1 :
NO-FUTUREさん :
2007/02/11(日) 21:27:23 ID:7dFgptiJ 割腹自殺
2 :
NO-FUTUREさん :2007/02/11(日) 21:43:37 ID:/w+qGy9U
文章がきれいだよな
3 :
NO-FUTUREさん :2007/02/11(日) 21:43:40 ID:AIZXqjQ3
守りたい人がいるんだお!! \_____________/ V , vヘM 'リ"ノンミ/ソMv、 vVミ ヘ/Wv彡vV/ ミ∠ミ:: _________ | 國 ● 憂 _ | ___________________ ───────── ミ 二__, --、r'"___、 ヾ ト、::ヽ ────────────────── ________ミレ'"~ ,-,、 ! ! ' '" ̄ .ノ \ヾ:、 _______________ ━━━━━━  ̄ ̄K/ー'~ ^~_/ ヽミ:ー‐‐'" ヽ i. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ________!〉ー― '"( o ⊂! ' ヽ教科書 トンデモ小林よしのり__________ ーー--------ーー--ーi ∪ ,.:: :二Uニ:::.、. l i ──────────────── ────────o゙;'。.! :r' エ┴┴'ーダ ∪ !Kl  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `∴ .i、 . ヾ=、__./ 中 ト=  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ━━━━━━━━━; ヽ. :、∪ ゙ - ―- ,;二 ∪ ,! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ __________ "\. :. 病 .: ノ _____________  ̄ ̄ ̄ ̄ 愛読書 小林のパ○リ嫌韓流 ..イ ̄ ̄`ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄--------__/ _ `)───______ ̄ ̄ ̄ ̄ \_チョンコロは皆殺しにするニダ_/ V 彡彡彡彡彡彡 ハァ ハァ  ̄|| ハァ | 國●憂 | ハァ || (-◎-◎ー ;;;;;) __,,.-───ヽ__ ))) || ハァ( (_ _) 6)-"  ̄ ̄\ )) || ハァ ( ε ∴ | ⌒─-,,__/ ) ||カタカタカタカタ ハァゝ_____/ ヽ、 _  ̄ヽ  ̄ ̄─⌒丶 )))  ̄ ̄○二二二|, -─⌒ ̄ ヽ , -─⌒ ̄ ̄ ノ \ \
テスト 守りたい人がいるんだお!! \_____________/ V , vヘM 'リ"ノンミ/ソMv、 vVミ ヘ/Wv彡vV/ ミ∠ミ:: _________ | 國 ● 憂 _ | ___________________ ───────── ミ 二__, --、r'"___、 ヾ ト、::ヽ ────────────────── ________ミレ'"~ ,-,、 ! ! ' '" ̄ .ノ \ヾ:、 _______________ ━━━━━━  ̄ ̄K/ー'~ ^~_/ ヽミ:ー‐‐'" ヽ i. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ________!〉ー― '"( o ⊂! ' ヽ教科書 トンデモ小林よしのり__________ ーー--------ーー--ーi ∪ ,.:: :二Uニ:::.、. l i ──────────────── ────────o゙;'。.! :r' エ┴┴'ーダ ∪ !Kl  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `∴ .i、 . ヾ=、__./ 中 ト=  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ━━━━━━━━━; ヽ. :、∪ ゙ - ―- ,;二 ∪ ,! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ __________ "\. :. 病 .: ノ _____________  ̄ ̄ ̄ ̄ 愛読書 小林のパ○リ嫌韓流 ..イ ̄ ̄`ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄--------__/ _ `)───______ ̄ ̄ ̄ ̄ \_チョンコロは皆殺しにするニダ_/ V 彡彡彡彡彡彡 ハァ ハァ  ̄|| ハァ | 國●憂 | ハァ || (-◎-◎ー ;;;;;) __,,.-───ヽ__ ))) || ハァ( (_ _) 6)-"  ̄ ̄\ )) || ハァ ( ε ∴ | ⌒─-,,__/ ) ||カタカタカタ ハァゝ_____/ ヽ、 _  ̄ヽ  ̄ ̄─⌒丶 )))  ̄ ̄○二二二|, -─⌒ ̄ ヽ , -─⌒ ̄ ̄ ノ \ \
5 :
三島由紀子 :2007/02/11(日) 23:00:47 ID:XexyRfOd
だーいすき
6 :
NO-FUTUREさん :2007/02/12(月) 00:28:34 ID:P7y+OLiU
文章は好きじゃないが生き様を纏めた動画で涙した
ジャンジャックバーネル
全然読んでる香具師いねーじゃん
パンク聴くやつらってあんまりそういうの読まないイメージ ま、実際はどーだか知らんが
アホが多いけど読む奴もいるよ
三島読む奴がアホ多いって事じゃないぞ
12 :
NO-FUTUREさん :2007/02/15(木) 21:40:08 ID:v2+sIZ2/
潮騒はおもろかったお 歌島が目に浮かぶお
13 :
NO-FUTUREさん :2007/02/15(木) 21:42:31 ID:YTnrWH4h
人前で腹切りとか変態やん
侍なんだよ。侍ハードコア・・・
豊穣の海の二巻、奔馬は名作!!!!!!!!!!!!!!!
>>9 今の若いパンクにはそうだろうけど初期パン現役世代はみんな三島読んでるよ。
当時日本で一番人気だったストラングラーズのJJバーネルが三島に心酔してて
三島に捧げる曲もあるからね。
そーなのかー
18 :
NO-FUTUREさん :2007/02/18(日) 23:08:13 ID:gX6n9KDU
オリパンはアナーキズム。三島は国粋主義者で様式美派。どっちかっつうとビジュアル系イメージするな。倒錯した内面世界とそのカミングアウトの仕方とか。あ、かっこだけのバンドも今はV系っていうんだよな。
こういうスレ立てるって事は三島読んでる奴多いのか?
20 :
NO-FUTUREさん :2007/03/10(土) 09:17:04 ID:w2oostAv
ニューヨークパンクと文学は切っても切り離せない。 三島由紀夫とは直接関係ないけど。
21 :
NO-FUTUREさん :2007/04/07(土) 12:08:45 ID:8JwMlxZ1
ガチムチ
22 :
NO-FUTUREさん :2007/04/07(土) 14:22:28 ID:F5RV8kWj
23 :
NO-FUTUREさん :2007/04/07(土) 14:36:06 ID:fXPjdEZm
三島の死に様は最低だが、小説は大好きだ。随筆は退屈。
24 :
NO-FUTUREさん :2007/04/07(土) 14:57:00 ID:XHFz9/jq
俺は小説より随筆の方が好きだな
25 :
NO-FUTUREさん :2007/04/09(月) 17:33:21 ID:VToTIbFK
>>23 死に様も含めて作品でしょ?
何言ってんだか
┐(´―`)┌
26 :
NO-FUTUREさん :2007/04/16(月) 00:40:40 ID:OqRL6x/+
>>23-24 小説も随筆も楽しいと思うな 読み手が解りやすいように書く、親切な作家という印象ですね
27 :
NO-FUTUREさん :2007/04/16(月) 11:09:24 ID:xMbh30we
日本楯の會は右翼?
愛国でさえも共産が侮辱の為に使った右翼などと呼ばれる 無粋な時代だな
29 :
NO-FUTUREさん :2007/04/16(月) 14:30:27 ID:bynsdqlB
夏子の冒険がすきです
>>26 どこが親切だよ
1ページ読む度に辞書1ページは開かせやがる
語彙過剰
映画でいえばフィルム劣化して画像すげー荒れてるのと同じ
クソ
31 :
NO-FUTUREさん :2007/04/17(火) 16:45:51 ID:u/F6Fe4R
>>22 へー。だから美輪さんと石原都知事って仲悪いんだ。
美輪さんの今のお稚児さんは裕次郎のコスプレさせられてるけど。
バイだからな
33 :
NO-FUTUREさん :2007/04/27(金) 11:37:56 ID:ccsSjWll
三島さんは石原とも美輪とも、たいして仲良くなかった。というよりあいつらがすり寄ってただけ。
35 :
NO-FUTUREさん :2007/05/15(火) 15:42:17 ID:4d9JxRff
土方って舞踏家の?
36 :
NO-FUTUREさん :2007/05/31(木) 01:17:06 ID:vQs2ew0F
age
37 :
NO-FUTUREさん :2007/06/21(木) 00:29:00 ID:+MPRhJsK
>>23 死に様を嫌いで、小説だけ好きって…
本当は読んでないって言ってるようなもんだな
38 :
NO-FUTUREさん :2007/08/20(月) 03:15:31 ID:NK7L8kLv
39 :
NO-FUTUREさん :2007/08/20(月) 07:37:03 ID:g/vbICiF
>>30 語彙過剰か?
お前の語彙が貧弱なんじゃね?
40 :
NO-FUTUREさん :2007/08/21(火) 22:55:48 ID:VHc6jV5y
森田必勝のが好き
41 :
NO-FUTUREさん :2007/08/21(火) 23:47:45 ID:9nlz4TKO
「無気力製造工場」の三島についての記述はどう思う?
42 :
NO-FUTUREさん :2007/08/22(水) 23:05:34 ID:4y89PaL3
>>15 俺は春の雪の方が好き。高校生の頃読んだ。
吐き気がするほどロマンチックだぜ!
43 :
NO-FUTUREさん :2007/08/24(金) 20:32:27 ID:FBbS3s3V
三島は時折、作中に偽者と本物の二元論的対立の構図を持ちこむのですが、これは明かにプラトンのイデア論を敷衍したもので、 同時代のサブカルや学生運動あるいは言語表現を一律に葉隠における芸道のうちに包摂して、自殺によって差別化を図り、相対主義的世界からの飛翔によって、永遠なるものとの同一化を果たしたものと考えられます。 自意識家は常に自らが不在と化した世界を想定して、全てを演出していた訳です。 美エロティシズム死とどこかで言っていたように、彼自身がゾルレンとしての天皇であり、やがて世界単一国家のような状況が到来して、「日本」がなくなってしまったとしても、そこで固有名として想起されるのは自分である、という訳です。 埴谷雄高との対談で、未来の預言者は死なずとも啓示を体現すればよいとしたのに対し、三島は預言者は死ななければならないと語っており、そこでも三島思想をあらかじめ解説していました。
マッチョなボディ、濃い顔立ち、男色、きらびやかなレトリック、コスチューム好き・・・ パンクよりもフレディ・マーキュリーだろ?
45 :
NO-FUTUREさん :2007/08/25(土) 15:44:09 ID:dSHiEytF
46 :
45 :2007/08/25(土) 15:45:05 ID:dSHiEytF
ごめん男色って書いてあった
正確にはゲイじゃなく バイセクシャル 婚前に秘密の恋人がいたから 歌舞伎座の楽屋で会った京都の料亭の娘と、金閣寺を書く前まで付き合っていた
48 :
NO-FUTUREさん :2007/08/26(日) 21:12:01 ID:hJoBJoqu
>>47 そうなの?仮面の告白と禁色読んでてっきり真性ゲイだと思ってました。
「仮面の告白」について三島由紀夫自身は、こんなふうに語っている。 「この小説(仮面の告白)の中の凡てが事実にもとづいているとしても、芸術家としての生活が書かれていない以上、 すべては完全な仮構であり、存在しえないものである。私は完全な告白のフィクションを創ろうと考えた。」 (三島由紀夫「仮面の告白」ノートより)
仮面の告白は、大部分が三島自身の生活の事実と符合はしていますが、虚実がとり混ざった、一つの「作品」だと思われます。 テーマは「ソドム(悪行)の美」で、理性の目と、感情の目に見える美の違いと、それに苦悩する主人公の葛藤を描いています。 同性愛者の告白という筋立てにはなっていますが、むしろ、それを「仮面」にして、 彼の本来持っている強いマゾヒスティックな「超我、エロス、死への願望、悲劇への願望(人間超脱への希み)」の暗い衝動を、ある種、赤裸々に「告白」というか露呈してしまっていると思います。 小説の後半については、同性愛者の仮面の叙述のベールの裏に、実在の園子(K子)への三島の何か断ち切りがたい感情が感じられます。
「仮面の告白」の園子については、村松の園子モデルとの失恋説があります。 現実の三島は自身の逡巡から園子を失う事になるのですが、主人公に同性愛の仮面をつける事で二人の立場を逆転させ、主人公が同性愛であるために彼女をふったのだ、という事にしたかったというものです。 当時の三島は鎌倉文庫の編集者に「彼女の事を書かないでいたら、生きてはいられなかったと思います。」と手紙に書いています。
三島の自殺によって文学の終焉を実感、作家志望を断念した猪瀬直樹は三島の「仮面の告白」をマーケティングリサーチによる成功例として、彼独特の三島文学評論を展開しています。 太宰の命と引き換えにベストセラーとなった「人間失格」が懺悔録であった事から、自分にもまた懺悔に値する内面的問題があるはずだと、三島が倒錯的同性愛の世界を捏造したという事を、 三島の独身時代の異性遍歴や同性愛文献の研究、某心理学者を訪問しての自己分析、等の経緯を取材し追求しています。 また終戦後の焼け跡では進駐軍の解放ムードから性的通俗本が氾濫していたという時代背景もあって、 私小説を逆手に取った性的倒錯者のスキャンダラスな手記ということであればベストセラー間違いなしと、三島は睨んだという考察もしています。
53 :
NO-FUTUREさん :2007/08/27(月) 18:54:11 ID:/nzm204S
ってことは三島はバイセクシャルではなかった可能性もあるって事?
54 :
NO-FUTUREさん :2007/08/27(月) 19:22:55 ID:lplm/gZ2
どパンク野郎には違いないな
55 :
NO-FUTUREさん :2007/08/27(月) 20:05:13 ID:ah6zBmyv
>>52 読んで三島がマルコムマクラーレンに思えてきた。
猪瀬の説のまるっきり捏造というのも少し違うと思います。真性の同性愛でなかったのは、女性との恋愛遍歴で明らかですが、 一方で歌舞伎の女形の俳優や美輪明宏に想いを寄せていたらしいので、やはり男性(容姿が美しい)にも惹かれる傾向がありバイセクシャルといえると思います。
三島事件の背景には自衛隊が深く関わっている。 全学連による反政府運動は日増しに激化し、今にも共産革命が起こるのではないかという当時の社会世情の中で、 国家の防衛に強い危機感を抱いていた旧日本陸軍出身の自衛隊幹部とアメリカ陸軍とCIAは自衛隊によるクーデターを望んでいた。 アメリカは中ソ接近による極東アジアの共産主義勢力の拡大に対抗するため、日本が憲法を改定し自衛隊が国軍になってアジアの共産革命に対する西側陣営の防衛を本格的に担ってくれることを望んでいた。 つまり彼らはクーデターの機会を望んでいたのである。
一部の自衛隊幹部は、日本国内での新左翼運動と各地の都市闘争の勃発に対して自衛隊が治安維持出勤をし、デモ隊を鎮圧して、そのままクーデターへと流れ込み、かくて自衛隊を国軍として社会に認知させようと考えていた。 クーデターの機会を望んでいた彼らにとって、国を憂い、自衛隊の覚醒を諭していた三島と関係をもつことは願ってもないことだったのである。
クーデターを画策する高級将校たちが一度は三島の構想に理解を示したものの、最後は憂国よりも自分たちの保身のため三島の構想を握りつぶし、うやむやにしてしまった。 また、キッシンジャーの訪中によりアメリカの対中政策はそれ以前のような強固な対抗姿勢を全面に出すものではなくなりつつあった。 そして、さらに激化し続けると思われた学生運動は、力を強化した警察機動隊の前に次々と撃沈され、自衛隊の治安維持出勤の可能性はなくなってしまった。 つまり、三島だけがとり残されたのである。このとき三島にあったのは絶望だけだったであろう。
その後、三島が何をしたかということは周知のとおりである。三島は自衛隊がもう決起しないことを知りながら、あえて狂気を演じたのである。 クーデター実行を塞がれた三島はクーデターらしき状況を演出ことによって、メッセージを伝えたかったのではないだろうか。 今、三島事件から37年後の今日からみると、三島の自衛隊と戦後日本に対する考えは、その後の政治家の堕落、日本国民のバブルの狂騒、小学生や中学生の犯罪など、三島の檄文の中身は、ある意味日本を予言し正しかったと言わざるをえない。
上記の引用の出典は 山本舜勝の 「影の部隊― 三島由紀夫を殺した真実の告白」より
63 :
NO-FUTUREさん :2007/08/29(水) 01:04:43 ID:Fl0XCn+5
64 :
NO-FUTUREさん :2007/08/29(水) 01:11:25 ID:O4XWgDqJ
>>61 あえて狂気を演じる…
まさにパンクだな!!
奔馬はそんなにいいか? 初期の方が断然イイ。
「日本は呪いにかかっている、日本人は金に目がくらみ、精神的伝統は滅び、物質主義がはびこってしまった。 日本は緑色の蛇の呪いにかかっているのだ。」 「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。 それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。」 三島由紀夫
68 :
NO-FUTUREさん :2007/08/29(水) 17:29:43 ID:aQpm1Q0y
右翼思想の根源だな 国家に依存する奴なら、国が無くなったら大騒ぎだけど ハナからそんなものない奴は、国が無くなっても、支配者が変わるだけとしか思ってない
69 :
NO-FUTUREさん :2007/08/29(水) 20:44:35 ID:O4XWgDqJ
>>68 三島とパンクに関係ねぇ自己満政治がたりは他でやれ
>>67 の激文と事件に感銘を受け、著書を読まずに崇拝者になる奴が多い
三島自身が、どうでもいいと思っていたような気がする
71 :
NO-FUTUREさん :2007/08/30(木) 00:14:47 ID:zq1vNP+f
>>70 俺、三島の著書の長編はほとんど読んだが、崇拝するには至らなかった。
やっぱりこの人、目的と手段が逆転してると思う。諸々の活動や最期がね。
>>71 はいはい
粘着三島失墜厨
わかったわかった
読んでもないくせに
金魚の糞みたいについて来て自演するな禿げ
三島が嫌いなら来るな
>>70 著書も全部読んで崇拝してますが何か?
