非メルキト派について

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ぷちとまと
知っていることや疑問等、何でも非メルキト派教会に関わる事を
書きこんでください。(非メルキト派は、ここでは非カルケドン教会――
アレイオス派やネストリオス派――を初め、単性論のコプトやアビシニ
ア教会、単意論派のマロン派教会、あるいはグレゴリー正教会やトマス
派など、後代の希臘正教と分裂した諸教会を広く扱いたい、と思います。
情報の少ない諸教会なので、スレの維持も大変か、とは思いますが、よ
ろしくおねがいします。
2ぷちとまと:2001/05/01(火) 15:33
あー、スレ名「オリエンタル・オーソドクスについて」にすればよかったのにぃ
後悔です。
3名無しさん@1周年:2001/05/01(火) 17:03
マニアックすぎる・・・
4マリア@和霊:2001/05/01(火) 18:21
アリウス派って今でも健在なんですか?

それから全部英語のページなんですけど、
コプト教会のホームページ。
http://www.coptic.net/
アビニシア正教会やシリア正教会のリンクもあったはず。

カトリック系のこの系列の諸教会は
http://www.opuslibani.org.lb/indexe.html
に、アルメニア・カトリック、マロン・カトリック、
メルキト・カトリック、シリア・カトリック、
カルデア・カトリック(ネストリウス)、コプト・カトリック、
ラテン・カトリックのエルサレム総主教の情報があります。
また、ここのリンクから各正教会のページにも飛べます。
アメリカの各教会の情報が多いですけど…。
専用ホムペを持っているカトリック諸教会が少ないので…。
同じ伝統をもつ正教会にリンクしてるみたいです。

トマス派のページはマラバール・カトリック教会が
http://members.aol.com/smalabar/index.htm
マランカラ・カトリック教会が
http://malankara.net/です

私は英語読めないから翻訳ソフトで見てるけど、よく分からない…。
5ぷちとまと:2001/05/01(火) 20:41
>>4
ありがとうございます。
HPよんでみます。

アレイオス派は絶えているはずです。でも、議論・情報交換の対象には
なる、と思って入れているのです。
6マリア@和霊:2001/05/01(火) 22:28
アリウス派はキリストの神性を否定しているところでしたっけ?
そんな宗派も今後また出現してくるかも知れませんね。
イエス様の事だから、どうせ「あらら、また出てきたか。
こっちに来たらまたちゃんと見せたらなあかんなぁ」
とか言ってるかも知れませんね。私にはそう感じます。

伝統教会にも色々あって面白いなぁ…って思ってます。
イエスの道を歩く事では一致しているのですから、
有り難いことです。

ちなみにカルディアン・カトリックのリンクにつながってる
ネストリウス派のページには、ネストリウス派の
バクダッド総大主教さんと、ローマ教皇さんの会見の場面や
カトリック側のバクダッド総大司教さんとの写真集って
いうのが主でした。
7荒霊:2001/05/03(木) 00:44
エホバの証人は現代によみがえったアリウス派じゃないかな。
彼らがいうにはキリストは被造物のトップなんでしょ。
8マリア@和霊:2001/05/03(木) 02:09
そういえば三位一体説も信じてないもんね…。
9伊望:2001/05/03(木) 22:32
英語でSyrian Orthodoxと名乗っている教会はヤコブ派です。
インドのヤコブ派はローマ教会との合同派を除けば2派あります。
ぷちとまとさんが言う所のこれがいわゆるトマス派ですかね。
インド(マランカラ)正教会とシリア正教会マランカラ教区です。
前者はある時期にシリア正教会から独立した派、後者はヤコブ派アンティオキア
総主教座と関係がある派です。

古代のアリオス派は絶えてますが、現在も「ものみの塔」などそうですし、ハン
ガリーやポーランドでは私は詳しい団体名は知りませんが、宗教改革後結成された
教会が存続していると聞いています。またアメリカの知識人に多かったユニテリア
ン(現在はユニバーサリストと合同してユニテリアン・ユニバーサリスト教会)とか
健全なアリオス派ですね。この教会は日本にもあったっけ。

しかしこのスレ名はオリエンタル・オーソドックスが良かったですね。
10マリア@和霊:2001/05/03(木) 23:09
伊望さん。初めまして。あまりメルアド出さない方がいいかも…。と
思いました。怖いっていう噂を聞いたし気をつけて下さい…。

それはそうと、インドのキリスト教の教派って色々あるね。
ネストリウス系も結構いるやんね。インドの東方系カトのホムペを
見ていたら色々ありました。
11ぷちとまと:2001/05/04(金) 15:04
>>10
インドのオリエンタル・オーソドクスは本といろいろみたいです。
トマス派など、もともと単性論的色彩の強い神学を奉じていたのに、主教継承が絶え
て、西方(というかオリエントですね)から主教さんを招聘したところ、カルケドン
教会よりイエスースの人間性を強調するネストリオス派の主教さんが着座してしまっ
た、という笑えない喜劇的出来事もあったそうで。(これは西インドのキリスト教と
イギリス植民経済の専門家に伺った話なので、おそらくよた話ではない、と思います。)

>>10
このスレさげて、オリエンタル・オーソドックスで立てなおした方が良いでしょうか?
12マリア@和霊:2001/05/04(金) 16:56
>>11そうなんですか。本当に当時の現地の単性説の
信者さん達にとっては笑えない喜劇があったのですね。
時代が過ぎれば単性論教会に帰っていったのは当然の事ですね。
単性説とネストリウス説の教えでは全く異なりますからね。
私は両性説を含め、どれが正しいかはこの世とおさらばした時に
イースス・クゥリストス(今は亡きバチカン放送でこんな発音してた)
ご自身から教えてもらえるものだと思っています。
「そんなことはどーでもよろしい」とか笑われそうですけど…。

そう言えば、インドの教会がカトに併合されてしまった後の
時期にカルデア・カトの司教さんが
何度かローマに請われて派遣されてきたそうですが
信者さん達に追い返されたことが多かった
みたいなことが書いてたかな?

