エホバの証人! 61

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1神も仏も名無しさん
┌──────────────────────────────────────┐
│『ものみの塔』1974年4月15日                                       │
│                                                          │
│偽りが問題にならずにそのまま通るとどんな結果になりますか。沈黙は,偽りが真理として  │
│通り,何の妨げも受けずに多くの人びとに影響を及ぼし,ことによったら深刻な害を加える   │
│助けとならないでしょうか。不行跡や不品行が暴露されることも非難されることもなければ,   │
│どんなことになりますか。それは治療する努力も,伝染を阻止する努力もせずに伝染病を   │
│隠しているようなものではありませんか。人びとがあるもののために危険にさらされている   │
│とき,そして彼らがそのものに疑いをいだいていないとき,あるいは人びとが自分の友と考    │
│えている者に誤導されているとき,彼らに警告するのは不親切ですか。人びとはその警告    │
│を信じたくないと思うかもしれません。それどころかその警告に憤慨するかもしれません。   │
│しかし,そうであれば人はその警告を与える責任から道徳的に解放されるでしょうか。     │
└──────────────────────────────────────┘

 ようこそおいで下さいました!
 
 前スレのレスが950を超えて、新スレに移行するのを見るとき、
 わたしたちは心から大きな喜びに満たされます。
 かれらは、そして私たちはなんと多くの記録を築き上げてきたのでしょう。



 ※ 過去ログ・関連サイトは http://www.jw2ch.org/ を参照。
 (足りないところは各自で勝手に追記・修正してください)

 ※ 当スレッドはエホバの証人の教義および「ものみの塔協会
 に関するスレッドです。

前スレ
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/psy/1177773812/

2神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 04:20:54 ID:+D1TWPoS
■ 「破壊的カルト」(=カルト)

 ▽ 信者本人の人格破壊
 ▽ 信者と信者の家族との間の関係破壊
 ▽ 信者と社会との関係破壊


■ カルトの見分け方

1. 真理はその組織に占有されており、その組織を通してのみ知ることができると主張する
2. 組織を通して与えられた情報や考え方に対しては、疑ってはならない
3. 自分の頭で考えることをしないように指導する
4. 世界を組織と外部とに二分する世界観を持つ
5. 白黒を常にはっきりさせる傾向が強い
6. 外部情報に対して強い警戒感を与え、信者の情報経路に様々な制限を加える
7. 信者に対して偏った情報、偽りの情報を提供することがしばしばある
8. 組織から離脱した人間からの情報に接することを禁じる
9. 家庭や社会との関わりで多くのトラブルを生じている
10. 社会からの迫害意識を持ち、それをかえってバネにする
11. 外部に対して正体を隠す傾向がある
12. 生活が細部にわたって規定される
13. 組織が信者の生活のすべてになっている
14. 共同体内部でのみ通用する言葉を多く持っている
15. 組織からの離脱について極度の恐怖心を与える

3神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 04:22:01 ID:75dC3mM5
62だぞ?
4神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 04:22:39 ID:+D1TWPoS
■ 破壊的カルトのチェックリスト

 勧誘方法は良心的か
 教祖や教団組織に盲従するようにしていないか
 教団組織の外の世界を極端に悪く言わないか
 信者の個性を尊重するか
 異常に厳しい生活上の決まりはないか
 外部の情報を自由に得られるか、またそれらの情報への態度はどうか
 伝統的宗教を極端に軽蔑していないか
 一般の学校への進学に積極的か消極的か
 信者の自主性やプライバシーを尊重しているか
 信者の過去の出来事や人間関係をバカにしていないか


■ 対洗脳・情報操作に対する十箇条

1. 与えられる情報を鵜呑みにするな、まずは疑え。
2. 自分の頭で考えている気になるな、殆どの場合無意識に誘導されていると思え。
3. 数字に騙されるな、数字でも悪意があれば操作する事は可能だ。
  統計ってやつは算出方法次第で操作できたりするんだ。
4. 過去に目を向けろ、必ず今と繋がっている。
5. 皆が一様に同じ結論、意見に達したときは、情報操作もしくは悪質な誘導、
  最悪洗脳されていると考えろ。
6. 事象、問題点、結果を箇条書きで抜き出せ、そして関連付けろ。
7. 耳触りの良い言葉ばかり言う奴は信用するな。そいつは下心を隠している。
8. 強硬論をまくし立てる奴は単なるパフォーマンスでやってるだけだ。
  バックに居る誰か、もしくは何かから目を逸らす目的があると考えろ。
9. 正論ばかり述べる奴には気をつけろ、禅問答になる。
10. やばいと感じたら直ぐに逃げろ。逃げ道の確保を忘れるな。


5神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 04:27:24 ID:+D1TWPoS
■ 詭弁のガイドライン

1. 事実に対して仮定を持ち出す
2. ごくまれな反例をとりあげる
3. 自分に有利な将来像を予想する
4. 主観で決め付ける
5. 資料を示さず自論が支持されていると思わせる
6. 一見関係ありそうで関係ない話を始める
7. 陰謀であると力説する
8. 知能障害を起こす
9. 自分の見解を述べずに人格批判をする
10. ありえない解決策を図る
11. レッテル貼りをする
12. 決着した話を経緯を無視して蒸し返す
13. 勝利宣言をする
14. 細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
15. 新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
16. 全てか無かで途中を認めないか、あえて無視する
17. 勝手に極論化して、結論の正当性に疑問を呈する
18. 自分で話をずらしておいて、「話をずらすな」と相手を批難する
6神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 04:48:11 ID:+D1TWPoS
頭のおかしな人には気をつけましょう

利用者が増えるに従って、頭のおかしな人もそれなりに出没するようになって来ています。
頭のおかしな人に関わるとなにかと面倒なことが起こる可能性があるので、注意しましょう。


頭のおかしな人の判定基準

・「みんなの意見」「他の人もそう思ってる」など、自分の意見なのに他人もそう思ってると力説する人
 他人が自分とは違うという事実が受け入れられない人です。自分の意見が通らないとコピペや荒らしなど
 無茶をし始めるので見かけたら放置してください。

・根拠もなく、他人を見下したり、差別したりする人、自分で自分を褒める人
 他人を見下すことで自分を慰めようとする人です。実生活で他人に褒めてもらう機会がないが
 プライドだけは高いとか、匿名の掲示板しか話し相手のいない人です。可哀想なので放置してください。

・自分の感情だけ書く人
「〜〜がムカツク」とか自分の感情を掲示板に書くことに意味があると思っている人です。
何がどのようにムカツクのか論理的に書いてあれば、他人が読んでも意味のある文章になりますが、
そういった論理的思考の出来ない人です。もうちょっと賢くなるまでは放置してあげてください。
7神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 04:50:49 ID:+D1TWPoS
☆★ 聖書に親しんでください ★☆
          あなたは聖書を理解できます
 
――――――――――――――――――――――――――――――

     聖書を学ぶ集まりが随時開かれています

公開聖書講演会
時宜にかなったたいせつな話が、随時異なる主題で話されます

ものみの塔研究
定まった聖書の題目を質問と答えで討論する集会

会衆の書籍研究
生活の中における宗教の役割について、組織的な討論を行います

神権宣教学校
聖書のひとつの書を研究しながら、聖書の話をすることを学びます

奉仕会
聖書の知識を実際に役立たせる方法を示す実演、話などがあります


          ご一緒に学ぶことができます
           エホバの証人の王国会館

――――――――――――――――――――――――――――――

皆さんのおいでを歓迎します。 入場無料
8バンナ:2007/06/07(木) 04:54:57 ID:+D1TWPoS
立てちゃいました。

先代スレ↓「エホバの証人ふざけるな! 60」
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/psy/1179885144/1001-1100

喧嘩は禁止です
さぁみなさんまったり行きましょう。

聖書の獣でしかないエホバなど処刑が必要でしかない大罪集団でしかないからなあwwwwww



破壊活動犯罪チョンカルトは地獄を思い知るが善い!

  ∧_,,∧ ウェーハッハッハ
  < `∀´ >
  (    )
  し―-J


11お手伝い:2007/06/07(木) 13:18:29 ID:jAPaWDd3
■ エホバの証人・ものみの塔関連リンク

エホバの証人情報センター
http://www.jwic.com/home_j.htm
エホバの証人 - STOPOVER(途中下車)メーリングリスト
http://www.stopover.org/index.shtml
エホバの証人Q&A|ものみの塔聖書冊子協会ガイド
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/8769/
エホバの証人,元2世のサイト、昼寝するぶた
http://www.d2.dion.ne.jp/~majinbuu/index.htm
Information on Jehovah's Witnesses in Japanese language
http://www.geocities.com/Athens/Agora/3207/
エホバの証人と血の教え
http://www.geocities.com/Athens/Agora/2105/index.htm
エホバの証人と輸血の問題
http://wildcat-jwblood.hp.infoseek.co.jp/top.html
「世の終わり」は1914年に始まったか
http://www.j-world.com/usr/sakura/bible/y1914.html
Chikwab
http://www.geocities.jp/chikwab
聖書の間違い
http://www.j-world.com/usr/sakura/bible/errors.html
「新世界訳聖書」は学問的か
http://www.geocities.jp/faith8400/NWT-fabricated.html
進化論と創造論〜科学と疑似科学の違い〜
http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/index.html
「エホバの証人と科学」
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/8769/kagaku/top.htm
エホバの証人 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9B%E3%83%90%E3%81%AE%E8%A8%BC%E4%BA%BA
(↑編集合戦で頻繁に内容が変わります)
12お手伝い:2007/06/07(木) 13:19:58 ID:jAPaWDd3
┌────────────────────────────────────────────────┐
│「ものみの塔」1964年3月15日                                     │
│                                                   │
│別の宗教が間違ったものであると言い,またそのことを示すのは,宗教の迫害ではありません。 . ... │
│知識のある人が特定の宗教の間違っていることを公に暴露し,偽りの宗教と真の宗教との相違を     │
│他の人々に示すのは,宗教の迫害ではありません。しかし偽りの宗教の間違っていることを暴露し,  ..│
│また説くために,真の崇拝者は権威ある判断の手段,絶対に間違うことのない基準を持つことが      .│
│必要です。偽りの宗教を公に暴露するのは,報道のあやまりを明らかにするよりも有益なことです。  .. │
│それは宗教の迫害ではなくて公共に対する奉仕であり,人々の永遠の生命と幸福に関連しています。......│
│それでもなお人々には選択の自由が与えられています。                          │
└────────────────────────────────────────────────┘
13お手伝い:2007/06/07(木) 13:21:22 ID:jAPaWDd3
■ ものみの塔の過去の予言の記録

