宮沢賢治の「デクノボー精神」および生き様

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1  
の、宗教的な評価ってどうよ?
いまだに徒に聖人視されてる気がするが
実際の賢治は意外と普通の青年だったとか。

俺は法華経信者じゃないし賢治みたいには生きられないけど
宮沢賢治の作品や思想は好きです。
2名無しさん@1周年:02/01/16 01:20
いい加減にしろやこの荒し野郎。
いくつもいくつも板違いのクソスレ濫造してんじゃねえ!
3見せかけ社会:02/01/16 01:23
ああ、大好きだよ。
とても遠い所に行ってしまったんだね、カムパネルラ…。
4名無しさん@1周年:02/01/16 01:59
おれはほんとは出頭してもよかったんだ。by賢治
5名無しさん@1周年:02/01/16 02:02
宮沢賢治は○○○○○○○。
もちろんそれが悪いとはいわない。
6名無しさん@1周年:02/01/18 01:42
賢治先生の授業、受けてみたかったな。
明るい人だったらしいですね
7わすれな草:02/01/18 01:50
ほんとうにみんなの幸いのためならば、

僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。
8名無しさん@1周年:02/01/18 01:51
ホメラレモセズ
クニモサレズ
ソウイウモノニ
ワタシモナリタイ・・・
9名無しさん@1周年:02/01/18 01:59
「人類全体が幸福にならない限り、個人の幸福は有り得ない。」

・・・これだけはイタダケナイ・・・
10名無しさん@1周年:02/01/19 00:58
「世界がぜんたい幸福にならないうちは・・・」
じゃなかったけかな。
究極の思想ですよね。言葉だけみてもなかなかその真髄はわからないけれど
わかるようになりたいなあ。しみじみ・・
11見せかけ社会:02/01/19 15:52
ますむらひろしのマンガで、賢治関係を全部集めようとしている俺は
逝ってよし、ですか?
12名無しさん@1周年:02/01/19 19:26
ますむらひろしのマンガ、味あるよね。いいじゃないですか。
最近は読まないけど、「銀河鉄道の夜」のアニメもみました。
ますむらさんも、かなりの賢治ファンなんだよね。
13見せかけ社会:02/01/19 20:41
>>12
貴殿、話せるな
ますむらさんの画風は賢治の世界観にぴったり合ってると思うのよ
あの、精一杯生きているネコたち、大好きさ

スレに関係ないからsage
14名無しさん@1周年:02/01/21 22:02
  報告

さつき火事だとさわぎましたのは虹でございました

もう一時間もつづいてりんと張って居ります
15名無しさん@1周年:02/01/21 23:37
雨ニモマケズ」などは、まるでイエスのようですね。イエスと言っ
ても、例の遠藤周作のイエスですけどね。

人々をひたすら愛し、幸いを願っているのに、不作や病気を前にして、
華々しい奇跡を起こすことはできないんですよ。イエスも賢治も無力。
疲れた人の重荷を負って、一緒に涙を流してあげることしかできない。
愛があってもなんの腹の足しにもならないし、人はデクノボーと呼ぶ
でしょう。でも、一部の人にとっては「ほんとうのたべもの」になって
心の飢えを満たすんです。
16名無しさん@1周年:02/01/22 22:38
>>15
>「ほんとうのたべもの」

わたしは、これらの小さな物語の幾きれかが、おしまい、あなたの透き通った
本当の食べ物になることを、どんなに願うかわかりません。
大正12年12月20日 宮沢賢治

イエスの言葉では
「人はパンのみに生きるにあらず、神の口からでるひとつひとつの言葉によって
いきるのである」だったかな

『ほんとうのたべもの』って言葉は『生ける言葉の真清水』で霊的(心の)食物
ですね
17名無しさん@1周年:02/01/22 23:38
>>10
「世界がぜんたい幸福にならないうちは・・・」

・・・そぅでしたね、スマソ。
でも実際、宮沢賢治の個人的信条としてならば素晴らしい思想なのですが、
もしも他人に押し付けたならば一転して全体主義と化す危険を内包した言葉です。
それに、この思想を実践する人は一生幸福にはなれません。なぜなら・・・・・・・
18見せかけ社会:02/01/23 02:41
>>15
もしかして、お世話になりましたかな?

「春と修羅」第一集 序 の文頭、あの出だしは賢治の非凡さを感じます
19見せかけ社会:02/01/23 02:54
しまった。上げてしまった…。
2015:02/01/24 05:32
>18 見せかけ社会さん
ええ、遠藤スレはついチェックしてしまいます。
そっちでイエスがデクノボーなどと言ったら大騒ぎになりそうですが…。

賢治が当時の貧しい農村を、理想郷イーハトーブにしようとして運動を始
めたが、彼が幸いを願ったはずの人々から理解されず挫折していった様は、
遠藤氏のイエスとダブって見えてしまいますね。

また、イエスは神の愛の証明のために身を捧げて磔になりましたが、賢治
もやはり、自分の体なんか百ぺん灼かれてもかまわないと思っていたでし
ょうね。
21山本誠一 ◆K/djjNZ6 :02/01/24 05:33
やっぱりイエスってすばらしい。

やっぱり私の教会ってすばらしい。
221:02/01/24 22:00
「賢治の学校」とかゆー本を以前高校生くらいの時読んだんですが
その著者が実際に運営してる「賢治の学校」とゆー学校の近況など
知ってる方は居られますか?

「ルドルフ・シュタイナー学校」みたいに生徒がのびのび育ちそうなイメージが
あるんですが、「賢治の学校」って実際問題、どんな学校なんでしょう。
2316:02/01/24 22:53
>>22
生徒がある日いたずらで蛇を教室に持ってきました。
すると賢治はその蛇を捕まえるなり『これはアオダイショウだ』
とみんなに説明を始めました。
普通の教師だったら怒りとばすでしょうな
24見せかけ社会:02/01/24 23:00
>>20
お世話になってます
遠藤スレにかぎらず、宗教版は荒れやすい性質ですからね

宮沢賢治の文章を読んでいると、
行間からほんのりと作者の持つ温かみを感じます
そう思うのは私だけではないですよね?
純朴で繊細な…、
あの感じはなんなんでしょうね

25名無しさん@1周年:02/01/24 23:18
「あなたの神さまってどんな神さまですか」青年は笑いながらいいました。
「ぼくほんとうはよく知りません、けれどもそんなんでなしに、ほんとうのたった一人の神さまです」
26 :02/01/25 23:45
賢治は出口王仁三郎やマザーテレサと同じ8月27日生まれの乙女座なんだが
この日に生まれると宗教的になんかいいことあるのかな?
27見せかけ社会:02/01/26 00:06
>>25
未完ゆえに人々に投げかける問いは多い
も一回読みなおそ
2853:02/01/26 01:22
>26 それは初耳だ。

>9そういう思想になってくんないと俺は困る。
29わたしにとっては:02/01/26 03:46
世界観というよりも「世界観」観を問いなおされる・・・そんな人です。
30名無しさん@1周年:02/01/26 03:50
宮沢の賢ちゃんの詩には、
カトリックの聖人や聖母、天使に
取次ぎを願うものが見られる。
31名無しさん@1周年:02/01/26 03:54
宮沢の賢ちゃんは、カトリックの聖女を
尊敬していた。
32     :02/01/26 12:50
てゆーか、賢治の妹「とし子」さんは宗派は知らないが
たしかキリスト教系の学校に通ってたはずだ。
しかも最優秀の成績で卒業していたとかなんとか、ど忘れスマソ。
33青森挽歌:02/01/26 16:44
 
      《みんなむかしからのきやうだいなのだから》
      《けっしてひとりをいのってはいけない》
ああ わたくしはけつしてさうしませんでした
あいつがなくなつてからあとのよるひる
わたくしはただの一どたりと
あいつだけがいいとこに行けばいいと
さういのりはしなかったとおもひます
34イーハトーブ:02/01/27 01:47
ぶっちゃけて言えば
ただの田舎なんだが
そこに世界がある。宇宙がある。
35名無しさん@1周年:02/01/27 01:52
妹の霊と毎晩7時に交流してたってな
36名無しさん@1周年:02/01/27 10:25
>35
初耳だけど、何(だれ)の本に書いてあったのでしょうか?
それともネタかな?
37     :02/01/27 18:08
age
38ななし:02/01/27 18:10
あげ
39名無しさん@1周年:02/01/28 18:08
久しぶりにまた読んでみようかな
40名無しさん@1周年:02/01/28 21:57
・・・おお朋だちよ いっしょに正しい力を併せ 
   われらのすべての田園とわれらのすべての生活を
   一つの巨きな第四次元の芸術に創りあげようでないか・・・

賢治って読んでるとなんだかドキドキしてくるんだよね、
新しい風がふいてくるみたいで
41見せかけ社会:02/01/28 22:50
岩手県は他の県と雰囲気が違う気がする
うまくいえないけど
42名無しさん@1周年:02/01/29 00:56
透明な風がふいてそうだね、イーハトーブ岩手県
蒼い空に月天子がお出ましになるころ・・銀色の光りの粒々があたり一面に析出される、
イーハトーブの不思議な夜・・な〜んてね、やっぱり何ともいえない気持ちになるね
賢治の世界って。
43ななし:02/01/29 22:33
賢治は結構宗教的には複雑だよね。
国柱会の信者だったらしいけど
生まれ育った家は浄土宗で
妹はキリスト教に造詣があり
なおかつ賢治は大本や出口王仁三郎などに象徴されるような
当時の世を騒がした新宗教のムーブメントについても
そうとう熱心に研究していたらしい。
また当時最先端の話題だったタイタニック号の話など恐ろしく深い内容を
よりにもよって童話(つまりそれは当時の大人にとっては無価値な物の象徴だった)に
平気で持ち込む大胆な度胸やセンスは我々常人には想像もできないほど
凄いことだとつくづく思う。
もしも賢治が生きていた当時ロックがあったら現代のロッカーが束になっても
敵わないほど凄いロックンロールをやってたんだろうな。
そのぐらいの勢いを彼の詩を読むと僕は感じる。
筆をとるかギターを取るかの違いはあるだろうが
彼こそ日本最高のアーティストであると僕は信じる。
44名無しさん@1周年:02/01/29 22:41
熱心な法華経信者だったそうですね、賢治は。
お父さんとの宗教観の違いは多分にあったでしょうね

>彼こそ日本最高のアーティストであると僕は信じる。
同感!
45見せかけ社会:02/01/29 23:05
冬が終わったら、また花巻の資料館行こうかな

時間をかけてゆっくりゆっくり回るんだ
人ごみは好きじゃないので、なんとか平日に時間を作ろう
46イタメシ屋修行中:02/01/30 03:12
サカノウエヨースケの去年の曲「ジョバンニ」っていい歌だなぁって思った。
それで宮澤賢治にも興味を持っていろいろ読んだりした。
一之江の國柱会の本部の辺りにも行ってみた。
中には入らなかったけど、一之江の辺りってなんか住んでみたい気がした。
あの辺りでパスタの店とかやろうかな、「ジョバンニ」って店名で。
47名無しさん@1周年:02/01/30 03:20
>36
ネタじゃないっす。原子朗という昭和女子大の賢治研究家が言ってる。
賢治は宇宙の塵となった妹と霊的に交信できると信じていた。
羅須地人協会の教え子が遊びに来ているとき、「もうすぐ七時だ。としこが来るから」と
言っていたそうですね。
48名無しさん@1周年:02/01/30 22:05
>47
情報ありがとう。メモメモ・・

原子朗さんは宮沢賢治イーハトーブ館長でもいらっしゃるのですね(今も?)
検索したら昨年逝去された弟の宮沢清六さんへの追悼の辞を新聞に発表されていました。
49 :02/01/30 22:10
こんにちはジョバンニ・レノンです。なんつったりして。。。

でもそういえばジョン・レノンはまじで船乗りの息子だったんだよな。
ジョバンニみたいだ。彼の悲しい人生の遍歴も含めて。
知ってるつもりでオノ・ヨーコが製作した貨物車のオブジェを放送したときは
ちょっと鳥肌物だった。銀河鉄道のパクリかと思ったくらいだ。

詳細は忘れましたが「青い衣のヨハネ」とか「ジョン」とかがよく賢治の詩に出てくる
などと指摘していたありがちな伝記本を読んだことがあります。題名なども忘れましたが、
なぜだかそこの箇所だけをはっきり思い出してしまいます。
5049:02/01/30 22:17
青き衣で思い出したがナウシカの

その者、青き衣を纏いて金色の野に下立つべし・・・

もしかしたら、ジブリの宮崎駿は宮沢賢治の正当な後継者(フォロワー)
といえるかも知れない。
51名無しさん@1周年:02/01/30 22:28
ナウシカには命がけの自己犠牲の愛を見ますね
賢治の生き方は身をもってそれを我々に教えてくれているような気がします
法華経では菩薩道というそうですが。
5251:02/01/31 09:06
菩薩道→菩薩行
53名無しさん@1周年:02/01/31 22:22
「まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばろう
 しかもわれらは各々感じ 格別各異に生きている
 ここは銀河の空間の太陽日本 陸中国の野原である」

宇宙の微塵となりて・・かあ、
スケールが大きいよね。宇宙の塵になりたいものだ。
54名無しさん@1周年:02/02/02 01:01
↑訂正 格別各異→各別各異

かっこわる ごめんね
55名無しさん@1周年:02/02/02 12:36
age
56名無しさん@1周年:02/02/02 13:04
>>46
いいね、夢があって
お店開いたらここで教えてNE!
(それまでこのスレあるだろうか?)
57名無しさん@1周年:02/02/03 13:49
だれかジョバンニとカムパネルラのネコのヌイグルミ売ってるところ教えて
とてもホスィ
58あまの川:02/02/03 19:18
あまのがは
岸の小砂利も見いえるぞ。
底のすなごも見いえるぞ。
いつまで見ても、
見えないものは、水ばかり。
59「冬のスケッチ」より:02/02/04 23:59
すばるの下に二本の杉がたちまして
杉の間に一つの白い塚がありました。
如是相如是性如是体と合掌して
申しましたとき
はるかの停車場の灯の列がゆれました。
60見せかけ社会:02/02/05 00:40
>>57
おれもホスィ
61名無しさん@1周年:02/02/06 07:12
age
まことにひとにさちあれよ
われはいかにもなりぬべし。
こはまことわがことばにして
またひとびとのことばなり。
63もうすぐ春ですね:02/02/08 23:38
春はまだきの朱雲を
アルペン農の汗に燃し
縄と菩提樹皮(マダカ)にうちよそひ
風とひかりにちかひせり


種山ヶ原も、行ってみたいな。
64名無しさん@1周年:02/02/11 22:51
二疋の蟹の子供らが青じろい水の底で話していました。
『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『クラムボンは跳ねてわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』

***
「やまなし」は五月の話しなんだけど・・かわいいので。
クラムボンっていったい何なんだろね? 謎だ。
65名無しさん@1周年:02/02/12 12:52
クラムボンってゆーバンド(?)があるらしいな。
いつだったか、CD店でアルバムを手にとって見てみたが買わなかった。
宮沢賢治とは直接関係ない人達なんだろうな、多分。
でもちょっと気になるから今度買おうかな・・・うーん。
66星の又三郎:02/02/13 18:44
「ケンタウルス露降らせ!」
67名無しさん@1周年:02/02/14 06:58
age
68ケンタウルス祭の夜:02/02/15 21:13
星祭りの夜なのに
ジョバンニはひとりぼっちで賑やかな通りを歩いていたんだね・・
69不軽菩薩:02/02/15 23:06
あらめの衣身にまとひ
城より城をへめぐりつ
上慢四衆の人ごとに
菩薩は礼をなしたまふ

 (われは不軽ぞかれは慢
  こは無明なりしかもあれ
  いましも展く法性と
  菩薩は礼をなし給ふ)

われは汝等を尊敬す
敢て軽賎なさざるは
汝等作仏せん故と
菩薩は礼をなし給ふ

 (こ々にわれなくかれもなし
  ただ一乗の法界ぞ
  法界をこそ拝すれと
  菩薩は礼をなし給ふ)
70銀河ステーション:02/02/17 20:48
「ぼくはもう、すっかり天の野原に来た」
71名無しさん@1周年:02/02/17 21:09
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|   RESTAURANT..  | 
|  西 洋 料 理 店.  |
| WILDCAT HOUSE  | 
|     山 猫 軒    |
|__________|

特に、肥ったお方や若いお方は大歓迎です…
72星の又三郎:02/02/17 21:33
かねた一郎さま 九月十九日
あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。
あした、めんどなさいばんしますから、おいで
んなさい。とびどぐもたないでくなさい。
                山ねこ 拝
73銀河ステーション:02/02/20 23:47
「ザネリはね、ずいぶん走ったけれども、乗り遅れたよ。
 銀河ステーションの時計はよほど進んでいるねえ」

カムパネルラ
74名無しさん@1周年:02/02/21 11:19
みんながめいめいじぶんの神様が本当の神様だというだろう、
けれどもおたがい、ほかの神様を信ずる人たちのしたことでも
涙がこぼれるだろう。
それからぼくたちの心がいいとかわるいとか議論するだろう。
そして勝負がつかないだろう。
75名無しさん@1周年:02/02/22 15:45
ほんの通りかかりのふたりの旅人とは見えますが、実はおたがい
どんなものかもよくわからないのでございます。
いずれはもろともに、善逝の示された光の道を進み、かの無上菩提
に至ることでございます。それではお別れいたします。さようなら。
76名無しさん@1周年:02/02/22 17:05
チャンネルneko観れ!
77名無しさん@1周年:02/02/22 17:06
このスレッド、まだあったのか!!
78星の又三郎:02/02/22 17:18
「ケンタウルス、露をふらせ」
79名無しさん@1周年:02/02/22 21:48
>>76
残念・・ウチBSデジタル放送みれない
>>77
あったんだよー♪
801:02/02/22 23:37
あげ
81名無しさん@1周年:02/02/22 23:51
高倉健のほうが好きだ!
82名無しさん@1周年:02/02/23 11:34
「おや、こいつはたいしたもんですぜ。こいつはもう、
本当の天上へさえ行けるきっぷだ。天上どこじゃない、
どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ち
になりゃ、なるほど、こんな不完全第四次の銀河鉄道
なんか、どこまででも行けるはずでさあ、あなた方た
いしたもんですね。」
83名無しさん@1周年:02/02/23 11:35
「さあ、きっぷをしっかり持っておいで、おまえはも
う夢の鉄道でなしに、本当の世界や火やはげしい波の
中を大股にまっすぐ歩いていかなければいけない。天
の川の中でたった一つの本当のそのきっぷを、決して
おまえはなくしてはいけない。」
84名無しさん@1周年:02/02/23 11:54
あっ、それ「緑の切符」だね。
なんでジョバンニはもってただろう・・
85名無しさん@1周年:02/02/23 11:59
「ぼくきっとまっすぐにすすみます。
きっとほんとうの幸福を求めます。」
86ブルカニロ博士:02/02/25 00:22
「あのアニメ映画には、なんでワシ出とらへんのやろ・・・。」
87ブルカニロ博士:02/02/25 00:24
「・・・てゆか、なんでワシ関西弁?」
88名無しさん@1周年:02/02/25 08:01
博士の声がそんなべたべたの関西弁やと、ヘンですやろ
あ、うつっちゃった
89名無しさん@1周年:02/02/25 22:43
 
「聞けよ。」又月は語りぬやさしくもアンデルゼンの月は語りぬ。
90ブルカニロ博士:02/02/25 23:46
「・・・てゆか、なんでみんな猫なん?ここはペンギン村かっちゅーねんっ!!」
「・・・ぃゃむしろ、誰かワシにプッチョ買ぅて来てくれへんかなぁ・・・」
「・・・ウン、プッチョな。グミ入ってるやつ。。。。。」
91見せかけ社会:02/02/26 02:43
>>ブルカニロ博士殿

貴殿、相当に面白い人だな?
92小隊長殿ーっつ!!:02/02/26 03:27
唐突ですが、わたくし・・・・・ゆ、ゆゆ、、遊佐未森さんが、すすっ、すすすっ、、好きでありますっ。
93野狐:02/02/26 03:31
 ∧,,∧     
>`.´<
94銀河ステーション:02/02/28 09:10
「ここの汽車は、スティームや電気でうごいていない。ただうごくやうに
 きまっているからうごいているのだ。」

 セロの声
95名無しさん@1周年:02/03/02 03:07
                  ........................................ ...........|| ................
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  |   | ̄|  | |ヽ/l            `/二二ヽ Φ
  |   |  |/| |__|/   Λ_Λ   .  / /(_)
  |   |/|  |/      ( ´∀`)ハヤク(_). .  Λ_Λ
  |   |  |/      // /  ^ ̄]゜ジョバンニ...  (`   ) カンパネルラ・・・
  |   |/        ゜/ ̄ ̄_ヽ Φ    .  ⊂〔〔 祭 〕
  |  /         /_ノ(_)   .    . Φ┌|___|
  |/          (__)             (_ノ ヽ ヽ
/                                (_)
96銀河ステーション:02/03/02 19:29

「あの声、ぼくなんべんもどこかできいた。」

「ぼくだって、林の中や川で、何べんも聞いた。」
97銀のモナドのちらばる虚空:02/03/06 00:30

銀のモナドのちらばる虚空
すべて青らむ禁欲の天に立つ
聖く清浄な春の樹の列
 ・
 ・

銀のモナドっていったい何なんでしょね?
賢治さんにはどうもみえていたようだけれど。
98北極の熊:02/03/10 16:15
宮沢賢治の雨にも負けづと言う詩がありますよね。
これは賢治の先輩の鈴木先生を彼が見ていて詩に書いたそうです。
鈴木先生は木偶の坊と呼ばれていました
彼は東に西に貧しい人を助けて走り廻りました。
あの詩にある通りの人生だったそうです。
あの詩は実在のモデルが居たのでした
 感動しましたこの話しを大川牧師のメッセージより聞きまして
鈴木先生が宮沢賢治さんやそこに住む地域の住人を助けた事を通じて
感動を与えた事。これこそがクリスチャンのあるべき姿だね。
鈴木先生はイエス様と同じ道を歩んだのです。
同じクリスチャンとして鈴木先輩のように私も生きたい・・・・
大きな大きな夢ですが
出来ないでしょう
ステパノの信仰が無ければ無理でしょう

99名無しさん@1周年:02/03/10 17:39
>賢治の先輩の鈴木先生を彼が見ていて詩に書いたそうです

初耳なのですが、賢治の先輩の鈴木先生とはどんな方なのでしょうか。
少し情報をいただければ自分で探しますので、
もしよろしければお聞かせください。
100北極の熊:02/03/10 20:38
>>99様へ
少し時間を下さい
大和カルバリーチャペルの説教集を聞きなおします。
その後正確にカキコをお約束します。
101名無しさん@1周年:02/03/11 11:05
>>98-100
横レスごめんなさい。
自分も98を見て気になってgoogleに突っ込んでみました。
http://www.gifu-u.ac.jp/~gulib/kanpo/No20/2000.html#mok2  「鈴木梅太郎」の名が。
http://www.cec.or.jp/tokkyo/tanken/dr05suzuki.html    農業関係? 海外への留学経験も。
いつか自分も調べてみよっと。
102名無しさん@1周年:02/03/11 23:13
>>101
どうもありがとう
103名無しさん@1周年:02/03/16 23:37
こういう鈴木さんもいらっしゃいました。(先輩ではないようですが)

東北砕石工場主の鈴木東蔵氏 参考URL

http://www.ka.shibaura-it.ac.jp/kokugo/kenji02/b/03/bannnenn.htm
http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/b00045/k00850/line/to/37/miyazawa_kenji.htm

1931年2月21日、賢治のもとに岩手県東磐井郡、陸中松川駅前の東北砕石工場主
鈴木東蔵氏が訪ねて来た。賢治はその砕石工場の嘱託技師となって「石灰」の
宣伝販売に従事することを承諾したのである。

               「宮沢賢治外伝」佐藤成 著

このセールスマン時代に病状が悪化し床に伏せてまい、9月21日には遺書まで書いていたそうです。
2年後の同じ日に亡くなっています。
104北十字とプリオシン海岸:02/03/17 23:02
「おっかさんは、ぼくをゆるして下さるだろうか」

「ぼくはおっかさんが、ほんたうに幸になるなら、どんなことでもする。
 けれども、いったいどんなことが、おっかさんのいちばんの幸なんだろう。」

       カムパネルラ
105名無しさん@1周年:02/03/18 15:58
99じゃないけど・・・
98さんお待ちしています。。。
106碇ショパンジ:02/03/21 22:30
カヲルムパネルラ君が何を言ってるのか僕にはさっぱりわからないよ!
107名無しさん@1周年:02/03/21 22:38
エヴァ劇場版でシンジがチェロ弾いてるのはゴーシュの影響だろうか?
エヴァの時期と賢治生誕100年の時期は同じ1996年頃だった気がする。
108名無しさん@1周年:02/03/21 22:42
庵野が村上龍を愛読しているのは有名だが?
賢治を読んでるかは知らん
109名無しさん@1周年:02/03/21 22:54
村上龍さんと宮沢賢治さんではかなり方向が違うような。
俄かに、車のなかが、ぱっと白く明るくなりました。
 ・
 ・
その島の平らないただきに、立派な眼もさめるやうな、白い十字架が
たって、それはもう凍った北極の雲で鋳たといったらいいか、すきっと
した金いろの円光をいただいて、しづかに永久に立っているのでした。
「ハレルヤ、ハレルヤ。」前からもうしろからも声が起りました。
1111:02/03/28 12:44
あげ
112名無しさん@1周年:02/03/28 21:54
あれ?ハレルヤじゃなくてハルレヤじゃなかったっけ?
賢治の原稿では確かそうだったはずだ。
113名無しさん@1周年:02/03/28 22:41
ありがとう。そうでした。ハルレヤでした。
思い込みでハレルヤと書いてしまったけど
ハルレヤとも唱えるのかな。賛美歌とかよくしりません。
114112:02/03/28 23:26
>>113
いやいや、本当は賢治のほうが普通と違うらしいです。
いわゆる造語フェチ(?)みたいなところがある人だったようですが
そこが彼の魅力なんでしょうね。言葉に対するこだわりは流石は詩人、
いや、心象スケッチ屋さん賢治の面目躍如といったところか。

外国の作家では指輪物語(最近映画化されたロード・オブ・リング)などを書いた
英国のファンタジー作家トールキン氏などが賢治に近いかもしれません。
幻想的な世界観といい言語学好きなところが賢治に
似てる気がします。ハリー・ポッター、ロード・オブ・リングの次は
いよいよジャパニーズファンタジー文学の最高峰宮沢賢治の作品か!
などと期待している今日この頃です。雁の童子とかどうよ?とか色々・・。

ああ、映画化するならやっぱり主題歌はエンヤとかがいいなぁ(遠い目)
賢治ファンってことでさだまさしさんでもいいけど、外タレも捨てがたい。。。
つーか、癒されたいっす。まじで。
115名無しさん@1周年:02/03/28 23:48
宮沢賢治は嫌いだ。
あまりに胸に迫り過ぎて、嫌いだ。
死の匂いがして嫌いだ。

でも、もう一度地上に生まれ変わって来て欲しいと思う。
そして今度こそは、思う存分、菩薩行をして欲しい。

北東北は、まだ桜は咲かない。寒い。
116名無しさん@1周年:02/03/28 23:54
雁の童子は私も大好きです。
でもあの雰囲気、映画でつくりだせるのかな。
本を読んでいると土着(民間)信仰的雰囲気があるけれど
やっぱりどこか宇宙を感じさせられます。
エンヤもさださんも雰囲気でていますね・・。
117名無しさん@1周年:02/03/29 00:12
>>115
うーん、わたしは胸に迫ってくるところが好きです。
自分の価値観が崩されるのって(いい方向なら)
世界が広がるようでおもしろい。のです。
死の匂い・・、確かに晩年のやトシとの死に別れの話しは悲しくなってしまうので
読むの敬遠したくなる時もあります。
118115:02/03/29 00:49
>>117
 そう、妹の死は、どれ程の辛さを宮沢賢治に与えたか・・。
 一緒に題目を唱えたりしていたらしいけど。
「よだかの星」なんかを読むと泣けてくる。いい年なんだけどね。俺も。
 何度も手にするんだよ。そして大嫌いだと放り投げてしまうくらい、ひかれてるのかもしれない。
 「銀河鉄道〜」は、奇妙な霊的なほどのリアリティがあるんだよな〜。あれも辛い。
 最後の場面とかね。周囲に幾つかの(若い)死を見てきた自分としては、とても辛いんだよ。
 ・・・とつい書き込んでしまった。
119名無しさん@1周年:02/03/29 01:44
ええ、リアリティがありますよね、賢治の作品は。
幻想的でありながらとても現実感があります。
そこがすごいなと思うのです。本当にある(あった)話しのようで。
120名無しさん@1周年:02/03/29 22:27
age
121名無しさん@1周年:02/03/30 07:10
あげ
122名無しさん@1周年 :02/03/30 23:56
こんなのハケーン。ニチレンと関係あるの?
http://www.fujimon.or.jp/tenran/ikiteru/ikiterugosyo.htm#miyazawa
123名無しさん@1周年:02/03/31 00:35
>>122
宮沢賢治は、国柱会の会員で、法華経の信者であり、日蓮宗の「身照寺」(だったかな)にお墓があるはず。
でも、このHPは、日蓮正宗系のもので、意外、場違いな感じがするなぁ・・・。
日蓮宗系のHPなら分かるんだけど。
もっとも、軍国主義的な国柱会に賢治が入ってたことでさえ不思議な感じだから、まぁいいか。

禅の、曹洞宗のパンフレットなんかでも、宮沢賢治は菩薩行の人として高く評価されてるから、仏教者からみたら優れた人物と言えるんだろうね。
少なくとも「これを信じないと地獄へ落ちるぞ」なんて言わない人だったと思う。
宗派的な狭い根性は、作品から全く感じられないしね。
包摂するような広がりのある世界だから。悲しいくらいに。
「法華経信仰者に宮沢賢治がいましたよ」というんじゃなくて、「今日から私たちは排他性を捨てて、賢治を見習うことにします」とか言ってほしいもんだ(笑)。
宮沢賢治の世界は、独善的な宗教世界を突き抜けてると思うけど。
124名無しさん@1周年:02/03/31 00:38
補足
123=115ですよん。
125名無しさん@1周年 :02/03/31 00:52
>123
同意です。勉強になりました。
126名無しさん@1周年:02/03/31 01:10
hi
127名無しさん@1周年:02/03/31 15:53
age
128名無しさん@1周年:02/03/31 17:22
129名無しさん@1周年:02/03/31 17:54
こちらの板は宗教的な切り口もあって、これはこれで存在意義があると思うが・・。
仏教やキリスト教の信仰者、求道者などの賢治観にも興味があるので揚げ。
130竜と詩人:02/04/01 00:26

(尊敬すべき詩人アルタに幸いあれ、
 スールダッタよ、あのうたこそはわたしのうたでひとしくおまえのうたである。
いったいわたしはこの洞に居てうたったのであるか考えたのであるか。おまえは
この洞の上にいてそれを聞いたのであるか考えたのであるか。おおスールダッタ。
 そのときわたしは雲であり風であった。そしておまえも雲であり風であった。
詩人アルタがもしそのときに瞑想すれば恐らく同じいうたをうたったであろう。
けれどもスールダッタよ。アルタの語とおもえの語はひとしくなくおまえの語と
わたしの語はひとしくない韻もおそらくそうである。この故にこそあの歌こそは
おまえのうたでまたわれわれの雲と風とを御する分のその精神のうたである。)

(おお竜よ。そんならわたしは許されたのか。)

***
こういう文読むと、
そのとき精神の波長があえば雲や風と同じものを聞き取れるのかな?と思うですね。
芸術の本当の良さって、そういうところにあるのかな、としみじみ。
131名無しさん@1周年:02/04/01 07:10
age
132名無しさん@1周年:02/04/01 22:01
133名無しさん@1周年:02/04/01 22:55
age
134名無しさん@1周年:02/04/02 07:09
age
135名無しさん@1周年:02/04/02 12:31
あげ
136名無しさん@1周年:02/04/03 07:11
age

ジョバンニのうしろには、いつから乗っていたのか、せいの高い、黒いかつぎをした
カトリック風の尼さんが、まん円な緑の瞳を、じっとまっすぐに落として、まだ何か
ことばか声かが、そっちから伝はって来るのを、虔しんで聞いているといふやうに見
えました。旅人たちはしづかに席に戻り、二人も胸いっぱいのかなしみに似た新しい
気持ちを、何気なくちがった語で、そっと談し合ったのです。
「もうぢき白鳥の停車場だねえ。」
「あ々、十一時かっきりには着くんだよ。」
138113:02/04/04 00:02
>>110でハルレヤをハレルヤと正しい文句に書き違えてしまったけど
このシーンは賢治が造語で遊んだというよりも、思い違いなどで迷走
している信仰者や一般の人たちの祈りの文句をハルレヤと表現したの
ではないかなとふと思いました。
「ふりかへってみると、車室の中の旅人たちは、みなまっすぐにきもの
のひだを垂れ、黒いバイブルを胸にあてたり、水晶の数珠をかけたり、
どのひともつつましく指を組み合わせて、そっちに祈っているのでした。」
>>110>>137の間にある部分)
そっちとは「立派な眼もさめるやうな、白い十字架」です。

「機により興会し胚胎すれば製作心象中にあり
 練意了って表現し 定案成れば完成せらる
 無意識部から溢れるあふれるものでなければ多く無力か詐偽である」

と農民芸術概論綱要にあるように、賢治は童話や詩などをかく際に
空想で造語をつくるようなことはしなかったのではないかと思うのです。
139113:02/04/04 00:07
正) 無意識部から溢れるものでなければ多く無力か詐偽である


また書き間違いにて、ごめんなさい。
140名無しさん@1周年:02/04/04 07:10
age
141名無しさん@1周年:02/04/05 07:10
age
142112:02/04/05 12:44
なるほど。
たしかに空想で作った言葉ではなかったのかもしれないですね。

ハルレヤはおいておくとして
擬音語とか擬態語、いわゆるオノマトペの天才としての
賢治はどうよ?
賢治が天性の造語能力をフルに発揮しているのはオノマトペの部分だと思われ。
どっどど、どどぅ〜ど♪
143仁和:02/04/05 13:21
>>1
賢治の思想が好きなら君も法華経信者だと思いますが…一度法華経を見てみるともっ
と賢治の凄さを解ります。
144コルベ名無したん:02/04/05 13:56
「宮沢賢治殺人事件」と「宮沢賢治〜病跡学」を読んだ後に宮沢賢治の本を読
み直したら、名家の坊ちゃんの、躁鬱病バリバリの作品ばかりということが判
明しガクーリ。漏れも鬱病だから、人のことは言えないけど、何だかなあ。
漏れもベジタリアン大祭なんか好きだけど、批判的に読まないと病気がうつる
と思われ。
145名無しさん@1周年:02/04/06 00:21
>>144 コルベ名無したん
ネット検索によると「宮澤賢治殺人事件」吉田 司著 は賢治誕生100年祭で、
いろいろ盛り上がった年の次の年(1997年)に出版されているので、
お祭り騒ぎのような世間の持ち上げ方浮かれ方に危機感を抱いたのか
(著者は社会批評家ということなので)、別の角度から切った賢治論と
いったところなのでしょうか。
私は読んでいないので内容については何ともいえませんが。
しかし「賢治読まず嫌い」と堂々と宣言しているらしい方でも
賢治批評本が書けるものなのでしょうか。
そういう見方をもつ方々も多数いらっしゃるのでしょうね。
私は読めば読む程賢治は面白いし好きですよ。(そんなに深く広くは読んでないけど)

>「宮沢賢治〜病跡学」・・・・・・躁鬱病バリバリの作品ばかりということが判明しガクーリ。

ふーむ、賢治は躁鬱病だったのでしょうかねー。
本人でしかわからない事もたくさんあるのでしょうけれど。
体は弱かったそうですが少なくとも精神を病んでいたとは考えられないような・・。
作品を読んだり、その思想、行動を追っていきますとね。私はそのように思います。

144さんも、賢治作品をただ批判的に読むだけでなく、その批評本にも少しでも冷静な
批判の目をお持ちになってみるのもよいのではないでしょうか。
『すきとおったほんとうのたべもの』を食べ損なっちゃうともったいないような気もしたり。
146名無しさん@1周年:02/04/06 07:11
ま、中原中也も尾崎豊も精神を病んでたのはたしかだったようだし、
別にいいんじゃないの?むしろ躁鬱病は詩人のたしなみだと思ってる。
健全な人間なんていない。みんな悲しい生き物なんですよ、人って奴はね。
147名無しさん@1周年:02/04/06 08:33
>>146
僕は何の悩みも不安もないような人の文章にリアリティを
感じる事が出来ません。
小説、映画、音楽等全てにおいて「退廃の美」を感じるモノに
惹かれます。
148 :02/04/06 08:40
>>147 同意、たださ、
いろんな人との出会いや経験を経て、ある程度大人になってから味わう
ことにはいいと思うんだよね、「退廃の美」。
あんまり若いうちに読むことにはどうかなー、って感じる。

生きたがらない大人になっちゃいそうでさ。
149146:02/04/06 12:54
生と死について真剣に考えることは若いうちにはむしろ必要だが
退廃まで逝くとな・・・。でも漏れも退廃的なのは好きだ。

ロック系の音楽家ではフレディ・マーキュリーとか好きです。
別に彼がゲイで退廃的だからってわけじゃなくて
歌に生き、愛に生き、芸術に生きた人は賢治と似てると思うから。
150名無しさん@1周年:02/04/06 18:46
age
151113:02/04/06 23:48
>>142
>賢治が天性の造語能力をフルに発揮しているのはオノマトペの部分だと思われ。

同感だけど、あの不思議なリズムは何だろね。賢治にはそのように聞こえて仕方が
なかったのでしょうかね。
♪♪♪
どっどど どどうど どどうど どどう、
ガタンコガタンコ、シュウフツフツ。
キック、キック、トントン。キック、キック、トントン。
152名無しさん@1周年:02/04/07 00:07
賢治の作品からは生命のいとおしさや輝きのようなものをたくさん感じるですね。
生きることの悲しさや苦しさを背負いながらも、求めるもの、
いつかはそれらを突き抜けてしまったような、清さがあこがれるところ。
153かしわばやしの夜:02/04/07 11:15
赤いしゃっぽのカンカラカンのカアン。
      
  清作
154名無しさん@1周年:02/04/07 14:37
age
155115=123:02/04/07 14:43
 そうだね・・・確かに、宮沢賢治には、鬱的なところを感じる。イヤな部分もある。
 それに、あの当時、蓄音機やレコード、楽器なんかを自由に手にできたことは「お坊ちゃん」に間違いない。
 でも、あれだけのものを残してくれたんだ・・。
 「読まず嫌い」の中には、どこかに同質性を直感して、引込まれるのを避けている人もいるんじゃないかな。

 それにしても、当時初めて「銀河鉄道」なんて言葉に出会った人は、鮮烈な印象があったろうな。
 今までに見たこともないような言葉。その一言だけで、世界がパ〜ッと広がる感じで。

 「業のはなびら」とか「グランド電柱」とか「風景観察官」・・・。
 「〜客車のまどはみんな水族館の窓になる」とか「とんぼのからだの銅線をつかひ出したな」とか・・。
 
 なんて不思議な人だったんだろうか。
156コルベ名無したん:02/04/07 15:56
>>155
>でも、あれだけのものを残してくれたんだ
同意。賢治がグスコーブドリのように生きられなかったことへの代償だったと
しても、グスコーブドリの伝記や銀河鉄道の夜は名作だと思われ。ビジテリア
ン大祭は後に実践してるしね。
問題は、作品が宗教的な意味でも素晴らしいから、賢治自身も聖人のようだと
考えているアレな人たちの多さよ。2ちゃんねるだからまだしも、文学好きの
間で下手なことを言うと、ヒステリックに叩かれる。鬱だ鬱だ、アルレヤ。
157115:02/04/07 16:09
>>156

 そうなんですか(笑)。神格化はいけませんよね。
 きっと、人間的欠点だってあっただろうし、要領も良くなかったことでしょう。
 で、確かに彼は、聖人、菩薩そのものではなかったにせよ、菩薩がもっているであろう「菩薩の目」というか、「大悲」というか、そんなものは分かってたひとだったんでしょうね。
 ああだ、こうだと作為することなく、ね。そう思います。
 
 
158名無しさん@1周年:02/04/07 17:16
菩薩かぁ・・・。

そういえば伝記本のエピソードで読んだんですが
賢治は学生時代に、水の一杯入ったバケツを持って立たされていた友人を見て、
見かねて顔を青くしてバケツの水を飲み干したという話がありますね。
なんだかインドのシヴァ神が人類と正義のために
毒を飲み干して首を青くしたエピソード(日本に伝わると青頚観音になった?)
を彷彿とさせる話で面白かったんですが、
そういう「ちょっといい話」みたいなのが数限りなくあるのは厳然たる事実だし、
実際、凄い(色んな意味で)人だったのは確かだったと思われ。
でも天才となんとかは紙一重とゆうし、欠点も相当持ってたのも否定できないですね。
だからこそ惹かれるともいえますが。
159名無しさん@1周年:02/04/07 20:22
age
160115:02/04/07 21:08
151さんが挙げているような、言葉のリズムの不思議さは、もしかしたら、東北人だからというのもあるかもしれません。
子供の頃聞いた昔語りのなかに、賢治のいうような、不思議な擬音とかあったように思います。
寒い冬の夜などに聞く、そういった表現は、なんとも言えないものがありましたよ。

その、北東北ですが、ようやく梅が開きました。
161名無しさん@1周年:02/04/07 22:03
>>160
そうかも知れませんね、東北独特のことばからも生まれているのかも知れませんね。
岩手弁で賢治の詩の朗読をされている方もいらっしゃるし、
声で聞くと、活字を追うのと違った独特の味わい深い世界になるでしょうね。
162名無しさん@1周年:02/04/08 12:38
age
163名無しさん@1周年:02/04/08 14:44
          南
          無
          妙
          法
          蓮
          華
          経

