって残して死ぬのは気がかりだし。と言う場面)に萌えたわけなんだが。
あさきもこんな風に描写してほしかったな。
それ読んだはずなんだが思い出せない。
赤塚不二夫版のせいだ。六条さんが「あしたのジョー」の段平似、
末摘花が人類じゃなかった。
紫の上=リヴ・タイラー
夕顔=ブリジット・フォンダ
藤壷=ジュリア・ロバーツ
六条御息所=パメラ・アンダーソン
朧月夜=アンジェリーナ・ジョリー
末摘花=ジェニファー・アニストン
秋好中宮=ニコール・キッドマン
朝顔の斎院=ミッシェル・ファイファー
弘徽殿=キャサリン・Z・ジョーンズ
玉鬘=サンドラ・ブロック
右近=ジリアン・アンダーソン
花散里=コートニー・コックス
葵の上=キャメロン・ディアス
明石の上=メグ・ライアン
かな。
国の頂点に立つ帝が愛した女が産んだ息子だっていう私情だけで皇位継承の順位をひっくり返したらそりゃあ乱れるに決まってる。
占い以前に法的、人道的にわかりきったこと
平安時代は「皇室典範」無いと思うんだけど…
冷泉帝は第10皇子だし。
118だけど、誤解が生じるような書き方をしたかも。ごめんなさい。
確かに、現代の皇位継承順位のような明確なものはない。
第一皇子に多少の有利さはあるけど、第二皇子以降が帝位につく事はあったと思う。
だからこそ母の身分や実家の力がものを言ったわけで。
大納言の娘で父親が他界している桐壺更衣と、
現役右大臣の娘の弘徽殿・先帝の后腹の藤壺は比較する以前の問題でしょう。
>>125 最近日本の作品をハリウッドでリメイクするのが多いから、
いつか本当に実写化されるかもしれないww
皇室典範はなくても生まれた順位と母親の身分を総合して朱雀院>>>(超えられない壁)>>>源氏なのはあきらか。
朱雀院が第二、第三皇子で、上に他の女御が生んだ兄貴がいればともかく
第一皇子でしっかりした身分と後ろ盾を持つ母親がいるなら皇位継承は動かない。
冷泉院は末弟だけどやっぱり皇后出生というのが大きなポイント。
紫式部が出仕した時代で、時の権力者道長が自分の孫を天皇にする為に
皇后出生の第一皇子を差し置いて、自分の孫の第二皇子を無理やり皇太子にしたときも揉めたくらいだから。
第一皇子の外戚だけでなく、道長の娘で第二皇子の母にあたる彰子(紫式部がつかえた中宮)ですら大反対した。
>>123 そのせりふは「あさき」の方の二人の場面にも出てきてたけど、どんな風に描き方が違うの?
「まろ、ん?」の方読んでないもんで。
何かね、かわいかったんだ。「かわいい」って。
いや、別に大した場面じゃないんだけどね。
源氏はトキになれなかったアミバだな
>>130 しかも人柄は
朱雀帝=1位と僅差で好感度2位(16人中) 源氏=圧倒的な16位
だからな(前スレの人間性ランキング参照)。もし源氏が皇太子になったら騒動を乗り越えたとしても
宮中も国内も大変なことになってただろうな。正に
>>120の言う通りだ。
>>125 桐壺亭:リチャード・ギア
左大臣:ハリソン・フォード
源氏:トム・クルーズ
夕霧:ジュード・ロウ
頭の中将はやっぱりイタリア系の俳優になるのだろうか。
配役ネタは最初で最後のカキコにしたいが・・・
藤壺・紫:原節子
六条御息所:久我美子
朧月夜:京マチ子
でお願いしたい。
明石の僧都=ショーン・コネリー
横河の僧都=モーガン・フリーマン
髭黒=トム・ハンクス
源氏は石田純一で決まり!!誰も本気で腹立たない。
島流し中の源氏を見舞う熱い男は長瀬智也で。
一見逆じゃ?と思うけど石田なら大それたこともサラッと
「何か気が付いちゃったらこうなってたんだよね〜」ってやっちゃいそう。
右大臣と髭黒は古谷一行が二役。
右大臣の時は「もすかすて娘の寝所を普段から覗いてんじゃ?」と
思わせといて実はいいパパ。やっぱり古谷はコマしてナンボじゃ、という向きには
髭黒で「あーやっぱり」。
配役ネタはもういいべ
配役見てるとこのスレの年齢層高そう・・
>140
じゃ、別の話題振るがよろしい。
意外性あって結構面白いわ。
源氏は嫌いだけど末摘花に優しくして援助してやったことだけは
評価したい。
そういうとこ源氏ってドンファンだよね。
六条院に移った後はちょっと…
源氏は鼻に付く、やな奴だったけど、紫が亡くなってから奴の人間的成長が始まったような気がするよ。
>>147 そうかなぁ・・。紫生前はあなたが出家するなら私も付き添うみたいなこと言ってたくせに一年も掛けてるし、
何より女三宮に「大して道心がない」だの「落ち込んでる私に対して思いやりがない」だのすごく腹が立った。
同じ評価が悪い男でも死ぬ前後の柏木は成長したと思ったけど源氏は三宮への態度を見る限りよくなったとは思えない。
桐壺帝も死んでまで源氏贔屓して朱雀帝や引徽殿さんを呪ったりしてほんと似たもの馬鹿親子だなw
源氏に人間的成長なんてねぇよ。
あいつは最期まで、他人の気持ちを理解できないおぼっちゃんだ。
お年寄りに優しいのだけは認めるが。
源氏物語自体、女の成長物語じゃないかな?
成長する女キャラはたくさんいるけど
成長する男キャラは、ずっと負けていた源氏に
最後には勝った朱雀さんくらいしか思いつかない。
勝ち負けの問題かよ
確かに源氏に三宮を「思いやりない」なんていう資格はないよね。
レイプされ妊娠なんて女にとっては殺されるくらい辛い思いして苦しんでいる三宮をいびった以上三宮に優しくしてもらおうと思うこと自体間違っている。
>>152 会ってくれただけでもありがたいと思えって言いたくなった。>>源氏
三宮は自分にとって辛い経緯で生まれた薫を彼女なりに可愛がってるけどそれは薫が源氏の子じゃないから
逆に愛情を持てるのではないかと思った。最後は柏木を偲んでたし。
>>150 成長といっても朱雀帝は元々いい人だったからな。でも最後に源氏を負かしたのはよかった。
朧月夜も朱雀帝を選んで源氏を吹っ切ったし。正に不幸中の幸い。逆に頭中将は柏木いびり殺されるは
(自業自得とはいえ)雲居雁と夕霧夫婦のことで悩まされるはで晩年は救いようがなかったな。紫死後、
源氏が「君も最愛の息子を失くして・・」って自分と重ねて同情してたけど「お前が死なせたんだろ」って思ったw
こいつは、柏木を殺したって罪の意識のカケラもないよね。
確かにそこには驚きだった。
普通の人間なら、あそこまでしなくてもよかったかもとか思うよな。
源氏が柏木にしたのは酒の席で嫌味を言ったことくらいでは。
事件発覚後も彼の才能を認めてお祝い事の相談とかして賞賛してるし。
むしろ柏木のほうが罪の意識でビクビク逃げ回って神経を病んでしまった。
自殺みたいなもんだと思う。
うん。源氏は柏木に対しては一度絡んだだけなんだよね。
あれでびびる柏木が弱すぎる。あれで次世代のホープとは落ちたもんだ。
それを考えると耐えきって薫産んでも死なずに父親の援護つきでも
出家にまでこぎつけた三宮は偉かったと思う。
源氏外道話とか勝ち負け話がメイン。
前はもっと作品や登場人物と距離を置けた穏やかな人が多かった気がする。
あと、配役ネタな。もううんざり。
外道だと知ってても惹かれてしまう女心。
特に若い女だと、夕霧より源氏、薫より匂宮に
魅力を感じる人が多いと思うよー。
宗教なんて壮大なフィクションです
>>159 私は、夕霧>源氏 匂宮>薫 だな。
匂宮は見ている分ならいいよw
関ったらボロボロになりそうだけどね。
危険な男って魅力的だもんね。
あんまり文句を続けると、また絡みスレで悪口言われます〜
>>156 六条御息所に憑かれて結果的に死ななかったのって三宮くらいだよな。柏木も多分憑かれてただろうし
紫も数年は持ったが結果的に衰弱で寿命が縮まった様なもんだし。源氏はいちいち彼女を馬鹿にしてるけど
源氏の女君の中でも特にすごい人だと思う。源氏に復讐した数少ない人だし。
源氏の魅力って本の登場人物として客観的に見てたのではわからなさそう。付き合ってみたら初めて
男も女も魅かれるものがあるって気付きそう。もちろん、本質を知ってる以上付き合いたくはないがw
匂宮より源氏の方が鑑賞向けって感じ。匂宮は女絡みでなければ付き合えそう。
男女の友情アリエナイ ヘヘヘイ♪
ふと思ったのだけど源典侍が源氏と釣り合った年齢だったとしたらどうなってただろうな。
典侍は若かったとしても源氏と付き合った他の女性とタイプが違うと思うので(強いていえば朧月夜が近い)。
典侍を見てモーションをかける源氏→気の多い典侍ものる→美人だが気が多すぎる典侍に振り回される源氏→
ほとほと困ってたところに修理の大夫登場。典侍、大夫の下に戻る→源氏、やれやれ
ってとこか。源氏が典侍に本気になること以外実際とあまり変わらないな。典侍は源氏の不実に苦しむとか
大夫と板ばさみになって苦しむとか似合わないしな。昔のスレで末摘花の話で出てくる大輔の命婦が源典侍jrって
言われてたけど的を得てる。2巻はコミカル色が強くて微笑ましかったな。
あさきでは夕顔殺したのも六条になってたけど原作もそうだったっけ?
私が中学生の頃読んだ本では、六条の生霊なんて一言も書いてなかったので
関係ないけどパタリロ源氏の方も
六条の生き霊(バックに陰陽師ベールゼブブ)だったな。
それの方が話が劇的なんだろうけど。
確か原作はなんの霊なのかは書いていなかった気が。
原作にも書かれてないけど、確か葵の上が死んだ時の描写の隠喩で、六条御息所を
ほのめかす表現があったように思う。
実はあの時の生き霊も…って匂わせてるみたいな。
枕元に「御枕上に、いとをかしげなる女ゐて」って表現だもんね
その後グチるんだけど、誰とは特定していない。グチで判断。
>>166 六条も源典侍ぐらい前向きだったら源氏に捨てられても
悩まずに生きていけたのにね。
末摘花→ブスにも優しい。
源典侍→お年寄りにも優しい。
この二人が出てこなかったら、ほとんど源氏にいいイメージはなかったな。
というより、女なら誰でもいいただの女たらしを表してるともおも。
実際に女性を尊重して優しいかというとそうじゃないしね。
頭中将は尊重してる感がある気がするね。
頭中将こそ、女なら誰でもいいタイプなんじゃ?
引き取られた五節ちゃんの悪い噂を聞いた源氏が
「彼は若いころひどい女も相手にしていたからね」
と愉快そうに笑ってたよ。
前スレであったもし「頭中将が須磨に流されたら」という話を思い出したのでまとめ
惟光と宴で酒を飲む源氏
惟光「宴なのにつまらなさそうですね、源氏の君。」
源氏「ああ、やはり彼がいなくては寂しくてな。」
惟光「頭の君のことですか。おや、心地いい風が。」
源氏「この風は須磨から・・・。」
惟光「源氏の君・・・・。」
その夜
紫「殿・・・。最近寂しそうですね。」
源氏「ああ、頭中将が須磨に行ってからははりあいがなくてね。」
紫「そうですの・・・・・。」
源氏「それにしてもあの頭中将があの様なことになるとはな。もっと要領のいい男だと思っていたが・・・。」
紫「それ程気になってるのなら会いにいってあげては。」
源氏「私は浮き世のほだしが多すぎて須磨になど行けないよ。 とくに、あなたを置いてはね」
紫「まあ・・・・・・。」」→紫の上、頬を赤らめる
そしてそのままベットイン
ベット
>>162 危険な女って魅力的だもんねw
人は皆、蛾(が)のようなものだ
身を滅ぼすとわかってても火の中に飛び込んでいく
アホだな
マレーネ・ディートリッヒの歌う
「フォーリン・イン・ラブ・アゲイン」の一節、
明かりに集まる蛾のように男達が寄ってくるの
羽根を焼いたって 私は知らないわ
のような、源氏や男君達をクールに扱う美人がひとりくらいいてもよかったのに。
藤壺はクールというより策士な感じかな。
おばば殿はあくまでも「きゃは☆」っと明るく前向きだったし。
源氏に会う前の六条御息所は振り回すというより単に身持ちが堅いから違うし。
>>172−173
そういや、光栄から出てる「爆笑平安京」の中の「光源氏の実践恋愛講座」って章で、
イラストの頭中将が
「まろのポリシーは『みめよき女子』じゃっ
見さかいないのは源氏のほうでおじゃろうがっっ」
って青筋立てて怒ってたな。
>>177 ありゃそんな意味だったのかあれ。
ドイツ語選択してその歌訳する授業があったけど
「また恋に落ちてしまった。わたしは恋一筋に生きる」みたいな
一途な歌かと思いこんでいたよ・・・・・ほとんど寝てたけど。
考えたら源氏がほざきそうなセリフだな。
>>180 あさきの朝顔の心情描写によると朝顔も源氏を好きだけど、
でも女の闘いのなかに身をおきたくない、
いつか飽きられ捨てられ傷つくのは嫌だから清い関係のままでという
どちらかというと保身的だったよね。
源氏や頭の中将、朱雀院などに思いを寄せられても、
私はあなたたちのことは愛してないわ、
私にほれても無駄よ!
というような女性はいなかったね。
空蝉は?
あ、あれはああいう形でしか源氏を愛せなかったんだっけ。
うつせみはやることやったからいいの
はっきり断るのもマナー違反なのでは?
歌は返すだろうしなー。
歌にお断りよ!って匂わすんでしょ。
朝顔の態度が一番源氏はむかつくだろうから、
朝顔意思が強かったね。えらい
>>181 そう考えると朝顔って宇治の大君に似てる。
自己愛が強すぎたんだな。
結婚断っただけでなぜ自己愛が強いことになるんやら
大君は自分の身代わりに妹を薫の夜這い相手に仕向けたから自己愛強いけどさ
でも朝顔は誰も傷つけて無いじゃん。
自己愛強いってのは朧月夜みたいに周囲の人間の迷惑顧みずに好き勝手に欲望の赴くままに生きる人間のこというんだよ
「傷つきたくない」というのは自己愛が強いんだと思うけど。
横レスすまそ。
瀬戸内女史もそう言ってたね
>>186 傷つくことを恐れて踏み込まないのも自己愛だよ。
そんな尖んがった言い方しなさんな。
葵が生きてたら理想的な夫婦になれただろうにな。残念。
空蝉も朝顔も行き着く先が見えていたから踏み込めなかったんだろうね。
未来が見えすぎるということもなんとなくかわいそう。
瀬戸内は男作って夫と幼い娘をゴミのように捨てたあばずれだぞ
あいつこそ自己愛の塊。
瀬戸内の人間性など誰も言ってない。
だな。寂聴スレに逝け(そんなもんあるのか知らんがw)
でもまぁ、朝顔のやり方は好きだ。
結果的に源氏をますます燃え上がらせてるし。
>大君は自分の身代わりに妹を薫の夜這い相手に仕向けたから自己愛強いけどさ
皆はそう読んでるのか
私は長女だから、両親に何かあったら自分のこと後回しで
妹弟の幸せを確認せずにはいられない
・・・と思ってるから純粋に大君も同じだと思ってた。
勝手に男斡旋されてもお姉さん
妹は困るし傷つくだけだー
大君は本気で恋をしたり、人を愛することに臆病過ぎたんだと思う。
そのことで自分だけでなく、他人も傷ついたり不幸にするんではないかと思ってたような感じがする。
結局、恋から逃げることで自分も他人も傷ついて不幸になっちゃったんだけど。
源氏を振った女で最強なのは花散里初登場の回に出てきた惟光を突き返した女。
思いっきり拡大解釈すれば弄んだと言える。
>199
ああ、あれは凄かったね。
きっと明石から戻ってきた後、彼女は後悔したんだろうけど。
あれはふったというより源氏が弄んだだけって気がするけど。
一度だけ関係持ってその後はずっとほったらかしなんだから。
源氏は自分が失脚したので心変わりしたみたいなことほざいていたけど
ずっと放置しておいて、たまたま思い出したから声かけた程度で
自分のほうが裏切られたという考えを持てる源氏の自己中にあきれた。
源氏は去る者追わずだけど、自分を信じて待っててくれる女(花散里・末摘花など)は
決して見捨てず面倒をみる妙な誠実さがある。
末摘花はほとんど忘れられてたけどな…
やっぱ花散里最強か?
思い出の薬玉だね、それのみだが
花散里最強というか運が強い
花散里が愛されたのは、やっぱり人格、教養やたしなみが優れてるからでは?
物語に出てこないだけで、本編の影には「源氏を信じ
て待っている女人」がごまんといるのではないかとオモ。
身分の低い相手なんか特に、品がない才がないと理由
つけて一回でポイ捨てぽい。
しかし源氏物語って悪人が一人も出てこないね。
こんなファンタジーな物語は他にないね。
強いて言えばコキデンと右大臣ぐらいが敵役なだけで…。
源氏が一番の悪人、という流れになりませんように。あと桐壷帝とか。
>>207 その二人もホント「強いて言えば」っていうぐらい
政治家として正しいものね。
あの二人は敵役というより被害者の会代表
源氏が一番の悪人なんだが
>>208 残念だが源氏が一番の悪役で桐壺帝が次点としか言い様がないw 引徽殿さんと右大臣は悪役じゃなくて敵役。
確か悪役と敵役は似てて非なるものだったはず。薫や匂宮も悪役とまではいかないし、柏木も違う気がする。
超脇役だけど末摘花の叔母とか兵部卿宮の正妻とか悪役かも。
六条は悪人?
六条さんは違うと断言出来る。彼女こそ源氏の被害者。彼女は間違ったことをしてしまったのだけど哀れな人だと思う。
源氏の女君の中には悪役はいないよな(ヒロインなんだから当然だけど)。藤壺もしたことはあれだけど悪人ではない。
悪人に名前が挙がる人ってみんな源氏の被害者だよね。
215 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/12(月) 19:33:04 ID:Gf5BtGzp
源氏が悪人を作ってる訳だな
つまり、「源氏物語」とは実は恋愛小説じゃなくてピカレスク小説だったわけだw
頭中将主役でハードボイルドが見たい
>>217 頭中将「てめえら、まとめて皆殺しだぜ!」
近江の君「お父ちゃん、ダイジョウブー?」
ちょwwコーヒーふいた
絵は北条司でお願い
そんなの源氏物語じゃないやい
222 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/13(火) 18:15:10 ID:mSOkBYJh
北条司の描く女の人は綺麗。それぞれのキャラの描き分けもできる人。
けっこう源氏の世界にはまるかも。
江川達也より彼に源氏物語を男目線で描いてもらいたい。
源氏物語に男目線などない。
橋本治の窯変源氏物語が原作なら
男目線(一人称が源氏)だ
源氏が冴羽僚(←けものへん)ぐらいはっちゃけていたら
たらしでも好感もてるんだが・・・・・・
源氏が冴羽ならそれこそ夜盗「疾風」・・・・・・
ワ〜オ!もっこりちゃ〜んv
とかいって
御簾の中に裸ダイブする源氏かよ
ついでに利用するだけ利用して一発やらせない朝顔とか
二条院の他の場所へ行けないようトラップしかけたり
100トンハンマーで源氏をしばく紫の上・・・
>227>228
めちゃくちゃ見たいです
>>222 カオリや他の女性が、平安女性らしい髪型のロングで、ちゃんと平安時
代設定で描かれているのなら読みたいけど、かおりがショートの十二単
姿で100tハンマー持ってたりなど現代要素もりだくさんなシティハンタ
ーのパロ物なら、読みたくないかも。
親戚の名前が出てきてビビった。
こんな意見があったよ程度に話しておくわ。
よろすく
嫁さんは冴子に似てないけどいい人だお
>>222 北条司、平安カットだと流石に描き分けキツいとオモ
とりあえず香はハンマーもったら見分けつく
あとは上着に名前入れておいたらいいか犬君みたいに
それじゃどう考えても頭中将は海坊主ですね
あ
>>218につながった
名香智子さんの源氏物語読みたい。個性的キャラとストーリーで
面白そう。
源氏物語を扱ったギャルゲーってないね。幼女、熟女 各種取り揃えているのに。
まぁツンデレとか新しいタイプがいないのは時代だからしょうがない。
つ葵上
>>238 ギャルゲー+源氏物語と聞くと、プリンセス・メーカーを思い出す。
.
>>239 葵上はツンデレだよねー
デレは死ぬ間際にしか出なかったけど・・・
241 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/14(水) 20:39:50 ID:2D8sQfEY
>>240 今でもたまにプリンセスメーカーをやってしまう。
やりだすと結構楽しくって…
何このマニアックな流れw
あさきゆめみしより、
牧美也子センセの源氏物語のが
だんぜん素晴らしかったのに
どーして途中でやめちゃったんだよぅ
北条司の源氏〜だと明石の姫君の心臓に紫の霊が降りてきて語りかけるというホラーになるぞw
あ、秋好に六条でもいいか。
なんか真剣に北条司の源氏見たくてたまらないw
>>236 頭中将がバズーガ抱えるネタ前にもあがっていたな
この人はそういう巡り合わせなんだろうw
北条司の名前出したの私です、ごめん
北条絵と同じくらいみたいのは、寺沢武一の絵の源氏。
コブラの顔して、美女に誉められたら「よせやいホッペタが赤くなる」とか言うの。
美女は十二単だけどおしりは丸出し。紫は背中にイレズミがある。子供のころの紫は電気を操る戦士。
こーぶらー♪にゃにゃににゅうー♪←主題歌
正直、北条とか寺沢みたいなリアルムチムチ外人ボティの源氏物語はk
江川の絵よりイヤだ
250 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/15(木) 10:16:12 ID:gWqK5e78
コボちゃんみたいな絵ならどうだ?
>>250 植田まさしの源氏物語wwwww
4コマで、源氏は当然コボちゃん顔なんだろうね?
>>251 私はいしいひさいちでやって欲しいなあ・・・・・・
いい突っ込みが期待できそう>いしい
美内すずえとか「王家の紋章」の人もいいな。
>>254 その辺の名前が出てくるのなら、大和和紀でいいよw
王家の紋章の人は絵自体は下手ってわけじゃないけど漫画はド下手なので勘弁して
デッサンおかしいし、ふきだしは普通の会話もほとんどとげとげだし。
ちなみに素朴な疑問。
源氏は紫と結婚したのを機会に紫父にそのことを報告したけど、自分が誘拐したこともちゃんと打ち明けて謝罪したんだろう?
俺が育ててやったくらいに言ってるに一票
>王家の紋章の人は絵自体は下手ってわけじゃないけど
私は下手だなあ〜と前々からw
デッサンおかしいなら普通に下手だと思うんだけど
>>258 細川先生の絵は下手。
カラーとか綺麗だったと思うんだけど、あれ別人?
桐壺・藤壺・紫の上・夕顔あたり=キャロル顔
弘徽殿・六條・葵の上=アイシス顔
これはガチであろうw
>>255 細川センセイならハイテンションなくどきをする源氏が見られそうでついw。
女の家に勝手に来ては
「おお、このわたしをこんな所にまで呼び寄せるとは!そなたの魅力が云々」
とグオオ〜と盛り上がってる図とか。
美内センセイなら白目がちの六条御息所、更に熱血度の高い天然の
末摘花だったり。
いしいひさいち、いいね。
全部四コマの源氏物語。
島耕作で源氏はどうお?
耕作、自分の子(宇多田)なのに、親子の名乗りをしない話あったじゃん。
またはドラゴン桜の絵。全員あの顔。
うぉぇっぷ
真面目に書いてくれたら買うのは、犬丸りん。
源氏がおじゃる丸なの。電ボ=惟光。カズマ=朱雀院。
末摘花=薄井。三ノ宮=おかめ。御息所=ママ。
玉蔓=にこりん坊。紫=電ボ(二役)
4コマでいちいちオチがある源氏なんてやだよw
>256-257
むしろ、こちらが礼を言われて当然、ぐらい素で思い込んでそうだ。
後になって、紫に対しても、「貴女は幼い頃からこの私に引き取られて、
実家同然の気安い生活をしてきたのだから、幸せだ」‥とかいう場面が無かったっけ?
その紫が、三宮降嫁の件で内心苦しんでいるということも気づかずに…。
>261
島耕作の作者なら、源氏を筆頭に男キャラの嫌らしさや腐れっぷりを
実に上手く表現してくれそうだw
でも、あの人の描く女キャラやエロシーンは正直汚い…。
久々に来たらこんな流れになってたとはw
でも誰も怒らず当然のように話が続いていく
好きだなあ、このスレのこういうとこ
>>263 たしかに汚いなw
しかし中年の身体のくずれとか、やっぱり上手い
嫁を脱がして、見ながら描いているのだろうか。
267 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/16(金) 21:19:05 ID:OL+W+r5K
島耕作の作者(弘兼某)より、かわぐちかいじの方がいいな。
263さんも言ってるけど、島耕作の作者のエロシーンは妙な生々
しさがあるというか汚く見える。
速水三佐のような紫なら絶対見るのに〜
男性が作者なら、和田慎二の絵で見たい。
故手塚治虫も良かったかも。
手塚の源氏?冗談こきまろ。
きりねえな・・・・・
もうやなせたかしでもいいよ
サイバラはどうだ?
きりないよほんと
みんな思い入れのある漫画家がそれぞれいるでしょう?
じゃあ女なら吉田秋生、男なら原哲夫でFA?
あなたにとってはFAでOK
柏木にとりついた物の怪って誰だったのかな?
三宮ではないのは確かだろうけど。
もし三宮の生霊で、柏木の死因も精神的ショック死じゃなくて、呪い殺されたのなら最高だったんだけどね。
ああいう性犯罪者が何の罰も受けずに楽な死に方するっていうのはメチャクチャ後味悪くて。
しかも柏木は最後までレイプしたこと露ほどにも悪いと思ってなかった最低野郎だし。
告発の行方やリップスティックは性犯罪の被害者が戦って加害者に勝つというラストはすごく良かった
特にリップスティックは被害者が加害者に怒りのライフル射撃で蜂の巣。
裁判で加害者が無罪勝ち取ったときは胸糞悪かっただけにすっきりした。
うろ覚えだけど弁護士が彼女がした殺人はレイプを無罪にしてしまった法廷に代わって裁いただけで正当なもの
だと主張して、それに対して裁判官が「被告は無罪」と言ったときは気分爽快。
源氏物語で復讐は無理なのでせめて生霊でもいいからレイプ魔に天罰くらわしてほしかったな
私も性犯罪には反対だけど、中世貴族にそういう概念があったかどうかは疑問?
玉葛の場合は強引にだけど、三宮は拒んだわけでもないって表現あったし。
女性からの視点の書き物にも、許せない行為って認識もなくて、むしろロマンス
的な考え方だったんじゃね?
まあ、さっきも言ったけど、玉葛は精神的ショックも大きいしカワイソスだね。
その無駄な倒置法はなんだ。
やなせたかし源氏読みたい。
源氏はジャムおじさんの顔でいろんな女人に乗っかる。
ウサギとかバタ子さんとかドキンちゃんとか。
>278
お前って奴は・・>270の努力を・・
いろんな作家さんが合同でキャラ描くてのも面白そうだな
自分は弓月光が見たい。エロかわいい女人がイパーイ
そういえば魔夜峰夫の「パタリロ源氏」って面白いの?