そういえば、コンスタンチノープルの総主教さんが
去年か今年だったか忘れましたがインドに行かれていますね。
その時は何も知らなかったので、てっきりインド正教会は
イースタン・オーソドックスと合同したのかと思っていました。
最近カト系と現地の正教会系の教会に和解の機運が
高まっているという噂も聞きましたので、コンスタンチノープルの
影響なのかしら?と思っていました。

このスレのことですが、どうでしょうか?
「単性説及びネストリオス説の教会について」の方がいいかも…。

カトの人たち全く来てませんけど、私も極最近まで
カトリックに独自の典礼に従う教会があるのを
一般新聞に出てくるローマとモスクワが争っている
ギリシア・カトリックしか知らないで過ごしてきましたから。
ミサ中に出てくる名前は教皇さんと司教さんの名前だけですし。

それから、最近知りましたが、プロテスタントでは三位一体も
信じていない教会もあるようですね。

また道がそれた話を…。関西のオバハン特有ですがお許しを。
13ぷちとまと:2001/05/04(金) 19:11
>>12
>「単性説及びネストリオス説の教会について」の方がいいかも…。
これだと単意論とかこぼれてしまうし・・・・ むづかしいですね。
あと、古代キリスト教教理スレが立たない限り、モナルキズムやドケティズムも
ここ以外で扱えそうにないんですよね。ボゴミルやカタリは二元論スレを作ってあ
るからいいとしても。

〉カトリックに独自の典礼に従う教会があるのを
ローマ・カトリックの範囲内でも、アンブロシウス典礼のミラノ大聖堂とかモサラベ
典礼のスペインの一部教会などがありますね。(私は、海外に出た時には、なるべく
日本では経験出来ない典礼に参祷しています。――私信を書いて迷惑になるほど多く
の人々が書きこんでいないからいいわよね、こういうこと書いても・・・・)

〉プロテスタントでは三位一体も信じていない教会もあるようですね。
プロテスタントは多様な諸教派の総体的名称ですから、そういうのもありです。

〉カトの人たち全く来てませんけど、私も極最近まで
マリアさん、カトリックの方でしたら、カトリック信者スレに宣伝をしていただ
けませんでしょうか?信者限定なので、非カトリックの人間が他スレの宣伝をす
るのは失礼そうなので・・・・
14ぷちとまと:2001/05/04(金) 19:14
>>12
 コンスタンチノープルで思い出しました。
 イングランド中世の冒険記作者を追ってコンスタンチノープルからさ
らに東にいってネストリオス派教会まで訪問した人の調査記(小説風)
が出版されています。
『コロンブスを騙した男』が題名だったと思います。
15マリア@和霊:2001/05/04(金) 21:48
>これだと単意論とかこぼれてしまうし・・・・
あっ、そうですね。おっちょこちょいだから忘れてた…。

そういえば独自の典礼持ってる教会はありますね。
ローマ内でも。そういうところはやっぱり総大司教を置いているのかな?
またそれてしまった…。

ぷちとまとさん、外国へ行けるのですね…。うらやましい。
いろいろ見て来られてるんですよね!羨ましい!
私も守護聖人が聖マルコだから死ぬまでにエジプトへ行きたい!
でも介護福祉士って給料安すぎ…。休みもないし。好きだからやってるけど。
住宅ローンが終わったら、貯金して絶対行ってやる!あと16年やし。

>プロテスタントは多様な諸教派の総体的名称・・・
以前職場にいたプロテスタントの人たちが仲が悪かった。
一人は日基教団で一人は福音教会?の人だったけど、マジ凄まじかった!
私、ただただいつもビビってました…。
その時だけ、本物マリアさんのあの口調が本気で欲しいです。
事務所の掃除のおばさんはメソジストで布教熱心でしたけど、
血相変えている様を見て「またやってるんか?こういう時は祈る事」
って一緒にお祈りしたりしてました。

>カトリック信者スレに宣伝をして・・・
カトリックの多数の人はオーソドックスにあまり嫌な感情は持ってません。
でも、ご心配されているならレスの宣伝はしに行って来ます。
効果の程は分かりませんが、やってきますです!
16Joy:2001/05/04(金) 22:11
>>13
|〉プロテスタントでは三位一体も信じていない教会もあるようですね。
|プロテスタントは多様な諸教派の総体的名称ですから、そういうのもありです
うーんそうなんでしょうか?三位一体を信じないというのは、プロテスタントはいえ
ないと思います。自称プロテスタントはいるかもしれませんが。
使徒信条に少なくとも違和感を感じない教会でなければ。プロテスタントの
仲間とは思いません。
17ぷちとまと:2001/05/04(金) 22:27
>>15
>カトリックの多数の人はオーソドックスにあまり嫌な感情は持ってません。
いえ、感情の問題ではなく(愚かにも私がつけた)「非メルキト派」では
ほとんどキリスト教の話題、ということすら伝わらず、来てくれる人が少な
さそう、と思っただけです。

>>16
気持ちはわかりますが、既出のユニテリアンなどもプロテスタント諸派に分
類されるでしょう?
それに使徒信条は三神論を否定していないし。イエスの神性すら明言して
いないので、三位一体論を堅持するには使徒信条では足りない、と思いますよ。
(プロテスタント・スレじゃないのでこれ以上は立ち入りません)