とお題目を唱えれば誰でも極楽浄土に生まれ変わります
164115:02/04/08 19:04
 極楽浄土は、南無阿弥陀仏ですよ〜。
 南無妙法蓮華経は、行くとすれば釈尊のいる霊鷲山(りょうじゅせん)。
 でも、今私たちがいるこの娑婆世界が、この身このままで浄土になるのが、お題目だそうです。
 そのとき、この世が浄土になる。
 それを娑婆即常寂光土と表すらしいです。
 宮沢賢治の言葉は、確かに、そんな切り口を持ってるようにも思えます。
 遠くを見てあこがれているというより、目の前に展開しますからね。 
165名無しさん@1周年:02/04/09 12:48
んだんだ
166名無しさん@1周年:02/04/09 22:12
age

[二十分停車]と時計の下に書いてありました。
「ぼくたちも降りて見ようか。」ジョバンニが云いました。
「降りよう。」

     白鳥の停車場
168名無しさん@1周年:02/04/10 12:39
age
169名無しさん@1周年:02/04/11 12:44
あげ
 さきに降りた人たちは、もうどこへ行ったか一人も見えませんでした。
二人がその白い道を、肩をならべて行きますと、二人の影は、ちゃうど
四方に窓のある室の中の、二本の柱の影のやうに、また二つの車輪の輻
のやうに幾本も幾本も四方へ出るのでした。そして間もなく、あの汽車
から見えたきれいな河原に来ました。
 カムパネルラは、そのきれいな砂を一つまみ、掌にひろげ、指できし
きしさせながら、夢のやうに云っているのでした。
「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている。」
「さうだ。」どこでぼくは、そんなこと習ったらうと思ひながら、ジョ
パンニもぼんやり答へていました。
171名無しさん@1周年:02/04/12 19:11
ageageageageageageageageageageageageageageageageageageageageageageageageage
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172名無しさん@1周年:02/04/13 08:42
あげ
173名無しさん@1周年:02/04/13 09:03
174北十字とプリオシン海岸:02/04/14 01:11
「おや、変なものがあるよ。」カムパネルラが、不思議さうに立ちどまって、
岩から黒い細長いさきの尖ったくるみの実のやうなものをひろひました。
「くるみの実だよ。そら、沢山ある。流れて来たんぢゃない。岩の中に入って
るんだ。」
「大きいね、このくるみ、倍あるね。こいつはすこしもいたんでない。」
「早くあすこへいって見よう。きっと何か掘ってるから。」



        [プリオシン海岸]
175名無しさん@1周年:02/04/14 16:00
北十字とプリオシン海岸さんカコイイ。。。
もっと賢治のコピペうpきぼーんぬ
176115:02/04/14 18:38
 「賢治はこの世に執着をもっていたでしょうか」と聞かれると、私は答えに窮するのであるが、或時はこんな風に答えることもあるだろう。

 「やはり見ないでしまったこの地球の中のあこがれの土地、例えば北欧や南欧、またドリームランドとしてのベーリング地方やカシュミール、北倶蘆州や中央亜細亜、そんなところへ好きな人と旅をしたり、心清らかな人たちと棲んで見たかったでしょう」と。

 そんな想像から私はすぐまた飛躍して、もう案外賢治はあこがれの土地に生れ変わって、[また起きて詳しく書きます]ということばを実行に移しているのではないかと、子供の考えるようなことを思うのである。

 「臨終のことば」から−賢治のメモへの一考察(宮沢清六)  より抜粋
 
177174:02/04/15 22:00
>>175
どうも、ありがと。
178名無しさん@1周年:02/04/15 23:21
「旅人のはなし」から
 弟清六氏によれば、賢治の父政次郎はときどき「賢治には前生に永い間、
諸国をたった一人で巡礼して歩いた宿習があって、小さいときから大人に
なるまでどうしてもその癖がとれなかったものだ」としみじみ語ったとい
う(「兄賢治の生涯」)。 

と、天沢退次郎さんがちくま文庫の解説に記していらっしゃいますが、
結構、お父さんからすれば、賢治の宿習からの癖(?)に頭かかえてしまう時が
あったのかも知れませんね。
179「旅人のはなし」から:02/04/15 23:27

 旅人は決して一年一ぱい歩いているのでもありませんでした、王様のない国へ
行っては王様に二年半ばかりなったり、ひどい王様の国に行っては、王様の詩を
朗読しなさるときに菓子を喰べたと云ふ罪で、火あぶりになる筈の子供の代りに
なって死んだり致しました、さてさて永い旅でございました、この多感な旅人は
旅の間に沢山の恋を致しました、女をも男をも、ある時は木を恋したり、何とし
たわけ合やら指導標の処へ行って恭しく帽子を取ったり、けれども、たうとう旅
の終わりが近づきました。旅の終とは申すものの、それはこの様なやはり旅の一
部分でございました。

あるとき一つの御城に参りました、その御城の立派なことは何にたとへませうか、
道ばたに咲いているクローバアの小さな一つの蝶形花冠よりもまた美しいのでし
た。年老った王様が、こ々に居りました、その国の広い事、人民の富んでいる事、
この国には生存競争などと申す様なつまらない競争もなく労働者対資本家などと
いふ様な頭の病める問題もなく総てが楽しみ総てが悦び統てが真であり善である
国でありました、決してよ喜びながら心の底で悲む様な変な人も居ませんでした、
この御城を一寸のぞいて見ましたら王様がつかつかと出て来ました、旅人は
びっくりして逃げようとしました、その時王様にだきつかれて居ました、旅人は
此の王様の王子さだったので、ございます、王様は此の王子の為にこの国を作り
ました、それに其子は東京で買った白い帽子をよごし洋傘の骨を何辺も修繕して
貰ひながら永い間、歩いて居ったのでございました、王子は永い旅に又のぼりま
した。なぜなれば、かの無窮遠のかなたに離れたる彼の友達は誠は彼の兄弟であ
ったからでありました、それですから今も歩いているでせう。
 盛岡高等農林学校に来ましたならば、まづ標本室と農場実習とを観せてから
植物園で苺でも御馳走しようではありませんか。
 新しい紙を買って来て、この旅人のはなしを又書きたいと思ひます。
181115:02/04/16 00:26
 それからしばらくたってよだかははっきりまなこをひらきました。
 そして自分のからだがいま燐のような青い美しい光になって燃えているのを見ました。
 すぐとなりはカシオペア座でした。
 天の川の青ぐらいひかりが、すぐうしろになっていました。
 そしてよだかの星は燃え続けました。
 いつまでもいつまでも燃え続けました。
 今でも燃えています。
182115:02/04/16 00:37
 夜の湿気が風とさびしくいりまじり
 杉ややなぎの林はくろく
 空には暗い業の花びらがいっぱいで
 わたくしは神々の名を録したことから
 はげしく寒くふるへてゐる。
 ああたれか来てわたくしに言へ
 「億の巨匠が並んでうまれ
 しかも互いに相犯さない
 明るい世界はかならず来る」と
 ・・・・・・
183名無しさん@1周年:02/04/18 22:05
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184北十字とプリオシン海岸:02/04/18 23:45

「君たちは参観かね。」その大学士らしい人が、眼鏡をきらっとさせて、
こっちを見て話しかけました。

「くるみが沢山あったらう。それはまあ、ざっと百二十万年ぐらい前の
くるみだよ。ごく新らしい方さ。ここは百二十万年前、第三紀のあとの
ころは海岸でね、この下からは貝がらも出る。いま川の流れているとこ
に、そっくり塩水が寄せたり引いたりもしていたのだ。このけものかね、
これはボスといってね、おいおい、そこつるはしはよしたまへ。ていね
いに鑿でやってくれたまへ。ボスといってね、いまの牛の先祖で、昔は
たくさん居たさ。」

「標本にするんですか。」

「いや証明するに要るんだ。ぼくからみると、ここは厚い立派な地層で、
百二十万年ぐらい前にできたといふ証拠もいろいろあがるけれども、ぼ
くらとちがったやつからみてもやっぱりこんな地層に見えるかどうか、
あるいは風か水やがらんとした空かに見えやしないかといふことなのだ。
わかったかい。けれども、おいおい。そこもスコープではいけない。そ
のすぐ下に肋骨が埋もれてる筈ぢゃないか。」大学士はあわてて走って
行きました。
185名無しさん@1周年:02/04/19 18:27
岩手は盛岡しか行ったこと無いけど
なんか違うよね、雰囲気が。
都会の割りに空気が田舎というか
186マグダレーナ:02/04/19 18:35
実は、縁続きだったりする。(笑)。
187名無しさん@1周年:02/04/20 21:03
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188名無しさん@1周年:02/04/21 02:03
あげ
189名無しさん@1周年:02/04/21 16:44
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190北十字とプリオシン海岸:02/04/21 22:29
 
「もう時間だよ。行かう。」カムパネルラが地図と腕時計とをくらべながら云ひました。
「ああ、ではわたくしどもは失礼いたします。」ジョバンニは、ていねいに大学士に
おじぎしました。
「さうですか。いや、さよなら。」大学士は、また忙がしさうに、あちこち歩きまはって
監督をはじめました。二人は、その白い岩の上を、一生けん命汽車におくれないやうに
走りました。そしてほんたうに、風のやうに走れたのです。息も切れず膝もあつく
なりませんでした。
 こんなにしてかけるなら、もう世界中だってかけれると、ジョバンニは思ひました。
 そして二人は、前のあの河原を通り、改札口の電燈がだんだん大きくなって、
間もなく二人は、もとの車室の席に座って、いま行って来た方を、窓から見ていました。
191名無しさん@1周年:02/04/22 12:51
長文ご苦労さん。
でも、ただ賢治の文章をコピペするだけじゃ芸がないのでは?
なにか感想や所見も一言でいいのできぼーんぬ。
192190:02/04/22 22:29
>>191
芸がなくてごめんねー。
写し以外に書く事あれば書くだろうし、なければ書かないだろうと思う。
ということで。
193190:02/04/22 23:59
天の川の水が流れるプリオシン海岸では、大学士がいろいろ調査発掘していますが、
「ぼくらと違ったやつら」(地上に住む人たち)からはがらんとした空にしか見えない。
って、どういうことなのでしょうね。
見えないけれどもある異次元の世界・・。
新進の大学士たちが発掘する日がいつかきたりして。


けだしわれわれがわれわれの感官や
風景や人物をかんずるやうに
そしてただ共通に感ずるだけであるやうに
記録や歴史 あるいは地史といふものも
それのいろいろの論料といつしょに
(因果の時空的制約のもとに)
われわれがかんじているのに過ぎません
おそらくこれから二千年もたつたころは
それ相当のちがった地質学が流用され
相当した証拠もまた次次過去から現出し
みんなは二千年ぐらい前には
青ぞらいっぱいの無色な孔雀がい居たとおもひ
新進の大学士たちは気圏のいちばんの上層
きらびやかな氷窒素のあたりから
すてきな化石を発掘したり
あるいは白亜紀砂岩の層面に
透明な人類の巨大な足跡を
発見するかもしれません

すべてこれらの命題は
心象や時間それ自身の性質として
第四次延長のなかで主張されます
195名無しさん@1周年:02/04/27 09:26
岩手軽便鉄道だそうです。

http://www.photoland-aris.com/keko/1.html
196名無しさん@1周年:02/04/27 17:15

賢治さんの在り方は、奴隷の在り方に繋がっている。

戦わない事によって、道義上の免責を得ていくのは、

成熟を否定した子供の考え方だと思う。

純粋さは認める。

汗、涙垂れ流しで、死に物狂いで進んだり、踏ん張ったり、

そうゆう、形も子供の頃あった事を、忘れんでくれ ゴルァ!!

武道板にも来てくれ ゴルァ !!
197名無しさん@1周年:02/04/27 17:40
>>196
>賢治さんの在り方は、奴隷の在り方に繋がっている。
>戦わない事によって、道義上の免責を得ていくのは、
>成熟を否定した子供の考え方だと思う。

「諸君はこの時代に強いられ率いられて
 奴隷のやうに忍従することを欲するか
 むしろ諸君よ 更にあらたな正しい時代をつくれ」

             生徒諸君に寄せる

賢治さんは奴隷のように無思考、無気力、無創造性になるな!
と叫んでいるYO。
どちらかというと戦う人(武器を持たずに)、変革の人だと思います。
もう自己中的な幼稚な考えは卒表してオトナになれよ、といっているような
気がするけどね。

>そうゆう、形も子供の頃あった事を、忘れんでくれ

こどもの心は大切にしたいものだね。同感。
でもなんで ゴルァ?・・・あ、気合いかな?
198名無しさん@1周年:02/04/27 17:43
卒表じゃなくて卒業ね、ごめんなさい。
199名無しさん@1周年:02/04/27 18:14

 197ありがとう。

 でも賢治さんは、確信犯だ。

 有能、快活、創造的でも 奴 隷 で在り得る。


 賢治さんは、根本的なところで対話を拒絶している。

 個人のスタイルの問題だから、それが悪いとはイワン。

 でも人を助ける際に、デクノボーでいる必要は無いと思う。

 そもそも 人を助ける とは ?  驕 慢 ?

 ふーむ 話題を振っといて ワケワカ。

 スマソ>197
200名無しさん@1周年:02/04/27 18:48
>>199 お返事ありがと。
>そもそも 人を助ける とは ?  驕 慢 ?

だよねー、言葉だけじゃ、ごう慢、驕慢に聞こえるよね。
でも賢治さんのやってきた仕事は事実としてたくさん記録されて
いるので、読んでみれば決して口だけでない、本心からのであることは
伝わってくると思います。

その本心からの奉仕精神でなければ偽善ですよねー。
だから、ホメラレモセズクニモサレズの、見返りを求めないデクノボーで
なければ、真実の思想、行為とならないのではないのかな・・。
なかなか真似できないけどね。
201名無しさん@1周年:02/04/27 20:20

賢治さん自身の人生、身体を削りとるほど強靭な力が、
純粋さの裏打ちをしている。

強靭な力=拒絶だと思う。
そこに賢治さんの怨恨が透けて見える。


賢治さんが、純粋で努力家なのは認める。

賢治さんを好む人達が、善い人達なのも認める。

でも、だからこそ
もう一歩踏み出してホスイゾ。 ゴルァ!!
時代的にも、再評価が可能な状況になりつつあると思うぞ ゴルァ!!

カマッテクンニ レスサンクス>200
200ゲットオメ >200

202名無しさん@1周年:02/04/28 00:54
賢治さんの怨恨は私には見えてこないので(作品からは)
201さんがいう再評価というのがどういう事をさしているのか
不明だけど、ただ文学的、人物的などの評価だけでなく
この世的な視点ではない、次元を超えて実在する世界を
童話や詩として書いているところの再評価というのは
されつつあるのではないかと思います。

霊的なものの見え方、というか。これはまだ個人の体験にゆだねられる
部分が多く、賢治さんと同じような特性を持っていないと
理解しにくく誤解も受けやすいでしょう。
それでも、新進の研究家たちや共鳴する人たちなどによって
形のみえないものも姿を現してくることだろうと思います。

色即是空 空即是色。見えないけれどある、あるから姿を現す。
時間的制約があるこの世ではある程度時間がかかるかもしれないけれど。
それも短縮されてきたりして。

>もう一歩踏み出してホスイソ
そうそう。同意。一歩といわず二歩も二歩も百歩も・・といきたいところ。
ゴルァ♪♪
>カマッテクンニ レスサンクス>200
>200ゲットオメ >200
おもしろかたYO。ありがと。
203名無しさん@1周年:02/05/01 22:39
ageる。
204名無しさん@1周年:02/05/02 23:49
人知れず保全あげ
205名無しさん@1周年:02/05/04 03:30

茨海小学校
ただちがふところは教室にも廊下にも窓のないこと
それから屋根のないことですが、
これは元来屋根がなければ窓はいらない筈ですから
おまけに室の上を白い雲が光って行ったりしますから、
実に便利だろうと思ひました。

**
見上げると空に白い雲が光ってる教室、なんともいい!
でも授業中ポカンとしてそう。
207115:02/05/05 08:42
 宮沢賢治は、「現実的」な生き方をした人ではないが、人の心の奥底にあるものに「普遍的」な生き方をした人だと思う。
「なんだ、情けない奴だな」と思いながらも「すごい奴がいたもんだ」と思ってしまう。
 デクノボーか・・・・。
 たしかに、常不軽菩薩の力をもってたんだな・・。
 年をとるにつけ、世の中を見るにつけ、「イヤな宮沢賢治」の言うことが真実だったのだと思えてならないよ。
208名無しさん@1周年:02/05/06 21:22
ageるよ。
209名無しさん@1周年:02/05/07 07:19
でくのぼうって役立たずでぼんやりしてそうな言葉に聞こえるけれど
雨ニモマケズを読んでいると、飾りのない計算抜きの潔さがあって
その立ち所のりんとしたところに憧れます。
賢治さんもソウイウモノニナリタイと必死で生きていた人なのでしょうね。
そのデクノボーの生き様を童話や詩に書いているのかも知れませんね。
深く高くてよくわからないけど現実に残していった足あとは大きいと思う。
210北十字とプリオシン海岸:02/05/09 00:31

 こんなにしてかけるなら、もう世界中だってかけれると、ジョバンニは
思ひました。
 そして二人は、前のあの河原を通り、改札口の電燈がだんだん大きくなって、
間もなく二人は、もとの車室の席に座って、いま行って来た方を、窓から見て
いました。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
   プリオシン海岸で大学士たちと別れた二人。
   「因果の時空的制約のない世界」では思いが即実現するのか
   風のように息もきれずにかけれるらしい。
   銀河列車は第四次延長のなかをひたすら走っていく・・
211鳥を捕る人:02/05/11 21:34

「ここへかけてもようございますか」

がさがさした、けれども親切そうな、大人の声が、二人のうしろで聞こえました。


             鳥捕り
212名無しさん@1周年:02/05/12 10:47
あげる
213名無しさん@1周年:02/05/13 11:53
宮沢賢治の代表作をいくつか教えてください
214名無しさん@1周年:02/05/13 22:44
代表作かどうかは知らないが
僕が賢治童話で好きなのは「風の又三郎」とか「銀河鉄道の夜」とか
「グスコーブドリの伝記」とかかな。そうそう、「セロ弾きゴーシュ」も凄くイイよ。

賢治は、「子供を作る代わりに作品を作った」みたいなことを
言ってたらしいが、代表作はって聞かれたらたぶん賢治は
「自分の子供に順番は付けられません」とかってゆうのだらうか?
215名無しさん@1周年:02/05/14 00:07
昔は「銀河鉄道の夜」が一番好きだったけれど、
今は、順番がつけられません。かな。いろんな人の感想や話し聞くと
新発見がいろいろあって、どれもとてもいいのです。
・・といいつつ、「イーハトーボ農学校の春」「かしわばやしの夜」
「竜と詩人」などなど、どれも代表作のようであったりする。
216名無しさん@1周年:02/05/16 07:10
あげ
217名無しさん@1周年:02/05/16 22:52
賢治の影響を受けたミュージシャンではさだまさし以外にも
Zabadakの吉良知彦とかいるけど
みんなはどんな音楽聞くのかなぁー
とか言ってみるテスト。
218名無しさん@1周年:02/05/18 08:51
あげます
219名無しさん@1周年:02/05/18 15:28
板抱きます。
220名無しさん@1周年:02/05/19 00:34
あらー、リラ自然音楽のスレッド突然消えてしまった・・
こちらにて織りまぜていければ、と思います。
賢治のいうデクノボーつながりということで。
221名無しさん@1周年:02/05/19 12:53
昔、銀河鉄道の夜のアニメでは登場人物(!?)が
猫だったけど
天国で賢治はどう思ったんでしょうか。。。
まぁ、生身の人間では賢治の世界を表現するのは
かなり難しそうだから仕方無いですね。

猫といえば、
最近ニュースで騒がれている
猫殺しの事件などはみなさんどう思っていらっしゃいますか?
賢治ファンとしてでもいいし宗教的な観点からでも構いませんが。

僕は基本的に無益な殺生は嫌いです。
あくまで「生きるため」に最低限必要な量ならば
食用生物を獲るのは仕方がないとは考えますが。
それでも、単なる快楽や八つ当たりで殺してはいけないと思うのです。
222名無しさん@1周年:02/05/19 14:13
あげ
223名無しさん@1周年:02/05/19 21:08
>>221
そうですね、私も生き物好きだから、ああいう虐待や弱いものいじめには
イカリを覚えます。でも、そんな残酷なことして喜んでいる?としたら
なんでそんな心理状態になれるのか、その人がどこかきのどくにも思えます。
何で、相手を傷つけ自分を傷つけるんだろうね。まわりも傷つけるし。

賢治の童話では、「二十六夜」。
仏教的な語り口だけれどかなり泣けました。「銀河鉄道の夜」でも
さそりの話しがでてきますが、誰も傷つけず殺さずに生きていけるだろうか・・
という生存罪(仏教だそうです)は重いテーマですよね。

殺生はしないですむならしたくありませんし、動物も食べたくないという
のが正直なところ。でも生きるためにどうしても必要であれば
絶対ダメとは誰もいえませんよね。「なめとこ山の熊」の小十郎みたいに。
・・みんなが心安らかに生きていける時代がくるといいですね。
224名無しさん@1周年:02/05/20 23:46
225名無しさん@1周年:02/05/21 19:56
青空文庫のサイトを見て、「セロ弾きゴーシュ」を読みました。
現代の都市部の時間の流れとその作品が書かれた当時の時間の流れの違いを感じました。
不出来な主人公だけど、主人公の優しさが伝わってきました。
226名無しさん@1周年:02/05/22 00:50

  青空文庫   *** 宮沢賢治 ***

http://www.aozora.gr.jp/sakka_kenji.html
227鳥を捕る人:02/05/22 22:02

「ええ、いいんです。」

ジョバンニは、少し肩をすぼめて挨拶しました。
その人は、ひげの中でかすかに微笑いながら、荷物をゆっくり棚にのせました。
ジョバンニはなにか大へんさびしいやうなかなしいやうな気がして、
だまって正面の時計を見ていました・・・


  [汽車はもう、しづかにうごきだしている]
228タイカ:02/05/25 12:07
 ジョバンニは、きっと宮沢 賢治本人だったんじゃないかと・・。切符を
見た鳥狩人(狩人とはいえないかもしれないけど)が、「こんな不完全な幻
想四次元の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈」って言ってたけど、幻
想四次元って要するに頭の中で、その中を自由に行き来できるのは本人以外
にありえないんじゃないかと思う。
 あと、カムパネルラが言ってた事「何が本当に幸せなのか」多分、永遠の
テーマの一つなんだろうなあと、青空文庫の銀河鉄道呼んでて思った。
229セロ弾きのゴーシュ:02/05/25 20:26
ゴーシュはおっかさんのねずみを下におろしてそれから弓をとって
ごうごうがあがあ弾きました。するとおっかさんのねずみはいかにも
心配さうにその音の工合をきいていましたがたうとうこらへきれなくなったふうで
「もう沢山です。どうか出してやってください。」と云ひました。
「なあんだ、これでいいのか。」ゴーシュはセロをまげて孔のところに
手をあてて待っていましたら間もなくこどものねずみが出てきました。
見るとすっかり目をつぶってぶるぶるふるへていました。
「どうだったの。いいかい。気分は。」
こどものねずみはすこしもへんじもしないでまだしばらく眼をつぶったまま
ぶるぶるぶるぶるふるへていましたがにはかに起きあがって走り出した。
「ああよくなったんだ。ありがたうございます。ありがたうございます。」
 ・
 ・

****
セロ弾きゴーシュはあんまり演奏がうまくないようだけれど
何故か、セロの練習中知らないうちに、そこいら中の動物たちの
いろんな病気を直しているようなのだ・・。 なんでだろね、
やはり、これがデクノボー方式音楽療法(初歩的な)か?と、私は思う。
230名無しさん@1周年:02/05/27 12:51
賢治もセロ弾いたらしいけど上手くなかったらしいね。
「俺はひとりの修羅なのだ by春と修羅」と詩を書いた賢治が
「天」を意味するセロを弾くのは面白い。

阿修羅と帝釈天は宿命の敵であるのだから。。。
231名無しさん@1周年:02/05/27 21:02
 セロ弾きケンジ

ふむふむ、ヘタかもしれないけど聞くと癒されるかもね。
自然界がうたっている歌や賢治さんのやさしい心が音に入っていそうで。

セロって天を意味するのですか? おもしろいね。
232注文の多い料理店 - 序 -:02/05/27 22:36

 わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとほった風をたべ、
桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
 またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしい
びろうどや羅紗や、宝石いりのきものに、かはっているのをたびたび見ました。
 わたくしは、さういふきれいなたべものやきものをすきです。
 ・
 ・

***
賢治の、人やモノや自然をみる目ってやっぱりどこか違いますねー。
外見や持ち物の良し悪しなどではなくて、本質をみているような心の目というのか、
霊的な見え方というのか・・? 
「・・透明な幽霊の複合体」とか詩にあるけれど。
肉体だけではない何かを見ていたのだろうか?

それにしても賢治さんはかなーりの自然人ですね、
山や林、川、田園、自然の中を歩いたり立ちつくしていたりすると
さわさわ木々や草花が話しをし、風がいろんな詩や童話を運んできたり
したのでしょうね。ほんと、マジにそんな気持ちになります。
 ほんたうに、かしはばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかつたり、十一月の山の風のな
かに、ふるへながら立つたりしますと、もうどうしてもこんな気がしてたまらないのです。
ほんたうにもう、どうしてもこんなことがあるやうでしかたないといふことを、わたくしは
そのとおり書いたまでです。
 ですから、これらのなかには、あなたのためになることもあるでせうし、ただそれっきり
のところもあるでせうが、わたくしには、そのみわけがよくつきません。なんのことだか、
わけのわからないところもあるでせうが、そんなところは、わたくしにもまた、わけがわか
らないのです。
 けれども、わたくしは、これらのちひさなものがたりの幾きれかが、おしまひ、あなたの
すきとほったほんたうのたべものになることを、どんなにねがふかわかりません。

大正十二年十二月二十日          宮沢賢治

**
この序文読んでいると
ほんたうにもう、どうしてもこんなことがあるやうでしかたないといふ
気がするから不思議だ。

234名無しさん@1周年:02/05/30 09:20
そういえば、「銀河鉄道の夜」(三次稿)にもセロの声って
時折、聞こえてきますね。


 ・
 ・
「いくらなんでも、ひどい。ひかりがあんなチョコレートででも組みあげたような
三角標になるなんて。」

 ジョバンニは、思はず誰へともなしにさう叫びました。

するとちゃうど、それに返事をするかのやうに、どこか遠くのもやの中から、
セロのやうなごうごうした声がきこえて来ました。

(ひかりといふものは、ひとつのエネルギーだよ。お菓子や三角標も、みんな
いろいろに組みあげられたエネルギーが、またいろいろ組みあげられてできている。
だから規則さへさうならば、ひかりがお菓子になることもあるのだ。ただおまへは、
いままでそんな規則のとこに居なかっただけだ。ここらはまるで約束がちがふからな。)
 ・
 ・

          銀河ステーション

***
セロの声は天の声?
なんだか導きの声みたいですね。

235名無しさん@1周年:02/05/30 22:16

 翌大正十三年春、賢治は北海道へ校用で出張します。そして学校への
報告書の一節に次の驚くべき言葉を記しています。

「大約(おおよそ)人類の苟(いやしく)も思想する処何事か成ぜざらん。
 勢力(エネルギー)と云ひ物質と呼ぶ何物か思想に非らんや。」
 ・
 ・
現代科学は、物質はエネルギーであることが基本の考えです。賢治はこの
物質とエネルギーの源は思想だと喝破したんです。それなら最高の、思想の
中の最高のエネルギーである愛は、物質やエネルギーを変える最高のものと
いう事になります。賢治の童話、たとえば『銀河鉄道の夜』の中では(異稿
ですけど)、汽車が石炭も焚かず、電気も使わないのに、自分の動く意志で
動いたり、光がお菓子や三角標にも変わるよと、セロのような声が語ってい
ます。あれは死後の世界を走る汽車だから、そうだといえばそうですが、
賢治にはこれが宇宙の真実だということを、童話の、それも物質界の原型で
ある、生命の原型の世界・霊の世界で、描いてみせたものだと思います。


             「変革の風と宮沢賢治」 桑原啓善 より


第四次延長を走る銀河列車を動かしているのは人間たちの思想エネルギー?
最高である思想、愛があれば、汽車はどこまでもどこまでも走り続け、
乗り続けることができるのでしょうか・・。
236名無しさん@1周年:02/06/01 01:01
age
237鳥を捕る人:02/06/01 12:12

 赤ひげの人が、少しおづおづしながら、二人に訊きました。
「あなた方は、どちらへいらっしゃるんですか。」
「どこまでも行くんです。」ジョバンニは、少しきまり悪そうに答へました。
「それはいいね。この汽車は、じっさい、どこまででも行きますぜ。」
「あなたはどこへ行くんです。」カムパネルラが、いきなり、喧嘩のやうにたづねましたので、
ジョバンニは、思はずわらひました。
 ・
 ・
「わっしはすぐそこで降ります。わっしは、鳥をつかまへる商売でね。」
「何鳥ですか。」
「鶴や雁です。さぎも白鳥もです。」
「鶴はたくさんいますか。」
「居ますとも、さっきから鳴いてまさあ。聞かなかったのですか。」
「いいえ」
「いまでも聞えるぢゃありませんか。そら、耳をすまして聞いてごらんなさい。」
 二人は眼を挙げ、耳をすましました。ごとごと鳴る汽車のひびきと、すすきの
風との間から、ころんころんと水の湧くやうな音が聞えて来るのでした。
238茨海小学校:02/06/02 23:31

校長は鷹揚にめがねを外しました。そしてその武田金一郎といふ狐の生徒を
じっとしばらくの間見てから云ひました。
「お前があの草わなを運動場にかけるやうにみんなに云ひつけたんだね。」
武田金一郎はしゃんとして返事しました。
「さうです。」
「あんなことして悪いと思はないか。」
「今は悪いと思ひます。けれどもかける時は悪いと思ひませんでした。」
「どうして悪いと思はないか。」
「お客さんを倒さうと思ったのぢゃなかったからです。」
「どういふ考でかけたのだ。」
「みんなで障碍物競走をやらうと思ったんです。」
「あのわなをかけることを、学校では禁じているのだが、お前はそれを忘れていたのか。」
「覚えていました。」
「そんならどうしてそんなことをしたのだ。・・・・・・・・・・・・・・
・・・お前は学校で禁じているのを覚えていながら、それをするといふのは
どう云ふわけだ。」
「わかりません」
「わからないだろう。ほんたうはわからないもんだ。それはまあそれでよろしい。
  ・
  ・

***
狐の校長がいたずらっ子の生徒に説教をしているシーンですが
こんなとぼけた会話をしている間も学校の上を光った雲が流れ
さわやかーな風が通って木々の葉が揺れているんですよね・・
超のどかでいいなー、
でもしばらく茨海小学校にいると算術が下手になるらしい。
239名無しさん@1周年:02/06/03 05:38
現代標準語訳があれば、読んでみたい。
240名無しさん@1周年:02/06/03 05:41
「現代標準語訳・宮沢賢治集」
誰か出版する気はないの?おら、わかんないっぺよ。べこしか知らないっぺよ。
241名無しさん@1周年:02/06/03 12:45
標準語では味が出ないと思うが。
242名無しさん@1周年:02/06/04 07:39
んだど思う。
243名無しさん@1周年:02/06/04 15:41
「めくらブドウと虹」がすき
244名無しさん@1周年:02/06/04 20:34
age
245めくらぶだうと虹:02/06/06 09:08
 さて、かすかなかすかな日照り雨が降りましたので、草はきらきら光り、
向ふの山は暗くなりました。
 そのかすかなかすかな日照り雨がはれましたので、草はきらきら光り、
向ふの山は明るくなって、大へんまぶしさうに笑っています。
 そっちの方から、もずが、まるで音譜をばらばらにしてふりまいたやうに飛んで来て、
みんな一度に、銀のすすきの穂にとまりました。
 めくらぶだうは感激して、すきとほった深い息をつき葉から雫をぽたぽた
こぼしました。
 東の灰色の山脈の上を、つめたい風がふっと通って、大きな虹が、明るい
夢の橋のやうにやさしく空にあらはれました。
 そこでめくらぶだうの青じろい樹液は、はげしくはげしく波うちました。



わたしも、このお話、すき
246名無しさん@1周年:02/06/07 21:57
age
247名無しさん@1周年:02/06/08 08:32
 
 「めくらぶだうと虹」は、私たちが自然に触れた時感じる
さわやかさや美しさをそのまま感じる、そんな感触をもつ作品だ。
植物に近づいてじっとみつめた時、または風に吹かれながら立ち尽くす時、
雨の中で雨音に聞き入る時――ひそかにしみ入るように伝わってくる
透明な「心」、植物や風や光、水や大地の「気」(エネルギー)
と云うよりもその「心」、それを感じる。
 ・
 ・
これらの作品が他の作歌の自然を描いたものと大きく違うところは、
人の心のフィルターを通して描かれていないということだ。
248247の続き:02/06/08 09:25
もちろん作者が書いているには違いないのだが、「自然」自身が
直にそこに現出しているという存在感や感触をもつのである。
更には一つの文学作品となったその作品自身に、
自然界がもつ癒しの力があるということだ。今、多くの人が賢治作品に
惹かれる魅力の一つはこれではないかと思う。
今の私達の生活は、自然をないがしろにし踏みつけて平気な価値感の上に
成り立っている。それなのにそれだからこそ、自然を奪い殺したその手で
人間はいのちのふるさと母なる自然に飢え、心の奥底で自然をもとめている。
賢治作品にはそれがある。数年前の賢治生誕百年のお祭り騒ぎの奥には、
単なる仕組まれたブームではなく、「癒し」をもとめる人類総体の病がある。

 「こころで読む宮沢賢治 〜氷砂糖をほしいくらいもたないでも」 
                        熊谷えり子 より
****
私たちは自然を壊した故に病に侵され傷つき疲れ、
またその傷つけられた自然から無私の癒しを受け立ち直っているのかもしれません。
賢治作品からはその自然界の癒しがそのまま読む人の心に滲透してくるのでしょうか。
249247の誤字訂正:02/06/08 09:38
 ×作歌  ○作家  でした。
250名無しさん@1周年:02/06/08 09:40
でも結構毒あると思うけど。「ベジタリアン大全」みたいな分り
やすいのだけじゃんなくて、「やまなし」のような一見叙情的な
作品でも。あれも死の蔭が濃く差してる作品だと思うがどうよ。
251 :02/06/08 10:23
あのぅ、、すみませんが・・
「賢ちゃん」って呼んでいいですか?賢ちゃん・・・今何処に・・。
252247:02/06/08 11:03
ふむふむ、毒ありますよね、初期作品「蜘蛛となめくぢと狸」なんかは
もっと辛らつですし。賢ちゃんの作品にはとてもシビアな面があるよね。
上記(247)の筆者は「破滅の原理に生きる人間」という表現をしています。

やまなしは本当に透明感があって幅広い人気がある作品のようです。
が、しーんとした中にもゆりかごのような生命のゆらぎがあり、もしかしたら、
それが自然界のもつ呼吸音なのかな、と思ったりします。
また生死がリアルに描かれているので、人間共通の心の深層に入って
いくようにも感じる。

ここでまたまた、熊谷氏の著書から抜粋引用してみます。
253247:02/06/08 11:27
弱肉強食は決して自然界の法ではないというのが賢治の根本的な
考え方だから、ここでも魚が生き物を食べ、その魚を鳥が獲る(殺す)
あたり前の姿を、むしろ殺せば殺されるという因果律として明らかに
描いている。だから父蟹は「安心しろ。おれたちはかまはないんだから。」
とわざわざ言っている。
          ・・・・・
蟹たちにとっては別の世界から、突然(偶然)の運命のように
訪れることが、実はもう一つの別の視線から見れば、必然として、
あるいは予測できることとして訪れたものであることが分かる。
季節はめぐり生き物は成長し、やがて死の時を迎える。そして、
それらすべてに因果律の法が網の目のようにおおっている・・・
          ・・・・・
法の網をたどれば、見える見えないにかかわらず、すべての存在(いのち)
と私のいのちは分かち難く一つに結び合っている。他のいのちを
殺せば私のいのちが殺される。自然界の生命だって、結局のところ同じ
法の網の目につながり生きる、私と同じ、一つのいのちではないか。
 ・
 ・
****
賢ちゃんの童話からは、深く大きいやさしい母から受けるような安心感と
厳しい父から受け取る、自然界や人間界、動物界などを含む原理のようなものを
観ることができるのかも知れない。(観ようと求める謙虚な心があれば)
まあ、たいていは癒しの音楽などを聞くように、ぽーと読んでいるんだけれどもね。
254名無しさん@1周年:02/06/08 22:12
おれはひとりの修羅なのだ
この強さにも惹かれる
 
信仰でしか得られないものを
なぜ人間のなかでしっかり捕らへようとするか  「宗教風の恋」
255名無しさん@1周年:02/06/09 12:27
>>254
>おれはひとりの修羅なのだ

これはやはり日蓮上人が言ったという
「日蓮は海辺のセンダラ(「チャンダラ」ともいう。
梵語で不可触民などの意)の生まれ」
を意識してたんでしょうね。

気圏の底の底、ユダヤ・キリスト教や仏教に
汚名を着せられ海の深みに封印されし
どこまでも悲しくそして恐るべき堕天使(零落した古い神々)や
アスラ神族(帝釈天を筆頭とするデーヴァ神族に追いやられたインド土着の神々)。。。

東北のアテルイの伝説なども賢治は知っていたのだろうか。
アテルイは大和朝廷にまつろわなかった東北の原住民の魂のような気がする。

賢治はけして只の同情で貧しい農民や学生と
付き合ってたんじゃないんですね。

釈迦が王族としての全てを捨てたように
賢治もまた全身全霊を投げ打ったのだと思います。
たとえ同時代の「賢く正しい人々」に報われず誤解され迫害されようとも
偉大な人物は人生に強く立ち向かってゆく。
ガリレオやジャンヌダルクのように。
256名無しさん@1周年:02/06/10 23:41
あげ
257名無しさん@1周年 :02/06/11 18:44
258名無しさん@1周年:02/06/14 22:57
age
259鳥を捕る人:02/06/15 21:28
「これは鳥ぢゃない。ただのお菓子でせう。」
やっぱりおなじことを考へていたとみえて、カムパネルラが、思ひきったと
いふやうに、尋ねました。鳥捕りは、何か大へんあわてた風で、
「さうさう、ここで降りなけぁ。」
と云ひながら、立って荷物をとったと思ふと、もう見えなくなっていました。
「どこへ行ったんだらう。」
 ・
 ・
260名無しさん@1周年:02/06/16 21:25
age
261名無しさん@1周年:02/06/16 22:08
初期の短歌で、青き人が川を流れる、という地獄のイメージの連作が、心に残った
262名無しさん@1周年:02/06/17 06:43
賢治の作品には青という色がよく出てきますね。
夕方の青や、幻燈の青や、悲しみの青、宇宙を感じさせる青もあれば
青黒い青もあったりして、何だかテーマカラーみたい。
天をイメージする青から地獄を連想させる青まであって、ひとつながりの青でも
いろんな次元があるみたいで興味深いです。
何か賢治と青って深いつながりがあるのだろうか。
263[堅い瓔珞はまっすぐに下に垂れます]:02/06/17 23:37

[冒頭原稿なし]
堅い瓔珞はまっすぐに下に垂れます。
実にひらめきかがやいてその生物は堕ちて来ます。

まことにこれらの天人たちの
水素よりもっと透明な
悲しみの叫びをいつかどこかで
あなたは聞きはしませんでしたか。
まっすぐに天を刺す水の鎗の
その叫びをあなたはきっと聞いたでせう。

けれども堕ちるひとのことや
又溺れながらその苦い鹹水を
一心に呑みほさうとするひとたちの
はなしを聞いても今のあなたには
ただある愚かな人たちのあはれなはなし
或は少しめづらしいことにだけ聞くでせう。
264 :02/06/17 23:39
けれどもたださう考へたのと
ほんたうにその水を噛むときとは
まるっきりまるっきりちがひます。
それは全く熱いくらいまで冷たく
味のないくらいまで苦く
青黒さがすきとほるまでかなしいのです。

そこに堕ちた人たちはみな叫びます
わたくしがこの湖に堕ちたのだらうか
堕ちたといふことがあるのかと。
全くさうです、誰がはじめから信じませう。
それでもたうとう信ずるのです。
そして一そうかなしくなるのです。
265 :02/06/17 23:41
こんなことを今あなたに云ったのは
あなたが堕ちないためにでなく
堕ちるために又泳ぎ切るためにです。
誰でもみんな見るのですし また
いちばん強い人たちは願ひによって堕ち
次いで人人と一緒に飛騰しますから。
266 :02/06/17 23:57
詩[堅い瓔珞はまっすぐに下に垂れます]でした。

===========
青黒さがすきとほるまでかなしい・・

堕ちるために又泳ぎ切るために・・

いちばん強い人たちは願ひによって堕ち
次いで人人と一緒に飛騰しますから。
==================

うーん、何だかぞくっともするんだけれど、
心に響くいてくるのだなあ・・
267115:02/06/18 23:03
>>266

 う〜ん、こんな作品があったのですね。
 すごいね。
268名無しさん@1周年:02/06/22 15:57
あげ
269名無しさん@1周年:02/06/23 13:31
age
270名無しさん@1周年:02/06/25 09:20

「あすこへ行ってる。ずいぶん奇体だねえ。きっとまた鳥を
つかまへるとこだねえ。汽車が走っていかないうちに、
早く鳥がおりるといいな。」
と云った途端、がらんとした桔梗いろの空から、
さっきみたやうな鷺が、まるで雪の降るやうに、
ぎゃあぎゃあ叫びながら、いっぱいに舞ひおりて来ました。
するとあの鳥捕りは、すっかり注文通りだといふやうにほくほくして、
両足をかっきり六十度に開いて立って、鷺のちぢめて降りてくる
黒い脚を両手で片っ端から押さへて、布の中へ入れるのでした。
 ・
 ・


   鳥捕りはいったいどんな人なのだろうか・・、奇怪な行動。
271270「鳥を捕る人」:02/06/25 09:23
270の名、打ちわすれました

  「鳥を捕る人」です。
272十力の金剛石:02/06/27 00:10

  ザッザザ、ザザァザ、ザザアザザザア、
  降らばふれふれひでりあめ
  ひかりの雲のたえぬまま。


*****
・・と王子の帽子の飾りのはちすずめが歌うとますます
ダイアモンドやトパァズやサファイヤの雨がふるふる・・森のなか
キラッキラッキラキラキラ
273十力の金剛石:02/06/27 23:44

  ザッザザ、ザザァザ、ザザアザザザア、
  やまばやめやめ ひでりあめ、
  そらは みがいた 土耳古石。

 と歌いますと、雨がぴたりとやみました。おしまひの二つぶばかりの
ダイアモンドがその磨かれた土耳古石のそらからきらきらっと光って落ちました。


*****
トルコ石色の空から降ってくる宝石の雨つぶはきらきら眩しいけれど
ちょっと痛そうだなあ、王子たちもたくさん拾おうとしているうちに

・・あんまりいちめんきらきらしているので、もう何だか拾ふのが
ばかげているような気がしました。

キラッキラッキラキラキラ

274nobita:02/06/29 15:56
なんか皆勘違いしてるようだけども宮澤賢治の魅力は
彼の中にある(人間誰でも)凶暴性や性に対する衝動を
理性で押し殺して理想の聖人を演じようと努力し葛藤する
彼のリビドーが抑えきれずに少しずつ彼の作品に吹き出している
危なげな部分だよ。けっしてでくの坊ではない人間がでくの坊を
演じているのだ。彼の狂気の部分に共感出来ていなければ賢治を
読んだことにはならない。
275名無しさん@1周年:02/06/29 18:56
>>274
んー、まあ勘違いはしていないと思うけれど
賢治自身のことは本人でなければわからないことあるだろね。
ところで、274さんはなんで賢治の魅力を狂暴性や狂気云々と
考えるに到ったのですか?
よろしければ、少し、具体的に聞かせてください。
276275:02/06/30 00:55
それにしても、ひとりの作家に対し、読み手によりこうも極端に
評価が違うというのは、なかなかおもしろい現象ですね。

その作家像は、自分の心の中にあるものの投影なのかもしれないし、
いろいろな評論家、研究家、まわりの人からの影響もあるのだろうし、
また観察の深さ、その時の環境や心理状態でも受け取り方は
違ってくるのかもしれませんね。

でも、宮沢賢治という一人の人間が命を削って描きつづった作品の中で
何を訴えたかったか・・、伝えたかったものが一本の道のように
ある筈ではないだろうか。
それは誰が読もうと不変にあるものでしょうね。
賢治はデクノボーになりたいと生きた、本当のでくのぼーさんだと思います。
277名無しさん@1周年:02/06/30 22:58
あげよ
278鳥を捕る人:02/07/04 00:41

「あ々せいせいした。どうもからだに恰度合ふほど稼いでいるくらい、
いいことはありませんな。」
といふききおぼえのある声が、ジョパンニの隣りにしました。
見ると鳥捕りは、もうそこでとって来た鷺を、きちんとそろへて、
一つづつ重ね直しているのでした。
「どうしてあすこから、いっぺんにここへ来たんですか。」
    ・・・・・・・・
「どうしてって、来ようとしたから来たんです。ぜんたいあなた方は、
どちらからおいでですか。」
 ジョバンニは、すぐ返事しようと思ひましたけれども、さあ、ぜんたい
どこから来たのか、もう考へつきませんでした。
    ・・・・・・・・
「あ々、遠くからですね。」
鳥捕りは、わかったといふやうに雑作なくうなづきました。
 ・
 ・
279名無しさん@1周年:02/07/04 00:49
 ここでは、天上律がすみずみまで支配している。だから、他者のために
献身しない者、つまり自己のために他者を傷つける者は、永久に、天上へ
向かうこの上り列車の中では、途中下車者である。
 不意に列車に現れた鳥捕りが、ジョバンニとカムパネルラに「どうです、
少しおあがりなさい」と、雁をさし出す。見るとチョコレートのようで、
食べるとチョコレートよりおいしかった。「こいつは鳥じゃない。ただの
お菓子でせう」とカムパネルラが云うと、鳥捕りは、大あわてで途中下車
してしまった。外を見ると、鳥捕りはもう銀河の川原で、鷺を捕えては、
押し葉のようにして袋の中に入れている。生き物の鳥を捕えて、菓子のよ
うに売る鳥捕りは、カムパネルラに「こいつは鳥じゃない。ただのお菓子」
だと不意をつかれて、誰もがもっている生存罪の鏡で照射される。その痛み
が理解できない鳥捕りはいつまでも途中下車者である。
そんな鳥捕りに、ジョバンニはわけもわからず気の毒でたまらなくなるの
だった。・・・・・・・・・・

  「宮沢賢治の霊の世界 〜ほんとうの愛と幸福を探して」 桑原啓善 より

**
鳥捕り、とは輪廻をする人のことだらうか・・
280名無しさん@1周年:02/07/06 21:17
桑原啓善さんは今リラ自然音楽研究所の顧問をされてますよね。
山波言太郎というペンネームで。
私は会員ではありませんが会報誌毎月書店で買ってます。
正直思想よりリラ研の歌手青木由有子さんのファンなのですが(^^;)
281名無しさん@1周年:02/07/06 22:24
わたしは健二と同じ血液型です。
282名無しさん@1周年:02/07/06 23:09
>280
わ、青木由有子さん(リラ自然音楽)ファン発見!
よろしければ、280さんの今一番好きな歌や曲あったら、お聞かせください。
因みに私は、うーん、あえていえば朗読歌曲の「鶯宿はこの月の夜を雪ふるらし」
(詩は賢治さん)とか「妖精の庭〜緑の呪文〜」かなあ。

281さん、どこの健二さん? 賢治?
血液型ってわかるものなのかな、
283名無しさん@1周年:02/07/07 04:46
>282
おはようございます。(早っ!)
賢治さんスレなのになかなか
青木由有子さんのことが出てこないのでヤキモキしておりました。(^-^;)

どんどん綺麗になってく由有子さん。うらやまし〜
…朗読歌曲。とても綺麗な曲ですよね♪
月読かぐやさんも激美人!…私の顔と取り替えて!?
…脱線だらけ(汗)私が1番好きな歌は『緑の礎』です!

