【神話】ツァイトガイスト Zeitgeist【陰謀】

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58神も仏も名無しさん
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/psy/1239063685/237
237 :ピネハス ◆boRIhffAiM :2009/04/10(金) 16:31:38 ID:TLZfdV9q
>>236
『金持ち父さんと貧乏父さん』という
ヒットしている本があるのをご存知か?

そこに登場する「金持ち父さん」が実在するのかは
冷静に考えれば、大いに疑問なのだが、
なぜか、結構多くの人が実在のモデルがいると
信じてしまっているらしい。
59神も仏も名無しさん:2009/04/24(金) 14:34:59 ID:RV1H+JyZ
エホバの証人ふざけるな! 84
ttp://mobile.seisyun.net/cgi/read.cgi/gimpo/gimpo_psy_1236675427
470 名前:おちむしゃ [2009/03/17(火) 14:21:30 ID:w+xqRpFO]
明後日の方向のネタだが・・・
今、TBSラヂオで町山氏が云っていた。
なんと、ロバートキヨサキの「金持ち父さん」は存在しなかったそうな・・・。

イエスは存在していなかったのだろうか、そうだとしてもちーっとも不思議でないな。
60神も仏も名無しさん:2009/04/24(金) 14:36:33 ID:RV1H+JyZ
472 名前:ピネハス ◆boRIhffAiM [2009/03/17(火) 17:14:31 ID:bLf+E4wI]
>>470
ロバート・キヨサキというのは、
本『金持ち父さん貧乏父さん』の著者だな。
サラリーマンの自己啓発家みたいな奴か。
で、その本の中では、金銭についての
「貧乏父さん」と「金持ち父さん」各々の哲学が
次のような対比構成で紹介されている。

貧乏父さんはこう言った、
「金への執着は諸悪の根源だ」と。
これに対して金持ち父さんは言った、
「お金が無いことが諸悪の根源だ」と。

貧乏父さんはこう言った、
「お金のために働こう」と。
これに対して金持ち父さんは言った、
「お金が私のために働いてくれる」と。

この「金持ち父さん」には実在モデルがいるという。
米国人で、一文無しから大金持ちに返り咲いた男だそうだ。
しかし、実は、架空の人物ではないかという指摘もある。
おそらく、後者が正しい。

確かに、この本の格言の紹介の仕方は、
福音書のイエスの語録に似ているものがある。
固定観念に、斬新な哲学で応戦するという仕方だ。
イエスの格言は、短い言葉で記憶しやすい。
「金持ち父さん」の言葉と似ている。
61神も仏も名無しさん:2009/04/24(金) 14:47:54 ID:OrfzUr6p
474 名前:おちむしゃ [2009/03/17(火) 17:32:29 ID:w+xqRpFO]
英雄が「いる」って前提で話が進み、その本が
英雄は「実際にいたかどうか」どうかは別として内容が評価されて広く受け入れられ、そうして
いつのまにか「英雄の存否も内容とセットになって受け入れられているというコンセンサスがある」という事になり

・・・こうして寓話は歴史へと昇華するのであろうか。

まさに錯誤の心理学じゃ。

ああ、またそういう大風呂敷な批判は他でやれって他教派さんからクレーム付くかなw
62神も仏も名無しさん:2009/04/24(金) 14:51:15 ID:OrfzUr6p
475 名前:ピネハス ◆boRIhffAiM [2009/03/17(火) 17:44:30 ID:bLf+E4wI]
>>472-473
「金持ち父さん」と福音書の構成には共通項がある。
まず、著者の伝えたいメッセージがある。
それらのメッセージには、たいていの場合、
既成概念をぶち破ろうという意図がある。
それを著者は、短い言葉でまとめる。
なぜなら、読者の記憶に留めておいてもらいたいためだ。
それが金持ち父さんやイエスのセリフとなる。
彼らのセリフは短く皮肉が利いている。