>>276 玉鬘は独身で結婚前提だったので髭黒からしたらちょっと強引なプロポーズくらいの概念だったかもしれない。
しかも親が結婚相手決めるあの時代ですでに頭中将に婿として認めてもらったし
結婚前の和歌のやりとりとか、一応結婚までの順序は守っているから。
でも三宮は人妻&内親王、結婚できない人間なんだから柏木の一時の性の捌け口にされたってわけでかなり事情が異なるんじゃない?
貴族の娘じゃなく内親王相手だと臣下は直接声も聞いてはいけないくらいの感覚が普通なのにレイプなんだから。
>>282 柏木は三宮に恋いこがれてはいるけど、確かに性欲に近い印象を受けるね。なんでだろう?
夕霧→雁
薫→大君
なんかは恋心を感じるけど。
あまりにチンポマンだから
>>283 柏木にはあまりにも物狂いな言動が多いからでは?
しかも明らかに許されない恋。
のめりこみ度が高すぎて怖くなるほど。
柏木はパパや源氏らのみごとさを見るにつけ、
わが身にひきかえてムニャムニャいろいろ思うところがあったんだろうな
アホのうわぬりしか出来なかったわけね
身のほどを知れだよ
確かに怖かったです。
もしかしなくてもストーカーみたいで。
「苦労して手に入れた恋人はなんと頼りない」と勝手に自己悲哀
「源氏をみたら宮さまは心変わりしてしまう」と勝手に相思相愛妄想
「宮さまが出家した。私と子供を見捨てた」と勝手に被害妄想
「私が嫌いならなぜ私を受け入れてくださる」と勝手にレイプ同意妄想
「あのくらいで姿をみられるなんて、あの方に軽いところがあったから」と勝手に責任転嫁
「私達は前世からこうなる運命だったとあきらめてください」と勝手に自己弁護
「皇后や女御でさえ男と通うこともある」と勝手に自己正当化
「なぜ落葉のようにつまらぬ方を貰ってしまったのか」といいつつ「宮さまがお気の毒だ。源氏は紫の上さまばかり」と勝手に自己棚上げ。
思い込み激しすぎるよ……
288 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/17(土) 20:01:22 ID:nclAntuR
>>283 柏木はいい言い方をすると「一目ぼれ」。髭黒もそんな感じ。状況や境遇は大きく違うけど。
夕霧と薫はちゃんと接した上でだから見た目以上に中身を見ている感じがする。特に夕霧。
だから比べるには種類が違いすぎると思う。恋心といえば源氏の場合はどうなんだろうか?
紫は恋心って感じがしないけど。父や兄のつもりだったら強引にあんなこと(誘拐、強姦)しないと思うし。
>>275 多分六条御息所。柏木も三宮も同時に霊取り付かれたのは出来すぎな気がするし。柏木を擁護する訳ではないが
御息所にある程度行動を操作され、その後源氏に精神的に追い詰められ身体が弱って発病ってのが自然。
ところで三宮は御息所の霊に取り付かれた影響ってどこに出たのだろうか?出産+精神的ショックと健康的に
思わしくなかったのに命どころか病気らしい病気にもならなかったし。源氏を見限って出家したこと?
犬君の笑い声で起床。まだ眠い。顔を洗う。顔が濡れて力が出ない。
朝食のかわりに粥と果物をつめる。頭が重い。イヤになる。
「御所においでなさいませ」紫の言葉だ。
うるさいんだよ。俺は親王じゃないただの源氏姓なんだよ。
「お気を付けて!」うるせぇんだよこの女房が。
ダルい出仕。牛舎ではうるせぇ牛がわめいている殺すぞ。
助けて〜!」惟蜜が叫んでいる。俺にどうしろっていうんだよ。
惟蜜救出。五節の舞姫のことで嫁に怒られたしい。
うだつの上がらない奴だ。
今日は曇りだ。気分が盛り上がらない。早く邸へ帰りたい。
頭の中将がニヤニヤしている。
宣旨終了。
みんなで談笑。女房の笑い声にみんながいらつく。
主上登場。
「もっと御所に顔を見せなさい」 相変わらず藤壷のことはばれていない。
「主上もお元気そうで何よりです」本当はどうでもいい。
女房早くこい。
右大臣に嫌味を言われる。ウザい。
「源氏の君大丈夫ですか!」源の典待だ。タイミングが良すぎる。
どこから見ていたんだ?
「新しい顔よ」朧月夜のことらしい。
頭の中将がニヤニヤしている。
「乳の左大臣が婿殿にあいたがっていますよ」
このセリフには飽き飽きしている。
出仕終了。「六条へ文を」格好だけ書いてみる。
蛍兵部が来た。「兄上、香の焚き方を教えてください」遅すぎる。帰れ。
うだつの上がらない奴だ。
帰邸。
女房がニヤニヤしてこっちを見ている。
いやがらせか?殺すか?
292 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/17(土) 21:36:20 ID:pjMmN8wh
源氏と六条の御息所が付き合い始めたとき
二人はいくつぐらいだったのだろう…。
17歳のうら若き美少年と嫉妬深い26歳ぐらいの
超美人貴婦人の恋の話。現代版にアレンジしてドラマできそう。
最近のテレビドラマ漫画原作改悪の面白くないドラマ
ばっかだから源氏物語&あさきゆめみしに
出てくる女たちの話の中から一部を取り出して
下敷きに現代版にアレンジしてドラマ作ってほしいな!
文豪谷崎潤一郎とか川端康成も源氏物語を下敷きに
小説書いたじゃん!
頭のいい人だったら、源氏物語は女辞典みたいで
いろいろインスピレーション沸いてきそうな希ガス。
>>292 源氏16(そろそろ17)、御息所は7歳年上の24歳よ。
>>288 ありがと。読んでみるわ。
三宮が幸せになれただろう降嫁先は源氏、夕霧、柏木の中
だけで選ぶなら、夕霧の処だろうな。
もし三宮の父院が柏木に降嫁を許されていたら、きっと柏木は
三宮に飽きて、他の得難い女性を追っかけてるような気がするから。
夕霧は雲居の雁がいるとはいえ、律義だから、いくらねんねでも、ちゃんと
相手すると思うから。
夕霧は作中唯一、そして当時の男としても珍しくレイープしなかった男だろうな。
雲居雁は幼なじみがそのまま…だから恋らしい恋はしなかったそうだが、
二の宮とも話していくうちに…だし(相手の同意はないが)、まともな恋をしてるのはこいつだけだな。
藤典侍にもいきなり寝所に乗り込んだり、女房に手出しとかしてなさそう。
律儀ゆえなのかもしれないが、そう考えると夕霧は良い男だ。
>夕霧は作中唯一、そして当時の男としても珍しくレイープしなかった男だろうな。
お言葉を返すようで、申し訳ないが…
押し倒して、押さえつけて想いと遂げる事だけが「レイープ」ではなかろう。
自分の考えが浅はかなばかりに、落葉を傷つけ、その母親の死期を早めた罪は
相当重いと思う。
また、母の死後の夕霧の行動は、相手の気持ちは一切無視の、恩着せがましい
おしつけ。塗り込めに逃げ込む気持ちがわかる。
あれじゃレイープのほうがマシかも。
私は「さすが外道の息子は外道だな」って、ひたすら感心したけどなあ。
298 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/18(日) 09:16:22 ID:HxD+pJXb
24歳で才色兼備の貴婦人か…。
現代の感覚では難しいなぁ。
夕霧はだんなにするにはとてもいい男だけど
物語の中の住人としては面白みがないなぁ〜。
私としてはなぜ教養のない田舎者の浮船が外見だけで
イケ面二人にもてもてだったのか不思議だ。
六条の御息所や紫の上の出てくる物語として納得いかん!
>>298 そこで「宇治十帖別作者説」が消えないワケですよ。
>>297 横レスですが、おっしゃる通りです。
ただ、一条御息所の死期が早まったのは
誤解した坊主の告げ口や雲井雁が手紙横取りしたなどハプニングが重なって
夕霧一人の責任というわけではないし。
確かに結婚は強引だったけど、無理やりレイプして既成事実に物言わせる方法だけは避けたし
やっぱり柏木や源氏に比べると人間出来てるでしょう。
その後努力して二宮とも雲井とも仲直りして平穏な夫婦生活取り戻したし
外道というほど悪くは無いと思う
おまいら「あさきゆめみし」の他で
お気に入りorおすすめの源氏物語ってある?
漫画じゃなくても良いけど
橋本の窯変。
イメージフォトが全部見られる、単行本の方がいい。
文庫版は写真が少ないのが、よろしくない。
与謝野源氏。
源氏物語を現代風にアレンジするなら
源氏を高校生の設定にしてほしい。
六条は、女社長で
夕顔は、家事手伝いの女
空蝉は、既婚の女教師…って感じでこういう年上の女と高校生の恋愛ってなかなかないんじゃない?
>>304 しかしその反面小学生を誘拐。ちなみに源氏は社長(桐壺帝)の息子で藤壺はもちろん若き社長夫人。
そういや夕顔も年上なんだよな。多分源氏との年の差は他の女性より近いだろうけど。夕顔はただの
家事手伝いじゃなくて副社長(左大臣)の息子(頭中将)の恋人で父親は副社長の部下だったが
父の死後訳あって恋人と別れて今にいたるってとこだろうな。源氏物語が現在設定だったら会社が舞台って
イメージが強い。朧月夜は次期社長(朱雀帝)の婚約者の令嬢。末摘花は落ちぶれた子会社社長の娘。
源尚侍は社内に恋人ありなお局様(笑)。
源氏が現代劇なあ
幼女略取誘拐でタイーホ!
で完だろう
むしろ現代物にするなら
宇治の方がありえるような気がするわけですよ
309 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/18(日) 18:07:00 ID:HxD+pJXb
いや、源氏は総理大臣の息子でよろしく!
310 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/18(日) 19:08:04 ID:ra0cA5bH
じゃあ、主演は小泉孝太郎か?
総理大臣のバカ息子が総理になる話なら
モーニングで庄司が連載中
現代物じゃ無理でしょ。
男が来なけりゃ車で女が訪ねちゃう。電話やメール入れたりするだろう。
当時の結婚制度+「女が動けない」がポイントだから。
女が「あ、こいつダメ」と思ったらサッサと別の男に切り替えちゃうし。
>>297 お言葉を返すようで申し訳ないが、夕霧の愚行は貴殿の書いたとおりだが
一般的に「レイプ」とは
>押し倒して、押さえつけて想いと遂げる事
を指すのではないの?
>>301 あさきの後なら、田辺聖子の新源氏をおすすめする。
ともかく読みやすい。
現代語訳なら
>>303と同じく、与謝野が好き。
>>313 多分
>>297さんも、
> あれじゃレイープのほうがマシかも。
と言ってるところからして、夕霧がレイプはしてないのは認めてると思われ。
私も
・レイプしないだけ夕霧はまとも
・でも夕霧はやること鈍くさくて人を傷つける(二宮のときはほんといらついた)
と思うので両者に同意。
でもまぁあの中で誰か選べと言われたら、結婚相手としては夕霧だな。しょうがないw
>273
この前夜叉読み返してたとこだ。
吉田だと、寄り目、武器か?って位とがった顎、
への字口、なんかいっつも斜めアングルの源氏や中将になっちまうよ。
>316
あの人の絵、独特だけど、年々と顎トンガリと寄り目がキツくなってる希ガス。
イヴの初めの方で、「こんなきれいな娘見たことない」って烈の台詞、
声出してワラってしまった。どこが〜って感じで。
>>315 「押し倒して押さえつけて想いと遂げる事だけがレイープではなかろう」とあるので
レイープとは押し倒して押さえつけて想いと遂げる事だよと313は言ってんじゃマイカ。
・・・まあ、こんなとこでレイプの定義を議論するのもアレだな。
横レスすまん。スルーしてくれ。
>>304のレスで連想したんだが
一条ゆかりはどうだ
>>302 「源氏供養・上下」は読んだ?
あれでまた源氏の見方が広がった感じがして気に入ってる
322 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/19(月) 19:16:42 ID:QXXP4FRA
六条の御息所は
元ミス東大の代議士秘書。
夕顔は
訳ありで銀座ホステスをする元旧家の娘。
妻の葵上には
代々総理大臣を輩出する家系の美しい娘で
正妻の息子である兄の妻に迎えるつもりだったとか…。
なんだかレイプ論が炸裂しているが
法的に言うと暴力、脅迫、薬等を使って無理やり性交渉することなので夕霧は違う。
準強姦も相手が酒や病気などで意識不明なのをいいことに勝手に性交渉することなのでこれも違う
夕霧が女房の手引きで落葉の宮の塗籠に侵入した時
あさきでは描かれてなかったけど実はやってしまったんじゃなかったっけ?
だとしたらレイプに近いものだったのかなあと思ったり
325 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/19(月) 20:42:56 ID:CfOQ97pc
当時は「顔を見せる事はあそこ見せるのに近い」くらいの感覚、ってきいた事ある
まあ、あの重い衣装も、うざいくらい長い髪も
女が自由に身動き出来なくする意味もあったみたいだし
男に都合のいい文化だったんだろう
男がこれは和姦だといえば、和姦なんだろな
327 :
302です:2006/06/19(月) 21:21:09 ID:???
>>321 源氏供養も読みましたよ。
谷崎の豪華版が子供の頃欲しかった、とか、いかにも橋本らしかったな。
解説的な奴だと、大野&丸谷の「光る源氏の物語」も面白かった。
源氏物語の風物とか出てくる物をカラーで解説した
辞典形式のような物でオススメありますか?
ゼミで集中講義がありそうなので事前に調べときたいんですが
本屋に行っても簡単な物しかなくて・・・・・
329 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/19(月) 21:36:16 ID:2fh1Xhsk
六条御息所の死霊って、女三の宮の黒猫にとりついていたんだよね?
源氏が「もう一度藤壺の宮に・・・」と考えて、女三の宮との結婚を承諾するとき、
黒猫が唐猫を追いかけて御簾が持ち上がってしまい、柏木が三の宮の姿を見て
しまうとき、柏木が女三の宮をレイープしてしまうとき、女三の宮が出家を決意
したとき、みんなあの黒猫が出てくる。
当時は今のような意味でのレイプって言う概念はなかった
貞操観念は皆無だしセクース自体に意味もなかったから和姦も強姦もない
男女が会う=セクースなので、やろうがやるまいが同じ事
そもそも男がやる気満々で御簾の中に入ってこられたら
女性側には拒みようも逃げようもなかった
だって常に上半身はだかのお乳丸出しだし
立って歩く事も普通はしない(つうか出来ないのか?)んだもの
だから本来は直接会わない=セクースしてません、だった
塗籠に女房の手引きで夕霧が侵入したくだりは
本来なら降嫁したとはいえ落葉宮は元親王という立場だから
黙っていても周りが丁重に扱ってくれるはずだったんだが
周り(夕霧)がその辺遠慮して重くあつかってくれないほど
(顔が見えるところまで入り込んでくるほど)軽んじられていたという事を示す
元親王ではなく現内親王です。
柏木に嫁いだといっても皇女の身分は捨ててない。
それから貴族同士に強姦の概念はなかったというの同意。
ただし相手が内親王だと話は別。
夫でもない奴が御簾の中に入ってくるだけでとんでもないこと。
だから柏木は本来は死刑か流罪。
平安中期は死刑は事実上停止状態だから死刑にはならんだろうけどね。
柏木の行為が罪になるのは当然だが源氏はどうだろうか。藤壺とは間違いなく罪だけど空蝉や朧月夜はどうなんだろうか。
空蝉は中納言の娘で受領の妻だからなんでもなさそうだけど朧月夜は右大臣の娘で帝の后候補だったから
源氏の自主謹慎という形じゃなくても右大臣や朱雀帝が直々に追放させられるだろうか?
余談だけど軒端荻が結婚したとき「相手の男は処女じゃなくて驚くだろうな」とか「でも相手が私だったのだから
むしろ男も感謝すべきだろう」とか言ったらしいな。仮にも主人公がこんなこと言うなんて当時の貴族は
現代人からしてみればとんでもない人でなしだったんだろうな。あさきでは描けないだろうな、このセリフ。
333 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/19(月) 22:20:09 ID:QXXP4FRA
小学生の時に読んでいたコミックと最近買った文庫本では
少し内容が違うような気がします。
コミックのほうでは方々に六条の御息所の霊が出てくるけど
文庫本は話の流れが掴見やすくなりましたが、霊があまり出て
こなかったような気がします。(3〜4箇所ぐらいだと思う)
引越しのときにコミックをBOOK OFFに売って
しまったので詳細はわかりませんが…。
>>328 衣装だったら確か「まろ、ん?」が、官位 公式 私服 季節などに沿って
詳しく描き分けてみたと解説に書いてたような気ガス。調度品、行事などは
京都の伝統行事や郷土博物館とかから調べた方がいいんじゃないかな。
失礼
元親王×
内親王○
柏木×女三宮に関しても別にいわゆる罪じゃないのでは
源氏は時の権力者ではあっても帝ではないし
ただ、本当はあってはならない事には変わりないだろうけど
>>332 朧月夜の件でほんとなら一番むかついて
のちのちまで恨みに思いそうな朱雀院が
なぜか源氏に対してあまり腹を立ててない感じだよね
それどころかわざわざ娘(女三宮)までくれてる
変な人だよ朱雀院は
あさきの内容と離れちゃった
スレ違いになりそうだからこれくらいにしとく
朱雀帝自身は母や祖父と違って不遇な弟に優しいいい人だがその弟が恩知らずでとんでもない腐れ外道だからな。
源氏物語一いい人と言われる左大臣も源氏を取り持ちすぎなのが唯一にして最大の難点だし。
何故二人ともあんな奴に優しくするのかって言いたくなってくるが、そんな二人を平気で裏切る様なことを
してる源氏の方が朱雀帝より変というか異常。
>>335 朱雀院はホラ、無自覚のうちに源氏に惚れてたからw
娘を嫁にやったのは自分の代わりとしてだろう。
しかも腹違いとはいえ近親相姦だという・・・
タブーが多い恋は萌えるねっ
そう考えると朱雀さんって大人しい顔してて結構やるね。
あんまり現代の道徳観と絡めて
登場人物を語るのは正直萎える。
同じ事ばっか言ってると禿げるよ、「外道」とかさ。
>>341 しょうがないじゃん、私たち現代の人間だし
源氏に限って言えば当時の道徳観から言っても最低だけどね。
まともな神経もった人間なら天皇の妻や側室(それも義母や義姉)に手は出さない。
身分意識が今よりずっと強かったんだから。
現代の価値観なら世間から白い目でみられるだけだけど、当時の価値観なら流罪レベル。
源氏って“幸せの青い鳥症候群”だよね。
チルチルとミチルは青い鳥を探して世界中を探しまわるが、どこにも
「青い鳥」は見つからない。ようやく自分たちの家に帰ってきたとき、
すべては夢だったことがわかる。そして「青い鳥」(幸福)は家で
飼っていたキジバトだったことを知る・・・という話。
源氏が求めていたものは、結局身近なところ(紫の上)の中にあった。
源氏の場合、クジャクだろうが烏だろうが鷺だろうが片っ端からセミオートマティック乱射して撃ち落とした挙げ句、
「キジも泣かずば撃たれまい(=あなたが美しくて魅力的なのがいけないのですよ、さぁもう泣かないで、かわいい人)」
とおホザきになり奉りあそばしますからな。
火など急ぎおこして炭もて渡り焼き鳥でも食ってろ。さげチン。
>318
スレ落ちてて見られないんだけど、内容からして谷崎?
外道度は鴎外のななめ上をいくよね。
昔は「女性の顔見せ=マンコ・カパック」だったという意見があったが
「女が顔を見せる≒セックス。顔見せは今のスマタみたいなものです」と昔、先生から習いました。
桜田先生、元気かなぁ。
インカ皇帝こんなところで名前をw
源氏のまわりは淫化帝国。
つくづく
だめなやつ
↑ドラちゃんがのび太に言ったセリフ
>>344 とはずがたりのあのお人は、院の妻に手を出してますが
>>347 多分、島崎藤村の姪だった人のスレだと思う。
先日ニュー速+にそのスレがあったけど、今はないから。
>「女が顔を見せる≒セックス。顔見せは今のスマタみたいなものです」と昔、先生から習いました。
何故か、斎院になる前を懐古する内容の、朝顔宮へ源氏が送った文を思い出した。
>>351 彼は「源氏物語」の読み過ぎで源氏になりきりモードになっていたフシがある。
騎士物語の読み過ぎで頭の中がそっちの世界にいっちゃったドン・キホーテみたいなもんだな。
>>344 えーっと、今手近に資料がないからうろおぼえで申し訳ないんだけど
藤原道長の入内した妹が殿上人(相手の名前も特定されていたと思うが失念)
を通わせて妊娠したと宮中で噂が立った時、道長が確かめると言い出して
いきなり妹の御簾の中に入りオパーイをぎゅーとやったらお乳が出たんで噂がほんとだと知れた
という話があったよ、たしか
このとき、相手の殿上人は別に罪に問われていなかったし
特に非難もされていなかったような
作者の口調も、親しか普通は入れない妹の御簾の中にいきなり入った
道長の行動は変わってるよねー・・・って感じで
(出典は栄華物語?間違ってたら指摘&補足説明頼む)
源氏が当時の一般的な殿上人像からかけ離れている事は認めるけど
政治的なかけひきに利用されなければ、やっちゃったぐらいで公の罪には問われないし
別にさほどタブーでもないのがあの当時の通念だと思う
倫理観も道徳観もヘチマもないつうか
>>351 とわずがたりぐらい時代が下がると
もっとひどくなってたんじゃまいか
本人が平気で書き残すくらい
綏子の場合は三条帝の東宮時代で尚侍だったから、朧月夜に近いのかな。
密通相手の源頼定は一条帝女御の藤原元子にも手を出している。
(これは一条の死後)
>>354 道長が妹の乳ギューしてピューってなった話・・・
新聞で連載していた「この世をば」って小説で見たな・・・
子供ながらにエロいと思ったよw
妹のおぱーいギューしてピュー
の、ピューのところで違う想像しちゃったんだが
>>354 うろ覚えで申し訳ないけれども、源頼定は三条帝在位中はさすがに干されていたらしい。
彼は村上天皇の孫だったけれど、皇位に野心を持っていなかったこともあってか、
罪には問われていないみたい。
元子の妹が当時、三条帝の皇太子妃だと知りつつ、元子に手を出す辺りはリアル源氏W
>>354 綏子は後見の父が死んだ後は、三条天皇と事実上離縁した形だったからでは?
ずーーと宮中から遠ざかってすでに世間から忘れられているひとでも
一応天皇の愛人だから不倫はやばいということで
本来、赤の他人(当時の異母兄妹はね)のはずの道長でもさすがに世間体が
やばかったのでとんでもない行動に出たと。
実情は天皇の愛人廃業してたひとだからギリギリセーフだったってことじゃない?
清和天皇の皇后だったひとは天皇死後皇太后になったけど坊主と恋愛関係になってしまい
その為、今上の母でありながら廃后にされている。
女御の密通・・って、勝手な妄想だけど、
帝と女御の血が濃い場合、近親婚は奇形の子が生まれる可能性が高いか
ら、意図的に女御に男性を通わせるよう内々に指導して産んでもらって
たとか?
女院で坊主と密通して子どもまで生んだ人もいたな
名前忘れちゃったけど
いたいた
誰だっけ
おそらく、高松院と思われる。
(二条天皇中宮・女朱子内親王・後白河法皇の異母妹)
男子を産んで、その子も坊主になる。
36歳で病死するが、それも再度の妊娠が原因とのウワサ。
高松院って二条天皇が先帝の皇后を強引に入内させたため
出家したという話でなんか気の毒な人だと思ってたけど
そんなことがあったのか〜。
ぐぐってみたら息子の他に娘も密通で産んでいたとかなんとか。
ちょっとびっくりした。
ピルがあと千年早く生まれていれば
やっぱり女房同士の噂から知れ渡っちゃったりするのかな
ギジアンの時は横で寝てるわけだし
で、トップクラスの公卿の日記に暈して書かれ、それが現代まで伝わってしまって。
ネットがない時代でも、密事が葬り去られるどころか、記録が残されることが凄い。
>>360 崇徳天皇を連想してしまった…
みんなしてみんなして知ってるくせに
わ わたしにだけ…知ら…知らないふりを!!
お お兄さまには関係のないこと…お聞きにならないで!……いえ
もしや
お兄さまも……ご存知だったら…
ああ
ご存知なのね
う…う ううう…
チュ
369 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/24(土) 05:10:15 ID:alEfsWms
すれ違い
ageてまで言うことか
ageずにはいられなかったんだろな
>>95 大臣家の娘だから多分そうなっていたのでは?
紫の上は宮家の出だといってもわき腹だし。
>>100 源氏の養女になってたんだよね?だったら源氏が死んだ後の相続権は
ありそうに思えるけど。
源氏の遺産で思い出したんだけど
谷崎潤一郎(だったかな?)が現代語訳した原作みたら
玉鬘は源氏の子供として明石の姫の次に遺産を多くもらったとあった。
同じ養女で六条院の四分の一は元々自分の個人資産だった秋好より多いのはなぜ?
そもそも夫も息子もいて将来安定している玉鬘より後見人がいなくなる
秋好に財産多く残すのだったらまだ話はわかるんだけど。
この差って母親に対する愛情の差かな、それとも義理の娘に対する源氏の愛情の差?
(もっとも義理の娘といっても源氏のそれはあきらかに異性としての愛情だし)
六条御息所の遺産が物凄く残ってたとか、
元・斎宮として何か頂いてたとか、
中宮としての所領があるとか、…かな。
秋好は夕霧が後を接いで後見をしただろうし、
後日談(?)だが、薫を養子分にしてるし。
玉鬘は、実父・頭中将一族の後見も
あまり期待できそうもないしね。
376 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/25(日) 20:47:14 ID:Hnr82kx3
>>375 中宮になったら朝廷から御封がもらえるからね。
>>352 朝顔の斎院に、源氏がなぜあそこまでこだわったのか分からない。
ヤパーリ身分?宮家の姫で元斎院だから。
顔はずばぬけた美女とも思えないし、趣味が高くて奥ゆかしいぐらいしか
彼女の魅力について書かれてない。
自分に落ちないってことで意地になっていたんじゃ
空蝉に対してもそれが見て取れるし
>>376 女君を格付けする趣味(やれ文字だ、香だry)と、一流の女君を落とす趣味が源氏にあって、
六条御息所と藤壷女院の死後直後、高貴かつもっとも趣味が良い女君とされた人が
朝顔宮だったのでは?という説がありますね。
一流である俺様に相応しい女君は、全て俺様の保護下にしたいんだよ、とかも有りかな?w
(朝顔が落飾しそうな雰囲気の頃には、秋好中宮をとても評価している>若菜下以降)
源氏物語を執筆していた頃と同じ時期に、大斎院という異名を持つ風流で有名な選子内親王が
在任していたから、批判的な事は書けない雰囲気があったのかも?と思います。
当時の読者が、実在する人間に登場人物を重ねながら読んでいたかは分かりませんが、
朝顔宮のモデルの一人として、選子内親王はイメージしやすかったのかも、と感じます。
つまり、バンコランみたいなものですよ。
そういや朝顔は初めて紫が自分以外の女人と意識した人だったんだよな。でも源氏とは男女の一線に越えないまま
終わった関係だったからそういう意味では朝顔は特殊な存在だな。
紫はよく完璧すぎて面白みがない、8巻から源氏への不信から人間的深みが出てきていいって意見があるけど
3、4巻の頃もまだ幼いところがあって喜怒哀楽がはっきりしてたから、おてんばな若紫がそのまま大きくなった感じで
完璧超人ではなかったと思う。絵的にも美人というより可愛い感じだったし。紫が完璧っぽくなったのは明石の姫を
預かって母親になったのと明石上の悲しみを理解して成長したのだと思う。5巻以降は絵的にも美人系になったし。
でも紫の性格や才能自体は紫死後、源氏が言っていた様に紫自身の資質が開花した結果で源氏が育んだものでは
ないと思いたい。
381 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/26(月) 20:16:54 ID:NZqjCPrI
パタ源来月出ますね
>>380 >紫自身の資質が開花した結果
朱雀院が
「この姫を一人前の女に育ててくれる男……あの源氏の君が紫の上を
育てて妻としたように……」
といっていたけど、紫の上と女三の宮じゃもともとの資質が違いすぎると
オモタヨ。
親馬鹿フィルターで見てたんでないの?