とてもキラキラした緑の香りを感じるような曲でお気に入りです♪







由有子さんってホント美人ですよね,ハァ…
284↑スペース使いすぎ:02/07/07 04:52
スマソ…
285北極の熊:02/07/07 09:37
<<98ででくの坊のモデルの人を鈴木先生と紹介しましたがあれは間違えていました。
訂正して誤ります。
正しくは斎藤そうじろう氏という方だそうです。
岩手日報と言うのかな当時の新聞に斎藤氏が記事になっているそうです。
どうぞお調べください。
286名無しさん@1周年:02/07/07 11:17
彼は国柱会という在家仏教教団に所属し、そこで文才を買われて
法華経の世界を童話で著すように言われて童話を書いたんだよね。
賢治の童話が好きだ、ということは法華経の思想の一端に触れたことになります。
ちなみに国柱会は今も活動を続けておりますよ。
287名無しさん@1周年:02/07/07 19:55
>>283
早起きですね、見習いたい。

>とてもキラキラした緑の香りを感じるような曲でお気に入りです♪
「緑の礎」、元気がでる歌ですよねー、
宅地開発などで切り刻まれていく里山や緑地帯、本当に心が痛みます。
青木さんが何かのインタビューで「自然界が幸せに なるよう、
恩返しをする気持ちで歌いたいと思います。」と答えているのを見ましたが、
自然からもらうだけでなく、与える(かえす)ことも人間はできるんですよね、
やさしく声をかけるとか、ちいさな草花や虫でも傷つけないとか・・
賢治さんみたいに・・

>どんどん綺麗になってく由有子さん。うらやまし〜
心のきれいさが姿にもでるのかも。造作やお化粧でごまかされない
美しさってやっぱりあるように思います。
288名無しさん@1周年:02/07/07 21:26
>>285-286
賢治さんも37年という短い生涯の中で、彼自身が
影響を受けた人(友人や先生や生徒や農業をする人や宗教家や家族や・・)
たくさんいるのでしょうね。感銘や尊敬の念をもった方もいるでしょう。
(一番影響を受けたのは、やはり賢治を一番理解し信仰をともにした
妹のとし子さんだろうか!)
齋藤宋次郎さんという方もその中にいらっしゃった立派な方だったのかも
しれませんね、キリスト教徒(仏教徒からの転身)だったそうですが
ネットで少し検索しただけですので確かな情報はわかりません。また
当時の田中智学さんの国柱会も日蓮の法華経(仏国土をつくる)を
正しく引き継いだ集団だったのだと思います。

ただ、賢治の描いた童話や詩はやはり賢治の生涯から生まれたもので
読む人は共感や感動をやはり賢治からもらっているのだと思います。
・・・ホメラレモセズ  クニモサレズ  サウイフモノニ  ワタシハナリタイ
と病床で綴ったのは、誰か一人の生き方や思想に共鳴したあまりにではなく
賢治さんの祈るような本心に他ならないと思う。
そして読む人へあてた手紙。
289名無しさん@1周年:02/07/07 23:57
>287

283です!今朝はたまたま用事があって無理やり(汗)起きました…(^^;)
いつもはとんでもなく遅起きです。
…リラ自然音楽がもっと世に広まるといいですね!
心美人は外見にもあらわれるのですね。

5月に新宿で行われたコンサートには行ったのですよ。
何かとても繊細で透明な物を感じました。
私は由有子さん見るたび何故かいつもギリシャの風景が浮かびます。
…オルフェウスの生まれ変わり…?それに賢治さんの心を歌で表現出来るなんてすごい!

CDも暇があれば聞いてます。『緑の礎』はホントぐっと来ます…!
好きな歌を挙げたら切りがないですが全部良いです!


これからもコンサートは出来るだけ聴きに行きたいです。
290 :02/07/09 09:45
あのですね、実は・・・
作曲者も、タイトルも告げずに「銀河軽便鉄道最終下り列車」を某ボイスチャットルームで流したことがあるんですが、
かなり、好評でした。 ん?私自身は「プレシオスの梯子を登れば」をギターの演奏をバックにしてリコーダーでメロディーをのせて
多重録音で自分の演奏をmp3ファイルにしてみました。プレシオス・・・・はFとAm、Em。この3つのコードで出来ています。
お試しあれ!きっと、いつの日か某ボイスチャットルームでお会いできることでしょう。その時は、リコーダーのソロで申し訳ございませんが、
「プレシオスの梯子を登れば」・・をお聴きいただければ幸いに存じます。
こんな私は西田幾多郎のファンでスマソ。
291名無しさん@1周年:02/07/11 08:42
>>290
>いつの日か某ボイスチャットルームでお会いできることでしょう

どこなんでしょ? 聞いてみたいけど。

♪コンサートで「銀河軽便鉄道最終下り列車」の演奏のとき
「みなさん、お乗り遅れのないように
 また、よく揺れますからへんなところで落っこちないよーに・・」
というよーなトークがあったなあ。

銀河列車は天上へ運ぶ下り一本、まるで生き物のようにいちもくさん走っているように
聞こえる演奏でした。

>>289
>これからもコンサートは出来るだけ聴きに行きたいです。

うんうん

292十力の金剛石:02/07/11 09:33

うめばちそうはまるで花びらも咢もはねとばすばかり高く鋭く叫びました。

「きらめきのゆきき    青ぞらはふるひ
 ひかりのめぐり     ひかりはくだけ
 にじはゆらぎ      風のきしり
 陽は織れど       陽は織れど
 かなし。        かなし。」

***
雨が降ったあとって植物はとてもイキイキしているなあ、空も道もぴかぴか。

ヒカリの丘も、宝石の雨が降ったので一面キラキラキンキンしている
でも、なぜかかなしそうな歌が・・

キラッキラッキラキラキラ
293名無しさん@1周年:02/07/11 18:38
色相の文字は是応身也。賢治の文章は十界曼荼羅と一念三千の教えを文章化
したものです。
294名無しさん@1周年:02/07/11 22:14
>>292
 それ。好きですね
295名無しさん@1周年:02/07/11 22:53
>>294
はい
296名無しさん@1周年:02/07/11 22:58
「生き様」って失礼な言い方じゃない?
297名無しさん@1周年:02/07/11 23:06
>>296
生き様、いきさま、いきざま
「その人の、人間性をまざまざと示した生活態度。」   新明解国語辞典

耳ざわりが悪いですかね? 辞書引くとこの使い方でいいようですよ。
296さんはどのように受け止められましたか?
298ジョバンニの切符:02/07/13 21:49

「もうここらは白鳥区のおしまひです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオの観測所です。」
  ・
  ・
銀河の、かたちもなく音もない水にかこまれて、ほんたうにその黒い観測所が、
睡っているやうに、しづかによこたはったのです。

「あれは、水の速さをはかる機械です。水も・・・」


        鳥捕り
299名無しさん@1周年:02/07/16 08:41
あげ
300名無しさん@1周年:02/07/18 09:55
300!
301名無しさん@1周年:02/07/18 10:25
斑 右 左 三 鬼
石 の の 十 言
を 眼 眼 六 │
使 は は 号 幻
っ 六 三 ! 聴
て ! ! │

302:02/07/21 01:15
久しぶりに来てみました。
いやー、300までレス伸びてるとは思いませんでした。

http://www.kyoto-seika.ac.jp/newdi/kankyo/feature/bio_bill/index.htm
最近「ディープ・エコロジー」っていう環境哲学?がマイブームで
色々と本など読んでるんですが、なんだか賢治さんの言葉や考え方に近い
ところがあって面白いと思います。

賢治は仏教やキリスト教といった一教一派に囚われずに
宇宙全体と一体になろうとしていたのかもしれませんね。
こんにちのような地球環境と醜い人類の姿を賢治が見たらどう思うのだろうか?
303名無しさん@1周年:02/07/22 23:54
あげ
304農民芸術の興隆:02/07/25 08:45

宗教は疲れて近代科学に置換され然も科学は冷たく暗い
305名無しさん@1周年:02/07/26 16:10
賢治の名著「銀河鉄道の夜」って、もろキリスト教的世界観だよね。
306名無しさん@1周年:02/07/26 21:12
>305 もろキリスト教的世界観だよね。

どういうところがですか?
キリスト教詳しくないので教えてください。
307名無しさん@1周年:02/07/26 21:15
読めば一目瞭然
308名無しさん@1周年:02/07/26 21:37
ふむ、読めばすぐそのように理解できる人もいるのだらうか。

私はどちらかというと、>>302の1さんのいう一教一派に囚われない
宇宙ぜんたいと一体になろうとしたスケールの大きさを感じます。
なんてったって銀河鉄道ですからねー。それも、どこまでも走り続けるわけですから。
永遠の未完成のような空間?をゆく列車・・・か? 

賢治さんは自然から多くの(昔の聖者が伝えた道やら、方向やらも含んだ)思想や
生命のキラキラした宝石のような輝きを受け取ったんじゃないかなーなんて思うなあ。
どうでしょうか。
309名無しさん@1周年:02/07/30 00:12

 とびどぐもたないでくなさい。

            山猫
310名無しさん@1周年:02/08/02 05:28
あげ
311名無しさん@1周年:02/08/02 05:51
>307
何が瞭然だ。固有名詞がか?
テーマはおもいきり仏教の自己犠牲じゃないか。
312名無しさん@1周年:02/08/02 12:24
>>311
自己犠牲=仏教??
読んだことあるの?
賛美歌も外国人名も
意図があるんよ。
聖書を読もうね。
313名無しさん@2周年:02/08/02 19:21
銀河鉄道の夜がキリスト教的に読める点はあるかもしれない。
でも、おれは異を唱える。
単純に仏教=自己犠牲とかたづけてほしくもない。
ジャータカなどで象徴される釈尊の過去世の求道物語は
後世の創作ということが証明されており、
仏教学会では誰も重視されていない。
あの物語はあきらかに死後の世界を象徴している。
もっとも強力な同志であった妹としを悼み、
彼女をたずねて鉄道に乗っていった夢を具象化したものだと考えている。
根本を貫いているのは自己が宇宙、宇宙が仏、という一元的世界。
キリスト教は二元的であって人間は決して神になれない。
仏教は一元的であって仏=絶対者になることができる。
その手段(行)として善を積んでいく。
自己犠牲はそれ自体が目的ではない。
菩薩は全衆生がさとりをひらくまでは、利他の行に徹する。
目的は苦の解決、消滅であり、さとり、成仏、全宇宙との合一。
キリスト教の根本は絶対の神と相対の人間との契約。
キリスト教と仏教とはまったくジャンルが異なる。
314名無しさん@1周年:02/08/02 19:58
仏教は一元的であって仏=絶対者になることができる。
その手段(行)として善を積んでいく。

・・・行いによって目的を達成する、というのは傲慢であり、差別的であろう。
生まれつき重度の障害者はどうすればいいのか?
畢竟人間=神であるなら絶対者の存在意義は消滅しているという自家撞着。
いずれにせよブッダは神を語っていない。どうどう巡りの学問に過ぎない。

315:02/08/02 20:04
とし子さんも重要なのですが
決別した親友の嘉内さんとの関係の方も重要な気がしますね。
彼との関係はむしろ童話よりもドラマティックに思える。

ところで
http://www.toshiba-emi.co.jp/hikki/profile/index_j.htm
宇多田ヒカルちゃんも好きな作家に宮沢賢治を挙げてますね。
ほんたうになんといふ良ひ子なのであらうか。
もうわたくしはべんぶしてもべんぶしても足らない。。。

それと皆さん、ゲーテとかトルストイとかはどうよ?
二人とも奇しくも賢治と誕生日近かった気が、、、確か8月下旬生まれで。
ゲーテの作品もかなり哲学的かつ宗教的に興味深い解釈が可能ですが
トルストイは、もろキリスト教文学って感じですね。どっちも面白い。
宗教的に三人が上か下かなんて野暮なことは言ひませんですが
比較してみるとかなり面白いと思われ。
316名無しさん@1周年:02/08/02 23:10
>312
読めてないのはオマエじゃ、阿呆
317名無しさん@1周年:02/08/03 08:10

「それはあなたも同じです。すべて私に来て、私をかゞやかすもの
は、あなたをもきらめかします。私に与へられたすべてのほめこと
ばは、そのまゝあなたに贈られます。ごらんなさい。まことの瞳で
ものを見る人は、人の王のさかえの極みをも、野の百合の一つにく
らべやうとはしませんでした。それは、人のさかえをば、人のたく
らむやうに、しばらくまことのちから、かぎりないいのちからはな
して見たのです。もしそのひかりの中でならば、人のおごりからあ
やしい雲と湧きのぼる、塵の中のたゞ一抹も、神の子のほめ給ふた、
聖なる百合に劣るものではありません。」
          「めくらぶどうと虹」
318名無しさん@1周年:02/08/03 09:57
童画家のいわさきちひろさんも賢治作品が好きだったようですね。

参考*美術館案内
http://www.avis.ne.jp/~dowakan/tihiro.html

賢ちゃんの影響受けているアーティストって結構多いのかも。
イイ!
319大鳥居つばめさん ◆N8iKy.ms :02/08/03 10:05
マンガに夜叉鴉というのがあるんですが、どうでしょうか?
正しいんでしょうか?
320名無しさん@1周年:02/08/03 20:41
賢治とマンガに詳しい人いませんか〜? 
(因みに私、夜叉鴉読んでいないのでよくわかりません・・・)

それにしても賢治作品は魅力があるのか、たくさんの漫画家さんたちが
個性的に作品化しているのですねー。

参考*宮沢賢治・漫画館
http://www.momiji.sakura.ne.jp/~werdna/manga/k_miyazawa/index.html

永島慎二さんの「旅人のはなし」(旅人くんかな)の絵の雰囲気は印象に残っているけど。
とぼけた味があって好きだったな。
321名無しさん@1周年:02/08/03 21:07

「いかにも、そうだね、ずいぶん不便だね。でそれからどうなったの。」

(ああ、あの楢の木の葉が光ってゆれた。ただ一枚だけどうしてゆれたろう。)

私はまるで別のことを考えながら斯うふくろうに聴きました。


       林の底
322313:02/08/05 01:13
>315
御教示ありがとうございました。

>314 ・・・行いによって目的を達成する、というのは傲慢であり、差別的であろう。 生まれつき重度の障害者はどうすればいいのか?

とほほ、という感じです。
「生まれつき重度の障害者」が行をつめない、というあなたの考え方こそが
差別主義者の傲慢発言である。
彼らにだって立派に、あるいは「生まれつき重度の障害のない」一般人と遜色なく行は積める。
もっとも差別主義者のあなたには理解できないでしょうな。
わたしは毎日あんたがいうところの「生まれつき重度の障害者」たちと接している。
彼らのほうが「生まれつき重度の障害のない」一般人よりもはるかに仏に近い存在だと日々思っているよ。

>畢竟人間=神であるなら絶対者の存在意義は消滅しているという自家撞着。 いずれにせよブッダは神を語っていない。どうどう巡りの学問に過ぎない。

そのとおり、仏陀は神を語っていない。
神をもちださなくても、仏教は諸法無我、因縁生起の宇宙観で現象を説明できるとする。
おれは仏陀(覚者)を神だともいっていない。
絶対者か。覚者を絶対者と呼びたいのならそうよんでもいい。
ただし、仏教では人間は覚者にはなれても神にはなれないとする。
また、誤解してほしくないが、キリスト教を貶めているつもりもない。
宗教音痴の日本人にはわかりにくいだろうが、
仏教は仏教、キリスト教はキリスト教でジャンルが違うといっているのだ。
そして、賢治が生きたのはまさしく仏教的一元論の世界。
彼は自然の山、川、植物、動物たちの声なき声をいつでも聴いていたのだろう。
生死即涅槃、娑婆即寂光土、そして「山川草木悉く仏性有り」
の仏教の理想を体現していたのだろう。
エデンの園から追放されたものたちの末裔とは違う世界だ。
おれはそういいたかっただけ。
それと、仏教は学問ではない。
信仰がなければ賢治の世界は理解できず、
単にあこがれだけで終わるのであろう。
別にあこがれている人々にどうのこうのというつもりはなく、それはそれでよいのだが。
323名無しさん@1周年:02/08/05 08:58

みんなむかしからのきやうだいなのだから
けっしてひとりをいのってはいけない
324名無しさん@1周年:02/08/07 21:15
あげ
325名無しさん@1周年:02/08/12 03:27
アゲマス
326名無しさん@1周年:02/08/15 10:20
 
 戦争よりも平和を愛しよう

 平和の前にあなたを愛しよう
327野の師父:02/08/18 22:33

倒れた稲や萱穂の間
白びかりする水をわたって
この雷と雲とのなかに
師父よあなたを訪ねて来れば
あなたは縁に正しく座して
空と原とをきいていられます
328ジョバンニの切符:02/08/21 22:10
 
「切符を拝見いたします。」

三人の席の横に、赤い帽子をかぶったせいの高い車掌が、いつかまっすぐに立っていて云ひました。
鳥捕りは、だまってかくしから、小さな紙きれを出しました。
車掌はちょっと見て、すぐ眼をそらして、(あなた方のは?)
といふやうに、指をうごかしながら、手をジョバンニたちの方へ出しました。


      鳥捕りの切符
329名無しさん@1周年:02/08/22 20:43
クラムボンはわらったよ 
330名無しさん@1周年:02/08/23 22:46
北の国からAGE
さだまさしは賢治ファン
331名無しさん@1周年:02/08/23 23:39
それから遠くで斯う云うことばを聞いた。
「おゝ小十郎おまへを殺すつもりはなかった。」
   ・
   ・
「これが死んだしるしだ。死ぬとき見る火だ。熊ども、ゆるせよ。」
と小十郎は思った。

******
「なめとこ山の熊」のこのシーンって、カムチャッカ半島で取材中にクマに
襲われて亡くなった、写真家の星野道夫さんをなんとなく思い出すのだけれど・・
クマを愛して撮り続けた星野さん。
そのクマに襲われたときは、小十郎のような思いが頭をよぎったんだらうか。
クマも「おまへを殺すつもりはなかった」とうめき声をあげたのだろうか。
などと思ってみたり。
332名無しさん@1周年:02/08/23 23:42
壮大なアラスカの自然は、
結局人間もその秩序の中にいつか帰ってゆくという、
あたり前のことを語りかけてくる。

     「最後の楽園」 星野道夫
333名無しさん@1周年:02/08/23 23:43
生命主義っていう言い方もあるけど
所謂生の哲学の大衆版芸術バージョンの影響が強く出てるん
だろうね、この人。
334意地悪タヌキ:02/08/23 23:48
>ヨクミキヽシワカリ
 ソシテワスレズ

というような人が
>ミンナニデクノボウトヨバレ
るでしょうか。賢治も中途半端なんだよね。
335名無しさん@1周年:02/08/23 23:48
>>333
賢治さんのこと? 星野さんのこと? 
336名無しさん@1周年:02/08/23 23:53
>335
賢治のことですよ。時代的に言って。
337名無しさん@1周年:02/08/23 23:57
>>334
人の話しをよく聞いて理解しよう、そして忘れないでいる、
のって、できそーでできないんだよね。
賢治さんも、そうありたいと願い努力していたんではないですかね。

デクノボーになりたい、と必死に生きたでくのぼう。
338313:02/08/24 08:18
>>334
337さんにほぼ同意ですが、私はいつもそのくだりで思い出すことがあります。
法華経に、常不軽菩薩という菩薩が登場します。
この人は、あらゆる人に向かって「私はあなたを軽んじません」といって
拝むことを日課としているんですね。それで皆にうっとうしく思われ、ついには石を
人々にバカ(デクノボー)扱いされ石を投げられ続けます。
でも、彼はその日課を一生やめようとはしなかったとのことです。
善行(修行)は他人にほめられる為にするのではないということでしょう。
あるいは他人に理解されなくても信念をもって続けていくということでしょうか。
賢治はこの常不軽菩薩のようになりたかったのではないでしょうか。
法然さんも智慧第一の法然房と誉れの高かった方ですが
「愚者になりて往生す」といわれました。
わたしは決して「アメニモマケズ」の詩が中途半端とは考えないという意見です。
339名無しさん@1周年:02/08/27 00:05
お誕生日おめでとう!>賢治さん
340名無しさん@1周年:02/08/29 09:07
>>338
私も思いだした事があります。どんな人にも同じ心で接する・・・という言葉。
相手が子供だろうが、会社の社長だろうが、家族だろうが、みなに同じ態度で
いるというのは結構難しいもの。つい差をつけてしまうんですね。
341ブルカニロ博士:02/08/31 12:02
あー・・・だれかプッチョこぅてきて〜・・・
342名無しさん@1周年:02/08/31 12:05
>ミンナニデクノボウトヨバレ
世俗の評価なんか気にしないってことでしょ。
343ブルカニロ博士:02/08/31 12:33
>ミンナニデクノボウトヨバレ
人不知而不慍、不亦君子乎。
344風の又三郎:02/09/01 09:09

      九月一日

どっどど どどうど どどうど どどう、
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいくゎりんもふきとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
345名無しさん@1周年:02/09/05 22:52
age
346名無しさん@1周年:02/09/06 21:16
あげ
347名無しさん@1周年:02/09/07 16:38
あげ
348注文の多い料理店:02/09/08 07:09

  「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」

         R E S T A U R A N T
            西 洋 料 理 店
         W I L D C A T H O U S E 
           山 猫 軒
349名無しさん@1周年:02/09/08 18:45
W I L D  C A T  H O U S E

何気にヘビメタやハードロックの曲名かバンド名みたいでカコイイ!
350元岩手っこ:02/09/09 01:27
>>344
なつかしいねえ。昔○十年以上前に岩手県国体のとき
鼓笛隊でこの歌を歌ったけど「どっどど...」って風の音なんだね。
そういえば岩手って冬には乾いた雪が
西方向からふぶいて真横に降ってきたっけ。
雪の吹き溜まりの山があちこちにできて登校が大変だった。
「水仙月の四日」など、当地に2月に一週間も滞在すれば、
雪ばんごとか、雪わらしとか、背景がよく理解できるとおもうよ。


351名無しさん@1周年:02/09/09 07:46
グスコーブドリの伝記  何度読んでもいい
火山の噴火と冷害の関係とか,古くささを感じない
自己犠牲へ至る生き様に透明感がある
352名無しさん@1周年:02/09/10 00:07
母"おい、おまいら!!夕食ができますた。リビングに集合しる
父"詳細キボンヌ
母"今日は、すき焼きですが、何か?
賢治「すき焼きキターーーーーーーーー」
としこ「キターーーーーーーーーー」
清六「すき焼き程度で騒ぐ奴は逝ってヨシ」
母「オマエモナー」
父"--------終了-------
賢治"--------再開-------
としこ「再開すなDQNが!それより肉うぷキボンヌ」
母"しらたきうp
母"↑誤爆?
賢治"野菜age
父"ほらよ肉>家族
としこ"{神降臨!!」
賢治"「野菜age」
母"「糞野菜ageんな!sageろ」
賢治"「野菜age」
清六「野菜age厨uzeeeeeeeeeeee!!」
母「ageっていれればあがると思ってるヤシはDQN」
セールスマン「イタイ家族がいるのはこの家ですか?」
母「氏ね」
父「むしろ生きろ」
賢治「野菜age」
としこ「兄必死だなw」
353名無しさん@1周年:02/09/10 00:16
ややうけ。
354ガンツ先生:02/09/10 00:21
ロ〜ボコン10点!
355名無しさん@1周年:02/09/10 07:18
>352 他板で似たのみたYO。
コピペ減点30
356注文の多い料理店:02/09/10 09:04

「いや、わざわざご苦労です。
 大へん結構にできました。
 さあさあおなかにおはひりください。」

       山 猫
357352:02/09/10 19:07
>>355

他板ってどこ?
ちなみに漏れは
http://caramel.2ch.net/test/read.cgi/owarai/1017303378/
ここの791からインスピレーションを得た。(要するにパクっただけだが)
358名無しさん@1周年:02/09/10 22:45
>357
あらまあ、そういうスレッドがあるんですね。
私がみかけたのはてつ板だけど。じゃ、これからも、それ、
登場人物変えたりして、いろんなトコでお見かけするのかもね。
359ジョバンニの切符:02/09/10 23:18
「さあ、」
ジョバンニは困って、もぢもぢしていましたら、カムパネルラは、わけもないといふ風で、
小さな鼠いろの切符を出しました。ジョバンニは、すっかりあわててしまって、
もしか上着のポケットにでも、入っていたかとおもひながら、手を入れて見ましたら、
何か大きな畳んだ紙きれにあたりました。


      カムパネルラの切符
360ジョバソニ:02/09/13 06:28
「さあ、」
ジョバソニは困って、もぢもぢしていましたら、デムパネルラは、わけもないといふ風で、
小さな鼠いろのケイタイから2chに繋ぎました。ジョバンニは、すっかりあわててしまって、
もしかケイタイのブックマークにでも、入っていたかとおもひながら、繋いで見ましたら、
何か大きな掲示板がありました。

デムパネルラの切符、
つまりケイタイから2ch荒らし。
361名無しさん@1周年:02/09/13 07:44
ふむ、携帯からもデンパはいっぱいでているけど
天上へと走る銀河列車のどこらあたりの駅までつながるんだろ、その荒らしデンパ。
つながるとしたら。
荒らし(といっもいろいろあるようだけど)が通用する駅あたりなら、
バンバンつながっていたりしてね・・。
362緊急浮上!! :02/09/13 13:27

        ___
      /____ヽ
      //        ザバァ!!
     //l| ∧ ∧   
 // ◎    ( ゚Д゚)  |l   
     \\ /つつ¶¶    
     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ  //
人人  /       ●   ● 、 
   /               v l 人人人
  /             , 、_ _人_ノヾ 
人人             ノ 人人
   人人人  人人

363名無しさん@1周年:02/09/13 22:07
>362
こんばんわ、ちょっとカワイイね。
364名無しさん@1周年:02/09/14 21:36
■「宮沢賢治の宇宙」News Mail 54号
                     2001年 9月 20日
                「宮沢賢治の宇宙」編集委員会発行
            URL: http://www.g-search.or.jp/kenji/
                E-Mail : [email protected]
                       
▼「宮沢賢治の宇宙」の近況

▽編集日誌 No. 102
 賢治の「グスコーブドリの伝記」は飢饉の話ではじまる。ブドリとネ
リの兄妹はイーハトーブの大きな森で育ち、父親は名高い木樵だった。
ある夏、7月になって少しも暑さがこず、秋には穀物が稔らず、ほんと
うの飢饉になってしまう。父親は大きな樹を街にもっていくが、少しの
麦の粉をもって帰るだけで、食べるものが乏しくなり、心配がつのる。
やがて、ブドリとネリに少しの食糧を残して、父親も母親も森に入って
いって消息をたってしまう。
 「グスコーブドリの伝記」の冒頭のこうした山の民の飢饉の話につい
て、ちょっと変ではないかと、私たちは感じてきた。厳しい自然にさら
された山村で暮らしていくのはたしかに大変なものだが、山の民には自
然の恵みを多面的に活用する知恵が伝えられているので、気象の異変に
耐えて生きのびていく力は、平地の農村よりかえって強靭なのではない
か。いろいろな聞き書きなどを読んで、そんなふうに考えるようになっ
たからだ。
365デムパネルラ:02/09/14 21:52
デムパネルラとしては、宮沢賢治の信仰について
2chに書き残す必要があると思う。
田中智学の国柱会に傾倒し無料奉仕に明け暮れた
青年時代をはじめ、法華経信仰に彼があったことは事実だろう、
そういう事も「心と宗教板」として明かしていく
必要があるだろう。
>>1は、これについてどう考えているのか知らんけど。
366名無しさん@1周年:02/09/14 22:05
賢治の書く話って頭(知識)だけで読むと、不可解、難解なところいっぱい
ありますよね。真面目に読んでいても、よく考えるとおかしくて笑ってしまったり
変なのって思うところいっぱいあるように思います。
でも、なんでこんなに心の奥に響いてくるのだろう・・・
心で読むといふこととは・・、心とは・・、読む方にも問いかけられている気がしたりします。

「私のやうなものは、これから沢山できます。私よりもつともつと何でもできる人が、
私よりもっと立派に美しく、仕事をしたり笑ったりして行くのですから。」

        「グスコーブドリの伝記」
367:02/09/14 22:36
>>365

ええ、実はこのスレ立てた後からは、結構色々と賢治関係以外の
法華経や日蓮上人について書かれた本を読んでますよ。
でも実際に僕自身が今現在「法華経」をきちんと「実践」なり「信仰」なりを
出来てないと思われたのでことさら報告してなかったわけですが。

法華経行者としての賢治、これはたしかに重要な観点の一つだと
今は思いますです。
368:02/09/14 22:48
>>366

同感です。本来、賢治の詩は心で読むべきなのでせう。
賢治は笑いや可笑しなことが大好きでよく家族を笑わせてたそうですね。
しかめつらしいイメージが世の賢治像にはあるけど、
ユーモアこそ賢治の本質だと思います。

それにつけても
ベートーヴェンの歓喜の歌が大好きで
いつかこんな詩を書くのだと言っていた賢治。
道半ばで病気に倒れた無念はいかほどだったろうか?

我々は受け継ぐべきなのだ、彼の心を。
369313:02/09/14 23:12
真宗信者の私としては、私の大好きな賢治が、
熱心な真宗信者の父に改宗を迫ったというエピソードについては
正直複雑な思いです。
若い時に歎異抄を読んで感激したとか、
さらに暁烏 敏氏からも説法を聞いているのにもかかわらずです。
彼の父親(真宗信者)もきわめて出来た、尊敬すべき人物像だと思います。
人格的には私なんぞにはとてもおよびがつきませんね。
父が出来すぎていると、妙に反抗的になるケースが世間では散見しますが、
賢治もまた例外ではなかったのか、などと思ってしまいます。
彼としては父親を乗り越えるには浄土教の最大のライバル、
法華経しかなかったのかな、とか思っていますが考えすぎでしょうか。

370313:02/09/14 23:21
>>369
(つづき)
補足ですが、
1)あくまでも父を乗り越える、というのはフロイト的な深層心理的な
意味においてです。かれはそのことを(私の想像ですが)
意識していないでしょう。
2)私は法華経を貶めるつもりはありません。
ただ、私には読んでも読んでも理解できません。
この経典のどこがそんなにすごいのかわからないのです。
「浅識はこれをきいて迷惑してさとらず」
「この法華経を信じえ無いもののためには如来の余の深法を教えよ」
ということで、機根の劣った凡夫むけの浄土教信者というわけです(苦笑)。
そういう意味では私も法華経を信じているんです。
371デムパネルラ:02/09/14 23:22

では、どのくらい研究は進んだのかね、
>>1さん。法華経を超越した境地を
3721:02/09/14 23:40
>>371 デムパネルラさん

え、研究ですか?
いやー、
僕は本を読んだだけですから
研究なんておこがましいことはいえないと思われ。
もちろん超越なんかはしてないと思われ(汗)
法華経を超越した境地とはなんですか?

きちんと信仰してるわけではないですし、
僕はただの賢治が好きな1凡夫でございまする。
3731:02/09/14 23:52
>>369->>370 313さん

なにぶん、僕も凡夫なので御疑問(特に宗教的な問題)の答えとなるようなことは
思いつかないですが、ただ賢治は心理学に興味を持ってましたから
フロイトの学説は知ってたのではないかと思われ。

でも賢治はフロイトよりユングに近いとは思う今日この頃。
374名無しさん@1周年:02/09/14 23:58
age
375デムパネルラ:02/09/15 00:01
法華経は自力本願、この世界を自分の手で変えてゆこうとする。
イーハトーブにはそういう思想的背景を感じる。
でも、雨は自分が降らすものじゃない。
風も太陽も、真の恵みは天恵なんだよ。
理屈じゃないんだよ。
376313:02/09/15 00:08
>>373

(私は心理学に関しては偉そうなことはいえませんが)
賢治がユング的、というのは私も同感です。
私がフロイトに言及したのは、たしかエディプス・コンプレックス
はフロイト説だと思ったからです。
間違っていたらご訂正おねがいします。
377名無しさん@1周年:02/09/15 00:11

・・・おお朋だちよ いっしょに正しい力を併せ われらのすべての田園と
われらのすべての生活を一つの巨きな第四次元の芸術に創りあげようでないか・・・
3781:02/09/15 00:28
>>375

僕は凡夫なのでよくわかりませんけど
「法華経は自力本願」自体
なんだか「理屈」のような気がするのですが。生意気言ってスマソ。

賢治は自力・他力といった区別にすらまったく囚われずに
ひたすら「まことの信仰」に到達した人だったんじゃないかな、と。
それこそ燃え盛る夜鷹となり宇宙の彼方に突き抜けとし子や彌勒菩薩のいる
トソツの天へと至り砕け塵となり雨となりマナとなり天上の糧となり
あまねくそそぎ下る程に・・・。
379名無しさん@1周年:02/09/15 00:50
あげ
380デムパネルラ:02/09/15 00:55
彌勒菩薩が判ってないな、まだ早いか。
3811:02/09/15 01:08
とゆうことは
デムパネルラさんは分かってるのですね?
382名無しさん@1周年:02/09/15 01:12
ケンタウル!露を降らせ!
3831:02/09/15 01:22
>>376さん
>エディプス・コンプレックス はフロイト説

フロイトで合ってると思いますよ。僕も心理学は詳しくないですけど。
384名無しさん@1周年:02/09/16 20:55
安芸
385農民芸術の綜合:02/09/16 21:07
まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばろう
しかもわれらは各々感じ 各別各異に生きている
ここは銀河の空間の太陽日本 陸中国の野原である
青い松並 萱の花 古いみちのくの断片を保て
『つめくさ灯ともす宵のひろば たがひのラルゴをうたひかわし
雲をもどよもし夜風にわすれて とりいれまぢかに歳よ熟れぬ』
詞は詩であり 動作は舞踊 音は天楽 四方はかがやく風景画
われらに理解ある観衆があり われらにひとりの恋人がある
巨きな人生劇場は時間の軸を移動して不滅の四次の芸術をなす
おお朋だちよ 君は行くべく やがてはすべて行くであろう
386313:02/09/16 22:16
>>1

<僕は凡夫なのでよくわかりませんけど
<「法華経は自力本願」自体
<なんだか「理屈」のような気がするのですが。

ほぼ同意ですね。自力の代表格、禅宗の
達磨大師も西行も一休禅師も道元も、みな隠れ他力だったって知ってます?