1)1914年:「キリスト教は滅び去る」
2)1914年:「クリスチャンは栄化される」
3)1914年:「神の国は設立される」
4)1914年:「第一次世界大戦で勝利を収める国はない」
5)1914年:「異邦人による統治は終わる」
6)1916年:「今はハルマゲドンの真っ最中である」
7)1918年:「キリスト教会は滅びる」
8)1925年:「旧約聖書の聖徒たちはよみがえって、地上の新秩序の代表者となる」
9)1937年:「大英国も、アメリカ合衆国も、カトリック教会によって支配されるファシズム主義国となる」
        (注:これは1937年に発表された預言である)
10)1937年:「国際連盟は、ファシズムの連盟となる」 (注:これは1937年に発表された預言である)
11)1941年:「数カ月たてば、ハルマゲドンに突入する」
12)1941年:「ナチス・ドイツは英国を滅ぼす」
13)1941年:「第二次世界大戦で枢軸国も自由主義陣営も勝利を収めない」
14)1975年:「秋には神の千年王国が始まる」
15)1995年:「1914年の出来事を見た世代が過ぎ去る前にハルマゲドンがやって来る」
          (注:これは1995年の11月に撤廃された預言である)
16)2000年:「伝道活動は20世紀に終了する」

画像ソース ttp://www.jesuscom.net/helpcult/data.htm
14お手伝い:2007/06/07(木) 13:23:03 ID:jAPaWDd3
■ JWが国連と提携していたことを公式に認めた国連の公式回答文書 ■
国際連合ホームページ、広報局、NGO課
Watchtower Bible and Tract Society of New York(pdf文書)
http://www.un.org/dpi/ngosection/pdfs/watchtower.pdf

【翻訳文】
2004年3月4日
各位

 近年、国連のNGO課は、「ニューヨークのものみの塔聖書冊子協会」が国連
の広報局(DPI)と提携していたことに関して、おびただしい数の(numerous)
問い合わせを受けてきました。この組織は、DPIとの提携を1991年に申請
し、1992年に許可されました。DPIとの提携を受け入れることによって、
その組織は提携のための「基準(criteria)」を満たすことに同意しました。
このことには以下のことが含まれます。国連憲章の信条を支持し、尊重するこ
と。より多くの読者に対して、構成員と共に、国連の活動について効果的な情
報プログラムを展開することに関わり、手段を講じること。

 2001年9月、「ニューヨークのものみの塔聖書冊子協会」の対国連主席
代表である、Ciro Aulicinoは、DPIとの提携停止を要求しました。この要求に
従い、DPIは2001年9月9日付で、「ニューヨークのものみの塔聖書冊子
協会」との提携解消を決定しました。
15お手伝い:2007/06/07(木) 13:24:47 ID:jAPaWDd3
新しい支部委員の調整者:池畑重雄

日本支部の基本財産

平成7年(1995)以前  224億3441万6795円
平成7年(1995)  ..  121億9515万6695円
平成11年(1999)   151億7389万1406円
平成12年(2000)   186億7340万8416円
平成13年(2001)   192億7992万634円

海老名ベテルの概算査定

所有者:ものみの塔聖書冊子協会
土地合計:2万1698.96坪
建築時期:昭和57年1月新築(その他、数次の増築あり)
これ以外に13練の付属建物登記あり


土地概算査定額   64億2002万円(周辺駐車場は含まず)
建物概算査定額   41億9441万円(但し、主たる建物等2練のみ)
――――――――――――――――――――――――
概算査定合計   106億1443万円

ttp://www.d2.dion.ne.jp/~majinbuu/money/money.htm
16お手伝い:2007/06/07(木) 13:25:48 ID:jAPaWDd3
■ ものみの塔聖書冊子協会の2002年度総収益は9億5千百万ドル

ニューヨーク市の地方新聞であるNewsdayによると、ものみの塔聖書冊子協会は
ニューヨーク市の私的大企業の2002年の番付の中で総収益で9億5千百万ドル、
第34位にランクされています。

ものみの塔聖書冊子協会は、業種は「出版業」、社長はドン・アダムス、社員は3181人(ボランティア)、
収益は9億5千百万ドル(日本円で約1140億円)、損失の欄は空欄で紹介されています。

ものみの塔聖書冊子協会の2002年度総収益は9億5千百万ドル

ttp://www.jwic.com/n030103.htm
ttp://www.newsday.com/business/local/longisland/ny-biz-nytop100private,0,3832576.story
17お手伝い:2007/06/07(木) 13:30:51 ID:jAPaWDd3
■ エホバの証人の離婚裁判、夫に軍配
http://www.jesuscom.net/helpcult/news28.htm

新宗教を理由とする離婚請求訴訟について
http://www.geocities.com/Athens/Agora/3207/rikon.htm

宗教活動は離婚原因になるか
ttp://blog.livedoor.jp/fp_single/archives/50321279.html

いわゆる「監禁裁判」 大阪高裁判決(抄)
http://www.geocities.jp/chikwab/stack/osaka_hanketu.html
ところで、子の親権は、本来父母が共同して行使すべきものであり、また、未成熟で
十分な判断能力を有しない児童に対する監護教育は、その児童が成熟した後の自
己決定権の行使やその前提となる判断能力の育成、ひいては児童の健全な成長を
制約することのないよう、児童の生育度に適合し社会的に相当な方法で行われるべ
きものであるところ、一方の親権者が、他方の親権者の意思に反して、自己の信仰
をそれが唯一無二の正当なものであるかのように児童に教示することは、信仰が単
なる内心的自由に止まらず、それに基づく一定程度の宗教的実践を伴うことが通常
であり、他方の当事者や児童との共同生活に不可避的に影響を与えるものであるこ
とからして、一定の制約を受けざるを得ないものというべきである。

これ、二世にとっては首を縦にブンブン振って同意だと思う
18お手伝い:2007/06/07(木) 13:32:20 ID:jAPaWDd3
■ エホバの証人の離婚裁判、夫に軍配

去る2月26日、エホバの証人の夫婦の間で起こされた慰謝料請求控訴事件に対する東京高裁
の判決が言い渡されました。それは一審を支持し、エホバの証人だった妻が非信者の夫に慰謝
料20万円を支払えというものでした。

この夫婦は今回の裁判の前に離婚の請求と親権の主張を巡って争っており、2002年の7月に
既にその決着がついていましたが(裁判所は離婚を認め、親権は父親にあるとした)、夫側は、自
分たちが離婚に至ったのはエホバの証人である妻が、社会的常識を逸脱した教育や生活を子供
たちに強要していたこと、鞭による虐待をし続けたことなどにあるとして、再度妻を訴えたのです。
今回の判決は、夫の言い分を認めただけでなく、エホバの証人の信仰に問題があることを認めた
ものです。この点は、草刈裁判(エホバの証人の救出カウンセラーである草刈定雄牧師が、夫と共
謀して自分を監禁したとして、エホバの証人の女性が損害賠償を求めた裁判)においても、認めら
れています。

http://www.jesuscom.net/helpcult/news28.htm
19神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 13:33:28 ID:rBL14Fhj
>>1 名前:神も仏も名無しさん 投稿日:2007/06/07(木) 04:19:21 ID:+D1TWPoS


>>36 名前:バンナ 投稿日:2007/06/07(木) 13:00:16 ID:+D1TWPoS
重複です。まずこちらに書き込んでください。

http://life8.2ch.net/test/read.cgi/psy/1181157561/1-100


IDに注目
重複スレのスレ立て人はバンナです。
バンナは責任持って重複スレの削除依頼をするように



20お手伝い:2007/06/07(木) 13:34:02 ID:jAPaWDd3
宗教活動は離婚原因になるか

婚姻後、夫婦仲がうまくいかなくなった時に、宗教に入り、現状から逃れたいとか、心の安らぎを得たいということは
あると思います。その後、宗教にのめり込んでしまうということも考えられます。このような場合、宗教にのめり込ん
だことを離婚原因にできるでしょうか。この点、参考になる判例がありますので、紹介したいと思います。

<事案の概要>
母親Yは、エホバの証人の宗教に傾倒しました。夫Xはこれを快く思わず、Yの宗教集会への参加を暴力をもって
阻止するようになりました。Yは、自分の宗教を絶対的なものと信じて、他の考えを全く受け入れず、墓に手を合わ
せることを拒否しました。また、子どもがみこしを担ぐことも拒否し、集会へも連れていくようになったので、Xの暴力
は激しくなり、別居するに至りました。そして、Xは、その他婚姻を継続し難い重要な事由があるとして離婚を請求し
たのです。これに対して、裁判所は離婚を容認(認める)しました。

<判旨>
「夫婦間においても信仰の自由は尊重されなければならない。しかし、信仰が信者の単なる内心に止まらず、教義
の実践を伴い、それが家庭生活や子どもの養育に影響を与える場合は夫婦の協力義務の観点から一定の制約を
受けることはやむを得ない。」「XがYに対してエホバの証人の信仰及びその教義の実践を含む宗教活動の中止を
求め、これを許そうとしなかったとしてもXだけを責めることはできない。つまり、婚姻関係の破綻の主な責任がXに
あるということはできない。」

どうですか。宗教も度を越すと、離婚原因にもなり兼ねないので、気をつけたいものです。読者の中には、夫の暴力
は許されるのかの疑問もあるかと思います。しかし、裁判所では夫の暴力は妻の宗教活動が原因であるとして、「有
責者からの離婚請求」とは考えていないようです。現実問題として、このような事案では、力づくで妻の宗教活動を阻
止することはよくあることだと思います。

ttp://blog.livedoor.jp/fp_single/archives/50321279.html
21お手伝い:2007/06/07(木) 13:36:21 ID:jAPaWDd3
輸血を拒否する患者に対する兵庫県立こども病院の基本方針

小児患者において、その親権者がエホバである場合、輸血もしくは輸血が必要となる可能性のある手術や
治療などに対する親権者の承諾が得られないときに対応する日本の法的制度はない。しかしながら、輸血
拒否が信仰上のものであり本人の意思にもとづくものであるとの確認がもっとも重要視されるので、小児患
者や意識障害のある患者など判断能力が十分でないと考えられる場合は、医療者は社会的に正当で最善
と考えられる治療を行うべきであり、また患者はそのような治療を受ける権利があると考えられる。すなわち
当院で治療を受ける小児患者に対しては、親権者の輸血拒否の希望があった場合、輸血回避のための最
大限の努力は行うが、輸血以外に救命の手段がない場合は担当医の判断で輸血を行う、という方針をとる
ものとする。

http://www.hyogo-kodomo-hosp.com/src/news/060529.html
22お手伝い:2007/06/07(木) 13:41:24 ID:jAPaWDd3
親の問題行動

児童虐待

アメリカでは年間 200 万例(子供 30 人に 1 例の割合)が報告されているがこのうちの 60 % は誤診で
あると言われている。見逃された場合の罰則があるため過剰報告される傾向がある。発生率はおそらく
16.0 / 1,000 くらいだろうと考えられている。