確かに資質が違うのは認める。
でも紫は源氏に父親と引き離されたせいで、10歳そこそこの子供の頃から他人の家で育たなきゃならなかった環境とか。
(いくら源氏を兄のように慕っていたといっても所詮他人なんだから
世話してくれるひとの望み通りに教育受けないといけないって気苦労あったと思う)
成人式もしないうちに信頼してたひとに突然強姦されたり、
それを乗り越えて成長しなければならなかったという苦労があった。
そこのところが嫁いでからも、ただただお人形さんのように大事にされてきた
三宮とは大分事情が違ったので、それが人格に大きく影響したかと
紫の上が端から見て、非のうちどころのない素晴らしい女人に成長できえたのは、
源氏の都人としての超一流教育と源氏から受ける女としての試練といつ捨てられるかわからない不安があったからだろうな。
源氏に見初められる事がなかったら、紫の上は浮舟を明るくて素直にした感じの、藤壷似の世間知らずの田舎娘にしか成長しなかったと思う。
女三の宮も柏木が忍んでこなかったらあのままボーッと幸せに暮らしていた
かもな。
「わたくしはいままでのままでよかったのに……」
といっていたから。
小侍従という女房、余計なことしてご主人を不幸にしてしまったじゃないか。
三の宮も藤壷に顔が似てたら、かなり人生変わってただろうな・・・
紫の上捨てられてた・・かも。
三の宮も源氏の事、父の身代わりとしか見てないからお似合いな二人になったかもしれないw
>>384 藤壺も三の宮と同じく内親王で、世間知らずに育っていたはずだけど、
競争の激しい後宮に入内してから持って生まれた資質が磨かれて
いったんだろうね。
ライバルの弘徽殿さんはずっと藤壺のあら探しをして、スキあらば
引きずりおろしてやろうと考えていただろうし。
要するに人間苦労が必要ってことだよね。
明石姫は紫上が死んだ時分には、源氏と結婚した当時の明石上と同じくらいの年齢のはず。
でも、どう見ても明石上のほうが女としても人間としてもずっと深みがあった。
とても親子とは思えない。育ちだって明石姫のほうがいいのにね。
>>387 顔が似てるだけでは何ともその点は微妙かも知れない。
薫は外見が大君に似てる浮舟を「顔が似てるだけで中味は全然違う」と最初、幻滅してたし。
>>389 明石姫は実母と離れて育ったってこともあるからな。養母、紫上も人間出来た人だけど。
この物語の母娘は明石親子に限らず似てないし(夕顔、玉鬘親子、六条、秋好親子など)
母親が苦労人で娘は恵まれてるのが多いから(浮舟は例外)明石姫が特別ってことはない。
玉鬘や秋好は幼少と晩年に苦労してるけど明石姫は生涯を通して苦労もなく身分も最上だから
身分や家族との別れで苦労した紫上や明石上みたいな人柄になれなかったのも仕方ない。
匂宮への甘やかしはなんとかならないのかと思うけど。
>>390 そういう意味では才能も藤壺に匹敵してた紫は最高の形代だったのだろうけど性格や人柄は全然違う気がする>>紫と藤壺
もちろん生まれ育った環境の差が大きいのだろうけど。大君と浮舟といい上の明石姫といい育った環境での性格や考え方の
違いとか妙にリアルだ。
>390 あさきゆめみしの薫は、源氏や匂宮みたいに不誠実じゃないし、
面食いなわけじゃないから、浮舟を大君と見れず愛せなかったんだと思うけど。
つまり、源氏や匂宮はぶっちゃけ女ならなんでもいいとw
いっそ、薫と匂宮の性格が逆だったら宇治十帖の登場人物みんな幸せになれたかも?
二人の性格が逆だったら出会いもしなかったと思うのだが…。
(八の宮との交流そのものがなくなるから)
だよな。
薫って抹香臭いキャラだったくせに
一皮剥けば生臭い奴だった。
あさきの薫ってかなりよく描いてもらってるよね
でないと収集つかないから
あさきの名場面、名台詞って何かな?
自分は葵が笑ったところと夕顔の「幸せでしたわ…神様の下さった分だけ」
が良かったと思う。
よく人気マンガとかで紹介されているのでマンキで一気に読みました。
源氏、ふざけんなしね!お前何様だよ!一番愛してるのはお前とか言って次の瞬間
他の女とエッチかよ!!って思いました。絶対こんな男嫌です。
たとえ顔が良くても素晴らしいとか思えません。こんな奴いたら市ねっていってしまいそうです。
時代の違いなんでしょうか。
>>396 源氏はもっと美化して描かれてる。それでも
>>399みたいな意見が飛び出す外道クオリティw
ちなみに無名草子という源氏物語を論じてる鎌倉の本でも源氏は散々けなされてるらしい。
しかも無名草子は源氏物語を最高傑作としているから約800年前の人間の目から見ても源氏は
嫌な奴と思われてたということになる。
>>398 自分もその二つはよかったと思う。他にも六条御息所の「より多く愛したものが負けなのです」
がよかったと思う。花散里と源氏の出会いも好き。後、末摘花と源尚侍関連全般w
相変わらず変なテンション
>>398 私は女三宮が出家の決意を固めた時に、心の中で源氏を弾劾するシーンが好き。
やんごとなき姫宮が、不本意ながらも成長したことと、出家後源氏の老醜を
女三宮だけが直視してしまう悲劇も含めて。
夕霧と雲居雁が結婚する時に冷やかす柏木と、二人がお互いに幸せだと
思うシーンも捨てがたい。
明石がお正月に姫に和歌送ったときの話ですけど
姫は『巣立ちし松の根を〜』と返歌してましたよね。
あの和歌ってどう考えても、離れていてもお母さんのことは覚えてますよという意味にしか見えません。
でも姫が入内したとき姫は実母のことは全然覚えていなかった。
あの和歌は源氏が女房に代筆させずに自分で書きなさいといったものだから
姫が自分で作った和歌のはずなんですけど。
どういうことでしょうか?
一番印象に残ってるのは、夕霧と雲居雁が結ばれるシーンのモノローグ。
「春に遅れて咲く藤の花のように幼かった私たちの恋は今結ばれるのだから」
だったかな?
末摘花のくだりかな
自分が不細工でこんな私いらない・・・みたいなモノローグで
泣いているところとか、あと源氏にやっと発見されておつきの
年寄り女房達が泣き笑いしながら「こんなお姫様だから待っていました(?)」
とか言っているところ。
>>403 >>406と同じく、私も「あれ?」と思った。
でもまぁ和歌の当時覚えていたとしても、その後忘れてしまったのかなぁ、と勝手に解釈してた。
代筆はしないけど、中身は女房案なんじゃないの?
自分達が、ちゃんと姫を教育している事を示すためにも、送る前に周りが添削すると思う。
夕霧と雲居の雁、結婚許される前にハメてたよね?
おばーちゃんちで同居してるときに契っちゃったから
パパが怒ったのでは。
>>403 自分はその場にふさわしい和歌を送ったというか、
社交辞令みたいなものかと思ってた。
社交辞令に他人だと思ってる人にそんなこと言わないのでは?
手元に漫画ないからアレだけど
紫の上から「軽んじてはいけない相手」って言われていたから
返歌として、あんな風になったとか・・・
真木柱の君がかれんでけなげで好きだ
つ「スズメの観察日記」
416 :
愛蔵版名無しさん:2006/06/29(木) 23:47:25 ID:WnqDthfs
でも、あの歌はどう縦読みしても「生みの母」に対するものだよねぇ。
社交辞令とかの問題ではなさそう。
間違えた
×スズメ
(*´∀`)つ「ウグイスの観察記録」
どうでもいい
自分の母は紫の上ではない身分の低い人ということは知ってたみたいだから
「あなたにとって大切な人だよ」と言われたら少しは感づいたり、実の母関係の人だろうと
思うんじゃないかな。「鶯が生まれた木のことを忘れないように」とは単なる例えであって
別に真剣に自分に置き換えていたわけじゃなかったり。そう考えても何か不自然ではあるが。
TPOをわきまえて当時明確に決まってた
テンプレに添って詠んだ歌って感じなのかな
家を離れるときは巣立ち松の根を読み込むって感じで
気持ちが伴ったものじゃないから忘れちゃったんだと思ってた
あ、そうそうそんな風に感じた<テンプレ
自分にとって大事な人らしいのに、覚えてないけどあなた誰?ってわけには
いかないから、とりあえず社交辞令(決まり文句)として「もちろん覚えてますよ」
と返事をしたのだと解釈していた。
実母が他にいることは知っていたけど
幼い頃に別れたから明石の上の顔は忘れてしまっていて、
だから入内後に対面した時も気づかなかったんだと思っていた。
ただ「明石」という呼び名にピンと来ながらも
自分と同じだ程度にしか思わなかったのはちょっと鈍いかも。
>>420 なるほど。すごい納得。
明石がそれを読んで涙したのは、
たとえテンプレでも便りが嬉しい
テンプレを使いこなす、ちい姫の成長ぶりが嬉しい
ちい姫の手跡を見ることができて嬉しい
が入り交じってるのかな。
>>423 私もあの時は明石の姫ちょっと鈍いと思いました。
だって自分の幼名が明石の姫君。
紫の上が実母ではないことは気づいていた。
で、もって父の第三夫人が自分付の女房としてやってきた。
そのひとの名前が明石ならすぐにピンときそうだけど。
>425
ひょっとしたら明石の姫の周りの女房が地名で呼ぶ人ばかりだったのかもしれない
>425 明石の姫は周囲のちやほやされながら、上手く言えば上手くのせられて好きでもない男の処に入内させられてしまっているようなまだ幼い少女だから、万事うとくても仕方ないんじゃないんじゃないの?
「私もどういうわけか明石の姫と呼ばれて育ちましたの」と言っていたから
なぜ自分の呼び名が「明石」なのか不思議に思ってたわけだよね
加えて自分の母親が紫の上でないということも分かっていた
そこに同じ呼び名の女房が来たら「もしかして?」くらいは思わないかな
「偶然ですね」で片付けるなよ!と思ってしまった
明石という地名があることすら知らなかったかも。
作画上のことだけれど
明石と明石の姫の髪型(前髪のそぎ方)が同じなのがよかったなぁ。
一宮を懐妊して六条に宿下がりした時、明石の尼君が姫を覗き見て
まあ、あれがあのちい姫!というモノローグが入ったところの姫の寝顔が
可愛くてたまらん(*´∀`)
明石の姫は紫の上のしつけが良く行き届いてるだろうから、428みたいに確信のない事を初対面の女房にはズバっと尋ねたりしないだけじゃないの?
>>427 明石の姫は周囲のちやほやされながら、上手く言えば上手くのせられて好きでもない男の処に入内させられてしまっているようなまだ幼い少女だから、万事うとくても仕方ないんじゃないんじゃないの? >>
のせられても何も、この時代では会った事もない相手との結婚が普通なんですが。
まして準太上天皇の一人娘なら貴族との結婚なんて最初から全くない話。
相手は天皇以外にはありえないのが当然で、それを幼いというのは歴史知らなさすぎ。
>>430 尋ねることと気づくことは全く別物。
明石姫は全然気づいてなかったよ。勘がよければわかるでしょ、あれだけ条件揃っていたら。
虫の音が止んだだけで、誰か来た→つまり男→源氏が来た、とピンときた母に比べたら比較にならない
「おかあさまの本当の娘でないことは悲しかったけれど、本当の親が誰かなんて考えてもみませんでした。
そんなことを考える隙間も無いほど私はおかあさまの愛に満たされていたのですわ」
って紫の上に言ってたからイーンジャネーノ┐(´ー`)┌
>>431 母と娘は、それぞれの立場や源氏との関係が違うね。
母は明石入道の命令で、高貴な男=源氏の心を掴めるような女人でなければならなかった。
娘は「后がね」となるべく、源氏と紫上からの薫陶を受けた。
その辺の違いは大きいと思う。
「母子関係について尋ねる」に関しては、「まさか自分の近くに実母がいるとは
思わなかった」というイメージがある。
源氏としては、理想の后として育て上げた手中の珠が明石中宮なんだろうけれど、
宇治編を読むと、中宮としての資質には疑問を感じる。
むしろ源氏が教育に参加したのがやばかったんじゃ……。
紫一人で全部やっていたら中の君を日陰者にしろなんて
冷たい人間にはならなかったと思う。
誰かが書いた解説本でも、実母が身分低くて苦労しているのを
そばで見てわかっているのに
平然とその辛さを中に君に味合わせようとしている
と、かなり辛辣なことかかれていた。
そういうふうに明石中宮がオバタリアン化している点も「宇治十帖」の作者別人説の根拠になってるらしい。
夕霧も宇治の姫にこだわる薫や匂宮に六君を結婚させようとしたら、断られてウチの娘のどこに不満が・・・だからな。
明石中宮と組んで宇治行きを邪魔させようとしたし、雲居雁との関係を反対させられたり落葉宮との結婚に苦労してるから
恋の苦労はよくわかってる筈なのに思いやりがないよな。晩年になって源氏に似てきた?それに比べたら八宮に
見舞いの手紙を送った冷泉院は優しいよな。血筋的には一番アレなのに。
>>431 何百冊歴史の本読んでるか知らないですが(w、物語登場人物の少女の事を
顔真っ赤にして叩いてる人のレスって、何だか読んでて醜いものを感じる。
明石の姫の事、そんなにこだわって、実は彼女の事が好きでたまんないんでしょ?w
>431歴史を知るとは、当時の人物の感覚になりきって考えることかよ!wプ!
キモイぞ!
籐の典侍って、ずっと御所勤めしてたのかな?
典侍の子供の中には、夕霧の子ではなくて、兄の冷泉との子とか混ざっててもわからなさそ・・
なんか荒れてきてるな・・。
明石姫は実母に対しての関心とか思い入れが薄すぎやしないだろうか。
>>432のセリフでも実母は二の次だし
実の母より紫に懐いてるってはっきりと言われてたし。宇治十帖といい明石上の娘で紫上に育てられた割には
性格が冷たい様な・・・。上でも言われてる様に明石という呼び名を聞いて「偶然ね」ってのはいくらなんでも鈍すぎだし。
実は明石姫は源氏の子供の中で一番内面が源氏に似てるかも。実の子じゃないけど薫も結構似てる。
一番似てないのは冷泉帝だと思う。源氏や弟妹が冷遇した八宮一家にも優しいし、実の父にも尽くしてる。
玉鬘の娘の件も源氏より桐壺帝っぽいし。
玉鬘って、何で娘二人とも冷泉院に嫁がせたんだろう?
>>442 冷泉帝に嫁いだのは大君だけ。中君は今上帝の下に御所仕えしている。中君の方は姉と違って気楽な上人気者で
かなり恵まれてる。第三章の源氏の子供(養子三人含む)は悪役だったり(夕霧、明石中宮)いきなり醜態を晒したり
(冷泉院、秋好中宮、玉鬘)恋しても暗い結果になったり(薫)といいことないな。あさきでは冷泉院と秋好と玉鬘の
話は省かれてるけど。その分夕霧や明石中宮の悪役っぷりが悲しいな・・。
>>442 玉鬘の所の中の君は、今上帝(明石中宮の旦那)
の宮中に「尚侍」として出仕したんじゃなかったっけ?
歳を取り重い立場になって
分別臭くなったって事なんだろうね>明石中宮とか夕霧
でもそのほうが若い衆の行動が引き立って
宇治十帖が立体的になる
玉鬘の娘は今上の愛人とかではないの?
源氏が空蝉に夜這いしたとき空蝉逃げたけど
娘と一緒だったんだから逃げる必要なかったのでは?
いくら源氏でも人前でセックスはしないでしょ。
匂宮だって浮舟乳母の粘りに負けたんだから
>443>444>446
レスありが、
という事は玉鬘が悩んでいるのは、二人の娘を院と帝に嫁がせた事により、源氏の子供達や娘を入内させている有力貴族達に良い風に思われず孤立した状態になってしまったからですね?
でも、玉鬘の義理の息子達も立派な貴族に成長してるはずなのに・・・出てこないところ見たら、玉鬘達を支える程までには位が上がってないってこと・・??
源氏が来るような仲だったことが義娘や周囲にバレたら大変ジャマイカ。旦那は、
うっすら気づいてるって設定だったけど、うっすらって言うのと、事実がバーンと
明るみに出るのは全く違う。義娘はあくまで独身、空蝉は人妻。
身分が低いから源氏に文句を言える人は伊予の介にはいないけど、
確実に家庭は不穏になるぞ
空蝉とは身体の関係はなく、空蝉の義娘とだけ寝てるですよね?
義娘が源氏の子身篭もってたら良かったのにね。
源氏は性格的に物凄く不本意ながらも、父としての認知をせざるをえなくなる→自分の衝動的な行動にをとるとどうなるかを早い内から知る事になるわけだから。
>>450 >空蝉とは身体の関係はなく
あったでしょうが。
それに事実が明るみに出るので449のような事態になるは必定。
明石のケースと違い、誰も幸せになれない感じがする。
>>447 やはり軒端の荻は継子だから…かな?
葵の上が産んだ子が娘だったら良かったのにね。
そしたら、いくら藤壷の宮に似ていても自分の子にも似ている若紫をさらおうとまでしないだろうし、明石の入道も源氏を娘の婿にしようとなど考えないだろうし・・
葵が娘産んでたらその子は年齢的に冷泉院に入内じゃない?
そしたら秋好は朱雀院に入内
明石姫は当初の予定通り今上入内
当時は娘は多ければ多いほどいいので
(だから源氏は秋好養女にしてまで入内させたし
持ち駒はやっぱり多いほうがいいだろうし)
そうなると一家三后で源氏の権力が増すだけだけど
葵が子供生んでもあまり変わらない
>>454 葵の上が娘産んでいたら、夕霧は源氏似で、源氏は桐壷似なわけだから、
娘は源氏似の桐壷=藤壷にそっくりな子供だよ。
いくらなんでも自分の子供にそっくりな若紫をさらう気は起きないと思うが。
まあどちらにしても、葵の妊娠前から若紫さらってるし。
>>456そうだった・・orz
若紫と葵の子が仲良く一つ屋根の下で姉妹のように育つ。
ほほ笑ましい状態が二条院で繰り広げられただろうかと思うと、
やはり娘の方が良かったかも。
あの時代、女の子は母方で育てられるらしいから、葵亡き後、三条の大宮が
葵の娘(が生まれたとして)を離すはずがない。だから、葵の娘と
若紫が二条で一緒に育つことはなかっただろう。雲井の雁とは従姉妹として
友達になった鴨だが。
夕霧が、男の子なのに母方に引き取られたのは
珍しいこと、みたいに書いてたし。あれはただの源氏の育児放棄に見えたが。
育児放棄&大宮を喜ばせ左大臣一家に恩を売る
まさに一石二鳥
>>453 源氏は自分の娘を、自分の隠し子の冷泉帝には嫁がせないと思う。
やはり秋好を嫁がせていると思う。
そして娘は源氏が育児放棄している間に、頭中将の息子柏木とできてたりして・・
どこかで見たようななりゆき・・
常識と論理感ない源氏だから嫁がせるかもしれないよ。
叔母と甥、伯父と姪の結婚だって普通だから
表向きは二人は(血の薄い)叔父と姪だから何の問題もない。
異母なら結婚可な飛鳥時代とまだ数十年くらいしか違わない時代なようだから。
ただ少なくても三宮の悲劇は起きなかったわけだ
子供が母側で育てられたから父が同じでも母が違ったら
家族という認識がなかったようだ>飛鳥時代
おもしろいなー。あの子とあの子の母親が逆だったら、あの人が子供産んでたらなんて
考えたことなかった。個人的にはけっこう議論になってる「紫が子を生んでたら」が興味深い。
雲井雁との友情話もおもしろそう。柏木とかについて恋バナしてればいいよ。
ただの少女マンガになりそうだな。やはりこのスケールにするには、この人物関係が絶妙なんだろう。
私が思うには、紫の上が源氏の子を雲居の雁のように沢山産んでいたら、まず明石の姫は中宮になる事はまずなかっただろうなと思う。
そして性格が紫の上似の性格の良い男子が世をより良くしようとがんがり、その影で、源氏の性格の子達が、危険な恋を楽しみ、都の風紀を荒らすというトレンディドラマのような物語が繰り広げられ、後の平成の世にドラマ化されてたりしてw
その血を引く孫の匂宮が実の姉に食指が動いてたりしてるとこからみて、
藤壺似の娘がいたら、それこそ源氏がどこまで理性を保てたか心配になる。
>465
紫の上よりも自分の娘の方が似てたら、紫の上と自分の娘をすり替えて、紫の上を誰かに嫁がせて体裁保ち、自分娘は自分の妻として一生側に置く可能性も考えられるかも。
源氏は夕顔の遺体勝手に処分したり、紫の上を誘拐したり、父の妻横取りしたりとまともな価値観持ってないわけだから、端から見てとんでもない事やる可能性ありそうだよね・・・
>>464 明石の姫が中宮どころか、明石自体が現地妻で終わったかも。
明石が都に引き取られたのは、↓これらの要素があってだろうし。
1ギリギリのタイミングで妊娠した
2源氏に娘が居なかった
3占いによれば后妃になる娘が生まれるかも
>>466 昨今の実父による幼児性的虐待のニュースとか考えると可能性大ですな
源氏って藤壺を命落としてもいいくらい愛してたってほざいているけど違うと思う
あいつが本当に愛しているのって自分だけのような気がする。
愛して幸せにしてやりたかったのに結局不幸にしてしまったってほざいていたけど
あいつが手を出して幸せになる要素なんて一つもないのに自分の気持ちだけしか考えなかったんだから。
紫上にしてもそう。愛してる愛してるなんていって、やったことは誘拐して都合のいい女に育てただけ。
あいつの紫上に対する愛情ってDQNな芸術家が自分の作り上げた作品に異常な執着もつ感覚に似てる。
源氏が純粋に愛した女って最悪な人格が目覚める前の幼少時に慕っていたばあさんだけだと思う
実の娘に手を出すって妄想のしすぎでしょう
実際の源氏物語では、秋好中宮や玉鬘との親子丼(母と娘の両方と関係をもつ)
すら行われていないのに
>>440 手出されてたのかな。
でも夕霧の妾だって知ってたらあの冷泉帝なら手は出さなそうな気もするが。
>>470 源氏だからそのぐらいしそう・して欲しいって願望(?)なのかねぇ…
暴走しすぎだと思うね。
源氏物語自体、紫式部の男性批判なのかな
そう考えると源氏は確かにやな奴だったりするけど
他の男性の登場人物と比べるとまだましな気がするんだよね
秋好中宮に対してはその気もあったけど、事態を予測した母親の六条の御息所に釘差されてた手前、手を出すに出せなかった。
玉鬘も、そのままいったら危うかったけど、先に黒髭にかっさらわれた。
どっちも源氏の邪心が未然に妨げられたってだけでは?
>461
在原業平モデル説を取ったとしても、
飛鳥時代とは百年は離れてるんだけど…
>>474 源氏にしてはかなり自制して、手を出すのを我慢してたと思う
髭黒に犯された後も機会はあったけれど、玉鬘が可哀想だから諦めたし
>>470 秋好中宮は六条の御息所の霊が見守ってる=見張ってるかもしれないという恐怖を感じて手出さなかっただけだったりして・・
そりゃちんちんも萎むわな
でもその割には六条邸の周りの土地買って増築(新築)、
でっかいハーレム作っちゃうんだから恐れてない感じ。
さしあたって旧六条邸は中宮さんのお宿にしたんで、そんでオケー!だったのかな。
財産と土地屋敷あげるから
頼むから娘にだけは手を出さないで
と死の床で源氏に釘を刺す六条カワイソス
流石に故人の一番大事なものを取り上げるのは気が引けたんでしょ。
源氏が秋好を朱雀院じゃなく年齢釣り合わない冷泉院のほうに嫁がせた本当の理由って
もしかして本当は自分のものにしたかったけど六条の怨念が怖いからあきらめた。
でもきっぱりあきらめるのはしゃくだから、せめて自分の遺伝子もつ男に抱かせて
自分の女にしたような気分になりたかったから……と、いうのは考えすぎ?
484 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/04(火) 01:24:19 ID:GktsHYlU
源氏は一生母の面影を追い続けていたと思うけど、
同じように幼いころに母親に死に別れても、夕霧にはそういう傾向は全然
無いな。
やっぱり祖母の大宮や雲井の雁がいたからかな。
485 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/04(火) 01:43:52 ID:1HZ1aG6H
花散里がいい人だったからだよ
みんなのお母さん的存在=花散里が、葵に全然似ていないからかも。
性質も然る事ながら、恐らくは外見も。
それと変に律義な夕霧には、禁断の愛は向かない質だからかも。
花散里の養育ぶりが立派で、誰も実母と比較しようと言う気が起こらず
普通に「夕霧様、花散里様は立派ですよ」って言ってたのかも。
その点源氏は実母に死なれた後パパが腑抜けになって
桐壺がどんなに素敵だったか…みたいな女々しい思い出話ばっかしてたかも。
桐壺は綺麗な上に可哀相な人だったから周りも同情して
源氏に褒め言葉ばかり聞かせてたんじゃないかな。
源氏が葵に興味示さなかったのは気が合わなかったからってだけじゃなく、
合法的に結婚したからっていうのもありそうだ。もし葵が人妻だったら、
源氏と関わり無く生きてる普通の姫だったら、禁断の恋萌えで
つっぱねられるほど燃え上がる奴はそのツンツンっぷりに勝手に悶え狂ってた
だろうな。こんな悲劇は起きなかったと思うよ。
夕霧は二宮と雲居雁のところに一日おきに通っている
じゃあ藤典侍とはいつやってるんだろう?
>>488 与えられるのは嫌いなのよね>源氏
明石の時も、入道にお膳立てされて、結構嫌がってたように思えた。
他に女っ気なかったからしかたなく行ってみたら、思ったより美人でヨシ!だったけど。
>489
御所に行ったついでにちょっと立ち寄って…って感じじゃないかな?
