反キリスト、ロード・マイトレイヤについての警告

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464名無しさん@3周年
>>397補足

私の知る範囲では、ベンジャミン・クレームの提唱する「貨幣なき経済システム」と黙示録13:17の明白な符合を指摘したのは、
Constance Cumbey,The Hidden Dangers of The Rainbow(Huntington House,1983)p.75
が最初です。

この見解への反響については、"mark of the beast"とか"666"などのキーワードで検索すればおわかりいただけるでしょう。

なお、神智学協会を1920年代から批判していたルネ・ゲノンは、
反キリストと疑似宗教の関係を詳しく論じた「量の支配」において、

「貨幣またはそれにとって代わる何物かが、この種の・・・性質を再び与えられるだろう。
・・・
そして、このことは、「反伝統」組織による、貨幣と結びつけられた、転倒した象徴の利用を含意する。」
と言って、黙示録13:17に言及しています。

Rene Guenon,Le Regne de la Quantite(Gallimard),注170参照。
465名無しさん@3周年:03/05/16 12:04
聖アウグスティヌスは「神の国」第二十巻(岩波文庫の邦訳では第五分冊に収録)において、
終末の時代の一連のイベントをつぎのように要約しています。

「・・・・かの裁きとの関連において、私たちはこれらのことが起こるであろうことを学んだのである。
すなわち、テシベ人エリアが来るであろうこと、ユダヤ人たちが信仰を受け入れるであろうこと、
反キリストが迫害するであろうこと、キリストによる裁きがあるであろうこと、
死者が復活するであろうこと、善きものと悪しきものは分離されるであろうこと、
世界は火によって滅ぼされ、再興されるであろうこと、である。」(第三十章)

聖書および他の教父たちの見解を援用して、終末の時代の一連の出来事をまとめておくと、つぎのようになります。

(1)ユダヤ人が約束の地に帰る。(エゼキエル38:8)
(2)福音が全世界に述べ伝えられる。(マタイ24:14)
(3)人々の道徳的堕落(2テモテ3、2ペテロ3:4)戦争・地震・飢饉の頻発(マタイ24)
(4)背教と反キリストの出現、徴と奇跡による欺瞞(2テサロニケ2、1テモテ4、ダニエル7:24、黙示録13)
(5)エノクとエリアの帰還(マラキ3:23、黙示録11:3、ゼカリア4:12-14)
(6)反キリストによるエルサレム支配(マタイ24:15、ダニエル9:27)
(7)ユダヤ人の大改宗(ローマ11:26、ゼカリア12:10)
(8)反キリストによる大迫害(ダニエル12:8)・獣の印の実施(黙示録13)
(9)イエス・キリストの再臨(黙示録19:11-16)・反キリストへの裁き(黙示録19:20、2テサロニケ2:8)

ダニエル書やマタイ24章が、異なる時代をオーバーラップさせつつ語られていることについては、
下のサイトのFree From All Error、Multiple Fulfillmentの章を参照。
Theological Works of Fr. William G. Most
ttp://www.petersnet.net/most/browse.cfm
466名無しさん@3周年:03/05/16 12:06
>>465,>>224補足

反キリスト論に関して参照すべき古代教父の著作を追加しておきます。

St. Augustine of Hippo (354-430)
The City of God BOOK XX
CONCERNING THE LAST JUDGMENT, AND THE DECLARATIONS REGARDING IT IN THE OLD AND NEW TESTAMENTS
ttp://www.newadvent.org/fathers/120120.htm

St. Cyril of Jerusalem
Catechetical Lectures
LECTURE XV.
ttp://www.newadvent.org/fathers/310115.htm

St. John of Damascus
An Exposition of the Orthodox Faith
BOOK IV  CHAPTER XXVI. Concerning the Antichrist
ttp://www.newadvent.org/fathers/33044.htm