前回の私の逆説的意見はおわかりでしたでしょうか?本音は、
「賢治は法華経に手をださずに(父の教えに従い)浄土教を深めれば、
(もちろん現在の評価もすばらしいですが)
(別の意味でさらに)素晴らしい展開をしていたであろうに、
それが実に悔やまれる」
と言いたかったのです。

法華経に、「この法華経は深智のために説く、
浅識はこれをきいて迷惑してさとらず。
もし利根にして智慧明らかに、
多聞強識にして仏道を求むる者あらば、
かくの如きの人々のために説くべし。」
とあります。
もちろん受験戦争を勝ち抜いて現役で東大に一番で入ったとか、
神童と幼年からいわれたとか、
芥川賞をとって東京都知事になったとか、
その程度の智慧は「深智」といわず浅識に属するであろう
(と私がみなしている)ことはいまさらいうまでもありません。

この意見には反論が予想されます。
特に法華経を信仰しておられるかたの反論をお待ちしています。

387緊急浮上!!:02/09/17 00:41
        ___
      /____ヽ
      //        
     //l| ∧ ∧    ・・・ケンタウル!露を降らせ! 
 // ◎    ( ゚Д゚)  |l   
     \\ /つつ¶¶    
     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ  //
人人  /       ●   ● 、 
   /               v l 人人人
  /             , 、_ _人_ノヾ 
人人             ノ 人人
   人人人  人人
388名無しさん@1周年:02/09/17 16:14
>>386

一言で「他力」と言っても、我欲でネトネトの他力から、我欲を離れた他力まで
いろいろあるからねえ。もちろん「自力」についても同じだけど。

実のところ、「他力」か「自力」かはどうでもよいことで、「他力」も「自力」も
極まれば「他力・自力」の区別がなくなるのでしょう。達磨や道元の「他力」も
そういう意味で捉えたとき正しくなるので、彼等が「死んでも命がありますように」
とか阿弥陀如来に祈っていたわけではない。グスコーブドリの犠牲的行為も、一見
すると「自力」に見えるけど、我欲を離れた「自力」だから、「他力」と見分けが
つかないんだよ。そういう意味で>>375さんの見方もまた正しいだろう。
389388:02/09/17 19:26
参考までに、道元が到達した「他力・自力」渾然一体の境地。

「ただわが身をも心をもはなちわすれて、佛のいへになげいれて、佛のかたよりおこ
なはれて、これにしたがひもてゆくとき、ちからをもいれず、こころをもつひやさ
ずして、生死をはなれ、佛となる。」(正法眼蔵「生死」)
390313:02/09/17 20:15
>>388

反応していただいてありがとうございます。お説は大体共感できるものですが、

<彼等が「死んでも命がありますように」
<とか阿弥陀如来に祈っていたわけではない。

に対して一言。まず、私の拙い知識では浄土教で「祈る」という言葉は
使わないように思われます。礼拝する、拝む、参る、お参りする、など。
まあそれはたいした問題ではないですね。問題は
「死んでも命がありますように」の部分です。これがもし浄土教の通念と
お考えでしたら大変な誤解ですね。だれがこんなことをいっていました?
もし根拠をお示しできるのならお示しください。
八宗の祖師といわれる竜樹菩薩は初めて仏門に
易行道と難行道の二つあることを開示され、
難行は陸路をとぼとぼ歩いていく様なものであり、
易行は水路を船で行くようなものである、と説かれました。
その易行とは念仏三昧のことですが、阿弥陀如来を指定しているわけではありません。
達磨さんや道元さんもその易行を念頭においていたのでしょう。
そしてその易行の目的は、「死んでも命がありますように」では
断じてありません。
また、はじめて他力という単語を使用したのは中国の曇鸞大師ですが、
一般に浄土教では如来の本願力以外に「他力」を使用することはありません。
世間では曖昧に使用されていますがね。
391313:02/09/17 20:16
(続き)
それと、我欲を離れた自力は存在するのでしょうか?
我欲を煩悩ととらえるか、無明ととらえるかによるのでしょうが、
等覚をきわめ、56億年後に仏覚を成就する弥勒菩薩ですら
我欲からは免れていないと私は考えます。
浄土教における他力とは今生における死に等しいのです。
「よだかの星」など、善導大師の二河白道の喩えを想起させます。
私にとって「よだかの星」はまさに浄土教の求道物語。
「よだかは醜い鳥です。」自分の煩悩の醜さを思い知らされる。
まあ、長くなってしまうので「よだかの星」論は別の機会にしますが。
浄土教でも他力に到達するまでは自力なのです。

本願を信受するは前念命終なり、すなわち定聚の数に入る、
即得往生は後念即生なり、必定の菩薩となづくるなり(愚禿抄;親鸞聖人)
392391:02/09/18 06:44
>>391
謹んで訂正いたします。
×浄土教における他力とは今生における死に等しいのです。
○浄土教における信心決定(=覚り=正定聚不退転)とは今生における死に等しいのです。

393388:02/09/18 08:39
>390

>死んでも命がありますように

これはレトリックです。仏教の本来の目的とは、「人間は誰もが死ぬものであり、
死を免れる者はひとりもいない。死ぬのが当たり前なのだ。」と達観して、死を
受け入れることです。生も死も、執着せず、厭うこともない。

では、念仏者のいかほどがその「死をあるがままに受け入れること」を目指して
念仏しているでしょう。「極楽浄土」のイメージが今世の美しくて安楽なところの
集合にすぎないとしたら、「死んでも命があるように」の念仏と言えるのではありま
せんか?
394388:02/09/18 08:49
(続き)
>我欲を離れた自力は存在するのでしょうか?

「我欲を離れて悟りを得たい」という自力は存在すると思います。釈尊は
それを願って出家されました。ところが、六年間の苦行にも関わらず、悟り
を開けなかった。自力もまた「我」の一部だから、最後の最後に「我」に
捕まってしまったのでしょう。それに気づいてから成道までは早かった。

出世間欲もまた、我欲のひとつである。それは正しいですが、我欲にまみれ
た人間である以上、我欲をなだめすかしながら仏道を歩む他ありません。
釈尊が「出世間欲もまた我欲だから」と考えて出家を思いとどまったとした
ら、果たして彼は成道を得たでしょうか。

他力は自力がなければ本物にはならない。自力で全力を尽くしてポッキリと
折られた絶望の中で、「やむにやまれぬ他力」にすがりつくから他力が命を
持つのです。自分はなにも努力せず、念仏で楽々浄土行きを決め込むような
「ものぐさ他力」では、「死んでも命があるように」の念仏が関の山です。
395388:02/09/18 09:00
法然が他力に目覚めたのは、戦乱の世で救いを求める民衆を救う手立てが
ないことに絶望して、日夜仏典の中に救いを求めたからです。親鸞も、悪い
こととは知りつつも悪いことをやめることができない自分と対峙し、自力の
希望をポキリと折られたからです。

法然にとっても親鸞にとっても、「やむにやまれぬ他力」でした。だから、
彼等は弥陀の本願によって極楽浄土へ生まれたことでしょう。

しかし、法然や親鸞のように「やむにやまれぬ他力」の経験もなく、ただ形
だけ念仏を唱えたとしたら、どうでしょう。私は否定的ですね。
396名無しさん@1周年:02/09/20 07:10
どっどど どどうど
397名無しさん@1周年:02/09/20 11:37
クラムボンは泡のこと。
398313:02/09/21 00:51
>>388
お返事遅れて失礼しました。法華経の信者のかたのご意見をお待ちしていましたが残念ながら
応答がございませんのでスレ違いのようでで恐縮ですが自説を述べたいと思います。

>極楽浄土」のイメージが今世の美しくて安楽なところの
>集合にすぎないとしたら、「死んでも命があるように」の念仏と言えるのではありませんか?

「極楽浄土」のイメージが今世の美しくて安楽なところの集合にすぎないと思っている人々を念仏者とはいいません。念仏者とは、浄土真宗では
すでに歎異抄でいう「無碍の一道」に出ている行者を指します。「大悲の願船に乗じて、光明の広海に浮かびぬれば、至徳の風静かに、
衆禍の波転ず。すなわち無明の闇を破す(略)」たしかに浄土教はこれまで厭世的で肉体を失った死後の幸福を願う
イメージをもたれてきましたが、親鸞さんはそれを完全に払拭したはずだったのです。
「本願を信受するは前念命終なり、すなわち定聚の数に入る、
即得往生は後念即生なり、必定の菩薩となづくるなり。」
前念も後念も現在世のことであって死後のことではありません。

<法然や親鸞のように「やむにやまれぬ他力」の経験もなく、ただ形
<だけ念仏を唱えたとしたら、どうでしょう。私は否定的ですね。

蓮如さんも、御文章で「ただ声に出して念仏ばかりを称ふる人は、
おほようなり。それは極楽には往生せず。」といわれます。
ここでいう往生も現在世のことであって死後のことではありません。
ご指摘のとおり、ただ形だけ念仏を唱えたとしたらその人は念仏者ではありません。
自力にしばられているからです。浄土教の行はやさしいけれど信は実は一番難しいんです。
それは信が自分で起こす信心ではないからです。

一代諸教の信よりも弘願の信楽なお難し
難中之難と説きたまい無過此難とのべたまう(浄土和讃)

そして他力の信を獲得できる機(ひと)も稀ですね。

399名無しさん@1周年:02/09/21 07:12
今日は賢治さんの命日。
400313:02/09/21 07:24
<六年間の苦行にも関わらず、悟りを開けなかった。自力もまた「我」の一部だから、最後の最後に「我」に
<捕まってしまったのでしょう。

あなたも浄土教の信者でしょうか?このお説にはまったく同感です。
釈尊も無師独悟されましたが、究極的には大宇宙に偏在している「法」(ダルマ)が
三昧中の行者であったゴータマに顕現して仏陀釈尊となられたのです。
それは、まったく行者ゴータマの計らいではないゆえに、他力といえるのです。
親鸞さんは、「法性法身と申すは、色もなし形もましまさず、然れば心も及ばず語もたえたり」といわれます。
法性法身=大宇宙に偏在している「法」(ダルマ)=阿弥陀如来です。
また、般舟経にも「三世の諸仏は弥陀三昧を念じて等正覚を成ず」とあります。

<出世間欲もまた、我欲のひとつである。それは正しいですが、我欲にまみれ
<た人間である以上、我欲をなだめすかしながら仏道を歩む他ありません。
<釈尊が「出世間欲もまた我欲だから」と考えて出家を思いとどまったとした
<ら、果たして彼は成道を得たでしょうか。

私と同意見ですね。「一見すると「自力」に見えるけど、我欲を離れた「自力」だから、「他力」と見分けが
つかないんだよ。」と仰ったので、我欲を離れた「自力」が存在するのかと疑問に感じて質問したのです。
この表現は、自力と他力の共存を認めるようにも解釈できますが、よろしいのですか?

<法然にとっても親鸞にとっても、「やむにやまれぬ他力」でした。だから、
<彼等は弥陀の本願によって極楽浄土へ生まれたことでしょう。

そうですね。彼らは間違いなく報土往生されていますね。そして他力を獲るまでの過程は
お二方とも「難中之難」を身をもって示されています。
仰るとおり、やむにやまれぬ体験ではありましたが、、「やむにやまれぬ他力」というご表現は
いかがなものでしょうか。やむにやまれぬのは自力のイメージがありますが。
他力の信心を獲た彼らにはもはや自力は存在しませんね。
401名無しさん@1周年:02/09/21 09:40
方十里 稗貫のみかも
稲熟れて み祭三日
    そらはれわたる


病のゆゑにもくちん
      いのちなり
  みのりに
     棄てば
      うれしからまし


   ー 賢治さんの絶筆 短歌二首 ー
402名無しさん@1周年:02/09/21 18:07
日本のよふけに松本零士さんが!
403名無しさん@1周年:02/09/21 18:18
めーテル。すき。
404雨ニモマケズ:02/09/21 18:27
みなさま方のご意見、目からウロコが落ちるようです。
>我欲にまみれた人間である以上、我欲をなだめ
すかしながら仏道を歩む他ありません。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/kyoto/1024929241/l50
わたしは、以前、神社仏閣板の上記のスレで、深く仏道とは、仏道に入る
とは、何なのかを考えさせられました。100番前後から、スレタイトル
に反して(深く悩まれたスレ立て僧侶さん、すいません)すっごく中味の
濃いものになってましたので、ご紹介を。
405:02/09/22 18:24

これって、今、話題の?「2ちゃんねる公式ガイドブック」の
神社仏閣板、栄えある名スレに推挙されているやつですな!(笑
406名無しさん@1周年:02/09/22 21:20
       ローリング!!    ∧∧
               (゚Д゚,,)
               ⊂⊂,,ヽ
                (_ (  )ノ

     クルン
              /⌒⌒ヽノ  )))
              (   )て )
          (((   ∨∨⊂ノ

ズサギコ!!
                    (´´
   ∧∧  )  ≡≡≡≡≡(´⌒(´≡≡
 ⊂(゚Д゚⊂⌒つ ≡≡≡≡(´⌒;;≡
           (´⌒(´⌒;;
ズサササササーーーーーーーーー!!!


 …って、今何番?
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄
  ? ∧∧
    (゚Д゚ ,)⌒ヽ
     U‐U^(,,⊃'〜
407名無しさん@1周年:02/09/22 21:34
「生き様」?
あほか
「ざまあ見ろ」
「死にざま」
「ざま」は恥、醜態を表す言葉
408名無しさん@1周年:02/09/22 22:10
>「ざま」は恥、醜態を表す言葉

生き様は別だろ。
死に様だってもともとは悪い意味ではない。
「良い死に様(「死に方」の方が多いとは思うが)」も有りだ。

だいいち1が使ってる意味は違うだろと。
文脈をよく読めよと。
409ジョバンニの切符:02/09/22 22:14

「これは三次空間の方からお持ちになったのですか。」
車掌がたづねました。
「何だかわかりません。」
もう大丈夫だと安心しながらジョバンニはそっちを見上げてくつくつ笑ひました。
「よろしゅうございます。南十字へ着きますのは、次の第三時ころになります。」
車掌は紙をジョバンニに渡して向こふへ行きました。

      緑いろの紙(ジョバンニの切符)

 さあ!列車は、どんどん走っていく。乗り降りは自由だそうだ。この先は険しい峠があるよ。
 天上行き最終片道列車だそうなもんで、乗客のみなさん、振り落とされないよう無事乗ってゆこう!
410名無しさん@1周年:02/09/23 23:40
                ,,,            
            ,. ''"´    ` ` 、         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ;'            ':..     │ 
          ;'     ´       `      │  デンパネルラが川にはいったよ・・・
        ./        ●     .●     ∠____________
        ./          ⌒  ▼⌒':
  __  ./         彡  ∵人∵ノミ___
    ̄ ./  _         ミ   ノ"ミ ̄ ̄ ̄
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ̄ ̄━━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
411名無しさん@1周年:02/09/23 23:53
デンパネルラは川にはいってタマちゃんになったの?
カムパネルラは銀河鉄道に乗っているよ。
まだまだ、降りないんだよね。駅はまだまだ先なんだ。
412名無しさん@1周年:02/09/24 00:21
デンパネルラもザネリもみんな、乗っていこうね。
乗車席はまだた〜くさんあるようだよ。
少なくとも62億席分はあるんだよね。
五郎「おい、おまいら!!家作ることに決めますた。協力しる」
純「ネタ詳細キボンヌ!」
五郎「材料は廃材ですが、何か?」
純「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!」
蛍「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!」
雪子「>純>蛍 ケコーン」
純「>蛍(;´Д`)ハァハァ…」
蛍「キモイヨ━!!」
雪子「RRは逝ってよし」
純「オマエモナー」
五郎「--------終了-------」
純「--------再開-------」
蛍「再開すな!ボケが。それより材料うぷキボン」
五郎「スキーゴンドラうp」
純「キタキツネage」
純「↑誤爆スマソ」
蛍「拾った冷蔵庫age」
五郎「ほらよ>家族」
蛍「神降臨!!」
純「水力発電age」
蛍「川ねーよ!!」
純「水力発電age」
五郎「川ねーよ!!」
純「水力発電age」
雪子「ジサクジエンカコワルイ」
純「水力発電age」
蛍「水力発電age厨uzeeeeeeeeeeee!!」
雪子「ageっていれればあがると思ってるヤシはドキュソ」
中畑「イタイ家族がいるのはこの家ですか?」
純「水力発電age」
蛍「兄必死だな(w」
中畑「そんな事よりきいてくれよ一家よ。廃材とは関係ないけどさ(略
414 :02/09/24 02:37
                ,,,            
            ,. ''"´    ` ` 、         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ;'            ':..     │ ジョバンニ、 
          ;'     ´       `      │  カムパネルラが川へはいったよ。
        ./        ●     .●     ∠____________
        ./          ⌒  ▼⌒':
  __  ./         彡  ∵人∵ノミ___
    ̄ ./  _         ミ   ノ"ミ ̄ ̄ ̄
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ̄ ̄━━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
415名無しさん@1周年:02/09/24 07:25
カムパネルラは天の河の透き通った水を見ているようだよ
透き通った心でね。
416マルソ:02/09/25 18:52
                ,,,            
            ,. ''"´    ` ` 、         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ;'            ':..     │ ジョバンニ、 
          ;'     ´       `      │  カムパネルラが川へはいったよ。
        ./        ●     .●     ∠____________
        ./          ⌒  ▼⌒':
  __  ./         彡  ∵人∵ノミ___
    ̄ ./  _         ミ   ノ"ミ ̄ ̄ ̄
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ̄ ̄━━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
417388:02/09/26 11:07
>>398,400(313さん)

こちらも遅レスですみません。

>たしかに浄土教はこれまで厭世的で肉体を失った死後の幸福を願うイメージをもた
>れてきましたが、親鸞さんはそれを完全に払拭したはずだったのです。

現実は....どうでしょうか。

>あなたも浄土教の信者でしょうか?

私は、趣味で禅書などを漁る者です。スッタニパータなど、釈迦の教えの原典が
盛り込まれているとされる仏典を愛読し、共感を覚えます。浄土教については最近
勉強を始めたばかりです。

>この表現は、自力と他力の共存を認めるようにも解釈できますが、よろしいのですか?
>やむにやまれぬのは自力のイメージがありますが。他力の信心を獲た彼らにはもはや
>自力は存在しませんね。

実は、自力も他力もなかった、というイメージに近いのです。少し具体的な例を挙げて
みます。ある子供が母親の言いつけでお使いに行った。ふと気付くと、いつもあるはず
のお金がポケットにはない。うっかりお金をなくしてしまったのか! そのまま帰ると、
きっと母親は許してくれないだろうと思い込み、家に帰らずうろうろしている。亡く
したお金を探し出そうというのが自力に頼っている状態です。日が暮れて、いよいよ
万策尽き、しょんぼりしたまま母親の元に帰ってくる。これが他力に頼っている状態
です。恐る恐る母親に事情を話すと、なんと支払いは済ませてあると言う。お金を無く
したのではなく、最初から無くすべき金もなかったのです。この時、母親にすがろうと
した他力も消えうせるのです。
418388:02/09/26 11:16
少し補足するなら、もし他力によって救われるのなら、救う人=「母親」が
実在していなければなりません。浄土教で言えば、阿弥陀如来が実在すること
が不可欠です。しかし、残念ながらそれは絶望に近いでしょう。浄土三部経が
成立したのは紀元前後の頃で、釈迦が亡くなってから数百年後のことです。

しかし、上に書いたように、最後に「自力も他力もともに消えうせる」という
のなら、「母親」は何であってもよいのです。杖として使うだけで、立つのは
自分の足なわけですから。ここに方便が働く余地が生まれる。阿弥陀如来を信仰
する者も、法華経を信仰する者も、また禅のようにそういう架空の存在をすべて
否定する者も、「正しい」道を歩く限り、もれなく成道するのです。
419名無しさん@1周年:02/09/27 00:21
>「正しい」道を歩く限り

自分では正しい道を歩いていると思っていても
実は修羅の一丁目あたりで迷子になっていたり、しないでしょうか。
「正しい」の判断基準というのがあるならば、どのようなものなのでしょうね。
420名無しさん@1周年:02/09/27 00:38
スレの流れとは違うかもしれないですが、
イスラム教の「イスラム」ってたしか「他力」と同じ意味ですよね。
それこそ、たった一つのほんたうの神様(アラー)にすがりきる、みたいな。

厳しい沙漠の民の宗教だから現代の甘ったれた日本人の感覚よりも
もっと切実な意味が込められてるんでしょうけども。
でも幕末から明治や大正時代に生まれ育った日本人は
そこらのアラブ人より凄そうではある。まだ武士道が生きていた頃。。。

生前のマホメットはユダヤ教やキリスト教やら身内などから
相当な迫害を受けて布教してたようですが、
イスラム=他力にすがりきってたから大安心を得られたのでしょうね。

つらつら考えるに
モーゼを始めキリストや仏陀や日蓮や親鸞や蓮如やマホメットなど
歴史上に表れてきた沢山のカリスマ達は例外なく
「アメニモマケズ」頑張ったわけです。

そして
既存の権力や体制から
「デクノボーと呼ばれ」ても仏敵や神の敵とみなされても
彼らは一歩も引かなかった!
文字通り命すら掛けて・・・。

まさに賢治の辿った道のりは歴史上のどんな宗教や社会のカリスマと
較べても甲乙が付けがたいものです。

これこそが賢治が芸術論で記した「古き聖者の教えた道」ではなかろうか?
と時々僕は思うのです。
421名無しさん@1周年:02/09/27 00:49
>「正しい」の判断基準というのがあるならば、
>どのようなものなのでしょうね。

およそ地上の全ての宗教および文化はその疑問に答える為にあるので
宗教や文化の数だけ答えがあります。
念仏門徒にとっては「念仏」ないし「他力」から答えを導くべきですし
法華経行者はやはり「法華経」および「自力」を基本にして
問題に当たろうとするのでしょう。
キリスト教やイスラム教の場合は・・・推して知るべし、です。

無神論や科学信者の場合は「科学」や「世間の常識」が
正しさの判断基準かもしれません。
422421:02/09/27 00:52
ほんとうの「正しさ」って何なんでしょうね?

ほんとうの「幸せ」って何なんでしょうね?
423カムパネルラ:02/09/27 05:26
 
「・・・僕わからない・・・」
424388:02/09/27 08:46
>>419

>「正しい」の判断基準というのがあるならば、どのようなものなのでしょうね。

仏教から見て「正しい」という視点に限るとして....
その道を実践した人が、「苦集滅道」を体得し、苦を超越できたかどうかでしょう。
それ以外に仏教の目的などありませんから。救われたかどうかは、一番本人がわか
っているはずです。念仏でも題目でも、唱えれば唱えるほどに楽になるなら、正しい
道を歩いている証拠だと思います。

>>420

デクノボー精神には、弱肉強食主義で敗者となった人たちへの愛情から、自ら
「一抜けた」宣言をして、敗者の側に身を置いてしまうという面があると思います。
阿弥陀如来ではないが、慈悲の大きさだけ社会の下層部へ自らを沈めて、その苦しみ
を分かちあうことができるのでしょう。そして、究極的に「自」と「他」の区別が
完全になくなった人こそが「仏」なんだろうなと思います。
425名無しさん@1周年:02/09/27 09:33
正しい道とは、人の数、教えの数だけ限り無くあると
本当にいえるのだろうか。
それでは、戦争は永遠に終わらないし、悟りをひらいたという人がいく世界も
無数にあるということになります。まるで混沌としているようですね。

正しさとは、少なくとも個人の解釈だけでははかれないのではないだらうか。
4260%:02/09/27 22:48

わが国のソーシキ仏教、ああ、嘆かわし。嘆かわし・・・・。
427名無しさん@1周年:02/09/30 22:35
嘆いていても仕方ないと思うが
428名無しさん@1周年:02/09/30 22:39
ざま みやがれ
429名無しさん@1周年:02/09/30 22:46
430お毛け、フサフサ:02/09/30 23:08
>>427
そうだよ。オダムドーといい、今日のタイーホ僧侶といい、
これからの葬式は、僧侶抜きで収入源を断って撲滅せねばならない!!!
431名無しさん@1周年:02/10/01 10:00
 ・・・裏ノ畑ニ居リマス・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ミ            _________
              ヽ \           ./\|//////\
            ./ \ \   ./// .|___|./////:::::\\
       ∧_∧/     ̄  /∠∠∠∠∠∠∠∠∠/:::::::::::::::::\\
      (;´Д`)     i i i    ̄| ┌┬┐┌┬┐   |::::::::::::::::::::::::::::| ̄
''""~"'''"/    ヽ''"~"__i i i--、 .| ├┼┤├┼┤   |::::::::||||||||||:::::::|
    ./| |   | |   ̄ ̄ ̄ |:::::| ..| └┴┘└┴┘   |::::::::||||||||||:::::::|
iiiiiiiiiiiii/ \ヽ/| |iiiiiiiiiiiiii::..  ノ__ノ..|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||  |::::::::||||||||||:::::::|
   /   \\| |          ||_||_||_||_||_||_|__.||||||||||:::::::|
   / /⌒\ し(メ    .i i i . ..|| ̄ ̄|| ̄ ̄|| ̄ ̄|| ̄ ||  ||乃三三-_
 / /    > ) \  ノノノ
/ /     / /    .\_  ザックザック
し'     (_つ   /:::::/::...  ザックザック
            ノ・ ./∴:・:
           ''""~~"''
432名無妙法蓮華経:02/10/04 20:52
ナムサダルマプフンダリーカサスヴァーハ!
433432:02/10/04 21:00
スヴァーハじぁなかたー!
スートラだたーYO!
434名無しさん@1周年:02/10/05 20:18
あげ
435日ハ君臨シ:02/10/06 09:45
日ハ君臨シカガヤキハ

白金ノアメソソギタリ

ワレラハ黒キツチニ俯シ

マコトノクサノタネマケリ
436名無しさん@1周年:02/10/06 09:46
435は精神歌です
437名無しさん@1周年:02/10/08 22:16
あげげの鬼太郎
438<(*)><(*)>キラーン!!:02/10/12 18:47
ネコむすめ
439名無しさん@1周年:02/10/12 18:50
         へ
       //Vヽ 
      / /   ヽ
      / / (ヽ)(/)|  
      | |  " ‥"| =3 びびびのネヅミ男 
     │ミ     彡    
      ヽ ヽ___ノ|    
    / ̄ ̄ヽ '''  |    
    ヽ    ヾ    |   
     |        |   
                 
                 
440名無しさん@1周年:02/10/16 00:00
わたくしはあるひとから云ひつけられて、この手紙を印刷してあなたがたにおわたしします。
どなたか、ポーセがほんたうにどうなつたか、知っているかたはありませんか。
チュンセがさっぱりごはんもたべないで毎日考えてばかりいるのです。

手紙 四
441名無しさん@1周年:02/10/16 09:44
20世紀ノスタルヂア
442サキノハカといふ黒い花といっしょに:02/10/17 00:40
サキノハカといふ黒い花といっしょに
革命がやがてやってくる
ブルジョアジーでもプロレタリアートでも
おほよそ卑怯な下等なやつらは
みんなひとりで日向へでた蕈にやうに
潰れて流れるその日がくる
やってしまへやってしまへ
酒を呑みたいために尤らしい波瀾を起すやつも
じぶんだけで面白いことをしつくして
人生が砂っ原だなんていふにせ教師も
いつでもきょろきょろひとと自分をくらべるやつらも
そいつらみんなをびしゃびしゃに叩きつけて
その中から卑怯な鬼どもを追い払へ
それらをみんな魚や豚につかせてしまへ


‥‥‥
サキノハカってどんな花なんでしょうね・・?
443 :02/10/17 00:57
辻@@@@@@@@@@@辻
@    のの大明神    . @
辻@@@@@@@@@@@辻
  §           .§
  §          / ̄ ̄ ̄ 
  §        <   アーイ♪
  §∋oノハヽo∈  ..\___
  §  ( ´D`)    §
      ((^)UU(^)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄]
 ̄∩(o⌒o)∩ ̄ ̄ ̄ ̄◎◎◎◎凸凸凸]
 ̄〆;;≡●≡ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄@''゛"''@ ̄ ̄ ̄]
 ̄(;;;;;( ´D`);;;) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(( ´D`)) ̄ ̄ ̄
@(;(^)U×U(^)       ((^)UひU(^)
@@@@@@@ポーン♪ @@@@@@ウンメエー♪
444 :02/10/17 15:07
♪     \\ ♪  どっどど どどぅど どどぅど どどぅ〜♪  //
     ♪    ∧ ∧     ∧ ∧   ∧ ∧     ∧ ∧    ∧ ∧     ∧∧  ♪
 ♪    ∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*) ♪
      (゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧
    ♪ ∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)∧ ∧(゚0 ゚*)♪
─♪──(゚0 ゚*)| U(゚0 ゚*)| U(゚0 ゚*)| U(゚0 ゚*)| U(゚0 ゚*)| U(゚0 ゚*)| U
        |  U.|  | |  U |  ||  U. |  ||  U. |  ||  U. |   || U. |   |〜♪
  ♪    |  | U U. |  | U U |   | U U |   | U U |  | U U |  | U U ♪
       U U      U U       U U      U U       U U     U U
445名無しさん@1周年:02/10/17 22:17
>444
おもしろいね、猫たちのコンサート。どっどど どどうど
あ、風がどこからか吹いてきました。
賢治さんも又三郎さんも観客席に座っていそうです。
446サキノハカといふ黒い花といっしょに:02/10/19 00:09
はがねを鍛へるやうに新らしい時代は新らしい人間を鍛へる
紺いろした山地の稜をも砕け
銀河をつかって発電所もつくれ
447マヂエルの星:02/10/19 01:55
「があがあ、遅くなつて失敬。今日の演習で疲れないかい。」
「かあお、ずゐぶんお待ちしたわ。いつかうつかれなくてよ。」
「さうか。それは結構だ。しかしおれはこんどしばらくおまへと別れなければなるまいよ。」
「あら、どうして、まあ大へんだわ。」
「戦闘艦隊長のはなしでは、おれはあした山烏を追ひに行くのださうだ。」
「まあ、山烏は強いのでせう。」
「うん、眼玉が出しやばつて、嘴が細くて、ちよつと見掛けは偉さうだよ。しかし訳ないよ。」
「ほんたう。」
「大丈夫さ。しかしもちろん戦争のことだから、どういふ張合でどんなことがあるかもわからない。そのときはおまへはね、おれとの約束はすつかり消えたんだから、外へ嫁つてくれ。」
「あら、どうしませう。まあ、大へんだわ。あんまりひどいわ、あんまりひどいわ。それではあたし、あんまりひどいわ、かあお、かあお、かあお、かあお」
「泣くな、みつともない。そら、たれか来た。」
448名無しさん@1周年:02/10/19 02:00
 烏の新らしい少佐は礼をして大監督の前をさがり、列に戻つて、いまマヂエルの星の居るあたりの青ぞらを仰ぎました。

(あゝ、マヂエル様、どうか憎むことのできない敵を殺さないでいゝやうに早くこの世界がなりますやうに、そのためならば、わたくしのからだなどは、何べん引き裂かれてもかまひません。)

マヂエルの星が、ちやうど来てゐるあたりの青ぞらから、青いひかりがうらうらと湧きました。
 美しくまつ黒な砲艦の烏は、そのあひだ中、みんなといつしよに、不動の姿勢をとつて列びながら、始終きらきらきらきら涙をこぼしました。
砲艦長はそれを見ないふりしてゐました。
あしたから、また許嫁といつしよに、演習ができるのです。
あんまりうれしいので、たびたび嘴を大きくあけて、まつ赤に日光に透かせましたが、それも砲艦長は横を向いて見逃がしてゐました。
449名無しさん@1周年:02/10/23 18:32
あげ
450名無しさん@1周年:02/10/26 18:31
あげーん
451名無しさん@1周年:02/10/26 20:44
からあげすんな
452名無しさん@1周年:02/10/27 08:18
TRAIN*TRAIN走ってゆーけ♪AGE
453名無しさん@1周年:02/10/27 22:09
 私は考えます。なぜひばりはうずのしゅげの銀毛の飛んで行った北の方へ飛ばなかったか、
まっすぐに空の方へ飛んだか。
 それはたしかに二つのうずのしゅげのたましいが天の方へ行ったからです。そして
もう追いつけなくなったときひばりはあのみじかい別れの歌を贈ったのだろうと思います。
そんなら天上へ行った二つの小さなたましいはどうなったか、それは二つの小さな
変光星になったと思います。なぜなら変光星はあるときは黒くて天文台からも見えず
あるときは蟻が云ったように赤く光って見えるからです。

  「おきなぐさ」
454元馬鹿:02/10/29 00:45
「生き様」なんて言葉は日本語にはないヨ。
455元馬鹿:02/10/29 00:47
「死に様」はあるけど。
456名無しさん@1周年:02/10/29 02:55
いきざま【生き様】
生き方のようす。 詳しく (新辞林 三省堂)
457名無しさん@1周年:02/10/29 02:57
>>456

元馬鹿は、今現在も馬鹿なんだな
458名無しさん@1周年:02/10/30 22:07
>454
生き様ってあんまり日常の会話で使わないからね、
ちょっと違和感もつかもしれないね。
でも、このスレッドの使われ方が実は正しいのかも。
私もあらためて辞書ひいたんだけど、もう馴染んでしまったヨ。
459ポラーノの広場のうた:02/11/02 20:30

つめくさ灯ともす夜のひろば
むかしのラルゴをうたひかわし
雲をもどよもし夜風のわすれて
とりいれまぢかに年ようれぬ

まさしきねがひにいさかふとも
銀河のかなたにともにわらひ
なべてのなやみをたきぎともしつゝ
はえある世界をともにつくらん
4601:02/11/03 13:36
今日の昼に、東北地方で地震がありました。

大丈夫ですかー?>岩手の方々

僕は秋田に住んでいますがニュースを見るまで気付きませんでした。
庭で柿を穫ってました。
461かしはばやしの夜:02/11/06 22:27
「くるみはみどりのきんいろ、な、
 風にふかれて  すいすいすい、
 くるみはみどりの天狗のあふぎ、
 風にふかれて  ばらんばらんばらん、
 くるみはみどりのきんいろ、な、
 風にふかれて  さんさんさん。」

      柏の木はうたう♪


「第四とうしゃう、ニツケルメタル。」

      赤いシャッポの画かき・・
462名無しさん@1周年:02/11/10 08:51
十一月二十七日はとし子さんの御命日。

あめゆじゅ取てきてけんじゃ
463名無しさん@1周年:02/11/10 09:19
賢治余り興味なかったんだけど先日「よだかの星」読みました。
よく分らないまま重く残った。ここのケンジふぁんの方々は
「よだかの星」どう読みますか?好きですか?
464大鳥居☆つばめ ◆dpLvO.T.cY :02/11/10 09:26
夜叉鴉ですか?999ですか?
4651:02/11/10 23:44
よだかの星は僕も
よくわからないけど大好きな作品です。
メーテルリンクの青い鳥の影響など
深く探れば面白い発見がまだまだありそうなところが
賢治の作品の魅力なのでせうか。

そういえばビートルズに
ブラックバード
という曲がありますが
暗闇の中から自由を求め悲しく飛び立つ黒い鳥のモチーフは
よだかに似てるなぁ
と思います。

466名無しさん@1周年:02/11/11 22:31
(あゝ、かぶとむしや、たくさんの羽虫が、毎晩僕に殺される。そしてそのたゞ一つの僕が
こんどは鷹に殺される。それがこんなにつらいのだ。あゝ、つらい、つらい。
僕はもう虫をたべないで飢えて死なう。いやその前にもう鷹が僕を殺すだらう。
いや、その前に、僕は遠くの遠くの空の向こふに行ってしまはう。)
   『よだかの星』

夜鷹って、まわりの鳥から理不尽な難くせつけられて、追いつめられるのだけれど
ぎりぎりの悲しみや祈りの中から、湧き出てきた反省のような思いが、
(もう虫を食べないで飢えて死のう、)なのかなあ、と思いました。
実際、何も食べないと生きてはいけないけど
果たして、自分の命よりも殺されるものの命への憐れみをもつことが、極限の状態であれ、
できるかどうか、考えさせられました。
それでも、鷹に殺される前に、遠くの空の向こうに行ってしまおうと決心し
夜鷹は本当に「燐の火のような青い美しい光になって」星になるのですよね。
今でも輝く星に。  よくはわかりませんが、なんだか深い話だなあと思いました。
467ジョバンニの切符:02/11/13 22:54
「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんたうの天上へさへ
行ける切符だ。天上どこぢゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。
こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想第四次の銀河鉄道
なんか、どこまででも行ける筈でさあ、あなた方大したもんですね。」
「何だかわかりません。」ジョバンニが赤くなって答へながらそれを又畳んで
かくしに入れました。


        もうぢき鷲の停車場だよ。
      
468大鳥居☆つばめ ◆dpLvO.T.cY :02/11/13 22:57
ときにはもっと私らしく 風を感じ〜たい 太陽もスコールも みんな受けとめるから♪
469名無しさん@1周年:02/11/13 23:13
>468
風かんじた〜い♪ ね。
・・と気分良いところ、ごめんね、このあとシビアなレス参ります。
470名無しさん@1周年:02/11/13 23:15

さて、銀河鉄道の夜には非常に重要なことが書かれています。
どうしたら地上天国が地上に産まれるか、その作り方、そしてその進め方、
出来上がる順序、それが全部書かれています。つまり天国行きの全スケジュールが
そこに載ってるんです。だから、それを我々が実行するとそのまま地上天国が
生まれるはずです。だけどその下敷きになる童話が三つありました。
三つなければできなかったんです。
その三つとは。
一、今。地球は化けもの国の状態ですね。この化けもの国からの脱出、
これが第一のポイントです。二つ、食わねば生きておれないのが現実ですが、
相手を殺して生きる数々の罪「生存罪」から人間は脱却できるか。
これが第二のポイント。三つ、不可能に見えれば、人は良い事でもしない、だから出来ない。
あなたはこの不可能を越えられるか。これに応えるのが第三のポイント。
『銀河鉄道の夜』は三つのポイントをクリアーして、地上天国へ入る道案内をしています。
この三つのポイントが、先行の三つの童話が下敷きとなって書かれています。
その下敷き童話とは、
一、ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記、二に、よだかの星、三、グスコーブドリの伝記。


  「変革の風と宮沢賢治」 桑原啓善 より

*********
今は、テロと戦争で緊張極まってくるような時代ですね、
いわゆる、修羅の時代といえるそうです。
さあ、この過酷な時代を世界は切り抜けていけるか、人は良い方向へと
歩いていけるか・・・・、ひとりひとりに問いかけられているのかも知れません。
471名無しさん@1周年:02/11/16 13:11
age .
472名無しさん@1周年:02/11/16 13:23
「よろしい。もうわかった。お前がたに云ひ渡す。これは順ぐりに悪いことがたまって
来ているのだ。百年も二百年も前に貸した金の利息を、そんなハイカラななりをして、
毎日ついてあるいてとるといふことは、けしからん。殊にそれが三十人も続いていると
いふのは実にいけないことだ。おまへたちはあくびをしたりいねむりをしたりしながら
毎日を暮らして食事の時間だけすぐ近くの料理屋にはひる、それから急いで出て来て
前の者がまだあまり遠くへ行っていないのを見てやっと安心するなんといふ実にどうも
不届きだ。それからおれがまうけるんぢゃないと云ふので、悪いことをぐんぐんやるの
もあまりよくない。だからみんな悪い。みんなを罪にしなければならない。けれども
それではあんまりかあいそうだから、どうだ、みんな一ぺんに今の仕事をやめてしまへ。
そこでフクジロはおれが玩具の工場の小さな室で、たゞ一人仕事をして、時々お菓子で
もたべられるやうにしてやらう。あとのものはみんな頑丈さうだから自分で勝手に仕事
をさがせ。もうどうしても自分でさがせなかったらおれの所に相談に来い。」

   「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」
473名無しさん@1周年:02/11/19 19:32
月天子あげ
474名無しさん@1周年:02/11/22 20:51
いわて銀河鉄道株式会社という鉄道会社が実在するらしい。
475名無しさん@1周年:02/11/24 19:49
あげ
476祭の晩:02/11/24 23:06

「おじいさん、山男は栗も持って来たよ。」
 お爺さんもびっくりして云いました。
「栗まで持って来たのか。こんなに貰うわけには行かない。今度何か山へ
持って行って置いて来よう。一番着物がよかろうな。」
 亮二はなんだか、山男がかあいそうで泣きたいようなへんな気持ちになりました。
「おじいさん、山男はあんまり正直でかあいそうだ。僕何かいいものをやりたいな。」
「うん、今度夜具を一枚持って行ってやろう。山男は夜具を綿入の代りに着るかも知れない。
それから団子も持って行こう。」
亮二は叫びました。
「着物と団子だけじゃつまらない。もっともっといいものをやりたいな。
山男が嬉しがって泣いてぐるぐるはねまわって、それからからだが天に飛んでしまうくらい
いいものをやりたいなあ。」
477ジョバンニの切符:02/11/28 00:12

 ジョバンニはなんだかわけもわからずににはかにとなりの鳥捕りが気の毒で
たまらなくなりました。鷺をつかまえてせいせいしたとよろこんだり、白いきれで
それをくるくる包んだり、ひとの切符をびっくりしたやうに横目で見てあわてて
ほめだしたり、そんなことを一一考へていると、もうその見ず知らずの鳥捕りの
ために、ジョバンニの持っているものでも食べるものでもなんでもやってしまひたい、
もうこの人のほんたうの幸せになるなら自分があの光る天の川の河原に立って百年
つゞけて立って鳥をとってやってもいゝといふやうな気がして、どうしてももう
黙っていられなくなりました。

    ほんたうにあなたのほしいものは一体何ですか、・・・
478名無しさん@1周年:02/12/01 21:23
AAA
4791 ◆ncKvmqq0Bs :02/12/03 20:52
特に意味は無いですが
トリップつけてみました。

480名無しさん@1周年:02/12/03 22:31
トリップあると、なんだかカッコイイね。
私はどこ吹く風のななしさんです。
481 :02/12/04 01:46
1さんは何か信仰をお持ちでつか?
4821 ◆ncKvmqq0Bs :02/12/04 22:38
>480さん

いやはや、ありがとござます。2chでカコイイなんて言われたの初めてかもしれません。
トリップのつけ方は
名前欄に「#」と書き、さらに半角数字を適当に入力するだけですので簡単です。
ご存知かもしれないですが参考まで。

4831 ◆ncKvmqq0Bs :02/12/04 23:21
>481さん

残念ですが
信仰と呼べるような
きちんとしたものは持ってないですね。
本を読んだりして
過去の洋の東西を問わず偉大な宗教者たちの逸話に触れるたび
感動したり尊敬の念を覚えたことは数限りなくありますが
実際になんらかの教団なり組織に入って宗教活動などをすることには
なぜかためらいを感じています。反面、強い憧れを抱えて・・。

まだ見ぬ真のグルに会いたい、
みたいなたわいもない夢想にときおりとらわれそうになります。
僕も一人の修羅なのかもしれない。生きとしいける全ては、修羅と菩薩を抱え生きている?
484名無しさん@1周年:02/12/05 06:39
あげ
485あぼーん:あぼーん
あぼーん
486名無しさん@1周年:02/12/05 22:14
人はみな旅人なのでしょうね、
どこに向かっているのか、ふるさとに向かって進んでいるのだろうか、
ふるさと、といふのは一体どこなんだろうか、、
みんな、記憶の中では生まれ育ったところや、
父母やクラスメイトの顔なんかが浮かぶのかもしれないけど、
でも、誰の胸の中にもある不滅の火のような
恋こがれる、求めてやまない、なつかしいふるさとがあるのではないだらうか。

それは、いったい どこにあるのか。
はるか彼方宇宙の星か、また、人の心の中にある不滅の火に向かっているのか。
銀河鉄道はそのふるさとへ向かって、われらを乗せて走っているのだろうね!
4871 ◆ncKvmqq0Bs :02/12/05 23:20
>486さん

人はみな旅人・・
はい、僕もそんな気がします。
そういえば浜崎あゆみさんのVoyageにもこんな歌詞がありました。
「僕達は幸せになるため
この旅路を行く
誰も皆癒えぬ傷を連れた
旅人なんだろう
(中略)
僕達はこの長い旅路の
果てに何を想う
誰も皆愛求めさまよう
旅人なんだろう
共に行こう飽きる程に」


4881 ◆ncKvmqq0Bs :02/12/05 23:39
あゆも良いですが最近は平井堅さんの
大きな古時計が好きです。
癒されたいのでしょうか、僕は(苦笑

百年休まずにチクタクチクタク・・
賢治さんが生まれて今年で百六年!時計は今はもう動かないけど
賢治おじいさんの心は作品を通してみんなの中に生きていくのだろう。

489名無しさん@1周年:02/12/05 23:51
そうですね、、
人は傷付き、傷つけあい、恨んだり、反省したり、愛したり愛されたり
時には幸せってこんなものかな、、と考えたり、でも、
たとえ、生活が満ち足りていても、何か欠落しているような落ち着かなさが
あったり、それで、この乾きを癒したいと強く願ったりするものかも知れませんね。

一生を終える頃には、肉体死を過ぎて、あちらとこちらの世界を行ったり来たり
何かを求めて旅しているものなんでしょうか。
そういう人生を何百回、何千回か、どれだけくり返しているのか知る由はありませんが
いつか心にも分厚い外套を着込んでしまい、一体、人間とは何であるかを
どこに帰ればいいのかさえ、忘れてしまっていくような気がします。

みんな思い出す時が来たのだ、宮沢賢治はその時がくるのを、もしかしたら知っていたのでは
ないだろうか・・、それを、その時を生きる私達の為に、我々が峠をこえていくために
あの銀河鉄道の夜のストーリーを残しておいてくれたのではないだろうか・・
そして、思い出さなくてはいけない宝物のひと粒ひと粒を、美しい童話や詩で
書き残してくれたのではないか・・、

私はこのような、宮沢賢治観が、どうも本当のことではないかと思うのです。
ジョバンニは鳥捕りに聞きたかった、「ほんたうにあなたのほしいものは一体何ですか?」

人は誰でも幸せになりたいと、願うものだけれども
本当の幸せって一体何なんでしょうね? 1さんは、どう思われますか?


