☆ 卍 仏教 @ 質問箱 卍 ☆ パート16

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381名無しさん@3周年
>>377
空=本来は「空性」というべき。もろもろの存在は縁起によって成り立っており、固定的実体がないということ。

ここでいう「実体」は、
不変で、他の影響を受けず、種々の存在にとっての根源であり(種々の存在はこれによって存在しうる)、
種々の存在に対しては影響を与え、物質的なものでなく(→通常感覚知覚できるものでなく)、
あるものを、あるものたらしめる唯一の要素(他の要素は重要でない!)と見做されるもの。
また、それのみで存在しうる(縁起するものでない)。術語では、「自性」と言われる。
この意味の実体を否定することは、個物や対象そのものの存在を否定するものではない。


【補】
色即是空=色は、空なる性質を持っている。(縁起するものである) → 空そのものではない。
空即是色=空なる性質を持つものは、すなわち色である。
        当然、受想行識についても同様に見る。
        「色」の部分だけを取り出して、さらに「空」を「無・無い」とするからトンデモ解釈が生まれてくるw。