崇拝しちゃいけないのか?え?
てめえがどう思うが勝手だがな
崇拝してるやつが著書読んでないと決めつけんな
菅野美穂主演の映画「守ってあげたい」これはそのものズバリ女性自衛官のストーリー。 ユーミンの「ひこうき雲」に収録された「恋のスーパーパラシューター」は三島の自衛隊体験入隊とパラシュート降下を連想させ、 ♪たった一つの恋の真上に〜落ちて〜いけた〜ら〜死んで〜も〜いいわぁ〜、 とデミ・ムーアの「GIジェーン」さながらのジャンヌダルク風の力強い女性像を描いています。 「ひこうき雲」だって死のイメージが鮮烈にあり、神風特攻隊がピンときます。三島は学徒出陣世代ですから。 もう一つおまけ、椎名林檎の「罪と罰」は、ユーミンの「紅雀」収録の「罪と罰」と同名タイトル、内容はぜんぜん違いますが、 林檎はビデオクリップの中で眉毛を剃り落とし目の周りを真っ黒にメイクして、日本刀を鞘から抜き、自らの愛車メルセデス・ベンツを真二つにしています。
>>70-71 三島御大がパンクと思わねぇ奴はスレ違い
出ていけや!
陰気くせぇからよ
76 :
NO-FUTUREさん :2007/08/30(木) 01:28:27 ID:zq1vNP+f
↑加齢臭がする
78 :
NO-FUTUREさん :2007/08/30(木) 01:46:43 ID:dPbojkCq
三島はエロティシズムと単なるフリーセックスを区別し、価値相対主義の社会にはエロティシズムはない、と極限しているんですね。 ですから反体制運動に見られるような、人間性を管理社会から解放するところのセックス、という認識を批判して、絶対者がなければ人間性の救済というのはあり得ない、と三島は説明している訳です。 ユーミンについては宗教にまで高められた恋愛至上主義を信条とし、その全楽曲はつまるところ三島へのレクイエムである、という見解を持っている人も一部にはいるようです。
卒業写真ね
81 :
NO-FUTUREさん :2007/08/30(木) 18:56:20 ID:mF4ZVKMY
昔、三島由紀夫がプリントされているTシャツ売っていたけど もうないんだろうな 肖像権とかで 誰か作って着れ
>>80 人混みに流されて
変わって行く私⇒日本
卒業写真のあの人、
あなた⇒三島
84 :
NO-FUTUREさん :2007/08/31(金) 10:29:11 ID:idGSay4a
中曽根が裏切った、というのは具体的にはどういう意味なんだろうか? クーデター計画に中曽根は一度は賛同していたが、 土壇場で裏切ったということ? そもそもクーデター計画なんてあったのかどうかが疑わしいわけだが。 頭の中でクーデターを妄想することは誰にでもできることだからね。
>>83 あの本では、中曽根が裏切り、その著者である自衛隊幹部の諜報部隊長の山本も自ら三島を裏切ったと悔恨した。
結局実行されず、無かったこととして隠蔽された計画だが、三島シンパの自衛隊幹部はかなり居たのは事実であり、
一度は現実のクーデターに向けて、三島と計画を共にしていたことは当事者の詳細かつ具体的な供述から明らかである。山本以外の本にも、クーデター計画があったことを指摘しているライターは結構いる。
86 :
NO-FUTUREさん :2007/08/31(金) 13:59:40 ID:idGSay4a
「裏切り」の言葉の意味がよく分からん。
仮にクーデター計画があったとしても、最終的には計画を
実行に移す必要がなくなったというのであれば、
その時点で計画中止を宣言するのは至極当たり前のこと。
中曽根が「裏切った」というのは、
そういった実情に即した判断が中曽根にあったということじゃないの?
もしそうだとしたら、中曽根が「裏切った」という言い方は
適切ではないということになるのではないか。
三島がどこかで中曽根を恨んでいたというのならば
これはむしろ三島の逆恨みに近い話であるし、
山本の場合は三島事件の尻拭いを中曽根に強要されたか何かでの
つまらぬ恨みがあるんじゃないか。
>>84 でも書いたように、そもそもクーデター計画があったのかどうか、
またこの計画が仮にあったとしても、
これに中曽根がどのような関わりを持っていたのかがよく分からないし、
自衛隊を国軍化するためにクーデターを起こそうなんて発想は
論理が飛躍しすぎていてにわかに賛意は得られないことは明白。
むしろ合法的手段によって国軍化することは十分に可能なわけだし
(ただし当時の社会情勢では今に比べて困難であっただろうことは理解できるが)、
軍事独裁政権でも目指すのならば格別、そうでない以上
クーデターなんて徒労に帰するだけで、得られるものなんて何も無い。
三島が以上のことを知らないはずもなく、
結局はクーデターという方便を用いて死に場所を選んだだけでしょう。
良くも悪くも、三島は筋金入りのお騒がせ人間であったことは間違いない。
>>86 なんでおまえそんなに必死にわざわざ三島を腐しに来るんだよ。
裏切りと受け取った人間は、三島以外にも幹部複数いたわけで、他の本でも中曽根の裏切りを指摘している者は、左翼系のライターのなかにもいるがね。
山本が、自分らと中曽根が三島を裏切ったと当事者が言ってるんだから、何の関わりもないおまえの恣意的な憶測より、具体的で信憑性あるわけだが。
よーするに中曽根は パンクじゃなかったワケよ 憂国より己の将来の出世をちらっと考えたんだな クーデター計画があったことがバレてたら総理大臣になれなかったぞw§`∀´)
90 :
NO-FUTUREさん :2007/09/01(土) 00:48:15 ID:WZlik0Tr
風見鶏っていわれたのはそのせいか
91 :
NO-FUTUREさん :2007/09/01(土) 00:55:04 ID:w2LXDoO3
三島って割腹のとき、弟子に首斬らせたけど、弟子がビビっちゃって首の半ばで刀が止まったんだよな
92 :
NO-FUTUREさん :2007/09/01(土) 01:07:20 ID:J8vXayMW
>>91 で三島が舌を噛み切って死んだ。
この苦痛は想像を絶する。
93 :
NO-FUTUREさん :2007/09/01(土) 15:43:53 ID:WZlik0Tr
解剖所見によると 頸部に3回は切りかけた、 7p、6p、4p、3pの切り口、右肩に刀がはずれたと見られる11.5pの切創があったらしい 森田の介錯は下手だったから苦しい最期だったろう 腹部はためらい傷一つない左から右へ真一文字で小腸まで達していた
どパンク野郎確定だな
冷静に彼の檄文を読めば、かかる方法、かかる作戦によっては、 自衛隊はその体質からしても、決起することはありえないことを承知の上で、 「真の武士として死ぬ ために、切腹してみせた」のである。 これは「愚挙」であり「犬死に」といわざるを得ないが、「葉隠」によれば 「武士に犬死にといふものはなきものなり。武士道とは死ぬ ことと見つけたり」とあるから、 三島は武士道を実践したのである。まさしく、それは、「一片の打算なき」死である。
96 :
NO-FUTUREさん :2007/09/03(月) 15:33:33 ID:K6Q34f+g
そーいやぁ 葉隠はまだ 読んでなかったッス 読んでみまッス!
97 :
NO-FUTUREさん :2007/09/03(月) 17:24:58 ID:62Z43p6x
ビビって首切りきれなかった奴に変わって うまい奴が一発で三島の首切り落としたんだよ
98 :
NO-FUTUREさん :2007/09/04(火) 12:03:07 ID:+K068ukt
三島由紀夫に影響を受けたと指摘されているアーティストの一人に松任谷由実がいますが、 彼女は中学時代から文化人が多くたむろしていたイタリアン・レストラン「キャンティ」に毎日のように出入りしていて、そこには三島や安部公房などもいました。 ユーミンの淡い初恋が三島だったとも言われ、ユーミンの楽曲の詩の諸処に表れている、三島文学からのインスパイア(生まれ変わってもあなたを見つける)や 三島的なものへの思慕(いつでも強がるあなたが好き…)、三島へのレクイエム(ひこうき雲、卒業写真)等は一部で指摘されています。 また、価値相対主義の社会にはエロティシズムはないと極限し、反体制運動に見られるような、人間性を管理社会から解放するところのセックス、とという認識を批判して、絶対者がなければ人間性の救済というのはあり得ない、と主張した三島と、 恋愛対象者を絶対者として、宗教にまで高められた恋愛至上主義を信条とするユーミンの恋愛世界には、明らかに共通した思考がみられます。
三島由紀夫に影響を受けたと指摘されているアーティストの一人に坂本龍一がいますが、 彼の父親は三島の仮面の告白、金閣寺などを世に送り出した河出書房の三島担当の名編集者として有名です。おそらく父親から三島の逸話などを聞かされたことでしょう。 坂本龍一が映画「戦場のメリークリスマス」(大島渚監督)で演じた将校も三島の造形だといわれていますが、 龍一自身が担当した「戦メリ」の音楽に歌詞を付け、デヴィッド・シルヴィアンとコラボしたアルバム「禁じられた色彩」も、明らかに三島の「禁色」をベースした世界があります。 My love wears forbidden colours. My life believes (in you once again) 僕の愛は禁じられた色彩を帯びる。 僕の生は(もう一度あなたを)信じる。 ちなみにD・シルヴィアンも三島の「禁色」を最高の文学と言い、三島おたくぶりをアピールしています。
三島由紀夫に影響を受けたと指摘されているアーティストのなかにフランシス・コッポラと大島渚がいますが、 コッポラが自身の「地獄の黙示録」撮影時に読み、作品の構想のヒントにした三島の『豊饒の海』四部作を、全て映画化する構想を語っていたことは有名な話です。 「春の雪」をコッポラ自身が監督して、「奔馬」以降を日本人監督に任せ、コッポラはプロデューサーにまわる、と予定していたようです。 その監督候補に大島渚が挙がっていましたが、渚の病気などの理由のため実現はできませんでした。代わりに監督できるのは、今の日本では北野武くらいでしょうか。 「戦場のメリークリスマス」にも三島へのオマージュが入っていますが、大島渚は「鏡子の家」、「美しい星」も映画化したかった旨を語っていたようです。
101 :
NO-FUTUREさん :2007/09/09(日) 23:46:55 ID:aZpwDesE
「美しい星」映像で観てみたい。できたら深夜ドラマで。不思議な気分になりそう。
102 :
NO-FUTUREさん :2007/09/10(月) 00:23:40 ID:ybaKW/6o
103 :
NO-FUTUREさん :2007/09/10(月) 11:40:19 ID:7UNbGXgO
大島渚の映画に出てるし親しかったらしいから、あると思いますよ。
105 :
NO-FUTUREさん :2007/09/10(月) 12:49:32 ID:kmxDDY7+
>>103 たけしは著作でしばしば三島に触れている。
オールナイトニッポンでも三島について2時間喋りっぱなしの回もあったらしいし。
たけしに限らず、団塊世代には三島ってトラウマみたいなところがあるんじゃない?
106 :
NO-FUTUREさん :2007/09/11(火) 16:33:40 ID:VP6dp+4A
へー じゃあ結構好きだったんですね その話を聞いてみたかったな
107 :
NO-FUTUREさん :2007/09/11(火) 17:25:05 ID:XBZR0p99
最近はたけしの弟子の水道橋博士が三島について いろいろと言及するようになっている。
108 :
NO-FUTUREさん :2007/09/11(火) 18:28:54 ID:oqx54dDu
惜しむらくはバンド組んでなかったこと。
109 :
NO-FUTUREさん :2007/09/12(水) 01:08:18 ID:cIC9Toah
三島はパンクであり、グラムでもある
110 :
NO-FUTUREさん :2007/09/12(水) 11:52:22 ID:bJPNiKoB
バンドは組んでないけど、レコードは何枚か出している。 幻の名盤解放同盟のCDで聴ける。 若い頃、めかしこんでタクシーに乗った三島が、運ちゃんに、 「俺の職業を当ててみな」 と言ったところ、 「バンドマンでしょう」 と答えられて大喜びしたなんて話もあるね。
112 :
NO-FUTUREさん :2007/09/13(木) 02:04:26 ID:HhUCXN6u
>>110 野坂昭如が昔、リーゼント風の頭に
趣味悪いスーツ着た三島、見たことあるって言ってたよ。
夏目 ビートルズ 芥川 ストーンズ 太宰 ディラン 乱歩 ビーチボーイズ 夢野 ザッパ 内田 カン 三島 パンク 大江 メタルかニューミュージック 高野 ジョイディヴィジョン 安倍 NW 深沢 ネオアコ、スミス
114 :
NO-FUTUREさん :2007/09/13(木) 05:03:22 ID:3k/5pChO
>>113 こういう喩えはおもしろいな。全く文学わからないから、
合ってるのかもわからないけど。
115 :
NO-FUTUREさん :2007/09/15(土) 08:51:29 ID:OXOfq2b9
ここでも色男no、1の文章が引用されているね。
116 :
NO-FUTUREさん :2007/09/15(土) 11:05:28 ID:kw967JlU
いい文章はコピペされるもんだ
117 :
NO-FUTUREさん :2007/09/16(日) 14:27:50 ID:DIfWHOAz
118 :
NO-FUTUREさん :2007/09/16(日) 18:00:43 ID:++6Tbkqc
宮沢賢治イアンまけーいあたりか 中原中也はカートコバーンだな
119 :
NO-FUTUREさん :2007/09/17(月) 01:32:18 ID:RtphCzfJ
星新一は?
120 :
NO-FUTUREさん :2007/09/17(月) 01:45:50 ID:RtphCzfJ
男の腹をかっさばく妄想をしながらオナニーしてたんだよね
121 :
NO-FUTUREさん :2007/09/17(月) 02:05:53 ID:gS9zXzXS
>>110 ビートルズの武道館は一蹴してたんだよな。パンク勃発時に生きてたらどんな反応したんだろうか
122 :
NO-FUTUREさん :2007/09/17(月) 12:26:41 ID:RtphCzfJ
>>121 バンド観るより観客見てた方が面白いって言ってたよな。
123 :
NO-FUTUREさん :2007/09/17(月) 15:25:28 ID:ZpM7T2DH
弟子の介錯が腸ヘボかったらしい(T□T)
124 :
NO-FUTUREさん :2007/09/19(水) 14:31:57 ID:OegO3czh
>>107 その水道橋さんはどんなところで言ってるの?ラジオですか?
125 :
NO-FUTUREさん :2007/09/21(金) 17:37:30 ID:M0bjIS4h
>>124 水道橋の新著(名前忘れた。健康本)の冒頭で
すでに三島について触れられている。
水道橋が石原慎太郎に「お前の文体は三島のそれに似ている」と
おだてられた(?)ことを端緒として、
今年自身が三島が自決した年齢(45)になったことを軸として
いろいろなことを述べている。
石原慎太郎もいい加減なお世辞言うもんだなw
127 :
NO-FUTUREさん :2007/09/25(火) 15:05:19 ID:TABRJ/kc
128 :
NO-FUTUREさん :2007/10/04(木) 13:04:39 ID:YafPYTHN
薔薇と海賊 三島由紀夫 作 11月2日〜9日 紀伊國屋ホール 問い合わせ 03-3945-5384 出演 村松英子 大出俊 伊藤高 他 演出 村松英子 所作指導 野村萬
129 :
伝説の名無しさん :2007/10/09(火) 22:03:24 ID:1mVruA6c
↑薔薇と海賊はいいな。 文字でしか読んだことがありませんが、 あの童話オタクの中年が三島なんでしょうな。
130 :
NO-FUTUREさん :2007/10/10(水) 12:06:47 ID:yFwVinox
>>129 帝一は三島の本質そのものじゃないかな。
薔薇と海賊には、上演されたその舞台を、自決する一ヶ月前に三島が涙を流して観ていたというエピソードがあり、
稽古の芝居を見学していた時も、ある同じところの場面で泣いているのを目撃されているようです。
「三島の魂百まで」は名曲
133 :
NO-FUTUREさん :2007/10/13(土) 23:27:06 ID:rZxIos5f
三島由紀夫の鋭い批評眼は文学のみならず、映画批評にも影響を与えたようですが、 三島は、公開当初批評家たちから完全無視されていた「総長賭博」(脚本:笠原和夫)を映画芸術の誌面上で絶賛し、当時やくざ物映画を冷遇視していた映画評論家たちの認識を一変させました。 笠原はその後、ヒット作「仁義なき戦い」の脚本も書いた訳ですが、この作品の影響を受けた海外映画監督には、マーティン・スコセッジやタランティーノ等がいます。 三島の「総長賭博」の批評がなければ、「タクシードライバー」も「キルビル」も生まれなかったかもしれません。
135 :
整理番号774 :2007/10/16(火) 21:01:14 ID:h4OERIXv
>>15 >>42 問題は「天人五衰」だな
慶子の説教モード発動と月修寺の門跡の壮大なすっとぼけで全部台無し。
>>133 やかましい
136 :
整理番号774 :2007/10/16(火) 21:10:24 ID:h4OERIXv
>>60 大事な事は他言しない
本当にそいつらが大事ならな。
つか「豊穣の海」完結したら「藤原定家」やる予定じゃなかったのこいつ?
