E.H.エリクソンと漸成発達論を語るスレ

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1没個性化されたレス↓

彷徨える碧眼のユダヤ人、元祖モラトリアム男エリック・エリクソンと、
青年期のアイデンティティ確立・拡散を中心とした彼の発達段階論を語るスレ。

マーシャ、ピアジェ、コールバーグ、ハヴィガーストなんかもありの方向で。
2ロボ ◆iROBOsc. :02/09/14 15:26
スレ立て感謝>>1
ってことで,つくってみた.

スレ作成の経緯は,

◆心理板・スレ立てるまでもない質問箱〜パート6◆
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1030115910/

の355以降を参照のこと.

4ロボ ◆iROBOsc. :02/09/14 15:34
って、ドナ氏でつたか

エリクソンが碧眼だってのは「北欧的な外見」ってところから
確たるソースなしで書いたんだけど大丈夫だったかしら
5ロボ ◆iROBOsc. :02/09/14 15:47
調べた

エリクソンは1902年にドイツのフランクフルトで生まれた。母親はユダヤ系
デンマーク人のカーラ・アブラムセン、父親が何者なのかは不明である。その
後、カーラはユダヤ系ドイツ人医師ホーンブルガーと結婚した。そして、エリ
クソンはホーンブルガーの養子になった。だが、金髪碧眼という典型的な北欧
人の外見をしているエリクソンはユダヤ人のコミュニティには受け入れられな
かったという。


……質問スレによると
>>エリクソン自身、外見は背が高く、髪は茶色という
結局髪の色は何色なんだよ(゚ロ゚)モルァ!!
6没個性化されたレス↓:02/09/14 18:25
>>3
3で、少々、横やりを入れた者です。すみません。

ドナ氏の推測された人物と、私は別人です。彼も、なかなか
面白い人物でしたね。

ところで、話題に上がっていた「エリクソンは語る」では、いくつ
かおもしろい指摘がありますよね。ここにも、エリクソンのアイデン
ティティ論が広まるにつれ、エリクソンの自身の考えが、一部誤って
広まった経緯が書かれています。

他書を読めば、他にもいくつか誤解があることに気がつかれると思い
ます。

>>5
ロボ氏へ。すごく勉強されていますね。私も、頑張らないと。
ところで、エリクソンの髪の毛が茶色というのは聞いたことが
ありません。
今、手元にある本には、もともと金髪だったが、中年期以降、
白髪に変わったと書かれていますね。

鑪幹八郎 1990 アイデンティティの心理学 講談社現代新書,Pp23-24.


私は、日頃の雑務で、REMっている場合が多いので(というより、
5年ぶりくらいに来ました)、ロボ氏や、ドナ氏などの優秀な方々
のご活躍を期待しています。
7どーでもいいことだが:02/09/14 20:39
>>6
>私は、日頃の雑務で、REMっている場合が多いので

目が高速で動いていたりするのでつか?
>>6
あ,違いましたか,失礼.

なお,元スレでエリクソンを「ネオ・フロイディアン」としたが,
これも微妙みたいだなあ(笑

梅本・大山編 新心理学ライブラリ15 心理学史への招待 サイエンス社によると
「新フロイト派」と「自我心理学派」を分けて書いてある.

うーん,新フロイト派が「人格形成における社会的,対人関係的側面を重視した」と書くのなら,
エリクソンはこっちだと思うんだがなあ...
でもまあ,アンナからの流れってことだと,自我心理学派になるのか...
9ロボ ◆iROBOsc. :02/09/14 22:49
有斐閣の心理学辞典だと
「フロイト第三期(1923年以降)の理論、ハルトマンの自我心理学、
 社会を重視した新フロイト派の視点を取り入れ、精神分析的自我心理学を展開した」

基本的には誰が何派に属するというのを明確に書いてる本だけど、
エリクソンはどう書いたらいいか苦慮している節が見受けられまつな

自我心理学の項を見ると、意識心理学的自我心理学のコーキンズと並んで
精神分析的自我心理学を代表するのはハルトマンとエリクソンだとあり、
新フロイト派のほうにはエリクソン自身の名前は出てこない。
なるほど.さんきう.
まあ,それこそ細かい分類で「自分は○○派である」と称して研究するわけでもないしなあ.
研究者の自認でもせいぜい,「行動主義者」とか「認知主義」とかそうゆーあたりでは?
中には自ら「自分は○○派である」とアピールする方もいるが,
それはそういう研究のスタイルということで.

エリクソン自身も,次のように述べているし(^^;;

「私はジグモンド・フロイトやアンナ・フロイトから学んだことに対して,
つまり精神分析論に対して新しい事例を提供しているだけのことだと本当に
そう思っていました.しかしながら,しだいに,あらゆる独創的な観察は,
それ自体すでに理論的に一つの変化を含んでいることに気づきました.
世代が異なり,異なった科学的風土に育った観察者は,もしそれが非常に
重要なことであるなら,その分野を発展させずにおかないのです」
いうことで,まずは元スレの疑問から.
元スレ>>301
>乳幼児期の母子関係から人間に対する「基本的信頼感」が育つ

について,俺は>>355

>これがエリクソンを引用しているのであれば,この時点で間違い.
>エリクソンによる発達課題は「AvsB」という対立項描かれており,
>ご存知のとおり,乳児期は「信頼vs不信」.
>で,彼はこの対立項が乳児期にどの程度の比率で体験されたかが
>その後の発達過程に影響すると言っている.....のではないか?

と答えている.上3行はいいとおもうんだが,下2行にちと問題が...
で,手元にある「エリクソンと語る」p16より

> しかし,不信を感ずることを学ぶことも(基本的信頼と)同様に重要なことです.
> これこそ私が,基本的信頼 対 不信という言い方をする理由なのです.
> ですから,私が考えていることに注意を払わないで,これらの諸段階が引用されるとき,
> そんな人々は,しばしば不信,疑惑,恥などすべて大変よろしくない「否定的」事項を取り去って,
> エリクソン学説による達成尺度を作成しようとします.(中略)
> 実際には,信頼と不信とが一定の割合で基本的な社会的態度に含まれることこそ,
> 決定的要因になるのです.

そして,この基本的信頼と不信という心理社会的な発達の側面が,「基本的徳目」としての
「希望」の基礎となる.

この「希望」については,

> 個体発生の諸段階において発達していく人間的関心事に対する全体的な見通しのことを意味する.(p19)

だそうだ.

と,ここまでで,稚論を展開すれば,
発達課題としての「信頼 対 不信」について,その課題が達成されない場合が
「希望」を獲得できないことを意味し,問題は持ち越し...ということになるのかな?

とりあえず,ここまで.
発達課題の対立項について,幼児前期のところに以下のような記述をみっけ.

> 「もちろん,その割合は自律心のほうがまさっていなければなりません.もしあなたが,ある点で,
> 相対的に見て自律心よりも羞恥心を多く持つとしますと,あなたは生涯劣等感を抱き,劣等生のように
> 行動することになります.さもなければ,一貫してその〔劣等〕感情に対抗するように〔並はずれの攻勢などで〕
> 行動してしまうのです.(p22)

とすると,やはり比率が問題になってくるのかな.
ただ,比率で「どっちかがまさっている」という記述に多少胡散臭さは感じるなあ.
うん,読むにつれてやはり,フロイトの影響を色濃く受けているのは感じられてきた(^^;;

まぁ,俺も,我田引水というか,
引用馬鹿にならないように気をつけなきゃなあ...
ダイアログなんだから,双方の言葉を拾いながらみていったほうがいいかな,
ということで,以下,Ev=エヴァンズ,Er=エリクソンです.

(自律心と徳目としての「意志」との関連について)
> Ev:意志力は,自律心の自然な副産物であるように思われますが.
> Er:ですけれども,この発達水準では,意志力の基礎についてだけ述べているのであって,
> 明らかに成熟した意志力について言っているのではないことを強調しなければなりません.
> 成熟した人だけが十分な意味での意志力を持っているのですが,初期の段階において基本的なものが生じ,
> それがあって,はじめて後期の成熟した人間の能力が発達しうるのです.
> Ev:そうですね,あなたは最終的な性格の型についてはまったく述べておられない.(p23-24)

いや,わかるんだが,
「成熟した人間」ってどうなのよ....
そこではある程度,「性格」に関する記述が必要だと思うんだが.....
16ロボ ◆iROBOsc. :02/09/16 02:44
要するに、エリクソン的には一度持ってしまった羞恥心は修正不可能なものだと
しかし、人いないね。
18クラリス ◆LLaJzEzk :02/09/17 13:32
厨な疑問なんですが、教科書レベルで、割合なんて出てこないんですよ。
それに、一つの課題が超えられないと、次の課題には進めないみたいに書いてある。
「なるほど、課題ってのは、TVゲームのステージのボスみたいなもんで、そいつをやっつけないと
次のステージには進めないのか。」なんて、納得してしまってましたが、違うのですね。
・・・割合といっても、結果的にどちらが優勢だったか、という程度ではないのですか?
苦悩するドナ、長期出張のため今週は休講です。
20没個性化されたレス↓:02/09/20 02:08
真夜中のこっそりあげ。
21没個性化されたレス↓:02/09/23 21:27
再開希望age
いろいろあったので,疲れた.
でも別に俺が進行しなけりゃいけないってモンでもなかろ.

>ロボ氏
いや,今までのところではそうした限定もまだなされておらず...
今しばらく慎重に読み進める必要があると思われ.

>クラリス氏
なんでも原典をあたらねばわからぬこともある.
そして,結論も逸ってはならぬとな.
23クラリス ◆LLaJzEzk :02/09/25 16:14
確かに、原典を確認する必要を感じました。
ドナ氏の引用部分だけ拝見した限りでは、
3:7と6:4でその後の発達にどう差が生まれるのか、明らかではありません。

しかし、幼児の生活の中で、比率などを測定することは不可能でしょう。
エリクソンも「相対的に」といっているように、一人の幼児の中に
信頼感と不信感が混在するなかで、相対的にどちらが勝っているかということが、
次のステップの課題への基礎となる、という意味では?

