‐‐‐精神世界の書籍情報スレッド‐‐‐

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1名無しさん@3周年
今までありそうでなかったスレッドです。
ここは、宗教・哲学・精神世界など、その辺のジャンルのおすすめの書籍、
およびそれを推薦する理由、どこで手に入るかなどを書きこむ場所です。
21:03/06/09 16:43
この世界もインターネットによる情報化は進んでいますが、
それでもいまだに大部分の情報の源は活字に拠っているのが現実です。
現実問題、それなりの本を読んでいなければ、宗教等の
知識を詳しく得ることは難しいです。
 
 
ということで、さっそく質問・・・。
「魂の科学」という本ですが、オンラインでの購入意外の方法で、
この本を入手できる本屋さんは都内だと何処があるでしょうか?
知っている方がいらっしゃったらレスお願いします。
31:03/06/09 17:09
・・・誰も本読まないのかよ、、、
4高等遊民:03/06/09 17:20
5アバドン:03/06/09 17:33
おまい、馬鹿野郎、書籍探しも神の導き。
6名無しさん@3周年:03/06/09 17:52
良いスレじゃん(・∀・)。
盲信スレとかアンチスレとかばっかだからねー、こうゆうスレ欲しいよねー。

精神世界が見えてくる、エヴァブックス、サンマーク出版
最近読んだ。ごちゃごちゃ寄せ集めた本。精神世界に対するさまざまな考えに触れるにはいいかも。
ただ、こんな本読むより、一人の人が書いた本じっくり読む方がよっぽど見えてくると思うけど。
7アバドン:03/06/09 17:57
 ちばんばんばばん
8 :03/06/09 18:27
http://www.tachibana-inc.co.jp

「たちばな出版」の書籍はお薦め。現実と照らし合わせて書いていることもあるのでわかりやすいです。
精神世界の専売特許のような現象は現実にどう関わってくるのか?
9名無しさん@3周年:03/06/09 18:37
ブーレイブーレイ、ザーザードザーザード・・・。
10名無しさん@3周年:03/06/10 04:10
スエーデンボルグは読んでるかな?
特におすすめは、「スウェーデンボルグの惑星の霊界探訪記」(たま出版)。
これは、太陽系の惑星にすむ霊について書かれてる。ポカーンとするよ。


11_:03/06/10 22:10
12&lro;:03/06/15 02:28
 
13&lro;:03/06/19 16:25
 
14( ・∀・)さん:03/06/22 23:00
アメリカ系の精神世界書籍はたくさん読んでいるのですが、
ヨーロッパ系あるいは非西欧系のもので、これだけは読んでおけ、
あるいはお勧めのものは何かありますか?

スウェーデンボルグはどうなんでしょうか?
15名無しさん@3周年:03/06/23 00:28
非西欧系で必読といえば、まずはこれ。

バガヴァッド・ギータ
マハーバーラタ
ウパニシャッド
16 :03/06/23 00:30
仏説阿弥陀経
17( ・∀・)さん:03/06/23 22:36
>>15
 具体的な著者と本のタイトルは何がいいでせうか?
18名無しさん@3周年:03/06/23 22:41
幸福の科学関係の本はなんなんだ?
投げ売りしているのか?
19( ・∀・)さん:03/06/25 13:00
あげ
20名無しさん@3周年:03/06/26 21:54
エゾテリスムに関する入手しやすい日本語入門書として以下のものを挙げておきます。

リュック・ブノワ「秘義伝授:エゾテリスムの世界」(邦訳:白水社文庫クセジュ592)

ゲノン研究者による標準的なエゾテリスム概説。
ゲノンの著作自体を入手できない(あるいは読めない)人は、やむをえないのでとりあえずこれ。

クセジュ文庫には、アントワーヌ・フェーブルによる「エゾテリスム思想」もあるが、根本的にゲノンの用語系に対立する立場に立って書かれており、あまりおすすめできない。
フェ−ブルはエゾテリスム史家としてはかなり優秀だと思うが、メタフィジシャンではない。

それに、ゲノンはヘルメティズムやドイツ神秘主義をまったく無視しているというような不正確な書き方をしている。
「神智主義:ある疑似宗教の歴史」や「偉大なる三元」「量の支配」などを実際に読めば、ゲノンがエックハルトやベーメ学派たちをよく知っていたのはもちろん、ヘルメス主義文献にも通暁していたことは当然にわかるが・・・。