>>490 明石の場合は親父はともかく娘のほうが(都一もててたのに)自分を拒否していたので燃えてしまったんだろうね。
「野分」の夕霧が源氏と同じ性格だったら、きっとその後、紫上と強引に関係を結んでしまったことだろう。
>>493 そしてテメエのしてきた事を棚にあげて怒りまくり、
実の息子を呪いコロス源氏ヤレヤレ┐(´∀`)┌
ときに、紫の上が寝殿のことを「正妻の住まう館」っていってるけど
正妻が住むのは北の対じゃなかったっけ(北の方っていうくらいだし)。
六条院俯瞰図見ても北の対がないわけじゃないし。
496 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/05(水) 20:42:23 ID:z6BSLLeR
ttp://f1.aaa.livedoor.jp/~heiankyo/co200601news2.htm 女三の宮と紫の上の対面『若菜上』
ちなみに、紫の上は女三の宮の降嫁に伴って 寝殿から東の対に移り住まざるをえな
くなり、対の上と呼ばれるようになった という解釈もありますが、実際には「梅枝」巻
の時点で すでに対の上と呼ばれているわけでして、私自身は、「寝殿には正妻よりも
むしろ中宮・女御といった一家を代表する女性、もしくは大切に養育されている后がね
の姫君たちが住むことが多く、紫の上の場合も、もともと対に住んでいたのが、明石の
姫君の養育のために(「野分」巻では)寝殿に移り、それが終わった「梅枝巻」で 再び
対に戻ってきた」という 木村佳織氏のお説のほうがしっくりくるように思っています。
がいしゅつだろうが言わせて。
明石の女御、懐妊して宿下がりのとき、かぞえで12歳だったの?
満10歳または11歳で妊娠って虐待じゃないかな…
相手が天皇だろうとなんだろうと今ならレイプなんだね。
源氏がやってるのは昔も今もりっぱなレイプなわけだが。
やたらとレイプ連呼すると寂聴みたい
合意ならレイプじゃないでしょ
>>497 虐待だろうが,何だろうが当時の風習としてはぜんぜんOKなんだってのは、頭に入れとけ。
あの頃の貴族社会は、周囲が寄ってたかって、東宮(帝)に早く性交するように仕向けている時代だ。
東宮だって12,3のはずだから、数年前にあったはずの彼の筆下ろしだって(相手は女房衆だろう)、今の基準なら立派な児童虐待の範疇に入るよ。
現在の刑法基準で古典の登場人物を断罪して悦に入るようなら、立派なトンデモだぞ。
源氏は藤壺、空蝉以外は、お前様としては期待はずれだろうが和姦だ。
つかそんなに早く初潮来て妊娠ってのはどうなんだろう。ちょっと無理がないかな。
502 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/06(木) 19:51:47 ID:XtPjBLlo
>>497 明石って12,3だったの?
当時じゃ嫁き遅れになるけど17,8かと思ってた。
>>503 ずっと一緒に寝ていたからね。
性交の実態を知らなかったとはいえ、女房から色々言われていたから、紫は「源氏が自分の夫(男君)である」という認識はしていたわけだし。
あの時代にそれくらいの年で妊娠・出産した后妃って実際にいるのかな
紫式部が使えた中宮も確か明石の姫と同じくらいの年齢で入内したけど
皇子誕生までは何年もかかったはず
>>506 スゴいな。。。コレ。。。拉致までやってたとはね。。。
しかも愛読者かよ・・・今だと、部屋から源氏物語が出てきて
「この小説に影響された模様」とかワイドショーで言われそうw
父親の西園寺実兼って「とわずがたり」のあの人?
なんかほんとに末期、敗退って感じの時代だったんだね
失礼。
敗退×
退廃○
でしたorz
>>508 あの人ですw
平安時代の后妃の仕事は、誰よりも早く天皇の皇子を産む事だから、
十代前半には入内して(ry なんだよね。
醍醐天皇の妃である為子内親王が難産で死去したのが15〜6だったと記憶しているから、
あの時代の貴族の食生活でも、十代前半での妊娠は可能かもしれない。
貴族の妻まで調査対象を広げるには、手持ちの本が無くてorz
栄養状態の悪い国でも9歳の妊娠とかあるもんね・・・
当時の出産での死亡率はさぞかし高かっただろうな
一人の女性が何人も子供産むのも難しそう
>>501 私も妊娠については疑問に思ってた。
現代より発育遅かったはずなのに、初潮きてるのかなぁって。
まぁ明石の姫は発育良かったのね、で納得してたけど。
何にも告げずに攫うって…マジで天皇は何やってもOKだったんか。
攫う前にしばらく通ってたってことは本人は合意だったのかな。
それなら完全に無理矢理よりは救われるけど。
紫がレイプ被害者と言ってる人は、逆に紫が、
兵部卿の継母のもとに引き取られ、継子として軽く扱われて、
その辺のかんだチメ程度に嫁いだ方が桶って考えなのかな。
515 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/07(金) 23:55:34 ID:5AVzO4Jr
父親のもとで育ち、父の決めた所に嫁ぐか、
源氏に引き照られて二条院で育って妻にされるなら
さあ、貴方ならどっちって感じだな。
最凶の二択だね。
紫が兵部卿宮に育てられて幸せになれたかと言われたら正直無理。でも源氏のもっとも酷いところは
兵部卿宮と紫を完全に引き離したこと。やはり紫との初夜は明らかに強姦でそれさえなければ紫は別の人に
嫁げる機会もあったのになんの説明や前置きもなくいきなり手付けた上、既成事実が出来てから兵部卿宮に
知らせて断りようがない状況を作り出すという狡猾さ。で、後に逆恨みで兵部卿宮を冷遇して関係が疎遠になるし。
もし源氏が常識や思いやりがあって兵部卿宮の立場や紫との親子関係を尊重してくれる人だったら紫は源氏に
引き取られて幸せになれただろうな。
>かんだチメ程度
程度って・・・公卿に嫁げるなら勝ち組だろ。
受領とかに嫁いで宮家の姫だからと旦那に大事にされて
自然の中でのびのびとおいしいものいっぱい食べて暮らしたら
子供生めたかも知れないよね>紫の上
ダルシムの「しむ」って使役の助動詞なんだねぇ
未然形接続の
521 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/08(土) 11:49:16 ID:A8K2lGBO
粗食の方が妊娠しやすいらしいね
戦後の食糧難のとき、そういう実例が沢山あったそうだ
物語の登場人物をまるで実在上の人物のように語る人の気が知れない。
紫の上が源氏と結婚しなかったら?
源氏物語のヒロインにはなれません。以上。
>>521 あれは粗食云々、のせいじゃなく、それまで男が徴兵されててお互い禁欲生活送らされてた反動が一気に発散されたせいだろw
紫が父親の元で育つ=継母に育てられるって一概には言えないんじゃないの。
昔はでっかい屋敷で寝殿とか北の対とか東とか西とか離れて住んでたし。
直接育てるのは乳母なんだから普段から一緒に生活するとは限らない。
紫は別邸か、継母とは違う対に住んだ可能性大だし。
現代の継母まま子同居とはかなり事情が違うと思うよ
それに父親の元で育てばちゃんとお披露目のある正式な結婚してたと思うし。
わき腹でも皇族の姫なら相手もそれなりの身分だから。
案外源氏の妻になるよりずっと幸せな人生送ってた可能性あると思う
紫の乳母が、少女時代の紫に、「あなたにはもう決まった人(源氏)が
いるのだから」、と話しているシーンがある。もろに夫婦=セクースじゃなくても、
夫婦は、ただの琴や人形遊びの相手じゃないよ、位は教えてるんじゃないだろうか。
十を超えたら男女が一緒の部屋で眠ったりしない、という躾にも曖昧だったのは、
乳母は、実際の紫の初体験の日よりずっと前に、実はもうヤッちゃってるんだろうな、
と薄々考えていたから、強く諭さなかったって説もあるし。
だから、紫の初体験がレイープとまではあまり思わない。確かに、源氏も
もう少しやり方ってもんがあるんじゃないか?とは思うけどさ。
(ちゃんと所顕とか、先に兵部宮に伝えるとか順序を踏む等)
紫が実父の元で育った想像
・そこそこの宮家(源氏程は裕福ではない)
・北山に放置されていた例を見ても、引き取っても実子よりは
冷遇されるだろう。人並み程度の教育、縁組
・慣例に基づいたモギ、所あらわしは受けられそう
・源氏よりは身分の低い公達と結婚すると予想
・その結婚相手が浮気しないとは限らないし、不細工かもだし、
出世せず貧乏になるかもしれない(空蝉〜末摘花級とか)
源氏の元で育つ
・裕福な皇子の広い二条院で育つ。調度、召物サイコー
源氏が須磨に行く前に、所領の全部を引き継げるようにして貰える
・洗脳という考えもあるが、貴婦人としての細やかな教育を受けられる
後に朱雀院に送った手紙が高い評価を得ている。
その他、評価された琴、仏事、薫物、ちい姫の養育等
明石の御息所の養母として、御所に車で出入りできる
・モギはきちんとできたが、所顕しはしなかった
・源氏の浮気に悩む。しかし夫はイケメソ
ん〜、どっちもどっちでは・・
あさきに出てくる、身分ヒクーや貧乏のせいで苦労している姫さんたちとか見てたら、
紫は幸せな方に見えるけどなあ。お金が全て、とは言わないが、
やはり身分があってもお金のない末摘むや、
受領の妻だからいつ寝取ってもいい扱いされた空蝉の苦労を見てたら、
自由は少なくても、天下人の妻になって生活の心配はない暮らしができた
紫や宇治中の君は強運に見えてしまう。あの時代、贅沢な調度品を使うどころか、
飢饉で飢える平民は一杯いたはずだし。あくまで比較論だけど。
苦労はしたけど紫は幸せだったと思う。
(苦労の種の大部分は紫自身によるものではなかったけれども)
幸せの数も同じくらい、或いはそれ以上あったと思える。
実父の元で育っても紫の前向きな性格をしても、寄る辺無さに苦しみそうで。
「あさき」の紫で好きな所は、辛い局面に立たされても
「心の中まで醜い考えで満たしてしまうのはいや」と思うシーン。
生活に何を求めるか、だよね。夫の浮気については、
(浮気を肯定する気はないが)あの時代、していない方が
少数派みたいだしなあ。
貴族の男は、ただの浮気じゃなく、裕福な家の姫と
結婚することで、子孫繁栄や出世にも拘わるから、どこまでが
生活のためで、どっからが浮気なのかも線引きが難しそうだ。
浮気臭がしないのって、修理の守(多分)、紅梅(多分。再婚はしてるけど)
明石入道(何となく)、伊予の介・・ぐらいじゃないかなあ。
柏木だって、宮様宮様言いながら子侍従とやってるしなあ。
どーせ浮気されるなら金持ち・池面な夫がいいのかもな。
あの時代、頼れる実家がないのはお金がないのと同じくらい心細くてみじめだったんじゃないかな。
女三宮降家の話が出た時も、しっかりした父親の後ろ盾があれば、源氏の対応も違ってたんじゃないだろうか。
だからこそ雲居雁のことをうらやましく思ったりしてたんじゃ?
532 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/08(土) 23:55:37 ID:7Ck4v2mI
>>523 8巻で朧月夜が
「これからは世を捨てて一人で生きてゆく・・・今度こそ何からも・・・
自分の心からさえも自由になって・・・」
と独白するシーンも好き。
アンカーを間違ってやしませんか?
心眼で見るんだ
535 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/09(日) 12:46:04 ID:QF+JtsTW
>>524 落窪物語読んでみれば?
源氏も落窪もどっちも作り話。
けど、源氏の紫が、落窪の姫みたいな殿方に会えるとは限らんだろ。
>>517 源氏が兵部卿宮に冷たくなったのは、宮自身が、紫に
冷たくしたからだろうが。
そりゃ須磨行きは源氏自身の責任だけどものさ、それについて
紫が父に手紙書いたけど、何の慰めもないどころか北の方の差し金で
関わりになることをさけたんじゃん。
レイプとかってさ、ばかじゃん。誰かも言ってたけど、当時のことを
現代の目で語るのは本当にナンセンス。
当時は男性が何人もの妻を持つことは当たり前だったし、その点、
女性も納得してたと思うよ。
もちろんそのなかでの物思いっていろいろあったからこそ、こういった
文化的なものが生まれたんだよ。
落窪物語は今で言えばシンデレラだよ。
単なる童話みたいなもの。
竹取物語とかと同じ部類なの。
源氏物語とは全然種類が違う。
比べるなよ。
源氏のレイプは当時の習慣から見ても異常なの。
まず最初は歌のやりとり。
それからタイミングみはからって女の所にいく。
これが当時の結婚。
もちろん独身でちゃんと成人している女が対象。
源氏は義母、人妻、未成年相手にやったからアウトなんだよ。
だから皆はそれを指摘してるんだろ。
順序守った髭黒のレイプは非難されてないだろうが
同じ二条院に住みながら、いきなり御簾越しに手紙をやりとりし、
少しずつしのんで行ってればよかったのか?
乳母が、早くから夫婦のエチーについて教えてあげてれば、
紫も源氏が帰ってくる度に、今日かしら、ぐらい思ったり
してたのでは。決まった人がいるのですよ、だけでは幼い紫には
何のことやら分からん輪名。
父親と体面させて出自を整える。
成人式と結婚式やる。
世間的にごく当たり前のことを事前にやればよかっただけの話なんだよ。
紫は当時は結婚どころか成人式も済ませてないのに
突然前触れも無しにやられたんだから。
きちんと順序を守れば誰も文句は言わない。
今で言えば、成人する→見合い(or交際)する→結婚式→初夜のところを
義務教育終了してない小学校卒業したばかりの少女を前触れもなく襲うようなもの
あまり詳しい事は不勉強でわかんないんだけど
当時は儀式、礼式を守る事が道徳であり常識だったんだよね?
やっぱり紫の上にとってこの結婚は
ひどいコンプレックスになったんじゃないかと推測する
当時は主人の前で当人に関するゴシップやうわさ話をしてはいけない
なんてマナーもモラルもなかったらしいから
女房たちは紫の上にあなたの結婚はまともじゃないんですよ
なんて言ったかも知れない
それで自分の結婚が人並みじゃないって知ったかも
その後もことある毎にその事を言われたり
で、この紫の上の気の毒さスキャンダラスさで有名になって
紫式部って名前が付いたのかなって
無知な人間が知ったかぶりでいろいろ妄想スマソ
ちゃんと手順を踏んだ結婚だったら北の方になれてたのかな?
三宮降嫁の時の紫の上がカワイソス
>>540 もし体裁を整えても、子どもがいない紫よりも身分が高い女性が
六条院に嫁してきたら、その時点で正妻から降格になると思う。
方や内親王で、帝・上皇がバックにいるからね。
物語の中のことを現代の価値観で考えるな
というほうが馬鹿だ。
現代の価値観で物語について話している場にいるんだよ、お前も私も。
マターリしようぜ
あさきすれに馬鹿なんて似合わない
せめてアサマシス
所顕しとか、兵部との父娘再会とか、どうせお膳立ては
女房や惟蜜が動いて、源氏は命令するだけでいいんだから、
ちゃっちゃとやってればよかったのにねえ。自分だってママソが
更衣だから蔑まれた経験蟻なのに、わざわざ紫の上に、
後ろ盾のいない惨めさを思い出させるようなことせんでも。
>>540 仮に葵が生きていても三宮が嫁いだら第二夫人になるんだから
まして父親と縁が切れている紫も当然第二夫人
>>545 葵がいたら、三宮降嫁はありえなかったと思う。
葵と源氏は、故桐壺帝が直々に決めた正式な結婚だから、
朱雀院も遠慮するでしょう。
結局、源氏はあれだけ身勝手に周りを振り回しておいて、自分一人
幸せになったのかどうか?
そこらへんの解釈をお願いします。
私の解釈では、紫という、実は自分の唯一の理解者=母親的存在紫を幸せに出来なかった
ということに気付いたことで、不幸になったのではと思うのですが。
幸せな性格だったとは思う
源氏は幸せだったと思う
幸せすぎて、満たされない気持ちが強くなりすぎてたけど。
>>574 確かに紫の上を母親的存在とは見なしていたとは思うけど…。
本当に気付いたのかなあ?紫の上を幸せに出来なかったって。
彼女の死後嘆き悲しんでたのは、彼女を幸福にできぬまま死なせたことじゃなくて、
母親的存在である彼女に先立たれて自分がこの世に置いてけぼりにされたからのように見えるんだけど。
やっぱり最後まで大人になれなかったんだな、結局。
そういう意味では不幸というか、気の毒かも。
>>546 この時代の風習考えたら遠慮する必要なんて無いよ。
妻は一人じゃないんだから。
朝顔の父親が「源氏くらいの身分なら妻は一人とは云々」と言っていたし。
もし朝顔が承知していたら、朝顔は当然正式な妻として嫁いでいた。
紫と違って父がちゃんと後ろ盾してくれてるから葵とは同格の正妻となったでしょう。
このスレ、いつも原作とモロに絡んだ話になるね。
それが悪いわけじゃないけど、独立した一つの漫画作品として、読みたいように読めばいいと思います。
初めてあさき読んだ十代の人も、自由に感想を書いてくれたらいいな。
私は、トンデモ話でいいから、番外編で雲居の雁をヒロインにして描いてほしかった。
完璧な女性ぞろいの中、紅緒さんチックな雲は際立って可愛い。
一番好きなキャラかも。
誰か雲ファンいませんか?
いたら、心のなかで(…お味方くださる…)ってつぶやくんだけどなあ。
>>548 あの極端なまでに自己中な性格は幸せでもあるが不幸でもあったと思う。自分さえよければいいのだから
好きな女性と(非合法な方法でも)結ばれたり、権力掴めて幸せだったけど
>>550の言う通り人間的に
成長出来ず、紫に対する気持ちにも気付けなかったところは哀れ。
>>552 独立した漫画作品としてってのは悪くないけどこういう話を書いてほしかったって意見とかファンいませんか?
って意見は「ファンサイト行け」って言われかねないので慎んだ方がいいかと。
昔学校の図書室で大和さんのイラスト集を見たことがあるけどトロピカル模様の着物を着た源氏とかがあったなぁ。
あさきは1、2巻しか出てなかった頃のものだったけど。源氏と頭中将が他のキャラと対談してたりして漫画の
キャラっぽかった。2巻までも段階でやることはやってたが・・。設定だけみれば昼ドラ並の源氏物語を少女漫画にした
大和さんは偉大だな。
>>553 552ではないけど、別に552のような話でもいいじゃん。
何でそういう話でファンサイト行けとなるのか分からない。
うん。少なくともこのスレではそういう反応見た覚えないしね。
>>552 私も雲居の雁好きです。女の子として可愛いと思う。
洗練されてるけど本音を押し殺し、怒りや涙を隠して生きる「いい女」ではないけど、
ああいう素直な女の子があの時代、あの階級にもいたなら嬉しいなぁ。
>>554 ここはファンが馴れ合うところとは違うところがあるので552のように自分からファンを求めたり
妄想っぽい要望は叩かれる可能性があるので控えた方がいいと思ったので。
>>555の言う通りそういうのは
今までの流れを見る限りでは大丈夫そうだけど。
>>552 雲居雁は人気トップなので好きな人は多い。源氏の女人とは違う女の子として等身大の魅力ってところが
好感大きいんだろうな。あさきは少女漫画だし。このスレはどの女性が人気あるのだろうか。リアルタイムで
読んだときとは意見が変わってて多種多様の意見が見れそう。それにしても1、2巻頃の絵がもろ昭和なのと
実際に昭和55年発行ってのには何度見ても驚く。26年も経った作品だとは。
>>558 へぇー雲居の雁って人気トップクラスなんだ!
自分の思うがままにふるまう・・・という点では
朧月夜も同じく人気の高い女君だよね?
ただ、朧月夜は、雲居の雁よりも「良い女すぎる」んだよね。
幼馴染と言うのか、初恋の人とケコーンの雲居の雁
恋も自由奔放な朧月夜
この辺も評価の分かれる所
ちなみに私は、雲居の雁も好きだけれど、葵上も好きだったりする。
560 :
552:2006/07/11(火) 04:17:58 ID:???
…お味方くださる…(目つむって)
昨日、変な書き方してごめんなさい。
自分も含めて、十年以上前に読んだ人が多いであろうスレだから、
初めて来た人にも「ようこそようこそ!」って言えたらなぁと思いまして。
だって、あさきは名作だから。新入部員は、名門・西高テニス部のようにいっぱい来ているはず。
このスレには深い知識をお持ちのかたが多くて、本当に頭が下がります。
自分も賢く&理解が深くなれたような気になっちゃいます。
せっかく名スレなのだから、新入部員に対してオープンなお蝶夫人でありたいなぁと思いまして。
で、例えば「雲居の雁の話はおよしなさい!」派なら、そう書いちゃっていいと思います。言いたいことを。
……まとまらなくてごめんなさい。
いたらぬことをもうしました。おやすみなさいませお父様
麗香
麗香!
正妻をねらえ!
雲居の雁が可愛いのはよく解った。
563 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/11(火) 11:02:21 ID:1tyECVep
葵の上っていつもは端然と取り澄ましてるけど、夕霧を妊娠してから
気弱になって、源氏にギュッとしがみついて来て怖いだの不安だの
言ってたよね。
そういうところが源氏には新鮮に映ったのかな?
このとき以後、葵の上に対する態度が変わるし。
初めての妊娠で不安になった葵が、ようやく源氏を頼るようになってきた
からこそ、源氏も愛おしくなったんだろうね。
妊婦の葵は、女の目から見ても愛らしい女性だと思う。
ベストかわいそうで賞は葵にあげたい。
>>565 六条御息所もかわいそうな女性だと思う。
源氏が彼女に近づいてこなければ、あのまま風流人たちを集めて優雅な生活
を送っていられたのに。
そもそも源氏が六条に近づいた動機だって、藤壺の代わりになるような女を
探してってことだし。
羅刹の家かいてるひとが描いた六条御息所はマジ怖かった。
葵との車争いで負けて「私は前東宮妃、現斎宮の母なるぞぉ〜!」と。
あさきの源氏は六条に申し訳なくて謝罪にいったけど
こっちの源氏は六条が葵に悪さすることを予見して
それを防ぐ為に機嫌取りの為に謝罪にいっていた。
もっとも見抜かれていて、六条の生霊が葵に「同じ男性に裏切られた者同士です」と言われたとき
「そなたは私ほど裏切られてない!」と首を絞めまくっていた。
昔は六条好きじゃなかったんだが
いつの間にか一番感情移入してしまうキャラになったw>六条
薔薇むっしゃむっしゃの絵が強烈だった
自分を無くして生き霊になるほどプライド傷いて
どんだけ苦しんだんだろうって思うとカワイソス
569 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/11(火) 20:37:29 ID:NWRMavc0
ちい姫を引き取る前までの紫は可愛かったけど
年取るにつれてだんだんウザくなってった気がする
源氏のおかげで幸福になった女性って、花散里と末摘花と空蝉ぐらいじゃ
ないのかな〜
あとはみんな源氏と関わったおかげで不幸になっているような希ガス。
逆に源氏が手を出さなかった秋好中宮や玉蔓はそれなりのところに
収まったし。
源氏のおかげで幸せになったかどうかは微妙な気もするが。
花散里は本人の性格と賢さで、相手が源氏じゃなくてもそれなりに平凡な幸せは得られた気がするし、
あとの二人は体のいい飼い殺しだしねえ。
>>570 花散里と空蝉は源氏じゃなくてもいいけど末摘花は源氏でよかったと思う。何かと見下されてるし
(玉鬘に祝いの品を渡したときとか衣装合わせのときとか)飼い殺しだけど本人はそれを悪く思ってないし、
あの容姿と性格では他の男と上手くいくとは思えないし、叔母に連れてかれていびられたかもしれないし。
なにより源氏に一途さを見せたのはかなりの功績だと思う。
>>565、
>>566 取り殺される直前、源氏と話して笑顔を見せた葵上と葵上の妊娠を知って苦しむ六条御息所はぐっと来た。
微笑む夕顔とか六条の死に際とか不幸な女性がか弱げな姿を見せるのは切なげでいい。紫は大人になって
苦しむ姿より子供時代が切なさを感じる。8巻で子供の自分と犬君の姿を見て悲しむ姿は本当に可哀想だった。
三宮は切なさと真逆だったけど成長とそれにより激情が初めて表に出たことが感じられてよかった。
>>569 若いころは一途だったが、
年取ってだんだん分別くさくなったってことかな。
朝顔の斎院は源氏になびかなくて正解だったとオモ。源氏は手に入れたら
飽きてしまう性質だし。
>>568 私も六条嫌いだったよ・・・
ただ、美しく聡明な貴婦人が、あのようになってしまうってのに萌え
六条さんのような女人は普遍的なものだから
能の「葵の上」とかが生まれるんだろうね・・・・
女の心の底まで見せ切った人という感じ>六条御息所
六条さんが死後何かというと祟ってくるという設定はどうか?と思ってた。
(少なくとも女三宮の件は源氏の罪の意識・後ろ暗さが元だと思うんで)
でも当時の読者からしたら六条さんキタワアーという支持が高かったのかも。
>>576 あの時代は病気もトラブルも心労も、全部悪霊か物の怪のせいなんだからしゃーない。
源氏が罪の意識を持つのも物の怪の仕業 になる。
そう考えると、あそこで御息所が出てくるのも、理にかなってるかも。
枕草子を現代風言葉に訳した本を見ました。
春はあけぼの=春ってあけぼのよ!みたいな感じの
それ見てたら源氏物語を現代言葉にしたらどうなるのかな?と。
例えば源氏が須磨に流されたときなんか
「親父にも流された事ないのに!」と絶叫とか
>>578 ガンダム風味の源氏物語…も面白そうだw
橋本治氏の「桃尻語訳 枕草子」かな?
ハードカバーwで上・中巻を揃え、「早く下巻が出ないかなぁ」
と待った事10年…待ちきれず古本屋に売り飛ばした。
やっと出た下巻の長〜い後書きによると
「訳すのが時間がかかり(上巻だけで1年以上かかったとか)、
ほとんど他の仕事が出来なかった。貯金が少なくなり、
中巻を出した後、関係ない本を70冊(!)書いていた。」とのこと。
その中には「窯変源氏物語」も含まれているらしいが。
「桃尻語訳 枕草子」と同じ方法で源氏物語を訳そうとしたら、
いったい何年かかるんだろう…
580 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/12(水) 23:13:29 ID:CFOURpcV
>>577 髭黒の大将の北の方の乱心や、女楽の次の夜に紫の上が倒れたのも、心労の
せいだろうね。
>>572 もし源氏と関係を持たなかったら…
葵の上:東宮のもとに入内して国母に。
藤壺:桐壺帝の寵姫として穏やかな日々を過ごす。
朧月夜:尚侍ではなく、女御として東宮のもとに入内。
明石の御方:受領の娘として、苦労のない平凡な一生を送る。
女三の宮:柏木か藤大納言に降嫁して、内親王として崇め奉られる。
男もすなる日出処スレで「毛人は源氏を見習え」と言われてたので、書くなり。
私は六条派なので、妻たちより長生きして「六条の院」になった源氏には腹が立つ。
源氏にかかわった女性って、みんな死にそうなくらい自己嫌悪に陥ってるよね。
でも源氏は「縁起の悪いことですよ」「縁があってこうなったのですから」
…
朝顔逃げ切って正解でしたよ!
関係ないけど、当時のあさがおって今でいう桔梗の花でよかったっけ?思い出せない。
桔梗でググった。
・万葉集に出てくる「あさがお」は、この桔梗の
ことだろうといわれている。
・平安時代の辞書には
「阿利乃比布岐(ありのひふき)」として載る
→ 「蟻(アリ)の火吹き」の意味。
蟻が桔梗の花びらをかむと、蟻の口から
蟻酸(ぎさん)というのが出て、桔梗の花の
色素アントシアンというのを変色させる
ために、紫の花の色が赤く変わる。
(蟻が火を吹いたように見える)
「朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど
夕影にこそ 咲きまさりけれ」
(朝顔=桔梗) 万葉集
だってさ。
めちゃめちゃ勉強になった。dd。
_badad。
女君をそれぞれを花でイメージしてたから
朝顔ちょっと違和感がある気がしてた
桔梗だったら納得
ブッポウソウはブッポウソウって鳴かないんだよ〜
↑まめちしき
587 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/13(木) 08:45:37 ID:zj2FxxHn
とりぱん?