問題点として、アメリカの多くの州で児童虐待防止法に〈宗教による除外規定〉が設けられていることが
上げられる。これは、「宗教上の理由で親が子供に必要な医療を拒んでも児童虐待として報告されたり
起訴されたりすることはない」というもので、《 Jehovah's Witnesses (エホバの証人)》の信者による輸血
拒否など論議を呼んでいる。アメリカ小児科学会は、この除外規定の廃止を訴えており「医師は医療の
必要性を宣言し裁判所の命令を得て輸血その他の治療を行うことができ、その時、裁判所は子供に対
し法的な監護者として機能する」ように改正することを求めている。

日本では、〈児童福祉法〉により《要保護児童》の通告は児童相談所あるいは福祉事務所におこなうよう
に義務づけられている(第 25 条)。児童相談所は必要と認めた場合、都道府県知事に報告する(第 26
条)。都道府県知事は報告された児童を施設に収容したり里親に預けたり家庭裁判所に送致することが
できる(第 27 条)。残念なことにこの法律は緊急性を考慮されていないので医師は自分の判断で患児を
入院させひとまず子供の安全を確保した上で手続きする必要がある。法的措置をとって入院させること
は日本の現状では困難である。親が入院を拒否した場合は強制できない。また医師は法律によって守ら
れていないので親から訴えられることもありうる。患児が死亡した場合は〈変死〉として警察により司法解
剖され刑事事件として扱われるが、そうなってからでは手遅れである。

http://home.hiroshima-u.ac.jp/hsc/nurse/nursing/child/kougi%20note/oya-no-monndai.html
23お手伝い:2007/06/07(木) 13:58:12 ID:jAPaWDd3
■エホバの証人信者による児童虐待死事件
http://www.jwic.com/abuse.htm

■エホバの証人信者による児童性的虐待・組織的隠蔽事件NBCなどにより全米で報道されたニュースです。

・JW組織はJW内の児童性的虐待問題を把握していながら、内々に処理しようとした
・JW組織内部の裁判(審理委員会)は「自白」と「2名以上の証人による証言」を
 証拠としているため、多くの児童性的虐待者は断罪されなかった
 (児童性的虐待者が自白することはまずないですし、虐待が2名以上の他者の監視の
 元で行われることなどありえない、ということもご理解頂けるでしょう)
・逆にJW組織は虐待を訴え出た被害者を排斥にした
・虐待について調査し、被害者を保護しようとした善意の長老も排斥にした
 (この場合の証拠とは「彼ら被害者はJWの児童性的虐待者を司法に訴えることによって、
 会衆内に分裂をもたらした」という2名以上の証人による証言によるもの。)
・JW組織はその後のマスコミの追求に対してだんまりを続けている

http://www.d2.dion.ne.jp/~majinbuu/nbc.htm
http://www.jwic.com/molest.htm
http://www.jwic.com/ny-times.htm
24お手伝い:2007/06/07(木) 13:59:40 ID:jAPaWDd3
■エホバの証人信者との対話テンプレート

エホバの証人(エ):我々はエホバ神を崇拝している。エホバの証人こそが唯一の宗教だ。
私:そうですか、なんでそれがわかるんですか?
エ:聖書に書いてあります。
私:私は聖書からそのようには読めませんでした。その聖書解釈は貴方個人の物ですか?
エ:忠実で思慮深い奴隷級、統治体が備えてくださる出版物によって理解できました。
私:そうですか。その統治体の解釈が正しいとなぜ思うのですか?
エ:聖書と統治体の出版物を学ぶことによって理解できます。
私:そうですか。統治体の正当性を統治体の文書から見いだすわけですか。矛盾を感じませんか?
エ:全然感じません。それにエホバの証人が生み出してきた実によって正しさは証明されています。
私:そうですか。論理的に破綻した主張を確認するには結果を見るのが一番ではありますね。
  ちょっと調べてみたのですが、統治体にはこれこれこういった間違いがありましたよ。
エ:それは反対者の捏造です。私たちはその様な情報を知りませんでしたし、知りたいとも思いません。
私:そうですか。例えば偽予言・各種忌避事項の矛盾についてはものみの塔から、輸血拒否については医師から、
  NGO問題は国連の公式文書から、児童性的虐待については全米各メディアが大々的に報じています。
  これらはとても捏造とは言えませんよ。
エ:統治体も不完全なんです。反対者は統治体に完全さを求めすぎです。
私:そうですか。確かに統治体自身が自分達の言動については聖霊を受けていないと何度も認めていますね。
  でも、エホバの証人は自身を唯一絶対の宗教であるとして、自身以外の他者全てをサタンの使いとしていますよね。
  唯一絶対の宗教の指導者は完全さを求められてしかるべきだと思いますよ。
  それにエホバの証人の教理を決定しているのは統治体ですよね?
  聖書解釈の権利を持っているのも統治体だけですよね?
エ:私たちは統治体ではなくエホバ神を崇拝しているんです。(最初に戻る)
25神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 20:46:38 ID:tpiHxQgc
ものみの塔宗教と進化論
『生命−どのようにして存在するようになったか進化か、
それとも創造か』の考察


はじめに
『生命−どのようにして存在するようになったか進化か、
それとも創造か』の本(以下ものみの塔協会のこの本の略称を使って『創造』と略す)は1985年にものみの塔協会によって発行され、
1980年代後半から1990年代前半にかけて、
瀕回にエホバの証人の書籍研究に使われた。
エホバの証人が信者数の急成長を遂げたこの時代に、
この本を読んで「真理」がある、と感じてエホバの証人になった人も少なくない。
私がこの本に最初に接した時に、この本は内容が余りにもいい加減であり、
少しでもまともな教育を受けた人間ならまじめに相手にできるものではなく、
エホバの証人にとっては自分の組織の誤りを気づかせるいい材料になるのではないかと感じたものであった。
実際その後、1992年の大学教育解禁の教義変更に伴い大学教育を受けたエホバの証人が急増するにつれ、少なくとも私の住むアメリカでは、
この『創造』の本の内容を詳しく調べることでものみの塔宗教の本質を見ることができて、組織を脱出した元エホバの証人の話しを何度も聞いた。
26神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 20:49:26 ID:tpiHxQgc
私もこの本の内容の誤り(単純な誤謬と意図的な欺瞞)を指摘する文書を日本語で発表することを考えていたが、
様々の理由で今までそれを行わなかった。
その理由としては、1)本の出版された年がすでに大分古くなっていること、
2)進化論と創造論の論争は、エホバの証人の問題を超えた膨大な論争であり、
この論争をエホバの証人問題の中に引き込みたくなかったこと、
3)私にとってはこの本の欺瞞は明らかで、批判の努力に値しないと感じたこと、
の三つが主なものであった。

しかし、その後日本のエホバの証人や家族の方々から、
今でも多くのエホバの証人が『創造』の本がきっかけで証人になり、
その後も組織に様々な疑問を持ちつつも、ものみの塔の創造論の主張には少なくとも真理があるから、と信じて組織に留まっている人々の話しを聞いて、
少なくとも日本ではまだ『創造』の本の影響は根強く残っていることを知り、
このような文書を発表することも全く無駄ではないことがわかった。
面白いことに、日本のエホバの証人の間では、むしろ高等教育を受けた人々の間に、
中には医師のような人までが、『創造』の本に感銘を受けてエホバの証人になっている例が多いようだ。
最近、読者の方から是非、ものみの塔の進化論に関する教えの批判を聞きたいというお便りを頂き、
ようやく重い腰を上げてこれを書き始めることにした。
27神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 20:52:59 ID:tpiHxQgc
確かに大学以上の自然科学、特に生命科学(生物学、遺伝学、人類学、考古学、生化学、医学など)の専門教育を受けた人間にとってこの本の欺瞞を見抜くことはそれほど困難ではないが、
自然科学の方法論と知識になじみのない人々にとっては、この本はあたかも科学の入門書のような印象を与え、
聖書と科学の一致という魅力的なテーマに気を取られて、
その内容を鵜呑みにしてしまうことになるようだ。
特に日本人にとって困難なのは、『創造』の本のほとんど全ての内容が、
本や雑誌や科学者の引用による権威付けに依存しているが、
その引用の全ては英文の原文であり、原典を日本の図書館で簡単に調べることが出来ないことである。
恐らくそのことが日本とアメリカのエホバの証人の間で、
『創造』の本を読んで逆の反応を示す理由の一つなのかもしれない。

このような日本のエホバの証人の特殊性を考えて、以下の考察では出来るだけこれらの引用を和訳して、
『創造』がどのような前後関係で、どのような権威者を、
どのような出典から引用しているのかをわかり易く解説することにした。
この記事では私は進化論と創造論との間で、どちらが真理でありどちらが間違っているかという議論をすることは避けることにした。
私はこの件に関しては、事実を偏見なく見ることが第一であり、
その事実をどう解釈するかは個人の問題であると考えるからである。
「事実自体に物語らせる」ことが第一であり、
その基本的な事実を歪めて伝える『創造』の本の欺瞞を指摘することが、
その第一歩になると希望している。
なお、この文書を書くにあたって、私の親友で元エホバの証人である、
アラン・フォイエルバッカー氏の資料を使わせて頂いたことを感謝申し上げる。

28神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 20:55:53 ID:tpiHxQgc
『創造』の三つの基本的な問題点
1.引用の乱用

これはものみの塔協会の他の出版物にも共通することであるが、
この本の第一のそして最大の問題点は、引用の乱用である。
原典の文章の前後関係と、筆者の主旨とを無視して、
文書を全く逆の意味に引用することほど、悪質な欺瞞は有り得ないが、
「真理」を大事にすると公言するものみの塔協会が、これを『創造』の本の中で平気で行っているのである。
具体的にどのようなことを行っているのであろうか。
簡単な例を使って説明しよう。
たとえばエイズの病因に関する研究の世界的権威者A博士が、ある時次のような発言をしたと仮定したとしよう。

「エイズの病因に関しては現在でも医学界で完全な一致を見ているとは言えない。
確かに少数の医学者はHIVウィルス以外に病因があるかも知れないと考えている。
しかし、大部分の医学の証拠はHIVウィルスによる病因を支持しており、その後の治療と予防の成果もHIV病因説を強力に支持している。
現時点では私はエイズがHIVによって起こることは確実なことであると考えている」。
29神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 20:58:38 ID:tpiHxQgc
これに関して、ある出版物が次のような引用をしたらそれは良心的な引用と言えるであろうか。
エイズの病因に関しては現在もまだ解明されておらず、著名な科学者もHIV病因説に重大な疑問を持っている。
たとえば、世界的なエイズ研究の権威A博士は「エイズの病因に関しては現在でも医学界で完全な一致を見ているとは言えない。
確かに少数の医学者はHIVウィルス以外に病因があるかも知れないと考えている」と述べている。
この引用は、確かにA博士の言葉をそのまま引用しており、その点では正確である。
問題は前後関係とA博士の意図が正確に伝わっているか、ということだ。
「著名な科学者」であるA博士はエイズのHIV病因説を確信しているのに対し、上の引用ではA博士の言葉の前半だけを別の前後関係で引用した為に、あたかも「著名な科学者」であるA博士がHIV病因説に「重大な疑問を持っている」ように解釈される。
これによってこの出版物の筆者自身が主張したいこと、つまり「HIV病因説」の否定が「世界的なエイズ研究の権威A博士」によって権威付けられることになる。
しかし、HIV病因説を確信しているA博士の権威を正反対の立場、すなわちHIV病因説の否定に誤用することは、読者に対する悪質な欺瞞でしかない。
そのような明白な欺瞞行為を、「真理」をつかさどるはずのものみの塔協会が行っていたら、あなたはどう思うだろうか。