児童期の子供の生活を見ると、「勤勉性が有能感を生み、その失敗が劣等感を生む」
という課題の達成が、友人関係や学校生活の中で、育まれて行く様子を観察できます。
比率は測定できませんが、こどもの顔を見ると、輝いて帰る日と,しょげきって帰る日が
繰り返され、毎日有能感と劣等感に揺れ動いて成長するのが分かります。
この意味では、自分の経験を通して、能力を見定めるメタな部分が欠けているということが、
「成熟した大人」とは、違うということだと思います。
最終的に有能感を持つよう導いてやれるのは親や教師の援助である、というこということを、
子育てスレで言いたかったのですが。
比率といのは、信頼:不信が6:4と4:6では違うぞことを言っているのでは。

・・・またまた頓珍漢でしたら、ごめんなさい。
24院試帰り@ミーム:02/09/25 22:49
ちとお邪魔虫。

エリクソンの翻訳書は悪いが、日本語が理解しにくい(私だけか?)
どうも専門性だけで翻訳している直訳屋に見えるが。

翻訳批判はどーでもよいのだが・・・

>比率といのは、信頼:不信が6:4と4:6では違うぞことを言っているのでは。

不信の渦中にある者は、信頼という感情は一切もてないのではないか?
また、劣等感の渦中にある者も有能感はもてないのではないか?
エリクソンの理論の場合、個人の中に比率としても双方がアンビバレントな状態で存
在するということは示唆されていないように思うのだが、どーざんしょ?

幼児期の信頼対不信は、発達過程においてのあくまでも「その基礎を形成する上での
最も過敏な時期」という、いわゆる「臨界期」という意味で提示されているのではな
いのだろか?
その時期に例えば信頼感が得られない場合は、その時期を逃したことで発達段階で信
頼を得る機会があっても困難になるという意味なんぢゃないのかな〜。

あ〜頭クラクラしてきたので寝るざんす。おやすみ〜。
とりあえず,今まで読み進んだところだけでは,なんとも言いがたいな.
ダイアログ形式のため,どうもトピックの展開についていけれないところもあるし...

>ミーム氏,乙かれ
>どうも専門性だけで翻訳している直訳屋に見えるが。

どれ指してるのかな?
とりあえず「エリクソンは語る」は岡堂哲雄(文教大)訳なので,
今のところあまり違和感はないけれど.
まあ,文句をつけるなら「エリクソンと語る」ではないのか,とずっと思っているが.
で,今,ちと「幼児期と社会」(仁科弥生訳)を見ると,多少なりとも堅い印象を受けるが,
それほどひどくはないと思うが.

まあ,「原典」をあたる.とか書いちゃったし,入手すべきか?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/039331068X/qid=1033107043/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/249-2268014-2962734

安いなあ....
26没個性化されたレス↓:02/09/30 18:30
あげとく。
27没個性化されたレス↓:02/09/30 19:12
翻訳者の某氏は、英文科にいたことをいいことに
授業と称し、授業で学部生に翻訳をさせて翻訳本
を出版なんてこともあったらしいね。
28没個性化されたレス↓:02/09/30 19:12
陛下のスレがあれば救われたかも知れないけど、
このままじゃ駄目ぽ。
29ミーム:02/10/01 00:53
ドナさま

実は私は岡堂ファンだったりなんかする・・・(w
一時は岡堂センセについて家族療法を学習したいなんぞ思ったりもしたこともあった
りなんかして。

んー「幼児期と社会」なのだが、元厨翻訳者の端くれだった私はどうも文章が気になっ
てしょうがない・・・なんか添削したくなるっつーか、なんというか・・・。
私の翻訳業の専門は心理も噛むが、本質的に心理系ではないので、専門性は私なんぞ
に比べればこの人のほうがよほどあるだろうから、偉そうなことは言ってはいけない
(たいがい言ってるが 汗)。

>>27

院生に翻訳させるってのはよくある話だが、学部生にとは・・・。
手直しはしてるんだろうが、下訳代払えって感じだナー。


30没個性化されたレス↓:02/10/01 01:17
ちなみに、その話、その某大学出身の人から直接聞いた。
31ミーム:02/10/01 09:41
まさか仕事として依頼のあったものを教材として使用して翻訳させてるんじゃ
ないだろな!?
岡堂さんの人柄は俺も好き.

訳書でいい加減手を加えたくなったのは
東・柏木の「生涯発達の心理学」かなあ.
P.Baltesの「Life-Span Development and Behavior」から編纂されたものだが,
どうにも訳が学部生レベル.
それこそ,演習授業で訳させたのではないかと,疑っていたりする.

>>31
ありそうな話ではあるな(藁
33ミーム:02/10/01 23:00
うーむ、発達系の訳書はそういうのが多いのだろか?
「馬から落ちて落馬した」状の訳が多いのは何故だろう。

うーん、でも柏木先生の訳は他のではそーでもないと思ったんだけど。
原文自体を英語圏外の人間が英語で書いたものは、かなり難解なもの
もあるのでなんともいえないのだが・・・。そうなると、専門性で繋げて
いくしかないので、日本語が若干妙になるのかもしれない。
そー言えば昔、日本人の研究者が書いた英語の翻訳を引き受けたことがあった。
難解で倒れそうになった。

ドナ氏、「発達心理学の訳書添削講座」開く?(笑
>うーむ、発達系の訳書はそういうのが多いのだろか?

発達系の人間としては,それが代表性のヒューリスティックであることを願いたいものだが...

たしかに,訳しづらい原著ってのはあるだろうね.
ただ,ジャーナルになると英語圏外の著者の方が読みやすいと思われ.
#この辺は査読がものを言っているのか?

>ドナ氏、「発達心理学の訳書添削講座」開く?(笑

いいねえ.
ちょっと前に,某出版社から訳書を出すって話が没になったし(爆
35ミーム:02/10/02 01:02
え、それってもしかして自閉症関連の訳書じゃないだろね?(w
うちにその話し来たんだが、間にややこしい組織入ってしまって
没になったのだ・・・同じのだったりなんかして(w

36ミーム:02/10/02 09:46
↑この組織ってさ、自閉症児の養育法で某療法以外は受け付けないという、その筋の
組織からもカルト集団と呼ばれている団体なのさ。身体シェマの発達と改善だけに固
執して、子供の心理的発達は一切見なくてよい、というか、見るような理論は徹底的
に排除するというかなり偏った考えをもつ組織なのさ。
しかも、その実践している療法自体、「一体いつのなんだよ!!」というかなり古い方
法なのさ。とにかく身体シェマを発達させるためなら罰の手段は選ばないのさ。
障害児は「動物の餌付け的なやり方が一番!」という認識を振り回してる医者も噛ん
でるのさ。でも、そのやり方で親子ともども燃え尽きちゃってる人が多かったんで、
その実践法の改善に関してコメントしたところ、そこの代表にえらく批判されちゃ
ったのさ〜〜障害児においてはどうしても身体シェマの発達に固執してしまうのは
分かるんだが、なんだかね〜〜〜 ヽ(´ー`)ノ
なんだか,ヽ(´ー`)ノ が混ざってるな.

>ミーム氏
まーさーかー...
出版業界も不況ですから,この手の話は転がっていると思われ.

しかし,自閉症関連は疎いのだが,そんな組織があるのか.
メジャーな療法しかしらん.Tとかインとか.
38ミーム:02/10/02 12:26
>なんだか,ヽ(´ー`)ノ が混ざってるな.

(T_T)
39没個性化されたレス↓:02/10/02 12:55
>>36
その話もっと聞かせて。
業界内の人間としてはかなり気になる。
40没個性化されたレス↓:02/10/02 15:01
今年、鑪先生が、本だしたね。
41ヽ(´ー`)ノ :02/10/02 15:42
ミーム≠ヽ(´ー`)ノ  なのさーヽ(´ー`)ノ

説明するのも野暮だけどさーヽ(´ー`;)ノ
42ロボ ◆iROBOsc. :02/10/02 22:06
つーか駄目だ、転載するには長すぎる。
道徳性発達ネタでお引っ越しですよー
元ネタですよー
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1030115910/867-892
43ロボ ◆iROBOsc. :02/10/02 22:48
どこから話を始めていいか悩むが、最初のほうからいくか。
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1030115910/874

>道徳教育ってものは社会的に望ましくない
>行動に対立する「別の行動」,つまり道徳的行動を
>外的に強化するためのシステム

道徳性は具体的行動のリスト(攻撃をしない、等)ではなく、
道徳的な行為と場面についての知識・認知からなっている、
と今日では考えられるようになっている。(Blasi,A.1987)

精神分析の「超自我」の理論でも、社会的学習理論でも、
道徳性の発達は「社会規範の内面化」と記述される。

ある行動が道徳的であるとみなされるのは、
それが意図的になされること、
ある種の義務感に基づいて行なわれること、
その義務感がある種の理想に基づくこと、
の三点を満たす場合に限られる。

よって、道徳教育は「道徳的であると客観的に
定義された行動の強化」ではありえない。人間の道徳性は、
認知的発達という側面を無視しては語り得ないといえるだろう。
44ロボ ◆iROBOsc. :02/10/02 23:12
道徳性からはズレるが……

>その恥とか抑制とか自体が最初は社会的,文化的に
>「外的に強化」されて,発達に伴って内在化される

脳には、性行動を制御する性中枢と大脳皮質の間に
抑制回路・促進回路と呼ばれる神経線維の束がある。
ラットと比較した場合、ヒトの抑制回路は著しく発達している。
ヒトの場合、大脳皮質の働きの影響が大きく、
ラットに見られるロードーシス行動・マウント行動のような
単純な本能的行動メカニズムによってはいないが、
性衝動を制御する性中枢、抑制をもたらす抑制系が
独立性を持っていることに代わりはない。
俺としては、「恥」の情動の生起は単に学習によって獲得されるのではなく、
大脳皮質によって制御される抑制系の働きと密接な関わりをもつと考える。
どの場面に恥を感ずるかは、大脳のほうで司る認知的処理によって異なるだろう。

どのような場面で恥を「感じるべきか」を社会的に学習し、
そのような場面に至ったときには抑制系が不快な情動を生起させる。
「恥」だけでなく「道徳的痛痒」とでもいうような情動もあるだろうと思うが。
ここまでが、人間の持つ「本来的」な能力、つまりは「機能」であるという話。
何が生得的かなんてことは別にどうでもいい。全ては相互に作用する。

スキナリアンの発想というのは、まるで
あらゆるオペラント学習が「ブラックボックス」の中で
一律に、同じルールに乗っ取って制御されているかの
ようにも見受けられるが、脳みそはそんなもんではないのよ。
45ロボ ◆iROBOsc. :02/10/02 23:25
ヒトは、いや、少なくともラット以上の全ての高等生命体は、
性衝動を制御するための器官を生得的に備えもっている。
しかし重ねて言うが、何が生得的かは、別にどうでもいい。
ヒトの個体はある程度大脳皮質が成長しないとそれが活性化しないが、
それが「本来的」なシステムであることに変わりはない。