>>578 「紫の上は私の母となってくれるかもしれない人だった!」
とかか、けっこういけそうだなw
>>580 明石の御方だけはちょっと微妙だけど他は源氏厄病神w 夕顔も源氏と関わらなきゃ死ぬことはなかったんだよな。
源氏の都合で死体遺棄までされるしかなり哀れ。
>>576 ちなみに夕顔のときは六条御息所ってはっきりしてないし、死後に出てきたときも本当は源氏の妄想という説もあるそうな。
あさきでは全部六条さんだけど本当は葵上のときだけだったってのを信じたい。
>>581 源氏の女人って源氏や他の女性を責めたりしないところが好感持てる。六条さんも自分が最低だと後悔してるし。
それに比べて源氏が嫌な奴に見えるのは「自分はただの女好きではない」と自分に酔ってる割に勝手で常識知らず
だからだろうな。前に石田純一とか冴場僚みたいだったらここまで言われなかっただろうって言われてたし。
ω<ほんとうはすなおなんだね かわいい人…!
もし源氏が石田純一な内面で、
政治に関わらない不思議ポジション(宮廷の名物男みたいな)だったら
こきでんさんも少しは心が寛いで美人さんのままだったかも…?
在原業平みたいな?
シャアはロリコンじゃないぞ
あのセリフってもしやララァのこと言っているの?
いやシャアはどう見てもマザコン・ロリコン・シスコンの三重苦です、本当に(ry
平安時代にもガノタはいたのかしら。
全然わかんないよ
誰かお母さんみたいに説明してくれ。
>>597 マジで?本放送みたわけじゃないけどララアは十代後半でシャアは当時二十代前半だからロリコンじゃないよね?
セイラに優しいのは妹思いで度は過ぎてないし。むしろあっちがブラコンで。
あとロリコンだけがどうしてもわからない。クエスの事言ってるなら、あのバカ女は利用されてただけだから。
あの当時付き合ってたナナイも年相応だし。
おまえら
にいちゃんにわかる言葉で話せ
はいたべなっせ
ほしか〜
604 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/15(土) 12:12:31 ID:wrBNklAE
ガンダムオリジンでは売春窟にいた10代そこそこのララァを20代そこそこくらいのシャアが見いだしてるぞ。
ほしかというけん
やるばなし食わせたたい
なんのスレだここはw
動物のお医者さん風にガンダムを語るスレ
608 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/15(土) 13:41:24 ID:ewCqDkvP
ガンダムだけは勘弁汁
ぶぅ!!ララァって売春婦だったん!?
シャアが初めての男だと思ってたのに
ここからはガンダムを語るスレになりました
ないない
ガンダムもバナナもナイ
そういや田辺だか瀬戸内だか忘れたけど、夕顔も娼婦だって誰か言ってた
夕顔が一種の高級娼婦だってのは、国文学方面では普通にいわれてる説じゃない?
岩波の「文学」でもそいいう論文見たこと在るよ。
いいのよ…皆のためですもの…
神さまがくだすったぶんだけしあわせ…
いれかえるほどたくさん持ってないのよ…
夕顔ってあさきのイメージで原文読んだら
結構違う人でびっくりした。
私のイメージもあさきだけど本当はどんなひとだったの?
私も聞きたい。教えて
618 :
615:2006/07/16(日) 22:34:35 ID:???
うーん、なんていうのかな。
あさきでは源氏に従順な女として描かれてるんだけど、実は意外とプライドがあって、心に仮面をつけている人だったと見える。
夕顔の父は三位中将なので隠さなきゃいけないほど低い身分ではなかったんだけど、後見人がいなかったから(夕顔の父はなくなっていたから)実質的には零落していた。
でも落ちぶれていたとしても、一時的な仮住まい(五条の家)のせいで受領クラス(受領は五位くらい、でも細かく分けると10くらいはレベルが違う)の娘まで誤解されると、プライドが傷つくところもあった。
で、一家の零落振りを恥ずかしく思っているのではないかというコンプレックスを察せられないように気を使っていた。
それに、四の君から(頭中将の正妻)からも脅しを受けていたので、内心はとてもびくびくしていた。
源氏の目にはこの様子が「おっとりしている」という風に映っていたみたいね。
源氏との交際も最初は怪しんでた。だって源氏は最初仮面をつけて夕顔のところに通ってたみたいだしw
そんなんだから夕顔の事を表面的にしか見てないんだよねえー。
「神様がくださったぶんだけ幸せでしたわ」なんてことも言ってない。
こんな感じかな?長い上にわかりにくくてごめん。変なとこあったら突っ込んでください。
ジャッキーなんかは、夕顔の娼婦性について語るのが好きそうだったね。
娼婦とまでは言わなくても、あさきでも、「みなのためですもの・・」ってシーン、
あれは生活のため、身分の高い公達を誘惑しようっていう意思アリと読んでたよ。
末摘は結果的に源氏から援助を受けたけど、夕顔は積極的に受けようとした、って感じだった。
何度もごめんね。
>>615です。
私は娼婦性みたいなものはうけなかったなあ。
雨夜の品定めの頭中将や後の右近の話からは、夕顔の臆病さや不安症が読み取れるんだよね。
これは両親を早くに失ったせいなんだと思う。
だから源氏が強くリードすればそれに頼ろうとする一面もあったんじゃないかと・・・。
なんジャパにそういう落ちぶれた姫いたね。
守弥のおばちゃんがつかえていた。
あき姫だっけ?(字が…)
あー煌姫かなんかそんな感じの。
夕顔って複雑な境遇や立場な割に出番が少ないから彼女がどういう人物だったのかって論議が多いんだよね。
615氏の言う通り「娼婦」って解釈は違うと思う。でもあさきの夕顔はプライドがあるって部分はともかく心に仮面があるって
要素はある気がする。夕顔の陰の部分を隠して源氏の視点をよりよい描き方をしてる(可憐、気遣わなくていい可愛い人)
代わりに源氏が夕顔=常夏の女で夕顔が辛い過去を隠してるって悟るということにして間接的に夕顔の陰の部分を
表してるって思えてきたな。大和先生は源氏がろくでもないってことを理解してたり好きでない三宮や宇治十帖も
上手く描けてる(特に三宮出家シーンは秀逸だと思う)から夕顔を表面だけで判断してないと思う。
夕顔の描き方はあさきでよくある少女漫画に合わせた描き方の一つなんだろうね。夕顔の陰やそれによる弱さを思うと
苦しみを表に出す紫上、藤壺、六条御息所と対比的に描かれてる気がして面白い。
↑素晴らしい。
そのとおりだね。
原作そのままではなく、大和漫画ならではの上手い描写…。
初めて読んでから何年も経つけど、こうやって教えてもらって新たな発見がある。
今日また読み返してみるよ。あんがとねノシ
626 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/17(月) 12:16:00 ID:mRjAI1Kr
原文では、今まで仮面をつけて通っていた源氏が初めて素顔を見せたとき
夕顔は“光ありと見し夕顔の上露は たそがれ時の空目なりけり”と歌で返している。
自信満々の源氏を“大したことないのね”と軽くあしらっているカンジがして
単なるおっとりとした女ではない、洒落たことも言える女という印象を受けた。
あの時代は貞操観念なんて無きに等しかったからな
夫や妻がいる身でも平気で他の男や女と密通してた
それは皇女や中宮女御でも例外なく
性病が蔓延してたし不潔な生活してから貴族の寿命は総じて短かった
意外に貴族は長生きが多かったよ
女は死にまくるけど
(妊娠出産がほぼ自力で運任せ&めちゃくちゃ運動不足)
629 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/17(月) 21:37:27 ID:FhbNOOnS
朧月夜は「あなたとわたくし…きっと結婚してもうまくはゆかないわ」
「だってわたくしあなたに選ばれたわけじゃないもの。わたくしがあなたを
選んであなたを愛したのよ」と言っていたっけ。
同じ女人でも、六条や紫のように源氏に全身全霊を捧げなかったのが
よかったんだな。
別に源氏が正式に結婚してくれなくても構わない、いつかは朱雀帝のほうを
愛するようになるかもしれないと考えている。
こういう女人は「あさき…」の中では珍しいな。
>>629 あさきというか源氏物語ではだな。上で言われてた夕顔と合わせて源氏物語では特異な女性だよな>>朧月夜
いつか朱雀帝の方を・・・ってのも実際最後は一時源氏とより戻したけど、結局それも吹っ切ったし。
意思がなくだらだらしてる様に見えて潔い感じだ。
>>627 それは随分と酷い見解。
まず妻のいる夫が他に女を作っても一夫多妻制の当時においては不倫にはあてはまらない。
夫のいる妻が他に男を作ることは滅多にない。なぜなら、あさきを見てもわかるように
女は自由に外出したり、夫や親兄弟には顔も見せないのが習慣であり
女自身が積極的に不倫することはまず不可能に近い環境だった。
源氏では不倫女代表の藤壺や三宮がいるけど、二人とも男の強姦の犠牲者であり
本人達の意思で不倫したわけではない。
また皇后や女御にいたっては親が特に注意して女房たちに男が夜這いしてこないように
気を配るようににしていたし、男のほうもいくらなんでも天皇の妻に手を出す非常識は滅多にいなかった。
万が一天皇の妻の立場で不倫しようものなら即身分剥奪となり実家に帰されるのが普通。
煌姫と夕顔立場的には似ているかもしれないけど
まったく正反対だよね。
「顔が写るほどの薄いお粥」に嘆く煌姫はリアルというかw
あれ?
高彬のことを好きな融の乳兄弟は?あきじゃないっけ?
あきじゃなくて
な つ
紫の顔が長く見えるのは横の毛のせい?
源氏も紫も年をとるにつれ顔が長くなったよ。
斜め顔の下手さの方も気になる。
(例:向かって左を向いた状態で、右の頬がちょっと見えてるアングル)
何かモッタリした変な顔。
紫の上は作者が気合入れて美しく描こうとしたのが
かえって裏目に出てブサくなったてしまった感じする
つか紫って途中で髪型変わったよね??
個人的には最初の頃の前髪ない髪型の方が
藤壺との違いを出すためにも良かったと思うんだけど…
同感。
便乗するけど、手が小さすぎるせいもあって、顔の長さ強調されてたね。
紫とか美人設定なのにカワイソス
>>637 宇治十帖の中君も同じように言われてたね
と言うのか、顔が長くなってきたのは加齢表現じゃないの?
私は逆に中の君って手抜きなんだと思ってた
あら、タイムリーな話題が。
「後半の紫の上って、地味で華やかさがなくて嫌い」ってちょうど思ってたものだから・・・
あご長すぎだよ。
逆に六条御息所と朧月夜は、後半に行くほどきれい。
紫は顔だけじゃなく中身も後半になるにつれて好きじゃなくなった
ていうか、彼女に限らず、「あさき」の中で若い頃より年くってからの方が好感持てる人物っている?
あ、左大臣はそうかな?
個人的には明石の娘かな…
六条御息所が臨終間際に、苦渋に満ちた決断をする姿に好感を持っている。
そして、秋好中宮には六条の長所(雅やあわれを理解出来る女人)を受け継いだ
穏やかな女性に成長したな、と思う。
ただし、宇治編を除く。
>644
好感度が落ちない花散里がいる
>>644 年を取ることによって、源氏との恋をうまく自分の中で消化(昇華)した人には大体好感を持ってるよ。
紫・朝顔・朧月夜・六条・・・
って、ほとんど全員かw
女の可愛さに好感を持つか、成熟に好感を持つかの違いかも。
649 :
648:2006/07/18(火) 22:03:23 ID:???
あ、紫が源氏との恋を消化できてるかについては、異論もあると思うけど。
連投失礼。
昇華ね
葵上は死ぬ直前が本当に綺麗だった。身も心も満たされた感じで。六条御息所も死ぬ直前と嵯峨野の宮で源氏と
会ったときが特に綺麗だったと思う。朧月夜は初登場時が特に綺麗だったと思ったけど紫と違って後半も変になって
なかったと思う。明石の御方は初登場時が一番だな。両親の話を聞いて物思いにふける姿は格別だったと思う。
玉鬘は主役状態だったときは本当に綺麗だったのに、その後は下膨れっぽい顔になってあまり綺麗じゃなかった。
秋好中宮は初登場とそれ以降ははっきり言って別人w
源氏や紫に限らず8巻以降の絵はいまいちって意見は昔から多かったけど同意だな。8巻で登場した三宮は
若いということもあってか普通に可愛かったけど。
黒目が黒すぎだよね。
書きわけが限界ヨロシクになってきたのでしょう。
みなさんは何回めで見分けがつきましたか?
私は三回読んでも人間関係がよくわかりませんでした。
654 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/19(水) 04:36:27 ID:l/7K9+lw
あいのりに出てる「田上くん」っていう男は源氏そっくりだと思う
画像貼ってくれ
>>652 あれは、自分の意思を持たないお人形のイメージで黒目を塗ったのかと思った。
でも、柏木が死以降は、黒塗りの黒目のままでも、それなりの意思?を
持ったようだったけど。
>>654 そういう事書くお前も人としてどうかと思う
>>653 普通に最初から見分けついたよ
まあ実際顔より髪型で判断してたこともあったけど
自分も見分けは最初からできた
それより話の内容を理解する方のが難しかったかな
当時小学生だったし…
660 :
ピスメ:2006/07/19(水) 13:34:38 ID:???
>>651 葵の上って別に初期と死ぬ前って顔変わんなくない?
アンチを肯定するようになれば人としておしまい
アンチ活動起こす人って本当に最低
意味がワカランな。
何を指してのことか知らないが、思考停止で盲目マンセーでもしろと?
紫が三宮とついでから源氏への愛が冷めたのってあさきでは源氏の裏切りに気づいたからってなってましたよね。
源氏が自分を誰かの身代わりにしていることに気付いたからと(これは原作には無い部分だった)
原作では正妻の座から滑り落ちたのが原因で源氏と溝が出来てしまったみたいだけど。
ただ私の主観では人形の家のノラみたいにも見える。
10歳の頃から源氏の都合のいい女として洗脳に等しい教育受けて、それに対して何の疑問もなく大きくなった彼女が
三宮降嫁がきっかけで自我に目覚めてしまったんじゃないかと。
それまでは、ひたすら源氏を頼るように教え込まれていたせいで、源氏への依存が愛という形になっていたけど。
源氏に愛想つかした瞬間に洗脳が解け(当時の女としての唯一の独立である)出家を切望するようになったんじゃないかなーって
こんな説持っているのって私だけかな。
紫の上は後半周りがマンセーしすぎなのと、
作者がいかにも気合入れてる感じのドアップがムカついた
コミックスの1巻目の表紙が誰が誰なのかわからん。
多分、一番大きく描かれてるのが藤壺で童女姿が若紫かとは判断つくけど、あと見分けつく?
>>663 説というかあさきの紫はそういう風に描いていたんだと思う(源氏の愛に疑問を持つ様になって洗脳が解ける)。
正確には洗脳というより源氏を信頼して満足してたんだろうな、三宮降嫁までの紫は。何があろうと源氏は
自分を愛してくれている、その気持ちが年齢を重ねるに連れて強くなってて、若紫時代のおてんばで喜怒哀楽の
はっきりした性格から源氏の理想の完璧な女性になっていったのだけど、三宮降嫁ですべてが崩れ源氏が自分を
誰かの身代わりにしてると気付く。それ以降はそれまでとはうって変わって源氏と離れたい、自立したいって
気持ちが強くなっていった。
かなり前のあさきスレで源氏が死亡した直後明石御方が「源氏と紫は再び逢えたのだろうか」と言っていたけど
紫はうざくて会いたくないのではって意見が合ったがその通りな気がする。
667 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/19(水) 20:41:41 ID:xZsjpYVw
紫の上の病気って、髭黒の大将の北の方と同じで、神経性の病だよね、多分。
女三の宮が降嫁してきてから、かなりストレスが溜まっていただろうし。
女三の宮は二品に昇格するし、源氏も向こうで泊まることが多くなったし、
源氏の特訓の成果で琴も上達したし、かなり精神的に追い詰められていたん
ジャマイカ。
髭黒の大将の北の方の場合、あの時代は貴族の男は複数の妻を持つのが
当たり前なので、あそこまで乱れるのはチョト異常だと思ったけど。
>多分、一番大きく描かれてるのが藤壺で
桐壺だと思ってたw
ここしか出番ないし
あれだけ女だらけの物語で、
髪型もそれほど大きく変化つけられないのに、
よくあれだけ描きわけられたなーと感心してるクチです。
最後の方で「ありがとう、私の愛した女人達」みたいなこと源氏が言って、
バックに女君オールスター描かれてたけど、見分けついたもの。
ただあの見開きに渡る源氏の妄想には爆笑したw
>669
かわいそうな末摘花… 顔が向こう向いてさぁ
自分も1巻の表紙の中央は桐壺だと思った
藤壺なら額の左右にちょろっと髪が出てるはずだから
漫画の中ではほぼ見分けがつくけどカラーになると分かりづらい
>>668 そうか、桐壺という見方もあるか。
私は作中の彼女はいつも伏し目がちというか、ああいう風に凛と目を見開いて顔を前に上げた表情が出てこなかったんで、イメージが結びつかなかったよ。
髭黒北の方はもう病気だろう。多分総合失調症…
>>667 髭黒北の方は前々から病んでたっぽい。髭黒が玉鬘を得る前に「気が合わない」とか「年齢が違う」とか愚痴ってたし。
そんなときに年若い女(しかも父を冷遇した源氏の養女)を略奪同然のことをしてしまってとどめを刺されたんだと思う。
この髭黒北の方といい、紫といい、冷泉帝に入内した王女御といい、兵部卿宮の娘って男運皆無で可哀想。
源氏物語の病気ってほとんど精神的なことが原因って感じだけど葵上と夕顔は違うよな。葵上は最後の肥立ちが
悪かったとして、夕顔は何が死因だったんだろ?
>>665、
>>668 自分も桐壺だと思ってた。1話目の表紙だったみたいだし。上の真ん中の女性は隣に夕顔の花があるので夕顔だと思った。
>>675 紫の上と王女御の場合、父親のせいで不幸になった面もあるよね。
1巻の左大臣の若いころは頭の中将に似ているよね。髪の色が違うだけで。
桐壺帝も若いころはいい男。多分弘徽殿女御は桐壷帝を本気で愛していたんだろう。
単に実家の権勢のためだけではなくて。
「このこどものような娘に…主上はお心を奪われてしまわれたのか」
といっていたけど、六条御息所の夕顔に対する感情みたいなものかな。
自分より身分が低い、特別な才気もない、妖艶な大人の女でもない…
だからよけいにプライドを傷つけられたとか。
>>676 いや、紫上と王女御の不幸の直接の原因は源氏。兵部卿宮はそれに対する対処が悪かったとはいえ被害者って感じだ。
似てるといえば源氏も言ってたが朱雀帝は外見桐壺帝似だな。中身は似ても似つかないけどw
若かりし頃の引徽殿女御は朧月夜に似てる。
678 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/20(木) 02:43:21 ID:5oPPPOi5
女君オールスターに末摘花・源典侍
を登場させてくれたのは和んだ
>678
外せないもん。
でも末摘花、671が言うようにちょっとかわいそ。
大和さんの判断でシリアス場面に向かないとああなったのか
源氏の意識を反映したのか。心根の可愛い姫様なのにさ。
あさき全巻が友達に貸したまま返ってこない…
わたしは…まだ美しい…?
歌才もお金もセンスも頭も見た目もないけど、末摘花だって優しい心だけはあるのにね
>かなり前のあさきスレで源氏が死亡した直後明石御方が「源氏と紫は再び逢えたのだろうか」と言っていたけど
>紫はうざくて会いたくないのではって意見が合ったがその通りな気がする。
いや、あさきでの紫はそういう解釈ではないんでしょw
死ぬ間際にまたあなたのような人に会って愛されたいとか言ってたし
死んでからも源氏を気遣って空から語りかけてるような場面があったじゃん
確かに、ロクでもない男に振り回されても幸せそうな人っているもんね。
悩んだ挙げ句、その境地に至ったのか、紫。
684 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/20(木) 19:11:41 ID:f71ddEQS
晩年の紫は源氏の事を愛じゃなく、哀れとか可哀想って感じだったんじゃない?
けとばしてから死んでもよかったのに
なんとなく紫の上とっての源氏って
お兄さん→お父さん→夫→子供
て変わっていった気がする…
源氏、天皇の女と不義密通事件起こす
「事が事だけに源氏が責められるだけの問題じゃない。
大好きな政治だったけど、やめることにしました。
ごめんなさい。みんな、ごめんね」
「夢列車なんてデカイことを言って、どこにもたどり着かなくてね…。
できることならまた政治をやらせて、そういうだらしないセリフもちらちらする。
今は『ごめん』と『ありがとう』だけです」
これが左大臣引退の真相
>>687 思わず烏帽子に直衣姿の欽ちゃんが思い浮かんだじゃないかw
欽ウザス
>>679 まぁあれだけ絢爛たる女君たちの中で、
末摘花こっち向いてたら、かえって可哀相かもしらん。
もっともあのシーン自体は源氏の意識(末摘花の君はあっち向いててね)が
反映されてたとは思うw
みんなが言ってるように、末摘花はかわうそーだと思う。
顔で差別してますよ。
花散里のおかあさまだってひどい扱い。夕霧を預けたのだしちゃんとした妻なのに。
692 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/21(金) 04:14:04 ID:6W24+kZR
結局末摘花は可哀想な人なの?
それともあれはあれで幸せな生涯を送ったって考えてもいいのかな。
かわいそう、なのは見開きページであっち向きだった事についてでしょ。
六条院に引き取られたから生活に困らないし
末摘花自身はマイペース貫いてて幸せだったと思うよ。
私も、没落宮家の姫君にしては幸せな方だと思う。
妻としての格が低くても、紫上他に嫌がらせするような性格ではない事も良かったと思う。
見開きページに関しては、最も美点とされた末摘花の髪の毛を強調したかった
のかな?と思っていた。
追憶のページで赤い鼻がもし描かれていたら、「美女集団の中、ブスでカワイソス」と
いう印象しか残らなかったかも。
田辺聖子の美味しい物いっぱい食べて太ってる花散里はよかった
花散里って原作じゃガリだよね?違ったっけ
>>696 うん、確かそんな描写があったと思う。
あの時代、ふくよかなのはどっちかっていうと今と逆に美人の範疇に入ったみたいだから。
源氏だって原作通りならもっと超えてるはずだろう。
大和さんの絵なら、「ベビーシッター・ギン」に出てきた英文学者のマシュマロマンみたいな感じ?
あ、超えてるじゃなくて、肥えてるね。
花散里って身分どの程度?
家系図見ても姉しかわからないので家柄血筋身分がよくわからない。
夕霧の養母になるくらいだからそれなりとは思うんだけど。
あさきでは入内したお姉さんのそばにいたけど、お姉さんに女房として仕えていたのかな?
(女房っていうと侍女ってイメージ強いけどピンからキリまでいて上臈の女房は今で言うところの秘書くらいだから
実際に姉妹に女房として宮中についていったひとは現実にいたし)
大臣家の姫だからそれなりに。
源氏が重んじたのは人柄ももちろんだがむしろその所為だ。
花散里のお姉さんも第三夫人くらいの地位だったのかな?
藤壷・こきでん・お姉さん、という風に。
花散里も家庭的な感じが落ち着く&
安心して家庭的なことを任せられるっていうか。
花散るは、あまり美人って描写がないから、大臣家に篭ってるより、姉に付いて
宮中で暮らした方が、結婚相手にめぐり合うかも、って御所にいたのかなあ。
もしそうなら、(相手が浮気症とかは別として)計画大成功だね、花散る。
クス球の話題の時、「あの器量じゃ、(クス球くれるような相手は)五位か六位だろう」って
言われてたし。花散るは性格もいいし、なんか和むわ〜。
秋篠宮が紀子のマンコにチンポぶち込んでザーメン中出しトロロで妊娠させたな
天皇家では一人顔の造形が違う秋篠宮だが、一説には、
若き日の皇后・美智子が警護官だった男性と恋に落ち、その時出来た子供が秋篠宮だそうだ
それで秋篠宮や娘のマコ・カコは顔が違う
天皇家は竹ノ内豊似の明治天皇を見ればわかるが、もともとは美男子の家系だった
その美形の血筋を汚染したのが、昭和天皇の妻であった先の皇太后・良子(ながこ・故人)
ムーミンか、くまのプーサンみたいな容貌のへちゃむくれのバアサンのことな
って、これ一昔前なら不敬罪で懲役刑だなw
ん〜元正天皇(氷高皇女)とセックスしたかったぜ
女帝史上最高の美女・親王としては最高位である一品内親王から兄の皇子を差し置いて、
女性天皇に即位した美少女で、母親は同じく女帝の元明天皇(史上、母を天皇に持つ唯一の女性)
当時としては長寿の68歳で没
705 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/23(日) 13:32:01 ID:QhYpy8Gf
良子さまは、それほど罵られないといけないほどのブスではないだろう。
お若い頃の写真を見ても、感じの良い何処から見てもおっとり、しっかり
したお可愛らしい宮家の姫様じゃないか。
703がどれほどの顔をしているのか知らないが、下品さは文章を見れば解る。
貴方に人を罵る資格などない。見苦しい発言はチラシの裏にでもどうぞ。
良子様はそれはそれは字がお上手だったそうな
母がすごい力説してた
>>705-706 >>703は文章といい内容といいただのアラシ
しかも根も葉もないことをでっちあげる一番悪質なアラシなので相手にすると余計図にのるから今後はスルーでお願いします。
>>702 花散里は、宮中でお姉さんの話し相手になっていた感じがする。
目立たないけれども和み系だから、もし父親がトップクラスの地位の人なら
結婚相手は引く手あまただったかも。
死を覚悟した紫上に、優しく励ます花散里に萌え。
良子様=花散里
ぴったりだな
>>706 顔の悪い女は字を誉めるくらいしかない
小袖を誉めるようなもんだな
褒める所の無い男って・・・
>>704 即位の順は文武(兄)→元明(母)→元正→聖武(甥)
さしおいてというなら、甥をさしおいての即位。
母が天皇の女性なら他にもいる。母が天皇の女性天皇の間違いじゃないか。
>>710 小袖は金出せば誰でも買えるけど、字が綺麗なのは本人自身の長所じゃん
「はだしの皇女」だったっけ氷高皇女が主人公の小説
それは山辺皇女の物で氷高だったら「美貌の女帝」だったと思う。
716 :
712:2006/07/23(日) 22:36:43 ID:???
文武は元正の弟でした。
間違えてすみません。
>>703 秋篠宮の幼少時って香淳皇后(良子さま)ソックリなんだが・・・
>>706 見事な絵を描かれるのは知っている。
>>710 それと、終戦後のゴタゴタしていた頃
色んな話し合いに出かける昭和天皇のネクタイを繕い
アイロンがけしていた良子さまには萌えないの?