30神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:02:48 ID:tpiHxQgc
2.いい加減な権威

『創造』の本の第二の問題点は、その議論を権威付けるためにふんだんに使用している引用をどこから持ってきたか、という問題である。
多くの引用は「科学タブロイド」と分類される、科学者がほとんど価値を置かない出版物であり、
創造論を支持する「科学者」として『創造』の本が引用している人々の多くは「Institute for Creation Research」という、
カリフォルニアにある半科学半宗教団体に関係する、まともな科学者としての教育や資格を持たない自称「科学者」たちだ。
彼らは"young-earth creationists"と呼ばれる聖書を文字通り解釈して地球が6千年前に誕生したと称する「科学者」たちなのである。
興味あるのは、これらの半分「科学者」、半分宗教家の創造論者たちは、エホバの証人が「おおいなるバビロン」、
「背教者」として糾弾し、エホバの敵であるはずの「キリスト教世界」、すなわちキリスト教の特にファンダメンタリスト・グループに属する人々である。
進化論を攻撃するためなら、無節操にも「おおいなるバビロン」と同調しようというのが、ものみの塔協会の態度なのだ。
なお、確かに引用の中には、広くその権威を認識されている科学者も含まれているが、
その際には上に述べた引用の乱用が行われていることが大部分である。

31神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:05:14 ID:tpiHxQgc
3.科学用語と概念の混乱

『創造』の本の第三の問題点は、科学用語の定義と概念の混乱である。
この本では、宗教概念と科学概念とを巧みに混ぜ合わせて取り扱うため、
ただ「進化」、「創造」という言葉を使っても、それらの言葉が場合によって異なる意味を持ち、いつのまにか議論が漠然となってしまう。
その結果読者は、漠然と「進化」というものがとにかく間違っているのだという印象を強く受けるが、一体その本が否定しようとしているものの実態が何なのかは把握できない。
その結果、エホバの証人の読者は、「進化とは何だかよく分からないが、とにかく間違っていて悪いこと」という漠然とした感情的反発を持つだけになる。
前後関係からいくと、『創造』の本はある時は進化という現象そのものを否定しており、ある時はダーウィン説を否定し、
ある時は別の進化の理論を否定し、またある時は生命の始まりに関する理論を否定している。
問題は、一つの概念を否定する理由は、別の概念を否定する理由とは必ずしもならないことだが、
概念の定義が漠然としているため、理論の否定が事実の否定にすりかえられていることが多い。
これも科学文献を批判的な目で読む訓練を受けていない読者にとっては、想像もつかない罠なのだ。

32神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:07:48 ID:tpiHxQgc
以下に、この記事では『創造』の本の各所に現れるこれらの問題点を具体的に紹介するが、その前に、今述べたように、まず用語と概念の定義をはっきりさせてから本題に入ることにする。


進化に関する用語と概念
上に述べたように、「進化」を否定したり肯定する前に、
進化とはどんなことなのかをはっきりと定義付けなければ、
議論は全くかみ合わず、ただの水掛け論に終わる可能性がある。
ここでは本論に入る前に、この『創造』の本が行わなかった言葉と概念の定義から始める。

33神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:10:05 ID:tpiHxQgc
先ず、一般用語としての進化はどのように定義されているか、
国語辞典で見てみる。

進化
1 事物が、段階を追って、よりよい、あるいはより高度な形態へと変化していくこと。
2 生物の形態や機能が長い年月の間に変化し、次第に異なる種へ分岐していくこと。
一般に、体制の複雑化、適応の高度化ならびに種類の増加を伴う。
1988.国語大辞典(新装版)小学館 1988.

次は、小さな百科事典からの定義である。
進化 
現在の多様な生物が,長い歴史的な変化の結果として共通の祖先から枝分かれしてきたという考え方に立って,
その変化の過程をいう。生物進化の直接的な証拠としては化石がある。
なかでもウマやゾウの化石では,現存種に至るまでの進化の過程を明確にたどることができる。
そのほか,ガラパゴスやハワイ諸島における島ごとの種分化,
オーストラリア区における有袋類の適応放散,そしてタンパク質分子のアミノ酸配列やDNAの塩基配列の研究など,
あらゆる生物学の領域から進化の事実を裏付ける証拠が得られている
(しかし宗教的な立場から神による種の創造を信じ,進化の事実を認めない人も少なくない)。
爬虫(はちゅう)類が鳥類や哺乳(ほにゅう)類に進化した場合のように種や属の段階をはるかにとびこえたような進化を大進化といい,
一つの種が変種や別の種に進化することを小進化といって区別する。
進化がどのようにして起こるのかを説明するのが進化論である。
マイペディア98(C)株式会社日立デジタル平凡社

34神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:13:18 ID:tpiHxQgc
残念ながら、これらの一般向けの書物には、生物学的な厳密な定義は与えられていない。
しかしこれらの定義に共通する点はとれば、
「進化」とは端的に「生物の時間による変化」と定義されるであろう。
次に、生物学者が説明した進化の概念を紹介する。
最も広い意味では、進化とは単純に変化を意味する。
従ってそれは広い概念に適用される。
星雲も言語も政治体制もすべては進化する。
それに対し生物学的進化というのは、一個体を超えて伝えられる生物体の集合としての形質の変化、と言える。
一個体がその形質を変えることは進化とは言えない。
生物体の集合の中で起こる変化で進化と考えられるのは、遺伝物質を通して一つの世代から次の世代に遺伝されるものでなければならない。
生物学的進化はほんの僅かの変化のこともあれば根本的な変化のこともある。
進化の概念の中には、集団の中の異なる対立遺伝子の比率の僅かの変化(例えば血液型遺伝子)から、
ごく初期の原始生物からの逐次変化によりカタツムリや蜂やキリンやたんぽぽに変化する過程も含まれる。
Douglas J. Futuyma in Evolutionary Biology, Sinauer Associates 1986
35神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:14:47 ID:tpiHxQgc
ここで、生物学的進化の概念の重要ポイントをまとめると次のようになる。
1.生物体の形質の集団としての変化。
2.その変化は遺伝物質の変化を伴いその生物集団の後の世代に次々に伝えられる。

これを遺伝学の用語で要約すると次のようにも言える。

進化とは、集団の遺伝子プールの中の対立遺伝子頻度の一世代から次の世代への変化である。
36神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:16:25 ID:tpiHxQgc
これらの生物学的な定義は、上に紹介した一般書に見られる定義や概念と比べるとはるかに単純で具体的で明確である。
そして、このように比較してみると、一般に理解されている進化の概念と、生物学者が研究し論じている進化の概念に、かなりの隔たりがあることがわかる。
まず第一に、上の国語大辞典は、「長い年月の間に変化」という言葉を使い、
マイペディアも「長い歴史的な変化」という漠然とした表現が入っているが、生物学的な定義にはこのようなあいまいな時間の概念は入っていない。
第二に、両方の一般書の定義とも遺伝物質の変化が必要であることを述べていない。
第三に、国語大辞典は「異なる種へ分岐」という表現を使っているが、これも生物学的な定義には含まれていない。
更に、ここで進化の概念の一つの重要な点を指摘しておこう。
それは、一般書でも生物学の専門書でも、進化の概念の中には「どのようにして最初の生命ができたか」という疑問は扱っていないことだ。
これも『創造』の本が混乱している重要な点である。
37神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:19:01 ID:tpiHxQgc
このような生物学者の扱う進化の概念と、一般人に広く知らされている進化の概念には幾つかの微妙だが重大な違いがある。
この定義と概念の食い違いは何を意味するだろうか。
実は、これが『創造』の本に代表される、進化を否定する文書がもっとも有効に利用する所となっている。
どういう事かと言うと、生物学者、遺伝学者、考古学者などが、上に述べた生物学的な進化の定義に基づいて議論をしている文書を、部分的に引用し、
それを一般人の知らされているあいまいな進化の概念にあてはめて、議論するのである。
その結果、これらの科学者の議論が一見矛盾しているように見せることができ、
『創造』の本の著者であるものみの塔協会はそれを使って進化は矛盾だらけであると、
宣伝に使うのである。

38神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:21:32 ID:tpiHxQgc
科学上の事実と理論
「進化」の定義と概念の混乱の一つの要因に、科学上の事実と科学の理論との違いをはっきり認識しないで議論が行われるという問題がある。
簡単な例を挙げれば、ニュートンがリンゴの実が落ちるのを見た時、重力の存在という事実を認識した。
重力はニュートンの以前にも以後にも存在し、誰もが観察して検証できる。
これが事実である。それに対して、重力がなぜ、どのようにして存在するかは、簡単には説明できない。
物理学者は様々な理論を出して、それが正しいかどうかを実験により検証している。
ある理論は検証の結果、確立された事実となっているし、別の理論は検証されずに、理論のままで留まっている。
しかし、理論が正しいか間違っているかに関係なく、リンゴは木から下へ落ちるのであり、
重力を説明するニュートンの理論が間違っているからと言ってリンゴは上に昇っていくと主張する科学者はいない。
39神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:23:47 ID:tpiHxQgc
「進化」の概念についても「重力」と同じ事が言える。
「進化」の現象そのものは、後で述べるように、科学者が観察して検証できる事実である。
それに対して「進化の理論」、すなわちどのようにして進化が進んできたのか、
については科学者が様々な理論を提出し、あるものは観察と検証を通して確立され、
あるものは現実にあわない理論に留まっている。
しかし、ある進化の理論の間違いを指摘することによって進化の存在そのものを否定することは(これが、
『創造』の本の重要なテーマであるが)、ある重力の理論の誤りを指摘してリンゴが上に昇っていくと主張するのと同じように馬鹿げているのである。

40神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:27:01 ID:tpiHxQgc
もちろん、重力の現象のように、日常すぐに観察できる現象は直感的に「事実」として受け入れられるが、
直ぐに目に見えない事柄を「事実」として受け入れるのは、科学者以外には難しいことである。
その良い例がエイズの病因をめぐる論争である。
1980年代の初めから、エイズの病因に関しては多くの理論、学説が提出された。
現在、圧倒的大多数の医学研究者は、エイズがHIVウィルスで起こることを「事実」として認めているが、
それも20年前には多くある理論の一つに過ぎなかった。
しかし、現在でもHIVウィルスがエイズを起こすということは100パーセント確実とは言えない。
誰も今の所、人間に科学的な実験の手法を用いてHIVウィルスを植え付けて、
エイズが発病することを観察した人はいない。
しかし、実際の症例を解析し、疫学、公衆衛生学の知識を動員し、
更に治療効果を確認すれば、現在ではまとまな医学の訓練を受けて研究した人間であれば、
エイズがHIVウィルスで起こるのではないと主張することは、
ちょうどある人がまさにリンゴを手から放そうとしながら「重力の理論は完全には解明されていないからこのリンゴは下には落ちないかもしれない」と主張するのと同じことになっている。