それとカト・プロすれじゃないですけど、ここで使徒信条が出ること自体い
かにもプロテスタント的というか西方教会らしいというか。
18マリア@和霊:2001/05/04(金) 22:56
>>17私も最初何かな?とおもってふらっと来ました。
メルキトといえばアンティオキア・エルサレム・アレクサンドリア
及び全東洋の総大司教区のメルキト・カトリック教会しか
浮かびませんでしたから…。
「非メルキト」って何かしら?って。

それから、どの教派にしろ、イエスが唱えた「愛しなさい」
「許しなさい」の道はどの教会でも教義の一番重大な部分だと
思います。解釈はそれぞれの教派、信徒によって違うでしょうが。

ただ、ここに出てくる教派の人たちというのは
日本にいるのは外国人の方が圧倒的多数ですからね…。
その教義の真髄を知るのには不足かもしれませんね。
19マリア@和霊:2001/05/04(金) 23:04
話題は変わるけど、
単性論の教会には名誉上の首位者とかはいるのかな?
それぞれ風習がみんな違うでしょう。
コプトの教会には教皇さんがいますけど、
あれって、コンスタンチノープルの総主教さんのような
役割を持っているのかな?それとも単に他と同列なんやろうか?
20ぷちとまと:2001/05/05(土) 00:39
>>18
メルキト派は皇帝派の意味です。現在に至る所謂正統の両性論・両意論のカルケドン
教会であるギリシャ正教会が、ビザンティン帝国皇帝の援助を受けていたので、そう
呼ばれたのだそうです。

でも、「アンティオキア・エルサレム・アレクサンドリア及び全東洋の総大司教」
ってすごい称号ですね。アレクサンドレイアが入っているところを見ると、きっと
「教皇にして」ってつきそうですし。

外国の方が多いのはそうでしょうね。せめて英語タイトルにすればよかったかも。

>>19
どうなのでしょうね。少なくとも派が違えば、単にキリストのあり方について意見が
ある部分で一致しているだけでしょうから、一人が最高指導者ってことはなさそうな。
両性説の東方正教会、ローマ・カトリック教会、聖公会等々でも違うのだから・・・・

アレクサンドレイアのパパさまも、ギリシャ正教ではコンスタンティノープルより下
位なのだし。それほどの称号ではないのかも。もともと、主教すべてがよばれえる
称号を後にローマが独占した、という歴史もあるそうです。
しかし、そう言うこと知りたいですね。
21マリア@和霊:2001/05/05(土) 14:42
カトリックの教皇のタイトルに対する考え方は教皇=首位者だから
他の総大司教を教皇である事は認めないのかも知れません。
コプト・カトリックのアレクサンドリアの総大司教さんも
どうやら前出のレバノン・カトリックセンターのホムペを
見たところ教皇のタイトルを持っていないようです。

そう言えばパパと言うタイトルは元々司教さん主教さん方を
指すものだったとも聞きますね。
その説も正しいかも知れませんが、なぜローマとアレクサンドリアだけ
タイトルが残ったのでしょうか?
そう言えば、アレクサンドリアはローマより先に認められていたとの
噂もYahooで見かけたような?誰か知ってる人はいないかな。
22ゆはなん:2001/05/05(土) 16:06
日本にはコプトの教会が無いので、エチオピアの人など正教会に来る
人が多いようです。この前ニコライ堂でエチオピアの人とお話しました。
痛悔(懺悔・告白)をしたいとのことでしたが、それは教義上は許されま
せんので、その旨説明しました。名称上はどちらも正教会と言うことで、
オリエンタルとイースタンの区別が付いてない人が多いようです。
英語のエチオピア教会のHPを見るとTawehedo Orthodoxとなってますが
これはアラビア語のタウヒード(神の唯一性・純正)と言う語に関係ある
のかな?
23ジョーカー:2001/05/05(土) 16:19
単性論と(レバノンのマロン派のような)単意論とでは、
どう異なるのでしょうか?

また、グルジア正教会は、いつ頃、単性論を棄てたのですか?
24ぷちとまと:2001/05/05(土) 20:28
>>23
大雑把にいって
単性論はイエスの存在本質に関わる立場です。両性論がイエスは神の本性と人の本
性をともに且つ混じらずわかれず有していると考えるのに対し、単性論はイエスに
おいて人の本性は神の本性に没して神の本性のみが具現している、と考えます。
対して、単意論はイエスの意志に関わる立場です。両性論を認めた上で、両意論が
イエスの神の本性が神としての意思を人の本性が人としての意思をともに有し且つ
両者が違う事はないと考えるのに対し、単意論はイエスの意志は神の意志一つに統
合されていると考えます。
それ故、単性論は非カルケドン教会ですが、単意論はカルケドン教会でしかも正統
的な古典教会ではない(異端)、という事になります。

※ここでの正統(異端)はあくまで西洋主流派を中心に見た、我々が一般的に使用
している語法にしたがっただけで、実質的な価値判断をここで私はする気がありま
せん。
25  :2001/05/05(土) 21:06
ぷちとまと氏の分かりやすい解説のおかげで、聞きなれない 単意論の内容がよくわかりました。
東方の教会ではキリスト論が眼目になるということは聞いたことがあっても、神学的にどのように
解釈されているかという具体的な知識はありませんでした。ありがとうございます。

昔キリスト教東方の神秘主義についての公演をさる場所で聞いたときに
「熱せられた剣は斬りもすれば焼きもする」という比喩を聞いて、妙に納得した覚えがあります。
実質に於て、悟性や理性を知性が越えていくような神学の在り方には感心するところが多いのです。
26  :2001/05/05(土) 21:07
25の補足。知性とは、古代の用法に於けるヌースのことです。
霊性と言い換えた方が良かったでしょうか。
27マリア@和霊:2001/05/05(土) 22:41
横道それるけど、思うに信仰を学問的に分析しまったから
正統とか異端とかが出てきてしまったのかも知れん。
うちはあんまりそんなに人間的に捉えたくないな…。
でも、人間って貪欲だから知りたい、神に近づきたいって思うから
すごく気持ちが分かるんやけど…。
地位を与えられて尊敬されたりしたら欲も出てくるし。