490名無しさん@1周年:02/12/06 22:46
あげ
491名無しさん@1周年:02/12/08 23:05
賢治は1896年生まれ

クリシュナムルティは1895年生まれ
ほぼ同年代を生きた二人だが
もし出会ってたら
意気投合したんじゃないかな。
492名無しさん@1周年:02/12/09 11:32

 わたしたちは、
氷砂糖をほしいくらゐもたないでも、
きれいにすきとほつた風をたべ、
桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。

 またわたくしは、
はたけや森の中で、
ひどいぼろぼろのきものが、
いちばんすばらしいびらうどや羅紗や、
宝石いりのきものに、
かはつてゐるのをたびたび見ました。
493名無しさん@1周年:02/12/09 11:33

 わたくしは、
さういふきれいなたべものやきものをすきです。

 これらのわたくしのおはなしは、
みんな林や野はらや鉄道線路やらで、
虹や月あかりからもらつてきたのです。

 ほんたうに、
かしはばやしの青い夕方を、
ひとりで通りかかつたり、
十一月の山の風のなかに、
ふるえながら立つたりしますと、
もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。
ほんたうにもう、
どうしてもこんなことがあるやうでしかたないといふことを、
わたくしはそのとほり書いたまでです。
494名無しさん@1周年:02/12/09 11:34

 ですから、
これらのなかには、
あなたのためになるところもあるでせうし、
ただそれつきりのところもあるでせうが、
わたくしには、そのみわけがよくつきません。
なんのことだか、
わけのわからないところもあるでせうが、
そんなところは、
わたくしにもまた、
わけがわからないのです。

 けれども、
わたくしは、
これらのちいさなものがたりの幾きれかが、
おしまひ、
あなたのすきとほつたほんたうのたべものになることを、
どんなにねがふかわかりません。
 

 大正十二年十二月二十日  宮沢 賢治
495名無しさん@1周年:02/12/09 22:45
「銀河鉄道の夜」から削除された草稿。
「リンゴ」「汽車」などが意味深に使われ、賢治自身が「ほんとうの
幸福とは?」という命題に末期まで取り組んだのが伺われます。

その1>
****************************************************
「おまえのともだちがどこかへ行ったのだろう。あのひとはね、
ほんとうにこんや遠くへ行ったのだ。おまえはもうカムパネルラ
をさがしてもむだだ。」
「ああ、どうしてなんですか。ぼくはカムパネルラといっしょに
まっすぐ行こうといったんです。」
「ああ、そうだ。みんながそう考える。けれどもいっしょに行け
ない。そしてみんながカムパネルラだ。おまえがあうどんなひと
でも、みんななんべんもおまえといっしょにリンゴをたべたり、
汽車に乗ったりしたのだ。
だからやっぱりおまえはさっき考えたように、あらゆる人のいち
ばんの幸福をさがし、みんなといっしょに早くそこに行くがいい、
そこでばかりおまえはほんとうにカムパネルラといつまでもいっ
しょに行けるのだ。」
「ああ、ぼくはきっとそうします。ぼくはどうしてそれをもとめた
らいいでしょう。」
「ああ、わたしもそれをもとめている。おまえはおまえのきっぷを
しっかりもっておいで。**********************************
**************。」
******************************************************
496名無しさん@1周年:02/12/09 22:49
その2>
*******************************************************
「ああ、マジェランの星雲だ。さあもうきっとぼくはぼくのために、
ぼくのお母さんのために、カムパネルラのために、みんなのために
ほんとうのほんとうの幸福をさがすぞ。」
ジョバンニはくちびるをかんで、そのマジェランの星雲をのぞんで
立ちました。そのいちばん幸福なそのひとのために!
「さあ、きっぷをしっかり持っておいで。おまえはもう夢の鉄道の
中でなしに、本当の世界の火やはげしい波の中を大股にまっすぐ歩
いて行かなければならない。天の川のなかでたった一つのほんとう
のそのきっぷを、けっしておまえはなくしてはいけない。」
あのセロのような声がしたと思うとジョバンニは、あの天の川が
もうまるで遠く遠くなって、風が吹き、自分はまっすぐ草の丘に立
っているのを見、また遠くからブルカニロ博士の足おとのしずかに
近づいてくるのをききました。
「ありがとう。私はたいへんいい実験をした。私はこんなしずかな
場所で遠くから私の考えを人に伝える実験をしたいとさっき考えて
いた。おまえのいったことばはみんな私の手帳にとってある。さあ
帰っておやすみ。おまえは夢の中で決心したとおりまっすぐに進ん
でゆくがいい。そしてこれからなんでもいつでも私のとこへ相談に
おいでなさい。」
「ぼくきっとまっすぐに進みます。きっとほんとうの幸福を求めま
す。」
ジョバンニは力強くいいました。
「ああ、ではさようなら。これはさっきのきっぷです。」
博士は小さく折った緑いろの紙をジョバンニのポケットに入れまし
た。そしてもうそのかたちは天気輪の柱の向こうに見えなくなって
いました。
*******************************************************


>黄金時代到来の予感
497名無しさん@1周年:02/12/09 22:52
注文の多い料理店の序文は、何回読んでも、いいですね。

人間が本当に欲しているものって、氷砂糖をほしいくらゐもつことではなくて、
きれいにすきとほつた風や、桃いろのうつくしい朝の日光の中、自然の中や
人の美しい心の中などにいっぱいあるのかも知れないね。
498名無しさん@1周年:02/12/09 22:52
499名無しさん@1周年:02/12/09 22:53
は    
500名無しさん@1周年:02/12/09 22:58
>498と499
は って何ですか?
意味なく可笑しいんですけど・・
501うむ、だな。:02/12/12 03:42
>>497 殿
うむ、たしかに。メーテルリンクの「ロワゾ・ブル」(青い鳥)っぽい。
真理はたぶん簡単、単純なことなのかもしれない。
たったの一言で済むはずのところを、ストーリーに仕立てて語らないと分からないものなのね・・。

502水仙月の四日:02/12/13 20:42

 「カシオピイア、もう水仙が咲き出すぞ。
   おまへのガラスの水車、きつきとまはせ。」

雪童子はまつ青なそらを見あげて見えない星に叫びました。
503水仙月の四日:02/12/13 20:46

 「アンドロメダ、あぜみの花がもう咲くぞ。
   おまへのラムプのアルコホル、しゆうしゆと噴かせ。」

雪童子は、風のやうに象の形の丘にのぼりました。

  雪には風で介殻のやうなかたがつき、
    その頂には、一本の大きな栗の木が、
      美しい黄金いろのやどりぎのまりをつけて立つてゐました。
504水仙月の四日:02/12/13 21:01

 野はらも丘もほつとしたやうになつて、雪は青じろくひかりました。
空もいつかすつかり霽れて、桔梗いろの天球には、いちめんの星座がまたたきました。

 雪童子らは、めいめい自分の狼をつれて、はじめてお互挨拶しました。

「ずゐぶんひどかつたね。」
 「ああ、」
「こんどはいつ会ふだらう。」
 「いつだらうねえ、しかし今年中に、もう二へんぐらゐのもんだらう。」
「早くいつしよに北へ帰りたいね。」
 「ああ。」
「さつきこどもがひとり死んだな。」
 「大丈夫だよ。眠つてるんだ。あしたあすこへぼくしるしをつけておくから。」
「ああ、もう帰らう。夜明けまでに向ふへ行かなくちや。」
 「まあいゝだらう。ぼくね、どうしてもわからない。
   あいつはカシオペーアの三つ星だらう。みんな青い火なんだらう。
    それなのに、どうして火がよく燃えれば、雪をよこすんだらう。」
「それはね、電気菓子とおなじだよ。そら、ぐるぐるぐるまはつてゐるだらうザラメがみんな、ふわふわのお菓子になるねえ、だから火がよく燃えればいゝんだよ。」
 「ああ。」
「ぢや、さよなら。」
 「さよなら。」

 三人の雪童子は、九疋の雪狼をつれて、西の方に帰つて行きました。

 まもなく東のそらが黄ばらのやうに光り、琥珀いろにかゞやき、黄金に燃えだしました。


             丘も野原もあたらしい雪でいつぱいです。
505水仙月の四日:02/12/13 21:08

「さあ、おまへたちはぼくについておいで。夜があけたから、あの子どもを起さなけあいけない。」

 雪童子は走つて、あの昨日の子供の埋まつてゐるとこへ行きました。

「さあ、ここらの雪をちらしておくれ。」

 雪狼どもは、たちまち後足で、そこらの雪をけたてました。
   風がそれをけむりのやうに飛ばしました。

 かんぢきをはき毛皮を着た人が、村の方から急いでやつてきました。

「もういゝよ」。

雪童子は子供の赤い毛布のはじが、ちらつと雪から出たのをみて叫びました。

「お父さんが来たよ。もう眼をおさまし。」

雪わらすはうしろの丘にかけあがつて一本の雪けむりをたてながら叫びました。

  子どもはちらつとうごいたやうでした。

    そして毛皮の人は一生けん命走つてきました。
506 :02/12/14 19:26
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/        = 完 =
507青森挽歌:02/12/14 21:44

こんなやみよののはらのなかををゆくときは
客車のまどはみんな水族館の窓になる
   (乾いたでんしんばしらの列が
    せわしく遷ってゐるらしい
    きしやは銀河系の玲瓏レンズ
    巨きな水素のりんごのなかをかけてゐる)
りんごのなかをはしってゐる
けれどもいったいここはどこの停車場だ
508 :02/12/14 21:56
枕木を焼いてこさへた柵が立ち
   (八月の よるのしじまの 寒天凝膠)
支手のあるいちれつの柱は
なつかしい陰影だけでできてゐる
黄いろなラムプがふたつ点き
せいたかくあをじろい駅長の
真鍮棒もみえなければ
じつは駅長のかげもないのだ
   (その大学の昆虫学の助手は
    こんな車室いつぱいの液体のなかで
    油のない赤髪をもじやもじやして
    かばんにもたれて睡つてゐる)
わたくしの汽車は北へ走つてゐるはずなのに
ここではみなみへかけてゐる
焼杭の柵はあちこち倒れ
はるかに黄いろの地平線
それはビーアの澱をよどませ
あやしいよるの 陽炎と
さびしい心意の明滅にまぎれ
水いろ川の水いろ駅
   (おそろしいあの水いろの空虚なのだ)
汽車の逆行は希求の同時な相反性
こんなさびしい幻想から
わたくしははやく浮びあがらなければならない
509 :02/12/14 22:20
銀河を走る汽車はくらい巨きな水素のりんごの中を
沈んだ面持ちの乗客たちを乗せて走っているのだらうか

亡くなった妹さんを忘れらず陰うつとした気持ちで列車に乗っていた
賢治さんの心象風景と重なるように思えます。最初の方は何度読んでもつらくなる詩ですが・・

はやく、こんなさびしい幻想から浮かびあがらなくてはならないのだろう、、
510                      :02/12/15 10:41
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )<・・・めでたし、めでたし。
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/        = 完 =
511ジョバンニの切符:02/12/15 13:04

ほんたうにあなたのほしいものは一体なんですか、
と訊かうとして、それではあんまり出し抜けだから、どうしようかと考へて
振り返って見ましたら、そこにはもうあの鳥捕りが居ませんでした。
 ・
 ・
「あの人どこへ行ったらう。」カンパネルラもぼんやりさう云っていました。
「どこへ行ったらう。一体どこでまたあふのだらう。僕はどうしても少しあの人に
物を言はなかったらう。」
「あゝ、僕もさう思っているよ。」
「僕はあの人が邪魔なやうな気がしたんだ。だから僕は大へんつらい。」
ジョバンニはこんな変てこな気もちは、ほんたうにはじめてだし、こんなこと今まで
云ったこともないと思ひました。

****
 鳥捕りはもう降りてどこかへ消えてしまったのだらうか・・?
 どこまでも乗って行ける列車なのに!
512**:02/12/15 14:45
なぜにもっと素直になれなかったのだろう、君にまで・・・。
巡り逢ったときのようにいつまでも変わらずにいられたら・・・
513名無しさん@1周年:02/12/17 23:03
賢治は偉大だったと思う。でも手本には出来ない。雨ニモマケズを読んで思うけど
なにも好んでボロ屋に住まなくてもいいぢゃないか。んで結局若死にしちゃってさあ、
理想半ばで。なんにもならないジャン。まあ珠玉の文学作品は残ったけど。
 要は賢治が抱く「世界全体が幸福にならないうちは個人の幸福は・・・」の観念が
そういう自らのそうした人生を形作った訳であり、まさしくここに敬虔な宗教者が
必ずしも現世的に幸福でない(賢治自身はどう感じてたかは別にして)反面教師、
他山の石がある。
 

 
514名無しさん@1周年:02/12/17 23:13
>>513
あんたの幸福論ってマサに現代をしょってるかんじだな。
自分だけたっぷりとエサにありついてたらそれでいいのか?
世界中の冨の8割をかき集めて自国の子供たちに満足な教育も受けさせてやらない
アメリカの守銭奴とたいしてかわらんじゃないか。
おまえ彼の云々を語る資格は無い。
515513:02/12/18 21:33
↑ 
 拡大解釈してやがるんだか、故意に言いがかり付けてるんだか知らないが
自分だけ満腹ならいいとかなんて言ってねえだろ。自身がある程度満たされて
いなくてどうして他に人助けが出来るんだよ?
 偏った清貧的、自己犠牲的精神で生きた挙句に不遇や若死にでその人生を
終えてゆくその様を見て、ほくそ笑むのはそれこそ現代をしょった守銭奴たちだ。
口惜しくないのか?
516名無しさん@1周年:02/12/18 22:45
氷砂糖は見えるもの、物やお金やグルメ、名声や出世、、。
透きとおったおいしい食べ物は、そんなものにはないのでは?
自然の中や人間の美しい心、思想、、、見えないものの中にたくさん
あるのだろう。
宮沢賢治は、みんながそういうものをいっぱい食べて、
ほんとうの英智のようなたべものになることをどんなに願いながら
童話をかいたのだろうか、、と思う今日このごろ。
517名無しさん@1周年:02/12/18 23:50
鳥捕りって、どんな人なんだろう。考えてみました。
何となく人がよさそうだよね。
例えば、自分や家庭や職場などを守るため、せいせいする程
働くことが生きがいになっているような人なのかなあ・・
でも、まずは自分の幸せが始めにあって、それからたまには
友達や見知らぬ他人にも、親切にしたりするのかなあ・・
そして時折、お酒とか飲んで人生なんてこんなものさ、、と、
悟った気分になったりあきらめて泣いていたりしているのだろうか。

遠くの国の飢餓や戦争は、ひとごとでリアリティなんて全くないのかもねえ。
いい人なんだろうけれど、やっぱり自己中なのかなあ・・
誰にでも心あたりありそうな人間を想像してしまいましだが、そんな鳥捕りも
ある時、ひどく痛い思いをして、いつまでもこんなんじゃダメだ、と心から反省する時が
くるのかも知れない。そして、また、前へ歩き出してゆく! のかも。
518514:02/12/19 17:14
>>515
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ
漏れもくやしいぜええええええええええええっ
519名無しさん@1周年:02/12/19 18:52
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ,__     | ぷりぷりぷりぃずじぞじぞぽん!
    /  ./\    \______________
  /  ./( ・ ).\       o〇      ヾ!;;l;::lilii|//"
/_____/ ( ‘д‘) \   ∧∧.         |;;l;;::|liii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄  (,,  ) ナモナモ    .|;;l;;::||iii|
  || || || ||./,,, |ゝ iii~   ⊂  ヾ..         .|;;|;l;::i|ii|     .(・∀・ )
  | ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 .(゙  ,,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃


520名無しさん@1周年:02/12/19 19:08
ああああ、俺も妹がほしー!
検事のよに妹と結ばれたいー!

とかいてみるテスト
521名無しさん@1周年:02/12/19 19:26
銀河列車はどんどん走っているのだろう。
乗り続けたい人たちをたくさん乗せて!

行き先は、サウザンクロスか、もっと向こうの石炭袋を越えたところか、
もっともっと先の銀河の中心へといくのだろうか。
のほほんとしていたら、落っこちてしまいますよー! 大変だあ!
522名無しさん@1周年:02/12/20 18:36
俺もイモートコントローラーがほしー・・・
523名無しさん@1周年:02/12/20 21:29
妹のとし子さんは、賢治さんにとってかわいい最愛の家族であり
また信仰を同じくする、最初の理解者、同士でもあったのでしょうね。
その妹さんが、病に倒れ若くしてこの世から去っていった、
信仰あつく死後の生命を確信していた賢治さんも、さすがに、悲痛にくれ
青ぐらい修羅をさまよってしまったのでしょうか、、
詩にもよく描かれていますけれど、よく意味はわからなくとも
腹の底から嘆き悩んでいる様はよく伝わってくるですね。
私などは、まだまだそこまでの死別のようなつらさや痛みは経験ありませんが
それでも共感できて、とてもつらくなります。
まちがっても、宮沢賢治を語るうえでのネタ話しになどはできませぬ。

妹の死は賢治さんにとって、通らなくては前に進んでいけない、
暗く重い修羅のトンネルだったのだろうか。
524名無しさん@1周年:02/12/20 21:32
もう一度、賢治と一緒に旅をしてみるか。
525名無しさん@1周年:02/12/22 22:11
逝ってらっさい( ´,_ゝ`) プッ
526名無しさん@1周年:02/12/22 23:11
なんかしらんが荒れてる?
527名無しさん@1周年:02/12/22 23:30
鳥捕りって、いわゆる「ふつうの人」の代表みたいなもんでしょ。
一生懸命、その日の糧のために働いて、おしゃべりが大好きで、でもどこか寂しい一面を持っている。
かれらが「人生とは何か」「幸せとは何か」について考えることはめったにないし、
そういう人たちが何か小さなことにこだわったり、馬鹿げたことをしゃべっている様って、どこか可笑しいとこがある。
いわば「煩悩のかたまり」のような人々。
でも笑えない。
そういう「ふつうの人」が一生懸命に生きているけなげさに、賢治は
申し訳なく思ったり、何かできることはないだろうかと心を動かされたんだろうね。
自分なんかはまさしくこの「ふつうの人」だから、賢治の優しさが身にしみるよ。
528名無しさん@1周年:02/12/23 21:51

東京の世田谷美術館の前庭の右端の芝生の上にポツネンと佇む

ジョアン・ミロ作『人と鳥』っていうブロンズ像ですが・・・

・・・なんだか『鳥を捕る人』に・・・ミエマセンカ・・・?
529名無しさん@1周年:02/12/28 11:35
海だべがど おら おもたれば

やつぱり光る山だたぢやい

ホウ

髪毛 風吹けば

鹿踊りだぢゃい

     「高原」
530名無しさん@1周年:02/12/28 18:47
しみ雪しんこ♪
かた雪かんこ♪
531名無しさん@1周年:02/12/31 11:29
「狐こんこん狐の子、去年狐のこん助が、焼いた魚を取ろとして
おしりに火がつききゃんきゃんきゃん。」

 キック、キック、トントン。キック、キック、トントン。
キックキックキックトントントン。

♪♪♪♪
532名無しさん@1周年:03/01/01 09:10

あゝごらん、あすこにプレシオスが見える。
おまへはあのプレシオスの鎖を解かなければならない。
533名無しさん@1周年:03/01/01 09:11
あけましておめでとうございます
534名無しさん@1周年:03/01/03 19:08
あげ
535名無しさん@1周年:03/01/03 23:14
あれがプレシオスの梯子

見えるかい ともにわたろう わたろう
536名無しさん@1周年:03/01/05 01:58
南無妙法蓮華経
537名無しさん@1周年:03/01/05 03:31
槇原敬之が「雨ニモ負ケズ」という曲を出している。
538グランシェール:03/01/05 03:55
新年に「農民芸術概論綱要」を読むと、気合が入っていいですね。

http://www.kt.rim.or.jp/~oooo/k/sakuhin/noumin.html

539名無しさん@1周年:03/01/05 08:51

 結論

われらに要るものは銀河を包む透明な意志巨きな力と熱である



ほんと気合はいりますねー。 元気でますよね。
540グランシェール:03/01/05 17:39
仏様を「宇宙を包む透明な意志巨きな力と熱」と表現した

賢治先生の感覚は超人的です。
541名無しさん@1周年:03/01/05 19:13
仏教では仏さま、キリスト教では神さま、神道でも神と言われる人知を超えた何かを
賢治さんは「銀河を包む透明な意志巨きな力と熱」と呼んでいるのでしょうか。
目には見えないけれど確かにあるエネルギーのようですね。

その意志や力や熱が、われら人間には必要だということだろうか・・・
542名無しさん@1周年:03/01/05 21:13
賢治の芸術論は
ベートーヴェンの第九交響曲の詩(シラー原作)の影響が大きいみたいですよ。

神様の翼のもと
人類皆兄弟!
おお、朋だちよ
苦悩を突き抜けて歓喜に至れ!

ある意味
賢治のテーマソングかもしれませんね。
543グランシェール:03/01/06 00:39
↑同感。敬服。

賢治先生の有名な後ろ手の写真。

あれはベートーベンの写真のパロディいといいます。

ベートーベン好きの賢治先生のお茶目な一面でしょう。
544名無しさん@1周年:03/01/06 22:28
あげ
545名無しさん@1周年:03/01/07 13:01
>>98

アメニモマケズのモデルは斉藤先生って人じゃなくて、
斉藤宗次郎じゃない?
http://websearch.yahoo.co.jp/bin/query?p=%c0%c6%c6%a3%bd%a1%bc%a1%cf%ba&hc=0&hs=0
546グランシェール:03/01/07 20:51
賢治先生が、キリスト教のみなさまに
感心をもたれるということは実にいいことです。

しかし、やはり「雨ニモマケズ」は常不軽菩薩でしょう。
http://homepage1.nifty.com/ihatov/hi/hi_91.htm
547セロのやうな声:03/01/07 23:35

みんながめいめいじぶんの神さまがほんたうの神さまだといふだらう、
けれどもお互ほかの神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだらう。
それからぼくたちの心がいゝとかわるいとか議論するだらう。そして勝負が
つかないだらう。・・・・・・
548名無しさん@1周年:03/01/07 23:44
イエスも釈尊も親鸞も日蓮もマホメッド・・もどの方々もみんな本当に偉大!
でも
雨ニモマケズは賢治の人生から祈りのように生まれた詩だと思います。
549名無しさん@1周年:03/01/09 23:35
age
550名無しさん@1周年:03/01/10 00:16
 ゴー ゴー 列車は進んでゆくー♪
551名無しさん@1周年:03/01/10 17:50
賢治の教師時代のあだ名は
「実際問題」(口癖から)

「アルパカ」(賢治は出っ歯だったのでちょっと顔がアルパカに似ていたらしい)。


552名無しさん@1周年:03/01/10 21:27
>551
おもしろいね。親近感もっちゃいますね。
553ジョバンニの切符:03/01/11 23:24

「何だか苹果の匂がする。僕いま苹果のこと考へたためだらうか。」
カンパネルラが不思議さうにあたりを見まはしました。

「ほんたうに苹果の匂だよ。それから野茨の匂もする。」
ジョバンニもそこらを見ましたがやっぱりそれは窓からでも
入って来るらしいのでした。
554名無しさん@1周年:03/01/13 11:25
age
555名無しさん@1周年:03/01/13 11:26
120 名前:同定不能さん :03/01/12 12:17
【社会】宮沢賢治のブロンズ像、鎖で巻かれ焼かれる
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1042255126/l50

556グランシェール:03/01/13 13:42
盛岡の材木町の賢治像が焼かれた?!
観光客が、像の横で記念写真を撮るので、修復してもらいたいですね。

賢治先生のことだからこのNEWSを聞いて、
「まず、よだかの星か、サソリの火になったすなあ」と笑っていることでしょう。
http://www.kenji-world.net/works/texts/yodaka.html
http://www.h2.dion.ne.jp/~cha2/kenji/kenji.htm
557中烏 みゆち:03/01/13 23:40
風の又三郎
赤い目玉のさそり
みんなどこに行った
見守られることも無く

広げた鷲の翼
水底のゴーシュ
みんなどこへ行った
見送る人も無く

アンドロメダの雲は
魚のお口の形
オリオンは高く唄い
露と霜とを落とす

夜鷹よ
高い空から
教えてよ
地上のホシを

558東北板の花巻スレ:03/01/13 23:57
559名無しさん@1周年:03/01/14 09:08
 
地上の星はホメラレモセズ クニモサレズ 咲いている
無冠の王 デクノボーといふ
560名無しさん@1周年:03/01/14 10:47
地上のホシ・・・。
犯人とホシを掛けてるのか。
なるほど。

病熱の透明バーラを
むーねにさかせよーぉ

561名無しさん@1周年:03/01/14 18:12
漏れは日蓮宗の信者じゃないし
賢治を喰い物にしてる遺族や商売人は大嫌いだが
早く事件が解決するといいね。

南無阿弥陀仏。。。
562名無しさん@1周年:03/01/15 13:45
アゲニモマケズ
563名無しさん@1周年:03/01/15 17:38
以前、生誕100周年記念行事を見に彼の故郷に行きましたが、
ほんとうになーんにも無いところでした。
彼があれだけ清らかな思想が持てたのはこの場所だったからかなあと思いました。
東京のようにゴチャゴチャした所じゃ、
あんなふうには生きられなかったでしょうね。
564名無しさん@1周年:03/01/15 19:59
賢治のいうデクノボーって『コミック・バンチ』にでてくる
仮編集部員の、やましたたろー君みたいだ。
で、やっぱり賢治はデクノボーにはなれなかったんだなー。
ふ、我ながら浅いな。
565名無しさん@1周年:03/01/15 22:23
アメニモアテズ
566名無しさん@1周年:03/01/15 22:38
賢治はデクノボーだよ。
本人はサウイフモノニナリタイって、遺書のように手帳に書いて
黙って亡くなっていったけれど、
やっぱり、でくのぼうだったんだと思う。
567名無しさん@1周年:03/01/15 23:11
ミスチルの「ヒーロー」て

賢治の世界感に似てないか?

グスコーブドリみたいな自己犠牲ヒーローに憧れながらも生きるひとりの心温かいデクノボーの魂の叫び、って感じがする。

568名無しさん@1周年:03/01/16 13:06
あげ
569名無しさん@1周年:03/01/16 18:47
僕は
ミンナニデクノボートヨバレ
に注目する。
賢治は自分に備わっている近代的理性や知識の有用性を自覚する一方
忌まわしく思っていたのだと思います。
ヒトの為に策を持って東奔西走するのではなく
純粋に右往左往するだけの人間に憧れていた。
時に愚かしくあろうとも結果にとらわれずに行動する人間でありたいと
願ったのではないでしょうか。
ただ、この生き方は度が過ぎるとミンナニクニサレてしまうわけで
賢治的デクノボーという生き方は
実はとても理想論的な高度な生き方なのだと思います。
僕としてはそんな言葉があるのか知りませんが
「大悲」であり「大愚」というかんじでしょうか。
いずれにせよ、本当のデクノボーは
ミンナニデクノボートヨバレることを望まないと思います。
賢治はデクノボーになれない悲しみを背負っていたのだな。
570名無しさん@1周年:03/01/16 23:22
暗いイメージの賢治像が世間にはあるようですが
実際に身近にいた人達にとっては凄く明るいユーモラスな感じな人だったみたいですね。
勿論、根は真面目な人でしたので
品は良かったようですが
堅苦しい重いだけの人ではなかったようです。

僕のイメージだとさだまさしさんや中島みゆきさんみたいに「作品はあんなに重くて暗いのに喋りやキャラが目茶面白い!」人だったんじゃなかろーか、賢治さんは。

571名無しさん@1周年:03/01/16 23:55
結構いたずらっぽいところもあったようですね。賢治さんは。
一番下の妹さんが女学生の頃のある朝、ひと足先に家をでた賢治兄(教師時代)が
自分の弁当と一緒に妹のお弁当までもって、早足で学校へ向かったという
エピソードがありますが、妹さんは半泣きで賢治兄を追いかけていったそうです。
なんだか普通の兄妹(?)だなあとほほえましく思えました。
572名無しさん@1周年:03/01/17 10:49
まことにお互い、ちょっと沙漠のへりの2chの泉で、お眼にかかって、ただ一時を、
一緒に過ごしただけではございますが、これもかりそめのことではないと存じます。
573570:03/01/17 17:33
>>571

ええ、実にほほえましいエピソードですね(笑)

僕には2才下の妹が一人いるんですが
小さい頃は仲が良かったんですが思春期の頃あたりから自然と距離が出来てきた気がします。

574名無しさん@1周年:03/01/19 13:10
age
575名無しさん@1周年:03/01/19 13:53
いいね。
576名無しさん@1周年:03/01/19 16:39
45 名前: ゆきんこ 投稿日: 2003/01/14(火) 01:20 ID:dswK.MDA [ i205028.ppp.asahi-net.or.jp ]

賢治さんは、自分の死後に銅像とかの偶像を立ててくれるなと遺言したと聞いた事があります。
それを、花巻の人は守っているのでしょう。
しかし、気がつくと賢治さんの言の葉が残っているのは奥ゆかしいと感じます。

で、犯人の基地外は捕まったのか?

47 名前: ゆきんこ 投稿日: 2003/01/14(火) 08:51 ID:BTRpZb9c [ p5123-ipad01morioka.iwate.ocn.ne.jp ]

猫アニメの銀河鉄道の夜は大好きで、ビデオ購入し
もう何十回と見てます。
教訓とかそういうの考える前に
独特な世界観とノスタルジー溢れる雰囲気が心和むんですよ。
でも普通の童話だと思って見た人にとっては
起承転結もわからず、退屈な作品なんじゃないかと・・・
なので、賢治のアニメ見てみたい!と言っている
他県の友達などには特に勧めてません。。
577名無しさん@1周年:03/01/19 16:40
48 名前: ゆきんこ 投稿日: 2003/01/14(火) 09:14 ID:/88M7vp. [ thsndi003111.adsl.ppp.infoweb.ne.jp ]

うちは詩碑の近くだから暗記させられたのかと思ってたけど、
他の学校でもそうだったのか>雨ニモマケズ
卒業式でなど皆で呼びかけしたなっす。

小さい頃、詩碑にあった月夜の電信柱?の絵が怖くて、
夢にまで出て来てヒエーですた。


49 名前: 銀河なめこライン 投稿日: 2003/01/14(火) 21:06 ID:XjGvjQdg [ p3063-ip01morioka.iwate.ocn.ne.jp ]

>>48
市内の小学校なら何処でもやっていそうですね>雨ニモマケズの暗唱
学習発表会も賢治の作品がほとんどだったと記憶。
小3だったか4の遠足は若葉町から詩碑までの徒歩遠足ですた。

消防の頃はチンプンカンプンだった「銀河鉄道の夜」、86年にTV放映されたのを
見て何となく意味が分かった気がしたのでした。
小学生くらいだと、かえって無邪気に読めるのかな>賢治作品
578名無しさん@1周年:03/01/19 17:56
age
579名無しさん@3周年:03/01/22 12:44
あげ
580名無しさん@3周年:03/01/23 23:41
あげ
581星めぐりの歌:03/01/25 18:40

あかいめだまのさそり
ひろげた鷲のつばさ
あをいめだまの小いぬ
ひかりのへびのとぐろ
オリオンは高くうたひ
つゆとしもとをおとす
582名無しさん@3周年:03/01/25 21:26
今宵もチュンセ童子とポーセ童子は
天のお宮で銀笛を吹いているだろうね
星はめぐる、星はうたう
583名無しさん@3周年:03/01/25 23:59
http://www.vedanta.jp/
↑近代インドの聖者の一人ラーマクリシュナ。
顔や風貌がちょっとデクノボーだと思います。
リアルな聖者って案外こういう顔なんでしょうね。
584名無しさん@3周年:03/01/26 17:57
顔や風貌がちょっとデクノボー・・って思わず笑ってしまいました。
私にはラーマクリシュナさんが、どのような方かよく知りませんが
賢治さんの笑い顔も天真爛漫できっと子どものように明るかったんだろうな、と思います。
でも普段は穏やかながらもキリッとした表情をしていたのかも。(クリシュナさんも)
585名無しさん@3周年:03/01/29 22:04
最近、小田和正の「自己ベスト」買って聴いたんですが
彼が詞で描く不器用で繊細な人物像は
賢治っぽい気がする。

他のアーティストでも
ある種の、悲しみややるせなさや孤独を抱えたヒロイズムというか
ダンディズムが漂ってる人に賢治(修羅としての?)を見てしまう今日この頃です。

故河島英五さんの描く、不器用な男の哀しさ やるせなさが
賢治の抱えた修羅や孤独や叫びと重なってみえる。
586名無しさん@3周年:03/01/30 22:21

赤いしゃっぽのカンカラカンのカアン
587名無しさん@3周年:03/02/01 19:53

アンドロメダのくもは
さかなのくちのかたち
大ぐまのあしをきたに
五つのばしたところ
小熊のひたひのうへは
そらのめぐりのめあて
588 ◆ITe/i21u.6 :03/02/02 23:22
世界に対する大なる希願をまず起こせ
強く正しく生活せよ 苦難を避けず直進せよ

無意識部から溢れるものでなければ多く無力か詐欺である

なべての悩みを薪と燃し なべての心を心とせよ

風と行き来し 雲からエネルギーをとれ
589ばんばひろふみ:03/02/03 17:43
TOSHIKO
思い通りに

TOSHIKO
生きてごらん

590名無しさん@3周年:03/02/04 16:14
永訣の朝
591名無しさん@3周年:03/02/04 16:57
>>1
>実際の賢治は意外と普通の青年だったとか。

とてもじゃないが、普通の青年とは言えないよ!
同級生が朝早く登校したら、教室で賢治が一人で
「南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!」と
やってるのを見てビビッて中に入れなかったとか、
花巻の近所の家では、夜遅く賢治が「南無妙法蓮華経」を唱えながら
町をねり歩くのが聞こえて、「(賢治の)お母さんが可哀想だから、
知らないふりをしてあげなさい」と囁き合ってたとか、
いわゆる「あぶないヒト」扱いだったんだよ。
賢治の作品は大好きですが。
5921 ◆ncKvmqq0Bs :03/02/04 17:42
ネタかもしれませんが
マジレスしますと、
賢治は学生時代には法華経にまだ出会ってません。
主に般若心経を好んで唱えていたそうです。
お寺で座禅したり
岩手山に登ったり
学校の勉強そっちのけで
人生勉強に励む日々・・・。
いいじゃないですか。
天才は世間には受入れられないものです。
593名無しさん@3周年:03/02/04 18:17
>>1
ネタじゃないっす。法華経は、般若心経の間違いかも知れない。
が、「あぶないヒト」エピソードの部分は事実です。
確かめようと思って「校本・宮澤賢治全集・第十四巻」(築摩書房)
を見たが、1冊1200頁近くもある本なのでみつかりません
(挟んであったリーフレットで読んだかも知れない)。
別に世間に受け入れられないのは構わないんですが、
普通の青年ではないと言いたかったわけ。

5941 ◆ncKvmqq0Bs :03/02/04 18:50
なるほど〜。了解。
漏れも賢治のことよく知んない頃は
変な椰子だな、程度だたー気がしますです。


良くも悪くも有名人は世間のイメージとはギャップがあります。
サザンの桑田さんはおどけたりふざけた風を装ってますが
大変な勉強家・努力家らしいし、
ビートルズを解散させた悪女とさえ言われた
オノ・ヨーコさんは「闘う女」のイメージとは裏腹に
実際は礼儀正しい大和撫子で
実家は大財閥だそうです。
ジミ・ヘンドリクスは激しいイメージとは違い、素
は大人しい知的な人だったそうです。
595名無しさん@3周年:03/02/04 22:02
デ〜クノ〜ボーみたいに

うーつくーしく
なーりーたい
写〜真には 写らない
うーつーくしーさが
あーるーかーらー

596名無しさん@3周年:03/02/04 22:25
デクノボーって、地味だけどほんとはかっこいーんだヨ!

と、私は思います。
597名無しさん@3周年:03/02/06 12:26
あげ
598雁野童子:03/02/07 07:43
山形のルアー白鳥、助かって本当に良かった。

嬉しく嬉しくて
言葉にできなーい。

ラーラーラ ララーラ 言葉に出来ない
599名無しさん@3周年:03/02/07 23:10
ほんと、よかったね。はやく回復するといいねえ。
600ジョバンニの切符:03/02/07 23:57
 そしたら俄かにそこに、つやつやした黒い髪の六つばかりの男の子が赤いジャケツの
ぼたんもかけずひどくびっくりしたやうな顔をしてがたがたふるへてはだしで立って
いました。隣りには黒い洋服をきちんと着たせいの高い青年が一ぱい風に吹かれている
けやきの木のやうな姿勢で、男の子の手をしっかりひいて立っていました。

「あら、こゝどこでせう。まあ、きれいだわ。」


*******
鳥捕りが列車からふっと姿を消した、かと思うと、苹果や野茨の匂いとともに
突然出現した家庭教師の青年と十二ばかりの少女と弟の3人連れ・・・。

ごうごう列車は銀河を走ってゆく・・・
601名無しさん@3周年:03/02/11 10:03
あげ
602名無しさん@3周年:03/02/12 19:14
んな
603名無しさん@3周年:03/02/12 21:43
デクノボンはかぷかぷ
604名無しさん@3周年:03/02/12 22:04
今さらなんだろうけど、いつのまにか
名無しさん@3周年 になっていたんですね。
委員会(あったっけか?)の皆さんご苦労様です。
605名無しさん@3周年:03/02/13 19:16
アリナリ
トナリ
アナロ
ナビクナビ

606名無しさん@3周年:03/02/15 20:05
「アフリカの蹄」の主人公の青年医師の生き様も賢治っぽい
607名無しさん@3周年:03/02/18 12:25
あげ
608名無しさん@3周年:03/02/18 20:36
アメリカもロシアも中国もフランスも結局は石油エネルギー目当てなんだな。

賢治が予言したように風や水や思想から無尽蔵なエネルギーを引き出すことが出来たら戦争は無くなるのだろうか?
609名無しさん@3周年:03/02/18 21:09
ふう、ようやく、この賢治スレが開きました、、
この板って大勢のひとたちがみてるんですねー

とりあえず、カキコ。
610名無しさん@3周年:03/02/19 18:46
今夜、NHK BS2の「朗読紀行・日本の名作」という番組で「風の又三郎」をやるらしい。
611マライヤ・キャリー:03/02/20 19:04
♪雨に負けたりはしないわ
もう一度立ち上がることができるはず
自分ひとりだけで
わたしには傷を癒すだけの力があると知っているから
恐れを覚えた時はいつも
信じる心を強くだきしめるの
そしてもう一日生き延びて
わたしは苦しみを乗り越えてみせる

そうよ できるわ
あなたは雨に負けたりは
しない
612僕裕:03/02/21 01:21
「猫の事務所」読んでると窯猫が可哀想で可哀想でしょうがない。
凄いリアルに想像出来るんですよね、いじめられぶりが。
人間なんていうものも、かしこいようでばかなものです。
「ひのきとひなげし」のひなげしも、現代の若者らみらいですね。

「フランドン農学校の豚」を読むとしばらく肉食うの嫌になります。
613なめとこ山の熊:03/02/22 23:35
・・・・・・
月の光りが青じろく山の斜面を滑っていた。そこが丁度銀の鎧のやうに光っているのだった。
しばらくたって子熊が云った。
「雪でなけぁ霜だねえ。きっとさうだ。」
ほんたうに今夜は霜が降るぞ、お月さまの近くで胃(コキエ)もあんなに青くふるへているし
第一お月さまの色だってまるで氷のやうだ、小十郎がひとりで思った。
「おかあさまはわかったよ、あれねえ、ひきざくらの花。」
「なぁんだ、ひきざくらの花だい。ぼく知ってるよ。」
「いゝえ、お前まだ見たことありません。」
「知ってるよ、僕この前とって来たもの。」
「いゝえ、あれひきざくらでありません、お前とって来たのきさゝげの花でせう。」
「さうだらうか。」子熊はとぼけたやうに答へました。
小十郎はなぜかもう胸がいっぱいになってもう一ぺん向ふの谷の雪のやうな花と
余念なく月光をあびて立っている母子の熊をちらっとみてそれから音をたてないやうに
こっそりこっそり戻りはじめた。
・・・・・・

***
泣けてくるくらいやさしい会話ですよね・・、熊の母と子
動物のほんとうの気持ちが聞えてしまったら、
もう胸がいっぱいになって何もいえなくなることもあるのかも。
614名無しさん@3周年:03/02/24 07:45
これからの宗教は芸術です。

これからの芸術は宗教です。
615名無しさん@3周年:03/02/24 12:48
インドのガンディーとか詩人のタゴールとかはどう?