また、エゾテローグにはよくあることだが、近代フリーメーソンリーに非常に点が甘い(ゲノン自身もそうであった)。
が、シュオンやペリーなどはもはやこのような評価を共有していない。
完全に堕落した反伝統的組織と評価している。
Whitall N.Perry,A Treasury of Traditional Wisdom(Quinta Essentia)p.413以下、とりわけp.463,p.456,p.455参照。
21名無しさん@3周年:03/06/26 21:56
>>20続き

ゲノン年譜

(より詳しい伝記的事実に関してはPaul Chacornac,La vie simple de Rene Guenon(Editions Traditionneles,1958)参照)

1886年   建築家の一人息子としてブロワに生まれる。

1904年   数学専攻生としてコレージュ・ド・ロラン校に入学。各種のオカルティズム・秘教団体と接触。
        しかしやがてそれらに対する批判的な思想を育むようになり、その考察・情報収集の成果は後の著作「神智主義:ある疑似宗教の歴史」や、「心霊術の誤り」において結実する。

1910年頃  スーフィズム(シャージリー教団)と接触し、後にイニシエーションを受ける。

1912年   ベルト・ルーリーと結婚。

1915年   ソルボンヌで文学士号取得。

1916年   ソルボンヌで「微積分学の意義に基づくライプニッツ思想の検討」により哲学修士号取得。各地の高校で哲学を教える。

1919年   パリに戻り、国家博士号取得のために博士論文「ヒンドゥー教義研究のための一般的序説」の執筆を開始する。
        しかし、アカデミックな東洋学の方法論の限界性を批判したため、指導教官シルヴァン・レヴィによってこの論文は拒否され、以後ゲノンは在野の道を歩む。

1921年   「ヒンドゥー教義研究のための一般的序説」「神智主義:ある疑似宗教の歴史」出版。ブラバッキーにはじまる神智学協会系統の思想を批判。

1922年   シャコルナックと知り合う。彼は後に「伝統研究」と改題されゲノン論文の主要な媒体となる「イシスのヴェール」刊行者。

1923年   「心霊術の誤り」出版。前著とともに、近代オカルティズム・疑似秘教を批判。

1924年   「東洋と西洋」出版。「現代世界の危機」のいわば前編にあたる著作。
22名無しさん@3周年:03/06/26 21:57
ゲノン年譜(続き)
1925年   「ヴェーダーンタによる人間とその生成」出版。スーフィズム、カバラ、道教などの諸伝統との一致を示しつつヴェーダーンタ思想を解説した画期的な著作。
        「ダンテの秘教」出版。キリスト教的エゾテリスムに関する最初の著作。

1927年   「世界の王」出版。各伝統に存在する中心のシンボリズムを考察。
        「現代世界の危機」出版。伝統的精神性から逸脱した近代世界総体に対する根源的批判を展開。

1928年   妻の死。

1929年   「教権と俗権」出版。政治的次元における近代世界の逸脱を考察。
        「聖ベルナール」出版。

1930年   スーフィズム文献収集のためカイロへ行くが、以後ヨーロッパに戻ることはなかった。

1931年   「十字架の象徴学」出版。セム的一神教の諸象徴をもとに、純粋形而上学を解説。

1932年   「存在者の多様な段階」出版。ゲノンの著作中、最も抽象的に純化された形で説かれた純粋形而上学入門。

1939年   「東洋の形而上学」出版。入門的小冊子。

1945年   「量の支配」出版。「現代世界の危機」のいわば続編。疑似エゾテリスムと反キリスト(イスラームではダッジャールと呼ばれる)の関係を論じた極めて重要な著作。

1946年   「微積分学の原理」出版。数学的象徴による純粋形而上学解説。 
        「偉大なる三元」出版。東洋の諸象徴やヘルメス学の研究。
        「イニシエーションに関する考察」出版。

1951年  死亡。
23名無しさん@3周年:03/06/26 21:59
ついでに、(専門のインド学者、イスラーム学者や実際の修行者でない人を含みますが)ゲノンやその思想的後継者たち(シュオン、ブルクハルト、シャヤなど)から影響を受けたり、彼らを支持したりしている知識人たちの例を、参考までにあげておきましょう。

シモーヌ・ヴェイユは、そのヒンズー教理解をゲノンの著作に負っています。

T.S.エリオットは、シュオンの著作を「私が出会った比較宗教論に関する本のうちで最高のもの」と激賞しました。

アンリ・コルバンやウイリアム・チティックのようなアカデミックなスーフィズム学者も、ブルクハルトやシュオンの著作を自分の著作の参考文献表にあげています。「イスラーム哲学史」(岩波書店)参照。
世界的な言語学者・哲学者である井筒俊彦は「意識と本質」(岩波文庫)の中でシャヤの著作を引用しています。