イエスは「みんな等しく神の子です。
あなたも人を愛しなさい、人を許してあげなさい。
みんながそうすれば神の国はすぐにでもやって来ますよ」
っていう電波を小さい時に聖書を読んでて受信したことがある。
目の前にまぶしい光が差し込んできて、
その中に紫の服を着たイェースース様がいたわ。
ほんまに横道をそれてごめんなさい。
28居眠りJEANNE:2001/05/05(土) 23:51
は〜こんな世界があたのね。
カトリックの他はカルト関連の知識しかなかったので、
オーソドックスについてもうすこし研究してみたいです。
今、宗教哲学の勉強中。
29ぷちとまと:2001/05/05(土) 23:56
>>28
「東方正教会(オーソドックス)について語る」スレッドものぞいてください。
日本に知られているオーソドクスはそちらなので
30マリア@和霊:2001/05/06(日) 00:20
エチオピア教会は、今でも割礼の習慣が残ってるらしいです。
ゲエズ語を典礼に使っています。
カトリックと結合した教会は、ゲエズ・カトリックってなっています。
ただ、この教会は大司教が最高権威者のよう…。
それから、アルメニア教会はミロの聖水という儀式があるらしい。
クリスマスを主の公言と一緒に祝うらしいと聞きました。

コプト教会は、古代エジプト語に通じるコプト語を典礼に使ってて、
ヒエログリフ解読に用いられたらしいです。
コプト・カトリック教会もあります。

マロン派は、隠遁士聖マロンによって始められた教派で
後継者はアンティオキア総大司教を名乗ってます。

アンティオキア総大司教・総主教はいっぱいいます。
マロン・カトリック教会(マロン派ってもう一つ
独立教会はあったっけ?)、東方正教会、単性説の正教会、
単性説のシリア・カトリック教会。4〜5つに総大司教座が
分裂しています。
この教会たちの各総大司教はローマとおなじく
聖ペトロの後継者です。
聖ペトロはすごい股裂きにあっていますね…。何か可哀想(-_-)
31ななし〜〜:2001/05/06(日) 01:30
 >ゆはなん さんに質問。
私は、今まで、インド土着のキリスト教であるキリスト教は、
昔からシリアのヤコブ派、と単純に思っていたんですが、
最近知ったところでは、かつてはネストリオス派のカルデア教会
とも関係があたとか。そのあたりの経過や、現在の状況に
ついてご存知ないでしょうか?
32ぷちとまと:2001/05/06(日) 01:37
>>28
ジャンヌさん
宗教哲学ってどんなこと(人・テーマ)を研究なさっていらっしゃるんですか?
33マリア@和霊:2001/05/06(日) 01:57
>>31そのことは>>11でぷちとまとさんが書いてはりました。
34ゆはなん:2001/05/06(日) 09:07
いえいえ、あれは話しが逆だと思います。もともとネストリオス派だったのですが、
主教継承が絶え(と言うのも彼らは南インド・ケララを中心に分布していますが、
ポルトガルの植民地時代、ローマ教会の宣教師達が迫害し、主教や司祭を異端審問
で火炙りにしたり、また派遣されてきた主教を斬首したりしました)。(ポルトガル
の圧力が弱まった)その後、間違えてヤコブ派から主教を呼んできてしまった。と
聞いております。
ところで現在ネストリオス派はアッシリア教会と言う名で存在してます。
カルデア教会はネストリオス派のうちでローマと合同した派を指して言います。
35マリア@和霊:2001/05/06(日) 10:56
>>34そうなん!ネストリウス派のバビロニア総主教の命を受けて
主教さんが着座したのが4世紀頃とかいう噂も聞いた事があります。
それからポルトガルがやってきた頃は17世紀やったっけ?
で、その迫害のあとのことは言うておられるとおりらしいです。
迫害のあと、カルデア教会がローマの要請で司教さんを
派遣したらしいけど、ことごとく信者さん達に突き返されたり
してたから、ローマ式で長い間過ごしてたとか
どこかの教会のホムペに書いてあったような…。
翻訳機能がいい加減やからガセになってるかも知れんけど…。
36ななし〜〜:2001/05/06(日) 22:01
なーーるほど。ありがとうございました。
インドのヤコブ派の土着キリスト教徒が、
「アンティオケアの総主教管轄下のオーソドクスです」
といって正教会を尋ねてくることがあるので、質問
しました。よくわかりました。
37ななし〜〜:2001/05/06(日) 22:10
ではまた質問します >ゆはなん さん
このスレッドの非「メルキト派」という言葉です。
このスレでの範囲は、最初に説明されているんですが、
そもそも「メルキト派」という言葉自体が、東方
キリスト教史に興味ある人でもないと知らんと
思うんです。「メルキト」がわからなきゃ「非」
メルキトも分からんだろうし・・・・・・・
マニアが集うスレと思われても残念なんで、
「メルキト派」という言葉の意味や言葉の使用の
由来なども教えてください。
38ゆはなん:2001/05/06(日) 23:27
そうそう、このごろ東京のニコライ堂ではエチオピアの人が多く来てることはお話しまし
たが、この前靴を脱いで礼拝している民族衣装(シャンマ)の老婦人がいました。
燃える芝の前でモイセイが靴を脱いだ故事に習い教会で靴を脱ぐ美しいエチオピア・コプ
トの伝統です。