最近のオレのお気に入り
ウィキペディアで”世紀”を調べて、
紀元後2000年から紀元前10世紀とかまで歴史をどんどん遡って見てみること
そのまま地質時代の年表に移行して新生代・第四紀の完新世から、
中生代・古生代へと地球創世の46億年前(紀元前460万世紀)までを遡ってみたりとか
いや、良くできてるねーwiki
時々ちょっと脱線して、単弓類→哺乳類→人類の歴史を紐解いたり、
各国の歴史を学んでみたり
人類の有史なんて、たかだか12000年くらいの間でしか無いんだなあと・・・・
と同時に、自分も年表に名前を残したいなーなんて思ったりもした
wikiによると、かつての恐竜大絶滅(K-T境界)みたいな現象が、
過去の地球の歴史には6度起こっていて、21世紀の現代は7度目の絶滅期に当たるそうだ
捕獲によってニホントキが絶滅したりタスマニアタイガーが絶滅したり、
現世人類は環境を破壊し、科学の力で7番目の生物種の大量絶滅を起こそうといているのかも
>>715 Amazonで「美貌の女帝 (文庫)」(1988) 永井路子著が500円ちょっとで売ってるね
天皇家の歴史もwikiで見てるとけっこう面白い
元明と元正の名を取った明正天皇も女帝だったけど、
結婚して子供産んで夫が亡くなったため、繋ぎで女帝即位とかが多かったんだね
未婚女帝は甥にが成長するまでのスポットで、即位後結婚はしなかった
既婚女帝でも子供が産まれないか子供が亡くなって復帰したりとかそんなケースが多い
古代や中世においてもそうなんだから、やっぱり女帝のお婿さん選びは大変だと思ったわ
江戸時代の後桜町天皇(秀忠の外孫)とかもスポット天皇で未婚だった
後継者がいないときも男系優先だけは死守してきた(2600年経っても神武天皇のY染色体は保持)
写真が残ってるのは明治天皇の2代前までだったわ
邪馬台国の卑弥呼=天照大神説はおもしろかった
台与の登場は天の岩戸以降の話に繋がる
元正天皇で面白かったのは、
聖武天皇(藤原系の血を引く初の天皇)が奈良の大仏を作った理由が、
元正天皇(蘇我系の最後の天皇)に対する負い目だそうだ
中大兄皇子に協力した蘇我一族には石川麻呂とかいたけど、
蘇我一族から中臣一族(藤原氏)が天皇を継承する自責に耐えれれなかったらしい
藤原京から平城京への遷都が、母の元明天皇の代だったのも歴史のうねりだね
あさきどころか源氏物語からも外れてきてるぞw
皇族といえば少し前に明石中宮の資質に疑問を感じるって意見があったけど源氏物語の中宮って中宮として
才がある様に書かれてない様な。紫式部が仕えた彰子はかなり才のある人だったのに。
秋好中宮はともかく明石中宮と藤壺は中宮になる前の方が人間的にも魅力あった気がするし。
>>720 少女漫画板にある「天上の虹」スレが、時代的に合うと思う。
元正女帝萌えなら、思う存分に語れますよ。(あとは日本史板も)
>>721 一行目は私が以前書いた内容ですw
当時の後宮にいた皇太后や中宮を基準に考えると、源氏物語に出てくる
女性達の中で「当時の感覚で描かれている」と感じたのは、
弘徽殿大后、藤壷女院→所生の子が即位後、彼女達の性格に合う方法で、
政権を守ろうとしていた(やり方は賛否両論だろうけど)
秋好中宮→所生の子を持たなかったけれど、冷泉帝と仲睦まじかったし、
後見人の源氏ともそれなりに良い関係を保てた。
明石中宮は本編では「可愛い中宮」なんだけど、宇治編で帝としての
適性に欠ける三の宮に過剰な肩入れをする辺りに疑問を感じます。
一人の母として出来が悪いけれど可愛い息子を溺愛するという面と、
政治力がある中宮としての二つの側面を持つ女性にしてはバランスが悪いな、と。
日出処スレでも唐突に奈良時代ネタを貼られた。
同じ人のような気がする。
ベルばらスレでも大量の遅レス&ウンチク大会を開いてた人いたわ。
歴史ヲタ?どれもこれも文章長いんだよ。
>>719 わざと間違いを書いて話題を伸ばそうとしてる?
秀忠の外孫は明正天皇。
>>724 夏休みに入りました…
文書長いひとはひとに見てもらおうという感覚がないのか
はたまた自分の意見だけ延々と垂れ流す性格なんだろう。
だからスレ違いの歴史ネタはスルーしようよ。平安ネタならまだしも平成や奈良の話をされても困るだけだし。
>>722 明石中宮は明石御方の実娘で紫上に育てられたとは思えない。実母も養母も身分で辛い目に遭って
明石姫もそれを知ってる筈なのに平気で中君を冷遇したりしてるし。匂宮を次期東宮に見なしてるのも
匂宮に資質がないのもさることながら明石中宮腹の兄がいるのにそちらを押しのけて弟を立てようと
してるのはおかしい。それを思うと明石中宮は残念ながら源氏似なんだな。
藤壷「いく!いく!おまんこいっちゃう!」
>>727 「あさき」に全くそんな描写はないけれど
某小説みたいに兄宮2人が病弱ってことはないのかな?
朱雀帝が病弱設定ってのがあったけどさーソクイシタヨネ(´・ω・`) ないなw
明石中宮の資質問題には同意。
フォローするとしたら、時代が下るにつれ男も女も小物に
なっていくせいと、かなりの脇役なので作者も力を入れて
描いてないせいかも。
>>727 知識として知っているということと、実体験があることの
違いかなぁと思う。<身分
なんだかんだいって明石中宮は、身分のことで自分が
辛い目にあったり見下されたりした経験はない訳だし。
>>721 >紫式部が仕えた彰子はかなり才のある人だったのに。
才があったのは定子の方でしょ。彰子は後半生はともかく
紫式部が仕えていた頃は、才があるなんて話は無かった。
式部の日記にある、一という字も知らない振りをしたという
エピソードは、彰子を含め彼女の周りには漢文が分かる
女房が居なかったからだ、という説もあるぐらいだし。
>>730 定子の後宮では、漢・かな含めた文化をサラッと日常で活用していたから、
彼女達を一方的に意識した紫式部は歯がゆい思いを抱いていたかも。
ただ藤原道長が、彰子付きの女房では紫式部しか漢文化が分からない
という状態にするとは思えない。
紫式部に対する周囲からの嫉妬と、能力をかくして牽制する紫式部の
攻防の一端という気がする。
定子が雅びやかなサロンの女王タイプの中宮だったと語り継がれる分、
彰子は地味な存在だと見なされがちだけど、藤原道長が築いた
栄華を、所生の子が次々と崩御する中で、生涯守りぬいたのだから、
政治家としての才能は彰子の方が高いかも、と思う。
>>727 明石上よりは源氏の方に性質が似ていたとして、源氏から鍾愛された
明石中宮にとっては、これまた源氏に似ている三の宮を明石中宮が
溺愛するのも無理は無い、と思った。
明石中宮は六条院の一人娘ってことでひたすら大事にされただけで苦労しらないからね。
その影で実母の悲しみや、養母の気遣いがあったことも、ずっと知らずに育った。
でもそれを知っても大物にならなかったのは、やっぱり源氏似だったんだよ。
紫式部が使えた彰子は中宮としての素質はあったのに・・・。
親父に逆らって生さぬ仲の子である第一皇子こそ正当な跡継ぎだと主張したんだから。
(自分に子供が無ければともかく、二人も皇子いたのに、それでも我が子より先妻の子を優先。
本当に立派だと思うよ)
定子中宮と彰子中宮には、彼女達が発揮した才能の質の違いを感じた。
そういえば一条帝の第一皇子は、亡き定子の忘れ形見だったね。
書きわすれ。
その第一皇子は気苦労の末、若くして亡くなったから本当に気の毒だよ。
話を変えるけれど、あの三の宮が万一即位したとしたら、
どんな帝になったのだろう?と思う時があるけれど、
女好きな亀山天皇とかを連想してorz
紫の上には母親の素質がなかったんだよ
実際生んだわけじゃないから仕方ないかもしれないけど
>>737 その可能性がないとは限らないんだよな。紫上は母親との死別も早かったし。でも成さぬ仲の子を育てて
あれだけ慕われてるのを見る限りでは駄目母だったとは思えないんだよなぁ。紫上自身も苦労や身分による
劣等を知ってる女性だし。
紫上は最後の最後まで成長しなかった源氏や実母と養母のいいところを受け継がなかった明石姫とは違って
万事成長して変化していく人って感じがする。それを見て育ったのに(育てられた時期が紫が結婚後心身ともに一番
安定してた頃だったとはいえ)影響を受けなかったのはやはり紫の教育の問題より源氏の悪影響って感じだ。
>>731 彰子に政治家としての才能があったのはその通りだと思うけど、定子に
なかったとは言えないでしょ。
定子の場合、第一皇子を産む前に父親が死んでしまった上、兄弟たちも
ふがいなかった。身内の後ろ盾が無ければ、政治力なんて発揮しようが
ないのが当時の女性の立場だし。
それに当時の政治では、天皇の寵愛を受けるというのも重要な要素で、
その意味では定子の方が遥かに上だったんじゃない?
しかも彰子は結果的に国母になったけど、10年近く身篭らなかったから、
影ではあれこれ言われていただろうし。素腹の妃とか。
そういえば、女三宮のモデルは彰子だったのでは?という説もあったね。
精神的にも肉体的にも未成熟だった少女から、賢妃と言われるまでに
成長した彰子と、そのままだった女三宮を比べてみるのも面白いかも。
近衛前久は18歳で関白太政大臣
>>738 最後の一行、明石姫本人の資質ってのもあるんじゃないかと。あと環境。
ほんの幼児の頃くらいでしょ、辛かったのって。
結局その後は大事に育てられて苦労らしい苦労しなかったわけだし、
身分も後見人も将来も申し分なく安泰。敵なし状態。
人の苦労を見聞きしても実感が湧かないんでしょう。
>>739 定子中宮は一条帝から寵愛されたまま亡くなったから、単純に比較は出来ないと思う。
もし定子に政治力があったとしても、739さんが仰る通り、
父親が長生きしないと発揮出来ないと思われるので(兄がボッタマ系で、策士に
成長する機会を逸した)、「天皇から寵愛され続けられたかどうか?」が重要ポイント
かつ「もしも○○だったら」という推測の域を出ないであろうと思います。
一条帝が若くして崩御していることも含めて、歴史に「if」を求めたら際限ないですからね。
彰子は父親がアレで、一条帝の実母が道長プッシュだから、寵愛されにくい悪条件の
中での後宮入りだったと思います。
比較するのは面白いけれども、彼女達の父親が築き上げた一条帝との関係が全く違い、
発揮出来た才能も全く違う彼女達だから、「比較しようがないな」と私は思います。
そういえば、源氏物語のモデルとして、「彰子=藤壷女院。一条帝第一皇子=幼い頃の
光源氏」説がありますね。
ストーリーの面白さも然る事ながら、当時の読者も登場人物のモデルを色々と
想像していたかもしれないという面白さを、源氏物語から感じます。
ROMの皆様には長々と脱線して、ご無礼いたしました。
>>738 紫にも全く非がなかったとは言い切れないでしょ
二人のやりとり見てても明らかに甘やかしすぎだと思うし、
やっぱり紫より明石の方が母親としては向いてたんじゃないかな
紫上は結果(明石姫の出来)はともかく子育て自体は頑張ったと思うけど、その分明石御方が可哀想なんだよな。
別れるときは本当に辛そうだったし、再会してからも実母は二の次状態で。でも紫上も姫に慕われてる反面、
常に家族に恵まれてた明石御方とは対照的な孤独な身の上を晩年になって思い知らされるのが可哀想だった。
境遇は対照的だけど原因(源氏の我侭)は同じだな。二人とも途中から源氏を愛の対象と見なくなってる気がするし。
別の話になるけど、もし六条御息所や葵上と出会ったのが源氏が十代の頃じゃなく、ある程度年齢がいってからだったら
どうなっていただろう。若さゆえに遠ざけてしまった感じだったけど、紫以降の女性は年下で性格も堅すぎない女性ばかり
だったし、源氏はいつになっても成長の兆しが見られなかったし、明石に対してでさえ「疲れる」と言ってたから対して
変わらないだろうか。
改行が変なのはケータイだから?
>紫上は結果(明石姫の出来)はともかく子育て自体は頑張ったと思うけど、その分明石御方が可哀想なんだよな。
>別れるときは本当に辛そうだったし、再会してからも実母は二の次状態で
これ私も思った!結局は紫が良いとこ取りかよって感じで…
つーか同じ邸にいるんだから会わせてやれよ!って思った。
春と冬の邸で離れちゃいるが、源氏が正月の挨拶に回れんだから。
そこら辺、明石姫の后になるための養育って名目で押し通されてるよな。
あさきは悲しい場面や苦しむ場面が濃密に描かれてるから余計明石御方が不憫に見えたんだよな。
紫上も三宮降嫁後はかなり不憫に見えたし。特に二条院に戻ったとき幼い頃の自分と犬君の幻を見た場面が。
明石御方は宇治編でも存命だったみたいだけど、明石中宮にどう扱われてたかが気になるな。養母>>越えられない壁>>実母なのも
明石姫の人間性を疑う部分だと思う。源氏も明石一族のことより何より紫に感謝しなさいとか言ってたし。
>>742 横から失礼。
>彰子は父親がアレで、一条帝の実母が道長プッシュだから、寵愛されにくい悪条件の
>中での後宮入りだったと思います。
これは逆じゃないの。寵愛されやすい中での後宮入り。
道長と母親からプッシュされたら、一条帝は彰子を
寵愛しないことは許されない。
>>749 彰子がおかれた環境が、749さんの仰る通り「彰子を寵愛しろ!」だからこそ、
最愛の后=定子を失脚させ、更に若死にさせてしまった間接的な原因に
なる彰子に対し、一条帝がそれらの過去を水に流して愛せるのかな?と、
私が感じているだけです。
それが当時の政治システムだから、仕方がない部分もあると思いますが…。
あれだけチヤホヤされて恵まれた環境で育ったら
「明るい御気性」にもなるよ明石姫。
と、根暗な自分が呟いてみる。
そういう人の中にも魅力的な人はいるけどね。
でも多感な子供時代は本当に憎らしかったなこの姫。
「お后候補とはいえたかがガキンチョになんだこの扱いは」
なんて一人でイライラしてました。
紫と明石姫の場合もある意味洗脳に近いよなw
>>747 そうしたら明石姫が板挟みになって可哀想だと思ったんじゃないの?
紫を実母だと思わせて育てようとしてたみたいだし…
>>750 分かる。そういう微妙な立場に立たされたら辛そうだ。>彰子
自分の魅力で帝を惹きつけてるんじゃない&ライバルを苛めているように見られるって
空気を読める賢い女性には屈辱的なような気がする…。
被害者っぽく自分の不運だけを嘆いてはいられないよね、一応加害者側だから。
女三宮みたいにボケーッとしてる方が幸せかもしれないな。
>>749、
>>755 彰子は本当の意味で寵愛されてたのかな?彰子は定子の皇子を育ててその皇子を皇位に立てようとして道長と対立したり、
夫や子供を偲んだ和歌を残した情にも厚い女性だったみたいだから一条帝が桐壺帝や源氏みたいじゃなかったら大事にされそうだけど。
>>753 納得w 源氏の場合、姫が自分と同じ目に遭わない為って解釈出来ない。結局自分が権力得る為なのと、
養母(藤壺)最高→その養母に似てる紫こそ母として最上!って勝手な思い込みから来た判断って感じだ。
明石姫は源氏にチヤホヤされたのが悪かったんだろうな。冷泉院は一番お気に入りだけど親子として接してないから一番影響低いし
夕霧は二の次扱いだったのが逆に幸いしたんだと思う。子供の夕霧に「女だったら厄介な性格だが・・・」って思ってたし、やな親父だよな。
>>756 いつのスレか忘れたが、須磨から帰ってきた後の夕霧との再会シーンが冷たいという
レスがあったな。「… そ れ に 夕霧か?」は確かに自分もそう思った。
結局自分に一番利益を生み出さない子だから大した扱いをしなかっただけなんじゃ
ないかと。
須磨に流されてたときも冷泉帝や夕霧のことより藤壺や紫上と別れる方が耐え難いって感じだったからな。
それを思うと源氏が子沢山じゃなくて本当によかったと思う。贔屓癖がある上、可愛がられたら性格に悪い影響を受けてしまうし。
女の子ばかりだったら道長状態になって宮中が源氏のものになってしまいそうだし。
>>750 ちゅーか定子が死んだのって一条帝の所為なような気がするが
>>756 自分753だけどそういう意味じゃなくて、紫が洗脳したって意味だよ
>>756 源氏を庇護するわけでは決してないが、甘やかしてる傾向があるのは紫の方じゃないか?
源氏の方はむしろあまり構わないで、紫か女房に任せきりだった気がする
一条帝が定子と彰子のどちらを寵愛したかは本人しか知る由もないけど
でも少なくてもどっちも本当に愛されていたと思うよ。
定子は還俗してまで宮中に呼び出されたほどだし。
彰子に対しても、一条帝は病の床で彼女を掌中の珠のように思っているという和歌詠んでるし。
それに彰子のことをかなり信頼していたのは一条帝の遺言からも伺える。
一条帝は死の床で彰子に第一皇子のことをくれぐれも頼むと言ったそうだ。
自分の死後、(本来は跡取りのはずの嫡男の立場の)長男の行く末が心配だったのだろう。
その頭痛の種を作った道長の娘は本来は敵のはずだけど、彼女は父に逆らって人倫を優先させていた。
だからこそ一条帝も道長とは関係なく彰子を頼ったのだとおもう
ここに来て紫駄目母疑惑が上がってきたな。でも紫も姫を洗脳したんじゃなくて
姫を引き取ったのがきっかけで新たな洗脳を加えられたんじゃないかな。
4巻位までは顔も性格もまだ子供っぽかったのに、姫を引き取った辺りから
変わった感じがするし。
紫が一番幸せで魅力的に見えるのはやっぱ子供時代なんだろうね。
あの頃が色んな意味で純粋だった感じだし。絵的には4、5巻辺りかな。
>>759 当時の時代に対する、考え方の違いだと思う。
一条帝は、兄の不祥事にショックを受けて落飾した定子を、ごり押しで
再入内させている。(その後一男一女出産)
当時、醜聞だらけ(捏造を含む)の中宮を、再入内させる事で
「今も変わらず寵愛していますが、何か?」という態度を一条帝が示した訳。
当時の公卿が日記で「出家した后を再入内させるなんて、あり得なーい(超私訳)」と
書いている。
上の話が前代未聞なら、道長が彰子を中宮にする為に、無理矢理こじつけて
定子を中宮から皇后に仕立て上げて、一帝二后制度を作ったのも前代未聞の話。
ちなみに、定子廃后という選択肢が現実化しなかった理由の一つとして、一条帝の
定子への寵愛が大きかったからだ、という説が有力です。
ただし、あの時代の女性の中で最も権力を行使出来たのは、天皇の母(東三条院)。
后が実家の後見がなく、天皇からの寵愛のみで権力を握れる時代では無かった事と、
定子の母方が九条流藤原氏(または有力な皇族)で無かった事も悲劇に結びついたと思う。
さて、道隆の娘達の中で入内した娘はみんな早世している。
不審な死を遂げた娘もいるため、定子が長生き出来たかどうか、そして
一条帝の定子への寵愛が衰えなかっただろうか?については、何とも言えない。
>>762 同意。
彰子と一条帝の間に、信頼関係を感じる。
766 :
ピスメ:2006/07/27(木) 20:01:10 ID:???
あさきでもここでも紫は過大評価されすぎな気がする
>>763 同意。明石姫引き取るまでの紫は素直に可愛いと思ったけど
それ以降はなんかただのお人好しにしか見えなくなった
明石姫は紫の上と明石の方とその他多くの
運命を狂わせたリーサルウェポンということでよろしいか。
いたずらに周囲を苦悩させるだけのつまらない人間(ひでぇ)。
女三宮は本人もなんだかんだで苦悩した様子がうかがえるので
まだ(自分にとっては)マシな女性です。
何も考えていなかったからこその悲劇、という見方も出来るがね。
まあ柏木の妙な執着なんて女三宮は知ったこっちゃないから密通は何の責任もないが。
>>768 紫上と明石御方は源氏の勝手で姫自身には責任ない。明石姫が本当に運命狂わせたのは薫と宇治姉妹。
>>769 三宮は何も悪いことしてないからな。紫の苦悩を抜きにすれば、自分の状況を不満に思ってないし、正妻として奢ってないし、
手ごたえないけど手が掛かる訳でもない。それなのに男の勝手であんな悲惨なことになってしまった。でもそれで人として
深みも出せたのでただの浅はかな女では収まらない魅力があると思う。紫上派に嫌われやすいらしいし大和先生も好きじゃなかった
らしいけどよく見れば奥深い人物だと思う。
まあ明石中宮が匂宮と中の君のことに
反対したのは、それまでの匂宮の素行が
悪すぎたからでもあるから・・・
結局認めてくれたし
自分は紫が昔から苦手なタイプ。
自分が正妻!ってどうして思い込んだんだろう…。
子供の頃から一緒にいるし、そうなったエピも特殊、
また何だかんだいっても一番寵愛が篤く、
源氏が紫を立てた言動するからだと思うよ。
そういうこともあり、紫の人柄で女君たちも自然と一の人扱い。
須磨の時、源氏から財産の管理を預けられたんじゃなかった?
財産の管理を預かる=正妻格フラグだと思っていた。
>>773 源氏にとっては「俺様が育て上げた最高傑作」という感じがする。
紫は嫌いではないけれど、源氏が紫にはめた「好みの女性像」を考えると、
ただ気の毒に思う。
×預かる
○任せられる
一夫多妻の時代なんだし、
自分だって明石の方だの他の女性より自分が上!って
思ってた節があるくせに、何も悪くない女三宮に対して
卑屈っぽい紫視点描写が多くてイライラしたんだよね。
他の女人も紫マンセー臭くて。
原作読んだけどそこまで紫マンセーだった覚えないんだけどなあ。
×自分のが上 → ○自分が一番愛されてる=正妻
>>774 「気の毒」にハゲドウ
幼少の紫の感じからいって、源氏に型をはめられなければ
雲井の雁みたいな女性に成長したんじゃないかと思う。
「怜悧で、教えたことをすぐ吸収する」っていう源氏による描写があったけど、
あの境遇を考えると、幼心にも嫌われないように、捨てられないようにって必死で練習したんじゃないかな。
女房もそう諭しただろうし。
そうやって子供の頃から努力と苦労して守ってきたら、最後にあれだもん。
少々自己憐憫するくらい当然だと思った。
あ、その発想斬新かも>捨てられないように努力
自分的にはなんだかんだで終生気性の激しい女性だった
イメージですが紫の上。明石の姫を引き取るあたりまでは
天衣無縫で、ある程度年齢がいくと激しさを内に向けた
いわゆる「良妻賢母」ではないような。
ここでは評判の芳しくない牧源氏の彼女がイメージぴったりです。
>>776 コミクス8巻で源氏が一家総出で住吉の社にご願ほどきに行く場面があるけど、
あそこでも明石一族の出世ぶりが目立ってたなあ…
“明石の尼君”というのが幸運の代名詞になるくらいだし。
受領の娘と北の方だったのが東宮の実の祖母と曾祖母になったのにひきかえ、
紫の上は源氏の寵愛以外頼るものがないんだから、内心穏やかではなかった
と思うよ。
紫はいい意味でも悪い意味でも優等生なんだね。
そうならざるを得なかった境遇なので、
優等生が生きる術だったと。
女三宮の降嫁で、そういう自分に気づいたんだろうね。
寄る辺ない自分ってものは変わらなかったんだ、という思い。
源氏への幻滅よりもこちらの方が大きくて重い気づき。
>>778 「あさき…」の中で不幸な女性は、紫の上と弘徽殿太后かな?
桐壺院が亡くなる前の、「院は私の見舞いなど喜びはすまい…生涯一度として
心から愛されたことのない后だったのだもの」という独白は、悪役とはいえ
可哀相になったよ。
宇治十帖の浮舟も気の毒だけど、紫の上と違って最後は望みどおり出家できた
もんなあ〜
紫は源氏に何もかにも与えられた様に見えてすべてを奪われたんだと思う。父親と絶縁させられ、子供も産まれず、
正妻の座も晩年になって奪われ、愛情さえ一番でなかった。紫が初登場したとき、雀の子を伏籠に入れてたのに
逃げてしまったって泣いていたけどそれが源氏の籠の鳥にされてしまう暗示って感じがしてきた。
ちなみに源氏の愛情ランクは
自分>>越えられない壁>>藤壺≧紫>>>その他
って感じがする。なんだかんだで自分が何より一番。でも紫以外の女性は源氏から逃げる理由があった。
紫にはそれが一切なくて、最後も源氏を突き放すことが出来なかった哀れな人だ。ちなみに六条御息所や葵上も
逃げる術を知らなかったり逃げる理由がなかった女性だと思う。
紫の上は自分もなんか好きになれない
大人になってから性格とか急に変わりすぎだし
紫ねぇ…。確かに正妻だった頃は自分が一番愛されてるってことに満足してたけど
三宮が出没してきてから自分の扱いに不満を感じたりしてるのは結局周りの女人の事なんかより
自分の地位の事ばかり考えてたんだなって思った記憶がある。
不満というより源氏が信用出来なくなって心の平静が一気に崩れたんじゃないか。明石御方や三宮への嫉妬も仕方ないと思う。
明石の場合は源氏の女絡みの不祥事で三年間も離れてたときだった上、子供まで出来た。必要以上に意識してしまうのも仕方ないと思う。
あの頃の紫はまだ性格的に幼かったし。三宮の場合もそれまでは気にしてなかった身分と天涯孤独という劣等感を思い知らされた。
紫だって人間だから「こんな子供みたいな人に・・」って感情も仕方が無いし。病気になった後は殿のことでわずらってても仕方ないって
悟って少し落ち着いてたけど。
なんか前から紫の庇護にずいぶん必死な人がいないか?
別にどう捉えるかはその人次第なんだし別にいいじゃんよ
↑押してから気づいたけど日本語変だな…
幼少期:父親に捨てられるが、その事情はよく分かっていない。
外で遊ぶのが大好きなお転婆な質の少女。
慕っていた祖母が亡くなり、源氏に連れられて京へ。
綺麗な御殿だが、もう外で遊ぶことは許されない。犬君にも会えない。周りは知らない女房が沢山。
源氏もいつもいてくれるわけではない。
少女期:父親が自分を捨てた理由がおぼろげに飲み込めてくる。
たまに来る源氏が教えてくれる、琴や書を必死に覚える。誉めてもらい、愛してもらうために。
ところが源氏の「愛」はああいう形で示された。源氏を嫌悪しつつも、受け入れ、順応しようとする。
なんとか関係を築いた矢先、源氏は流刑に。自分の行く末への不安を押し殺しつつ、家を切り盛りする。
そんな自分をよそに、源氏は流刑先で浮気し、あろうことかそれを知らせてくる。
女性期:源氏帰還。ともかくもこれで一安心。愛し愛されて幸福な時代。
が、明石に子供ができたことを知らされる。自分と源氏との絆の弱さを再認識。
しかし明石の姫の世話を託され、明石の気持ちも思いやりながら子供を慈しみ育てる。
その間も源氏は浮気を続けるが、明石の姫が心を和ませ、紛らわせてくれる。
晩年:明石の姫を嫁がせ、女遊びも落ち着いた源氏と、これからは二人で穏やかな時を過ごしていくんだろうという気持ちになっている。
三宮降嫁の話を聞くも、源氏を信じて送り出す。が・・・
源氏にとって自分は誰かの代わりにしか過ぎなかったことに気づく。
後ろ盾となる親もいない身。この歳になって顧みられなくなるのかもしれないという不安。
他の女君たちからは、お見舞いと称して哀れみと嘲笑の混じった文。返さないわけにはいかない。当たり障りのないお礼の文をしたためる。
・・・疲れた。せめて出家してこんな煩悩と離れ楽になりたいが、源氏は許してくれない。
幼い頃の犬君と自分の幻が見える。お転婆で奔放だった頃の自分。源氏のために自己を押し殺す前の自分。
紫を中心にこの話を再構成したらこういう感じよね。
好き嫌い以前に同情を禁じ得ない。いっそ紫が天然のお馬鹿だったらまだ楽だったろうに。
なまじ勘が良くて、人の立場に立つ優しさももってるだけにね・・・。
本来はお転婆娘なのに、
>>781が言うように生きる術、愛される術として優等生を「やってた」わけで、それが無駄だったと知った日にはもう。
長文スマソ。
>>787 庇護してても他の人にそれを押しつけてないからいいんじゃない?