賢治に結構近いと思うんだけど。
616名無しさん@3周年:03/02/24 23:46
賢治はサイエンチストであったのだけれど
科学者では近い感じの人いるのだろーか。
賢治好きの科学者は結構いそうだけれど。
617名無しさん@3周年:03/02/25 22:02
知人の医者は「グスコーブドリの伝記」を読んだ時
不思議な感動を覚えたという。医者を志したきっかけとなったそうです。
有珠山噴火の時TVでよく見かけた火山学者の方も
グスコーブドリに感動して現在の職業を決めた、というようなことを
語っていたように思いますが、グスコーブドリの生き方に
科学者として共鳴する何かがあるのでしょうか。
(まあ、人間として、、といった方が的確でしょうけれど。)
618名無しさん@3周年 :03/02/25 22:10
賢治さん、愛してます!!

といってみる。投稿てすと
619名無しさん@3周年:03/02/25 22:33
さだまさしさんの曲に「風に向かって立つライオン」というのがあります。
アフリカで現地の病気と闘おうとするお医者さんの姿が感動的に描かれています。

さだまさしさんは賢治ファンとして有名ですから、
きっとグスコーブドリのイメージで描いた曲なんでしょうね。
620名無しさん@3周年:03/02/26 00:08
被爆詩人・峠三吉は訴えました。

ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ

わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ

にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ

今、世界各地で、平和運動がかつてない程の高まりを見せています。
それにもかかわらず、アメリカ政府は、核兵器の使用さえほのめかし、
イラク攻撃の準備を急いでいます。
まさに今、私たちは、個人の生命(いのち)をこそ大切にする世界を
取り戻すため、「にんげんをかえせ へいわをかえせ」と、声を上げなければ
なりません。

621名無しさん@3周年:03/02/26 09:16
たくさんの人間のへいわを呼ぶ声祈る声が、世界に大きく響いていけば
暗い地の底をはうような冷たい人間の心の雪どけが始まるかもしれませんね。
全身全霊をかけて平和の名前をよんであげよう。
本心からの愛の声で世界に響かせよう。
622名無しさん@3周年:03/02/26 23:52

世界に対する大なる希願をまづ起せ
強く正しく生活せよ 苦難を避けず直進せよ

まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばろう

・・・われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である・・・
623名無しさん@3周年:03/02/27 04:08
>>619さん
「風に立つライオン」ですね。

「ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
 一斉に翔び発つ時 暗くなる空や
 キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット
 何より僕の患者たちの 瞳の美しさ」

とても壮大な曲ですね。私も大好きです。
624名無しさん@3周年:03/03/01 00:13
あげ
625名無しさん@3周年:03/03/01 20:19
AGE
626名無しさん@3周年:03/03/01 22:51
「私にそれをやらせて下さい。私はきっとやります。
 そして私はその大循環の風になるのです。
 あの青ぞらのごみになるのです。」

            異稿グスコンブドリの伝記
627名無しさん@3周年:03/03/02 13:24
米国のロックバンド、カンサスの曲に「ダスト・イン・ザ・ウィンド」というのがあります。
そのサビは
「風に舞う塵(Dust in the wind)
 人は誰もが風の中の塵(All we are is dust in the wind)」というものです。

まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばろう!
628名無しさん@3周年:03/03/05 14:34
あげ
629名無しさん@3周年:03/03/05 21:57
http://www.lyra.co.jp/products/books/bk-henkaku.html

↑桑原啓善て人が書いた銀河鉄道の解説(?)本なんだけど
賢治ファンはどう思うんだろう?
630名無しさん@3周年:03/03/05 23:42
銀河鉄道を走る列車は「最終便」(一回きり出ない)
そしてとび乗りとび降り式のみんなを地上天国へと運ぶ進化列車・・・
とありますね。
銀河鉄道の夜にでてくる駅に人間進化の階段が書かれているそうだ。

今こそ、乗るも降りるも自由意志の「最後の審判」の時なのか!
この耳その耳になり響くラッパの声が聞えているだろうか。
631名無しさん@3周年:03/03/07 12:51
 コルベ神父はかつて、自らの将来を予見するかのような言葉を残している。
「私が汚れなき聖母のために微塵にされ、私の灰が風で世界中に吹き飛ばされて何も残らなくなったとき、
そのときこそ、私の汚れなき聖母に対する愛はまっとうされるでありましょう」
 灰は確かに、世界中に吹き飛ばされた。そして多くの人の心に、新たな種となって植えつけられたのである。

「10人の聖なる人々」(学研)P104より
632オツベルと象:03/03/08 11:44
苦しいです、サンタマリア
633名無しさん@3周年:03/03/09 20:51
あげ
634名無しさん@3周年:03/03/10 12:32
あげ
635名無しさん@3周年:03/03/10 13:47
カンカラカンのカアン
636名無しさん@3周年:03/03/10 22:28

なべての悩みをたきぎと燃やし なべての心を心とせよ

風とゆききし 雲からエネルギーをとれ
637名無しさん@3周年:03/03/10 23:01
賢治さんとこはあったかい春の匂いがする
何といっても安らぎますね。
638名無しさん@3周年:03/03/11 20:19
作品は数あれど
最も賢治さんの美学と生き様が炸裂バーニンラブしてるのは

けんじゅー公園林!

とか言ってみるテスト。
639名無しさん@3周年:03/03/11 22:29
あげます
640名無しさん@3周年:03/03/14 00:02
わが雲に関心し

風に関心あるは

ただに観念の故のみにはあらず

そは新たなる人への力

はてしなき力の源なればなり
641青森挽歌:03/03/14 00:06

 みんなむかしからのきやうだいなのだから

 けつしてひとりをいのつてはいけない
642名無しさん@3周年:03/03/14 00:29
 宮沢家が、旧家でリッチだったせいもあって「やっかみ」的
「興味本位」的な評価もあるでしょうが、「賢治」は
花巻市の人々に言わせれば、やや、「気ちがい」扱いされているようです。
 「ケンジは地元では気ちがい扱いだからなー。あそこは旧家で血族結婚が多かったから、
時々そういう人が出てくるんだよなー」と、当たり前のように喫茶店の主人が言い、
それに同調するように、周りの客も「ニッー」と笑うといった具合。
市の観光案内所でも「ケンジは花や木々の自然の音が聞こえたと言いますけど・・・」
と切り出すと、「ニッー」と笑い、「まあ、ケンジは難しくてー、地元の人はわからないけどー、
全国からは一杯人が来てくれてー」と言葉をにごします。

 地元の人は言いました。「全国の人は賢治のことを勉強しているけれど、地元の人は
賢治は難しいと言ってあまり勉強してないなー」。「尊敬」と「揶揄」が入り交じっているのでしょうか。
643名無しさん@3周年:03/03/14 20:22
あげ
644名無しさん@3周年:03/03/16 00:56
「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでも
それがただしいみちを進む中でのできごとなら峠の上りも下りも
みんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」

 燈台守がなぐさめていました。

「ああ、そうです。ただ いちばんのさいわいに至るために
いろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」

 青年が祈るようにそう答えました。

(童話『銀河鉄道の夜』)
645名無しさん@3周年:03/03/16 01:04
うん。そうだ。人はまことを求める。真理を求める。
ほんとうの道を求めるのだ。人が道を求めないでいられないことは
ちょうど鳥の飛ばないでいられないとおんなじだ。

(童話『学者アラムハラドの見た着物』)
646名無しさん@3周年:03/03/16 01:31
総ての生物はみな無量の劫の昔から流転に流転を重ねて来た。流転の階段は
大きく分けて九つある。われらはまのあたりその二つを見る。一つのたましいは
ある時は人を感ずる。ある時は畜生、則ち我等が呼ぶところの動物中に生まれる。
ある時は天上にも生れる。その間にはいろいろの他のたましいと近づいたり離れたりする。
則ち友人や恋人や兄弟や親子やである。それらが互いにはなれまた生を隔ててはもう
お互に見知らない。無限の間には無限の組合せが可能である。だから

我々のまわりの生物はみな永い間の親子兄弟である。

異教の諸氏はこの考をあまり真剣で恐ろしいと思うだろう。恐ろしいまで
この世界は真剣な世界なのだ。

(童話『ビジテリアン大祭』)
647115:03/03/16 01:59
>>642

 やはりそんなものなのですね・・・。
 今も、本質的には、彼は地元でも「異邦人」なのでしょうか。
 でも、この人物が地上に降りてこなかったら、戦後の文学やアニメは随分違ったものになったかもしれない。
 はかりしれない程の影響を与えていると思います。

 ほんとうに不思議な人物だ。
 ここに引用されてる、言葉のひとつひとつが、活きてるものね・・・。
 ホントに、ホントに不思議な人物。 
648名無しさん@3周年:03/03/16 12:22
声にも人の本当の心が出るように
言葉のひとつひとつにも意思や思想がのるものなんですよね。
賢治童話はごまかしのきかない言霊の世界なのでしょうか。

地元の人にも賢治の真価を研究したり、理屈ではなく世界が好きだと
いうファンは結構いらっしゃるのではないしょうか?
近すぎてよく理解しにくい垣根のようなもの、もあるかもしれませんけど。
649マリヴロンと少女:03/03/17 00:02
「いいえ、私はどこへも行きません。いつでもあなたが考へるそこに居ります。
すべてまことのひかりのなかに、いっしょにすんでいっしょにすすむ人々は、
いつでもいっしょにゐるのです。」
650高瀬露あて下書書簡:03/03/17 00:14
「まことの道は一つで、そこを正しく進むものはその道(法)自身です。みんな
いっしょにまことの道を行くときはそこには一つの大きな道があるばかりです。
しかもその中でめいめいがめいめいの個性によって明るく楽しくその道を表現す
ることを拒みません。生きた菩薩におなりなさい。(中略)一生や二生でこの事
はできません。さればこそ信ずるものはどこまでも一緒に進まなければなりませ
ん。手紙も書かず話もしない、それでも一緒に進んでゐるのだといふ強さでなけ
れば情けない次第になります」
651名無しさん@3周年:03/03/17 12:53
>>629
その「変革の風と宮沢賢治」って本の名前だけど、
スコーピオンズの「ウィンド・オブ・チェンジ」って曲とは
関係・・・なさそうだな(笑

ちなみにこういう曲です↓

「俺はモスクワを通って
ゴーリキー公園まで行く
変化の風に耳を傾ける
八月の夏の夜
兵士が通る
変化の風に耳を傾ける

世の中が押し迫ってくる
二人が兄弟のように
これほど近くなると思ったことがあるか
未来が空気に漂っている
どこにいても感じるよ
変化の風と共に吹いている

栄光の夜の
その瞬間の魔法を見させてくれ
明日の子供たちが変化の風の中で
夢を見続けるところ」
652名無しさん@3周年:03/03/18 00:01
ショーン・ペン主演の映画「i am sam」の主人公サムって
もろに賢治のデクノボーだと思うけどどうよ?

ビデオ借りて見たいけど、人気あるのか、いつも全部借りられてて見れてないんですが
仕方がないのでサントラのCD(全曲がビートルズのカヴァー)を聴いてます。

ジョン・レノンは不思議の国のアリスからヒントを得て
「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」などの曲を書いたそうで、
あと、レッド・ツェッペリンのロバート・プラントは指輪物語から着想した詞を書いたりしましたけど、
日本のロックの人は賢治童話からインスピレーションを得たりするんでしょうか?

そういえば、ゴダイゴの「銀河鉄道999」なんかがありましたね。正確には
松本零士作品のテーマソングですが。
653名無しさん@3周年:03/03/19 12:36
age
654名無しさん@3周年:03/03/21 00:20
「変革の風と宮沢賢治」を読むなら
同じ出版社から出ている「宮沢賢治の霊の世界」も読むといいと思う。
賢治の幻想的な詩や童話の奥底にあるものを、霊的な視点で解説しています。
物質だけの見えるものだけに頼っていては、理解不可能な賢治ワールドも
意外に少しづつ氷解してくるかもしれません。
一応紹介↓
http://www.dekunobou.co.jp/
655名無しさん@3周年:03/03/21 21:25
すべてあるがごとくにあり

かゞやくごとくにかがやくもの

おまへの武器やあらゆるものは

おまへにくらくおそろしく

まことはたのしくあかるいのだ

     《みんなむかしからのきやうだいなのだから

      けつしてひとりをいのつてはいけない》

ああ わたくしはけつしてさうしませんでした

あいつがなくなつてからあとのよるひる

わたくしはただの一どたりと

あいつだけがいいとこに行けばいいと

さういのりはしなかつたとおもひます
656山崎渉:03/03/21 23:51
(^^;)
657名無しさん@3周年:03/03/22 17:06
賢治ファソの皆さんは椎名林檎とかどうでせう?

最近の彼女の明治〜大正〜昭和初期の浪漫派な感じが
賢治の生きた時代背景そのもののやうに思ふのですが。
658名無しさん@3周年:03/03/22 18:16
age
659名無しさん@3周年:03/03/23 00:42
イメージ的に椎名林檎はピンとこないなあ・・?
660名無しさん@3周年:03/03/23 17:46
賢治は生涯独身だったけど、
最晩年の頃には知人に「これからはエロい文学も書きたい」みたいなこと言ってたらしい。
661名無しさん@3周年:03/03/23 21:33
>660
それはさすがに聞いたことがないね。
賢治の晩年をネタにする人もいるもんだね、
662名無しさん@3周年:03/03/23 22:02
生涯独身だった賢治さんだけれど、
晩年のころ、実は結婚を決めた女性がいたのでは・・!
というエピソードがありますよね。これは本当のようです。
「伯父は賢治」という本にそのような話しが紹介されていたと思う。
663660:03/03/23 22:28
>>661

まじっすか?
これって有名な話だと思てーたです。

たしか、その知人というのは関さんだったかな。

本のノリとかは結構普通の感じだったけどなー。うーむ。ネタだったのか。
今まで随分いっぱい賢治関係の本は読んだからごっちゃになってるのかもしれないな。

664名無しさん@3周年:03/03/23 22:45
賢治はいまだに童貞説が根強いですが
エリスなどの性科学書を読んだり
収集した春画に描かれた女性がイッているのかどうかを
教師の同僚と激論を交わしたりしてるので

まったくの未経験とは思えない。

家の事情や結核の発作がなければ
女性と結婚しててもおかしくなかったかもしれない。
だが、最晩年の賢治には時間がなかったのだろう。

その無念さを思うとやりきれない気持ちになる。
665名無しさん@3周年:03/03/23 23:54
>>663
個人的に思うに
(病弱な自分に対して)冗談もしくは自嘲?のようにいったのかもしれないですね。
666名無しさん@3周年:03/03/24 12:44
スマップが歌っている
槙原敬之の作詞作曲の
「世界に一つだけの花」
の歌詞って賢治さんの考えてたことに通じると思うんですけどどうでしょう。

あと、喜納昌吉の「花」や
ジョン・レノンの「イマジン」なんかも
賢治さんが生きてたら共感するかもしれない。

667名無しさん@3周年:03/03/24 16:45
>>642
漏れ花巻で育ったんだけど賢治はガイキチ扱いってのは良く解る。
外に出てからこんなに人気があるんだって驚いた。

理想ばかりで(その一途さが受けているのだろうが)実生活に足を降さず
話をすれば彼の創作童話に見られるような一見意味不明な哲学めいた返答。
天才だからと片付けるのはたやすいが
周りで頑張って働いてるヤシからすればそうとうウザイ奴だったらしい。
芸術家なんてそんなもんだが。

あまりにも近いとイヤな所も聞こえてくるものだよ、田舍なら特に。

デクノボーとはそういう評価を知ってる賢治の
皮肉めいた自己批判でもあると思う。
668名無しさん@3周年:03/03/24 19:13
釈迦もイエスも故郷じゃ気違い扱いだったからな。
仕方ない罠。

オラは秋田県の田舎に住んでるどもやっぱす、足引っ張りなどごろが田舎モンにはあるど思う。

気違いでもなんでもいいから秋田にも賢治みたいな人がいたらなぁ。岩手の人が羨ましかったです。

文学や芸能関係の有名人が生まれないし育たないし
そりゃ自殺率高くなる罠って感じです。
669名無しさん@3周年:03/03/24 20:16
>>666
同感!
670名無しさん@3周年:03/03/24 20:21
>>667
う〜ん もったいない話だ・・
671成瀬金太郎あて 葉書:03/03/25 19:37
私は暗い生活をしています。うすくらがりの中で遥に青空をのぞみ、飛びたちもがきかなしんでいます。
あなたが感ずる様に暗黒の時代は近いかもしれません。その暗黒のただなかをまっすぐに通り抜け、
かがやきの国に立ってふりかえって暗黒の壁を破るひとは
あなたの様にめまいのする様なはげしいところで力をつくりあげるのでしょう。
672保坂嘉内あて封書:03/03/25 20:02
退学も戦死もなんだ みんな自分の中の現象ではないか 保坂嘉内もシベリヤもみんな自分ではないか
ああ至心に帰命し奉る妙法蓮華経。世間皆是虚仮仏只真
  妙法蓮華経方便品第二
  妙法蓮華経如来寿量品第十六
  妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十四

願わくは此の功徳を 普く一切に及ぼし
我等と衆生と 皆共に仏道を成ぜん
673名無しさん@3周年:03/03/25 21:42
学生時代の明治四十三(1910)年頃の賢治のあだ名は
「HELP」
674名無しさん@3周年:03/03/29 01:25

「ハシラドケイは、もぅ鳴らないね。」

  そっと目くばせ交わして・・・

階段キシませながら屋根裏ノあの部屋ヘ・・・

 天窓にあの日も観てた月ノ光リ・・・
675名無しさん@3周年:03/03/30 16:32
賢治の童話「どんぐりと山猫」で主人公の少年がどんぐり裁判で出した判決の
「この中で一番ダメで出鱈目でめちゃくちゃでまるでなってないヤシが一番偉い」だっけ?
これこそがデクノボー精神なんだろうな。

♪そうさ、僕らは世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい

bPにならなくていい
もともと特別なオンリーワン
676名無しさん@3周年:03/03/30 18:01

ほんたうにおまえはひとりでいかうとするか
わたくしにいつしよに行けとたのんでくれ
泣いてわたくしにさう言つてくれ

「松の針」
677手をとりあって:03/03/30 18:16
作詞・作曲/ブライアン・メイ
歌唱/フレディ・マーキュリー
演奏/Queen

「いなくなった時も
僕がいつもキミを想っていることを信じてくれ
同じ月が輝き
同じ風が吹く
ふたりにとって 時間なんてペーパームーンと同じ・・・
どこかへ行ってしまわないで

(中略)

手を取り合ってこのまま行こう
愛する人よ
静かな宵に
光をともし
愛しき教えを抱き

(中略)

僕がいなくなった時
僕たちはみんな愚かで無知だと人は言うだろう
でも心を強く持って
くじけてしまわないで
君たちはみんな
僕たちはみんな
すべての人のために
いつでも・・・
          」
678名無しさん@3周年:03/03/31 07:20

あゝごらん、あすこにプレシオスが見える。
おまへはあのプレシオスの鎖を解かなければならない。
679名無しさん@3周年:03/03/31 07:22
680名無しさん@3周年:03/03/31 08:15
↑は有名な宗教団体○○○会に関するページですね?

あくまも天使も、一見似たことをいっているように見える時があるが
進む方向性をみると、まったく逆のごとく違っている・・
というような気がしますね。
681 :03/04/01 01:33
                         ,、ァ
                         ,、 '";ィ'
________              /::::::/l:l
─- 、::::;;;;;;;;;`゙゙''‐ 、    __,,,,......,,,,_/:::::::::/: !|   イヤ、自分は喰っても旨くないから。
  . : : : : : : `゙'ヽ、:::゙ヾ´::::::::::::::::::::::`゙゙゙'''‐'、. l|      
、、 . : : : : : : : : r'":::::::::::::::::::::::::,r':ぃ::::ヽ::::::::ヽ!                 ,、- 、
.ヽ:゙ヽ; : : : : : :ノ:::::::::::::::::::::;;、-、、゙:::     rー-:'、                /   }¬、
. \::゙、: : : :./::::::::::::::;、-''"::::::::::   ,...,:::,::., :::':、            _,,/,,  ,、.,/   }
   ヽ:ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::     _  `゙''‐''"  __,,',,,,___       /~   ヾ::::ツ,、-/
     `ヽ、:::::::::;;;、、--‐‐'''''',,iニ-    _|  、-l、,},,   ̄""'''¬-, '  ''‐-、 .,ノ'゙,i';;;;ツ
   _,,,、-‐l'''"´:::::::'  ,、-'" ,.X,_,,、-v'"''゙''yr-ヽ / ゙゙'ヽ、,    ,.'      j゙,,, ´ 7
,、-''"    .l:::::::::::;、-''"  ,.-'  ゙、""ヾ'r-;;:l  冫、     ヽ、 /    __,,.ノ:::::ヽ. /
       l;、-'゙:   ,/      ゞ=‐'"~゙゙') ./. \    /  '''"/::::;:::;r-''‐ヽ
     ,、‐゙ ヽ:::::..,.r'゙         ,,. ,r/ ./    ヽ.   ,'     '、ノ''"   ノ  
   ,、‐'゙     ン;"::::::.       "´ '゙ ´ /      ゙、 ,'            /
  '     //:::::::::            {.        V           /
        / ./:::::::::::::            ',       /         /
.    /  /:::::::::::::::::.            ',.      /   ,.、     /

いま宗教芸術家とは真善若くは美を独占し販るものである
    (科学ももとより販売される)
室伏 人間の自然征服戦---人物 商品機械 人 霊魂 大地 自然 自由が失われて
 ……これらの表現があるか 即ち文化があるか 芸術があるか それは失われた文化の
   模倣である 家の意義
よくその人の声を聞け 偽の語をかぎつけよ 大谷光瑞云ふ 自ら称して思想家なりといふ
人たれか思想を有せざるものあらんや
683名無しさん@3周年:03/04/01 18:12
洋楽アーティストのラス・ケチャップはケチャップ娘。という意味らしいですが、
賢治のラス地人協会のラスは同じ意味でいいですか?

賢治のいう地人というのは大地に生きる人つまり農民でしょうか。

ということは
「農民娘。協会」!
684名無しさん@3周年:03/04/01 21:43

こんな親切なページがありましたのでご紹介、、

羅須地人協会の捜査
ttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/7437/rasu.htm

私は5番の
Rustic(田舎の)に通じ,地人(農民)となって新しい世界を創造するとする説。
が近いかなあ・・と思うけど。
どうでしょう。
685ななし:03/04/02 19:49
法華経を読む宗教はカルト宗教
686名無しさん@3周年:03/04/02 21:14
あらら、法華経を読む宗教は全部カルトなんですか?

基は正しくても、教え伝える方に問題があれば
方向も逆になるでしょうね・・?
宗教だけでなくても政治や教育や科学や発明などもそうなんでしょうけど。

より良い方向へ導かれたいものですね!
687あぼーん:あぼーん
あぼーん
688115:03/04/03 13:08
>>685

 曹洞宗も法華経をよむよ。如来寿量品とかね。
 それに、日蓮宗はカルトではないよ。

689115:03/04/03 13:12
 それと、「観音経」も法華経の一部だよ。
690名無しさん@3周年:03/04/03 18:08
天台宗も昔から天台法華宗と呼ばれるほど
法華経を重要な教典としている。

南無妙法蓮華経
691名無しさん@3周年:03/04/03 22:43
賢治の中の人も大変だな
692名無しさん@3周年:03/04/03 23:23
賢治の中の人って・・? 着ぐるみですか(笑
693名無しさん@3周年:03/04/05 19:59
あげ
694名無しさん@3周年:03/04/05 21:21
夜鷹は醜い鳥です。
が、心は美しい・・・

ディズニー美女と野獣放送記念あげ
695名無しさん@3周年:03/04/06 06:15
亀レスだが、>>48を見て、
清六さんが昨年、逝去されていたことを知った。(合掌)
この人が空襲時、賢治作品を火から守ったんだっけ。
以前、生家前まで行った時、「ここに、実弟さんがいるのかな」
と思ったら、何だかそれだけで嬉しかったな。
696名無しさん@3周年:03/04/06 07:13
うっ、書き込み時点で02年ってことは、一昨年だよね…。失礼。
697名無しさん@3周年:03/04/06 20:45
うーむ、もう2年以上続いているんですね、このスレ。息が長い・・
お空の賢治さんも時折、「ふむふむ」うなづいたり「ん?」とか首かしげたりして、
見ていてくれてるかも知れませんね。
698名無しさん@3周年:03/04/07 09:06
訂正 2年以上じゃなくて1年以上。。
699名無しさん@3周年:03/04/07 21:20
皆さんは今回のイラク戦争には賛成ですか?
反戦ですか?
700名無しさん@3周年:03/04/07 21:23
賢治の中で好きな作品は何?
701名無しさん@3周年:03/04/07 21:30
「烏の北斗七星」
702名無しさん@3周年:03/04/07 22:05
反対、反対と何度叫んでも、残念なことに戦争は終わりませんね。
人間が全ての武器を捨てるためには、何が一番必要なのか、
それはきっと愛なんでしょうね。
703115:03/04/07 23:21
>>699

戦争には反対だが、なしくずしに放置することで独裁者に力を与え、後日さらに大きな犠牲がでることもあるよね。
だから一概に言えない部分もある。
ヒトラーの場合も、ポーランド進攻あたりで、全世界が叩いていたら、あれほど無残なことにならなかったのかも。
まぁ、仮定の話をしても・・・とは思うけど。

結局、なんといっても、全体主義には反対。
言論・表現の自由のない社会はいやだね。
情報が入ってこないと人々の「良心」も喚起されにくいから。
無知(にされ)で抑圧された人々が戦争に駆り立てられるような状況にこそ反対。
704115:03/04/07 23:43
 結局、人が、他人を自分の利益や快楽のために利用、支配しようとすることに多くの原因があるのかもしれない。
 為政者が常不軽菩薩のような精神をもてば、少しは救われるかな・・・。
 いや、私たちが地湧の菩薩や地の塩になることも大事かな・・・。
 これは、実際不可能なほど難しいことだろうけど。

 あのお話しとは、少し違う、「悲しみ過ぎない、嘆き過ぎない、よだか」になることも大事な気がする。 
7051:03/04/08 07:05
そうですね。僕も単純に反戦や反核や反米を叫ぶのは
何かが違うような気がします。

基本的には暴力による解決は好きじゃないですが、今回の場合は仕方ないのでしょうか?
ただ、どっちも聖戦を叫んでいるのは恐ろしいことです。
神や愛や正義の名のもとで殺し合う人々・・・。

なぜ人は愛しあい赦しあうことが出来ないのだろうか?

この世の様をみたら賢治さんもよだかもさぞ悲しむだろう。

暗殺されたガンジーは殺され意識を失うときに相手に向かい「あなたを赦す」と言ったという。・・・。
706名無しさん@3周年:03/04/08 14:04
あげ
707115:03/04/09 00:18
>>705

>基本的には暴力による解決は好きじゃないですが、今回の場合は仕方ないのでしょうか?

 難しいですよね・・・。仕方がない、とは言い切りたくない。

 アメリカにもある種の「正義」はあるのでしょうが、その奥に物質的な、つまりは利権がからんでたりする。
 フセインは、会議で反対意見を述べた者を、別室で銃殺させたなんて話もある人物。
 今回のアメリカの行為で「解放」される人々もいるでしょう。
 また、巻き添えになった市民もいる。
 巻き添えになって亡くなった子供などは、この世にそれだけのために生まれてきたんだろうか・・・なんて空しい気持ちにもなってしまいます。

 このように、複雑な方向をもって絡み合うものが「業」や「罪」と言われるものかもしれませんね。
 単一方向を向いていない。
 下手をすればプツンと切れてしまう糸が、何本も複雑に絡む。
 切らずに解きほぐしていくには、深い叡知も必要かもしれません。

 長い長い時間をかけて、人の心といっていいか、霊性といっていいか、そんなものは進化していくのだとは思いますが。
 立て板に水、の要領の良い反戦論者よりは、デクノボーでいたい様な気分になります。
 それは、結局、最終的には「赦す」ということに尽きるのでしょうか・・・。 
708名無しさん@3周年:03/04/09 06:52
>700
「なめとこ山の熊」
ラストシーンには、言葉もない。
熊の母子の会話場面も、なぜか現実味があって好き。
他にも、好きな作品ばかりで、選べない。
709名無しさん@3周年:03/04/09 22:41
アーユス仏教国際協力ネットワーク
http://www.ayus.org/
超宗派の仏教僧による国際協力の団体です。
主として、平和のための活動をしている NGOへの支援を行っています。
710700:03/04/09 22:44
賢治の作品を読んだことがないのですが、ここを見て読みたいと思いました。賢治作品の良いところはどこですか?あとお勧めなど教えてください。
7111:03/04/10 00:41
お勧めというか
「オツベルと象」で
オツベルから解放された白象が
助けに来た仲間の象達に
悲しそうに微笑むところから
フセインから解放されたクルド人達や
シーア派の人達を連想しました。

まぁ、TVニュースで見た限りではクルド人達は大喜びのようですね。

映画でブルース・リーが演じたように
勝ってもはしゃがずに
悲しそうな顔をしてる人の方が賢治ぽくて僕はひかれますけど、
フセインにされたことを考えればあの喜びようもわかる気がします。

712名無しさん@3周年:03/04/10 07:01
結構作品は多いし、内容も幅があるよ。  >700
童話という形式であっても、子供が読むには難しいと言われる。
お子様ランチみたいな童話じゃない。
甘くはないけど、悲しいほどの優しさがある。

良い所は、世界観が深くて、デカくて、東北人特有の妙なユーモアもあり、
いったいどういうイマジネーション力なんだ、と…。
いや、まずはどれでもいいから、一読を。あの文体に触れたら、わかる。
図書館の児童書コーナーでもいい。本は己の直感で選ぶもの。
作者の伝記から入ってもいいし。
713「政治家」:03/04/11 07:18
(ブッシュやフセインのことでしょう・・・)
あっちもこっちも
ひとさわぎおこして
いっぱい呑みたいやつらばかりだ
    羊歯の葉と雲
       世界はそんなにつめたく暗い

けれどもまもなく
さういふやつらは
ひとりで腐って
ひとりで雨に流される
あとはしんとした青い羊歯ばかり
そしてそれが人間の石炭紀であったと
どこかの透明な地質学者が記録するであらう
714骨のうたう:03/04/11 12:46
(詩人 谷内浩三さんの詩)
戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
遠い他国でひょんと死ぬるや
だまって だれもいないところで
ひょんと死ぬるや
ふるさとの風や
こいびとの眼や
ひょんと消ゆるや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や
715714続き:03/04/11 23:35
白い箱にて 故国をながめる
音もなく なんにもなく
帰っては きましたけれど
故国の人のよそよそしさや
自分の事務や女のみだしなみが大切で
骨は骨 骨を愛する人もなし
骨は骨として勲章をもらい
高く崇められ ほまれは高し
716714続き:03/04/11 23:40
なれど 骨はききたかった
絶大な愛情のひびきをききたかった
がらがらどんどんと事務と常識が流れ
故国は発展にいそがしかった
女は 化粧にいそがしかった

ああ 戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
こらえきれないさびしさや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や
717名無しさん@3周年:03/04/12 11:06
先日テレビニュースで、戦地にいる米兵にインタビューしている場面がありましたが
その兵士は「来たくて来たのではない、戦争を始めたのは僕ではない」
というようなコメントを苦しそうな表情でしていました。
この米兵に限らず、多くの戦う兵士の本心なのだろうか・・ 
あの烏の少佐のような、心からの祈りが生まれてくるのだろうか。


(あゝ、マヂエル様、どうか憎むことのできない敵を殺さないでいゝように
 早くこの世界がなりますように、そのためならば、わたくしのからだなどは
 何べん引き裂かれてもかまひません。)

                      烏の北斗七星 より
718名無しさん@3周年:03/04/14 07:11
あげ
719名無しさん@3周年:03/04/14 23:54
「大乗仏教が生まれる過程でつくりあげられてきた、重要な宗教的概念が、
菩薩の理想であることは、たしかです。
菩薩とは、もともとは『覚醒への大いなる志を抱く者』といった意味の
言葉ですが、信じられないほどの勇気を持って利他の実践をおこなう者のことをさします。
菩薩は、自分個人が解脱することも可能なのに、それを後回しにして、
他人を苦しみから解放するという大仕事を、みずからに課すことを選択した人たちです。」
「ダライラマ・イエスを語る」(角川書店)より
中沢新一=訳

南無賢治大菩薩
720名無しさん@3周年:03/04/16 07:19
あげ
721名無しさん@3周年:03/04/16 12:32
            _  _
          /´⌒´⌒\
.          / 〃 ハ  ヾヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
        | ノ∠、ノ,ムヾ |    | どぉも、ダンディです。
        (|| ━` i ━ ||)  < 
       ∩{   r ┘ 、 }∩   | だからヂャパネットぢゃなくて・・・ゲッツ!!
       _|└9 k='=ヶ} 6┘|_  \___________
      /  にニ}、_ ̄´_/にニ} \
    |ヾ  トーイ{≫又≪}ト―イ 〃 |
722名無しさん@3周年:03/04/19 07:07
あげ
723山崎渉:03/04/19 22:46
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
724種山ヶ原:03/04/20 20:57

春はまだきの朱雲を

アルペン農の汗に燃し

縄と菩提樹皮にうちよそひ

風とひかりにちかひせり

  四月は風のかぐはしく

  雲かげ原を超えくれば

  雪融けの草をわたる
725名無しさん@3周年:03/04/20 23:55
>>724
いいね。
726名無しさん@3周年:03/04/23 20:38
種山ケ原を東に望む、江刺市に在住する者です。
宮沢賢治は大好きで、記念館には何度も足を運んでいます。
岩手は、桜は盛りを過ぎようとしておりますが、連休には
是非おでってくなんせ(おいで下さい)
記念館の向かいにある童話村で、賢治を見つけてください。
それでは。
727名無しさん@3周年:03/04/23 22:00
種山ケ原、行きたいですね〜。今、計画中です。
時間がとれたら、賢治のあしあとをめぐりたいですね。
七つ森やイギリス海岸、羅須地人協会あとや、岩手山、小岩井農場、・・・

旅をするにはいい季節かもしれませんね。
728名無しさん@3周年:03/04/26 07:17
あげ
729名無しさん@3周年:03/04/26 11:49
 ''''''─- .....,,,_        __人_人,_从人_.人_从._,人_人_
 ̄"゙'"''''''─‐- ゙"ニ ─__ ) 
 r──---   ...___    ) もう昔には、昔には
 三 /レi ニ |   ニ ≡ )  戻れないんだぞーー!!
 .ニ ( ゚´Д)|  ニ  |!U_ ろ  
 | /  つ つ Lニ-‐′´   )/⌒Y⌒Y⌒l/⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 '''''゙゙゙゙゙ ̄  _,, -‐'''∧_∧ っ ゚
--─="゙ ̄    ⊂(Д´;) ゜
ニ─        _,.. ゝ、 O  
      _,.. -‐'"   しへ ヽ
__,, -‐''"         ,  ゙ー'
            , '    /
730名無しさん@3周年:03/04/26 15:29
↑? 

727さん、いいなあ。帰ってきたら、報告キボンです。
731726:03/04/26 20:57
>>727
是非おでってくなんせ。でも

種山ケ原といっても、実際は何も無いところなんです。
まぁ現在は「星座の森」と称して、ログハウスのレンタルなど
やっておりますが・・・。そうですね晴れた晩には、満天の星空は
保証できます。銀河鉄道に想いをはせるには最高の場所ですね。

高原を吹き抜ける風が、牧草をゆらゆらと揺らし、キラキラ輝いて
見えた場面を詩にしたのでしょうか。

海だべかと おらおもたれば やっぱり光る山だたぢゃい
ほう 髪毛風吹けば 鹿踊りだぢゃい

賢治は坊主頭ですから、同行した長髪の誰かが、風に髪をかき乱されるのを
見て、激しく乱舞する鹿踊りのようだと表現したのでしょうか。

賢治が詩にしたであろう場所に立って、いろいろと空想するのも
また楽しいものです。
宿泊は、賢治・高村光太郎がこよなく愛した大沢温泉がお薦めです。
自炊部は、当時と変わらぬたたずまいを残しております。
732名無しさん@3周年:03/04/27 11:06
>>731
>賢治が詩にしたであろう場所に立って、いろいろと空想するのも
>また楽しいものです。
>宿泊は、賢治・高村光太郎がこよなく愛した大沢温泉がお薦めです。

高村光太郎さんは戦争に協力するような詩を戦時中書いた
(「記憶せよ12月8日」とかそんな感じのパールハーバーについての詩など)
けど賢治さんは当時の戦争や天皇制などについてはどうだったのですか?
そういえば、賢治の所属した国柱会は大東亜戦争のスローガンの一つとなった
「八紘一宇」を唱えていたんですよね?
733ポエム板より:03/04/27 12:02
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/990421332/
宮沢賢治が理解できない

1 :FROM名無しさan :2001/05/21(月) 14:02
ちょっとだけ読んだけどさっぱり分からん。賢治の心を教えてくれ
734名無しさん@3周年:03/04/27 18:58
>ちょっとだけ読んだけどさっぱり分からん。賢治の心を教えてくれ

賢治さんのまねをして野や林を歩き、草や石や木や空に声をかけ、
風の語りかける音に耳傾けてみたり、、自然から教えてもらう
735名無しさん@3周年:03/05/01 07:48
あげ
736名無しさん@3周年:03/05/03 00:32
出川哲郎age
737名無しさん@3周年:03/05/05 23:07
>732
賢治は戦前に亡くなっている。

賢治作品自体、受けた思想をモロ出しするという作風ではないが、
彼と左翼思想との関わりを、指摘する研究もある、そうな。
(羅須地人協会と、労農党稗貫支部との活動関連とか)
それと、国柱会との関わりを、どう結びつけるかが、問題らしい。

推定、若い頃は国柱会マンセー、ただ後年は左に若干寄りなおしつつ、
晩年まで法華経を護持し続けた、と、勝手に思っている。(731じゃないけど)
738115:03/05/06 19:27
結局時代の影響を受けてるようでありながら、それをはるかに超えた普遍性があるというか。
いつの時代に現れても、後世に残るようなものを書きそうな感じがする。
平安時代でも、江戸時代でも、現代でも。
そんな魂をもったひとだったんだろうね。
日蓮に対して「如来使」という呼び方があるけど、宮沢賢治さんは、何かに遣わされてきたようなイメージが強烈にある。
あくまでも俺の感じ方だけどね。
739名無しさん@3周年:03/05/06 20:58
7401:03/05/06 21:00
そういえば高村光太郎さんでしたか、賢治さんのことを
普遍的な「内なるコスモス」を持った人だったと言っていたそうですね。

たぶん、内なるコスモスとは農民芸術論や賢治童話ににあるような「銀河宇宙を包む大きな熱(=神仏?)と共に歩む」そんな心のことなのでしょうか。
741名無しさん@3周年:03/05/07 16:54
桑原啓善氏の本に書かれている米の看護大学出の由緒ある女性と千乃裕子とは同一人物ですか
742名無しさん@3周年:03/05/07 17:15
桑原啓善氏の情報の質が凄い事は認める
ただ、凄すぎて確認しようがない事も確かだ
情報源も明かしてほしい、無理なものもあるだろうが
そして、本が似たり寄ったりで、1冊に1情報で1200円は高い
743名無しさん@3周年:03/05/07 22:22
>本が似たり寄ったりで、1冊に1情報で1200円は高い 
そうかなあ・・(笑
情報というより、人間の生き方を説いているのでは?
くり返しくり返しの忍耐でもって。私はそのように思いました。

>>741 千乃裕子さんは関係ないでしょう。
「米の看護大学出の由緒ある女性」というのが、どういう方かは知りませんが・・
744名無しさん@3周年:03/05/07 22:51
今の時代に賢治さんが生きていたら、ケータイやネット、ゲーム、TVとかを
どう見るのでしょうね。「注文の多い料理店」などのようにブラックユーモアを
たっぷりの童話を書いて、私たちをドキリとさせてきくれるなかなあ。
745名無しさん@3周年:03/05/08 03:04
親父に聞いた話。

30年くらい前、親父はまだ自分で炭を焼いていた。
山の中に作った炭窯で、クヌギやスギの炭を焼く。
焼きにかかると、足かけ4日くらいの作業の間、釜の側の小屋で寝泊まりする。

その日は夕方から火を入れたのだが、前回焼いた時からあまり日が経っていないのに、
どうしたわけか、なかなか釜の中まで火が回らない。ここで焦っては元も子もないので、
親父は辛抱強く柴や薪をくべ、フイゴを踏んで火の番をしていた。

夜もとっぷり暮れ、辺りを静寂が支配し、薪の爆ぜる音ばかりが聞こえる。
パチ・・・パチ・・パチ・・・
ザ・・・ザザザ・・・
背後の藪で物音がした。
獣か?と思い、振り返るが姿はない。
パチ・・・パチン・・パチ・・パチ・・・
ザザッ・・・・ザザ ザ ザ ザ ザ ァ ァ ァ ァ ―――――――――――
音が藪の中を凄いスピードで移動しはじめた。
この時、親父は(これは、この世のモノではないな)と直感し、振り向かなかった。
ザ  ザ  ザ  ザ  ザ  ザ  ザ  ザ  ザ  ザ  ザ  ザ  ザ  
音が炭釜の周囲を回りだした。いよいよ尋常ではない。
親父はジッと耐えて火を見つめていた。
ザ・・・
「よお・・何してるんだ。」
音が止んだと思うと、親父の肩越しに誰かが話しかけてきた。
親しげな口調だが、その声に聞き覚えはない。
746名無しさん@3周年:03/05/08 03:05
親父が黙っていると、声は勝手に言葉を継いだ。
「お前、独りか?」「なぜ火の側にいる?」「炭を焼いているのだな?」
声は真後ろから聞こえてくる。息が掛かりそうな程の距離だ。
親父は、必死の思いで振り向こうとする衝動と戦った。
声が続けて聞いてきた。
「ここには、電話があるか?」
(なに?電話?)
奇妙な問いかけに、親父はとまどった。。
携帯電話など無い時代のこと、こんな山中に電話などあるはずがない。