割礼について
男女ともエチオピア教会の人が行なうようですね。これはエジプトのコプト教会でも行な
われるそうですが研究者によると、キリスト教以前の習慣だそうです。

「メルキト派」
20でぷちとまとさんが以下のように説明されてます。
メルキト派は皇帝派の意味です。現在に至る所謂正統の両性論・両意論のカルケドン
教会であるギリシャ正教会が、ビザンティン帝国皇帝の援助を受けていたので、そう
呼ばれたのだそうです。

これに補足します。メルキトとはアッシリア語やアラビア語などセム系諸語のメルク
即ち「王」から来ています。和訳すると王党派といった意味ですね。プチトマトさん
が書かれているように、本来はコプトやヤコブの人達が東方正教会(ギリシャ正教会)
を指して(恐らくけなして)使っていた言葉でした。
ところが、現在では中近東におけるいわゆるギリシャ・カトリック(東方正教会の一
部がローマカトリックと合同した教会)を意味します。なぜ彼らがメルキト・メルキテ
スと呼ばれるようになったのか?残念ながら私は知りません(どなたかぜひ教えてくだ
さい、ご存知でしたら!!!)
39マリア@和霊:2001/05/07(月) 00:42
その事情も確かレバノンカトリックセンターのホムペに書いてあったと思います。
40ゆはなん:2001/05/08(火) 00:18
そうそうそう言えば新潮選書から『13世紀の西方見聞録』と題して那谷吾郎(これであってましたっけ)
氏が、ネストリオス派について書いています。
13世紀モンゴル帝国によってローマへ遣わされた、ネストリオス派(景教)修道士バール・ラバン・ソーマ
とその弟子マルコス(後のカトリコス、マール・ヤフバラッハー1世)の話です。とても面白いですよ。皆
さんぜひ一読を!
41ぷちとまと:2001/05/08(火) 00:25
>>40
ローマで議論に勝っちゃう話しでしたっけ?
42マリア@和霊:2001/05/08(火) 19:54
面白そう!
43ななし〜〜:2001/05/08(火) 21:02
>>40

それでしたら、その記録の翻訳もあります。たした桃源社だったと思う。
あと、教皇使節がカラコルムに行ったときの記録も邦訳されており、
カラコルムで確か、大ハーンの前で現地ネストリオス派と“御前試合”
をやったと記憶しておいます。
手元に今ないので記憶であやしいですが。
44ななし〜〜:2001/05/08(火) 21:08
また質問です。 >ゆはなんさん

湾岸戦争の舞台になったイラクの強さの一つは、キリスト教
勢力の政権支持にあるといわれます。イラクは、人口の8パーセント
がキリスト教徒であり、イラクは憲法のもと、キリスト教徒が社会的な
重要なポストで活躍できる、アラブ世界では例外的な国です。
そもそも政権党バース等の設立者は正教徒である、と聞いたよう
に思いますが、イラク周辺のキリスト教についての情報を
教えてください。
45ゆはなん:2001/05/10(木) 00:14
イラクのキリスト教徒は北部山岳地帯クルディスタンに多いようです。主にネ
ストリオス派のアッシリア教会とそこから分離してローマ教会と合同したカル
デア教会、アルメニア教会が主体です。前世紀初頭、キリスト教徒虐殺が起こ
り、その際アッシリア教会のカトリコスはアメリカへ遷座し今に到っています
。またイラク都市部にも現在では多く移住しています。またパレスチナ難民を
中心として、東方正教徒もいるようです。
イラクそしてシリアの独裁政党バース(復興)党は、前世紀初頭シリアに生まれ
た世俗主義政党です。正教徒ミシェル(ミハイール)・アフラク・スンナ派イス
ラム教徒サラーハ・ビタール、アレウィー派イスラム教徒(名前失念)の3名が
結成しました。世俗主義が特にキリスト教徒やアレウィー派など宗教的少数派
の心を捉えました。
ただ残念ながら、社会に強く残るイスラム色は払拭できず、イラクにせよシリ
アにせよ大統領はイスラム教徒と言う憲法規定があります。ところで、シリア
のアサド大統領親子はアレウィー派イスラム教徒です。しかしアレウィー派は
異端としてスンナ派からは見なされており、アサド大統領は半強制的に、シリ
アのイスラム指導者達に『アレウィーもイスラム教徒である』と言うファトワ
(イスラム法判断)を出させたようです。
46ななし〜〜:2001/05/10(木) 23:11
質問ばかりしてすみませんが、もうひとつ。 >ゆはなんさん

PlOが政治的に代表している「パレスチナ」(人)について。
イスラエル建国以前からパレスチナに定住していた土着キリスト教徒
のうち、イスラエルに迫害されて難民となった者が多くいると聞きます。
彼等の多くはイスラム教徒とともにいわゆる「パレスチナ人」になった、
と考えてよいのでしょうか。
記憶があやふやですが、(最近のではない以前の)インティファーダ
の時は、正教会のエルサレム総主教が、アラブ人に連帯を表明した
ように憶えています。また、PLO非主流派のリーダーに正教徒がいた
かと思います。
現地の土着キリスト教とパレスチナの情勢について、解説お願いします。
47ゆはなん:2001/05/15(火) 00:05
そうですね。聖地のクリスチャンはイスラエルの圧迫により『パレスチナ人』に
なったと考えて差し支えないでしょう。
N堂にもパレスチナ系アラブ人の方がいますが、御母堂がラマラ在住で、昨年の
降誕祭は騒乱で家から出られなかったとのこと、全く、心が痛みます。
PLOはそもそも非宗教的な(少なくとも表向きは)団体ですよね。だから当然、
イスラム教徒もいればキリスト教徒もいます。パレスチナの指導者の中でキリス
ト教徒としては、PLFOのジュルジー・ハバシュ議長(正教会)とか、暫定自治
交渉の時、報道官を務めたハナン・アシュラウィー女史(聖公会)などが有名です
よね。アラファト議長のソウハ夫人もキリスト教徒でしたが、イスラムに改宗し
てしまいました(これはかなり顰蹙を買ったようです)。

