野望の王国9「わしの分も生きてや・・・」

このエントリーをはてなブックマークに追加
559愛蔵版名無しさん
http://that.2ch.net/test/read.cgi/gline/1071505667/337

若獅子会幻の演説 〜後を任された片岡の呼びかけ〜

本年1月30日、橘組内部組織に大吉会を併合する新しい組織が樹立された。
そして若獅子会は橘組内組織として橘組に参加した。
いまや私の過去の数年間の野望はその目的を達成の前段階に至る。
この数万人による若獅子会の目的は周知のものだ。
いま一度この若獅子会の経緯について、そして若獅子会の野望の第二段階について
大まかに述べようと思う。

いったい数百年間もの間、ヤクザは任侠をどこへ導いたのだ。
財政を混乱させ、おびただしい寄り合い世帯になり、
何億とあった金はすっかり無くなった。
無闇に勢力を伸ばしたりして抗争し破滅するという愚行を犯し、
組が荒れ果てれば不当な要求が漁夫の利する組から突きつけられた。
昔ならいかなるヤクザでも思いとどまるほどの
高い要求も現代では当たり前のことであった。

この世の枠からはみ出した屑は次々と増えた。
百、二百、三百、四百、五百、六百、七百万−−
今日では七百から八百万人だ。
私は我が野望の達成が自然にできるとは約束しない。
若獅子会組員自らが全力を尽くすべきだ。
野望と達成は突然、空から降ってはこない。
すべては諸君の意思と働きにかかっている。
我々自身の野望のみが、我々自身の野望のみが頼りとなる。
橘組若獅子会の未来は我々自身の内にのみ存在するのだから。
組員自身が自身を向上させるのだ。野望と決断と誇りと屈強さとによって
表世界も裏世界もひっくるめて支配する位置に上ることができる。