ジェイコブ・ニードルマンのようなグルジェフシンパでさえ、ゲノンたちに興味を持ち、アンソロジーを編集しています。

他には、
ラーダクリシュナン(インド哲学研究者にして政治家)、
スワミ・ラムダス(自叙伝The Vision of Godで知られたヒンズーの伝統的実践者)、
アンリ・ド・リュバク(カトリック教会の枢機卿・神学者)
セラフィム・ローズ(東方正教会の著名な著作家)マルコ・パリス(チベット密教実践者)
などなど。
アンドレ・ジイド、アンリ・ボスコもゲノンを高く評価していたことは、ちゃんと勉強している仏文研究者なら当然知っているでしょう。

ネット上で読めるゲノンやシュオンの伝記・書誌・テクスト

ttp://www.worldwisdom.com/Public/Authors/Detail.asp?AuthorID=35&WhatType=2
ttp://www.frithjof-schuon.com/
ttp://www.sophia-perennis.com/
24名無し仔猫@3周年:03/06/26 22:01
『禅とオートバイ修理技術』、俺、バイク好きだったしな。
25名無しさん@3周年:03/06/26 22:02
ゲノンから影響を受けた人々や彼を支持する人々について、もう少し紹介しておきたいと思います。
ゲノンに関する日本語での情報源はネット上にほとんどないですし。
正統的スーフィズム、ヴェーダンタその他の伝統的教義を勉強・実践したいという人がこのスレの読者にいれば、それらの人々に役立つでしょう。

ラマ・アナガリカ・ゴヴィンダ
二十年にわたってカーギュ派の師について修行したチベット密教実践者。
「チベット密教の真理」(邦訳:工作舎)においてゲノン「ヴェーダンタにおける人間」を引用。

サイード・フセイン・ナスル
イスラーム学における世界的権威。邦訳として「イスラームの哲学者たち」(岩波書店)
ギフォード公演原稿Knowledge and the Sacred(State University of NewYork Press)p.100でゲノンを紹介。
ゲノンの思想的後継者Frithjof Schuonのアンソロジー編集者でもある。

Wolfgang Smith
宇宙飛行における大気圏再突入問題解決の理論的鍵を提供した物理学者。
The Quantum Enigma(Sherwood Sugden)においてゲノン「量の支配」を引用。

Leo Schaya
井筒俊彦が「意識と本質」において依拠したユダヤ神秘主義研究者でゲノン支持者。
L'homme et l'absolu selon la Kabbale(Dervy-Livre)p.10参照

Alain Danielou
伝統的音楽理論に関する現代の第一人者。(音楽之友社から出版された邦訳著作あり)
Rene Guenon:Les Dossiers H(L'Age d’Homme)に寄稿。

Ananda Coomaraswamy
インド美術、哲学、比較思想論における碩学。中村元やエリアーデも彼に多くを負っています。著作でしばしばゲノンを引用。
26名無しさん@3周年:03/06/26 22:04
トマス・マートン
カトリックの修道士で、現ダライ・ラマとも対話し、そのキリスト教理解に寄与した。(ダライ・ラマ十四世「幸福論」角川春樹事務所参照)
マルコ・パリスによってゲノンの著作を紹介され、深い共感を表明。
>>23のWorld Wisdom Booksのページの著者紹介を参照。

Hans Jacobs
ユングの弟子だったが、ゲノンの影響で東洋の伝統的心理学に接近し、ユング批判に転じる。Western Psychotherapy and Hindu Sadhana(George Allen & Unwin)参照。

Julius Evola
イタリアの伝統主義者。錬金術、仏教、タントリズムに関する著作や、神智学協会批判の書(Maschera e volto dello spiritualismo contemporaneo,Editions Mediterranee、仏訳あり)などで知られる。
多くの意見の相違を持ちつつもゲノンを「近代世界のための師」として尊敬している。

Tage Lindbom
スウェーデンの元社会主義理論家で社会主義批判に転じた。The Tares and the Good Grain(Mercer University Press)のような著作で、シュオンやゲノンに多くを依拠している。