そっち楽しみにしてた香具師らにあの世でシメられてろって感じw
137 :
NO-FUTUREさん :2007/10/17(水) 14:46:37 ID:h6nJeQ0S
整理番号774うぜーな
>>136 藤原定家を楽しみにしていたやつやら、あの世で三島由紀夫に会ったとき喜ぶに決まってるじゃん
三島の魂千まで いってもらいたい
142 :
NO-FUTUREさん :2007/10/18(木) 02:03:17 ID:abNcWANN
ふ〜ん ニーチェとか安吾の方がパンクって感じるな
三島の作品はなんこか読んでて好きだが、パンクだとは思わねえな。
144 :
NO-FUTUREさん :2007/10/18(木) 15:54:43 ID:3Ut6sf7X
三島由紀夫に影響を受けたと指摘されているアーティストの一人に、日本のアニメ「巌窟王」の音楽を担当したジャン・ジャック・バーネル(フランス人)がいますが、 ジャンは70年代の伝説の英国パンク・ロック・グループ、ストラングラーズの名ベーシストでした。 バンドの3rdアルバム『ブラック&ホワイト』には「ユキオ」の副題が付けられた「デス&ナイト&ブラッド」(死と夜と血)という曲や、次のアルバム『レイヴン』の「アイス」という曲にもハガクレという言葉が出てきます。 「死と夜と血」 俺が彼の瞳のなかに あのスパルタを見た時 夭折はいいこと だから俺たちは決めたんだ 死ぬこと以上に すばらしい愛はないと 俺は俺の肉体を 俺の武器にまで 鍛えあげるんだ ジャンは三島の熱心な愛読者でもあり、極真会館の道場生でした。現在は士道館の空手ロンドン支部長をしているそうです。
145 :
NO-FUTUREさん :2007/10/18(木) 15:56:08 ID:3Ut6sf7X
78年12月に単独来日した際にジャンは、「なぜ日本はこんなアメリカ・ナイズされているのか、日本の若者は眠っているのか」と怒りまくったという逸話があり、 「米国資本の市場戦略は安逸な快楽を与え、人々の感性を鈍らせることから始まっている。それはヨーロッパの伝統的な明晰さにとって第一の敵といえるが、 日本人もそれに毒されている自分たちを自覚し民族の知的遺産である伝統、それは魂(スピリット)といっていいが、それを救出しなければならない。」と誌面にメッセージを残しています。
自称文学少女の常套句 「龍も春樹も駄目よ、やっぱり三島よね」 …ブス氏ね!!
>>146 いったい誰と勘違いしてるのかな?
そんなこと言ったおぼえないけど?龍なんか読んだことないし。
私文学少女じゃないしね。文学より音楽好きだから。
三島由紀夫つながりの文学は読んでるけど。
>>146 誰の目にも明らかに
村上龍はダメだろwww
三島と比べるなど論外
パンクのどこが保守なんだ?
151 :
NO-FUTUREさん :2007/10/20(土) 23:07:36 ID:lD6ht0HJ
今パンクの流れは反グローバルなの。反米ね。
三島はプログレ
153 :
名盤むさん :2007/10/21(日) 15:03:44 ID:???
8いったらよういうかんじ になる電波がながれてまあすよというあれ べつに時代とかそういうのやない。かんけいないしね いきてるしんでるきがもえるからなあ。もえ板
154 :
NO-FUTUREさん :2007/10/22(月) 14:15:26 ID:zE+mMwRE
彼(三島)の心は傷つきやすく、(学習院時代、稚児さん、あおじろと呼ばれからかわれていた)その傷の痛みを知っているがゆえに、祖母、母、父という大人たちの中でじっと静かに考える青年に育っていった。 大きくなっても、言葉の上でのちょっとした意地悪でも、深く傷つき、悲しんだ。 そんな彼が、昭和二年生まれの妹、美津ちゃん(筆者の妹と同級)を、とても可愛がっていた。自分と違い、思ったことをハキハキいえ、きかん坊でイタズラっ子で、平岡家の太陽だった。
155 :
NO-FUTUREさん :2007/10/22(月) 14:16:28 ID:zE+mMwRE
そんな美津ちゃんが、勤労動員中に飲んだなま水に、多分体調をくずしていたのであろう一人だけ腸チフスになり、3、4日で呆気なく、しかし意識だけは最後まではっきりしていて、オロオロつきそう三島由紀夫に、 はっきりと、力をこめて、「お兄ちゃま!有難う」と別れを告げて、17歳ちょっとで避病院で息をひきとった。三島由紀夫は、生まれて初めて号泣した。
156 :
NO-FUTUREさん :2007/10/22(月) 14:17:26 ID:zE+mMwRE
父梓も、ただ一人の女の子として、溺愛していたため、最期を看取ることさえ出来ぬほどのショックだったそうだ。 この美津ちゃんの最期を語る彼を、私は何度となく見たが、その度に、今の目の前の現実のように、三島由紀夫の目からは涙がハラハラとこぼれ落ちた。 母倭文重も彼と同じように何十年たっても、語る前、名前を口にしただけで、涙声にかわったのを見て、私は、美津ちゃんがこの平岡家で、とかく気持がバラつく一族をうまくかしこく結ぶ貴い糸の存在だったのが分かった。 そして、三島由紀夫は、妹を女(異性)として第一番に感じ、それは肉親愛ともちょっと違う初めての「愛」だったのだと思える。
157 :
NO-FUTUREさん :2007/10/22(月) 14:21:15 ID:zE+mMwRE
これから書く彼の女性との愛は、すべて結婚一年前までのものである。 (中略) そのうち本人が並はずれて女性に無免疫だったので、余り上手くない字を、ペン習字で猛練習し、すぐに臣三島由紀夫拝、などと書いたラブレターを自分の目にとまると、相手かまわずせっせと書きつづけていた。 (中略) 文士として大成して来た三島由紀夫に私はミスM・Kへのあこがれに似た子供っぽい愛も、ミスH・Kのとてもハーフというだけで失格とする固い平岡家の家風のためにも、 彼に自覚をうながし、「美徳のよろめき」のモデルの夫人との火遊びにもケチをつけたりして、何となく彼の身辺を整理した。彼には内緒だったが彼の父母にたのまれてやったことである。
158 :
NO-FUTUREさん :2007/10/22(月) 14:22:29 ID:zE+mMwRE
彼が真剣に愛した女性は、M・KでもH・Kでもない華やいだ絹張りの令嬢だった。 (中略) しかし離れてゆく彼女の心に逆行して彼は結婚を真剣に考えていたのだ。それが理解出来なかった彼女は、昭和32年5月、新派「金閣寺」観劇を最後に離れていった。 私は彼女と三島由紀夫との4年間を、二人の影としてずっと過ごして来て、今も彼女との交流は続いている。 (中略) いくら女友達と割り切っていても、もしかしたら私の中の女の部分が、心の奥底で彼(三島)を愛していたのかも知れない。
159 :
NO-FUTUREさん :2007/10/22(月) 15:00:13 ID:zE+mMwRE
「絶対これは内緒なんだからな。喋っちゃ駄目だよ。そのかわり彼女のことを全部君だけに教えるよ」といっていた。 (中略) 実物の彼女はとても美人で、お人形のような顔立ちで、不思議に亡妹美津ちゃんに似ていた。そして身につけているものは、すべてリッチでだった。 しかし、彼女を紹介されたほんの瞬間だが、私の心は女として不快だったのは事実である。三島由紀夫自身もそれを十分計算に入れていたと思う。
160 :
NO-FUTUREさん :2007/10/22(月) 15:01:24 ID:zE+mMwRE
余りにも深く愛してしまった彼女のかわりは、楽しんだ私のサロンも、母倭文重のいつくしみも役に立たなかった。ただあるのは、物書きのきびしい宿命だけだった。 (中略) ただ一度の愛にしか青春のよろこびを見いだせずにいたなど、あの得意の空笑いと外見の明るさから誰一人気づいた者などいなかったろう。 私は出来る限り無理をして、彼によりそうようにして約一年を過ごしたが、負けず嫌いの三島由紀夫の口からは、一度も彼女の名を耳にしたことはなく、空虚さの片鱗だに見せはしなかった。きっかり一年後、彼は結婚した。 (ロイ・ジェームス夫人著、「三島由紀夫と鏡子の家秘話」から)
161 :
名盤むさん :2007/10/22(月) 17:12:49 ID:???
うゆっくんさん
で、ニーチェと安吾の方が三島よりパンク って言う俺の意見には皆さん賛同って事で桶?? 不良少年とキリストくらい読んだ事あるだろ??
163 :
NO-FUTUREさん :2007/10/25(木) 11:47:00 ID:UwZJ9BJ4
ニーチェはパンク 安吾はよく知らないけどイメージ的にはサイケデリックかな
164 :
NO-FUTUREさん :2007/10/27(土) 12:16:09 ID:AnmHayPr
165 :
NO-FUTUREさん :2007/10/28(日) 20:45:12 ID:OJD85unD
166 :
NO-FUTUREさん :2007/10/31(水) 14:53:46 ID:eFaZOvtT
近年は「ラストサムライ」などの米映画も作られるようになり、日本伝統回帰が許される風潮になったようですが、 かつてアメリカが最も恐れたものは、その日本の精神性でありました。 合理的に物事を考える人間にとって、非合理的な「気合い」や「叫び」は不可解で恐ろしいものです。アメリカは日本人の特攻隊のような精神性を恐れていました。 GHQは戦後、武道における「気合い」「叫び」を禁じました。そして教育現場からは、日本書記や古事記などの、日本成立の物語を抹消するという記紀追放を行い、 3S(セックス、スポーツ、スクリーン)政策によって、日本人の精神性を軟弱化させようとした訳です。 そして、その目論見はほぼ成功し、日本はアメリカの植民地同然の今日に至っています。
167 :
NO-FUTUREさん :2007/10/31(水) 14:54:26 ID:eFaZOvtT
「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。 それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。」 上記は三島由紀夫が遺した言葉ですが、今日の日本は、三島が予言した日本の姿よりも、さらに犯罪まで米国化し、幼児までが殺されるような国になってしまいました。
168 :
NO-FUTUREさん :2007/10/31(水) 15:20:24 ID:8m5kUsqz
>>166 3k
危険・きつい・汚い
SDR
セックス・ドラッグ・ロケンロール
169 :
NO-FUTUREさん :2007/11/01(木) 05:46:40 ID:UM2Aq4xx
170 :
NO-FUTUREさん :2007/11/02(金) 00:56:21 ID:95ehn7+g
現実認識が色眼鏡的だし、型にはまりすぎだろ
>>169 ありがとう。詳しく載ってますね。参考にさせていただきます。
172 :
NO-FUTUREさん :2007/11/03(土) 01:27:37 ID:YVl94nGS
平岡公威18歳のムッソリーニ観 文学の上では日本は今こそ世界唯一であり、また当然世界第一でありましょう。 ムッソリーニにはヒットラアより百倍も好意をもっていますので、一しおの哀感をおぼえました。ムッソリーニも亦、ニイチェのように、愚人の海に傷ついた人でありましょう。英雄の悲劇の典型ともいうべきものがみられるようにおもいました。 かつて世界の悲劇であったのはフランスでしたが、今度はイタリーになりました。スカラ座もこわれたようですね。 米と英のあの愚人ども、俗人ども、と我々は永遠に戦うべきでありましょう。俗な精神が世界を覆うた時、それは世界の滅亡です。 萩原氏が自ら日本人なるが故に日本人を、俗なる愚人どもを、体当りでにくみ、きらい、さげすみ、蹴とばした気持がわかります。 平岡公威 「三島由紀夫十代書簡集」より
173 :
NO-FUTUREさん :2007/11/03(土) 04:15:52 ID:uDVt5Xkq
oioioi!!低学歴パンクスどもが三島を語っちゃってるよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 中卒乙
174 :
NO-FUTUREさん :2007/11/03(土) 06:42:42 ID:ru+pGIDm
早く半島に帰るにだ
しょーもない煽りだなぁ
177 :
NO-FUTUREさん :2007/11/03(土) 17:43:15 ID:YVl94nGS
フランシス・コッポラは映画「地獄の黙示録」の撮影時、三島の「豊饒の海」から作品の構想を膨らませています。 各所に散りばめられた神話的メタファー、世界観、ラストの東洋的ニヒリズムなど随所に三島からの影響が指摘されています。 また、現代文明に疑問を抱き特殊戦部隊に志願した38才の中年カーツ大佐は三島の造形であるといわれています。
178 :
NO-FUTUREさん :2007/11/03(土) 17:44:24 ID:YVl94nGS
「戦場は地獄だから怖いのではない。戦場では特に地獄が天国に見えるから怖いのだ。そういう人間が怖いのだ」とコッポラは言っていますが、 これは三島の作中の主題と共通したもので、「仮面の告白」のエピグラフの「悪行の中の美」、三島の生涯の追求したテーマの一つだった「悪と美、死とエロスを通した人間存在の謎」へと重なっています。 三島も著書のなかで、人間性という地獄の劫火を悪と美に喩え、美と悪、芸術と犯罪の関係について述べています。
とろくせえ・・・
180 :
NO-FUTUREさん :2007/11/07(水) 23:55:23 ID:5aOjTovN
そそ
182 :
NO-FUTUREさん :2007/11/12(月) 12:32:58 ID:Z753/mU9
『豊饒の海』は時々謎めいた幻影や記憶が挿入されている小説である。 「春の雪」で清顕と聡子が初めて雪の日に俥の中で口づけを交わす有名な場面があるが、そこで清顕は唐突にふと、麻布三連隊の営庭に、以前見た日露戦没写真の戦死者の弔祭の幻を見る。 〈あの写真とはちがって、兵士の肩にはことごとく雪が積み、軍帽の庇はことごとく白く染められている。それは実は、みんな死んだ兵士たちなのだ、と幻を見た瞬間に清顕は思った。…〉 走る俥の中から清顕が一瞬フラッシュして見た映像は、日露戦没写真の幻から、清顕が来世を勲として生きる未来の昭和の二・二六事件の青年将校たちの幻影に変容しているように思える。 このように、一見無関係なフラッシュバックを作中に織り込み不思議な映像効果をねらっている三島の緻密入念な仕事の跡が、この転生の物語の諸処にうかがえる。
183 :
NO-FUTUREさん :2007/11/12(月) 12:33:47 ID:Z753/mU9
つづき 清顕が見たフラッシュバックが二・二六事件の青年将校の幻影の暗喩とみると、 清顕が聡子に会うために何度も何度も月修寺を訪れ拒まれ、最後に雪の中で倒れるのが2月26日であることは興味深い。この最後の場面では、聡子は昭和天皇の暗喩を含んでいるように思われる。
184 :
NO-FUTUREさん :2007/11/12(月) 12:35:34 ID:Z753/mU9
つづき そして「春の雪」の最後、清顕が本多に遺した言葉「又、会うぜ。きっと会う。滝の下で」というのは、 戦争で死んでいった兵士たちの合い言葉「靖国で会おう」の隠喩であるともとれるような似た言葉の響きを秘めている。 もし、滝が靖国の暗喩であるとすれば、冒頭の、滝口にひっかかり死んでいた黒犬を月修寺の問跡が弔う儀式は、天皇が戦没者を慰霊する靖国参拝の暗喩ともいえる。 三島は生前、 いつか又時を経て、「あいつはあんな形で、こういうことを言いたかったんだな」という、暗喩をさとってくれるかもしれない。 と述べているが、これら「春の雪」の暗喩と思われる一部には、兵士たちへの三島の慰霊の思いがこもっているのかもしれない。
185 :
NO-FUTUREさん :2007/11/14(水) 15:46:20 ID:APcpLRNR
各板で、三島のスレッドを検索して見ると、同じようなレスを見かけるのだが 誰か懸命にコピペしているの?
186 :
NO-FUTUREさん :2007/11/23(金) 23:37:47 ID:I3NBOPK3
25日は憂国忌
野村秋介の方が好きだなぁ
188 :
NO-FUTUREさん :2007/12/10(月) 11:39:19 ID:A88X3Jbz
ヒトラーについて語る三島由紀夫 ところでね、彼がやったことは世界中の人が知ってる。だけど彼が本当は何者だったのか誰も知っちゃいない。 ナチの独裁者、第二次世界大戦の最大戦犯、アウシュビッツの虐殺者、悪魔...。これがいままでのヒトラーだけど、本当はそれどころじゃない。彼の本当の恐ろしさは別のところにある。 それは彼がある途方もない秘密を知っていたことだ。人類が結局どうなるかっていう秘密だ。彼は未来を見通す目を持っていて、それを通じてその途方もない未来の秘密に到達しちゃった。
189 :
NO-FUTUREさん :2007/12/10(月) 11:40:18 ID:A88X3Jbz
だから五島君、もし君が10年後でも20年後でも、ヒトラーをやる機会があったら、そこのところをよく掘り下げてみることだ。もし君にいくらかでも追求能力があればとんでもないことが見つかるぜ。 本当の人類の未来が見つかる。やつの見通していた世界の未来、地球と宇宙の未来、愛や死や生命の未来、生活や産業の未来、日本と日本の周辺の未来...。 なにしろ「我が闘争」の中にさえ、やつは未来の日本や東アジアのことをずばり見通して書いているくらいだから。まだ30代かそこらで、やつはそれは鋭い洞察力を持っていたことになる。
190 :
NO-FUTUREさん :2007/12/10(月) 14:28:39 ID:1tD+8fmL
こんなところでジャン・ジャック・バーネルやユーミンの話が聞けるとは! 何か感動した!今まで何で見つからなかったのだろう? パンクスレでロンドンパンク創世記の話をしても、ストラングラーズは まったく無視されるよね。あきれて見ないことにしちゃったのだが。 ジャン・ジャック・バーネルは間違いなく日本のロックファン(パンクスとは あえて言いたくない!)の宝だよ。 ストラングラーズでの初来日コンサートは79年だっけ?後楽園ホール、 初日に見に行ったよ。ナチファッションの2人組が退場させられたよね。 それからジャンが客席に飛び降りてパイプ椅子を壊し始める。ファンも それに習う。 1曲目何だったかな?ハンギング・アラウンドは中盤頃にやったよね。 実家行って探せば東京公演のライブを録音したテープがあるはず。AMで 放送したんだよね。(続く)
191 :
NO-FUTUREさん :2007/12/10(月) 14:30:39 ID:1tD+8fmL
ユーミンとジャンの関係はまったく知らなかった!驚いたよ。 自分八王子育ちでデビューの頃から聞いてたけど、三島さんの影響受けてるんだ! 仲間の家に行くとお姉さんと友達だったとか言われて写真見せてもらったり、 俺の死んだ爺さん(生きてたら95歳かな?)商売で荒井呉服店と付き合いが あったようで、色々と話をしてもらった。ちょうど10年前に死んだ親父も デビュー前のユーミンを知っていて「あの不細工な娘がね〜」って言ってたw 自分は「銀座NOW」世代(東京のローカルかな?)、小学生の頃からクールス、 ユーミンとか聞いてたよ。勿論パンクも。小学校の昼の音楽放送でもクールス、 キャロル、ユーミン、あとソウルミュージック(ソウルドラキュラ等)流れてたな〜 俺は具体的な思想・心情のようなことは分からないけど、祖父・父に幼少期から 所謂左翼批判を散々聞かされて育った。八王子大空襲の悲惨さも語ってもらった。 多摩御陵にも幼少期よく祖父に連れて行かれた。そうそう自分の幼少期は中央線で 昭和天皇を初め皇族の皆様が飾りつけされた電車で多摩御陵に来てたよ。 徳仁親王殿下、文仁親王殿下がお子様の頃で、電車の中で遊んでいる姿も覚えてる。 三島さんは、自分は本当に無知なんだけど、右翼じゃなくて保守じゃないかな? 日本人の持つ精神性のようなものを大切にすべき!と言いたかったのじゃないかな?