さて、なぜ性中枢がわざわざ独立制御系統を持つかといえば、
それが適応放散にとって極めて重要な意味を持つファクターだからで、
それはホモ・サピエンス・サピエンスにとっても何ら変わりはない。

ここからは実験するわけにもいかないので思考実験だが、
ラットの脳で行なわれているのと同じ抑制系の破壊実験を人間で行なえば、
おそらくどのような社会的学習場面を与えても性行動を制御することのできない、
ある種の心理的異常を抱えた人間が成立することになると考えられる。
実際、Erotomaniaなどはそのような原因で発現するのかもしれない。

もはや道徳性でも発達段階でもなくなっている罠
46ロボ ◆iROBOsc. :02/10/02 23:49
俺が最初に言ったのは
「人間の脳の学習機能が、道徳性と呼びうるものを獲得しうる」
ということそれ自体が本来的な機能である、という視点。
向こうで言われていた区分でいえば、生物学的視点だが、
要するに、機能論なのよ。行動主義とは相性が悪いに決まってる罠。

ところで、仮に「道徳性は生得的である」という命題と立てるとして、
さて、これが真であるとしたら何がどうなるのか?
「新生児は成人と同じ道徳性を示す?」考えるまでもなく否であろう。
では、「道徳発達性は生得的である」だったらどうか?
これが真なら、「道徳性の発達は、特定の環境要因によらず、
いかなる個体においても社会との接触を経て成立しうる」。
これを反証する観察命題は「道徳性発達が生じない個体も多い」だな。

つーか、道徳発達が段階的であるという立場に立つ時点で、
こんな論立てはバカくさいことこの上もないが……
なにやらむつかぴくて,よめなひ.
今度読むんで,ちとだけ.

性衝動の抑制って道徳性の一側面なのでせうか?
そういわれりゃそうなのかもしれんが,なにかしら違和感があるな.

つひでに,どほとくせひについても,生得−獲得の二文法で言うのであれば
ヴィクトールを見ればわかるような気がするのは俺だけ?
48ロボ ◆iROBOsc. :02/10/03 00:33
それが道徳性と関係するにしても、そのごく一部に過ぎないし、
「ここで道徳発達ってターム持ち出すのはどうよ俺」と
俺自身最初から思っていたりいなかったり

かといって、性的行動の抑制に関する社会的スキーマを
それだけ抜き出して言い表す言葉って、あるかなぁ。

はっ。性道徳といえばいいのか。
49没個性化されたレス↓:02/10/03 01:58
age
ま、とりあえず、ほぼ全面的に同意。あっちで話をしていた一人だが、
もうこっちへ逃げる。それにしても、道徳発達研究は、今だにステージ論
から抜け出せないらしいことが分かっただけでも、良し。
51没個性化されたレス↓:02/10/03 13:52
コールバーグの道徳性発達論で現在、どういう批判がされてるのか教えてください。
>>50
ステージ論なんて持ち出していたのは
君だけだと思うけどな。
道徳性発達ってよく知らないのだが,
そもそも「道徳性」ってことをきちんと定義できているのでしか?

役割取得とか愛他行動とかとの相違を含めて.

っつーか,教科書レベルを何冊読んでもわからん.
現象をラベル付けされる前にラベル作りで苦心されてるわけですか。
まあ,そういうことなんだけど,
わざわざ「道徳性」とかいわなくても
認知-行動の発達過程をつぶさに検討していくことの中に
「道徳性」と称されるものが含まれているのではないかと.
二宮さんたちに殺されそうだな(笑
後期が終わるまで保守.

ってなげえな,オイ.
えー,やっぱり続きをする暇はないわけなんだが,
酔っ払った勢いで,ここ最近自分なりにまとめてみたこと(理解&誤解)を書いてみたい.
願う訂正.

ということで,エリクソンの漸成発達論について考えてみると
やはりその中核に青年期の「同一性達成vs拡散」という対比があるようだ.

つまり,それ以前の発達区分,例えば乳児期の「信頼vs不信」についても,
この時期に「達成する課題」ではないのである.
このあたりが,エリクソン理論の誤解されやすいところのような気がする.
というのも,エリクソンはあくまでも「漸成発達」であって,「発達段階論」ではない.
この背景には,R.J.ハヴィガーストの発達課題論が同じ1950年代に記されたことが関連しているように思える.
ハヴィガーストは,あくまでも教育的な観点から「この時代のアメリカ中流家庭において想定される」発達課題を示した.
#実は,この論もハヴィガースト本人は時代・文化を限定した話をしていたのだが,
#教科書レベルでは普遍化され,批判の的になったのは知る人ぞ知る話.

で,このハヴィガーストでは,各発達段階においてその課題を達成できないと
次の段階での発達に支障をきたすという考え方であった(と,思う).
で,エリクソンだ.彼も同様に,生涯にわたる発達区分において,
発達の「課題」としての対立項(例えば同一性達成vs拡散)を明示した.
しかし考えてみると,彼の発達論は「漸成」であって「段階論」ではないのだ.
だからこそ,乳児期の課題として挙げられる「信頼vs不信」にしても,
その割合,比率といったことに言及しながらも,
「それで次の段階ではどうなるの?」ということを明言しなかったのではないか?
では,そうした各発達区分の課題は何を意味するか?
それが集約されるのが青年期であり,乳児期の「信頼vs不信」にしても,
児童期の「勤勉性vs劣等感」にしても,その割合というか,グラディエーションが顕現化するのが
青年期の「同一性達成vs拡散」という時期なのではないだろうか.
この意味で,エリクソンもまた性的発達で「大人になるまで」を想定していたS.フロイトに
類似しているように思える.
P.バルテス以降の生涯発達の基本的な考え方は,やはりエリクソンとは隔絶している感がある.
それはなぜか,自分でもずっと不思議ではあったのだが,
エリクソンは「生涯発達」を想定していたものの,そこでは
「大人になったあと」としての成人期,老年期でしかなかったのではないだろか?

では,青年期が「中核」と俺が思ったか.
もちろん青年期は「カクマル」でも「べ兵連」でも「中ピ連」でもないが,
その辺は,明日にでも文献を紹介するナリ.
相変わらず,やんちゃな日本語でスマソ.
さらに今読み返すといろいろ矛盾するところもあるような気がしないでもない...

ま,いっか,2ちゃんだし
63クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/10/19 09:28
>エリクソンは「生涯発達」を想定していたものの,そこでは
>「大人になったあと」としての成人期,老年期でしかなかったのではないだろか?
一番新しい本も読まれました? 保留になっていた老年期について書いた物。
生涯発達を奥さんの織ったタペストリーに例えて、その写真が表紙を飾っていました。
自分は老年期については理解できなかったのですが、エリクソン自身、生涯を生きてきて、
一枚の織物に例えるということは、どの段階が中核ということはなく、
色合いの違う、どれも大切な段階と受け止めていたのではないかと、厨なりに思いましたがどうでしょうか。
エリクソンがおしどり夫婦で、夫婦としての人生についても触れていたことだけは
覚えております。
青年期にある程度の集約が起きることは確かだと思いますが。

バルテス等不勉強です。感想ということで、ご了承下さい。



>一番新しい本も読まれました?

んー,それが具体的にどの本かはわからないが,(ご教授願う)
確かに,昨日書いたのはちと暴走が過ぎたようだ.

ただ,乳児期から学童期まで,
その課題に関する対比が青年期にかかるというのは今でも
気になっているところ.
結局本を読まねばいかんのだが,
読んでみないか,「幼児期と社会」とか「エリクソンと語る」>>63

で,突っ込みをおくれ.
65クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/10/20 19:57
「ライフサイクル、その完結」みすず書房でした。
正確には表紙の図柄はタペストリーではありませんでした。
写真が中にあったのは覚えているのですが。すみません。

>読んでみないか,「幼児期と社会」とか「エリクソンと語る」
関心は非常にありますので、読んでみます。今鯨岡さんの「育てられるものから育てる者へ」
を読んでいるので、少し時間下さい。

66没個性化されたレス↓:02/10/21 14:39
ドナ先生,個人授業開講中。
>「ライフサイクル、その完結」みすず書房でした。

そか,了解.
ま,お仕事でもないので,のんべんだらりと.

>>66
いや,エリクソンならまだ親和性が高いでしょうと.

ってゆーか,俺このスレを維持する気はないし,
まあ,隔離スレだし(笑
テキストのまとめ方の問題だったか...

【以下,引用】
自我同一性は,出生直後から幼児・児童期,そして思春期に至るまでの,親やきょうだい,友人
近隣や学校などの社会的な諸要因とのかかわりの中で,多様な心理・社会的な危機を経験し,
それを解決してくる過程で,自己の内部に,自我の働きとして次第に形成され,構造化され,
統合する主体として成立してくるものである.
(中略)
青年期において自我同一性が確立することによって,成人期の危機は解決可能なものになる.

【引用終わり】鈴木康平・松田惺編「現代青年心理学」p59

69クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/10/24 20:30
青年期の自我同一性の確立は、職業選択や配偶者選択というその後の個人の人生に
与える影響が大きいために、とりあえず、クローズアップされますね。
マーシャの研究でも、日本でも実態では青年期後期でもなかなか獲得されていない、ということですね。

「青年期が終り社会に出るとライフコースの個人差は格段と大きくなる。・・・中略・・・
青年期に獲得した自我同一性も、一生不変ということはありえず、ライフコースのその時々の危機に対応して、
発達・変化して行く。」
という書き方のものもありますた。青年期について書いた物と人格について書いた物の違い?
こらこら,

>「青年期が終り社会に出るとライフコースの個人差は格段と大きくなる。・・・中略・・・
>青年期に獲得した自我同一性も、一生不変ということはありえず、ライフコースのその時々の危機に対応して、
>発達・変化して行く。」

ってのはエリクソンの記述ではないだろ?
ということで,

>青年期について書いた物と人格について書いた物の違い?

ではなく,書かれた年代の違い.
上記のような記述は近年のもの.
あくまでも>>68の引用はエリクソンの論に基づかれたもので,
刊行は1980年ごろだったと思われ.
>>69の記述.1行目と2行目のつながりがよくわからん.

>マーシャの研究でも、日本でも実態では青年期後期でもなかなか獲得されていない、ということですね。

エリクソン以後ではそういうことになる.
日本だと岡本祐子さんとか,その辺ね.

