仏教議論スレ 85

このエントリーをはてなブックマークに追加
567神も仏も名無しさん
【最終】仏陀は転生(再生誕)を説いた!?【決着】7
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/psy/1232767495/50
50 神も仏も名無しさん sage 2009/01/24(土) 16:19:13 ID:bx9yOKV9
>> 49
たとえば、 ダンマパダには
「思慮ある人は、奮い立ち、努めはげみ、自制・克己によって、激流もおし流すことのできない島をつくれ」(中村元訳)
という言葉があり、パーリ注釈文では、
非常に深いsaMsAra sAgara(sAgaraは=海、大きな湖など)のなかに
自分のよりどころpatiTThAである真人の境地(arahattaphala)という島をつくれ、
すなわちつくることができるように(vol. I, p.255.)としている。

つまり、海の激流(荒波?)がsaMsAra(輪廻)なのであり、
それを乗り越えて克服することが真人の境地、島(洲)=涅槃なのです。
また、川の激流もsaMsAraです。
原始仏典では随所に「川の激流を渡り対岸へ至れ」というような表現があり、これらも同じです。
つまり、

苦・迷いの人生(欲・煩悩に捉われていること)=激流=saMsAra=輪廻=生まれ変わり(という表現、物理的生死ではない) 
苦・迷いの人生を克服すること(欲・煩悩を絶つこと)=彼岸に至る=真人の境地=涅槃=再び生まれない(という表現、物理的再生ではない)

ということなのです。