192 :
NO-FUTUREさん :2007/12/10(月) 14:57:07 ID:DbvhVw0N
お前の追想はブログでやってくれや。
>>191 逆だ、保守じゃない。憂国なんだから右翼だろ。
三島由紀夫は右翼も左翼も超越した憂国の武士、侍だろ
195 :
NO-FUTUREさん :2007/12/10(月) 18:50:53 ID:1tD+8fmL
>>192 すこし興奮しすぎたw悪かった。
>>193 憂国=右翼となる論拠が欲しいな。
自分は元々経済板の住人。小泉政権の頃は熱かった。「荒鳩」「撲殺」「愚民」「吉野家LOVE」
「小泉教」「だな〜」等々スターが存在した。「だな〜」は今も健在みたいw当時を振り返り間違いも認めてる。
当時はケイジアン>ネオクラシカルであり、ケイジアンの中では金融派>財政派だったと思うな。
ただ共通してたのは今正に問題となっている格差(収入、学力)については皆真剣だったな。
「極端な格差は国益を損なう」との点ではほぼ一致していた、あとはどこまで許容するかだ。
財政問題では所謂プライマリーバランス派と所謂ドーマーの定理派の論争も熱かった。主体をミクロ・マクロ
どちらに置くかだ。今正に国会で論争になっている増税派と経済成長派の論争もこれが原点だな。
そんな中でウヨ・サヨ論争になった。あのころの経済板は化け物の集まりと思ったな。あまりの博識に圧倒された。
最後に出た答えが、「議会で右に座ってるのが右翼、左に座ってるのが左翼」w 要は結論に至らなかった。
当然に保守:革新論争も含まれることとなったが、そもそも保守・革新とは何か?これも意見の一致はなかった。
これらの論争の中で一番自分が気に入った話がこんなものだった。「政治・経済とは自由と規制、平等と格差等々
そのバランスをいかに取るかが重要で、そのバランサーは歴史や慣習等に基づいた日本人の持つ精神性にある。
公平ではなく公正を目指すべき!」とのこと。大和魂、武士道、和の精神とかがバランサーなのかもしれない・・・
一水会(木村三浩・国士舘出身他)のような民族派と大東亜共栄圏思想の大まかな区別もついてるつもり。
あと上の記述で想像つくと思うが、自分は元族、ただ当時では珍しい族の新宿ロフトマニアw 大卒、サラリーマン。
また長文になってしまった。もう去るよ。
>>195 例えば、右翼は保守じゃない憂国だって一水会元代表が言ってる。
全ての右翼=憂国じゃないけど、維新を目指してる右翼(民族派)なら
保守と憂国どっちかといえば憂国なのは当然だろ。
197 :
NO-FUTUREさん :2007/12/10(月) 19:25:14 ID:1tD+8fmL
>>196 去ると言いながらまた登場させて頂きます。
一水会には一水会なりの主張があるでしょう。勿論三島さんにもです。
それを踏まえた上で私は保守ではないか?と言っているのです。
あくまでも私の見解ですから、ご批判は覚悟してます。
さき程記述した通り、博識とは遠い人間ですからきっと間違いなんでしょうが。
勉強中です、恐らく一生をかけての。
198 :
NO-FUTUREさん :2007/12/10(月) 19:27:41 ID:1tD+8fmL
ごめん追記!この手の論争は経済板か「いちご」掲示板がよろしいかと思います。 経済板は劣化してると言われてますが、中には化け物がいますから。 「三島スレ!」経済板に立てたら面白いと思いますよ。
199 :
NO-FUTUREさん :2007/12/10(月) 22:19:08 ID:A88X3Jbz
↑ 貴方面白いから去ると言わず、他の板にも三島スレたくさんあるからまた来てね
200 :
NO-FUTUREさん :2007/12/11(火) 15:33:58 ID:yAiBGpXn
決起当日、市ヶ谷へ向かう5人を乗せた白いコロナが第二京浜から中原街道を行き、首都高速に入ったあたりで、 助手席の三島が言った。 「これがヤクザ映画なら、ここで義理と人情の『唐獅子牡丹』といった音楽がかかるのだが、おれたちは意外に明るいなあ」そしてそれを歌いだし、四人が和した。 古賀は「われわれに辛い気持ちを起こさせないためだ」と感じた。 (古賀被告の検察官調書より)
201 :
NO-FUTUREさん :2007/12/11(火) 15:35:21 ID:yAiBGpXn
市ヶ谷総監室のバルコニーの演説から帰ってきた三島由紀夫の最後の呟きの言葉 「二十分間くらい話したんだな。あれでは聞こえなかったな。」 それから、益田総監に向かって 「恨みはありません。自衛隊を天皇にお返しするためです。」 (二人の切腹のところは省きます) 益田総監の言葉 「きみたち、おまいりしなさい。」 そして総監は小賀に手を解かれた後に 「私にも冥福を祈らせてくれ。」 と言い、首の前に正座し瞑目合掌した。 知らず識らずに総監の目に涙が溢れてきた。 そして、黙って泣く三人にも 「もっと思い切り泣け。」 と総監は言った。 (現場にいた益田総監、古賀の公判廷での証言から)
202 :
NO-FUTUREさん :2007/12/11(火) 15:36:08 ID:yAiBGpXn
そして、後の三島裁判での益田総監の証言から 「被告たちに憎いという気持ちは当時からなかった。 …中略… 国を思い、自衛隊を思い、あれほどのことをやった純粋な国を思う心は、個人としては買ってあげたい。 憎いという気持ちがないのは、純粋な気持ちを持っておられたからと思う。」
203 :
NO-FUTUREさん :2007/12/11(火) 15:36:45 ID:yAiBGpXn
三島由紀夫の死後に、幹部が自衛隊員に極秘で行ったアンケートでは、大部分の隊員は三島の考えに共鳴したという事実がある。 事件の翌日には、総監室前に菊の花束が隊員たちにより手向けられた。
204 :
NO-FUTUREさん :2007/12/13(木) 07:04:59 ID:Lt7L03yY
右翼かもしれないけど、保守(コンサバ)ではないだろ コンサバなら、この板にある意味がない
205 :
NO-FUTUREさん :2007/12/13(木) 16:21:06 ID:EFrVbX5Y
日本はみかけの安定の下に、一日一日魂のとりかへしのつかぬ癌症状をあらはしてゐるのに、手をこまぬいてゐなければならなかった。 もっともわれわれの行動が必要なときに、状況はわれわれに味方しなかったのである。 (中略) 日本が堕落の淵に沈んでも、諸君こそは、武士の魂を学び、武士の錬成を受けた、最後の日本の若者である。 諸君が理想を放棄するとき、日本は滅びるのだ。 三島由紀夫 遺言状 「楯の会会員たりし諸君へ」から
206 :
NO-FUTUREさん :2007/12/15(土) 15:49:19 ID:DZoII9t1
>>204 元経済板住民。
右翼との言葉の起源はフランス革命時、革新を強固に主張したジャコバン達を
左翼と呼んだことにあるよね。反意として右翼だよね。
さらに遡れば保守:革新の論争の中で生まれた言葉であるわけだよね。
左翼≧革新:保守≪右翼がまず成り立つと思うの(これでさえ大雑把過ぎるが)。
自分は若い頃から自称「右翼」だった。会社に入社してからも若いこともあったが、
「自分は右翼、差別主義者!」とあえて言ってた。上司は笑ってたが、今は大分
自分の言っていたことを理解してくれてるみたい。
小泉政権下、経済板では7割方反小泉・竹中だったよ。これは北朝鮮外交等を批判
してたわけじゃない、あくまでも経済板だから経済政策を批判してたんだよ。
当時経済板の住民がニュー速+板に出張し警鐘してた。「資本主義の暴走(弱点)
→所得格差→教育格差→国益を損なう」との警鐘が主、他にも勿論あったがね。
当時自分はニュー速+板では「サヨ」と誹謗されたよ、多くの経済板の住民と共に。
(つづく)
207 :
NO-FUTUREさん :2007/12/15(土) 15:51:08 ID:DZoII9t1
安倍政権の頃だからもう半年以上前になると思うが、久々にニュー速+見てみたの。 笑ったよ、泣きが入ってたねみんな。小泉・安倍教が反安倍一色になってた。 それから覗いてもいないけど、小泉が福田を支持した時、ニュー速+の反応は どうだったのだろうか?恐らく小泉チルドレン共々、戸惑ったんじゃないのかな? 当時の右翼(自称・他称含む)の多くが経済政策を批判してたよね。その論拠は 詰まるところ「日本人の持つ精神性」に言及されてた。自分はそれ以外の問題として 「これからは国際金融戦争の時代、外貨準備を使えない日本では郵貯の金は絶対に 政府の管理下に置かなければならない」との考え。例えば福岡ドームを買収した ファンドの主な出資者はスウェーデン政府だよね。 小泉を全否定してるわけじゃないよ、小泉は中選挙区制を支持してるしマニュフェ ストも出し渋った。日本人の精神性を考えてのことでしょう。私も同じです。小沢は 嫌いです。ただ大連立を実現しようとした姿勢は私は評価します。 私は今自分を「右翼」と呼ばずに「保守、または右よりの保守」と自称してます。 「三島は右翼」これは当時の世相ではそうなのかもしれない。でも今は「保守」の 方が適切ではないかな?そもそも右翼:左翼、保守:革新って何なの?
208 :
NO-FUTUREさん :2007/12/15(土) 15:53:13 ID:DZoII9t1
左翼≧革新:保守≪右翼 × 左翼≧革新:保守≦右翼 ○ ゴメン・・・
209 :
NO-FUTUREさん :2007/12/17(月) 14:42:51 ID:3kjtmm41
三島由紀夫は江戸時代だったら保守なんじゃないの?
三島を保守とするか右翼とするかは、まず自分がどの位置にいるかで決まるものでしょ。
三島の思想は新右翼(例えば一水会等)にも引き継がれているわけだから右翼とみる
のが普通だと思う。
>>206 さんは元々すごーく右よりの方なのか、ただ文面みると
そうでもなさそうだから、そもそも日本人の持つ精神性を重視するのが保守でも
右翼でも当たり前、ってことが前提になってるのではないかな?そして経済板の化物
達の議論をみて、自らを学識のない人間と思っているからか迷いも感じる。
きっと俺より知識が豊富でそれが原因で逆に悩んでるように思うな。
一水会の主張は理想としては賛成だが俺は否現実的過ぎると思うな。三島も同じに思う。
そもそも日米同盟なんて植民地に近いものでしょ。それを米から独立し新たな世界
秩序を創ろうなんて不可能に思う。「志」程度に思ってれば良いと思うな。
211 :
NO-FUTUREさん :2007/12/19(水) 11:57:53 ID:0Obpu3FN
山内(元自衛隊員、普通科教導連隊元助教)は、あの日、市ヶ谷のバルコニーで 「諸君は武士だろう!」と絶叫の響きをにじませながら訴える三島の声をかき消すように、嘲笑や罵声を浴びせた隊員たちにむしろ 「腹が立ち」、「平岡先生を悪者にしてはいけないということしか頭に浮かばなかった」という。 三島への尊敬の念が強まることはあれ薄まることはなかったのである。 そんな山内も、終生先生との思い出を忘れない、と書きとめたノートのなかで、 〈私は先生に会う以前、三島由紀夫とはつまらぬ小説家であろうと思っていた〉と明かしている。 それが「尊敬」へと180度変わったのは、生身の三島に触れて、たとえ弱さがあっても、そんな自分から決して逃げることはせず、 むしろ真正面から立ち向かって、より強くなろうとする三島の真摯な姿を間近でみつめてからだった。 杉山隆男 「兵士になれなかった三島由紀夫」より
212 :
NO-FUTUREさん :2007/12/19(水) 11:58:49 ID:0Obpu3FN
ひたむきな三島に心動かされたのは山内ひとりではなかった。体験入隊してきた三島を、時には「平岡ッ」と本名で呼び捨てにしながら、手加減せず厳しく指導してきた教官や助教も、 あるいはともに汗を流し、隣り合わせのベッドで眠った訓練仲間の学生も、少なくとも私が話を聞いたすべての元兵士たちが口を揃えて、 鍛え上げられた上半身に比べて足腰の弱さが際立つ、三島の中のアンバランスを指摘しながら同時に、三島の愚直なまでの一途さにすがすがしいものを覚えていた。 要するに彼ら全員が、兵士になろうとして、世界のミシマとは別人のように弱さも含めてすべてをさらけ出した人間三島に惚れこんだのである。 杉山隆男 「兵士になれなかった三島由紀夫」より
213 :
NO-FUTUREさん :2007/12/24(月) 12:24:11 ID:OSmiTR4v
ハラキリにおいて死は消滅する。死という人間的諸条件を、ある人間の意志が、自由に否定する行為であるからだ。 ハラキリにおいては、より高き倫理価値が自己に対する超越のかたちによって、死に対する克服のかたちによって肯定されているからである。 三島にとっては死は行動として一つの強烈な現実性を持っていた。日本の偉大な伝統と、儀式とによる死。 それでも異常なことだが、西欧ではローマ人的なこの死とロマンティックな自殺とを、混同するに至っている。 西欧のロマン主義者は、決してこのような方法では自殺しなかった。どのような文明も、死を祭儀的行為として提議してはいないのである。 ある意味では日本の武士道精神がそれを提議した。 アンドレ・マルロオ
ココまで読んでかなり頭痛くなったwwとにかく極右と極左は結局繋がるって話を思い出した。 何か、みんな大層な事言ってるけど、活動は2ちゃんに書き込むだけなの?他に何かやってるの?
>>214 俺の場合は(ry
こんなところでゲロるわけにはいかないww
バレたかwww
>>214 三島が極右とか右翼だと思うこと自体が勘ぐりすぎなんじゃないの?
三島好きがいたらなにか困ることでもあるの?
いや、困るとは一言も書いてない。素朴な疑問だよ。みんな俺には到底書けそうもない難しい事書いてるから。思想を持ってる人って、ただ持ってるだけじゃ済まないだろうと。 三島は何作か読んだけど、パンクとは思わない。何つうかロマンチストだとは思った。
赤尾は右翼だが左翼の戦士をも納得させた。 所謂新右翼には多くの嘗ての革命戦士が加わっている。 「対米自立」で一致するわけだ。
オネェマンの魅死魔をノンケ マッチョ パンクスはリスペクトできるの ホント!?
三島がホモというのはは幾つかの三島研究本を読む限り否定的な説がつよい。 だからマッチョな俺も迷うことなくリスペクトするぜ。
本当にゲイかどうかはともかく、作品から読みとれる三島の美学ってのは有る意味ゲイっぽくもある。
調べれば調べるほど真性同性愛者じゃないのは明白 むしろ同性愛にあこがれていた部分があり、作品にも投影されている
同性愛板の魅死魔スレもミテネ〜 ゲイフォビアの方々もドウゾーWWWWWWW
225 :
NO-FUTUREさん :2007/12/30(日) 23:49:48 ID:ERLcvr3f
三島作品の、ホモセクシャルやマゾヒズムは、エンターテイメントの作家としてのネタ 三島の本心は、最後の激文のように 武士としての気概を無くした、日本人を憂いたもの 崇高な精神の行動を下の方に持っていくな
↑ヘテロぶった隠れゲイWWWWWWW 無理に性を抑圧してユキオねぇさん みたいにヒステリー起こして周囲の人巻き込んで迷惑かけないようにきをつけなよ
231 :
NO-FUTUREさん :2007/12/31(月) 16:51:01 ID:0PbjdPH9
新聞や週刊誌の中には、しごく単純に三島を異常性格者ときめつけ、最初から彼が自分の文学の主要テーマとして選び貫いた同性愛をも風俗の眼で眺めたあげく、ホモだオカマだと立ち騒ぐ向きまであるのには一驚した。 死んだのは流行歌手でも映画スターでもない、戦後にもっとも豊かな、香り高い果実をもたらした作家である。 彼の内部に眼玉ばかり大きい腺病質の少年が棲み、あとからその従者として筋肉逞しい兵士が寄り添ったとしても、それをただ劣等感の裏返しぐらいのことで片づけてしまえる粗雑な神経と浅薄な思考が、こうも幅を利かす時代なのか。 中井英夫 当時の報道を批判して
232 :
NO-FUTUREさん :2007/12/31(月) 16:51:51 ID:0PbjdPH9
「薔薇刑」の基本的テーマは「生と死」「エロスとタナトス」であり、それは三島由紀夫を被写体とするところの私の主観的ドキュメンタリー作品である。 そこで理解してもらいことは、三島氏は自分を「被写体」と呼び、最初から最後まで完全に「被写体」に徹してくれた。 だからハリウッドの映画監督がつくった映画「MISHIMA」の中で私らしい写真家が登場するが、 そこで画面上のMISHIMAがカメラをかまえる写真家に向かってカメラの位置を変えるように手で指示するシーンがでてくるが、あんなことは絶対になかったし、ありえないことだ。 細江英公
233 :
NO-FUTUREさん :2007/12/31(月) 16:52:36 ID:0PbjdPH9
三島さんは文字通り「誠実の人」であった。その点だけは、身近に彼を知り、そして生き残った自分の責任として、きちんと後世に伝えておかなければならない。 その三島さんが、あえて選んだ死に様であるのなら、それは真摯に考え抜いた結果であったはずであり、そこには止むに止まれぬ理由が存在したに違いないのである。 であるから、私がまず強調しておきたいのは、事件直後から多くのメディアによって宣伝されてきたような「スキャンダル」として三島さんの死を扱うようなことは、実にもって愚劣なことであるということである。 細江英公
↑コピペ乙w ゲイ術は性欲の昇華
>>234 あんた性欲のみたされない欲求不満?