でだ,ここはエリクソンスレなので,まずはテッテ的に
エリクソンを取り上げたいと思う(などと,我が物顔で書いてみるテスト).
マーシャについては,原典をあたったことがないので,よくわからないが,
エリクソンの主張がそのまま受け継がれたわけではないのではないかと思っている.

ついでに,アイデンティティ・ステイタスについても,
マーシャは面接法でしか分類はできないといっていたように思うのだが...

この辺は鑪さんの「アイデンティティ研究の展望」なんかを参考にすると出てくるだろうか?
素面時の書き込みに酩酊時の俺が突っ込みを.

>>71
>>69の記述.1行目と2行目のつながりがよくわからん.
というのは

正)>>69の記述.1,2行目と3行目のつながりがよくわからん.

ということでつ.
こういうのも状態依存効果というのか?
74没個性化されたレス↓:02/10/26 07:03
♪ドナドナドナクラリ〜ス
75没個性化されたレス↓:02/10/26 15:35
>>72
その通りだと思います。

前スレ登場の、通りがかりのものです。でも、マーシャはできれば
原典にあたった方がいいような気も(^^;。これ以上言うと、正体
がバレるので退散。
76名無し:02/10/26 19:09
エリクソンの発達8段階説(だっけ?)について教えてください
物理(Physical)

アプリケーション(Application)

プレゼンテーション(Presentation)

セッション(Session)

トランスポート(Transport)

ネットワーク(Network)

データリンク(Data Link)

経理(Management)

政治(Politic)

宗教(Religion)
78クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/10/26 21:09
>73
青年期のアイデンティティの獲得を、それまでの積み重ねの集大成と私も捉えている、という点を
まず、確認します。
しかし、その後の成人期以降を「青年期に獲得したもののおまけ」という風に私は考えていません。
エリクソンが夫人とともに、老年期にむかって得たものを、自分自身が掴んで行こうとしている
現段階(成人期にはいっていると思いますが)家族の重みや生きがい、子どもの成長から次世代への希望
など、その充実はむしろ青年期よりも大きな実をもたらすものと解釈しています。
青年期に、自己を獲得した者同志が、家庭をもって、「親密性」を獲得した場合には、
その生活が生産した「次世代」に自己の未来を肯定的に見とおすことが可能になるのです。
しかし、現実には、大変大切な課題である、青年期を、自己の獲得なしに
表面上次のステップに進んでしまう若者が非常に多いという点に、実社会での
問題も現れているように思う。物に恵まれ、親掛かりでその後の生活も送れるし、
結婚もできてしまうが、「育てる者」になったとき、その先送りした無理が吹き出してくるように
考えている。
これは、エリクソンの自分流の解釈なので、これくらいで勘弁してくらさい。
大切な課題であるにも関わらず、実際には達成されにくい状況が浸透している、
という説明、理解いただけたでしょうか。

青年期の自我同一性の確立は、職業選択や配偶者選択というその後の個人の人生に
与える影響が大きいために、とりあえず、クローズアップされますね。
マーシャの研究でも、日本でも実態では青年期後期でもなかなか獲得されていない、ということですね。

えーっとさ,>>78でいいたいことはわかるんだけど,>>73で書いたのは
とりあえず,「エリクソンの理論」について語ることと,
「現代日本におけるエリクソン理論の有効性」について語るのは別にしないと
話が混乱しそうだなってこと.

で,エリクソンの成人期以降については>>63で指摘されたように
確かに「青年期」にのみ着目するのはまずいと思われ.
>>76
教科書をご参照ください.
81クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/10/26 21:45
>「現代日本におけるエリクソン理論の有効性」
なるほど―。表題って、こうやってつけるんですね。
誰でも、自分抱えている悩みが一番大きく見えるっていうセリフは「おしゃべり階段」なんだけど、
エリクソンの理論を知ると、自分の世代が最も重要に見えるのではないかと。
一つ一つ課題を達成しないと、次に進めないというわけではないし、どの段階が最重要というものでもないと
考えます。

ところで、「幼児期と社会」1と2とあるんですね。とりあえず、1を借りてきたので
読んでみます。

>75さん、
都合悪ければハンドルネーム変えるなどして、また助けてくださいよ。お待ちしてます。
あ,>>79の最初の3行は関係なしね.
メモ代わりにコピペしておいたのを消し忘れた.

で,レス忘れ.>>75さん
ご教授ありがとうございます.
もしよければ,またツッコミをお願いいたします.

>>81
>「おしゃべり階段」
ってなあに?
83クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/10/26 22:28
>82
くらもちふさこ
「パタリロ」知ってたら知ってるかと思って。ああ、また年齢を晒す話題。
>>83
ほぉ.良ければ作品名もご教示いただけるとありがたいでつ.
最近,少女漫画とは遠ざかっているので.

くらもちふさこって,名前は知ってますけどね.
えぇ,読んだことないです.(T_T)
85没個性化されたレス↓:02/10/27 01:21
エリクソンといっても,しょせん精神分析を基にした,おとぎ話でしかない。
実験的に確認された行動パターンではなく,事例や文学作品なんかから
解釈して理論なるものを作っているだけで,心理学とは無関係の
ただの訓話,お話でしかないだろ。
信じるか信じないか,だけの世界で,宗教とどこが違うんだ?
少なくともそんなウサンクサイ議論は,心理学は参照する必要もない
8675:02/10/27 01:39
>>85
研究というのは、それぞれの立場があるし、それぞれの研究手法の限界もある。
当然、実験研究にも限界がある。

「愚者は経験を語り、賢者は歴史を語る」

このスレでは、詳細にエリクソンや、他の研究者の理論などとを
比較検討しながらレビューをしている。こういう中から、従来の
研究の問題点が見えてくることが多い。
87クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/10/27 22:22
くらもちふさこの「おしゃべり階段」は、思春期から青年期初期への少女の心を描いたもの。
しかし、今考えてみると、エリクソンの漸成発達にこの「階段」をなぞらえることは面白いかも。
「勤勉性対劣等感」「自己獲得対拡散」というような課題をちゃんと描いてる。
そうか、そういう読み方があるんだね。
激しくスレ違いになりそうで、遠慮しておりましたが、「階段」という一つの見方をくれたということで。

>>85
あなたの言う「心理学」がどんなものかは知らないが,
ここは隔離スレですので,放っておいてください.
その点>>86さんのコメントをご参照ください.

心理学の方法論に則ることも重要ですが,
いかなる方法論であっても,その方法論を無闇に信奉するのも「信じるか,信じないか」のレベル.
すくなとくとも私は,エリクソンを持ち上げたくてこのスレに書き込んでいるわけではございません.
ご理解のうえ,生暖かーく放置していただけると幸いです.

>>86 フォローありがとうございます.
>>87 集英社文庫なのね.注文してみる.

進化心理スレからコピペ.
エリクソン発アイデンティティ号はどこへ行くのか?


314 名前:190 投稿日:02/10/29 20:49
こんなのみつけた。

http://www.percepp.demon.co.uk/groupnat.htm

GROUP IDENTITY AND NATION IDENTITY
The roots of group feeling and group identity have to be
looked for at very basic levels in evolved human psychology...

随分と怪しげな感じはするけれど、アイデンティティの進化的起源に
関心を持つ進化心理学者は多いでしょうね。おそらく、歴史的・文化的に、
普遍的に観察される現象だからでしょう。
90クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/11/01 16:49
ええっと・・。
「幼児期と社会」第2章幼児性欲理論
歯医者の待ち時間などを使って、地味に読んでいますが、今のところ、フロイドなんですが。
このまま読み進めたらよいのでせうか。あ、終りのほうに8段階についての章があるんですね。

でも
P82「親たちも子どもと共に成長していかねばならない。
―中略―赤ん坊は家族から支配されると同時に、その家族をも支配し育てている。
事実家族は赤ん坊によって育てられながら赤ん坊を育てていると
言って良い。どのような反応形式が生物学的に与えられていようと、
どのような日程が発達的に前もって予定されていようとも、それらは
一連の変化する相互調節の形式の可能性であると考えねばならない。」
エリクソンも親子の相互性をきちんと押さえているということが分かって
勉強になりました。
ライフサイクルとしての社会的な意味の相互性でなく、個々の親子の発達という視点での
相互性について。

>厨な質問ですが、進化心理学って、発達心理学とは違って、人類全体の心理的進化と言うことですか?
91没個性化されたレス↓:02/11/02 07:35
秘密クラブにしておくにはもったいないのであげておく。
92クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/11/02 22:15
たまたま今、生涯学習に関する授業受けていて、
エリクソンが出てきました.
発達8段階の図というのは、右上がりに上がって成熟してゆくのであり、
さらに第9段階として「死に向かって成長してゆく」という想定があった。
という話を聞きましたが、それだと、死があがり、みたいな捉えかたですね.
今度は「天国への階段」を引き合いに出さなくちゃ.
なるほど,>>90で中略されているところだが,

親たちも子どもと共に成長していかねばならない.親たちも子どもとともに成長していかねばならない.
子どもが生まれた時点において,親はこれこれの人格を「もっていて」,それ以後親の人格は変わらないまま,
あわれな幼な子を侵しつづけるとみなして事態を抽象化するならば,われわれは事態をゆがめることになる.
なぜならば,この弱い,変化する小さな存在は家族を動かすからである.

うーん,やはりじっくりと読んでみたいと思われ.

>クラリス
>厨な質問ですが、進化心理学って、

進化心理については↓
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1028964390/

>たまたま今、生涯学習に関する授業受けていて、
>エリクソンが出てきました.

誰の講義か知りたいなり.さすがにまずいだろうけど....

とかって,ちとクラリス女史に関して疑いを持っている俺(藁
しかし,大抵の場合個々の若い人たちの心を悩ましているのは,職業に関する同一性を最終的に
固めることができないということである.彼らは自分自身が分裂するのを防ぐために徒党や群集の
中の英雄に一時的に同一化する.それも,自分の同一性を完全に失ってしまったかのように見えるほど,
過度に同一化する.こうして「恋に落ちる」段階が始まる.しかし,これは全面的に性的な問題ではなく,
また本質的に性的な問題でもない--もっとも,社会的習慣がそれを要求するところでは別であるが,
青年期の恋愛は,その大部分が,自分の拡散した自我像を他人に照射することにより,それが反射され,
徐々に明確化されるのを見て,自己の同一性を定義づけようとする努力である.

