>>135 JR片町線・東西線連立事業は新年度に概略設計を実施
大阪市は、「JR片町線・東西線連続立体交差事業」について、平成23年度当初予算案で計画調査費として1200万円を計上している。
線形の見直しや京橋駅の構造形態などの概略設計業務をJR西日本に委託する予定。
事業は、都島区片町2〜城東区新喜多2までの延長1・3qを地下化する計画で都市計画道路の整備を行い、京橋駅の地下化や踏切3か所をなくす。
交通渋滞の緩和など交通の円滑化を図るとともに、地区の分断を解消し、都市防災機能の向上を図る。総事業費は約650億円(市約600億円、鉄道事業者約50億円)と想定している。
12年度に国の着工準備採択(着工準備費の予算化)を受けて、地域の地形や面積を把握するための測量調査や構造物の設計を行うための地質調査の実施や
JR西日本、関西高速鉄道の関係機関との調整及び概略設計を行っていた。JRおおさか東線の計画変更などにより23年度はルート・線形を確定するための概略設計を行う。
現在までに用地取得などはなく都市計画決定や事業認可取得等などの時期は未定であり、
他の事業の進捗状況や社会情勢の変化により整備に向けた環境が整った時点での本格的な実施を目指していく。
また、連続立体交差事業と同時期に土地区画整理事業による道路等の基盤整備や街区の再編の計画もされている。
土地利用の更新・宅地の有効利用化を推進することにより、交通ターミナル機能の強化並びに高質な都市空間形成など地域の活性化を図り、拠点地区にふさわしいまちづくりを行う。
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