ついで、そのセリフを際立たせるために、
質問者や論敵を設定する。
彼らは、既成概念を発する代表者だ。
彼らが表現する概念は、多数意見であり、
人々が何の疑問もなく従っている因習だ。
そして、キヨサキや福音書の筆者が打破したい敵だ。
キヨサキであれば、これが貧乏父さんのセリフとなる。
福音書であれば、律法学者のセリフとなる。
これらは、社会の規範を作り上げてきた者たちの典型だ。
63神も仏も名無しさん:2009/04/24(金) 14:52:20 ID:OrfzUr6p
>>62の続き)
次に、貧乏父さんvs金持ち父さん、
律法学者vsイエスの対決の舞台を整える必要がある。
金持ち父さんやイエスの格言をより鮮明にさせるために、
彼らがセリフを発する時代や場所を設定するのだ。
これも読者の記憶に留めさせる有効な手段だ。
あいにく俺は「金持ち父さん」の本をちゃんと読んでいないため、
キヨサキの舞台設定の手法については解説できない。
しかし、福音書であるならば、その手法は一目瞭然だ。
宴会の席、神殿、畑、会堂などなど、
イエスの格言が明瞭にするための工夫が凝らされている。

こうして「金持ち父さん」と福音書の一丁出来上がりである
64神も仏も名無しさん:2009/04/24(金) 14:57:33 ID:hukrEPWX
476 名前:ピネハス ◆boRIhffAiM [2009/03/17(火) 17:55:19 ID:bLf+E4wI]
>>474
聖書のイエス神話の形成段階については、
イエスに関する歴史が先行したのではなく、
理想とする英雄の要素が先行したと考えられる。

つまり、実際にイエスが処刑されたから、
彼の死が讃えられるようになったのではなく、
殉死への美学が先行して、それを寓話化するために
イエスの処刑が歴史として作り上げられた、ということだ。

この歴史の順番を頭に入れておけば、
なぜパウロがイエスの死について詳しいことを
一切語っていないのかを説明することができる。
パウロの手紙と福音書をよく比べてほしい。
パウロはイエスの生涯について何も語っていない。
イエスの格言も知らない様子だ。
なぜか?

なぜなら、パウロが生きていた時代は、
イエスが寓話化され歴史化される途上だったからだ。
パウロより後の時代になって初めて
イエスのエルサレムでの処刑物語が創作される。
65神も仏も名無しさん:2009/04/24(金) 14:58:33 ID:hukrEPWX
478 名前:おちむしゃ [2009/03/17(火) 18:16:31 ID:w+xqRpFO]
簡単に云うと、子供時分のキヨサキの親友のとーちゃんが「金持ち父さん(要は成金)」で、自分の
とうちゃん(貧乏父さん)とは違って目端の利いたキレモノだったそうな。で、大人になるまでこの
おっさんが自分の息子と一緒にキヨサキを知的に鍛え上げ、一丁前の投資家に仕立ててくれたんだと。
その日々を回想しながら、フィナンシャルリテラシーを伝授するって中身の本。

このシリーズ本、世界中で売れまくったし、セミナーとか教材も展開してるしで、件のおっさんの存在は
大方の読者には「事実」であったに相違ない。(オレもホンマの話やと思うとった。アホやな〜)
66神も仏も名無しさん:2009/04/24(金) 15:06:21 ID:ubk+QF9q
479 名前:ピネハス ◆boRIhffAiM [2009/03/17(火) 18:25:27 ID:bLf+E4wI]
>>478
「金持ち父さん」の場合、
格言の内容を、それを語る人物のキャラクターが
体現していることに注意すべき。
要するに「話ができ過ぎ」ってことだ。

口では上手いことを言えても、
現実社会で成功者になれるとは限らない。
良い言葉を言う人が、
必ずしも社会の成功者とは限らない。

さて、キヨサキの本が売れまくった事実から何を言えるか?
初期キリスト教の歴史について、多くの擁護派は、
「イエスの生涯が事実であったから人々は信じた」と言う。
イエスの活動が実際に起こり、
実際に格言を語って回った男がいたから、
人々は福音書の内容を信じたのだ、と。
しかし、キヨサキの例は、その論理が通用しないことを教えてくれる。
事実であろうとなかろうと、
それっぽいことが書かれていれば、
人はたやすく信じてしまうということ。
また、たとえ事実として受け入れられなくても、
その格言の響さえよければ、その格言は広まるということだ。