聖地のキリスト教徒は正教会とメルキト派そしてアルメニア教会が中心のようで
す。最も数が多いのは正教会で次いで多いのがメルキトのはずです。エルサレム
総主教庁がパレスチナ寄りの声明を出すのは、一見不思議に思えるかも知れませ
んが信徒の大部分がパレスティナ人であることを考え合わせれば不思議ではない
でしょう。メルキトも第何次かは忘れましたが中東戦争の時、スパイ容疑を府主
教が掛けられ追放されたこともありました。また聖公会も意外な勢力があるよう
です。
48ぷちとまと:2001/05/18(金) 21:12
あげておきます
49 :2001/05/18(金) 21:58
こちらでいいのかなぁ・・・

聖公会の口語祈祷書にあるトリサギオン(特祷の前にあるキリエと、栄光の歌と、
もう一つあるテクストです)について、祈祷書の解説書をみると
インドのマラバール教会の祈祷文を持ってきたとのことですが
聖公会とは「完全相互聖餐」の関係にある東方典礼教会との記述が
ありました。 ホントカイナ?
50ゆはなん:2001/05/19(土) 08:11
ほんとです。
マラバール独立シリア教会と聖公会は完全総合陪餐できます。
マラバール教会のHPにはインド・ケララの教会について説明が載ってましたのでお知らせします。

西シリア(ヤコブ派)系: マラバール独立シリア教会・インド正教会・シリア正教会
東シリア(ネストリオス派)系:アッシリア教会
カトリック合同教会(東方典礼カトリック)
西シリア系:シリア・マランカラ教会
東シリア系:シリア・マラバール教会

HPには、ケララ州の教会は複雑で・・・・・・と前書きしてましたがほんとにそうですね。
51ななし〜〜:2001/05/20(日) 20:58
そのマラバール教会は、シリアの教会と関係のあるマラバル教会
ですね?(インドの教会は一杯あってようわからん)
聖公会とシリアの教会(マルトマ教会でしたっけ?)が,確か
インターコミュニオンの関係であったと記憶してるんですが、
その教会と、そのインドのマラバール独立教会は関係のある教会
なのでしょうか?
52ゆはなん:2001/05/22(火) 23:23
いいえ。シリアの教会と関係の無い(独立した)団体のようです。
神品の服装とかはヤコブ派ですので、シノドと言うか独立教会と言うか、ですね。
私の調べた結果聖公会とインターコミュニオンにあるのはここだけのです。
53ぷちとまと:2001/06/12(火) 20:36
おちまくっていたのでageます
54名無しさん@1周年:2001/06/20(水) 23:49
優良スレなのでage
55ぷちとまと:2001/06/23(土) 01:38
アルメニア・アッシリア・マロン・コプト・アビシニア・トマス派などの英文で読める
神学書があったら、題名や出版社など御教示ください。
東方正統正教会の神学を学んで見たいんです。
56ゆはなん:2001/06/23(土) 08:54
この前カナダでヤコブ派について説明した本を見つけたんだが買わなかった(お金
が無くて)。えっとあの本てなんだったかな・・・でも神学書じゃなかったか。
57名無しさん@1周年:2001/07/01(日) 02:00
age
58名無しさん@1周年:2001/07/20(金) 01:51
a
59名無しさん:2001/07/21(土) 22:07
日本語でかかれているこの辺の概説(あるいは専門)書ってどんなのがありますか?
60無智者:2001/07/21(土) 22:30
このスレ見つけた新参者です。

私は、日本語の良い概説書は次の一つしか知りません。
山川出版社の世界宗教史叢書第3巻の森安達也著『キリスト教史III』(1978)
ISBN4-634-43030-4
よい本だと思いますが、他と比較する本がないので断言はしません。
著者は、いっさいキリスト教徒の主観的立場から書くことはないので、
信頼おける歴史の本だという印象を受けています。
また、巻末に参考文献を紹介しており、これまでに日本語で書かれた他の本も
紹介してますよ。

なお、ここのスレのタイトルですが、森安は上記の本で、
東方キリスト教を、東方正教会とそれ以外の一群の東方諸教会との総称として
記述を統一しています。
「非メルキト」は上記の後者(東方諸教会)を指す意と思うので、
森安にならい「東方諸教会」とでもしておけばよいと思いますが
どうでしょうか。
61ぷちとまと:2001/07/21(土) 22:34
>>60
ありがとうございます。
森安先生の本に文献表がありましたか。昔の本なのですっかり忘れていました。
感謝です。
「東方諸教会」も一案ですね。スレの初期に書かれている経緯からして、
「オリエント諸正教会」くらいでもいいかな、と思うんですが。
62無智者:2001/07/21(土) 22:54
もう一度過去のレス読んだら

>ところが、現在では中近東におけるいわゆるギリシャ・カトリック(東方正教会の一
部がローマカトリックと合同した教会)を意味します。なぜ彼らがメルキト・メルキテ
スと呼ばれるようになったのか?