William C. Chittik
英語圏におけるスーフィズム研究の第一人者。シュオンやブルクハルトから多くの影響を受けている。
イブン・アラービー「メッカ啓示」解説・英訳書であるThe Sufi Path of Knowledge(State University of New York Press)の巻末文献表参照

Michel Valsan
「伝統研究」誌におけるゲノンの主要な協力者の一人。
現代フランス語圏におけるイブン・アラービー研究の権威M.Chodkiewiczの師。

E.F.シューマッハー
「スモール・イズ・ビューティフル」(邦訳:講談社学術文庫)で知られた経済学者。
グルジェフ寄りの人間であるが、「迷える者への導き」では多くをゲノンに依拠。

なお、ナスルによれば鈴木大拙、久松真一はシュオンと交流していました。
The Essential Writings of Frithjof Schuon(Element Books)p.55参照。
27名無しさん@3周年:03/06/26 22:22
ゲノン自身の主要著作についてはすでに紹介したので、Frithjof Schuonの著作に関しても少し。

「諸宗教の超越的一性」
T.S.エリオットが激賞した比較宗教論の傑作。人類の伝統的英知の共通性を明示しつつ、安易な諸宗混交主義を批判。

「イスラーム理解のために」
イスラーム全体に関する透徹した秘教的解説を提示し、シュオンの著作中、最も広く知られたものの一つ。
新版にはスーフィズム研究の権威として知られるシンメルが序文を書いた。

「形而上学概要」
存在論を扱った諸章を含む、理論的には最も重要な著作。英訳は他の著作と併せてSurvey of Metaphysics and Esoterismとして出版されている。

現代ロシアで最も有名な正教の著作家の一人、セラフィム・ローズについて。

アメリカでプロテスタントの家庭に生まれるが、東洋思想の研究を経て正教徒になる。
カリスマ運動や初期ニューエイジを批判した著作は、ロシア語に翻訳されて百万部単位で流通し、多くの人々を正統信仰へ立ち返らせた。
以下の著作を参照。
The Soul After Death: Contemporary "After-Death" Experiences in the
Orthodoxy and the Religion of the Future

ローズはルネ・ゲノンについて、いくつかの見解の相違にもかかわらず、

「何にもまして真理を求め、愛し、それ以外の何物によっても満足しないことを私に教えてくれたのは、ゲノンだった」
と、深い影響を告白している。伝記Not of this worldを参照。
28名無しさん@3周年:03/06/26 22:40
>>20続き。参考までに。

・・・「秘教(esoterism)」もしくは形容詞「秘教的(esoteric)」という言葉を、その歴史的用法・語源的意味に従って用いることは当然正当なことだというべきですが、(ゲノンは基本的にそれに従っているにすぎない)
もし「秘教」の定義を、・・・「近代になってから登場した自称「秘教」」に限定すべきだというのであれば、
そのような限定は、歴史的・語源的に正当化根拠をもたない、というべきでしょう。

「秘教的」という言葉は、周知のとおり、ピタゴラス主義・ネオプラトニズムにおいて、そしてアレキサンドリアのクレメンスのようなキリスト教の古代教父において用いられた言葉です。
(イアンブリコス「ピタゴラス伝」邦訳:国文社、アレキサンドリアのクレメンス「ストロマティス」第5巻参照)

そしてそれは、いうまでもなく、事項の性質上、誤解による弊害を避けるために、一部の精神的エリートのみに伝達されざるを得なかった教えについて用いられました。

古代カトリシズムにおけるこのようなエゾテリスムの存在については、枢機卿でもあった神学者・古代教会史家ジャン・ダニエルーがエラノス年報に寄稿した論文において明らかにしています。

そして、ゲノンによって開示された純粋形而上学的認識の助けを借りて、そのようなキリスト教的エゾテリスムを諸教父の教えや「ヨハネによる福音書」から再構成し、
プラトニズム・ヴェーダーンタのような他の伝統的教義との基本的一致を示してみせたのが、ナンシー第二大学哲学教授Jean Borellaによる、La Charite profanee(Editions du Cedre)でした。

キリスト教的エゾテリスムとは、歴史的・語源的に、まずこのような教義をさすのであって、
これとまったく矛盾する内容をもつ、近代になってから出現した諸々の教祖が主張する自称「秘教的キリスト教」は、
このような伝統的エゾテリスムの観点から言えば、まさしく擬似秘教以外の何物でもないわけです。・・・
29名無しさん@3周年:03/06/26 22:45
>>28続き

