サタンというのはエゴのこと。そんなことは先刻ご承知。
そのサタンは、もっともらしいことを言って煙に巻く。
たとえば、
>>15>>20の「神とひとつになること」はその典型。
一見するともっともらしく見える。
しかし、その背後にある意図を見抜くとこうなる。
エゴを取り去る努力をしなくてもいいのですよ、そのままでいい。
あなたが生きている世界はあなたが選択できる、
そう、あなたが望めばどんな世界でもあなたが創造できる、と。
仏陀やキリストが覚醒する直前に悪魔の誘惑を受ける、
あの寓話の意味をもう一度再確認しておこう。
あなたにこの世界をあげよう、あなたは世界の王として君臨できる、と悪魔は囁く。
しかし、仏陀もキリストもこれを退ける。
神との対話の神が何者であるのか、
つまり、神対の神は、寓意としてのサタン、悪魔と同一の存在であることがわかるだろう。
サタン=エゴによる巧妙な罠に決して騙されないように。
その道を進んでもあなたは真の幸福には到達できない。
あなたは決して父の家には帰れない。