そんなことばっかり殊更こだわって、バカみたいにみえますよ
236 :
NO-FUTUREさん :2008/01/03(木) 14:13:36 ID:1F7YJl8r
(三島は)物差しやハタキのような長いものを持ってこれをこれを振り回すのがとても好きでした。……やがて危ないというので、母(三島の祖母、夏子)に没収されてしまいました。 公威はこんなときでも、決して反抗はいたさず、だまって素直に従ってくれて、かえって可哀想になりました。 平岡倭文重 (三島由紀夫の母)
237 :
Q作媚ぴ屁 :2008/01/03(木) 16:56:13 ID:???
何もかも性に帰結するフロイトが天体鏡で男湯を覗く
238 :
NO-FUTUREさん :2008/01/05(土) 11:59:38 ID:pz92tV8G
三島由紀夫 「僕はいつも思うのは、自分がほんとうに恥ずかしいことだと思うのは、自分は戦後の社会を否定してきた、 否定してきて本を書いて、お金をもらって暮らしてきたということは、もうほんとうに僕のギルティ・コンシャスだな。」 武田泰淳 「いや、それだけは言っちゃいけないよ。あなたがそんなこと言ったらガタガタになっちゃう。」 三島 「でもこのごろ言うことにしちゃったわけだ。おれはいままでそういうことを言わなかった。」 武田 「それはやっぱり、強気でいてもらわないと…」 三島 「そうかな。おれはいままでそういうことは言わなかったけれども、よく考えてみるといやだよ。(略)」 私は三島さんを懸命にナダめにナダめる武田氏に、つよい共感で(感傷的にも)涙ぐみたくなる。 しかし同時に、三島さんがもの書きとしての恥部をここまで口にする激しい自己意識に心をうたれずにいられない。 それはまたそっくり三島さんの社会への批判でもある。 田久保英夫
239 :
NO-FUTUREさん :2008/01/05(土) 12:00:46 ID:pz92tV8G
左翼人の私も右翼人の三島の「行動」には、かなり衝撃を受けたことも事実なのであって、これを匿す気にはならないからである。 そして衝撃を受けなかった人はどんな人なのかと思ったりもするのだが、「行動」といい「芸術」といっても、所詮人間はおなじなのかも知れない。 しかも三島と私とはイデオロギーが全くちがっているのに、どこか類似性、相似性があるような気がして、それが私自身気になるのである。 三島由紀夫こそはあきらかに、永井荷風や谷崎潤一郎やあるいは川端康成の耽美主義の系譜とその路線に沿いながら、しかし明確な知性をもって、またその美的知性の故に、 その路線の最終駅に到着しながら、それをなんらかの形で社会的行動におきかえようとした努力家であり勇気ある誠実者ではなかったのだろうか。 山岸外史
240 :
NO-FUTUREさん :2008/01/15(火) 14:44:20 ID:QmaW7aEf
たとえこのたびの事件が、社会的になんらかの影響をもつとしても、生者が死者の霊を愚弄していいという根拠にはなりえない。 また三島氏の行為が、あらゆる批評を予測し、それを承知した上での決断によるかぎり、三島氏の死はすべての批評を相対化しつくしてしまっている。 それはいうなればあらゆる批評を峻拒する行為、あるいは批評そのものが否応なしに批評されてしまうという性格のものである。 三島氏の文学と思想を貫くもの、それは美的生死への渇きと、地上のすべてを空無化しようという、すさまじい悪意のようなものである。 磯田光一
241 :
NO-FUTUREさん :2008/01/15(火) 14:45:00 ID:QmaW7aEf
三島氏にとって必要なこと、それは「戦後」という時代、あるいはストイシズムを失った現実社会そのものに、徹底した復讐をすることであったと思われる。 イデオロギーはもはや問題ではない。自衛隊も、自民党も、共産党も、氏の前には等しく卑俗なものに見えたのである。 この精神の貴族主義者にとって、いったい不可能以外の何が心を惹いたであろうか。 磯田光一
242 :
NO-FUTUREさん :2008/01/15(火) 14:45:53 ID:QmaW7aEf
ぼくにとっていまでも驚異に思われるのは、三島というひとが、あんなに明敏かつ冷徹な批評家的、懐疑家的な眼と、あんなに度の高い情熱とを、どうして併有することができたか、ということである。 情熱家は、世のなかに少なくはないだろう。しかしあのような最期をとげ得るほどの人物が、ほかにどれだけあるか。 また冷静な合理主義者の数は、多いだろうが、死の最後の瞬間まであれほど冷徹に計算し、実行し得るひとは、稀だろうと思う。 しかも驚くべきことに三島氏はその両者をわが身に併存させていたのだった。 村松剛
こいつは、『武士道』を履き違えてるな。 もちろん現政府、石原とかも大嫌い。 でも愛国心はあるよ、俺。
>>245 ど田舎のど貧乏水飲み百姓は黙ってろやボケ
>>246 三島好きなのって君みたいに頭悪いのが多いの?
と、頭と顔が悪い奴が言ってますぜ246さん。
>>243 武士道も愛国心もないくせに嘘つかなくていいよ
おまえがいくら、へらずぐち叩いても切腹した人にはかなわない
切腹(笑)
自殺なんかしたやつがパンクであるわけがない
>>249 そんなこと言ったら切腹すんのが偉いみたいじゃん…やっぱり三島好きはバカばっかだな
253 :
NO-FUTUREさん :2008/01/16(水) 19:55:01 ID:fu9CrwCZ
三島由紀夫は見事に切腹した。しかも、介錯は一太刀ではすまなかった。恐らく、弟子である森田必勝には師の首に刀を振り下ろすことに何かためらいでもあったのだろう。 それは逆に、三島が通常の切腹に倍する苦痛に克ったことを意味する。 罪人の斬首の場合、どんな豪胆な連中でも恐怖のあまり首をすくめるので、刀を首に打ち込むことはきわめて困難であると、山田朝右衛門(首切朝右衛門)は語っている。 しかし、三島は介錯の刀を二度三度受け止めたのである。このことは、三島由紀夫の思想が「本気」であることを何よりも雄弁に語っていた。 楯の会が小説家の道楽ではないことの確実な証拠であった。だからこそ、「本気」ではなかった左翼的雰囲気知識人は、自らの怯えを隠すように嘲笑的な態度を取ったのである。 呉智英
死を恐れるのはごく自然な事と思うのだが。
255 :
NO-FUTUREさん :2008/01/18(金) 06:43:57 ID:rtES+qC8
天才になりきれなかった三島
三島由紀夫は天才だと言う人は世界にたくさんいる事実
つまり世界中にバカは存在するということ
天才の遺した提言も馬には単なる念仏にしか聞こえなくて、さぞや悔しいのだな
259 :
NO-FUTUREさん :2008/01/23(水) 12:26:29 ID:7pFUp4wQ
「私はかねがねこの問題について言ってゐるやうに、文学を生の原理、無倫理の原理、無責任の原理と規定し、行動を死の原理、責任の原理、道徳の原理と規定してゐる。」 三島由紀夫 これは、「文学とは何か」という重要な主張でもある訳ですが、事実、三島さんの文学には倫理や道徳を侵すことをテーマにした作品が多いことはよく知られています。 その一方で、楯の会の制服を私の会社に注文した時の生真面目な態度にも表れているように、現実の行動においては極めて倫理的、道徳的であったことも、三島さんをよく知る人々の間では、つとに知られていました。 辻井喬
260 :
NO-FUTUREさん :2008/01/23(水) 12:27:10 ID:7pFUp4wQ
「私の考へる革新とは、徹底的な論理性を政治に対して厳しく要求すると共に、一方、民族的心性(ゲミュート)の非論理性非合理性は文化の母胎であるから…(中略) この非論理性非合理性の源泉を、天皇概念に集中することであつた。 かくて、国家におけるロゴスとエトスははつきり両分され、後者すなはち文化概念としての天皇が、革新の原理になるのである。」 三島由紀夫
261 :
NO-FUTUREさん :2008/01/23(水) 12:28:24 ID:7pFUp4wQ
ここで「文化概念としての天皇」という三島さんの有名な主張について触れている訳ですが、これで明らかなように、三島さんはある意味では「革新派」であったともいえる。 ただそれは、東西冷戦期に東側が言っていたような意味での革新ではもちろんない。 そして天皇を革新の原理とするという主張に注目すると、二・二六事件の決起将校たちの思想的な指導者であった北一輝も同じようなことを言っていたということに思いあたります。 つまり、北一輝が二・二六事件の決起将校たちとともに天皇の命令というかたちで処刑された時から、日本の国の有り様は、三島さんの考えるものとは、実は全く異なる性質のものになってしまっていたのです。 辻井喬
262 :
NO-FUTUREさん :2008/01/23(水) 12:46:06 ID:7pFUp4wQ
以上で明らかなように、三島さんの言っていたことは、そもそも右翼か左翼かといったような単純な二元論で説明できるようなものではなく、どちらにも分類できない革新派であり、どちらにも分類できない民族派だったといえるのです。 しかし、その点がなかなか理解されないのは、新聞などのメディアでは、こういう「どちらにも分類できない概念」というものは扱うのに困るらしくて、ほとんど活字などで解説されることがないということに原因があるのです。 そして、時間がたつにつれて、どんどんどんどん問題が単純化されて、一般の理解は益々三島さんの言っていたことの本質から遠ざかってしまっていると思われるのです。 辻井喬
263 :
三島由紀夫 :2008/02/03(日) 10:49:29 ID:VISvGgvg
自衛隊にとって健軍の本義とは、なんだ。 日本を守ること。 日本を守るとはなんだ。 日本を守るとは、天皇を中心とする歴史と文化の伝統を守ることだ。 おまえら聞け。聞け! 静かにせい。静かにせい! 静粛に聞け! 男一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ! いいか! いいか! それがだ、いま、日本人がだ、ここでもって立ち上がらなければ、自衛隊が立ち上がらなければ、憲法改正というものがないんだよ。 諸君は永久にだね、ただ、アメリカの軍隊になってしまうんだぞ!
264 :
NO-FUTUREさん :2008/02/16(土) 17:17:20 ID:xjKijNcf
戦後文学の作品は沢山あり、さらに沢山つみあげられることだろう。今や大企業である。 しかしついのつまりに、三島由紀夫だけが文学及び文学者として、後の世に伝わってゆくだろう。 彼は紙幣を作っていたのでも、銀行預金通帳の数字を書き加えたのでもないからである。 保田与重郎
265 :
NO-FUTUREさん :2008/02/16(土) 17:18:29 ID:xjKijNcf
私が三島由紀夫氏を初めて知ったのは、彼が学習院中等部の上級生の時だった。 …そのあと高等部の学生の頃にも、東京帝国大学の学生となってからも、何回か訪ねてきた。 ある秋の日、南うけの畳廊下で話していると、彼の呼吸が目に顕ったので、不思議なことに思った。 吐く息の見えるわけはなく、又寒さに白く氷っているのでもない。長い間不思議に思っていたが、やはりあの事件のあとで拙宅へきた雑誌社の人で、三島氏を知っている者が、彼は喘息だったからではないかと云った。 私はこの齢稚い天才児を、もっと不思議の観念で見ていたので、この話をきいたあとも、一応そうかと思い、やはり別の印象を残している。 保田与重郎
266 :
NO-FUTUREさん :2008/02/17(日) 08:39:26 ID:6NtNrm64
俺は、太宰治の方がパンクだとおもうんですよね 落ちていくような感じが……生まれてすみません
太宰さんは卑下しすぎ
268 :
NO-FUTUREさん :2008/02/19(火) 23:12:38 ID:hqkIzvd0
学生の頃は共感したし崇拝したけど、30過ぎて読み直すと三島ってやっぱお坊ちゃんだったんだなぁとしか思えない
>>268 作家の個人的な背景にとらわれすぎ
もっと魂を柔軟にして読むべし
270 :
NO-FUTUREさん :2008/02/20(水) 11:11:45 ID:qUMMmpNB
私が三島由紀夫氏を初めて知ったのは、彼が学習院中等部の上級生の時だった。 …そのあと高等部の学生の頃にも、東京帝国大学の学生となってからも、何回か訪ねてきた。 ある秋の日、南うけの畳廊下で話していると、彼の呼吸が目に顕ったので、不思議なことに思った。 吐く息の見えるわけはなく、又寒さに白く氷っているのでもない。長い間不思議に思っていたが、やはりあの事件のあとで拙宅へきた雑誌社の人で、三島氏を知っている者が、彼は喘息だったからではないかと云った。 私はこの齢稚い天才児を、もっと不思議の観念で見ていたので、この話をきいたあとも、一応そうかと思い、やはり別の印象を残している。 保田与重郎
271 :
NO-FUTUREさん :2008/02/23(土) 10:23:52 ID:NNYfVhOb
あの時(ノーベル賞を)受賞したのが川端であり、三島由紀夫でなかったのは、何かの行き違いだったかもしれない。 すなわち、国連事務総長だったダグ・ハマーショルドが1961年に亡くなる直前、三島の「金閣寺」を読み、ノーベル賞委員会のある委員に宛てた手紙で大絶賛したのである。こういった筋からの推薦は小さくない影響力を持っていた。 また1967年のこと、出版社の国際的な集会がチェニスで開かれ、私はその集いが授与する文学賞、フォルメントール賞を三島にと試みたが失敗に終わった。 この時、スウェーデンから参加した有力出版社ボニエールの重役が私を慰め、三島はずっと重要な賞をまもなく受けるだろう、と言ったのだ。ノーベル賞以外にはあり得なかった。 ドナルド・キーン
272 :
NO-FUTUREさん :2008/02/26(火) 11:04:57 ID:GtdAv129
自己の作品化をするのが、私小説作家だとすれば、三島由紀夫は逆に作品に、自己を転位させようとしたのかもしれない。 むろんそんなことは不可能だ。作者と作品とは、もともとポジとネガの関係にあり、両方を完全に一致させてしまえば、相互に打ち消しあって、無がのこるだけである。 そんなことを三島由紀夫が知らないわけがない。知っていながらあえてその不可能に挑戦したのだろう。 なんという傲慢な、そして逆説的な挑戦であることか。ぼくに、羨望に近い共感を感じさせたのも、恐らくその不敵な野望のせいだったに違いない。 安部公房
273 :
NO-FUTUREさん :2008/02/29(金) 22:59:57 ID:SqzZ4uPb
ぼくは、国のために死にたいと思います。 森田必勝
274 :
NO-FUTUREさん :2008/02/29(金) 23:00:39 ID:SqzZ4uPb
僕の母、白い手、黒い髪、白い大きな目、いつも天のどこかで僕を見守り、愛撫してくれる。お母さん、僕、今日学校で寝た。かんにんだよ。 でもどこかでお母さんの声が、必勝、あと十分だからがんばりなさい、と聞こえてきたよ。 そうか、お母さんのいる天国へ僕も行こうか。お父さんも待っていてくれると思うけど、きっと仲が良いんでしょうね。 森田必勝
275 :
NO-FUTUREさん :2008/02/29(金) 23:01:24 ID:SqzZ4uPb
先生のためには、いつでも自分は命を捨てます。 森田必勝 どんな美辞麗句をならべた礼状よりも、あのひとことには参った。 三島由紀夫
276 :
NO-FUTUREさん :2008/03/01(土) 10:32:49 ID:SmGtCMN+
たとへ私が狂気だつたにせよ、あの狂気の中心には、光りかがやくあらたかなものがあつた。 狂気の後には水晶のような透明な誠があつた。 翼を切られても、鳥であることが私の狂気だつたから、その狂気によつてかるがると私は飛んだ。 彰武院文鑑公威居士 三島由紀夫
277 :
NO-FUTUREさん :2008/03/01(土) 10:33:34 ID:SmGtCMN+
私にはわからない。自分が今なほ狂気か正気かといふことが、自分にはわからう筈がない。 只一つわかることは、その正気の中心には誠はなく、みごとに翼は具へてゐても、その正気は決して飛ばないといふことだ。あたかも醜い駝鳥のやうに。 私は知らず、少なくともお前たちみんなは駝鳥になつたのだよ。 彰武院文鑑公威居士 三島由紀夫
278 :
NO-FUTUREさん :2008/03/02(日) 11:52:17 ID:UM2Aq4xx
「奔馬」には、1876年に叛乱を起した武士たちの集団自殺が描かれており、彼らの行動は勲を感奮興起させたものであった。 この血と臓腑の信ずべからざる大氾濫は私たちを恐怖させるとともに、あらゆる勇敢なスペクタクルのように興奮させもする。 この男たちが闘うことを決意する前に行った、あの神道の儀式の簡素な純粋性のようなものが、この目を覆わしむ 流血の光景の上にもまだ漂っていて、叛乱の武士たちを追跡する官軍の兵隊たちも、できるだけゆっくりした足どりで山にのぼって、彼らを静かに死なせてやろうと思うほどなのである。 マルグリット・ユルスナール
279 :
NO-FUTUREさん :2008/03/02(日) 11:52:45 ID:UM2Aq4xx
勲はといえば、彼はその自殺に幾分か失敗する。 しかし三島は、それ自体うかがい知りえぬ肉体的苦痛の領域に天才的な直感をはたらかせて、この叛逆の若者に、彼にとってはあまりに遅く来るであろう昇る日輪の等価物をあたえてやったのだ。 腹に突き立てられた小刀の電撃的な苦痛こそ、火の球の等価物である。それは彼の内部で赤い日輪のような輝きを放射するのである。 マルグリット・ユルスナール
280 :
NO-FUTUREさん :2008/03/02(日) 22:48:51 ID:UM2Aq4xx