間の抜けたその言葉に、親父は少し気を緩めた。
「そんなもの、あるはずないだろう。」
「そうか。」
不意に背後から気配が消えた。時間をおいて怖々振り向いてみると、やはり誰も居ない。
鬱蒼とした林が静まりかえっているばかりだった。

親父は、さっきの出来事を振り返ると同時に、改めて恐怖がぶり返して来るのを感じた。
恐ろしくて仕方が無かったが、火の側を離れる訳にはいかない。
念仏を唱えながら火の番を続けるうちに、ようやく東の空が白んできた。
747名無しさん@3周年:03/05/08 03:05
あたりの様子が判るくらいに明るくなった頃、
祖父(親父の父親)が、二人分の弁当を持って山に上がってきた。
「どうだ?」
「いや、昨日の夕方から焼いてるんだが、釜の中へ火が入らないんだ。」
親父は昨夜の怪異については口にしなかった。
「どれ、俺が見てやる。」祖父は釜の裏に回って、煙突の煙に手をかざして言った。
「そろそろ温くなっとる。」そのまま、温度を見ようと、 釜の上に手をついた。
「ここはまだ冷たいな・・」そう言いながら、炭釜の天井部分に乗り上がった・・・
ボゴッ
鈍い音がして、釜の天井が崩れ、祖父が炭釜の中に転落した。
親父は慌てて祖父を助けようとしたが、足場の悪さと、立ちこめる煙と灰が邪魔をする。
親父は、火傷を負いながらも、祖父を救うべく釜の上に足をかけた。

釜の中は地獄の業火のように真っ赤だった。火はとっくに釜の中まで回っていたのだ。
悪戦苦闘の末、ようやく祖父の体を引きずり出した頃には、
顔や胸のあたりまでがグチャグチャに焼けただれて、すでに息は無かった。
目の前で起きた惨劇が信じられず、親父はしばし惚けていた。
が、すぐに気を取り直し、下山することにした。
しかし、祖父の死体を背負って、急な山道を下るのは不可能に思えた。
親父は一人、小一時間ほどかけて、祖父の軽トラックが止めてある道端まで山を下った。
748名無しさん@3周年:03/05/08 03:06
村の知り合いを連れて、炭小屋の所まで戻ってみると、祖父の死体に異変が起きていた。
焼けただれた上半身だけが白骨化していたのだ。
まるでしゃぶり尽くしたかのように、白い骨だけが残されている。
対照的に下半身は手つかずで、臓器もそっくり残っていた。
通常、熊や野犬などの獣が獲物の臓物から食らう。
それに、このあたりには、そんな大型の肉食獣などいないはずだった。

その場に居合わせた全員が、死体の様子が異常だということに気付いていた。
にも拘わらす、誰もそのことには触れない。黙々と祖父の死体を運び始めた。
親父が何か言おうとすると、皆が静かに首を横に振る。
親父は、そこで気付いた。これはタブーに類することなのだ、と。

昨夜、親父のところへやってきた訪問者が何者なのか?
祖父の死体を荒らしたのは何なのか?
その問いには、誰も答えられない。誰も口に出来ない。
「そういうことになっているんだ。」村の年寄りは、親父にそう言ったそうだ。

今でも、祖父の死因は野犬に襲われたことになっている。
749名無しさん@3周年:03/05/08 04:13
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/        = 完 =
750名無しさん@3周年:03/05/08 06:56
で、その話と賢治となんの関係があるんだ?
751名無しさん@3周年:03/05/08 16:59
>>745-749
良く解ったよ、夜遅くまでご苦労様、最後の絵も素晴らしい
で、君のオジイチャンはどうなったのだろうか?
賢治は死者の行き先が良く解ったそうだが、妹のは解らず、
旅に出て、詩の思いに至ったそうですが

752名無しさん@3周年:03/05/08 19:09
(^Д^)ギャハ!↑みなさん、この人のレスどう思いますか♪
なんてありきたりなんでしょうね♪
誰もが皆、一瞬つけてみたくなる発想のレスです♪
しかし、賢明な人はその自らの短絡的思考を野放しにする事を嫌がり、
こういうレスは控えます♪
しかし、この人はしてしまったのです(^^;ワラ
「誰もが思い付くような事」を堂々と♪
この人にとってこのレスは何なのでしょうか♪
このレスをしている間にも時間は刻々と 過ぎ去っているのです♪
正にこの人のした事は「無意味」「無駄」でしかありません♪
ああ・・・何ていう事でしょう(^^;ワラ
図星で泣いちゃうかも(^^;ワラ
753名無しさん@3周年:03/05/08 19:19
嵐にも負けず
754名無しさん@3周年:03/05/08 21:46
レオーノ・キュスト
755あぼーん:あぼーん
あぼーん
756名無しさん@3周年:03/05/09 06:46
あげ
<アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)←脳の機能的疾患(遺伝が要因)>
http://www.autism.jp/l-02-03-aspe3.htm
http://www3.ocv.ne.jp/~cochome/kaisetsu.htm#chigai
http://www.geocities.co.jp/Beautycare/5917/as/
●接し方のルールがわからず無邪気に周囲の人に対して迷惑なことをしてしまうこと
がある。人を傷つけるということには鈍感です。年配の先生に向かって「おばあさん
先生おはようございます」と明るい大声で挨拶する生徒もいる。こういった言動をす
る場合にも彼らには悪意はない。
●小さな声でひとり言を言ったり、考えていることを声に出して言うことがある。
●融通が利かないことも学校生活で問題になる。時間割の変更や突然の教師の欠勤と
いう事態で不安を感じたりかんしゃくをおこしたりする。あまりに規則に厳格なため
に、遅刻した同級生に延々と注意をしたり、修学旅行などで消灯時間をかたくなに守
り、他の生徒の顰蹙をかったりすることがある。
●行動・興味・活動のパターンが貧困で反復常同的なことも自閉症の特徴である。すな
わち、日常の活動の様々な面にわたって柔軟性のないルーティン(決まった手順や日課)
を押しつける傾向、これを慣れ親しんでいる習慣や遊びのパターンだけでなく、たいてい
は新しい活動にも押しつける。そしてルーティンや個人的な環境の細部の変化(家の中の
置物や家具の移動によるなど)に対する抵抗がみられることがある。
●揺れる木の葉を見続ける子どもは興味のレパートリーが狭いとも言え、視覚的な敏感さ
があるといっても良い。
●精神遅滞を伴うものと伴わないもので大きく分かれる。100%果汁のオレンジジュー
スを思い浮かべてください。それにだんだん水を加えて薄めて行くと終いには水にごく近
くなる。一口飲んで「オレンジジュースだ!」とわかるものは自閉症、水に近いけれどな
にかオレンジの味が混じっているのがアスペや高機能・・。その濃度はさまざま。濃いオ
レンジジュースであったとしても早期の療育や周りの対応によって水に近づいていくこと
は可能。しかし間違えてはいけないのはオレンジジュースが一滴でも落ちている場合は
「純粋な水」にはなれないのです。
758名無しさん@3周年:03/05/09 08:40
あれれ、何だか最近脱線気味のレスが続いていますね。

では初心に戻って

 ―宮沢賢治の「デクノボー精神」および生き様―

1 :   :02/01/16 01:17
の、宗教的な評価ってどうよ?
いまだに徒に聖人視されてる気がするが
実際の賢治は意外と普通の青年だったとか。
俺は法華経信者じゃないし賢治みたいには生きられないけど
宮沢賢治の作品や思想は好きです。

ゴーゴー♪
759屈折率 :03/05/09 08:55


 七つ森のこつちのひとつが

 水の中よりもつと明るく

 そしてたいへん巨きいのに

 わたくしはでこぼこ凍つたみちをふみ

 このでこぼこの雪をふみ

 向ふの縮れた亜鉛の雲へ

 陰気な郵便脚夫のやうに

    (またアラツディン、洋燈(ラムプ)とり)

 急がなければならないのか
760名無しさん@3周年:03/05/09 16:43
米カリフォルニア大学のグレン・エリオット氏は
、天才的な人は自閉症でなくても社会性が乏しかったり、
他人に対していら立ったりする場合がある、と反論。
「知的な面で他人の理解が追いつかないことに対するいら立ちや自己陶酔的な面、
また生涯を通した使命感から、その人物が孤独で気むずかしくなる可能性もある」としている。

或る○者の言葉に、知育、体育教育だけの今日の悲惨な結果云々。
+αが解らない、解ろうとしない者に対して彼はデクノボウと自らを蔑んだのでしょうか

賢治は集客力のあるので結構だがと、地元、花巻では笑い者と彼の本にありますが、
そういう意味合いなら仕方ないですね。
761名無しさん@3周年:03/05/09 20:28
河合隼雄
762名無しさん@3周年:03/05/09 20:58
>「知的な面で他人の理解が追いつかないことに対するいら立ちや自己陶酔的な面、
また生涯を通した使命感から、その人物が孤独で気むずかしくなる可能性もある」

まあ、そういう面もあるかも知れないけれど、(客観的に観察、分析した結果)
その観察もまた当人の主観でもあるわけで、
天才的な人のそれが使命感とか自己陶酔とかいうのは、第三者にはなかなか断定できないと思います。

天才的といっても極端にいえば、方向性も善悪あるでしょうし、
相手の思想なり人間性なりをどこまで理解しようと謙虚でいられるか
そして自分と相手との波長がどこまで合っているのか、
・・などでも、解釈に大きな違いもでてくるでしょう。

アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ

宮沢賢治はどこまでも謙虚に、忍耐強く自分を勘定にいれずに
相手を理解しようとしていたのではないでしょうか。
そしてそれをデクノボーと云っているのでは?
763あぼーん:あぼーん
あぼーん
764あぼーん:あぼーん
あぼーん
765名無しさん@3周年:03/05/10 19:48
ポラーノ広場

つめくさ灯ともす夜のひろば
むかしのラルゴをうたひかわし
雲をもどよもし夜風のわすれて
とりいれまぢかに年ようれぬ

まさしきねがひにいさかふとも
銀河のかなたにともにわらひ
なべてのなやみをたきぎともしつゝ
はえある世界をともにつくらん
767名無しさん@3周年:03/05/11 06:42
雲をもどよもし夜風のわすれて
      ↓
雲をもどよもし夜風にわすれて
768名無しさん@3周年:03/05/11 17:48
玄米食にしたら、体の重さが確かになくなりましたよ
769名無しさん@3周年:03/05/11 20:04
なんだ?
770名無しさん@3周年:03/05/11 20:17

一日ニ玄米四合ト

味噌ト少シノ野菜ヲタベ
771名無しさん@3周年:03/05/11 21:27
実は賢治は玄米が体に合わなくて下痢したりして大変だったらすい。
772名無しさん@3周年:03/05/11 21:59
>>771
そんなことはないんじゃないですか?
玄米ごはんってオイスィよ。よく噛んで食べるといいみたいです。
773771:03/05/11 23:18
そうともいえない。>よく噛めばいい

玄米食に限らず人によって体質的に合わない健康療法ってあるからなぁ。
まぁ、賢治はせっかちだったからよく噛まなかったのかも知れない。

他に賢治の食に纏わるエピソードで有名なのは「松葉茶」かな。
松の葉を浮かべた水をお茶がわりに飲んだとか。
774名無しさん@3周年:03/05/12 00:11
そういう昔の日本のぜいたくしないで
粗衣粗食とか質素倹約とかすごく好きですよ
でももうちっと栄養取りたいw
775名無しさん@3周年:03/05/12 17:40
世の中広い
何も食べず、1,2時間の睡眠で十分生き延びる霊止もいるのですよ
776773:03/05/12 19:23
賢治の粗食主義(?)はあるいは宗教上の必要があったのかもしれないがそれにしても異常なほど意地になってたところがあったようです。

お母さんや妹さんが地人協会で自炊する賢治のあまりの粗食に健康を心配して時には涙ながらに幾度も食事を差し入れようとしたが賢治は頑として受け取らなかったそうです。

777名無しさん@3周年:03/05/12 20:24
当時の賢治のまわりにいる
もっと貧しい食生活で生きている人たちの事を思えば
粗食すら避けたい気持ちだったのかなあ・・
778名無しさん@3周年:03/05/13 14:19
もうはたらくな
レーキを投げろ
779名無しさん@3周年:03/05/13 17:00
悲壮なのがいけない
飽食の今、粗食、少食が健康的と言われる位で、
大金持ちの賢治には悲壮感が強すぎたのではないでしょうか
炭鉱の強制労働者が煎餅布団で悲惨な、等と言われたけれども
今、煎餅布団が最も健康的といわれているのと同じでなんともおかしな話
この世は想念の世界、同じものでも身にもなれば毒にも成ると言う事ですか
780名無しさん@3周年:03/05/13 17:32
>約60年前、宮沢賢治は童話「グスコーブドリの伝記」の中で、二酸化炭素(CO2)
>によって地球が温暖化する、と予言した。童話は、イーハトーブ(岩手県)の
>冷害に心を痛める主人公ブドリが、火山島を爆発させて炭酸ガスを放出させれば、
>地球の気温が5度上がると知り、命をなげうって火山を噴火させ、イーハトーブを
>救う―と展開する。なぜ、賢治は現代科学でも十分解明されていない地球温暖化の
>現象を知っていたのだろうか。
なんでだろー
781名無しさん@3周年:03/05/13 17:37
>賢治は花巻農学校で理科教師を勤め、土壌改良のため石灰の普及指導に
>力を入れながら、童話や詩を書いた。詩集の中の「晴天恣意」には、
>スウェーデンの化学者アレニウスの名前が出てくる。

>アレニウスは19世紀末、「大気中の二酸化炭素の濃度が2倍になれば、
>気温が5度上がる」という学説を発表した。東京大工学系大学院の
>小宮山宏教授(環境工学)は「賢治の童話はアレニウスの学説にぴったり。
>賢治が学説を知っていたのは間違いない。田舎の高校教師だった賢治が、
>一体どこで…」と不思議がる。

>賢治の実弟(96)の孫、宮沢和樹さん(32)は「東京へ行くたびに、
>賢治は国会図書館に入りびたり、得意の英語とドイツ語で海外の科学雑誌を
>読みあさった。そこで学説をみつけたのでは」と推測する。

だって
782名無しさん@3周年:03/05/13 17:49
>悲壮なのがいけない

うーん。漏れは悲壮で一生懸命な賢治が好きだなぁ。

たとえば
もしもイエスがあのような悲惨な亡くなり方をしなかったら
もしも口先だけ自己犠牲精神&愛と平和まんせーで
他人や世界の為に自分の血や涙を一滴も流さないような偽善者だったら
偉大な宗教者として後世に名を残すことはなかったと思う。

783名無しさん@3周年:03/05/13 18:26
もしも、イエスがあのような悲惨な亡くなり方をしたんじゃなく
生きてインドまで渡り、子孫も残していたとしたら
784名無しさん@3周年:03/05/13 18:37
多才だけど人間的に不器用、
ちょっと意固地でもあり、悲しいほど無防備でもあり、
そこが変わり者扱いされる点でもあって。
私も、好きだなあ。元教え子の人達を映像で見た時、死ぬほど羨ましかった。

井上ひさしの「イーハトーボの劇列車」に、出てくる賢治像が、
意外と雰囲気を出していて、好きだ。
785名無しさん@3周年:03/05/13 21:16
風がおもてで呼んでいる
俺たちの中の一番のソプラノと結婚しろと
風がおもてで呼んでいる
786名無しさん@3周年:03/05/14 19:53
あげ
787名無しさん@3周年:03/05/14 22:41
あげ
788名無しさん@3周年:03/05/15 00:22
AGE
789名無しさん@3周年:03/05/15 18:18
あげ
790名無しさん@3周年:03/05/16 01:38
               _,......,,,_
               ,、:'":::::::::::::::::``:...、
           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
          i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
            !::::::::::::::::::::::;‐、:::::::::_::::::_::::';
         |::::::::::::::::::::::|  :: ̄      ``!  なんかもう必死でしょう
         r''ヾ'::::::::::/  ::          |   この連続カラアゲしてる人・・・
         l r‐、\::/  _,,、ii_;;_、    _,,,l、    
         ヽヾ〈    ::= -r:;;j_;、`/ :;'ィ;7
          !:!_,、    :: ` ー  : |: `´/
         ,./ヽ |  、_  ::  ,: 'r' :i |:  /
       ,../ `ヽ;_  i | '"、_:::__`:'‐'. /
        / ``'ー 、_\  ! `::` ̄''`チ`シ
    /ー 、_    `\:、_ :: ` ̄/
   /     ``ヽ、   ヽ`'7‐--'゛
  /          `ヽ、 `/
791t-akiyama:03/05/16 19:44
携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)

 このPSPは、新規格UMD(ユニバーサルメディアディスク)というディスクを利用しており、そのサイズは直径6cmととても小さい(CDの半分程度)。 容量は1.8GBとなっている。
画面は4.5インチのTFT液晶で、480px x 272px(16:9)。MPEG4の再生やポリゴンも表示可能。外部端子として、USB2.0とメモリースティックコネクタが用意されているという。

この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。
792名無しさん@3周年:03/05/16 23:26
スレタイと全く関係ないカキコは控えてほすぃ。
793792:03/05/16 23:31
・・とはいうものの、電車の中でもケータイ(メールやゲーム)や携帯ゲーム機に
熱中している人多いよね、、
ちょっと、こわーく感じる時がある。あんまり熱中しているので。
外の景色見てる方がよっぽど気分がいいけどな・・
794名無しさん@3周年:03/05/17 21:07
今から五十年以上も前にフランスの神学者・古生物学者ティヤール・ド・シャルダンやロシアの科学者ヴェルナツキイによって唱えられた「精神圏」という概念があるんですが
これは賢治が農民芸術論で唱えた「人類の意識は個人〜集団〜宇宙へと進化する」とかなり符合していて面白いですよ。

795名無しさん@3周年:03/05/18 21:45
age
796名無しさん@3周年:03/05/18 21:48
>「人類の意識は個人〜集団〜宇宙へと進化する」
詳しい内容はわからないけれど、SFの超知的生命体は
物質を凌駕したものになる、というのに似ているね。
有名なところだと、「2001年宇宙の旅」とか。
797名無しさん@3周年:03/05/19 09:49
汚れちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる

汚れちまった悲しみは
たとえば狐の皮衣
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる

汚れちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む

汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日はくれる
798115:03/05/19 18:53
中原中也か・・・。いいね。
799名無しさん@3周年:03/05/20 01:19
    l  :u:::::。::::::ヽ, . .\             ,r': .,r':::。::::::::::::::   !
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       ゙j` .゚ . 。:::::::::::::u::::::::::o::::::::。:::::u:::゚::::::::::::::::u::.。. .゙',r'
         l .゚ .u . . .:U::::::::::::;、:::::::::::::u:::;;:::::::::::::U:゚:::。:. . . .l゙
        l . u . ,,,,,、、:;;;_::::":::::::゚:::::::::::::u゙':::o:;;;、、,,_ . . U .j
,,_       ', . .u .'';{  lll ゙、::゚::o::;r-.-、:u:::::/. lll  }''' . .゚.,'       _,
 ~゙''''ー- 、,,,,_ '、U .o..:゙'ー‐-、ノ'':。::/:::::。::::゙、:::,'ゝ-ー‐‐':: . .u/  ,,、-‐''''"~
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           l . . .,'.::u;;、-ゝ‐:::u:::::;j;':::::::::::''ッ'-、;;;_::::u, . 。.! ~~゙゙゙゙゙'''''''ー‐-
        ,,l、-‐,''"~::::゚::::::`T''ヾ、,,,,,ン'ツ'":::u:::::::~゙'-',、,, .l
   ,,,、-‐''"~ l .゚. .,'  ::::::::u:::::::`゙''ー-ー''"::::::::::::::::::::::::: ',゚.~゙'i'-、,, 
800名無しさん@3周年:03/05/20 08:59
梅雨も近いなあ・・最近は雨の日が続くが
801名無しさん@3周年:03/05/22 22:48
中也の手紙文?だったか、最後にちょろっと書き足した感じで、
「打つも果てるも火花の命。」
おおっ、「原体剣舞連」の影響だぁ! と嬉しくなった。
「業の花びら」を口ずさんだりね。

中也は、日本の詩人のほとんどを、認めていなかったそうだが、
賢治だけは、例外だったそうだ。
本当に、天才は天才を知る…、としか思えない。
802115:03/05/23 21:27
>>801
 そうだったんですか・・・。
 中原中也が、宮沢賢治を認めていたとは。
 嬉しくなるような話です。
803名無しさん@3周年:03/05/28 06:28
中也は、「春と修羅」を知人にわざわざ配ったりしていたって。
全然キャラクターは違いますよね。作風も。
でも、両方好き。

しかし、先日の東北の地震には参りましたね。
知人の安否の次に、花巻や盛岡がどうなっているかも、
心配で心配で…。
賢治の生まれた月にも、地震があって、
お母さんが籠ごと体でかばったとか。
まだ若かったお母さん、どれだけ怖かっただろう…。
804名無しさん@3周年:03/05/28 07:36
あげます
805山崎渉:03/05/28 08:45
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
8061:03/05/28 19:42
おお、中原中也ですか。僕も大好きです。
熱心なキリスト教徒の家庭に育ったとか。晩年は仏教に接近したようですね。
賢治と逆ですね。宗教面から比較するのもなかなか面白いかもしれません。

26日の地震には驚きました。僕は秋田県に住んでるんですが、
父とふたりで鶏小屋を作ってました。幸い、ちょっとぐらぐら来ただけで
すぐに止んだので怪我などはなかったのですが、26日は秋田県では20年前に
「日本海中部地震」があってから記念日になっていましたのでなんだか
不思議なしかし不気味な予感に寒気がしました。

ところで「あんべ光俊」さんって知ってますか?
最近まで僕は知りませんでした。先週末CDショップに行くまでは・・・。
あんべ氏は岩手県出身のアーティストで「イーハトーヴ・ウィンズ」という
賢治のイーハトーヴ世界をモチーフにしたCDアルバムが発売されています。
http://www.ambe.jp/ihatovwinds.htm

僕は今、お金がないので買ってません(笑)
買って聴いた人はぜひ感想聞かせてください。
807名無しさん@3周年:03/05/29 11:12
「ヨダカの星」
TKCA-72545
\1,260(tax incl.)

<収録曲>
1.ヨダカの星
2.蒼い月
3.ツブヤキ工場
4.陽ハ出ズル

http://www.yamaguchi-sho.com/
808名無しさん@3周年:03/05/31 18:05
どっどど どどうど

すっぱい花梨も吹き飛ばせ
809台風:03/05/31 18:15
作詞・作曲 真島昌利(元ザ・ブルーハーツ)

台風が来る 景色が変わる
台風が来る 記録破りだ
気象衛星「ひまわり」でさえ
観測すらもできないやつだ

古い大木も倒され
根こそぎ飛ばされてしまう

台風が来る ものすごいやつ
台風が来る 記録破りだ
泥棒よりも速い逃げ足
強盗よりも強引なやつ

情報やデマが飛び交う
声のでかい奴が笑う

台風が来る 景色が変わる
台風が来る 記録破りだ
台風が来る ものすごいやつ
台風が来る 記録破りだ
810みんなのうた:03/06/01 02:22


黒いマント ひるがえして
ビルの向こうを 曲ってく
黒い帽子 影を残して
ストリート・オルガン 風のおじさん

アルトの風 ソプラノの風
木の葉のざわめき ガラス窓のくしゃみ
箱の中で 目を覚まし
みんな みんな 歌になれ

早く行こうよ 追いかけようよ
ストリート・オルガン 風のおじさん


夕暮れ一人 マント広げて
広場で風を 集めてた
長いひげが 重くゆれた
ストリート・オルガン 風のおじさん

フォルテの風 ピアノの風
草の実のため息 大地のあくび
箱の中に 眠らせて
どこかへ 帰って行った

早く行こうよ 追いかけようよ
ストリート・オルガン 風のおじさん

8111:03/06/03 20:54
突然ですが、近代ドイツの詩人で小説家の「ヘルマン・ヘッセ」氏はどうですか?>賢治ファンのみなさん

「地獄は克服できる(フォルカー・ミヒェルス=編/岡田朝雄=訳)」というヘッセについての本を
市立図書館から借りて読んだんですが、ずいぶん賢治と似たところのある人だと思いました。
以下は同書からの引用です。

「私たちを魅了する詩を書いた詩人は、悲しい思いをした孤独な人であったかもしれないし、
音楽家は憂鬱症の夢想家であったかもしれない。しかしそうであったとしても、彼の作品は
神々と精神の快活さをもっている。彼が私たちに与えるものは、彼の暗い魂、彼の苦しみや不
安ではない。それは一滴の澄み切った光、永遠の快活さである。諸民族と言語が総がかりで神
話、宇宙進化論、宗教などにおいて、世界の深みを究明しつくす試みをしても、到達できるも
ののうち究極のもので最高のものは、この快活さである。」
812名無しさん@3周年:03/06/04 22:05
AGE
813名無しさん@3周年:03/06/05 13:37
     ,. -─ '' "⌒'' ー- 、 ハ°カ !    __,,. -──- 、.
    ./ ,r' ´  ̄ ̄ `'' ‐-r--、     r=ニフ´  ̄ ̄ ~`` ‐、 \
   /      ,r--‐''‐ 、.._,,二フ-、  ,. -‐゙ー-‐ ''、'ー--''-_、     \
 /       /     , '´    ,.イVヽ__     }ノ´二 -‐ヽ._    \
        {       i     >∴∴∴L    ,'ー 'ー ''´ ̄}
         ト、     !.     〈∴∴∴/ }    /      ,.イ
         ヽ、___ヽ、  ./\::::::: /    ̄レ'   _, ‐'
  、             " `,二ヽ!  /:::::::::|      r''二  ̄
    ` ‐- 、..__,. -‐─┴─'  /::::::::::::|       ゙─‐'--''─- 、..___ ,.  
                  /:::::::::::::::::\
                 /:::::::::::::::::::::::::::::\__
                 i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
                   !::::::::::::::::::::::;‐、:::::::::_::::::_::::';   もう、なんか必死でしょ、最近の>>1
                |::::::::::::::::::::::|  :: ̄      ``!    
                r''ヾ'::::::::::/  ::          |   
                l r‐、\::/  _,,、ii_;;_、    _,,,l、   
                ヽヾ〈    ::= -r:;;j_;、`/ :;'ィ;7    
                 !:!_,、    :: ` ー  : |: `´/
                 ヽ |  、_  ::  ,: 'r' :i |:  /
                 `ヽ;_  i | '"、_:::__`:'‐'./
                    \  ! `::` ̄''`チ`シ
                     \:、_ :: ` ̄/   
                       `'‐‐--'゛  
814名無しさん@3周年:03/06/05 13:47

      j'         i,
    _i,. 、>.i ク       '|  ,/,,                   ,r-y
     ゙Xツ,jレレj, そ    (゙'| ;|Y, こ        星        ゙-;花
    、y.,j|'i;.大,j,. し    .'iY太ノ .の     い  は       .そ は
   ゙'ヾ大 い  て   .銀 陽  地     つ .輝       し 咲
  いj゙i,宇 な V/   .河 .も  球     か .き       て き
''ヾ;つ ィ,宙 るY7゙/  ゙l,系'';フl/Y';も     消          .散
  かi,. さ;ト;:...;N;ノ゙   l,もV;|レシ'y'/     .え          .る
  はヾ;えトl.!ミYジ     .:ミ'|トシj'ー'      .る (フ
  死  も'i,lレl;「゙     :゙ヾ|l;シ'゙              D
  す    .l:'i゙        .!|         。
  る    |:!         !|      rュ
  時    .j:!          j:|   r:y     ヾ!
  が   .ノ,L、-‐''''''''"""""゙゙゙゙゙゙゙'ヾ::゙、、,,,_
___,,来-‐'゙´                  . ̄``´''ヽ-、、,,_
  る          、,        'iク         ``゙"''‐-、,,_
-、,;の、-- ;ー-‐''' ヾー゙'´-ー-;1ー?'''゙゙' ̄`;.ヾ`゙'''`゙ヾ,ヾミ゙゙゙ ̄`ミ;'''''`゙゙゙'''ー;、,
  だ シ''゙_,、rク. ヾ;:、,ヾ\,_\ ゝヾli,. \、,,_ t;、,`゙゙.、、,ミヽ=、三-、ヾー-、,,_三ニ=

815名無しさん@3周年:03/06/05 14:46
クラムボーーーーーーーーーーーン







と、マチャミが言ってました
816名無しさん@3周年:03/06/05 19:05
金パチ先生こと武田鉄矢は賢治ファン
金髪先生ことドリアン助川も賢治ファン

ちなみにヘルマン・ヘッセは学生や教師にファンが多いらしい。
817名無しさん@3周年:03/06/05 22:26
意外と、幅広くいますね、賢治ファンって。
な〜んとなく心強いなー、、、
818名無しさん@3周年:03/06/06 07:07
■ガンジーのアヒンサー(非暴力)の思想■
 ハリジャン(ガンジーが発行していた機関誌)47.8.31日付他より抜粋
 
『人類はいつの世にも、「自己防衛」という言葉で、暴力や戦争を正当化してま
した。しかし、戦争に勝とうと思えば、ナチよりももっと残忍になる必要があり
ます。憎悪に対して憎しみで応えてもかえって憎悪が増し、傷口を広げるだけで
す。
 
軍隊の駐屯によってパンジャーブにまずまず平和がとり戻せたように思われると、
ある人が書いてきました。けれどもそのような平和は墓場の平和です。

より破壊的な暴力のための準備期間と言えます。暴力によってもたらされた平和
は、必然的に、原子爆弾や更に原子爆弾に対抗するすべての武器へと通じるので
す。それは、アヒンサー(非暴力)と民主主義(民主主義はアヒンサーなくして
はあり得ません)を完全に否定することでしかありません。

ところで、人類の偉大な師たちの生き様は、真の防衛は復讐をしないという生き
かたにあることを見事に示しています。侵略者の意思に服従するよりは潔く死ん
で行く、そんな男女の列が後から後へと果てしなく繰り出される思いがけない光
景を目にすれば、さすがの侵略者も、ついには心を和らげるに違いありません。

実際、この場合、武力で抵抗をするほど生命の損失は大きくないでしょう。勇気
は、殺すことにあるのではなく、死ぬことにあるのです。やがて侵略者の方でも、
相手を苦しめても意味がないことに気付くでしょう。
 
昨年インドのグジャラートで、婦人たちがラーティ(警棒)で殴打されても敢然
として耐えましたし、またぺシャワールでも、多くの人々が雨のように降り注ぐ
弾丸の中で暴力に訴えずに耐え忍びました。
819818の続き:03/06/06 07:09
人間を獣類と区別するのは、このように道徳的水準において獣類に勝ろうとする
絶え間ない努力であります。
 
さて、そのような無抵抗によって、自分の生命を失えば、自己防衛もむなしいこ
とではないか。また、イエスは十字架上で生命を失い、ローマ人ピラトが勝利し
たのではないかと疑問を抱く人があるかもしれません。

しかし、何と言われようと勝利したのはイエスです。これは世界の歴史を振り返
れば、十分明らかです。キリストの無抵抗の行為によって、善の力が社会に解き
放たれたのです。たとえその途上で肉体を失ったとしても、何ほどのこともあり
ません。生を享受するためには、生命への執着を絶つことが肝要です。
 
アヒンサーの美徳を身につけるには長い実践が必要です。おそらく数世代の年月
がかかることでしょう。それでも、世界の諸々の営みの総計が破壊的だとすれば、
とっくの昔に世界は滅亡していたはずです。愛が、言いかえればアヒンサーが、
私たちの地球を支えてくれたのです。』
820818の続き:03/06/06 07:14
●アヒンサーとは
 暴力に暴力で対抗しても、暴力はなくならない、かえって憎しみが深まるばか
りであります。自らが犠牲になることで、相手を改心させるのが最善の方法であ
るとガンジーは訴えました。これこそガンジーが世界に示そうとしたアヒンサー
(非暴力・不殺生)の精神です。

そして、そのアヒンサーを土台にして、糸車の取り組み(拙著『ガンジー・自立
の思想』参照)がありました。

自らが犠牲になって耐え忍ぶ行為ができるようになるには、死(肉体の)をも恐
れない本当の信仰がなくてはできないことです。

『肉体が滅びることで、魂が解き放たれるのであるから、死は決して恐れること
ではない。ただし、この世に生を受け、手足を授けられた以上、命のある限り手
足を最大限に使って奉仕するのが我々の生きる道である』とガンジーは書いてい
ます。

糸車の取り組みも、このような宗教観に到達することなくしては、持続的に行っ
ていくことは不可能です。
821818の続き:03/06/06 07:15
ガンジーの言うアヒンサーは、キリスト教で言われる神の愛、アガペーに通じて
います。ガンジーはすべての宗教に共通する本質的なものを信仰した人でした。

『もし、西洋の人々が本当の意味でのキリスト教徒であれば、植民地支配も戦争
も不可能なはずである。神は完全であるが、それを伝える人間が不完全なために
どの宗教にも欠点はある。その欠点を少しでも取除こうと努めるべきではあるが、
ある宗教が別の宗教よりも優れているというものではない。キリスト教徒は良き
キリスト教徒に、ヒンズー教徒は良きヒンズー教徒になろうと努力していけば良
いのである』とガンジーは言います。
 
戦争は本当に多くの人の人生を狂わせてしまいますが、たとえ戦争に至らなくて
も、例えば軍隊で訓練を受ける事は、人を野獣に変えることであると言って、
ガンジーは戦争の準備行為にも強く反対しました。
 
インド・パキスタンの対立、コソボでの紛争、NATO軍による空爆などガンジ
ーの想いとは正反対のことが繰り広げられている今の世の中だからこそ、ガンジ
ーの想いを発掘し、伝えていくことは重要です。

片山佳代子 訳書『ガンジー・自立の思想』詳しくは:
<http://homepage1.nifty.com/kayoko> 
ご意見、ご感想はこちらから:
[email protected]
822名無しさん@3周年:03/06/06 08:03
まことの自立というのは、ただ安定した生活をおくれるようなことではなく
愛を実践する決意や強い意思により生まれてくるのでしょうね。

みんなむかしからのきゃうだいなのだから
けしてひとりをいのってはいけない
823名無しさん@3周年:03/06/06 13:31

Oh, say can you see by the dawn's early light,
What so proudly we hailed at twilight's last gleaming,
Whose broad stripes and bright starts,
through the perilous fight,
Over the ramparts we watched were so gallantly streaming.
And the rockets red glare, the bombs bursting in the air,
Gave proof through the night that our flag was still there.
Oh say does that star spangled banner yet wave
Over the land of the free and the home of the brave?


戦場の夕暮れ、歓呼して見た城壁の向こうに
勇ましく翻る星条旗を、夜明けになってもまだ見る
ことができた。大砲が眩しい光を放ち、爆弾が空気を
裂く激しい戦線の中、星条旗は、砦が未だに
イギリス軍によって征服されていない証として、
翻っていた。自由の地、勇者たちの故郷に星条旗は
今も翻っているであろうか。
824名無しさん@3周年:03/06/06 13:43

「どうぞ 私の眼を拭い去ってください
 ほら、私にはあなたが見えます
 どうぞ 私の耳を投げ捨ててください
 ほら、私にはあなたの声が聞こえます
                    
 たとえ足がなくとも 私はあなたのもとへ行けます
 たとえ口がなくとも 私はあなたを呼び出せます
                  
 どうぞ 私の腕を折ってください
 私はあなたの心をつかみます
 手でつかむように この心で……」
825名無しさん@3周年:03/06/07 17:41
変なのが色々紛れてきて、うざいんですが。

ヘッセも頑張って、読んでみようかな。
>811の引用を見る限り、似ている所もあるみたいだし。
(と言いつつ、ついつい、賢治の評伝や年譜などを読んでしまうんだけど)

賢治作品にも、どこか不思議な明るさ、透明感があるな…。
826名無しさん@3周年:03/06/08 04:41

 ま た 「 あ ぼ ー ん 」 て か ?
827名無しさん@3周年:03/06/08 11:29
あぼーんもいいですね
828名無しさん@3周年:03/06/08 13:57
>>1よ、おまいわ心が狭いな。
829名無しさん@3周年:03/06/08 14:22
       _,..-――-:..、    ⌒⌒
     /.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::.\      ^^
    / .::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::..ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  :::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::
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8301:03/06/08 17:30
>>828


831名無しさん@3周年:03/06/09 19:53
あげ
832名無しさん@3周年:03/06/10 12:32
AGE
833名無しさん@3周年:03/06/10 23:15
さそりの火が燃えている
834名無しさん@3周年:03/06/11 12:42
|                    |   あっそ   |
|  >>1がまた糞スレあげたよ。  \_  ___/
|__________  ____/∨   \  懲りないヤシだねぇ、   /
               ∨               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              /⌒彡 /⌒彡
                 /⌒彡  /⌒彡 /   冫) /冫、 ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 /  冫)  /冫、 )./   `/ / `  ./<   あっそ
                /   `./  / `   /⌒/ イ\/ / イ |7 \_____
             / ̄| |  ̄\/ ̄ \ イ) \\ )/|ヽヽ v/ |
             / /ヽ| |     \ ) 0( )/ /\\| | \/ >   /⌒'\
            / / || __∠_ゝ) (( / / / \ヽ/  |  入_/  へ  \
            / / / / )___)| /⌒ゝ/ヾ/  ヽ ヽ__ _ /  /  ヽ  \
           < ( /巛 / / L 巛>/ヽ ヾヽ  巛》\  \ <     ヽ   >
            > ゝ  ./ /--- ̄/  / ノ >ヽ/へ  \__/⌒ヽ     \/\_
r⌒ヽ    ーー ̄ ( ゝ/ ∠/ノソ/  /   / ̄7 ̄ヽ.\  へ / |   |\     [_へ_ )
ヽ ゝゝ ̄ ̄ーー ̄ ̄ ̄ [二/ (   /   ムー(ゝ ]  ヽ_人[<「 .0 |  \
 \__)/ ̄ ̄             ̄フ    /    ヽ__/       ヽ_/\  \
                    「 ̄ヽ 丿                   < ̄/>コ


835夜鷹の星一徹:03/06/11 20:34
ごらん あれがパリの火だ。

パトラッシュ 僕は見たんだ
ルーベンスの二枚の絵を
836名無しさん@3周年:03/06/11 23:05
834さん、なんで1さんに、そうあたるのかよくわからないヨ。
このスレみてても、どこで原因がつくられているのか見当つかないけど?
誤解があるのではないですか? 
1さんはこのスレでは1のコテハンでレスしていると思いまつよ。
837児童書板より:03/06/11 23:36
http://book.2ch.net/test/read.cgi/juvenile/1051787490/l50
雨にも負けず宮沢賢治を鉄アレイで殴り続けたら死ぬ

1 :名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/01 20:11 ID:OfcbSyuX
それがイーハトーヴォの掟だから
838名無しさん@3周年:03/06/12 08:43
【死体】念仏宗無脳壽寺第十三章【いじり】
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/psy/1055345449/

宮沢賢治はここの同行です。
839名無しさん@3周年:03/06/12 09:03
>>838
意味不明

宮沢賢治もいろいろ悪利用されているんでしょうかね。

最低限、誰か(なにか)にすがれば(お金をだせば)救われる
なんていいうのに、だまされないよう
注意をはらわなくてはいけないでしょうね。
840名無しさん@3周年:03/06/12 12:24
悪利用は有名人の宿命かもしれないが、838はトホホ杉w
なまねこ、なまねこ

最近、ここも荒れてきたなあ。
まあこの板で、このスレがマターリ来れたのが奇跡みたいなものだ。

1さんも気落ちしないで、がんがれ。
841名無しさん@3周年:03/06/12 21:33
んだんだ がんがれ
みんなも がんがろ
842名無しさん@3周年:03/06/13 14:57
>>836「カラアゲ&アボーン」ガカナーリ、イヤ。
843名無しさん@3周年:03/06/13 15:00
デモ石コ賢サ、スキ。
844名無しさん@3周年:03/06/13 15:06
それが>>1の仕業だと思う根拠は?