と書いてあるのに気づきました。単純に、メルキト派(皇帝派)といえば、コプト側が
コンスタンティノープル派を呼んだ蔑称と思ってたので、上の書き込みとなりました。
うーん、本当にあのへんの教会の自称、他称はややこしい。

私がこの辺の話題に興味を持ったのは、エジプトに何年かいたせいです。
もちろんまずは現地文化理解ということでイスラームがどんなものか知ることが第一でしたが、
やがて中東の文化史を勉強するうちに、
キリスト教の歴史にも興味を持ったということです。

エジプトではクリスチャン人口は1割近いですし、
(コプトがほとんど。まれに他の宗派)
外国系オフィスに多いんです。
私の所も事務員は半分近くクリスチャンでしたね。
コプト教会の今の指導者はシェヌーダ3世。
たくさん奇跡とか起こしてることになってる。
まだ、奇跡とか天使の存在とかをリアルに信じてる世界が
あの辺のキリスト教にはあるようで、古色蒼然の儀式を見ても
とにかく古い宗教、っていうイメージが強烈にあります。
(較べるとイスラームは、あっさりした近代的宗教に見えてくる。)
63無智者:2001/07/21(土) 22:58
上の書き込み長過ぎ反省
省略されたのはどうでもいい1行だけですから、
みなさん読まなくていいよ!
64名無しさん:2001/07/22(日) 02:09
59で質問したものです。ありがとうございます。図書館でさがして読んでみます。
65伊望:2001/07/23(月) 07:25
62
>まだ、奇跡とか天使の存在とかをリアルに信じてる世界が

私は東方正教徒ですが、私たちもそうですよ(^^)。
偶に東京のニコライ堂にはエジプトのコプトの方が見えられます。
彼らが私たちに親しみを感じてくれるのはとても嬉しいです。
66ゆはなん:2001/07/24(火) 22:30
伊望(ゆはなん)です。

私は英語で言う所の Eastern Orthodoxを東方正教会 Oriental Orthodoxを東方教会
・東方諸教会と翻訳して使ってます。
67無智者:2001/07/28(土) 11:04
>>65
62の「古色蒼然の儀式を見ても...」のあたり、もしも気を悪くされたらごめんなさい。
言いたかったのは、東方のキリスト教って、宗教改革/対抗改革を経て近代に色々合わせた
西方のキリスト教よりも、古い姿を保ってると思う、ってことなんです。
中東に住んでて実感しました。
エジプトはキリスト教の修道院のルーツですから、ワディ=ナトルーンの修道院など
何度も訪れましたが、古代・中世にタイムスリップしたような場所ですが、
非クリスチャンの私でも、神聖さを肌で感じました。

ところで、エジプトもアラブによる征服前の数世紀、全土がキリスト教世界だったのですよね。
そして7世紀のアラブ征服後も、数百年間、人口の半数以上は依然キリスト教徒だったとも読んだことがあります。
(イスラームは改宗を強制しませんでしたから。)

>ニコライ堂にはエジプトのコプトの方が見えられます。
あまり詳しくないですが、多分、儀式とか慣習とかは似ているのだと思います。
同僚の女性の結婚式で、コプトの教会に呼ばれましたが、きれいでしたよ。
(その人がすごい美人だったせいもあるが。)
68ゆはなん:2001/07/28(土) 11:11
62の「古色蒼然の儀式を見ても...」のあたり、もしも気を悪くされたらごめんなさい。

あっ、いえいえそんな事ありません。
「古色蒼然の儀式」に連なるものとして、歴史に連なっているということが実感でき、
むしろうれしいものです。
69名無しさん@1周年:2001/08/06(月) 03:01
ネストリウス派の正式名称
神聖使徒伝承普遍アッシリア東方教会
Holy Apostolic Catholic Assyrian Church of East
http://www.cired.org/

正教会の正式名称に似ているね。
神聖正統使徒伝承東方教会でしょ?
70ゆはなん:2001/08/06(月) 08:40
正教会の呼称は強いて言えば
神聖正統使徒伝承教会Holy Orthodox Apostolic Catholic Churchです。
東方は自分達からは本来付けません。

まあ二ケア・コンスタンティノポリス信経(信条・信仰告白・信仰宣言)の
『一つの聖なる公なる使徒の教会』から来てるんですけどね。
ちなみに東アジア漢字文化圏のアングリカン教会はここから取って『聖公
会』と称しています。
71ゆはなん:2001/08/06(月) 23:27
いやHoly Apostolic Catholic Orthodox Church
Holy Apostolic Orthodox Catholic Church
だったかも知れません。
72ゆはなん:2001/08/07(火) 22:47
そう言えばずいぶん前なんだけど、インド人の観光客が東京復活大聖堂の日曜日の
聖体礼儀に来たことがあります。

お話しましたらボンベイ在住ですが、ケララ出身とのことで、ヤコブ派の教会にと
てもよく似てると懐かしんでおられたのが印象的でした。
73ぷちとまと:2001/08/23(木) 13:54
このとぴに将来なんか情報があることを期待してあげます。

>>70
ゆはなんさま
キリスト教年鑑での日本正教会の自己紹介では
「聖使徒伝承東方正教会日本ハリストス正教会」となっていた強い記憶があるのですが?
74ぷちとまと:2001/08/23(木) 14:02
>>66
>私は英語で言う所のEastern Orthodox を東方正教会 Oriental Orthodoxを東方教会
>・東方諸教会と翻訳して使ってます。
私は双方とも、教派として正統性を主張し、名称にもorthodoxを入れているので
Eastern Orthodoxを「東方正教会」Oriental Orthodoxを「東方正統教会」としています。
本当は後者に「中東正教会」としたいんですけどね。両者の呼称の差異は、オーソドクスに
ではなく、地域形容のEasternとOrientalとの間にあるので。でもなんかしっくり
こないんです。インドやエティオピアが中東でないこととともに、中東ということば
自体が西洋中心主義的だからかな?もしそうなら、もともとのOriental自身、ギリシャ
中心主義的な偏向概念なのだから偏向を残した訳語を採択してもいいのかな、
と思ったりするけど、いまいち踏み込めません。