若者は、突拍子もない劇画や漫画に飽きたのちも、これらの与えたものを忘れず、自ら突拍子もない教養を開拓してほしいものである。 すなわち決して大衆社会へ巻き込まれることのない、貸本屋的な少数疎外者の鋭い荒々しい教養を。 三島由紀夫
281 :
NO-FUTUREさん :2008/03/03(月) 11:50:20 ID:0pcw3zRx
日本の民と国との歴史の上で、天地にわたる正大なる気を考える時、偉大なる生の本願を、文人の信実として表現した人は、戦後世代の中で、日本の文学の歴史は、三島由紀夫ただ一人を記録する。 保田與重郎
282 :
NO-FUTUREさん :2008/03/06(木) 14:54:46 ID:LfulU0iG
日本を日本の真姿に、戻してそこで死ぬのだ。生命尊重のみで魂は死んでもよいのか。 生命以上の価値なくして何の軍隊だ。 今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。 それは自由でも民主主義でもない。 日本だ。 われわれの愛する歴史と伝統の国、日本だ。 これを骨抜きにしてしまった憲法に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。 三島由紀夫
283 :
NO-FUTUREさん :2008/03/13(木) 17:01:58 ID:JtcoPHlk
私は、研究室で突然三島の死を聞いたとき、どういうわけかすぐに連想したのは、高山彦九郎であり、神風連であり、横山安武であり、相沢三郎などであった。 これらの人々の行動はいずれも常識を越えた「狂」の次元に属するものとされている。 この「狂」の伝統がどのようにして、日本に伝えられているのか、それはまだだれもわからないのではないだろうか。 ただ、すべての「異常」な行動を「良識」によって片づけることは、これまでの日本人の心をよくとらえ切っていない。 三島は私の知るところでは非常に「愚直」な人物である。 私のいう意味は、幕末の志士たちのいう「頑鈍」の精神であり、私としてはほめ言葉である。 私は三島をノーベル賞候補作家というよりも、その意味では、むしろ無名のテロリスト朝日平吾あるいは中岡良一などと同じように考えたい。 橋川文三
みしまゆきお
285 :
NO-FUTUREさん :2008/03/18(火) 21:43:58 ID:zLl4jaMj
それにしても西洋人の享楽主義のえげつなさは、支那人はともかく、とても日本人の肌にはあいませんね。 平岡公威16歳 東文彦への書簡から ドイツ語の講座の本少しよみ出しました。いやはやドイツ語はまるで法文みたいですね。ヒットラアという嫌悪すべき名が、亀の子文字の行間にチラチラします。 モスコオはどうしてどうしておちますまい。(?) 平岡公威16歳 東文彦への書簡から
286 :
NO-FUTUREさん :2008/03/18(火) 21:44:52 ID:zLl4jaMj
「西洋」へ、気持の惹かされることは、決して無理に否定さるべきものではないと思います。真の芸術は芸術家の「おのずからなる姿勢」のみから生まれるものでしょう。 近頃近代の超克といい、東洋へかえれ、日本へかえれといわれる。その主唱者は立派な方々ですが、 なまじっかの便乗者や尻馬にのった連中の、そこここにかもし出している雰囲気の汚ならしさは、一寸想像のつかぬものがあると思います。 我々は日本人である。我々のなかに「日本」がすんでいないはずがない。この信頼によって「おのずから」なる姿勢をお互いに大事にしてまいろうではございませんか。 平岡公威18歳 東文彦への書簡から
287 :
NO-FUTUREさん :2008/03/18(火) 21:45:32 ID:zLl4jaMj
いやなことと申せば今度も空襲がまいりそうですね。こうして書いております夜も折からの警戒警報のメガホンの声がかまびすしい。 一体どうなりますことやら。 しかしアメリカのような劣弱下等な文化の国、あんなものにまけてたまるかと思います。 平岡公威18歳 東文彦への書簡から
288 :
NO-FUTUREさん :2008/03/18(火) 21:46:31 ID:zLl4jaMj
文学の上では日本は今こそ世界唯一であり、また当然世界第一でありましょう。 ムッソリーニにはヒットラアより百倍も好意をもっていますので、一しおの哀感をおぼえました。ムッソリーニも亦、ニイチェのように、 愚人の海に傷ついた人でありましょう。英雄の悲劇の典型ともいうべきものがみられるようにおもいました。 かつて世界の悲劇であったのはフランスでしたが、今度はイタリーになりました。スカラ座もこわれたようですね。 米と英のあの愚人ども、俗人ども、と我々は永遠に戦うべきでありましょう。俗な精神が世界を覆うた時、それは世界の滅亡です。 萩原氏が自ら日本人なるが故に日本人を、俗なる愚人どもを、体当りでにくみ、きらい、さげすみ、蹴とばした気持がわかります。 平岡公威18歳 東文彦への書簡から
289 :
NO-FUTUREさん :2008/03/19(水) 11:37:35 ID:1clfXURd
国家儀礼と申せば、この間新響へゆきましたら、ただ戦歿勇士に祈念といえばよいものを、ラウド・スピーカアが、 やれ「聖戦完遂の前に一億一心の誓を示して」どうのこうのと御託宣をならべるので、ヒヤリとしたところへ、「祈念」という号令、 トタンにオーケストラが「海行かば」を演奏、――まるで浅草あたりの場末の芝居小屋の時局便乗劇そのままにて、冒涜も甚だしく、憤懣にたえませんでした。 平岡公威18歳 徳川義恭への書簡から
290 :
NO-FUTUREさん :2008/03/19(水) 11:38:06 ID:1clfXURd
国家儀礼の強要は、結局、儀式いや祭事というものへの伝統的な日本固有の感覚をズタズタにふみにじり、 本末を顛倒し、挙句の果ては国家精神を型式化する謀略としか思えません。 主旨がよい、となればテもなく是認されるこの頃のゆき方、これは芸術にとってもっとも危険なことではありますまいか。 平岡公威18歳 徳川義恭への書簡から
291 :
NO-FUTUREさん :2008/03/19(水) 11:39:27 ID:1clfXURd
今度の学制改革で来年か、さ来年、私も兵隊になるでしょうが、それまで、日本の文学のために戦いぬかねばならぬことが沢山あります。 去年の戦果に、国外国内もうこれで大丈夫と皆が思っていた時、学校へ講演に来られた保田與重郎氏は、これからが大事、これからが一番危険な時期だと云われましたが、今にしてしみじみそれがわかります。 文学を護るとは、護国の大業です。文学者大会だなんだ、時局文学生産文学だ、と文学者がウロウロ・ソワソワ鼠のようにうろついている時ではありません。 平岡公威18歳 徳川義恭への書簡から
292 :
NO-FUTUREさん :2008/03/19(水) 11:54:32 ID:1clfXURd
僕らは卑怯な健康よりもデカダンをとる。デカダンの中にあるはるかな未来への輝きと能動も熟知しているのだ。 僕らが浪漫主義を主張したことは、悲しみと憤り、歎きと憂いの混淆した境地の主張だった。 保田與重郎
293 :
NO-FUTUREさん :2008/03/19(水) 11:55:04 ID:1clfXURd
私は日本民族の永遠を信じる。 今や三島氏は、彼がこの世の業に小説をかき、武道を学び、演劇をし、楯の会の分列行進を見ていた、数々のこの世の日々よりも、多くの国民にとってはるかに近いところにいる。 今日以後も無数の国民の心に生きるようになったのだ。そういう人々とは、三島由紀夫という高名な文学を一つも知らない人々の無数をも交えている。 保田與重郎
294 :
NO-FUTUREさん :2008/03/19(水) 12:04:06 ID:1clfXURd
総監室前バルコニーで太刀に見入っている三島氏の姿は、この国を守りつたえてきたわれらの祖先と神々の、最もかなしい、かつ美しい姿の現にあらわれたものだった。 しかしこの図の印象は、この世の泪という泪がすべてかれつくしても、なおつきぬほどのかなしさである。 豊麗多彩の作家は最後に天皇陛下万歳の声をのこして、この世の人の目から消えたのである。日本の文学史上の大作家の現身は滅んだ。 保田與重郎
295 :
NO-FUTUREさん :2008/03/20(木) 22:00:27 ID:cojn8tXl
コピー&ペーストばっかり ご苦労なこった お前よっぽど暇なんだな
296 :
NO-FUTUREさん :2008/03/21(金) 15:19:32 ID:eYtnPEMw
>>295 それを見ているあんたも暇ね
なにかそうされると困ることでもあるの?
いやなら見なくていいよ
297 :
NO-FUTUREさん :2008/03/21(金) 18:38:18 ID:WeCKja3y
お前みたいなネット上で コピー&ペーストしか出来ない奴を 茶化して暇つぶししてんだよ(笑)
298 :
NO-FUTUREさん :2008/03/21(金) 19:15:55 ID:IIQEDXOQ
長澤まさみ 「『あなたのことが大好き』と告白する今回のCM(NTT西日本)はハンカチ王子だけをイメージしました! 佑ちゃんにCMで公開告白です(笑)」 「ハンカチ王子と同じ世代に生まれたことを誇りに思います」 カンニング竹山 「長澤まさみは将来的には上手くハンカチ王子とくっつくんじゃない? 昔の美空ひばりと小林旭や、松田聖子と郷ひろみみたいに。その世代を代表するカップルとして」 日米野球で大勢の報道陣を連れてアメリカに来たハンカチ王子をアメリカのTVニュースが全米放送で 「彼は19歳ながら日本ではパリス・ヒルトン級のスター 違うのは彼には実力があるということでしょうか」 宇多田ヒカル 「楽天の田中君が好き。何か困ったことがあったらお姉さんに言ってね、何でもするから!」 爆笑問題の漫才DVDより 太田「斎藤君と田中君の漫画みたいな宿命のライバルは滅多に出てこないですよ! このライバル関係は一生続きますよ。多分野球以外のことでも 一人の女を斎藤君と田中君が奪い合ったりね。例えば山本モナとか」 田中「何でモナを奪い合うんだよ!歳ずっと上だろ!」 太田「ハンカチ王子と山本モナが路上キスしたり」 磯山さやか 「私の世代には中田翔選手みたいな、あんな凄い高校生いませんでした」 若槻千夏(ブログで) 「ダルビッシュに失恋しました。anan買ったのに」 木下優樹菜(TVで) 「優樹菜もダルビッシュと付き合いたかったんすよ〜」
299 :
NO-FUTUREさん :2008/03/21(金) 19:16:25 ID:IIQEDXOQ
明石家さんま 「ホンマ、亀田はヤンチャな子供のまんまやからね。後藤(真希)とかに会わせたらオモロイよ 『すげー!後藤真希やんけー!』とか言いよるで」 後藤真希 「そんな感じですかね(笑)?」 明石家さんま 「里田(里田まい)もスザンヌも、亀田には勝てへんよ。インパクトが違う」 爆笑問題「興毅選手は沢尻エリカさんについてどう思う?」 亀田「俺は対戦相手にはメンチきったりするけど、お客さんには絶対せえへん」 太田「お前が言うか!(笑)じゃあ女としてはどう?タイプ?」 亀田「女は苦手やから、好きも嫌いもないよ」 田中「またぁ〜、本当この子は、女の子の話になったら話そらすのよ(笑)」 太田「先週、番組に亀田の兄貴(興毅)が来てさ、CM中に俺が興毅に 『あの女子アナ、お前のファンなんだってよ?』って言ったら急に大人しくなっちゃって」 田中「スッゲーかわいいんだよね(笑)」 太田「まるで子供だよ?俺が小声で『ヤっちゃえよ』って茶化したらさ 『ちょっ!何言うてんねん!』って、顔真っ赤にして焦ってんの(笑) 今はマスコミや世間じゃ、もの凄い悪い奴になってるけど、俺はあいつ等好きなんだよなぁ」 亀田興毅の謝罪会見を見た元ワンギャルの石井あみが 「目が覚めてTVを見ると坊主頭の少年が大人達に攻められてました 眼に涙を浮かべる少年をまるで警察気取りで攻め続ける大人達 何かが音をたてて崩れ落ちる様でした。あの兄弟愛がもう見れないと思うと少し寂しく感じたな〜」 亀田興毅「年上で顔の濃い女の人がええな」 山本モナ「あっ、クリアした!結婚しちゃう?」 板垣恵介 「さすが悪ガキ大毅!」(内藤戦直後に)
302 :
NO-FUTUREさん :2008/03/23(日) 01:15:26 ID:Xh7wAji3
>>301 三島由紀夫のコピペしか出来ない能無し。
イジメられて荒らす なんて惨めなヤツなんだw ただそんな最低なPunksもアリだ
304 :
NO-FUTUREさん :2008/03/23(日) 11:53:39 ID:Xh7wAji3
だよなー 三島由紀夫のコピペしか出来ない奴って 惨めとしかいいようが無えよな イジメられても仕方ないんじゃないの? こんな痛い奴(笑)
306 :
NO-FUTUREさん :2008/03/23(日) 13:47:01 ID:9V2ijoqv
307 :
NO-FUTUREさん :2008/03/23(日) 15:01:25 ID:Xh7wAji3
サヨには相当目障りなコピペなんだな。
309 :
NO-FUTUREさん :2008/04/10(木) 12:08:58 ID:42uTfTp5
実は昭和43年のノーベル文学賞は三島由紀夫に内定していたが、審査員の一部から三島の政治的活動を問題視する声があがり、川端康成へ移行しただけ。 ある審査員が三島を、全共闘の仲間と短絡し、急進左翼に肩入れしているとみなし、かわりに川端を強く推したのである。 また、川端は事前に自分が受賞することを知り、三島へ「今回は私がいただかせてもらいます」と言ったという。 三島の死後、川端は、「あれは三島君がもらうべきだった賞だ」と知人に漏らしている。 そして自責の念にかられてか、川端は徐々に睡眠薬中毒になってゆく。
310 :
NO-FUTUREさん :2008/04/10(木) 12:09:44 ID:42uTfTp5
三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊総監室に立てこもったニュースを聞き、川端康成はすぐに現場へ駆けた。 そして、川端は、総監室で壮絶な最期を遂げた血まみれの三島の死体と首を見てしまう。 ひと足遅れてきた石原慎太郎は、現場検証した警察関係者から、「川端先生が中へ入って見ていった」と聞かされる。慎太郎は川端が三島を見送ったならばと、入室を辞退していった。 川端はその後、眠れないと周囲に漏らしたり、「ほら、三島君があそこにいる」と、三島の霊を見ているかのような言動をするようになってゆく。
311 :
NO-FUTUREさん :2008/04/10(木) 12:10:41 ID:42uTfTp5
三島の死後、川端康成は会議や講演などはこなしていたが、健康がすぐれず、新しい文学作品は書かなくなっていた。 そして、三島の自刃から約一年半後の昭和47年4月16日、川端はふらっと鎌倉の自宅を出てタクシーを拾い、仕事場の逗子マリーナ・マンション417号室へ向かう。 水割りを少し飲んだ後、川端はガス管をくわえガス自殺を遂げていた。遺書はなかった。 机には太宰治の本があったともいわれている。
312 :
NO-FUTUREさん :2008/04/10(木) 12:21:59 ID:42uTfTp5
私は三島君の早成の才華が眩しくもあり、痛ましくもある。 三島君の新しさは容易には理解されない。三島君自身にも容易には理解しにくいのかもしれぬ。 三島君は自分の作品によってなんの傷も負わないかのように見る人もあろう。 しかし三島君の数々の深い傷から作品が出ていると見る人もあろう。 この冷たそうな毒は決して人に飲ませるものではないような強さもある。 この脆そうな造花は生花の髄を編み合わせたような生々しさもある。 川端康成
313 :
NO-FUTUREさん :2008/04/21(月) 11:10:42 ID:Z+cpfwFn
彼は(三島は)無限の敵、即ち日本文化、いや日本を腐敗させつつあるものへ、自分の命、絶対の価値ある自分の命を投げつけた。 彼は敵に向い最後迄断然逃げなかった。 …彼は自分の愛するもの(これには自分の家族も入る)に、自分の最上のものを捧げたかった。 それは自分の命、これである。 三谷信
314 :
NO-FUTUREさん :2008/04/21(月) 11:11:13 ID:Z+cpfwFn
世人は彼の死を嘲笑した。これは彼の敵の正体を、世人が未だ理解していない時に死んだからか? 多くの人、中には名声にあっては一流人が、まるで見当違いのことをいって、彼の死を手軽に料理している。 しかしいつでも彼の死は早すぎるのだろう。 “死”は誰でも逃げたいものだから。 三谷信
315 :
NO-FUTUREさん :2008/04/21(月) 11:11:44 ID:Z+cpfwFn
彼は稀なる作家、思想家、そして文化人であった。 自分の思想のために、生涯の頂点で、世人の軽蔑は覚悟の上で死ねる者が何人居るか。 彼と思想を異にするのは全く自由であるが、嘲笑するには先ず自分の考えに殉じて死ねる者でなければなるまい。 なぜなら、彼の死は冷静な死であったから。 三谷信
316 :
NO-FUTUREさん :2008/04/21(月) 11:12:18 ID:Z+cpfwFn
彼は少年時代に戻って死んだ。 少年時代、彼は日本文化に殉ずる心で生きて居た。その心で死んだ。 純粋という点では、学習院高等科学生の頃の姿で死んだ。 所詮作家からはみ出した男、言葉で適当に金を儲けることを、出来るがやらぬ男であった。 三谷信
♛
318 :
NO-FUTUREさん :2008/05/11(日) 13:22:01 ID:dnckFF4o
天皇陛下の政治利用に自衛官が抗議!