そして、このような伝統的エゾテリスムは、各伝統間において、その本質的内容・・・「純粋形而上学」とゲノンが呼ぶもの・・・は一致しています。

すなわち、ユダヤ教の伝統内ではそれはカバラであり、ギリシア・ローマ的伝統ではピタゴラス主義・ネオプラトニズムであり、
イスラームにおいてはスーフィズム、ヒンドゥー的伝統内ではそれはヴェーダーンタ、極東の伝統では老荘であり、
いずれも、その内容の性質上、多かれ少なかれ知的エリートに留保された伝統的教義です。

ゲノンはそれらを指して、「エゾテリスム」という西洋的な単語を用いているわけですが、本質的内容においてこれらが西洋エゾテリスムと一致している以上、このような用法はきわめて正当だというべきでしょう。

そして、カバラやネオプラトニズムやスーフィズムやヴェーダーンタの教義の細切れを寄せ集めて、物質主義的世界観のもとに歪んだ解釈を加えて提示している近代の諸々の自称「秘教」は、
このような伝統的観点から見れば、パロディとしか言いようがないわけです。・・・

そのような近代の自称「秘教」、実在すら証明できない自称「修道院」の教義や、聖書的伝統の否定以外の何物でもない自称「秘教的キリスト教」を秘教の定義とし、それこそが「真の秘教」だと言はりたい人々も世の中には存在します。
しかし・・・そのような「秘教」の定義にわれわれが従う義務などどこにもありません。

また、キリスト教に関するゲノンのいくつかの誤った事実判断については、

Jean Borella
Esoterisme guenonien et mystere chretien

参照。著者は元ナンシー第二大学哲学教授。ゲノンの形而上学的洞察を高く評価しつつ、いくつかの事実問題に関して的確な批判を加えている。
30名無しさん@3周年:03/06/26 22:45
☆可愛い彼女が貴方のために・・・☆
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31名無しさん@3周年:03/06/27 00:22
西洋神秘主義(プラトニズム・キリスト教)を学ぶために役立つ基礎的諸文献
(アマゾンなどで入手しやすいもの、図書館でアクセスしやすいもの中心。
プラトン全集とか聖書とか、あまりに常識的なものは除きます。)

井筒俊彦「神秘哲学」(中央公論社)
西洋神秘主義を学びたい日本人なら、まず何をおいてもこの本の第二部を読むべきでしょう。
これさえ読んでおけば、ギリシア神秘哲学の理解において大きく道を踏み外す恐れはないものと思います。

世界の名著「プロティノス・ポルピュリオス・プロクロス」(中央公論社)
プロクロスは後の否定神学的伝統(ディオニシオス文書、ドイツ神秘主義)において決定的な影響を及ぼしているので、
当然読まないわけにはいきませんが、日本語で読めるものはごくわずかしかありません。
英訳であれば、Thomas Taylorによる「プラトン神学」「ティマイオス注解」の訳、Dillonによる「パルメニデス注解」の訳があります。

クラウス・リーゼンフーバー「西洋古代・中世哲学史」(平凡社ライブラリー)
各章末で、キリスト教的神秘主義について日本語で読める文献はほぼ網羅的に紹介してあります。
簡潔で明晰な本文の秀逸さについてはいうまでもありません。

紹介されている中で、とくに重要なのは「キリスト教神秘主義著作集1」(教文館)(ディオニシオス文書「神名論」「神秘神学」邦訳)、ニコラウス・クザーヌス「知ある無知」(創文社)。
エックハルトやベーメを代表とするドイツ神秘主義の邦訳は多数あるが、著作の性質上、安全に勉強するのは基本的に難しい。日本人なら、ヴェーダーンタや禅を勉強してから入りなおしたほうがおそらく早い。

役立つサイト
New Advent
ttp://www.newadvent.org/
教父文書、トマス「神学大全」などの基礎文献が英訳で読める。

クザーヌスやアンセルムスの英訳は以下のHP参照。
Jasper Hopkins
ttp://www.cla.umn.edu/jhopkins/
32名無しさん@3周年:03/06/27 00:27
>>24の書き込みは、>>23に釣られたわけじゃないんだけど・・・w
33名無しさん@3周年:03/06/27 01:07
>>31続き

