>>64 東は、箱根・丹那の山に、西は、浜名湖・本坂によって隔てられており、
その間に位置し浜松から函南まで途切れることなく連続性をもった大・中
・小都市の集合体が静岡県である。これは長野県に似ている。
また、山の存在によって、関東、殊に東京以外の関東との繋がりや同一性
は薄く、東京との繋がりでさえも脆弱であることも長野県に似ている。
そうすると、関東の字義や連続性からしても、沼津や三島、静岡を関東
に含めることは、当の関東人に対する侮辱である。
とはいえ、関ヶ原と豊橋につながりが薄いように、沼津と浜松もなるほど
つながりは薄い。関ヶ原は中京であるが、関ヶ原が名古屋の次に、交流や
連携を行なうべきは、米原や彦根・長浜であり、豊橋が岡崎や名古屋の次
に交流や連携を行なうべきは、浜松市である。その次が、端同士、関ヶ原
であれば、岡崎・豊橋方面であり、岡崎・豊橋であれば、大垣方面である。
そうすると、沼津であれば静岡以外に連関を持つべきは、東京であり、そしてその次に
浜松方面であり、富士であれば静岡以外であればまずは藤枝・焼津・島田であり、その
次に、東京・浜松であり、静岡であれば、第一に富士であり、その次に、浜松方面、沼津方面、
そしてその次に東京、島田であれば、第一に掛川であり、その次に、浜松・富士であり、その次に
沼津であり、さらにその次に東京である。掛川であれば、第一に島田・静岡であり、その次に、
豊橋であり、その次に、沼津・名古屋である。