>>622 >そして更にいうと、
>当時において現実に真我を実現してみせたのが、
>かのゴータマであったと。
追記/補足:
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宝珠----以前のメモより
しかし、マーガがブッダに対して、
「梵天(ブラフマー)に遭えた」とか「あなたは梵天に等しい」というときには、
それは、バラモンであるマーガにとっては、
ゴータマのことを“ブラフマン(梵)の化身としてのプラフマー(梵天)”として呼称しています。
それに対して、ゴータマはこれを拒絶することなく是認しているということなのです。
『私(ブッダ)は梵となりたる<もの>であり、無比であり、
魔軍をほろぼしすべての敵を屈服させ、おそれることなく喜ぶ。』(Sn.561)
Sn.561では、ゴータマは自分を「梵となりたる<もの>」(ブラフマンになった人)と述べていた
と(Sn.563もほぼ同様)。もうこうなってくると、やはり原語が読めない者には限界性がありますね。
中村氏訳の「わたしは神聖な者であり」(Sn.561)「神聖な者」(Sn.563)では分らないし、また特に
何の注釈もなかった。
ただし、いわれてみれば、Sn.508(と、対する返答の509)には気付けないこともない部分ではあ
ります・・。『わたくしは今梵天をまのあたり見たのです。真にあなたはわれわれにとっては梵天に
等しいかただからです。』(Sn.508)中村氏訳
『私(マーガ)はいま梵(Brahma)に遭うことができた。
あなたこそ本当に梵(Brahma)と等しい方である。』(Sn.508)