進化の事実と理論に関しても同じ事が言えるのだ。

41神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:29:59 ID:tpiHxQgc
事実としての進化と理論としての進化
上に述べたように、生物学的進化を「集団の遺伝子プールの中の対立遺伝子頻度の一世代から次の世代への変化」と定義するなら、これは生物学者によって観察され、
検証された事実である。
また新しい生物種が生じることも観察されている。
しかしこの事実は確かに「微少進化」と呼ばれる比較的小規模な形質の変化に限られている。
これに対し、人間とチンパンジーが共通のサルのような祖先から分かれて現在の形に変わったとか、
更には今の人間と大腸菌とが共通の生命体から分かれて現在の形になったという現象は、確かに直接観察することはできない。
しかしこれに関しても、現在では生物学と関連科学の進歩により、無数の証拠が生物学、生化学、遺伝学、分子生物学、
古生物学、比較解剖学などの分野から山積され、
ちょうど上に例としてあげたエイズの病因に関する議論と同じように、
進化を科学的方法に基づいて研究する人々にとっては、たとえ事実そのものを観察できず100パーセントではないにしても、
事実として確立されている。
42神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:32:40 ID:tpiHxQgc
これに対し、進化がどうして起こったのか、そのメカニズムはどうなのか、に関しては現在でも完全に確立されているとは言えない。
このことは、進化を全く説明できないということではない。確かに幾つかの進化の理論、たとえば自然選択説、突然変異、隔離、遺伝子の機会的浮動、などは多くの進化の現象を説明できた。
しかし、それでは説明できないことも出て来るために、別の理論が提出されていく。
ちょうど重力を説明するためにニュートンの理論がアインスタインの理論によってより完全になったのと似ている。
なお、科学者は確立された事実でも、理論でも、それらが100パーセント正しいと教条的になることはない。
科学者はいつもより新しい事実と理論を求めて実験と観察を続け、古い理論を正していこうとする姿勢を根底に持っている。
この科学の本来の性格である不確定性を指摘して、それだから科学の事実も理論も不完全で信じられない、
すなわち宗教的な教えと科学の事実が食い違う時は不完全な科学の事実を捨てるべきである、
という考えは、本来次元の違う宗教と科学を意図的に混同させて、
信者を真剣な科学的検証から遠ざける詭弁でしかない。
43神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:36:09 ID:tpiHxQgc
『創造』の本の一つの問題は、この事実としての進化と、進化の理論とを巧みに混同させて、
進化の理論が不完全であることが進化そのものの否定になると教えていることである。
これはあたかも、ニュートンの重力の理論が不完全であるから、
リンゴは木から落ちることはない、と言っているのと同じ事なのだが、
大多数のエホバの証人とその研究生は、この滑稽とも言える混同に気がついていない。
科学者でなくとも、われわれは日常的に不確定不完全な情報に基づいて多くの正しい判断を下している。
たとえば私の友人が東京から電話してきて、彼が今東京にいるが、
彼は私にどのようにして東京に来たかを教えない。
私は昨日の朝、ポートランドで彼に会っている。
彼は一日のうちにポートランドから東京へ移動したのだ。
これだけの不完全な情報からどれだけのことが結論できるであろうか。
進化に関する証拠が不完全だから進化はないと信じる人の論理は、
私の友人が飛行機に乗ったという情報はないから、
彼は天使によってポートランドから東京に運ばれたに違いないと結論するのに似ている。
しかしそれだけしか結論できないであろうか。
私は上に述べた不完全な情報から次のような多くの事を結論できる。
まず、私は彼が船に乗って行ったのではないことがわかる。
どのような船に乗ってもポートランドから東京へ一日で移動することはできない。
次に私は彼がどのような航空会社を使ってどのような経路でポートランドから東京へ飛んだかわからないが、
それでも彼が飛行機に乗って東京へ行ったことだけは確実であると結論できる。
なぜなら、今の時点で一般人が(そしてたとえ軍の関係者でも)
ポートランドから東京へ一日で移動できるのは飛行機以外に方法がないからだ。
44神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:39:38 ID:tpiHxQgc
これに対して、『創造』の本の著者のように進化を否定する人々の議論は次のようになる。
「あなたは彼が飛行機に乗ったのを見たことはない、
あなたはどの航空会社のどの便に乗ったかを示すことができない、
あなたは彼が船に乗らなかったという証拠を示すことはできない、
従ってあなたの言う、彼が飛行機でポートランドから東京へ移動したという結論は間違っているかもしれない。
それに対して神は何でもできる。
従って彼は神によって天使を使って一晩のうちにポートランドから東京に移動させられたに違いないことは確信できる真実である」。
この例は確かに現実には起こらないことであろう。
なぜならわれわれはエホバの証人も含めて常識的に上のような不完全な情報から多くの結論を出して大きな過ちを犯すことはないからだ。
しかし残念なことに進化の問題になると、不完全な情報がたちまち現実を離れたとんでもない結論に飛躍するのである。
以下、この記事では、『創造』の本の具体的な内容を検討していく。
45神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:44:26 ID:tpiHxQgc
第1章 生命―それはどのようにして始まったか
第一章では、この本がどのような態度で進化と創造を検討しているかを述べている。

*** 創 9 1 生命―それはどのようにして始まったか ***
生命の起源に関する種々の問題点を考える際,多くの人は一般に広まっている見解や感情に動かされがちです。
こうした傾向を避けて,正確な結論を得るためには,実際の証拠を,偏見のない態度で考察することが必要です。
ここで読者は「実際の証拠を、偏見のない態度で考察することが必要」であることを教えられている。
『創造』の本全体を通じて、この態度は実際に守られているであろうか。
ものみの塔協会が教えるように、ここで実際の証拠を偏見なく見てみよう。
46神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:46:39 ID:tpiHxQgc
*** 創 9 1 生命―それはどのようにして始まったか ***
また,最もよく知られた,進化論の唱道者チャールズ・ダーウィンでさえ,自分の説の限界に気づいていたことを示しており,
それも注目すべき点です。
「種の起源」の結びの中で,ダーウィンは,「幾つもの機能を持つ生命が,当初は創造者によって幾つかの,
もしくは一つの形態の中に吹き込まれた」とする壮大な見方について記し,こうして,起源の問題がさらに検討されるべきものであることを明らかにしていました。3
ここでは、最初の『創造』の本の引用の欺瞞が示されている。
ダーウィンはどのような前後関係で上の言葉を述べたのだろうか。
この引用は「種の起源」の一番最後の段落であり、岩波文庫からその部分を引用し、
『創造』の本の引用した部分を下線で示す。
47神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:50:19 ID:tpiHxQgc
いろいろな種類の多数の植物によっておおわれ、茂みに鳥は歌い、
さまざまな昆虫がひらひら舞い、湿った土中を蟻虫ははいまわる、
そのような雑踏した堤を熟視し、相互にかくも異なり、
相互にかくも複雑にもたれあった、これらの精妙につくられた生物たちが、
すべて、われわれの周囲で作用しつつある法則によって生みだされたものであることを熟考するのは、興味ふかい。
これらの法則は、もっともひろい意味にとれば〈生殖〉をともなう〈成長〉、
ほとんど生殖のなかに含まれるとしてもよい〈遺伝〉、
生活の外的条件の間接および直接の作用によって生じる、
また用不用によって生じる〈変異性〉、
〈生存闘争〉を生じさせまたその結果として〈自然選択〉をおこさせ、
〈形質の分岐〉と改良の劣った種類の〈絶滅〉とを随伴する、
高い〈増加率〉である。このようにして、自然のたたかいから、
すなわち飢餓と死から、われわれの考えうる最高のことがら、
つまり高等動物の産出ということが、直接結果されるのである。
生命はそのあまたの力とともに、最初わずかのものあるいはただ一個のものに、
〈造物主〉によって吹きこまれたとするこの見かた、
そして、この惑星が確固たる重力法則に従って回転するあいだに、
かくも単純な発端からきわめて美しくきわめて驚嘆すべき無限の形態が生じ、
いまも生じつつあるというこの見かたのなかには、壮大なものがある。
ダーウィン著・八杉龍一訳 進化論(下)岩波文庫261頁
48神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 21:53:28 ID:tpiHxQgc
ここで前後関係を読めば直ぐにわかるように、ダーウィンは確かに「創造者」あるいは「造物主」という言葉を使ってはいるが、
決して生命が創造者によって吹き込まれたことが壮大な見方であると言っているのではなく、
彼の「種の起源」で論じた進化の現象を要約して、
「かくも単純な発端からきわめて美しくきわめて驚嘆すべき無限の形態が生じ、
いまも生じつつある」その現象が壮大であると言っているのである。
もちろんダーウィンはこの19世紀半ばの時代には、
他のほとんど全ての人と同じように「創造者」の存在は信じていたわけで、
彼のこの言葉は、彼の進化の理論がいかに創造者の存在と調和していると考えていたかを示すものに過ぎない。
彼は創造者が造った「単純な発端」から生命の幾つもの機能が発展してきたことを壮大であると感動しているのである。
この前後関係には『創造』の本が述べるような、
ダーウィンが「自分の説の限界に気づいていた」ことを示す言葉は一切語られていないし、
彼が「創造者によって・・・吹き込まれた」ことが壮大であると言っているのでもない。
49神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 22:08:40 ID:tpiHxQgc
*** 創 9 1 生命―それはどのようにして始まったか ***
5 これらの見解の前に敗退しているのは,いわゆる「科学的創造論者」です。
それらの人たちは,創世記にある創造の記述に対する自分たちの解釈にしたがって,
地球の年齢はわずか6,000年で,創世記が創造の期間としている『六日』の各一日は24時間であったと唱えています。
しかし,そのような考えは,聖書の述べている事柄を正確に伝えているでしょうか。
地球,およびそこに住むすべての生物は,文字どおり六日のうちに造られたのでしょうか。
それとも,それに代わる,筋の通った別の見方がありますか。
50神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 22:18:36 ID:tpiHxQgc
ここで興味あることは、ものみの塔協会が、「科学的創造論者」は聖書の述べている事柄を正確に伝えておらず、
自分たちの見方こそが「筋の通った別の見方」であることを示唆していることである。
ここで言う「科学的創造論者」とは、
「若い地球創造論者」(Young-earth Creationist)と言われ、
上の引用にもあるように、地球はわずか6,000年前に作られたという説を唱えるファンダメンタル(根本主義)・クリスチャンの一派であり、
その中には自称科学者も含まれている。
後で見るように、『創造』の本はこれらの「若い地球創造論者」の書いたものを随所に引用して、
ものみの塔独自の創造論を『創造』の本の中で繰り広げているのだ。
もちろん、ものみの塔協会は、自分たちの引用がこれらの「大いなるバビロン」と蔑視するファンダメンタル・クリスチャンからのものであることを明らかにしていない。
しかし、聖書の解釈が間違っているとするこれらのキリスト教世界の主張を流用して、
自分たちの創造論に関する聖書解釈の正当性を主張するのは、正直な態度であろうか。
少なくとも『創造』の本の主張を支える大部分の引用は、
ファンダメンタル・クリスチャンに源を発していることを読者に明らかにすべきではないのだろうか。
51神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 22:23:36 ID:tpiHxQgc
*** 創 10 1 生命―それはどのようにして始まったか ***
科学が論争点ではない
7 論議を進める前に,問題をはっきりさせておくのが良いでしょう。
すなわち,科学の業績がここで論点となっているのではありません。