> どう捉えるかはその人次第
だよね。
「私はこう思う」っていうのを語ってるだけに見えるけど?
>>790 晩年の紫を更に絶望させた理由として、源氏が女三宮の所へ渡る回数が
増えていったこともあるよね。
幾らお人形のような宮様でも、朱雀上皇と今上帝からのバックが厚くても、
源氏からの愛が薄ければ、紫の中でまだ気持ちを立て直せたかもしれない。
紫の異母姉のように、外や夫に直接鬱積をぶつけられたら、また違ったのかも。
源氏もウンザリして「出家おk」となったかもしれない。
でも、それが出来ない紫だからこそ、紫の死後、源氏を悔やませられたのだろうか。
>>787 その言葉はそのまま自分に返ってきちゃうっすよ
源氏の三宮へ渡る回数が増えていったのは辛かったろうね。>紫の上
当時の30代の女性って、今と違ってお婆さん扱いだったんでしょ。
実際、出産が早かった人は孫がいたりして。
そういう年齢&そういう扱いをされてしまう年齢で、母娘ほど歳の違う
若盛りの三宮と一人の男の寵を争うのは、精神的にも肉体的にも
かなりキツかったと思う。
しかも、源氏が三宮へ渡る回数が増えたのって、やっぱりエチーが若い子がいいって
感じだったんだろうしね。あいつのことだから。
それでいて、一番大切なのは(何をしても許してくれて優しくしてくれる)紫だよ
なんて態度だったら、失望するわな。
今までの人生はなんだったの?
って気が狂いそうになるな。
それなのに、雲居の雁と違って逃げる場所がない。
唐突ですが
三ノ宮を一言で言ったら「新婚チヤホヤ」だと思う
いくら新婚だからってチヤホヤしすぎ
>>796 若菜の巻では時の流れが分かりにくいけれど、女三宮が降嫁する前後から
降嫁後、約8年の月日が流れています。
丁度女盛りになってきた女三宮の所に、源氏が通う回数が増える、という流れです。
>>794-795 源氏も、柏木に三の宮を寝取られてから、自分の“老い”を痛切に感じたんだ
と思うよ。
三の宮には「あなたには不似合いな齢の…もはや盛りを過ぎた容色も他の人に
比べて見おとりもなされようかと悔しくも不快にも思えますよ」
とネチネチ責めていたじゃん。
柏木にも宴会の席で「あなただっていずれは年をとってわたしのようになるのだよ」
と遠まわしにイヤミ。
三の宮も年をとった自分よりも若い男のほうがよかったんだろうとか
想像してたんだろうな〜
源氏の三宮へ渡る回数が増えていったのが辛かったって言うけど
原作では自分が源氏を繋ぎとめてるように思われるのが嫌だから
三の宮のところにも行ってほしいとかお願いしてなかった?
>>799 そういやあさきでもそんな描写があった様な。でもそれがまた哀れなんだと思う。偽善的に見えるかもしれないけど。
>>798 >>三の宮も年をとった自分よりも若い男のほうがよかったんだろうとか 想像してたんだろうな〜
とんだ自惚れ&逆恨みだよな。三宮が柏木と心を通わせて通じ合ったんじゃないってわかってたくせに。
三宮は最終的に柏木を憐れむ様になったけどそれは柏木が源氏と違って自分を本気で愛してくれてたからで年齢は関係ない。
三宮をいびったことで三宮が柏木を想う様になってしまったから愚かとしかいい様がないな。愛だのなんだ言ってたくせに
愛をわかってなかったのは源氏の方だった。
>>789 >綺麗な御殿だが、もう外で遊ぶことは許されない。犬君にも会えない。周りは知らない女房が沢山。
>源氏もいつもいてくれるわけではない。
>少女期:父親が自分を捨てた理由がおぼろげに飲み込めてくる。
>たまに来る源氏が教えてくれる、琴や書を必死に覚える。誉めてもらい、愛してもらうために。
そこらへんは別に紫自身もまだ自覚ないし不幸どころか幸せだったんじゃないの?
それに当時は琴や書は娯楽のようなもんだったし、愛されるために必死に覚えたというより
源氏の教え方や紫の素質もあってか難なくこなしてたか、楽しんでやってたような感じがする。
確かにそうねー
紫に限らずどうも源氏を最高の悪者!女性は被害者!という公式を作ろうとしてんのが目立つけど
確かに源氏は最低だし女性も可哀想だとは思うけど、
それは被害妄想じゃ?ってくらい内容がとんでるのはちょっと異常。
あさきはさ、紫がメインヒロインとして目立ちまくってて
不公平な気がするからあまり好きでない。
作者が紫マンセーなんかな?
だから紫式部って名前なんだもの
「紫」って名前は藤壺と所縁だからって意味なんだよな。落葉宮や末摘花みたいに馬鹿にされた由来じゃないとはいえ、ちょっと悲しい名前。
裳儀を終えて前髪を上げた直後の紫はすごく可愛いかったな。特に初めて源氏を「殿」って呼んだときと横髪に花をつけたときが。
でも「殿」より「お兄様」って呼び方の方が好きだな。純粋だった感じがして。
>>799 あれは当時の風習と、紫流の誘い受けだと思ってた。
「帝や上皇の手前、宮を大切にしなければならないけれども、
誰よりも愛しているのは貴女だ」と源氏に言わせたいがための言葉だと。
本当に紫が腹黒いかはともかく、一読者の私は腹黒いw
>>806 「紫」は高貴な色(=人)という意味と、藤壷の姪であることも含めて
「貴女を粗末にしませんよ」という思いが込められているような希ガス
>>803 確かに、
>>789-790は描写されてない紫の気持ちまで憶測して被害者的に扱ってるかも。
>>801の言うように、幸せな時期もあったろうしね。
晩年苦しんだのは確かだろうけど、トータルで見ればそれなりに良い人生だったかもしれん。
源氏が地位だけ高いブ男でなかっただけでも良かったじゃないかw
>>800 >愛をわかってなかったのは源氏の方だった
源氏は藤壺の血を引いているということで三の宮を迎えたわけで、
別に三の宮を愛していたわけじゃないし、ただ単に自分のプライドを
傷つけられただけだもんな。
実際にあってみたら藤壺に似たところは少しもないってんで失望して
いたわけだし。
紫の上が病気で倒れてからは、三の宮のことなんかまったく眼中になかった。
>>807 あの時代は身分が絶対だから、帝や朱雀院が後押ししている以上、ああ言う
より他になかったのかな。
810 :
800:2006/07/29(土) 15:32:22 ID:???
>>809 三宮への愛じゃなくて愛そのものをわかってなかったって意味だったんだけどな。愛のなんたるをわかってないとか言って
三宮を非難してたのに、その三宮にこれまでにない剣幕であなたは私を愛してなんかいないって振り切られて
うろたえる姿は実に情けない。同じ時期に紫にも見限られてきてたし、ある意味孤独な晩年だったのかもな。
晩年といえば頭中将の晩年は本当に不憫だったな。柏木の死で一気に老け込んでしまったって言われてたけど
絵的にも弱々しい感じになってたし。柏木が死ぬ前は年取っても元気よさそうだったのに。
811 :
804:2006/07/29(土) 15:49:08 ID:???
812 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/29(土) 20:11:14 ID:iOHUIvls
頭の中将も悩み深いよね。
柏木が死んだと思ったら、落ち葉の宮と夕霧の事で雲居の雁が
帰ってくるし。
でも、女御より雲居の雁の方が可愛い娘じゃないか?という気が
するのだが、どうだろう。
>>812 父子家庭(ではないけれど)の父が、そそっかしい娘を叱る場面は
今でも通じると思う。
>嫁入り前の娘が、そんな所で寝てはいかんよ だったかしら?
頭中将に叱られて恥じらう雲居の雁とか、半別居モードの雲居の雁に諭す時とか。
頭中将と近江の君との漫才も捨てがたい。
女御は大切に育てた后がねだから、他の娘達とは別格になるのかな。
大切に育てる割には…だな。
雲居の雁を后がねにって考えたのも生まれた直後からじゃあないし
不完全な教育だな、詰めが甘いのか。
雲井の雁って頭中将の家に引き取られたけど、右大臣の四の君には辛く当たられなかったのかな。
四の君って夕顔や瑠璃君に対して結構辛辣な事言ってたんでしょう?柏木や紅梅との仲はよくわからないけど、
半別居状態のとき、雲井の雁と四の君の娘の女御とは仲がよさそうだったよね。
帰ってきた雲居の雁を叱りつつも
「こうなったら引き下がるな」とか言うところも
人間臭くてよろしい>頭中将
>>815 四の君も年をとって人間が丸くなったのかな。
>>816 頭の中将の屋敷は子供が大勢いて温かみがあるよね。源氏のところは夕霧と
明石の姫君しかいないから。
源氏が真に求めていたのは、藤壺でも紫でもなく、亡き母の桐壺更衣だったん
だろうか。
紫の上が病気になってから、まるで母親のように彼女にすがっていたし。
藤壺に恋したのも、亡き母にそっくりだと周囲の女房たちにいわれたのが
きっかけだった。
>>799 時期が違う。
辛かっただろうと(読者が想像して)言っているのは、797さんの
書いているように、降嫁後何年も経ってからの話。
三宮のところにも行って欲しいと紫上がお願いしているのは、
降嫁直後の話。
>>815 当時の貴族は一般的には通い婚だったから、四の君は右大臣の家に住んでて同居してなかったんじゃないかな?
>>818 でも自分の母が美しい人だと知らなかったらそこまで執着しなかったんじゃないの?
あさきでの藤壺にもやっぱり容姿や優しさに惹かれていった感じするし
空蝉って源氏に犯されたことは本人同士と弟の三人だけの秘密でしたよね?
でも源氏が引き取ったってことはやっぱり世間にばれたんでしょうか?
それとも(ちょっと苦しい言い訳だけど)実は遠縁だとかこじつけて引き取ったんでしょうか?
それに空蝉は他に頼る相手がいなかったら源氏のところにいったみたいだけど。
この頃は弟も大きくなってもう養ってもらっても大丈夫な年頃だと思うんですけど。
出家前なら源氏と再婚するってのも考えられますが(紫たちがいるので第五夫人ですけど)
もう夫は持たない出家の身なのになぜ?
>>822 空蝉が父を亡くしてから伊予の介と結婚するまでの間に、
源氏の君がお通いになっていたご縁で、
…と苦しい言い訳をしてみる。
空蝉は源氏のメル友で、実家に頼れない身の上だから、と書いてみる。
やっぱ弟絡みの縁って事にしたんじゃないのかな
弟はずっと源氏の家司になってたんだろうし
源氏が伊予の介ごときにそんな気を遣う必要ないんじゃ?
普通に、俺の女だ、文句あるか?くらいの姿勢で引き取ってる希ガス。
質問。パタリロのスレッドってどこ?
朧月夜が御所に上がったとき、
「ごらんになってみなさん…私はこんなに美しいのよ。あなたがたがどんなに
競争を仕掛けようと負けやしないわ」
という独白があったけど、朱雀帝は自分と正反対の性格の女性に惹かれたんだな。
気の弱い朱雀帝にとっては、彼女の自信に満ちた様子が眩しく見えただろう。
上の方に上がってる紫談議を読んでふと思った。
コキデンの女御が桐壺更衣に「この子供のような女にとられたのか」というシーンと
紫が女三宮に同じ事を言うのは偶然じゃなくて意図的だったらすごいな。
しかし源氏が自分の行いの報いを受けるのはわかるが、紫までそれを被るというのは
やはり少し気の毒だ。
紫の上が最も可愛かった盛りは4〜5巻までだね
この頃みたいな子供っぽさを少しでも残してれば好きだったかも
>>828 >「ごらんになってみなさん…私はこんなに美しいのよ。あなたがたがどんなに
>競争を仕掛けようと負けやしないわ」
このシーンものすごく好きだ。ここで一気に朧月夜好きになりました
後に、この時期を指してか「あの頃の少年のように闊達だったあなたに戻っておくれ」
というようなこと朱雀帝が言ってますが
確かに、「女」というより「少年」という感じをうける、なぜだか。
>>831 普通の女性のような幸せを求めてはいないんだよね。
彼女が求めているのは身を焦がすような恋、波乱万丈の人生。
源氏にも「だって私あなたに選ばれたわけじゃないもの。私があなたを選んで
あなたを愛したのよ」と言い放ってる。男にまったく依存していない。
目端も利くし、男に生まれていたらやり手の政治家になっていただろうな〜
朧月夜のお姉さま(こきでん)もそうだね>やり手の政治家
しかしお姉さまなんだけど母のような、父の右大臣と並ぶと
ご夫婦のような貫禄が。そこも好きだけど。
桐壷が寵愛されるまでのこきでんさんも、プライドの高さが
存在を輝かせるという強い美女だったんだろうな。
朧月夜から衣装を沢山着込んで廊下をいざってた人の話を聞いて
吹き出し、すぐに居住まいを正してお説教するシーンが微笑ましい。
834 :
愛蔵版名無しさん:2006/07/31(月) 17:54:01 ID:PIfqAtVY
かっこいい朧月夜のファンであります。
こきでんは恐すぎ
弘徽殿大后は好きだよ。
あの人が時代に合う言動をしてくれるから、「源氏物語は平安中期の話」だと
読者にも伝わってくる。
他の登場人物だけだと、平安中期でなくても成立する話になってしまうような希ガス
藤壷入内前には源氏を敵視せず、微妙な距離を保っていたことを鑑みると、
嫌いな女の息子を、感情だけで敵視するようなキャラではない証明になると思う。
むしろ右大臣家の大黒柱役は、さぞ大変だったであろうと思ってしまう。
>藤壷入内前には源氏を敵視せず、微妙な距離を保っていたことを鑑みると
そんな描写あったっけ?
>>837 原作では源氏を可愛がってる描写がある。そこが引徽殿さんが本当に性悪ではないことを証明してると思う。
へえ、そんな描写があるんだ
あさきからはどこまでも源氏憎しという印象しか受けない
朧月夜語りを見てて気付いた。
彼女って中身は男なんだよね。現代でいえば松田聖子。
ずっと前にワイドショーで心理学の先生みたいなひとが
「彼女は浮気女とみるから理解できない。中身は男なんですよ。
普通の女性が不倫をするのは夫より他の男が良くなるんですが
そういうことじゃなくて奥さんも好きで、それとは別に他のひとが好き。
どっちかが嫌になったということじゃなくて両方好きなんですよ。
自分に甲斐性があるから愛人たちの面倒までみてやってる。
昔の男のひとが奥さんも妾もいて、妾の面倒までみてやれるのは甲斐性があると
思われていましたけど、それと一緒」
みたいなこと言っていた。
中身は男としてみると朧月夜は違和感なくなる
ちなみにこの話は松田聖子が離婚する何年も前の話です。
>>817 四の君よりも、雲井の雁母の方が血統がいいからじゃね?
弘徽殿サマが藤壺に何も出来なかったように・・・
円地源氏読んだら、雲井の雁の母は王族と書いてあった。
後に按察使大納言の北の方になってる。
あさきにも、この話出てなかったっけ?
弘徽殿大后は桐壷帝の愛を失ってから、政治に傾いていったのかな。
藤壺も、子供生んでから性格変わったよね。源氏よりも東宮(冷泉帝)のほうを
大事にしている感じ。
明石の御方も、途中から女としてよりも母としての人生を選んでる。
そういう点では、子供のいない紫の上はどこにも逃げ場のない可哀相な人
だったな。
>>843母が王族ってのは書いてあったけど、頭中将と別れて按察大納言の北の方ってのはなかった気がする。
王族ってどのくらいの血筋を言うのかな。宮家の姫だったらそう描くよね。皇子・皇女の孫よりさがった
世代の人たちかな?そのくらいの姫君と大臣家の姫だとどちらが格上なんだろう。あさきでの桐壺の母親
は王族(皇家)の出だったけど、桐壺自身の扱いは低かったし。
>>844 藤壺と明石御方は子供出来たのがきっかけで、源氏を見限ったところもあるしな(明石さんは特に)。
逃げ場といえば朧月夜、空蝉なんかは他の男性という逃げ場があった。花散里、末摘花は女として扱われてないのが
逆に幸いだった。これで六条御息所みたいだったらやっていけなかっただろうけど恋愛至上じゃないから十分。
六条さんさえ斎宮に付いて行くことを口実に源氏から離れたし。葵上と夕顔は逃げる間すらなく死んでしまった・・。
でも一番可哀想なのはやはり逃げたいと思ったのに、逃げる場がなかった紫上だな。
>>845 詳しいことはわからないが、王族と呼ばれるのは確か天皇の孫位の血筋だった様な。紫上に末摘花は王族だった筈。
常陸宮の孫の大輔命婦は王族といえるのかな?
>>846 後ろ盾となる親もなく、絆となる子もなく、源氏の愛だけを頼りにするってのは厳しいね。
肝心の源氏が「あれ」だし・・・。
紫の上に忍んでくるだけの気骨のある男はいなかったのかっ!
地位などなくていいからさらってしまえ!紫なら愛があれば貧しくても暮らしていける!
・・・なんてエキサイトしてもしかたないわけだが。
>>847 あさき連載時、実際に夕霧と紫を密通させろって要望が来たらしい。しかし源氏に密通した夕霧や紫を
許す度量があるかどうか疑問なので三宮以上に悲惨なことになる可能性もありそう。
>848
そんな度量あるわけない
自分の自尊心が傷つけられたことだけに激怒するよ
須磨に流れていた時期に
紫目当てに忍んでくる男がいてもよさそうだが
鉄壁の守りだったようだね。
そう言えばそうだね。
あの時柏木来なくてよかったよね。
紫はしっかりしてるからな〜。
というか相手が意に沿わぬ相手、もしくは柏木みたいな完全な不届き者だった場合
大声出して大騒ぎして邸内の者を呼び集めてふんじばることはできんのかな?
高貴な人が大騒ぎしたら下品?それどこじゃないと思うが。
もちろん手引きした女房も首で。
どこにも居場所がなくて、あんな男のそばにいることしかできないなんて…
あまり紫は好きじゃなかったがかわいそうで泣けてきた(つд`)
でもそんな紫の気持ちをなさぬ仲なのに明石上はちゃんと分かっていたんだよね。
あの方は愛だけを頼りに…て言うシーンはよくぞ言った!と思った。
加えて源氏の糞さが浮き彫りにもなったな。「こんなに長い間一緒にいて、
どうしてあなたには分からないの?」とは、全くもってその通りだ。
>>851 柏木は紫は好きにならんだろ。
内親王レベルじゃないと。
>>854 自分はあのシーン嫌い。
明石だって立派に源氏の妻なのに、
何で紫立てなきゃいけないわけ?
>>850、
>>852 源氏須磨流罪時の紫はまだ精神的に幼かったからな。もし密通事件が起こったら、三宮程露骨ではないにしろ
動揺が表に出てしまって・・・ってことになるかも。
>>854、
>>856 明石御方は理由は違えど源氏のせいで苦しんだのは同じで、自分の拠り所である明石姫のことで恩があるから
拠り所がない紫の不憫さが身に沁みたんだろうな。昔のスレで明石さんが「あの方(紫)こそ殿に相応しい」って
言ってたけど紫ほどお人よしじゃなけりゃやってけないってのが正解だって意見があったがその通りだと思う。
紫は良くも悪くも源氏に対して甘すぎた。
仮に明石に身分があって、源氏の正妻になってたとしたら、
あの女遊びを許容したとは思えない。
黙認はしたかもしれないが、そんな源氏に心や体を許すことはなかっただろう。
つまり紫は源氏にとって最高に「都合の」いい女、だった訳だね。
>>854 でも実際明石は娘と離れてた時期も長いし、
しかもその娘が紫の上のもとに預けられてるわけだから
二度と会えないかもしれないって不安も強かったでしょ。
再開できない間は紫の上よりかなり辛かったんじゃないかな?
雲居の雁って名前聞いただけで泣ける。
小さい頃はむしろ紫より女らしい感じがしたんだけどな>雲居の雁
藤壺なみの美少女に成長すると期待してたのになんかガッカリ…
雲井の雁て凄いはかない名前だよねえ…
実際は嫌なことは嫌と言う女性に成長したけど。
でも可愛いと思うよ。夕霧と逢うのとめられて泣いているところなんて
本当に少女ぽくて。
>>845 桐壺の場合、父は臣下で大納言どまりだったからね。
>>859 明石の御方は若いころは苦労したけど、年を取ってから幸福をつかんだ。
紫の上は若いころは誰並ぶもののないご寵愛などと誉めそやされて、
年をとってから三の宮の降嫁で自尊心を叩きのめされることに…
どっちが不幸だろうか?
どっちの人生も嫌だ
紫が一番可哀想みたいに言う人いるけど私は別にそこまで不幸とは思わないな
それよりも葵とかの方がよっぽど可哀想な人生だったと思う
源氏とプラトニックな関係だった朝顔とさっさと肉体関係お断りした花散る里の人生の方がやっぱ幸福に見える。
>>865 葵は可哀相だったねぇ・・・
本来ならかしずかれて幸せな人生を送れるはずの人だったのに。
>>866に同意。
紫は可哀相とは思うし同情もするが、友人にもつとイラついちゃいそうw
>>863 総合的に紫上。最後が辛いってのは終わりよければの逆で、更に辛そうだし、そもそも源氏の最愛の人という立場自体
紫が望む前に勝手に築かれたものだし。それで幸せならいいけど、源氏の不実が原因で衰弱死してるようではなぁ・・。
玉鬘に惹かれる源氏を見て、「子供の頃は源氏が親心で自分によくしてくれてると思ってた」という台詞はこれからの展開を
思い浮かべる様で悲しい感じだ。でも明石御方も上での明石姫の話を見る限りでは今までに思ってた程幸せではない気がしてきた。
源氏が厚顔無恥なのは元々の性格もあるけど、それ相応に報いを受けてないこともあると思う。柏木は三宮との密通を直接責められ、
ストレスが限界に達したんだろうけど、源氏は浮気や寝取りによる苦痛を受けてない。だから、もし源氏が桐壺帝や朱雀帝にいびられたら
どうなっていただろうか。いびられても全然平気か、それとも普段苦労がない分、意外と簡単にへばるか。
>>868 >源氏は浮気や寝取りによる苦痛を受けてない
朧月夜との密通の件では、須磨に流されたけどね。朱雀帝に直接いびられた
わけではないけど。
>>845 桐壺帝は桐壺更衣のどこに惹かれたんだろうか?弘徽殿みたいな気の強い
しっかりした女を見慣れていたせいで、はかなげな女が新鮮だったのか。
それにしてもあそこまで入れあげた理由がイマイチよくわからん。
>>869 今までもよく言われてるな。>>桐壺更衣への異常なまでの寵愛
桐壺更衣は見ようによっては、桐壺帝にすがってるだけの弱い女にしか見えないからな。あさきの桐壺はしっかりした一面もあるけど。
外見も表情がおとなしいせいか、藤壺や紫に比べて同じ顔立ちでも地味に見えてしまいがちで、引徽殿女御が華やかな美人だから
読者的にはあれだけ入れ込まれる程魅力的に見えないんだろうな。自分は桐壺の魅力云々言う前に、あんな節度のない扱いされて
可哀想だと思った。
まあ、運命の2人だったんだよ。
872 :
854:2006/08/02(水) 00:30:40 ID:???
>>859 そうそう。だからこそ、ずっと一緒にいて、夫という一番分かってなきゃいけない
ポジションの源氏が言われて初めて気づいたのに、
そんな明石上が紫のことをズバッと言い当てたっていうのがスゴイと思ったんだ。
>>852 残念ながら当時は「高貴な男性に恥をかかせてはいけない」
「男性が激しく恋焦がれているのに、断るのは情け知らずの女」
など、男に都合のいい理論がまかり通っていた時代だから、
大騒ぎもふんじばることも出来なかったと思う。
あの重たい十二単では機敏には動けなかっただろうし。
平安時代に生まれなくて良かったと、心から思うよ。
>>858 紫が都合のいい女というのはその通りなんだけど、彼女は
1都合のいい女に育てられてしまった、2源氏の元を飛び出しても
行くところがなかった(自分の財産がなく、後ろ盾になってくれる
親族もなかった)、というハンディを2つも持っているからなぁ。
>>869-870 確かに桐壺の魅力は分かりにくいね。
想像するとしたら、桐壺帝が初めて自分から欲した相手であり、
にも関わらず2人の仲を割こうとする連中が多かったから、
余計に燃え上がったのかなぁ、と。
後ろ盾のないことからくる気弱さも、権力者の娘を見なれた目には
新鮮に見えただろうし。
要するに、桐壺帝にとって初恋だったからではないかと。
まぁ後から現れた相手と初恋なんかされたら、先に妻になっていた
女性には堪ったもんじゃないけど。
>>要するに、桐壺帝にとって初恋だったからではないかと
すごく納得。桐壺帝の周り(桐壺更衣含む)を顧みない寵愛はいい大人(しかも帝)がしている事とは思えなかったもんな。
いいとこの坊ちゃんが身分の低い女を分別わきまえず、ベタベタする様な浅はかさを感じたので。
桐壺の魅力…如何せん出番短いからよく分からんが、
「ホラこんな美人がアンタのために入内したんですよ!」と言わんばかりの美人と違い
ただそこにポツンと置かれただけの地味で高級な砂糖菓子みたいなとこかな。
やっぱり細かい気遣いが出来る人だったんじゃなかろーか。
>>874>>875 桐壺帝にとって他の女御たちは、源氏にとっての葵の上と同じく、周りから
お膳立てされた結婚。
桐壺の更衣だけが、自分で見つけた女だったからでは?
障害のある恋ほど燃え上がるあたり、ヤパーリ源氏の父親だなあ。
>>872 源氏って、女三の宮の降嫁で紫の上を悲しませたあとで、朧月夜のもとへ
忍んで行ったりしているからなあ…
あの性格は天性のもので直らんだろう。
普通だったら紫の上をこれ以上苦しませるようなことは止めようと思うだろうに。
「あなたほど私の気持ちがわかる人はいないよ紫の上…やっぱりあなたは
特別な人だ」
このセリフを読んでブッ飛ばしたくなったよ。結局自分にとって都合のいい女って
ことじゃん。女の気持ちは絶対にわかろうとしてないんだな。
>>878 まあ源氏ってそういう所は変わりっこないよ。
>源氏って、女三の宮の降嫁で紫の上を悲しませたあとで、朧月夜のもとへ
>忍んで行ったりしているからなあ…
女三宮の若さを目の当たりにして、老いを実感したんでしょうな。
心理的にも文字通りにも共犯者な朧月夜に救いを求めたんでしょう。
救い=本音で語れる
若かった自分の、生きた思い出に触れて自分を取り戻したい
っていう事だからここでも朧月夜自身の気持ちは関係ない。
迷惑で愚かな老年クライシス。
自分の老いを受け止められなかったのは柏木への対応でよりハッキリする。
頭中のように上手い負け方を知らないので
モンモンと、自分が下になるなんて!若い二人があざ笑ってる!となる。
桐壺は有力な後ろ盾がない立場だったから、その分、桐壺帝が屈折したコンプレックス感じないでもいい存在だったってのも大きいかも。
当時の天皇はあまり経済力がなく、后の実家に頼っていたって高校の古典で教わった。
ところで、紫の上の死因は今でいえば何だろう?