「幼児期と社会」p336-337
96クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/11/08 19:47
なかなか続きが読めません。
ただ、またたまたまバルテスがでてきましたので、
「知力のメカニクスとプラグマティクス」という概念を齧りました。
「知恵」の研究を行った人だそうですね。
エリクソン以降、「加齢は衰えではない」という視点ができたのなら
影響は非常に大きいのでは。
97クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/11/13 15:10
やっと追い付きました。ちょっと途中は飛ばしてしまいましたが。
ちょっとエリクソンのフロイド的解釈には付いて行けないような感じがあります。

青年期についての考察は2の方を読まないと結論まで言えないようですね。
青年期のイデオロギーや帰属意識などについて保留になっていますので。
・・・ドナ氏の場合には、親密対孤独の段階で迷っておられるのでは、という気が
し始めたのですが。
自らの中に見出したものはすでに固まりつつあり、それを他人と融合させうるか否かという
課題ではないのでしょうか。これは95が書かれる前から考えていましたが。


クラリスのエリクソン的解釈にはついていけまへん.
99クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/11/14 23:07
またトンでも発言でしたか。
では、話題を変えて。
8段階の表って、○○対□□の文字の入っていない欄の段階もあるって言ってますね。
つまり64の種類の生涯発達があるという点が、他の研究者のまとめ方と違うわけです。
それこそ親密性対孤独の場合ですと、これをクリアしなくても、Y軸上に上昇して行くって言うことですね。
さて、その場合、生殖対停滞の課題はどういう扱いになるんでしょうか。
100クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/11/14 23:09
ついでの100。
100ゲットできずに拗ねるドナ.....
んーと,ご指導願うとして,

>8段階の表って、○○対□□の文字の入っていない欄の段階もあるって言ってますね。

ソースきぼんぬ.
それで,俺の長年の疑問が氷解するかも.
しかし,

>つまり64の種類の生涯発達があるという点が、他の研究者のまとめ方と違うわけです。

という部分は違うような気がするが.....まずはソースをだせやゴラァ.

103クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/11/16 23:19
幼児期と社会のTの終りの方、発達の8段階について書いてあるところに、
そう書いてありました。
もう図書館に返してしまい、何ページ目かは不明です。
読んだが,

>つまり64の種類の生涯発達があるという点が、他の研究者のまとめ方と違うわけです。

ん?64種類になるのか?算数苦手だから良くわかんないけど,
64種類ではないと思われ.
要は,8×8のマトリクスを「どのように進むか」という問題なんだろ?

そうした意味では,以前俺が書いた「青年期を核としている」というのも
やっぱり違うようだ.
うーん,やっぱりちゃんと読まないといけないようだが,
どうしてもつまみ読みになるなあ.
その限りでも,なんかエリクソン熱覚めてきたし....
105クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/11/17 20:56
ユング、エリクソン、ハヴィガースト、レビンソン、今浮かぶ生涯発達の研究者の
なかで、エリクソンだけは、多様な発達があることを示していますよね。
良い悪いは別として、それぞれの(マトリックス上)の歩みかたがあるという点が
面白いし、もっとも現実社会に適応していると思いました。
106没個性化されたレス↓:02/11/17 23:25
良スレあげ
107国立大学の住人:02/11/17 23:57
発達などは,そもそもきちんとした基礎心理学が取り上げる分野ではない。
まして精神分析に基づいた理論なんて,ただの思いつき以上の価値はない。
そんなものが,学問としての心理学と同列に論じられること自体,どうかしてる。
108ロボ ◆lSiROBOsc. :02/11/17 23:57
ネタ化石は帰れ。
109没個性化されたレス↓:02/11/18 00:00
>>107
1からよく読んでごらん。どういう目的でスレが立てられたか、
読もう。2ちゃんの数少ないまじめな議論が行われているスレ
ですよ。
                                              
      
110ロボ ◆lSiROBOsc. :02/11/18 00:02
ネタにマジレスもやめれ。
111没個性化されたレス↓:02/11/27 14:05
モラトリアム終了age
またいずれ危機がやってくるというsage
113クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/11/28 08:51
それが生涯発達なのよ下げ。
「幼児期と社会」2、ほとんど読まずに図書館に返してしまったけれど、
アメリカのアイデンティティで、「ママなるもの」についての論述。
現代の日本の母親に通じるものがあって、興味深かった。
ハヴィガースト、どうでしょうか。
ちょうど本が手に入って、読んでいます。
「ハヴィガーストの発達課題と教育」読みやすいです。
本人の序説では、エリクソンの「幼児期と社会」の紛れもない発展版ということなので、
スレから逸脱することもないと思います。
ハヴィガーストを通してエリクソンへの理解が深まるかもしれません。
数十年前のアメリカの発達と教育を念頭に置く必要がありますが、ここでも、
ちょうど現代の日本と重なる部分が多いようで、面白いです。
重ならない「異常な日本」も面白いかも。現代の日米比較より適切な比較ができそうですが。
今日は絡み酒なり.

そうか,ハヴィガーストに手を出したか.
なんつーか,そうやって彼方此方に手を出す割には身につかないのが
この人は俺にそっくりだと投影してみたりする....

まぁ,読み進めるがよろし
ただ,
>重ならない「異常な日本」も面白いかも。

この1行.例によって気になるなぁ.....
116クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/12/05 18:17
あっちこっちに手を出すといっても、ドナ孔子のあなたと、
私とでは次元が違いませんか。
私は基礎知識のレベルで、ハヴィガーストを研究するわけでもないんですよ。
エリクソンをより理解する手助けになるかもしれないと思うんです。

30年くらい前の中流アメリカ家庭は、現代日本の家庭像と類似が見られそうなのですが、
相違点も多いでしょう。補足しますが、互いの「病んだ部分」を比較するのも面白いと思います。
決して日本だけが異常ではないかとは、思います。
私も別にエリクソン研究者でも,ハヴィガースト研究者でもないですが.

「病む」「病まない」の話は基準がよくわからないなぁ.
などと,病んだ人間が言ってみるテスト.
118クラリス ◆zuLLaJzEzk :02/12/10 22:12
中学10万人の不登校・・・日本
学校で銃乱射・・・米国
なんていうのは、「病んだ部分」ではありませんか.
自己ほしゅ.



120山崎渉:03/01/07 00:17
(^^)
121かじり読み:03/01/17 17:30
病んでいる病んでいないと社会が評価するのは共同体の同一性が揺らいでいるだけという罠
>>121

では,「共同体の同一性」とは?
123かじり読み:03/01/24 17:02
>122
自分達が属していると思っている共同体(社会)に「自分が属したい・認められたい」と思っている事と、
前提として自分の仲間達も「自分が属したい・認められたい」と思っていると推測できる事、
そして(認証を与えるべき)共同体はその人が属したい思ってる事によってその存在が認証されている関係なんじゃないかなあ。
言い換えると、社会(共同体)の中で自分を確立するって事が社会成り立ちも含んで回っているって
事なんだと思う。

だから、凶悪犯みたいに共同体(その回転)から激しく逸脱するやつがでると共同体そのものが
「(゚听)イラネ」って言われたように感じてそいつを拒否ると。そしてそれが「病んでる」とかの
レッテルはりになる。

こんな感じかなあ。つっても殆どドナさんがレスしたあと考えたんだけど

我ながら言ってる事が意味わからんけど、俺のしょぼい頭脳じゃそういう理解しかできなかったっす。

駄レスごめんなさい。


何度読み返してもわからん.

頼むから主語-述語の一対一対応はきちんとしてくれ.
125クラリス ◆zuLLaJzEzk :03/01/28 00:25
ダイナミックス?
126没個性化されたレス↓:03/02/17 00:06
DQNな書き込みが多いので,上げます
ダイナミックス?
生き残っていたか.ほしゅ
129ロボ ◆lSiROBOsc. :03/03/14 16:49
保全    
新学期が落ち着くまでほしゅ.
おっ!
132山崎渉:03/04/17 09:37
(^^)

@@@お終いだよ@@@
終わらない生涯発達.
135山崎渉:03/04/20 04:39
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
136通行人:03/04/21 16:18

MarciaのIdentity Statesについて、もう10年くらい考え続けているけど、
最近はこうじゃないかなって思う。レスきぼん。

【Identity Achievment】 →いわゆる「徳」のある人たち
 依存対象:超自我(過去の依存対象を含むあらゆる価値観を参考に新規構築)
 超自我が示す価値基準:自身で形成した概念=流動的
 Identity Crisis:経験した
 分離不安の要素:死
 同一化の感覚:現在はあるが失ったこともある
 Self Esteam:強い(超自我は自身によって作り上げたものだから)

【Foreclosure】 →エリートさんorいい子できた人たち(この板の住人?)
 依存対象:超自我(若干の改変を加えられつつ内在化された過去の依存対象)
 超自我が示す価値基準:過去の依存対象の価値観=保守的
 Identity Crisis:未経験(あっても転移or合理化で回避)
 分離不安の要素:自己矛盾
 同一化の感覚:常に経験し続けてきた
 Self Esteam:弱い(超自我は内在化された依存対象がベースになっているから)
137通行人:03/04/21 16:19
つづき。
【Moratorium_1】 →下層中産階級or何らかの居場所を見つけた人たち
 依存対象:あり(外部の対象)
 Identity Crisis:経験した
 分離不安の要素:外部対象の喪失
 同一化の感覚:現在はある(外部対象からの是認)が失ったこともある
 Self Esteam:弱い
【Moratorium_2】 →引きこもりがちな一般人
 依存対象:なし(探そうと努めている)
 Identity Crisis:経験した
 分離不安の要素:時期対象との同一化が達成できないこと
 同一化の感覚:現在はないが以前経験したことがある
 Self Esteam:ない

【Identity Diffusion】 →DQNの人々
 依存対象:なし(予定もなし)
 Identity Crisis:経験した(もしくは当初から)
 分離不安:自覚できない
 同一化の感覚:未経験
 Self Esteam:ない

>136>137
ええっと・・。

素朴心理学では「反抗期」と呼ばれる時期がありますが、
あれは、Identity形成過程に必要なのでしょうか?
もしそうであれば、上記5項目のどのあたりと関連しているのでしょうか?
愚問ですが、すみません。
139没個性化されたレス↓:03/04/22 20:42
あげてみます。
心理学板って案外教育関連者少ないのかな?
【Identity Achievment】 →いわゆる「徳」のある人たち
【Foreclosure】 →エリートさんorいい子できた人たち(この板の住人?)
【Moratorium_1】 →下層中産階級or何らかの居場所を見つけた人たち
【Moratorium_2】 →引きこもりがちな一般人
【Identity Diffusion】 →DQNの人々

ねただと思いますけど、そういう差別臭の芬々とするクラス分けすると叩かれちゃいますよーっ
指標としても客観性・妥当性にいまいち欠けていません??