自衛官の中にも真の軍人、武人がいた!
昨日8日午後9時半頃、国会議事堂の正面玄関に通じる階段での自決未遂があった。
名前は鈴木田峻吾君、20才。
陸上自衛隊朝霞駐屯地体育学校所属の陸士長で熊本県出身の九州男児である。
天皇陛下の政治利用に対して、自衛官として申し訳無いと自衛隊制服着用にて、抗議自決を試みるも、妨害に合い未遂に終った。
鈴木田君は、これぞ九州男児という男気の有る一直線な青年である。
その彼がなぜ、昨日自決を試みるに至ったのか。
「天皇陛下を奉るべき軍人」として、
胡錦涛主席を見送る為に、天皇陛下が主席の宿泊先である民間施設まで行幸されるという屈辱的な政府方針に対し、陛下に申し訳無いという気持ちで、三島森田両烈士の決起後、沈黙していた自衛官から、初めて声が上がったのではないだろうか。
しかしこの彼の抗議自決(未遂)は、今まさに権力により隠蔽されようとしている。
僕は、この彼の気持ちに応える為にも、この件が隠蔽、彼自身が謀殺されないように、
皆さんに知らせたいと思う。
http://blogs.yahoo.co.jp/ishinsya/31554873.html
319 :
NO-FUTUREさん :2008/06/07(土) 11:03:24 ID:1rKN/D9a
320 :
NO-FUTUREさん :2008/06/18(水) 12:34:41 ID:t2aePTN/
われらはもはや神秘を信じない。 自ら神風となること、自ら神秘となることとは、そういうことだ。 人をしてわれらの中に、何ものかを祈念させ、何ものかを信じさせることだ。 その具現がわれらの死なのだ。 三島由紀夫 「英霊の声」より
321 :
NO-FUTUREさん :2008/06/26(木) 11:38:12 ID:TQpElnJj
あの市ヶ谷での事件は、政治的なニヒリズムにもとづくパフォーマンスでも、非現実的なクーデタでもない。 三島は大塩平八郎と同様に、それが必ず失敗する事は識っていただろう。 にもかかわらずそれを試みることは、自滅ではなく、そのような大義を信じるものが日本に一人はいるということを示すための言挙げであり、 その言葉が、必ず、たとえば後世に対してであっても、聞く耳を持った者に伝わるという確信の表明だ。 故にそれはニヒリズムに似ており、ニヒリズムに発しているのだが、その大いなる否定なのである。 福田和也 「保田與重郎と昭和の御代」より
322 :
NO-FUTUREさん :2008/07/08(火) 11:30:54 ID:QOa9E7kL
明治維新のときは、次々に志士たちが死にましたよね。 あのころの人間は単細胞だから、あるいは貧乏だから、あるいは武士だから、それで死んだんだという考えは、ぼくは嫌いなんです。 どんな時代だって、どんな階級に属していたって、人間は命が惜しいですよ。 それが人間の本来の姿でしょう。命の惜しくない人間がこの世にいるとは、ぼくは思いませんね。 だけど、男にはそこをふりきって、あえて命を捨てる覚悟も必要なんです。 三島由紀夫 「古林尚との対談―最後の言葉」より
323 :
NO-FUTUREさん :2008/07/08(火) 11:31:47 ID:QOa9E7kL
あの遺稿集(きけわだつみのこえ)は、もちろんほんとに書かれた手記を編集したものでしょう。 だが、あの時代の青年がいちばん苦しんだのは、あの手記の内容が示しているようなものじゃなくて、ドイツ教養主義と日本との融合だったんですよね。 戦争末期の青年は、東洋と西洋といいますか、日本と西洋の両者の思想的なギャップに身もだえして悩んだものですよ。 そこを突っきって行ったやつは、単細胞だから突っきったわけじゃない。やっぱり人間の決断だと思います。 それを、あの手記を読むと、決断したやつがバカで、迷っていたやつだけが立派だと書いてある。 そういう考えは、ぼくは許せない。 三島由紀夫 「古林尚との対談―最後の言葉」より
324 :
NO-FUTUREさん :2008/07/16(水) 17:41:00 ID:iS3vUokH
交戦中に殺された男の最後の記録を読んではじめて、戦争というものが本当にどんなものかわかりはじめた。 …日本軍の兵士たちの耐えた困苦のほどは圧倒的な感動をよびおこした。 それに引きかえ、週に一度検閲しなければならないアメリカ軍の兵士たちの手紙には、何の理想もなく、またたしかに何の苦しみもなく、ただただもとの生活に戻りたいということだけが書かれていた。 戦争中ずっとこの対照が私の心につきまとってはなれなかった。 ドナルド・キーン 「日本との出会い」より
325 :
NO-FUTUREさん :2008/07/16(水) 17:42:03 ID:iS3vUokH
そうです。ぼくは、非常に近い距離からアメリカの軍隊を見ていました。 しかし、理想をいだいて戦っているような米兵には、ただの一度もお目にかかったことがありませんでした。それは確実に言えることです。 「もっといい世界のために、自分は戦死してもいい」などという文句は、アメリカの兵士の手紙の中には、こんりんざいなかったのですから。 日本の兵士は、家族に送る手紙の中ででも、「滅私奉公」とか「悠久の大義」などという言葉を使っていました。 ぼくは、日本の軍国主義者の理想を受け入れることは絶対にできなかったが、このような手紙を書き、日記をつけた個々の日本兵士には、敬意をいだかずにはいられませんでした。 結局、日本人こそ勝利に値するのではないかと信ずるにいたった。 ドナルド・キーン
326 :
NO-FUTUREさん :2008/07/16(水) 17:42:52 ID:iS3vUokH
三島の天皇崇拝は、彼の存命中ずっと在位していた天皇、裕仁に向けられたものではない。 短編「英霊の声」では、二・二六事件の首謀者と昭和二十年の神風特攻隊員の霊が、自分は神ではないと宣言して彼らを裏切った天皇を激しく責める。 天皇の名の下に死んだ者たちは、天皇が普通の人間と同じ弱さを持った人間であることを知っていたが、天皇という資格(キャパシティ)にあって、天皇は神であると確信していた。 もし、天皇が二・二六事件に関わった青年将校を支持し、なかんずく、彼らに自裁を命じたのだとしたら、その行為は、老いて堕落した政治家に囲まれた単なる統治者ではなく、神としてのふるまいだったであろうに。 しかし、神風特攻隊員が天皇を叫びつつ喜びに満たされて死んだ、それからわずか一年も経たずに、自分は神ではないと宣言した時、天皇は彼らの犠牲を哀れで無意味なものにしたのだ。 ドナルド・キーン
327 :
NO-FUTUREさん :2008/07/16(水) 17:47:20 ID:iS3vUokH
三島は、天皇無謬説を唱えたことがある。無論これは天皇の人間としての能力をさした説ではない。 より正確に言えば、天皇は神の資格において、人間の姿をした日本の伝統そのものなのであり、日本民族の経験が保管された唯一無二の宝庫である。 天皇を守ることは、三島にとって、日本そのものを守ることだった。このような政治観を日本の右翼と同一視するのは誤りであろう。 彼は確信していた。日本の景観を無慈悲に切り刻んで顧みない貪欲と、それが舶来だからというだけで事物や習慣を表面的に受用する西洋化、この二重の脅威から日本文化の崩壊を救えるのは若者の純粋さ、すなわち信念のためには死を辞さぬ若者の覚悟だけだと。 ドナルド・キーン
328 :
NO-FUTUREさん :2008/07/23(水) 14:21:19 ID:RYcLi1jz
329 :
NO-FUTUREさん :2008/07/30(水) 14:49:03 ID:QdnEop24
左翼のいう、日本における朝鮮人問題、少数民族問題は欺瞞である。 なぜなら、われわれはいま、朝鮮の政治状況の変化によって、多くの韓国人をかかえているが、彼らが問題にするのはこの韓国人ではなく、 日本人が必ずしも歓迎しないにもかかわらず、日本に北朝鮮大学校をつくり、都知事の認可を得て、反日教育をほどこすような北朝鮮人の問題を、無理矢理少数民族の問題として規定するのである。 三島由紀夫 「反革命宣言」より
330 :
NO-FUTUREさん :2008/07/30(水) 14:50:04 ID:QdnEop24
彼ら(左翼)はすでに、人間性の疎外と、民族的疎外の問題を、フィクションの上に置かざるを得なくなっている。 そして彼らは、日本で一つでも疎外集団を見つけると、それに襲いかかって、それを革命に利用しようとするほか考えない。 たとえば原爆患者の例を見るとよくわかる。原爆患者は確かに不幸な、気の毒な人たちであるが、この気の毒な、不幸な人たちに襲いかかり、 たちまち原爆反対の政治運動を展開して、彼らの疎外された人間としての悲しみにも、その真の問題にも、一顧も顧慮することなく、たちまち自分たちの権力闘争の場面へ連れていってしまう。 三島由紀夫 「反革命宣言」より
331 :
NO-FUTUREさん :2008/07/30(水) 14:51:29 ID:QdnEop24
日本の社会問題はかつてこのようではなかった。 戦前、社会問題に挺身した人たちは、全部がとはいわないが、純粋なヒューマニズムの動機にかられ、 疎外者に対する同情と、正義感とによって、左にあれ、右にあれ、一種の社会改革という救済の方法を考えたのであった。 しかし、戦後の革命はそのような道義性と、ヒューマニズムを、戦後一般の風潮に染まりつつ、完全な欺瞞と、偽善にすりかえてしまった。 われわれは、戦後の社会全体もそれについて責任があることを否めない。 革命勢力からその道義性と、ヒューマニズムの高さを失わせたものも、また、この戦後の世界の無道徳性の産物なのである。 三島由紀夫 「反革命宣言」より
332 :
NO-FUTUREさん :2008/08/05(火) 11:00:08 ID:J/4thsWW
近代西欧文明がもたらした物質万能への傾倒が、いまや極点に達していることは言うまでもない。 人間としての存在が、どうあらねばならないのか。それを問う時はきている。 三島由紀夫は、究極のところ、そのことを人々に問いかけたのだ。 作品によって問いつづけ、さらには自決によって問うた。いや、問うたというよりも、死の世界に生きることを選び、この世への「見返し」を選んだ。 五年後、十年後、いや百年後のことかもしれない。だか、そのとき三島由紀夫は、復活などというアイマイなものでなく、さらに確実な形……存在として、この世に生きるであろう。 小室直樹 「三島由紀夫と『天皇』」より
三島鋭いなあ。これを30年以上前に言ってたのか。 昔はキチガイ扱いされたんじゃないかな。
334 :
NO-FUTUREさん :2008/08/23(土) 13:30:33 ID:d5W4mPn/
この叫び(剣道のかけ声)には近代日本が自ら恥じ、必死に押し隠そうとしているものが、あけすけに露呈されている。 それはもっとも暗い記憶と結びつき、流された鮮血と結びつき、日本の過去のもっとも正直な記憶に源している。 それは皮相な近代化の底にもひそんで流れているところの、民族の深層意識の叫びである。 このような怪物的日本は、鎖につながれ、久しく餌を与えられず、衰え呻吟しているが、今なお剣道の道場においてだけ、われわれの口を借りて叫ぶのである。それが彼の唯一の解放の機会なのだ。 三島由紀夫 「実感的スポーツ論」より
335 :
NO-FUTUREさん :2008/08/23(土) 13:31:52 ID:d5W4mPn/
私は今ではこの叫びを切に愛する。このような叫びに目をつぶった日本の近代思想は、すべて浅薄なものだという感じがする。 それが私の口から出、人の口から出るのをきくとき、私は渋谷警察署の古ぼけた道場の窓から、空を横切る新しい高速道路を仰ぎ見ながら、 あちらには「現象」が飛びすぎ、こちらには「本質」が叫んでいる、という喜び、……その叫びと一体化することのもっとも危険な喜びを感じずにいられない。 そしてこれこそ、人々がなお「剣道」という名をきくときに、胡散くさい目を向けるところの、あの悪名高い「精神主義」の風味なのだ。 私もこれから先も、剣道が、柔道みたいに愛想のよい国際的スポーツにならず、あくまでその反時代性を失わないことを望む。 三島由紀夫 「実感的スポーツ論」より
336 :
NO-FUTUREさん :2008/09/02(火) 16:07:31 ID:tgV5YMDs
天皇はあらゆる近代化、あらゆる工業化によるフラストレーションの最後の救世主として、そこにいなけりゃならない。それをいまから準備していなければならない。 それはアンティエゴイズムであり、アンティ近代化であり、アンティ工業化であるけど、決して古き土地制度の復活でもなければ、農本主義でもない。 …つまり天皇というのは、国家のエゴイズム、国民のエゴイズムというものの、一番反極のところにあるべきだ。 そういう意味で、天皇は尊いんだから、天皇が自由を縛られてもしかたがない。 その根元にあるのは、とにかく「お祭」だ、ということです。 天皇がなすべきことは、お祭、お祭、お祭、お祭、――それだけだ。 三島由紀夫 「文武両道と死の哲学」より
337 :
NO-FUTUREさん :2008/09/02(火) 16:08:42 ID:tgV5YMDs
亭主が自分の部屋に電話を引いたり、テレビをつけたり、ボタンを押すと飛び上がる椅子をつけたりするのに、 エリザベスは、まだ十八世紀のお茶の作法で、百メートル先から女官たちが手から手へつないだお茶を持って来て、冷えたお茶を飲んでいる。自分の部屋には電話がない。 ぼくは、そういうことが天皇制だろうと思うんです。日本の皇室がその点でわれわれを納得させる存在理由は日ましに稀薄になっている。 つまりわれわれが近代化の中でこれだけ苦しんで、どこかでお茶を十八世紀の作法で飲んでいる人がいなければ、世界は崩壊するんだよ。 三島由紀夫 「文武両道と死の哲学」より
338 :
NO-FUTUREさん :2008/09/03(水) 12:14:35 ID:luPNe4dx
人間の運、不運の岐れ道は中国では残酷なまでに鮮明である。不運な人間に誰も同情しない。この国では悲劇も哀話も人の心を動かさない。 だから中国の文学にはギリシャ悲劇のような悲劇が存在しない。 中国人は赤穂浪士と三島由紀夫の悲劇をどうしても理解できないそうである。 西尾幹二
339 :
NO-FUTUREさん :2008/09/11(木) 00:29:13 ID:0uVr91jI
「いま筋の通ったことをいえば、みんな右翼といわれる。 だいたい、“右”というのは、ヨーロッパのことばでは“正しい”という意味なんだから。(笑)」 三島由紀夫 鶴田浩二との対談「刺客と組長 男の盟約」より
340 :
NO-FUTUREさん :2008/09/15(月) 12:58:08 ID:3Opy88Es
二十五年前に私が憎んだものは、多少形を変えはしたが、今もあいかわらずしぶとく生き永らえている。 生き永らえているどころか、おどろくべき繁殖力で日本中に完全に浸透してしまった。 それは戦後民主主義とそこから生ずる偽善というおそるべきパチルスである。 こんな偽善と詐術は、アメリカの占領と共に終わるだろう、と考えていた私はずいぶん甘かった。 おどろくべきことには、日本人は自ら進んで、それを自分の体質とすることを選んだのである。 政治も、経済も、社会も、文化ですら。 三島由紀夫 「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
341 :
NO-FUTUREさん :2008/09/15(月) 12:59:47 ID:3Opy88Es
私は昭和二十年から三十二年ごろまで、大人しい芸術至上主義者だと思われていた。 私はただ冷笑していたのだ。或る種のひよわな青年は、抵抗の方法として冷笑しか知らないのである。 そのうちに私は、自分の冷笑・自分のシニシズムに対してこそ戦わなければならない、と感じるようになった。 (中略) この二十五年間、思想的節操を保ったという自負は多少あるけれども、そのこと自体は大して自慢にならない。 (中略) それよりも気にかかるのは、私が果たして「約束」を果たして来たか、ということである。 否定により、批判により、私は何事かを約束して来た筈だ。 政治家ではないから実際的利益を与えて約束を果たすわけではないが、政治家の与えうるよりも、もっともっと大きな、もっともっと重要な約束を、私はまだ果たしていないという思いに日夜責められるのである。 三島由紀夫 「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
342 :
NO-FUTUREさん :2008/09/15(月) 13:00:52 ID:3Opy88Es
個人的な問題に戻ると、この二十五年間、私のやってきたことは、ずいぶん奇矯な企てであった。まだそれはほとんど十分に理解されていない。 もともと理解を求めてはじめたことではないから、それはそれでいいが、私は何とか、私の肉体と精神を等価のものとすることによって、 その実践によって、文学に対する近代主義的盲信を根底から破壊してやろうと思って来たのである。 三島由紀夫 「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
343 :
NO-FUTUREさん :2008/11/04(火) 12:49:09 ID:hss0GZCf
私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。 このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。 日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。 それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。 三島由紀夫 「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
