>>203 >>204 竜樹は、女も充分に知ったから、中論という名作が書けたのだと思う。人間界
は、「男と女」の世界だ。女も知らなければ、人間もその社会も理解できない。
それに、外部と遮断された王宮の女たちは、夜這いを心待ちにしていたのでは
ないだろうか。女も、男と同様の、いやそれ以上の性欲を有するという、人間
の基本を理解することが必要。現代の「セクハラ概念」は、フェミニズムに
影響されたアメリカ判例の猿真似で、人間の本質に反した異常極まりない観念。
異性同士がお互いに求め合わなければ、人類(生物)は滅亡する。
それにしても、特に欧米では、聖職者の性犯罪が多いのは何故か。彼等が、宗教
から人間を取り戻そうとしている、いささかゆがんだ本能的努力ではあるまいか。
話は変わるが、法句経の下記の言葉は、誠に簡潔で雄大、格調高く、人間のすべて
を尽くしている感動的な文章だね。この文章一つだけでも、仏教の価値がある
と思う。本当に釈迦の言葉なのだろうかw。
「すべての者は暴力に怯え、すべての者は死を恐れる。己が身に引き比べて、
殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。」(記憶が間違っていたら御免)
セブン氏の先生の最近の訳では「鞭を恐れる」などとしていて、格調はがた落ち。
底本が異なっているのだろうか。
他の宗教の教典には、これほどの名文は見当たらないようだ。仏典にこのような
名文が他にもあれば、ぜひ挙げてください。