141没個性化されたレス↓:03/04/22 21:57
それじゃどんな尺度が良いと思う?
まぁなんつーか,渋谷昌三とか和田秀樹とかがマーシャについて書くと
>>136-137のようになるような気がするな.

で,>>136-137
「依存対象」ってのは,マーシャのいう「傾倒」と同じなのですか?
だとすると,【Moratorium_1】ってのが良くわからんのでつが.
143通行人:03/04/25 17:25
136です。

>138
遅レスすみません。
う〜ん、発達段階の反抗期をMarciaがどのように捉えていたか??
私も考えたことありませんでした。
単に依存対象との関係で無理やりあてはめるとすれば・・・。
まず仮定です。
・子供にとっての親は絶対的に価値ある存在で、親からの是認が同一性の感覚をもたらす。
・いわゆる反抗期とは「是認されたいが最早自分はそうではない」ことを子供が悟った状態である。
この仮定が適切であるとすれば、反抗期前の子供のIdentity Statesはは「外部対象へ
依存している状態」と言えるわけで、前述のStates(分類)では【Moratorium_1】
ということになるでしょう。
そして反抗期はすなわち「親」という依存対象を内的に喪失した状態に該当するので、
Statesは【Moratorium_2】ということになります。
いずれにしても、仮説にも至らない個人的な考えなので、意見・批判等大歓迎です。

>140
単なるウケねらい…だけではありませんが、わかりやすいかなと思って。
いつも常駐している某板の色に染まってしまったのかも。
144通行人:03/04/25 17:25
つづきです。

>142
> 「依存対象」ってのは,マーシャのいう「傾倒」と同じなのですか?
同じではありません。
マーシャの言ってる傾倒(Commitmentのことだよね?)とは、適切な同一性の感覚を得たときに
初めて実現する「無関係な対象との積極的なかかわり」(そこには、是認されたい欲求もしくは
されないかもしれない不安、は存在しない)であると考えました。
私が用いた依存対象の定義とは、「自分にとって価値ある対象」であり「是認されるための努力」が
自然にできてしまう、そんな対象のことです。しかし、そのような対象が自分の外側に存在すると、
その対象を失ったり、あるいは対象の意向如何によってはせっかく得られた同一性の感覚も失われることも
あります。
そうなってしまうと無関係な対象へのCommitmentもできなくなってしまう、ゆえに「曖昧」ということに
なるのではないかと考えました。
>通行人しゃま

>適切な同一性の感覚を得たときに
>初めて実現する「無関係な対象との積極的なかかわり」(そこには、是認されたい欲求もしくは
>されないかもしれない不安、は存在しない)であると考えました

この部分,もう少し噛み砕いてくださいませんか.

それと,
> 依存対象:
> 超自我が示す価値基準:
> Identity Crisis:
> 分離不安の要素:
> 同一化の感覚:
> Self Esteam:

という基準が導出された論拠と,相互の関係についてもご解説いただければこれ幸い.
本が一冊書けそうですけどね.
いや,マーシャまでなかなか到達できないものですから.

で,どうでもいいんですが,esteemです罠.

146山崎渉:03/05/21 22:23
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
147山崎渉:03/05/28 15:21
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
ほしゅってみる.
149没個性化されたレス↓:03/07/01 22:30
発達キャンペーン
もぐもぐ、150ゲットオォォォォ!! みたいな
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ___
                        __   (__  ) ≡≡≡
                      /  ヽ  / / ̄
          _ _、, _,, ヽ7    /  ..へ._ V / ≡≡≡
        v/    ヽ( )△ィ△ /   ゙ii | |/
       (( _(( _((ハ ' _ ) `ヘ/___.  || | |
 lWVl____|∩ ∩ Y_)   ヾ |___. .  || | |  __,r‐、 ≡≡≡
. !_て7」VWl .ヾヷ゙゙ノノヾ,    | ̄     || | | ̄__),  \      (´⌒(´
    ヾ (  ̄ ̄ ̄)   ノ__,ノ‐-__  !! ノ_ノ ̄   . ヾ、__ノ ≡≡(´⌒;;;≡
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    .      ̄ ̄ ̄          (´⌒(´⌒;;
          ズチャッターーーーーッ
久しぶりにエリクソンネタが出たので貼ってみる.

◆心理板・スレ立てるまでもない質問箱part19◆
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1057680826/109

109 名前:没個性化されたレス↓ 投稿日:03/07/09 19:02
一、宿題やレポートは自分でやれ。
…とあるんでつが、ごめんなさい、
これは学校で出た質問なんですが、ご指導ください。
----------
@「ペルソナ」「抑圧」「固着」の3つの語を用いて
  パーソナリティーの形成過程について説明してください。
A「人生の節目」「モラトリアム」の二つの語を用いて
  Identityが拡散・喪失した状態とその問題点について説明してください。
----------
今年心理学を学びはじめたばかりで、かなり初心者でつ。
せめて、ヒントだけでもいただけたら…と思う次第でつ。

で,

>A「人生の節目」「モラトリアム」の二つの語を用いて
>  Identityが拡散・喪失した状態とその問題点について説明してください。

「人生の節目」ってのが心理社会的危機を意味し,
「モラトリアム」はそのままってことでいいんだろうけど.....

「Identityが拡散・喪失した状態」ってのがわからん.
「拡散」そのものはエリクソンでもマーシャでも出てくるわけだが,
「喪失」ってあったっけ?
それとも,この「拡散・喪失」ってのは等値なのかなぁ....ンナ馬鹿な...
153ロボ ◆lSiROBOsc. :03/07/10 02:09
そう簡単にアイデンティティが喪失してたまるか
だよなぁ...

しかし,だとしたらあの問いはなんなんだろうか?
とても心理学教員が出した問題とは思えないのだが.
ということで,新刊情報でふ.


エリクソンの人生 ―アイデンティティの探求者 (上・下)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4788508575/qid=1058195844/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/250-1847501-2540246
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4788508583/qid=1058195844/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/250-1847501-2540246

2冊で9000円はちょと高い.


156山崎 渉:03/07/15 12:41

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
157没個性化されたレス↓:03/08/15 04:12
なんとなく保全あげ。
廃墟スレあげるなや

@@@@@@@@@@@@@終了@@@@@@@@@@@@@@@@
159山崎 渉:03/08/15 18:06
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
ま,とりあえず保守(笑
161没個性化されたレス↓:03/09/30 23:17
雑誌「臨床心理学」(金剛出版)に、平木典子先生がエリクソンの発達段階に手を入れたものを提示していたけど、読んだひといる?
ほしゅ

>>161
すげえ亀レスだが,結局入手しなかった.
で,どうだったの?って,もういねえか(w
163ロボ ◆lSiROBOsc. :03/10/28 16:17
ここで聞くか

エリクソンは結局大学で学んだことがあったの?
>ここ(ボストン)では彼は、ハーバード大学心理学科に入学したが、
>最初の試験に落第している。

と,福島章編『精神分析の地88』の
E・H・エリクソンの項にはあるのだが,
この項を書いてるのが福島章その人だからねぇ(w

ここはエリクソニアンであるドナ先生に
>>155の本を斜め読みして報告していただきましょう。
おっと,言うまでもないけど,
 『精神分析の地88』×
 『精神分析の知88』○
です。
166ロボ ◆lSiROBOsc. :03/10/28 16:42
1933年に渡米、ハーヴァード大学で教職を得て、
1936年にはイェール大学に移ったというんだけど……

具体的にどういう顛末だったのか、よくわからん
>>166
ハーヴァードでもイェールでも
研究員のようなポストであって
教職というのとは違うと思うのだけど。
>>165
その本,初版ではエリクソンの没年が1979年になってますね(本当は1994年)。
どこで勘違いしたのやら。
その後,訂正されてるのかな。
169ロボ ◆lSiROBOsc. :03/10/28 20:29
天才の俺様が転載します

483 名前:ロボ ◆lSiROBOsc. 投稿日:03/10/28 12:54
エリクソンは大学に通ったことがないままでハーヴァードの教壇に立ったらしいのですが誰か詳細を教えてください

485 名前:没個性化されたレス↓ 投稿日:03/10/28 19:27
>>483
ロボたん、おら英語嫁ねーだ。

http://facultyfp.salisbury.edu/iewhite/Erikson%20classnotes.htm

ハーバードのドクターコースを数ヶ月でドロップアウトして、めぐり巡って
ハーバードの教団に立ったのかな?でもな、教えたって書いてあるけど、私的な
セミナーなんだかなー。解読してロボタン。
http://www.austenriggs.org/research.html
リッグス・センターのエリクソン・インスティチュートですた。
>>169のリンク先にあるdoctoral program ってのが良くわからんなぁ.

"Dialogue with Erikson"巻末の解説を見ると
>エリクソンはアメリカ夫人と結婚し,31歳(1933年)のとき招かれて渡米し,
>ボストンで2年間児童臨床に携わり,その後1年間はハーバード大学医学部
>神経精神医学科の心理学研究員として働いている.1936年から1939年までは,
>エール大学の人間関係研究所,医学部の精神医学科で研究を進めた.

とある.
漏れも英語嫁ねーだよ(藁

ただ,同書には
>ウィーン精神分析研究所で子どもを中心とした精神分析の訓練を受けた.これは,
>エリクソンにとって,マリア・モンテッソーリ・スクールの修了証書のほかに受けた
>唯一の学歴である.
ってある.





