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38ろんぎぬす
α〓〓マリヤ像を叩き潰す〓〓ω
641 :ろんぎぬす :02/07/12 21:47
α〓〓マリヤ像を叩き潰す〓〓ω
http://life.2ch.net/test/read.cgi/psy/1024740710/1
>>1 G(霊においては父なる神と等しく、
肉においては人、マリヤは神の母では有り得ません)への回答。

帰りがけに古本屋を見かけると、入り口の真正面の棚に、
たまたまアポリナリオスに関する解釈の本が見つかったので、
異端部分がわかりました。
以前のレスには批判しましたが反省し、聖公会には感謝します。

以前に、霊は神だが魂はどっちに帰属するか分からないから、
アポリナリオスは異端と、解説しましたが間違いでした。

ドウ間違いか。というと以下の通り。
アポリナリオスは、
動物にない霊の『人格』は神のみ(父と一体の神性のみ)と主張したが、
カルケドン決定では、
霊には、父なる神の神性とマリアの人性の両性が、一つの人格の中に存在し、
混じらず(神性と人性の区別をつけられない霊で存在は、せず)
分けられず(神性だけの霊と人性だけの霊に分割できない)に、
合一(神性も人性もある霊)として存在する。
また動物にもある魂は、理性的霊魂です。

類推解釈になるが、
三つの本質(神は父の父性、子の品性、聖霊の活動)を『神格』と呼ぶのかもね。
マリヤへの神の母の呼称は『神格』の子を産みし母。という解釈。
人を成り立たせる霊にある『人格』の内の『神性』を生んだ母という解釈ではない。
39ろんぎぬす:02/07/12 21:50
α〓〓マリヤ像を叩き潰す〓〓ω
642 :ろんぎぬす :02/07/12 21:48
【 参考箇所 】
キリスト教教理史入門 諸信条の成立 
アラン・リチャードソン著 シリル・H・パウルス訳 
日本聖公会出版部 1968年7月5日250円

p79 アポリナリオスは人間を
身体(ソーマ)、霊魂(プスケー)、霊(プネウマ)に分ける
聖パウロの周知の分割法を採用した(Tテサロニケ五・二三)。
彼の心理学〔霊魂論〕によると、
霊は(動物にない)人間の理性的、道徳的、霊的〔宗教的〕機能、
すなわち人間の持つ特に人間的な要素(人格)であり、
霊魂は肉体的生命、人間と動物とが共有している機能である。
そこからアポリナリオスは更に一歩進めて、
キリストの人格には人間の霊はない、なぜならキリストにおいて
霊の占めるべき場所にロゴスがはいっているからである。
・・・人間の霊または精神(mind)がない。
従ってキリストには完全に罪がない。
p80・・・人間を動物から区別するはずのものが
キリストの人格に全然存在しない・・・神性と人性が一つでない・・・
p84・・・キリストの人格における二つの本性(natureすなわち、
神性と人性)・・・
p89・・・四五一年のカルケドン総会議の信仰定式・・・
p89−90・・・主は神性において全く、人性においても全く、
まことの神にしてまことの人、理性的な霊魂と(アポリナリオスに反対)
身体を持ち、・・・二つの性において混じることなく、
変わることなく(エウテゥケスに反対)、分けられることもできず、
離すこともできぬおかたとして(ネストリオスに反対)・・・
合一によって両性の区別が取り除かれるのではなく・・・
一つの人格、一つの本質にともに入り、
二つの人格に分かたれ裂かれることなく(ネストリオスに反対)
・・・ロゴス、イエス・キリストである。