これは新手のアンチ行為か? うざいんだけど
345 :
NO-FUTUREさん :2008/11/08(土) 17:11:31 ID:E6kEyzKg
346 :
NO-FUTUREさん :2008/11/25(火) 14:02:11 ID:D7dEMt5n
あげとくわ
347 :
NO-FUTUREさん :2008/11/25(火) 15:53:48 ID:GGA1bfdB
日本は緑色の蛇の呪いにかかっている。 日本の胸には、緑色の蛇が食いついている。この呪いから逃れる道はない。 三島由紀夫
348 :
NO-FUTUREさん :2008/12/05(金) 13:57:40 ID:QOcrj4tM
三島由紀夫に影響を受けたと指摘されているアーティストの一人にウィリアム・フォーサイス(バレエダンサー、振付家)がいますが、 1991年に初演された彼のバレエ『失われた委曲』(ザ・ロスト・オブ・スモール・ディテール)は、 三島の『奔馬』の次の一節をテーマに美をラディカルに呈示し、構築的であり幾何学的な構造を持っている三島的な神話世界を表しています。 「時の流れは、崇高なものを、なしくずしに、滑稽なものに変えてゆく。何が蝕まれるのだろう。 もしそれが外側から蝕まれてゆくのだとすれば、もともと崇高は外側をおおい、滑稽が内側の核をなしていたのだろうか。 あるいは、崇高がすべてであって、ただ外側に滑稽の塵が降り積ったにすぎぬのだろうか」 フォーサイスは記者の「なぜ三島のテキストを引用したのか」という質問に、 「三島を読んだとき、三島の方が僕のバレエを引用しているのかと思った」と答えたそうです。
『歴史的事実なんだ』三島由紀夫 Q:あの戦争をどう呼ぶのが適切だと思ふか。 三島由紀夫:大東亜戦争でいいぢゃないか。歴史的事実なんだから。 太平洋戦争といふ人もあるが、私はゼッタイとらないね。日本の歴史にとつては大東亜戦争だよ。 戦争の名前くらゐ自分の国がつけたものを使つていいぢゃないか。 Q:あの戦争をどう意味づけているか。 三島由紀夫:あの戦争の評価は、百年たたないとできないね。 いま侵略戦争だつたとかなんとかガチャガチャいつてもどうにもならん。
350 :
NO-FUTUREさん :2008/12/22(月) 23:03:47 ID:zLQucPgn
旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後身であるロシア連邦保安庁(FSB)ではカリキュラムの中で日本語の三島の作品を読ませている。 物欲のないこういった日本人にしてはならないと警戒しているのだ。 …「ファシスト・サムライ」というロシア語には日本人への尊敬と畏敬の気持ちがある。 本当の日本人は「ファシスト・サムライ」でヘナヘナしているのはウソである、と思っている。 大いなる誤解だが誤解のままにしておけばいい。 佐藤優(起訴休職中外務省事務官) 「ロシアから吉野へ 神皇正統記から三島へ」講演要旨の一部から
351 :
NO-FUTUREさん :2008/12/31(水) 03:58:32 ID:+8yNyo25
すいません。緑色の蛇について三島さんが何に書いていたのか誰か教えてください。 ここ数年調べているんだけど、見つかりません。
352 :
NO-FUTUREさん :2009/01/02(金) 16:42:17 ID:qycyTGAT
>>351 自決の3ヶ月前に、友人のヘンリー・スコット=ストークスの家で三島由紀夫が、「日本は緑色の蛇の呪いにかかっている」と語ったそうです。
その人の「三島由紀夫 死と真実」や、徳岡孝夫の「五衰の人」に書いてありますよ。
353 :
NO-FUTUREさん :2009/01/08(木) 12:11:48 ID:3RxfV6mq
…あれより二週間病床に臥り、つい御返事がおくれしままにかくの如き事態となりました。 玉音の放送に感涙を催ほし、わが文学史の伝統護持の使命こそ我らに与へられたる使命なることを確信しました。 気高く、美しく、優美に生き且つ書くことこそ神意であります。 ただ黙して行ずるのみ。今後の重且つ大なる時代のため、御奮闘切に祈上げます。 平岡公威(三島由紀夫)20歳 昭和20年8月16日付、清水文雄への葉書から
354 :
NO-FUTUREさん :2009/01/18(日) 10:30:32 ID:2jgpsJPK
三島由紀夫が現憲法の矛盾、改正を提起した「問題提起」という論文は、憲法第一条、第二条、第二十条、第九条の欺瞞と矛盾、改正の必要性を問題提起した憲法改正草案論文です。 『日本改正案―三島由紀夫と楯の会』(松藤竹二郎著)、または三島由紀夫全集36巻に記載されています。 憲法九条を改正するときは、第一章の天皇問題と、第二十条をセットで変えなければ、却ってアメリカの思う壷だとした、理路整然とした論文で、心ある日本人必読の論文です。
355 :
NO-FUTUREさん :2009/01/27(火) 17:59:10 ID:9LBtqr7s
懲役逃れをした三島由紀夫に天皇だの日本文化だのごちゃごちゃ言われたくありません。 懲役逃れをしたのみならず、それを糊塗歪曲して自己の汚点をねつ造して歴史化しようとさえ しています。
356 :
NO-FUTUREさん :2009/01/28(水) 11:23:33 ID:+UXmsN1T
徴兵逃れじゃないしね。誤診が判明した後、次に徴兵されることが決まってたから。
357 :
NO-FUTUREさん :2009/01/30(金) 17:33:46 ID:PiqcO6yL
358 :
NO-FUTUREさん :2009/02/04(水) 12:23:11 ID:Nwn3aMwR
三島由紀夫『英霊の声』が聞こえた シンポジウム「昭和維新再考」、寒風の中、会場は超満員の熱気 ************ 拓殖大学日本文化研究所主催の「昭和維新再考」というシンポジウムが都内のホテルで開催され、開会前に会場は満員となった。 ●発言者 佐藤優氏(起訴休職中外務事務官)。 アングロサクソンの金融・経済システムとその普遍性の限界と、その覇権主義。神学を学んだ佐藤氏は、おおきく話題を飛躍させ、憲法は発見するものであり、タカマガハラ、神皇正統記の重要性を演繹された。憲法は不文律でよい、とも発言された。 また「(アメリカ人の定義に)オバマ演説ではクリスチャン、ムスリム、ユダヤ教徒にくわえてヒンズー教徒も入れた。これでオバマはアフガン戦争に本気なことを示した」とした。 桶谷秀昭(文藝評論家)氏は、昭和精神史とナショナリズム、その文化的高揚感について述べた。 憲法問題にも触れ、いまの押しつけ憲法は改正ではなく廃棄すべきものだと強調された。
359 :
NO-FUTUREさん :2009/02/04(水) 12:23:51 ID:Nwn3aMwR
宮崎正弘氏は昭和維新再考のテーマに沿って、まず三島由紀夫の『英霊の声』の一節を朗読、「などてすめろぎは人となりたまいし」を紹介した後、 「義に立ち上がり、義のために死ぬ。こういう政治事件は諸外国では見られない。二二六は農村の貧困に義憤を感じて立ちあがった。 あれに近い貧困にあえぐ農民をみながら、中国の軍人はなぜ立ち上がらない?中国ではわずかに戊戌変法、太平天国などがあるが、前者は体制内革新の失敗、後者はカルトの社会争乱。大塩平八郎の乱とは異なる。 そもそも中国に『義』はなく、『偽』のギがある。イタリアには古代ローマに切腹儀式があり、『維新』がわかるかもしれないが、諸外国はRESTORATIONと翻訳しているように、ニュアンスが異なる」とした。
360 :
NO-FUTUREさん :2009/02/04(水) 12:24:27 ID:Nwn3aMwR
ロマノ・ヴィルピッタ(京都産業大学教授)はヨーロッパ事情を簡潔に説明し、イタリアのファシズムと昭和維新の類似、非対称を比較した。 とくに偉大な革命の精神が軽視されているばかりか、基本的にファシズムへの誤解曲解が多すぎる。 世界は1919年、第一次世界大戦の戦後処理に失敗し、ヨーロッパではナチズム、ファシズムが興り、日本は戦争特需バブルが崩壊し、猶存社、玄洋社運動が起きたという歴史を説明された。
361 :
NO-FUTUREさん :2009/02/04(水) 12:28:46 ID:Nwn3aMwR
▲西郷隆盛はなぜ立ち上がったのか 休憩を挟んで討論に移り、 岩田温氏は「西郷隆盛は維新の理想が達成されずに再決起したが、明治維新は欧米列強の植民地化から祖国を救った。 近代の彫刻はイデオロギーとしては成立しない。思想史的には日本が日本であるための日本の論理が必要である」。 井尻千男氏も討論に加わり、 「昭和維新の流れは特攻から三島まで残存していた。東京裁判はまさに{日本的}なるものが裁かれた。 誰も憲法学者が指摘しないが、憲法18条の『奴隷的束縛からの自由』なる文節は奇怪である。GHQは日本的共同体、社しょく国家なるものが個人主義を圧迫するもので奴隷的拘束だと捉えた。浅薄な歴史観である。 米国的な自由主義を保守だと詐称している人々もいるが、アングロの普遍主義しか語れない文明もあるにせよ、米国は固有の歴史から民族国家を作り上げた訳ではない。 恐慌はボーダレス、経済の再建は、しかしナショナルな作業であり、その意思と条件の整った国は立ちなおれる。米国はその条件を満たせない。 なぜなら米国は(新自由主義とかの)普遍主義しか語れず、また同時にロシアも中国もナショナル・エコノミーを形成しにくい」と明快に分析。
362 :
NO-FUTUREさん :2009/02/09(月) 21:42:50 ID:/tj1/8wM
「まさか、死ぬとは!すごいジョックだ。自分もずっと演説を聞いていたが、若い隊員の野次でほとんど聞き取れなかった。――死を賭けた言葉なら静かに聞いてやればよかった。」 陸上幕僚T三佐 三島自決直後の談話
363 :
NO-FUTUREさん :2009/02/09(月) 21:44:22 ID:/tj1/8wM
「三島の自決を知ったあとの隊員たちの反応はガラリと変った。だれもが、ことばを濁し、複雑な表情でおし黙ったまま、放心したようであった。 まさか自決するとは思っていなかったのだろう。その衝撃は、大きいようだ。」 自衛隊の最高幹部 三島自決の日の談話
364 :
NO-FUTUREさん :2009/02/09(月) 23:42:11 ID:/tj1/8wM
バルコニーで絶叫する三島由紀夫の訴えをちゃんと聞いてやりたい気がした。 ところどころ、話が野次のため聴取できない個所があるが、三島のいうことも一理あるのではないかと心情的に理解した。 野次がだんだん増して行った。舌打ちをして振り返った。 …やるせなかった。無性にせつなくなってきた。 現憲法下に異邦人として国民から長い間白眼視されてきた我々自衛隊員は祖国防衛の任に当たる自衛隊の存在について、大なり小なり、隊員同士で不満はもっているはずなのに――。 …部隊別に整列させ、三島の話を聞かせるべきで、たとえ、暴徒によるものであっても、いったん命令で集合をかけた以上正規の手順をふむべきだ。 こんなありさまの自衛隊が、日本を守る軍隊であるとはおこがましいと思った。 三島がんばれ!…心の中でそう叫んだ。 K陸曹 三島演説を振り返って
365 :
NO-FUTUREさん :2009/03/01(日) 12:11:19 ID:61lg6tCG
戦後二十二年間、私は原爆について発言しなかつた。… 第一に、原爆に関しては、体験した者と体験しない者、被曝者と被曝しなかつた者といふ二つの立場以外、絶対ありえないからだ。 これがベトナム論などと根本的に違ふ点であり、そのことを忘れた発言はすべてウソである。 被曝しなかつた者が、いくら「おかはいさうに」と同情してみせても、そんなことで心慰められる被曝者は一人もゐない。 …広島に“新型爆弾”が投下されたとき、私は東大法学部の学生であつた。 …それが原爆だと知つたのは数日後のこと、たしか教授の口を通じてだつた。 世界の終りだ、と思つた。この世界終末観は、その後の私の文学の唯一の母体をなすものでもある。 三島由紀夫 「私の中のヒロシマ――原爆の日によせて」より
366 :
NO-FUTUREさん :2009/03/01(日) 12:11:43 ID:61lg6tCG
ヒロシマ。ナチのユダヤ人虐殺。まぎれもなくそれは史上、二大虐殺行為である。だが、日本人は「過ちは二度とくりかへしません」といつた。 原爆に対する日本人の民族的憤激を正当に表現した文学は、終戦の詔勅の「五内為ニ裂ク」といふ一節以外に、私は知らない。 そのかはり日本人は、八月十五日を転機に最大の屈辱を最大の誇りに切りかへるといふ奇妙な転換をやつてのけた。 一つはおのれの傷口を誇りにする“ヒロシマ平和運動”であり、もう一つは東京オリンピックに象徴される工業力誇示である。 だが、そのことで民族的憤激は解決したことになるだらうか。 三島由紀夫 「私の中のヒロシマ――原爆の日によせて」より
367 :
NO-FUTUREさん :2009/03/01(日) 12:12:07 ID:61lg6tCG
いま、日本は工業化、都市化の道を進んでゐる。明らかに“核”をつくる文化を受入れて生きてゐる。 日本は核時代に向ふほかない。単なる被曝国として、手を汚さずに生きて行けるものではない。 核大国は、多かれ少なかれ、良心の痛みをおさへながら核を作つてゐる。彼らは言ひわけなしに、それを作ることができない。 良心の呵責なしに作りうるのは、唯一の被曝国・日本以外にない。われわれは新しい核時代に、輝かしい特権をもつて対処すべきではないのか。 そのための新しい政治的論理を確立すべきではないのか。日本人は、ここで民族的憤激を思ひ起すべきではないのか。 三島由紀夫 「私の中のヒロシマ――原爆の日によせて」より
368 :
NO-FUTUREさん :2009/03/01(日) 12:12:34 ID:61lg6tCG
戦後二十二年間、平和はまさに米ソの核均衛の上に保たれてゐた。 だか、お互ひの核ドウカツだけで均衛が保たれたかといふと、さうは思へない。 第二次大戦中、広島で原爆が使はれたといふ事実、たくさんの人が死に、今も肉体的、精神的に苦しんでゐる人がゐるといふ事実がなかつたとしたら、観念的にいくら原爆の悲惨さがわかつてゐても、必ず使はれたらう。 人間とは本来、さういふものである。 …将来、小型爆弾が使はれる可能性は、皆無ではないだらう。 …だが、いちばん危険なのは、防衛力としてのABM(弾道弾迎撃ミサイル)が開発されて、攻撃力としてのICBM(大陸間弾道弾)との均衛が成立したとき、 つまり大国がICBMに対して自国の安全を守れるといふ考へに達した時であらう。 三島由紀夫 「私の中のヒロシマ――原爆の日によせて」より
369 :
NO-FUTUREさん :2009/03/09(月) 12:01:26 ID:rnKcvw/m
370 :
NO-FUTUREさん :2009/03/14(土) 11:31:18 ID:DtkXmP0m
このごろ世間でよく言はれることは、「あれほど苦しんだことを忘れて、軍国主義の過去を美化する風潮が危険である」といふ、判コで捺したやうな、したりげな非難である。 しかし人間性に、忘却と、それに伴ふ過去の美化がなかつたとしたら、人間はどうして生に耐へることができるであらう。 忘却と美化とは、いはば、相矛盾する関係にある。 完全に忘却したら、過去そのものがなくなり、記憶喪失症にかかることになるのだから、従つて過去の美化もないわけであり、過去の美化がありうることは、忘却が完全でないことにもなる。 人間は大体、辛いことは忘れ、楽しいことは思ひ出すやうにできてゐる。この点からは、忘却と美化は相互補償関係にある。 美化できるやうな要素だけをおぼえてゐるわけで、美化できない部分だけをしつかりおぼえてゐることは反生理的である。人の耐へうるところではない。 私は、この非難に答へるのに、二つの答を用意してゐる。 一つは、忘れるどころか、「忘れねばこそ思ひ出さず候」で、人は二十年間、自分なりの戦争体験の中にある栄光と美の要素を、人に言はずに守りつづけてきたのが、今やつと発言の機会を得たのに、邪魔をするな、といふ答である。 この答の裏には、いひしれぬ永い悲しみが秘し隠されてゐるが、この答の表は、むやみとラディカルである。 従つて、この答を敢てせぬ人のためには、第二の答がある。 すなはち、現代の世相のすべての欠陥が、いやでも応でも、過去の諸価値の再認識を要求してゐるのであつて、その欠陥が今や大きく露出してきたからこそ、過去の諸価値の再認識の必要も増大してきたのであつて、それこそ未来への批評的建設なのである、と。 三島由紀夫 「忘却と美化」より
371 :
NO-FUTUREさん :
2009/03/18(水) 22:59:24 ID:f/bZI6e7 あーあ、今回の独立宣言を作るという話は、どうも企画倒れに終わりそうだな。 そう思いながら、新潮学芸賞を受賞した徳岡孝夫さんの「五衰の人―三島由紀夫私記」を読んでいたら、なんと、びったりの文章が出てきた。 四半世紀も前、三島由紀夫が自決したときの「檄」の一部にこういうところがある。 「われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。 政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみささがられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を潰してゆくのを歯噛みしながら見てゐなければならなかつた。」 まさに、今の日本そのものじゃないか。まずこの一文を、日本の独立宣言文の冒頭に掲げるところから始めようかと思ったよ。 ビートたけし 「憲法爆破」より