しかし,夜中にこんなレスを書いていることこそ
まさに天災だなぁと.
172没個性化されたレス↓:03/10/30 23:59
エリクソンは
ハーヴァードにお金を払ったのか,
それともお金をもらったのか,
それが問題なのね。
まあ,
心理学についても精神医学についても
正規の教育を受けていないことは確からしいが。
174没個性化されたレス↓:03/10/31 00:12
>173
正規の教育を受けた君と、エリクソンを比べてどちらがすばらしい。
いくら教育してもどうしようもない奴と、自分で発見をする奴とどちらがいい。
人から教わるだけでは、自立できない(アイデンティティが確立できない)。
175没個性化されたレス↓:03/10/31 00:16
>>171
要するに、博士課程に入ったけど途中の試験か
何かにパスできずに落ちた、ということだろう。

>>172
普通、アメリカの院なら、奨学金をもらうか
RA/TAをやって給料をもらっている。そのどちらにも
当たらない人間ならば、そもそも大学院を辞めてるだろう。
博士課程って高卒でいきなり入れるものなの?
>>176
アホ
178没個性化されたレス↓:03/10/31 00:41
>176
日本では無理ですが、アメリカでは入れます。
179没個性化されたレス↓:03/10/31 00:42
>>174
そりゃあ俺のほうがエリクソンより素晴らしい面もあるさ(w
だけど,ここで学歴を問題にするのはそんなケチな話ではないだろ。

正規の大学教育を受けていないエリクソンが
なぜいきなり博士課程に入ったり研究員のポストを得たりできたのか?
フロイト直系であり,数少ない児童分析の専門家であったことというだけで
特別扱いされるような雰囲気があったのか?

こういった疑問を解き明かすことで,
米国における精神分析受容の歴史の一端が垣間見えるからなのよ。
180没個性化されたレス↓:03/10/31 00:46
>179
アメリカは実力社会。
有能な人に学歴なんか必要ない。
それは心理学に限らない常識。

お前がエリクソンより優れているのは、3流大学に入った事だけか。
>>180
話を低次元のほうに引っ張りたいのか?
>アメリカは実力社会。
>有能な人に学歴なんか必要ない。
>それは心理学に限らない常識。

こんなこと本気で信じてるのか?
しかも1930年代の話をしてるんだぞ。
>>175 どもです.

ホントだ.doctral programって博士課程なのか.
ttp://www.tsukuba.ac.jp/navi/je/education.html

で,今度は
鑪先生の「アイデンティティの心理学」を見てみたんですがね,
どうもはっきりしませんわ.

(以下上述書p35より引用)
 エリクソンはここでハーバード大学の心理学クリニックのヘンリー・マレーや
ベーカー判事クリニックのスタッフと親しく交わり,アメリカの子どもたちを精神分析的に
治療し,観察し始めたのである.ベーカー判事クリニックは児童相談所として1880年に
ボストンに設立され,アメリカのみならず,世界の児童相談所のモデルとなったところで
あり,優秀な児童の研究者や臨床家がそだったところである.

......親しく交わったって.......

184没個性化されたレス↓:03/10/31 00:52
>181
学歴を問題にするほうが低次元だろ。
>>184
伝記的事実を明らかにすることのどこが低次元なんだろう?
186没個性化されたレス↓:03/10/31 00:57
エジソンだって学校行っていないぞ。
逆学歴厨か。
消えな。
188没個性化されたレス↓:03/10/31 01:01
>187
学歴だけが人間のすべてではないという事だよ。
常識だろ。
>>188
学歴が人間のすべてだなんてどこの誰が言ったんだ?
頭の中で聴こえるのか?
190没個性化されたレス↓:03/10/31 01:11
>189
俺のヒューリスティクスが語りかけてくる。
学歴を調べる事に何の意義があるのだと。
えらい人の欠点を見つけると、自分がちょっぴりエラクナッタ気がするの
192没個性化されたレス↓:03/10/31 01:13
学歴もなく分析家としてのキャリアも浅かった当時のエリクソンが
いともたやすくハーヴァード・メディアカル・スクールにポストを得たことは
普通に考えれば不自然でしょう。
そこから逆に当時の精神分析熱の浮かれぶりが透けて見えるのでは。
おまえらイイから,上述書嫁.
194没個性化されたレス↓:03/10/31 01:18
単なる流行だけで、ポストは得られないのでは。
日本の現状と比べすぎ。
195没個性化されたレス↓:03/10/31 01:21
エリクソンの伝記的事実に関して
上述書にはもっと愕然とするようなことが書かれてるぞ。
その時点でどこぞに発表していた論文か著作が高く評価されて……とか?
そもそもあの発達段階論を発表したのってハーバード入りの前?後?
197没個性化されたレス↓:03/10/31 01:30
>>196
ずっと後だよ。
カリフォルニア大学で教鞭を取っていた時代の仕事だ。
その後,赤狩りで大学を追われるが,
巡り巡ってハーヴァードに教授として迎えられることになる。
198没個性化されたレス↓:03/10/31 01:35
>>195
ダウン症の長男の話かな?
>>198
いや、アカポスゲットのために男の上司と寝たこと。
200没個性化されたレス↓:03/10/31 01:48
学歴を語ること自体を厭う輩がいるようだが,
エリクソンがもし医学教育を受けた精神分析家だったなら
彼の人生はずいぶん変わっていただろうし,
米国の精神分析全体が違った有り様になっていたかもしれないのだよ。
研究者個人の学歴が学問全体のの歴史を変えることだってあるのだ。
201没個性化されたレス↓:03/10/31 01:54
ハーバードの教授になったエリクソンは
スキナーの同僚だったということですか?
>>201
同時期に同じ心理学科の教授をやっていたはずだが。
え?教授会が見てみたかったって?
おれも。
ハーバードぐらいの規模だと教授会に列席する数もかなりになりそうだけどね.

向こうでも教授会って,facultyごとなのかな?
204ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/01 02:37
>>200
モラトリアム抜きのエリクソンなんてエリクソンじゃないな
絵描きになりたくて挫折したってのがえぇ話なんだよな.

だからと言って絵描きを断念した香具師がみな分析家として大成するわけじゃないが.....


それでも,先人を見習おうとする.それも一つの生涯発達なわけで.
206ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/01 02:55
まあ絵描きに挫折して第三帝国総統になる人もいるし
それを言っちゃったら,すべてがユダヤの陰謀(ゲラ
208ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/01 03:00
というかさ

絵描きになりたがる人は大勢いるだろうけど

大半は挫折するに決まってるわけよね
>大半は挫折するに決まってるわけよね

そう.社会のあり方からして「決まってる」んですよ.
だからこそ,その「挫折」した人たちのその後を追うのは面白くってさ.

ってゆーか,漏れがその「挫折」した人ってのもあるわけでつが.

挫折とか,苦悩とか,逡巡とか,
そんなもののない生涯発達ってどうよ?とか思わないでもないヨパラーイですよ.
210ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/01 09:38
前にクラシック板覗いたときにこんなことを言ってる人がいた

「俺が音楽家への夢を諦めたのは17のときだった。
 モーツァルトが17のときに作った交響曲を聴いてしまったからだ」

才能のある人間なんてほんの一握りでしかない
挫折を知るとは己を知ることだ
211没個性化されたレス↓:03/11/01 13:25
ちょっといい話あげ。
>>210
その後に俺が反証例だって続いてませんでしたか?

そりゃソリストレベルならその通りかもしれないけど、
弦や鍵盤以外の管楽器、特に金管の場合はブラバンで目覚めて
音大に進学して学んだプロのほうが多い。
指揮者ですら、大卒後、一念発起して転向した人は日本人にもいますよ。

妙な家元制とタイアップしたレベルの低い内国音楽専門教育を受けた層が
未だに牛耳っている日本のクラ音楽界は、どこかにうりふたつ(笑)。
213ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/01 22:46
神よ もうあんたは敵だ 憎い敵だ
あんたは神の賛歌を歌う役目に
好色で下劣で幼稚なあの若造を選んだ
そして私には彼の天分を見抜く能力だけ
あんたは不公平だ 理不尽で冷酷だ
あんたの思い通りにはさせない
あんたの創造物であるあいつを傷つけ 打ち砕く

『アマデウス』

史実では宮廷音楽家たるサリエリ先生のほうが
駆け出しの新人だったモーツァルトよりずっと
知名度も名声も影響力もあったのだけども
214ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/02 00:10
あんたも同じだよ
この世の凡庸なる者の一人
私はその頂上に立つ
凡庸なる者の守り神だ

凡庸なる人々よ
罪を赦そう


いやぁ、いい映画だ
215212:03/11/02 00:59
>>212-213
クラ板住人としてはちょっと見過ごせないないので、あげあし取らせてもらいます。

>「俺が音楽家への夢を諦めたのは17のときだった。
> モーツァルトが17のときに作った交響曲を聴いてしまったからだ」

モーツァルトは1756年生まれですから彼が17歳、すなわち1773年に作曲した
シンフォニアで突出して有名なのは小ト短調(25番K.183[KV173dB])ですから
これを念頭に置いているものと思われます。
(そう言えば「アマデウス」の冒頭でも使われていましたね)

でも、これを聴いてスッパリ音楽家への道を断念するという話は明らかに出来すぎです。

シェーファーの台本を貼って、なにか語ったつもりなのでしょうか?
どうもロボさんは他から引いてきた話をべたべたと貼って、
何か指摘されると、またべたべたと貼る悪い癖があるようです。

私は今回初めてやられましたが、嫌悪感を禁じ得ませんね。

死んでください
んなこといったら,またベタベタが.....
217ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/02 01:02
本当は微妙に文脈が違うんだけど

おまえの相手はしたくない。うせろ
218 ◆RUvuXLiQZI :03/11/02 01:09
>>217
あなたがどういう人かよく分かりました。NGにぶち込みます。

さよなら
219ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/02 01:10
凡庸なる人々よ
罪を赦そう
で、エリクソンですよ。
221ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/02 01:12
もってまわった話ではあるが

アイデンティティを確立するにあたっては
自分が凡愚であることを確信することも大切ですよと
222ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/02 01:33
しかし画家だと音楽家ほどにはこの手の話はないよね。

「セザンヌの後に山の絵は書けない」なんて言うやつはいない
>しかし画家だと音楽家ほどにはこの手の話はないよね。

いや,あるかないかすらわからんが,
視覚刺激と聴覚刺激の違いなのかなぁ.

フラッシュバルブメモリなんてのは,
提示刺激が知覚者にとってインパクトが高いってことなんだろうけど(違います?)
人生を変えるほどの衝撃ってのは,視覚か聴覚かで異なるのかしら?
224 ◆RUvuXLiQZI :03/11/03 18:04
>提示刺激が知覚者にとってインパクトが高いってことなんだろうけど(違います?)