つーか、あぼーんされるようなこと書く方も書く方だと思うが。
逆恨みカコワルイ。
845名無しさん@3周年:03/06/13 15:22
844オマイ、ウザ。
アラシハホーチシル。
846名無しさん@3周年:03/06/13 17:40
_____
 ‖ ‖ ‖\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾ
           ヾ
            ;
            ;
            ;
            ;
            ;
           ゞ..;_
           \〃 \         カッコーーン
             \〃 \
               \〃 \
                 \◎ \        | | |
                   .||\〃\     ノ ノ ノ
                   .||  \〃\   ∧
                   .||   ■\〃\/ |
                   .||      \/  /
                   .||       ./ 人
                           <  >__Λ∩
                           . V`Д´)/ ←>844

847名無しさん@3周年:03/06/13 22:23
なんだかなぁ。
848名無しさん@3周年:03/06/13 23:27
>>842 あぼーんは1さんじゃないよ。別人の名無しのわたしです。
スレの趣旨とあまりに関係ないコピペやAAは削除依頼した方がいいのでは?
いくらあらしが2CHの名物とはいっても
いたずらに続くのはよくないと思う。このスレ、みんな結構マジメに
カキコしているんですよね。

でも842さんも、石コ賢さん好きなんですよね。そっか・・、、なんかうれしいなあ
傷つけたんだったら、ごめんね。
ただ、ほとんどみんなが大好きな賢治さんの話題スレだから、もっと
ほんわかしたAAがいいなあ・・
1さんに対するコーゲキは誤解が入っていると思います。

へんなコピペ等はこの後もあぼーん依頼すると思うけど・・。
849名無しさん@3周年:03/06/14 20:49
          _,.、-‐''''"""""""'''ー- 、
        ,、-''゙             ヽ
        /  ,へ     ____..:.::::l
     /    ゙ー' ,、-‐''"´、 、__ 、_ ``'〈
      l     ,.-'゙、 、 ゝ、`  、` `、 ゙:、
     ゙、_,.-'゙ ,小、ミミ、'ー゙ニ'ー`ー`:::`ヾ:ヽ,::';
      リ,  r<,'_゙、`` _ッ=,ニ,、`゛`!::::,:- 、:::::::l
      'ハ、、ト (で!>i ´ 、:゙‐'::'  リ ,!/'i l:::::/
.         l  ´ノ 、  `    ノリ > !:::i゙
         l  i.. ,...':      /゙,ニ-'゙::::ト、  この後もあぼーん依頼するだって!?
.         ゙、  r─- 、     / !、:::::リ   そんなに自治厨したければ
          ゙、  l,Z二ノ   / ノ;''"^:、   自分の脳内だけでやればいいのに
           ゙、 `二´   / ,.r'゙..:.:.:.:::::::゙:、 何故>>1まで巻き込む!
        ,、-',ニ\__,.、-'ニr''゙  /゙、:::::::::::.`ー- 、
    _,,.、-''",ィ 「  f" `7´   |゙:、 ゙、/.::::::::::::::.:.:...
  ー''" '''"´  l ハ !        l::::゙:、 ':;:::::::::::::::::::::
          l,' ヾー- ..,,,.. -‐'゙::::::>;'/`ー-- 、,,_
850リアル波平:03/06/14 21:43
         ζ    
     ,.-'''"⌒```ヽヽ 
    γ          `ヽ
  ,' /        ゚ ○  ヾ三ヽ
  j |           ゚  / }ミ i
  | |              / /ミ  !
  } | r、          l ゙iミ __」
  |]ムヽ、_    __∠二、__,ィ|/ ィ }
  |    ̄`ミl==r'´     / |lぅ lj いたずらばかり
  「!ヽ、_____j ヽ、_  -'  レ'r'/     しおって!
   `!     j  ヽ        j_ノ
   ',    ヽァ_ '┘     ,i
    ヽ  _|||||||||    i   ハ__
     ヽ ゙二二 `  ,' // 八
      ヽ        /'´   / ヽ
      |ヽ、__, '´ /   /   \
851名無しさん@3周年:03/06/14 22:05
梅雨時だな〜。
とにかく誤解は晴れたね。サッパリ!
852名無しさん@3周年:03/06/14 22:33
宮沢賢治のユーモア、大好きだよ。
853名無しさん@3周年:03/06/14 22:41
                          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
                      | 私の名はメーテル・・・
                      | 
                      | 雨にも風にも荒らしにも負けずに、ひたすら「あぼーん」する女 ...
                      \ 
      (.:;; (:;:.(i;:.(;;::;;;;;:.:;;) :::;ii).;ii)::.ヽ  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (;:: ヾ.;;:.. (ii: |l|ll|l|| :;;;ii) .;;;;ソ .:;;;)   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
     ヽ;;:: (;;: (ii;: |l|ll|l|| .:; :;iii).;;;ノ.;ノ    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
          ___|__|__         }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
         ∩ (◎_(◎_  `        〉''::,、;;,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ}
      /l ̄∪/ ̄__ ̄\ ̄/ヽ    i ムツッ=,ニ_゙゙"''‐-::、、;;;__;;..;;;..::::-‐'''"/
      / | //:;/:::[ .9.9.9 ]::ヾヽiillll| |   .l {{ ハ` `゚'~`  ,‐-,ニ二ヾ,,_ヽ   /
      /il |/:;l|:::|;:::::::....._||_......::;=l|llllll| |    〉、`ハ    }  ` `゚'゙゙” }}'゙   ,'
    .//il| |::::l|;::|;;:::::==|◎|==::::;|:::||lllll| |   / ハヽハ   ノ       //    {
   / |ill|| |:::;;l|;::|;;;::::::::`||´:::::::;;;l:::|lllllll| |   / /ハヽヘ  `、_   (Cノ/  /  ハ 
  , / :|lll|| | ̄lヾ.,ヾ:;;;;;;;::::::::;;;;;/:;;/ ̄`l | / // } Y゙\ `   Cノイ  /    \
  / ; :|lll|| | ̄ ̄l\二二二二ン| ̄  / / / /  ,ゞ,, `-‐ ''´〆⌒ヽ{  ,' ハ   \ 
. / ;  |lll|| |===|(◎ ̄ ̄ ̄ ̄(◎|=  ;''"''ヾノ /_,/  `'' ァ''7/     \l l ヽヾ   \
         【アンドロメダ逝】   ゞ..,,.'' ̄//    ''´ //       \  \ヾ   \
854名無しさん@3周年:03/06/14 22:45
855名無しさん@3周年:03/06/14 23:16
AAつまんねー

石コ賢さんは、岩石マニアで野外好き、野宿もオケー、専門は理系、
基本的に文系一辺倒じゃないのが面白い。

ひとの一生に今更どうこう言うのもアレだが、
ずっと教師でいてほしかったな…。
砕石工場技師に転じたのは、彼なりの動機あってなんだが、
それでも外野としては、教師の方が向いていたんじゃないかと思ってしまう。
856名無しさん@3周年:03/06/14 23:19
賢治の銀河鉄道は、南十字星行きだね、
でもその先もまだまだありそう。
ジョバンニ、カンパネルラ、鳥捕り、青年と少女とその弟、まだまだ
登場人物はいるね。それぞれ個性があるけど、どこか透明なイメージがするのは
ジョバンニ以外は亡くなった人たちだからでしょうか。
銀河鉄道の夜って、何度読んでも考えさせられる、不思議な作品ですね。
857名無しさん@3周年:03/06/14 23:25
>>855
夢の話しだけど、賢治先生の授業って受けてみたいよね・・

生徒さんたちは幸せだ。と思う。
858名無しさん@3周年:03/06/15 17:45
現在、もっぱら反戦平和派に人気がある賢治だが
戦時中は雨ニモ負ケズは戦意高揚に利用されたらしいな。

岩手は東条英機とか武士道のニ渡戸稲造とか右側の人物が結構いたりする。
859名無しさん@3周年:03/06/15 18:13
雨ニモ負ケズ、読んで戦意なんてわくのかな、疑問、
時の権力者たちが都合よく解釈をして利用した部分もあるんじゃないのかな。

賢治の童話や詩から「戦争」を肯定するような思想はぜんぜん見えてこないけど
戦地に行った兵隊たちの悲しみやどうしようもないやりきれなさ、は
読み取ることはできるように思う。
「北守将軍と三人兄妹の医者」、や「烏の北斗七星」など。

賢治も右に左に宗教に・・といろいろ都合よく利用されてほんと、大変ですね。
有名人の宿命?とはいうものの。
860名無しさん@3周年:03/06/16 06:42
戦時中に利用された時は、「兵隊さんも雨や風の中で頑張って戦ってるんだから、国民も貧しくとも頑張りなさい。贅沢は敵だー!」みたいな解釈だったらしい。
一日玄米四合じゃ多いから三合に変えたりしたらしい。
861名無しさん@3周年:03/06/16 22:07
そうなんだ・・
でもおかずや間食いれてなら一日玄米三合も食べられないなあ。←贅沢
「一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シの野菜ヲ食ベ」
だから、基本的に「玄米」中心なんだよね。
デクノボーの詩にいれるくらいだから、玄米四合食べるってのは
理想的な食事なんだろね。賢治は丈夫ではなかったし、そんな理想的な食生活
とてもじゃないが送れていなかったでしょうね。お母さんや妹さんたちは
兄の食生活をひどく心配したそうです。

詩が戦時中に利用されたのは残念だけど、(当時のほとんどの人々の生活は本当に
大変だったろう・・)
なんで一日玄米四合なのかなあ、って考えたりすることがあります。
862名無しさん@3周年:03/06/17 14:27
銀河鉄道は思春期に読んだ。かほるちゃんと仲良くしているカンパネルラに嫉妬?してすねてるジョバンニにちょっと共感した。
いまでも読むと心にキュンとくる場面だ。

863名無しさん@3周年:03/06/18 18:56
毎年、入梅のころに田植えをするのですが、このときほど神聖な気持ちになると
きはありません。一粒一粒の種籾(殻をかぶったままのお米)を、苗代で育て、
葉が5枚ぐらいの苗になったら田植えをします。天候に恵まれて、無事育ってく
れれば、この一粒が秋には2千粒にもなります。ちょうどこれがお茶碗一膳分の
ご飯です。1から2千を生み出すこの生命力をいただいて、私は生きているんで
すね。

大自然の恵みと労働の結晶であるごはんは、私たちにとってとてもありがたいも
のなので、毎回、ごはんを食べるときに子どもたちと短い歌を歌います。
「♪太陽と大地と海の恵みに感謝して いただきます♪」

仮に2千粒のお米がそれぞれ2千粒に育ったとすると、2千膳分のごはんになり
ます。それを365日で割ると約5.5。ということは、私が一日5.5膳のご
はんを食べても一年間生きていける計算になります。お茶碗一杯のお米を大切に
育てあげれば、人間一人一年分のお米が育つというわけです。これって、なんて
すごいこと!

胚芽をとってしまった白米では、この生命力はいただけません。だから、みなさ
んも玄米かせめて胚芽米を食べてくださいね。我が家は小さい子どもがいるので、
少し精米して、3分搗き米にしていただいています。

私たちは鴨川の山間地のどこからも水を引けない棚田で、手作業のみで稲を育て
ています。旱魃のときはお米が全滅することも。梅雨が終わっても、定期的に雨
が降らないと困るし、かつて日本の夏には必ず毎日あった夕立も必要です。でも
最近の温暖化と気候変動で、私たちがここでお米を育てるのも、だんだん難しく
なってきています。

それでも毎年、必ず田植えをします。それは祈りにも似た気持ちで、自分のいの
ちを支えてくれる食べものを、自分で生み出す神聖な作業。私のからだとこころ
が、大地にとつながる喜びの宴。そのときを分かち合う仲間たちが、都会からも
毎年手伝いにきてくれます。これがまた楽しい。
864名無しさん@3周年:03/06/18 23:31
( ´_ゝ`) フーン
865名無しさん@3周年:03/06/18 23:42
あげ
866名無しさん@3周年:03/06/18 23:45
>1から2千を生み出すこの生命力

ひと粒の種が生み出す力ってすごいですねー
大切に育ててゆけば、ひと粒の種で人間ひとりが生きていけるんだ

ひとりひとりの人間にも、ひと粒の種があってのびのび育ってゆけば
みんなお米みたいに素晴らしい天分を発揮できるのかもしれないですね・・

天に地に人に種に感謝!
867ヒデリノナツ:03/06/19 00:11
     /∧_/∧      /∧_/∧    オロオロ
   ((´´ДД``;;))    ((;;´´ДД``))    オロオロ
   //    \\     //   \\ オロオロ
  ⊂⊂((  ヽノヽノつつ ⊂⊂ヽ// )) つつ  オロオロ
   しし((_))       ((_))JJ
868名無しさん@3周年:03/06/19 08:42
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ

涙の一滴さえ、大地に降らせたい気持ちだったのかな・・
手は尽き果てそれでもおろおろしながら必死で
歩くデクノボーの姿が見えてくるんだけど・・
869名無しさん@3周年:03/06/20 06:17
そうそう。同じく、目に浮かぶんだよね。(867のような?)
晩年、どんな思いでこっそりメモ帳に書いたのか。
子供の頃は嫌いな詩だったけど、今は涙が出るよ…。

>>863
まさに野の師父なんだね。何か敬虔な感じがした。
>>857
例えば代数の授業。教科書無視で、まず応用問題第一、次が方程式。
図式化して早く簡単に覚えさせるのは、抜群だったという元生徒の話がある。
              (小学館「教師 宮沢賢治のしごと」畑山博)
870名無しさん@3周年:03/06/23 21:25
賢治さん、あげますよ
871名無しさん@3周年:03/06/24 01:32
      ,. --△-- 、
     /       ヽ
.     l         l
    __iコ ⌒  ⌒ ヒi__     < 御馳走様でした。
  i, ̄ j` "゚`,__,"゚` "i,  ̄,i
  l \`ーi、__ '=' ___,,i-" /l
   'y' `゙!、_>、.▽. ,<_ノ''" 'v'
 / o  ヽ`TーT"/   o \
(    //'''v'''\\    )
  ̄ ̄  ̄`''-'^'-''" ̄  ̄ ̄
872名無しさん@3周年:03/06/27 22:06
 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | 先生!また(-_-)が無断欠勤です!
 \__  _______________
      ∨┌───────        /         /|
        | ギコネコ     __      | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|  |
        | 派遣事務所. /  \   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        |          | ∧∧ | < ふざけやがって!クビだ!ゴルァ!
                    (゚Д゚,,)|  \________________
     ∧∧        .※ ⊂ ⊂|. |〓_ |,[][][]|,[][][]|   ..|  |
      (,,   )     / U ̄ ̄ ̄ ̄ 〓/| |,[][][]|,[][][]|,[][][]|/
     /  つ    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   〜(   )     |              |  /ノ~ゝヾ
                         (’ヮ’ン  ∩∩
                         (   ) (´Д`)  ̄ ̄ 〜 ゴラァ
                          ∪∪   U U ̄ ̄UU     【完】

873猫の事務所:03/06/27 23:29
「お前たちは何をしているか。そんなことで地理も歴史も要ったはなしでない。
 やめてしまへ。えい。解散を命ずる。」
 かうして事務所は廃止になりました。
 ぼくは半分獅子に同感です。


かま猫はやっと事務所辞めれてよかった
874873:03/06/27 23:40
ぼく(って宮沢賢治?)は、獅子に半分同感といふことは
半分は同感できないことがあるんだよね
どういうところが、なんでしょうね。。。
875名無しさん@3周年:03/06/28 04:43
最近csで観たアニメ版「猫の事務所」では、かま猫クンが獅子になってますた。
またcsで観た井川遥の「ノスタルジア?」とかゆうイメーヂビデヲでつが、風の又三朗と
銀河鉄道の夜をミックスした「ぶっちゃけパクリやん?」な作品だけどナカナカ(゚∀゚)ナイス!!!ですた。
                                            おわり
876名無しさん@3周年:03/06/28 06:06
       おまけ
内容紹介
「未来の私に逢いに行くんです…」一通の手紙に導かれた女性の現在、過去、未来。
【ストーリー】
「どこか違う所に行きたい」といつも思っていた遥に、不思議な手紙が届く。
消印は2005年。それは未来の遥から現在の遥に送られたものだった…。
かつて小学校の授業で未来の自分に手紙を書いた遥は、遊び心でポストに投函。
その返信が今になって届いたのだった。
そして返信には、「一度逢ってみましょう…、あの小学校で」とあった。
運命に導かれるように蒸気機関車に乗った遥は、今は廃校になった山奥の村の小学校へと到着。
そんな遥の脳裏に、神隠しにあったと噂された転校生の記憶が蘇る…。

ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005RUWQ/ref%3Dnosim/caeaaea-22/250-1436436-1072219
877上げ:03/06/28 09:16
>876
ノスタルジックなストーリー(タイトル通り)だね、おもしろそ。
賢治作品読んでるとその影響を感じて、
もとの作品しらないでみるのとは、違ったおもしろさがあるだろうね。

878名無しさん@3周年:03/06/28 09:57
【死体】念仏宗無脳壽寺第十五章【いじり】
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/psy/1056341480/

社会的地位を利用して断り難い立場の人に狙いを絞り
決して教団名を名乗らずに済度(勧誘)する。
「とにかく良い話があるから京都まで来て欲しい。」と言うだけ。
京都へ2日間行くと意味不明の説法、儀式を受ける。30数万円払う。
(詳しい事は過去ログ第一章にほぼ全て書いてあります)
京都で起こった事は例え親家族であろうと口外禁止。
念佛宗の名バラしたら無間地獄へ落ちると脅される。

同行になってからも出費(護持費、会費、廻向費、御布施など)は重む。
同行になると3人は済度しないといけないとノルマを命じられる。
同行が亡くなったら「涅槃が出たぞ」と近くの同行が集まって
その遺体を触ったり、持ち上げたり、口の中に手を突っ込んで匂いを嗅いだり。

御開祖様(教祖)は元サイコロ占い師で詐欺で告発寸前まで行った分際で
秋篠宮真子様の名付け親だと平気で豪語する始末。
主な著名人同行、皇族全員、聖徳太子、空海、徳川家康、宮沢賢治、手塚治虫など
879名無しさん@3周年:03/06/28 10:11
↑方向まちがえると何でもコワイ。(宗教板はそういう話題スレが満載)

指導する方の基本は、賢治の詩にあるような本物のデクノボーな人で
あるのが一番でしょうね。
880名無しさん@3周年:03/06/28 12:52
「半分同感」というのは多分、強制や暴力による解決は
本来は好ましくないということなのだらう。
881名無しさん@3周年:03/06/28 17:45
>>879
コピペにマジレスすんなよ。
882名無しさん@3周年:03/06/28 20:30
あー、コピペか。
883名無しさん@3周年:03/06/28 21:08
最後のところでかま猫が、職場仲間から無視されて

もうかなしくて、かなしくて頬のあたりが酸っぱくなり、そこらがきいんと鳴ったり
するのをじつとこらへてうつむいておりました・・・
・・・たうとう昼すぎの一時から、かま猫はしくしくなきはじめました。

というところ、獅子じゃないけど、「いいかげんに陰湿ないじめはやめよ!」とかって
かばいにいってあげたくなるな。
でも獅子みたいな権限のある人が中に入って、強制的に「解散!」じゃあ
根のところの問題は解決できないのだろうし、
積もり積もった(カルマみたいな)ものは融けていかないんじゃないだろうか。
884名無しさん@3周年:03/07/02 20:35
賢治に頼まれて清六氏は「赤い鳥」の出版社に童話の原稿を持ち込んだが
「こういうのは日本では駄目です。ロシアにでも持っていったらどうですか」
みたいなこと言われて冷たくあしらわれたらしい。
885名無しさん@3周年:03/07/02 23:42
ゴー漫画家小林よしのり氏は八月二十八日生まれ。
賢治は八月二十七日生まれ。
一日違いで対象的な二人だな。
賢治がデクノボーだとしたら
小林はまさしく修羅を生きるのだな。
886名無しさん@3周年:03/07/03 09:11
>884
賢治の作品を世に出すのに大変なご苦労があったことでしょうね。
おかげでたくさんの人たちが賢治世界に触れることができて、とても幸せだと思う。
887名無しさん@3周年:03/07/03 22:14
心象スケッチ・モデファイド
888名無しさん@3周年:03/07/03 22:21
Drコトー見て思ったが吉岡秀隆の演じる人物っていつもどこか賢治っぽい。
なんつーか、不器用でデクノボーで憎めないところが。
889名無しさん@3周年:03/07/03 23:19
「男はつらいよ」の満男役しか知らないけど、当たっているかも。
今の小利口なイメージの俳優達とは違っているね。土の匂いもするし。

>885
でも、どっちも生真面目な乙女座という罠w
賢治は生まれながらに、デクノボー要素はあったし、それを意識していたが、
人一倍修羅でもあったと思う。
意外と我の強そうな…、いつも心中で葛藤していそうな印象。
890名無しさん@3周年:03/07/04 17:34
賢治は、北の国から世界の中心に向かって愛を叫ぶひとりの修羅なのだ。
ろっけんろーる!
891_:03/07/04 17:35
892名無しさん@3周年:03/07/04 18:56
賢治ファンから見て宮沢和史はどう思う?
893名無しさん@3周年:03/07/04 19:21
遠い親戚だろ?
894名無しさん@3周年:03/07/04 22:38
人類みな兄弟、という意味ではそうとも言えるかもしれないが
残念ながら宮沢和史は賢治の親戚ではない。

ちなみに賢治の先祖は京都から岩手に来た藤井将監という公家だか武士だか忘れたが偉い人らしい。
895 ◆.EDMOUBKE2 :03/07/04 22:59
>>875
>最近csで観たアニメ版「猫の事務所」では、かま猫クンが獅子になってますた。

ナニソレ?
896名無しさん@3周年:03/07/04 23:51
題名 猫の事務所 アニメ
企画 北星株式会社
時間(分) 22
規格 VHS
制作年
対象 小〜一般
作品内容  軽便鉄道の停車場の近くに、猫の歴史と地理を調べる第六事務所がありました。そこに働く四番書記のかま猫。友達の山猫の怒りが、先輩猫たちの冷たい仕打ちに悲しみにくれるかま猫を大きな獅子にかえた。
897名無しさん@3周年:03/07/05 13:05
デブにも萎えず
ブスにも萎えず
ババァにもマンコの臭さにも萎えぬ
丈夫なチンポを持ち
皮はなく  決してかぶらず
いつも静かに勃っている
一日にユンケル4本と
マムシと少しの亜鉛を飲み
あらゆる風俗掲示板で
自分から情報を出さずに
よく過去ログを見て分かり
そして煽らず
鴬谷の北口のみずほ銀行の前の
四つ角の送迎の待ち合わせ場所にいて
東に病気持ちのソープ嬢あれば
2chに行って晒してやり
西に疲れた人気姫あれば
行ってその重いマットを負い
南にイキそうな泡姫あれば
行って我慢しなくてもいいと言い
北にマグロ姫や地雷姫があれば
つまらないから帰ると言い
一人のときはカウパーを流し
寒さの冬はヘナヘナしぼみ
みんなにデカマラと呼ばれ
テクを褒められもせず
出入禁止にもされず
そういう者に
私はなりたい
898名無しさん@3周年:03/07/05 13:40

「 ぬ っ 殺 す ! 」 ぃゃむしろ 「 ぼ っ 殺 ぬ ! 」
899 ◆.EDMOUBKE2 :03/07/05 14:19
>>896
ふーん、変なのw 原作の、一切教訓のない終わり方、好きだけどね。
900名無しさん@3周年:03/07/05 14:24
うんざり
901 ◆.EDMOUBKE2 :03/07/05 14:27
最後の審判にあらずば、機械仕掛けの神って風でさw
902名無しさん@3周年:03/07/05 14:30
>>901機械仕掛けの神ってなに?
903名無しさん@3周年:03/07/05 14:39
かま猫が獅子に変身するのって、ヒーローアニメっぽいね
気持ちとしては応援したくなるけど。
最後までわからない猫(人)たちには、容赦なく審判あり、てのもいいね
904名無しさん@3周年:03/07/05 18:42
賢治は最後の審判とか信じてたのだろうか。

そういえば法華経にもキリスト教のとはちょっと違う終末論が書かれてた気がするな。

905名無しさん@3周年:03/07/05 18:58
このスレもとうとう900超えたか。

次スレは誰か立てる?
906名無しさん@3周年:03/07/05 22:32
言い出しっぺがスレ建てしる!

タイトルは極力シンプルに 「 宮 沢 賢 治 ・ そ の 弐 」 でヨロピク・・・
907インドのネコ狩り:03/07/05 22:35
>>901 ゴーシュ君たった一年でよく清算できたなあ。
   去年とはまるで子供と兵隊だ。
   
908名無しさん@3周年:03/07/05 22:44
1000までいくのは当分先のことと思うけど。
とうとう、ここまできたか・・の感あり。その弐、楽しみ
909名無しさん@3周年:03/07/05 22:50

 ケ ン タ ウ ル ス 露 降 ら せ ! 
910名無しさん@3周年:03/07/06 00:13

 ケ ン タ ウ ル ス 、 露 を 降 ら せ 。
911名無しさん@3周年:03/07/06 00:18
912名無しさん@3周年:03/07/06 01:29
>>1

デクノボーとは、こいつの食生活のことです。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~albireo/nikki8.htm
913名無しさん@3周年:03/07/06 14:37
>>907
大きなお世話だよw 俺は宮澤賢治ほどナイーブではないからな・・・。
914名無しさん@3周年:03/07/06 16:30
自殺したアウシュビッツの生き残りのユダヤ人プリーモ・レヴィについての番組をさっきNHKでやってたけど
彼の苦悩は夜鷹の罪悪感に少し似ているかもしれない。
もっと生き残るに相応しい者の代わりに自分は生き残ってしまったのではないか、と。
915名無しさん@3周年:03/07/06 16:57
>>913
通じるところがある。いつもいつもベートーホッフェンさんばかりでは肩がこります。
916名無しさん@3周年:03/07/07 01:26

法華経を信じた罰で賢治も妹も病死しました。
38歳、24歳という若さで死んでしまいました。
周囲の反対を押し切って法華経を信じたから、こうなるのです。
法華経信仰は最悪ですね。
917名無しさん@3周年:03/07/07 06:59
つーか、それを言ったらイエスは・・・。
918名無しさん@3周年:03/07/07 07:48
「不借身命」こそが仏教徒と基督教徒をつなぐ最大の共通項かもしれない。
919名無しさん@3周年:03/07/07 14:31
命懸けで生きるって素晴らしい
920名無しさん@3周年:03/07/07 14:46
いま、世界で命がけなのはやっぱイスラムだろ。
仏教徒の命がけなんて、どの程度のもんだか。
921名無しさん@3周年:03/07/07 17:49
現代の葬式仏教やまして仏教系カルトを真の仏教とは認めたくない。
とはいえ、真の仏教ないし仏道と呼べるものは日本にはもう存在しないのかもしれない。

あーあ。カルト天国日本まんせー!
922名無しさん@3周年:03/07/07 17:54
むむっ、◆.EDMOUBKE2 はここにも居たか。遅かった。

彼女の居るスレは全部チェックしようとするオレだが。
923名無しさん@3周年:03/07/07 17:56
>>266
>それは人類の「秘史」が記録されている「アカシック・レコード」を読める権利の
>ある者にだけ、知られる「真実」です。
>ここら辺は信仰なき人には、信じがたいかもしれない。

はいはい。詐欺商法にあなたは 引っかかっていますね。大川はどう考えても詐欺商法
の元締めですね。
924:03/07/07 20:25
誤爆?
925名無しさん@3周年:03/07/07 21:59
>>922

え、女だったのかー
926:03/07/07 22:08
>>925
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927名無しさん@3周年:03/07/07 22:11


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     ミ,,                  ミ
     ミ ミ                  ミ
  ,,,,,,,,,,ミ                   ミ
 ミ   "ミ                   ミ
 ミ;,,,.,.,..... ミ,,,,,... ..,,,,,,,... ...,,,,,... ... ...,,,,,,,... ...,,,,ミ
928名無しさん@3周年:03/07/07 22:19
一説には、◆eeV.9uSetc = ◆.EDMOUBKE2 らしい。

人生イロイロ。
929名無しさん@3周年:03/07/07 23:06
赤い目玉のさそりー♪

銀河鉄道の夜でも出てくるね、さそりの話し
あの大きな船に乗ってって事故に会った少女が話すんだよね・・


930名無しさん@3周年:03/07/08 13:42

僕はもう、あのさそりのように、

ほんとうにみんなの幸いのためならば

僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。


僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。

931河島英五:03/07/08 19:58
♪時代遅れの男になりたい

932名無しさん@3周年:03/07/08 20:02
賢治は学生の頃に病気で入院した時、看護婦さんに初恋をしたらしい。
933名無しさん@3周年:03/07/08 20:15
その思いは短歌にも詠んでいるね。
賢治も普通の男の子だった、て感じでホッとする。

あとは伊藤チエさんとの淡い話とか、
ある女性に一方的に惚れられて、逃げた話くらいかな。
同僚のケコン話はまとめた事があるのになあ。
934名無しさん@3周年:03/07/09 09:21
妹さんの結婚相手も世話しているようだし、
良縁とピンときたら、どんどん話を進めていったみたいで
何だか、せっかちというか、ほんと根っからのいい人というか・・(笑
きっと賢治さんもいっぱい恋をしたんじゃないかな、、(旅人のはなしみたいに
人間だけでなく木や空や花にも)と思ってしまいますねー
935木偶ノ棒:03/07/09 16:05
936名無しさん@3周年:03/07/09 17:56
旅人のはなしか。いいね。

そういえば、たしか旅人は「男になったり女になったり」して流転するとなってたけど、
性別も国境も超えて旅をする旅人の魂はどこに辿りつくのだろうか。

人は皆、ほんとうのさいわいを目指して闇に覆われた世界を飛ぶのだろう。夜鷹のように。
937名無しさん@3周年:03/07/09 21:09
新スレできたんだね、おめでと
938名無しさん@3周年:03/07/09 22:35
駿ちゃんを殺した犯人は中学生らしい。

ジョバンニやカムパネルラと同じくらいの歳なのか・・・と思うと
背筋に冷たいものがよぎる気がした。
日本はこれからどうなっちまうんだろう。
939名無しさん@3周年:03/07/10 12:33
あげ
940名無しさん@3周年:03/07/10 21:17
生き返れ ニッポン!
941名無しさん@3周年:03/07/10 22:15
第一問
宮沢賢治の3つの仕事について。その内容と意味(願いと実現)について論じよ。

第二問
「銀河鉄道の夜」の構造を宮沢の自我との物質について述べよ。
942名無しさん@3周年:03/07/11 10:10
三つの仕事?
自我との物質???
943!?:03/07/11 19:43
>>941
・・・論じてください。
・・・述べてください。

だろ?威張んな!このボケ!!カス!!!
944名無しさん@3周年:03/07/11 20:22
んなこたどーでもいいが、
だから、3つの仕事とか自我との物質ってなんだ?っつーとるんだ。

945ブッカー・T・ワシントン:03/07/11 22:11
成功は、人生で到達した地位によって測るのではなく、
成功しようと努力して乗り越えた障害によって測るべきだと、私は思う。

畑を耕すことは詩を書くことと同等に尊い。
それを学ぶまでは、どんな人種も繁栄を謳歌できない。
946名無しさん@3周年:03/07/12 22:48
「雨はざあざあ ざつざゞゞゞゞあ
 風はどうどう どつどゞゞゞゞう
 あられぱらぱらぱらぱらつたゝあ
 雨はざあざあ ざつざゞゞゞゞあ」
947名無しさん@3周年:03/07/12 22:49
「あつだめだ、霧が落ちてきた。」
948名無しさん@3周年:03/07/12 22:49
「赤いしやつぽのカンカラカンのカアン。」
949山崎 渉:03/07/15 14:00

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
950名無しさん@3周年:03/07/15 21:42
カーロス!まだねんねにや早い!
951一郎:03/07/16 22:46
「そんなら、かう言いわたしたらいゝでせう。このなかでいちばんばかで、
 めちゃくちゃで、まるでなっていないやうなのが、いちばんえらいとね。
 ぼくお説教できいたんです。」
952名無しさん@3周年:03/07/21 20:25
死んじまえと罵られて
この馬鹿と人に言われて
要領良く演技できず
愛想笑いも作れない

すべての僕のやうなデクノボーの為に
この星はグルグルとまわる〜

劣等生で十分だ。はみ出し者で構わない。
953〜♪:03/07/21 21:59
まぁわぁりぃつぅ〜づけぇ〜るぅ〜〜〜♪ポワン
まぁわぁりぃつぅ〜づけぇ〜るぅ〜〜〜♪ポワン
まぁわぁりぃつぅ〜づけぇ〜るぅ〜〜〜♪ポワン
まぁわぁりぃつぅ〜づけぇ〜るぅ〜〜〜♪ポワン
まぁわぁりぃつぅ〜づけぇ〜るぅ〜〜〜♪ポワン
まぁわぁりぃつぅ〜づけぇ〜るぅ〜〜〜♪ポワン
まぁわぁりぃつぅ〜づけぇ〜るぅ〜〜〜♪ポワン
まぁわぁりぃつぅ〜づけぇ〜るぅ〜〜〜♪ポワン

今の僕がみた夢
あの時代にみた夢
そして君もみるだろう
夢の続きを〜♪
954シセル:03/07/24 23:10
燃えあがる 北の炎をめざし
妖精の国に 行きましょう
そこでは冬は みなが友だち

約束された 未来をめざし
夢の叶う国に 行きましょう
険しい道を 私とともに

ともにいれば それだけでうれしい
凍えたならば あたためて
ひとり旅の 道連れの
私はあなたと ともにいる
955名無しさん@3周年:03/07/24 23:13
あんだそりゃ〜?
956シセル:03/07/24 23:17
見て 地上に輝く光を
地上が大きな美しい ひとつの星になるさまを
命の時が夢見た夢が 雪水晶になって
青空を やさしく飛んでいくさまを

北の光は 平和の炎
あなたはその火を 分けあう人
あなたの世界が 私のものになるとき
私の世界は あなたのものになる
957名無しさん@3周年:03/07/24 23:36
「電光石火」 作詞・作曲:甲本ヒロト 編曲:THE BLUE HEARTS

電光石火の超特急が
流れ星と並んで走るという
銀河をこえて 星くずの彼方
一直線の稲光

何かにつまずいてる人
何かを心配している人の
心の中のプラットホームに
流線型の輝くボディ

淋しい夜が何度続いても
切ない朝を何度むかえても
出かけよう さぁ 出かけよう

電光石火 電光石火 お日様をむかえに行こう
電光石火 電光石火
電光石火で かけぬける

歴史の本の最後のページ
白紙のままで 誰にも読めないよ
出かけよう さぁ 出かけよう

電光石火 電光石火 新しい星を見つける
958さだまさし:03/07/25 00:09
いま都会ではビルにしきつめた石の間から
化石を見つけ出す遊びがあると聞いた
そういえばデパートの恐竜展で
この間不思議に思ったことがあった

何故恐竜たちはみんなおんなじように
寂しそうに緑や黒で塗られているのだろう
ピンクや赤や黄色やトカゲのように
虹色に光ったっていいと思わないか
God breath you! あなたが永遠に幸せでありますように
God breath you! あなたが永遠に幸せでありますように

ふと思うのは今から五億年ほどが過ぎて
地球に次の人類が生まれていたなら
ライオンの雄だけにたてがみがあることや
馬には白や縞があると気付くだろうか

例えば小鳥が人間の言葉を真似て
犬が愛らしくしっぽを振ってなついたことや
空も海も森もみんな僕たちが
壊してしまったことに気付くだろうか
God breath you! あなたが永遠に幸せでありますように
God breath you! あなたが永遠に幸せでありますように
959さだまさし:03/07/25 00:10
もしも僕が化石になって見つかったときに
僕の肌が黄色だったことに気付くだろうか
彼の肌が黒いというそれだけで
傷つけられた時代があったと気付くだろうか

あなたと僕が並んで化石になったとしたら
ふたりがこんなに深く愛し合っていたことに
誰か気付いてくれるだろうか
せつない生命(いのちの営みについて
God breath you! あなたが永遠に幸せでありますように
God breath you! あなたが永遠に幸せでありますように

God breath you! あなたが永遠に幸せでありますように

God breath you! あなたが永遠に幸せでありますように

God breath you! あなたが永遠に幸せでありますように

960名無しさん@3周年:03/07/25 01:06
なんだかなー・・・
961名無しさん@3周年:03/07/25 12:51
雨ニモ負ケズ
作詞・作曲・編曲:槇原敬之

最近の僕ときたら人のために何かしたいと
思いついただけで もう出来たつもりになっている
でも「雨が降ってきた」とか「ちょっと風邪ぎみかも」とか
いろいろと理由をつけて何一つ形に出来ていない

やりたいことを全部並べて自分の欲を
ただ満たすだけのものは全て弾いて行くつもりが
もったいない もったいないと全部食べて
心が無駄に太ってしまっている

遊びすぎて居眠り夢の中でやった宿題は
机のノートを一行も埋めるなんてありえない
でもこの約束は誰からも出されてはいないもの
どうせ努力できないなら何も決めない方がいい

「あーそうさ、そのとおりさ」と開き直りそうになって
心に不安が襲ってくる本当はどんな自分になりたいか
問い正すべき人は他の誰でもない誰でもない この自分だけ

やりたいことを全部並べて自分の欲を
ただ満たすだけのものを全て弾いて行くつもりが
もったいない もったいないと全部食べて
心が無駄に太ってしまっている
962名無しさん@3周年:03/07/25 12:52
胸を張って見せられるような心を持つのは難しい
誰にも見えないからこそそんな心を持つのは難しい
雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ自分ニモ負ケナイ
そういう心を持つのは難しい
その事をまず僕は思い知るべきだ


胸を張って見せられるような心を持つのは難しい
誰にも見えないからこそそんな心を持つのは難しい
雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ自分ニモ負ケナイ
そういう心を持つのは難しいその事をまず僕は思い知るべきだ
その事をまず僕は思い知るべき
963名無しさん@3周年:03/07/26 12:48
心の中の有り様が、まるみえになったらどんな世になるだろう
表情や言葉だけでごまかせなくなったら・・
964名無しさん@3周年:03/07/26 23:35
          ___
         /´,,,._`ヽ
       ( ノノ _.ヾ、)
        f、 "_.ノゞ´
       _| ー \,;  シュボッ
      / / /  (),
        `´    |E|

          ___
        /´,,,._`ヽ
       ( ノ _.ヾ、)   私をお呼びになりましたか?
        f、 ,_.ノゞ´    
       _| ー,´_
      / / /__ ヽ
        `´   /ミ)━・~~~
965名無しさん@3周年:03/07/29 22:02
       ,、、、,_     .r!''ーv     z¬v                               
       \ ゙)    .ノ ,ノ      〕  }            (!'''┐                
        ( [,、、.,_ ,ノ.,r'′,,,_     |  |             .} {                
      _,.,v-┘´_,,、rミrレ||!エ厂^7    |  |             .] ]       __         
   =<ミ二v-‐'''^ ̄  .゙}.゙'i ,,、u,| .|    .} ],,、,,_           } (,、   ,,r<'丁¨゙┐      
      __,,,ノ冖┐  ] |「ー''゙| ] __,.,、-「 .工,,、>       _,,ノ''〕  ,ノ .,r'>'″{  .}      
      ^〜''''^¨′  .} .レ‐'ソ| .l「レ-‐''''! .}        =(ニー'''ア ./゙ .,r《ア′  .|  .}      
      ,,,,.,v-冖'z  .} ./^゙ソ} |.    .!  !            /′.|,v(ア′    .〕  |       
      .¨''冖¨゙`,,,,__,,,「 .リミリ゙  .〔《゙'ーr !  !           ,ノノ} .ア′     .|  }       
        ._,,,、-ミ!「、ノ┘,/゙ ,v .| .\_]│ |          ,/乂r′|        } .|       
    il─:l))干'''7 .フ  ._/゙_/ ! .|   ′|  }        ,ノア'レ'〕 |        } .|    ,rァ  
    〔 .)  .ノ / ._ノソ'′ |  |    .} .|        /′ゾ } !        } .).  _,ノア  
     ミ, |vr(二_iレi)ト'″.   .|  |    .} .}       }_/  .,} }        'li_  ̄>'′  
     \「″ .´.^″  .干>┘ } 7lzー┘ }        `   .|, .|         .¨^'^″     
                .^┐ ,ノ  ゙\ .ノ             ゙ー^
966名無しさん@3周年:03/07/29 22:39
AAの流れがよくわかんないけど
まあいいか
967名無しさん@3周年:03/07/29 22:54
賢治 壱スレももうすぐ1000だニャ。少々板違いながらも
嵐の吹き荒れる宗教板で難破もせずよくここまで来たものだ・・
としみじみ
968名無しさん@3周年:03/07/29 23:35
>>967
そうだね、今じゃ最も古参で長老格のスレだよ。
969名無しさん@3周年:03/07/30 12:50
戦争論3読んだが、ホッブスの「自然状態」って
仏教の「修羅地獄」に似ているかも。

修羅こそが人間の本質であり自然の状態だというのか?>ホッブスおよび背後にある白人キリスト教文明
970名無しさん@3周年:03/07/30 22:25
蓮華の花は泥池に根を張り、水面に清らかな花を咲かせるそうだ。
修羅の世で傷つきながらも、必死で生きる「まことの道「というのは
あるのではないだろうか。
泥にまみれて、情けなく思っていたり無気力になっていたりしていても
誰でも必ず越えていかなくてはいけない峠であるとすれば
必ず峠を越えてなつかしい我が家に帰りたいと人は願うのではないかなあ。
あの、南十字星で降りた人たちを、迎えにきてくれた「神々しい白い着物の人」が
そこにはいらっしゃるのではないだろーか。・・・と思うと胸がどきどきするんだけど。
賢治さんが越えたように、越えていこう。どんどこどんどん・・
971名無しさん@3周年:03/08/01 17:20
972山崎 渉:03/08/01 23:51
(^^)
973浜崎歩:03/08/02 17:53
僕たちは幸せになるため
この旅路を行く
974名無しさん@3周年:03/08/02 19:05
おれたちはみな農民である。ずいぶん忙しく仕事もつらい

もつと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい

われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あつた

近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直感の一致に於いて論じたい

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない

自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する

この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか

新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある

正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じていくことである

われらは世界のまことの幸福を索ねよう

求道すでに道である


「農民芸術概論綱要」より
975名無しさん@3周年:03/08/03 12:13
うぃー あー ざ ちゃーんぴおーんず まい ふれーんど
976_:03/08/03 12:14
977名無しさん@3周年:03/08/03 17:33
南無妙法蓮華経
978名無しさん@3周年:03/08/03 17:35
もうすぐ?
979名無しさん@3周年:03/08/03 17:35
近づく?
980名無しさん@3周年:03/08/03 22:21
夏も近づく八十八夜
981名無しさん@3周年:03/08/04 00:04
千夜一夜物語
982(^^) ◆5.JAtygwwU :03/08/04 00:07
いよいよ
最長老スレッドも終わりに近くなりましたね。
みなさま、お疲れ様でした。
983。 ◆7ido0/XCxE :03/08/04 00:08
test
984。 ◆3M8HcIKtqo :03/08/04 00:09
test2
985.. ◆SaU.uAEqac :03/08/04 00:10
t e s t 3
986名無しさん@3周年:03/08/04 00:21
>>982
でしたね
987名無しさん@3周年:03/08/04 00:22
栄枯盛衰かな
988名無しさん@3周年:03/08/04 00:25
平家物語
989名無しさん@3周年:03/08/04 00:25
祇園精舎の鐘の声、
990名無しさん@3周年:03/08/04 00:52
諸行無常の響きあり
991名無しさん@3周年:03/08/04 00:53
娑羅双樹の花の色、
992名無しさん@3周年:03/08/04 06:52
ほんとうの幸せを求める
993名無しさん@3周年:03/08/04 06:52
決して色あせないもの
994名無しさん@3周年:03/08/04 06:55
愛を知らなくては本当の幸福を知ることはできないのかも知れない
995名無しさん@3周年:03/08/04 06:58
空しいものではない真実、宮沢賢治の童話には
宝石の原石がたくさん埋まっているのだろう
996名無しさん@3周年:03/08/04 07:05
おお 朋だちよ いっしょに正しい力を併せ われらのすべての田園と
われらのすべての生活を一つの大きな第四次元の芸術に創りあげようでないか
997名無しさん@3周年:03/08/04 07:07
われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である
998名無しさん@3周年:03/08/04 07:10
賢治の言葉は力強く明るい
999名無しさん@3周年:03/08/04 07:11
闇を貫く希望の光りのようでもあり
1000名無しさん@3周年:03/08/04 07:19
正しい方向性をさし示してもいるようだ。 1000!
10011001
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