*** 創 10 1 生命―それはどのようにして始まったか ***
進化論を受け入れている人々は,創造は科学的ではないと論じます。
しかし,公正に見て,進化論そのものも真に科学的だろうか,
という点が問われるでしょう。

52神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 22:48:25 ID:tpiHxQgc
ここでは、『創造』の著者すなわちものみの塔協会が「科学」をどう扱っていいか、
混乱に陥っている様子がわかる。
一方では科学の業績がここで論点となっているのではない、
と言いながらもう一方では、「進化論そのものも真に科学的だろうか,
という点が問われる」、として進化論の科学性を批判している。
実際『創造』の本の多くの部分は、進化が科学的でないことを示すことに力を注いでいる。
『創造』の本に一貫して見られる態度は、科学的であることすなわち正しいこと、
非科学的であることすなわち間違ったこと、という単純な見方である。
その結果、『創造』の本はいかに創造論が科学的であり、
進化論が非科学的であるかを示すことに力を注いでいる。
しかし、科学者の多くは創造が科学的でないから間違いであるなどとは主張していない。
科学者は、創造は宗教であり、進化は科学であり、
この両者は全く異なった次元で論じられるべきであると考える。
本来宗教概念である創造を科学の方法で分析・検証しようとするのはお門違いであるし、
同様に厳密に科学の概念である進化を、宗教の見方で批判しても、
これまたお門違いなのである。
『創造』の本の根本的な欠陥は、この二つの異なる次元の概念を、
意図的にもまた無意識のうちにも、混乱させて論じている所にある。
53神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 22:53:44 ID:tpiHxQgc
*** 創 10 1 生命―それはどのようにして始まったか ***
8 ここで,幾つかの語の定義をはっきりさせておくことも必要でしょう。
この本の中で扱う進化とは,生物進化のこと,
つまり,最初の生物体は無生の物質から発生したという理論のことです。
次いで,生殖の過程を通してそれは様々の種類の生物に変化し,
そのようにして,人間を含め,かつて地上に生存したあらゆる生命形態が生じた,
とされています。そして,このすべては,何ら知的な導きや超自然的な介入なしに成し遂げられた,
と信じられています。
54神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 23:07:07 ID:tpiHxQgc
ここで明らかなことは、『創造』の著者すなわちものみの塔協会が、
進化を「生物進化のこと,つまり,最初の生物体は無生の物質から発生したという理論」と定義していることである。
すでに「進化に関する用語と概念」のページで述べたように、
このような「理論」を生物進化と定義する一般書も、
生物学の専門書も存在しない。
『創造』が述べている定義は「生命の起源論」(abiogenesis)
であって進化とは別の次元の問題である。
生命の起源に関する理論は確かに沢山あり、宇宙の起源と同じように新しい知見を取り入れて、
新しい理論が作られつつあるが、確定した説はないと言ってよい。
宇宙の起源、地球の起源に関する理論と同じように、
実験に基づいて検証することは困難であり、地球にどのようにして最初の生命が生じたかは、
進化とは別に大きな研究と議論の課題である。
この「理論生物学」とでも言える分野と、
生物学者が日常のように観察して研究している進化とを一緒にして論じるなら、
結論は現実離れしたものとなるだろう。
55神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 23:29:42 ID:tpiHxQgc
『創造』の著者による進化の定義の後半の部分、
「生殖の過程を通してそれは様々の種類の生物に変化し,
そのようにして,人間を含め,かつて地上に生存したあらゆる生命形態が生じた」は
、確かに一般書で扱われている進化の概念であるが、
先に述べたように、これも生物学の定義とは異なる。
生物そのものが変化するのでなく、生物集団の中の遺伝子頻度が様々な理由により変化する結果、
異なった性質の生物集団がそれ以前の生物集団にとって変わることが進化と定義されている。
決してサルが人に代わったわけではなく、
サルも人もそれ以前の生物集団に代わって出てきたに過ぎない。
いずれにしても、『創造』の著者の進化の定義は、
科学者が扱っている進化とは異なるものであり、
従ってその議論が現代の科学を正しく論じることができないのは当然と言える。
56神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 23:37:24 ID:tpiHxQgc
第2章 進化をめぐる意見の不一致―なぜ?
*** 創 15 2 進化をめぐる意見の不一致―なぜ? ***
注目すべき点として,チャールズ・ダーウィンの書,
「種の起源」が1859年に出版されて以来,その説の各部分については,
一流の進化論学者の間でさえ,少なからぬ意見の食い違いが続いてきました。
今日,その論争はこれまで以上に激しいものとなっています
57神も仏も名無しさん:2007/06/07(木) 23:47:16 ID:tpiHxQgc
第二章では、『創造』は進化をめぐる意見の不一致を取り上げて、
いかに進化の科学的基盤が確立されていないかを示そうとしている。
ここでは、「進化に関する用語と概念」のページで説明した、
事実と理論とを混乱させて読者を欺く手法が使われている。
それは科学現象をして確立された事実である「進化」と、
その進化の現象を説明する「進化の理論」とを区別せずに論じることである。
確かに進化の理論に関しては意見の食い違いがあり、
実験と観察の繰り返しに基づいて、新しい理論が古い理論に常におき代えられている。
しかし、この状況は進化に限らず、どのような科学の分野でも日常のように行われている。
これに対し、「進化」という現象が存在することは、科学者が観察して検証できる事実であり、
この現象の存在に関しては意見の食い違いは存在しない。
『創造』の著者は、「進化のメカニズムをめぐる意見の不一致」とせずに
「進化をめぐる意見の不一致」とすることにより、
進化そのものに学者が一致していないような誤った印象を巧みに読者の心に植え付けているのだ。
58神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 21:57:39 ID:GLEM7JT8
*** 創 15 2 進化をめぐる意見の不一致―なぜ? ***
攻撃の対象とされる進化論
4 科学雑誌「ディスカバー」は今日の状況をこのように述べました。
「進化論は……根本主義のクリスチャンから攻撃されているだけでなく,
名の通った科学者たちからも異論を唱えられている。
化石の記録を研究する古生物学者の間では,ダーウィン説に対する一般的な見方とは異なる見解が次第に広がっている」。
1 進化論者で,「キリンの首」という本の著者であるフランシス・ヒッチングはこう述べています。
「生物学の重要な統一原理として科学界に広く受け入れられているにもかかわらず,
1世紀と4分の1を経たダーウィン説は,驚くほどの困難にぶつかっている」。2

59神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 21:59:49 ID:GLEM7JT8
ここで日本語版の見出しの訳は「攻撃の対象とされる進化論」となっているが、
英文版の原本は「Evolution under attack」となっており、
つまり「攻撃の対象とされる進化」と訳さなければならない。
また引用文の主語は「進化論は」と訳されているが、英語版の原本は、
主語が「進化は」(Evolution)となっており、
「進化論は」と和訳するのは正確ではない。
日本語訳の段階で再度「進化」と「進化論」が更に混乱していることを示している。
この「ディスカバー」誌の引用文の前後関係を読んでみるとすぐにわかるが、
異論が唱えられているのは進化が事実か否かの問題ではなく、
進化のスピードに関する意見の不一致を述べていることがわかる。
次にこの「ディスカバー」誌の記事の前後を訳し、
『創造』の本が抜き出して引用した部分を下線で示す。
60神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:03:14 ID:GLEM7JT8
1989年に発表されたチャールズ・ダーウィンの見事な進化の理論は、
科学と宗教の思想に驚くべく影響を与え、
人間の自分自身に対する見方を永久的に変えてしまった。
しかし今や、この神聖と見られていた理論には、
根本主義のクリスチャンから攻撃されているだけでなく、
名の通った科学者たちからも異論を唱えられている。
化石の記録を研究する古生物学者の間では,ダーウィン説に対する一般的な見方とは異なる見解が次第に広がっている。
・・・・ほとんどの論争の中心は、進化の30億年の過程が一定の緩やかなペースで起こったか、
それとも長い不活動の期間の中に短期間の急速な変化が断続的に起こったのか、
という鍵となる疑問である。進化はウサギか、カメか、という疑問だ。
広く受け入れられているダーウィンの見方、すなわち進化はゆっくりと這うように進んできた、という見方はカメを支持する。
一方、アメリカ自然史博物館のナイルズ・エルドリッジとハーバード大学のジェイ・グールドの二人の古生物学者は、ウサギに賭けている。
James Gorman, "The Tortoise or the Hare?," Discover, p. 88, October, 1980
61神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:06:56 ID:GLEM7JT8
ものみの塔協会が知らせない、「ディスカバー」誌の引用の前後を見れば、
議論の対象は進化そのものでなく、進化のスピードに関する意見の違いに言及しているに過ぎないことがわかる。
エルドリッジもグールドも、進化そのものには何らの疑問も持ってはいないのだ。
しかし、『創造』の上の引用を読むだけで、実際の記事も、
これらの科学者の見方も知らないエホバの証人は、
あたかも「名の通った科学者」たちが進化を「攻撃の対象」にしているような印象を持ってしまう。
62神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:10:36 ID:GLEM7JT8
これ以下、「攻撃の対象とされる進化(論)」が述べている攻撃の対象は、
進化ではなく、ダーウィンの提出した進化のメカニズムについての理論なのだが、
一般の読者はこの違いがわからず、進化そのものが攻撃されているのだ、
という印象を持ってしまう。

*** 創 17 2 進化をめぐる意見の不一致―なぜ? ***
起源をめぐるジレンマ
10 生命がどのように生じたかという問題について,
天文学者ロバート・ジャストローはこう述べました。
「[科学者たち]が残念に感じる点であるが,明解な答えはない。
化学者は,無生の物質から生命を創始する自然の過程を再現する実験に一度も成功していないからである。
科学者たちは,そのことがどのように起きたのかを知らない」。
彼はさらにこう述べました。
「科学者たちは,生命が,創造という行為の結果ではない,という証拠を持っていない」。