モーツァルトの凄さはアナリーゼをしてみないと実際には分かりません。
17歳にして、耳で可能な人ならそれこそ音楽家の適性が大ですし、
そもそも交響曲第25番を初めて耳にしたのが、17歳の時という設定自体が噴飯ものです。

トリビアルな知識を積み上げる能力自体には敬意を表しますが、
私はこういうスタイルは大嫌いです。
>>224
まあ筋肉少女帯でも聞いてもちつけ。

「おサルとお風呂に入りたい
心のトラウマほぐしたい
おサルがお盆にお酒乗せ
熱燗注いでくれるのさ
モキモキモキー モキモキモキー
ウキウキウキー ウキウキウキー

おサルとバイクで飛ばしたい
あてはないけど走りたい
誰も知らないハイ・ウエイで
おサルと僕とで歌うのさ
“ボーン・トゥー・ビー・ワイルド”
“ボーン・トゥー・ビー・ワイルド”

おサルと川を下りたい
海まで流れてしまいたい
おサルの故郷のボレボレ島
カヌーを漕いでゆきましょう

モキモキモキー モキモキモキー
ウキウキウキー ウキウキウキー
溺れたら
それまでよ
おサルとさ
Let It Be

モキモキモキー モキモキモキー
ウキウキウキー ウキウキウキー
おサルだよ」
226ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/04 00:01
いーまー
かのじょがーそーらーへー
むーけーるー きーかーいはー
だーれーにもあいーさーれーぬ
ひとーのーかなしーみーぃ〜
だーめだめだめ にんげーん にんげーん
228ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/04 00:05
なにもできないおれはー
まるで高木ブーだよ Ahー
229ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/04 00:12

このはげしいメロディをさけぶほどのー
怒りなど いまはもうないからねー
17の幼い君をだきしめる なにかあるかい
230ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/04 00:15
事実関係がおかしいのはあたりまえだ。
ど素人の俺がうろ覚えに頼っている上に
音楽が分からない人間にわかりやすいように
テキトーにいじくって文章短くしてるからだ。

本当はもっと長くてややこしい話だったけど覚えてないし
だいたい俺にはモーツァルトのすごさなんかぜんぜんわからんし
聞いてもトルコ行進曲くらいしかしらねえ。

そもそも別にモーツァルト自体は話の主題じゃないし
オタク談義がしたけりゃクラ板にカエレ。
以上、作詞作曲唄ロボによる
「◆RUvuXLiQZI、頭をよくしてあげよう」でした。
232ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/04 00:29
俺はポッケのないネコ型のロボットで
何もできんのだけど
煽ることとネタを書くことだけはできるのさ
俺の歌とペンがサーチライトになるんだ
俺みたいになるなよ お前は
考えてやるのさ
俺みたいになるなよ
俺みたいになるなよ
俺みたいにはなるなよ
俺みたいには なるなよ
しかしスレの流れがよう分からん方向に向かってたが、「挫折」についてだったのか。

>>212も、文脈を無視したツコーミは控えるように。
234ロボ ◆lSiROBOsc. :03/11/04 00:36
天才とは99%の人間の汗を無に帰せしめる
1%の人々のひらめきである
235没個性化されたレス↓:04/03/16 19:40
久しぶりにあげてみる。
遊びと発達の心理学 心理学選書
ジャン ピアジェ (著), エリック・H. エリクソン (著), マリア・W. ピアーズ (編集), Maria W. Piers (原著), 赤塚 徳郎 (翻訳), 森 楙 (翻訳)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4654000747/

へえええ,エリクソン meets ピアジェって感じ。
まだまだ勉強が足らないでつよ。
ってゆーか,論文の寄せ集めだったのね。ふぅ。

勉強が足らないってゆーか,勉強するためのなにかが決定的に足らないような....
しかし我ながら
>論文の寄せ集めだったのね

って表現もどうかと....頭悪いよなぁ.....
239没個性化されたレス↓:04/06/23 23:39
類似スレすら検索できないレポート対策厨がいるようですが,
エリクソンは難しいでつね。
241苦悩するドナ ◆oyDevpsyVg :04/10/12 09:12:19
ほしゅ
242クラリス ◆zuLLaJzEzk :04/10/15 08:03:49
保守
243没個性化されたレス↓:04/10/31 03:23:24
いえてる
244没個性化されたレス↓:04/12/27 01:47:27
愛のあげ嵐。
245没個性化されたレス↓:05/03/05 01:26:18
そういえば
ガリクソンとかいう野球選手がいたっけな。
246没個性化されたレス↓:05/03/05 08:40:07
専門的な知識まで振りかざして何が言いたいのだろう?
本人(攻撃側)が何か重大なミスをして、それから逃げるために書いているのか?

以下(コピー)
699 :食いだおれさん :05/01/14 18:19:29

-------対策----------------------
1)自分で精神疾患ではないと思うのなら病院には行かない事。
病院に行って今のあなたの状況を話せば間違いなく精神病との診断を受け、
今後20年間履歴が残る。

2)集団ストーカーの被害を受けない環境に身を置くこと。
引きこもりでも良いので、出来るだけ被害を受けないようし、ダメージを最小限に食い止める事。

3)仄めかしや追い込みは全て無視し、過度に反応しない事。
誹謗中傷や挑発を受けても無視すべし。過度に反応して騒ぎを起こしたり、非常識な行動に出ると
自ら墓穴を掘ることになり相手の思う壺になる。
加害者側は集団ストーカーをして相手を挑発し、こちらが証拠もなく、一般の人には理解できない状況の中で、
自ら過ちを犯させ罠にはめるか、医学的に精神病のレッテルをはり社会的に抹殺するのが目的である。

4)同様の被害を受けている被害者を見つけ情報交換を密に行う事。
出来るだけ信頼できる被害者を探し出し、話をし連携を持つ事。
このスレッドには被害者以外の人間が多数入り込んでおり、情報操作を行っているのであまり信用しないほうが良い。
247没個性化されたレス↓:2005/05/17(火) 14:06:58
保全あげ。
248没個性化されたレス↓:2005/05/17(火) 23:17:00
じゃあだれかMcAdamsについて話そうぜ
249没個性化されたレス↓:2005/07/04(月) 05:28:47
「ライフサイクル、その完結」買った
がんがって読むぞ
250没個性化されたレス↓:2005/07/04(月) 10:42:54
ちなみに
「ライフサイクル その完結」は,
エリクソンの最後の著書とされているが,
それを書き上げた時は82歳とかなり高齢で,
従来のような緻密な文章構成が出来ずまとまりに欠ける部分が大きい。

増補版の方は奥さんが書きたした部分はそれなりに面白いけどね。
やはり既にエリクソンの理論じゃないな。

ちなみに「老年期 生き生きしたかかわりあい」も,
エリクソンはタッチして無いから,エリクソンの著書とはいえないな。
でも「野いちご」の部分はエリクソンだね。
既にかなり前に書きあがったものを載せている。
251没個性化されたレス↓:2005/08/07(日) 13:51:56
俺気づいてしまったよ
生涯発達の視点に基づく自己の研究は
Eriksonを抜きには成り立たないということを
ここまで色あせない理論は珍しいな
252没個性化されたレス↓:2005/08/10(水) 09:42:26
「ライフサイクル、その完結」
奥さんが書いたまえがきだけやっと読み終わった
長い旅になりそうだよ
253ATKIN ◆lATKIN3Ric :2005/10/06(木) 09:39:39
E.H. エリクソン の
「アイデンティティ 改訂―青年と危機」や「自我同一性―アイデンティティとライフ・サイクル」
はどこの古本屋でも見つかりませんし
インターネットの古本屋でもみつかりません。
まして、図書館にも置いてないんですよね。(国会図書館などは別)
いったいどこに行けば手に入るんでしょうか・・・


アイデンティティ 改訂―青年と危機
http://opac.ndl.go.jp/Process?MODE_10100001=ON&SEARCH_WINDOW_INFO=01&THN=9&INDEX_POSITION=0&DB_HEAD=01&SORT_ORDER=01&SHRS=RUSR&QUERY_FILE=2541065408_2621135&TA_LIBRARY_DRP=99&DS=0&CID=000001126450&SS=01&SSI=0&SHN=9&SIP=1&LS=2541065408
自我同一性
http://opac.ndl.go.jp/Process?MODE_10100001=ON&SEARCH_WINDOW_INFO=01&THN=9&INDEX_POSITION=7&DB_HEAD=01&SORT_ORDER=01&SHRS=RUSR&QUERY_FILE=2541065408_2621135&TA_LIBRARY_DRP=99&DS=0&CID=000001126447&SS=01&SSI=0&SHN=9&SIP=8&LS=2541065408
254没個性化されたレス↓:2005/10/06(木) 10:52:25
普通に大学の図書館にあるだろ
かなり流行った図書だから
置いて無いとしたら単にそこが駄目な大学か歴史の浅い大学
255没個性化されたレス↓:2005/10/13(木) 23:07:06
あまり学問系の板は、荒らしたくはないけど。
ふと思ったので。
昔、母親が「経済力がないうちは、深い恋愛は早いぞ」と言ってた。
エリクソンの発達理論を今、ぼんやり調べてたら、
理論的に言って、母の主張は正しかったなと感じた。

自我同一性を確立できてはじめて、親密性なるものを理解できる気がする。
256ATKIN ◆lATKIN3Ric :2005/10/14(金) 18:37:15
で、どこに売ってるの?
どこにも売ってない。
Amazonマーケットプレイスは高すぎる
少なくとも定価で買えるとこ教えてください。
257没個性化されたレス↓:2005/10/14(金) 19:09:16
経済力があると自我同一性がたかまるって?
バカでか!
金持ちはみなさんハーレムづくりにいそしまねばならんくなるなあ
258没個性化されたレス↓:2005/10/14(金) 19:11:28
いや、アメリカでは金持ちは事実上の一夫多妻制度になっている。
そういう映画もある。

ファースト ワイフ クラブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007N3494/qid=1129284660/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-4403583-5287400
259没個性化されたレス↓:2005/10/14(金) 19:14:31
>>257
そう言われりゃ、そうか。
でも、経済力がないモラトリアムの状態では、
極端な場合、死にいたるほど危険だと思う。
260没個性化されたレス↓:2005/10/14(金) 19:29:57
>>257
あなたが誰で何のために生きてるか、その謎を解くってことが、
自我同一性を確立することなのかな?
261没個性化されたレス↓:2005/11/20(日) 22:37:30
262苦悩するドナ ◆oyDevpsyVg :2005/12/10(土) 00:23:18
亀レスだが
>>253
webcatって知らないか?
たまには近場の大学図書館まで旅に出るのもいいものですよ。

263没個性化されたレス↓:2005/12/18(日) 01:47:44
じえん
264没個性化されたレス↓
エリクソンの発達理論の研究方法ってどんなですか??
はっきりと確立した年代なども知ってればどなたか教えてください。
ぐぐったんですが、いまいちちゃんとした結論に至れなかったので。。