(この文章を書いていて、なるべく中東正教会でいくのがマシという気分に
次第になってきました。)
75ぷちとまと:2001/08/23(木) 14:05
>>74
付記。
oriental orthodoxの方は、教理の異なる複数教派の総称なので、
東方正統諸教会、とよんでいました。
私は今後は中東諸正教会とすべき、ということでした。
訂正です。
76ななし〜:2001/08/25(土) 14:53
>>75

「中東」は原語はともかく、語感ではインドやアルメニアが入るのは
ちょっと無理があるのでは?エチオピアなどはわからないでも
ありませんが。日本語としては違和感があるような感じもします。
私は、ゆはなんさんのお説が自然に思われ賛成。「東方諸教会」で
いいのでは?ことさら誤解を招く「正教会」に固執することもないと
思います。
もちろん言葉の好みと趣味の問題に帰着するのだと思います。
77ぷちとまと:01/08/26 12:41
>>75
>「中東」は原語はともかく、語感ではインドやアルメニアが入るのは ちょっと無理
>があるのでは?
語感には無理があることは認めますが、東洋より西でオクシデント(ヘラスの地)よ
り東、というのだから、ペルシャ、アルメニア、エジプトなどは入るのでまあ妥協点
と私は思いました。

>「東方諸教会」でいいのでは?ことさら誤解を招く「正教会」に固執することも
>ないと思います。
これは、対立する両者(イースタン・オリエント)が、自称として「正統」を用いている
のに、自派のみに「ただしい」という語感がある言葉をつけることには、固有名
レヴェルで不公正な態度をとろうとしているように私には思えるので、<個人的には>
断固反対です。(もちろん他人に押し付けられないのはゆうまでもありませんが(w))

(日韓問題での倭乱や朝鮮征伐というタームの問題性と近いものがある、と考えています。)
78ぷちとまと:01/08/26 12:43
>>77
でなければ「東洋正教会」かな?
広義での東洋は、中近東と極東もふくみますからね。
(エジプトも東洋扱いだから、エティオピアが問題になるくらいかな?)
79無智者:01/08/30 01:36 ID:cpC.pN02
「中東」は、20世紀(第2次大戦以降)の政治的・地政学的環境で成立する地域概念ですから、
東方の諸キリスト教会を指す形容詞としてはやはり最適ではないと思います。

ちなみに、「中近東」は、旧オスマン帝国領「近東」と、
そこからインドの手前までを漠然と指したMiddle Eastを合わせたもので、
ほぼ19世紀から20世紀前半までの時代の地政学的地域概念。
第二次大戦後の「中東」(Middle East)は、
その指す範囲も意味内容もこれとは違っており、
東西冷戦構造とも関わっている、20世紀後半以降のやはり地政学的な地域概念。

キリスト教の話の文脈では、「東方」とか「東洋」などの語が
やはり無難ではないかと思います。

以上は非宗教的、世俗的な人間の立場から…
80名無し:01/09/08 17:36
オタクage
81ぷちとまと:01/09/10 05:40
 現在でもシリア正教会では、ペシッタ聖書(新約書簡の文書数が少ない)やディア
テッサロン福音書(四福音書をまとめて一つに書き直した)を使用しているのでしょ
うか?
 また、それらは入手可能でしょうか?
 ご存知の方、居られましたらご教示ください。
82ぷちとまと:01/09/10 05:45
>第二次大戦後の「中東」(Middle East)は、その指す範囲も意味内容も
>これとは違っており、
では、中東正教会は失格

>「中近東」は、旧オスマン帝国領「近東」と、そこからインドの手前まで
>を漠然と指したMiddle Eastを合わせたもので、ほぼ19世紀から20世
>紀前半までの時代の地政学的地域概念。
これも、インドがはいらないとトマス派(マラバール教会)が落ちるか
ら失格。

ということで、Oriental Orthodoxes の訳語としては、ぷちとまとは
「東洋諸正教会」でいくことにします〜
83ぷちとまと:01/09/10 06:03
 イスタンブールにおける、アルメニア・グレゴリー正教の「コンスタ
ンティノポリスと新ローマの総主教座」ってどこの教会にあるかご存知
の方、いられましたら、その住所とあわせご紹介ください。
84ななし〜:01/09/15 13:34
>ぷちとまとは「東洋諸正教会」でいくことにします〜

ヨーロッパの概念ではなくて日本語としては「東洋」に
エチオピアを加えるのはちょい抵抗があると思うけど。
「正教会」にこだわったり、独特のこだわりと趣味がある
ようですので、いいんじゃないかなあ。それぞれ自由で。

落合センセは「ユーラシア正教」って言ってますが、これなど
壮大でおもしろい。

「ペシッタ」は、買ったという人がいます。
実物も見せてもらったんですが、でも、それがぷちとさんの言う
のと同じ者かは不明。(私にはわからん)ゆはなんさんも知ってる
と思う。
85ぷちとまと:01/09/15 13:39
>「ペシッタ」は、買ったという人がいます。
ありがとうがざいます。

>「東洋」にエチオピアを加えるのはちょい抵抗があると思うけど。
私もあります。

>落合センセは「ユーラシア正教」って言ってますが、これなど 壮大で
>おもしろい。
これは壮大すぎて(苦笑)ユーラシアってユーロッパ+アジアだから、
エティオピアははっきり落とされる一方、東方正教会もローマ公教会も
含まれてしまうじゃないですか〜
86名無しさん:01/09/16 20:50
上げます
87ぷちとまと:01/09/21 22:22
アルメニア揚げ
88ぷちとまと:01/09/23 21:11
シリア揚げ
89名無しさん@1周年
age