拒食症みたいな心因性の病気なのかな、やっぱり。
>>頭中のように上手い負け方を知らないので
頭中将は源氏に対する対抗心を嫌味のないやり方で露骨に表に出した上で負けてるからそんなに惨めって感じはしない。
それに比べて源氏はやはり勝手な理由で朧月夜から遠ざかってる最中に出家させられ、見舞いの歌を送ったら、
そっけない返事で返されて関係終わり。柏木と三宮のときは自分は老いたから負けたんだ!って勝手に思い違いして
二人をいびったら三宮の中で柏木への思慕が生じた上、愛を知らない人だと馬鹿にしてた三宮に「あなたには愛がない」
って言われて復讐された。
>>878の紫上への台詞といい、人のことを全く考えてないから痛いしっぺ返しをくらったんだろうな。
なんでここ長文厨が多いんだろ
厨と呼びたいお年頃
えらい遅いですな
確かに長文レス多いかもw暇じゃないと読む気失せる
>>881 当時、入内してきた姫君ってのは実家の期待を背負って、「帝の寵を受けて
皇子を産む!」て野心満々じゃん。
それにくらべて桐壺は、「多くの幸せを高望みはいたしませぬ」みたいな
感じだったから気楽だったのかな。
他の姫はどんなに美しく才があってもその顔の隣に実力者の父親の顔がチラついちゃって
真剣に熱中することが出来なかったのかもね。ビクビクして。
桐壺帝って流石は源氏の父で結構小心・我儘なところがあるし。
>>875 あの暴走っぷりは落葉の宮に対する夕霧の狂い方を連想させたよ。
それと、匂宮の浮舟に対する熱中ぶり。
889 :
858:2006/08/02(水) 23:46:26 ID:???
>>873 同意。
加えて言えば、873さんの「2」があるからこそ「1」に仕立て上げやすかったんだと思う。
まぁ結局は「源氏最悪」という結論になってしまうわけだがw
>873
誰もアナタに通いたいとは思ってないし
>>882 痛いしっぺ返しをくらっても、
源氏の本質の変わらなさぶりがスゴイ。
この人の自分肯定度は強固。崩れないんだなあ。
ラストの宴席に出る前の源氏の言葉に打たれた坊さんが
ありがたく伏し拝みしてるようなシーンがあるけど
源氏は僧籍に入っても悟らぬ生臭坊主になってるぞ、と突っ込みたい。
>>891 源氏が成長したのは、薫を疎んじたりつらく当たったりしないで、実の息子の
ように可愛がったことかな。
でも薫にしても、匂宮にしても、ロクな男に成長しなかったところがなんとも…
生き写し設定多すぎだろ
しかも最高級の美形ばかり
安易な遺伝子だよな
笛の吹き方も遺伝
>>893 成長っていうよりも、柏木を死に、三宮を出家に追い込んだ良心の呵責と、二人への屈折した復讐と、実権者としてのゆとりのような気がするが。
「両親をいじめて追いつめてしまった分、この子は可愛がってやろう」
+
「でも、柏木の子とは絶対に教えてやらない(そうすれば、三宮と柏木の密通はなかったことになる、ザマミロ)」
+
「まあ、自分もこの国一番の権力者なんだから、それなりに度量のあるとこ示さないとな」
みたいな。
柏木が死なず、三宮が出家しなかったら、薫への扱いもまた違ってたかもしれない。
源氏が無垢な薫を見て感激し、「お前は愚かな私にも柏木にも似てない立派な男になれ」って呼び掛けたシーンは好きだけど・・
薫が二人の悪いとこを影響受けまくりなのが皮肉。極端に無秩序なとことか本気になると暴走してしまうところとかは幸い
受け継がれきらなかったけど。
あさきスレ恒例
現在の皇室に変換
もうすぐ夕霧が生まれますよ
少し前のレスにあったけど
少女時代の雲居の雁は反則的に可愛い。
特に夕霧と引き離される頃。萌え。
902 :
愛蔵版名無しさん:2006/08/04(金) 03:06:23 ID:lw8govXG
さしずめ愛子さまは女三宮ってとこかな?感情のないお人形って所が似てる。
皇太子さまは朱雀帝だね。パッとしないし、いつも弟においしいところ盗られるし。
妻出来合い具合は桐壺帝レベル>皇太子
ただ、その奥様が全然桐壺ではないという。。。
親が権力アリアリだからなー
コキデン溺愛した桐壺w
>>898 薫って、相手の身分によって態度が全然違うところは柏木に似たんだろうな。
大君と浮舟に対する扱いは差がありすぎ。責任を取らなくていい女房には
簡単に手を出してるし。
出家したいといいながら、いつまでもずるずると言い訳して出家しないところは
源氏似w
わるいとこどりじゃん
しかもスケール小さい
ひとつ 人の世 我が世とぞ思ふ
薫と匂宮って源氏の要素を二分させて悪いところが薄められてる分、人間的にはマシだけど主役としては源氏と比べて
インパクト薄いよな。薫は源氏や柏木に比べて行動おとなしいし、匂宮は陰険さ、狡猾さがないから業や因果応報による
苦しみ(源氏の場合、苦しんでるって口先で言ってるだけだけど)がない。そこが宇治十帖が正編と比べて劣ってるって言われる
原因の一つだろうな。
源氏物語は源氏がどうしようもない人物だからこそ面白いってことなんだろうな。でもこのスレで人柄がいいと評判の
朱雀帝とか頭中将が主役だったらどんな話になるだろうか。
スマートな人間に味のある人間は一人もいないよ
良くも悪くも泥沼の人生生きられる人だけが真理に近づける
>>909 左大臣主役の外伝が見たいかも。桐壷帝と源氏・頭中将、匂宮・薫のような友情話とか。
大宮とも仲良さそうだし、小さいときの頭中将や葵も見たい(*´Д`)
>>909 宇治十帖って、弘徽殿大后みたいなスケールの大きい悪役もいないよね。
藤壺中宮と明石中宮、朝顔の斎院と宇治の大君、紫の上と宇治の中の君を
比べても、ひとまわりもふたまわりも小さい。
浮舟も正編のヒロインの色んな要素を織り交ぜてるけど、性格や育ちのせいでやはり小さい。でも、紫が果たせなかった出家を果たし、
薫を吹っ切った姿は立派で最後を締め括るにはよかった。
浮舟は三宮の要素(心ならずも二人の男と関係を持ってしまった、出家して人間的に成長を果たす、性格がおとなしめ)も結構大きいよな。
違いも多いし意識したわけではないではないとはいえ、浮舟を好んだ薫と母に似た女性を求めた源氏は通じるものがあるかも。
>>911 美女まっさかりの大宮(*´д`*)ハァハァ
そんな内親王を頂いてしまう左大臣(*´д`*)ハァハァ
やんちゃで利発な頭中(*´д`*)ハァハァ
ょぅι゛ょながらも気高く美しい葵タソ(*´д`*)ハァハァ
自分宇治好きだけどなあ
たしかに少女マンガから一気に文学小説みたいな雰囲気になるけど
人間的に未熟な登場人物も感情移入しやすいし
私も宇治編好きだよ
矮小さが逆にリアルでいい
>903 やはり今の春宮妃は庶民といっても、元華族で公家系の血筋の源氏でいえば葵上のような位の人なの?
雅子さまは一族そろってエリートだらけの官僚なんだから庶民じゃないけど
でも身分家柄で言ったら私達と同じだよ。葵上のような位なんて全然違う
(単なる元士族の家柄。父親もその兄弟も全員東大出だから学歴はあるけど)
匂宮が「おれは光源氏になりたいんだよ、おじい様のように生きたいんだ」
といっていたが、源氏は一度関係を持った女は最後まで生活の面倒をみて
やっていたからなー
匂宮は相手の女に飽きたら、姉の女一の宮の御殿へ奉公に出している。
幼いときに母を失ったわけでもないし、臣下に降ろされたわけでもなく、
東宮の地位が約束されている。弘徽殿大后みたいな政敵もいないし、
単なる世間知らずのお坊ちゃんでしかなかったんだろーな。
やばい、源氏以下か>匂宮
下半身緩くて財布の紐はかたいのか
超上級貴族のくせに最低だな
>>920 性格の可愛げでいったら匂宮の方がマシ。我侭坊ちゃんで奔放すぎてタチ悪いとも思えるけど、源氏の様な陰険さ、狡猾さはない。
やってることはアレだけど性格的には憎めないタイプといった感じだ。>>匂宮
宇治十帖の登場人物で最低なのは八の宮じゃないのかな〜
北の方の姪である女房に手をつけて、子供が自分の子であるとわかっていても
見捨てて、その後も二度と会おうとしなかった。
そのくせ俗聖を気取ってたんだから。
というか、宇治十帖に出てくる主な男、みんな人間的にどうよ?って感じがするけど。
今上帝や、横川の僧都と彼の姉尼の娘婿はまあ、ましな方かも知れないけど。
>>922 前スレ辺りで珍しく擁護されてたな>>八宮 生活苦で浮舟親子を養えなかったとか、世間から忘れられた辛さから間が差したとか
潔癖すぎて自分がしてしまったことを受け入れられなかったとか。源氏は無節操なのに、兄弟の割に随分違うって言われてたし。
よく源氏は最低男だけど一度関係持った女を最後まで見捨てない長所はあるって聞くけど、それって本当かな?
だって源氏が(死別した女を除いて)死ぬまで面倒みた女って紫、明石、花散、三宮、末摘、空蝉だけでしょ。
三宮は正妻だから当然だし、紫は三宮が来る前は事実上の正妻な上に帰る場所を源氏に奪われたんだから面倒みるのはやっぱり当然。
明石は紫の次に寵愛され続けた女であるにもかかわらず、娘ができなかったら現地妻だけで終わってたかもしれないといわれているし。
末摘だって何年も見捨てられて、たまたま源氏が家の前通りかかって自分を今だに待ってることを知ったから引き取っただけでしょ。
もし偶然家の前とおらなければ、そのまま捨ててたよ。
これといった事情も無しに面倒見てもらったのなんて空蝉と花散だけじゃん。
他にも源氏と肉体関係もった女は大勢いたけど、その半分も引き取ってないし。
八の宮は、本当は聖人とは程遠い普通の人だったんだと思う。
でも世間から忘れられてる上に貧乏、上昇の見込みもないから
「私は俗世に興味はありません」と
自分から聖人を演じてないとやってられなかったんだろう。
関係持った女性を見捨てないのは源氏の数少ない長所って言われるけど、行動や性格がアレすぎて純粋に律儀だからって思えないよな。
よく悪いイメージの人がたまにいいことすると、必要以上によく感じるって現象があるけど、源氏の場合それにさえ該当しない感じだ。
なにより軒端荻への適当な扱いがいただけない。余談だけどあさきの軒端荻って近江君顔でセクシー系というよりやんちゃっぽい感じだ。
軒端の萩が源氏の子供をもし身篭もっていたら、源氏物語は少し変わったりするのでしょうか?
彼女は身分的には明石の上と同じ位でしたっけ?
>>927 軒端の荻は、原作ではあの後別の男とケコーンしてるね。空蝉の場合、伊予の介に
死なれて行き場がないから引き取ってやったのかも。
六条の御息所は源氏に頼らなくてもやっていけるだけの財産があったようだし。
>>926 八宮はああいう穏やかで野心や向上心が激しい人じゃなく風流人なところもあったからああいうわびしい暮らしでも
自分なりの過ごし方を見出せたんだろうな。源氏なんてたった3年の間に須磨から明石に移って、現地妻作って子供まで作ったし。
源氏が八宮の境遇になったら宇治に現地妻がたくさん出来てしまうかもしれない。
薫は大君のどこに惹かれたんだろう?
たしなみ深い、きゃしゃ、気高いとか形容されているけど、
あそこまで入れ込んで、死んだ後も忘れられなかった理由がよくわからない。
あんたはいちいちそこまで考えてから恋するのかい?
>>931 儚げで、特に人生を諦めていた所に自分との共通点を見いだしたのかしら。
薫も、気持ちは世捨て人のつもりだったけれど、恋して初めて欲が出た。
だから、大君にも…と。
死後も忘れられないのは、両思いだと確信出来た相手を、幸せにする間も無く
永遠に失ったから。
>>930 まあ源氏みたいにあっちのほうがお盛んな男に三年も女絶ちは不可能でしょ(笑)
原作では薫は匂宮の姉の女一の宮にも恋しているけど、こっちは大君とは
正反対の女性だけどね。
そのくせ正妻の女二の宮にはぜんぜん魅力を感じていない。浮舟にはあれだけ
こだわっているのに。どうも薫の女の好みってよくわからん。
源氏直伝「数打てば当たる作戦」とかw
シティー(京都)ハンター(女狩り)ですか?
皇太子顔の匂宮や薫がパンツいっちょでヨダレ垂らしながら
女房を見て「いともっこりちゃ〜んなり」
とベッドにダイブ。
自分で書いてて気分が悪い
まあ、逃した魚が大きく見えるのは男の本能だしね。
薫はこの後死ぬまで、あの人が生きていたら
とかぶつぶつ言ってそうだ。
宇治十帖の女二の宮って、薫の母の女三の宮と雰囲気が似てるような…
世間知らずで、ボーっとしてて、薫が浮舟を近くに引き取るといったときにも
「どのように気に病めばよいのかもわからない」
といってるし、薫が宇治へ行ったきりになっても別に寂しがってもいない。
それくらい鈍い方が幸せなんじゃないかな
下手に葵上や六条みたいにプライド高くて過敏だと地獄
淡い夫婦関係だろうけど結局それが一番続き、
薫の身の丈に合ってる。
よその女君とどうこうなんて甲斐性ないもの。
匂宮も薫もごく平凡な(つまらない)男だね。
>>937、
>>938 またシティハンターネタかw 実際の源氏や薫を見る限りでは好みの女性を見つけては「もっこりちゃーん」で追い回す方が
見てて笑えて腹立たないかもしれない。
>>942 源氏が強烈すぎるからな。
紫がハンマーとかこんぺいとう持ってるのか
お笑い源氏物語だ
なにやらデジャブを感じる
遼は女好きだけど、源氏はナルシスト。
同じプレイボーイに見えて根本が違う。
遼は女を愛しているが、源氏は自分を愛している。
だから遼は自分より女を優先するけど
源氏は常に自分の感情だけを大事にして女に忍耐を強いている
もっこり、の元祖は「シェイプアップ乱」の徳弘正也だと思うので
彼の絵で想像してみる。…平安時代の衛生状態ともマッチしてる。
カールルイ子は誰になるんだ
>>939 大君が薫とケコーンしていても、そこへ女二の宮が降嫁してきたら、紫の上の
ような失意を味わう羽目になったんじゃないのかな。
そして精神的に悩み続けて衰弱死、と。
薫は柏木の血を引いてるから
むしろ押し付けられた女なんかてなことで
女二の宮が落ち葉化する可能性も
そして、大君は気疲れと己の立場に悩み続けて衰弱死と。
>>948 個人的には花散里。ルイ子は結構いいやつだから。
浮舟はやっぱり匂宮のほうが好きだったんだろうな。
情熱的に愛してる愛してるといってくれるし、ひょっとしたらセクースの相性も
良かったのかもしれない。
薫はしょせん大君の形代としてしか見ていないし、身分が低いというので
蔑んでるし。
そうだね。
でも匂宮も浮気者だからろくなことにならんよ
あれだけ執着した中の君はどうした?
確かに薫に適当な扱いされているときに、好きだ好きだ愛しているなんていわれたら
浮舟みたいに恋愛に免疫ない娘はコロッといっちゃうよね。
ただ本人も後で気付いたけど、あれは男の一時の情熱ですぐに冷めるもので愛ではない
>>954 浮舟もある意味匂宮に洗脳されかかったというわけか。でも源氏と違って匂宮は単純だったから離れてみたら
あれは一時的なものだってすぐに気付いたんだな。匂宮は昔のスレで薫を見て初めて自分がちょっかいださなきゃ
二人は幸せになれたって思ってたのを気付くの遅すぎってつっこまれてたな。良くも悪くも源氏の孫の割に単純なんだな>>匂宮
×匂宮
〇臭宮
>>952 でも最後の方は匂宮よりも薫のことばかり思い出してなかった?
あと、匂宮も薫との競争を意識して自分を見てただけだったってあったし。
浮舟も短期間に男二人に翻弄されて最終的に出家とは可哀想
還俗もありえるけど…もう男はこりごりだろうな
これが瑠璃なら「金積んでぶっちぎりで還俗」なんだろうけど
瑠璃の場合は大誤解だったから
>>955 後先考えずにその場の情熱にまかせて突っ走る性格なんだよね。
その意味では薫と対照的。激しい雪の中を宇治まで浮舟に会いに来たりして、
ウブな女なら感激しちゃうだろうな。
薫は逆にのんびり構えすぎというか、大君が生きていたときに
「おまえみたいに悠長にかまえてると、そのうち鼻先からかすめ盗られて
しまうことになる」
と匂宮にいわれてたけど、ホントその通りだと思うよ。
薫みたいな扱い方だと、女は愛されているという実感が湧かなくて、空しさを
感じてしまうだろう。
もし匂宮が大君の方を欲しがってたら
薫も流石に必死にとられまいとしただろうか?
大君が可哀想すぎる想像だけど
>>960 それなりに努力はしそうだが、匂宮に勢い負けしそう。浮舟のときも大君のときも「もっとああしてれば・・」って失敗を振り返って
後悔してる辺り、薫なりに本気なんだけど恋愛下手すぎて対応が悪い。そこいらへん夕霧っぽいな。でも源氏や柏木の
身分で人を見てしまうところや、普段悟りきったこと言ってる割に出世や恋愛にうつつを抜かしてしまうところを受け継いでるから
偉ぶった奴と見られがち。
>>960 多分。でも要領のいい匂宮に結局は取られちゃいそうだなあ。
>>960 大君、可哀想なことになると思う。
匂宮の決死の皇子アタックに押し込められ
女としての喜びを一瞬覚えるんだろうけど
結局、中君に気が移ってポイ、大君病に倒れて
死ぬ前に薫と2人で後悔。
一度、匂宮の味噌ついちゃったら、こっちの方が悲惨
大君は浮舟や中君みたいに匂宮になびかないと思う。
あさきゆめみしの大君には父亡き後の屋敷の女主人という責任感と
自分はもう年寄りだという自覚もあり、
警戒心人一倍ありそうだから、浮舟と中君のように、不覚にもレイプさ
れてしまったら、匂宮と恋する道なんて考えすら浮かばず、出家しそう。
そして妹を誰かと添わせて、自分は尼となり妹の幸せを見守る道選びそうな気がする。
臭宮と薫が穴兄弟になっただけの話
平安時代だからってのは微妙だが貞操観念の消えた現代なら何一つ問題ないよな
友達と共有することくらい日常茶飯事だもん
しかし、美人姉妹見て
姉はお前にやるから妹の方は俺が…フフフ…とは
現代でもずいぶんな友人関係だな
それに大君は匂宮を、女好きで情の薄い奴とちゃんと認識してたみたいだから
おめおめ強姦されたりしないと思われ
>>966 匂宮と薫は同等な友人関係っていうより、薫が匂宮のパシリになってる感じだけどね。
968 :
愛蔵版名無しさん:2006/08/08(火) 22:55:17 ID:56AOMl5+
>>967 その点、頭の中将と源氏は本物の友人って感じだなあ。
頭の中将と源氏の二人も、末摘花や源典侍を争ったりしていたけど、
薫と匂宮みたいな暗さを感じさせない。
あと、源氏は頭の中将の、現在進行中の恋人を取ったりはしてないよね。
しかし、源氏にとって頭の中将はいい友人だけど、頭の中将にとって源氏はどうだったんだろう?
なんか、頭中将からの一方通行の友情で源氏はそれを利用してるだけみたいなかんじもするんだけど。
>968
頭中将は源氏の義理の兄であり、後見人の息子だから、友情というより、
頭中将が義理堅く情けある人物なだけな気がする・・
>>源氏にとって頭の中将はいい友人だけど
一応源氏自身もそう認識してそうだけど源氏にとって
自分>>越えられない壁>>紫、藤壺≧その他の女性>>>身内>友人>>>>>その他
って感じするから裏切ったりないがしろにするのも割と平気そう。でもいい関係を築けてるのは頭中将の人柄ゆえだろうな。
後、本当の三角関係になったことがないからな。もしそういう展開があったら場合によっては宇治十帖以上の泥沼になるかも・・。
>>971 源氏の周りにいる男性って、朱雀院といい、右大臣といい、お人よしが多いね。
朱雀院なんて、自分の寵姫を源氏に寝取られて、「院のご遺言に背いて…」
なんて罪の意識にかられてるんだから。
右大臣も朧月夜との密通には腹を立てていたけど、そのことを公にはしない
つもりだった。
>>972 左大臣も。その妻の大宮もお人よしだし。確かに「なんで皆あんな奴に入れ込むんだ?」って思うけど
逆に言えば周りの人がお人よしじゃなきゃ嫌われて避けられてそうだな。
頭厨が葵とセックスしちゃえばよかったんだよな
あの時代は近親相姦くらいなんてことないだろ
昔は兄妹でも結婚するなんて普通だったんだし
>>974 釣りだよね?釣りだと言って。
大らかな奈良時代までは異母兄妹、異父兄妹の婚姻は認められていたけれど、
同父同母の兄妹のは認められていなかったよ。
葵と紫上は、源氏以外の男が近寄りようがなかったんだ…という意味で、気の毒。
異父兄妹婚もダメだったと思いますが
弘徽殿大后って、あの時代には珍しく、迷信深くない女性。
朱雀帝に対しても、「天候は天の気の流れ、目は患いにすぎぬではありませんか」
と言っているし。
朱雀帝が母親の弘徽殿大后に似た性格だったら、どうなっていただろうか…
>>976 橘諸兄と藤原多比能夫婦(多比能の母については異説あり)が異父兄妹です。
自分のおじさんやおばさんと結婚はしょっちゅうあったけどね
道長の孫に道長の娘が嫁いだり
>葵と紫上は、源氏以外の男が近寄りようがなかったんだ…という意味で、気の毒。
これは別に気の毒とは感じないな。二人とも源氏を愛してなかったなら別だけど。
玉蔓は、源氏ではなく髭黒大将と結婚して、結局は幸せだったように思える。
源氏と結婚しても、どうせ紫の上以上には愛してもらえないしさ。
>>980 紫の上の場合、源氏以外の男を愛せないように育てられてしまったからな。
葵上は気位が高いので、誰か別の男が忍んできても撥ねつけそう。
>>981 そう考えると、葵の上は流石に后がねな女性だったね
葵の上は源氏ではなく朱雀院に入内し、源氏の妻は右大臣から迎える
よう、万が一父帝がしていたら、どうなるか考えてみた。
源氏は、義父の右大臣や義姉の目を気にして、頭中将以上に浮気がバレ
にくい女性にだけ通い、右大臣の権力下のもと、大人しめな生活送ってい
ただろうなと思う。
右大臣の姫君の中から、もし源氏のお相手として選ばれてたとしたら
相手は葵上が年上のように、やはり朧月夜ではなく・・五の君が選ばれ
ていたのかな? 五の君は男なら、朧月夜が源氏の妻になってたかな?
右大臣の妻と娘って、一体何人いるんだろ??
右大臣勢力は右大臣と弘徽殿女御と朱雀院と頭中将妻と朧月夜くらいしか、
源氏に出てこないのは何でだー?
左大臣も大宮しか妻いないのかな?
話を豚切るけど、そろそろ新スレの時期だよ。
次の
>>1-2は過去スレに今のスレを加えるだけでオケ?
それでオケ
みんな誰々とくっついた方が幸せだったって言うけど、
結局は好でもない人に嫁ぐのは最高の幸せとは言えないんじゃないの?
それが当時の価値観だからな。
自分一人だけだったら不満でもほとんど皆そうだったら不満も出ない。
特別不仲だとかDVがあるとかだったら不幸だけど。
当時の女性にとっては、入内して、皇子を生んで、自分の息子が帝位について
国母になるのが最高の幸せという価値観だよね。
でも藤壺は死の床で、
「一人の女としての私は、ただ一度の恋さえ拒み続けて、とうとう生涯を
終えなければならなかったのだ」
と涙ぐんでいた。
>>989 裏で悪さしておいて最高の栄誉を手にした欲張りな人間にありがちな贅沢って奴だよ。
スケバン刑事で、サキが金持ちの養女になって何不自由なく育った妹にそんなこと言っていた
妹が、「姉さんが羨ましい、強くて三平さんに愛されて。あたしは不幸だわ!」と泣き叫んだときに
サキは「義理の祖父や母親とはいえ愛され、いい暮らしをしているのに、たかが男の愛が手に入らないくらいで不幸な顔をして。
そんなことをいえるくらいおまえは幸せなんだ。おまえに、あたしの今までの暮らしを見せ付けてやりたい」と言っていた。
藤壺見ていると、そのシーンを思い出してしまうんだよな。
>990
当時衣食住確保の苦労を知らないありがたさに涙が出たよ…
>>990 「草を食べ、泥水を飲む生活に幸せはない!」だっけか。うろ覚え。
あれ以来、「お金で幸せは買えない」みたいな訓辞が嫌いになった。
とはいえまぁ、藤壺に言っても分からんだろう。
貧しい人々の生活苦を見たことすら、ほとんどないだろうし。
結局、どんな境遇であれ本人が不幸だと思ってればその人は不幸。
逆もまた真なり、ってことよね。cf.)夕顔
藤壺は先帝の内親王だから、桐壷帝のもとに入内しなくても、臣下に下った
源氏と結ばれることはカナーリ難しかったんじゃなかろーか。
兄の兵部卿の宮がいるから生活に困ることも無かっただろうし、
内親王は独身を通すのが普通だったし。
第一、入内しなければ源氏と出会うことすらなかったかもしれない。
>兄の兵部卿の宮がいるから生活に困ることも無かっただろうし、
桐壷に似てる娘がいると帝に情報流した黒幕は、身分が高い為服や食べ物
乗り物と、何かと金かかる妹を厄介払いしたい兵部卿&正妻(紫の上の義母)だったりして・・・
>992 あれ以来、「お金で幸せは買えない」みたいな訓辞が嫌いになった。
某漫画で「お金で幸せは買えないけど幸せのお手伝いはできるのよ」
という名言がある
>>995 それの題名を教えて下さい。
>>994 立ち回りが上手い兵部卿宮なんて想像出来ないw なんちゃって。
次の人次スレおねまい
>>990 >裏で悪さしておいて最高の栄誉を手にした欲張りな人間にありがちな贅沢って奴だよ
それは被害妄想強すぎだろ。原作でも藤壺はむしろかなり思慮深い人柄で、
自分の死んだ後の葬式も質素なものにして庶民に迷惑かけないようにと遺言を残してたくらいだし
紫色が好きな人って変態なんだって
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。