63神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:14:23 ID:GLEM7JT8
この「起源をめぐるジレンマ」という部分ではまず、10節から13節にかけて天文学者ロバート・ジャストローを引用し、
あたかもジャストローが進化に疑問を持っているような印象を読者に与える。
ジャストローが実際進化に対してどのような見方を持っていたかは、
以下に引用するが、その前に目や脳のような複雑な器官が「方向づけのない偶然の要素」によって作られるはずがないことを11節で述べたあと、
12節でダーウィンを引用して、こう書いている。
*** 創 18 2 進化をめぐる意見の不一致―なぜ? ***
12 ダーウィンもこれが難問であることを認めていました。
例えば彼はこう書いています。
「目が[進化]によって形成されたとするのは,率直に告白すれば,極めてばかげた考えに思える」。
以来1世紀以上がたちました。その難問は解決されましたか。
64神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:19:36 ID:GLEM7JT8
ダーウィンは本当に目が進化によって形成されたとするのは馬鹿げた考えと思っていたのだろうか。
再び『創造』の本の知らせない、前後関係を見てみよう。
 さまざまな距離に焦点をあわせ、種々の量の光をはいるようにさせ、
球面収差や色収差を補正する、あらゆる種類の無類の仕かけをもつ目が自然選釈によってつくられたであろうと想像するのは、
このうえなく不条理のことに思われる、ということを、私は率直に告白する。
太陽は静止し世界はその周囲をめぐると最初にいわれたときには、
人類の常識はそれを誤りであると宣言した。
だが『民衆の声は神の声』(Vox populi, vox Dei)という古いことわざは、
哲学者ならだれも知っているように、科学では信ずることはできない。
だが、理性が私に告げるところによれば、
もしも完全で複雑な目からきわめて不完全で単純な目にいたる数多い漸次的な段階が存在し、
しかも各段階はその所有者にとって有用であることが示されるなら、
またもしも目がつねに軽微な変異をし、たしかに実際にそうであるようにその変異が遺伝するものであれば、
そしてさらに、変化する生活条件のもとである動物に有用であるなんらかの変異あるいは変化が器官に生ずるものであるなら、
完全で複雑な目が自然選択によって形成されたと信ずることの困難は、
たとえわれわれの想像ではうちかちがたいものであっても、
学説をくつがえすものとは考えられないのである。
いかにして神経が光に感じるようになったかということは、
いかにして生命が最初に生じたかということよりももっと、
われわれにとって当面の問題ではない。
しかし、いくつかの事実は感覚性の神経のあるものが光を感受するようになり、
また同様に音を生じる空気の比較的粗い振動を感受するようになったと推量させるということは、
いってもさしつかえないであろう。
ダーウィン著・八杉龍一訳 進化論(上)岩波文庫242頁

65神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:27:43 ID:GLEM7JT8
ここでは、ものみの塔協会の欺瞞の二つの典型的な例を見ることができる。
『創造』の著者は、「目が[進化]によって形成されたとするのは,率直に告白すれば,
極めてばかげた考えに思える」として進化という言葉をカギ括弧に入れて引用に付け加えているが、
実際、ダーウィンの原本は「進化」ではなく、ここに「自然選択」という言葉が書かれていた。
これを意図的に「進化」という言葉にすりかえたのは、
まさしく『創造』の著者(ものみの塔協会)が自然選択に関する議論を進化に関する議論にすりかえて読者を欺くことを意図的に行ったとしか考えられないであろう。
もう一つの欺瞞は、もちろんここでダーウィンが言おうとしていることの正反対の結論を『創造』の著者は読者に示していることだ。
ダーウィンはここで目が自然選択によって作られたということを常識で想像するのは、
太陽の周りを地球が回るということを常識で想像するのと同じように「極めてばかげた考えに思える」と述べているのだ。
しかし、彼の文章全体を読めばわかるように、ダーウィンは「目が自然選択によって形成されたと信ずることの困難は、
たとえわれわれの想像ではうちかちがたいものであっても、学説をくつがえすものとは考えられないのである」、
すなわち直感ではばかげた考えと思えても、理性では充分ありうることだ、と結論しているのである。
これに対し、『創造』の引用では、ダーウィンが本当に、
目が自然選択によって形成されたと考えることはばかげたことだと信じていたような印象を読者に与える。
ダーウィンの実際の主旨を正反対に捻じ曲げた引用と言えるであろう。

66神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:34:02 ID:GLEM7JT8
*** 創 18-19 2 進化をめぐる意見の不一致―なぜ? ***
12 むしろ逆に,目に関してダーウィンの時代以後知られるようになった事柄は,
それがダーウィンの理解していたよりずっと複雑なものであることを示しています。
そのため,ジャストローはこう述べました。
「目は設計されたもののように思える。
どんな望遠鏡の設計者でも,これほどにはできなかったであろう」。10
13 目についてこのように言えるなら,人間の脳についてはどうでしょうか。
単純な機械でさえ偶然による進化ではできないのですから,
それよりほとんど無限に複雑な脳がそのようにしてできたということを,
どうして事実とすることができるでしょうか。
ジャストローはこう結論しています。
「人間の目の進化を偶然の所産として受け入れることは難しい。
人間の知性の進化を我々の祖先の脳細胞の中における無作為の分断の所産と見ることはさらに難しい」。
67神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:36:33 ID:GLEM7JT8
ここでは、先に述べたジャストローの引用が使われている。
ここで『創造』の引用をそのまま素直に読めば、ジャストローは目の形成や脳の機能の発達は進化の結果と理解することは困難であると考え、
進化を事実とすることは難しいと考えていた、と読める。
しかし著名な天文学者ジャストローは進化に関して本当にそのような疑問を持っていたのであろうか。
次にジャストローの引用の前後を紹介する。
下線の部分が『創造』の引用した部分である。
68神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:42:33 ID:GLEM7JT8
ダーウィンの時代の多くの人々は、「デザイナーなしにデザインはできない」と言った神学者ウィリアム・パーリーに合意していた。
・・・化石の記録は恐竜が消滅した時代に、小さな哺乳類たちがクジラや象などの他の多くの種類の哺乳類に進化したことをしめしているが、
誰も小さな動物がクジラや象に変化するのを見たものはいない。
これらの特別な変容を示す証拠は間接的であり、化石の記録の中に埋もれている。
・・・そして最後に偶然の役割がある。
もしダーウィンが正しければ、人間は過去40億年の間に次々に起きた偶然の出来事の重なりの結果できたことになる。
これが真理でありうるだろうか。
このような素晴らしい知性と精神を持った人間が、地球のちりから偶然だけで作られたのだろうか。
人間の目の進化を偶然の所産として受け入れることは難しい。
人間の知性の進化を我々の祖先の脳細胞の中における無作為の分断の所産と見ることはさらに難しい。
私自身のこの疑問に対する見方は不可知論的であり、ダーウィンの見方と近い。
・・・人間の出現に至るこの歴史は明らかに方向性があるのに、
それでもそれを見出せないのだろうか。
科学者はこの疑問に関して答えを知っているように感じやすいが、
彼らのこの件に関する知識の完全さへの自信は正当性を欠くものかもしれない。

一方、進化に関する証拠への科学者の信頼も当然のことと思われる。
進化を支持する化石の証拠は、今やほぼ完全である。
・・・全ての歴史の証拠と同じように、人間が動物に祖先を持つという証拠は状況証拠ではあるが、
しかしその累積された証拠は圧倒的な説得力を持つ。
進化の事実には疑いは挟めない。

この人間に至る長い過程が、宇宙の目的や計画の表現であるかどうか、
という疑問は、私にとっては人間の理解を超えた問題であり、
少なくとも科学の範囲を超えた問題であると思われる。
科学者たちは、創造から人間の出現に至るまでの出来事の流れについての興味ある物語を語ることができるが、
宇宙の最初と最後についての疑問と同じように、目的や計画のより大きな質問に関しては、
科学は答えを持たないのだ。

Robert Jastrow, The Enchanted Loom: Mind in the Universe, pp. 97-101, Simon and Schuster, New York, 1981.

69神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 22:48:36 ID:GLEM7JT8
ここで、『創造』は再び引用の欺瞞を行っている。
ここでわかるように、ジャストローは「進化の事実には疑いは挟めない」とはっきりと述べ、
その上で進化のメカニズムに関して「偶然」あるいは「無作為」の結果であることに困難を表明しているのだ。
『創造』はここでも再び読者を「進化」と「進化の理論」との間で混乱させて、
科学者が考えてもいないような結論に、読者を誘導しようとしている
70神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 23:03:03 ID:GLEM7JT8
*** 創 19-20 2 進化をめぐる意見の不一致―なぜ? ***
化石をめぐるジレンマ
14 過去の生物の幾百万片もの骨その他の証跡が科学者たちによって発掘され,
それらは化石と呼ばれています。進化が事実であったのなら,
それらすべての中に,一つの生物が別の種類の生物へと進化してきたことを示す豊富な証拠があるはずです。
しかし,米国のシカゴ自然史野外博物館の「館報」はこのように注解しました。
「ダーウィンの[進化]説は常に化石の証拠と密接に結び付けられてきており,
たいていの人は,生物史のダーウィン的解釈を支持する一般的論議の非常に重要な部分を化石が支えている,
と考えるであろうが,残念なことに,厳密に言うと,それは真実ではない」。