十字架の聖ヨハネやアヴィラの聖テレジアにおいて最高度の達成を見たカルメル会系神秘主義については、
ドン・ボスコ社から出ている邦訳諸著作に加えて、

Reginald Garrigou-Lagrange,The Three Ages of the Interior Life
が決定的な参考書。

東方正教会系のものとしては
ロースキィ「キリスト教 東方の神秘思想」と、Olivier Clement,The Roots of Christian Mysticismが秀逸。
とくに後者は、古代ギリシア教父思想全体への入門書としてこれ以上のものは現時点で他にないと思われる。

実践面に関しては、
The Philokalia(Faber and Faber)
Rama P.Coomaraswamy,The Invocation of the name of Jesus(Fons Vitae)
Scupoli,Spiritual Combat(Sophia Institute Press)
Tanquerey,The Spiritual Life(TAN Books)
などを参照。
34名無しさん@3周年:03/06/27 01:53
仏教関係の良書・入門書を、入手・アクセスが容易なもの中心に少しまとめておきます。

世界の名著「大乗仏典」(中央公論社)
重要な諸著作がコンパクトにつめこまれていますが、とくにこの中に収録されているチャンドラキールティによる中論注釈を味読すべきでしょう。

「大乗仏典14 龍樹論集」(中央公論社)
このシリーズによって重要な大乗仏典は一通り現代語訳で読めます。

「ダライ・ラマの仏教哲学講義」(大東出版社)
現ダライ・ラマの邦訳著作はいずれも大変ためになりますが、特にこれ。
チベット仏教関連リンクは以下参照。
ttp://www.tibethouse.jp/link/index.html

ゾクチェン関連では
ナムカイ・ノルブ「虹と水晶」(法蔵館)
「ダライ・ラマ ゾクチェン入門」(春秋社)およびこの巻末文献表参照。
日本ゾクチェン・コミュニティ
ttp://www003.upp.so-net.ne.jp/dzogchen/index.html

禅関連では
秋月龍a著作集13「禅の古典の味わい方」(三一書房)巻頭に主要入門書・解説書が挙げられています。
35名無しさん@3周年:03/07/03 22:57
スーフィズム関連で良書を少し。

Titus Burckhardt,An Introduction to Sufism(Borgo Press)
シャージリー教団に参入した西洋人スーフィーによるきわめて密度の高い入門書。
チティックのようなアカデミシャンも参考図書として挙げている。
存在一性論は西洋的汎神論と混同されてはならないこと、イスラーム的創造論や「普遍的人間」の教説等、まず知っておくべきことが一通り把握できる。

同じ著者によるイブン・アラビー「叡智の台座」の解説付き抄訳や、ジーリー「普遍的人間」の訳もすばらしい。
36名無しさん@3周年:03/07/04 22:45
禅の古典「臨済録」の解説書として

山田無文「臨済録」(禅文化研究所)

はすごくおすすめ。「喝アアアーッ」とか、老師の語り口が楽しく、爆笑しながら読める。
37名無しさん@3周年:03/07/04 22:58
>>1

本ではないが、ここの精神世界はおもろいぞ。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~albireo/nikki.htm
38名無しさん@3周年:03/07/04 23:00
ネコクサイ
39名無しさん@3周年:03/07/10 21:34
ネイティブアメリカンの思想に興味がある皆様のために若干のおすすめ本。

Joseph Epes Brown,Animals of the Soul
ブラック・エルクから教えを受けた研究者による、ネイティブアメリカンのエコロジカルな世界観の解説。

John G.Neihardt,Black Elk Speaks
邦訳もあるブラック・エルクの語録。

Frithjof Schuon,The Feathered Sun:Plains Indians in Art and Philosophy
サンダンスや聖なるパイプの象徴的意味の解説に関して本書以上のものは見たことがありません。
推薦の序文はトマス・イエローテイルです。
40名無しさん@3周年:03/07/14 19:27
1000GEX掲示板に瞑想・精神板が出来ました
精神統一や瞑想、悟りに関する話題を扱う板です
考え方や手法も含みます
http://1000gex.net/vi/

1000GEX掲示板
http://1000gex.net/   
41山崎 渉:03/07/15 13:52

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
42名無しさん@3周年:03/07/15 22:06
ゾクチェン研究所のHPでは、中沢新一氏による貴重な邦訳をいくつも公開しています。
チベット仏教に興味のある人は必見。

ttp://www.dzogchen.or.jp/
43名無しさん@3周年:03/07/23 11:23
センズリこいて何が悪いのか
魂の修行である
└──────────v──────
             ll==============ll
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            (  人____)   ||
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44名無しさん@3周年
センズリこいて何が悪いのか
魂の修行である
└──────────v──────
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