15 これはなぜでしょうか。その「館報」はさらにこう述べています。
「[ダーウィン]は化石の記録に当惑させられた。
それは,彼が予言したのとは違って見えたからである。
……地質学の記録は,当時も今も,ゆるやかな漸進的進化を示す,わずかずつの連鎖的変化の形跡を提出してはいない」。
事実,1世紀以上にわたって様々な化石が収集された今日,
「我々が持つ,進化的推移の例はダーウィンの時代よりさらに少ない」と,「館報」は説明しています。
12 なぜでしょうか。今日入手しうる,より豊富な化石の証跡は,進化を説明するためにかつて用いられていた標本のあるものが今では決してそのようにはみなされないことを示しているからです。
71神も仏も名無しさん:2007/06/08(金) 23:06:00 ID:GLEM7JT8
この14、15節では、米国のシカゴ自然史野外博物館の主事であるデービッド・ロープが書いた博物館「館報」を引用して、
あたかも化石が進化の事実を支持していないと考えているかのような印象に読者を誘導しようとしている。
しかしここにも、ものみの塔協会のあからさまな欺瞞が隠されている。
デービッド・ロープの書いた原本を紹介し、ものみの塔協会が『創造』の本の中に選択的に引用した部分を下線で示す。
72神も仏も名無しさん:2007/06/09(土) 00:56:19 ID:g9l+/9QB
ダーウィンの自然選択の説は常に化石の証拠と密接に結び付けられてきており、
たいていの人は、生物史のダーウィン的解釈を支持する一般的論議の非常に重要な部分を化石が支えている、
と考えるであろうが、残念なことに、厳密に言うと、それは真実ではない。
われわれは生物の時間を経た変化として定義される事実としての進化と、
その変化の説明とを区別しなければならない。
ダーウィンの自然選択の理論を通しての貢献は、どのようにして進化の変化が起こったかを示唆することであった。
地質学の記録に見られる証拠は、われわれが期待する程にはダーウィンの自然選択説と一致していない。
ダーウィンはこのことに完全に気がついていた。
彼[ダーウィン]は化石の記録に当惑させられた。
それは、彼が予言したのとは違って見えたからである。
その結果、彼は「種の起源」の大きな部分を使ってこの違いを説明し、理由付ける試みを行った。
幾つかの問題があったが、その主要なものは、地質学の記録は、当時も今も、ゆるやかな漸進的進化を示す、
わずかずつの連鎖的変化の形跡を提出してはいないということだ。
言い換えれば、中間移行形が充分に存在しないということだ。
David M. Raup, "Conflicts Between Darwin and Paleontology," Field Museum of Natural History Bulletin, pp. 22-3, Chicago, January 1979.
73神も仏も名無しさん:2007/06/09(土) 01:16:25 ID:g9l+/9QB
ここに見られるものみの塔協会の欺瞞は、原文が「自然選択の説」(theory of natural selection)とある所を、
勝手にカギ括弧を使って[進化](evolutution)という言葉に置き換えていることである。
しかもその欺瞞の悪質さは、ロープの原文のすぐ次の文章を読めばますます明らかになる。
何とロープ自身が次の文章で、「事実としての進化と、その変化の説明とを区別しなければならない」と重大な警告を発しているにもかかわらず、
その部分を引用せず、こともあろうにこのロープの警告と正反対に、
意図的に進化と進化の理論の一つである自然選択の説とを混同させているのである。
上に引用したように、ロープは事実としての進化になんらの疑問も持っていない。
問題にしているのは、ダーウィンの自然選択説、特にゆるやかな漸進的変化を支持する地質学的証拠が少ないことから、
ダーウィンの進化についての説明に問題があることを述べているのだ。
そのことと、進化の事実に疑問を持つことは根本的に異なる問題であるのに、
ものみの塔協会は読者に対し、あたかもロープが進化の事実に疑問を持っているかのような、
誤った印象を与えようとしているのだ。
また、上の『創造』の引用を見ると、あたかもロープは中間移行形が全く存在しないと言っているような印象を受ける。
しかし、引用の直ぐ後の文では、ロープは「中間移行形が充分に存在しない」と言っており、
全く存在しないと言っているわけではないのだが、『創造』はこの部分は引用しない。
実際、中間移行形の化石は数は少ないが発見されている。
ここで最も重要なことは、ものみの塔の主張する全ての生物は初めから今の形に作られ変化しなかったという創造論では、
このような中間移行形は一切存在しないはずであり、創造論こそが化石の記録とあわないことであるが、
その点は一切述べられていない。
74バンナ:2007/06/11(月) 10:46:18 ID:0/SbwWs+
.
75神も仏も名無しさん:2007/06/11(月) 20:10:12 ID:ldgERBoX
便利なリンクサイトです
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76神も仏も名無しさん:2007/06/13(水) 21:53:54 ID:VQNCoSib
週末age
77神も仏も名無しさん:2007/06/17(日) 12:14:01 ID:3Xku6b76
♪エホバ、ホバ、ホバ、もろみのダンス
♪タラッタラッタラッタラッタラッタラッタラ
♪破門恨んでバッタバッタ騒ぐ
♪家に放火だラッタラッタラッタラ
78おせっかい屋:2007/06/17(日) 22:51:53 ID:fQzt+LFi
バンナさん。辞めた方がいいですよ
79神も仏も名無しさん:2007/06/17(日) 22:54:41 ID:mpcvIwcC
ああエホバあなたは笑顔の微笑みの歯。
とうとう私は、ものみの塔で、もろみ漬け。
私なんぞ会衆を出て一時的に会衆の成員を大幅に減らしたそうな。
私がバプテスマを受けて分会した会衆も、私が去って再び元の会衆に編成が戻ったそうな。
80神も仏も名無しさん:2007/06/18(月) 14:45:50 ID:rn6vLXkV
放火記念age

81神も仏も名無しさん:2007/06/18(月) 15:31:18 ID:BHj0Xaen
↑ ウザイ奴等だな、火ィつけるぞ!
82ゴルゴダクロス:2007/06/18(月) 16:35:31 ID:nAOgt34S
お!王国会館はオレのスレになっちゃったからこんなバカみたいなスレ立ててんのかー(笑)見つけちゃった。まあ今はバカブスバンナと遊んでらんねーから王国会館スレに来るな。そしたら見逃してやろう。カルトエホバカ洗脳童貞野郎達
83ボンネットの上のカルト内閣:2007/06/18(月) 18:11:37 ID:/tiBOERw
信者の46歳女を逮捕=夫の破門に憤慨−「エホバの証人」教会放火・警視庁(時事通信)

14日から15日にかけて、東京都国立市や杉並区の「エホバの証人」の教会で相次いだ火災で、警視庁荻窪署は15日、
杉並区の火災について、現住建造物等放火などの疑いで、信者で無職緒形直子容疑者(46)=同区今川=を逮捕した。
14日に国立市内の教会で行われた集会で、緒形容疑者の夫(48)の破門が発表されており、
緒形容疑者は「夫が破門されたことに憤慨して放火した」と容疑を認めているという。

‥‥そんなワケで、せっかくダンナが破門されて、ようやく自由の身になれたんだから、マトモな神経の女性だったら、
ダンナと離婚させられたくなかったら、自分も脱会しちゃえばいいって考えるだろう。だけど、「エホバの証人」には、
「自分から脱会する場合には最低でも100万円の脱会料を上納すること」っていう、ホニャララ団や右翼みたいな規則がある。
そして、「エホバの証人」では、1週間のうち、最低でも3日以上は布教活動をしなくちゃなんないって規則もあるから、
普通の職業に就くことができず、ほとんどの洗脳信者は、週に3〜4日のバイトで生活してるのだ。
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
84神も仏も名無しさん:2007/06/18(月) 22:26:58 ID:yCKLNqeO
ゴルゴダクロスwww











豚嫁と豚魚を抱えてるのにwww

もう死んだらいいと思うよ、心から(笑)
85神も仏も名無しさん:2007/06/19(火) 10:41:40 ID:QDXLbx4w
>>83そんなバカな。13年前に私が辞めた時は、ただ集会に通わなくなって、何回か牧羊訪問を受けても断って、とうとう長老が排斥を伝えてくれただけだったけど。
子供を作らないで平和な楽園で永遠に生きたいなあ。
86神も仏も名無しさん:2007/06/19(火) 10:55:11 ID:VbshR2eC
コピペ延々と貼り続けてるキチガイさんは何?
読む気にもならない
87排斥:2007/06/19(火) 10:57:41 ID:c2ef3DBt
>>83がゆってんの嘘だよ。
金もとられない
宣教奉仕も規則なんてない
88神も仏も名無しさん:2007/06/19(火) 20:07:20 ID:qYEigvQM
馬鹿なものみの塔につける薬なし
89神も仏も名無しさん:2007/06/19(火) 22:08:40 ID:N8xKoMUS
輸血拒否w
90神も仏も名無しさん:2007/06/19(火) 23:39:41 ID:mAN7JFUu
なにこの自己満スレwwwwww
だからエホバの証人がキチガイ言われるんだ(´A`)
91ゴルゴダクロス:2007/06/20(水) 12:01:12 ID:zjurNut0
上げますよー。上げて欲しくなさそうなスレを上げますよー。ぎゃははははっ!輸血せずに死んだ洗脳童貞信者のために上げますよー。ぎゃははははっ!
92神も仏も名無しさん:2007/06/20(水) 14:53:26 ID:x54d806F
カルトage
ここに書いてある内容を本気でしんじられる証人ってすごいですね。
てか、前って、出版物有料だったよね??
93神も仏も名無しさん:2007/06/20(水) 17:20:17 ID:ilZHcJs/
  ∧_∧
`∧( ´∀`) age
( ⊂   ⊃
( つ ノノ
| (_)_)
(__)_)

いいから、ゴルゴダクロスwww
早く死ねよ!
泣かすぞ(笑)
94神も仏も名無しさん:2007/06/20(水) 17:23:52 ID:bD/Qwlup
かながわ とか よこはま そのたいろいろ その2
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/rights/1176802348/
★☆★群 馬 県★☆★
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/rights/1176994278/
東京都内B巡り<<2周目>>
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/rights/1179628784/
★とちぎ☆栃木★うつのみや☆宇都宮★ Vol.4
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/rights/1180643922/
◆彩の国 埼玉◆Vol.22 (245)
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/rights/1181107833/
ち ば け ん Part.8
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/rights/1170164081/
甦る東京の下層社会
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/rights/1178869980/
茨城県民の人権
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/rights/1182285566/
95神も仏も名無しさん:2007/06/20(水) 19:47:55 ID:WRVDkrbf
質問なんですけど、長老夫婦が格下げになると他の会衆に飛ばされるんですか?

そんな処分受けるぐらいの悪いことって例として何ですか?
96神も仏も名無しさん:2007/06/21(木) 09:55:24 ID:CA5jeWr7
>>91そのような話があるのでは、本当に、イエス・キリストの復活を信じてはならないですね。
私も「永遠の命と世界平和は子供を作らない事」という知識が無かった時は病気とケガばかりだったです。
ものみの塔が、楽園の絵に子供を描かないことも重要ですね。
97ゴルゴダクロス:2007/06/24(日) 01:05:12 ID:dd3QkngL
放火カルトエホバカ洗脳童貞ゴミ宗教エホバカは輸血せずにまた洗脳信者が死にましたな。楽園?清い?どこがだカルト認定エホバカ。危ないカルト認定されたエホバカは危険だ!
98神も仏も名無しさん:2007/06/24(日) 01:59:04 ID:Y5cRBnxP
ゴルゴダクロスwww

なに?カリスマコテハンになりたいんかな?




















無理でしょ。知能がないからwww

早く死ねよ、マジで早く死ねばいいよ( ^ω^)
99ゴルゴダクロス:2007/06/24(日) 11:46:21 ID:dd3QkngL
>>98 他人様に死ねと言うのが貴方の信じるカルトエホバカが教えてくれた事ですか!?(笑)鬼畜殺人宗教エホバカ。さすがカルト認定されただけはあります!放火あり、輸血せずに殺人もあり、どうです皆さん!これがエホバです!恐い宗教!カルト
100神も仏も名無しさん:2007/06/24(日) 18:07:57 ID:Y5cRBnxP
ゴルゴダクロスさん?






私アンチエホですからwww











でもお前が嫌いwww
身障者バカにするゴミなんですもの(笑)
ゴルゴダクロスwww
早く死ねばいいお( ^ω^)